特許第6383965号(P6383965)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6383965-治療用椅子 図000002
  • 特許6383965-治療用椅子 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6383965
(24)【登録日】2018年8月17日
(45)【発行日】2018年9月5日
(54)【発明の名称】治療用椅子
(51)【国際特許分類】
   A47C 7/72 20060101AFI20180827BHJP
   A61G 15/10 20060101ALI20180827BHJP
   A61F 5/01 20060101ALN20180827BHJP
【FI】
   A47C7/72
   A61G15/10
   !A61F5/01 E
【請求項の数】3
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2017-234743(P2017-234743)
(22)【出願日】2017年12月7日
【審査請求日】2017年12月7日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】590004187
【氏名又は名称】福永 幹夫
(72)【発明者】
【氏名】福永 幹夫
(72)【発明者】
【氏名】中山 詩斗
【審査官】 中村 泰二郎
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2006/0292533(US,A1)
【文献】 登録実用新案第3128818(JP,U)
【文献】 特表2004−530503(JP,A)
【文献】 特開2003−164544(JP,A)
【文献】 特表平08−511448(JP,A)
【文献】 米国特許第9801437(US,B2)
【文献】 特開2008−284284(JP,A)
【文献】 国際公開第2016/121099(WO,A1)
【文献】 欧州特許出願公開第2186429(EP,A1)
【文献】 米国特許第4578866(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C 1/00−16/04
A61G 1/00−15/18
A61F 5/00− 5/40
A61H 3/00− 3/06
A43D 1/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
椅子の上方より下方の使用者の脚にむけて、ライン状のレーザー光線を照射する照射部を備えるた椅子であって、前記照射部は椅子に設置された金属等の棒状、若しくは、板状等の部材で固定された部材により、椅子の前方に設置された事を特徴とした椅子。
【請求項2】
前記照射部は椅子の前辺より前方から前記レーザー光線を照射する事を特徴とした請求項1に記載の椅子。
【請求項3】
前記照射部は、前記レーザー光線をクロスライン状に照射する事を特徴とした請求項1、又は、請求項2に記載の椅子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は矯正用の椅子に関するものである。
【背景技術】
【0002】
背骨を椅子を使って矯正する事は知られている。
【発明の概要】
【発明の解決しようとする課題】
【0003】
患者の骨盤を椅子で矯正する利点として、患者が骨盤の矯正前と矯正後で、自身で脚の長さの違いが僅かな場合、患者自身での視覚での感知ができるという事がある。しかし、その差が僅かの場合、感知するのが難しかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は前記の僅かな脚の長さの違いを患者自身でより感知し易くするために、椅子に前上方に設置、固定されたレーザー光線器により、レーザー光線を用いて患者の脚、若しくは、脚方向に照射するので、レーザー照射部も固定される。
【0005】
又、レーザーを線状(レーザーラインを使用)に照射する事により目安が大きくなる。
【0006】
そして、レーザーを十字にすることにより、より解り易くなる。
【発明の効果】
【0007】
レーザー光線、特にレーザーラインを患者の脚に照射することにより、目安が線状になるので患者自身により脚の長さの違いをより感知しやすく成った。
【0008】
又、レーザークロスラインを用いて、より感知しやすく成った。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明を側方より見た図である。
図2】本発明を上方より見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本は発明を図1図2を用いて説明する。
【0011】
図1は患者を椅子に座らせて、レーザージェネレーター2を椅子の上部より照射させたものである。
【0012】
図2は椅子を上部より見たもので、椅子に固定されたレーザーラインラインジェネレーターを椅子の上方から照射したレーザーライン3(線状)である。
【0013】
レーザージェネレーター2は、図説しないが(図に書いていないが)椅子1に設置された金属等の棒状、若しくは、板状等の部材で固定された部材に、椅子1の前辺4より前上方に位置したところに設置、固定され、そこから患者の脚に向けて(下方に向けて)レーザー照射する。この際、レーザージェネレーター2のレーザー照射方向は、図説しないがネジ等による照射方向調節機構により患者の脚方向に照射し固定されているので、レーザーの照射部も固定されている。
【0014】
レーザージェネレーター2の照射角度は、鉛直線を0度とした場合、椅子の前後に対しプラスマイナス30度以内が使用者から見やすく望ましく、照射方向はネジ等を利用した照射方向調節機構により調節でき固定する。
【0015】
レーザーラインを十字にするため、レーザークロスラインジェネレータを用いるとにより、よりわかりやすくなる。この際前辺4の中心より、前方の垂直線上に位置した上方から下方に照射する。
【0016】
この際のレーザー照射は、椅子の前辺4より前方に照射し、レーザー光は椅子に当たらないようにする。
【0017】
照射は、レーザーライン3と椅子の前辺4は平行に成るように、ネジ等を利用した図説しない(図に描いていない)照射方向調節機構により調節し、レーザージェネレータ2を椅子の前上方に設置し固定する。
【0018】
図説しないがレーザークロスラインを照射する場合は、一つレーザラインは前記のように前辺4に平行に照射出来るようにレーザージェネレーター2を椅子の前上方に設置し、もう一つのレーザーライン(患者に対して矢状方向のライン)は、患者の左右の大腿部の間に縦に照射するようにレーザージェネレイター2を椅子の前上方に設置し固定する。
【0019】
レーザージェネレイター2は、患者の大腿部、若しくは、膝を屈曲して出来た脚の先端部に照射するように、設置、固定する事により分かり易く成る。
【符号の説明】
【0020】
1 椅子
2 レーザージェネレーター
3 照射したレーザーライン
4 椅子の前辺
【要約】      (修正有)
【課題】椅子に座って骨盤を矯正する場合、脚の長さを患者自身が視やすい治療用椅子を提供する。
【解決手段】椅子1の上前方よりレーザーを患者の脚に照射する事により目標目安が出来たため視やすくする。
【選択図】図1
図1
図2