特許第6384814号(P6384814)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6384814祝いに飾る名前旗の取り付け方法及び祝いに飾る名前旗
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6384814
(24)【登録日】2018年8月17日
(45)【発行日】2018年9月5日
(54)【発明の名称】祝いに飾る名前旗の取り付け方法及び祝いに飾る名前旗
(51)【国際特許分類】
   G09F 17/00 20060101AFI20180827BHJP
   A47G 1/16 20060101ALI20180827BHJP
【FI】
   G09F17/00 P
   A47G1/16 N
   G09F17/00 F
【請求項の数】2
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2014-227672(P2014-227672)
(22)【出願日】2014年11月10日
(65)【公開番号】特開2016-90912(P2016-90912A)
(43)【公開日】2016年5月23日
【審査請求日】2017年2月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】514280019
【氏名又は名称】有限会社小林捺染工所
(74)【代理人】
【識別番号】100092680
【弁理士】
【氏名又は名称】入江 一郎
(72)【発明者】
【氏名】小 林 良 雄
【審査官】 谷垣 圭二
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第04660310(US,A)
【文献】 米国特許第05878517(US,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0039219(US,A1)
【文献】 欧州特許出願公開第02544168(EP,A1)
【文献】 特開2008−058930(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3158625(JP,U)
【文献】 端午の節句 名前旗☆特集,五月人形 名前旗 【配色がおしゃれな名前旗☆】人気商品 [名前旗飾り],So-netブログ,2013年 4月14日,[平成29年12月14日検索]インターネット<http://tangonosekkunamehata.blog.so-net.ne.jp/2013-04-14-2>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 17/00
A47G 1/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
載置面に載置される台と、
この台に設けられ、平面視、前記台の外形形状より小さい小台と、
この小台に立設するように設けられた長手方向に長い一つの支持部材と、
下部側が開放された開口部を有し、表面に少なくとも、名前が表示された扁平袋状の表示体とを備え、
前記開口部を介して前記表示体を前記支持部材に被せると共に、前記表示体の下端を前記小台に当接して前記表示体を立設する
ことを特徴とする祝いに飾る名前旗の取り付け方法。
【請求項2】
載置面に載置される台と、
この台に設けられ、平面視、前記台の外形形状より小さい小台と、
この小台に立設するように設けられた長手方向に長い一つの支持部材と、
下部側が開放された開口部を有し、表面に少なくとも、名前が表示された扁平袋状の表示体とを備え、
前記開口部を介して前記表示体を前記支持部材に被せると共に、前記表示体の下端を前記小台に当接して前記表示体を立設する
ことを特徴とする祝いに飾る名前旗。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、祝いに飾る名前旗の取り付け方法及び祝いに飾る名前旗に係り、特に、吊り下げ紐を必要とせず、しかも、表示体の上端より支持部材が突出しないようにして垂直方向をコンパクトにし、更に、設置が容易な祝いに飾る名前旗の取り付け方法及び祝いに飾る名前旗に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、節句等の祝いに飾る旗として、「名前旗」と称されるものがある(特許文献1参照)。
上記特許文献1記載のものは、載置面に載置される台と、この台に立設するように設けられた支持部材と、名前が表示された表示体とを備え、支持部材の頂面に係止溝を設け、この係止溝に表示体に設けられた吊り下げ紐を係止させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3187088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記特許文献1記載のものにあっては、係止溝に表示体に設けられた吊り下げ紐を係止させねばならず、しかも、名前旗の正面が正確に位置するためには、係止溝を台に平行にしなければならず、更に、名前旗の上端より支持部材が突出する分、垂直方向に大きくなるという問題点が生じた。
【0005】
本発明は、上記の問題点を考慮してなされた祝いに飾る名前旗の取り付け方法及び祝いに飾る名前旗を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の祝いに飾る名前旗の取り付け方法は、載置面に載置される台と、
この台に設けられ、平面視、前記台の外形形状より小さい小台と、この小台に立設するように設けられた長手方向に長い一つの支持部材と、下部側が開放された開口部を有し、表面に少なくとも、名前が表示された扁平袋状の表示体とを備え、前記開口部を介して前記表示体を前記支持部材に被せると共に、前記表示体の下端を前記小台に当接して前記表示体を立設するものである。
【0008】
また、請求項記載の祝いに飾る名前旗は、載置面に載置される台と、この台に設けられ、平面視、前記台の外形形状より小さい小台と、この小台に立設するように設けられた長手方向に長い一つの支持部材と、下部側が開放された開口部を有し、表面に少なくとも、名前が表示された扁平袋状の表示体とを備え、前記開口部を介して前記表示体を前記支持部材に被せると共に、前記表示体の下端を前記小台に当接して前記表示体を立設するするものである。
【発明の効果】
【0016】
請求項1記載の祝いに飾る名前旗の取り付け方法によれば、従来のような吊り下げ紐を必要とせず設置することができ、しかも、表示体の上端より支持部材が突出しないため、垂直方向をコンパクトにして設置することができ、更に、扁平袋状の表示体の下部側が開放された開口部を介して支持部材に扁平袋状の表示体を被せれば、扁平袋状の表示体が倒れるのを防いで立設するため、扁平袋状の表示体を容易に設置することができ、加えて、表示体の下端を小台に当接したため、扁平袋状の表示体を台に安定して取り付けることができ、更に、扁平袋状の表示体の下端と台との間に小台の厚み分、隙間ができ、見栄えも良好となる。
【0020】
また、請求項記載の祝いに飾る名前旗によれば、表示体の下端を台又は小台に当接したため、扁平袋状の表示体を台又は小台に安定して取り付けることができ、表示体の下端を小台に当接して前記表示体を立設する場合にあっては、扁平袋状の表示体の下端と台との間に小台の厚み分、隙間ができ、見栄えも良好となる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は、本発明の一実施例の祝いに飾る名前旗の表示体の下端を小台に当接して前記表示体を立設した状態の写真である。
図2図2は、図1の一部を拡大した写真である。
図3図3は、図1の名前旗を裏面側から見た写真である。
図4図4は、図1の名前旗を分解した状態の写真である。
図5図5は、図4の一部である台を拡大した写真である。
図6図6は、図1の一部である表示体の下部側の開口部を開いた状態の写真である。
図7図7は、図1祝いに飾る名前旗の表示体の下端を台に当接して前記表示体を立設した状態の写真である。
図8図8は、図7の一部を拡大した写真である。
図9図9は、図1祝いに飾る名前旗の表示体の下端を台から離間して前記表示体を立設した状態の写真である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の一実施例の祝いに飾る名前旗の取り付け方法及び祝いに飾る名前旗を図面(図1乃至図9)を参照して説明する。
図1に示すFは節句等の祝いに飾る旗である祝いに飾る名前旗で、祝いに飾る名前旗Fは、床、畳等の載置面10に載置される台1と、この台1に立設するように設けられた支持部材2と、下部側が開放された開口部3a(図6参照)を有し、表面に少なくとも、名前が表示された扁平袋状の表示体3とを備えている。
【0024】
台1は、例えば、図4に示すように、平面視、四角形状をなし、台1の上面には、平面視、台1の外形形状より小さい小台11が設けられている。小台11の中央には、穴11a(図5参照)が設けられている。
【0025】
支持部材2は、例えば、棒状部材で、支持部材2の下端が穴11aに係止して、支持部材2が台1に立設するようになっている。
【0026】
扁平袋状の表示体3の正面には、図1及び図2に示すように、家紋、名前(例えば、「悠真」」)、虎(十二支の一つである「虎」)の図柄が、扁平袋状の表示体3の裏面には、図3に示すように、図柄、送り主によるメッセージ(例えば、「元気に すくすく 育ってね」、「ニコニコ笑顔 ありがとう」等)が、それぞれ表示されている。
扁平袋状の表示体3は、支持部材2に被せて取り付けられるため、支持部材2が一種の障害とならず、つまり、支持部材2に邪魔されることなく表示体3の正面の名前、表示体3の裏面のメッセージを見ることができる(図1及び図3参照)。
なお、従来の特許文献1記載のものにあっては、支柱(特許文献1記載の符号3参照)が一種の障害となり、表示体(特許文献1記載の符号2参照)の裏面に、例えば、本願発明のような図柄、送り主によるメッセージ等を表示した場合、見にくいものとなる。
【0027】
名前旗Fは、開口部3aを介して表示体3を支持部材2に被せて、表示体3を立設して取り付けるようにする(図1図3図7図9参照)。
上述の名前旗の取り付け方法(又は、名前旗F)によれば、従来のような吊り下げ紐(特許文献1の吊り下げ紐2a)を必要とせず設置することができ、しかも、表示体3の上端より支持部材2が突出しないため、垂直方向をコンパクトにして設置することができ、更に、扁平袋状の表示体3の下部側が開放された開口部3aを介して支持部材2に扁平袋状の表示体3を被せれば、扁平袋状の表示体3が倒れるのを防いで立設するため、扁平袋状の表示体3を容易に設置することができる。
【0028】
また、図9に示すように、名前旗Fの表示体3の下端を台1又は小台11から離間して表示体3を立設しても良く、また、図7及び図8に示すように、表示体3の下端を台1に当接して扁平袋状の表示体3を台1に安定して取り付けるようにしても良い。
また、図1乃至図3に示すように、表示体3の下端を小台11に当接して扁平袋状の表示体3を小台11に安定して取り付けるようにしても良い。この場合、扁平袋状の表示体3の下端と台1との間に小台11の厚み分、隙間ができ、見栄えも良好となる。
【符号の説明】
【0029】
F 名前旗
1 台
2 支持部材
3 表示体
3a 開口部
10 載置面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9