(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
特許文献1の
図7は従来の汚物排出装置であるオストメイト用汚物流しを開示している。この汚物流しは、鉢、側壁、第1配管、及び第2配管等を備えている。側壁は鉢の中間部から背面側に上下方向に延びて左右方向に拡がっている。第1配管は側壁の外側面に連続し外方向に延びている。また、第1配管は先端部に排水口が形成されている。第2配管は、鉢の下流側に連続し、下流端が第1配管の上流端より径方向で外側の側壁の内側面に連続している。
【0003】
この汚物流しを泥漿鋳込み成形法によって、鉢、側壁、第1配管、及び第2配管等を一体的に成形(以下、「一体成形」と言う。)する場合の従来の成形工程を
図5(A)〜(C)に示す。この場合、
図5(A)に示すように、側壁110Eは鋳込み型である横型120に泥漿を着肉させて成形する。また、第1配管110Cは泥漿を横型120の円環状の凹部内に着肉させて成形する。このとき、この汚物流しは、泥漿が横型120に着肉することで、第1配管110Cの上流端を閉鎖する閉鎖部110Fも成形される(
図5(B)参照)。この汚物流しは、丸孔を開ける第1配管110Cの内径とほぼ等しい外径を有する円筒状の切取り工具を利用して、閉鎖部110Fを切除することで第1配管110Cを貫通させる(
図5(C)参照)。こうして、この汚物流しは一体成形することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の汚物流しは、泥漿鋳込み成形法により一体成形した場合、閉鎖部110Fの周縁部が側壁110Eに連続した部分の内側面にくぼみ110Nが形成されるおそれがある(
図5(A)〜(C)参照。)。このくぼみ110Nは、泥漿が横型120に着肉する際に、泥漿が横型120の形状に倣って着肉する性質によって形成される。そして、
図5(C)に示すように、円筒状の切取り工具を利用して閉鎖部110Fを切除すると内方向に突出した凸部110Lがくぼみ110Nの内周に沿うように形成される。この凸部110Lが形成された汚物流しから汚物、紙、及び洗浄水等を排出すると、凸部110Lに汚物や紙等が引っかかり、排出の流れを妨げるおそれがある。このため、この汚物流しは泥漿鋳込み成形工程後に凸部110Lを潰して均す作業に手間がかかる。
【0006】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、汚物等を良好に排出することができる汚物排出装置
の製造方法を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の汚物排出装置
の製造方法は、
泥漿鋳込み成形工程、乾燥工程、施釉工程、及び焼成工程の順に実行して製造される汚物排出装置
の製造方法であって、
前記汚物排出装置は、
側壁と、
この側壁の外側面に連続して外方向に延び、先端部に排水口を形成した第1配管と、
前記第1配管が連続して開口した前記側壁の開口部から離れた内側面に連続して内方向に延びた第2配管とを備えており、
前記泥漿鋳込み成形工程において、前記第2配管から離れた位置で前記側壁に連続している前記第1配管の内周面
の前記側壁よりも前記排水口側に連続して前記排水口側に傾斜して延びた傾斜部を有し、前記第1配管を閉鎖する閉鎖部が成形され、
この閉鎖部が前記焼成工程前に切り取られて前記第1配管が貫通していることを特徴とする。
【0008】
この汚物排出装置は、泥漿鋳込み成形工程において、第1配管を閉鎖する閉鎖部が、第1配管の内周面に成形される。この閉鎖部は第1配管の内周面に連続して排水口側に傾斜した傾斜部を有している。このため、傾斜部の周縁部が側壁に連続した部分の内側面に形成されるくぼみを小さくすることができる。よって、この汚物排出装置は、第1配管の内周面に形成された閉鎖部を円筒状の切取り工具を利用して切除した場合、内方向に突出した凸部を小さくすることができる。また、この凸部は第1配管の内周面に形成される。このため、この汚物排出装置は、泥漿鋳込み成形工程後に凸部を潰して均す作業を容易にすることができる。また、側壁は、開口部の周縁が曲面であるため、汚物及び洗浄水等の排出の流れを妨げない。
【0009】
したがって、本発明の汚物排出装置
の製造方法で製造された汚物排出装置は、汚物等を良好に排出することができる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
【0012】
本発明における汚物排出装置
の製造方法は、
前記汚物排出装置が前記第1配管と前記第2配管とが前記側壁の対向する位置で連続して反対方向に延びた接続部を有しており、
前記泥漿鋳込み成形工程において、前記接続部に前記閉鎖部の前記傾斜部以外の周縁部が連続し
て成形され得る。この場合、第1配管、第2配管、及び側壁が互いに連続している接続部に閉鎖部の傾斜部以外の周縁部を連続させるため、泥漿が型の形状に倣って着肉する性質によって形成されるくぼみの発生を抑えることができる。このため、この汚物排出装置は局所的な偏肉の発生を抑えることができる。
【0013】
本発明における汚物排出装置
の製造方法において、泥漿鋳込み成形工程において成形される閉鎖部は傾斜部の端部から開口部方向に延びた屈曲部を有し得る。この場合、閉鎖部は、傾斜部を第1配管の内周面に連続させ、傾斜部以外の周縁部を接続部に連続させることができる。こうすることで、この汚物排出装置は、閉鎖部を円筒状の切取り工具を利用して切除した後に形成される内方向に突出した凸部の発生、及び第1配管と第2配管と側壁とが互いに連続している接続部のくぼみの発生を抑えることができる。
【0014】
次に、本発明の汚物排出装置
の製造方法、及びその製造方法により製造した汚物排出装置を具体化した実施例1について、図面を参照しつつ説明する。
【0015】
<実施例1>
実施例1の汚物排出装置は、
図1〜
図3に示すように、オストメイト用壁掛け汚物流しである。この汚物流しは、排水路10、第1立壁11、第2立壁12、溜水部13、鉢14、リム15、及び周囲壁18を備えている。
【0016】
排水路10は、
図3に示すように、第2配管10D、側壁10Eの上部、及び第1配管10Cによって形成されている。第2配管10Dは、流入口10Bから下流側に向けて斜め上後方(後方は、
図3において右方向。以下同じ)に延び、下流部が後方向(外方向)に延びている。
【0017】
側壁10Eは平板状であり上下方向に延びて左右方向(左右方向は、
図3において奥手前方向。以下同じ)に拡がっている。側壁10Eは、この汚物流しを設置する際に、配管31のフランジに当接させたり、この汚物流しを設置する場所の壁面30に当接されたりする。側壁10Eは前側面(内側面)(前側は、
図3において左側。以下同じ。)が第2配管10Dの下流端に連続している。また、側壁10Eは、第2配管10Dの下流端に囲まれた領域の下部に前後方向(前後方向は、
図3において左右方向。以下同じ。)に開口した開口部10Gが形成されている。
【0018】
第1配管10Cは側壁10Eの開口部10Gに連続して後方向(外方向)に延びている。つまり、第2配管10Dの下流端は第1配管10Cの上流端より径方向で外側に離れている。また、第2配管10Dの下流端は第1配管10Cの上流端に対して側壁10Eを厚み方向から挟み込んで連続し接続部10Hを形成している。第1配管10Cは後端部(先端部)に排水口10Aを形成している。
【0019】
第1立壁11は、平板状であり左右方向に拡がり上下方向に延びており、下端部に流入口10Bが連通している。第1立壁11は第2配管10Dの前部を形成している。第2立壁12は第1立壁11の左右両端に連続して上下方向に延びている。第2立壁12は下端が排水路10の流入口10Bの下部に連続している。第2立壁12は下端部の全体に亘り、第1立壁11に向けて延びる棚部12Aが形成されている。この棚部12Aは後述する溜水部13に水没している。
【0020】
溜水部13は、排水路10の溢れ面の下端10Mより下方に位置する第1立壁11の下端部、及び第2立壁12の下端部で囲まれた領域と、排水路10の上流部とで形成されている。第1立壁11と第2立壁12とで囲まれた領域の溜水面13Aの外形形状は、上方から見た平面視において、ほぼ三角形状をなしている。
【0021】
鉢14は、
図2〜
図3に示すように、第1立壁11の上端、及び第2立壁12の上端から上方外向きに拡がり連続して延びている。鉢14は、上方から見た平面視において四隅が弧状に形成され、左右方向に長いほぼ四角形状である。また、鉢14は前側の上端部が後側の上端部より低い位置に形成されている。
【0022】
リム15は、
図2〜
図3に示すように、鉢14の上端の全周に亘り連続しており、鉢14の上端周縁部より内側に突出するように設けられている。リム15は、
図2に示すように、上方から見た平面視において、四隅が弧状に形成された左右方向に長いほぼ四角形状である。つまり、リム15は、左右方向に延びる前側長辺部15J、後側長辺部15Kと、前後方向に延びる左側短辺部15L、右側短辺部15Mを有している。リム15は、鉢14の上端から上方に向けて連続した外周壁15A、鉢14の上端と外周壁15Aとが連続する境から鉢14の内側に向けて連続した底壁15B、及び底壁15Bの内周端と外周壁15Aの上端とを全周に亘り繋いだ傾斜壁15Cを有している。リム15は、
図3に示すように、縦断面形状がほぼ3角形状である。リム15は前側長辺部15Jが後側長辺部15Kより低い位置に形成されている。また、リム15は前側長辺部15Jの中央部が後方に膨らむように僅かに湾曲している。
【0023】
リム15は、
図3に示すように、外周壁15A、底壁15B、及び傾斜壁15Cで囲まれた通水空間15Gを形成している。通水空間15Gは、後述する直径が2種類の各吐水孔15H,15Nから洗浄水を吐水するために洗浄水を通水する空間である。リム15は、
図2〜
図3に示すように、底壁15Bに貫設された複数の吐水孔15H,15Nを有している。各吐水孔15H,15Nはリム15の底壁15Bに対してほぼ直角に貫設されている。また、各吐水孔15H,15Nはリム15の底壁15Bの全周に亘り1列に設けられている。また、各吐水孔15H,15Nはリム15の底壁15Bの幅方向のほぼ中央に設けられている。ここで、吐水口15Hは直径が吐水口15Nの直径に比べて大きく形成されている。
【0024】
この汚物流しは、リム15の後側の傾斜壁15Cの上端から、斜め後方上方に向けて連続して延びる平面部15Dが設けられている。また、この汚物流しは平面部15Dの後端から上方に向けて連続して延びる後側壁15Eが設けられている。また、この汚物流しは、リム15の左側短辺部15L及び右側短辺部15Mのそれぞれの外周壁15Aの上端から上方に向けて連続して延びる左右側壁15Fが形成されている。この左右側壁15Fは上端の前側がリム15の左側短辺部15L及び右側短辺部15Mの前側の上端に連続している。また、この左右側壁15Fは上端の後側が後側壁15Eの左右両側の上端に連続している。
【0025】
周囲壁18は、
図1及び
図3に示すように、鉢14の上端部から下方に向けて連続して延びて、鉢14の前側及び左右側を覆っている。周囲壁18は下に行くに従い内側に入り込んでいる。周囲壁18は下端が排水路10の流入口10Bの下端より僅かに下方に突出している。周囲壁18は下端が水平方向に平らである。
【0026】
次に、泥漿鋳込み成形法によって汚物流しを一体成形する際の泥漿鋳込み成形工程において、排水路10の下流部を形成する第1配管10C、第2配管10Dの下流部、側壁10Eの上部、及び閉鎖部10Fが成形される工程について説明する。
【0027】
先ず、横型20及び下型20A等を組んだ鋳込み型に泥漿を流し込み、鋳込み型に泥漿を着肉させた後、鋳込み型から余剰な泥漿を排泥する。この際、
図4(A)に示すように、横型20及び下型20A等に泥漿が着肉し、第1配管10C、側壁10E、第2配管10D、及び閉鎖部10Fが成形される。
【0028】
次に、鋳込み型を脱型し、汚物流しの成形体を取り出す。この成形体において、排水路10の下流部は、
図4(B)に示すように、側壁10Eが上下方向に延びて左右方向に拡がっている。また、排水路10の下流部は第1配管10Cが側壁10Eの後側面(外側面)に連続して後方向(外方向)に延びている。また、排水路10の下流部は、第2配管10Dの下流端が側壁10Eの前側面(内側面)に連続して、前方向(内方向)に延びている。また、排水路10の下流部は、第2配管10Dの下流端が第1配管10Cの上流端より径方向で外側の側壁10Eの前側面(内側面)に連続している。また、排水路10の下流部は、第2配管10Dの下流端、及び第1配管10Cの上流端が、側壁10Eを厚み方向から挟み込んで連続し接続部10Hを形成している。つまり、排水路10の下流部は、第1配管10C、及び第2配管10Dが側壁10Eの対向する位置で連続して反対方向に延びて接続部10Hを形成している。
【0029】
排水路10の下流部は、鋳込み型を脱型して取り出された成形体において、閉鎖部10Fが第1配管10Cを閉鎖して形成されている。詳しくは、第2配管10Dの下流端が第1配管10Cの上流端より径方向で外側の側壁10Eに連続している範囲において、閉鎖部10Fは周縁部が第1配管10Cの内周面に連続している。また、閉鎖部10Fの周縁部が第1配管10Cの内周面に連続した部分にくぼみ10Nが形成される。このくぼみ10Nは、従来の汚物流しの成形工程で形成されるくぼみ110N(
図5(A)〜(C)参照)に比べて小さい。
【0030】
閉鎖部10Fは周縁部が第1配管10Cの内周面に連続している部分から排水口10A側に傾斜して延びた傾斜部10Kが形成されている。また、閉鎖部10Fは傾斜部10Kの下端部(端部)から前方向(内方向)に延びる屈曲部10Jが形成されている。また、閉鎖部10Fは、第2配管10Dの下流端、及び第1配管10Cの上流端が側壁10Eを厚み方向から挟み込んで連続している接続部10Hに傾斜部10K以外の周縁部が連続している。このように、閉鎖部10Fは、従来の汚物流しの排水路の下流部に形成される閉鎖部110F(
図5(A),(B)参照)のように上下方向に延びた平板状をなしていない。
【0031】
次に、
図4(C)に示すように、丸孔を開ける円筒状の切取り工具を利用して閉鎖部10Fを切除する。排水路10の下流部は、従来の汚物流しの泥漿鋳込み成形工程において形成された閉鎖部110Fを切除した後に形成される凸部110L(
図5(C)参照)に比べて、閉鎖部10Fを切除した後に形成される凸部10Lを小さくすることができる。このため、この排水路10の下流部は、泥漿鋳込み成形工程後に凸部10Lを潰して均す作業を容易にすることができる。こうして、排水路10の下流部は第1配管10Cが連続した側壁10Eの内側を開口して開口部10Gが形成され、第1配管10Cと第2配管10Dが連通する。側壁10Eは、閉鎖部10Fに傾斜部10Kが形成されていた範囲において、開口部10Gに曲面10Qが形成されている。このため、この汚物流しは汚物及び洗浄水等の排出の流れを妨げない。こうして、この汚物流しは、泥漿鋳込み成形法によって排水路10の下流部が成形され、その後、乾燥工程、施釉工程、及び焼成工程の順に実行し製造される。
【0032】
このような構成を有する汚物流しは、泥漿鋳込み成形工程において、第1配管10Cを閉鎖する閉鎖部10Fが、第1配管10Cの内周面に成形される。この閉鎖部10Fは第1配管10Cの内周面に連続して排水口10A側に傾斜した傾斜部10Kを有している。このため、傾斜部10Kの周縁部が側壁10Eに連続した部分の前側面(内側面)に形成されるくぼみ10Nを小さくすることができる。よって、この汚物流しは、第1配管10Cの内周面に形成された閉鎖部10Fを円筒状の切取り工具を利用して切除した場合、前方向(内方向)に突出した凸部10Lを小さくすることができる。また、この凸部10Lは第1配管10Cの内周面に形成される。このため、この汚物流しは、泥漿鋳込み成形工程後に凸部10Lを潰して均す作業を容易にすることができる。また、側壁10Eは、開口部10Gの周縁が曲面10Qであるため、汚物及び洗浄水等の排出の流れを妨げない。
【0033】
したがって、本発明の汚物流しは、汚物等を良好に排出することができる。
【0034】
また、実施例1の汚物流しは、第1配管10Cと第2配管10Dとが側壁10Eの対向する位置で連続して反対方向に延びた接続部10Hを有しており、接続部10Hに閉鎖部10Fの傾斜部10K以外の周縁部が連続して泥漿鋳込み成形工程において成形されている。このため、第1配管10C、第2配管10D、及び側壁10Eが互いに連続している接続部10Hに閉鎖部10Fの傾斜部10K以外の周縁部を連続させるため、泥漿が横型20及び下型20Aの形状に倣って着肉する性質によって形成されるくぼみの発生を抑えることができる。このため、この汚物流しは局所的な偏肉の発生を抑えることができる。
【0035】
また、実施例1の汚物流しにおいて、泥漿鋳込み成形工程において成形される閉鎖部10Fは傾斜部10Kの端部から開口部10G方向に延びた屈曲部10Jを有している。このため、閉鎖部10Fは、傾斜部10Kを第1配管10Cの内周面に連続させ、傾斜部10F以外の周縁部を接続部10Hに連続させることができる。こうすることで、この汚物流しは、閉鎖部10Fを円筒状の切取り工具を利用して切除した後に形成される前方向(内方向)に突出した凸部10Lの発生、及び第1配管10Cと第2配管10Dと側壁10Eとが互いに連続している接続部10Hのくぼみの発生を抑えることができる。
【0036】
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例1に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1では、閉鎖部が屈曲部を有していたが、有していなくてもよい。
(2)実施例1では、オストメイト用壁掛け汚物流しであったが、オストメイト用に限らない汚物流し、水洗式便器、及び小便器であってもよい。
(3)実施例1では、後面を側壁として排水口が後方向に開口しているが、底面を側壁として排水口が下方向に開口していてもよい。
(4)実施例1では、接続部に閉鎖部の傾斜部以外の周縁部が連続していたが、閉鎖部の傾斜部以外の周縁部を第1配管に内周面に連続させてもよい。
(5)実施例1では、第1配管と第2配管とが側壁の対向する位置で連続して反対方向に延びた接続部を有していたが、接続部を有さず、第2配管の全周に亘って第1配管の径方向の外側の側壁に連続させてもよい。
(6)実施例1では、成形工程において閉鎖部を切除しているが、焼成工程前であって、乾燥工程後、又は施釉工程後に切除してもよい。