特許第6386146号(P6386146)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6386146プリコーディング行列情報フィードバック方法、受信端、および送信端
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6386146
(24)【登録日】2018年8月17日
(45)【発行日】2018年9月5日
(54)【発明の名称】プリコーディング行列情報フィードバック方法、受信端、および送信端
(51)【国際特許分類】
   H04B 7/0456 20170101AFI20180827BHJP
   H04B 7/0417 20170101ALI20180827BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20180827BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20180827BHJP
【FI】
   H04B7/0456 300
   H04B7/0417
   H04W16/28 130
   H04W24/10
【請求項の数】26
【外国語出願】
【全頁数】183
(21)【出願番号】特願2017-171016(P2017-171016)
(22)【出願日】2017年9月6日
(62)【分割の表示】特願2016-510915(P2016-510915)の分割
【原出願日】2013年6月5日
(65)【公開番号】特開2018-50291(P2018-50291A)
(43)【公開日】2018年3月29日
【審査請求日】2017年10月6日
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2013/074992
(32)【優先日】2013年4月28日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 雷▲鳴▼
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ ▲強▼
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 江▲華▼
【審査官】 吉江 一明
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2012/0269290(US,A1)
【文献】 国際公開第2012/005476(WO,A2)
【文献】 Ericsson, ST-Ericsson,Four antenna port codebook, 3GPP TSG-RAN WG1#72 R1-130855,2012年 2月 1日,pp.1-3
【文献】 Ericsson, ST-Ericsson,Design and use of the 4TX double codebook, 3GPP TSG-RAN WG1#72b R1-131452,2013年 4月 5日,pp.1-4
【文献】 Alcatel-Lucent Shanghai Bell, Alcatel-Lucent,Discussion of two-stage feedback proposals, 3GPP TSG-RAN WG1#61b R1-104088,2010年 6月25日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/0456
H04B 7/0417
H04W 16/28
H04W 24/10
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信端が参照信号に基づいて、コードブックの中からプリコーディング行列Wを選択するステップであって、係数αを用いて前記W内のφnに関する位相調整が行われ、前記φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと送信端の第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、前記
【数1】
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であり、前記nは非負の整数であり、前記Qは正の整数であり、前記第1のアンテナグループおよび前記第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する、受信端が、参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択するステップと、
前記送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って前記Wを決定するように、前記受信端が前記PMIを前記送信端へ送るステップと
を含む、プリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項2】
前記受信端が前記参照信号に基づいてランク情報を決定するステップであって、前記ランク情報は有用な送信層の数に対応する、前記受信端が前記参照信号に基づいてランク情報を決定するステップ
をさらに含み、受信端が参照信号に基づいてコードブックの中か領域プリコーディング行列Wを選択する前記ステップは、
前記受信端が前記参照信号に基づいて前記コードブックの中から前記ランク情報に対応する前記Wを選択するステップ
を含む、請求項1に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項3】
前記ランク情報が1であるとき、前記プリコーディング行列は、
【数2】
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であり、
式中、前記
【数3】
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であり、前記L、前記P、および前記Mはすべて正の整数であり、前記Lは前記Mより小さく、前記Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記m1および前記m2はどちらも正の整数であり、前記em1および前記em2は同じであり、または異なる、請求項2に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項4】
前記ランク情報が2であるとき、前記プリコーディング行列は、
【数4】
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であり、または
前記ランク情報が2であるとき、前記プリコーディング行列は、
【数5】
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であり、または
前記ランク情報が2であるとき、前記プリコーディング行列は、
【数6】
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であり、
式中、前記
【数7】
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であり、前記L、前記P、および前記Mはすべて正の整数であり、前記Lは前記Mより小さく、前記Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記m1および前記m2はどちらも正の整数であり、前記em1および前記em2は同じであり、または異なる、請求項2に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項5】
前記係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表し、または前記係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)はm2の関数を表す、請求項3または4に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項6】
前記係数
【数8】
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であり、または前記係数
【数9】
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であり、式中、前記Aは正の整数であり、前記k=P/2であり、
【数10】
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は切り捨て演算子である、請求項5に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項7】
前記係数
【数11】
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であり、または前記係数
【数12】
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であり、式中、前記Aは正の整数であり、modはモジュロ演算子である、請求項5に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項8】
前記W1は広帯域のチャネル特性を表す行列であり、前記W2はサブバンドのチャネル特性を表す行列である、請求項3から7のいずれか一項に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項9】
前記プリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含み、前記PMI1は前記W1を指示するのに使用され、前記PMI2は前記W2を指示するのに使用される、請求項3から8のいずれか一項に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項10】
受信端が参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択する前記ステップの後に、
前記受信端がアンテナ通し番号に従って前記W上で行置換または列置換を行うステップ
をさらに含む、請求項1から9のいずれか一項に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項11】
受信端が参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択する前記ステップの前に、
前記受信端が前記送信端によって送られた前記参照信号を受信するステップ
をさらに含み、前記参照信号は、チャネル状態情報参照信号(CSI RS)、復調参照信号(DM RS)、およびセル別参照信号(CRS)のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から9のいずれか一項に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項12】
プリコーディング行列情報を受信するための方法であって、
送信端が受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信するステップと、
前記送信端が前記プリコーディング行列情報(PMI)に従って、参照信号に基づいて前記受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wを決定するステップと
を含み、
係数αを用いて前記W内のφnに関する位相調整が行われ、前記φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、前記
【数13】
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であり、前記nは非負の整数であり、前記Qは正の整数であり、前記第1のアンテナグループおよび前記第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する、方法。
【請求項13】
前記Wはランク情報に対応し、前記ランク情報は有用な送信層の数に対応する、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記ランク情報が1であるとき、前記プリコーディング行列は、
【数14】
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であり、
式中、前記
【数15】
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であり、前記L、前記P、および前記Mはすべて正の整数であり、前記Lは前記Mより小さく、前記Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記m1および前記m2はどちらも正の整数であり、前記em1および前記em2は同じであり、または異なる、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記ランク情報が2であるとき、前記プリコーディング行列は、
【数16】
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であり、または
前記ランク情報が2であるとき、前記プリコーディング行列は、
【数17】
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であり、または
前記ランク情報が2であるとき、前記プリコーディング行列は、
【数18】
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であり、
式中、前記
【数19】
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であり、前記L、前記P、および前記Mはすべて正の整数であり、前記Lは前記Mより小さく、前記Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記m1および前記m2はどちらも正の整数であり、前記em1および前記em2は同じであり、または異なる、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表し、または前記係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)はm2の関数を表す、請求項14または15に記載の方法。
【請求項17】
前記係数
【数20】
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であり、または前記係数
【数21】
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であり、式中、前記Aは正の整数であり、前記k=P/2であり、
【数22】
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は切り捨て演算子である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記係数
【数23】
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であり、または前記係数
【数24】
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であり、式中、前記Aは正の整数であり、前記k=P/2であり、modはモジュロ演算子である、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記W1は広帯域のチャネル特性を表す行列であり、前記W2はサブバンドのチャネル特性を表す行列である、請求項14から18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記プリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含み、
前記送信端が前記プリコーディング行列情報(PMI)に従って、参照信号に基づいて前記受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wを決定する前記ステップは、
前記送信端が、前記PMI1に従って、前記参照信号に基づいて前記受信端によって前記コードブックの中から選択された前記W1を決定し、前記PMI2に従って、前記受信端によって前記コードブックの中から選択された前記W2を決定するステップと、
前記送信端が前記W1および前記W2に従って前記Wを決定するステップと
を含む、請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記送信端が前記プリコーディング行列情報(PMI)に従って、参照信号に基づいて前記受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wを決定する前記ステップの後に、
前記送信端がアンテナ通し番号に従って前記W上で行置換または列置換を行うステップ
をさらに含む、請求項12から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
送信端が受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する前記ステップの前に、
前記送信端が前記参照信号を前記受信端へ送るステップ
をさらに含み、
前記参照信号は、チャネル状態情報参照信号(CSI RS)、復調参照信号(DM RS)、およびセル別参照信号(CRS)のうちの少なくとも1つを含む、請求項12から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
チャネル状態情報をフィードバックするための方法であって、
ユーザ機器が参照信号に基づいてシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を決定するステップと、
前記ユーザ機器が基地局へ前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記チャネル状態情報を送るステップと
を含み、前記システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである、方法。
【請求項24】
前記リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、または前記リソース・ブロック・セットはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)である、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記リソース・ブロック・セットは前記プリコーディング・リソース・グループ(PRG)であり、
前記システム帯域幅が10RB以下であるとき、前記サブバンドのサイズは1RBであり、または
前記システム帯域幅が11RBから26RBであるとき、前記サブバンドのサイズは2RBであり、または
前記システム帯域幅が27RBから63RBであるとき、前記サブバンドのサイズは3RBであり、または
前記システム帯域幅が64RBから110RBであるとき、前記サブバンドのサイズは2RBである、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記リソース・ブロック・セットは前記リソース・ブロック・グループ(RBG)であり、
前記システム帯域幅が10RB以下であるとき、前記サブバンドのサイズは1RBであり、または
前記システム帯域幅が11RBから26RBであるとき、前記サブバンドのサイズは2RBであり、または
前記システム帯域幅が27RBから63RBであるとき、前記サブバンドのサイズは3RBであり、または
前記システム帯域幅が64RBから110RBであるとき、前記サブバンドのサイズは4RBである、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
前記システム帯域幅内の各サブバンドに含まれる前記RBは、前記対応するリソース・ブロック・セットに含まれる前記RBと同じである、請求項23から26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記ユーザ機器が基地局へ前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記チャネル状態情報を送る前記ステップは、
前記ユーザ機器が物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して前記基地局へ前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記チャネル状態情報を送るステップ
を含む、請求項23から27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
前記チャネル状態情報は、プリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)のうちの少なくとも1つを含む、請求項23から28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
チャネル状態情報を受信するための方法であって、
基地局がユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信するステップであって、前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記チャネル状態情報は参照信号に基づいて前記ユーザ機器によって決定される、基地局がユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信するステップと、
前記基地局が前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記チャネル状態情報に従ってデータを送信するステップと
を含み、前記システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである、方法。
【請求項31】
前記リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、または前記リソース・ブロック・グループはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)である、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記リソース・ブロック・セットは前記プリコーディング・リソース・グループ(PRG)であり、
前記システム帯域幅が10RB以下であるとき、前記サブバンドのサイズは1RBであり、または
前記システム帯域幅が11RBから26RBであるとき、前記サブバンドのサイズは2RBであり、または
前記システム帯域幅が27RBから63RBであるとき、前記サブバンドのサイズは3RBであり、または
前記システム帯域幅が64RBから110RBであるとき、前記サブバンドのサイズは2RBである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記リソース・ブロック・セットは前記リソース・ブロック・グループ(RBG)であり、
前記システム帯域幅が10RB以下であるとき、前記サブバンドのサイズは1RBであり、または
前記システム帯域幅が11RBから26RBであるとき、前記サブバンドのサイズは2RBであり、または
前記システム帯域幅が27RBから63RBであるとき、前記サブバンドのサイズは3RBであり、または
前記システム帯域幅が64RBから110RBであるとき、前記サブバンドのサイズは4RBである、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記システム帯域幅内の各サブバンドに含まれる前記RBは、前記対応するリソース・ブロック・セットに含まれる前記RBと同じである、請求項30から33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項35】
基地局がユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信する前記ステップは、
前記基地局が物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して前記ユーザ機器によって送られた前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記チャネル状態情報を受信するステップ
を含む、請求項30から34のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
前記チャネル状態情報は、プリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)のうちの少なくとも1つを含む、請求項30から35のいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
前記チャネル状態情報は、前記プリコーディング行列情報(PMI)および前記チャネル品質情報(CQI)を含み、前記基地局が前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記チャネル状態情報に従ってデータを送信する前記ステップは、
前記基地局が前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記CQIに従って、前記データを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定するステップと、
前記決定されたリソース・ブロック・セットに対応する前記サブバンドに対応する前記PMIに従って前記データをプリコードし、前記決定されたリソース・ブロック・セットのRBにおいて前記データを送信するステップと
を含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記チャネル状態情報は前記プリコーディング行列情報(PMI)を含み、前記基地局が前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記チャネル状態情報に従ってデータを送信する前記ステップは、
前記リソース・ブロック・セットに対応する前記サブバンドに対応する前記PMIに従って前記データをプリコードし、前記リソース・ブロック・セットのRBにおいて前記データを送信するステップ
を含む、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記チャネル状態情報は前記チャネル品質情報(CQI)を含み、前記基地局が前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記チャネル状態情報に従ってデータを送信する前記ステップは、
前記基地局が前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記CQIに従って前記データを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定し、前記リソース・ブロック・セットのRBにおいて前記データを送信するステップ
を含む、請求項36に記載の方法。
【請求項40】
参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択する選択部であって、係数αを用いて前記W内のφnに関する位相調整が行われ、前記φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、前記
【数25】
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であり、前記nは非負の整数であり、前記Qは正の整数であり、前記第1のアンテナグループおよび前記第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する、前記選択部と、
送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って、前記選択部によって選択された前記Wを決定するように、前記PMIを前記送信端へ送る送信部と
を含む、受信端。
【請求項41】
決定部をさらに含み、前記決定部は前記参照信号に基づいてランク情報を決定し、前記ランク情報は有用な送信層の数に対応し、
前記選択部は、具体的には、前記受信端によって、前記参照信号に基づいて、前記コードブックの中から前記ランク情報に対応する前記Wを選択する、請求項40に記載の受信端。
【請求項42】
前記決定部によって決定された前記ランク情報が1であるとき、前記選択部によって選択される前記プリコーディング行列は、
【数26】
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であり、
式中、前記
【数27】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記L、前記P、および前記Mはすべて正の整数であり、前記Lは前記Mより小さく、前記Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記m1および前記m2はどちらも正の整数であり、前記em1および前記em2は同じであり、または異なる、請求項41に記載の受信端。
【請求項43】
前記決定部によって決定された前記ランク情報が1であるとき、前記選択部によって選択される前記プリコーディング行列は、
【数28】
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であり、または
【数29】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または
【数30】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
式中、前記
【数31】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記L、前記P、および前記Mはすべて正の整数であり、前記Lは前記Mより小さく、前記Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記m1および前記m2はどちらも正の整数であり、前記em1および前記em2は同じであり、または異なる、請求項41に記載の受信端。
【請求項44】
前記係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表し、または前記係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)はm2の関数を表す、請求項42または43に記載の受信端。
【請求項45】
前記係数
【数32】
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であり、または前記係数
【数33】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、前記Aは正の整数であり、前記k=P/2であり、
【数34】
[この文献は図面を表示できません]
は切り捨て演算子である、請求項44に記載の受信端。
【請求項46】
前記係数
【数35】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数36】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、前記Aは正の整数であり、modはモジュロ演算子である、請求項44に記載の受信端。
【請求項47】
前記送信部によって送られる前記プリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含み、前記PMI1は前記W1を指示するのに使用され、前記PMI2は前記W2を指示するのに使用される、請求項42から46のいずれか一項に記載の受信端。
【請求項48】
前記選択部は、さらに、アンテナ通し番号に従って前記W上で行置換または列置換を行う、請求項40から47のいずれか一項に記載の受信端。
【請求項49】
受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された前記プリコーディング行列情報(PMI)に従って、参照信号に基づいて前記受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wを決定する決定部と
を含み、係数αを用いて前記W内のφnに関する位相調整が行われ、前記φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、前記
【数37】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記nは非負の整数であり、前記Qは正の整数であり、前記第1のアンテナグループおよび前記第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する、送信端。
【請求項50】
前記Wはランク情報に対応し、前記ランク情報は有用な送信層の数に対応する、請求項49に記載の送信端。
【請求項51】
前記ランク情報が1であるとき、前記プリコーディング行列は、
【数38】
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であり、
式中、前記
【数39】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記L、前記P、および前記Mはすべて正の整数であり、前記Lは前記Mより小さく、前記Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記m1および前記m2はどちらも正の整数であり、前記em1および前記em2は同じであり、または異なる、請求項50に記載の送信端。
【請求項52】
前記ランク情報が2であるとき、前記プリコーディング行列は、
【数40】
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であり、または
前記ランク情報が2であるとき、前記プリコーディング行列は、
【数41】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または
前記ランク情報が2であるとき、前記プリコーディング行列は、
【数42】
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であり、
式中、前記
【数43】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記L、前記P、および前記Mはすべて正の整数であり、前記Lは前記Mより小さく、前記Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、前記em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記m1および前記m2はどちらも正の整数であり、前記em1および前記em2は同じであり、または異なる、請求項50に記載の送信端。
【請求項53】
前記係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表し、または前記係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)はm2の関数を表す、請求項51または52に記載の送信端。
【請求項54】
前記係数
【数44】
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であり、または前記係数
【数45】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、前記Aは正の整数であり、前記k=P/2であり、
【数46】
[この文献は図面を表示できません]
は切り捨て演算子である、請求項53に記載の送信端。
【請求項55】
前記係数
【数47】
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であり、または前記係数
【数48】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、前記Aは正の整数であり、前記k=P/2であり、modはモジュロ演算子である、請求項53に記載の送信端。
【請求項56】
前記受信部によって受信される前記プリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含み、
前記決定部は、具体的には、前記PMI1に従って、前記参照信号に基づいて前記受信端によって前記コードブックの中から選択された前記W1を決定し、前記PMI2に従って、前記受信端によって前記コードブックの中から選択された前記W2を決定し、前記W1および前記W2に従って前記Wを決定する、請求項51から55のいずれか一項に記載の送信端。
【請求項57】
前記決定部は、さらに、アンテナ通し番号に従って前記W上で行置換または列置換を行う、請求項49から56のいずれか一項に記載の送信端。
【請求項58】
参照信号に基づいてシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を決定する決定部と、
前記決定部によって決定された前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記チャネル状態情報を基地局へ送る送信部と
を含み、前記システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである、ユーザ機器。
【請求項59】
前記リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、または前記リソース・ブロック・セットはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)である、請求項58に記載のユーザ機器。
【請求項60】
前記リソース・ブロック・セットは前記プリコーディング・リソース・グループ(PRG)であり、
前記システム帯域幅が10RB以下であるとき、前記サブバンドのサイズは1RBであり、または
前記システム帯域幅が11RBから26RBであるとき、前記サブバンドのサイズは2RBであり、または
前記システム帯域幅が27RBから63RBであるとき、前記サブバンドのサイズは3RBであり、または
前記システム帯域幅が64RBから110RBであるとき、前記サブバンドのサイズは2RBである、請求項59に記載のユーザ機器。
【請求項61】
前記リソース・ブロック・セットは前記リソース・ブロック・グループ(RBG)であり、
前記システム帯域幅が10RB以下であるとき、前記サブバンドのサイズは1RBであり、または
前記システム帯域幅が11RBから26RBであるとき、前記サブバンドのサイズは2RBであり、または
前記システム帯域幅が27RBから63RBであるとき、前記サブバンドのサイズは3RBであり、または
前記システム帯域幅が64RBから110RBであるとき、前記サブバンドのサイズは4RBである、請求項59に記載のユーザ機器。
【請求項62】
前記システム帯域幅内の各サブバンドに含まれる前記RBは、前記対応するリソース・ブロック・セットに含まれる前記RBと同じである、請求項58から61のいずれか一項に記載のユーザ機器。
【請求項63】
前記送信部は、具体的には、
前記ユーザ機器が物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して前記基地局へ、前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記チャネル状態情報を送る、請求項58から62のいずれか一項に記載のユーザ機器。
【請求項64】
前記チャネル状態情報は、プリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)のうちの少なくとも1つを含む、請求項58から63のいずれか一項に記載のユーザ機器。
【請求項65】
ユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信する受信部であって、前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記チャネル状態情報は参照信号に基づいて前記ユーザ機器によって決定される、前記受信部と、
前記受信部によって受信された前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記チャネル状態情報に従ってデータを送信する送信部と
を含み、前記システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである、基地局。
【請求項66】
前記リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、または前記リソース・ブロック・グループはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)である、請求項65に記載の基地局。
【請求項67】
前記リソース・ブロック・セットは前記プリコーディング・リソース・グループ(PRG)であり、
前記システム帯域幅が10RB以下であるとき、前記サブバンドのサイズは1RBであり、または
前記システム帯域幅が11RBから26RBであるとき、前記サブバンドのサイズは2RBであり、または
前記システム帯域幅が27RBから63RBであるとき、前記サブバンドのサイズは3RBであり、または
前記システム帯域幅が64RBから110RBであるとき、前記サブバンドのサイズは2RBである、請求項66に記載の基地局。
【請求項68】
前記リソース・ブロック・セットは前記リソース・ブロック・グループ(RBG)であり、
前記システム帯域幅が10RB以下であるとき、前記サブバンドのサイズは1RBであり、または
前記システム帯域幅が11RBから26RBであるとき、前記サブバンドのサイズは2RBであり、または
前記システム帯域幅が27RBから63RBであるとき、前記サブバンドのサイズは3RBであり、または
前記システム帯域幅が64RBから110RBであるとき、前記サブバンドのサイズは4RBである、請求項66に記載の基地局。
【請求項69】
前記システム帯域幅内の各サブバンドに含まれる前記RBは、前記対応するリソース・ブロック・セットに含まれる前記RBと同じである、請求項65から68のいずれか一項に記載の基地局。
【請求項70】
前記送信部は、具体的には、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して、前記ユーザ機器によって送られた前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記チャネル状態情報を受信する、請求項65から69のいずれか一項に記載の基地局。
【請求項71】
前記チャネル状態情報は、プリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)のうちの少なくとも1つを含む、請求項65から70のいずれか一項に記載の基地局。
【請求項72】
前記チャネル状態情報は、前記プリコーディング行列情報(PMI)および前記チャネル品質情報(CQI)を含み、前記基地局は決定部をさらに含み、
前記決定部は、前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記CQIに従って、前記データを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定し、
前記送信部は、具体的には、前記決定部によって決定された前記リソース・ブロック・セットに対応する前記サブバンドに対応する前記PMIに従って前記データをプリコードし、前記決定されたリソース・ブロック・セットのRBにおいて前記データを送信する、請求項71に記載の基地局。
【請求項73】
前記チャネル状態情報は前記プリコーディング行列情報(PMI)を含み、
前記送信部は、具体的には、前記リソース・ブロック・セットに対応する前記サブバンドに対応する前記PMIに従って前記データをプリコードし、前記リソース・ブロック・セットのRBにおいて前記データを送信する、請求項71に記載の基地局。
【請求項74】
前記チャネル状態情報は前記チャネル品質情報(CQI)を含み、
前記送信部は、具体的には、前記システム帯域幅内の各サブバンドに対応する前記CQIに従って、前記データを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定し、前記リソース・ブロック・セットのRBにおいて前記データを送信する、請求項71に記載の基地局。
【請求項75】
受信端がコードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを選択するステップであって、前記ランク情報は2であり、前記プリコーディング行列WはW1・W2で表され、前記
【数49】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記
【数50】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記0は2行および4列を有するゼロの行列であり、前記Lは非負の整数であり、係数αを用いて前記W2内のφnに関する位相調整が行われ、前記φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、前記
【数51】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記nは非負の整数であり、前記Qは正の整数であり、前記第1のアンテナグループおよび前記第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する、受信端がコードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを選択するステップと、
前記送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って前記Wを決定するように、前記受信端が前記PMIを前記送信端へ送るステップと
を含む、プリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項76】
前記W1・W2の前記W2は、
【数52】
[この文献は図面を表示できません]
または
【数53】
[この文献は図面を表示できません]
または
【数54】
[この文献は図面を表示できません]
または
【数55】
[この文献は図面を表示できません]
で表され、
式中、前記係数αは、前記m1、前記m2、前記n、および前記Lのうちの少なくとも1つと関数関係を有し、
前記em1は4×1次元の列ベクトルを表し、前記em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記em2は4×1次元の列ベクトルを表し、前記em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記m1および前記m2はどちらも4以下の正の整数であり、前記em1および前記em2は同じであり、または異なる、請求項75に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項77】
前記係数αが、前記m1、前記m2、前記n、および前記Lのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、
前記係数
【数56】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数57】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数58】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記
【数59】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記
【数60】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記
【数61】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、
【数62】
[この文献は図面を表示できません]
は、切り捨て演算子であることを含む、請求項76に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項78】
プリコーディング行列情報を受信するための方法であって、
送信端が受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信するステップと、
前記送信端が前記プリコーディング行列情報(PMI)に従って、前記受信端によってコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを決定するステップと
を含み、前記ランク情報は2であり、前記プリコーディング行列Wは、W1・W2で表され、前記
【数63】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記
【数64】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記0は2行および4列を有するゼロの行列であり、前記Lは非負の整数であり、係数αを用いて前記W2内のφnに関する位相調整が行われ、前記φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、前記
【数65】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記nは非負の整数であり、前記Qは正の整数であり、前記第1のアンテナグループおよび前記第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する、方法。
【請求項79】
前記W1・W2の前記W2は、
【数66】
[この文献は図面を表示できません]
または
【数67】
[この文献は図面を表示できません]
または
【数68】
[この文献は図面を表示できません]
または
【数69】
[この文献は図面を表示できません]
で表され、
式中、前記係数αは、前記m1、前記m2、前記n、および前記Lのうちの少なくとも1つと関数関係を有し、
前記em1は4×1次元の列ベクトルを表し、前記em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記em2は4×1次元の列ベクトルを表し、前記em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記m1および前記m2はどちらも4以下の正の整数であり、前記em1および前記em2は同じであり、または異なる、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記係数αが、前記m1、前記m2、および前記Lのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、
前記係数
【数70】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数71】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数72】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記
【数73】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記
【数74】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記
【数75】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、
【数76】
[この文献は図面を表示できません]
は、切り捨て演算子であることを含む、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
受信端がコードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【数77】
[この文献は図面を表示できません]
を選択するステップであって、前記ランク情報は2であり、前記
【数78】
[この文献は図面を表示できません]
または前記
【数79】
[この文献は図面を表示できません]
または前記
【数80】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記
【数81】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記
【数82】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記m=i1+8*Z1であり、前記m’=i1+8*Z2であり、前記i1は非負の整数であり、前記Z1および前記Z2は非負の整数であり、前記φkは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、前記φk=ejπk/2であり、前記kは非負の整数であり、i2によって決定され、前記i2は非負の整数であり、前記第1のアンテナグループおよび前記第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、前記係数αはφkに関する位相調整を行うのに使用され、前記係数αは、前記i1、前記i2、前記m、前記m’、および前記kのうちの少なくとも1つと関数関係を有する、受信端がコードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【数83】
[この文献は図面を表示できません]
を選択するステップと、
前記送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って前記
【数84】
[この文献は図面を表示できません]
を決定するように、前記受信端が前記PMIを前記送信端へ送るステップと
を含む、プリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項82】
前記係数αが、前記i1、前記i2、前記m、前記m’、および前記kのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、
前記係数
【数85】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数86】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数87】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数88】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数89】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数90】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数91】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、
【数92】
[この文献は図面を表示できません]
は、切り捨て演算子であることを含む、請求項81に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項83】
前記コードブックに含まれる前記プリコーディング行列
【数93】
[この文献は図面を表示できません]
と前記i1および前記i2との関係が、
【表1】
[この文献は図面を表示できません]
で表され、
12≦i2≦15であるとき、前記
【数94】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
i2=8またはi2=11であるとき、前記
【数95】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
0≦i2≦7または9≦i2≦10であるとき、前記
【数96】
[この文献は図面を表示できません]
である、
請求項81または82に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項84】
前記コードブックに含まれる前記プリコーディング行列
【数97】
[この文献は図面を表示できません]
と前記i1および前記i2との関係が、
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
で表される、請求項81または82に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項85】
前記送信端が前記i1および前記i2に従って前記
【数98】
[この文献は図面を表示できません]
を決定するように、前記PMIは第1のインデックスおよび第2のインデックスを含み、前記第1のインデックスは前記i1を指示するのに使用され、前記第2のインデックスは前記i2を指示するのに使用される、請求項81から84のいずれか一項に記載のプリコーディング行列情報フィードバック方法。
【請求項86】
プリコーディング行列情報を受信するための方法であって、
送信端が受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信するステップと、
前記送信端が前記プリコーディング行列情報(PMI)に従って、前記受信端によって参照信号に基づいてコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【数99】
[この文献は図面を表示できません]
を決定するステップと
を含み、前記ランク情報は2であり、前記
【数100】
[この文献は図面を表示できません]
または前記
【数101】
[この文献は図面を表示できません]
または前記
【数102】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記
【数103】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記
【数104】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記m=i1+8*Z1であり、前記m’=i1+8*Z2であり、前記i1は非負の整数であり、前記Z1および前記Z2は非負の整数であり、前記φkは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、前記φk=ejπk/2であり、前記kは非負の整数であり、i2によって決定され、前記i2は非負の整数であり、前記第1のアンテナグループおよび前記第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、前記係数αは前記φkに関する位相調整を行うのに使用され、前記係数αは、前記i1、前記i2、前記m、前記m’、および前記kのうちの少なくとも1つと関数関係を有する、方法。
【請求項87】
前記係数αが、前記i1、前記i2、前記m、前記m’、および前記kのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、
前記係数
【数105】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数106】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数107】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数108】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数109】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数110】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数111】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、
【数112】
[この文献は図面を表示できません]
は、切り捨て演算子であることを含む、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記PMIは第1のインデックスおよび第2のインデックスを含み、
前記送信端が前記プリコーディング行列情報(PMI)に従って、前記受信端によって参照信号に基づいてコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【数113】
[この文献は図面を表示できません]
を決定する前記ステップは、
前記送信端が、前記第1のインデックスに従って前記i1を決定し、前記第2のインデックスに従って前記i2を決定するステップと、
前記送信端が、前記i1および前記i2に従って記憶されたコードブックにおいて、前記受信端によって選択された前記
【数114】
[この文献は図面を表示できません]
を決定するステップと
を含む、請求項86または87に記載の方法。
【請求項89】
前記コードブックに含まれる前記プリコーディング行列
【数115】
[この文献は図面を表示できません]
と前記i1および前記i2との関係が、
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
で表され、
12≦i2≦15であるとき、前記
【数116】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
i2=8またはi2=11であるとき、前記
【数117】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
0≦i2≦7または9≦i2≦10であるとき、前記
【数118】
[この文献は図面を表示できません]
である、
請求項88に記載の方法。
【請求項90】
前記コードブックに含まれる前記プリコーディング行列
【数119】
[この文献は図面を表示できません]
と前記i1および前記i2との関係が、
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
で表される、請求項88に記載の方法。
【請求項91】
コードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを選択する選択部であって、前記ランク情報は2であり、前記プリコーディング行列WはW1・W2で表され、前記
【数120】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記
【数121】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記0は2行および4列を有するゼロの行列であり、前記Lは非負の整数であり、係数αを用いて前記W2内のφnに関する位相調整が行われ、前記φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、前記
【数122】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記nは非負の整数であり、前記Qは正の整数であり、前記第1のアンテナグループおよび前記第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する、前記選択部と、
前記送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って前記選択部によって選択された前記Wを決定するように、前記PMIを前記送信端へ送る送信部と
を含む、受信端。
【請求項92】
前記選択部によって選択される前記W1・W2の前記W2は、
【数123】
[この文献は図面を表示できません]
または
【数124】
[この文献は図面を表示できません]
または
【数125】
[この文献は図面を表示できません]
または
【数126】
[この文献は図面を表示できません]
で表され、
式中、前記係数αは、前記m1、前記m2、前記n、および前記Lのうちの少なくとも1つと関数関係を有し、
前記em1は4×1次元の列ベクトルを表し、前記em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記em2は4×1次元の列ベクトルを表し、前記em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記m1および前記m2はどちらも4以下の正の整数であり、前記em1および前記em2は同じであり、または異なる、請求項91に記載の受信端。
【請求項93】
前記係数αが、前記m1、前記m2、前記n、および前記Lのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、
前記係数
【数127】
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であり、または前記係数
【数128】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数129】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記
【数130】
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であり、または前記
【数131】
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であり、または前記
【数132】
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であり、式中、
【数133】
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は、切り捨て演算子であることを含む、請求項92に記載の受信端。
【請求項94】
受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された前記プリコーディング行列情報(PMI)に従って、前記受信端によってコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを決定する決定部と
を含み、前記ランク情報は2であり、前記W=W1・W2であり、前記
【数134】
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であり、前記
【数135】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記0は2行および4列を有するゼロの行列であり、前記Lは非負の整数であり、係数αを用いて前記W2内のφnに関する位相調整が行われ、前記φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、前記
【数136】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記nは非負の整数であり、前記Qは正の整数であり、前記第1のアンテナグループおよび前記第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する、送信端。
【請求項95】
前記W1・W2の前記W2は、
【数137】
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または
【数138】
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または
【数139】
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または
【数140】
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で表され、
式中、前記係数αは、前記m1、前記m2、前記n、および前記Lのうちの少なくとも1つと関数関係を有し、
前記em1は4×1次元の列ベクトルを表し、前記em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記em2は4×1次元の列ベクトルを表し、前記em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、前記m1および前記m2はどちらも4以下の正の整数であり、前記em1および前記em2は同じであり、または異なる、請求項94に記載の送信端。
【請求項96】
前記係数αが、前記m1、前記m2、および前記Lのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、
前記係数
【数141】
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であり、または前記係数
【数142】
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であり、または前記係数
【数143】
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であり、または前記
【数144】
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であり、または前記
【数145】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記
【数146】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、
【数147】
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は、切り捨て演算子であることを含む、請求項95に記載の送信端。
【請求項97】
コードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【数148】
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を選択する選択部であって、前記ランク情報は2であり、前記
【数149】
[この文献は図面を表示できません]
または前記
【数150】
[この文献は図面を表示できません]
または前記
【数151】
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であり、前記
【数152】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記
【数153】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記m=i1+8*Z1であり、前記m’=i1+8*Z2であり、前記i1は15以下の非負の整数であり、前記Z1および前記Z2は非負の整数であり、前記φkは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、前記φk=ejπk/2であり、前記kは非負の整数であり、i2によって決定され、前記i2は15以下の非負の整数であり、前記第1のアンテナグループおよび前記第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、前記係数αはφnに関する位相調整を行うのに使用され、前記係数αは、前記i1、前記i2、前記m、前記m’、および前記kのうちの少なくとも1つと関数関係を有する、前記選択部と、
前記送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って前記選択部によって選択された
【数154】
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を決定するように、前記PMIを前記送信端へ送る送信部と
を含む、受信端。
【請求項98】
前記係数αが、前記i1、前記i2、前記m、前記m’、および前記kのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、
前記係数
【数155】
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であり、または前記係数
【数156】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数157】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数158】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数159】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数160】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数161】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、
【数162】
[この文献は図面を表示できません]
は、切り捨て演算子であることを含む、請求項97に記載の受信端。
【請求項99】
前記コードブックに含まれる前記プリコーディング行列
【数163】
[この文献は図面を表示できません]
と前記i1および前記i2との関係が、
【表5】
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で表され、
12≦i2≦15であるとき、前記
【数164】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
i2=8またはi2=11であるとき、前記
【数165】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
0≦i2≦7または9≦i2≦10であるとき、前記
【数166】
[この文献は図面を表示できません]
である、
請求項97または98に記載の受信端。
【請求項100】
前記コードブックに含まれる前記プリコーディング行列
【数167】
[この文献は図面を表示できません]
と前記i1および前記i2との関係が、
【表6】
[この文献は図面を表示できません]
で表される、請求項97または98に記載の受信端。
【請求項101】
前記送信端が前記i1および前記i2に従って前記
【数168】
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を決定するように、前記PMIは第1のインデックスおよび第2のインデックスを含み、前記第1のインデックスは前記i1を指示するのに使用され、前記第2のインデックスは前記i2を指示するのに使用される、請求項97から100のいずれか一項に記載の方法。
【請求項102】
受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された前記プリコーディング行列情報(PMI)に従って、前記受信端によって参照信号に基づいてコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【数169】
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を決定する決定部と
を含み、前記ランク情報は2であり、前記
【数170】
[この文献は図面を表示できません]
または前記
【数171】
[この文献は図面を表示できません]
または前記
【数172】
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であり、前記
【数173】
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であり、前記
【数174】
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であり、前記m=i1+8*Z1であり、前記m’=i1+8*Z2であり、前記i1は非負の整数であり、前記Z1および前記Z2は非負の整数であり、前記φkは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、前記φk=ejπk/2であり、前記kは非負の整数であり、i2によって決定され、前記i2は非負の整数であり、前記第1のアンテナグループおよび前記第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、前記係数αは前記φnに関する位相調整を行うのに使用され、前記係数αは、前記i1、前記i2、前記m、前記m’、および前記kのうちの少なくとも1つと関数関係を有する、送信端。
【請求項103】
前記係数αが、前記i1、前記i2、前記m、前記m’、および前記kのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、
前記係数
【数175】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数176】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数177】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数178】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数179】
[この文献は図面を表示できません]
であり、または前記係数
【数180】
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であり、または前記係数
【数181】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、
【数182】
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は、切り捨て演算子であることを含む、請求項102に記載の送信端。
【請求項104】
前記受信部によって受信される前記PMIは第1のインデックスおよび第2のインデックスを含み、
前記決定部は、具体的には、前記第1のインデックスに従って前記i1を決定し、前記第2のインデックスに従って前記i2を決定し、前記i1および前記i2に従って記憶されたコードブックにおいて、前記受信端によって選択された前記
【数183】
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を決定する、請求項102または103に記載の送信端。
【請求項105】
前記コードブックに含まれる前記プリコーディング行列
【数184】
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と前記i1および前記i2との関係が、
【表7】
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で表され、
12≦i2≦15であるとき、前記
【数185】
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であり、
i2=8またはi2=11であるとき、前記
【数186】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
0≦i2≦7または9≦i2≦10であるとき、前記
【数187】
[この文献は図面を表示できません]
である、請求項104に記載の送信端。
【請求項106】
前記コードブックに含まれる前記プリコーディング行列
【数188】
[この文献は図面を表示できません]
と前記i1および前記i2との関係が、
【表8】
[この文献は図面を表示できません]
で表される、請求項104に記載の送信端。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み入れられる、2013年4月28日付で出願された、「PRECODING MATRIX INDICATOR FEEDBACK METHOD, RECEIVE END, AND TRANSMIT END」という名称の中国特許出願のPCT出願第PCT/CN2013/074992号の優先権を主張するものである。
【0002】
本発明の実施形態は無線通信の分野に関し、詳細には、プリコーディング行列情報フィードバック方法、受信端、および送信端に関する。
【背景技術】
【0003】
多入力多出力(Multiple Input Multiple Output、MIMO)無線通信システムは、送信プリコーディング技術および受信合成技術を用いて、ダイバーシチおよびアレイ利得を得ることができる。プリコーディングを用いるシステムは、
【0004】
【数1】
[この文献は図面を表示できません]
【0005】
によって表すことができ、式中、yは受信信号ベクトルであり、Hはチャネル行列であり、
【0006】
【数2】
[この文献は図面を表示できません]
【0007】
はプリコーディング行列であり、sは送信シンボルベクトルであり、nは測定雑音である。
【0008】
最適なプリコーディングは、普通、チャネル状態情報(Channel State Information、CSI)が送信側に十分に知られることを必要とする。一般の方法では、ユーザ機器(User Equipment、UE)が一時的なCSIを定量化し、定量化された一時的なCSIを基地局へ報告する。ユーザ機器は、移動局(Mobile Station、MS)、中継器(Relay)、携帯電話(Mobile Telephone)、ハンドセット(handset)、携帯型デバイス(portable equipment)などを含み、基地局は、ノードB(NodeB)基地局(Base Station、BS)、アクセスポイント(Access Point)、送信ポイント(Transmission Point、TP)、進化型ノードB(Evolved NodeB、eNB)、中継器(Relay)などを含む。既存のロング・ターム・エボルーション(Long Term Evolution、LTE)システムによって報告されるCSI情報は、ランク情報(Rank Indicator、RI)、プリコーディング行列情報(Precoding Matrix Indicator、PMI)、チャネル品質情報(Channel Quality Indicator、CQI)などに関する情報を含み、RIおよびPMIは、それぞれ、使用されるトランスポート層の数およびプリコーディング行列を指示する。使用されるプリコーディング行列のセットを、普通、コードブックといい、各プリコーディング行列はコードブック内のコードワードである。
【0009】
既存のLTEシステムで使用されるコードブックは、主に、シングルユーザ多入力多出力(Single User Multiple Input Multiple Output、SU-MIMO)技術のために設計されている。既存のコードブック設計が、マルチユーザ多入力多出力(Multi-User Multiple Input Multiple Output、MU-MIMO)や協調マルチポイント(Coordinative Multiple Point、CoMP)といった技術に適用される場合、フィードバックチャネルの容量の制限およびコードブックセットのサイズの制限によりフィードバック精度が低下し、結果として性能損およびシステムスループットの低下がもたらされる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の実施形態は、コードブックセットのサイズを増大させ、フィードバック精度を向上させることができるプリコーディング行列情報フィードバック方法、受信端、および送信端を提供する。
【0011】
第1の態様は、プリコーディング行列情報フィードバック方法を提供する。本方法は、受信端が参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択するステップであって、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0012】
【数3】
[この文献は図面を表示できません]
【0013】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する、受信端が参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択するステップと、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従ってWを決定するように、受信端がPMIを送信端へ送るステップとを含む。
【0014】
第1の態様に関連して、第1の態様の実施態様において、受信端は、参照信号に基づいてランク情報を決定し、ランク情報は、有用な送信層の数に対応し、受信端が参照信号に基づいてコードブックの中か領域プリコーディング行列Wを選択するステップは、受信端が参照信号に基づいてコードブックの中からランク情報に対応するWを選択するステップを含む。
【0015】
第1の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第1の態様の別の実施態様において、ランク情報が1であるとき、プリコーディング行列は、
【0016】
【数4】
[この文献は図面を表示できません]
【0017】
であり、
式中、
【0018】
【数5】
[この文献は図面を表示できません]
【0019】
であり、L、P、およびMはすべて正の整数であり、LはMより小さく、Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも正の整数である。
【0020】
第1の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第1の態様の別の実施態様において、ランク情報が2であるとき、プリコーディング行列は、
【0021】
【数6】
[この文献は図面を表示できません]
【0022】
であり、または
ランク情報が2であるとき、プリコーディング行列は、
【0023】
【数7】
[この文献は図面を表示できません]
【0024】
であり、または
ランク情報が2であるとき、プリコーディング行列は、
【0025】
【数8】
[この文献は図面を表示できません]
【0026】
であり、
式中、
【0027】
【数9】
[この文献は図面を表示できません]
【0028】
であり、L、P、およびMはすべて正の整数であり、LはMより小さく、Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも正の整数である。
【0029】
第1の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第1の態様の別の実施態様において、係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表し、または係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)はm2の関数を表す。
【0030】
第1の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第1の態様の別の実施態様において、係数
【0031】
【数10】
[この文献は図面を表示できません]
【0032】
であり、または係数
【0033】
【数11】
[この文献は図面を表示できません]
【0034】
であり、式中、Aは正の整数であり、k=P/2であり、
【0035】
【数12】
[この文献は図面を表示できません]
【0036】
は切り捨て演算子である。
【0037】
第1の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第1の態様の別の実施態様において、係数
【0038】
【数13】
[この文献は図面を表示できません]
【0039】
であり、または係数
【0040】
【数14】
[この文献は図面を表示できません]
【0041】
であり、式中、Aは正の整数であり、k=P/2であり、modはモジュロ演算子である。
【0042】
第1の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第1の態様の別の実施態様において、W1は広帯域のチャネル特性を表す行列であり、W2はサブバンドのチャネル特性を表す行列である。
【0043】
第1の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第1の態様の別の実施態様において、プリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含み、PMI1はW1を指示するのに使用され、PMI2はW2を指示するのに使用される。
【0044】
第1の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第1の態様の別の実施態様において、受信端が参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択するステップの後に、本方法は、受信端がアンテナ通し番号に従ってW上で行置換または列置換を行うステップをさらに含む。
【0045】
第1の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第1の態様の別の実施態様において、受信端が参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択するステップの前に、本方法は、受信端が送信端によって送られた参照信号を受信するステップをさらに含み、参照信号は、チャネル状態情報参照信号(CSI RS)、復調参照信号(DM RS)、およびセル別参照信号(CRS)のうちの少なくとも1つを含む。
【0046】
第2の態様は、プリコーディング行列情報フィードバック方法を提供する。本方法は、送信端が受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信するステップと、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wを決定するステップとを含み、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0047】
【数15】
[この文献は図面を表示できません]
【0048】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【0049】
第2の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第2の態様の別の実施態様において、Wはランク情報に対応し、ランク情報は有用な送信層の数に対応する。
【0050】
第2の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第2の態様の別の実施態様において、ランク情報が1であるとき、プリコーディング行列は、
【0051】
【数16】
[この文献は図面を表示できません]
【0052】
であり、
式中、
【0053】
【数17】
[この文献は図面を表示できません]
【0054】
であり、L、P、およびMはすべて正の整数であり、LはMより小さく、Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも正の整数である。
【0055】
第2の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第2の態様の別の実施態様において、ランク情報が2であるとき、プリコーディング行列は、
【0056】
【数18】
[この文献は図面を表示できません]
【0057】
であり、または
ランク情報が2であるとき、プリコーディング行列は、
【0058】
【数19】
[この文献は図面を表示できません]
【0059】
であり、または
ランク情報が2であるとき、プリコーディング行列は、
【0060】
【数20】
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【0061】
であり、
式中、
【0062】
【数21】
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【0063】
であり、L、P、およびMはすべて正の整数であり、LはMより小さく、Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも正の整数である。
【0064】
第2の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第2の態様の別の実施態様において、係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表し、または係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)はm2の関数を表す。
【0065】
第2の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第2の態様の別の実施態様において、係数
【0066】
【数22】
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【0067】
であり、または係数
【0068】
【数23】
[この文献は図面を表示できません]
【0069】
であり、式中、Aは正の整数であり、k=P/2であり、
【0070】
【数24】
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【0071】
は切り捨て演算子である。
【0072】
第2の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第2の態様の別の実施態様において、係数
【0073】
【数25】
[この文献は図面を表示できません]
【0074】
であり、または係数
【0075】
【数26】
[この文献は図面を表示できません]
【0076】
であり、式中、Aは正の整数であり、k=P/2であり、modはモジュロ演算子である。
【0077】
第2の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第2の態様の別の実施態様において、W1は広帯域のチャネル特性を表す行列であり、W2はサブバンドのチャネル特性を表す行列である。
【0078】
第2の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第2の態様の別の実施態様において、プリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含み、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wを決定するステップは、送信端がPMI1に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたW1を決定し、PMI2に従って、受信端によってコードブックの中から選択されたW2を決定するステップと、送信端がW1およびW2に従ってWを決定するステップとを含む。
【0079】
第2の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第2の態様の別の実施態様において、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wを決定するステップの後に、本方法は、送信端がアンテナ通し番号に従って、W上で行置換または列置換を行うステップをさらに含む。
【0080】
第2の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第2の態様の別の実施態様において、送信端が受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信するステップの前に、本方法は、送信端が受信端へ参照信号を送るステップをさらに含み、参照信号は、チャネル状態情報参照信号(CSI RS)、復調参照信号(DM RS)、およびセル別参照信号(CRS)のうちの少なくとも1つを含む。
【0081】
第3の態様は、チャネル状態情報をフィードバックするための方法を提供する。本方法は、ユーザ機器が参照信号に基づいてシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を決定するステップと、ユーザ機器が基地局へシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を送るステップとを含み、システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。
【0082】
第3の態様に関連して、第3の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、またはリソース・ブロック・セットはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)である。
【0083】
第3の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第3の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)であり、システム帯域幅が10RB以下であるとき、サブバンドのサイズは1RBであり、またはシステム帯域幅が11RBから26RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBであり、またはシステム帯域幅が27RBから63RBであるとき、サブバンドのサイズは3RBであり、またはシステム帯域幅が64RBから110RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBである。
【0084】
第3の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第3の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、システム帯域幅が10RB以下であるとき、サブバンドのサイズは1RBであり、またはシステム帯域幅が11RBから26RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBであり、またはシステム帯域幅が27RBから63RBであるとき、サブバンドのサイズは3RBであり、またはシステム帯域幅が64RBから110RBであるとき、サブバンドのサイズは4RBである。
【0085】
第3の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第3の態様の別の実施態様において、システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるRBは、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるRBと同じである。
【0086】
第3の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第3の態様の別の実施態様において、ユーザ機器が基地局へシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を送るステップは、ユーザ機器が物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して基地局へシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を送るステップを含む。
【0087】
第3の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第3の態様の別の実施態様において、チャネル状態情報は、プリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)のうちの少なくとも1つを含む。
【0088】
第4の態様は、チャネル状態情報を受信するための方法を提供する。本方法は、基地局がユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信するステップであって、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報は参照信号に基づいてユーザ機器によって決定される、基地局がユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信するステップと、基地局がシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報に従ってデータを送信するステップとを含み、システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。
【0089】
第4の態様に関連して、第4の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、またはリソース・ブロック・セットはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)である。
【0090】
第4の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第4の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)であり、システム帯域幅が10RB以下であるとき、サブバンドのサイズは1RBであり、またはシステム帯域幅が11RBから26RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBであり、またはシステム帯域幅が27RBから63RBであるとき、サブバンドのサイズは3RBであり、またはシステム帯域幅が64RBから110RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBである。
【0091】
第4の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第4の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、システム帯域幅が10RB以下であるとき、サブバンドのサイズは1RBであり、またはシステム帯域幅が11RBから26RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBであり、またはシステム帯域幅が27RBから63RBであるとき、サブバンドのサイズは3RBであり、またはシステム帯域幅が64RBから110RBであるとき、サブバンドのサイズは4RBである。
【0092】
第4の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第4の態様の別の実施態様において、システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるRBは、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるRBと同じである。
【0093】
第4の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第4の態様の別の実施態様において、基地局がユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信するステップは、基地局が物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介してユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信するステップを含む。
【0094】
第4の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第4の態様の別の実施態様において、チャネル状態情報は、プリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)のうちの少なくとも1つを含む。
【0095】
第4の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第4の態様の別の実施態様において、チャネル状態情報は、プリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)を含み、基地局がシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報に従ってデータを送信するステップは、基地局がシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するCQIに従って、データを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定するステップと、決定されたリソース・ブロック・セットに対応するサブバンドに対応するPMIに従ってデータをプリコードし、決定されたリソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信するステップとを含む。
【0096】
第4の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第4の態様の別の実施態様において、チャネル状態情報はプリコーディング行列情報(PMI)を含み、基地局がシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報に従ってデータを送信するステップは、リソース・ブロック・セットに対応するサブバンドに対応するPMIに従ってデータをプリコードし、リソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信するステップを含む。
【0097】
第4の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第4の態様の別の実施態様において、チャネル状態情報はチャネル品質情報(CQI)を含み、基地局がシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報に従ってデータを送信するステップは、基地局がシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するCQIに従って、データを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定し、リソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信するステップを含む。
【0098】
第5の態様は受信端を提供する。本受信端は、参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択する選択部であって、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0099】
【数27】
[この文献は図面を表示できません]
【0100】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する、選択部と、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って選択部によって選択されたWを決定するように、PMIを送信端へ送る送信部とを含む。
【0101】
第5の態様に関連して、第5の態様の別の実施態様において、受信端は決定部をさらに含む。決定部は参照信号に基づいてランク情報を決定し、ランク情報は有用な送信層の数に対応する。選択部は、具体的には、参照信号に基づいて、コードブックの中から決定部によって決定されたランク情報に対応するプリコーディング行列Wを選択する。
【0102】
第5の態様に関連して、第5の態様の別の実施態様において、決定部によって決定されたランク情報が1であるとき、選択部によって選択されるプリコーディング行列は、
【0103】
【数28】
[この文献は図面を表示できません]
【0104】
であり、
式中、
【0105】
【数29】
[この文献は図面を表示できません]
【0106】
であり、L、P、およびMはすべて正の整数であり、LはMより小さく、Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも正の整数であり、em1およびem2は同じであり、または異なる。
【0107】
第5の態様に関連して、第5の態様の別の実施態様において、決定部によって決定されたランク情報が1であるとき、選択部によって選択されるプリコーディング行列は、
【0108】
【数30】
[この文献は図面を表示できません]
【0109】
または
【0110】
【数31】
[この文献は図面を表示できません]
【0111】
または
【0112】
【数32】
[この文献は図面を表示できません]
【0113】
であり、
式中、
【0114】
【数33】
[この文献は図面を表示できません]
【0115】
であり、L、P、およびMはすべて正の整数であり、LはMより小さく、Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも正の整数であり、em1およびem2は同じであり、または異なる。
【0116】
第5の態様に関連して、第5の態様の別の実施態様において、係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表し、または係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)はm2の関数を表す。
【0117】
第5の態様に関連して、第5の態様の別の実施態様において、係数
【0118】
【数34】
[この文献は図面を表示できません]
【0119】
であり、または係数
【0120】
【数35】
[この文献は図面を表示できません]
【0121】
であり、式中、Aは正の整数であり、k=P/2であり、
【0122】
【数36】
[この文献は図面を表示できません]
【0123】
は切り捨て演算子である。
【0124】
第5の態様に関連して、第5の態様の別の実施態様において、係数
【0125】
【数37】
[この文献は図面を表示できません]
【0126】
であり、または係数
【0127】
【数38】
[この文献は図面を表示できません]
【0128】
であり、式中、Aは正の整数であり、modはモジュロ演算子である。
【0129】
第5の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第5の態様の別の実施態様において、W1は広帯域のチャネル特性を表す行列であり、W2はサブバンドのチャネル特性を表す行列である。
【0130】
第5の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第5の態様の別の実施態様において、送信部によって送られるプリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含み、PMI1はW1を指示するのに使用され、PMI2はW2を指示するのに使用される。
【0131】
第5の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第5の態様の別の実施態様において、選択部は、さらに、アンテナ通し番号に従ってW上で行置換または列置換を行う。
【0132】
第6の態様は送信端を提供する。本送信端は、受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する受信部と、受信部によって受信されたプリコーディング行列情報(PMI)に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wを決定する決定部とを含み、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0133】
【数39】
[この文献は図面を表示できません]
【0134】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【0135】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実施態様において、Wはランク情報に対応し、ランク情報は有用な送信層の数に対応する。
【0136】
第6の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第6の態様の別の実施態様において、ランク情報が1であるとき、プリコーディング行列は、
【0137】
【数40】
[この文献は図面を表示できません]
【0138】
であり、
式中、
【0139】
【数41】
[この文献は図面を表示できません]
【0140】
であり、L、P、およびMはすべて正の整数であり、LはMより小さく、Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも正の整数であり、em1およびem2は同じであり、または異なる。
【0141】
第6の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第6の態様の別の実施態様において、ランク情報が2であるとき、プリコーディング行列は、
【0142】
【数42】
[この文献は図面を表示できません]
【0143】
であり、または
ランク情報が2であるとき、プリコーディング行列は、
【0144】
【数43】
[この文献は図面を表示できません]
【0145】
であり、または
ランク情報が2であるとき、プリコーディング行列は、
【0146】
【数44】
[この文献は図面を表示できません]
【0147】
であり、
式中、
【0148】
【数45】
[この文献は図面を表示できません]
【0149】
であり、L、P、およびMはすべて正の整数であり、LはMより小さく、Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも正の整数であり、em1およびem2は同じであり、または異なる。
【0150】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実施態様において、係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表し、または係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)はm2の関数を表す。
【0151】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実施態様において、係数
【0152】
【数46】
[この文献は図面を表示できません]
【0153】
であり、または係数
【0154】
【数47】
[この文献は図面を表示できません]
【0155】
であり、式中、Aは正の整数であり、k=P/2であり、
【0156】
【数48】
[この文献は図面を表示できません]
【0157】
は切り捨て演算子である。
【0158】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実施態様において、係数
【0159】
【数49】
[この文献は図面を表示できません]
【0160】
であり、または係数
【0161】
【数50】
[この文献は図面を表示できません]
【0162】
であり、式中、Aは正の整数であり、modはモジュロ演算子である。
【0163】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実施態様において、受信部によって受信されるプリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含み、決定部は、具体的には、PMI1に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたW1を決定し、PMI2に従って、受信端によってコードブックの中から選択されたW2を決定し、W1およびW2に従ってWを決定する。
【0164】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実施態様において、決定部は、さらに、アンテナ通し番号に従ってW上で行置換または列置換を行う。
【0165】
第7の態様はユーザ機器を提供する。本ユーザ機器は、参照信号に基づいてシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を決定する決定部と、決定部によって決定されたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を基地局へ送る送信部とを含み、システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。
【0166】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、またはリソース・ブロック・セットはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)である。
【0167】
第7の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第7の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)であり、システム帯域幅が10RB以下であるとき、サブバンドのサイズは1RBであり、またはシステム帯域幅が11RBから26RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBであり、またはシステム帯域幅が27RBから63RBであるとき、サブバンドのサイズは3RBであり、またはシステム帯域幅が64RBから110RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBである。
【0168】
第7の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第7の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、システム帯域幅が10RB以下であるとき、サブバンドのサイズは1RBであり、またはシステム帯域幅が11RBから26RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBであり、またはシステム帯域幅が27RBから63RBであるとき、サブバンドのサイズは3RBであり、またはシステム帯域幅が64RBから110RBであるとき、サブバンドのサイズは4RBである。
【0169】
第7の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第7の態様の別の実施態様において、システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるRBは、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるRBと同じである。
【0170】
第7の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第7の態様の別の実施態様において、ユーザ機器が基地局へシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を送ることは、ユーザ機器が物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して基地局へシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を送ることを含む。
【0171】
第7の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第7の態様の別の実施態様において、チャネル状態情報は、プリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)のうちの少なくとも1つを含む。
【0172】
第8の態様は基地局を提供する。本基地局は、ユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信する受信部であって、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報は参照信号に基づいてユーザ機器によって決定される、受信部と、受信部によって受信されたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報に従ってデータを送信する送信部とを含み、システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。
【0173】
第8の態様に関連して、第8の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、またはリソース・ブロック・グループはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)である。
【0174】
第8の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第8の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)であり、システム帯域幅が10RB以下であるとき、サブバンドのサイズは1RBであり、またはシステム帯域幅が11RBから26RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBであり、またはシステム帯域幅が27RBから63RBであるとき、サブバンドのサイズは3RBであり、またはシステム帯域幅が64RBから110RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBである。
【0175】
第8の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第8の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、システム帯域幅が10RB以下であるとき、サブバンドのサイズは1RBであり、またはシステム帯域幅が11RBから26RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBであり、またはシステム帯域幅が27RBから63RBであるとき、サブバンドのサイズは3RBであり、またはシステム帯域幅が64RBから110RBであるとき、サブバンドのサイズは4RBである。
【0176】
第8の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第8の態様の別の実施態様において、システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるRBは、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるRBと同じである。
【0177】
第8の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第8の態様の別の実施態様において、基地局がユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信することは、基地局が物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介してユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信することを含む。
【0178】
第8の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第8の態様の別の実施態様において、チャネル状態情報は、プリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)のうちの少なくとも1つを含む。
【0179】
第8の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第8の態様の別の実施態様において、チャネル状態情報はプリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)を含み、基地局は決定部をさらに含み、決定部は、受信部によって受信される、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するCQIに従って、データを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定し、送信部は、決定部によって決定されたリソース・ブロック・セットに対応するサブバンドに対応するPMIに従ってデータをプリコードし、決定されたリソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信する。
【0180】
第8の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第8の態様の別の実施態様において、チャネル状態情報はプリコーディング行列情報(PMI)を含み、送信部は、さらに、リソース・ブロック・セットに対応するサブバンドに対応するPMIに従ってデータをプリコードし、リソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信する。
【0181】
第8の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第8の態様の別の実施態様において、チャネル状態情報はチャネル品質情報(CQI)を含み、送信部は、さらに、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するCQIに従ってデータを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定し、リソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信する。
【0182】
第9の態様は受信端を提供する。本受信端は、参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択するプロセッサであって、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0183】
【数51】
[この文献は図面を表示できません]
【0184】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する、プロセッサと、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従ってプロセッサによって選択されたWを決定するように、PMIを送信端へ送る送信機とを含む。
【0185】
第9の態様に関連して、第9の態様の別の実施態様において、プロセッサは、さらに、参照信号に基づいてランク情報を決定し、ランク情報は有用な送信層の数に対応し、プロセッサは、具体的には、参照信号に基づいてコードブックの中から、決定されたランク情報に対応するプリコーディング行列Wを選択する。
【0186】
第9の態様に関連して、第9の態様の別の実施態様において、プロセッサによって決定されたランク情報が1であるとき、プロセッサよって選択されるプリコーディング行列は、
【0187】
【数52】
[この文献は図面を表示できません]
【0188】
であり、
式中、
【0189】
【数53】
[この文献は図面を表示できません]
【0190】
であり、L、P、およびMはすべて正の整数であり、LはMより小さく、Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも正の整数であり、em1およびem2は同じであり、または異なる。
【0191】
第9の態様に関連して、第9の態様の別の実施態様において、プロセッサによって決定されたランク情報が1であるとき、プロセッサよって選択されるプリコーディング行列は、
【0192】
【数54】
[この文献は図面を表示できません]
【0193】
または
【0194】
【数55】
[この文献は図面を表示できません]
【0195】
または
【0196】
【数56】
[この文献は図面を表示できません]
【0197】
であり、
式中、
【0198】
【数57】
[この文献は図面を表示できません]
【0199】
であり、L、P、およびMはすべて正の整数であり、LはMより小さく、Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも正の整数であり、em1およびem2は同じであり、または異なる。
【0200】
第9の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表し、または係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)はm2の関数を表す。
【0201】
第9の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、係数
【0202】
【数58】
[この文献は図面を表示できません]
【0203】
であり、または係数
【0204】
【数59】
[この文献は図面を表示できません]
【0205】
であり、式中、Aは正の整数であり、k=P/2であり、
【0206】
【数60】
[この文献は図面を表示できません]
【0207】
は切り捨て演算子である。
【0208】
第9の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、係数
【0209】
【数61】
[この文献は図面を表示できません]
【0210】
であり、または係数
【0211】
【数62】
[この文献は図面を表示できません]
【0212】
であり、式中、Aは正の整数であり、modはモジュロ演算子である。
【0213】
第9の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第9の態様の別の実施態様において、W1は広帯域のチャネル特性を表す行列であり、W2はサブバンドのチャネル特性を表す行列である。
【0214】
第9の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第9の態様の別の実施態様において、送信機によって送られるプリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含み、PMI1はW1を指示するのに使用され、PMI2はW2を指示するのに使用される。
【0215】
第9の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第9の態様の別の実施態様において、プロセッサは、さらに、アンテナ通し番号に従ってW上で行置換または列置換を行う。
【0216】
第10の態様は送信端を提供する。本送信端は、受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する受信機と、受信機によって受信されたプリコーディング行列情報(PMI)に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wを決定するプロセッサとを含み、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0217】
【数63】
[この文献は図面を表示できません]
【0218】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【0219】
第10の態様に関連して、第10の態様の別の実施態様において、Wはランク情報に対応し、ランク情報は有用な送信層の数に対応する。
【0220】
第10の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第10の態様の別の実施態様において、ランク情報が1であるとき、プリコーディング行列は、
【0221】
【数64】
[この文献は図面を表示できません]
【0222】
であり、
式中、
【0223】
【数65】
[この文献は図面を表示できません]
【0224】
であり、L、P、およびMはすべて正の整数であり、LはMより小さく、Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも正の整数であり、em1およびem2は同じであり、または異なる。
【0225】
第10の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第10の態様の別の実施態様において、ランク情報が2であるとき、プリコーディング行列は、
【0226】
【数66】
[この文献は図面を表示できません]
【0227】
であり、または
ランク情報が2であるとき、プリコーディング行列は、
【0228】
【数67】
[この文献は図面を表示できません]
【0229】
であり、または
ランク情報が2であるとき、プリコーディング行列は、
【0230】
【数68】
[この文献は図面を表示できません]
【0231】
であり、
式中、
【0232】
【数69】
[この文献は図面を表示できません]
【0233】
であり、L、P、およびMはすべて正の整数であり、LはMより小さく、Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも正の整数であり、em1およびem2は同じであり、または異なる。
【0234】
第10の態様に関連して、第10の態様の別の実施態様において、係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表し、または係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)はm2の関数を表す。
【0235】
第10の態様に関連して、第10の態様の別の実施態様において、係数
【0236】
【数70】
[この文献は図面を表示できません]
【0237】
であり、または係数
【0238】
【数71】
[この文献は図面を表示できません]
【0239】
であり、式中、Aは正の整数であり、k=P/2であり、
【0240】
【数72】
[この文献は図面を表示できません]
【0241】
は切り捨て演算子である。
【0242】
第10の態様に関連して、第10の態様の別の実施態様において、係数
【0243】
【数73】
[この文献は図面を表示できません]
【0244】
であり、または係数
【0245】
【数74】
[この文献は図面を表示できません]
【0246】
であり、式中、Aは正の整数であり、modはモジュロ演算子である。
【0247】
第10の態様に関連して、第10の態様の別の実施態様において、受信機によって受信されるプリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含み、プロセッサは、具体的には、PMI1に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたW1を決定し、PMI2に従って、受信端によってコードブックの中から選択されたW2を決定し、W1およびW2に従ってWを決定する。
【0248】
第10の態様に関連して、第10の態様の別の実施態様において、プロセッサは、さらに、アンテナ通し番号に従ってW上で行置換または列置換を行う。
【0249】
第11態様はユーザ機器を提供する。本ユーザ機器は、参照信号に基づいてシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を決定するプロセッサと、プロセッサによって決定されたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を基地局へ送る送信機とを含み、システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。
【0250】
第11の態様に関連して、第11の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、またはリソース・ブロック・セットはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)である。
【0251】
第11の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第11の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)であり、システム帯域幅が10RB以下であるとき、サブバンドのサイズは1RBであり、またはシステム帯域幅が11RBから26RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBであり、またはシステム帯域幅が27RBから63RBであるとき、サブバンドのサイズは3RBであり、またはシステム帯域幅が64RBから110RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBである。
【0252】
第11の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第11の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、システム帯域幅が10RB以下であるとき、サブバンドのサイズは1RBであり、またはシステム帯域幅が11RBから26RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBであり、またはシステム帯域幅が27RBから63RBであるとき、サブバンドのサイズは3RBであり、またはシステム帯域幅が64RBから110RBであるとき、サブバンドのサイズは4RBである。
【0253】
第11の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第11の態様の別の実施態様において、システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるRBは、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるRBと同じである。
【0254】
第11の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第11の態様の別の実施態様において、ユーザ機器が基地局へシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を送ることは、ユーザ機器が物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して基地局へシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を送ることを含む。
【0255】
第11の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第11の態様の別の実施態様において、チャネル状態情報は、プリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)のうちの少なくとも1つを含む。
【0256】
第12の態様は基地局を提供する。本基地局は、ユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信する受信機であって、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報は参照信号に基づいてユーザ機器によって決定される、受信機と、受信機によって受信されたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報に従ってデータを送信する送信機とを含み、システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。
【0257】
第12の態様に関連して、第12の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、またはリソース・ブロック・グループはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)である。
【0258】
第12の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第12の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはプリコーディング・リソース・グループ(PRG)であり、システム帯域幅が10RB以下であるとき、サブバンドのサイズは1RBであり、またはシステム帯域幅が11RBから26RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBであり、またはシステム帯域幅が27RBから63RBであるとき、サブバンドのサイズは3RBであり、またはシステム帯域幅が64RBから110RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBである。
【0259】
第12の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第12の態様の別の実施態様において、リソース・ブロック・セットはリソース・ブロック・グループ(RBG)であり、システム帯域幅が10RB以下であるとき、サブバンドのサイズは1RBであり、またはシステム帯域幅が11RBから26RBであるとき、サブバンドのサイズは2RBであり、またはシステム帯域幅が27RBから63RBであるとき、サブバンドのサイズは3RBであり、またはシステム帯域幅が64RBから110RBであるとき、サブバンドのサイズは4RBである。
【0260】
第12の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第12の態様の別の実施態様において、システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるRBは、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるRBと同じである。
【0261】
第12の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第12の態様の別の実施態様において、基地局がユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信することは、基地局が物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介してユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信することを含む。
【0262】
第12の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第12の態様の別の実施態様において、チャネル状態情報は、プリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)のうちの少なくとも1つを含む。
【0263】
第12の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第12の態様の別の実施態様において、チャネル状態情報は、プリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)を含み、基地局はプロセッサをさらに含み、プロセッサは、受信機によって受信された、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するCQIに従って、データを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定し、決定されたリソース・ブロック・セットに対応するサブバンドに対応するPMIに従ってデータをプリコードし、送信機は、さらに、プロセッサによって決定されたリソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信する。
【0264】
第12の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第12の態様の別の実施態様において、チャネル状態情報はプリコーディング行列情報(PMI)を含み、基地局はプロセッサをさらに含み、プロセッサは、リソース・ブロック・セットに対応するサブバンドに対応するPMIに従ってデータをプリコードし、送信機は、さらに、リソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信する。
【0265】
第12の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第12の態様の別の実施態様において、チャネル状態情報はチャネル品質情報(CQI)を含み、基地局はプロセッサをさらに含み、プロセッサは、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するCQIに従って、データを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定し、送信機は、さらに、プロセッサによって決定されたリソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信する。
【0266】
第13の態様は、プリコーディング行列情報フィードバック方法を提供する。本方法は、受信端がコードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを選択するステップであって、ランク情報は2であり、プリコーディング行列WはW1・W2で表され、
【0267】
【数75】
[この文献は図面を表示できません]
【0268】
であり、
【0269】
【数76】
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0271】
【数77】
[この文献は図面を表示できません]
【0272】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する、受信端がコードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを選択するステップと、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従ってWを決定するように、受信端がPMIを送信端へ送るステップとを含む。
【0273】
第13の態様に関連して、第13の態様の別の実施態様において、W1・W2のW2は、
【0274】
【数78】
[この文献は図面を表示できません]
【0275】
または
【0276】
【数79】
[この文献は図面を表示できません]
【0277】
または
【0278】
【数80】
[この文献は図面を表示できません]
【0279】
または
【0280】
【数81】
[この文献は図面を表示できません]
【0281】
で表され、
式中、係数αは、m1、m2、n、およびLのうちの少なくとも1つと関数関係を有し、em1は4×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、em2は4×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも4以下の正の整数であり、em1およびem2は同じであり、または異なる。
【0282】
第13の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第13の態様の別の実施態様において、係数αが、m1、m2、n、およびLのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、係数
【0283】
【数82】
[この文献は図面を表示できません]
【0284】
であり、または係数
【0285】
【数83】
[この文献は図面を表示できません]
【0286】
であり、または係数
【0287】
【数84】
[この文献は図面を表示できません]
【0288】
であり、または
【0289】
【数85】
[この文献は図面を表示できません]
【0290】
であり、または
【0291】
【数86】
[この文献は図面を表示できません]
【0292】
であり、または
【0293】
【数87】
[この文献は図面を表示できません]
【0294】
であり、式中、
【0295】
【数88】
[この文献は図面を表示できません]
【0296】
は、切り捨て演算子であることを含む。
【0297】
第14の態様は、プリコーディング行列情報を受信するための方法を提供する。本方法は、送信端が受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信するステップと、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って、受信端によってコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを決定するステップとを含み、ランク情報は2であり、W=W1・W2であり、
【0298】
【数89】
[この文献は図面を表示できません]
【0299】
であり、
【0300】
【数90】
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0302】
【数91】
[この文献は図面を表示できません]
【0303】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【0304】
第14の態様に関連して、第14の態様の別の実施態様において、W1・W2のW2は、
【0305】
【数92】
[この文献は図面を表示できません]
【0306】
または
【0307】
【数93】
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
または
【0309】
【数94】
[この文献は図面を表示できません]
【0310】
または
【0311】
【数95】
[この文献は図面を表示できません]
【0312】
で表され、
式中、係数αは、m1、m2、n、およびLのうちの少なくとも1つと関数関係を有し、em1は4×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、em2は4×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも4以下の正の整数であり、em1およびem2は同じであり、または異なる。
【0313】
第14の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第14の態様の別の実施態様において、係数αが、m1、m2、およびLのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、係数
【0314】
【数96】
[この文献は図面を表示できません]
【0315】
であり、または係数
【0316】
【数97】
[この文献は図面を表示できません]
【0317】
であり、または係数
【0318】
【数98】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
であり、または
【0320】
【数99】
[この文献は図面を表示できません]
【0321】
であり、または
【0322】
【数100】
[この文献は図面を表示できません]
【0323】
であり、または
【0324】
【数101】
[この文献は図面を表示できません]
【0325】
であり、式中、
【0326】
【数102】
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
は、切り捨て演算子であることを含む。
【0328】
第15の態様は、プリコーディング行列情報フィードバック方法を提供する。本方法は、受信端がコードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【0329】
【数103】
[この文献は図面を表示できません]
【0330】
を選択するステップであって、ランク情報は2であり、
【0331】
【数104】
[この文献は図面を表示できません]
【0332】
または
【0333】
【数105】
[この文献は図面を表示できません]
【0334】
または
【0335】
【数106】
[この文献は図面を表示できません]
【0336】
であり、
【0337】
【数107】
[この文献は図面を表示できません]
【0338】
であり、
【0339】
【数108】
[この文献は図面を表示できません]
【0340】
であり、m=i1+8*Z1であり、m’=i1+8*Z2であり、i1は、15以下の非負の整数であり、Z1およびZ2は非負の整数であり、φkは、同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、φk=ejπk/2であり、kは非負の整数であり、i2によって決定され、i2は、15以下の非負の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、係数αはφnに関する位相調整を行うのに使用され、係数αは、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有する、受信端がコードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【0341】
【数109】
[この文献は図面を表示できません]
【0342】
を選択するステップと、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って
【0343】
【数110】
[この文献は図面を表示できません]
【0344】
を決定するように、受信端がPMIを送信端へ送るステップとを含む。
【0345】
第15の態様に関連して、第15の態様の別の実施態様において、係数αが、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、係数
【0346】
【数111】
[この文献は図面を表示できません]
【0347】
であり、または係数
【0348】
【数112】
[この文献は図面を表示できません]
【0349】
であり、または係数
【0350】
【数113】
[この文献は図面を表示できません]
【0351】
であり、または係数
【0352】
【数114】
[この文献は図面を表示できません]
【0353】
であり、または係数
【0354】
【数115】
[この文献は図面を表示できません]
【0355】
であり、または係数
【0356】
【数116】
[この文献は図面を表示できません]
【0357】
であり、または係数
【0358】
【数117】
[この文献は図面を表示できません]
【0359】
であり、式中、
【0360】
【数118】
[この文献は図面を表示できません]
【0361】
は切り捨て演算子であることを含む。
【0362】
第15の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第15の態様の別の実施態様において、コードブックに含まれるプリコーディング行列
【0363】
【数119】
[この文献は図面を表示できません]
【0364】
とi1およびi2との関係は、
【0365】
【表1】
[この文献は図面を表示できません]
【0366】
で表され、
12≦i2≦15であるとき、
【0367】
【数120】
[この文献は図面を表示できません]
【0368】
であり、
i2=8またはi2=11であるとき、
【0369】
【数121】
[この文献は図面を表示できません]
【0370】
であり、
0≦i2≦7または9≦i2≦10であるとき、
【0371】
【数122】
[この文献は図面を表示できません]
【0372】
である。
【0373】
第15の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第15の態様の別の実施態様において、コードブックに含まれるプリコーディング行列
【0374】
【数123】
[この文献は図面を表示できません]
【0375】
とi1およびi2との関係は、
【0376】
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
【0377】
で表される。
【0378】
第15の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第15の態様の別の実施態様において、PMIは、送信端がi1およびi2に従って
【0379】
【数124】
[この文献は図面を表示できません]
【0380】
を決定するように、第1のインデックスおよび第2のインデックスを含み、第1のインデックスはi1を指示するのに使用され、第2のインデックスはi2を指示するのに使用される。
【0381】
第16の態様は、プリコーディング行列情報を受信するための方法を提供する。本方法は、送信端が受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信するステップと、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って、受信端によって参照信号に基づいてコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【0382】
【数125】
[この文献は図面を表示できません]
【0383】
を決定するステップとを含み、ランク情報は2であり、
【0384】
【数126】
[この文献は図面を表示できません]
【0385】
または
【0386】
【数127】
[この文献は図面を表示できません]
【0387】
または
【0388】
【数128】
[この文献は図面を表示できません]
【0389】
であり、
【0390】
【数129】
[この文献は図面を表示できません]
【0391】
であり、
【0392】
【数130】
[この文献は図面を表示できません]
【0393】
であり、m=i1+8*Z1であり、m’=i1+8*Z2であり、i1は非負の整数であり、Z1およびZ2は非負の整数であり、φkは、同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、φk=ejπk/2であり、kは、非負の整数であり、i2によって決定され、i2は非負の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、係数αはφkに関する位相調整を行うのに使用され、係数αは、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。
【0394】
第16の態様に関連して、第16の態様の別の実施態様において、係数αが、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、係数
【0395】
【数131】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
であり、または係数
【0397】
【数132】
[この文献は図面を表示できません]
【0398】
であり、または係数
【0399】
【数133】
[この文献は図面を表示できません]
【0400】
であり、または係数
【0401】
【数134】
[この文献は図面を表示できません]
【0402】
であり、または係数
【0403】
【数135】
[この文献は図面を表示できません]
【0404】
であり、または係数
【0405】
【数136】
[この文献は図面を表示できません]
【0406】
であり、または係数
【0407】
【数137】
[この文献は図面を表示できません]
【0408】
であり、式中、
【0409】
【数138】
[この文献は図面を表示できません]
【0410】
は切り捨て演算子であることを含む。
【0411】
第16の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第16の態様の別の実施態様において、PMIは第1のインデックスおよび第2のインデックスを含み、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って、受信端によって参照信号に基づいてコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【0412】
【数139】
[この文献は図面を表示できません]
【0413】
を決定するステップは、送信端が、第1のインデックスに従ってi1を決定し、第2のインデックスに従ってi2を決定するステップと、送信端が、i1およびi2に従って記憶されたコードブックにおいて、受信端によって選択された
【0414】
【数140】
[この文献は図面を表示できません]
【0415】
を決定するステップとを含む。
【0416】
第16の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第16の態様の別の実施態様において、記憶されたコードブックに含まれるプリコーディング行列
【0417】
【数141】
[この文献は図面を表示できません]
【0418】
とi1およびi2との関係は、
【0419】
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
【0420】
で表され、
12≦i2≦15であるとき、
【0421】
【数142】
[この文献は図面を表示できません]
【0422】
であり、
i2=8またはi2=11であるとき、
【0423】
【数143】
[この文献は図面を表示できません]
【0424】
であり、
0≦i2≦7または9≦i2≦10であるとき、
【0425】
【数144】
[この文献は図面を表示できません]
【0426】
である。
【0427】
第16の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第16の態様の別の実施態様において、記憶されたコードブックに含まれるプリコーディング行列
【0428】
【数145】
[この文献は図面を表示できません]
【0429】
とi1およびi2との関係は、
【0430】
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【0431】
で表される。
【0432】
第17の態様は受信端を提供する。本受信端は、コードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを選択する選択部であって、ランク情報は2であり、プリコーディング行列WはW1・W2で表され、
【0433】
【数146】
[この文献は図面を表示できません]
【0434】
であり、
【0435】
【数147】
[この文献は図面を表示できません]
【0436】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0437】
【数148】
[この文献は図面を表示できません]
【0438】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する、選択部と、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って選択部によって選択されたWを決定するように、PMIを送信端へ送る送信部とを含む。
【0439】
第17の態様に関連して、第17の態様の別の実施態様において、選択部によって選択されるW1・W2のW2は、
【0440】
【数149】
[この文献は図面を表示できません]
【0441】
または
【0442】
【数150】
[この文献は図面を表示できません]
【0443】
または
【0444】
【数151】
[この文献は図面を表示できません]
【0445】
または
【0446】
【数152】
[この文献は図面を表示できません]
【0447】
で表され、
式中、係数αは、m1、m2、n、およびLのうちの少なくとも1つと関数関係を有し、em1は4×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、em2は4×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも4以下の正の整数であり、em1およびem2は同じであり、または異なる。
【0448】
第17の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第17の態様の別の実施態様において、係数αが、m1、m2、n、およびLのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、係数
【0449】
【数153】
[この文献は図面を表示できません]
【0450】
であり、または係数
【0451】
【数154】
[この文献は図面を表示できません]
【0452】
であり、または係数
【0453】
【数155】
[この文献は図面を表示できません]
【0454】
であり、または
【0455】
【数156】
[この文献は図面を表示できません]
【0456】
であり、または
【0457】
【数157】
[この文献は図面を表示できません]
【0458】
であり、または
【0459】
【数158】
[この文献は図面を表示できません]
【0460】
であり、式中、
【0461】
【数159】
[この文献は図面を表示できません]
【0462】
は、切り捨て演算子であることを含む。
【0463】
第18の態様は送信端を提供する。本送信端は、受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する受信部と、受信部によって受信されたプリコーディング行列情報(PMI)に従って、受信端によってコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを決定する決定部とを含み、ランク情報は2であり、W=W1・W2であり、
【0464】
【数160】
[この文献は図面を表示できません]
【0465】
であり、
【0466】
【数161】
[この文献は図面を表示できません]
【0467】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0468】
【数162】
[この文献は図面を表示できません]
【0469】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【0470】
第18の態様に関連して、第18の態様の別の実施態様において、W1・W2のW2は、
【0471】
【数163】
[この文献は図面を表示できません]
【0472】
または
【0473】
【数164】
[この文献は図面を表示できません]
【0474】
または
【0475】
【数165】
[この文献は図面を表示できません]
【0476】
または
【0477】
【数166】
[この文献は図面を表示できません]
【0478】
で表され、
式中、係数αは、m1、m2、n、およびLのうちの少なくとも1つと関数関係を有し、em1は4×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、em2は4×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも4以下の正の整数であり、em1およびem2は同じであり、または異なる。
【0479】
第18の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第18の態様の別の実施態様において、係数αが、m1、m2、およびLのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、係数
【0480】
【数167】
[この文献は図面を表示できません]
【0481】
であり、または係数
【0482】
【数168】
[この文献は図面を表示できません]
【0483】
であり、または係数
【0484】
【数169】
[この文献は図面を表示できません]
【0485】
であり、または
【0486】
【数170】
[この文献は図面を表示できません]
【0487】
であり、または
【0488】
【数171】
[この文献は図面を表示できません]
【0489】
であり、または
【0490】
【数172】
[この文献は図面を表示できません]
【0491】
であり、式中、
【0492】
【数173】
[この文献は図面を表示できません]
【0493】
は、切り捨て演算子であることを含む。
【0494】
第19の態様は受信端を提供する。本受信端は、コードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【0495】
【数174】
[この文献は図面を表示できません]
【0496】
を選択する選択部であって、ランク情報は2であり、
【0497】
【数175】
[この文献は図面を表示できません]
【0498】
または
【0499】
【数176】
[この文献は図面を表示できません]
【0500】
または
【0501】
【数177】
[この文献は図面を表示できません]
【0502】
であり、
【0503】
【数178】
[この文献は図面を表示できません]
【0504】
であり、
【0505】
【数179】
[この文献は図面を表示できません]
【0506】
であり、m=i1+8*Z1であり、m’=i1+8*Z2であり、i1は、15以下の非負の整数であり、Z1およびZ2は非負の整数であり、φkは、同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、φk=ejπk/2であり、kは非負の整数であり、i2によって決定され、i2は、15以下の非負の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、係数αはφkに関する位相調整を行うのに使用され、係数αは、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有する、選択部と、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って選択部によって選択された
【0507】
【数180】
[この文献は図面を表示できません]
【0508】
を決定するように、PMIを送信端へ送る送信部とを含む。
【0509】
第19の態様に関連して、第19の態様の別の実施態様において、係数αが、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、係数
【0510】
【数181】
[この文献は図面を表示できません]
【0511】
であり、または係数
【0512】
【数182】
[この文献は図面を表示できません]
【0513】
であり、または係数
【0514】
【数183】
[この文献は図面を表示できません]
【0515】
であり、または係数
【0516】
【数184】
[この文献は図面を表示できません]
【0517】
であり、または係数
【0518】
【数185】
[この文献は図面を表示できません]
【0519】
であり、または係数
【0520】
【数186】
[この文献は図面を表示できません]
【0521】
であり、または係数
【0522】
【数187】
[この文献は図面を表示できません]
【0523】
であり、式中、
【0524】
【数188】
[この文献は図面を表示できません]
【0525】
は切り捨て演算子であることを含む。
【0526】
第19の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第19の態様の別の実施態様において、コードブックに含まれるプリコーディング行列
【0527】
【数189】
[この文献は図面を表示できません]
【0528】
とi1およびi2との関係は、
【0529】
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【0530】
で表され、
12≦i2≦15であるとき、
【0531】
【数190】
[この文献は図面を表示できません]
【0532】
であり、
i2=8またはi2=11であるとき、
【0533】
【数191】
[この文献は図面を表示できません]
【0534】
であり、
0≦i2≦7または9≦i2≦10であるとき、
【0535】
【数192】
[この文献は図面を表示できません]
【0536】
である。
【0537】
第19の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第19の態様の別の実施態様において、コードブックに含まれるプリコーディング行列
【0538】
【数193】
[この文献は図面を表示できません]
【0539】
とi1およびi2との関係は、
【0540】
【表6】
[この文献は図面を表示できません]
【0541】
で表される。
【0542】
第19の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第19の態様の別の実施態様において、PMIは、送信端がi1およびi2に従って
【0543】
【数194】
[この文献は図面を表示できません]
【0544】
を決定するように、第1のインデックスおよび第2のインデックスを含み、第1のインデックスはi1を指示するのに使用され、第2のインデックスはi2を指示するのに使用される。
【0545】
第20の態様は送信端を提供する。本送信端は、受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する受信部と、受信部によって受信されたプリコーディング行列情報(PMI)に従って、受信端によって参照信号に基づいてコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【0546】
【数195】
[この文献は図面を表示できません]
【0547】
を決定する決定部とを含み、ランク情報は2であり、
【0548】
【数196】
[この文献は図面を表示できません]
【0549】
または
【0550】
【数197】
[この文献は図面を表示できません]
【0551】
または
【0552】
【数198】
[この文献は図面を表示できません]
【0553】
であり、
【0554】
【数199】
[この文献は図面を表示できません]
【0555】
であり、
【0556】
【数200】
[この文献は図面を表示できません]
【0557】
であり、m=i1+8*Z1であり、m’=i1+8*Z2であり、i1は非負の整数であり、Z1およびZ2は非負の整数であり、φkは、同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、φk=ejπk/2であり、kは、非負の整数であり、i2によって決定され、i2は非負の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、係数αはφkに関する位相調整を行うのに使用され、係数αは、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。
【0558】
第20の態様に関連して、第20の態様の別の実施態様において、係数αが、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有することは、係数
【0559】
【数201】
[この文献は図面を表示できません]
【0560】
であり、または係数
【0561】
【数202】
[この文献は図面を表示できません]
【0562】
であり、または係数
【0563】
【数203】
[この文献は図面を表示できません]
【0564】
であり、または係数
【0565】
【数204】
[この文献は図面を表示できません]
【0566】
であり、または係数
【0567】
【数205】
[この文献は図面を表示できません]
【0568】
であり、または係数
【0569】
【数206】
[この文献は図面を表示できません]
【0570】
であり、または係数
【0571】
【数207】
[この文献は図面を表示できません]
【0572】
であり、式中、
【0573】
【数208】
[この文献は図面を表示できません]
【0574】
は切り捨て演算子であることを含む。
【0575】
第20の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第20の態様の別の実施態様において、受信部によって受信されるPMIは第1のインデックスおよび第2のインデックスを含み、決定部は、具体的には、第1のインデックスに従ってi1を決定し、第2のインデックスに従ってi2を決定し、i1およびi2に従って記憶されたコードブックにおいて、受信端によって選択された
【0576】
【数209】
[この文献は図面を表示できません]
【0577】
を決定する。
【0578】
第20の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第20の態様の別の実施態様において、記憶されたコードブックに含まれるプリコーディング行列
【0579】
【数210】
[この文献は図面を表示できません]
【0580】
とi1およびi2との関係は、
【0581】
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
【0582】
で表され、
12≦i2≦15であるとき、
【0583】
【数211】
[この文献は図面を表示できません]
【0584】
であり、
i2=8またはi2=11であるとき、
【0585】
【数212】
[この文献は図面を表示できません]
【0586】
であり、
0≦i2≦7または9≦i2≦10であるとき、
【0587】
【数213】
[この文献は図面を表示できません]
【0588】
である。
【0589】
第20の態様または前述の実施態様のうちのいずれかの実施態様に関連して、第20の態様の別の実施態様において、記憶されたコードブックに含まれるプリコーディング行列
【0590】
【数214】
[この文献は図面を表示できません]
【0591】
とi1およびi2との関係は、
【0592】
【表8】
[この文献は図面を表示できません]
【0593】
で表される。
【0594】
本発明の各実施形態においては、受信端が参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択し、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと送信端の第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0595】
【数215】
[この文献は図面を表示できません]
【0596】
であり、Qは正の整数であり、nは非負の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。このようにして、係数αを用いてφnに関する位相調整を行うことにより、異なるアンテナ構成に適用可能なコードブックセットのサイズを増大させ、PMIをフィードバックするための受信端の精度を向上させることができる。
【0597】
本発明の各実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下に、本発明の各実施形態を説明するのに必要とされる添付の図面について簡単に記述する。明らかに、以下の説明の添付の図面は、単に、本発明のいくつかの実施形態を示すにすぎず、当業者は、これら添付の図面から難なく他の図面をさらに導出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0598】
図1】本発明の一実施形態によるプリコーディング行列情報フィードバック方法の流れ図である。
図2】本発明の別の実施形態によるプリコーディング行列情報を受信するための方法の流れ図である。
図3】本発明の一実施形態によるチャネル状態情報をフィードバックするための方法の流れ図である。
図4】本発明の一実施形態による25RBの帯域幅におけるPRGの概略図である。
図5】本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報を受信するための方法の流れ図である。
図6】本発明の一実施形態による受信端の構造ブロック図である。
図7】本発明の一実施形態による送信端の構造ブロック図である。
図8】本発明の一実施形態によるユーザ機器の構造ブロック図である。
図9】本発明の一実施形態による基地局の構造ブロック図である。
図10】本発明の一実施形態によるデバイスのブロック図である。
図11】本発明の別の実施形態による受信端の構造ブロック図である。
図12】本発明の別の実施形態による送信端の構造ブロック図である。
図13】本発明の別の実施形態によるユーザ機器の構造ブロック図である。
図14】本発明の別の実施形態による基地局の構造ブロック図である。
図15】本発明の一実施形態によるプリコーディング行列情報フィードバック方法の流れ図である。
図16】本発明の別の実施形態によるプリコーディング行列情報を受信するための方法の流れ図である。
図17】本発明の一実施形態によるプリコーディング行列情報フィードバック方法の流れ図である。
図18】本発明の別の実施形態によるプリコーディング行列情報を受信するための方法の流れ図である。
図19】本発明の一実施形態による受信端の構造ブロック図である。
図20】本発明の一実施形態による送信端の構造ブロック図である。
図21】本発明の一実施形態による受信端の構造ブロック図である。
図22】本発明の一実施形態による送信端の構造ブロック図である。
図23】本発明の別の実施形態による受信端の構造ブロック図である。
図24】本発明の別の実施形態による送信端の構造ブロック図である。
図25】本発明の別の実施形態による受信端の構造ブロック図である。
図26】本発明の別の実施形態による送信端の構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0599】
以下で、本発明の各実施形態における添付の図面を参照して、本発明の各実施形態における技術的解決策を明確に、十分に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の全部ではなく、一部であるにすぎない。本発明の各実施形態に基づいて当業者によって難なく得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
【0600】
本発明の技術解決策は、モバイル通信用グローバルシステム(Global System of Mobile communication、GSM(登録商標))システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、ロング・ターム・エボルーション(Long Term Evolution、LTE)システム、ロング・ターム・エボルーション・アドバンスド(Advanced long term evolution、LTE-A)システム、およびユニバーサル移動電話システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)といった様々な通信システムに適用できることを理解すべきである。
【0601】
本発明の各実施形態において、ユーザ機器は、移動局(MS、Mobile Station)、中継器(Relay)、移動端末(Mobile Terminal)、携帯電話(Mobile Telephone)、ハンドセット(handset)、携帯型デバイス(portable equipment)などを含むことをさらに理解すべきである。ユーザ機器は、無線アクセスネットワーク(RAN、Radio Access Network)を用いて1つまたは複数のネットワークと通信することができる。例えば、ユーザ機器は、携帯電話(または「セルラー」電話と呼ばれる)とすることもでき、無線通信機能を有するコンピュータとすることもでき、ユーザ機器は、さらに、携帯型装置、ポケットサイズの装置、手持ち式装置、コンピュータ内蔵式装置、または車内モバイル装置とすることもできる。
【0602】
本発明の各実施形態において、基地局は、GSM(登録商標)またはCDMAにおける基地局(Base Transceiver Station、BTS)とすることもでき、WCDMA(登録商標)における基地局(NodeB、NB)とすることもでき、さらに、LTEにおける進化型ノードB(Evolutional NodeB、eNB、もしくはe-NodeB)とすることもでき、これについて本発明では限定されない。
【0603】
本発明の各実施形態は、SU-MIMO、MU-MIMO、CoMPといったシナリオに適用することができ、本発明の各実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0604】
本発明の各実施形態においては、送信端を基地局とし、それに応じて受信端をUEとすることもでき、送信端をUEとし、それに応じて受信端を基地局とすることもできる。本発明の実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0605】
図1は、本発明の一実施形態によるプリコーディング行列情報フィードバック方法の流れ図である。図1の方法は、受信端によって実行される。
【0606】
101.受信端は参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択する。係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと送信端の第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し(加重値は位相差に対応し)、
【0607】
【数216】
[この文献は図面を表示できません]
【0608】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【0609】
102.受信端は、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従ってプリコーディング行列Wを決定するように、PMIを送信端へ送る。
【0610】
マルチアンテナシステムは、送信端(例えば基地局)および受信端(例えばUE)が複数のアンテナを用いて通信を行うシステムをいう。単一アンテナシステムとは対照的に、送信端および受信端の複数のアンテナが空間ダイバーシチ利得または多重化利得を形成することができ、このため、実際上、伝送信頼性を改善し、システム容量を増加させることができる。マルチアンテナシステムにおけるダイバーシチ利得および多重化利得は、一般に、送信端でプリコーディング法を用い、受信端で受信合成アルゴリズムを用いることによって得ることができる。例えば、LTEシステムでは、送信端は4つのアンテナを使用し、他方受信端は2つのアンテナを使用する。
【0611】
加えて、本発明の本実施形態におけるマルチアンテナシステムは、協調マルチポイント送信のシナリオにも適用することができる。協調マルチポイント送信は、複数の送信端が同じユーザのための協調信号送信を行うことを示す。例えば、送信端Aが2つのアンテナを有し、送信端Bも2つのアンテナを有し、2つの送信端は同時に受信端のための協調送信を行う。したがって、受信端によって受信される信号は、4アンテナの基地局によって送られた信号とみなすことができる。
【0612】
本発明の本実施形態においては、受信端が、参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択し、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと送信端の第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0613】
【数217】
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【0614】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。このようにして、係数αを用いてφnに関する位相調整を行うことにより、異なるアンテナ構成に適用可能なコードブックセットのサイズを増大させ、PMIをフィードバックするための受信端の精度を向上させることができる。
【0615】
説明を容易にするために、以下の実施形態においては、送信端を、一例として基地局を用いて説明し、受信端を、一例としてUEを用いて説明する。本発明の実施形態はそれだけに限定されず、受信端を基地局とすることもでき、送信端をUEとすることもできることを理解すべきである。
【0616】
101における参照信号のタイプは本発明の本実施形態においては限定されないことに留意すべきである。例えば、参照信号は、チャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal、CSI RS)、復調参照信号(Demodulation RS、DM RS)、あるいは、セル別参照信号(Cell-specific RS、CRS)とすることができる。CSIは、チャネル品質情報(channel Quality Indicator/Index、CQI)をさらに含むことができる。UEは、基地局の通知(例えば、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングもしくはダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI))を受信することによって、またはセル識別子(ID)に基づいて参照信号のリソース構成を取得し、対応するリソースまたはサブフレームにおける参照信号を取得することができることにさらに留意すべきである。
【0617】
本発明の本実施形態におけるマルチアンテナシステムのアンテナ構成の方法はそれだけに限らず、例えば、等間隔直線アレイ(Uniform Linear Array、ULA)、偏波共用アンテナなどとすることもできることにさらに留意すべきである。
【0618】
任意選択で、ステップ101において、受信端は、参照信号に基づいてチャネル推定値を獲得し、チャネル推定値に基づいてチャネル容量やスループットや弦距離などを計算し、受信端において事前定義される、チャネル容量またはスループット最大化基準や弦距離最小化基準といった基準に従ってコードブックの中からプリコーディング行列を選択することができる。
【0619】
さらに、受信端は、参照信号に基づいてランク情報(RI)をさらに決定することができる。ランク情報(RI)は有用な送信層の数に対応する。例えば、UEは、参照信号のポートの数およびコードブックサブセット制限に対応する許容されるRIの一意の値に基づいてRIを取得することができ、またはUEは、参照信号に基づいてチャネル推定値を獲得し、許容される各ランク情報(RI)の値および対応するプリコーディング行列に関連してチャネル推定値に基づいてチャネル容量やスループットといったメトリック値を計算し、メトリック値を最適化するランク情報(RI)を決定されたランク情報(RI)として選択する。ステップ101において、受信端は、参照信号に基づいてコードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを選択することができる。具体的には、ランク情報に対応するコードブックサブセットをコードブックにおいて決定することができ、次いで、コードブックサブセットの中からプリコーディング行列Wを選択し、またはプリコーディング行列Wは、さらに、ランク情報を用いて直接決定することもできる。
【0620】
任意選択で、コードブックサブセットを事前定義することもでき、もしくは、受信端がコードブックを送信端に報告し、送信端がコードブックサブセットを決定し、受信端にコードブックサブセットを通知し、または、受信端がコードブックサブセットを決定し、報告する。例えば、基地局はUEに、RRCシグナリングといった上位層シグナリングを用いてコードブックサブセット制限を通知することができる。任意選択で、ステップ102において、UEは、物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)を介して基地局へプリコーディング行列情報(PMI)を送ることもできる。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0621】
さらに、プリコーディング行列情報(PMI)およびランク情報(RI)は、同じサブフレームにおいて送ることもでき、異なるサブフレームにおいて送ることもできる。
【0622】
任意選択で、一実施形態として、ステップ101において、プリコーディング行列Wはランク情報に対応し、ランク情報は有用な送信層の数に対応する。
【0623】
具体的には、4アンテナのシナリオにおいて、
ランク情報が1であるとき、プリコーディング行列Wを
【0624】
【数218】
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【0625】
とすることができ、または
ランク情報が2であるとき、プリコーディング行列Wを
【0626】
【数219】
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【0627】
とすることができ、または
ランク情報が2であるとき、プリコーディング行列Wを
【0628】
【数220】
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【0629】
とすることができ、または
ランク情報が2であるとき、プリコーディング行列Wを
【0630】
【数221】
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【0631】
とすることができ、
式中、
【0632】
【数222】
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【0633】
であり、L、P、およびMはすべて正の整数であり、LはMより小さく、Y1およびem1はP×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、Y2およびem2はP×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも正の整数である。em1およびem2は同じであり、または異なる。すなわち、m1およびm2は、同じであっても、異なっていてもよい。任意選択で、W1は広帯域のチャネル特性を表す行列であり、W2はサブバンドのチャネル特性を表す行列である。
【0634】
本発明の本実施形態におけるXLの表現形態はそれだけに限定されず、前述の式(1)から式(4)におけるXLは、さらに、
【0635】
【数223】
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【0636】
で表すことができ、式中、numは正の整数であり、t1,t2,…,tnumはすべて整数であり、非連続の値を有する。例えば、M=32であるとき、num=4であり、t1=0であり、t2=8であり、t1=16であり、t2=24であり、
【0637】
【数224】
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【0638】
である。
【0639】
前述の例は、例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。本発明におけるコードブックは、さらに、そのランク情報が別の値を有するコードブックとすることができる。説明を容易にするために、本発明においては、そのランク情報が1であるコードブック、およびそのランク情報が2であるコードブックを説明のための例として使用するが、本発明はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0640】
前述のコードブックはダブルコードブックの構造形態として表されており、当然ながら、シングルコードブックの構造形態としても表すことができ、このことは、本発明では限定されないことをさらに理解すべきである。
【0641】
好ましくは、本発明の本実施形態は、一例として4アンテナのシナリオを用いて説明される。4つのアンテナは、2つのアンテナグループへ分類される。各グループは2つのアンテナを含む。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。例えば、本発明の本実施形態は、さらに、8アンテナのシナリオにも適用することができる。
【0642】
任意選択で、係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表す。言い換えると、係数αはm1によって決定される。あるいは、係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)はm2の関数を表す。言い換えると、係数αはm2によって決定される。係数αはm1およびm2によって決定されるため、係数αをフィードバックするために追加のフィードバックリソースを付加する必要がない。
【0643】
具体的には、係数αの値を、
【0644】
【数225】
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【0645】
または
【0646】
【数226】
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【0647】
とすることができ、式中、Aは正の整数であり、k=P/2であり、
【0648】
【数227】
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【0649】
は切り捨て演算子である。
【0650】
具体的には、係数αの値を、
【0651】
【数228】
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【0652】
または
【0653】
【数229】
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【0654】
とすることができ、式中、Aは正の整数であり、k=P/2であり、modはモジュロ演算子であり、例えば、3mod2=1である。
【0655】
係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0656】
例えば、ランク情報は1であり、M=16、P=2、Q=4、およびA=8であるとき、
【0657】
【数230】
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【0658】
であり、
【0659】
【数231】
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【0660】
である。m1=m2である場合、一例として前述の式(6)を用いると、m2=1であるとき、
【0661】
【数232】
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【0662】
であり、α=1であり、
【0663】
【数233】
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【0664】
であり、m2=2であるとき、
【0665】
【数234】
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【0666】
であり、
【0667】
【数235】
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【0668】
である。ULAアンテナ構成においては、コードワードが、
【0669】
【数236】
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【0670】
という形を満たす必要がある。すなわち、αφnは、
【0671】
【数237】
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【0672】
を満たす必要がある。係数αを用いた位相回転後に、本発明の16の値は
【0673】
【数238】
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【0674】
を満たし(すなわち、DFT位相に適し)、それらは以下のとおりである。
L=0であるとき、
【0675】
【数239】
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【0676】
であり、L=2であるとき、
【0677】
【数240】
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【0678】
であり、L=4であるとき、
【0679】
【数241】
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【0680】
であり、L=6であるとき、
【0681】
【数242】
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【0682】
であり、L=8であるとき、
【0683】
【数243】
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【0684】
であり、L=10であるとき、
【0685】
【数244】
[この文献は図面を表示できません]
【0686】
であり、L=12であるとき、
【0687】
【数245】
[この文献は図面を表示できません]
【0688】
であり、L=14であるとき、
【0689】
【数246】
[この文献は図面を表示できません]
【0690】
である。
【0691】
既存のコードブックにおいては、ULAアンテナ構成においてDFT位相に適する(
【0692】
【数247】
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【0693】
を満たす)8つの値
【0694】
【数248】
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【0695】
があり、すなわち、コードワードの数は8である。本発明の本実施形態においては、係数αは位相回転を可能にし、そのため、ULAアンテナ構成に適するコードブックセットのサイズが増大し、コードワードの数は16である。
【0696】
加えて、係数αはm1およびm2によって決定されるため、受信端は、PMIのフィードバック時に係数αを指示するために追加のフィードバックリソースを付加する必要がない。
【0697】
任意選択で、ステップ102において、受信端は第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を送信端へ送ることができる。すなわち、プリコーディング行列情報(PMI)は、PMI1およびPMI2を含む。さらに、PMI1およびPMI2は、同じ期間または異なる期間によって送られる。PMI1はW1を指示するのに使用され、PMI2はW2を指示するのに使用される。言い換えると、PMI1およびPMI2は、同じ時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよく、異なる時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよい(または、異なるサブフレーム期間もしくはサブバンドサイズに基づくものとすることもできる)。
【0698】
例えば、W1が長期のチャネル特性を表す行列であり、W2が短期のチャネル特性を表す行列であるとき、それに応じて、受信端は、PMI1を長い間隔で送信端へ送り、PMI2を短い間隔で送信端へ送ることができる。
【0699】
確実に、受信端は、1つのPMIを用いて選択されたプリコーディング行列Wを直接指示することができる。例えば、コードブックは合計で256のプリコーディング行列を有する。受信端によって送られたPMIが0であるときには、256のプリコーディング行列のうちの第1のプリコーディング行列が送信端に指示され、受信端によって送られたPMIが1であるときには、256のプリコーディング行列のうちの第2のプリコーディング行列が送信端に指示され、以下同様である。すなわち、PMIの0から255までの値は、それぞれ、256のプリコーディング行列に対応する。受信端がプリコーディング行列を指示する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0700】
任意選択で、受信端は、物理制御チャネルまたは物理共有チャネルを介して送信端へプリコーディング行列情報(PMI)を送ることもできる。例えば、UEは、物理アップリンク制御チャネルまたは物理アップリンク共有チャネルを介して基地局へプリコーディング行列情報(PMI)を送ることができる。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0701】
他の等価の行列を用いて前述のコードブック(またはプリコーディング行列)を表す方法はすべて本発明の範囲内に含まれることに留意すべきである。例えば、本発明の本実施形態においてプリコーディング行列W上で行置換または列置換が行われた後で得られるプリコーディング行列も、本発明の範囲内に含まれる。例えば、異なるアンテナ通し番号が、それに応じて、プリコーディング行列の行置換をもたらす。
【0702】
任意選択で、ステップ101において、受信端は、コードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを選択することもでき、ランク情報は2であり、プリコーディング行列WはW1・W2で表され、
【0703】
【数249】
[この文献は図面を表示できません]
【0704】
であり、
【0705】
【数250】
[この文献は図面を表示できません]
【0706】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αはW2内のφnに関する位相調整を行うのに使用され、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0707】
【数251】
[この文献は図面を表示できません]
【0708】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。本実施形態の詳細な説明については図15の実施形態を参照することができ、ここでは繰り返し説明しない。
【0709】
任意選択で、ステップ101において、受信端は、コードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【0710】
【数252】
[この文献は図面を表示できません]
【0711】
を選択することもでき、ランク情報は2であり、
【0712】
【数253】
[この文献は図面を表示できません]
【0713】
または
【0714】
【数254】
[この文献は図面を表示できません]
【0715】
または
【0716】
【数255】
[この文献は図面を表示できません]
【0717】
であり、
【0718】
【数256】
[この文献は図面を表示できません]
【0719】
であり、
【0720】
【数257】
[この文献は図面を表示できません]
【0721】
であり、m=i1+8*Z1であり、m’=i1+8*Z2であり、i1は非負の整数であり、Z1およびZ2は非負の整数であり、φkは、同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、φk=ejπk/2であり、kは非負の整数であり、i2によって決定され、i2は非負の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、係数αはφkに関する位相調整を行うのに使用され、係数αは、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。本実施形態の詳細な説明については図17の実施形態を参照することができ、ここでは繰り返し説明しない。
【0722】
図2は、本発明の別の実施形態によるプリコーディング方法の流れ図である。図2の方法は送信端によって実行され、図1の方法に対応する。したがって、図1の実施形態の説明の繰り返しになる説明は、適宜省略する。
【0723】
201.送信端は受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する。
【0724】
202.送信端は、プリコーディング行列情報(PMI)に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wを決定する。係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0725】
【数258】
[この文献は図面を表示できません]
【0726】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。受信端は、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従ってWを決定するように、PMIを送信端へ送る。
【0727】
本発明の本実施形態においては、送信端が、受信端によって送られたPMIを受信し、プリコーディング行列情報(PMI)に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wを決定する。係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0728】
【数259】
[この文献は図面を表示できません]
【0729】
であり、Qは正の整数であり、nは非負の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。このようにして、係数αを用いてφnに関する位相調整を行うことにより、異なるアンテナ構成に適用可能なコードブックセットのサイズを増大させ、PMIをフィードバックするための受信端の精度を向上させることができる。
【0730】
任意選択で、ステップ202の参照信号は、CSI RS、DM RS、またはCRSとすることができる。CSIは、チャネル品質情報(CQI)をさらに含むことができる。UEは、基地局の通知(例えば、RRCシグナリングもしくはDCI)を受信することによって、またはセル識別子(ID)に基づいて参照信号のリソース構成を取得し、対応するリソースまたはサブフレームにおける参照信号を取得することができることにさらに留意すべきである。
【0731】
任意選択で、ステップ201において、送信端は、物理制御チャネルまたは物理共有チャネルを介して、受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信することもできる。例えば、基地局は、PUCCHまたはPUSCHを介して、UEによって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信することができる。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0732】
好ましくは、本発明の本実施形態は、4アンテナのシナリオに適用される。4つのアンテナは、2つのアンテナグループへ分類される。各グループは2つのアンテナを含む。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。例えば、本発明の本実施形態は、さらに、8アンテナのシナリオにも適用することができる。説明を容易にするために、以下の例では、4アンテナのシナリオを説明のための例として使用する。
【0733】
任意選択で、一実施形態として、プリコーディング行列Wはランク情報に対応し、ランク情報は有用な送信層の数に対応する。ランク情報は、受信端によって決定することができる。具体例については、前述の説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。具体的には、Wは、ダブルコードブックの構造形態において、すなわち、W=W1・W2として表すことができる。4アンテナのシナリオにおいては、そのランク情報が1であるプリコーディング行列を前述の式(1)とすることができ、またはそのランク情報が2であるプリコーディング行列を前述の式(2)から式(4)のうちのいずれか1つとすることができる。任意選択で、W1は広帯域のチャネル特性を表す行列であり、W2はサブバンドのチャネル特性を表す行列である。
【0734】
前述の例は、例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。本発明におけるコードブックは、さらに、そのランク情報が別の値を有するコードブックとすることができる。説明を容易にするために、本発明においては、そのランク情報が1であるコードブック、およびそのランク情報が2であるコードブックを説明のための例として使用するが、本発明はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0735】
前述のコードブックはダブルコードブックの構造形態として表されており、当然ながら、シングルコードブックの構造形態としても表すことができ、このことは、本発明では限定されないことをさらに理解すべきである。
【0736】
任意選択で、係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表す。言い換えると、係数αはm1によって決定される。あるいは、係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)はm2の関数を表す。言い換えると、係数αはm2によって決定される。係数αはm1およびm2によって決定されるため、係数αをフィードバックするために追加のフィードバックリソースを付加する必要がない。具体的には、係数αの値は、前述の式(5)から式(8)のいずれかの方法で決定することができる。
【0737】
係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0738】
具体例については、前述の説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0739】
任意選択で、ステップ201において、送信端は、受信端によって送られた第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を受信する。プリコーディング行列情報(PMI)はPMI1およびPMI2を含む。さらに、受信端によって送られるPMI1およびPMI2は、同じ期間または異なる期間によって受信される。言い換えると、PMI1およびPMI2は、同じ時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよく、異なる時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよい(または、異なるサブフレーム期間もしくはサブバンドサイズに基づくものとすることもできる)。ステップ202において、送信端は、PMI1に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたW1を決定し、PMI2に従って、UEによってコードブックの中から選択されたW2を決定し、送信端は、W1およびW2に従ってプリコーディング行列Wを決定することができる。
【0740】
例えば、W1が長期のチャネル特性を表す行列であり、W2が短期のチャネル特性を表す行列であるとき、それに応じて、受信端は、PMI1を長い間隔で送信端へ送り、PMI2を短い間隔で送信端へ送ることができる。
【0741】
確実に、送信端は、受信端によって送られた1つのPMIを用いて選択されたプリコーディング行列Wを直接決定することができる。例えば、コードブックは合計で256のプリコーディング行列を有する。受信端によって送られ、送信端によって受信されたPMIが0であるとき、送信端は、受信端がコードブックの中から256のプリコーディング行列のうちの第1のプリコーディング行列を選択したと決定し、受信端によって送られ、送信端によって受信されたPMIが1であるとき、送信端は、受信端がコードブックの中から256のプリコーディング行列のうちの第2のプリコーディング行列を選択したと決定し、以下同様である。すなわち、PMIの0から255までの値は、それぞれ、256のプリコーディング行列に対応する。UEがプリコーディング行列を指示する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0742】
受信端がプリコーディング行列を指示する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0743】
任意選択で、送信端は、物理制御チャネルまたは物理共有チャネルを介して、受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信することもできる。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0744】
他の等価の行列を用いて前述のコードブック(またはプリコーディング行列)を表す方法はすべて本発明の範囲内に含まれることに留意すべきである。例えば、本発明の本実施形態においてプリコーディング行列W上で行置換または列置換が行われた後で得られるプリコーディング行列も、本発明の範囲内に含まれる。例えば、異なるアンテナ通し番号が、それに応じて、プリコーディング行列の行置換をもたらす。
【0745】
既存のフィードバックモードでは、システム帯域幅のサブバンドの粒度(サブバンドに含まれるリソースブロック(Resource Block、RB)の数)は大きく、そのため、(特に、MU-MIMOの場合に)(PMIやCQIといった)チャネル状態情報フィードバックの精度が低下する。サブバンドの粒度が過度に小さいと、フィードバック量が増加し、高オーバーヘッドをもたらす。すなわち、サブバンドの粒度はシステム性能に影響を及ぼす。
【0746】
任意選択で、ステップ202において、送信端は、プリコーディング行列情報(PMI)に従って、受信端によってコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを決定することもでき、ランク情報は2であり、プリコーディング行列WはW1・W2で表され、
【0747】
【数260】
[この文献は図面を表示できません]
【0748】
であり、
【0749】
【数261】
[この文献は図面を表示できません]
【0750】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αはW2内のφnに関する位相調整を行うのに使用され、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0751】
【数262】
[この文献は図面を表示できません]
【0752】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。本実施形態の詳細な説明については図16の実施形態を参照することができ、ここでは繰り返し説明しない。
【0753】
任意選択で、202において、送信端は、プリコーディング行列情報(PMI)に従って、受信端によって参照信号に基づいてコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【0754】
【数263】
[この文献は図面を表示できません]
【0755】
を決定することもができ、ランク情報は2であり、
【0756】
【数264】
[この文献は図面を表示できません]
【0757】
または
【0758】
【数265】
[この文献は図面を表示できません]
【0759】
または
【0760】
【数266】
[この文献は図面を表示できません]
【0761】
であり、
【0762】
【数267】
[この文献は図面を表示できません]
【0763】
であり、
【0764】
【数268】
[この文献は図面を表示できません]
【0765】
であり、m=i1+8*Z1であり、m’=i1+8*Z2であり、i1は非負の整数であり、Z1およびZ2は非負の整数であり、φkは、同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、φk=ejπk/2であり、kは、非負の整数であり、i2によって決定され、i2は非負の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、係数βは、φkに関する位相調整を行うのに使用され、係数βは、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。本実施形態の詳細な説明については図18の実施形態を参照することができ、ここでは繰り返し説明しない。
【0766】
図3は、本発明の一実施形態によるチャネル状態情報をフィードバックするための方法の流れ図である。図3の方法は、ユーザ機器によって実行される。
【0767】
301.ユーザ機器が参照信号に基づいてシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を決定する。
【0768】
302.ユーザ機器は基地局へシステム帯域幅の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を送る。システム帯域幅の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。
【0769】
前述の解決策によって、ユーザ機器は、参照信号に基づいて、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を決定し、チャネル状態情報を基地局へ送る。各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、リソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。したがって、チャネル状態情報フィードバックの精度を高めることができ、サブバンドの粒度の適正な選択により、実際上、システム性能が向上する。
【0770】
本発明の本実施形態においては、サブバンドはシステム帯域幅内のリソース・ブロック・セットと1対1対応関係にあることに留意すべきである。システム帯域幅内のリソース・ブロック・セットがM個のRBを含み、Mは正の整数であり、リソース・ブロック・セットに対応するサブバンドもM個のRBを含む。任意選択で、M>1であるとき、RBは連続したM個のRBである。システム帯域幅に含まれる複数のサブバンドの数(またはリソース・ブロック・セットの数)は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0771】
任意選択で、別の実施形態として、リソース・ブロック・セットは、リソース・ブロック・グループ(Resource Block Group、RBG)とすることもでき、あるいはリソース・ブロック・セットは、プリコーディング・リソース・グループ(Precoding Resource Group、PRG)とすることもできる。
【0772】
任意選択で、1つの可能な実施態様において、物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)のリソース割り振りタイプ0(Type 0)では、リソースがRBGによって割り振られる。サブバンドの粒度は(例えば、PUSCH3-2フィードバックモードでは)RBGの粒度と同じであると定義することができ、これは表1として概略的に示すことができる。
【0773】
【表9】
[この文献は図面を表示できません]
【0774】
別の可能な実施態様において、サブバンドの粒度は(例えば、PUSCH3-2フィードバックモードでは)、LTE R10システムにおいて定義されるPRGの粒度と同じであると定義することができ、これは表2として概略的に示すことができる。
【0775】
【表10】
[この文献は図面を表示できません]
【0776】
さらに、PUSCH3-2フィードバックモードでは、システム帯域幅(RBの数)≦10RBの場合に、システム帯域幅が6RBまたは7RBであるときには、サブバンドが定義されず、広帯域だけが定義され、システム帯域幅が8RB〜10RBであるときには、PUSCH3-2に対応するサブバンドのサイズが1RBであり、これは表3として概略的に示すことができる。
【0777】
【表11】
[この文献は図面を表示できません]
【0778】
さらに、PUSCH3-2フィードバックモードでは、システム帯域幅(RBの数)≦10RBの場合に、システム帯域幅が6RB〜10RBであるときには、PUSCH3-2に対応するサブバンドのサイズが1RBであり、これは表4として概略的に示すことができる。
【0779】
【表12】
[この文献は図面を表示できません]
【0780】
さらに、システム帯域幅において、サブバンドのサイズ(サブバンドに含まれるRBの数)は、PRGのサイズの整数倍とすることができる。表2に示すように、システム帯域幅≦10RBであるとき、サブバンドのサイズは1RBである。フィードバックの量と性能との間の折り合いを考慮して、サブバンドのサイズは2RBであるとさらに定義することができ、それに応じて、すなわち、1つのリソース・ブロック・セットは2RBを含む。同様に、システム帯域幅が64RB〜110RBであるとき、サブバンドのサイズは4RBであるとさらに定義することができ、それに応じて、すなわち、1つのリソース・ブロック・セットは4RBを含む。
【0781】
任意選択で、システム帯域幅において、各サブバンドに含まれるRBは、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるRBと同じとすることもできる。基地局側で、基地局は、同じプリコーディング行列を用いて、1つのUEのために1つのシステム帯域幅内で同じPRGの複数のRBをプリコードする。したがって、基地局は、同じPRGの複数のRB上で協調チャネル推定を行うことができる。例えば、図4に示すように、システム帯域幅が25RBであるとき、各PRGは2RBを含み、通し番号が2iおよび2i+1であるRBは同じPRGに属し、当該PRGに対応するサブバンドも、通し番号が2iおよび2i+1であるRBを含み(例えば、PRG4がRB8およびRB9を含み、PRG4に対応するサブバンドもRB8およびRB9を含み)、iは整数であり、0から10までの値を有し、PRG12はRB24を含む。基地局は、同じプリコーディング行列を用いてPRG4に含まれるRB8およびRB9をプリコードし、それによって協調チャネル推定が可能になる。
【0782】
チャネル推定を行うときに、UEは、同じプリコーディング行列を用いて1つのPRGのすべてのRBがプリコードされるものと仮定する。プリコーディングを行うときに、基地局も、同じプリコーディング行列を用いてPRGのすべてのRBをプリコードする。したがって、一方で、サブバンドに対応するPRGの粒度より小さいサブバンドの粒度を定義することは無意味である。サブバンドが1つのRBを有し、PRGが2つのRBを有するものと仮定すると、UEは、2つのRBに対応するサブバンドのPMIおよび対応するCQIをフィードバックすることができる。例えば、2つのRBの第1のRBについて、UEは、PMI1およびCQI1をフィードバックし、2つのRBの第2のRBについて、UEは、PMI2およびCQI2をフィードバックする。基地局が2つのRBに対応するPRGをプリコードするときに、例えば、eNBがただ1つのPMIを使用して(例えばPMI1を使用して)同じPRGに属する2つのRBをプリコードすることができる場合に、基地局は、PMI1を用いて第2のRBをプリコードするための対応するCQIを知らない。したがって、基地局は、データを送るときに、変調およびコーディング方式を正しく選択することができない。他方で、過度に大きいサブバンドの粒度が定義される場合に、サブバンドにおけるチャネル周波数選択が大きいと、ただ1つのPMIだけではサブバンド内のすべてのRBのチャネルを望ましくマッチングすることができず、フィードバック精度が低下する。したがって、サブバンドの粒度がPRGの粒度と同じであると定義することによって、フィードバックモードを効果的に利用することができ、それによって、システム性能が向上する。
【0783】
図5は、本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報を受信するための方法の流れ図である。図5の方法は基地局によって実行され、図3の方法に対応する。したがって、図3の実施形態の説明の繰り返しになる説明は、適宜省略する。
【0784】
501.基地局は、ユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信する。システム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報は参照信号に基づいてユーザ機器によって決定される。
【0785】
502.基地局は、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報に従ってデータを送信する。システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。
【0786】
前述の解決策によって、基地局は、ユーザ機器によって送られたサブバンドに対応するチャネル状態情報に従ってデータを送信し、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報は参照信号に基づいてユーザ機器によって決定される。各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、リソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。このようにして、チャネル状態情報フィードバックの精度を高めることができ、サブバンドの粒度の適正な選択により、実際上、システム性能が向上する。
【0787】
サブバンドはシステム帯域幅内のリソース・ブロック・セットと1対1対応関係にあることに留意すべきである。本発明の本実施形態においては、システム帯域幅内のリソース・ブロック・セットがM個のRBを含み、Mは正の整数であり、リソース・ブロック・セットに対応するサブバンドもM個のRBを含む。任意選択で、M>1であるとき、RBは連続したM個のRBである。システム帯域幅に含まれる複数のサブバンドの数(またはリソース・ブロック・セットの数)は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0788】
任意選択で、一実施形態として、チャネル状態情報は、ランク情報(RI)、PMI、およびCQIのうちの少なくとも1つを含む。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。PUSCH3-2フィードバックモードで、ユーザ機器は、PMIとCQIの両方を基地局へフィードバックする。
【0789】
任意選択で、別の実施形態として、リソース・ブロック・セットはRBGまたはPRGとすることもできる。
【0790】
任意選択で、1つの可能な実施態様において、PDSCHのリソース割り振りタイプ0(Type 0)では、リソースがRBGによって割り振られる。サブバンドの粒度は(例えば、PUSCH3-2フィードバックモードでは)RBGの粒度と同じであると定義することができ、これは前述の表1として概略的に示すことができる。
【0791】
別の可能な実施態様において、サブバンドの粒度は(例えば、PUSCH3-2フィードバックモードでは)、LTE R10システムにおいて定義されるPRGの粒度と同じであると定義することができ、これは前述の表2として概略的に示すことができる。
【0792】
さらに、PUSCH3-2フィードバックモードでは、システム帯域幅(RBの数)≦10RBの場合に、システム帯域幅が6RBまたは7RBであるときには、サブバンドが定義されず、広帯域だけが定義され、システム帯域幅が8RB〜10RBであるときには、PUSCH3-2に対応するサブバンドのサイズは1RBであり、これは前述の表3として概略的に示すことができる。あるいは、システム帯域幅が6RB〜10RBであるときには、PUSCH3-2に対応するサブバンドのサイズは1RBであり、これは前述の表4として概略的に示すことができる。
【0793】
任意選択で、システム帯域幅において、各サブバンドに含まれるRBは、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるRBと同じとすることもできる。
【0794】
任意選択で、チャネル状態情報がプリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)を含むとき、ステップ502において、基地局は、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するCQIに従って、データを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定し、決定されたリソース・ブロック・セットに対応するサブバンドに対応するPMIに従ってデータをプリコードし、決定されたリソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信することができる。
【0795】
任意選択で、チャネル状態情報がプリコーディング行列情報(PMI)を含むとき、ステップ502において、基地局は、リソース・ブロック・セットに対応するサブバンドに対応するPMIに従ってデータをプリコードし、リソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信することができる。
【0796】
任意選択で、チャネル状態情報がチャネル品質情報(CQI)を含むとき、ステップ502において、基地局は、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するCQIに従ってデータを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定し、リソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信することができる。
【0797】
基地局は、同じプリコーディング行列を用いて、1つのシステム帯域幅内で同じPRGの複数のRBをプリコードする。したがって、基地局は、同じPRGの複数のRB上で協調チャネル推定を行うことができる。サブバンドの粒度はPRGの粒度と同じであると定義され、それによって、フィードバックモードを効果的に利用し、システム性能を向上させることができる。具体例については、前述の説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0798】
図6は、本発明の一実施形態による受信端の構造ブロック図である。受信端600は、選択部601と送信部602とを含む。
【0799】
選択部601は、参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択し、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと送信端の第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、nは非負の整数であり、
【0800】
【数269】
[この文献は図面を表示できません]
【0801】
であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【0802】
送信部602は、送信端が、プリコーディング行列情報(PMI)に従って、選択部601によって選択されたプリコーディング行列Wを決定するように、PMIを送信端へ送る。
【0803】
マルチアンテナシステムは、送信端(例えば基地局)および受信端(例えばUE)が複数のアンテナを用いて通信を行うシステムをいう。単一アンテナシステムとは対照的に、送信端および受信端の複数のアンテナが空間ダイバーシチ利得または多重化利得を形成することができ、このため、実際上、伝送信頼性を改善し、システム容量を増加させることができる。マルチアンテナシステムにおけるダイバーシチ利得および多重化利得は、一般に、送信端でプリコーディング法を用い、受信端で受信合成アルゴリズムを用いることによって得ることができる。例えば、LTEシステムでは、送信端は4つのアンテナを使用し、他方受信端は2つのアンテナを使用する。
【0804】
加えて、本発明の本実施形態におけるマルチアンテナシステムは、協調マルチポイント送信のシナリオにも適用することができる。協調マルチポイント送信は、複数の送信端が同じユーザのための協調信号送信を行うことを示す。例えば、送信端Aが2つのアンテナを有し、送信端Bも2つのアンテナを有し、2つの送信端は同時に受信端のための協調送信を行う。したがって、受信端によって受信される信号は、4アンテナの基地局によって送られた信号とみなすことができる。
【0805】
本発明の本実施形態においては、受信端が、参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択し、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと送信端の第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0806】
【数270】
[この文献は図面を表示できません]
【0807】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。このようにして、係数αを用いてφnに関する位相調整を行うことにより、異なるアンテナ構成に適用可能なコードブックセットのサイズを増大させ、PMIをフィードバックするための受信端の精度を向上させることができる。
【0808】
本発明の本実施形態においては、送信端を基地局とし、それに応じて、受信端をUEとすることもでき、送信端をUEとし、それに応じて受信端を基地局とすることもできる。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0809】
受信端600は、図1の方法および図2の方法における受信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【0810】
任意選択で、一実施形態として、受信端600は、決定部603をさらに含むことができる。決定部603は、参照信号に基づいてランク情報を決定し、ランク情報は有用な送信層の数に対応する。選択部601は、具体的には、参照信号に基づいてコードブックの中から、決定部603によって決定されたランク情報に対応するプリコーディング行列Wを選択する。
【0811】
具体的には、決定部603よって決定されたランク情報が1であるとき、選択部601によって選択されるプリコーディング行列は、前述の式(1)とすることができ、または決定部603よって決定されたランク情報が2であるとき、選択部601によって選択されるプリコーディング行列は、前述の式(2)〜式(4)のうちのいずれか1つとすることができる。任意選択で、W1は広帯域のチャネル特性を表す行列であり、W2はサブバンドのチャネル特性を表す行列である。
【0812】
前述の例は、例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。本発明におけるコードブックは、さらに、そのランク情報が別の値を有するコードブックとすることができる。説明を容易にするために、本発明においては、そのランク情報が1であるコードブック、およびそのランク情報が2であるコードブックを説明のための例として使用するが、本発明はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0813】
前述のコードブックはダブルコードブックの構造形態として表されており、当然ながら、シングルコードブックの構造形態としても表すことができ、このことは、本発明では限定されないことをさらに理解すべきである。
【0814】
任意選択で、係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表す。言い換えると、係数αはm1によって決定される。あるいは、係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)はm2の関数を表す。言い換えると、係数αはm2によって決定される。係数αはm1およびm2によって決定されるため、係数αをフィードバックするために追加のフィードバックリソースを付加する必要がない。具体的には、係数αの値は、前述の式(5)から式(8)のいずれかの方法で決定することができる。
【0815】
係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0816】
具体例については、前述の説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0817】
任意選択で、送信部602によって送られるプリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含むこともでき、PMI1は、W1を指示するのに使用され、PMI2はW21またはW22を指示するのに使用される。W1が長期のチャネル特性を表す行列であり、W2が短期のチャネル特性を表す行列であるとき、それに応じて、送信部602は、PMI1を長い間隔で送信端へ送り、PMI2を短い間隔で送信端へ送ることができる。
【0818】
任意選択で、別の実施形態として、選択部601は、さらに、アンテナ通し番号に従ってプリコーディング行列W上で行置換または列置換を行うこともできる。他の等価の行列を用いて前述のコードブック(またはプリコーディング行列)を表す方法はすべて本発明の範囲内に含まれることに留意すべきである。
【0819】
任意選択で、送信部602は、物理制御チャネルまたは物理共有チャネルを介して送信端へプリコーディング行列情報(PMI)を送ることもできる。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0820】
任意選択で、別の実施形態として、受信端600は、受信部604をさらに含むことができる。受信部604は、送信端によって送られた参照信号を受信する。決定部603は、具体的には、受信部604によって受信された参照信号に基づいてランク情報を決定し、または選択部601は、具体的には、受信部604によって受信された参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択する。参照信号は、CSI RS、DM RS、CRSなどのうちの少なくとも1つを含む。
【0821】
図7は、本発明の一実施形態による送信端の構造ブロック図である。図7の送信端700は、受信部701と決定部702とを含む。
【0822】
受信部701は、受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する。
【0823】
決定部702は、受信部701によって受信されたプリコーディング行列情報(PMI)に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wを決定し、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0824】
【数271】
[この文献は図面を表示できません]
【0825】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【0826】
本発明の本実施形態においては、送信端が、受信端によって送られたPMIを受信し、プリコーディング行列情報(PMI)に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wを決定し、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0827】
【数272】
[この文献は図面を表示できません]
【0828】
であり、Qは正の整数であり、nは非負の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。このようにして、係数αを用いてφnに関する位相調整を行うことにより、異なるアンテナ構成に適用可能なコードブックセットのサイズを増大させ、PMIをフィードバックするための受信端の精度を向上させることができる。
【0829】
送信端700は、図1の方法および図2の方法における送信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【0830】
任意選択で、一実施形態として、プリコーディング行列Wはランク情報に対応し、ランク情報は有用な送信層の数に対応する。
【0831】
具体的には、そのランク情報が1であるコードブックを前述の式(1)とすることができ、またはそのランク情報が2であるコードブックを前述の式(2)から式(4)のうちのいずれか1つとすることができる。任意選択で、W1は広帯域のチャネル特性を表す行列であり、W2はサブバンドのチャネル特性を表す行列である。
【0832】
本発明におけるコードブックは、さらに、そのランク情報が別の値を有するコードブックとすることができる。説明を容易にするために、本発明においては、そのランク情報が1であるコードブック、およびそのランク情報が2であるコードブックを説明のための例として使用するが、本発明はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0833】
前述のコードブックはシングルコードブックの構造形態として表されており、当然ながら、ダブルコードブックの構造形態としても表すことができ、このことは、本発明では限定されないことをさらに理解すべきである。
【0834】
任意選択で、係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表す。言い換えると、係数αはm1によって決定される。あるいは、係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)は、m2の関数を表す。言い換えると、係数αはm2によって決定される。係数αはm1およびm2によって決定されるため、係数αをフィードバックするために追加のフィードバックリソースを付加する必要がない。具体的には、係数αの値は、前述の式(5)から式(8)のいずれかの方法で決定することができる。
【0835】
係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0836】
具体例については、前述の説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0837】
任意選択で、受信部701が具体的に受信することができるプリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含むこともできる。任意選択で、PMI1およびPMI2は、同じ時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよく、異なる時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよい(または、異なるサブフレーム期間もしくはサブバンドサイズに基づくものとすることもできる)。W1が長期のチャネル特性を表す行列であり、W2が短期のチャネル特性を表す行列であるときには、それに応じて、受信部701は、具体的には、受信端によって送られたPMI1を長い間隔で受信し、受信端によって送られたPMI2を短い間隔で受信することができる。決定部702は、具体的には、PMI1に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたW1を決定し、PMI2に従って、受信端によってコードブックの中から選択されたW2を決定することができる。それに応じて、決定部702は、さらに、具体的には、W1およびW2に従ってプリコーディング行列Wを決定することができる。
【0838】
確実に、決定部702は、具体的には、受信端によって送られ、受信部701によって受信された1つのPMIに従って、選択されたプリコーディング行列Wを直接決定することができる。例えば、コードブックは合計で256のプリコーディング行列を有する。受信端によって送られ、受信部701によって受信されたPMIが0であるとき、決定部702は、受信端がコードブックの中から256のプリコーディング行列のうちの第1のプリコーディング行列を選択したと決定し、受信端によって送られ、受信部701によって受信されたPMIが1であるとき、決定部702は、受信端がコードブックの中から256のプリコーディング行列のうちの第2のプリコーディング行列を選択したと決定し、以下同様である。すなわち、PMIの0から255までの値は、それぞれ、256のプリコーディング行列に対応する。UEがプリコーディング行列を指示する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0839】
任意選択で、受信部701は、物理制御チャネルまたは物理共有チャネルを介して、受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信することもできる。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0840】
任意選択で、別の実施形態として、送信端700は、送信部703をさらに含むことができる。送信部703は、受信端が参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択するように、参照信号を受信端へ送る。参照信号は、CSI RS、DM RS、CRSなどのうちの少なくとも1つを含む。
【0841】
図8は、本発明の一実施形態によるユーザ機器の構造ブロック図である。ユーザ機器800は、決定部801と送信部802とを含む。
【0842】
決定部801は、参照信号に基づいて、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を決定する。
【0843】
送信部802は、基地局へ、決定部801によって決定されたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報送る。システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。
【0844】
前述の解決策によって、ユーザ機器は、参照信号に基づいて、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を決定し、チャネル状態情報を基地局へ送る。各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、リソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。したがって、チャネル状態情報フィードバックの精度を高めることができ、サブバンドの粒度の適正な選択により、実際上、システム性能が向上する。
【0845】
サブバンドはシステム帯域幅内のリソース・ブロック・セットと1対1対応関係にあることに留意すべきである。本発明の本実施形態においては、システム帯域幅内のリソース・ブロック・セットがM個のRBを含み、Mは正の整数であり、リソース・ブロック・セットに対応するサブバンドもM個のRBを含む。任意選択で、M>1であるとき、RBは連続したM個のRBである。システム帯域幅に含まれる複数のサブバンドの数(またはリソース・ブロック・セットの数)は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0846】
ユーザ機器800は、図3から図5の各方法における受信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【0847】
任意選択で、一実施形態として、チャネル状態情報は、ランク情報(RI)、PMI、およびCQIのうちの少なくとも1つを含む。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。PUSCH3-2フィードバックモードで、ユーザ機器は、PMIとCQIの両方を基地局へフィードバックする。
【0848】
任意選択で、別の実施形態として、リソース・ブロック・セットはRBGまたはPRGとすることもできる。
【0849】
任意選択で、1つの可能な実施態様において、PDSCHのリソース割り振りタイプ0(Type 0)では、リソースがRBGによって割り振られる。サブバンドの粒度は(例えば、PUSCH3-2フィードバックモードでは)RBGの粒度と同じであると定義することができ、これは前述の表1として概略的に示すことができる。
【0850】
別の可能な実施態様において、サブバンドの粒度は(例えば、PUSCH3-2フィードバックモードでは)、LTE R10システムにおいて定義されるPRGの粒度と同じであると定義することができ、これは前述の表2として概略的に示すことができる。
【0851】
さらに、PUSCH3-2フィードバックモードでは、システム帯域幅(RBの数)≦10RBの場合に、システム帯域幅が6RBまたは7RBであるときには、サブバンドが定義されず、広帯域だけが定義され、システム帯域幅が8RB〜10RBであるときには、PUSCH3-2に対応するサブバンドのサイズは1RBであり、これは前述の表3として概略的に示すことができる。あるいは、システム帯域幅が6RB〜10RBであるときには、PUSCH3-2に対応するサブバンドのサイズは1RBであり、これは前述の表4として概略的に示すことができる。
【0852】
任意選択で、システム帯域幅において、各サブバンドに含まれるRBは、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるRBと同じとすることもできる。基地局は、同じプリコーディング行列を用いて、1つのシステム帯域幅内で同じPRGの複数のRBをプリコードする。したがって、基地局は、同じPRGの複数のRB上で協調チャネル推定を行うことができる。サブバンドの粒度はPRGの粒度と同じであると定義され、それによって、フィードバックモードを効果的に利用し、システム性能を向上させることができる。
【0853】
具体例については、前述の説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0854】
図9は、本発明の一実施形態による基地局の構造ブロック図である。図9の基地局900は、受信部901と送信部902とを含む。
【0855】
受信部901は、ユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信し、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報は参照信号に基づいてユーザ機器によって決定される。
【0856】
送信部902は、受信部901によって受信されたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報に従ってデータを送信し、システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。
【0857】
前述の解決策によって、基地局は、ユーザ機器によって送られたサブバンドに対応するチャネル状態情報に従ってデータを送信し、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報は参照信号に基づいてユーザ機器によって決定される。各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、リソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。このようにして、チャネル状態情報フィードバックの精度を高めることができ、サブバンドの粒度の適正な選択により、実際上、システム性能が向上する。
【0858】
サブバンドはシステム帯域幅内のリソース・ブロック・セットと1対1対応関係にあることに留意すべきである。本発明の本実施形態においては、システム帯域幅内のリソース・ブロック・セットがM個のRBを含み、Mは正の整数であり、リソース・ブロック・セットに対応するサブバンドもM個のRBを含む。任意選択で、M>1であるとき、RBは連続したM個のRBである。システム帯域幅に含まれる複数のサブバンドの数(またはリソース・ブロック・セットの数)は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0859】
基地局900は、図3から図5の各方法における送信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【0860】
任意選択で、一実施形態として、チャネル状態情報は、ランク情報(RI)、PMI、およびCQIのうちの少なくとも1つを含む。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。PUSCH3-2フィードバックモードで、ユーザ機器は、PMIとCQIの両方を基地局へフィードバックする。
【0861】
任意選択で、別の実施形態として、リソース・ブロック・セットはRBGまたはPRGとすることもできる。
【0862】
任意選択で、1つの可能な実施態様において、PDSCHのリソース割り振りタイプ0(Type 0)では、リソースがRBGによって割り振られる。サブバンドの粒度は(例えば、PUSCH3-2フィードバックモードでは)RBGの粒度と同じであると定義することができ、これは前述の表1として概略的に示すことができる。
【0863】
別の可能な実施態様において、サブバンドの粒度は(例えば、PUSCH3-2フィードバックモードでは)、LTE R10システムにおいて定義されるPRGの粒度と同じであると定義することができ、これは前述の表2として概略的に示すことができる。
【0864】
さらに、PUSCH3-2フィードバックモードでは、システム帯域幅(RBの数)≦10RBの場合に、システム帯域幅が6RBまたは7RBであるときには、サブバンドが定義されず、広帯域だけが定義され、システム帯域幅が8RB〜10RBであるときには、PUSCH3-2に対応するサブバンドのサイズは1RBであり、これは前述の表3として概略的に示すことができる。あるいは、システム帯域幅が6RB〜10RBであるときには、PUSCH3-2に対応するサブバンドのサイズは1RBであり、これは前述の表4として概略的に示すことができる。
【0865】
任意選択で、システム帯域幅において、各サブバンドに含まれるRBは、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるRBと同じとすることもできる。
【0866】
任意選択で、チャネル状態情報がプリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)を含む場合には、基地局900は、決定部903をさらに含むことができる。決定部903は、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するCQIに従って、データを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定する。送信部902は、決定部903によって決定されたリソース・ブロック・セットに対応するサブバンドに対応するPMIに従ってデータをプリコードし、決定されたリソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信する。
【0867】
任意選択で、チャネル状態情報がプリコーディング行列情報(PMI)を含む場合には、送信部902は、さらに、リソース・ブロック・セットに対応するサブバンドに対応するPMIに従ってデータをプリコードし、リソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信することができる。
【0868】
任意選択で、チャネル状態情報がプリコーディング行列情報(PMI)を含む場合には、送信部902は、さらに、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するCQIに従って、データを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定し、リソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信することができる。
【0869】
基地局は、同じプリコーディング行列を用いて、1つのシステム帯域幅内で同じPRGの複数のRBをプリコードする。したがって、基地局は、同じPRGの複数のRB上で協調チャネル推定を行うことができる。サブバンドの粒度はPRGの粒度と同じであると定義され、それによって、フィードバックモードを効果的に利用し、システム性能を向上させることができる。
【0870】
具体例については、前述の説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0871】
本発明の各実施形態においては、前述の方法実施形態におけるステップおよび方法を実装するための装置実施形態がさらに提供される。図10にデバイスの一実施形態を示す。本実施形態において、デバイス1000は、プロセッサ1001と、メモリ1002と、送信機1003と、受信機1004とを含む。プロセッサ1001は、デバイス1000の動作を制御する。プロセッサ1001は、さらに、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)とも呼ぶことができる。メモリ1002は、読取り専用メモリおよびランダム・アクセス・メモリを含み、プロセッサ1001に命令およびデータを提供することができる。メモリ1002の一部は、不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(NVRAM)をさらに含むことができる。プロセッサ1001、メモリ1002、送信機1003、および受信機1004は、バスシステム1010によって相互に結合されており、バスシステム1010は、データバスに加えて、電源バス、制御バス、および状況信号バスを含む。しかし、明確な説明のために、図面のバスはすべてバスシステム1010と記されている。
【0872】
前述のデバイス1000は、本発明の前述の実施形態において開示された方法において適用することができる。プロセッサ1001は、集積回路チップとすることができ、信号処理能力を有する。実装プロセスにおいて、前述の方法の各ステップは、ハードウェアの集積論理回路によって、またはプロセッサ1001においてソフトウェア形態の命令によって実装することができる。
【0873】
さらに、図11は、本発明の別の実施形態による受信端の構造ブロック図である。受信端1100は、プロセッサ1101と送信機1102とを含む。
【0874】
プロセッサ1101は、参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択し、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと送信端の第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0875】
【数273】
[この文献は図面を表示できません]
【0876】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【0877】
送信機1102は、送信端が、プリコーディング行列情報(PMI)に従って、プロセッサ1101によって選択されたプリコーディング行列Wを決定するように、PMIを送信端へ送る。
【0878】
マルチアンテナシステムは、送信端(例えば基地局)および受信端(例えばUE)が複数のアンテナを用いて通信を行うシステムをいう。単一アンテナシステムとは対照的に、送信端および受信端の複数のアンテナが空間ダイバーシチ利得または多重化利得を形成することができ、このため、実際上、伝送信頼性を改善し、システム容量を増加させることができる。マルチアンテナシステムにおけるダイバーシチ利得および多重化利得は、一般に、送信端でプリコーディング法を用い、受信端で受信合成アルゴリズムを用いることによって得ることができる。例えば、LTEシステムでは、送信端は4つのアンテナを使用し、他方受信端は2つのアンテナを使用する。
【0879】
加えて、本発明の本実施形態におけるマルチアンテナシステムは、協調マルチポイント送信のシナリオにも適用することができる。協調マルチポイント送信は、複数の送信端が同じユーザのための協調信号送信を行うことを示す。例えば、送信端Aが2つのアンテナを有し、送信端Bも2つのアンテナを有し、2つの送信端は同時に受信端のための協調送信を行う。したがって、受信端によって受信される信号は、4アンテナの基地局によって送られた信号とみなすことができる。
【0880】
本発明の本実施形態においては、受信端が、参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択し、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと送信端の第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0881】
【数274】
[この文献は図面を表示できません]
【0882】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。このようにして、係数αを用いてφnに関する位相調整を行うことにより、異なるアンテナ構成に適用可能なコードブックセットのサイズを増大させ、PMIをフィードバックするための受信端の精度を向上させることができる。
【0883】
本発明の本実施形態においては、送信端を基地局とし、それに応じて、受信端をUEとすることもでき、送信端をUEとし、それに応じて受信端を基地局とすることもできる。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0884】
受信端1100は、図1の方法および図2の方法における受信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【0885】
任意選択で、プロセッサ1101は、さらに、参照信号に基づいてランク情報を決定することができ、ランク情報は有用な送信層の数に対応する。プロセッサ1101は、具体的には、参照信号に基づいてコードブックの中から、決定されたランク情報に対応するプリコーディング行列Wを選択する。
【0886】
具体的には、プロセッサ1101よって決定されたランク情報が1であるとき、選択されるプリコーディング行列は、前述の式(1)とすることができ、またはプロセッサ1101よって決定されたランク情報が2であるとき、選択されるプリコーディング行列は、前述の式(2)〜式(4)のうちのいずれか1つとすることができる。任意選択で、W1は広帯域のチャネル特性を表す行列であり、W2はサブバンドのチャネル特性を表す行列である。
【0887】
前述の例は、例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。本発明におけるコードブックは、さらに、そのランク情報が別の値を有するコードブックとすることができる。説明を容易にするために、本発明においては、そのランク情報が1であるコードブック、およびそのランク情報が2であるコードブックを説明のための例として使用するが、本発明はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0888】
前述のコードブックはダブルコードブックの構造形態として表されており、当然ながら、シングルコードブックの構造形態としても表すことができ、このことは、本発明では限定されないことをさらに理解すべきである。
【0889】
任意選択で、係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表す。言い換えると、係数αはm1によって決定される。あるいは、係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)はm2の関数を表す。言い換えると、係数αはm2によって決定される。係数αはm1およびm2によって決定されるため、係数αをフィードバックするために追加のフィードバックリソースを付加する必要がない。具体的には、係数αの値は、前述の式(5)から式(8)のいずれかの方法で決定することができる。
【0890】
係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0891】
具体例については、前述の説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0892】
任意選択で、送信機1102によって送られるプリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含むことができる。PMI1はW1を指示するのに使用され、PMI2は、W21をまたはW22指示するのに使用される。W1が長期のチャネル特性を表す行列であり、W2が短期のチャネル特性を表す行列であるとき、それに応じて、送信機1102は、PMI1を長い間隔で送信端へ送り、PMI2を短い間隔で送信端へ送ることができる。
【0893】
任意選択で、別の実施形態として、プロセッサ1101は、さらに、アンテナ通し番号に従ってプリコーディング行列W上で行置換または列置換を行うこともできる。 他の等価の行列を用いて前述のコードブック(またはプリコーディング行列)を表す方法はすべて本発明の範囲内に含まれることに留意すべきである。
【0894】
任意選択で、送信機1102は、物理制御チャネルまたは物理共有チャネルを介して送信端へプリコーディング行列情報(PMI)を送ることもできる。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0895】
任意選択で、別の実施形態として、受信端1100は、受信機1103をさらに含むことができる。受信機1103は、送信端によって送られた参照信号を受信する。プロセッサ1101は、具体的には、受信機1103によって受信された参照信号に基づいてランク情報を決定し、またはプロセッサ1101は、具体的には、受信機1103によって受信された参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択する。参照信号は、CSI RS、DM RS、CRSなどのうちの少なくとも1つを含む。
【0896】
図12は、本発明の一実施形態による送信端の構造ブロック図である。図12の送信端1200は、受信機1201とプロセッサ1202とを含む。
【0897】
受信機1201は、受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する。
【0898】
プロセッサ1202は、受信機1201によって受信されたプリコーディング行列情報(PMI)に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wを決定し、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0899】
【数275】
[この文献は図面を表示できません]
【0900】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【0901】
本発明の本実施形態においては、送信端が、受信端によって送られたPMIを受信し、プリコーディング行列情報(PMI)に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wを決定し、係数αを用いてW内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0902】
【数276】
[この文献は図面を表示できません]
【0903】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。このようにして、係数αを用いてφnに関する位相調整を行うことにより、異なるアンテナ構成に適用可能なコードブックセットのサイズを増大させ、PMIをフィードバックするための受信端の精度を向上させることができる。
【0904】
送信端1200は、図1の方法および図2の方法における送信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【0905】
任意選択で、一実施形態として、プリコーディング行列Wはランク情報に対応し、ランク情報は有用な送信層の数に対応する。
【0906】
具体的には、そのランク情報が1であるコードブックを前述の式(1)とすることができ、またはそのランク情報が2であるコードブックを前述の式(2)から式(4)のうちのいずれか1つとすることができる。任意選択で、W1は広帯域のチャネル特性を表す行列であり、W2はサブバンドのチャネル特性を表す行列である。
【0907】
本発明におけるコードブックは、さらに、そのランク情報が別の値を有するコードブックとすることができる。説明を容易にするために、本発明においては、そのランク情報が1であるコードブック、およびそのランク情報が2であるコードブックを説明のための例として使用するが、本発明はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0908】
前述のコードブックはシングルコードブックの構造形態として表されており、当然ながら、ダブルコードブックの構造形態としても表すことができ、このことは、本発明では限定されないことをさらに理解すべきである。
【0909】
任意選択で、係数α=ej2π・f(m1)であり、式中、f(m1)はm1の関数を表す。言い換えると、係数αはm1によって決定される。あるいは、係数α=ej2π・f(m2)であり、式中、f(m2)はm2の関数を表す。言い換えると、係数αはm2によって決定される。係数αはm1およびm2によって決定されるため、係数αをフィードバックするために追加のフィードバックリソースを付加する必要がない。具体的には、係数αの値は、前述の式(5)から式(8)のいずれかの方法で決定することができる。
【0910】
係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0911】
具体例については、前述の説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0912】
任意選択で、受信機1201が具体的に受信することができるプリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含むこともできる。任意選択で、PMI1およびPMI2は、同じ時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよく、異なる時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよい(または、異なるサブフレーム期間もしくはサブバンドサイズに基づくものとすることもできる)。W1が長期のチャネル特性を表す行列であり、W2が短期のチャネル特性を表す行列であるときには、それに応じて、受信機1201は、具体的には、受信端によって送られたPMI1を長い間隔で受信し、受信端によって送られたPMI2を短い間隔で受信することができる。プロセッサ1202は、具体的には、PMI1に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたW1を決定し、PMI2に従って、受信端によってコードブックの中から選択されたW2を決定することができる。それに応じて、プロセッサ1202は、さらに、具体的には、W1およびW2に従ってプリコーディング行列Wを決定することができる。
【0913】
確実に、プロセッサ1202は、具体的には、受信端によって送られ、受信機1201によって受信された1つのPMIに従って、選択されたプリコーディング行列Wを直接決定することができる。例えば、コードブックは合計で256のプリコーディング行列を有する。受信端によって送られ、受信機1201によって受信されたPMIが0であるとき、プロセッサ1202は、受信端がコードブックの中から256のプリコーディング行列のうちの第1のプリコーディング行列を選択したと決定し、受信端によって送られ、受信機1201によって受信されたPMIが1であるとき、プロセッサ1202は、受信端がコードブックの中から256のプリコーディング行列のうちの第2のプリコーディング行列を選択したと決定し、以下同様である。すなわち、PMIの0から255までの値は、それぞれ、256のプリコーディング行列に対応する。UEがプリコーディング行列を指示する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0914】
任意選択で、受信機1201は、物理制御チャネルまたは物理共有チャネルを介して、受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信することもできる。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0915】
任意選択で、別の実施形態として、送信端1200は、送信機1203をさらに含むことができる。送信機1203は、受信端が参照信号に基づいてコードブックの中からプリコーディング行列Wを選択するように、参照信号を受信端へ送る。参照信号は、CSI RS、DM RS、CRSなどのうちの少なくとも1つを含む。
【0916】
図13は、本発明の一実施形態によるユーザ機器の構造ブロック図である。ユーザ機器1300は、プロセッサ1301と送信機1302とを含む。
【0917】
プロセッサ1301は、参照信号に基づいてシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を決定する。
【0918】
送信機1302は、プロセッサ1301によって決定されたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を基地局へ送る。システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。
【0919】
前述の解決策によって、ユーザ機器は、参照信号に基づいて、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を決定し、チャネル状態情報を基地局へ送る。各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、リソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。したがって、チャネル状態情報フィードバックの精度を高めることができ、サブバンドの粒度の適正な選択により、実際上、システム性能が向上する。
【0920】
サブバンドはシステム帯域幅内のリソース・ブロック・セットと1対1対応関係にあることに留意すべきである。本発明の本実施形態においては、システム帯域幅内のリソース・ブロック・セットがM個のRBを含み、Mは正の整数であり、リソース・ブロック・セットに対応するサブバンドもM個のRBを含む。任意選択で、M>1であるとき、RBは連続したM個のRBである。システム帯域幅に含まれる複数のサブバンドの数(またはリソース・ブロック・セットの数)は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0921】
ユーザ機器1300は、図3から図5の各方法における受信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【0922】
任意選択で、一実施形態として、チャネル状態情報は、ランク情報(RI)、PMI、およびCQIのうちの少なくとも1つを含む。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。PUSCH3-2フィードバックモードで、ユーザ機器は、PMIとCQIの両方を基地局へフィードバックする。
【0923】
任意選択で、別の実施形態として、リソース・ブロック・セットはRBGまたはPRGとすることもできる。
【0924】
任意選択で、1つの可能な実施態様において、PDSCHのリソース割り振りタイプ0(Type 0)では、リソースがRBGによって割り振られる。サブバンドの粒度は(例えば、PUSCH3-2フィードバックモードでは)RBGの粒度と同じであると定義することができ、これは前述の表1として概略的に示すことができる。
【0925】
別の可能な実施態様において、サブバンドの粒度は(例えば、PUSCH3-2フィードバックモードでは)、LTE R10システムにおいて定義されるPRGの粒度と同じであると定義することができ、これは前述の表2として概略的に示すことができる。
【0926】
さらに、PUSCH3-2フィードバックモードでは、システム帯域幅(RBの数)≦10RBの場合に、システム帯域幅が6RBまたは7RBであるときには、サブバンドが定義されず、広帯域だけが定義され、システム帯域幅が8RB、少なくとも10RBであるときには、PUSCH3-2に対応するサブバンドのサイズは1RBであり、これは前述の表3として概略的に示すことができる。あるいは、システム帯域幅が6RB〜10RBであるときには、PUSCH3-2に対応するサブバンドのサイズは1RBであり、これは前述の表4として概略的に示すことができる。
【0927】
任意選択で、システム帯域幅において、各サブバンドに含まれるRBは、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるRBと同じとすることもできる。 基地局は、同じプリコーディング行列を用いて、1つのシステム帯域幅内で同じPRGの複数のRBをプリコードする。したがって、基地局は、同じPRGの複数のRB上で協調チャネル推定を行うことができる。サブバンドの粒度はPRGの粒度と同じであると定義され、それによって、フィードバックモードを効果的に利用し、システム性能を向上させることができる。
【0928】
具体例については、前述の説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0929】
図14は、本発明の一実施形態による基地局の構造ブロック図である。図14の基地局1400は、受信機1401と送信機1402とを含む。
【0930】
受信機1401は、ユーザ機器によって送られたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報を受信し、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報は参照信号に基づいてユーザ機器によって決定される。
【0931】
送信機1402は、受信機1401によって受信されたシステム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報に従ってデータを送信し、システム帯域幅内の各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。
【0932】
前述の解決策によって、基地局は、ユーザ機器によって送られたサブバンドに対応するチャネル状態情報に従ってデータを送信し、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するチャネル状態情報は参照信号に基づいてユーザ機器によって決定される。各サブバンドに含まれるリソースブロック(RB)の数は、リソース・ブロック・セットに含まれるリソースブロック(RB)の数と同じである。このようにして、チャネル状態情報フィードバックの精度を高めることができ、サブバンドの粒度の適正な選択により、実際上、システム性能が向上する。
【0933】
サブバンドはシステム帯域幅内のリソース・ブロック・セットと1対1対応関係にあることに留意すべきである。本発明の本実施形態においては、システム帯域幅内のリソース・ブロック・セットがM個のRBを含み、Mは正の整数であり、リソース・ブロック・セットに対応するサブバンドもM個のRBを含む。任意選択で、M>1であるとき、RBは連続したM個のRBである。システム帯域幅に含まれる複数のサブバンドの数(またはリソース・ブロック・セットの数)は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0934】
基地局1400は、図3から図5の各方法における送信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【0935】
任意選択で、一実施形態として、チャネル状態情報は、ランク情報(RI)、PMI、およびCQIのうちの少なくとも1つを含む。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。PUSCH3-2フィードバックモードで、ユーザ機器は、PMIとCQIの両方を基地局へフィードバックする。
【0936】
任意選択で、別の実施形態として、リソース・ブロック・セットはRBGまたはPRGとすることもできる。
【0937】
任意選択で、1つの可能な実施態様において、PDSCHのリソース割り振りタイプ0(Type 0)では、リソースがRBGによって割り振られる。サブバンドの粒度は(例えば、PUSCH3-2フィードバックモードでは)RBGの粒度と同じであると定義することができ、これは前述の表1として概略的に示すことができる。
【0938】
別の可能な実施態様において、サブバンドの粒度は(例えば、PUSCH3-2フィードバックモードでは)、LTE R10システムにおいて定義されるPRGの粒度と同じであると定義することができ、これは前述の表2として概略的に示すことができる。
【0939】
さらに、PUSCH3-2フィードバックモードでは、システム帯域幅(RBの数)≦10RBの場合に、システム帯域幅が6RBまたは7RBであるときには、サブバンドが定義されず、広帯域だけが定義され、システム帯域幅が8RB〜10RBであるときには、PUSCH3-2に対応するサブバンドのサイズは1RBであり、これは前述の表3として概略的に示すことができる。あるいは、システム帯域幅が6RB〜10RBであるときには、PUSCH3-2に対応するサブバンドのサイズは1RBであり、これは前述の表4として概略的に示すことができる。
【0940】
任意選択で、システム帯域幅において、各サブバンドに含まれるRBは、対応するリソース・ブロック・セットに含まれるRBと同じとすることもできる。
【0941】
任意選択で、チャネル状態情報がプリコーディング行列情報(PMI)およびチャネル品質情報(CQI)を含む場合には、基地局1400は、プロセッサ1403をさらに含むことができる。プロセッサ1403は、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するCQIに従って、データを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定し、決定されたリソース・ブロック・セットに対応するサブバンドに対応するPMIに従ってデータをプリコードする。送信機1402は、プロセッサ1403によって決定されたリソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信する。
【0942】
任意選択で、チャネル状態情報がプリコーディング行列情報(PMI)を含む場合には、プロセッサ1403は、リソース・ブロック・セットに対応するサブバンドに対応するPMIに従ってデータをプリコードする。送信機1402は、さらに、リソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信することができる。
【0943】
任意選択で、チャネル状態情報がプリコーディング行列情報(PMI)を含む場合には、プロセッサ1403は、システム帯域幅内の各サブバンドに対応するCQIに従って、データを送るのに使用されるリソース・ブロック・セットを決定する。送信機1402は、プロセッサ1403によって決定されたリソース・ブロック・セットのRBにおいてデータを送信する。
【0944】
基地局は、同じプリコーディング行列を用いて、1つのシステム帯域幅内で同じPRGの複数のRBをプリコードする。したがって、基地局は、同じPRGの複数のRB上で協調チャネル推定を行うことができる。サブバンドの粒度はPRGの粒度と同じであると定義され、それによって、フィードバックモードを効果的に利用し、システム性能を向上させることができる。
【0945】
具体例については、前述の説明を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0946】
従来のコードブック設計においては、ランクが2であるとき、いくつかのコードワードがコードブックにおいて繰り返し、それが有効なコードワードの数の減少につながり、それによって、システム性能が低下する。
【0947】
図15は、本発明の一実施形態によるプリコーディング行列情報フィードバック方法の流れ図である。図15の方法は、受信端によって実行される。
【0948】
1501.受信端はコードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを選択する。ランク情報は2であり、プリコーディング行列WはW1・W2で表され、
【0949】
【数277】
[この文献は図面を表示できません]
【0950】
であり、
【0951】
【数278】
[この文献は図面を表示できません]
【0952】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し(加重値は位相差に対応し)、
【0953】
【数279】
[この文献は図面を表示できません]
【0954】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【0955】
1502.受信端は、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従ってWを決定するように、PMIを送信端へ送る。
【0956】
マルチアンテナシステムは、送信端(例えば基地局)および受信端(例えばUE)が複数のアンテナを用いて通信を行うシステムをいう。単一アンテナシステムとは対照的に、送信端および受信端の複数のアンテナが空間ダイバーシチ利得または多重化利得を形成することができ、このため、実際上、伝送信頼性を改善し、システム容量を増加させることができる。マルチアンテナシステムにおけるダイバーシチ利得および多重化利得は、一般に、送信端でプリコーディング法を用い、受信端で受信合成アルゴリズムを用いることによって得ることができる。例えば、LTEシステムでは、送信端は4つのアンテナを使用し、他方受信端は2つのアンテナを使用する。
【0957】
加えて、本発明の本実施形態におけるマルチアンテナシステムは、協調マルチポイント送信のシナリオにも適用することができる。協調マルチポイント送信は、複数の送信端が同じユーザのための協調信号送信を行うことを示す。例えば、送信端Aが2つのアンテナを有し、送信端Bも2つのアンテナを有し、2つの送信端は同時に受信端のための協調送信を行う。したがって、受信端によって受信される信号は、4アンテナの基地局によって送られた信号とみなすことができる。
【0958】
本発明の本実施形態におけるマルチアンテナシステムのアンテナ構成の方法は、それだけに限らないが、例えば、等間隔直線アレイ(ULA)、偏波共用アンテナなどとすることができることにさらに留意すべきである。
【0959】
本発明の本実施形態においては、受信端が、コードブックの中からプリコーディング行列Wを選択し、送信端がプリコーディング情報(PMI)に従ってプリコーディング行列Wを決定するように、プリコーディング情報を送信端へ送り、W=W1・W2であり、
【0960】
【数280】
[この文献は図面を表示できません]
【0961】
であり、
【0962】
【数281】
[この文献は図面を表示できません]
【0963】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【0964】
【数282】
[この文献は図面を表示できません]
【0965】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。このようにして、係数αを用いてφnに関する位相調整を行うことにより、コードブックにおけるコードワードの繰り返しを回避することができ、このため、有効なコードワードの数を増加させることができ、それによってシステム性能が向上する。
【0966】
任意選択で、一実施形態として、W1・W2のW2を、
【0967】
【数283】
[この文献は図面を表示できません]
【0968】
または
【0969】
【数284】
[この文献は図面を表示できません]
【0970】
または
【0971】
【数285】
[この文献は図面を表示できません]
【0972】
または
【0973】
【数286】
[この文献は図面を表示できません]
【0974】
で表すことができ、
式中、em1は4×1次元の列ベクトルを表し、em1において、第m1の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、em2は4×1次元の列ベクトルを表し、em2において、第m2の要素は1であり、他の要素はすべて0であり、m1およびm2はどちらも4以下の正の整数であり、em1およびem2は同じであり、または異なる。
【0975】
係数αは、m1、m2、n、およびLのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。具体的には、
【0976】
【数287】
[この文献は図面を表示できません]
【0977】
であり、または
【0978】
【数288】
[この文献は図面を表示できません]
【0979】
であり、または
【0980】
【数289】
[この文献は図面を表示できません]
【0981】
であり、または
【0982】
【数290】
[この文献は図面を表示できません]
【0983】
であり、または
【0984】
【数291】
[この文献は図面を表示できません]
【0985】
であり、または
【0986】
【数292】
[この文献は図面を表示できません]
【0987】
であり、式中、
【0988】
【数293】
[この文献は図面を表示できません]
【0989】
は切り捨て演算子である。また同様のものである。係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。任意選択で、Lは15以下の非負の整数である。
【0990】
従来の設計のコードブックにおいては、一例として、前述の式(9)およびφn=1を用いると、L=0、m1=2、およびm2=2であるとき、コードブックの中から選択されるプリコーディング行列は、
【0991】
【数294】
[この文献は図面を表示できません]
【0992】
であり、L=8、m1=1、およびm2=1であるとき、コードブックの中から選択されるプリコーディング行列は、
【0993】
【数295】
[この文献は図面を表示できません]
【0994】
である。L=1、m1=2、およびm2=2であるとき、ならびにL=8、m1=1、およびm2=1であるときには、同じプリコーディング行列が選択されることが分かる。すなわち、コードブック内のコードワードが繰り返される。係数αを用いた位相調整の後には、L=0であるときにコードブックの中から選択されるプリコーディング行列が、L=8であるときにコードブックの中から選択されるプリコーディング行列と異なる。このようにして、有効なコードワードの数は、実際上、増加する。
【0995】
任意選択で、ステップ1502において、受信端は第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を送信端へ送ることができる。すなわち、プリコーディング行列情報(PMI)は、PMI1およびPMI2を含む。さらに、PMI1およびPMI2は、同じ期間または異なる期間によって送られる。PMI1はW1を指示するのに使用され、PMI2は、W2を指示するのに使用される。言い換えると、PMI1およびPMI2は、同じ時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよく、異なる時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよい(または、異なるサブフレーム期間もしくはサブバンドサイズに基づくものとすることもできる)。
【0996】
例えば、W1が長期のチャネル特性を表す行列であり、W2が短期のチャネル特性を表す行列であるとき、それに応じて、受信端は、PMI1を長い間隔で送信端へ送り、PMI2を短い間隔で送信端へ送ることができる。
【0997】
確実に、受信端は、1つのPMIを用いて選択されたプリコーディング行列Wを直接指示することができる。受信端がプリコーディング行列を指示する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【0998】
任意選択で、受信端は、物理制御チャネルまたは物理共有チャネルを介して送信端へプリコーディング行列情報(PMI)を送ることもできる。例えば、UEは、物理アップリンク制御チャネルまたは物理アップリンク共有チャネルを介して基地局へプリコーディング行列情報(PMI)を送ることもできる。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【0999】
他の等価の行列を用いて前述のコードブック(またはプリコーディング行列)を表す方法はすべて本発明の範囲内に含まれることに留意すべきである。例えば、本発明の本実施形態においてプリコーディング行列W上で行置換または列置換が行われた後で得られるプリコーディング行列も、本発明の範囲内に含まれる。例えば、異なるアンテナ通し番号が、それに応じて、プリコーディング行列の行置換をもたらす。
【1000】
図16は、本発明の別の実施形態によるプリコーディング方法の流れ図である。図16の方法は送信端によって実行され、図15の方法に対応する。したがって、図15の実施形態の説明の繰り返しになる説明は、適宜省略する。
【1001】
1601.送信端は受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する。
【1002】
1602.送信端は、プリコーディング行列情報(PMI)に従って、受信端によってコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを決定する。ランク情報は2であり、プリコーディング行列WはW1・W2で表され、
【1003】
【数296】
[この文献は図面を表示できません]
【1004】
であり、
【1005】
【数297】
[この文献は図面を表示できません]
【1006】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し(加重値は位相差に対応し)、
【1007】
【数298】
[この文献は図面を表示できません]
【1008】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【1009】
本発明の本実施形態においては、送信端が、受信端によって送られたプリコーディング情報(PMI)を受信し、送信端は、プリコーディング情報に従って、受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wプリコーディング行列Wを決定し、W=W1・W2であり、
【1010】
【数299】
[この文献は図面を表示できません]
【1011】
であり、
【1012】
【数300】
[この文献は図面を表示できません]
【1013】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは15以下の非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【1014】
【数301】
[この文献は図面を表示できません]
【1015】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。このようにして、係数αを用いてφnに関する位相調整を行うことにより、コードブックにおけるコードワードの繰り返しを回避することができ、このため、有効なコードワードの数を増加させることができ、それによってシステム性能が向上する。
【1016】
本発明の本実施形態におけるXLは、
【1017】
【数302】
[この文献は図面を表示できません]
【1018】
で表すことができ、式中、numは正の整数であり、t1,t2,…,tnumはすべて整数であり、非連続の値を有することに留意すべきであり、このことを理解すべきである。例えば、M=32であるとき、num=4であり、t1=0であり、t2=8であり、t1=16であり、t2=24であり、
【1019】
【数303】
[この文献は図面を表示できません]
【1020】
である。
【1021】
任意選択で、プリコーディング行列WのW2は、前述の式(9)から式(12)のいずれか1つとすることもできる。
【1022】
任意選択で、係数αは、m1、m2、n、およびLのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。具体的には、
【1023】
【数304】
[この文献は図面を表示できません]
【1024】
であり、または
【1025】
【数305】
[この文献は図面を表示できません]
【1026】
であり、または
【1027】
【数306】
[この文献は図面を表示できません]
【1028】
であり、または
【1029】
【数307】
[この文献は図面を表示できません]
【1030】
であり、または
【1031】
【数308】
[この文献は図面を表示できません]
【1032】
であり、または
【1033】
【数309】
[この文献は図面を表示できません]
【1034】
であり、式中、
【1035】
【数310】
[この文献は図面を表示できません]
【1036】
は切り捨て演算子である。また同様のものである。係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。任意選択で、Lは15以下の非負の整数である。
【1037】
任意選択で、ステップ1601において、送信端は、受信端によって送られた第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を受信する。プリコーディング行列情報(PMI)はPMI1およびPMI2を含む。さらに、受信端によって送られるPMI1およびPMI2は、同じ期間または異なる期間によって受信される。言い換えると、PMI1およびPMI2は、同じ時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよく、異なる時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよい(または、異なるサブフレーム期間もしくはサブバンドサイズに基づくものとすることもできる)。ステップ1602において、送信端は、PMI1に従って、参照信号に基づいて受信端によってコードブックの中から選択されたW1を決定し、PMI2に従って、UEによってコードブックの中から選択されたW2を決定し、送信端は、W1およびW2に従ってプリコーディング行列Wを決定することができる。
【1038】
例えば、W1が長期のチャネル特性を表す行列であり、W2が短期のチャネル特性を表す行列であるとき、それに応じて、受信端は、PMI1を長い間隔で送信端へ送り、PMI2を短い間隔で送信端へ送ることができる。
【1039】
確実に、送信端は、受信端によって送られた1つのPMIを用いて選択されたプリコーディング行列Wを直接決定することができる。
【1040】
受信端がプリコーディング行列を指示する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【1041】
任意選択で、送信端は、物理制御チャネルまたは物理共有チャネルを介して、受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信することもできる。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【1042】
他の等価の行列を用いて前述のコードブック(またはプリコーディング行列)を表す方法はすべて本発明の範囲内に含まれることに留意すべきである。例えば、本発明の本実施形態においてプリコーディング行列W上で行置換または列置換が行われた後で得られるプリコーディング行列も、本発明の範囲内に含まれる。例えば、異なるアンテナ通し番号が、それに応じて、プリコーディング行列の行置換をもたらす。
【1043】
図17は、本発明の一実施形態によるプリコーディング行列情報フィードバック方法の流れ図である。図17の方法は、受信端によって実行される。
【1044】
1701.受信端はコードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【1045】
【数311】
[この文献は図面を表示できません]
【1046】
を選択する。ランク情報は2であり、
【1047】
【数312】
[この文献は図面を表示できません]
【1048】
または
【1049】
【数313】
[この文献は図面を表示できません]
【1050】
または
【1051】
【数314】
[この文献は図面を表示できません]
【1052】
であり、
【1053】
【数315】
[この文献は図面を表示できません]
【1054】
であり、
【1055】
【数316】
[この文献は図面を表示できません]
【1056】
であり、m=i1+8*Z1であり、m’=i1+8*Z2であり、i1は、15以下の非負の整数であり、Z1およびZ2は非負の整数であり、φkは、同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、φk=ejπk/2であり、kは非負の整数であり、i2によって決定され、i2は、非負の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、係数αはφkに関する位相調整を行うのに使用され、係数αは、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。
【1057】
1702.受信端は、送信端がプリコーディング行列情報(PMI)に従って
【1058】
【数317】
[この文献は図面を表示できません]
【1059】
を決定するように、PMIを送信端へ送る。
【1060】
マルチアンテナシステムは、送信端(例えば基地局)および受信端(例えばUE)が複数のアンテナを用いて通信を行うシステムをいう。単一アンテナシステムとは対照的に、送信端および受信端の複数のアンテナが空間ダイバーシチ利得または多重化利得を形成することができ、このため、実際上、伝送信頼性を改善し、システム容量を増加させることができる。マルチアンテナシステムにおけるダイバーシチ利得および多重化利得は、一般に、送信端でプリコーディング法を用い、受信端で受信合成アルゴリズムを用いることによって得ることができる。例えば、LTEシステムでは、送信端は4つのアンテナを使用し、他方受信端は2つのアンテナを使用する。
【1061】
加えて、本発明の本実施形態におけるマルチアンテナシステムは、協調マルチポイント送信のシナリオにも適用することができる。協調マルチポイント送信は、複数の送信端が同じユーザのための協調信号送信を行うことを示す。例えば、送信端Aが2つのアンテナを有し、送信端Bも2つのアンテナを有し、2つの送信端は同時に受信端のための協調送信を行う。したがって、受信端によって受信される信号は、4アンテナの基地局によって送られた信号とみなすことができる。
【1062】
本発明の本実施形態におけるマルチアンテナシステムのアンテナ構成の方法は、それだけに限らないが、例えば、等間隔直線アレイ(ULA)、偏波共用アンテナなどとすることができることにさらに留意すべきである。
【1063】
本発明の本実施形態においては、受信端が、コードブックの中からプリコーディング行列
【1064】
【数318】
[この文献は図面を表示できません]
【1065】
を選択し、送信端がプリコーディング情報(PMI)に従ってプリコーディング行列
【1066】
【数319】
[この文献は図面を表示できません]
【1067】
を決定するように、プリコーディング情報を送信端へ送る。本発明の本実施形態におけるコードブック内のプリコーディング行列
【1068】
【数320】
[この文献は図面を表示できません]
【1069】
では、係数αを用いてプリコーディング行列内のφnに関する位相調整を行うことにより、コードブックにおけるコードワードの繰り返しを回避することができ、このため、有効なコードワードの数を増加させることができ、それによってシステム性能が向上する。
【1070】
任意選択で、一実施形態として、係数
【1071】
【数321】
[この文献は図面を表示できません]
【1072】
であり、または係数
【1073】
【数322】
[この文献は図面を表示できません]
【1074】
であり、または係数
【1075】
【数323】
[この文献は図面を表示できません]
【1076】
であり、または
【1077】
【数324】
[この文献は図面を表示できません]
【1078】
であり、または
【1079】
【数325】
[この文献は図面を表示できません]
【1080】
であり、または
【1081】
【数326】
[この文献は図面を表示できません]
【1082】
であり、または
【1083】
【数327】
[この文献は図面を表示できません]
【1084】
であり、式中、
【1085】
【数328】
[この文献は図面を表示できません]
【1086】
は切り捨て演算子である。係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【1087】
任意選択で、別の実施形態として、i1およびi2はどちらも、15以下の非負の整数であり、コードブックに含まれるプリコーディング行列
【1088】
【数329】
[この文献は図面を表示できません]
【1089】
とi1およびi2との関係は、表として、例えば表5として概略的に示すことができる。
【1090】
【表13】
[この文献は図面を表示できません]
【1091】
12≦i2≦15であるとき、
【1092】
【数330】
[この文献は図面を表示できません]
【1093】
であり、i2=8またはi2=11であるとき、
【1094】
【数331】
[この文献は図面を表示できません]
【1095】
であり、0≦i2≦7または9≦i2≦10であるとき、
【1096】
【数332】
[この文献は図面を表示できません]
【1097】
である。
【1098】
任意選択で、別の実施形態として、i1およびi2はどちらも、15以下の非負の整数であり、コードブックに含まれるプリコーディング行列
【1099】
【数333】
[この文献は図面を表示できません]
【1100】
とi1およびi2との関係は、表として、例えば表6として概略的に示すことができる。
【1101】
【表14】
[この文献は図面を表示できません]
【1102】
i2の値と前述の表(表5および表6)内のプリコーディング行列
【1103】
【数334】
[この文献は図面を表示できません]
【1104】
との対応関係は例示にすぎず、本発明の範囲を限定するためのものではないことにさらに留意すべきである。例えば、表5において、i2=0に対応するプリコーディング行列は、
【1105】
【数335】
[この文献は図面を表示できません]
【1106】
とすることができ、i2=8に対応するプリコーディング行列は、
【1107】
【数336】
[この文献は図面を表示できません]
【1108】
とすることができる。
【1109】
任意選択で、ステップ1702において、受信端は第1のインデックスおよび第2のインデックスを送信端へ送ることができる。すなわち、プリコーディング行列情報(PMI)は、第1のインデックスおよび第2のインデックスを含む。さらに、第1のインデックスおよび第2のインデックスは、同じ期間または異なる期間によって送られる。言い換えると、第1のインデックスおよび第2のインデックスは、同じ時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよく、異なる時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよい(または、異なるサブフレーム期間もしくはサブバンドサイズに基づくものとすることもできる)。第1のインデックスはi1を指示するのに使用され、第2のインデックスはi2を指示するのに使用される。送信端は、i1およびi2に従って
【1110】
【数337】
[この文献は図面を表示できません]
【1111】
を決定することができる。例えば、前述の表6内のコードブックが送信端において事前設定される場合、第1のインデックスによって指示されるi1は2であり、第1のインデックスによって指示されるi2は10であり、送信端は、受信端によって選択された
【1112】
【数338】
[この文献は図面を表示できません]
【1113】
【1114】
【数339】
[この文献は図面を表示できません]
【1115】
であると決定することができる。
【1116】
確実に、受信端は、1つのPMIを用いて選択されたプリコーディング行列Wを直接指示することができる。受信端がプリコーディング行列を指示する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【1117】
任意選択で、受信端は、物理制御チャネルまたは物理共有チャネルを介して送信端へプリコーディング行列情報(PMI)を送ることもできる。例えば、UEは、物理アップリンク制御チャネルまたは物理アップリンク共有チャネルを介して基地局へプリコーディング行列情報(PMI)を送ることもできる。本発明の本実施形態はそれだけに限定されないことを理解すべきである。
【1118】
他の等価の行列を用いて前述のコードブック(またはプリコーディング行列)を表す方法はすべて本発明の範囲内に含まれることに留意すべきである。例えば、本発明の本実施形態においてプリコーディング行列W上で行置換または列置換が行われた後で得られるプリコーディング行列も、本発明の範囲内に含まれる。例えば、異なるアンテナ通し番号が、それに応じて、プリコーディング行列の行置換をもたらす。
【1119】
図18は、本発明の別の実施形態によるプリコーディング方法の流れ図である。図18の方法は送信端によって実行され、図17の方法に対応する。したがって、図17の実施形態の説明の繰り返しになる説明は、適宜省略する。
【1120】
1801.送信端は受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する。
【1121】
1802.送信端は、プリコーディング行列情報(PMI)に従って、受信端によって参照信号に基づいてコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【1122】
【数340】
[この文献は図面を表示できません]
【1123】
を決定する。ランク情報は2であり、
【1124】
【数341】
[この文献は図面を表示できません]
【1125】
または
【1126】
【数342】
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【1127】
または
【1128】
【数343】
[この文献は図面を表示できません]
【1129】
であり、
【1130】
【数344】
[この文献は図面を表示できません]
【1131】
であり、
【1132】
【数345】
[この文献は図面を表示できません]
【1133】
であり、m=i1+8*Z1であり、m’=i1+8*Z2であり、i1は非負の整数であり、Z1およびZ2は非負の整数であり、φkは、同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、φk=ejπk/2であり、kは、非負の整数であり、i2によって決定され、i2は非負の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、係数αはφkに関する位相調整を行うのに使用され、係数αは、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。
【1134】
本発明の本実施形態においては、送信端が、受信端によって送られたプリコーディング情報(PMI)を受信し、プリコーディング情報(PMI)に従って、コードブックの中からプリコーディング行列
【1135】
【数346】
[この文献は図面を表示できません]
【1136】
を選択する。本発明の本実施形態におけるコードブック内のプリコーディング行列
【1137】
【数347】
[この文献は図面を表示できません]
【1138】
では、係数αを用いてプリコーディング行列内のφkに関する位相調整を行うことにより、コードブックにおけるコードワードの繰り返しを回避することができ、このため、有効なコードワードの数を増加させることができ、それによってシステム性能が向上する。
【1139】
任意選択で、一実施形態として、係数
【1140】
【数348】
[この文献は図面を表示できません]
【1141】
であり、または係数
【1142】
【数349】
[この文献は図面を表示できません]
【1143】
であり、または係数
【1144】
【数350】
[この文献は図面を表示できません]
【1145】
であり、または
【1146】
【数351】
[この文献は図面を表示できません]
【1147】
であり、または
【1148】
【数352】
[この文献は図面を表示できません]
【1149】
であり、または
【1150】
【数353】
[この文献は図面を表示できません]
【1151】
であり、または
【1152】
【数354】
[この文献は図面を表示できません]
【1153】
であり、式中、
【1154】
【数355】
[この文献は図面を表示できません]
【1155】
は切り捨て演算子である。係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【1156】
任意選択で、ステップ1801において、送信端は、受信端によって送られた第1のインデックスおよび第2のインデックスを受信する。すなわち、プリコーディング行列情報(PMI)は、第1のインデックスおよび第2のインデックスを含む。さらに、受信端によって送られる第1のインデックスおよび第2のインデックスは、同じ期間または異なる期間によって受信される。言い換えると、第1のインデックスおよび第2のインデックスは、同じ時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよく、異なる時間領域もしくは周波数領域の粒度を有していてもよい(または、異なるサブフレーム期間もしくはサブバンドサイズに基づくものとすることもできる)。第1のインデックスはi1を指示するのに使用され、第2のインデックスはi2を指示するのに使用される。ステップ1802において、送信端は、i1およびi2に従って
【1157】
【数356】
[この文献は図面を表示できません]
【1158】
を決定することができる。
【1159】
任意選択で、i1およびi2はどちらも、15以下の非負の整数であり、送信端側で記憶されたコードブックに含まれるプリコーディング行列
【1160】
【数357】
[この文献は図面を表示できません]
【1161】
とi1およびi2との関係は、表として、例えば前述の表5として概略的に示すことができる。あるいは、送信端側で記憶されたコードブックに含まれるプリコーディング行列
【1162】
【数358】
[この文献は図面を表示できません]
【1163】
とi1およびi2との関係は、表として、例えば表6として概略的に示すこともできる。
【1164】
例えば、前述の表6内のコードブックが送信端において事前設定される場合、第1のインデックスによって指示されるi1は2であり、第1のインデックスによって指示されるi2は10であり、送信端は、受信端によって選択された
【1165】
【数359】
[この文献は図面を表示できません]
【1166】
【1167】
【数360】
[この文献は図面を表示できません]
【1168】
であると決定することができる。
【1169】
確実に、受信端は、1つのPMIを用いて選択されたプリコーディング行列Wを直接指示することができる。受信端がプリコーディング行列を指示する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【1170】
図19は、本発明の一実施形態による受信端の構造ブロック図である。受信端1900は、選択部1901と送信部1902とを含む。
【1171】
選択部1901は、コードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを選択し、ランク情報は2であり、プリコーディング行列WはW1・W2で表され、
【1172】
【数361】
[この文献は図面を表示できません]
【1173】
であり、
【1174】
【数362】
[この文献は図面を表示できません]
【1175】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し(加重値は位相差に対応し)、
【1176】
【数363】
[この文献は図面を表示できません]
【1177】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【1178】
送信部1902は、送信端が、プリコーディング行列情報(PMI)に従って、選択部1901によって選択されたプリコーディング行列Wを決定するように、PMIを送信端へ送る。
【1179】
本発明の本実施形態においては、受信端が、コードブックの中からプリコーディング行列Wを選択し、送信端がプリコーディング情報(PMI)に従ってプリコーディング行列Wを決定するように、プリコーディング情報を送信端へ送り、W=W1・W2であり、
【1180】
【数364】
[この文献は図面を表示できません]
【1181】
であり、
【1182】
【数365】
[この文献は図面を表示できません]
【1183】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【1184】
【数366】
[この文献は図面を表示できません]
【1185】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。このようにして、係数αを用いてφnに関する位相調整を行うことにより、コードブックにおけるコードワードの繰り返しを回避することができ、このため、有効なコードワードの数を増加させることができ、それによってシステム性能が向上する。
【1186】
受信端1900は、図15の方法および図16の方法における受信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【1187】
本発明の本実施形態におけるXLは、
【1188】
【数367】
[この文献は図面を表示できません]
【1189】
で表すことができ、式中、numは正の整数であり、t1,t2,…,tnumはすべて整数であり、非連続の値を有することに留意すべきであり、このことを理解すべきである。例えば、M=32であるとき、num=4であり、t1=0であり、t2=8であり、t1=16であり、t2=24であり、
【1190】
【数368】
[この文献は図面を表示できません]
【1191】
である。
【1192】
任意選択で、一実施形態として、選択部1901によって選択されたW1・W2のW2は、前述の式(9)から式(12)のうちのいずれか1つで表すことができる。係数αは、m1、m2、n、およびLのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。具体的には、
【1193】
【数369】
[この文献は図面を表示できません]
【1194】
であり、または
【1195】
【数370】
[この文献は図面を表示できません]
【1196】
であり、または
【1197】
【数371】
[この文献は図面を表示できません]
【1198】
であり、または
【1199】
【数372】
[この文献は図面を表示できません]
【1200】
であり、または
【1201】
【数373】
[この文献は図面を表示できません]
【1202】
であり、または
【1203】
【数374】
[この文献は図面を表示できません]
【1204】
であり、式中、
【1205】
【数375】
[この文献は図面を表示できません]
【1206】
は切り捨て演算子である。また同様のものである。係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。任意選択で、Lは15以下の非負の整数である。
【1207】
任意選択で、別の実施形態として、送信部1901によって送られるプリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含み、PMI1はW1を指示するのに使用され、PMI2はW2を指示するのに使用される。
【1208】
図20は、本発明の一実施形態による送信端の構造ブロック図である。送信端2000は、受信部2001と決定部2002とを含む。
【1209】
受信部2001は、受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する。
【1210】
決定部2002は、受信部2001によって受信されたプリコーディング行列情報(PMI)に従って、受信端によってコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを決定し、ランク情報は2であり、プリコーディング行列WはW1・W2で表され、
【1211】
【数376】
[この文献は図面を表示できません]
【1212】
であり、
【1213】
【数377】
[この文献は図面を表示できません]
【1214】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し(加重値は位相差に対応し)、
【1215】
【数378】
[この文献は図面を表示できません]
【1216】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【1217】
本発明の本実施形態においては、送信端が、受信端によって送られたプリコーディング情報(PMI)を受信し、送信端は、プリコーディング情報に従って、受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wプリコーディング行列Wを決定し、W=W1・W2であり、
【1218】
【数379】
[この文献は図面を表示できません]
【1219】
であり、
【1220】
【数380】
[この文献は図面を表示できません]
【1221】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【1222】
【数381】
[この文献は図面を表示できません]
【1223】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。このようにして、係数αを用いてφnに関する位相調整を行うことにより、コードブックにおけるコードワードの繰り返しを回避することができ、このため、有効なコードワードの数を増加させることができ、それによってシステム性能が向上する。
【1224】
送信端2000は、図15の方法および図16の方法における送信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【1225】
本発明の本実施形態におけるXLは、
【1226】
【数382】
[この文献は図面を表示できません]
【1227】
で表すことができ、式中、numは正の整数であり、t1,t2,…,tnumはすべて整数であり、非連続の値を有することに留意すべきであり、このことを理解すべきである。例えば、M=32であるとき、num=4であり、t1=0であり、t2=8であり、t1=16であり、t2=24であり、
【1228】
【数383】
[この文献は図面を表示できません]
【1229】
である。
【1230】
任意選択で、一実施形態として、プリコーディング行列W=W1・W2のW2は、前述の式(9)から式(12)のうちのいずれか1つで表すことができる。 係数αは、m1、m2、n、およびLのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。具体的には、
【1231】
【数384】
[この文献は図面を表示できません]
【1232】
であり、または
【1233】
【数385】
[この文献は図面を表示できません]
【1234】
であり、または
【1235】
【数386】
[この文献は図面を表示できません]
【1236】
であり、または
【1237】
【数387】
[この文献は図面を表示できません]
【1238】
であり、または
【1239】
【数388】
[この文献は図面を表示できません]
【1240】
であり、または
【1241】
【数389】
[この文献は図面を表示できません]
【1242】
であり、式中、
【1243】
【数390】
[この文献は図面を表示できません]
【1244】
は切り捨て演算子である。また同様のものである。係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。任意選択で、Lは15以下の非負の整数である。
【1245】
任意選択で、別の実施形態として、受信部2001によって受信されるプリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含む。決定部2002は、具体的には、PMI1に従ってW1を決定し、PMI2に従ってW2を決定し、W1およびW2に従ってWを決定する。
【1246】
図21は、本発明の一実施形態による受信端の構造ブロック図である。受信端2100は、選択部2101と送信部2102とを含む。
【1247】
選択部2101は、コードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【1248】
【数391】
[この文献は図面を表示できません]
【1249】
を選択し、ランク情報は2であり、
【1250】
【数392】
[この文献は図面を表示できません]
【1251】
または
【1252】
【数393】
[この文献は図面を表示できません]
【1253】
または
【1254】
【数394】
[この文献は図面を表示できません]
【1255】
であり、
【1256】
【数395】
[この文献は図面を表示できません]
【1257】
であり、
【1258】
【数396】
[この文献は図面を表示できません]
【1259】
であり、m=i1+8*Z1であり、m’=i1+8*Z2であり、i1は非負の整数であり、Z1およびZ2は非負の整数であり、φkは、同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、φk=ejπk/2であり、kは、非負の整数であり、i2によって決定され、i2は非負の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、係数αはφkに関する位相調整を行うのに使用され、係数αは、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。
【1260】
送信部2102は、送信端が、プリコーディング行列情報(PMI)に従って、選択部2101によって選択されたプリコーディング行列
【1261】
【数397】
[この文献は図面を表示できません]
【1262】
を決定するように、PMIを送信端へ送る。
【1263】
本発明の本実施形態においては、受信端が、コードブックの中からプリコーディング行列
【1264】
【数398】
[この文献は図面を表示できません]
【1265】
を選択し、送信端がプリコーディング情報(PMI)に従ってプリコーディング行列
【1266】
【数399】
[この文献は図面を表示できません]
【1267】
を決定するように、プリコーディング情報を送信端へ送る。本発明の本実施形態におけるコードブック内のプリコーディング行列
【1268】
【数400】
[この文献は図面を表示できません]
【1269】
では、係数αを用いてプリコーディング行列内のφnに関する位相調整を行うことにより、コードブックにおけるコードワードの繰り返しを回避することができ、このため、有効なコードワードの数を増加させることができ、それによってシステム性能が向上する。
【1270】
受信端2100は、図17の方法および図18の方法における受信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【1271】
任意選択で、一実施形態として、係数
【1272】
【数401】
[この文献は図面を表示できません]
【1273】
であり、または係数
【1274】
【数402】
[この文献は図面を表示できません]
【1275】
であり、または係数
【1276】
【数403】
[この文献は図面を表示できません]
【1277】
であり、または係数
【1278】
【数404】
[この文献は図面を表示できません]
【1279】
であり、または係数
【1280】
【数405】
[この文献は図面を表示できません]
【1281】
であり、または係数
【1282】
【数406】
[この文献は図面を表示できません]
【1283】
であり、または係数
【1284】
【数407】
[この文献は図面を表示できません]
【1285】
であり、式中、
【1286】
【数408】
[この文献は図面を表示できません]
【1287】
は切り捨て演算子である。係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【1288】
任意選択で、別の実施形態として、i1およびi2はどちらも、15以下の非負の整数であり、コードブックに含まれるプリコーディング行列
【1289】
【数409】
[この文献は図面を表示できません]
【1290】
とi1およびi2との関係は、表として、例えば前述の表5として概略的に示すことができる。あるいは、コードブックに含まれるプリコーディング行列
【1291】
【数410】
[この文献は図面を表示できません]
【1292】
とi1およびi2との関係は、表として、例えば表6として概略的に示すこともできる。
【1293】
任意選択で、送信部2102によって送られるPMIは、送信端がi1およびi2に従って
【1294】
【数411】
[この文献は図面を表示できません]
【1295】
を決定するように、第1のインデックスおよび第2のインデックスを含み、第1のインデックスはi1を指示するのに使用され、第2のインデックスはi2を指示するのに使用される。確実に、送信部2102は、1つのPMIを用いて選択されたプリコーディング行列Wを送信端に直接指示することができる。受信端がプリコーディング行列を指示する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【1296】
図22は、本発明の一実施形態による送信端の構造ブロック図である。送信端2200は、受信部2201と決定部2202とを含む。
【1297】
受信部2201は、受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する。
【1298】
決定部2202は、受信部2201によって受信されたプリコーディング行列情報(PMI)に従って、受信端によって参照信号に基づいてコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【1299】
【数412】
[この文献は図面を表示できません]
【1300】
を決定し、ランク情報は2であり、
【1301】
【数413】
[この文献は図面を表示できません]
【1302】
または
【1303】
【数414】
[この文献は図面を表示できません]
【1304】
または
【1305】
【数415】
[この文献は図面を表示できません]
【1306】
であり、
【1307】
【数416】
[この文献は図面を表示できません]
【1308】
であり、
【1309】
【数417】
[この文献は図面を表示できません]
【1310】
であり、m=i1+8*Z1であり、m’=i1+8*Z2であり、i1は非負の整数であり、Z1およびZ2は非負の整数であり、φkは、同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、φk=ejπk/2であり、kは非負の整数であり、i2によって決定され、i2は非負の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、係数αはφkに関する位相調整を行うのに使用され、係数αは、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。
【1311】
本発明の本実施形態においては、送信端が、受信端によって送られたプリコーディング情報(PMI)を受信し、プリコーディング情報(PMI)に従って、コードブックの中からプリコーディング行列
【1312】
【数418】
[この文献は図面を表示できません]
【1313】
を選択する。本発明の本実施形態におけるコードブック内のプリコーディング行列
【1314】
【数419】
[この文献は図面を表示できません]
【1315】
では、係数αを用いてプリコーディング行列内のφkに関する位相調整を行うことにより、コードブックにおけるコードワードの繰り返しを回避することができ、このため、有効なコードワードの数を増加させることができ、それによってシステム性能が向上する。
【1316】
送信端2200は、図17の方法および図18の方法における送信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【1317】
任意選択で、一実施形態として、係数
【1318】
【数420】
[この文献は図面を表示できません]
【1319】
であり、または係数
【1320】
【数421】
[この文献は図面を表示できません]
【1321】
であり、または係数
【1322】
【数422】
[この文献は図面を表示できません]
【1323】
であり、または
【1324】
【数423】
[この文献は図面を表示できません]
【1325】
であり、または
【1326】
【数424】
[この文献は図面を表示できません]
【1327】
であり、または
【1328】
【数425】
[この文献は図面を表示できません]
【1329】
であり、または
【1330】
【数426】
[この文献は図面を表示できません]
【1331】
であり、式中、
【1332】
【数427】
[この文献は図面を表示できません]
【1333】
は切り捨て演算子である。係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【1334】
任意選択で、別の実施形態として、受信部2201によって受信されるPMIは第1のインデックスおよび第2のインデックスを含む。決定部2202は、具体的には、第1のインデックスに従ってi1を決定し、第2のインデックスに従ってi2を決定し、i1およびi2に従って記憶されたコードブックにおいて、受信端によって選択された
【1335】
【数428】
[この文献は図面を表示できません]
【1336】
を決定する。
【1337】
任意選択で、i1およびi2はどちらも、15以下の非負の整数であり、送信端側で記憶されたコードブックに含まれるプリコーディング行列
【1338】
【数429】
[この文献は図面を表示できません]
【1339】
とi1およびi2との関係は、表として、例えば前述の表5として概略的に示すことができる。あるいは、送信端側で記憶されたコードブックに含まれるプリコーディング行列
【1340】
【数430】
[この文献は図面を表示できません]
【1341】
とi1およびi2との関係は、表として、例えば表6として概略的に示すこともできる。
【1342】
図23は、本発明の一実施形態による受信端の構造ブロック図である。受信端2300は、プロセッサ2301と送信機2302とを含む。
【1343】
プロセッサ2301は、コードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを選択し、ランク情報は2であり、プリコーディング行列WはW1・W2で表され、
【1344】
【数431】
[この文献は図面を表示できません]
【1345】
であり、
【1346】
【数432】
[この文献は図面を表示できません]
【1347】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し(加重値は位相差に対応し)、
【1348】
【数433】
[この文献は図面を表示できません]
【1349】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【1350】
送信機2302は、送信端が、プリコーディング行列情報(PMI)に従って、プロセッサ2301によって選択されたプリコーディング行列Wを決定するように、PMIを送信端へ送る。
【1351】
本発明の本実施形態においては、受信端が、コードブックの中からプリコーディング行列Wを選択し、送信端がプリコーディング情報(PMI)に従ってプリコーディング行列Wを決定するように、プリコーディング情報を送信端へ送り、W=W1・W2であり、
【1352】
【数434】
[この文献は図面を表示できません]
【1353】
であり、
【1354】
【数435】
[この文献は図面を表示できません]
【1355】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【1356】
【数436】
[この文献は図面を表示できません]
【1357】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。このようにして、係数αを用いてφnに関する位相調整を行うことにより、コードブックにおけるコードワードの繰り返しを回避することができ、このため、有効なコードワードの数を増加させることができ、それによってシステム性能が向上する。
【1358】
受信端2300は、図15の方法および図16の方法における受信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【1359】
本発明の本実施形態におけるXLは、
【1360】
【数437】
[この文献は図面を表示できません]
【1361】
で表すことができ、式中、numは正の整数であり、t1,t2,…,tnumはすべて整数であり、非連続の値を有することに留意すべきであり、このことを理解すべきである。例えば、M=32であるとき、num=4であり、t1=0であり、t2=8であり、t1=16であり、t2=24であり、
【1362】
【数438】
[この文献は図面を表示できません]
【1363】
である。
【1364】
任意選択で、一実施形態として、プロセッサ2301によって選択されるプリコーディング行列W1・W2のW2は、前述の式(9)から式(12)のうちのいずれか1つで表すことができる。係数αは、m1、m2、n、およびLのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。具体的には、
【1365】
【数439】
[この文献は図面を表示できません]
【1366】
であり、または
【1367】
【数440】
[この文献は図面を表示できません]
【1368】
であり、または
【1369】
【数441】
[この文献は図面を表示できません]
【1370】
であり、または
【1371】
【数442】
[この文献は図面を表示できません]
【1372】
であり、または
【1373】
【数443】
[この文献は図面を表示できません]
【1374】
であり、または
【1375】
【数444】
[この文献は図面を表示できません]
【1376】
であり、式中、
【1377】
【数445】
[この文献は図面を表示できません]
【1378】
は切り捨て演算子である。また同様のものである。係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。任意選択で、Lは15以下の非負の整数である。
【1379】
任意選択で、別の実施形態として、送信機2302によって送られるプリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含み、PMI1はW1を指示するのに使用され、PMI2はW2を指示するのに使用される。
【1380】
図24は、本発明の一実施形態による送信端の構造ブロック図である。送信端2400は、受信機2401とプロセッサ2402とを含む。
【1381】
受信機2401は、受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する。
【1382】
プロセッサ2402は、受信機2401によって受信されたプリコーディング行列情報(PMI)に従って、受信端によってコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列Wを決定し、ランク情報は2であり、プリコーディング行列WはW1・W2で表され、
【1383】
【数446】
[この文献は図面を表示できません]
【1384】
であり、
【1385】
【数447】
[この文献は図面を表示できません]
【1386】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し(加重値は位相差に対応し)、
【1387】
【数448】
[この文献は図面を表示できません]
【1388】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。
【1389】
本発明の本実施形態においては、送信端が、受信端によって送られたプリコーディング情報(PMI)を受信し、送信端は、プリコーディング情報に従って、受信端によってコードブックの中から選択されたプリコーディング行列Wプリコーディング行列Wを決定し、W=W1・W2であり、
【1390】
【数449】
[この文献は図面を表示できません]
【1391】
であり、
【1392】
【数450】
[この文献は図面を表示できません]
【1393】
であり、0は2行および4列を有するゼロの行列であり、Lは非負の整数であり、係数αを用いてW2内のφnに関する位相調整が行われ、φnは同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、
【1394】
【数451】
[この文献は図面を表示できません]
【1395】
であり、nは非負の整数であり、Qは正の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属する。このようにして、係数αを用いてφnに関する位相調整を行うことにより、コードブックにおけるコードワードの繰り返しを回避することができ、このため、有効なコードワードの数を増加させることができ、それによってシステム性能が向上する。
【1396】
送信端2400は、図15の方法および図16の方法における送信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【1397】
本発明の本実施形態におけるXLは、
【1398】
【数452】
[この文献は図面を表示できません]
【1399】
で表すことができ、式中、numは正の整数であり、t1,t2,…,tnumはすべて整数であり、非連続の値を有することに留意すべきであり、このことを理解すべきである。例えば、M=32であるとき、num=4であり、t1=0であり、t2=8であり、t1=16であり、t2=24であり、
【1400】
【数453】
[この文献は図面を表示できません]
【1401】
である。
【1402】
任意選択で、一実施形態として、プリコーディング行列W=W1・W2のW2は、前述の式(9)から式(12)のうちのいずれか1つで表すことができる。 係数αは、m1、m2、n、およびLのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。具体的には、
【1403】
【数454】
[この文献は図面を表示できません]
【1404】
であり、または
【1405】
【数455】
[この文献は図面を表示できません]
【1406】
であり、または
【1407】
【数456】
[この文献は図面を表示できません]
【1408】
であり、または
【1409】
【数457】
[この文献は図面を表示できません]
【1410】
であり、または
【1411】
【数458】
[この文献は図面を表示できません]
【1412】
であり、または
【1413】
【数459】
[この文献は図面を表示できません]
【1414】
であり、式中、
【1415】
【数460】
[この文献は図面を表示できません]
【1416】
は切り捨て演算子である。また同様のものである。係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。任意選択で、Lは15以下の非負の整数である。
【1417】
任意選択で、別の実施形態として、受信機2401によって受信されるプリコーディング行列情報(PMI)は、第1のプリコーディング行列情報(PMI1)および第2のプリコーディング行列情報(PMI2)を含む。プロセッサ2402は、具体的には、PMI1に従ってW1を決定し、PMI2に従ってW2を決定し、W1およびW2に従ってWを決定する。
【1418】
図25は、本発明の一実施形態による受信端の構造ブロック図である。受信端2500は、プロセッサ2501と送信機2502とを含む。
【1419】
プロセッサ2501は、コードブックの中から、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【1420】
【数461】
[この文献は図面を表示できません]
【1421】
を選択し、ランク情報は2であり、
【1422】
【数462】
[この文献は図面を表示できません]
【1423】
または
【1424】
【数463】
[この文献は図面を表示できません]
【1425】
または
【1426】
【数464】
[この文献は図面を表示できません]
【1427】
であり、
【1428】
【数465】
[この文献は図面を表示できません]
【1429】
であり、
【1430】
【数466】
[この文献は図面を表示できません]
【1431】
であり、m=i1+8*Z1であり、m’=i1+8*Z2であり、i1は非負の整数であり、Z1およびZ2は非負の整数であり、φkは、同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、φk=ejπk/2であり、kは、非負の整数であり、i2によって決定され、i2は非負の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、係数αはφkに関する位相調整を行うのに使用され、係数αは、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。
【1432】
送信機2502は、送信端が、プリコーディング行列情報(PMI)に従って、プロセッサ2501によって選択されたプリコーディング行列
【1433】
【数467】
[この文献は図面を表示できません]
【1434】
を決定するように、PMIを送信端へ送る。
【1435】
本発明の本実施形態においては、受信端が、コードブックの中からプリコーディング行列
【1436】
【数468】
[この文献は図面を表示できません]
【1437】
を選択し、送信端がプリコーディング情報(PMI)に従ってプリコーディング行列
【1438】
【数469】
[この文献は図面を表示できません]
【1439】
を決定するように、プリコーディング情報を送信端へ送る。本発明の本実施形態におけるコードブック内のプリコーディング行列
【1440】
【数470】
[この文献は図面を表示できません]
【1441】
では、係数αを用いてプリコーディング行列内のφnに関する位相調整を行うことにより、コードブックにおけるコードワードの繰り返しを回避することができ、このため、有効なコードワードの数を増加させることができ、それによってシステム性能が向上する。
【1442】
受信端2500は、図17の方法および図18の方法における受信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【1443】
任意選択で、一実施形態として、係数
【1444】
【数471】
[この文献は図面を表示できません]
【1445】
であり、または係数
【1446】
【数472】
[この文献は図面を表示できません]
【1447】
であり、または係数
【1448】
【数473】
[この文献は図面を表示できません]
【1449】
であり、または係数
【1450】
【数474】
[この文献は図面を表示できません]
【1451】
であり、または係数
【1452】
【数475】
[この文献は図面を表示できません]
【1453】
であり、または係数
【1454】
【数476】
[この文献は図面を表示できません]
【1455】
であり、または係数
【1456】
【数477】
[この文献は図面を表示できません]
【1457】
であり、式中、
【1458】
【数478】
[この文献は図面を表示できません]
【1459】
は切り捨て演算子である。係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【1460】
任意選択で、別の実施形態として、i1およびi2はどちらも15以下の非負の整数であり、コードブックに含まれるプリコーディング行列
【1461】
【数479】
[この文献は図面を表示できません]
【1462】
とi1およびi2との関係は、表として、例えば前述の表5として概略的に示すことができる。あるいは、コードブックに含まれるプリコーディング行列
【1463】
【数480】
[この文献は図面を表示できません]
【1464】
とi1およびi2との関係は、表として、例えば表6として概略的に示すこともできる。
【1465】
任意選択で、送信機2502によって送られるPMIは、送信端がi1およびi2に従って
【1466】
【数481】
[この文献は図面を表示できません]
【1467】
を決定するように、第1のインデックスおよび第2のインデックスを含み、第1のインデックスはi1を指示するのに使用され、第2のインデックスはi2を指示するのに使用される。確実に、送信機2502は、1つのPMIを用いて選択されたプリコーディング行列Wを送信端に直接指示することができる。受信端がプリコーディング行列を指示する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【1468】
図26は、本発明の一実施形態による送信端の構造ブロック図である。送信端2600は、受信機2601とプロセッサ2602とを含む。
【1469】
受信機2601は、受信端によって送られたプリコーディング行列情報(PMI)を受信する。
【1470】
プロセッサ2602は、受信機2601によって受信されたプリコーディング行列情報(PMI)に従って、受信端によって参照信号に基づいてコードブックの中から選択された、ランク情報に対応するプリコーディング行列
【1471】
【数482】
[この文献は図面を表示できません]
【1472】
を決定し、ランク情報は2であり、
【1473】
【数483】
[この文献は図面を表示できません]
【1474】
または
【1475】
【数484】
[この文献は図面を表示できません]
【1476】
または
【1477】
【数485】
[この文献は図面を表示できません]
【1478】
であり、
【1479】
【数486】
[この文献は図面を表示できません]
【1480】
であり、
【1481】
【数487】
[この文献は図面を表示できません]
【1482】
であり、m=i1+8*Z1であり、m’=i1+8*Z2であり、i1は非負の整数であり、Z1およびZ2は非負の整数であり、φkは、同じ送信層からの送信信号についての送信端の第1のアンテナグループと第2のアンテナグループの加重値間の位相差を表し、φk=ejπk/2であり、kは非負の整数であり、i2によって決定され、i2は非負の整数であり、第1のアンテナグループおよび第2のアンテナグループは同じマルチアンテナシステムに属し、係数αはφkに関する位相調整を行うのに使用され、係数αは、i1、i2、m、m’、およびkのうちの少なくとも1つと関数関係を有する。
【1483】
本発明の本実施形態においては、送信端が、受信端によって送られたプリコーディング情報(PMI)を受信し、プリコーディング情報(PMI)に従って、コードブックの中からプリコーディング行列
【1484】
【数488】
[この文献は図面を表示できません]
【1485】
を選択する。本発明の本実施形態におけるコードブック内のプリコーディング行列
【1486】
【数489】
[この文献は図面を表示できません]
【1487】
では、係数αを用いてプリコーディング行列内のφkに関する位相調整を行うことにより、コードブックにおけるコードワードの繰り返しを回避することができ、このため、有効なコードワードの数を増加させることができ、それによってシステム性能が向上する。
【1488】
送信端2600は、図17の方法および図18の方法における送信端が関与するステップを実装することができ、これらの方法については、繰り返しを避けるために詳述しない。
【1489】
任意選択で、一実施形態として、係数
【1490】
【数490】
[この文献は図面を表示できません]
【1491】
であり、または係数
【1492】
【数491】
[この文献は図面を表示できません]
【1493】
であり、または係数
【1494】
【数492】
[この文献は図面を表示できません]
【1495】
であり、または
【1496】
【数493】
[この文献は図面を表示できません]
【1497】
であり、または
【1498】
【数494】
[この文献は図面を表示できません]
【1499】
であり、または
【1500】
【数495】
[この文献は図面を表示できません]
【1501】
であり、または
【1502】
【数496】
[この文献は図面を表示できません]
【1503】
であり、式中、
【1504】
【数497】
[この文献は図面を表示できません]
【1505】
は切り捨て演算子である。係数αの値を決定する方法は、本発明の本実施形態においては限定されないことを理解すべきである。
【1506】
任意選択で、別の実施形態として、受信機2601によって受信されるPMIは第1のインデックスおよび第2のインデックスを含む。プロセッサ2602は、具体的には、第1のインデックスに従ってi1を決定し、第2のインデックスに従ってi2を決定し、i1およびi2に従って記憶されたコードブックにおいて、受信端によって選択された
【1507】
【数498】
[この文献は図面を表示できません]
【1508】
を決定する。
【1509】
任意選択で、i1およびi2はどちらも15以下の非負の整数であり、送信端側で記憶されたコードブックに含まれるプリコーディング行列
【1510】
【数499】
[この文献は図面を表示できません]
【1511】
とi1およびi2との関係は、表として、例えば前述の表5として概略的に示すことができる。あるいは、送信端側で記憶されたコードブックに含まれるプリコーディング行列
【1512】
【数500】
[この文献は図面を表示できません]
【1513】
とi1およびi2との関係は、表として、例えば表6として概略的に示すこともできる。
【1514】
本明細書で開示される実施形態において記述される例と組み合わせて、各ユニットおよびアルゴリズムステップを電子ハードウェアによって、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実装することができることを、当業者は理解するであろう。各機能を果たすのがハードウェアか、それともソフトウェアかは、技術解決策の個々の用途および設計上の制約条件に依存する。当業者は、様々な方法を使用して個々の用途ごとに記述された機能を実装することができるが、そうした実装は本発明の範囲を超えるものとみなすべきではない。
【1515】
説明を簡便にするために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な作動プロセスについては、前述の方法実施形態における対応するプロセスを参照することができることを当業者は明確に理解することができ、ここでは詳細を繰り返して説明しない。
【1516】
本出願において提供されるいくつかの実施形態においては、開示のシステム、装置、および方法を他のやり方で実装することもできることを理解すべきである。例えば、説明した装置実施形態は単なる例示にすぎない。例えば、ユニット分割は単なる論理的機能分割にすぎず、実際の実装に際しては他の分割も可能である。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントを組み合わせ、または統合して別のシステムとすることもでき、いくつかの特徴を無視し、または実行しなくてもよい。加えて、表示された、または論じられた相互結合または直接結合または通信接続を、いくつかのインターフェースを介して実装することもできる。装置間またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態、または他の形態として実装することができる。
【1517】
別々の部品として記述されたユニットは物理的に分離していてもそうでなくてもよく、ユニットとして表示された部品は、物理的ユニットであってもそうでなくてもよく、1つの位置に位置していてもよく、複数のネットワークユニット上に分散されていてもよい。ユニットの一部または全部を、各実施形態の解決策の目的を達成するための実際のニーズに従って選択することもできる。
【1518】
加えて、本発明の各実施形態における機能ユニットを1つの処理ユニットへ統合することもでき、ユニットの各々が物理的に独立して存在していてもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットへ統合される。
【1519】
各機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売され、または使用される場合に、それらの機能は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。そうした理解に基づき、本質的に本発明の技術解決策を、または先行技術に寄与する部分を、または技術解決策の一部を、ソフトウェア製品の形態で実装することができる。ソフトウェア製品は記憶媒体に記憶されており、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスとすることができる)に、本発明の各実施形態で記述されている方法のステップの全部または一部を実行するよう命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、読取り専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、光ディスクといった、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【1520】
以上の説明は、単に、本発明の具体的実施態様にすぎず、本発明の保護範囲を限定するためのものではない。本発明において開示される技術範囲内で当業者によって容易に考案されるあらゆる変形または置換は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきものとする。
【符号の説明】
【1521】
600 受信端
601 選択部
602 送信部
603 決定部
604 受信部
700 送信端
701 受信部
702 決定部
703 送信部
800 ユーザ機器
801 決定部
802 送信部
900 基地局
901 受信部
902 送信部
903 決定部
1000 デバイス
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 送信機
1004 受信機
1010 バスシステム
1100 受信端
1101 プロセッサ
1102 送信機
1103 受信機
1200 送信端
1201 受信機
1202 プロセッサ
1203 送信機
1300 ユーザ機器
1301 プロセッサ
1302 送信機
1400 基地局
1401 受信機
1402 送信機
1403 プロセッサ
1900 受信端
1901 選択部
1902 送信部
2000 送信端
2001 受信部
2002 決定部
2100 受信端
2101 選択部
2102 送信部
2200 送信端
2201 受信部
2202 決定部
2300 受信端
2301 プロセッサ
2302 送信機
2400 送信端
2401 受信機
2402 プロセッサ
2500 受信端
2501 プロセッサ
2502 送信機
2600 送信端
2601 受信機
2602 プロセッサ
図1
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図2
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図3
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図4
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図5
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図6
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図7
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図8
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図9
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図10
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図11
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図12
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図13
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図14
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図15
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図16
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図17
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図18
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図19
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図20
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図23
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図24
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図26
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