(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6385951
(24)【登録日】2018年8月17日
(45)【発行日】2018年9月5日
(54)【発明の名称】ターボ機械用プロペラブレード
(51)【国際特許分類】
B64C 11/18 20060101AFI20180827BHJP
F01D 5/14 20060101ALI20180827BHJP
F01D 25/00 20060101ALI20180827BHJP
F02C 3/067 20060101ALI20180827BHJP
F02C 6/20 20060101ALI20180827BHJP
F02C 7/24 20060101ALI20180827BHJP
F02K 3/02 20060101ALI20180827BHJP
F02K 3/072 20060101ALI20180827BHJP
【FI】
B64C11/18
F01D5/14
F01D25/00 S
F02C3/067
F02C6/20
F02C7/24 C
F02K3/02
F02K3/072
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-546082(P2015-546082)
(86)(22)【出願日】2013年12月5日
(65)【公表番号】特表2016-508094(P2016-508094A)
(43)【公表日】2016年3月17日
(86)【国際出願番号】FR2013052962
(87)【国際公開番号】WO2014087109
(87)【国際公開日】20140612
【審査請求日】2016年11月11日
(31)【優先権主張番号】1261805
(32)【優先日】2012年12月7日
(33)【優先権主張国】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】516227272
【氏名又は名称】サフラン・エアクラフト・エンジンズ
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ブラスチュアン,ジョナサン
(72)【発明者】
【氏名】デジュ,クレマン・マルセル・モーリス
【審査官】
志水 裕司
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許第06358003(US,B2)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0150729(US,A1)
【文献】
米国特許第05190441(US,A)
【文献】
特開2003−148395(JP,A)
【文献】
国際公開第2012/080669(WO,A1)
【文献】
特表2015−501247(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B64C 11/18
F01D 5/14
F02C 6/20
F02C 7/24
F02K 3/072
F04D 29/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロペラのブレード(34)にして、ブレード根元部(38)からブレード先端(36)までの高さの方向を半径方向に伸び、前縁(40)および後縁(42)と共に、圧力側面と吸引側面とを有するブレード(34)であって、前縁(40)に沿って、ブレードが取り付けられるプロペラの半径方向に対応するブレードの半径方向と前縁の接線との間の角度(α)は、ブレード(34)の前記高さの60%〜80%の範囲に位置する極大点zmaxを通ること、およびブレード(34)の吸引側面は、ブレード(34)の半径方向に反転した湾曲を形成するように、前縁(40)から後縁に向かって軸方向に伸びて、ブレード(34)の前記高さに関して極大点zmaxとブレード先端(34)との間に位置する凹面のくぼみ(54)を含むことを特徴とする、ブレード(34)。
【請求項2】
極大点が、ブレード(34)の前記高さの約75%に位置することを特徴とする、請求項1に記載のブレード。
【請求項3】
くぼみ(54)が、ブレード(34)の前記高さに沿って測定した場合に、ほぼ一定の幅を有することを特徴とする、請求項1または請求項2のいずれかに記載のブレード。
【請求項4】
くぼみ(54)が、ブレードの前記高さに沿って測定した場合に、ブレード(34)の前記高さの15%〜20%の範囲の幅を有することを特徴とする、請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項に記載のブレード。
【請求項5】
くぼみ(54)の底部が、ブレード(34)の前記高さの75%〜90%に位置することを特徴とする、請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項に記載のブレード。
【請求項6】
くぼみ(54)が、接線方向に測定した場合に、前縁(40)から後縁(42)に向かって増大する深さを有することを特徴とする、請求項1〜請求項5のうちのいずれか一項に記載のブレード。
【請求項7】
請求項1〜請求項6のうちのいずれか一項に記載の複数のブレード(34)を備えることを特徴とする、タービンエンジン用アンダクテッドプロペラ。
【請求項8】
航空機ターボジェットまたはターボプロップのようなタービンエンジンであって、請求項7に記載の少なくとも1つのアンダクテッドプロペラを含むことを特徴とするタービンエンジン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タービンエンジン用プロペラブレードに関し、さらに、複数の該ブレードを含むアンダクテッドプロペラおよび該プロペラを有するタービンエンジンに関する。
【背景技術】
【0002】
このタイプのタービンエンジンは、共通の軸上で二重反転するように取り付けられた2つの外側プロペラ、つまり、上流側プロペラと下流側プロペラとを含み、これらのプロペラは、タービンエンジンのタービンによって回転駆動され、タービンエンジンのナセルのほぼ半径方向外側に伸びる。
【0003】
2つのアンダクテッド二重反転プロペラを有するこのタイプのタービンエンジンは、現在のバイパスターボジェットに比べて燃料消費量を減らす非常に大きな可能性を有する。しかし、共通軸上の高速二重反転アンダクテッドプロペラを有する上記装置には、音響放射特性が比較的高いという欠点がある。
【0004】
音響放射をもたらす主な要因の1つは、二重反転プロペラ間の相互作用、特に、第1のプロペラからのブレード先端渦の衝撃が推進用流体の流れ方向に流されて下流側に位置する第2のプロペラのブレードにぶつかることにある。
【0005】
上述の欠点を克服するために、第1のプロペラのブレードによって生成された渦が下流側に位置する第2のプロペラのブレード先端の半径方向外側を通過するように、第2のプロペラの半径方向サイズを小さくするということが提案されている。上記解決策は、推進効率の低下をもたらし、望ましくない。
【0006】
仏国特許出願公開第2935349号明細書に提案されている別の解決策では、空気流が第1のプロペラのブレードに噴射され、ブレード先端から出ていくことによって、第1のプロペラによって生成された渦を弱めることができる。欧州特許第2287072号明細書に記載されているさらに別の解決策では、ブレード先端から出た空気は第2の渦を生成し、第2の渦は第1の渦と共回転し、摩擦によって第1の渦を不安定にするのに適している。
【0007】
本出願人による仏国特許出願11/53315号明細書では、前縁の半径方向に対する傾斜角がブレードの上部の極大点を通るように傾斜角を変化させるということが提案されている。ブレードの前縁のこの特定の形状は、ブレード先端の渦と同じ方向に回転する第2の渦を生成するのに役立つ。第2の渦は、下流側方向および半径方向外側に向かってブレードの吸引側面全体に伝わり、その後、ブレード先端で形成された渦と相互作用する。2つの渦間の摩擦は、これらの渦のエネルギーを消散させ不安定にすることで音響反射を低減する働きをするが、この摩擦は、離陸時にはプロペラの回転速度が速いために、特に大きくなる。
【0008】
しかし、第2の渦は連続して生成され、全ての飛行段階で、特に、巡航速度で、2つの二重反転プロペラの空気力学的推進性能を低下させる。
【0009】
最後に、本出願人の国際公開第2012/080669号パンフレットでは、タービンブレード先端と外側ケーシングとに間に形成される渦を減らすために、タービンブレードの吸引側面にくぼみを形成するということが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】仏国特許出願公開第2935349号明細書
【特許文献2】欧州特許第2287072号明細書
【特許文献3】国際公開第2012/080669号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の目的は、全動作範囲にわたってプロペラブレードの推進効率を向上させると同時に、渦の形成による騒音公害を抑えることである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明は、プロペラに取り付けるためのブレードにして、ブレード根元部からブレード先端までの高さ方向を半径方向に伸び、前縁および後縁と共に、圧力側面と吸引側面とを有するブレードであって、前縁に沿って、ブレードが取り付けられるプロペラの半径方向に対応するブレードの半径方向と前縁の接線との間の角度は、ブレードの高さの60%〜80%の範囲に位置する極大点z
maxを通ること、およびブレードの吸引側面は、ブレードの半径方向に反転した湾曲を形成するように、前縁から後縁に向かって軸方向に伸びて極大点z
maxとブレード先端との間のブレードの高さに位置する凹面のくぼみを含むことを特徴とするブレードを提供する。
【0013】
ブレードの高さの60%〜80%の範囲の前縁の傾斜角は、ブレード先端で生成される第1の渦に加えて第2の渦を形成する働きをする。この第2の渦は、通常、第1の渦に対して共回転し、ブレードの吸引側面で発生して、ブレードの吸引側面の凹状くぼみ内に案内される。ブレード内に凹状くぼみを組み込むことにより、航空機の低速移動速度で、例えば、約マッハ0.2の速さの離陸時に、ブレードから下流側に向かって第2の渦を案内することができる。先行技術とは異なり、第2の渦はブレードから下流側で第1の渦と相互作用し、そのことによって、第1の渦と第2の渦との相互作用が改善され、ひいては地上近くで放出される騒音公害を低減することができる。
【0014】
巡航速度では、例えば、約マッハ0.7の速さでは、ブレードの吸引側面の空気流線はほぼ平行になる。これは、第2の渦が吸引側面で全く生成されないということを意味する。すなわち、プロペラの推進効率は巡航速度で向上するということである。
【0015】
したがって、本発明により、ブレードの高速回転時に騒音公害を低減することができるという利点と、巡航速度で十分な推進効率を達成することができるという利点とを組み合わせることができる。
【0016】
有利には、上述の極大点は、ブレード高さの約70%の位置にある。
【0017】
本発明の好適な実施形態では、くぼみは、ブレードの高さに沿って測定した場合に、ブレードの高さの15%〜20%の範囲の幅を有する。
【0018】
くぼみの底部は、有利には、ブレードの高さの75%〜90%の範囲にある。
【0019】
本発明の別の特徴によれば、くぼみは、接線方向に測定した場合に、前縁から後縁に向かって増大する深さを有し、そのことにより第2の渦が第1の渦に向かってより適切に案内され、ブレードから下流側における2つの渦の相互作用を改善することができる。
【0020】
本発明はさらに、上述のタイプの複数のブレードであって、プロペラの軸を中心として一定間隔で配置された複数のブレードを有するタービンエンジン用アンダクテッドプロペラを提供する。
【0021】
本発明はさらに、上述のタイプの少なくとも1つのアンダクテッドプロペラを有する航空機ターボジェットまたはターボプロップのようなタービンエンジンを提供する。
【0022】
非限定的な例として添付図面を参照しながら詳述されている以下の説明を読めば、本発明の他の利点および特徴が明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】アンダクテッドプロペラを有するタービンエンジンの軸方向断面図である。
【
図2A】ブレードの圧力側面に向かう方向に沿って見た本発明のブレードの斜視図である。
【
図2B】前縁から見た本発明のブレードの斜視図である。
【
図2C】後縁から見た本発明のブレードの斜視図である。
【
図2D】ブレード先端近くの本発明のブレードの一部の半径方向断面図である。
【
図3】2つの渦の形成と2つの渦が相互作用する様子を示した図である。
【
図4】本発明のブレードによって生成された2つの渦間の相互作用を上流側から下流側に向かって見た図である。
【
図5】巡航段階におけるブレードの吸引側面の空気流線を示した図である。
【
図6】巡航条件下で動作している時に、ブレードのコードに対して、ブレードの前縁で測定した場合の空気の入射角が、ブレードの高さに沿って変化する様子を示したグラフである。
【
図7】離陸に対応する条件下で動作している時に、ブレードのコードに対して、ブレードの前縁で測定した場合の空気の入射角が、ブレードの高さに沿って変化する様子を示したグラフである。
【
図8】巡航条件下で揚抗比がブレードの高さに沿って変化する様子を示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0024】
最初に、
図1を参照する。
図1は、アンダクテッドプロペラ(オープンロータまたはアンダクテッドファンとしても周知である)を有するタービンエンジン10であって、エンジンを通してガスの流れ方向の上流側から下流側に向かって、圧縮機12、環状燃焼室14、高圧タービン16、および二重反転する、すなわち、タービンエンジンの長手方向軸Xを中心として2つの相反する方向に回転する2つの低圧タービン18、20を備えたエンジン10を示している。
【0025】
これらの下流側タービン18、20それぞれは、タービンエンジンのナセル26から半径方向外側に突出する外側プロペラ22または24を回転駆動し、ナセル26は、ほぼ円筒状であり、圧縮機12、燃焼室14、およびタービン16、18、20の周囲で軸Xに沿って伸びる。
【0026】
タービンエンジンに入り込む空気流28は、圧縮され、その後、燃料と混合され、燃焼室14で燃焼され、燃焼ガスは、その後、タービンを通過して、プロペラ22、24を回転駆動し、該プロペラがタービンエンジンによって生成される推力の大部分を発生させる。タービンを出た燃焼ガスは、推力を増大させるためにノズル32から排出される(矢印30)。
【0027】
プロペラ22、24は、共通軸上で前後に並んで配置され、プロペラ22、24のそれぞれは、タービンエンジンの軸Xを中心として一定間隔で配置された複数のブレードを備える。これらのブレードは、ほぼ半径方向に伸び、有利には、可変ピッチのブレードである、すなわち、タービンエンジンの動作条件に応じて角度位置を最適化するために、それ自体の軸を中心として回転することができる。
【0028】
図1に示されている形態では、タービンエンジンは、いわゆる「推進式」の形態である。あるいは、いわゆる「牽引式」の形態(図示せず)では、プロペラ22、24は、ナセルから上流側に位置する。
【0029】
図2Aは、ブレード先端36とブレード根元部38との間でZ方向に沿って半径方向に伸び、前縁40と後縁42との間で長手方向に伸び、圧力側面44と吸引側面58との間で接線方向に伸びた(
図2では、圧力側面のみが見えている)本発明のブレード24を示した図である。Z方向は、ブレードの半径方向であり、ブレードが取り付けられるプロペラの回転軸Xに直角方向に相当する。
【0030】
図2Aに示されているように、半径方向46と前縁40の接線48との間の角度αは、ブレードの高さの約60%〜80%の位置にある極大点を通り、そのことにより、ブレード先端36で生成された第1の渦52と相互作用するのに適した第2の渦50を生成することができる。第1の渦および第2の渦50、52は、
図3および
図4に示されている。第2の渦50は、ブレード34の吸引側面58を流れ(
図3)、第1の渦52と同じ方向に回転する。2つの渦50、52の相互摩擦は、これらの渦のエネルギーを消散して不安定にし、そのことにより音響放射を低減することができる。
【0031】
本発明の特定の実施形態では、角度αの極大点は、ブレードの高さの約75%の位置にある。
【0032】
本発明によれば、ブレード34の吸引側面58はさらに、前縁40から後縁42に向かって軸方向に伸びて極大点z
maxとブレード先端36との間のブレード34の高さに位置する凹状くぼみ54を有する(
図2A)。吸引側面58のこの凹状くぼみ54は、ブレード34の圧力側面44の凸状突出部56に面して形成される。さらに、くぼみ54および突出部56は、同じような輪郭を有する。したがって、
図2Dに示されているように、吸引側面58がブレード先端に向かって半径方向に伸びる方向に、第1の湾曲と、それに続く逆向きの第2の湾曲とを有することによりくぼみ54を画定している場合、圧力側面44は、同様に、第1の湾曲と、それに続く逆向きの第2の湾曲とを有することにより突出部56を画定する。このようにして、ブレード34の全体の外観は、極大点z
maxとブレード先端36との間のブレードの高さにおいて局所的な半径方向反転湾曲を有する。
【0033】
ブレード34の高さ方向に測定した場合のくぼみ54の幅は、ほぼ一定であり、ブレード34の高さのおよそ15%〜20%である。
【0034】
くぼみ54の底部は、ブレード34の高さの約75%〜90%の範囲に位置する。
【0035】
したがって、本発明のブレード34は、高さz
maxの変わり目で発生した第2の渦をブレード34の吸引側面の凹状くぼみ54内に適切に誘導することができる。
【0036】
ブレードに凹状くぼみ54を組み込むことにより、低速時に、例えば、約マッハ0.2の速さの離陸時に、第2の渦50をブレードから下流側に案内することができ、そこで第2の渦50がブレード先端36からの第1の渦52と相互作用することで、先行技術に比べて、地上近くで発せられる騒音公害を低減することができる(
図3)。この場合、第1の渦と第2の渦との相互作用は、前縁と後縁との間で軸方向に発生する。
【0037】
巡航速度では、例えば、約マッハ0.7の速さでは、ブレード34の吸引側面の空気流線62はほぼ平行になる。これは、第2の渦がブレード34の吸引側面で全く生成されないということを意味する。その結果、プロペラの推進効率が向上する(
図5)。
【0038】
図6は、ブレードのコードに対する空気の入射角βが、巡航条件下で動作している時にブレードの高さに沿って変化する様子を示したグラフである。この角度は、ブレード34の全高
hに沿って測定される。
図7は、
図8と同様の曲線であるが、離陸に対応した速度で動作している時の曲線を示している。
図8および
図9では、高さは、ブレードの全高に対して正規化されている。
【0039】
図6では、巡航速度では、凹状くぼみの位置に対応するブレードの高さの75%〜90%において、入射角は、凹状くぼみのないブレードの場合の破線64で示されている入射角に比べて小さくなることがわかる。このようにくぼみ領域において入射角が小さくなることは、くぼみのないブレードに比べて、ブレード34のこの部分における推進効率が向上することを示している。
【0040】
図7では、離陸速度では、全くくぼみのないブレードの場合の破線66で示されている入射角に比べて、くぼみ領域の入射角が小さくなることがわかる。
【0041】
図8は、揚抗比(横座標に沿って描かれている)は、巡航速度では、正規化されたブレード高さ(縦座標に示されている)に沿って変化する様子を示している。ブレードの揚抗比は、揚力がブレードの特定の高さにおける空気力学的抗力で割られた比のことである。したがって、この比Fにより、ブレード高さに応じたブレードの局所推進力に関する情報が得られる。この
図8では、ブレード34の吸引側面のくぼみに対応するブレード領域における揚抗比のピーク68が示されており、この領域では、ブレード34の推力が向上するということ実証している。