(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
鬱病、不安障害、双極性障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、ストレス関連障害、精神病性障害、統合失調症、神経系疾患、パーキンソン病、神経変性障害、アルツハイマー病、てんかん、偏頭痛、高血圧、薬物乱用、代謝障害、摂食障害、糖尿病、糖尿病合併症、肥満、異脂肪血症、エネルギーの消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害、並びに心血管障害の処置において使用するための、請求項1〜2のいずれか一項記載の化合物と、薬学的に許容し得る担体及び/又は補助剤とを含む医薬組成物。
鬱病、不安障害、双極性障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、ストレス関連障害、精神病性障害、統合失調症、神経系疾患、パーキンソン病、神経変性障害、アルツハイマー病、てんかん、偏頭痛、高血圧、薬物乱用、代謝障害、摂食障害、糖尿病、糖尿病合併症、肥満、異脂肪血症、エネルギーの消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害、並びに心血管障害の処置において治療活性物質として使用するための、請求項1〜2のいずれか一項記載の化合物。
鬱病、不安障害、双極性障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、ストレス関連障害、精神病性障害、統合失調症、神経系疾患、パーキンソン病、神経変性障害、アルツハイマー病、てんかん、偏頭痛、高血圧、薬物乱用、代謝障害、摂食障害、糖尿病、糖尿病合併症、肥満、異脂肪血症、エネルギーの消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害、並びに心血管障害の治療的処置及び/又は予防的処置のための医薬を調製するための、請求項1〜2のいずれか一項記載の化合物の使用。
【技術分野】
【0001】
本発明は、式:
【化1】
(式中、
Lは、−C(O)NH−、−NHC(O)−、−S(O)
2NH−、−NH−、又は−NHC(O)NH−であり;
Arは、フェニル、ベンジル、ナフチル、又はピリジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、イソオキサゾリル、若しくはピラジニルからなる群から選択されるヘテロアリールであり、該Arは、場合により、1つ、2つ、又は3つのR
1によって置換されていてもよく;
R
1は、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、シアノ、シクロアルキル、NHC(O)−低級アルキル、ハロゲンによって置換されている低級アルコキシ、ハロゲンによって置換されている低級アルキルであるか、あるいは場合により1つ若しくは2つのハロゲン原子、CF
3O、又は低級アルキルによって置換されているフェニルであるか、あるいは場合によりハロゲン又は低級アルキルによって置換されている、フラニル、チアゾリル、又はチオフェニルであり;
Xは、CH又はOであり;
Rは、水素又はハロゲンである)
で表される化合物、又はその薬学的に好適な酸付加塩、全てのラセミ混合物、全ての対応する鏡像異性体及び/若しくは光学異性体に関する。
【0002】
式Iで表される化合物は、微量アミン関連受容体(TAAR)、特にTAAR1に対して良好な親和性を有することが見出された。
該化合物は、鬱病、不安障害、双極性障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、ストレス関連障害、精神病性障害(例えば、統合失調症)、神経系疾患(例えば、パーキンソン病)、神経変性障害(例えば、アルツハイマー病)、てんかん、偏頭痛、高血圧、薬物乱用、及び代謝障害(例えば、摂食障害、糖尿病、糖尿病合併症、肥満、異脂肪血症、エネルギーの消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害)、及び心血管障害を処置するために用いることができる。
【0003】
アドレナリン受容体に結合することができる化合物について報告されている生理学的効果(すなわち、心臓血管効果、低血圧、鎮静の誘導)(国際公開公報第02/076950号、国際公開公報第97/12874号、又は欧州特許第0717 037号)の一部は、上記中枢神経系の疾患の処置を目的とした医薬の場合、望ましくない副作用であると考えられる場合もある。したがって、アドレナリン受容体に比べてTAAR1受容体に対して選択性を有する医薬を得ることが望ましい。本発明の目的は、アドレナリン受容体よりもTAAR1受容体に対して選択性を示し、特に、ヒト及びラットのアルファ1及びアルファ2アドレナリン受容体に比べて良好な選択性を示す。
【0004】
古典的な生体アミン(セロトニン、ノルエピネフリン、エピネフリン、ドーパミン、ヒスタミン)は、中枢神経系及び末梢神経系において神経伝達物質として重要な役割を果たしている[1]。これらの合成及び貯蔵、並びにこれらの分解及び放出後の再取り込みは、密接に制御されている。生体アミンのレベルの不均衡は、多くの病理学的条件下における脳機能の変化に関与していることが知られている[2〜5]。内因性アミン化合物の第2のクラス、いわゆる微量アミン(TA)は、構造、代謝、及び細胞内局在に関して古典的な生体アミンと著しく重複している。TAは、p−チラミン、β−フェニルエチルアミン、トリプタミン、及びオクトパミンを含み、そして、これらは、一般的に古典的な生体アミンよりも低いレベルで哺乳類の神経系に存在する[6]。
【0005】
これらの調節不全は、統合失調症及び鬱病等の様々な精神疾患[7]、そして注意欠陥多動障害、片頭痛、パーキンソン病、薬物乱用、及び摂食障害等の他の病態[8、9]に関連している。
【0006】
長い間、TA特異的受容体は、ヒト及び他の哺乳類のCNSにおける解剖学的に分離した高親和性TA結合部位に基づくとだけ仮定されてきた[10、11]。したがって、TAの薬理学的効果は、その放出を誘発するか、その再取り込みを阻害するか、又はその受容体系と「交差反応」することによって、古典的な生体アミンの周知の機構を通して媒介されると考えられていた[9、12、13]。この見解は、GPCRの新規ファミリーの幾つかのメンバーである微量アミン関連受容体(TAAR)が最近同定されたことによって著しく変化した[7、14]。ヒトには9個のTAAR遺伝子(3個の偽遺伝子を含む)、そして、マウスには16個の遺伝子(1個の偽遺伝子を含む)が存在する。TAAR遺伝子は、イントロンを含まず(1つだけ例外として、TAAR2は、1個のイントロンを含む)、そして、同じ染色体部分に互いに隣接して位置している。受容体遺伝子の系統発生学的関係は、詳細なGPCRファルマコフォア類似性比較及び薬理学的データと一致して、これら受容体が3つの異なるサブファミリーを形成することを示唆している[7、14]。TAAR1は、ヒトとげっ歯類との間で高度に保存されている4つの遺伝子(TAAR1〜4)の第1のサブクラスである。TAは、Gαを介してTAAR1を活性化する。TAの調節不全は、鬱病、精神病、注意欠陥多動障害、薬物乱用、パーキンソン病、片頭痛、摂食障害、代謝障害等の様々な疾患の病因の一因となることが知られているので、TAAR1リガンドは、これら疾患の処置について高い潜在力を有している。
【0007】
したがって、微量アミン関連受容体についての知見を増やすことが広く関心を集めている。
【0008】
用いた参照文献:
【表1】
【0009】
本発明の目的は、式Iで表される新規化合物及びその薬学的に許容し得る塩類、微量アミン関連受容体の生体機能に関連する疾患を処置するための医薬を製造するためのこれらの使用、鬱病、不安障害、双極性障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、ストレス関連障害、精神病性障害(例えば、統合失調症)、神経系疾患(例えば、パーキンソン病)、神経変性障害(例えば、アルツハイマー病)、てんかん、偏頭痛、薬物乱用、及び代謝障害(例えば、摂食障害、糖尿病、糖尿病合併症、肥満、異脂肪血症、エネルギーの消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害)、及び心血管障害等の病気の制御又は予防における、本発明に係る化合物に基づくこれらの製造及び医薬である。
【0010】
本発明の化合物を用いる好ましい適応症は、鬱病、精神病、パーキンソン病、不安症、注意欠陥多動障害(ADHD)、及び糖尿病である。
【0011】
本明細書で使用するとき、用語「低級アルキル」は、1〜7個の炭素原子を含有する飽和の直鎖又は分枝鎖の基、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、i−ブチル、2−ブチル、及びt−ブチル等を意味する。好ましいアルキル基は、1〜4個の炭素原子を有する基である。
【0012】
本明細書で使用するとき、用語「低級アルコキシ」は、アルキル残基が上に定義した通りであり、そして、酸素原子を介して結合している基を意味する。
【0013】
用語「ハロゲン」は、塩素、ヨウ素、フッ素、及び臭素を意味する。好ましいハロゲン基は、フッ素である。
【0014】
本明細書で使用するとき、用語「ハロゲンによって置換されている低級アルキル」は、用語「低級アルキル」について定義した通り1〜7個の炭素原子を含有する飽和の直鎖又は分枝鎖の基であって、少なくとも1個の水素原子がハロゲン原子によって置換されている基を意味する。好ましいハロゲン原子は、フルオロである。このような基の例は、CF
3、CHF
2、CH
2F、CH
2CF
3、又はCH
2CHF
2である。
【0015】
本明細書で使用するとき、用語「ハロゲンによって置換されている低級アルコキシ」は、少なくとも1個の水素原子がハロゲン原子によって置換されている、上に定義した通りの低級アルコキシ基を意味する。このような基の例は、OCF
3、OCHF
2、OCH
2F、OCH
2CF
3、又はOCH
2CHF
2である。
【0016】
用語「シクロアルキル」は、3〜6個の炭素原子を含有する飽和炭素環を意味し、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである。
【0017】
用語「薬学的に許容し得る酸付加塩」は、無機酸及び有機酸(例えば、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、マレイン酸、酢酸、コハク酸、酒石酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等)との塩を包含する。
【0018】
本発明の1つの実施態様は、XがCHである式Iで表される化合物である。
【0019】
本発明の1つの実施態様は、XがOである式Iで表される化合物である。
【0020】
本発明の1つの実施態様は、Rが水素である式Iで表される化合物である。
【0021】
本発明の1つの実施態様は、Lが−C(O)NH−である式Iで表される化合物、
【化2】
例えば、以下の化合物である:
N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)イソニコチンアミド
N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−ブロモ−5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
(R)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
(R)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)−ピリミジン−4−カルボキサミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)−ピリミジン−4−カルボキサミド
N−(3−アミノクロマン−7−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
N−(3−アミノクロマン−7−イル)−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−カルボキサミド
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
(S)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−カルボキサミド
(S)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−カルボキサミド
(R)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−クロロベンズアミド
(R)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−クロロベンズアミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−メチルイソニコチンアミド
(S)−2−アセトアミド−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)イソニコチンアミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−エトキシイソニコチンアミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−6−メトキシニコチンアミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ニコチンアミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−クロロ−3−(5−クロロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−クロロ−5−メチルイソキサゾール−3−カルボキサミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−p−トリル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−フルオロニコチンアミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−6−クロロニコチンアミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−5,6−ジクロロニコチンアミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3,4−ジフルオロベンズアミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−ナフタミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)イソニコチンアミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2,6−ジクロロイソニコチンアミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−5−クロロニコチンアミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−クロロ−6−メチルイソニコチンアミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−エチル−4−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
(S)−N−(6−アミノ−1−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−6−クロロニコチンアミド
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−5−エトキシ−4−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−4−クロロピリミジン−2−カルボキサミド
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−4−(2−メチルチアゾール−4−イル)ベンズアミド
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボキサミド
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−1−メチル−5−(チオフェン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−4−シアノ−3−フルオロベンズアミド
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−3,4−ジフルオロベンズアミド
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−3−エチル−4−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−2−クロロ−6−メチルイソニコチンアミド
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−2−(トリフルオロメチル)イソニコチンアミド
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−2,6−ジクロロイソニコチンアミド、又は
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−4−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド。
【0022】
本発明の1つの実施態様は、Lが−NHC(O)−である式Iで表される更なる化合物、
【化3】
例えば、以下の化合物である:
6−アミノ−N−(6−エトキシピリジン−3−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
6−アミノ−N−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
6−アミノ−N−(5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
6−アミノ−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
6−アミノ−N−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
6−アミノ−N−((6−クロロピリジン−3−イル)メチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
6−アミノ−N−(6−クロロピリジン−3−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
6−アミノ−N−(3−メトキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
6−アミノ−N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
6−アミノ−N−(4−エチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
6−アミノ−N−(4−クロロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
6−アミノ−N−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
6−アミノ−N−(3−クロロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
6−アミノ−N−(4−シクロプロピルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
6−アミノ−N−(4−シアノフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
(R)−6−アミノ−N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド、又は
(S)−6−アミノ−N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド。
【0023】
本発明の1つの実施態様は、Lが−S(O)
2NH−である式Iで表される化合物、
【化4】
例えば、以下の化合物である:
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−クロロベンゼンスルホンアミド。
【0024】
本発明の1つの実施態様は、LがNH−である式Iで表される更なる化合物、
【化5】
例えば、以下の化合物である:
(S)−N6−(5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
(S)−N6−(5−クロロピリミジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
(S)−N6−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
(S)−N6−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
(S)−4−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルアミノ)ベンゾニトリル
(S)−N6−(4−クロロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
(S)−N6−(4−エチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
(S)−N6−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
(S)−N6−(4−フルオロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
(S)−N6−(3−クロロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
(S)−N6−(4−シクロプロピルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
(S)−N6−(4−クロロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
(R)−N7−(5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)クロマン−3,7−ジアミン
(R)−N7−(5−クロロピリミジン−2−イル)クロマン−3,7−ジアミン、又は
(S)−N6−(3−メトキシフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン。
【0025】
本発明の1つの実施態様は、Lが−NHC(O)NH−である式Iで表される更なる化合物、
【化6】
例えば、以下の化合物である:
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ウレア
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−((5−クロロピリジン−2−イル)メチル)ウレア
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(3−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ウレア
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−エチルフェニル)ウレア
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ウレア
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(3−メトキシフェニル)ウレア
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−クロロベンジル)ウレア
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−シアノフェニル)ウレア
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−シクロプロピルフェニル)ウレア、又は
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−クロロフェニル)ウレア。
【0026】
本発明の式Iで表される化合物の調製は、逐次又は収束合成経路で実施することができる。本発明の化合物の合成を、以下のスキーム1〜5及び94個の具体例の記載に示す。この反応及び得られる生成物の精製を実施するのに必要な技能は、当業者に公知である。以下のプロセスの説明において使用される置換基及び指数は、逆の指定のない限り、本明細書において先に示した意味を有する。
【0027】
より詳細には、式Iで表される化合物は、以下に示す方法によって、実施例に示す方法によって、又は類似の方法によって製造することができる。個々の反応工程についての適切な反応条件は、当業者に公知である。反応順序は、スキーム1〜5に提示するものに限定されず、出発物質及びそのそれぞれの反応性に依存して、反応工程の順序を自由に変えることができる。出発物質は、市販されているか、あるいは以下に示す方法に類似の方法によって、本明細書若しくは実施例で引用した参考文献に記載されている方法によって、又は当技術分野において公知の方法によって調製することができる。
【0028】
式Iで表される本化合物及びその薬学的に許容し得る塩類は、当技術分野において公知の方法、例えば、下記プロセスによって調製することができ、該プロセスは、
a)式
【化7】
で表される化合物からN−保護基(PG)を開裂して、式
【化8】
(式中、PGは、−C(O)O−tert−ブチル(BOC)から選択されるN−保護基であり、そして、他の定義は、上記の通りである)で表される化合物にし、そして、
必要に応じて、得られた化合物を薬学的に許容し得る酸付加塩に変換することを含む。
【0029】
一般的手順
【化9】
Rが水素である場合:
工程A:化合物IIIを形成するための化合物II(Y=Br、I、トリフルオロメタンスルホナート)のアミノ化は、パラジウム又は銅の触媒、リガンド、及び塩基の存在下、溶媒(例えば、ジオキサン、DME、THF、トルエン、DMF、及びDMSO)中、高温で、例えば、パラジウム触媒Buchwald-Hartwig反応を用いて、IIをベンゾフェノンイミンで処理することによって達成することができる。NH
2基を生じさせるためのジフェニルメチル基の除去は、常圧又は高圧下、水素で水素化することによって、又は溶媒(例えば、MeOH、EtOH、H
2O、ジオキサン、THF、HOAc、EtOAc、CH
2Cl
2、CHCl
3、DMF、又はこれらの混合物)中、触媒(例えば、PtO
2、Pd−C、又はラネーニッケル)と共に水素源としてギ酸アンモニウム若しくはシクロヘキサジエンを用いる移動水素化によって行うことができる。ジフェニルメチル基を除去する別の方法は、極性溶媒(例えば、エタノール又はメタノール)中、バッファ(例えば、酢酸ナトリウム又はギ酸ナトリウム)の存在下又は非存在下で、ヒドロキシルアミン又はその塩で処理することである。
【0030】
好ましい条件は、ナトリウムtert.−ブトキシド、触媒トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、及び触媒ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1−ビナフタレンの存在下、トルエン中、90℃で3時間、臭素をベンゾフェノンイミンで処理し、次いで、MeOH中、50℃で一晩、塩酸ヒドロキシルアミン及び酢酸ナトリウムで処理することによってジフェニルメチル基を除去することである。
【0031】
工程B:化合物IIIとハロゲン化アリールIV(X=Cl、Br、又はI)との反応は、パラジウム又は銅の触媒、リガンド、及び塩基の存在下、溶媒(例えば、ジオキサン、DME、THF、トルエン、DMF、及びDMSO)中、高温で、例えば、パラジウム触媒Buchwald-Hartwig反応を用いて達成することができる。
【0032】
好ましい条件は、封管中にて、ジオキサン中で触媒(トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム錯体、触媒9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン(Xantphos)、及び炭酸セシウムを100℃で2時間加熱することである。
【0033】
例えば、電子求引基によって更に置換されるピリミジン誘導体等、アリールハロゲン化物IVを求核置換のために活性化する場合、溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、エタノール、又はイソプロパノール)中、塩基(トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピルエチルアミン)の存在下、高温で、化合物IIIをアリールハロゲン化物IVと反応させてもよい。このような場合の好ましい条件は、90℃で5時間、イソプロパノール中にてN,N−ジイソプロピルエチルアミンで処理することである。
【0034】
他の誘導体V(式中、Ar=ベンジル)を合成するために、溶媒(例えば、エタノール、メタノール、プロパノール、又はイソプロパノール)中で、化合物IIIを対応するベンズアルデヒド及び還元剤(例えば、水素化シアノホウ素ナトリウム、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム、又は水素化ホウ素ナトリウム)と反応させてもよい。この場合の好ましい条件は、水素化シアノホウ素ナトリウムの存在下、メタノール中、40℃で一晩、IIIをベンズアルデヒドと反応させることである。
【0035】
工程C:化合物Vは、更に、パラジウム又は銅の触媒、リガンド、及び塩基の存在下、溶媒(例えば、ジオキサン、DME、THF、トルエン、DMF、及びDMSO)中、高温で、例えば、パラジウム触媒Buchwald-Hartwig反応を用いて、化合物II(X=Br、I、トリフルオロメタンスルホナート)をアリールアミンVIでアミノ化することによって調製することもできる。
【0036】
好ましい条件は、封管中にて、ジオキサン中で触媒トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム錯体、触媒9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン(Xantphos)、及び炭酸セシウムを100℃で2時間加熱することである。
【0037】
工程D:化合物VIIIを形成するためのアミド形成は、ハロゲン化溶媒(例えば、ジクロロメタン又は1,2−ジクロロエタン)又はエーテル性溶媒(例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、THF、DME、又はTBME)中、有機塩基(例えば、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピルエチルアミン)の存在下、アミンIIIと活性化酸誘導体(例えば、酸塩化物VII(Z=Cl))とのカップリング反応によって達成することができる。好ましい条件は、室温で18時間、THF中N,N−ジイソプロピルエチルアミンである。
【0038】
必要に応じて、酸塩化物VII(Z=Cl)は、ハロゲン化溶媒(例えば、ジクロロメタン又は1,2−ジクロロエタン)又はエーテル性溶媒(例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、THF、DME、又はTBME)中、触媒(例えば、DMF)の存在下、対応するカルボン酸VII(Z=OH)を塩化オキサリル又は1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロピルアミンで処理することによって、その場で調製してもよい。好ましい条件は、室温で1時間、ジクロロメタンである。
【0039】
あるいは、アミド形成は、カップリング試薬(例えば、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’−N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(TBTU)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’−N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HBTU)、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム−3−オキシドヘキサフルオロホスファート(HATU)、又は4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロリド(DMTMM)の存在下、有機塩基(例えば、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、又はN−メチルモルホリン)の存在下、ハロゲン化溶媒(例えば、DMF、ジクロロメタン、又は1,2−ジクロロエタン)又はエーテル性溶媒(例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、THF、DME、又はTBME)中、アミンIIIとカルボン酸VII(Z=OH)とのカップリング反応によって達成することもできる。
【0040】
好ましい条件は、60℃で18時間、TBTU又はHBTUとDMF中N−メチルモルホリンである。
【0041】
工程E:イソシアナート形成は、ハロゲン化溶媒(例えば、ジクロロメタン又は1,2−ジクロロエタン)中、有機塩基(例えば、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピルエチルアミン)又は無機塩基(例えば、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム)の存在下、アミンIIIをトリホスゲン、ジホスゲン、又はホスゲンで処理することによって達成することができる。
【0042】
イソシアナートIXを形成するための好ましい条件は、室温で1時間、1,2−ジクロロエタン中トリホスゲン及びトリエチルアミンである。
【0043】
工程F:ウレア形成は、有機溶媒(例えば、ジクロロメタン又は1,2−ジクロロエタン)中、イソシアナートXIをアミンXと反応させることによって達成することができる。ウレアXIを形成するための好ましい条件は、室温で一晩、1,2−ジクロロエタン中、アミンと共に、粗イソシアナートを撹拌することである。
【0044】
工程G:ウレアXIの形成は、ハロゲン化溶媒(例えば、ジクロロメタン又は1,2−ジクロロエタン)又はエーテル性溶媒(例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、THF、DME、又はTBME)中、室温又は高温で、アミンIIIをイソシアナートXIIと反応させることによって、同様に達成することができる。
【0045】
好ましい条件は、溶媒として1,2−ジクロロエタンを用い、そして、50℃で数時間加熱することである。
【0046】
工程H:誘導体V、VIII、又はXIからのアミノ保護基の開裂は、当技術分野において公知の様々な方法を用いて行うことができる。tert−ブトキシカルボニル基は、鉱酸(例えば、HCl、H
2SO
4、又はH
3PO
4)又は有機酸(例えば、CF
3COOH、CHCl
2COOH、HOAc、又はp−トルエンスルホン酸)を用いて、溶媒(例えば、CH
2Cl
2、CHCl
3、THF、MeOH、EtOH、又はH
2O)中、0〜60℃で開裂することができる。
【0047】
好ましい保護基は、tert−ブトキシカルボニル基である。好ましい条件は、60℃で2〜17時間、ジオキサン中HClを使用するか、又は室温で一晩ジクロロメタン中CF
3COOHを使用することである。
【0048】
【化10】
Rが水素である場合:
工程A:化合物II(Y=Br、I、トリフルオロメタンスルホナート)からの酸XIIIの形成は、一酸化炭素、塩基(例えば、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピルエチルアミン)、及び好適な遷移金属触媒を用いて、アルコール性溶媒混合物中でカルボニル化し、次いで、水又は水と有機溶媒(例えば、テトラヒドロフラン又はメタノール)との混合物中で、形成されたカルボン酸エステルを塩基(例えば、水酸化リチウム、水酸化カリウム、又は水酸化ナトリウム)によって鹸化する等の幾つかの方法によって達成することができる。あるいは、エーテル性溶媒(例えば、ジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン)中、化合物IIを有機金属塩基と反応させ、そして、形成されたアニオンをジメチルホルムアミドで処理し、次いで、形成されたアルデヒドを様々な酸化剤によって酸に酸化させることを用いてもよい。
【0049】
酸XIIIを形成するための好ましい条件は、酢酸エチル及びメタノールの混合物中、トリエチルアミン及び1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドの存在下、50bar及び110℃で一晩、過剰の一酸化炭素で処理し、次いで、テトラヒドロフランと水との混合物中、室温で一晩、形成されたエステルを水酸化リチウムで鹸化することである。
【0050】
工程B:アミド形成は、ハロゲン化溶媒(例えば、ジクロロメタン又は1,2−ジクロロエタン)又はエーテル性溶媒(例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、THF、DME、又はTBME)中、触媒(例えば、DMF)の存在下、塩化オキサリル又は1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロペニルアミンで処理することによって酸XIIIを活性化し、次いで、ハロゲン化溶媒(例えば、ジクロロメタン又は1,2−ジクロロエタン)又はエーテル性溶媒(例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、THF、DME、又はTBME)中、有機塩基(例えば、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピルエチルアミン)の存在下、この酸塩化物をアミンXIVと反応させることによって達成することができる。
【0051】
あるいは、アミド形成は、カップリング試薬(例えば、DCC、EDC、TBTU、HBTU、HATU、又はDMTMM)の存在下、有機塩基(例えば、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、又はN−メチルモルホリン)の存在下、ハロゲン化溶媒(例えば、DMF、ジクロロメタン、又は1,2−ジクロロエタン)又はエーテル性溶媒(例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、THF、DME、又はTBME)中、アミンXIVとカルボン酸XIIIとの間のカップリング反応によって達成することもできる。
【0052】
好ましい条件は、ジクロロメタン中1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロペニルアミンによって酸XIIIを活性化し、そして、同じ溶媒中、室温で一晩、その場で形成された酸塩化物をアミンXIVと反応させることである。
【0053】
工程C:誘導体XVからのアミノ保護基の開裂は、当技術分野において公知の様々な方法を用いて行うことができる。tert−ブトキシカルボニル基は、鉱酸(例えば、HCl、H
2SO
4、又はH
3PO
4)又は有機酸(例えば、CF
3COOH、CHCl
2COOH、HOAc、又はp−トルエンスルホン酸)を用いて、溶媒(例えば、CH
2Cl
2、CHCl
3、THF、MeOH、EtOH、又はH
2O)中、0〜60℃で開裂することができる。
【0054】
好ましい保護基は、tert−ブトキシカルボニル基である。好ましい条件は、60℃で2〜17時間、ジオキサン中HClを使用するか、又は室温で一晩ジクロロメタン中CF
3COOHを使用することである。
【0055】
【化11】
Rがハロゲンである場合:
工程A:アニリンIII−1のハロゲン化は、テトラクロロメタン、クロロホルム、又はジメチルホルムアミド中、0℃〜75℃の温度で、15分間〜6時間、好適なハロゲン化試薬(例えば、N−クロロスクシンイミド又はN−ブロモスクシンイミド)と反応させることによって、達成することができる。
【0056】
好ましい条件は、ジメチルホルムアミド中、60℃で1時間、N−クロロスクシンイミドを使用することである。
【0057】
【化12】
Rが水素である場合:
工程A:スルホンアミドV−1の形成は、ハロゲン化溶媒(例えば、ジクロロメタン又は1,2−ジクロロエタン)又はエーテル性溶媒(例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、THF、DME、又はTBME)中、有機塩基(例えば、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピルエチルアミン)の存在下、アミンIIIをスルホニルクロリドと反応させることによって達成することができる。
【0058】
好ましい条件は、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、溶媒としてのジオキサンを用い、そして、60℃で数時間加熱することである。
【0059】
工程B:誘導体V−1からのアミノ保護基の開裂は、当技術分野において公知の様々な方法を用いて行うことができる。tert−ブトキシカルボニル基は、鉱酸(例えば、HCl、H
2SO
4、又はH
3PO
4)又は有機酸(例えば、CF
3COOH、CHCl
2COOH、HOAc、又はp−トルエンスルホン酸)を用いて、溶媒(例えば、CH
2Cl
2、CHCl
3、THF、MeOH、EtOH、又はH
2O)中、0〜60℃で開裂することができる。
【0060】
好ましい保護基は、tert−ブトキシカルボニル基である。好ましい条件は、60℃で2〜17時間、ジオキサン中HClを使用するか、又は室温で一晩ジクロロメタン中CF
3COOHを使用することである。
【0061】
出発物質II(X=CH
2)の合成は、例えば、1)Tschaen, David M.; Abramson, Lee; Cai, Dongwei; Desmond, Richard; Dolling, Ulf-H.; et al. Journal of Organic Chemistry, 1995, 60, 4324-4330等の科学文献に、そして、ラセミ体又は鏡像異性的に純粋な形態については他の科学文献に記載されている。好適な保護基の導入は、様々な文献の出典に記載されており、そして、当業者に公知である。tert−ブチルカルバマート(PG=Boc)基は、非常に有用な基であり、そして、更なる塩基の存在下又は非存在下で、有機溶媒又は有機溶媒と水との混合物中、アミンをジ−tert−ブチルジカーボナートで処理することによって導入することができる。
【0062】
出発物質II(X=O)の合成は、例えば、以下のスキームに従って達成されている。
【0063】
【化13】
工程A:有機溶媒又は水と有機溶媒との混合物中におけるo−ヒドロキシベンズアルデヒドXVIとアクリロニトリル及び好適な塩基(例えば、1,4−ジアザ−ビシクロ[2.2.2]オクタン)との反応。
【0064】
好ましい条件は、90℃で36時間、クロロホルムと水との混合物中で1,4−ジアザ−ビシクロ[2.2.2]オクタンと反応させることである。
【0065】
工程B:水又は水と有機溶媒(例えば、テトラヒドロフラン又はメタノール)との混合物中、室温又は高温における、ニトリルXVIIと塩基(例えば、水酸化リチウム、水酸化カリウム、又は水酸化ナトリウム)との反応。
【0066】
好ましい条件は、還流させながら、3時間、希水酸化ナトリウム水溶液と反応させることである。
【0067】
工程C:不飽和酸XVIIIの還元は、常圧又は高圧下、触媒(例えば、PtO
2、Pd−C、又はラネーニッケル)を用いて、溶媒(例えば、MeOH、EtOH、H
2O、ジオキサン、THF、HOAc、EtOAc、CH
2Cl
2、CHCl
3、DMF、又はこれらの混合物)中、水素で水素化することによって行うことができる。別の触媒は、キラル配位子(例えば、(R)−若しくは(S)−(2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル)又はこれらの誘導体)を有するか又は有しない、可溶性遷移金属化合物(例えば、酢酸ルテニウム又はイリジウムシクロオクタジエン錯体)であってよい。
【0068】
好ましい条件は、メタノール中、40℃及び40barで17時間、酢酸ルテニウム、(2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル)と反応させることである。
【0069】
工程D:あるいは、塩基(例えば、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピルエチルアミン)の存在下、有機溶媒(例えば、トルエン)中でアジ化ジフェニルホスホリルと反応させ、次いで、水中で、塩酸、硫酸、リン酸等を用いて酸加水分解することによって、不飽和酸XVIIIをケトンXXに転換することもできる。
【0070】
好ましい条件は、トルエン中、85℃で12時間、アジ化ジフェニルホスホリル及びトリエチルアミンと反応させ、次いで、100℃で2時間、6N 塩酸で処理することである。
【0071】
工程E:化合物XXIの形成は、鉱酸又は酸性イオン交換樹脂によって触媒される、有機溶媒(例えば、トルエン)中、ケトンXXを化合物PG−NH
2(PG=ベンゾイル、アセチル、プロピオニル等)と反応させることによって達成することができる。
【0072】
好ましい条件は、トルエン中、110℃で24時間、ベンズアミド及びイオン交換樹脂Amberlystとの反応である。
【0073】
工程F:化合物XXIの還元は、常圧又は高圧下、触媒(例えば、PtO
2、Pd−C、又はラネーニッケル)を用いて、溶媒(例えば、MeOH、EtOH、H
2O、ジオキサン、THF、HOAc、EtOAc、CH
2Cl
2、CHCl
3、DMF、又はこれらの混合物)中、水素で水素化することによって行うことができる。別の触媒は、キラル配位子(例えば、(R)−若しくは(S)−(2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル)又はこれらの誘導体)を有するか又は有しない、可溶性遷移金属化合物(例えば、酢酸ルテニウム又はイリジウムシクロオクタジエン錯体)であってよい。
【0074】
好ましい条件は、メタノール中、25℃及び20barで4時間、酢酸ルテニウム、(2,2’−ビス(ジp−トリルホスフィノ−1,1’−ビナフチル)と反応させることである。
【0075】
工程G:酸XIXは、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、又はtert.−ブタノール)の存在下、アジ化ジフェニルホスホリルと反応させることによって、アミノ化合物II−1に転換することができる。
【0076】
好ましい条件は、tert.−ブタノール中、80℃で6時間、アジ化ジフェニルホスホリルと反応させることである。
【0077】
工程H:ニトリルXVIIは、水の非存在下、酸又は酸の混合物と反応させ、次いで、水性後処理を行うことによって、アミドXXIIに転換することができる。
【0078】
好ましい条件は、100℃で1時間、硫酸及び酢酸と反応させ、次いで、水性後処理を行うことである。
【0079】
工程I:アミドXXIIは、更なる有機溶媒(例えば、メタノール)を伴い又は伴わず、酸化剤(例えば、次亜塩素酸ナトリウム水溶液、次亜臭素酸ナトリウム溶液、又はハロゲンと水性塩基との混合物、又はハロゲン源(例えば、N−ブロモスクシンイミド又はN−クロロスクシンイミド)と塩基との混合物)と反応させることによって、アミドXXIに転換することができる。
【0080】
好ましい条件は、70℃で30分間、次亜塩素酸水溶液及びメタノールと反応させることである。
【0081】
工程J:ヒドロキシアルデヒドXVIは、有機溶媒(例えば、酢酸ブチル、酢酸アミル、又は酢酸イソアミル)中、2−ニトロエタノール及び好適な塩基(例えば、ジ−n−ブチルアンモニウムクロリド)と反応させることによって、ニトロ化合物XXIIIに転換することができる。
【0082】
好ましい条件は、酢酸イソアミル中、100℃で8時間、2−ニトロエタノール及びジ−n−ブチルアンモニウムクロリドと反応させることである。
【0083】
工程K:ニトロ化合物XXIIIの還元は、エーテル性溶媒(例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、THF、DME、又はTBME)中で、錯体アルミニウム水素化物、又は水素化ホウ素試薬(例えば、水素化アルミニウムリチウム)、又はボラン、又はボランと水素化ホウ素試薬との混合物と反応させることによって達成することができる。
【0084】
好ましい条件は、テトラヒドロフラン中、65℃で18時間、ボランテトラヒドロフラン錯体と水素化ホウ素ナトリウムとの混合物で還元することである。
【0085】
工程L:アミンXXIVの化合物II−1への転換は、当業者に公知の様々な保護基試薬と反応させることによって達成することができる。窒素原子に好適な保護基は、アミド又はカルバマートである。tert−ブチルカルバマート(Boc)基は、非常に有用な基であり、そして、更なる塩基の存在下又は非存在下で、有機溶媒又は有機溶媒と水との混合物中、アミンをジ−tert−ブチルジカーボナートで処理することによって導入することができる。
【0086】
好ましい条件は、ジクロロメタン中、室温で18時間、ジ−tert−ブチルジカーボナート及びN,N−ジイソプロピルエチルアミンと反応させることである。
【0087】
実施例1
N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)イソニコチンアミド
【化14】
a)6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
6−ブロモ−3,4−ジヒドロナフタレン−2(1H)−オン(5g、22.2mmol)を酢酸アンモニウム(13.7g、178mmol)、水素化シアノホウ素ナトリウム(1.68g、26.7mmol)、及びメタノール(250mL)と合わせ、そして、室温で撹拌した。反応混合物を2M 塩酸水溶液で酸性化し、10分間撹拌し、そして、メタノールを蒸発させた。混合物をジクロロメタンで2回抽出し、水層を1N 水酸化ナトリウム溶液でpH10に塩基性化し、次いで、ジクロロメタンで2回抽出した。有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして、真空中で濃縮して、茶色の油状物(3.05g、61%)を生成し、これを次の工程でそのまま用いた。
【0088】
b)tert−ブチル6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
ジ−tert−ブチルジカーボナート(2.89g、13.2mmol)を、室温で、6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン(2.99g、13.2mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(2.56g、3.4mL、19.8mmol)のジクロロメタン(44mL)溶液に添加した。混合物を一晩撹拌し、そして、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を酢酸エチルで抽出し、そして、1N 塩酸水溶液、飽和重炭酸ナトリウム溶液、及びブラインで洗浄し、次いで、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ヘプタン中10%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、濃褐色の固体(3.6g、83.5%)を生成した、1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm: 7.23 (m, 2 H), 6.92 (d, 1 H, J=8.3 Hz), 4.54 (b, 1 H), 3.94 (m, 1 H); 3.05 (dd, 1H ; J=16.3/5.0 Hz), 2.85 (m, 2H), 2.55 (dd, 1H ; J=16.3/8.4 Hz), 2.03 (m, 1H); 1.74 (m, 1H); 1.45 (m, 9H).
【0089】
c)tert−ブチル6−(ジフェニルメチレンアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
tert−ブチル6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(3.58g、11.0mmol)をトルエン(14.9mL)と合わせて、無色の溶液を与えた。ジフェニルメタンイミン(2.19g、2.03mL、12.1mmol)及びナトリウムtert.−ブトキシド(1.69g、17.6mmol)を添加した。数分間、反応混合物にアルゴンをバブリングすることによって、該混合物を脱気した。2,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1−ビナフタレン(BINAP、683mg、1.1mmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(Pd2(dba)3、301mg、0.329mmol)を添加した。反応混合物を90℃で3時間撹拌した。該反応混合物を濾過し、そして、真空中で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、120g、ヘプタン中10%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、黄色の固体(3.27g、70%)を生成した。MS (ISP): 427.4 ([M+H]
+).
【0090】
d)tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
tert−ブチル6−(ジフェニルメチレンアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(3.27g、7.67mmol)をメタノール(31.2mL)と合わせた。酢酸ナトリウム(1.89g、23.0mmol)及びヒドロキシルアミンヒドロクロリド(1.17g、16.9mmol)を添加した。反応混合物を50℃で一晩撹拌した。該反応混合物を焼結ガラス漏斗で濾過した。濾液を真空中で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン/酢酸エチル、3:2)によって精製して、白色の固体(1.81g、90%)を生成した。MS (ISP): 207.1 ([M-tBu+H]
+).
【0091】
e)tert−ブチル6−(2−(トリフルオロメチル)イソニコチンアミド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
封管内で、tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(100mg、0.381mmol)及び2−(トリフルオロメチル)イソニコチン酸(80.1mg、0.419mmol)をテトラヒドロフラン(2.1mL)と合わせた。O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N,N−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(TBTU、245mg、0.762mmol)及びN−メチルモルホリン(154mg、168μL、1.52mmol)を添加し、そして、反応混合物を60℃で17時間振盪した。酢酸エチル及び水を添加した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして、蒸発させた。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10g、ヘプタン中5%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、白色の固体(142mg、86%)を生成した。MS (ISP): 380.2 ([M-tBu+H]
+).
【0092】
f)N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)イソニコチンアミドヒドロクロリド
tert−ブチル6−(2−(トリフルオロメチル)イソニコチンアミド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(139.2mg、0.32mmol)をジオキサン(1.23mL)に溶解させ、そして、4M 塩化水素ジオキサン溶液(1.2mL、4.8mmol)を添加した。透明な反応混合物を60℃で2時間振盪した。ジオキサンを減圧下で除去し、そして、ジエチルエーテルを添加した。固体を濾過し、そして、更なるジエチルエーテルで洗浄し、次いで、高真空下で乾燥させた。N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)イソニコチンアミドを塩酸塩、白色の固体(114mg、87%)として得た。MS (ISP): 336.2 ([M+H]
+).
【0093】
実施例2
N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−ブロモ−5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
【化15】
工程e)で、2−(トリフルオロメチル)イソニコチン酸の代わりに4−ブロモ−5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸を用いて、実施例1と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 373.2 ({
79Br} [M+H]
+), 375.1 ({
81Br} [M+H]
+).
【0094】
実施例3
N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
【化16】
a)エチル1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
エチル3−プロピル−1H−ピラゾール−5−カルボキシラート(1g、5.49mmol)及びカリウムtert−ブトキシド(660mg、5.76mmol)を、テトラヒドロフラン(23.1mL)と合わせた。10分間後、2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホナート(1.56g、968μL、7.13mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。水及び酢酸エチルを添加した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして、蒸発させた。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘプタン中0%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、無色の液体(1.02g、76%)を生成した。MS (ISP): 247.1 ([M+H]
+).
【0095】
b)1−(2,2−ジフルオロ−エチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
エチル1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート(1g、4.06mmol)をテトラヒドロフラン(8.5mL)に溶解させ、そして、1M 水酸化リチウム水溶液(4.9mL、4.87mmol)を添加した。反応混合物を60℃で一晩振盪した。冷却後、ジエチルエーテルを添加した。水層を分離し、2M 塩酸水溶液を添加することによって酸性化し、そして、ジエチルエーテル/酢酸エチルの混合物で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして、蒸発させて、白色の固体(870mg、98%)として粗酸を生成した。MS (ISP): 219.1 ([M+H]
+).
【0096】
c)tert−ブチル6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(100mg、0.381mmol)及び1−(2,2−ジフルオロ−エチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(91.5mg、0.419mmol)をテトラヒドロフラン(2.1mL)と合わせた。O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N,N−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(TBTU、245mg、0.762mmol)及びN−メチルモルホリン(154mg、168μL、1.52mmol)を添加し、そして、反応混合物を60℃で17時間振盪した。酢酸エチル及び水を添加した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして、蒸発させた。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10g、ヘプタン中5%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、白色の固体(152mg、86%)を生成した。MS (ISP): 407.3 ([M-tBu+H]
+).
【0097】
d)N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミドヒドロクロリド
tert−ブチル6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(141.6mg、306μmol)をジオキサン(1.2mL)に溶解させ、そして、4M 塩化水素ジオキサン溶液(1.15mL、4.59mmol)を添加した。透明な反応混合物を60℃で2時間振盪した。ジオキサンを減圧下で除去し、そして、ジエチルエーテルを添加した。固体を濾過し、そして、更なるジエチルエーテルで洗浄し、次いで、高真空下で乾燥させた。塩酸塩、白色の固体(121mg、99%)として標題化合物を得た。MS (ISP): 363.2 ([M+H]
+).
【0098】
実施例4
(R)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
【化17】
a)(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート及び(R)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
ラセミ体tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(600mg、調製については実施例1を参照)を、ヘプタン/イソプロパノール勾配を用いて、キラルカラム(Lux Cellulose-2)でその鏡像異性体に分離した。溶媒を蒸発させて、鏡像異性体化合物を生成した。(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート:保持時間6.8分間、213mg、オフホワイトの固体。(R)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート:保持時間14.1分間、223mg、オフホワイトの固体。
【0099】
b)(R)−tert−ブチル6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
封管内で、(R)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(65mg、0.248mmol)及び1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(59.5mg、0.273mmol)を、テトラヒドロフラン(1.38mL)と合わせた。O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N,N−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(TBTU、159mg、0.5mmol)及びN−メチルモルホリン(100mg、109μL、0.991mmol)を添加した。反応混合物を60℃で17時間振盪した。酢酸エチル及び水を添加した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして、蒸発させた。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10g、ヘプタン中10%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、白色の固体(92mg、80%)を生成した。MS (ISP): 407.2 ([M-tBu+H]
+).
【0100】
c)(R)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミドヒドロクロリド
(R)−tert−ブチル6−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(84.1mg、0.182mmol)をジオキサン(0.7mL)に溶解させ、そして、4M 塩化水素ジオキサン溶液(682μL、2.73mmol)を添加した。透明な反応混合物を60℃で2時間振盪した。ジオキサンを減圧下で除去し、そして、ジエチルエーテルを添加した。固体を濾過し、そして、更なるジエチルエーテルで洗浄し、次いで、高真空下で乾燥させた。(R)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミドを塩酸塩、白色の固体(54mg、74%)として得た。MS (ISP): 363.2 ([M+H]
+).
【0101】
実施例5
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
【化18】
工程b)で、(R)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを用いて、実施例4と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 363.2 ([M+H]
+).
【0102】
実施例6
(R)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)−ピリミジン−4−カルボキサミド
【化19】
工程e)で、2−(トリフルオロメチル)イソニコチン酸の代わりに6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−カルボン酸を用い、そして、tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを用いて、実施例1と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 351.1 ([M+H]
+).
【0103】
実施例7
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)−ピリミジン−4−カルボキサミド
【化20】
工程e)で、2−(トリフルオロメチル)イソニコチン酸の代わりに6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−カルボン酸を用い、そして、tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを用いて、実施例1と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 351.1 ([M+H]
+).
【0104】
実施例8
N−(3−アミノクロマン−7−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
【化21】
a)7−ブロモ−3−ニトロ−2H−クロメン
酢酸アミル(150mL)中4−ブロモ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(10g、49.8mmol)、ジブチルアミンヒドロクロリド(4.12g、24.9mmol)、及びニトロエタノール(9.06g、7.13mL、99.5mmol)の混合物を、アルゴン雰囲気下でDean-Stark装置を用いて水を連続的に除去しながら8時間加熱還流した。室温まで冷却した後、濃色の固体を濾取し、そして、酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧下で蒸発させた。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、330g、ヘプタン中2%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、黄色の固体(6.13g、48%)を精製した、1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm: 7.74 (s, 1 H), 7.09-7.18 (m, 3 H), 5.25 (s, 2 H).
【0105】
b)6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
0℃及びアルゴン下で、ボランテトラヒドロフラン錯体の溶液(1M、119mL、119mmol)を7−ブロモ−3−ニトロ−2H−クロメン(6.1g、23.8mmol)のテトラヒドロフラン(103mL)溶液に滴下した。添加後、氷浴を除去した。水素化ホウ素ナトリウム(0.9g、23.8mmol)を添加し、そして、反応物を65℃で18時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、そして、2M 塩酸溶液に注いだ。70℃で1.5時間撹拌した後、混合物を室温まで冷却し、そして、ジエチルエーテルで2回抽出した。水層を2N 水酸化ナトリウム溶液でpH10に塩基性化し、次いで、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして、真空中で濃縮して、薄茶色の固体(3.68g、68%)を生成した。MS (ISP): 228.0 ({
79Br} [M+H]
+), 230.0 ({
81Br} [M+H]
+).
【0106】
c)tert−ブチル6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
ジ−tert−ブチルジカーボナート(3.44g、15.8mmol)を、室温で、7−ブロモクロマン−3−アミン(3.6g、15.8mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(3.06g、4.05mL、23.7mmol)のジクロロメタン(53mL)溶液に添加した。混合物を一晩撹拌し、そして、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を酢酸エチルで抽出し、そして、1N 塩酸水溶液、飽和重炭酸ナトリウム溶液、及びブラインで洗浄し、次いで、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ヘプタン中10%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、白色の固体(4.47g、86.3%)を生成した、MS (ISP): 272.0 ({
79Br} [M-tBu+H]
+), 274.0 ({
81Br} [M-tBu+H]
+).
【0107】
d)tert−ブチル7−(ジフェニルメチレンアミノ)クロマン−3−イルカルバマート
tert−ブチル7−ブロモクロマン−3−イルカルバマート(4.43g、13.5mmol)をトルエン(18.3mL)と合わせて、無色の溶液を与えた。ジフェニルメタンイミン(2.69g、2.49mL、14.8mmol)及びナトリウムtert.−ブトキシド(2.08g、21.6mmol)を添加した。数分間、反応混合物にアルゴンをバブリングすることによって、該混合物を脱気した。2,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1−ビナフタレン(BINAP、840mg、1.35mmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(Pd2(dba)3、371mg、0.405mmol)を添加した。反応混合物を90℃で3時間撹拌した。該反応混合物を濾過し、そして、真空中で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、120g、ヘプタン中10%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、橙色の固体(2.69g、46%)を生成した。MS (ISP): 429.2 ([M+H]
+).
【0108】
e)tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマート
tert−ブチル7−(ジフェニルメチレンアミノ)クロマン−3−イルカルバマート(2.65g、6.18mmol)をメタノール(25mL)と合わせた。酢酸ナトリウム(1.52g、18.6mmol)及びヒドロキシルアミンヒドロクロリド(0.945g、13.6mmol)を添加した。反応混合物を50℃で一晩撹拌した。該反応混合物を焼結ガラス漏斗で濾過した。濾液を真空中で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン/酢酸エチル、3:2)によって精製して、薄黄色の発泡体(1.6g、98%)を生成した。MS (ISP): 209.1 ([M-tBu+H]
+).
【0109】
f)tert−ブチル7−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド)クロマン−3−イルカルバマート
封管内で、tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマート(100mg、0.378mmol)及び1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(90.8mg、0.416mmol)を、テトラヒドロフラン(2.1mL)と合わせた。O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N,N−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(TBTU、243mg、0.757mmol)及びN−メチルモルホリン(153mg、166μL、1.51mmol)を添加し、そして、反応混合物を60℃で17時間振盪した。酢酸エチル及び水を添加した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして、蒸発させた。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10g、ヘプタン中10%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、薄黄色の固体(144mg、82%)を生成した。MS (ISP): 409.2 ([M-tBu+H]
+).
【0110】
g)N−(3−アミノクロマン−7−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミドヒドロクロリド
tert−ブチル7−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド)クロマン−3−イルカルバマート(141mg、0.3mmol)をジオキサン(1.17mL)に溶解させ、そして、4M 塩化水素ジオキサン溶液(1.14mL、4.55mmol)を添加した。透明な反応混合物を60℃で2時間振盪した。ジオキサンを減圧下で除去し、そして、ジエチルエーテルを添加した。固体を濾過し、そして、更なるジエチルエーテルで洗浄し、次いで、高真空下で乾燥させた。N−(3−アミノクロマン−7−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミドを塩酸塩、薄黄色の固体(96mg、79%)として得た。MS (ISP): 365.2 ([M+H]
+).
【0111】
実施例9
N−(3−アミノクロマン−7−イル)−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−カルボキサミド
【化22】
工程f)で、1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の代わりに6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−カルボン酸を用いて、実施例8と同様に標題化合物を得た。薄黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 353.1 ([M+H]
+).
【0112】
実施例10
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
【化23】
a)(S)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマート及び(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマート
ラセミ体tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマート(1250mg、調製については実施例10を参照)を、ヘプタン/イソプロパノール勾配を用いて、Lux Amyloseキラルカラムでその鏡像異性体に分離した。溶媒を蒸発させて、鏡像異性体化合物を生成した。(R)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート:保持時間12.3分間、545mg、オフホワイトの固体。(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート:保持時間14.0分間、589mg、薄黄色の固体。
【0113】
b)(R)−tert−ブチル7−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド)クロマン−3−イルカルバマート
封管内で、(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマート(100mg、0.38mmol)及び1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(91mg、0.415mmol)を、テトラヒドロフラン(2.1mL)と合わせた。O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N,N−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(TBTU、243mg、0.76mmol)及びN−メチルモルホリン(153mg、165μL、1.5mmol)を添加した。反応混合物を60℃で17時間振盪した。酢酸エチル及び水を添加した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして、蒸発させた。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10g、ヘプタン中10%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、白色の固体(92mg、80%)を生成した。MS (ISP): 409.2 ([M-tBu+H]
+).
【0114】
c)(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミドヒドロクロリド
(R)−tert−ブチル7−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド)クロマン−3−イルカルバマート(42.7mg、0.092mmol)をジオキサン(0.35mL)に溶解させ、そして、4M 塩化水素ジオキサン溶液(345μL、1.38mmol)を添加した。透明な反応混合物を60℃で2時間振盪した。ジオキサンを減圧下で除去し、そして、ジエチルエーテルを添加した。固体を濾過し、そして、更なるジエチルエーテルで洗浄し、次いで、高真空下で乾燥させた。(R)−N−)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミドを塩酸塩、オフホワイトの粉末(25mg、68%)として得た。MS (ISP): 365.2 ([M+H]
+).
【0115】
実施例11
(S)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
【化24】
工程b)で、(R)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを用いて、実施例10と同様に標題化合物を得た。オフホワイトの粉末、塩酸塩として。MS (ISP): 365.2 ([M+H]
+).
【0116】
実施例12
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−カルボキサミド
【化25】
工程b)で、1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の代わりに6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−カルボン酸を用いて、実施例10と同様に標題化合物を得た。薄黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 353.1 ([M+H]
+).
【0117】
実施例13
(S)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−カルボキサミド
【化26】
工程b)で、1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−プロピル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の代わりに6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−カルボン酸を用い、そして、(R)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを用いて、実施例10と同様に標題化合物を得た。薄黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 353.1 ([M+H]
+).
【0118】
実施例14
(R)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−クロロベンズアミド
【化27】
工程e)で、2−(トリフルオロメチル)イソニコチン酸の代わりに4−クロロ安息香酸を用い、そして、tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを用いて、実施例1と同様に標題化合物を得た。薄茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 301.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 303.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0119】
実施例15
(R)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−クロロベンズアミド
【化28】
工程e)で、2−(トリフルオロメチル)イソニコチン酸の代わりに2−クロロ安息香酸を用い、そして、tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを用いて、実施例1と同様に標題化合物を得た。薄茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 301.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 303.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0120】
実施例16
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ウレア
【化29】
a)(S)−tert−ブチル6−(3−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ウレイド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
25mL丸底フラスコ内で、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(70mg、0.267mmol)をジクロロエタン(2mL)に溶解させた。トリエチルアミン(54mg、74.4μL、0.534mmol)を添加した。反応混合物を0℃まで冷却し、そして、トリホスゲン(29.3mg、0.1mmol)を添加した。室温で1時間混合物を撹拌した後、6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−アミン(43.3mg、0.267mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ヘキサン中0%〜80% 酢酸エチル)によって精製して、オフホワイトの固体(23mg、19%)を生成した。MS (ISP): 395.2 ([M-tBu+H]
+).
【0121】
b)(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ウレア
封管内で、(S)−tert−ブチル6−(3−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ウレイド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(23mg、0.051mmol)をジオキサン(1mL)と合わせて、黄色の溶液を与えた。塩酸のジオキサン溶液(4M、0.19mL、0.766mmol)を添加し、そして、該溶液を60℃で一晩振盪した。反応混合物を真空中で濃縮し、そして、ジエチルエーテルを添加した。焼結ガラスで濾過することによって固体を分離し、そして、真空中で乾燥させた。(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(6−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル)ウレアを塩酸塩、黄色の固体(12mg、61%)として得た。MS (ISP): 351.1 ([M+H]
+).
【0122】
実施例17
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−メチルイソニコチンアミド
【化30】
工程e)で、2−(トリフルオロメチル)イソニコチン酸の代わりに2−メチルイソニコチン酸を用い、そして、tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを用いて、実施例1と同様に標題化合物を得た。黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 282.2 ([M+H]
+).
【0123】
実施例18
(S)−2−アセトアミド−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)イソニコチンアミド
【化31】
工程e)で、2−(トリフルオロメチル)イソニコチン酸の代わりに2−アセトアミドイソニコチン酸を用い、そして、tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを用いて、実施例1と同様に標題化合物を得た。黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 325.2 ([M+H]
+).
【0124】
実施例19
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−エトキシイソニコチンアミド
【化32】
a)N−(6−ブロモ−3,4−ジヒドロナフタレン−2−イル)ベンズアミド
6−ブロモ−3,4−ジヒドロナフタレン−2(1H)−オン(10g、44.4mmol) 及びベンズアミド(13.5g、111mmol)のトルエン(50mL)溶液に、乾燥Amberlyst 15樹脂(5g)を添加した。Dean-Stark装置を用いて水を連続的に除去しながら、混合物を30時間加熱還流した。熱混合物を濾過し、そして、樹脂をトルエン及び酢酸エチルで洗浄した。濾液を1N 重炭酸ナトリウム水溶液及び水で抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして、減圧下で蒸発させた。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン)によって精製して、茶色の固体を生成した。トルエンからの再結晶化によって、白色の固体(8.89g、61%)を得た、MS (ISP): 328.0 ({
79Br} [M+H]
+), 330.0 ({
81Br} [M+H]
+).
【0125】
b)(S)−N−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ベンズアミド
グローブボックス内で、オートクレーブにN−(6−ブロモ−3,4−ジヒドロナフタレン−2−イル)ベンズアミド(3.8g、11.5mmol)及びメタノール(30mL)を充填した。ジアセタト[(R)−(−)−2,2−ビス(ジトリル−ホスフィノ)−1,1’−ビナフチル]ルテニウム(II)(Ru(OAc)
2((R)−p−Tol−BINAP)、13.7mg、15.3μmol)のメタノール(5mL)溶液及び硫酸(234mg、128μL、2.29mmol)を添加した。混合物を10bar、H
2雰囲気、室温で4.5時間水素化した。後処理のために、ジクロロメタン(60mL)を添加して、緑色の溶液を与え、これを丸底フラスコに移した。溶媒を蒸発させたが、完全には乾固させなかった。形成された固体を濾過し、そして、冷メタノールで洗浄した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、100g、ヘプタン中10%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、茶色の固体(3.16g、83%)を生成した、MS (ISP): 330.1 ({
79Br} [M+H]
+), 332.1 ({
81Br} [M+H]
+).
【0126】
c)(S)−6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
オートクレーブ内で、(S)−N−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ベンズアミド(3.9g、11.8mmol)を水(6.6mL)に懸濁した。メタンスルホン酸(13.5g、9.1mL、140mmol)及び酢酸(6.97g、6.64mL、116mmol)を添加した。オートクレーブを7bar アルゴンで加圧し、そして、160℃で24時間振盪した。冷却後、1N 水酸化ナトリウム水溶液を添加することによって、pHを12に調整した。生成物をtert−ブチルメチルエーテルで2回抽出した。有機層を1N 水酸化ナトリウム水溶液及びブラインで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして、真空中で濃縮して、茶色の油状物を生成し、これを次の工程でそのまま用いた(2.59g、97%)。MS (ISP): 226.0 ({
79Br} [M+H]
+), 228.0 ({
81Br} [M+H]
+).
【0127】
d)(S)−tert−ブチル6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミンの代わりに(S)−6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミンを用いて、実施例1bと同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体。MS (ISP): 270.0 ({
79Br} [M+H]
+), 272.0 0 ({
81Br} [M+H]
+).
【0128】
e)(S)−tert−ブチル6−(ジフェニルメチレンアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
tert−ブチル6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(S)−tert−ブチル6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを用いて、実施例1cと同様に標題化合物を得た。黄色の粘稠油状物。MS (ISP): 427.3 ([M+H]
+).
【0129】
f)(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
tert−ブチル6−(ジフェニルメチレンアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(S)−tert−ブチル6−(ジフェニルメチレンアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを用いて、実施例1dと同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体。MS (ISP): 207.1 ([M-tBu+H]
+).
【0130】
g)(S)−tert−ブチル6−(2−エトキシイソニコチンアミド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
アルゴン下、2−エトキシイソニコチン酸(19mg、0.11mmol)をジクロロメタン(1mL)に懸濁した。1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン(19mg、19μL、0.14mmol)を滴下し、そして、反応混合物を室温で30分間撹拌して、酸塩化物を形成した。(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(30mg、0.11mmol)をジクロロメタン(1mL)に溶解させ、そして、エチルジイソプロピルアミン(37mg、47μL、0.286mmol)を添加した。この溶液に、酸塩化物溶液を滴下し、そして、反応混合物を室温で30分間撹拌した。該反応混合物を水とジクロロメタンとの間で分配した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして、蒸発させた。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、12g、ヘプタン中10%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、薄黄色の固体を生成し、これを次の工程で用いた(27mg、58%)。
【0131】
h)(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−エトキシイソニコチンアミドヒドロクロリド
(S)−tert−ブチル6−(2−エトキシイソニコチンアミド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(27mg、0.066mmol) をジオキサン(0.3mL)に溶解させ、そして、4M 塩化水素ジオキサン溶液(0.32mL、1.28mmol)を添加した。透明な反応混合物を60℃で2時間振盪した。ジオキサンを減圧下で除去し、そして、ジエチルエーテルを添加した。固体を濾過し、そして、更なるジエチルエーテルで洗浄し、次いで、高真空下で乾燥させた。(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−エトキシイソニコチンアミドを塩酸塩、黄色の固体(18mg、80%)として得た。MS (ISP): 312.2 ([M+H]
+).
【0132】
実施例20
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド
【化33】
工程g)で、2−エトキシイソニコチン酸の代わりに6−(トリフルオロメチル)ニコチン酸を用いて、実施例19と同様に標題化合物を得た。薄茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 336.1 ([M+H]
+).
【0133】
実施例21
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−6−メトキシニコチンアミド
【化34】
工程g)で、2−エトキシイソニコチン酸の代わりに6−メトキシニコチン酸を用いて、実施例19と同様に標題化合物を得た。薄茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 298.2 ([M+H]
+).
【0134】
実施例22
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ニコチンアミド
【化35】
工程g)で、2−エトキシイソニコチン酸の代わりに6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−ニコチン酸を用いて、実施例19と同様に標題化合物を得た。茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 364.3 ([M+H]
+).
【0135】
実施例23
(S)−N6−(5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
【化36】
a)(S)−tert−ブチル6−(5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
封管内で、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(100mg、0.38mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(76.5mg、0.42mmol)、及びジプロピルエチルアミン(78.8mg、0.107mL、0.610mmol)を2−プロパノール(1mL)に溶解させた。反応混合物に蓋をし、そして、90℃で5時間撹拌した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ヘキサン中0%〜50% 酢酸エチル)によって精製して、黄色の固体(153mg、98%)を生成した。MS (ISP): 353.1 ([M-tBu+H]
+).
【0136】
b)(S)−N6−(5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
封管内で、(S)−tert−ブチル6−(5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(150mg、0.367mmol)をジオキサン(2mL)と合わせて、黄色の溶液を与えた。塩酸のジオキサン溶液(4M、1.38mL、5.5mmol)を添加し、そして、該溶液を60℃で2.5時間振盪した。反応混合物を真空中で濃縮し、そして、ジエチルエーテルを添加した。焼結ガラスで濾過することによって固体を分離し、そして、真空中で乾燥させた。(S)−N6−(5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミンを塩酸塩、黄色の固体(97mg、77%)として得た。MS (ISP): 309.1 ([M+H]
+).
【0137】
実施例24
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア
【化37】
工程a)で、6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−アミンの代わりに4−(トリフルオロメチル)アニリンを用いて、実施例16と同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体、塩酸塩として。MS (ISP): 350.2 ([M+H]
+).
【0138】
実施例25
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−クロロ−3−(5−クロロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド
【化38】
a)4−クロロ−3−(5−クロロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸
3−(フラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸(1.05g、5.89mmol)をジメチルホルムアミド(10mL)と合わせて、黄色の溶液を与えた。該溶液を0℃まで冷却した。過塩素酸(70%、8.5mg、59μmol)及びN−クロロスクシンイミド(1.65g、12.4mmol)を添加した。80℃で30分間撹拌した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして、水で2回洗浄した。合わせた有機相を2N 水酸化ナトリウム水溶液を添加することによって塩基性化し、そして、酢酸エチルで2回抽出した。5N 塩酸水溶液を水層に添加し、そして、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして、真空中で濃縮して、茶色の固体(956mg、66%)を生成した。MS (ISP): 247.4 ({
35Cl} [M+H]
+), 249.4 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0139】
b)(S)−tert−ブチル6−(4−クロロ−3−(5−クロロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(25mg、0.095mmol)及び4−クロロ−3−(5−クロロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸(24mg、0.095mmol)をメタノール(0.5mL)に溶解させ、そして、0℃まで冷却した。4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロリド(DMTMM、32mg、0.114mmol)を添加し、そして、冷却浴を除去した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、そして、残渣を酢酸エチルに溶解させ、1N 水酸化ナトリウム水溶液及び1M 塩化アンモニウム水溶液で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして、蒸発させた。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10g、ヘプタン中10%〜35% 酢酸エチル)によって精製して、白色の固体(28mg、60%)を生成した。MS (ISP): 435.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 437.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0140】
c)(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−クロロ−3−(5−クロロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドヒドロクロリド
(S)−tert−ブチル6−(4−クロロ−3−(5−クロロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(25mg、0.051mmol)をジオキサン(0.2mL)に溶解させ、そして、4M 塩化水素ジオキサン溶液(200μL、0.76mmol)を添加した。透明な反応混合物を60℃で2時間振盪した。ジオキサンを減圧下で除去し、そして、ジエチルエーテルを添加した。固体を濾過し、そして、更なるジエチルエーテルで洗浄し、次いで、高真空下で乾燥させた。(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−クロロ−3−(5−クロロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドを塩酸塩、薄黄色の固体(25mg、68%)として得た。MS (ISP): 391.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 393.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0141】
実施例26
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−クロロ−5−メチルイソキサゾール−3−カルボキサミド
【化39】
工程b)で、4−クロロ−3−(5−クロロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸の代わりに4−クロロ−5−メチルイソキサゾール−3−カルボン酸を用いて、実施例25と同様に標題化合物を得た。黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 401.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 403.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0142】
実施例27
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−p−トリル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
【化40】
工程b)で、4−クロロ−3−(5−クロロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸の代わりに1−p−トリル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を用いて、実施例25と同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体、塩酸塩として。MS (ISP): 347.2 ([M+H]
+).
【0143】
実施例28
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
【化41】
工程b)で、4−クロロ−3−(5−クロロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸の代わりに1−(3,4−ジクロロフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を用いて、実施例25と同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体、塩酸塩として。MS (ISP): 306.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 308.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0144】
実施例29
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
【化42】
工程b)で、4−クロロ−3−(5−クロロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸の代わりに1−(4−(トリフルオロメトキシ)−フェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を用いて、実施例25と同様に標題化合物を得た。薄黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 417.2 ([M+H]
+).
【0145】
実施例30
(S)−N6−(5−クロロピリミジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
【化43】
工程a)で、2,5−ジクロロピリミジンの代わりに2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンを用いて、実施例23と同様に標題化合物を得た。黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 275.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 277.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0146】
実施例31
6−アミノ−N−(6−エトキシピリジン−3−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化44】
a)メチル6−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキシラート
tert−ブチル6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(1.75g、5.36mmol)を、酢酸エチル(30mL)及びメタノール(30mL)の混合物に溶解させた。溶液をオートクレーブに移し、そして、アルゴン下、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(400mg、0.49mmol)及びトリエチルアミン(818mg、1.13mL、8.05mmol)を添加した。オートクレーブを一酸化炭素で50barに加圧し、そして、混合物を110℃で20時間撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物を真空中で濃縮し、そして、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、70g、ヘキサン中0%〜50% 酢酸エチル)によって精製して、白色の固体(1.19g、73%)を生成した。MS (ISP): 250.2 ([M-tBu+H]
+).
【0147】
b)6−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボン酸
50mL丸底フラスコ内で、メチル6−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキシラート(1.19g、3.9mmol)をテトラヒドロフラン(8mL)に溶解させて、無色の溶液を与えた。水酸化リチウム水溶液(1M、10mL、10mmol)を添加し、そして、混合物を室温で一晩撹拌した。後処理のために、酸性のpHまで5N 塩酸溶液を添加した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、これをブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして、真空中で濃縮して、白色の固体(1.3g、99.6%)を生成した。MS (ISP): 290.1 ([M-H]
+).
【0148】
c)tert−ブチル6−(6−エトキシピリジン−3−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
10mL丸底フラスコ内で、1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロペニルアミン(25mg、25μL、0.189mmol)をジクロロメタン(1mL)に溶解させ、そして、6−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボン酸(50mg、0.172mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。この酸塩化物溶液を、ジクロロメタン 1mL中ジイソプロピルエチルアミン(44mg、60μL、0.343mmol)及び6−エトキシピリジン−3−アミン(24mg、0.172mmol)溶液に添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。後処理のために、反応混合物を酢酸エチルに注ぎ、希水酸化ナトリウム溶液、希塩酸、及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして、真空中で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘキサン中0%〜70% 酢酸エチル)によって精製して、白色の固体(27mg、38%)を生成した。MS (ISP): 412.3 ([M+H]
+).
【0149】
d)6−アミノ−N−(6−エトキシピリジン−3−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミドヒドロクロリド
tert−ブチル6−(6−エトキシピリジン−3−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(27mg、0.066mmol)をジオキサン(2mL)に溶解させ、そして、4M 塩化水素ジオキサン溶液(0.33mL、1.31mmol)を添加した。反応混合物を60℃で一晩振盪した。ジオキサンを減圧下で除去し、そして、ジエチルエーテルを添加した。固体を濾過し、そして、更なるジエチルエーテルで洗浄し、次いで、高真空下で乾燥させた。6−アミノ−N−(6−エトキシピリジン−3−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミドを塩酸塩、白色の固体(17mg、75%)として得た。MS (ISP): 312.2 ([M+H]
+).
【0150】
実施例32
6−アミノ−N−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化45】
工程c)で、6−エトキシピリジン−3−アミンの代わりに2−シクロプロピルピリミジン−5−アミンを用いて、実施例31と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 309.1 ([M+H]
+).
【0151】
実施例33
6−アミノ−N−(5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化46】
工程c)で、6−エトキシピリジン−3−アミンの代わりに5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−アミンを用いて、実施例31と同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体、塩酸塩として。MS (ISP): 337.1 ([M+H]
+).
【0152】
実施例34
6−アミノ−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化47】
工程c)で、6−エトキシピリジン−3−アミンの代わりに4−(トリフルオロメチル)アニリンを用いて、実施例31と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 335.1 ([M+H]
+).
【0153】
実施例35
6−アミノ−N−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化48】
a)tert−ブチル6−(4−(トリフルオロメチル)ベンジルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
封管内で、4−(トリフルオロメチル)−ベンジルアミン(30.1mg、0.172mmol)及び6−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボン酸(50mg、0.172mmol)を、テトラヒドロフラン(1mL)、N−メチルモルホリン(69.4mg、75.6μL、0.686mmol)、及びO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(TBTU、110mg、0.343mmol)と合わせた。反応混合物を50℃で一晩撹拌した。反応混合物を酢酸エチルに注ぎ、そして、希塩酸及びブラインで抽出した。有機層を真空中で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘキサン中0%〜80% 酢酸エチル)によって精製して、白色の固体(55mg、72%)を生成した。MS (ISP): 393.2 ([M-tBu+H]
+).
【0154】
b)6−アミノ−N−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミドヒドロクロリド
tert−ブチル6−(4−(トリフルオロメチル)ベンジルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(53mg、0.118mmol)をジオキサン(2mL)に溶解させ、そして、4M 塩化水素ジオキサン溶液(0.59mL、2.36mmol)を添加した。反応混合物を60℃で一晩振盪した。ジオキサンを減圧下で除去し、そして、ジエチルエーテルを添加した。固体を濾過し、そして、更なるジエチルエーテルで洗浄し、次いで、高真空下で乾燥させた。6−アミノ−N−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミドを塩酸塩(34mg、76%)として得た。白色の固体、MS (ISP): 349.1 ([M+H]
+).
【0155】
実施例36
6−アミノ−N−((6−クロロピリジン−3−イル)メチル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化49】
工程a)で、4−(トリフルオロメチル)−ベンジルアミンの代わりに(6−クロロピリジン−3−イル)メタンアミンを用いて、実施例35と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 316.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 318.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0156】
実施例37
6−アミノ−N−(6−クロロピリジン−3−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化50】
工程c)で、6−エトキシピリジン−3−アミンの代わりに6−クロロピリジン−3−アミンを用いて、実施例31と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 302.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 304.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0157】
実施例38
(S)−N6−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
【化51】
工程a)で、2,5−ジクロロピリミジンの代わりに2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジンを用いて、実施例23と同様に標題化合物を得た。薄茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 308.1 ([M+H]
+).
【0158】
実施例39
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−フルオロニコチンアミド
【化52】
a)(S)−tert−ブチル6−(2−フルオロニコチンアミド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
封管内で、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(30mg、0.114mmol)及び2−フルオロニコチン酸(21mg、0.15mmol)をテトラヒドロフラン(0.65mL)と合わせた。O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HBTU、87mg、0.23mmol)及びN−メチルモルホリン(46mg、50μL、0.46mmol)を添加した。反応混合物を60℃で17時間振盪した。酢酸エチル及び水を添加した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして、蒸発させた。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10g、ヘプタン中10%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、薄黄色の固体(28mg、62%)を生成した。MS (ISP): 330.2 ([M-tBu+H]
+).
【0159】
b)(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−フルオロニコチンアミドヒドロクロリド
(S)−tert−ブチル6−(2−フルオロニコチンアミド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(23mg、0.60mmol)をジオキサン(0.23mL)に溶解させ、そして、4M 塩化水素ジオキサン溶液(2.24μL、0.89mmol)を添加した。透明な反応混合物を60℃で2時間振盪した。ジオキサンを減圧下で除去し、そして、ジエチルエーテルを添加した。固体を濾過し、そして、更なるジエチルエーテルで洗浄し、次いで、高真空下で乾燥させた。(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−フルオロニコチンアミドを塩酸塩、薄茶色の固体(10mg、52%)として得た。MS (ISP): 286.2 ([M+H]
+).
【0160】
実施例40
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−6−クロロニコチンアミド
【化53】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに6−クロロニコチン酸を用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。薄黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 302.2 ({
35Cl} [M+H]
+), 304.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0161】
実施例41
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−5,6−ジクロロニコチンアミド
【化54】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに5,6−ジクロロニコチン酸を用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体、塩酸塩として。MS (ISP): 336.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 338.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0162】
実施例42
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3,4−ジフルオロベンズアミド
【化55】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに3,4−ジフルオロ安息香酸を用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。薄茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 303.2 ([M+H]
+).
【0163】
実施例43
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−ナフタミド
【化56】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに2−ナフトエ酸を用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 317.2 ([M+H]
+).
【0164】
実施例44
(S)−N6−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
【化57】
a)(S)−tert−ブチル6−(4−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
封管内で、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(70mg、0.267mmol)、1−ヨード−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン(80mg、42.6μL、0.294mmol)、及び炭酸セシウム(130mg、0.4mmol)をジオキサン(2mL)と合わせて、黄色の懸濁液を与えた。数分間、反応混合物にアルゴンをバブリングすることによって、該混合物を脱気した。4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(Xantphos、9.26mg、16.0μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム錯体(8.3mg、8μmol)を添加した。反応混合物に蓋をし、そして、100℃で2時間撹拌した。後処理のために、粗反応混合物を濾過し、真空中で濃縮し、そして、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘキサン中0%〜80% 酢酸エチル)によって精製して、黄色の油状物(45mg、41%)を生成した。MS (ISP): 351.2 ([M-tBu+H]
+).
【0165】
b)(S)−N6−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
(S)−tert−ブチル6−(4−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(43mg、0.106mmol)をジオキサン(2mL)に溶解させ、そして、4M 塩化水素ジオキサン溶液(529μL、2.12mmol)を添加した。透明な反応混合物を60℃で2.5時間振盪した。ジオキサンを減圧下で除去し、そして、ジエチルエーテルを添加した。超音波浴で短時間超音波処理した後、固体を濾過し、そして、更なるジエチルエーテルで洗浄し、そして、高真空下で乾燥させた。(S)−N6−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミンを塩酸塩、薄茶色の固体(22mg、62%)として得た。MS (ISP): 307.1 ([M+H]
+).
【0166】
実施例45
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)イソニコチンアミド
【化58】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに2−(トリフルオロメチル)イソニコチン酸を用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 336.1 ([M+H]
+).
【0167】
実施例46
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2,6−ジクロロイソニコチンアミド
【化59】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに2,6−ジクロロイソニコチン酸を用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。薄黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 336.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 338.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0168】
実施例47
(S)−4−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルアミノ)ベンゾニトリル
【化60】
工程a)で、1−ヨード−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンの代わりに4−ヨードベンゾニトリルを用いて、実施例44と同様に標題化合物を得た。薄茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 264.1 ([M+H]
+).
【0169】
実施例48
(S)−N6−(4−クロロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
【化61】
工程a)で、1−ヨード−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンの代わりに1−クロロ−4−ヨードベンゼンを用いて、実施例44と同様に標題化合物を得た。薄茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 273.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 275.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0170】
実施例49
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−5−クロロニコチンアミド
【化62】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに5−クロロニコチン酸を用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。薄黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 302.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 304.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0171】
実施例50
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−クロロ−6−メチルイソニコチンアミド
【化63】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに2−クロロ−6−メチルイソニコチン酸を用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 316.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 318.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0172】
実施例51
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−エチル−4−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド
【化64】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに3−エチル−4−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸を用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体、塩酸塩として。MS (ISP): 299.2 ([M+H]
+).
【0173】
実施例52
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
【化65】
a)エチル5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
エチル1−エチル−5−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート(200mg、1.09mmol)をジメチルホルムアミド(1.00mL)に溶解させ、2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホナート(279mg、173μL、1.3mmol)、及び炭酸カリウム(225mg、1.63mmol)を添加した。反応混合物を60℃で一晩振盪した。酢酸エチル及び水を添加した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして、蒸発させた。
【0174】
粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10g、ヘプタン中10%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、オフホワイトの固体(120mg、45%)を生成した。MS (ISP): 249.2 ([M+H]
+).
【0175】
b)エチル4−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
エチル5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート(320mg、1.29mmol)をジメチルホルムアミド(6.45mL)に溶解させ、そして、反応混合物を0℃まで冷却した。N−ブロモスクシンイミド(298mg、1.68mmol)をゆっくり添加し、そして、反応混合物を室温で5時間撹拌した。次いで、溶液を水及び酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして、真空中で濃縮した。
【0176】
粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘプタン中10%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、薄黄色の油状物(386mg、92%)を生成した。MS (ISP): 327.0 ({
79Br} [M+H]
+), 329.0 ({
81Br} [M+H]
+).
【0177】
c)4−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
エチル4−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート(374mg、1.14mmol)をテトラヒドロフラン(2.38mL)に溶解させ、そして、1M 水酸化リチウム水溶液(1.37mL、1.37mmol)を添加した。反応混合物を60℃で一晩振盪した。ジエチルエーテルを添加した。水層を分離し、2M 塩酸水溶液を添加することによって酸性化し、そして、ジエチルエーテル/酢酸エチルの混合物で抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして、蒸発させて、薄茶色の固体(305mg、89%)を与えた。MS (ISP): 299.1 ({
79Br} [M+H]
+), 301.0 ({
81Br} [M+H]
+).
【0178】
d)(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに4−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸を用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 443.1 ({
79Br} [M+H]
+), 445.1 ({
81Br} [M+H]
+).
【0179】
実施例53
(S)−N6−(4−エチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
【化66】
工程a)で、1−ヨード−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンの代わりに1−エチル−4−ヨードベンゼンを用いて、実施例44と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 267.2 ([M+H]
+).
【0180】
実施例54
6−アミノ−N−(3−メトキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化67】
a)tert−ブチル6−(3−メトキシフェニルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
封管内で、6−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボン酸(50mg、0.172mmol)をメタノール(1mL)に溶解させ、そして、溶液を0〜5℃まで冷却した。メタノール(0.5mL)中の4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロリド(DMTMM、52mg、0.189mmol)をシリンジによって添加した。混合物を0〜5℃で30分間撹拌した。次いで、3−メトキシアニリン(21mg、0.172mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を酢酸エチルに注ぎ、そして、希塩酸及びブラインで抽出した。有機層を真空中で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘキサン中0%〜70% 酢酸エチル)によって精製して、白色の固体(64mg、94%)を生成した。MS (ISP): 341.2 ([M-tBu+H]
+).
【0181】
b)6−アミノ−N−(3−メトキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミドヒドロクロリド
tert−ブチル6−(3−メトキシフェニルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(60mg、0.151mmol)をジオキサン(2mL)に溶解させ、そして、4M 塩化水素ジオキサン溶液(0.57mL、2.27mmol)を添加した。反応混合物を60℃で一晩振盪した。ジオキサンを減圧下で除去し、そして、ジエチルエーテルを添加した。固体を濾過し、そして、更なるジエチルエーテルで洗浄した。この固体を酢酸エチルと水酸化ナトリウム溶液(0.5N)との間で分配することによって、更なる精製物を得た。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして、真空中で濃縮した。生成物を逆相HPLC(カラムYMC Triart C18、0.1% トリエチルアミンを含むアセトニトリル/水)によって精製した。得られた生成物を真空中で濃縮し、そして、酢酸エチル(1mL)に溶解させた。塩酸のジエチルエーテル溶液(2N、1mL)を添加した。真空中で濃縮した後、黄色の固体が得られた(6mg、12%)。MS (ISP): 297.1 ([M+H]
+).
【0182】
実施例55
6−アミノ−N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化68】
a)tert−ブチル6−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
封管内で、6−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボン酸(50mg、0.172mmol)をメタノール(1mL)に溶解させ、そして、溶液を0〜5℃まで冷却した。メタノール(0.5mL)中の4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロリド(DMTMM、52mg、0.189mmol)をシリンジによって添加した。混合物を0〜5℃で30分間撹拌した。次いで、3−(トリフルオロメトキシ)アニリン(30mg、0.172mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を酢酸エチルに注ぎ、そして、希塩酸及びブラインで抽出した。有機層を真空中で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘキサン中0%〜70% 酢酸エチル)によって精製して、白色の固体(76mg、98%)を生成した。MS (ISP): 395.2 ([M-tBu+H]
+).
【0183】
b)6−アミノ−N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミドヒドロクロリド
tert−ブチル6−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(70mg、0.155mmol)をジオキサン(2mL)に溶解させ、そして、4M 塩化水素ジオキサン溶液(0.58mL、2.33mmol)を添加した。反応混合物を60℃で一晩振盪した。ジオキサンを減圧下で除去し、そして、ジエチルエーテルを添加した。固体を濾過し、そして、更なるジエチルエーテルで洗浄した。白色の固体(48mg、80%)。MS (ISP): 351.1 ([M+H]
+).
【0184】
実施例56
6−アミノ−N−(4−エチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化69】
工程a)で、3−(トリフルオロメトキシ)アニリンの代わりに4−エチルアニリンを用いて、実施例55と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 295.2 ([M+H]
+).
【0185】
実施例57
6−アミノ−N−(4−クロロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化70】
工程a)で、3−(トリフルオロメトキシ)アニリンの代わりに4−クロロアニリンを用いて、実施例55と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 301.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 303.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0186】
実施例58
6−アミノ−N−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化71】
工程a)で、3−(トリフルオロメトキシ)アニリンの代わりに4−フルオロアニリンを用いて、実施例55と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 285.1 ([M+H]
+).
【0187】
実施例59
6−アミノ−N−(3−クロロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化72】
工程a)で、3−クロロアニリンの代わりに4−クロロアニリンを用いて、実施例55と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 301.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 303.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0188】
実施例60
6−アミノ−N−(4−シクロプロピルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化73】
工程a)で、3−(トリフルオロメトキシ)アニリンの代わりに4−フルオロアニリンを用いて、実施例55と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 307.2 ([M+H]
+).
【0189】
実施例61
(S)−N6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
【化74】
工程a)で、1−ヨード−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンの代わりに1−ヨード−3−(トリフルオロメトキシ)−ベンゼンを用いて、実施例44と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 323.1 ([M+H]
+).
【0190】
実施例62
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−((5−クロロピリジン−2−イル)メチル)ウレア
【化75】
a)(S)−tert−ブチル6−(3−((5−クロロピリジン−2−イル)メチル)ウレイド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
25mL丸底フラスコ内で、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(70mg、0.267mmol)をジクロロエタン(2mL)に溶解させた。トリエチルアミン(81mg、112μL、0.8mmol)を添加した。反応混合物を0℃まで冷却し、そして、トリホスゲン(29.3mg、0.1mmol)を添加した。混合物を室温で30分間撹拌した後、(5−クロロピリジン−2−イル)メタンアミンヒドロクロリド(48mg、0.267mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ヘキサン中0%〜80% 酢酸エチル)によって精製して、オフホワイトの固体(38mg、33%)を生成した。MS (ISP): 431.2 ({
35Cl} [M+H]
+), 433.2 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0191】
b)(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−((5−クロロピリジン−2−イル)メチル)ウレア
(S)−tert−ブチル6−(3−((5−クロロピリジン−2−イル)メチル)ウレイド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(38mg、0.051mmol)をジオキサン(2mL)に溶解させて、黄色の溶液を与えた。塩酸のジオキサン溶液(4M、0.44mL、1.76mmol)を添加し、そして、該溶液を60℃で一晩振盪した。反応混合物を真空中で濃縮し、そして、残渣を酢酸エチルと希水酸化ナトリウム溶液との間で分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして、真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLC(カラムYMC Triart C18、0.1% トリエチルアミンを含むアセトニトリル/水)によって精製して、オフホワイトの固体(4mg、14%)を生成した。MS (ISP): 331.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 333.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
実施例63
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(3−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)ウレア
【化76】
工程a)で、6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−アミンの代わりに(3−(トリフルオロメトキシ)−ベンジルアミンを用いて、実施例16と同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体、塩酸塩として。MS (ISP): 380.1 ([M+H]
+).
【0192】
実施例64
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−エチルフェニル)ウレア
【化77】
a)(S)−tert−ブチル6−(3−(4−エチルフェニル)ウレイド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(70mg、0.267mmol)をジクロロエタン(2mL)で溶解させた。1−エチル−4−イソシアナートベンゼン(43.2mg、0.294mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間、そして、50℃で1時間振盪した。反応混合物を酢酸エチルに注ぎ、そして、希水酸化ナトリウム溶液、希塩酸、及びブラインで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして、真空中で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ヘプタン/ジクロロメタン/メタノール)によって精製して、白色の固体(100mg、92%)を生成した。MS (ISP): 354.2 ([M-tBu+H]
+).
【0193】
b)(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−エチルフェニル)ウレアヒドロクロリド
(S)−tert−ブチル6−(3−(4−エチルフェニル)ウレイド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(100mg、0.244mmol)をジオキサン(4mL)に溶解させ、そして、4M 塩化水素ジオキサン溶液(1.22mL、4.88mmol)を添加した。透明な反応混合物を60℃で一晩振盪した。ジオキサンを減圧下で除去し、そして、ジエチルエーテルを添加した。固体を濾取し、そして、真空中で乾燥させた。(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−エチルフェニル)ウレアを塩酸塩、薄茶色の固体(71mg、84%)として得た。MS (ISP): 310.2 ([M+H]
+).
【0194】
実施例65
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ウレア
【化78】
工程a)で、1−エチル−4−イソシアナートベンゼンの代わりに1−イソシアナート4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンを用いて、実施例64と同様に標題化合物を得た。薄茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 366.1 ([M+H]
+).
【0195】
実施例66
(S)−N6−(4−フルオロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
【化79】
工程a)で、1−フルオロ−4−ヨードベンゼンの代わりに1−ヨード−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを用いて、実施例44と同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体、塩酸塩として。MS (ISP): 257.1 ([M+H]
+).
【0196】
実施例67
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(3−メトキシフェニル)ウレア
【化80】
工程a)で、1−エチル−4−イソシアナートベンゼンの代わりに1−イソシアナート3−メトキシベンゼンを用いて、実施例64と同様に標題化合物を得た。薄茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 312.1 ([M+H]
+).
【0197】
実施例68
(S)−N6−(3−クロロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
【化81】
工程a)で、1−フルオロ−4−ヨードベンゼンの代わりに1−クロロ−3−ヨードベンゼンを用いて、実施例44と同様に標題化合物を得た。薄茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 273.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 275.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0198】
実施例69
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−クロロベンジル)ウレア
【化82】
工程a)で、1−エチル−4−イソシアナートベンゼンの代わりに1−クロロ−4−(イソシアナートメチル)ベンゼンを用いて、実施例64と同様に標題化合物を得た。薄茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 330.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 332.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0199】
実施例70
6−アミノ−N−(3−クロロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化83】
工程a)で、3−クロロアニリンの代わりに4−アミノベンゾニトリルを用いて、実施例55と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 292.1 ([M+H]
+).
【0200】
実施例71
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−シアノフェニル)ウレア
【化84】
工程a)で、1−エチル−4−イソシアナートベンゼンの代わりに4−イソシアナートベンゾニトリルを用いて、実施例64と同様に標題化合物を得た。茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 306.1 ([M+H]
+).
【0201】
実施例72
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−シクロプロピルフェニル)ウレア
【化85】
工程a)で、(5−クロロピリジン−2−イル)メタンアミンヒドロクロリドの代わりに3−シクロプロピルアニリンを用いて、実施例62と同様に標題化合物を得た。白色の固体、MS (ISP): 322.2 ([M+H]
+).
【0202】
実施例73
(S)−N6−(4−シクロプロピルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
【化86】
工程a)で、1−フルオロ−4−ヨードベンゼンの代わりに1−シクロプロピル−4−ヨードベンゼンを用いて、実施例44と同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体、塩酸塩として。MS (ISP): 279.2 ([M+H]
+).
【0203】
実施例74
(S)−1−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−3−(4−クロロフェニル)ウレア
【化87】
工程a)で、1−エチル−4−イソシアナートベンゼンの代わりに1−クロロ−4−イソシアナートベンゼンを用いて、実施例64と同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体、MS (ISP): 316.2 ({
35Cl} [M+H]
+), 318.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0204】
実施例75
(S)−N6−(4−クロロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
【化88】
a)(S)−tert−ブチル6−(4−クロロベンジルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
25mL丸底フラスコ内で、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(100mg、0.38mmol)をメタノール(6mL)で溶解させた。4−クロロベンズアルデヒド(64mg、0.45mmol)及び水素化シアノホウ素ナトリウム(36mg、0.57mmol)を添加した。反応混合物を40℃で一晩撹拌した。反応混合物を酢酸エチルに注ぎ、そして、希塩酸及びブラインで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして、真空中で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ヘキサン中0%〜40% 酢酸エチル)によって精製して、白色の固体(72mg、49%)を生成した。MS (ISP): 331.3 ({
35Cl} [M+H-tBu]
+), 333.1 ({
37Cl} [M+H-tBu]
+).
【0205】
b)(S)−N6−(4−クロロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
(S)−tert−ブチル6−(4−クロロベンジルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(70mg、0.181mmol)をアセトニトリル(2mL)に溶解させた。水(3mL)及びトリフルオロ酢酸(206mg、139μL、1.81mmol)を添加した。反応混合物を80℃で2時間振盪した。該反応混合物を酢酸エチルに注ぎ、そして、1M 水酸化ナトリウム溶液及びブラインで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして、真空中で濃縮した。
【0206】
粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘプタン/ジクロロメタン/アンモニア水/メタノール)によって精製して、白色の固体(40mg、77%)を生成した。MS (ISP): 287.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 289.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0207】
実施例76
(S)−N−(6−アミノ−1−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−6−クロロニコチンアミド
【化89】
a)(S)−tert−ブチル6−アミノ−5−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(200mg、0.762mol)をN,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)に溶解させた。N−クロロスクシンイミド(102mg、0.762mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。該反応混合物を酢酸エチルに注ぎ、そして、水及びブラインで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして、真空中で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ヘキサン中0%〜60% 酢酸エチル)によって精製して、黄色の固体(55mg、24%)を生成した。MS (ISP): 241.1 ({
35Cl} [M+H-tBu]
+), 243.1 ({
37Cl} [M+H-tBu]
+).
【0208】
b)(S)−tert−ブチル5−クロロ−6−(6−クロロニコチンアミド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
6−クロロニコチン酸(42.2mg、0.268mmol)をジクロロエタン(2mL)に溶解させた。塩化オキサリル(113mg、78.2μL、0.893mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド(1滴)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌して、黄色の溶液を与えた。該反応混合物を真空中で濃縮した。この酸塩化物をジクロロエタン(1mL)に溶解させ、(S)−tert−ブチル6−アミノ−5−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(53mg、0.179mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(46.2mg、62.4μL、0.357mmol)のジオキサン(2mL)溶液に添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。該反応混合物を酢酸エチルに注ぎ、そして、0.5M 重炭酸ナトリウム溶液、0.5M 塩酸、及びブラインで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして、真空中で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘキサン中0%〜70% 酢酸エチル)によって精製して、オフホワイトの固体(47mg、60%)を生成した。MS (ISP): 434.3 ({
35Cl,
35Cl} [M-H]
-), 436.4 ({
35Cl,
37Cl} [M-H]
-).
【0209】
c)(S)−N−(6−アミノ−1−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−6−クロロニコチンアミド
(S)−tert−ブチル5−クロロ−6−(6−クロロニコチンアミド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(46mg、0.105mmol)をアセトニトリル(2mL)及び水(4mL)に溶解させた。トリフルオロ酢酸(240mg、162μL、2.11mmol)を添加した。反応混合物を80℃で一晩振盪して、無色の溶液を与えた。反応混合物を酢酸エチルに注ぎ、そして、1M 水酸化ナトリウム溶液及びブラインで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして、真空中で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘプタン/ジクロロメタン/アンモニア水/メタノール)によって精製して、オフホワイトの固体(47mg、53%)を生成した。MS (ISP): 336.1 ({
35Cl,
35Cl} [M+H]
+), 338.1 ({
35Cl,
37Cl} [M+H]
+).
【0210】
実施例77
(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−クロロベンゼンスルホンアミド
【化90】
a)(S)−tert−ブチル6−(4−クロロフェニルスルホンアミド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
封管内で、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(70mg、0.267mmol)及び4−クロロベンゼン−1−スルホニルクロリド(56.3mg、0.267μmol)をジオキサン(2mL)と合わせて、薄黄色の溶液を与えた。ジイソプロピルアミン(38mg、51.3μL、0.294mmol)を添加し、そして、反応混合物を60℃まで加熱し、そして、6時間撹拌した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ヘプタン中0%〜70% 酢酸エチル)によって精製して、オフホワイトの固体を生成した。逆相HPLC(カラムYMC Triart C18、0.1% トリエチルアミンを含むアセトニトリル/水勾配)によって更に精製して、白色の固体(38mg、33%)を生成した。MS (ISP): 435.1 ({
35Cl} [M-H]
-), 437.1 ({
37Cl} [M-H]
-).
【0211】
b)(S)−N−(6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−4−クロロベンゼンスルホンアミド
(S)−tert−ブチル6−(4−クロロフェニルスルホンアミド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(38mg、0.087mmol)をアセトニトリル(2mL)に溶解させた。水(4mL)及びトリフルオロ酢酸(222mg、150μL、1.95mmol)を添加した。反応混合物を80℃で2時間振盪した。該反応混合物を酢酸エチルに注ぎ、そして、1M 水酸化ナトリウム溶液及びブラインで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして、真空中で濃縮した。
【0212】
粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘプタン/ジクロロメタン/アンモニア水/メタノール)によって精製して、オフホワイトの固体(7mg、23%)を生成した。MS (ISP): 337.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 339.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0213】
実施例78
(R)−6−アミノ−N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化91】
工程a)で、6−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボン酸の代わりに(R)−6−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボン酸を用いて、実施例55と同様に標題化合物を得た。(R)−6−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボン酸を得るために、カラムReprosil Chiral NR及び15% イソプロパノール/ヘプタン勾配を用いて、メチル6−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキシラートのキラル分離を実施した。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 351.3 ([M+H]
+).
【0214】
実施例79
(S)−6−アミノ−N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキサミド
【化92】
工程a)で、6−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボン酸の代わりに(S)−6−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボン酸を用いて、実施例55と同様に標題化合物を得た。(S)−6−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボン酸を得るために、カラムReprosil Chiral NR及び15% イソプロパノール/ヘプタン勾配を用いて、メチル6−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボキシラートのキラル分離を実施した。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 351.3 ([M+H]
+).
【0215】
実施例80
(R)−N7−(5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)クロマン−3,7−ジアミン
【化93】
a)7−ブロモ−2H−クロメン−3−カルボキサミド
7−ブロモ−2H−クロメン−3−カルボニトリル(9g、38.1mmol)を酢酸(72.0mL、1.26mol)に溶解させ、そして、撹拌した溶液に、濃硫酸(33.7g、18.3mL、343mmol)を添加した。反応混合物を100℃で1時間撹拌した。30℃で、イソプロパノール水溶液(2:1、水:イソプロパノール) 1.2mLを滴下し、そして、反応混合物を0℃まで冷却し、そして、この温度で2時間撹拌した。固体を濾過し、そして、冷水で洗浄し、次いで、高真空下40℃で乾燥させて、黄色の固体として7−ブロモ−2H−クロメン−3−カルボキサミド(9.48g、37.3mmol、収率98%)を与えた。MS (ISP): 254.0 ({
79Br} [M+H]
+), 256.0 ({
81Br} [M+H]
+).
【0216】
b) メチル7−ブロモ−2H−クロメン−3−イルカルバマート
7−ブロモ−2H−クロメン−3−カルボキサミド(8.3g、32.7mmol)を熱メタノール(325mL)に溶解させた。溶液を室温まで冷却し、そして、次亜塩素酸ナトリウム溶液(10%、26.7g、22.2mL、35.9mmol)を添加した。混合物を70℃で30分間加熱し、次いで、該混合物を水に注ぎ、そして、室温で10分間撹拌したまま放置し、その後、固体を濾過し、そして、水で洗浄した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、330g、ヘプタン中0%〜40% 酢酸エチル)によって精製し、次いで、エタノール/水から再結晶化させて、薄茶色の固体としてメチル7−ブロモ−2H−クロメン−3−イルカルバマート(5.7g、20.1mmol、収率61%)を与えた。MS (ISP): 284.0 ({
79Br} [M+H]
+), 286.0 ({
81Br} [M+H]
+).
【0217】
c)(R)−メチル7−ブロモクロマン−3−イルカルバマート
グローブボックス内で、オートクレーブにメチル7−ブロモ−2H−クロメン−3−イルカルバマート(2.29g、8mmol)及びメタノール(25mL)を充填した。ジアセタト[(R)−(−)−2,2−ビス(ジトリル−ホスフィノ)−1,1’−ビナフチル]ルテニウム(II)(Ru(OAc)
2((R)−p−Tol−BINAP)、72mg、80μmol)のメタノール(3mL)溶液及び硫酸(165mg、90μL、1.61mmol)を添加した。混合物を20bar H
2雰囲気にて、室温で4時間水素化した。後処理のために、反応混合物を丸底フラスコに移し、そして、溶媒を蒸発させた。残渣を酢酸エチルと重炭酸ナトリウム溶液との間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、そして、硫酸マグネシウムで乾燥させた。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ヘプタン中10%〜40% 酢酸エチル)によって精製して、緑色の固体として(R)−メチル7−ブロモクロマン−3−イルカルバマート(2.26g、収率99%)を与えた。MS (ISP): 286.1 ({
79Br} [M+H]
+), 288.1 ({
81Br} [M+H]
+).
【0218】
d)(R)−tert−ブチル7−ブロモクロマン−3−イルカルバマート
(R)−メチル7−ブロモクロマン−3−イルカルバマート(3.19g、11.1mmol) をメタノール(50mL)に溶解させ、そして、40% KOH水溶液(15.6g、111mmol)を添加した。反応混合物を70℃で92時間加熱した。メタノールを真空中で除去し、そして、残渣を水とジクロロメタンとの間で分配した。有機抽出物を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして、真空中で濃縮して、粗(R)−7−ブロモクロマン−3−アミン(2.45g)を与え、これをジクロロメタン(36.5mL)に溶解させた。ジ−tert−ブチルジカーボナート(2.39g、11.0mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(2.12g、2.81mL、16.4mmol)を室温で添加した。混合物を一晩撹拌し、そして、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を酢酸エチルで抽出し、そして、1N 塩酸水溶液、飽和重炭酸ナトリウム溶液、及びブラインで洗浄した。それを硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ヘプタン中10%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、白色の固体として(R)−tert−ブチル7−ブロモクロマン−3−イルカルバマート(3.16g、収率88%)を与えた。MS (ISP): 272.1 ({
79Br} [M-tBu+H]
+), 274.1 ({
81Br} [M-tBu+H]
+).
【0219】
e)(R)−tert−ブチル7−(ジフェニルメチレンアミノ)クロマン−3−イルカルバマート
tert−ブチル7−ブロモクロマン−3−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル7−ブロモクロマン−3−イルカルバマートを用いて、実施例10dと同様に標題化合物を得た。黄色の発泡体。MS (ISP): 429.4 ([M+H]
+).
【0220】
f)(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマート
tert−ブチル7−(ジフェニルメチレンアミノ)クロマン−3−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル7−(ジフェニルメチレンアミノ)クロマン−3−イルカルバマートを用いて、実施例10eと同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体。MS (ISP): 209.1 ([M-tBu+H]
+).
【0221】
g)(R)−tert−ブチル7−(5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)クロマン−3−イルカルバマート
封管内で、(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマート(50mg、0.19mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(38mg、0.21mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(39mg、0.053mL、0.30mmol)を、2−プロパノール(1mL)に溶解させた。反応混合物に蓋をし、そして、90℃で4時間撹拌した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ヘキサン中10%〜30% 酢酸エチル)によって精製して、黄色の固体(58mg、74%)を生成した。MS (ISP): 355.1 ([M-tBu+H]
+).
【0222】
h)(R)−N7−(5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)クロマン−3,7−ジアミン
封管内で、(R)−tert−ブチル7−(5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)クロマン−3−イルカルバマート(53mg、0.129mmol)をジオキサン(0.5mL)と合わせて、黄色の溶液を与えた。塩酸のジオキサン溶液(4M、0.48mL、1.9mmol)を添加し、そして、該溶液を60℃で2.5時間振盪した。反応混合物を真空中で濃縮し、そして、ジエチルエーテルを添加した。固体を焼結ガラスで濾過することによって分離し、そして、真空中で乾燥させて、塩酸塩、黄色の固体として(R)−N7−(5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)クロマン−3,7−ジアミン(35mg、77%)を与えた。MS (ISP): 311.1 ([M+H]
+).
【0223】
実施例81
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−5−エトキシ−4−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
【化94】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに5−エトキシ−4−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸、そして、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマートを用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。薄黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 317.2 ([M+H]
+).
【0224】
実施例82
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−4−クロロピリミジン−2−カルボキサミド
【化95】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに4−クロロピリミジン−2−カルボン酸、そして、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマートを用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。薄黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 305.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 307.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0225】
実施例83
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−4−(2−メチルチアゾール−4−イル)ベンズアミド
【化96】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに4−(2−メチルチアゾール−4−イル)安息香酸、そして、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマートを用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体、塩酸塩として。MS (ISP): 366.2 ([M+H]
+).
【0226】
実施例84
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボキサミド
【化97】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボン酸、そして、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマートを用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。薄黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 339.1 ([M+H]
+).
【0227】
実施例85
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−1−メチル−5−(チオフェン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
【化98】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに1−メチル−5−(チオフェン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸、そして、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマートを用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。薄黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 355.1 ([M+H]
+).
【0228】
実施例86
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−4−シアノ−3−フルオロベンズアミド
【化99】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに4−シアノ−3−フルオロ安息香酸、そして、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマートを用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。橙色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 312.1 ([M+H]
+).
【0229】
実施例87
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−3,4−ジフルオロベンズアミド
【化100】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに3,4−ジフルオロ安息香酸、そして、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマートを用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。薄茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 305.2 ([M+H]
+).
【0230】
実施例88
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−3−エチル−4−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド
【化101】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに3−エチル−4−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸、そして、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマートを用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体、塩酸塩として。MS (ISP): 301.2 ([M+H]
+).
【0231】
実施例89
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−2−クロロ−6−メチルイソニコチンアミド
【化102】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに2−クロロ−6−メチルイソニコチン酸、そして、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマートを用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 318.2 ({
35Cl} [M+H]
+), 320.2 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0232】
実施例90
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−2−(トリフルオロメチル)イソニコチンアミド
【化103】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに2−(トリフルオロメチル)イソニコチン酸、そして、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマートを用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体、塩酸塩として。MS (ISP): 338.2 ([M+H]
+).
【0233】
実施例91
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−2,6−ジクロロイソニコチンアミド
【化104】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに2,6−ジクロロイソニコチン酸、そして、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマートを用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。オフホワイトの固体、塩酸塩として。MS (ISP): 338.2 ({
35Cl} [M+H]
+), 340.2 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0234】
実施例92
(R)−N−(3−アミノクロマン−7−イル)−4−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
【化105】
工程a)で、2−フルオロニコチン酸の代わりに4−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸、そして、(S)−tert−ブチル6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートの代わりに(R)−tert−ブチル7−アミノクロマン−3−イルカルバマートを用いて、実施例39と同様に標題化合物を得た。白色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 445.1 ({
79Br} [M+H]
+), 447.1 ({
81Br} [M+H]
+).
【0235】
実施例93
(R)−N7−(5−クロロピリミジン−2−イル)クロマン−3,7−ジアミン
【化106】
工程g)で、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりに2,5−ジクロロピリミジンを用いて、実施例80と同様に標題化合物を得た。黄色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 277.1 ({
35Cl} [M+H]
+), 279.1 ({
37Cl} [M+H]
+).
【0236】
実施例94
(S)−N6−(3−メトキシフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジアミン
【化107】
工程a)で、1−ヨード−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンの代わりに1−ヨード−3−メトキシ−ベンゼンを用いて、実施例44と同様に標題化合物を得た。薄茶色の固体、塩酸塩として。MS (ISP): 269.2 ([M+H]
+).
【0237】
材料及び方法
TAAR発現プラスミド及び安定的にトランスフェクトされた細胞株の構築
発現プラスミドを構築するために、本質的にLindemann et al.[14]に記載されている通り、ゲノムDNAからヒト、ラット、及びマウスのTAAR1のコード配列を増幅させた。製造業者の説明書に従って、Expand High Fidelity PCRシステム(Roche Diagnostics)を1.5mM Mg
2+と共に用い、そして、精製PCR産物をpCR2.1-TOPOクローニングベクター(Invitrogen)にクローニングした。PCR産物をpIRESneo2ベクター(BD Clontech, Palo Alto, California)にサブクローニングし、そして、細胞株に導入する前に発現ベクターの配列を確認した。
【0238】
本質的にLindemann et al. (2005)に記載の通り、HEK293細胞(ATCC # CRL-1573)を培養した。安定的にトランスフェクトされた細胞株を作製するために、製造業者の説明書に従って、Lipofectamine 2000(Invitrogen)を用いて、HEK293細胞にTAARコード配列(上記)を含有するpIRESneo2発現プラスミドをトランスフェクトし、そして、トランスフェクションの24時間後、培養培地に1mg/mL G418(Sigma, Buchs, Switzerland)を添加した。約10日間の培養期間後、クローンを単離し、拡大し、そして、製造業者によって提供された非アセチル化EIA手順に従って、cAMP Biotrak酵素免疫測定(EIA)システム(Amersham)を用いて微量アミン(全ての化合物は、Sigmaから購入した)に対する応答性について試験した。15代の培養期間にわたって安定なEC
50を示したモノクローナル細胞株を、以後全ての試験で用いた。
【0239】
ラットTAAR1における放射性リガンド結合アッセイ
メンブレンの調製及び放射性リガンドの結合。
ラットTAAR1を安定的に発現しているHEK-293細胞を、ウシ胎仔血清(10%、56℃で30分間熱不活化)、ペニシリン/ストレプトマイシン(1%)、及び375μg/mL ジェネテシン(Gibco)を含有するDMEM高グルコース培地中、37℃及び5% CO
2で維持した。トリプシン/EDTAを用いて培養フラスコから細胞を放出し、回収し、氷冷PBS(Ca
2+及びMg
2+を含まない)で2回洗浄し、4℃で5分間、1’000rpmでペレット化し、−80℃で凍結保存した。凍結ペレットを、10mM EDTAを含有するHEPES-NaOH(20mM、pH7.4) 20mLに懸濁させ、そして、14’000rpmで20秒間、Polytron(PT 6000、Kinematica)を用いてホモジナイズした。ホモジネートを4℃で30分間、48’000×gで遠心分離した。次いで、上清を除去及び廃棄し、そして、Polytron(14’000rpmで20秒間)を用いて、0.1mM EDTAを含有するHEPES-NaOH(20mM、pH7.4) 20mLにペレットを再懸濁させた。この手順を繰り返し、そして、最終ペレットを0.1mM EDTAを含有するHEPES-NaOHに再懸濁させ、そして、Polytronを用いてホモジナイズした。典型的に、メンブレン部分 2mLのアリコートを−80℃で保存した。それぞれの新たなメンブレンバッチについて、飽和曲線を介して解離定数(K
d)を求めた。TAAR1放射性リガンド
3[H]−(S)−4−[(エチル−フェニル−アミノ)−メチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン(国際公開公報第2008/098857号に記載)を、算出されたK
d値に等しい濃度(これは、通常、約2.3nMであった)で用いた結果、放射性リガンドのうちの約0.2%の結合及び全結合の約85%を表す特異的結合が得られた。非特異的結合は、10μM 非標識リガンドの存在下で結合した
3[H]−(S)−4−[(エチル−フェニル−アミノ)−メチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミンの量として定義した。全ての化合物を、広範囲の濃度(10pM〜10μM)にて2回試験した。試験化合物(20μL/ウェル)を96ウェル深底プレート(TreffLab)に移し、そして、MgCl
2(10mM)及びCaCl
2(2mM)(結合バッファ)を含有するHEPES-NaOH(20mM、pH7.4) 180μL、3.3×K
d(nM)の濃度の放射性リガンド
3[H]−(S)−4−[(エチル−フェニル−アミノ)−メチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン 300μL、及びメンブレン(1mL当たりタンパク質 50μgで再懸濁)500μLを添加した。該96ウェル深底プレートを4℃で1時間インキュベートした。ポリエチレンイミン(0.3%)に予め1時間浸漬しておいたUnifilter-96プレート(Packard Instrument Company)及びガラスフィルタGF/C(Perkin Elmer)で急速濾過することによってインキュベーションを終了させ、そして、冷結合バッファ 1mLで3回洗浄した。Microscint 40(PerkinElmer) 45μLを添加した後、Unifilter-96プレートを密封し、そして、1時間後、TopCount Microplate Scintillation Counter(Packard Instrument Company)を用いて放射活性をカウントした。
【0240】
マウスTAAR1における放射性リガンド結合アッセイ
メンブレンの調製及び放射性リガンドの結合。
マウスTAAR1を安定的に発現しているHEK-293細胞を、ウシ胎仔血清(10%、56℃で30分間熱不活化)、ペニシリン/ストレプトマイシン(1%)、及び375μg/mL ジェネテシン(Gibco)を含有するDMEM高グルコース培地中、37℃及び5% CO
2で維持した。トリプシン/EDTAを用いて培養フラスコから細胞を放出し、回収し、氷冷PBS(Ca
2+及びMg
2+を含まない)で2回洗浄し、4℃で5分間、1’000rpmでペレット化し、−80℃で凍結保存した。凍結ペレットを、10mM EDTAを含有するHEPES-NaOH(20mM、pH7.4) 20mLに懸濁させ、そして、14’000rpmで20秒間、Polytron(PT 6000、Kinematica)を用いてホモジナイズした。ホモジネートを4℃で30分間、48’000×gで遠心分離した。次いで、上清を除去及び廃棄し、そして、Polytron(14’000rpmで20秒間)を用いて、0.1mM EDTAを含有するHEPES-NaOH(20mM、pH7.4) 20mLにペレットを再懸濁させた。この手順を繰り返し、そして、最終ペレットを0.1mM EDTAを含有するHEPES-NaOHに再懸濁させ、そして、Polytronを用いてホモジナイズした。典型的に、メンブレン部分 2mLのアリコートを−80℃で保存した。それぞれの新たなメンブレンバッチについて、飽和曲線を介して解離定数(K
d)を求めた。TAAR1放射性リガンド
3[H]−(S)−4−[(エチル−フェニル−アミノ)−メチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン(国際公開公報第2008/098857号に記載)を、算出されたK
d値に等しい濃度(これは、通常、約0.7nMであった)で用いた結果、約0.5% 放射性リガンド及び全結合の約70%を表す特異的結合が得られた。非特異的結合は、10μM 非標識リガンドの存在下で結合した
3[H]−(S)−4−[(エチル−フェニル−アミノ)−メチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミンの量として定義した。全ての化合物を、広範囲の濃度(10pM〜10μM)にて2回試験した。試験化合物(20μL/ウェル)を96ウェル深底プレート(TreffLab)に移し、そして、MgCl
2(10mM)及びCaCl
2(2mM)(結合バッファ)を含有するHEPES-NaOH(20mM、pH7.4) 180μL、3.3×K
d(nM)の濃度の放射性リガンド
3[H]−(S)−4−[(エチル−フェニル−アミノ)−メチル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イルアミン 300μL、及びメンブレン(1mL当たりタンパク質 60μgで再懸濁)500μLを添加した。該96ウェル深底プレートを4℃で1時間インキュベートした。ポリエチレンイミン(0.3%)に予め1時間浸漬しておいたUnifilter-96プレート(Packard Instrument Company)及びガラスフィルタGF/C(Perkin Elmer)で急速濾過することによってインキュベーションを終了させ、そして、冷結合バッファ 1mLで3回洗浄した。Microscint 40(PerkinElmer) 45μLを添加した後、Unifilter-96プレートを密封し、そして、1時間後、TopCount Microplate Scintillation Counter(Packard Instrument Company)を用いて放射活性をカウントした。
【0241】
化合物は、以下の表に示す通り、マウス又はラットにおいてTAAR1に対するK
i値(μM)を示す。
【表2】
【0242】
式Iで表される化合物及び該式Iで表される化合物の薬学的に許容し得る塩類は、例えば、医薬製剤の形態で医薬として用いることができる。該医薬製剤は、例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬質及び軟質のゼラチンカプセル、液剤、乳剤、又は懸濁剤の形態で経口投与することができる。しかし、例えば、坐剤の形態で直腸内に投与してもよく、又は例えば、注射液の形態で非経口投与してもよい。
【0243】
式Iで表される化合物は、医薬製剤を作製するために、薬学的に不活性な無機又は有機の担体を用いて加工してもよい。ラクトース、コーンスターチ又はその誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩類等を、例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、及び硬質ゼラチンカプセル用の担体として用いることができる。軟質ゼラチンカプセル用の好適な担体は、例えば、植物油、ワックス、脂肪、半固体、及び液体ポリオール等である。しかし、活性物質の性質に応じて、軟質ゼラチンカプセルの場合、通常、担体を必要としない。液剤及びシロップ剤を作製するための好適な担体は、例えば、水、ポリオール、グリセロール、植物油等である。坐剤用の好適な担体は、例えば、天然油又は硬化油、ワックス、脂肪、半液体又は液体のポリオール等である。
【0244】
更に、医薬製剤は、保存剤、可溶化剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味剤、着色剤、風味剤、浸透圧を変化させるための塩類、バッファ、マスキング剤、又は酸化防止剤を含有してよい。また、該医薬製剤は、処置的に有用な更に他の物質を含有してもよい。
【0245】
式Iで表される化合物又はその薬学的に許容し得る塩類と処置的に不活性な担体とを含有する医薬も本発明の目的であり、同様に、式Iで表される1つ以上の化合物及び/又は薬学的に許容し得る酸付加塩と、必要に応じて、1つ以上の他の処置的に有用な物質とを、1つ以上の処置的に不活性な担体と共にガレヌス投与形態にすることを含む製造方法も本発明の目的である。
【0246】
本発明に係る最も好ましい適応症は、中枢神経系の障害を含むもの、例えば、鬱病、精神病、パーキンソン病、不安症、注意欠陥多動障害(ADHD)、及び糖尿病の治療又は予防である。
【0247】
投与量は、広い限度範囲内で変動してよく、そして、無論、各具体的な症例における個々の要件に合わせて調整しなければならない。経口投与の場合、成人に対する投与量は、一般式Iで表される化合物 1日当たり約0.01mg〜約1000mg、又は対応する量のその薬学的に許容し得る塩で変動し得る。日用量は、単一量又は分割量で投与してよく、そして、更に、これが指示されていることが分かった場合、上限を超えてもよい。
【0248】
錠剤処方(湿潤顆粒)
品目 成分 mg/錠剤
5mg 25mg 100mg 500mg
1. 式Iで表される化合物 5 25 100 500
2. 無水ラクトースDTG 125 105 30 150
3. Sta-Rx1500 6 6 6 30
4. 微結晶性セルロース 30 30 30 150
5. ステアリン酸マグネシウム 1 1 1 1
合計 167 167 167 831
【0249】
製造手順
1. 品目1、2、3、及び4を混合し、そして、精製水を用いて造粒する。
2. 50℃で顆粒を乾燥させる。
3. 該顆粒を好適な粉砕機に通す。
4. 品目5を添加し、そして、3分間混合し;好適なプレス機で圧縮する。
【0250】
カプセル剤処方
品目 成分 mg/カプセル剤
5mg 25mg 100mg 500mg
1. 式Iで表される化合物 5 25 100 500
2. 含水ラクトース 159 123 148 −−−
3. コーンスターチ 25 35 40 70
4. タルク 10 15 10 25
5. ステアリン酸マグネシウム 1 2 2 5
合計 200 200 300 600
【0251】
製造手順
1. 品目1、2、及び3を好適なミキサーで30分間混合する。
2. 品目4及び5を添加し、そして、3分間混合する。
3. 好適なカプセルに充填する。