特許第6386373号(P6386373)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三協立山株式会社の特許一覧 ▶ 株式会社エスピーネクストの特許一覧

<>
  • 特許6386373-棚板 図000002
  • 特許6386373-棚板 図000003
  • 特許6386373-棚板 図000004
  • 特許6386373-棚板 図000005
  • 特許6386373-棚板 図000006
  • 特許6386373-棚板 図000007
  • 特許6386373-棚板 図000008
  • 特許6386373-棚板 図000009
  • 特許6386373-棚板 図000010
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6386373
(24)【登録日】2018年8月17日
(45)【発行日】2018年9月5日
(54)【発明の名称】棚板
(51)【国際特許分類】
   A47F 1/12 20060101AFI20180827BHJP
【FI】
   A47F1/12
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-266022(P2014-266022)
(22)【出願日】2014年12月26日
(65)【公開番号】特開2016-123567(P2016-123567A)
(43)【公開日】2016年7月11日
【審査請求日】2017年8月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】000175560
【氏名又は名称】三協立山株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】514280927
【氏名又は名称】株式会社エスピーネクスト
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】水谷 威裕
(72)【発明者】
【氏名】田邉 雅規
【審査官】 青木 正博
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−304436(JP,A)
【文献】 実開昭52−020191(JP,U)
【文献】 実開昭54−056586(JP,U)
【文献】 米国特許第5685664(US,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0206829(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47F 1/12
A47F 5/00− 8/02
A47B 96/00
A47B 96/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前枠と、押え材と、商品ストッパーとを備え、押え材は、前枠に対して後側を回動軸として回動可能に取り付けてあり、商品ストッパーは、ベース部とベース部から起立するストッパー部とを有し、ベース部は押え材と前枠との隙間に挿脱自在に配置してあり且つ、ベース部を押え材で前枠に押えていることを特徴とする棚板。
【請求項2】
前枠と、押え材と、商品ストッパーとを備え、押え材は、前枠に取り付けてあり、商品ストッパーは、一方の板部と、一方の板部から一方の板部と異なる長さで起立する他方の板部とを有し、一方の板部は前枠と押え材との間に配置することで他方の板部が商品止め部となり、商品ストッパーを反転して他方の板部を前枠と押え材との間に配置することで一方の板部が商品止め部となることで、商品止め部の高さを変更できることを特徴とする棚板。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品を陳列するショーケース等に用いる棚板に関する。
【背景技術】
【0002】
図9に示すように、従来の棚板101は、前枠103とローラーマット105との間に商品ストッパー107のベース部(一方の板部)111を挟み込んでおり、ストッパー部113の高さを変更するときには、ローラーマット105を枠115から取り外して、異なる高さの商品ストッパー107を入れ替えていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】なし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の棚板は、ストッパー部の高さを変更するときには、ローラーマット全体を枠から取り外す必要があった。
【0005】
そこで、本発明は、ローラーマットを枠に取り付けたままで商品ストッパーの脱着ができる棚板の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、前枠と、押え材と、商品ストッパーとを備え、押え材は、前枠に対して後側を回動軸として回動可能に取り付けてあり、商品ストッパーは、ベース部とベース部から起立するストッパー部とを有し、ベース部は押え材と前枠との隙間に挿脱自在に配置してあり且つ、ベース部を押え材で前枠に押えていることを特徴とする棚板である。
【0007】
請求項2に記載の発明は、前枠と、押え材と、商品ストッパーとを備え、押え材は、前枠に取り付けてあり、商品ストッパーは、一方の板部と、一方の板部から一方の板部と異なる長さで起立する他方の板部とを有し、一方の板部は前枠と押え材との間に配置することで他方の板部が商品止め部となり、商品ストッパーを反転して他方の板部を前枠と押え材との間に配置することで一方の板部が商品止め部となることで、商品止め部の高さを変更できることを特徴とする棚板である。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、商品ストッパーの脱着は、押え材をその後側を回動軸として回動し、前枠との間に隙間を形成して、押え材と前枠との間から商品ストッパーのベース部を引き抜きいて商品ストッパーを外し、押え材と前枠との間の隙間からベース部を差し込むことで商品ストッパーを装着する。
したがって、本発明によれば、ローラーマットを枠に取り付けたままで商品ストッパーの脱着ができる。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を奏することができる。
また、商品ストッパーは、一方の板部と他方の板部とを入れ替えて装着することで、商品止め部となる高さを変更できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】(a)は本発明の実施の形態にかかる棚板をショーケースに取付けた状態の断面図であって図3に示すC−C位置で切断した縦断面図であり、(b)は(a)に示すA部の拡大図、(c)は(b)において前押え材が回動した状態を示す断面図、(d)は商品ストッパーの一方の板部と他方の板部を入れ替えた状態を示す断面図である。
図2】(a)は図3に示すD部の拡大図であり、(b)は(a)に示すJ−J断面図であり且つ抜き出して示しているのはE−E断面図であり、(c)は(b)に示す押え材ストッパーを引き抜いて後押え材を後方へ移動させた状態を示す断面図である。
図3】仕切り板を省略した棚板の図であり、(a)は平面図、(b)は前側から見た正面図、(c)は後ろ側から見た背面図、(d)は左側面図である。
図4図3に示す棚板の分解斜視図であり、前押え材及び後押え材の各表面を省略して示す図である。
図5】前押え材の斜視図である。
図6】後押え材の斜視図である。
図7】押え材ストッパーの図であり、(a)は左側から見た正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)は平面図、(e)は斜視図である。
図8図3に示す棚板のF−F断面図である。
図9】従来の棚板の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、添付図面の図1図8を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1(a)に示すように、本発明の実施の形態にかかる棚板1は、商品を陳列するショーケース3内に配置される棚に用いられるものであり、棚板1はショーケース3の前側と後側とで各々左右に設けた支柱7に取付けたブラケット9に固定してある。棚板1は、後側を高く前側を低くして、前後方向に角度Rの傾斜で設置してある。
図1(a)、図3及び図4に示すように、棚板1は、枠11と、枠11内に配置したローラーマット13、13と、商品ストッパー15と、前押え材17と、後押え材19と、仕切り板21(図1参照)とを備えている。尚、図3及び図4では、仕切り板21は省略している。
枠11は、前枠23と、後枠24、左右の側枠25、27とで枠組みしてある。前枠23は、前側に商品ストッパー15を載置する商品ストッパー載置部23aを有し、後側にローラーマット13を係止する係止部23bが設けてある。係止部23bの上端部には前押え材17の後端部に設けてある回動軸37を受ける軸受け39が形成してある。
図2に示すように、後枠24は、中空部24aを有し、中空部24aの前側に押え材ストッパー41(後述する)を受けるストッパー受け部43が形成してある。また、後枠24の前側部には、後押え材19が係止する被係止部24cが形成してある。
【0012】
ローラーマット13、13は、平面視略矩形をなし、本実施の形態では、左右に2つ並べてあり、図4及び図8に示すように、左右のローラーマット13、13の対向側部はローラーマット13、13間に配置した連結枠29に載置してある。ローラーマット13の前側部は前枠23に載置してあり、後側部は後枠24に載置してある。
図2(b)及び図8に示すように、各ローラーマット13には、下フレーム31と上フレーム33との間に多数のローラー35が設けてある。各ローラー35は左右方向に架設してあり、ローラー35は前後方向に列状に配置して、前後方向のローラー列を左右に複数設けてある。各ローラー35は、上フレーム33に形成している開口36からローラー35の上側面を露出して回転自在としてある。
【0013】
図1(a)及び図4に示すように、商品ストッパー15は、ベース部(一方の板部)15aとストッパー部(他方の板部)15bとで略L字形状を成しており、ベース部15aは前枠23と前押え材17との間に配置してあり、前枠23に前押え材17で押えてある。ストッパー部15bは、前枠23の上方に立設してあり、棚板上に載置して最も前に位置する商品(図示せず)を受けるようにしてある。
図1(b)に示すように、ベース部15aの幅W1とストッパー部15bの幅W2とは異なる寸法としてあり、本実施の形態では、W1>W2の関係としてある。
【0014】
図1(b)及び図5に示すように、前押え材17は、商品ストッパー15のベース部15aを前枠23との間に挟むようにして、商品ストッパー15を前枠23に押えている。 前押え材17の後端部には、回動軸37が形成してあり、この回動軸37は、前述した前枠23の軸受け39に係合してある。
前押え材17の上面には、左右方向に等間隔で多数の仕切り板係止孔45が形成してある。
前押え材17の下面には、凹状の嵌合部17bが形成してあり、前枠23に形成された凸状の被嵌合部23cに上から嵌合してある。
【0015】
図2に示すように、後押え材19は、後枠(一方側の枠)24のストッパー受け部43とローラーマット13の後端部に形成してある被係合部13aとの間に配置してある。図2(b)及び図6に示すように、後押え材19は前側端部にローラーマット13の被係合部13aに係合するローラーマット係合部47と、後枠24の被係止部に係止する鉤状の係止部49が形成してある。
図2(c)に示すように、後押え材19は、押え材ストッパー41がないときには、後枠24のストッパー受け部43とローラーマット13の被係合部13aとの間をスライド自在としてある。
図2及び図6に示すように、後押え材19の上面には、左右方向に等間隔で多数の仕切り板係止孔51が形成してある。
【0016】
図2(a)及び図3に示すように、押え材ストッパー41は棚板1の後端部24bで、左右に各々設けてある。
図2及び図7に示すように、各押え材ストッパー41は、後枠24の中空部24aの小口を隠すキャップ部41aと、ストッパー受け部43に挿入する挿入部41bと、係合部41cとを備えている。キャップ部41aは側面視略四角形状を成す面部であり、係合部41cはローラーマット側に突設した凸状部である。挿入部41bにおいて、係合部41cがある位置では、前側部分41eと後側部分41fとに分離した二股状に形成してあり、分離した前側部分41eに係合部41cが設けてある。
尚、図2(b)に示すように、後押え材19の後端面には、押え材ストッパー41の係合部41cが係合する凹状の被係合部19bが形成してある。
仕切り板21は、図1に示すように、棚板1に載置する商品等を左右方向で任意の位置に取り付けて、商品の列を仕切るものであり、前押え材17と後押え材19との間に脱着自在に架設してある。
【0017】
次に、第1実施の形態にかかる棚板1の組立てについて説明する。
図3及び図4に示すように、前枠23、後枠24、左右の側枠25、27及び連結枠29を枠組みた枠11内に、左右のローラーマット13、13を載置し、図1(b)に示すように、各ローラーマット13、13は前側に寄せて前枠23の係止部23bに係止する。
前枠23には、商品ストッパー15のベース部15aを載置して、前押え材17で押える。前押え材17は後側端部の回動軸37を前枠23の係止部23bの上端部にある軸受け39に係合して取付け、前押え材17を回動して、その下面に形成された嵌合部17bを前枠23の被嵌合部23cに嵌合する。
図2(b)(c)に示すように、後枠24には、後押え材19を載置して、前方へスライドして後押え材19のローラーマット係合部47をローラーマット13の被係合部13aに係合すると共に後枠係止部49を後枠24の被係止部24cに係止する。
その後、押え材ストッパー41の挿入部41bを後枠24のストッパー受け部43と後押え材19の間に挿入し、押え材ストッパー41のキャップ部41aで後枠24の中空部24aの小口を塞ぐ。
図2(b)に示すように、押え材ストッパー41の挿入部41bでは、係合部41cが後押え材19の後端部に設けてある被係合部19bに係合する。
次に、図1(a)に示すように、各仕切り板21の前側係止突起21aを前押え材17の係止孔45に係止し、図1(a)及び図2(a)に示すように、後側係止突起21bを後押え材19の仕切り板係止孔51に係止して、仕切り板21を前押え材17と後押え材19との間に架設する。
図1(b)に示すように、このように組み立てた状態では、商品ストッパー15では、ストッパー部(他方の板部)15bがW2の高さで、一番前にある商品を止める。
【0018】
次に、商品ストッパー15のストッパー部15bの高さを変更する場合について説明する。
仕切り板21を外した状態で、図1(c)に示すように、前押え材17の前側端部を指で持ち上げるようにして、前押え材17の後端部にある回動軸37を回動中心として上方へわずかに回動させる。これにより、商品ストッパー15のベース部(一方の板部)15aとの間に隙間ができるので、商品ストッパー15を少し引き上げた後、矢印Gで示すように斜め上方へ引き抜く。
そして、図1(d)に示すように、商品ストッパー15を左右反転させて且つストッパー部(他方の板部)15bを下側にして、ストッパー部(他方の板部)15bとベース部(一方の板部)15aを入れ替え、上述した商品ストッパー15の引き抜きと逆に、前押え材17と前枠23との間に隙間にストッパー部(他方の板部)15bを差し入れて、商品ストッパー15を装着する。
これにより、ベース部15aであった一方の板部を前枠23の上方に起立させるようにして、高さW1のストッパー部とする。
【0019】
次に、ローラーマット13の交換について説明する。
ローラーマット13を交換するときには、図2(a)に矢印Kで示す方向に、押え材ストッパー41を引く。これにより、押え材ストッパー41では、挿入部41bの分離部が弾性変形して互いに合わさることで、係合部41cが後押え材19の被係合部19bから外れて、押え材ストッパー41が引き抜かれる。
次に、図2(c)に示すように、後押え材19を矢印Mに示すように、後側へスライドさせて、後押え材19のローラーマット係合部47をローラーマット13の被係合部13aから外すと共に後枠係止部49を後枠24の被係止部24cから外す。
その後、図1(b)に示す状態からローラーマット13を後側(一方側)へ少しスライドし、前枠23の係止部23bとの係止を外してローラーマット13の前側を上方へ持ち上げて、ローラーマット13を枠11から外す。
【0020】
仕切り板21の種類が異なるために、仕切り板21を係止する前押え材17と後押え材19とをそれぞれ交換する場合について説明する。
この場合には、既に装着してある仕切り板21を外した後、図1(c)に示すように、前押え材17を回動軸37を中心にして上方へ回動した後、前押え材17の嵌合部17bが前枠23の被嵌合部23cと干渉しない位置で、前側へ引き抜くようにして前押え材17を外す。
次に、図2(a)に示すように、ローラーマット13を交換する場合と同様に、押え材ストッパー41を矢印K方向に引き抜き、図2(c)に示すように、後押え材19を矢印Mに示すように、後方へスライドさせた後、その前側部を斜め前側上方に上げるように回動して、後押え材19を斜め前方へ引き抜くようにして外す。
そして、前押え材17の仕切り板係止孔45と後押え材19の仕切り板係止孔51が異なる種類の前押え材17と後押え材19を取付けるが、前押え材17と後押え材19の取付けは、上述した棚板1の組み立てと同じようにして取り付ける。
【0021】
次に、本実施の形態にかかる棚板1の作用効果について説明する。
図1(b)(c)に示すように、この実施の形態によれば、商品ストッパー15の脱着は、前押え材(押え材)17をその後側の回動軸37を中心にして回動し、商品ストッパー15のベース部15aとの間に隙間を形成し、この隙間から商品ストッパー15のベース部15aを引き抜きいて商品ストッパー15を外し、商品ストッパー15を装着するときには、前押え材17と前枠23との隙間にベース部15aを差し込むことで商品ストッパーを装着するから、ローラーマット13を枠11に取り付けたままで商品ストッパー15の脱着ができる。
また、図1(b)(d)に示すように、商品ストッパー15は、異なる幅W1、W2のベース部(一方の板部)15aとストッパー部(他方の板部)15bを入れ替えて装着することで、商品止め部となる高さを変更できる。
【0022】
図1(b)及び図2(b)に示すように、ローラーマット13の前側は前枠(他方の枠)23の係止部23bに係止し、後側は、後枠(他方の枠)24に係合すると共に、後押え材19と押え材ストッパー41とにより係止してあるから、ローラーマット13を前枠23と後枠24との間にしっかり固定でき、運搬等によるローラーマットが脱落するのを防止できる。
また、押え材ストッパー41を外すことで、後押え材19とローラーマット13との係合及び係止を外すことができ、更に、ローラーマット13と前枠23の係止部23bとの係止を外すことができるから、ローラーマット13の交換が容易にできる。
【0023】
図2(b)に示すように、押え材ストッパー41は、後押え材19の被係合部19bに係合する係合部41cを備えているので、搬送等による押え材ストッパー41の外れを防止できる。
図2(a)に示すように、押え材ストッパー41はキャップ部41aを有し、後枠24の中空部の小口を覆っているので、外観が良い。
【0024】
図1(a)に示すように、仕切り板21を取り付ける前押え材17及び後押え材19は、ローラーマット13と別体にして、仕切り板21の種類に応じて取替え自在としているから、ローラーマット13を共通に用いることができると共に仕切り板21の変更に簡単に対応できる。
【0025】
前押え材17は回動軸37を中心に回動することにより脱着し、後押え材19は押え材ストッパー41を外した後スライドしてローラーマット13との係合及び後枠24との係止を外すので、簡単な操作により各押え材17、19の変更ができる。
図1(b)に示すように、前押え材17は、商品ストッパー15を押えている状態では、嵌合部17bが前枠23の被嵌合部23cに嵌合しているので、前押え材17の前後方向への移動を規制して前押え材の外れを防止できる。
【0026】
棚板1は、枠11にローラーマット13、商品ストッパー15、前押え材17、後押え材19、仕切り板21を係合や係止により組み付けてあり、ねじ等の工具を必要とする固定部材を使用していないので、各部品を工具を用いることなく脱着できる。
【0027】
上述した実施の形態は、種々変形可能である。
例えば、枠1内にはローラーマットを2つ並べて配置することに限らず、1つであっても良いし、3つ設けても良く、ローラーマット13の数は制限されない。
後押え材19は、後側又は前側に後枠24に対して回動する回動軸を設けて、前押え材17と同様に、回動により後枠24とローラーマット13との間から外すようにしても良い。
前押え材17と前枠23との間に、係止部23bを設けないで、例えば、商品ストッパー15のストッパー部15bと前押え材17との間に押え材ストッパー41を設けて、押え材ストッパー41を外すと、前押え材17がローラーマット13との係止位置から前側へ移動自在になり、前押え材17を前側へ移動することにより、ローラーマット13と前押え材17との係合が外れて、ローラーマット13を前側に移動することによりローラーマット13が外れるようにしても良い。
【符号の説明】
【0028】
1 棚板
23 前枠
17 前押え材(押え材)
15 商品ストッパー
15a ベース部(一方の板部)
15b ストッパー部(他方の板部)
37 回動軸
39 軸受け
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9