【文献】
ZTE,PUCCH resource region for LTE-A,3GPP TSG-RAN WG1#56b R1-091421,2009年 3月27日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution;以下、LTEと称する) は、2個のデュプレッシングモード(duplexing mode)、すなわち周波数分割デュプレッシング(Frequency Division Duplexing:FDD)及び時分割デュプレッシング(Time Division Duplexing:TDD)をサポートする。
図1は、LTE TDDシステムでフレーム(frame)構造を示している概略的ダイアグラムである。各無線フレーム(radio frame)は10msの長さを有し、各々が5ms長さを有する2個のハーフフレーム(half−frame)に均一に分割される。各ハーフフレームは、8個の、0.5msのタイムスロット(time slot)と1msの3個の特定フィールド、すなわちダウンリンクパイロットタイムスロット(Downlink pilot time slot:DwPTS)、保護区間(Guard period:GP)及びアップリンクパイロットタイムスロット(Uplink pilot time slot:UpPTS)を含む。各サブフレームは、2個の連続したタイムスロットで構成される。
【0003】
TDDシステムでの送信は、基地局からユーザ端末機(User Equipment:UE)への送信(ダウンリンク送信と称する)及びUEから基地局への送信(アップリンク送信と称する)を含む。
図1に示したようなフレーム構造によれば、10msごとにアップリンク及びダウンリンクにより共有される10個のサブフレームが存在する。各サブフレームは、アップリンク又はダウンリンクに割り当てられることができ、アップリンクに割り当てられたサブフレームはアップリンクサブフレームと称され、ダウンリンクに割り当てられたサブフレームはダウンリンクサブフレームと称される。TDDシステムは、表1に示しているように7個のタイプのアップリンク−ダウンリンク構成をサポートし、ここで、Dは、ダウンリンクサブフレームを示し、Uは、アップリンクサブフレームを示し、Sは、上記3個の特定フィールドで特定のサブフレームを示す。
【0004】
【表1】
【0005】
進歩したバージョンのLTE技術が提案され、ユーザの送信データレートを増加させている。上記進歩したバージョンのLTE TDDシステムは、LTEと同一のHARQ送信タイミングを有する。下記では、LTE及び進歩したバージョンのLTEでのダウンリンクデータのHARQ送信タイミングに対して簡略に紹介する。
【0006】
PDSCHのHARQ−ACKは、物理アップリンク共有チャンネル(Physical Uplink Shared Channel;PUSCH)あるいは物理アップリンク制御チャンネル(Physical Uplink Control Channel:PUCCH)で送信され得る。上記PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミングに関して、UEがサブフレームnでPUCCH/PUSCHでHARQ−ACKをフィードバックすると仮定すると、上記PUCCH/PUSCHは、ダウンリンクサブフレームn−kでPDSCHのHARQ−ACK情報あるいはSPS解除(SPS release)に対するHARQ−ACK情報を指示する。表2は、上記
【0007】
【数1】
【0008】
の値の定義を提供する。Kは、M個のエレメント{k
0、k
1、…、k
M−1}の集まり(collection)であり、サブフレーム一連番号(sub−frame serial number)及びUL/DL構成に関連し、ダウンリンク関連集合(downlink association set)と称される。エレメントkは、ダウンリンク関連エレメント(downlink association element)と称される。本発明で、ダウンリンク関連集合に対応するダウンリンクサブフレームは、短い、すなわちKで全てのエレメントkに対するバンドリングウィンドウ(bundling window)と称され、n−kで構成される収集(collecting)は、バンドリングウィンドウ、
【0009】
【数2】
【0010】
と称される。PUCCHサブフレームでPUCCHリソースのピース(piece)は、HARQ−ACKをフィードバックするために、各ダウンリンクサブフレームで各PDSCHのために割り当てられる。
【0011】
【表2】
【0012】
より大きな送信データレートに対する要求と共に、トラフィック適応的TDD技術がより高いLTEバージョンの議論で提案されている。上記トラフィック適応的TDD技術は、上記アップリンクサブフレーム対ダウンリンクサブフレームの比率をダイナミックに調整し、現在のアップリンク−ダウンリンク構成が上記アップリンクトラフィックロード対ダウンリンクトラフィックロード比率とよりよく一致するように維持して、ユーザのアップリンク−ダウンリンクピークレート(uplink−downlink peak rate)及びシステム処理量を増加させる。
【0013】
トラフィック適応的TDDシステムで、PDSCHからPUCCH/PUSCHへのタイミングに対して採択された上記UL/DL構成は、上記システムで採択された実際構成とは異なることがあり、一例で、UL/DL構成は、上位階層シグナリング(upper layer signaling)を通して明示されることができ、PDSCHのHARQ−ACKは、上記システムにより採択された上記実際UL/DL構成とは関係なしで上記UL/DL構成に対応する上記タイミングによってフィードバックされる。より多くのサブフレームでPDSCHのHARQ−ACKがフィードバックされるようにするために、上位階層シグナリングを通して明示される上記構成は、一般的に相対的により大きい個数のサブフレームを含む。一例で、上記明示されたTDD UL/DL構成は、UL/DL構成2であり得、これに対して実際に採択されたTDD UL/DL構成は、構成0、構成1、あるいは構成6であり得る。上記実際に採択された構成によりカバー(cover)されるダウンリンクサブフレームが上記明示された構成によりカバーされる上記ダウンリンクサブフレームのサブ集合(sub set)であり、上記明示された構成によりカバーされる上記全てのダウンリンクサブフレームでPDSCHのためにフィードバックされるHARQ−ACKのリソースは、アップリンクサブフレームで検索できるために、上記実際採択された構成によりカバーされる上記全てのダウンリンクサブフレームでPDSCHに対してフィードバックされるHARQ−ACKリソースは、アップリンクサブフレームで検索されることができる。したがって、上記実際採択された構成によりカバーされる全てのダウンリンクサブフレームのHARQ−ACKは、上記実際採択された構成によりカバーされるダウンリンクサブフレームが上記明示された構成によりカバーされるダウンリンクサブフレームのサブ集合であるためにフィードバックされることができる。
【0014】
実際には、上位バージョンUEと下位バージョンUEが共存する。上位バージョンUEは、上位バージョンのLTEスタンダードを使用するUEを示し、下位バージョンUEは、下位バージョンのLTEスタンダードを使用するUEを示す。一例で、上位バージョンUEは、ダイナミックトラフィック適応的TDD(dynamic traffic adaptive TDD)をサポートすることができ、下位バージョンUEは、ダイナミックトラフィック適応的TDDをサポートすることができない。PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミングに対して、下位バージョンUE及び上位バージョンUEは、異なるUL/DL構成を採択することができる。上記採択された異なる構成によって、一つのアップリンクサブフレームは、異なるバンドリングウィンドウを採択することができ、上記一つのアップリンクサブフレームは、このアップリンクサブフレームでフィードバックされる上記ダウンリンクサブフレームのサイズである。
【0015】
図2に示したように、サブフレームで、D及びSはダウンリンクサブフレームを示し、Uはアップリンクサブフレームを示す。上位バージョンUEは、PDSCHのHARQ−ACKをフィードバックするためのUL/DL構成2のタイミング方式を採択し、下位バージョンUEは、PDSCHのHARQ−ACKをフィードバックするためのUL/DL構成0のタイミング方式を採択する。各タイミング方式によって同一のアップリンクサブフレーム201で、PDSCHのHARQ−ACKをフィードバックする場合、上位バージョンUEは、点線で表示されたボックス202でダウンリンクサブフレームに対するHARQ−ACKをフィードバックし、下位バージョンUEは、ダウンリンクサブフレーム203に対するHARQ−ACKをフィードバックする。点線で表示されたボックス202は、バンドリングウィンドウを示す。サブフレーム206及び203は、同一の一連番号を有する。サブフレーム206のHARQ−ACKは、下位バージョンUEのPUCCHリソースフィールドでフィードバックされることができ、他のダウンリンクサブフレーム204、205、及び207のHARQ−ACKは、他のPUCCHリソースフィールドでフィードバックされることができる。
【0016】
さらに、上位バージョンUEに対して、上位階層により明示された上記構成は、より多くのダウンリンクサブフレームをカバーすることができる。従来の方式は、上記明示された構成によりカバーされる各ダウンリンクサブフレームに対するPUCCHリソースを予約することができ、上記実際採択された構成によりカバーされるダウンリンクサブフレームが上記明示された構成によりカバーされるダウンリンクサブフレームより少なくようにすることができ、したがって上記予約されたPUCCHリソースの全部が使用されるわけではなく、これはPUCCHリソースの浪費である。
【0017】
本発明は、上位バージョンUEと下位バージョンUEとの間の互換性に関する問題及びPDSCHのHARQ−ACKの送信の間にPUCCHリソースを浪費する問題に対する解決方式を提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
本発明の目的は、少なくとも上述した問題点及び/又は不都合に取り組み、少なくとも以下の利便性を提供することにある。すなわち、本発明の目的は、トラフィック適応的TDDシステムでPUCCHリソースの浪費を避けることができるPUCCHリソースマッピング方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0019】
上記のような目的を達成するために、本発明による技術的な方式は、次のようである。
【0020】
サブフレームnでPUCCHがHARQ−ACK情報を伝達する無線通信システムに適用されるPUCCHリソースマッピング方法は、サブフレームnでPUCCHリソースを2個のカテゴリーに区分するステップと、カテゴリー1からサブフレームのHARQ−ACK情報をカテゴリー1のリソースに属しているフィールドにローディングするステップと、カテゴリー2からサブフレームの全てのダウンリンクデータに対応するHARQ−ACK情報をスケジューリング確率の降順にPUSCHリソースからより遠く位置しているPUCCHリソースにマッピングされているより大きなスケジューリング確率のダウンリンクデータと共にカテゴリー2のリソースに属しているフィールドにマッピングするステップと、を含み得る。
【0021】
望ましくは、上記カテゴリー1のリソースにローディングされるHARQ−ACK情報は、最初のカテゴリーからのUEのHARQ−ACK情報を含み、上記カテゴリー2のリソースにマッピングされるHARQ−ACK情報は、2番目のカテゴリーからのUEのHARQ−ACK情報を含み、上記最初のカテゴリーのUEは、上記2番目のカテゴリーのUEのPDSCH HARQタイミング方式とは異なるPDSCH HARQタイミング方式を採択し、上記カテゴリー1のサブフレームは、上記カテゴリー1のリソースにローディングされている上記HARQ−ACK情報に対応するサブフレームであり、上記カテゴリー2のサブフレームは、上記カテゴリー2のリソースにローディングされている上記HARQ−ACK情報に対応するサブフレームである。
【0022】
望ましくは、上記カテゴリー2に属しているサブフレームの全てのダウンリンクデータに対応するHARQ−ACK情報を上記PUSCHリソースからより遠く位置しているPUCCHリソースにマッピングされているより大きなスケジューリング確率のダウンリンクデータと共にフィールドにマッピングすることは、スケジューリング確率の降順に上記カテゴリー2のサブフレームを分類し、カテゴリー2に属している上記分類されたサブフレームに対応する上記HARQ−ACK情報を順次的に上記PUSCHリソースからより遠く位置しているPUCCHリソースから上記PUSCHリソースにより近く位置しているPUCCHリソースへのPUCCHリソースに順次的にマッピングすることを含み得る。
【0023】
望ましくは、上記サブフレームnでPUCCHリソースを二つのカテゴリーに区分することは、上記最初のカテゴリーからUEのアップリンク−ダウンリンク構成によってサブフレームnのバンドリングウィンドウ内で全てのダウンリンクサブフレームからサブフレーム集合1を生成し、上記サブフレーム集合1に属しているダウンリンクサブフレームのHARQ−ACK情報を運搬するPUCCHリソースを上記カテゴリー1のリソースとみなし、上記サブフレーム集合1に属していないダウンリンクサブフレームのHARQ−ACK情報を運搬するPUCCHリソースを上記カテゴリー2のリソースとみなすことを含み得る。
【0024】
望ましくは、上記サブフレームnでPUCCHリソースを二つのカテゴリーに区分することは、上記最初のカテゴリーからUEのHARQ−ACK情報を運搬するPUCCHリソースを上記カテゴリー1のリソースとみなし、上記2番目のカテゴリーからUEのHARQ−ACK情報を運搬するPUCCHリソースを上記カテゴリー2のリソースとみなすことを含み得る。
【0025】
望ましくは、上記最初のカテゴリーのUEは、非トラフィック適応的UEであり、上記2番目のカテゴリーのUEは、トラフィック適応的UEである。
【0026】
望ましくは、同一のスケジューリング確率を有し、上記カテゴリー2に属しているサブフレームは任意の順序に配列されることができる。
【0027】
望ましくは、上記カテゴリー2のサブフレームがダウンリンクサブフレームであるTDDアップリンク−ダウンリンク(UL/DL)構成の個数及び/又は、上記カテゴリー2のサブフレームがダウンリンクサブフレームであるUL/DL構成が採択される確率でカテゴリー2に属している各サブフレームのスケジューリング確率を決定することができ、上記カテゴリー2のサブフレームがダウンリンクである上記TDD UL/DL構成が多く存在するほど、上記サブフレームのスケジューリング確率がより大きくなり、上記カテゴリー2のサブフレームがダウンリンクサブフレームである上記UL/DL構成が採択される確率がより大きくなるほど、上記サブフレームのスケジューリング確率がより大きくなる。
【0028】
望ましくは、上記スケジューリング確率の降順に上記カテゴリー2に属しているサブフレームを分類することは、ダウンリンクサブフレームとして使用されることが有用な各サブフレームのサブフレームIDを決定し、スケジューリング確率の降順に上記決定されたサブフレームIDを分類し、上記サブフレームの分類された順序を維持する間に、ダウンリンクサブフレームとして使用されることが有用な全てのサブフレームの上記分類されたサブフレームIDから上記カテゴリー2のサブフレームを選択してカテゴリー2のサブフレームの分類されたシーケンスを獲得することを含み得る。
【0029】
望ましくは、上記スケジューリング確率の降順に上記カテゴリー2に属しているサブフレームを分類することは、ダウンリンクサブフレームとして使用されることが有用な各サブフレームのサブフレームIDを決定することと、より小さなウェイトを有するより高いスケジューリング確率のサブフレームに上記決定されたサブフレームIDのそれぞれに対するウェイトを設定することと、上記サブフレームIDのウェイトの昇順にカテゴリー2のサブフレームを分類してカテゴリー2のサブフレームの分類されたシーケンスを獲得することを含み得る。
【0030】
望ましくは、上記サブフレームウェイトは、ダウンリンク関連集合に含まれているエレメントの関数で表現されることができ、上記ダウンリンク関連集合に含まれている、上記カテゴリー2のサブフレームに対応するエレメントは上記関数を使用して決定されることができる。
【0031】
望ましくは、上記カテゴリー2に属しているサブフレームをスケジューリング確率の降順に分類することは、サブフレームIDの昇順に上記カテゴリー2のサブフレームに対して最初の分類を遂行することと、上記カテゴリー2のサブフレームが特定サブフレームを含む場合、上記シーケンスの左側で最初の特定サブフレームから始める上記最初の分類後に獲得されるシーケンスに対して左側方向のサイクリックシフトを遂行することによってカテゴリー2のサブフレームの分類されたシーケンスを獲得することを含み得る。
【0032】
望ましくは、上記カテゴリー2に属しているサブフレームをスケジューリング確率の降順に分類することは、ダウンリンクサブフレームあるいはダウンリンクサブフレームのパートの分類されたシーケンスとして使用されることが有用な全てのサブフレームのサブフレームIDの分類されたシーケンスを含む上位階層シグナリング命令をノードBから獲得することと、上記上位階層シグナリング命令に含まれている上記分類されたシーケンスによって上記カテゴリーのサブフレームを分類してカテゴリー2のサブフレームの分類されたシーケンスを獲得することを含み得る。
【0033】
望ましくは、上記カテゴリー2に属しているサブフレームをスケジューリング確率の降順に分類することは、各アップリンク−ダウンリンク構成に対するダウンリンク関連集合に含まれているダウンリンク関連エレメントの順序を事前設定することと、上記ダウンリンク関連エレメントは、上記ダウンリンク関連エレメントに対応するダウンリンクサブフレームのスケジューリング確率の降順に存在し、上記事前設定された順序に基づいて現在のUL/DL構成に対応するダウンリンク関連エレメントの順序を決定することと、上記現在のアップリンク−ダウンリンク構成に対応する上記ダウンリンク関連エレメントから上記カテゴリー2のサブフレームに対応するダウンリンク関連エレメントを選択し、上記選択されたダウンリンク関連エレメントの順序によって上記カテゴリー2のサブフレームを分類することを含み得る。
【0034】
望ましくは、上記カテゴリー2に属している分類されたサブフレームに対応するHARQ−ACK情報を順次的にPUSCHリソースからより遠く位置するPUCCHリソースから上記PUSCHリソースにより近く位置するPUCCHリソースまでのPUCCHリソースにマッピングすることは、カテゴリー2のサブフレームの分類されたシーケンス{s
0、s
1、…、s
N}でサブフレームs
mのHARQ−ACK情報をPUCCHリソース
【0035】
【数3】
【0036】
にマッピングすることを含み得、
【0037】
【数4】
【0038】
は、サブフレームs
mでPDCCHを送信する上記最初のCCEの一連番号
【0039】
【数5】
【0040】
に対してモジュラー演算を遂行することによって獲得され、
【0041】
【数6】
【0042】
は、上記カテゴリー2のリソースの開始位置であり、
【0043】
【数7】
【0044】
は、上記HARQ−ACK情報を伝達するサブフレームs
iに割り当てられているPUCCHリソースの個数の推定された値である。
【0045】
望ましくは、上記カテゴリー2の分類されたサブフレームに対応するHARQ−ACK情報を上記PUSCHリソースからより遠く位置するPUCCHリソースから上記PUSCHリソースにより近く位置するPUCCHリソースまでのPUCCHリソースに順次的にマッピングすることは、サブフレームs
mのHARQ−ACK情報をカテゴリー2のサブフレームの分類されたシーケンス{s
0、s
1、…、s
N}でPUCCHリソース
【0046】
【数8】
【0047】
にマッピングすることを含み得、
【0048】
【数9】
【0049】
は、サブフレームs
mでPDCCHを送信する上記最初のCCEの一連番号
【0050】
【数10】
【0051】
に対してモジュラー演算を遂行して獲得され、
【0052】
【数11】
【0053】
は、上記カテゴリー2のリソースの開始位置であり、
【0054】
【数12】
【0055】
は、上記HARQ−ACK情報を伝達する各サブフレームs
iに割り当てられたPUCCHリソースの全世界的に明示される番号の推定値である。
【0056】
望ましくは、上記
【0057】
【数13】
【0058】
は、サブフレームs
iで上記CCEの番号であるか、あるいは、サブフレームs
iで上記CCEの番号の推定された値である。
【0059】
上記サブフレームs
iで上記CCEの番号の推定された値は、LTE R8で定義されている方式で、OFDM制御シンボルの推定された個数を使用して獲得された上記CCEの番号を上記CCEの番号の推定された値とみなすか、あるいは、上記OFDM制御シンボルの個数を上記CCEの番号と関連させる関数で事前設定し、上記CCEの番号の推定された値を上記事前設定された関数とOFDM制御シンボルの推定された個数を使用して決定することによって決定され、上記OFDM制御シンボルの推定された個数は、サブフレームs
iで有用なOFDM制御シンボルの最大個数であるか、あるいは上位階層シグナリング命令により指示される。
【0060】
望ましくは、上記事前設定関数は
【0061】
【数14】
【0062】
望ましくは、上記
【0063】
【数15】
【0064】
は、上記CCEの番号の推定された値であり、上記カテゴリー2の全てのサブフレームの上記CCEの個数の推定された値は、LTE R8で定義されている方式で、OFDM制御シンボルの推定された個数を使用して獲得された上記CCEの番号をカテゴリー2で上記全てのサブフレームのCCEの番号の推定された値とみなすか、あるいは、上記OFDM制御シンボルの個数をカテゴリー2で上記サブフレームのCCEの番号と関連させる関数を事前設定し、カテゴリー2で上記サブフレームのCCEの番号の推定された値を上記事前設定関数とOFDM制御シンボルの推定された個数を使用して決定することによって決定され、上記OFDM制御シンボルの推定された個数は、上記カテゴリー2の全てのサブフレームで有用なOFDM制御シンボルの最大個数であるか、あるいは上位階層シグナリング命令により指示される。
【0065】
望ましくは、上記事前設定関数は
【0066】
【数16】
【0067】
望ましくは、上記カテゴリー2に属している分類されたサブフレームに対応するHARQ−ACK情報を順次的に上記PUSCHリソースからより遠く位置するPUCCHリソースから上記PUSCHリソースにより近く位置するPUCCHリソースまでのPUCCHリソースにマッピングすることは、R8で定義されている方式で、カテゴリー2のリソースに属しているフィールドで上記カテゴリー2の分類されたサブフレームの上記HARQ−ACK情報を伝達する上記PUCCHリソースを決定することを含み得る。
【0068】
望ましくは、上記カテゴリー2のリソースが上記カテゴリー1のリソースの直後に存在する場合、
【0069】
【数17】
【0070】
であり、
【0071】
【数18】
【0072】
は、非トラフィック適応的UEのアップリンク−ダウンリンク構成に従う上記サブフレームnのバンドリングウィンドウ内でi’番目のダウンリンクサブフレームで上記CCEの番号であり、
【0073】
【数19】
【0074】
は、上記カテゴリー1のリソースの開始位置であり、Mは、上記サブフレーム集(collection)1に含まれているダウンリンクサブフレームの個数であり、
【0075】
【数20】
【0076】
は、非トラフィック適応的UEのアップリンク−ダウンリンク構成に従う上記サブフレームnのバンドリングウィンドウで上記ダウンリンクサブフレームのうち上記CCEの番号の最大値である。
【0077】
望ましくは、上記基地局は上記カテゴリー2のリソースの開始位置
【0078】
【数21】
【0079】
は、上位階層シグナリングを通して上記UEに知らせる。
【0080】
サブフレームnでPUCCHがHARQ−ACK情報を伝達する無線通信システムに適用されるPUCCHリソースマッピング装置は、サブフレームnでPUCCHリソースを2個のカテゴリーに区分し、カテゴリー1からサブフレームのHARQ−ACK情報をカテゴリー1のリソースに属しているフィールドにローディングし、カテゴリー2からサブフレームの全てのダウンリンクデータに対応するHARQ−ACK情報をスケジューリング確率の降順にPUSCHリソースからより遠く位置するPUCCHリソースにマッピングされているより大きなスケジューリング確率のダウンリンクデータと共に、カテゴリー2のリソースに属しているフィールドにマッピングする制御器を含む。
【0081】
望ましくは、上記カテゴリー1のリソースにローディングされるHARQ−ACK情報は、最初のカテゴリーからUEのHARQ−ACK情報を含み、上記カテゴリー2のリソースにマッピングされるHARQ−ACK情報は、2番目のカテゴリーからのUEのHARQ−ACK情報を含み、上記最初のカテゴリーのUEは、上記2番目のカテゴリーのUEのPDSCH HARQタイミング方式とは異なるPDSCH HARQタイミング方式を採択し、上記カテゴリー1のサブフレームは、上記カテゴリー1のリソースにローディングされている上記HARQ−ACK情報に対応するサブフレームであり、上記カテゴリー2のサブフレームは、上記カテゴリー2のリソースにローディングされている上記HARQ−ACK情報に対応するサブフレームである。
【0082】
上記のような技術的方式から、トラフィック適応的TDDシステムで、PUCCHリソースマッピングのための方法によれば、バンドリングウィンドウでダウンリンクサブフレームは2個のカテゴリー、すなわちカテゴリー1のサブフレームとカテゴリー2のサブフレームに分類され、カテゴリー1のサブフレームは、3GPP Rel−10あるいは下位バージョンで定義されている上記ブロックインターリビング方法を使用してリソースマッピングを通してプロセシングされ、カテゴリー2のサブフレームはスケジューリング確率の降順に分類され、カテゴリー2の分類されたサブフレームは、順次的にリソースマッピングを通してプロセシングされ、PUCCHリソースがPUSCHリソースからより遠い、より大きなスケジューリング確率を有するサブフレームに対応するようにし、UL/DL構成がダイナミックに変更される場合、上記割り当てられたPUCCHリソースは、上記実際採択された構成によってダイナミックに調整されアップリンクサブフレームで物理リソースを顕著に節約することができるということが分かる。
【0083】
本発明による実施形態の上記及び他の態様、特徴、及び利点は、添付の図面と共に述べる以下の詳細な説明から、一層明らかになるはずである。
【発明を実施するための形態】
【0085】
本発明の実施形態の上述した及び他の様相、特徴、及び利点は、添付の図面が併用された後述の詳細な説明から、より一層明らかになるだろう。
【0086】
トラフィック適応的TDD(traffic adaptive TDD)システムで、PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミングに対して採択された上記アップリンク−ダウンリンク(uplink−downlink:UL/DL)構成(configuration)は、上記システムで実際アップリンク対ダウンリンク比率と異なることができ、一例で、UL/DL構成は、上位階層シグナリング(upper layer signaling)を通して明示されることができ、PDSCHのHARQ−ACKは、上記実際アップリンク対ダウンリンク比率とは関係なしで明示される上記UL/DL構成に対応する上記タイミング方式によってフィードバックされる。
【0087】
下記では、フレームでダウンリンクサブフレームの上記一連番号(serial number)は、サブフレームIDと称する。表2に示したようなPDSCH対PUCCH/PUSCHマッピング方式によれば、アップリンクサブフレームnでHARQ−ACKは、ダウンリンクサブフレームn−kでPDSCHのHARQ−ACKあるいはSPS解除のHARQ−ACKを指示し、ここで、
【0089】
であり、Kは、ダウンリンク関連集合(downlink association set)である。上記ダウンリンク関連集合に含まれているエレメントkに対応するサブフレームのサブフレームIDは、xである。
【0091】
下記の説明では、適応的ダイナミックトラフィックをサポートするTDD UEは、トラフィック適応的UE(traffic adaptive UE)と称され、適応的ダイナミックトラフィックをサポートしないTDD UEは、非トラフィック適応的UE(non−traffic adaptive UE)と称される。
【0092】
本発明は、一つのシステムに異なるPDSCH HARQタイミング方式に従う2個のカテゴリーのUEが共存する場合、PUCCHリソースマッピングに関する問題を議論する。一例で、最初のカテゴリーからのUEは、非トラフィック適応的UEであり、2番目のカテゴリーからのUEは、トラフィック適応的UEである。下記の説明は、本発明により提供される方法を示している一例としてトラフィック適応的UE及び非トラフィック適応的UEを例とする。
【0093】
まず、本発明の最初の方法についていくつの例を参照して説明する。一例で、上位階層シグナリング(upper layer signaling)により特定されるPDSCH HARQの上記タイミングは、構成2であり、実際構成は、構成0、1、2、6間に変更されることができ、非トラフィック適応的UEには
図3に示されているように、SIB1シグナリングにより構成0のUL/DL構成を使用して通知される。構成2によれば、バンドリングウィンドウ401401に含まれているダウンリンクサブフレームはバンドリングウィンドウを形成し、PDSCHのHARQ−ACKはアップリンクサブフレーム405でフィードバックされる。バンドリングウィンドウ401内で、ボックス402に含まれているサブフレーム(すなわち、サブフレーム5及び6)は、全ての構成でダウンリンクサブフレームであり、すなわち、このようなサブフレームは常にいずれの実際構成でもダウンリンクサブフレームであり、ボックス403に含まれているサブフレーム(すなわち、サブフレーム4)は、常に上記図面で上記構成の上記2でダウンリンクサブフレームであり、ボックス404に含まれているサブフレーム(すなわち、サブフレーム8)は、上記図面で上記構成の1でダウンリンクサブフレームである。ボックス402に含まれている上記サブフレームは、ダウンリンクサブフレームになる最大の可能性を有し、ボックス401に含まれているサブフレームは、ダウンリンクサブフレームになる最小の可能性を有するということが分かる。したがって、ボックス402に含まれている上記サブフレームは、ダウンリンクサブフレームとしてスケジューリングされる、比較的大きい確率を有し、ボックス401に含まれている上記サブフレームは、ダウンリンクサブフレームとしてスケジューリングされる、比較的小さな確率を有すると見なされる。したがって、本発明の一実施形態は、PUCCHリソースマッピングを実行する場合、非トラフィック適応的UEに対する上記PUCCHリソースフィールドと最も近く位置しているPUCCHリソースフィールドで402に含まれるダウンリンクサブフレームのPUCCHリソースを構成し、非トラフィック適応的UEに対する上記PUCCHリソースフィールドから最も遠く位置しているPUCCHリソースフィールドで404に含まれるダウンリ
ンクサブフレームのPUCCHリソースを構成する。このような方式で、404に含まれている上記ダウンリンクサブフレームがスケジューリングされない場合、このようなサブフレームに対応する上記PUCCHリソースは占有されなくPUCCHリソースフィールドの境界に位置し、したがって他のチャンネルとして使用されることができ、これによってリソースの浪費を避けることができる。
【0094】
図4は、上記例に従うリソースマッピングを示している概略的ダイアグラムである。構成2によれば、502に含まれているダウンリンクサブフレームは、バンドリングウィンドウを形成し、PDSCHのHARQ−ACKはアップリンクサブフレーム501でフィードバックされる。SIB1シグナリングにより明示される上記非トラフィック適応的UEのUL/DL構成は、構成0であるので、サブフレーム6でPDSCHのHARQ−ACKはまた構成0タイミング方式によってアップリンクサブフレーム501でフィードバックされる。トラフィック適応的UEに対するリソースマッピングの間に、上記バンドリングウィンドウに含まれているサブフレーム6でPDSCHのHARQ−ACKは、上記非トラフィック適応的UEのPUCCHリソースフィールドにマッピングされ、サブフレーム5でPDSCHのHARQ−ACKは、上位バージョンUEのPUCCHリソースサブフィールド1にマッピングされ、サブフレーム4でPDSCHのHARQ−ACKは、上位バージョンUEのPUCCHリソースサブフィールド2にマッピングされ、サブフレーム8でPDSCHのHARQ−ACKは、下位バージョンUEのリソースフィールドから最も遠く位置しているPUCCHリソースにマッピングされる。
【0095】
トラフィック適応的UEに対するリソースマッピングでは、非トラフィック適応的UEのリソースフィールドにマッピングされる必要があるサブフレームが上記バンドリングウィンドウ内でまず識別され、非トラフィック適応的UEに対するリソースマッピング方式によってマッピングされる。そうしてから、マッピングされた上記サブフレームが除去され、残りのサブフレームが特定順序にPUCCHリソースマッピングを通してプロセシングされる。これとは異なり、上記トラフィック適応的UEの全てのHARQ−ACKは、各サブフレームを別途に取扱わないで上記トラフィック適応的UEのPUCCHリソースフィールドで全部マッピングされることができる。上記リソースフィールドで、同一の方式が採択され、すなわち上記サブフレームのHARQ−ACKが上記スケジューリングされるダウンリンクサブフレームの確率の降順に非トラフィック適応的UEの上記リソースフィールドと最も近いPUCCHリソースから非トラフィック適応的UEの上記リソースフィールドから最も遠く位置するPUCCHリソースまでのPUCCHリソースに順次的にマッピングされる。
【0096】
本発明の実施形態に対する具体的な説明は、次のようである。
【0097】
図5は、本発明の一実施形態によるPUCCHリソースマッピング方法を示しているフローチャートである。
図5に示したように、上記フローチャートは、上記アップリンク−サブフレームのPUCCHリソースマッピング方式を説明する例として特定アップリンクサブフレームnで送信されるHARQ−ACK情報を一例とする。
【0098】
ブロック301で、HARQ−ACK送信のための特定アップリンクサブフレームnでHARQ−ACKを配達するPUCCHリソースは、2個のカテゴリーに区分される。
【0099】
上記PUCCHリソースは、非トラフィック適応的UEに対するPUCCHリソースフィールドとトラフィック適応的UEに対するPUCCHリソースフィールドを区分するために2個のカテゴリーに分割される。実施形態は、次のように、上記区分に対する2個の方式を提供する。
【0100】
(1)区分方式1
上記区分は、HARQ−ACK送信のためのPUCCHに対応するPDCCH送信のための上記ダウンリンクサブフレームに基づいて遂行される。
【0101】
カテゴリー1に関して、上記PUCCHで送信される上記HARQ−ACKに対応するPDCCHが非トラフィック適応的TDD UEに対するシステム情報(一例で、SIB1)で明示されるTDD UL/DL構成に対して決定されたHARQタイミング方式に対応するダウンリンクサブフレームに含まれている場合、上記PUCCHリソースはカテゴリー1に属する。
【0102】
カテゴリー2に関して、上記PUCCHで送信される上記HARQ−ACKに対応するPDCCHが非トラフィック適応的TDD UEに対するシステム情報(一例で、SIB1)で明示されるTDD UL/DL構成に対して決定されたHARQタイミング方式に対応するダウンリンクサブフレームに含まれていない場合、上記PUCCHリソースはカテゴリー2に属する。
【0103】
上記のような区分は、次のような手順によって具現され得る。
【0104】
サブフレームコレクション1は、まず非トラフィック適応的UEのUL/DL構成によってサブフレームnのバンドリングウィンドウ内で全てのダウンリンクサブフレームを使用して生成される。
【0105】
上記サブフレームコレクション1に属しているダウンリンクサブフレームの上記HARQ−ACK情報を伝達するPUCCHリソースは、カテゴリー1のリソースと見なされる。
【0106】
上記サブフレームコレクション1に属していないダウンリンクサブフレームの上記HARQ−ACK情報を伝達するPUCCHリソースは、カテゴリー2のリソースと見なされる。
【0107】
上記のような区分方法は、ダイナミックトラフィック適応的TDD UEに関連した例題を参照して説明される。サブフレームIDがnであるアップリンクサブフレームに対して、非ダイナミックトラフィック適応的TDD UEのUL/DL構成に対して、ダウンリンク関連集合K
1あるいはバンドリングウィンドウW
1=n−K
1と、ダイナミックトラフィック適応的TDD UEのタイミング方式に対して、ダウンリンク関連集合K
2あるいはバンドリングウィンドウW
2=n−K
2が獲得されることができる。W
2内のダウンリンクサブフレームは2個のパートに分割され、1個のパートはW
1とW
2の共通集合、すなわちW
1∩W
2であり、このパートで上記サブフレームに対するHARQ−ACKは、カテゴリー1のリソースで送信される。他のパートは、W
2のみに含まれているサブフレームを含むサブフレームの集合、すなわちW
2−W
1∩W
2であり、このパートでサブフレームに対するHARQ−ACKはカテゴリー2のリソースで送信される。
【0108】
一例で、非トラフィック適応的UEに対するシステム情報(一例で、SIB1)で明示されるUL/DL構成は、構成0である。HARQ−ACKをフィードバックするための上記サブフレームは、サブフレームID n=2であるアップリンクサブフレームであり、上記非トラフィック適応的UEのダウンリンク関連集合はK
1={6}であり、上記バンドリングウィンドウはW
1={n−6}である。上記システムは、ダイナミックトラフィック適応的TDD UEにPDSCHのHARQ−ACKを送信するために構成2のタイミング方式を採択するように指示する。構成2で上記アップリンクサブフレーム2はK
2={8、7、4、6}のダウンリンク関連集合及びW
2={n−8、n−7、n−4、n−6}のバンドリングウィンドウに対応する。上記のような区分方法によれば、カテゴリー1のPUCCHリソースは、サブフレーム{n−6}に対応するPUCCHリソースであり、カテゴリー2のPUCCHリソースは、サブフレーム{n−8、n−7、n−4}に対応するPUCCHリソースである。
【0109】
(2)区分方式2
上記区分は、上記TDD UEがダイナミックトラフィック適応的であるか否か基づいて遂行される。上記明示された方法は、次の通りである。
【0110】
カテゴリー1に関して、上記HARQ−ACKが非トラフィック適応的UEにより送信される場合、上記HARQ−ACKに対するPUCCHリソースはカテゴリー1に属し、上記UEのバンドリングウィンドウはHARQ−ACKを送信するためにカテゴリー1からのリソースに対応するダウンリンクサブフレームを含む。
【0111】
カテゴリー2に関して、上記HARQ−ACKがトラフィック適応的UEにより送信される場合、上記HARQ−ACKに対するPUCCHリソースはカテゴリー2に属し、上記UEのバンドリングウィンドウはHARQ−ACKを送信するためにカテゴリー2からのリソースに対応するダウンリンクサブフレームを含む。
【0112】
非トラフィック適応的UEに対するアップリンクサブフレームnのダウンリンク関連集合K
1あるいはバンドリングウィンドウW
1=n−K
1は、表2に示したように上記PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミングに基づいて獲得され得る。W
1でダウンリンクサブフレームのHARQ−ACKは、カテゴリー1のリソースを使用して全部送信され、すなわちW
1でダウンリンクサブフレームのHARQ−ACKを送信するPUCCHリソースはカテゴリー1のリソースである。トラフィック適応的UEに対するアップリンクサブフレームnのダウンリンク関連集合K
2あるいはバンドリングウィンドウW
2=n−K
2は、表2に表したように上記PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミングに基づいて獲得され得る。W
2でダウンリンクサブフレームのHARQ−ACKはカテゴリー2のリソースを使用して全部送信され、すなわちW
2でダウンリンクサブフレームのHARQ−ACKを送信するPUCCHリソースはカテゴリー2のリソースである。
【0113】
ブロック302で、カテゴリー1のPUCCH及びカテゴリー2のPUCCHに対応するダウンリンクサブフレームのリソースマッピングが各々決定される。
【0114】
この手順で、上記リソースマッピングは、カテゴリー1のPUCCHリソース及びカテゴリー2のPUCCHリソースに対して各々遂行され、これは下記で各々説明される。
【0115】
(1)リソースマッピングは、非トラフィック適応的UEに対するPUCCHリソースマッピング方法に従うカテゴリー1のPUCCHリソースにより送信されるHARQ−ACKに対応するダウンリンクサブフレームで遂行される。カテゴリー1のPUCCHリソースにより送信されるHARQ−ACKに対応する上記ダウンリンクサブフレームは、下記の説明でカテゴリー1のサブフレームと称される。
【0116】
3GPP Rel−10及びその下位バージョンで、ブロックインターリビングがリソースマッピングに適用される。本発明で、PUCCHリソースマッピングは、3GPP Rel−10及び下位バージョンで定義されている方式によって遂行される。
【0117】
一実施形態で、サブフレームsは、カテゴリー1のサブフレームであり、非トラフィック適応的UEのPDSCH HARQタイミングのバンドリングウィンドウでダウンリンク関連エレメントk
mに対応する。PDSCH送信を指示するかあるいはダウンリンクSPS解除を指示するPDCCHは、サブフレームで検出され、上記PDCCHに対応する上記PUCCHリソースは、
【0119】
(2)リソースマッピングは、カテゴリー2のリソースにより送信されるHARQ−ACKに対応するダウンリンクサブフレームで遂行される。カテゴリー2のリソースにより送信されるHARQ−ACKに対応するダウンリンクサブフレームは、下記の説明でカテゴリー2のサブフレームと称される。
【0120】
上記リソースマッピングを遂行する順序を決定する手順は、より大きなスケジューリング確率を有するダウンリンクデータは、高い優先順位を有するリソースマッピングを通してプロセシングされ、すなわち上記周波数ドメインでPUSCHリソースからより遠く存在するより高い優先順位のPUCCHリソースでマッピングされるということを含むことができる。すなわちより大きなスケジューリング確率を有するダウンリンクデータは、まずリソースマッピングを通してプロセシングされ、PUSCHリソースからより遠く位置しているPUCCHリソースにまずマッピングされる。トラフィック適応的TDDシステムで、上記マッピング優先順位あるいはダウンリンクサブフレームのマッピングシーケンスを決定するプロセスは、ダウンリンクサブフレームになるより大きい確率を有するサブフレームはより高い優先順位で割り当てられるか、あるいは、上記マッピングシーケンスのヘッド(head)により近い位置に配置され、ダウンリンク−サブフレームになるより小さな確率を有するサブフレームは、より低い優先順位で割り当てられ、上記マッピングシーケンスのテール(tail)により近い位置に配置されることを含むことができる。上記リソースマッピングシーケンスによれば、ダウンリンクサブフレームになるより小さな確率を有するサブフレームのHARQ−ACK情報を送信するPUCCHリソースは、PUSCHリソースにより近く位置する。したがって、より小さな確率を有するダウンリンクサブフレームのうちいずれか一つでもスケジューリングされない場合、上記PUSCHの直後に位置するPUCCHリソースは、チャンネルリソース使用比率を増加させるPUSCHリソースとして使用されるために占有もされず有用でもない。
【0121】
上記のようなリソースマッピング方式に基づいて、カテゴリー2のサブフレームでリソースマッピングを遂行する明示されたプロセスは、ステップ1、スケジューリング確率の降順にカテゴリー2のサブフレームを分類し、ステップ2、ステップ2の各サブフレームのHARQ−ACK情報をカテゴリー1のリソースにより近く位置するPUCCHリソースからカテゴリー1のリソースからより遠く位置するPUCCHリソースまでのPUCCHリソースに順次的にマッピングするということを含み得る。上記のような二つのステップは、下記でより具体的に説明される。
【0122】
ステップ1で、カテゴリー2のサブフレームは、スケジューリング確率の降順に保存される。
【0123】
カテゴリー2のサブフレームを分類する方法を紹介する前に、カテゴリー2のサブフレームのスケジューリング確率を決定する方法が優先的に下記で紹介される。
【0124】
上記ダウンリンクサブフレームになるサブフレームの確率は、上記サブフレームがダウンリンクサブフレームとして使用される構成方式の個数を使用することによって決定されることができる。一例で、表1で、サブフレーム4は4個の構成方式、すなわち構成1、2、4、5でダウンリンクサブフレームとして使用され、サブフレーム3は2個の構成方式、すなわち構成2及び5でダウンリンクサブフレームとして使用され、したがって、サブフレーム4は、サブフレーム3よりはダウンリンクサブフレームになるより大きい確率を有すると見なされることができ、したがって、上記分類されたシーケンスでサブフレーム3以前に配列される。
【0125】
実際配置で、異なるUL/DL構成は使用される異なる確率を有し、したがって頻繁に使用される構成方式で上記サブフレームは、上記分類されたシーケンスでほとんど使用されない(rarely−used)構成方式のみでダウンリンクであるサブフレーム前に配列されることができる。したがって、ダウンリンクサブフレームになるサブフレームの上記確率はまた上記サブフレームがダウンリンクであるUL/DL構成の上記確率により決定されることができる。一例で、構成1及び2が頻繁に使用されると仮定し、この2個の構成でダウンリンクサブフレームは、構成0、3、4、5及び6のみでダウンリンクであるサブフレーム前に配列されることができる。表1によれば、構成1及び2でダウンリンクサブフレームは、サブフレーム0、1、5、6、3、8、4、9であり、サブフレーム7は他の構成でダウンリンクであり、したがって、サブフレーム7は、上記分類されたシーケンスでサブフレーム0、1、5、6、3、8、4、9の次に配列されることができる。
【0126】
ダウンリンクサブフレームになる上記サブフレームの確率を決定する上記のような2個の根拠は、別途に使用されるか、あるいは組合して使用されることができる。他の方式が上記確率を決定するために採択されることができ、本発明で限定されない。
【0127】
次は、カテゴリー2のサブフレームを分類するいくつの例題である。
【0128】
(1)例題1は、全ての候補ダウンリンクサブフレーム(candidate downlink sub−frame)を分類する方法である。
【0129】
上記ダウンリンクサブフレームの順序は、ダウンリンクサブフレームのサブフレームIDのシーケンスによって決定される。上記全ての構成で候補ダウンリンクサブフレームは、そのサブフレームIDが0、1、3、4、5、6、7、8、9であるサブフレームである。上記候補ダウンリンクサブフレームの全部が分類され、そうしてから上記獲得された分類されたシーケンスで上記サブフレームIDの順序はカテゴリー2のサブフレームを分類してカテゴリー2の分類されたサブフレームを獲得するように使用される。
【0130】
表2に表したようにダウンリンクサブフレームn−kでPDSCHを指示するかあるいはSPS解除及びPDSCH対PUCCH/PUSCHタイミング方式を指示するアップリンクサブフレームnでHARQ−ACKに従う数式を使用して上記ダウンリンク関連集合に含まれているエレメントkに対応する上記ダウンリンクサブフレームの一連番号を決定する。上記のような分析によれば、上記分類されたシーケンスで、サブフレーム0、1、5、6は、サブフレーム3、4、7、8及び9前に配置される。
【0131】
サブフレーム0、1、5、6のいずれの順序も本発明の保護範囲内に存在する。上記サブフレーム9、4、8、3、7の順序は(9、4、8、3、7)になり得る。サブフレーム9は、表1によれば、構成1〜5でダウンリンクであるから、したがってサブフレーム9は、サブフレーム4、8、3、7の前の順位を占める。構成1及び2は頻繁に使用され、したがって上記サブフレームの分類を示すための例題として使用される。サブフレーム9及び4は、構成1及び2の両方でダウンリンクサブフレームであり、サブフレーム8及び3は構成1のみでダウンリンクサブフレームであり、したがってサブフレーム9及び4は、サブフレーム8及び3の前に配置される。サブフレーム9、4、8、3、7のいずれの順序も本発明の保護範囲内に存在する。
【0132】
全ての候補ダウンリンクサブフレームの分類されたシーケンスは、任意の順序、一例で、下記<数式2>のような順序でサブフレーム9、4、8、3、7の前にサブフレーム0、1、5、6を挿入することによって獲得されることができる。
【0133】
D=(0、5、1、6、9、4、8、3、7) <数式2>
【0134】
カテゴリー2のサブフレームは、上記全ての候補ダウンリンクサブフレームの分類されたシーケンスを使用して分類してカテゴリー2のサブフレームのシーケンスs
0、s
1、…、s
Nを獲得し、カテゴリー2のサブフレームに対応するダウンリンク関連エレメントのシーケンスp
0、p
1、…、p
Nは、上記ダウンリンク関連エレメントと上記サブフレームとの間の関係を使用して獲得されることができる。
【0135】
一例で、PDSCH HARQにより採択される上記タイミングが構成2と仮定する場合、SIB1シグナリングにより明示される非トラフィック適応的UEのUL/DL構成が構成0であり、HARQ−ACKは、サブフレームID n=2であるアップリンクサブフレームでフィードバックされ、上記非トラフィック適応的UEの上記バンドリングウィンドウはW
1={n−6}であり、上記トラフィック適応的UEのダウンリンク関連集合はK
2={8、7、4、6}であり、上記トラフィック適応的UEのバンドリングウィンドウは、W
2={n−8、n−7、n−4、n−6}である。ブロック301での方法1によれば、カテゴリー2のサブフレームは{n−8、n−7、n−4}であり、上記サブフレームIDは{4、5、8}である。上記サブフレームが数式2によって分類される場合、(5、4、8)のシーケンスが獲得され、カテゴリー2の上記サブフレームの分類されたシーケンスは{n−7、n−8、n−4}である。
【0136】
上述したような観点で、カテゴリー2のサブフレームを分類する方法は、全ての候補ダウンリンクサブフレームのサブフレームIDを識別し、スケジューリング確率の降順に上記サブフレームIDを分類し、上記サブフレームの順序を維持する間に、上記全ての候補ダウンリンクサブフレームの分類されたシーケンスからカテゴリー2のサブフレームを選択してカテゴリー2のサブフレームの分類されたシーケンスを獲得することを含み得る。
【0137】
(2)例題1は、ウェイト(weight)を使用する方法である。
【0138】
この例題で、ウェイトは、全ての候補ダウンリンクサブフレームの各々に割り当てられる。カテゴリー2のサブフレームのPUCCHリソースマッピングの間に、最も小さなウェイトを有するダウンリンクサブフレームがまずカテゴリー1のリソースに最も近いPUCCHリソースにマッピングされる。
【0139】
一例で、上記ウェイトとダウンリンクサブフレームIDとの間の関係が表3に示されている。
【0141】
表3に示したような関係は、数式を使用して表現される。ダウンリンクサブフレームがフレームでxのIDを有し、Q(x)のウェイトを有する場合、表3によれば、Q(x)は、下記のような数式により決定されることができる。
【0145】
は、切り捨て(rounding down)動作を示す。上記のような例題1で明示される上記サブフレームIDのシーケンスで各サブフレームはウェイトの昇順にウェイトと共に割り当てられる。そうしてから、カテゴリー2のサブフレームは、ウェイトの昇順に分類され、カテゴリー2のサブフレームの分類されたシーケンス、すなわちs
0、s
1、…、s
Nを獲得する。
【0146】
上記ウェイトは、上記ダウンリンク関連集合でエレメントの関数として表現されることができる。ブロック301が例題1の手順を採択する場合、アップリンクサブフレームnに対して、非トラフィック適応的UEのUL/DL構成のダウンリンク関連集合K
1及びトラフィック適応的UEのタイミング方式のダウンリンク関連集合
【0148】
が表2に示したような上記PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミング方式によって獲得されることができる。K
2に含まれているエレメントkに対して、
【0152】
である場合、上記ウェイトは、下記<数式4>により獲得されることができる。
【0154】
K
2に属しており、K
1には属していないエレメントは、ウェイトの昇順に分類されてカテゴリー2のサブフレームのダウンリンク関連エレメントの分類されたシーケンスp
0、p
1、…、p
Nを獲得する。
【0155】
ブロック301が例題2の手順を採択する場合、アップリンクサブフレームnに対して、トラフィック適応的UEの上記タイミング方式のダウンリンク関連集合
【0157】
が表2に示したような上記PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミング方式によって獲得され得る。上記K
2に含まれている上記エレメントkのウェイトQ
1(n、k)は、<数式4>によって獲得され得る。上記K
2に含まれている上記エレメントは、ウェイトの昇順に分類されてカテゴリー2のサブフレームに対するダウンリンク関連エレメントの分類されたシーケンスp
0、p
1、…、p
Nを獲得する。
【0158】
一例で、上記PDSCH HARQにより採択されるタイミングが構成3と仮定する場合、SIB1シグナリングにより明示される非トラフィック適応的UEのUL/DL構成は、構成0であり、HARQ−ACKは、サブフレームID n=2であるアップリンクサブフレームでフィードバックされ、上記非トラフィック適応的UEのダウンリンク関連集合はK
1={6}であり、上記トラフィック適応的UEのダウンリンク関連集合はK
2={8、7、4、6}である。上記K
2に属しており、K
1に属していないエレメントの集合は{8、7、4}である。<数式4>に従う上記ダウンリンク関連エレメントを使用して獲得されるウェイトは、
Q
1(8)=5、Q
1(7)=2、Q
1(4)=6であり、
カテゴリー2のサブフレームのダウンリンク関連エレメントは、ウェイトの昇順に分類されて上記ダウンリンク関連エレメントのシーケンス(7、8、4)を獲得する。
カテゴリー2のサブフレームを分類する方法は、全ての候補ダウンリンクサブフレームのサブフレームIDを識別し、各識別されたサブフレームIDに対するウェイトをより低いウェイトが割り当てられたより大きなスケジューリング確率を有するサブフレームに設定し、上記サブフレームIDのウェイトの昇順にカテゴリー2のサブフレームを分類してカテゴリー2のサブフレームの分類されたシーケンスを獲得することを含むことができることが分かる。
【0159】
上記サブフレームのウェイトは、ダウンリンク関連集合に含まれているエレメントの関数として表現されることができ、上記ダウンリンク関連集合に含まれているカテゴリー2のサブフレームに対応するエレメントのウェイトは、上記関数を使用して決定されることができる。
【0160】
(3)例題3は、サイクリックシフト(cyclic shift)方法である。
【0161】
バンドリングウィンドウW
2でサブフレームあるいはカテゴリー2のサブフレームは、サブフレームIDの昇順に分類されて上記サブフレームの最初の分類されたシーケンスを獲得する。上記ダウンリンクサブフレームIDは、上記<数式1>を使用して獲得され得る。
【0162】
上記バンドリングウィンドウW
2が特定のサブフレームを含む場合、左へのサイクリックシフトが上記左側で最初の特定サブフレームから始まる最初の分類されたシーケンスで遂行され上記バンドリングウィンドウの2番目の分類されたシーケンスを獲得する。上記バンドリングウィンドウW
2が特定のサブフレームを含まない場合、2番目の分類されたシーケンスが上記最初の分類されたシーケンスを反転させることによって獲得される。カテゴリー1のサブフレームは、上記2番目の分類されたシーケンスから除去されるか、あるいはカテゴリー2のサブフレームの分類されたシーケンスs
1、…、s
Nは直接獲得されるか、あるいはカテゴリー2のサブフレームに対応するダウンリンク関連エレメントの分類されたシーケンスp
0、p
1、…、p
Nは、上記ダウンリンク関連エレメントとカテゴリー2のサブフレームとの間の関係を使用して獲得される。
【0163】
上記のようなサイクリックシフト方法を使用して獲得されるカテゴリー2のサブフレームの分類されたシーケンスは、また確率の降順に上記サブフレームを配列する。
【0164】
(4)例題4は、上位階層指示(indication)を使用する方法である。
【0165】
この方法で、上記全ての候補ダウンリンクサブフレームIDあるいはダウンリンクサブフレームIDのパートの順序は、上位階層シグナリングから獲得される。カテゴリー2のサブフレームは、上記指示された全てのダウンリンクサブフレームの分類されたシーケンスと、上記サブフレームIDと上記サブフレームとの間の関係を使用してカテゴリー2のサブフレームの分類されたシーケンスs
0、s
1、…、s
Nが獲得されるか、あるいはカテゴリー2のサブフレームに対応するダウンリンク関連エレメントの分類されたシーケンスp
0、p
1、…、p
Nは、上記ダウンリンク関連エレメントと上記サブフレームとの間の関係を使用して獲得されることができる。上記エレメントは、カテゴリー2のサブフレームの分類されたシーケンス及び上記上位階層シグナリングで指示されるような上記ダウンリンクサブフレームのシーケンスと同じ順序に存在する。
【0166】
(5)例題5は、表を使用する方法である。
【0167】
この例題は、表でダウンリンク関連集合に含まれているダウンリンク関連エレメントの上記分類された順序を提供し、バンドリングウィンドウで上記ダウンリンクサブフレームの順序は、上記ダウンリンク関連エレメントの順序を使用して獲得され得る。上記ダウンリンク関連エレメントの順序は、上述したような方法、一例で、サブフレーム3、4、7、8、9の前にサブフレーム0、1、5、6を配置させるか、あるいは構成2には属しており、構成1には属していないダウンリンクサブフレーム前の構成1に属しているサブフレームを配置させることによって獲得され得る。上記ダウンリンク関連エレメントの順序は、上記のような例題1での任意の分類方法を使用して獲得され得る。
【0168】
二つの例題は、下記のように与えられる。表4及び5は、ダウンリンク関連集合に含まれているエレメントの2個の分類されたシーケンスを提供する。
【0169】
ブロック301が区分方式1を採択する場合、トラフィック適応的UEの前記バンドリングウィンドウは、2個のパートに分割され、カテゴリー1のサブフレームは、前記バンドリングウィンドウ及び非トラフィック適応的UEのバンドリングウィンドウの共通集合であり、カテゴリー2のサブフレームは、前記トラフィック適応的UEのバンドリングウィンドウのみに属しており、上記非トラフィック適応的UEのバンドリングウィンドウに属していないサブフレームである。次のような2種類の具現方法が存在する。
【0170】
(5−1)具現方法5−1:
アップリンクサブフレームnに対して、非トラフィック適応的UEの上記UL/DL構成下のダウンリンク関連集合K
1は、上記PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミングによって獲得されることができ、トラフィック適応的UEの上記タイミング下のダウンリンク関連集合
【0172】
は、表4から獲得され得る。上記K
1及びK’
2の共通集合は、K’
2から除去され新たな集合K’
3={p
0、p
1、…、p
N}を獲得し、ここで、エレメントは順序通りに配列される。したがって、カテゴリー2のサブフレームに対応する上記ダウンリンク関連エレメントの順序は、{p
0、p
1、…、p
N}である。エレメントはK’
3及びK’
2で同じ順序に存在する。
【0174】
一例で、表4を例とする場合、トラフィック適応的UEのPDSCH HARQは、上記構成2のタイミング方式に従うと仮定すると、非トラフィック適応的UEに対してSIB1シグナリングで指示される上記構成は、構成0であり、HARQ−ACKがサブフレームID n=2であるアップリンクサブフレームでフィードバックされる場合、表4によって上記非トラフィック適応的UEのダウンリンク関連集合はK
1={6}であり、上記トラフィック適応的UEのダウンリンク関連集合はK’
2={7、6、8、4}である。K’
2には属しており、K
1には属していないエレメントの集合は{7、8、4}である。したがって、カテゴリー2のサブフレームに対応するダウンリンク関連エレメントの分類された順序は(7、8、4)である。
【0175】
表1から、構成5は、構成4より一つあるいはそれ以上のダウンリンクサブフレーム3を有し、構成4は、構成3より一つあるいはそれ以上のダウンリンクサブフレーム4を有するということが分かる。上記PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミングが上記構成5に従う場合、上記実際システムは、構成3、4、5のみによって制限され、したがって、サブフレーム3及び4のみがアップリンクとダウンリンク間に変更される。
【0176】
HARQ−ACKがサブフレームID n=2であるアップリンクサブフレームでフィードバックされる場合、サブフレーム3及び4は、ダウンリンク関連エレメント8及び9に対応する。したがって、PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミングが構成5に従い、上記実際−採択されたシステム構成が3、4及び5である場合のみに、上記シーケンスのテールでダウンリンク関連エレメント8及び9を配置させることはPUCCHリソース利用比率を増加させることができる。このような具現方法は、上記のような例題で上記構成及び制限により限定されない。
【0177】
(5−2)具現方法5−2:
アップリンクサブフレームnに対して、非トラフィック適応的UEの上記UL/DL構成下でダウンリンク関連集合K
1は、上記PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミングによって獲得されることができ、上記トラフィック適応的UEのタイミング下でダウンリンク関連集合
【0179】
は、表5から獲得され得る。上記K
1とK’
2間の共通集合は、K’
2から除去され新たな集合K’
3={p
0、p
1、…、p
N}を獲得し、ここでエレメントは順に配列される。したがって、カテゴリー2のサブフレームに対応するダウンリンク関連エレメントの順序は{p
0、p
1、…、p
N}である。エレメントはK’
3及びK’
2で同じ順序に存在する。
【0181】
上記システムが上記PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミングが上記構成5のタイミングに従い、上記実際−採択されたシステム構成が任意の構成であると明示する場合、構成1及び2でダウンリンクサブフレームは、構成1及び2が実際に頻繁に使用されるために上記マッピングプロセスで与えられた優先順位である。HARQ−ACKがサブフレームID n=2であるアップリンクサブフレームでフィードバックされ、上記システムが上記PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミングが上記構成5のタイミングに従うと明示する場合、ダウンリンク関連エレメント5は、ダウンリンク関連エレメント5に対応する上記ダウンリンクサブフレームが構成1及び2でダウンリンクではないので、上記ダウンリンク関連集合のテールに配置されることができる。
【0182】
表4及び5で、サブフレーム2のダウンリンク関連集合に含まれているダウンリンク関連エレメント7、6、12、11は、各々サブフレーム0、1、5、6(あるいは、サブフレーム5、6、0、1)に対応する。このようなサブフレームは常に上記構成の全てでダウンリンクサブフレームであり、したがって任意の構成の上記ダウンリンク関連集合に含まれているダウンリンク関連エレメント7、6、12、11の任意の順序は、本発明の保護範囲、一例で、構成4下のサブフレーム2のダウンリンク関連集合に含まれている{11、7、12、8}あるいは{12、7、11、8}など内に存在する。同様に、任意の構成下の上記ダウンリンク関連集合で、サブフレーム7のダウンリンク関連集合に含まれているエレメント6及び7は、本発明でまた保護される前記{7、6}あるいは{6、7}の順序に存在することができる。
【0183】
表4及び5で、構成5下のサブフレーム2のダウンリンク関連集合、一例で、{11、7、12、6、13、4、5、8、9}あるいは{12、7、11、6、13、5、4、8、9}であるダウンリンク関連集合に含まれているエレメント4、5、7、9の任意の順序は、本発明の保護範囲内に存在する。
【0184】
区分方法2がブロック301で採択される場合、非トラフィック適応的TDD UEに対応するPUCCHリソースはカテゴリー1のリソースであり、トラフィック適応的TDD UEに対応するPUCCHリソースはカテゴリー2のリソースである。カテゴリー2のPUCCHリソースに対応するダウンリンクサブフレームの上記マッピングシーケンスを決定する、次のような2種類方法が存在する。
【0185】
(5−3)具現方法5−3:
アップリンクサブフレームnに対して、ダウンリンク関連集合
【0187】
が上記PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミング方式によって表4から獲得され得る。カテゴリー2のサブフレームに対応するダウンリンク関連エレメントの分類された順序{p
0、p
1、…、p
N}は
【0191】
一例で、トラフィック適応的UEの上記PDSCH HARQは、構成2のタイミング方式を採択し、HARQ−ACKはアップリンクサブフレームn=2でフィードバックされ、表4に従う上記トラフィック適応的UEのダウンリンク関連集合は、K’
2={7、6、8、4}である。カテゴリー2のサブフレームに対応する上記ダウンリンク関連エレメントの分類された順序は(7、6、8、4)である。
【0192】
(5−4)具現方法5−4:
アップリンクサブフレームnに対して、ダウンリンク関連集合
【0194】
が上記PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミング方式によって表5から獲得され得る。カテゴリー2のサブフレームに対応する上記ダウンリンク関連エレメントの分類された順序{p
0、p
1、…、p
N}は
【0198】
この具現方法で、カテゴリー2のサブフレームは、
【0199】
各UL/DL構成に対してダウンリンク関連集合に含まれているダウンリンク関連エレメントの順序を事前設定し、ここで上記ダウンリンク関連エレメントは、上記ダウンリンク関連エレメントに対応するダウンリンクサブフレームのスケジューリング確率の降順よって分類される。
【0200】
上記事前設定順序に基づいて現在−指示されるUL/DL構成に対応するダウンリンク関連エレメントの順序を決定し、上記分類されたダウンリンク関連エレメントからカテゴリー2のサブフレームに対応するダウンリンク関連エレメントを選択し、上記選択されたダウンリンク関連エレメントの順序によってカテゴリー2のサブフレームを分類することを含み得るということが分かる。
【0201】
カテゴリー2のサブフレームを分類する上記のような方法で、同じ確率のサブフレームは任意の順序に配列されることができ、上記順序は、本発明で制限されない。
【0202】
(6)具現方法6:基本方法
具現方法1がブロック301で採択される場合、アップリンクサブフレームに対して、非トラフィック適応的UEのUL/DL構成下のダウンリンク関連集合K
1及びトラフィック適応的UEの上記タイミング方式下のダウンリンク関連集合K
2={k
0、k
1、…、k
N}は、表2に表したように上記PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミングによって獲得され得る。新たな分類された集合K
3={p
0、p
1、…、p
N}は、K
2から上記K
1及びK
2の共通集合を除去することによって獲得されることができ、カテゴリー2のサブフレームに対応する上記ダウンリンク関連エレメントの分類された順序は{p
0、p
1、…、p
N}であり、ここで、エレメントはK
2及びK
3で同じ順序に存在する。
【0203】
具現方法2がブロック301で採択される場合、アップリンクサブフレームnに対して、トラフィック適応的UEの上記タイミング方式下のダウンリンク関連集合K
2={k
0、k
1、…、k
N}は、表2に表したように上記PDSCH対PUCCH/PUSCHタイミング方式によって獲得され得る。カテゴリー2のサブフレームに対応する上記ダウンリンク関連エレメントの順序は{p
0、p
1、…、p
N}、すなわち、{k
0、k
1、…、k
N}である。
【0204】
また上記のような具現方法は、互換可能なUEに対して適用可能である。
【0205】
ステップ2で、PUCCHリソースマッピングはステップ1で決定された順序によってカテゴリー2のサブフレームで遂行され、サブフレームはPUSCHリソースからより遠く位置しているPUCCHリソースからPUSCHリソースにより近く位置しているPUCCHリソースへのPUCCHリソースにマッピングされる。
【0206】
次は具現方法のいくつの例題を提供する。
【0207】
(1)具現方法1
カテゴリー2の分類されたサブフレームが{s
0、s
1、…、s
N}として与えられるか、あるいはカテゴリー2のサブフレームに対応する上記分類されたダウンリンク関連エレメントが{p
0、p
1、…、p
N}として与えられる場合、PDSCH送信を指示するかあるいはダウンリンクSPS解除を指示するPDCCHがサブフレームs
mで検出される場合、上記対応するPUCCHリソースは
【0210】
は、PCFICHによりリード(read)される制御シンボルの個数を使用して獲得されるサブフレームs
iでCCEの番号であり得る。CCEは9個のリソースエレメントグループ(resource element group;REG)を含む。REGは制御シンボルで4個のリソースエレメント(resource element:RE)で構成される。REはOFDMシンボルに含まれるキャリアである。上記REGを含むREに対するより具体的な事項は36.211V8.8.0、Section6.2.4で検索され得る。
【0212】
をサブフレーム内の物理制御フォーマット指示子チャンネル(Physical Control Format Indicator Channel;PCFICH)及び物理ハイブリッドARQ指示子チャンネル(Physical hybrid ARQ indicator channel;PHICH:)に割り当てられないREGの個数と定義する場合、CCEの番号は、上記サブフレームで
【0216】
はPCFICHに含まれている制御シンボルの個数を使用して獲得されることができ、
【0221】
は、サブフレームs
iでCCEの番号に基づいて推定されることができる。一例で、UEは、まずサブフレームs
iでOFDM制御シンボルの推定値を獲得することができ、そうしてから上記OFDM制御シンボルの推定値を使用して
【0223】
を獲得してサブフレームs
iで上記CCEの番号及びHARQ−ACKリソースの個数を獲得する。これとは異なり、CCE推定値
【0227】
上記OFDM制御シンボルの推定された値は、上記可能な最大値を使用して獲得されることができ、一例で、特定サブフレームで制御シンボルの個数は2として設定されることができ、任意の他のサブフレームで制御シンボルの個数は3と設定されるか、上位階層シグナリングから獲得されることができる。
【0228】
サブフレームs
iでHARQ−ACKを遮断するPUCCHリソースの個数
【0230】
は物理階層シグナリングあるいは上位階層シグナリングを通して指示され得るか、あるいは、サブフレームs
iの
【0232】
は物理階層シグナリングあるいは上位階層シグナリングを通して指示されるサブフレームs
iで制御シンボルの個数を使用して獲得されることができ、そうしてから上記
【0234】
の値が獲得されることができ、そうしてから上記
【0237】
(2)具現方法2
カテゴリー2の分類されたサブフレームが{s
0、s
1、…、s
N}として与えられるかあるいはカテゴリー2のサブフレームに対応する上記分類されたダウンリンク関連エレメントが{p
0、p
1、…、p
N}として与えられる場合、PDSCH送信を指示するかあるいはダウンリンクSPS解除を指示するPDCCHがサブフレームs
mで検出される場合、上記対応するPUCCHリソースは
【0241】
はまたサブフレームs
iでCCEの番号に基づいて推定されることができる。一例として、UEは、まずカテゴリー2のサブフレームに含まれているOFDM制御シンボルの推定値を獲得することができ、そうしてから、上記OFDM制御シンボルの推定値を使用して
【0243】
を獲得することができ、そうしてからカテゴリー2のサブフレームでCCEの番号の推定値及びHARQ−ACKリソースの個数はR8に定義されている方法によって獲得されることができる。これとは異なり、CCE推定値
【0247】
上記OFDM制御シンボルの推定された値は、カテゴリー2のサブフレームの最大値を使用して3のように獲得されるか、あるいは上位階層シグナリングを通して指示されることができる。
【0248】
(3)具現方法3:ブロックインターリビング方法、すなわちLTEマッピング方法
【0249】
PDSCH送信を指示するかあるいはダウンリンクSPS解除を指示するPDCCHがサブフレームs
mで検出される場合、カテゴリー2の分類されたサブフレームs
0、s
1、…、s
Nに対するPUCCHリソースは
【0253】
HARQ−ACKを遮断する上記PUCCHリソースの開始位置
【0255】
、すなわちカテゴリー2のリソースの開始位置は、非トラフィック適応的UEの上記PUCCHリソースフィールドの直後に位置されるか、あるいは上位階層シグナリングを通して指示されることができる。上記開始位置
【0257】
は非トラフィック適応的UEの上記PUCCHリソースの直後に位置し、
【0262】
は非トラフィック適応的UEのバンドリングウィンドウでi‘番目のダウンリンクサブフレームでCCEの番号であり、
【0264】
はLTE R8の上位階層シグナリングで提供され、Mは上記非トラフィック適応的UEのバンドリングウィンドウのサイズである。
【0267】
は下記の<数式>を使用して決定されることができ、
【0271】
は、上記非トラフィック適応的UEのバンドリングウィンドウで各サブフレームでCCEの番号の最大値である。
【0272】
また、上記PUCCHリソースの開始位置
【0274】
は、上位階層シグナリングにより提供されることができる。トラフィック適応的UE及び非トラフィック適応的UEの上記PUCCHリソースフィールドの位置は基地局により決定される。
【0275】
ブロック303で、HARQ−ACK情報は、上記マッピング手順で決定されたPUCCHリソースで送信される。
【0276】
本発明は、サブフレームnでPUCCHリソースを2個のカテゴリーに区分し、カテゴリー1からサブフレームのHARQ−ACK情報をカテゴリー1のリソースに属しているフィールドにローディングし、カテゴリー2のサブフレームの全てのダウンリンクデータに対応するHARQ−ACK情報をスケジューリング確率の降順にPUSCHリソースからより遠く位置しているPUCCHリソースにマッピングされているより大きなスケジューリング確率を有するダウンリンクデータと共にカテゴリー2のリソースに属しているフィールドにマッピングする制御器を含む。カテゴリー1のリソースにローディングされる上記HARQ−ACK情報は、最初のカテゴリーからのUEのHARQ−ACK情報を含み、カテゴリー2のリソースにマッピングされる上記HARQ−ACK情報は、2番目のカテゴリーからのUEのHARQ−ACK情報を含み、上記最初のカテゴリーのUEは、上記2番目のカテゴリーのUEのPDSCH HARQタイミング方式とは異なるPDSCH HARQタイミング方式を採択し、カテゴリー1のサブフレームは、カテゴリー1のリソースにローディングされている上記HARQ−ACK情報に対応するサブフレームであり、カテゴリー2のサブフレームは、カテゴリー2のリソースにローディングされている上記HARQ−ACK情報に対応するサブフレームである。
【0277】
上記実施形態はトラフィック適応的UEに適用されることができるが、トラフィック適応的UEに制限されない。
【0278】
したがって、本発明の一実施形態による上記PUCCHリソースマッピング方法のプロセスが完了する。カテゴリー2のサブフレームは、スケジューリング確率の降順に分類され、上記サブフレームのHARQ−ACK情報は、PUSCHリソースからより遠く位置しているPUCCHリソースから上記PUSCHリソースにより近く位置しているPUCCHリソースのPUCCHリソースに順次的にマッピングされる。したがって、より小さなスケジューリング確率を有するダウンリンクサブフレームのHARQ−ACK情報は、PUSCHリソースにより近くのPUCCHリソースで送信される。より小さなスケジューリング確率を有する上記ダウンリンクサブフレームがスケジューリングされない場合、上記PUSCHリソースの直後に位置している上記PUCCHリソースは、PUSCHリソースとして使用されることができ、したがってチャンネルリソース使用比率が増加される。
【0279】
上記のような内容は、本発明の望ましい実施形態に過ぎないもので、その保護範囲を制限するように使用されない。本発明の思想及び原則に従う全て修正、等価代替物または改善などは本発明の保護範囲に含まれるだろう。