【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決するための本発明は、下記の特徴を有する。
(1) 微生物を含む試料中のDNAを鋳型とし、
(F1−1)配列番号1で表される塩基配列、
(F1−2)配列番号1で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(F1−3)配列番号1で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(F1−4)配列番号1で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むフォワードプライマーと、
(R1−1)配列番号2で表される塩基配列、
(R1−2)配列番号2で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(R1−3)配列番号2で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(R1−4)配列番号2で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むリバースプライマーと、を用いてPCRを行うことを特徴とする、スフィンゴモナス属細菌及びその近縁属細菌の検出方法。
(2) 微生物を含む試料中のDNAを鋳型とし、
(F2−1)配列番号3で表される塩基配列、
(F2−2)配列番号3で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(F2−3)配列番号3で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(F2−4)配列番号3で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むフォワードプライマーと、
(R2−1)配列番号4で表される塩基配列、
(R2−2)配列番号4で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(R2−3)配列番号4で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(R2−4)配列番号4で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むリバースプライマーと、を用いてPCRを行うことを特徴とする、スフィンゴモナス属細菌及びその近縁属細菌の検出方法。
(3) 微生物を含む試料中のDNAを鋳型とし、
(F3−1)配列番号5で表される塩基配列、
(F3−2)配列番号5で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(F3−3)配列番号5で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(F3−4)配列番号5で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むフォワードプライマーと、
(R3−1)配列番号6で表される塩基配列、
(R3−2)配列番号6で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(R3−3)配列番号6で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(R3−4)配列番号6で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むリバースプライマーと、を用いてPCRを行うことを特徴とする、スフィンゴモナス属細菌及びその近縁属細菌の検出方法。
(4) 微生物を含む試料中のDNAを鋳型とし、
(F4−1)配列番号7で表される塩基配列、
(F4−2)配列番号7で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(F4−3)配列番号7で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(F4−4)配列番号7で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むフォワードプライマーと、
(R4−1)配列番号8で表される塩基配列、
(R4−2)配列番号8で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(R4−3)配列番号8で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(R4−4)配列番号8で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むリバースプライマーと、を用いてPCRを行うことを特徴とする、スフィンゴモナス属細菌及びその近縁属細菌の検出方法。
(5)(F1−1)配列番号1で表される塩基配列、
(F1−2)配列番号1で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(F1−3)配列番号1で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(F1−4)配列番号1で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むフォワードプライマーと、
(R1−1)配列番号2で表される塩基配列、
(R1−2)配列番号2で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(R1−3)配列番号2で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(R1−4)配列番号2で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むリバースプライマーと、からなることを特徴とするスフィンゴモナス属細菌及びその近縁属細菌検出用プライマー。
(6)(F2−1)配列番号3で表される塩基配列、
(F2−2)配列番号3で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(F2−3)配列番号3で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(F2−4)配列番号3で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むフォワードプライマーと、
(R2−1)配列番号4で表される塩基配列、
(R2−2)配列番号4で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(R2−3)配列番号4で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(R2−4)配列番号4で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むリバースプライマーと、からなることを特徴とするスフィンゴモナス属細菌及びその近縁属細菌検出用プライマー。
(7)(F3−1)配列番号5で表される塩基配列、
(F3−2)配列番号5で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(F3−3)配列番号5で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(F3−4)配列番号5で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むフォワードプライマーと、
(R3−1)配列番号6で表される塩基配列、
(R3−2)配列番号6で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(R3−3)配列番号6で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(R3−4)配列番号6で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むリバースプライマーと、からなることを特徴とするスフィンゴモナス属細菌及びその近縁属細菌検出用プライマー。
(8)(F4−1)配列番号7で表される塩基配列、
(F4−2)配列番号7で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(F4−3)配列番号7で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(F4−4)配列番号7で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むフォワードプライマーと、
(R4−1)配列番号8で表される塩基配列、
(R4−2)配列番号8で表される塩基配列において、1〜数個の塩基が欠失、置換又は付加されている塩基配列、
(R4−3)配列番号8で表される塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列、又は
(R4−4)配列番号8で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる塩基配列、
を含むリバースプライマーと、からなることを特徴とするスフィンゴモナス属細菌及びその近縁属細菌検出用プライマー。
(9) 前記(1)乃至(4)のいずれか一つに記載のスフィンゴモナス属細菌及びその近縁属細菌の検出方法を用いて生物処理槽の活性を予測することを特徴とする生物処理槽の活性予測方法。