【文献】
CATT,Discussion on D2D synchronization procedure[online],3GPP TSG-RAN WG1♯76b R1-141198,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_76b/Docs/R1-141198.zip>,2014年 4月 4日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
上記カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置と上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置との間のサブフレーム数は、一定値であるか、上記カバレッジ外のUEに予め配置された同期リソース開始位置に基づいて確定されることを特徴とする請求項1に記載の同期処理方法。
上記カバレッジ外のUEが、検出した上記同期信号に付随する同期信号持続時間情報に基づいて、1つの同期リソース周期における上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号の持続時間を確定することにより、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出し続ける過程に、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を、各同期リソース周期内に上記持続時間に従って検出すること、
又は、
上記カバレッジ外のUEが、上記カバレッジ内のUEの発信した同期チャネルを検出し、検出した上記同期チャネルに付随する同期信号持続時間情報に基づいて、1つの同期リソース周期における上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号の持続時間を確定することにより、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出し続ける過程に、上記カバレッジ内のUEの同期信号を、各同期リソース周期内に上記持続時間に従って検出すること
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の同期処理方法。
上記カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置と上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置との間のサブフレーム数は、一定値であるか、上記カバレッジ外のUEに予め配置された同期リソース開始位置に基づいて確定されることを特徴とする請求項6に記載のUE。
【背景技術】
【0003】
D2D(Device to Device)は、端末間直接通信技術であり、近隣端末が近距離範囲内で直接接続リンクによりデータ伝送を行うことができ、中心ノード(即ち基地局)による転送を必要としない。
【0004】
LTE(Long Term Evolution) D2D技術は、LTEの免許周波数帯域で動作し、LTEネットワークから制御を受けるD2D発見と通信過程を指し、D2D技術の利点が十分に発揮されると同時に、例えば干渉が制御できないといった従来のD2D技術の一部の課題を、LTEネットワークの制御により克服することができる。LTE D2D特性の導入により、LTE技術は、単純な無線移動セルラー通信技術から「汎用接続技術(Universal Connectivity Technology)」の方向へ進化する。
【0005】
ユーザイクイップメント(UE:User Equipment、本発明では端末とも言う)は、D2D伝送の先に、まず同期を行う。UEは、参考同期ソースの発信した同期信号に基づいて、D2D信号送信用の同期参考を取得する。UEは、D2D信号の送信と同時に、同期信号を送信して他のUEに同期参考を提供する。また、同時に同期チャネルを伝送していくつかのリソース配置又は同期ソース情報を伝達してもよい。
【0006】
D2D同期信号は、周期的に現れる同期リソースで伝送され、同期リソースが現れる周期が同期リソース周期と呼ばれる。同期チャネルが伝送されると、同一の同期リソース内で伝送が行われ、同期信号のリソースと同期チャネルのリソースが互いに関連する。カバレッジ外のUEは、通常同期リソース周期が予め配置されており、即ちUEに事前に書き込まれた一定値である。一方、カバレッジ内のUEの場合でも、通常1つの一定の同期リソース周期が予め配置され、ネットワークのカバレッジ内からカバレッジ外に移動すると、予め配置した同期リソース周期を使用できる。しかし、UEがネットワークのカバレッジ内にある場合、予め配置された該周期を使用せず、他の同期リソース周期を使用してもよい。
【0007】
ネットワークのカバレッジの一部の場合に、カバレッジ内のUEが、同期信号及び/又は同期チャネルにより、カバレッジ内の同期情報をカバレッジ外のUEに転送することにより、カバレッジの近くのUEでもカバレッジ内の同期に基づいてD2D信号伝送を行うことができ、同期伝送によりカバレッジ内のUEとの干渉を低下させる。この場合、カバレッジ外のUEは、同期信号を転送し続け、他のカバレッジ外の近くのUEに同期参考を提供することにより、ネットワーク同期がより広範囲のカバレッジが実現できる。
【0008】
カバレッジ外のUEが予め配置された同期リソースで同期信号を伝送し、カバレッジ内のUEがネットワーク側で配置された同期リソース、又はネットワーク側と約束した同期リソースを用いて同期信号を伝送するが、このような同期リソースの不整合により、カバレッジ内のUEとカバレッジ外のUEとの非同期を招き、カバレッジ外のUEとカバレッジ内のUEとの同期精度の低下を招く。
【発明の概要】
【0009】
本発明の目的は、カバレッジ外のUEとカバレッジ内のUEとの同期精度を高めるための同期処理方法及びユーザイクイップメントを提供することである。
【0010】
本発明の目的は、以下の技術案により実現される。同期処理方法において、カバレッジ外のUEが、カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出すると、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置を確定することと、上記カバレッジ外のUEが、自身の同期リソース開始位置を、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて確定することと、上記カバレッジ外のUEが、自身の同期リソース開始位置と自身の同期リソース周期に基づいて、同期信号を送信することとを含む。
【0011】
本発明の実施例によれば、カバレッジ外のUEが、カバレッジ内のUEの同期信号を受信すると、受信した同期信号に基づいて、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置を確定するとともに、自身の同期リソース開始位置を、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて確定することにより、カバレッジ外のUEの同期リソースとカバレッジ内のUEの同期リソースとの整合が保証され、カバレッジ内のUEとの高い同期精度が維持されることができる。
【0012】
上記カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置と上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置との間のサブフレーム数は、一定値であるか、上記カバレッジ外のUEに予め配置された同期リソース開始位置に基づいて確定されることが好ましい。
【0013】
当該方法において、上記カバレッジ外のUEがカバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出すると、上記カバレッジ外のUEが、上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定することと、上記カバレッジ外のUEが、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置と同期リソース周期に基づいて、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出し続けることとを更に含むことが好ましい。
【0014】
当該方法において、上記カバレッジ外のUEが、最近少なくとも一回検出した上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号に基づいて、同期参考を取得することと、上記カバレッジ外のUEが、取得した同期参考に基づいて、自身の同期信号送信用の同期参考及び/又は自身のデータ信号送信用の同期参考を確定することとを更に含むことが好ましい。
【0015】
上記カバレッジ外のUEが上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定することは、上記カバレッジ外のUEが、検出した上記同期信号に付随する同期リソース周期情報に基づいて、上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定すること、又は、上記カバレッジ外のUEが、上記カバレッジ内のUEの発信した同期チャネルを検出し、検出した上記同期チャネルに付随する同期リソース周期情報に基づいて、上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定すること、又は、上記カバレッジ外のUEが、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて、上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期候補ごとに上記カバレッジ内のUEの同期信号を検出すること、上記カバレッジ内のUEの同期信号が検出された同期リソース周期候補を上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期として確定することを含むことが好ましい。
【0016】
上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期は、上記カバレッジ外のUEの同期リソース周期の整数倍であることが好ましい。
【0017】
当該方法において、上記カバレッジ外のUEが、検出した上記同期信号に付随する同期信号持続時間情報に基づいて、1つの同期リソース周期における上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号の持続時間を確定することにより、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出し続ける過程において、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を、各同期リソース周期に上記持続時間に従って検出すること、又は、上記カバレッジ外のUEが、上記カバレッジ内のUEの発信した同期チャネルを検出し、検出した上記同期チャネルに付随する同期信号持続時間情報に基づいて、1つの同期リソース周期における上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号の持続時間を確定することにより、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出し続ける過程に、上記カバレッジ内のUEの同期信号を、各同期リソース周期に上記持続時間に従って検出することを更に含むことが好ましい。
【0018】
方法と同様の発明構想に基づいて、本発明の実施例は、カバレッジ外のUEであるUEを提供する。当該UEにおいて、カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出すると、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置を確定するための同期信号検出モジュールと、カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置を、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて確定するための同期リソース確定モジュールと、カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置とカバレッジ外のUEの同期リソース周期に基づいて、同期信号を送信するための同期信号送信モジュールとを含む。
【0019】
本発明の実施例によれば、カバレッジ外のUEは、カバレッジ内のUEの同期信号を受信すると、受信した同期信号に基づいて、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置を確定するとともに、自身の同期リソース開始位置を、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて確定することにより、カバレッジ外のUEの同期リソースとカバレッジ内のUEの同期リソースとの整合が保証され、カバレッジ内のUEとの高い同期精度が維持されることができる。
【0020】
上記カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置と上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置との間のサブフレーム数は、一定値であるか、上記カバレッジ外のUEに予め配置された同期リソース開始位置に基づいて確定されることが好ましい。
【0021】
上記同期信号検出モジュールは、更に、上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定し、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置と同期リソース周期に基づいて、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出し続けることが好ましい。
【0022】
上記同期信号送信モジュールは、更に、最近少なくとも一回検出した上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号に基づいて、同期参考を取得し、取得した同期参考に基づいて、カバレッジ外のUEの同期信号送信用の同期参考及び/又はカバレッジ外のUEのデータ信号送信用の同期参考を確定することが好ましい。
【0023】
上記同期信号検出モジュールが、上記カバレッジ内のUEの発信した同期リソース周期を確定する際に、検出した上記同期信号に付随する同期リソース周期情報に基づいて、上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定し、又は、上記カバレッジ内のUEの発信した同期チャネルを検出し、検出した上記同期チャネルに付随する同期リソース周期情報に基づいて、上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定し、又は、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて、上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期候補ごとに上記カバレッジ内のUEの同期信号を検出し、上記カバレッジ内のUEの同期信号が検出された同期リソース周期候補を上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期として確定することが好ましい。
【0024】
上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期は、上記カバレッジ外のUEの同期リソース周期の整数倍であることが好ましい。
【0025】
上記同期信号検出モジュールは、更に、検出した上記同期信号に付随する同期信号持続時間情報に基づいて、1つの同期リソース周期における上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号の持続時間を確定することにより、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出し続ける過程に、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を、各同期リソース周期内に上記持続時間に従って検出し、又は、上記カバレッジ内のUEの発信した同期チャネルを検出し、検出した上記同期チャネルに付随する同期信号持続時間情報に基づいて、1つの同期リソース周期における上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号の持続時間を確定することにより、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出し続ける過程に、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を、各同期リソース周期内に上記持続時間に従って検出することが好ましい。
【0026】
方法と同様の発明構想に基づいて、本発明の実施例は、カバレッジ外のUEであるUEを提供する。当該UEにおいて、プロセッサと、メモリとを含む。プロセッサは、下記機能を有するコンピュータプログラムを実行するように配置される。即ち、カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出すると、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置を確定することと、カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置を、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて確定することと、カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置とカバレッジ外のUEの同期リソース周期に基づいて、同期信号を送信することである。メモリは、上記コンピュータプログラムのコードを格納するように配置される。
【0027】
本発明の実施例によれば、カバレッジ外のUEは、カバレッジ内のUEの同期信号を受信すると、受信した同期信号に基づいて、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置を確定し、更に、自身の同期リソース開始位置を、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて確定することにより、カバレッジ外のUEの同期リソースとカバレッジ内のUEの同期リソースの整合が保証され、カバレッジ内のUEとの高い同期精度が維持される。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例における技術案を詳細に説明する。
【0030】
図1に示すように、本発明の実施例における同期処理方法は、具体的に以下の工程を含む。
【0031】
ステップ100において、カバレッジ外のUEは、カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出すると、当該カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置を確定する。
【0032】
本発明の実施例において、カバレッジ外のUEは、セルラーネットワークのカバレッジ外のUEであってもよいし、無線LAN(WLAN)のカバレッジ外のUEであってもよく、更に、クラスタヘッダのカバレッジ外のUEや、他の有線又は無線網のカバレッジ外のUEであってもよいが、本発明ではこれについて限定しない。
【0033】
本発明の実施例において、カバレッジ内のUEの定義について、上述のカバレッジ外のUEの説明を参照されたい。
【0034】
ステップ110において、上記カバレッジ外のUEは、自身の同期リソース開始位置を、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて確定する。
【0035】
ステップ120において、上記カバレッジ外のUEは、自身の同期リソース開始位置と自身の同期リソース周期に基づいて、同期信号を送信する。
【0036】
ここで、カバレッジ外のUEの同期リソース周期は、予め設定されている。例えば、当該UEの機器内部に予め設定されている。
【0037】
ここで、ステップ120の具体的な実現方式として、カバレッジ外のUEが自身の同期リソース周期毎に自身の同期リソース開始位置から同期信号を送信するが、これに限定されない。
【0038】
本発明の実施例によれば、カバレッジ外のUEは、カバレッジ内のUEの同期信号を受信すると、受信した同期信号に基づいて、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置を確定するとともに、自身の同期リソース開始位置を、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて確定することにより、カバレッジ外のUEの同期リソースとカバレッジ内のUEの同期リソースの整合が保証され、カバレッジ内のUEとの高い同期精度が維持されることができる。
【0039】
カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置とカバレッジ内のUEの同期リソース開始位置との間のサブフレーム数は、一定値であるか、上記カバレッジ外のUEに予め配置された同期リソース開始位置に基づいて確定されることが好ましい。通常、該一定値は、整数であり、例えば0であり、即ち、カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置とカバレッジ内のUEの同期リソース開始位置とは、隣接のサブフレームにある。すると、ステップ110において、カバレッジ外のUEは、具体的に、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置と上記間のサブフレーム数に基づいて、自身の同期リソース開始位置を確定する。
【0040】
ここで、カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置は、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置の後ろであってもよいし、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置の前にあってもよい。
【0041】
カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置がカバレッジ内のUEの同期リソース開始位置の前にある場合、ステップ120において、カバレッジ外のUEは、次の同期リソース周期より、自身の同期リソース開始位置と同期リソース周期に基づいて同期信号を送信する。
【0042】
ここで、カバレッジ外のUEは、カバレッジ内のUEの同期信号が検出されたリソースを、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置として確定してもよいが、それに限定されない。カバレッジ内のUEが1つの同期リソース周期に同期信号を複数回送信すると、カバレッジ外のUEは、カバレッジ内のUEの1つの同期リソース周期に検出した一つ目の同期信号のリソースを、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置として確定する。
【0043】
上述のいずれの実施例に基づいて、カバレッジ外のUEは、検出したカバレッジ内のUEの発信した同期信号に基づいて同期参考を取得し、取得した同期参考を自身の同期信号送信用の同期参考として確定することが好ましい。
【0044】
ここで、同期参考は、タイミング用、即ち、サブフレームの開始位置を確定するための時間域同期参考、及び/又は、信号/データ送信用の周波数ポイントを確定するための周波数域同期参考である。
【0045】
上述のいずれの実施例に基づいて、カバレッジ外のUEは、検出したカバレッジ内のUEの発信した同期信号に基づいて同期参考を取得し、取得した同期参考を自身のデータ信号送信用の同期参考として確定することが好ましい。
【0046】
カバレッジ外のUEは、検出したカバレッジ内のUEの発信した同期信号に基づいて同期参考を取得すると、カバレッジ内のUEを識別できるのであれば、カバレッジ内のUEを参考同期ソースとして確定することが好ましい。
【0047】
上述のいずれの実施例に基づいて、カバレッジ外のUEは、カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出すると、該カバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定し、該バレッジ内UEの同期リソース開始位置と同期リソース周期に基づいて、当該カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出し続けることが好ましい。
【0048】
ここで、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置と同期リソース周期に基づいて、当該カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出し続けることは、具体的に、カバレッジ内のUEの同期リソース周期毎に、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置を含む時間ウィンドウ内にカバレッジ内のUEの同期信号を検出するが、これに限定されない。ここで、該時間ウィンドウの大きさは、必要に応じて設定されるが、本発明ではこれについて限定しない。
【0049】
本発明の実施例によれば、カバレッジ内のUEの発信した同期信号にカバレッジ内のUEの同期リソース送信周期を付随させることにより、カバレッジ外のUEは、カバレッジ内のUEの同期リソース送信周期を確定でき、更にカバレッジ内のUEの発信した同期信号に対する追跡検出を実現できる。カバレッジ外のUEがカバレッジ内のUEの同期リソース開始位置と同期リソース周期を確定できるため、同期信号追跡の複雑度が簡単化され、同期信号追跡の精度が高められる。
【0050】
これに基づいて、カバレッジ外のUEは、具体的に、最近少なくとも一回検出したカバレッジ内のUEの発信した同期信号に基づいて、同期参考を取得する。更に、取得した同期参考に基づいて、自身の同期信号送信用の同期参考及び/又は自身のデータ信号送信用の同期参考を更新する。
【0051】
カバレッジ外のUEは、最近回に検出したカバレッジ内のUEの発信した同期信号に基づいて同期参考を取得し、取得した該同期参考を、自身の同期信号送信用の同期参考及び/又は自身のデータ信号送信用の同期参考とすることが好ましい。
【0052】
本発明の実施例によれば、カバレッジ外のUEは、最近少なくとも一回検出したカバレッジ内のUEの発信した同期信号に基づいて同期参考を取得することにより、自身の同期参考を適時に調整でき、高い同期精度が保証される。
【0053】
カバレッジ内のUEの同期リソース周期とカバレッジ外のUEの同期リソース周期には倍数関係が存在することが好ましい。具体的に、カバレッジ内のUEの同期リソース周期がカバレッジ外のUEの同期リソース周期の整数倍であってもよいし、カバレッジ外のUEの同期リソース周期がカバレッジ内のUEの同期リソース周期の整数倍であってもよい。
【0054】
ここで、カバレッジ外のUEがカバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定する実現方式は、以下の数種類を含むが、それらに限定されない。
【0055】
方式1:カバレッジ外のUEは、検出した同期信号に付随する同期リソース周期情報に基づいて、カバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定する。
ここで、同期信号は、具体的に同期シーケンスであってもよい、例えばD2DSS(Device to Device Synchronization Signal)である。
【0056】
方式2:カバレッジ外のUEは、カバレッジ内のUEの発信した同期チャネルを検出し、検出した同期チャネルに付随する同期リソース周期情報に基づいて、カバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定する。
ここで、同期チャネルは、PD2DSCH(Physical Device to Device Synchronization Channel)であってもよいが、それに限定されない。
同期チャネルと同期信号は、一緒に伝送され、通常、同一のサブフレーム内で伝送される。同期信号と同期チャネル中の情報は、共に同期参考の確定に用いられる。
【0057】
方式3:カバレッジ外のUEは、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて、カバレッジ内のUEの同期リソース周期候補ごとにカバレッジ内のUEの同期信号を検出し、カバレッジ内のUEの同期信号が検出された同期リソース周期候補をカバレッジ内のUEの同期リソース周期として確定する。
ここで、同期リソース周期情報は、同期リソース周期の具体の値を示してもよいし、カバレッジ内のUEの同期リソース周期とカバレッジ外のUEの同期リソース周期の倍数関係を示してもよい。
【0058】
方式1において、カバレッジ外のUEが直接に同期チャネルからカバレッジ内のUEの同期リソース周期を取得するのに対し、方式3において、カバレッジ外のUEが異なる周期をブラインド検出を行うことによりカバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定する。
【0059】
同期リソース周期情報は、カバレッジ内のUEの同期リソース周期とカバレッジ外のUEの同期リソース周期の倍数関係を示すのであれば、カバレッジ内のUEでもカバレッジ外のUEでも、予め配置されたカバレッジ外用の同期リソース周期が同一である。
【0060】
上述のいずれの実施例に基づいて、カバレッジ内のUEが、更に同期信号持続時間情報を送信する。送信する同期信号に同期信号持続時間情報を付随させてもよい。すると、カバレッジ外のUEは、検出した同期信号に付随する同期信号持続時間情報に基づいて、1つの同期リソース周期におけるカバレッジ内のUEの発信した同期信号の持続時間を確定することにより、カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出し続ける過程に、カバレッジ内のUEの発信した同期信号を、カバレッジ内のUEの各同期リソース周期内に該持続時間に従って検出する。また、送信する同期チャネルに同期信号持続時間情報を付随させてもよい。すると、カバレッジ外のUEは、カバレッジ内のUEの発信した同期チャネルを検出し、検出した同期チャネルに付随する同期信号持続時間情報に基づいて、1つの同期リソース周期におけるカバレッジ内のUEの発信した同期信号の持続時間を確定することにより、カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出し続ける過程に、カバレッジ内のUEの発信した同期信号を、カバレッジ内のUEの各同期リソース周期内に該持続時間に従って検出する。
【0061】
ここで、同期信号持続時間情報は、1つの同期リソース周期における同期信号の持続時間を示し、例えば1つの同期リソース周期における送信回数を示す。
【0062】
本発明の実施例における方法は、D2Dに適用するが、D2Dに限定されず、他の通信システムにも同様に適用できる。
【0063】
以下、
図2に示すD2Dを例として、本発明の実施例における方法を詳細に記載する。
【0064】
図2において、UE1は、カバレッジ内のD2D UEであり、UE2、UE3は、カバレッジ外のD2D UEである。
【0065】
ネットワーク側は、UE1の同期リソース周期と同期リソース開始位置をハイレイヤシグナリングにより設定する。例えば、ネットワーク側は、10ビットのハイレイヤシグナリング(0〜1023)により、表1の配置を指示する。
【0067】
なお、UE1の同期リソース開始位置は、UE1とネットワーク側との間で予め約束したものであってもよい。
【0068】
表1では、同期リソース開始位置は、フレームインデックスにより示される。なお、同期リソース開始位置は、サブフレーム番号、OFDM記号インデックス等により示されてもよい。
【0069】
上述の配置に基づいて、同期情報の伝送及び処理過程は、下記のとおりである。
【0070】
UE1は、ネットワーク側で配置された同期リソース周期と同期リソース開始位置に基づいて、対応する同期リソースで周期的に同期信号を送信する。例えば、ネットワーク側で配置されたインデックス値が249であると、表1により、UE1は、無線フレーム14の第9個のサブフレームで200msの周期で同期信号送信を開始する。UE1による同期信号送信の帯域幅は、予め設定されるものであり、例えば中間の6個のPRBを占用して送信する。UE1は、更に同期リソースで同期チャネルを送信し、該同期チャネルにUE1の同期リソース周期情報を付随させる。該同期リソース周期情報は、例えば、UE1が、PD2DSCHにおける表2に示すような2ビットのシグナリング(同期リソース周期情報)により同期リソース周期を指示する。
【0072】
ここで、同期チャネルを伝送するリソースは、同期信号を伝送するリソースとは一定の関連関係を有する。
【0073】
なお、UE1は、送信する同期信号に同期リソース周期情報を付随させてもよい。
【0074】
UE2は、UE1が同期情報(同期信号と同期チャネル)を送信する帯域幅でUE1の同期信号及び同期チャネルを検出し、検出した同期信号により同期参考を取得する。該同期参考が、時間域同期(タイミング)及び/又は周波数域同期(周波数ポイント)の参考を含む。
【0075】
UE2は、検出したUE1の同期信号により、UE1の同期リソース開始位置を確定し、検出した同期チャネルにより、UE1の同期リソース周期を確定する。具体的に、UE2は、検出したUE1の同期信号のサブフレームを、UE1の同期リソース開始サブフレーム位置として確定する。UE2は、同期チャネル(PD2DSCH)における2ビット同期リソース周期情報により、UE1の同期リソース周期を取得する。例えば、該2ビットの同期リソース周期情報が01であると、表2から、UE1の現在の同期リソース周期が200msであることが分かる。
【0076】
UE2は、UE1の同期リソースサブフレーム位置をM=2個のサブフレームだけ遅延させた同期サブフレームを、自身の同期リソースサブフレーム開始位置とし、確定済みの同期参考を用いて自身の同期信号送信を開始する。UE2の同期信号は、周期的に送信され、周期が機器に予め配置された同期リソース周期であり、例えば50msである。
【0077】
上述の処理過程で、UE2は、UE1の同期リソース開始位置と同期リソース周期(200ms)に基づいて、UE1の各同期リソース周期内の同期リソースでUE1の同期信号を検出し、最近回で検出したUE1の同期信号に基づいて同期参考を取得し、後続の同期信号伝送用の同期参考を更新する。具体的に、UE2は、200msおきに、UE1の同期リソースの近くでUE1の同期信号を検出して同期参考を取得し、これに基づいて次の200ms(4つの自身の同期リソース周期)内で同期信号を伝送する同期参考を更新して調整し、UE1との同期を保証する。
【0078】
更に、UE2が最近少なくとも一回検出したUE1の同期信号に基づいて取得した同期参考は、後続のデータ信号伝送用の同期参考の更新にも用いられる。
【0079】
方法と同様の発明構想に基づいて、本発明の実施例は、カバレッジ外のUEであるUEを提供する。当該UEにおいて、カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出すると、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置を確定するための同期信号検出モジュール301と、カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置を、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて確定するための同期リソース確定モジュール302と、カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置とカバレッジ外のUEの同期リソース周期に基づいて、同期信号を送信するための同期信号送信モジュール303とを含む。
【0080】
本発明の実施例において、カバレッジ外のUEは、カバレッジ内のUEの同期信号を受信すると、受信した同期信号に基づいて、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置を確定し、更に、自身の同期リソース開始位置を、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて確定することにより、カバレッジ外のUEの同期リソースとカバレッジ内のUEの同期リソースの整合が保証され、カバレッジ内のUEとの高い同期精度が維持されることができる。
【0081】
上記カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置と上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置との間のサブフレーム数は、一定値であるか、上記カバレッジ外のUEに予め配置された同期リソース開始位置に基づいて確定されることが好ましい。
【0082】
上記同期信号検出モジュールは、更に、上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定し、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置と同期リソース周期に基づいて、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出し続けることが好ましい。
【0083】
同期追跡の上、同期信号送信モジュールは、更に、最近少なくとも一回検出した上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号に基づいて、同期参考を取得し、取得した同期参考に基づいて、カバレッジ外のUEの同期信号送信用の同期参考及び/又はカバレッジ外のUEのデータ信号送信用の同期参考を確定することが好ましい。
【0084】
上記同期信号検出モジュールは、上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定する際に、検出した上記同期信号に付随する同期リソース周期情報に基づいて、上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定し、又は、上記カバレッジ内のUEの発信した同期チャネルを検出し、検出した上記同期チャネルに付随する同期リソース周期情報に基づいて、上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期を確定し、又は、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて、上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期候補ごとに上記カバレッジ内のUEの同期信号を検出し、上記カバレッジ内のUEの同期信号が検出された同期リソース周期候補を上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期として確定することが好ましい。
【0085】
上記カバレッジ内のUEの同期リソース周期は、上記カバレッジ外のUEの同期リソース周期の整数倍であることが好ましい。
【0086】
上記同期信号検出モジュールは、更に、検出した上記同期信号に付随する同期信号持続時間情報に基づいて、1つの同期リソース周期における上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号の持続時間を確定することにより、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出し続ける過程に、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を、各同期リソース周期内に上記持続時間に従って検出し、又は、上記カバレッジ内のUEの発信した同期チャネルを検出し、検出した上記同期チャネルに付随する同期信号持続時間情報に基づいて、1つの同期リソース周期における上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号の持続時間を確定することにより、上記カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出し続ける過程に、上記カバレッジ内のUEの同期信号を、各同期リソース周期内に上記持続時間に従って検出することが好ましい。
【0087】
方法と同様の発明構想に基づいて、本発明の実施例は、カバレッジ外のUEであるUEを提供する。
図4に示すように、当該UEにおいて、プロセッサ401と、メモリ402とを含む。プロセッサ401は、下記機能を有するコンピュータプログラムを実行するように配置される。即ち、カバレッジ内のUEの発信した同期信号を検出すると、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置を確定することと、カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置を、上記カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて確定することと、カバレッジ外のUEの同期リソース開始位置とカバレッジ外のUEの同期リソース周期に基づいて、同期信号を送信することである。メモリ402は、上記コンピュータプログラムのコードを格納するように配置される。
【0088】
本発明の実施例によれば、カバレッジ外のUEは、カバレッジ内のUEの同期信号を受信すると、受信した同期信号に基づいて、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置を確定し、更に、自身の同期リソース開始位置を、カバレッジ内のUEの同期リソース開始位置に基づいて確定することにより、カバレッジ外のUEの同期リソースとカバレッジ内のUEの同期リソースの整合が保証され、カバレッジ内のUEとの高い同期精度が維持されることができる。
【0089】
本発明の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラムプロダクトとして提供できると当業者が理解すべきである。従って、本発明は、完全ハードウェアの実施例、完全ソフトウェアの実施例、又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせた実施例の形態を採用してもよい。しかも、本発明は、コンピュータ利用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータ利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、CD−ROM、光学メモリなどを含むが、それらに限らない)で実施されるコンピュータプログラムプロダクトの形態を採用してもよい。
【0090】
本発明は、本発明の実施例による方法、デバイス(システム)及びコンピュータプログラムプロダクトのフロー図及び/又はブロック図を参照にして記載されている。フロー図及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、及びフロー図及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラムコマンドにより実現できると理解すべきである。これらのコンピュータプログラムコマンドを汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供して、1つの機器を形成することにより、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに実行される指令により、フロー図の1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するための装置を形成する。
【0091】
これらのコンピュータプログラムコマンドは、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスをブートし、特定の方式で動作するコンピュータ読み出し可能なメモリに格納され、当該コンピュータ読み出し可能なメモリに格納されるコマンドにより、コマンド装置を含むプロダクトを形成してもよい。当該コマンド装置は、フロー図の1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現する。
【0092】
これらのコンピュータプログラムコマンドは、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされ、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスで一連の作業工程を実行することにより、コンピュータで実現される処理を形成してもよい。それにより、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスで実行されるコマンドにより、フロー図の1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するためのステップを提供する。
【0093】
本発明の好適な実施例を記載したが、当業者は、基本的な創造性概念をいったん知ると、これらの実施例に対し別の変更や修正をすることができる。従って、添付の特許請求の範囲は、好適な実施例及び本発明の範囲に入る全ての変更や修正を含むことを意図とする。
【0094】
明らかに、当業者は、本発明の精神や範囲を逸脱せずに、本発明に対して様々な変更や変形をすることができる。このように、本発明のこれらの修正や変形が本発明の請求項及びその同等の技術範囲に含まれるものであれば、本発明は、これらの変更や変形を含むことを意図とする。