(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
筐体の内部に、基板と、上記基板の一方の面に実装された発熱体と、上記基板を挟んで上記発熱体と対向する、該基板の他方の面に設置された伝熱材と、この伝熱材に接する放熱板とを備え、
上記筐体の第1面に、フィンが複数並ぶフィン構造を有し、隣り合う上記フィンの間隔が該第1面を貫通する通気口となっている第1通気部が設けられ、上記放熱板と上記第1通気部とが接し、上記放熱板が上記通気口を介して外気に触れていることを特徴とする電子機器。
上記筐体の内部には、上記第2面に近接してNFC(Near Field Communication)素子が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態を
図1〜
図10に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0010】
〔実施の形態1〕
図1は、実施の形態1において、通信装置20を、その裏面側半分を切り取った状態で裏面側から視た斜視図である。
図2(b)は、実施の形態1における、通信装置20の第1面1を含む斜視図である。
図2(c)は、実施の形態1における、通信装置20の第5面5(正面)を含む斜視図である。
図3は、実施の形態1にかかる通信装置20の奥行き方向(正面である第5面5から裏面である第6面6に向かう方向)の構成を示す断面図である。
【0011】
(通信装置20の構成)
図1〜
図3に示すように、通信装置20(電子機器)の筐体10は、例えば、直方体形状であり、互いに平行な第1面1および第2面2、第1面1に垂直かつ互いに平行な第3面3および第4面4、第1面1および第3面3に垂直かつ互いに平行な第5面5および第6面6を有する。
【0012】
通信装置20においては、第1面1の面積=第2面2の面積>第5面5の面積=第6面6の面積>第3面3の面積=第4面4の面積となっており、
図2に示すように、第5面5が正面、第6面6が裏面である。
【0013】
第1面1には、筐体外部から筐体内部に至る(第1面1を貫通する)複数の通気口11hを含む第1通気部11と、突起19a〜19dとが設けられる。第1通気部11は、第5面(正面)に平行なフィンfが複数並ぶフィン構造(横フィン構造)であり、隣り合うフィンfの間隙が通気口11hとなっている。また、突起19a〜19dは、第1面1の4角近傍に配されており(
図2(b)参照)、通信装置20は、突起19a〜19dを4脚とし、第1面1が下面で第2面2が上面となる横置きが可能である。この横置きでは第3面3および第4面4が両側面となる。
【0014】
第2面2には、筐体外部から筐体内部に至る(第2面2を貫通する)複数の通気口12hを含む第2通気部12が設けられる。第2通気部12は、第3面3から第4面4に向かう方向と平行なスリットが複数並ぶスリット構造(横スリット構造)であり、各スリットが通気口12hとなっている。
【0015】
図1〜
図2に示すように、第3面3には、筐体外部から筐体内部に至る(第3面3を貫通する)複数の通気口を含む第3通気部13が設けられる。第3通気部13は、第1面1から第2面2に向かう方向と平行なスリットが複数並ぶスリット構造である。
【0016】
図2(a)に示すように、第6面6(裏面)には、電源スイッチ22と、外部端子接続部23とが設けられる。
【0017】
図2(c)に示すように、第5面5(正面)には、リモコン受光部24と、筐体外部から筐体内部に至る複数の通気口を含む正面通気部15が設けられる。正面通気部15は、第1面1から第2面2に向かう方向と平行なスリットが複数並ぶスリット構造である。
【0018】
筐体10の内部には、第1面1および第2面2と平行に配置された基板7と、基板7のおもて面に実装された回路チップ14およびコネクタ16と、基板7の裏面に接し、基板7を挟んで回路チップ14と向かい合う(対向する)ように配された伝熱材8と、伝熱材8に接する放熱板9と、回路チップ14上に設けられた剣山型ヒートシンク18と、コネクタ16に接続され、基板7と平行に配された板状の低耐熱性素子17と、第2面2の裏側(筐体内部側)に配されたNFC(Near Field Communication)基板21とが備けられる。なお、NFC基板21にはNFC素子(図示せず)が設けられている。
【0019】
回路チップ14はプロセッサ等の発熱体である。また、放熱板9は、鉄、アルミ、銅、ステンレス等の金属材料で構成され、筐体10内において基板7等をサポートする機能も有している。
【0020】
放熱板9は第1通気部11に接するように配されており、放熱板9が第1通気部11の複数の通気口11hを介して外気に触れる。
【0021】
また、第2通気部12は、回路チップ14およびヒートシンク18を挟んで第1通気部11と向かい合うように設けられている。
【0022】
また、第1通気部11および第2通気部12で挟まれた排熱空間は、第3面3よりも第4面4の方に近くなっており、低耐熱性素子17およびNFC基板21は、排熱空間よりも第3面側に位置している。
【0023】
(通信装置20の効果)
通信装置20では、放熱板9が第1通気部11の複数の通気口11hを介して外気に触れることになるため、回路チップ14から伝熱材8を介して放熱板9に伝わった熱を直接外気に逃がすことができる。また、放熱板9から第1通気部11に伝わった熱を通気口11hを介して外気に逃がすことができる。これにより、通信装置20における放熱効果を高めることができる。
【0024】
通信装置20では、第1面1に突起19a〜19dが設けられているため、第1面1を下面とする横置き時に筐体10と載置面との間に隙間を確保し、第1通気部11の通気性能を担保することが可能である。したがって、第1通気部11が障害物やホコリ等によって塞がれるおそれが少なくなり、高い放熱効果を担保することができる。なお、筐体10と載置面の隙間は3〜5mmあるいはそれ以上が好ましい。
【0025】
通信装置20では、第2面2の第2通気部12が、回路チップ14およびヒートシンク18を挟んで第1通気部11と向かい合うように設けられているため、回路チップ14の熱を、熱対流によって基板おもて面側に位置する第2通気部12からも逃すことができ、放熱効果をより高めることができる。また、第1通気部11の通気口11hが何らかの理由で塞がれたりしても第2通気部12の通気口12hから放熱が可能であり、第2通気部の通気口12hが何らかの理由で塞がれても第1通気部の通気口11hから放熱が可能である。
【0026】
通信装置20では第2面2の裏側にNFC基板21が設けられている。近距離通信の特性からNFC基板21は筐体上面となる第2面2に近接して設ける必要があるが、筐体下面となる第1面1の第1通気部11から放熱され、第2面12近傍の高温上昇が抑制される本実施の形態は、一般的に低耐熱性であるNFC素子の信頼性担保に大変有利である。
【0027】
通信装置20では、第1通気部11および第2通気部12で挟まれた排熱空間よりも第3面側に位置するように低耐熱性素子17およびNFC基板21が設けられている。このように、低耐熱性素子17およびNFC基板21を排熱空間から離隔して配置することで低耐熱性素子17およびNFC基板21が受ける熱の影響を抑え、これらの信頼性を高めることができる。
【0028】
また、低耐熱性素子17はコネクタ16によって基板7からも離隔して(基板7とは別平面に)配されるため、低耐熱性素子17が受ける熱の影響をさらに抑え、その信頼性をより高めることができる。
【0029】
通信装置20では、第1通気部11はフィン構造を有しているため、第1通気部11と外気との接触面積を増やすことができ、放熱板9から第1通気部11に伝わった熱を速やかに外気に逃がすことができる。また、フィン構造はホコリ等が詰まりにくいという利点もある。
【0030】
〔実施の形態2〕
図4は、実施の形態2において、サポート台30および通信装置20を、それぞれの正面側半分を切り取った状態で正面側から視た斜視図である。
図5は、実施の形態2における、通信装置20のサポート台30への取り付け方を示す斜視図である。
図6は、実施の形態2において、サポート台30および通信装置20を裏面側から視た斜視図である。
【0031】
図4に示すように、通信装置20は、第3面3を下面として、サポート台30に保持させることで縦置きが可能となる。
【0032】
図5に示すように、サポート台30は、載置面に接する板状の水平部31と、水平部31の端部から垂直に立ち上がる長方形形状の壁部32(保持部)とを備え、壁部32の4角には、固定穴39a〜39dが設けられている。
【0033】
なお、
図5に示したサポート台の構成は一例に過ぎず、通信装置20の第3面3下面とし、第1面1を鉛直方向に保持できるような構成であればよい。
【0034】
そして、通信装置20の第1面1の複数の突起19a〜19dを、固定ネジ35a〜35dを用いて、壁部32の固定穴(取り付け部)39a〜39dに取り付けることで、
図6に示すように、第3面3と水平部31との間の隙間g、および第1面1と壁部32との間の隙間Gそれぞれを形成しながらサポート台30に通信装置20を保持させることができる。なお、隙間Gあるいは隙間gそれぞれは、3〜5mmあるいはそれ以上が好ましい。
【0035】
さらに、壁部32には、第1通気部11に対応する位置に開口33が設けられている。
【0036】
通信装置20をサポート台30に取り付けた縦置き時においては、ギャップGおよび開口33によって第1通気部11の通気性能が担保されため、
図4に示すように、放熱板9が第1通気部11の複数の通気口11hを介して外気に触れることとなり、回路チップ14から伝熱材8を介して放熱板9に伝わった熱を直接外気に逃がすことができる。また、放熱板9から第1通気部11に伝わった熱を通気口11hを介して外気に逃がすことができる。これにより、通信装置20における放熱効果を高めることができる。さらに、第1通気部11の通気性能を担保しながら、第1面1を側面とする縦置きが可能となることで、第1通気部11が障害物やホコリ等によって塞がれるおそれが少なくなり、高い放熱効果を担保することができる。
【0037】
また、
図4に示すように、縦置き時には隙間gによって第3通気部13の通気性能が担保されるため、
図4に示すように、第3通気部13から第2通気部12に至る空気の流れ(熱対流)によって放熱効果をより高めることができる。
【0038】
通信装置20では、第1通気部11および第2通気部12で挟まれた排熱空間は、第3面3よりも第4面4の方に近く、この排熱空間よりも第3面3側に位置する空間に低耐熱性素子17およびNFC基板21が設けられている。
【0039】
したがって、
図4・5のような縦置き時には排熱空間が筐体上方に位置し、低耐熱性素子17およびNFC素子は熱の影響が少ない筐体下方に位置するため、低耐熱性素子17およびNFC素子の信頼性を高めることができる。
【0040】
また、通信装置20をサポート台30に取り付けた縦置き時においては、第1面1の突起19a〜19dが壁部32によって隠され、美観にも優れる。
【0041】
また、壁部32と第1面1とのギャップGによって第1面1全体からの放熱が可能となっている。
【0042】
〔実施の形態3〕
図7は、実施の形態3において、実施の形態3にかかる通信装置20の奥行方向(正面である第5面5から裏面である第6面6に向かう方向)の構成を示す断面図である。
図7に示すように、通信装置20の第1通気部11をスリット構造(横スリット構造)とする、すなわち、筐体10の第1面1に、第3面3から第4面4に向かう方向のスリットを複数形成し、各スリットを通気口11hとすることもできる。
【0043】
〔実施の形態4〕
図8は、実施の形態4において、サポート台30および通信装置20を、裏面に平行な面で切断したときの(裏面側から視た)断面図である。
図8に示すように、実施の形態3にかかる通信装置20(第1通気部11をスリット構造としたもの)を実施の形態2にかかるサポート台30に保持させることで縦置きとすることができる。
【0044】
〔実施の形態5〕
図9は、実施の形態5にかかる通信装置20の横方向(一側面である第3面3から他側面である第4面4に向かう方向)の構成を示す断面図である。
図9に示すように、通信装置20の筐体10内にNFC基板を設けずに、それ以外については、実施の形態1と同様とする構成も可能である。
【0045】
〔実施の形態6〕
図10は、実施の形態6において、通信装置20を、その裏面側半分を切り取った状態で裏面側から視た斜視図である。
図10に示すように、筐体10の第1通気部11の構造を縦スリット構造とする、すなわち、筐体10の第1面1に、正面から裏面に向かう方向と平行なスリットを複数形成し、各スリットを通気口11hとすることもできる。この場合、
図10に示すように、筐体10の第2通気部12の構造を、通信装置20の正面から裏面に向かう方向と平行なスリット構造(縦スリット構造)としてもよいし、実施の形態1(
図1参照)のように横スリット構造としてもよい。
【0046】
〔実施の形態7〕
本発明の実施の形態は上記のものに限定されない。第1面1の第1通気部11をフィン構造やスリット構造ではなく、網構造とすることもできる。こうすれば、放熱板9と外気との距離が小さくなり、放熱板9の熱をより直接的に外気に逃がすことができる。また、第1面1に複数のパンチ穴を形成したような構造とすることもできる。
【0047】
また、通信装置20の第3面3に自立用(縦置き用)のサポート部材等を設けたり、第3面3を縦置き可能となるような形状としたりすることで、通信装置20を、サポート台なしに(通信装置20単体で)縦置き可能な構成とすることもできる。
【0048】
また、第1〜第3通気部(11〜13)および正面通気部15それぞれの通気口は1以上あればよく、複数に限定されない。
【0049】
[まとめ]
本発明の態様1にかかる電子機器(通信装置20)は、筐体(10)の内部に、基板(7)と、上記基板(7)の一方の面に実装された発熱体(回路チップ14)と、上記基板(7)を挟んで上記発熱体(14)と対向する、該基板(7)の他方の面に設置された伝熱材(8)と、この伝熱材(8)に接する放熱板(9)とを備え、上記筐体(10)の第1面(1)に、該第1面(1)を貫通する通気口(11h)を含む第1通気部(11)が設けられ、上記放熱板(9)と上記第1通気部(11)とが接していることを特徴とする。
【0050】
上記構成においては、放熱板が第1通気部の複数の通気口を介して外気に触れることになるため、発熱体から伝熱材を介して放熱板に伝わった熱を直接外気に逃がすことができる。また、放熱板から第1通気部に伝わった熱を通気口を介して外気に逃がすことができる。これにより、電子機器における放熱効果を高めることができる。
【0051】
本発明の態様2にかかる電子機器(通信装置20)は、上記第1面(1)が下面である状態、および、側面である状態のいずれでも設置可能であることを特徴とする。
【0052】
上記構成によれば、第1通気部が障害物やホコリ等によって塞がれるおそれが少なくなり、高い放熱効果を担保することができる。
【0053】
本発明の態様3にかかる電子機器(通信装置20)においては、上記筐体は、上記第1面と向かい合う第2面を含み、上記第2面(2)に、該第2面(2)を貫通する通気口(12h)を含む第2通気部(12)が、上記発熱体(回路チップ14)と対向するように設けられていることを特徴とする。
【0054】
上記構成によれば、発熱体の熱を、熱対流によって基板の一方の面(実装面)側に位置する第2通気部からも逃すことができ、放熱効果をより高めることができる。また、第1通気部の通気口が何らかの理由で塞がれても第2通気部の通気口から放熱が可能であり、第2通気部の通気口が何らかの理由で塞がれても第1通気部の通気口から放熱が可能である。
【0055】
本発明の態様4にかかる電子機器(通信装置20)は、上記筐体(10)内部に、上記第2面(2)に近接してNFC(Near Field Communication)素子が設けられていることを特徴とする。
【0056】
上記構成においては、筐体の第1面に設けられた第1通気部から放熱され、第2面近傍の高温上昇が抑制される。上面となる第2面近傍の高温上昇が抑制されることは、近距離通信の特性から上面に近接して設ける必要があり、かつ一般的に低耐熱性であるNFC素子の搭載に好都合であり、NFC素子の信頼性が高められる。
【0057】
本発明の態様5にかかる電子機器(20)においては、上記筐体は、上記第1面(1)および上記第2面(2)を接続し、かつ、互いに対向する第3面(3)および第4面(4)とを含み、上記第3面(3)に、該第3面(3)を貫通する通気口を含む第3通気部(13)が設けられていることを特徴とする。
【0058】
上記構成によれば、上記第3面を下面とする縦置き時に、第3通気部から第2通気部に至る空気の流れによって放熱効果をより高めることができる。
【0059】
本発明の態様6にかかる電子機器(通信装置20)は、上記第1および第2通気部(11・12)で挟まれた排熱空間は、第3面(3)よりも第4面(4)の方に近いことを特徴とする。
【0060】
上記構成では、上記排熱空間よりも第3面側に位置する空間に低耐熱性素子や一般的に低耐熱性であるNFC素子を設けることで、低耐熱性素子やNFC素子を排熱空間から離隔することができ、さらに、上記第3面を下面とする縦置き時に上記排熱空間が筐体上方に位置し、低耐熱性素子やNFC素子を熱の影響が少ない筐体下方に配することができる。これにより、低耐熱性素子やNFC素子の信頼性を高めることができる。
【0061】
本発明の態様7にかかる電子機器(通信装置20)は、筐体内部には、上記排熱空間よりも第3面(3)側に位置するようにNFC(Near Field Communication)素子が設けられていることを特徴とする。
【0062】
上記構成では、一般的に低耐熱性であるNFC素子を排熱空間から離隔することができる。さらに、上記第3面を下面とする縦置き時に上記排熱空間が筐体上方に位置し、NFC素子を熱の影響が少ない筐体下方に配することができる。これにより、NFC素子の信頼性が高められる。
【0063】
本発明の態様8にかかる電子機器(通信装置20)は、上記筐体(10)の外部方向へ突出した複数の突起(19a〜19d)が上記第1面(1)に設けられていることを特徴とする。
【0064】
上記構成によれば、上記第1面を下面とする横置き時に、載置面と筐体との間に隙間を確保することができ、高い放熱効果を担保することができる。
【0065】
本発明の態様9にかかる電子機器(通信装置20)は、上記第1通気部(11)がフィン構造を有していることを特徴とする。
【0066】
上記構成では、上記第1通気部と外気との接触面積を増やすことができ、放熱板から第1通気部に伝わった熱を速やかに外気に逃がすことができる。また、フィン構造はホコリ等が詰まりにくいという利点もある。
【0067】
本発明の態様10にかかる電子機器(通信装置20)は、上記第1通気部(11)が網構造を有していることを特徴とする。
【0068】
上記構成では、放熱板と外気との距離が小さくなり、放熱板の熱をより直接的に外気に逃がすことができる。
【0069】
本発明の態様11にかかるサポート台(30)は、本発明の態様5記載の電子機器(通信装置20)を保持するサポート台であって、載置面に接する水平部(31)と、上記電子機器(通信装置20)を上記第3面が底面となるように保持する保持部(壁部32)とを備えることを特徴とする。
【0070】
上記構成によれば、電子機器の第3面と水平部との間の隙間、および第1面と保持部との間の隙間それぞれを形成しながらサポート台に電子機器を保持させることができ、縦置き時における第1および第3通気部の通気性能を担保することができる。
【0071】
本発明の態様12にかかるサポート台(30)においては、上記保持部(32)は、上記第1通気部(11)を露出させる構造を有することを特徴とする。
【0072】
このように、第1通気部を露出させることで、第1通気部の通気性能をより高めることができる。
【0073】
本発明の態様13にかかるサポート台(30)においては、上記電子機器(通信装置20)の第1面(1)に複数の突起(19a〜19d)が設けられ、上記保持部(壁部32)には、上記複数の突起(19a〜19d)を取り付けるための複数の取り付け部(固定穴39a〜39d)が設けられていることを特徴とする。
【0074】
上記構成によれば、第1面の複数の突起によって第1面と保持部との間の隙間を形成しつつ、これら突起を隠すことができ、美観性も向上する。
【0075】
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、上記実施の形態を技術常識に基づいて適宜変更したものやそれらを組み合わせて得られるものも本発明の実施の形態に含まれる。