【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 展示会名 国際物流総合展2012(展示日 平成24年9月11日〜14日) 展示会名 湖南市元気市場−農商工フェア(展示日 平成24年11月17日)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
所定の収納品を仕分けて収納した複数の仕分け容器を格納する、コンベアを搬送方向に向かって前下がり傾斜させた重力コンベアである搬送コンベアを上下多段に配置してなるストック棚と、
前記ストック棚の各搬送コンベアの搬送方向前端部に設けた、前記仕分け容器の移動の阻止及びその解除を行う前端部ストッパーと、
前記ストック棚の下方に位置する、コンベアを前記搬送コンベアの搬送方向に向かって後下がり傾斜させた重力コンベアである返送コンベアと、
前記ストック棚の前記搬送方向に向かって前方に位置する、前記搬送コンベアから前記仕分け容器が受け渡されるとともに、前記返送コンベアへ前記仕分け容器を受け渡すための第1テーブル、前記第1テーブルを昇降させる第1昇降駆動機構、前記第1テーブルを前記搬送コンベアの傾斜及び前記返送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させる第1チルト機構、並びに前記収納品の搬出口及び搬入口を有する第1昇降リフトと、
前記ストック棚の前記搬送方向に向かって後方に位置する、前記返送コンベアから前記仕分け容器が受け渡されるとともに、前記搬送コンベアへ前記仕分け容器を受け渡すための第2テーブル、前記第2テーブルを昇降させる第2昇降駆動機構、並びに前記第2テーブルを前記搬送コンベアの傾斜及び前記返送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させる第2チルト機構を有する第2昇降リフトと、
を備え、
前記第1チルト機構は、
前記搬送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させた状態で保持されるとともに、その前記搬送方向後端部に位置する第1左右方向軸まわりに前記搬送方向前端部が上方へ揺動可能なように支持された前記第1テーブルを、
前記返送コンベアへ前記仕分け容器を受け渡す際に、前記第1テーブルの前記搬送方向前端部を第1受け部材により下方から支持することにより、前記第1テーブルを前記第1左右方向軸まわりに揺動させて前記返送コンベアの傾斜に合わせるものであり、
前記第2チルト機構は、
前記搬送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させた状態で保持されるとともに、その前記搬送方向後端部に位置する第2左右方向軸まわりに前記搬送方向前端部が上方へ揺動可能なように支持された前記第2テーブルを、
前記返送コンベアから前記仕分け容器が受け渡される際に、前記第2テーブルの前記搬送方向前端部を第2受け部材により下方から支持することにより、前記第2テーブルを前記第2左右方向軸まわりに揺動させて前記返送コンベアの傾斜に合わせるものであり、
前記返送コンベアは、前記搬送方向後端部に前記仕分け容器の移動の阻止及びその解除を行う後端部ストッパーを備え、
前記後端部ストッパーは、
中間部を左右方向軸により支持されて上下方向へ揺動する、前記搬送方向の前後に長いシーソー状のアームであり、
前記アームの前記搬送方向後部には上方へ突出する当止部が、
前記アームの前記搬送方向前端部には上方へ突出する押上部が設けられ、
前記アームの前記搬送方向後端部には後方へ突出する被操作部が設けられ、
前記アームは前記当止部が前記仕分容器を当止するように付勢されており、
前記返送コンベアから前記第2テーブルへ前記仕分け容器が受け渡される際に、下降する前記第2昇降リフトに設けた操作片が前記被操作部を上方から押圧することにより、前記アームの当止部が前記仕分容器から外れ、前記アームの押上部により下方から押し上げられた前記仕分け容器が前記第2テーブル上に受け渡されることを特徴とする
自動倉庫。
前記ストック棚及び前記前端部ストッパー、前記返送コンベア、並びに前記第1昇降リフト及び前記第2昇降リフトを含む装置一式を組み込んだ機枠の底にキャスターを設けて移動可能に構成してなる
請求項1〜3の何れか1項に記載の自動倉庫。
所定の収納品を仕分けて収納した複数の仕分け容器を格納する、コンベアを搬送方向に向かって前下がり傾斜させた重力コンベアである搬送コンベアを上下多段に配置してなる、第1ストック棚及び第2ストック棚を、これらの搬送方向が反対となり、かつ搬送方向前端部同士が対向するように離間させて配置してなるストック棚と、
前記ストック棚の各搬送コンベアの搬送方向前端部に設けた、前記仕分け容器の移動の阻止及びその解除を行う前端部ストッパーと、
前記第1ストック棚の下方に位置する、コンベアを前記第1ストック棚の搬送方向に向かって後下がり傾斜させた重力コンベアである第1返送コンベアと、
前記第2ストック棚の下方に位置する、コンベアを前記第2ストック棚の搬送方向に向かって後下がり傾斜させた重力コンベアである第2返送コンベアと、
前記第1ストック棚及び前記第2ストック棚間に位置する、前記第1ストック棚の搬送コンベア又は前記第2ストック棚の搬送コンベアから前記仕分け容器が受け渡されるとともに、前記第1返送コンベア又は前記第2返送コンベアへ前記仕分け容器を受け渡すための第1テーブル、前記第1テーブルを昇降させる第1昇降駆動機構、前記第1テーブルを、前記第1ストック棚の搬送コンベアの傾斜及び第1返送コンベアの傾斜、又は前記第2ストック棚の搬送コンベアの傾斜及び第2返送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させる第1チルト機構、並びに、前記搬送コンベアの搬送方向に向かって左方又は右方に前記収納品の搬出口及び搬入口を有する第1昇降リフトと、
前記第1ストック棚の搬送方向に向かって後方に位置する、前記第1返送コンベアから前記仕分け容器が受け渡されるとともに、前記第1ストック棚の搬送コンベアへ前記仕分け容器を受け渡すための第2テーブル、前記第2テーブルを昇降させる第2昇降駆動機構、並びに前記第2テーブルを前記第1ストック棚の搬送コンベアの傾斜及び前記第1返送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させる第2チルト機構を有する第2昇降リフトと、
前記第2ストック棚の搬送方向に向かって後方に位置する、前記第2返送コンベアから前記仕分け容器が受け渡されるとともに、前記第2ストック棚の搬送コンベアへ前記仕分け容器を受け渡すための第3テーブル、前記第3テーブルを昇降させる第3昇降駆動機構、並びに前記第3テーブルを前記第2ストック棚の搬送コンベアの傾斜及び前記第2返送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させる第3チルト機構を有する第3昇降リフトと、
を備え、
前記第1チルト機構は、
前記第1ストック棚の前記搬送方向後端部に位置する第1左右方向軸まわりに前記第1ストック棚の搬送方向前端部が上方へ揺動可能なように支持された前記第1テーブルを、
前記第1返送コンベア又は前記第2返送コンベアへ前記仕分け容器を受け渡す際に、前記第1テーブルの下面に当接する偏心カムをアクチュエーターにより揺動させることにより、前記第1テーブルを前記第1左右方向軸まわりに揺動させて、前記第1返送コンベア又は前記第2返送コンベアの傾斜に合わせるものであり、
前記第2チルト機構は、
前記第1ストック棚の搬送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させた状態で保持されるとともに、前記第1ストック棚の搬送方向後端部に位置する第2左右方向軸まわりに前記第1ストック棚の搬送方向前端部が上方へ揺動可能なように支持された前記第2テーブルを、
前記第1返送コンベアから前記仕分け容器が受け渡される際に、前記第2テーブルの前記第1ストック棚の搬送方向前端部を第2受け部材により下方から支持することにより、前記第2テーブルを前記第2左右方向軸まわりに揺動させて前記第1返送コンベアの傾斜に合わせるものであり、
前記第3チルト機構は、
前記第2ストック棚の搬送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させた状態で保持されるとともに、前記第1ストック棚の搬送方向後端部に位置する第3左右方向軸まわりに前記第2ストック棚の搬送方向前端部が上方へ揺動可能なように支持された前記第3テーブルを、
前記第2返送コンベアから前記仕分け容器が受け渡される際に、前記第3テーブルの前記第2ストック棚の搬送方向前端部を第3受け部材により下方から支持することにより、前記第3テーブルを前記第3左右方向軸まわりに揺動させて前記返送コンベアの傾斜に合わせるものであり、
前記第1返送コンベアは、前記第1ストック棚の搬送方向後端部に前記仕分け容器の移動の阻止及びその解除を行う第1後端部ストッパーを備え、
前記第1後端部ストッパーは、
中間部を左右方向軸により支持されて上下方向へ揺動する、前記第1ストック棚の搬送方向の前後に長いシーソー状の第1アームであり、
前記第1アームの前記第1ストック棚の搬送方向後部には上方へ突出する当止部が、
前記第1アームの前記第1ストック棚の搬送方向前端部には上方へ突出する押上部が設けられ、
前記第1アームの前記第1ストック棚の搬送方向後端部には後方へ突出する被操作部が設けられ、
前記第1アームは前記当止部が前記仕分容器を当止するように付勢されており、
前記第1返送コンベアから前記第2テーブルへ前記仕分け容器が受け渡される際に、下降する前記第2昇降リフトに設けた操作片が前記被操作部を上方から押圧することにより、前記第1アームの当止部が前記仕分容器から外れ、前記第1アームの押上部により下方から押し上げられた前記仕分け容器が前記第2テーブル上に受け渡され、
前記第2返送コンベアは、前記第2ストック棚の搬送方向後端部に前記仕分け容器の移動の阻止及びその解除を行う第2後端部ストッパーを備え、
前記第2後端部ストッパーは、
中間部を左右方向軸により支持されて上下方向へ揺動する、前記第2ストック棚の搬送方向の前後に長いシーソー状の第2アームであり、
前記第2アームの前記第2ストック棚の搬送方向後部には上方へ突出する当止部が、
前記第2アームの前記第2ストック棚の搬送方向前端部には上方へ突出する押上部が設けられ、
前記第2アームの前記第2ストック棚の搬送方向後端部には後方へ突出する被操作部が設けられ、
前記第2アームは前記当止部が前記仕分容器を当止するように付勢されており、
前記第2返送コンベアから前記第3テーブルへ前記仕分け容器が受け渡される際に、下降する前記第3昇降リフトに設けた操作片が前記被操作部を上方から押圧することにより、前記第2アームの当止部が前記仕分容器から外れ、前記第2アームの押上部により下方から押し上げられた前記仕分け容器が前記第3テーブル上に受け渡されることを特徴とする
自動倉庫。
前記第1テーブルがスライドレールにより支持されたものであり、前記第1テーブルとともに目的の前記仕分け容器を、前記収納品の搬出口及び搬入口へ移動可能に構成してなる
請求項5記載の自動倉庫。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び2のような従来の垂直循環式の自動倉庫は、ストック棚(収容ラック部)の前側(下流側)の昇降リフト(供給リフター、搬出リフター部)に搬出口(部品取出し位置、搬出台)があり、ストック棚の後側(上流側)の昇降リフト(補給リフター、搬入リフター部)に搬入口(部品補給箇所、搬入台)がある構成であるので、一人の作業者が搬出と搬入を行う場合において、作業者は前後に離れた搬出口と搬入口の間を行き来する必要があるため、作業効率が悪く、しかも作業者の負担(疲労)が大きくなる。
また、前後に離れた搬出口と搬入口の双方に作業スペースを設ける必要があるため、設置に必要なスペースが大きくなるととともに、搬出口側及び搬入口側の双方とも壁から離して設置する必要がある等、レイアウトの制限が多い。
さらに、搬出側と搬入側の双方に作業者用操作盤を設ける必要がるため、その分の製造コストが上昇する。
さらにまた、ストッパー(コンテナストッパー)を駆動するアクチュエーターをストッパー毎に設けているため、その分の製造コスト及び重量が増大する。
また、特許文献1の構成では、テーブルの水平角度の変更をチルトシリンダーにより行っているため、その分の製造コスト及び重量が増大する。
さらに、特許文献2の構成では、重量物の搬送であることから、取り込みローラー及び送り出しローラー並びに棚部の下流側に設けた搬送ローラーコンベアは、ローラーを駆動するアクチュエーターを備えているので、その分の製造コスト及び重量が増大する。
【0006】
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、作業効率が良く、作業者の負担(疲労)を小さくすることができ、設置に必要なスペースを小さくすることができ、レイアウトの制限を少なくすることができるとともに製造コスト及び重量を低減することができる、小型の垂直循環式自動倉庫を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る自動倉庫は、前記課題解決のために、所定の収納品を仕分けて収納した複数の仕分け容器を格納する、コンベアを搬送方向に向かって前下がり傾斜させた重力コンベアである搬送コンベアを上下多段に配置してなるストック棚と、前記ストック棚の各搬送コンベアの搬送方向前端部に設けた、前記仕分け容器の移動の阻止及びその解除を行うストッパーと、前記ストック棚の下方に位置する、コンベアを前記搬送コンベアの搬送方向に向かって後下がり傾斜させた重力コンベアである返送コンベアと、前記ストック棚の前記搬送方向に向かって前方に位置する、前記搬送コンベアから前記仕分け容器が受け渡されるとともに、前記返送コンベアへ前記仕分け容器を受け渡すための第1テーブル、前記第1テーブルを昇降させる第1昇降駆動機構、前記第1テーブルを前記搬送コンベアの傾斜及び前記返送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させる第1チルト機構、並びに前記収納品の搬出口及び搬入口を有する第1昇降リフトと、前記ストック棚の前記搬送方向に向かって後方に位置する、前記返送コンベアから前記仕分け容器が受け渡されるとともに、前記搬送コンベアへ前記仕分け容器を受け渡すための第2テーブル、前記第2テーブルを昇降させる第2昇降駆動機構、並びに前記第2テーブルを前記搬送コンベアの傾斜及び前記返送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させる第2チルト機構を有する第2昇降リフトとを備え、
前記第1チルト機構は、
前記搬送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させた状態で保持されるとともに、その前記搬送方向後端部に位置する第1左右方向軸まわりに前記搬送方向前端部が上方へ揺動可能なように支持された前記第1テーブルを、
前記返送コンベアへ前記仕分け容器を受け渡す際に、前記第1テーブルの前記搬送方向前端部を第1受け部材により下方から支持することにより、前記第1テーブルを前記第1左右方向軸まわりに揺動させて前記返送コンベアの傾斜に合わせるものであり、
前記第2チルト機構は、
前記搬送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させた状態で保持されるとともに、その前記搬送方向後端部に位置する第2左右方向軸まわりに前記搬送方向前端部が上方へ揺動可能なように支持された前記第2テーブルを、
前記返送コンベアから前記仕分け容器が受け渡される際に、前記第2テーブルの前記搬送方向前端部を第2受け部材により下方から支持することにより、前記第2テーブルを前記第2左右方向軸まわりに揺動させて前記返送コンベアの傾斜に合わせるものであ
り、
前記返送コンベアは、前記搬送方向後端部に前記仕分け容器の移動の阻止及びその解除を行う後端部ストッパーを備え、
前記後端部ストッパーは、
中間部を左右方向軸により支持されて上下方向へ揺動する、前記搬送方向の前後に長いシーソー状のアームであり、
前記アームの前記搬送方向後部には上方へ突出する当止部が、
前記アームの前記搬送方向前端部には上方へ突出する押上部が設けられ、
前記アームの前記搬送方向後端部には後方へ突出する被操作部が設けられ、
前記アームは前記当止部が前記仕分容器を当止するように付勢されており、
前記返送コンベアから前記第2テーブルへ前記仕分け容器が受け渡される際に、下降する前記第2昇降リフトに設けた操作片が前記被操作部を上方から押圧することにより、前記アームの当止部が前記仕分容器から外れ、前記アームの押上部により下方から押し上げられた前記仕分け容器が前記第2テーブル上に受け渡されることを特徴とする(請求項1)
。
【0008】
このような構成によれば、収納品の搬出口及び搬入口の双方をストック棚の前側(下流側)の昇降リフトに設けているので、収納品の搬出作業及び搬入作業を同じ昇降リフト側で行うことができる。
よって、一人の作業者が搬出と搬入を行う場合において、作業者は前後に離れた搬出口と搬入口の間を行き来する必要がないため、作業効率が良くなるとともに、作業者の負担(疲労)を小さくすることができる。
その上、後側(上流側)の昇降リフト側で作業者が作業を行うことがないので、この昇降リフト側に作業スペースを設ける必要がないため、設置に必要なスペースが小さくなるととともに、後側(上流側)の昇降リフト側を壁から離して設置する必要がなく、壁に密着させることができるため、レイアウトの制限が少なくなる。
その上さらに、搬出及び搬入の際に作業者が使用する作業者用操作盤を前側(下流側)の昇降リフト側に1個のみ設ければよいため、前後の昇降リフト側に作業者用操作盤を設ける構成と比較して、製造コスト及び重量を低減することができる。
【0009】
その上、搬送コンベアの搬送方向前端部が上方へ揺動可能なように支持された第1テーブルを第1受け部材により受けることにより第1テーブルの傾斜を返送コンベアの傾斜に合わせることができ、前記搬送方向前端部が上方へ揺動可能なように支持された第2テーブルを第2受け部材により受けることにより第2テーブルの傾斜を返送コンベアの傾斜に合わせることができるので、第1チルト機構及び第2チルト機構にアクチュエーターを備える必要がないため、製造コスト及び重量を低減することができる。
【0010】
また、前記前端部ストッパーは、
前記第1昇降リフトの前記第1テーブルとともに昇降する昇降部に設けたアクチュエーターにより駆動されるのがより好ましい実施態様である(請求項
2)。
このような構成によれば、上下多段の搬送コンベアの搬送方向前端部に設けられた前端部ストッパーの全てを、1個のアクチュエーターにより駆動することができるので、上下多段の搬送コンベアのストッパー毎に個別にアクチュエーターを設ける構成と比較して、製造コスト及び重量を低減することができる。
【0011】
さらに、前記前端部ストッパーは、
中間部を左右方向軸により支持されて上下方向へ揺動する、前記搬送方向の前後に長いシーソー状のアームであり、
前記アームの前記搬送方向前部には上方へ突出する前側当止部が、
前記アームの前記搬送方向後端部には上方へ突出する後側当止部が設けられ、
前記アームの前記搬送方向前端部には前記搬送方向に行くにしたがって下方に傾斜する角度が漸増する曲面を有する被操作部が設けられ、
前記アームは前記前側当止部が前記仕分容器を当止するように付勢されており、
前記昇降部に設けたアクチュエーターにより左右方向軸まわりに揺動する操作アームの先端部が前記被操作部を上方から押圧することにより、前記アームの前側当止部が前記仕分容器から外れ、前記アームの後側当止部が後続の前記仕分容器を当止するのが一層好ましい実施態様である(請求項
3)。
【0012】
このような構成によれば、昇降部に設けたアクチュエーターにより操作アームを駆動して操作アームの先端部により
前端部ストッパーの被操作部を上方から押圧することにより、
前端部ストッパーが揺動して前側当止部が仕分け容器から外れるので、仕分け容器を第1テーブルに受け渡すことができ、その際に
前端部ストッパーの後側当止部が後続の仕分け容器を当止するので、後続の仕分け容器の移動を確実に阻止することができる。そして、操作アームの先端部による
前端部ストッパーの被操作部の押圧が解除されると、
前端部ストッパーは、そのアームの前側当止部が仕分け容器を当止するように付勢されているので、この付勢力により後側当止部による後続の仕分け容器の当止が解除され、後続の仕分け容器は前方へ移動して前側当止部により当止される。よって、仕分け容器を1個ずつ確実に順送りしながら第1テーブルに受け渡すことができる。
その上、
前端部ストッパーのアームの前記搬送方向前端部に設けられた被操作部が、前記搬送方向に行くにしたがって下方に傾斜する角度が漸増する曲面を有しているので、操作アームの先端部により押圧された
前端部ストッパーが下方へ揺動するにしたがって、操作アームの先端部により被操作部が上方から押圧される位置が被操作部の基端側(根元側)へ移動するため、
前端部ストッパーのアームを所定角度揺動させるために必要な操作アームの揺動角度を小さくすることができる。よって、昇降部に設けたアクチュエーターの揺動角度(動作ストローク)をより小さくすることができるため、第1昇降リフトの昇降部に載せるアクチュエーター及び操作アームの小型軽量化を図ることができる。
【0013】
さらにまた、前記ストック棚及び前記前端部ストッパー、前記返送コンベア並びに前記第1昇降リフト及び前記第2昇降リフトを含む装置一式を組み込んだ機枠の底にキャスターを設けて移動可能に構成してなるのもより一層好ましい実施態様である(請求項
4)。
このような構成によれば、設置に必要なスペースが小さく、レイアウトの制限が少ない、簡素かつ軽量に構成された自動倉庫をキャスターにより容易に移動させて設置することができるとともに、レイアウト変更の際の移設も容易に行うことができ、小型軽量で移動が容易であるため、自動倉庫の用途拡大を図ることができる。
【0014】
また、本発明に係る自動倉庫は、前記課題解決のために、所定の収納品を仕分けて収納した複数の仕分け容器を格納する、コンベアを搬送方向に向かって前下がり傾斜させた重力コンベアである搬送コンベアを上下多段に配置してなる、第1ストック棚及び第2ストック棚を、これらの搬送方向が反対となり、かつ搬送方向前端部同士が対向するように離間させて配置してなるストック棚と、
前記ストック棚の各搬送コンベアの搬送方向前端部に設けた、前記仕分け容器の移動の阻止及びその解除を行う前端部ストッパーと、
前記第1ストック棚の下方に位置する、コンベアを前記第1ストック棚の搬送方向に向かって後下がり傾斜させた重力コンベアである第1返送コンベアと、
前記第2ストック棚の下方に位置する、コンベアを前記第2ストック棚の搬送方向に向かって後下がり傾斜させた重力コンベアである第2返送コンベアと、
前記第1ストック棚及び前記第2ストック棚間に位置する、前記第1ストック棚の搬送コンベア又は前記第2ストック棚の搬送コンベアから前記仕分け容器が受け渡されるとともに、前記第1返送コンベア又は前記第2返送コンベアへ前記仕分け容器を受け渡すための第1テーブル、前記第1テーブルを昇降させる第1昇降駆動機構、前記第1テーブルを、前記第1ストック棚の搬送コンベアの傾斜及び第1返送コンベアの傾斜、又は前記第2ストック棚の搬送コンベアの傾斜及び第2返送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させる第1チルト機構、並びに、前記搬送コンベアの搬送方向に向かって左方又は右方に前記収納品の搬出口及び搬入口を有する第1昇降リフトと、
前記第1ストック棚の搬送方向に向かって後方に位置する、前記第1返送コンベアから前記仕分け容器が受け渡されるとともに、前記第1ストック棚の搬送コンベアへ前記仕分け容器を受け渡すための第2テーブル、前記第2テーブルを昇降させる第2昇降駆動機構、並びに前記第2テーブルを前記第1ストック棚の搬送コンベアの傾斜及び前記第1返送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させる第2チルト機構を有する第2昇降リフトと、
前記第2ストック棚の搬送方向に向かって後方に位置する、前記第2返送コンベアから前記仕分け容器が受け渡されるとともに、前記第2ストック棚の搬送コンベアへ前記仕分け容器を受け渡すための第3テーブル、前記第3テーブルを昇降させる第3昇降駆動機構、並びに前記第3テーブルを前記第2ストック棚の搬送コンベアの傾斜及び前記第2返送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させる第3チルト機構を有する第3昇降リフトと、
を備え、
前記第1チルト機構は、
前記第1ストック棚の前記搬送方向後端部に位置する第1左右方向軸まわりに前記第1ストック棚の搬送方向前端部が上方へ揺動可能なように支持された前記第1テーブルを、
前記第1返送コンベア又は前記第2返送コンベアへ前記仕分け容器を受け渡す際に、前記第1テーブルの下面に当接する偏心カムをアクチュエーターにより揺動させることにより、前記第1テーブルを前記第1左右方向軸まわりに揺動させて、前記第1返送コンベア又は前記第2返送コンベアの傾斜に合わせるものであり、
前記第2チルト機構は、
前記第1ストック棚の搬送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させた状態で保持されるとともに、前記第1ストック棚の搬送方向後端部に位置する第2左右方向軸まわりに前記第1ストック棚の搬送方向前端部が上方へ揺動可能なように支持された前記第2テーブルを、
前記第1返送コンベアから前記仕分け容器が受け渡される際に、前記第2テーブルの前記第1ストック棚の搬送方向前端部を第2受け部材により下方から支持することにより、前記第2テーブルを前記第2左右方向軸まわりに揺動させて前記第1返送コンベアの傾斜に合わせるものであり、
前記第3チルト機構は、
前記第2ストック棚の搬送コンベアの傾斜に合わせて傾斜させた状態で保持されるとともに、前記第1ストック棚の搬送方向後端部に位置する第3左右方向軸まわりに前記第2ストック棚の搬送方向前端部が上方へ揺動可能なように支持された前記第3テーブルを、
前記第2返送コンベアから前記仕分け容器が受け渡される際に、前記第3テーブルの前記第2ストック棚の搬送方向前端部を第3受け部材により下方から支持することにより、前記第3テーブルを前記第3左右方向軸まわりに揺動させて前記返送コンベアの傾斜に合わせるものであ
り、
前記第1返送コンベアは、前記第1ストック棚の搬送方向後端部に前記仕分け容器の移動の阻止及びその解除を行う第1後端部ストッパーを備え、
前記第1後端部ストッパーは、
中間部を左右方向軸により支持されて上下方向へ揺動する、前記第1ストック棚の搬送方向の前後に長いシーソー状の第1アームであり、
前記第1アームの前記第1ストック棚の搬送方向後部には上方へ突出する当止部が、
前記第1アームの前記第1ストック棚の搬送方向前端部には上方へ突出する押上部が設けられ、
前記第1アームの前記第1ストック棚の搬送方向後端部には後方へ突出する被操作部が設けられ、
前記第1アームは前記当止部が前記仕分容器を当止するように付勢されており、
前記第1返送コンベアから前記第2テーブルへ前記仕分け容器が受け渡される際に、下降する前記第2昇降リフトに設けた操作片が前記被操作部を上方から押圧することにより、前記第1アームの当止部が前記仕分容器から外れ、前記第1アームの押上部により下方から押し上げられた前記仕分け容器が前記第2テーブル上に受け渡され、
前記第2返送コンベアは、前記第2ストック棚の搬送方向後端部に前記仕分け容器の移動の阻止及びその解除を行う第2後端部ストッパーを備え、
前記第2後端部ストッパーは、
中間部を左右方向軸により支持されて上下方向へ揺動する、前記第2ストック棚の搬送方向の前後に長いシーソー状の第2アームであり、
前記第2アームの前記第2ストック棚の搬送方向後部には上方へ突出する当止部が、
前記第2アームの前記第2ストック棚の搬送方向前端部には上方へ突出する押上部が設けられ、
前記第2アームの前記第2ストック棚の搬送方向後端部には後方へ突出する被操作部が設けられ、
前記第2アームは前記当止部が前記仕分容器を当止するように付勢されており、
前記第2返送コンベアから前記第3テーブルへ前記仕分け容器が受け渡される際に、下降する前記第3昇降リフトに設けた操作片が前記被操作部を上方から押圧することにより、前記第2アームの当止部が前記仕分容器から外れ、前記第2アームの押上部により下方から押し上げられた前記仕分け容器が前記第3テーブル上に受け渡されることを特徴とする(請求項
5)
。
【0015】
このような構成によれば、請求項1に係る発明と同様の作用効果を奏する。
その上、搬出口及び搬入口を有する第1昇降リフトに対して、その前後に2つのストック棚(第1ストック棚及び第2ストック棚)を備えており、これら2つのストック棚(第1ストック棚及び第2ストック棚)の間に設けた第1昇降リフトにおける搬出口及び搬入口から収納品の搬出又は搬入を行うので、請求項1に係る発明の構成のように1つのストック棚を備える構成と、ストック棚の収納量(仕分け容器の数)が同じである場合で比較すると、目的の仕分け容器を第1昇降リフトの第1テーブルへ受け渡して第1テーブルを搬出口及び搬入口まで移動させる時間を短縮することができ、その効果はストック棚の収納量(仕分け容器の数)がより多い場合に顕著になる。
【0016】
ここで、前記第1テーブルがスライドレールにより支持されたものであり、前記第1テーブルとともに目的の前記仕分け容器を、前記収納品の搬出口及び搬入口へ移動可能に構成してなると好ましい(請求項
6)。
このような構成によれば、スライドレールにより第1テーブルを収納品の搬出口及び搬入口へ移動可能であるので、前記搬出口及び搬入口の前から、第1テーブルとともに目的の仕分け容器を手前に引き寄せた状態で収納品の搬出又は搬入作業を行うことができるため、前記作業の作業性が向上する。
【発明の効果】
【0017】
以上のように、本発明に係る自動倉庫によれば、
(A)収納品の搬出口及び搬入口の双方をストック棚の前側(下流側)の昇降リフトに設けているので、一人の作業者が搬出と搬入を行う場合において、作業効率が良くなるとともに、作業者の負担(疲労)を小さくすることができること、
(B)後側(上流側)の昇降リフト側に作業スペースを設ける必要がないため、設置に必要なスペースが小さくなるととともに、レイアウトの制限が少なくなること、
(C)搬出及び搬入の際に作業者が使用する作業者用操作盤を前側(下流側)の昇降リフト側に1個のみ設ければよいため、製造コスト及び重量を低減することができること、(D)第1チルト機構及び第2チルト機構にアクチュエーターを備える必要がないため、製造コスト及び重量を低減することができること、
(E)前端部ストッパーの全てを、1個のアクチュエーターにより駆動することができるので、製造コスト及び重量を低減することができること、
(F)自動倉庫をキャスターにより容易に移動させて設置することができるとともに、レイアウト変更の際の移設も容易に行うことができ、小型軽量で移動が容易であるため、自動倉庫の用途拡大を図ることができること、
等の顕著な効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。
なお、本明細書においては、自動倉庫において、ストック棚を構成する上下多段の搬送コンベアの搬送方向に向かって前方を前、その反対側を後とし、前方へ向かって左右をいうものとし、実施の形態1では右方から見た図を正面図とし、実施の形態2では仕分け容器の搬出口及び搬入口側から見た図を正面図とする。
【0020】
実施の形態1.
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る自動倉庫1は、垂直循環式であり、所定の収納品を仕分けて収納した12個の仕分け容器A1,A2,…A12を格納する、上下4段の重力コンベアである搬送コンベアC1,C2,C3,C4からなるストック棚2、搬送コンベアC1,C2,…の前端部に設けた前端部ストッパー3,3,…、ストック棚2の下方に位置する、重力コンベアである返送コンベアR、返送コンベアRの後端部に設けた後端部ストッパー4、ストック棚2の前後に位置する第1昇降リフトL1及び第2昇降リフトL2、例えばプログラマブルコントローラー及びモーターの駆動制御装置である制御装置B、第1昇降リフトL1側に配置した作業者用操作盤D、並びに、装置一式が組み込まれた機枠F及び機枠Fの底に取り付けられたキャスターC,C,…等からなる。
仕分け容器A1,A2,…A12は、制御装置Bにより一括管理されており、作業者が、例えばタッチパネルである作業者用操作盤Dを操作することにより、作業者が指定した仕分け容器(例えばA2)は、
図14に示すように、第1昇降リフトL1側の搬出口及び搬入口IO(前面パネル10の開口10A)までが運ばれる。
また、自動倉庫1は、小型軽量であるとともにキャスターC,C,…を備えた移動式のものであるため、取っ手Eを持って容易に移動させることができる。
【0021】
ここで、仕分け容器は、本実施の形態のように箱状のものに限定されるものではなく、トレーであってもよく、仕分け容器の個数及び搬送コンベアの段数も本実施の形態の個数及び段数に限定されるものではない。
また、搬送コンベアC1,C2,C3,C4は、フリーローラー5,5,…からなるローラーコンベアを後下がり傾斜させたものであり、返送コンベアRは、フリーローラー5,5,…からなるローラーコンベアを後下がり傾斜させたものであるが、これらは、ローラーコンベアに限定されるものではなく、他の重力コンベアであってもよい。
【0022】
前端部ストッパー3は、搬送コンベアC1,C2,…上の仕分け容器A1,A2,…の前方への移動の阻止及びその解除を行うものであり、後端部ストッパー4は、返送コンベアR上の仕分け容器A1,A2,…の後方への移動の阻止及びその解除を行うものである。
第1昇降リフトL1は、搬送コンベアC1,C2,…から仕分け容器A1,A2,…が受け渡されるとともに、返送コンベアRへ仕分け容器A1,A2,…を受け渡すための第1テーブル11、第1テーブル11を昇降させる第1昇降駆動機構D1、並びに、第1テーブル11を搬送コンベアC1,C2,…の傾斜及び返送コンベアRの傾斜に合わせて傾斜させる第1チルト機構T1等からなり、収納品の搬出口及び搬入口IO(前面パネル10の開口10A)を有している。
また、第2昇降リフトL2は、返送コンベアRから仕分け容器A1,A2,…が受け渡されるとともに、搬送コンベアC1,C2,…へ仕分け容器A1,A2,…を受け渡すための第2テーブル21、第2テーブル21を昇降させる第2昇降駆動機構D2、並びに、第2テーブル21を搬送コンベアC1,C2,…の傾斜及び返送コンベアRの傾斜に合わせて傾斜させる第2チルト機構T2等からなる。
【0023】
第1テーブル11は、ガイドGにガイドされた第1昇降部12とともに昇降し、第2テーブル21は、ガイドGにガイドされた第2昇降部22とともに昇降する。
第1昇降駆動機構D1は、第1昇降駆動モーターM1、第1昇降駆動モーターM1の出力軸が連結されたプーリーP、プーリーPの回転により巻取り又は繰出しがされる索条体Hからなり、制御装置Bにより第1昇降駆動モーターM1を駆動制御することにより、索条体Hの端末が固定された第1昇降部12が昇降するため、第1テーブル11を昇降させることができる。
また、第2昇降駆動機構D2は、第2昇降駆動モーターM2、第2昇降駆動モーターM2の出力軸が連結されたプーリーP、プーリーPの回転により巻取り又は繰出しがされる索条体Hからなり、制御装置Bにより第2昇降駆動モーターM2を駆動制御することにより、索条体Hの端末が固定された第2昇降部22が昇降するため、第2テーブル21を昇降させることができる。
【0024】
次に、自動倉庫1の動作について、作業者が作業者用操作盤Dにより仕分け容器A2を指定した場合を例として説明し、その動作説明に対応させて、先端部ストッパー3及び後端部ストッパー4の構成並びに第1チルト機構T1及び第2チルト機構T2の構成等についても説明する。
第1テーブル11は、その後端部に位置する第1左右方向軸6まわりに前端部が上方へ揺動可能なように支持されており、通常状態(第1チルト機構T1により操作されない状態)では、搬送コンベアC1,C2,…の傾斜に合わせて傾斜させた状態で保持される。
したがって、
図1に示す待機状態から、
図2に示すように第1昇降リフトL1の第1昇降駆動機構D1が駆動され、仕分け容器A2がある最上段の搬送コンベアC1の高さ位置まで第1テーブル11が上昇した状態では、第1テーブル11の傾斜は搬送コンベアC1の傾斜に合っている。
この状態で、搬送コンベアC1の前端部ストッパー3を解除すると、
図3に示すように、仕分け容器A3は第1テーブル11上に受け渡され、前下がり傾斜した状態の第1テーブルの前端部の当止片8により当止される。
【0025】
ここで、
図4及び
図5を参照して、前端部ストッパー3の構成及び動作の詳細について説明する。
前端部ストッパー3は、その中間部を左右方向軸18により支持されて上下方向へ揺動する、前後方向に長いシーソー状のアーム14であり、アーム14の前部には上方へ突出する前側当止部16が、アーム14の後端部には上方へ突出する押上部17A及び後側当止部17Bが設けられ、アーム14の前端部には前方に行くにしたがって下方に傾斜する角度が漸増する曲面(例えば円弧面)を有する被操作部15が設けられる。
アーム14は、付勢手段である錘20A及び引張コイルばね20Bにより、
図1及び
図2のように前側当止部16が仕分け容器A3を当止するように付勢されており、この状態では、
図4に示す揺動規制ピン30Aによりアーム14の揺動が規制される。
第1昇降リフトL1の第1昇降部12に設けた第1アクチュエーター13により左右方向軸まわりに揺動する操作アーム13Aの先端部13Bがストッパー3の被操作部15を上方から押圧することにより、アーム14の前側当止部16が仕分け容器A3から外れるため、
図4に示すように仕分け容器A3は第1テーブル11上に受け渡され、この状態では、
図4に示す揺動規制ピン30Bによりアーム14の揺動が規制される。
【0026】
また、第1アクチュエーター13及び操作アーム13Aにより前端部ストッパー3が駆動されてアーム14が揺動すると、仕分け容器A3の後部が押上部17Aにより下方から押し上げられるため、仕分け容器A3を第1テーブル11に確実に受け渡すことができ、後側当止部17Bにより後続の仕分け容器A2が当止されるので、後続の仕分け容器A2の移動を確実に阻止することができる。そして、操作アーム13Aの先端部13Bによるストッパー3の被操作部15の押圧が解除されると、ストッパー3は、付勢手段である錘20A及び引張コイルばね20Bの付勢力により後側当止部17Bによる後続の仕分け容器A2の当止が解除され、仕分け容器A2は前方へ移動して前側当止部16により当止された
図6に示す状態になる。このようにして、仕分け容器を1個ずつ確実に順送りしながら第1テーブル11に受け渡すことができる。
【0027】
さらに、ストッパー3のアーム14の前端部に設けられた被操作部15が、前方に行くにしたがって下方に傾斜する角度が漸増する曲面を有しているので、
図5に示すように、操作アーム13Aの先端部13Bにより押圧されたストッパー3が下方へ揺動するにしたがって、操作アーム13Aの先端部13Bにより被操作部15が上方から押圧される位置が被操作部15の基端側(根元側)へ移動するため、ストッパー3のアーム14を所定角度揺動させるために必要な操作アーム13の揺動角度を小さくすることができる。よって、第1アクチュエーター13の揺動角度(動作ストローク)をより小さくすることができるため、第1昇降リフトL1の第1昇降部12に載せる第1アクチュエーター13及び操作アーム13Aの小型軽量化を図ることができる。
【0028】
図6に示すように、第1テーブル11に受け渡された仕分け容器A3を返送するために、第1昇降リフトL1の第1昇降駆動機構D1を駆動して返送コンベアRへ仕分け容器A3を受け渡す高さ位置まで第1テーブル11を下降させると、第1チルト機構T1が作動するため、第1テーブル11の傾斜を返送コンベアRの傾斜に合わせることができる。
すなわち、
図6及び
図7に示すように、第1チルト機構T1は、第1昇降リフトL1の下部前側に設けられた第1受け部材19により、上述のとおり第1左右方向軸6まわりに前端部が上方へ揺動可能なように支持された第1テーブル11の前端部を下方から支持することにより、第1テーブル11を第1左右方向軸6まわりに揺動させて返送コンベアRの傾斜に合わせるものである。
したがって、第1チルト機構T1が作動すると、仕分け容器A3は、
図7に示すように第1テーブル11から返送コンベアRに受け渡されて返送コンベア上を移動し、
図8に示すように後端部ストッパー4により当止されて移動が阻止された状態となる。
【0029】
第2テーブル21は、その後端部に位置する第2左右方向軸7まわりに前端部が上方へ揺動可能なように支持されており、通常状態(第2チルト機構T2により操作されない状態)では、搬送コンベアC1,C2,C3,C4の傾斜に合わせて傾斜させた状態で保持される。
図9に示すように、仕分け容器A3を第2テーブル21へ受け渡すために、第2昇降リフトL2を駆動して返送コンベアRから仕分け容器A3が受け渡される高さ位置まで第2テーブル21を下降させると、第1チルト機構T2が作動するため、第2テーブル21の傾斜を返送コンベアRの傾斜に合わせることができる。
すなわち、
図8及び
図10に示すように、第2チルト機構T2は、第2昇降リフトL2の下部前側に設けられた第2受け部材29により、上述のとおり第2左右方向軸7まわりに前端部が上方へ揺動可能なように支持された第2テーブル21の前端部を下方から支持することにより、第2テーブル21を第2左右方向軸7まわりに揺動させて返送コンベアRの傾斜に合わせるものである。
【0030】
したがって、このように第2チルト機構T2が作動した状態で、返送コンベアRの後端部ストッパー4を解除すると、
図9及び
図10に示すように、仕分け容器A3は第2テーブル21上に受け渡され、後下がり傾斜した状態の第2テーブルの後端部の当止片9により当止される。
【0031】
ここで、
図10を参照して、後端部ストッパー4の構成及び動作の詳細について説明する。
後端部ストッパー4は、その中間部を左右方向軸28により支持されて上下方向へ揺動する、前後方向に長いシーソー状のアーム24であり、アーム24の後部には上方へ突出する当止部26が、アーム24の前端部には上方へ突出する押上部27が設けられ、アーム24の後端部には後方に被操作部25が設けられる。
アーム24は、付勢手段である錘40により、
図8のように当止部26が仕分け容器A3を当止するように付勢されており、この状態では、
図10に示す揺動規制ピン30Cによりアーム24の揺動が規制される。
第2昇降リフトL2を駆動して返送コンベアRから仕分け容器A3が受け渡される高さ位置まで第2テーブル21を下降させた状態では、第2昇降リフトL2の第2昇降部22に設けた、第2昇降部22と一体となって昇降する操作片22Aの先端部がストッパー4の被操作部25を上方から押圧するので、アーム24の当止部26が仕分け容器A3から外れ、仕分け容器A3の前部が押上部27により下方から押し上げられるため、
図10に示すように仕分け容器A3は第2テーブル21上に受け渡される。
なお、後端部ストッパー4は、必須のものではなく、仕分け容器を返送する際に、返送コンベアRの後側に仕分け容器が受け渡される第2テーブル21が位置するように、第2昇降リフトL2の第2昇降駆動機構D2を駆動して第2テーブル21を下降させておくようにすれば、後端部ストッパー4は不要になる。
【0032】
図9の状態から第2昇降リフトL2の2昇降駆動機構D2を駆動して第2テーブル21及び第2昇降部22が上昇すると、第2チルト機構T2の作動が解除され、第2テーブル21は上述の通常状態に復帰し、搬送コンベアC1,C2,…の傾斜に合わせて傾斜した状態となるため、前下がり傾斜した第2テーブル21上から仕分け容器A3が落下しないように、第2アクチュエーター23により可動当止片23Aを揺動させ、可動当止片23Aにより仕分け容器A3の前面を当止する。
昇降リフトL2を駆動して
図11に示す仕分け容器A3を受け渡す搬送コンベアC1の高さ位置まで第2テーブル21が上昇した状態で、
図12及び
図13に示すように第2アクチュエーター23により可動当止片23Aを前方へ揺動させることにより、仕分け容器A3は搬送コンベアC1に受け渡される。
図12に示す状態で、第1昇降リフトL1の第1昇降駆動機構D1を駆動して
図2と同様に第1テーブル11を搬送コンベアC1の高さ位置まで上昇させ、
図3と同様に前端部ストッパー3を解除することにより、作業者が指定した仕分け容器A2が第1テーブル11に受け渡され、第1昇降リフトL1の第1昇降駆動機構D1を駆動して第1テーブル11を下降させ、
図14に示すように、搬出口及び搬入口IO(前面パネル10の開口10A)の後方位置に停止させることにより、作業者は、指定した仕分け容器A2に対して収納品の搬出CO又は搬入CIを行うことができる。
作業者が、搬出CO又は搬入CI作業を完了した後、作業者用操作盤Dの作業完了ボタンを押すと、仕分け容器A2は、上述の方法により、第1テーブル11から、返送コンベアR、第2テーブル21を経て搬送コンベアC1の上流側へ受け渡されるため、ストック棚2に回収される。
【0033】
以上の説明においては、仕分け容器を取り出すことなく収納品のみを搬出又は搬入する場合を示したが、収納品を仕分け容器ごと取り出す構成としてもよい。
また、以上の説明においては、上下多段の搬送コンベア内の仕分け容器がストックされる位置は特に決められていない場合を示したが、特定の種類の収納品を入れた仕分け容器を、上下多段の各搬送コンベア内の特定の位置に常にストックするように制御装置により管理してもよい。
さらに、
図14のように自動倉庫1の前方に設けた搬出口及び搬入口IO(前面パネル10の開口10A)から搬出CO又は搬入CIを行う構成ではなく、搬出CO又は搬入CIを行う搬出口及び搬入口IOを第1昇降リフトL1の左右の一方に設け、例えば
図14のように指定した仕分け容器A2を第1テーブル11上に取り出した状態で、仕分け容器A2をスライドレール等により左方又は右方へスライドさせるように構成して、左方又は右方の搬出口及び搬入口IOまで移動させるようにしてもよい。なお、このような構成にする場合、例えば
図14の自動倉庫1においては、ガイドG等が第1テーブル11の左方にあるので、右方に搬出口及び搬入口IOを設けることになる。
【0034】
以上のような自動倉庫1の構成によれば、収納品の搬出口及び搬入口の双方IO(開口10A)をストック棚2の前側(下流側)の第1昇降リフトL1に設けているので、収納品の搬出作業及び搬入作業を同じ昇降リフト側で行うことができる。
よって、一人の作業者が搬出COと搬入CIを行う場合において、作業者は前後に離れた搬出口と搬入口の間を行き来する必要がないため、作業効率が良くなるとともに、作業者の負担(疲労)を小さくすることができる。
また、後側(上流側)の第2昇降リフトL2側で作業者が作業を行うことがないので、この昇降リフト側に作業スペースを設ける必要がないため、設置に必要なスペースが小さくなるととともに、後側(上流側)の第2昇降リフトL2側を壁から離して設置する必要がなく、壁に密着させることができるため、レイアウトの制限が少なくなる。
さらに、搬出CO及び搬入CIの際に作業者が使用する作業者用操作盤Dを第1昇降リフトL1側に1個のみ設ければよいため、前後の昇降リフト側に作業者用操作盤を設ける構成と比較して、製造コスト及び重量を低減することができる。
【0035】
さらにまた、前端部が上方へ揺動可能なように支持された第1テーブル11を第1受け部材19により受けることにより第1テーブル11の傾斜を返送コンベアRの傾斜に合わせることができ、前端部が上方へ揺動可能なように支持された第2テーブル21を第2受け部材29により受けることにより第2テーブル21の傾斜を返送コンベアRの傾斜に合わせることができるので、第1チルト機構T1及び第2チルト機構T2にアクチュエーターを備える必要がないため、製造コスト及び重量を低減することができる。
また、前端部ストッパー3,3,…が第1昇降リフトL1の第1テーブル11とともに昇降する昇降部12に設けた第1アクチュエーター13により駆動されるので、上下多段の搬送コンベアC1,C2,…の前端部に設けられたストッパー3,3,…の全てを、1個の第1アクチュエーター13により駆動することができるので、上下多段の搬送コンベアのストッパー毎に個別にアクチュエーターを設ける構成と比較して、製造コスト及び重量を低減することができる。
さらに、ストック棚2及び前端部ストッパー3,3,…、返送コンベアR及び後端部ストッパー4、並びに第1昇降リフトL1及び第2昇降リフトL2を含む装置一式を組み込んだ機枠Fの底にキャスターC,C,…を設けて移動可能に構成しているので、上述のとおり設置に必要なスペースが小さく、レイアウトの制限が少ない、簡素かつ軽量に構成された自動倉庫1を、例えば取っ手Eを持って操作することにより、キャスターC,C,…により容易に移動させて設置することができるとともに、レイアウト変更の際の移設も容易に行うことができる。
さらにまた、本発明の自動倉庫1における仕分け容器に収納して仕分ける収納品としては、工場内製造部品の他、工具、衣料、書籍、CD、食器、ワイン、野菜等の多種類のものに対応可能であり、小型軽量で移動が容易であるため、自動倉庫の用途拡大を図ることができる。
【0036】
実施の形態2.
以下に示す実施の形態2において、実施の形態1と同じ符号は、実施の形態1と同一又は相当部分を示している。
図15に示す発明の実施の形態2に係る自動倉庫1において、支持脚39,39,…を回転させることにより支持脚39,39,…の下端が接地しなくなるので、キャスターC,C,…により自動倉庫1を容易に移動させることができる。
【0037】
図15に示す本発明の実施の形態2に係る自動倉庫1は、実施の形態1と同様に垂直循環式であり、ストック棚2として、2個のストック棚、すなわち第1ストック棚2A、及び第2ストック棚2Bを備えている。
第1ストック棚2A、及び第2ストック棚2Bは、これらの搬送方向が反対であり、かつ搬送方向前端部同士が対向するように離間させて配置されており、第1ストック棚2A及び第2ストック棚2B間に第1昇降リフトL1が配設される。
ここで、第1ストック棚2Aは、所定の収納品を仕分けて収納した16個の仕分け容器A1,A2,…A16を格納する、上下4段の重力コンベアである搬送コンベアC1,C2,C3,C4からなり、実施の形態1のストック棚2と同様であるので、詳細説明を省略する。
また、第2ストック棚2Bは、所定の収納品を仕分けて収納した16個の仕分け容器B1,B2,…B16を格納する、上下4段の重力コンベアである搬送コンベアC1,C2,C3,C4からなり、実施の形態1のストック棚2と同様であるので、詳細説明を省略する。
【0038】
第1ストック棚2Aの搬送コンベアC1,C2,C3,C4の搬送方向前端部には、仕分け容器A1,A2,…A16の移動の阻止及びその解除を行う、実施の形態1と同様のストッパー3,3,…が、第2ストック棚2Bの搬送コンベアC1,C2,C3,C4の搬送方向前端部には、仕分け容器B1,B2,…B16の移動の阻止及びその解除を行う、実施の形態1と同様のストッパー3,3,…が設けられる。
また、第1ストック棚2Aの下方には、第1ストック棚2Aの搬送方向に向かって後下がり傾斜させた重力コンベアである第1返送コンベアRAが、第2ストック棚2Bの下方には、第2ストック棚2Bの搬送方向に向かって後下がり傾斜させた重力コンベアである第2返送コンベアRBが設けられる。
【0039】
ここで、第1ストック棚2Aの搬送方向に向かって後方に位置する第2昇降リフトL2、すなわち第1返送コンベアRAから仕分け容器A1,A2,…A16が受け渡されるとともに、第1ストック棚2Aの搬送コンベアC1,C2,C3,C4へ前記仕分け容器を受け渡すための第2テーブル21、第2テーブル21を昇降させる第2昇降駆動機構D2、並びに第2テーブル21を第1ストック棚2Aの搬送コンベアC1,C2,C3,C4の傾斜及び第1返送コンベアRAの傾斜に合わせて傾斜させる第2チルト機構T2を有するものは、実施の形態1の第2昇降リフトL2、すなわち返送コンベアRから仕分け容器A1,A2,…A12が受け渡されるとともに、ストック棚2の搬送コンベアC1,C2,C3,C4へ前記仕分け容器を受け渡すための第2テーブル21、第2テーブル21を昇降させる第2昇降駆動機構D2、並びに第2テーブル21をストック棚2の搬送コンベアC1,C2,C3,C4の傾斜及び返送コンベアRの傾斜に合わせて傾斜させる第2チルト機構T2を有するものと同様であるので、詳細説明を省略する。
また、第2ストック棚2Bの搬送方向に向かって後方に位置する第3昇降リフトL3、すなわち第2返送コンベアRBから仕分け容器B1,B2,…B16が受け渡されるとともに、第2ストック棚2Bの搬送コンベアC1,C2,C3,C4へ前記仕分け容器を受け渡すための第3テーブル31、第3テーブル31を昇降させる第3昇降駆動機構D3、並びに第3テーブル31を第2ストック棚2Bの搬送コンベアC1,C2,C3,C4の傾斜及び第2返送コンベアRBの傾斜に合わせて傾斜させる第3チルト機構T3を有するものは、実施の形態1の第2昇降リフトL2、すなわち返送コンベアRから仕分け容器A1,A2,…A12が受け渡されるとともに、ストック棚2の搬送コンベアC1,C2,C3,C4へ前記仕分け容器を受け渡すための第2テーブル21、第2テーブル21を昇降させる第2昇降駆動機構D2、並びに第2テーブル21をストック棚2の搬送コンベアC1,C2,C3,C4の傾斜及び返送コンベアRの傾斜に合わせて傾斜させる第2チルト機構T2を有するものと同様であるので、詳細説明を省略する。
【0040】
次に、第1昇降リフトL1の構成及び動作について説明する。
図15及び
図16に示すように、第1昇降リフトL1は、第1ストック棚2Aの搬送コンベアC1,C2,C3,C4又は第2ストック棚2Bの搬送コンベアC1,C2,C3,C4から仕分け容器A1,A2,…A16又は仕分け容器B1,B2,…B16が受け渡されるとともに、第1返送コンベアRA又は第2返送コンベアRBへ前記仕分け容器を受け渡すための第1テーブル11、第1テーブル11を昇降させる第1昇降駆動機構D1、第1テーブル11を、第1ストック棚2Aの搬送コンベアC1,C2,C3,C4の傾斜及び第1返送コンベアRAの傾斜、又は第2ストック棚2Bの搬送コンベアC1,C2,C3,C4の傾斜及び第2返送コンベアRBの傾斜に合わせて傾斜させる第1チルト機構T1、並びに、搬送コンベアC1,C2,C3,C4の搬送方向に向かって左方又は右方(
図15及び
図16の手前側)に収納品の搬出口及び搬入口IO(
図17参照)を有している。
【0041】
第1テーブル11は、第1ストック棚2Aの搬送方向に向かって、後端部に位置する第1左右方向軸6まわりに前記搬送方向前端部が上方へ揺動可能なように支持されており、第1テーブル11の下面に当接する偏心カム36をアクチュエーター35により揺動させることにより、第1テーブル11は、左右方向軸6まわりに揺動し、
図16の上段(a)の第1傾斜状態、
図16の中段(b)の水平状態、
図16の下段(c)の第2傾斜状態となり、アクチュエーター35及び偏心カム36が第1チルト機構T1を構成する。
ここで、
図16の上段(a)の前記第1傾斜状態は、第1テーブル11を第1ストック棚2Aの搬送コンベアC1,C2,C3,C4の傾斜に合わせて傾斜した状態に相当し、この傾斜状態は、第1テーブル11を第2返送コンベアRBの傾斜に合わせて傾斜した状態にも相当する。
また、
図16の下段(c)の前記第2傾斜状態は、第1テーブル11を第1返送コンベアRAの傾斜に合わせて傾斜した状態に相当し、この傾斜状態は、第1テーブル11を第2ストック棚2Bの搬送コンベアC1,C2,C3,C4の傾斜に合わせて傾斜した状態にも相当する。
さらに、
図16の中段(b)の水平状態は、前記第1傾斜状態及び前記第2傾斜状態の中間の状態であり、搬出口及び搬入口IOから収納品の搬出CO又は搬入CIを行う際における第1テーブル11の状態にも相当する。なお、収納品の搬出CO又は搬入CIを行う際に第1テーブル11を必ずしも水平状態にする必要はなく、傾斜状態で搬出CO又は搬入CIを行ってもよい。
【0042】
図16において、第1ストック棚2Aの搬送コンベアC1,C2,C3,C4の搬送方向前端部に配設されたストッパー3,3,…は、第1昇降部12に設けたアクチュエーター32Aにより駆動される操作アーム33Aにより操作され、第2ストック棚2Bの搬送コンベアC1,C2,C3,C4の搬送方向前端部に配設されたストッパー3,3,…は、第1昇降部12に設けたアクチュエーター32Bにより駆動される操作アーム33Bにより操作される。
また、第1テーブル11の第1ストック棚2A側端部及び第2ストック棚2B側端部には、第1テーブル11から立起した作動状態及び第1テーブル面に沿う方向に倒れた解除状態を切り替え可能な、第1可動当止片34A及び第2可動当止片34Bが配設されており、これらの可動当止片34A,34Bは、エアーシリンダー又はモーター等の図示しないアクチュエーターにより駆動される。なお、第1可動当止片34A及び第2可動当止片34Bを駆動する専用のアクチュエーターを設けずに、偏心カム36を駆動するアクチュエーター35の動力を利用して第1チルト機構T1の動作に連動させて第1可動当止片34A及び第2可動当止片を駆動するようにしてもよい。
【0043】
前記第1傾斜状態で第1ストック棚2Aから仕分け容器A1,A2,…A16を第1テーブル11に受け渡す際(
図16の上段(a))、及び前記第2傾斜状態で第1テーブル11から第1返送コンベアRAへ仕分け容器A1,A2,…A16を受け渡す際(
図16の下段(c))には、第1可動当止片34Aを解除状態とし、第2可動当止片34Bを作動状態にする。
また、前記第2傾斜状態で第2ストック棚2Bから仕分け容器B1,B2,…B16を第1テーブル11に受け渡す際、及び前記第1傾斜状態で第1テーブル11から第2返送コンベアRBへ仕分け容器B1,B2,…B16を受け渡す際には、第1可動当止片34Aを作動状態とし、第2可動当止片34Bを解除状態にする。
さらに、搬出口及び搬入口IOから収納品の搬出CO又は搬入CIを行う際等の前記水平状態(
図16の中段(b))では、第1可動当止片34A及び第2可動当止片34Bを作動状態にする。
【0044】
以上のような本発明の実施の形態2に係る自動倉庫1の構成によれば、実施の形態1に係る自動倉庫1と同様の作用効果を奏する。
ここで、本発明の実施の形態1のように1つのストック棚2を備える構成において、ストック2棚の収納量(仕分け容器の数)を増やすために、ストック棚2を水平方向に延長した場合、目的の仕分け容器の下流側にストックされた他の仕分け容器が増える可能性があり、それらが第1昇降リフトL1を経由して返送コンベアRに搬送される時間が増えるので、目的の仕分け容器を第1テーブル11へ取り出して搬出口及び搬入口IOまで移動させるためにかかる時間が増加する。
また、ストック2棚の収納量(仕分け容器の数)を増やすために、ストック棚2を垂直方向に延長した場合、第1昇降リフトL1及び第2昇降リフトL2の昇降移動距離が増えるので、目的の仕分け容器を第1テーブル11へ取り出して搬出口及び搬入口IOまで移動させるためにかかる時間が増加する。
これらに対して、本発明の実施の形態2に係る自動倉庫1の構成によれば、搬出口及び搬入口IOを有する第1昇降リフトL1に対して、その前後に2つのストック棚(第1ストック棚2A及び第2ストック棚2B)を備えており、これら2つのストック棚2A,2Bの間に設けた第1昇降リフトL1における搬出口及び搬入口IOから収納品の搬出CO又は搬入CIを行うので、実施の形態1のように1つのストック棚2を備える構成と、ストック棚の収納量(仕分け容器の数)が同じである場合で比較すると、目的の仕分け容器を第1昇降リフトL1の第1テーブル11へ受け渡して第1テーブル11を搬出口及び搬入口IOまで移動させる時間を短縮することができ、その効果はストック棚の収納量(仕分け容器の数)がより多い場合に顕著になる。
【0045】
さらに、
図17に示すように、第1テーブル11をスライドレール37,38により支持して第1テーブル11とともに目的の前記仕分け容器(
図17では仕分容器A1)を、収納品の搬出口及び搬入口IOへ移動可能に構成することにより、例えば摘み41を持って作業者が前記仕分け容器を手前に引き寄せた状態で収納品の搬出又は搬入作業を行うことができるため、前記作業の作業性が向上する。