(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6386885
(24)【登録日】2018年8月17日
(45)【発行日】2018年9月5日
(54)【発明の名称】自動プログラミング装置および加工プログラム作成方法
(51)【国際特許分類】
G06F 17/50 20060101AFI20180827BHJP
B21D 5/01 20060101ALI20180827BHJP
B21D 28/36 20060101ALN20180827BHJP
【FI】
G06F17/50 602J
B21D5/01 Z
G06F17/50 624B
G06F17/50 680C
!B21D28/36 Z
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-230622(P2014-230622)
(22)【出願日】2014年11月13日
(65)【公開番号】特開2016-95621(P2016-95621A)
(43)【公開日】2016年5月26日
【審査請求日】2017年8月9日
(73)【特許権者】
【識別番号】390014672
【氏名又は名称】株式会社アマダホールディングス
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】川端 寿明
【審査官】
松田 直也
(56)【参考文献】
【文献】
特開2002−336911(JP,A)
【文献】
特開2012−078894(JP,A)
【文献】
特開2001−209417(JP,A)
【文献】
金森 康孝、真下 尚久、畑仲 圭介,板金製造のIT化による生産性向上,三菱電機技報,日本,三菱電機エンジニアリング株式会社,2010年12月25日,第84巻,第12号,p.31〜34
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 17/50
B21D 5/01
B21D 28/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
加工機によって被加工部材を加工してパーツを作成する加工システムにおいて、前記パーツの情報および前記被加工部材の情報に基づいて前記加工機の加工プログラムを作成する自動プログラミング装置であって、
外部より中間フォーマットの展開図を取り込むための入力手段と、
前記中間フォーマットの展開図の要素を、加工プログラム作成処理で必要な板金加工属性に分類して認識する展開図抽出処理を実行する制御手段と、を有し、
前記展開図抽出処理が、パーツ郡が枠で囲われた展開図の場合、前記パーツを示す要素を含むパーツループを検出して前記パーツを認識する処理を有することを特徴とする自動プログラミング装置。
【請求項2】
前記展開図抽出処理が、前記認識したパーツの外側に存在するループを、前記パーツ郡を囲む枠として検出する処理を有することを特徴とする請求項1に記載の自動プログラミング装置。
【請求項3】
前記パーツを示す要素が、曲げ線、ケガキ線、スリット線、成形または特型の情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の自動プログラミング装置。
【請求項4】
前記展開図抽出処理が、
曲げ線、ケガキ線、スリット線、成形または特型の要素を認識する板金加工属性認識処理と、
前記板金加工属性認識処理で変換されなかった線および円弧を対象に、連続したループを群認識するループ認識処理と、
前記板金加工属性認識処理で認識された曲げ線、ケガキ線、スリット線、成形または特型からなる前記パーツを示す要素を含むパーツループを検出するパーツループ認識処理と、
前記パーツループを含むか否かを判定する処理と、
前記パーツループを含む場合、認識したパーツの更に外側に存在するループを検出して枠としてレイアウト情報に登録する枠認識処理と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の自動プログラミング装置。
【請求項5】
加工機によって被加工部材を加工してパーツを作成する加工システムにおいて、コンピュータよりなる自動プログラミング装置により、前記パーツの情報および前記被加工部材の情報に基づいて前記加工機の加工プログラムを作成する方法であって、
前記コンピュータにより、外部から中間フォーマットの展開図を取り込む工程と、
前記コンピュータにより、前記中間フォーマットの展開図の要素を、加工プログラム作成処理で必要な板金加工属性に分類して認識する展開図抽出処理を実行する工程と、を有し、
前記展開図抽出処理が、パーツ郡が枠で囲われた展開図の場合、前記パーツを示す要素を含むパーツループを検出して前記パーツの認識を行う処理を有することを特徴とする加工プログラム作成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、CAD機能およびCAM機能を有する自動プログラミング装置に関し、特に、枠で囲われたパーツ群がレイアウトされている展開図の場合でも、確実に所定パーツの認識を行うことができる加工プログラム作成方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、図面データを基に、自動プログラミング装置のCAD/CAMにより展開図を展開し、NCデータを作成し、製品の形状・特性に適した加工を行うブランク加工システムやベンディング加工システムが知られていた。
【0003】
このような加工システムでは、オペレータは、自動プログラミング装置のCAD機能を用いて、加工プログラムを得るための展開図を生成した後に、CAM機能により、CADで生成した展開図に対して適切な割り当てを行い、加工プログラムを作成して送信していた。
【0004】
外部から中間フォーマットで取り込んだ展開図は、線、円や円弧の要素が分類されず存在しているので、加工プログラム作成の前処理として、展開図の要素を加工プログラム作成処理で必要な外形線(パーツ)、穴、成形、特型、曲げ線、ケガキ線または、スリット線などの板金加工属性に分類して認識する展開図抽出を行うようにしていた(
図9参照)。
図9は、展開図の要素を板金加工属性に分類して認識する展開図抽出処理の説明図である。
【0005】
その展開図抽出において、線変換処理およびシンボル認識処理で変換されなかった線および円弧を対象に、連続した経路(ループ)を認識し、図面の一番外側に位置するループを外形路、その内側に含まれるループを内経路(穴)と認識することでパーツとその穴を認識するパーツ認識処理が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−209665号公報
【特許文献2】特開2000−105779号公報
【特許文献3】特開2001−101237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一般に、パーツ認識処理においては、一番外側のループを外形路、その内側の内経路を穴とするが、その穴の更に内側にループがある場合、それを別のパーツの外形路、その内側のループを穴と順番に認識するパーツインパーツ方式が取られていた。
【0008】
一方で、CAD上で比較的小さいパーツ群がレイアウトされている場合、そのパーツ群が、ブランク加工等でまとめて搬出するための枠で更に囲われている場合がある。
【0009】
そこで、例えば、
図10(a)に示すようなパーツP1〜P3を認識する場合において、
図10(b)に示すような、パーツP1〜P3が枠Xで囲われた展開図の場合、パーツインパーツ方式のルールに従うと、一番外側の枠Xがパーツ、その内側のループ群がそのパーツの穴となってしまい、
図10(c)に示すようなパーツP1〜P3と誤って認識してしまう不具合があった。
図10は、パーツ郡が枠で囲われた展開図の場合のパーツの誤認識の説明図である。
【0010】
本発明は、上記した事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、枠で囲われたパーツ群がレイアウトされている展開図の場合でも、確実に所定パーツの認識を行うことができる自動プログラミング装置および加工プログラム作成方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は上述の問題を解決するためのものであり、請求項1に係る発明は、加工機によって被加工部材を加工してパーツを作成する加工システムにおいて、前記パーツの情報および前記被加工部材の情報に基づいて前記加工機の加工プログラムを作成する自動プログラミング装置であって、
外部より中間フォーマットの展開図を取り込むための入力手段と、
前記中間フォーマットの展開図の要素を、加工プログラム作成処理で必要な板金加工属性に分類して認識する展開図抽出処理を実行する制御手段と、を有し、
前記展開図抽出処理が、パーツ郡が枠で囲われた展開図の場合、前記パーツを示す要素を含むパーツループを検出して前記パーツを認識する処理を有することを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記展開図抽出処理が、前記認識したパーツの外側に存在するループを、前記パーツ郡を囲む枠として検出する処理を有することを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明では、請求項1または2の発明において、前記パーツを示す要素が、曲げ線、ケガキ線、スリット線、成形または特型の情報であることを特徴とする。
【0014】
請求項4の発明では、請求項1の発明において、前記展開図抽出処理が、
曲げ線、ケガキ線、スリット線、成形または特型の要素を認識する板金加工属性認識処理と、
前記板金加工属性認識処理で変換されなかった線および円弧を対象に、連続したループを群認識するループ認識処理と、
前記板金加工属性認識処理で認識された曲げ線、ケガキ線、スリット線、成形または特型からなる前記パーツを示す要素を含むパーツループを検出するパーツループ認識処理と、
前記パーツループを含むか否かを判定する処理と、
前記パーツループを含む場合、認識したパーツの更に外側に存在するループを検出して枠としてレイアウト情報に登録する枠認識処理と、を有することを特徴とする。
【0015】
請求項5の発明では、加工機によって被加工部材を加工してパーツを作成する加工システムにおいて、
コンピュータよりなる自動プログラミング装置により、前記パーツの情報および前記被加工部材の情報に基づいて前記加工機の加工プログラムを作成する方法であって、
前記コンピュータにより、外部
から中間フォーマットの展開図を取り込む工程と、
前記コンピュータにより、前記中間フォーマットの展開図の要素を、加工プログラム作成処理で必要な板金加工属性に分類して認識する展開図抽出処理を実行する工程と、を有し、
前記展開図抽出処理が、パーツ郡が枠で囲われた展開図の場合、前記パーツを示す要素を含むパーツループを検出して前記パーツの認識を行う処理を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
CAD機能およびCAM機能を有する自動プログラミング装置における加工プログラムの作成において、枠で囲われたパーツ群がレイアウトされている展開図の場合でも、確実に所定パーツの認識を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明によるプログラム作成方法が実施された自動プログラミング装置を有する加工システムの概略図である。
【
図2】
図1に示した自動プログラミング装置7の概略構成を示すブロック図である。
【
図3】自動プログラミング装置7の加工プログラム作成動作を示すフローチャートである。
【
図4】
図3に示すパーツ認識処理の詳細なフローチャートである。
【
図5】パーツには曲げ線が含まれる場合の枠の認識例を示す説明図である。
【
図7】取り込まれたパーツDB登録情報および登録されたレイアウト情報の一例を示す説明図である。
【
図9】展開図の要素を板金加工属性に分類して認識する展開図抽出処理の説明図である。
【
図10】パーツ郡が枠で囲われた展開図の場合のパーツの誤認識の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、本発明によるプログラム作成方法が実施された自動プログラミング装置を有する加工システムの概略図である。
【0019】
なお、この実施形態の場合、加工機としてNTC/レーザを有しているが、他の工作機でも実施可能である。
【0020】
図1に示すように、加工システム1は、データベース(記憶手段)3内のパーツデータおよび被加工部材のデータ等を用いNCT/レーザ5の加工プログラムを作成する自動プログラミング装置7を有している。
【0021】
自動プログラミング装置7により作成された所定の加工プログラムによるNCデータがNC装置9によりドライブデータに変換されてNTC/レーザ5へ送られ、そのドライブデータに従ってレーザ加工が行われる。
【0022】
図2は、
図1に示した自動プログラミング装置7の概略構成を示すブロック図である。
【0023】
図2に示すように、自動プログラミング装置7は、コンピュータからなり、ROM11およびRAM13が接続されたCPU(制御手段)15を有しており、CPU15には、さらに、キーボードのような入力装置(入力手段)17とデイスプレイのような表示装置19が接続されている。また、CPU15に、データベース3が接続される。
【0024】
この自動プログラミング装置7は、オペレータからの指示に従ったCPU15の制御に基づいたCAD機能およびCAM機能を有し、CAD機能を用いて、加工プログラムを得るための展開図を生成した後に、CAM機能により、CADで生成した展開図に対して適切な割り当てを行い、加工プログラムを作成する。
【0025】
なお、外部から中間フォーマットで取り込んだ展開図は、線、円や円弧の要素が分類されず存在しているので、加工プログラム作成の前処理として、展開図の要素を加工プログラム作成処理で必要な外形線(パーツ)、穴、成形、特型、曲げ線、ケガキ線または、スリット線などの板金加工属性に分類して認識する展開図抽出を行う。
【0026】
次に、
図3を参照して、
図1および
図2に示した自動プログラミング装置7の加工プログラム作成動作について説明する。
【0027】
図3は、自動プログラミング装置7の加工プログラム作成動作を示すフローチャートである。なお、
図3におけるステップ103〜109の処理が展開図抽出処理に相当する。
【0028】
図3のステップ101において、自動プログラミング装置7は、外部汎用CAD等で描かれた展開図の図面を、DXFなどの中間フォーマットを媒体として入力装置を介して取り込む。
【0029】
次に、ステップ103において、自動プログラミング装置7は、以下に説明する線変換処理およびシンボル認識処理からなる板金加工属性認識処理を行う。
【0030】
線変換処理では、あらかじめ展開図面が持つ任意の線種、線色およびレイヤーに対して変換のルールが設定されており、そのルールに従い図面から曲げ線、ケガキ線やスリット線などを外形路や内経路(穴)ではない要素として自動で認識する処理が行われる。線変換処理としては、例えば、赤い破線を曲げ線と認識する等がある。
【0031】
シンボル認識処理では、予め、穴の形状や多重円の径の組み合わせなどに対して、成形や特型に置き換えるルールが設定されており、そのルールに従い図面から成形や特型の要素を自動で認識する処理が行われる。シンボル認識処理としては、例えば、径3.6と4.0の2重円をM4タップと認識する等がある。
【0032】
次に、ステップ105において、自動プログラミング装置7は、パーツとその穴を認識するパーツ認識処理を行う。
【0033】
パーツ認識処理では、線変換処理およびシンボル認識処理で認識されなかった線および円弧を対象に、連続した経路(ループ)を認識し、図面の一番外側に位置するループを外形路、その内側に含まれるループを内経路(穴)と認識することでパーツとその穴を認識する。
【0034】
図4および
図5を参照して、パーツ認識処理について詳しく説明する。
【0035】
まず、従来技術で述べたように、CAD上で比較的小さいパーツ群がレイアウトされている場合、更にブランク加工でまとめて搬出するための枠で囲われている場合があり、展開図上では、枠をパーツの外形路とは別な要素として扱う必要があった(
図10および発明が解決しようとする課題を参照)。
【0036】
しかしながら、通常のパーツインパーツ方式の認識ルールに従うと、一番外側の枠がパーツ、その内側のループ群がそのパーツの穴と誤認識してしまう。
【0037】
その解決方法として、本発明では、パーツ認識処理において
図4の詳細フローに示す処理を行うようにしている。
【0038】
図4は、本発明を実施したパーツ認識処理のフローチャートである。
【0039】
図4のステップ201において、自動プログラミング装置7は、板金加工属性認識処理で変換されなかった線および円弧を対象に、連続した経路(ループ)を群認識するループ認識処理を行う。
【0040】
ステップ203において、自動プログラミング装置7は、板金加工属性認識処理で認識された曲げ線、ケガキ線、スリット線、成形または特型を含むパーツループを検出するパーツループ認識処理を行う。
【0041】
通常、内経路(穴)の中に曲げ線、ケガキ線、スリット線、成形や特型は存在しないので、それらを含むパーツループを検出することにより、パーツが認識される。この時、全てのループが曲げ線や成形を含まなくても、同じ階層のループが一つでも曲げ線、ケガキ線、スリット線、成形または特型を含めばパーツを自動で認識できる。すなわち、これらの曲げ線、ケガキ線、スリット線、成形または特型を、パーツを示す要素として取り扱う。
【0042】
次に、ステップ205においてパーツループを含むか否かが判定され、パーツループを含む場合、ステップ207において、自動プログラミング装置7は、パーツが認識されたので、認識したパーツの更に外側に存在するループを検出し、存在する場合は枠としてレイアウト情報に登録するための枠認識処理を行う。
【0043】
例えば、
図5に示す例の場合、パーツP1には曲げ線Yが含まれるのでパーツと認識され、そのパーツP1の外側に存在するループが枠Xと認識される。
図5は、パーツに曲げ線が含まれる場合の枠の認識例を示す説明図である。
【0044】
ステップ205においてパーツループを含まない場合、ステップ209において、自動プログラミング装置7は、パーツが認識されなかったので、ループの階層状態に従い、一番外側のループをパーツの外形、2番目のループをそのパーツの内径(穴)、3番目のループを別のパーツの外形・・・としてパーツを認識するループ階層認識処理(パーツインパーツ方式)を行う。
【0045】
このように、パーツループの判定を行っているので、枠で囲われたパーツ群がレイアウトされている展開図の場合でも、確実にパーツの認識を行うことができる。
【0046】
図3に戻り、ステップ107において、自動プログラミング装置7は、展開図面から認識したパーツの外形路、内経路(穴)と、曲げ線、ケガキ線、スリット線、成形や特型などの各種板金加工属性情報を整理してデータベース3に登録する展開
図DB登録処理を行う。
【0047】
図6は、本発明を実施した展開
図DB登録処理のフローチャートである。
【0048】
図6のステップ301において、自動プログラミング装置7は、パーツデータをデータベースに取り込む前に、既に登録済みのパーツの図形情報との比較を行って、完全に一致するパーツを検出するパーツインスタンス認識処理を行う。この時、配置角度違いの同一形状も同一パーツとみなす。
【0049】
ステップ303において、自動プログラミング装置7は、同一パーツか否かを判定し、同一パーツでない場合、ステップ305において、自動プログラミング装置7は、パーツ認識処理で認識した複数のパーツに連番を振るなどして命名し、パーツ単位でデータベース3に取り込むパーツDB登録処理を行う。
図7(a)は、取り込まれたパーツDB登録情報の一例を示す説明図である。
【0050】
ステップ303において同一パーツである場合、ステップ307において、自動プログラミング装置7は、認識したパーツとその各インスタンスが展開図面のどの位置に、どの角度で存在しているかの情報をデータベースに登録するレイアウト情報登録処理を行う。
図7(b)は、登録されたレイアウト情報の一例を示す説明図である。
【0051】
図3に戻り、ステップ109において、自動プログラミング装置7は、展開図抽出結果をビジュアライズ化して確認できるようにするため、誤認識が認められた場合、一番外側のループを枠、その内側のループをパーツ、その内側のループを穴・・・と認識結果を反転する処理を実行して枠とパーツを正しく認識するパーツ反転処理を行う。
図8は、パーツ反転の一例を示す説明図である。
【0052】
ステップ111において、自動プログラミング装置7は、展開
図DBからパーツの図形情報を取り出し、レイアウト情報に従って配置することで、パーツとそこに含まれる穴、曲げ線、ケガキ線、スリット線、成形や特型などの情報と、展開図面で指定された各パーツの配置情報を読み込んで、加工プログラムを作成する加工プログラム作成処理を行う。
【0053】
このように、本発明の実施形態によれば、曲げ線、ケガキ線、スリット線、成形または特型等のパーツを示す要素を検出してパーツを自動認識するので、枠で囲われたパーツ群がレイアウトされている展開図の場合でも、確実に所定パーツの認識を行うことができるという効果を奏する。
【0054】
この発明は前述の発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
【符号の説明】
【0055】
1 加工システム
3 データベース(記憶手段)
5 NTC/レーザ
7 自動プログラミング装置
9 NC装置9
11 ROM
13 RAM
15 CPU
17 入力装置
19 表示装置