【課題を解決するための手段】
【0021】
言及した本発明の目的は、独立請求項1による放射線検査システムを較正して動作させる方法により、および、請求項13に記載される必要不可欠な能力を有する放射線検査システムにより、達成される。本発明の詳細な特徴および別の開発される特性が従属請求項で定義される。
【0022】
本発明による方法が、走査線を放射する放射線源を備え、さらには、走査線を受信してそれらを検出器信号に変換する放射線検出器を備え、検出器信号に基づいて放射線画像を生成するプロセッサを備え、さらには、クローズドループで接続される同一のモジュール型セグメントを装備するモジュール型コンベヤチェーンを備える、放射線検査システムで使用されるように設計され、ここでは、検査下の物品が、走査線が通り抜ける空間を通るようにモジュール型コンベヤチェーン上で移送される。本発明によると、本方法は、コンベヤチェーンセグメントと、放射線検出器の固有の要因とによって本質的に生成される背景画像を上記の放射線画像から排除するタスクを達成する。その結果、コンベヤチェーンの干渉する背景画像なしで検査下の物品を示す出力画像が得られる。
【0023】
本質的には、本方法は、放射線検査システムの2つの動作モード、すなわち、較正モードおよび検査モードを包含する。
較正モードでは、放射線源および放射線検出器さらには画像データの影響を反映する、モジュール型セグメントのうちの少なくとも1つのモジュール型セグメントのためのデータが放射線検査システムによって取得され、デジタル処理されて較正データとされてテンプレート画像として放射線検査システムのメモリに記憶される。テンプレート画像はランダムに選択されるモジュール型セグメントの任意の1つに基づいてよい。しかし、製造公差を得るために、つまり、存在する可能性があるセグメント間のわずかなばらつきのために、複数のセグメントをサンプルとして抽出してそのデータを平均化することが望ましい場合がある。この場合、テンプレートは、複数のモジュール型セグメントの複合体、またはさらには、コンベヤチェーンのモジュール型セグメントのすべてを示すことができる。
【0024】
較正モードの第1のステップC1)では、放射線源の停止中にそれぞれのダイオード電流を測定することにより、検出器アレイの個別のフォトダイオードの暗部信号(dark signal)が決定される。各ダイオードのそれぞれの「暗部電流(dark current)」が暗部レベル値(dark−level value)としてメモリに記憶される。次いで、フォトダイオードのうちの任意のダイオードによりステップC2)およびI1)で取得されるすべての明度値に関して、そのダイオードに対する記憶されたそれぞれの暗部レベル値が測定されたダイオード電流から差し引かれ、放射線源が停止されている場合のすべてのダイオードに対して得られる正味の電流値がゼロとなる。
【0025】
較正モードの第2のステップC2)で、すぐ前のモジュール型セグメントおよび次のモジュール型セグメントの隣接する境界部分を含めたモジュール型セグメントの1つに対して、生セグメント画像データが取得される。生セグメント画像データは、データアレイ内で、隣のモジュール型セグメントの隣接する境界部分を含めたモジュール型セグメントの生セグメント画像として保持される。
【0026】
較正モードの第3のステップC3)で、ステップC2)で保持されたデータがデジタル処理されて正規化されたテンプレート画像とされ、この正規化されたテンプレート画像は、各々のモジュール型セグメントの放射線画像に等しく発生する少なくとも1つの明確に識別可能なフィーチャを基準とする。正規化されたテンプレート画像はプロセッサのメモリファイルにデジタル画像アレイとして記憶される。
【0027】
検査モードで、コンベヤチェーンの背景を含めた検査下の物品の放射線画像が放射線検査システムにより生デジタル画像データの形態で取得される。生画像データが以前に記憶されたテンプレート画像データの補助により演算処理され、コンベヤチェーンの干渉する背景を含まない物品のみの鮮明な出力画像となる。
【0028】
検査モードの第1のステップI1)で、放射線画像内で物品と少なくとも部分的に重なるすべてのコンベヤチェーンセグメントを含めた、一度に1つの物品の生放射線画像が取得される。生放射線画像が2次元データアレイで保持される。
【0029】
検査モードの第2のステップI2)で、生デジタル画像が演算処理され、少なくとも1つの明確に識別可能なフィーチャを基準とする正規化されたデジタル画像となり、この正規化されたデジタル画像および正規化されたテンプレート画像が少なくとも1つの明確に識別可能なフィーチャに対して一致するように関連付けられる。
【0030】
検査モードの第3のステップI3)で、正規化されたデジタル画像および正規化されたテンプレート画像が、正規化されたテンプレート画像に対応する修正を正規化されたデジタル画像に適用することにより正規化されたデジタル画像からコンベヤチェーンの背景を排除する演算プロシージャでマージされる。
【0031】
必要不可欠な概念および専門用語に言及した後で、ステップC1)、C2)、C3)、I1)、I2)、I3)の各々を以下でより詳細に説明する。
本方法は、コンベヤチェーンが同一のモジュール型セグメントのエンドレスループによって構成されるという事実を利用する。したがって、較正モードではモジュール型セグメントのうちの任意の1つのデータを取得、処理および記憶することで十分であり、通常は数百のセグメントを備えるチェーン全体のデータを取得することはなく、仮にそのようなデータを取得する場合には較正モードでそれに相応して時間が増大し、テンプレート画像データを記憶するために法外に高いメモリ能力が必要となる。
【0032】
本発明による方法は、好適には、空間的に集中する構成の放射線源を有する放射線検査システムを用いて実施され、つまり、規則的な間隔で配置されるフォトダイオードの線形アレイの形態の局所的なスポットサイズの放射線源および放射線検出器を用いて実施され、ここでは、放射線源および放射線検出器がモジュール型コンベヤチェーンを間にして互いの方を向き、ファン形状の平坦なバンドルの走査線が放射線源から放射線検出器まで発せられ、ファン形状の放射線バンドルおよびフォトダイオードの線形アレイがコンベヤチェーンの移動方向に対して実質的に垂直に延びる共通の走査平面にある。
【0033】
さらに、本発明の方法を実施するように動作可能である放射線検査システムでは、少なくとも、物品が走査平面を通って移動するときに、放射線源により放射線の連続ストリームのスキャナ放射線が生成されるとともに、検出器信号を生成するために放射線検出器がパルスによって起動され、ここでは、パルスのタイミングがコンベヤチェーンの移動に同期され、したがって、ファン形状の平坦なバンドルの放射線が放射線検出器の出力信号を生成するときの時点がコンベヤチェーンの一様な移動間隔に一致するようになる。このようなパルスは通常はロータリエンコーダまたはリニアエンコーダによって生成され得る。
【0034】
各々の個別のトリガーパルスで、検出器アレイの個別のフォトダイオードによって受信される放射線が実質的に等距離の画像ドットの線へと変換される。トリガーパルスがコンベヤチェーンの移動に同期されると、任意の一連の連続的トリガーパルスが画像ドットの一連の実質的に等距離の平行線を生成し、この得られる平行線が画像ドットの線およびカラムのラスタとなり、ここでは、画像ドットの各線がコンベヤチェーンの移動運動の所与の点で発生するトリガーパルスに関連付けられ、画像ドットの各カラムがフォトダイオードの線形アレイ内の特定のフォトダイオードに関連付けられる。ラスタ内の各画像ドットは、コンベヤチェーンの移動方向に対して垂直な方向のラスタ間隔に関するラスタ座標xと、コンベヤチェーンの移動方向のラスタ間隔に関するラスタ座標yとを基準としてよく、x/y座標系の原点はラスタ線とラスタカラムとの任意に選択される交差点のところに配置されてよく、これは例えば、フォトダイオードアレイの一方の端部のところにあるフォトダイオードに関連付けられるラスタカラムに対してx=0を割り当て、走査平面を通って物品が移動するときの有限時間に記録される最初のラスタ線に対してy=0を割り当てることによってなされる。ラスタ内の各画像ドットは明度値B(x、y)のデジタル形態で表現され得る明度レベルによって個別に特徴付けられ、すべての明度値B(x、y)の全体が処理されて2次元データアレイとして記憶され得る。
【0035】
ラスタの位置(x、y)における画像ドットの明度値B(x、y)は以下のファクタによって決定される:
1.検出器アレイ内の各フォトオードの個別の異なる暗部信号および光感受性;
2.ファン形状の放射線バンドルの供給源から各フォトダイオードまでの個別の異なる距離;
3.コンベヤチェーンに吸収されることを原因とする、放射線源から各フォトダイオードまでの線経路に沿う、個別に異なる放射線強度の損失量;
4.検査下の物品に吸収されることを原因とする、放射線源から各フォトダイオードまでの線経路に沿う、個別に異なる放射線強度の損失量。
【0036】
したがって、本発明による方法は、生放射線画像すなわち未処理の放射線画像の4つの決定ファクタのうちの最初の3つを相殺するタスクを実施することが可能であると言うことができ、したがって、得られる処理された画像は、検査下の物品に実際に吸収された放射線の量のみを示す。
【0037】
本発明の好適な実施形態では、各モジュール型セグメントが、放射線に対する実質的に一様な高い透過度を有する実質的に平坦で比較的狭い領域を有する。この平坦領域は実質的に長方形形状であり、コンベヤチェーンの全幅にわたってx方向に延在し、また、1つのヒンジから次のヒンジまでy方向に延在する。放射線画像では、モジュール型セグメントの平坦領域が明るい領域として現れ、それに対して各々のモジュール型セグメントの放射線画像に等しく見られる上で言及した明確に識別可能なフィーチャがヒンジの画像を示す暗色ストライプで構成され、したがって、放射線検査システムの動作中に取得される任意の放射線画像では、一連のモジュール型セグメントが、コンベヤチェーンの移動方向を横断して延びる明暗の平行なストライプのパターンを形成する。
【0038】
モジュール型セグメントの平坦な部分およびヒンジが明暗の平行なストライプの放射線画像を生成するような、本発明のこのような実施形態に関して、本発明による方法のステップC1)、C2)、C3)、I1)、I2)、I3)を以下のようにより具体的に定義することができる:
較正モードのステップC1)が以下のオペレーションを伴う:
− 放射線源を停止させること、
− フォトダイオードの線形アレイの各ダイオードに対してダイオード電流を測定すること、
− アレイ位置xのところにあるダイオードに対して、ダイオード電流をデジタル化して暗部信号D(x)として1次元メモリアレイに記憶すること。
【0039】
較正モードの次のステップC2)が以下のオペレーションを伴う:
− 放射線源を動作させてコンベヤチェーンの移動を開始すること;
− モジュール型セグメントをすぐ前のモジュール型セグメントおよび次のモジュール型セグメントに接続するヒンジを示す2つの暗ストライプの全範囲を含めてモジュール型セグメントのうちの1つを包含する生セグメント画像データを取得し、2次元データアレイRSI(x、y)として生セグメント画像データを収集することであり、ここでは、例えば、フォトダイオードアレイの一方の端部のところにあるフォトダイオードに関連付けられるラスタカラムに対してx=0を割り当て、生セグメント画像データを取得するときに記録されるラスタドットの最初の線に対してy=0を割り当てることにより、x/y座標系の原点が画定され得る。
【0040】
較正モードのステップC3)が以下の一連の算術演算を伴う:
− 各x/y位置に対して、正味のセグメント画像値NSI(x、y)を得るために、生セグメント画像値RSI(x、y)から暗部信号D(x)を差し引くこと;
− データアレイNSI(x、y)内で、暗色ストライプを示す部分を特定すること;
− 暗色ストライプの間の明るい領域を特定し、上記の明るい領域内の各x位置に対して正味のセグメント画像値NSI(x、y)を平均化することにより線形較正アレイL(x)を計算すること;
− 各フォトダイオード位置xに対してゲイン係数G(x)=k/L(x)を計算することであり、ここでは、kは正規化係数(例えば、8ビットデータの場合はk=255)である;
− 正規化されたセグメント画像値NOS(x、y)=G(x)×NSI(x、y)を得るために、それぞれのx位置に対して、すべての正味のセグメント画像値NSI(x、y)にゲイン係数G(x)を掛け合わせること;
− 正規化されたセグメント画像値NOS(x、y)に基づき、各々の2つの暗色ストライプ内で、y方向のラスタ間隔の一部における画像強度重み付き(image−intensity−weighted)のセントロイドライン(centroid line)を計算すること;
− 正規化されたセグメント画像値NOS(x、y)を、正規化された座標ラスタ(x、y
n)を基準とした正規化された較正テンプレート値NCT(x、y
n)へと変換し、ここでは、座標y
nがセントロイドラインから始まり、2つのセントロイドラインの間の周期的な間隔(または、その一部)を基準として縮尺を決定され、またここでは、正規化された各較正テンプレート値NCT(x、y
n)に割り当てられる明度値が、隣接し合う正規化されたセグメント画像値NOS(x、y)を補間することにより得られる;
− 正規化された較正テンプレート値NCT(x、y
n)をデジタルテンプレート画像としてメモリアレイに記録すること。
【0041】
正規化された座標ラスタ(x、y
n)は、テンプレート画像のためのフレームを提供し、さらには、テンプレート画像内の各ラスタドットのための登録手段を提供するという点において、本発明の基本的な態様である。フレームは、隣り合うモジュール型セグメントに取り付けられるヒンジを示す2つのセントロイドラインと、検出器アレイの最初のダイオードおよび最後のダイオードをそれぞれ示すラスタドットの2つの境界カラムとによって形成される。ファン形状の平坦なバンドルの放射線がコンベヤチェーンの両方側のその幅の外側まで延びると、テンプレートのx座標の原点x=0および終点x=n(ここでは、n+1が検出器アレイ内のフォトダイオードの数である)が、コンベヤチェーンの両側のその幅の外側に位置する。つまり、テンプレート画像は、コンベヤチェーンのモジュール型セグメントのみではなく、撮像線が通り抜けるところの、コンベヤチェーンの両側の追加の幅の空気空間も示す。ラスタ間隔さらにはy
n軸の原点は任意に選択され得、これは例えば、テンプレートフレームを形成するセントロイドラインの間の間隔の1/100としてy
n縮尺間隔を定義し、走査平面を通過する最初のヒンジを示すセントロイドラインに対してy
n=0を割り当て、テンプレートフレームの反対側の境界に対してy
n=100を割り当てることによりなされ、テンプレートフレームの反対側の境界は同時に次のモジュール型セグメントのためのテンプレート座標y
n=0を示す。
【0042】
本明細書では検査モードと称される通常動作モードでは、走査平面を通過する各物品に対して直接に連続的に以下のステップが実施される:
ステップI1)が以下のオペレーションを含む:
− 走査平面に対して物品が接近することを感知すること;
− 放射線画像内で物品と少なくとも部分的に重なるすべてのコンベヤチェーンの全範囲を含めた物品の生放射線画像を取得し、生の明度値のデータアレイRID(x、y)の形態で生画像データを保持することであり、ここでは、x/y座標系がステップC2)に類似する手法で画定され得る。
【0043】
検査モードのステップI2)が以下のオペレーションを含む:
− 正味の画像データNID(x、y)を生成するために生画像データRID(x、y)から暗部信号D(x)を差し引くこと;
− 正規化される画像値NOI(x、y)=G(x)×NID(x、y)を得るために、それぞれのx位置に対して、すべての正味の画像値NID(x、y)にゲイン係数G(x)を掛け合わせること;
− データアレイNOI(x、y)内で、暗色ストライプを示す部分を特定し、検査下の物品の画像と重ならない暗色ストライプの部分に対して画像強度重み付きのセントロイドラインの計算を適用すること;
− 画像アレイNOI(x、y)を、下の背景内にある例えば最初の完全なモジュール型セグメントを示すテンプレート画像の座標ラスタ(x、y
n)を基準としたテンプレート基準の画像アレイTRI(x、y
n)へと変換することであって、ここでは、隣接し合う正規化された画像データ値NOI(x、y)を補間することにより、テンプレート基準の画像アレイTRI(x、y
n)内の各ラスタドットに割り当てられる明度値が得られる。
【0044】
検査モードのステップI3)が以下のオペレーションを含む:
− テンプレート基準のデジタル画像からヒンジの背景を排除する演算プロシージャで、テンプレート基準の画像アレイTRI(x、y
n)と正規化された較正テンプレートアレイNCT(x、y
n)とをマージすることであり、ここでは、各ラスタ位置(x、y
n)に対して、較正テンプレートアレイの対応する値NCT(x、y
n)に基づいてそれぞれのピクセル値TRI(x、y
n)が個別に修正され、モジュール型コンベヤチェーンの背景を含まない物品の最終的な放射線画像が得られる;
− 物品内に含有される可能性がある異物などの不規則なものの存在に関して最終的な放射線画像を分析すること。
【0045】
本発明の範囲はまた、上述の説明に含まれる態様のうちの任意の態様に従って本方法を実施するための必要不可欠な特徴および能力を備える放射線検査システムを包含する。具体的には、本発明による放射線検査システムは、一方で、同一のモジュール型セグメントを備えるモジュール型コンベヤチェーンであって、ここでは、同一のモジュール型セグメントの各々が、放射線画像内で明確に識別される目立つ画像フィーチャとして現れる少なくとも1つの要素を備える、モジュール型コンベヤチェーンを備え、さらに一方で、明確に識別される目立つ画像フィーチャに基づいてモジュール型セグメントの正規化されたテンプレートラスタおよびテンプレート画像を確立することができ、さらに、検査下の物品の画像からコンベヤチェーンの背景を排除するタスクにテンプレートを適用することができるプロセッサを装備する。
【0046】
放射線検査システムの好適な実施形態では、少なくとも1つの明確に識別される目立つ画像フィーチャが、モジュール型コンベヤチェーンの放射線画像内で平行な等距離の暗色ストライプで構成され、ここでは、暗色ストライプが、各モジュール型チェーンセグメントをコンベヤチェーンのエンドレスループ内の前のセグメントおよび次のセグメントに接続させるヒンジを示す。
【0047】
さらに、好適には、各モジュール型セグメントが、放射線に対する実質的に一様な高い透過度を有する実質的に平坦で比較的狭い領域を有する。この平坦領域は実質的に長方形形状であり、コンベヤチェーンの全幅にわたってx方向に延在し、また、1つのヒンジから次のヒンジまでy方向に延在する。放射線画像では、モジュール型セグメントの平坦領域が明るい領域として現れ、したがって、放射線検査システムの動作中に取得される任意の未処理の放射線画像内で、一連のモジュール型セグメントが、コンベヤチェーンの移動方向を横断して延びる明暗の平行なストライプのパターンを形成する。
【0048】
放射線検査システムの好適な実施形態では、放射線はX線で構成される。その理由は、可視光線に対して不透過性である物体を透過する能力を有するからである。検出器アレイのフォトダイオードは、X線より長い波長を有する光に対して最も高いスペクトル感受性を有することから、好適には、X線を、フォトダイオードのスペクトル感受性に適合する波長の光へと変換するように設計される蛍光性コーティングを担持する。
【0049】
特定の実施形態および本発明の詳細の以下の説明は添付図面の補助を受ける。