特許第6385359号(P6385359)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ヴァイスビアガー リミテッドの特許一覧

特許6385359飲料分配施設に価格推奨を行なう方法、飲料の宣伝方法、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法および飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステム
<>
  • 特許6385359-飲料分配施設に価格推奨を行なう方法、飲料の宣伝方法、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法および飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステム 図000002
  • 特許6385359-飲料分配施設に価格推奨を行なう方法、飲料の宣伝方法、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法および飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステム 図000003
  • 特許6385359-飲料分配施設に価格推奨を行なう方法、飲料の宣伝方法、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法および飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステム 図000004
  • 特許6385359-飲料分配施設に価格推奨を行なう方法、飲料の宣伝方法、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法および飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステム 図000005
  • 特許6385359-飲料分配施設に価格推奨を行なう方法、飲料の宣伝方法、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法および飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステム 図000006
  • 特許6385359-飲料分配施設に価格推奨を行なう方法、飲料の宣伝方法、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法および飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステム 図000007
  • 特許6385359-飲料分配施設に価格推奨を行なう方法、飲料の宣伝方法、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法および飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステム 図000008
  • 特許6385359-飲料分配施設に価格推奨を行なう方法、飲料の宣伝方法、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法および飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステム 図000009
  • 特許6385359-飲料分配施設に価格推奨を行なう方法、飲料の宣伝方法、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法および飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステム 図000010
  • 特許6385359-飲料分配施設に価格推奨を行なう方法、飲料の宣伝方法、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法および飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステム 図000011
  • 特許6385359-飲料分配施設に価格推奨を行なう方法、飲料の宣伝方法、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法および飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステム 図000012
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6385359
(24)【登録日】2018年8月17日
(45)【発行日】2018年9月5日
(54)【発明の名称】飲料分配施設に価格推奨を行なう方法、飲料の宣伝方法、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法および飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20180827BHJP
   G06Q 10/00 20120101ALI20180827BHJP
【FI】
   G06Q30/02 318
   G06Q30/02 380
   G06Q10/00 300
【請求項の数】20
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2015-547274(P2015-547274)
(86)(22)【出願日】2013年12月12日
(65)【公表番号】特表2016-501415(P2016-501415A)
(43)【公表日】2016年1月18日
(86)【国際出願番号】IL2013051032
(87)【国際公開番号】WO2014091492
(87)【国際公開日】20140619
【審査請求日】2016年12月7日
(31)【優先権主張番号】223576
(32)【優先日】2012年12月12日
(33)【優先権主張国】IL
(73)【特許権者】
【識別番号】515159017
【氏名又は名称】ヴァイスビアガー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100105050
【弁理士】
【氏名又は名称】鷲田 公一
(72)【発明者】
【氏名】アジヴ オメル
(72)【発明者】
【氏名】フィンガラー オリ
(72)【発明者】
【氏名】カプラン ギル
【審査官】 大野 朋也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−192096(JP,A)
【文献】 特表2004−519021(JP,A)
【文献】 特開2006−254274(JP,A)
【文献】 特開2009−067448(JP,A)
【文献】 特開2003−118794(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ実施の、飲料分配施設に価格推奨を行なう方法であって、
前記方法は、前記方法のステップを実行するようにプログラムされた飲料分配分析部によって実行され、前記ステップは、
少なくとも1つの飲料分配施設における飲料の流れをモニタリング複数の飲料分配センサからの信号に基づき、前記少なくとも1つの飲料分配施設における飲料分配を示す飲料分配データを受信するステップと、
ある期間中に飲料容器からの飲料分配パターンを識別するために前記飲料分配データを自動的に分析するステップと、
少なくとも1つの飲料分配施設における飲料消費を示す飲料分配データと、他の少なくとも1つの飲料分配施設のそれぞれの飲料分配データとを比較するステップと、
前記比較に応じて前記少なくとも1つの飲料分配施設向けに前記飲料の価格の一時的な変化を含む価格推奨プロファイルを自動的に生成するステップと、
前記価格推奨プロファイルの表示を指示するステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記一時的な変化は、1つの時間帯および1日以上の日のうちの少なくとも1つの範囲内での飲料の一時的な値下げを含む、
請求項1に記載の、コンピュータ実施の方法。
【請求項3】
前記方法は、前記価格推奨プロファイルが現在の飲料消費パターンに対応するように、ほぼリアルタイムで行なわれる、
請求項1に記載の、コンピュータ実施の方法。
【請求項4】
前記飲料分配施設内の客の人数を示す信号を受信し、客の前記人数に応じて前記価格推奨プロファイルを生成するステップをさらに含む、
請求項1に記載の、コンピュータ実施の方法。
【請求項5】
外部ソースからデータを受信し、前記外部ソースから受信した前記データに応じて前記価格推奨プロファイルを生成するステップをさらに含み、
前記外部ソースからの前記データは、現在の天気、天気予測、曜日、祝日、特別な行事のうちの1つ以上を含む、
請求項1に記載の、コンピュータ実施の方法。
【請求項6】
飲料消費に関連する目標プロファイルを受信し、前記目標プロファイルを考慮した前記価格推奨プロファイルを生成するステップをさらに含む、
請求項1に記載の、コンピュータ実施の方法。
【請求項7】
前記価格推奨プロファイルの実施中に飲料消費を自動的にモニタリングするステップと、
先行する価格推奨プロファイルの実施中にモニタリングされた飲料消費の効果に応じて、未来の価格推奨プロファイルを生成するステップとをさらに含む、
請求項1に記載の、コンピュータ実施の方法。
【請求項8】
前記自動的に分析するステップは、前記少なくとも1つの飲料分配施設における少なくとも2種類の異なる飲料の飲料消費の統計的パターンを計算する前記飲料分配データを自動的に含み、
前記自動的に生成するステップは、第2の飲料が共食いされるように、前記統計的パターンに応じて前記飲料のうちの一方の価格推奨プロファイルを自動的に生成するステップを含む、
請求項1に記載の、コンピュータ実施の方法。
【請求項9】
前記自動的に分析するステップは、分配パターンを約0.5リットルまたは約0.3リットルの標準的なビールグラスにクラスタリングするステップをさらに含む、
請求項1に記載の、コンピュータ実施の方法。
【請求項10】
コンピュータ実施の、飲料の宣伝方法であって、
前記方法は、前記方法のステップを実行するようにプログラムされた飲料分配分析部によって実行され、前記ステップは、
少なくとも1つの飲料分配施設をモニタリング複数の飲料分配センサからの信号に基づき、前記少なくとも1つの飲料分配施設における飲料の分配を示す飲料分配データを受信するステップと、
ある期間中に飲料容器からの飲料分配パターンを識別するために前記飲料分配データを自動的に分析するステップと、
前記飲料分配データと、他の少なくとも1つの飲料分配施設における追加の飲料分配データとを相関させるステップと、
前記相関に応じて前記飲料の特定のブランドの飲料宣伝プロファイルを自動的に選択するステップと、
前記飲料宣伝プロファイルに応じた前記特定のブランドに関連するプロモーションコンテンツを表示用として選択するステップと、
を含む、方法。
【請求項11】
前記飲料宣伝プロファイルは、前記特定のブランドの製造者によって生成され、飲料消費者に直接出力される、
請求項10に記載の、コンピュータ実施の方法。
【請求項12】
前記飲料宣伝プロファイルは、地理的な飲料消費パターンに応じて生成される、
請求項10に記載の、コンピュータ実施の方法。
【請求項13】
コンピュータ実施の、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法であって、
前記方法は、前記方法のステップを実行するようにプログラムされた飲料分配分析部によって実行され、前記ステップは、
複数の飲料分配施設をモニタリングしかつ信号を生成する少なくとも1つの飲料分配センサから、前記複数の飲料分配施設において分配された飲料の品質関連イベントを示す信号を受信するステップと、
前記品質関連イベントに応じて前記複数の飲料分配施設における前記飲料の品質を判定するために前記信号を自動的に分析するステップと、
前記品質の指標を表示するステップと、
を含み、
前記品質関連イベントは、飲料容器の交換を含み、
前記品質の指標は、交換される前記飲料容器が開封されていた時間を含む、方法。
【請求項14】
前記飲料容器の前記交換は、前記飲料の色の変化によって検知される、
請求項13に記載の、コンピュータ実施の方法。
【請求項15】
前記品質関連イベントは、飲料容器の衛生処理メンテナンスの洗浄パターンを含み、
前記品質指標は、メンテナンス洗浄スケジュールと比較して検知された前記洗浄パターンを含む、
請求項13に記載の、コンピュータ実施の方法。
【請求項16】
前記品質指標は、前記品質関連イベントに応じて計算された品質スコアであり、したがって、前記品質スコアは、前記飲料の品質ランクを示す、
請求項13に記載の、コンピュータ実施の方法。
【請求項17】
飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステムであって、
1種類以上の飲料の分配を示す信号を生成するための少なくとも1つの飲料分配センサであって、複数の飲料分配施設のそれぞれが少なくとも1つを有するものである、飲料分配センサと、
信ネットワーク上で前記信号を伝送するための複数のネットワークインターフェイス
前記ネットワークインターフェイスから送信された前記信号を受信するために、前記通信ネットワークと電気的に通信するードウェア処理装置と、
前記ードウェア処理装置による命令実行のためのプログラムモジュールを格納した非一時的メモリ
を含み、
前記命令は、
受信した前記信号に基づき、少なくとも1つの飲料分配施設における飲料分配を示す飲料分配データを格納するステップと、
ある期間中に飲料容器からの飲料の分配パターンを識別するために前記飲料分配データを自動的に分析するステップと、
前記少なくとも1つの飲料分配施設における飲料消費予測を計算するために、前記飲料分配データと、他の少なくとも1つの飲料分配施設における追加の飲料分配データとを相関させるステップと、
前記飲料消費予測に応じて前記少なくとも1つの飲料分配施設のための価格推奨プロファイルを自動的に生成するステップと、
前記価格推奨プロファイルの表示を指示するステップと、
を含むシステム。
【請求項18】
前記飲料分配センサは、飲料容器とタップとを接続する飲料分配チューブを通る流体の流れを計測するための流体センサである、
請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記飲料分配施設のうちの少なくとも1つの飲料分配施設内の客の推定人数を示す信号を生成するための少なくとも1つの人数計数センサと、客の前記人数に応じて消費パターンを分析するためのモジュールと、をさらに含む、
請求項17に記載のシステム。
【請求項20】
ビールタップ上に適合するサイズおよび形状の付属部品を有し、前記ードウェア処理装置によって生成され、前記複数の飲料分配施設における前記1種類以上の飲料の消費について示す統計的データを表示するために前記ードウェア処理装置と電気的に通信する画面をさらに含む、
請求項17に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、いくつかの実施形態において、データ分析システムおよび/またはその方法に関し、特に、また非排他的に、飲料分配施設に価格推奨を行なう方法、飲料の宣伝方法、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法および飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
2012年の世界的なビール市場の価値は、約5000億ドル相当であった。全世界の消費の約60%は、持ち帰り用(すなわち、購入場所と消費場所とが異なる)でなされている(例えば、スーパーマーケット、キオスク、または他の店舗で購入されている)。全世界の消費の約40%は、オントレードで、すなわち、購入した場所(例えば、バー、レストラン、クラブ、または他の場所)でなされている。40%のオントレード購入のうちの約85%が、ビールタップから注ぐ生ビールとして消費されている。これらの統計は、ビールの市場シェアの約1700億ドルがビールタップを介して消費されていることを示している。
【0003】
ビール醸造所からバーへのサプライチェーンは、現今ではかなり単純であり、ほとんどの場合、ビール醸造所からバーへの直売に依っている(2段階市場)。ビール醸造所の多くは、ビール用のインフラ(例えば、ビール冷却機、ビールパイプ、ビールタワー、およびビールタップ)を無料でバーに設置し、1週間/2週間ごとにビール樽をバーに供給する。
【0004】
ヨーロッパのバーの多くは、1つのビール醸造所のみが所有する2〜4個のビールタップを有している。したがって、1つのビール醸造所のビールブランドのビールインフラがバーに設置され、このビール醸造所によって代わりにインセンティブおよび割引が提供されるかぎり、当該インフラを介して1つのビール醸造所のビールブランドのみが注がれるというある種の独占状態が存在する。「アイリッシュパブ」には、複数のビール醸造所のより多種のビールブランドを有しているところもある。中規模/大規模なビール醸造所のほとんどは、バーに提供する品揃えを充実させるために、アンバーラガー、ダークラガー、ブロンドラガー、スタウト等のあらゆる種類のビールを有している。
【0005】
かかるビジネスモデルでは、ビール醸造所は、バーのオーナーの依頼により1週間/2週間ごとにビール樽を供給しており、それにより、消費予測の計算を手作業および人間の憶測によるものとしている。ビール醸造所は、満杯のビール樽をバーの表口に供給する際、将来の樽のオーダーの際に、再び満たして再利用するために空の樽を回収する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明のいくつかの実施形態の一態様は、飲料分配データを分析して価格推奨、品質評価、および/または宣伝を行なう、システムおよび/または方法に関する。
【0007】
本発明のいくつかの実施形態の一態様によれば、コンピュータ実施の(computer-implemented)、飲料分配施設に価格推奨を行なう方法が提供され、前記方法は、前記方法のステップを実行するようにプログラムされた飲料分配分析部によって実行され、前記ステップは、少なくとも1つの飲料分配施設をモニタリングしかつ信号を生成する少なくとも1つの飲料分配センサから、前記少なくとも1つの飲料分配施設における飲料分配を示す信号を受信するステップと、前記少なくとも1つの飲料分配施設における飲料消費の統計的パターンを計算するために前記信号を自動的に分析するステップと、前記統計的パターンに応じて前記少なくとも1つの飲料分配施設向けに価格推奨プロファイルを自動的に生成するステップと、前記価格推奨プロファイルを表示用として選択するステップと、を含む。
【0008】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記価格推奨プロファイルは、1つの時間帯および1日以上の日のうちの少なくとも1つの範囲内での飲料の一時的な値下げを含む。
【0009】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記自動的に分析するステップは、1つの飲料分配施設からの前記信号と他の少なくとも1つの飲料分配施設からの前記信号とを自動的に比較して前記価格推奨プロファイルを生成するステップをさらに含む。
【0010】
本発明のいくつかの実施形態によれば、本方法は、過去の飲料消費パターンに応じて未来の飲料消費パターンを自動的に予測するステップをさらに含む。
【0011】
本発明のいくつかの実施形態によれば、本方法は、前記価格推奨プロファイルが現在の飲料消費パターンに対応するように、ほぼリアルタイムで行なわれる。
【0012】
本発明のいくつかの実施形態によれば、本方法は、前記飲料分配施設内の客の人数を示す信号を受信し、客の前記人数に応じて前記価格推奨プロファイルを生成するステップをさらに含む。
【0013】
本発明のいくつかの実施形態によれば、本方法は、外部ソースからデータを受信し、前記外部ソースから受信した前記データに応じて前記価格推奨プロファイルを生成するステップをさらに含む。任意で、前記外部ソースからの前記データは、現在の天気、天気予測、曜日、祝日、特別な行事のうちの1つ以上を含む。
【0014】
本発明のいくつかの実施形態によれば、本方法は、飲料消費に関連する目標プロファイルを受信し、前記目標プロファイルを考慮した前記価格推奨プロファイルを生成するステップをさらに含む。
【0015】
本発明のいくつかの実施形態によれば、本方法は、前記価格推奨プロファイルの実施中に飲料消費を自動的にモニタリングするステップをさらに含む。任意で、本方法は、先行する価格推奨プロファイルの実施中にモニタリングされた飲料消費の効果に応じて、未来の価格推奨プロファイルを生成するステップをさらに含む。
【0016】
本発明のいくつかの実施形態によれば、本方法は、製造者から飲料分配施設に提供された最も費用対効果の高い価格推奨プロファイルを判定するステップをさらに含む。
【0017】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記自動的に分析するステップは、前記少なくとも1つの飲料分配施設における少なくとも2種類の異なる飲料の飲料消費の統計的パターンを計算する前記信号を自動的に含み、前記自動的に生成するステップは、第2の飲料が共食いされるように、前記統計的パターンに応じて前記飲料のうちの一方の価格推奨プロファイルを自動的に生成するステップを含む。
【0018】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記飲料はビールである。
【0019】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記飲料分配施設は、バー、パブ、ホテル、レストランからなる群から選択される。
【0020】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記価格推奨プロファイルは、少なくとも1つの飲料分配施設向けの1リットル当たりの価格と前記施設の利用客向けの1リットル当たりの価格とを含む。
【0021】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記自動的に分析するステップは、分配パターンを約0.5リットルまたは約0.3リットルの標準的なビールグラスにクラスタリングするステップをさらに含む。
【0022】
本発明のいくつかの実施形態の一態様によれば、コンピュータ実施の、飲料の宣伝方法が提供され、前記方法は、前記方法のステップを実行するようにプログラムされた飲料分配分析部によって実行され、前記ステップは、複数の飲料分配施設をモニタリングしかつ信号を生成する少なくとも1つの飲料分配センサから、前記複数の飲料分配施設における飲料の分配を示す信号を受信するステップと、前記複数の飲料分配施設における前記飲料の消費の統計的パターンを計算するために前記信号を自動的に分析するステップと、前記統計的パターンに応じて前記飲料の飲料宣伝プロファイルを自動的に生成するステップと、前記飲料宣伝プロファイルに応じた前記飲料に関連するプロモーションコンテンツを表示用として選択するステップと、を含む。
【0023】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記プロモーションコンテンツは、ビール醸造所によってプロモートされる。
【0024】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記飲料宣伝プロファイルは、前記飲料の前記製造者によって生成され、飲料消費者に直接出力される。
【0025】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記飲料宣伝プロファイルは、地理的な飲料消費パターンに応じて生成される。
【0026】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記方法は、前記選択されたプロモーションコンテンツを、前記飲料消費者によって操作されるモバイル機器に出力するステップをさらに含む。
【0027】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記方法は、前記プロモーションコンテンツの前記選択後の飲料消費における変化をモニタリングするステップをさらに含む。
【0028】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記方法は、前記飲料宣伝プロファイルの実施を伴う場合および前記飲料宣伝プロファイルの実施を伴わない場合の飲料消費パターンの予測を生成し、リアルタイムの飲料消費データを分析し、前記飲料分配施設がいつ前記飲料宣伝プロファイルを実施していたかまたは実施していなかったかを判定するステップをさらに含む。
【0029】
本発明のいくつかの実施形態の一態様によれば、コンピュータ実施の、飲料分配施設の飲料の品質のモニタリング方法が提供され、前記方法は、前記方法のステップを実行するようにプログラムされた飲料分配分析部によって実行され、前記ステップは、複数の飲料分配施設をモニタリングしかつ信号を生成する少なくとも1つの飲料分配センサから、前記複数の飲料分配施設において分配された飲料の品質関連イベントを示す信号を受信するステップと、前記品質関連イベントに応じて前記複数の飲料分配施設における前記飲料の品質を判定するために前記信号を自動的に分析するステップと、前記品質の指標を表示するステップと、を含む。
【0030】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記品質関連イベントは、飲料容器の交換を含み、前記品質指標は、前記交換される飲料容器が開封されていた時間を含む。任意で、前記飲料容器の前記交換は、前記飲料の色の変化によって検知される。
【0031】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記品質関連イベントは、飲料容器の衛生処理メンテナンスの洗浄パターンを含み、前記品質指標は、メンテナンス洗浄スケジュールと比較して検知された前記洗浄パターンを含む。
【0032】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記品質指標は、前記検知されたイベントに応じて計算された品質スコアであり、したがって、前記品質スコアは、前記飲料の品質ランクを示す。
【0033】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記方法は、前記飲料分配施設において前記飲料の品質を制御するために、前記飲料の前記製造者によって実行される。
【0034】
本発明のいくつかの実施形態の一態様によれば、飲料分配施設において分配された飲料を分析するためのシステムが提供され、前記システムは、1種類以上の飲料の分配を示す信号を生成するための少なくとも1つの飲料分配センサであって、複数の飲料分配施設のそれぞれが、少なくとも1つを有するものである、飲料分配センサと、前記飲料分配施設のそれぞれの内に設置された前記飲料分配センサと電気的に通信し、前記生成した信号をネットワーク上での伝送に適した形式に変換するようにプログラムされた、複数の第1ハードウェア処理装置と、通信ネットワーク上で前記信号を伝送するための複数のネットワークインターフェイスであって、前記複数のネットワークインターフェイスは、それぞれ、前記第1ハードウェア処理装置のそれぞれと電気的に通信する、ネットワークインターフェイスと、前記第1ハードウェア処理装置から送信された前記信号を受信するために、前記通信ネットワークと電気的に通信する第2ハードウェア処理装置と、前記第2ハードウェア処理装置による命令実行のためのプログラムモジュールを格納した非一時的メモリであって、前記生成された信号を分析して前記複数の飲料分配施設における前記1種類以上の飲料の消費について示す統計的データを生成するためのモジュールを含む、非一時的メモリと、を含む。
【0035】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記飲料分配センサは、飲料容器とタップとを接続する飲料分配チューブを通る流体の流れを計測するための流体センサである。
【0036】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記システムは、前記飲料分配施設のうちの少なくとも1つの飲料分配施設内の客の推定人数を示す信号を生成するための少なくとも1つの人数計数センサと、客の前記人数に応じて消費パターンを分析するためのモジュールと、をさらに含む。
【0037】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記システムは、前記第2ハードウェア処理装置に電気接続するためにネットワークへの接続性を有し、前記統計的データを表示するための画面を有し、前記第2ハードウェア処理装置を制御するためのコマンドを入力するための入力要素を有する、モバイル機器をさらに含む。
【0038】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記システムは、ビールタップ上に適合するサイズおよび形状の付属部品を有し、前記第2ハードウェア処理装置によって生成された前記統計的データを表示するために前記第2ハードウェア処理装置と電気的に通信する、画面をさらに含む。
【0039】
本発明のいくつかの実施形態の一態様によれば、コンピュータ実施の、飲料分配施設にスコアを付ける方法が提供され、前記方法は、前記方法のステップを実行するようにプログラムされた飲料分配分析部によって実行され、前記ステップは、複数の飲料分配施設をモニタリングしかつ信号を生成する少なくとも1つの飲料分配センサから、前記複数の飲料分配施設における飲料分配を示す信号を受信するステップと、前記少なくとも1つの飲料分配施設における飲料消費の統計的パターンを計算するために前記信号を自動的に分析するステップと、前記統計的パターンに応じて前記複数の飲料分配施設のそれぞれのスコアを自動的に生成するステップと、前記生成したスコアを表示用として選択するステップと、を含む。
【0040】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記スコアは、前記複数の飲料分配施設における販売ポイント(point of sales)ごとに生成される。
【0041】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記方法は、前記生成したスコアに応じて前記飲料分配施設を自動的にランク付けするステップと、前記飲料分配施設の前記ランク付けを表示用として選択するステップと、をさらに含む。
【0042】
本明細書において使用されているすべての技術用語および科学用語の意味は、特に定義されない限り、本発明が属する技術分野における当業者によって一般に理解されている意味と同じである。本明細書に記載の方法および材料と同様であるかまたは均等の方法および材料を、本発明の実施形態を実施するかまたは試行する際に使用することができるが、例示的な方法および/または材料を以下に記載する。矛盾が生じる場合、定義を含めて本特許明細書に従うものとする。さらには、これらの材料、方法、および例は、説明のみを目的としており、必ずしも本発明を制限するものではない。
【0043】
本発明の実施形態の方法および/またはシステムを実施する場合、選択されたタスクを、手動で、または自動的に、または手動と自動とを組み合わせて、実行または完了することができる。さらに、本発明の方法および/またはシステムの実施形態の実際の計装および装備に応じて、いくつかの選択されたタスクを、オペレーティングシステムを使用して、ハードウェアによって、ソフトウェアによって、またはファームウェアによって、あるいはこれらの組合せによって、実施することができる。
【0044】
例えば、本発明の実施形態の選択されたタスクを実行するためのハードウェアは、チップまたは回路として実施することができ得る。ソフトウェアとしては、本発明の実施形態の選択されたタスクは、任意の適切なオペレーティングシステムを使用するコンピュータによって実行される複数のソフトウェア命令として実施することができ得る。本発明の例示的な実施形態では、本明細書に記載の方法および/またはシステムの例示的な実施形態の1つ以上のタスクは、複数の命令を実行するためのコンピューティングプラットフォーム等のデータ処理装置によって実行される。データ処理装置は、任意で、命令および/もしくはデータを格納するための揮発性メモリ、ならびに/または、命令および/もしくはデータを格納するための不揮発性記憶装置(例えば、磁気ハードディスク、リムーバブルメディア)を含んでいる。任意で、ネットワークにも接続されている。任意で、ディスプレイおよび/またはキーボードもしくはマウス等のユーザ入力機器も提供される。
【0045】
本明細書には、本発明のいくつかの実施形態が、単なる一例として、添付の図面を参照しながら記載されている。以下では、図面を詳細に参照するが、図示されている細部は一例であり、本発明の実施形態を実例を挙げて説明することを目的としていることを強調しておく。この点において、当業者には、図面を参照した記載によって、本発明の実施形態をどのように実施し得るかが明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0046】
図1】本発明のいくつかの実施形態に係る、飲料分配データ分析および関連出力の生成のためのシステムのブロック図である。
図2】本発明のいくつかの実施形態に係る、コンピュータ実施の、飲料分配データ分析および関連出力の生成のための方法のフローチャートである。
図3】本発明のいくつかの実施形態に係る、コンピュータ実施の、飲料分配データに基づく価格推奨の生成のための方法のフローチャートである。
図4】本発明のいくつかの実施形態に係る、コンピュータ実施の、品質評価を生成するための方法のフローチャートである。
図5】本発明のいくつかの実施形態に係る、コンピュータ実施の、飲料分配データに基づく宣伝および/またはプロモーションのための方法のフローチャートである。
図6】本発明のいくつかの実施形態に係る、飲料分配データ分析システムの他の実施形態である。
図7】本発明のいくつかの実施形態に係る、宣伝プロファイルおよび/または価格推奨プロファイルを選択し、追跡し、かつ/またはモニタリングするための例示的なグラフィカルユーザインターフェイスの例示的なスクリーンショットである。
図8】本発明のいくつかの実施形態に係る、宣伝プロファイルを追跡するための例示的なグラフィカルユーザインターフェイスのスクリーンショットである。
図9】本発明のいくつかの実施形態に係る、プロモーションを伴う消費パターンとプロモーションを伴わない消費パターンとを比較する例示的な模式図である。
図10】本発明のいくつかの実施形態に係る、値下げおよび/またはプロモーションの効果に応じた一飲料ブランドと競合ブランドとに対する影響を比較する例示的な模式図である。
図11】本発明のいくつかの実施形態に係る、処理したデータを表示する画面を備えるビールタップの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0047】
本発明は、いくつかの実施形態において、飲料分配データ分析システムおよび/またはその方法に関し、特に、また非排他的に、分配データを分析して価格推奨、品質評価、および/または宣伝を提供するシステムおよび/または方法に関する。
【0048】
本発明のいくつかの実施形態の一態様は、飲料分配施設において分配された飲料に関する価格推奨プロファイルを自動的に生成するシステムおよび/またはその、コンピュータ実施の方法に関する。価格推奨には、例えば、飲料価格の一時的変化が記載され得る。任意で、価格推奨は、1種類以上の飲料の値下げを含む。値下げは、1リットル当たりの価格および/またはグラス1杯当たりの価格として、施設向け(例えば、製造者からの卸売)かつ/または(例えば、施設による)客向けに提供され得る。代替的にまたは追加的に、価格推奨プロファイルは、1種類以上の飲料の値上げを含む。代替的にまたは追加的に、価格推奨プロファイルは、1種類以上の飲料の価格維持を含む。
【0049】
任意で、価格推奨プロファイルは、飲料価格の一時的な変化を含む。任意で、価格推奨プロファイルは、未来のある時間帯の飲料の価格を含む。代替的にまたは追加的に、価格推奨プロファイルは、飲料の現在の価格を含み、即座にまたは同日中に開始される。代替的にまたは追加的に、価格推奨プロファイルは、1つ以上の特別な行事と相関する、1つ以上の特定の日付、1つ以上の曜日、1つ以上の祝日、または他の特定の日時での飲料価格を含む。代替的にまたは追加的に、価格推奨プロファイルは、地理的エリア、施設の種類、および/または特定の施設を含む。値下げプロファイルの一例として、「大通りおよび/または主地区に面するすべてのバーで、今週の日曜日の20:00〜21:30にラガーを30%値下げする」等がある。
【0050】
任意で、価格推奨プロファイルは、1つ以上の飲料分配施設における過去の飲料分配パターンの分析に応じて生成される。代替的にまたは追加的に、価格推奨プロファイルは、実質的に現在の分配パターンに応じて生成される。代替的にまたは追加的に、価格推奨プロファイルは、予測した飲料分配パターンに応じて生成される。
【0051】
任意で、価格推奨プロファイルは、過去、現在、および/または未来の施設利用者の推定人数に応じて生成される。例えば、価格推奨プロファイルは、客1人当たりの予測収益に応じて生成される。例えば、時間内に見込まれる客がほとんどいない場合、価格を下げて客1人当たりの収益を増加させ得る。
【0052】
任意で、価格推奨プロファイルは、施設周辺の現在の天気、天気予測、市が企画している将来の特別な行事、スーパーボウル、スタンレーカップの試合、コンサート、シティフェスティバル等の将来の特別な行事等の第三者のデータ、または他のデータに基づき生成される。例えば、雨天の場合は価格を下げてもよく、かつ/またはスーパーボウルの期間中は価格を上げてもよい。
【0053】
任意で、価格推奨プロファイルの実施中に飲料分配をモニタリングする。任意で、価格推奨プロファイルの成功または失敗を示すスコア(例えば、1〜10段階のスコア)を計算する。例えば、価格推奨によって収益が増加した場合に高スコアを割り当て、価格推奨後に依然として飲料の在庫量が多い場合に低スコアを割り当てる。任意で、(例えば、高スコアの)成功した価格推奨プロファイルを同じ施設において繰り返しかつ/または別の施設において実施する。
【0054】
任意で、異なる施設、飲料、製造者、地理的エリア、および/または他のパターンにつき、さまざまな価格推奨プロファイルが生成される。
【0055】
任意で、一施設と他の施設(例えば、近隣の他の施設、同種の他の施設、地理的位置が異なる施設)との飲料分配パターンまたは他のパターンを比較することによって、価格推奨プロファイルを生成する。この比較は、いずれのプロファイル(またはプロファイルの一部)に倣うべきでありかつ/またはいずれのプロファイル(またはプロファイルの一部)を回避すべきかを判定するのに役立ち得る。
【0056】
本発明のいくつかの実施形態の一態様は、飲料分配施設における飲料の品質を自動的にモニタリングするシステムおよび/またはその、コンピュータ実施の方法に関する。任意で、飲料分配施設における飲料の品質管理を行なうため、モニタリングは、飲料製造者によって行なわれる。
【0057】
任意で、飲料の品質を示す1つ以上のイベントを検知する。任意で、品質プロファイル等の検知されたイベントに基づき品質指標を生成する。品質プロファイルは、例えば、検知されたイベントが品質を高めるかまたは品質を低下させることを示し得る。代替的にまたは追加的に、品質スコア(例えば、1〜10)は、品質プロファイルおよび/または検知されたイベントに基づき計算される。品質スコアは、ビールの品質ランクを示し得る(例えば、イベントおよび/または品質プロファイルを統合する単一の値である)。
【0058】
任意で、飲料容器(例えば、ビール樽)の変更および/または開封を検知する。任意で、飲料容器を開封してからの日数を判定する。任意で、品質プロファイルは、容器が開封されてからの日数とともに飲料の品質の劣化について示す。任意で、品質スコアは、かかる日数と相関し、例えば、日数が増すにつれスコアは下がる。
【0059】
任意で、洗浄液による飲料パイプの水洗等の飲料容器の洗浄を検知する。任意で、適切な洗浄(例えば、適切な洗浄液の使用および/または洗浄時間の長さ)を検知する。任意で、品質プロファイルは、メンテナンス洗浄スケジュールに従っていることおよび/または洗浄指示に従っていることを示す。任意で、品質スコアは、メンテナンススケジュールを順守しないことの品質への影響を示し、例えば、順守が十分になされていないことと低スコアとは相関する。
【0060】
任意で、飲料容器の温度(例えば、経時的な温度パターン)を検知する。任意で、品質プロファイルは、飲料の温度パターン(例えば、飲料が常に約4℃未満に維持されているか)を示す。
【0061】
本発明のいくつかの実施形態の一態様は、特定の種類の飲料に関する宣伝を自動的に生成するシステムおよび/またはその、コンピュータ実施の方法に関する。任意で、宣伝は、飲料の製造者によって生成され、飲料の消費者に直接提供される。任意で、宣伝は、ビール醸造所と消費者との関係を改善することに役立つ。任意で、時間帯およびまたは日付等に基づき飲料宣伝プロファイルを生成する。飲料宣伝プロファイルは、例えば、いずれの宣伝が生成されたかおよび/またはいつ宣伝が生成されたかを示し得る。
【0062】
任意で、現在のおよび/または過去の飲料消費パターンに基づき、リアルタイムで宣伝を生成する。任意で、地理的な飲料消費パターンに基づき、宣伝を生成する。任意で、複数の飲料分配施設から収集した消費パターンに基づき、宣伝を生成する。
【0063】
任意で、消費者に宣伝を提供した後、消費パターンの変化をモニタリングする。任意で、成功した宣伝プロファイルを再利用しかつ/または不成功のプロファイルを回避する。
【0064】
本発明のいくつかの実施形態の一態様は、1つ以上の飲料分配施設における飲料分配パターンをモニタリングしかつ/または分析するためのシステムに関する。任意で、さまざまな施設からデータを収集し、一括処理して、例えば、時刻、曜日、特別な行事、祝日、飲料の種類、飲料のブランド、飲料の品質、プロモーション、宣伝、値下げ、コンテスト、地理的な差、天気のパターン、または他のパターンに基づいて、全体的な飲料消費パターンを提供する。
【0065】
任意で、本システムは、大型容器からの飲料(例えば、樽からのビール)の分配を示す信号を生成するための飲料分配センサを含む。任意で、このセンサは、ローカル処理装置と電気的に通信し、有線ネットワークおよび/または無線ネットワーク上での伝送に適した形式に信号を変換する。任意で、この処理装置は、ネットワークにアクセスするためのネットワークインターフェイスと電気的に通信する。任意で、施設には、飲料の分配に関連する信号を生成する追加的なセンサ(例えば、人数計数センサ、天気センサ、および/または飲料温度センサ)が含まれる。
【0066】
任意で、各施設は、個々の施設からの組み合わされたデータを分析する別の(例えば、遠隔の)処理装置に送り込まれる信号データを生成する。任意で、この遠隔処理装置は、施設および/または外部ソース(例えば、ウェブサーバ)から関連した信号を受信および/または取得する。
【0067】
任意で、ユーザ(例えば、製造者、ビール醸造所、消費者、施設)は、安全な無線遠隔アクセスの可能なスマートフォン等を用いてリモート・サーバにアクセスして分析された飲料分配データ、価格データ、プロモーションデータ、および/または品質レポートを取得する。
【0068】
本発明の少なくとも一実施形態を詳細に説明する前に、本発明が、以下の説明に記載され、かつ/または、図面および/または実施例に示された、構造の細部および構成部分の配置ならびに/または方法に、その適用において、必ずしも限定されるものではないことを理解されたい。本発明は、他の実施形態とすることができ、さまざまな方法で実施または実行可能である。
【0069】
図面を参照すると、図1は、本発明のいくつかの実施形態に係る、飲料分配パターンを自動的に分析するためのシステム100を示す。また、図2を参照されたい。図2は、本発明のいくつかの実施形態に係る、コンピュータ実施の、飲料分配パターンの自動的分析方法を示す。図2の方法は、図1のシステム100によって実行し得る。システム100および/または本方法は、消費および/または分配データをリアルタイムで収集し、パターンに関するデータを分析し、かつ/または、製造についての(例えば、ビール醸造所150等の製造者、流通業者152、バーのオーナー等の施設管理者154、および/または飲料の消費者156の)意思決定のための見識として当該データを表示し得る。
【0070】
任意で、ステップ202では、1つ以上のセンサ102から生成された信号を受信する。センサ102は、飲料分配および/または飲料消費に応じて信号を生成するように作製されている。例えば、センサ102は、大型飲料容器(例えば、樽、バレル)とタップとを接続する飲料パイプと並行して設置された流量センサ(例えば、Weissbeerger(商標)社から入手可能な流量センサ)である。他の適したセンサを使用してもよい。
【0071】
任意で、センサ102は、飲料分配施設104内の容器ごとにかつ/またはタップごとに設置される。施設104は、例えば、バー、レストラン、スポーツスタジアムの給仕ステーション、スポーツバー、屋外行事中に使用されるような持運び可能な給仕ステーション、または他の飲料給仕場所である。任意で、センサ102は、飲料の種類ごとにおよび/または施設ごとに、飲料分配の信号を捕捉するために設置される。システム100当たりのセンサ102の総数は、例えば、約100〜1000個または約1001〜5000個、または他の、より多いかもしくはより少ない、施設数および/または施設の規模等によって変化する範囲の個数である。
【0072】
任意で、センサ102は、飲料の消費データを収集するために、代表的な統計的サンプリング手法で、地理的なエリア内で選択した施設等の飲料分配施設に設置される。代替的にまたは追加的に、センサは、完全な写真を捕捉するために設置されており、対象の各施設は、センサを設置している。
【0073】
飲料分配施設の例には、バー、パブ、ホテル、レストラン、スポーツバー、または飲料を分配する他の施設が含まれる。分配される飲料は、ビール、ワイン、蒸留酒、および/もしくはスピリッツ等のアルコール飲料、または、コーヒー、ソフトドリンク、および/またはシロップ等のノンアルコール飲料であり得る。飲料(例えば、生ビール)は、タップを通して大型容器から分配され得る。容器は、飲料の複数回の給仕分を収容できるだけ十分な大きさであり、例えば、樽またはバレルであり得る。
【0074】
任意で、信号は、処理装置106に送信されてさらに処理される。各施設は、各施設それぞれの処理装置106を有しかつ/または複数の施設が1つの処理装置106を共有し得る。代替的にまたは追加的に、図6を参照して記載されるように、2種類の処理装置、すなわち、中央処理装置と通信する施設レベルの複数の処理装置がある。処理装置106は、有線接続および/または無線接続によってセンサ102と通信し得る。処理装置106は、有線接続および/または無線接続(例えば、WiFi(商標)、有線LAN、3G、および/または他の適した接続)によって中央処理装置に接続し得る。処理および/またはすべての分析は、例えば、中央処理装置によって(処理装置106ではなく)、遠くから行なわれ得るか、または、処理装置106が遠くに配置され得る。
【0075】
任意で、処理装置106は、原信号、フィルタ信号、処理信号、分析結果、初期設定データ、施設パラメータ、および/または他のデータを格納するための格納データベース116を有するメモリ108と電気的に通信している。
【0076】
任意で、ステップ204では、センサが生成した信号は、例えば、信号処理モジュール110によって特定されかつ/または分類される。モジュール110は、信号を、飲料分配、品質関連動作(例えば、ビールパイプ洗浄、空の樽のガス流、または他の動作)、ノイズ、および/または他の動作に関係する信号として特定する。
【0077】
飲料分配に関係する信号は、本明細書に記載したように、価格推奨プロファイルおよび/または宣伝プロファイルを生成するために分析され得る。品質関連動作に関係する信号は、本明細書に記載したように、品質指標を生成するために分析され得る。
【0078】
任意で、モジュール110は、オリジナル信号に対して信号処理機能(例えば、信号のフィルタリング、回線ノイズの除去、A/D変換、および/または他の信号処理機能)を実行する。任意で、モジュール110は、処理装置106によって処理するために適したフォーマットに信号を変換する。
【0079】
任意で、処理装置106は、企業資源計画(EPR)システムと電気的に通信しており、その結果、飲料消費の分析とEPRシステムとでデータを共有させ得る。
【0080】
任意で、ステップ206では、例えば、飲料分配センサ以外の他のセンサ120からデータを収集する。任意で、他のセンサ120は、施設内の利用客の人数を推定しかつ/または計数するための人数計数センサである。人数はリアルタイムで計数し得る。人数計数センサの例には、施設の写真内の人数を計数するコンピュータビジョンシステム、ドアの位置のガードマンが作動させる手動の、処理装置106と電気的に通信する数取器、入口を横断する赤外線ビーム、熱画像化カメラ、および/または他の技術が含まれる。
【0081】
任意で、ステップ208では、第三者および/または外部ソース122から(例えば、インターネットから)、データを収集する。代替的にまたは追加的に、飲料製造者、流通業者、施設、および/または消費者に関連するソース(例えば、信用のあるデータベース)からデータを収集する。収集した外部データの例には、天気、市の行事、祝日、季節、ソーシャルメディアの分析、関連ウェブサイト(例えば、Google(商標)Analytics)の交通データの分析、および/または、近隣施設での行事(例えば、コンサート、野球の試合)が含まれる。取集した事業関係のデータの例には、飲料のコスト、施設管理費、従業員の勤務スケジュール、雇用規則、ならびに/または施設および/もしくは製造者に関係する他のデータが含まれる。事業関係のデータはまた、本明細書においては、外部ソースデータという場合がある。
【0082】
任意で、ステップ210では、データを施設段階で統合しかつ/または整理する。代替的にまたは追加として、データを、複数の施設用の中央位置(central location)で統合しかつ/または整理する。
【0083】
例えば、最初に、各施設のローカルセンサからのデータを収集する。このデータは、中央位置に送信して処理するために特定、フィルタリング、タグ付け、および/または修飾がなされる。複数の施設から到着するデータは、中央位置において組み合わされかつ処理される。外部ソースからのデータは、施設レベルでおよび/または中央位置で収集され得る。
【0084】
任意で、ステップ212では、例えばユーザから、目標プロファイルを受信する。代替的に、特定の目標プロファイルを受信することなく、システムは分析に進み、ベストエフォート方式で(in a best-effort manner)データを最適化する。
【0085】
目標プロファイルは、価格推奨プロファイル、宣伝プロファイル、品質スコア、および/または他の要素に関連付けされ得る。
【0086】
目標プロファイルには、例えば、収益の増加、分配される飲料量の増加、販売の増加、メディア広告の有効性の分析、所定のレベルまで在庫量を減少させること、品質スコアの向上、他の事項、および/またはそれらの組合せが含まれる。ステップ214では、センサが生成した飲料分配データ(ブロック202)を分析する。任意で、このデータは、統計的パターンの点で分析される。任意で、データは、飲料消費の統計的パターンの点で分析される。例えば、分析は、適した統計的方法を用いて行なわれる。
【0087】
任意で、他のセンサからのデータ(ブロック206)が飲料分配データとともに分析される。代替的にまたは追加的に、外部ソースからのデータ(ブロック208)が飲料分配データとともに分析される。
【0088】
任意で、データは、モニタリング目的で分析される。例えば、傾向を生成しかつユーザに表示する。代替的にまたは追加的に、データを分析し、価格推奨プロファイルを生成する。代替的にまたは追加的に、データを分析し、飲料宣伝プロファイルを生成する。代替的にまたは追加的に、データを分析し、品質プロファイルを生成する。代替的にまたは追加的に、データを分析し、予測を生成する。
【0089】
任意で、収集したデータに重みを割り当てる。重みは、例えば、ユーザによって割り当てられても、ソフトウェアによって自動的に割り当てられてもよく、かつ/またはシステムの製作者によって予め設定されてもよい。任意で、重みは、特定されている飲料分配データとの相関の程度に応じて自動的に割り当てられる。例えば、天気の重みが相対的に大きい重みであり得るのに対し、ウェブサイト上のレビューの重みは相対的に小さい重みであり得る。任意で、重みは、他のセンサおよび/または第三者から収集されたデータに割り当てられるが、飲料センサのデータには割り当てられない。
【0090】
任意で、処理装置106は、センサから収集された飲料分配データを分析するための分析モジュール112によって、命令を実行する。
【0091】
分析モジュール112によるデータの分析パターンの例には、
例えば、設置してから空になるまでの期間内の飲料容器の分配パターンに関するデータ(このデータは、消費速度を判定することに役立ち、この速度が遅すぎる場合、価格を下げてもよい)と、
曜日単位、時間単位、および/または分単位等で、ビール醸造所および/または特定のバーが販売した各ビールブランドの分配データ(人気のないビールの種類、在庫量の多いビールブランド、段階的に廃止されつつあるビールブランド、および/または他の理由のあるビールブランド等に関して、値下げおよび/または他のプロモーションを行なってもよい)とが含まれる。
【0092】
1つのブランドの分配データおよび/またはビール醸造所の提供物の分配データは、例えば、ブランドごとのデータ、天気、宣伝、市況、または、第三者のソースおよび/もしくは他のセンサから受信したデータ等の他のデータと相関し得る。この相関は、効果の予測に役立ってもよく、例えば、雨天が予期される場合は価格を下げ、相関するブランドの販売を増加させるために1つのブランドのビールを値下げする。市内の異なるバー間の相関(例えば、消費者は、一晩でいくつかのバーをはしごし得る)等の、以前まで認識されていなかった統計的相関が明らかにされ、販売見込みを増加させるために用いられ得る。相関するすべてのバーが一緒に値下げして売り上げを増加させ得る。ビール醸造所は、データに基づきバー内のインフラ設備を再編しかつ/または最適化し得る。別の例では、ビールブランドによって、都会のバーと郊外のバーとで消費のされ方が異なり得る。相関データに基づき、さまざまな種類のバーでさまざまビールブランドの組合せを提供し得る。別の例では、コンサート開催中の夜にビール販売数を増加させ得る。
【0093】
例えば、収集した1種類以上のデータパラメータに基づく、回帰モデルを使用したデータを使用して予測を形成し得る。例えば、各タップ、各ビールの種類、特定の領域内の各バー、および/または他の事項について、1時間ごとの消費予測を形成し得る。代替的に、客の移動に基づいて推定される消費によって、施設内の客の移動から予測を形成する。
【0094】
モニタリングするデータの例には、ビールブランドの市場シェア、ビールブランドの販売実績、および/またはビールブランドの量(例えば、リットル)が含まれてもよく、これらのうちのいずれかを、特定の時間枠につきおよび/または特定の地理的領域につき表示してもよい。
【0095】
人数カウントセンサからのデータと分配センサからのデータとを組み合わせる。例えば、人数と注がれた飲料の量を比較する。分析によって、一人当たりの平均消費量等が提供され、この平均消費量は、ブランド同士および/またはバー間の比較および/または会計検査をする基準として使用され得る。一人当たりの基準を用いると、絶対的な分配量よりも理解がしやすくなり得る。
【0096】
モニタリング、分析および/または推奨は、即時、直近の約1分間、約5分間、約15分間、約1時間、約2時間、約4時間、約8時間、1日、または他の時間間隔等で、リアルタイムで行われ得る。
【0097】
過去のデータは、例えば、1週間、曜日、日付、時間、祝日、特別な行事、または意味のある期間および/もしくはその期間中のある時間帯ごとに分析され得る。データは、施設の種類(例えば、レストラン、バー、スポーツバー、クラブ、ホテル、または他の施設)ごとに分析され得る。データは、地理的エリア(例えば、世界規模でのさまざまな国々、国、郡(county)、市、地区、通り、施設、または他の施設)ごとに分析され得る。例えば、スーパーボウルが開催される日曜日の午後8〜9時の間、ある1箇所の通りのすべてのバーのデータの区分が結合され得る。
【0098】
バーテンダーによる無料の飲料の提供、プロとはいえないビールの注ぎ方(例えば、泡の注ぎ過ぎ)、ビールパイプ洗浄、および/または窃盗等が原因の生ビールの浪費を推定する。浪費パターンをモニタリングしてもよい。代替的に、約17〜20%等の固定の数字を浪費分として使用する。任意で、分配データを、推定した浪費量に合わせて補正し、消費データを算出する。代替的に、分配データは、補正されずに消費データに等しいと仮定される。
【0099】
任意で、目標プロファイルを実現するために分析を行なう(ブロック212)。任意で、価格推奨プロファイルは、目標プロファイルを実現する目的で生成される。代替的にまたは追加的に、宣伝プロファイルは、目標プロファイルを実現する目的で生成される。代替的にまたは追加的に、品質評価についての目標プロファイルの実現に役立てられる命令が生成される。
【0100】
任意で、データを分析して飲料の試飲を検知する。飲料の試飲は、飲料を無償で分配しているという理由で、利益を減少させ得る。少量の無料の飲料が積もり積もって重大な量になり得る。任意で、モジュール112は、各タップのデータを分析し、タップの状態(例えば、タップが稼働していること、タップが開いていること、タップが閉じていること)を特定する。例えば、タップからのすべての注ぎの記録を特定する。モニタリングしたデータに基づき、約0.5リットル、約0.3リットル、または他のサイズ等の、例えば、標準的なビールのサイズに応じた適当な給仕サイズに、(例えば、連続的な)注ぎを適合させかつ/またはクラスタリングする。さまざまなサイズの給仕グラスが特定され得る。データは、サイズの違いに応じて分類されかつ/または分析され得る(例えば、0.3リットルのビールに対する0.5リットルのビール販売の収益、および/または異なるサイズのビールグラスごとの異なるプロモーション)。この分析は、注ぐペースにおける加速度および/もしくは減速度等の物理法則、および/または、統計学的分析に基づき得る。連続的な注ぎの記録を集め、任意でさらなるデータとともに分析し、各記録が試飲の特徴を有するか否か判定する。
【0101】
任意で、例えば、競合モジュール126によって、競合商品の共食いを検知するためにデータを分析する。代替的にまたは追加的に、同じ製造者の異なるブランドのビールとの共食いを検知する。任意で、この分析は、例えば、高い利益率の競合商品の市場シェアを減少させるために行なわれる。任意で、モジュール126は、2種類以上の異なる種類の飲料を提供する混合型の施設において実行される。任意で、この分析は、一方の製造者に属するブランドを、別の製造者に属する別のブランドのために、故意に共食いさせるために行なわれる。代替的に、この分析は、同じ製造者によって提供されている、一方のブランドと別のブランドを故意に共食いさせるために行なわれる。任意で、共食いは、バーおよび/または製造者の利益を増加させる。
【0102】
任意で、共食い分析は、例えば本明細書に記載するように、飲料消費パターンの計算を使用して行なわれる。任意で、異なる組合せの制約および/または目標プロファイルを定め、その結果、推奨価格値下げプロファイル、宣伝プロファイル、および/または他の要素が利益を増加させつつ他のブランドを共食いする。図10は、本発明のいくつかの実施形態に係る、値下げおよび/またはプロモーション(例えば、値下げプロファイル)の効果に応じた、1つの飲料ブランドと競合するブランドとの比較を示す例示的な模式図である。任意で、ブランドXおよび/またはブランドYに対するさまざまなプロモーションの効果が、例えば、本明細書に記載したように、判定される。任意で、ブランドXを販売するバーおよび/または製造者の利益を増加させつつブランドYの販売を減少させ得る値下げプロファイルおよび/またはプロモーション(例えば、円でしるしを付けて示す値下げプロファイルおよび/またはプロモーション)が選択される。
【0103】
任意で、データは、少なくともいくつかの飲料分配施設または各飲料分配施設のスコアを生成するために分析される。任意で、スコアは、飲料分配施設における販売ポイント(例えば、各施設の各販売ポイント)ごとに生成される。「販売ポイント」とは、例えば、各従業員、各レジ、各タップ、または他のポイントである。代替的にまたは追加的に、スコアは、例えば、すべての販売ポイントからのデータをひとまとめに組み合せる全体としての施設ごとに生成される。
【0104】
スコアは、例えば、収益、販売実績、現在のプロモーション、現在の割引率、または本明細書に記載の他のパラメータを示し得る。
【0105】
任意で、飲料分配施設を、生成したスコアに基づき、ランク付けする。代替的にまたは追加的に、各施設の販売ポイントをランク付けする。代替的にまた追加的に、全施設内の販売ポイントをランク付けする。
【0106】
スコアおよび/またはランク付けを、本明細書に記載するように、表示用として選択しかつ/または出力する。スコアおよび/またはランク付けは、例えば、バー同士の比較、従業員同士の比較、ビールタップ同士の比較、または他の比較のために使用され得る。この比較は、本明細書に記載のバー同士のコンテスト等のコンテストの勝者を判定するために使用され得る。
【0107】
ステップ216では、分析されたデータを表示用として選択する。代替的にまたは追加的に、分析されたデータを出力する。例えば、データを別のコンピュータに送信してさらに処理し、データをメモリに格納し、データを印刷しかつ/またはデータを画面(例えば、ウェブに接続されているコンピュータ124の画面および/もしくはモバイル機器の画面)に表示する。コンピュータ124はまた、タッチスクリーン、キーボード、マウス、音声認識、および/または他の要素等の、ユーザが処理装置106に入力できるような入力要素を含み得る。
【0108】
任意で、グラフィックエンジン114は、例えば、グラフ、表、チャート、文章、画像、または他のフォーマットを使用して、分析されたデータを図表で表示するためのプログラム命令を含む。
【0109】
任意で、分析されたデータは、バーに入店して飲み物を注文し得る潜在的顧客156が見る用途のユーザインターフェイス(UI)に表示される。例としては、ウェブページ、スマートフォンのアプリケーション、フェイスブックのページ、テキストメッセージ、Eメール、電話、または、顧客156に通知する他の方法が挙げられる。任意で、UIは、本システムに登録しているバーが提供する現在のプロモーションを表示する。任意で、顧客156は、すべてのプロモーションを閲覧し得り、興味のあるものを選択し得る。例えば、顧客156は、UIに入り得り、顧客の地理的な所在領域(例えば、ベルリン)内でリアルタイムで特定のバーが提供する最善の値下げを調べ得る。代替的にまたは追加的に、選択されたプロモーションは、例えば、現在のパラメータ、地理的位置、以前のプロモーションの選択履歴、人口統計学、または他の要素に基づき、個々のユーザに送信される。
【0110】
任意で、プロモーションは、製造者(例えば、ビール醸造所)が、任意で施設(例えば、バー)の仲介なしに行なう。
【0111】
任意で、図5を参照してさらに詳細に論じるように、プロモーションモジュール118は、宣伝プロファイルを生成するためのプログラム命令を格納している。
【0112】
任意で、利用客のアプリケーションは、利用客の好みのブランドのプロモーションに応じたプロモーションコンテンツ(例えば、上述のように宣伝プロファイルに応じて生成されたプロモーションコンテンツ)を、利用客に通知する(例えば、かかるアプリケーションは、好みのブランドに関する所定の設定に応じてモバイル機器にメッセージを送信する)。
【0113】
任意で、利用客のアプリケーションは、適したプロファイルを有する適したバーと適したプロファイルを有する利用客とをマッチングさせる。例えば、分析に基づく最善のプロモーションを行なっているバーが、利用客の好みの飲料ブランドに基づいて、利用客とマッチングされる。バーのマッチングは、リアルタイムで行われ得る。バーのマッチングは、利用客とバーとの位置の近さに応じて行なわれ得る。
【0114】
任意で、レポートを生成する。任意で、レポートは、蓄積したデータ上の最良バー(例えば、最も販売実績の良いバー)との位置に基づくマッチングを含む。任意で、レポートは、例えば上述のとおり、特定された傾向を含む。
【0115】
任意で、ステップ218では、処理を繰り返し、実施された措置に対する反応をモニタリングする。例えば、生成された価格推奨に基づく値下げの効果をモニタリングする、宣伝プロファイルに基づく宣伝(例えば、ビール醸造所から消費者への直接的関係)の効果をモニタリングする、品質評価(例えば、改善された洗浄スケジュール、より早い樽の回転率)に対する措置をモニタリングする、および/または分析されたデータに対して行なわれた任意の他の措置をモニタリングする。
【0116】
任意で、ビールの動向を調べ、オントレードのビール消費に関する広告媒体における宣伝のリアルタイムでの効果を判定する。
【0117】
任意で、システム100は、動的価格設定、例えば、現在および/または過去の飲料分配パターンに基づくリアルタイムでの価格調整(割引、プレミアム付与等)を行なう。
【0118】
任意で、システム100は、動的価格調整および/または宣伝等によって、収益管理を行なう。任意で、システム100は、経営の最適化を行なう(例えば、損失を減少させかつ/または要求通りに在庫を交換する)。
【0119】
任意で、システム100は、自動的に漏れを検知する。例えば、分配された飲料量と受け入れた在庫の量とを比較する。例えば、164リットル分のビールバレルが空になっているが、130リットルのみが分配された分として記録されている場合に、34リットル分の漏れが検知され得る。
【0120】
任意で、システム100は、配達スケジュール調整を行なう。例えば、分配された飲料量をモニタリングし、現存の在庫と比較する。分配された量が閾値を下回っている場合、システムは、製造者に自動的に在庫品を追加注文する要求を発し、かつ/または、システムは施設のオーナーに、残存の在庫量が少なく、追加注文を要求するというメッセージを送信し得る。任意で、システムは、例えば、飲料消費パターンに応じて、未来の一定時期に亘る残存の在庫量の予測を行ない得る。
【0121】
図3を参照する。図3は、本発明のいくつかの実施形態に係る、コンピュータ実施の、飲料分配データおよび/または飲料消費データに応じて飲料価格の推奨を生成する方法のフローチャートである。この方法は、図1のシステム100によって実施され得る。
【0122】
任意で、ステップ302では、例えば、図2のブロック202および/またはブロック206を参照して記載したように、飲料分配センサおよび/または他のセンサからの信号を受信する。代替的にまたは追加的に、例えば、図2のブロック208を参照して記載したように、外部ソースからデータを収集する。
【0123】
任意で、ステップ304では、例えば、図2のブロック212を参照して記載したように、目標プロファイルを受信する。
【0124】
ステップ306では、例えば、図2のブロック214を参照して記載したように、受信したデータを分析する。
【0125】
ステップ308では、価格推奨プロファイルを生成する。任意で、価格推奨プロファイルは、消費者への販売に当たる施設による実施のために、飲料製造者によって生成される。代替的にまたは追加的に、価格推奨プロファイルは、バーにまとめ売りをする製造者による実施のために、製造者によって生成される。代替的にまたは追加的に、価格推奨プロファイルは、消費者への販売に当たる施設による実施のために、各施設管理者によって生成される。
【0126】
任意で、価格推奨プロファイルは、目標プロファイルに応じて生成される。価格推奨プロファイルを実施することによって、目標プロファイルを達成し得る。代替的に、価格推奨プロファイルは、ベストエフォート方式で(例えば、数学的手段を使用して1日当たりのバーのすべてのブランドの利益を最大にするような方法を算出して)生成される。
【0127】
任意で、価格推奨プロファイルは、各タップについての消費予測、1リットル当たりの飲料費用、1リットル当たりの飲料収益、混合プロモーションタイプ(例えば、2杯目につき50%割引、25%割引)、過去の消費に対するプロモーションの効果、および/または他の要素等に応じて生成される。
【0128】
任意で、価格推奨プロファイルは、共食いを防止することに役立ちうる制約に応じて生成される。
【0129】
任意で、ステップ310では、例えば、図2のブロック216を参照して記載したように、価格推奨プロファイルを選択しかつ/または提供する。
【0130】
任意で、1つの価格推奨プロファイルが、例えば、ユーザによって手動でかつ/またはソフトウェアによって自動的に選択される。代替的に、2つ以上の価格推奨プロファイルが選択される。例えば、第1の価格推奨が割引用のものであり、第2の価格推奨が内部のプロモーションの内容のものである。任意で、システムは、例えば、プロモーション同士が重複して予定よりも大きな割引となること、互いに矛盾すること、および/または他の商品を共食いすることがないように、確実なプロモーションの選択を行なう。
【0131】
任意で、ステップ312では、例えば、図2のブロック218を参照して記載したように、価格推奨プロファイル実施の効果をモニタリングする。
【0132】
任意で、データが常時かつ/または定期的に更新されるように、本方法を繰り返す。
【0133】
任意で、ステップ314では、最も有効な価格推奨プロファイルを判定する。代替的にまたは追加的に、例えば、収益を増加させることができること、残存の在庫を売り切ることができること、または他の目的に関して、価格推奨プロファイルの有効性の度合いを判定する。
【0134】
任意で、本システムは、処理を反復することによって、最も有効な価格推奨プロファイルを学習する。任意で、価格推奨プロファイルにおける差分が形成されかつモニタリングされ、また、この価格推奨プロファイルが再度同じ方向(例えば、価格低下方向)に変化するか、維持されるか、または、反対方向(例えば、価格上昇方向)に変化する。
【0135】
任意で、本システムは、例えば、他のバーで、他のビール醸造所による、他種のビールに関して実施された他の価格推奨プロファイル、または他のプロファイルから学習することによって、相互学習を行なう。
【0136】
任意で、ビール醸造所(または他の製造者)がバー(または他の施設)に与えた最も費用対効果の高いインセンティブを判定する。任意で、所定の時間枠、地理的領域、施設の種類、または他の分類ごとに最も有効なプロファイルを判定する。
【0137】
任意で、本方法の価格推奨は、本方法を用いない全体的値下げと比較して、同様のまたはより高い、収益および/または販売実績を達成する。例えば、1か月間ではなく1日のうちの特定の時間に値下げする。
【0138】
同様に、最も有効な品質尺度を判定し得りかつ/または最も有効な宣伝プロファイルを判定し得る。
【0139】
本方法を用いた一例として、ベルリンでは、「1杯購入につき1杯無料」のインセンティブによって、18〜19時の間の販売実績が21%増加したのに対して、50%割引では同じ時間枠で17.5%販売実績が増加したのみであった。20時以降では、50%割引によって販売実績は35%増加したが、それに比べて「1杯購入につき1杯無料」のインセンティブの場合は5%増加したのみであった。かかるレポートによって、バーおよび/またはビール醸造所がより効率的かつ/または高い費用対効果で消費者にインセンティブを提供する方法が変化し得る。
【0140】
図4を参照する。図4は、本発明のいくつかの実施形態に係る、コンピュータ実施の、飲料の品質を示す品質評価を生成する方法のフローチャートである。本方法は、図1のシステム100によって実施され得る。
【0141】
任意で、本方法は、飲料製造者(例えば、ビール醸造所)が遠隔操作で、継続的に、かつ/またはリアルタイムで、複数の施設における当該飲料製造者の飲料(例えば、ビール)の品質を制御するために使用される。
【0142】
ステップ402では、1つ以上のセンサから信号を受信する。任意で、飲料流量センサから信号を受信する。代替的にまたは追加的に、信号は、飲料の温度を示す信号を生成する温度センサ、飲料の色を示す信号を生成する色センサ、または他のセンサ等の、飲料の品質を示すパラメータを測定する1つ以上の他のセンサから受信される。代替的にまたは追加的に、データは外部ソースから受信され、例えば、メンテナンススケジュールが飲料製造者のサーバからダウンロードされかつ/またはメンテナンスのガイドラインが政府機関のサーバからダウンロードされる。
【0143】
任意で、ステップ403では、例えば、図2のブロック212を参照して記載したように、目標プロファイルを選択する。
【0144】
ステップ404では、信号を分析し、飲料の品質に関連したイベントを検知する。
【0145】
任意で、信号を分析し、樽交換イベントを検知する。各樽が開いていた日数を検知し得る。樽交換は、樽から接続具が取り外されることに起因するビールパイプ中のガスと空気との混合物中の変化を検知することにより検知され得る。空気は、例えば、ビールパイプ中の流量の変化に起因してセンサによって検知され得る。流量の変化は、統計的プロセス制御(SPC)法等によって検知され得る。本システムは、各タップの記録をくまなく調べ、一回に注ぐ量の平均および/または標準偏差を定義し、いずれの記録がプロセス制御限界を超過しているかを特定する。代替的にまたは追加的に、樽交換は、例えば、色センサを使用して、色検出によって検知される。交換されたビールは、元のビールとは異なる色であり得る。
【0146】
代替的にまたは追加的に、信号を分析し、洗浄パターン等の衛生処理イベント(sanitation events)を判定する。例えば、ビールパイプからビールを抜く、約5〜20分間衛生処理流体でビールパイプを満たす、ビールパイプを水で洗浄する、およびパイプをビールで再び満たす、というイベントパターンを検知するように分析された信号によって、ビールパイプの衛生処理は検知され得る。
【0147】
衛生処理イベントと要求された洗浄および/または衛生処理スケジュールと比較し、適切な衛生処理メンテナンスが行なわれているかを判断する。例えば、ビールパイプは、ビールの味を高品質に保ちかつ/または食料および飲料の基準を満たすために、2または3週間ごとに衛生処理を施す必要がある。
【0148】
ステップ406では、検知されたイベント同士を組み合せかつ/または相関させて、品質プロファイルおよび/または品質スコア等の品質指標にする。例えば、樽が開かれてからの日数と衛生処理イベントを伴う樽内のビールの温度とを相関させかつ/または組み合せることによって、ビールの品質レベルのスコアが得られ得る。スコアは、リアルタイムで算出してもよく、かつ/または、スコアの傾向を追跡してもよい。
【0149】
ステップ408では、例えば、図2のブロック216を参照して記載したように、品質指標を提供する。
【0150】
任意で、提供された品質プロファイルに関連するユーザに、推奨案が出力される。例えば、メンテナンススケジュールを順守していないために品質プロファイルが低い場合、ユーザは、不備のあるエリアを示すメッセージを受信し得る。
【0151】
任意で、例えば、図2のブロック218を参照して記載したように、品質をモニタリングする。
【0152】
任意で、品質指標の変化をモニタリングし、例えば、品質の向上、品質の劣化、および/または品質の維持を検知する。
【0153】
任意で、品質を向上させるために提供された推奨案をモニタリングし、この推奨案が遂行されたかを検知する。
【0154】
図5を参照する。図5は、本発明のいくつかの実施形態に係る、コンピュータ実施の、飲料分配データおよび/または飲料消費データに応じて飲料宣伝プロファイルを生成する方法のフローチャートである。本方法は、図1のシステム100によって実施され得る。
【0155】
ステップ502では、例えば、図2のブロック202、206、および/または208を参照して記載したように、センサからの信号および/または外部ソースからのデータを受信する。
【0156】
任意で、ステップ503では、例えば、図2のブロック212を参照して記載したように、生成された飲料宣伝プロファイルによって達成すべき目標プロファイルを選択する。
【0157】
ステップ504では、複数の施設において分配された飲料(例えば、ビール)に関して、製造者(例えば、ビール醸造所)が分析を行なう。これらの複数の施設は、例えば、さまざまな所有権のもとで、さまざまな法人が所有およびまたは運営していてもよい。
【0158】
例えば、図2のブロック214を参照して、分析の追加的な詳細を記載する。
【0159】
ステップ506では、ビール醸造所が宣伝プロファイルを生成し、飲料消費者に直接送信する。任意で、宣伝プロファイルは、バーの仲介なしに送信される。代替的に、宣伝プロファイルは、ビール醸造所が生成し、バーに送信し、実施される。
【0160】
任意で、宣伝プロファイルは、図1のプロモーションモジュール118によって生成される。任意で、モジュール118によって、ビール醸造所は、消費および/または販売に影響を与えるためにキャンペーンを構成することができ、かつ/または、直接バーおよび/または消費者に公開することができる。
【0161】
任意で、ビール醸造所は、宣伝プロファイルを生成し、集中的かつ/または効率的なプロモーションを行なう。
【0162】
任意で、宣伝プロファイルは、コンテストの詳細を含む。コンテストキャンペーンによって、ビール醸造所は、特定の時間枠内でかつ/または特定のブランドに関してタップ間および/またはバー間でのコンテストを宣言することができ得る。
【0163】
コンテストキャンペーンに関する宣伝プロファイルのパラメータの例には、日付(例えば、開始〜終了)、時間(例えば、開始〜終了)、ブランド(すなわち、キャンペーンが焦点を当てている特定の飲料ブランドおよび/または特定の飲料の種類)、評価基準(すなわち、注がれたリットル数、座席ごとのリットル数、1人当たりのリットル数、パーセンテージの上昇、または他の評価基準等の、バーが評価される点)、賞(すなわち、勝ったバーに授与される賞)が含まれる。
【0164】
代替的にまたは追加的に、宣伝プロファイルは、割引の詳細を含む。割引キャンペーンによって、ビール醸造所は割引を行ない、所定の時間枠の間で特定のブランドの飲料が注がれた量に応じてバーに払い戻しを行なう。割引キャンペーンのための宣伝プロファイルパラメータの例には、日付(例えば、開始〜終了)、時間(例えば、開始〜終了)、ブランド、割引(すなわち、バーに払い戻すパーセンテージ割引)が含まれる。
【0165】
任意で、単一の宣伝プロファイルを定期的に生成する。代替的に、いくつかの宣伝プロファイルを定期的に生成する。代替的にまたは追加的に、宣伝プロファイル(1つまたは複数)を継続的に生成する。この生成は、将来の祝日、天気の変化、在庫レベル、消費の変化、または他の要素等の検知された状況の変化によって促され得る。代替的に、生成は、例えば、事業計画の変更に応じて運営によって、人為的に促され得る。同様に、価格推奨プロファイル(例えば、図3を参照して記載された)および/または品質スコア(例えば、図4を参照して記載された)の生成を促し得る。
【0166】
ステップ508では、宣伝プロファイルの結果を選択しかつ/または出力する。
【0167】
ビール醸造所は、いずれの宣伝プロファイルを実施するかを決定し得る。選択された宣伝プロファイルは、電話、テキストメッセージ、または他の方法等を使用して、バーおよび/または消費者に(例えば、モバイル機器に)、直接送信される。代替的にまたは追加的に、選択されたプロファイルは、例えば、図6の筐体614を参照して記載するように、興味を持つユーザがアクセス可能なユーザインターフェイスに表示される。
【0168】
図7に注目されたい。図7は、本発明のいくつかの実施形態に係る、宣伝プロファイルを選択し、追跡し、かつ/またはモニタリングするための例示的なグラフィカルユーザインターフェイスのスクリーンショットである。また、このグラフィカルユーザインターフェイスによって、選択された価格推奨プロファイルを選択し、追跡し、かつ/またはモニタリングすることができ得る。任意で、宣伝プロファイルモードの選択は、本明細書に記載したように、分析された飲料分配パターンに応じて割引価格の推奨を生成する。任意で、宣伝プロファイルモードの選択は、価格推奨モードに優先する。
【0169】
任意で、ステップ510では、宣伝プロファイル結果をモニタリングする。
【0170】
任意で、製造者は、製造者が生成した宣伝プロファイル(例えば、プロモーション)が施設によって実施されかつ/またはエンドユーザに表示されたかを検知する。任意で、リアルタイムの飲料消費データを分析し、プロモーションによる効果の有無を判定する。
【0171】
任意で、例えば、返信確認メッセージを生成するメッセージ上のボタン押下によって、プロモーションが実施されたという承認を、施設管理者が手動で行なう。代替的にまたは追加的に、この実施は、予期されたプロモーション実施と相関する消費パターンに応じて自動的に検知される。消費パターンの変化を分析し、施設ごとにプロモーションが実施されたか否かを推定し得る。
【0172】
図9は、本発明のいくつかの実施形態に係る、プロモーションを行なわない消費パターン(左側)とプロモーションを行なった消費パターン(右側)とを比較する例示的模式図である。これらのパターンは、例えば、消費予測を確率的データとして定義する予測解析手段を使用して、1日ごとおよび/または1時間ごとのバー当たりの各タップおよび/または各ブランドについて生成され得る。任意で、予測解析手段は、実施されたプロモーションの効果を伴う予測(右側)および/または実施されたプロモーションを伴わない予測(左側)を算出する。任意で、プロモーション開始のスケジュールが決定される間および/または決定された後、予測解析手段は、観察された消費パターン(すなわち、現実の実際の消費)が閾値1(プロモーション不実施)の範囲内であるかまたは閾値2(プロモーション実施)の範囲内であるのかを判定する。閾値1および2は、バーごとのタップごとに判定される確率的信頼性レベルであり得る。
【0173】
バー同士の競合は、コンテストキャンペーンによって増長され得る。販売は、競合によって増加し得る。
【0174】
注がれた割引ブランドの飲料の全分量(例えば、リットル)について、バーのオーナーが有し得るマージンが高いほど、バーでの消費は、割引キャンペーンに影響され得る。マージンの増加は、他の非割引ブランドよりも割引ブランドを売り込む動機づけとなり得る。
【0175】
任意で、ステップ512では、例えば、宣伝プロファイルの結果(例えば、飲料消費および/または収益に対する効果)を分析する。任意で、分析結果に基づき、未来の宣伝プロファイル(例えば、同様のプロファイルおよび/または調整したプロファイル)を生成する。
【0176】
図8に注目されたい。図8は、本発明のいくつかの実施形態に係る、宣伝プロファイルを追跡するための例示的なグラフィカルユーザインターフェイスのスクリーンショットである。グラフィカルユーザインターフェイスは、宣伝プロファイルの成果を判定することに役立てるために使用してもよい。未来の宣伝プロファイルは、先行するプロファイルの成果に応じて選択され得る。代替的にまたは追加的に、現在の宣伝プロファイルをモニタリングするために、グラフィカルユーザインターフェイスを使用してもよい。工程中では、プロファイルは、モニタリングしている成果に応じて継続、調整、または停止され得る。
【0177】
図6を参照されたい。図6は、本発明のいくつかの実施形態に係る、飲料分配データを自動的に分析するためのシステム600の他の実施形態である。
【0178】
飲料分配を示す信号を生成するための複数の流量計センサ602が、複数の飲料給仕施設内に配置されている。例えば、センサ602は、センサを通過した流体の流れによって生成された電子パルスを計数する。各施設のセンサ602からの信号は、センサ602と電気的に通信するコンピュータ604に送信される。各施設は、各施設にセンサ602からの信号を収集する1台のコンピュータ604を有し得る。
【0179】
任意で、コンピュータ604は、センサ602が記録したデータを格納するための、格納されたローカルデータベース606を有するメモリと電気的に通信している。代替的にまたは追加的に、データベース606は、ビールパイプの数、ビールパイプ名、校正パラメータ、価格、バーの住所、バー内の座席数、詳細連絡先、および/または他のパラメータ等の1種類以上のインストールパラメータを格納する。代替的にまたは追加的に、データベース606は、データをバックアップする。
【0180】
任意で、メモリは、センサ602によって生成された信号をフィルタリング、例えば、信号からノイズを除去しかつ/または信号がビール分配もしくは他の動作(例えば、ビールパイプ洗浄、空の樽のガス流、または他の動作)に関係する信号として特定するための信号処理モジュールを格納する。
【0181】
任意で、センサ602は、プラグアンドプレイ方式に作製されている。施設におけるセンサ602は、例えばUSBコネクタを使用して、コンピュータ604を収容する筐体618に接続する。代替的に、センサ602は、コンピュータ604と無線接続する。
【0182】
任意で、筐体618は、電力用ソケットへの接続のためのコンセントを有する。代替的にまたは追加的に、バッテリが筐体618内に配置される。バッテリは、無停電電源(UPS)の一部であり得る。
【0183】
任意で、センサ602および筐体618は、一式(例えば、1つの筐体に3〜5個のセンサ)として販売される。任意で、追加のセンサを個別に購入し得る。
【0184】
任意で、センサ602および/または筐体618は、製造者によって、タップ数、価格、ブランドの種類、3G接続性パラメータ、または他のパラメータ等の顧客であるバーのパラメータで予め校正されかつ/または設定されている。
【0185】
任意で、センサ602を流体パイプに接続することによって、任意で、センサ602を筐体618に接続することによって、また任意で、筐体を電源に接続することによって、インストールを行なう。任意で、センサ602を筐体618に接続する、1種類の接続によって、インストールを行なう。インストールは、例えば、60秒未満以内に行なわれ得る。
【0186】
任意で、複数の施設における複数のコンピュータ604からのデータは、有線インターネット接続および/または無線インターネット接続を使用して、クラウドサーバ608に送信されて分析される。データは、世界中の施設から送信され得る。任意で、データは、例えば、無線3G接続および/もしくはWIFI(商標)接続、ならびに/または有線接続を使用して、筐体618から自動的に送信される。
【0187】
複数の施設からのデータは、分析のため(例えば、クロスプラットフォーム分析を行なうため)に、組み合され得り、かつ/または、各施設がノードであり、互いに影響し合う複雑なノードシステムの一部である。クラウドサーバ608は、地理的に多様な施設からのデータの中央処理、融通性、スケーラビリティ、および/または即応性を実現し得る。
【0188】
例えば、最適化された価格プロファイルを提示するため、市場動向を特定するため、バーごとのビールの浪費割合を推定するため、時間枠ごとの領域ごとの最適な割引率を提示するために、輸送および/もしくは各配送ルートにおける樽の数等のビール醸造所のサプライチェーン管理問題の最適化に役立てるために、ならびに/または例えば本明細書に記載の他の分析のために、データはサーバ608によって分析され得る。適宜、レポートを生成し得る。
【0189】
ビールの浪費分は、例えば、測定した消費量を差し引いたビールの販売量に基づくデータを使用して自動的に計算され得る。代替的にまたは追加的に、ビールの浪費分は、例えば、ビールの販売量の数字および対応する測定した消費量の数字が得られた後、バーのオーナーによって、手作業で計算される。
【0190】
サーバ608によって分析されたデータおよび/または任意の推奨(例えば、価格プロファイル、宣伝プロファイル)は、ウェブダッシュボード612上に表示される。任意で、安全な接続610を使用して、ダッシュボード612を使用してサーバ608にアクセスする。任意で、ユーザは、スマートフォン、タブレット端末、および/またはパソコンを使用して、ダッシュボード612にログイン616する。
【0191】
任意で、コンピュータ604は、サーバ608との同期プロセスを行なう。任意で、データベース606上のデータは、一定期間が更新されるときに、サーバ608と同期される。代替的にまたは追加的に、コンピュータ604は、飲料分配データをサーバ608に送信する。データは、継続的にまたは、例えば、略毎秒、約5秒毎、約30秒毎、略毎分、約15分毎、略毎時、約4時間毎、略毎日、または他の時間価値で断続的に、送信され得る。
【0192】
任意で、サーバ608は、施設の販売ポイント(POS)614と統合されている。任意で、施設管理者には、さまざまな項目の価格設定および/またはインセンティブを変更する権能が与えられる。任意で、変更は、クリックによって行なわれる。任意で、変更は、遠隔アクセスを使用して(例えば、インターネット接続を備えるモバイル機器を使用して)行なわれる。
【0193】
図11を参照されたい。図11は、本発明のいくつかの実施形態に係る、処理されたデータを表示する画面1102(例えば、LCD)を備えるビールタップ1100の模式図である。任意で、画面1102は、図1の処理装置106、図6のクラウドサーバ608、または他のローカル処理装置および/または遠隔処理装置と電気的に通信している。代替的にまたは追加的に、処理装置は、画面内に組み込まれる。
【0194】
任意で、画面1102は、ビールタップ上(例えば、パイプ上、把手上、またはタップの他の位置上)に適合するサイズおよび/または形状の付属部品を有する。
【0195】
任意で、画面1102を、例えば、約5センチメートル(cm)×約10cm、約7cm×約7cm、または他のサイズの小型かつ/または邪魔にならない、サイズおよび/または形状とする。
【0196】
画面1102は、本明細書に記載した1つ以上の任意の処理されたデータを任意の組合せで表示し得る。任意で、画面1102は、タップ1100を通して分配されたビールに関連するデータを表示する。例えば、画面1102は、給仕されるビールに関して現在実施されている価格推奨プロファイル、浪費分のパーセンテージ(例えば、現在のバーテンダーの勤務中、現在のビールに関して)、当該ビールに関する計算された現在の品質スコア、または他のデータを表示し得る。
【0197】
ビールが注がれているときに、バーテンダーの直前にデータを表示することは、例えば、いくらの割引を提供しているか、または当該ビールに関係する任意のプロモーションをバーテンダーに思い出させることに役立ち得る。バーテンダーは、ビールを分配しているときに、例えば、現在の浪費率に注意し(また、浪費を減少させるべきことを意識し)、現在のビールの品質に注意しながら(また、品質が低下している場合に措置を取りながら)、当該ビールに関する経過をモニタリングし得、かつ措置を取り得る。
【0198】
本出願から発生する特許権の存続期間中、多くの関連するセンサおよび処理装置が開発されることが予期されるが、「センサ」および「処理装置」の両用語の範囲は、かかる新規の技術すべてを演繹的に含むものとする。
【0199】
本明細書において使用されている語「約」は、±10%を意味する。
【0200】
語「含む(comprises、comprising、includes、including)」、「有する(having)」、およびこれらの活用形は、「含むがそれに限定されない」を意味する。
【0201】
語「からなる(consisting of)」は、「含み、それに限定される」を意味する。
【0202】
「実質的に〜からなる(consisting essentially of)」は、組成、方法、または構造が、追加の成分、ステップ、および/または部分を含んでもよいが、それは追加の成分、ステップ、および/または部分が特許請求に記載の組成、方法、または構造の基礎および新規の特徴を実質的に変えることがない場合に限られることを意味する。
【0203】
本明細書において使用されている単数形「a」、「an」、「the」は、文脈から明らかに単数形に限定されない限りは、対象要素の複数形も含む。例えば、後「化合物(a compound)」または「少なくとも1つの化合物」は、かかる化合物の混合物を含め、複数の化合物を含み得る。
【0204】
本出願の全体を通じて、本発明のさまざまな実施形態は、範囲形式で提示され得る。範囲形式での記載が、便宜上および簡潔さのみを目的としており、本発明の範囲に対する不変の限定として解釈されるべきではない、ということを理解されたい。したがって、範囲の記述には、具体的に開示されている可能な部分範囲すべてと、その範囲内の個々の数値とが含まれるものとみなされたい。例えば、1〜6などの範囲の記述には、具体的に開示された部分範囲(例えば、1〜3、1〜4、1〜5、2〜4、2〜6、3〜6等)と、この範囲内の個々の数(例えば1、2、3、4、5、6)とが含まれるものとみなされたい。このことは、範囲の広さにかかわらずあてはまる。
【0205】
本明細書中に数値範囲が示されているときには、示された範囲内の任意の該当する数値(分数または整数)が含まれるものとする。第1の指示数と第2の指示数「との間の範囲」、および、第1の指示数「から」第2の指示数「までの範囲」という表現は、本明細書においては互換的に使用され、第1の指示数および第2の指示数と、それらの間のすべての分数および整数を含むものとする。
【0206】
明確さを目的として、個別の実施形態の文脈の中で説明されている本発明の複数の特徴は、1つの実施形態の中に組み合わせて提供されてもよいことを理解されたい。逆に、簡潔さを目的として、1つの実施形態の文脈の中で説明されている本発明のさまざまな特徴は、個別に提供され、または適切な部分組合せにおいて提供され、または本発明の任意の他の記載した実施形態において適切に提供されてもよい。さまざまな実施形態の文脈の中で説明されている特徴は、実施形態がそれらの要素なしでは作動しない場合を除いて、それらの実施形態の本質的な特徴とはみなさないものとする。
【0207】
ここまで、本発明について、その特定の実施形態に関連して説明してきたが、当業者には多くの代替形態、修正形態、および変形形態が明らかであろう。したがって、添付の請求項の精神および広い範囲内に含まれるそのような代替形態、修正形態、および変形形態は、すべて本発明に包含されるものとする。
【0208】
本明細書に記載されているすべての刊行物、特許、および特許出願は、これら個々の刊行物、特許、および特許出願それぞれが、参照によって本明細書に組み込まれることを明示的かつ個別に示されている場合と同じように、それぞれの内容全体が参照によって本明細書に組み込まれている。さらには、本出願において参考文献が引用または特定されていることは、そのような参考文献が本発明の従来技術として利用可能であることを認めるものとして解釈されない。セクションの見出しが使用されている場合、それらの見出しは必ずしも本発明を制限するものとして解釈されない。
【0209】
本出願は、米国特許法第119条(e)に基づき、2012年12月12日付のイスラエル国特許出願第223576号の優先権を主張し、その開示内容は参照によって本明細書に援用される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11