特許第6386587号(P6386587)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6386587
(24)【登録日】2018年8月17日
(45)【発行日】2018年9月5日
(54)【発明の名称】手動動作式衣類洗浄装置
(51)【国際特許分類】
   D06F 27/00 20060101AFI20180827BHJP
【FI】
   D06F27/00
【請求項の数】4
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2016-566800(P2016-566800)
(86)(22)【出願日】2015年5月18日
(65)【公表番号】特表2017-514626(P2017-514626A)
(43)【公表日】2017年6月8日
(86)【国際出願番号】US2015031318
(87)【国際公開番号】WO2015179267
(87)【国際公開日】20151126
【審査請求日】2016年11月7日
(31)【優先権主張番号】62/000,734
(32)【優先日】2014年5月20日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】516328362
【氏名又は名称】シラギー, ハワード
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】シラギー, ハワード
【審査官】 柿沼 善一
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第02741253(US,A)
【文献】 特開2003−038887(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2002/0175173(US,A1)
【文献】 米国特許第01514791(US,A)
【文献】 特開平04−272790(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 27/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄装置であって、前記洗浄装置は、
内側壁表面を有する側壁と、外側表面と、閉鎖下側端部と、開放上側端部とを有する筐体であって、前記筐体は、前記開放上側端部と連通する内部空洞を画定し、前記内部空洞は、自身の中に衣類洗浄水を受け取るように構成されており、前記筐体の前記内側壁表面は、さらに、第1の細長U形状垂直ガイドチャネルと、第2の細長U形状垂直ガイドチャネルとを画定し、前記第1の細長U形状垂直ガイドチャネルおよび前記第2の細長U形状垂直ガイドチャネルの各々は、上面チャネルエッジおよび底面チャネルエッジを有する垂直チャネル外側壁を有し、2つの垂直チャネル側壁の各々が、上面チャネルエッジおよび底面チャネルエッジを有し、前記2つの垂直チャネル側壁および前記垂直チャネル外側壁の前記底面チャネルエッジに閉鎖チャネル底面壁が配置され、前記2つの垂直チャネル側壁および前記垂直チャネル外側壁の上面エッジが、前記筐体の前記開放上側端部において上側チャネル開口部を画定し、前記第1の細長U形状垂直ガイドチャネルおよび前記第2の細長U形状垂直ガイドチャネルは、互いに対して前記筐体の対向する側に配置されている、筐体と、
前記筐体の前記開放上側端部を通してかつ前記内部空洞内に受け取られるプランジバスケットであって、前記プランジバスケットは、外側表面と、穿孔付き底部と、開放上面端部とを有するコンパートメント容器を有し、穿孔付き蓋が、前記コンパートメント容器の前記開放上面端部に解放可能に固定され、前記コンパートメント容器は、自身の中に前記衣類洗浄水で洗浄される衣類を受け取るように構成されており、第1のチャネルガイド部材および第2のチャネルガイド部材は、各々が上面側および底面側を有し、前記プランジバスケットの前記外側表面から外側に出ており、実質的にU形状であり前記垂直チャネル外側壁と相補的な形状を有し、前記第1のチャネルガイド部材および前記第2のチャネルガイド部材は、それぞれの第1の垂直ガイドチャネルおよび第2の垂直ガイドチャネルから、および、それぞれの上側チャネル開口部を介して、自由に挿入可能でありかつ取り外し可能であることにより、前記筐体からの前記プランジバスケットの完全な分離が可能である、プランジバスケットと、
第1の端部および第2の端部を有する第1の剛性部材と、第1の端部および第2の端部を有する第2の剛性部材とを有するハンドルであって、前記第1の剛性部材の前記第1の端部は、前記第1のチャネルガイド部材の前記上面側に固く固定され、前記第2の剛性部材の前記第1の端部は、前記第2のチャネルガイド部材の前記上面側に固く固定され、クロス部材が、前記第1の剛性部材の前記第2の端部および前記第2の剛性部材の前記第2の端部に固く固定され、前記ハンドルは、固く、かつ、固定して、前記プランジバスケットに接続されている、ハンドルと
を備え、
それにより、ユーザによる前記ハンドルの上下の垂直作動により、前記第1のチャネルガイド部材および前記第2のチャネルガイド部材がそれぞれの第1の垂直ガイドチャネルおよび第2の垂直ガイドチャネル内で上下に垂直方向に作動して前記内部空洞内において垂直キー付き態様で前記プランジバスケットを上下に垂直方向に作動させて、洗浄水に、前記プランジバスケットの前記穿孔付き底部および穿孔付き蓋を通させて、前記プランジバスケットの前記コンパートメント容器内にある衣類を洗浄する、洗浄装置。
【請求項2】
前記開放上側端部は、垂れ下がったスカートを有する周縁を含む、請求項1に記載の洗浄装置。
【請求項3】
前記周縁、スカート、および筐体に接続されている複数のリブをさらに備え、前記リブは、前記周縁、スカートおよび筐体に強度および剛性を提供する、請求項2に記載の洗浄装置。
【請求項4】
前記穿孔付き蓋から延びている複数のフィンをさらに備え、
前記穿孔付き蓋を前記コンパートメント容器の前記開放上側端部に解放可能に固定することおよび前記穿孔付き蓋を前記コンパートメント容器の前記開放上側端部から取り外すことをユーザが行うための把持表面を前記フィンが提供する、請求項1に記載の洗浄装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の引用)
本願は、先に出願された米国仮特許出願第62/000,734号(2014年5月20日出願)に対する優先権を主張し、上記出願の全内容は、参照により本明細書に引用される。
【0002】
本発明は、概して、衣類を洗浄および乾燥することに関する。より具体的には、本発明は、自宅に完全洗浄機設備を有していない人が、自宅で衣類を洗浄するための手動動作式システムに関する。より具体的には、本発明は、自宅で少量の洗濯物を洗浄することに関し、それによって、コインランドリ等の洗濯施設に衣類を持ち込む必要性を不要にする。
【背景技術】
【0003】
完全洗浄機設備を有していない人が、洗濯施設を訪れる合間の少量の洗濯物を洗浄するための解決策の必要性がある。米国では、3億2千万人が、1億2千万世帯において生活している。約65%が、自分の家を所有し、約35%が、賃借している。したがって、米国では、賃借する約4,200万人および約35,000軒のコイン式洗濯場が存在し、9,000万人が、それらに依存している。
【0004】
コインランドリ等の洗濯施設に行くことは、不便であり、煩わしく、かつ高価であることはよく知られている。その結果、洗濯施設を訪れる合間の少量の洗濯物を清浄し得る、手動動作式デバイスおよびシステム等の単純かつ安価なデバイスへの要求がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、従来技術の衣類洗浄システムの利点を保つ。加えて、現在利用可能であるシステムにおいて見出されない新しい利点を提供し、そのような現在利用可能であるシステムの多くの不利点を克服する。
【0006】
本発明は、概して、新規かつ固有の手動動作式衣類洗浄システムを対象とする。手動動作式洗浄装置が、本発明のシステムに従って提供される。
【0007】
したがって、少量の洗濯物を洗浄するために好適である手動動作式衣類洗浄システムを提供することが、本発明の目的である。
本明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
洗浄装置であって、前記洗浄装置は、
筐体であって、前記筐体は、内部空洞を画定する側壁、閉鎖下側端部、および開放上側端部を有し、前記内部空洞は、前記開放上側端部に接続されており、前記筐体は、前記側壁上に形成されている嵌合部を画定する表面をさらに有する、筐体と、
前記開放上側端部を通して前記空洞内に受け取られるプランジバスケットと
を備え、
前記プランジバスケットは、その中に洗浄されるべき衣類を受け取るためのコンパートメントを有し、前記プランジバスケットは、前記空洞内に手動でスライドするように構成および配置され、前記プランジバスケットは、相互嵌合形成部を有し、前記相互嵌合形成部は、前記筐体上の嵌合形成部と協働し、前記筐体の前記内部空洞内に前記プランジバスケットを誘導するように構成および配置されている、洗浄装置。
(項目2)
前記嵌合形成部は、前記筐体の前記内部空洞内にキー溝を形成するプランジチャネルを備えている、項目1に記載の洗浄装置。
(項目3)
対向するプランジチャネルの対が存在する、項目2に記載の洗浄装置。
(項目4)
前記プランジチャネルは、細長い、項目2に記載の洗浄装置。
(項目5)
前記開放上側端部は、垂れ下がったスカートを伴う周縁を備えている、項目1に記載の洗浄装置。
(項目6)
前記周縁、スカート、および筐体に接続されているいくつかのリブをさらに備え、前記リブは、前記周縁およびスカートに強度および剛性を提供する、項目5に記載の洗浄装置。
(項目7)
前記嵌合形成部は、前記周縁を通り抜けて前記筐体の前記内部空洞の中に入るキー溝を形成するプランジチャネルを備えている、項目1に記載の洗浄装置。
(項目8)
前記相互嵌合形成部は、前記プランジバスケットの側壁から延びているチャネルガイドである、項目1に記載の洗浄装置。
(項目9)
前記プランジバスケットの側壁の対向する側から延びているチャネルガイドの対が存在する、項目1に記載の洗浄装置。
(項目10)
前記プランジバスケットは、
その中に衣類を受け取るためのコンパートメントを画定する側壁、下側穿孔付き表面、および開放上側端部と、
前記開放上側端部に取り外し可能に接続されている穿孔付き蓋と、
把持部分およびそれから延びるロッドを有するハンドルであって、前記ロッドは、前記側壁に接続されている、ハンドルと
をさらに備え、それによって、ユーザは、前記空洞内でプランジバスケットを攪拌するように前記ハンドルを操作する、項目1に記載の洗浄装置。
(項目11)
前記筐体の周囲に部分的に延びている環状辺縁であって、前記環状辺縁は、前記環状辺縁内に陥凹を形成する表面を含む、環状辺縁と、
前記穿孔付き蓋の底面から延びている弾力的な部材と
をさらに備え、
前記弾力的な部材は、前記環状辺縁内の陥凹と協働し、前記穿孔付き蓋を前記環状辺縁に取り外し可能に固定するように構成および配置されている、項目10に記載の洗浄装置。
(項目12)
前記穿孔付き蓋から延びているいくつかのフィンをさらに備え、前記フィンは、ユーザが前記穿孔付き蓋を前記環状辺縁に係止および係止解除するための把持表面を提供するように構成および配置されている、項目11に記載の洗浄装置。
(項目13)
前記環状辺縁内の陥凹の対と前記穿孔付き蓋上の対応する弾力的な部材の対とが存在し、それらは、一緒に相互係止するように構成および配置されている、項目11に記載の洗浄装置。
(項目14)
洗浄装置であって、前記洗浄装置は、
筐体であって、前記筐体は、内部空洞を画定する側壁、閉鎖下側端部、および開放上側端部を有し、前記内部空洞は、前記開放上側端部に接続されており、前記筐体は、前記側壁から延びている対向する細長いプランジチャネルの対をさらに有し、前記プランジチャネルの対は、前記開放上側端部を通して前記内部空洞中にキー溝を形成する、筐体と、
前記開放上側端部を通して前記空洞内に受け取られるプランジバスケットと
を備え、
前記プランジバスケットは、その中に衣類を受け取るためのコンパートメントを画定する側壁、下側穿孔付き表面、および開放上側端部と、前記開放上側端部に取り外し可能に接続されている穿孔付き蓋と、把持部分およびそれから延びているロッドを有するハンドルであって、前記ロッドは、前記側壁に接続されている、ハンドルとを有し、前記プランジバスケットは、対向するチャネルガイドの対を有し、前記チャネルガイドの対は、前記筐体上のプランジチャネルと協働し、前記プランジバスケットを前記筐体の内部空洞内に誘導するように構成および配置され、
それによって、ユーザは、前記空洞内でプランジバスケットを攪拌するように前記ハンドルを操作する、洗浄装置。
(項目15)
前記開放上側端部は、垂れ下がったスカートを伴う周縁を備えている、項目14に記載の洗浄装置。
(項目16)
前記周縁、スカート、および筐体に接続されているいくつかのリブをさらに備え、前記リブは、前記周縁およびスカートに強度および剛性を提供する、項目15に記載の洗浄装置。
(項目17)
前記嵌合形成部は、前記周縁を通り抜けて前記筐体の内部空洞の中に入るキー溝を形成するプランジチャネルを備えている、項目14に記載の洗浄装置。
(項目18)
前記筐体の周囲に部分的に延びている環状辺縁であって、前記環状辺縁は、前記環状辺縁内に陥凹を形成する表面を含む、環状辺縁と、
前記穿孔付き蓋の底面から延びている弾力的な部材と
をさらに備え、
前記弾力的な部材は、前記環状辺縁内の陥凹と協働し、前記穿孔付き蓋を前記環状辺縁に取り外し可能に固定するように構成および配置されている、項目14に記載の洗浄装置。
(項目19)
前記穿孔付き蓋から延びているいくつかのフィンをさらに備え、前記フィンは、ユーザが前記穿孔付き蓋を前記環状辺縁に係止および係止解除するための把持表面を提供するように構成および配置されている、項目18に記載の洗浄装置。
(項目20)
前記環状辺縁内の陥凹の対と前記穿孔付き蓋上の対応する弾力的な部材の対とが存在し、それらは、一緒に相互係止するように構成および配置されている、項目18に記載の洗浄装置。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の特徴である新規特徴は、添付される請求項に記載される。しかしながら、本発明の好ましい実施形態は、さらなる目的および付随する利点とともに、付随の図面と併せて検討される以下の詳細な説明を参照することによって、最良に理解されるであろう。
図1図1は、組立関係における、本発明の衣類洗浄装置の上面正面斜視図である。
図2図2は、ドレイン弁が閉鎖された組立関係における、本発明の衣類洗浄装置の底面正面斜視図である。
図3図3は、ドレイン弁が開放された組立関係における、本発明の衣類洗浄装置の底面正面斜視図である。
図4図4は、穿孔付き蓋が除去された、衣類洗浄装置のプランジバスケットの上面斜視図である。
図5図5は、組立関係における、衣類洗浄装置のプランジバスケットの上面正面斜視図である。
図6図6は、プランジバスケットへの穿孔付き蓋の掛止機構を例証する、プランジバスケットの部分的上面正面斜視図である。
図7図7は、プランジバスケットから分離されたハンドルを例証する、衣類洗浄装置のプランジバスケットの部分的分解図である。
図8図8は、衣類洗浄装置のプランジバスケットの底面正面斜視図である。
図9図9は、プランジバスケットへのハンドルの取り付けを例証する、プランジバスケットの部分的正面底面側面斜視図である。
図10図10は、プランジバスケットから除去された蓋および筐体から分離されたプランジバスケットを例証する、本発明の衣類洗浄装置の部分的分解図である。
図11図11は、筐体から分離されたプランジバスケットを例証する、本発明の衣類洗浄装置の部分的分解図である。
図12図12は、プランジバスケットが部分的に筐体中に挿入された組立関係における、本発明の衣類洗浄装置の断面図である。
図13図13は、プランジバスケットが完全に筐体中に挿入された組立関係における、本発明の衣類洗浄装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1−13を参照すると、本発明の手動衣類洗浄装置は、概して、100において示される。以下により完全に説明されるであろうように、衣類洗浄装置100は、筐体102と、プランジバスケット126とを含む。筐体102は、側壁103、閉鎖下側端部104、および開放上側端部106を有し、開放上側端部106に接続される内部空洞108を画定する。筐体102はさらに、側壁103上に形成される、プランジチャネル116等の嵌合部を画定する表面を有する。プランジバスケット126は、開放上側端部106を通して空洞108内に受け取られ、プランジバスケット126は、その中に衣類162を受け取るためのコンパートメント134を画定する側壁128、下側穿孔付き表面130、および開放上側端部132と、開放上側端部132に取り外し可能に接続される穿孔付き蓋136と、把持部分152、およびそれから延び、側壁128に接続されるロッド154を有するハンドル148と、チャネルガイド146等の相互嵌合形成部とを含み、チャネルガイド146は、例えば、プランジバスケット126を筐体102の内部空洞108内に誘導するために、筐体102上の嵌合形成部と協働するように構成および配置されている。
【0010】
ここで図1および2を参照すると、筐体102は、側壁、閉鎖下側端部104、および開放上側端部106を含み、開放上側端部106に接続される内部空洞108を画定する。筐体102は、概して、円筒形形状を有するものとして示されているが、任意の管状構成が、使用され得る。開放上側端部106は、垂れ下がるスカート112を伴う周縁110を含む。スカート110および周縁112は、いくつかのリブ114を用いて補強され(図2および3に最良に見られる)、リブ114は、概して、筐体102に接続され、周縁110、スカート112、および開放上側端部106を強化し、それらに剛性提供し得る。側壁103は、細長いプランジチャネル116の対等の嵌合形成部を含み、細長いプランジチャネル116の対は、周縁110を通して垂れ下がり、筐体102の内部空洞108内にキー溝の対を形成する。プランジチャネル116は、互いに対向され得る。プランジチャネル116は、筐体102の長さのほぼ中間まで延び得る。
【0011】
いくつかの底部突起118が、筐体102を安定させ、支持するために、閉鎖底端部104から延び得る。底部突起118は、筐体102が表面上でスライドまたは滑ることを防止するために、ゴム引きまたは別様に滑り止めパッド120を含み得る。
【0012】
ドレイン122が、所望に応じて、筐体102の閉鎖底端部104の近傍またはその上に位置し、空洞108に接続され得る。ドレイン122を選択的に密閉するためのドレイン弁124が、ドレイン122に接続される。ドレイン弁124は、図2に示されるように閉鎖され、図3に示されるように開放され得る。
【0013】
図4−6を参照すると、プランジバスケット126は、側壁128と、下側穿孔付き表面130と、開放上側端部132とを含み、その中に衣類162を受け取るためのコンパートメント134を画定する。プランジバスケット126は、筐体102の空洞108内に受け取られるようにサイズ決定および寸法決定される。取り外し可能穿孔付き蓋136が、プランジバスケット126の開放上側端部132に固定されるように構成される。開放上側端部132は、開放上側端部132の周囲に部分的に延びる環状辺縁138を含む。環状辺縁138は、環状辺縁138内に陥凹140を形成する、表面を含む。穿孔付き蓋136は、穿孔付き蓋136を弾力的な部材に取り外し可能に固定されるために、図6に最良に見られる、環状辺縁136内の陥凹140と協働するように構成および配置される、穿孔付き蓋136の底面から垂れ下げられる弾力的な部材142を含む。例示的実施形態では、陥凹136および弾力的な部材142の対が示されているが、その数は、所望に応じて選択され得る。穿孔付き蓋136はさらに、それから延びるいくつかのフィン144を含み、ユーザが穿孔付き蓋136をプランジバスケット126の開放上側端部132に係止および係止解除するための把持表面を提供する。
【0014】
プランジバスケット126の側壁128上には、側壁126から外向きに延びる、筐体102上の嵌合形成部に係合するように構成される、チャネルガイド146等の相互嵌合形成部がある。本例示的実施形態では、チャネルガイド146は、筐体102のプランジチャネル116内に自由にスライドするようにサイズ決定および寸法決定される。本例示的実施形態では、チャネルガイド146はまた、図7−9に示されるように、ハンドル148のための取り付け点としての役割も果たす。より具体的には、各チャネルガイド146は、それを通した開口150を画定する表面を含む。ハンドル148は、ユーザが保持するための把持部分152と、把持部分152の対向する端部から垂れ下がった2つの細長いロッド154とを含む。各ロッド154は、図7に最良に見られる、遠位端156を含み、その上に弾力的な係止部材158の対を伴う。遠位端156は、チャネルガイド146上の開口150中に挿入され、図9に最良に見られる、ロッド154の遠位端156がチャネルガイド146の各開口150内に完全に据えられると、弾力的な係止部材158が係止位置中にスナップ嵌めするまで、弾力的な係止部材158をたわませる。
【0015】
洗浄装置100の本実施形態において議論される、例示的嵌合形成部および相互嵌合形成部、すなわち、プランジチャネル116およびチャネルガイド146は、反転、逆転、または交換され得ることに留意することが重要である。形態にかかわらず、嵌合形成部および相互嵌合形成部の本質的特徴は、洗浄装置100の筐体102内にプランジバスケット126を誘導するために、2つの構造が一緒に協働することである。
【0016】
使用時、図10−13に示されるように、筐体102は、所望される温度における水160を、ドレイン弁124が閉鎖された筐体102内の所望される高さまで充填される。適切な量の洗剤164および任意の他の添加剤が、所望に応じて添加される。衣類162が、図10に最良に見られるように、衣類プランジバスケット126の内側に置かれ、図11に最良に見られる、穿孔付き蓋136が、それに固定される。プランジバスケット126およびその中の衣類は、筐体102の水中に浸漬され、プランジバスケット126は、上下に押し引きされ、それによって、図12および13に例証されるように、衣類および洗剤を攪拌する。衣類は、筐体102の内側で生成される、有意な水圧および水流によって清浄される。優れた洗浄結果が、洗浄装置100を用いて達成される。
【0017】
洗浄が完了した後、衣類は、好ましくは、しぼられる。例えば、ローラまたはレバー機構(図示せず)が、衣類を圧縮し、過剰な水を除去するために、バスケット126中に組み込まれることができる。そのような構造は、例えば、商業式モップバケツと類似し得る。しぼりは、その中の汚れた水がそれからなくなる前後に、シンクの上で、または筐体の上もしくはその中で実行されることができる。
【0018】
洗浄およびしぼりが完了すると、ドレイン弁124が、図2および3に最良に見られるように開放され、汚れた水は、例えば、バスタブまたはシャワー室において、ドレイン122を通して排出することを可能にされる。濯ぎ等のためのさらなる手動サイクルが、所望される場合、実行され得る。
【0019】
洗浄装置100は、任意の好適な材料から作製されることができる。例えば、プラスチックが、好ましくは、使用されるが、金属等の任意の他の材料も、使用されることができる。
【0020】
種々の変更および修正が、本発明の精神から逸脱することなく、例証される実施形態に成され得ることが、当業者によって理解されるであろう。全てのそのような修正および変更は、添付される請求項によって網羅されることが意図される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13