特許第6383556号(P6383556)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三菱重工業株式会社の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6383556
(24)【登録日】2018年8月10日
(45)【発行日】2018年8月29日
(54)【発明の名称】液体貯蔵タンク
(51)【国際特許分類】
   B65D 90/50 20060101AFI20180820BHJP
【FI】
   B65D90/50
【請求項の数】5
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-73845(P2014-73845)
(22)【出願日】2014年3月31日
(65)【公開番号】特開2015-196502(P2015-196502A)
(43)【公開日】2015年11月9日
【審査請求日】2016年11月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006208
【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(74)【代理人】
【識別番号】100118762
【弁理士】
【氏名又は名称】高村 順
(72)【発明者】
【氏名】山本 暁男
(72)【発明者】
【氏名】鈴田 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】田中 豊
【審査官】 加藤 信秀
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭49−090911(JP,U)
【文献】 特開2008−196278(JP,A)
【文献】 特開昭56−131194(JP,A)
【文献】 特開昭55−158529(JP,A)
【文献】 特開2005−200074(JP,A)
【文献】 特開2005−035587(JP,A)
【文献】 米国特許第04939833(US,A)
【文献】 実開昭56−013727(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0118563(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 90/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
底部、前記底部と結合された側部及び前記底部と対向し、かつ前記側部と結合された天井を有し、前記底部、前記側部及び前記天井で囲まれた空間に液体を保持する液体保持体と、
前記底部の前記天井と対向する部分とは反対側に取り付けられた支持部材と、
前記底部と前記支持部材との間に設けられる検知用空間と、
を含み、
前記支持部材は、前記天井側の面が前記底部と接し、
前記検知用空間は、前記支持部材の前記底部側の面に形成され、外縁に開口した溝である、
液体貯蔵タンク。
【請求項2】
前記液体保持体は、鋼材を溶接して製造される、請求項1に記載の液体貯蔵タンク。
【請求項3】
前記検知用空間は、前記支持部材の前記底部と対向する部分及び前記底部の前記支持部材と対向する部分の少なくとも一方に設けられた通路である、請求項1又は請求項2に記載の液体貯蔵タンク。
【請求項4】
前記底部は、複数の部材を溶接することによって製造され、
前記通路は、前記支持部材の、前記底部の溶接線と対応する位置に設けられている、請求項3に記載の液体貯蔵タンク。
【請求項5】
前記検知用空間の一部から前記液体保持体の上端よりも地表から遠い位置まで延在する管と、
前記管内を移動できるように設けられ、前記液体よりも比重の小さい浮きを含む検知装置を含む請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の液体貯蔵タンク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、排水等の液体を溜める液体貯蔵タンクに関する。
【背景技術】
【0002】
複数の部材を機械的結合具によって結合してなる放射能汚染水を貯蔵するタンクが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-35599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
タンク内に溜められた汚染水が所定の管理エリア外に漏洩する前にこれを検知し、管理する必要がある。
【0005】
本発明は、所定の管理エリアの外部にタンクからの液体が漏洩する前に、液体の漏洩を検知することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、底部、前記底部と結合された側部及び前記底部と対向し、かつ前記側部と結合された天井を有し、前記底部、前記側部及び前記天井で囲まれた空間に液体を保持する液体保持体と、前記底部の前記天井と対向する部分とは反対側に取り付けられた支持部材と、前記底部と前記支持部材との間に設けられる検知用空間と、を含む、液体貯蔵タンクである。このような構造により、液体保持体内に保持された汚染水等の液体が漏洩した場合、まず検知用空間に流入するので、この液体が検知装置によって検出される。その結果、所定の管理エリア、例えば、液体貯蔵タンクの外部にタンクからの液体が漏洩する前に、液体の漏洩を検知することができる。
【0007】
前記液体保持体は、先行技術文献に記載の通常の例では、鋼材をボルト等で締結して製造されるが、隙間からの漏れが懸念されるため、溶接して製造されることが好ましい。このようにすれば、液体保持体からの漏れを低減できる。
【0008】
前記検知用空間は、検知用空間は、前記支持部材の前記底部と対向する部分及び前記底部の前記支持部材と対向する部分の少なくとも一方に設けられた通路であることが好ましい。このようにすれば、検知用空間を容易に設けることができる。
【0009】
前記底部は、複数の部材を溶接することによって製造され、前記溝は、前記支持部材の、前記底部の溶接線と対応する位置に設けられていることが好ましい。このようにすれば、溶接部から漏れた液体は確実に検知用空間へ流入するので、液体貯蔵タンクの外部にタンクからの液体が漏洩する前に、より確実に液体の漏洩を検知することができる。
【0010】
前記検知用空間は、前記底部と前記支持部材との間に一個以上の仕切り部材を有し、前記底部と前記支持部材との間が囲み部材で囲まれており、前記囲み部材は、少なくとも前記底部以上の大きさを有していてもよい。
【0011】
前記検知装置は、前記検知用空間の一部から前記液体保持体の上端よりも地表から遠い位置まで延在する管と、前記管内を移動できるように設けられ、前記液体よりも比重の小さい浮きを含むことが好ましい。このようにすることで、管内の液体は、最大でも液体保持体の高さまでしか到達しないので、管内の液体の漏洩を抑制できる。
【0012】
本発明は、既設の液体貯蔵タンクを吊り上げ、前記既設の液体貯蔵タンクの下に、前記既設の液体貯蔵タンクと対向する面に一つ以上の溝又は液体用流路を有する板状の部材を設置し、前記板状の部材と前記既設の液体貯蔵タンクとを結合する、液体貯蔵タンクの製造方法である。この液体貯蔵タンクの製造方法によれば、既設のタンクの底部に検出空間を設けることができるので、既存のタンクを、液体が漏洩する前に、液体の漏洩を検知することができるタンクに改造できる。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、所定の管理エリアの外部にタンクからの液体が漏洩する前に、液体の漏洩を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、本実施形態に係るタンクの斜視図である。
図2a図2aは、本実施形態に係るタンクの構成部材の斜視図である。
図2b図2bは、本実施形態に係るタンクの構成部材の斜視図である。
図2c図2cは、本実施形態に係るタンクの構成部材の斜視図である。
図3図3は、底部と支持部材とを示す平面図である。
図4a図4aは、二重底内の水検知装置の説明図である。
図4b図4bは、二重底内の水検知装置の説明図である。
図4c図4cは、二重底内の水検知装置の説明図である。
図4d図4dは、二重底内の水検知装置の説明図である。
図4e図4eは、二重底内の水検知装置の説明図である。
図5a図5aは、隔壁を用いる例の斜視図である。
図5b図5bは、隔壁を用いる例の斜視図である。
図6図6は、本実施形態に係る液体貯蔵タンクの製造方法の一例を示すフローチャートである。
図7a図7aは、本実施形態に係る液体貯蔵タンクの製造方法の一例を説明するための図である。
図7b図7bは、本実施形態に係る液体貯蔵タンクの製造方法の一例を説明するための図である。
図7c図7cは、本実施形態に係る液体貯蔵タンクの製造方法の一例を説明するための図である。
図7d図7dは、本実施形態に係る液体貯蔵タンクの製造方法の一例を説明するための図である。
図7e図7eは、本実施形態に係る液体貯蔵タンクの製造方法の一例を説明するための図である。
図7f図7fは、本実施形態に係る液体貯蔵タンクの製造方法の一例を説明するための図である。
図8a図8aは、溝の変形例を示す図である。
図8b図8bは、溝の変形例を示す図である。
図8c図8cは、溝の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0016】
図1は、本実施形態に係るタンクの斜視図である。図2aから図2cは、本実施形態に係るタンクの構成部材の斜視図である。図3は、底部と支持部材とを示す平面図である。図4aから図4eは、二重底内の水検知装置の説明図である。図5a及び図5bは、隔壁を用いる例の斜視図である。図6は、本実施形態に係る液体貯蔵タンクの製造方法の一例を示すフローチャートである。図7aから図7fは、本実施形態に係る液体貯蔵タンクの製造方法の一例を説明するための図である。図8aから図8cは、溝の変形例を示す図である。
【0017】
図1及び図2aに示すように、液体貯蔵タンク10は、液体保持体11と、検知用空間としての溝(通路又は流体用通路)26と、検知装置13と、支持部材24と、を有する。液体保持体11は、底部21、底部21と結合された側部22及び底部21と対向し、かつ側部22と結合された天井23を含む。本実施形態において、底部21及び天井23は板状の部材である。底部21及び天井23は、平面視、すなわち板状の部材の板面と直交する方向から見たときの形状が円形である。
【0018】
本実施形態において、底部21及び天井23は、平面視が円形に限定されるものではない。例えば、底部21及び天井23は、平面視が三角形、四角形、五角形又は六角形等の多角形であってもよいし、楕円形であってもよい。
【0019】
本実施形態において、底部21は、図2cに示すように、複数の鋼板21Pを溶接して製造される。また、天井23も、図2bに示すように、複数の鋼板23Pを溶接して製造される。
【0020】
本実施形態において、側部22は、図2aに示すように、筒状の構造体である。側部22は、一端部に底部21が取り付けられ、他端部に天井23が取り付けられる。本実施形態において、側部22は、底部21及び天井23の外縁の周方向に沿って、底部21及び天井23が側部22からはみ出さない形で、これらに取り付けられる。あるいは、底部21及び天井23の少なくとも一方が側部22からはみ出す形で側部22の外縁の周方向に沿って取り付けられても良い。底部21及び天井23は、平面視が円形なので、側部22は、円筒形状の構造体である。側部22は、複数の鋼板27を溶接で接合することによって製造される。
【0021】
図2aに示すように、液体保持体11は、底部21と、側部22と、天井23とで囲まれる空間28に、液体が溜められる。以下において、空間28を、適宜貯液空間28と称する。本実施形態において、貯液空間28に溜められる液体は水であるが、これに限定されるものではない。
【0022】
支持部材24は、図2aに示すように、底部21の天井23と対向する部分とは反対側に取り付けられる。本実施形態において、支持部材24は、底部21の平面視の形状と同様に、平面視が円形である。本実施形態において、図3に示すように、支持部材24の外縁24Eの内側又は外縁24Eの位置に、底部21の外縁21Eが設けられていることが好ましい。このようにすると、製造が容易になる。なお、支持部材24の外縁24Eの内側での位置に底部21の外縁21Eが設けられてもよい。支持部材24の平面視における形状は円形に限定されるものではない。支持部材24と底部21とは、例えば、溶接によって接合される。この場合、支持部材24の外縁24Eと底部21の外縁21Eとが、両者の周方向に沿って溶接される。支持部材24の外縁24Eの内側又は外縁24Eの位置に、底部21の外縁21Eが設けられるようにすると、支持部材24と底部21との溶接が容易になる。
【0023】
本実施形態において、液体保持体11の底部21と支持部材24との間には、図2aに示すように、溝26が設けられる。溝26は、液体保持体11の底部21側における支持部材24の表面が所定の深さまで掘り込まれることによって形成される。溝26は、底部21と支持部材24との間に形成される検知用空間である。溝26は、両端部が支持部材24の外縁24Eに開口しているが、溝26は、少なくとも一端部が支持部材24の外縁24Eに開口していればよい。支持部材24は、複数の溝26を有するが、支持部材24は、少なくとも1つの溝26を有していればよい。
【0024】
前述した貯液空間28の体積は検知用空間の体積より大きい。本実施形態における検知用空間の体積は、支持部材24が有するすべての溝26の体積と、底部21の天井23と対向する面の反対面と支持部材24との間の空隙の体積との和である。この溝26は、その少なくとも一部が底部21の溶接線29と平行に設けられることが望ましい。溝26を底部21側に設けてもよいが、その場合はこの限りではない。
【0025】
本実施形態において、溝26が底部21の外周部と接する開口部30に関しては、一つを除いて、例えば溶接で埋められている。溝26は、製作上、図2aに示すように支持部材24の外縁24Eまで掘るのが容易であるが、不要な開口部30を閉じる作業が発生する。
【0026】
そこで、図8aに示すように、一端のみに開口部30を有するように溝26を支持部材24に設けることで、外部への液体の漏れを防ぐとともに不要な開口部を閉じる作業を減らしてもよいし、図8bに示すように、溝26を渦巻(スパイラル)状に設けてもよい。このようにすると、支持部材24への開口部30を1つにすることができ、かつ底部21の広い範囲に対して検知を行うことができる。
【0027】
さらに、図8cに示すように、溝26は、開口部30に向かって低くなるように傾斜を持つようにしてもよい。支持部材24の外縁24Eに開口する開口部30は、図1に示す検知装置13を導入するために用いられる。
【0028】
図1に示す検知装置13は、図4aに示すように、検知用空間としての溝26内に設置した一対のプローブ34を電源に接続しておき、汚染水等の液体がプローブ34間にあることで通電することを利用して、溝26内の液体を検知する手段がある。また、検知装置13は、プローブ34に感圧素子を用いて水圧を電流に変換して検知するようにしてもよい。プローブ34を用いる場合、開口部30は、例えばシール材35で封止される。このようにすることで、管理エリア外への液体の流出を抑制することができる。
【0029】
また、図4b及び図4cに示すフロート式の検知装置が用いられてもよい。この検知装置は、検知用空間である溝26に接続された管31の内部に、汚染水等の液体よりも比重の小さい浮き32(フロート)を設置してもよい。この検知装置は、検知用空間である溝26内の汚染水が管31の内部に流入すると浮き32が上昇するので、これを視認して溝26内に液体が漏洩したことを検知することができる。
【0030】
検知装置13が、フロート式の場合、図4bは溝26の開口部から液体保持体の上端よりも地表から遠い位置まで延在する管の上端を下側に折り曲げた管31を設け、中に浮き32を設けることで液体保持体11の上端よりも地表から遠い位置で折り返している。このため、管理エリア外への液体の流出を抑制できる。図4cに示すように、管33の上端は液体保持体11の上部に戻し入れることで、管理エリア外への液体の流出を抑制できる。
【0031】
図4aに示す検知装置13が、液体保持体11から溝26内に漏れた液体を検知することにより出力される信号は、例えば、図4dに示すように中央操作室36の遠隔地に送られて観察される。あるいは、例えば、図4eに示すように、検知装置13が液体を検知することにより出力される信号により、液体保持体11に設けた警告灯37が点滅するようにして、液体保持体11内の液体が溝26内に漏洩したことを表示してもよい。
【0032】
検知用空間(流体用通路)は、溝26の他、図5aに示すように、底部21の天井23と対向する部分とは反対側に仕切り部材としての仕切り板41を設け、さらに外周部を囲み部材42で囲うことで形成されてもよい。囲み部材42は、少なくとも液体保持体11の底部21以上の大きさを有している。具体的には、囲み部材42の外径は、液体保持体11の底部21の外径以上の大きさとなっている。
【0033】
支持部材24と、囲み部材42と、液体保持体11の底部21とが階段状になっていてもよい。また、図5bに示すように、円筒を斜めに切った形になるような仕切りパーツ43を設け、さらに、その外周部を囲み部材42で囲うことで形成されてもよい。
【0034】
これらの例は側部22が二重になっている形状とされてもよい。このようにすることで、液体保持体側面からの液体の漏れをも管理エリア外に出すことなく捕捉することができる。
【0035】
次に、図6及び図7aから図7fを用いて、本実施形態に係る液体貯蔵タンクの製造方法の各工程を説明する。本実施形態に係る液体貯蔵タンクの製造方法は、コンクリート架台の上に直置きされている既設の液体貯蔵タンクの底部に検知用空間を設けることにより、図1に示すような、液体貯蔵タンク10を製造する方法である。
【0036】
ステップS001において、図7a及び図7bに示すように、液体貯蔵タンク51は、吊り上げ手段52によって吊り上げられる。吊り上げ手段52は、例えば、クローラークレーンが用いられるが、これに限定されるものではない。
【0037】
ステップS002は、吊り上げた液体貯蔵タンク51の下であり、コンクリート製架台53の上に、支持部材24を置く工程である。図7b及び図7cに示すように、吊り上げ手段52によって吊り上げられた液体貯蔵タンク51の下に側方から、運搬手段56を用いて支持部材24を設置する。支持部材24は、溝26を有しているものを用いることにより施工性が向上する。図5a又は図5bに示すような仕切り板41又は仕切りパーツ43が用いられても良い。運搬手段56は、例えばフォークリフト等が用いられるが、これに限定されるものではない。
【0038】
ステップS003は、吊り上げた液体貯蔵タンク51を支持部材24の上に下ろす工程である。図6dに示すように、吊り上げ手段52を用いて支持部材24の上に液体貯蔵タンク51を下ろす。液体貯蔵タンク51を下ろす際には、大まかな位置は吊り上げ手段52を用い、位置の微調整には作業者54がタグライン55を用いてもよい。
【0039】
ステップS004は、支持部材24と底部21との外周部を溶接し、図1に示す検知装置13を設置する工程である。図7eに示すように、支持部材24と底部21との外周部を溶接し、不要な開口部30を溶接により閉じて、残った開口部30に検知装置13を設置する。さらに図4aに示すように、開口部30をシール材35で埋めることで、管理エリア外への水の流出を抑制するように加工する。
【0040】
ステップS005は、液体貯蔵タンク51から吊り上げ手段52をはずす工程である。図7fに示すように、溶接作業及び検知装置13の設置が終了した液体貯蔵タンク51から吊り上げ手段52を取り外す。ステップS004、ステップS005は順序が逆でもよい。
【0041】
以上、本実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、本実施形態の構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、均等の範囲のものが含まれる。さらに、本実施形態に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。また、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【符号の説明】
【0042】
10 液体貯蔵タンク
11 液体保持体
13 検知装置
21 底部
22 側部
23 天井
24 支持部材
26 溝
28 貯液空間
29 溶接線
30 開口部
31、33 管
34 プローブ
35 シール材
51 液体貯蔵タンク
53 コンクリート製架台
図1
図2a
図2b
図2c
図3
図4a
図4b
図4c
図4d
図4e
図5a
図5b
図6
図7a
図7b
図7c
図7d
図7e
図7f
図8a
図8b
図8c