特許第6383863号(P6383863)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6383863
(24)【登録日】2018年8月10日
(45)【発行日】2018年8月29日
(54)【発明の名称】光学レンズ
(51)【国際特許分類】
   G02B 13/00 20060101AFI20180820BHJP
   G02B 13/14 20060101ALN20180820BHJP
【FI】
   G02B13/00
   !G02B13/14
【請求項の数】8
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-510859(P2017-510859)
(86)(22)【出願日】2014年9月2日
(65)【公表番号】特表2017-529564(P2017-529564A)
(43)【公表日】2017年10月5日
(86)【国際出願番号】CN2014085712
(87)【国際公開番号】WO2016033730
(87)【国際公開日】20160310
【審査請求日】2017年2月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】515016891
【氏名又は名称】ハンズ レーザー テクノロジー インダストリー グループ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】特許業務法人コスモス特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 家英
(72)【発明者】
【氏名】周 朝明
(72)【発明者】
【氏名】孫 博
(72)【発明者】
【氏名】黄 海
(72)【発明者】
【氏名】高 云峰
【審査官】 岡田 弘
(56)【参考文献】
【文献】 中国特許出願公開第103984078(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 9/00−17/08
G02B 21/02−21/04
G02B 25/00−25/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学レンズであって、入射光の伝播方向に沿って同軸に配列される第一レンズ、第二レンズ、第三レンズおよび第四レンズから構成され、前記第一レンズと第四レンズは共にメニスカス状の負レンズであり、第二レンズはメニスカス状の正レンズであり、第三レンズは平凸状の正レンズであり、前記第一レンズは第一曲面と第二曲面を含み、第二レンズは第三曲面と第四曲面を含み、第三レンズは第五曲面と第六曲面を含み、第四レンズは第七曲面と第八曲面を含み、各レンズにおける2つの曲面はそれぞれレンズの光入射面と光出射面になり、第一曲面ないし第八曲面は入射光の伝播方向に沿って順に配列され、第一曲面、第二曲面、第三曲面、第四曲面、第六曲面、第七曲面および第八曲面はいずれも、入射光の伝播方向へ突出していること
前記第一曲面の曲率半径は−27mm±5%であり、前記第二曲面の曲率半径は−110mm±5%であり、前記第一レンズの中心の厚さは3mm±5%であることを特徴とする光学レンズ。
【請求項2】
光学レンズであって、入射光の伝播方向に沿って同軸に配列される第一レンズ、第二レンズ、第三レンズおよび第四レンズから構成され、前記第一レンズと第四レンズは共にメニスカス状の負レンズであり、第二レンズはメニスカス状の正レンズであり、第三レンズは平凸状の正レンズであり、前記第一レンズは第一曲面と第二曲面を含み、第二レンズは第三曲面と第四曲面を含み、第三レンズは第五曲面と第六曲面を含み、第四レンズは第七曲面と第八曲面を含み、各レンズにおける2つの曲面はそれぞれレンズの光入射面と光出射面になり、第一曲面ないし第八曲面は入射光の伝播方向に沿って順に配列され、第一曲面、第二曲面、第三曲面、第四曲面、第六曲面、第七曲面および第八曲面はいずれも、入射光の伝播方向へ突出していること、
前記第三曲面の曲率半径は−90mm±5%であり、前記第四曲面の曲率半径は−30mm±5%であり、前記第二レンズの中心の厚さは10mm±5%であることを特徴とする光学レンズ。
【請求項3】
光学レンズであって、入射光の伝播方向に沿って同軸に配列される第一レンズ、第二レンズ、第三レンズおよび第四レンズから構成され、前記第一レンズと第四レンズは共にメニスカス状の負レンズであり、第二レンズはメニスカス状の正レンズであり、第三レンズは平凸状の正レンズであり、前記第一レンズは第一曲面と第二曲面を含み、第二レンズは第三曲面と第四曲面を含み、第三レンズは第五曲面と第六曲面を含み、第四レンズは第七曲面と第八曲面を含み、各レンズにおける2つの曲面はそれぞれレンズの光入射面と光出射面になり、第一曲面ないし第八曲面は入射光の伝播方向に沿って順に配列され、第一曲面、第二曲面、第三曲面、第四曲面、第六曲面、第七曲面および第八曲面はいずれも、入射光の伝播方向へ突出していること、
前記第五曲面の曲率半径は∞であり、前記第六曲面の曲率半径は−63mm±5%であり、前記第三レンズの中心の厚さは14mm±5%であることを特徴とする光学レンズ。
【請求項4】
光学レンズであって、入射光の伝播方向に沿って同軸に配列される第一レンズ、第二レンズ、第三レンズおよび第四レンズから構成され、前記第一レンズと第四レンズは共にメニスカス状の負レンズであり、第二レンズはメニスカス状の正レンズであり、第三レンズは平凸状の正レンズであり、前記第一レンズは第一曲面と第二曲面を含み、第二レンズは第三曲面と第四曲面を含み、第三レンズは第五曲面と第六曲面を含み、第四レンズは第七曲面と第八曲面を含み、各レンズにおける2つの曲面はそれぞれレンズの光入射面と光出射面になり、第一曲面ないし第八曲面は入射光の伝播方向に沿って順に配列され、第一曲面、第二曲面、第三曲面、第四曲面、第六曲面、第七曲面および第八曲面はいずれも、入射光の伝播方向へ突出していること、
前記第七曲面の曲率半径は−55mm±5%であり、前記第八曲面の曲率半径は−90mm±5%であり、前記第四レンズの中心の厚さは5mm±5%であることを特徴とする光学レンズ。
【請求項5】
前記第一レンズの第二曲面と第二レンズの第三曲面とは光軸上における距離は2mm±5%であり、前記第二レンズの第四曲面と第三レンズの第五曲面とは光軸上における距離は0.5mm±5%であり、前記第三レンズの第六曲面と第四レンズ第七曲面とは光軸上における距離は20mm±5%であることを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか一項に記載の光学レンズ。
【請求項6】
前記光学レンズは第五平板を更に含み、前記第一レンズ、第二レンズ、第三レンズ、第四レンズおよび第五平板は入射光の伝播方向に沿って同軸に配列され、前記第五平板平板であることを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか一項に記載の光学レンズ。
【請求項7】
前記第五平板の厚さは3mm±5%であることを特徴とする請求項に記載の光学レンズ。
【請求項8】
前記第五平板は光入射面としての入射平面と光出射面としての出射平面を含み、前記第五平板入射平面と第四レンズの第八曲面とは光軸上における距離は2mm±5%であることを特徴とする請求項に記載の光学レンズ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学技術に関し、特にレーザー加工に用いられる光学レンズに関するものである。
【背景技術】
【0002】
レーザー加工技術の発展に伴い、レーザー印刷またはレーザー切断などをするとき、レーザー加工工程を随時監視することにより、加工工程の品質を確保することが望まれている。一般的な監視方法として、CCD監視システムを採用することにより、加工工程を随時監視している。従来の技術と比較してみると、従来の加工システムは、加工初期に肉眼によって焦点合わせだけを行った後、直接加工を開始するのに対して、当該CCD監視システムは、加工の全過程を監視している。加工の全過程を監視することにより、品質の問題が発生すると、即時に改善することができるので、加工品質を確保することができる。
【0003】
従来のCCD監視システムは、遠赤外線領域の波長に対する応答性が良くないが、赤色光領域の波長に対する感受性が良いので、通常赤色光を利用して監視する。しかし、当該CCD監視システムは、遠赤外線領域の波長を利用して加工するとき、CCD監視システムの画像に色収差が発生するおそれがあるので、加工の状況を正確に反映することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、遠赤外線領域の作業波長に対応できるとともに、赤色光領域の波長を監視用光線の波長とするときに、監視システムの画像の色収差を解消することができる光学レンズを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
光学レンズであって、入射光の伝播方向に沿って同軸に配列される第一レンズ、第二レンズ、第三レンズおよび第四レンズから構成され、前記第一レンズと第四レンズは共にメニスカス状の負レンズであり、第二レンズはメニスカス状の正レンズであり、第三レンズは平凸状の正レンズであり、前記第一レンズは第一曲面と第二曲面を含み、第二レンズは第三曲面と第四曲面を含み、第三レンズは第五曲面と第六曲面を含み、第四レンズは第七曲面と第八曲面を含み、各レンズにおける2つの曲面はそれぞれレンズの光入射面と光出射面になり、第一曲面ないし第八曲面は入射光の伝播方向に沿って順に配列され、第一曲面、第二曲面、第三曲面、第四曲面、第六曲面、第七曲面および第八曲面はいずれも、入射光の伝播方向へ突出している。
【0006】
本発明の一実施例において、前記第一曲面の曲率半径は−27mm±5%であり、前記第二曲面の曲率半径は−110mm±5%であり、前記第一レンズの中心の厚さは3mm±5%である。
【0007】
本発明の一実施例において、前記第三曲面の曲率半径は−90mm±5%であり、前記第四曲面の曲率半径は−30mm±5%であり、前記第二レンズの中心の厚さは10mm±5%である。
【0008】
本発明の一実施例において、前記第五曲面の曲率半径は∞であり、前記第六曲面の曲率半径は−63mm±5%であり、前記第三レンズの中心の厚さは14mm±5%である。
【0009】
本発明の一実施例において、前記第七曲面の曲率半径は−55mm±5%であり、前記第八曲面の曲率半径は−90mm±5%であり、前記第四レンズの中心の厚さは5mm±5%である。
【0010】
本発明の一実施例において、前記第一レンズの第二曲面と第二レンズの第三曲面とは、光軸上における距離は2mm±5%であり、前記第二レンズの第四曲面と第三レンズの第五曲面とは、光軸上における距離は0.5mm±5%であり、前記第三レンズの第六曲面と第四レンズ第七曲面とは、光軸上における距離は20mm±5%である。
【0011】
本発明の一実施例において、前記光学レンズは第五平板を更に含み、前記第一レンズ、第二レンズ、第三レンズ、第四レンズおよび第五平板は入射光の伝播方向に沿って同軸に配列され、前記第五平板は平面平板である。
【0012】
本発明の一実施例において、前記第五平板の厚さは3mm±5%である。
【0013】
本発明の一実施例において、前記第五平板は光入射面としての入射平面と光出射面としての出射平面を含み、前記第五平板入射平面と第四レンズの第八曲面とは光軸上における距離は2mm±5%である。
【発明の効果】
【0014】
前記光学レンズをレーザー加工装置の光学システムに用いる場合、遠赤外線領域の波長をレーザー加工用光線の波長とし、赤色光の波長を監視用光線の波長とすることにより、監視システムの撮像の品質を向上させ、レーザー加工の品質を確保することができる。
【0015】
図面に示された本発明の好適な実施例の技術的事項により、本発明の目的、特徴および発明の効果をより詳細に理解することができる。各図面において、同様の符号は同様の部分を示す。下記図面は、実際の製品のサイズの比例によって描いたものではなく、本発明の趣旨をよく表すことができるように描かれている。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施例の光学レンズの構造を示す図である。
図2図1に示される実施例の光学レンズの細い光束の収差を示す図である。
図3図1に示される実施例の光学レンズのスポットプログラムを示す図である。
図4図1に示される実施例の光学レンズの変調伝達関数を示すM.T.F図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の目的、特徴および発明の効果をより詳細に理解してもらうため、以下、図面により本発明の具体的な実施例を詳細に説明する。
【0018】
注意されたいのは、本明細書中の光の伝播方向は図面の左側から右側に向かうということである。レンズの曲率半径の正負は曲面と主光軸の交差点と、該曲面の球心との間の位置関係によって定義し、曲線の球心が当該交差点の左側に位置するとき、曲率半径を負数とし、逆に、曲線の球心が当該交差点の右側に位置するとき、曲率半径を正数とする。光学レンズの左側は物体側であり、光学レンズの右側は画像側である。正レンズはレンズの中心の厚さが辺縁の厚さより厚いレンズのことを示し、負レンズはレンズの中心の厚さが辺縁の厚さより薄いレンズのことを示す。
【0019】
図1は本発明の一実施例の光学レンズの構造を示す図である。説明を簡単にするため、該図面においては本発明に係る部分のみを示している。当該光学レンズは、入射光の伝播方向に沿って同軸に配列される第一レンズL1、第二レンズL2、第三レンズL3および第四レンズL4を含む。
【0020】
第一レンズL1は第一曲面S1と第二曲面S2を含み、第二レンズL2は第三曲面S3と第四曲面S4を含み、第三レンズL3は第五曲面S5と第六曲面S6を含み、第四レンズL4は第七曲面S7と第八曲面S8を含む。各レンズにおける2つの曲面はそれぞれレンズの光入射面と光出射面になり、第一曲面S1ないし第八曲面S8は入射光の伝播方向に沿って順に配列される。
【0021】
第一レンズL1はメニスカス状の負レンズである。第一レンズL1の第一曲面S1は画像側へ突出しており、この曲率半径は−27mmである。第二曲面S2は画像側へ突出しており、この曲率半径は−110mmである。第一レンズL1の中心の厚さd1(すなわち第一レンズL1の光軸上における厚さ)は3mmである。上述した各パラメーターはいずれも希望値であり、一定の公差を有することが許されるべきであり、上述した各パラメーターの公差の範囲は5%である。すなわち、上述した各パラメーターは希望値の±5%の範囲内で変化することができる。本実施例において、第一レンズL1の材料はNd1.62:Vd34(屈折率:分散係数)のものである。
【0022】
第二レンズL2はメニスカス状の正レンズである。第二レンズL2の第三曲面S3は画像側へ突出しており、この曲率半径は−90mmである。第四曲面S4は画像側へ突出しており、この曲率半径は−30mmである。第二レンズL2の中心の厚さd3は10mmである。第二レンズL2の上述した各パラメーターはいずれも希望値であり、一定の公差を有することが許されるべきであり、上述した各パラメーターの公差の範囲は5%である。すなわち、上述した各パラメーターは希望値の±5%の範囲内で変化することができる。本実施例において、第二レンズL2の材料はNd1.62:Vd60のものである。
【0023】
第三レンズL3は平凸状の正レンズである。第三レンズL3の第五曲面S5は平面であり、この曲率半径は無限大(∞)である。第六曲面S6は画像側へ突出しており、この曲率半径は−63mmである。第三レンズL3の中心の厚さd5は14mmである。第三レンズL3の上述した各パラメーターはいずれも希望値であり、一定の公差を有することが許されるべきであり、上述した各パラメーターの公差の範囲は5%である。すなわち、上述した各パラメーターは希望値の±5%の範囲内で変化することができる。本実施例において、第三レンズL3の材料はNd1.62:Vd60のものである。
【0024】
第四レンズL4はメニスカス状の負レンズである。第四レンズL4の第七曲面S7は画像側へ突出しており、この曲率半径は−55mmである。第八曲面S8は画像側へ突出しており、この曲率半径は−90mmである。第四レンズL4の中心の厚さd7は5mmである。第四レンズL4の上述した各パラメーターはいずれも希望値であり、一定の公差を有することが許されるべきであり、上述した各パラメーターの公差の範囲は5%である。すなわち、上述した各パラメーターは希望値の±5%の範囲内で変化することができる。本実施例において、第四レンズL4の材料はNd1.5:Vd62のものである。
【0025】
発明者は各隣接するレンズの間の距離を次のように設けた。具体的には、第一レンズL1の出射面(第二曲面S2)と第二レンズL2の入射面(第三曲面S3)とは光軸上における距離d2の希望値は2mmであり、公差は5%である。すなわち、当該距離d2は希望値の±5%の範囲内で変化することができる。
【0026】
第二レンズL2の出射面(第四曲面S4)と第三レンズL3の入射面(第五曲面S5)とは光軸上における距離d4の希望値は0.5mmであり、公差は5%である。すなわち、当該距離d4は希望値の±5%の範囲内で変化することができる。
【0027】
第三レンズL3の出射面(第六曲面S6)と第四レンズL4の入射面(第七曲面S7)とは光軸上における距離d6の希望値は20mmであり、公差は5%である。すなわち、当該距離d6は希望値の±5%の範囲内で変化することができる。
【0028】
本実施例において、当該光学レンズは第五平板L5を更に含み、第一レンズL1、第二レンズL2、第三レンズL3、第四レンズL4および第五平板L5は、入射光の伝播方向に沿って同軸に配列される。
【0029】
第五平板L5は光入射面としての入射平面S9と光出射面としての出射平面S10を含む。第五平板L5は保護部品としての平面平板であるので、入射平面S9と出射平面S10の曲率半径はいずれも無限大である。第五平板L5の厚さd9は3mmである。第四レンズL4の第八曲面S8(光出射面)と第五平板L5の入射平面S9(光入射面)とは光軸上における距離d8は2mmである。同様に、上述した各パラメーターはいずれも希望値であり、一定の公差を有することが許されるべきであり、上述した各パラメーターの公差の範囲は5%である。すなわち、上述した各パラメーターは希望値の±5%の範囲内で変化することができる。本実施例において、第五平板L5の材料はNd1.5:Vd64のものである。
【0030】
下記内容により上述した実施例の技術的事項をより詳細に説明する。
第一レンズL1において、
第一曲面S1の曲率半径は−27mmであり、
第二曲面S2の曲率半径は−110mmであり、
中心の厚さは3mmであり、
材料は1.62/34のものである。
第二レンズL2において、
第三曲面S3の曲率半径は−90mmであり、
第四曲面S4の曲率半径は−30mmであり、
中心の厚さは10mmであり、
材料は1.62/60のものであり、
第一レンズL1の曲面との距離は2mmである。
第三レンズL3において、
第五曲面S5の曲率半径は無限大(∞)であり、
第六曲面S6の曲率半径は−63mmであり、
中心の厚さは14mmであり、
材料は1.62/60のものであり、
第二レンズL2の曲面との距離は0.5mmである。
第四レンズL4において、
第七曲面S7の曲率半径は−55mmであり、
第八曲面S8の曲率半径は−90mmであり、
中心の厚さは5mmであり、
材料は1.5/62のものであり、
第三レンズL3の曲面との距離は20mmである。
第五平板L5において、
入射平面S9の曲率半径は無限大(∞)であり、
出射平面S10の曲率半径は無限大(∞)であり、
中心の厚さは3mmであり、
材料は1.5/64のものであり、
第四レンズL4の曲面との距離は2mmである。
【0031】
上述した光学レンズを備える光学システムは、波長の範囲が1064〜660nmである赤色光または赤外線を光源としてレーザー加工をすることができる。赤色光が監視光源として採用されたCCD監視システムを備えるレーザー加工装置は、当該光学レンズを備えることにより、CCD画像の色収差を防止し、より良い画像を獲得することができる。これにより、より確実に加工過程を随時監視することができる。
【0032】
以下、λ=1064nmである遠赤外線レーザーとλ=660nmである可視光を用いる場合を例に、当該光学レンズを備えるレーザー加工装置の光学効果について、図2図4を参照しながら説明する。
【0033】
当該光学レンズの具体的なパラメーターは次の通りである。f=160mm、Φ=12mm、マーキングの範囲はA=100*100mmである。fは当該光学レンズの焦点距離であり、Φは入射瞳の直径である。
【0034】
図2は当該光学レンズの細い光束の収差を示す図である。図2に示される通り、当該レンズの補正後の色収差は、従来の光学対物レンズの理想的な状態に達し、収差はΔC≒0.01であり焦点深度の範囲内に入っている。
図3は当該光学レンズの幾何収差を示す図である。補正は理想的な状態になっている。
図4は当該光学レンズの伝達関数を示すM.T.F図である。本発明は一般的な光学フォーカシングレンズの水準を超えている。
【0035】
本発明は、上述した実施例の光学レンズを採用することにより、作業用光線の波長λ=1064nmとCCDの可視光の波長λ=660nmを同一の像面上に位置させることができる。これにより、レーザー加工をする全過程において、作業用光線の波長がλ=1064nmであるレーザーによってマーキングをすることにより、CCDターゲットに良好に反映させることができる。すなわち、マーキングの全過程を監視し、マーキングが正確にされるように確保することができる。
【0036】
以上、上述した複数の実施例により本発明の好適な実施例を詳述してきたが、本発明の構成は上記実施例にのみ限定されるものではない。本技術分野の当業者は本発明の要旨を逸脱しない範囲内で設計の変更等を行うことができ、このような設計の変更等があっても本発明に含まれることは勿論である。本発明の保護範囲は後述する特許請求の範囲が定めたものを基準にする。
図1
図2
図3
図4