【文献】
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【文献】
S. K. Chittimalla et al.,Tetrahedron,2008年,Vol.64,p.2586-95
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
抗癌剤、抗炎症薬、免疫抑制剤、ステロイド剤、非ステロイド系抗炎症薬、抗ヒスタミン剤、鎮痛剤、およびそれらの混合物から選択される1種以上の更なる治療薬を更に含む、請求項5に記載の医薬組成物。
少なくとも1種の他の抗癌剤、抗炎症薬、免疫抑制剤、ステロイド剤、非ステロイド系抗炎症薬、抗ヒスタミン剤、鎮痛剤、またはそれらの混合物を同時または連続した治療に使用するための請求項7に記載の組成物。
【発明を実施するための形態】
【0096】
詳細な説明
他に断りがなければ、本明細書で用いる場合以下の定義が適用されるものとする。更に本明細書で定義された基の多くは、場合により置換することができる。定義における置換基の列挙は例示であり、本明細書の他で定義された置換基を限定するものと解釈してはならない。
【0097】
「アルキル」という用語は、不飽和を含まず、炭素原子を1〜8個有し、単結合により分子の残り部分に結合している、炭素および水素原子のみからなる直鎖状または分枝状炭化水素鎖基、例えばメチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル(イソプロピル)、n−ブチル、n−ペンチル、および1,1−ジメチルエチル(t−ブチル)を指す。「(C
1〜6)アルキル」という用語は、炭素原子を最大6個有する、先に定義されたアルキル基を指す。
【0098】
「アルケニル」という用語は、炭素−炭素二重結合を含み、炭素原子を約2〜約10個有する直鎖または分枝鎖であってもよい脂肪族炭化水素基、例えばエテニル、1−プロペニル、2−プロペニル(アリル)、イソプロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、および2−ブテニルを指す。「(C
2〜6)アルケニル」という用語は、炭素原子を最大6個有する、先に定義されたアルケニル基を指す。
【0099】
「アルキニル」という用語は、炭素−炭素三重結合を少なくとも1個有し、2個〜最大12個の範囲の炭素原子を有する(2個〜最大10個の範囲の炭素原子を有する基が目下、好ましい)直鎖または分枝鎖ヒドロカルビル基、例えば、エチニル、プロピニルおよびブチニルを指す。「(C
2〜6)アルキニル」という用語は、炭素原子を最大6個有する、先に定義されたアルキニル基を指す。
【0100】
「アルコキシ」という用語は、分子の残り部分に酸素結合を介して結合した、先に定義されたアルキル、シクロアルキル、またはシクロアルキルアルキル基を示す。「置換アルコキシ」という用語は、アルキル成分が置換されているアルコキシ基(即ち、−O−(置換アルキル))を指し、ここで「置換アルキル」という用語は、「アルキル」に関して先に定義されたものと同様である。例えば「アルコキシ」は、炭素原子を1〜8個含み、直鎖状、分枝状、環状配置およびそれらの組合わせであり、酸素を介して親構造に結合した基−O−アルキルを指す。例には、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、シクロプロピルオキシ、シクロヘキシルオキシが挙げられる。
【0101】
「シクロアルキル」という用語は、炭素原子が約3〜12個の非芳香族単環系または多環系、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルを示す。多環式シクロアルキル基の例としては、ペルヒドロナフチル、アダマンチルおよびノルボルニル基、架橋性環状基、ならびにスピロ二環基、例えばスピロ(4,4)ノン−2−イルが挙げられる。「(C
3〜8)シクロアルキル」という用語は、炭素原子を最大8個有する、先に定義されたシクロアルキル基を指す。
【0102】
「シクロアルキルアルキル」という用語は、アルキル基に直接結合し、次いでそれらが、該アルキル基の任意の炭素の位置で主構造に結合していることで、安定した構造を生成している、約3個〜最大8個の範囲の炭素原子を含む環式の環含有基、例えばシクロプロピルメチル、シクロブチルエチル、およびシクロペンチルエチルを指す。
【0103】
「シクロアルケニル」という用語は、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有する、約3個〜最大8個の範囲の炭素原子を含む環式の環含有基、例えばシクロプロペニル、シクロブテニル、およびシクロペンテニルを指す。「シクロアルケニルアルキル」という用語は、アルキル基に直接結合し、ついでそれらが、該アルキル基の任意の炭素の位置で主構造に結合していることで、安定した構造を生成しているシクロアルケニル基を指す。
【0104】
「アリール」という用語は、6個〜最大20個の範囲の炭素原子を有する芳香族基、例えばフェニル、テトラヒドロナフチル、インダニル、およびビフェニルを指す。
【0105】
「アリールアルキル」という用語は、先に定義されたアルキル基に直接結合する先に定義されたアリール基、例えば−CH
2C
6H
5および−C
2H
5C
6H
5を指す。
【0106】
「複素環」という用語は、炭素原子と、窒素、リン、酸素および硫黄から選択される少なくとも1種のヘテロ原子とからなる、非芳香族3〜15員環基を指す。本発明の目的では、複素環基は、単環系、二環系、三環系または四環系であってもよく、それらは縮合、架橋またはスピロ環系を含んでいてもよく、そして複素環基内の窒素、リン、炭素、酸素、または硫黄原子は、任意で様々な酸化状態に酸化していてもよい。加えて窒素原子は、任意で第四級化されていてもよい。複素環基は、任意のヘテロ原子または炭素原子の位置で主構造に結合していることで、安定した構造を生成していてもよい。
【0107】
「ヘテロシクリル」という用語は、先に定義された複素環基を指す。ヘテロシクリル環基は、任意のヘテロ原子または炭素原子の位置で主構造に結合していることで、安定した構造を生成していてもよい。
【0108】
「ヘテロシクリルアルキル」という用語は、アルキル基に直接結合した、先に定義された複素環基を指す。ヘテロシクリルアルキル基は、アルキル基内の炭素原子の位置で主構造に結合していることで、安定した構造を生成していてもよい。そのようなヘテロシクロアルキル基の例としては、非限定的に、ジオキソラニル、チエニル[1,3]ジチアニル、デカヒドロイソキノリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、イソチアゾリジニル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、オクタヒドロインドリル、オクタヒドロイソインドリル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロリジニル、オキサゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、4−ピペリドニル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、キヌクリジニル、チアゾリジニル、テトラヒドロフリル、トリチアニル、テトラヒドロピラニル、チオモルホリニル、チアモルホリニル、1−オキソ−チオモルホリニル、および1,1−ジオキソ−チオモルホリニルが挙げられる。
【0109】
「ヘテロアリール」という用語は、N、O、およびSから選択される1個以上のヘテロ原子を環原子として有する、場合により置換された5〜14員芳香族環を指す。該ヘテロアリールは、単環系、二環系、または三環系であってもよい。そのような「複素環」または「ヘテロアリール」基の例としては、非限定的に、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピロリル、フラニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ベンゾフラニル、インドリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサゾリル、カルバゾリル、キノリル、イソキノリル、アゼチジニル、アクリジニル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、ベンゾフラニル、カルバゾリル、シンノリニル、ジオキソラニル、インドリジニル、ナフチリジニル、ペルヒドロアゼピニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、テトラゾリル、テトラヒドロイソキノリル、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロリジニル、2−オキソアゼピニル、アゼピニル、4−ピペリドニル、ピロリジニル、ピリダジニル、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、トリアゾリル、インダニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、チアゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリル、キヌクリジニル、イソチアゾリジニル、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニル、オクタヒドロインドリル、オクタヒドロイソインドリル、デカヒドロイソキノリル、ベンゾイミダゾリル、チアジアゾリル、ベンゾピラニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、チエニル、ベンゾチエニル、チアモルホリニル、スルホキシド、チアモルホリニルスルホン、ジオキサホスホラニル、オキサジアゾリル、クロマニル、およびイソクロマニルが挙げられる。ヘテロアリール環基は、任意のヘテロ原子または炭素原子の位置で主構造に結合していることで、安定した構造を生成していてもよい。「置換ヘテロアリール」という用語は、1個以上のオキシド(−O−)置換基で置換された環系、例えばピリジニルN−オキシドも包含する。
【0110】
「ヘテロアリールアルキル」という用語は、アルキル基に直接結合した、先に定義されたヘテロアリール環基を指す。ヘテロアリールアルキル基は、アルキル基の任意の炭素原子の位置で主構造に結合していることで、安定した構造を生成していてもよい。
【0111】
「環」という用語は、炭素原子を3〜10個含む環を指す。
【0112】
他に断りがなければ、「置換」という用語は、同一または異なっていてもよい以下の置換基の任意の1つまたは任意の組合わせでの置換を指し、独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、カルボキシル、シアノ、ニトロ、オキソ(=O)、チオ(=S)、置換または非置換のアルキル、置換または非置換のアルコキシ、置換または非置換のアルケニル、置換または非置換のアルキニル、置換または非置換のアリール、置換または非置換のアリールアルキル、置換または非置換のシクロアルキル、置換または非置換のシクロアルキルアルキル、置換または非置換のシクロアルケニル、置換または非置換のシクロアルケニルアルキル、置換または非置換のヘテロアリール、置換または非置換のヘテロアリールアルキル、置換または非置換の複素環、置換ヘテロシクリルアルキル環、置換または非置換のグアニジン、−COOR
x、−C(O)R
x、−C(S)R
x、−C(O)NR
xR
y、−C(O)ONR
xR
y、−NR
yR
z、−NR
xCONR
yR
z、−N(R
x)SOR
y、−N(R
x)SO
2R
y、−(=N−N(R
x)R
y)、−NR
xC(O)OR
y、−NR
xR
y、−NR
xC(O)R
y−、−NR
xC(S)R
y、−NR
xC(S)NR
yR
z、−SONR
xR
y−、−SO
2NR
xR
y−、−OR
x、−OR
xC(O)NR
yR
z、−OR
xC(O)OR
y−、−OC(O)R
x、−OC(O)NR
xR
y、−R
xNR
yC(O)R
z、−R
xOR
y、−R
xC(O)OR
y、−R
xC(O)NR
yR
z、−R
xC(O)R
x、−R
xOC(O)R
y、−SR
x、−SOR
x、−SO
2R
x、および−ONO
2から選択され、ここで上記基のそれぞれにおけるR
x、R
y、およびR
zは、水素、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、置換もしくは非置換のアルケニル、置換もしくは非置換のアルキニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアリールアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキルアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換もしくは非置換のアミノ、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリールアルキル、置換もしくは非置換の複素環、または置換ヘテロシクリルアルキル環であってもよく、あるいはR
x、R
y、およびR
zのうちの任意の2つが
つながって、置換または非置換の飽和または不飽和3〜10員環を形成していてもよく、それが同一または異なっていてもよいヘテロ原子を任意で含んでいてもよく、O、NR
x(例えば、R
xは、水素またはアルキルであってもよい)またはSから選択される。本発明により予測される置換または置換基の組合わせは、好ましくは安定した、または化学的に実行可能な化合物を形成させるものである。本明細書で用いられる「安定した」という用語は、生成、検出ならびに好ましくはそれらの回収、精製、および医薬組成物への組込みを可能にする条件に供した時に、実質的に変化しない化合物または構造を指す。前述の「置換された」基における置換基は、更に置換することができない。例えば、「置換アルキル」上の置換基が「置換アリール」である場合、「置換アリール」上の置換基は、「置換アルケニル」にはなりえない。
【0113】
「ハロ」、「ハロゲン化物」、または「ハロゲン」という用語は、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味する。「ハロアルキル」、「ハロアルケニル」、「ハロアルキニル」および「ハロアルコキシ」という用語は、1個以上のハロ基で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニルおよびアルコキシ構造、ならびにそれらの組合わせを含む。例えば「フルオロアルキル」および「フルオロアルコキシ」という用語は、ハロがフッ素である、それぞれハロアルキルおよびハロアルコキシ基を含む。
【0114】
「保護基」または「PG」という用語は、特定の官能性を遮断または保護するために用いられる置換基を指す。化合物上の他の官能基は、依然として反応性であってもよい。例えば「アミノ保護基」は、化合物中のアミノ官能性を遮断または保護するアミノ基に結合した置換基である。適切なアミノ保護基としては、非限定的にアセチル、トリフルオロアセチル、tert−ブトキシカルボニル(BOC)、ベンジルオキシカルボニル(CBz)および9−フルオレニルメチレンオキシカルボニル(Fmoc)が挙げられる。同様に「ヒドロキシ保護基」は、ヒドロキシ官能性を遮断または保護するヒドロキシ基の置換基を指す。適切なヒドロキシ保護基としては、非限定的にアセチルおよびシリルが挙げられる。「カルボキシ保護基」は、カルボキシ官能性を遮断または保護するカルボキシ基の置換基を指す。適切なカルボキシ保護基としては、非限定的に−CH
2CH
2SO
2Ph、シアノエチル、2−(トリメチルシリル)エチル、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル、2−(p−トルエンスルホニル)エチル、2−(p−ニトロフェニルスルフェニル)エチル、2−(ジフェニルホスフィノ)エチル、およびニトロエチルが挙げられる。保護基およびその使用の一般的記載に関しては、T.W Greene, Protective Groups in Organic Synthesis, Jhon Wiley & Sons, New York, 1991を参照されたい。
【0115】
本明細書に記載された化合物の特定のものは、1個以上の不斉中心を含み、このため鏡像異性体、ジアステレオマー、および他の立体異性体形態をもたらすことができ、絶対立体化学に関して(R)−または(S)−と定義することができる。本発明の化学物質、医薬組成物および方法は、ラセミ混合物、光学的に純粋な形態および中間体混合物をはじめとする、そのような可能性のある異性体の全てを包含するものとする。例えば中間体混合物の非限定的例としては、10:90、13:87、17:83、20:80または22:78の比の異性体混合物が挙げられる。光学活性(R)−および(S)−異性体は、キラルシントンもしくはキラル試薬を用いて調製することができ、または従来の技術を用いて分解することができる。本明細書に記載された化合物がオレフィン二重結合または幾何学的不斉の他の中心を含む場合、他に断りがなければ、該化合物は、EおよびZ幾何異性体を両者とも含むものとする。
【0116】
「互変異性体」という用語は、異性体形態が平衡状態で比較的容易に相互変換することを特徴とする化合物を指す。これらの異性体は、本発明に含まれるものとする。「互変異性体」は、互変異性化により相互変換する、構造的に異なる異性体である。「互変異性化」は、異性化の一形態であり、酸−塩基化学の部分集合と見なされるプロトトロピックまたはプロトンシフト互変異性化を包含する。「プロトトロピック互変異性化」または「プロトンシフト互変異性化」は、結合順序の変換、多くの場合単結合と隣接する二重結合との交換により実行されるプロトンの移動を含む。互変異性化が可能ならば(例えば、溶液中)、互変異性体の化学平衡に到達させることができる。互変異性化の一例が、ケト−エノール互変異性化である。ケト−エノール互変異性化の具体的例が、ペンタン−2,4−ジオン互変異性体と4−ヒドロキシペンタ−3−エン−2−オン互変異性体との相互変換である。互変異性化の別の例は、フェノール−ケト互変異性化である。フェノール−ケト互変異性化の具体的例が、ピリジン−4−オール互変異性体とピリジン−4(1H)−オン互変異性体との相互変換である。
【0117】
「脱離基または原子」は、反応条件下で出発物質から切断されることで、特異的部位での反応を促進する任意の基または原子である。他に断りがなければそのような基の適切な例は、ハロゲン原子、ならびにメシルオキシ、p−ニトロベンゼンスルホニルオキシおよびトシルオキシ基である。
【0118】
「プロドラッグ」という用語は、通常の代謝工程により体内で活性形態に変換される、化合物の不活性な前駆体の化合物を指す。プロドラッグの設計は、概してHardma, et al.(編), Goodman and Gilman's The Pharmacological Basis of Therapeutics, 9版., pp11-16 (1996)において議論されている。完全な考察は、Higuchi, et al., Prodrugs as Novel Delivery Systems, Vol. 14, ASCD Symposium SeriesおよびRoche(編), Bioreversible Carriers in drug Design, American Pharmaceutical Association and Pergamon Press (1987)に示されている。例示のために、例えばエステルまたはアミド結合の加水分解により、プロドラッグは薬理学的活性形態に変換され、それにより得られた生成物の官能基を導入または暴露することができる。内在性化合物と反応して化合物の薬理学的性質を更に高める、例えば循環半減期を延長する、水溶性共役体を形成するように、プロドラッグを設計することができる。あるいは、例えばグルクロン酸、硫酸塩、グルタチオン、アミノ酸、または酢酸塩により、官能基上で共有結合性修飾を受けるように、プロドラッグを設計することができる。得られた共役体を不活化して尿中に排出することができ、または親化合物よりも強力にすることができる。高分子量共役体は、胆汁中に排出され、酵素切断に供され、循環に戻され、それにより最初に投与された化合物の生物学的半減期を効果的に延長させることもできる。
【0119】
「エステル」という用語は、水の脱離を伴う、酸とアルコールとの反応により形成される化合物を指す。エステルは、一般式RCOOR’により表わすことができる。
【0120】
これらのプロドラッグおよびエステルは、本発明の範囲に含まれるものとする。
【0121】
加えて本発明は、1種以上の同位体が高濃度の原子の存在のみが異なる化合物、例えば水素をジューテリウムまたはトリチウムで置換したもの、または炭素を
13Cまたは
14Cが高濃度の炭素で置換したものも包含する。
【0122】
本発明の化合物は、そのような化合物を構成する原子1種以上の位置に、天然にはない割合の同位体原子を含んでいてもよい。例えば該化合物は、放射性同位体、例えばトリチウム(
3H)、ヨウ素−125(
125I)または炭素−14(
14C)で放射線標識されていてもよい。放射性であるか否かに関わらず、本発明の化合物の同位体変種全てが、本発明の範囲に包含される。
【0123】
本発明の一部を形成する薬学的に許容しうる塩としては、無機塩基、例えばLi、Na、K、Ca、Mg、Fe、Cu、Zn、およびMnから得られる塩;有機塩基、例えばN,N’−ジアセチルエチレンジアミン、グルカミン、トリエチルアミン、塩素、水酸化物、ジシクロヘキシルアミン、メトホルミン、ベンジルアミン、トリアルキルアミン、およびチアミンの塩;キラル塩基、例えばアルキルフェニルアミン、グリシノール、およびフェニルグリシノール;天然アミノ酸、例えばグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ノルロイシン、チロシン、シスチン、システイン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、ヒスチジン、オルニチン、リシン、アルギニン、およびセリン、の塩;本発明の化合物の、ハロゲン化アルキル、硫酸アルキル、例えばMeIおよび(Me)
2SO
4での第四級アンモニウム塩;非天然アミノ酸、例えばD−異性体または置換アミノ酸;グアニジン;ならびに置換基がニトロ、アミノ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アンモニウムまたは置換アンモニウム塩、およびアルミニウム塩から選択される置換グアニジンが挙げられる。塩は、適宜、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、過塩素酸塩、ホウ酸塩、ハロゲン化水素酸塩、酢酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、パルミチン酸塩、メタンスルホン酸塩、安息香酸塩、サリチル酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、アスコルビン酸塩、グリセロリン酸塩、およびケトグルタル酸塩である酸付加塩を含んでいてもよい。
【0124】
本明細書において、分子量などの物理特性、または化学式などの化学的性質に関して範囲が用いられる場合、範囲およびその具体的実施形態の全ての組合わせおよび部分的組合わせが含まれるものとする。数字または数値範囲を参照する際の「約」という用語は、参照される数字または数値範囲が実験変動以内の(または統計学的実験誤差以内の)近似値であり、このため数字または数値範囲は言及された数字または数値範囲の、例えば1%〜15%で変動しうることを意味する。「含んでいる」(および関連の用語、例えば「含む」または「有している」または「包含している」)という用語は、記載された特徴「からなる」または「実質的に(記載された特徴)からなる」そのような実施形態、例えば任意の表題組成物、組成物、方法、または工程などの実施形態を包含する。
【0125】
以下の略語および用語は、全体を通して、示された意味を有する:PI3−K=ホスホイノシチド3−キナーゼ;PI=ホスファチジルイノシトール;PDK=ホスホイノシチド依存性キナーゼ;DNA−PK=デオキシリボース核酸依存性プロテインキナーゼ;PTEN=10番染色体で欠失されたホスファターゼ・テンシンホモログ;PIKK=ホスホイノシチドキナーゼ様キナーゼ;AIDS=後天性免疫不全症候群;HIV=ヒト免疫不全ウイルス;MeI=ヨウ化メチル;POCI
3=オキシ塩化リン;KCNS=イソチオシアン酸カリウム;TLC=薄層クロマトグラフィー;MeOH=メタノール;およびCHCl
3=クロロホルム。
【0126】
本明細書で用いられる略語は、化学および生物学の技術分野での従来の意味を有する。
【0127】
「細胞増殖」という用語は、細胞数が分裂の結果、変化した現象を指す。この用語は、細胞の形態が増殖シグナルと一致して変化した(例えば寸法が増加した)細胞成長も包含する。
【0128】
本明細書で用いられる「共投与」、「〜との併用投与」およびその文法的同等物は、2種以上の薬剤の動物への投与により、両方の薬剤および/またはその代謝産物が同時に動物体内に存在することを包含する。共投与は、別個の組成物での同時投与、別個の組成物での異なる時間の投与、または両方の薬剤が存在する一組成物での投与を包含する。
【0129】
「効果的量」または「治療上効果的な量」という用語は、非限定的に以下に定義された疾患治療をはじめとする目的の適用を実行するのに十分となる、本明細書に記載された化合物の量を指す。治療上効果的な量は、目的の適用(インビトロまたはインビボ)または治療される対象および疾患状態、例えば対象の体重および年齢、疾患状態の重症度、投与の手法などに応じて変動得、当業者により容易に決定することができる。この用語は、標的細胞内で特定の応答、例えば血小板粘着および/または細胞遊走の低減、を誘導する用量にも適用される。具体的用量は、選択される特定の化合物、従う投与レジメン、他の化合物との併用で投与されるかどうか、投与のタイミング、投与される組織、および輸送される物理的送達システムに応じて変動するであろう。
【0130】
本明細書で用いられる「治療」、「治療すること」、または「寛解すること」は、互換的に用いられる。これらの用語は、非限定的に治療的利益および/または予防利益をはじめとする有益な結果または所望の結果を得るためのアプローチを指す。治療的利益とは、治療される根本的障害の根絶または寛解を意味する。同じく治療的利益は、根本的障害に関連する1種以上の生理学的症状の根絶または寛解の結果、改善が患者において観察されることで実現され、患者が根本的障害に依然として悩まされている可能性には無関係である。予防的利益に関して、特定の疾患を発症するリスクのある患者、または疾患の1種以上の生理学的症状を報告する患者に、この疾患の診断が下されていないとしても、該組成物を投与してよい。
【0131】
本明細書で用いられる「治療効果」という用語は、先に記載された治療的利益および/または予防的利益を包含する。予防効果は、疾患もしくは状態の出現を遅延もしくは排除すること、疾患もしくは状態の症状発現を遅延もしくは排除すること、疾患もしくは状態の進行を緩徐化、停止、もしくは逆戻りさせること、またはそれらの任意の組合わせを包含する。
【0132】
「対象」または「患者」変動し得、は、ホ乳類などの動物、例えばヒトを指す。本明細書に記載された方法は、ヒトの治療薬または獣医学的適用の両方において有用となりうる。幾つかの実施形態において、患者はホ乳類であり、幾つかの実施形態において、患者はヒトである。
【0133】
「放射線治療」は、専門家に公知の日常的方法および組成物を用いて、患者を放射線放出体、例えばα線発光放射性核種(例えば、アクチニウムおよびトリウム放射性核種)、低線エネルギー付与(LET)放射線放出体(即ち、β線放出体)、転換電子放出体(例えば、ストロンチウム−89およびサマリウム−153−EDTMP)、または非限定的にX線、γ線、および中性子をはじめとする高エネルギー放射線に曝露することを意味する。
【0134】
「シグナル伝達」は、刺激または阻害シグナルが細胞または細胞内へ伝送されて細胞内応答を誘発する過程である。シグナル伝達経路のモジュレーターは、同一の特異的シグナル伝達経路に位置づけられた1種以上の細胞内タンパク質の活性を調整する化合物を指す。モジュレーターは、シグナル伝達分子の活性を増大(アゴニスト)または抑制(アンタゴニスト)し得る。
【0135】
生物活性剤に適用される「選択的阻害」または「選択的に阻害する」という用語は、ターゲットとの直接的または間接的な相互作用を介して、ターゲットシグナル伝達活性をオフターゲット・シグナル伝達活性と比較して選択的に低下させる、薬剤の能力を指す。
【0136】
「薬学的に許容しうる担体」または「薬学的に許容しうる賦形剤」という用語には、非限定的に、あらゆる溶媒、分散媒体、コーティング、抗菌および抗真菌剤、等張および吸収遅延剤、1種以上の適切な希釈剤、充填剤、塩、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、滑剤、湿潤剤、放出制御マトリックス、着色剤/着香剤、担体、賦形剤、緩衝剤、安定化剤、可溶化剤、およびそれらの組合わせが挙げられる。任意の従来の媒体または薬剤が有効成分と不適合性である場合を除き、本発明の治療的組成物中でのその使用が予測される。補足的有効成分を、該組成物に組入れることもできる。
【0137】
幾つかの実施形態において、1種以上の表題化合物が、mTor、DNA依存性プロテインキナーゼ(Pubmedタンパク質アクセッション番号(PPAN)AAA79184)、AbIチロシンキナーゼ(CAA52387)、Bcr−Abl、造血細胞キナーゼ(PPAN CAI19695)、Src(PPAN CAA24495)、血管内皮増殖因子受容体2(PPAN ABB82619)、上皮増殖因子受容体(PPAN AG43241)、EPH受容体B4(PPAN EAL23820)、幹細胞増殖因子(PPAN AAF22141)、チロシン−プロテインキナーゼ受容体TIE−2(PPAN Q02858)、fms関連チロシンキナーゼ3(PPAN NP_004110)、血小板由来増殖因子受容体α(PPAN NP_990080)、RET(PPAN CAA73131)、および任意の他の関連プロテインキナーゼ、ならびに任意のその機能的突然変異体からなる群より選択されるPI3キナーゼまたはプロテインキナーゼに特異的に結合する。
【0138】
幾つかの実施形態において、pi 10α、pi 10β、pi 10γ、またはpi 10δに対する表題化合物のIC50は、約1μM未満、約100nM未満、約50nM未満、約10nM未満、約1nM未満、または約0.5nM未満である。幾つかの実施形態において、mTorに対する表題化合物のIC50は、約1μM未満、約100nM未満、約50nM未満、約10nM未満、約1nM未満、または約0.5nM未満である。幾つかの他の実施形態において、1種以上の表題化合物は、二重の結合特異性を示し、PI3キナーゼ(例えば、クラスI PI3キナーゼ)およびプロテインキナーゼ(例えば、mTor)を阻害することが可能であり、IC50が、約1μM未満、約100nM未満、約50nM未満、約10nM未満、1nM未満、または約0.5nM未満である。
【0139】
幾つかの実施形態において、本発明の化合物は、本明細書に開示された1種以上の機能的特徴を示す。例えば1種以上の表題化合物は、PI3キナーゼに特異的に結合する。幾つかの実施形態において、pi 10α、pi 10β、pi 10γ、またはpi 10δに対する表題化合物のIC50は、約1μM未満、約100nM未満、約50nM未満、約10nM未満、約1nM未満、約0.5nM未満、約100pM未満、または約50pM未満である。
【0140】
幾つかの実施形態において、1種以上の表題化合物は、タイプIまたはクラスIホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3キナーゼ)の1種以上を選択的に阻害することができ、IP50はインビトロキナーゼアッセイでの測定で、約100nM、50nM、10nM、5nM、100pM、10pMまたは1pMである。
【0141】
幾つかの実施形態において、1種以上の表題化合物は、PI3キナーゼα、PI3キナーゼβ、PI3キナーゼγ、およびPI3キナーゼδからなるタイプIまたはクラスIホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3キナーゼ)の1または2種を選択的に阻害することができる。幾つかの態様において、表題化合物の幾つかは、他の全てのタイプI PI3キナーゼに比較して、PI3キナーゼδを選択的に阻害する。他の態様において、表題化合物の幾つかは、タイプI PI3キナーゼの残りの種類に比較して、PI3キナーゼδおよびPI3キナーゼγを選択的に阻害する。更に他の態様において、表題化合物の幾つかは、タイプI PI3キナーゼの残りの種類に比較して、PI3キナーゼαおよびPI3キナーゼβを選択的に阻害する。更に他の幾つかの態様において、表題化合物の幾つかは、タイプI PI3キナーゼの残りの種類に比較して、PI3キナーゼδおよびPI3キナーゼαを選択的に阻害する。更に他の幾つかの態様において、表題化合物の幾つかは、タイプI PI3キナーゼの残りの種類に比較してPI3キナーゼδおよびPI3キナーゼβを選択的に阻害するか、またはタイプI PI3キナーゼの残りの種類に比較してPI3キナーゼδおよびPI3キナーゼαを選択的に阻害するか、またはタイプI PI3キナーゼの残りの種類に比較してPI3キナーゼαおよびPI3キナーゼγを選択的に阻害するか、またはタイプI PI3キナーゼの残りの種類に比較してPI3キナーゼγおよびPI3キナーゼβを選択的に阻害する。
【0142】
更に別の実施形態において、タイプI PI3キナーゼの1種以上を選択的に阻害する阻害剤、または1種以上のタイプI PI3キナーゼを介したシグナル伝達経路を選択的に阻害する阻害剤は、あるいは、他のタイプI PI3キナーゼの残りの種類に対する阻害剤の50%阻害濃度(IC50)よりも、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも50倍、少なくとも100倍、少なくとも1000倍、またはそれ未満となる、所定のタイプI PI3キナーゼに対するIC50を示す化合物を指すと理解することができる。
【0143】
本明細書で用いられる「PI3キナーゼδ選択的阻害剤」という用語は、一般に、PI3キナーゼδアイソザイムの活性を、PI3Kファミリーの他のアイソザイムよりも効果的に阻害する化合物を指す。PI3キナーゼδ選択的阻害剤化合物は、それゆえ、「非選択的PI3K阻害剤」である従来のPI3K阻害剤、例えばウォルトマンニンおよびLY294002よりもPI3キナーゼδに対して選択性がある。
【0144】
PI3キナーゼδの阻害は、様々な状態、例えば、非限定的に自己免疫疾患、アレルギー性疾患、および関節炎疾患をはじめとする炎症反応を特徴とする状態の治療において治療的利益を有していてもよい。重要なこととして、PI3キナーゼδ機能の阻害は、生物学的機能、例えば生存能力および生殖能力に影響を及ぼすことはないようである。
【0145】
本明細書で用いられる「炎症反応」は、発赤、発熱、浮腫、および疼痛(即ち、炎症)を特徴とし、典型的には組織傷害または破壊が関与する。炎症反応は通常、組織の損傷または破壊により誘発される局所的な保護反応であり、有害物質および損傷組織の両方を破壊、希釈または遮断(隔絶)する働きがある。炎症反応は、注目すべきこととして、白血球の流入および/または白血球(例えば好中球)走化性に伴う。炎症反応は、病原生物体およびウイルスへの感染、ならびに非感染的手段、例えば外傷または心筋梗塞もしくは卒中後の再灌流、外来抗原に対する免疫反応、および自己免疫疾患により生じる可能性がある。本発明による方法および化合物での治療に適する炎症反応は、特異的防御システムの反応に関連する状態、および非特異的防御システムの反応に関連する状態を包含する。
【0146】
本発明の治療方法は、炎症細胞活性化に関連する状態の寛解のための方法を包含する。「炎症細胞活性化」は、刺激物質(非限定的にサイトカイン、抗原または自己抗体を含む)による増殖細胞応答の誘導、可溶性媒介物質(非限定的にサイトカイン、酸素ラジカル、酵素、プロスタノイド、または血管作動性アミンを含む)の生成、または炎症細胞(非限定的に単球、マクロファージ、Tリンパ球、Bリンパ球、顆粒球(好中球、好塩基球および好酸球をはじめとする多形核白血球)、肥満細胞、樹状細胞、ランゲルハンス細胞、および内皮細胞を含む)内の新規もしくはより多くの媒介物質(非限定的に主な組織適合性抗原または細胞粘着分子を含む)の細胞表面発現を指す。これらの細胞内のこれらの表現型の1つまたは組合わせの活性化が、炎症状態の開始、永続化または増悪に寄与しうることは、当業者に理解されよう。
【0147】
本明細書で用いられる「自己免疫疾患」は、組織障害が身体そのものの成分への体液または細胞を介した応答に関連する、任意の障害群を指す。本明細書で用いられる「移植片拒絶」は、移植された組織(臓器または細胞(例えば骨髄)を含む)および周囲組織の機能的損失、疼痛、浮腫、白血球増多、および血小板減少を特徴とする、移植された組織を対象とする任意の免疫反応を指す。本明細書で用いられる「アレルギー性疾患」は、アレルギーにより生じる任意の症状、組織損傷、または組織機能的損失を指す。本明細書で用いられる「関節炎疾患」は、様々な病因に起因する関節の炎症病変を特徴とする任意の疾患を指す。本明細書で用いられる「皮膚炎」は、様々な病因に起因する皮膚の炎症を特徴とする、皮膚疾患の大きな集合のいずれかを指す。
【0148】
先に記載された通り、「PI3キナーゼδ選択性阻害剤」という用語は一般に、PI3キナーゼδアイソザイムの活性を、PI3Kファミリーの他のアイソザイムよりも効果的に阻害する化合物を指す。酵素活性(または他の生物活性)の阻害剤としての化合物の相対的有効性は、その活性を所定の度合いまで阻害する各化合物の濃度を測定し、その後、結果を比較することにより、確定することができる。典型的には好ましい測定因子は、生化学アッセイにおいて活性の50%を阻害する濃度、即ち50%阻害濃度または「IC50」である。IC50の測定は、当該技術分野で公知の従来技術を用いて遂行することができる。一般にIC50は、一定範囲の濃度の被験阻害剤の存在下で、所定の酵素の活性を計測することにより測定することができる。その後、実験的に得られた酵素活性値を、用いられた阻害剤濃度に対してプロットする。50%酵素活性(任意の阻害剤の非存在下での活性と比較して)を示す阻害剤濃度が、IC50として得られる。同様に、活性の適切な測定により、他の阻害濃度を定義することができる。例えば幾つかの設定において、90%阻害濃度、即ちIC90などを確定することが望ましい場合がある。
【0149】
したがってPI3キナーゼδ選択的阻害剤は、あるいは、クラスI PI3Kファミリーの他のあらゆる構成員に関するIC50よりも、少なくとも10倍低い、任意の態様において少なくとも20倍低い、そして任意の態様において少なくとも30倍低い、PI3キナーゼδに関する50%阻害濃度(IC50)を示す化合物を指すと理解することができる。本発明の別の実施形態において、「PI3キナーゼδ選択的阻害剤」という用語は、クラスI PI3Kファミリーの他のいかなる構成員に対するIC50よりも、少なくとも50倍低い、任意の態様において少なくとも100倍低い、更に別の態様において少なくとも200倍低い、そして更に別の態様において少なくとも500倍低い、PI3キナーゼδに対するIC50を示す化合物を指すと理解することができる。PI3キナーゼδ選択的阻害剤は、典型的には、先に記載されたPI3キナーゼδ活性を選択的に阻害する量で投与される。
【0150】
本発明の方法は、インビボまたはエクスビボで細胞集団へ適用してもよい。「インビボ」は、動物もしくはヒトの体内、または対象の体内など、生存する個体内を意味する。これに関連して本発明の方法は、個体において治療的または予防的に用いられてもよい。「エクスビボ」または「インビトロ」は、生存する個体の外部を意味する。エクスビボ細胞集団の例としては、非限定的に個体から得られた液体または組織試料をはじめとする、インビトロ細胞培養および生体試料が挙げられる。そのような試料は、当該技術分野で公知の方法により得ることができる。例示的な生物学的液体試料としては、血液、脳脊髄液、尿、および唾液が挙げられる。例示的な組織試料としては、腫瘍およびその生検が挙げられる。これに関連して本発明は、治療目的および実験目的をはじめとする様々な目的で用いられてもよい。例えば本発明をエクスビボまたはインビトロで用いて、所与の適応症、細胞型、個体、および他のパラメータのためのPI3キナーゼδ選択性阻害剤投与の最適なスケジュールおよび/または用量を決定することができる。そのような使用から収集された情報を実験目的もしくは診断目的で、または病院内で用いて、インビボ治療のためのプロトコルを設定してもよい。本発明が適しうる他のエクスビボ使用は、以下に記載されているか、または当業者には明白であろう。
【0151】
医薬組成物
本発明は、本発明の1種以上の化合物を含む医薬組成物を提供する。該医薬組成物は、本明細書に記載された1種以上の更なる有効成分を含んでいてもよい。該医薬組成物は、本明細書に記載される障害のいずれかのために投与されてもよい。
【0152】
幾つかの実施形態において、本発明は、ホ乳類において、不適当な、過度に活性のある、損傷的な、または有害な免疫反応に関連する疾患または状態を治療するための医薬組成物を提供する。そのような不適当な免疫反応は、例えば喘息、肺気腫、気管支炎、乾癬、アレルギー、アナフィラキシー、自己免疫疾患、関節リウマチ、移植片対宿主病、およびエリテマトーデスに関連するか、またはそれをもたらす可能性がある。本発明の医薬組成物は、非限定的に肺胞、胸腔、気管支管、気管、上気道、または呼吸のための神経および筋肉に影響を及ぼす疾患をはじめとする、他の呼吸器疾患を治療するのに用いることができる。
【0153】
幾つかの実施形態において、本発明は、非限定的に急性骨髄性白血病、胸腺癌、脳癌、肺癌、扁平上皮癌、皮膚癌、目の癌、網膜芽細胞腫、眼内の黒色腫、口腔癌および口咽頭癌、膀胱癌、胃癌(gastric cancer)、胃癌(stomach cancer)、膵臓癌、膀胱癌、乳癌、子宮頸癌、頭部癌、頸部癌、腎臓癌(renal cancer)、腎臓癌(kidney cancer)、肝臓癌、卵巣癌、前立腺癌、大腸癌、食道癌、精巣癌、婦人科系の癌、甲状腺癌、CNS、PNS、AIDS関連の癌(例えば、リンパ腫およびカポジ肉腫)またはウイルス誘導性の癌などの癌をはじめとする増殖過剰性障害などの障害の治療のための医薬組成物を提供する。幾つかの実施形態において、本該医薬組成物は、皮膚の良性過形成(例えば乾癬)、網膜症、または前立腺の良性過形成(例えば、良性前立腺肥大(BPH))などの非癌性増殖過剰性障害を治療するためのものである。
【0154】
本発明は、腫瘍性血管新生、慢性炎症性疾患、例えば関節リウマチ、炎症性腸疾患、アテローム性硬化症、皮膚疾患、例えば乾癬、湿疹および強皮症、糖尿病、糖尿病性網膜症、未熟児網膜症、加齢性黄斑変性、血管腫、グリオーマ、黒色腫、カポジ肉腫、卵巣癌、乳癌、肺癌、膵臓癌、前立腺癌、結腸癌および類表皮癌として症状発現しうるホ乳類の血管形成または血管新生に関連する疾患を治療するための組成物にも関する。
【0155】
本発明は、ホ乳類における肝臓疾患(糖尿病を含む)、膵臓または腎臓疾患(増殖性糸球体腎炎および糖尿病による腎臓疾患を含む)または疼痛の治療のための組成物も提供する。
【0156】
本発明は、ホ乳類の胚細胞移植の予防のための組成物を更に提供する。
【0157】
表題の医薬組成物は、典型的には有効成分としての本発明の化合物またはその薬学的に許容しうる塩、エステルもしくはプロドラッグの治療上効果的な量を提供するように配合される。所望なら、該医薬組成物は、有効成分としての本発明の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩および/もしくは配位錯体と、1種以上の薬学的に許容しうる賦形剤、担体、例えば不活性固体希釈剤および充填剤、滅菌水溶液および様々な有機溶媒をはじめとする希釈剤、浸透促進剤、可溶化剤、およびアジュバントとを含む。
【0158】
表題の医薬組成物は、単独で、または1種以上の他の薬剤と併用で投与することができ、他の薬剤も典型的には医薬組成物の形態で投与される。所望なら表題化合物および他の薬剤を調製物に混和してもよく、または両成分を別個の調製物に配合してそれらを別個にまたは同時に併用してもよい。
【0159】
方法としては、単独での、または本明細書に記載された併用での阻害剤の投与が挙げられ、それぞれの場合に、任意で1種以上の適切な希釈剤、充填剤、塩、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、滑剤、湿潤剤、放出制御マトリックス、着色剤/着香剤、担体、賦形剤、緩衝剤、安定化剤、可溶化剤、およびそれらの組合わせを含む。
【0160】
様々な医薬組成物の調製が、当該技術分野で公知である。例えば、全てが全体として参照により本明細書に組入れられた、Anderson, Philip O.; Knoben, James E.; Troutman, William G,(編), Handbook of Clinical Drug Data, Tenth Edition, McGraw-Hill, 2002; Pratt and Taylor,(編), Principles of Drug Action, Third Edition, Churchill Livingston, New York, 1990; Katzung,(編), Basic and Clinical Pharmacology, Ninth Edition, McGraw Hill, 2003; Goodman and Gilman,(編), The Pharmacological Basis of Therapeutics, Tenth Edition, McGraw Hill, 2001; Remingtons Pharmaceutical Sciences, 20th Ed., Lippincott Williams & Wilkins., 2000; Martindale, The Extra Pharmacopoeia, Thirty-Second Edition (The Pharmaceutical Press, London, 1999)を参照されたい。
【0161】
本発明の化合物または医薬組成物は、化合物を作用部位へ送達させる任意の経路、例えば経口経路、十二指腸内経路、非経口注入(静脈内、動脈内、皮下、筋肉内、血管内、腹腔内または輸注を含む)、局所投与(例えば、経皮適用)、直腸投与、カテーテルまたはステントまたは吸入での局所送達により、投与することができる。該化合物を脂肪組織内または髄腔内へ投与することもできる。
【0162】
該組成物を、固体、半固体、液体もしくは気体形態で投与してもよく、または凍結乾燥形態などの乾燥粉末で投与してもよい。該医薬組成物は、例えばカプセル、サシェ剤、カシェ剤、ゼラチン、紙状薬(papers)、錠剤、カプセル、坐剤、ペレット、丸薬、トローチ、およびドロップなどの固体投与形態をはじめとする送達が簡便な形態で包装することができる。包装のタイプは一般に、所望の投与経路に依存する。移植可能な持続放出性配合剤も、経皮配合剤と同様に予測される。
【0163】
投与経路
本発明による方法において、阻害剤化合物を様々な経路で投与してもよい。例えば医薬組成物は、注入用、または経口、経鼻、経皮もしくは他の投与形態用、例えば静脈内、皮膚内、筋肉内、乳房内、腹腔内、髄腔内、眼内、眼球後、肺内(例えば、エアロゾル化薬物)もしくは皮下注入による(例えば脾臓被膜、脳内または角膜内に埋め込まれる、長時間放出用のデポ投与を含む);舌下、肛門内、もしくは膣内投与による、または外科的移植、例えば脾臓被膜、脳内もしくは角膜内への埋め込みによるものであってもよい。治療は、一定期間での単回投与または反復投与からなるものであってもよい。一般に本発明の方法は、本発明のモジュレーターの効果的量を、先に記載された通り1種以上の薬学的に許容しうる希釈剤、防腐剤、可溶化剤、乳化剤、アジュバントおよび/または担体と共に投与することを含む。
【0164】
表題の医薬組成物は、例えば、錠剤、カプセル、丸薬、粉末、徐放性配合剤、溶液、懸濁液としての経口投与に適した形態、滅菌溶液、懸濁液もしくはエマルジョンとしての非経口投与に適した形態、軟膏もしくはクリームとしての局所投与に適した形態、または坐剤としての直腸投与に適した形態であってもよい。該医薬組成物は、正確な投与量の単回投与に適した単位投与形態であってもよい。該医薬組成物は、従来の医薬担体または賦形剤と、有効成分としての本発明の化合物とを含むであろう。加えてそれは、他の薬剤または医薬剤、担体、およびアジュバントを含んでいてもよい。
【0165】
一態様において、本発明は、本発明の医薬組成物の経口投与の方法を提供する。経口固体投与形態は、概して、前出のRemington's Pharmaceutical SciencesのChapter 89に記載されている。固体投与形態としては、錠剤、カプセル、丸薬、トローチまたはドロップ、およびカシェ剤またはペレットが挙げられる。同じくリボソームまたは類タンパク質カプセル化を、組成物の配合のために用いてもよい(例えば、米国特許第4,925,673に報告された類タンパク質ミクロスフェアとして)。リポソームカプセル化は、様々なポリマーで誘導体化されたリポソームを含んでいてもよい(例えば、米国特許第5,013,556)。配合剤は、本発明の化合物と、胃での分解を防御し、腸で生物活性物質を放出させる不活性成分とを含んでいてもよい。
【0166】
PI3キナーゼδ選択性化合物の毒性および治療有効性は、例えばLD50(集団の50%が致死となる用量)およびED50(集団の50%が治療上効果的となる用量)を決定するために、細胞培養物または実験動物で標準の医薬手順により決定することができる。加えてこの情報は、非限定的に放射線、化学療法剤、光力学的治療、ラジオ波焼灼、抗血管新生剤、およびそれらの組合わせをはじめとする他の治療薬で追加治療された細胞培養物または実験動物で決定することができる。
【0167】
投与される化合物の量は、治療されるホ乳類、障害または状態の重症度、投与速度、該化合物の生体内分布、および処方する医師の裁量に依存するであろう。しかし効果的投与量は、単回または分割投与で、1日あたり約0.001〜約100mg/kg体重、好ましくはり約1〜約35mg/kg/日の範囲内である。70kgのヒトでは、これは約0.05〜7g/日、好ましくは約0.05〜約2.5g/日の量となろう。幾つかの例において、前述の範囲の下限未満の投与レベルが十二分に適切となる場合があるが、それ以外の例では、例えば投与日終日の間により大きな用量を複数の小用量に分割することにより、任意の有害な副反応を引き起こさずに、そのような大きな用量を用いることができる。
【0168】
幾つかの実施形態において、本発明の化合物は、単回投与で投与される。典型的にはそのような投与は、薬剤を急速に導入するために注射、例えば静脈注射によるであろう。しかし適宜、他の経路を用いてもよい。本発明の化合物の単回投与を、急性状態の治療に用いてもよい。
【0169】
本発明の方法の実践において、該医薬組成物は一般に、日用量で、あるいはより長いまたは短い間隔で同用量で、例えば1日おきに、1週間に2回、1週間に1回、または1日2もしくは3回として、1pg化合物/kg体重〜1000mg/kg、0.1mg/kg〜100mg/kg、0.1mg/kg〜50mg/kg、および1〜20mg/kgの範囲内の用量で与えられる。阻害剤化合物は、最初はボーラスにより、続いて連続輸注により投与されることで、薬物製品の治療循環レベルを保持してもよい。当業者は、治療される個体の良好な医療実技および臨床状態により決定された通り、効果的投与量および投与レジメンを容易に最適化するであろう。投与頻度は、薬剤の薬物動態パラメータおよび投与経路に依存するであろう。最適な医薬配合剤は、投与経路および所望の投与量に応じて当業者により決定されるであろう[例えば、開示が参照により本明細書に組入れられたRemington's Pharmaceutical Sciences, pp. 1435-1712を参照されたい]。そのような配合剤は、投与された薬剤の物理的状況、安定性、インビボ放出速度、およびインビボクリアランスの速度に影響を及ぼす可能性がある。投与経路に応じて、適切な用量を体重、体表面積または臓器寸法に従って計算してもよい。上述の配合剤をそれぞれ含む治療の適切な投与量を決定するのに必要となる計算の更なる精密化は、過度の実験によらなくとも、特に本明細書に開示された投与量情報およびアッセイと、ヒト臨床試験で観察された薬物動態データに照らして、当業者により日常的に行われる。適切な投与量は、血中投与レベルを、適切な医師が判断する薬物の作用を改良する様々な因子、例えば薬物の特異的活性、適応症の重症度、および個体の応答性、個体の年齢、状態、体重、性別および食事、投与時間、ならびに他の臨床因子と併せて決定するための確立されたアッセイを用いることにより確認してもよい。試験を実施すれば、適切な投与レベル、ならびに本発明の方法で治療されうる様々な疾患および状態の治療期間に関して、更なる情報が発生するであろう。
【0170】
幾つかの実施形態において、本発明の化合物は、反復投与される。投与は、1日あたり約1回、2回、3回、4回、5回、6回、または6回を超えていてもよい。投与は、1ヶ月に1回、2週間に1回、1週間に1回、または1日おきに1回であってもよい。別の実施形態において、本発明の化合物および別の薬剤を一緒に、約1日1回〜約1日6回投与する。別の実施形態において、本発明の化合物および薬剤の投与を、約7日未満の間、継続する。更に別の実施形態において、投与を約6日、10日、14日、28日、2ヶ月、6ヶ月、または1年を超えて継続する。幾つかの例において、連続投与を実現し、必要な限り持続する。
【0171】
本発明の薬剤の投与は、必要な限り継続してもよい。幾つかの実施形態において、本発明の薬剤を、1日、2日、3日、4日、5日、6日、7日、14日または28日を超えて投与する。幾つかの実施形態において、本発明の薬剤を、28日、14日、7日、6日、5日、4日、3日、2日、または1日未満の間投与する。幾つかの実施形態において、本発明の薬剤を、例えば慢性的影響の治療のために、慢性的に継続して投与する。
【0172】
本発明の化合物の効果的量を、直腸、口腔、鼻内および経皮経路、動脈内注射、静脈内、腹腔内、非経口、筋肉内、皮下、経口、局所または吸入をはじめとし、類似の用途を有する薬剤の許容される投与様式のいずれかにより、単回投与または反復投与のいずれかで投与してもよい。
【0173】
本発明の化合物は、複数の投与量で投与してもよい。化合物の薬物動態の対象間変動により、投与レジメンの個別化が最適な治療に必要となることは、当該技術分野で公知である。本発明の化合物の投与量は、本発明の開示に照らした日常的実験により見出され得る。
【0174】
本発明の化合物が1種以上の薬剤を含む組成物中で投与され、そして該薬剤が本発明の化合物よりも短い半減期を有する場合、該薬剤および本発明の化合物の単位投与形態をそれに応じて調整してもよい。
【0175】
本発明の阻害剤は、非限定的に直鎖ポリマー(例えば、ポリエチレングリコール、ポリリシン、デキストランなど)、分枝鎖ポリマー(米国特許第4,289,872および同第5,229,490;PCT公開WO93/21259)、脂質、コレステロール類(例えばステロイド)、または炭水化物もしくはオリゴ糖をはじめとする担体分子と共有結合的または非共有結合的に会合させてもよい。本発明の医薬組成物中で使用される担体の具体的例としては、炭水化物系のポリマー、例えば、トレハロース、マンニトール、キシリトール、スクロース、ラクトース、ソルビトール、デキストラン、例えばシクロデキストラン、セルロース、およびセルロース誘導体が挙げられる。同じくリポソーム、ミクロカプセルもしくはミクロスフェア、包接錯体、または他のタイプの担体の使用が企図される。
【0176】
他の担体としては、1種以上の水溶性ポリマー結合体、例えば米国特許第4,640,835、同第4,496,689、同第4,301,144、同第4,670,417、同第4,791,192、および同第4,179,337に記載されたポリオキシエチレングリコール、またはポリプロピレングリコールが挙げられる。当該技術分野で公知の更に別の有用な担体ポリマーとしては、モノメトキシ−ポリエチレングリコール、ポリ−(N−ビニルピロリドン)−ポリエチレングリコール、プロピレングリコールホモポリマー、ポリプロピレンオキシド−エチレンオキシド・コポリマー、ポリオキシエチル化ポリオール(例えば、グリセロール)およびポリビニルアルコール、ならびにこれらのポリマーの混合物が挙げられる。
【0177】
二官能基性薬剤での誘導体化は、本発明の化合物を支持体マトリックスまたは担体に架橋させるのに有用である。そのような担体の1種が、ポリエチレングリコール(PEG)である。PEG基は、任意の都合の良い分子量であってもよく、直鎖または分枝鎖であってもよい。PEGの平均分子量は、約2kDa〜約100kDa、別の態様において約5kDa〜約50kDa、更に別の態様において約5kDa〜約10kDaの範囲内であり得る。PEG基は一般に、PEG部分の反応基(例えば、アルデヒド、アミノ、エステル、チオール、ci−ハロアセチル、マレイミドまたはヒドラジノ基)を通した、標的阻害化合物の反応基(例えば、アルデヒド、アミノ、エステル、チオール、α−ハロアセチル、マレイミドまたはヒドラジノ基)へのアシル化、還元アルキル化、マイケル付加、チオールアルキル化、または他の化学選択性共役/ライゲーション法により、本発明の化合物に結合される。架橋剤は、例えば4−アジドサリチル酸とのエステル、ジスクシンイミジルエステルをはじめとするホモ二官能基性イミドエステル、例えば3,3’−ジチオビス(スクシンイミジルプロピオナート)、および二官能基性マレイミド、例えばビス−N−マレイミド−1,8−オクタンを含むことができる。誘導体化剤、例えばメチル−3−[(p−アジドフェニル)ジチオールプロピオイミダートは、光の存在下で架橋を形成しうる、光活性化が可能な中間体を生成する。あるいは反応性水不溶性マトリックス、例えば臭化シアノーゲン活性化炭水化物、および米国特許第3,969,287、同第3,691,016、同第4,195,128、同第4,247,642、同第4,229,537および同第4,330,440に記載された反応性基質を、阻害剤の固定に用いてもよい。
【0178】
治療の方法
本発明は、本発明の化合物または医薬組成物を使用して、非限定的に1つ以上のタイプのPI3キナーゼの機能不全に関連する疾患をはじめとする疾患状態を治療する方法も提供する。pi 10δキナーゼ活性が介在する状態および障害の詳細な記載は、WO2001/81346および米国特許第2005/043239に示されており、それらは両者とも全ての目的で全体として参照により本明細書に組入れられる。
【0179】
本明細書に示される治療方法は、本発明の化合物の治療上効果的な量を対象に投与することを含む。一実施形態において、本発明は、ホ乳類の自己免疫疾患をはじめとする炎症性障害を治療する方法を提供する。該方法は、本発明の化合物またはその薬学的に許容しうる塩、エステル、プロドラッグ、溶媒化合物、水和物もしくは誘導体の治療上効果的な量を、前記ホ乳類に投与することを含む。
【0180】
本明細書に示された化合物で治療されうる障害、疾患、または状態としては、非限定的に、
・ 炎症性またはアレルギー性疾患、例えば全身性アナフィラキシーおよび過敏性障害、アトピー性皮膚炎、じんましん、薬物アレルギー、虫刺されアレルギー、食物アレルギー(セリアック病などを含む)、アナフィラキシー、血清病、薬物反応、昆虫毒アレルギー、過敏性肺炎、血管性浮腫、多形性紅斑、スティーブン・ジョンソン症候群、アトピー性角結膜炎、春季カタル、巨大乳頭結膜炎、および肥満細胞症;
・ 炎症性腸疾患、例えばクローン病、潰瘍性大腸炎、回腸炎、腸炎、および壊死性腸炎;
・ 血管炎およびベーチェット症候群;
・ 乾癬および炎症性皮膚病、例えば皮膚炎、湿疹、アレルギー性接触皮膚炎、ヒト乳頭腫ウイルスに由来するものなどのウイルス性皮膚病、HIVまたはRLV感染、細菌、真菌、および他の寄生虫皮膚病、ならびに皮膚エリテマトーデス;
・ 喘息および呼吸器アレルギー性疾患、例えばアレルギー性喘息、運動による喘息、アレルギー性鼻炎、中耳炎、過敏性肺疾患、慢性閉塞性肺疾患および他の呼吸器問題;
・ 自己免疫性疾患および炎症状態、例えば非限定的に急性播種性脳脊髄炎(ADEM)、アジソン病、抗リン脂質抗体症候群(APS)、再生不良性貧血、自己免疫性肝炎、セリアック病、クローン病、糖尿病(1型)、グッドパスチャー症候群、グレーブス病、ギラン・バレー症候群(GBS)、レイナード症候群、橋本甲状腺炎、エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス(SLE)、多発性硬化症、重症筋無力症、眼球クローヌスミオクローヌス症候群(OMS)、視神経炎、オルド(Ord's)甲状腺炎、天疱瘡、多発性関節炎、原発性胆汁性肝硬変、乾癬、関節リウマチ、乾癬性関節炎、痛風性関節炎、脊椎炎、反応性関節炎、慢性または急性糸球体腎炎、ループス腎炎、ライター症候群、高安動脈炎、側頭動脈炎(「巨細胞性動脈炎」としても公知)、温式自己免疫性溶血性貧血、ウェゲナー肉芽腫、全身性脱毛症、チャガス病、慢性疲労症候群、自律神経失調症、子宮内膜症、化膿性汗腺炎、間質性膀胱炎、神経ミオトニー、サルコイドーシス、強皮症、潰瘍性大腸炎、結合組織病、自己免疫性肺炎症、自己免疫性甲状腺炎、自己免疫性炎症性眼疾患、白斑および外陰部痛。他の障害としては、骨吸収障害および血栓症が挙げられる;
・ 組織または臓器の移植片拒絶障害、例えば非限定的に移植片拒絶(同種異系移植片拒絶および移植片対宿主病(GVHD)を含む)、例えば皮膚移植片拒絶、固形臓器移植片拒絶、骨髄移植片拒絶;
・ 発熱;
・ 心臓血管障害、例えば急性心不全、低血圧、高血圧、狭心症、心筋梗塞、心筋症、うっ血性心不全、アテローム性硬化症、冠動脈疾患、再狭窄および血管狭窄;
・ 脳血管障害、例えば外傷性脳損傷、卒中、虚血性再灌流傷害および動脈瘤;
・ 乳癌、皮膚癌、前立腺癌、子宮頸癌、子宮癌、卵巣癌、精巣癌、膀胱癌、肺癌、肝臓癌、喉頭癌、口腔癌、結腸癌および胃腸管癌(例えば、食道癌、胃癌、膵臓癌)、脳癌、甲状腺癌、血液癌、およびリンパ系の癌;
・ 線維症、結合組織病およびサルコイドーシス;
・ 性器および生殖器の状態、例えば勃起不全;
・ 胃腸障害、例えば胃炎、潰瘍、吐気、膵臓炎、および嘔吐;
・ 神経障害、例えばアルツハイマー病;
・ 睡眠障害、例えば不眠症、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群、およびピックウィック症候群;
・ 疼痛、感染による筋肉痛;
・ 腎臓障害;
・ 眼障害、例えば緑内障;
・ 感染性疾患、例えばHIV;
・ 敗血症;敗血性ショック;内毒素ショック;グラム陰性菌敗血症;グラム陽性菌敗血症;毒素ショック症候群;菌血症、外傷または出血に続発する多臓器損傷症候群;
・ 肺または呼吸器の状態、例えば非限定的に喘息、慢性気管支炎、アレルギー性皮膚炎、成人呼吸窮迫症候群(ARDS)、重症急性呼吸器症候群(SARS)、慢性肺炎症性疾患(例えば、慢性閉塞性肺疾患)、ケイ肺症、肺サルコイドーシス、胸膜炎、肺胞隔炎、血管炎、肺炎、気管支拡張、遺伝性肺気腫、および肺酸素中毒;
・ 例えば心筋、脳、または四肢の、虚血性再灌流傷害;
・ 線維症、例えば非限定的に嚢胞性線維症;ケロイド形成または瘢痕組織形成;
・ 中枢または末梢神経の炎症状態、例えば非限定的に髄膜炎(例えば、急性化膿性髄膜炎)、脳炎、および微小外傷による脳または骨髄損傷;
・ショーグレン症候群;白血球滲出を含む疾患;アルコール性肝炎;細菌性肺炎;市中肺炎(CAP);ニューモシスチス・カリニ肺炎(PCP);抗原抗体複合体を介した疾患;乏血性ショック;急性および遅延型過敏症;白血球疾患および転移による疾患状態;熱傷;顆粒球輸血関連症候群;サイトカイン誘導性毒性(cytokineーinduced toxicity);卒中;膵臓炎;心筋梗塞;呼吸器合胞体ウイルス(RSV)感染;および骨髄損傷、
が挙げられる。
【0181】
特定の実施形態において、本明細書に示された方法で治療されうる癌または複数の癌としては、非限定的に、
・ 白血病、例えば非限定的に急性白血病、急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、例えば骨髄芽細胞、前骨髄球、骨髄単球性、単球性、赤白血の白血病、および骨髄異形成症候群またはその症状(例えば、貧血、血小板減少、好中球減少、二血球減少または汎血球減少)、不応性貧血(RA)、鉄芽球性RA(RARS)、芽球増加型RA(RAEB)、移行期のRAEB(RAEB−T)、前白血病、および慢性骨髄単球性白血病(CMML);
・ 慢性白血病、例えば非限定的に慢性骨髄性(顆粒球性)白血病、慢性リンパ性白血病、およびヘアリー細胞白血病;
・ 真性多血症;
・ リンパ腫、例えば非限定的にホジキン病および非ホジキン病;
・ 多発性骨髄腫、例えば非限定的にくすぶり型多発性骨髄腫、非分泌骨髄腫、骨硬化性骨髄腫、プラズマ細胞白血病、孤立型形質細胞腫、および骨髄外形質細胞腫;
・ ワルデンシュトレーム型マクログロブリン血症;
・ 本態性Mタンパク血症;
・ 良性モノクローナルγグロブリン血症;
・ H鎖病;
・ 骨および結合組織肉腫、例えば非限定的に骨肉腫(bone sarcoma)、骨肉腫(osteosarcoma)、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性巨細胞腫、骨線維肉腫、軟骨腫、骨膜性肉腫、軟組織肉腫、管肉腫(血管肉腫)、線維肉腫、カポジ肉腫、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、リンパ管肉腫、転移癌、神経鞘腫、横紋筋肉腫、および滑膜肉腫;
・ 脳腫瘍、例えば非限定的にグリオーマ、星細胞腫、脳幹グリオーマ、上衣腫、乏突起膠腫、非グリア系腫瘍、聴神経腫、頭蓋咽頭腫、髄芽細胞腫、髄膜腫、松果体細胞腫、松果体芽細胞腫、および原発性脳リンパ腫;
・ 乳癌、例えば非限定的に腺癌、小葉(小細胞)癌、腺管内癌、髄様乳癌、粘液性乳癌、環状乳癌、乳頭癌、原発性癌、パジェット病、および炎症性乳癌;
・ 副腎癌、例えば非限定的に褐色細胞腫および副腎皮質癌;
・ 甲状腺癌、例えば非限定的に甲状腺乳頭癌または濾泡状甲状腺癌、甲状腺髄様癌および未分化甲状腺腺癌;
・ 膵臓癌、例えば非限定的にインスリノーマ、ガストリノーマ、グルカゴン産生腫瘍、ビポーマ、ソマトスタチン産生腫瘍およびカルチノイド腫瘍または島細胞腫;
・ 下垂体癌、例えば非限定的にクッシング病、プロラクチン分泌腫瘍、末端肥大症および尿崩症;
・ 眼の癌、例えば非限定的に虹彩黒色腫、脈絡膜黒色腫および毛様体黒色腫などの眼の黒色腫、ならびに網膜芽細胞腫;
・ 膣癌、例えば非限定的に扁平上皮癌、腺癌および黒色腫;
・ 外陰癌、例えば非限定的に扁平上皮癌、黒色腫、腺癌、基底細胞癌、肉腫、およびパジェット病;
・ 子宮頸癌、例えば非限定的に扁平上皮癌、および腺癌;
・ 子宮癌、例えば非限定的に子宮内膜癌および子宮肉腫;
・ 卵巣癌、例えば非限定的に上皮性卵巣癌、境界型腫瘍、胚細胞腫瘍、および間質腫瘍;
・ 食道癌、例えば非限定的に扁平上皮癌、腺癌、腺様嚢胞癌、粘液性類表皮癌、腺扁平上皮癌、肉腫、黒色腫、形質細胞腫、いぼ状癌、および燕麦細胞(小細胞)癌;
・ 胃癌、例えば非限定的に腺癌、菌状(ポリープ状)、潰瘍性、表在拡大型、広範囲散在型(diffusing spreading)の、悪性リンパ腫、脂質肉腫、線維肉腫および癌肉腫;
・ 結腸癌;
・ 直腸癌;
・ 肝臓癌、例えば非限定的に肝細胞癌および肝芽腫;
・ 胆嚢癌、例えば非限定的に腺癌;
・ 胆管癌、例えば非限定的に乳頭癌、結節性およびびまん性のもの;
・ 肺癌、例えば非限定的に非小細胞肺癌、扁平上皮癌(類表皮癌)、腺癌、大細胞癌、および小細胞肺癌;
・ 精巣癌、例えば非限定的に胚芽腫瘍、セミノーマ、退形成癌、古典的(典型的)な癌、精母細胞癌、非セミノーマ、胎生期癌、奇形腫および繊毛癌(卵黄嚢腫瘍);
・ 前立腺癌、例えば非限定的に腺癌、平滑筋肉腫、および横紋筋肉腫;
・ 陰茎癌;
・ 口腔癌、例えば非限定的に扁平上皮癌;
・ 基底癌;
・ 唾液腺癌、例えば非限定的に腺癌、粘液性類表皮癌、および腺様嚢胞癌;
・ 咽頭癌、例えば非限定的に扁平上皮癌およびいぼ状癌;
・ 皮膚癌、例えば非限定的に基底細胞癌、扁平上皮癌および黒色腫、表層拡大型黒色腫;結節型黒色腫、悪性黒子型黒色腫、および肢端黒子型黒色腫;
・ 腎臓癌、例えば非限定的に腎臓細胞癌、腺癌;
・ 副腎腫、線維肉腫、および移行上皮癌(腎盂および/または子宮(uterer))
・ ウィルムス腫瘍;
・ 膀胱癌、例えば非限定的に移行上皮癌、扁平上皮癌、腺癌および癌肉腫;ならびに他の癌、例えば非限定的に粘液肉腫、骨原性肉腫、内皮肉腫、リンパ管内皮肉腫、内皮腫、滑膜腫、血管芽細胞腫、上皮癌、嚢胞腺癌、気管支原性癌、汗腺癌、脂腺癌、乳頭癌、および乳頭腺癌、
が挙げられるが、Fishman et al., 1985, Medicine, 2d Ed.、J.B. Lippincott Co., Philadelphia、およびMurphy et al., 1997, Informed Decisions: The Complete Book of Cancer Diagnosis, Treatment, and Recovery, Viking Penguin, Penguin Books U.S.A., Inc., 米国、を参照されたい。
【0182】
本発明の治療方法が、ヒトの医薬品および獣医学的医薬品の分野で有用であることは理解されよう。つまり治療される個体は、ホ乳類、好ましくはヒト、または他の動物であってもよい。獣医学的目的では、個体としては、非限定的に、ウシ、ヒツジ、ブタ、ウマ、およびヤギをはじめとする畜産動物;イヌおよびネコなどの愛玩動物;外国産および/または動物園の動物;マウス、ラット、ウサギ、モルモット、およびハムスターをはじめとする実験動物、ならびに家禽、例えばニワトリ、七面鳥、アヒルおよびガチョウが挙げられる。
【0183】
幾つかの実施形態において、炎症または自己免疫疾患を治療する方法は、他の全てのタイプI PI3キナーゼに比較してPI3K−δおよび/またはPI3K−γを選択的に阻害する、1種以上の本発明の化合物の治療上効果的な量を、対象(例えば、ホ乳類)に投与することを含む。PI3K−δおよび/またはPI3K−γのそのような選択的阻害剤は、本明細書に記載された疾患または状態のいずれかを治療するのに有利であり得る。例えばPI3K−δの選択的阻害は、炎症性疾患、自己免疫疾患、または非限定的に喘息、肺気腫、アレルギー、皮膚炎、関節リウマチ、乾癬、エリテマトーデス、または移植片対宿主病をはじめとする不適切な免疫反応に関連する疾患、に関連する免疫反応を阻害し得る。PI3K−δの選択的阻害は、細菌、ウイルス、および/または真菌感染を減少させる能力を付随的に低減することなく、炎症または不適切な免疫反応の低減を更に提供し得る。PI3K−δおよびPI3K−γの両方の選択的阻害は、PI3K−δまたはPI3K−γの単独を選択的に阻害する阻害剤により提供されるよりも、対象における炎症反応を大きく阻害するのに有利であり得る。一態様において、表題の方法の1つ以上は、インビボにおける抗原特異性抗体産生を、約2倍、3倍、4倍、5倍、7.5倍、10倍、25倍、50倍、100倍、250倍、500倍、750倍もしくは約1000倍、またはそれを超えて低減するのに効果的である。別の態様において、表題の方法の1つ以上は、インビボにおける抗原特異性IgG3および/またはIgGM産生を、約2倍、3倍、4倍、5倍、7.5倍、10倍、25倍、50倍、100倍、250倍、500倍、750倍もしくは約1000倍、またはそれを超えて低減するのに効果的である。
【0184】
一態様において、表題の方法の1つ以上は、非限定的に関節の浮腫の低減、血清中の抗コラーゲンレベルの低減、ならびに/または関節病、例えば骨吸収、軟骨損傷、パンヌスおよび/もしくは炎症の低減をはじめとする関節リウマチに関連する症状を寛解するのに効果的である。別の態様において、表題の方法は、足首の炎症を少なくとも約2%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、50%、60%または75%〜90%低減するのに効果的である。別の態様において、表題の方法は、膝の炎症を少なくとも約2%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、50%、60%、もしくは75%〜90%、またはそれを超えて低減するのに効果的である。更に別の態様において、表題の方法は、血清中の抗タイプIIコラーゲンレベルを、少なくとも約10%、12%、15%、20%、24%、25%、30%、35%、50%、60%、75%、80%、86%、87%もしくは約90%、またはそれを超えて低減するのに効果的である。別の態様において、表題の方法は、足首の組織学的スコアを少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、40%、50%、60%、75%、80%、90%またはそれを超えて低減するのに効果的である。別の態様において、表題の方法は、膝の組織学的スコアを少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、40%、50%、60%、75%、80%、90%またはそれを超えて低減するのに効果的である。
【0185】
別の実施形態において、本発明は該化合物または医薬組成物を用いて、非限定的に、肺胞、胸腔、気管支管、気管、上気道、または呼吸のための神経および筋肉に影響を及ぼす疾患をはじめとする呼吸器疾患を治療する方法を提供する。例えば、閉塞性肺疾患を治療する方法が提供される。慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、気流の閉塞または制限を特徴とする呼吸器管疾患類の包括的用語である。この包括的用語に含まれる状態は、慢性気管支炎、肺気腫、および気管支拡張症である。
【0186】
別の態様において、本明細書に記載された化合物は、喘息の治療に用いられる。同じく本明細書に記載された化合物または医薬組成物は、内毒血症および敗血症の治療に用いられ得る。一実施形態において、本明細書に記載された化合物または医薬組成物は、関節リウマチ(RA)の治療に用いられる。更に別の実施形態において、本明細書に記載された化合物または医薬組成物は、接触皮膚炎またはアトピー性皮膚炎の治療に用いられる。接触皮膚炎としては、刺激性皮膚炎、光毒性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、光アレルギー性皮膚炎、接触性じんましん、全身接触型皮膚炎などが挙げられる。刺激性皮膚炎は、皮膚が特定物質に過敏である場合に、ある物質を皮膚上で過度に多く用いる際に生じ得る。アトピー性皮膚炎は、湿疹と呼ばれる場合もあり、皮膚炎の1種であるアトピー性皮膚疾患である。
【0187】
本発明は、本発明の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩、エステル、プロドラッグ、溶媒化合物、水和物もしくは誘導体の治療上効果的な量を、ホ乳類に投与することを含む、該ホ乳類における増殖過剰性障害を治療する方法にも関する。幾つかの実施形態において、前記方法は、急性骨髄性白血病、胸腺癌、脳癌、肺癌、扁平上皮癌、皮膚癌、目の癌、網膜芽細胞腫、眼内の黒色腫、口腔癌および口咽頭癌、膀胱癌、胃癌、胃癌、膵臓癌、膀胱癌、乳癌、子宮頸癌、頭部癌、頸部癌、腎臓癌、腎臓癌、肝臓癌、卵巣癌、前立腺癌、大腸癌、食道癌、精巣癌、婦人科系の癌、甲状腺癌、CNS、PNS、AIDS関連の癌(例えば、リンパ腫およびカポジ肉腫)またはウイルス誘導性の癌などの癌の治療に関する。幾つかの実施形態において、前記方法は、皮膚の良性過形成(例えば乾癬)、網膜症、または前立腺の良性過形成(例えば、良性前立腺肥大(BPH))などの非癌性増殖過剰性障害の治療に関する。
【0188】
本発明は、本発明の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩、エステル、プロドラッグ、溶媒化合物、水和物もしくは誘導体の治療上効果的な量を、ホ乳類に投与することを含む、該ホ乳類における脈管新生または血管新生に関連する疾患を治療する方法にも関する。幾つかの実施形態において、前記方法は、腫瘍性血管新生、慢性炎症性疾患、例えば関節リウマチ、アテローム性硬化症、炎症性腸疾患、皮膚疾患、例えば乾癬、湿疹および強皮症、糖尿病、糖尿病性網膜症、未熟児網膜症、加齢性黄斑変性、血管腫、グリオーマ、黒色腫、カポジ肉腫および卵巣癌、乳癌、肺癌、膵臓癌、前立腺癌、結腸癌および類表皮癌からなる群より選択される疾患を治療するためのものである。
【0189】
本発明の方法により、本発明の化合物、または前記化合物の薬学的に許容しうる塩、エステル、プロドラッグ、溶媒化合物、水和物もしくは誘導体で治療されうる患者としては、例えば、乾癬;再狭窄;アテローム性硬化症;BPH;乳癌、例えば乳腺の腺管組織内の腺管癌、髄様癌、粘液癌、管状癌、および炎症性乳癌;上皮性卵巣腫瘍をはじめとする卵巣癌、例えば卵巣内の腺癌および卵巣から腹腔内に遊走した腺癌;子宮癌;子宮頸癌、例えば扁平上皮癌および腺癌をはじめとする子宮頸部表皮の腺癌;前立腺癌、例えば以下のものから選択される前立腺癌:腺癌または骨に遊走した腺癌;膵臓癌、例えば膵臓管組織内の類表皮癌および膵臓管内の腺癌;膀胱癌、例えば膀胱内の移行上皮癌、および尿路上皮癌(移行上皮癌)、膀胱を覆う尿路上皮細胞内の腫瘍、扁平上皮癌、腺癌、および小細胞癌;白血病、例えば急性骨髄性白血病(AML)、急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、ヘアリー細胞白血病、骨髄異形成、骨髄増殖性障害、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、肥満細胞症、慢性リンパ性白血病(CLL)、多発性骨髄腫(MM)、および骨髄異形成症候群(MDS);骨癌;肺癌、例えば扁平上皮癌と腺癌と大細胞未分化癌とに分別される非小細胞肺癌(NSCLC)、ならびに小細胞肺癌;皮膚癌、例えば基底細胞癌、黒色腫、扁平上皮癌、および扁平上皮癌に発展する場合もある皮膚状態である日光性角化症;眼の網膜芽細胞腫;皮膚または眼内(目)の黒色腫;原発性肝臓癌(肝臓から発生する癌);腎臓癌;甲状腺癌、例えば乳頭、濾泡状、髄様および未分化甲状腺癌;AID関連リンパ腫、例えばびまん性大細胞型B細胞リンパ腫、B細胞免疫芽細胞リンパ腫および小型非切れ込み核細胞性リンパ腫;カポジ肉腫;B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)および肝細胞癌をはじめとするウイルス誘導性癌;ヒトリンパ好性ウイルス1型(HTLV−1)、および成人T細胞白血病/リンパ腫;ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)および子宮頸癌;中枢神経系癌(CNS)、例えばグリオーマ(星細胞腫、未分化星細胞腫、または神経膠芽腫)、乏突起膠腫、上衣腫、髄膜腫、リンパ腫、神経鞘腫、および髄芽細胞腫をはじめとする原発性脳腫瘍;末梢神経系(PNS)癌、例えば神経線維腫および神経鞘腫、悪性線維性細胞腫、悪性線維性組織球腫、悪性髄膜腫、悪性中皮腫、悪性ミューラー管混合腫瘍をはじめとする聴神経腫瘍および悪性末梢神経鞘腫瘍(MPNST);口腔および口咽頭癌、例えば下咽頭癌、喉頭癌、鼻咽頭癌、および口咽頭癌;胃癌、例えばリンパ腫、胃間質腫瘍、およびカルチノイド腫瘍;精巣癌、例えばセミノーマおよび非セミノーマをはじめとする胚細胞腫瘍(GCT)、ライディッヒ細胞腫およびセルトリ細胞腫をはじめとする性索間質性腫瘍;胸腺癌、例えば胸腺腫、胸腺癌腫、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、カルチノイドまたはカルチノイド腫;直腸癌;ならびに結腸癌、を有すると診断された患者が挙げられる。
【0190】
本発明は、本発明の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩、エステル、プロドラッグ、溶媒化合物、水和物もしくは誘導体の治療上効果的な量を、ホ乳類に投与することを含む、該ホ乳類における糖尿病を治療する方法にも関する。
【0191】
加えて、本明細書に記載された化合物は、にきびを治療するのに用いてもよい。
【0192】
加えて、本明細書に記載された化合物は、アテローム性硬化症をはじめとする動脈硬化症の治療に用いてもよい。動脈硬化症は、中または大動脈の任意の硬化を説明する一般的用語である。アテローム性硬化症は、具体的にはアテローム斑による動脈の硬化である。
【0193】
更に、本明細書に記載された化合物は、糸球体腎炎の治療に用いてもよい。糸球体腎炎は、糸球体の炎症を特徴とする原発性または続発性の自己免疫性腎臓疾患である。それは、無症候性であるか、または血尿症および/もしくはタンパク尿症を示す場合がある。多くの認識されたタイプは急性、亜急性または慢性の糸球体腎炎に分別される。原因は感染性(細菌、ウイルスまたは寄生虫病原)、自己免疫性または腫瘍随伴性である。
【0194】
加えて、本明細書に記載された化合物は、滑液包炎、狼瘡、急性播種性脳脊髄膜炎(ADEM)、アジソン病、抗リン脂質抗体症候群(APS)、再生不良性貧血、自己免疫性肝炎、セリアック病、クローン病、糖尿病(1型)、グッドパスチャー症候群、グレーブス病、ギラン・バレー症候群(GBS)、橋本甲状腺炎、炎症性腸疾患、エリテマトーデス、重症筋無力症、眼球クローヌスミオクローヌス症候群(OMS)、視神経炎、オルド甲状腺炎、骨関節炎、網膜ブドウ膜炎、天疱瘡、多発性関節炎、原発性胆汁性肝硬変、ライター症候群、高安動脈炎、側頭動脈炎、温式自己免疫性溶血性貧血、ウェゲナー肉芽腫、全身性脱毛症、チャガス病
1、慢性疲労症候群、自律神経失調症、子宮内膜症、化膿性汗腺炎、間質性膀胱炎、神経ミオトニー、サルコイドーシス、強皮症、潰瘍性大腸炎、白斑、外陰部痛、虫垂炎、動脈炎、関節炎、眼瞼炎、細気管支炎、気管支炎、子宮頸炎、胆道炎、胆嚢炎、繊毛羊膜炎、大腸炎、結膜炎、膀胱炎、涙腺炎、皮膚筋炎、心内膜炎、子宮内膜炎、腸炎、小腸結腸炎、外上顆炎、副睾丸炎、筋膜炎、線維炎、胃炎、胃腸炎、歯肉炎、肝炎、汗腺炎、回腸炎、虹彩炎、喉頭炎、乳腺炎、髄膜炎、脊髄炎、心筋炎、筋炎、腎炎、臍炎、卵巣炎、睾丸炎、骨炎、中耳炎、膵臓炎、耳下腺炎、心膜炎、腹膜炎、咽頭炎、胸膜炎、静脈炎、肺炎、直腸炎、前立腺炎、腎盂腎炎、鼻炎、卵管炎、副鼻腔炎、胃炎、滑膜炎、腱炎、扁桃炎、ブドウ膜炎、膣炎、血管炎または外陰炎、の治療に用いてもよい。
【0195】
本発明は、本発明の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩、エステル、プロドラッグ、溶媒化合物、水和物もしくは誘導体の治療上効果的な量を、ホ乳類に投与することを含む、該ホ乳類における心臓血管疾患を治療する方法にも関する。心臓血管状態の例としては、非限定的に、アテローム性硬化症、再狭窄、血管閉塞および頸動脈閉塞疾患が挙げられる。
【0196】
別の態様において、本発明は、白血球の機能を撹乱させる方法、または破骨細胞の機能を撹乱させる方法を提供する。該方法は、白血球または破骨細胞を、本発明の化合物の機能的撹乱量と接触させることを含む。
【0197】
本発明の別の態様において、1種以上の表題化合物または医薬組成物を対象の目に投与することにより眼科疾患を治療する方法が提供される。
【0198】
本発明は、キナーゼを、キナーゼ活性を調整するのに十分となる本発明の化合物の一定量と接触させることによる、キナーゼ活性を調整する方法を更に提供する。調整は、キナーゼ活性を阻害すること、または活性化することであってもよい。幾つかの実施形態において、本発明は、キナーゼを、キナーゼ活性を阻害するのに十分となる本発明の化合物の一定量と接触させることによる、キナーゼ活性を阻害する方法を提供する。幾つかの実施形態において、本発明は、溶液を、前記溶液中のキナーゼ活性を阻害するのに十分となる本発明の化合物の一定量と接触させることによる、前記溶液中のキナーゼ活性を阻害する方法を提供する。幾つかの実施形態において、本発明は、細胞を、前記細胞内のキナーゼ活性を阻害するのに十分となる本発明の化合物の一定量と接触させることによる、前記細胞内のキナーゼ活性を阻害する方法を提供する。幾つかの実施形態において、本発明は、組織を、前記組織内のキナーゼ活性を阻害するのに十分となる本発明の化合物の一定量と接触させることによる、前記組織内のキナーゼ活性を阻害する方法を提供する。幾つかの実施形態において、本発明は、生物体を、前記生物体のキナーゼ活性を阻害するのに十分となる本発明の化合物の一定量と接触させることによる、前記生物体のキナーゼ活性を阻害する方法を提供する。幾つかの実施形態において、本発明は、動物を、前記動物のキナーゼ活性を阻害するのに十分となる本発明の化合物の一定量と接触させることによる、前記動物のキナーゼ活性を阻害する方法を提供する。幾つかの実施形態において、本発明は、ホ乳類を、該ホ乳類のキナーゼの活性を阻害するのに十分となる本発明の化合物の一定量と接触させることによる、該ホ乳類のキナーゼ活性を阻害する方法を提供する。幾つかの実施形態において、本発明は、ヒトを、前記ヒトのキナーゼ活性を阻害するのに十分となる本発明の化合物の一定量と接触させることによる、前記ヒトのキナーゼ活性を阻害する方法を提供する。幾つかの実施形態において、キナーゼを本発明の化合物と接触させた後の%キナーゼ活性は、前記接触ステップを行わなかった場合のキナーゼ活性の1、5、10、20、30、40、50、60、70、80、90、95、または99%未満である。
【0199】
幾つかの実施形態において、キナーゼは、脂質キナーゼまたはプロテインキナーゼである。幾つかの実施形態において、キナーゼは、異なるアイソフォーム、例えばPI3キナーゼα、PI3キナーゼβ、PI3キナーゼγ、PI3キナーゼδを含むPI3キナーゼ;DNA−PK;mTor;AbI、VEGFR、Ephrin受容体B4(EphB4);TEK受容体チロシンキナーゼ(HE2);FMS関連チロシンキナーゼ3(FLT−3);血小板由来増殖因子受容体(PDGFR);RET;ATM;ATR;hSmg−1;Hck;Src;上皮増殖因子受容体(EGFR);KIT;インスリン受容体(IR)およびIGFRからなる群より選択される。
【0200】
本発明は、PI3キナーゼを、PI3キナーゼの活性を調整するのに十分となる本発明の化合物の一定量と接触させることによる、PI3キナーゼ活性を調整する方法を更に提供する。調整は、PI3キナーゼ活性を阻害または活性化することであってもよい。幾つかの実施形態において、本発明は、PI3キナーゼを、PI3キナーゼ活性を阻害するのに十分となる本発明の化合物の一定量と接触させることによる、PI3キナーゼ活性を阻害する方法を提供する。幾つかの実施形態において、本発明は、PI3キナーゼ活性を阻害する方法を提供する。そのような阻害は、溶液中、1種以上のPI3キナーゼを発現する細胞内、1種以上のPI3キナーゼを発現する細胞を含む組織内、または1種以上のPI3キナーゼを発現する生物体内で行うことができる。幾つかの実施形態において、本発明は、動物(ヒトなどのホ乳類を含む)を、前記動物のPI3キナーゼ活性を阻害するのに十分となる本発明の化合物の一定量と接触させることによる、前記動物のPI3キナーゼ活性を阻害する方法を提供する。
【0201】
本発明の化合物の関節炎を治療する能力は、マウスコラーゲン関節炎モデルにおいて[Kakimoto, et al., Cell. Immunol., 142:326-337 (1992)]、ラットコラーゲン関節炎モデルにおいて[Knoerzer, et al., Toxicol. Pathol., 25:13-19-(1997)]、ラットアジュバント関節炎モデルにおいて[Halloran, et al., Arthritis Rheum., 39:810-819 (1996)]、ラット連鎖球菌誘発関節炎モデルにおいて[Schimmer, et al., J. Immunol., 160:1466-1477 (1998)]、またはSCIDマウスヒト関節リウマチモデルにおいて[Oppenheimer-Marks, et al., J. Clin. Invest., 101: 1261-1272(1998)]実証することができる。
【0202】
本発明の化合物のライム関節炎を治療する能力は、Gross, et al., Science, 218:703-706, (1998)の方法により実証することができる。
【0203】
本発明の化合物の喘息を治療する能力は、Wegner, et al., Science, 247:456-459 (1990)の方法によりマウスアレルギー性喘息モデルにおいて、またはBloemen, et al, Am. J. Respir. Crit. Care Med., 153:521-529 (1996)の方法によりマウス非アレルギー性喘息モデルにおいて、実証することができる。
【0204】
本発明の化合物の炎症性肺傷害を治療する能力は、Wegner, et al., Lung, 170:267-279 (1992)の方法によりマウス酸素誘発肺傷害モデルにおいて、 Mulligan, et al., J. Immunol., 154:1350-1363 (1995)の方法によりマウス免疫複合体誘導肺傷害モデルにおいて、またはNagase, et al., Am. J. Respir. Crit. Care Med., 154:504-510(1996)の方法によりマウス酸誘発肺傷害モデルにおいて、実証することができる。
【0205】
本発明の化合物の炎症性腸疾患を治療する能力は、Bennett, et al., J. Pharmacol. Exp. Ther., 280:988-1000 (1997)の方法によりマウス化学誘発大腸炎モデルにおいて実証することができる。
【0206】
本発明の化合物の自己免疫性糖尿病を治療する能力は、Hasagawa, et al., Int. Immunol., 6:831-838 (1994)の方法によりNODマウスモデルにおいて、またはHerrold, et al., Cell Immunol., 157:489-500 (1994)の方法によりマウスストレプトゾトシン誘発糖尿病モデルにおいて、実証することができる。
【0207】
本発明の化合物の炎症性肝臓傷害を治療する能力は、Tanaka, et al., J. Immunol., 151:5088-5095 (1993)の方法によりマウス肝臓傷害モデルにおいて実証することができる。
【0208】
本発明の化合物の炎症性糸球体傷害を治療する能力は、Kawasaki, et al., J. Immunol., 150: 1074-1083 (1993)の方法によりラット腎毒性血清腎炎モデルにおいて実証することができる。
【0209】
本発明の化合物の放射線誘発腸炎を治療する能力は、Panes, et al., Gastroenterology, 108:1761-1769 (1995)の方法によりラット腹部照射モデルにおいて実証することができる。
【0210】
PI3Kδ選択性阻害剤の放射線肺炎を治療する能力は、Hallahan, et al., Proc. Natl. Acad. Sci (USA), 94:6432-6437 (1997)の方法によりマウス肺照射モデルにおいて実証することができる。
【0211】
本発明の化合物の再灌流傷害を治療する能力は、Tamiya, et al., Immunopharmacology, 29:53-63 (1995)の方法により単離された心臓において、またはHartman, et al., Cardiovasc. Res., 30:47-54 (1995)のモデルにより麻酔された犬において、実証することができる。
【0212】
本発明の化合物の肺再灌流傷害を治療する能力は、DeMeester, et al., Transplantation, 62: 1477-1485 (1996)の方法によりラット肺同種異系移植再灌流傷害モデルにおいて、またはHorgan, et al., Am. J. Physiol., 261:H1578-H1584 (1991)の方法によりウサギ肺浮腫モデルにおいて、実証することができる。
【0213】
本発明の化合物の卒中を治療する能力は、Bowes, et al., Exp. Neurol., 119:215-219 (1993)の方法によりウサギ脳塞栓卒中モデルにおいて、Chopp, et al., Stroke, 25:869-875 (1994)の方法によりラット中大脳動脈虚血再灌流モデルにおいて、またはClark, et al., Neurosurg., 75:623-627 (1991)の方法によりウサギ可逆的脊髄虚血モデルにおいて、実証することができる。
【0214】
本発明の化合物の脳血管れん縮を治療する能力は、Oshiro, et al., Stroke, 28:2031-2038 (1997)の方法によりラット実験的血管れん縮モデルにおいて実証することができる。
【0215】
本発明の化合物の末梢動脈閉塞を治療する能力は、Gute, et al., Mol. Cell Biochem., 179:169-187 (1998)の方法によりラット骨格筋虚血/再灌流モデルにおいて実証することができる。
【0216】
本発明の化合物の移植片拒絶を治療する能力は、Isobe, et al., Science, 255:1125-1127 (1992)の方法によりマウス心臓同種異系移植片拒絶モデルにおいて、Talento, et al., Transplantation, 55:418-422 (1993)の方法によりマウス甲状腺腎被膜モデルにおいて、Cosimi, et al., J. Immunol., 144:4604-4612 (1990)の方法によりカニクイザル腎臓同種異系移植片モデルにおいて、Nakao, et al., Muscle Nerve, 18:93-102 (1995)の方法によりラット神経同種異系移植片モデルにおいて、Gorczynski and Wojcik, J. Immunol., 152:2011-2019 (1994)の方法によりマウス皮膚同種異系移植片モデルにおいて、He, et al., Opthalmol. Vis. Sci., 35:3218-3225 (1994)の方法によりマウス角膜同種異系移植片モデルにおいて、またはZeng, et al., Transplantation, 58:681-689 (1994)の方法により異種間膵島細胞移植モデルにおいて、実証することができる。
【0217】
本発明の化合物の移植片対宿主病(GVHD)を治療する能力は、Harning, et al., Transplantation, 52:842-845 (1991)の方法によりマウス致死的GVHDモデルにおいて実証することができる。
【0218】
本発明の化合物の癌を治療する能力は、Aoudjit, et al., J. Immunol., 161:2333-2338 (1998)の方法によりヒトリンパ腫転移モデル(マウスにおける)において実証することができる。
【0219】
併用治療
本発明は、他の経路を調整することが公知の薬剤、または同じ経路の他の成分、または標的酵素の重複する組合わせを、本発明の化合物またはその薬学的に許容しうる塩、エステル、プロドラッグ、溶媒化合物、水和物もしくは誘導体と併用する、併用療法の方法も提供する。一態様において、そのような治療としては、非限定的に、表題化合物を化学療法剤、治療性抗体、および放射線治療と併用して、相乗的または相加的治療効果を提供することが挙げられる。
【0220】
一態様において、本発明の化合物または医薬組成物は、IgE生成または活性を阻害する薬剤と併用投与すると、相乗的または相加的有効性を示して得る。もしそのような効果が生じるなら、そのような併用は1種以上のPI3Kδ阻害剤の使用に関連した高レベルのIgEによる不適当な作用を低減することができる。これは、自己免疫性炎症性障害(AIID)、例えば関節リウマチの治療において特に有用となる可能性がある。加えて、mTORの阻害剤と併用する本発明のPI3KδまたはPI3Kδ/γ阻害剤の投与は、PI3K経路の阻害増大による相乗作用も示す可能性がある。
【0221】
別ではあるが関連する態様において、本発明は、PI3Kδ阻害剤およびIgE生成または活性を阻害する薬剤を投与することを含む、PI3Kδに関連する疾患の併用治療を提供する。他の例示的PI3Kδ阻害剤は、この併用に適用可能であり、それらは、例えば米国特許第6,800,620に記載されている。そのような併用治療は、非限定的に関節リウマチをはじめとする自己免疫性炎症性疾患(AIID)を治療するのに特に有用である。
【0222】
IgE生成を阻害する薬剤は、当該技術分野で公知であり、それらには、非限定的にTEI−9874、2−(4−(6−シクロヘキシルオキシ−2−ナフチルオキシ)フェニルアセトアミド)安息香酸、ラパマイシン、ラパマイシン類似体(即ち、ラパログ)、TORC1/mTORC1阻害剤、mTORC2/mTORC2阻害剤、ならびにTORC1/mTORC1およびmTORC2/mTORC2を阻害する他の任意の化合物のうちの1種以上が挙げられる。IgE活性を阻害する薬剤としては、例として、抗IgE抗体、例えばオマリズマブおよびTNX−901が挙げられる。
【0223】
自己免疫疾患の治療では、表題の化合物または医薬組成物は、非限定的にEnbrel(登録商標)、Remicade(登録商標)、Humira(登録商標)、Avonex(登録商標)、およびRebif(登録商標)をはじめとする一般に処方される薬物と併用することができる。呼吸器疾患の治療では、表題の化合物または医薬組成物は、非限定的にXolair(登録商標)、Advair(登録商標)、Singulair(登録商標)、およびSpiriva(登録商標)をはじめとする一般に処方される薬物と併用で投与することができる。
【0224】
本発明の化合物は、炎症状態、例えば脳脊髄炎、喘息、および本明細書に記載される他の疾患の症状を緩和する作用のある他の薬剤と一緒に配合または投与してもよい。これらの薬剤としては、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)、例えばアセチルサリチル酸;イブプロフェン;ナプロキセン;インドメタシン;ナブメトン;トルメチンなどが挙げられる。コルチコステロイドは、炎症を低減し、免疫系の活性を抑制するのに用いられる。最も一般に処方されるこのタイプの薬物は、プレドニゾンである。クロロキン(Aralen)またはヒドロキシクロロキン(Plaquenil)も、狼瘡を有する一部の個体において非常に有用となる可能性がある。それらは、最も多くは狼瘡の皮膚および関節症状に処方される。アザチオプリン(Imuran)およびシクロホスファミド(Cytoxan)は、炎症を抑制し、免疫系を抑制する傾向がある。他の薬剤、例えばメトトレキサートおよびシクロスポリンは、狼瘡の症状を制御するのに用いられる。抗凝固剤は、血液の急速な凝固を予防するのに用いられる。抗凝固剤には、血小板の粘着を予防する非常に低用量のアスピリンから、へパリン/Coumadinまである。
【0225】
別の一態様において、本発明は、本発明の化合物またはその薬学的に許容しうる塩、エステル、プロドラッグ、溶媒化合物、水和物もしくは誘導体の一定量を、抗癌剤(例えば、化学療法剤)の一定量と共に含む、ホ乳類における異常な細胞成長を阻害する医薬組成物にも関する。多くの化学療法剤が目下、当該技術分野で公知であり、本発明の化合物と併用することができる。
【0226】
幾つかの実施形態において、該化学療法剤は、有糸分裂抑制剤、アルキル化剤、代謝拮抗薬、挿入抗生物質(intercalating antibiotics)、増殖因子阻害剤、細胞周期抑制剤、酵素、トポイソメラーゼ阻害剤、生物反応調節剤、抗ホルモン剤、血管新生阻害剤、および抗アンドロゲン剤からなる群より選択される。非限定的例は、化学療法剤、細胞毒性剤、および非ペプチド小分子、例えば、Gleevec(イマチニブメシル酸塩)、Velcade(ボルテゾミブ)、Iressa(ゲフィチニブ)、Sprycel(ダサチニブ)およびアドリアマイシン、ならびに多数の化学療法剤である。化学療法剤の非限定的例としては、アルキル化剤、例えばチオテパおよびシクロホスファミド(CYTOXAN(商標));スルホン酸アルキル、例えばブスルファン、イムプロスルファンおよびピポスルファン;アジリジン、例えばベンゾデパ、カルボコン、メツレデパ、およびウレデパ;エチレンイミンおよびメチルメラミン(methylamelamine)、例えばアルトレタミン、トリエチレンメラミン、トリエチレンホスホルアミド、トリエチレンチオホスホルアミドおよびトリメチロールメラミン;ナイトロジェンマスタード、例えば、クロラムブシル、クロルナファジン、クロロホスファミド、エストラムスチン、イホスファミド、メクロレタミン、メクロレタミンオキシド塩酸塩、メルファラン、ノブエンビキン、フェネステリン、プレドニムスチン、トロホスファミド、ウラシルマスタード;ニトロソウレア、例えばカルムスチン、クロロゾトシン、フォテムスチン、ロムスチン、ニムスチン、ラニムスチン;抗生物質、例えばアクラシノマイシン、アクチノマイシン、アントラマイシン、アザセリン、ブレオマイシン、カクチノマイシン、カリケアマイシン、カラビシン、カルミノマイシン、カルチノフィリン、Casodex(商標)、クロモマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、デトルビシン、6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシン、ドキソルビシン、エピルビシン、エソルビシン、イダルビシン、マルセロマイシン、マイトマイシン、ミコフェノール酸、ノガラマイシン、オリボマイシン、ペプロマイシン、ポルフィロマイシン、プロマイシン、クエラマイシン(quelamycin)、ロドルビシン、ストレプトニグリン、ストレプトゾシ
ン、ツベルシジン、ウベニメクス、ジノスタチン、ゾルビシン;代謝拮抗薬、例えばメトトレキサートおよび5−フルオロウラシル(5−FU);葉酸類似体、例えばデノプテリン、メトトレキサート、プテロプテリン、トリメトレキサート;プリン類似体、例えばフルダラビン、6−メルカプトプリン、チアミプリン、チオグアニン;ピリミジン類似体、例えばアンシタビン、アザシチジン、6−アザウリジン、カルモフール、シタラビン、ジデオキシウリジン、ドキシフルリジン、エノシタビン、フロクスウリジン;アンドロゲン、例えばカルステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、エピチオスタノール、メピチオスタン、テストラクトン;抗副腎剤(anti-adrenal)、例えばアミノグルテチミド、ミトタン、トリロスタン;葉酸補充剤、例えば、フロリン酸(Frolinic acid);アセグラトン;アルドホスファミドグリコシド;アミノレブリン酸;アムサクリン;ベストラブシル;ビサントレン;エダトレキサート;デフォファミン(defofamine);デメコルチン;ジアジコン;エルフォミチン;酢酸エリプチニウム;エトグルシド;硝酸ガリウム;ヒドロキシ尿素;レンチナン;ロニダミン;ミトグアゾン;ミトキサントロン;モピダモール;ニトラクリン;ペントスタチン;フェナメト(phenamet);ピラルビシン;ポドフィリン酸;2−エチルヒドラジド;プロカルバジン;PSK(登録商標);ラゾキサン;シゾフィラン;スピロゲルマニウム;テヌアゾン酸;トリアジコン;2,2’,2”−トリクロロトリエチルアミン;ウレタン;ビンデシン;ダカルバジン;マンノムスチン;ミトブロニトール;ミトラクトール;ピポブロマン;ガシトシン(gacytosine);アラビノシド(「Ara−C」);シクロホスファミド;チオテパ;タキサン、例えばパクリタキセル(TAXOL(商標)、Bristol−Myers Squibb Oncology,ニュージャージー州プリンストン)およびドセタキセル(TAXOTERE(商標)、Rhone−Poulenc Rorer,フランス、アントニー);レチノイン酸;エスペラマイシン;カペシタビン;ならびに上記物質のいずれかの薬学的に許容しうる塩、酸、または誘導体が挙げられる。同じく適切な化学療法細胞調整剤(chemotherapeutic cell co
nditioners)として挙げられるのは、腫瘍でのホルモン作用を調節または阻害する作用のある抗ホルモン剤、例えば抗エストロゲン、例えばタモキシフェン(Nolvadex(商標))、ラロキシフェン、アロマターゼ阻害4(5)−イミダゾール、4−ヒドロキシタモキシフェン、トリオキシフェン、ケオキシフェン(keoxifene)、LY117018、オナプリストン、およびトレミフェン(Fareston);抗アンドロゲン剤、例えばフルタミド、ニルタミド、ビカルタミド(Casodex)、ロイプロリド、およびゴセレリン(Zoladex);クロラムブシル;ゲムシタビン;6−チオグアニン;メルカプトプリン;メトトレキサート;白金類似体、例えばシスプラチンおよびカルボプラチン;ビンブラスチン;白金;エトポシド(VP−16);イホスファミド;マイトマイシンC;ミトキサントロン;ビンクリスチン;ビノレルビン;ナベルビン;ノバントロン;テニポシド;ダウノマイシン;アミノプテリン;キセローダ;イバンドロネート;カンプトテシン−11(CPT−11);トポイソメラーゼ阻害剤RFS2000;ジフルオロメチルオルニチン(DMFO)、17α−エチニルエストラジオール;ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、酢酸メゲストロール、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、酢酸メドロキシプロゲステロン、マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤、EGFR阻害剤、Pan Her阻害剤、抗VEGF抗体として含むVEGF阻害剤、例えばAvastin、ならびに小分子薬、例えばZD6474およびSU6668、バタラニブ、BAY−43−9006、SU11248、CP−547632、およびCEP−7055である。抗Her2抗体(例えば、GenentechのHerceptin)を用いてもよい。適切なEGFR阻害剤としては、ゲフィチニブ、エルロチニブ、およびセツキシマブが挙げられる。汎Her阻害剤としては、カネルチニブ、EKB−569、およびGW−572016が挙げられる。更に、適切な抗癌剤としては、非限定的に、Src阻害剤、MEK−1キナーゼ阻害剤、MAPKキナーゼ阻害剤、PI3キナーゼ阻害剤およびPDGF阻害剤、例えばイマチニブが挙げられる。同じく挙げられるのは、固形腫瘍への血流を遮断することにより、癌細胞の栄養を枯渇させて癌細胞を静止状態にする抗血管新生剤および抗血管剤(antivascular agents)である。アンドロゲン依存性癌腫を非増殖性にする去勢も用いることができる。同じく挙げられるのは、IGF1R阻害剤、非受容体および受容体チロシンキナーゼの阻害剤、ならびにインテグリンシグナル伝達の阻害剤である。更なる抗癌剤としては、微小管安定化剤7−O−メチルチオメチルパクリタキセル(米国特許第5,646,176に開示)、4−デスアセチル−4−メチルカルボナートパクリタキセル、3’−tert−ブチル−3’−N−tert−ブチルオキシカルボニル−4−デスアセチル−3’−デフェニル−3’−N−デベンゾイル−4−O−メトキシカルボニル−パクリタキセル(2000年11月14日出願の米国特許出願第09/712,352に開示)、C−4メチルカルボナートパクリタキセル、エポチロンA、エポチロンB、エポチロンC、エポチロンD、デスオキシエポチロンA、デスオキシエポチロンB、[1S−[1R
*、3R
*(E),7R
*,10S
*,11R
*,12R
*,16S
*]]−7,11−ジヒドロキシ−8,8,10,12,16−ペンタメチル−3−[1−メチル−2−(2−メチル−4−チアゾリル)エテニル]−4−アザ−17−オキサビシクロ[14.1.0]ヘプタデカン−5,9−ジオン(WO99/02514に開示)、[1S−[1R
*、3R
*(E),7R
*,10S
*,11R
*,12R
*,16S
*]]−3−[2−[2−(アミノメチル)−4−チアゾリル]−1−メチルエテニル]−7,11−ジヒドロキシ−8,8,10,12,16−ペンタメチル−4,17−ジオキサビシクロ[14.1.0]ヘプタデカン−5,9−ジオン(米国特許第6,262,094に開示)およびそれらの誘導体;ならびに微小管崩壊薬(microtubule-disruptor agents)が挙げられる。同じく適切なのは、CDK阻害剤、増殖抑制性細胞周期阻害剤であるエピドフィロトキシン;抗悪性腫瘍性酵素;生物反応調節物質;成長阻害剤;抗ホルモン性治療薬;ロイコボリン;テガフル;および造血成長因子である。
【0227】
更なる細胞毒性剤としては、ヘキサメチルメラミン、イダトレキサート、L−アスパラギナーゼ、カンプトテシン、トポテカン、ピリドベンゾインドール誘導体、インターフェロン、およびインターロイキンが挙げられる。所望なら、本発明の化合物または医薬組成物を、一般に処方される抗癌剤、例えばHerceptin(登録商標)、Avastin(登録商標)、Erbitux(登録商標)、Rituxan(登録商標)、Taxol(登録商標)、Arimidex(登録商標)、Taxotere(登録商標)、およびVelcade(登録商標)と併用することができる。
【0228】
本発明は更に、ホ乳類において異常な細胞成長を阻害するか、または増殖過剰性障害を治療することにおいて、該化合物または医薬組成物を放射線治療と併用する方法に関する。放射線治療を実施する技術は当該技術分野で公知であり、これらの技術を本明細書に記載された併用療法において用いることができる。この併用療法における本発明の化合物の投与は、本明細書に記載された通り決定することができる。
【0229】
放射線治療を、非限定的に体外照射療法、体内照射療法、組織内照射法、定位放射線手術、全身放射線治療、放射線治療および永久または一時的挿入組織内小線源照射療法をはじめとする、複数の方法の1つ、または方法の組合わせにより実行することができる。本明細書で用いられる「小線源照射療法」という用語は、腫瘍または他の増殖性組織疾患部位で、またはその付近で体内に挿入される、空間的に限定された放射性材料により送達される放射線治療を指す。その用語は、非限定的に、放射性同位体(例えば、At−211、I−131、I−125、Y−90、Re−186、Re−188、Sm−153、Bi−212、P−32、およびLuの放射性同位体)への曝露を含むものとする。本発明の細胞調整剤として使用される適切な放射線源は、固体および液体の両方を包含する。非限定的な例として、放射線源は、放射性核種、例えば固体線源としてのI−125、I−131、Yb−169、Ir−192、固体線源としてのI−125、または光子、β粒子、γ線もしくは他の治療放射線を発する他の放射性核種であってもよい。放射性物質は、放射性核種の任意の5種の溶液、例えばI−125もしくはI−131の溶液から生成された液体であってもよく、または固体放射性核種、例えばAu−198、Y−90の小粒子を含む適切な液体のスラリーを用いて、放射性液を生成してもよい。更に放射性核種を、ゲルまたは放射性ミクロスフェアの形態にしてもよい。
【0230】
本発明の化合物は、任意の理論に限定されることなく、そのような細胞を殺傷し、そして/または成長を阻害する目的で、異常な細胞を放射線治療に対してより感受性にすることができる。したがって本発明は更に、本発明の化合物またはその薬学的に許容しうる塩、エステル、プロドラッグ、溶媒化合物、水和物もしくは誘導体の、異常な細胞を放射線治療に対して感受性にするのに効果的な量を、ホ乳類に投与することを含む、該ホ乳類の異常な細胞を放射線治療に対して感受性にする方法に関する。この方法における該化合物、塩、または溶媒化合物の量は、本明細書に記載されたそのような化合物の効果的量を確認する手段に従って決定することができる。
【0231】
本発明の化合物または医薬組成物を、抗血管新生剤、シグナル伝達阻害剤、および増殖阻害剤から選択される1種以上の物質の一定量と併用することができる。
【0232】
抗血管新生剤、例えばMMP−2(マトリックス・メタロプロテイナーゼ2)阻害剤、MMP−9(マトリックス・メタロプロテイナーゼ9)阻害剤、およびCOX−H(シクロオキシゲナーゼ11)阻害剤を、本発明の化合物および本明細書に記載された医薬組成物と一緒に用いることができる。有用なCOX−II阻害剤の例としては、CELEBREX(商標)(アレコキシブ)、バルデコキシブ、およびロフェコキシブが挙げられる。有用なマトリックス・メタロプロテイナーゼ阻害剤の例は、WO96/33172 (1996年10月24日発行)、WO96/27583(1996年3月7日発行)、欧州特許出願第97304971.1 (1997年7月8日出願)、欧州特許出願第99308617.2 (1999年10月29日出願)、WO98/07697(1998年2月26日発行)、WO98/03516 (1998年1月29日出願)、WO98/34918(1998年8月13日発行)、WO98/34915(1998年8月13日発行)、WO98/33768(1998年8月6日発行)、WO98/30566(1998年7月16日発行)、欧州特許出願第606,046(1994年7月13日発行)、欧州特許出願第931,788(1999年7月28日発行)、WO90/05719(1990年5月31日発行)、WO99/52910 (1999年10月21日発行)、WO99/52889(1999年10月21日発行)、WO99/29667(1999年6月17日発行)、PCT国際特許出願PCT/IB98/01113(1998年7月21日出願)、欧州特許出願第99302232.1(1999年3月25日出願)、英国特許出願第9912961.1 (1999年6月3日出願)、米国特許仮出願第60/148,464(1999年8月12日出願)、米国特許第5,863, 949 (1999年1月26日発行)、米国特許第5,861,510 (1999年1月19日発行)、および欧州特許出願第780,386(1997年6月25日発行)に記載されており、それらの全てが、全体として参照により本明細書に組入れられる。好ましいMMP−2およびMMP−9阻害剤は、MMP−1を阻害する活性をほとんど、または全く有さないものである。より好ましいのは、他のマトリックス・メタロプロテイナーゼ(即ち、MAP−1、MMP−3、MMP−4、MMP−5、MMP−6、MMP−7、MMP−8、MMP−10、MMP−11、MMP−12、およびMMP−13)に対してMMP−2および/またはMMP−9を選択的に阻害するものである。本発明において有用なMMP阻害剤の幾つかの具体的実施例は、AG−3340、RO32−3555、およびRS13−0830である。
【0233】
本発明は、本発明の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩、エステル、プロドラッグ、溶媒化合物、水和物もしくは誘導体、または同位体標識されたその誘導体の一定量と、心臓血管疾患の治療に用いられる1種以上の治療薬の一定量とを含む、ホ乳類における心臓血管疾患を治療する方法および医薬組成物にも関する。
【0234】
心臓血管疾患の適用例に用いられる例は、抗血栓剤、例えばプロスタサイクリンおよびサリチル酸塩、血栓溶解剤、例えばストレプトキナーゼ、ウロキナーゼ、組織プラスミノーゲン活性化因子(TPA)、およびアニソイル化プラスミノーゲン−ストレプトキナーゼ活性化因子複合体(APSAC)、抗血小板剤、例えばアセチルサリチル酸(ASA)およびクロピドロゲル、血管弛緩剤、例えば硝酸塩、カルシウムチャネル遮断薬、血管増殖阻害剤、例えばコルヒチンおよびアルキル化剤、挿入剤、成長調整因子、例えばインターロイキン、形質転換増殖因子βおよび血小板由来増殖因子の同類種、増殖因子に対する抗体、ステロイド系および非ステロイド系の両方の抗炎症薬、ならびに血管緊張、機能、動脈硬化、および血管または臓器損傷後介入に対する治癒的応答を調整しうる他の薬剤である。抗生物質は、本発明に含まれる併用またはコーティングに含まれていてもよい。その上、コーティングは、治療薬の送達を血管壁内へ集中的に実行するために用いることができる。活性剤を膨潤性ポリマー中に組込むことにより、活性剤がポリマーの膨潤時に放出される。
【0235】
併用療法に有用な他の例示的治療薬は、非限定的に、先に記載された薬剤、放射線治療、ホルモンアンタゴニスト、ホルモンおよびその放出因子、甲状腺および抗甲状腺薬、エストロゲンおよびプロゲスチン、アンドロゲン、アドレノコルチコトロピックホルモン;副腎皮質ステロイドおよびその合成類似体;副腎皮質ホルモン、インスリン、経口血糖降下薬の合成および作用の阻害剤、膵臓内分泌物の薬理作用の阻害剤、石灰化および骨代謝回転に影響を及ぼす薬剤;カルシウム、リン酸塩、副甲状腺ホルモン、ビタミンD、カルシトニン、ビタミン、例えば水溶性ビタミン、ビタミンB複合体、アスコルビン酸、脂溶性ビタミン、ビタミンA、K、およびE、増殖因子、サイトカイン、ケモカイン、ムスカリン受容体アゴニストおよびアンタゴニスト;抗コリンエステラーゼ薬;神経筋接合部および/または自律神経節で作用する薬剤;カテコールアミン、交感神経様薬剤、アドレナリン受容体アゴニストまたはアンタゴニスト;ならびに5−ヒドロキシトリプタミン(5−HT、セロトニン)受容体アゴニストおよびアンタゴニストが挙げられる。
【0236】
治療薬は、疼痛および炎症用の薬剤、例えばヒスタミンおよびヒスタミンアンタゴニスト、ブラジキニンおよびブラジキニンアンタゴニスト、5−ヒドロキシトリプタミン(セロトニン)、膜リン脂質の選択的加水分解の産物の生体内変化により生成する脂質物質、エイコサノイド、プロスタグランジン、トロンボキサン、ロイコトリエン、アスピリン、非ステロイド系抗炎症薬、解熱鎮痛薬、プロスタグランジンおよびトロンボキサンの合成を阻害する薬剤、誘導性シクロオキシゲナーゼの選択的阻害剤、誘導性シクロオキシゲナーゼ−2の選択的阻害剤、オータコイド、パラクリンホルモン、ソマトスタチン、ガストリン、体液および細胞免疫反応に関与する相互作用を仲介するサイトカイン、脂質由来オータコイド、エイコサノイド、β−アドレナリン作動性アゴニスト、イプラトロピウム、グルココルチコイド、メチルキサンチン、ナトリウムチャネルブロッカー、オピオイド受容体アゴニスト、カルシウムチャネルブロッカー、膜安定化剤およびロイコトリエン阻害剤を包含することもできる。
【0237】
本明細書内で企図される更なる治療薬としては、利尿剤、バソプレッシン、腎臓での水分保持に影響を及ぼす薬剤、レンニン、アンジオテンシン、心筋虚血の治療に有用な薬剤、抗高血圧剤、アンジオテンシン変換酵素阻害剤、β−アドレナリン受容体アンタゴニスト、高コレステロール血症の治療用の薬剤、および脂質代謝異常の治療用の薬剤が挙げられる。
【0238】
企図される他の治療薬としては、胃の酸性度の制御に用いられる薬剤、消化性潰瘍の治療用の薬剤、胃食道逆流疾患の治療用の薬剤、消化管運動調整薬、鎮吐薬、過敏性腸症候群に用いられる薬剤、下痢に用いられる薬剤、便秘に用いられる薬剤、炎症性腸疾患に用いられる薬剤、胆道疾患に用いられる薬剤、膵臓疾患に用いられる薬剤が挙げられる。原虫感染を治療するのに用いられる治療薬、マラリア、アメーバ症、ジアルジア症、トリコモナス症、トリパノゾーマ症、および/もしくはリーシュマニア症の治療に用いられる薬物、ならびに/または蠕中の化学療法に用いられる薬物。他の治療薬としては、抗菌剤、スルホンアミド、トリメトプリム−スルファメトキサゾール、キノロン、尿管感染用の薬剤、ペニシリン、セファロスポリン、および他のβ−ラクタム抗生物質、アミノグリコシドを含む薬剤、タンパク質合成阻害剤、結核の化学療法に用いられる薬物、マイコバクテリウム・アビウム・コンプレックス症およびらい病の化学療法に用いられる薬物、抗真菌剤、非レトロウイルス薬(nonretroviral agents)および抗レトロウイルス薬をはじめとする抗ウイルス薬が挙げられる。
【0239】
表題化合物と併用しうる治療性抗体の例としては、非限定的に、抗受容体チロシンキナーゼ抗体(セツキシマブ、パニツムマブ、トラスツズマブ)、抗CD20抗体(リツキシマブ、トシツモマブ)および他の抗体、例えばアレムツズマブ、ベバシズマブ、およびゲムツズマブが挙げられる。
【0240】
その上、免疫調整用に用いられる治療薬、例えば免疫調整剤、免疫抑制剤、トレロゲン、および免疫刺激剤が、本明細書の方法により企図される。加えて、血液および血液形成臓器で作用する治療薬、造血剤、増殖因子、無機物、ビタミン、抗凝固剤、血栓溶解剤、ならびに抗血小板剤。
【0241】
表題化合物と併用しうる更なる治療薬は、GoodmanおよびGilmanの"The Pharmacological Basis of Therapeutics" Tenth Edition,(Hardman, Limbird および Gilman編)、またはPhysician's Desk Referenceに見出され得、それらは両者とも全体として参照により本明細書に組入れられる。
【0242】
本明細書に記載された化合物を、治療される状態に応じて、本明細書に開示された薬剤および他の適切な薬剤と併用することができる。したがって、幾つかの実施形態において、本発明の化合物を、先に記載された他の薬剤と共投与する。本明細書に記載された化合物は、併用療法で用いられる場合、第二の薬剤と同時に、または別個に投与してもよい。この併用投与は、同じ投与形態での2種の薬剤の同時投与、別個の投与形態での同時投与、および別個の投与を包含することができる。即ち本明細書に記載される化合物および先に記載された薬剤のいずれかを、同じ投与形態に一緒に配合して、同時に投与することができる。あるいは、別個の配合剤中に存在する、本明細書に記載される化合物、および先に記載された薬剤のいずれかを、同時に投与することができる。別の代替法では、本発明の化合物を投与した直後に、先に記載された薬剤のいずれかを投与することができ、またその逆であってもよい。別個の投与プロトコルでは、本発明の化合物および先に記載された薬剤のいずれかを、数分間、数時間、または数日間間隔をおいて投与してもよい。
【0243】
本発明による方法は、PI3キナーゼδ選択的阻害剤を、治療において阻害剤の活性を高めるか、またはその活性もしくは使用を補充する1種以上の他の薬剤と共に、投与することを包含してもよい。そのような追加の因子および/または薬剤により、PI3キナーゼδ選択的阻害剤との投与の際に増大効果もしくは相乗効果をもたらすか、または副反応を最小限にし得る。
【0244】
一実施形態において、本発明の方法は、本発明のPI3キナーゼδ選択的阻害剤を含む配合剤を、該PI3キナーゼδ選択的阻害剤の投与前、投与時、または投与後に投与される特定のサイトカイン、リンフォカイン、他の造血因子、血栓溶解もしくは抗血栓因子、または抗炎症薬と共に投与することを包含してもよい。当業者は、特定のサイトカイン、リンフォカイン、造血因子、血栓溶解もしくは抗血栓因子、および/または抗炎症薬が、治療においてPI3キナーゼδ選択的阻害剤の活性または使用を強化または補充するかを、容易に決定することができる。
【0245】
より具体的に、そして非限定的に、本発明の方法は、PI3キナーゼδ選択的阻害剤を、TNF、IL−1、IL−2、IL−3、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−8、IL−9、IL−10、IL−11、IL−12、IL−13、IL−14、IL−15、IL−16、IL−17、IL−18、IFN、G−CSF、Meg−CSF、GM−CSF、トロンボポエチン、幹細胞因子、およびエリスロポエチンのうちの1種以上と共に投与することを含んでいてもよい。本発明による組成物は、他の公知のアンジオポエチン、例えばAng−2、Ang−4、Ang−Y、増殖因子、例えば骨形成タンパク質−1、骨形成タンパク質−2、骨形成タンパク質−3、骨形成タンパク質−4、骨形成タンパク質−5、骨形成タンパク質−6、骨形成タンパク質−7、骨形成タンパク質−8、骨形成タンパク質−9、骨形成タンパク質−10、骨形成タンパク質−11、骨形成タンパク質−12、骨形成タンパク質−13、骨形成タンパク質−14、骨形成タンパク質−15、骨形成タンパク質受容体IA、骨形成タンパク質受容体IB、脳由来神経栄養因子、毛様体神経栄養因子、毛様体神経栄養因子受容体α、サイトカイン誘発性好中球走化性因子1、サイトカイン誘発性好中球走化性因子2α、サイトカイン誘発性好中球走化性因子2β、内皮細胞増殖因子B、エンドセリン1、上皮増殖因子、上皮由来好中球誘引物質、線維芽細胞増殖因子4、線維芽細胞増殖因子5、線維芽細胞増殖因子6、線維芽細胞増殖因子7、線維芽細胞増殖因子8、線維芽細胞増殖因子8b、線維芽細胞増殖因子8c、線維芽細胞増殖因子9、線維芽細胞増殖因子10、酸性線維芽細胞増殖因子、塩基性線維芽細胞増殖因子、グリア細胞系由来神経栄養因子受容体α1、グリア細胞系由来神経栄養因子受容体α2、成長関連タンパク質、成長関連タンパク質α、成長関連タンパク質β、成長関連タンパク質γ、へパリン結合性上皮増殖因子、肝細胞増殖因子、肝細胞増殖因子受容体、インスリン様成長因子I、インスリン様成長因子受容体、インスリン様成長因子II、インスリン様成長因子結合タンパク質、ケラチノサイト増殖因子、白血病阻害因子、白血病阻害因子受容体α、神経成長因子、神経成長因子受容体、ニューロトロフィン−3、ニューロトロフィン−4、胎盤成長因子、胎盤成長因子2、血小板由来内皮細胞増殖因子、血小板由来増殖因子、血小板由来増殖因子A鎖、血小板由来増殖因子AA、血小板由来増殖因子AB、血小板由来増殖因子B鎖、血小板由来増殖因子BB、血小板由来増殖因子受容体α、血小板由来増殖因子受容体β、プレB細胞増殖刺激因子、幹細胞因子、幹細胞因子受容体、形質転換増殖因子α、形質転換増殖因子β、形質転換増殖因子β1、形質転換増殖因子β1.2、形質転換増殖因子β2、形質転換増殖因子β3、形質転換増殖因子β5、潜在型形質転換増殖因子β1、形質転換増殖因子β結合タンパク質I、形質転換増殖因子β結合タンパク質II、形質転換増殖因子β結合タンパク質III、腫瘍壊死因子受容体I型、腫瘍壊死因子受容体II型、ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子受容体およびキメラタンパク質、ならびにそれらの生物学的または免疫学的活性フラグメントを包含してもよい。
【0246】
以下の本明細書に記載される一般的方法は、本発明の化合物を製造および使用する手法および過程を提供するものであり、それらは限定ではなくむしろ例示である。本発明の目的を実現し、そして適えるために、提供された方法論の更なる改良および追加的な新規方法を考案することができる。したがって、本明細書に定義された、本明細書の精神および範囲に含まれる他の実施形態が存在しうることを、理解しなければならない。
【0247】
代表的な本発明の化合物は、先の表1内に明記されたもの、およびその薬学的に許容しうる塩を包含する。本発明は、それらに限定されると解釈してはならない。
【0248】
本発明の化合物の一般的調製方法
本発明の化合物は、以下の工程により調製し得る。他に断りがなければ、変数(例えば、R、R
1、R
2、L
1、Cy
1およびCy
2)は、以下の式で用いられる場合には、式(I)に関連して先に記載された基を示すと理解されるものとする。これらの方法は、同様に、式IA、IA−I、IA−II、IA−IIIおよび/またはIA−IVで示される他の化合物に適用することができる。
【0249】
スキーム1:このスキームは、変数R、R
1、R
2、L
1、Cy
1およびCy
2の全てが、式(I)に関連して先に記載された通りである、式(I)で示される化合物の一般的合成方法を示す。
【化16】
式(1)(式中、Raは、水素またはアルキルである)で示される化合物は、ルイス酸、例えば塩化アルミニウムまたは三フッ化ホウ素の存在下で式(2)(式中、LGは、脱離基、例えばハロゲンまたはアシル基である)で示される化合物と反応させることにより、式(3)で示される化合物に変換することができる。式(3)で示される化合物は、コスタネッキ(Kostanecki)アシル化により、即ち塩基の存在下で式(4)(式中、R
1およびR
2は、水素または置換もしくは非置換C
1〜6アルキルである)で示される無水物で処理することにより、式(5)で示される化合物に変換することができる(Von Kostanecki, S., Rozycki, A., in Ber. 1901, 34, 102 およびBaker, W.によるJ. Chem. Soc, 1933, 1381参照)。その後、式(5)で示される化合物を、当業者に公知の適切なハロゲン化条件を利用して式(6)で示される化合物に変換することができる。例えば、極性溶媒、例えば酢酸もしくはN,N−ジメチルホルムアミド中の臭素を用いることにより、または適切なラジカル開始剤、例えばアザビス(イソブチロニトリル)もしくはベンゾイルペルオキシドの存在下でN−ハロスクシンイミドを用いることによる。その後、式(6)で示される化合物を、適切な無機塩基、例えば炭酸カリウムもしくは水素化ナトリウム、または有機塩基、例えばトリエチルアミンもしくはN,N−ジイソプロピルエチルアミンの存在下で、式Cy
2−L
1−Hで示される化合物と反応させて、RおよびR
1が水素またはC
1〜C
6アルキルであり、Cy
1が単環式または二環式の置換または非置換アリールであり、L
1、RおよびCy
2が式(I)に関連して先に記載されたものと同一である、所望の式(I)で示される化合物を得ることができる。
【0250】
スキーム1A:このスキームは、Cy
1が
【化17】
であり、Cy
2が
【化18】
であり、XがCR
aまたはNであり、変数R、R
1、R
2、L
1、およびR
aの全てが式(I)に関連して先に記載された通りである、式(I)で示される化合物の一般的合成方法を示す。
【化19】
適切なアニソール誘導体(1a)およびフェニル酢酸誘導体(2a)を用いて出発することにより、式(6a)で示される化合物を、式(6)で示される化合物の合成に関してスキーム1に記載された通り合成することができる。式(6a)で示される化合物を、塩基の存在下で式(7)(式中、Xは、CHまたはNから選択され、Xのそれぞれは同一または異なっていてもよく、そしてYは、N、CH、C−Hal、C−ArまたはC−Hetから選択される)で示される化合物と反応させて、Cy
1が
【化20】
であり、Cy
2が
【化21】
であり、XがCR
aまたはNであり、変数R、R
1、R
2、L
1、およびR
aの全てが式(I)に関連して先に記載された通りである、所望の式(I)で示される化合物を得ることができる。
【0251】
スキーム1および1Aにおいて先に記載された類似の方法論を当業に公知の特定の改良を加えて利用し、適切な中間体および試薬を用いて、式IA−Iおよび/またはIA−IIで示される化合物を合成することができる。
【化22】
(式中、変数は、式IA−I、IA−IIおよび/またはIA−IVに関連して先に記載されたそれらの基を示すものと理解されるものとする)。例えば以下に例示する通りである。
【化23】
【0252】
スキーム1B;このスキームは、R
1およびR
2は水素または置換もしくは非置換C
1〜6アルキルであり、R
3は置換または非置換のアリールまたはヘテロアリールであり、Cy
1は単環式置換または非置換アリールであり、Rは式(I)に関連して先に記載されたものと同一である、式IA−IIで示される化合物の調製方法を示す。
【化24】
スキーム1Bに例示された通り、Y=C−Halである式(Ia)で示される化合物、即ち式(Ib)で示される化合物を、更に鈴木反応に供して、式(IA−IIa)(式中、R
3は、置換または非置換のアリールまたはヘテロアリールである)で示される化合物を得ることができる。つまり式(Ib)で示される化合物を、適切なパラジウム触媒、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)の存在下で式(8)(式中、環R
3は、置換または非置換アリールまたはヘテロ芳香族環である)で示されるボロン酸もしくはそのエステルと反応させるか、または塩基、例えばアルカリ金属炭酸塩の存在下で[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)と反応させて、式(IA−IIa)で示される化合物を得ることができる。あるいは薗頭反応条件下で、式(Ib)で示される化合物を、パラジウム触媒の存在下で式(9)(式中、R
aは、式(I)に関連して先に記載されたものと同一である)で示される化合物と反応させて、式(IA−IIb)(式中、R
3は、置換または非置換アルキニルである)で示される化合物を得ることができる。鈴木反応および薗頭反応は、標準の熱条件下で実施することができ、または任意でマイクロ波照射で支援してもよい。
【0253】
スキーム2:このスキームは、R
1およびR
2が水素または置換もしくは非置換C
1〜6アルキルであり、Cy
1が単環式置換または非置換アリールであり、L
1、R、およびCy
2が式(I)に関連して先に記載されたものと同一である、式Iで示される化合物の調製方法を示す。
【化25】
式(3)で示される化合物を、エステルカップリング試薬、例えば2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HATU)または2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HBTU)の存在下で、式(4b)(式中、L
1は、ヘテロ原子を含む官能基であり、PGは、保護基である)で示される化合物と反応させることにより、式(6b)で示される化合物に変換することができる。式(6b)で示される化合物の脱保護により、式(6c)で示される化合物を得ることができる。その後、式(6c)で示される化合物を、適切な塩基、例えば炭酸カリウムまたは水素化ナトリウムの存在下で、式Cy
2−Lg(式中、Lgは、良好な脱離基、例えばハロゲンである)で示される化合物と反応させて、R
1およびR
2が水素または置換もしくは非置換C
1〜6アルキルであり、Cy
1が単環式置換または非置換アリールであり、L
1、R、およびCy
2が式(I)に関連して先に記載されたものと同一である、所望の式Iで示される化合物を提供することができる。
【0254】
スキーム2A:このスキームは、R
1およびR
2は、水素または置換もしくは非置換C
1〜6アルキルであり、Cy
1は、置換または非置換フェニルであり、Cy
2は、
【化26】
であり、L
1は、NHであり、R、nおよびCy
2は、式(IA−III)に関連して先に記載されたものと同一である、式IA−IIIaで示される化合物の調製方法を示す。
【化27】
式(3a)で示される化合物を、エステルカップリング試薬、例えば2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HATU)または2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HBTU)の存在下で、式(4b1)で示されるN−保護アミノ酸と反応させて、式(6b1)で示される化合物を得ることができる。(6b1)のアミノ保護基を除去して、式(6c1)で示される化合物を得ることができる。式(6c1)で示される化合物は、式(7a)で示される化合物との反応により、R
1およびR
2は、水素または置換もしくは非置換C
1〜6アルキルであり、Cy
1は、置換または非置換フェニルであり、Cy
2は、
【化28】
であり、L
1は、NHであり、R、nおよびCy
2は、式(IA−III)に関連して先に記載されたものと同一である、式IA−IIIaで示される化合物を得ることができる。任意で、(6c1)と式(7a)で示される化合物とのカップリングを、塩基の非存在下、マイクロ波照射で支援して実施してもよい。
【0255】
スキーム2および2Aにおいて先に記載された類似の方法を当業者に公知の特定の改良を加えて利用し、適切な中間体および試薬を用いて、式IA−IIIで示される化合物を合成することができる。
【化29】
式中、変数は、式IA−IIIおよび/またはIA−IVに関連して先に記載されたそれらの基を示すものと理解されるものとする。例えば以下に例示する通りである。
【化30】
【0256】
実験
他に述べられていなければ、ワークアップは、カッコ内に示された水相と有機相の間の反応混合物の分配、Na
2SO
4による有機層の分離および乾燥、ならびに溶媒の蒸発により残渣を得ることを意味する。RTは、周囲温度(25〜28℃)を意味する。
【0257】
「溶媒」、「有機溶媒」、または「不活性溶媒」という用語はそれぞれ、共に記載された反応条件下で不活性の溶媒、例えばベンゼン、トルエン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン(「THF」)、ジメチルホルムアミド(「DMF」)、クロロホルム、塩化メチレン(またはジクロロメタン)、ジエチルエーテル、メタノール、N−メチルピロリドン(「NMP」)、ピリジンなどを意味する。反することが明記されない限り、本明細書に記載された反応で用いられる溶媒は、不活性有機溶媒である。反することが明記されない限り、限定的試薬の各1グラムにつき、溶媒1cc(またはml)が容積等価量となる。
【0258】
所望なら、任意の適切な分離または精製手順、例えば、ろ過、抽出、結晶化、カラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィーもしくは厚層クロマトグラフィー、またはこれらの手順の組合わせにより、本明細書に記載された化学物質および中間体の単離および精製を実行することができる。適切な分離および単離手順の具体的例は、本明細書の以下の実施例を参照して得ることができる。しかし他の同等の分離または単離手順を用いることもできる。他に断りがなければ、精製は、シリカゲルを固定相として用い、そして適切な極性の石油エーテル(沸点60〜80℃)と酢酸エチルまたはジクロロメタンとメタノールとの混合物を移動相として用いるカラムクロマトグラフィーを意味する。
【0259】
所望なら、本発明の化合物の(R)−および(S)−異性体が存在する場合には、当業者に公知の方法、例えば結晶化により分離されうるジアステレオ異性体塩もしくは複合体を形成させることにより;例えば結晶化、気体・液体もしくは液体クロマトグラフィーにより、分離されうるジアステレオ異性体誘導体の形成を通して;1種の鏡像異性体と鏡像異性体に特異的な試薬との選択的反応、例えば酵素的酸化もしくは還元の後、修飾および非修飾鏡像異性体を分離すること;またはキラル環境、例えば結合したキラルリガンドを含むシリカなどのキラル担体上、もしくはキラル溶媒の存在下での気体・液体もしくは液体クロマトグラフィー、により分解してもよい。あるいは光学活性試薬、基質、触媒もしくは溶媒を用いた不斉合成により、または不斉転換によりある鏡像異性体を他の鏡像異性体に変換することにより、特異的鏡像異性体を合成してもよい。
【0260】
本明細書に記載された化合物は、任意で、薬学的に許容しうる酸と接触させて、対応する酸付加塩を形成させることができる。
【0261】
場合により置換された出発化合物および他の反応体の多くが、例えばSigma Aldrich Chemical Company、Alfa Aesarから市販されるか、または一般に用いられる合成方法を利用して当業者により容易に調製することができる。例えば用いられる様々なボロン酸を、様々な供給源から商業的に得ることができる。
【0262】
本発明の化合物は、概して、一般に周知の合成方法の適切な組合わせにより合成することができる。これらの化学物質を合成するのに有用な技術は、本発明の開示に基づけば、関連の技術分野の当業者に容易に明白となり、入手可能である。
【0263】
本発明の化合物は、当該技術分野で公知の合成方法を適切に組合わせることにより合成することができる。以下の考察は、本発明の化合物を製造するのに用いられる利用可能な様々な方法のうちの特定のものを例示するために示されており、本発明の化合物を調製するのに用いられうる反応または反応系列の範囲を限定するものではない。
【0264】
以下に提供される実施例および調製は、本発明の化合物およびそのような化合物を調製する方法を更に例示および例証するものである。本発明の範囲は、以下の実施例および調製の範囲により限定されないことと理解されるものとする。以下の実施例において、他に記載されない限り単一キラル中心を有する分子は、ラセミ混合物として存在する。2個以上のキラル中心を有する分子は、他に記載されない限り、ジアステレオマーのラセミ混合物として存在する。単一鏡像異性体/ジアステレオマーは、当業者に公知の方法により得てもよい。
【0265】
中間体1:1−(5−ブロモ−2−ヒドロキシフェニル)−2−フェニルエタノン:
フェニル酢酸(1.09g、8.0ミリモル)を、ジクロロメタン5mlに溶解した。この混合物に、塩化オキサリル(1.01g、8.0ミリモル)およびDMF(3滴)を0℃で添加して、30分間撹拌した。溶媒を蒸発させて、ジクロロメタン5mlに溶解した。この混合物に、4−ブロモアニソール(1g、5.34ミリモル)を添加して、0℃まで冷却した。0℃でAlCl
3(1.06g、8.0ミリモル)を添加して、反応混合物を室温まで昇温させて、一晩撹拌した。2N HClの添加により反応混合物をクエンチし、酢酸エチルで抽出して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(1g、収率66%)。融点:83−86℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ11.56(s,1H),8.01(d,J=2.2Hz,1H),7.64(dd,J=8.8,2.5Hz,1H),7.32(t,2H),7.29(m,3H),6.96(d,J=8.8Hz,1H),4.43(s,2H)。
【0266】
中間体2:6−ブロモ−2−メチル−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
中間体1(8.9g、30.56ミリモル)をRBフラスコに取り、これに無水酢酸(59ml)および酢酸ナトリウム(17.5g、213ミリモル)を添加して、混合物を12時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を氷冷水の添加によりクエンチした。形成された固体をろ過して、水で洗浄した。生成物を真空乾燥させ、表題化合物を白色固体として得た(9.4g、収率97%)。融点:119−121℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.35(d,J=2.4Hz,1H),7.75(dd,J=11.3,2.4Hz,1H),7.46(t,2H),7.39(d,J=7.2Hz,1H),7.36(d,J=8.8Hz,1H),7.28(m,2H),2.32(s,3H)。
【0267】
中間体3:6−ブロモ−2−(ブロモメチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(60ml)中の中間体2(4.5g、14.27ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(2.5g、14.27ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(45mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテル(5:95)で再結晶化させて、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(3.3g、収率59%)。融点:172−175℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.35(d,J=2.4Hz,1H),7.80(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.50−7.36(m,6H),4.23(s,2H)。
【0268】
中間体4:2−メチル−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
エタノール(30ml)中の中間体2(3g、9.51ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(6g、95.18ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、300mg)を添加して、溶液を2時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮し、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(1.98g、収率86%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.17(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.61(dt,J=8.5,1.5Hz,1H),7.38−7.28(m,5H),7.25(m,2H),2.25(s,3H)。
【0269】
中間体5:2−(ブロモメチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(30ml)中の中間体4(1.9g、8.07ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(1.43g、8.07ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(20mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮し、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(1.62g、収率65%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.06(d,J=7.6Hz,1H),7.87(t,J=7.7Hz,1H),7.71(d,J=8.5Hz,1H),7.53−7.41(m,4H),7.35(d,J=6.8Hz,2H),4.37(s,2H)。
【0270】
中間体6:1−(5−ブロモ−2−ヒドロキシフェニル)−2−(4−フルオロフェニル)エタノン:
4−フルオロフェニル酢酸(12.3g、79.79ミリモル)を、ジクロロメタン30mlに溶解した。この混合物に、塩化オキサリル(10.17g、79.79ミリモル)およびDMF(3滴)を0℃で添加して、30分間撹拌した。溶媒を蒸発させて、ジクロロメタン30mlに溶解した。この混合物に、4−ブロモアニソール(10g、53.47ミリモル)を添加して、0℃まで冷却した。0℃でAlCl
3(10.6g、79.79ミリモル)を添加して、反応混合物を室温まで昇温させて、一晩撹拌した。2N HClの添加により反応混合物をクエンチし、酢酸エチルで抽出して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(6.1g、収率37%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ12.05(s,1H),7.96(d,J=2.3Hz,1H),7.58(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.24(dt,J=5.4,1.9Hz,2H),7.09(dt,J=8.6,2.1Hz,2H),6.79(d,J=8.7Hz,1H),4.27(s,2H)。
【0271】
中間体7:6−ブロモ−3−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−4H−クロメン−4−オン:
中間体6(6.1g、19.73ミリモル)をRBフラスコに取り、これに無水酢酸(40ml)および酢酸ナトリウム(11.3g、137.75ミリモル)を添加して、混合物を12時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を氷冷水の添加によりクエンチした。形成された固体をろ過して、水で洗浄した。生成物を真空乾燥させ、表題化合物を白色固体として得た(4.1g、収率63%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.35(d,J=1.9Hz,1H),7.77(dd,J=8.8,1.9Hz,1H),7.37(d,J=8.9Hz,1H),7.27(t,J=5.7Hz,2H),7.17(t,J=8.6Hz,2H),2.33(s,3H)。
【0272】
中間体8:6−ブロモ−2−(ブロモメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(20ml)中の中間体7(2g、6.00ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(1.06g、5.95ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(20mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(1.20g、収率50%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.35(d,J=2.4Hz,1H),7.81(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.43(d,J=8.9Hz,1H),7.38(dt,J=5.4,2.0Hz,2H),7.20(t,J=8.6Hz,2H),4.22(s,2H)。
【0273】
中間体9:3−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−4H−クロメン−4−オン:
エタノール(15ml)中の中間体7(1.5g、4.50ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(2.8g、45.02ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、15mg)を添加して、溶液を4時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(0.8g、収率72%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.71(d,J=7.8Hz,1H),7.69(t,J=7.35Hz,1H),7.47(d,J=8.4Hz,1H),7.42(t,J=7.4Hz,1H),7.29(t,J=9.5Hz,2H),7.16(t,J=8.5Hz,2H),2.33(s,3H)。
【0274】
中間体10:2−(ブロモメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(10ml)中の中間体9(0.80g、3.146ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.560g、3.146ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(8mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.7g、収率67%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.23(dd,J=7.9,1.3Hz,1H),7.74(dt,J=8.6,1.5Hz,1H),7.53(d,J=8.3Hz,1H),7.45(m,3H),7.19(t,J=8.7Hz,2H),4.24(s,2H)。
【0275】
中間体11:1−(5−ブロモ−2−ヒドロキシフェニル)−2−o−トリルエタノン:
2−メチルフェニル酢酸(9.60g、64.15ミリモル)を、ジクロロメタン10mlに溶解した。この混合物に、塩化オキサリル(7ml、80.19ミリモル)およびDMF(3滴)を0℃で添加して、30分間撹拌した。溶媒を蒸発させて、ジクロロメタン100mlに溶解した。この混合物に、4−ブロモアニソール(10g、53.47ミリモル)を添加して、0℃まで冷却した。0℃でAlCl
3(10.6g、80.19ミリモル)を添加して、反応混合物を室温まで昇温させて、24時間撹拌した。2N HClの添加により反応混合物をクエンチし、酢酸エチルで抽出して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(5.5g、収率33%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ11.52(s,1H),8.02(d,J=2.4Hz,1H),7.65(dd,J=8.8,2.5Hz,1H),7.16(m,4H),6.97(d,J=8.9Hz,1H),4.47(s,2H),2.14(s,3H)。
【0276】
中間体12:6−ブロモ−2−メチル−3−o−トリル−4H−クロメン−4−オン:
中間体11(5.5g、16.38ミリモル)をRBフラスコに取り、これに無水酢酸(50ml)および酢酸ナトリウム(9.40g、114.69ミリモル)を添加して、混合物を12時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を氷冷水の添加によりクエンチした。形成された固体をろ過して、水で洗浄した。生成物を真空乾燥させ、表題化合物を白色固体として得た(1.8g、収率30%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.35(d,J=1.7Hz,1H),7.75(d,J=6.7Hz,1H),7.37(d,J=8.8Hz,1H),7.35−7.26(m,3H),7.09(d,J=6.9Hz,1H),2.20(s,3H).2.15(s,3H)。
【0277】
中間体13:6−ブロモ−2−(ブロモメチル)−3−o−トリル−4H−クロメン−4−オン:
酢酸(3ml)中の中間体12(0.20g、0.607ミリモル)の溶液に、臭素(0.03ml、1.21ミリモル)を0℃で添加した。反応混合物を60℃まで加熱した。3時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、水の添加によりクエンチした。形成された沈殿をろ過し、減圧乾燥させて、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.176g、収率71%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.35(d,J=2.2Hz,1H),7.87(dd,J=8.9,2.3Hz,1H),7.45(d,J=8.9Hz,1H),7.39(m,3H),7.17(d,J=7.3Hz),7.12(d,J=7.5Hz)(トータル,1H),4.20(d,J=10.8Hz),4.08(d,J=10.7Hz)(トータル,2H),2.17(s,3H)。
【0278】
中間体14:6−ブロモ−2−エチル−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
中間体1(2.0g、6.86ミリモル)をRBフラスコに取り、これにトリエチルアミン(16ml)および無水プロピオン酸(2.80g、21.50ミリモル)を添加して、混合物を22時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を1N HCl溶液の添加により酸性化し、酢酸エチルで抽出して、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.78g、収率31%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.10(d,J=2.4Hz,1H),7.97(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.68(d,J=8.9Hz,1H),7.46(m,3H),7.27(d,J=6.9Hz,2H),2.55(q,J=7.5Hz,2H),1.19(t,J=7.5Hz,3H)。
【0279】
中間体15:6−ブロモ−2−(1−ブロモエチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(25ml)中の中間体14(1.0g、3.03ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.540g、3.03ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(5mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.6g、収率50%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.11(d,J=2.5Hz,1H),8.04(dd,J=8.9,2.5Hz,1H),7.78(d、J=9.0Hz,1H),7.51(m,3H),7.32(dd,J=8.1,1.7Hz,2H),4.97(q,J=6.8Hz,1H),1.96(d,J=6.8Hz,3H)。
【0280】
中間体16:(S)−tert−ブチル 1−(6−ブロモ−4−オキソ−3−フェニル−4H−クロメン−2−イル)エチルカルバマート:
ジクロロメタン(50ml)中の中間体1(5g、17.17ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(5.2g、51.52ミリモル)を添加し、その後L−N−Boc−アラニン(3.5g、18.89ミリモル)を添加した。この混合物に、HATU(13g、34.34ミリモル)を添加して、室温で12時間撹拌した。水の添加により反応混合物をクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(1.6g、収率21%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.10(d,J=2.4Hz,1H),7.99(dd,J=8.9,2.5Hz,1H),7.62(d,J=8.9Hz,1H),7.53(d,J=6.8Hz,1H),7.47(m,3H),7.29(d,J=7.0Hz,2H),4.49(q,J=6.9Hz,1H),1.33(s,9H),1.29(d,J=7.1Hz,3H)。
【0281】
中間体17:(S)−2−(1−アミノエチル)−6−ブロモ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
ジクロロメタン(10ml)中の中間体16(0.81g、1.821ミリモル)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1.4ml、18.21ミリモル)を添加して、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物を黄色固体として得た(0.675g)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.10(d,J=2.4Hz,1H),8.00(dd,J=8.9,2.5Hz,1H),7.69(d,J=8.9Hz,1H),7.46(m,4H),7.30(d,J=7.0Hz,2H),7.28(m,1H),3.78(q,J=6.7Hz,1H),1.29(d,J=6.7Hz,3H)。
【0282】
中間体18:tert−ブチル(6−ブロモ−4−オキソ−3−フェニル−4H−クロメン−2−イル)メチルカルバマート:
ジクロロメタン(20ml)中の中間体1(2g、6.86ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(2.08g、51.52ミリモル)を添加し、その後N−Boc−グリシン(1.3g、7.55ミリモル)を添加した。この混合物に、HATU(5.2g、13.67ミリモル)を添加して、室温で12時間撹拌した。水の添加により反応混合物をクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(1.0g、収率33%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.12(d,J=2.3Hz,1H),7.99(dd,J=8.9,2.5Hz,1H),7.59(d,J=8.9Hz,1H),7.476(m,4H),7.31(d,J=6.3Hz,2H),4.06(d,J=5.6Hz,2H),1.37(s,9H)。
【0283】
中間体19:2−(アミノメチル)−6−ブロモ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
ジクロロメタン(5ml)中の中間体18(0.440g、1.02ミリモル)の溶液に、トリフルオロ酢酸(3ml)を添加して、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物を褐色液体として得た(0.400g)。粗生成物を次のステップに供した。
【0284】
中間体20:1−(2−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)−2−フェニルエタノン:
フェニル酢酸(7.39g、54.28ミリモル)を、ジクロロメタン50mlに溶解した。この混合物に、塩化オキサリル(4.74g、54.28ミリモル)およびDMF(3滴)を0℃で添加して、30分間撹拌した。溶媒を蒸発させて、ジクロロメタン30mlに溶解した。この混合物に、4−メトキシアニソール(10g、53.47ミリモル)を添加して、0℃まで冷却した。0℃でAlCl
3(9.63g、72.37ミリモル)を添加して、反応混合物を室温まで昇温させて、12時間撹拌した。2N HClの添加により反応混合物をクエンチし、酢酸エチルで抽出して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色液体として得た(4.3g、収率49%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ11.30(s,1H),7.42(d,J=3.0Hz,1H),7.33−7.21(m,5H),7.17(dd,J=9.0,3.1Hz,1H),6.92(d,J=9.0Hz,1H),4.43(s,2H),3.74(s,3H)。
【0285】
中間体21:6−メトキシ−2−メチル−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
中間体20(4g、16.51ミリモル)をRBフラスコに取り、これに無水酢酸(40ml)および酢酸ナトリウム(9.48g、115.57ミリモル)を添加して、混合物を12時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を氷冷水の添加によりクエンチした。形成された固体をろ過して、水で洗浄した。生成物を真空乾燥させ、表題化合物を黄色固体として得た(3g、収率68%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ7.60(d,J=3.0Hz,1H),7.45(t,J=7.1Hz,2H),7.37(m,2H),7.29(m,3H),3.89(s,3H).2.31(s,3H)。
【0286】
中間体22:2−(ブロモメチル)−6−メトキシ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(25ml)中の中間体21(2.0g、7.501ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(1.30g、7.510ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(25mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(2.6g)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ7.68(d,J=9.1Hz,1H),7.53(m,5H),7.34(d,J=6.7,2H),4.36(s,2H),3.85(s,3H)。
【0287】
中間体23:1−(5−ブロモ−2−ヒドロキシフェニル)−2−(2−フルオロフェニル)エタノン:
2−フルオロフェニル酢酸(2.96g、19.24ミリモル)を、ジクロロメタン50mlに溶解した。この混合物に、塩化オキサリル(2.1ml、24.05ミリモル)およびDMF(3滴)を0℃で添加して、30分間撹拌した。溶媒を蒸発させて、ジクロロメタン30mlに溶解した。この混合物に、4−ブロモアニソール(3.0g、16.03ミリモル)を添加して、0℃まで冷却した。0℃でAlCl
3(3.21g、24.05ミリモル)を添加して、反応混合物を室温まで昇温させて、12時間撹拌した。2N HClの添加により反応混合物をクエンチし、酢酸エチルで抽出して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(4.0g、収率81%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ11.97(s,1H),8.01(d,J=1.7Hz,1H),7.58(dd,J=8.8,2.3.1Hz,1H),7.35(m,1H),7.23(d,J=7.3Hz,1H),7.17(m,2H),6.92(d,J=8.9Hz,1H),4.33(s,2H)。
【0288】
中間体24:6−ブロモ−2−エチル−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
中間体23(1.1g、3.55ミリモル)をRBフラスコに取り、これにトリエチルアミン(10ml)および無水プロピオン酸(1.44g、11.13ミリモル)を添加して、混合物を22時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を1N HCl溶液の添加により酸性化し、酢酸エチルで抽出して、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.800g、収率65%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.10(d,J=2.5Hz,1H),8.00(dd,J=9.0,2.5Hz,1H),7.71(d,J=9.0Hz,1H),7.51(m,1H),7.36(m,3H),2.54(m,2H),1.19(t,J=7.6Hz,3H)。
【0289】
中間体25:6−ブロモ−2−(1−ブロモエチル)−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(10ml)中の中間体24(0.620g、1.785ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.317g、1.785ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(15mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物を2種のアトロプ異性体からなるオフホワイト色の固体として得た(0.625g)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.13(t,J=2.3Hz,1H),[8.07(dd,J=2.4,1.0Hz),8.04(dd,J=2.5,1.1Hz),1H],7.81(dd,J=8.8,1.6Hz,1H),7.57(m,1H),7.39(m,3H),[4.99(q,J=6.8Hz),4.93(q,J=6.8Hz),1H],[1.99(q,J=6.8Hz),1.44(q,J=6.8Hz),3H]。
【0290】
中間体26:6−ブロモ−3−(2−フルオロフェニル)−2−メチル−4H−クロメン−4−オン:
中間体23(5g、16.17ミリモル)をRBフラスコに取り、これに無水酢酸(40ml)および酢酸ナトリウム(9.2g、82.03ミリモル)を添加して、混合物を12時間還流した。室温まで冷却した後、氷冷水の添加により反応混合物をクエンチした。形成された固体をろ過して、水で洗浄した。生成物を真空乾燥させ、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(3.81g、収率71%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.34(d,J=2.3Hz,1H),7.76(dd,J=8.8,2.2Hz,1H),7.41(m,2H),7.24(m,2H),7.18(t,J=8.9Hz,1H),2.30(s,3H)。
【0291】
中間体27:6−ブロモ−2−(ブロモメチル)−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(20ml)中の中間体26(2.0g、6.00ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(1.0g、6.00ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(25mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(1.86g)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.34(d,J=2.3Hz,1H),7.82(dd,J=8.9,2.3Hz,1H),7.44(d,J=8.8Hz,1H),7.38(t,J=6.2Hz,1H),7.29(m,2H),[4.22(d,J=11.0Hz),4.17(d,J=11.1Hz),2H]。
【0292】
中間体28:2−エチル−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
エタノール(10ml)中の中間体24(1.0g、3.03ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(1.9g、30.14ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、100mg)を添加して、溶液を4時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(0.50g、収率66%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.24(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.68(dt,J=8.6,1.6Hz,1H),7.48−7.35(m,5H),7.28(dd,J=8.3,1.4Hz,2H),2.62(q,J=7.5Hz,2H),1.28(t,J=7.5Hz,3H)。
【0293】
中間体29:2−(1−ブロモエチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(10ml)中の中間体28(0.550g、2.20ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.392g、2.20ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(5mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物を黄色固体として得た(0.680g、収率94%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.24(dd,J=8.0,1.7Hz,1H),7.74(dt,J=7.2,1.6Hz,1H),7.57(d,J=8.0Hz,1H),7.49−7.26(m,6H),4.99(q,J=6.9Hz,1H),1.99(d,J=6.9Hz,3H)。
【0294】
中間体30:6−ブロモ−3−フェニル−2−プロピル−4H−クロメン−4−オン:
中間体1(3.0g、10.30ミリモル)をRBフラスコに取り、これにトリエチルアミン(30ml)および無水酪酸(5.12g、32.37ミリモル)を添加して、混合物を22時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を1N HCl溶液の添加により酸性化し、酢酸エチルで抽出して、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(2.0g、収率56%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.10(d,J=2.4Hz,1H),7.97(dd,J=8.9,2.5Hz,1H),7.68(d,J=8.9Hz,1H),7.46(m,3H),7.26(dd,J=8.2,1.3Hz,2H),2.49(t,J=1.6Hz,2H),1.66(m,2H),0.84(t,J=7.4Hz,3H)。
【0295】
中間体31:3−フェニル−2−プロピル−4H−クロメン−4−オン:
エタノール(15ml)中の中間体30(1.5g、4.37ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(2.7g、43.70ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、100mg)を添加して、溶液を2時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(0.43g、収率%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.24(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.68(dt,J=7.2,1.6Hz,1H),7.46−7.35(m,5H),7.27(dd,J=7.2,1.5Hz,2H),2.57(t,J=7.6Hz,2H),1.78(m,2H0,0.93(t,J=7.4Hz,3H)。
【0296】
中間体32:2−(1−ブロモプロピル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(15ml)中の中間体31(0.900g、3.40ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.606g、3.40ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(9mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、表題化合物を黄色固体として得た(0.880g、収率75%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.24(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.74(dt,J=7.2,1.7Hz,1H),7.55(d,J=8.3Hz,1H),7.49−7.20(m,6H),4.71(t,J=7.6Hz,1H),2.33(m,2H),0.97(d,J=7.4Hz,3H)。
【0297】
中間体33:1−(5−ブロモ−2−ヒドロキシフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)エタノン:
3−フルオロフェニル酢酸(4.90g、32.07ミリモル)を、ジクロロメタン50mlに溶解した。この混合物に、塩化オキサリル(3.5ml、40.08ミリモル)およびDMF(3滴)を0℃で添加して、30分間撹拌した。溶媒を蒸発させて、ジクロロメタン50mlに溶解した。この混合物に、4−ブロモアニソール(5.0g、26.72ミリモル)を添加して、0℃まで冷却した。0℃でAlCl
3(5.3g、40.08ミリモル)を添加して、反応混合物を室温まで昇温させて、12時間撹拌した。2N HClの添加により反応混合物をクエンチし、酢酸エチルで抽出して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(6.6g、収率80%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ12.02(s,1H),7.94(d,J=2.4Hz,1H),7.57(dd,J=8.9,2.4.1Hz,1H),7.36(m,1H),7.04(m,3H),6.90(d,J=8.9Hz,1H),4.28(s,2H)。
【0298】
中間体34:6−ブロモ−2−エチル−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
中間体33(3.0g、9.70ミリモル)をRBフラスコに取り、これにトリエチルアミン(30ml)および無水プロピオン酸(3.94g、30.37ミリモル)を添加して、混合物を24時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を1N HCl溶液の添加により酸性化し、酢酸エチルで抽出して、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(1.30g、収率39%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.10(d,J=2.3Hz,1H),7.99(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.69(d,J=8.9Hz,1H),7.51(q,J=7.9Hz,1H),7.25(dt,J=10.8,2.4Hz,1H),7.15(t,J=12.2Hz,2H),2.57(q,J=7.6Hz,2H),1.20(t,J=7.5Hz,3H)。
【0299】
中間体35:2−エチル−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
エタノール(10ml)中の中間体34(1.0g、2.88ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(1.81g、28.80ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、80mg)を添加して、溶液を2時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮し、粗表題化合物を無色固体として得た(0.792g)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.05(dd,J=7.9,1.3Hz,1H),7.83(dt,J=8.6,1.6Hz,1H),7.67(d,J=8.3Hz,1H),7.50(m,2H),7.24(dt,J=8.8,2.5Hz,1H),7.15(t,J=12.3Hz,2H),2.55(q,J=7.6Hz,2H),1.20(t,J=7.6Hz,3H)。
【0300】
中間体36:2−(1−ブロモプエチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(10ml)中の中間体35(0.700g、2.60ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.464g、2.60ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(10mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.820g、収率91%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.06(dd,J=7.9,1.1Hz,1H),7.89(dt,J=8.4,1.3Hz,1H),7.77(d,J=8.3Hz,1H),7.56(d,J=7.5Hz,1H),7.52(d,J=7.7Hz,1H),7.31(dt,J=8.6,2.1Hz,1H),7.19(t,J=9.0Hz,2H),5.02(q,J=6.8Hz,1H),1.97(d,J=6.8Hz,3H)。
【0301】
中間体37:3−(2−フルオロフェニル)−2−メチル−4H−クロメン−4−オン:
エタノール(5ml)中の中間体26(0.5g、1.50ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(0.945g、15.0ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、40mg)を添加して、溶液を2時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮し、粗表題化合物を白色固体として得た(0.302g、収率79%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.05(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.84(m,1H),7.67(d,J=8.3Hz,1H),7.51(m,2H),7.37(dt,J=7.3,1.7Hz,1H),7.29(m,2H),2.26(s,3H)。
【0302】
中間体38:2−(ブロモメチル)−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(10ml)中の中間体37(0.300g、1.17ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.210g、1.17ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(15mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.281g、収率71%)。
【0303】
中間体39:2−エチル−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
エタノール(10ml)中の中間体24(0.770g、2.21ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(1.39g、22.18ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、60mg)を添加して、溶液を2時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮し、表題化合物を白色固体として得た(0.560g、収率94%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.05(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.85(dt,J=7.3,1.7Hz,1H),7.69(d,J=8.3Hz,1H),7.52(m,2H),7.36(m,2H),2.52(m,2H),1.19(t,J=7.5Hz,3H)。
【0304】
中間体40:2−(1−ブロモエチル)−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(10ml)中の中間体39(0.600g、2.27ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.404g、2.27ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(15mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.420g、収率53%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.07(dd,J=7.9,1.3Hz,1H),7.92(dt,J=8.4,1.3Hz,1H),7.79(d,J=8.4Hz,1H),7.56(m,2H),7.41(m,3H),[4.99(q,J=6.8Hz),4.93(q,J=6.7Hz),1H],[2.00(d,J=6.8Hz),1.95(d,J=6.8Hz),3H]。
【0305】
中間体41:6−ブロモ−3−(2−フルオロフェニル)−2−プロピル−4H−クロメン−4−オン:
中間体23(2.0g、6.46ミリモル)をRBフラスコに取り、これにトリエチルアミン(20ml)および無水酪酸(3.19g、20.25ミリモル)を添加して、混合物を24時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を1N HCl溶液の添加により酸性化し、酢酸エチルで抽出して、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を無色液体として得た(1.60g、収率69%)。
【0306】
中間体42:3−(2−フルオロフェニル)−2−プロピル−4H−クロメン−4−オン:
エタノール(15ml)中の中間体41(1.60g、4.43ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(2.79g、63.03ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、130mg)を添加して、溶液を2時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮し、表題化合物を褐色液体として得た(1.0g、収率81%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.05(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.84(dt,J=8.5,1.5Hz,1H),7.68(d,J=8.4Hz,1H),7.51(q,J=7.7Hz,2H),7.34(m,3H),2.49(m,2H),1.68(q,J=7.4Hz,2H),1.17(t,J=7.4Hz,3H)。
【0307】
中間体43:2−(1−ブロモプロピル)−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(20ml)中の中間体42(1.00g、3.59ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.639g、3.59ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(15mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.700g、収率54%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.07(d,J=7.9Hz,1H),7.91(t,J=7.9Hz,1H),7.78(dd,J=8.3,2.0Hz,1H),7.56(t,J=7.6Hz,2H),7.36(m,3H),[4.69(t,J=7.6Hz),4.64(t,J=7.5Hz),1H],2.38(m,2H),[0.97(t,J=7.3Hz),0.88(t,J=7.2Hz),3H]。
【0308】
中間体44:6−ブロモ−3−(3−フルオロフェニル)−2−プロピル−4H−クロメン−4−オン:
中間体33(3.0g、9.70ミリモル)をRBフラスコに取り、これにトリエチルアミン(3ml)および無水酪酸(4.55g、30.37ミリモル)を添加して、混合物を24時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を1N HCl溶液の添加により酸性化し、酢酸エチルで抽出して、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を無色液体として得た(0.794g、収率23%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.10(d,J=2.5Hz,1H),7.98(dd,J=8.9,2.5Hz,1H),7.69(d,J=8.9Hz,1H),7.51(q,J=8.0Hz,1H),7.26(dt,J=8.7,2.5Hz,1H),7.14(dt,J=9.9,2.3Hz,2H),2.55(m,2H),1.68(q,J=7.5Hz,2H),0.85(t,J=7.5Hz,3H)。
【0309】
中間体45:3−(3−フルオロフェニル)−2−プロピル−4H−クロメン−4−オン:
エタノール(10ml)中の中間体44(0.750g、2.07ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(1.30g、20.76ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、80mg)を添加して、溶液を2時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮し、粗表題化合物を無色液体として得た(0.51g、収率87%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.05(dd,J=8.0,1.3Hz,1H),7.83(dt,J=8.4,1.3Hz,1H),7.66(d,J=8.4Hz,1H),7.51(m,2H),7.24(dt,J=8.9,2.5Hz,1H),7.14(t,J=8.1Hz,2H),2.53(m,2H),1.69(m,2H),0.85(t,J=7.3Hz,3H)。
【0310】
中間体46:2−(1−ブロモプロピル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(10ml)中の中間体45(0.48g、1.70ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.302g、1.70ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(10mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.540g、収率88%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.07(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.89(dt,J=8.5,1.5Hz,1H),7.75(d,J=8.4Hz,1H),7.57(q,J=8.0Hz,2H),7.32(dt,J=8.6,2.5Hz,1H),7.17(dt,J=8.4,2.3Hz,2H),4.70(t,J=7.5Hz,1H),2.34(m,1H),2.20(m,1H),0.92(t,J=7.2Hz,3H)。
【0311】
中間体47:6−ブロモ−3−(4−フルオロフェニル)−2−プロピル−4H−クロメン−4−オン:
中間体6(3.0g、9.70ミリモル)をRBフラスコに取り、これにトリエチルアミン(30ml)および無水酪酸(4.55g、30.37ミリモル)を添加して、混合物を24時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を1N HCl溶液の添加により酸性化し、酢酸エチルで抽出して、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を無色液体として得た(2.55g、収率71%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.33(d,J=2.3Hz,1H),7.76(dd,J=8.8,2.3Hz,1H),7.36(d,J=8.9Hz,1H),7.23(dd,J=8.7,5.6Hz,2H),7.15(t,J=8.7Hz,2H),2.55(t,J=7.5Hz,2H),1.77(m,2H),0.93(t,J=7.4Hz,3H)。
【0312】
中間体48:3−(4−フルオロフェニル)−2−プロピル−4H−クロメン−4−オン:
エタノール(10ml)中の中間体47(1.00g、2.76ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(1.70g、27.60ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、80mg)を添加して、溶液を1時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮し、表題化合物を無色液体として得た(0.750g、収率96%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.23(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.69(dt,J=8.5,1.5Hz,1H),7.47(d,J=8.4Hz,1H),7.41(t,J=7.8Hz,1H),7.25(m,2H),7.15(t,J=8.7Hz,2H),2.56(t,J=7.5Hz,2H),1.78(m,2H),0.94(t,J=7.3Hz,3H)。
【0313】
中間体49:2−(1−ブロモプロピル)−3−(4−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(10ml)中の中間体48(0.700g、2.47ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.441g、2.47ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(7mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(1.1g)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.23(dd,J=8.0,1.2Hz,1H),7.74(dt,J=8.4,1.3Hz,1H),7.55(d,J=8.4Hz,1H),7.45(t,J=7.4Hz,1H),7.35(m,2H),7.19(t,J=8.7Hz,2H),4.68(t,J=7.7Hz,1H),2.31(m,2H),0.97(t,J=7.3Hz,3H)。
【0314】
中間体50:1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)−2−フェニルエタノン:
フェニル酢酸(8.09g、59.46ミリモル)を、ジクロロメタン15mlに溶解した。この混合物に、塩化オキサリル(5.2g、59.46ミリモル)およびDMF(3滴)を0℃で添加して、30分間撹拌した。溶媒を蒸発させて、ジクロロメタン15mlに溶解した。この混合物に、4−フルオロアニソール(5.0g、39.64ミリモル)を添加して、0℃まで冷却した。0℃でAlCl
3(7.92g、59.46ミリモル)を添加して、反応混合物を室温まで昇温させて、12時間撹拌した。2N HClの添加により反応混合物をクエンチし、酢酸エチルで抽出して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(5.1g、収率56%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ11.43(s,1H),7.77(dd,J=9.5,3.2Hz,1H),7.42(dt,J=8.7,3.2Hz,1H),7.33(t,J=7.3Hz,2H),7.26(m,3H),7.01(q,J=4.6Hz,1H),4.42(s,2H)。
【0315】
中間体51:6−フルオロ−3−フェニル−2−プロピル−4H−クロメン−4−オン:
中間体50(1.6g、6.94ミリモル)をRBフラスコに取り、これにトリエチルアミン(16ml)および無水酪酸(3.43g、21.72ミリモル)を添加して、混合物を24時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を1N HCl溶液の添加により酸性化し、酢酸エチルで抽出して、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を無色液体として得た(1.40g、収率71%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.79(dd,J=10.2,4.3Hz,1H),7.73(dt,J=6.4,3.1Hz,2H),7.46(t,J=6.9Hz,2H),7.42(m,1H),7.26(dd,J=8.3,1.5Hz,2H),2.52(t,J=7.4Hz,2H),1.70(m,2H),0.84(t,J=7.4Hz,3H)。
【0316】
中間体52:2−(1−ブロモプロピル)−6−フルオロ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(20ml)中の中間体51(1.30g、4.60ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.818g、4.60ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(10mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(1.40g、収率84%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.88(dd,J=9.2,4.3Hz,1H),7.80−7.71(m,2H),7.52−7.42(m,3H),7.29(d,J=6.8Hz,2H),4.68(t,J=7.6Hz,1H),2.34−2.15(m,2H),0.91(t,J=7.3Hz,3H)。
【0317】
中間体53:6−ブロモ−2−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
中間体6(3.0g、9.70ミリモル)をRBフラスコに取り、これにトリエチルアミン(30ml)および無水プロピオン酸(3.94g、30.37ミリモル)を添加して、混合物を24時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を1N HCl溶液の添加により酸性化し、酢酸エチルで抽出して、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(1.60g、収率47%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.33(d,J=2.4Hz,1H),7.76(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.38(d,J=8.8Hz,1H),7.24(dd,J=5.5,2.0Hz,2H),7.16(dt,J=11.4,2.8Hz,2H),2.61(q,J=7.6Hz,2H),1.27(t,J=7.5Hz,3H)。
【0318】
中間体54:2−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
エタノール(10ml)中の中間体53(1.00g、2.88ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(1.70g、27.60ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、80mg)を添加して、溶液を1時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮し、表題化合物を無色固体として得た(0.640g、収率83%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.24(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),7.69(dt,J=8.6,1.7Hz,1H),7.48(d,J=8.3Hz,1H),7.41(t,J=7.9Hz,1H),7.24(m,2H),7.15(t,J=8.7Hz,1H),2.62(q,J=7.6Hz,2H),1.28(t,J=7.6Hz,3H)。
【0319】
中間体55:2−(1−ブロモエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(15ml)中の中間体54(0.600g、2.23ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.398g、2.23ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(10mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物をオフホワイト色の固体として得(1.10g)、そのままの状態で次のステップで使用した。
【0320】
中間体56:2−エチル−6−フルオロ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
中間体50(3.0g、13.63ミリモル)をRBフラスコに取り、これにトリエチルアミン(30ml)および無水プロピオン酸(5.30g、40.78ミリモル)を添加して、混合物を24時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を1N HCl溶液の添加により酸性化し、酢酸エチルで抽出して、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(2.27g、収率65%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.79(dd,J=7.1,4.4Hz,1H),7.73(dt,J=7.7,3.1Hz,2H),7.46(t,J=8.2Hz,2H),7.40(m,1H),7.27(dd,J=8.2,1.4Hz,2H),2.55(q,J=7.5Hz,2H),1.19(t,J=7.6Hz,3H)。
【0321】
中間体57:2−(1−ブロモエチル)−6−フルオロ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(20ml)中の中間体56(1.0g、3.72ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.662g、3.72ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(10mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(1.37g)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.89(dd,J=9.2,4.3Hz,1H),7.79(dt,J=8.3,3.2Hz,2H),7.73(dd,J=8.3,3.1Hz,2H),7.51−7.42(m,3H),7.32(d,J=6.6Hz,2H),4.97(q,J=6.8Hz,1H),1.96(d,J=6.8Hz,3H)。
【0322】
中間体58:3−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン:
DMF(10ml)、エタノール(5ml)および水(5ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(0.522g、2.0ミリモル)の溶液に、3−メトキシフェニルボロン酸(0.395g、2.59ミリモル)および炭酸ナトリウム(1.05g、10ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.455g、0.39ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物を1.5N HClで中和して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.130g、収率27%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.57(s,1H),8.20(s,1H),7.46(t,J=7.8Hz,1H),7.23(d,J=7.5Hz,1H),7.18(d,J=2.4Hz,1H),7.04(dd,J=8.0,1.8Hz,1H),3.81(s,3H)。
【0323】
中間体59:1−(2−ヒドロキシフェニル)−2−フェニルエタノン:
エタノール(10ml)中の中間体1(1.00g、3.43ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(2.16g、34.34ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、100mg)を添加して、溶液を1時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮し、表題化合物を無色固体として得た(0.560g、収率77%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ11.80(s,1H),8.02(dd,J=5.7,1.7Hz,1H),7.54(dt,J=8.6,1.7Hz,1H),7.33(m,5H),6.98(m,2H),4.43(s,2H)。
【0324】
中間体60:6−ブロモ−2−エチル−3−o−トリル−4H−クロメン−4−オン:
中間体11(3.0g、9.83ミリモル)をRBフラスコに取り、これにトリエチルアミン(25ml)および無水プロピオン酸(4.00g、30.76ミリモル)を添加して、混合物を24時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を1N HCl溶液の添加により酸性化し、酢酸エチルで抽出して、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を無色液体として得た(0.700g、収率20%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.73(d,J=2.5Hz,1H),7.63(dd,J=8.7,2.5Hz,1H),7.34(t,J=4.8Hz,1H),7.22−7.14(m,4H),2.63(q,J=7.5Hz,2H),0.94(t,J=7.5Hz,3H。
【0325】
中間体61:2−エチル−3−o−トリル−4H−クロメン−4−オン:
エタノール(15ml)中の中間体60(0.95g、2.76ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(1.73g、27.60ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、80mg)を添加して、溶液を1時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮し、粗表題化合物を無色液体として得た(0.620g、収率85%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.05(dd,J=7.9,1.3Hz,1H),7.83(dt,J=8.5,1.5Hz,1H),7.68(d,J=8.4Hz,1H),7.50(t,J=7.5Hz,1H),7.30(d,J=4.3Hz,2H),7.26(m,IH),7.13(d,J=7.2Hz,1H),2.46(m,2H),1.15(t,J=7.6Hz,3H)。
【0326】
中間体62:2−(2−フルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキシフェニル)エタノン:
エタノール(90ml)中の中間体23(9.0g、29.13ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(18.3g、291.13ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、0.50g)を添加して、溶液を1時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を無色固体として得た(3.5g、収率52%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ12.08(s,1H),7.90(d,J=7.0Hz,1H),7.51(dt,J=7.2,1.4Hz,1H),7.31−7.23(m,2H),7.15−7.08(m,2H),7.01(d,J=8.4Hz,1H),6.96(t,J=8.0Hz,1H),4.36(s,2H)。
【0327】
中間体63:tert−ブチル(3−(2−フルオロフェニル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル)メチルカルバマート:
ジクロロメタン(20ml)中の中間体62(2g、8.68ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(2.6g、26.06ミリモル)を添加し、その後N−Boc−グリシン(1.8g、10.27ミリモル)を添加した。この混合物に、HATU(6.6g、17.37ミリモル)を添加して、室温で12時間撹拌した。水の添加により反応混合物をクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.72g、収率23%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.06(d,J=6.7Hz,1H),7.87(dt,J=7.0,1.6Hz,1H),7.62(d,J=8.5Hz,1H),7.53(t,J=7.4Hz,1H),7.48−7.35(m,3H),7.30(m,2H),4.04(d,J=5.9Hz,2H),1.36(s,9H)。
【0328】
中間体64:2−(アミノメチル)−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
ジクロロメタン(10ml)中の中間体63(0.700g、1.89ミリモル)の溶液に、トリフルオロ酢酸(3ml)を添加して、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、表題化合物を褐色液体として得た(0.440g、86%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.06(d,J=7.9Hz,1H),7.87(dt,J=8.5,1.3Hz,1H),7.70(d,J=8.4Hz,1H),7.52(m,2H),7.40(t,J=7.2Hz,1H),7.31(m,2H),3.51(s,2H)。
【0329】
中間体65:2−(3−フルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキシフェニル)エタノン:
エタノール(110ml)中の中間体33(11.0g、35.58ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(22.4g、355.83ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、0.55g)を添加して、溶液を1時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を無色固体として得た(5.6g、収率70%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ11.68(s,1H),8.00(dd,J=8.3,1.6Hz,1H),7.54(dt,=8.5,1.6Hz,1H),7.38(m,1H),7.14−7.04(m,3H),6.99(m,2H),4.48(s,2H)。
【0330】
中間体66:1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)−2−(2−フルオロフェニル)エタノン:
2−フルオロフェニル酢酸(2.0g、13.14ミリモル)を、ジクロロメタン20mlに溶解した。この混合物に、塩化オキサリル(1.66g、13.14ミリモル)およびDMF(3滴)を0℃で添加して、30分間撹拌した。溶媒を蒸発させて、ジクロロメタン20mlに溶解した。この混合物に、4−フルオロアニソール(1.10g、8.76ミリモル)を添加して、0℃まで冷却した。0℃でAlCl
3(1.75g、13.14ミリモル)を添加して、反応混合物を室温まで昇温させて、12時間撹拌した。2N HClの添加により反応混合物をクエンチし、酢酸エチルで抽出して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(1.17g、収率54%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ11.25(s,1H),7.73(dd,J=9.5,3.2Hz,1H),7.43(dt,J=8.8,3.1Hz,1H),7.35(d,J=6.2Hz,1H),7.31(d,J=7.2Hz,1H),7.19(d,J=8.2Hz,1H),7.03(dd,J=9.1,4.6Hz,1H),4.50(s,2H)。
【0331】
中間体67:2−エチル−6−フルオロ−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
中間体66(1.1g、4.43ミリモル)をRBフラスコに取り、これにトリエチルアミン(10ml)および無水プロピオン酸(1.80g、13.86ミリモル)を添加して、混合物を24時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を1N HCl溶液の添加により酸性化し、酢酸エチルで抽出して、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.800g、収率63%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.82(dd,J=9.0.4.4Hz,1H),7.75(m,2H),7.50(m,1H),7.37−7.28(m,3H),2.56(m,2H),1.19(t,J=7.6Hz,3H)。
【0332】
中間体68:2−(1−ブロモエチル)−6−フルオロ−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(15ml)中の中間体67(0.790g、2.75ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.491g、2.75ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(10mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物を黄色固体として得た(0.824g)。
1H−NMR(8ppm,DMSO−d
6,400MHz):δ[7.93(d,J=4.3Hz,)7.91(d,J=4.2Hz),1H],7.83(dt,J=8.2,3.1Hz,1H),7.75(m,1H),7.56(m,1H),7.41(m,3H),[5.00(q,J=6.9Hz),4.93(q,J=6.9Hz,1H],[1.99(d,J=6.9Hz),1.95(d,J=6.8Hz),3H。
【0333】
中間体69:1−(5−ブロモ−2−ヒドロキフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エタノン:
3,5−ジフルオロフェニル酢酸(5.0g、29.0ミリモル)を、ジクロロメタン50mlに溶解した。この混合物に、塩化オキサリル(3.8ml、43.57ミリモル)およびDMF(3滴)を0℃で添加して、30分間撹拌した。溶媒を蒸発させて、ジクロロメタン50mlに溶解した。この混合物に、4−ブロモアニソール(5.42g、29.0ミリモル)を添加して、0℃まで冷却した。0℃でAlCl
3(5.80g、47.57ミリモル)を添加して、反応混合物を室温まで昇温させて、12時間撹拌した。2N HClの添加により反応混合物をクエンチし、酢酸エチルで抽出して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(7.21g、収率77%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ11.44(s,1H),7.98(d,J=2.5Hz,1H),7.65(dd,J=8.9,2.6Hz,1H),7.13(tt,J=9.1,2.4Hz,1H),7.02(m,3H),4.50(s,2H)。
【0334】
中間体70:2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキシフェニル)エタノン:
エタノール(70ml)中の中間体69(7.20g、22.01ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニウム(13.8g、220.17ミリモル)およびパラジウム−炭素(10%、0.250mg)を添加して、溶液を1時間還流した。溶液をセライトでろ過し、酢酸エチルで希釈して、10%重硫酸ナトリウム溶液(100ml)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮し、表題化合物を黄色固体として得た(4.1g、収率76%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ11.58(s,1H),7.97(dd,J=8.3,1.6Hz,1H),7.55(dt,J=8.5,1.5Hz,1H),7.14(tt,J=7.5,2.2Hz,1H),7.03−6.96(m,4H),4.52(s,2H)。
【0335】
中間体71:3−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−エチル−4H−クロメン−4−オン:
中間体70(2.0g、8.08ミリモル)をRBフラスコに取り、これにトリエチルアミン(20ml)および無水プロピオン酸(3.26g、25.2ミリモル)を添加して、混合物を24時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を1N HCl溶液の添加により酸性化し、酢酸エチルで抽出して、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をわずかに有色の(off-colouress)液体として得た(1.65g、収率72%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.05(dd,J=7.9,1.2Hz,1H),7.84(dt,J=8.5,1.4Hz,1H),7.68(d,J=8.4Hz,1H),7.51(t,J=7.8Hz,1H),7.30(tt,J=7.2,2.2Hz,1H),7.07(d,J=6.1Hz,2H),2.58(q,J=7.5Hz,1H),1.21(t,J=7.6Hz,3H)。
【0336】
中間体72:2−(1−ブロモエチル)−3−(3,5−ジフルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(20ml)中の中間体71(1.60g、5.58ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.994g、5.58ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(30mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物を褐色固体として得た(1.95g、収率96%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.06(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.90(dt,J=8.6,1.6Hz,1H),7.78(d,J=8.3Hz,1H),7.55(t,J=7.3Hz,1H),7.38(tt,J=9.5,2.3Hz,1H),7.10(dd,J=8.3,2.2Hz,2H),5.05(q,J=6.8Hz,1H),1.97(d,J=6.8Hz,3H)。
【0337】
中間体73:1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)エタノン:
3−フルオロフェニル酢酸(7.33g、47.56ミリモル)を、ジクロロメタン25mlに溶解した。この混合物に、塩化オキサリル(7.54g、59.46ミリモル)およびDMF(3滴)を0℃で添加して、30分間撹拌した。溶媒を蒸発させて、ジクロロメタン25mlに溶解した。この混合物に、4−フルオロアニソール(5.00g、39.64ミリモル)を添加して、0℃まで冷却した。0℃でAlCl
3(7.95g、59.46ミリモル)を添加して、反応混合物を室温まで昇温させて、12時間撹拌した。2N HClの添加により反応混合物をクエンチし、酢酸エチルで抽出して、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を無色固体として得た(4.5g、収率45%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ11.34(s,1H),7.75(dd,J=9.4,3.1Hz,1H),7.42(m,2H),7.12(m,3H),7.05(dd,J=9.0,4.5Hz,1H),4.47(s,2H)。
【0338】
中間体74:2−エチル−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
中間体73(3.00g、12.08ミリモル)をRBフラスコに取り、これにトリエチルアミン(25ml)および無水プロピオン酸(4.92g、37.82ミリモル)を添加して、混合物を24時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を1N HCl溶液の添加により酸性化し、酢酸エチルで抽出して、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフイエロー(off−yellow)色の固体として得た(1.80g、収率52%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.80(m,1H),7.76(m,2H),7.51(dd,J=8.0,6.4Hz),7.22(m,1H),7.18(m,2H),2.56(q,J=7.6Hz,2H),1.20(t,J=7.6Hz,3H)。
【0339】
中間体75:2−(1−ブロモエチル)−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(20ml)中の中間体74(1.80g、6.28ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(1.11g、6.28ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(10mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物を黄色固体として得た(1.25g、収率55%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.91(dd,J=9.2,4.3Hz,1H),7.81(dt,J=8.2,2.8Hz,1H),7.74(dd,J=8.3,3.1Hz,1H),7.57(m,1H),7.32(dt,J=8.5,2.4Hz,1H),7.19(m,2H),5.00(q,J=6.8Hz,1H),1.97(d,J=6.8Hz,3H)。
【0340】
中間体76:3−(3−フルオロフェニル)−2−メチル−4H−クロメン−4−オン:
中間体65(1.50g、6.51ミリモル)をRBフラスコに取り、これに無水酢酸(15ml)および酢酸ナトリウム(3.74g、45.60ミリモル)を添加して、混合物を12時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を氷冷水の添加によりクエンチした。形成された固体をろ過し、水で洗浄した。生成物を真空乾燥させて、表題化合物を無色固体として得た(1.1g、収率68%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.05(dd,J=7.9,1.6Hz,1H),7.83(m,1H),7.66(d,J=8.1Hz,1H),7.50(m,2H),7.24−7.13(m,3H),2.29(s,3H)。
【0341】
中間体77:2−(ブロモメチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(10ml)中の中間体76(1.00g、3.99ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.771g、3.99ミリモル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(10mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.990g、収率74%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.07(dd,J=8.1,1.6Hz,1H),7.89(m,1H),7.73(d,J=8.3Hz,1H),7.56(m,2H),7.32(dt,J=8.4,2.3Hz,1H),7.23(m,2H),4.40(s,2H)。
【0342】
中間体78:3−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン:
DMF(12ml)、エタノール(7ml)および水(7ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(1.50g、5.74ミリモル)の溶液に、3−フルオロフェニルボロン酸(1.6g、11.49ミリモル)および炭酸ナトリウム(3.0g、28.73ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(1.90g、1.72ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物を1.5N HClで中和して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.240g、収率18%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.66(s,1H),8.21(s,1H),7.59(m,1H),7.50(d,J=7.6,1.2Hz,1H),7.45(m,1H),7.31(m,1H)。
【0343】
中間体79:3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン:
DMF(10ml)、エタノール(5ml)および水(5ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(0.700g、2.68ミリモル)の溶液に、3−フルオロ−5−メトキシフェニルボロン酸(0.592g、3.48ミリモル)および炭酸ナトリウム(1.42g、13.40ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.588g、0.509ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.260g、収率37%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.64(s,1H),8.21(s,1H),7.03(m,2H),6.93(td,J=11.1,2.3Hz,1H),3.83(s,3H)。
【0344】
中間体80:3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン:
DMF(8ml)、エタノール(4ml)および水(4ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(0.500g、1.91ミリモル)の溶液に、4−フルオロ−3−メトキシフェニルボロン酸(0.423g、2.49ミリモル)および炭酸ナトリウム(1.01g、9.57ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.436g、0.377ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.240g、収率48%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.64(s,1H),8.20(s,1H),8.08(s,1H),7.54(d,J=9.3Hz,1H),7.34(d,J=8.3Hz,1H),3.82(s,3H)。
【0345】
中間体81:3−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン:
DMF(12ml)、エタノール(7ml)および水(7ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(1.00g、3.83ミリモル)の溶液に、3−フルオロ−4−メトキシフェニルボロン酸(0.781g、4.59ミリモル)および炭酸ナトリウム(2.03g、19.15ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.872g、0.754ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.136g、収率14%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.53(s,1H),8.19(s,1H),7.45(m,2H),7.33(t,J=8.6Hz,1H),3.89(s,3H)。
【0346】
中間体82:3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン:
DMF(10ml)、エタノール(6ml)および水(6ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(0.700g、2.68ミリモル)の溶液に、3−クロロ−5−メトキシフェニルボロン酸(0.600g、3.21ミリモル)および炭酸ナトリウム(1.40、13.40ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.610g、0.528ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.198g、収率27%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.66(s,1H),8.21(s,1H),7.24(t,J=1.6Hz,1H),7.13(d,J=1.2Hz,1H),7.1l(t,J=2.1Hz,1H),3.83(s,3H)。
【0347】
中間体83:3−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン:
DMF(14ml)、エタノール(7ml)および水(7ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(1.00g、3.83ミリモル)の溶液に、3−トリフルオロメトキシフェニルボロン酸(1.025g、4.97ミリモル)および炭酸ナトリウム(2.02g、19.15ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.871g、0.754ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.465g、収率41%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.71(s,1H),8.22(s,1H),7.70(m,2H),7.59(s,1H),7.46(td,J=7.9,1.4Hz,1H)。
【0348】
中間体84:3−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン:
DMF(14ml)、エタノール(7ml)および水(7ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(1.00g、3.83ミリモル)の溶液に、4−メトキシフェニルボロン酸(0.873g、5.746ミリモル)および炭酸ナトリウム(2.03g、19.15ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.871g、0.754ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.250g、収率27%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.46(s,1H),8.19(s,1H),7.59(td,J=9.5,2.8Hz,2H),7.11(td,J=11.6,2.6,2H),3.81(s,3H)。
【0349】
中間体85:3−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン:
DMF(14ml)、エタノール(7ml)および水(7ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(1.00g、3.83ミリモル)の溶液に、4−フルオロ−2−メトキシフェニルボロン酸(0.846g、4.979ミリモル)および炭酸ナトリウム(2.06g、19.15ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.754g、0.652ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.350g、収率35%)。
1H−NMR(5ppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.46(s,1H),8.14(s,1H),7.40(t,J=8.4Hz,1H),7.09(dd,J=11.5,2.9Hz,1H),6.91(dt,J=8.4,2.4Hz,1H),3.78(s,3H)。
【0350】
中間体86:3−(4−クロロ−3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン:
DMF(3.6ml)、エタノール(1.8ml)および水(1.8ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(0.430g、1.65ミリモル)の溶液に、4−クロロ−3−メトキシフェニルボロン酸(0.400g、2.145ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.873g、19.15ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.374g、0.313ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を緑色固体として得た(0.060g、収率10%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.62(s,1H),8.20(s,1H),7.56(d,J=8.1Hz,1H),7.34(s,1H),7.23(d,J=8.1Hz,1H),3.91(s,3H)。
【0351】
中間体87:3−(2−クロロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン:
DMF(10ml)、エタノール(5ml)および水(5ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(1.0770g、4.12ミリモル)の溶液に、2−クロロ−5−メトキシフェニルボロン酸(1.00g、5.364ミリモル)および炭酸ナトリウム(2.186g、20.63ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.905g、0.783ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を緑色固体として得た(0.090g、収率16%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.61(s,1H),8.19(s,1H),7.51(d,J=8.9Hz,1H),7.09(d,J=8.9Hz,1H),7.06(d,J=2.6Hz1H),3.78(s,3H)。
【0352】
中間体88:3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン:
DMF(10ml)、エタノール(5ml)および水(5ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(1.00g、3.83ミリモル)の溶液に、3,4−ジメトキシフェニルボロン酸(1.04g、5.746ミリモル)および炭酸ナトリウム(2.03g、19.15ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.872g、0.754ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.220g、収率21%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.46(s,1H),8.19(s,1H),7.20(s,1H),7.19(d,J=9.3Hz,1H),7.11(d,J=8.1Hz,1H),3.81(s,6H)。
【0353】
中間体89:6−フルオロ−2−メチル−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
中間体50(50g、0.217モル)をRBフラスコに取り、これに無水酢酸(424ml)および酢酸ナトリウム(124g、1.51モル)を添加して、混合物を12時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を氷冷水の添加によりクエンチした。形成された固体をろ過して、水で洗浄した。生成物を真空乾燥させ、表題化合物を無色固体として得た(44g、収率80%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ7.87(dd,J=8.3,3.0Hz,1H),7.47−7.35(m,5H),7.29(m,2H),2.32(s,3H)。
【0354】
中間体90:2−(ブロモメチル)−6−フルオロ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(400ml)中の中間体89(44g、0.16モル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(29.1g、0.16モル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(500mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物を淡黄色固体として得た(40.2g、収率75%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.87(dd,J=8.1,3.0Hz,1H),7.55(dd,J=9.1,4.2Hz,1H),7.50−7.37(m,6H),4.24(s,2H)。
【0355】
中間体91:6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−2−メチル−4H−クロメン−4−オン:
中間体73(24g、0.096モル)をRBフラスコに取り、これに無水酢酸(230ml)および酢酸ナトリウム(55.2g、0.673モル)を添加して、混合物を12時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を氷冷水の添加によりクエンチした。形成された固体をろ過して、水で洗浄した。生成物を真空乾燥させ、表題化合物を褐色固体として得た(26g、定量的収率)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ7.87(dd,J=8.3,3.0Hz,1H),7.48−7.36(m,3H),7.10−6.99(m,3H),2.33(s,3H)。
【0356】
中間体92:2−(ブロモメチル)−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン:
四塩化炭素(400ml)中の中間体91(39g、0.143モル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(25.5g、0.143モル)を添加して、80℃まで加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(500mg)を、80℃の反応混合物に添加した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、粗表題化合物を淡褐色固体として得た(27g、収率54%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.87(dd,J=8.1,3.0Hz,1H),7.69(dd,J=9.2,5.1Hz,1H),7.49(m,2H),7.18−7.10(m,3H)4.23(s,2H)。
【0357】
中間体93:1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)エタノール
ジエチルエーテル(50ml)中のマグネシウム(1.7g、73.88ミリモル)およびヨウ化メチル(4.58ml、73.88ミリモル)から調製されたヨウ化メチルマグネシウムの氷冷溶液に、ジエチルエーテル(10ml)中の4−ブロモ−4−フルオロベンゾアルデヒド(5g、24.62ミリモル)を添加して、室温まで昇温させた。12時間後に、反応混合物を0℃まで冷却し、希HClでクエンチして、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、表題化合物を赤色液体として得た(5g、収率94%)。
1H−NMR(δppm, CDCl
3,400MHz):δ7.40(t,J=8.2Hz,1H),7.30(dd,J=8.3,1.7Hz,1H),7.21(dd,J=9.9,1.9Hz,1H),5.17(q,J=6.4Hz,1H)、1.49(d,J=6.5,3H)。
【0358】
中間体94:1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)エタノン
DMF(25ml)中の中間体93(5.0g、22.82ミリモル)の溶液に、二クロム酸ピリジニウム(12.8g、34.23ミリモル)を室温で添加した。12時間後に、反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。そしてセライトでろ過した。有機層をブライン溶液で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮して、表題化合物を赤色液体として得た(4.1、収率84%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.76(t,J=8.3Hz,1H),7.73(dd,J=10.8,1.8Hz,1H),7.55(dd,J=5.2,1.8Hz,1H)、2.55(s,3H)。
【0359】
中間体95:6−ブロモ−3−メチル−1H−インダゾール
1,2−エタンジオール(25ml)中の中間体94(3.7g、17.04ミリモル)の溶液に、ヒドラジン一水和物(1.65ml、34.09ミリモル)を室温で添加して、165℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、水でクエンチして、沈殿した固体をろ過して真空乾燥させ、表題化合物を無色固体として得た(2.5g、収率72%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ12.74(s,1H),7.67(d,J=5.8Hz,1H),7.65(s,1H),7.19(dd,J=8.6,1.4Hz1H),2.46(s,3H)。
【0360】
中間体96:tert−ブチル 6−ブロモ−3−メチル−1H−イミダゾール−1−カルボキシラート
20℃に冷却されたアセトニトリル(100ml)中の中間体95(10.0g、47.39ミリモル)の溶液に、Boc無水物(10.3g、34.09ミリモル)を添加した後、DMAP(0.579g,4.73ミリモル)およびトリエチルアミン(4.7g、47.39ミリモル)を添加して、反応混合物を室温で撹拌した。12時間後に、反応混合物を濃縮して、水でクエンチし、沈殿した固体をろ過して真空乾燥させ、表題化合物を無色固体として得た(10.3g、収率70%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.19(d,J=1.2Hz,1H),7.81(d,J=8.4Hz,1H),7.54(dd,J=8.5,1.7Hz,1H),2.50(s,3H),1.62(s,9H)。
【0361】
中間体97:3−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール
ジオキサン(16ml)中の中間体95(1.0g、4.73ミリモル)の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.3g、5.21ミリモル)および酢酸カリウム(0.930g、9.47ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。ビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)ジクロロパラジウム・CH
2Cl
2(0.387g、0.473ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得(1.1g、収率91%)、その状態のままで次のステップで用いた。
【0362】
中間体98:tert−ブチル 3−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−1−カルボキシラート
ジオキサン(44ml)中の中間体96(2.70g、8.67ミリモル)の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(2.4g、9.54ミリモル)および酢酸カリウム(1.70g、17.35ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。ビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)ジクロロパラジウム・CH
2Cl
2(0.354g、0.433ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(2.70g、収率87%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.46(s,1H),7.82(d,J=7.9Hz,1H),7.61(d,J=8.0Hz1H),2.51(s,3H)1.62(s,9H)。
【0363】
中間体99:1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)プロパン−1−オール
ジエチルエーテル(50ml)中のマグネシウム(2.39g、98.51ミリモル)およびヨウ化エチル(7.88ml、98.51ミリモル)から調製されたヨウ化エチルマグネシウムの氷冷溶液に、ジエチルエーテル(10ml)中の4−ブロモ−4−フルオロベンゾアルデヒド(5g、24.62ミリモル)を添加して、室温まで昇温させた。12時間後に、反応混合物を0℃まで冷却して、希HClでクエンチして、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、表題化合物を赤色液体として得(5.8g、収率99%)、その状態のままで次のステップで用いた。
【0364】
中間体100:1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)プロパン−1−オン
DMF(30ml)中の中間体99(5.8g、24.89ミリモル)の溶液に、二クロム酸ピリジニウム(14.04g、37.33ミリモル)を室温で添加した。12時間後に、反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで希釈し、セライトでろ過した。有機層をブライン溶液で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮して、表題化合物を無色液体として得た(4.4g、収率76%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.78(t,J=8.1Hz,1H),7.38(m,2H),2.55(m,2H),1.21(t,J=7.1Hz,3H)。
【0365】
中間体101:6−ブロモ−3−エチル−1H−インダゾール
DMSO(4.5ml)中の中間体100(4.3g、18.53ミリモル)の溶液に、ヒドラジン一水和物(17.3ml、357.7ミリモル)を室温で添加して、130℃まで加熱した。22時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、水でクエンチして、沈殿した固体をろ過して真空乾燥させ、表題化合物を無色固体として得た(3.8g、収率91%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ12.73(s,1H),7.70(d,J=8.6Hz,1H),7.66(d,J=1.1Hz,1H),7.18(dd,J=8.5,1.5Hz,1H),2.92(q,J=7.6Hz,2H),1.30(t,J=7.6Hz,3H)。
【0366】
中間体102:tert−ブチル 6−ブロモ−3−エチル−1H−インダゾール−1−カルボキシラート
20℃に冷却されたアセトニトリル(30ml)中の中間体101(3.0g、13.32ミリモル)の溶液に、Boc無水物(5.81g、26.65ミリモル)を添加した後、DMAP(0.162g,1.33ミリモル)およびトリエチルアミン(1.34g、13.32ミリモル)を添加して、反応混合物を室温で撹拌した。12時間後に、反応混合物を濃縮して、水でクエンチし、沈殿した固体をろ過して真空乾燥させ、表題化合物を無色固体として得た(4.04g、収率93%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.31(s,1H),7.54(d,J=8.4Hz,1H),7.42(dd,J=8.4,1.3Hz,1H),2.99(q,J=7.6Hz,2H),1.71(s,9H),1.42(t,J=7.6Hz,3H)。
【0367】
中間体103:tert−ブチル 3−エチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−1−カルボキシラート
ジオキサン(24ml)中の中間体102(1.50g、4.61ミリモル)の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.40g、5.53ミリモル)および酢酸カリウム(0.9050g、9.22ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。ビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)ジクロロパラジウム・CH
2Cl
2(0.188g、0.230ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(1.46g、収率85%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.47(s,1H),7.86(d,J=7.9Hz,1H),7.60(d,J=8.0Hz,1H),2.98(q,J=7.6Hz,2H),1.62(s,9H),1.31(s,12H),1.30(t,J=7.6Hz,3H)。
【0368】
中間体104:6−ブロモ−3−ヒドロキシ−3−メチルインドリン−2−オン
ジエチルエーテル(60ml)中のマグネシウム(1.7g、70.78ミリモル)およびヨウ化メチル(4.40ml、70.78ミリモル)から調製されたヨウ化メチルマグネシウムの氷冷溶液に、THF(120ml)中の6−ブロモイサチン(4g、17.69ミリモル)を添加して、室温まで昇温させた。12時間後に、反応混合物を0℃まで冷却して、希HClでクエンチして、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、表題化合物を褐色固体として得た(4.2g、収率93%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ10.34(s,1H),7.23(t,J=7.9Hz,1H),7.14(dd,J=7.9,1.7Hz,1H),6.93(d,J=1.6Hz,1H),5.92(s,1H),1.33(s,3H)。
【0369】
中間体105:6−ブロモ−3−メチル−1H−インドール
0℃に冷却されたTHF(120ml)中の中間体104(3.0g、12.48ミリモル)の溶液に、ボロンジメチルスルフィド(THF中の2M、62.44ミリモル)を添加して、50℃まで加熱した。12時間後に反応混合物を0℃まで冷却し、メタノールでクエンチして濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(1.15g、収率44%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ10.85(s,1H),7.48(d,J=1.8Hz,1H),7.42(d,J=8.4Hz,1H),7.12(t,J=1.1Hz,1H),7.09(dd,J=8.4,1.8Hz,1H),2.22(s,3H)。
【0370】
中間体106:3−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール
ジオキサン(33ml)中の中間体105(1.10g、5.23ミリモル)の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.60g、6.28ミリモル)および酢酸カリウム(1.54g、15.70ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。ビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)ジクロロパラジウム・CH
2Cl
2(0.128g、0.157ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.651g、収率48%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ10.81(s,1H),7.68(s,1H),7.45(d,J=7.9Hz,1H),7.28(d,J=7.9Hz,1H),7,19(s,1H),2.23(s,3H),1.28(s,12H)。
【0371】
中間体107:3−(2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン:
DMF(10ml)、エタノール(6ml)および水(6ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(0.70g、2.68ミリモル)の溶液に、2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−ボロン酸(0.527g、3.21ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.852g、8.04ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.610g、0.528ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.198g、収率29%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.42(s,1H),8.18(s,1H)7.48(s,1H),7.36(d,J=8.1Hz,1H),6.90(d,J=8.2Hz,1H),4.61(d,J=8.7Hz,2H),3.27(d,J=8.7Hz,2H)。
【0372】
中間体108:tert−ブチル 6−ブロモ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシラート
20℃に冷却されたジクロロメタン(20ml)中の6−ブロモ−2−メチルベンゾイミダゾール(1.00g、4.737ミリモル)の溶液に、Boc無水物(1.034g、4.737ミリモル)を添加した後、DMAP(0.057g,0.473ミリモル)およびトリエチルアミン(0.479g、4.73ミリモル)を添加して、反応混合物を室温で撹拌した。12時間後に、反応混合物を濃縮して、水でクエンチし、沈殿した固体をろ過して真空乾燥させ、表題化合物を2種の位置異性体の混合物の無色固体として得た(1.22g、収率83%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.00(d,J=1.9Hz,0.53H),7.80(d,J=7.5Hz,0.47H),7.78(s,0.47H),7.55(d,J=8.5Hz,0.53H),7.47(m,1H),2.69(s,1.4H),2.68(s,1.6H),1.63(s,9H)。
【0373】
中間体109:tert−ブチル 2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシラート:
ジオキサン(24ml)中の中間体108(0.500g、1.606ミリモル)の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(0.489g、1.928ミリモル)および酢酸カリウム(0.946g、9.64ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。ビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)ジクロロパラジウム・CH
2Cl
2(0.196g、0.241ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を2種の位置異性体の混合物の褐色固体として得た(0.324g、収率56%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.42(s,0.65H),8.15(s,0.35H),7.92(d,J=8.3Hz,0.35H),7.78(d,J=8.1Hz,1H),7.69(d,J=7.9Hz,0.65H),2.28(s,3H),1.72(s,5.85H),1.71(s,3.15H),1.35(s,12H)。
【0374】
中間体110:4−ブロモ−2,6−ジフルオロフェノール:
DMF(60ml)中の2,6−ジフルオロフェノール(10.0g、76.86ミリモル)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(13.68g、76.86ミリモル)を0℃で添加して、室温で20時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、水で希釈して酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、表題化合物を薄黄色液体として得た(15.1g、収率93%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ10.49(s,1H),7.35(d,J=6.2Hz,2H)。
【0375】
中間体111:5−ブロモ−1,3−ジフルオロ−2−メトキシベンゼン:
アセトン(60ml)中の中間体110(15.0g、71.73ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(29.75g、215.32ミリモル)を0℃で添加し、ヨウ化メチル(22ml、358.86ミリモル)を添加して、室温で22時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、水で希釈して酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、表題化合物を薄黄色液体として得た(11g、収率68%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ7.08(d,J=7.8Hz,2H)。
【0376】
中間体112:2−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン
ジオキサン(40ml)中の中間体111(2.0g、8.968ミリモル)の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(2.73g、10.76ミリモル)および酢酸カリウム(2.64g、26.90ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。ビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)ジクロロパラジウム・CH
2Cl
2(0.219g、0.269ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色液体として得た(2.2g、収率90%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.318(d,J=8.7Hz,2H),4.02(s,3H),1.32(s,12H)。
【0377】
中間体113:3−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン:
DMF(10ml)、エタノール(5ml)および水(5ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(1.0g、3.83ミリモル)の溶液に、中間体112(1.55g、5.74ミリモル)および炭酸ナトリウム(1.21g、11.49ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.221g、0.19ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.210g、収率19%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.66(s,1H),8.20(s,1H),7.36(d,J=8.9Hz,2H),6.96(br s,2H),3.97(s,3H)。
【0378】
中間体114:6−ブロモ−1,3−ジメチル−1H−インダゾール(a)および6−ブロモ−2,3−ジメチル−2H−インダゾール(b)
0℃に冷却されたTHF(30ml)中の中間体95(2g、9.47ミリモル)の溶液に、水素化ナトリウム(0.454g、パラフィン油中の60%、11.37ミリモル)を添加して、10分間撹拌した。ヨウ化メチル(2.0g、14.21ミリモル)を添加して室温まで昇温させた。12時間後に反応混合物を室温まで冷却し、水でクエンチして、酢酸エチルで抽出して濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を無色固体として得た。分画I(114a、0.90g、収率43%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.87(d,J=1.0Hz,1H),7.64(d,J=9.5Hz,1H),7.20(dd,J=9.5,1.5Hz,1H),3.92(s,3H),2.44(s,3H)。分画II(114b、0.80g、収率38%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.72(d,J=1.3Hz,1H),7.65(d,J=8.8Hz,1H),7.20(dd,J=8.8,1.6Hz,1H),4.01(s,3H),2.58(s,3H)。
【0379】
中間体115:1,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール
ジオキサン(14ml)中の中間体114a(0.90g、4.00ミリモル)の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.1g、4.4ミリモル)および酢酸カリウム(0.785g、8.0ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。ビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)ジクロロパラジウム・CH
2Cl
2(0.163g、0.200ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.85g、収率78%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ7.84(s,1H),7.65(d,J=8.0,0.7Hz,1H),7.53(d,J=8.1Hz,1H),4.03(s,3H),2.56(s,3H),1.38(s,12H)。
【0380】
中間体116:2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール
ジオキサン(14ml)中の中間体114b(0.80g、3.55ミリモル)の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(0.992g、3.90ミリモル)および酢酸カリウム(0.697g、7.10ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。ビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)ジクロロパラジウム・CH
2Cl
2(0.145g、0.177ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.80g、収率83%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ7.85(s,1H),7.62(dd,J=8.3,0.8Hz,1H),7.19(d,J=8.4Hz,1H),4.05(s,3H),2.58(s,3H),1.29(s,12H)。
【0381】
実施例1
2−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−6−ブロモ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(10ml)中のアデニン(0.685g、5.07ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.701g、5.07ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体3(1g、2.53ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.496g、収率43%)。融点:207−209℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.11(d,J=2.4Hz,1H),8.09(d,J=10.4Hz,2H),7.92(dd,J=9.0,2.4Hz,1H),7.48−7.39(m,6H),7.21(s,2H),5.33(s,2H)。質量:448.20(M+)。
【0382】
実施例2
6−ブロモ−2−(モルホリノメチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
THF(2ml)中の中間体3(0.30g、0.761ミリモル)の溶液に、モルホリン(0.066g、0.761ミリモル)を室温で添加して、12時間還流した。反応混合物を冷却し、重炭酸水溶液で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.40g、収率79%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.12(d,J=2.2Hz,1H),7.98(dd,J=8.8,2.3Hz,1H),7.72(d,J=8.9,1H),7.45−7.39(m,3H),7.29(d,J=7.0Hz,2H),3.50(t,J=4.2Hz,4H),3.40(s,2H),2.32(br S,4H)。
【0383】
実施例2a
6−ブロモ−2−(モルホリノメチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン塩酸塩
THF(2ml)中の実施例2(0.10g、0.249ミリモル)の溶液に、0℃のジエチルエーテル(2ml)中の塩酸を添加して、30分間で撹拌した。形成された沈殿をろ過し、ペンタンで洗浄して乾燥させ、表題化合物を淡黄色固体として得た(0.110g、収率99%)。融点:229−230℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.13(s,1H),8.06(d,J=8.7Hz,1H),7.77(d,J=8.8Hz,1H),7.48(m.3H),7.32(d,J=6.9Hz,2H),4.35(br s,2H),3.80(br s,4H),3.59(s,2H),3.25(br s,2H)。質量:402.04(M
++1−HCl)。
【0384】
実施例3
2−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
メタノール(10ml)中の実施例1(0.1g、0.22ミリモル)の溶液に、パラジウム−炭素(10mg)を添加して、溶液を5kg/cm
2水素圧の下、室温で3時間水素化した。溶液をセライトでろ過して濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡黄色固体として得た(0.030g、収率37%)。融点:173−175℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.10(d,J=12.5Hz,1H),8.05(d,J=8.0Hz,1H),7.77(t,J=7.7Hz,1H),7.48−7.41(m,6H),7.22(s,2H),5.34(s,2H)。質量:370.05(M
++1)。
【0385】
実施例4
2−(モルホリノメチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
メタノール(10ml)中の実施例2(0.1g、0.249ミリモル)の溶液に、パラジウム−炭素(20mg)を添加して、溶液を5kg/cm
2水素圧の下、室温で4時間水素化した。溶液をセライトでろ過して濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.080g、収率87%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.08(d,J=7.8Hz,1H),7.90(t,J=7.4Hz,1H),7.74(d,J=8.4Hz,1H),7.55(t,J=7.4Hz,1H),7.49(m,3H),7.31(d,J=6.5Hz,2H),3.72(br s,4H),3.42(br s,6H)。
【0386】
実施例4a
2−(モルホリノメチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン塩酸塩
THF(2ml)中の実施例4(0.065g、0.202ミリモル)の溶液に、0℃のジエチルエーテル(2ml)中の塩酸を添加して、30分間撹拌した。形成された沈殿をろ過し、ペンタンで洗浄して乾燥させ、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.043g、収率60%)。融点:208−209℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ11.42(br s,1H),8.08(d,J=7.8Hz,1H),7.90(t,J=8.1Hz,1H),7.79(d,J=8.4Hz,1H),7.55(t,J=7.5Hz,1H),7.49−7.44(m,3H),7.33(d,J=7.3Hz,2H),4.24(br s,2H),3.81(br s,5H),3.08(br s,3H)。322.10(M
++1−HCl)。
【0387】
実施例5
2-[(1H−ベンゾ[d]イミダゾル−1−イル)メチル]−6−ブロモ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
THF(2ml)中の中間体3(0.10g、0.258ミリモル)の溶液に、室温でベンゾイミダゾール(0.059g、0.507ミリモル)を添加して、2時間還流した。反応混合物を冷却し、重炭酸水溶液で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡黄色固体として得た(0.040g、収率40%)。融点:192−197℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.15(s,1H),8.10(d,J=2.3Hz,1H),7.92(dd,J=8.9,2.3Hz,1H),7.63(m,1H),7.54(m,4H),7.41(d,J=6.8Hz,2H),7.18(m,3H),5.43(s,2H)。432.77(M
++1)。
【0388】
実施例6
6−ブロモ−2−[(4−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾル−1−イル)メチル]−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
THF(2ml)中の中間体3(0.10g、0.258ミリモル)の溶液に、室温で4−メチルベンゾイミダゾール(0.066g、0.507ミリモル)を添加して、2時間還流した。反応混合物を冷却し、重炭酸水溶液で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡黄色固体として得た(0.040g、収率35%)。融点:176−179℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.10(s,1H),8.09(d,J=2.3Hz,1H),7.92(dd,J=9.0,2.5Hz,1H),7.55(m,4H),7.41(d,J=6.8Hz,2H),7.08(t,J=7.5Hz,1H),6.98(m,2H),5.43(s,2H),2.49(s,2H)。質量:445.13(M+)。
【0389】
実施例7
2−[(1H−ベンゾ[d]イミダゾル−1−イル)メチル]−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
ジオキサン(2ml)中の中間体5(0.10g、0.317ミリモル)の溶液に、室温でベンゾイミダゾール(0.074g、0.634ミリモル)を添加して、12時間還流した。反応混合物を冷却し、重炭酸水溶液で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.050g、収率44%)。融点:186−191℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.16(s,1H),8.04(d,J=7.7Hz,1H),7.78(t,J=8.3Hz,1H),7.64(d,J=5.5Hz,1H),7.54−7.42(m,7H),7.18(s,3H),5.43(s,2H)。質量:352.83(M
+)。
【0390】
実施例8
2−[(4−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾル−1−イル)メチル]−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
ジオキサン(2ml)中の中間体5(0.10g、0.317ミリモル)の溶液に、4−メチルベンゾイミダゾール(0.083g、0.634ミリモル)を室温で添加して、12時間還流した。反応混合物を冷却し、重炭酸水溶液で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.060g、収率51%)。融点:204−208℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.11(s,1H),8.04(d,J=7.6Hz,1H),7.77(t,J=7.6Hz,1H),7.55(m,7H),7.08(t,J=8.0Hz,1H),6.99(d,J=7.6Hz,2H),5.40(s,2H),2.48(s,3H)。質量:367.25(M
++1)。
【0391】
実施例9
2−[(6−クロロ−9H−プリン−9−イル)メチル]−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(3ml)中の6−クロロプリン(0.146g、0.951ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.131g、0.951ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体5(0.159g、0.475ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を茶色がかった黄色物として得た(0.053g、収率28%)。融点:187−190℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.71(s,1H),8.67(s,1H),8.05(d,J=7.0Hz,1H),7.79(dt,J=8.1,1.5Hz,1H),7.50(t,J=7.9Hz,2H),7.43(m,5H),5.53(s,2H)。389.09(M
++1)。
【0392】
実施例10
6−ブロモ−2−[(6−クロロ−9H−プリン−9−イル)メチル]−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(3ml)中の6−クロロプリン(0.117g、0.761ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.105g、0.761ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体3(0.150g、0.380ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を茶色がかった黄色の物質として得た(0.041g、収率22%)。融点:234−236℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.71(s,1H),8.67(s,1H),8.11(d,J=2.4Hz,1H),7.94(d,J=9.0Hz,1H),7.53(d,J=8.8Hz,1H),7.41(m,5H),5.52(s,2H)。質量:466.79(M
+−1)。
【0393】
実施例11
2−((9H−プリン−6−イルチオ)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(3ml)中の6−メルカプトプリン(0.162g、0.951ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.131g、0.951ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体5(0.150g、0.475ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.061g、収率33%)。融点:208−209℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ13.56(s,1H),8.52(s,1H),8.44(s,1H),8.05(d,J=7.9Hz,1H),7.81(d,J=7.2Hz,1H),7.58(d,J=8.4Hz,1H),7.50(m,4H),7.39(d,J=6.8Hz,2H),4.62(s,2H)。質量:386.78(M
+)。
【0394】
実施例12
2−[(1H−イミダゾル−1−イル)メチル]−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
ジオキサン(2ml)中の中間体5(0.10g、0.317ミリモル)の溶液に、室温でイミダゾール(0.043g、0.634ミリモル)を添加して、12時間還流した。反応混合物を冷却し、重炭酸水溶液で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を茶色がかった黄色固体として得た(0.040g、収率41%)。融点:168−171℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.06(dd,J=7.9,1.3Hz,1H),7.83(dt,J=7.9,1.5Hz,1H),7.61(s,1H),7.58(d,J=8.5Hz,1H),7.51(m,4H),7.36(dd,J=8.0Hz,2H),7.12(s,1H),6.90(s,1H),5.10(s,2H)。質量:303.29(M
++1)。
【0395】
実施例13
2−[(9H−プリン−6−イルチオ)メチル]−6−ブロモ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)中の6−メルカプトプリン(0.097g、0.570ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.079g、0.570ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体3(0.150g、0.380ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰色固体として得た(0.050g、収率28%)。融点:214−218℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ13.54(s,1H),8.51(s,1H),8.43(s,1H),8.10(d,J=2.2Hz,1H),7.95(dd,J=8.9,2.3Hz,1H),7.59(d,J=9.0Hz,1H),7.45(m,3H),7.34(d,J=6.5Hz,2H),4.62(s,2H)。質量:465.11(M
+)。
【0396】
実施例14
2−((4−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−6−ブロモ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(3ml)中の4−アミノピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(0.102g、0.761ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.105g、0.761ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体3(0.150g、0.380ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を茶色がかった黄色固体として得た(0.031g、収率18%)。融点:236−240℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.16(s,1H),8.11(s,1H),8.10(s,1H),7.89(dd,J=8.8,2.2Hz,1H),7.72(br s,2H),7.40(m,6H),5.41(s,2H)。質量:449.78(M
++1)。
【0397】
実施例15
2−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−6−ブロモ−3−(4−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)中のアデニン(0.0983g、0.727ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.125g、0.727ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体8(0.150g、0.364ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.030g、収率18%)。融点:238−242℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.10(s,2H),8.06(s,1H),7.93(dd,J=8.9,2.2Hz,1H),7.50(d,J=8.9Hz,1H),7.45(t,J=8.2Hz,2H),7.29(t,J=8.8Hz,2H),7.22(s,2H),5.34(s,2H)。質量:466.11(M+)。
【0398】
実施例16
2−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−6−(4−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)中のアデニン(0.121g、0.899ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.155g、0.899ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体10(0.150g、0.450ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.040g、収率22%)。融点:212−216℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.11(s,2H),8.07(s,1H),8.05(d,J=8.2Hz,1H),7.78(t,J=8.4Hz,1H),7.50(m,4H),7.29(m,4H),5.34(s,2H)。質量:388.21(M+1)。
【0399】
実施例17
6−ブロモ−3−(4−フルオロフェニル)−2−(モルホリノメチル)−4H−クロメン−4−オン
THF(5ml)中の中間体8(0.150g、0.364ミリモル)の溶液に、モルホリン(0.0634g、0.728ミリモル)を室温で添加して、4時間還流した。反応混合物を冷却し、重炭酸水溶液で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.50g、収率32%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.35(s,1H),7.81(d,J=7.7Hz,1H),7.39(m,3H),7.18(t,J=7.7Hz,2H),3.80(br st,6H),2.64(br s,4H)。
【0400】
実施例17a
6−ブロモ−3−(4−フルオロフェニル)−2−(モルホリノメチル)−4H−クロメン−4−オン塩酸塩
THF(2ml)中の実施例17(0.050g、0.1192ミリモル)の溶液に、ジエチルエーテル(2ml)中の塩酸を添加して、30分間撹拌した。形成された沈殿をろ過し、ペンタンで洗浄して乾燥させ、表題化合物を黄色固体として得た(0.030g、収率55%)。融点:232−236℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.13(d,J=2.3Hz,1H),8.06(d,J=8.9Hz,1H),7.80(d,J=9.0Hz,1H),7.38(m,4H),4.24(br s,2H),3.83(br s,4H),3.62(br s,2H),3.08(br s,2H)。質量:419.75(M
++1−HCl)。
【0401】
実施例18
3−(4−フルオロフェニル)−2−(モルホリノメチル]−4H−クロメン−4−オン
ジオキサン(5ml)中の中間体10(0.150g、0.450ミリモル)の溶液に、室温でモルホリン(0.0784g、0.90ミリモル)を添加して、12時間還流した。反応混合物を冷却し、重炭酸水溶液で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.80g、収率52%)。
1H−NMR(δppm, DMSO−d
6,400MHz):δ8.06(dd,J=7.9,1.0Hz,1H),7.84(dt,J=8.3,1.2Hz,1H),7.70(d,J=8.4Hz,1H),7.51(t,J=7.6Hz,1H),7.36(dt,J=6.0,2.9Hz,2H),7.28(t,J=8.9Hz,2H),3.50(br s,4H),3.39(br s,2H),2.49(br s,4H)。
【0402】
実施例18a
3−(4−フルオロフェニル)−2−(モルホリノメチル)−4H−クロメン−4−オン塩酸塩
THF(2ml)中の実施例18(0.080g、0.235ミリモル)の溶液に、0℃のジエチルエーテル(2ml)中の塩酸を添加して、30分間撹拌した。形成された沈殿をろ過し、ペンタンで洗浄して乾燥させ、表題化合物を黄色固体として得た(0.080g、収率90%)。融点:225−229℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.08(d,J=6.6Hz,1H),7.95(t,J=7.3Hz,1H),7.78(d,J=8.2Hz,1H),7.55(t,J=7.6Hz,1H),7.38(m,4H),4.30(br s,2H),3.88(br s,6H),3.12(br s,2H)。質量:340.09(M+1−HCl)。
【0403】
実施例19
2−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−6−ブロモ−3−o−トリル−4H−クロメン−4−オン
DMF(3ml)中のアデニン(0.099g、0.735ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.101g、0.735ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体13(0.150g、0.367ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.046g、収率27%)。融点:252−255℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.11(d,J=2.3Hz,1H),8.03(s,1H),7.97(s,1H),7.94(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.54(d,J=8.8Hz,1H),7.31−7.22(m,6H),5.22(s,2H),2.00(s,3H)。質量:463.85(M+1)。
【0404】
実施例20
7−[(6−ブロモ−4−オキソ−3−フェニル−4H−クロメン−2−イル)メチル]−1,3−ジメチル−1H−プリン−2,6(3H,7H)−ジオン
DMF(3ml)中のテオフィリン(0.137g、0.761ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.105g、0.761ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体3(0.150g、0.380ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.040g、収率21%)。融点:253−255℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.11(d,J=2.4Hz,1H),8.03(s,1H),7.94(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.52(d,J=9.1Hz,1H),7.42(m,3H),7.31(d,J=6.6Hz,1H),5.51(s,2H),3.13(s,6H)。質量:492.69(M+)。
【0405】
実施例21
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)エチル)−6−ブロモ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(10ml)中のアデニン(0.266g、1.969ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.272g、1.969ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体15(0.400g、0.984ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.200g、収率44%)。融点:230−231℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.45(s,1H),8.08(d,J=2.4Hz,1H),8.02(s,1H),7.99(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.68(d,J=8.9Hz,1H),7.47(m,3H),7.35(d,J=6.5Hz,1H),7.20(s,2H),5.69(q,J=7.2Hz,1H),1.88(d,J=7.2Hz,3H)。質量:463.92(M+1)。
【0406】
実施例22
2−(1−(9H−プリン−6−イルチオ)エチル)−6−ブロモ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(10ml)中の6−メルカプトプリン(0.251g、1.477ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.255g、1.846ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体15(0.300g、0.738ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄緑色固体として得た(0.130g、収率37%)。融点:234−237℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ13.54(s,1H),8.40(s,1H),8.37(s,1H),8.10(d,J=2.5Hz,1H),7.99(d,J=8.8,2.5Hz,1H),7.77(d,J=8.9Hz,1H),7.39(m,4H),7.26(s,2H),5.47(q,J=7.2Hz,1H),1.79(d,J=7.1Hz,3H)。質量:478.83(M
+)。
【0407】
実施例23
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)エチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
メタノール(10ml)中の実施例21(0.080g、0.173ミリモル)の溶液に、パラジウム−炭素(10%、16mg)を添加して、溶液を5kg/cm
2水素圧の下、室温で24時間水素化した。溶液をセライトでろ過して濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.025g、収率38%)。融点:254−257℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.46(s,1H),8.03(s,1H),8.01(d,J=1.6Hz,1H),7.83(dt,J=7.3,1.7Hz,1H),7.65(d,J=8.2Hz,1H),7.50(m,4H),7.37(dd,J=8.1,1.7Hz,1H),7.22(s,2H),5.67(q,J=7.3Hz,1H),1.89(d,J=7.2Hz,3H)。質量:384.19(M+1)。
【0408】
実施例24
(S)−2−(1−(9H−プリン−9−イルアミノ)エチル)−6−ブロモ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
tert−ブタノール(6ml)中の中間体17(0.20g、0.581ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.2ml、1.162ミリモル)および6−ブロモプリン(0.087g、0.435ミリモル)を添加して、24時間還流した。反応混合物を濃縮し、水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.065g、収率24%)。融点:151−154℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ12.94(s,1H),8.09(br s,3H)、7.94(d,J=7.9Hz,1H),7.59(d,J=8.7Hz,1H),7.42(m,6H),5.22(br t,1H),1.82(d,J=6.4Hz,3H)。質量:463.99(M+1)。
【0409】
実施例25
2−((9H−プリン−9−イルアミノ)メチル)−6−ブロモ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
tert−ブタノール(4ml)中の中間体19(0.20g、0.605ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.2ml、1.211ミリモル)および6−ブロモプリン(0.096g、0.484ミリモル)を添加して、24時間還流した。反応混合物を濃縮し、水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.065g、収率24%)。融点:151−154℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ12.90(s,1H),8.20(ms,4H),7.91(dd,J=9.0,2.5Hz,1H),7.49−7.35(m,6H),4.64(br s,2H)。質量:448.17(M+)。
【0410】
実施例26
2−(1−(4−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−6−ブロモ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(10ml)中の4−アミノピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(0.299g、2.215ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.382g、2.769ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体15(0.450g、1.107ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.80g、収率16%)。融点:239−240℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.10(d,J=2.5Hz,1H),8.09(s,1H),8.00(s,1H),7.97(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.69(br s,2H),7.60(d,J=9.0Hz,1H),7.31(br s,3H),7.12(br s,2H),5.83(q,J=7.1Hz,1H),1.83(d,J=7.0Hz,3H)。質量:461.96(M+)。
【0411】
実施例27
2−((6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル)−6−メトキシ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(6ml)中のアデニン(0.234g、1.738ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.240g、1.738ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体22(0.300g、0.869ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡黄色固体として得た(0.052g、収率15%)。融点:197−198℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.08(s,1H),8.06(s,1H),7.47(m,7H),7.35(dd,J=9.0,3.1Hz,1H),7.19(s,2H),5.32(s,2H),3.83(s,3H)。質量:400.03(M
++1)。
【0412】
実施例28
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)エチル)−6−ブロモ−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(6ml)中のアデニン(0.190g、1.408ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.194g、1.408ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体25(0.300g、0.704ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を2種のアトロプ異性体の混合物からなる薄褐色固体として得た(0.082g、収率24%)。融点:256−258℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ[8.47(s),8.38(s),1H],8.09(d,J=2.5Hz,1H),[8.05(dd,J=9.0Hz,3.0Hz),8.00(dd,J=9.0,2.5Hz),1H],[8.01(s),7.91(s),1H],[7.81(d,J=9.0Hz),7.69(d,J=8.9Hz),1H],7.50(m,2H),7.34(m,2H),[7.22(s),7.16(s),2H],[5.71(q,J=7.0Hz)5.64(q,J=7.2Hz),1H],1.96(d,J=7.2Hz),1.86(d,J=7.2Hz)、3H]。質量:481.73(M+1)。
【0413】
実施例29
2−((6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル)−6−ブロモ−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)中のアデニン(0.131g、0.970ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.133g、0.970ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体27(0.200g、0.485ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.031g、収率14%)。融点:231−233℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.11(d,J=2.5Hz,1H),8.08(s,1H),8.04(s,1H),7.96(dd,J=8.9,2.5Hz,1H),7.54(d,J=9.0Hz,1H],7.49(d,J=3.5Hz,1H),7.30(m,4H),[5.42(d,J=16.5Hz)5.30(d,J=16.5Hz),2H]。質量:466.23(M+)。
【0414】
実施例30
2−(1−(4−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(7ml)中の4−アミノピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(0.279g、2.58ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.357g、2.58ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体29(0.340g、1.03ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡黄色物固体として得た(0.80g、収率16%)。融点:226−227℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.09(s,1H),8.04(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),8.01(s,1H),7.82(dt,J=8.6,1.6Hz,1H),7.58(d,J=8.4Hz,2H),7.51(t,J=7.4Hz,2H),7.31(br s,3H),5.83(q,J=7.0Hz,1H),1.84(d,J=7.0Hz,3H)。質量:383.40(M+)。
【0415】
実施例31
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)プロピル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(6ml)中のアデニン(0.190g、1.408ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.194g、1.408ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体32(0.300g、0.704ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.082g、収率24%)。融点:223−225℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.54(s,1H),8.04(s,1H),8.03(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.86(dt,J=7.1,1.6Hz),7.78(d,J=7.9Hz,1H),7.51(m,4H),7.33(dd,J=7.8,1.6Hz,2H)、7.23(s,2H),5.52(t,J=7.3Hz,1H),2.49(m,2H),0.74(t,J=7.3Hz,3H)。質量:398.12(M+1)。
【0416】
実施例32
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(6ml)中のアデニン(0.233g、1.728ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.238g、1.728ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.300g、0.864ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.200g、収率57%)。融点:155−158℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.46(s,1H),8.02(s,1H),8.02(dd,J=7.7,1.4Hz,1H),7.84(dt,J=8.6,1.5Hz,1H),7.68(d,J=8.4Hz,1H),7.51(m,2H),7.27−7.19(m,5H),5.70(q,J=7.2Hz,1H)、1.90(d,J=7.2Hz,3H)。質量:402.25(M+1)。
【0417】
実施例33
2−((6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル)−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)中のアデニン(0.227g、1.68ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.232g、1.68ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体38(0.280g、0.840ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.046g、収率13%)。融点:202−205℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.08(s,1H),8.04(s,1H),8.05(dd,J=5.0,1.8Hz,1H),7.81(dt,J=8.5,1.7Hz,1H),7.53−7.441(m,4H),7.30(d,J=6.6Hz,1H),7.26(d,J=6.6Hz,1H),7.22(s,2H),[5.43(d,J=16.4Hz),5.30(d,J=16.4Hz),2H)。質量:387.83(M+)。
【0418】
実施例34
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)エチル)−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)中のアデニン(0.179g、1.32ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.183g、1.68ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体40(0.230g、0.662ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.080g、収率30%)。融点:247−250℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ[8.48(s),8.39(s),1H],[8.05(s),7.91(s),1H],8.03(d,J=7.8Hz,1H),7.86(m,2H),7.53(m,3H),7.36−7.18(m,4H),5.68(q,J=7.3Hz,1H),[1.97(d,J=7.2Hz),1.87(d,J=7.1Hz),3H]。質量:402.32(M+1)。
【0419】
実施例35
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)プロピル)−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)中のアデニン(0.524g、3.87ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.535g、3.87ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体43(0.700g、1.93ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.060g、収率7%)。融点:160−163℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ[8.57(s),8.45(s),1H],[8.08(s),7.92(s),1H],8.03(d,J=8.0Hz,1H),7.89(m,2H),7.54(m,3H),7.35−7.17(m,4H),[5.48(t,J=7.9Hz),5.46(t,J=7.0Hz,1H),2.48(m,2H)[0.82(t,J=7.4Hz),0.75(t,J=7.3Hz),3H]。質量:416.04(M+1)。
【0420】
実施例36
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)プロピル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(12ml)中のアデニン(0.404g、2.99ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.413g、2.99ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体46(0.540g、1.49ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を茶色がかった黄色固体として得た(0.115g、収率19%)。融点:102−107℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.54(s,1H),8.03(s,1H),8.01(d,J=10.1Hz,1H),7.87(t,J=8.4Hz,1H),7.79(d,J=8.4Hz,1H),7.52(t,J=7.6Hz,2H),7.28(m,3H),7.18(d,J=7.4Hz,2H),5.51(t,J=7.9Hz,1H),2.39(m,2H),0.76(t,J=7.3Hz,3H]。質量:415.97(M+)。
【0421】
実施例37
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)プロピル)−3−(4−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(12ml)中のアデニン(0.389g、2.87ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.497g、2.87ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体49(0.520g、1.43ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.55g、収率9%)。融点:223−227℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.54(s,1H),8.05(s,1H),8.03(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.86(dt,J=7.1,1.6Hz,1H),7.78(d,J=7.8Hz,1H),7.51(dt,J=8.0,1.1Hz,1H),7.38(t,J=8.1Hz,2H)、7.30(t,J=8.8Hz,2H)、7.23(s,2H),5.50(t,J=7.7Hz,1H),2.39(m,2H),0.76(t,J=7.3Hz,3H)。質量:416.11(M+1)。
【0422】
実施例38
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)プロピル)−6−フルオロ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(10ml)中のアデニン(0.374g、2.76ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.382g、2.76ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体52(0.500g、1.38ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.110g、収率19%)。融点:266−272℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.54(s,1H),8.04(s,1H),7.92(dd,J=9.3,4.3Hz,1H),7.78(dt,J=8.6,3.2Hz,1H),7.70(dd,J=8.3,5.3Hz,1H),7.46(m,3H),7.32(d,J=6.4Hz,2H),7.21(s,2H),5.53(t,J=7.7Hz,1H)、2.39(m,2H),0.74(t,J=7.3Hz,3H)。質量:416.11(M+1)。
【0423】
実施例39
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)エチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(10ml)中のアデニン(0.412g、3.05ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.527g、3.81ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体55(0.530g、1.52ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.050g、収率8%)。融点:210−212℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.46(s,1H),8.03(s,1H),8.02(dd,J=8.1,1.5Hz,1H),7.83(dt,J=7.1,1.5Hz,1H),7.67(d,J=8.3Hz,1H),7.50(t,J=7.7,1H),7.41(d,J=8.6Hz,1H)、7.39(d,J=8.4Hz,1H),7.30(t,J=8.9Hz,2H),7.23(s,1H),5.68(q,J=6.9Hz,1H),1.90(d,J=7.2Hz,3H)。質量:402.32(M+1)。
【0424】
実施例40
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)エチル)−6−フルオロ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(12ml)中のアデニン(0.389g、2.88ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.398g、2.88ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体57(0.500g、1.44ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.210g、収率36%)。融点:264−269℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.46(s,1H),8.02(s,1H),7.80(dd,J=9.1,4.4Hz,1H),7.74(m,2H),7.48(m,3H),7.36(dd,J=8.0,1.7Hz,2H),7.21(s,1H),5.68(q,J=7.2Hz,1H),1.88(d,J=7.2Hz,3H)。質量:402.11(M+1)。
【0425】
実施例41
2−(1−(4−アミノ−3−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)中の中間体58(0.498g、2.06ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.356g、2.50ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体29(0.340g、1.03ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.160g、収率32%)。融点:176−178℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.09(s,1H),8.04(d,J=8.0Hz,1H),7.83(t,J=7.0Hz,1H),7.63(d,J=6.5Hz,2H),7.51(t,J=7.3Hz,1H),7.46(t,J=8.1Hz,1H),7.33(m,3H),7.12(m,4H),7.06(dd,J=8.2,2.3Hz,1H),5.98(q,J=6.7Hz,1H),3.81(s,3H),1.90(d,J=7.0Hz,3H)。質量:490.10(M+1)。
【0426】
実施例42
2−(1−(4−アミノ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(26ml)中の実施例41(0.130g、0.265ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、2.6ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.070g、収率56%)。融点:212−216℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ9.78(s,1H),8.24(d,J=7.5Hz,1H),8.05(d,J=7.9Hz,1H),7.85(t,J=8.4Hz,1H)、7.65(d,J=8.6Hz,1H),7.53(t,J=7.7Hz,1H),7.36−7.02(m,9H),6.90(d,J=8.2Hz,1H),6.03(q,J=6.9Hz,1H),1.91(d,J=7.3Hz,3H)。質量:476.17(M+1)。
【0427】
実施例43
2−((9H−プリン−6−イルアミノ)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(15ml)中の中間体59(1.50g、7.06ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(2.9g、21.20ミリモル)を添加し、その後N−Boc−グリシン(1.3g、7.77ミリモル)を添加した。この混合物に、HATU(5.3g、14.13ミリモル)を添加して、室温で12時間撹拌した。水の添加により反応混合物をクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、イソフラボン中間体(1.12g)を得た。ジクロロメタン(10ml)中のこの中間体(0.60g)の溶液に、トリフルオロ酢酸(2.5ml)を添加して、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、アミン中間体(0.38g)を得た。tert−ブタノール(6ml)中のアミン中間体(0.37g、1.47ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.5ml、2.94ミリモル)および6−クロロプリン(0.226g、1.47ミリモル)を添加して、24時間還流した。反応混合物を濃縮し、水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.131g、収率24%)。融点:155−158℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ12.96(s,1H),8.14−8.040(m,4H),7.77(t,J=8.2Hz,1H),7.48−7.36(m,7H),4.60(br s,2H)。質量:369.91(M
+)。
【0428】
実施例44
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)エチル)−3−o−トリル−4H−クロメン−4−オン
酢酸(8ml)中の中間体61(0.610g、2.30ミリモル)の溶液に、臭素(0.23ml、4.61ミリモル)を0℃で添加した。反応混合物を60℃まで加熱した。6時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、水の添加によりクエンチした。形成された沈殿物をろ過し、減圧乾燥させて、ブロモ中間体(0.700g)を得た。この中間体(0.650g、1.88ミリモル)を、DMF(15ml)中のアデニン(0.510g、3.77ミリモル)および炭酸カリウム(0.521g、3.77ミリモル)の溶液に添加した。12時間後に、反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をアトロプ異性体の薄褐色固体として得た(0.030g、収率4%)。融点:202−205℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.42(d,J=3.5Hz,1H),[8.07(s),7.95(s),1H],8.04(t,J=5.6Hz,1H),7.84(q,J=7.2Hz,1H)、[7.70(d,J=8.2Hz),7.68(d,J=8.1Hz),1H],7.51(t,J=7.6Hz,1H),7.35−7.20(m,6H),5.56(m,1H),[2.09(s),1.90(s),3H],[1.95(d,J=7.1Hz,1H),1.84(d,J=7.3Hz),3H]。質量:397.77(M
+)。
【0429】
実施例45
2−((9H−プリン−6−イルアミノ)メチル)−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
tert−ブタノール(4ml)中の中間体64(0.330g、1.22ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.42ml、2.45ミリモル)および6−ブロモプリン(0.195g、0.980ミリモル)を添加して、24時間還流した。反応混合物を濃縮し、水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.040g、収率8%)。融点:143−147℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ12.90(s,1H),8.20(br s,1H),8.10(s,1H),8.09(s,1H),8.05(dd,J=7.9,1.4Hz,1H)、7.79(dt,J=8.6,1.5Hz,1H),7.51−7.41(m,4H),7.28(m,2H),4.64(br s,2H)。質量:387.90(M
+)。
【0430】
実施例46
2−((9H−プリン−6−イルアミノ)メチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(15ml)中の中間体65(1.50g、6.51ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(2.7ml、19.54ミリモル)を添加し、その後N−Boc−グリシン(1.3g、7.81ミリモル)を添加した。この混合物に、HATU(4.9g、13.03ミリモル)を添加して、室温で12時間撹拌した。水の添加により反応混合物をクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、イソフラボン中間体(0.80g)を得た。ジクロロメタン(10ml)中のこの中間体(0.80g)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1.5ml)を添加して、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、アミン中間体(0.471g)を得た。tert−ブタノール(6ml)中のアミン中間体(0.30g、1.14ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.5ml、2.94ミリモル)および6−ブロモプリン(0.177g、0.891ミリモル)を添加して、24時間還流した。反応混合物を濃縮し、水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.235g、収率55%)。融点:211−214℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ12.97(s,1H),8.20(br s,1H),8.14(s,1H),8.11(s,1H),8.06(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.78(dt,J=8.4,1.3Hz,1H),7.49(m,3H),7.27−7.17(m,3H),4.10(q,J=5.3Hz,1H)、3.16(d,J=5.0Hz,2H)。質量:387.90(M
+)。
【0431】
実施例47
(S)−2−(1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(20ml)中の中間体65(2.0g、8.68ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(3.6ml、26.06ミリモル)を添加し、その後N−Boc−アラニン(1.97g、10.42ミリモル)を添加した。この混合物に、HATU(6.6g、17.37ミリモル)を添加して、室温で12時間撹拌した。水の添加により反応混合物をクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、イソフラボン中間体(1.70g)を得た。ジクロロメタン(20ml)中のこの中間体(1.7g)の溶液に、トリフルオロ酢酸(3ml)を添加して、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、アミン中間体(0.641g)を得た。tert−ブタノール(6ml)中のアミン中間体(0.30g、1.05ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.36ml、2.17ミリモル)および6−ブロモプリン(0.168g、0.847ミリモル)を添加して、24時間還流した。反応混合物を濃縮し、水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.041g、収率10%)。融点:135−138℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ12.95(s,1H),8.15(t,J=6.8Hz,1H),8.11(s,1H),8.08(s,1H),8.03(d,J=7.8,1H),7.81(t,J=7.3Hz,1H),7.60(d,J=8.3Hz,1H),7.49(t,J=7.3Hz,2H),7.25(m,3H),5.19(br m,1H),1.56(d,J=6.9Hz,3H)。質量:402.18(M
++1)。
【0432】
実施例48
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)エチル)−6−フルオロ−3−(2−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(10ml)中のアデニン(0.443g、3.28ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.453g、3.28ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体68(0.600g、1.64ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を2種のアトロプ異性体の混合物からなる淡黄色固体として得た(0.082g、収率24%)。融点:245−248℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ[8.49(s),8.39(s),1H],[8.05(s),7.91(s),1H],7.92(m,1H),7.81(m,2H),7.52(m,2H),7.36(m,4H),[5.69(q,J=7.2Hz),5.64(q,J=7.2Hz),1H],1.96(d,J=7.1Hz),1.86(d,J=7.2Hz),3H]。質量:419.82(M
+)。
【0433】
実施例49
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)エチル)−3−(3,5−ジフルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(8ml)中のアデニン(0.370g、2.73ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.378g、2.73ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体72(0.500g、1.36ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄褐色固体として得た(0.121g、収率21%)。融点:267−269℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.45(s,1H),8.02(s,1H),8.01(d,J=5.9Hz,1H),7.85(t,J=8.5Hz,1H),7.70(d,J=8.4Hz,1H),7.52(t,J=7.7Hz,1H),7.30(t,J=9.4Hz,1H),7.23(s,2H),7.11(d,J=7.6Hz,2H)、5.70(q,J=7.2Hz,1H),1.91(d,J=7.1Hz,3H)。質量:419.82(M
+)。
【0434】
実施例50
2−(1−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)エチル)−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(8ml)中のアデニン(0.370g、2.73ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.378g、2.73ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体75(0.500g、1.36ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄褐色固体として得た(0.150g、収率26%)。融点:252−255℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.46(s,1H),8.02(s,1H),7.82(dd,J=9.2,4.4Hz,1H),7.76(dd,J=8.0,3Hz,1H),7.72(td,J=6.8,3.6Hz,1H),7.51(q,J=7.8Hz,1H),7.28−7.18(m,5H),5.70(q,J=7.0,1H),1.89(d,J=7.2Hz,3H)。質量:420.03(M
++1)。
【0435】
実施例51
2−(1−(4−アミノ−3−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(6ml)中の中間体58(0.484g、2.01ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.345g、2.50ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.350g、1.00ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.302g、収率59%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.07(s,1H),8.04(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),8.02(dt,J=6.9,1.4Hz,1H),7.67(d,J=8.4Hz,1H),7.53(t,J=7.9Hz,1H),7.46(t,J=7.9Hz,1H),7.31(br s,1H),7.19(d,J=7.7Hz,1H)、7.10(t,J=2.1Hz,1H),7.07(dt,J=8.6,4.0Hz,2H),6.90(br s,2H),6.05(q,J=6.9Hz,1H)、3.80(s,3H),1.90(d,J=7.1Hz,3H)。
【0436】
実施例51a
2−(1−(4−アミノ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(25ml)中の実施例51(0.150g、0.290ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、1.5ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰色固体として得た(0.110g、収率75%)。融点:282−285℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ9.69(s,1H),8.06(s,1H),8.05(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.86(dt,J=7.2,1.6Hz,1H),7.68(t,J=8.2Hz,1H)、7.53(dt,J=8.0,0.9Hz,1H),7.34(t,J=8.0Hz,1H),7.29(br s,1H),7.06−6.84(m,6H),6.03(q,J=7.1Hz,1H)。1.89(d,J=7.1Hz,3H)質量:493.95(M
+)。
【0437】
実施例52
2−((4−アミノ−3−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(7ml)中の中間体58(0.765g、3.17ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.548g、3.96ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体5(0.500g、1.58ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.280g、収率37%)。融点:111−115℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.23(s,1H),8.05(dd,J=8.0,1.4Hz,1H),7.77(dt,J=8.5,1.5Hz,1H),7.49−7.31(m,8H),7.20(d,J=7.6Hz,1H),7.12(s,1H),7.04(dd,J=8.0,2.1Hz,1H),5.51(s,1H),3.80(s,3H)。質量:475.89(M
+)。
【0438】
実施例53
2−((4−アミノ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(30ml)中の実施例52(0.150g、0.315ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、1.5ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.040g、収率27%)。融点:154−158℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ9.69(s,1H),8.22(s,1H),8.06(dd,J=7.8,1.2Hz,1H),7.49(t,J=7.3Hz,1H),7.44(d,J=8.5Hz,1H),7.37−7.29(m,6H),7.03(d,J=7.9Hz,2H),6.86(dd,J=8.3,1.6Hz,1H),5.49(s,2H)。質量:462.03(M
++1)。
【0439】
実施例54
2−((4−アミノ−3−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(6ml)中の中間体58(0.278g、1.15ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.363g、2.62ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体77(0.350g、1.05ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄褐色固体として得た(0.220g、収率40%)。融点:175−178℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.21(s,1H),8.05(dd,J=8.0,1.7Hz,1H),7.80(m,1H),7.51(m,2H),7.45(t,J=8.0,1H),7.39(m,1H),7.18−7.08(m,5H),7.04(dd,J=8.3,2.0Hz,1H),5.54(s,2H),3.80(s,3H)。質量:493.81(M
+)。
【0440】
実施例55
2−((4−アミノ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(30ml)中の実施例54(0.200g、0.383ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、2.0ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.070g、収率36%)。融点:280−283℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ9.69(s,1H),8.20(s,1H),8.06(dd,J=8.2,1.7Hz,1H),7.80(m,1H),7.51(m,2H),7.39(m,2H),7.17(m,2H),7.11(dt,J=8.7,2.2Hz,1H),7.02(d,J=8.6Hz,1H),7.00(s,1H),6.86(dd,J=7.7,1.8Hz,1H),5.53(s,2H)。質量:479.88(M
+)。
【0441】
実施例56
(R)−2−(1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(15ml)中の中間体65(1.00g、4.34ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(1.8ml、13.02ミリモル)を添加し、その後N−Boc−D−アラニン(0.986g、5.21ミリモル)を添加した。この混合物に、HATU(3.3g、8.68ミリモル)を添加して、室温で12時間撹拌した。水の添加により反応混合物をクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、イソフラボン中間体(1.70g)を得た。ジクロロメタン(10ml)中のこの中間体(0.8g)の溶液に、トリフルオロ酢酸(3ml)を添加して、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、アミン中間体(0.410g)を得た。tert−ブタノール(7ml)中のこのアミン中間体(0.41g、1.52ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.53ml、3.04ミリモル)および6−ブロモプリン(0.242g、1.21ミリモル)を添加して、24時間還流した。反応混合物を濃縮し、水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.130g、収率21%)。融点:274−276℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ12.96(s,1H),8.14−8.01(m,4H),8.11(s,1H),7.81(dt,J=8.5,1.5Hz,1H),7.60(d,J=8.4Hz,1H),7.49(m,2H),7.25−7.19(m,3H),5.18(br m,1H),1.56(d,J=7.0Hz,3H)。質量:402.04(M
++1)。
【0442】
実施例57
(S)−2−(1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル)−6−フルオロ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(25ml)中の中間体50(2.50g、10.85ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(4.5ml、32.57ミリモル)を添加し、その後N−Boc−アラニン(2.46g、13.03ミリモル)を添加した。この混合物に、HATU(8.25g、21.71ミリモル)を添加して、室温で12時間撹拌した。水の添加により反応混合物をクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、イソフラボン中間体(1.45g)を得た。ジクロロメタン(20ml)中のこの中間体(1.40g)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1.4ml)を添加して、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、アミン中間体(0.850g)を得た。tert−ブタノール(7ml)中のアミン中間体(0.450g、1.52ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.55ml、3.17ミリモル)および6−クロロプリン(0.194g、1.27ミリモル)を添加して、24時間還流した。反応混合物を濃縮し、水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.100g、収率15%)。融点:196−198℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ12.95(s,1H),8.11−(m,3H),7.69(m,3H),7.42(m,5H),5.20(br m,1H)、1.54(d,J=6.7Hz,3H)。質量:402.18(M
++1)。
【0443】
実施例57a
2−((4−アミノ−3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(28ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(1.404g、5.36ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(1.85g、13.4ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体5(2.11g、6.70ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(1.10g、収率41%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.18(s,1H),8.06(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.77(m,1H),7.50(dt,J=8.0,0.9Hz,1H),7.41−7.30(m,6H),5.44(s,2H)。
【0444】
実施例57b
2−(1−(4−アミノ−3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(110ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(6.0g、23ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(7.94g、57.2ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体29(9.5g、28.76ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(2.0g、収率17%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.12(dd,J=7.9,1.6Hz,1H),8.10(s,1H),7.91(m,1H),7.68(d,J=8.2Hz,1H),7.60(dt,J=7.9,0.9Hz,1H),7.36(m,3H),7.18(m,2H),5.93(q,J=7.1Hz,1H),1.91(d,J=7.1Hz,3H)。
【0445】
実施例57c
2−(1−(4−アミノ−3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(23ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(1.30g、5.299ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(1.80g、13.24ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(2.3g、6.62ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.800g、収率24%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.04(d,J=1.6Hz,1H),8.02(s,1H),7.94(s,1H),7.86(dt,J=8.0,1.5Hz,1H),7.66(d,J=8.4Hz,1H),7.53(t,J=7.5Hz,1H),7.29(m,1H),7.09(dt,J=7.7,2.4Hz,1H),6.88(m,1H),5.93(q,J=7.0Hz,1H),1.83(d,J=7.1Hz,3H)。
【0446】
実施例57d
2−((4−アミノ−3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−6−フルオロ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(1.0g、3.01ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.5ml、6.02ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体90(1.3g、5.11ミリモル)を添加して、16時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.351g、収率23%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.17(s,1H),7.76−7.63(m,2H),7.55(dd,J=9.1,4.2Hz,1H),7.39−7.28(m,5H),5.44(s,2H)。
【0447】
実施例57e
2−(1−(4−アミノ−3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−6−フルオロ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(50ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(12.8g、49.03ミリモル)の溶液に、炭酸セシウム(18.7g、57.62ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体57(10g、28.81ミリモル)を添加して、17時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(3.8g、収率25%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.02(s,1H),7.72(m,3H),7.28(m,3H),7.09(br s,2H),5.86(q,J=7.1Hz,1H),1.82(d,J=7.0Hz,3H)。
【0448】
実施例57f
2−(1−(4−アミノ−3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(45ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(10.9g、41.90ミリモル)の溶液に、炭酸セシウム(16.0g、49.30ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体75(9.0g、24.65ミリモル)を添加して、17時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(3.2g、収率24%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.01(s,1H),7.81−7.69(m,3H),7.28(m,1H),7.08(dt,J=8.5,1.8Hz,1H),6.88(br s,2H),5.93(q,J=7.0Hz,1H),1.83(d,J=7.0Hz,3H)。
【0449】
実施例57g
2−(1−(4−アミノ−3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)プロピル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(20ml)中の3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−アミン(1.44g、5.52ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.763g、5.52ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体46(1.0g、2.76ミリモル)を添加して、17時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.440g、収率29%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.04(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),8.01(s,1H),7.87(m,1H),7,68(d,J=8.5Hz,1H),7.53(t,J=7.2Hz,1H),7.29(br s,1H),7.09(dt,J=8.9,1.6Hz,1H),6.88(m,2H),5.72(J=7.5Hz,1H),2.42(クインテット,J=7.4Hz,2H),0.75(t,J=7.3Hz,3H)。
【0450】
実施例58
2−((4−アミノ−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)、エタノール(2.5ml)および水(2.5ml)中の実施例57a(0.250g、0.050ミリモル)の溶液に、3−ピリジニルボロン酸(0.080g、0.65ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.264g、2.5ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.109g、0.095ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.030g、収率13%)。融点:253−255℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.78(d,J=1.7Hz,1H),8.65(dd,J=4.7,1.3Hz,1H),8.24(s,1H),8.05(dd,J=7.9,1.6Hz,1H),8.00(td,J=7.9,1.9Hz,1H),7.77(d,J=7.2,1.7Hz,1H),7.54−7.43(m,3H),7.37−7.30(m,5H),7.12(br s,2H),5.54(s,2H)。質量:447.19(M
++1)。
【0451】
実施例59
2−((4−アミノ−3−(3−ヒドロキシプロパ−1−イニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
THF(5ml)中の実施例57a(0.180g、0.363ミリモル)の溶液に、プロパルギルアルコール(0.051g、0.436ミリモル)、ジイソプロピルアミン(0.31ml、1.81ミリモル)、ヨウ化銅(7mg、0.036ミリモル)およびテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.042g、0.0363ミリモル)を添加して、系を30分間脱気し、4時間還流した。反応混合物をセライトパッドでろ過して、酢酸エチルで洗浄した。ろ液を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.118g、収率77%)。融点:171−173℃。1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.21(s,1H),8.06(dd,J=7.9,1.6Hz,1H),7.77(m,1H),7.50(dt,J=8.0,0.9Hz,1H),7.40−7.33(m,6H),5.43(s,2H),4.33(d,J=6.1Hz,2H)。質量:423.88(M
+)。
【0452】
実施例60
2−((4−アミノ−3−(1H−ピラゾル−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(7ml)、エタノール(4ml)および水(4ml)中の実施例57a(0.500g、1.00ミリモル)の溶液に、N−Boc−ピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(0.445g、1.51ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.534g、5.04ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.229g、0.198ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.131g、収率29%)。融点:235−237℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.20(s,1H),8.20(s,1H),8.10(s,1H),8.05(dd,J=8.0,1.7Hz,1H),7.78(s,1H),7.76(m,1H),7.49(dt,J=8.0,0.8Hz,1H),7.39−7.31(m,6H),5.45(s,2H)。質量:436.20(M
++1)。
【0453】
実施例61
2−((4−アミノ−3−(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)、エタノール(2.5ml)および水(2.5ml)中の実施例57a(0.250g、0.50ミリモル)の溶液に、3−ヒドロキシメチルフェニルボロン酸(0.115g、0.757ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.267g、2.53ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.115g、0.099ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.116g、収率44%)。融点:219−223℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.23(s,1H),8.05(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.77(m,1H),7.58(s,1H),7.50(m,3H),7.44(d,J=8.5Hz,1H),7.41−7.31(m,6H),5.52(s,2H),5.27(t,J=5.8Hz,1H),4.57(d,J=5.7Hz,2H)。質量:476.31(M
++1)。
【0454】
実施例62
2−((4−アミノ−3−(1H−インダゾル−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)、エタノール(2.5ml)および水(2.5ml)中の実施例57a(0.500g、1.00ミリモル)の溶液に、4−インダゾールボロン酸ピナコールエステル(0.491g、2.00ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.533g、5.02ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.229g、0.197ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.040g、収率8%)。融点:248−252℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.24(s,1H),8.27(s,1H),8.07(dd,J=7.9,1.6Hz,1H),8.01(s,1H),7.78(m,1H),7.63(d,J=8.4Hz,1H),7.51−7.32(m,10H),7.14(br s,1H),5.56(s,1H))。質量:486.04(M
++1)。
【0455】
実施例63
2−((4−アミノ−3−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)中の中間体78(0.150g、0.654ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.180g、1.30ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体5(0.413g、1.30ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.130g、収率43%)。融点:244−247℃、
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.23(s,1H),8.05(dd,J=7.9,1.6Hz,1H),7.77(m,1H),7.58(m,1H),7.49−7.17(m,10H),5.52(s,2H)。質量:463.92(M
+)。
【0456】
実施例64
2−((4−アミノ−3−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
メタノール(4ml)中の実施例59(0.170g、0.401ミリモル)の溶液に、パラジウム−炭素(10%、0.050g)を添加して、5kg/cm
2で48時間水素化した。反応混合物をセライトパッドでろ過して、メタノールで洗浄した。ろ液を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.072g、収率42%)。融点:182−184℃、
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.11(s,1H),8.05(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.76(m,1H),7.49(t,J=7.1Hz,1H),7.39−7.20(m,8H),4.62(t,J=4.6Hz,1H),3.45(q,J=6.1Hz,2H),2.92(t,J=7.4Hz,2H),1.78(m,2H)。質量:427.87(M
+)。
【0457】
実施例65
N−(3−(4−アミノ−1−((4−オキソ−3−フェニル−4H−クロメン−2−イル)メチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)フェニル)アセトアミド
DMF(5ml)、エタノール(2.5ml)および水(2.5ml)中の実施例57a(0.250g、0.50ミリモル)の溶液に、3−アセトアミドフェニルボロン酸(0.116g、0.65ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.264g、2.50ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.109g、0.095ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.080g、収率23%)。融点:122−123℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ10.13(s,1H),8.06(dd,J=7.7,1.4Hz,1H),7.90(s,1H),7.77(m,1H),7.57−7.47(m,3H),7.48(m,3H),7.37−7.29(m,6H),5.52(s,2H),2.05(s,3H)。質量:503.05(M
++1)。
【0458】
実施例66
2−((4−アミノ−3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)中の中間体79(0.150g、0.58ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.160g、1.16ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体5(0.366g、1.16ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.120g、収率42%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.23(s,1H),8.05(dd,J=8.1,1.5z,1H),7.77(m,1H),7.49(dt,J=8.1,0.9Hz,1H),7.44(d,J=8.4Hz,1H),7.38−7.30(m,5H),6.98(m,2H),6.96(dt,J=7.9,2.3Hz,1H),5.51(s,2H),3.81(s,3H)。
【0459】
実施例66a
2−((4−アミノ−3−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(15ml)中の実施例66(0.100g、0.202ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、1.0ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.035g、収率36%)。融点:260−262℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ10.16(s,1H),8.22(s,1H),8.06(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.78,(m,1H),7.50(dt,J=8.0,1.0Hz,1H),7.44(d,J=8.5Hz,1H)、7.37−7.31(m,5H),6.86(t,J=1.5Hz,1H),6.82(dt,J=7.6,2.3Hz,1H),6.65(td,J=10.9,2.3Hz,1H),5.50(s,2H)。質量:480.02(M
++1)。
【0460】
実施例67
2−((4−アミノ−3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)中の実施例79(0.150g、0.58ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.160g、1.16ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体77(0.366g、1.16ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.120g、収率42%)。融点:115−117℃、
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.21(s,1H),8.06(dd,J=8.3,1.7z,1H),7.80(m,1H),7.51(m,2H),7.39(q,J=8.0Hz,1H),7.18(m,3H),6.97(m,3H),5.54(s,2H),3.82(s,3H)。質量:511.80(M
+)。
【0461】
実施例68
2−((4−アミノ−3−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(15ml)中の実施例67(0.080g、0.156ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、0.8ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.035g、収率45%)。融点:235−237℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ10.17(s,1H),8.20(s,1H),8.06(dd,J=8.2,1.6Hz,1H),7.80(m,1H),7.51(m,2H),7.38(q,J=7.8Hz,1H),7.17−7.07(m,3H),6.84(t,J=1.7Hz,1H),6.81(td,J=79.3,2.1Hz,1H),6.66(td,J=10.2,2.2Hz,1H),5.53(s,2H)。質量:497.87(M
+)。
【0462】
実施例69
2−(1−(4−アミノ−3−(1H−ピラゾル−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(8ml)、エタノール(4ml)および水(4ml)中の実施例57b(0.400g、0.78ミリモル)の溶液に、N−Boc−ピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(0.344g、1.17ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.413g、3.9ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.171g、0.148ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.070g、収率19%)。融点:214−217℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.20(s,1H),8.10(s,1H),8.05(s,1H),8.03(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.82(m,2H),7.61(d,J=8.0Hz,1H),7.51(dt,J=8.0,0.9Hz,1H),(m,3H),7.31−6.87(m,5H),5.92(q,J=7.1Hz,1H),1.87(d,J=7.1Hz,3H)。質量:449.852(M
+)。
【0463】
実施例70
2−(1−(4−アミノ−3−(1H−インダゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(10ml)、エタノール(4ml)および水(4ml)中の実施例57b(0.500g、0.98ミリモル)の溶液に、6−インダゾールボロン酸ピナコールエステル(0.478g、1.96ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.519g、4.90ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.214g、0.185ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.050g、収率10%)。融点:176−178℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.18(s,1H),8.14(s,1H),8.09(s,1H),8.05(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.91(d,J=8.3Hz,1H),7.83(m,1H),7.73(s,1H),7.63(d,J=8.3Hz,1H),7.52(dt,J=7.9,0.8Hz,1H),7.41(dd,J=8.3,1.2Hz,1H),7.31−7.16(m,5H),6.01(q,J=6.9Hz,1H),1.92(d,J=7.1Hz,3H)。質量:500.04(M
++1)。
【0464】
実施例71
2−(1−(4−アミノ−3−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
THF(14ミリモル)中の実施例57b(0.500g、0.981ミリモル)の溶液に、2−メチル−3−ブチン−2−オール(0.1ml、1.178ミリモル)、ジイソプロピルアミン(0.70ml、4.90ミリモル)、ヨウ化銅(I)(18.6mg、0.098ミリモル)およびテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.113g、0.098ミリモル)を添加して、系を30分間脱気し、4時間加熱還流した。反応混合物をセライトパッドでろ過して、酢酸エチルで洗浄した。ろ液を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.311g、収率68%)。融点:109−113℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.05(m,3H),7.83(dt,J=8.6,1.5Hz,1H),7.61(d,J=8.4Hz,1H),7.52(t,J=7.2Hz,1H),7.30−7.11(m,4H),5.84(q,J=7.1Hz,1H),5.74(s,1H),1.82(d,J=7.0Hz,3H),1.46(s,6H)。質量:466.09(M
++1)。
【0465】
実施例72
2−(1−(4−アミノ−3−(1H−ピラゾル−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(5.3ml)、エタノール(2.7ml)および水(2.7ml)中の実施例57c(0.400g、0.758ミリモル)の溶液に、N−Boc−ピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(0.334g、1.137ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.401g、3.79ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.172g、0.149ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.040g、収率11%)。融点:223−226。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.22(s,1H),8.03(m,2H),7.85(m,2H),7.68(d,J=8.3Hz,1H),7.52(t,J=7.7Hz,1H),7.25(m,1H),7.07−6.93(m,3H),5.92(q,J=6.9Hz,1H),1.87(d,J=7.0Hz,3H)。質量:467.84(M
+)。
【0466】
実施例73
(S)−2−(1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(20ml)中の中間体59(2.0g、9.42ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(3.9g、28.26ミリモル)を添加し、その後N−Boc−アラニン(1.90g、10.42ミリモル)を添加した。この混合物に、HATU(6.6g、17.37ミリモル)を添加して、室温で12時間撹拌した。水の添加により反応混合物をクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、イソフラボン中間体(1.70g)を得た。ジクロロメタン(20ml)中のこの中間体(1.7g)の溶液に、トリフルオロ酢酸(3ml)を添加して、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、アミン中間体(0.641g)を得た。tert−ブタノール(6ml)中のアミン中間体(0.30g、1.05ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.36ml、2.17ミリモル)および6−ブロモプリン(0.168g、0.847ミリモル)を添加して、24時間還流した。反応混合物を濃縮し、水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.041g、収率10%)。融点:135−138℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ12.95(s,1H),8.15(t,J=6.8Hz,1H),8.11(s,1H),8.08(s,1H),8.03(d,J=7.8Hz,1H),7.81(t,J=7.3Hz,1H),7.60(d,J=8.3Hz,1H),7.49(t,J=7.3Hz,2H),7.25(m,3H),5.19(br m,1H),1.56(d,J=6.9Hz,3H)。質量:384.12(M
++1)。
【0467】
実施例74
(S)−2−(1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル)−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(20ml)中の中間体73(2.0g、8.05ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(3.3ml、24.17ミリモル)を添加し、その後N−Boc−L−アラニン(1.82g、9.66ミリモル)を添加した。この混合物に、HATU(6.12g、16.11ミリモル)を添加して、室温で12時間撹拌した。水の添加により反応混合物をクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、イソフラボン中間体(2.15g)を得た。ジクロロメタン(20ml)中のこの中間体(2.1g)の溶液に、トリフルオロ酢酸(4ml)を添加して、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、アミン中間体(0.700g)を得た。tert−ブタノール(7ml)中のアミン中間体(0.450g、1.49ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.52ml、2.98ミリモル)および6−クロロプリン(0.184g、1.194ミリモル)を添加して、24時間還流した。反応混合物を濃縮し、水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.060g、収率12%)。融点:203−206℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ12.96(s,1H),8.15(m,2H),8.08(s,1H),7.70(m,3H),7.49(q,J=7.3Hz,1H),7.24(m,3H),5.18(br m,1H),1.55(d,J=7.1Hz,3H)。質量:420.17(M
++1)。
【0468】
実施例75
2−((4−アミノ−3−(1H−インダゾール−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(7ml)、エタノール(3.2ml)および水(3.2ml)中の実施例57a(0.700g、1.40ミリモル)の溶液に、6−インダゾールボロン酸ピナコールエステル(0.687g、2.81ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.745g、7.03ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.320g、0.277ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.020g、収率3%)。融点:140−143℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.18(s,1H),8.24(s,1H),8.13(s,1H),8.06(dd,J=7.9,1.6Hz,1H),7.78(m,2H),7.49−7.30(m,7H),6.89(q,J=7.7Hz,1H),5.53(s,2H)。質量:485.76(M
++1)。
【0469】
実施例76
2−(1−(4−アミノ−3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(6ml)中の中間体79(0.160g、0.617ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.171g、1.16ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.429g、1.23ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.160g、収率49%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.08(s,1H),8.04(dd,J=8.0,1.6z,1H),7.85(m,1H),7.68(d,J=8.2Hz,1H),7.53(dt,J=7.9,0.9Hz,1H),7.31(br s,1H),7.07(dt,J=8.6,2.1Hz,1H),6.97(m,5H),6.03(q,J=7.1Hz,1H),3.82(s,3H),1.90(d,J=7.0Hz,3H)。
【0470】
実施例76a
2−(1−(4−アミノ−3−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(25ml)中の実施例76(0.160g、0.304ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、1.6ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.080g、収率51%)。融点:271−273℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ10.17(s,1H),8.06(s,1H),8.05(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.86(dt,J=8.5,1.5Hz,1H),7.68(d,J=8.3Hz,1H),7.35(t,J=7.9Hz,1H),7.28(br s,1H),7.05(dt,J=6.8,2.0Hz,1H),6.91(br s,2H),6.86(s,1H),6.79(d,J=9.4Hz,1H),6.66(td,J=10.3,2.1Hz,1H),6.05(q,J=6.7Hz,1H),1.88(d,J=7.1Hz,3H)。質量:511.80(M
+)。
【0471】
実施例77
2−(1−(4−アミノ−3−(1H−インダゾル−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(8ml)、エタノール(4ml)および水(4ml)中の実施例57c(0.350g、1.00ミリモル)の溶液に、4−インダゾールボロン酸ピナコールエステル(0.322g、1.32ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.349g、3.3ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.150g、0.130ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.045g、収率13%)。融点:231−233。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.25(s,1H),8.10(s,1H),8.06(m,2H),7.86(m,1H),7.66(t,J=9.0Hz,2H),7.54(m,2H),7.33(t,J=6.7Hz,2H),7.11−7.06(m,3H),6.07(q,J=7.1Hz,1H),1.94(d,J=7.0Hz,3H)。質量:517.96(M
+)。
【0472】
実施例78
2−(1−(4−アミノ−3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾル−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(6ml)、エタノール(3ml)および水(3ml)中の実施例57c(0.350g、0.661ミリモル)の溶液に、3,5−ジメチルピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(0.191g、0.859ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.350g、3.30ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.150g、0.130ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.025g、収率7%)。融点:240−243。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ12.44(s,1H),8.04(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),8.01(s,1H),7.85(s,1H),7.61(d,J=8.3Hz,1H),7.52(dt,J=7.9,0.7Hz,1H),7.33(br m,1H),7.12−7.65(m,3H),5.97(q,J=7.0Hz,1H),2.09(s,6H),1.86(d,J=7.0Hz,3H)。質量:495.84(M
+)。
【0473】
実施例79
2−(1−(4−アミノ−3−(3−メチル−1H−インダゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)、エタノール(2ml)および水(2ml)中の実施例57c(0.400g、0.758ミリモル)の溶液に、3−メチルインダゾール−6−ボロン酸ピナコールエステル97(0.391g、1.517ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.401g、3.79ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.172g、0.149ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.095g、収率23%)。融点:214−217℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ12.75(s,1H),8.08(s,1H),8.05(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.86(m,2H),7.68(d,J=8.3Hz,1H),7.62(s,1H),7.53(t,J=7.3Hz,1H),7.33(d,J=8.5Hz,1H),7.31(br s,1H),7.07(dt,J=8.9,2.1Hz,1H),6.93(m,2H),6.07(q,J=6.7Hz,1H),2.51(s,3H),1.91(d,J=7.0Hz,3H)。質量:532.03(M
++1)。
【0474】
実施例80
2−(1−(4−アミノ−3−(1H−インダゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4.5ml)、エタノール(2.3ml)および水(2.3ml)中の実施例57c(0.500g、0.758ミリモル)の溶液に、インダゾール−6−ボロン酸ピナコールエステル(0.462g、1.89ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.502g、4.74ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.215g、0.186ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.080g、収率16%)。融点:206−208℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.19(s,1H),8.14(s,1H),8.08(s,1H),8.05(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.90(d,J=8.3Hz,1H),7.86(m,1H),7.71(s,1H),7.69(d,J=8.4Hz,1H),7.53(t,J=7.1Hz,1H),7.39(dd,J=8.2,1.1Hz,1H),7.30(m,2H),7.07(dt,J=8.7,2.6Hz,1H),6.92(br m,2H),6.06(q,J=7.1Hz,1H),1.91(d,J=7.0Hz,3H)。質量:517.96(M
+)。
【0475】
実施例81
2−(1−(4−アミノ−3−(2−(ヒドロキシメチル)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(3ml)、エタノール(1.5ml)および水(1.5ml)中の実施例57c(0.300g、0.568ミリモル)の溶液に、2−ヒドロキシメチルフェニルボロン酸(0.173g、1.137ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.301g、2.844ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.129g、0.112ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.090g、収率31%)。融点:185−189℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.09(s,1H),8.04(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.84(m,1H),7.66−7.35(m,10H),7.17(dt,J=10.8,1.4Hz,1H),7.04(m,1H),6.01(q,J=6.7Hz,1H),5.13(t,J=5.7Hz,1H),4.54(m,2H),1.87(d,J=7.1Hz,3H)。質量:508.16(M
++1)。
【0476】
実施例82
2−(1−(4−アミノ−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(6ml)中の実施例80(0.120g、0.617ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.128g、0.925ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.323g、1.23ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.075g、収率31%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.07(s,1H),8.04(d,J=7.0z,1H),7.85(t,J=7.1Hz,1H),7.68(d,J=8.5Hz,1H),7.61(m,1H),7.53(t,J=7.1Hz,1H),7.36(m,2H),7.16(m,1H),7.07(t,J=6.7Hz,1H),6.93(br s,2H),6.03(q,J=7.0Hz,1H),3.88(s,3H),1.90(d,J=7.0Hz,3H)。
【0477】
実施例82a
2−(1−(4−アミノ−3−(4−フルオロ−3−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(15ml)中の実施例82(0.075g、0.142ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、1ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N Hal溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡緑色固体として得た(0.040g、収率55%)。融点:241−244℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ10.15(s,1H),8.05(s,1H),8.05(dd,J=8.6,1.5Hz,1H),7.86(m,1H),7.68(d,J=8.4Hz,1H),7.53(t,J=7.4Hz,1H),7.28(m,2H),7.20(dd,J=8.5,1.9Hz,1H),7.05(m,4H),6.04(q,J=7.1Hz,1H),1.88(d,J=7.1Hz,3H)。質量:511.94(M
+)。
【0478】
実施例83
2−(1−(4−アミノ−3−(3−ヒドロキシプロパ−1−イニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
THF(10ミリモル)中の実施例57c(0.400g、0.755ミリモル)の溶液に、プロパルギルアルコール(0.051g、0.906ミリモル)、ジイソプロピルアミン(0.53ml、3.77ミリモル)、ヨウ化銅(I)(14mg、0.075ミリモル)およびテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.087g、0.075ミリモル)を添加して、系を30分間脱気し、4時間加熱還流した。反応混合物をセライトパッドでろ過して、酢酸エチルで洗浄した。ろ液を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.106g、収率23%)。融点:171−173℃。
1H−NMR(δppm, CDCl
3,400MHz):δ11.36(s,1H),8.19(dd,J=7.9,1.2Hz,1H),7.70(dt,J=8.6,1.5Hz,1H),7.47(d,J=8.4Hz,1H),7.42(t,J=7.5Hz,1H),7.38(m,2H),7.07(t,J=8.2Hz,1H),6.99(m,2H),6.00(q,J=7.0Hz,1H),4.55(s,2H)、1.97(d,J=7.1Hz,1H)。質量:456.08(M
++1)。
【0479】
実施例84
2−(1−(4−アミノ−3−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)中の実施例81(0.130g、0.50ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.139g、1.00ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.350g、1.00ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.163g、収率60%)。融点:222−224℃、
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.06(s,1H),8.04(dd,J=7.9,1.5z,1H),7.85(m,1H),7.68(dd,J=8.4Hz,1H),7.52(t,J=7.4Hz,1H),7.37−7.28(m,4H),7.07(dt,J=8.9,2.4Hz,1H),6.93(br s,2H),6.05(q,J=7.1Hz,1H),3.89(s,3H),1.89(d,J=7.0Hz,3H)。質量:525.94(M
+)。
【0480】
実施例85
2−(1−(4−アミノ−3−(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(4ml)中の実施例84(0.100g、0.190ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、1ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡緑色固体として得た(0.061g、収率63%)。融点:244−247℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ10.19(s,1H),8.04(s,1H),8.04(dd,J=8.0,1.4Hz,1H),7.85(m,1H),7.68(d,J=8.4Hz,1H),7.52(t,J=7.2Hz,1H),7.33(m,2H),7.24(dd,J=8.2,1.4Hz,1H),7.09−6.91(m,4H),6.00(q,J=7.0Hz,1H),1.88(d,J=7.0Hz,1H)。質量:511.94(M
+)。
【0481】
実施例86
2−(1−(4−アミノ−3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)中の中間体82(0.100g、0.362ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.100g、0.725ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.252g、0.725ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.132g、収率67%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.08(s,1H),8.04(d,J=6.8Hz,1H),7.85(m,1H),7.67(d,J=8.4Hz,1H),7.52(t,J=7.5Hz,1H),7.28(br s,1H),7.17(s,1H),7.12(s,1H),7.05−6.94(m,4H),6.03(q,J=7.0Hz,1H),3.82(s,3H),1.90(d,J=7.0Hz,3H)。
【0482】
実施例86a
2−(1−(4−アミノ−3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(4ml)中の実施例86(0.100g、0.184ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、1ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡緑色固体として得た(0.032g、収率33%)。融点:122−124℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ10.19(s,1H),8.06(s,1H),8.04(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.86(m,1H),7.67(d,J=8.3Hz,1H),7.53(t,J=7.1Hz,1H),7.28(br s,1H),7.06−6.87(m,6H),6.03(q,J=6.9Hz,1H),1.88(d,J=7.1Hz,1H)。質量:528.11(M
++1)。
【0483】
実施例87
2−(1−(4−アミノ−3−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(8ml)中の実施例83(0.200g、0.677ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.187g、1.354ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.472g、1.354ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.058g、収率15%)。融点:155−157℃、
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.09(s,1H),8.04(dd,J=6.7,1.3z,1H),7.86(m,1H),7.68−7.45(m,8H),7.28(br s,1H),7.03−6.91(m,3H),6.06(q,J=7.2Hz,1H),1.90(d,J=7.1Hz,3H)。質量:562.13(M
++1)。
【0484】
実施例88
2−(1−(4−アミノ−3−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)中の実施例84(0.200g、0.829ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.229g、1.658ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.576g、1.658ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.180g、収率43%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.05(m,2H),7.85(m,1H),7.68(dd,J=8.4,5.7z,1H),7.54(m,3H),7.28(br s,1H),7.09−6.90(m,5H),6.01(q,J=7.0Hz,1H),3.82(s,3H),1.89(d,J=7.1Hz,3H)。
【0485】
実施例88a
2−(1−(4−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(4ml)中の実施例88(0.150g、0.295ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、1.5ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.048g、収率33%)。融点:244−247℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ9.79(s,1H),8.04(s,1H),8.04(dd,J=8.5,1.4Hz,1H),7.85(m,1H),7.68(d,J=8.5Hz,1H),7.53(t,J=7.6Hz,1H),7.42(d,J=8.5Hz,2H),7.28(br s,1H),7.06(t,J=8.5Hz,1H),6.91(d,J=8.5Hz,2H),6.91(br s,2H),6.00(q,J=7.1Hz,1H),1.88(d,J=7.0Hz,3H)。質量:492.69(M
+−1)。
【0486】
実施例89
2−((6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)中のアデニン(0.243g、1.80ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.248g、1.80ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体77(0.300g、0.900ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.080g、収率23%)。融点:224−227℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.12(s,1H),8.07(s,1H),8.05(dd,J=7.7,1.2Hz,1H),7.79(m,1H),7.55(m,3H),7.28−7.21(m,5H),5.36(s,2H)。質量:388.04(M
++1)。
【0487】
実施例90
2−(1−(4−アミノ−3−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(6ml)中の中間体85(0.120g、0.462ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.127g、0.924ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.321g、0.924ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.080g、収率33%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.04(d,J=6.6Hz,1H),8.00(s,1H),7.85(t,J=8.7Hz,1H),7.66−7.49(m,4H),7.38(t,J=7.3Hz,1H),7.29(br s,1H),7.08−6.85(m,5H),5.99(q,J=7.0Hz,1H),3.77(s,3H),1.87(d,J=7.1Hz,3H)。
【0488】
実施例90a
2−(1−(4−アミノ−3−(4−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(4ml)中の実施例90(0.080g、0.152ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、0.8ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.027g、収率35%)。融点:235−237℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ10.66(s,1H),8.04(d,J=9.8Hz,1H),8.02(s,1H),7.84(t,J=7.0Hz,1H),7.66(d,J=8.3Hz,1H),7.52(t,J=7.9Hz,1H),7.35(t,J=7.2Hz,2H),7.10(t,J=8.4Hz,1H),6.96(br s,2H),6.79(m,2H),5.98(q,J=7.0Hz,1H),1.88(d,J=7.1Hz,3H)。質量:512.22(M
++1)。
【0489】
実施例91
2−((4−アミノ−3−(3−アミノフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(10ml)、エタノール(5ml)および水(5ml)中の実施例57a(0.400g、0.804ミリモル)の溶液に、3−アセトアミドフェニルボロン酸(0.187g、1.045ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.426g、4.02ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.183g、0.158ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。その濃縮液に、エタノール(5ml)および濃HCl(0.5ml)を添加して、2時間還流した。反応混合物を炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.140g、収率38%)。融点:157−159℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.21(s,1H),8.06(dd,J=7.8,1.3Hz,1H),7.77(dt,J=8.6,1.5Hz,1H),7.49(t,J=7.4Hz,1H),7.37−7.29(m,5H),7.17(t,J=7.7Hz,1H),6.84(s,1H),6.71(d,J=7.5Hz,1H),6.65(d,J=7.9Hz,1H),5.51(s,2H),5.34(s,2H)。質量:460.84(M
+)。
【0490】
実施例92
2−((4−アミノ−3−(3−メチル−1H−インダゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(6ml)、エタノール(3ml)および水(3ml)中の実施例57a(0.462g、0.930ミリモル)の溶液に、N−Boc−3−メチルインダゾール−6−ボロン酸ピナコールエステル98(0.500g、1.39ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.295g、2.79ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.057g、0.046ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.120g、収率26%)。融点:2924−295℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ12.74(s,1H),8.24(s,1H),8.06(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.84(d,J=8.3Hz,1H),7.75(m,1H),7.63(s,1H),7.49(t,J=7.3Hz,1H),7.45(d,J=8.3Hz,1H),7.38−7.32(m,6H),5.53(s,2H),2.51(s,3H)。質量:499.90(M
+)。
【0491】
実施例93
2−(1−(4−アミノ−3−(2−アミノピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)、エタノール(2ml)および水(2ml)中の実施例57c(0.350g、0.663ミリモル)の溶液に、2−アミノピリミジン−5−ボロン酸(0.184g、1.327ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.351g、3.318ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.151g、0.130ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.045g、収率14%)。融点:264−268℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.38(s,2H),8.05(s,1H),8.03(d,J=7.9Hz,1H),7.85(m,1H),7.68(d,J=8.3Hz,1H),7.52(t,J=7.3Hz,1H),7.29(br s,1H),7.07−6.93(m,5H),5.99(q,J=7.0Hz,1H),1.88(d,J=7.0Hz,3H)。質量:494.86(M
+)。
【0492】
実施例94
2−(1−(4−アミノ−3−(1H−インドル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)、エタノール(2ml)および水(2ml)中の実施例57c(0.350g、0.663ミリモル)の溶液に、6−インドールボロン酸ピナコールエステル(0.213g、1.327ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.351g、3.318ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.151g、0.130ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.050g、収率15%)。融点:222−225℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ11.27(s,1H),8.06(s,1H),8.05(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.86(m,1H),7.69(d,J=7.2Hz,2H),7.62(s,1H),7.53(t,J=8.1Hz,1H),7.45(t,J=2.8Hz,1H),7.28(m,2H),7.06−6.89(m,3H),6.50(s,1H),6.04(q,J=7.1Hz,1H),1.91(d,J=7.1Hz,3H)。質量:516.84(M
+)。
【0493】
実施例95
2−(1−(4−アミノ−3−(4−クロロ−3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(3ml)中の中間体86(0.90g、0.3262ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.090g、0.653ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.227g、0.653ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を緑色固体として得た(0.055g、収率31%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.08(s,1H),8.04(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.85(m,1H),7.68(d,J=8.4Hz,1H),7.55(m,2H),7.29(br s,1H),7.25(d,J=1.7Hz,1H),7.19(dd,J=8.1,1.8Hz,1H),7.08(dt,J=8.8,2.4Hz,1H),6.92(br s,2H),6.02(q,J=7.0Hz,1H),3.90(s,3H),1.90(d,J=7.1Hz,3H)。
【0494】
実施例95a
2−(1−(4−アミノ−3−(4−クロロ−3−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(4ml)中の実施例95(0.055g、0.1012ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、0.5ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡緑色固体として得た(0.025g、収率86%)。融点:134−136℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ10.50(s,1H),8.18(s,1H),8.05(d,J=8.0Hz,1H),7.87(t,J=7.0Hz,1H),7.64(d,J=8.4Hz,1H),7.54(t,J=7.6Hz,1H),7.50(d,J=8.0Hz,2H),7.29(br s,1H),7.21(d,J=1.6Hz,1H),7.07−6.93(m,4H),6.07(q,J=6.9Hz,1H),1.90(d,J=7.0Hz,3H)。質量:527.76(M
+)。
【0495】
実施例96
2−(1−(4−アミノ−3−(2−クロロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(2ml)中の中間体87(0.060g、0.217ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.060g、0.435ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.151g、0.435ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を緑色固体として得た(0.030g、収率30%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.05(s,1H),8.04(dd,J=7.9,1.3z,1H),7.85(m,1H),7.63(d,J=8.1Hz,2H),7.55(m,2H),7.32(br s,1H),7.18(m,2H),7.00(d,J=3.0Hz,1H),6.99(br s,1H),6.02(q,J=7.0Hz,1H),3.90(s,3H),1.90(d,J=7.1Hz,3H)。
【0496】
実施例96a
2−(1−(4−アミノ−3−(2−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(3ml)中の実施例96(0.030g、0.055ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、0.27ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮し、表題化合物を淡緑色固体として得た(0.018g、収率62%)。融点:192−195℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ9.95(s,1H),8.15(s,1H),8.05(dd,J=7.9,1.2Hz,1H),7.86(m,1H),7.65−7.49(m,4H),7.39(d,J=8.7Hz,1H),7.35(br s,1H),7.11(t,J=7.5Hz,1H),6.97(dd,J=7.6,3.2Hz,1H),6.86(d,J=2.8Hz,1H),6.07(q,J=6.9Hz,1H),1.88(d,J=7.0Hz,3H)。質量:527.90(M
+)。
【0497】
実施例97
2−(1−(4−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(8ml)中の中間体88(0.220g、0.808ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.223g、1.61ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.562g、1.16ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.163g、収率60%)。融点:232−235℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.05(s,1H),8.04(dd,J=8.0,1.5z,1H),7.85(m,1H),7.68(dd,J=8.4Hz,1H),7.52(t,J=7.2Hz,1H),7.29(br s,1H),7.13−6.93(m,6H),6.01(q,J=7.1Hz,1H),3.80(s,6H),1.90(d,J=7.1Hz,3H)。質量:538.05(M
++1)。
【0498】
実施例98
2−(1−(4−アミノ−3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(10ml)中の実施例97(0.180g、0.0335ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、1.8ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.040g、収率24%)。融点:193−195℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ9.27(s,1H),9.22(s,1H),8.05(dd,J=7.3,1.4Hz,1H),8.03(s,1H),7.86(m,1H),7.68(d,J=8.4Hz,1H),7.53(t,J=7.7Hz,1H),7.35(s,1H),7.27(br s,1H),7.05−6.86(m,5H),6.02(q,J=7.0Hz,1H),1.87(d,J=7.0Hz,3H)。質量:509.84(M
+)。
【0499】
実施例99
2−((4−アミノ−3−(3−メチル−1H−インダゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(5.3ml)、エタノール(2.6ml)および水(2.6ml)中の実施例57c(0.477g、0.930ミリモル)の溶液に、N−Boc−3−メチル−6−インダゾールボロン酸ピナコールエステル98(0.500g、1.395ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.295g、3.318ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.053g、0.046ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.100g、収率20%)。融点:246−248℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ12.75(s,1H),8.22(s,1H),8.06(dd,J=8.5,1.8Hz,1H),7.84(d,J=8.3Hz,1H),7.80(m,1H),7.62(s,1H),7.51(d,J=8.2Hz,2H),7.39−7.31(m,2H),7.18(m,2H),7.12(dt,J=8.3,2.6Hz,1H),5.56(s,2H),2.51(s,3H)。質量:517.51(M
+)。
【0500】
実施例100
2−(1−(4−アミノ−3−(1H−インドル−5−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)、エタノール(2ml)および水(2ml)中の実施例57c(0.350g、0.663ミリモル)の溶液に、5−インドールボロン酸ピナコールエステル(0.213g、1.327ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.351g、3.318ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.151g、0.130ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.044g、収率13%)。融点:197−199℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ11.30(s,1H),8.06(s,1H),8.05(dd,J=7.9,1.2Hz,1H),7.85(m,1H),7.77(s,1H),7.69(d,J=8.4Hz,1H),7.55(m,2H),7.44(t,J=2.8Hz,1H),7.35(m,2H),7.09−6.94(m,3H),6.54(m,1H),6.05(q,J=7.0Hz,1H),1.91(d,J=7.0Hz,3H)。質量:516.91(M
+)。
【0501】
実施例101
2−(1−(4−アミノ−3−(3−メチル−1H−インドル−5−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)、エタノール(2.5ml)および水(2.5ml)中の実施例57c(0.400g、0.757ミリモル)の溶液に、3−メチル−5−インドールボロン酸ピナコールエステル(0.292g、1.136ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.240g、2.272ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.043g、0.037ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.040g、収率13%)。融点:171−173℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ10.96(s,1H),8.06(s,1H),8.04(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.85(m,1H),7.68(d,J=8.1Hz,2H),7.52(d,J=7.2Hz,1H),7.49(d,J=8.3Hz,1H),7.32(dd,J=8.2,1.4Hz,2H),7.20(s,1H),7.08(dt,J=11.2,2.7Hz,1H),6.93(br s,2H),6.04(q,J=7.0Hz,1H),2.28(s,3H),1.92(d,J=7.0Hz,3H)。質量:530.98(M
+)。
【0502】
実施例102
tert−ブチル(5−(4−アミノ−1−(1−(3−(3−フルオロフェニル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)チオフェン−2−イル)メチルカルバマート
ジオキサン(4ml)中の実施例57c(0.300g、0.566ミリモル)の溶液に、2−N−Boc−アミノメチルチオフェン−5−ボロン酸(0.186g、0.725ミリモル)および酢酸カリウム(0.168g、1.887ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.052g、0.045ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.070g、収率20%)。。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.06(s,1H),8.05(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.85(m,1H),7.65(d,J=8.5Hz,1H),7.55(m,3H),7.32−7.22(m,3H),7.12(m,2H),6.98(d,J=3.5Hz,1H),6.92(br s,1H),5.99(g,J=7.1Hz,1H),4.29(d,J=6.1Hz,2H),1.87(d,J=7.0Hz,3H)。
【0503】
実施例102a
2−(1−(4−アミノ−3−(5−(アミノメチル)チオフェン−2−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(3ml)中の実施例102(0.070g、0.114ミリモル)の溶液に、TFA(0.1ml)を窒素雰囲気下で添加して、室温で撹拌した。3時間後に、反応混合物を濃縮し、重炭酸ナトリウム溶液で中和して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.030g、収率51%)。融点:275−278℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.06(s,1H),8.05(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.85(m,1H),7.66(d,J=8.3Hz,1H),7.53(t,J=7.2Hz,1H),7.28(m,2H),7.09(dt,J=3.5Hz,1H),7.05(dt,J=8.7,2.4Hz,1H),6.92(br s,2H),6.02(q,J=7.1Hz,1H),4.03(s,2H),1.87(d,J=7.1Hz,3H)。質量:513.27(M
++1)。
【0504】
実施例103
2−((4−アミノ−3−(3−メチル−1H−インダゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−6−フルオロ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(3ml)、エタノール(1.5ml)および水(1.5ml)中の実施例57d(0.300g、0.584ミリモル)の溶液に、N−Boc−3−メチル−6−インダゾールボロン酸ピナコールエステル98(0.314g、0.877ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.185g、1.754ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.033g、0.029ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.012g、収率4%)。融点:277−279℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ12.75(s,1H),8.23(s,1H),7.84(d,J=8.2Hz,1H),7.74(dd,J=8.2,3.0Hz,1H),7.66(m,2H),7.59(dd,J=9.2,4.2Hz,1H),7.38−7.32(m,6H),6.54(s,2H),2.51(s,3H)。質量:518.17(M
++1)。
【0505】
実施例104
2−(1−(4−アミノ−3−(3−メチル−1H−インダゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(3.5ml)、エタノール(1.7ml)および水(1.7ml)中の実施例57b(0.350g、0.684ミリモル)の溶液に、3−メチル−6−インダゾールボロン酸ピナコールエステル97(0.353g、1.369ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.217g、2.05ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.040g、0.034ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.073g、収率21%)。融点:249−252℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ12.75(s,1H),8.09(s,1H),8.05(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.85(d,J=8.2Hz,1H),7.81(m,1H),7.64(s,1H),7.62(d,J=8.4Hz,1H),7.51(t,J=7.3Hz,1H),7.36(dd,J=9.3,1.0Hz,1H),7.29(m,3H),7.15(br s,2H),6.01(q,J=7.0Hz,1H),2.52(s,3H),1.92(d,J=7.0Hz,3H)。質量:514.18(M
++1)。
【0506】
実施例105
2−(1−(4−アミノ−3−(3−メチル−1H−インダゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−6−フルオロ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)、エタノール(2ml)および水(2ml)中の実施例57e(0.400g、0.758ミリモル)の溶液に、3−メチル−6−インダゾールボロン酸ピナコールエステル97(0.391g、1.517ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.241g、2.27ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.044g、0.037ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.065g、収率15%)。融点:253−255℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ12.75(s,1H),8.08(s,1H),7.85(d,J=8.3Hz,1H),7.75(m,3H),7.63(s,1H),7.35(dd,J=8.4,1.2Hz,1H),7.28(m,3H),7.14(br s,2H),6.00(q,J=7.1Hz,1H),2.52(s,3H),1.91(d,J=7.1Hz,3H)。質量:532.03(M
++1)。
【0507】
実施例106
2−(1−(4−アミノ−3−(3−メチル−1H−インダゾル−5−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)、エタノール(2ml)および水(2ml)中の実施例57c(0.350g、0.663ミリモル)の溶液に、N−Boc−3−メチル−5−インダゾールボロン酸ピナコールエステル(0.356g、0.994ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.210g、0.98ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.038g、0.033ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡褐色固体として得た(0.050g、収率14%)。融点:254−256℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ12.79(s,1H),8.07(s,1H),8.04(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.87(s,1H),7.85(m,1H),7.69(d,J=8.3Hz,1H),7.60−7.49(m,3H),7.29(br s,1H),7.07(dt,J=8.6,2.3Hz,1H),6.93(br s,2H),6.05(q,J=7.1Hz,1H),2.51(s,3H),1.91(d,J=7.0Hz,3H)。質量:532.03(M
++1)。
【0508】
実施例107
N−(4−(4−アミノ−1−(1−(3−(3−フルオロフェニル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)フェニル)−アセトアミド
DMF(3.5ml)、エタノール(1.75ml)および水(1.75ml)中の実施例57c(0.350g、0.663ミリモル)の溶液に、4−アセトアミドフェニルボロン酸(0.237g、1.32ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.211g、1.99ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.038g、0.033ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.080g、収率24%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ10.12(s,1H),8.06(s,1H),8.04(dd,J=8.0,1.4Hz,1H),7.85(m,1H),7.74(d,J=8.5Hz,2H),7.68(d,J=8.2Hz,1H),7.58(m,3H),7.32(m,1H),7.06(dt,J=8.2,2.4Hz,1H),6.82(m,2H),6.02(q J=7.0Hz,1H),2.06(s,3H),1.89(d,J=7.1Hz,3H)。
【0509】
実施例107a
2−(1−(4−アミノ−3−(4−アミノフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
エタノール(5ml)中の実施例107(0.080g、0.149ミリモル)の溶液に、濃HCl(0.5ml)を添加して、2時間還流した。反応混合物を炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.020g、収率27%)。融点:91−94℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.04(dd,J=8.3,1.5Hz,1H),8.02(s,1H),7.85(m,1H),7.67(d,J=8.4Hz,1H),7.53(t,J=7.6Hz,2H),7.29(m,3H),7.06(dt,J=8.7,2.3Hz,1H),6.91(br s,1H),6.68(d,J=8.4Hz,2H),6.00(q,J=7.0Hz,1H),5.42(s,2H),1.87(d,J=7.0Hz,3H)。質量:492.83(M
+)。
【0510】
実施例108
2−(1−(4−アミノ−3−(3−メチル−1H−インダゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)、エタノール(2.5ml)および水(2.5ml)中の実施例57f(0.400g、0.733ミリモル)の溶液に、N−Boc−3−メチル−6−インダゾールボロン酸ピナコールエステル98(0.393g、1.099ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.233g、2.19ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.043g、0.037ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.045g、収率11%)。融点:234−236℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ12.75(s,1H),8.06(s,1H),7.86−7.70(m,4H),7.61(s,1H),7.33(m,2H),7.06(dt,J=8.9,2.5Hz,1H),6.87(m,2H),6.07(q,J=7.0Hz,1H),2.43(s,3H),1.91(d,J=7.1Hz,3H)。質量:549.95(M
+)。
【0511】
実施例109
2−(1−(4−アミノ−3−(2,3−ジヒドロキシベンゾフラン−5−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)中の実施例107(0.100g、0.394ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.109g、0.789ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.217g、0.789ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.085g、収率41%)。融点:238−241℃、
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.04(s,1H),8.02(d,J=6.0Hz,1H),7.83(m,1H),7.68(d,J=8.3Hz,1H),7.53(d,J=7.7Hz,1H),7.44(s,1H),7.31(m,3H),7.05(t,J=8.9Hz,1H),6.90(m,2H),6.01(q,J=7.0Hz,1H),4.60(t,J=8.7Hz,2H),3.27(t,J=8.6Hz,2H),1.88(d,J=7.0Hz,3H)。質量:520.00(M
+)。
【0512】
実施例110
2−(1−(4−アミノ−3−(3−エチル−1H−インダゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)、エタノール(2ml)および水(2ml)中の実施例57c(0.400g、0.758ミリモル)の溶液に、N−Boc−3−メチル−6−インダゾールボロン酸ピナコールエステル103(0.423g、1.137ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.241g、2.27ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.043g、0.037ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.060g、収率15%)。融点:270−273℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ12.75(s,1H),8.08(s,1H),8.05(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.88(m,2H),7.68(d,J=8.4Hz,1H),7.63(s,1H),7.53(d,J=7.2Hz,1H),7.33(d,J=8.3Hz,1H),7.29(br s,1H),7.07(dt,J=8.9,1.4Hz,1H),6.95(br s,2H),6.07(q,J=6.9Hz,1H),2.98(q,J=7.5Hz,2H),1.92(d,J=7.1Hz,3H),1.34(t,J=7.6Hz,3H)。質量:546.04(M
+)。
【0513】
実施例111
2−(1−(4−アミノ−3−(3−メチル−1H−インダゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)、エタノール(2ml)および水(2ml)中の実施例57c(0.400g、0.758ミリモル)の溶液に、3−メチル−6−インドールボロン酸ピナコールエステル106(0.390g、1.517ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.241g、2.27ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.043g、0.037ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.040g、収率10%)。融点:269−272℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ10.91(s,1H),8.06(s,1H),8.05(d,J=7.8Hz,1H),7.85(t,J=7.2Hz,1H),7.68(d,J=8.4Hz,1H),7.63(d,J=7.1Hz,1H),7.56(s,1H),7.53(t,J=7.8Hz,1H),7.25(d,J=8.1Hz,1H),7.28(br s,1H),7.21(s,1H),7.06(dt,J=9.0,2.8Hz,1H),6.98(br s,2H),6.04(q,J=7.0Hz,1H),2.28(s,3H),1.91(d,J=7.0Hz,3H)。質量:530.99(M
+)。
【0514】
実施例112
2−(1−(4−アミノ−3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)、エタノール(2ml)および水(2ml)中の実施例57c(0.400g、0.758ミリモル)の溶液に、2−メトキシピリミジン−5−ボロン酸(0.233g、1.517ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.241g、2.27ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.043g、0.037ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.200g、収率51%)。融点:224−227℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.72(s,2H),8.09(s,1H),8.04(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.84(m,1H),7.69(d,J=8.3Hz,1H),7.52(t,J=7.8Hz,1H),7.32(m,1H),7.12−6.95(m,5H),6.03(q,J=7.1Hz,1H),1.90(d,J=7.0Hz,3H)。質量:509.99(M
+)。
【0515】
実施例113
4−(4−アミノ−1−(1−(3−(3−フルオロフェニル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)チオフェン−2−カルボアルデヒド
DMF(5ml)、エタノール(2.5ml)および水(2.5ml)中の実施例57c(0.350g、0.663ミリモル)の溶液に、2−ホルミル−4−チオフェンボロン酸(0.155g、0.995ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.210g、1.98ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.038g、0.033ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄褐色固体として得た(0.065g、収率19%)。融点:192−195℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ10.01(s,1H),8.30(s,1H),8.24(s,1H),8.07(s,1H),8.05(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.85(m,1H),7.69(d,J=8.4Hz,1H),7.53(t,J=7.8Hz,1H),7.28(br s,1H),7.06(t,J=8.8Hz,1H),6.93(br s,2H),6.04(q,J=7.0Hz,1H),1.89(d,J=7.0Hz,3H)。質量:511.95(M
+)。
【0516】
実施例114
2−(1−(4−アミノ−3−(5−(ヒドロキシメチル)チオフェン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)、エタノール(2ml)および水(2ml)中の実施例57c(0.300g、0.568ミリモル)の溶液に、2−ヒドロキシメチル−4−チオフェンボロン酸(0.133g、0.853ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.180g、1.70ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.033g、0.028ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄褐色固体として得た(0.042g、収率14%)。融点:154−156℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.05(s,1H),8.04(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.85(m,1H),7.67(d,J=6.4Hz,1H),7.66(s,1H),7.53(t,J=7.2Hz,1H),7.29(br s,1H),7.20(s,1H),7.06(dt,J=8.8,2.1Hz,1H),6.98(br s,2H),6.02(q,J=6.9Hz,1H),5.54(t,J=5.8Hz,1H),4.68(d,J=5.7Hz,2H),1.88(d,J=7.0Hz,3H)。質量:514.19(M
++1)。
【0517】
実施例115
2−(1−(4−アミノ−3−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾル−5−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)、エタノール(2.5ml)および水(2.5ml)中の実施例57c(0.400g、0.758ミリモル)の溶液に、中間体109(0.407g、1.137ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.241g、2.274ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.043g、0.037ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄褐色固体として得た(0.025g、収率6%)。融点:154−156℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ12.34(s,1H),8.07(s,1H),8.05(dd,J=7.9,1.3Hz,1H),7.83(m,1H),7.68(d,J=8.4Hz,1H),7.62(m,2H),7.53(t,J=7.3Hz,1H),7.38−7.30(m,3H),7.05(dt,J=8.5,1.9Hz,1H),6.93(br s,1H),6.05(q,J=6.9Hz,1H),2.50(s,3H),1.91(d,J=7.0Hz,3H)。質量:531.97(M
+)。
【0518】
実施例116
2−(1−(4−アミノ−3−(3−メチル−1H−インダゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)プロピル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)、エタノール(2ml)および水(2ml)中の実施例57g(0.400g、0.738ミリモル)の溶液に、N−Boc−3−メチル−6−インダゾールボロン酸ピナコールエステル98(0.397g、1.108ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.157g、1.47ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.043g、0.037ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.023g、収率6%)。融点:268−270℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ12.75(s,1H),8.07(s,1H),8.04(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.86(m,2H),7.69(d,J=8.2Hz,1H),7.64(s,1H),7.53(t,J=7.9Hz,1H),7.35(dd,J=8.2,1.4Hz,1H),7.33(br s,1H),7.09(dt,J=8.9,2.2Hz,1H),6.90(br s,2H),5.85(t,J=6.1Hz,1H),2.51(s,3H),2.50(m,2H),0.82(t,J=7.3Hz,3H)。質量:545.96(M
+)。
【0519】
実施例117
2−(1−(4−アミノ−3−(3−メチル−1H−インドル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)、エタノール(2ml)および水(2ml)中の実施例57b(0.290g、0.583ミリモル)の溶液に、3−メチル−6−インドールボロン酸ピナコールエステル106(0.299g、1.163ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.185g、1.749ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.033g、0.029ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡褐色固体として得た(0.014g、収率5%)。融点:262−265℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ10.92(s,1H),8.07(s,1H),8.04(d,J=7.9Hz,1H),7.81(m,1H),7.64(d,J=7.3Hz,1H),7.57(s,1H),7.51(t,J=7.6Hz,1H),7.35−7.10(m,7H),5.97(q,J=7.0Hz,1H),2.28(s,3H),1.91(d,J=7.0Hz,3H)。質量:512.99(M
+)。
【0520】
実施例118
2−((6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル)−6−フルオロ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(3.5ml)中のアデニン(0.162g、1.20ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.165g、1.20ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体90(0.200g、0.600ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.040g、収率17%)。融点:207−209℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.09(s,1H),8.07(s,1H),7.73(dd,J=8.4,3.1Hz,1H),7.66(dt,J=8.1,3.1Hz,1H),7.59(dd,J=9.1,4.3Hz,1H),7.45−7.40(m,5H),7.22(s,2H),5.34(s,2H)。質量:388.18(M
++1)。
【0521】
実施例119
2−((6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル)−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(3.5ml)中のアデニン(0.153g,1.13ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.156g、1.13ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体92(0.200g、0.567ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を緑色固体として得た(0.020g、収率9%)。融点:180−183℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.11(s,1H),8.07(s,1H),7.73−7.65(m,2H),7.62(dd,J=9.2,4.4Hz,1H),7.50(q,J=7.9Hz,1H),7.26(m,5H),5.36(s,2H)。質量:406.10(M
++1)。
【0522】
実施例120
2−((4−アミノ−3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(3ml)中の中間体79(0.110g、0.424ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.109g、0.848ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体92(0.298g、0.848ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.075g、収率33%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.20(s,1H),7.73−7.61(m,3H),7.38(q,J=7.6Hz,1H),7.17(m,3H),6.95(m,3H),5.55(s,2H),3.82(s,3H)。質量:515.93(M
+)。
【0523】
実施例120a
2−((4−アミノ−3−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(10ml)中の実施例120(0.075g、0.140ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、1.0ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄褐色固体として得た(0.023g、収率31)。融点:127−129℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ10.18(s,1H),8.19(s,1H),7.74−7.61(m,3H),7.38(q,J=7.8Hz,1H),7.15(m,3H),6.84(s,1H),6.81(d,J=8.8Hz,1H),6.65(d,J=10.8Hz,1H),5.54(s,2H)。質量:515.54(M
+)。
【0524】
実施例121
2−(1−(4−アミノ−3−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(6ml)中の中間体58(0.254g、1.054ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム(0.331g、2.39ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体75(0.350g、0.958ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.210g、収率42%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.07(s,1H),7.82(dd,J=9.2,4.4Hz,1H),7.76(dd,J=8.0,3.1Hz,1H),7.72(dd,J=8.2,2.7Hz,1H),7.46(q,J=7.9Hz,1H),7.28(br s,1H),7.18(d,J=7.7Hz,1H),7.10(t,J=2.4Hz,1H),7.07(m,2H),6.92(m,2H),6.04(q,J=7.0Hz,1H),3.80(s,3H),1.89(d,J=7.1Hz,3H)。
【0525】
実施例121a
2−(1−(4−アミノ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(15ml)中の実施例121(0.180g、0.324ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、1.6ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰色固体として得た(0.045g、収率27%)。融点:193−196℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ9.74(s,1H),8.17(s,1H),7.83−7.70(m,4H),7.63(m,1H),7.35(t,J=8.2Hz,1H),7.31(m,1H),7.12(m,4H),6.99(m,2H),6.08(q,J=6.8Hz,1H),1.90(d,J=7.0Hz,3H)。質量:511.87(M
+)。
【0526】
実施例122
2−((9H−プリン−6−イルアミノ)メチル)−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(30ml)中の中間体73(3.0g、12.03ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(5.0ml、36.11ミリモル)を添加し、その後N−Boc−グリシン(2.53g、14.44ミリモル)を添加した。この混合物に、HATU(9.15g、24.07ミリモル)を添加して、室温で12時間撹拌した。水の添加により反応混合物をクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、イソフラボン中間体(4g)を得た。この中間体(4.0g)の溶液に、トリフルオロ酢酸(4ml)を添加して、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、アミン中間体(2.5g)を得た。tert−ブタノール(8ml)中のアミン中間体(0.500g、1.74ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.6ml、2.94ミリモル)および6−クロロプリン(0.268g、1.74ミリモル)を添加して、24時間還流した。反応混合物を濃縮し、水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡褐色固体として得た(0.090g、収率13%)。融点:229−232℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ12.97(s,1H),8.15(m,1H),8.13(s,1H),8.11(s,1H),7.73(dd,J=8.4,3.1Hz,1H),7.68(m,2H),7.46(q,J=6.4Hz),7.26−7.20(m,3H),4.60(br s,2H)。質量:406.17(M
++1)。
【0527】
実施例123
2−((9H−プリン−6−イルアミノ)メチル)−6−フルオロ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(30ml)中の中間体50(3.0g、13.03ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(5.4ml、30.09ミリモル)を添加し、その後N−Boc−グリシン(2.73g、15.63ミリモル)を添加した。この混合物に、HATU(9.90g、26.08ミリモル)を添加して、室温で12時間撹拌した。水の添加により反応混合物をクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、イソフラボン中間体(2.5g)を得た。この中間体(2.5g)の溶液に、トリフルオロ酢酸(3ml)を添加して、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、アミン中間体(1.7g)を得た。tert−ブタノール(8ml)中のアミン中間体(0.500g、1.85ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.64ml、3.71ミリモル)および6−クロロプリン(0.286g、1.85ミリモル)を添加して、24時間還流した。反応混合物を濃縮し、水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡褐色固体として得た(0.070g、収率10%)。融点:183−186℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ12.96(s,1H),8.16(m,1H),8.14(s,1H),8.11(s,1H),7.73(dd,J=8.4,3.1Hz,1H),7.67(m,2H),7.45−7.35(m,5H),4.59(br m,2H)。質量:388.25(M
++1)。
【0528】
実施例124
(R)−2−(1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル)−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(30ml)中の中間体73(3.0g、12.03ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(5.0ml、36.11ミリモル)を添加し、その後N−Boc−D−アラニン(2.70g、14.44ミリモル)を添加した。この混合物に、HATU(9.15g、24.07ミリモル)を添加して、室温で12時間撹拌した。水の添加により反応混合物をクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、イソフラボン中間体(1.8g)を得た。この中間体(1.8g)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1.8ml)を添加して、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧濃縮し、アミン中間体(1.1g)を得た。tert−ブタノール(20ml)中のこのアミン中間体(1.0g、3.31ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.15ml、6.63ミリモル)および6−クロロプリン(0.384g、2.48ミリモル)を添加して、24時間還流した。反応混合物を濃縮し、水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡褐色固体として得た(0.100g、収率7%)。融点:194−197℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ12.96(s,1H),8.14(m,3H),7.70(m,3H),7.49(q,J=7.3Hz,1H),7.25(m,3H),5.20(br s,1H),1.55(d,J=6.9Hz,3H)。質量:419.96(M
+)。
【0529】
実施例125
2−((4−アミノ−3−(1H−ピラゾル−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−6−フルオロ−3−フェニル−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)、エタノール(2.5ml)および水(2.5ml)中の中間体57d(0.400g、0.77ミリモル)の溶液に、N−Boc−ピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(0.344g、1.16ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.165g、1.16ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.027g、0.023ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.120g、収率34%)。融点:211−214℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ13.19(s,1H),8.19(s,1H),8.10(s,1H),7.79(s,1H),7.73(dd,J=8.3,3.1Hz,1H),7.71(dt,J=8.7.5,3.1Hz,1H),7.54(dd,J=9.3,4.3Hz,1H),7.40−7.20(m,5H),6.92(br s,2H),5.46(s,2H)。質量:454.26(M
+)。
【0530】
実施例126
2−(1−(4−アミノ−3−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(10ml)中の中間体113(0.110g、0.396ミリモル)の溶液に、炭酸セシウム(0.258g、0.792ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.275g、0.792ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.122g、収率56%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.07(s,1H),8.04(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.85(m,1H),7.68(dd,J=8.3Hz,1H),7.63(m,1H),7.56(m,2H),7.35(s,1H),7.30(d,J=8.7Hz,2H),7.07(dt,J=8.7,2.3Hz,1H),6.93(br s,2H),6.04(q,J=6.9Hz,1H),3.97(s,3H),1.88(d,J=7.0Hz,3H)。
【0531】
実施例126a
2−(1−(4−アミノ−3−(3,5−ジフルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(10ml)中の実施例126(0.122g、0.224ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、1.2ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮し、表題化合物を褐色固体として得た(0.086g、収率72%)。融点:253−257℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ9.64(s,1H),8.05(s,1H),8.04(dd,J=8.0,1.4Hz,1H),7.83(m,1H),7.68(d,J=8.4Hz,1H),7.52(t,J=5.3Hz,1H),7.30(m,1H),7.20(d,J=8.7Hz,2H),7.06(dt,J=8.7,2.2Hz,1H),6.98(br s,2H),6.00(q,J=7.0Hz,1H),1.88(d,J=7.0Hz,3H)。質量:5530.14(M
++1)。
【0532】
実施例127
2−((4−アミノ−3−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(3ml)中の中間体113(0.080g、0.288ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.074g、0.577ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体92(0.203g、0.577ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.109g、収率68%)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ8.20(s,1H),7.73−7.52(m,4H),7.38(m,1H),7.30(d,J=8.8Hz,2H),7.16−7.07(m,4H),5.53(s,2H),3.96(s,3H)。
【0533】
実施例127a
2−((4−アミノ−3−(3,5−ジフルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)メチル)−6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン(10ml)中の実施例127(0.099g、0.180ミリモル)の溶液に、BBr
3(ジクロロメタン中の1M、0.99ml)を0℃で添加して、反応混合物を室温まで昇温させ、その後、12時間撹拌した。反応混合物を1.5N HCl溶液でクエンチして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて濃縮し、表題化合物を褐色固体として得た(0.022g、収率23%)。融点:274−278℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ10.20(s,1H),δ8.18(s,1H),7.72−7.60(m,4H),7.38(m,1H),7.20(d,J=8.7Hz,2H),7.17−7.10(m,4H),5.51(s,2H)。質量:534.06(M
++1)。
【0534】
実施例128
(+)−2−(1−(4−アミノ−3−(3−メチル−1H−インダゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
【0535】
実施例129
(−)−2−(1−(4−アミノ−3−(3−メチル−1H−インダゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
ジクロロメタン:アセトニトリル:メタノール(90:08:02、v/v/v)を移動相として用い、CHIRALPAK IAカラム(250×20mm;5μ)で、実施例79からの分取キラルHPLC分離により2種の鏡像異性的に純粋な異性体を得た。
【0536】
(+)−異性体:オフホワイト色の固体、鏡像体過剰率99.68%、Rt:5.55分(CHIRALPAK IA条件は先の通り)。融点:158−161℃。[α]
25D196.56(C=0.40、CH
2Cl
2)。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ12.74(s,1H),8.08(s,1H),8.05(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.86(m,2H),7.68(d,J=8.4Hz,1H),7.62(s,1H),7.53(t,J=7.8Hz,1H),7.34(d,J=8.3Hz,1H),7.31(m,1H),7.07(dt,J=8.8,2.3Hz,1H),6.93(br s,2H),6.07(q,J=7.0Hz,1H),2.51(s,3H),1.92(d,J=7.1Hz,3H)。質量:532.39(M
++1)。
【0537】
(−)−異性体:オフホワイト色の固体、鏡像体過剰率98.33%、Rt:7.39分(CHIRALPAK IA条件は先の通り)。融点:157−160℃。[α]
25D−191.54(C=0.40、CH
2Cl
2)。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ12.75(s,1H),8.08(s,1H),8.05(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.85(m,2H),7.68(d,J=8.4Hz,1H),7.62(s,1H),7.53(t,J=7.9Hz,1H),7.34(dd,J=8.3,1.1Hz,1H),7.31(m,1H),7.07(dt,J=8.6,2.1Hz,1H),6.94(br s,2H),6.07(q,J=6.9Hz,1H),2.51(s,3H),1.92(d,J=7.1Hz,3H)。質量:532.39(M
++1)。
【0538】
実施例130
2−(1−(4−アミノ−3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DME(1ml)および水(0.5ml)中の実施例57c(100mg、0.190ミリモル)の溶液に、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸(0.209ミリモル)および炭酸ナトリウム(40mg、0.380ミリモル)を添加して、系を5分間脱気した。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(27.8mg、0.038ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、混合物をマイクロ波反応器で15分間、90℃まで加熱した。LC−MS分析により実施例57cの完全消費を示し、その時点で、酢酸エチル(2ml)および水(0.5ml)を添加した。2相を分離して、水層を酢酸エチル(1ml)で抽出した。ひとまとめにした有機層をNa
2SO
4で乾燥させてろ過し、蒸発乾固した。2:1比の酢酸エチル:石油エーテル混合物を溶離液として用いた分取TLCにより残渣を精製して、所望の化合物を得た。褐色固体(23.4mg、23%)。融点:224−227℃。
1H−NMR(δppm, CDCl
3,300MHz):δ8.24(s,1H),8.21(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),7.69(m,1H),7.48(d,J=8.4Hz,1H),7.42(t,J=8.0Hz,1H),7.32(m,1H),7.04(m,3H),6.79(d,J=2.3Hz,2H),6.56(t,J=2.1Hz,1H),6.11(q,J=7.2Hz,1H),5.58(s,2H),3.85(s,6H),2.02(d,J=7.1Hz,3H)。質量:537.8(M+)。
【0539】
実施例131
2−(1−(4−アミノ−3−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を3,5−ジメチル−4−メトキシフェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(20mg、20%)。融点:234−236℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.22(s,1H),8.21(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),7.69(m,1H),7.48(d,J=8.4Hz,1H),7.42(t,J=8.0Hz,1H),7.30(s,2H),7.29(m,1H),7.02−6.95(m,3H),6.10(q,J=7.1Hz,1H),5.43(s,2H),3.77(s,3H),2.36(s,6H),2.01(d,J=7.1Hz,3H)。質量:553.9(M+)。
【0540】
実施例132
2−(1−(4−アミノ−3−(2−フルオロ−5−イソプロポキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を2−フルオロ−5−イソプロポキシフェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(50.6mg、48%)。融点:198−201℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.24(s,1H),8.21(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.68(m,1H),7.47(d,J=8.0Hz,1H),7.41(dd,J=8.0,0.9Hz,1H),7.34(m,1H),7.18(t,J=9.9Hz,1H),7.07−6.96(m,5H),6.13(q,J=7.1Hz,1H),5.32(s,2H),4.53(クインテット,J=6.0Hz,1H),2.01(d,J=7.1Hz,3H),1.35(d,J=6.0Hz,6H)。質量:553.8(M+)。
【0541】
実施例133
2−(1−(4−アミノ−3−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸(またはボロン酸ピナコールエステル)を−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。オフホワイト色の固体(22mg、22%)。融点:225−226℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.21(s,1H),8.19(dd,J=8.1,1.2Hz,1H),7.69(m,1H),7.48(d,J=8.4Hz,1H),7.42(dt,J=8.1,1.2Hz,1H),7.31(m,1H),7.19(d,J=2.1Hz,1H),7.15(dd,J=8.4,2.1Hz,1H),7.03−6.95(m,4H),6.09(q,J=7.2Hz,1H),5.58(s,2H),4.31(s,4H),2.00(d,J=7.2Hz,3H)。質量:535.8(M+)。
【0542】
実施例134
2−(1−(4−アミノ−3−(1−ベンジル−1H−ピラゾル−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸(またはボロン酸ピナコールエステル)を−1−ベンジルピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(35mg、33%)。融点:140−142℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.21(s,1H),8.21(dd,J=8.2,1.5Hz,1H),7.84(s,1H),7.73(s,1H),7.67(m,1H),7.47(d,J=8.2Hz,1H),7.40−7.32(m,7H),6.98(m,3H),6.05(q,J=7.2Hz,1H),5.41(s,2H),5.38(s,2H),1.98(d,J=7.1Hz,3H)。質量:557.8(M+)。
【0543】
実施例135
2−(1−(4−アミノ−3−(2−メチルピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を2−メチルピリジン−4−ボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。オフホワイト色の固体(30mg、32%)。融点:266−268℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.68(d,J=5.4Hz,1H),8.27(s,1H),8.22(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.70(m,1H),7.49−7.32(m,5H),7.04−6.92(m,3H),6.13(q,J=7.2Hz,1H),5.47(s,2H),2.67(s,3H),2.02(d,J=7.2Hz,3H)。質量:492.8(M+)。
【0544】
実施例136
2−(1−(4−アミノ−3−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピン−7−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピン−7−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(15mg、14%)。融点:234−237℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.22(s,1H),8.19(dd,J=7.5,1.8Hz,1H),7.69(m,1H),7.48(d,J=8.4Hz,1H),7.43(dt,J=7.8,0.9Hz,1H),7.30(d,J=2.1Hz,1H),7.28(m,2H),7.23(d,J=2.1Hz,1H),7.20(m,3H),6.10(q,J=7.2Hz,1H),5.62(s,2H),4.31(d,J=5.7Hz,4H),2.27(t,J=5.7Hz,2H),2.01(d,J=7.2Hz,3H)。質量:549.5(M+)。
【0545】
実施例137
2−(1−(4−アミノ−3−(6−モルホリノピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を6−モルホリノピリジン−3−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(36mg、34%)。融点:269−271℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.49(d,J=2.1Hz,1H),8.24(s,1H),8.21(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),7.82(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.69(m,1H),7.48(d,J=8.4Hz,1H),7.42(t,J=8.0Hz,1H),7.30(m,1H),7.02−6.91(m,3H),6.77(d,J=8.8Hz,1H),6.12(q,J=7.2Hz,1H),5.41(s,2H),3.86(t,J=4.6Hz,4H),3.61(t,J=5.0Hz,4H),2.01(d,J=7.1Hz,3H)。質量:563.8(M+)。
【0546】
実施例138
2−(1−(4−アミノ−3−(ジベンゾ[b,d]フラン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を−ジベンゾ[b,d]フラン−4−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(52.6mg、49%)。融点:238−240℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.28(s,1H),8.23(d,J=6.7Hz,1H),8.10(d,J=7.1Hz,1H),8.03(d,J=7.6Hz,1H),7.71(m,1H),7.54−7.49(m,4H),7.46(t,J=7.6Hz,2H),7.34(m,1H),7.11(d,J=7.6Hz,1H),7.06(m,2H),6.20(q,J=7.1Hz,1H),5.29(s,2H),2.07(d,J=7.1Hz,3H)。質量:567.8(M+)。
【0547】
実施例139
2−(1−(4−アミノ−3−(4−フェノキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を4−フェノキシフェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(61.9mg、57%)。融点:218−220℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.24(s,1H),8.22(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.69(m,3H),7.42(d,J=8.2Hz,1H),7.41(m,3H),7.32(m,1H),7.19−7.13(m,3H),7.08−6.92(m,5H),6.11(q,J=7.1Hz,1H),5.39(s,2H),2.02(d,J=7.2Hz,3H)。質量:569.8(M+)。
【0548】
実施例140
2−(1−(4−アミノ−3−(4−(ベンジルオキシ)−3−クロロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を4−(ベンジルオキシ)−3−クロロフェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(58mg、49%)。融点:214−216℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.24(s,1H),8.22(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.74(d,J=2.1Hz,1H),7.69(m,1H),7.49−7.31(m,9H),7.12(d,J=8.5Hz,1H),7.03(m,2H),6.94(d,J=9.3Hz,1H),6.10(q,J=7.2Hz,1H),5.38(s,2H),5.24(s,2H),2.00(d,J=7.1Hz,3H)。質量:618.8(M+)。
【0549】
実施例141
2−(1−(4−アミノ−3−(3−クロロ−4−イソプロポキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を−3−クロロ−4−イソプロポキシフェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(52.8mg、49%)。融点:198−200℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.24(s,1H),8.22(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),7.70(m,2H),7.51−7.47(m,2H),7.42(dt,J=8.0,0.9Hz,1H),7.30(m,1H),7.09(d,J=7.5Hz,1H),7.03−6.91(m,3H),6.12(q,J=7.1Hz,1H),5.41(s,2H),4.67(クインテット,J=6.2Hz,1H),2.01(d,J=7.1Hz,3H),1.44(d,J=6.0Hz,6H)。質量:570.8(M+)。
【0550】
実施例142
2−(1−(4−アミノ−3−(3−(ジメチルアミノ)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を−3−(ジメチルアミノ)フェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(60mg、60%)。融点:218−220℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.23(s,1H),8.21(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),7.68(m,1H),7.48(d,J=8.2Hz,1H),7.41(m,2H),7.35(m,1H),7.05(d,J=7.6Hz,1H),7.01−6.95(m,4H),6.83(dd,J=8.7,2.1Hz,1H),6.11(q,J=7.1Hz,1H),5.52(s,2H),3.01(s,6H),2.02(d,J=7.1Hz,3H)。質量:520.8(M+)。
【0551】
実施例143
2−(1−(4−アミノ−3−(4−エトキシ−3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を4−エトキシ−3−フルオロフェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(47.5mg、46%)。融点:216−218℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.24(s,1H),8.22(dd,J=8.1,1.5Hz,1H),7.68(m,1H),7.49−7.35(m,5H),7.13(t,J=8.4Hz,1H),7.07(m,3H),6.10(q,J=7.2Hz,1H),5.50(s,2H),4.19(q,J=7.2Hz,2H),2.01(d,J=7.2Hz,3H)、1.52(t,J=7.2Hz,3H)。質量:539.8(M+)。MSデータ
【0552】
実施例144
2−(1−(4−アミノ−3−(4−イソプロポキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を−4−イソプロポキシフェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(23.2mg、23%)。融点:224−226℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.22(s,1H),8.22(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),7.67(m,1H),7.58(dd,J=6.7,1.9Hz,2H),7.49(d,J=8.3Hz,1H),7.42(dt,J=8.0,1.0Hz,1H),7.30(m,1H),7.04−6.98(m,5H),6.12(q,J=7.1Hz,1H),5.41(s,2H),4.65(クインテット,J=6.1Hz,1H),2.01(d,J=7.1Hz,3H),1.38(d,J=6.0Hz,6H)。質量:535.8(M+)。
【0553】
実施例145
2−(1−(4−アミノ−3−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を4−(トリフルオロメトキシ)フェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(46.6mg、48%)。融点:224−226℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.26(s,1H),8.22(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.74(d,J=7.6Hz,2H),7.70(m,1H),7.48(d,J=8.3Hz,1H),7.42(m,1H),7.40(d,J=8.1Hz,2H),7.33(m,1H),7.04(m,2H),6.93(d,J=7.9Hz,2H),6.12(q,J=7.2Hz,1H),5.39(s,2H),2.02(d,J=7.2Hz,3H)。質量:561.8(M+)。
【0554】
実施例146
2−(1−(3−(4−アセチルフェニル)−4−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を4−アセチルフェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。オフホワイト色の固体(20mg、20%)。融点:218−221℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.26(s,1H),8.22(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),8.13(d,J=8.3Hz,2H),7.82(d,J=8.4Hz,2H),7.70(m,1H),7.48(d,J=8.2Hz,1H),7.43(dt,J=8.0,0.9Hz,1H),7.31(m,1H),7.04−6.92(m,3H),6.13(q,J=7.1Hz,1H),5.47(s,2H),2.67(s,3H),2.03(d,J=7.2Hz,3H)。質量:519.8(M+)。
【0555】
実施例147
2−(1−(4−アミノ−3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を4−(ベンジルオキシ)フェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。オフホワイト色の固体(68.2mg、61%)。融点:176−178℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.22(s,1H),8.22(dd,J=9.0,1.6Hz,1H),7.69(m,1H),7.48−7.23(m,11H),7.12−6.92(m,4H),6.12(q,J=7.1Hz,1H),5.37(s,2H),5.16(s,2H),2.01(d,J=7.1Hz,3H)。質量:583.9(M+)。
【0556】
実施例148
2−(1−(4−アミノ−3−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を4−(ジメチルアミノ)フェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(12.6mg、13%)。融点:214−217℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.21(dd,J=7.8,1.6Hz,1H),8.21(s,1H),7.69(m,1H),7.54−7.48(m,3H),7.41(dt,J=8.0,0.9Hz,1H),7.31(m,1H),7.02−6.95(m,3H),6.84(d,J=8.8Hz,2H),6.09(q,J=7.1Hz,1H),5.47(s,2H),3.02(s,6H),2.01(d,J=7.2Hz,3H)。質量:520.89(M+)。
【0557】
実施例149
2−(1−(4−アミノ−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を4−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。オフホワイト色の固体(48.9mg、46%)。融点:259−262℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.27(s,1H),8.22(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),8.14(d,J=8.5Hz,2H),7.93(d,J=8.5Hz,2H),7.69(m,1H),7.47(d,J=8.2Hz,1H),7.43(dt,J=8.0,1.0Hz,1H),7.32(m,1H),7.03−6.90(m,3H),6.16(q,J=7.1Hz,1H),5.56(s,2H),3.12(s,3H),2.02(d,J=7.1Hz,3H)。質量:555.8(M+)。
【0558】
実施例150
2−(1−(4−アミノ−3−(3−エトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を3−エトキシフェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。オフホワイト色の固体(42.6mg、43%)。融点:162−165℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.15(m,2H),7.38(t,J=7.5Hz,1H),7.18(m,3H),7.11(m,3H),6.95(m,4H),6.04(q,J=7.0Hz,1H),5.63(s,2H),4.03(q,J=7.2Hz,2H),1.95(d,J=6.9Hz,3H),1.39(t,J=7.2Hz,3H)。質量:521.8(M+)。
【0559】
実施例151
2−(1−(4−アミノ−3−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を−ベンゾ[b]チオフェン−2−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(25mg、24%)。融点:242−245℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.30−8.20(m,2H),7.91(m,2H),7.69(m,2H),7.50−7.25(m,5H),7.07(m,3H),6.12(q,J=7.1Hz,1H),5.77(s,2H),2.04(d,J=7.2Hz,3H)。質量:533.8(M+)。
【0560】
実施例152
2−(1−(4−アミノ−3−(5−クロロチオフェン−2−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を5−クロロチオフェン−2−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(14.5mg、15%)。融点:226−229℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.25(s,1H),8.21(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),7.70(m,1H),7.48(d,J=8.2Hz,1H),7.42(dt,J=8.0,1.1Hz,1H),7.34(m,1H),7.16(dt,J=3.8Hz,1H),7.04(m,3H),6.96(d,J=9.3Hz,1H),6.08(q,J=7.1Hz,1H),5.62(s,2H),2.00(d,J=7.1Hz,3H)。質量:517.88(M+)。
【0561】
実施例153
2−(1−(4−アミノ−3−(3,5−ジメチルイソオキサゾル−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を3,5−ジメチルイソオキサゾル−4−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(23.1mg、24%)。融点:218−222℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.27(s,1H),8.22(dd,J=8.5,1.6Hz,1H),7.69(m,1H),7.42(m,3H),7.11−6.99(m,3H),6.12(q,J=7.2Hz,1H),5.21(s,2H),2.44(s,3H),2.29(s,3H),1.99(d,J=7.2Hz,3H)。質量:496.9(M+)。
【0562】
実施例154
2−(1−(4−アミノ−3−(3−プロポキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を3−プロポキシフェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(65.4mg、64%)。融点:178−182℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.24(s,1H),8.22(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.69(m,1H),7.48−7.38(m,3H),7.31(m,1H),7.23(m,2H),7.04−6.93(m,4H),6.13(q,J=7.2Hz,1H),5.47(s,2H),4.00(t,J=6.6Hz,2H),2.02(d,J=7.1Hz,3H),1.86(m,2H),1.07(t,J=7.4Hz,3H)。質量:535.8(M+)。
【0563】
実施例155
2−(1−(4−アミノ−3−(フラン−2−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を−フラン−2−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(24.6mg、28%)。融点:234−236℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.22(s,1H),8.19(dd,J=8.3,1.7Hz,1H),7.68(m,1H),7.59(d,J=1.5Hz,1H),7.49(t,J=6.8Hz,1H),7.40(t,J=7.4Hz,1H),7.31(m,1H),6.99−6.96(m,4H),6.61(q,J=1.7Hz,1H),6.07(q,J=7.2Hz,1H),1.99(d,J=7.2Hz,3H)。質量:467.9(M+)。
【0564】
実施例156
2−(1−(4−アミノ−3−(4−エトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を4−エトキシフェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(53.4mg、54%)。融点:229−232℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.22(s,1H),8.22(d,J=7.8Hz,1H),7.68(m,1H),7.59(d,J=8.7Hz,2H),7.49(d,J=8.4Hz,1H),7.40(m,2H),7.06(m,5H),6.11(q,J=7.2Hz,1H),5.62(s,2H),4.11(q,J=7.2Hz,2H),2.02(d,J=7.2Hz,3H),1.48(t,J=7.2Hz,3H)。質量:521.9(M+)。
【0565】
実施例157
2−(1−(4−アミノ−3−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸(またはボロン酸ピナコールエステル)を3−クロロ−4−メトキシフェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(30mg、29%)。融点:246−249℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.24(s,1H),8.22(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),7.72−7.65(m,2H),7.55(dd,J=8.4,2.1Hz,1H),7.49(d,J=8.3Hz,1H),7.42(dt,J=8.0,0.9Hz,1H),7.32(m,1H),7.09(d,J=8.5Hz,1H),7.04(m,2H),6.93(d,J=8.1Hz,1H),6.12(q,J=7.3Hz,1H),5.38(s,2H),3.98(s,3H),2.01(d,J=7.1Hz,3H)。質量:541.8(M+)。
【0566】
実施例158
2−(1−(4−アミノ−3−(3−フルオロ−4−イソプロポキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を3−フルオロ−4−イソプロポキシフェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(23mg、22%)。融点:218−221℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.24(s,1H),8.22(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),7.70(m,1H),7.49(d,J=8.2Hz,1H),7.44−7.30(m,4H),7.14(d,J=8.4Hz,1H),7.03−6.91(m,3H),6.12(q,J=7.0Hz,1H),5.43(s,2H),4.66(クインテット,J=6.2Hz,1H),2.00(d,J=7.1Hz,3H),1.42(d,J=6.1Hz,6H)。質量:553.8(M+)。
【0567】
実施例159
2−(1−(4−アミノ−3−(6−フルオロピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を6−フルオロピリジン−3−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(56.6mg、60%)。融点:203−206℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.57(d,J=1.9Hz,1H),8.28(s,1H),8.22(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),8.16(dt,J=7.9,2.4Hz,1H),7.70(m,1H),7.47(d,J=8.3Hz,1H),7.43(t,J=7.9Hz,1H),7.34(m,1H),7.15(dd,J=8.4,2.8Hz,1H),7.04(m,2H),6.93(d,J=7.8Hz,1H),6.13(q,J=7.1Hz,1H),5.38(s,2H),2.02(d,J=7.1Hz,3H)。質量:496.9(M+)。
【0568】
実施例160
2−(1−(4−アミノ−3−(ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸をピリミジン−5−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(34mg、37%)。融点:207−211℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ9.35(s,1H),9.11(s,2H),8.32(s,1H),8.22(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),7.69(m,1H),7.48(d,J=8.4Hz,1H),7.43(t,J=8.0Hz,1H),7.35(m,1H),7.06(m,2H),6.95(d,J=9.9Hz,1H),6.15(q,J=7.1Hz,1H),5.31(s,2H),2.03(d,J=7.1Hz,3H)。質量:479.9(M+)。
【0569】
実施例161
2−(1−(4−アミノ−3−(3−(メトキシメチル)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を3−(メトキシメチル)フェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(60.5mg、61%)。融点:167−170℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.27(m,2H),7.69−7.23(m,8H),7.04−6.94(m,3H),6.12(q,J=7.0Hz,1H),5.41(s,2H),3.48(s,3H),2.02(d,J=7.2Hz,3H)。質量:521.9(M+)。
【0570】
実施例162
2−(1−(4−アミノ−3−(6−ヒドロキシナフタレン−2−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を6−ヒドロキシナフタレン−2−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(32mg、31%)。融点:281−285℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.26(s,1H),8.22(dd,J=9.1,1.4Hz,1H),8.04(s,1H),7.81(d,J=8.5Hz,2H),7.27−7.65(m,2H),7.51(d,J=8.4Hz,1H),7.42(dt,J=8.0,0.9Hz,1H),7.32(m,1H),7.19(m,2H),7.05(d,J=7.5Hz,1H),6.16(q,J=7.1Hz,1H),5.46(s,2H),2.05(d,J=7.1Hz,3H)。質量:543.8(M
+)。
【0571】
実施例163
2−(1−(4−アミノ−3−(3−イソプロポキシフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を3−イソプロポキシフェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。オフホワイト色の固体(65mg、64%)。融点:153−157℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.24(s,1H),8.22(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),7.69(m,1H),7.48(d,J=8.2Hz,1H),7.44(m,2H),7.30(m,1H),7.21(m,2H),7.04−6.93(m,4H),6.11(q,J=7.1Hz,1H),5.46(s,2H),4.63(クインテット,J=6.1Hz,1H),2.02(d,J=7.1Hz,3H),1.37(d,J=6.1Hz,6H)。質量:535.9(M+)。
【0572】
実施例164
2−(1−(4−アミノ−3−(1−メチル−1H−ピラゾル−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸(またはボロン酸ピナコールエステル)を−1−メチル−1H−ピラゾル−4−イルボロン酸ピナコールエステル(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。黄色半固体(30mg、33%)。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.21(dd,J=8.0,1.4Hz,1H),8.18(s,1H),7.78(s,1H),7.73(s,1H),7.69(m,1H),7.48(dd,J=8.1Hz,1H),7.42(dt,J=7.1,1.8Hz,1H),7.32(m,1H),7.00−6.93(m,3H),6.06(q,J=7.1Hz,1H),5.54(d,J=1.3Hz,2H),4.00(s,3H),2.01(d,J=7.2Hz,3H)。質量:481.9(M+)。
【0573】
実施例165
6−フルオロ−3−(3−フルオロフェニル)−2−(1−(4−メトキシフェニルアミノ)エチル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(5ml)中の4−メトキシアニリン(0.201g、1.637ミリモル)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.158g、1.22ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体75(0.300g、0.818ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル:石油エーテルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.105g、収率31%)。融点:152−156。
1H−NMR(δppm,DMSO−D
6,400MHz):δ7.73−7.66(m,3H),7.58(q,J=7.7Hz,1H),7.35(m,1H),7.13(d,J=7.6Hz,2H),6.61(d,J=8.9Hz,2H),6.34(d,J=8.9Hz,2H),5.72(d,J=9.0Hz,1H),4.22(q,J=6.9Hz,1H),3.56(s,3H),1.55(d,J=6.8Hz,3H)。質量:408.27(M
++1)。
【0574】
実施例166
2−(1−(4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)中の6−クロロ−7−デアザプリン(0.100g、0.651ミリモル)の溶液に、炭酸セシウム(0.424g、1.302ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.452g、1.302ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(0.105g、収率38%)。融点:71−75℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.53(s,1H),8.21(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.71(m,1H),7.61(d,J=3.7Hz,1H),7.44−7.36(m,3H),7.17−7.06(m,3H),6.69(d,J=3.7Hz,1H),6.14(q,J=7.2Hz,1H),1.90(d,J=7.2Hz,3H)。質量:420.10(M+)。
【0575】
実施例167
2−(1−(4−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(3ml)中の4−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(0.100g、0.711ミリモル)の溶液に、炭酸セシウム(0.463g、1.422ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.495g、1.422ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡黄色固体として得た(0.080g、収率27%)。融点:173−176℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.29(d,J=5.0Hz,1H),8.20(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),8.11(s,1H),7.68(m,1H),7.47(d,J=8.5Hz,1H),7.41−7.32(m,2H),7.12(d,J=5.0Hz,1H),7.03−6.95(m,3H),6.20(q,J=7.2Hz,1H),2.02(d,J=7.2Hz,3H)。質量:419.96(M
++1)。
【0576】
実施例168
2−(1−(4−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(3ml)中の4−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(0.100g、0.745ミリモル)の溶液に、炭酸セシウム(0.485g、1.49ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.517g、1.49ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固体として得た(0.040g、収率13%)。融点:197−201℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.21(s,1H),8.19(d,J=1.4Hz,1H),7.96(s,1H),7.66(m,1H),7.50(d,J=8.4Hz,1H),7.41(t,J=7.2Hz,1H),7.327(m,1H),7.03(m,2H),6.90(m,1H),6.05(q,J=7.1Hz,1H),1.95(d,J=7.1Hz,3H)。質量:419.87(M
++1)。
【0577】
実施例169
2−(1−(4−クロロ−5H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−5−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)中の4−クロロ−5H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン(0.100g、0.653ミリモル)の溶液に、炭酸セシウム(0.425g、1.30ミリモル)を添加して、室温で10分間撹拌した。この混合物に、中間体36(0.455g、1.30ミリモル)を添加して、12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡黄色固体として得た(0.080g、収率29%)。融点:166−168℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,400MHz):δ8.66(s,1H),8.24(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),7.86(d,J=3.4Hz,1H),7.78(m,1H),7.56(d,J=8.4Hz,1H),7.48(t,J=7.7Hz,1H),7.30(m,2H),7.09(dt,J=8.5,2.0Hz,1H),6.80(d,J=3.4Hz,1H),6.74(m,1H),6.50(q,J=7.1Hz,1H),1.99(d,J=7.1Hz,3H)。質量:419.89(M
+)。
【0578】
実施例170
2−(1−(4−アミノ−3−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)、エタノール(2ml)および水(2ml)中の実施例57c(0.400g、0.758ミリモル)の溶液に、中間体115(0.309g、1.137ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.241g、2.27ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.043g、0.037ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.071g、収率17%)。融点:270−272℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.08(s,1H),8.04(d,J=6.8Hz,1H),7.84(m,2H),7.69(s,1H),7.69(d,J=10.8Hz,1H),7.53(t,J=7.5Hz,1H),7.33(d,J=8.3Hz,2H),7.03−6.95(m,3H),6.06(q,J=7.1Hz,1H),3.99(s,3H),2.48(s,3H),1.92(d,J=7.0Hz,3H)。質量:546.24(M
++1)。
【0579】
実施例171
2−(1−(4−アミノ−3−(2,3−ジメチル−2H−インダゾル−6−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
DMF(4ml)、エタノール(2ml)および水(2ml)中の実施例57c(0.400g、0.758ミリモル)の溶液に、中間体116(0.309g、1.137ミリモル)および炭酸ナトリウム(0.241g、2.27ミリモル)を添加して、系を30分間脱気した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.043g、0.037ミリモル)を窒素雰囲気下で添加して、80℃まで加熱した。12時間後に、反応混合物をセライトでろ過して濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧濃縮した。粗生成物をメタノール:ジクロロメタンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た(0.100g、収率24%)。融点:269−274℃。
1H−NMR(δppm,DMSO−d
6,400MHz):δ8.08(s,1H),8.04(d,J=8.0,1.5Hz,1H),7.86(m,2H),7.68(d,J=4.2Hz,2H),7.53(t,J=8.8Hz,1H),7.35(m,1H),7.24(m,1H),7.07−6.84(m,3H),6.06(q,J=6.9Hz,1H),4.07(s,3H),2.64(s,3H),1.92(d,J=7.1Hz,3H)。質量:546.03(M
++1)。
【0580】
実施例172
2−(1−(4−アミノ−3−(6−メトキシナフタレン−2−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を6−メトキシナフタレン−2−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(44.2mg、42%)。融点:285−287℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.26(s,1H),8.22(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),8.06(s,1H),7.91(d,J=8.5Hz,1H),7.84(d,J=7.9Hz,1H),7.76(dd,J=8.4,1.7Hz,1H),7.69(m,1H),7.50(d,J=8.2Hz,1H),7.42(dt,J=8.0,0.9Hz,1H),7.31(m,1H),7.42(m,2H),7.06−6.95(m,3H),6.16(q,J=7.1Hz,1H),5.44(s,2H),3.96(s,3H),2.05(d,J=7.1Hz,3H)。質量:558.3(M
++1)。
【0581】
実施例173
2−(1−(4−アミノ−3−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸をベンゾ[b]チオフェン−3−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(22.4mg、22%)。融点:226−229℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.28(s,1H),8.23(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),8.01(d,J=7.6Hz,1H),7.99(d,J=9.1Hz,1H),7.74(s,1H),7.70(m,1H),7.48−7.37(m,6H),7.11−6.99(m,2H),6.19(q,J=7.1Hz,1H),5.35(s,2H),2.05(d,J=7.1Hz,3H)。質量:534.3(M
++1)。
【0582】
実施例174
2−(1−(4−アミノ−3−(2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を2,4−ジメトキシピリミジン−5−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(28.2mg、26%)。融点:286−290℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.25(s,1H),8.22(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),8.05(m,1H),7.87(d,J=8.5Hz,1H),7.83(d,J=8.9Hz,1H),7.75−7.65(m,2H),7.50(d,J=8.2Hz,1H),7.42(dt,J=8.1,1.0Hz,1H),7.35(m,1H),7.24(m,1H),7.05−6.75(m,4H),6.14(q,J=7.2Hz,1H),5.46(s,2H),4.21(q,J=6.9Hz,2H),2.04(d,J=7.1Hz,3H),1.52(t,J=6.9Hz,3H)。質量:572.3(M
++1)。
【0583】
実施例175
2−(1−(4−アミノ−3−(6−エトキシナフタレン−2−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を6−エトキシナフタレン−2−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(28.2mg、26%)。融点:286−290℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.25(s,1H),8.22(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),8.05(s,1H),7.87(d,J=8.5Hz,1H),7.83(d,J=8.9Hz,1H),7.75−7.65(m,2H),7.50(d,J=8.2Hz,1H),7.42(dt,J=8.1,1.0Hz,1H),7.35(m,1H),7.24(m,1H),7.05−6.75(m,4H),6.14(q,J=7.2Hz,1H),5.46(s,2H),4.21(q,J=6.9Hz,2H),2.04(d,J=7.1Hz,3H),1.52(t,J=6.9Hz,3H)。質量:572.3(M
++1)。
【0584】
実施例176
3−(4−アミノ−1−(1−(3−(3−フルオロフェニル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)−N−シクロプロピルベンゾアミド
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を3−(シクロプロピルカルバモイル)フェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。赤褐色固体(47mg、44%)。融点:127−132℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.26(s,1H),8.21(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),8.05(s,1H),7.84(d,J=7.9Hz,1H),7.69−7.47(m,4H),7.42(t,J=7.1Hz,1H),7.32(m,1H),7.03−6.93(m,3H),6.32(s,1H),6.13(q,J=7.1Hz,1H),5.37(s,2H),2.95(m,1H),2.02(d,J=7.1Hz,3H),0.89(m,2H),0.66(m,2H)。質量:561.3(M
++1)。
【0585】
実施例177
2−(1−(4−アミノ−3−(3−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を3−(モルホリン−4−カルボニル)フェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(30mg、26%)。融点:104−106℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.25(s,1H),8.22(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.77−7.32(m,9H),7.01(m,2H),6.12(q,J=7.2Hz,1H),5.44(s,2H),3.78−3.55(m,8H),2.01(d,J=7.1Hz,3H)。質量:591.3(M
++1)。
【0586】
実施例178
2−(1−(4−アミノ−3−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−1−イル)エチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4H−クロメン−4−オン
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を3−(ジフルオロメトキシ)フェニルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。褐色固体(56mg、54%)。融点:176−179℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ8.26(s,1H),8.22(dd,J=8.0,1.4Hz,1H),7.70(m,1H),7.55−7.32(m,7H),7.05−6.93(m,3H),6.12(q,J=7.2Hz,1H),5.42(s,2H),2.02(d,J=7.1Hz,3H)。質量:544.3(M
++1)。
【0587】
実施例179
5−(4−アミノ−1−(1−(3−(3−フルオロフェニル)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)フラン−2−カルボアルデヒド
実施例130に関して先に示された手順に従い、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸を5−ホルミルフラン−2−イルボロン酸(0.209ミリモル)に置き換えて、該化合物を調製した。黄色固体(25mg、27%)。融点:215−217℃。
1H−NMR(δppm,CDCl
3,300MHz):δ9.65(s,1H),8.24(s,1H),8.21(dd,J=7.8Hz,1H),7.69(m,1H),7.45(m,3H),7.32(m,1H),7.17(d,J=3.7Hz,1H),7.04(m,3H),6.10(q,J=7.2Hz,1H),1.99(d,J=7.1Hz,3H)。質量:496.3(M
++1)。
【0588】
生物学的アッセイ
本発明の化合物の薬理学的性質を、複数の薬理学的アッセイにより確認することができる。本発明の化合物および/またはその薬学的に許容しうる塩を用いて実施しうる薬理学的アッセイを、以下に例示する。
【0589】
アッセイ1:PI3キナーゼ酵素活性の蛍光測定
【0590】
ホスホイノシチド3キナーゼ(PI3K)は、複数の重要な細胞内プロセスの調節に重要な役割を果たす脂質キナーゼの一分類に属する。PI3Kは、ホスホイノシトールの3−ヒドロキシ位をリン酸化することにより、下流のシグナル伝達事象に関与するセカンドメッセンジャーを生成することができる。ホモジニアス時間分解蛍光(HTRF)アッセイにより、α、β、γまたはδなどのPI3Kアイソフォームによるホスファチジルイノシトール4,5−ビホスファート(PIP2)のリン酸化の結果、形成される3,4,5−トリホスファート(PIP3)を検出することができる。
【0591】
α、β、γまたはδのPI3Kアイソフォーム活性は、PI3KヒトHTRF(商標)アッセイキット(Millipore、マサチューセッツ州ビレリカ)を使用し、改良を加えて測定した。インキュベーションは全て、室温で実施した。簡潔に述べると、40×阻害剤(100%DMSO中)または100%DMSO 0.5μlを、1×反応緩衝液/PIP2(10mM MgCl
2、5mM DDT、1.38μM PIP2)混合物を含み、酵素を含む、または含まない384ウェル黒色プレート(Greiner Bio−One、ノースカロライナ州モンロー)の各ウェルに添加して、10分間インキュベートした。最初のインキュベーションの後、400μM ATP 5μl/ウェルを添加して、更に30分間インキュベートした。停止溶液(Millipore、マサチューセッツ州ビレリカ)5μl/ウェルを加えることにより、反応を停止させた。その後、検出混合物(Millipore、マサチューセッツ州ビレリカ)5μlを各ウェルに添加して、暗所で6〜18時間インキュベートした。HRTF比を、マイクロプレートリーダ(BMG Labtech、ドイツ)で、励起波長337nm、発光波長665および620nm、ならびに積分時間400μ秒で計測した。IC
50測定に関してはGraphpad Prism(Graphpad Software;カリフォルニア州サンディエゴ)を用いて、データを解析した。ブランクおよび酵素対照に対する値に基づいて、阻害率(%)を計算した。結果を以下の表2および3に示す。
【0592】
アッセイ2:アイソフォーム特異性細胞アッセイにおけるPI3Kδへの選択性
【0593】
PI3Kδに対する被験化合物の特異性を、以下に概要する通りアイソフォーム特異性細胞アッセイを利用して確認することができる。
PI3Kα:NIH−3T3細胞を6ウェル組織培養プレートに0.5×10
6細胞/ウェルの濃度で播種し、一晩インキュベートした。翌日に完全培地を無血清培地と交換し、所望の濃度の化合物を添加する。15分後に、20ng/ml PDGFを添加して、更に10分間インキュベートした。その後、細胞を溶解して、AKTリン酸化をウェスタンブロット法により測定した。pAKTバンドの強度をアクチンに基づいて正規化し、Graphpad Prism(Graphpad Software;カリフォルニア州サンディエゴ)を用いてデータを解析し、それに従って、対照と比較した被験化合物による阻害率(%)を計算した。
PI3Kβ:NIH−3T3細胞を6ウェル組織培養プレートに0.5×10
6細胞/ウェルの濃度で播種し、一晩インキュベートした。翌日に完全培地を無血清培地と交換し、所望の濃度の化合物を添加した。15分後に、5μM LPAを添加して、更に5分間インキュベートした。細胞を溶解して、AKTリン酸化をウェスタンブロット法により測定した。pAKTバンドの強度をアクチンに基づいて正規化し、Graphpad Prism(Graphpad Software;カリフォルニア州サンディエゴ)を用いてデータを解析し、それに従って、対照と比較した被験化合物による阻害率(%)を計算した。
PI3Kγ:RAW細胞を6ウェル組織培養プレートに1×10
6細胞/ウェルの濃度で播種し、一晩インキュベートした。翌日に完全培地を無血清培地と交換し、所望の濃度の化合物を添加した。15分後に、50ng/ml c5aを添加して、更に10分間インキュベートした。細胞を溶解して、AKTリン酸化をウェスタンブロット法により測定した。pAKTバンドの強度をアクチンに基づいて正規化し、Graphpad Prism(Graphpad Software;カリフォルニア州サンディエゴ)を用いてデータを解析し、それに従って、対照と比較した被験化合物による阻害率(%)を計算した。
PI3Kδ:PI3Kδに対する化合物の特異性を、IgM誘導性B細胞増殖アッセイにおいて測定した。簡潔に述べると、T細胞をヒツジRBCを用いてヒト全血からロセットし(rosetted)、B細胞をFicoll−Hypaqueグラジエントで分離した。精製したB細胞を96ウェル組織培養プレートに0.1×10
6細胞/ウェルの濃度で播種して、所望の濃度の被験化合物と共に30分間インキュベートした。細胞を5μg/ml精製ヤギ抗ヒトIgMで刺激した。被験化合物の添加後0時間目(被験化合物を添加する前)および48時間目の3−[4,5−ジメチルチアゾル−2−イル]−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド(MTT)色素還元試験を使用して、成長を評価した。吸光度をFluostar Optima(BMG Labtech、ドイツ)で、450nmの波長で読み取った。Graphpad Prism(Graphpad Software;カリフォルニア州サンディエゴ)を用いてデータを解析し、それに従って、対照と比較した被験化合物による阻害率(%)を計算した。
【0594】
本発明の化合物は、1μMで試験した時に、PI3Kαアイソフォームのいかなる阻害も示さなかった。
【表2-1】
【表2-2】
【表3-1】
【表3-2】
【表4-1】
【表4-2】
【表4-3】
【0595】
アッセイ3:白血病細胞株におけるインビトロ細胞増殖アッセイ
10%FBS補足培地を用いて、成長阻害アッセイを実施した。細胞を96ウェルプレートに5000〜20,000細胞/ウェルの濃度で播種した。24時間後に、0.01〜10000μMの濃度範囲の被験化合物を添加した。被験化合物の添加後0時間目(被験化合物を添加する前)および48時間目の3−[4,5−ジメチルチアゾル−2−イル]−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド(MTT)色素還元試験を使用して、成長を評価した。吸光度をFluostar Optima(BMG Labtech、ドイツ)で、450nmの波長で読み取った。Graphpad Prismを用いてデータを解析し、それに従って、対照と比較した被験化合物による阻害率(%)を計算した。例示的な本発明の化合物を、THP−1;DLBCL;HL−60;MDA−MB−468;RPMI8226およびTOLEDO細胞株中で1μMで試験した場合に、20〜80%の阻害率を示した。
【0596】
アッセイ4:白血病細胞株における細胞毒性の測定
製造メーカの使用説明書に若干の改良を加えて用いながら、乳酸デヒドロゲナーゼアッセイキット(Cayman Chemicals、ミシガン州)を使用して、被験化合物の細胞毒性を測定した。簡潔に述べると、完全RPMI−1640培地中の20,000細胞/ウェルを96ウェル組織培養プレートに播種して、37℃および5%CO
2で一晩インキュベートした。阻害剤を所望の濃度で三重測定としてウェルに添加した。ドキソルビシンおよび/または1%トリトン−Xを陽性対照として用いた。48時間後に培地を除去して、比色アッセイにおいて乳酸デヒドロゲナーゼをアッセイした。490nmのマイクロプレートリーダー(BMG Labtech、ドイツ)で光学密度を測定した。Graphpad Prism(Graphpad Software;カリフォルニア州サンディエゴ)を用いてデータを解析した。
結果:例示的な本発明の化合物は、10μMで試験した場合に、非毒性であることが見出された。
【0597】
アッセイ5:ヒト全血からの好塩基球におけるPI3Kδシグナル伝達の阻害
抗FcεR1誘発性CD63発現の変化により現れる好塩基球におけるPI3Kδシグナル伝達は、Flow2CAST(登録商標)キット(Buhlmann Laboratories、スイス)を用いて測定される有用な薬力学的マーカーである。簡潔に述べると、それは以下のステップを含む:
・静脈穿刺管を数回反転させることにより、抗凝固血試料を混合する。
・フローサイトメトリー測定に適した新しいパイロジェンフリーの3.5mlポリプロピレンまたはポリスチレン管を準備する。
・患者の全血49μlを各試験管に添加する。
・10%DMSO(バックグランド)または化合物(10%DMSO)1μlを割り当てられた試験管に添加して、緩やかに混合する。室温で15分間インキュベートする。
・刺激緩衝液(バックグランド)または抗FcεRI抗体50μlを各試験官にピペット注入する。
・刺激緩衝液100μlを各試験管に添加する。
・緩やかに混合する。染色試薬(FITC−CD63とPE−CCR3との1:1混合物)20μlを各試験管に添加する。
・緩やかに混合し、試験管を覆って、37℃の水浴で15分間インキュベートする(インキュベータを用いると熱伝導の効率が低いためインキュベーション時間が約10分間長くかかるであろう)。
・予め加温した(18〜28℃)溶解試薬2mlを各試験管に添加して、緩やかに混合する。
・18〜28℃で5〜10分間インキュベートする。
・試験管を500×gで5分間遠心分離する。
・吸い取り紙を用いることにより、上清をデカンテーションする。
・細胞ペレットを洗浄緩衝液300〜800μMで再懸濁させる。
・緩やかにボルテックス処理して、同日内にフローサイトメトリーでデータを取得する。
・ゲートをかけた(gated)好塩基球集団内のCD63陽性細胞の率(%)を、異なる処置群内で測定して、ビヒクル対照に対して正規化する。
【0598】
アッセイ6:白血病細胞株におけるアポトーシスの阻害
白血病細胞のアポトーシスを、以下に概要される通り、インサイチュCaspase3キット(Millipore、米国)を用いて測定した。
・6ウェルプレートに白血病細胞を1×10
6細胞/ウェルの密度で播種する。
・所望の濃度の被験化合物/DMSOを添加する。
・プレートを5%CO
2インキュベータで37℃で24時間インキュベートする。
・細胞を2ml遠沈管に採取する。
・新たに調製された5×FLICA試薬1.6μlを添加して、試験管を指先で軽くはじくことにより細胞を混合する。
・試験管を5%CO
2の下、37℃で1時間インキュベートする。
・1×洗浄緩衝液2mlを各試験管に添加して、混合する。
・細胞を400×g未満で、室温で5分間遠心分離する。
・上清を注意深く除去して廃棄し、細胞ペレットを緩やかにボルテックス処理して、任意の細胞凝集を破壊する。
・細胞ペレットを1×洗浄緩衝液300μlで再懸濁させる。
・各細胞上清100μlを黒色マイクロタイタープレートの2つのウェルそれぞれに入れる。気泡が生成しないようにする。
・励起波長490nmおよび発光波長520nmを使用して、各マイクロウェルの吸光度を読み取る。
・対照ブランクと比較した蛍光の上昇により現れるカスパーゼ3活性の上昇率(%)を計算する。
【0599】
本明細書の発明を特定の実施形態に関連づけて記載したが、これらの実施形態が本発明の原理および適用例を例示するに過ぎないことを理解しなければならない。それゆえ、先に記載された本発明の精神および範囲を逸脱することなく、多数の改良をその例示的実施形態に施しうること、および他の改良を案出しうることを、理解しなければならない。添付の特許請求の範囲が本発明の範囲を定義しており、これらの特許請求の範囲およびその均等物内の方法および構造がそれに含まれるものとする。
【0600】
本願で引用される全ての発行物ならびに特許および/または特許出願は、個々の発行物または特許出願それぞれが具体的かつ個別に参照により本明細書に組入れられることを示すのと同じ程度に、参照により本明細書に組入れられる。