(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6384099
(24)【登録日】2018年8月17日
(45)【発行日】2018年9月5日
(54)【発明の名称】デュアルクラッチ装置
(51)【国際特許分類】
F16D 25/10 20060101AFI20180827BHJP
F16H 61/02 20060101ALI20180827BHJP
【FI】
F16D25/10 A
F16H61/02
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-86378(P2014-86378)
(22)【出願日】2014年4月18日
(65)【公開番号】特開2015-206390(P2015-206390A)
(43)【公開日】2015年11月19日
【審査請求日】2017年3月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000170
【氏名又は名称】いすゞ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100068021
【弁理士】
【氏名又は名称】絹谷 信雄
(72)【発明者】
【氏名】山本 康
(72)【発明者】
【氏名】寺島 幸士
(72)【発明者】
【氏名】尾▲崎▼ 将
(72)【発明者】
【氏名】本田 拓
(72)【発明者】
【氏名】民部 俊貴
(72)【発明者】
【氏名】高橋 佑輔
(72)【発明者】
【氏名】下沢 智啓
(72)【発明者】
【氏名】岩男 信幸
【審査官】
渡邊 義之
(56)【参考文献】
【文献】
特開2013−24331(JP,A)
【文献】
特開2004−36807(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16D 25/10
F16H 61/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンから変速機第1入力シャフトへの動力伝達を断接する第1プレートを有する第1クラッチと、前記エンジンから変速機第2入力シャフトへの動力伝達を断接する第2プレートを有する第2クラッチとを備えるデュアルクラッチ装置であって、
第1油圧室内に供給される油圧によって前記第1プレートを押圧して前記第1クラッチを接にすると共に、第1油圧キャンセル室内に収容された第1スプリングによって前記第1プレートから離反されて前記第1クラッチを断にする第1ピストンと、
第2油圧室内に供給される油圧によって前記第2プレートを押圧して前記第2クラッチを接にすると共に、第2油圧キャンセル室内に収容された第2スプリングによって前記第2プレートから離反されて前記第2クラッチを断にする第2ピストンと、
前記第1油圧室及び前記第2油圧キャンセル室に油圧を供給する第1供給ラインと、
前記第2油圧室及び前記第1油圧キャンセル室に油圧を供給する第2供給ラインと、
前記第1供給ラインに設けられて、前記第1油圧室及び前記第2油圧キャンセル室への油圧の供給を許可又は遮断する第1開閉弁と、
前記第2供給ラインに設けられて、前記第2油圧室及び前記第1油圧キャンセル室への油圧の供給を許可又は遮断する第2開閉弁と、を備える
ことを特徴とするデュアルクラッチ装置。
【請求項2】
前記第1スプリングの付勢力が、前記第1油圧室に前記第1供給ラインを介して供給されて前記第1ピストンに作用する油圧により発生する力と、前記第1油圧キャンセル室に前記第2供給ラインを介して供給されて前記第1ピストンに作用する油圧により発生する力との差よりも大きく設定される
請求項1に記載のデュアルクラッチ装置。
【請求項3】
前記第2スプリングの付勢力が、前記第2油圧室に前記第2供給ラインを介して供給されて前記第2ピストンに作用する油圧により発生する力と、前記第2油圧キャンセル室に前記第1供給ラインを介して供給されて前記第2ピストンに作用する油圧により発生する力との差よりも大きく設定される
請求項1又は2に記載のデュアルクラッチ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デュアルクラッチ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エンジンからの動力を断接する第1クラッチに接続された第1入力シャフトと、エンジンからの動力を断接する第2クラッチに接続された第2入力シャフトとを備え、第1クラッチ及び第2クラッチを交互に切り替えることで変速を行うデュアルクラッチ式変速機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
一般的なデュアルクラッチ式変速機は、一方のクラッチが奇数段のギヤ列に対応し、他方のクラッチが偶数段のギヤ列に対応している。このため、例えば、2速から3速にシフトアップする際は、偶数段用のクラッチを接、2速用のシンクロ機構を係合した状態で、3速用のシンクロ機構を係合する。そして、偶数段用のクラッチを切り離しつつ、奇数段用のクラッチを接続することで、トルク抜けが生じない変速を実現することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−531417号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的なデュアルクラッチ装置では、クラッチを接続する場合は、油圧室内に油圧を供給すると共に、油圧キャンセル室内から油圧を開放し、ピストンをストローク移動させてクラッチプレートを互いに圧接することで実現される。また、クラッチを切断する場合は、油圧室内の油圧を開放すると、油圧キャンセル室内のリターンスプリングがピストンをクラッチプレートから離反することで実現される。各油圧室への油圧の供給又は油圧の開放は、各油圧室にそれぞれ対応して設けられた電磁バルブのON/OFFを切り替えることで制御される。
【0006】
このため、例えば、少なくとも一方の電磁バルブに断線や固着等の故障が生じると、各クラッチが接続状態で保持されて、変速機の二重噛み合いを引き起こす可能性がある。
【0007】
本発明の目的は、変速機の二重噛み合いを効果的に防止することができるデュアルクラッチ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成するため、本発明のデュアルクラッチ装置は、エンジンから変速機第1入力シャフトへの動力伝達を断接する第1プレートを有する第1クラッチと、前記エンジンから変速機第2入力シャフトへの動力伝達を断接する第2プレートを有する第2クラッチとを備えるデュアルクラッチ装置であって、第1油圧室内に供給される油圧によって前記第1プレートを押圧して前記第1クラッチを接にすると共に、第1油圧キャンセル室内に収容された第1スプリングによって前記第1プレートから離反されて前記第1クラッチを断にする第1ピストンと、第2油圧室内に供給される油圧によって前記第2プレートを押圧して前記第2クラッチを接にすると共に、第2油圧キャンセル室内に収容された第2スプリングによって前記第2プレートから離反されて前記第2クラッチを断にする第2ピストンと、前記第1油圧室及び前記第2油圧キャンセル室に油圧を供給する第1供給ラインと、前記第2油圧室及び前記第1油圧キャンセル室に油圧を供給する第2供給ラインと、前記第1供給ラインに設けられて、前記第1油圧室及び前記第2油圧キャンセル室への油圧の供給を許可又は遮断する第1開閉弁と、前記第2供給ラインに設けられて、前記第2油圧室及び前記第1油圧キャンセル室への油圧の供給を許可又は遮断する第2開閉弁とを備えることを特徴とする。
【0009】
また、前記第1スプリングの付勢力が、前記第1油圧室に前記第1供給ラインを介して供給されて前記第1ピストンに作用する油圧力と、前記第1油圧キャンセル室に前記第2供給ラインを介して供給されて前記第1ピストンに作用する油圧力との差よりも大きく設定されることが好ましい。
【0010】
また、前記第2スプリングの付勢力が、前記第2油圧室に前記第2供給ラインを介して供給されて前記第2ピストンに作用する油圧力と、前記第2油圧キャンセル室に前記第1供給ラインを介して供給されて前記第2ピストンに作用する油圧力との差よりも大きく設定されることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明のデュアルクラッチ装置によれば、変速機の二重噛み合いを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ装置の上半分を示す模式的な縦断面図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ装置において、第1湿式クラッチを接、第2湿式クラッチを断にした状態を説明する図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ装置において、第1湿式クラッチを断、第2湿式クラッチを接にした状態を説明する図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ装置において、各ピストンに作用する油圧と各リターンスプリングの付勢力とを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
【0014】
図1に示すように、デュアルクラッチ装置10は、第1湿式クラッチC1と、第2湿式クラッチC2とを備えている。なお、符号11はエンジンEの動力が伝達されるクラッチ入力シャフトを示している。また、符号12Aは変速機Tの例えば奇数段を確立する変速ギヤ列が設けられた変速機第1入力シャフト、符号12Bは例えば偶数段を確立する変速ギヤ列が設けられた変速機第2入力シャフトをそれぞれ示している。第2入力シャフト12Bは、第1入力シャフト12Aの中空軸内に軸受け13を介して回転自在に軸支されている。
【0015】
第1湿式クラッチC1は、クラッチ入力シャフト11と一体回転するクラッチハブ20と、クラッチハブ20にスプライン嵌合する複数枚の第1内側プレート21Aと、変速機第1入力シャフト12Aと一体回転する第1クラッチドラム22と、第1内側プレート21A間に交互に配置されて第1クラッチドラム22にスプライン嵌合する複数枚の第1外側プレート21Bと、各プレート21A,Bを軸方向に押圧可能な円筒状の第1ピストン23とを備えている。
【0016】
第1ピストン23は、クラッチハブ20に形成された円環状の第1ピストン室24内に摺動自在に収容されている。この第1ピストン室24内には、第1ピストン23によって第1油圧室25A及び、第1遠心油圧キャンセル室25Bが区画形成されている。また、第1遠心油圧キャンセル室25B内には、第1ピストン23を各プレート21A,Bから離反する方向に付勢する第1リターンスプリング26が収容されている。なお、符号Sは、第1ピストン23と第1ピストン室24との隙間をシールするシール部材を示している。
【0017】
第1油圧室25Aに油圧が供給されると、第1ピストン23は軸方向にストローク移動して各プレート21A,Bを互いに圧接させる(第1湿式クラッチC1:接)。一方、第1油圧室25Aの油圧が降下し、且つ第1遠心油圧キャンセル室25Bに油圧が供給されると、第1ピストン23は第1リターンスプリング26の付勢力及び、第1遠心油圧キャンセル室25B内の油圧力によって各プレート21A,Bから離反して圧接状態を開放させる(第1湿式クラッチC1:断)。
【0018】
第2湿式クラッチC2は、クラッチハブ20にスプライン嵌合する複数枚の第2外側プレート31Aと、変速機第2入力シャフト12Bと一体回転する第2クラッチドラム32と、第2外側プレート31A間に交互に配置されて第2クラッチドラム32にスプライン嵌合する複数枚の第2内側プレート31Bと、各プレート31A,Bを軸方向に圧接可能な円筒状の第2ピストン33とを備えている。
【0019】
第2ピストン33は、クラッチハブ20に形成された円環状の第2ピストン室34内に摺動自在に収容されている。この第2ピストン室34内には、第2ピストン33によって第2油圧室35A及び、第2遠心油圧キャンセル室35Bが区画形成されている。また、第2遠心油圧キャンセル室35B内には、第2ピストン33を各プレート31A,Bから離反する方向に付勢する第2リターンスプリング36が収容されている。なお、符号Sは、第2ピストン33と第2ピストン室34との隙間をシールするシール部材を示している。
【0020】
第2油圧室35Aに油圧が供給されると、第2ピストン33は軸方向にストローク移動して各プレート31A,Bを互いに圧接させる(第2湿式クラッチC2:接)。一方、第2油圧室35Aの油圧が降下し、且つ第2遠心油圧キャンセル室35Bに油圧が供給されると、第2ピストン33は第2リターンスプリング36の付勢力及び、第2遠心油圧キャンセル室35B内の油圧力によって各プレート31A,Bから離反して圧接状態を開放させる(第2湿式クラッチC2:断)。
【0021】
油圧回路40は、オイルパン41と第1電磁バルブ60とを接続する第1上流供給ライン43と、第1上流供給ライン43から分岐して第2電磁バルブ65に接続された第2上流供給ライン45とを有する。分岐部よりも上流側の第1上流供給ライン43には、エンジンEの動力で駆動するオイルポンプOPが設けられている。第2上流供給ライン45には、絞り弁47が設けられた潤滑用油供給ライン46が接続されている。
【0022】
第1電磁バルブ60には、第1下流供給ライン50が接続されている。この第1下流供給ライン50は、クラッチハブ20内で第1油圧室用ライン50Aと、第2キャンセル室用ライン50Bとに分岐形成されている。第1油圧室用ライン50Aの下流端は第1油圧室25Aに接続され、第2キャンセル室用ライン50Bの下流端は第2遠心油圧キャンセル室35Bに接続されている。
【0023】
第1電磁バルブ60は、非通電時(OFF)はスプリング61の付勢力によって閉とされ、図示しない電子制御ユニットにより通電(ON)されると開となる。第1電磁バルブ60が開(ON)のときは、第1油圧室25A及び第2遠心油圧キャンセル室35Bに圧油が供給される。一方、第1電磁バルブ60が閉(OFF)のときは、第1油圧室25A及び第2遠心油圧キャンセル室35Bに圧油が供給されず、第1油圧室25A及び第2遠心油圧キャンセル室35B内の圧油は油戻しライン62を介してオイルパン41に戻される。
【0024】
第2電磁バルブ65には、第2下流供給ライン51が接続されている。この第2下流供給ライン51は、クラッチハブ20内で第2油圧室用ライン51Aと、第1キャンセル室用ライン51Bとに分岐形成されている。第2油圧室用ライン51Aの下流端は第2油圧室35Aに接続され、第1キャンセル室用ライン51Bの下流端は第1遠心油圧キャンセル室25Bに接続されている。
【0025】
第2電磁バルブ65は、非通電時(OFF)はスプリング66の付勢力によって閉とされ、電子制御ユニットにより通電(ON)されると開となる。第2電磁バルブ65が開(ON)のときは、第2油圧室35A及び第1遠心油圧キャンセル室25Bに圧油が供給される。一方、第2電磁バルブ65が閉(OFF)のときは、第2油圧室35A及び第1遠心油圧キャンセル室25Bに圧油が供給されず、第2油圧室35A及び第1遠心油圧キャンセル室25B内の圧油は油戻しライン67を介してオイルパン41に戻される。
【0026】
次に、
図2,3に基づいて、デュアルクラッチ装置10の断接動作及び作用効果を説明する。
【0027】
クラッチ入力シャフト11から変速機第1入力シャフト12Aに動力を伝達する場合は、
図2に示すように、第1湿式クラッチC1を接(第1電磁バルブ60:ON)、第2湿式クラッチC2を断(第2電磁バルブ65:OFF)にする。
【0028】
第1電磁バルブ60がONになると、第1油圧室25Aのみならず、第2遠心油圧キャンセル室35Bにも油圧が供給されるため、第2ピストン33には、第2リターンスプリング36の付勢力及び、第2遠心油圧キャンセル室35B内の油圧力の双方が作用する。その結果、例えば、第2電磁バルブ65に断線や固着等の故障が生じても、第2ピストン33を確実に各プレート31A,Bから離反させることが可能となり、変速機の二重噛み合いを確実に防止することができる。
【0029】
また、クラッチ入力シャフト11から変速機第2入力シャフト12Bに動力を伝達する場合は、
図3に示すように、第1湿式クラッチC1を断(第1電磁バルブ60:OFF)、第2湿式クラッチC2を接(第2電磁バルブ65:ON)にする。
【0030】
第2電磁バルブ65がONになると、第2油圧室35Aのみならず、第1遠心油圧キャンセル室25Bにも油圧が供給されるため、第1ピストン23には、第1リターンスプリング26の付勢力及び、第1遠心油圧キャンセル室25B内の油圧力の双方が作用する。その結果、例えば、第1電磁バルブ60に断線や固着等の故障が生じても、第1ピストン23を確実に各プレート21A,Bから離反させることが可能となり、変速機の二重噛み合いを確実に防止することができる。
【0031】
次に、
図4に基づいて、各リターンスプリング26,36の最適な付勢力の設定について説明する。
【0032】
図4において、R
A1は第1ピストン23の外径、R
B1は第1遠心油圧キャンセル室25Bの外径、R
A2は第2ピストン33の外径、R
B2は第2遠心油圧キャンセル室35Bの外径、Pは油圧、F
S1は第1リターンスプリング26の付勢力、F
S2は第2リターンスプリング36の付勢力をそれぞれ示している。これらが、以下の条件式(1),(2)を満たす場合に、第1及び第2電磁バルブ60,65が同時にONにされても、第1及び第2湿式クラッチC1,2を確実に切断することが可能になる。
【0035】
このように、第1リターンスプリング26の付勢力を、第1ピストン23に作用
し第1油圧室25A
の油圧により発生する力と
、第1ピストン23に作用し第1遠心油圧キャンセル室25B
の油圧により発生する力との
差よりも大きく設定し、第2リターンスプリング36の付勢力を、第2ピストン33に作用
し第2油圧室35A
の油圧により発生する力と
、第2ピストン33に作用し第2遠心油圧キャンセル室35B
の油圧により発生する力との
差よりも大きく設定することで、第1及び第2湿式クラッチC1,C2が確実に切断されることになり、変速機の二重噛み合いを効果的に防止することが可能になる。
【0036】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
【符号の説明】
【0037】
10 デュアルクラッチ装置
11 クラッチ入力シャフト
12A 変速機第1入力シャフト
12B 変速機第2入力シャフト
20 クラッチハブ
21A 第1内側プレート
21B 第1外側プレート
23 第1ピストン
25A 第1油圧室
25B 第1遠心油圧キャンセル室
26 第1リターンスプリング
31A 第2外側プレート
31B 第2内側プレート
33 第2ピストン
35A 第2油圧室
35B 第2遠心油圧キャンセル室
36 第2リターンスプリング
40 油圧回路
43 第1上流供給ライン
45 第2上流供給ライン
50 第1下流供給ライン
50A 第1油圧室用ライン
50B 第2キャンセル室用ライン
51 第2下流供給ライン
51A 第2油圧室用ライン
51B 第1キャンセル室用ライン
60 第1電磁バルブ
65 第2電磁バルブ