特許第6385260号(P6385260)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6385260
(24)【登録日】2018年8月17日
(45)【発行日】2018年9月5日
(54)【発明の名称】接続構造および医療機器
(51)【国際特許分類】
   A61B 1/04 20060101AFI20180827BHJP
   A61B 1/06 20060101ALI20180827BHJP
   A61B 1/045 20060101ALI20180827BHJP
   G02B 23/24 20060101ALI20180827BHJP
【FI】
   A61B1/04 520
   A61B1/06 520
   A61B1/045 611
   G02B23/24 A
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-243526(P2014-243526)
(22)【出願日】2014年12月1日
(65)【公開番号】特開2016-106641(P2016-106641A)
(43)【公開日】2016年6月20日
【審査請求日】2017年10月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】313009556
【氏名又は名称】ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】菅野 清貴
【審査官】 増渕 俊仁
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−148028(JP,A)
【文献】 特表2003−511815(JP,A)
【文献】 特開2013−13494(JP,A)
【文献】 特開2003−204931(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 1/00−1/32
G02B 23/24−23/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被観察体に接触又は挿入される先端側装置と、該先端側装置に接続され、接地された外装体を有する基端側装置とを備えた医療機器の前記先端側装置と前記基端側装置とを接続する接続構造であって、
前記先端側装置の基端に設けられるプラグと、
前記基端側装置に設けられ、前記プラグを挿着して保持するレセプタクルと、
を備え、
前記プラグおよび前記レセプタクルの少なくともいずれか一方は、前記プラグを前記レセプタクルに挿着した状態で、前記外装体に形成される開口部を横切る部分に、非導電性の磁性体を有することを特徴とする接続構造。
【請求項2】
前記磁性体は、前記プラグの外装体に設けられることを特徴とする請求項1に記載の接続構造。
【請求項3】
前記磁性体は、前記プラグの外装体よりも内周側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の接続構造。
【請求項4】
前記磁性体は、前記レセプタクルに設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の接続構造。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の接続構造を備えたことを特徴とする医療機器。
【請求項6】
前記先端側装置は、前記被観察体に挿入されて該被観察体の情報を取得する内視鏡であり、
前記基端側装置は、前記先端側装置を制御するとともに前記先端側装置から受信した情報を処理する制御装置および/または前記先端側装置が前記被観察体へ照射する照明光を発生する光源装置であることを特徴とする請求項5に記載の医療機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器が備える先端側装置と基端側装置とを接続する接続構造および該接続構造を備えた医療機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、被観察体の体内に挿入して体内画像を取得する内視鏡システム等の医療機器では、当該機器の内部から外部へ漏えいするノイズを除去するために様々な対策が施されている。例えば、下記特許文献1では、内視鏡システムの内視鏡(先端側装置)とプロセッサおよび光源装置(基端側装置)とを接続するケーブルの外周部に電気的シールドを設けるとともに、ケーブルコネクタの根元部において、電気的シールド体の外周側に、ノイズ周波数に対するインピーダンス特性が異なる複数のフェライトコアを配置する技術が開示されている。このような特許文献1に記載の技術によれば、内視鏡で発生するノイズの外部への漏えいを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−337839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した医療機器の場合、被観察体に接触または挿入される側の先端側装置が有する患者回路と、基端側装置が有し機能接地や当該医療機器の操作者の安全性を確保するための保護接地等により接地された1次回路や2次回路等の接地側回路と、を電気的に絶縁しなければならない。そのため、上述した医療機器では、先端側装置と基端側装置との間に絶縁のための空間距離および沿面距離を確保する必要がある。先端側装置と基端側装置との間に空間距離および沿面距離を確保すると、両装置の隙間から、基端側装置内で発生した輻射ノイズが外部に漏えいしたり、外乱ノイズが基端側装置の内部に侵入したりしてしまうおそれがあった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、被観察体に接触または挿入される先端側装置と、先端側装置に接続される基端側装置とを備えた医療機器において、基端側装置で発生する輻射ノイズの外部への漏えいおよび外乱ノイズの基端側装置への侵入を防止することができる接続構造および該接続構造を備えた医療機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る接続構造は、被観察体に接触又は挿入される先端側装置と、該先端側装置に接続され、接地された外装体を有する基端側装置とを備えた医療機器の前記先端側装置と前記基端側装置とを接続する接続構造であって、前記先端側装置の基端に設けられるプラグと、前記基端側装置に設けられ、前記プラグを挿着して保持するレセプタクルと、を備え、前記プラグおよび前記レセプタクルの少なくともいずれか一方は、前記プラグを前記レセプタクルに挿着した状態で、前記外装体に形成される開口部を横切る部分に、非導電性の磁性体を有することを特徴とする。
【0007】
本発明に係る接続構造は、上記発明において、前記磁性体は、前記プラグの外装体に設けられることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る接続構造は、上記発明において、前記磁性体は、前記プラグの外装体よりも内周側に設けられることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る接続構造は、上記発明において、前記磁性体は、前記レセプタクルに設けられることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る医療機器は、上記の接続構造を備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明に係る医療機器は、上記発明において、前記先端側装置は、前記被観察体に挿入されて該被観察体の情報を取得する内視鏡であり、前記基端側装置は、前記先端側装置を制御するとともに前記先端側装置から受信した情報を処理する制御装置および/または前記先端側装置が前記被観察体へ照射する照明光を発生する光源装置であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、プラグおよびレセプタクルの少なくともいずれか一方は、プラグをレセプタクルに挿着した状態で、基端側装置の外装体に形成される開口部を横切る部分に、非導電性の磁性体を有しているため、先端側装置と基端側装置の隙間をその磁性体で埋めることによって空間距離および沿面距離を確保している。したがって、基端側装置で発生する輻射ノイズの外部への漏えいおよび外乱ノイズの基端側装置への侵入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本発明の一実施の形態に係る医療機器である内視鏡システムの概略構成を示す図である。
図2図2は、本発明の一実施の形態に係る接続構造の要部の構成を模式的に示す部分断面図である。
図3図3は、本発明の一実施の形態の変形例1に係る接続構造の要部の構成を模式的に示す部分断面図である。
図4図4は、本発明の一実施の形態の変形例2に係る接続構造の要部の構成を模式的に示す部分断面図である。
図5図5は、本発明の一実施の形態の変形例3に係る接続構造の要部の構成を模式的に示す部分断面図である。
図6図6は、本発明の一実施の形態の変形例4に係る接続構造の要部の構成を模式的に示す部分断面図である。
図7図7は、本発明の一実施の形態の変形例5に係る接続構造の要部の構成を模式的に示す部分断面図である。
図8図8は、本発明の一実施の形態の変形例6に係る接続構造の要部の構成を模式的に示す部分断面図である。
図9図9は、本発明の別の実施の形態に係る接続構造の要部の構成を模式的に示す部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)を説明する。なお、図面はあくまで模式的なものであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる場合がある。
【0015】
図1は、本発明の一実施の形態に係る医療機器である内視鏡システムの概略構成を示す図である。同図に示す内視鏡システム1は、被観察体の内部に先端部が挿入されることによって該被観察体の体内画像を撮像する先端側装置としての内視鏡2と、内視鏡2に接続され、内視鏡2が撮像した体内画像に所定の画像処理を施して表示用の画像データを生成するとともに、内視鏡システム1全体の動作を統括して制御する基端側装置としての制御装置3と、内視鏡2の先端から被観察体へ照射する照明光を発生する光源装置4と、液晶または有機EL(Electro Luminescence)からなる表示パネルを有し、画像を表示する表示装置5と、を備える。
【0016】
内視鏡2は、硬質で細長形状をなし、先端部が被観察体の内部へ挿入される挿入部21と、挿入部21の基端に着脱自在に接続され、挿入部21を介して集光される被観察体の像を撮像して撮像信号を出力するカメラヘッド22と、カメラヘッド22が出力する撮像信号を制御装置3に伝送するケーブル23と、ケーブル23の基端部に設けられて制御装置3に着脱自在に装着される雄型コネクタであるプラグ24と、光源装置4が発生した照明光を挿入部21の先端部まで伝送するライトガイド25と、を有する。
【0017】
挿入部21は、筒状をなす外装体の内部に設けられ、被観察体からの光を集光する集光光学系と、該外装体の内部に設けられ、光源装置4からライトガイド25を介して伝送されてくる照明光を被観察体へ照射する照明光学系とを含む。集光光学系および照明光学系は、それぞれ1または複数のレンズを用いて構成される。
【0018】
カメラヘッド22は、挿入部21の光学系が集光した光を光電変換して撮像信号を生成する撮像素子と、内視鏡2の動作指示信号の入力を受け付ける入力部とを有する。撮像素子は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサを用いて構成される。
【0019】
プラグ24の要部の構成を、図2に示す部分断面図を参照して説明する。図2は、プラグ24を、制御装置3が備える雌型コネクタであるレセプタクル32(後述)に挿着した状態を示す部分断面図である。図2に示すように、プラグ24は、非導電性の磁性体を用いて構成される外装体241と、外装体241の内周側のプラグ内部に設けられて筒状をなし、ケーブル23の先端部を受容するとともに、内視鏡2が備える患者回路の基準電位(患者グラウンド)に接続される金属製のシールド体242とを有する。図2に示す状態で、プラグ24の外装体241は、制御装置3の本体部31に形成される開口部311を横切る。
【0020】
外装体241の具体的な材料としては、フェライト、ネオジム、サマリウムコバルト等の磁性体粉を、非導電性の種々の樹脂、例えば、ポリアミド(ナイロン)やポリフェニレンサルファイドと混合して射出成型したり、板状または円筒状等に加工したりしたものを適用することが可能である。フェライト、ネオジム、サマリウムコバルト等の磁性体粉を非導電性のゴムと混練したものを使うことも可能である。また、磁性素材そのものが非導電性プラスチックである例としては、エメラルディンベースのポリアニリン(PANi)骨格上に電子受容体であるテトラシアノキノジメタン(TCNQ)の構造を持たせた磁性ポリマー(PANiCNQ)から作られた非金属の磁石が知られており、適用することが可能である。また、フェライト、ネオジム、サマリウムコバルト等の磁性体そのものを適用したり、非導電性の樹脂で形成した外装体241の一部に磁性体を埋め込んで構成することも可能である。なお、磁性体そのものを外装241として使用する場合は、この磁性体自体が非導電性を兼ね備える必要があることはいうまでもない。
【0021】
外装体241は、広帯域で高い透磁率を兼ね備える材料を用いて構成することが好ましく、例えば帯域は30MHz以上、透磁率は100H/m以上の材料を用いるのが好ましい。なお、外装体241の材料は上述したものに限られるわけではなく、使用する環境に応じた材料であって内視鏡2と併用する周辺機器にノイズの影響を与えたりその周辺機器からノイズの影響を受けたりしないような材料を適宜設定すればよい。
【0022】
制御装置3は、筐体状をなす本体部31と、本体部31の開口部311に取り付けられ、プラグ24を着脱自在に挿着して保持する筒状の雌型コネクタであるレセプタクル32とを有する。図2に示すように、レセプタクル32は、制御装置3の本体部31の開口部311を横切る。
【0023】
本体部31は、金属または合金を用いて構成される。本体部31は、患者回路と電気的に絶縁して被観察体や内視鏡システム1の機能や操作者の安全性を確保するために、制御装置3が備える2次回路等の接地側回路の基準電位(例えば2次グラウンド)に接地される外装体(外装シールド)、としての機能を有する。なお、本体部31の外表面に、樹脂等を用いて構成されるフロントパネルを設けてもよい。
【0024】
レセプタクル32は、プラグ24の外装体241と同様、非導電性の磁性体を用いて構成される。レセプタクル32は、内視鏡2の患者回路と制御装置3内に設けられる患者回路とを電気的に接続する。制御装置3内に設けられる患者回路は、制御装置3内に設けられる2次回路等の接地側回路と電気的に絶縁されている。レセプタクル32は、内視鏡2のプラグ24とともに、本実施の形態に係る接続構造100を構成する(図2を参照)。
【0025】
制御装置3はプロセッサとも呼ばれ、内視鏡2が生成した撮像信号に対して所定の信号処理を施すことにより、被観察体の画像データを生成する機能を有する。このような機能を有する制御装置3は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成される。
【0026】
以上説明した本発明の一実施の形態は、プラグ24およびレセプタクル32は、プラグ24をレセプタクル32に挿着した状態で、制御装置3の本体部31に形成される開口部311を横切る部分に、非導電性の磁性体を有しており、内視鏡2と制御装置3の接続部分の隙間をその磁性体で埋めることにより、内視鏡2と制御装置3との間の空間距離および沿面距離を確保している。したがって、本実施の形態によれば、制御装置3で発生する輻射ノイズの外部への漏えいおよび外乱ノイズの制御装置3への侵入を防止することができる。
【0027】
また、本実施の形態によれば、非導電性の磁性体をプラグ24およびレセプタクル32の材料として用いることによって制御装置3で発生する輻射ノイズの外部への漏えいおよび外乱ノイズの制御装置3への侵入を防止しているため、構成を複雑にすることなく、プラグ24とレセプタクル32の接続部分におけるシールドを実現することができる。
【0028】
なお、本実施の形態において、非導電性の磁性体は、プラグ24の外装体241およびレセプタクル32のうち、プラグ24をレセプタクル32に挿着した状態で、少なくとも本体部31の開口部311を横切る部分に設けられていればよい。
【0029】
また、本実施の形態では内視鏡2が硬性内視鏡である場合を説明したが、内視鏡として軟性内視鏡または超音波内視鏡を適用することも可能である。
【0030】
図3は、本実施の形態の変形例1に係る接続構造の要部の構成を示す部分断面図である。同図に示す接続構造200は、制御装置3Aが備えるレセプタクル33の少なくとも一部が、金属または合金を用いて構成される。金属または合金を用いて構成される部分は、例えばプラグ24をレセプタクル33に挿着する際にレセプタクル33が外装体241と摺動する部分等を含んでいれば好ましく、レセプタクル33全体であってもよい。接続構造200では、プラグ24の外装体241のみが非導電性の磁性体を用いて構成される。レセプタクル33以外の接続構造200の構成は、接続構造100の構成と同様である。本変形例1によれば、本体部31の開口部311を横切る部分に非導電性の磁性体を含む外装体241が位置しているため、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらには、本変形例1によれば、種々の先端側装置である内視鏡2のプラグ24が接続される摺動部の摩耗耐性を向上させることができる。
【0031】
図4は、本実施の形態の変形例2に係る接続構造の要部の構成を示す部分断面図である。同図に示す接続構造300は、プラグ26の外装体261の少なくとも一部が、患者グラウンドに接続される金属または合金を用いて構成される。金属または合金を用いて構成される部分は、例えばプラグ26をレセプタクル32に挿着する際にレセプタクル32と摺動する部分等を含んでいれば好ましく、外装体261全体であってもよい。接続構造300では、レセプタクル32のみが非導電性の磁性体を用いて構成される。プラグ26以外の接続構造300の構成は、接続構造100の構成と同様である。本変形例2によれば、本体部31の開口部311を横切る部分に非導電性の磁性体を含むレセプタクル32が位置しているため、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0032】
図5は、本実施の形態の変形例3に係る接続構造の要部の構成を示す部分断面図である。同図に示す接続構造400が備えるプラグ27は、非導電性の磁性体を用いて構成される外装体271と、外装体271の内周側のプラグ内部に設けられて筒状をなし、ケーブル23の先端部を受容するとともに患者グラウンドに接続される金属製のシールド体272とを有する。外装体271は、非導電性の磁性体を用いて構成される外周部271aと、外周部271aの内周側に積層され、前述した磁性体以外の材料を用いて構成される内周部271bとを有する。外装体271は、例えば内周部271bの表面に非導電性の磁性体を塗布して外周部271aを形成することによって作製される。プラグ27以外の接続構造400の構成は、接続構造200の構成と同様である。本変形例3によれば、本体部31の開口部311を横切る部分に非導電性の磁性体を含む外周部271aが位置しているため、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、非導電性の磁性体をプラグの外装体の内周部に設けてもよい。
【0033】
図6は、本実施の形態の変形例4に係る接続構造の要部の構成を示す部分断面図である。同図に示す接続構造500が備えるレセプタクル34は、制御装置3Bの本体部31の開口部311に取り付けられる。レセプタクル34は、非導電性の磁性体を用いて構成され、プラグ26と対向する内周部34aと、該磁性体以外の材料を用いて構成され、内周部34aの外周側に位置する外周部34bとを有する。レセプタクル34は、例えば筒状をなす外周部34bの内周側の表面に非導電性の磁性体を塗布することによって作製される。本変形例4によれば、本体部31の開口部311を横切る部分に非導電性の磁性体を含む内周部34aが位置しているため、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、非導電性の磁性体をレセプタクルの内周部に設けてもよい。
【0034】
図7は、本実施の形態の変形例5に係る接続構造の要部の構成を示す部分断面図である。本変形例5において、制御装置3Cには、本体部35の奥側である制御装置3Cの内部にレセプタクル36が設けられている。すなわち、本変形例5に係る接続構造600は、プラグ24とレセプタクル36の接続部分が、本体部35に形成される開口部351よりも奥側である制御装置3Cの内部に位置している。本変形例5によれば、本体部35の開口部351を横切る部分に非導電性の磁性体を含む外装体241が位置しているため、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0035】
図8は、本実施の形態の変形例6に係る接続構造の要部の構成を示す部分断面図である。同図に示す接続構造700は、上述した接続構造600とプラグの構成が異なる。具体的には、接続構造700が備えるプラグ28は、非導電性の樹脂からなる外装体281と、外装体281の内周側に設けられ、非導電性の磁性体を用いて構成される円筒部材282とを有する。円筒部材282は、プラグ28をレセプタクル36に挿着した状態で本体部35の開口部351を横切る位置に配設される。本変形例6によれば、本体部35の開口部351を横切る部分に非導電性の磁性体を含む円筒部材282が位置しているため、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0036】
なお、本実施の形態および変形例1〜6で説明したプラグとレセプタクルの組み合わせに限らず、プラグをレセプタクルに挿着した状態で、制御装置の本体部の開口部を横切る位置に非導電性の磁性体が位置するような組み合わせであれば、いかなるプラグとレセプタクルの組み合わせを採用してもよい。
【0037】
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。例えば、上述した接続構造は、基端側装置を制御装置としていたが、基端側装置を光源装置として実現することも可能である。その場合、プラグはライトガイドを受容する。また、1つの医療機器において、内視鏡と制御装置の接続構造、および内視鏡と光源装置の接続構造の双方に対して、上述した接続構造のいずれかを適用してもよい。
【0038】
図9は、本発明の別の実施の形態に係る接続構造の要部の構成を示す部分断面図である。本実施の形態では、制御装置3Dの本体部37の内周面に、非導電性の磁性体からなる内周部37aが設けられている。接続構造800を構成するプラグ26とレセプタクル36は、非導電性の磁性体を有しない。この場合、本体部37の開口部371を横切る部分として本体部37の側に非導電性の磁性体が設けられたことにより、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、本体部の外周側に非導電性の磁性体を設けてもよい。また、上述した制御装置3Cの本体部35に形成される開口部351(図8を参照)の内周面に、非導電性の磁性体を有する部分を設けてもよい。また、プラグ26の代わりに、上述したプラグ24、27および28のいずれかを適用してもよい。
【0039】
本発明は、被観察体に接触または挿入されて該被観察体の観察等を行うような医療機器全般に対して適用可能である。このような医療機器として、例えば超音波診断装置やX線装置を挙げることができる。
【符号の説明】
【0040】
1 内視鏡システム
2 内視鏡
3、3A、3B、3C、3D 制御装置
4 光源装置
5 表示装置
21 挿入部
23 ケーブル
24、26、27、28 プラグ
25 ライトガイド
31、35、37 本体部
32、33、34、36 レセプタクル
34a、37a、271b 内周部
34b、271a 外周部
100、200、300、400、500、600、700、800 接続構造
241、261、271、281 外装体
242、272 シールド体
282 円筒部材
311、351、371 開口部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9