【課題を解決するための手段】
【0008】
本出願は、ダウンリンク送信のための方法、システムおよび装置を提供し、これらは先行技術における、アップリンク周波数帯がダウンリンク送信向けに占有されると隣接周波数帯内でユーザ機器の通信に対する激しい干渉が引き起こされ得るという問題の解決に使用される。
【0009】
第1の態様によれば、
ネットワーク側装置により、ガード周波数帯および利用可能周波数帯を含む、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯を判定するステップと、
ネットワーク側装置により、利用可能周波数帯内でユーザ機器にダウンリンク信号を送信し、ガード周波数帯内では信号を全く送信または受信しないステップと
を含み、
ガード周波数帯がアップリンク周波数帯の最高周波数域および/または最低周波数域内に設けられる、
ダウンリンク送信方法が提供される。
【0010】
第1の態様を参考に、第1の可能な実施様式において、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接していない場合はアップリンク周波数帯の最高周波数域および最低周波数域がそれぞれガード周波数帯を1つずつ有するか、
ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接し、アップリンク周波数帯がすべての隣接アップリンク周波数帯の最高周波数帯である場合はアップリンク周波数帯の最高周波数域が1つのガード周波数帯を有するか、または
ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接し、アップリンク周波数帯がすべての隣接アップリンク周波数帯の最低周波数帯である場合はアップリンク周波数帯の最低周波数域が1つのガード周波数帯を有する。
【0011】
第1の態様または第1の態様における第1の可能な実施様式を参考に、第2の可能な実施様式において、ネットワーク側装置は、
アップリンク周波数帯が2つのガード周波数帯を有する場合、ネットワーク側装置により、アップリンク周波数帯内で利用可能周波数帯の最大値となる、ガード周波数帯の最低帯域幅値の2倍分の帯域幅を除く帯域幅を判定し、そしてシステムが対応し得る全周波数帯域幅から、利用可能周波数帯の最大値を超えない周波数帯域幅を利用可能周波数帯の帯域幅として選択し、そしてアップリンク周波数帯内で、ガード周波数帯の帯域幅としての利用可能周波数帯の帯域幅を除く帯域幅の半分を使用するか、または
アップリンク周波数帯が1つのガード周波数帯を有する場合はネットワーク側装置により、アップリンク周波数帯内で利用可能周波数帯の最大値となる、ガード周波数帯の最低帯域幅値を伴う帯域幅を除く帯域幅を判定し、そしてシステムが対応し得る全周波数帯域幅から、利用可能周波数帯の最大値を超えない周波数帯域幅を利用可能周波数帯の帯域幅として選択し、そしてアップリンク周波数帯内で、ガード周波数帯の帯域幅としての利用可能周波数帯の帯域幅を除く帯域幅を使用する
という様式に従って、アップリンク周波数帯におけるガード周波数帯の帯域幅および利用可能周波数帯の帯域幅を判定する。
【0012】
第1の態様、第1の態様における第1の可能な実施様式、および第1の態様における第2の可能な実施様式のうちいずれか1つを参考に、第3の可能な実施様式において、ネットワーク側装置による、ガード周波数帯および利用可能周波数帯を含む、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯の判定後、該方法は、
ネットワーク側装置により、ユーザ機器のスケジュールを設定し、そしてダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯を除く別のアップリンク周波数帯でアップリンク制御情報および/または基準信号を送信するステップ
をさらに含む。
【0013】
第1の態様、第1の態様における第1の可能な実施様式、および第1の態様における第2の可能な実施様式のうちいずれか1つを参考に、第4の可能な実施様式において、ネットワーク側装置による、ガード周波数帯および利用可能周波数帯を含む、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯の判定後、該方法は、
ダウンリンク信号のスケジュール設定情報がアップリンク周波数帯内で輸送される時点で、ネットワーク側装置により、判定された利用可能周波数帯の幅に相当するpayload size(負荷の大きさ)に応じた情報を送信するステップ
をさらに含む。
【0014】
第2の態様によれば、
ユーザ機器により、ガード周波数帯および利用可能周波数帯を含む、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯を判定するステップと、
ユーザ機器により、ネットワーク側装置から送信されたダウンリンク信号を利用可能周波数帯内で受信し、ガード周波数帯内では信号を全く送信または受信しないステップと
を含み、
ガード周波数帯がアップリンク周波数帯の最高周波数域および/または最低周波数域内に設けられる、
ダウンリンク送信方法が提供される。
【0015】
第2の態様を参考に、第1の可能な実施様式において、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接していない場合はアップリンク周波数帯の最高周波数域および最低周波数域がそれぞれガード周波数帯を1つずつ有するか、
ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接し、アップリンク周波数帯がすべての隣接アップリンク周波数帯の最高周波数帯である場合はアップリンク周波数帯の最高周波数域が1つのガード周波数帯を有するか、または
ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接し、アップリンク周波数帯がすべての隣接アップリンク周波数帯の最低周波数帯である場合はアップリンク周波数帯の最低周波数域が1つのガード周波数帯を有する。
【0016】
第2の態様または第2の態様における第1の可能な実施様式を参考に、第2の可能な実施様式において、ユーザ機器は、
アップリンク周波数帯が2つのガード周波数帯を有する場合、ネットワーク側装置により、アップリンク周波数帯内で利用可能周波数帯の最大値となる、ガード周波数帯の最低帯域幅値の2倍分の帯域幅を除く帯域幅を判定し、そしてシステムが対応し得る全周波数帯域幅から、利用可能周波数帯の最大値を超えない周波数帯域幅を利用可能周波数帯の帯域幅として選択し、そしてアップリンク周波数帯内で、ガード周波数帯の帯域幅としての利用可能周波数帯の帯域幅を除く帯域幅の半分を使用するか、または
アップリンク周波数帯が1つのガード周波数帯を有する場合はネットワーク側装置により、アップリンク周波数帯内で利用可能周波数帯の最大値となる、ガード周波数帯の最低帯域幅値を伴う帯域幅を除く帯域幅を判定し、そしてシステムが対応し得る全周波数帯域幅から、利用可能周波数帯の最大値を超えない周波数帯域幅を利用可能周波数帯の帯域幅として選択し、そしてアップリンク周波数帯内で、ガード周波数帯の帯域幅としての利用可能周波数帯の帯域幅を除く帯域幅を使用する
という様式に従って、アップリンク周波数帯におけるガード周波数帯の帯域幅および利用可能周波数帯の帯域幅を判定する。
【0017】
第2の態様、第2の態様における第1の可能な実施様式、および第2の態様における第2の可能な実施様式のうちいずれか1つを参考に、第3の可能な実施様式において、ユーザ機器による、ガード周波数帯および利用可能周波数帯を含む、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯の判定後、該方法は、
ユーザ機器により、ネットワーク側装置のスケジュール設定に従って、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯を除く別のアップリンク周波数帯でアップリンク制御情報および/または基準信号を送信するステップ
をさらに含む。
【0018】
第2の態様、第2の態様における第1の可能な実施様式、および第2の態様における第2の可能な実施様式のうちいずれか1つを参考に、第4の可能な実施様式において、ユーザ機器による、ガード周波数帯および利用可能周波数帯を含む、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯の判定後、該方法は、
ダウンリンク信号のスケジュール設定情報がアップリンク周波数帯内で輸送される時点で、ユーザ機器により、判定された利用可能周波数帯の幅に相当するpayload size(負荷の大きさ)に応じた情報を受信するステップ
をさらに含む。
【0019】
第3の態様によれば、
ガード周波数帯および利用可能周波数帯を含む、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯を判定するよう構成される判定モジュールと、
ダウンリンク信号を利用可能周波数帯内でユーザ機器に送信し、ガード周波数帯内では信号を全く送信または受信しないよう構成される送信モジュールと
を含み、
ガード周波数帯がアップリンク周波数帯の最高周波数域および/または最低周波数域内に設けられる、
ダウンリンク送信用ネットワーク側装置が提供される。
【0020】
第3の態様を参考に、第1の可能な実施様式において、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接していない場合はアップリンク周波数帯の最高周波数域および最低周波数域がそれぞれガード周波数帯を1つずつ有するか、
ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接し、アップリンク周波数帯がすべての隣接アップリンク周波数帯の最高周波数帯である場合はアップリンク周波数帯の最高周波数域が1つのガード周波数帯を有するか、または
ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接し、アップリンク周波数帯がすべての隣接アップリンク周波数帯の最低周波数帯である場合はアップリンク周波数帯の最低周波数域が1つのガード周波数帯を有する。
【0021】
第3の態様または第3の態様における第1の可能な実施様式を参考に、第2の可能な実施様式において、送信モジュールは具体的に、
アップリンク周波数帯が2つのガード周波数帯を有する場合、ネットワーク側装置により、アップリンク周波数帯内で利用可能周波数帯の最大値となる、ガード周波数帯の最低帯域幅値の2倍分の帯域幅を除く帯域幅を判定し、そしてシステムが対応し得る全周波数帯域幅から、利用可能周波数帯の最大値を超えない周波数帯域幅を利用可能周波数帯の帯域幅として選択し、そしてアップリンク周波数帯内で、ガード周波数帯の帯域幅としての利用可能周波数帯の帯域幅を除く帯域幅の半分を使用するか、または
アップリンク周波数帯が1つのガード周波数帯を有する場合はネットワーク側装置により、アップリンク周波数帯内で利用可能周波数帯の最大値となる、ガード周波数帯の最低帯域幅値を伴う帯域幅を除く帯域幅を判定し、そしてシステムが対応し得る全周波数帯域幅から、利用可能周波数帯の最大値を超えない周波数帯域幅を利用可能周波数帯の帯域幅として選択し、そしてアップリンク周波数帯内で、ガード周波数帯の帯域幅としての利用可能周波数帯の帯域幅を除く帯域幅を使用する
という様式に従って、アップリンク周波数帯におけるガード周波数帯の帯域幅および利用可能周波数帯の帯域幅を判定するよう構成される。
【0022】
第3の態様、第3の態様における第1の可能な実施様式、および第3の態様における第2の可能な実施様式のうちいずれか1つを参考に、第3の可能な実施様式において、送信モジュールはさらに、
ユーザ機器のスケジュール設定を行い、そしてダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯を除く別のアップリンク周波数帯でアップリンク制御情報および/または基準信号を送信するよう構成される。
【0023】
第3の態様、第3の態様における第1の可能な実施様式、および第3の態様における第2の可能な実施様式のうちいずれか1つを参考に、第4の可能な実施様式において、送信モジュールはさらに、
ダウンリンク信号のスケジュール設定情報がアップリンク周波数帯内で輸送される時点で、判定された利用可能周波数帯の幅に相当するpayload size(負荷の大きさ)に応じた情報を送信するよう構成される。
【0024】
第4の態様によれば、
ガード周波数帯および利用可能周波数帯を含む、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯を判定するよう構成される判定モジュールと、
ネットワーク側装置から送信されたダウンリンク信号を利用可能周波数帯内で受信し、ガード周波数帯内では信号を全く送信または受信しないよう構成される送信モジュールと
を含み、
ガード周波数帯がアップリンク周波数帯の最高周波数域および/または最低周波数域内に設けられる、
ダウンリンク送信用ユーザ機器が提供される。
【0025】
第4の態様を参考に、第1の可能な実施様式において、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接していない場合はアップリンク周波数帯の最高周波数域および最低周波数域がそれぞれガード周波数帯を1つずつ有するか、
ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接し、アップリンク周波数帯がすべての隣接アップリンク周波数帯の最高周波数帯である場合はアップリンク周波数帯の最高周波数域が1つのガード周波数帯を有するか、または
ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接し、アップリンク周波数帯がすべての隣接アップリンク周波数帯の最低周波数帯である場合はアップリンク周波数帯の最低周波数域が1つのガード周波数帯を有する。
【0026】
第4の態様または第4の態様における第1の可能な実施様式を参考に、第2の可能な実施様式において、送信モジュールは具体的に、
アップリンク周波数帯が2つのガード周波数帯を有する場合、ネットワーク側装置により、アップリンク周波数帯内で利用可能周波数帯の最大値となる、ガード周波数帯の最低帯域幅値の2倍分の帯域幅を除く帯域幅を判定し、そしてシステムが対応し得る全周波数帯域幅から、利用可能周波数帯の最大値を超えない周波数帯域幅を利用可能周波数帯の帯域幅として選択し、そしてアップリンク周波数帯内で、ガード周波数帯の帯域幅としての利用可能周波数帯の帯域幅を除く帯域幅の半分を使用するか、または
アップリンク周波数帯が1つのガード周波数帯を有する場合はネットワーク側装置により、アップリンク周波数帯内で利用可能周波数帯の最大値となる、ガード周波数帯の最低帯域幅値を伴う帯域幅を除く帯域幅を判定し、そしてシステムが対応し得る全周波数帯域幅から、利用可能周波数帯の最大値を超えない周波数帯域幅を利用可能周波数帯の帯域幅として選択し、そしてアップリンク周波数帯内で、ガード周波数帯の帯域幅としての利用可能周波数帯の帯域幅を除く帯域幅を使用する
という様式に従って、アップリンク周波数帯におけるガード周波数帯の帯域幅および利用可能周波数帯の帯域幅を判定するよう構成される。
【0027】
第4の態様、第4の態様における第1の可能な実施様式、および第4の態様における第2の可能な実施様式のうちいずれか1つを参考に、第3の可能な実施様式において、送信モジュールはさらに、
ネットワーク側装置のスケジュール設定に従って、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯を除く別のアップリンク周波数帯でアップリンク制御情報および/または基準信号を送信するよう構成される。
【0028】
第4の態様、第4の態様における第1の可能な実施様式、および第4の態様における第2の可能な実施様式のうちいずれか1つを参考に、第4の可能な実施様式において、送信モジュールはさらに、
ダウンリンク信号のスケジュール設定情報がアップリンク周波数帯内で輸送される時点で、判定された利用可能周波数帯の幅に相当するpayload size(負荷の大きさ)に応じた情報を受信するよう構成される。
【0029】
第5の態様によれば、
ガード周波数帯および利用可能周波数帯を含む、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯を判定し、そして送受信機の使用によりダウンリンク信号を利用可能周波数帯内でユーザ機器に送信するよう構成されるプロセッサと、
プロセッサの制御下でデータを受信および送信するよう構成される送受信機と
を含み、
ガード周波数帯がアップリンク周波数帯の最高周波数域および/または最低周波数域内に設けられる、
ダウンリンク送信用ネットワーク側装置が提供される。
【0030】
第5の態様を参考に、第1の可能な実施様式において、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接していない場合はアップリンク周波数帯の最高周波数域および最低周波数域がそれぞれガード周波数帯を1つずつ有するか、
ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接し、アップリンク周波数帯がすべての隣接アップリンク周波数帯の最高周波数帯である場合はアップリンク周波数帯の最高周波数域が1つのガード周波数帯を有するか、または
ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接し、アップリンク周波数帯がすべての隣接アップリンク周波数帯の最低周波数帯である場合はアップリンク周波数帯の最低周波数域が1つのガード周波数帯を有する。
【0031】
第5の態様または第5の態様における第1の可能な実施様式を参考に、第2の可能な実施様式において、プロセッサは具体的に、
アップリンク周波数帯が2つのガード周波数帯を有する場合、ネットワーク側装置により、アップリンク周波数帯内で利用可能周波数帯の最大値となる、ガード周波数帯の最低帯域幅値の2倍分の帯域幅を除く帯域幅を判定し、そしてシステムが対応し得る全周波数帯域幅から、利用可能周波数帯の最大値を超えない周波数帯域幅を利用可能周波数帯の帯域幅として選択し、そしてアップリンク周波数帯内で、ガード周波数帯の帯域幅としての利用可能周波数帯の帯域幅を除く帯域幅の半分を使用するか、または
アップリンク周波数帯が1つのガード周波数帯を有する場合はネットワーク側装置により、アップリンク周波数帯内で利用可能周波数帯の最大値となる、ガード周波数帯の最低帯域幅値を伴う帯域幅を除く帯域幅を判定し、そしてシステムが対応し得る全周波数帯域幅から、利用可能周波数帯の最大値を超えない周波数帯域幅を利用可能周波数帯の帯域幅として選択し、そしてアップリンク周波数帯内で、ガード周波数帯の帯域幅としての利用可能周波数帯の帯域幅を除く帯域幅を使用する
という様式に従って、アップリンク周波数帯におけるガード周波数帯の帯域幅および利用可能周波数帯の帯域幅を判定するよう構成される。
【0032】
第5の態様、第5の態様における第1の可能な実施様式、および第5の態様における第2の可能な実施様式のうちいずれか1つを参考に、第3の可能な実施様式において、プロセッサはさらに、
送受信機の使用によりユーザ機器のスケジュールを設定し、そしてダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯を除く別のアップリンク周波数帯でアップリンク制御情報および/または基準信号を送信するよう構成される。
【0033】
第5の態様、第5の態様における第1の可能な実施様式、および第5の態様における第2の可能な実施様式のうちいずれか1つを参考に、第4の可能な実施様式において、プロセッサはさらに、
ダウンリンク信号のスケジュール設定情報がアップリンク周波数帯内で輸送される時点で、判定された利用可能周波数帯の幅に相当するpayload size(負荷の大きさ)に応じた情報を送受信機の使用により送信するよう構成される。
【0034】
第6の態様によれば、
ガード周波数帯および利用可能周波数帯を含む、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯を判定し、そしてネットワーク側装置から送信されたダウンリンク信号を送受信機の使用により利用可能周波数帯内で受信し、ガード周波数帯内では信号を全く送信または受信しないよう構成されるプロセッサと、
プロセッサの制御下でデータを受信および送信するよう構成される送受信機と
を含み、
ガード周波数帯がアップリンク周波数帯の最高周波数域および/または最低周波数域内に設けられる、
ダウンリンク送信用ユーザ機器が提供される。
【0035】
第6の態様を参考に、第1の可能な実施様式において、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接していない場合はアップリンク周波数帯の最高周波数域および最低周波数域がそれぞれガード周波数帯を1つずつ有するか、
ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接し、アップリンク周波数帯がすべての隣接アップリンク周波数帯の最高周波数帯である場合はアップリンク周波数帯の最高周波数域が1つのガード周波数帯を有するか、または
ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯がダウンリンク送信に使用される別のアップリンク周波数帯と隣接し、アップリンク周波数帯がすべての隣接アップリンク周波数帯の最低周波数帯である場合はアップリンク周波数帯の最低周波数域が1つのガード周波数帯を有する。
【0036】
第6の態様または第6の態様における第1の可能な実施様式を参考に、第2の可能な実施様式において、プロセッサは具体的に、
アップリンク周波数帯が2つのガード周波数帯を有する場合、ネットワーク側装置により、アップリンク周波数帯内で利用可能周波数帯の最大値となる、ガード周波数帯の最低帯域幅値の2倍分の帯域幅を除く帯域幅を判定し、そしてシステムが対応し得る全周波数帯域幅から、利用可能周波数帯の最大値を超えない周波数帯域幅を利用可能周波数帯の帯域幅として選択し、そしてアップリンク周波数帯内で、ガード周波数帯の帯域幅としての利用可能周波数帯の帯域幅を除く帯域幅の半分を使用するか、または
アップリンク周波数帯が1つのガード周波数帯を有する場合はネットワーク側装置により、アップリンク周波数帯内で利用可能周波数帯の最大値となる、ガード周波数帯の最低帯域幅値を伴う帯域幅を除く帯域幅を判定し、そしてシステムが対応し得る全周波数帯域幅から、利用可能周波数帯の最大値を超えない周波数帯域幅を利用可能周波数帯の帯域幅として選択し、そしてアップリンク周波数帯内で、ガード周波数帯の帯域幅としての利用可能周波数帯の帯域幅を除く帯域幅を使用する
という様式に従って、アップリンク周波数帯におけるガード周波数帯の帯域幅および利用可能周波数帯の帯域幅を判定するよう構成される。
【0037】
第6の態様、第6の態様における第1の可能な実施様式、および第6の態様における第2の可能な実施様式のうちいずれか1つを参考に、第3の可能な実施様式において、プロセッサはさらに、
ネットワーク側装置のスケジュール設定に従って、ダウンリンク送信に使用されるアップリンク周波数帯を除く別のアップリンク周波数帯でアップリンク制御情報および/または基準信号を送信するよう構成される。
【0038】
第6の態様、第6の態様における第1の可能な実施様式、および第6の態様における第2の可能な実施様式のうちいずれか1つを参考に、第4の可能な実施様式において、プロセッサはさらに、
ダウンリンク信号のスケジュール設定情報がアップリンク周波数帯内で輸送される時点で、判定された利用可能周波数帯の幅に相当するpayload size(負荷の大きさ)に応じた情報を送受信機の使用により受信するよう構成される。
【0039】
本出願の実施形態では、ダウンリンク信号がアップリンク周波数帯の利用可能周波数帯内でユーザ機器に送信され、アップリンク周波数帯のガード周波数帯内では信号が全く送信または受信されず、ガード周波数帯はアップリンク周波数帯の最高周波数域および/または最低周波数域内に設けられる。アップリンク周波数帯のガード周波数帯内では信号が全く送信または受信されないことから、アップリンク周波数帯がダウンリンク送信向けに占有される場合は隣接周波数帯内でユーザ機器の通信に対する干渉が低減される結果、システム性能が向上する。