【文献】
Ericsson,D2D discovery resource allocation,3GPP TSG-RAN WG2 #85bis R2-141258,3GPP,2014年 3月22日,第1−4頁,URL,://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_85bis/Docs/R2-141258.zip
【文献】
Intel Corporation,Link-level Analysis of LTE-based D2D Discovery Design,3GPP TSG RAN WG1 Meeting #74 R1-132943,3GPP,2013年 8月10日,第1−2頁,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_74/Docs/R1-132943.zip
【文献】
SA2,LS reply on discovery message size,3GPP TSG-SA2 Meeting #101 S2-140568,3GPP,2014年 1月24日,第1−2頁,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_101_Taipei/Docs/S2-140568.zip
【文献】
Research In Motion, UK Limited,PDCCH Enhancement in Carrier Aggregation,R1-113962,2011年11月 8日,第1−3頁,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_67/Docs/R1-113962.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記回路は、PUSCH(physical uplink shared channel)を介して前記eNodeBへ前記D2D発見要求を送信するよう更に構成される、請求項1に記載のUE。
ユーザ機器(UE)と装置対装置(D2D)直接発見リンクを確立するために、eNodeBへD2D発見要求を送信するステップであって、前記D2D発見要求は、公衆安全(PS)サービス又は非PSサービスのうちの少なくとも1つを有するD2Dサービスタイプに関連付けられる、ステップと、
前記D2D直接発見リンクに関連するリソース割り当て情報を前記eNodeBから受信するステップであって、前記リソース割り当て情報は、UE固有又はUE共通情報を有する、ステップと、
D2D発見メッセージを生成するステップであって、前記D2D発見メッセージは、データペイロードを有する少なくとも1つのデータフレームを含み、前記データペイロードのサイズは前記D2Dサービスタイプに基づき決定され、前記生成するステップは、
前記データペイロードサイズを示すよう構成される前記D2D発見メッセージの前記少なくとも1つのデータフレームに関連するデータを構成するステップと、
前記データペイロードについて、前記D2Dサービスタイプに関連する巡回冗長検査(CRC)コードを選択するステップ、又は、前記D2Dサービスタイプに関連するデータマスク値により、前記データペイロードの前記CRCコードをマスクするステップ、
を有する、ステップと、
前記リソース割り当て情報により前記UEに割り当てられたリソースを用いて前記D2D直接発見リンクを介し前記UEへ前記D2D発見メッセージを送信するステップと、
を有する方法。
【発明を実施するための形態】
【0005】
以下の説明及び図面は、当業者が実施するのに十分に特定の実施形態を説明する。他の実施形態は、構造的、論理的、電子的、処理及び他の変化を組み込むことができる。幾つかの実施形態の部分及び特徴は、他の実施形態の部分及び特徴に含まれ又はそれらを置き換えることができる。請求の範囲に記載された実施形態は、該請求の範囲の全ての可能な等価物を含む。
【0006】
幾つかの実施形態では、本願明細書に記載されるモバイル装置又は他の装置は、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線通信能力を備えるラップトップ若しくはポータブルコンピュータ、ウェブタブレット、無線電話機、スマートフォン、無線ヘッドセット、ページャ、インスタントメッセージング装置、デジタルカメラ、アクセスポイント、テレビジョン、医療機器(例えば、心拍モニタ、血圧モニタ、等)、又は無線で情報を受信し及び/又は送信できる他の装置のようなポータブル無線通信装置の部分であり得る。幾つかの実施形態では、モバイル装置又は他の装置は、3GPP標準に従って動作するよう構成されるユーザ機器(UE)又はeNodeB(Evolved Node−B)であり得る。幾つかの実施形態では、モバイル装置又は他の装置は、IEEE802.11又は他のIEEE及び3GPP標準を含む他のプロトコル又は標準に従い動作するよう構成され得る。幾つかの実施形態では、モバイル装置又は他の装置は、キーボード、ディスプレイ、不揮発性メモリポート、複数のアンテナ、グラフィックプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、スピーカ、及び他のモバイル装置要素のうちの1又は複数を有し得る。ディスプレイは、タッチスクリーンを含むLCDであり得る。
【0007】
図1は、幾つかの実施形態に従う、ネットワークの様々なコンポーネントを有する無線ネットワークのアーキテクチャを示す。システム100は、ユーザ機器(UE)102及びUE104を有するよう示される。UE102及び104は、スマートフォン(つまり、1又は複数のセルラネットワークに接続可能なハンドヘルド・タッチスクリーン・モバイルコンピューティング装置)として示されるが、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ページャ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、等も含み得る。
【0008】
UE102及び104は、それぞれ接続120及び122を介して無線アクセスネットワーク(radio access network:RAN)106にアクセスするよう構成される。接続120及び122の各々は、物理通信インタフェース又はレイヤを有する。本実施形態では、接続120及び122は、通信結合を有効にする無線インタフェースとして示され、GSM(Global System for Mobile Communications)プロトコル、CDMA(code−division multiple access)ネットワークプロトコル、PTT(Push−to−Talk)プロトコル、POC(PTT over Cellular)プロトコル、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)プロトコル、3GPP LTE(Long Term Evolution)プロトコル、等のようなセルラ通信プロトコルと整合し得る。
【0009】
RAN106は、接続120及び122を有効にする1又は複数のアクセスポイントを含み得る。これらのアクセスポイント(以下に更に詳述する)は、アクセスノード、基地局(BS)、NodeB、eNodeB(enhanced NodeB)、等として参照され、地上局(つまり、地上波アクセスポイント)又は衛星アクセスポイントを有し得る。RAN106は、コアネットワーク110に通信可能に結合されるよう示される。コアネットワーク110は、UE102と104との間の回線交換呼をブリッジすることに加えて、インターネット112とのパケット交換データの交換を有効にするために使用され得る。幾つかの実施形態では、RAN106は、E−UTRAN(UMTS(Evolved Universal Mobile Telecommunications System) Terrestrial RAN)を有し、コアネットワーク110は、EPC(Evolved Packet Core)ネットワークを有し得る。
【0010】
UE104は、接続124を介してアクセスポイント(AP)108にアクセスするよう構成されるよう示される。接続124は、IEEE802.11に従う接続のようなローカル無線接続を有し得る。ここで、AP108は、WiFi(wireless fidelity)(登録商標)ルータを有し得る。本例では、AP108は、コアネットワーク110に接続することなく、インターネット112に接続されるよう示される。
【0011】
インターネット112は、アプリケーションサーバ116に通信可能に結合されるよう示される。アプリケーションサーバ116は、複数の構造的に分離したサーバとして実装され、又は単一のサーバに含まれ得る。アプリケーションサーバ116は、インターネット112及びコアネットワーク110の両方に接続されるとして示される。他の実施形態では、コアネットワーク110は、インターネット112を介してアプリケーションサーバ116に接続する。アプリケーションサーバ116は、コアネットワーク110及び/又はインターネット112を介してアプリケーションサーバ116に接続できるUEのために、1又は複数の通信サービス(例えば、VoIP(Voice−over−Internet Protocol)セッション、PTT(Push−to−Talk)セッション、グループ通信セッション、ソーシャルネットワーキングサービス、等)をサポートするよう構成され得る。
【0012】
コアネットワーク110は、IMS(IP(Internet Protocol) Multimedia Subsystem)114に通信可能に結合されるよう更に示される。IMS114は、伝統的な電話、ファックス、電子メール、インターネットアクセス、VoIP(Voice over IP)、IM(instant messaging)、ビデオ会議セッション、及びVoD(video on demand)、等のようなパケット通信のためのIPの使用を可能にできる通信キャリアの統合ネットワークを有する。
【0013】
図2は、幾つかの実施形態に従う、LTEネットワークのコンポーネントのアーキテクチャを示す。本実施形態では、RAN106は、E−UTRANを有し、UE102及び104と通信するためにeNodeB202及び204(基地局として動作できる)を含むよう示される。eNodeB202及び204は、マクロeNodeB、低電力(LP)eNodeB、等のうちの任意のものであり得る。
【0014】
セルラネットワークで、低電力セルは、屋外信号が良好に到達しない屋内領域へカバレッジを拡張するために、又は鉄道の駅のような非常に濃密な電話使用を有する領域にネットワーク容量を追加するために、使用できる。ここで使用されるとき、用語「低電力(LP)eNodeB」は、フェムトセル、ピコセル、又はマイクロセルのような狭いセル(つまり、マクロセルよりも狭い)を実装する任意の適切な比較的低い電力のeNodeBを表す。フェムトセルeNodeBは、標準的に、モバイルネットワークオペレータにより、その敷地又は企業顧客に、設けられる。フェムトセルは、標準的に、家庭用ゲートウェイ又は小さな大きさであり、通常、ユーザのブロードバンド回線に接続する。一旦接続されると、フェムトセルは、モバイルオペレータのモバイルネットワークに接続し、家庭用フェムトセルのために、標準的に30〜50メートルの範囲の追加カバレッジを提供する。したがって、LP eNodeBは、PGW(PDN(Packet Data Network) Gateway)を通じて結合されるので、フェムトセルeNodeBであり得る。同様に、ピコセルは、建物内(例えば、オフィス、ショッピングモール、鉄道の駅、等)又はより最近では航空機内のような標準的に小さな領域をカバーする無線通信システムである。ピコセルeNodeBは、通常、自身の基地局制御(BSC)機能を通じてマクロeNodeBのように、X2リンクを通じて別のeNodeBに接続できる。したがって、LP eNodeBは、X2インタフェースを介してマクロeNodeBに結合されるので、ピコセルeNodeBを実装され得る。ピコセルeNodeB又は他のLP eNodeBは、マクロeNodeBの一部又は全部の機能を組み込むことができる。幾つかの例では、これは、アクセスポイント基地局又はエンタープライズフェムトセルとして参照され得る。
【0015】
eNodeB202及び204は、無線インタフェースプロトコルを終端でき、UE102及び104の最初の連絡先であり得る。幾つかの実施形態では、eNodeB202及び204のうちの任意のものは、無線ベアラ管理、動的無線リソース管理、及びアップリンク通信210及びダウンリンク通信212のためのデータパケットスケジューリング、並びにモビリティ管理のような無線ネットワーク制御(RNC)機能を含むがこれに限定されないRAN106の種々の論理機能を満たすことができる。EPS/LTEネットワークの中のeNodeBは、EPCネットワーク(図示しない)と通信するために別個の制御部(つまり、RNC)を利用しない。他の実施形態では、他の仕様プロトコルを用いて、RANは、BSとコアネットワークとの間の通信を可能にするためにRNCを含み得る。
【0016】
実施形態に従って、UE102及び104は、OFDM(Orthogonal Frequency−Division Multiplexing)通信信号をeNodeB202及び204のうちの任意のものと、ダウンリンク通信212ではOFDMA(Orthogonal Frequency−Division Multiple Access)に従うマルチキャリア通信チャネルを介して、及びアップリンク通信210ではSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)通信技術を介して、通信するよう構成され得る。OFDM信号は、複数の直交サブキャリアを有し得る。
【0017】
幾つかの実施形態に従い、UE102及び104は、eNodeB202及び204のうちの任意のものからの1又は複数の信号の受信に基づき、同期基準時間を決定するよう構成され得る。UEは、OFDMA、SC−FDMA、又は他の複数のアクセス方式を用いて、他のUEとの装置対装置(D2D)通信をサポートするよう更に構成され得る。
【0018】
幾つかの実施形態では、ダウンリンクリソースグリッドは、eNodeB202及び204のうちの任意のものからUE102及び104へのダウンリンク通信212での送信のために使用され得る。一方、UE102及び104からeNodeB202及び204のうちの任意のものへのアップリンク通信210のための送信は、同様の技術を利用できる。グリッドは、リソースグリッド又は時間周波数リソースグリッドと呼ばれる、各々のスロットの中のダウンリンクの物理リソースである時間周波数グリッドであり得る。このような時間周波数プレーン表現は、OFDMシステムの慣習であり、無線リソース割り当てのために直感的に理解できる。リソースグリッドの各列及び各行は、1つのOFDMシンボル及び1つのOFDMサブキャリアにそれぞれ対応する。時間ドメインのリソースグリッドの期間は、無線フレームの中の1つのスロットに対応する。リソースグリッドの中の最小時間周波数ユニットは、リソースエレメントとして示される。各々のリソースグリッドは、多数のリソースブロックを有し、特定の物理チャネルのリソースエレメントへのマッピングを表す。各リソースブロックは、リソースエレメントの集合を有する。周波数ドメインでは、これは、現在割り当て可能なリソースの最小量を表す。このようなリソースブロックを用いて伝達される幾つかの異なる物理ダウンリンクチャネルが存在する。
【0019】
PDSCH(physical downlink shared channel)は、UE102及び104へのユーザデータ及び上位レイヤシグナリングを伝達する。PDCCH(physical downlink control channel)は、特に、PDSCHチャネルに関連するトランスポートフォーマット及びリソース割り当てに関する情報を伝達する。これは、UE102及び104に、アップリンク共有チャネルに関連する、トランスポートフォーマット、リソース割り当て、及びH−ARQ情報についても知らせる。標準的に、ダウンリンクスケジューリング(セルの中のUE102に制御及び共有チャネルリソースブロックを割り当てる)は、UE102及び104からeNodeB202及び204のうちの任意のものにフィードバックされるチャネル品質情報に基づき実行される。次に、ダウンリンクリソース割り当て情報は、UEのために使用される(つまりそれに割り当てられた)制御チャネル(つまり、PDCCH)で、該UEへ送信される。
【0020】
PDCCHは、制御情報を伝達するために、制御チャネルエレメント(control channel element:CCE)を使用する。リソースエレメントにマッピングされる前に、PDCCH複素数値シンボルは、先ず、4連符(quadruplets)に編成される。これは、次に、レートマッチングのためにサブブロックインターリーバを用いて順序を変えられる。各々のPDCCHは、これらCCEのうちの1又は複数を用いて送信される。ここで、各々のCCEは、リソースエレメントグループ(resource element group:PvEG)として知られる4個の物理リソースエレメントの9個のセットに対応する。4個のQPSK(quadrature phase shift keying)シンボルは、各々のREGにマッピングされる。PDCCHは、DCIのサイズ及びチャネル状態に依存して、1又は複数のCCEを用いて送信され得る。異なる数のCCEを有する、LTEにおいて定められた4個以上の異なるPDCCHフォーマットが存在し得る(例えば、アグリゲーションレベル、L=1、2、4又は8)。
【0021】
D2D通信リンク214は、UE102及び104に、RAN106を用いて互いに直接通信させる。装置発見信号リソース割り当て及び上位レイヤシグナリング手順は、D2D通信を効率的な方法で可能にするために、最初に、eNodeB202及び204のうちの任意のものから、UE102及び104へ通信され得る。D2Dサービスは、代替で、本願明細書において、近接性に基づくサービス(proximity−based service:ProSe)として参照され得る。これらの特徴は、公衆安全(PS)及び非PS(例えば、商用)サービスのために展開されている。D2D通信は、(少なくとも一部の)セルラインフラを使用しないでモバイルコンピューティング装置に互いに通信可能にするので、PSサービスでは、D2D通信は、E−UTRANカバレッジが利用可能ではない緊急状況で使用され得る。非PSサービスは、ネットワークオフローディングを可能にする。例えば、所与の近傍にいるユーザが、ビデオ共有のような有意な帯域幅を消費するサービスを利用しているとき、D2Dサービスは、E−UTRANリソースのユーザを排除する。D2D通信は、近接性に基づく装置発見、装置間通信、又は両者の通信の組合せ(つまり、近接性に基づく装置発見に続くその後のD2D通信)を備えることができる。
【0022】
以下に記載する例は、LTE信号により接続を確立するUE102及び104を対象とする。幾つかの実施形態では、UE102及び104は、他の通信フォーマット(例えば、Bluetooth(登録商標)、近距離通信(near field communication:NFC)、等)により接続を確立することが可能である。
【0023】
D2Dの可能なUE102及び104は、近隣のD2Dの可能な装置を検出するための発見を実行でき、装置発見動作を実行するためにeNodeB202及び204のうちの任意のものからリソースを割り当てられる。以下に更に詳述するように、これらの割り当てられたリソースは、発見信号を送信するためのリソース(例えば、リソースブロック(resource block:RB)又は物理リソースブロック(physical resource block:PRB))を有する発見領域又は発見ゾーンを有し得る。
【0024】
図3は、幾つかの実施形態に従う、UE300及びeNodeB350のブロック図を示す。留意すべきことに、幾つかの実施形態では、eNodeB350は、静止した非モバイル装置であり得る。UE300は、1又は複数のアンテナ301を用いてeNodeB350、他のeNodeB、又は他の装置へ信号を送信し及びそれから受信する物理レイヤ回路302を有し得る。一方、eNodeB350は、1又は複数のアンテナ351を用いてUE300、他のeNodeB、他のUE、又は他の装置へ信号を送信し及びそれから受信する物理レイヤ回路352を有し得る。UE300は、無線媒体へのアクセスを制御する媒体アクセス制御レイヤ(medium access control layer:MAC)回路304も有し得る。一方、eNodeB350は、無線媒体へのアクセスを制御するMAC回路354も有し得る。UE300は、本願明細書に記載の動作を実行するよう構成される処理回路306及びメモリ308も有し得る。eNodeB350は、本願明細書に記載の動作を実行するよう構成される処理回路356及びメモリ358も有し得る。
【0025】
アンテナ301、351は、例えばダイポールアンテナ、モノポールアンテナ、パッチアンテナ、ループアンテナ、マイクロストリップアンテナ、又はRF信号の送信に適する他の種類のアンテナを含む1又は複数の指向性又は全方向性アンテナを有し得る。幾つかの多入力多出力(multiple−input multiple−output:MIMO)環境では、アンテナ301、351は、空間ダイバシティ及び結果として生じ得る異なるチャネル特性から利益を享受つるために効果的に隔離され得る。
【0026】
UE300及びeNodeB350はそれぞれ幾つかの別個の機能要素を有するとして示されるが、機能要素のうちの1又は複数は、結合され、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor:DSP)を含む処理要素のようなソフトウェアにより設定される要素及び/又はハードウェア要素の組合せにより実装され得る。例えば、幾つかの要素は、1又は複数のマイクロプロセッサ、DSP、FPGA(field−programmable gate array)、ASIC(application specific integrated circuit)、RFIC(radio−frequency integrated circuit)、及び少なくとも本願明細書に記載の機能を実行する種々のハードウェア及び回路の組合せを有し得る。幾つかの実施形態では、機能要素は、1又は複数の処理要素で動作する1又は複数のプロセスを表し得る。
【0027】
実施形態は、ハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアのうちの1つ又はそれらの組合せで実施され得る。実施形態は、本願明細書に記載の動作を実行するために少なくとも1つのプロセッサにより読み出され実行され得る、コンピュータ可読記憶装置に格納された命令として実施され得る。コンピュータ可読記憶装置は、機械(例えばコンピュータ)により読み出し可能な形式で情報を格納する任意の非一時的メカニズムを含み得る。例えば、コンピュータ読み取り可能な記憶装置は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、フラッシュメモリ装置及びその他の記憶装置及び媒体を包含し得る。幾つかの実施形態は、1又は複数のプロセッサを含むことができ、コンピュータ可読記憶装置に格納される命令により構成されることができる。
【0028】
図4Aは、開示の実施形態による、D2Dサービスのために割り当てられるRBを示す。本実施形態では、グラフ400は、マッピングプロットを示し、x軸は周波数ドメインにおけるフレーム(例えば、OFDMシンボル)であり、y軸はサブキャリアである。グラフ400では、領域402は、LTE動作ゾーンを有し、1つの領域はD2D装置のための1つの発見ゾーン404を有する。上述のように、eNodeBは、発見情報を送信するために、UEのためのD2D発見ゾーン/領域の形式で、発見リソースを周期的に割り当てることができる。発見情報は、ペイロード情報を有する発見パケット、又は発見プリアンブルにより先行される発見パケットを有しても良い。発見パケット送信のために使用される物理リソースブロックの数は、ペイロードサイズ及び全体の発見性能目標に依存して、1又は複数のRBを有し得る。発見リソースプール又は発見ゾーン404は、多数のサブフレーム(サブフレームインデックス422から始まる大きさ420として示す)毎に割り当てられる多数の割り当てられたRB(リソースブロックインデックス412から始まる大きさ410として示す)を有する。
【0029】
幾つかの実施形態では、UEは、予め存在するアップリンクチャネルリソースを用いてD2D直接発見を実行しても良く、物理発見チャネルは、復調参照信号(demodulation reference signal:DMRS)を含む現在定められているPUSCH(physical uplink shared channel)に基づき設計され得る。PS及び非PS D2D発見サービスのためのメッセージサイズは、異なり得る。DMRSシーケンスは、特定のメッセージサイズを示すために1又は複数の情報ビットを伝達するために使用され得る。
【0030】
図4Bは、開示の実施形態による、D2Dサービスのために割り当てられるRBを示す。本実施形態では、グラフ450は、PS及び非PS発見信号の送信のための発見ゾーン404のパーティショニングを示す。言い換えると、PS及び非PS発見信号のための別個の時間−周波数リソースは、eNodeBにより構成され得る。したがって、D2D UEは、対応するリソースプールで、PS及び非PS発見信号を送信し及び受信できる。発見ゾーン404は、サブフレームによりパーティショニングされても良い。したがって、線452の左までのサブフレームは、PS D2Dサービスのために割り当てられても良く、線452の右までのサブフレームは、非PS D2Dサービスのために割り当てられても良い。発見ゾーン404は、物理リソースブロック(PRB)に跨りパーティショニングされても良い。したがって、454の上にあるPRBは、PS D2Dサービスのために割り当てられても良く、454の下にあるサブフレームは、非PS D2Dサービスのために割り当てられても良い。勿論、他の実施形態では、任意の他のパーティショニング方式が用いられても良い。
【0031】
幾つかの実施形態では、PS及び非PS発見リソースプールのための2つのリソースプールの構成は、受信のためだけにシグナリングされても良い。送信のために、リソースは、タイプ2A発見リソース割り当て(つまり、各々の固有発見メッセージ送信機会)又はタイプ2B発見リソース割り当て(つまり、半永久的割り当て)のようなUE固有の方法で構成され得る。幾つかの実施形態では、リソースは、UE固有及び非UE固有の方法の組合せ、例えばタイプ2A/タイプ2B及びタイプ1発見リソース割り当てを用いて、構成され得る(ここで、タイプ1発見リソース割り当ては、非UE固有の方法で周期的に生じる発見リソースセットを割り当てるeNodeBを表す)。
【0032】
図5は、開示の実施形態による、D2DサービスのためにRBを割り当てるフロー図を示す。ここに示されるような論理フロー図は、種々の処理動作の例示的なシーケンスを提供する。特定のシーケンス又は順序に示されるが、特に指定されない限り、動作の順序は変更できる。したがって、記載の及び図示の実装は、単なる例として理解されるべきであり、図示の処理は、異なる順序で実行でき、幾つかの動作は平行に実行できる。さらに、種々の実施形態において、1又は複数の動作は省略できる。したがって、必ずしも全ての動作が全ての実装において実行されない。他の処理フローも可能である。
【0033】
処理500は、UEにより実行される、1又は複数の他のUEによるD2D発見メッセージの送信のためのD2D発見リソース要求をeNodeBへ送信する動作を有する(例えば、タイプ2又はUE固有発見リソース割り当て手順)(ブロック502)。上述のように、D2D発見要求は、D2Dサービスタイプ、例えばPSサービス又は非PSサービスに関連する。この動作は、UE自立リソース選択手順(例えば、タイプ1発見)と関係がなくても良い。
【0034】
次に、UEは、eNodeBからD2D直接発見リンクに関連するリソース割り当て情報を受信する動作を実行する(ブロック504)。リソース割り当て手順に依存して、タイプ1発見では、この情報は、UE固有であり、共通RRCシグナリングを用いて、例えばシステム情報ブロック(System Information Block:SIB)シグナリングにより送信できる。一方で、タイプ2A又は2B発見では、この情報は、UE固有であり、共通RRC(例えば、SIB)及び専用RRCシグナリングの組合せにより示され得る。幾つかの実施形態では、上述のように、eNodeBは、D2Dサービスタイプに固有のRBを割り当てる(例えば、
図4Bに示すように、PSサービスのために特別に割り当てられるRB、及び非PSサービスのために特別に割り当てられるRB)。他の実施形態では、D2D発見メッセージ送信に関連するデータは、1又は複数の他のUEにD2Dサービスタイプを示すために、送信側UEの回路により構成される。
【0035】
本実施形態では、UEは、D2D直接発見リンクを介して、1又は複数の他のUEへD2D発見メッセージを送信する動作を実行する。ここで、該メッセージは、データペイロードを有する少なくとも1つのデータフレームを有する(ブロック506)。データペイロードのサイズは、D2Dサービスタイプに基づき決定される。例えば、PSサービスのためのデータペイロードサイズは、非PSサービスのためのデータペイロードサイズより大きなサイズを有し得る。
【0036】
UEは、データペイロードサイズを含み得るD2Dサービスタイプを示すために、D2Dデータ送信の少なくとも1つのデータフレームに関連するデータ送信を構成する動作を実行する(ブロック508)。幾つかの実施形態では、例えば、UEのMACは、データペイロードサイズを示すためにD2Dデータ送信の少なくとも1つのデータフレームに関連するデータを構成するべきであり、さらに、少なくとも1つのデータフレームのMACヘッダの中の1又は複数のビットをアサートすべきである。他の実施形態では、例えば、UEのPHYは、データペイロードサイズを示すためにD2Dデータ送信の少なくとも1つのデータフレームに関連するデータを構成するべきであり、さらに、データペイロードのためのD2Dサービスタイプに関連する周期的冗長検査(cyclic redundancy check:CRC)コードを選択すべきである。更に以下に詳述されるこれらの実施形態のうちの幾つかでは、データペイロードのためのD2Dサービスタイプに関連するCRCコードは、D2Dサービスタイプに関連するデータマスク値によりマスクされるCRCを有する。幾つかの他の実施形態では、例えばタイプ1発見では、UEは発見リソースプールの中からリソースを自立的に選択し、UEのMAC及びPHYは、データ送信手順を構成する。したがって、UEは、発見リソースプールの中から発見リソース(つまり、RB)で、又は特定の発見サービスタイプについてeNBにより構成される発見ゾーンで、送信できる。
【0037】
1種類のみの発見信号送信(例えば、PS又は非PS)が生じる実施形態では、対応する発見リソースプールだけが、構成され得る。代替で、ネットワークの中でPSサービス及び非PSサービスの両方が展開される場合、発見リソースプール又は発見ゾーンがPSサービス又は非PSサービスに割り当てられるか否かを示すパラメータは、eNBによりシグナリングされる発見リソースプール構成の部分として構成され得る。これに関し、ProSeの可能な装置は、このパラメータに従ってペイロードサイズを区別できる。
【0038】
送信及び受信のための又は受信のためのリソースプールの上述の構成は、ネットワークカバレッジの中にいるD2D UEに対して、eNodeBによりシグナリングされる信号情報ブロック(SIB)によりシグナリングされ得る。一部のネットワークカバレッジのシナリオでは、構成に関するこのような情報は、ネットワークカバレッジの中にいる1又は複数のUEにより、ネットワークカバレッジの外側にいるUEへ転送され得る。ネットワークカバレッジ外のシナリオでは、この構成は、中央D2D装置により予め定められ又はブロードキャストされ、或いは、他の従属/ゲートウェイ同期ソースにより更に転送される構成と共に、独立同期ソースに関連付けられ及びそれによりシグナリングされ得る。
【0039】
図6Aは、開示の実施形態による、D2D発見メッセージ送信のためのデータフレームを示す。本実施形態では、データフレーム600は、非PS発見サービスのために使用され、データフレーム610は、PS発見サービスのために使用される。データフレーム600は、ペイロード602及び巡回冗長検査(CRC)コード604を有する。データフレーム610は、ペイロード612及びCRCコード614を有する。本図に示すように、PS発見サービスは、非PSサービスと比べて大きな発見メッセージペイロードを使用すると想定される。しかしながら、本発明の実施形態は、反対の場合(つまり、非PS発見のための発見メッセージペイロードサイズがPS発見よりも大きい)を扱うために直接的に適用できる。
【0040】
本実施形態では、データフレーム600は、異なる種類の発見サービスの「全体の」ペイロードサイズが同じであることを保証するために、ゼロパディング606を更に有する。これに関し、ProSeの可能なUEは、情報ビットを1度復号化するだけで良い。データペイロード602及び612のサイズを区別するために、実施形態は、異なるペイロードサイズを示す目的で異なるCRCコードを利用できる(つまり、CRCコード1 604は非PSサービスに関連付けられ、CRCコード2 614はPSサービスに関連付けられる)。ProSeの可能な装置は、復号化処理(例えば、ターボ復号化)を1回だけ実行でき、続いて、ペイロードサイズ又は発見サービスを区別するために、複数のCRC復号化の試みを実行できる。
【0041】
ゼロパディングを利用しない他の実施形態では、ProSeの可能なUEは、異なるペイロード及びCRCコードを有する異なる種類の発見サービスのためのブラインド復号化を実行できる。CRCビットの復号化に成功すると、ProSeの可能なUEは、対応するペイロードサイズ又は発見サービスの種類を決定できる。しかしながら、「全体の」ペイロードサイズの差は、復号化処理の複雑性を増大し得る。言い換えると、実施形態は、復号化の複雑性を低減するためにゼロパディング606を利用できる。
【0042】
図6Bは、本開示の実施形態による、異なるD2Dサービスデータペイロードのための異なるCRCコードを生成する手順を示す。CRC650の生成の後、非PSサービスのために使用されるサービスID652を用いて、生成されたCRCビットに対してXOR演算が用いられる。マスクされたCRCビットは、次に、CRCコード1 604としてデータフレーム600の末尾に付加される。同様の演算はデータフレーム610に対して実行される。CRC660の生成の後、PSサービスのために使用されるサービスID662を用いて、生成されたCRCビットに対してXOR演算が用いられる。マスクされたCRCビットは、次に、CRCコード2 514としてデータフレーム610の末尾に付加される。
【0043】
本開示の別の実施形態では、異なるペイロードサイズ又は発見サービスは、異なるスクランブリングコードに基づき区別できる。特に、スクランブリング同一性は、発見サービス同一性の関数であり得る。幾つかの実施形態では、発見サービスの同一性は、同一性情報の生成をスクランブリングするために、他のパラメータ及び/又は他のパラメータの組合せ、例えば共通スクランブリングID、発見リソースインデックス、等と共に組み込まれ得る。
【0044】
図7は、開示の態様に従う、機械可読媒体から命令をリードし、本願明細書で議論される方法のうちの任意の1又は複数を実行できる、幾つかの例示的な実施形態に従う機械のコンポーネントを示すブロック図である。特に、
図7は、例示的なコンピュータシステム700を示す。コンピュータシステム700の中では、本願明細書で議論する方法のうちの1又は複数を機械に実行させるソフトウェア724が実行され得る。代替の実施形態では、機械は、スマートデバイスとして動作し、又は他の機械に接続(ネットワーク接続)され得る。ネットワーク接続された配備では、機械は、サーバ−クライアントネットワーク環境におけるサーバ又はクライアント機械の能力範囲内で、又はピアツーピア(又は分散型)ネットワーク環境におけるピアマシンとして動作できる。コンピュータシステム700は、上述のUE又はeNodeBのうちの任意のものとして機能でき、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、セットトップボックス(STB)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、携帯電話機、ウェブ機器、ネットワークルータ、スイッチ若しくはブリッジ、又は該機械により行われるべき動作を指定する命令を(シーケンシャルに又はその他の場合)実行可能な機械であり得る。さらに、単一の機械のみを図示するが、用語「機械」は、個々に又は共同して、本願明細書で議論した1又は複数の方法を実行するために命令セット(又は複数のセット)を実行する機械の集合を含むと考えられるべきである。
【0045】
例示的なコンピュータシステム700は、バス708を介して互いに通信する、プロセッサ702(例えば、CPU(central processing unit)、GPU(graphics processing unit)、又はそれらの両者)、主記憶704、及び静的記憶706を有する。コンピュータシステム700は、ビデオディスプレイユニット710(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)又は陰極線管(CRT))を更に有し得る。コンピュータシステム700は、英数字入力装置712(例えば、キーボード)、UIナビゲーション(又はカーソル制御)装置714(例えば、マウス)、記憶装置716、信号生成装置718(例えば、スピーカ)、及びネットワークインタフェース装置720も有する。
【0046】
記憶装置716は、非一時的機械可読媒体722を有する。非一時的機械可読媒体722には、本願明細書に記載の方法又は機能のうちの1又は複数を実施する又はそれにより利用されるデータ構造及びソフトウェア724の1又は複数のセットが格納される。ソフトウェア724は、コンピュータシステム700による実行中に、主記憶704及び/又はプロセッサ702内に完全に又は少なくとも部分的に存在し得る。ここで、主記憶704及びプロセッサ702も、非一時的機械可読媒体722を構成する。ソフトウェア724は、完全に又は少なくとも部分的に、静的記憶706内に存在しても良い。
【0047】
非一時的機械可読媒体722は例示的な実施形態で単一媒体であるとして図示されたが、用語「機械可読媒体」は、1又は複数のソフトウェア724又はデータ構造を格納する単一の媒体又は複数の媒体(例えば、中央又は分散型データベース、及び/又は関連キャッシュ及びサーバ)を含み得る。用語「機械可読媒体」は、機械による実行のために命令を格納し、符号化し又は運ぶことができ、及び機械に本実施形態の方法のうちの1又は複数を実行させ、又は該命令により利用される若しくはそれに関連するデータ構造を格納し、符号化し又は運ぶことができる有形媒体を含むと考えられるべきである。したがって、用語「機械可読媒体」は、固体メモリ、光学及び磁気媒体を含むと考えられるが、これらに限定されない。機械可読媒体722の特定の例は、例として半導体メモリ装置(例えば、EPROM(Electrically Programmable Read−Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory))、フラッシュメモリ装置、内部ハードディスク及び取り外し可能ディスクのような磁気ディスク、光磁気ディスク、及びCD−ROM(compact disc−read−only memory)、DVD−ROM(digital versatile disc(又はdigital video disc) read−only memory)ディスクを含む。
【0048】
ソフトウェア724は、さらに、伝送媒体を用いて通信ネットワーク726を介して送信又は受信され得る。ソフトウェア724は、ネットワークインタフェース装置720及び多数の良く知られている転送プロトコルのうちの任意のもの(例えば、HTTP(hypertext transfer protocol))を用いて送信され得る。通信ネットワークの例は、LAN(local area network)、WAN(wide area network)、インターネット、携帯電話ネットワーク、POTS(Plain Old Telephone)ネットワーク、及び無線データネットワーク(例えば、Wi−Fi(登録商標)及びWiMAXネットワーク)を含む。用語「伝送媒体」は、機械による実行のために命令を格納し、符号化し又は運ぶことができる無形媒体を含み、デジタル又はアナログ通信信号又はこのようなソフトウェア724の通信を実現する他の無形媒体を含む。
【0049】
図及び前述の説明は、本開示の例を与えた。多数の異種機能アイテムとして示されたが、当業者は、このような要素のうちの1又は複数が単一の機能要素に結合され得ることを理解する。代替で、特定の要素は、複数の機能要素に分離できる。ある実施形態からの要素は、別の実施形態に追加できる。例えば、本願明細書に記載の処理の順序は、変更でき、本願明細書に記載の方法に限定されない。さらに、任意のフロー図の動作は、示された順序で実施される必要はなく、必ずしも全ての動作が実行される必要もない。また、他の動作に依存しない動作は、他の動作と平行に実行できる。しかしながら、本開示の範囲は、これらの特定の例により限定されない。本願明細書の中で明示的に与えられるか否かに拘わらず、構造、大きさ、及び材料の使用における相違のような多数の変形が可能である。本開示の範囲は、少なくとも、添付の請求の範囲により与えられるのと同じように広い。
【0050】
読者が技術的開示の特性及び主旨を解明できるように、要約を要求する37C.F.R Section1.72(b)に従い、要約が提供される。要旨は請求項の範囲又は意味を解釈又は限定するために用いられるべきでないことが理解される。ここで、添付の請求項は、各請求項が別個の実施形態として存在するとして、詳細な説明に組み込まれる。
【0051】
幾つかの実施形態は、ユーザ機器(UE)であって、回路を有し、前記回路は、第2のUEと装置対装置(D2D)直接発見リンクを確立するために、eNodeBへD2D発見要求を送信し、前記D2D発見要求は、D2Dサービスタイプに関連付けられ、前記eNodeBから少なくとも前記第2のUEへ発見メッセージを送信するために、前記D2D直接発見リンクに関連するリソース割り当て情報を受信し、前記の情報は、共通又は専用無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信され、前記第2のUEへ前記D2D直接発見リンクを介して、データペイロード、前記D2Dサービスタイプに基づき決定される前記データペイロードのサイズを有する少なくとも1つのデータフレームを含むD2Dデータ送信を送信し、前記データペイロードサイズを示すために、前記D2Dデータ送信の前記少なくとも1つのデータフレームに関連するデータを構成する、よう構成される、UEを記載する。
【0052】
幾つかの実施形態では、前記D2Dサービスタイプは、公衆安全(PS)サービス又は非PSサービスのうちの少なくとも1つを有する。幾つかの実施形態では、PSサービスのためのデータペイロードサイズは、非PSサービスのためのデータペイロードサイズより大きなサイズを有する。
【0053】
幾つかの実施形態では、前記回路は、媒体アクセス制御(MAC)レイヤを更に有し、前記MACは、前記データペイロードサイズを示すために前記D2D発見メッセージ送信の前記少なくとも1つのデータフレームに関連するデータを構成し、さらに、前記少なくとも1つのデータフレームのMACヘッダの中の1又は複数のビットをアサートする。幾つかの実施形態では、前記回路は、物理レイヤ(PHY)を更に有し、前記PHYは、前記データペイロードサイズを示すために前記D2D発見メッセージ送信の前記少なくとも1つのデータフレームに関連する前記データを構成し、さらに、前記データペイロードのための前記D2Dサービスタイプに関連する巡回冗長検査(CRC)を選択する。幾つかの実施形態では、データペイロードマスクのための前記D2Dサービスタイプに関連する前記CRCコードは、前記D2Dサービスタイプに関連するデータマスク値によりマスクされるCRCを有する。
【0054】
幾つかの実施形態では、前記回路は、物理レイヤ(PHY)を更に有し、前記PHYは、前記データペイロードサイズを示すために前記D2D発見メッセージ送信の前記少なくとも1つのデータフレームに関連する前記データを構成し、さらに、前記D2Dサービスタイプと共に使用するために排他的に、前記eNodeBにより割り当てられるリソースブロックを要求する。
【0055】
幾つかの実施形態では、前記回路は、媒体アクセス制御レイヤ(MAC)を更に有し、前記MACは、前記データペイロードサイズを示すために前記D2Dデータ送信の前記少なくとも1つのデータフレームに関連するデータを構成し、さらに、D2Dサービスタイプに関連するデータペイロードのビット数に一致するよう1又は複数のゼロを前記データペイロードに付加する。
【0056】
幾つかの実施形態では、前記回路は、PUSCH(physical uplink shared channel)を介して前記eNodeBへ前記D2D発見要求を送信するよう更に構成される。幾つかの実施形態では、前記回路は、前記D2D発見要求及び前記D2Dデータ送信を送信するために、1又は複数のアンテナを更に有する。
【0057】
幾つかの実施形態は、回路を有するeNodeBであって、前記回路は、複数の装置対装置(D2D)発見サービスタイプに対して物理リソースブロック(PRB)のセットを割り当て、前記PRBのセットは、第1のD2D発見サービスタイプのためのPRB及びサブフレームの第1のサブセットと、第2のD2D発見サービスタイプのためのPRB及びサブフレームの第2のサブセットと、を有し、前記第1のサブセット及び前記第2のサブセットは、重なり合わないサブセットを有し、共通無線リソース制御(RRC)又は専用RRCシグナリングのうちの少なくとも1つを介する送信のために1又は複数のユーザ機器(UE)への送信のためのPRB割り当て情報を有する送信情報を構成する、よう構成される。
【0058】
幾つかの実施形態では、前記第1のD2D発見サービスタイプは、公衆安全(PS)サービスを有し、前記第2のD2D発見サービスタイプは、非PSサービスを有する。幾つかの実施形態では、前記回路は、前記複数のD2D発見サービスタイプのうちの各々に1又は複数の復調参照信号(DMRS)を割り当てるよう更に構成される。
【0059】
幾つかの実施形態は、ユーザ機器(UE)と装置対装置(D2D)直接発見リンクを確立するために、eNodeBへD2D発見要求を送信するステップであって、前記D2D発見要求は、公衆安全(PS)サービス又は非PSサービスのうちの少なくとも1つを有するD2D発見サービスタイプに関連付けられる、ステップと、前記eNodeBから前記D2D通信リンクに関連するリソース割り当て情報を受信するステップであって、前記リソース割り当て情報は、UE固有又はUE共通情報を有する、ステップと、前記D2D通信リンクを介する前記UEへの送信のために、D2D発見メッセージを生成するステップであって、前記D2D発見メッセージは、データペイロード、前記D2Dサービスタイプに基づき決定される前記データペイロードのサイズを有する少なくとも1つのデータフレームと、前記データペイロードサイズを示すよう構成される前記D2D発見メッセージの前記少なくとも1つのデータフレームに関連するデータと、を有する、ステップと、を有する方法を記載する。
【0060】
幾つかの実施形態では、前記データペイロードのサイズを示すために前記D2D発見メッセージ送信の前記少なくとも1つのデータフレームに関連するデータを構成するステップは、前記データフレームのMACヘッダの中の1又は複数のビットをアサートするステップを有する。幾つかの実施形態では、前記データペイロードのサイズを示すために前記D2D発見メッセージ送信の前記少なくとも1つのデータフレームに関連するデータを構成するステップは、前記データペイロードについて、前記D2D発見サービスタイプに関連する巡回冗長検査(CRC)コードを選択するステップを有する。幾つかの実施形態では、前記データペイロードのサイズを示すために前記D2D発見メッセージ送信の前記少なくとも1つのデータフレームに関連するデータを構成するステップは前記D2D発見サービスタイプに関連するデータマスク値により、前記データペイロードの巡回冗長検査(CRC)コードをマスクするステップを有する。
【0061】
幾つかの実施形態は、非一時的コンピュータ可読記録媒体であって、そのコンテンツは、コンピューティングシステムにより実行されると、前記コンピューティングシステムに動作を実行させ、前記動作は、ユーザ機器(UE)と装置対装置(D2D)直接発見リンクを確立するために、eNodeBへD2D発見要求を送信するステップであって、前記D2D発見要求は、公衆安全(PS)サービス又は非PSサービスのうちの少なくとも1つを有するD2D発見サービスタイプに関連付けられる、ステップと、前記eNodeBから前記D2D通信リンクに関連するリソース割り当て情報を受信するステップであって、前記リソース割り当て情報は、UE固有又はUE共通情報を有する、ステップと、前記D2D通信リンクを介して前記UEへD2D発見メッセージ送信を送信するステップであって、前記D2D発見メッセージ送信は、データペイロードと前記D2Dサービスタイプに基づき決定される前記データペイロードのサイズとを有する少なくとも1つのデータフレームを有する、ステップと、前記データペイロードサイズを示すために、前記D2D発見メッセージ送信の前記少なくとも1つのデータフレームに関連するデータを構成するステップと、を有する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を記載する。
【0062】
幾つかの実施形態では、前記動作は、UE固有発見リソース割り当て手順の間に前記D2D発見サービスタイプと共に使用するために、前記eNodeBにより排他的に割り当てられる発見リソースを要求するステップ、を更に有する。幾つかの実施形態では、前記データペイロードのサイズを示すために前記D2D発見メッセージ送信の前記少なくとも1つのデータフレームに関連するデータを構成するステップは、第2のD2Dサービスタイプに関連するデータペイロードのサイズのビット数に合致するよう前記データペイロードに1又は複数のゼロを付加するステップを有する。幾つかの実施形態では、前記D2D発見要求は、PUSCH(physical uplink shared channel)を介して前記eNodeBへ送信される。幾つかの実施形態では、前記データペイロードのサイズを示すために前記D2D発見メッセージ送信の前記少なくとも1つのデータフレームに関連するデータを構成するステップは、前記データフレームのMACヘッダの中の1又は複数のビットをアサートするステップを有する。幾つかの実施形態では、前記データペイロードのサイズを示すために前記D2D発見メッセージ送信の前記少なくとも1つのデータフレームに関連するデータを構成するステップは、前記データペイロードについて、前記D2D発見サービスタイプに関連する巡回冗長検査(CRC)コードを選択するステップ、又は前記D2Dサービスタイプに関連するデータマスク値により、前記データペイロードのCRCコードをマスクするステップ、のうちの少なくとも1つを有する。