特許第6384304号(P6384304)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6384304-電磁膨張弁ユニット 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6384304
(24)【登録日】2018年8月17日
(45)【発行日】2018年9月5日
(54)【発明の名称】電磁膨張弁ユニット
(51)【国際特許分類】
   F16K 27/12 20060101AFI20180827BHJP
【FI】
   F16K27/12
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-250003(P2014-250003)
(22)【出願日】2014年12月10日
(65)【公開番号】特開2016-109276(P2016-109276A)
(43)【公開日】2016年6月20日
【審査請求日】2017年3月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006611
【氏名又は名称】株式会社富士通ゼネラル
(72)【発明者】
【氏名】上田 満雄
【審査官】 松浦 久夫
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−013275(JP,A)
【文献】 特開2010−276096(JP,A)
【文献】 特開2008−107034(JP,A)
【文献】 実開昭57−198478(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16K 27/12
F16K 49/00
F24F 1/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷媒流量を制御する電磁膨張弁と、前記電磁膨張弁に接続される冷媒管と、弾性を有する断熱材で形成された断熱材ケースと、外郭を形成する筐体ケースとを有し、前記断熱材ケースは、上側の上部断熱材ケースと下側の下部断熱材ケースに分割され前記電磁膨張弁と前記冷媒管を内部に収容するとともに前記冷媒管を前記断熱材ケースの内部から引き出すための引出口を備え、前記筐体ケースは上ケースと下ケースに分割され、前記上ケースと前記下ケースで前記電磁膨張弁と前記冷媒管を収容した前記断熱材ケースを上下方向から挟んで圧縮するとともに保持し、前記下ケースは前記断熱材ケースを載せるための底板と、前記底板の一端から上方に伸び前記断熱材ケースの上下方向の長さよりも短く形成された側板と、前記側板の先端部から前記底板と平行に前記底板の一端から他端までの長さより短く形成されたフランジを有し、前記断熱材ケースの一側面を上下方向に圧縮するとともに前記底板と前記フランジの間に挟み込み前記側板に突き当て位置決めおよび仮止めすることを特徴とする電磁膨張弁ユニット。
【請求項2】
前記断熱材ケースは、全周囲に渡って所定の厚みを有する前記断熱材で形成された側壁と収容される前記電磁膨張弁および前記冷媒管を支持する形状に形成された収納部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の電磁膨張弁ユニット。
【請求項3】
前記冷媒管は前記冷媒管の一部分の周囲を覆うシール材を有し、前記断熱材ケースは、前記上部断熱材ケースと前記下部断熱材ケースとが上下一対で前記シール材に覆われた前記冷媒管を支持する形状に形成された前記引出口を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁膨張弁ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機の室内ユニットと室外ユニットの間に電磁膨張弁を取付けるための電磁膨張弁ユニットの組立性の向上に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、空気調和機の室内ユニットと室外ユニットの間の冷媒経路の途中室内ユニットへ供給する冷媒量を調整する電磁膨張弁を取付けるために、筐体内に電磁膨張弁を収容した電磁膨張弁ユニットが知られている。
【0003】
この電磁膨張弁ユニットは、空気調和機が設置されるさまざまな建物の天井や壁に設置されるため、設置場所が制限されることなく容易に設置できることが望ましい。このため、筐体を小型化し、さらに筐体を設置する向きの制限をなくすようにして設置場所の自由度を高めた電磁膨張弁ユニットが知られている。(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−107034号公報(第5〜7頁、図3
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の電磁膨張弁ユニットは、外部から水や空気が浸入することを防止するため、電磁膨張弁の入口と出口にそれぞれ接続される冷媒管の外周に、電磁膨張弁ユニットから引き出す挿通口部分を配管断熱材で覆うことで、挿通口と冷媒管の隙間をシールするようになっている。
【0006】
また、配管断熱材でのシールが不十分であった場合に、外部から浸入した水や空気によって電磁膨張弁が故障しないように、電磁膨張弁および冷媒管の全体をひとまとめにして覆う断熱材を装着した後に、電磁膨張弁ユニット内に収容することでシール性や断熱性を高めている。
【0007】
しかし、特許文献1のように冷媒配管を覆う配管断熱材を挿通口との間に隙間なくシールする作業や、電磁膨張弁と冷媒管の全体を断熱材で覆う作業は、作業者の熟練を要することから、電磁膨張弁ユニットの製造工場や設置現場で行われる組立作業が困難になるという問題があった。また、電磁膨張弁ユニットの筐体と電磁膨張弁および冷媒管を覆う断熱材の間には多くの空間があり、電磁膨張弁や冷媒管が冷やされた時、筐体内に残された多くの空気に触れて結露しやすくなるという問題があった。
【0008】
本発明は以上述べた問題点を解決し、シール性や断熱性を損なうことなく容易に組立て作業が行える電磁膨張弁ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は上述の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の電磁膨張弁ユニットは、冷媒流量を制御する電磁膨張弁と、前記電磁膨張弁に接続される冷媒管と、弾性を有する断熱材で形成された断熱材ケースと、外郭を形成する筐体ケースとを有し、前記断熱材ケースは、上側の上部断熱材ケースと下側の下部断熱材ケースに分割され前記電磁膨張弁と前記冷媒管を内部に収容するとともに前記冷媒管を前記断熱材ケースの内部から引き出すための引出口を備え、前記筐体ケースは上ケースと下ケースに分割され、前記上ケースと前記下ケースで前記電磁膨張弁と前記冷媒管を収容した前記断熱材ケースを上下方向から挟んで圧縮し、前記下ケースは前記断熱材ケースを載せるための底板と、前記底板の一端から上方に伸び前記断熱材ケースの上下方向の長さよりも短く形成された側板と、前記側板の先端部から前記底板と平行に前記底板の一端から他端までの長さより短く形成されたフランジを有し、前記断熱材ケースの一側面を上下方向に圧縮するとともに前記底板と前記フランジの間に挟み込み前記側板に突き当て位置決めおよび仮止めすることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項2に記載の電磁膨張弁ユニットの前記断熱材ケースには、全周囲に渡って所定の厚みを有する前記断熱材で形成された側壁と収容される前記電磁膨張弁および前記冷媒管を支持する形状に形成された収納部とを備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項3に記載の電磁膨張弁ユニットの前記冷媒管には、前記冷媒管の一部分の周囲を覆うシール材を有し、前記断熱材ケースは、前記上部断熱材ケースと前記下部断熱材ケースとが上下一対で前記シール材に覆われた前記冷媒管を支持する形状に形成された前記引出口を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1記載の本発明によれば、上下一対の断熱材ケースで電磁膨張弁と冷媒管を挟み込むようにしているため、容易に組立て作業を行うことができる。また、筐体ケースで断熱材ケースを圧縮して保持するため、筐体ケース内に残る空気量が少なくなり筐体ケース内での結露の発生を低減することができる。また、上部断熱材ケースと下部断熱材ケースが密着しシール性や断熱性を損なうことがない。
【0014】
請求項2記載の本発明によれば、断熱材ケースの全周囲を覆う断熱材に所定の幅を持たせているため、収納部に収容される電磁膨張弁と冷媒管を支持するとともに、シール性や断熱性を損なうことなく容易に組立て作業を行うことができる。
【0015】
請求項3記載の本発明によれば、シール材に覆われた冷媒管を上部断熱材ケースと下部断熱材ケースで挟み込み、さらに上下方向にシール材と断熱材ケースが圧縮されるため、冷媒管を覆うシール材のみで引出口をシールする作業と比較して、作業者の熟練度を要求することなく容易に引出口をシールすることができる。
【0016】
請求項4記載の本発明によれば、下ケースの底板とフランジの間に断熱材ケースを圧縮して挟み込むことで、断熱材ケースの位置決めおよび仮止めができるため、組立て作業をより容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明による電磁膨張弁ユニットの構成を示す分解斜視図である。
図2】本発明による電磁膨張弁ユニットの断熱材ケースと下ケースの斜視図である。
図3】本発明による電磁膨張弁ユニットの断熱材ケースと上ケースの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
【0019】
本発明による電磁膨張弁ユニットは、空気調和機の室内ユニットと室外ユニット(いずれも図示を省略)の間に設置され、室外ユニットから室内ユニットへ流入する冷媒流量や、室内ユニットから室外ユニットへ流入する冷媒流量を制御する。
【0020】
図1は、本発明による電磁膨張弁ユニットの構成を示す分解斜視図である。電磁膨張弁ユニット1は、冷媒流量を制御する電磁膨張弁4と、電磁膨張弁4の入口に接続された冷媒管5と、電磁膨張弁4の出口に接続された冷媒配6と、これらを収容する断熱材ケース3と、断熱材ケース3を収容する筐体ケース2を備えている。また冷媒管5は、冷媒管5の一部分の周囲を覆う弾性を有するシール材で形成されたシール材53を有し、冷媒管6は、冷媒管6の一部分の周囲を覆う弾性を有するシール材で形成されたシール材63を有する。
【0021】
断熱材ケース3は、弾性を有する断熱材で形成された上下一対の上部断熱材ケース31と下部断熱材ケース32を有する。上部断熱材ケース31は上部壁31aおよび上部側壁31bを有し、下部断熱材ケース32は下部壁32aおよび下部側壁32bを有する。
【0022】
下部断熱材ケース32の上部断熱材ケース31と向かい合う上面側には、電磁膨張弁4を支持する形状に切り抜かれた収納部33と、収納部33の周辺に上部断熱材ケース31と重ね合わされる接合面35を有する。なお、収納部33は下部壁32aと下部側壁32bと接合面35がそれぞれ所定の厚み(たとえば15mm)を確保するように形成され、シール性や断熱性を確保できるようになっている。
【0023】
上部断熱材ケース31の下部断熱材ケース32と向かい合う下面側には、電磁膨張弁4を支持する形状に切り抜かれた収納部34と、収納部34の周辺に下部断熱材ケース32の接合面35と重ね合わされる接合面36を有する。なお、収納部34は上部壁31aと上部側壁31bと接合面36がそれぞれ所定の厚み(たとえば15mm)を確保するように形成され、シール性や断熱性を確保できるようになっている。
【0024】
また上部断熱材ケース31と下部断熱材ケース32には、冷媒管5を断熱材ケース3から引き出すとともに、上部断熱材ケース31と下部断熱材ケース32が上下一対で冷媒管5のシール材53で覆われた部分を支持する形状に形成された引出口51、52を有し、冷媒管6を断熱材ケース3から引き出すとともに、上部断熱材ケース31と下部断熱材ケース32が上下一対で冷媒管6のシール材63で覆われた部分を支持する形状に形成された引出口61、62を有する。
【0025】
なお収納部33、34は、図1で説明したように上部断熱材ケース31の接合面36と下部断熱材ケース32の接合面35をそれぞれ電磁膨張弁4を支持する形状に切り抜いて形成しても良いし、上部断熱材ケース31の上部壁31aと下部断熱材ケース32の下部壁32aのそれぞれに電磁膨張弁4を支持する形状に形成した断熱材を積層して形成するようにしても良い。
【0026】
断熱材ケース3に電磁膨張弁4と冷媒管5、6を収容する際には、下部断熱材ケース32の収納部33を上向きに置いた状態で電磁膨張弁4と冷媒管5、6を収納部33に嵌め込む。そして、下部断熱材ケース32に収納部34を下向きにした上部断熱材ケース31を上から被せて電磁膨張弁4と冷媒管5、6を挟み、収納部33、34に電磁膨張弁4と冷媒管5、6を収容する。
【0027】
筐体ケース2は、板金などで形成された上ケース21と下ケース22を有し、下ケース22には断熱材ケース3が載せられ、断熱材ケース3が載せられた下ケース22に上ケース21が被せられるようになっている。
【0028】
下ケース22は、断熱材ケース3の底面つまり下部断熱材ケース32の下部壁32aの大きさに形成された底板22aと、底板22aの一端を底板22aから上方向に向かって垂直に折り曲げ加工した側板23を有し、側板23の先端には底板22a側の方向に底板22aと平行に短く折り曲げ加工されたフランジ24を有し、フランジ24には下ケース22と上ケース21を固定するための螺子孔25を有する。
【0029】
また下ケース22は、底板22aの側板23が形成された一端と向かい合う他端の付近に、電磁膨張弁4に接続される配線を下ケース22に固定する配線固定具27と、下ケース22と上ケース21を固定するための螺子孔26を備えている。
【0030】
上ケース21は、断熱材ケース3の上面つまり上部断熱材ケース31の上部壁31aの大きさに形成された上面部21aと、上面部21aの左右と下の辺をそれぞれ上面部21aから下方向に向かって垂直に折り曲げ加工した側面部21e、21d、21bを有し箱体状に形成されている。また、上面部21aと側面部21dと側面部21eの、側面部21bに向かい合う辺からそれぞれ側面部21bに対して平行に短く折り曲げ加工されたコの字型状に形成された側面部21cを有する。
【0031】
また、側面部21dは冷媒管6を筐体ケース2から引き出すために形成された切欠部28を有し、側面部21bは冷媒管5を筐体ケース2から引き出すために形成された切欠部29を有する。
【0032】
図2は、本発明による電磁膨張弁ユニット1の断熱材ケース3と下ケース22の斜視図である。図2を用いて、断熱材ケース3を下ケース22に載せる組立作業と断熱材ケース3と下ケース22の関係と役割について詳細に説明する。
【0033】
図2に示す断熱材ケース3は、図1で説明した上下一対の弾性を有する上部断熱材ケース31と下部断熱材ケース32に電磁膨張弁4と冷媒管5、6が挟み込まれ、収容および支持された状態を示している。組立の際には断熱材ケース3を下ケース22に向かうように図示した矢印の方向に移動させ、下ケース22の側板23に断熱材ケース3の引出口51と反対方向にある上部側壁31bと下部側壁32bを突き当てるように移動させる。
【0034】
より詳細には、断熱材ケース3の側面の高さL1は、下ケース22の側板23の高さL2よりも高く形成されており、断熱材ケース3の側面を側板23に突き当てさせるためには、側板23に突き当てる断熱材ケース3の側面の一部を上下に圧縮し、側板23の高さL2よりも低く変形させ、下ケース22の底板22aとフランジ24の間に挟み込ませるようにする。
【0035】
これにより、下ケース22の底板22aと側板23の間に挟み込まれた断熱材ケース3の側面の一部には、元の高さL1に戻ろうとする復元力が働く。したがって、下ケース22に載せる断熱材ケース3の位置決めと合わせて、断熱材ケース3を下ケース22に仮止めすることができ、組立て作業が容易に行えるようになっている。
【0036】
図3は、本発明による電磁膨張弁ユニット1の断熱材ケース3と上ケース21の斜視図である。図3を用いて、断熱材ケース3を板金ケース2で覆う組立作業と断熱材ケース3と上ケース21の関係と役割について詳細に説明する。
【0037】
断熱材ケース3に上ケース21を被せる時には、図2で説明したように予め断熱材ケース3を下ケース22に仮止めした状態で、上ケース21を断熱材ケース3に向かうように図示した矢印の方向に移動させる。
【0038】
より詳細には、断熱材ケース3の側面の高さL1は、上ケース21の側面部21b、21c、21d、21eの高さL3よりも高く形成されており、断熱材ケース3に被せられた上ケース21を下ケース22に固定するためには、上ケース21の上面部21aを下ケース22の方向に抑え込み、断熱材ケース3の側面の高さL1を上ケース21の側面の高さL3になるまで変形させた状態で、図1で説明した下ケース22の螺子孔25、26に螺子止めする。
【0039】
このように、下ケース22に仮止めされた断熱材ケース3に、上ケース21を被せて抑え込みながら螺子止めするだけで、断熱材ケース3を筐体ケース2で覆うことができるため、組立作業が容易に行えるようになっている。また、筐体ケース2の内部に残る空気量が少なくなることから筐体ケース2の内部での結露の発生を低減することができる。
【0040】
また、図1で説明した電磁膨張弁4と冷媒管5、6を挟み込む上部断熱材ケース31と下部断熱材ケース32には、常に上下からの圧力が加わるため接合面35と接合面36が密着する。また、引出口51、52、61、62と冷媒管5、6を覆うシール材53、63の間には、引出口51、52、61、62の周辺の断熱材が上下方向に圧縮されることにより、引出口51、52、61、62とシール材53、63のそれぞれが接する部分を周囲に渡って密着する。これにより、断熱材ケース3のシール性や断熱性を確保することができる。
【0041】
さらに、組立ての際、上部断熱材ケース31と下部断熱材ケース32の接合面35、36に接着材などを用いる必要が無いため、電磁膨張弁ユニット1を空気調和機の設置現場で解体し修理するような場合においても、分解及び再組立の作業を繰り返し容易に行うことができる。
【0042】
また、図1で説明した上ケース21の側面部21cは、図2で説明した下ケース22の側板23の外側と重なり合うようになるため、断熱材ケース3が上下方向に圧縮されることで側板23の左右のから断熱材ケース3の一部が飛び出そうとする隙間を埋めるとともに、側板23が外側に押し出されて折り曲げ角度が広がらないように支持することができる。これにより、シール性や断熱性を低下させることを防止することができる。
【符号の説明】
【0043】
1 電磁膨張弁ユニット
2 筐体ケース
21 上ケース
21a 上面部
21b、21c、21d、21e 側面部
22 下ケース
22a 底板
23 側板
24 フランジ
25、26 螺子孔
27 配線固定具
28、29 切欠部
3 断熱材ケース
31 上部断熱材ケース
31a 上部壁
31b 上部側壁
32 下部断熱材ケース
32a 下部壁
32b 下部側壁
33、34 収納部
35、36 接合面
4 電磁膨張弁
5、6 冷媒管
51、52、61、62 引出口
53、63 シール材








































図1
図2
図3