【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、いくつかの態様では、単離された免疫原性癌細胞、この免疫原性癌細胞を使用する免疫原性組成物及び癌ワクチン、かかる免疫原性癌細胞、免疫原性組成物及び癌ワクチンを作製する方法、並びに癌の処置の方法に関する。本発明の組成物及び方法は、その表面上にMHCIIを発現するように改変された単離された癌細胞の使用を含む。癌細胞が一旦MHCIIを発現するように改変されると、それらの癌細胞は、MHCII発現細胞を非自己抗原と共にインキュベートすることによって、免疫原性にされる。癌細胞が単離された対象中への注射の際に、この方法で改変された癌細胞は、MHCIと関連した癌抗原をCD8
+細胞傷害性T細胞に提示し、MHCIIと関連した非自己抗原をCD4
+ヘルパーT細胞に提示する。従って、改変された癌細胞は二機能性であり、ヘルパーT細胞及び細胞傷害性T細胞の両方を活性化することが可能であり、サイトカイン産生並びに驚くほど頑強な癌特異的免疫応答を導く。
【0008】
この方法で産生された免疫原性癌細胞は、免疫原性組成物及びワクチン中に取り込まれ得る。かかる組成物及びワクチンは、自家対象において癌を処置する方法において有用である。
【0009】
一態様によれば、単離された免疫原性癌細胞を作製する方法が提供され、この方法は、
・対象から単離された癌細胞上のMHCIIの発現を誘導する工程;
・発現されたMHCIIに非自己抗原が結合するように、これらの癌細胞をこの非自己抗原と共にインキュベートする工程;及び
・これらの癌細胞を死滅させる工程、
を含む。
【0010】
一態様では、この方法は、MHCII誘導後にMHCII陽性細胞を同定する工程をさらに含む。別の態様では、この方法は、MHCII陰性癌細胞からMHCII陽性癌細胞を分離して、MHCII陽性細胞を含む精製された組成物を取得する工程をさらに含む。
【0011】
別の態様では、この方法は、対象から癌細胞を単離する工程をさらに含む。一態様では、これらの細胞は、生検手順の間又は腫瘍の外科的除去の間に単離される。
【0012】
別の態様では、この方法は、癌細胞を凍結保存する工程をさらに含む。
【0013】
一態様では、これらの細胞は、致死的照射、凍結保存剤の非存在下での凍結及び解凍、又は細胞傷害性化合物による処理によって、例えば致死的照射によって、死滅される。
【0014】
別の態様では、このMHCIIは、MHCII誘導剤を使用して癌細胞上で誘導される。一態様では、このMHCII誘導剤は、サイトカイン、例えばIFN−α、IFN−β、IFN−γ、IL−4、IL−13、IL−23、TNF−α又はそれらの組み合わせ、例えばIFN−γである。別の態様では、このMHCII誘導剤は、MHCII発現構築物、又は癌細胞と融合するMHCII発現細胞である。
【0015】
別の態様では、この非自己抗原は非ヒト抗原である。
【0016】
別の態様では、この非自己抗原は、サイログロブリン、β−ガラクトシダーゼ、デキストラン、ポリリシン、ツベルクリン由来タンパク質、オボアルブミン(OVA)、ウシ血清アルブミン(BSA)、ヒツジ血清アルブミン、ヤギ血清アルブミン又は魚類血清アルブミンなどの血清アルブミン、及びキーホールリンペットヘモシアニン(KLH)、並びにそれらの組み合わせ、例えばオボアルブミン又はKLH、或いは例えばBSAから選択される。
【0017】
別の態様では、この非自己抗原は、BSAなどのウシ抗原ではない。
【0018】
別の態様では、この誘導する工程は、BSAを含まない培地中である。
【0019】
別の態様によれば、その細胞表面上にMHCI及びMHCIIの両方を発現する単離された免疫原性癌細胞が提供され、癌抗原がMHCIに結合し、非自己抗原がMHCIIに結合する。
【0020】
一態様では、この非自己抗原は非ヒト抗原である。
【0021】
別の態様では、この非自己抗原は、サイログロブリン、β−ガラクトシダーゼ、デキストラン、ポリリシン、ツベルクリン由来タンパク質、オボアルブミン(OVA)、ウシ血清アルブミン(BSA)、ヒツジ血清アルブミン、ヤギ血清アルブミン又は魚類血清アルブミンなどの血清アルブミン、及びキーホールリンペットヘモシアニン(KLH)、並びにそれらの組み合わせから選択され、例えば、非自己抗原は、オボアルブミン又はKLH、或いは例えばBSAである。
【0022】
別の態様では、この非自己抗原は、BSAなどのウシ抗原ではない。
【0023】
別の態様によれば、その細胞表面上にMHCI及びMHCIIの両方を発現する単離された免疫原性癌細胞を含む免疫原性組成物が提供され、癌抗原がMHCIに結合し、非自己抗原がMHCIIに結合する。
【0024】
一態様では、この組成物は、少なくとも1つの賦形剤、担体、緩衝液、安定剤又はそれらの組み合わせをさらに含む。
【0025】
別の態様では、この非自己抗原は非ヒト抗原である。
【0026】
別の態様では、この非自己抗原は、サイログロブリン、β−ガラクトシダーゼ、デキストラン、ポリリシン、ツベルクリン由来タンパク質、オボアルブミン(OVA)、ウシ血清アルブミン(BSA)、ヒツジ血清アルブミン、ヤギ血清アルブミン又は魚類血清アルブミンなどの血清アルブミン、及びキーホールリンペットヘモシアニン(KLH)、並びにそれらの組み合わせ、例えばオボアルブミン又はKLH、或いは例えばBSAから選択される。
【0027】
別の態様では、この非自己抗原は、BSAなどのウシ抗原ではない。
【0028】
別の態様では、この組成物は、組成物中の細胞の総数に基づいて、約5%〜約100%のMHCII陽性癌細胞、例えば、少なくとも約50%のMHCII陽性癌細胞、少なくとも約90%のMHCII陽性癌細胞又は少なくとも約99%のMHCII陽性癌細胞を含む。
【0029】
別の態様によれば、その細胞表面上にMHCI及びMHCIIの両方を発現する単離された免疫原性癌細胞を含む自家癌ワクチンが提供され、癌抗原がMHCIに結合し、非自己抗原がMHCIIに結合する。
【0030】
一態様では、このワクチンは、少なくとも1つのアジュバント、例えば、モノホスホリルリピドA/合成トレハロースジコリノミコラート(MPL−TDM)、AS021/AS02、非イオン性ブロックコポリマーアジュバント、CRL 1005、リン酸アルミニウム、AIPO
4)、R−848、イミキモド、PAM3CYS、ポリ(I:C)、ロキソリビン、カルメット・ゲラン桿菌(BCG)、コリネバクテリウム・パルバム(Corynebacterium parvum)、CpGオリゴデオキシヌクレオチド(ODN)、コレラ毒素由来抗原、CTA 1−DD、リポ多糖アジュバント、フロイント完全アジュバント、フロイント不完全アジュバント、サポニン、鉱物ゲル、水酸化アルミニウム、界面活性物質、リゾレシチン、プルロニックポリオール、ポリアニオン、ペプチド、水中の油又は炭化水素乳濁物、MF59、Montanide ISA 720、キーホールリンペットヘモシアニン(KLH)、ジニトロフェノール及びそれらの組み合わせ、例えばBCGをさらに含む。
【0031】
別の態様では、このワクチンは、少なくとも1つの賦形剤、担体、緩衝液、安定剤又はそれらの組み合わせをさらに含む。
【0032】
一態様では、この非自己抗原は非ヒト抗原である。
【0033】
別の態様では、この非自己抗原は、サイログロブリン、β−ガラクトシダーゼ、デキストラン、ポリリシン、ツベルクリン由来タンパク質、オボアルブミン(OVA)、ウシ血清アルブミン(BSA)、ヒツジ血清アルブミン、ヤギ血清アルブミン又は魚類血清アルブミンなどの血清アルブミン、及びキーホールリンペットヘモシアニン(KLH)、並びにそれらの組み合わせ、例えばオボアルブミン又はKLH、或いは例えばBSAから選択される。
【0034】
別の態様では、この非自己抗原は、BSAなどのウシ抗原ではない。
【0035】
別の態様では、このワクチンは、ワクチン中の細胞の総数に基づいて、約5%〜約100%のMHCII陽性癌細胞、例えば、少なくとも約50%のMHCII陽性癌細胞、少なくとも約90%のMHCII陽性癌細胞又は少なくとも約99%のMHCII陽性癌細胞を含む。
【0036】
別の態様では、このワクチンは、複数接種のための分割された用量で、例えば、7つの分割された用量で提供される。
【0037】
一態様では、各用量は、約1×10
4〜約1×10
9の癌細胞、例えば約1×10
7の癌細胞を含む。
【0038】
別の態様によれば、対象において癌を処置する方法が提供され、この方法は、単離された免疫原性癌細胞をこの対象に投与する工程を含み、これらの細胞は、この対象に対して自家であり、その細胞表面上にMHCI及びMHCIIの両方を発現し、癌抗原がMHCIに結合し、非自己抗原がMHCIIに結合する。
【0039】
一態様では、これらの細胞は免疫原性組成物として製剤化される。別の態様では、これらの細胞は癌ワクチンとして製剤化される。
【0040】
別の態様では、この非自己抗原は非ヒト抗原である。
【0041】
別の態様では、この非自己抗原は、サイログロブリン、β−ガラクトシダーゼ、デキストラン、ポリリシン、ツベルクリン由来タンパク質、オボアルブミン(OVA)、ウシ血清アルブミン(BSA)、ヒツジ血清アルブミン、ヤギ血清アルブミン又は魚類血清アルブミンなどの血清アルブミン、及びキーホールリンペットヘモシアニン(KLH)、並びにそれらの組み合わせ、例えばオボアルブミン又はKLH、或いは例えばBSAから選択される。
【0042】
一態様では、この非自己抗原は、BSAなどのウシ抗原ではない。
【0043】
別の態様では、投与される細胞の総数に基づいて、投与される癌細胞のうち約5%〜約100%がMHCII陽性癌細胞であり、例えば、投与される癌細胞のうち少なくとも約50%がMHCII陽性癌細胞であり、投与される癌細胞のうち少なくとも約90%がMHCII陽性癌細胞であり、又は投与される癌細胞のうち少なくとも約99%がMHCII陽性癌細胞である。
【0044】
一態様では、これらの細胞は、従来の化学療法、放射線療法、ホルモン療法及び生物療法のうち少なくとも1つと同時に又は逐次的に投与される。
【0045】
別の態様では、これらの細胞は、外科的腫瘍切除の前又は後に投与される。
【0046】
別の態様では、これらの細胞は、複数用量で投与される。
【0047】
一態様では、これらの細胞は、所定数の週にわたって週に1回投与される。別の態様では、これらの細胞は、進行中の維持療法として投与される。
【0048】
一態様では、これらの細胞は、週に1回、月に1回、3か月毎に1回、6か月毎に1回、年に1回又はそれらの組み合わせで投与される。
【0049】
別の態様では、これらの細胞は、癌再発の徴候が観察される場合に投与される。
【0050】
別の態様によれば、対象において癌を処置するための、この対象に対して自家の単離された免疫原性癌細胞の使用が提供され、これらの細胞は、その細胞表面上にMHCI及びMHCIIの両方を発現し、癌抗原がMHCIに結合し、非自己抗原がMHCIIに結合する。
【0051】
一態様では、これらの細胞は、免疫原性組成物として又は癌ワクチンとして製剤化される。
【0052】
別の態様では、この非自己抗原は非ヒト抗原である。
【0053】
別の態様では、この非自己抗原は、サイログロブリン、β−ガラクトシダーゼ、デキストラン、ポリリシン、ツベルクリン由来タンパク質、オボアルブミン(OVA)、ウシ血清アルブミン(BSA)、ヒツジ血清アルブミン、ヤギ血清アルブミン又は魚類血清アルブミンなどの血清アルブミン、及びキーホールリンペットヘモシアニン(KLH)、並びにそれらの組み合わせ、例えばオボアルブミン又はKLH、或いは例えばBSAから選択される。
【0054】
別の態様では、この非自己抗原は、BSAなどのウシ抗原ではない。
【0055】
別の態様では、この使用は、細胞の総数に基づいて、約5%〜約100%のMHCII陽性癌細胞、例えば、少なくとも約50%のMHCII陽性癌細胞、少なくとも約90%のMHCII陽性癌細胞又は少なくとも約99%のMHCII陽性癌細胞の使用を含む。
【0056】
一態様では、これらの細胞は、従来の化学療法、放射線療法、ホルモン療法及び生物療法のうち少なくとも1つと同時に又は逐次的に使用するためのものである。
【0057】
別の態様では、これらの細胞は、外科的腫瘍切除の前又は後に使用するためのものである。
【0058】
別の態様では、これらの細胞は、複数用量で使用するためのものである。
【0059】
一態様では、これらの細胞は、所定数の週にわたって週に1回使用するためのもの、又は進行中の維持療法として使用するためのものである。
【0060】
別の態様では、これらの細胞は、週に1回、月に1回、3か月毎に1回、6か月毎に1回、年に1回又はそれらの組み合わせで使用するためのものである。
【0061】
別の態様では、これらの細胞は、癌再発の徴候が観察される場合に使用するためのものである。
【0062】
別の態様によれば、患者が、単離された免疫原性癌細胞を用いた治療の候補であるかどうかを決定するための方法が提供され、この方法は、
・対象由来の単離された癌細胞をMHCII誘導剤で処理する工程;及び
・これらの癌細胞をスクリーニングして、発現されたMHCIIの存在を決定する工程、
を含み、
癌細胞上の発現されたMHCIIの存在は、その患者がこの治療の候補であることを示す。
【0063】
一態様では、この方法は、対象から癌細胞を単離する工程をさらに含む。
【0064】
別の態様では、これらの細胞は、生検手順の間又は腫瘍の外科的除去の間に単離される
【0065】
別の態様では、このMHCII誘導剤は、サイトカイン、例えばIFN−α、IFN−β、IFN−γ、IL−4、IL−13、IL−23、TNF−α又はそれらの組み合わせ、例えばIFN−γである。
【0066】
別の態様では、このMHCII誘導剤は、MHCII発現構築物、又は癌細胞と融合するMHCII発現細胞である。
【0067】
別の態様によれば、癌を有する対象を免疫するための癌ワクチンが提供され、この癌ワクチンは、対象に対して自家の単離された免疫原性癌細胞を含み、これらの癌細胞は、MHCII誘導剤による処理とその後の非自己抗原とのインキュベーションとによって改変されることによって、その細胞表面上にMHCIIと関連して非自己抗原を提示しており、この癌ワクチンは、増加した濃度のMHCII発現細胞を含むように精製されている。
【0068】
別の態様によれば、免疫原性抽出物を作製する方法が提供され、この方法は、
・対象から単離された癌細胞上のMHCIIの発現を誘導する工程;
・発現されたMHCIIに非自己抗原が結合するように、これらの癌細胞をこの非自己抗原と共にインキュベートする工程;及び
・これらの癌細胞から、結合した非自己抗原を有するMHCIIを抽出する工程、
を含む。
【0069】
一態様では、この免疫原性抽出物は膜画分である。別の態様では、この免疫原性抽出物は、精製されたMHCIIを含む。
【0070】
別の態様では、この方法は、MHCII誘導後にMHCII陽性細胞を同定する工程をさらに含む。
【0071】
別の態様では、この方法は、MHCII陰性癌細胞からMHCII陽性癌細胞を分離して、MHCII陽性細胞を含む精製された組成物を取得する工程をさらに含む。
【0072】
別の態様では、この方法は、対象から癌細胞を単離する工程をさらに含む。一態様では、これらの細胞は、生検手順の間又は腫瘍の外科的除去の間に単離される。
【0073】
別の態様では、この方法は、癌細胞を凍結保存する工程をさらに含む。
【0074】
別の態様では、これらの細胞は、致死的照射、凍結保存剤の非存在下での凍結及び解凍、又は細胞傷害性化合物による処理によって、例えば致死的照射によって、死滅される。
【0075】
別の態様では、このMHCIIは、MHCII誘導剤、例えばサイトカイン、例えばIFN−α、IFN−β、IFN−γ、IL−4、IL−13、IL−23、TNF−α又はそれらの組み合わせ、例えばIFN−γを使用して、癌細胞上で誘導される。
【0076】
別の態様では、このMHCII誘導剤は、MHCII発現構築物、又は癌細胞と融合するMHCII発現細胞である。
【0077】
別の態様では、この非自己抗原は非ヒト抗原である。
【0078】
一態様では、この非自己抗原は、サイログロブリン、β−ガラクトシダーゼ、デキストラン、ポリリシン、ツベルクリン由来タンパク質、オボアルブミン(OVA)、ウシ血清アルブミン(BSA)、ヒツジ血清アルブミン、ヤギ血清アルブミン又は魚類血清アルブミンなどの血清アルブミン、及びキーホールリンペットヘモシアニン(KLH)、並びにそれらの組み合わせ、例えばオボアルブミン又はKLH、或いは例えばBSAから選択される。
【0079】
別の態様では、この非自己抗原は、BSAなどのウシ抗原ではない。
【0080】
別の態様では、この誘導する工程は、BSAを含まない培地中である。
【0081】
別の態様によれば、本明細書に記載される細胞の免疫原性抽出物が提供され、この抽出物は、これらの細胞由来の結合した非自己抗原を有するMHCIIを含む。
【0082】
一態様では、この抽出物は膜画分である。別の態様では、この抽出物は、精製されたMHCIIを含む。
【0083】
別の態様によれば、本明細書に記載される抽出物を含む免疫原性組成物が提供される。
【0084】
一態様では、この組成物は、少なくとも1つの賦形剤、担体、緩衝液、安定剤又はそれらの組み合わせをさらに含む。
【0085】
別の態様によれば、本明細書に記載される抽出物を含む自家癌ワクチンが提供される。
【0086】
一態様では、このワクチンは、少なくとも1つのアジュバント、例えば、モノホスホリルリピドA/合成トレハロースジコリノミコラート(MPL−TDM)、AS021/AS02、非イオン性ブロックコポリマーアジュバント、CRL 1005、リン酸アルミニウム、AIPO
4)、R−848、イミキモド、PAM3CYS、ポリ(I:C)、ロキソリビン、カルメット・ゲラン桿菌(BCG)、コリネバクテリウム・パルバム、CpGオリゴデオキシヌクレオチド(ODN)、コレラ毒素由来抗原、CTA 1−DD、リポ多糖アジュバント、フロイント完全アジュバント、フロイント不完全アジュバント、サポニン、鉱物ゲル、水酸化アルミニウム、界面活性物質、リゾレシチン、プルロニックポリオール、ポリアニオン、ペプチド、水中の油又は炭化水素乳濁物、MF59、Montanide ISA 720、キーホールリンペットヘモシアニン(KLH)、ジニトロフェノール及びそれらの組み合わせ、例えばBCGをさらに含む。
【0087】
別の態様では、このワクチンは、少なくとも1つの賦形剤、担体、緩衝液、安定剤又はそれらの組み合わせをさらに含む。
【0088】
別の態様によれば、対象において癌を処置する方法が提供され、この方法は、本明細書に記載される抽出物を対象に投与する工程を含み、これらの細胞は、対象に対して自家である。
【0089】
一態様では、この抽出物は、免疫原性組成物として製剤化される。別の態様では、この抽出物は、癌ワクチンとして製剤化される。
【0090】
別の態様では、この抽出物は、従来の化学療法、放射線療法、ホルモン療法及び生物療法のうち少なくとも1つと同時に又は逐次的に投与される。
【0091】
別の態様では、この抽出物は、外科的腫瘍切除の前又は後に投与される。
【0092】
別の態様では、この抽出物は、複数用量で投与される。
【0093】
別の態様では、この抽出物は、所定数の週にわたって週に1回投与される。
【0094】
別の態様では、この抽出物は、進行中の維持療法として投与される。
【0095】
別の態様では、この抽出物は、週に1回、月に1回、3か月毎に1回、6か月毎に1回、年に1回又はそれらの組み合わせで投与される。
【0096】
別の態様では、この抽出物は、癌再発の徴候が観察される場合に投与される。
【0097】
別の態様によれば、対象において癌を処置するための、本明細書に記載される抽出物の使用が提供され、これらの細胞は、対象に対して自家である。
【0098】
一態様では、この抽出物は、免疫原性組成物として製剤化される。別の態様では、この抽出物は、癌ワクチンとして製剤化される。
【0099】
別の態様では、この抽出物は、従来の化学療法、放射線療法、ホルモン療法及び生物療法のうち少なくとも1つと同時に又は逐次的に使用するためのものである。
【0100】
別の態様では、この抽出物は、外科的腫瘍切除の前又は後に使用するためのものである。
【0101】
別の態様では、この抽出物は、複数用量で使用するためのものである。
【0102】
別の態様では、この抽出物は、所定数の週にわたって週に1回使用するためのものである。
【0103】
別の態様では、この抽出物は、進行中の維持療法として使用するためのものである。
【0104】
別の態様では、この抽出物は、週に1回、月に1回、3か月毎に1回、6か月毎に1回、年に1回又はそれらの組み合わせで使用するためのものである。
【0105】
別の態様では、この抽出物は、癌再発の徴候が観察される場合に使用するためのものである。
【0106】
本発明の他の特徴及び利点は、以下の詳細な説明から明らかになる。しかし、本発明の精神及び範囲内の種々の変化及び改変は、この詳細な説明から当業者に明らかになるので、この詳細な説明及び具体的な例は、本発明の実施形態を示しつつも、例示のみとして与えられることを理解すべきである。
【0107】
本発明は、図面を参照して以下の説明からさらに理解される。