(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
構内交換機とインターネット網とを接続し、携帯端末が接続可能なゲートウェイ装置において、前記ゲートウェイ装置が受信した発信を携帯端末に転送する発信転送方法であって、
前記構内交換機は、
電話回線を接続する複数の構内交換機側回線インタフェースを有し、
前記電話回線の接続先は電話機又は前記ゲートウェイ装置であり、
前記構内交換機側回線インタフェースに対応して内線電話番号が割り当てられ、
前記ゲートウェイ装置は、
前記携帯端末を接続する携帯端末通信インタフェースと、
前記インターネット網を接続するインターネット網通信インタフェースと、
前記構内交換機側回線インタフェースに接続された電話回線を接続するゲートウェイ装置側回線インタフェースと、
前記ゲートウェイ装置側回線インタフェースの識別情報と、前記ゲートウェイ装置側回線インタフェースに接続された前記構内交換機側回線インタフェースに割り当てられた内線電話番号に割り当てられる前記携帯端末の識別情報との対応付けが登録された管理情報と、を有し、
前記発信転送方法は、
前記ゲートウェイ装置が、前記ゲートウェイ装置側回線インタフェースが前記構内交換機に接続された電話機からの発信を受信した場合、前記管理情報を参照し、前記発信を受信したゲートウェイ装置側回線インタフェースの識別情報に対応する前記携帯端末の識別情報を特定し、
前記ゲートウェイ装置が、前記受信した発信を前記特定した携帯端末の識別情報によって識別される携帯端末に転送することによって、前記構内交換機に接続される電話機と前記携帯端末との間で内線電話番号による接続を可能とすることを特徴とする発信転送方法。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面に従い説明する。図面において同じ符号を付したものは同じ動作を示し、そのため記述を省略する。
【実施例1】
【0011】
実施例1について
図1〜
図5を用いて説明する。
図1は、実施例1のシステムの構成図である。
【0012】
本実施例のシステムは、ゲートウェイ装置102、構内交換機(PBX(Private Branch eXchange))103、アナログ電話機104A及び104B、並びに携帯端末105A〜105Cを有する。アナログ電話機104A及び104Bを総称してアナログ電話機(第1電話機)104と記載し、携帯端末105A〜105Cを総称して携帯端末105と記載する。アナログ電話機104の数、及び携帯端末105の数は
図1に示す数に限定されない。
【0013】
ゲートウェイ装置102は、図示しない外線電話機(第2電話機)が接続されるIP網101とPBX103とを接続する。PBX103は、外線電話機が使用するIP回線ではない既存の電話回線(例えば、ISDN回線又はアナログ電話回線)を介してアナログ電話機104A及び104Bに接続される。
図1では、一例としてアナログ電話機104と記載したが、アナログ電話機104は、ISDN回線のようなデジタル回線が接続された電話機も含むものとする。
【0014】
PBX103は、電話回線を接続するインタフェースである電話回線ポート(構内交換機側回線インタフェース)111A〜111Eを有する。電話回線ポート111A〜111Eを総称する場合、電話回線ポート111と記載する。電話回線ポート111の数は
図1に示す数に限定されない。
【0015】
電話回線ポート111A〜111Cに接続された電話回線はゲートウェイ装置102に接続され、電話回線ポート111Dに接続された電話回線はアナログ電話機104Aに接続される。電話回線ポート111Eに接続された電話回線はアナログ電話機104Bに接続される。
【0016】
ゲートウェイ装置102は、電話回線を接続するインタフェースである電話回線ポート(ゲートウェイ装置側回線インタフェース)208A〜208Cを有する。電話回線ポート208A〜208Cを総称する場合、電話回線ポート208と記載する。電話回線ポート208の数は
図1に示す数に限定されない。電話回線ポート208Aには電話回線ポート111Aに接続された電話回線が接続され、電話回線ポート208Bには電話回線ポート111Bに接続された電話回線が接続され、電話回線ポート208Cには電話回線ポート111Cに接続された電話回線が接続される。
【0017】
ゲートウェイ装置102は携帯端末105に無線(例えば、無線LAN(Local Area Network))で接続される。例えば、携帯端末105はスマートフォンであり、携帯端末105にはゲートウェイ装置102と無線で通信するための専用アプリケーションがインストールされていてもよい。
【0018】
ここで、PBX103によって各電話回線ポート111A〜111Eには内線電話番号が割り当てられる。電話回線ポート111Dには内線「1001」が割り当てられ、電話回線ポート111Eには内線「1002」が割り当てられ、電話回線ポート111Aには内線「1003」が割り当てられ、電話回線ポート111Bには内線「1004」が割り当てられ、電話回線ポート111Cには内線「1005」が割り当てられている。
【0019】
ゲートウェイ装置102は、電話回線ポート208の識別情報と、当該電話回線ポート208に接続された電話回線ポート111に割り当てられた内線電話番号が割り当てられる携帯端末の識別情報との対応付けが登録された
図2に示す管理情報210を記憶する。電話回線ポート208の識別情報は、電話回線ポート208自身の識別情報、及び電話回線ポート208に接続される電話回線ポート111に割り当てられた内線電話番号の少なくとも一方を用いることができる。
【0020】
図1では、電話回線ポート208Aと携帯端末105Aとが対応付けられ、電話回線ポート208Aは内線「1003」が割り当てられた電話回線ポート111Aに接続されるので、携帯端末105Aには内線「1003」が割り当てられる。同様に、電話回線ポート208Bと携帯端末105Bとが対応付けられ、携帯端末105Bには内線「1004」が割り当てられ、電話回線ポート208Cと携帯端末105Cとが対応付けられ、携帯端末105Cには内線「1005」が割り当てられる。
【0021】
例えば、アナログ電話機104Aから内線「1003」に発信した場合について説明する。PBX103は、アナログ電話機104Aが接続される電話回線ポート111Dと内線「1003」に対応する電話回線ポート111Aとを接続することによって、アナログ電話機104Aとゲートウェイ装置102の電話回線ポート208Aとを接続する。これによって、アナログ電話機104Aからの発信がゲートウェイ装置102に送信される。
【0022】
ゲートウェイ装置102の電話回線ポート208Aがアナログ電話機104からの発信を受信した場合、ゲートウェイ装置102は、管理情報210を参照し、電話回線ポート208A(又は内線「1003」)に対応する携帯端末105Aを特定し、特定した携帯端末105Aに受信した発信を無線で転送する。
【0023】
以上によって、アナログ電話機104Aから携帯端末105Aへの内線電話番号による接続が可能となり、アナログ電話機104Aと携帯端末105Aとの間で通話が可能となる。また、ユーザは、ゲートウェイ装置102を購入するだけでよく、既存のアナログ電話機104及びPBX103に代えて新たにIP電話機及びSIPサーバを導入する必要はなく、アナログ電話機104Aと携帯端末105Aとの間で内線電話番号による接続を低コストで実現できる。
【0024】
次に、携帯端末105Aから内線「1001」に発信した場合についても説明する。この場合、ゲートウェイ装置102が記憶する管理情報210には、電話回線ポート208自体の識別情報と、内線電話番号と、携帯端末105の識別情報とが対応付けられている必要がある。ゲートウェイ装置102は、携帯端末105Aから無線を介して発信を受信すると、管理情報210を参照し、携帯端末105Aの識別情報に対応する電話回線ポート208Aを特定し、特定した電話回線ポート208Aと電話回線ポート111Cとを接続することによって、携帯端末105Aからの発信をPBX103に送る。
【0025】
PBX103の電話回線ポート111Cが携帯端末105Aからの発信を受信した場合、PBX103は受信した発信の接続先の内線「1001」が割り当てられた電話回線ポート111Dを特定する。そして、PBX103は、電話回線ポート111Cと電話回線ポート111Dとを接続することによって、携帯端末105Aからの発信がアナログ電話機104Aに転送される。
【0026】
以上によって、携帯端末105Aからアナログ電話機104Aへの内線電話番号による接続が可能となり、アナログ電話機104Aと携帯端末105Aとの間で通話が可能となる。
【0027】
図2は、実施例1のゲートウェイ装置102の機能ブロック図である。
【0028】
ゲートウェイ装置102は、WAN(Wide Area Network)ポート201、無線LANポート202、レイヤ2スイッチ203、主制御部204、メモリ205、IP・アナログ変換部206、BRIポート207、及び電話回線ポート208A〜208Cを有する。
【0029】
WANポート201はIP網101を接続するインタフェース(インターネット網通信インタフェース)である。無線LANポート202は携帯端末105を接続するインタフェース(携帯端末通信インタフェース)である。本実施例では、ゲートウェイ装置102は、無線LANポート202を介して携帯端末105と無線通信するが、例えば、無線アクセスポイントと接続されており、無線アクセスポイントを介して携帯端末105と無線通信してもよい。この方式では、ゲートウェイ装置102は、無線LANポート202の変わりに、無線アクセスポイントとの通信インタフェースを有し、無線アクセスポイントとの通信インタフェースが携帯端末通信インタフェースに相当する。
【0030】
レイヤ2スイッチ203は、WANポート201又は無線LANポート202から受信したデータ、又はWANポート201若しくは無線LANポート202に送信するデータのレイヤ2の処理(例えば経路選択処理)を実行する。主制御部204はメモリ205に記憶されたデータを必要に応じて読み書きし、メモリ205に記憶された図示しないプログラムを実行して各種処理を実行するプロセッサである。また、主制御部204は、レイヤ2スイッチ203とIP・アナログ変換部206との間の信号の入出力を制御する。
【0031】
メモリ205はデータを記憶する記憶領域である。メモリ205には、割当管理テーブル211及び状態管理テーブル212を含む管理情報210が記憶される。割当管理テーブル211には、電話回線ポート208の識別情報、電話回線ポート208に接続された電話回線ポート111に割り当てられた内線電話番号に割り当てられる携帯端末105の識別情報との対応付けが登録される。割当管理テーブル211は
図3で詳細に説明する。状態管理テーブル212には、携帯端末105がゲートウェイ装置102と通信可能か否かを示す帰属状態及び携帯端末105が通話中であるか否かを示す通話状態が登録される。状態管理テーブル212は
図4で詳細に説明する。
【0032】
IP・アナログ変換部206は、主制御部204から入力されたIPデータをアナログ信号(音声データ)に変換して、電話回線ポート208に出力し、電話回線ポート208から入力されたアナログ信号(音声データ)からIPデータに変換して、主制御部204に出力する。
【0033】
IP・アナログ変換部206から主制御部204に入力されたデータは、レイヤ2スイッチ203からWANポート201を介してIP網101、又はレイヤ2スイッチ203から無線LANポート202を介して携帯端末105に出力される。また、IP・アナログ変換部206から主制御部204に入力されたデータは、BRIポート207からPBX103に出力される場合もある。
【0034】
BRIポート207はISDN等のデジタル電話回線が接続されるインタフェースであり、電話回線インタフェースの一種である。また、電話回線ポート208はアナログ電話回線が接続されるインタフェースである。
【0035】
図3は、実施例1の割当管理テーブル211の説明図である。
【0036】
割当管理テーブル211は、電話回線ポート301、内線電話番号302、携帯端末303、及び携帯電話番号304を含む。
【0037】
電話回線ポート301には、電話回線ポート208自体の識別情報(例えば、ポート番号等)が登録される。内線電話番号302には、電話回線ポート208が接続される電話回線ポート111に割り当てられた内線電話番号が登録される。アナログ電話機104から携帯端末105へ内線電話番号で接続する場合、割当管理テーブル211には、電話回線ポート208の識別情報として、電話回線ポート301及び内線電話番号302のいずれかが登録されていればよいが、電話回線ポート301及び内線電話番号302の両方が登録されていることが望ましい。
【0038】
携帯端末303には、携帯端末105のユーザの識別情報(例えば、ユーザID、ユーザの氏名等)が登録される。携帯電話番号304には、携帯端末105の内線電話番号ではない電話番号が登録される。携帯端末303及び携帯電話番号304は携帯端末105の識別情報であり、割当管理テーブル211には、携帯端末105の識別情報として電話回線ポート301及び内線電話番号302のいずれかが登録されていればよい。
【0039】
図4は、実施例1の状態管理テーブル212の説明図である。
【0040】
状態管理テーブル212は、電話回線ポート401、携帯端末402、帰属状態403、及び通話状態404を含む。
【0041】
電話回線ポート401には、電話回線ポート208自体の識別情報が登録される。携帯端末402には、携帯端末105のユーザの識別情報が登録される。帰属状態403には、携帯端末105がゲートウェイ装置102と無線通信可能であるか否かを示す情報が登録される。例えば、携帯端末105がゲートウェイ装置102と無線通信可能であれば、帰属状態403には「帰属」が登録される。通話状態404には、携帯端末105が通話中であるか否かを示す情報が登録される。例えば、携帯端末105が通話中であれば、通話状態404には「通話中」が登録される。
【0042】
なお、割当管理テーブル211に登録される情報は、ゲートウェイ装置102に接続される計算機等を介してユーザによって予め入力されてもよい。また、ゲートウェイ装置102は、所定のタイミングで携帯端末105の帰属状態及び通話状態を取得し、取得した帰属状態及び通話状態に基づいて割当管理テーブル211を更新してもよい。
【0043】
また、
図3及び
図4では、割当管理テーブル211及び状態管理テーブル212がそれぞれ別のテーブルとして説明したが、割当管理テーブル211及び状態管理テーブル212は一つのテーブルにまとめてられていてもよい。
【0044】
図5は、実施例1のアナログ電話機104Aから携帯端末105Aへの発信を受信したゲートウェイ装置102による発信転送処理のシーケンス図である。
【0045】
アナログ電話機104Aから内線「1003」に電話をかけた場合、PBX103を介して電話回線ポート208Aがアナログ電話機104Aからの発信を受信する(501)。そして、主制御部204は、管理情報210を参照し(502)、発信を受信した電話回線ポート208の識別情報に対応する管理情報を取得する(503)。
【0046】
具体的には、主制御部204は、受信した発信の接続先の内線電話番号が内線電話番号302に登録された割当管理テーブル211のレコードを選択し、選択したレコードに登録された情報を管理情報として取得する。また、主制御部204は、発信を受信した電話回線ポート自体の識別情報が電話回線ポート301に登録された割当管理テーブル211のレコードを選択し、選択したレコードに登録された情報を管理情報として取得してもよい。すなわち、主制御部204は、発信を受信した電話回線ポート208の識別情報に対応する携帯端末105の識別情報を取得する。
【0047】
また、主制御部204は、割当管理テーブル211から取得したレコードの電話回線ポート301に登録された識別情報が電話回線ポート401に登録された状態管理テーブル212のレコードを選択し、選択したレコードの帰属状態403及び通話状態404に登録された情報を管理情報として取得する。主制御部204は、割当管理テーブル211から取得したレコードの携帯端末303に登録された識別情報が携帯端末402に登録されたレコードを選択し、選択したレコードの帰属状態403及び通話状態404に登録された情報を管理情報として取得してもよい。接続する携帯端末105に対応する帰属状態及び通話状態が取得できれば、電話回線ポートの識別情報及び携帯端末の識別情報のいずれを検索キーとして用いてもよい。
【0048】
図5では、内線電話番号が「1003」であるので、管理情報として割当管理テーブル211の1行目のレコード及び状態管理テーブル212の1行目のレコードが取得される。
【0049】
次に、主制御部204は、携帯端末105Aが無線通信可能である帰属状態であり、かつ携帯端末105Aが通話中でない場合、受信した発信を携帯端末105Aと無線で接続することによって、受信した発信を携帯端末105Aに転送する(504)。
【0050】
この場合、主制御部204は、状態管理テーブル212の携帯端末105Aに対応するレコードの通話状態404を通話中に更新する(505)。
【0051】
以上によって、アナログ電話機104及びPBX103をIP電話機及びSIPサーバに買い換えることなく、アナログ電話機104から携帯端末105への内線電話番号による接続が可能となるので、低コストでアナログ電話機104から携帯端末105への内線電話番号による接続を実現できる。
【実施例2】
【0052】
実施例2について
図6及び
図7を用いて説明する。本実施例では、IP網101に接続された外線電話機から携帯端末105への内線電話番号による接続について説明する。
【0053】
図6は、実施例2のシステムの構成図である。
図6に示す構成のうち、
図1に示す構成と同一の構成は、同一の符号を付与し、説明を省略する。
【0054】
IP網101を介して外線電話機から内線「1003」に発信した場合について説明する。ゲートウェイ装置102のWANポート201が外線電話機からの発信を受信する。そして、ゲートウェイ装置102は、割当管理テーブル211を参照し、内線「1003」に対応する携帯端末105Aの識別情報を取得する。また、ゲートウェイ装置102は、状態管理テーブル212を参照し、携帯端末105Aの帰属状態及び通話状態を取得する。
【0055】
次に、ゲートウェイ装置102は、携帯端末105Aがゲートウェイ装置102と無線通信可能であり、通話中でない場合、受信した発信を携帯端末105Aに転送する。
【0056】
以上によって、IP網101に接続された外線電話機から携帯端末105への内線電話番号による接続が可能となる。
【0057】
なお、IP網101に接続された外線電話機には内線電話番号が割り当てられていないため、携帯端末105AからIP電話機に発信した場合、ゲートウェイ装置102は、無線LANポート202が発信を受信した場合、受信した発信をWANポート201から外線電話機に転送する。
【0058】
図7は、実施例2のIP網101に接続された外線電話機から携帯端末105Aへの発信を受信したゲートウェイ装置102による発信転送処理のシーケンス図である。
【0059】
外線電話機から携帯端末105から内線「1003」に電話かけた場合、WANポート201が外線電話機からの発信を受信する(701)。そして、主制御部204は、管理情報210を参照し(702)、接続先の内線「1003」に対応する管理情報を取得する(703)。
【0060】
具体的には、主制御部204は、受信した発信の接続先の内線電話番号が内線電話番号302に登録された割当管理テーブル211のレコードを選択し、選択したレコードに登録された情報を管理情報として取得する。
【0061】
また、主制御部204は、割当管理テーブル211から取得したレコードの携帯端末302に登録された情報が携帯端末402に登録された状態管理テーブル212のレコードを選択し、選択したレコードの帰属状態403及び通話状態404に登録された情報を管理情報として取得する。主制御部204は、割当管理テーブル211から取得したレコードの電話回線ポート301に登録された識別情報が電話回線ポート401に登録されたレコードを選択し、選択したレコードの帰属状態403及び通話状態404に登録された情報を管理情報として取得してもよい。接続する携帯端末105に対応する帰属状態及び通話状態が取得できれば、電話回線ポートの識別情報及び携帯端末の識別情報のいずれを検索キーとして用いてもよい。
【0062】
図7では、内線電話番号が「1003」であるので、
図5と同じく、管理情報として割当管理テーブル211の1行目のレコード及び状態管理テーブル212の1行目のレコードが取得される。
【0063】
次に、主制御部204は、携帯端末105Aが無線通信可能である帰属状態であり、かつ携帯端末105Aが通話中でない場合、携帯端末105Aに対応する電話回線ポート208Aを閉塞して、オフフック状態にする(704)。電話回線ポート208Aは、ステップ703の処理で割当管理テーブル211から管理情報として取得された電話回線ポート301又は内線電話番号302に登録された情報によって識別される。
【0064】
ここで、ステップ704の処理の効果について説明する。外線電話機から携帯端末105への発信の接続は、PBX103を介さずに行われる。このため、外線電話機と携帯端末105とが通話中であるにもかかわらず、アナログ電話機104から携帯端末105に発信が可能となってしまう。ゲートウェイ装置102は、アナログ電話機104と接続する携帯端末105に対応する電話回線ポート208を閉塞することによって、アナログ電話機104から携帯端末105に発信を禁止する。
【0065】
次に、主制御部204は、受信した発信を携帯端末105Aと無線で接続することによって、受信した発信を携帯端末105Aに転送し(705)、状態管理テーブル212の携帯端末105Aに対応するレコードの通話状態404を通話中に更新する(706)。なお、主制御部204は、通話終了後に電話回線ポート208Aを開放して、電話回線ポート208Aをオフフック状態からオンフック状態にする。
【0066】
以上によって、アナログ電話機104及びPBX103をIP電話機及びSIPサーバに買い換えることなく、アナログ電話機104から携帯端末105への内線電話番号による接続を可能としつつ、外線電話機から携帯端末105への内線電話番号による接続が可能となるので、低コストで外線電話機から携帯端末105への内線電話番号による接続を実現できる。
【実施例3】
【0067】
実施例3について
図8〜
図10を用いて説明する。本実施例では、携帯端末105Aから携帯端末105Bへの内線電話番号による接続について説明する。
【0068】
図8は、実施例3のシステムの構成図である。
図8に示す構成のうち、
図1及び
図6に示す構成と同一の構成は、同一の符号を付与し、説明を省略する。
【0069】
携帯端末105Aから内線「1004」に発信した場合について説明する。ゲートウェイ装置102の無線LANポート202が携帯端末105Aからの発信を受信する。そして、ゲートウェイ装置102は、割当管理テーブル211を参照し、内線「1004」に対応する携帯端末105Bの識別情報を取得する。また、ゲートウェイ装置102は、状態管理テーブル212を参照し、携帯端末105Bの帰属状態及び通話状態を取得する。
【0070】
次に、ゲートウェイ装置102は、携帯端末105Bがゲートウェイ装置102と無線通信可能であり、通話中でない場合、受信した発信を携帯端末105Bに転送する。
【0071】
以上によって、携帯端末105間での内線電話番号による接続が可能となる。
【0072】
図9は、実施例3の携帯端末105Aから携帯端末105Bへの発信を受信したゲートウェイ装置102による発信転送処理のシーケンス図である。
【0073】
携帯端末105Aが内線「1004」に発信する(901)。ゲートウェイ装置102の無線LANポート202が携帯端末105Aからの発信を受信する(902)。そして、主制御部204は、管理情報210を参照し(903)、接続先の内線「1004」に対応する管理情報を取得する。ステップ904の処理では、内線「1004」に対応する携帯端末105Bの識別情報、携帯端末105Bに対応する電話回線ポート208B自体の識別情報、並びに携帯端末105Bの帰属状態及び通話状態を取得する(904)。ステップ903及び904の処理の具体的な説明は実施例2と同じであるので、説明を省略する。
【0074】
次に、主制御部204は、携帯端末105Bが無線通信可能である帰属状態であり、かつ携帯端末105Bが通話中でない場合、携帯端末105Aに対応する電話回線ポート208Aを閉塞して、オフフック状態にする(905)。
【0075】
ここで、主制御部204が、電話回線ポート208Aを閉塞するために、携帯端末105Aに対応する電話回線ポート208Aの識別情報を取得する方法について説明する。携帯端末105Aからの発信は、発信元の携帯端末105Aの識別情報(携帯端末105Aのユーザの識別情報及び携帯端末105Aの携帯電話番号の少なくとも一方)を含む。ここでは、発信元の携帯端末105Aの識別情報として携帯電話番号が用いられるものとして説明する。主制御部204は、割当管理テーブル211を参照し、発信の接続先の携帯端末105Aの携帯電話番号が携帯電話番号304に登録されたレコードの電話回線ポート301に登録された識別情報を取得する。取得した電話回線ポート301に登録された識別情報によって識別される電話回線ポート208Aが携帯端末105Aに対応する電話回線ポート208である。
【0076】
次に、主制御部204は、携帯端末105Bに対応する電話回線ポート208Bを閉塞して、オフフック状態にする(906)。電話回線ポート208Bは、電話回線ポート208Aは、ステップ904の処理で割当管理テーブル211から管理情報として取得された電話回線ポート301又は内線電話番号302に登録された情報によって識別される。
【0077】
携帯端末105Aから携帯端末105Bへの接続は、PBX103を介さずに行われるため、発信元の携帯端末105Aに対応する電話回線ポート208A及び接続先の携帯端末105Bに対応する電話回線ポート208Bを閉塞し、アナログ電話機104から携帯端末105A及び105Bへの発信を禁止する。
【0078】
次に、主制御部204は、受信した発信を携帯端末105Bに無線で転送し(907)、状態管理テーブル212の携帯端末105A及び105Bに対応するレコードの通話状態404を通話中に更新する(908)。なお、主制御部204は、通話終了後に電話回線ポート208Aを開放して、電話回線ポート208A及び208Bをオフフック状態からオンフック状態にする。
【0079】
以上によって、アナログ電話機104及びPBX103をIP電話機及びSIPサーバに買い換えることなく、アナログ電話機104から携帯端末105への内線電話番号による接続を可能としつつ、携帯端末105間での内線電話番号による接続が可能となるので、低コストで携帯端末105間での内線電話番号による接続を実現できる。
【0080】
図10は、実施例3の通話中の携帯端末105Aへの発信をIP網101から受信した場合の発信転送処理のシーケンス図である。
【0081】
IP網101に接続された外線電話機から内線「1003」への発信をWANポート201が受信する(1001)。主制御部204は、管理情報210を参照し(1002)、接続先の内線「1003」に対応する管理情報を取得する(1003)。ステップ1002及び1003は、
図7に示すステップ702及び703の処理と同じであるので、説明を省略する。
【0082】
ステップ1003の処理で管理情報として取得した内線「1003」の携帯端末105Aに対応する通話状態は、
図9に示すステップ908の処理で通話中に更新されている。このため、主制御部204は、受信した発信を携帯端末105Aに転送せずに、携帯端末105が通話中である旨の音声情報(例えば、ビジートーン又は音声ガイダンス等)をWANポート201を介して発信元の外線電話機に送信する(1004)。
【0083】
以上によって、携帯端末105間で内線電話番号による接続中にIP網101を経由する発信を受信した場合であっても、当該発信元の外線電話機に接続先が通話中であることを知らせることができる。
【実施例4】
【0084】
実施例4について
図11〜
図13を用いて説明する。
【0085】
実施例1〜実施例3では、内線電話番号と携帯端末105との対応付けは更新されないものであったが、本実施例では、ゲートウェイ装置102が、携帯端末105の帰属状態に基づいて、内線電話番号と携帯端末105との対応付けを動的に更新する。
【0086】
図11は、実施例4のシステムの構成図である。
図11に示す構成のうち、
図1、
図6及び
図9に示す構成と同一の構成は、同一の符号を付与し、説明を省略する。
【0087】
図11では、アナログ電話機104Aが内線「1003」に発信した場合について説明する。本実施例では、携帯端末105Aがゲートウェイ装置102と無線接続できなくなり、携帯端末105Aに割り当てられていた内線「1003」が携帯端末105Cに割り当てられている点が、実施例1〜実施例3と異なる。
【0088】
図1と同じく、ゲートウェイ装置102の電話回線ポート208Aがアナログ電話機104Aからの発信を受信する。ゲートウェイ装置102の電話回線ポート208Aがアナログ電話機104からの発信を受信した場合、ゲートウェイ装置102は、管理情報210を参照し、電話回線ポート208Aに対応する携帯端末105Cを特定し、特定した携帯端末105Cに受信した発信を無線で転送する。
【0089】
以上によって、内線「1003」に割り当てられていた携帯端末105Aがゲートウェイ装置102と無線通信できなくなった場合、ゲートウェイ装置102は、内線「1003」を無線通信可能な他の携帯端末105Cに割り当てる。これによって、内線「1003」への発信を他の携帯端末105Cに転送することができる。本実施例は、実施例1だけでなく、実施例2及び実施例3にも適用可能である。
【0090】
次に、更新前後の管理情報210について、
図12A及び
図12Bを用いて説明する。
図12Aは、実施例4の更新前の管理情報210の説明図である。
図12Bは、実施例4の更新後の管理情報210の説明図である。
【0091】
図12Aに示す割当管理テーブル211では、電話回線ポート208A及び内線電話番号「1003」には、携帯端末105A及び携帯電話番号「090−XXXX−0001」が対応付けられ、電話回線ポート208B及び内線電話番号「1004」には、携帯端末105B及び携帯電話番号「090−XXXX−0002」が対応付けられている。なお、
図12Aに示す状態管理テーブル212では、携帯端末105A及び105Bの帰属状態はゲートウェイ装置102と無線通信可能であり、通話状態は通話中でない。
【0092】
ゲートウェイ装置102は、自身と無線通信可能な携帯端末105を所定のタイミングで確認しており、無線通信可能であった携帯端末105と無線通信できなくなった場合、無線通信できなくなった携帯端末105の内線電話番号への割り当てを解除する。また、ゲートウェイ装置102は、無線通信できなかった携帯端末105が新たに無線通信可能となった場合、新たに無線通信可能となった携帯端末105にいずれの携帯端末105にも割り当てられていない内線電話番号を割り当てる。
【0093】
ここで、携帯端末105Aがゲートウェイ装置102と無線通信できなくなったとする。この場合、ゲートウェイ装置102は、割当管理テーブル211の携帯端末105Aに対応するレコードの携帯端末303及び携帯電話番号304を「−」に更新し、状態管理テーブル212の携帯端末105Aに対応する帰属状態403を「帰属なし」に更新し、通話状態404を「通話中でない」に更新する。
【0094】
ゲートウェイ装置102が割当管理テーブル211及び状態管理テーブル212を更新した後、ゲートウェイ装置102は、携帯端末105Cが新たに無線通信可能となったことを検出する。この場合、ゲートウェイ装置102は、携帯端末105Aに割り当てていた内線「1003」を携帯端末105Cに割り当てる。
【0095】
具体的には、ゲートウェイ装置102は、割当管理テーブル211を参照し、携帯端末105に割り当てられていない内線電話番号を選択する。ここでは、内線「1003」及び「1005」が選択され、ゲートウェイ装置102は、携帯端末105Cに割り当てる内線電話番号を内線「1003」に決定する。なお、携帯端末105に割り当てられていない内線電話番号が複数存在する場合、例えば、これらの複数存在する内線電話番号を、所定のルール(例えば、内線電話番号が小さい順)に基づいて、優先的に新たにゲートウェイ装置102に無線接続可能となった携帯端末105に割り当てるようにしてもよい。
【0096】
そして、ゲートウェイ装置102は、割当管理テーブル211の内線「1003」に対応するレコードの携帯端末303に「携帯端末105C」を登録し、当該レコードの携帯電話番号304に携帯端末105Cの携帯電話番号「090−XXXX−0003」を登録する。これによって、
図12Bに示す割当管理テーブル211のようになる。また、ゲートウェイ装置102は、状態管理テーブル212の内線「1003」(電話回線ポート208A)に対応するレコードの携帯端末402に「携帯端末105C」を登録し、帰属状態403に「帰属」を登録し、通話状態404に「通話中でない」を登録する。これによって、
図12Bに示す状態管理テーブル212のようになる。
【0097】
図13は、実施例4のゲートウェイ装置102による管理情報更新処理のシーケンス図である。
【0098】
まず、主制御部204は、無線通信可能な領域に無線通信可能か否かの状態を確認する(1301)。例えば、主制御部204は無線で状態確認要求を送信し、携帯端末105は状態確認要求を受信した場合、状態確認応答をゲートウェイ装置102に送信し、主制御部204は、状態確認応答を受信した場合、この状態確認応答を送信した携帯端末105と無線通信可能であると判断する。主制御部204は、無線通信可能であった携帯端末105から所定時間以内に状態確認応答を受信できなかった場合、当該携帯端末105は無線通信できなくなったと判断する。
【0099】
図13では、主制御部204は、無線通信可能であった携帯端末105Aが無線通信できなくなり、帰属なしと判断する(1302)。
【0100】
この場合、主制御部204は、無線通信できなくなった携帯端末105Aを内線電話番号との割り当てを解除し、帰属状態を帰属なしに更新するために、割当管理テーブル211及び状態管理テーブル212を更新する管理情報更新処理を実行する(1303)。
【0101】
具体的には、主制御部204は、割当管理テーブル211の携帯端末105Aに対応するレコードの携帯端末303及び携帯電話番号304を「−」に更新し、内線「1003」と携帯端末105Aとの割り当てを解除する。また、主制御部204は、状態管理テーブル212の携帯端末105Aに登録されたレコードの携帯端末402を「−」に更新し、帰属状態403を「帰属なし」に更新し、通話状態404を「−」に更新する。
【0102】
主制御部204は、ステップ1301の処理と同じく、携帯端末105が無線通信可能か否かの状態を確認する(1304)。ここでは、主制御部204は、携帯端末105Cから状態確認応答を受信し、携帯端末105Cが新たに無線通信可能となったと判断する(1305)。
【0103】
この場合、主制御部204は、新たに無線通信可能となった携帯端末105Cに内線電話番号を新たに割り当て、携帯端末105Cの帰属状態を帰属ありに更新するために、管理情報更新処理を実行する(1306)。
【0104】
具体的には、主制御部204は、割当管理テーブル211の携帯端末105Aに割り当てられていた内線電話番号「1003」に対応するレコードの携帯端末303を「携帯端末105C」に更新し、当該レコードの携帯電話番号304を「090−XXXX−0003」に更新し、内線「1003」に携帯端末105Cを割り当てる。また、主制御部204は、状態管理テーブル212の内線「1003」に対応するレコードの携帯端末402を「携帯端末105C」に更新し、帰属状態403を「帰属」に更新し、通話状態404を「通話中でない」に更新する。
【0105】
この後、携帯端末105Aがゲートウェイ装置102と無線通信可能となった場合、ゲートウェイ装置102は、いずれの携帯端末105にも割り当てられていない内線「1005」を携帯端末105Aに割り当てるように管理情報210を更新する。
【0106】
以上のように、ゲートウェイ装置102は、無線通信ができなくなった携帯端末105と当該携帯端末105の内線電話番号の割り当てを解除し、新たに無線通信可能となった携帯端末105にいずれの携帯端末105にも割り当てられていない内線電話番号を割り当てる。これによって、ある内線電話番号が割り当てられていた携帯端末105がゲートウェイ装置102と無線通信できなくなった場合であっても、他の携帯端末105が無線通信可能となった場合には当該内線電話番号が無線通信可能となった他の携帯端末105に割り当てられるので、ある内線電話番号への発信が当該他の携帯端末105に転送され、ある内線電話番号への発信に対応できる可能性が高くなる。本実施例の適用場面としては、例えばコールセンタ等がある。
【実施例5】
【0107】
実施例5について
図14A〜
図16を用いて説明する。
【0108】
本実施例では、一つの内線電話番号に複数の携帯端末105が割り当てられる。この場合、一つの内線電話番号に割り当てられた複数の携帯端末105それぞれに案内番号が対応付けられている。ゲートウェイ装置102は、当該内線電話番号への発信を受信した場合、内線電話番号に割り当てられた携帯端末105の帰属状態及び通話状態に基づいて、送信する音声情報を変更する。ゲートウェイ装置102は、無線通信可能であって、かつ通話中でない携帯端末105が存在する場合、当該携帯端末105に対応する案内番号を音声情報として送信する。これによって、ゲートウェイ装置102は、ある内線電話番号への発信を受信し、当該内線電話番号に割り当てられた一つの携帯端末105が通話中又は無線通信できない場合であっても、他の携帯端末105に着信を転送することができる。
【0109】
本実施例では、管理情報210以外の構成は、実施例1〜実施例4と同一であるので、説明を省略する。
【0110】
図14Aは、実施例5のある内線電話番号が割り当てられた複数の携帯端末105のうち無線通信可能であって通話中でない携帯端末105が存在する場合の管理情報210の説明図である。
【0111】
本実施例の割当管理テーブル211は、電話回線ポート301、内線電話番号302、案内番号1401、携帯端末303、及び携帯電話番号304を含む。電話回線ポート301、内線電話番号302、携帯端末303、及び携帯電話番号304は、実施例1の
図3に示す割当管理テーブル211と同一であるので、説明を省略する。
【0112】
図14Aに示すように、本実施例の内線電話番号「1003」が、複数の携帯端末105A〜105Cに割り当てられている。案内番号1401には、内線電話番号「1003」に割り当てられた複数の携帯端末105A〜105Cに対応する案内番号が登録される。
図14Aでは、携帯端末105Aには案内番号「1」が対応付けられ、携帯端末105Bには案内番号「2」が対応付けられ、携帯端末105Cには案内番号「3」が対応付けられる。
【0113】
また、
図14Aに示す状態管理テーブル212では、内線電話番号「1003」が割り当てられた全ての携帯端末105A〜105Cの帰属状態403はゲートウェイ装置102と無線通信可能であることを示す。また、携帯端末105Aの通話状態404は通話中であることを示し、携帯端末105B及び105Cの通話状態404は通話中でないことを示す。
【0114】
この場合、ゲートウェイ装置102のWANポート201、無線LANポート202、又は電話回線ポート208が内線電話番号「1003」への発信を受信した場合、ゲートウェイ装置102は、割当管理テーブル211を参照し、受信した発信の接続先の内線電話番号「1003」が割り当てられた携帯端末105A〜105Cを特定する。そして、ゲートウェイ装置102は、状態管理テーブル212を参照し、携帯端末105A〜105Cの帰属状態及び通話状態を取得する。
【0115】
図14Aでは、携帯端末105Aが通話中であり、携帯端末105B及び105Cが通話中でないので、ゲートウェイ装置102は、割当管理テーブル211を参照し、通話中でない携帯端末105B及び105Cの案内番号「1」及び「2」を取得し、取得した案内番号「1」及び「2」を知らせる音声情報を送信する。具体的には、ゲートウェイ装置102は、「発信音の後に、数字の2、又は3を押して下さい。」との音声ガイダンスを送信し、対応する数字が押された場合、「担当者におつなぎします。しばらくお待ち下さい。」との音声ガイダンスを送信する。
【0116】
図14Bは、実施例5のある内線電話番号が割り当てられた全ての携帯端末105が通話中である場合の管理情報210の説明図である。
【0117】
図14Bの割当管理テーブル211は、
図14Aに示す割当管理テーブル211と同じであるので、説明を省略する。
【0118】
図14Bの状態管理テーブル212では、内線電話番号「1003」が割り当てられた全ての携帯端末105A〜105Cの通話状態404が通話中である。
【0119】
このため、ゲートウェイ装置102は、内線電話番号「1003」への発信を受信した場合、内線電話番号「1003」が割り当てられた全ての携帯端末105A〜105Cが通話中である旨を知らせる音声情報を送信する。具体的には、ゲートウェイ装置102は、「現在、回線が混み合っておりますので、しばらくたってからおかけ直し下さい。」との音声ガイダンスを送信する。
【0120】
図14Cは、実施例5のある内線電話番号が割り当てられた全ての携帯端末105がゲートウェイ装置102と無線通信できない場合の管理情報210の説明図である。
【0121】
図14Cの割当管理テーブル211は、
図14Aに示す割当管理テーブル211と同じであるので、説明を省略する。
【0122】
図14Cの状態管理テーブル212では、内線電話番号「1003」が割り当てられた全ての携帯端末105A〜105Cの帰属状態403が帰属なしである。
【0123】
このため、ゲートウェイ装置102は、内線電話番号「1003」への発信を受信した場合、内線電話番号「1003」が割り当てられた全ての携帯端末105A〜105Cがゲートウェイ装置102と無線通信できない旨を知らせる音声情報を送信する。具体的には、ゲートウェイ装置102は、「ただいま席を外しております。しばらくたってからおかけ直し下さい。」との音声ガイダンスを送信する。また、ゲートウェイ装置102は、発信を受信した時間が営業時間外である場合、「本日の営業は終了致しました。営業時間はX時〜Y時となっております。」との音声ガイダンスを送信してもよい。
【0124】
以上のように、ゲートウェイ装置102は、発信を受信した場合、内線電話番号が割り当てられた複数の携帯端末105の帰属状態及び通話状態に基づいて、送信する音声情報を変更する。これによって、ゲートウェイ装置102は、内線電話番号が割り当てられた複数の携帯端末105の帰属状態及び通話状態に適切な音声情報を送信することができる。
【0125】
図15は、実施例5のゲートウェイ装置102による音声情報送信処理のシーケンス図である。
【0126】
外線電話機から携帯端末105から内線「1003」に電話をかけた場合、WANポート201が外線電話機からの発信を受信する(1501)。
図15では、外線電話機から野発信を例について説明するが、アナログ電話機104からの発信を電話回線ポート208が受信してもよいし、携帯端末105からの発信を無線LANポート202が受信してもよい。
【0127】
主制御部204は、管理情報210を参照し(1502)、接続先の内線「1003」に対応する管理情報を取得する(1503)。具体的には、主制御部204は、内線「1003」が割り当てられた携帯端末105A〜105Cの帰属状態及び通話状態を管理情報として取得する。
【0128】
次に、主制御部204は、取得した帰属状態及び通話状態に基づいて、送信する音声情報を決定し、決定した音声情報を発信元の外線電話機に送信する(1504)。
【0129】
図16は、実施例5の音声情報送信処理のフローチャートである。
【0130】
まず、主制御部204は、受信した発信の接続先の内線電話番号が割り当てられた全ての携帯端末105がゲートウェイ装置102と無線通信できない帰属状態であるか否かを判定する(1601)。
【0131】
ステップ1601の処理で、全ての携帯端末105がゲートウェイ装置102と無線通信できない帰属状態であると判定された場合、主制御部204は、全ての携帯端末105A〜105Cがゲートウェイ装置102と無線通信できない旨を知らせる音声情報(接続不能音声情報)を発信元の外線電話機に送信し(1602)、音声情報送信処理を終了する。
【0132】
一方、ステップ1601の処理で、内線電話番号が割り当てられた携帯端末105に、ゲートウェイ装置102と無線通信可能な帰属状態である携帯端末105が存在すると判定された場合、主制御部204は、ゲートウェイ装置102と無線通信可能な帰属状態である全ての携帯端末105が通話中であるか否かを判定する(1603)。
【0133】
ステップ1603の処理で、ゲートウェイ装置102と無線通信可能な帰属状態である全ての携帯端末105が通話中であると判定された場合、主制御部204は、内線電話番号に割り当てられた全ての携帯端末105が通話中である旨を知らせる音声情報(通話中音声情報)を発信元の外線電話機に送信し(1604)、音声情報送信処理を終了する。
【0134】
一方、ステップ1603の処理で、ゲートウェイ装置102と無線通信可能な帰属状態である携帯端末105に通話中でない携帯端末105が存在すると判定された場合、主制御部204は、割当管理テーブル211を参照し、通話中でない携帯端末105に対応する案内番号を取得し、取得した案内番号を知らせる音声情報(案内音声情報)を発信元の外線電話機に送信し(1605)、音声情報送信処理を終了する。
【0135】
以上によって、一つの内線電話番号を複数の携帯端末105に割り当てることができ、内線電話番号が割り当てられた一つの携帯端末105が通話中又は無線通信できない場合であっても他の携帯端末105に着信を転送することができる。また、内線電話番号に割り当てられた携帯端末105の帰属状態及び通話状態に基づいて送信する音声情報を変更するので、適切な音声情報を送信できる。
【実施例6】
【0136】
実施例6について
図17を用いて説明する。
【0137】
本実施例では、割当管理テーブル211には携帯端末105のメールアドレスが登録され、ゲートウェイ装置102は、受信した発信の内線電話番号に対応する携帯端末105が無線通信できない場合又は通話中である場合、当該携帯端末105のメールアドレスに着信があった旨を知らせる着信情報を送信する。これによって、携帯端末105のユーザに着信があった旨を知らせることができる。
【0138】
図17は、実施例6の割当管理テーブル211の説明図である。
【0139】
割当管理テーブル211は、電話回線ポート301、内線電話番号302、携帯端末303、携帯電話番号304、及びメールアドレス1701を含む。電話回線ポート301、内線電話番号302、携帯端末303、及び携帯電話番号304は、実施例1の
図3に示す割当管理テーブル211と同じであるので、説明を省略する。メールアドレス1701には、携帯端末105のメールアドレスが登録される。
【0140】
例えば、実施例1の
図5に示すステップ503の処理で主制御部204が取得する受信した発信の内線電話番号に対応する管理情報は、メールアドレスも含む。そして、主制御部204は、帰属状態が無線通信できないことを示す場合、又は通話状態が通話中であることを示す場合、内線電話番号が割り当てられた携帯端末105のメールアドレスに発信を受信した旨の着信情報を送信する。
【0141】
これによって、携帯端末105のユーザに着信があった旨を知らせることができる。
【0142】
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0143】
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
【0144】
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない、実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。