特許第6386775号(P6386775)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6386775
(24)【登録日】2018年8月17日
(45)【発行日】2018年9月5日
(54)【発明の名称】電力量計
(51)【国際特許分類】
   G01R 11/24 20060101AFI20180827BHJP
   G01R 11/04 20060101ALI20180827BHJP
【FI】
   G01R11/24 Z
   G01R11/04 C
【請求項の数】4
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2014-92480(P2014-92480)
(22)【出願日】2014年4月28日
(65)【公開番号】特開2015-210211(P2015-210211A)
(43)【公開日】2015年11月24日
【審査請求日】2017年1月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】309042071
【氏名又は名称】東光東芝メーターシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】中村 哲也
(72)【発明者】
【氏名】大木 哲也
(72)【発明者】
【氏名】松野 吉明
(72)【発明者】
【氏名】良知 慎一
(72)【発明者】
【氏名】蓑和 淳
【審査官】 青木 洋平
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−217828(JP,A)
【文献】 実開昭59−117917(JP,U)
【文献】 特開2001−183401(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01R 11/00−11/66
G01R 21/00−22/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力配電線を固定するとともにコの字をなしたコの字部とベース貫通穴が形成されたベースと、
前記ベースに取り付けられるとともに前記コの字部が挿入されるケース穴と前記ベース貫通穴に対向する位置にケース貫通穴が設けられたケースと、
前記コの字部と前記ケース貫通穴と前記ベース貫通穴とにワイヤーを通して前記ベースと前記ケースとを封印するワイヤー封印部と、
を備えることを特徴とする電力量計。
【請求項2】
電力配電線を固定するとともにコの字をなしたコの字部とベース貫通穴が形成されたベースと、
前記ベースに取り付けられるケースと、
前記ベースを覆うとともに前記コの字部が挿入されるカバー穴と前記ベース貫通穴に対向する位置にカバー貫通穴が設けられたカバーと、
前記コの字部と前記カバー貫通穴と前記ベース貫通穴とにワイヤーを通して前記ベースと前記カバーとを封印するワイヤー封印部と、
を備えることを特徴とする電力量計。
【請求項3】
電力配電線を固定するとともにコの字をなしたコの字部とベース貫通穴が形成されたベースと、
前記ベースに取り付けられるとともに前記コの字部が挿入されるケース穴と前記ベース貫通穴に対向する位置にケース貫通穴が設けられたケースと、
前記ケースを覆うとともに前記コの字部が挿入されるカバー穴と前記ベース貫通穴に対向する位置にカバー貫通穴が設けられたカバーと、
前記コの字部と前記カバー貫通穴と前記ケース貫通穴と前記ベース貫通穴とにワイヤーを通して前記ベースと前記ケースと前記カバーとを封印するワイヤー封印部と、
を備えることを特徴とする電力量計。
【請求項4】
前記ワイヤー封印部を複数箇所に設け、各箇所のワイヤー封印部は、前記ワイヤーを通して前記カバーと前記ベースと前記ケースとの少なくとも2つを封印することを特徴とする請求項2又は請求項3記載の電力量計。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケースとベースとカバーとを備えた電力量計に関する。
【背景技術】
【0002】
電力量計は、電力配電線を固定するベースと、ベースに取り付けられるケースと、ベースを覆うカバーとを有して構成される。
【0003】
図20は、従来の電力量計の斜視図である。図20(a)、図20(c)はカバー19が取り付けられたベース13をケース10に取り付けた状態、図20(b)はケース10にベース13を取り付けた状態を示す。図21図22は、図20に示す従来の電力量計の分解図である。電力量を表示する表示部15を有する回路部14は、ケース10に収納される。導体部16には導体部16に流れる電流を検出するセンサ部17が取り付けられている。
【0004】
4つの導体部16の内、左側の2つの導体部16には、電力供給側からの配電線を固定する電源側端子が取り付けられている。右側の2つの導体部16には、需要家への配電線を固定する負荷側端子が取り付けられている。導体部16はベース13に収納され、ベース13にカバー19が取り付けられた後、ベース13がケース10に取り付けられる。
【0005】
この電力量計では、1つ以上の特殊な封印ねじ12で、ケース10又はカバー19を挟み込むようにして、ベース13の雌ねじ部に締め付けることで、ケース10とベース13又はベース13とカバー19とを固定する。そして、ワイヤー封印部18aのワイヤーを封印ねじ12aのねじ頭とケース10に貫通させてケース10とベース13とを封印し、ワイヤー封印部18bのワイヤーを封印ねじ12bのねじ頭とカバー19に貫通させてベース13とカバー19とを封印していた。
【0006】
なお、従来の技術として、例えば、特許文献1に記載された電力量計が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−275800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、封印ねじ12等のねじが増加したり、ねじを締め付ける工程が増加する。このため、コストがアップしていた。また、ケース10又はカバー19とベース13とを組み立てる際には、ドライバーを使用するため、作業にかなりの時間を要していた。
【0009】
本発明の課題は、部品点数と組立工数を削減することができる電力量計を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明に係る請求項1の発明は、電力配電線を固定するとともにコの字をなしたコの字部とベース貫通穴が形成されたベースと、前記ベースに取り付けられるとともに前記コの字部が挿入されるケース穴と前記ベース貫通穴に対向する位置にケース貫通穴が設けられたケースと、前記コの字部と前記ケース貫通穴と前記ベース貫通穴とにワイヤーを通して前記ベースと前記ケースとを封印するワイヤー封印部と、
を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項の発明は、電力配電線を固定するとともにコの字をなしたコの字部とベース貫通穴が形成されたベースと、前記ベースに取り付けられるケースと、前記ベースを覆うとともに前記コの字部が挿入されるカバー穴と前記ベース貫通穴に対向する位置にカバー貫通穴が設けられたカバーと、前記コの字部と前記カバー貫通穴と前記ベース貫通穴とにワイヤーを通して前記ベースと前記カバーとを封印するワイヤー封印部とを備えることを特徴とする。
【0015】
請求項の発明は、電力配電線を固定するとともにコの字をなしたコの字部とベース貫通穴が形成されたベースと、前記ベースに取り付けられるとともに前記コの字部が挿入されるケース穴と前記ベース貫通穴に対向する位置にケース貫通穴が設けられたケースと、前記ケースを覆うとともに前記コの字部が挿入されるカバー穴と前記ベース貫通穴に対向する位置にカバー貫通穴が設けられたカバーと、前記コの字部と前記カバー貫通穴と前記ケース貫通穴と前記ベース貫通穴とにワイヤーを通して前記ベースと前記ケースと前記カバーとを封印するワイヤー封印部とを備えることを特徴とする。
【0016】
請求項の発明は、前記ワイヤー封印部を複箇所に設け、各箇所のワイヤー封印部は、前記ワイヤーを通して前記カバーと前記ベースと前記ケースとの少なくとも2つを封印することを特徴とする。

【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、ケース穴にベースに形成されたコの字部が挿入され、コの字部にワイヤーを通してベースとケースとを封印することができるので、部品点数と組立工数を削減することができる電力量計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の実施例1に係る電力量計の斜視図である。
図2】本発明の実施例1に係る電力量計の分解図である。
図3】本発明の実施例1に係る電力量計の分解図である。
図4】本発明の実施例1に係る電力量計のベースのコの字部にワイヤーを通してケースとベースとを封印した状態を示す断面図である。
図5】本発明の実施例2に係る電力量計の斜視図である。
図6】本発明の実施例2に係る電力量計のケース及びベースの分解斜視図である。
図7】本発明の実施例2に係る電力量計のケース丸穴とベース丸穴とにワイヤーを通してケースとベースとを封印した状態を示す断面図である。
図8】本発明の実施例3に係る電力量計の斜視図である。
図9】本発明の実施例3に係る電力量計のケース及びベースの分解斜視図である。
図10】本発明の実施例3に係る電力量計のベースのコの字部にワイヤーを通してカバーとベースとを封印した状態を示す断面図である。
図11】本発明の実施例4に係る電力量計の斜視図である。
図12】本発明の実施例4に係る電力量計のケース及びベースの分解図である。
図13】本発明の実施例4に係る電力量計のカバー穴とベース穴にワイヤーを通してカバーとベースとを封印した状態を示す断面図である。
図14】本発明の実施例5に係る電力量計の斜視図である。
図15】本発明の実施例5に係る電力量計のケース及びベースの分解斜視図である。
図16】本発明の実施例5に係る電力量計のベースのコの字部にワイヤーを通してケースとカバーとを封印した状態を示す断面図である。
図17】本発明の実施例6に係る電力量計の斜視図である。
図18】本発明の実施例6に係る電力量計のケース及びベースの分解斜視図である。
図19】本発明の実施例6に係る電力量計のケース穴とカバー穴とベース穴とにワイヤーを通して封印した状態を示す断面図である。
図20】従来の電力量計の斜視図である。
図21図20に示す従来の電力量計の分解図である。
図22図20に示す従来の電力量計の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態に係る電力量計について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【実施例1】
【0020】
図1は、本発明の実施例1に係る電力量計の斜視図である。図2図3は、本発明の実施例1に係る電力量計の分解図である。
【0021】
図1に示す電力量計は、電力配電線を固定するベース13と、ベース13に取り付けられるケース10とを備える。ケース10には平板状のケース突起部20が形成されており、この突起部20には穴21が設けられている。ベース13には平板状のべース突起部130が形成されており、ケース突起部20とべース突起部130とは対向するとともに接触している。
【0022】
図4は、本発明の実施例1に係る電力量計のベース13のコの字部131にワイヤー23を通してケース10とベース13とを封印した状態を示す断面図である。
【0023】
ベース突起部130には、平板状のベース突起本体に対して略直角方向に突出したコの字状をなすコの字部131が形成されている。このコの字部131は、ケース突起部20に形成された穴21に挿入されている。
【0024】
このコの字部131にワイヤー封印部22に有するワイヤー23が挿通されてケース10とベース13とが封印されるようになっている。
【0025】
図2図3において、電力量を表示する表示部15を有する回路部14は、ケース10に収納される。導体部16には導体部16に流れる電流を検出するセンサ部17が取り付けられている。
【0026】
4つの導体部16の内、左側の2つの導体部16には、電力供給側からの配電線を固定する電源側端子が取り付けられている。右側の2つの導体部16には、需要家への配電線を固定する負荷側端子が取り付けられている。導体部16はベース13に収納され、ケース10に取り付けられる。
【0027】
このように構成された実施例1の電力量計によれば、ベース突起部130にコの字部131が形成され、コの字部131がケース突起部20に形成された穴21に挿入されているので、コの字部131にワイヤー封印部22に有するワイヤー23を通すことにより、ケース10とベース13とを封印することができる。
【実施例2】
【0028】
図5は、本発明の実施例2に係る電力量計の斜視図である。図6(a)、図6(b)は、本発明の実施例2に係る電力量計のケース10の分解斜視図、図6(c)、図6(d)は、ベース13の分解斜視図である。図7は、本発明の実施例2に係る電力量計のケース丸穴21aとベース丸穴132とにワイヤー23を通してケース10とベース13とを封印した状態を示す断面図である。
【0029】
実施例2に係る電力量計は、図4に示す実施例1に係る電力量計のケース10とベース13との封印構造に、さらに、以下の構成が設けられている。即ち、図7に示すように、平板状のケース突起部20aにはケース丸穴21a(本発明のケース貫通穴に対応)が設けられている。ベース突起部130aには、ケース丸穴21aに対向する位置にベース丸穴132(本発明のベース貫通穴に対応)が設けられている。
【0030】
このように実施例2の電力量計の構成によれば、ワイヤー23をコの字部131とケース丸穴21aとベース丸穴132とに通すことにより、ケース10とベース13とを封印することができる。従って、ケース10とベース13との封印効果をさらに高めることができる。
【実施例3】
【0031】
図8は、本発明の実施例3に係る電力量計の斜視図である。図9(a)、図9(b)は、本発明の実施例3に係る電力量計のケース10の分解斜視図、図9(c)、図9(d)は、ベース13の分解斜視図である。図10は、本発明の実施例3に係る電力量計のベース13のコの字部131aにワイヤー23を通してカバー19とベース13とを封印した状態を示す断面図である。
【0032】
図10に示す電力量計は、ベース13と、ケース10と、ベース13を覆うカバー19とを備える。ベース13には突起したコの字状をなしたコの字部131aが形成され、カバー19にはコの字部131aに対向する位置にカバー角穴191が設けられている。カバー角穴191にはコの字部131aが挿入されている。
【0033】
このように実施例3の電力量計の構成によれば、ワイヤー23をコの字部131aに通すことにより、カバー19とベース13とを封印することができる。
【実施例4】
【0034】
図11は、本発明の実施例4に係る電力量計の斜視図である。図12(a)、図12(b)は、本発明の実施例4に係る電力量計のケース10の分解図、図12(c)、図12(d)は、ベース13の分解図である。図13は、本発明の実施例4に係る電力量計のカバー穴192とベース穴133にワイヤー23を通してカバー19とベース13とを封印した状態を示す断面図である。
【0035】
実施例4に係る電力量計は、図8に示す実施例3に係る電力量計のカバー19とベース13との封印構造に、さらに、以下の構成が設けられている。即ち、図13に示すように、カバー19には角状のカバー穴192(本発明のカバー貫通穴に対応)を設けられ、ベース13にはカバー穴192に対向する位置にL字状をなすベース穴133(本発明のベース貫通穴に対応)が設けられている。このベース穴133は、ベース13の外部まで貫通している。
【0036】
このように実施例4の電力量計の構成によれば、ワイヤー23をコの字部131aとカバー穴192とベース穴133とに通すことにより、カバー19とベース13とを封印することができる。従って、カバー19とベース13との封印効果をさらに高めることができる。
【実施例5】
【0037】
図14は、本発明の実施例5に係る電力量計の斜視図である。図15(a)、図15(b)は、本発明の実施例5に係る電力量計のケース10の分解斜視図、図15(c)、図15(d)は、ベース13の分解斜視図である。図16は、本発明の実施例5に係る電力量計のベース13のコの字部131bにワイヤー23を通してケース10とカバー19aとを封印した状態を示す断面図である。
【0038】
図14に示す電力量計は、ベース13と、ケース10と、ベース13を覆うカバー19aとを備える。図15に示すように、ケース10には平板状のケース突起部20bが形成されている。
【0039】
カバー19aは、図16に示すように、平板からなり、ケース突起部20bを覆っている。ケース突起部20bにはケース穴21bが設けられており、カバー19aの、ケース穴21bに対向する位置にはカバー穴192が設けられている。
【0040】
また、ベース13には、ケース穴21bとカバー穴192とに挿入されるコの字部131bが形成されている。
【0041】
このように実施例5の電力量計の構成によれば、ワイヤー23をコの字部131bに通すことにより、カバー19aとケース10とを同時に封印することができる。
【実施例6】
【0042】
図17は、本発明の実施例6に係る電力量計の斜視図である。図18(a)、図18(b)は、本発明の実施例6に係る電力量計のケース10の分解斜視図、図18(c)、図18(d)は、ベース13の分解斜視図である。図19は、本発明の実施例6に係る電力量計のケース穴21dとカバー穴193とベース穴134とにワイヤー23を通して封印した状態を示す断面図である。
【0043】
実施例6に係る電力量計は、図14に示す実施例4に係る電力量計のカバー19aとケース10との同時封印構造に、さらに、以下の構成が設けられている。即ち、図19に示すように、カバー19bには角状のカバー穴193が設けられ、ケース10にはカバー穴193に対向する位置にケース穴21dが設けられている。ベース13にはケース穴21dに対向する位置にL字状をなすベース穴134が設けられている。ベース穴134は、ベース13の外部まで貫通している。
【0044】
このように実施例6の電力量計の構成によれば、ワイヤー23をコの字部131bとカバー穴193とケース穴21dとベース穴134とを通して、カバー19bとベース13とケース10とを封印することができる。従って、カバー19bとベース13とケース10との封印効果をさらに高めることができる。
【0045】
なお、本発明は、上述した実施例1乃至実施例6の電力量計に限定されるものではない。例えば、実施例1乃至実施例6の電力量計において、ワイヤー封印部22を複箇箇所に設け、各箇所のワイヤー封印部22が、ワイヤー23を通してカバー19とベース13とケース10との少なくとも2つを封印するようにしても良い。このようにすれば、第三者によるイタズラ防止効果を向上することができる。
【0046】
また、実施例1乃至実施例6の電力量計の2つ以上の実施例を組み合わせても良い。このようにすれば、さらに、効果が大となる。
【符号の説明】
【0047】
10 ケース
12 ねじ
13 ベース
14 回路部
15 表示部
16 導体部
17 センサ部
19,19a,19b カバー
20,20a,20b,20c ケース突起部
21 穴
21a ケース丸穴
21b,21c,21d ケース穴
18a,18b,22 ワイヤー封印部
23 ワイヤー
130,130a ベース突起部
131,131a,131b コの字部
132 ベース丸穴
133,134 ベース穴
190a カバー本体
190b カバー段部
191 カバー角穴
192,193 カバー穴
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22