特許第6385143号(P6385143)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6385143
(24)【登録日】2018年8月17日
(45)【発行日】2018年9月5日
(54)【発明の名称】セメント組成物の処理方法
(51)【国際特許分類】
   B28C 5/10 20060101AFI20180827BHJP
   C04B 18/14 20060101ALI20180827BHJP
   B01F 7/00 20060101ALI20180827BHJP
【FI】
   B28C5/10
   C04B18/14 Z
   B01F7/00 Z
【請求項の数】1
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-112608(P2014-112608)
(22)【出願日】2014年5月30日
(65)【公開番号】特開2015-226985(P2015-226985A)
(43)【公開日】2015年12月17日
【審査請求日】2017年3月31日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000000240
【氏名又は名称】太平洋セメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100141966
【弁理士】
【氏名又は名称】新井 範彦
(72)【発明者】
【氏名】森 寛晃
(72)【発明者】
【氏名】杉山 真悟
(72)【発明者】
【氏名】前堀 伸平
(72)【発明者】
【氏名】谷村 充
【審査官】 手島 理
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−149475(JP,A)
【文献】 特開平08−026793(JP,A)
【文献】 特開平08−091885(JP,A)
【文献】 特開2008−239355(JP,A)
【文献】 特開平09−110504(JP,A)
【文献】 特開2008−081357(JP,A)
【文献】 特開2000−119074(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B28C 1/00− 9/04
C04B 2/00−32/02
C04B 40/00−40/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
凝集したシリカフュームと、ポルトランドセメントのみを含むセメント組成物を、ブレード状の撹拌羽根を有するプロシェアミキサを用いて、下記の撹拌条件(a)〜(c)をすべて満たす撹拌条件の下に撹拌処理するセメント組成物の処理方法であって、
該撹拌処理した後のセメント組成物を含む下記配合のモルタルの流動化時間が110〜570秒、および、
(撹拌処理した後のセメント組成物を含む下記配合のモルタルの流動化時間)/(撹拌処理する前のセメント組成物を含む下記配合のモルタルの流動化時間)の比が0.7以下
であることを特徴とする、セメント組成物の処理方法。
[撹拌条件]
(a)撹拌時間:3分以上で60分以下
(b)チョッパーの回転速度:3000rpm以上で6000rpm未満
(c)ショベル羽根の周速:3.5m/s以上で4.2m/s以下
[配合]
(A)水/セメント組成物の質量比が14%
(B)細骨材/セメント組成物の質量比が33%
(C)高性能減水剤(マスターグレニウムSP8HU X)の添加量が、セメント組成物の質量×1.5%
(D)空気量調整剤(マスターエア404)を用いて調製したモルタルの空気量が3%以下
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、凝集したシリカフュームまたは粒体シリカフューム(JIS A 6207に記載されているシリカフューム)を含むセメント組成物の処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、高強度モルタル用および高強度コンクリート用の混和材としてシリカフュームが多用されている。かつては、BET比表面積が10m/g程度の比較的大きな粒径のシリカフュームが容易に入手できたが、最近では、さまざまな要因によりその入手が困難になりつつある。そのため、現在、BET比表面積が12〜25m/gのシリカフュームの微粒子を使わざるを得ない状況にある。
【0003】
しかし、BET比表面積が15m/g以上の微小なシリカフュームは、保管中に一部が凝集して不均質な凝集物が生じ易く、このようなシリカフュームとポルトランドセメントを混合したプレミックスタイプのセメント組成物は、往々にして凝集したシリカフュームを含むという問題がある。また、凝集していないシリカフュームを用いた場合でも、BET比表面積が15〜25m/gのシリカフュームを含むプレミックスタイプのセメント組成物では、製造後、半年以上経過すると、含まれるシリカフュームが凝集するという問題がある。かかるセメント組成物を用いたモルタルやコンクリートの混練では、凝集したシリカフュームを解砕するための時間を要し、製造時の凝集していないシリカフュームを含むセメント組成物を用いたモルタルやコンクリートに比べ混練時間が長くなり、その分モルタル等の製造効率が低下する。
【0004】
また、BET比表面積が12〜25m/gのシリカフュームを混和材として用いる場合、保管性や運搬時の作業性の向上を目的に、該シリカフュームを粒体状に加工して出荷することも多い。しかし、該粒体シリカフュームを含むセメント組成物を用いたモルタル等の混練も、粒体シリカフュームを解砕するための時間を要し混練時間が長くなる。
【0005】
ところで、特許文献1には、顆粒(粒体)状のシリカフューム等を用いた高強度セメントの製造方法が提案されている。該方法は、セメントクリンカを粉砕するに際し、セメントクリンカと粒径1μm以下のシリカフューム等の超微粒子からなる粒径2mm未満の顆粒状物質と、粉砕助剤とを添加して粉砕する方法である。そして、該方法によれば、セメント中に単一粒子となって分散した超微粒子の割合が著しく多くなり、セメントの物性(流動性と強度発現性)が改善するという。しかし、該セメントであっても、やはり製造後半年以上が経過すると、単一粒子となって分散していたシリカフュームが凝集し、該シリカフュームを含むセメントを用いたモルタル等は混練時間が長くなるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平5−147984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、凝集したシリカフュームまたは粒体シリカフュームを含むセメント組成物を用いたモルタルおよびコンクリートの混練時間を短縮できる、セメント組成物の処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、前記目的にかなう処理方法について検討したところ、凝集したシリカフュームを含むセメント組成物を、特定の混合機を用いて撹拌処理する方法は、前記目的を達成できることを見い出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は下記の構成を有するセメント組成物の処理方法である。
[1]凝集したシリカフュームと、ポルトランドセメントのみを含むセメント組成物を、ブレード状の撹拌羽根を有するプロシェアミキサを用いて、下記の撹拌条件(a)〜(c)をすべて満たす撹拌条件の下に撹拌処理するセメント組成物の処理方法であって、
該撹拌処理した後のセメント組成物を含む下記配合のモルタルの流動化時間が110〜570秒、および、
(撹拌処理した後のセメント組成物を含む下記配合のモルタルの流動化時間)/(撹拌処理する前のセメント組成物を含む下記配合のモルタルの流動化時間)の比が0.7以下
であることを特徴とする、セメント組成物の処理方法。
[撹拌条件]
(a)撹拌時間:3分以上で60分以下
(b)チョッパーの回転速度:3000rpm以上で6000rpm未満
(c)ショベル羽根の周速:3.5m/s以上で4.2m/s以下
[配合]
(A)水/セメント組成物の質量比が14%
(B)細骨材/セメント組成物の質量比が33%
(C)高性能減水剤(マスターグレニウムSP8HU X)の添加量が、セメント組成物の質量×1.5%
(D)空気量調整剤(マスターエア404)を用いて調製したモルタルの空気量が3%以下
【発明の効果】
【0009】
本発明のセメント組成物の処理方法によれば、凝集したシリカフュームまたは粒体シリカフュームを含むセメント組成物を用いたモルタルやコンクリートの混練時間を短縮できるため、モルタルやコンクリートの製造効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】プロシェアミキサの一例を示す概略図である。
図2】後記のプロシェアミキサaを用いて処理したセメント組成物Aを含むモルタルのフローと流動化時間を示す図であって、(1)は撹拌時間の効果を示し、(2)はチョッパーの回転速度の効果を示し、(3)はショベル羽根の周速の効果を示す。
図3】後記のプロシェアミキサaを用いて処理したセメント組成物Cを含むモルタルのフローと流動化時間を示す図であって、撹拌時間の効果を示す。
図4】後記のプロシェアミキサbを用いて処理したセメント組成物Aを含むモルタルのフローと流動化時間を示す図であって、撹拌時間の効果を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明のセメント組成物の製造方法は、前記のとおり、凝集したシリカフュームまたは粒体シリカフュームと、ポルトランドセメントとを含むセメント組成物を、ブレード状の撹拌羽根を有する混合機を用いて撹拌処理する方法である。以下、本発明について詳細に説明する。
【0012】
1.混合機
本発明のセメント組成物の処理方法において用いる混合機は、ブレード状の撹拌羽根を有する混合機であり、例えば、プロシェアミキサ、アイリッヒミキサ、またはヘンシェルミキサ等が挙げられる。これらの混合機はいずれも、強力な分散力(せん断作用)を有するブレード状の高速攪拌羽根(チョッパーまたはローター)を備えており、その回転速度は概ね1000rpmから6000rpmの範囲で調整可能である。
そして、プロシェアミキサは、図1に一例を示すように、主にショベル羽根1とチョッパー2とからなり、材料投入口3から投入された粉体材料はショベル羽根1の混合作用による浮遊拡散混合と、チョッパー2の分散作用による高速せん断分散により分散混合を行った後、材料排出口から粉体を排出するミキサである。プロシェアミキサを混合機として用いる場合、チョッパーの回転速度が、好ましくは2000rpm以上、より好ましくは3000rpm以上の攪拌能力を有するプロシェアミキサが望ましい。プロシェアミキサは、例えば、太平洋機工社製のプロシェアミキサがあり、その型式はWB−20(傾斜型)やWB−2400が挙げられる。
また、アイリッヒミキサは、例えば、日本アイリッヒ社製のアイリッヒミキサがあり、その型式はR02が挙げられる。また、ヘンシェルミキサは、例えば日本コークス工業社製のヘンシェルミキサがあり、その型式はFM20Cが挙げられる。
本発明においては、上記ブレード状の撹拌羽根を有する混合機を用いて撹拌することにより、セメント組成物中の凝集したシリカフュームまたは粒体シリカフュームが解砕されて、モルタルやコンクリートの混練時間が短縮されると推察する。
【0013】
2.セメント組成物
(1)シリカフューム
本発明の処理対象であるセメント組成物に含まれる凝集したシリカフュームまたは粒体シリカフュームのBET比表面積は、通常、12〜25m/gである。該値がこの範囲を外れるシリカフュームは入手が困難である。なお、該BET比表面積は、好ましくは13〜20m/gである。
ここで凝集したシリカフュームとは、例えば、レーザー回折・散乱型粒度分布測定装置で測定した1μm以上の粒径の粒子の割合が20質量%以上のシリカフュームをいう。なお、セメント組成物の製造に凝集していないシリカフュームを用いたとしても、製造後、半年以上経過すると、含まれるシリカフュームは凝集し易い。
また、粒体シリカフュームとは、JIS A 6207に記載されているシリカフュームをいう。
【0014】
(2)セメント
本発明の処理対象であるセメント組成物に含まれるセメントは、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、および低熱ポルトランドセメント等からなる群より選ばれる1種以上のポルトランドセメントが挙げられる。
これらのセメントの中でも、セメントモルタルやコンクリートの流動性や作業性等の観点から、セメントは好ましくは中庸熱ポルトランドセメント、または低熱ポルトランドセメントである。
【0015】
(3)セメント組成物の組成
本発明の処理対象であるセメント組成物の組成は、セメント100質量部に対し、シリカフュームは好ましくは5〜40質量部である。該値が該範囲にあれば、セメント組成物は流動性と強度発現性が高い。なお、セメント組成物の組成は、セメント100質量部に対し、シリカフュームは、より好ましくは8〜35質量部、さらに好ましくは10〜30質量部である。
前記セメント組成物は、他に、混和材として、石英粉末、石膏、フライアッシュ、石炭灰、高炉スラグ、および膨張材を含むことができる。該混和材の配合量は、セメント100質量部に対し、好ましくは50質量部以下、より好ましくは40質量部以下である。
【実施例】
【0016】
以下、本発明を実施例により説明するが本発明は該実施例に限定されない。
1.使用材料
(1)セメント組成物A
中庸熱ポルトランドセメント(太平洋セメント製)100質量部に対し、BET比表面積18.5m/gの凝集したシリカフューム(金属シリコン系、1μm以上の粒径の粒子の割合が30質量%、密度2.25g/cm(エムケム ジャパン社製))を13質量部含むセメント組成物
(2)セメント組成物B
中庸熱ポルトランドセメント(太平洋セメント製)100質量部に対し、BET比表面積18.5m/gの凝集していないシリカフューム(金属シリコン系、1μm以上の粒径の粒子の割合が10質量%、密度2.25g/cm(エムケム ジャパン社製))を13質量部含むセメント組成物
(3)セメント組成物C
製造後12月経過したセメント組成物B(凝集したシリカフュームを含む)
(4)細骨材
山砂(静岡県掛川市産)
(5)高性能減水剤
マスターグレニウムSP8HU X[登録商標](BASFジャパン社製)
(6)空気量調整剤
マスターエア404[登録商標](BASFジャパン社製)
(7)水:水道水
【0017】
2.使用した混合機
(1)プロシェアミキサa
型式:WB−20(傾斜型)、チョッパーの回転速度:3600〜6000rpm、チョッパーの周速:18m/s以上、容積:20リットル、太平洋機工社製
(2)プロシェアミキサb
型式:WB−2400、チョッパーの回転速度:3600rpm、チョッパーの周速:
28m/s、容積:2.3m、太平洋機工社製
なお、前記セメント組成物のプロシェアミキサへの投入量は、プロシェアミキサaで8.4kg、プロシェアミキサbで800kgである。
【0018】
2.試験に用いたモルタル
モルタルのフローおよび流動化時間の測定に用いたモルタル配合は、水/セメント組成物の質量比が14%、細骨材/セメント組成物の質量比が33%、高性能減水剤の添加量がセメント組成物の質量×1.5%である。また、モルタルの空気量は空気量調整剤を用いて3%以下に調整した。
前記配合に従い、セメント組成物等のモルタルの原料を一括してホバートミキサーに投入し低速で混練して、流動化時間(秒)を測定した。本発明の処理対象であるセメント組成物を用いたモルタルの性状は、初めは粉状から徐々に大きな塊状に変化し、さらに混ぜると、流動化した状態に変化するという特異な変化を示す。そして、前記流動化時間とは、混練開始時からモルタルが流動化する状態に至るまでに要した時間をいう。なお、モルタルの混練時間は、前記流動化時間+180秒とした。
次に、前記混練したモルタルを用いてJIS R 5201「セメントの物理試験方法 11.フロー試験」に準拠してモルタルのフローを測定した。ただし、15回の落下運動は実施しなかった。
【0019】
3.プロシェアミキサaを用いたセメント組成物Aの処理
(1)撹拌時間の効果
前記プロシェアミキサaのショベル羽根の周速が4.2m/s、およびチョッパーの回転速度が6000rpmの条件で、前記セメント組成物Aを、15分、10分、5分、および3分撹拌した。撹拌した後のセメント組成物Aを用いて前記モルタルを作製し、該モルタルのフローおよび流動化時間を測定した。その結果は図2の(1)に示す。
図2の(1)に示すように、撹拌時間が長くなるほどモルタルの流動化時間は短縮する。
【0020】
(2)チョッパーの回転速度の効果
前記プロシェアミキサaのショベル羽根の周速が4.2m/s、および撹拌時間が10分の条件で、前記セメント組成物Aを、チョッパーの回転速度が6000rpm、4800rpm、および3600rpmで撹拌した。撹拌した後のセメント組成物Aを用いてモルタルを作製し、該モルタルのフローおよび流動化時間を測定した。その結果は図2の(2)に示す。
図2の(2)に示すように、チョッパーの回転速度が大きくなるほどモルタルの流動化時間は短縮する。
【0021】
(3)ショベル羽根の周速の効果
前記プロシェアミキサaのチョッパーの回転速度が3600rpm、および撹拌時間が10分の条件で、前記セメント組成物Aを、ショベル羽根の周速が4.2m/s、および3.5m/sで撹拌した。撹拌した後のセメント組成物Aを用いてモルタルを作製し、該モルタルのフローおよび流動化時間を測定した。その結果は図2の(3)に示す。
図2の(3)に示すように、ショベル羽根の周速は大きい方がモルタルの流動化時間は短縮する傾向にある。
【0022】
3.プロシェアミキサaを用いたセメント組成物Cの処理
前記プロシェアミキサaのショベル羽根の周速が3.5m/s、およびチョッパーの回転速度が3600rpmの条件で、前記セメント組成物Cを、10分、および15分撹拌した。撹拌した後のセメント組成物Cを用いて前記モルタルを作製し、該モルタルのフローおよび流動化時間を測定した。その結果は図3に示す。また、参考のため、セメント組成物Bを用いて作製した前記モルタルBのフローおよび流動化時間を図3に併せて示す。
図3に示すように、撹拌する前のセメント組成物C(未処理)では流動化時間が長いことから、シリカフュームは凝集していると考える。
また、撹拌時間が長いほどモルタルのフロー値は大きくなり、流動化時間は短縮し、凝集していないシリカフュームを含むセメント組成物Bを用いたモルタルBのフロー値および流動化時間とほぼ同じ値になった。
【0023】
4.プロシェアミキサbを用いたセメント組成物Aの処理
前記プロシェアミキサb(工場向けの実機)のショベル羽根の周速が3.5m/s、およびチョッパーの回転速度が3600rpmの条件で、前記セメント組成物Aを、5分、10分、15分、20分、30分、45分、および60分撹拌した。撹拌する前(未処理)と撹拌した後のセメント組成物Aを用いて前記モルタルを作製し、該モルタルのフローおよび流動化時間を測定した。その結果は図4に示す。
図4に示すように、撹拌時間が長くなるほどモルタルの流動化時間は短縮する。
以上の結果から、本発明のセメント組成物の処理方法は、凝集したシリカフュームを含むセメント組成物を用いたモルタルやコンクリートの混練時間を短縮でき、モルタルやコンクリートの製造効率が向上する。
【符号の説明】
【0024】
1 ショベル羽根
2 チョッパー
3 材料投入口
4 材料排出口
図1
図2
図3
図4