特許第6387013号(P6387013)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6387013HDM2阻害薬としての置換されたイミダゾピリジン類
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6387013
(24)【登録日】2018年8月17日
(45)【発行日】2018年9月12日
(54)【発明の名称】HDM2阻害薬としての置換されたイミダゾピリジン類
(51)【国際特許分類】
   C07D 471/04 20060101AFI20180903BHJP
   A61K 31/437 20060101ALI20180903BHJP
   A61K 31/444 20060101ALI20180903BHJP
   A61K 31/496 20060101ALI20180903BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20180903BHJP
   A61K 31/538 20060101ALI20180903BHJP
   A61K 31/5383 20060101ALI20180903BHJP
   A61K 31/541 20060101ALI20180903BHJP
   A61K 31/553 20060101ALI20180903BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20180903BHJP
   C07D 519/00 20060101ALI20180903BHJP
【FI】
   C07D471/04 107A
   C07D471/04CSP
   A61K31/437
   A61K31/444ZNA
   A61K31/496
   A61K31/5377
   A61K31/538
   A61K31/5383
   A61K31/541
   A61K31/553
   A61P35/00
   C07D471/04 107K
   C07D519/00 301
   C07D519/00 311
【請求項の数】23
【全頁数】395
(21)【出願番号】特願2015-549596(P2015-549596)
(86)(22)【出願日】2013年12月18日
(65)【公表番号】特表2016-508980(P2016-508980A)
(43)【公表日】2016年3月24日
(86)【国際出願番号】US2013075906
(87)【国際公開番号】WO2014100065
(87)【国際公開日】20140626
【審査請求日】2016年12月14日
(31)【優先権主張番号】61/740,232
(32)【優先日】2012年12月20日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/777,472
(32)【優先日】2013年3月12日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】596129215
【氏名又は名称】メルク・シャープ・アンド・ドーム・コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】Merck Sharp & Dohme Corp.
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100124855
【弁理士】
【氏名又は名称】坪倉 道明
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100151448
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 孝博
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【弁理士】
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100185959
【弁理士】
【氏名又は名称】今藤 敏和
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(74)【代理人】
【識別番号】100127812
【弁理士】
【氏名又は名称】城山 康文
(72)【発明者】
【氏名】ボリセツテイ,ラグー
(72)【発明者】
【氏名】カマラノ,キヤロライン・ミシエル
(72)【発明者】
【氏名】クリストフアー,マシユー,ピー
(72)【発明者】
【氏名】フラデラ・リナス,フランセス−ハビエア
(72)【発明者】
【氏名】ゴーシユ,パーサ
(72)【発明者】
【氏名】マチヤセク,ミシエル
(72)【発明者】
【氏名】マルテイネス,ミシエル
(72)【発明者】
【氏名】パンダ,ジヤガナト
(72)【発明者】
【氏名】ルーターシヤン,マイケル・ヘイル
(72)【発明者】
【氏名】サマラ,ジヤヤ・プラカシユ
(72)【発明者】
【氏名】シズカ,マナミ
(72)【発明者】
【氏名】サン,ビンユアン
(72)【発明者】
【氏名】トンプソン,クリストフアー・フランシス
(72)【発明者】
【氏名】トニー・クリツセリー,アンタツパン
(72)【発明者】
【氏名】トロツター,ビー.ウエズリー
(72)【発明者】
【氏名】ボス,マシユー,イー
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,リーピン
(72)【発明者】
【氏名】アルトマン,マイケル,デイー
(72)【発明者】
【氏名】ボーゲン,ステフアン,エル
(72)【発明者】
【氏名】ドール,ロナルド,ジエイ
【審査官】 新留 素子
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2005/051949(WO,A1)
【文献】 特開2005−145951(JP,A)
【文献】 国際公開第03/066586(WO,A1)
【文献】 Bioorg. Med. Chem. Lett.,2011年,Vol.21, No.14,pp.4197-4202
【文献】 J. Heterocyclic Chem.,1997年,Vol.34, No.3,pp.717-727
【文献】 Nucleic Acids Research,1985年,Vol.13, No.14,pp.5341-5352
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
A61K
A61P
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式Iによって表される化合物または医薬として許容されるその塩。
【化1】
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[式中、
は、C−Cアルキル、−(CRCOOR11、−T−NHR、−(CRNRSO、−(CRSONR、−(CRC(O)NRSON(R、−(CRC(O)NRSO、−(CRC(O)R、−(CRCONR、−(CRCONROR、−(CRNRC(O)R、−(CROR、−(CRS(O)R、−(CRS(O)、および、窒素含有5員もしくは6員の複素環、ヘテロアリールもしくはヘテロシクレニル環からなる群から選択され、ここで、アルキルおよび5員もしくは6員環は、OR、SR、NH、ニトロ、CN、アミド、COOR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は、アリール、ヘテロアリール、C−Cシクロアルキル、−W−(CRおよび複素環からなる群から選択され、ここで、Wは、NRまたはOであり、ここで、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、ハロ、CN、ハロC−Cアルキル、C−Cアルキル、−(CROR、−(CRNHR、−(CRC(O)NR、−(CRCOOR10、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR複素環、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRシクレニルおよび−(CRヘテロシクレニルからなる群から選択されるR12で置換されていても良く、ここで、R12のアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、OH、NH、ニトロ、CN、CON(R、−(CRCOOR10、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は、−(CRNR、−(CROR、−(CRSR、−(CRC(O)R、−(CRS(O)R、−(CRS(O)、−(CRCONR、−(CRNRC(O)R、−T−アルキル、C−Cアルケニル、−T−アリール、−T−ヘテロアリール、−T−複素環、−T−C−Cシクロアルキル、−T−シクレニルおよび−T−ヘテロシクレニルからなる群から選択され、
ここで、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、ハロ、SR、OR、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、−(CRCN、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−(CRC(O)OR11、−(CRC(O)R、−(CROR、−(CRNR、−(CRS(O)、−(CRC(O)NR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR複素環、−(CRヘテロシクレニル、−(CRシクレニル、−(CRSONRまたは−(CRO(CRY(CRUで置換されていても良く、
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、複素環、ヘテロシクレニルおよびシクレニルは、さらに、OH、SH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR10、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−SO、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていることができ;
は、C−Cアルキル、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR複素環、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRシクレニルおよび−(CRヘテロシクレニルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、OH、SH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ハロC−Cアルケニル、C−Cアルケニル、C−Cアルケノキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は独立に、H、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリールおよび−C−Cアルキル複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、アリールおよび複素環は、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノまたはCOOR11で置換されていても良く;
は独立に、H、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリールおよび−C−Cアルキル複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、アリールおよび複素環は、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノまたはCOOR11で置換されていても良く;
は、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、ハロ、ニトロ、CN、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリール、−C−Cアルキル複素環、−C−Cアルキルヘテロシクレニル、−C−Cアルキルシクレニル、−(CRNR、−(CRNRSO、−(CRSONR、−(CRC(O)R、−(CRC(O)OR10、−(CRCONR、−(CRCONROR、−(CRNRC(O)R、−(CROR、−(CRS(O)Rまたは−(CRS(O)で置換されていても良く;
は独立に、H、−(CR−ヘテロアリール、−(CR−アリール、−(CR−複素環、−(CR−ヘテロシクレニル、−(CR−シクレニル、−(CR−CシクロアルキルおよびC−Cアルキルからなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、ヘテロシクレニル、シクレニル、シクロアルキルおよびアルキルは、OH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、複素環、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は、−C−CアルキルOR、−C−CアルキルN(R、COOR10、ニトロ、CN、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、複素環またはC(O)NHRで置換されていても良く;
10は独立に、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR−ヘテロアリール、−(CR−アリールおよび−(CR−複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
11は独立に、H、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRヘテロアリール、−(CRアリールおよび−(CR複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
17は独立に、H、ハロ、COOH、オキサジアゾロン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、NR、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRヘテロアリール、−(CRアリールおよび−(CR複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
は独立に、H、C(O)NR、OR、NH、ハロ、C−CアルキルまたはC−Cアルケニルであり、前記アルキルまたはアルケニルは、OH、C−Cアルコキシ、NH、ハロ、ハロC−Cアルキル、C−CシクロアルキルまたはC−Cアルケニルで置換されていても良く;
は独立に、H、または、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−CアルキルアミノもしくはC−Cジアルキルアミノで置換されていても良いC−Cアルキルであり;
Tは独立に、C−Cアルケニル、−C(O)−、−(CR−C(=CH)−、−(CR−C(=CH)−、−C(=CH)−(CR−、−C(=NH)−、−(CR−C(=NH)−または−C(=NH)−(CR−であり;
Yは、結合、−C(O)NR−、−NRC(O)−または−NR−であり;
Uは、H、COOR11、OH、ヘテロアリールまたは複素環であり;
nは独立に、0、1、2または3であり;
mは独立に、0、1または2であり;
qは独立に、0、1、2または3であり;
sは独立に、0、1または2であり;
tは独立に、1または2であり;
vは独立に、1、2、3または4であり;
zは独立に、0、1、2、3または4である]。
【請求項2】
下記式Iによって表される請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩。
【化2】
[この文献は図面を表示できません]

[式中、
は、C−Cアルキル、−(CRCOOR11、−T−NHR、−(CRNRSO、−(CRSONR、−(CRC(O)NRSON(R、−(CRC(O)NRSO、−(CRC(O)R、−(CRCONR、−(CRCONROR、−(CRNRC(O)R、−(CROR、−(CRS(O)R、−(CRS(O)、および、窒素含有5員もしくは6員複素環、ヘテロアリールまたはヘテロシクレニル環からなる群から選択され、ここで、アルキルおよび5員もしくは6員環は、OR、SR、NH、ニトロ、CN、アミド、COOR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は、アリール、ヘテロアリール、−W−(CRおよび複素環からなる群から選択され、ここで、Wは、NRまたはOであり、ここで、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、ハロ、CN、ハロC−Cアルキル、C−Cアルキル、−(CROR、−(CRNHR、−(CRC(O)NR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR複素環、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRシクレニルおよび−(CRヘテロシクレニルからなる群から選択されるR12で置換されていても良く、ここで、R12のアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、OH、NH、ニトロ、CN、CON(R、−(CRCOOR10、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は、−(CRNR、−(CROR、−(CRSR、−(CRC(O)R、−(CRS(O)R、−(CRS(O)、−(CRCONR、−(CRNRC(O)R、−T−アルキル、C−Cアルケニル、−T−アリール、−T−ヘテロアリール、−T−複素環、−T−C−Cシクロアルキル、−T−シクレニルおよび−T−ヘテロシクレニルからなる群から選択され、
ここで、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、ハロ、OR、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、−(CRCN、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−(CRC(O)OR11、−(CRC(O)R、−(CROR、−(CRNR、−(CRS(O)、−(CRC(O)NR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR複素環、−(CRヘテロシクレニル、−(CRシクレニル、−(CRSONRまたは−(CRO(CRY(CRUで置換されていても良く、
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、複素環、ヘテロシクレニルおよびシクレニルは、さらに、OH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR10、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていることができ;
は、C−Cアルキル−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR複素環、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRシクレニルおよび−(CRヘテロシクレニルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、OH、SH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ハロC−Cアルケニル、C−Cアルケニル、C−Cアルケノキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は独立に、H、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリールおよび−C−Cアルキル−複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、アリールおよび複素環は、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノまたはCOOR11で置換されていても良く;
は独立に、H、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリールおよび−C−Cアルキル−複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、アリールおよび複素環は、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノまたはCOOR11で置換されていても良く;
は、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、ハロ、ニトロ、CN、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリール、−C−Cアルキル複素環、−C−Cアルキルヘテロシクレニル、−C−Cアルキルシクレニル、−(CRNR、−(CRNRSO、−(CRSONR、−(CRC(O)R、−(CRC(O)OR10、−(CRCONR、−(CRCONROR、−(CRNRC(O)R、−(CROR、−(CRS(O)Rまたは−(CRS(O)で置換されていても良く;
は独立に、H、−(CR−ヘテロアリール、−(CR−アリール、−(CR−複素環、−(CR−ヘテロシクレニル、−(CR−シクレニル、−(CR−CシクロアルキルおよびC−Cアルキルからなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、ヘテロシクレニル、シクレニル、シクロアルキルおよびアルキルは、OH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は、−C−CアルキルOR、−C−CアルキルN(R、COOR10、ニトロ、CN、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、複素環またはC(O)NHRで置換されていても良く;
10は独立に、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR−ヘテロアリール、−(CR−アリールおよび−(CR−複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
11は独立に、H、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRヘテロアリール、−(CRアリールおよび−(CR複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
17は独立に、H、ハロ、COOH、オキサジアゾロン、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRヘテロアリール、−(CRアリールおよび−(CR複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
は独立に、H、C(O)NR、OR、NH、ハロ、C−CアルキルまたはC−Cアルケニルであり、前記アルキルまたはアルケニルは、OH、C−Cアルコキシ、NH、ハロ、ハロC−Cアルキル、C−CシクロアルキルまたはC−Cアルケニルで置換されていても良く;
は独立に、H、または、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−CアルキルアミノもしくはC−Cジアルキルアミノで置換されていても良いC−Cアルキルであり;
Tは独立に、C−Cアルケニル、−C(O)−、−(CR−C(=CH)−、−(CR−C(=CH)−、−C(=CH)−(CR−、−C(=NH)−、−(CR−C(=NH)−または−C(=NH)−(CR−であり;
Yは、結合、−C(O)NR−、−NRC(O)−または−NR−であり;
Uは、H、COOR11、OH、ヘテロアリールまたは複素環であり;
nは独立に、0、1、2または3であり;
mは独立に、0、1または2であり;
qは独立に、0、1、2または3であり;
sは独立に、0、1または2であり;
tは独立に、1または2であり;
vは独立に、1、2、3または4であり;
zは独立に、0、1、2、3または4である]。
【請求項3】
が、C−Cアルキル、−(CRCOOR11、−T−NHR、−(CRNRSO、−(CRSONR、−(CRC(O)NRSON(R、−(CRC(O)R、−(CRCONR、−(CRCONROR、−(CRNRC(O)R、−(CROR、−(CRS(O)R、−(CRS(O)、および、窒素含有の5員複素環、ヘテロアリールまたはヘテロシクレニル環からなる群から選択され、ここで、アルキルおよび5員環は、OR、SR、NH、ニトロ、CN、アミド、COOR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
が、アリール、ヘテロアリール、−W−(CRおよび複素環からなる群から選択され、ここで、Wは、NRまたはOであり、ここで、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、ハロ、CN、ハロC−Cアルキル、C−Cアルキル、−(CROR、−(CRNHR、−(CRC(O)NR、−(CRCOOR10、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR複素環、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRシクレニルおよび−(CRヘテロシクレニルからなる群から選択されるR12で置換されていても良く、ここで、R12のアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、OH、NH、ニトロ、CN、CON(R、−(CRCOOR10、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
が、−(CRNR、−(CROR、−(CRSR、−(CRC(O)R、−(CRS(O)R、−(CRS(O)、−(CRCONR、−(CRNRC(O)R、−T−C−Cアルキル、C−Cアルケニル、−T−アリール、−T−ヘテロアリール、−T−複素環、−T−C−Cシクロアルキル、−T−シクレニルおよび−T−ヘテロシクレニルからなる群から選択され、
ここで、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、ハロ、SH、OR、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、−(CRCN、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−(CRC(O)OR11、−(CRC(O)R、−(CROR、−(CRNR、−(CRS(O)、−(CRC(O)NR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR複素環、−(CRヘテロシクレニル、−(CRシクレニル、−(CRSONRまたは−(CRO(CRY(CRUで置換されていても良く、
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、複素環、ヘテロシクレニルおよびシクレニルは、さらに、OH、SH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR10、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていることができ;
が、C−Cアルキル−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR複素環、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRシクレニルおよび−(CRヘテロシクレニルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、OH、SH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ハロC−Cアルケニル、C−Cアルケニル、C−Cアルケノキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
が独立に、H、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリールおよび−C−Cアルキル複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、アリールおよび複素環は、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノまたはCOOR11で置換されていても良く;
が独立に、H、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリールおよび−C−Cアルキル複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、アリールおよび複素環は、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノまたはCOOR11で置換されていても良く;
が、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、ハロ、ニトロ、CN、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリール、−C−Cアルキル複素環、−C−Cアルキルヘテロシクレニル、−C−Cアルキルシクレニル、−(CRNHR、−(CRNRSO、−(CRSONR、−(CRC(O)R、−(CRC(O)OR10、−(CRCONR、−(CRCONROR、−(CRNRC(O)R、−(CROR、−(CRS(O)Rまたは−(CRS(O)で置換されていても良く;
が独立に、H、−(CR−ヘテロアリール、−(CR−アリール、−(CR−複素環、−(CR−ヘテロシクレニル、−(CR−シクレニル、−(CR−CシクロアルキルおよびC−Cアルキルからなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、ヘテロシクレニル、シクレニル、シクロアルキルおよびアルキルは、OH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
が独立に、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は、−C−CアルキルOR、C−CアルキルN(R、COOR10、ニトロ、CN、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、複素環またはC(O)NHRで置換されていても良く;
10が独立に、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR−ヘテロアリール、−(CR−アリールおよび−(CR−複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
11は独立に、H、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRヘテロアリール、−(CRアリールおよび−(CR複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
17が独立に、H、ハロ、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRヘテロアリール、−(CRアリールおよび−(CR複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
が独立に、H、OR、NH、ハロ、C−CアルキルまたはC−Cアルケニルであり、前記アルキルまたはアルケニルは、OH、C−Cアルコキシ、NH、ハロ、ハロC−Cアルキル、C−CシクロアルキルまたはC−Cアルケニルで置換されていても良く;
が独立に、H、または、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−CアルキルアミノまたはC−Cジアルキルアミノで置換されていても良いC−Cアルキルであり;
Tが独立に、C−Cアルケニル、−(CR−、−C(=CH)−、−(CR−C(=CH)−、−C(=CH)−(CR−、−C(=NH)−、−(CR−C(=NH)−または−C(=NH)−(CR−であり;
Yが、結合、−C(O)NR−、−NRC(O)−または−NR−であり;
Uが、H、COOR11、OH、ヘテロアリールまたは複素環であり;
nが独立に、0、1、2または3であり;
mが独立に、0、1または2であり;
qが独立に、0、1、2または3であり;
sが独立に、0、1または2であり;
tが独立に、1または2であり;
vが独立に、1、2、3または4であり;
zが独立に、0、1、2または3である、請求項2に記載の化合物または医薬として許容されるその塩。
【請求項4】
が、COOR11、−NHR、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−CONR、−CONROR、−OR、および、窒素含有の5員ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環からなる群から選択され、ここで、5員環は、OR、SR、NH、ニトロ、CN、アミド、COOR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
が、アリール、ヘテロアリール、W−(CR)Rおよび複素環からなる群から選択され、ここで、Wは、NRまたはOであり、ここで、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は、ハロ、CN、ハロC−Cアルキル、C−Cアルキル、−(CR)ORおよび−(CR)C(O)NRからなる群から選択されるR12で置換されていても良く、ここで、R12のアルキルは、OH、CN、ハロ、ハロC−CアルキルまたはCON(Rで置換されていても良く;
が、−NR、−OR、−SR、−C(O)R、−S(O)R、−S(O)、−CONR、−NRC(O)R、−T−C−Cアルキル、C−Cアルケニル、−T−アリール、−T−ヘテロアリール、−T−複素環、−T−C−Cシクロアルキル、−T−シクレニルおよび−T−ヘテロシクレニルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、ハロ、OR、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、−(CRCN、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−(CRC(O)OR11、−(CRC(O)R、−(CROR、−(CRNR、−(CRS(O)、−(CRC(O)NR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR複素環、−(CRSONRまたは−(CRO(CRY(CRUで置換されていても良く、
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよび複素環は、さらに、OH、ハロまたはC−Cアルケニルで置換されていることができ;
が、−(CR)アリール、−(CR)ヘテロアリール、−(CR)複素環、−(CR)C−Cシクロアルキル、−(CR)シクレニルおよび−(CR)ヘテロシクレニルからなる群から選択され、ここで、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、OH、SH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ハロC−Cアルケニル、C−Cアルケニル、C−Cアルケノキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
が、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリールおよび複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、アリールまたは複素環は、ハロ、ニトロ、CN、−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルキルまたは−(CRORで置換されていても良く;
が独立に、−(CR)−ヘテロアリール、−(CR)−アリール、−(CR)−複素環、−(CR)−ヘテロシクレニル、−(CR)シクレニル、−(CR)シクロアルキルおよびC−Cアルキルからなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、ヘテロシクレニル、シクレニル、シクロアルキルおよびアルキルは、OH、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキルまたはハロ基で置換されていても良く;
が、H、C−Cアルキル、C−CハロアルキルまたはC−Cシクロアルキルであり、ここで、アルキルまたはシクロアルキルは、OR、N(R、複素環、C(O)NHCHCHOH、C(O)NHまたはC(O)NHC−Cアルキルで置換されていても良く;
11が独立に、HおよびC−Cアルキルからなる群から選択され、ここで、アルキルは、OHまたはハロで置換されていても良く;
17が独立に、Hおよびハロからなる群から選択され;
が独立に、H、OR、NH、ハロ、C−CアルキルまたはC−Cアルケニルであり、前記アルキルまたはアルケニルは、OH、C−Cアルコキシ、NH、F、CF、C−CシクロアルキルまたはC−Cアルケニルで置換されていても良く;
が独立に、H、または、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−CアルキルアミノもしくはC−Cジアルキルアミノで置換されていても良いC−Cアルキルであり;
Tが、独立に、−(CR−または−C(=CH)−であり;
Yが、結合、−C(O)NR−、−NRC(O)−または−NR−であり;
Uが、H、COOR11、OH、ヘテロアリールまたは複素環であり;
qが独立に、0または1であり;
vが独立に、1または2であり;そして
zが独立に、0、1または2である、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
が、COOR11、−NHR、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−CONR、−CONROR、−OR、および、窒素含有の5員ヘテロシクレニル環からなる群から選択され、ここで、5員環は、OR、SR、NH、ニトロ、CN、アミド、COOR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
が、アリール、ヘテロアリールおよび−NR−(CR)Rからなる群から選択され、ここで、アリールまたはヘテロアリールは、ハロ、CN、ハロC−Cアルキル、C−Cアルキルおよび−(CR)ORからなる群から選択されるR12で置換されていても良く、ここで、R12のアルキルは、OH、CN、ハロ、ハロC−CアルキルまたはCON(Rで置換されていても良く;
が、−T−アリール、−T−ヘテロアリールおよび−T−複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリールおよび複素環は、ハロ、OR、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、−(CRCN、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−(CRC(O)OR11、−(CRC(O)R、−(CROR、−(CRNR、−(CRS(O)、−(CRC(O)NR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR複素環、−(CRSONRまたは−(CRO(CRY(CRUで置換されていても良く;
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよび複素環は、さらに、OH、ハロまたはC−Cアルケニルで置換されていることができ;
が、−(CR)アリール、−(CR)C−Cシクロアルキルおよび−(CR)C−Cシクレニルからなる群から選択され、ここで、アリール、シクロアルキルおよびシクレニルは、OH、SH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ハロC−Cアルケニル、C−Cアルケニル、C−Cアルケノキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
が、場合によりハロ、ニトロ、CN、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルキルまたは−(CRORで置換されていても良い、C−Cシクロアルキルであり;
がC−Cアルキルであり;
17がHであり;
他の全ての置換基が、請求項3で定義の通りである、請求項3に記載の化合物。
【請求項6】
が、COOH、または、テトラゾリル、オキサジアゾリル、オキサジアゾロン、ジヒドロ−オキサジアゾリル、トリアゾリル、ジヒドロ−トリアゾリル、ジヒドロ−トリアゾロン、ピロリジニルおよびイミダゾリルからなる群から選択される、窒素含有の5員ヘテロアリール、複素環もしくはヘテロシクレニル環であり、ここで、窒素含有の5員環は、ハロ、C−Cアルキル、ハロC−Cアルキル、NH、OR、SR、COOHまたは−NRSOで置換されていても良い、請求項3から4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
がCOOH、
【化3】
[この文献は図面を表示できません]

であり、ここで、RがCHまたはHである、請求項3から4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
が、COOH、
【化4】
[この文献は図面を表示できません]

である請求項3から5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
が、
【化5】
[この文献は図面を表示できません]

であり;
が、H、−(CRC(O)OR10、ハロ、ハロC−CアルキルまたはC−Cアルキルであり;
KおよびLが、独立に、CR14またはNであり;
14が独立に、H、ハロ、CN、ハロC−Cアルキル、C−Cアルキル、−(CRC(O)NR、−(CROR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR複素環、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRシクレニルまたは−(CRヘテロシクレニルであり、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルまたはヘテロシクレニルは、OH、CN、ハロ、ハロC−CアルキルまたはCON(Rで置換されていても良く;そして
hが0または1である、請求項3および7から8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
が、場合によりハロ、OR、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、CN、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−(CRC(O)OR11、−(CRC(O)R、−(CROR、−(CRNR、−(CRS(O)、−(CRC(O)NR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR複素環、−(CRSONRまたは−(CRO(CRY(CRUで置換されていても良い−T−複素環であり;
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよび複素環は、さらに、OH、ハロまたはC−Cアルケニルで置換されていることができる、請求項3から4および6から9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】

【化6】
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であり;
Xが、NR19、CR16、SまたはOであり;
15が独立に、フェニル、5員もしくは6員の複素環またはヘテロアリール、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、アミノ、CN、OHおよびSHからなる群から選択され;二つの隣接するR15は、縮合C−Cシクロアルキルまたは複素環を形成しており;二つの隣接しないR15は、C−Cアルキレンを形成しており;
または同一の炭素原子に結合した2個のR15は、C−Cシクロアルキルまたは複素環を形成しており、
ここで、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたは複素環は、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、アミノ、CN、OHおよびSHからなる群から選択されるR13で置換されていても良く;
16が独立に、H、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、アミノ、CN、OHおよびSHからなる群から選択され;
19が独立に、H、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−CアルキルおよびC−Cアルケニルからなる群から選択され;
fが、0、1または2であり;
gが、0、1または2であり;
jが独立に、0、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項3および7から9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
が、
【化7】
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であり;
環Bが、縮合C−Cシクロアルキルであり;
Xが、CR16、SまたはOであり;
13、R15およびR16が、独立に、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルケニル、アミノ、CN、OHまたはSHであり;
rが独立に、0、1、2、3、4、5、6、7または8であり;そして
jが独立に、0、1、2、3または4である、請求項3および7から9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
が、
【化8】
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であり;
Xが、CHまたはOであり;
18およびR20が、独立に、H、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルケニル、アミノ、CN、OHまたはSHであり;そして
fが0、1または2である、請求項3および7から9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
が−CH−Yまたは−CH(CH)−Yであり、ここで、Yが、場合によりハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、C−Cシクロアルキル、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−Cアルケノキシ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、アミノ、CN、OHまたはSHで置換されていても良い、フェニルまたはシクロヘキシルである、請求項3から13のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
が、COOH、C(O)OR、C(O)NR、C(O)NRSO、C(O)NRSONR、NRSO
【化9】
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であり;
ここで、Rが、メチルまたはHであり;
が、
【化10】
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であり、
が、Hまたはメチルであり;
が独立に、ハロ、NR、ヒドロキシC−Cアルキル、ヒドロキシC−Cアルコキシ、−OC−CアルキルOC−Cアルキル、C−CアルキルまたはC−Cアルコキシであり;
aが0、1または2であり;
が、
【化11】
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であり、
Xが、O、S、NR16、CR16またはSOであり;
15が独立に、フェニル、5員もしくは6員のヘテロアリール、複素環、ハロC−Cアルキル、ハロ、ハロC−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−CアルコキシC−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cシクロアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C(O)R、C(O)NRおよびヒドロキシC−Cアルキルからなる群から選択され;
二つの隣接しないR15は、C−Cアルキレン架橋を形成しており;
二つの隣接するR15は、縮合C−Cシクロアルキルまたは4、5もしくは6員の複素環を形成しており;
または同一の炭素原子に結合した2個のR15は、=O、C−Cシクロアルキルまたは5員もしくは6員の複素環を形成しており、
ここで、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたは複素環は、ハロまたはC−Cアルキルで置換されていても良く;
16が独立に、H、ハロC−Cアルキル、ハロ、ハロC−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C(O)R、C(O)NR、S(O)、C(O)ORおよびヒドロキシC−Cアルキルからなる群から選択され;
が独立に、H、または、ハロもしくはC−Cアルコキシで置換されていても良いC−Cアルキルであり
が独立に、H、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルであり、ここで、アルキルまたはシクロアルキルは、ハロ、C−Cアルコキシまたは4から6員の複素環で置換されていても良く;
fが0、1または2であり;
gが0または1であり;
jが独立に、0、1または2であり;
またはRが、NR、T−C−Cアルキル、−T−アリール、−T−ヘテロアリール、T−複素環またはT−C−Cシクロアルキルであり、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環およびシクロアルキルは、ハロ、OR、SR、SO、ハロC−Cアルキル、ハロC−CアルコキシまたはC−Cアルキルで置換されていても良く;
が、H、C−Cアルキル、アリールC−Cアルキルまたは複素環であり、ここで、アルキル、アリールまたは複素環は、C−CアルコキシまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
Tが独立に、−(CR)−−C(=CH)−または−C(O)−であり;
が独立に、H、OR、ハロまたはC−Cアルキルであり、前記アルキルは、OH、C−Cアルコキシ、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
が、
【化12】
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であり、
およびRが独立に、H、ハロ、ハロC−CアルキルまたはC−Cアルキルであり;
が、H、C(O)NHRまたはメチルであり;
iおよびlが、独立に、0、1、2、3、4または5であり;そして
eが、0、1または2である、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
が、COOH、C(O)NRSO、C(O)NRSONR
【化13】
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であり、ここで、Rは、メチルまたはHであり;
が、
【化14】
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であり;
が独立に、ハロ、ヒドロキシC−Cアルキル、ヒドロキシC−Cアルコキシ、−OC−CアルキルOC−Cアルキル、C−CアルキルまたはC−Cアルコキシであり;
aが、0、1または2であり;
が、
【化15】
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であり;
Xが、NR16、CR16またはSOであり;
15が独立に、フェニル、5員もしくは6員のヘテロアリール、複素環、ハロC−Cアルキル、ハロ、ハロC−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C(O)R、C(O)NRおよびヒドロキシC−Cアルキルからなる群から選択され;
二つの隣接しないR15は、C−Cアルキレン架橋を形成しており;
二つの隣接するR15は、縮合C−Cシクロアルキルまたは5員もしくは6員の複素環を形成しており;
または同一の炭素原子に結合した2個のR15は、=O、C−Cシクロアルキルまたは5員もしくは6員の複素環を形成しており、
ここで、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたは複素環は、ハロまたはC−Cアルキルで置換されていても良く;
16が独立に、ハロC−Cアルキル、ハロ、ハロC−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C(O)R、C(O)NRおよびヒドロキシC−Cアルキルからなる群から選択され;
が独立に、H、または、ハロで置換されていても良いC−Cアルキルであり;
が独立に、H、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルであり;
fが、0、1または2であり;
gが、0または1であり;
jが独立に、0、1または2であり;
またはRが、NR、T−C−Cアルキル、−T−アリール、−T−ヘテロアリール、T−複素環またはT−C−Cシクロアルキルであり、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環およびシクロアルキルは、ハロ、OR、SO、ハロC−Cアルキル、ハロC−CアルコキシまたはC−Cアルキルで置換されていても良く;
が、H、C−Cアルキル、アリールC−Cアルキルまたは複素環であり、ここで、アルキル、アリールまたは複素環は、C−CアルコキシまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
Tが独立に、−(CR)−、−C(=CH)−または−C(O)−であり;
が独立に、H、OR、ハロまたはC−Cアルキルであり、前記アルキルは、OH、C−Cアルコキシ、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
が、
【化16】
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であり;
およびRが、独立に、H、ハロ、ハロC−CアルキルまたはC−Cアルキルであり;
が、H、C(O)NHRまたはメチルであり;
iおよびlが独立に、0、1、2、3、4または5であり;そして、
eが0、1または2である、請求項2に記載の化合物。
【請求項17】
が、COOH、
【化17】
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であり;
が、
【化18】
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であり、そして、Rがハロである、請求項2または16に記載の化合物。
【請求項18】
が、
【化19】
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であり;
が独立に、H、ハロ、ハロC−CアルキルまたはC−Cアルキルであり;
、H、C(O)NHRまたはメチルであり;
が独立に、H、または、ハロで置換されていても良いC−Cアルキルであり;
lが、0、1、2、3、4または5であり;
eが、0、1または2である、請求項2、16または17に記載の化合物。
【請求項19】
(R)−4−((1−シクロブチルエチル)アミノ)−2−(4−イソプロピルピリジン−2−イル)−7−メチル−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
4−{[(1R)−1−シクロブチルエチル]アミノ}−2−[4−(1−メチルエチル)ピリジン−2−イル]−3−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
4−{[(1R)−1−シクロブチルエチル]アミノ}−2−(3−メチルフェニル)−3−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
4−{[(1R)−1−シクロブチルエチル]アミノ}−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[4−(1−メチルエチル)ピリジン−2−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
3−{3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−4−(3−メチルフェニル)−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(3−クロロフェニル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−{4−(3−クロロフェニル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(オクタヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aS,7aS)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(オクタヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aS,7aS)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(3R,5R)−3,5−ジメチルモルホリン−4−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(3R,5R)−3,5−ジメチルモルホリン−4−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(3S,5S)−3,5−ジメチルモルホリン−4−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(オクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[6−(トリフルオロメチル)−2−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−2−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(3−エチルモルホリン−4−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(2−オキサ−5−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタ−5−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2,5−ジメチルモルホリン−4−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(3−メチル−1,4−オキサゼパン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(1−メチルエチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,5R)−2,5−ジメチルピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[3−(2−フルオロフェニル)モルホリン−4−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[2−(1−メトキシエチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2,3−ジメチルピロリジン−1−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−シクロプロピルピロリジン−1−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−(2−tert−ブチルピロリジン−1−イル)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−(5−アザスピロ[3.4]オクタ−5−イル)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[2−(1,1−ジメチルプロピル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2R)−2−メチルピペリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;および
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−メチルピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
からなる群から選択される請求項3に記載の化合物;
またはその立体異性体;
または医薬として許容されるその塩;
またはその立体異性体の医薬として許容される塩。
【請求項20】
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(トランス−2−メチル−5−フェニルモルホリン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,4R)−4−メトキシ−2−メチルピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヘキサヒドロ−4H−フロ[3,4−b][1,4]オキサジン−4−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
1−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N,N−ジメチル−D−プロリンアミド;
1−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N−エチル−N−メチル−D−プロリンアミド;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[2−(3−エチル−5−メチルイソキサゾール−4−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−{2−[(1−メチルエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−{2−[(トリフルオロメトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(ジフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(トランス−2,3−ジメチルモルホリン−4−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(7−オキサ−1−アザスピロ[4.4]ノナ−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(8−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デカ−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヘキサヒドロ−2H−ピラノ[4,3−b]ピリジン−1(5H)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2S)−2−(1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(3−メチルイソキサゾール−5−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[2−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
1−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N−エチル−D−プロリンアミド;
(5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−1,5−ジメチルピペラジン−2−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R)−5−メトキシ−2−メチルピペリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(3−メチル−1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−メトキシ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−メトキシ−2−(1−メチルエチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(1−メチルエチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−2−(フルオロメチル)−4−メトキシピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,4R)−2−(フルオロメチル)−4−メトキシピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−[(2R)−4−アセチル−2−メチルピペラジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R)−4−(シクロプロピルカルボニル)−2−メチルピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−[(2R,6R)−4−アセチル−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−4−(シクロプロピルカルボニル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[シクロペンチル(エトキシ)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[シクロペンチル(エトキシ)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシエチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシプロピル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−2−(1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)プロピル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−2−(1−プロポキシプロピル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[エトキシ(フェニル)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2,4−ジフルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−ヒドロキシ−2−メトキシ−1−フェニルエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(エトキシ(ピリジン−2−イル)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(エトキシ(ピリジン−3−イル)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−フルオロフェニル)カルボニル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−フルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−フルオロエチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(1−フェニルエテニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−メトキシ−1−フェニルエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
および
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(1−メチリデンブチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
からなる群から選択される請求項2に記載の化合物;
またはその立体異性体;
または医薬として許容されるその塩;
またはその立体異性体の医薬として許容される塩。
【請求項21】
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[メチル(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((トランス−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)(メチル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
1−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N−エチル−N−メチル−L−プロリンアミド;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−フルオロフェニル)アミノ]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[2−(1−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(6−オキサ−1−アザスピロ[3.3]ヘプタ−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−メトキシ−2−メチルプロピル)(メチル)アミノ]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(2−メチル−1,3−チアゾール−4−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−メトキシエチル)(メチル)アミノ]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[エチル(2−メトキシエチル)アミノ]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
1−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N,N−ジメチル−L−プロリンアミド;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−メトキシエチル)(プロピル)アミノ]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(1−ピリジン−2−イルエチル)アミノ]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
1−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N−エチル−L−プロリンアミド;
3−{2−[(2S,5S)−2,5−ビス(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[シス−4−メトキシ−2−メチルピペリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[トランス−4−メトキシ−2−メチルピペリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
(4aS,7aS)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−1−メチルオクタヒドロ−2H−シクロペンタ[b]ピラジン−2−オン;
4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−5−エチル−1−メチルピペラジン−2−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヘキサヒドロ−2H−ピラノ[4,3−b]ピリジン−1(5H)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
(4aR,8aR)−1−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]オクタヒドロ−6H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6−カルボン酸ベンジル;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(4aR,8aR)−オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−[(4aR,8aR)−6−ベンジルオクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−ヒドロキシ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−メトキシ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−(1−メチルエチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−メトキシ−2−(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(3−ヒドロキシオクタヒドロキノリン−1(2H)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−メトキシ−2−(1−メトキシシクロプロピル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,4R)−4−メトキシ−2−(1−メトキシシクロプロピル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(3−メチルチオモルホリン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−2−(ジフルオロメチル)−4−メトキシピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−エトキシ−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
(4aR,7aR)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−1−エチルオクタヒドロ−2H−シクロペンタ[b]ピラジン−2−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−(2−メトキシエトキシ)−2−(1−メチルエチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−5,5−ジフルオロヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(トランス)−3−メチルヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,3R)−3−エチル−2−メチルモルホリン−4−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−6,6−ジフルオロヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−ピリジン−2−イルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヘキサヒドロ−4H,5H−ピラノ[4,3−b][1,4]オキサジン−4−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(2−メチルヘキサヒドロ−4H,5H−ピラノ[4,3−b][1,4]オキサジン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−ヘキサヒドロ−4H−フロ[3,4−b][1,4]オキサジン−4−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−6−フルオロヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヘキサヒドロ−2H−シクロペンタ[b][1,4]オキサゼピン−5(5aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(2,2,3−トリメチルモルホリン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(2−メチルオクタヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−(ベンジルアミノ)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−メトキシ−1−メチルエチル)アミノ]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−[ベンジル(メチル)アミノ]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(2−メチルヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2R,3R)−2,3,6−トリメチルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−メトキシ−1−メチルエチル)(メチル)アミノ]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(ピリジン−2−イルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(ピリジン−2−イルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[メチル(フェニル)アミノ]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[メチル(フェニル)アミノ]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(フェニルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−(1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル)−2−((R)−3−メチルモルホリノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
(5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−1,5−ジメチルピペラジン−2−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−2−(フルオロメチル)−4−メトキシピロリジン−1−イル]−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,4R)−4−メトキシ−2−メチルピロリジン−1−イル]−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−メチルピロリジン−1−イル]−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−2,6−ジメチル−4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4、5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸エチル;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N−エチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキサミド;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−2,6−ジメチル−4−プロパノイルピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−4−(シクロブチルカルボニル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−[(2R,6R)−4−ブタノイル−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸メチル;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸1−メチルエチル;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−3,5−ジメチル−N−プロピルピペラジン−1−カルボキサミド;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−3,5−ジメチル−N−(1−メチルエチル)ピペラジン−1−カルボキサミド;
3−{2−(4−アセチル−2,3−ジメチルピペラジン−1−イル)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[4−(シクロプロピルカルボニル)−2,3−ジメチルピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−2,6−ジメチル−4−(2−メチルプロパノイル)ピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−4−(シクロプロピルカルボニル)オクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−[(4aR,7aR)−4−アセチルオクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−4−(ジフルオロアセチル)オクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−4−(シクロブチルカルボニル)オクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N,N,3,5−テトラメチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N−エチル−N,3,5−トリメチルピペラジン−1−カルボキサミド;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−{(2R,6R)−4−[(1−フルオロシクロプロピル)カルボニル]−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル}−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−{(2R,6R)−4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)カルボニル]−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル}−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−4−(ジフルオロアセチル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−{(2R,6R)−2,6−ジメチル−4−[(3−メチルオキセタン−3−イル)カルボニル]ピペラジン−1−イル}−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−{(2R,6R)−2,6−ジメチル−4−[(1−メチルシクロプロピル)カルボニル]ピペラジン−1−イル}−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−2,6−ジメチル−4−(オキセタン−3−イルカルボニル)ピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−4−(メトキシアセチル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−ヒドロキシエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−メトキシエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[シクロプロピル(エトキシ)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[エトキシ(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[シクロプロピル(2−メトキシエトキシ)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(エトキシ(ピリジン−2−イル)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[エトキシ(1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[エトキシ(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[ピリジン−2−イル(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−フルオロ−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−フルオロ−1−(3−フルオロピリジン−4−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−フルオロ−1−(3−メチルピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−フルオロ−1−(ピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−フルオロ−2−メトキシ−1−メチルエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(メトキシメチル)ブチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(1−メチルエテニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−メトキシ−1−メチルエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−エトキシ−1−メチルエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[1−メチル−2−(1−メチルエトキシ)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(メトキシメチル)プロピル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[2−メトキシ−1−(メトキシメチル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(メトキシメチル)−2−メチルプロピル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[4−(1−メチルエチル)ピリジン−2−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{7−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{7−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−フルオロ−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−7−メトキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−7−メチル−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−(ジメチルアミノ)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2RまたはS)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−N−(メチルスルホニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキサミド;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N−(ジメチルスルファモイル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキサミド;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N−メチル−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキサミド;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N,N−ジメチル−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキサミド;
N−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}メタンスルホンアミド;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−2−メチル−1,2−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸メチル;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸エチル;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(SまたはR)−シクロプロピル(エトキシ)メチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1SまたはR)−1−エトキシエチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−エトキシ−2−メトキシエチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−{(2R)−4−[(1−フルオロシクロプロピル)カルボニル]−2−メチルピペラジン−1−イル}−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−エチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−エチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−{[トランス−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル]メチル}−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(3−エチルシクロペンチル)メチル]−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−[5−クロロ−2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロ−2−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4aS,7aS)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロ−2−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−[5−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロ−2−メトキシピリジン−3−イル)−2−[(4aS,7aS)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロ−2−メトキシピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−[5−クロロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−3−イル]−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−[5−クロロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−3−イル]−2−[(4aS,7aS)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−クロロ−3−{2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−イル}ピリジン−2(1H)−オン;
3−{2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−4−(5−メチルピリジン−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−[(4aS,7aS)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−4−(5−メチルピリジン−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−[5−クロロ−2−(メチルアミノ)ピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−クロロ−3−{3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−イル}ピリジン−2(1H)−オン;
3−{3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−4−ピリミジン−5−イル−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−4−(ピリダジン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−4−(ピリダジン−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[1−メチル−2−(メチルスルファニル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[1−メチル−2−(メチルスルホニル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−{1−[(メチルスルファニル)メチル]プロピル}−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−{1−[(メチルスルホニル)メチル]プロピル}−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−{2−メチル−1−[(メチルスルホニル)メチル]プロピル}−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
6−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}ピリジン−2(1H)−オン;
3−{4−(シクロブチルメトキシ)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
および
3−{4−(1−シクロブチルエトキシ)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物;
またはその立体異性体;
または医薬として許容されるその塩;
またはその立体異性体の医薬として許容される塩。
【請求項22】
少なくとも一つの医薬として許容される担体と組み合わせて、治療上有効量の少なくとも一つの請求項1から21のいずれか1項に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項23】
癌治療で使用するための、請求項1から21のいずれか1項に記載の化合物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒト二重微小染色体2(「HDM2」)タンパク質阻害剤、調節剤もしくは調整剤として有用な新規化合物、その化合物を含有する医薬組成物、ならびに、例えば癌、異常細胞増殖が関与する疾患および不十分なp53レベルによって生じる疾患などの疾患を治療し得る当該化合物および当該組成物を用いた有望な治療法に関する。
【背景技術】
【0002】
腫瘍抑制タンパク質p53は、DNA修復、細胞周期および増殖停止、ならびにアポトーシスに関与する遺伝子の多様なアレイの発現を調節することにより、細胞におけるゲノムの完全性を維持する上で中心的な役割を果たしている[May et al, Oncogene 18 (53) (1999) p.7621−7636; Oren, Cell Death Differ. 10(4)(2003)p.431−442, Hall and Peters, Adv. Cancer Res., 68:(1996) p.67−108;Hainaut et al., Nucleic Acid Res., 25: (1997) p.151−157; Sherr, Cancer Res., 60:(2000)p.3689−95]。発癌ストレスシグナルに応答して、細胞はp53転写因子をトリガーして細胞周期の調節に関与する遺伝子を活性化し、これによりアポトーシスまたは細胞周期停止のいずれかが開始される。アポトーシスは、生物体からの損傷細胞の排除を促進する一方、細胞周期停止は、損傷細胞の遺伝的損傷の修復を可能にする[Ko et al., Genes & Devel. 10 (1996) p.1054−1072;Levine, Cell, 88(1997) p.323−331で総覧]。p53のセーフガード機能が喪失すれば、損傷細胞は癌症状に進行しやすくなる。マウスでp53を不活性化すると、一貫して、異常な高率で腫瘍を生じる[Donehower et al., Nature, 356 (1992), p.215−221]。
【0003】
p53転写因子は、それ自体の負の調節因子である、マウス二重微小染色体2(MDM2)タンパク質をコードする遺伝子を含む多数の細胞周期調節遺伝子の発現を促進する[Chene, Nature Reviews Cancer 3: (2003) p.102−109; Momand, Gene 242 (1−2): (2000) p.15−29; Zheleva et al. Mini. Rev. Med. Chem. 3 (3): (2003) p.257−270]。MDM2タンパク質(ヒトではHDM2と称される)は、p53活性を自己調節的に低下させるよう作用する[Wu et al, Genes Dev., 7: (1993) p.1126−1132; Bairak et al., EMBO J, 12: (1993) p.461−468]。発癌ストレスシグナルがない場合、すなわち正常な細胞条件下では、MDM2タンパク質はp53活性を低いレベルに維持する役割を果たす[Wu et al, Genes Dev., 7: (1993) p.1126−1132; Barak et al., EMBO J, 12: (1993) p.461−468]。しかしながら、細胞DNA損傷に応答して、または細胞ストレス下では、p53活性は増大し、細胞周期および増殖の停止またはアポトーシスを誘発することにより、永久的に損傷された細胞クローンの増殖防止を助ける。
【0004】
p53機能の調節は、このp53−MDM2自動調節系の2つの構成間の適切なバランスに依存している。実際このバランスが、細胞生存には必須であるように思われる。MDM2が作用してp53活性を低下させるのに、少なくとも3つの方法がある。第1に、MDM2は、p53のN末端転写活性化ドメインに結合して、p53応答性遺伝子の発現を阻止し得る[Kussie et al., Science, 274: (1996) p.948−953; Oliner et al., Nature, 362: (1993) p.857−860; Momand et al, Cell, 69: (1992) p.1237−1245]。第2に、MDM2は、核から細胞質までp53をシャトルして、p53のタンパク質分解を促進する[Roth et al, EMBO J, 17: (1998) p.554−564; Freedman et al., Mol Cell Biol, 18: (1998) p.7288−7293; Tao and Levine, Proc. Natl. Acad. Sci. 96: (1999) p.3077−3080]。最後に、MDM2は、ユビキチン依存26Sプロテオソーム経路内での分解のために、p53にユビキチンを結合させるための固有のE3リガーゼ活性を有する[Honda et al., FEBS Lett, 420: (1997) p.25−27; Yasuda, Oncogene 19: (2000) p.1473−1476]。従って、MDM2は、核内でp53に結合することにより、p53転写因子の、その標的遺伝子の発現促進能を妨害する。p53−MDM2自己調節システムを弱めることは、細胞ホメオスタシスに対し重大な効果を及ぼし得る。一貫して、MDM2の過剰発現と腫瘍形成との間に相互関係が報告されてきた[Chene, Nature 3: (2003) p.102−109]。野生型p53の機能不活性化は、多くの種類のヒト腫瘍で検出されている。抗MDM2療法により腫瘍細胞中のp53の機能を回復させることは、腫瘍増殖を遅らせる結果となり、代わりにアポトーシスを刺激する。そして当然のことながら、HDM2がp53と相互作用する能力を妨害する新規抗癌剤を確認しようと、現在、相当な努力がなされている[Chene, Nature 3: (2003) p.102−109]。抗体、ペプチドおよびアンチセンスヌクレオチドが、p53−MDM2相互作用を破壊することが明らかになったが、これは、p53をMDM2の負の制御から解放して、p53経路の活性化をもたらし、それによって増殖停止および/またはアポトーシスの正常なシグナルが機能するようにし、このことにより癌および異常な細胞増殖を特徴とする他の疾患を治療するための有望な治療アプローチが提供されるものと考えられる[例えば、Blaydes et al., Oncogene 14: (1997) p.1859−1868; Bottger et al., Oncogene 13 (10): (1996) p.2141−2147参照]。
【0005】
p53−MDM2相互作用に拮抗すると言われる小分子が報告されている。WO00/15657(Zeneca Limited))には、ピペリジン−4−フェニル誘導体がMDM2とp53との間の相互作用の阻害剤であると記載されている。グラスベルガー(Grasberger)ら(J. Med. Chem., 48 (2005) p.909−912) (Johnson & Johnson Pharmaceutical Research & Development L. L. C.)は、細胞においてp53を活性化するHDM2拮抗薬としての、ベンゾジアゼピンジオンの発見および共結晶構造を報告している。ガラチン(Galatin)ら(J. Med. Chem. 47 (2004) p.4163−4165)は、非ペプチドスルホンアミド系のp53−MDM2相互作用阻害剤、およびMDM2過剰発現細胞におけるp53依存性転写の活性化剤を報告している。
【0006】
MDM2とp53様ペプチドとの相互作用を阻害し、その結果として抗増殖をもたらす化合物として、米国公開番号2004/0259867A1および2004/0259884A1にはシス−イミダゾールが記載されており(Hoffmann La Roche Inc.)、またWO2005/110996A1およびWO03/051359には、シス−イミダゾリンが記載されている(Hoffmann La Roche Inc.)。WO2004/080460A1には、癌を治療するためのMDM2−p53阻害剤として、置換ピペリジン化合物が記載されている(Hoffmann La Roche Inc.)。EP0947494A1には、MDM2のアンタゴニストとして作用し、かつMDM2とp53との間のタンパク質−タンパク質相互作用を妨害し、結果として抗腫瘍特性をもたらすフェノキシ酢酸誘導体およびフェノキシメチルテトラゾールが記載されている(Hoffmann La Roche Inc.)。Duncan et al., J. Am. Chem. Soc. 123(4): (2001) p.554−560には、フザリウム種(Fusarium Sp.)由来のp−53−MDM2拮抗薬であるクロロフシンが記載されている。Stoll et al., Biochemistry 40(2) (2001) p.336−344には、ヒト発癌タンパク質MDM2とp53との間の相互作用に拮抗するカルコン誘導体が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】WO00/15657
【特許文献2】米国公開番号2004/0259867A1
【特許文献3】米国公開番号2004/0259884A1
【特許文献4】WO2005/110996A1
【特許文献5】WO03/051359
【特許文献6】WO2004/080460A1
【特許文献7】EP0947494A1
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】May et al, Oncogene 18 (53) (1999) p.7621−7636
【非特許文献2】Oren, Cell Death Differ. 10(4)(2003)p.431−442
【非特許文献3】Hall and Peters, Adv. Cancer Res., 68:(1996) p.67−108
【非特許文献4】Hainaut et al., Nucleic Acid Res., 25: (1997) p.151−157
【非特許文献5】Sherr, Cancer Res., 60:(2000)p.3689−95
【非特許文献6】Ko et al., Genes & Devel. 10 (1996) p.1054−1072
【非特許文献7】Levine, Cell, 88(1997) p.323−331
【非特許文献8】Donehower et al., Nature, 356 (1992), p.215−221
【非特許文献9】Chene, Nature Reviews Cancer 3: (2003) p.102−109
【非特許文献10】Momand, Gene 242 (1−2): (2000) p.15−29
【非特許文献11】Zheleva et al. Mini. Rev. Med. Chem. 3 (3): (2003) p.257−270
【非特許文献12】Wu et al, Genes Dev., 7: (1993) p.1126−1132
【非特許文献13】Bairak et al., EMBO J, 12: (1993) p.461−468
【非特許文献14】Wu et al, Genes Dev., 7: (1993) p.1126−1132
【非特許文献15】Barak et al., EMBO J, 12: (1993) p.461−468
【非特許文献16】Kussie et al., Science, 274: (1996) p.948−953
【非特許文献17】Oliner et al., Nature, 362: (1993) p.857−860
【非特許文献18】Momand et al, Cell, 69: (1992) p.1237−1245
【非特許文献19】Roth et al, EMBO J, 17: (1998) p.554−564
【非特許文献20】Freedman et al., Mol Cell Biol, 18: (1998) p.7288−7293
【非特許文献21】Tao and Levine, Proc. Natl. Acad. Sci. 96: (1999) p.3077−3080
【非特許文献22】Honda et al., FEBS Lett, 420: (1997) p.25−27
【非特許文献23】Yasuda, Oncogene 19: (2000) p.1473−1476
【非特許文献24】Chene, Nature 3: (2003) p.102−109
【非特許文献25】Blaydes et al., Oncogene 14: (1997) p.1859−1868
【非特許文献26】Bottger et al., Oncogene 13 (10): (1996) p.2141−2147
【非特許文献27】Grasberger et al., J. Med. Chem., 48 (2005) p.909−912)
【非特許文献28】Galatin et al., J. Med. Chem. 47 (2004) p.4163−4165
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
癌、細胞増殖に関連した他の疾患症状、HDM2関連疾患、または不適切なp53活性によって引き起こされる疾患を治療または予防するため、HDM2またはMDM2タンパク質の有効な阻害剤が必要とされている。本願は、HDM2−p53およびMDM2−p53相互作用を阻害または拮抗し、および/または細胞内でp53タンパク質を活性化することにおいて、効力をもつ化合物を開示する。
【0010】
本発明は、その多くの実施態様において、HDM2またはMDM2拮抗活性を有する新規化合物、そのような化合物の製造方法、そのような化合物の1以上を含む医薬組成物、そのような化合物の1以上を含む医薬製剤の製造方法、そのような化合物もしくは医薬組成物を投与することにより、HDM2、MDM2、p53もしくはp53ペプチドに関連する1以上の疾患を治療もしくは予防する有望な方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
多くの実施形態において、本発明は、新規な種類の置換されたイミダゾピリジン化合物、1以上の当該化合物を含む医薬組成物、ならびにHDM2タンパク質に関連する疾患の治療もしくは予防のための当該化合物の有望な使用方法を提供する。
【0012】
従って、一態様において本発明は、下記式Iの化合物を提供する。
【化1】
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【発明を実施するための形態】
【0013】
一実施形態において、本発明は、上記で記載の式Iとして描かれる化合物、または医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を提供する。従って、一態様において本発明は、下記式Iの化合物または医薬として許容されるその塩を提供する。
【化2】
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【0014】
式中、
は、H、C−Cアルキル、−(CRCOOR11、−T−NHR、−(CRNRSO、−(CRSONR、−(CRC(O)NRSON(R、−(CRC(O)NRSO、−(CRC(O)R、−(CRCONR、−(CRCONROR、−(CRNRC(O)R、−(CROR、−(CRS(O)R、−(CRS(O)、および窒素含有5員もしくは6員の複素環、ヘテロアリールもしくはヘテロシクレニル環からなる群から選択され、ここで、アルキルおよび5員もしくは6員環は、OR、SR、NH、ニトロ、CN、アミド、COOR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は、アリール、ヘテロアリール、C−Cシクロアルキル、−W−(CRおよび複素環からなる群から選択され、ここで、Wは、NRまたはOであり、ここで、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、ハロ、CN、ハロC−Cアルキル、C−Cアルキル、−(CROR、−(CRNHR、−(CRC(O)NR、−(CRCOOR10、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR複素環、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRシクレニルおよび−(CRヘテロシクレニルからなる群から選択されるR12で置換されていても良く、ここで、R12のアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、OH、NH、ニトロ、CN、CON(R、−(CRCOOR10、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は、H、−(CRNR、−(CROR、−(CRSR、−(CRC(O)R、−(CRS(O)R、−(CRS(O)、−(CRCONR、−(CRNRC(O)R、−T−アルキル、C−Cアルケニル、−T−アリール、−T−ヘテロアリール、−T−複素環、−T−C−Cシクロアルキル、−T−シクレニルおよび−T−ヘテロシクレニルからなる群から選択され、
ここで、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、ハロ、SR、OR、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、−(CRCN、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−(CRC(O)OR11、−(CRC(O)R、−(CROR、−(CRNR、−(CRS(O)、−(CRC(O)NR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR複素環、−(CRヘテロシクレニル、−(CRシクレニル、−(CRSONRまたは−(CRO(CRY(CRUで置換されていても良く、
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、複素環、ヘテロシクレニルおよびシクレニルは、さらに、OH、SH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR10、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−SO、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていることができ;
は、C−Cアルキル−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR複素環、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRシクレニルおよび−(CRヘテロシクレニルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、OH、SH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ハロC−Cアルケニル、C−Cアルケニル、C−Cアルケノキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は独立に、H、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリールおよび−C−Cアルキル複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、アリールおよび複素環は、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノまたはCOOR11で置換されていても良く;
は独立に、H、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリールおよび−C−Cアルキル複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、アリールおよび複素環は、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノまたはCOOR11で置換されていても良く;
は、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、ハロ、ニトロ、CN、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリール、−C−Cアルキル複素環、−C−Cアルキルヘテロシクレニル、−C−Cアルキルシクレニル、−(CRNR、−(CRNRSO、−(CRSONR、−(CRC(O)R、−(CRC(O)OR10、−(CRCONR、−(CRCONROR、−(CRNRC(O)R、−(CROR、−(CRS(O)Rおよび−(CRS(O)で置換されていても良く;
は独立に、H、−(CR−ヘテロアリール、−(CR−アリール、−(CR−複素環、−(CR−ヘテロシクレニル、−(CR−シクレニル、−(CR−CシクロアルキルおよびC−Cアルキルからなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、ヘテロシクレニル、シクレニル、シクロアルキルおよびアルキルは、OH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、複素環、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は、−C−CアルキルOR、−C−CアルキルN(R、COOR10、ニトロ、CN、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、複素環またはC(O)NHRで置換されていても良く;
10は独立に、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR−ヘテロアリール、−(CR−アリールおよび−(CR−複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
11は独立に、H、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRヘテロアリール、−(CRアリールおよび−(CR複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
17は独立に、H、ハロ、COOH、オキサジアゾロン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、NR、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRヘテロアリール、−(CRアリールおよび−(CR複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
は独立に、H、C(O)NR、OR、NH、ハロ、C−CアルキルまたはC−Cアルケニルであり、前記アルキルまたはアルケニルは、OH、C−Cアルコキシ、NH、ハロ、ハロC−Cアルキル、C−CシクロアルキルまたはC−Cアルケニルで置換されていても良く;
は独立に、H、または、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−CアルキルアミノもしくはC−Cジアルキルアミノで置換されていても良いC−Cアルキルであり;
Tは独立に、C−Cアルケニル、−C(O)−、−(CR−C(=CH)−、−(CR−C(=CH)−、−C(=CH)−(CR−、−C(=NH)−、−(CR−C(=NH)−または−C(=NH)−(CR−であり;
Yは、結合、−C(O)NR−、−NRC(O)−または−NR−であり;
Uは、H、COOR11、OH、ヘテロアリールまたは複素環であり;
nは独立に、0、1、2または3であり;
mは独立に、0、1または2であり;
qは独立に、0、1、2または3であり;
sは独立に、0、1または2であり;
tは独立に、0、1または2であり;
vは独立に、1、2、3または4であり;
zは独立に、0、1、2、3または4である。
【0015】
本発明はさらに、下記の式I下の化合物または医薬として許容されるその塩も提供する。
【化3】
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【0016】
式中、
は、H、C−Cアルキル、−(CRCOOR11、−T−NHR、−(CRNRSO、−(CRSONR、−(CRC(O)NRSON(R、−(CRC(O)NRSO、−(CRC(O)R、−(CRCONR、−(CRCONROR、−(CRNRC(O)R、−(CROR、−(CRS(O)R、−(CRS(O)、および窒素含有5員もしくは6員複素環、ヘテロアリールまたはヘテロシクレニル環からなる群から選択され、ここで、アルキルおよび5員もしくは6員環は、OR、SR、NH、ニトロ、CN、アミド、COOR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は、アリール、ヘテロアリール、−W−(CRおよび複素環からなる群から選択され、ここで、WはNRまたはOであり、ここで、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、ハロ、CN、ハロC−Cアルキル、C−Cアルキル、−(CROR、−(CRNHR、−(CRC(O)NR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR複素環、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRシクレニルおよび−(CRヘテロシクレニルからなる群から選択されるR12で置換されていても良く、ここで、R12のアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、OH、NH、ニトロ、CN、CON(R、−(CRCOOR10、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は、H、−(CRNR、−(CROR、−(CRSR、−(CRC(O)R、−(CRS(O)R、−(CRS(O)、−(CRCONR、−(CRNRC(O)R、−T−アルキル、C−Cアルケニル、−T−アリール、−T−ヘテロアリール、−T−複素環、−T−C−Cシクロアルキル、−T−シクレニルおよび−T−ヘテロシクレニルからなる群から選択され、
ここで、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、ハロ、OR、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、−(CRCN、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−(CRC(O)OR11、−(CRC(O)R、−(CROR、−(CRNR、−(CRS(O)、−(CRC(O)NR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR複素環、−(CRヘテロシクレニル、−(CRシクレニル、−(CRSONRまたは−(CRO(CRY(CRUで置換されていても良く、
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、複素環、ヘテロシクレニルおよびシクレニルは、さらに、OH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR10、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていることができ;
は、C−Cアルキル−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR複素環、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRシクレニルおよび−(CRヘテロシクレニルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、OH、SH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ハロC−Cアルケニル、C−Cアルケニル、C−Cアルケノキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は独立に、H、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリールおよび−C−Cアルキル−複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、アリールおよび複素環は、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノまたはCOOR11で置換されていても良く;
は独立に、H、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリールおよび−C−Cアルキル−複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、アリールおよび複素環は、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノまたはCOOR11で置換されていても良く;
は、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、ハロ、ニトロ、CN、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリール、−C−Cアルキル複素環、−C−Cアルキルヘテロシクレニル、−C−Cアルキルシクレニル、−(CRNR、−(CRNRSO、−(CRSONR、−(CRC(O)R、−(CRC(O)OR10、−(CRCONR、−(CRCONROR、−(CRNRC(O)R、−(CROR、−(CRS(O)Rおよび−(CRS(O)で置換されていても良く;
は独立に、H、−(CR−ヘテロアリール、−(CR−アリール、−(CR−複素環、−(CR−ヘテロシクレニル、−(CR−シクレニル、−(CR−CシクロアルキルおよびC−Cアルキルからなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、ヘテロシクレニル、シクレニル、シクロアルキルおよびアルキルは、OH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は、−C−CアルキルOR、−C−CアルキルN(R、COOR10、ニトロ、CN、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、複素環またはC(O)NHRで置換されていても良く;
10は独立に、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR−ヘテロアリール、−(CR−アリールおよび−(CR−複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
11は独立に、H、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRヘテロアリール、−(CRアリールおよび−(CR複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
17は独立に、H、ハロ、COOH、オキサジアゾロン、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRヘテロアリール、−(CRアリールおよび−(CR複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
は独立に、H、C(O)NR、OR、NH、ハロ、C−CアルキルまたはC−Cアルケニルであり、前記アルキルまたはアルケニルは、OH、C−Cアルコキシ、NH、ハロ、ハロC−Cアルキル、C−CシクロアルキルまたはC−Cアルケニルで置換されていても良く;
は独立に、H、または、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−CアルキルアミノもしくはC−Cジアルキルアミノで置換されていても良いC−Cアルキルであり;
Tは独立に、C−Cアルケニル、−C(O)−、−(CR−C(=CH)−、−(CR−C(=CH)−、−C(=CH)−(CR−、−C(=NH)−、−(CR−C(=NH)−または−C(=NH)−(CR−であり;
Yは、結合、−C(O)NR−、−NRC(O)−または−NR−であり;
Uは、H、COOR11、OH、ヘテロアリールまたは複素環であり;
nは独立に、0、1、2または3であり;
mは独立に、0、1または2であり;
qは独立に、0、1、2または3であり;
sは独立に、0、1または2であり;
tは独立に、0、1または2であり;
vは独立に、1、2、3または4であり;
zは独立に、0、1、2、3または4である。
【0017】
第1の実施形態において、
は、C−Cアルキル、−(CRCOOR11、−T−NHR、−(CRNRSO、−(CRSONR、−(CRC(O)NRSON(R、−(CRC(O)R、−(CRCONR、−(CRCONROR、−(CRNRC(O)R、−(CROR、−(CRS(O)R、−(CRS(O)、および窒素含有の5員複素環、ヘテロアリールまたはヘテロシクレニル環からなる群から選択され、ここで、アルキルおよび5員環は、OR、SR、NH、ニトロ、CN、アミド、COOR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は、アリール、ヘテロアリール、−W−(CRおよび複素環からなる群から選択され、ここで、WはNRまたはOであり、ここで、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、ハロ、CN、ハロC−Cアルキル、C−Cアルキル、−(CROR、−(CRNHR、−(CRC(O)NR、−(CRCOOR10、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR複素環、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRシクレニルおよび−(CRヘテロシクレニルからなる群から選択されるR12で置換されていても良く、ここで、R12のアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、OH、NH、ニトロ、CN、CON(R、−(CRCOOR10、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は、H、−(CRNR、−(CROR、−(CRSR、−(CRC(O)R、−(CRS(O)R、−(CRS(O)、−(CRCONR、−(CRNRC(O)R、−T−C−Cアルキル、C−Cアルケニル、−T−アリール、−T−ヘテロアリール、−T−複素環、−T−C−Cシクロアルキル、−T−シクレニルおよび−T−ヘテロシクレニルからなる群から選択され、
ここで、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、ハロ、SH、OR、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、−(CRCN、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−(CRC(O)OR11、−(CRC(O)R、−(CROR、−(CRNR、−(CRS(O)、−(CRC(O)NR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR複素環、−(CRヘテロシクレニル、−(CRシクレニル、−(CRSONRまたは−(CRO(CRY(CRUで置換されていても良く、
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、複素環、ヘテロシクレニルおよびシクレニルは、さらに、SH、OH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR10、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていることができ;
は、C−Cアルキル−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR複素環、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRシクレニルおよび−(CRヘテロシクレニルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、OH、SH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ハロC−Cアルケニル、C−Cアルケニル、C−Cアルケノキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は独立に、H、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリールおよび−C−Cアルキル複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、アリールおよび複素環は、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノまたはCOOR11で置換されていても良く;
は独立に、H、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリールおよび−C−Cアルキル複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、アリールおよび複素環は、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノまたはCOOR11で置換されていても良く;
は、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、ハロ、ニトロ、CN、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−アリール、−C−Cアルキル複素環、−C−Cアルキルヘテロシクレニル、−C−Cアルキルシクレニル、−(CRNHR、−(CRNRSO、−(CRSONR、−(CRC(O)R、−(CRC(O)OR10、−(CRCONR、−(CRCONROR、−(CRNRC(O)R、−(CROR、−(CRS(O)Rおよび−(CRS(O)で置換されていても良く;
は独立に、H、−(CR−ヘテロアリール、−(CR−アリール、−(CR−複素環、−(CR−ヘテロシクレニル、−(CR−シクレニル、−(CR−CシクロアルキルおよびC−Cアルキルからなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、ヘテロシクレニル、シクレニル、シクロアルキルおよびアルキルは、OH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は、−C−CアルキルOR、C−CアルキルN(R、COOR10、ニトロ、CN、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、複素環またはC(O)NHRで置換されていても良く;
10は独立に、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR−ヘテロアリール、−(CR−アリールおよび−(CR−複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
11は独立に、H、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRヘテロアリール、−(CRアリールおよび−(CR複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
17は独立に、H、ハロ、C−Cアルキル、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRヘテロアリール、−(CRアリールおよび−(CR複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、シクロアルキルおよびアルキルは、C−Cアルキル、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
は独立に、H、OR、NH、ハロ、C−CアルキルまたはC−Cアルケニルであり、前記アルキルまたはアルケニルは、OH、C−Cアルコキシ、NH、ハロ、ハロC−Cアルキル、C−CシクロアルキルまたはC−Cアルケニルで置換されていても良く;
は独立に、H、または、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−CアルキルアミノまたはC−Cジアルキルアミノで置換されていても良いC−Cアルキルであり;
Tは独立に、C−Cアルケニル、−(CR−、−C(=CH)−、−(CR−C(=CH)−、−C(=CH)−(CR−、−C(=NH)−、−(CR−C(=NH)−または−C(=NH)−(CR−であり;
Yは、結合、−C(O)NR−、−NRC(O)−または−NR−であり;
Uは、H、COOR11、OH、ヘテロアリールまたは複素環であり;
nは独立に、0、1、2または3であり;
mは独立に、0、1または2であり;
qは独立に、0、1、2または3であり;
sは独立に、0、1または2であり;
tは独立に、0、1または2であり;
vは独立に、1、2、3または4であり;
zは独立に、0、1、2または3である。
【0018】
一実施形態において、R10は独立に、OH、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良いC−Cアルキルである。
【0019】
第2の実施形態において、
は、COOR11、−NHR、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−CONR、−CONROR、−OR、および窒素含有の5員ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環からなる群から選択され、ここで、5員環は、OR、SR、NH、ニトロ、CN、アミド、COOR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は、アリール、ヘテロアリール、W−(CR)Rおよび複素環からなる群から選択され、ここで、Wは、NRまたはOであり、ここで、アリール、ヘテロアリールおよび複素環は、ハロ、CN、ハロC−Cアルキル、C−Cアルキル、−(CR)ORおよび−(CR)C(O)NRからなる群から選択されるR12で置換されていても良く、ここで、R12のアルキルは、OH、CN、ハロ、ハロC−CアルキルまたはCON(Rで置換されていても良く;
は、−NR、−OR、−SR、−C(O)R、−S(O)R、−S(O)、−CONR、−NRC(O)R、−T−C−Cアルキル、C−Cアルケニル、−T−アリール、−T−ヘテロアリール、−T−複素環、−T−C−Cシクロアルキル、−T−シクレニルおよび−T−ヘテロシクレニルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、ハロ、OR、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、−(CRCN、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−(CRC(O)OR11、−(CRC(O)R、−(CROR、−(CRNR、−(CRS(O)、−(CRC(O)NR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR複素環、−(CRSONRまたは−(CRO(CRY(CRUで置換されていても良く、
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよび複素環はさらに、OH、ハロまたはC−Cアルケニルで置換されていることができ;
は、−(CR)アリール、−(CR)ヘテロアリール、−(CR)複素環、−(CR)C−Cシクロアルキル、−(CR)シクレニルおよび−(CR)ヘテロシクレニルからなる群から選択され、ここで、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルおよびヘテロシクレニルは、OH、SH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ハロC−Cアルケニル、C−Cアルケニル、C−Cアルケノキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリールおよび複素環からなる群から選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、アリールまたは複素環は、ハロ、ニトロ、CN、−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルキルまたは−(CRORで置換されていても良く;
は独立に、−(CR)−ヘテロアリール、−(CR)−アリール、−(CR)−複素環、−(CR)−ヘテロシクレニル、−(CR)シクレニル、−(CR)シクロアルキルおよびC−Cアルキルからなる群から選択され、ここで、ヘテロアリール、アリール、複素環、ヘテロシクレニル、シクレニル、シクロアルキルおよびアルキルは、OH、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキルまたはハロ基で置換されていても良く;
は、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cシクロアルキルであり、ここで、アルキルまたはシクロアルキルは、OR、N(R、複素環、C(O)NHCHCHOH、C(O)NHまたはC(O)NHC−Cアルキルで置換されていても良く;
11は独立に、HおよびC−Cアルキルからなる群から選択され、アルキルはOHまたはハロで置換されていても良く;
17は独立に、Hまたはハロからなる群から選択され;
は独立に、H、OR、NH、ハロ、C−CアルキルまたはC−Cアルケニルであり、前記アルキルまたはアルケニルは、OH、C−Cアルコキシ、NH、F、CF、C−CシクロアルキルまたはC−Cアルケニルで置換されていても良く;
は独立に、H、または、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロ、NH、C−CアルキルアミノもしくはC−Cジアルキルアミノで置換されていても良いC−Cアルキルであり;
Tは独立に、−(CR−または−C(=CH)−であり;
Yは、結合、−C(O)NR−、−NRC(O)−または−NR−であり;
Uは、H、COOR11、OH、ヘテロアリールまたは複素環であり;
qは独立に、0または1であり;
vは独立に、1または2であり;
zは独立に、0、1または2である。
【0020】
第3の実施形態において、
は、COOR11、−NHR、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−CONR、−CONROR、−OR、および窒素含有の5員ヘテロシクレニル環からなる群から選択され、ここで、5員環は、OR、SR、NH、ニトロ、CN、アミド、COOR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は、アリール、ヘテロアリールおよび−NR−(CR)Rからなる群から選択され、ここで、アリールまたはヘテロアリールは、ハロ、CN、ハロC−Cアルキル、C−Cアルキル、−(CR)ORからなる群から選択されるR12で置換されていても良く、ここで、R12のアルキルは、OH、CN、ハロ、ハロC−CアルキルまたはCON(Rで置換されていても良く;
は、−T−アリール、−T−ヘテロアリールおよび−T−複素環からなる群から選択され、ここで、ヘテロアリールおよび複素環は、ハロ、OR、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、−(CRCN、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−(CRC(O)OR11、−(CRC(O)R、−(CROR、−(CRNR、−(CRS(O)、−(CRC(O)NR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR複素環、−(CRSONRまたは−(CRO(CRY(CRUで置換されていても良く;
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよび複素環は、さらに、OH、ハロまたはC−Cアルケニルで置換されていることができ;
は、−(CR)アリール、−(CR)C−Cシクロアルキルおよび−(CR)C−Cシクレニルからなる群から選択され、ここで、アリール、シクロアルキルおよびシクレニルは、OH、SH、NH、ニトロ、CN、CON(R、COOR11、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ハロC−Cアルケニル、C−Cアルケニル、C−Cアルケノキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキル−C(=O)O−、C−Cアルキル−C(=O)−、C−Cアルキニル、ハロ基、ヒドロキシアルコキシ、−SONR、−NRSO、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−C)アルキルアミノで置換されていても良く;
は、場合によりハロ、ニトロ、CN、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルキルまたは−(CRORで置換されていても良いC−Cシクロアルキルであり;
は、C−Cアルキルであり;
17は、Hであり;
他の全ての置換基は、式I下の第1の実施形態で定義されたものである。
【0021】
第4の実施形態において、
は、COOH、または、テトラゾリル、オキサジアゾリル、オキサジアゾロン、ジヒドロ−オキサジアゾリル、トリアゾリル、ジヒドロ−トリアゾリル、ジヒドロ−トリアゾロン、ピロリジニルおよびイミダゾリルからなる群から選択される窒素含有の5員ヘテロアリール、複素環もしくはヘテロシクレニル環であり、ここで、窒素含有の5員環は、ハロ、C−Cアルキル、ハロC−Cアルキル、NH、OR、SR、COOHまたは−NRSOで置換されていても良く、
他の全ての置換基は第1の実施形態で定義の通りである。
【0022】
前記実施形態のうちの第5の実施形態において、Rは、COOH、または、テトラゾリル、オキサジアゾリル、オキサジアゾロン、ジヒドロ−オキサジアゾリル、トリアゾリル、ジヒドロ−トリアゾリル、ジヒドロ−トリアゾロン、ピロリジニルおよびイミダゾリルからなる群から選択される窒素含有の5員ヘテロアリール、複素環もしくはヘテロシクレニル環であり、ここで、窒素含有の5員環は、ハロ、C−Cアルキル、ハロC−Cアルキル、NH、OR、SR、COOHまたは−NRSOで置換されていても良い。
【0023】
前記実施形態のうちの第6の実施形態において、
は、COOH、
【化4】
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【0024】
であり、
ここで、Rは、CHまたはHである。
【0025】
一実施形態において、Rは、
【化5】
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【0026】
であり、
はCHまたはHである。
【0027】
別の実施形態において、RはCOOH、
【化6】
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[この文献は図面を表示できません]
【0028】
である。
【0029】
別の実施形態において、Rは、COOH、
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
【0030】
である。
【0031】
さらに別の実施形態において、Rは、
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
【0032】
である。
【0033】
さらに別の実施形態において、Rは、
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
【0034】
である。
【0035】
前記実施形態についての本発明の別の態様において、Rは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである。別の実施形態において、Rはシクロブチルである。
【0036】
前記実施形態についての本発明の別の態様において、Rは、
【化10】
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【0037】
であり;
は、H、−(CRC(O)OR10、ハロ、ハロC−CアルキルまたはC−Cアルキルであり;
KおよびLは、独立に、CR14またはNであり;
14は独立に、H、ハロ、CN、ハロC−Cアルキル、C−Cアルキル、−(CRC(O)NR、−(CROR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR複素環、−(CR−Cシクロアルキル、−(CRシクレニル、−(CRヘテロシクレニルであり、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキル、シクレニルまたはヘテロシクレニルは、OH、CN、ハロ、ハロC−CアルキルまたはCON(Rで置換されていても良く;
hは、0または1である。
【0038】
一実施形態において、Rは、
【化11】
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【0039】
であり;
は、Hまたはメチルであり、Rは、ハロ、NR、ヒドロキシC−Cアルキル、ヒドロキシC−Cアルコキシ、−OC−CアルキルOC−Cアルキル、C−CアルキルまたはC−Cアルコキシであり;
aは0、1または2である。
【0040】
一実施形態において、Rは、
【化12】
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【0041】
であり;
は、Hまたはメチルである。
【0042】
別の実施形態において、Rは、
【化13】
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【0043】
である。
【0044】
さらに別の実施形態において、Rは、
【化14】
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【0045】
である。
【0046】
さらに別の実施形態において、Rは、
【化15】
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【0047】
であり;
はハロである。
【0048】
前記実施形態についての本発明の別の態様において、Rは、場合によりハロ、OR、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、CN、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−(CRC(O)OR11、−(CRC(O)R、−(CROR、−(CRNR、−(CRS(O)、−(CRC(O)NR、−(CRアリール、−(CRヘテロアリール、−(CR−Cシクロアルキル、−(CR複素環、−(CRSONRまたは−(CRO(CRY(CRUで置換されていても良い、−T−複素環であり;
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよび複素環は、さらに、OH、ハロまたはC−Cアルケニルで置換されていることができる。
【0049】
一実施形態において、Rのヘテロアリールまたは複素環基は、ピリジル、モルホリニル、チオモルホリニル、フェニル、ピペリジニル、ベンゾチオフェニル、チアゾリル、ピリミジニル、オキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、ベンゾフラニル、キノキサリニル、ピラゾリル、ナフタレニル、ジヒドロ−インデニル、キノリニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソオキサゾリル、フラニル、オキサジアゾリル、オクタヒドロキノリニル、オクタヒドロイソキノリニル、アゼチジニル、オキサゼパニルまたはオキサゾリジニルである。
【0050】
前記実施形態についての本発明のさらに別の態様において、R
【化16】
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【0051】
であり;
Xは、NR19、CR162、SまたはOであり;
15は独立に、フェニル、5員もしくは6員の複素環またはヘテロアリール、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、アミノ、CN、OHおよびSHからなる群から選択され;二つの隣接するR15は、縮合C−Cシクロアルキルまたは複素環を形成しており;二つの隣接しないR15は、C−Cアルキレンを形成しており;または同一の炭素原子に結合した2個のR15は、C−Cシクロアルキルまたは複素環を形成しており、ここで、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたは複素環は、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、アミノ、CN、OHまたはSHからなる群から選択されるR13で置換されていても良く;
16は独立に、H、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、アミノ、CN、OHおよびSHからなる群から選択され;
19は独立に、H、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cアルケニルからなる群から選択され;
fは、0、1または2であり;
gは、0、1または2であり;
jは独立に、0、1、2、3、4、5、6、7または8である。
【0052】
一実施形態において、R15は独立に、フェニル、5員もしくは6員の複素環またはヘテロアリール、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、アミノ、CN、OHおよびSHからなる群から選択され;二つの隣接するR15は、縮合C−Cシクロアルキルまたは複素環を形成しており;または同一の炭素原子に結合した2個のR15は、C−Cシクロアルキルまたは複素環を形成しており、ここで、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたは複素環は、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、アミノ、CN、OHまたはSHからなる群から選択されるR13で置換されていても良く;R16は独立に、H、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、アミノ、CN、OHおよびSHからなる群から選択される。
【0053】
別の実施形態において、R15は独立に、ハロ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−CアルキルまたはNHである。
【0054】
一実施形態において、jは独立に、0、1または2である。
【0055】
一実施形態において、fは0または1である。
【0056】
一実施形態において、Rは、
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
【0057】
である。
【0058】
前記実施形態についての本発明のさらに別の態様において、R
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
【0059】
であり、
Xは、CR16、SまたはOであり;
13、R15およびR16は、独立に、H、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−CシクロアルキルC−Cアルケニル、アミノ、CN、OHまたはSHであり;
Aは、フェニルまたは5から6員のヘテロアリールであり;
rは独立に、0、1、2、3、4または5であり;
jは独立に、0、1、2または3である。
【0060】
一実施形態において、R13、R15およびR16は、独立に、H、ハロ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−CアルコキシまたはNHである。
【0061】
一実施形態において、rは、独立に、0または1であり;jは独立に、0または1である。
【0062】
別の実施形態において、XはOである。
【0063】
さらに別の実施形態において、Aは、フェニル、ピリジルまたはオキサジアゾリルである。
【0064】
別の実施形態において、R
【化19】
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【0065】
である。
【0066】
さらに別の実施形態において、R
【化20】
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【0067】
である。
【0068】
前記実施形態についての本発明の別の態様において、Rは、
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
【0069】
であり、
環Bは、縮合C−Cシクロアルキルであり;
Xは、CR16、SまたはOであり;
13、R15およびR16は、独立に、H、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルケニル、アミノ、CN、OHまたはSHであり;
rは独立に、0、1、2、3、4、5、6、7または8であり;
jは独立に、0、1、2、3または4である。
【0070】
一実施形態において、R13、R15およびR16は、独立に、H、ハロ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−CアルコキシまたはNHである。
【0071】
一実施形態において、rは独立に、0または1であり;jは独立に、0または1である。
【0072】
別の実施形態において、XはOである。
【0073】
前記実施形態についての本発明のさらに別の態様において、Rは、
【化22】
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【0074】
であり、R15は独立に、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、アミノ、CN、OHまたはSHであり;
fは0、1または2であり;
jは独立に、0、1、2、3、4、5または6である。
【0075】
一実施形態において、R15は独立に、ハロ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−CアルキルまたはNHである。
【0076】
一実施形態において、jは独立に、0、1または2である。
【0077】
一実施形態において、fは、0または1である。
【0078】
前記実施形態についての本発明のさらに別の態様において、Rは、
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【0079】
であり、
Xは、CHまたはOであり;
18およびR20は、独立に、H、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルケニル、アミノ、CN、OHまたはSHであり;そして
fは、0、1または2である。
【0080】
前記実施形態についての本発明のさらに別の態様において、Rは、
【化24】
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【0081】
であり、
15は独立に、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルケニル、アミノ、CN、OHまたはSHであり;
jは独立に、0、1、2、3または4である。
【0082】
一実施形態において、R15は独立に、ハロ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−CアルキルまたはNHである。
【0083】
一実施形態において、jは独立に、0または1である。
【0084】
本発明の別の態様において、
は、COOH、C(O)OR、C(O)NR、C(O)NRSO、C(O)NRSONR、NRSO
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
【0085】
であり、
ここで、Rは、メチルまたはHであり、
は、
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
【0086】
であり、
は、Hまたはメチルであり、
は独立に、ハロ、NR、ヒドロキシC−Cアルキル、ヒドロキシC−Cアルコキシ、−OC−CアルキルOC−Cアルキル、C−CアルキルまたはC−Cアルコキシであり;
aは、0、1または2であり;
は、
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
【0087】
であり、
Xは、O、S、NR16、CR16またはSOであり;
15は独立に、フェニル、5員もしくは6員のヘテロアリール、複素環、ハロC−Cアルキル、ハロ、ハロC−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−CアルコキシC−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cシクロアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C(O)R、C(O)NRおよびヒドロキシC−Cアルキルからなる群から選択され;
二つの隣接しないR15は、C−Cアルキレン架橋を形成しており;
二つの隣接するR15は、縮合C−Cシクロアルキルまたは4、5もしくは6員の複素環を形成しており;
または同一の炭素原子に結合した2個のR15は、=O、C−Cシクロアルキルまたは5員もしくは6員の複素環を形成しており、
ここで、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたは複素環は、ハロまたはC−Cアルキルで置換されていても良く;
16は独立に、H、ハロC−Cアルキル、ハロ、ハロC−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C(O)R、C(O)NR、S(O)、C(O)ORおよびヒドロキシC−Cアルキルからなる群から選択され;
は独立に、H、または、ハロもしくはC−Cアルコキシで置換されていても良いC−Cアルキルであり;
10は独立に、ハロで置換されていても良いC−Cアルキルであり;
は独立に、H、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルであり、ここで、アルキルまたはシクロアルキルは、ハロ、C−Cアルコキシまたは4から6員の複素環で置換されていても良く;
fは、0、1または2であり;
gは、0または1であり;
jは独立に、0、1または2であり;
またはRは、NR、T−C−Cアルキル、−T−アリール、−T−ヘテロアリール、T−複素環、T−C−Cシクロアルキルであり、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環およびシクロアルキルは、ハロ、OR、SR、SO、ハロC−Cアルキル、ハロC−CアルコキシまたはC−Cアルキルで置換されていても良く;
は、H、C−Cアルキル、アリールC−Cアルキルまたは複素環であり、ここで、アルキル、アリールまたは複素環は、C−CアルコキシまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
Tは独立に、−(CR)−−C(=CH)−または−C(O)−であり;
は独立に、H、OR、ハロまたはC−Cアルキルであり、ここで、アルキルは、OH、C−Cアルコキシ、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
は、
【化28】
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【0088】
であり、
およびRは、独立に、H、ハロ、ハロC−CアルキルまたはC−Cアルキルであり;
は、H、C(O)NHRまたはメチルであり;
iおよびlは、独立に、0、1、2、3、4または5であり;そして
eは、0、1または2である。
【0089】
本発明のさらに別の態様において、
は、COOH、C(O)NRSO、C(O)NRSONR
【化29】
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【0090】
であり、ここで、Rは、メチルまたはHであり、
は、
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
【0091】
であり;
は独立に、ハロ、ヒドロキシC−Cアルキル、ヒドロキシC−Cアルコキシ、−OC−CアルキルOC−Cアルキル、C−CアルキルまたはC−Cアルコキシであり;
aは、0、1または2であり;
は、
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
【0092】
であり;
Xは、NR16、CR16またはSOであり;
15は独立に、フェニル、5員もしくは6員のヘテロアリール、複素環、ハロC−Cアルキル、ハロ、ハロC−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C(O)R、C(O)NRおよびヒドロキシC−Cアルキルからなる群から選択され;
二つの隣接しないR15は、C−Cアルキレン架橋を形成しており;
二つの隣接するR15は、縮合C−Cシクロアルキルまたは5員もしくは6員の複素環を形成しており;
または同一の炭素原子に結合した2個のR15は、=O、C−Cシクロアルキルまたは5員もしくは6員の複素環を形成しており、
ここで、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたは複素環は、ハロまたはC−Cアルキルで置換されていても良く;
16は独立に、H、ハロC−Cアルキル、ハロ、ハロC−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C(O)R、C(O)NRおよびヒドロキシC−Cアルキルからなる群から選択され;
は独立に、H、または、ハロで置換されていても良いC−Cアルキルであり;
は独立に、H、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルであり;
fは、0、1または2であり;
gは、0または1であり;
jは独立に、0、1または2であり;
またはRは、NR、T−C−Cアルキル、−T−アリール、−T−ヘテロアリール、T−複素環、T−C−Cシクロアルキルであり、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環およびシクロアルキルは、ハロ、OR、SO、ハロC−Cアルキル、ハロC−CアルコキシまたはC−Cアルキルで置換されていても良く;
は、H、C−Cアルキル、アリールC−Cアルキルまたは複素環であり、ここで、アルキル、アリールまたは複素環は、C−CアルコキシまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
Tは独立に、−(CR)−、−C(=CH)−または−C(O)−であり;
は独立に、H、OR、ハロまたはC−Cアルキルであり、前記アルキルは、OH、C−Cアルコキシ、ハロまたはハロC−Cアルキルで置換されていても良く;
は、
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0093】
であり;
およびRは、独立に、H、ハロ、ハロC−CアルキルまたはC−Cアルキルであり;
は、H、C(O)NHRまたはメチルであり;
iおよびlは、独立に、0、1、2、3、4または5であり;
eは、0、1または2である。
【0094】
一実施形態において、Rは、
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0095】
であり;
Xは、NR16、CR16またはSOであり;
15は独立に、フェニル;オキサジアゾール、オキサゾール、トリアゾール、チアゾールおよびイソキサゾールから選択されるヘテロアリール基、ハロC−Cアルキル、ハロ、ハロC−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C(O)R、C(O)NRおよびヒドロキシC−Cアルキルからなる群から選択され;
二つの隣接しないR15は、C−Cアルキレン架橋を形成しており;
二つの隣接するR15は、縮合C−Cシクロアルキル、フロもしくはピラノ環を形成しており;
または、同一の炭素原子に結合した2個のR15は、=O、C−Cシクロアルキルまたは5員もしくは6員の複素環を形成しており、ここで、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキルまたは複素環は、ハロまたはC−Cアルキルで置換されていても良い。
【0096】
別の実施形態において、Rは、
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
【0097】
であり;
はフェニルまたはピリジルであり、ここで、フェニルまたはピリジルは、ハロ、OR、ハロC−Cアルキル、ハロC−CアルコキシまたはC−Cアルキルで置換されていても良い。
【0098】
別の実施形態において、R
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0099】
であり;
13は独立に、Hまたはハロであり;
15は独立に、HまたはC−Cアルキルであり;
18は、HまたはC−Cアルキルであり;そして、
rは独立に、0、1または2である。
【0100】
さらに別の実施形態において、Rは、
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0101】
であり;
15は独立に、5員のヘテロアリール、ハロC−Cアルキル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシC−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C(O)N(RまたはOHであり;
jは独立に、0、1、2または3である。
【0102】
さらに別の実施形態において、Rは、
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0103】
であり;
環Bは、縮合C−Cシクロアルキルまたは縮合5員もしくは6員の複素環であり、
ここで、Oがヘテロ原子であり;
Xは、CH2、NHまたはOである。
【0104】
さらに別の実施形態において、Rは、
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
【0105】
である。別の実施形態において、R
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0106】
である。さらに別の実施形態において、R
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0107】
である。
【0108】
さらに別の実施形態において、Rは、
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【0109】
であり、
環Bは、縮合C−Cシクロアルキルまたは縮合5員もしくは6員の複素環であり、
ここで、Oは、複素環中のヘテロ原子であり;
Xは、CHまたはNHであり;
13は独立に、H、ハロC−Cアルキル、ハロまたはC−Cアルキルであり;
15は独立に、H、ハロC−Cアルキル、ハロ、OH、C(O)R、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルであり、または同一の炭素上の2個のR15が=Oを形成しており;
は独立に、H、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルであり;
rは独立に、0または1であり;そして
jは独立に、0または1である。
【0110】
さらに別の実施形態において、R
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0111】
であり、
Fは、OまたはCHであり;
hは、0、1または2であり;
cは、0、1または2であり;そして
dは0、1または2である。
【0112】
前記実施形態の別の態様において、
は、COOH、
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0113】
であり、
は、
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0114】
であり、そして、Rはハロである。
【0115】
前記実施形態における本発明のさらに別の態様において、Rは−CH−Yまたは−CH(CH)−Yであり、ここで、Yは、場合によりハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、C−Cシクロアルキル、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−Cアルケノキシ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、アミノ、CN、OHまたはSHで置換されていても良い、フェニルまたはシクロヘキシルである。一実施形態において、Rは、−CH−Yまたは−CH(CH)−Yであり、ここで、Yは、場合によりCF、CHF、ハロ、シクロプロピル、OCF、OCH、メチル、アミノ、CN、OHまたはSHで置換されていても良い、フェニルまたはシクロヘキシルである。
【0116】
一実施形態において、
は、
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0117】
であり;
は、H、ハロC−CアルキルまたはC−Cアルキルであり;
は、Hまたはメチルであり;
は、Hまたはハロであり;
eは、0または1である。
【0118】
一実施形態において、
は、
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0119】
であり;
は独立に、H、ハロ、ハロC−CアルキルまたはC−Cアルキルであり;
は、H、C(O)NHRまたはメチルであり;
は独立に、H、または、ハロで置換されていても良いC−Cアルキルであり;
lは、0、1、2、3、4または5であり;そして
eは、0、1または2である。
【0120】
別の実施形態において、Rは、CH−シクロヘキシル、
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0121】
、ベンジル、
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0122】
であり、そして、Rは、H、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルケニル、ハロ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、アミノ、CN、OHまたはSHである。
【0123】
別の実施形態において、R
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0124】
であり、RおよびRは独立に、Hまたはメチルである。
【0125】
さらに別の実施形態において、Rは、
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0126】
である。
【0127】
一実施形態において、Rは、
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0128】
である。
【0129】
別の実施形態において、Rは、
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0130】
である。
【0131】
さらに別の実施形態において、Rは、
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0132】
である。
【0133】
別の実施形態において、Rは、
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0134】
である。
【0135】
本発明の化合物の具体例には、
(R)−4−((1−シクロブチルエチル)アミノ)−2−(4−イソプロピルピリジン−2−イル)−7−メチル−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
4−{[(1R)−1−シクロブチルエチル]アミノ}−2−[4−(1−メチルエチル)ピリジン−2−イル]−3−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
4−{[(1R)−1−シクロブチルエチル]アミノ}−2−(3−メチルフェニル)−3−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
4−{[(1R)−1−シクロブチルエチル]アミノ}−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[4−(1−メチルエチル)ピリジン−2−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
3−{3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−4−(3−メチルフェニル)−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(3−クロロフェニル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−{4−(3−クロロフェニル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−2−((S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(オクタヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aS,7aS)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(オクタヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(オクタヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aS,7aS)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(3R,5R)−3,5−ジメチルモルホリン−4−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(オクタヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(3R,5R)−3,5−ジメチルモルホリン−4−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(3S,5S)−3,5−ジメチルモルホリン−4−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{7−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(オクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[6−(トリフルオロメチル)−2−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−2−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(3−エチルモルホリン−4−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(2−オキサ−5−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタ−5−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2,5−ジメチルモルホリン−4−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(3−メチル−1,4−オキサゼパン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(1−メチルエチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,5R)−2,5−ジメチルピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[3−(2−フルオロフェニル)モルホリン−4−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[2−(1−メトキシエチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[3−(2−フルオロフェニル)モルホリン−4−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2,3−ジメチルピロリジン−1−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−シクロプロピルピロリジン−1−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−(2−tert−ブチルピロリジン−1−イル)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−(5−アザスピロ[3.4]オクタ−5−イル)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[2−(1,1−ジメチルプロピル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2R)−2−メチルピペリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;および
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−メチルピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
またはその立体異性体;
または医薬として許容されるその塩;
またはその立体異性体の医薬として許容されるその塩;
などがあるが、これらに限定されるものではない。
【0136】
本発明の化合物の他の具体的な例には、
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(トランス−2−メチル−5−フェニルモルホリン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,4R)−4−メトキシ−2−メチルピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヘキサヒドロ−4H−フロ[3,4−b][1,4]オキサジン−4−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
1−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N,N−ジメチル−D−プロリンアミド;
1−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N−エチル−N−メチル−D−プロリンアミド;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[2−(3−エチル−5−メチルイソキサゾール−4−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−{2−[(1−メチルエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−{2−[(トリフルオロメトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(ジフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(トランス−2,3−ジメチルモルホリン−4−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(7−オキサ−1−アザスピロ[4.4]ノナ−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(8−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デカ−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヘキサヒドロ−2H−ピラノ[4,3−b]ピリジン−1(5H)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2S)−2−(1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(3−メチルイソキサゾール−5−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[2−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
1−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N−エチル−D−プロリンアミド;
(5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−1,5−ジメチルピペラジン−2−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R)−5−メトキシ−2−メチルピペリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(3−メチル−1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−メトキシ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−メトキシ−2−(1−メチルエチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(1−メチルエチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−2−(フルオロメチル)−4−メトキシピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,4R)−2−(フルオロメチル)−4−メトキシピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−(1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル)−2−((R)−3−メチルモルホリノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
(5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1R)−1−(4−メチルシクロヘキシル)エチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−1,5−ジメチルピペラジン−2−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−2−(フルオロメチル)−4−メトキシピロリジン−1−イル]−3−[(1R)−1−(4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルピロリジン−1−イル)−3−((R)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2R,4R)−4−メトキシ−2−メチルピロリジン−1−イル)−3−((R)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−メチルピロリジン−1−イル)−3−((R)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−[(2R)−4−アセチル−2−メチルピペラジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R)−4−(シクロプロピルカルボニル)−2−メチルピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−[(2R,6R)−4−アセチル−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−4−(シクロプロピルカルボニル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[シクロペンチル(エトキシ)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[シクロペンチル(エトキシ)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシエチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシプロピル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−2−(1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)プロピル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−2−(1−プロポキシプロピル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[エトキシ(フェニル)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2,4−ジフルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−ヒドロキシ−2−メトキシ−1−フェニルエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(エトキシ(ピリジン−2−イル)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(エトキシ(ピリジン−3−イル)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−フルオロフェニル)カルボニル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−フルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−フルオロエチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(1−フェニルエテニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−メトキシ−1−フェニルエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(2−フルオロフェニル)エテニル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;および
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(1−メチリデンブチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
またはその立体異性体;
または医薬として許容されるその塩;
またはその立体異性体の医薬として許容されるその塩
などがあるが、これらに限定されるものではない。
【0137】
本発明の化合物の別の具体的な例には、
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[メチル(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((トランス−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)(メチル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
1−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N−エチル−N−メチル−L−プロリンアミド;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−フルオロフェニル)アミノ]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[2−(1−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(6−オキサ−1−アザスピロ[3.3]ヘプタ−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−メトキシ−2−メチルプロピル)(メチル)アミノ]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[2−(2−メチル−1,3−チアゾール−4−イル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−メトキシエチル)(メチル)アミノ]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[エチル(2−メトキシエチル)アミノ]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
1−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N,N−ジメチル−L−プロリンアミド;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−メトキシエチル)(プロピル)アミノ]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(1−ピリジン−2−イルエチル)アミノ]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
1−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N−エチル−L−プロリンアミド;
3−{2−[(2S,5S)−2,5−ビス(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[シス−4−メトキシ−2−メチルピペリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[トランス−4−メトキシ−2−メチルピペリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[シス−4−メトキシ−2−メチルピペリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
(4aS,7aS)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−1−メチルオクタヒドロ−2H−シクロペンタ[b]ピラジン−2−オン;
4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−5−エチル−1−メチルピペラジン−2−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヘキサヒドロ−2H−ピラノ[4,3−b]ピリジン−1(5H)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
(4aR,8aR)−1−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]オクタヒドロ−6H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6−カルボン酸ベンジル;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(4aR,8aR)−オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−[(4aR,8aR)−6−ベンジルオクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−ヒドロキシ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−メトキシ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−(1−メチルエチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−メトキシ−2−(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(3−ヒドロキシオクタヒドロキノリン−1(2H)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−メトキシ−2−(1−メトキシシクロプロピル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,4R)−4−メトキシ−2−(1−メトキシシクロプロピル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(3−メチルチオモルホリン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−2−(ジフルオロメチル)−4−メトキシピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−エトキシ−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
(4aR,7aR)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−1−エチルオクタヒドロ−2H−シクロペンタ[b]ピラジン−2−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−(2−メトキシエトキシ)−2−(1−メチルエチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−5,5−ジフルオロヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(トランス)−3−メチルヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,3R)−3−エチル−2−メチルモルホリン−4−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−6,6−ジフルオロヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−ピリジン−2−イルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヘキサヒドロ−4H,5H−ピラノ[4,3−b][1,4]オキサジン−4−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(2−メチルヘキサヒドロ−4H,5H−ピラノ[4,3−b][1,4]オキサジン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−ヘキサヒドロ−4H−フロ[3,4−b][1,4]オキサジン−4−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−6−フルオロヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヘキサヒドロ−2H−シクロペンタ[b][1,4]オキサゼピン−5(5aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(2,2,3−トリメチルモルホリン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(2−メチルオクタヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−(ベンジルアミノ)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−メトキシ−1−メチルエチル)アミノ]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−[ベンジル(メチル)アミノ]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(2−メチルヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2R,3R)−2,3,6−トリメチルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−メトキシ−1−メチルエチル)(メチル)アミノ]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(ピリジン−2−イルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(ピリジン−2−イルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[メチル(フェニル)アミノ]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[メチル(フェニル)アミノ]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(フェニルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−(1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル)−2−((R)−3−メチルモルホリノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
(5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−1,5−ジメチルピペラジン−2−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−2−(フルオロメチル)−4−メトキシピロリジン−1−イル]−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,4R)−4−メトキシ−2−メチルピロリジン−1−イル]−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−メチルピロリジン−1−イル]−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−2,6−ジメチル−4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4、5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸エチル;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N−エチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキサミド;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−2,6−ジメチル−4−プロパノイルピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−4−(シクロブチルカルボニル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−[(2R,6R)−4−ブタノイル−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸メチル;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸1−メチルエチル;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−3,5−ジメチル−N−プロピルピペラジン−1−カルボキサミド;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−3,5−ジメチル−N−(1−メチルエチル)ピペラジン−1−カルボキサミド;
3−{2−(4−アセチル−2,3−ジメチルピペラジン−1−イル)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[4−(シクロプロピルカルボニル)−2,3−ジメチルピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−2,6−ジメチル−4−(2−メチルプロパノイル)ピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−4−(シクロプロピルカルボニル)オクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−[(4aR,7aR)−4−アセチルオクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−4−(ジフルオロアセチル)オクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−4−(シクロブチルカルボニル)オクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N,N,3,5−テトラメチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(3R,5R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−N−エチル−N,3,5−トリメチルピペラジン−1−カルボキサミド;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−{(2R,6R)−4−[(1−フルオロシクロプロピル)カルボニル]−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル}−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−{(2R,6R)−4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)カルボニル]−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル}−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−4−(ジフルオロアセチル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−{(2R,6R)−2,6−ジメチル−4−[(3−メチルオキセタン−3−イル)カルボニル]ピペラジン−1−イル}−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−{(2R,6R)−2,6−ジメチル−4−[(1−メチルシクロプロピル)カルボニル]ピペラジン−1−イル}−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−2,6−ジメチル−4−(オキセタン−3−イルカルボニル)ピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2R,6R)−4−(メトキシアセチル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−ヒドロキシエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−メトキシエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[シクロプロピル(エトキシ)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[エトキシ(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[シクロプロピル(2−メトキシエトキシ)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(エトキシ(ピリジン−2−イル)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[エトキシ(1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[エトキシ(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[エトキシ(1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[ピリジン−2−イル(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−フルオロ−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−フルオロ−1−(3−フルオロピリジン−4−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−フルオロ−1−(3−メチルピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−フルオロ−1−(ピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−フルオロ−2−メトキシ−1−メチルエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(メトキシメチル)ブチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(1−メチルエテニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−メトキシ−1−メチルエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−エトキシ−1−メチルエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[1−(メチル−2−(1−メチルエトキシ)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(メトキシメチル)プロピル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[2−メトキシ−1−(メトキシメチル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(メトキシメチル)−2−メチルプロピル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[4−(1−メチルエチル)ピリジン−2−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{7−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{7−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−フルオロ−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−7−メトキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−7−メチル−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−(ジメチルアミノ)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2RまたはS)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−N−(メチルスルホニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキサミド;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N−(ジメチルスルファモイル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキサミド;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N−メチル−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキサミド;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N,N−ジメチル−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキサミド;
N−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}メタンスルホンアミド;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−2−メチル−1,2−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸メチル;
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸エチル;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(SまたはR)−シクロプロピル(エトキシ)メチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1SまたはR)−1−エトキシエチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−エトキシ−2−メトキシエチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−{(2R)−4−[(1−フルオロシクロプロピル)カルボニル]−2−メチルピペラジン−1−イル}−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−エチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−エチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−{[トランス−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル]メチル}−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(3−エチルシクロペンチル)メチル]−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−[5−クロロ−2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロ−2−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4aS,7aS)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロ−2−メチルピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−[5−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロ−2−メトキシピリジン−3−イル)−2−[(4aS,7aS)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロ−2−メトキシピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−[5−クロロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−3−イル]−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−[5−クロロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−3−イル]−2−[(4aS,7aS)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−クロロ−3−{2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−イル}ピリジン−2(1H)−オン;
3−{2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−4−(5−メチルピリジン−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{2−[(4aS,7aS)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−4−(5−メチルピリジン−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−[5−クロロ−2−(メチルアミノ)ピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
5−クロロ−3−{3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−イル}ピリジン−2(1H)−オン;
3−{3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−4−ピリミジン−5−イル−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−4−(ピリダジン−4−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−4−(ピリダジン−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[1−メチル−2−(メチルスルファニル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[1−メチル−2−(メチルスルホニル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−{1−[(メチルスルファニル)メチル]プロピル}−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−{1−[(メチルスルホニル)メチル]プロピル}−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−{2−メチル−1−[(メチルスルホニル)メチル]プロピル}−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
6−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}ピリジン−2(1H)−オン;
3−{4−(シクロブチルメトキシ)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
3−{4−(1−シクロブチルエトキシ)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン;
またはその立体異性体;
または医薬として許容されるその塩;
またはその立体異性体の医薬として許容されるその塩
などがあるが、これらに限定されるものではない。
【0138】
化学的定義
本明細書で使用される場合、「アルキル」とは指定炭素原子数の分岐および直鎖の両方の飽和脂肪族炭化水素基を含む。例えば、「C−C10アルキル」におけるC−C10とは、直鎖または分岐配置での炭素原子数1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の基を含むものと定義される。例えば、「C−C10アルキル」としては具体的には、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、t−ブチル、i−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどを含む。
【0139】
「アルキルアリール」、「アルキルシクロアルキル」および「アルキル複素環」という用語で使用される場合に、「アルキル」という用語は各基のアルキル部分を意味し、各部分の複素環部分における原子数を説明するものではない。一実施形態において、炭素原子数を指定しない場合には、「アルキルアリール」、「アルキルシクロアルキル」および「アルキル複素環」の「アルキル」とはC−C12アルキルを指し、別の実施形態ではC−Cアルキルを指す。
【0140】
「シクロアルキル」という用語は、指定炭素原子数を有する単環式、二環式もしくはスピロ環状の飽和脂肪族炭化水素基を意味する。シクロアルキルは、例えばメチレン、エチレンまたはプロピレン架橋で架橋されていても良い(すなわち二環式部分を形成)。シクロアルキルはフェニルなどのアリール基と縮合していてもよく、理解すべき点として、シクロアルキル置換基はシクロアルキル基を介して結合している。例えば、「シクロアルキル」には、シクロプロピル、メチルシクロプロピル、2,2−ジメチルシクロブチル、2−エチルシクロペンチル、シクロヘキシルなどを含む。「シクロアルキル」にはさらに、=CHが同じ環炭素原子上の2個の使える水素に代わって存在する上記のシクロアルキル環も含む。
【0141】
「シクレニル」という用語は、指定数の炭素原子を有する単環式、二環式またはスピロ環状の不飽和脂肪族炭化水素基を意味する。シクレニルは、例えばメチレン、エチレンまたはプロピレン架橋によって架橋(すなわち、二環式部分の形成)されていても良い。シクレニルはフェニルなどのアリール基と縮合していてもよく、理解すべき点として、シクレニル置換基はシクレニル基を介して結合している。例えば、「シクレニル」には、シクロペンテニル、シクロヘキセニルなどがある。「シクレニル」にはさらに、=CHが同じ環炭素原子上の2個の使える水素に代わって存在する上記のシクレニル環も含む。
【0142】
一実施形態において、炭素原子数を指定しない場合には、「アルキル」とはC−C12アルキルを指し、別の実施形態において、「アルキル」とはC−Cアルキルを指す。一実施形態において、炭素原子数を指定しない場合には、「シクロアルキル」とはC−C10シクロアルキルを指し、別の実施形態において、「シクロアルキル」とはC−Cシクロアルキルを指す。一実施形態において、炭素原子数を指定しない場合には、「シクレニル」はC−C10シクレニルを指し、さらに別の実施形態において、「シクレニル」はC−Cシクレニルを指す。一実施形態において、「アルキル」の例には、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、t−ブチルおよびi−ブチルなどを含む。
【0143】
「アルキレン」という用語は、指定炭素原子数の炭化水素ジラジカル基を意味する。例えば、「アルキレン」には、−CH−、−CHCH−などがある。一実施形態において、炭素原子数を指定しない場合には、「アルキレン」とはC−C12アルキレンを指し、別の実施形態において、「アルキレン」とはC−Cアルキレンを指す。
【0144】
炭素原子数を指定しない場合には、「アルケニル」という用語は、2から10個の炭素原子および少なくとも一つの炭素−炭素二重結合を含む、直鎖、分岐もしくは環状の非芳香族炭化水素基を指す。好ましくは、一つの炭素−炭素二重結合が存在し、4個以下の非芳香族炭素−炭素二重結合が存在していてもよい。従って、「C−Cアルケニル」とは、2から6個の炭素原子を有するアルケニル基を意味する。アルケニル基には、エテニル、プロペニル、ブテニル、2−メチルブテニルおよびシクロヘキセニルなどを含む。アルケニル基の直鎖、分岐もしくは環状部分は二重結合を含んでいても良く、置換されたアルケニル基が示されている場合は、置換されていても良い。
【0145】
「アルケニレン」は、上記で定義のアルケニル基のジラジカル基を意味する。例えば、「アルケニレン」には、−CH−CH−CH=CH−CH、−CH=CH−CHなどを含む。
【0146】
「アルキニル」という用語は、2から10個の炭素原子および少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を有する、直鎖、分岐もしくは環状の炭化水素基を指す。3個までの炭素−炭素三重結合が存在していても良い。従って、「C−Cアルキニル」とは、2から6個の炭素原子を有するアルキニル基を意味する。アルキニル基には、エチニル、プロピニル、ブチニル、3−メチルブチニルなどを含む。アルキニル基の直鎖、分岐または環状部分が三重結合を有することができ、置換されたアルキニル基が示されている場合には置換されていても良い。
【0147】
ある場合には、置換基は、(C−C)アルキレン−アリールのようにゼロを含む炭素範囲で定義することができる。アリールがフェニルである場合、それの定義はフェニル自体ならびに−CHPh、−CHCHPh、CH(CH)CHCH(CH)Phなどを含み得る。
【0148】
「アリール」とは、各環7個までの原子の安定な単環式、二環式もしくは三環式の炭素環であって、少なくとも1個の環が芳香族であるものを意味するものである。そのようなアリール要素の例には、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダニルおよびビフェニルなどがある。アリール置換基が二環式であり、1個の環が非芳香族である場合、結合は芳香族環を介したものであることは明らかである。
【0149】
一実施形態において、「アリール」とは炭素原子数6から14の芳香環であり、5員もしくは6員シクロアルキル基と縮合した炭素環式芳香族基(例えばインダン)を含む。炭素環式芳香族基の例には、フェニル、ナフチル(例えば1−ナフチルおよび2−ナフチル)、アントラセニル(例えば1−アントラセニル、2−アントラセニル)、フェナントレニル、フルオレノニル(例えば9−フルオレノニル)、インダニルなどを含むが、これらに限定されるものではない。
【0150】
本明細書で使用される場合のヘテロアリールという用語は、各環7個までの安定な単環式、二環式または三環式の環であって、少なくとも1個の環が芳香族であり、炭素、ならびにO、NおよびSからなる群から選択される1から4個のヘテロ原子を含むものを表す。別の実施形態において、ヘテロアリールという用語は、5から14個の炭素環原子ならびにO、NまたはSから選択される1から4個のヘテロ原子の、単環、二環系または三環系の芳香環を指す。下記複素環の定義と同様に、「ヘテロアリール」も、いずれかの窒素含有ヘテロアリールのN−オキサイド誘導体を含むものと理解される。ヘテロアリール置換基が二環式であり、一方の環が非芳香族であるかまたはヘテロ原子を含まない場合には、一実施形態において、結合は、それぞれ芳香環を含むヘテロ原子を介したものである。
【0151】
この定義の範囲内のヘテロアリール基には、アクリジニル、カルバゾリル、シンノリニル、キノキサリニル、ピラゾリル、インドリル、ベンゾトリアゾリル、フラニル、チエニル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、キノリニル、イソキノリニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、インドリル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピロリル、テトラヒドロキノリンを含み、これらに限定されるものではない。ヘテロアリールの別の例には、ピリジル(例えば2−ピリジル(別称α−ピリジル)、3−ピリジル(別称β−ピリジル)および4−ピリジル(別称γ−ピリジル))、チエニル(例えば2−チエニルおよび3−チエニル)、フラニル(例えば2−フラニルおよび3−フラニル)、ピリミジル(例えば2−ピリミジルおよび4−ピリミジル)、イミダゾリル(例えば2−イミダゾリル)、ピラニル(例えば2−ピラニルおよび3−ピラニル)、ピラゾリル(例えば4−ピラゾリルおよび5−ピラゾリル)、チアゾリル(例えば2−チアゾリル、4−チアゾリルおよび5−チアゾリル)、チアジアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル(例えば2−オキサゾイル、4−オキサゾイルおよび5−オキサゾイル)、イソオキサゾイル、ピロリル、ピリダジニル、ピラジニルなどを含み、これらに限定されるものではない。
【0152】
一実施形態において、「ヘテロアリール」は1個以上の他のヘテロアリールまたは非芳香族複素環と縮合したヘテロアリールである「縮合多環式芳香族」も含み得る。例としては、キノリニルおよびイソキノリニル(例えば2−キノリニル、3−キノリニル、4−キノリニル、5−キノリニル、6−キノリニル、7−キノリニルおよび8−キノリニル、1−イソキノリニル、3−キノリニル、4−イソキノリニル、5−イソキノリニル、6−イソキノリニル、7−イソキノリニルおよび8−イソキノリニル)、ベンゾフラニル(例えば2−ベンゾフラニルおよび3−ベンゾフラニル)、ジベンゾフラニル(例えば2,3−ジヒドロベンゾフラニル)、ジベンゾチオフェニル、ベンゾチエニル(例えば2−ベンゾチエニルおよび3−ベンゾチエニル)、インドリル(例えば2−インドリルおよび3−インドリル)、ベンゾチアゾリル(例えば2−ベンゾチアゾリル)、ベンゾオキサゾリル(例えば2−ベンゾオキサゾリル)、ベンゾイミダゾリル(例えば2−ベンゾイミダゾリル)、イソインドリル(例えば1−イソインドリルおよび3−イソインドリル)、ベンゾトリアゾリル、プリニル、チアナフテニル、ピラジニルなどを含む。
【0153】
「複素環」は、各環に7個までの原子を含む非芳香族飽和単環式、二環式、三環式またはスピロ環式の環系を意味するか、3から14個もしくは5から10個の環原子を含み、その環系中の原子のうちの1以上が炭素以外の元素、例えば、窒素、酸素、リンもしくは硫黄の単独もしくは組み合わせである。その環系には隣接する酸素および/または硫黄原子はない。好ましい複素環は、約5から約6個の環原子を含む。複素環は、フェニルまたはヘテロシクレニルなどの芳香族アリール基と縮合していても良い。複素環は、例えばメチレン、エチレンまたはプロピレン架橋で架橋(すなわち、二環式部分を形成)されていても良い。複素環根名の前の接頭辞アザ、オキサまたはチアは、少なくとも、それぞれ窒素、酸素または硫黄原子が環原子として存在することを意味している。複素環の窒素または硫黄原子は酸化されて、相当するN−オキサイド、S−オキサイドまたはS,S−ジオキシドとなっていても良い。好適な単環式複素環の例には、ピペリジル、ピロリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チアゾリジニル、1,4−ジオキサニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、ラクタム、ラクトンなどを含み、これらに限定されるものではない。「複素環」はさらに、=Oが同じ環炭素原子上の2個の使える水素に代わって存在する上記の複素環も含む。そのような部分の1例は、下記のピロリドンである。
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0154】
指定された複素環基に含まれるヘテロ原子を説明するに際して、「N、O、PおよびSの群から選択される1から×個のヘテロ原子を有する」(×は指定された整数である。)という表現は、例えば、指定された複素環中の各ヘテロ原子が独立に、ヘテロ原子の指定された選択から選択されることを意味する。複素環置換基の結合は、炭素原子を介して、またはヘテロ原子を介してのものであることができる。複素環置換基が二環式であり、一方の環が芳香族不飽和であり、および/またはヘテロ原子を含まない場合、一実施形態において、その結合は、ヘテロ原子含有非芳香族飽和環を介したものである。
【0155】
「ヘテロシクレニル」は、各環に7個までの原子を含む、非芳香族不飽和単環式、二環式、三環式またはスピロ環式の環系を意味する。好ましくは、ヘテロシクレニルは、3から14個もしくは5から10個の環原子を含み、その環系中の原子のうちの1以上が炭素以外の元素、例えば、窒素、酸素もしくは硫黄の単独もしくは組み合わせであり、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合または炭素−窒素二重結合を含む。その環系には隣接する酸素および/または硫黄原子はない。好ましいヘテロシクレニル環は、約5から約6個の環原子を含む。ヘテロシクレニルは、例えばメチレン、エチレンまたはプロピレン架橋で架橋(すなわち、二環式部分を形成)されていても良い。ヘテロシクレニル根名の前の接頭辞アザ、オキサまたはチアは、少なくとも、それぞれ窒素、酸素、リンまたは硫黄原子が環原子として存在することを意味している。ヘテロシクレニルの窒素または硫黄原子は酸化されて、相当するN−オキサイド、S−オキサイドまたはS,S−ジオキシドとなっていても良い。好適なヘテロシクレニル基の例には、1,2,3,4−テトラヒドロピリジニル、1,2−ジヒドロピリジニル、1,4−ジヒドロピリジニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、1,4,5,6−テトラヒドロピリミジニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、2−イミダゾリニル、2−ピラゾリニル、ジヒドロイミダゾリル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロオキサジアゾリル、ジヒドロチアゾリル、3,4−ジヒドロ−2H−ピラニル、ジヒドロフラニル、フルオロジヒドロフラニル、7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプテニル、ジヒドロチオフェニル、ジヒドロチオピラニルなどを含み、これらに限定されるものではない。「ヘテロシクレニル」はさらに、=Oが同じ環炭素原子上の2個の使える水素に代わって存在する上記のヘテロシクレニル環も含む。そのような部分の1例は、下記のピロリジノンである。
【化56】
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【0156】
指定されたヘテロシクレニル基に含まれるヘテロ原子を説明するに際して、「N、O、PおよびSの群から選択される1から×個のヘテロ原子を有する」(×は指定された整数である。)という表現は、例えば、指定されたヘテロシクレニル中の各ヘテロ原子が独立に、ヘテロ原子の指定された選択から選択されることを意味する。ヘテロシクレニル置換基が二環式であり、一方の環が芳香族飽和であり、および/またはヘテロ原子を含まない場合、一実施形態において、その結合は、ヘテロ原子含有非芳香族不飽和環を介したものである。
【0157】
やはり留意すべき点として、例えば、本発明のある種の実施形態では、下記の部分:
【化57】
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【0158】
などの互変異性型は等価であると見なされる。
【0159】
「アルキルアリール基」とは、アリール基、例えばフェニル基で置換されたアルキル基である。好適なアリール基は本明細書に記載されており、好適なアルキル基は本明細書に記載されている。親部分への結合は、アリール基を介したものである。
【0160】
「アルキルヘテロアリール基」とは、ヘテロアリール基で置換されたアルキル基である。好適なヘテロアリール基は本明細書に記載されており、好適なアルキル基は本明細書に記載されている。親部分への結合は、ヘテロアリール基を介したものである。
【0161】
「アルキル複素環基」とは、複素環基で置換されたアルキル基である。好適な複素環基は本明細書に記載されており、好適なアルキル基は本明細書に記載されている。親部分への結合は、複素環基を介したものである。
【0162】
「アルキルヘテロシクレニル基」とは、ヘテロシクレニル基で置換されたアルキル基である。好適なヘテロシクレニル基は本明細書に記載されており、好適なアルキル基は本明細書に記載されている。親部分への結合は、ヘテロシクレニル基を介したものである。
【0163】
「アルキルシクロアルキル基」とは、シクロアルキル基で置換されたアルキル基である。好適なシクロアルキル基は本明細書に記載されており、好適なアルキル基は本明細書に記載されている。親部分への結合は、シクロアルキル基を介したものである。
【0164】
「アリールアルキル基」とは、アルキル基で置換されたアリール基である。好適なアリール基は本明細書に記載されており、好適なアルキル基は本明細書に記載されている。親部分への結合は、アルキル基を介したものである。
【0165】
「ヘテロアリールアルキル基」とは、アルキル基で置換されたヘテロアリール基である。好適なヘテロアリール基は本明細書に記載されており、好適なアルキル基は本明細書に記載されている。親部分への結合は、アルキル基を介したものである。
【0166】
「複素環アルキル基」とは、アルキル基で置換された複素環基である。好適な複素環基は本明細書に記載されており、好適なアルキル基は本明細書に記載されている。親部分への結合は、アルキル基を介したものである。
【0167】
「ヘテロシクレニルアルキル基」とは、アルキル基で置換されたヘテロシクレニル基である。好適なヘテロシクレニル基は本明細書に記載されており、好適なアルキル基は本明細書に記載されている。親部分への結合は、アルキル基を介したものである。
【0168】
「シクロアルキルアルキル基」とは、アルキル基で置換されたシクロアルキル基である。好適なシクロアルキル基は本明細書に記載されており、好適なアルキル基は本明細書に記載されている。親部分への結合は、アルキル基を介したものである。
【0169】
「アリールオキシ基」とは、酸素を介して化合物と結合したアリール基(例えばフェノキシ)である。
【0170】
本明細書で使用される「アルコキシ基」(アルキルオキシ)とは、酸素原子を介して化合物に連結された直鎖もしくは分岐C−C12または環状C−C12アルキル基である。アルコキシ基の例には、メトキシ、エトキシおよびプロポキシなどがあるが、これらに限定されるものではない。
【0171】
「アリールアルコキシ基」(アリールアルキルオキシ)とは、アリールアルキルのアルキル部分で酸素を介して化合物と結合したアリールアルキル基(例えばフェニルメトキシ)である。
【0172】
本明細書で使用される「アリールアミノ基」とは、窒素を介して化合物と結合したアリール基である。
【0173】
本明細書で使用される「アルキルアミノ基」とは、窒素を介して化合物と結合したアルキル基である。
【0174】
本明細書で使用される「ジアルキルアミノ基」とは、窒素を介して化合物と結合した2個のアルキル基である。
【0175】
本明細書で使用される「アリールアルキルアミノ基」とは、アリールアルキルのアルキル部分で窒素を介して化合物と結合したアリールアルキル基である。
【0176】
本明細書で使用される「アルキルスルホニル基」とは、スルホニル基の硫黄を介して化合物と結合したアルキル基である。
【0177】
本明細書で使用される「ハロアルキル基」とはアルキル基を介して化合物と結合した、ハロ基で置換されたアルキル基である。
【0178】
本明細書で使用される「ヒドロキシアルキル基」とは、アルキル基を介して化合物と結合した、ヒドロキシ基で置換されたアルキル基である。
【0179】
ある部分が「置換されていない」と言われる場合または「置換された」もしくは「置換されていても良い」と言われていない場合、その部分が置換基を持たないことを意味する。ある部分が「置換されている」と言われる場合、置換に利用可能であることが当業者に分かっているその部分の任意の箇所が置換できるという意味である。置換基1などまたは置換基2;置換基1および置換基2からなる群から選択される置換基「で置換されていても良い」基は、その基が1以上の置換基、1個の置換基、2個の置換基、3個の置換基、4個の置換基または5個の置換基で置換されていても良いことを意味する。例えば、置換可能な基としては水素以外の基(すなわち置換基)で置き換わる水素原子が挙げられる。複数の置換基が存在する場合もある。複数の置換基が存在する場合には、置換基は同一でも異なっていてもよく、置換は任意の置換可能な部位であることができる。そのような置換手段は当業界では公知である。本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではないが、例示の目的で、置換基となる基の例をいくつか挙げると、アルキル基、アルケニル基またはアルキニン基(これらは1以上の置換基で置換されていても良い)、アルコキシ基(置換されていても良い)、ハロゲンもしくはハロ基(F、Cl、Br、I)、ヒドロキシ、ニトロ、オキソ、−CN、−COH、−COOH、アミノ、アジド、N−アルキルアミノもしくはN,N−ジアルキルアミノ(アルキル基は置換されていても良い)、N−アリールアミノもしくはN,N−ジアリールアミノ(アリール基が置換されていても良い)、エステル[−C(O)−OR(式中、Rは置換されていてもよいアルキル、アリールなどであることができる。)]、尿素[−NHC(O)−NHR(式中、Rは置換されていてもよいアルキル、アリールなどの基であることができる。)]、カーバメート[−NHC(O)−OR(式中、Rは置換されていてもよいアルキル、アリールなどの基であることができる。)]、スルホンアミド[−NHS(O)R(式中、Rは置換されていてもよいアルキル、アリールなどの基であることができる。)]、アルキルスルホニル(置換されていても良い)、アリール(置換されていても良い)、シクロアルキル(置換されていても良い)、アルキルアリール(置換されていても良い)、アルキル複素環(置換されていても良い)、アルキルシクロアルキル(置換されていても良い)、およびアリールオキシがある。
【0180】
留意すべき点として、本明細書の本文、図式、実施例および表中において、原子価が満たされていない炭素ならびにヘテロ原子は、いずれも、原子価を満たす上で十分な数の水素原子を有すると仮定される。
【0181】
式I下の置換基における記号/文字(すなわち、B、F、K、U、WおよびY)は、化学要素の略称と一致し得るが、式I下の置換基についての定義を用いるべきである。
【0182】
化合物における官能基が「保護されている」と称される場合、これは、当該化合物が反応に供されたとき、保護される部位で望ましくない副反応が排除されるように当該基が修飾された形態であることを意味する。好適な保護基についてはは、当業者であれば理解するものであり、標準的な参考書、例えば、T. W. Greene et al., Protective Groups in Organic Synthesis (1991), Wiley, New Yorkなどを参照することで理解される。
【0183】
可変要素(例えば、アルキル、複素環、Rなど)が、任意の構成または式Iにおいて複数存在する場合、各場合におけるそれの定義は、他のあらゆる場合におけるそれの定義から独立している。
【0184】
本明細書で使用される場合、「一つの」(a)、「ある」(an)および「その」(the)には、文脈が明瞭に他の形態を示していない限り、単数および複数表現が含まれる。従って、例えば、「活性剤」または「薬理活性剤」という場合、単一の活性剤ならびに組み合わせでの2以上の異なる活性剤が含まれ、「担体」という場合、2以上の担体の混合物ならびに単一の担体などが含まれる。
【0185】
本明細書で用いる場合、「組成物」という用語は、特定の成分を特定の量で含む生成物、ならびに特定の量の特定の成分の組合せから直接または間接に得られる任意の生成物を包含する。
【0186】
同位体
一般式Iの化合物において、原子は、その天然の同位体豊富物を示すものであってもよく、又は1種類以上の原子において、同じ原子番号を有するが原子量または質量数が、自然界に主として見られる原子量または質量数と異なる特定の同位体を人為的に富化してもよい。本発明は、一般式Iの化合物の適切なあらゆる同位体異型を含むことを意図する。例えば、水素(1H)の異なる同位体形態としては、プロチウム(1H)と重水素(2H)が挙げられる。プロチウムは、自然界に主として見られる水素同位体である。重水素への富化により、特定の治療上の利点(イン・ビボ半減期の増大もしくは必要投薬量の低減など)がもたらされ得るか、または生物学的試料の特性評価のための標準として有用な化合物が提供され得る。同位体富化された一般式Iを有する化合物は、当業者によく知られた慣用的な手法によって、または本明細書のスキームおよび実施例に記載のものと同様のプロセスによって、過度の実験を行なうことなく、適切な同位体富化試薬および/または中間体を用いて調製され得る。
【0187】
式(I)のある種の同位体標識化合物(例えば、Hおよび14Cで標識されたもの)は、化合物および/または基質の組織分布アッセイにおいて有用である。トリチウム化(すなわち、H)、および炭素−14(すなわち、14C)同位体は、その調製の容易さおよび検出感度のために特に好ましい。式(I)のある種の同位体標識化合物は、画像化用に有用となり得る。例えば、11Cまたは18Fのような陽電子放出同位体で標識された化合物は、陽電子放出断層撮影法(PET)での使用に有用となり得、123Iのようなγ線放出同位体で標識されたものは、単一光子放射型コンピュータ断層撮影法(SPECT)での使用に有用であり得る。さらに、エピマー化が起こる部位での化合物の同位体置換は、エピマー化を遅延もしくは低下させ、より長期間にわたりより有効もしくは効力のある形の化合物を保持することができる。
【0188】
立体化学
同じ構成の構造が一定の原子もしくは基の空間配置に関して異なる場合、それらは立体異性体であり、相互関係を分析する上での検討すべきことは、トポロジーである。二つの立体異性体間の関係が目的のものとそれの重ね合わせることができない鏡像体である場合、その二つの構造はエナンチオマー的であり、各構造はキラルであると言われる。立体異性体は、ジアステレオマー、シス−トランス異性体および立体配座異性体も含む。ジアステレオマーは、キラルもしくはアキラルであることができ、互いの鏡像ではない。シス−トランス異性体は、原子が剛性構造の一部であるかあたかもそのようであると考える場合、指定された平面に関するそれら原子の位置のみにおいて異なる。立体配座異性体は、形式的に単結合周囲での回転によって相互変換し得る異性体である。そのような立体配座異性体の例には、チェア型およびボート型配座異性体を有するシクロヘキサンコンホメーション、炭水化物、ねじれ、エクリプスおよびゴーシュ配座異性体を有する直鎖アルカンコンホメーションなどがある(J. Org. Chem. 35, 2849(1970))。
【0189】
多くの有機化合物が、平面偏光の面を回転させる能力を有する光学活性型で存在する。光学活性化合物を説明するにおいて、接頭辞DおよびLまたはRおよびSを用いて、キラル中心周囲での分子の絶対配置を示す。接頭辞dおよびlまたは(+)および(−)を用いて、化合物による平面偏光の回転の符号を示し、(−)は化合物が左旋性であることを意味している。(+)またはdの接頭辞が付いた化合物は右旋性である。ある化学構造については、エナンチオマーは、それらが互いの重なり合うことがない鏡像体であるという以外は同じである。エナンチオマーの混合物は、エナンチオマー混合物と称されることが多い。エナンチオマーの50:50混合物は、ラセミ混合物と称される。本明細書に記載の化合物の多くが、1以上のキラル中心を有し得ることから、異なるエナンチオマー形態で存在することができる。所望に応じて、キラル炭素は星印()で指定することができる。本発明の式においてキラル炭素への結合が直線として描かれている場合、そのキラル炭素の(R)配置および(S)配置の両方が、従って両方のエナンチオマーおよびそれらの混合物がその式に包含されることは明らかである。当業界で使用されるように、キラル炭素周囲での絶対配置を特定することが望ましい場合、キラル炭素への結合の一つを楔形として描くことができ(平面より上の原子への結合)、他方を一連のまたは楔形の短い平行線として描くことができる(平面より下の原子への結合)。カーン・インゴルド・プレローグシステムを用いて、キラル炭素への(R)または(S)配置を割り当てることができる。
【0190】
本発明の化合物が一つのキラル中心を含む場合、その化合物は二つのエナンチオマー型で存在し、本発明は、エナンチオマーとラセミ混合物と称される特定の50:50混合物などのエナンチオマーの混合物の両方を含む。エナンチオマーは、例えば結晶化によって分離可能なジアステレオマー塩の形成(CRC Handbook of Optical Resolutions via Diastereomeric Salt Formation by David Kozma (CRC Press, 2001)参照);例えば結晶化、ガス−液体クロマトグラフィーもしくは液体クロマトグラフィーによって分離可能なジアステレオマー誘導体もしくは錯体の形成;エナンチオマー特異的試薬との一方のエナンチオマーの選択的反応、例えば酵素的エステル化;またはキラルな環境での、例えば、キラルな担体(例えば、結合キラルリガンドを有するシリカ)上もしくはキラルな溶媒の存在下でのガス−液体もしくは液体クロマトグラフィーなど;当業者に公知の方法によって分割することができる。所望するエナンチオマーが、上記の分離手順の一つによって別の化学物質に変換される場合、所望するエナンチオマー形態を遊離させるためにさらなる工程が必要とされることが理解される。あるいは、特定のエナンチオマーは、光学活性な試薬、基質、触媒もしくは溶媒を用いる不斉合成によって、または、一方のエナンチオマーを不斉変換により他方のエナンチオマーに変換することによって合成され得る。
【0191】
本発明の化合物のキラル炭素での特定の絶対配置の指定は、化合物の指定されたエナンチオマー型がエナンチオマー過剰(ee)であること、または言い換えれば、他方のエナンチオマーが実質的に存在しないことを意味するものと理解される。例えば、化合物の「R」型は化合物の「S」型を実質的に含まず、従って「S」型のエナンチオマー過剰である。逆に、化合物の「S」型は化合物の「R」型を実質的に含まず、従って「R」型のエナンチオマー過剰である。本明細書で使用される場合、エナンチオマー過剰は、特定のエナンチオマーが50%を超えて存在することである。特定の実施形態では、特定の絶対配置が指定される場合、描かれた化合物のエナンチオマー過剰は少なくとも約90%である。
【0192】
本発明の化合物が2以上のキラル炭素を有する場合、それは2より多い光学異性体を有することができ、ジアステレオマー型で存在し得る。例えば、2個のキラル炭素がある場合、その化合物は4種類までの光学異性体および2対のエナンチオマー((S,S)/(R,R)および(R,S)/(S,R))を有することができる。エナンチオマーの対(例えば、(S,S)/(R,R))は互いに鏡像立体異性体である。鏡像ではない立体異性体(例えば、(S,S)および(R,S))はジアステレオマーである。ジアステレオマー対は、例えばクロマトグラフィーまたは結晶化などの当業者に公知の方法によって分離することができ、各対内の個々のエナンチオマーは、上記の方法に従って分離することができる。本発明はそのような化合物の各ジアステレオマーおよびそれらの混合物を含むものである。
【0193】
溶媒和物
本発明の1種類以上の化合物は、溶媒和されていない形態、ならびに医薬として許容される溶媒(例えば、水、エタノールなど)と溶媒和された形態で存在することができ、本発明は、溶媒和された形態と溶媒和されていない形態との両方を包含する。「溶媒和物」は、本発明の化合物と1以上の溶媒分子との物理的会合を意味する。この物理的会合には、多様な度合のイオン結合および共有結合(例えば、水素結合)が関与する。特定の場合では、例えば、1以上の溶媒分子が結晶性固体の結晶格子内に組み込まれている場合、溶媒和物は単離可能である。「溶媒和物」は、液相と単離可能な溶媒和物との両方を包含する。溶媒和物の非限定的な例としては、エタノーラート、メタノーラートなどが挙げられる。溶媒和物を得るための溶媒には、酢酸、アセトン、アニソール、1−ブタノール、2−ブタノール、酢酸ブチル、tert−ブチルメチルエーテル、クメン、ヘプタン、酢酸イソブチル、酢酸メチル、3−メチル−1−ブタノール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、2−メチル−1−プロパノール、ジメチルスルホキシド、エタノール、酢酸エチル、エチルエーテル、ギ酸エチル、ギ酸、ペンタン、1−ペンタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、酢酸プロピルおよびプロピレングリコールなどを含み、これらに限定されるものではない。「水和物」は、溶媒分子がHOである溶媒和物である。
【0194】
本発明の1種類以上の化合物は、溶媒和物に変換されても良い。溶媒和物の製造は一般に知られている。したがって、例えば、M. Caira et al., J. Pharmaceutical Sci., 93(3), 601−611 (2004)には、酢酸エチル中ならびに水での抗真菌薬フルコナゾールの溶媒和物の製造が記載されている。溶媒和物、半溶媒和物、水和物などの同様の製造は、E. C. van Tonder et al., AAPS PharmSciTechours., 5(1), article 12(2004);およびA. L. Bingham et al., Chem. Commun., 603−604 (2001)に記載されている。典型的で非限定的なプロセスは、本発明の化合物を所望の量の所望の溶媒(有機または水またはその混合物)に、環境温度より高い温度で溶解させること、そしてこの溶液を結晶が形成されるのに充分な速度で冷却すること、次いで、該結晶を標準的な方法によって単離することを伴う。例えば、IR分光法などの解析手法によって、溶媒和物(または水和物)としての結晶中の溶媒(または水)の存在が示される。
【0195】
開示の活性化合物は、固体もしくは液体の物理形態で製造することもできる。例えば、当該化合物は、結晶型、非晶質形であることができ、任意の粒径を有することができる。さらに、当該化合物の粒子は微粉化することができ、または凝集した粒子状の顆粒、粉末、オイル、油状懸濁液または任意の他の形態の固体もしくは液体の物理形態であることができる。
【0196】
本発明の化合物は、多形を示すこともある。本発明はさらに、本発明の化合物の各種多形体をも含む。「多形体」という用語は、X線回折、IRスペクトラム、融点などの特定の物性を有する物質の特定の結晶状態を指す。
【0197】
医薬として許容される塩
式Iの化合物は、塩を形成することができ、該塩も本発明の範囲に含まれる。本明細書において式Iの化合物への言及は、別段の断りがない限り、その塩に対する参照も含むと理解されたい。本明細書で用いる場合に「塩」という用語は、無機および/または有機酸とともに形成される酸性塩、ならびに無機および/または有機塩基とともに形成される塩基性塩を示す。また、式Iの化合物が塩基性部分(限定されないが、ピリジンまたはイミダゾールなど)と、酸性部分(限定されないが、カルボン酸など)との両方を含む場合、両性イオン(「分子内塩」)が形成され得、本明細書で用いる「塩」という用語に包含される。医薬として許容される(すなわち、無毒性の生理的に許容される)塩が好ましいが、他の塩も有用である。式Iの化合物の塩は、例えば、式Iの化合物をある量(例えば、同等量)の酸または塩基と、媒体(例えば、塩が沈殿するもの、または水性媒体)中で反応させた後、凍結乾燥することによって形成され得る。
【0198】
例示的な酸付加塩としては、酢酸塩、アスコルビン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、樟脳酸塩、カンファースルホン酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、リン酸塩、プロピオン酸塩、サリチル酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トルエンスルホン酸塩(トシル酸塩としても知られている)などが挙げられる。さらに、塩基性医薬用化合物からの薬学的に有用な塩の形成に適すると一般的にみなされている酸は、例えば、P. Stahl et al., Camille G. (eds.) Handbook of Pharmaceutical Salts. Properties, Selection and Use. (2002) Zurich: Wiley−VCH; S. Berge et al., Journal of Pharmaceutical Sciences (1977) 66(1) 1−19; P. Gould, International J. of Pharmaceutics (1986) 33 201−217; Anderson et al., The Practice of Medicinal Chemistry (1996), Academic Press, New York;およびThe Orange Book (Food & Drug Administration, Washington, D. C.(ウェブサイト上))に記載されている。
【0199】
例示的な塩基性塩としては、アンモニウム塩、アルカリ金属塩(ナトリウム、リチウム、およびカリウム塩など)、アルカリ土類金属塩(カルシウムおよびマグネシウム塩、亜鉛塩など)、有機塩基(例えば、有機アミン)との塩(N−Me−D−グルカミン、コリン、トリメタミン、ジシクロヘキシルアミン類、t−ブチルアミン類)、ならびにアミノ酸との塩(アルギニン、リジンなど)などが挙げられる。塩基性含窒素基は、例えば、ハロゲン化低級アルキル(例えば、塩化、臭化およびヨウ化メチル、エチルおよびブチル)、硫酸ジアルキル(例えば、硫酸ジメチル、ジエチルおよびジブチル)、長鎖ハロゲン化物(例えば、塩化、臭化およびヨウ化デシル、ラウリルおよびステアリル)、ハロゲン化アラルキル(例えば、臭化ベンジルおよびフェネチル)などの薬剤で四級化してもよい。
【0200】
かかる酸塩および塩基塩はすべて、本発明の範囲に含まれる医薬として許容される塩であることを意図するものである。
【0201】
式Iの化合物およびそれの塩、溶媒和物は、互変異性型で存在する場合がある(例えば、アミドまたはイミノエーテルとして)。そのような互変異性型は全て、本明細書において本発明の一部であることが意図される。
【0202】
医薬組成物
「医薬組成物」という用語はまた、1を超える(例えば2つ)の医薬活性薬剤、例えば、本発明の化合物、および本明細書に記載された別の薬剤のリストから選択される別の薬剤などを、任意の医薬として不活性な賦形剤とともに含む、バルク組成物及び個々の用量単位との両方を包含する。バルク組成物および各個々の用量単位は、上記の「1を超える医薬活性薬剤」の一定量を含有し得る。バルク組成物は、まだ個々の用量単位に成形されていない材料である。例示的な用量単位は、錠剤、丸薬などの経口用量単位である。同様に、本発明の医薬組成物を投与することにより患者を治療する本明細書に記載の有望な方法はまた、上記のバルク組成物および個々の用量単位を投与することを含む。
【0203】
反応の各種段階での化合物の単離は、例えば、濾過、溶媒留去などの標準的な技術によって行うことができる。生成物などの精製も、再結晶、蒸留、昇華、クロマトグラフィー、好適な誘導体への変換などの標準的な技術によって行うことができる。そのような技術は当業者には公知である。本発明の化合物は、それの組成および純度について分析することができ、さらには例えば元素分析、NMR、質量分析およびIRスペクトラムなどの標準的な分析技術によって特性決定することができる。
【0204】
別の実施形態において、本発明は、有効成分として本発明の化合物を含む医薬組成物を提供する。医薬組成物は通常、医薬として許容される担体、希釈剤、賦形剤または担体(本明細書においては、総称して担体材料と称される)をさらに含む。
【0205】
さらに別の実施形態において、本発明は有効成分として当該化合物を含む医薬組成物の製造方法を開示する。本発明の医薬組成物および方法において、有効成分は、典型的には、意図した投与形態、すなわち経口錠剤、カプセル(固体充填、半固体充填または液体充填のいずれか)、構成用の粉末、経口ゲル、エリキシル剤、分散性粒剤、シロップ、懸濁液などに好適に選択され、従来の製薬上の実務に適合する好適な担体材料との混合で投与される。例えば、錠剤またはカプセルの形態での経口投与の場合、活性薬剤成分は、乳糖、デンプン、ショ糖、セルロース、ステアリン酸マグネシウム、リン酸二カルシウム、硫酸カルシウム、タルク、マンニトール、エチルアルコール(液体)などの経口用無毒性の医薬として許容される不活性担体と組み合わせることができる。さらに、所望または必要な場合、好適な結合剤、滑沢剤、崩壊剤および着色剤も混合物に組み込むことができる。粉剤および錠剤は、約5から約95パーセントの本発明の組成物からなることができる。好適な結合剤には、デンプン、ゼラチン、天然糖類、トウモロコシ甘味剤、天然および合成ガム類、例えばアカシア、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコールおよびロウ類などを含む。これらの製剤中の滑沢剤には、ホウ酸、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどを含む。崩壊剤には、デンプン、メチルセルロース、グアーガムなどを含む。甘味剤および香味剤および保存剤も、適宜に加えることができる。上記で記載の用語の一部、すなわち崩壊剤、希釈剤、滑沢剤、結合剤などについて、下記でより詳細に記載する。
【0206】
さらに、本発明の組成物は、治療効果を至適化する1以上の成分または有効成分の速度制御放出を提供するために、徐放型で製剤することができる。徐放剤に好適な製剤には、各種崩壊速度の層または活性成分を含浸させた徐放ポリマー基剤を含有する錠剤、およびそのような含浸もしくはカプセル化多孔質ポリマー基材を含有するカプセルに成形された層化錠剤を含む。
【0207】
液体製剤には、液剤、懸濁液および乳濁液などがある。例えば、水もしくは水−プロピレングリコール溶液を非経口注射用に含めることができ、または甘味剤および乳白剤を経口液剤、懸濁液および乳濁液用に加えることができる。液体製剤には、鼻腔内投与用の液剤などもあり得る。
【0208】
吸入に好適なエアロゾル製剤には、液剤および粉末形態での固体などが可能であり、それは窒素などの不活性圧縮ガスなどの医薬として許容される担体と組み合わせることができる。
【0209】
坐剤の製造には、最初にカカオバターなどの脂肪酸グリセリドの混合物などの低融点ロウを融解させ、それに有効成分を、撹拌または同様の混和によって均質に分散させる。次に、融解した均質混合物を従来のサイズの決まった鋳型に注ぎ込み、放冷して固化させる。
【0210】
使用直前に経口投与もしくは非経口投与用の液体製剤に変換される固体製剤も含まれる。そのような液体形態には、溶液、懸濁液および乳濁液などがある。
【0211】
本発明の化合物は、経皮的に送達させることもできる。経皮組成物は、クリーム、ローション、エアロゾルおよび/または乳濁液の形態を取ることができ、これに関して当業界で従来から行われている基剤または貯留部型の経皮貼布剤に含ませることができる。
【0212】
好ましくは、当該化合物は、経口投与される。
【0213】
好ましくは、医薬製剤は、単位製剤の形態である。そのような形態では、製剤を、適切な量の活性成分、例えば所望の目的を達成する上で有効な量の活性成分を含む好適な大きさとした単位用量に小分けする。
【0214】
単位用量製剤中の本発明の活性組成物の量は、変動し得るものであるか、または特定の用途に応じて、約1.0mgから約1000mg、好ましくは約1.0mgから約500mg、代表的には約1mgから約250mgで調節可能である。実際に用いられる用量は、患者の年齢、性別、体重および治療する症状の重篤度に応じて変動し得るものである。そのような技術は、当業者には公知である。
【0215】
実際に用いられる用量は、患者の要求および治療する症状の重篤度に応じて変動し得るものである。特定の状況において適当な投与レジメの決定は、当業界の技術の範囲内である。便宜には、総1日用量を必要に応じてその日の中で数回に分けて投与しても良い。
【0216】
通常、有効成分を含むヒト経口製剤は、1日1回または2回投与することができる。投与の量および回数は、担当医師の判断に応じて調節される。
【0217】
経口投与の場合の典型的な推奨1日投与レジメは、単回投与または分割投与で、約1.0mgから約1000mg/日の範囲とすることができる。
【0218】
本発明の別の態様は、治療上有効量の少なくとも一つの式Iの化合物または前記化合物の医薬として許容される塩もしくは溶媒和物および医薬として許容される担体、媒体もしくは希釈剤を含むものである。
【0219】
本発明のさらに別の態様は、ある量の少なくとも一つの式Iの化合物または前記化合物の医薬として許容される塩もしくは溶媒和物、および、ある量の少なくとも一つの下記に記載の抗癌療法および/または抗癌剤を含むキットであり、ここで、2種類以上の成分の量が所望の治療効果をもたらす。
【0220】
カプセルは、有効成分を含んでなる組成物を収容するか含有するための、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、または変性ゼラチンもしくはデンプンから製造される、特別な容器または封入物を指す。硬殻カプセルは、典型的には、比較的ゲル強度の高い骨およびブタ皮膚ゼラチンの混合物から製造される。カプセル自体が、少量の色素、不透明化剤、可塑剤および保存剤を含有してもよい。
【0221】
錠剤は、有効成分を好適な希釈剤と共に含有する、圧縮または成形された固体製剤を指す。錠剤は、湿式造粒、乾式造粒または圧密によって得られた混合物または顆粒を圧縮することによって製造することができる。
【0222】
経口用ゲルは、親水性の半固体基剤中に分散または可溶化された有効成分を指す。
【0223】
構成用の粉末は、水または果汁中に懸濁し得る、有効成分と好適な希釈剤とを含有する粉末混合物を指す。
【0224】
希釈剤は、通常、組成物または製剤の大部分を構成する物質を指す。好適な希釈剤には、例えば、乳糖、ショ糖、マンニトールおよびソルビトールなどの糖;小麦、トウモロコシ、米およびジャガイモに由来するデンプン;および微結晶セルロースなどのセルローなどを含み、これらに限定されるものではない。組成物中の希釈剤の量は、組成物全体の約10から約90重量%の範囲であることができる。
【0225】
崩壊剤は、組成物がばらばらになって(崩壊して)薬剤を放出するのを助けるために組成物に添加される物質を指す。好適な崩壊剤には、カルボキシメチルデンプンナトリウムなどの加工デンプン、メチルセルロース、微結晶セルロースおよびクロスカルメロースナトリウム、ならびにアルギン酸ナトリウムなどを含み、それに限定されるものではない。組成物中の崩壊剤の量は、組成物の約2から約10重量%の範囲であることができる。
【0226】
滑沢剤は、製剤に添加して、錠剤、粒剤などが圧縮された後に、摩擦または摩耗を低減することにより、金型(モールドまたはダイ)からの離型を容易にする物質を指す。好適な滑沢剤は、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、またはステアリン酸カリウムなどのステアリン酸金属;ステアリン酸;高融点ロウ類;ならびに高分子量ポリエチレングリコールおよびd、l−ロイシンなどの水溶性滑沢剤などを含む。滑沢剤は、それらが、顆粒の表面に、および顆粒と打錠機の部品との間に存在しなければならないことから、通常は、圧縮前の最終工程で添加される。組成物中の滑沢剤の量は、組成物の約0.2から約5重量%の範囲であることができる。
【0227】
流動促進剤(Glident)は、固化を防止し、かつ顆粒の流動特性を改善して、流れが円滑で均一になるようにする物質である。好適な流動促進剤には、二酸化ケイ素およびタルクなどを含む。組成物中の流動促進剤の量は、組成物全体の約0.1重量%から約5重量%の範囲であることができる。
【0228】
着色剤は、組成物または製剤に着色する賦形剤である。そのような添加剤には、食品用色素、および、クレイまたは酸化アルミニウムなどの好適な吸着剤上に吸着された食品用色素などを含み得る。着色剤の量は、組成物の約0.1から約5重量%で変動し得る。
【0229】
錠剤を調製するための従来法は、公知である。そのような方法には、乾式法、例えば、直接圧縮および圧縮によって製造された顆粒の圧縮、または湿式法その他の特殊な手順などを含む。
【0230】
例えば、カプセル、坐剤などの投与のための他の形態を作るための従来法もまた公知である。
【0231】
治療方法
HDM2、Hdm2、hDM2、およびhdm2は、全て等しくヒト二重微小染色体2タンパク質の表現である。同様に、MDM2、Mdm2、mDM2、およびmdm2は、全て等しくマウス二重微小染色体2タンパク質の表現である。
【0232】
式Iの化合物は、ヒトまたはマウスの二重微小染色体2タンパク質と、p53タンパク質との相互作用の阻害剤または拮抗薬であり得るものであり、それはまた、細胞中のp53タンパク質の活性化剤であり得る。さらに、式Iの化合物の薬理特性を用いて、癌を治療または予防し、異常な細胞増殖に関連する他の疾患症状を治療または予防し、かつ細胞内のp53タンパク質の不十分なレベルに起因する疾患を治療または予防することができる。
【0233】
当業者には、「癌」という用語が、身体の細胞が異常化し、かつ制御されずに分裂する疾患に関する名称であることは明らかであろう。
【0234】
本発明の化合物、組成物、および方法により治療し得る癌には、心臓:肉腫(血管肉腫、線維肉腫、横紋筋肉腫、脂肪肉腫)、粘液腫、横紋筋腫、線維腫、脂肪腫、および奇形腫;肺:気管支原性癌(扁平上皮細胞、未分化小細胞、未分化大細胞、腺癌)、肺胞(細気管支)癌、気管支腺腫、肉腫、リンパ腫、軟骨腫様過誤腫、中皮腫;消化管:食道(扁平上皮細胞癌、腺癌、平滑筋肉腫、リンパ腫)、胃(癌腫、リンパ腫、平滑筋肉腫)、膵臓(腺管腺癌、インスリノーマ、グルカゴノーマ、ガストリノーマ、カルチノイド腫瘍、ビポーマ)、小腸(腺癌、リンパ腫、カルチノイド腫瘍、カポジ肉腫、平滑筋腫、血管腫、脂肪腫、神経線維腫、線維腫)、大腸(腺癌、管状腺腫、絨毛腺腫、過誤腫、平滑筋腫)結腸直腸;尿生殖路:腎臓(腺癌、ウィルムス腫瘍[腎芽細胞腫]、リンパ腫、白血病)、膀胱および尿道(扁平上皮細胞癌、移行上皮癌、腺癌)、前立腺(腺癌、肉腫)、精巣(精上皮腫、奇形腫、胎児性癌、奇形癌、絨毛上皮腫、肉腫、間質細胞癌、線維腫、線維腺腫、類腺腫瘍、脂肪腫);肝臓:肝癌(肝細胞癌)、胆管癌、肝芽細胞腫、血管肉腫、肝細胞腺腫、血管腫;骨:骨原性肉腫(骨肉腫)、線維肉腫、悪性線維性組織球腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性リンパ腫(細網肉腫)、多発性骨髄腫、悪性巨細胞腫軟骨腫、骨軟骨腫(骨軟骨性外骨症)、良性軟骨腫、軟骨芽細胞腫、軟骨粘液線維腫、類骨骨腫および、巨細胞腫;神経系:頭蓋(骨腫、血管腫、肉芽腫、黄色腫、変形性骨炎)、髄膜(髄膜腫、髄膜肉腫、神経膠腫症)、脳(星状細胞腫、髄芽細胞腫、神経膠腫、上衣細胞腫、胚細胞腫[松果体腫]、多形性神経膠芽腫、乏突起神経膠腫、神経鞘種、網膜芽細胞腫、先天性腫瘍)、脊髄神経線維腫、髄膜腫、神経膠腫、肉腫);婦人科系:子宮(子宮内膜癌)、子宮頚(子宮頚癌、前腫瘍性子宮頚部異形成)、卵巣(卵巣癌[漿液性嚢胞腺癌、粘液性嚢胞腺癌、分類不能癌腫]、顆粒膜卵胞膜細胞腫、セルトリ−ライディッヒ細胞腫、未分化胚細胞腫、悪性奇形腫)、外陰(扁平上皮細胞癌、上皮内癌、腺癌、線維肉腫、黒色腫)、膣(明細胞癌、扁平上皮細胞癌、ブドウ状肉腫(胎児性横紋筋肉腫)、卵管(癌腫)、乳癌;血液:血液(骨髄性白血病[急性および慢性]、急性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ球性白血病、骨髄増殖性疾患、多発性骨髄腫、脊髄異形成症候群)、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫[悪性リンパ腫];皮膚:悪性黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮細胞癌、カポジ肉腫、色素性異形成毋斑、脂肪腫、血管腫、皮膚線維種、ケロイド、乾癬;および副腎:神経芽細胞腫などを含み、これらに限定されるものではない。従って、本明細書で提供された場合に、「癌性細胞」という用語は、上記で確認された症状に苦しむ細胞を包含する。
【0235】
1実施態様においては、本発明の化合物、組成物および方法により治療し得る癌には、肺癌、膵臓癌、結腸癌、結腸直腸癌、骨髄性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性骨髄単球性白血病、甲状腺癌、骨髄異形成症候群、膀胱癌、表皮癌、黒色腫、乳癌、前立腺癌、頭頚部癌、卵巣癌、脳癌、間葉系由来の癌、肉腫、奇形癌(tetracarcinomas)、神経芽細胞腫、腎臓癌、肝臓癌、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、および未分化甲状腺癌などを含み、これらに限定されるものではない。
【0236】
別の実施態様においては、本発明の化合物、組成物および方法により治療し得る癌には、乳癌、前立腺癌、結腸癌、肺癌、脳癌、精巣癌、胃癌、膵臓癌、皮膚癌、小腸癌、大腸癌、咽頭癌、頭頚部癌、口腔癌、骨癌、肝臓癌、膀胱癌、腎臓癌、甲状腺癌および血液癌などを含み、これらに限定されるものではない。
【0237】
別の実施態様においては、本発明の化合物、組成物および方法により治療し得る癌には、乳癌、前立腺癌、結腸癌、卵巣癌、子宮内膜癌、および甲状腺癌などを含む。
【0238】
別の実施態様においては、本発明の組成物および方法により治療し得る癌には、急性骨髄性白血病(AML)、脂肪肉腫、結腸直腸癌、胃癌およびメラノーマなどを含む。
【0239】
さらに別の実施態様においては、本発明の組成物および方法により治療し得る癌には、血液悪性腫瘍、例えば急性骨髄性白血病などがある。
【0240】
さらに別の実施態様においては、本発明の組成物および方法により治療し得る癌には、急性リンパ性白血病(ALL)、リンパ腫、肺癌、乳癌およびグリア芽腫などを含む。
【0241】
本発明の化合物はまた、癌の治療において有用であり得る医薬の製造においても有用である。一実施形態において、本発明の化合物は、有望な癌の治療のためのものである。
【0242】
式Iの化合物は、各種癌の治療に有用となり得、限定されるものではないが、例えば、
膀胱、乳房、結腸、直腸、子宮内膜、腎臓、肝臓、肺、頭頚部、食道、胆嚢、子宮頚、膵臓、前立腺、喉頭、卵巣、胃、子宮、肉腫、および甲状腺癌を含む癌腫(これらに限定されるものではない);
白血病、急性リンパ球性白血病、慢性リンパ球性白血病、急性リンパ芽球性白血病、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、ヘアリー細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、骨髄腫、およびバーキットリンパ腫などのリンパ球系の造血器腫瘍;
急性および慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、および前骨髄球性白血病などの骨髄球系の造血器腫瘍;
線維肉腫および横紋筋肉腫などの間葉系由来の腫瘍;
星状細胞腫、神経芽細胞腫、神経膠腫、および神経鞘腫などの中枢および末梢神経系の腫瘍;ならびに
黒色腫、皮膚(非黒色腫)癌、中皮腫(細胞)、精上皮腫、奇形癌、骨肉腫、色素性乾皮症(xenoderoma pigmentosum)、角化棘細胞腫(keratoctanthoma)、甲状腺濾胞癌およびカポジ肉腫などの他の腫瘍を含む。
【0243】
細胞アポトーシス(細胞死)の調節におけるp53の重要な役割のゆえに、式Iの化合物は、異常な細胞増殖を特徴とする疾患プロセス、例えば各種の起源および組織型の癌、炎症、免疫疾患の治療において有用であり得る、細胞死を誘発する薬剤として作用することも可能であると考えられる。
【0244】
細胞増殖の調節におけるHDM2およびp53の重要な役割のゆえに、式Iの化合物は、異常な細胞増殖を特徴とする疾患プロセス、例えば、良性の前立線肥大、家族性腺腫性ポリポーシス、神経線維腫症、アテローム性動脈硬化症、肺線維症、関節炎、乾癬、糸球体腎炎、血管形成術または血管手術後の再狭窄、肥厚性瘢痕形成、炎症性腸疾患、移植拒絶、内毒素性ショック、および真菌感染症の治療において有用な、可逆的な細胞増殖抑制剤として作用することも可能であると考えられる。
【0245】
式Iの化合物はまた、癌の化学的予防においても有用であり得る。化学的予防は、すでに傷害を受けている前癌細胞の進行を阻止することにより突然変異誘発性事象の開始を阻止するか、または腫瘍再発を阻害することのいずれかにより、浸潤癌の発症を阻害することと定義される。
【0246】
式Iの化合物はまた、腫瘍の血管新生および転移の阻害においても有用であり得る。
【0247】
本発明の別の態様は、治療上有効量の少なくとも一つの式Iの化合物、または医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を哺乳動物に投与することによる、HDM2が関連する疾患または症状を有する哺乳動物(例えば、ヒト)を治療する有望な方法である。
【0248】
本発明はさらに、治療上有効量の少なくとも一つの請求項1の化合物または医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を患者に投与することを含む、処置を必要とする患者での1以上のHDM2タンパク質を阻害する有望な方法を提供する。
【0249】
本発明の別の態様は、処置を必要とする患者に治療上有効量の少なくとも一つの本発明の化合物またはそれの医薬として許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、患者での1以上のHDM2タンパク質が関連する疾患を治療または進行遅延させる有望な方法である。
【0250】
本発明の別の態様は、処置を必要とする患者に治療上有効量の少なくとも一つの本発明の化合物または医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、患者での不十分なp53レベルが関連する疾患を治療または進行遅延させる有望な方法である。
【0251】
本発明のさらに別の態様は、処置を必要とする患者に、ある量の本発明の化合物または医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物である第1の化合物;およびある量の少なくとも一つの抗癌剤である第2の化合物を投与することを含み、前記第1の化合物および前記第2の化合物の量によって治療効果がもたらされる、HDM2が関連する1以上の疾患の有望な治療方法である。
【0252】
本発明の別の態様は、処置を必要とする患者に、ある量の本発明の化合物または医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物である第1の化合物;およびある量の少なくとも一つの抗癌剤である第2の化合物を投与することを含み、前記第1の化合物および前記第2の化合物の量によって治療効果がもたらされる、不十分なp53レベルが関連する1以上の疾患の有望な治療方法である。
【0253】
本発明の別の態様は、処置を必要とする患者に、少なくとも一つの医薬として許容される担体と少なくとも一つの本発明による化合物または医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物とを組み合わせて含む治療上有効量の医薬組成物を投与することを含む、HDM2タンパク質が関連する疾患を治療または進行遅延させる有望な方法である。
【0254】
本発明の別の態様は、処置を必要とする患者に、少なくとも一つの医薬として許容される担体および少なくとも一つの本発明による化合物または医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を組み合わせて含む治療上有効量の医薬組成物を投与することを含む、不十分なp53レベルが関連する疾患を治療または進行遅延させる有望な方法である。
【0255】
一実施形態において、用量は、式Iの化合物約0.001から500mg/kg/日である。別の実施形態において、用量は、式Iの化合物または該化合物の医薬として許容される塩もしくは溶媒和物約0.01から25mg/kg/日である。
【0256】
「有効量」または「治療上有効量」は、上記の疾患を阻害することで、所望の治療、寛解、阻害または予防効果を生じる上で有効な本発明の化合物または組成物の量を説明することを意味する。
【0257】
「患者」には、ヒトおよび動物の両方が含まれる。
【0258】
「哺乳動物」は、ヒトおよび他の哺乳動物を意味する。
【0259】
併用療法
本発明の化合物はまた、治療剤、化学療法剤および抗癌剤と組合せても有用でありうる。本開示化合物と他の治療剤、化学療法剤および抗癌剤との組合せは、本発明の範囲内である。かかる薬剤の例は、デビータ(V. T. Devita)およびヘルマン(S. Hellman)(共編)による、″CancerPrinciplesandPracticeofOncology″, 6th edition版(2001年2月15日), Lippincott Williams & Wilkins Publishersにある。当業者は、薬物および関係する癌の特定の性質に基づき、どの薬剤の組合せが有用であるかを識別することができると考えられる。かかる薬剤には、エストロゲン受容体調節剤、アンドロゲン受容体調節剤、レチノイド受容体調節剤、細胞傷害剤/細胞増殖抑制剤、抗増殖剤、プレニル−タンパク質トランスフェラーゼ阻害剤、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤および他の血管形成阻害剤、HIVプロテアーゼ阻害剤、逆転写酵素阻害剤、細胞増殖および生存シグナリングの阻害剤、ビスホスホナート、アロマターゼ阻害剤、siRNA治療剤、γ−セクレターゼ阻害剤、受容体チロシンキナーゼ(RTK)を妨害する薬剤、および細胞周期チェックポイントを妨害する薬剤などがある。本発明の化合物は、放射線療法と同時投与された場合も、特に有用であり得る。本発明の化合物は、抗癌剤として同じ単位用量中に存在することができるか、別々の単位用量中に存在することができる。
【0260】
本発明の別の態様は、処置を必要とする患者に、ある量の本発明の化合物またはそれの医薬として許容される塩もしくは溶媒和物である第1の化合物;およびある量の少なくとも一つの本発明の化合物とは異なる抗癌剤である第2の化合物を投与することを含み、前記第1の化合物および前記第2の化合物の量によって治療効果がもたらされる、HDM2が関連する1以上の疾患の有望な治療方法である。
【0261】
非限定的な好適な抗癌剤の例には、細胞増殖抑制剤、細胞毒性剤、癌および新生物疾患に対し標的化された治療薬(小分子、生物製剤、siRNA、およびマイクロRNA)、
1)代謝拮抗剤(例えば、メトトレキサート、5−フルオロウラシル、ゲムシタビン、フルダラビン、カペシタビン);
2)アルキル化剤、例えば、テモゾロミド、シクロホスファミド、
3)DNA相互作用性およびDNA損傷性の薬剤、例えば、シスプラチン、オキサリプラチン、ドキソルビシン、
4)イオン化照射、例えば、放射線療法、
5)トポイソメラーゼII阻害剤、例えば、エトポシド、ドキソルビシン、
6)トポイソメラーゼI阻害剤、例えば、イリノテカン、トポテカン、
7)チューブリン相互作用薬、例えば、パクリタキセル、ドセタキセル、アブラキサン(Abraxane)、エポチロン、
8)キネシンスピンドルタンパク質阻害剤、
9)スピンドルチェックポイント阻害剤、
10)ポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼ(PARP)阻害剤、例えば、オラパリブ、MK4827およびベリパリブ、
11)マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)阻害剤、
12)プロテアーゼ阻害剤、例えば、カテプシンDおよびカテプシンK阻害剤
13)プロテオソームまたはユビキチン化阻害剤、例えばボルテゾミブ、
14)野生型p53活性を回復させるための、突然変異体p53の活性化剤、
15)アデノウィルス−p53、
16)Bcl−2阻害剤、例えば、ABT−263、
17)熱ショックタンパク質(HSP)調節剤、例えば、ゲルダナマイシンおよび17−AAG、
18)ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤、例えば、ボリノスタット(SAHA)、
19)性ホルモン調節剤、
a.抗エストロゲン、例えば、タモキシフェン、フルベストラント、
b.選択的エストロゲン受容体調節剤(SERM)、例えば、ラロキシフェン、
c.抗アンドロゲン、例えば、ビカルタミド、フルタミド、
d.LHRH作動薬、例えば、ロイプロリド、
e.5α−レダクターゼ阻害剤、例えば、フィナステリド、
f.チトクロームP450C17リアーゼ(CYP450c17、また17α−ヒドロキシラーゼ/17とも称する,20リアーゼ(lysase))阻害剤、例えば、酢酸アビラテロン、VN/124−1、TAK−700、
g.アロマターゼ阻害剤、例えば、レトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタン、
20)EGFRキナーゼ阻害剤、例えば、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ラプチニブ、
21)erbB1およびerbB2の二重阻害剤、例えば、ラパチニブ、
22)多標的キナーゼ(セリン/スレオニン、および/またはチロシンキナーゼ)阻害剤、
a.ABLキナーゼ阻害剤、イマチニブおよびニロチニブ、ダサチニブ
b.VEGFR−1、VEGFR−2、PDGFR、KDR、FLT、c−Kit、Tie2、Raf、MEK、およびERK阻害剤、例えば、スニチニブ、ソラフェニブ、バンデタニブ(Vandetanib)、パゾパニブ、PLX−4032、アキシチニブ(Axitinib)、PTK787、GSK−1120212、
c.ポロ様キナーゼ阻害剤、
d.オーロラキナーゼ阻害剤、
e.JAK阻害剤、
f.c−METキナーゼ阻害剤、
g.サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、例えばCDK1およびCDK2の阻害剤、SCH727965、
h.PI3KおよびmTOR阻害剤、例えば、GDC−0941、BEZ−235、BKM−120、およびAZD−8055、
i.ラパマイシンおよびその類似体、例えば、テムシロリムス(Temsirolimus)、エベロリムス、およびデフォロリムス、
23)他の抗癌剤(抗新生物薬としても公知)、例えば限定されるものではないが、ara−C、アドリアマイシン、サイトキサン、カルボプラチン、ウラシルマスタード、クロルメチン、イホスファミド(Ifosfsmide)、メルファラン、クロランブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホルアミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、リン酸フルダラビン、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビン、ナベルビン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、テニポシド、シタラビン、ペメトレキセド、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C,L−アスパラギナーゼ、テニポシド、エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、テストラクトン、酢酸メゲストロール、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、フルタミド酢酸メドロキシプロゲステロン、トレミフェン、ゴセレリン、カルボプラチン、ヒドロキシ尿素、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミソール、ドロロキサフィン(Drolloxafine)、ヘキサメチルメラミン、ベキサール、ゼバリン、トリセノックス、プロフィマー(Profimer)、チオテパ、アルトレタミン、ドキシル、オンタック、デポサイト、アラネスプ、ニューポジェン、ニューラスタ、ケピバンスなど(これらに限定されるものではない)、
24)ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害剤、例えば、SARASAR(商標名)(4−[2−[4−[(11R)−3,10−ジブロモ−8−クロロ−6,11−ジヒドロ−5H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリジン−11−イル]−1−ピペリジニル]−2−オキソエチル]−ピペリジンカルボキサミド、チピファルニブ、
25)インターフェロン、例えば、イントロンA、ペグイントロン、
26)抗erbB1抗体、例えば、セツキシマブ、パニツムマブ、
27)抗erbB2抗体、例えば、トラスツズマブ、
28)抗CD52抗体、例えば、アレムツズマブ、
29)抗CD20抗体、例えば、リツキシマブ、
30)抗CD33抗体、例えば、ゲムツズマブ・オゾガマイシン、
31)抗VEGF抗体、例えば、アバスチン、
32)TRIALリガンド、例えば、レキサツムマブ、マパツムマブ、およびAMG−655、
33)抗CTLA−4抗体、例えば、イピリムマブ、
34)CTA1、CEA、CD5、CD19、CD22、CD30、CD44、CD44V6、CD55、CD56、EpCAM、FAP、MHCII、HGF、IL−6、MUC1、PSMA、TAL6、TAG−72、TRAILR、VEGFR、IGF−2、FGFに対する抗体、
35)抗−IGF−1R抗体、例えば、ダロツズマブ(MK−0646)およびロバツムマブ(SCH717454)、
などを含む。
【0262】
固定用量として製剤される場合、かかる組合せ物は、本発明の化合物を本明細書に記載された用量範囲内で、および他の医薬活性薬剤または治療をその用量範囲内で用いる。式Iの化合物はまた、組合せ製剤が不適当である場合には、既知の抗癌剤または細胞傷害剤と順次に投与してもよい。本発明では、投与の順序において限定はなく、式Iの化合物を、既知の抗癌剤または細胞傷害剤の投与と同時、前または後のいずれかで投与することができる。かかる技術は、当業者ならびに担当医の技術の範囲内である。
【0263】
従って、一態様において本発明は、ある量の少なくとも一つの式Iの化合物または医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物と、ある量の1以上の抗癌処置および上記に列記された抗癌剤とを含む組合せであって、前記化合物/処置の量が有望な治療効果をもたらす組合せを包含する。
【0264】
「エストロゲン受容体調節剤」は、機序にかかわらず、受容体へのエストロゲンの結合を妨害または阻害する化合物を指す。エストロゲン受容体調節剤の例には、タモキシフェン、ラロキシフェン、ヨードキシフェン、LY353381、LY117081、トレミフェン、フルベストラント、4−[7−(2,2−ジメチル−1−オキソプロポキシ−4−メチル−2−[4−[2−(1−ピペリジニル)エトキシ]フェニル]−2H−1−ベンゾピラン−3−イル]−フェニル−2,2−ジメチルプロパノアート、4,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン−2,4−ジニトロフェニル−ヒドラゾン、およびSH646などを含み、これらに限定されるものではない。
【0265】
「アンドロゲン受容体調節剤」は、機序にかかわらず、受容体へのアンドロゲンの結合を妨害または阻害する化合物を指す。アンドロゲン受容体調節剤の例には、フィナステリドおよび他の5α−レダクターゼ阻害剤、ニルタミド、フルタミド、ビカルタミド、リアロゾール、およびアビラテロンアセタートなどを含む。
【0266】
「レチノイド受容体調節剤」は、機序にかかわらず、受容体へのレチノイドの結合を妨害または阻害する化合物を指す。かかるレチノイド受容体調節剤の例には、ベキサロテン、トレチノイン、13−シス−レチノイン酸、9−シス−レチノイン酸、α−ジフルオロメチルオルニチン、ILX23−7553、トランス−N−(4′−ヒドロキシフェニル)レチンアミド、およびN−4−カルボキシフェニルレチンアミドなどを含む。
【0267】
「細胞傷害剤/細胞増殖抑制剤」は、主として細胞の機能化を直接妨害するか、または細胞有糸分裂を阻害または妨害することにより、細胞死を引き起こすか細胞増殖を阻害する化合物を指し、アルキル化剤、腫瘍壊死因子、インターカレーター、低酸素活性化化合物、微小管阻害剤/微小管安定化剤、有糸分裂キネシンの阻害剤、ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤、有糸分裂の進行に関与するキナーゼの阻害剤、成長因子およびサイトカインシグナル変換経路に関与するキナーゼの阻害剤、代謝拮抗物質、生物応答調節剤、ホルモン/抗ホルモン治療剤、造血成長因子、モノクローナル抗体標的化治療剤、トポイソメラーゼ阻害剤、プロテオソーム阻害剤、ユビキチンリガーゼ阻害剤、およびオーロラキナーゼ阻害剤などを含む。
【0268】
細胞傷害剤/細胞増殖抑制剤の例には、限定されるものではないが、白金配位化合物、セルテネフ、カケクチン、イホスファミド、タソネルミン、ロニダミン、カルボプラチン、アルトレタミン、プレドニムスチン、ジブロモダルシトール、ラニムスチン、フォテムスチン、ネダプラチン、オキザリプラチン、テモゾロミド、ヘプタプラチン、エストラムスチン、インプロスルファントシラート、トロホスファミド、ニムスチン、塩化ジブロスピジウム、プミテパ、ロバプラチン、サトラプラチン、プロフィロマイシン、シスプラチン、イロフルベン、デキシホスファミド、シス−アミンジクロロ(2−メチル−ピリジン)白金、ベンジルグアニン、グルホスファミド、GPX100、(トランス、トランス、トランス)−ビス−ミュー−(ヘキサン−1,6−ジアミン)−ミュー−[ジアミン−白金(II)]ビス[ジアミン(クロロ)白金(II)]テトラクロリド、ジアリジジニル(diarizidinyl)スペルミン、三酸化ヒ素、1−(11−ドデシルアミノ−10−ヒドロキシウンデシル)−3,7−ジメチルキサンチン、ゾルビシン、イダルビシン、ダウノルビシン、ビサントレン、ミトキサントロン、ピラルビシン、ピナフィド、バルルビシン、アムルビシン、アンチネオプラストン、3′−デアミノ−3′−モルホリノ−13−デオキソ−10−ヒドロキシカルミノマイシン、アナマイシン、ガラルビシン、エリナフィド、MEN10755、および4−デメトキシ−3−デアミノ−3−アジリジニル−4−メチルスルホニル−ダウノルビシン(WO00/50032参照)などを含む。
【0269】
低酸素活性化化合物の1つの例は、チラパザミンである。
【0270】
プロテオソーム阻害剤の例には、ラクタシスチンおよびMLN−341(ベルケード(Velcade))などを含み、これらに限定されるものではない。
【0271】
微小管阻害剤/微小管安定化剤の例には、一般に、タキサンが含まれる。具体的な化合物には、パクリタキセル(タキソール(Taxol)(登録商標))、硫酸ビンデシン、3′,4′−ジデヒドロ−4′−デオキシ−8′−ノルビンカロイコブラスチン、ドセタキソール(タキソテール(Taxotere)(登録商標))、リゾキシン、ドラスタチン、ミボブリンイセチオナート、アウリスタチン、セマドチン、RPR109881、BMS184476、ビンフルニン、クリプトフィシン、2,3,4,5,6−ペンタフルオロ−N−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)ベンゼンスルホンアミド、アンヒドロビンブラスチン、N,N−ジメチル−L−バリル−L−バリル−N−メチル−L−バリル−L−プロリル−L−プロリン−t−ブチルアミド、TDX258、エポチロン(例えば米国特許第6,284,781および6,288,237号参照)およびBMS188797などを含む。
【0272】
トポイソメラーゼ阻害剤のいくつかの例は、トポテカン、ヒカプタミン、イリノテカン、ルビテカン、6−エトキシプロピオニル−3′,4′−O−エキソ−ベンジリデン−シャールトルーシン、9−メトキシ−N,N−ジメチル−5−ニトロピラゾロ[3,4,5−kl]アクリジン−2−(6H)プロパンアミン、1−アミノ−9−エチル−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−9−ヒドロキシ−4−メチル−1H,12H−ベンゾ[de]ピラノ[3′,4′:b,7]−インドリジノ[1,2b]キノリン−10,13(9H,15H)ジオン、ルルトテカン、7−[2−(N−イソプロピルアミノ)エチル]−(20S)カンプトテシン、BNP1350、BNPI1100、BN80915、BN80942、エトポシドホスファート、テニポシド、ソブゾキサン、2′−ジメチルアミノ−2′−デオキシ−エトポシド、GL331、N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−9−ヒドロキシ−5,6−ジメチル−6H−ピリド[4,3−b]カルバゾール−1−カルボキサミド、アスラクリン、(5a,5aB,8aa,9b)−9−[2−[N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−N−メチルアミノ]エチル]−5−[4−ヒドロオキシ−3,5−ジメトキシフェニル]−5,5a,6,8,8a,9−ヘキソヒドロフロ(3′,4′:6,7)ナフト(2,3−d)−1,3−ジオキソール−6−オン、2,3−(メチレンジオキシ)−5−メチル−7−ヒドロキシ−8−メトキシベンゾ[c]−フェナントリジニウム、6,9−ビス[(2−アミノエチル)アミノ]ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン、5−(3−アミノプロピルアミノ)−7,10−ジヒドロキシ−2−(2−ヒドロキシエチルアミノメチル)−6H−ピラゾロ[4,5,1−de]アクリジン−6−オン、N−[1−[2(ジエチルアミノ)エチルアミノ]−7−メトキシ−9−オキソ−9H−チオキサンテン−4−イルメチル]ホルムアミド、N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)アクリジン−4−カルボキサミド、6−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ]−3−ヒドロキシ−7H−インデノ[2,1−c]キノリン−7−オンおよびジメスナを含む。
【0273】
有糸分裂キネシン、および特にヒト有糸分裂キネシンKSPの阻害剤の例は、公報WO03/039460、WO03/050064、WO03/050122、WO03/049527、WO03/049679、WO03/049678、WO04/039774、WO03/079973、WO03/099211、WO03/105855、WO03/106417、WO04/037171、WO04/058148、WO04/058700、WO04/126699、WO05/018638、WO05/019206、WO05/019205、WO05/018547、WO05/017190、US2005/0176776に記載されている。1実施態様においては、有糸分裂キネシンの阻害剤には、KSPの阻害剤、MKLP1の阻害剤、CENP−Eの阻害剤、MCAKの阻害剤およびRab6−KIFLの阻害剤などを含み、これらに限定されるものではない。
【0274】
「ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤」の例には、SAHA、TSA、オキサムフラチン、PXD101、MG98、およびスクリプタイドなどを含み、これらに限定されるものではない。他のヒストン脱アセチル化酵素阻害剤については、さらにMiller, T. A. et al., J. Med. Chem., 46(24):5097−5116(2003)に記載がある。
【0275】
「有糸分裂の進行に関与するキナーゼの阻害剤」には、オーロラキナーゼの阻害剤、ポロ様キナーゼの阻害剤(PLK;特にPLK−1の阻害剤)、bub−1の阻害剤、およびbub−R1の阻害剤などを含み、これらに限定されるものではない。「オーロラキナーゼ阻害剤」の1例は、VX−680である。
【0276】
「抗増殖剤」には、アンチセンスRNAおよびDNAオリゴヌクレオチド、例えばG3139、ODN698、RVASKRAS、GEM231、およびINX3001、および、代謝拮抗物質、例えばエノシタビン、カルモフール、テガフール、ペントスタチン、ドキシフルリジン、トリメトレキセート、フルダラビン、カペシタビン、ガロシタビン、シタラビンオクフォスファート、フォステアビンナトリウム水和物、ラルチトレキセド、パルチトレキシド、エミテフール、チアゾフリン、デシタビン、ノラトレキセド、ペメトレキセド、ネルザラビン、2′−デオキシ−2′−メチリデンシチジン、2′−フルオロメチレン−2′−デオキシシチジン、N−[5−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフリル)スルホニル]−N′−(3,4−ジクロロフェニル)尿素、N6−[4−デオキシ−4−[N2−[2(E),4(E)−テトラデカジエノイル]グリシルアミノ]−L−グリセロ−B−L−マンノ−ヘプトピラノシル]アデニン、アプリジン、エクチナサイジン、トロキサシタビン、4−[2−アミノ−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロ−3H−ピリミジノ[5,4−b][1,4]チアジン−6−イル−(S)−エチル]−2,5−チエノイル−L−グルタミン酸、アミノプテリン、5−フルオロウラシル、アラノシン、11−アセチル−8−(カルバモイルオキシメチル)−4−ホルミル−6−メトキシ−14−オキサ−1,11−ジアザテトラシクロ(7.4.1.0.0)−テトラデカ−2,4,6−トリエン−9−イル酢酸エステル、スワインソニン、ロメトレキソール、デクスラゾキサン、メチオニナーゼ、2′−シアノ−2′−デオキシ−N4−パルミトイル−1−B−D−アラビノフラノシルシトシン、3−アミノピリジン−2−カルボキシアルデヒドチオセミカルバゾンおよびトラツズマブなどを含む。
【0277】
モノクローナル抗体標的化治療剤の例には、癌細胞特異的または標的細胞特異的モノクローナル抗体へ結合した、細胞傷害剤または放射性同位元素を有する治療剤などがある。例には、ベキサールなどを含む。
【0278】
「HMG−CoAレダクターゼ阻害剤」は、3−ヒドロキシ−3−メチルグルタリル−CoAレダクターゼの阻害剤を指す。使用し得るHMG−CoAレダクターゼ阻害剤の例には、ロバスタチン(メバコール(MEVACOR)(登録商標);米国特許第4,231,938、4,294,926、および4,319,039号参照)、シンバスタチン(ゾコール(ZOCOR)(登録商標);米国特許第4,444,784、4,820,850、および4,916,239号参照)、プラバスタチン(プラバコール(PRAVACHOL)(登録商標);米国特許第4,346,227、4,537,859、4,410,629、5,030,447、および5,180,589号参照)、フルバスタチン(レスコール(LESCOL)(登録商標);米国特許第5,354,772、4,911,165、4,929,437、5,189,164、5,118,853、5,290,946、および5,356,896号参照)、およびアトルバスタチン(リピトール(LIPITOR)(登録商標);米国特許第5,273,995、4,681,893、5,489,691、および5,342,952号参照)、およびセリバスタチン(リバスタチンおよびバイコール(BAYCHOL)(登録商標)としても知られる;米国特許第5,177,080号参照)などを含む。これらおよび本方法において使用し得るさらなるHMG−CoAレダクターゼ阻害剤の構造式は、M. Yalpani, ″Cholesterol Lowering Drugs″, Chemistry & Industry, pp.85−89(1996年2月5日)および米国特許第4,782,084および4,885,314号に記載されている。本明細書で用いられる場合、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤という用語は、HMG−CoAレダクターゼ阻害活性を有する、化合物の全ての医薬として許容されるラクトンおよびオープン酸型(すなわち、ラクトン環が開裂されて遊離酸を形成する場合)ならびに塩およびエステル型を包含し、そのような塩、エステル、オープン酸およびラクトン型の使用は、本発明の範囲内に包含される。
【0279】
「プレニル−タンパク質トランスフェラーゼ阻害剤」は、ファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼ(FPTアーゼ)、ゲラニルゲラニル−タンパク質トランスフェラーゼI型(GGPTアーゼ−I)、および、ゲラニルゲラニル−タンパク質トランスフェラーゼII型(GGPTアーゼ−II、またRabGGPTアーゼとも称される)を含むプレニルタンパク質トランスフェラーゼ酵素のいずれか一つまたはいずれかの組合せを阻害する化合物を指す。
【0280】
プレニル−タンパク質トランスフェラーゼ阻害剤の例は、以下の刊行物および特許:WO96/30343、WO97/18813、WO97/21701、WO97/23478、WO97/38665、WO98/28980、WO98/29119、WO95/32987、米国特許第5,420,245号、米国特許第5,523,430号、米国特許第5,532,359号、米国特許第5,510,510号、米国特許第5,589,485号、米国特許第5,602,098号、欧州特許公開第0618221号、欧州特許公開第0675112号、欧州特許公開第0604181号、欧州特許公開第0696593号、WO94/19357、WO95/08542、WO95/11917、WO95/12612、WO95/12572、WO95/10514、米国特許第5,661,152号、WO95/10515、WO95/10516、WO95/24612、WO95/34535、WO95/25086、WO96/05529、WO96/06138、WO96/06193、WO96/16443、WO96/21701、WO96/21456、WO96/22278、WO96/24611、WO96/24612、WO96/05168、WO96/05169、WO96/00736、米国特許第5,571,792号、WO96/17861、WO96/33159、WO96/34850、WO96/34851、WO96/30017、WO96/30018、WO96/30362、WO96/30363、WO96/31111、WO96/31477、WO96/31478、WO96/31501、WO97/00252、WO97/03047、WO97/03050、WO97/04785、WO97/02920、WO97/17070、WO97/23478、WO97/26246、WO97/30053、WO97/44350、WO98/02436、および米国特許第5,532,359号にある。血管新生に対するプレニル−タンパク質トランスフェラーゼ阻害剤の役割の1例については、European J. of Cancer, Vol.35, No.9, pp.1394−1401(1999)を参照する。
【0281】
「血管新生阻害剤」は、機序にかかわらず、新たな血管の形成を阻害する化合物を指す。血管新生阻害剤の例には、チロシンキナーゼ阻害剤、例えば、チロシンキナーゼ受容体Flt−1(VEGFR1)およびFlk−1/KDR(VEGFR2)の阻害剤、上皮由来、線維芽細胞由来、または血小板由来の成長因子の阻害剤、MMP(マトリックスメタロプロテアーゼ)阻害剤、インテグリン阻害剤、インターフェロン−α、インターロイキン−12、ペントサン多硫酸塩、アスピリンおよびイブプロフェンのような非ステロイド系抗炎症剤(NSAID)ならびにセレコキシブおよびロフェコキシブのような選択的シクロオキシ−ゲナーゼ−2阻害剤を含めた、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(PNAS, Vol. 89, p.7384(1992);JNCI, Vol. 69, p.475(1982);Arch. Opthalmol., Vol. 108, p.573(1990);Anat. Rec, Vol. 238, p.68(1994);FEBS Letters, Vol. 372, p.83(1995);Clin, Orthop. Vol. 313, p.76(1995);J. Mol. Endocrinol., Vol. 16, p.107(1996);Jpn. J. Pharmacol., Vol. 75, p.105(1997);Cancer Res., Vol. 57, p.1625(1997);Cell, Vol. 93, p.705(1998);Intl. J. Mol. Med., Vol. 2, p.715(1998);J. Biol. Chem., Vol. 274,p.9116(1999))、ステロイド系抗炎症剤(例えばコルチコステロイド、ミネラルコルチコイド、デキサメタゾン、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレド、ベタメタゾン)、カルボキシアミドトリアゾール、コンブレタスタチンA−4、スクアラミン、6−O−クロロアセチル−カルボニル)−フマギロール、サリドマイド、アンギオスタチン、トロポニン−1、アンギオテンシンII拮抗薬(Fernandez et al., J. Lab. Clin. Med. 105:141−145(1985)参照)、およびVEGFに対する抗体(Nature Biotechnology, Vol. 17, pp.963−968(October 1999);Kim et al., Nature, 362, 841−844(1993);WO00/44777;およびWO00/61186参照)などを含み、これらに限定されるものではない。
【0282】
血管新生阻害剤の他の例には、エンドスタチン、ウクライン、ランピルナーゼ、IM862、5−メトキシ−4−[2−メチル−3−(3−メチル−2−ブテニル)オキシラニル]−1−オキサスピロ[2,5]オクタ−6−イル(クロロアセチル)カーバメート、アセチルジナナリン(acetyldinanaline)、5−アミノ−1−[[3,5−ジクロロ−4−(4−クロロベンゾイル)フェニル]メチル]−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド,CM101、スクアラミン、コンブレタスタチン、RPI4610、NX31838、硫酸化マンノペントースホスフェート、7,7−(カルボニル−ビス[イミノ−N−メチル−4,2−ピロロカルボニルイミノ[N−メチル−4,2−ピロール]−カルボニルイミノ]−ビス−(1,3−ナフタレンジスルホネート)および3−[(2,4−ジメチルピロール−5−イル)メチレン]−2−インドリノン(SU5416)などを含み、これらに限定されるものではない。
【0283】
血管新生を調節または阻害し、かつ本発明化合物と組合せて使用し得る他の治療剤には、凝固および線溶系を調節または阻害する薬剤などがある(Clin. Chem. La. Med. 38:679−692 (2000)の総説を参照)。凝固および線溶経路を調節または阻害するかかる薬剤の例には、ヘパリン(Thromb, Haemost. 80:10−23 (1998))、低分子ヘパリン、およびカルボキシペプチダーゼU阻害剤(活性型トロンビン活性化線溶抑制因子[TAFIa]の阻害剤としても公知)(Thrombosis Res. 101 :329−354 (2001)参照)などを含み、これらに限定されるものではない。TAFIa阻害剤は、米国特許出願番号60/310,927号(2001年8月8日出願)および60/349,925号(2002年1月18日出願)に記載されている。
【0284】
「細胞周期チェックポイントを妨害する薬剤」は、細胞周期チェックポイントシグナルを変換するプロテインキナーゼを阻害し、それにより癌細胞を、DNA損傷剤に対して感受性化する化合物を指す。かかる薬剤には、ATR、ATM、CHK11およびCHK12キナーゼの阻害剤と、cdkおよびcdcキナーゼ阻害剤などがあり、特に、7−ヒドロキシスタウロスポリン、フラボピリドール、CYC202(サイクラセル(Cyclacel))、およびBMS−387032によって例示される。
【0285】
「受容体チロシンキナーゼ(RTK)を妨害する薬剤」は、RTKを阻害し、かつそれゆえに、発癌および腫瘍進行に関与する機序を阻害する化合物を指す。かかる薬剤には、c−Kit、Eph、PDGF、Flt3、およびc−Metの阻害剤などがある。さらなる薬剤には、Bume−Jensen and Hunter, Nature, 411:355−365, 2001により記載された、RTKの阻害剤などを含む。
【0286】
「細胞増殖および生存シグナリング経路の阻害剤」は、細胞表面受容体の下流のシグナル伝達カスケードを阻害する化合物を指す。かかる薬剤には、セリン/スレオニンキナーゼの阻害剤(Aktの阻害剤、例えば、WO02/083064、WO02/083139、WO02/083140、US2004−0116432、WO02/083138、US2004−0102360、WO03/086404、WO03/086279、WO03/086394、WO03/084473、WO03/086403、WO2004/041162、WO2004/096131、WO2004/096129、WO2004/096135、WO2004/096130、WO2005/100356、WO2005/100344、US2005/029941、US2005/44294、US2005/43361、60/734188、60/652737、60/670469に開示されたものなどを含み、これらに限定されるものではない)、Rafキナーゼの阻害剤(例えばPLX−4032)、MEKの阻害剤(例えば、Arry−162、RO−4987655、およびGSK−1120212)、mTORの阻害剤(例えば、AZD−8055、BEZ−235、およびエベロリムス)、およびPI3Kの阻害剤(例えば、GDC−0941、BKM−120)を含む。
【0287】
上記で記載のように、NSAIDとの併用は、有効なCOX−2阻害剤であるNSAIDの使用に関するものである。本明細書では、NSAIDは、細胞またはミクロソームアッセイにより評価されるCOX−2の阻害に関し、1μM以下のIC50を有する場合に有効である。
【0288】
本発明はまた、選択的COX−2阻害剤であるNSAIDとの併用も包含する。本明細書では、COX−2の選択的阻害剤であるNSAIDは、細胞またはミクロソームアッセイにより評価される、COX−1のIC50に対するCOX−2のIC50の比率によって測定されるとき、少なくとも100倍の、COX−1に対するCOX−2阻害特異性を有するものとして定義される。かかる化合物には、米国特許5,474,995、米国特許5,861,419、米国特許6,001,843、米国特許6,020,343、米国特許5,409,944、米国特許5,436,265、米国特許5,536,752、米国特許5,550,142、米国特許5,604,260、米国特許5,698,584、米国特許5,710,140、WO94/15932、米国特許5,344,991、米国特許5,134,142、米国特許5,380,738、米国特許5,393,790、米国特許5,466,823、米国特許5,633,272、および米国特許5,932,598に開示されたものなどを含み、これらに限定されるものではない。
【0289】
本治療法において有用であることができるCOX−2の阻害剤は、3−フェニル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(5H)−フラノン;および5−クロロ−3−(4−メチルスルホニル)フェニル−2−(2−メチル−5−ピリジニル)ピリジン;またはこれらの医薬として許容される塩である。
【0290】
COX−2の特異的阻害剤として記載され、それゆえに本発明において有用な化合物には、パレコキシブ、ベクストラ(BEXTRA(登録商標))、およびセレブレックス(CELEBREX(登録商標))またはこれらの医薬として許容される塩などを含み、これらに限定されるものではない。
【0291】
上記で用いたように、「インテグリン阻害剤」は、生理的リガンドの、αβインテグリンへの結合を選択的に拮抗するか、阻害するか、または反対に作用する化合物;生理的リガンドの、αβインテグリンへの結合を選択的に拮抗するか、阻害するか、または反対に作用する化合物;生理的リガンドの、αβインテグリンおよびαβインテグリン双方への結合を拮抗するか、阻害するか、または反対に作用する化合物;および、毛細血管内皮細胞上に発現された特定のインテグリンの活性を拮抗するか、阻害するか、または反対に作用する化合物を指す。その用語はまた、αβ、αβ、αβ、αβ、αβ、αβおよびαβインテグリンの拮抗薬も指す。その用語はまた、αβ、αβ、αβ、αβ、αβ、αβ、αβ、αβおよびαβインテグリンの任意の組合せの拮抗薬も指す。
【0292】
チロシンキナーゼ阻害剤のいくつかの具体的な例には、N−(トリフルオロメチルフェニル)−5−メチルイソキサゾール−4−カルボキサミド、3−[(2,4−ジメチルピロール−5−イル)メチリデニル]インドリン−2−オン、17−(アリルアミノ)−17−デメトキシゲルダナマイシン、4−(3−クロロ−4−フルオロフェニルアミノ)−7−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニル)プロポキシル]キナゾリン、N−(3−エチニルフェニル)−6,7−ビス(2−メトキシエトキシ)−4−キナゾリナミン、BIBX1382、2,3,9,10,11,12−ヘキサヒドロ−10−(ヒドロキシメチル)−10−ヒドロキシ−9−メチル−9,12−エポキシ−1H−ジインドロ[1,2,3−fg:3′,2′,1′−kl]ピロロ[3,4−i][1,6]ベンゾジアゾシン−1−オン、SH268、ゲニステイン、STI571、CEP2563、4−(3−クロロフェニルアミノ)−5,6−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンメタンスルホナート、4−(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)アミノ−6,7−ジメトキシキナゾリン、4−(4′−ヒドロキシフェニル)アミノ−6,7−ジメトキシキナゾリン、SU6668、STI571A、N−4−クロロフェニル−4−(4−ピリジルメチル)−1−フタラジンアミン、およびEMD121974などを含む。
【0293】
本願で特許請求される化合物と、PPAR−γ(すなわち、PPAR−ガンマ)作動薬およびPPAR−δ(すなわち、PPAR−デルタ)拮抗薬との併用は、ある種の悪性疾患の治療において有用であり得る。PPAR−γおよびPPAR−δは、核のペルオキシゾーム増殖剤活性化受容体γおよびδである。PPAR−γの、内皮細胞上での発現、およびその血管新生における関与は、文献に報告されている(J. Cardiovasc. Pharmacol. 1998;31:909−913; J. Biol. Chem. 1999;274:9116−9121;Invest. Ophthalmol Vis. Sci. 2000;41:2309−2317参照)。より最近では、PPAR−γ作動薬が、イン・ビトロで、VEGFに対する血管新生応答を阻害することが開示されており、トログリタゾンおよびマレイン酸ロシグリタゾンの双方は、マウスにおいて、網膜血管新生の発生を阻害する(Arch. Ophthamol. 2001 ;119:709−717)。PPAR−γ作動薬およびPPAR−γ/α作動薬の例には、チアゾリジンジオン(例えばDRF2725、CS−011、トログリタゾン、ロシグリタゾンおよびピオグリタゾン)、フェノフィブラート、ゲンフィブロジル、クロフィブラート、GW2570、SB219994、AR−H039242、JTT−501、MCC−555、GW2331、GW409544、NN2344、KRP297、NP0110、DRF4158、NN622、GI262570、PNU182716、DRF552926、2−[(5,7−ジプロピル−3−トリフルオロメチル−1,2−ベンゾイソキサゾール6−イル)オキシ]−2−メチルプロピオン酸および2(R)−7−(3−(2−クロロ−4−(4−フルオロフェノキシ)フェノキシ)プロポキシ)−2−エチルクロマン−2−カルボン酸などを含み、これらに限定されるものではない。
【0294】
本発明の別の実施態様は、癌の有望な治療のための遺伝子療法と組合せた本開示化合物の使用である。癌を治療するための遺伝学的戦略の概要については、Hall et al (Am. J. Hum. Genet. 61 :785−789, 1997)およびKufe et al (Cancer Medicine, 5th Ed, pp 876−889, BC Decker, Hamilton 2000)を参照する。遺伝子療法を用いて、任意の腫瘍抑制遺伝子を送達することができる。かかる遺伝子の例には、組換えウイルス媒介性の遺伝子導入により送達可能であるp53(例えば、米国特許第6,069,134号参照)、uPA/uPAR拮抗薬(″Adenovirus−Mediated Delivery of a uPA/uPAR Antagonist Suppresses Angiogenesis−Dependent Tumor Growth and Dissemination in Mice″, Gene Therapy, 1998, 5(8):1105−13)、およびインターフェロンガンマ(J. Immunol. 2000;164:217−222)などを含み、これらに限定されるものではない。
【0295】
本発明化合物はまた、固有多剤耐性(MDR)、特に、トランスポータタンパク質の高レベルの発現に関与するMDRの阻害剤と併用して投与してもよい。かかるMDR阻害剤には、p−糖タンパク質(P−gp)の阻害剤、例えばLY335979、XR9576、OC144−093、R101922、VX853、およびPSC833(バルスポダール)などを含む。
【0296】
本発明化合物を、本発明化合物の単独のまたは放射線療法との併用の結果として生じ得る急性、遅発性、遅延相および予測性嘔吐を含めた、悪心または嘔吐の治療のために、抗嘔吐薬と一緒に用いてもよい。嘔吐の予防または治療のためには、本発明化合物は、他の抗嘔吐薬、特にニューロキニン−1受容体拮抗薬;5HT3受容体拮抗薬、例えばオンダンセトロン、グラニセトロン、トロピセトロン、およびザチセトロン;GABAB受容体作動薬、例えばバクロフェン;コルチコステロイド、例えばデカドロン(Decadron)(デキサメタゾン)、ケナログ(Kenalog)、アリストコート(Aristocort)、ナサライド(Nasalide)、プレフェリド(Preferid)、ベネコルテン(Benecorten)、または他の米国特許第2,789,118、2,990,401、3,048,581、3,126,375、3,929,768、3,996,359、3,928,326、および3,749,712号に開示されたもの;抗ドーパミン作動薬、例えばフェノチアジン類(例えばプロクロルペラジン、フルフェナジン、チオリダジン、およびメソリダジン)、メトクロプラマイド、またはドロナビノールと一緒に使用してもよい。別の実施態様においては、ニューロキニン−1受容体拮抗薬、5HT3受容体拮抗薬およびコルチコステロイドから選択される抗嘔吐薬との併用療法が、本化合物の投与の結果として生じ得る嘔吐の治療または予防のために開示されている。
【0297】
本発明化合物と併用して使用するニューロキニン−1受容体拮抗薬は、例えば、米国特許第5,162,339、5,232,929、5,242,930、5,373,003、5,387,595、5,459,270、5,494,926、5,496,833、5,637,699、5,719,147号;欧州特許公開番号EP0360390、0394989、0428434、0429366、0430771、0436334、0443132、0482539、0498069、0499313、0512901、0512902、0514273、0514274、0514275、0514276、0515681、0517589、0520555、0522808、0528495、0532456、0533280、0536817、0545478、0558156、0577394、0585913,0590152、0599538、0610793、0634402、0686629、0693489、0694535、0699655、0699674、0707006、0708101、0709375、0709376、0714891、0723959、0733632および0776893;PCT国際特許公開番号WO90/05525、90/05729、91/09844、91/18899、92/01688、92/06079、92/12151、92/15585、92/17449、92/20661、92/20676、92/21677、92/22569、93/00330、93/00331、93/01159、93/01165、93/01169、93/01170、93/06099、93/09116、93/10073、93/14084、93/14113、93/18023、93/19064、93/21155、93/21181、93/23380、93/24465、94/00440、94/01402、94/02461、94/02595、94/03429、94/03445、94/04494、94/04496、94/05625、94/07843、94/08997、94/10165、94/10167、94/10168、94/10170、94/11368、94/13639、94/13663、94/14767、94/15903、94/19320、94/19323、94/20500、94/26735、94/26740、94/29309、95/02595、95/04040、95/04042、95/06645、95/07886、95/07908、95/08549、95/11880、95/14017、95/15311、95/16679、95/17382、95/18124、95/18129、95/19344、95/20575、95/21819、95/22525、95/23798、95/26338、95/28418、95/30674、95/30687、95/33744、96/05181、96/05193、96/05203、96/06094、96/07649、96/10562、96/16939、96/18643、96/20197、96/21661、96/29304、96/29317、96/29326、96/29328、96/31214、96/32385、96/37489、97/01553、97/01554、97/03066、97/08144、97/14671、97/17362、97/18206、97/19084、97/19942および97/21702;ならびに英国特許公開番号2266529、2268931、2269170、2269590、2271774、2292144、2293168、2293169および2302689に十分に記載されている。かかる化合物の製造は、上記の特許および刊行物において十分に記載されている。
【0298】
1つの実施態様においては、本発明化合物との併用使用のためのニューロキニン−1受容体拮抗薬は、2−(R)−(1−(R)−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ)−3−(S)−(4−フルオロフェニル)−4−(3−(5−オキソ−1H,4H−1,2,4−トリアゾロ)メチル)モルホリンまたはその医薬として許容される塩から選択され、これは、米国特許第5,719,147号に記載されている。
【0299】
本発明化合物はまた、貧血症の治療に有用な薬剤と共に投与してもよい。かかる貧血症治療剤は、例えば、持続性の赤血球形成受容体活性化剤(例えばエポエチン・アルファ)である。
【0300】
本発明化合物はまた、好中球減少症の治療に有用な薬剤と共に投与してもよい。かかる好中球減少症治療剤は、例えば、ヒト顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)などの、好中球の産生および機能を調節する造血成長因子である。G−CSFの例には、フィルグラスチムなどを含む。
【0301】
本発明化合物はまた、レバミソール、イソプリノシンおよびザダキシン(Zadaxin)などの、免疫強化剤と共に投与してもよい。
【0302】
本発明の化合物はまた、ゼノバイオティクス、キニジン、チラミン、ケトコナゾール、テストステロン、キニン、メチラポン、カフェイン、フェネルジン、ドキソルビシン、トロレアンドマイシン、シクロベンザプリン、エリスロマイシン、コカイン、フラフィリン、シメチジン、デキストロメトルファン、リトナビル、インジナビル、アンプレナビル、ジルチアゼム、テルフェナジン、ベラパミル、コルチゾール、イトラコナゾール、ミベフラジル、ネファゾドンおよびネルフィナビルなどのP450阻害剤と組合せて、癌の治療または予防に有用であり得る。
【0303】
本発明の化合物はまた、シクロスポリンA、PSC833、GF120918、クレモホールEL、フミトレモルジンC、Ko132、Ko134、イレッサ、イマチニブメシラート、EKI−785、Cl1033、ノボビオシン、ジエチルスチルベストロール、タモキシフェン、レスペルピン、VX−710、トリプロスタチンA、フラボノイド、リトナビル、サキナビル、ネルフィナビル、オメプラゾール、キニジン、ベラパミル、テルフェナジン、ケトコナゾール、ニフィデピン、FK506、アミオダロン、XR9576、インジナビル、アンプレナビル、コルチゾール、テストステロン、LY335979、OC144−093、エリスロマイシン、ビンクリスチン、ジゴキシンおよびタリノロールなどのPgpおよび/またはBCRP阻害剤と組合せて、癌の治療または予防に有用であり得る。
【0304】
本発明化合物はまた、ビスホスホネート(ビスホスホナート、ジホスホナート、ビスホスホン酸、およびジホスホン酸を包含するものと理解される)と併用して、骨癌を含む癌の治療または予防のために有用であることができる。ビスホスホネートの例には、エチドロネート(ダイドロネル(Didronel))、パミドロネート(アレディア(Aredia))、アレンドロネート(フォサマックス(Fosamax))、リセドロネート(アクトネル(Actonel))、ゾレドロネート(ゾメタ(Zometa))、イバンドロネート(ボニバ(Boniva))、インカドロネートまたはシマドロネート、クロドロネート、EB−1053、ミノドロネート、ネリドロネート、ピリドロネートおよびチルドロネートなどを含み、その任意のおよび全ての医薬として許容される塩、誘導体、水和物および混合物が含まれ、これらに限定されるものではない。
【0305】
本発明化合物はまた、アロマターゼ阻害剤と組合せて、乳癌を治療または予防するために有用であることができる。アロマターゼ阻害剤の例には、アナストロゾール、レトロゾール、およびエキセメスタンなどを含み、これらに限定されるものではない。
【0306】
本発明化合物はまた、siRNA治療剤との併用において、癌の治療または予防に有用であることができる。
【0307】
本発明化合物はまた、γ−セクレターゼ阻害剤および/またはNOTCHシグナリングの阻害剤と共に投与してもよい。かかる阻害剤には、WO01/90084、WO02/30912、WO01/70677、WO03/013506、WO02/36555、WO03/093252、WO03/093264、WO03/093251、WO03/093253、WO2004/039800、WO2004/039370、WO2005/030731、WO2005/014553、USSN10/957,251、WO2004/089911、WO02/081435、WO02/081433、WO03/018543、WO2004/031137、WO2004/031139、WO2004/031138、WO2004/101538、WO2004/101539、およびWO02/47671(LY−450139を含む)に記載されている化合物などを含む。
【0308】
以下の公報;WO02/083064、WO02/083139、WO02/083140、US2004−0116432、WO02/083138、US2004−0102360、WO03/086404、WO03/086279、WO03/086394、WO03/084473、WO03/086403、WO2004/041162、WO2004/096131、WO2004/096129、WO2004/096135、WO2004/096130、WO2005/100356、WO2005/100344、US2005/029941、US2005/44294、US2005/43361、60/734188、60/652737、60/670469に開示された、および本発明の化合物を含む、Aktの阻害剤もまた、カリウム塩、マグネシウム塩、ベータ遮断薬(例えばアテノロール)、およびエンドセリン−a(ETa)拮抗薬と組合せて、心臓血管系のホメオスタシスを維持するために有用であり得る。
【0309】
以下の公報;WO02/083064、WO02/083139、WO02/083140、US2004−0116432、WO02/083138、US2004−0102360、WO03/086404、WO03/086279、WO03/086394、WO03/084473、WO03/086403、WO2004/041162、WO2004/096131、WO2004/096129、WO2004/096135、WO2004/096130、WO2005/100356、WO2005/100344、US2005/029941、US2005/44294、US2005/43361、60/734188、60/652737、60/670469に開示されたAktの阻害剤、および本発明の化合物はまた、インスリン、インスリン分泌促進物質、PPAR−ガンマ作動薬、メトホルミン、ソマトスタチン受容体作動薬、例えばオクトレオチド、DPP4阻害剤、スルホニル尿素、およびアルファ−グルコシダーゼ阻害剤と組合せて、グルコースホメオスタシスを維持するために有用であり得る。
【0310】
本発明の化合物はまた、PARP阻害剤:オラパリブ、MK−4827、およびベリパリブと併用して、癌の治療または予防に有用であり得る。
【0311】
本発明化合物はまた、以下の化学療法剤:アバレリックス(プレナキシス・デポ(Plenaxisdepot)(登録商標));アルデスロイキン(プロカイン(Prokine)(登録商標));アルデスロイキン(プロロイキン(Proleukin)(登録商標));アレムツズマブ(キャンパス(Campath)(登録商標));アリトレチノイン(パンレチン(Panretin)(登録商標));アロプリノール(ザイロプリム(Zyloprim)(登録商標));アルトレタミン(ヘキサレン(Hexalen)(登録商標));アミフォスチン(エチヨル(Ethyol)(登録商標));アナストロゾール(アリミデックス(Arimidex)(登録商標));三酸化ヒ素(トリセノックス(Trisenox)(登録商標));アスパラギナーゼ(エルスパル(Elspar)(登録商標));アザシチジン(ビダザ(Vidaza)(登録商標));ベンダムスチン塩酸塩(トレアンダ(Treanda)(登録商標));ベバシズマブ(bevacuzimab)(アバスチン(Avastin)(登録商標));ベキサロテン・カプセル(タルグレチン(Targretin)(登録商標));ベキサロテン・ゲル(タルグレチン(Targretin)(登録商標));ブレオマイシン(ブレノキサン(Blenoxane)(登録商標));ボルテゾミブ(ベルケード(Velcade)(登録商標));ブレフェルジンA;ブスルファン・静脈内(ブスルフェックス(Busulfex)(登録商標));ブスルファン・経口(マイレラン(Myleran)(登録商標));カルステロン(メトサーブ(Methosarb)(登録商標));カペシタビン(ゼローダ(Xeloda)(登録商標));カルボプラチン(パラプラチン(Paraplatin)(登録商標));カルムスチン(BCNU(登録商標)、BiCNU(登録商標));カルムスチン(グリアデル(Gliadel)(登録商標));インプラント型ポリフェプロサン20カルムスチン(グリアデル・ウエファー(GliadelWafer)(登録商標));セレコキシブ(セレブレックス((Celebex)(登録商標));セツキシマブ(アービタックス(Erbitux)(登録商標));クロランブシル(ロイケラン(Leukeran)(登録商標));シスプラチン(プラチノール(Platinol)(登録商標));クラドリビン(ロイスタチン(Leustatin)(登録商標)、2−CdA(登録商標));クロファラビン(クロラール(Clolar)(登録商標));シクロホスファミド(サイトキサン(Cytoxan)(登録商標)、ネオサール(Neosar)(登録商標));シクロホスファミド(サイトキサン注射薬(CytoxanInjection)(登録商標));シクロホスファミド(サイトキサン・タブレット(CytoxanTablet)(登録商標));シタラビン(サイトサール−U(Cytosar−U)(登録商標));リポソーム化シタラビン(DepoCyt(登録商標));デカルバジン(DTIC−Dome(登録商標));ダクチノマイシン、アクチノマイシンD(コスメゲン(Cosmegen)(登録商標));ダルテパリンナトリウム注射液(フラグミン(Fragmin)(登録商標));ダルベポエチン・アルファ(アラネスプ(Aranesp)(登録商標));ダサチニブ(スプリセル(Sprycel)(登録商標));リポソーム化ダウノルビシン(DanuoXome(登録商標));ダウノルビシン、ダウノマイシン(ダウノルビシン(Daunorubicin)(登録商標));ダウノルビシン、ダウノマイシン(セルビジン(Cerubidine)(登録商標));デガレリクス(ファーマゴン(Firmagon)(登録商標));デニロイキン・ディフィトックス(diftitox)(オンタック(Ontak)(登録商標));デクスラゾキサン(ザインカード(Zinecard)(登録商標));塩酸デクスラゾキサン(トテクト(Totect)(登録商標));ジデムニンB;17−DMAG;ドセタキセル(タキソテール(Taxotere)(登録商標));ドキソルビシン(アドリアマイシンPFS(AdriamycinPFS)(登録商標));ドキソルビシン(アドリアマイシン(Adriamycin)(登録商標)、ルベックス(Rubex)(登録商標));ドキソルビシン(アドリアマイシンPFS注射薬(AdriamycinPFSInjection)(登録商標));リポソーム化ドキソルビシン(ドキシル(Doxil)(登録商標));プロピオン酸ドロモスタノロン(ドロモスタノロン(Dromostanolone)(登録商標));プロピオン酸ドロモスタノロン(マステロン注射薬(MasteroneInjection)(登録商標));エクリズマブ注射薬(ソリリス(Soliris)(登録商標));エリオットのB溶液(エリオットのB溶液(Elliott′sBSolution)(登録商標));エルトロンボパグ(プロマクタ(Promacta)(登録商標));エピルビシン(エレンス(Ellence)(登録商標));エポエチン・アルファ(エポジェン(epogen)(登録商標));エルロチニブ(タルセバ(Tarceva)(登録商標));エストラムスチン(Emcyt(登録商標));エチニルエストラジオール;エトポシドリン酸塩(エトポフォス(Etopophos)(登録商標));エトポシド、VP−16(ベペシド(Vepesid)(登録商標));エベロリムス錠(アフィニトール(Afinitor)(登録商標));エキセメスタン(アロマシン(Aromasin)(登録商標));フェルモキシトール(フェラヘム注射薬(FerahemeInjection)(登録商標));フィルグラスチム(ノイポゲン(Neupogen)(登録商標));フロクスウリジン(動脈内)(FUDR(登録商標));フルダラビン(フルダラ(Fludara)(登録商標));フルオロウラシル、5−FU(アドルシル(Adrucil)(登録商標));フルベストラント(ファスロデックス(Faslodex)(登録商標));ゲフィチニブ(イレッサ(Iressa)(登録商標));ゲルダナマイシン;ゲムシタビン(ゲムザール(Gemzar)(登録商標));ゲムツズマブ・オゾガマイシン(マイロターグ(Mylotarg)(登録商標));ゴセレリン酢酸塩(ゾラデックス・インプラント(ZoladexImplant)(登録商標));ゴセレリン酢酸塩(ゾラデックス(Zoladex)(登録商標));ヒストレリン酢酸塩(ヒストレリン・インプラント(Histrelinimplant)(登録商標));ヒドロキシ尿素(ハイドレア(Hydrea)(登録商標));イブリツモマブ・チウキセタン(ゼヴァリン(Zevalin)(登録商標));イダルビシン(イダマイシン(Idamycin)(登録商標));イホスファミド(IFEX(登録商標));イマチニブメシル酸塩(グリベック(Gleevec)(登録商標));インターフェロンアルファ2a(ロフェロンA(RoferonA)(登録商標));インターフェロンアルファ−2b(イントロンA(IntronA)(登録商標));イオベングアン1123注射薬(AdreView(登録商標));イリノテカン(カンプトサール(Camptosar)(登録商標));イクサベピロン(イクセンプラ(Ixempra)(登録商標));ラパチニブ錠(タイケルブ(Tykerb)(登録商標));レナリドマイド(レブリミド(Revlimid)(登録商標));レトロゾール(フェマーラ(Femara)(登録商標));ロイコボリン(ウェルコボリン(Wellcovorin)(登録商標)、ロイコボリン(Leucovorin)(登録商標));酢酸ロイプロリド(エリガード(Eligard)(登録商標));レバミソール(エルガミゾール(Ergamisol)(登録商標));ロムスチン、CCNU(CeeBU(登録商標));メクロレタミン・ナイトロジェンマスタード(ムスタルゲン(Mustargen)(登録商標));酢酸メゲストロール(メゲース(Megace)(登録商標));メルファラン、L−PAM(アルケラン(Alkeran)(登録商標));メルカプトプリン、6−MP(プリネトール(Purinethol)(登録商標));メスナ(メスネックス(Mesnex)(登録商標));メスナ(メスネックス錠(Mesnextabs)(登録商標));メトトレキサート(メトトレキセート(Methotrexate)(登録商標));メトキサレン(ウヴァデクス(Uvadex)(登録商標));8−メトキシプソラレン;マイトマイシンC(ミュータマイシン(Mutamycin)(登録商標));ミトタン(リソドレン(Lysodren)(登録商標));ミトキサントロン(ノバントロン(Novantrone)(登録商標));ミトラマイシン;フェンプロピオン酸ナンドロロン(デュラボリン−50(Durabolin−50)(登録商標));ネララビン(アラノン(Arranon)(登録商標));ニロチニブ(タシグナ(Tasigna)(登録商標));ノフェツモマブ(ヴァールマ(Verluma)(登録商標));オファツムマブ(アルゼラ(Arzerra)(登録商標));オプレルベキン(ニューメガ(Neumega)(登録商標));オキサリプラチン(エロキサチン(Eloxatin)(登録商標));パクリタキセル(パクセン(Paxene)(登録商標));パクリタキセル(タキソール(Taxol)(登録商標));パクリタキセル・タンパク質結合粒子(アブラキサン(Abraxane)(登録商標));パリフェルミン(ケピバンス(Kepivance)(登録商標));パミドロネート(アレディア(Aredia)(登録商標));パニツムマブ(ベクチビックス(Vectibix)(登録商標));パゾパニブ錠(ボトリエント(Votrienttm)(登録商標));ペグアデマーゼ(アダジェン(Adagen)(ウシ・ペグアデマーゼ(PegademaseBovine))(登録商標));ペグアスパラガーゼ(オンキャスパー(Oncaspar)(登録商標));ペグフィルグラスチム(ニューラスタ(Neulasta)(登録商標));ペメトレキセド2ナトリウム(アリムタ(Alimta)(登録商標));ペントスタチン(ナイペント(Nipent)(登録商標));ピポブロマン(バーサイト(Vercyte)(登録商標));プレリキサフォル(モゾビル(Mozobil)(登録商標));プリカマイシン、ミトラマイシン(ミトラシン(Mithracin)(登録商標));ポルフィマー・ナトリウム(フォトフリン(Photofrin)(登録商標));プララトレキサート注射薬(フォロチン(Folotyn)(登録商標));プロカルバジン(マツラン(Matulane)(登録商標));キナクリン(アタブリン(Atabrine)(登録商標));ラパマイシン;ラスブリカーゼ(エリテック(Elitek)(登録商標));塩酸ラロキシフェン(エビスタ(Evista)(登録商標));リツキシマブ(リツキサン(Rituxan)(登録商標));ロミデプシン(イストダックス(Istodax)(登録商標));ロミプロスチム(Nプレート(Nplate)(登録商標);サルグラモスチム(リューカイン(Leukine)(登録商標));サルグラモスチム(プロカイン(Prokine)(登録商標));ソラフェニブ(ネクサバール(Nexavar)(登録商標));ストレプトゾシン(ザノサール(Zanosar)(登録商標));スニチニブ・マレイン酸塩(スーテント(Sutent)(登録商標));タルク(スクレロゾール(Sclerosol)(登録商標));タモキシフェン(ノルバデックス(Nolvadex)(登録商標));テモゾロミド(テモダール(Temodar)(登録商標));テムシロリムス(トリセル(Torisel)(登録商標));テニポシド、VM−26(ヴァモン(Vumo
n)(登録商標));テストラクトン(テスラク(Teslac)(登録商標));チオグアニン、6−TG(チオグアニン(Thioguanine)(登録商標));チオプリン;チオテパ(チオプレックス(Thioplex)(登録商標));トポテカン(ハイカムチン(Hycamtin)(登録商標));トレミフェン(フェアストン(Fareston)(登録商標));トシツモマブ(ベキサール(Bexxar)(登録商標));トシツモマブ/I−131トシツモマブ(ベキサール(Bexxar)(登録商標));トランスレチノイン酸;トラツズマブ(ハーセプチン(Herceptin)(登録商標));トレチノイン、ATRA(ベサノイド(Vesanoid)(登録商標));トリエチレンメラミン;ウラシル・マスタード(ウラシル・マスタード・カプセル(UracilMustardCapsules)(登録商標));バルルビシン(バルスター(Valstar)(登録商標));ビンブラスチン(ベルバン(Velban)(登録商標));ビンクリスチン(オンコビン(Oncovin)(登録商標));ビノレルビン(ナベルビン(Navelbine)(登録商標));ボリノスタット(ゾリンザ(Zolinza)(登録商標));ウォルトマニン;およびゾレドロネート(ゾメタ(Zometa)(登録商標))と併用して、癌の治療に有用であり得る。
【0312】
これらの化学療法剤の殆どの安全かつ有効な投与の方法は、当業者に周知である。さらに、それらの投与は、標準的な文献に記載されている。例えば、多くの化学療法剤の投与は、″Physicians′ Desk Reference″(PDR)、例えば、1996年版(Medical Economics Comany, Montvale, NJ 07645−1742, USA)、″the Physician′s Desk Reference″、第56版、2002年(Medical Economics Comany, Montvale, NJ 07645−1742により出版)、および″the Physician′s Desk Reference″、第57版、2003年(Thompson PDR, Motvale, NJ 07645−1742により出版)に記載されている。
【0313】
本明細書に開示の発明を下記の製造および実施例によって例示するが、これらは本開示の範囲を限定すると解釈すべきではない。
【0314】
実施例
実施例1
式(I)の化合物の製造方法
本発明の化合物は、標準的な化学を含む各種方法によって製造することができる。前記で定義の可変要素は、別段の断りがない限り、前記で定義の意味を継続して有する。例示的な一般合成方法について下記に説明し、次に式(I)の具体的化合物を実施例で製造する。
【0315】
一般式(I)の化合物は、下記の合成図式によって一部記載の有機合成の技術で公知の方法によって製造することができ、下記に記載の図式の全てにおいて、化学の一般原理に従って、必要な場合、感受性基または反応性基のための保護基を用いることは明らかである。保護基は、有機合成の標準的方法に従って操作する(T. W. Green and P. G. M. Wuts(1991) Protecting Groups in Organic Synthesis, John Wiley & Sons)。これらの基は、当業者に容易に明らかな方法を用い、化合物合成の好都合な段階で除去する。保護基の選択ならびに反応段階の反応条件および順序は、式(I)の化合物の製造と調和すべきである。立体中心が式(I)の化合物に存在するか否かは当業者には明らかである。従って、本発明には、全ての可能な立体異性体が含まれ、立体異性体の混合物(ラセミ化合物など)だけでなく、個々の立体異性体も含まれる。ある化合物が単一のエナンチオマーとして望まれる場合、それは、立体特異的合成により、または最終生成物もしくはいずれか好都合な中間体の分割によって得ることができる。最終生成物、中間体または原料の分割は、当業界で公知のいずれか好適な方法によって行うことができる。例えば、Stereochemistry of Organic Compounds, E. L. Eliel, S. H. Wilen and L. N. Mander (Wiley−lnterscience, 1994)を参照する。
【0316】
下記の溶媒、試薬、保護基、部分および他の呼称を、それらの略称によって参照することができる。
【0317】
Me=メチル;Et=エチル;Pr=プロピル;iPr=イソプロピル、Bu=ブチル;t−Bu=tert−ブチル;Ph=フェニル、およびAc=アセチル
μL=ミクロリットル
AcOHまたはHOAc=酢酸
ACN=アセトニトリル
Ad=アダマンチル
APCIまたはAPC=大気圧化学イオン化
aq=水系
BINAP=2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1−ビナフタレン
Bn=ベンジル
BocまたはBOC=tert−ブトキシカルボニル
Bz=ベンゾイル
Cbz=ベンジルオキシカルボニル
CDI=1,1′−カルボニルジイミダゾール
DAST=三フッ化ジエチルアミノ硫黄
dba=ジベンジリデンアセトン
DBU=1,8−ジアザ−7−ビシクロ[5.4.0]ウンデセン
DCM=ジクロロメタン
DMAP=4−ジメチルアミノピリジン
DIBALまたはDIBALH=水素化ジイソブチルアルミニウム
DIEAまたはヒューニッヒ塩基=Ν,Ν−ジイソプロピルエチルアミン
DMA=N,N−ジメチルアセトアミド
DMF=ジメチルホルムアミド
DMSO=ジメチルスルホキシド
dppf=1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン
DMT=ジメルカプトトリアジン
DTT=ジチオトレイトール
EDC=1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
EDTA=エチレンジアミン四酢酸
ESIまたはES=エレクトロスプレーイオン化
EtOAc=酢酸エチル
g=グラム
GST=グルタチオンS−トランスフェラーゼ
h=時
HMDS=1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン
HATU=N,N,N′,N′−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウム・ヘキサフルオロホスフェート
HPLC=高速液体クロマトグラフィー
HOBt=1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
LAH=水素化リチウムアルミニウム
LDA=リチウムジイソプロピルアミド
LC=液体クロマトグラフィー
LCMS=液体クロマトグラフィー質量分析
min=分
mg=ミリグラム
mL=ミリリットル
mmol=ミリモル
mCPBA=メタクロロ過安息香酸
Me=メチル
MeOH=メタノール
MS=質量分析
MTBE=メチルtert−ブチルエーテル
NBS=N−ブロモコハク酸イミド
NMP=N−メチルピロリドン
NMR=核磁気共鳴スペクトル測定
PTLC=分取薄層クロマトグラフィー
rac=ラセミ混合物
=遅延係数
RTまたはrt=室温(環境温度、約25℃)
sat=飽和
SFC=超臨界液体クロマトグラフィー
TBAF=フッ化テトラブチルアンモニウム
TBSCl=t−ブチルジメチルシリルクロライド
TBS=t−ブチルジメチルシリル
TEA=トリエチルアミン(EtN)
TFA=トリフルオロ酢酸
TFAA=トリフルオロ酢酸無水物
THF=テトラヒドロフラン
TLC=薄層クロマトグラフィー
TMS=トリメチルシリル
Tris=トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン
Xantphos=4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン。
【0318】
図式1
【化58】
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【0319】
製造例1.1:(R)−6−クロロ−N−(1−シクロブチルエチル)−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−アミン
【化59】
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【0320】
段階1:4,6−ジクロロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(5.0g、26.6mmol)および炭酸セシウム(10.40g、31.9mmol)のDMA(30.0mL)中の撹拌溶液に、室温で、1−(ブロモメチル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン(6.36g、26.6mmol)を加え、2時間撹拌した。水を加え、そして、固体を濾過し、終夜乾燥させた。粗H NMRにより、所望ではない4,6−ジクロロ−1−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン:所望の4,6−ジクロロ−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンの比率約4:1が示された。粗残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/DCM、0%から20%)によって精製して、所望の4,6−ジクロロ−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(分画1)および所望ではない4,6−ジクロロ−1−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(分画2)を得た。4,6−ジクロロ−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン:MS ESI C14Cl[M+H]の計算値:346、実測値:346。
【0321】
段階2:4,6−ジクロロ−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(2.8g、8.09mmol)のDMA(22.40mL)中の撹拌溶液に、フッ化カリウム(0.940g、16.18mmol)を加えた。溶液を室温で5分間撹拌した。(R)−1−シクロブチルエタンアミン塩酸塩(2.194g、16.18mmol)およびDBU(3.66mL、24.27mmol)を加え、反応混合物を120℃で終夜加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水およびEtOAcで希釈した。水層をEtOAcで抽出した(2回)。有機層を合わせ、乾燥させ、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、(R)−6−クロロ−N−(1−シクロブチルエチル)−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−アミンを得た。MS ESI C2020ClF[M+H]の計算値:409、実測値:409。
【0322】
製造例1.2:(R)−1−シクロブチルエタンアミン塩酸塩
【化60】
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【0323】
段階1:20リットル四頸丸底フラスコに、シクロブチルメタノール(1000g、11.61mol)のジクロロメタン(10リットル)中の溶液を入れた。次に、10から15℃で、120分間かけて数回に分けてデス−マーチンペルヨージナン(4683g、11.04mol)を加えた。得られた溶液を室温で2時間撹拌し、冷飽和重炭酸ナトリウム水溶液20リットルを加えることで反応停止した。固体を濾過によって除去し、ジクロロメタン5リットルで洗浄した。濾液をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラムに付し、DCM:PE(2:1)で溶出した。これによって、ジクロロメタンおよび石油エーテル中のシクロブタンカルボアルデヒド溶液100リットルが得られた。
【0324】
段階2:50リットル槽中に、ジクロロメタンおよび石油エーテル中のシクロブタンカルボアルデヒド(段階1の最後に記載の溶液33リットル)、(S)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(500g、4.13mol)および硫酸銅(2kg、13.33mol)を入れた。得られた溶液を室温で2日間撹拌した。固体を濾過によって除去した。濾液を減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラムに付し、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)で溶出して、(S)−N−[(1E)−シクロブチルメチリデン]−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドを得た。
【0325】
段階3:パージし、窒素の不活性雰囲気に維持した10リットル4頸丸底フラスコに、(S)−N−[(1E)−シクロブチルメチリデン]−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(200g、1.07mol)のテトラヒドロフラン(3000mL)中の溶液を入れた。次に、−78℃で撹拌しながらエーテル中のメチルマグネシウムブロマイド(1070mL、3.00当量)を1時間かけて滴下した。得られた溶液を−70℃で1時間、−60℃で1時間、−50℃で1時間、そして−40℃で2時間撹拌した。次に、飽和NHCl水溶液10リットルを加えることで反応停止した。得られた溶液をエーテル3リットルで2回抽出した。有機層を合わせ、ブライン3リットルで2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をn−ヘキサン250mLで希釈した。得られた固体を回収し、冷n−ヘキサン100mLで2回洗浄して、(S)−N−[(1R)−1−シクロブチルエチル]−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドを得た。
【0326】
段階4:10リットル四頸丸底フラスコに、(S)−N−[(1R)−1−シクロブチルエチル]−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(400g、1.97mol)のメタノール(2800mL)中溶液を入れた。次に、0℃で撹拌しながら、HCl/p−ジオキサン(5M、1.6リットル)を60分かけて滴下した。得られた溶液を室温で60分間撹拌した。溶液を減圧下に濃縮した。残留物をn−ヘキサン4リットルで希釈し、室温で30分間撹拌した。固体を濾過によって回収した。濾液をCHCN 1200mLで希釈し、室温で30分間撹拌した。固体を濾過によって回収した。合わせた固体を乾燥機で真空乾燥し、(1R)−1−シクロブチルエタン−1−アミンを塩酸塩として得た。MS ESI C13N[M+H]の計算値:100、実測値:100。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ7.95(s、3H)、3.11(s、1H)、2.32−2.42(m、1H)、1.75−2.01(m、6H)、1.10(s、3H)。
【0327】
実施例1.1:(R)−4−((1−シクロブチルエチル)アミノ)−2−(4−イソプロピルピリジン−2−イル)−7−メチル−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸
【化61】
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【0328】
段階1:DMA(400μL)中の2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル(67.6mg、0.142mmol)および塩化アリルパラジウム(II)二量体(26mg、0.071mmol)を含むバイアルを、排気およびAr再充填を行った(3回)。得られた溶液を20分間で70℃に昇温させた。別のバイアル中、シアン化亜鉛(92mg、0.78mmol)、(R)−6−クロロ−N−(1−シクロブチルエチル)−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−アミン(290mg、0.71mmol)およびDMA(500μL)を加えた。混合物をArで15分間脱気し、触媒溶液を混合物に加えた。得られた混合物を120℃で終夜撹拌した。混合物を室温に冷却し、濃縮した。残留物をDCMに溶かし、シリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、(R)−4−((1−シクロブチルエチル)アミノ)−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2120[M+H]の計算値:400、実測値:400。
【0329】
段階2:密閉管中、室温の(R)−4−((1−シクロブチルエチル)アミノ)−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(150mg、0.376mmol)の脱気クロロホルム(3mL)中の撹拌混合物に、NBS(73.5mg、0.413mmol)を加えた。混合物を45℃に加熱し、Ar下に1時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、DCMで希釈した。混合物を分液漏斗に移し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。得られた暗橙赤色油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、(R)−7−ブロモ−4−((1−シクロブチルエチル)アミノ)−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2119BrF[M+H]の計算値:479、実測値:479。
【0330】
段階3:(R)−7−ブロモ−4−((1−シクロブチルエチル)アミノ)−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(65mg、0.14mmol)、メチルボロン酸(16.3mg、0.3mmol)、1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−二塩化パラジウム(II)−クロロホルム付加物(11.1mg、0.014mmol)およびリン酸カリウム(87mg、0.41mmol)を含むバイアルに、1,4−ジオキサン(800μL)および水(200μL)を加えた。バイアルの排気およびAr再充填を行った(3回)。マイクロ波照射下に溶液を120℃で10分間加熱した。混合物を室温に冷却し、飽和重炭酸ナトリウムおよび酢酸エチルで反応停止した。有機層を回収し、濃縮した。残留物をDCMに溶かし、シリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、(R)−4−((1−シクロブチルエチル)アミノ)−7−メチル−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2222[M+H]の計算値:414、実測値:414。
【0331】
段階4:酢酸パラジウム(II)(4.3mg、0.019mmol)およびブチルジ−1−アダマンチルホスフィン(13.9mg、0.039mmol)を含むバイアルに、1,4−ジオキサン(300μL)を加えた。バイアルの排気およびAr再充填を行った(3回)。溶液を20分間で70℃に昇温させた。別のバイアル中、ピバリン酸(9.9mg、0.097mmol)、フッ化セシウム(44mg、0.29mmol)、2−ブロモ−4−イソプロピルピリジン(CombiPhos Catalyts, Inc.から購入)(29mg、0.15mmol)、(R)−4−((1−シクロブチルエチル)アミノ)−7−メチル−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(40mg、0.097mmol)および1,4−ジオキサン(0.5mL)を合わせた。混合物をArで15分間脱気し、触媒溶液を混合物に加えた。得られた混合物を130℃で3日間撹拌した。混合物を室温に冷却し、濃縮した。残留物をDCMに溶かし、シリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、(R)−4−((1−シクロブチルエチル)アミノ)−2−(4−イソプロピルピリジン−2−イル)−7−メチル−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C3031[M+H]の計算値:533、実測値:533。
【0332】
段階5:エタノール(1mL)に溶かした(R)−4−((1−シクロブチルエチル)アミノ)−2−(4−イソプロピルピリジン−2−イル)−7−メチル−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(26mg、0.049mmol)に、水酸化ナトリウム(5.0M水溶液、1mL、5.0mmol)を加えた。反応液を110℃に加熱し、終夜撹拌した。溶液を室温に冷却し、濃縮し、EtOAcで希釈した。それを1N HClで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を質量トリガー逆相(C−18)分取HPLC(アセトニトリル:水:0.1体積%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、(R)−4−((1−シクロブチルエチル)アミノ)−2−(4−イソプロピルピリジン−2−イル)−7−メチル−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸(TFA塩として)を得た。MS ESI C3032[M+H]の計算値:552、実測値:552。H NMR(500MHz、CDCl):δ0.99(d、J=6.1Hz、3H);1.32−1.25(m、1H);1.35(d、J=6.9Hz、6H);1.50−1.42(m、1H);1.63−1.54(m、2H);1.78−1.67(m、1H);1.92−1.85(m、1H);2.06−1.99(m、1H);2.89(s、3H);3.08−3.02(m、1H);3.81(s、1H);5.30(s、1H);6.36(d、J=17.1Hz、1H);6.59(d、J=16.8Hz、1H);7.29−7.27(m、1H);7.33(d、J=8.0Hz、2H);7.68(d、J=8.0Hz、2H);8.33(s、1H);8.45(d、J=5.0Hz、1H)。
【0333】
実施例1.1(段階1、段階4および段階5)で上記の手順と同様の手順を用いて、表1中の実施例1.2、実施例1.3および実施例1.4を製造した。実施例1.2および実施例1.3は、(R)−6−クロロ−N−(1−シクロブチルエチル)−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−アミン(製造例1.1)から製造した。実施例1.4は、4,6−ジクロロ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(製造例2.3)から製造した。
【0334】
表1
【表1】
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【0335】
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【0336】
図式2
【化62】
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【0337】
製造例2.1:トランス−4−メチルシクロヘキサンカルボアルデヒド
【化63】
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【0338】
段階1:−20℃に冷却したトランス−シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ジメチル(1000g、5mol)のTHF(3000mL)中の溶液に、LiAlH(570g、15mol)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、水(10リットル)で反応停止し、濾過した。濾液を減圧下に濃縮して、トランス−シクロヘキサン−1,4−ジイルジメタノールを白色固体として得た。H NMR(CDCl、400MHz):δ3.48−3.46(m、4H)、1.86−1.84(m、4H)、1.47−1.42(m、4H)、1.01−0.96(m、4H)。
【0339】
段階2:トランス−シクロヘキサン−1,4−ジイルジメタノール(500g、4.17mol)およびEtN(695g、5mol)のDCM(6000mL)中の溶液に、−20℃で4−トルエンスルホニルクロライド(742.5g、3.75mol)を加えた。混合物を室温で10時間撹拌し、次に水(10リットル)で反応停止した。有機層を分離し、水層をDCMで抽出し(3リットルで2回)、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、トランス−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシルメチル4−メチルベンゼンスルホネートを黄色油状物として得た。
【0340】
段階3:トランス−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシルメチル4−メチルベンゼンスルホネート(400g、1.34mol)のTHF(3000mL)中溶液に、−20℃で、LiAlH(153g、4mol)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。それを水(10リットル)で反応停止し、濾過した。濾液を減圧下に濃縮して、トランス−(4−メチルシクロヘキシル)メタノールを得た。
【0341】
段階4:トランス−(4−メチルシクロヘキシル)メタノール(160g、1.25mol)のDCM(1500mL)中溶液に、0℃で、ピリジニウムクロロクロメート(405g、1.88mol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。それを濾過し、濾液を減圧下に濃縮して、トランス−4−メチルシクロヘキサンカルボアルデヒドを得た。
【0342】
製造例2.2:tert−ブチル(3−アミノ−2,6−ジクロロピリジン−4−イル)カーバメート
【化64】
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【0343】
段階1:2,6−ジクロロピリジン−4−アミン(500g、3.08mol)の硫酸(5リットル)中溶液を、0℃に冷却した。上記の取得溶液に硝酸(2リットル、15mol)をゆっくり滴下した。原料の2,6−ジクロロピリジン−4−アミンは3時間後に消費された。反応混合物を水(20リットル)に加え、固体を濾過して、N−(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)ニトラミドを得た。この取得物を次の段階で直接用いた。H NMR(CDCl、400MHz):δ7.11−7.14(m、1H)、7.09−7.09(s、1H)。
【0344】
段階2:硫酸(5リットル)中のN−(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)ニトラミド(610g、10.8mol)を100℃に加熱し、3時間撹拌した。得られた混合物を、氷水(20リットル)にゆっくり加えた。固体を濾過して、粗2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−アミンを得た。H NMR(CDCl、400MHz):δ6.95(s、1H)、5.78(s、2H)。
【0345】
段階3:−20℃に冷却した2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−アミン(580g、2.8mol)およびジ−tert−ブチルジカーボネート(2431g、11.2mol)のTHF(3000mL)中の溶液に、LiHMDS(THF中1M、11.2リットル、11.2mol)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。それを塩化アンモニウム(6リットル)で反応停止し、EtOAcで抽出した(2リットルで2回)。有機層を飽和重炭酸ナトリウム(1リットル)およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、粗tert−ブチル(2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−イル)カーバメートを得た。
【0346】
段階4:tert−ブチル(2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−イル)カーバメート(700g、2.27mol)および鉄(1272.7g、22.7mol)のエタノール(5リットル)および水(1リットル)中混合物を、室温で10時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧下に濃縮し、粗生成物をEtOAc用いて結晶化して、tert−ブチル(3−アミノ−2,6−ジクロロピリジン−4−イル)カーバメートを得た。
【0347】
製造例2.3:4,6−ジクロロ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン
【化65】
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【0348】
段階1:tert−ブチル(3−アミノ−2,6−ジクロロピリジン−4−イル)カーバメート(353g、1.27mol)およびトランス−4−メチルシクロヘキサンカルボアルデヒド(160g、1.27mol)のDCM(8.0リットル)および酢酸(2mL)中溶液に、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(807.7g、3.81mol)を0℃で加えた。混合物を15分間撹拌し、次に室温に昇温した。混合物を室温で15時間撹拌し、水(10リットル)で反応停止した。混合物を濾過し、濾液を分離し、有機層を減圧下に濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をEtOAc:石油エーテル(0から1:10)で溶出を行うシリカゲルカラムで精製して、tert−ブチル(2,6−ジクロロ−3−(((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリジン−4−イル)カーバメートを得た。
【0349】
段階2:tert−ブチル(2,6−ジクロロ−3−(((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリジン−4−イル)カーバメート(150g、0.386mol)のHCl/1,4−ジオキサン(4M、3.0リットル)中溶液を、45℃で15時間撹拌した。混合物を減圧下に濃縮して、粗2,6−ジクロロ−N−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)ピリジン−3,4−ジアミンを得た。
【0350】
段階3:2,6−ジクロロ−N−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)ピリジン−3,4−ジアミン(126g、0.386mol)のオルトギ酸トリエチル(1.0リットル)および無水酢酸(1.0リットル)中溶液を、90℃で3時間撹拌した。溶液を減圧下に濃縮し、残留物をDCM/10%NaOH(2.0リットル/1.0リットル)に溶かした。有機層を分離し、濃縮した。粗生成物を、DCM/石油エーテル(1:1)で溶出を行うシリカゲルカラムによって精製して、4,6−ジクロロ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。MS ESI C1417Cl[M+H]の計算値:298、実測値:298。H NMR(400MHz、CDCl):7.96(s、1H);7.66(m、1H);4.28−4.26(d、2H);1.85−1.79(m、1H);1.73−1.71(d、2H)、1.70−1.61(d、2H)、1.34−1.33(m、1H)1.12−1.02(m、2H)、0.94−0.84(m、5H)。
【0351】
図式3
【化66】
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【0352】
実施例2.1:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化67】
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【0353】
段階1:脱気クロロホルム(168mL)中、撹拌下、4,6−ジクロロ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(製造例2.3、5g、16.8mmol)の溶液に、室温で、N−ブロモコハク酸イミド(3.28g、18.4mmol)を加えた。反応液を1時間加熱還流した。混合物を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(2回)およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、2−ブロモ−4,6−ジクロロ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。MS ESI C1416BrCl[M+H]の計算値:378、実測値:378。
【0354】
別法として、段階1は下記のように実施することができた。
【0355】
4,6−ジクロロ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(1g、3.35mmol)をTHF(10mL)に溶かした。リン酸水素二ナトリウム(1.43g、10.1mmol)を加え、反応液を、撹拌下、35℃に昇温した。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(1.15g、4.02mmol)を1回で加え、35℃で撹拌しながら反応を続けた。45分後、反応液をEtOAc(100mL)で希釈し、NaHSO水溶液およびブラインで洗浄した。有機層をNaSO脱水し、濾過し、濃縮した。0%から50%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、2−ブロモ−4,6−ジクロロ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。
【0356】
段階2:バイアルに、2−ブロモ−4,6−ジクロロ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(3.13g、8.30mmol)、(R)−3−フェニルモルホリン(Beyond Pharmatechから購入)(2.71g、16.6mmol)、フッ化カリウム(2.41g、41.5mmol)、DMSO(25.5mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(7.25mL、41.5mmol)を加えた。バイアルを密閉し、100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水および次にブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から60%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、4,6−ジクロロ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。MS ESI C2428ClO[M+H]の計算値:459、実測値:459。
【0357】
段階3:乾燥機乾燥させ、窒素を流したバイアル中、4,6−ジクロロ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(3.44g、7.49mmol)、5−クロロピリジン−3−ボロン酸(1.32g、08.39mmol)、炭酸セシウム(12.2g、37.4mmol)および1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−二塩化パラジウム(II)(1.1g、1.49mmol)を合わせた。ジオキサン(75mL)を加え、バイアルを密閉し、90℃で4時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、セライトで濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。MS ESI C2931ClO[M+H]の計算値:536、実測値:536。
【0358】
段階4:乾燥機乾燥させた窒素冷却フラスコ中、酢酸パラジウム(II)(70mg、0.312mmol)および(R)−(+)−2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフチル(195mg、0.313mmol)を合わせた。N,N−ジメチルアセトアミド(18.7mL)を加え、混合物を窒素で3分間脱気した(スパージ)。硫酸(0.017mL)を加え、混合物を窒素で3分間脱気した(スパージ)。フラスコを密閉し、80℃で30分間加熱した。混合物を室温に冷却し、6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(1.68g、3.14mmol)、シアン化亜鉛(0.184g、1.57mmol)および亜鉛(21mg、0.32mmol)を含む別の窒素パージしたフラスコに加えた。フラスコを窒素で5分間パージし、密閉し、100℃で3.5時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C3031ClNO[M+H]の計算値:527、実測値:527。
【0359】
段階5:バイアル中、ヒドロキシルアミン塩酸塩(5.4mg、0.08mmol)、重炭酸ナトリウム(9.9mg、0.12mmol)および水(0.12mL)を合わせ、15分間撹拌した。この溶液を、エタノール(0.3mL)に溶かした4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(20.6mg、0.04mmol)を含むバイアルに加えた。混合物を密閉し、100℃で1時間加熱した。反応液を室温に冷却し、水で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを得た。MS ESI C3034ClN[M+H]の計算値:560、実測値:560。
【0360】
段階6:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミド(21mg、0.04mmol)および1,1′−カルボニルジイミダゾール(6.1mg、0.04mmol)のアセトニトリル(1mL)に溶かした溶液に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.022mL、0.15mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応液を水で洗浄し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を質量トリガー逆相(C−18)分取HPLC(アセトニトリル:水:0.1体積%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩として)を得た。MS ESI C3132ClN[M+H]の計算値:586、実測値:586。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.85(s、1H)、8.88(d、J=1.6、1H)、8.79(d、J=2.3、1H)、8.41(t、J=2.0、1H)、7.92(s、1H)、7.44(d、J=7.4、2H)、7.27(t、J=7.5、2H)、7.20(t、J=7.2、1H)、4.88−4.81(m、1H)、4.05−3.74(m、5H)、3.65−3.52(m、3H)、1.42−1.30(m、2H)、1.11−0.99(m、1H)、0.87−0.77(m、1H)、0.74−0.58(m、5H)、0.57−0.51(m、1H)、0.49−0.42(m、1H)、0.41−0.26(m、2H)。
【0361】
実施例2.2:5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン
【化68】
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段階1:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(4.04g、7.67mmol)に塩酸(メタノール中3.0M、102mL、307mmol)を加え、混合物を75℃で3.5時間撹拌した。反応液を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸メチルを得た。MS ESI C3134ClN[M+H]の計算値:560、実測値:560。
【0362】
段階2:メタノール(36.6mL)に溶かした4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸メチル(4.11g、7.33mmol)に、ヒドラジン(9.2mL、293mmol)を加え、溶液を室温で30分間撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボヒドラジドを得た。MS ESI C3034ClN[M+H]の計算値:560、実測値:560。
【0363】
段階3:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボヒドラジド(4.5g、8.03mmol)および1,1′−カルボニルジイミダゾール(1.43g、8.84mmol)のアセトニトリル(53.6mL)に溶かした溶液に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(4.8mL、32.1mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応を水で洗浄し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から10%メタノール/ジクロロメタン、次に0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オンを得た。MS ESI C3132ClN[M+H]の計算値:586、実測値:586。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.62(s、1H)、8.79(d、J=8.3、2H)、8.27(s、1H)、7.87(s、1H)、7.42(t、J=10.0、2H)、7.25(t、J=7.2、2H)、7.22−7.17(m、1H)、4.76(s、1H)、4.05−3.81(m、4H)、3.80−3.69(m、1H)、3.67−3.47(m、2H)、3.27(s、1H)、1.37(t、J=13.0、2H)、1.03(ブロード、1H)、0.83(ブロード、1H)、0.68(d、J=6.2、4H)、0.64−0.52(m、2H)、0.51−0.27(m、3H)。
【0364】
実施例2.1および実施例2.2で上述の手順と同様の手順を用いて、表2中の下記化合物(実施例2.1および2.2以外)を製造した。
【0365】
表2
【表2】
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【0366】
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【0367】
図式4
【化69】
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【0368】
製造例3.1:2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル
【化70】
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【0369】
段階1:乾燥機で乾燥し窒素を流したバイアル中、4,6−ジクロロ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(6.8g、22.8mmol)、5−クロロピリジン−3−ボロン酸(3.95g、25.1mmol)、炭酸セシウム(22.3g、68.4mmol)および1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−二塩化パラジウム(II)(1.67g、2.28mmol)を合わせた。ジオキサン(73mL)および水(18mL)を加え、バイアルを密閉し、90℃で3時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。MS ESI C1920Cl[M+H]の計算値:375、実測値:375。
【0370】
段階2:乾燥機乾燥させた窒素冷却フラスコに、酢酸パラジウム(II)(438mg、1.95mmol)および(R)−(+)−2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフチル(1.22g、1.95mmol)を入れた。N,N−ジメチルアセトアミド(98mL)を加え、フラスコを窒素(スパージ)で3分間脱気した。硫酸(0.104mL、1.95mmol)を加え、フラスコを窒素(スパージ)で3分間脱気した。フラスコを密閉し、80℃で30分間加熱した。混合物を室温に冷却し、6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(7.33g、19.5mmol)、シアン化亜鉛(1.15g、9.77mmol)および亜鉛(128mg、1.95mmol)を含む別の窒素パージしたフラスコに加えた。フラスコを窒素で5分間パージし、密閉し、100℃で3.5時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2020ClN[M+H]の計算値:366、実測値:366。
【0371】
段階3:脱気クロロホルム(54.7mL)中で撹拌した4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(4g、10.9mmol)の室温溶液に、N−ブロモコハク酸イミド(5.84g、32.8mmol)を加えた。反応液を1時間加熱還流した。混合物を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(2回)およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2019BrClN[M+H]の計算値:444、実測値:444。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ8.87(s、1H)、8.84(s、1H)、8.57(s、1H)、8.40(s、1H)、3.86(d、J=6.1、2H)、1.44(d、J=12.1、2H)、1.15−1.05(ブロード、1H)、1.00−0.85(ブロード、1H)、0.85−0.73(m、4H)、0.72(d、J=6.1、3H)、0.56−0.43(m、2H)。
【0372】
別法として、段階3を次のように行うことができた。
【0373】
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(1g、2.73mmol)をTHF(10mL)に溶かした。リン酸水素二ナトリウム(1.16g、8.20mmol)を加え、反応液を、撹拌下、35℃に昇温した。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(0.938g、3.28mmol)を1回で加え、撹拌しながら35℃で反応を続けた。1時間後、反応液をEtOAc(100mL)で希釈し、NaHSO水溶液およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。0%から75%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。
【0374】
製造例3.2:(4aR,8aR)−オクタヒドロ−6H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6−カルボン酸ベンジル
【化71】
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【0375】
段階1:無水DCM(8リットル)中、N−Boc−4−ヒドロキシピペリジン(2200g、10.95mol)に、0℃でトリエチルアミン(2284mL、16.42mol)を1回で加え、次に混合物に0℃でMsCl(1316g、11.49mol)を滴下した。混合物を室温で2時間撹拌した。混合物に水(2リットル)を加え、有機層を分離し、次に有機層を1M塩酸塩溶液(4リットル)、飽和NaHCO溶液(4リットル)、ブライン(1リットル)で洗浄し、無水NaSOで脱水した。有機層を濃縮して、4−[(メチルスルホニル)オキシ]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
【0376】
段階2:4−[(メチルスルホニル)オキシ]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(312g、1.12mol)およびDBU(400g、2.24mol)のTHF(4.5リットル)中溶液を、終夜加熱還流した。混合物を氷水(2リットル)に投入し、EtOAc(2リットル)で抽出した。合わせた有機層を1M HCl溶液(4リットルで2回)、NaHCO水溶液(4リットル)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。残留物を濃縮して、3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチルを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
【0377】
段階3:3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(617g、3.37mol)の無水DCM(10リットル)中溶液に、0℃でm−CPBA(989g、5.73mol)を少量ずつ加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。飽和Na(1リットル)を加え、有機層を分離した。有機層を5%KCO水溶液(5リットルで2回)、ブライン(4リットル)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=100:1から20:1)によって精製して、純粋な7−オキサ−3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン−3−カルボン酸tert−ブチルを得た。
【0378】
段階4:7−オキサ−3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン−3−カルボン酸tert−ブチル(500g、2.5mol)のHO(5リットル)中溶液に、BnNH(294g、2.75mol)を室温で加えた。混合物を終夜加熱還流した。混合物をDCM(1リットル)で抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、4−(ベンジルアミノ)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルおよび3−(ベンジルアミノ)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
【0379】
段階5:4−(ベンジルアミノ)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルおよび3−(ベンジルアミノ)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(153g、0.42mol、粗)およびトリエチルアミン(126g、1.25mol)のDCM(800mL)中溶液に、室温でクロロアセチルクロライド(33g、0.45mol)を滴下した。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を0℃で水(300mL)で反応停止し、DCMで抽出した(500mLで3回)。有機層をブライン(1リットル)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、4−[ベンジル(クロロアセチル)アミノ]−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルをトランスジアステレオマーの混合物として得て、それを次の段階で直接用いた。
【0380】
段階6:トランス−4−[ベンジル(クロロアセチル)アミノ]−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(144g、376mmol)のCHCN(2リットル)中溶液に、NaI(56.4g、376mmol)を1回で加えた。混合物を1時間還流攪拌し、濃縮した。残留物をDCM(1リットル)に溶かし、濾過した。濾液を減圧下に濃縮して、トランス−4−[ベンジル(ヨードアセチル)アミノ]−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で直接用いた。
【0381】
段階7:トランス−4−[ベンジル(ヨードアセチル)アミノ]−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(172g、363mmol)のTHF(1500mL)中溶液に、0℃でt−BuOK(48.72g、435mmol)を少量ずつ加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を氷水(400mL)に投入し、EtOAcで抽出した(200mLで2回)。有機層をブライン(200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、1−ベンジル−2−オキソオクタヒドロ−6H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6−カルボン酸tert−ブチルをトランスジアステレオマーの混合物として得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
【0382】
段階8:トランス−1−ベンジル−2−オキソオクタヒドロ−6H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6−カルボン酸tert−ブチル(126g、346mmol)の無水THF(2リットル)中溶液に、ボラン・硫化メチル錯体(109mL、1.038mol)を0℃で滴下した。混合物を室温で終夜撹拌した。メタノール(300mL)を混合物に室温で加え、1時間加熱還流した。混合物を飽和NaHCOおよびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、1−ベンジルオクタヒドロ−6H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6−カルボン酸tert−ブチルをトランスジアステレオマーの混合物として得た。
【0383】
段階9:トランス−1−ベンジルオクタヒドロ−6H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6−カルボン酸tert−ブチル(82g、246mmol)のEtOAc(500mL)中混合物に、0℃で、HCl/EtOAc(1500mL、4M)を滴下した。反応液を室温で2時間撹拌した。混合物を濃縮して、1−ベンジルオクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジンをトランスジアステレオマーの混合物として得た。
【0384】
段階10:トランス−1−ベンジルオクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−6][1,4]オキサジン(79g、0.34mol)およびTEA(72.1g、0.714mol)のDCM(1リットル)中溶液に、TFAA(78.5g、0.37mol)を0℃で滴下した。混合物を、反応が完了するまで室温で終夜撹拌した。混合物を水に投入し、DCMで抽出した(500mLで3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、1−(1−ベンジルオクタヒドロ−6H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノンをトランスジアステレオマーの混合物として得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
【0385】
段階11:トランス−1−(1−ベンジルオクタヒドロ−6H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノン(51.6g、0.15mol)、Pd/C(20g)および(Boc)O(38.4g、0.176mol)のMeOH(100mL)中混合物を、室温でH(約0.14MPa(20psi))下に6時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧下に濃縮して、6−(トリフルオロアセチル)オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−カルボン酸tert−ブチルをトランスジアステレオマーの混合物として得た。
【0386】
段階12:トランス−6−(トリフルオロアセチル)オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−カルボン酸tert−ブチル(70g、0.20mol)のMeOH(160mL)および水(600mL)中溶液に、室温でKCO(34.2g、0.24mol)を1回で加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、DCMで抽出した(200mLで5回)。合わせた有機層を濃縮して、オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−カルボン酸tert−ブチルをトランスジアステレオマーの混合物として得た。SFC精製によって、純粋なS,Sジアステレオマー(4aS,8aS)−オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−カルボン酸tert−ブチル(ピーク1):H NMR:(CDCl)δ3.88−3.80(m、2H)、3.77−3.67(m、1H)、3.35−3.34(m、2H)、3.29−3.27(m、2H)、3.10−3.11(d、1H)、2.54−2.42(m、3H)、1.76(s、1H)、1.70−1.60(m、1H)、1.45(s、9H)LCMS(M+H)=243、および、
R,Rジアステレオマー(4aR,8aR)−オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−6][1,4]オキサジン−1−カルボン酸tert−ブチル(ピーク2):H NMR:(CDCl)δ3.89−3.80(m、2H)、3.77−3.67(m、1H)、3.35−3.34(m、2H)、3.29−3.27(m、2H)、3.10−3.11(d、1H)、2.54−2.42(m、3H)、1.76(s、1H)、1.70−1.60(m、1H)、1.44(s、9H)LCMS(M+H)=243を得た。
【0387】
段階13:DCM(2mL)に溶かした(4aR,8aR)−オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−カルボン酸tert−ブチル(250mg、1.03mmol)に、クロルギ酸ベンジル(0.21mL、1.44mmol)を加えた。トリエチルアミン(0.4mL、2.89mmol)をゆっくり加え、室温で3時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液で反応停止した。水層をDCMで抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(4aR,8aR)−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1,6(7H)−ジカルボン酸6−ベンジル1−tert−ブチルを得た。H NMR(500MHz、CDCl)δ7.40−7.30(m、5H)、5.12(s、2H)、4.40−4.15(m、1H)、3.93−3.87(m、1H)、3.86−3.79(m、1H)、3.77−3.71(m、1H)、3.42−3.29(m、2H)、3.19−3.13(m、1H)、2.81−2.48(m、2H)、1.76−1.66(m、1H)、1.58(s、2H)、1.45(s、9H)。
【0388】
段階14:DCM(2.8mL)に溶かした(4aR,8aR)−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1,6(7H)−ジカルボン酸6−ベンジル1−tert−ブチル(388mg、1.03mmol)に、TFA(0.57mL)を加えた。反応液を室温で16時間撹拌した。混合物を濃縮して、(4aR,8aR)−オクタヒドロ−6H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6−カルボン酸ベンジルをTFA塩として得た。MS ESI C1520[M+H]の計算値:277、実測値:277。
【0389】
製造例3.3:7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール
【化72】
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【0390】
段階1:20リットル三頸丸底フラスコに、1H−ピロール(670.9g、10.00mol、1.00当量)、CHCl(6000mL)、DMAP(61.09g、500.04mmol、0.05当量)およびEtN(1011.9g、10.00mol、1.00当量)を入れた。室温で撹拌しながら(Boc)O(2400g、11.00mol、1.10当量)のCHCl(2500mL)中溶液を30分間かけて滴下した。得られた溶液を室温で5時間撹拌し、HCl(3%)500mLで2回およびHO 500mLで2回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を真空蒸留(20mmHg)によって精製し、分画を50℃で回収した。これによって、1H−ピロール−1−カルボン酸tert−ブチルを黄色液体として得た。
【0391】
段階2:2000mL三頸丸底フラスコに、3−ブロモプロピオル酸メチル(120g、736.33mmol、1.00当量)および1H−ピロール−1−カルボン酸tert−ブチル(615.61g、3.68mol、5.00当量)を入れた。得られた溶液を油浴で95℃にて30時間撹拌した。反応混合物を冷却し、真空蒸留した(20mmHg)。55℃で回収した分画をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル、1:20)によって精製して、3−ブロモ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2,5−ジエン−2,7−ジカルボン酸7−tert−ブチル2−メチルを黄色液体として得た。
【0392】
段階3:窒素パージし、窒素の不活性雰囲気に維持した2000mL三頸丸底フラスコに、3−ブロモ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2,5−ジエン−2,7−ジカルボン酸7−tert−ブチル2−メチル(70g、212.01mmol、1.00当量)、アセトニトリル(700mL)およびトリエチルアミン(107.26g、1.06mol、5.00当量)を入れた。室温で撹拌下、ジエチルアミン(17.06g、233.25mmol、1.10当量)を60分間かけて滴下し、次に室温で撹拌下、HCl(700mL)を30分かけて滴下した。得られた溶液を室温で4時間撹拌し、水700mLを加えることで反応停止した。得られた溶液をジクロロメタン700mLで3回抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ、減圧下に濃縮して、3−オキソ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2,7−ジカルボン酸7−tert−ブチル2−メチルを得た。
【0393】
段階4:3−オキソ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2,7−ジカルボン酸7−tert−ブチル2−メチル(50g、187.07mmol、1.00当量)、MeOH(500mL)およびPd/C(5g、10%)の混合物を、水素雰囲気下に室温で終夜撹拌した。反応液を濾過し、濾液を減圧下に濃縮して、3−オキソ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2,7−ジカルボン酸7−tert−ブチル2−メチルを得た。
【0394】
段階5:窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気に維持した2000mL三頸丸底フラスコに、3−オキソ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2,7−ジカルボン酸7−tert−ブチル2−メチル(121.82g、452.37mmol、1.00当量)およびHCl(1200mL、10%)を入れた。得られた溶液を油浴にて105℃で3時間撹拌し、冷却し、減圧下に濃縮して、7−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オンを得た。
【0395】
段階6:窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気に維持した2000mL三頸丸底フラスコに、7−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オン(39.72g、357.39mmol、1.00当量)、DCM(400mL)、トリエチルアミン(146.47g、1.45mol、4.05当量)および(Boc)O(156.01g、714.82mmol、2.00当量)を入れた。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。得られた混合物をNaCO溶液400mLで1回およびHO 400mLで1回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル、10:1)によって精製して、2−オキソ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボン酸tert−ブチルを得た。
【0396】
段階7:2−オキソ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボン酸tert−ブチル(500mg、2.37mmol)のメタノール(4.7mL)中溶液に、0℃で、水素化ホウ素ナトリウム(134mg、3.55mmol)を加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次に室温で16時間撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、濃縮した。得られた残留物をDCM(3回)で抽出し、合わせた抽出液を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、2−ヒドロキシ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボン酸tert−ブチルを得た。H NMR(500MHz、CDCl)δ4.35(ブロード、1H)、4.13(s、2H)、2.28−2.19(m、1H)、2.18−2.12(m、1H)、1.83−1.75(m、1H)、1.71−1.68(m、1H)、1.66−1.56(m、1H)、1.56−1.48(m、1H)、1.44(s、9H)、1.05(dd、J=3.4、12.7、1H)。
【0397】
段階8:DCM(5.9mL)に溶かした2−ヒドロキシ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボン酸tert−ブチル(505mg、2.37mmol)に、TFA(1.9mL)を加えた。反応液を室温で16時間撹拌した。混合物を濃縮して、7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オールを得た。
【0398】
製造例3.4:(3R,5S)−5−(プロパン−2−イル)ピロリジン−3−オール
【化73】
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【0399】
段階1:塩化チオニル(270mL)を1時間かけてメタノール(1500mL)に滴下し、次に(4R)−4−ヒドロキシ−L−プロリン(150g)を加えた。混合物を36時間還流攪拌し、減圧下に濃縮した。メタノール(1500mL)を加え、次にトリエチルアミン(310mL)をゆっくり加えた。混合物を冷却して0℃とし、濾過し、濾液を濃縮して、(4R)−4−ヒドロキシ−L−プロリンメチルを得た。残留物をそれ以上精製せずに直接用いた。
【0400】
段階2:(4R)−4−ヒドロキシ−L−プロリンメチル(120g)のテトラヒドロフラン(500mL)中溶液に、0℃でトリエチルアミン(180mL)を滴下した。溶液を0℃で15分間撹拌し、次にテトラヒドロフラン(100mL)に溶かしたジ−tert−ブチルジカーボネート(130g)を0℃で1時間かけて加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した。完了後、混合物を濾過した。濾液を濃縮し、酢酸エチルに溶かし、水で洗浄した。水層を酢酸エチルで抽出し(2回)、合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(2S,4R)−4−ヒドロキシピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチル2−メチルを得た。残留物をそれ以上精製せずに直接用いた。
【0401】
段階3:(2S,4R)−4−ヒドロキシピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチル2−メチル(970g)のN,N−ジメチルホルムアミド(1000mL)中溶液に、0℃でイミダゾール(591g)を加えた。イミダゾールの溶解後、tert−ブチルジメチルシリルクロライド(652g)を0℃で加えた。反応液を室温で16時間撹拌し、0℃に冷却し、水(2.25リットル)で反応停止した。混合物を酢酸エチルで抽出し(4回)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(3回)、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(2S,4R)−4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチル2−メチルを得た。残留物をそれ以上精製せずに直接用いた。
【0402】
段階4:三頸フラスコ中、マグネシウム(76g)にエーテルを加えて、固体を覆った。ヨードメタン(200mL)を滴下してエーテルの還流を維持し、混合物を30℃で1時間撹拌した。(2S,4R)−4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチル2−メチル(280g)のエーテル(200mL)中溶液を、3時間かけて0℃で滴下した。混合物を室温で1時間撹拌し、次にそれを飽和塩化アンモニウム水溶液にゆっくり投入した。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(2S,4R)−4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−2−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。残留物をそれ以上精製せずに直接用いた。
【0403】
段階5:トルエン(900mL)に溶かした(2S,4R)−4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−2−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(98g)の溶液に、−78℃でトリエチルアミン(310mL)を加えた。混合物を−78℃で10分間撹拌し、次にトルエン(100mL)中の塩化チオニル(60mL)を1.5時間かけて滴下した。混合物を−78℃で2時間撹拌し、次に飽和塩化アンモニウムで反応停止した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(2S,4R)−4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−2−(プロパ−1−エン−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。残留物をそれ以上精製せずに直接用いた。
【0404】
段階6:メタノール(250mL)に溶かした(2S,4R)−4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−2−(プロパ−1−エン−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(90g)の溶液に、ラネーニッケル(24g)を加えた。反応混合物を水素(40気圧)下に60℃で3時間撹拌した。混合物を濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶かし、ブラインで洗浄し(50mLで2回)、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(2S,4R)−4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。残留物をそれ以上精製せずに直接用いた。
【0405】
段階7:(2S,4R)−4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(50g)のテトラヒドロフランに溶かした溶液に、0℃でテトラヒドロフラン(250mL)に溶かしたフッ化テトラ−N−ブチルアンモニウム(95g)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、水(100mL)で反応停止した。溶液を塩酸(6N)で洗浄し、酢酸エチルで抽出し(100mLで3回)、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(2/1石油エーテル/酢酸エチル)によって精製して、(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。
【0406】
段階8:(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(500mg、2.180mmol)のジクロロメタン(5.4mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸(1.8mL)を加えた。反応液を室温で16時間撹拌した。混合物を濃縮して、(3R,5S)−5−(プロパン−2−イル)ピロリジン−3−オールをTFA塩として得た。H NMR(500MHz、CDCl)δ3.91−3.62(m、1H)、3.60−3.36(m、2H)、2.47−2.10(m、2H)、2.05−1.79(m、2H)、1.07(d、J=6.6、3H)、1.01(d、J=6.7、3H)。
【0407】
製造例3.5:(5S)−3−メチル−5−(プロパン−2−イル)ピロリジン−3−オール
【化74】
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【0408】
段階1:撹拌機および2本の滴下漏斗を取り付けた三頸フラスコに、DCM(200mL)に溶かしたオキザリルクロライド(16mL)を入れた。一方の漏斗にはDCM(100mL)中のDMSO(23mL)を入れ、他方にはDCM(100mL)中の(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(37g)を入れた。フラスコの内容物を−78℃に冷却し、DMSO溶液を滴下した。15分後、(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを加えた。反応混合物を30分間撹拌し、トリエチルアミン(110mL)を加えた。冷却浴を外し、室温で水(100mL)を加え、10分間撹拌した。有機層を分離し、水層をDCMで抽出した(100mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(50mLで3回)、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。取得物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル、15/1)によって精製して、(2S)−4−オキソ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。
【0409】
段階2:(2S)−4−オキソ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(500mg、2.2mmol)のTHF(10mL)中溶液に、−78℃で、メチルマグネシウムブロマイド(1.65mL、4.95mmol)を滴下した。反応液を−78℃で2時間撹拌してから、室温に昇温させ、さらに2時間撹拌した。0℃で飽和塩化アンモニウム水溶液をゆっくり加えることで反応停止した。混合物をHCl(1N)で酸性とし、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から80%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、(2S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。
【0410】
段階3:DCM(5.5mL)に溶かした(2S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(532.2mg、2.18mmol)に、TFA(1.8mL)を加えた。混合物を16時間撹拌した。混合物を濃縮して、(5S)−3−メチル−5−(プロパン−2−イル)ピロリジン−3−オールをTFA塩として得た。H NMR(500MHz、CDCl)δ3.76(s、1H)、3.49−3.34(m、2H)、2.29−2.17(m、1H)、2.06−1.95(m、2H)、1.51(s、3H)、1.07−0.97(m、7H)。
【0411】
製造例3.6:(3R,5S)−5−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−3−オール
【化75】
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【0412】
段階1:20000mL四頸丸底フラスコに、(2S,4R)−4−ヒドロキシピロリジン−2−カルボン酸メチル塩酸塩(1000g、5.51mol、1.00当量)のジクロロメタン(8000mL)中溶液を入れた。次に、<20℃で撹拌しながらトリエチルアミン(1680g、16.60mol、3.00当量)を滴下した。得られた溶液を室温で1時間撹拌した。これに、0℃でジ−tert−ブチルジカーボネート(1446g、1.20当量)を数回で加えた。得られた溶液を室温で終夜撹拌した。得られた溶液を水5000mLで3回、塩化水素(1N)5000mLで2回、重炭酸ナトリウム(水溶液)5000mLで2回、およびブライン5000mLで2回洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を石油エーテル(3000mL)からの再結晶によって精製した。これによって(2S,4R)−4−ヒドロキシピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチル2−メチルを白色固体として得た。
【0413】
段階2:窒素でパージし、窒素の不活性雰囲気に維持した3000mL四頸丸底フラスコに、LiBH(16.2g、736.36mmol、1.50当量)のテトラヒドロフラン(500mL)中溶液を入れた。次に、5℃<で撹拌下、(2S,4R)−4−ヒドロキシピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチル2−メチル(120g、489.25mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(700mL)中の溶液を滴下した。得られた溶液を室温で終夜撹拌した。次に、水2000mLを加えることで反応停止した。得られた溶液を酢酸エチル500mLで2回抽出した。合わせた有機層をブライン500mLで2回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をヘキサンからの再結晶によって精製した。これによって、(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを白色固体として得た。
【0414】
H NMR(300MHz、DMSO−d)δ4.84(s、1H)、4.64−4.66(d、1H、J=5.7Hz)、4.18−4.23(m、1H)、3.75(s、1H)、3.36−3.45(m、2H)、3.21−3.24(t、2H、J=5.1Hz)、1.87−2.02(m、2H)、1.39(s、9H)。
【0415】
段階3:DCM(6.8mL)に溶かした(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(498.5mg、2.29mmol)に、TFA(0.85mL)を加えた。混合物を16時間撹拌した。混合物を濃縮して、(3R,5S)−5−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−3−オールをTFA塩として得た。
【0416】
製造例3.7:4−メトキシ−2−(1−メトキシシクロプロピル)ピロリジン
【化76】
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【0417】
段階1:(2S,4R)−4−ヒドロキシピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−ベンジル2−メチル(500mg、1.79mmol)のTHF(6mL)中混合物に、ヨウ化メチル(0.385mL)と次に水素化ナトリウム(95mg、3.94mmol)を加えた。反応液を1時間撹拌し、氷で反応停止し、ジエチルエーテルで希釈した。有機層を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、4−メトキシピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−ベンジル2−メチルを得た。MS ESI C1519NO[M+H]の計算値:294、実測値:294。
【0418】
段階2:4−メトキシピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−ベンジル2−メチル(420mg、1.43mmol)およびチタン(IV)イソプロポキシド(0.086mL、0.286mmol)の室温のジエチルエーテル中の溶液に、撹拌下、3Mエチルマグネシウムブロマイド溶液(1.43mL、4.30mmol)を40から60分間かけて加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。反応液を0℃に冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液数滴で処理し、セライトで濾過し、ジエチルエーテルで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、2−(1−ヒドロキシシクロプロピル)−4−メトキシピロリジン−1−カルボン酸ベンジルを得た。MS ESI C1621NO[M+H]の計算値:292、実測値:292。
【0419】
段階3:THF(3.6mL)に溶かした2−(1−ヒドロキシシクロプロピル)−4−メトキシピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(312mg、1.07mmol)の混合物に、0℃で、ヨウ化メチル(0.23mL、3.68mmol)と次に水素化ナトリウム(56.5mg、2.36mmol)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。氷で反応停止し、ジエチルエーテルで希釈した。有機層を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から20%メタノール/ジクロロメタン、直線勾配)によって精製して、4−メトキシ−2−(1−メトキシシクロプロピル)ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルを得た。MS ESI C1723NO[M+H]の計算値:306、実測値:306。
【0420】
段階4:酢酸エチル(3.1mL)に溶かした4−メトキシ−2−(1−メトキシシクロプロピル)ピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(141mg、0.462mmol)に、パラジウム/炭素(49.1mg、0.05mmol)を加えた。水素ガスを風船によって加え、反応液を室温で3時間撹拌した。混合物をセライトで濾過し、減圧下に濃縮して、4−メトキシ−2−(1−メトキシシクロプロピル)ピロリジンを得た。
【0421】
製造例3.8:デカヒドロキノリン−3−オール
【化77】
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【0422】
3−キノリノール(10g)をTHF(180mL)に溶かし、初期圧力を110kg/cmとしてラネー−Ni(3.0g)で水素化した。反応液を150℃に加熱し、その間に圧力は120kg/cmまで上昇し、これらの条件を24時間維持した。冷却後、溶液をセライトで濾過し、溶媒を減圧下に除去し、油状物10gが残った。静置後、油状物は固化した。少量のEtOAcを加え、固体を濾過によって除去し、EtOAcで洗浄して、デカヒドロキノリン−3−オールを白色固体として得た。H−NMR(300MHz、CDCl):δ1.07−1.33(m、5H)、1.57−2.05(m、7H)、2.39−2.47(t、1H)、3.18−3.24(m、1H)、3.63−3.73(m、1H)。
【0423】
製造例3.9:2−(1−メトキシエチル)ピロリジン
【化78】
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【0424】
段階1:2−(1−ヒドロキシエチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(750mg、3.48mmol)のDMF(12mL)中混合物に、0℃で、ヨウ化メチル(0.75mL、11.98mmol)を加え、次に水素化ナトリウム(184mg、7.66mmol)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。氷で反応停止し、ジエチルエーテルで希釈した。有機層を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、2−(1−メトキシエチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。H NMR(500MHz、CDCl)δ3.92−3.45(m、2H)、3.45−3.23(m、4H)、2.11−1.66(m、4H)、1.63(s、1H)、1.46(s、9H)、1.04(dd、J=6.3、30.8、3H)。
【0425】
段階2:DCM(15mL)に溶かした2−(1−メトキシエチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(827mg、3.61mmol)に、TFA(0.83mL)を加えた。混合物を16時間撹拌した。反応液を濃縮し、DCMで希釈し、HCl(1N)で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、2−(1−メトキシエチル)ピロリジンを得た。
【0426】
製造例3.10:(2S,4R)−2−(フルオロメチル)−4−メトキシピロリジン
【化79】
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【0427】
段階1:(2S,4R)−2−(フルオロメチル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(500mg、1.97mmol)のTHF(6.6mL)中溶液に、0℃で、ヨウ化メチル(0.43mL、3.44mmol)を加え、次に水素化ナトリウム(104mg、4.34mmol)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。氷で反応停止し、ジエチルエーテルで希釈した。有機層を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、(2S,4R)−2−(フルオロメチル)−4−メトキシピロリジン−1−カルボン酸ベンジルを得た。MS ESI C1418FNO[M+H]の計算値:268、実測値:268。
【0428】
段階2:酢酸エチル(12.9mL)に溶かした(2S,4R)−2−(フルオロメチル)−4−メトキシピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(529mg、1.98mmol)に、パラジウム/炭素(211mg、0.2mmol)を加えた。水素ガスを風船で加え、反応液を室温で3時間撹拌した。混合物をセライトで濾過し、減圧下に濃縮して、(2S,4R)−2−(フルオロメチル)−4−メトキシピロリジンを得た。H NMR(500MHz、CDCl)δ4.44−4.19(m、2H)、3.29(s、3H)、3.09−2.93(m、2H)、2.02−1.92(m、1H)、1.78(s、2H)、1.62−1.56(m、1H)、1.25(s、1H)。
【0429】
製造例3.11:(2R)−5−メトキシ−2−メチルピペリジン
【化80】
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【0430】
段階1:6−メチルピリジン−3−オール(20.0g、0.183mol)のMeOH(200mL)中の溶液に、濃HCl(15.43mL、0.1850mol)およびPtO(2.40g、0.011mol)を加えた。得られた混合物を、50PSI、70℃で終夜加熱した。反応液を濾過してPtOを除去し、濃縮して固体として、±トランス−6−メチルピペリジン−3−オール塩酸塩を得た。粗固体をそれ以上精製せずに用いた。
【0431】
段階2:±トランス−6−メチルピペリジン−3−オール塩酸塩(14.0g、0.092mol)のCHCl(150mL)中混合物を0℃に冷却した。トリエチルアミン(51.5mL、0.369mol)をゆっくり加えた。温度を20℃以下に維持しながら、CbzCl(13.59mL、0.092mol)を滴下した。反応液を終夜で室温に昇温した。水を加えることで反応停止し、追加のCHClによってさらに希釈した。層を分離し、有機層をMgSOで脱水し、濃縮した。粗取得物をシリカゲル勾配クロマトグラフィー(0%から75%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、±トランス−5−ヒドロキシ−2−メチルピペリジン−1−カルボン酸ベンジルを得た。
【0432】
段階3:オキサリルクロライド(13.17mL、0.150mol)のCHCl(250mL)中溶液に、−78℃で、DMSO(14.23mL、0.201mol)を滴下した。反応を−78℃で20分間熟成させ、±トランス−5−ヒドロキシ−2−メチルピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(25.0g、0.100mol)を10分間かけて滴下し、さらに10分間熟成させてから、トリエチルアミン(41.9mL、0.301mol)を−78℃で5分間かけて滴下した。反応液を室温に昇温し、半飽和NaHCO水溶液および追加のCHClを加えることで反応停止した。層を分離し、有機層をMgSOで脱水し、濃縮した。粗取得物をシリカゲル勾配クロマトグラフィー(ヘキサン中0%から50%酢酸エチル)によって精製して、±2−メチル−5−オキソピペリジン−1−カルボン酸ベンジルを得た。
【0433】
段階4:THF(200mL)およびMeOH(11mL)の溶液に、LiBH(2M、89mL、0.18mol)を加えた。少量のガス発生とわずかな発熱が観察された。反応を室温で30分間熟成してから、−10℃に冷却した。温度を−5℃以下に維持しながら、±2−メチル−5−オキソピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(22.0g、0.089mol)を滴下した。反応を−10℃で30分間熟成させた。半飽和NaHCO水溶液を加えることで反応停止し、EtOAcで抽出した。層を分離し、有機層をMgSOで脱水した。有機層を濃縮して、粗±5−ヒドロキシ−2−メチルピペリジン−1−カルボン酸ベンジルを粗無色油状物として得た。
【0434】
段階5:粗±5−ヒドロキシ−2−メチルピペリジン−1−カルボン酸ベンジルのキラル分離(SFC、IC 30×250mm、15%MeOH/CO、70mL/分、MeOH中115mg/mL)によって、(2R,5S)−5−ヒドロキシ−2−メチルピペリジン−1−カルボン酸ベンジルをエナンチオピュアーな物質として得た。
【0435】
段階6:(2R,5S)−5−ヒドロキシ−2−メチルピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(6.8g、27.3mmol)を、粉砕したモレキュラーシーブスの入ったDCM(100mL)に溶かした。N−メチルモルホリンN−オキサイド(4.15g、35.5mmol)および過ルテニウム酸テトラプロピルアンモニウム(0.48g、1.36mmol)を加え、反応液を室温で1.5時間撹拌した。混合物をセライト層で濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から30%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、(2R)−2−メチル−5−オキソピペリジン−1−カルボン酸ベンジルを得た。MS ESI C1417NO[M+H]の計算値:248、実測値:248。
【0436】
段階7:(2R)−2−メチル−5−オキソピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(365mg、1.47mmol)のメタノール(2.9mL)中溶液に、0℃で、水素化ホウ素ナトリウム(84mg、2.21mmol)を加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、室温で16時間撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、濃縮した。得られた残留物をDCMで抽出し(3回)、合わせた抽出液を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(2R)−5−ヒドロキシ−2−メチルピペリジン−1−カルボン酸ベンジルを得た。MS ESI C1419NO[M+H]の計算値:250、実測値:250。
【0437】
段階8:THF(4.9mL)に溶かした(2R)−5−ヒドロキシ−2−メチルピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(368mg、1.47mmol)の混合物に、0℃で、ヨウ化メチル(0.32mL、5.08mmol)と次に水素化ナトリウム(78mg、3.25mmol)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。氷で反応停止し、ジエチルエーテルで希釈した。有機層を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、(2R)−5−メトキシ−2−メチルピペリジン−1−カルボン酸ベンジルを得た。MS ESI C1521NO[M+H]の計算値:264、実測値:264。
【0438】
段階9:酢酸エチル(6.5mL)に溶かした(2R)−5−メトキシ−2−メチルピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(345mg、1.31mmol)に、パラジウム/炭素(139mg、0.13mmol)を加えた。水素ガスを風船によって加え、反応液を室温で3時間撹拌した。混合物をセライトで濾過し、減圧下に濃縮して、(2R)−5−メトキシ−2−メチルピペリジンを得た。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ3.33(s、3H)、3.23−3.13(m、2H)、2.66−2.59(m、1H)、2.03−1.97(m、1H)、1.47−1.40(m、1H)、1.39−1.28(m、2H)、1.08−1.04(m、3H)、0.91−0.79(m、2H)。
【0439】
製造例3.12 トランス−5,5−ジフルオロオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン塩酸塩
【化81】
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【0440】
段階1:0℃で窒素雰囲気下、シクロペンタ−2−エンオン(1.70g、20.7mmol)のCHCl(20mL)中の撹拌溶液に、CHCl(10mL)中の臭素(3.27g、20.7mmol)およびCHCl(10mL)中のEtN(3.29g、31.1mmol)を加えた。反応混合物を室温まで徐々に昇温させ、2時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、CHClで洗浄し、濾液を減圧下に濃縮した。0%から20%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、2−ブロモシクロペンタ−2−エンオンを得た。
【0441】
段階2:2−ブロモシクロペンタ−2−エンオン(1.00g、6.21mmol)のHO(25mL)中の撹拌溶液に、臭化テトラブチルアンモニウム(400mg、1.24mmol)およびベンジルアミン(790mg、7.45mmol)を室温で加えた。反応混合物を24時間撹拌し、EtOAc(100mL)で抽出した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。0%から30%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、6−ベンジル−6−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−オンを得た。MS ESI C1213NO[M+H]の計算値:188、実測値:188。
【0442】
段階3:6−ベンジル−6−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−オン(50mg、0.26mmol)をトルエン(1.0mL)に溶かし、DAST(215mg、1.33mmol)を滴下した。反応液を60℃で5時間加熱し、0℃に冷却し、飽和NaHCO水溶液(2mL)を加えることで反応停止した。層を分離し、水層を、EtOAc(10mL)を用いて抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。0%から20%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、6−ベンジル−2,2−ジフルオロ−6−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサンを得た。MS ESI C1213N[M+H]の計算値:210、実測値:210。
段階4:6−ベンジル−2,2−ジフルオロ−6−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン(25mg、0.11mmol)のCHCN(1mL)中の撹拌溶液に、酢酸(1mL)を室温で加えた。反応混合物を80℃で16時間加熱し、室温に冷却し、減圧下に濃縮した。0%から20%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、トランス−2−(ベンジルアミノ)−3,3−ジフルオロシクロペンチルアセテートを得た。MS ESI C1417NO[M+H]の計算値:270、実測値:270。
【0443】
段階5:トランス−2−(ベンジルアミノ)−3,3−ジフルオロシクロペンチルアセテート(100mg、0.37mmol)のCHOH(2mL)中の撹拌溶液に、KCO(52mg、0.37mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌し、減圧下に濃縮した。残留物をCHClに溶かし、ブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、トランス−2−(ベンジルアミノ)−3,3−ジフルオロシクロペンタノールを得た。MS ESI C1215NO[M+H]の計算値:228、実測値:228。
【0444】
段階6:トランス−2−(ベンジルアミノ)−3,3−ジフルオロシクロペンタノール(500mg、2.2mmol)のジクロロメタン(20mL)中溶液に、−40℃でトリエチルアミン(1.84mL、13.2mmol)を加え、次に2−クロロアセチルクロライド(547mg、4.8mmol)を反応液に滴下した。反応混合物を−40℃で3時間撹拌し、0℃に昇温し、この温度を2時間維持した。反応混合物を飽和NaHCO水溶液で反応停止した。層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出した(20mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。シリカゲルカラム(0%から30%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、トランス−2−(N−ベンジル−2−クロロアセトアミド)−3,3−ジフルオロシクロペンチル2−クロロアセテートを得た。MS ESI C1617ClNO[M+H]の計算値:380、実測値:380。
【0445】
段階7:トランス−2−(N−ベンジル−2−クロロアセトアミド)−3,3−ジフルオロシクロペンチル2−クロロアセテート(480mg、1.26mmol)のCHOH(15mL)中の撹拌溶液に、室温でKCO(175mg、1.26mmol)を加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌し、減圧下に濃縮した。残留物をCHClに溶かし、ブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、トランス−N−ベンジル−2−クロロ−N−(2,2−ジフルオロ−5−ヒドロキシシクロペンチル)アセトアミドを得た。MS ESI C1416ClFNO[M+H]の計算値:304、実測値:304。
【0446】
段階8:トランス−N−ベンジル−2−クロロ−N−(2,2−ジフルオロ−5−ヒドロキシシクロペンチル)アセトアミド(750mg、2.46mmol)のt−BuOH(20mL)中の撹拌溶液に、20℃で1M KOtBuのTHF中溶液(4.93mL、4.93mmol)を加えた。反応混合物を20℃で2時間撹拌し、溶媒を減圧下に留去した。残留物をEtOAc(20mL)に溶かし、ブライン(10mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、減圧下に濃縮した。シリカゲルカラム(0%から40%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、トランス−4−ベンジル−5,5−ジフルオロヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−3(2H)−オンを得た。MS ESI C1415NO[M+H]の計算値:268、実測値:268。
【0447】
段階9:トランス−4−ベンジル−5,5−ジフルオロヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−3(2H)−オン(550mg、2.05mmol)のTHF(15mL)中の溶液に、0℃でLiAlH(176mg、4.63mmol)を加えた。反応混合物を70℃で2時間加熱し、室温に冷却した。水5mLをゆっくり加えて反応停止し、反応液をEtOAc(100mL)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、減圧下に濃縮した。シリカゲルカラム(0%から40%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、トランス−4−ベンジル−5,5−ジフルオロオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジンを得た。MS ESI C1417NO[M+H]の計算値:254、実測値:254。
段階10:トランス−4−ベンジル−5,5−ジフルオロオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン(350mg、1.38mmol)をMeOH(10mL)に溶かした。3M HCl/MeOH(1.5mL)を加え、溶液を1時間撹拌した。溶媒を留去し、トルエンを用いてさらに共沸した。残留物をMeOH(10mL)に溶かし、20%Pd(OH)/C(20重量%、50mg)を加えた。反応液を水素で10分間パージし、室温で1気圧の水素下に16時間撹拌を続けた。反応液をセライトで濾過し、濾液を濃縮して、トランス−5,5−ジフルオロオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン塩酸塩を得た。H NMR(400MHz、CDOD)δ4.16(dd、J=13.6、4.0Hz、1H)、3.78−3.92(m、2H)、3.65(m、1H)、3.43(dd、J=13.2、2.4Hz、1H)、3.28−3.31(m、2H)、2.15−2.55(m、2H)、1.89(m、1H)。MS ESI C11NO[M+H]の計算値:164、実測値:164。
【0448】
製造例3.13:トランス−3−メチルオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン塩酸塩
【化82】
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【0449】
段階1:シクロペンテンオキサイド(5.0g、59.1mmol)、ベンジルアミン(7.0g、65.3mmol)およびチタンイソプロポキシド(3.40g、12.0mmol)をマイクロ波バイアルに溶解し、150℃で3時間マイクロ波照射した。反応混合物を冷却し、EtOAc(100mL)で希釈した。有機層を水で洗浄し、無水NaSOで脱水した。減圧下での溶媒留去およびシリカゲルカラム(0%から20%MeOH/CHCl)での精製によって、トランス−2−(ベンジルアミノ)シクロペンタノールを得た。MS APCI C1217NO[M+H]の計算値:192、実測値:192。
【0450】
段階2:0℃に冷却したNaH(オイル中60重量%、6.0g、150mmol)のTHF(300mL)中懸濁液に、トランス−2−(ベンジルアミノ)シクロペンタノール(9.6g、50mmol)をゆっくり加えた。0℃で15分間撹拌後、ブロモ酢酸エチル(10g、60mmol)をゆっくり加えた。反応混合物を室温に昇温させ、2時間撹拌した。メタノール(5.0mL)を反応液にゆっくり加え、次に飽和NHCl水溶液(100mL)を加えた。反応混合物をEtOAcで抽出し(300mLで2回)、合わせた有機層を水(100mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水した。減圧下に溶媒を留去し、次にシリカゲルカラム(0%から50%EtOAc/ヘキサン)で精製を行って、トランス−4−ベンジルヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−3(2H)−オンを得た。MS APCI C1417NO[M+H]の計算値:232、実測値:232。
【0451】
段階3:−78℃のトランス−4−ベンジルヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−3(2H)−オン(5.0g、21.6mmol)のTHF(200.0mL)中溶液に、メチルリチウム(ジメトキシエタン中3.00M、11.0mL、33.0mmol)を加えた。反応混合物を0℃にゆっくり昇温させ、その温度で2時間撹拌した。反応液に、酢酸(2.00mL、2.00g、33.3mmol)を0℃で滴下し、10分間撹拌した。次に、反応液に、BH(33.0mL、1.0M THF中溶液、33.0mmol)を0℃で加え、30分間撹拌した。メタノール(5.0mL)をゆっくり加えた後、飽和NHCl水溶液(50.0mL)を加えた。反応混合物をEtOAcで抽出し(200mLで2回)、合わせた有機層を水(100mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水した。減圧下に溶媒留去し、シリカゲルカラム(0%から20%EtOAc/ヘキサン)で精製することで、トランス−4−ベンジル−3−メチルオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジンをジアステレオマーの混合物として得た。
【0452】
段階4:トランス−4−ベンジル−3−メチルオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン(1.0g、4.3mmol)のメタノール(20mL)中溶液に、水酸化パラジウム(炭素中10重量%、50mg)を加えた。反応混合物に水素を流し、水素雰囲気下に室温で2時間撹拌した。HCl水溶液(2.0M溶液2.0mL)を反応液に加え、反応混合物をセライト層で濾過し、MeOHで洗った。濾液を減圧下に濃縮して、トランス−3−メチルオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン塩酸塩を得た(ジアステレオマーの混合物)。
【0453】
製造例3.14:(2R,3R)−3−エチル−2−メチルモルホリン塩酸塩
【化83】
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【0454】
段階1:(2R,3R)−3−アミノペンタン−2−オール塩酸塩(1.00g、7.2mmol)のDCM(20mL)中溶液に、室温で、重炭酸ナトリウム溶液(604mg、7.2mmol、水3.0mLに溶かしたもの)を滴下した。反応混合物を1時間撹拌し、溶媒を減圧下に留去した。残留物および水素化ホウ素シアノナトリウム(600mg、10.7mmol)をベンジルアルデヒド877mg、8.6mmol)のDCM(20mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌し、減圧下に濃縮した。この混合物に水30.0mLを加え、水層をジクロロメタンで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。シリカゲルカラム(0%から50%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、(2R,3R)−3−(ベンジルアミノ)ペンタン−2−オールを得た。MS APCI C1219NO[M+H]の計算値:194、実測値:194。
【0455】
段階2:−40℃の(2R,3R)−3−(ベンジルアミノ)ペンタン−2−オール(220mg、1.1mmol)のジクロロメタン(100mL)中の溶液にトリエチルアミン(0.43mL,3.4mmol)を加え、次に2−クロロアセチルクロライド(0.10mL、1.1mmol)を滴下した。反応混合物を−40℃で1時間撹拌し、飽和NaHCO溶液で反応停止した。層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。シリカゲルカラム(0%から50%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、N−ベンジル−2−クロロ−N−((2R,3R)−2−ヒドロキシペンタン−3−イル)アセトアミドを得た。MS APCI C1420ClNO[M+H]の計算値:270、実測値:270。
【0456】
段階3:NaH(89mg、3.7mmol)のTHF(5mL)中の懸濁液に、0℃で、N−ベンジル−2−クロロ−N−((2R,3R)−2−ヒドロキシペンタン−3−イル)アセトアミド(210mg、0.7mmol)のTHF(5mL)中の溶液を加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、飽和NHCl溶液で反応停止した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した(10mLで2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。シリカゲルカラム(0%から50%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、(5R,6R)−4−ベンジル−5−エチル−6−メチルモルホリン−3−オンを得た。MS APCI C1419NO[M+H]の計算値:234、実測値:234。
【0457】
段階4:(5R,6R)−4−ベンジル−5−エチル−6−メチルモルホリン−3−オン(200mg、0.85mmol)のTHF(10mL)中溶液に、LiAlH(217mg、37.95mmol)を加えた。反応混合物を70℃で3時間加熱し、0℃に冷却した。0℃で、硫酸ナトリウム水溶液(15mL)を加えた。混合物を室温で10分間撹拌し、白色固体を濾過によって除去した。濾液をEtOAcで抽出し(15mLで3回)、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。シリカゲルカラム(0%から30%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、(2R,3R)−4−ベンジル−3−エチル−2−メチルモルホリンを得た。MS APCI C1421NO[M+H]の計算値:220、実測値:220。
【0458】
段階5:(2R,3R)−4−ベンジル−3−エチル−2−メチルモルホリン(110mg、0.50mmol)のMeOH(10mL)中溶液に、N下、Pd(OH)(15.0mg、10%炭素担持)を加えた。水素を反応混合物に1分間吹き込み、反応液を室温で水素(1気圧)下に2時間撹拌した。次に、Nを反応液に1分間吹き込んだ。HCl(3M、3mL、9mmol)のメタノール中の溶液を加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌し、減圧下に濃縮して、(2R,3R)−3−エチル−2−メチルモルホリン塩酸塩を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ9.45−9.34(brs、1H)、3.84−3.91(m、1H)、3.68−3.78(m、1H)、3.53−3.61(m、1H)、3.08−3.21(m、1H)、2.93−3.01(m、1H)、2.70−2.85(m、1H)、1.45−1.81(m、2H)、1.13(d、J=6.3Hz、3H)、0.90−1.05(m、3H)。MS APCI C15NO[M+H]の計算値:130、実測値:130。
【0459】
製造例3.15 (トランス)−6,6−ジフルオロオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン(ラセミHCl塩)。
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0460】
段階1:シクロペンタ−3−エンオール(500mg、6.0mmol)のCHCl(30mL)中溶液に、0℃で、イミダゾール(1.06g、15.6mmol)およびTBDPS−Cl(2.1g、7.8mmol)を加えた。反応液を室温に徐々に昇温させて、16時間撹拌した。反応液を水(40mL)で希釈し、EtOAc(100mL)を用いて抽出した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。0%から5%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、tert−ブチル(シクロペンタ−3−エン−1−イルオキシ)ジフェニルシランを得て、それをCHCl(30mL)に溶かした。70%m−CPBA(830mg、6.9mmol)を0℃で加えた。反応液を、撹拌下、16時間で徐々に室温に昇温した。反応液を飽和NaHCO水溶液(40mL)で希釈し、CHCl(100mL)を用いて抽出した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。0%から20%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、(6−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イルオキシ)(tert−ブチル)ジフェニルシランを得た。
【0461】
段階2:(6−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イルオキシ)(tert−ブチル)ジフェニルシラン(1.0g、3.0mmol)のベンジルアミン(1.5mL)中溶液に、Ti(OiPr)(100mg、0.35mmol)を加えた。混合物を、マイクロ波装置で130℃で3時間加熱し、室温に冷却した。MeOH/水(1:8)16mLを反応液に加え、混合物を10分間撹拌した。生成したガム状沈澱を濾去し、この固体をアセトニトリル(30mL)に溶かした。溶液を再度濾過し、濾液を溶媒留去して乾固させた。残留物をC−18カラムに付し、0%から100%CHCN/水を用いて精製して、(トランス)−2−(ベンジルアミノ)−4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)シクロペンタノールを得た。MS APCI C2835NOSi[M+H]の計算値:446、実測値:446。
【0462】
段階3:(トランス)−2−(ベンジルアミノ)−4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)シクロペンタノール(950mg、2.1mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、−40℃でトリエチルアミン(0.90mL、6.42mmol)を加え、次に2−クロロアセチルクロライド(264mg、2.3mmol)を反応液に滴下した。反応混合物を−40℃で1時間撹拌し、飽和NaHCO水溶液で反応停止した。層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出した(20mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。シリカゲルカラム(0%から20%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、(トランス)−N−ベンジル−N−(4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2−ヒドロキシシクロペンチル)−2−クロロアセトアミドを得た。
【0463】
段階4:(トランス)−N−ベンジル−N−(4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2−ヒドロキシシクロペンチル)−2−クロロアセトアミド(260mg、0.5mmol)のt−BuOH(5mL)中溶液に、15℃でKOtBu(0.75mL、0.75mmol)のTHF(10mL)中溶液を加えた。反応混合物を15℃で1時間撹拌し、次に減圧下に溶媒を留去した。残留物をEtOAc(20mL)に溶かし、ブライン(10mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、減圧下に濃縮した。C−18カラム(0%から100%CHCN/水)での残留物の精製によって、(トランス)−4−ベンジル−6−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−3(2H)−オンを得た。
【0464】
段階5:(トランス)−4−ベンジル−6−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−3(2H)−オン(48mg、0.1mmol)のTHF(1.0mL)中溶液に、LiAlH(176mg、4.63mmol)を加えた。反応混合物を70℃で2時間加熱し、室温に冷却した。水を加えて反応停止した。反応混合物を室温で15分間撹拌し、白色固体を濾過によって除去した。濾液を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。シリカゲルカラム(0%から50%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、(トランス)−4−ベンジル−6−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)オクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジンを得た。MS APCI C3037NOSi[M+H]の計算値:472、実測値:472。
【0465】
段階6:(トランス)−4−ベンジル−6−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)オクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン(1.0g、2.1mmol)を3M HCl/MeOH(8.0mL)に懸濁させ、密閉管中45℃で16時間加熱した。pHが中性となるまで固体NaHCOを反応液に加えた。固体を濾過し、溶媒を減圧下に留去した。0%から20%MeOH/CHClを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、(トランス)−4−ベンジルオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−6−オールを得て、それを無水CHCl(20mL)に溶かした。溶液を0℃に冷却して、デス−マーチンペルヨージナン(1.40g、3.2mmol)を数回に分けて加えた。反応液を2時間かけて10℃に昇温し、飽和NaHCO水溶液およびNa溶液の混合物(1:1)を加えることで反応停止した。層を分離し、水層を、CHCl(20mL)を用いて抽出した。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。0%から20%MeOH/CHClを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、(トランス)−4−ベンジルヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−6(2H)−オンを得た。MS APCI C1417NO[M+H]の計算値:232、実測値:232。
【0466】
段階7:(トランス)−4−ベンジルヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−6(2H)−オン(150mg、0.64mmol)をトルエン(3.0mL)に溶かし、DAST(522mg、3.2mmol)を滴下した。反応液を90℃で2時間加熱し、0℃に冷却し、飽和NaHCO水溶液(2mL)を加えることで反応停止した。層を分離し、水層を、CHCl(10mL)を用いて抽出した。合わせた有機層を減圧下に濃縮した。0%から60%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、(トランス)−4−ベンジル−6,6−ジフルオロオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジンを得て、それをMeOH(2mL)に溶かした。3M HCl/MeOH(0.3mL)を上記溶液に加え、それを1時間撹拌した。溶媒を留去し、残留物を、トルエンを用いてさらに共沸した。残留物をMeOH(2.0mL)に溶かし、Pd(OH)/C(8.0mg)を加えた。水素を反応液に10分間吹き込み、反応液を、室温で1気圧の水素下、16時間撹拌した。反応液をセライトで濾過し、濾液を濃縮して、(トランス)−6,6−ジフルオロオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン塩酸塩(ラセミ)を得た。MS APCI C11NO[M+H]の計算値:164、実測値:164。
【0467】
製造例3.16:(トランス)−6−フルオロオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン(HCl塩)
【化85】
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【0468】
段階1:(トランス)−4−ベンジルオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−6−オール(中間体3.15、段階6)(250mg、1.07mmol)をCHCl(10mL)に溶かし、DAST(518mg、3.2mmol)を滴下した。反応液を3時間撹拌し、飽和NaHCO水溶液(15mL)を加えることで反応停止した。層を分離し、水層を、CHClを用いて抽出した(20mLで2回)。合わせた有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(0%から50%EtOAc/ヘキサン)で精製し、(トランス)−4−ベンジル−6−フルオロオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジンの遅く溶出するおよび先に溶出するジアステレオマー(両方がラセミ)を得た。
【0469】
先に溶出するジアステレオマー:H NMR(400MHz、CDCl)δ7.21−7.35(m、5H)、5.11(m、1H)、3.80−3.89(m、2H)、3.64−3.75(m、2H)、3.11(d、J=13.2Hz、1H)、2.63(m、1H)、2.52(m、1H)、2.23(m、1H)、0.57−2.21(m、4H)。MS APCI C1418FNO[M+H]の計算値:236、実測値:236。
【0470】
遅く溶出するジアステレオマー:H NMR(400MHz、CDCl)δ7.22−7.33(m、5H)、5.09(m、1H)、3.80−3.91(m、2H)、3.66(m、1H)、3.27(m、1H)、3.20(d、J=12.8Hz、1H)、2.48−3.15(m、4H)、2.15(m、1H)、1.88(m、1H)、1.60(m、1H)。MS APCI C1418FNO[M+H]の計算値:236、実測値:236。
【0471】
段階2:(トランス)−4−ベンジル−6−フルオロオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン(ラセミの先に溶出するジアステレオマー)(200mg、0.85mmol)をMeOH(10mL)に溶かした。3M HCl/MeOH(1.5mL)を加え、溶液を1時間撹拌した。溶媒を留去し、残留物を、トルエンを用いてさらに共沸させた。残留物をMeOH(10mL)に溶かし、20%Pd(OH)/C(20重量%、40mg)を加えた。反応液を水素で10分間パージし、反応液を室温で1気圧の水素下に16時間撹拌した。反応液をセライトで濾過し、濾液を濃縮して、(トランス)−6−フルオロオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン塩酸塩(ラセミ、ジアステレオマー1)を得た。MS ES C12FNO[M+H]の計算値:146、実測値:146。
【0472】
段階1の遅く溶出するジアステレオマーから出発して同様の手順を行って、生成物の第2のラセミジアステレオマーを製造した。
【0473】
製造中間体3.17:(トランス)−ヘキサヒドロ−2H−フロ[3,4−b][1,4]オキサジン(HCl塩、ラセミ)
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0474】
段階1:3,6−ジオキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン(1.5g、17.4mmol)のベンジルアミン(2.0mL)中溶液に、Ti(OiPr)(1.0mL、3.48mmol)を加えた。混合物について、マイクロ波リアクター中、130℃で2時間にわたり照射を行った。それを室温に冷却し、飽和NHCl水溶液50mLおよびEtOAc20mLを反応液に加えた。混合物を10分間撹拌した。得られたガム状沈澱をセライト床で濾過し、濾液を、EtOAc(100mL)を用いて抽出した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をC−18カラム(0%から100%CHCN/水)での逆相クロマトグラフィーによって精製して、トランス−4−(ベンジルアミノ)テトラヒドロフラン−3−オールを得た。MS APCI C1115N0[M+H]の計算値:194、実測値:194。
【0475】
段階2:トランス−4−(ベンジルアミノ)テトラヒドロフラン−3−オール(4.1g、21.2mmol)のCHCl(40mL)中溶液に、−40℃で、トリエチルアミン(5.9mL、42.4mmol)を加え、次に2−クロロアセチルクロライド(1.6mL、21.2mmol)を滴下した。反応液を−40℃で2時間撹拌した。飽和NaHCO(40mL)水溶液で反応停止し、CHCl(100mL)を用いて抽出した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。0%から100%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、トランス−N−ベンジル−2−クロロ−N−(4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)アセトアミドを得た。MS APCI C1316ClNO[M+H]の計算値:270、実測値:270。
【0476】
段階3:トランス−N−ベンジル−2−クロロ−N−(4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)アセトアミド(4.7g、17.4mmol)のt−BuOH(40mL)中溶液に、KOt−Bu溶液(THF中1.0M;34.8mL、34.8mmol)を25℃で加えた。反応混合物を25℃で2時間撹拌し、溶媒を減圧下に留去した。残留物を水に溶かし、EtOAc(100mL)で抽出した。有機抽出液をブライン(40mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、減圧下に濃縮して、トランス−4−ベンジルテトラヒドロ−2H−フロ[3,4−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オンを得た。MS APCI C1315NO[M+H]の計算値:234、実測値:234。
【0477】
段階4:トランス−4−ベンジルテトラヒドロ−2H−フロ[3,4−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン(3.1g、13.2mmol)のTHF(35mL)中溶液に、0℃で、BH・THF(THF中1.0M;39.7mL、39.7mmol)を加えた。反応混合物を0℃で16時間撹拌した。1N NaOH水溶液で反応停止し、pH13に調節し、EtOAc(100mL)で抽出した。有機抽出液をブライン(40mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、減圧下に濃縮して、トランス−4−ベンジルヘキサヒドロ−2H−フロ[3,4−b][1,4]オキサジンを得た。H NMR(400MHz、CDCl)δ7.29−7.31(m、5H)、3.96(t、J=7.2Hz、1H)、3.92(ddd、J=11.6、3.6、1.2Hz、1H)、3.86(m、1H)、3.67−3.77(m、2H)、3.52−3.66(m、3H)、3.45(dd、J=12.0、9.0Hz、1H)、3.34(d、J=13.2Hz、1H)、2.71(ddd、J=12.0、2.8、1.2Hz、1H)、2.42(ddd、J=15.6、8.8、6.8Hz、1H)。MS APCI C1317NO[M+H]の計算値:220、実測値:220。
【0478】
段階5:トランス−4−ベンジルヘキサヒドロ−2H−フロ[3,4−b][1,4]オキサジン(600mg、2.73mmol)のMeOH(10mL)中溶液に、室温で、Pd(OH)/C(250mg)を加えた。反応液を水素で10分間パージし、反応液を、室温で1気圧の水素下、2時間撹拌した。濃HCl(0.3mL)を加え、溶液を15分間撹拌した。反応液をセライトで濾過し、溶媒を留去して、(トランス)−ヘキサヒドロ−2H−フロ[3,4−b][1,4]オキサジン(HCl塩、ラセミ)を得た。H NMR(400MHz、CDOD)δ3.72−4.29(m、6H)、3.41−3.69(m、3H)、3.23−3.35(m、1H)。
【0479】
製造例3.18:(トランス)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン(HCl塩)(ジアステレオマーの混合物)
【化87】
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【0480】
製造例3.17について記載のものと同様の化学を用いて、(トランス)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン(HCl塩)(ジアステレオマーの混合物)を製造した。段階1において、3,6−ジオキサビシクロ[3.1.0]ヘキサンに代えてシクロペンテンオキサイドを用い、段階2では、2−クロロアセチルクロライドに代えて2−クロロプロパノイルクロライドを用いた。
【0481】
実施例3.1:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化88】
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【0482】
段階1:バイアルに、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1、382.2mg、0.86mmol)、(S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン塩酸塩(240mg、1.72mmol)、フッ化カリウム(250mg、4.30mmol)、DMSO(2.6mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.75mL、4.30mmol)を加えた。バイアルを密閉し、100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水および次にブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2528ClFN[M+H]の計算値:467、実測値:467。
【0483】
段階2:ヒドロキシルアミン塩酸塩(108mg、1.56mmol)、重炭酸ナトリウム(196mg、2.34mmol)および水(1.56mL)をバイアル中で合わせ、15分間撹拌した。この溶液を、エタノール(3.6mL)に溶かした4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(364mg、0.78mmol)を含むバイアルに加えた。混合物を密閉し、100℃で1時間加熱した。反応液を室温に冷却し、水で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを得た。MS ESI C2531ClFNO[M+H]の計算値:500、実測値:500。
【0484】
段階3:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミド(408mg、0.82mmol)および1,1′−カルボニルジイミダゾール(146mg、0.90mmol)のアセトニトリル(8.2mL)に溶かした溶液に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.488mL、3.26mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応液を水で洗浄し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを得た。MS ESI C2629ClFN[M+H]の計算値:526、実測値:526。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.83(s、1H)、8.93(s、1H)、8.78(s、1H)、8.48(s、1H)、7.83(s、1H)、4.67−4.42(m、3H)、3.91−3.81(m、1H)、3.79−3.64(m、2H)、3.53−3.45(m、1H)、2.20−2.12(ブロード、1H)、2.06−1.98(ブロード、1H)、1.94−1.78(m、2H)、1.40−1.31(ブロード、2H)、1.17−1.07(ブロード、1H)、1.06−0.96(ブロード、1H)、0.89(d、J=12.5、1H)、0.67(d、J=6.4、3H)、0.63−0.36(m、5H)。
【0485】
実施例3.2:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化89】
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【0486】
段階1:ジクロロメタン(2.4mL)に溶かしたオクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン塩酸塩(Enamineから購入)(300mg、1.83mmol)に、クロルギ酸ベンジル(0.44mL、2.57mmol)を加えた。反応混合物にトリエチルアミン(0.72mL、5.13mmol)をゆっくり加え、反応液を室温で16時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で反応停止し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製し、そして次に、キラル超臨界液体クロマトグラフィー(Chiralpak AZ−H、21×250mm、10%メタノール/CO)によって精製して、ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−カルボン酸ベンジルのトランス立体異性体を得た。
【0487】
(4aS,7aS)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−カルボン酸ベンジル(先に溶出するエナンチオマー):MS ESI C1519NO[M+H]の計算値:262、実測値:262;
(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−カルボン酸ベンジル(後で溶出するエナンチオマー):MS ESI C1519NO[M+H]の計算値:262、実測値:262。
【0488】
段階2:酢酸エチル(5mL)に溶かした(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−カルボン酸ベンジル(199.5mg、0.76mmol)に、パラジウム(10重量%炭素担持、81mg、0.076mmol)を加えた。風船によって水素を加え、反応液を水素雰囲気下に室温で2時間撹拌した。混合物をセライトで濾過し、減圧下に濃縮して、(4aR,7aR)−オクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジンを得た。H NMR(500MHz、CDCl)δ3.90(d、J=11.5、1H)、3.64(t、J=11.6、1H)、3.17(dd、J=9.2、18.3、1H)、2.96(t、J=11.9、1H)、2.88(d、J=12.2、1H)、2.59−2.47(m、1H)、1.89(dd、J=9.1、18.4、1H)、1.84−1.61(m、4H)、1.57−1.44(m、1H)、1.38−1.26(m、1H)。
【0489】
段階3:バイアルに、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1、90mg、0.202mmol)、(4aR,7aR)−オクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン(51.5mg、0.405mmol)、フッ化カリウム(58.8mg、1.01mmol)、DMSO(0.62mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.18mL、1.01mmol)を加えた。バイアルを密閉し、100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水および次にブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2731ClNO[M+H]の計算値:491、実測値:491。
【0490】
段階4:バイアル中、ヒドロキシルアミン塩酸塩(24.3mg、0.35mmol)、重炭酸ナトリウム(44mg、0.52mmol)および水(0.52mL)を合わせ、15分間撹拌した。エタノール(1.2mL)に溶かした4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(85.8mg、0.175mmol)を含むバイアルに、この溶液を加えた。混合物を密閉し、100℃で1時間加熱した。反応液を室温に冷却し、水で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを得た。MS ESI C2734ClN[M+H]の計算値:524、実測値:524。
【0491】
段階5:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミド(86.7mg、0.165mmol)および1,1′−カルボニルジイミダゾール(29.5mg、0.18mmol)のアセトニトリル(1.1mL)に溶かした溶液に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.099mL、0.66mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応液を水で洗浄し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から10%メタノール/ジクロロメタン、次に0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを得た。MS ESI C2832ClN[M+H]の計算値:550、実測値:550。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.89(s、1H)、8.93(s、1H)、8.82(s、1H)、8.46(s、1H)、8.07(s、1H)、3.96(d、J=10.8、1H)、3.92−3.78(m、2H)、3.62(d、J=14.4、1H)、3.56(d、J=12.8、1H)、3.44−3.35(m、1H)、3.07−2.98(m、1H)、2.89−2.79(m、1H)、2.33−2.24(m、1H)、1.92−1.82(m、1H)、1.77−1.49(m、3H)、1.40(d、J=12.8、1H)、1.34(d、J=12.7、1H)、1.19−0.95(m、2H)、0.89−0.78(m、1H)、0.77−0.69(m、2H)、0.67(d、J=6.4、3H)、0.65−0.60(m、1H)、0.50(d、J=11.6、1H)、0.44−0.31(m、2H)。
【0492】
実施例3.3:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化90】
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【0493】
段階1:バイアルに、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1、350mg、0.79mmol)、(S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン(Sigma Aldrichから購入)(219mg、1.57mmol)、フッ化カリウム(229mg、3.93mmol)、DMSO(2.4mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.69mL、3.93mmol)を加えた。バイアルを密閉し、100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水および次にブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2526ClF[M+H]の計算値:503、実測値:503。
【0494】
段階2:バイアル中、ヒドロキシルアミン塩酸塩(44.5mg、0.64mmol)、重炭酸ナトリウム(81mg、0.96mmol)および水(0.64mL)を合わせ、15分間撹拌した。この溶液を、エタノール(1.5mL)に溶かした4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(161mg、0.32mmol)を含むバイアルに加えた。混合物を密閉し、100℃で1時間加熱した。反応液を室温に冷却し、水で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを得た。MS ESI C2529ClFO[M+H]の計算値:536、実測値:536。
【0495】
段階3:アセトニトリル(3.2mL)に溶かした4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミド(169mg、0.315mmol)および1,1′−カルボニルジイミダゾール(56.2mg、0.35mmol)の溶液に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.188mL、1.26mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応液を水で洗浄し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを得た。MS ESI C2627ClF[M+H]の計算値:562、実測値:562。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.87(s、1H)、8.95(s、1H)、8.80(s、1H)、8.49(s、1H)、7.94(s、1H)、5.40−5.31(m、1H)、3.95−3.85(m、1H)、3.80−3.72(m、2H)、3.59−3.51(m、1H)、2.44−2.33(m、1H)、2.11−1.95(m、2H)、1.95−1.83(m、1H)、1.42−1.32(ブロード、2H)、1.11−0.98(ブロード、2H)、0.89(d、J=12.1、1H)、0.67(d、J=6.3、3H)、0.65−0.53(m、2H)、0.53−0.34(m、3H)。
【0496】
実施例3.90:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−メトキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化91】
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【0497】
段階1:バイアルに、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(150mg、0.337mmol)、(3R,5S)−5−(プロパン−2−イル)ピロリジン−3−オール(TFA塩、164mg、0.675mmol)、フッ化カリウム(98mg、1.68mmol)、DMSO(1mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.589mL、3.37mmol)を加えた。バイアルを密閉し、100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水および次にブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2733ClNO[M+H]の計算値:493、実測値:493。
【0498】
段階2:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(71.4mg、0.145mmol)のTHF(0.483mL)中混合物に、0℃で、ヨウ化メチル(31.1μL、0.498mmol)と次に水素化ナトリウム(7.65mg、0.319mmol)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、氷で反応停止し、ジクロロメタンで希釈した。有機層を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−メトキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2835ClNO[M+H]の計算値:507、実測値:507。
【0499】
段階3:バイアル中、ヒドロキシルアミン塩酸塩(20.2mg、0.29mmol)、重炭酸ナトリウム(36.6mg、0.44mmol)および水(0.436mL)を合わせ、15分間撹拌した。この溶液を、エタノール(1mL)に溶かした4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−メトキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(73.7mg、0.145mmol)を含むバイアルに加えた。混合物を密閉し、100℃で1時間加熱した。反応を室温に冷却し、水で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N’−ヒドロキシ−2−[(2S,4R)−4−メトキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを得た。MS ESI C2838ClN[M+H]の計算値:540、実測値:540。
【0500】
段階4:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N’−ヒドロキシ−2−[(2S,4R)−4−メトキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミド(79mg、0.146mmol)および1,1′−カルボニルジイミダゾール(26.1mg、0.161mmol)のアセトニトリル(1mL)に溶かした溶液に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.087mL、0.585mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応液を水で洗浄し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から10%メタノール/ジクロロメタン、次に0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−メトキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを得た。MS ESI C2936ClN[M+H]の計算値:566、実測値:566。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.82(s、1H)、8.96(d、J=1.8、1H)、8.78(d、J=2.4、1H)、8.50(t、J=2.1、1H)、7.82(s、1H)、4.39−4.34(m、1H)、3.98(s、1H)、3.85−3.81(m、1H)、3.77(s、2H)、3.53(dd、J=5.9、15.1、1H)、3.20(s、3H)、2.31−2.27(m、1H)、2.09−2.00(m、1H)、1.80−1.72(m、1H)、1.37(d、J=10.5、2H)、1.12−1.05(m、1H)、1.05−0.96(m、1H)、0.89(d、J=7.0、3H)、0.87(s、1H)、0.76(d、J=6.8、3H)、0.6(d、J=6.5、3H)、0.61−0.55(m、1H)、0.54−0.48(m、1H)、0.48−0.44(m、1H)、0.40−0.34(m、2H)。
【0501】
実施例3.91:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジニル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化92】
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【0502】
実施例3.90(段階3および段階4)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(実施例3.90段階1における生成物)を原料として、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(プロパン−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを製造した。MS ESI C28ClN[M+H]の計算値:552、実測値:552。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.81(s、1H)、8.92(d、J=1.8、1H)、8.77(d、J=2.4、1H)、8.47(t、J=2.1、1H)、7.82(s、1H)、4.90(d、J=2.5、1H)、4.52−4.46(m、1H)、4.33(s、1H)、3.85−3.73(m、2H)、3.56(d、J=10.4、1H)、3.48(dd、J=5.8、14.9、1H)、2.36−2.26(m、1H)、1.88−1.74(m、2H)、1.36(d、J=10.5、2H)、1.16−1.05(m、1H)、1.05−0.95(m、1H)、0.89(d、J=6.9、3H)、0.86−0.79(m、1H)、0.75(d、J=6.8、3H)、0.66(d、J=6.5、3H)、0.64−0.54(m、1H)、0.53−0.49(m、1H)、0.49−0.41(m、1H)、0.41−0.32(m、2H)。
【0503】
実施例3.94:3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(メチル(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化93】
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【0504】
段階1:密閉した反応容器に、フッ化セシウム(0.085g、0.56mmol)を加えた。反応容器を、高真空下、攪拌下、150℃で3時間加熱した。バイアルを、高真空下、環境温度に冷却した。反応容器にアルゴンを充填し戻し、次に、2,2,2−トリフルオロ−N−メチルエタンアミン(Enamineから購入)(0.019g、0.17mmol)および2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1、0.025g、0.056mmol)のDMSO(0.30mL)中溶液を加えた。反応液を100℃で12時間加熱した。反応液を冷却し、HO(2.0mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(5.0mLで2回)。合わせた有機層を無水MgSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(メチル(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを粗残留物として得た。MS ESI C2324ClF[M+H]の計算値:477、実測値:477。
【0505】
段階2:EtOH(1.0mL)に懸濁させた4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(メチル(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(0.027g、0.056mmol)の残留物を含む反応容器に、ヒドロキシルアミン(0.10mL、50重量%HO溶液)を加えた。反応液を環境温度で3時間撹拌した。反応液にベンゼン(2.0mL)を加え、反応液を減圧下に濃縮して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N−ヒドロキシ−2−(メチル(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを粗残留物として得た。MS ESI C2327ClFO[M+H]の計算値:510、実測値:510。
【0506】
段階3:アセトニトリル(1.0mL)に懸濁させた4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N−ヒドロキシ−2−(メチル(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミド(0.028g、0.056mmol)の残留物を含む反応容器に、DBU(0.025mL、0.17mmol)および1,1′−カルボニルジイミダゾール(0.020g、0.12mmol)を加えた。反応液を環境温度で3時間撹拌した。反応液を減圧下に濃縮し、DMSO(1.0mL)に溶解し、シリンジフィルターに通した。濾液を逆相分取HPLC(0:100から95:5アセトニトリル:水:0.1体積%TFA調整剤)によって精製して、3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(メチル(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン・TFA塩を得た。MS ESI C2425ClF[M+H]の計算値:536、実測値:536。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.89(s、1H)、8.98(s、1H)、8.80(m、1H)、8.52(s、1H)、7.93(s、1H)、4.55(m、3H)、3.30(s、3H)、1.38(m、2H)、1.02(m、2H)、0.67(d、J=6.5、3H)、0.48(m、7H)。
【0507】
実施例3.95:3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((トランス−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)(メチル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化94】
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【0508】
段階1:実施例3.94(段階1)に記載の手順と同様の手順を用い、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1)およびトランス−4−アミノテトラヒドロフラン−3−オール(Chembridge Corporationから購入)を原料として、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((トランス−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを製造した。MS ESI C2427ClN[M+H]の計算値:467、実測値:467。
【0509】
段階2:THF(0.5mL)に懸濁させた4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((トランス−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(0.010g、0.021mmol)の残留物を含む反応容器に、NaH(0.0043g、0.11mmol、鉱油中60%分散物)を加えた。反応液を環境温度で15分間撹拌した。その反応容器に、ヨードメタン(0.025mL、0.40mmol)を加えた。反応容器を密閉し、4時間で60℃まで昇温させた。反応液を環境温度に冷却し、HO(2.0mL)で反応停止し、EtOAcで抽出した(5.0mLで2回)。回収した有機層を減圧下に濃縮して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((トランス−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)(メチル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを粗残留物として得た。MS ESI C2631ClN[M+H]の計算値:495、実測値:495。
【0510】
段階3:実施例3.94(段階2)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((トランス−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)(メチル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを原料として、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N−ヒドロキシ−2−((トランス−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)(メチル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを製造した。MS ESI C2634ClN[M+H]の計算値:528、実測値:528。
【0511】
段階4:実施例3.94(段階3)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N−ヒドロキシ−2−((トランス−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)(メチル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを原料として、3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((トランス−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)(メチル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩、ラセミ)を製造した。MS ESI C2732ClN[M+H]の計算値:554、実測値:554。H NMR(500MHz、d−dmso):δ12.87(s、1H);8.96(s、1H);8.80(d、J=2.3Hz、1H);8.50(s、1H);7.93(s、1H);4.35(s、1H);4.20(s、1H);4.03(dd、J=9.9、6.1Hz、2H);3.82−3.84(m、1H);3.69−3.72(m、3H);3.63−3.65(m、2H);3.07(s、3H);1.36(d、J=12.6Hz、2H);0.93−1.03(m、2H);0.67(d、J=6.5Hz、3H);0.54−0.61(m、5H);0.38−0.43(m、2H)。
【0512】
実施例3.96:3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)ピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化95】
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【0513】
段階1:実施例3.94(段階1)に記載の手順と同様の手順を用い、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1)および2−エチニルピロリジンを原料として、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−エチニルピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを製造した。MS ESI C2627ClN[M+H]の計算値:459、実測値:459。
【0514】
段階2:実施例3.94(段階2)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−エチニルピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを原料として、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−エチニルピロリジン−1−イル)−N−ヒドロキシ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを製造した。MS ESI C2630ClNO[M+H]の計算値:492、実測値:492。
【0515】
段階3:実施例3.94(段階3)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−エチニルピロリジン−1−イル)−N−ヒドロキシ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを原料として、3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−エチニルピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを製造した。MS ESI C2728ClN[M+H]の計算値:518、実測値:518。
【0516】
段階4:反応容器に、DMSO(0.4mL)、アジ化ナトリウム(0.005g、0.080mmol)およびヨードメタン(0.006mL、0.085mmol)を加えた。反応容器を密閉し、50℃で12時間撹拌した。反応液に、3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−エチニルピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(0.020g、0.039mmol)、CuI(0.004g、0.019mmol)およびDIEA(0.015mL、0.086mmol)を加えた。反応容器を密閉し、さらに50℃で6時間撹拌した。その反応液にDMSO(0.6mL)を加え、溶液をシリンジフィルターに通した。濾液を逆相分取HPLC(0:100から95:5アセトニトリル:水:0.1体積%TFA調整剤)によって精製して、3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)ピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩)を得た。MS ESI C2831ClN10[M+H]の計算値:575、実測値:575。H NMR(500MHz、DMSO−d):δ12.81(s、1H);8.85(s、1H);8.77(d、J=2.3Hz、1H);8.41(s、1H);7.94(s、1H);7.79(s、1H);5.50(t、J=7.1Hz、1H);3.94(s、3H);3.80−3.86(m、3H);3.43−3.46(m、1H);2.37−2.39(m、1H);2.12−2.18(m、2H);1.95−2.00(m、1H);1.28−1.30(m、2H);0.96−1.03(m、2H);0.66(d、J=6.5Hz、4H);0.41−0.44(m、3H);0.30−0.36(m、2H)。
【0517】
実施例3.97:(S)−1−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−N−エチル−N−メチルピロリジン−2−カルボキサミド
【化96】
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【0518】
段階1:2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1)およびL−プロリンを用いて、実施例3.94(段階1)に記載の手順と同様の手順を用いて(S)−1−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−シアノ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸を製造した。MS ESI C2527ClN[M+H]の計算値:479、実測値:479。
【0519】
段階2:反応容器に、DMF(0.5mL)に懸濁させた(S)−1−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−シアノ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸(0.030g、0.063mmol)の粗残留物、プロピルホスホン酸無水物(0.10mL、DMF中50重量%)およびN−メチルエタンアミン(0.0037g、0.063mmol)を加えた。反応液を環境温度で6時間撹拌した。反応液をHO(2.0mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(5mLで2回)。合わせた有機層を減圧下に濃縮して、(S)−1−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−シアノ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−N−エチル−N−メチルピロリジン−2−カルボキサミドを粗残留物として得た。MS ESI C2834ClNO[M+H]の計算値:520、実測値:520。
【0520】
段階3:実施例3.94(段階2)に記載の手順と同様の手順を用い、(S)−1−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−シアノ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−N−エチル−N−メチルピロリジン−2−カルボキサミドを原料として、(S)−1−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−N−エチル−N−メチルピロリジン−2−カルボキサミドを製造した。MS ESI C2837ClN[M+H]の計算値:553、実測値:553。
【0521】
段階4:実施例3.94(段階3)に記載の手順と同様の手順を用い、(S)−1−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−N−エチル−N−メチルピロリジン−2−カルボキサミドを原料として、(S)−1−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−N−エチル−N−メチルピロリジン−2−カルボキサミド(TFA塩)を製造した。MS ESI C2935ClN[M+H]の計算値:579、実測値:579。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.79(s、1H)、8.89(m、J=7.9、1H)、8.77(d、J=2.3、1H)、8.46(m、1H)、7.69(d、J=17.4、1H)、5.14(m、1H)、3.88(m、1H)、3.72(m、1H)、3.53(m、2H)、3.27(m、1H)、3.15(s、2H)、2.79(s、2H)、2.35(m、1H)、2.06(m、1H)、1.93(m、1H)、1.78(m、1H)、1.30(m、J=7.1、5H)、1.07(m、J=7.1、3H)、0.69(d、J=6.5、3H)、0.55(m、5H)。
【0522】
実施例3.98:3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2−フルオロフェニル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化97】
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【0523】
段階1:密閉管に、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1)(0.010g、0.045mmol)、2−フルオロアニリン(0.0050g、0.045mmol)、CsCO(0.022g、0.067mmol)、クロロ[(4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン)−2−(2′−アミノ−1,1′−ビフェニル)]パラジウム(II)(0.0050g、0.0056mmol)およびジオキサン(0.5mL)を加えた。反応容器をアルゴンでパージし、密閉し、撹拌下、8時間で75℃に昇温させた。反応液を冷却し、ジオキサン(1.0mL)で希釈し、シリンジフィルターに通した。回収した溶出液を減圧下に濃縮して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2−フルオロフェニル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを粗残留物として得た。MS ESI C2624ClFN[M+H]の計算値:475、実測値:475。
【0524】
段階2:実施例3.94(段階2)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2−フルオロフェニル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを原料として、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2−フルオロフェニル)アミノ)−N−ヒドロキシ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを製造した。MS ESI C2627ClFNO[M+H]の計算値:508、実測値:508。
【0525】
段階3:実施例3.94(段階3)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2−フルオロフェニル)アミノ)−N−ヒドロキシ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを原料として、3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2−フルオロフェニル)アミノ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩)を製造した。MS ESI C2725ClFN[M+H]の計算値:534、実測値:534。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.83(s、1H)、9.27(s、1H)、8.83(m、J=20.7、2H)、8.39(s、1H)、7.81(s、1H)、7.65(m、1H)、7.26(m、3H)、3.85(s、2H)、1.44(d、2H)、1.07(m、2H)、0.71(m、J=6.5、7H)、0.54(m、2H)。
【0526】
実施例3.120:(4aS,7aS)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−1−メチルオクタヒドロ−2H−シクロペンタ[b]ピラジン−2−オン
【化98】
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【0527】
段階1:tert−ブチル[(1S,2S)−2−アミノシクロペンチル]カーバメート(900mg、4.49mmol)(Sigma Aldrichから購入)をアセトニトリル(13mL)に溶解した。炭酸カリウム(932mg、6.74mmol)およびクロロ酢酸エチル(0.577mL、5.39mmol)を加え、得られた混合物を55℃で終夜加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、減圧下に濃縮した。残留物をEtOAcに取り、水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、N−{(1S,2S)−2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロペンチル}グリシンエチルを得た。
【0528】
段階2:N−{(1S,2S)−2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロペンチル}グリシンエチル(910mg、3.18mmol)をジオキサン(16mL)に溶解し、HCl(ジオキサン中4M、7.5mL、30.0mmol)を加えた。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を減圧下に濃縮して、N−[(1S,2S)−2−アミノシクロペンチル]グリシンエチル(HCl塩)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
【0529】
段階3:N−[(1S,2S)−2−アミノシクロペンチル]グリシンエチル(HCl塩)(708mg、3.18mmol)をエタノール(16mL)に溶かし、トリエチルアミン(4.43mL、31.8mmol)を加えた。得られた混合物を撹拌し、85℃で24時間加熱した。混合物を冷却し、減圧下に濃縮した。酢酸エチルを残留物に加え、得られたスラリーを濾過した。濾液を減圧下に濃縮して、(4aS,7aS)−オクタヒドロ−2H−シクロペンタ[b]ピラジン−2−オンを得て、それをそれ以上精製せずに用いた。H NMR(500MHz、CDCl)δ6.31(s、1H)、3.68−3.67(m、2H)、3.23−3.17(m、1H)、2.86−2.81(m、1H)、1.97−1.82(m、5H)、1.49−1.40(m、2H)。
【0530】
段階4:バイアルに、フッ化カリウム(163mg、2.81mmol)、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1、250mg、0.562mmol)、(4aS,7aS)−オクタヒドロ−2H−シクロペンタ[b]ピラジン−2−オン(189mg、1.349mmol)、DMSO(1730μL)およびDIEA(491μL、2.81mmol)を入れた。バイアルにキャップを取り付け、100℃で終夜加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0%から20%MeOH/DCM)による精製によって、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(4aS,7aS)−3−オキソオクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2730ClNO[M+H]の計算値:504、実測値:504。
【0531】
段階5:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(4aS,7aS)−3−オキソオクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(282mg、0.559mmol)をDMF(5595μL)に溶解し、水素化ナトリウム(22.38mg、0.559mmol)およびヨードメタン(87μL、1.399mmol)を加えた。混合物を1時間撹拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えることで反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から20%MeOH/DCM)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(4aS,7aS)−4−メチル−3−オキソオクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを褐色泡状物として得た。MS ESI C2832ClNO[M+H]の計算値:518、実測値:518。
【0532】
段階6:原料として4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(4aS,7aS)−4−メチル−3−オキソオクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(185mg、0.357mmol)を用い、実施例3.1段階2と同様にして、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N’−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(4aS,7aS)−4−メチル−3−オキソオクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを製造した。MS ESI C2835ClN[M+H]の計算値:551、実測値:551。
【0533】
段階7:原料として4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N’−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(4aS,7aS)−4−メチル−3−オキソオクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミド(197mg、0.357mmol)を用い、クロマトグラフィー用の溶出液としてDCM中の0%から20%メタノールを用い、実施例3.1段階3と同様にして、(4aS,7aS)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−1−メチルオクタヒドロ−2H−シクロペンタ[b]ピラジン−2−オンを製造した。MS ESI C2933ClN[M+H]の計算値:577、実測値:577。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.89(s、1H)、8.98(d、J=2.0Hz、1H)、8.81(d、J=2.0Hz、1H)、8.49(t、J=2.0Hz、1H)、8.04(s、1H)、4.31−4.28(m、1H)、3.88−3.84(m、2H)、3.69−3.61(m、3H)、2.88(s、3H)、2.34−2.24(m、1H)、2.31−2.04(m、1H)、1.89−1.75(m、2H)、1.70−1.61(m、1H)、1.47−1.33(m、3H)、1.25−1.20(m、2H)、1.08−0.98(m、1H)、0.85−0.82(m、1H)、0.73−0.60(m、5H)、0.62−0.33(m、2H)。
【0534】
実施例3.127および3.128:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(4aR,8aR)−オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンおよび3−{2−[(4aR,8aR)−6−ベンジルオクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化99】
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【0535】
DCM(3.2mL)に溶かした(4aR,8aR)−1−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]オクタヒドロ−6H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−6−カルボン酸ベンジル(実施例3.126、製造例3.1および製造例3.2を原料として実施例3.1と同様にして製造、58.7mg、0.08mmol)に、0℃で、アルゴン雰囲気下、ヨードトリメチルシラン(60μL、0.42mmol)を加えた。反応液を室温で1時間撹拌した。イソプロパノール(1.5mL)および炭酸ナトリウム水溶液(2M、3mL)を加え、二層反応液を1時間撹拌した。有機層を分離し、水層をDCMで抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を質量トリガー逆相(C−18)分取HPLC(アセトニトリル:水:0.1体積%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(4aR,8aR)−オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンをTFA塩として得た。MS ESI C2833ClN[M+H]の計算値:565、実測値:565。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.94(s、1H)、8.95(s、1H)、8.83(d、J=2.0、1H)、8.63(s、1H)、8.47(s、1H)、8.13(s、1H)、4.01−3.86(m、3H)、3.72−3.57(m、3H)、3.54−3.48(m、2H)、3.10−2.92(m、3H)、2.74(s、1H)、1.46−1.39(m、1H)、1.37−1.29(m、2H)、1.06(s、1H)、0.81(s、1H)、0.76−0.67(m、6H)、0.53(s、1H)、0.48−0.31(m、3H)。3−{2−[(4aR,8aR)−6−ベンジルオクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンも単離した。MS ESI C3539ClN[M+H]の計算値:655、実測値:655。
【0536】
実施例3.141:3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2S,4R)−2−(ジフルオロメチル)−4−メトキシピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化100】
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【0537】
段階1:バイアルに、((2S,4R)−4−メトキシピロリジン−2−イル)メタノール、HCl(0.303g、1.81mmol)、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1)(0.805g、1.810mmol)、フッ化カリウム(0.210g、3.62mmol)、DMSO(4mL)およびDIEA(0.948mL、5.43mmol)を加えた。反応バイアルにキャップを取り付け、100℃で8時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水および次にブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2S,4R)−2−(ヒドロキシメチル)−4−メトキシピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2631ClN[M+H]の計算値:495、実測値:495。
【0538】
段階2:オキザリルクロライド(0.160mL、1.826mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液を−78℃に冷却し、DMSO(0.259mL、3.65mmol)のジクロロメタン(2.5mL)中溶液をゆっくり加えた。反応液を−60℃に昇温した。10分間撹拌後、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2S,4R)−2−(ヒドロキシメチル)−4−メトキシピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(452mg、0.913mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液をゆっくり加えた。反応液を−40℃で30分間撹拌した。次に、トリエチルアミン(0.764mL、5.48mmol)を加え、反応液を室温に昇温し、終夜撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO水溶液(30mL)で反応停止した。ジクロロメタン層を分離した。水層をジクロロメタン(20mL)で抽出した。合わせたジクロロメタン層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、EtOAc/イソヘキサンで溶出を行うカラムシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2S,4R)−2−ホルミル−4−メトキシピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2629ClN[M+H]の計算値:493、実測値:493。
【0539】
段階3:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2S,4R)−2−ホルミル−4−メトキシピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(360mg、0.730mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、−60℃でdeoxofluor(0.296mL、1.606mmol)を滴下した。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を、0℃で5%NaCO水溶液(30mL)で反応停止した。ジクロロメタン層を分離した。水層をジクロロメタン(20mL)で抽出した。合わせたジクロロメタン層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2S,4R)−2−(ジフルオロメチル)−4−メトキシピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを含む粗残留物を次の段階で用いた。MS ESI C2629ClFO[M+H]の計算値:515、実測値:515。
【0540】
段階4および5:実施例3.1(段階2および段階3)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2S,4R)−2−(ジフルオロメチル)−4−メトキシピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを原料として、3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2S,4R)−2−(ジフルオロメチル)−4−メトキシピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン・TFA塩を製造した。MS ESI C2730ClF[M+H]の計算値:574、実測値:574。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ8.97(s、1H);8.79(s、1H);8.50(s、1H);7.90(s、1H);6.17(t、J=56.1Hz、1H);4.85(brs、1H);4.08(s、1H);3.79−3.85(m、3H);3.52−3.60(m、1H);3.21(s、3H);2.31(dd、J=13.8、7.6Hz、1H);2.00−2.06(m、1H);1.36(brs、3H);1.02(brs、3H);0.86(d、J=12.5Hz、1H);0.67(d、J=6.5Hz、3H);0.39−0.67(m、4H)。
【0541】
実施例3.172:3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(ピリジン−2−イルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化101】
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【0542】
段階1:パイレックス管中、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1)(0.5g、1.128mmol)のトルエン(5mL)中溶液に、2−アミノピリジン(0.127g、1.35mmol)およびBINAP(35mg、0.056mmol)を加え、反応混合物をアルゴンで5分間脱気した。Pd(dba)(51mg、0.056mmol)およびカリウムtert−ブトキシド(0.189g、1.69mmol)を加え、管にキャップを取り付け、100℃で17時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、溶媒を減圧下に除去した。残留物を酢酸エチル(20mL)に溶かし、水(5mL)およびブライン(5mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、溶出液として40%酢酸エチル/石油エーテルを用いるシリカゲルカラムで精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(ピリジン−2−イルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ES/APCI C2524ClN[M+H]の計算値:458、実測値:458。
【0543】
段階2および3:実施例3.1(段階2および3)に記載のものと同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(ピリジン−2−イルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(ピリジン−2−イルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩)に変換した。H NMR(400MHz、CDOD):δ8.81(s、1H)、8.33(s、1H)、8.26(d、J=4.4Hz、1H)、8.20(t、J=8.8Hz、1H)、8.11(s、1H)、7.66(d、J=8.8Hz、1H)、7.28−7.11(m、2H)、3.92(d、J=6.4Hz、2H)、1.55(d、J=12.4Hz、2H)、1.26−1.04(m、4H)、0.97−0.84(m、2H)、0.79(d、J=6.4Hz、3H)、0.71−0.55(m、2H)。MS ES/APCI C2625ClN[M+H]の計算値:517、実測値:517。
【0544】
実施例3.173:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(ピリジン−2−イルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸
【化102】
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【0545】
パイレックス管に、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(ピリジン−2−イルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(実施例3.172、段階1)(60mg、0.131mmol)を入れ、濃HCl(2mL)を加えた。管にキャップを取り付け、80℃で2時間加熱した。反応混合物を濃縮し、得られた残留物を逆相分取HPLC(Kromasil C18、水/アセトニトリル+0.1%TFA)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(ピリジン−2−イルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸(TFA塩)を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ8.83(s、1H)、8.82(s、1H)、8.74(s、1H)、8.51(s、1H)、8.26−8.22(m、2H)、7.99(s、1H)、7.33−7.32(m、1H)、4.07(d、J=6.4Hz、2H)、1.52(d、J=12.1Hz、2H)、1.20−1.09(m、2H)、0.94−0.80(m、4H)、0.77(d、J=6.5Hz、3H)、0.62−0.56(m、2H)。MS ES/APCI C2525ClN[M+H]の計算値:477、実測値:477。
【0546】
実施例3.174:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[メチル(フェニル)アミノ]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化103】
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【0547】
段階1:2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1、500mg、1.35mmol)のトルエン(5mL)中溶液に、アニリン(0.13mL、1.48mmol)およびクロロ[2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−3,6−ジメトキシ−2′,4′,6′−トリイソプロピル−1,1′−ビフェニル][2−(2−アミノエチル)フェニル]パラジウム(II)(BrettPhosプレ触媒、107mg、0.135mmol)を加え、窒素で10分間パージすることで反応液を脱酸素した。THF(2mL)中のナトリウムtert−ブトキシド(194mg、2.02mmol)を加え、反応液を再度窒素で5分間パージした。反応フラスコを密閉し、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、層を分離した。有機層を水(25mLで2回)、次に飽和ブライン溶液(25mL)で洗浄した。有機層を無水NaSOで脱水し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラム(30%EtOAc/石油エーテル)で精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(フェニルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ES/APCI C2625ClN[M+H]の計算値:457、実測値:457。
【0548】
段階2:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(フェニルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(200mg、0.438mmol)を含むバイアルに、DMF(4mL)を加え、次にヨウ化メチル(68mg、0.481mmol)および炭酸カリウム(121mg、0.877mmol)を加え、バイアルを密閉し、60℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、溶出液として15%酢酸エチル/石油エーテルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[メチル(フェニル)アミノ]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ES/APCI C2727ClN[M+H]の計算値:471、実測値:471。
【0549】
段階3および4:実施例3.1(段階2および3)に記載の手順と同様の手順を用いて、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[メチル(フェニル)アミノ]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[メチル(フェニル)アミノ]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩)に変換した。MS ES/APCI C2828ClN[M+H]の計算値:530、実測値:530。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ12.95(s、1H)、8.82(d、J=3.5Hz、2H)、8.40(bs、1H)、7.96(s、1H)、7.35(t、J=7.1Hz、2H)、7.10−7.00(m、3H)、3.45(s、2H)、3.35(bs、3H)、1.42−1.40(m、2H)、1.02−0.97(m、2H)、0.85−0.83(m、2H)、0.70(d、J=6.4Hz、3H)、0.59−0.53(m、4H)。
【0550】
実施例3.175:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[メチル(フェニル)アミノ]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸
【化104】
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【0551】
密閉式管中、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[メチル(フェニル)アミノ]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(実施例3.174段階2、160mg、0.339mmol)のメタノール(2mL)中溶液に、30%水酸化ナトリウム溶液(4mL)を加えた。管を密閉し、80℃で14時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、1.5M HCl溶液を加えることで中和した。溶液を酢酸エチルで抽出した(25mLで4回)。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、分取HPLC(Kromasil C18、水/アセトニトリル+0.1%TFA調整剤)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[メチル(フェニル)アミノ]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸(TFA塩)を得た。MS ES/APCI C2728ClN[M+H]の計算値:490、実測値:490。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ12.79(bs、1H)、8.78(d、J=12.8Hz、2H)、8.30(s、1H)、7.82(s、1H)、7.26(t、J=7.6Hz、2H)、6.96−6.87(m、3H)、3.40−3.30(m、2H)、3.21(s、3H)、1.46−1.42(m、2H)、1.26−1.01(m、4H)、0.86−0.84(m、3H)、0.73−0.71(m、4H)。
【0552】
上記で記載の方法に従い、または上記のものと類似の手順を用いて、表3中の化合物を製造した。場合により、標準的な技術を用いるキラルカラムでのクロマトグラフィーによって、エナンチオマーまたはジアステレオマーを分離した。製造例3.1のブロミドに代えて用いたアミン類は上記で記載されているか、市販されているか、文献で公知であるか、文献で容易に使用可能な方法を用いて製造することができる。
【0553】
表3
【表3】
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【0554】
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【0555】
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【0556】
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【0557】
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【0558】
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【0559】
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【0560】
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【0561】
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【0562】
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【0563】
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【0564】
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【0565】
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【0566】
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【0567】
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【0568】
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【0569】
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【0570】
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【0571】
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【0572】
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【0573】
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【0574】
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【0575】
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【0576】
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【0577】
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【0578】
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【0579】
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【0580】
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【0581】
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【0582】
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【0583】
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【0584】
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【0585】
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【0586】
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【0587】
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【0588】
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【0589】
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【0590】
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【0591】
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【0592】
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【0593】
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【0594】
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【0595】
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【0596】
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【0597】
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【0598】
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【0599】
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【0600】
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【0601】
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【0602】
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【0603】
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【0604】
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【0605】
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【0606】
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【0607】
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【0608】
図式5
【化105】
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【0609】
図式6
【化106】
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【0610】
製造例4.1:1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エタノン
【化107】
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【0611】
段階1:トランス−4−メチルシクロヘキサンカルボン酸(100g、0.70mol)のDMF(1.2リットル)中溶液に、室温でHATU(294g、0.77mol)およびDIPEA(273g、2.1mol)を加えた。0.5時間撹拌後、TLCで原料が残っていないことが示された(石油エーテル/酢酸エチル=5:1)。次に、N,Ο−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(75.5g、0.77mol)をゆっくり加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。TLC(石油エーテル/酢酸エチル=5:1)により、反応が完了していることが示された。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で2回洗浄し、ブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮して、粗トランス−N−メトキシ−N,4−ジメチルシクロヘキサンカルボキサミドを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
【0612】
段階2:トランス−N−メトキシ−N,4−ジメチルシクロヘキサンカルボキサミド(130g、0.7mol)のTHF(1.2リットル)中の撹拌溶液に、0℃でMeMgBr(352mL、1.1mol、3mol/L)をゆっくり滴下した。混合物を室温で2時間撹拌した。TLCにより原料が残っていないことが示された(石油エーテル/酢酸エチル=5:1)。混合物を0から5℃に冷却し、飽和NHCl(0.1リットル)およびHO(2リットル)を加えることで反応停止した。混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗1−{トランス−4−メチルシクロヘキシル)エタノンを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。H NMR(400MHz、CDCl)δ:2.27−2.19(m、1H)、2.10(s、3H)、1.90(d、J=12.8Hz、2H)、1.70(d、J=12.8Hz、2H)、1.35−1.23(m、3H)、0.96−0.85(m、5H)。
【0613】
製造例4.2:tert−ブチル(3−アミノ−2,6−ジクロロピリジン−4−イル)カーバメート
【化108】
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【0614】
段階1:氷浴で冷却下、2,6−ジクロロピリジン−4−アミン(100g、0.617mol)を、濃HSO(415mL)に少量ずつゆっくり加えた。混合物を0℃に冷却して、硝酸(250mL)を0℃で滴下した。混合物を室温で2時間撹拌した。TLC(石油エーテル/酢酸エチル=2:1)により、反応が完結していることが示された。混合物を砕いた氷に投入し、30分間撹拌した。得られた沈澱を濾過によって回収し、水で洗浄して、粗N−(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)ニトラミドを黄色固体を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
【0615】
段階2:N−(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)ニトラミド(205g粗、0.617mol)を、室温で注意深く濃HSO(800mL)に加えた。次に、反応混合物を80℃で2時間撹拌した。TLC(石油エーテル/酢酸エチル=2:1)で、反応が完了していることが示された。混合物を室温に冷却し、砕いた氷に投入した。混合物を0℃に冷却して、NaOHおよびNHOHで中和した。得られた沈澱を濾過によって回収し、水で洗浄した。得られた沈澱を酢酸エチルに溶かし、NaSOで脱水し、濃縮して、粗2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−アミンを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。H NMR(400MHz、CDCl)δ:7.64(s、2H)、6.86(s、1H)。
【0616】
段階3:2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−アミン(50g、0.24mol)および(Boc)O(78.5g、0.36mol)をテトラヒドロフラン(0.4リットル)に溶かした。次に、混合物を−70℃に冷却した。NaHMDS/THF(725mL、0.725mol、1mol/L)を混合物に滴下した。得られた混合物を−70℃で2時間撹拌した。TLC(石油/酢酸エチル=5:1)により、反応が完了していることが示された。混合物を氷水に投入し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗tert−ブチル(2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−イル)カーバメートを黄色固体として得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。H NMR(400MHz、CDCl)δ:8.27(s、1H)、7.78(s、1H)、1.38(s、9H)。
【0617】
段階4:tert−ブチル(2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−イル)カーバメート(65g、0.212mol)を、H下、ラネー−Ni(12.5g)のエタノール(1.5リットル)中混合物に加えた。混合物を50℃で3時間撹拌した。TLC(石油/酢酸エチル=5:1)により、tert−ブチル(2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−イル)カーバメートのほとんどが消費されていることが示された。混合物を濾過し、濾液を濃縮して、粗tert−ブチル(3−アミノ−2,6−ジクロロピリジン−4−イル)カーバメートを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。H NMR(400MHz、CDCl)δ:7.84(s、1H)、6.85(s、1H)、1.54(s、9H)。
【0618】
製造例4.3:4,6−ジクロロ−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン
【化109】
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【0619】
段階1:tert−ブチル(3−アミノ−2,6−ジクロロピリジン−4−イル)カーバメート(85g、0.306mol)および1−{トランス−4−メチルシクロヘキシル)エタノン(64g、0.46mol)のトルエン(1.3リットル)中混合物に、p−TsOH・HO(3.4g、0.018mol)を加えた。混合物をディーン−スタークトラップで14時間加熱還流した。TLC(石油/酢酸エチル=5:1)により、tert−ブチル(3−アミノ−2,6−ジクロロピリジン−4−イル)カーバメートの約2/3が消費されたことが示された。溶媒を減圧下に除去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル)によって精製して、粗tert−ブチル(2,6−ジクロロ−3−((1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチリデン)アミノ)ピリジン−4−イル)カーバメートを得た。
【0620】
段階2:tert−ブチル(2,6−ジクロロ−3−((1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチリデン)アミノ)ピリジン−4−イル)カーバメート(80g、0.2mol)および酢酸(60mL)のエタノール(1.2リットル)中混合物に、NaCNBH(100g、1.59mol)を加えた。混合物を50℃で4時間加熱した。TLC(石油エーテル/酢酸エチル=8:1)により、反応が完了していることが示された。反応混合物を冷却し、氷水に投入し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、濃縮して、粗tert−ブチル(2,6−ジクロロ−3−((1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル)アミノ)ピリジン−4−イル)カーバメートを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。
【0621】
段階3:粗tert−ブチル(2,6−ジクロロ−3−((1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル)アミノ)ピリジン−4−イル)カーバメート(70g、0.17mol)をHCl/ジオキサン溶液(550mL、4mol/L)に溶かした。混合物を50℃で12時間加熱した。TLC(石油エーテル/酢酸エチル=5:1)により、反応が完了していることが示された。白色固体が現れた。溶媒を減圧下に除去した。残留物をメチルtert−ブチルエーテルで洗浄して、粗2,6−ジクロロ−N−(1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル)ピリジン−3,4−ジアミンを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:6.63(s、1H)、3.16−3.13(m、1H)、1.84−1.76(m、2H)、1.67(bs、2H)、1.39(bs、1H)、1.25(bs、1H)、1.10−0.96(m、5H)、0.89−0.81(m、5H)。
【0622】
段階4:2,6−ジクロロ−N−(1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル)ピリジン−3,4−ジアミン(35g、0.116mol)のオルトギ酸トリエチル(200mL、1.16mol)中の懸濁液を、100℃で3時間撹拌した。TLC(石油エーテル/酢酸エチル=3/1)により、反応が完了していることが示された。溶媒を減圧下に除去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1)によって精製して、粗生成物を得て、それを石油エーテル/酢酸エチル=10:1の混合物で洗浄して、4,6−ジクロロ−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:8.85(s、1H)、7.86(s、1H)、4.98(bs、1H)、1.76−1.67(m、3H)、1.58−1.56(m、4H)、1.23−1.20(m、2H)、1.07−0.99(m、2H)、0.84−0.79(m、5H)。MS ESI C1519Cl[M+H]の計算値:312、実測値:312。
【0623】
実施例4.1および実施例4.2:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(1R)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンおよび3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(1S)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ジアステレオマー1およびジアステレオマー2)
【化110】
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【0624】
段階1:乾燥機乾燥し、窒素を流しておいたフラスコ中、ラセミの4,6−ジクロロ−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(製造例4.3)(5g、16mmol)、5−クロロピリジン−3−ボロン酸(2.77g、17.61mmol)、炭酸セシウム(15.65g、48mmol)および1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−二塩化パラジウム(II)(1.17g、1.6mmol)を合わせた。ジオキサン(43mL)および水(10.6mL)を加え、バイアルにキャップを取り付け、90℃で3時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、ラセミの6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。MS ESI C2022Cl[M+H]の計算値:389、実測値:389。
【0625】
段階2:乾燥機乾燥させた窒素冷却フラスコ中、酢酸パラジウム(II)(286mg、1.27mmol)および(R)−(+)−2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフチル(793mg、1.27mmol)を入れた。N,N−ジメチルアセトアミド(76mL)を加え、窒素(スパージ)で3分間脱気した。硫酸(0.068mL、1.27mmol)を加え、窒素(スパージ)で3分間脱気した。フラスコを密閉し、80℃で30分間加熱した。混合物を室温に冷却し、ラセミ6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(4.96g、12.7mmol)、シアン化亜鉛(748mg、6.37mmol)および亜鉛(83mg、1.27mmol)を含む別の窒素パージしたフラスコに加えた。フラスコを窒素で5分間パージし、密閉し、80℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、ラセミ4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2122ClN[M+H]の計算値:380、実測値:380。
【0626】
段階3:脱気クロロホルム(38mL)中で撹拌したラセミの4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(4.14g、7.63mmol)の室温溶液に、N−ブロモコハク酸イミド(4.07g、22.9mmol)を加えた。反応液を1.5時間加熱還流した。混合物を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(2回)およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から80%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、ラセミの2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。得られたラセミ体を、キラル超臨界液体クロマトグラフィー(Chiralpak IB、21×250mm、25%メタノール/CO)によって精製して、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1S)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルおよび2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1R)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。先に溶出するエナンチオマー1:MS ESI C2121BrClN[M+H]の計算値:458、実測値:458。後で溶出するエナンチオマー2:MS ESI C2121BrClN[M+H]の計算値:458、実測値:458。
【0627】
別法として、ラセミの4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(段階2)を、製造例15.1に記載の方法に従って、そのエナンチオマーに分割し、上記の条件を用いて、または別の条件(35℃でのTHF中のリン酸水素二ナトリウムおよび1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、実施例2.1段階1および製造例3.1段階3に記載)を用いて臭素化して、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1S)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルおよび2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1R)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。
【0628】
段階4:バイアルに、先に溶出するエナンチオマー1:2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(150mg、0.327mmol)、(4aR,7aR)−オクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン(83mg、0.654mmol)、フッ化カリウム(95mg、1.64mmol)、DMSO(1mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.286mL、1.64mmol)を加えた。バイアルを密閉し、100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水および次にブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2833ClNO[M+H]の計算値:505、実測値:505。
【0629】
段階5:ヒドロキシルアミン塩酸塩(27.2mg、0.39mmol)、重炭酸ナトリウム(49.4mg、0.59mmol)および水(0.392mL)をバイアル中で合わせ、15分間撹拌した。この溶液を、エタノール(0.915mL)に溶かした4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(99mg、0.196mmol)を含むバイアルに加えた。混合物を密閉し、100℃で1時間加熱した。反応液を室温に冷却し、水で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−N−ヒドロキシ−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを得た。MS ESI C2836ClN[M+H]の計算値:538、実測値:538。
【0630】
段階6:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−N−ヒドロキシ−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミド(105mg、0.195mmol)および1,1′−カルボニルジイミダゾール(34.8mg、0.215mmol)のアセトニトリル(1.9mL)に溶かした溶液に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.117mL、0.781mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応液を水で洗浄し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から10%メタノール/ジクロロメタン、次に0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを得た。MS ESI C2934ClN[M+H]の計算値:564、実測値:564。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.90(s、1H)、8.92(d、J=1.7、1H)、8.81(d、J=2.4、1H)、8.45(t、J=2.1、1H)、8.14(s、1H)、4.04−3.93(m、1H)、3.76(dd、J=9.8、11.8、1H)、3.61(s、1H)、3.45(q、J=7.8、2H)、3.16−3.05(m、1H)、2.74(dd、J=9.5、12.0、1H)、2.11(s、1H)、1.94−1.85(m、1H)、1.71−1.64(m、2H)、1.63−1.48(m、5H)、1.31−1.16(m、2H)、1.15−1.05(m、1H)、0.98(ブロード、1H)、0.92(d、J=6.5、1H)、0.87−0.72(m、2H)、0.69(d、J=6.5、3H)、0.55−0.40(m、1H)、0.35−0.20(m、1H)、0.18−0.10(m、1H)。
【0631】
上記の段階3で製造された遅く溶出するエナンチオマー2を原料とし、段階4から6に記載のものと同じ化学を用いて、ジアステレオマー2:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(1SまたはR)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを得た。MS ESI C2934ClN[M+H]の計算値:564、実測値:564。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.86(s、1H)、8.83(d、J=2.4、1H)、8.75(d、J=1.6、1H)、8.30(t、J=2.0、1H)、8.13(s、1H)、4.03−3.91(m、2H)、3.77(dd、J=9.5、11.8、1H)、3.47(dd、J=9.5、17.7、1H)、3.06(dd、J=8.0、19.3、2H)、2.89(dd、J=9.2、12.0、1H)、1.97(s、1H)、1.91−1.81(m、1H)、1.70−1.43(m、6H)、1.39−1.31(m、1H)、1.24−1.14(m、4H)、1.11−0.96(m、1H)、0.92(d、J=6.5、1H)、0.86−0.77(m、1H)、0.74(d、J=6.5、3H)、0.63−0.43(m、3H)。
【0632】
上記の手順と同様の手順を用いて、表4中の下記の化合物(実施例4.1および4.2以外)を製造した。
【0633】
表4
【表4】
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【0634】
[この文献は図面を表示できません]
【0635】
[この文献は図面を表示できません]
【0636】
[この文献は図面を表示できません]
【0637】
[この文献は図面を表示できません]
【0638】
[この文献は図面を表示できません]
【0639】
図式7
【化111】
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【0640】
図式8
【化112】
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【0641】
製造例5.1:3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−2−((R)−2−メチルピペラジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化113】
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【0642】
段階1:マイクロ波バイアルに、(R)−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(Astatechから購入)(180mg、0.899mmol)、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(200mg、0.450mmol、製造例3.1)、フッ化カリウム(78mg、1.349mmol)、DMSO(1mL)およびDIEA(0.236mL、1.349mmol)を加えた。反応バイアルにキャップを取り付け、100℃で終夜加熱した。混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈した。混合物を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、EtOAc/イソヘキサンで溶出を行うカラムシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、(R)−4−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−シアノ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。MS ESI C3038ClN[M+H]の計算値:564、実測値:564。
【0643】
段階2:実施例2.1(段階5)に記載の手順と同様の手順を用い、(R)−4−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−シアノ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを原料として、(R)−4−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−(N′−ヒドロキシカルバミミドイル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを製造した。MS ESI C3041ClN[M+H]の計算値:597、実測値:597。
【0644】
段階3:実施例2.1(段階6)に記載の手順と同様の手順を用い、(R)−4−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−(N′−ヒドロキシカルバミミドイル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを原料として、(R)−4−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを製造した。MS ESI C3139ClN[M+H]の計算値:623、実測値:623。
【0645】
段階4:(R)−4−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(164mg、0.263mmol)の1,4−ジオキサン(1mL)中の撹拌溶液に、室温で、HCl溶液/1,4−ジオキサン(4.0M、1.0mL、4.0mmol)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。溶媒を減圧下に留去して、3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−2−((R)−2−メチルピペラジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(HCl塩)を得た。MS ESI C2631ClN[M+H]の計算値:523、実測値:523。
【0646】
製造例5.2:(4aR,7aR)−オクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン
【化114】
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【0647】
(4aR,7aR)−オクタヒドロ−2H−シクロペンタ[b]ピラジン−2−オン(実施例3.120段階1から3と同様にして製造)(570mg、4.07mmol)のTHF(27mL)中の冷却(0℃)溶液に、LAH(THF中2.0M 4.07mL、8.14mmol)を5分間かけて滴下した。添加完了後、混合物に還流冷却管とともにキャップを取り付け、65℃で14時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、硫酸ナトリウム・10水和物(1.3g)を加えることで注意深く反応停止した。反応混合物をセライト(登録商標)で濾過し、フィルターケーキを酢酸エチルで洗浄した。合わせた濾液を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に溶媒留去し、真空乾燥して、(4aR,7aR)−オクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジンを得た。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ2.75−2.69(m、2H)、2.55−2.50(m、2H)、2.13−2.07(m、4H)、1.66−1.59(m、2H)、1.57−1.51(m、2H)、1.22−1.12(m、2H)。
【0648】
実施例5.1:3−(2−((R)−4−アセチル−2−メチルピペラジン−1−イル)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化115】
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【0649】
3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−2−((R)−2−メチルピペラジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(HCl塩、31.3mg、0.056mmol)のDMF(1mL)中の撹拌下の0℃冷却溶液に、酢酸(6.73mg、0.112mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(29.0mg、0.224mmol)およびHATU(42.6mg、0.112mmol)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮した。残留物をアセトニトリル/水+0.1%TFAで溶出を行う分取逆相HPLC(C−18)によって精製して、3−(2−((R)−4−アセチル−2−メチルピペラジン−1−イル)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン・TFA塩を得た。MS ESI C2833ClN[M+H]の計算値:565、実測値:565。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.88(brs、1H)、8.96(d、J=1.8Hz、1H)、8.81(d、J=2.3Hz、1H)、8.50(s、1H)、7.99(d、J=1.8Hz、1H)、4.00−3.57(m、5H)、3.53−3.16(m、4H)、2.05(d、J=22.2Hz、3H)、1.38−1.32(m、2H)、1.20−1.12(m、3H)、1.04−0.87(m、2H)、0.67−0.50(m、7H)、0.44−0.33(m、2H)。
【0650】
実施例5.5:3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2R,6R)−2,6−ジメチル−4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化116】
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【0651】
反応容器に、DMF(1.0mL)に懸濁させた3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2R,6R)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル、製造例3.1および(3R,5R)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル、Enamineから購入、0.025g、0.047mmolを原料として、製造例5.1と同じ方法で製造)を加えた。反応液に、メタンスルホニルクロライド(0.011g、0.093mmol)を加えた。反応液を環境温度で2時間撹拌した。反応液をシリンジフィルターに通し、濾液を逆相分取HPLC(0:100から95:5アセトニトリル:水:0.1体積%TFA調整剤)によって精製して、3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2R,6R)−2,6−ジメチル−4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン・TFA塩を得た。MS ESI C2835ClNS[M+H]の計算値:615、実測値:615。H NMR(600MHz、DMSO)δ8.94(d、J=1.7、1H)、8.80(d、J=2.3、1H)、8.47(s、1H)、8.11(s、1H)、3.81(m、3H)、3.70(m、1H)、2.92(s、3H)、1.36(m、3H)、1.05(m、8H)、0.80(m、1H)、0.75(m、J=6.5、8H)、0.50(m、1H)、0.33(m、2H)。
【0652】
実施例5.6:(3R,5R)−4−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸エチル
【化117】
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【0653】
反応容器に、エタノール(0.009g、0.195mmol)、DMSO(0.14mL)、DIEA(0.065mL、0.37mmol)およびN,N′−ジスクシニミジルカーボネート(0.047g、0.18mmol)を加えた。反応バイアルを密閉し、環境温度で12時間撹拌した。反応液に、3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2R,6R)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル、製造例3.1および(3R,5R)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル、Enamineから購入;0.015g、0.028mmolを原料として、製造例5.1と同じ方法で製造)およびDMSO(0.14mL)を加えた。反応バイアルを密閉し、環境温度で12時間撹拌した。反応液をシリンジフィルターに通し、濾液を逆相分取HPLC(0:100から95:5アセトニトリル:水:0.1体積%TFA調整剤)によって精製して、(3R,5R)−4−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸エチル・TFA塩を得た。MS ESI C3037ClN[M+H]の計算値:609、実測値:609。H NMR(500MHz、DMSO−d):δ12.89(s、1H)、8.96(s、1H)、8.82(s、1H)、8.49(s、1H)、8.12(s、1H)、4.03−4.10(m、2H)、3.84−3.89(m、2H)、3.71(s、4H)、3.60−3.63(m、2H)、1.37(dd、J=28.9、12.7Hz、2H)、1.19(t、J=7.1Hz、3H)、0.99−1.05(m、7H)、0.80−0.90(m、1H)、0.65−0.72(m、6H)、0.52(d、J=12.3Hz、1H)、0.36(m、2H)。
【0654】
実施例5.7:(3R,5R)−4−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−N−エチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキサミド
【化118】
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【0655】
反応容器に、3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((2R,6R)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル、製造例3.1および(3R,5R)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル、Enamineから購入;0.015g、0.028mmolを原料として、製造例5.1と同じ方法で製造)、DMF(0.5mL)、DIEA(0.009g、0.052mmol)およびイソシアナトエタン(0.0013mL、0.026mmol)を加えた。反応バイアルを密閉し、環境温度で2時間撹拌した。反応液をDMSO(0.5mL)で希釈し、シリンジフィルターに通した。濾液を逆相分取HPLC(0:100から95:5アセトニトリル:水/0.1体積%TFA調整剤)によって精製して、(3R,5R)−4−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−N−エチル−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキサミド・TFA塩を得た。MS ESI C3038ClN[M+H]の計算値:608、実測値:608。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.88(s、1H)、8.96(s、1H)、8.82(s、1H)、8.49(d、1H)、8.16(d、1H)、6.58(s、1H)、3.91(m、1H)、3.67(m、4H)、3.19(m、3H)、1.38(dd、2H)、1.01(m、11H)、0.83(m、1H)、0.67(m、7H)、0.53(m、1H)、0.36(m、2H)。
【0656】
実施例5.19:3−{2−[(4aR,7aR)−4−アセチルオクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化119】
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【0657】
段階1:マイクロ波バイアルに、(4aR,7aR)−オクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン(製造例5.2,295mg、2.338mmol)、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1、800mg、1.799mmol)、フッ化カリウム(209mg、3.60mmol)、DMSO(8mL)およびDIEA(0.942mL、5.40mmol)を加えた。反応バイアルにキャップを取り付け、100℃で終夜加熱した。混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈した。溶液を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(4aR,7aR)−オクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2732ClN[M+H]の計算値:490、実測値:490。
【0658】
段階2:DMSO(1.5mL)中、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(4aR,7aR)−オクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(177mg、0.33mmol)に、酢酸(60.7mg、1.01mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(174mg、1.348mmol)およびHATU(513mg、1.348mmol)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。反応液をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、EtOAc/イソヘキサンで溶出を行うシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−[(4aR,7aR)−4−アセチルオクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2934ClNO[M+H]の計算値:532、実測値:532。
【0659】
段階3および4:実施例2.1(段階5および6)に記載の手順と同様の手順を用い、2−[(4aR,7aR)−4−アセチルオクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを原料として、3−{2−[(4aR,7aR)−4−アセチルオクタヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピラジン−1−イル]−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩)を製造した。MS ESI C3035ClN[M+H]の計算値:591、実測値:591。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.86(s、1H)、8.96(d、J=1.8Hz、1H)、8.80(d、J=2.4Hz、1H)、8.48(t、J=2.1Hz、1H)、7.97(s、1H)、3.90(m、2H)、3.78(dd、J=14.5、9.8Hz、2H)、3.52−3.61(m、4H)、2.02(s、3H)、1.68(m、3H)、1.36(m、2H);1.15(m、1H)、1.02−1.04(m、1H)、0.92−0.94(m、1H)、0.66−0.67(m、7H)、0.38−0.48(m、4H)。
【0660】
表5中の下記化合物(実施例5.1、5.5、5.6、5.7および5.19以外)を、上記の手順と同様の手順を用いて製造した。
【0661】
表5
【表5】
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【0662】
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【0663】
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【0664】
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【0665】
[この文献は図面を表示できません]
【0666】
[この文献は図面を表示できません]
【0667】
[この文献は図面を表示できません]
【0668】
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[この文献は図面を表示できません]
【0669】
図式9
【化120】
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【0670】
実施例6.1:3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((RまたはS)−シクロペンチル(エトキシ)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化121】
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【0671】
段階1:フラスコ中、窒素下、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1段階2の生成物)(500mg、1.367mmol)をTHF(13.7mL)に溶かし、−78℃に冷却し、リチウムマグネシウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イド・ジクロライド(THF中1.0M)(3.01mL、3.01mmol)を加えた。−78℃で45分間撹拌後、シクロペンタンカルボアルデヒド(321μL、3.01mmol)を加え、反応液を−78℃で30分間撹拌してから、冷却浴を外した。1時間かけて室温に昇温後、反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/0%から65%EtOAc)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(シクロペンチル(ヒドロキシ)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2630ClNO[M+H]の計算値:464、実測値:464。H NMR(600MHz、CDOD)δ8.78(d、J=2.1、1H)、8.74(d、J=1.3、1H)、8.27−8.24(m、1H)、8.23(s、1H)、4.68(d、J=9.1、1H)、4.15−3.88(m、2H)、2.73(dd、J=8.0、16.0、1H)、1.99−1.91(m、1H)、1.76−1.54(m、6H)、1.50(d、J=13.3、2H)、1.31−1.22(m、1H)、1.19−1.09(m、1H)、1.02
−0.96(m、1H)、0.92−0.77(m、4H)、0.75(d、J=6.5、3H)、0.60−0.47(m、2H)。
【0672】
段階2:フラスコ中、窒素下、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(シクロペンチル(ヒドロキシ)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(240mg、0.517mmol)をTHF(5.2mL)に溶かし、0℃に冷却し、水素化ナトリウム(41.4mg、1.034mmol)を加えた。ガス発生が止んだら、ヨードエタン(0.125μL、1.552mmol)を加え、反応液を、終夜で室温に昇温させた。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/0%から40%EtOAc)によって精製して、ラセミ4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(シクロペンチル(エトキシ)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。ラセミ物をキラル超臨界液体クロマトグラフィー(Chiralpak IC、21×250mm、2−プロパノール+0.25%ジメチルエチルアミン/CO)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((R)−シクロペンチル(エトキシ)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルおよび4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((S)−シクロペンチル(エトキシ)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。H NMR(600MHz、CDOD)δ8.78(d、J=2.3、1H)、8.75(d、J=1.5、1H)、8.29(t、J=2.0、1H)、8.24(s、1H)、4.65(d、J=8.5、1H)、4.08−3.97(m、2H)、3.59−3.34(m、2H)、2.65−2.54(m、1H)、1.88−1.77(m、1H)、1.73−1.54(m、6H)、1.49(d、J=13.2、2H)、1.30−1.25(m、1H)、1.17(t、J=7.0、3H)、1.15−1.08(m、1H)、1.01−0.95(m、1H)、0.91
−0.76(m、4H)、0.75(d、J=6.6、3H)、0.56−0.45(m、2H)。MS ESI C2834ClNO[M+H]の計算値:492、実測値:492。
【0673】
段階3:実施例2.1(段階5)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((RまたはS)−シクロペンチル(エトキシ)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを原料として、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((RまたはS)−シクロペンチル(エトキシ)メチル)−N′−ヒドロキシ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを製造した。
【0674】
段階4:実施例2.1(段階6)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((RまたはS)−シクロペンチル(エトキシ)メチル)−N′−ヒドロキシ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを原料として、3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((RまたはS)−シクロペンチル(エトキシ)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(エナンチオマー1)を製造した。H NMR(600MHz、CDOD)δ8.80(d、J=1.7、1H)、8.77(d、J=2.3、1H)、8.35−8.34(m、2H)、4.68(d、J=8.3、1H)、4.12−4.01(m、2H)、3.62−3.53(m、1H)、3.47−3.35(m、1H)、2.63−2.54(m、1H)、1.87−1.77(m、1H)、1.76−1.52(m、6H)、1.50(d、J=11.2、2H)、1.36−1.25(m、1H)、1.21−1.15(m、3H)、1.16−1.08(m、1H)、1.05−0.96(m、1H)、0.95−0.77(m、4H)、0.75(d、J=6.6、3H)、0.55−0.44(m、2H)。MS ESI C2935ClN[M+H]の計算値:551、実測値:551。
【0675】
同様にして、3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((SまたはR)−シクロペンチル(エトキシ)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(エナンチオマー2、実施例6.2)を製造した。
【0676】
実施例6.3:5−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((RまたはS)−シクロペンチル(エトキシ)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン
【化122】
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【0677】
実施例2.2(段階1から段階3)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((RまたはS)−シクロペンチル(エトキシ)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを原料として、5−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((RまたはS)シクロペンチル(エトキシ)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(エナンチオマー1)を製造した。H NMR(600MHz、CDOD)δ8.77(d、J=2.1、2H)、8.30(t、J=2.1、1H)、8.26(s、1H)、4.69(d、J=8.2、1H)、4.03(d、J=6.8、2H)、3.64−3.51(m、1H)、3.47−3.35(m、1H)、2.64−2.47(m、1H)、1.85−1.76(m、1H)、1.75−1.53(m、6H)、1.50(d、J=11.3、2H)、1.36−1.28(m、1H)、1.19(d、J=7.0、3H)、1.17−1.09(m、1H)、1.07−0.97(m、1H)、0.96−0.77(m、4H)、0.75(d、J=6.6、3H)、0.58−0.45(m、2H)。MS ESI C2935ClN[M+H]の計算値:551、実測値:551。
【0678】
同様にして、5−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((SまたはR)シクロペンチル(エトキシ)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(エナンチオマー2、実施例6.4)を製造した。
【0679】
実施例6.13:3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−ヒドロキシエチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化123】
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【0680】
段階1:実施例6.1(段階1)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1段階2)および{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}アセトアルデヒドを原料として、2−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−ヒドロキシエチル)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを製造した。
【0681】
段階2:実施例6.1(段階2)に記載の手順と同様の手順を用い、2−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−ヒドロキシエチル)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを原料として、2−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−エトキシエチル)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを製造した。
【0682】
段階3:2−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−エトキシエチル)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルをTHF(3.9mL)に溶かし、0℃に冷却し、TBAF(THF中1M、1.5mL)を加えた。0℃で25分間撹拌後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水と次にブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/0%から10%MeOH)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−ヒドロキシエチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2428ClN[M+H]の計算値:454、実測値:454。
【0683】
段階4:実施例2.1(段階5)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−ヒドロキシエチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを原料として、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−ヒドロキシエチル)−N′−ヒドロキシ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを製造した。
【0684】
段階5:実施例2.1(段階6)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−ヒドロキシエチル)−N′−ヒドロキシ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを原料として、3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−ヒドロキシエチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを製造した。MS ESI C2529ClN[M+H]の計算値:513、実測値:513。H NMR(600MHz、CDOD)δ8.80(s、1H)、8.77(d、J=2.2、1H)、8.35(s、1H)、8.32(s、1H)、4.93(t、J=6.0、1H)、4.08−3.90(m、4H)、3.62(q、J=7.0、2H)、1.51(d、J=11.8、2H)、1.23(t、J=7.0、3H)、1.20−1.11(m、1H)、1.10−0.99(m、1H)、0.99−0.91(m、1H)、0.90−0.78(m、3H)、0.76(d、J=6.5、3H)、0.60−0.47(m、2H)。
【0685】
実施例6.14:3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−メトキシエチル)−3−(((1r,4r)−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化124】
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【0686】
段階1:実施例6.1(段階2)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−ヒドロキシエチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(実施例6.13段階3)およびヨードメタンを原料として、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−メトキシエチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを製造した。MS ESI C2530ClN[M+H]の計算値:468、実測値:468。
【0687】
段階2:実施例2.1(段階5)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−メトキシエチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを原料として、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−メトキシエチル)−N′−ヒドロキシ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを製造した。
【0688】
段階3:実施例2.1(段階6)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−メトキシエチル)−N′−ヒドロキシ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを原料として、3−(4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−エトキシ−2−メトキシエチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを製造した。MS ESI C2631ClN[M+H]の計算値:527、実測値:527。H NMR(600MHz、CDOD)δ8.79(s、1H)、8.77(d、J=2.2、1H)、8.35(s、1H)、8.32(s、1H)、5.06(t、J=6.0、1H)、4.02(d、J=7.4、2H)、3.97−3.81(m、2H)、3.68−3.56(m、2H)、3.37(s、3H)、1.51(d、J=11.2、2H)、1.21(t、J=7.0、3H)、1.18−1.11(m、1H)、1.09−1.00(m、1H)、0.97−0.88(m、1H)、0.88−0.78(m、3H)、0.76(d、J=6.5、3H)、0.58−0.47(m、2H)。
【0689】
上記の手順と同様の手順を用い、表6中の下記化合物(実施例6.1から6.4、6.13および6.14以外)を製造した。
【0690】
表6
【表6】
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【0691】
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【0692】
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【0693】
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【0694】
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【0695】
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【0696】
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【0697】
[この文献は図面を表示できません]
【0698】
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【0699】
図式10
【化125】
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【0700】
実施例7.1:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(RまたはS)−エトキシ(フェニル)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化126】
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【0701】
段階1:実施例6.1段階1と同様にして、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1段階2の生成物)およびベンズアルデヒドを用いて、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヒドロキシ(フェニル)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを製造した。H NMR(600MHz、CDOD)δ8.75(d、J=2.2、1H)、8.69(s、1H)、8.26(s、1H)、8.21(s、1H)、7.48(d、J=7.5、2H)、7.37(t、J=7.5、2H)、7.34−7.28(m、1H)、6.22(s、1H)、3.94(s、2H)、1.40(t、J=14.0、2H)、1.06−0.98(m、1H)、0.83−0.77(m、1H)、0.75−0.68(m、5H)、0.64−0.56(m、1H)、0.51−0.36(m、3H)。MS ESI C2726ClNO[M+H]の計算値:472、実測値:472。
【0702】
段階2:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(ヒドロキシ(フェニル)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(276mg、0.585mmol)のNMP(3mL)中溶液に、水酸化リチウム(28.0mg、1.170mmol)およびヨードエタン(142μL、1.754mmol)を加え、反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/0%から50%EtOAc)によって精製して、ラセミ4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(エトキシ(フェニル)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。得られたラセミ物を、キラル超臨界液体クロマトグラフィー(Chiralpak OJ−H、21×250mm、MeOH/CO)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((R)−エトキシ(フェニル)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルおよび4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((S)−エトキシ(フェニル)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2930ClNO[M+H]の計算値:500、実測値:500。H NMR(600MHz、CDOD)δ8.75(d、J=2.3、1H)、8.70(d、J=1.6、1H)、8.27(s、1H)、8.23(t、J=2.0、1H)、7.49(d、J=7.2、2H)、7.38(t、J=7.3、2H)、7.36−7.31(m、1H)、5.94(s、1H)、4.01−3.85(m、2H)、3.68−3.59(m、2H)、1.44−1.36(m、2H)、1.27(t、J=7.0、3H)、1.07−0.98(m、1H)、0.89−0.78(m、1H)、0.76−0.66(m、5H)、0.64−0.54(m、1H)、0.54−0.46(m、1H)、0.46−0.36(m、2H)。
【0703】
段階3:実施例2.1(段階5および段階6)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((RまたはS)−エトキシ(フェニル)メチル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを原料として、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(RまたはS)−エトキシ(フェニル)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(エナンチオマー1)を製造した。MS ESI C3031ClN[M+H]の計算値:559、実測値:559。H NMR(600MHz、CDOD)δ8.74(t、J=2.1、2H)、8.36(s、1H)、8.29(t、J=2.0、1H)、7.50(d、J=7.3、2H)、7.42−7.37(m、2H)、7.37−7.33(m、1H)、5.96(s、1H)、4.04−3.88(m、2H)、3.70−3.61(m、2H)、1.44−1.36(m、2H)、1.29(t、J=7.0、3H)、1.07−0.98(m、1H)、0.88−0.79(m、1H)、0.78−0.65(m、5H)、0.63−0.53(m、1H)、0.53−0.44(m、1H)、0.44−0.34(m、2H)。
【0704】
同様にして、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(SまたはR)−エトキシ(フェニル)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(実施例7.2、エナンチオマー2)を製造した。
【0705】
上記の手順と同様の手順を用い、表7中の下記化合物(実施例7.1および7.2以外)を製造した。
【0706】
表7
【表7】
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【0707】
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【0708】
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【0709】
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【0710】
図式11
【化127】
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【0711】
図式12
【化128】
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【0712】
実施例8.1:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−フルオロフェニル)カルボニル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化129】
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【0713】
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(表7の実施例7.4、150mg、0.273mmol)のジクロロメタン(4mL)中のスラリーに、室温で、1,1,1−トリアセトキシ−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンズヨードオキソール−3(1H)−オン(127mg、0.301mmol)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、その間に混合物は均一溶液となった。飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、得られた混合物を酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。質量誘導HPLC(アセトニトリル/水+0.1%TFA調整剤)による精製によって、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−フルオロフェニル)カルボニル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩)を白色固体として得た。MS ESI C2824ClFN[M+H]の計算値:547、実測値:547。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ13.01(s、1H)、8.96(s、1H)、8.89(s、1H)、8.51(s、1H)、8.45(s、1H)、7.85−7.87(m、2H)、7.45−7.41(m、2H)、4.25(d、J=6.5Hz、2H)、1.43−1.40(m、2H)、1.15−1.02(m、2H)、0.86−0.80(m、2H)、0.73−0.65(m、5H)、0.55−0.50(m、2H)。
【0714】
実施例8.2:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−フルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化130】
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【0715】
段階1:−78℃の3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−フルオロフェニル)カルボニル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(実施例8.1、44mg、0.08mmol)のテトラヒドロフラン(0.8mL)中の溶液に、メチルマグネシウムブロマイド(ジエチルエーテル中3.0M、0.054mL、0.161mmol)を滴下した。反応液を撹拌し、3時間かけ−20℃にゆっくり昇温させた。飽和塩化アンモニウム水溶液を加えることで反応停止し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から10%メタノール/DCM)によって精製して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(2−フルオロフェニル)−1−ヒドロキシエチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを白色固体として得た。MS ESI C2928ClFN[M+H]の計算値:563、実測値:563。
【0716】
段階2:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(2−フルオロフェニル)−1−ヒドロキシエチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(38mg、0.067mmol)のジクロロメタン(1.35mL)中スラリーに室温で、N,N−ジエチルアミノ硫黄トリフルオリド(0.045mL、0.337mmol)を加えた。混合物を1時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で反応停止し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層をブライン(1回)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−フルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを白色固体として得た。MS ESI C2927ClF[M+H]の計算値:565、実測値:565。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.97(s、1H)、8.86(s、1H)、8.82(s、1H)、8.45(s、1H)、8.38(s、1H)、7.68−7.57(m、1H)、7.52−7.50(m、1H)、7.35−7.32(m、1H)、7.26−7.22(m、1H)、3.84−3.78(m、1H)、2.28(d、J=23Hz、3H)、1.35−1.33(m、1H)、1.28−1.18(m、2H)、0.93−0.80(m、2H)、0.72−0.62(m、5H)、0.54−0.43(m、2H)、0.33−0.23(m、2H)。
【0717】
実施例8.3および8.4:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−フルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンおよび3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1SまたはR)−1−フルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化131】
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【0718】
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2−フルオロフェニル)カルボニル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(実施例8.2)のエナンチオマーを、キラルSFCクロマトグラフィー(Chiralpak AS−H、21×250mm、25%メタノール/CO+0.25%ジメチルエチルアミン調整剤、流量=70mL/分)によって分離して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−フルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンおよび3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1SまたはR)−1−フルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを両方とも白色固体として得た。
【0719】
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−フルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(エナンチオマー1、実施例8.3):T=2.58分。MS ESI C2927ClF[M+H]の計算値:565、実測値:565。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.97(s、1H)、8.86(s、1H)、8.82(s、1H)、8.45(s、1H)、8.38(s、1H)、7.68−7.57(m、1H)、7.52−7.50(m、1H)、7.35−7.32(m、1H)、7.26−7.22(m、1H)、3.84−3.78(m、1H)、2.28(d、J=23Hz、3H)、1.35−1.33(m、1H)、1.28−1.18(m、2H)、0.93−0.80(m、2H)、0.72−0.62(m、5H)、0.54−0.43(m、2H)、0.33−0.23(m、2H)。
【0720】
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1SまたはR)−1−フルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(エナンチオマー2、実施例8.4):T=5.48分。MS ESI C2927ClF[M+H]の計算値:565、実測値:565。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.97(s、1H)、8.86(s、1H)、8.82(s、1H)、8.45(s、1H)、8.38(s、1H)、7.68−7.57(m、1H)、7.52−7.50(m、1H)、7.35−7.32(m、1H)、7.26−7.22(m、1H)、3.84−3.78(m、1H)、2.28(d、J=23Hz、3H)、1.35−1.33(m、1H)、1.28−1.18(m、2H)、0.93−0.80(m、2H)、0.72−0.62(m、5H)、0.54−0.43(m、2H)、0.33−0.23(m、2H)。
【0721】
実施例8.6および8.7:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−フルオロ−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンおよび3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1SまたはR)−1−フルオロ−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化132】
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【0722】
段階1:6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(製造例3.1段階1)(1.2g、3.19mmol)のTHF(20mL)中の撹拌溶液に、−78℃で2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルマグネシウムクロライド・塩化リチウム錯体(Aldrich、1M THF/トルエン中溶液)(5.11mL、5.11mmol)を加え、反応液を、窒素雰囲気下、−78℃で2時間撹拌した。THF(4.0mL)に溶かした3−フルオロピコリンアルデヒド(1.1g、9.59mmol)を−78℃で滴下し、反応液を−78℃でさらに2時間撹拌した。飽和NHCl水溶液(50mL)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(40mLで2回)。合わせた有機抽出液をブライン(20mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。シリカゲルカラム(0%から100%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、{6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}(3−フルオロピリジン−2−イル)メタノールを得た。MS APCI C2524ClFNO[M+H]の計算値:500、実測値:500。
【0723】
段階2:{6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}(3−フルオロピリジン−2−イル)メタノール(807mg、1.61mmol)のジクロロメタン(15mL)中の撹拌溶液に、0℃で、デス−マーチンペルヨージナン(2.7g、6.45mmol)を加えた。次に、反応液を室温に徐々に昇温させ、2時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン(15mL)で希釈し、飽和NaHCO水溶液(40mL)で反応停止し、ジクロロメタンで抽出した(30mLで2回)。合わせた有機抽出液をブライン(10mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。シリカゲルカラム(0%から100%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、{6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}(3−フルオロピリジン−2−イル)メタノンを得た。MS APCI C2522ClFNO[M+H]の計算値:498、実測値:498。
【0724】
段階3:{6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}(3−フルオロピリジン−2−イル)メタノン(618mg、1.24mmol)のTHF(10mL)中の撹拌溶液に、メチルマグネシウムブロマイド(ジエチルエーテル中3M、0.82mL、2.46mmol)を−78℃で加え、反応混合物を2時間撹拌した。反応混合物を飽和NHCl水溶液(40mL)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(35mLで2回)。合わせた有機抽出液をブライン(20mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。シリカゲルカラム(0%から100%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、(1RS)−1−{6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エタノールを得た。MS APCI C2626ClFNO[M+H]の計算値:514、実測値:514。
【0725】
段階4:乾燥機乾燥した反応バイアルに、(1RS)−1−{6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エタノール(440mg、0.85mmol、1.0当量)、Zn(CN)(45mg、0.38mmol、0.45当量)、Pd(PPh(246mg、0.21mmol、0.25当量)および脱気DMA(3.5mL)を入れた。反応混合物を再度脱気し、密閉した。反応液を100℃で6時間加熱した。反応液を室温に冷却し、水(15mL)で希釈した。混合物を酢酸エチルで抽出した(20mLで3回)。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し(10mLで2回)、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をC−18カラムに負荷し、0%から100%アセトニトリル/水を用いて精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RS)−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1−ヒドロキシエチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS APCI C2726ClFNO[M+H]の計算値:505、実測値:505。
【0726】
段階5:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RS)−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1−ヒドロキシエチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(156mg、0.31mmol)のCHCl(10.0mL)中溶液に、窒素雰囲気下、−40℃でDAST(0.08mL、0.22mmol)を加え、得られた溶液をこの温度で1時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO水溶液(5mL)で反応停止し、CHClで抽出した(15mLで2回)。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。シリカゲルカラム(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン)での得られた残留物の精製によって、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RS)−1−フルオロ−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS APCI C2725ClF[M+H]の計算値:507、実測値:507。二つのエナンチオマーをchiralpak−ADカラム(15%IPA/ヘプタン)で分離して、先に溶出するエナンチオマーAおよび後で溶出するエナンチオマーBを得た。
【0727】
段階6および7:実施例2.1(段階5および6)に記載の条件と同様の条件を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−フルオロ−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(エナンチオマーA)および4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1SまたはR)−1−フルオロ−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(エナンチオマーB)を、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−フルオロ−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンおよび3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1SまたはR)−1−フルオロ−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンに変換した。MS ES C2826ClF[M+H]の計算値:566、実測値:566。H NMR(400MHz、CDOD)δ8.77(brs、1H)、8.75(d、J=2.4Hz、1H)、8.40(d、J=4.4Hz、1H)、8.36(s、1H)、8.33(m、1H)、7.70(m、1H)、7.57(m、1H)、3.88−3.94(m、2H)、2.37(d、J=21.6Hz、3H)、1.42−1.48(m、2H)、1.08(m、1H)、0.82−0.95(m、2H)、0.74(d、J=6.8Hz、3H)、0.40−0.68(m、5H)。
【0728】
実施例8.14:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−フルオロ−2−メトキシ−1−メチルエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ体)
【化133】
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【0729】
段階1:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1段階2)(350mg、0.95mmol)をTHF(10mL)に溶かし、−78℃に冷却した。2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルマグネシウムクロライド・塩化リチウム錯体(Aldrich、1M THF/トルエン中溶液)(2.0mL、2.0mmol)を、−78℃で溶液にゆっくり加えた。反応液を−78℃で2時間撹拌した。次に、メトキシアセトン(168mg、2.0mmol)を反応混合物に−78℃で加えた。反応を室温に昇温させ、窒素雰囲気下に8時間撹拌した。−78℃で飽和NHCl溶液(5mL)によって反応停止し、EtOAcで抽出した(10mLで2回)。合わせた有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(0%から100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−ヒドロキシ−1−メトキシプロパン−2−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS APCI C2428ClN[M+H]の計算値:454、実測値:454。
【0730】
段階2、3および4:実施例8.6/8.7(段階5)および実施例2.1(段階5および6)に記載の手順と同様の手順を用いて、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−ヒドロキシ−1−メトキシプロパン−2−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(1−フルオロ−2−メトキシ−1−メチルエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ体)に変換した。H NMR(400MHz、CDOD)δ8.74(d、J=2.0Hz、1H)、8.51(s、1H)、8.47(s、1H)、8.22(d、J=2.0Hz、1H)、4.14−1.22(m、1H)、3.92−3.97(m、3H)、3.42(s、3H)、1.85(d、J=22Hz、3H)、1.52(m、2H)、1.20(m、3H)、0.95−0.98(m、3H)、0.78(d、J=6.8Hz、3H)0.54−0.64(m、2H)。MS APCI C2528ClFN[M+H]の計算値:515、実測値:515。
【0731】
実施例8.15:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ体)
【化134】
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【0732】
段階1:(1RS)−1−{6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エタノール(実施例8.6/8.7、段階3;1.2g、2.33mmol)およびピリジン(1.88mL、23.3mmol)のジクロロメタン(20mL)中の撹拌溶液に、0℃で塩化チオニル(0.85mL、11.67mmol)を滴下し、反応液を0℃で1時間撹拌した。飽和NaHCO溶液で反応停止し、ジクロロメタンで抽出した(25mLで2回)。合わせた有機抽出液を水(25mLで1回)およびブライン(25mLで1回)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(40%から60%EtOAc/石油エーテルで溶出)で精製して、6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エテニル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。MS ES/APCI C2624ClFN[M+H]の計算値:496、実測値:496。
【0733】
段階2:6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エテニル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(530mg、1.07mmol)のEtOAc(12mL)中の撹拌溶液に、酸化白金(IV)(53mg)を加えた。反応液をH雰囲気下に入れ、3時間撹拌した。反応液をセライトで濾過し、MeOHで洗浄し、濾液を濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(38%から50%EtOAc/石油エーテルで溶出)によって精製して、6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。MS ES/APCI C2626ClFN[M+H]の計算値:498、実測値:498。
【0734】
段階3:6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(400mg、0.80mmol)のDMF(16mL)中の撹拌溶液に、シアン化亜鉛(37.7mg、0.32mmol)を加え、窒素で10分間パージすることで反応液を脱酸素した。1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロライド・ジクロロメタン錯体(65.5mg、0.08mmol)を加え、反応混合物を再度5分間脱酸素した。窒素雰囲気下、反応液を140℃で5時間加熱した。次に、反応液を室温に冷却し、水(25mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(25mLで2回)。合わせた有機抽出液を水(25mLで1回)およびブライン(25mLで1回)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(35%EtOAc/石油エーテルで溶出)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ES/APCI C2726ClFN[M+H]の計算値:489、実測値:489。
【0735】
段階4および5:実施例2.1(段階5および6)に記載の手順と同様の手順を用いて、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[1−(3−フルオロピリジン−2−イル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ体)に変換した。MS ES/APCI C2827ClFN[M+H]の計算値:548、実測値:548。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ12.50(bs、1H)、8.83(d、J=2.00Hz、1H)、8.80(s、1H)、8.42−8.38(m、2H)、8.14(s、1H)、7.75−7.70(m、1H)、7.47−7.43(m、1H)、4.97−4.95(m、1H)、3.81−3.57(m、2H)、1.78−1.74(m、3H)、1.45−1.35(m、2H)、1.29−1.04(m、3H)、0.89−0.84(m、2H)、0.76−0.70(m、3H)、0.56−0.43(m、3H)。
【0736】
上記の手順と同様の手順を用い、表8中の実施例(実施例8.1から8.4、8.6から8.7および8.14から8.15以外)を製造した。
【0737】
表8
【表8】
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【0738】
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【0739】
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【0740】
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【0741】
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【0742】
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【0743】
図式13
【化135】
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【0744】
製造例9.1:4,4,5,5−テトラメチル−2−(3−メチルブタ−1−エン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン
【化136】
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【0745】
段階1:3−メチルブタ−1−イン(2g、29.3mmol)の無水n−ペンタン(5.0mL)中溶液を、−30℃に冷却した(ドライアイス/アセトニトリル)。トリフルオロメタンスルホン酸(2.2g、14.6mmol)をゆっくり滴下し、反応液を−30℃で2時間撹拌した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム(5mL)で反応停止し、ジエチルエーテルで抽出した(5mLで2回)。合わせた有機層を重炭酸ナトリウム溶液(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗3−メチルブタ−1−エン−2−イルトリフルオロメタンスルホネートを、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
【0746】
段階2:3−メチルブタ−1−エン−2−イルトリフルオロメタンスルホネート(2.0g、29.3mmol)のトルエン(40mL)中の撹拌溶液に、ナトリウムフェノキシド(3.74g、32.23mmol)およびビス(ピナコラト)ジボロン(8.18g、32.23mmol)を加え、混合物をアルゴンで10分間脱気した。トリフェニルホスフィン(0.46g、1.758mmol)およびPdCl(PPh(1.02g、1.45mmol)を加え、反応液を60℃で12時間加熱した。反応混合物を氷で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(50mLで3回)。合わせた有機層を重炭酸ナトリウム溶液(25mL)およびブライン(25mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、溶出液として15%酢酸エチル/石油エーテルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、4,4,5,5−テトラメチル−2−(3−メチルブタ−1−エン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロランを得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ5.72(d、J=3.0Hz、1H)、5.60(d、J=3.0Hz、1H)、2.47−2.50(m、1H)、1.25−1.36(m、12H)、1.06(d、J=6.8Hz、6H)。
【0747】
実施例9.1:3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(1−フェニルエテニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化137】
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【0748】
段階1:密閉管に2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1、150mg、0.337mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(1−フェニルエテニル)−1,3,2−ジオキサボロラン(93mg、0.405mmol)、PdCl(dppf)−ジクロロメタン付加物(27.5mg、0.034mmol)およびリン酸カリウム(215mg、1.012mmol)を入れた。管の排気およびアルゴン再充填を行った(3回)。十分に脱気したジオキサン(1.53mL)および水(0.153mL)を加えた。バイアルを密閉し、50℃で終夜加熱した。混合物を室温に冷却し、シリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン)によって直接精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(1−フェニルエテニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを黄色固体として得た。MS ESI C2826ClN[M+H]の計算値:468、実測値:468。
【0749】
段階2:実施例2.1段階5と同様にして、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(1−フェニルエテニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを原料として、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(1−フェニルエテニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを製造した。MS ESI C2829ClNO[M+H]の計算値:501、実測値:501。
【0750】
段階3:実施例2.1段階6と同様にして、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(1−フェニルエテニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを原料として、3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(1−フェニルエテニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩)を製造した。MS ESI C2927ClN[M+H]の計算値:527、実測値:527。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.98(s、1H)、8.94(s、1H)、8.83(s、1H)、8.48(s、1H)、8.34(s、1H)、7.47−7.46(m、2H)、7.41−7.40(m、3H)、6.40(s、1H)、5.90(s、1H)、3.67(d、J=6.5Hz、2H)、1.33−1.30(m、2H)、0.99−0.92(m、1H)、0.88−0.78(m、1H)、0.65−0.63(m、4H)、0.62−0.58(m、1H)、0.48−0.32(m、4H)。
【0751】
実施例9.2:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−メトキシ−1−フェニルエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化138】
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【0752】
室温で3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(1−フェニルエテニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(実施例9.1、130mg、0.247mmol)をメタノール(1.644mL)に溶解し、ナトリウムメトキシド(メタノール中25重量%、1.2mL、5.25mmol)を加えた。混合物にキャップを取り付け、75℃で24時間加熱した。混合物を室温に冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。得られた残留物を自動逆相HPLC(メタノール/水+0.1%TFA調整剤)によって精製して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(2−メトキシ−1−フェニルエチル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩)を白色固体として得た。MS ESI C3031ClN[M+H]の計算値:559、実測値:559。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.91(s、1H)、8.83(s、2H)、8.40(s、1H)、8.32(s、1H)、7.58−7.48(m、2H)、7.31−7.25(m、3H)、4.80−4.75(m、1H)、4.21−4.15(m、1H)、3.90−3.80(m、3H)、3.25(s、3H)、1.42−1.35(m、1H)、1.29−1.20(m、2H)、1.04−0.94(m、1H)、0.75−0.64(m、5H)、0.40−0.29(m、4H)。
【0753】
実施例9.15:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[2−メトキシ−1−(メトキシメチル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化139】
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【0754】
段階1:ヨウ化ナトリウム(20.07g、133.9mmol)のアセトニトリル(100mL)中のスラリーを0℃に冷却した。トリメチルシリルクロライド(17mL、133.9mmol)を5分間かけて滴下し、次に水(1.0mL、53.56mmol)を加え、10分間撹拌した。プロパ−2−イン−1−オール(5.0g、89.3mmol)を0℃で加え、反応混合物を室温までゆっくり昇温させて、1時間撹拌した。反応混合物を水で反応停止し、ジエチルエーテル(15mL)で抽出した。有機層を飽和チオ硫酸ナトリウム溶液(10mL)で洗浄し、次にブライン溶液(10mL)で洗浄した。有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した(水浴温度<25℃)。残留物を、溶出液として10%ジエチルエーテル/石油エーテルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−ヨードプロパ−2−エン−1−オールを得た。
【0755】
段階2:2−ヨードプロパ−2−エン−1−オール(24g、130.4mmol)の無水ジクロロメタン(500mL)中の撹拌溶液を、0℃に冷却した。イミダゾール(17.75g、260.9mmol)を数回に分けて加え、混合物を10分間撹拌した。tert−ブチルジメチルシリルクロライド(29.49g、195.9mmol)を0℃で数回に分けて加え、反応混合物を室温までゆっくり昇温させ、3時間撹拌した。反応混合物を水(100mL)で反応停止し、有機層を分離した。有機層をブライン(100mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した(水浴温度<25℃)。残留物を、溶出液として100%石油エーテルを用いるカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル((2−ヨードアリル)オキシ)ジメチルシランを得た。
【0756】
段階3:tert−ブチル((2−ヨードアリル)オキシ)ジメチルシラン(35.0g、117.4mmol)の無水トルエン(1000mL)中の撹拌溶液に、カリウムフェノキシド(31.27g、234.8mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(44.7g、176.2mmol)およびトリフェニルホスフィン(3.07g、11.7mmol)を加え、混合物をアルゴンで15分間脱気した。PdCl(PhP)(4.94g、7.06mmol)を加え、混合物を再度10分間脱気し、50℃で12時間加熱した。反応混合物を水(200mL)で反応停止し、酢酸エチル(500mL)で抽出した。有機層をブライン溶液(250mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、溶出液として4%酢酸エチル/石油エーテルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチルジメチル((2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アリル)オキシ)シランを得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ5.97(d、J=1.7Hz、1H)、5.87(d、J=1.7Hz、1H)、4.28(s、2H)、1.29(s、3H)、1.27(s、3H)、1.27(s、3H)、1.26(s、3H)、0.92(s、9H)、0.15(s、6H)。
【0757】
段階4:2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1;3.0g、6.93mmol)の1,4−ジオキサン(60mL)中の撹拌溶液に、tert−ブチルジメチル((2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アリル)オキシ)シラン(3.09g10.39mmol)、リン酸カリウム(2.94g、13.86mmol)および水(6mL)を加え、混合物をアルゴンで15分間脱気した。PdCl(dppf)(0.85g、1.04mmol)を加え、混合物をアルゴンで再度5分間脱気した。反応液を100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水(20mL)で反応停止し、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を分離し、ブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、溶出液として15%酢酸エチル/石油エーテルを用いるカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−(3−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロパ−1−エン−2−イル)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ES/APCI C2938ClNOSi[M+H]の計算値:536、実測値:536。
【0758】
段階5および6:2−(3−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロパ−1−エン−2−イル)−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(1.2g、2.24mmol)のTHF(20mL)中の撹拌溶液を、冷却して0℃とした。フッ化テトラブチルアンモニウム(3.36mL、3.36mmol、THF中1M)を5分間かけて滴下し、反応混合物を室温に昇温させ、1時間撹拌した。反応混合物を水(10mL)で反応停止し、酢酸エチル(15mL)で抽出した。有機層を分離し、ブライン溶液(10mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。粗4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(3−ヒドロキシプロパ−1−エン−2−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(0.9g、2.14mmol)を無水THF(10mL)に溶かし、0℃に冷却した。NaH(0.123g、3.12mmol、鉱油中60%)を数回に分けて加え、15分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.16mL、2.57mmol)を5分間かけて滴下し、反応混合物を室温にゆっくり昇温させ、1時間撹拌した。反応混合物を氷で反応停止し、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を分離し、ブライン(20mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、溶出液として15%酢酸エチル/石油エーテルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(3−メトキシプロパ−1−エン−2−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ES/APCI C2426ClNO[M+H]の計算値:436、実測値:436。
【0759】
段階7から9:実施例2.1(段階5および段階6)および実施例9.2に記載の手順と同様の手順を用いて、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(3−メトキシプロパ−1−エン−2−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[2−メトキシ−1−(メトキシメチル)エチル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩)に変換した。MS ES/APCI C2631ClN[M+H]の計算値:527、実測値:527。H NMR(400MHz、CDCl):δ9.90(brs、1H)、8.76(s、1H)、8.65(s、1H)、δ8.49(s、1H)、7.98(s、1H)、3.90−3.66(m、6H)、3.33(s、6H)、3.25−3.11(m、1H)、1.55(d、J=11.6Hz、2H)、1.26−0.87(m、4H)、0.78(d、J=6.4Hz、3H)、0.72−0.55(m、4H)。
【0760】
上記の手順と同様の手順を用い、表9中の実施例(実施例9.1、9.2および9.15以外)を製造した。
【0761】
表9
【表9】
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【0762】
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【0763】
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【0764】
[この文献は図面を表示できません]
【0765】
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【0766】
図式14
【化140】
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【0767】
実施例10.1:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[4−(プロパン−2−イル)ピリジン−2−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化141】
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【0768】
段階1:撹拌バーを取り付けたバイアルに、ジ(1−アダマンチル)−n−ブチルホスフィン(cataCXium A, Strem)(143.2mg、0.40mmol)および酢酸パラジウム(45mg、0.20mmol)を入れた。ジオキサン(2.5mL)を加え、混合物をNで脱気した。バイアルを密閉し、50℃で30分間加熱した。触媒スラリーを冷却して室温に戻し、この触媒スラリー1.5mLを、注射器によって4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例3.1段階2;100mg、0.273mmol)、2−ブロモ−4−イソプロピルピリジン(109mg、0.547mmol;Combiphosから購入)、フッ化セシウム(125mg、0.82mmol)およびピバリン酸(36.3mg、0.355mmol)を含む、撹拌バーを取り付けた第2のバイアルに加えた。反応液をNで2分間脱気し、バイアルを密閉し、110℃で20時間加熱した。反応液を室温に冷却し、ヘキサン(2mL)およびCHCl(2mL)で希釈し、シリカゲルカラムに直接負荷した。0%から75%EtOAc/ヘキサンを用いる精製によって、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[4−(プロパン−2−イル)ピリジン−2−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2829ClN[M+H]の計算値=485、実測値=485。
【0769】
段階2および3:実施例2.1(段階5および6)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[4−(プロパン−2−イル)ピリジン−2−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを原料として、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[4−(プロパン−2−イル)ピリジン−2−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩)を製造した。MS ESI C2930ClN[M+H]の計算値:=544、実測値:=544。H NMR(600MHz、d−DMSO)δ12.95(s、1H)、8.93(s、1H)、8.39(s、1H)、8.64(d、J=5.4Hz、1H)、8.46(s、1H)、8.35(s、1H)、8.18(s、1H)、7.50(d、J=5.4Hz、1H)、4.54(bs、2H)、3.05(m、1H)、1.24−1.30(m、8H)、0.92(m、2H)、0.55−0.63(m、5H)、0.36−0.45(m、4H)。
【0770】
実施例10.1(表10)を上記の方法に従って製造した。
【0771】
表10
【表10】
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【0772】
図式15
【化142】
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【0773】
実施例11.1:3−{7−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化143】
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【0774】
段階1:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(実施例2.1段階4;180mg、0.342mmol)をTHF(3415μL)に溶解し、−78℃に冷却した。リチウムマグネシウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イド・ジクロライド(THF/トルエン中1M、683μL、0.683mmol)を加え、混合物を−78℃で45分間撹拌した。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(244mg、0.854mmol)を加えた。冷却浴を外し、溶液を室温に昇温させ、60分間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、チオ硫酸ナトリウム(2回)およびブライン(1回)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、7−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを白色固体として得たが、それは未反応の原料を不純物として含んでいた。MS ESI C3030BrClNO[M+1]、[M+3]の計算値:605、607、実測値:605、607。
【0775】
段階2:原料として7−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(140mg、0.231mmol)を用い、実施例2.1段階5と同様にして、7−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを製造した。MS ESI C3033BrClN[M+1]、[M+3]の計算値:638、640、実測値:638、640。
【0776】
段階3:原料として7−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミド(148mg、0.231mmol)を用い、精製に質量誘導逆相HPLC(アセトニトリル/水+0.1%TFA調整剤)を用いて、実施例2.1段階6と同様にして、3−{7−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを製造した。所望の分画を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。MS ESI C3131BrClN[M+1]、[M+3]の計算値:664、666、実測値:664、666。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.72(s、1H)、8.89(s、1H)、8.80(d、J=2.5Hz、1H)、8.44(s、1H)、7.47(d、J=7.5H、2H)、7.29−7.26(m、2H)、7.23−7.20(m、1H)、4.92−4.90(m、1H)、4.04−3.99(m、1H)、3.96−3.86(m、3H)、3.82−3.77(m、1H)、3.63−3.55(m、2H)、3.38−3.31(m、1H)、1.39−1.34(m、2H)、1.10−1.01(m、1H)、0.84−0.54(m、2H)、0.68(d、J=6.5Hz、3H)、0.66−0.56(m、2H)、0.44−0.27(m、3H)。
【0777】
実施例11.2:3−{7−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化144】
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【0778】
段階1:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(実施例3.2、段階3;250mg、0.509mmol)の−78℃のTHF(7mL)中の溶液に、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルマグネシウムクロライド・塩化リチウム錯体(Aldrich、THF/トルエン中1M)(1.02mL、1.02mmol)を加えた。得られた溶液を−78℃で45分間撹拌し、ヘキサクロロエタン(301mg、1.273mmol)を固体として1回で加えた。反応液を2時間かけて10℃にゆっくり昇温させて、飽和NHCl(10mL)で反応停止した。EtOAc(75mL)を加え、有機層を水およびブラインで洗浄した(それぞれ25mL)。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。0%から50%EtOAc/DCMで溶出を行うシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、7−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2730ClO[M+H]の計算値:525、実測値:525。
【0779】
段階2:ヒドロキシルアミン塩酸塩(8.2mg、0.118mmol)を水(600μL)に溶かし、重炭酸ナトリウム(14.9mg、0.177mmol)を加えた。溶液を30分間撹拌し、ガスが発生した。次に、溶液を、EtOH(1.2mL)に懸濁させた7−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(31mg、0.059mmol)に加えた。反応バイアルを密閉し、90℃で30分間加熱した。反応液を室温に冷却し、EtOAc(40mL)で希釈し、水(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。粗生成物である7−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを、段階3で用いた。MS ESI C2733Cl[M+H]の計算値:558、実測値:558。
【0780】
段階3:アセトニトリル(2mL)中、7−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミド(33.3mg、0.06mmol)に、1,1′−カルボニルジイミダゾール(19.3mg、0.119mmol)および1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.036mL、0.238mmol)を加えた。反応液を室温で1時間撹拌し、濃縮した。残留物を、アセトニトリル/水+0.1%TFAで溶出を行う質量トリガー逆相HPLC(C−18)によって精製して、3−{7−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩)を得た。MS ESI C2831Cl[M+H]の計算値:584、実測値:584。H NMR(600MHz、DMSO−d)δ12.74(s、1H)、8.92(d、J=1.2Hz、1H)、8.80(d、J=2.4Hz、1H)、8.46(m、1H)、3.94(d、J=9.6Hz、1H)、3.77−3.86(m、2H)、3.56−3.62(m、2H)、3.39(m、1H)、3.05(m、1H)、2.87(m、1H)、2.31(m、1H)、1.86(m、1H)、1.71(m、1H)、1.51−1.64(m、2H)、1.32−1.41(m、2H)、1.12(m、1H)、1.04(m、1H)、0.81(m、1H)、0.65−0.74(m、6H)、0.46(m、1H)、0.30−0.42(m、2H)。
【0781】
実施例11.3:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−フルオロ−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化145】
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【0782】
段階1:乾燥バイアルに、窒素雰囲気下で、7−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(実施例11.2段階125mg、0.048mmol)、CsF(50.6mg、0.333mmol)およびDMSO(300μL)を入れた。バイアルを密閉し、加熱して100℃として3時間経過させた。反応液を室温に冷却し、EtOAc(25mL)で希釈し、水(5mL)およびブライン(5mL)で洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を0%から100%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムで精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−フルオロ−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルおよび7−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルの3:1混合物を得た。MS ESI C2730ClFNO[M+H]の計算値:509、実測値:509。MS ESI C2730ClO[M+H]の計算値:525、実測値:525。
【0783】
段階2:ヒドロキシルアミン塩酸塩(7.5mg、0.11mmol)を水(500μL)に溶かし、重炭酸ナトリウム(13.5mg、0.16mmol)を加えた。溶液を30分間撹拌し、ガスが発生した。次に、溶液を、EtOH(1mL)に懸濁させた4−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−フルオロ−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルおよび7−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルの3:1混合物(27.5mg、0.05mmol)に加えた。反応バイアルを密閉し、55℃で30分間加熱した。反応液を室温に冷却し、EtOAc(40mL)で希釈し、水(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。4−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−フルオロ−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドおよび7−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドの粗3:1混合物生成物を段階3で用いた。MS ESI C2733ClFN[M+H]の計算値:542、実測値:542。MS ESI C2733Cl[M+H]の計算値:558、実測値:558。
【0784】
段階3:アセトニトリル(2mL)中の4−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−フルオロ−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドおよび7−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−N′−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドの3:1混合物(33mg、0.06mmol)に、1,1′−カルボニルジイミダゾール(19.7mg、0.122mmol)および1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.037mL、0.244mmol)を加えた。反応液を室温で1時間撹拌し、濃縮した。残留物を、アセトニトリル/水+0.1%TFAで溶出を行う質量トリガー逆相HPLC(C−18)によって精製して、純粋な3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−フルオロ−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩)を得た。MS ESI C2831ClFN[M+H]の計算値:568、実測値:568。H NMR(600MHz、DMSO−d)δ12.83(s、1H)、8.91(d、J=1.8Hz、1H)、8.79(d、J=2.4Hz、1H)、8.43(m、1H)、3.94(d、J=9.6Hz、1H)、3.78−3.87(m、2H)、3.63(dd、J=14.4、3.6Hz、1H)、3.56(d、J=12.6Hz、1H)、3.39(m、1H)、3.04(m、1H)、2.84(m、1H)、2.27(m、1H)、1.86(m、1H)、1.69(m、1H)、1.51−1.64(m、2H)、1.32−1.41(m、2H)、1.12(m、1H)、1.04(m、1H)、0.80(m、1H)、0.63−0.74(m、0.47(m、1H)、0.29−0.42(m、2H)。
【0785】
実施例11.4:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−7−メトキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0786】
段階1:バイアルに、7−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(実施例11.2段階1;25mg、0.048mmol)、CsF(50.6mg、0.333mmol)およびDMSO(500μL)を入れた。バイアルを密閉し、100℃で6時間加熱し、次に水(20μL)を加え、100℃での加熱をさらに20時間続けた。反応液を室温に冷却し、EtOAc(40mL)で希釈し、水(10mLで2回)およびブライン(10mLで2回)で洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物の粗4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−7−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを、段階2で直接用いた。MS ESI C2731ClN[M+H]の計算値:507、実測値:507。
【0787】
段階2:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−7−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(24.5mg、0.048mmol)のDMF(2mL)中溶液に、CsCO(31.5mg、0.097mmol)およびMeI(6μL、0.097mmol)を加えた。反応液を室温で15分間撹拌し、EtOAc(40mL)で希釈し、水(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0%から100%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムで精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−7−メトキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2833ClN[M+H]の計算値:521、実測値521。
【0788】
段階3および4:実施例11.2(段階2および3)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−7−メトキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを原料として、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−7−メトキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩)を製造した。MS ESI C2934ClN[M+H]の計算値:580、実測値:580。H NMR(600MHz、DMSO−d)δ12.41(s、1H)、8.84(d、J=1.8Hz、1H)、8.75(d、J=2.4Hz、1H)、8.37(m、1H)、4.38(s、3H)3.93(d、J=9.6Hz、1H)、3.77−3.84(m、2H)、3.59(dd、J=14.4、2.4Hz、1H)、3.52(d、J=12.0Hz、1H)、3.38(m、1H)、3.01(m、1H)、2.82(m、1H)、2.27(m、1H)、1.85(m、1H)、1.68(m、1H)、1.51−1.64(m、2H)、1.32−1.41(m、2H)、1.13(m、1H)、1.04(m、1H)、0.80(m、1H)、0.63−0.76(m、6H)、0.45(m、1H)、0.31−0.42(m、2H)。
【0789】
実施例11.5:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−7−メチル−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化147】
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【0790】
段階1:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(実施例3.2段階3;300mg、0.611mmol)の−78℃のTHF(8mL)中の溶液に、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルマグネシウムクロライド・塩化リチウム錯体(Aldrich、THF/トルエン中1M)(1.22mL、1.22mmol)を加えた。得られた黄色溶液を−78℃で45分間撹拌し、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(437mg、1.527mmol)を固体として1回で加えた。反応液を90分間かけて0℃にゆっくり昇温させ、飽和NHCl(10mL)で反応停止した。EtOAc(75mL)を加え、有機層を水およびブラインで洗浄した(それぞれ25mL)。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。0%から50%EtOAc/DCMで溶出を行うシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、7−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2730BrClNO[M+H]の計算値:571、実測値:571。
【0791】
段階2:バイアルに7−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(40mg、0.07mmol)、トリメチルボロキシン(10μL、0.07mmol)、[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(5mg、0.007mmol)、KPO(37.2mg、0.175mmol)、ジオキサン(0.8mL)および水(0.2mL)を入れた。混合物にNを吹き込み、バイアルを密閉し、反応液を100℃で90分間加熱した。反応液を室温に冷却し、EtOAc(40mL)で希釈し、水(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0%から100%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムで精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−7−メチル−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2833ClNO[M+H]の計算値:505、実測値:505。
【0792】
段階3および4:実施例11.2(段階2および3)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−7−メチル−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを原料として、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−7−メチル−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩)を製造した。MS ESI C2934ClN[M+H]の計算値:564、実測値:564。H NMR(600MHz、DMSO−d)δ12.56(s、1H)、8.90(s、1H)、8.77(d、J=2.4Hz、1H)、8.44(s、1H)、3.93(d、J=9.6Hz、1H)、3.77−3.86(m、2H)、3.63(dd、J=14.4、3.0Hz、1H)、3.52(d、J=12.0Hz、1H)、3.38(m、1H)、3.02(m、1H)、2.83(m、1H)、2.74(s、3H)、2.30(m、1H)、1.85(m、1H)、1.69(m、1H)、1.51−1.63(m、2H)、1.30−1.41(m、2H)、1.12(m、1H)、1.04(m、1H)、0.78(m、1H)、0.59−0.72(m、6H)、0.49(d、J=12Hz、1H)、0.28−0.38(m、2H)。
【0793】
実施例11.6:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−(ジメチルアミノ)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸
【化148】
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【0794】
段階1:乾燥したバイアルに、窒素雰囲気下、7−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(実施例11.2段階1;50mg、0.095mmol)、CsF(101mg、0.666mmol)、ジメチルアミン(THF中2M 0.476mL、0.952mmol)およびDMSO(1mL)を入れた。バイアルを密閉し、100℃で8時間加熱した。反応液を室温に冷却し、EtOAc(25mL)で希釈し、水(5mL)およびブライン(5mL)で洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0%から100%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムで精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−(ジメチルアミノ)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2936ClNO[M+H]の計算値:534、実測値:534。
【0795】
段階2:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−(ジメチルアミノ)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(31.8mg、0.06mmol)のEtOH(1mL)中懸濁液に、NaOH(5M水溶液0.2mL、1mmol)を加えた。反応液を70℃で60時間加熱し、室温に冷却した。HOAc(60μL、1mmol)を加え、次にDMSO(1.5mL)を加えた。超音波処理及び濾過による固体除去後に、濾液を、アセトニトリル/水+0.1%TFAで溶出を行う質量トリガー逆相HPLC(C−18)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−(ジメチルアミノ)−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸(TFA塩)を得た。MS ESI C2937ClN[M+H]の計算値:553、実測値:553。H NMR(600MHz、DMSO−d)δ8.75−8.77(m、2H)、8.27(m、1H)、3.93(dd、J=12.0、1.8Hz、1H)、3.75−3.81(m、2H)、3.47−3.52(m、2H)、3.38(m、1H)、3.15(s、6H)、3.03(m、1H)、2.81(m、1H)、2.26(m、1H)、1.85(m、1H)、1.69(m、1H)、1.51−1.63(m、2H)、1.31−1.41(m、2H)、1.13(m、1H)、1.05(m、1H)、0.83(m、1H)、0.64−0.73(m、6H)、0.34−0.46(m、3H)。
【0796】
表11中の実施例を、上記に記載の方法に従って製造した。
【0797】
表11
【表11】
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【0798】
[この文献は図面を表示できません]
【0799】
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【0800】
図式16
【化149】
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【0801】
実施例12.1および12.2:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2RまたはS)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンおよび3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2SまたはR)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化150】
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【0802】
段階1:バイアルに、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルの先に溶出するエナンチオマー(エナンチオマー1)(実施例4.1段階3;150mg、0.33mmol)、リン酸カリウム(208mg、0.98mmol)および[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(23.9mg、0.033mmol)を入れた。管の排気およびアルゴン再充填を行った(3回)。完全に脱気したジオキサン(1.5mL)および水(0.15mL)を加え、次に4,4,5,5−テトラメチル−2−(プロパ−1−エン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(0.078mL、0.392mmol)を加えた。バイアルを密閉し、50℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−2−(プロパ−1−エン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2426ClN[M+H]の計算値:420、実測値:420。
【0803】
段階2:バイアル中、ヒドロキシルアミン塩酸塩(37.7mg、0.54mmol)、重炭酸ナトリウム(68.4mg、0.81mmol)および水(0.54mL)を合わせ、15分間撹拌した。この溶液を、エタノール(1.3mL)に溶かした4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−2−(プロパ−1−エン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(114mg、0.27mmol)を含むバイアルに加えた。混合物を密閉し、100℃で1時間加熱した。反応液を室温に冷却し、水で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N−ヒドロキシ−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−2−(プロパ−1−エン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを得た。MS ESI C2429ClNO[M+H]の計算値:453、実測値:453。
【0804】
段階3:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N−ヒドロキシ−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−2−(プロパ−1−エン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミド(109mg、0.24mmol)および1,1′−カルボニルジイミダゾール(42.9mg、0.26mmol)のアセトニトリル(1.6mL)に溶かした溶液に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.144mL、0.96mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(0%から15%メタノール/ジクロロメタン、直線勾配)によって精製して、3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−2−(プロパ−1−エン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを得た。MS ESI C2527ClN[M+H]の計算値:479、実測値:479。
【0805】
段階4:3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−2−(プロパ−1−エン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(107mg、0.22mmol)を室温でメタノール(1.1mL)に溶解し、ナトリウムメトキシド(メタノール中25重量%、1.3mL、5.58mmol)を加えた。反応液にキャップを取り付け、75℃で3日間加熱した。混合物を室温に冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止した。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、質量トリガー逆相(C−18)分取HPLC(アセトニトリル:水:0.1体積%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2RS)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンをTFA塩として得た。MS ESI C2631ClN[M+H]の計算値:511、実測値:511。
【0806】
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2RS)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンのジアステレオマーをキラル超臨界液体クロマトグラフィー(Chiralpak AD−H、21×250mm、20%エタノール/CO)によって分離して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2RまたはS)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンおよび3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2SまたはR)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを得た。
【0807】
先に溶出するジアステレオマー:MS ESI C2631ClN[M+H]の計算値:511、実測値:511。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.89(s、1H),8.84(d、J=2.4、1H)、8.81(s、1H)、8.35(s、1H)、8.20(s、1H)、3.84(t、J=8.9、1H)、3.78(dd、J=7.3、10.8、1H)、3.64(dd、J=5.2、8.7、1H)、3.61−3.51(m、1H)、3.17(s、3H)、1.90−1.80(m、1H)、1.76−1.69(m、1H)、1.56(s、1H)、1.53(d、J=7.1、3H)、1.34(d、J=12.0、1H)、1.25(d、J=6.7、3H)、0.98(s、1H)、0.81−0.74(m、1H)、0.73(d、J=6.4、3H)、0.63−0.49(m、2H)、0.25−0.10(m、2H)。
【0808】
後で溶出するジアステレオマー:MS ESI C2631ClN[M+H]の計算値:511、実測値:511。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.90(s、1H)、8.85(d、J=2.4、1H)、8.80(d、J=1.6、1H)、8.36(d、J=2.0、1H)、8.21(s、1H)、3.79−3.69(m、2H)、3.64−3.50(m、2H)、3.21(s、3H)、1.79−1.68(m、2H)、1.59−1.53(m、1H)、1.51(d、J=7.1、3H)、1.39(d、J=11.9、1H)、1.26(d、J=6.5、3H)、1.01(s、1H)、0.90−0.78(m、1H)、0.74(d、J=6.5、3H)、0.66−0.56(m、1H)、0.52−0.45(m、1H)、0.38−0.29(m、1H)、0.24−0.15(m、1H)。
【0809】
2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1SまたはR)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルの遅く溶出するエナンチオマー(エナンチオマー2)(実施例4.1段階3)を原料として、実施例12.1および12.2と同じ方法で、実施例12.3および12.4を製造した。
【0810】
表12
【表12】
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【0811】
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【0812】
図式17
【化151】
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【0813】
実施例13.1:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−N−(メチルスルホニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキサミド
【化152】
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【0814】
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸(実施例3.55、実施例1.1段階5に記載の手順と同様の手順を用いて実施例3.2段階3から製造;93mg、0.183mmol)およびメタンスルホンアミド(34.8mg、0.366mmol)のDCM(2mL)中の撹拌混合物に、DMAP(44.7mg、0.366mmol)およびEDC(70.2mg、0.366mmol)を加えた。反応混合物を室温で窒素下に終夜撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水および2N HCl水溶液で洗浄してから、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、質量トリガー逆相(C−18)分取HPLC(アセトニトリル:水:0.1体積%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−N−(メチルスルホニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキサミドをTFA塩として得た。MS ESI C2835ClNS[M+H]の計算値:587、実測値:587。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ8.99(s、1H);8.82(s、1H);8.57(s、1H);8.20(s、1H);3.96(d、J=14.9Hz、1H);3.79−3.88(m、2H);3.53−3.61(m、2H);3.39−3.41(m、1H);3.38(s、3H);3.03(m、1H);2.81−2.87(m、1H);2.24−2.30(m、1H);1.84−1.89(m、1H);1.52−1.71(m、3H);1.34−1.43(m、2H);1.01−1.15(m、2H);0.76−0.84(m、1H);0.66−0.72(m、5H);0.59−0.61(m、1H);0.46−0.48(m、1H);0.35(q、J=12.4Hz、2H)。
【0815】
実施例13.3:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N−メチル−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキサミド
【化153】
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【0816】
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸(実施例3.22、実施例1.1段階5について記載の手順と同様の手順を用いて実施例2.1段階4から製造;50mg、0.09mmol)のDMF(2.0mL)中溶液に、HATU(15mg、0.11mmol)、DIPEA(0.03mL、0.18mmol)、およびMeOH中の2.0Mメチルアミン(0.09mL、0.18mmol)を室温で加えた。2時間撹拌後、反応混合物をHO(10mL)で希釈し、水層をEtOAcで抽出し、有機層を水およびブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。シリカゲルカラム(0%から10%MeOH/CHCl)での残留物の精製によって、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−N−メチル−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキサミドを得た。H NMR(300MHz、CDOD)δ8.71(d、J=2.1Hz、1H)、8.66(s、1H)、8.17−8.19(m、2H)、7.40−7.42(m、2H)、7.24−7.26(m、3H)、4.66−1.69(m、1H)、3.98−4.06(m、4H)、3.66−3.75(m、2H)、3.41−3.50(m、2H)、3.48(s、3H)、1.28−1.43(m、2H)、1.10−1.19(m、1H)、0.82−0.99(m、2H)、0.74(d、J=6.3Hz、3H)、0.61−0.65(m、3H)、0.41−0.45(m、2H)。MS APCI C3135ClN[M+H]の計算値:559、実測値:559。
【0817】
実施例13.5:N−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}メタンスルホンアミド
【化154】
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【0818】
段階1:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸(実施例3.22、実施例1.1段階5について記載の手順と同様の手順を用いて実施例2.1段階4から製造;500mg、0.91mmol)のDMF(6mL)中溶液に、TEA(0.2mL、1.83mmol)を加え、反応液を窒素で5分間パージすることで脱酸素した。この反応混合物に、ジフェニルホスホリルアジド(0.4mL、1.83mmol)を加え、反応フラスコを密閉した。混合物を室温で1時間撹拌し、HO(2mL)を加えた。再度、反応フラスコを密閉し、反応液を90℃で1.5時間加熱した。反応液を水およびEtOAcで希釈した。有機層を分離し、水およびブラインで洗浄した。有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(2%MeOH/CHCl)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−アミンを得た。MS ES/APCI C2933ClNO[M+H]の計算値:517、実測値:517。
【0819】
段階2:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−アミン(70mg、0.13mmol)のジクロロメタン(2.0mL)中の溶液に、0℃でTEA(27mg、0.27mmol)を加え、次にメタンスルホニルクロライド(15mg、0.13mmol)をゆっくり加えた。反応液を室温にゆっくり昇温させて、2時間撹拌した。反応液をCHCl(70mL)および水(10mL)で希釈した。有機層を分離し、飽和ブライン溶液で洗浄し(20mLで2回)、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をTHF(1mL)、MeOH(1mL)およびHO(0.5mL)に溶かし、次にLiOH(20mg、0.48mmol)を加えた。反応液を室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(90%EtOAc/石油エーテル)によって精製した。単離された生成物をさらに、分取HPLC(アセトニトリル:水:0.1体積%トリフルオロ酢酸調整剤)によって精製して、N−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}メタンスルホンアミド(TFA塩)を得た。MS ES/APCI C3035ClNS[M+H]の計算値:595、実測値:595。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ10.26(bs、1H)、8.77(d、J=2.0Hz、2H)、8.23(t、J=2.0Hz、1H)、7.43(d、J=7.2Hz、2H)、7.29−7.21(m、3H)、6.99(s、1H)、4.75(t、J=5.2Hz、1H)、3.92−3.88(m、4H)、3.75−3.70(m、1H)、3.54−3.49(m、2H)、3.26(s、3H)、3.25−3.20(m、1H)、1.41−1.35(m、2H)、1.08−1.07(m、1H)、0.76−0.74(m、3H)、0.70(d、J=6.8Hz、3H)、0.58−0.55(m、1H)、0.50−0.47(m、1H)、0.40−0.27(m、2H)。
【0820】
上記の手順と同様の手順を用いて、表13中の実施例(実施例13.1、13.3および13.5以外)を製造した。
【0821】
表13
【表13】
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【0822】
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【0823】
図式18
【化155】
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【0824】
実施例14.1:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン
【化156】
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【0825】
撹拌バーを取り付けたバイアルに、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(実施例3.3、段階1)(67mg、0.133mmol)、アジ化ナトリウム(87mg、1.332mmol)および塩化アンモニウム(72.0mg、1.345mmol)を入れた。DMF(1.3mL)を加え、混合物をNで脱気した。バイアルを密閉し、120℃で16時間加熱した。反応液を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。アセトニトリル/水(0.1%TFA含有)で溶出を行う質量トリガー逆相HPLC(C−18)による残留物の精製によって、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−[(2S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(TFA塩)を得た。MS ESI C2527ClF[M+H]の計算値:546、実測値:546。H NMR(600MHz、CDOD)δ8.86(d、J=1.5、1H)、8.74(d、J=2.2Hz、1H)、8.38(t、J=2.1Hz、1H)、8.26(s、1H)、5.36−5.27(m、1H)、3.92(dd、J=9.0、14.7Hz、1H)、3.87−3.79(m、1H)、3.73−3.66(m、1H)、3.61(dd、J=5.5、14.7Hz、1H)、2.48−2.36(m、1H)、2.21−2.10(m、2H)、2.08−1.98(m、1H)、1.45(dd、J=1.4、11.7Hz、2H)、1.23−1.13(m、1H)、1.13−1.04(m、1H)、1.02−0.94(m、1H)、0.72(d、J=6.6Hz、3H)、0.71−0.56(m、3H)、0.57−0.46(m、2H)。
【0826】
実施例14.2:5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−2−メチル−1,2−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン
【化157】
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【0827】
段階1:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(実施例3.1段階1;150mg、0.321mmol)のメタノール(321μL)中溶液に、ナトリウムメトキシド(5.20mg、0.096mmol)を加え、バイアルを密閉し、環境温度で終夜撹拌した。反応液を濃縮して、粗メチル−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルビミデート(carbimidate)を得た。MS ESI C2632ClFNO[M+H]の計算値:499、実測値:499。この取得物を、それ以上精製せずに段階2に用いた。
【0828】
段階2:バイアル中、粗メチル−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルビミデート(75mg、0.150mmol)のメタノール(1503μL)中溶液に、メチルヒドラジン(79.2μL、1.502mmol)を加え、反応液を密閉し、50℃で16時間撹拌した。反応液を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮して、粗4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−N′−メチル−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドヒドラジドを得た。MS ESI C2634ClFN[M+H]の計算値:513、実測値:513。この取得物を、それ以上精製せずに段階3に用いた。
【0829】
段階3:粗4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−N′−メチル−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドヒドラジド(56.0mg、0.109mmol)のアセトニトリル(1213μL)中溶液に、CDI(26.5mg、0.164mmol)およびDBU(99μL、0.655mmol)を加え、反応液を環境温度で1時間撹拌した。アセトニトリル/水(0.1%TFA含有)で溶出を行う質量トリガー逆相HPLC(C−18)による精製によって、純度の低い5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−2−メチル−1,2−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(TFA塩)を得た。5%MeOH/DCMを用いたPTLCによるさらなる精製によって、純粋な5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−2−メチル−1,2−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オンを得た。H NMR(600MHz、CDOD)δ8.82(d、J=1.8Hz、1H)、8.69(d、J=2.3Hz、1H)、8.36(t、J=2.1Hz、1H)、7.92(s、1H)、4.66(dd、J=3.7、9.8Hz、0.5H)、4.63−4.49(m、2H)、4.44(dd、J=3.1、9.5Hz、0.5H)、3.86(dd、J=8.5、14.8Hz、1H)、3.73−3.85(m、2H)、3.53(d、J=6.1Hz、1H)、3.49(s、3H)、2.28−2.18(m、1H)、2.18−2.08(m、1H)、2.07−1.90(m、2H)、1.49−1.39(m、2H)、1.25−1.16(m、1H)、1.15−1.01(m、1H)、0.99−0.93(m、1H)、0.70(dd、J=9.1、19.3Hz、3H)、0.70−0.61(m、1H)、0.61−0.46(m、4H)。MS ESI C2732ClFNO[M+H]の計算値:539、実測値:539。
【0830】
実施例14.3:5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン
【化158】
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【0831】
段階1:バイアル中、粗メチル−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルビミデート(実施例14.2段階1;50mg、0.100mmol)のエタノール(100μL)中溶液に、カルバジン酸tert−ブチル(106mg、0.802mmol)およびトリエチルアミン(418μL、3.006mmol)を加え、反応液にキャップを取り付け、環境温度で72時間撹拌した。反応液をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮して、粗2−((4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)(イミノ)メチル)ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルを得た。MS ESI C3040ClFN[M+H]の計算値:599、実測値:599。この取得物を、それ以上精製せずに段階2に用いた。
【0832】
段階2:粗2−((4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−((S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)(イミノ)メチル)ヒドラジンカルボン酸tert−ブチル(19.0mg、0.032mmol)のアセトニトリル(793μL)中溶液を、80℃で72時間撹拌した。アセトニトリル/水(0.1%TFA含有)で溶出を行う質量トリガー逆相HPLC(C−18)による反応液の精製によって、5−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(2S)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(TFA塩)を得た。H NMR(600MHz、CDOD)δ8.83(d、J=1.8Hz、1H)、8.72(d、J=2.3Hz、1H)、8.38(t、J=2.1Hz、1H)、7.96(s、1H)、4.70(dd、J=3.3、9.9Hz、0.5H)、4.65−4.51(m、2H)、4.45(dd、J=4.1、9.9Hz、0.5H)、3.90(dd、J=8.4、14.9Hz、1H)、3.85−3.74(m、2H)、3.55(dd、J=6.0、14.9Hz、1H)、2.32−2.24(m、1H)、2.19−2.11(m、1H)、2.05−1.93(m、2H)、1.50−1.42(m、2H)、1.27−1.19(m、1H)、1.15−1.04(m、1H)、1.04−0.97(m、1H)、0.73(d、J=6.6Hz、3H)、0.72−0.63(m、1H)、0.63−0.50(m、4H)。MS ESI C2630ClFNO[M+H]の計算値:525、実測値:525。
【0833】
実施例14.5:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸メチル
【化159】
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【0834】
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(実施例2.1段階4;50mg、0.14mmol)をHCl(MeOH中3M;10mL)に溶かし、4時間還流攪拌した。反応液を室温に冷却し、溶媒を減圧下に除去した。残留物を水とEtOAcとの間で分配した。有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。シリカゲルカラム(0%から100%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸メチルを得た。H NMR(300MHz、CDOD)δ8.72(d、J=2.4Hz、1H)、8.63(d、J=1.6Hz、1H)、8.23(s、1H)、8.14(brs、1H)、7.41−7.43(m、2H)、7.24−7.27(m、3H)、4.67−4.69(m、1H)、3.98−4.06(m、4H)、3.97(s、3H)、3.69−3.70(m、2H)、3.31−3.56(m、2H)、1.28−1.43(m、2H)、1.10−1.19(m、1H)、0.82−0.99(m、2H)、0.74(d、J=6.3Hz、3H)、0.61−0.65(m、3H)、0.41−0.45(m、2H)。MS APCI C3134ClN[M+H]の計算値:560、実測値:560。
【0835】
上記の手順と同様の手順を用いて、表14中の実施例(実施例14.1から14.3および14.5以外)を製造した。
【0836】
表14
【表14】
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【0837】
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【0838】
図式19
【化160】
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【0839】
製造例15.1:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1S)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルおよび4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1R)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル
【化161】
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【0840】
ラセミの4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1RS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(実施例4.1/4.2、段階2)を、キラル超臨界液体クロマトグラフィー(Phenomenex、21×250mm、25%メタノール/CO)を用いてそれのエナンチオマーに分離して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1S)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルおよび4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1R)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。
【0841】
先に溶出するエナンチオマー:MS ESI C2122ClN[M+H]の計算値:380、実測値:380。H NMR(600MHz、DMSO−d)δ8.93(s、1H)、8.84(d、J=2.2、1H)、8.77(d、J=1.5、1H)、8.56(s、1H)、8.33(t、J=1.7、1H)、3.69(m、1H)、1.57−1.28(m、7H)、1.11−0.97(m、1H)、0.72(d、J=6.5、3H)、0.70−0.46(m、5H)。
【0842】
後で溶出するエナンチオマー:MS ESI C2122ClN[M+H]の計算値:380、実測値:380。H NMR(600MHz、DMSO−d)δ8.93(s、1H)、8.84(d、J=2.2、1H)、8.77(d、J=1.5、1H)、8.56(s、1H)、8.33(t、J=1.7、1H)、3.69(m、1H)、1.58−1.28(m、7H)、1.11−0.96(m、1H)、0.72(d、J=6.5、3H)、0.70−0.46(m、5H)。
【0843】
製造例15.2:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−ヒドロキシエチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルおよび4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1SまたはR)−1−ヒドロキシエチル]−3−[(1RまたはS)−1−トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル
【化162】
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【0844】
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例15.1、後で溶出するエナンチオマー;400mg、1.053mmol)をTHF(10.4mL)に溶かし、窒素下に−78℃に冷却し、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルマグネシウムクロライド・塩化リチウム錯体(Aldrich、THF/トルエン中1M、2.32mL、2.32mmol)を加えた。−78℃で1時間撹拌後、アセトアルデヒド(190μL、3.37mmol)を加え、反応液を−78℃で1.5時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、EtOAcで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(5%から75%EtOAc/DCM)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1RまたはS)−1−ヒドロキシエチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルおよび4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(1SまたはR)−1−ヒドロキシエチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。先に溶出するジアステレオマー:MS ESI C2326ClNO[M+H]の計算値:424、実測値:424。後で溶出するジアステレオマー:MS ESI C2326ClNO[M+H]の計算値:424、実測値:424。
【0845】
実施例15.1:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(SまたはR)−シクロプロピル(エトキシ)メチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(立体異性体1)
【化163】
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【0846】
段階1:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(製造例15.1、後で溶出するエナンチオマー;580mg、1.53mmol)をTHF(15mL)に溶かし、窒素下に−78℃に冷却し。シクロプロパンカルボキシアルデヒド(0.396mL、5.34mmol)を加え、次に2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルマグネシウムクロライド・塩化リチウム錯体(Aldrich、THF/トルエン中1M、3.05mL、3.05mmol)を加え、反応液を−78℃で撹拌した。30分後、追加の2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルマグネシウムクロライド・塩化リチウム錯体(Aldrich、THF/トルエン中1M、1.5mL、1.5mmol)を加え、反応液を−78℃でさらに30分間撹拌した。反応液を飽和NHCl 30mLに投入することで反応停止した。混合物をEtOAc(100mL)で抽出し、有機層をブライン(25mL)で洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。0%から100%EtOAc/DCMを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、最初に溶出するおよび2番目に溶出するジアステレオマーを得た。
【0847】
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(RまたはS)−シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル;ジアステレオマー1(先に溶出):MS ESI C2528ClNO[M+H]の計算値:450、実測値:450。
【0848】
4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(SまたはR)−シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル;ジアステレオマー2(後で溶出する):MS ESI C2528ClNO[M+H]の計算値:450、実測値:450。
【0849】
段階2:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(SまたはR)−シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(ジアステレオマー2(後で溶出);165mg、0.367mmol)をTHF(4mL)に溶かし、0℃に冷却した。NaH(60%、29.3mg、0.733mmol)を加え、5分後にヨードエタンを加えた。反応液を室温に昇温させ、18時間撹拌した。飽和NHCl(5mL)で反応停止し、EtOAc(50mL)で希釈した。有機層を水およびブラインで洗浄し(各15mL)、NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。0%から60%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(SまたはR)−シクロプロピル(エトキシ)メチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ESI C2732ClNO[M+H]の計算値:478、実測値:478。
【0850】
段階3:ヒドロキシルアミン塩酸塩(38.7mg、0.556mmol)を水(1.5mL)に溶かし、重炭酸ナトリウム(70.1mg、0.835mmol)を加えた。溶液を30分間撹拌し、ガスが発生した。その溶液を、EtOH(3mL)に懸濁させた4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(SまたはR)−シクロプロピル(エトキシ)メチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(133mg、0.278mmol)に加えた。反応バイアルを密閉し、60℃で1時間加熱した。反応液を室温に冷却し、EtOAc(100mL)で希釈し、水(10mLで2回)およびブライン(10mL)で洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。粗生成物である4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(SまたはR)−シクロプロピル(エトキシ)メチル]−N−ヒドロキシ−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミドを段階4で用いた。MS ESI C2735ClN[M+H]の計算値:511、実測値:511。
【0851】
段階4:アセトニトリル(10mL)中、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(SまたはR)−シクロプロピル(エトキシ)メチル]−N−ヒドロキシ−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミド(143.2mg、0.28mmol)に、1,1′−カルボニルジイミダゾール(91mg、0.560mmol)および1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.169mL、1.12mmol)を加えた。反応液を室温で1時間撹拌し、EtOAc(100mL)で希釈し、0.25M HCl(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、3:1ヘキサン:DCM(2%MeOH含有)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、次に50%から100%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルでのさらなる精製を行って、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(SまたはR)−シクロプロピル(エトキシ)メチル]−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを得た。MS ESI C2833ClN[M+H]の計算値:537、実測値:537。H NMR(600MHz、DMSO−d)δ12.89(s、1H)、8.82(d、J=11.4Hz、2H)、8.36(s、1H)、8.27(s、1H)、8.15(d、J=9.0Hz、1H)、3.78(m、2H)、3.52(m、1H)、0.60−1.74(m、18H)、0.44−0.56(m、2H)、0.24−0.39(m、2H)、−0.03−0.16(m、2H)。
【0852】
表15中の実施例(実施例15.1以外)を、上記の手順と同様の手順を用いて製造した。実施例15.2は、実施例15.1段階1の先に溶出するジアステレオマー(ジアステレオマー1)から製造した。実施例15.3および15.4は、製造例15.1の先に溶出するエナンチオマーを原料として製造した。実施例15.5から15.8は、製造例15.1の後で溶出するエナンチオマーを原料として製造した。
【0853】
表15
【表15】
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【0854】
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【0855】
図式20
【化164】
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【0856】
実施例16.1:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−{(2R)−4−[(1−フルオロシクロプロピル)カルボニル]−2−メチルピペラジン−1−イル}−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化165】
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【0857】
段階1:マイクロ波バイアルに、(R)−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(Astatechから購入)(155mg、0.776mmol)、2−ブロモ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(実施例4.1/4.2段階3からの先に溶出するエナンチオマー1;178mg、0.388mmol)、フッ化セシウム(177mg、1.164mmol)、DMSO(1mL)およびDIEA(0.203mL、1.164mmol)を加えた。反応バイアルにキャップを取り付け、100℃で終夜加熱した。反応液を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、EtOAc/ヘキサンで溶出を行うカラムシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、(3R)−4−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−シアノ−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。MS ESI C3140ClN[M+H]の計算値:578、実測値:578。
【0858】
段階2:実施例2.1(段階5)に記載の手順と同様の手順を用い、(3R)−4−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−シアノ−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを原料として、(3R)−4−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを製造した。MS ESI C3143ClN[M+H]の計算値:611、実測値:611。
【0859】
段階3:実施例2.1(段階6)に記載の手順と同様の手順を用い、(3R)−4−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを原料として、(3R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを製造した。MS ESI C3241ClN[M+H]の計算値:637、実測値:637。
【0860】
段階4:(3R)−4−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル]−3−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(61mg、0.096mmol)の1,4−ジオキサン(0.736mL)中の撹拌溶液に、室温で、HClの1,4−ジオキサン中溶液(4.0M、0.718mL、2.9mmol)を加え、混合物を室温で1.75時間撹拌した。溶媒を減圧下に留去して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−2−[(2R)−2−メチルピペラジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(HCl塩)を得た。MS ESI C2733ClN[M+H]の計算値:537、実測値:537。
【0861】
段階5:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−2−[(2R)−2−メチルピペラジン−1−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(HCl塩)(70.0mg、0.122mmol)の0℃のDMF(1mL)中の溶液に、1−フルオロシクロプロパンカルボン酸(Wuxi AppTecから購入)(25.4mg、0.244mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(63.1mg、0.488mmol)およびHATU(93.0mg、0.244mmol)を加え、反応を室温に昇温させ、2時間撹拌した。反応液をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をアセトニトリル/水+0.1%TFAで溶出を行う分取HPLC(逆相、C−18)によって精製して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−{(2R)−4−[(1−フルオロシクロプロピル)カルボニル]−2−メチルピペラジン−1−イル}−3−[(1RまたはS)−1−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩)を得た。MS ESI C3136ClFN[M+H]の計算値:623、実測値:623。H NMR(600MHz、DMSO−d)δ12.86(s、1H)、8.88(s、1H)、8.80(d、J=2.2、1H)、8.40(s、1H)、8.10(s、1H)、4.06−3.39(m、5H)、3.00−2.83(m、1H)、2.08−1.82(m、1H)、1.66−0.65(m、20H)、0.54−0.09(m、4H)。
【0862】
上記の方法に従って、実施例16.1を製造した。
【0863】
表16
【表16】
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【0864】
図式21
【化166】
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【0865】
製造例17.1(トランス−4−エチルシクロヘキシル)メタノール
【化167】
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【0866】
無水THF(100mL)中、トランス−4−エチルシクロヘキサンカルボン酸(10.0g、64.1mmol)に、−60℃で窒素雰囲気下、ボランのTHF中溶液(1M、64.1mL、64.1mmol)を滴下した。反応液を室温に昇温させ、12時間撹拌した。0℃で飽和塩化アンモニウム溶液により反応停止し、水(200mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(100mLで3回)。有機層を水(200mLで2回)およびブライン(100mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、(トランス−4−エチルシクロヘキシル)メタノールを得た。H NMR(300MHz、CDCl):δ3.44(d、J=6.0Hz、2H);1.85−1.70(dd、J=1.19、10.5Hz、4H);1.50−1.35(m、1H);1.30−1.10(m、4H);0.95−0.85(m、6H)。
【0867】
製造例17.2:[トランス−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル]メタノール
【化168】
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【0868】
BH(100mL、0.1mol、THF中1.0M)を、トランス−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキサンカルボン酸(19.6g、0.1mol)の0℃の無水THF(100mL)中の溶液に滴下した。反応液を室温で5時間撹拌し、水で反応停止し、EtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、濃縮して、[トランス−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル]メタノールを得た。H NMR(300MHz、CDCl):δ3.48−3.47(d、2H)、2.00−1.89(m、5H)、1.51−1.43(m、1H)、1.35−1.26(m、2H)、1.05−0.96(m、2H)。
【0869】
製造例17.3:(3−エチルシクロペンチル)メタノール(シスおよびトランス立体異性体の混合物)
【化169】
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【0870】
段階1:3−エチルシクロペンタノン(4.00g、35.7mmol)のTHF(70mL)中の撹拌溶液に、−78℃でLDA(THF中2M、22.8mL、46.4mmol)を加え、反応液をその温度で30分間撹拌した。THF(70mL)中の1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−[(トリフルオロメチル)スルホニル]メタンスルホンアミド(14.0g、39.2mmol)を−78℃で加えた。混合物を室温に昇温させ、窒素雰囲気下に17時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、塩化アンモニウム水溶液でゆっくり反応停止し、MTBEで抽出した(30mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(30mLで2回)、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。シリカゲルカラム(10%から100%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、3−エチルシクロペンタ−1−エン−1−イルトリフルオロメタンスルホネートを得た。
【0871】
段階2:3−エチルシクロペンタ−1−エン−1−イルトリフルオロメタンスルホネート(1.0g、4.08mmol)のメタノール(15mL)およびDMF(10mL)中の撹拌溶液に、Pd(OAc)(45mg、0.20mmol)、DPPF(226mg、0.40mmol)およびEtN(2.3mL、16.3mmol)を加え、混合物をCOで15分間脱気した。次に、反応混合物を室温でCO雰囲気(風船)下に16時間撹拌した。反応混合物に水を加え、それをMTBE(330mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮した。シリカゲルカラム(0%から100%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、3−エチルシクロペンタ−1−エンカルボン酸メチルを得た。
【0872】
段階3:3−エチルシクロペンタ−1−エンカルボン酸メチル(1.60g、10.3mmol)のメタノール(15mL)中の撹拌溶液に、10%Pd/C(100mg)を加え、混合物を水素で10分間パージした。次に、反応混合物を水素雰囲気(風船)下に室温で16時間撹拌した。反応混合物をセライト層で濾過し、濾液を濃縮して乾固させて、3−エチルシクロペンタンカルボン酸メチルをシスおよびトランス異性体の混合物として得た。
【0873】
段階4:3−エチルシクロペンタンカルボン酸メチル(1.50g、9.61mmol)のTHF(10mL)中の撹拌溶液に、0℃でLAH(1M THF中溶液;9.6mL、9.6mmol)を加え、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を飽和NaSOで反応停止し、セライト層で濾過し、酢酸エチルで洗浄し、濾液を濃縮して乾固させて、(3−エチルシクロペンチル)メタノール(シスおよびトランス異性体の混合物)を得た。
【0874】
実施例17.1:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ)
【化170】
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【0875】
段階1:4,6−ジクロロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(500mg、2.6mmol)、PPh(762mg、2.91mmol)およびTHF(20mL)を合わせ、窒素雰囲気下に撹拌した。4−トリフルオロメチルベンジルアルコール(513mg、2.91mmol)のTHF(5mL)中溶液を室温で加えた。反応混合物を0℃に冷却し、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(587mg、2.91mmol)を滴下した。反応液を室温に昇温させ、N下、終夜撹拌した。反応液をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。粗残留物をEtOAc(20mL)に溶かし、p−トルエンスルホン酸(500mg、2.91mmol)を室温で加え、混合物を3時間撹拌した。生成した沈澱を濾過によって回収し、EtOAcで洗った。回収した沈澱をEtOAc(50mL)中でスラリーとし、飽和NaHCO水溶液(5mL)とともに30分間高撹拌した。有機層を分離し、水層をEtOAcで数回抽出した。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。粗生成物を20%から100%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、所望の異性体4,6−ジクロロ−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。H NMR(400MHz、CDCl):8.85(s、1H);7.96(s、1H);7.71(d、J=8.0Hz、2H)、7.33(d、J=8.0Hz、2H)、5.89(s、2H)。MS APCI C14Cl[M+H]の計算値:346、実測値:346。
【0876】
段階2:撹拌下、4,6−ジクロロ−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(200mg、0.99mmol)の脱気クロロホルム(20mL)中の溶液に、室温で、N−ブロモコハク酸イミド(352mg、1.98mmol)を加えた。反応液を1時間加熱還流した。混合物を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、2−ブロモ−4,6−ジクロロ−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。MS APCI C14BrCl[M+H]の計算値:426、実測値:426。
【0877】
段階3:バイアルに、2−ブロモ−4,6−ジクロロ−3−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(200mg、0.47mmol)、オクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン塩酸塩(Enamineから購入;147mg、0.9mmol)、フッ化カリウム(81mg、1.41mmol)、DIEA(246μL、1.41mmol)およびDMSO(2mL)を加えた。バイアルを密閉し、90℃で1時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から60%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、4,6−ジクロロ−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(ラセミ体)を得た。MS APCI C2119ClO[M+H]の計算値:471、実測値:471。
【0878】
段階4:乾燥機で乾燥し、窒素を流したバイアル中、4,6−ジクロロ−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(ラセミ体、180mg、0.38mmol)、5−クロロピリジン−3−ボロン酸(65.7mg、0.42mmol)、炭酸セシウム(617mg、1.9mmol)および1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−二塩化パラジウム(II)(46.3mg、0.076mmol)を合わせた。ジオキサン(75mL)を加え、バイアルを密閉し、90℃で4時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、セライトで濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(ラセミ)を得た。MS APCI C2622ClO[M+H]の計算値:548、実測値:548。
【0879】
段階5:酢酸パラジウム(II)(70mg、0.312mmol)および(R)−(+)−2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフチル(195mg、0.313mmol)を乾燥フラスコに入れた。N,N−ジメチルアセトアミド(18.7mL)を加え、混合物を窒素で3分間脱気した。硫酸(0.015mL)を加え、混合物を更に窒素で3分間脱気した。フラスコを密閉し、80℃で30分間加熱した。混合物を室温に冷却し、6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(ラセミ;0.5g、0.9mmol)、シアン化亜鉛(46mg、0.45mmol)および亜鉛(6mg、0.09mmol)を含む別の窒素パージしたフラスコに加えた。フラスコを窒素で5分間パージし、密閉し、100℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%酢酸エチル/ヘキサン、直線勾配)によって精製して、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(ラセミ)を得た。MS APCI C2722ClFO[M+H]の計算値:539、実測値:539。
【0880】
段階6および7:実施例2.1(段階5および6)に記載の手順と同様の手順を用い、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(ラセミ)を原料として、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ)を製造した。H NMR(500MHz、CDOD)δ8.59(s、1H)、8.51(s、1H)、8.23(s、1H)、7.65(d、J=6.0Hz、1H)、7.35(d、J=8.4、2H)、6.43(d、J=8.0Hz、2H)、5.55(d、J=17.2Hz、1H)、4.82(d、J=17.2Hz、1H)、3.92−4.00(m、2H)、3.46−3.51(m、2H)、3.10−3.25(m、1H)、3.05−3.10(m、1H)、1.24−1.32(m、4H)、0.86−0.91(m、2H)。MS APCI C2823ClF[M+H]の計算値:598、実測値:598。
【0881】
上記の手順と同様の手順を用いて、表17中の実施例(実施例17.1以外)を製造した。
【0882】
表17
【表17】
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【0883】
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【0884】
[この文献は図面を表示できません]
【0885】
図式22
【化171】
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【0886】
製造例18.1:4,6−ジクロロ−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(ラセミ)
【化172】
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【0887】
実施例2.1(段階1および2)に記載の手順と同様の手順を用い、4,6−ジクロロ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(製造例2.3)および(トランス)−オクタヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン・HCl(Enamineから購入)を原料として、4,6−ジクロロ−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(ラセミ)を製造した。
【0888】
製造例18.2:3−(トリブチルスタンニル)ピリダジン
【化173】
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【0889】
密閉式の管に、3−ブロモピリダジン(1.0g、6.28mmol)およびヘキサブチルジスタンナン(3.6mL、6.28mmol)を入れた。1,4−ジオキサン(4mL)を加え、反応混合物を窒素で5分間パージした。Pd(dppf)Cl・CHCl(153mg、0.018mmol)を加え、混合物を窒素で再度5分間脱気した。管を密閉し、100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、セライトで濾過し、酢酸エチルで洗浄し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物を、10%EtOAc/石油エーテル(0.1%EtN含有)を用いるカラムクロマトグラフィーによって精製して、3−(トリブチルスタンニル)ピリダジンを得た。MS ES/APCI C1630Sn[M+H]の計算値:371、実測値:371。H NMR(400MHz、CDCl):δ8.72(dd、J=1.5、2.4Hz、1H)、8.56(d、J=1.7Hz、1H)、8.37(d、J=2.6Hz、1H)、1.62−1.53(m、8H)、1.39−1.33(m、6H)、1.31−1.19(m、5H)、0.95−0.90(m、8H)。
【0890】
実施例18.1:3−{4−[5−クロロ−2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ)
【化174】
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【0891】
段階1:脱気ジオキサン:水(10mL:2mL)に、4,6−ジクロロ−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(ラセミ、422mg、1mmol)、5−クロロ−2−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(340mg、2mmol)およびCsCO(980mg、3mmol)を加え、次に[1,1′−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]PdCl(130mg、0.2mmol)を加えた。反応液を90℃で24時間加熱した。水およびEtOAcを加えた。水層をEtOAcで数回抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム(0%から60%EtOAc/ヘキサン)で精製して、6−クロロ−4−(5−クロロ−2−フルオロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(ラセミ)を得た。MS ES C2630ClFNO[M+H]の計算値:518、実測値:518。
【0892】
段階2:ジメチルアミン塩酸塩(580mg、7.25mmol)および重炭酸ナトリウム(812mg、9.67mmol)のEtOH:水(4mL:2mL)中溶液に、6−クロロ−4−(5−クロロ−2−フルオロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(ラセミ)(125mg、0.24mmol)を加えた。反応液を90℃で5時間加熱した。反応液を濃縮し、EtOAcで希釈した。有機層を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。シリカゲルカラム(0%から45%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、5−クロロ−3−{6−クロロ−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−イル}−N,N−ジメチルピリジン−2−アミン(ラセミ)を得た。MS ES C2836ClO[M+H]の計算値:543、実測値:543。
【0893】
段階3:バイアルに、HSO(6mg、0.005mmol)およびDMA(3mL)を入れ、Nで3分間脱気した。Pd(OAc)(13.5mg、0.005mmol)およびdppf(33.4mg、0.005mmol)を加えた。バイアルを密閉し、80℃で30分間加熱し、室温に冷却した。この溶液1mLを、N雰囲気下、5−クロロ−3−{6−クロロ−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−イル}−N,N−ジメチルピリジン−2−アミン(ラセミ、81mg、0.14mmol)、Zn(CN)(7.8mg、0.06mmol)およびZn(1.0mg、0.014mmol)を含む第2のバイアルに加えた。反応液を密閉し、95℃で18時間加熱した。水(5mL)を加え、水層をEtOAcで抽出した(5mLで2回)。合わせた有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム(0%から50%EtOAc/ヘキサン)で精製して、4−[5−クロロ−2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(ラセミ)を得た。MS ES C2936ClNO[M+H]の計算値:534、実測値:534。
【0894】
段階4:ヒドロキシルアミン塩酸塩(4.3mg、0.07mmol)および重炭酸ナトリウム(7mg、0.08mmol)を水(0.4mL)に溶かし、ガスを発生させながら室温で10分間撹拌した。この溶液を、4−[5−クロロ−2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリル(ラセミ、26mg、0.05mmol)のエタノール(0.2mL)中溶液に加えた。この反応混合物を90℃で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、水(2mL)で希釈した。固体を濾過して、(粗)4−[5−クロロ−2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−N−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミド(ラセミ)を得た。MS ES C2939ClN[M+H]の計算値:567、実測値:567。
【0895】
段階5:4−[5−クロロ−2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−N−ヒドロキシ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボキシイミドアミド(ラセミ、22mg、0.075mmol)および1,1′−カルボニルジイミダゾール(12mg、0.07mmol)のアセトニトリル(1mL)中溶液に、1,8−ジアザビシクロウンデカ−7−エン(23mg、0.15mmol)を加えた。反応液を室温で18時間撹拌した。反応液をCHClで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水NaSOで脱水し、濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム(0%から10%MeOH/CHCl)で精製して、3−{4−[5−クロロ−2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ)を得た。NMRは、回転異性体の8:2混合物を示している。H NMR(400MHz、CDOD)(主要回転異性体)δ8.27(d、J=2.8Hz、1H)、8.12(s、1H)、7.98(d、J=2.8Hz、1H)、3.76−4.04(m、3H)、3.35−3.51(m、3H)、3.13(m、1H)、2.98(m、1H)、2.53(s、6H)、2.34(m、1H)、1.64−1.77(m、3H)、1.44−1.56(m、3H)、1.12−1.24(m、3H)、0.71−0.84(m、7H)、0.50−0.62(m、2H)。MS ES C3037ClN[M+H]の計算値:593、実測値:593。
【0896】
実施例18.4:3−{4−[5−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ)
【化175】
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【0897】
段階1:2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エタノール(70mg、0.4mmol)のDMF(1.0mL)中溶液に、0℃で、NaH(24mg、0.6mmol)を加え、反応液を0℃で30分間撹拌した。6−クロロ−4−(5−クロロ−2−フルオロピリジン−3−イル)−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(ラセミ、実施例18.1段階1;100mg、0.2mmol)の溶液を加え、反応液を0℃で30分間撹拌した。飽和NHCl水溶液を加えることで反応停止し、EtOAcを用いて抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。0%から50%EtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、4−[2−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エトキシ)−5−クロロピリジン−3−イル]−6−クロロ−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(ラセミ)を得た。MS APCI C3449ClSi[M+H]の計算値:674、実測値:674。
【0898】
段階2から4:実施例18.1(段階3から5)に記載の手順と同様の手順に従い、4−[2−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エトキシ)−5−クロロピリジン−3−イル]−6−クロロ−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(ラセミ)を原料として、3−{4−[2−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エトキシ)−5−クロロピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ)を製造した。
【0899】
段階5:3−{4−[2−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エトキシ)−5−クロロピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ、20mg、0.027mmol)のTHF(1.0mL)中溶液に、室温でTBAF(0.1mL、THF中1M、0.1mmol)を加え、16時間撹拌した。反応液を濃縮し、残留物をCHCl/IPA(4:1、15mL)に溶かし、水(10mL)を用いて2回洗浄した。層を分離し、有機層を減圧下に濃縮した。0%から10%MeOH/CHClを用いるシリカゲルカラムでの残留物の精製によって、3−{4−[5−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ)を得た。H NMR(400MHz、CDCl)δ8.28(brs、2H)、7.26(s、1H)、4.70(d、J=10.2Hz、1H)、3.90(t、J=12.2Hz、2H)、3.70−3.80(m、3H)、3.45−3.74(m、2H)、3.17−3.32(m、2H)、3.10(t、J=12.4Hz、2H)、2.39(m、1H)、1.99(m、1H)、1.88(m、1H)、1.66−1.76(m、2H)、1.45−1.62(m、6H)、1.02−1.32(m、2H)、0.88(m、1H)、0.77(d、J=7.4Hz、3H)、0.42−0.60(m、2H)。MS ES C3036ClN[M−1]の計算値:608、実測値:608。
【0900】
実施例18.9:5−クロロ−3−{2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−イル}ピリジン−2(1H)−オン
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0901】
段階1:脱気1,2−ジメトキシエタン(15mL)に、4,6−ジクロロ−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(ラセミ、460mg、1.08mmol)、(2−(ベンジルオキシ)−5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸(Combi−Blocks Inc.から購入;372mg、1.41mmol)および2M NaCO水溶液(5mL、10mmol)を加え、次に、[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(159mg、0.2mmol)を加えた。反応液を90℃で6時間加熱した。水およびEtOAcを加えた。水層をEtOAcで数回抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム(0%から30%EtOAc/ヘキサン)で精製して、4−[2−(ベンジルオキシ)−5−クロロピリジン−3−イル]−6−クロロ−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(ラセミ)を得た。MS ES C3337Cl[M+H]の計算値:606、実測値:606。
【0902】
段階2:4−[2−(ベンジルオキシ)−5−クロロピリジン−3−イル]−6−クロロ−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(ラセミ、450mg、0.74mmol)、シアン化亜鉛(43mg、0.37mmol)およびPd(PPh(128mg、0.11mmol)を、乾燥バイアルに入れた。脱気DMA(4mL)を反応液に加え、反応液をAr雰囲気に入れ、密閉し、90℃で12時間加熱した。反応液を室温に冷却し、冷水をゆっくり加えた。水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。シリカゲルカラム(0%から50%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、4−[2−(ベンジルオキシ)−5−クロロピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルをラセミ混合物として得た。エナンチオマーを、2%IPA/98%ヘプタンを用いるキラルODカラムで分離した。MS ES C3437ClN[M+H]の計算値:597、実測値:597。
【0903】
段階3および4:4−[2−(ベンジルオキシ)−5−クロロピリジン−3−イル]−2−[(トランス)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルの先に溶出するエナンチオマーを原料として、実施例18.1(段階4および5)に記載の手順と同様の手順を用いて、3−{4−[2−(ベンジルオキシ)−5−クロロピリジン−3−イル]−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンを製造した。
【0904】
段階5:3−{4−[2−(ベンジルオキシ)−5−クロロピリジン−3−イル]−2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(23mg、0.03mmol)の無水CHCl中溶液に、0℃で、EtSiH(0.029mL、0.18mmol)およびPdCl(2mg、0.01mmol)を加えた。反応液を0℃で0.5時間撹拌し、濃縮した。残留物を、40%水/60%アセトニトリルで溶出を行うC−18カラムで精製して、5−クロロ−3−{2−[(4aR,7aR)−ヘキサヒドロシクロペンタ[b][1,4]オキサジン−4(4aH)−イル]−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−6−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−イル}ピリジン−2(1H)−オンを得た。H NMR(400MHz、CDOD)δ8.09(s、1H)、8.04(brs、1H)、7.76(d、J=2.8Hz、1H)、4.01(m、1H)、3.83−3.93(m、3H)、3.62(m、1H)、3.54(m、1H)、3.38(m、1H)、3.12(m、1H)、2.96(m、1H)、2.28(m、1H)、1.97(m、1H)、1.49−1.82(m、6H)、1.19−1.25(m、2H)、0.91−1.00(m、2H)、0.78(d、J=6.4Hz、3H)、0.57−0.74(m、3H)。MS ES C2832ClN[M+H]の計算値:566、実測値:566。
【0905】
実施例18.15:3−{3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化177】
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【0906】
段階1:密閉式の管に、4,6−ジクロロ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(実施例2.1、段階2;700mg、1.52mmol)、4−(トリブチルスタンニル)ピリダジン(619mg、1.67mmol)およびPd(dppf)Cl・ジクロロメタン錯体(68mg、0.084mmol)を入れた。窒素でパージしておいたジオキサン(8mL)を加えた。管を密閉し、100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、セライトで濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物を、溶出液として25%から40%酢酸エチル/石油エーテルを用いるシリカゲルカラムで精製して、6−クロロ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。MS ES/APCI C2831ClNO[M+H]の計算値:503、実測値:503。
【0907】
段階2:密閉式の管に、6−クロロ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(250mg、0.497mmol)およびZn(CN)(46mg、0.397mmol)を加えた。DMF(4mL)を加え、混合物を窒素で5分間パージした。Pd(dppf)Cl・ジクロロメタン錯体(20.2mg、0.024mmol)を加え、混合物を窒素で再度5分間脱気した。管を密閉し、140℃で2.5時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、溶出液として30%から45%酢酸エチル/石油エーテルを用いるシリカゲルカラムで精製して、3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ES/APCI C2931O[M+H]の計算値:494、実測値:494。
【0908】
段階3および4:実施例2.1(段階5および6)に記載のものと同様の手順を用い、3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを3−{3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンに変換した。MS ES/APCI C3032[M+H]の計算値:553、実測値:553。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ12.91(s、1H)、9.73(s、1H)、9.46(d、J=5.2Hz、1H)、8.10(dd、J=2.0、5.4Hz、1H)、7.97(s、1H)、7.48(d、J=7.2Hz、2H)、7.31−7.21(m、3H)、4.95−4.90(m、1H)、4.07−3.82(m、5H)、3.67−3.56(m、2H)、3.40−3.30(m、1H)、1.40−1.30(m、2H)、1.10−1.00(m、1H)、0.77−0.42(m、8H)、0.37−0.34(m、2H)。
【0909】
上記の手順と同様の手順を用い、表18中の実施例(実施例18.1、18.4、18.9および18.15以外)を製造した。一部の場合で、キラルカラムおよび標準的な分離技術を用いて、エナンチオマーを分離した。
【0910】
表18
【表18】
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【0911】
[この文献は図面を表示できません]
【0912】
[この文献は図面を表示できません]
【0913】
[この文献は図面を表示できません]
【0914】
[この文献は図面を表示できません]
【0915】
[この文献は図面を表示できません]
【0916】
図式23
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0917】
実施例19.1:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[1−メチル−2−(メチルスルファニル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ体)
【化179】
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【0918】
3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−(1−メチルエテニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(実施例9.1と同様の方法で合成;100mg、0.22mmol)を室温でMeOH(1.5mL)に溶解し、ナトリウムチオメトキシド(376mg、5.4mmol)を加えた。反応液を密閉し、65℃で2時間加熱した。飽和塩化アンモニウムで反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水MgSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から100%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[1−メチル−2−(メチルスルファニル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ体)を得た。H NMR(300MHz、CDCl)δ8.69−8.74(m、1H)、8.57−8.62(m、1H)、8.43(s、1H)、7.89−7.94(m、1H)、3.71−3.93(m、2H)、3.22−3.38(m、1H)、3.06−3.19(m、1H)、2.88−2.99(m、1H)、2.07(s、3H)、1.48−1.59(m、1H)、1.53(d、J=6.7Hz、3H)、1.22−1.38(m、2H)、1.08−1.21(m、1H)、0.85−1.07(m、3H)、0.78(d、J=6.4Hz、3H)、0.66−0.75(m、1H)、0.47−0.66(m、2H);MS ES C2529ClNS[M+H]の計算値:513、実測値:513。
【0919】
実施例19.2:3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[1−メチル−2−(メチルスルホニル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−ジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ体)
【化180】
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【0920】
ジクロロメタン(1.0mL)中、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[1−メチル−2−(メチルスルファニル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(実施例19.1、10mg、0.02mmol)に、0℃でm−CPBA(10mg、0.06mmol)を加え、反応混合物を、窒素雰囲気下に0℃で1時間、次に室温で14時間撹拌した。飽和NaHCO水溶液(2mL)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機抽出液をブライン(5mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。C−18逆相クロマトグラフィー(0%から100%CHCN/HO)による残留物の精製によって、3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[1−メチル−2−(メチルスルホニル)エチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ体)を得た。H NMR(300MHz、CDOD)δ8.72−8.85(m、2H)、8.24−8.35(m、2H)、3.81−4.17(m、4H)、3.48−3.79(m、1H)、2.98(s、3H)、1.99−2.14(m、1H)、1.46−1.65(m、1H)、1.59(d、J=6.7Hz、3H)、1.02−1.37(m、3H)、0.82−1.02(m、3H)、0.78(d、J=6.7Hz、3H)、0.44−0.68(m、2H);MS ES C2529ClNS[M+H]の計算値:545、実測値:545。
【0921】
実施例19.5:3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−{2−メチル−1−[(メチルスルホニル)メチル]プロピル}−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ラセミ)
【化181】
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【0922】
3−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−(3−メチルブタ−1−エン−2−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(実施例9.1と同様にして合成;20mg、0.046mmol)の無水エタノール(0.7mL)中の撹拌溶液に、メタンスルフィン酸ナトリウム(47mg、0.46mmol)を加え、次に酢酸(27μL、0.046mmol)を加えた。反応混合物を60℃で12時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、減圧下に濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶かし、水およびブラインで洗浄した。有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。得られた残留物を逆相分取HPLC(Kromasil C18、水/MeOH+0.1%TFA)によって精製して、3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−{2−メチル−1−[(メチルスルホニル)メチル]プロピル}−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(TFA塩、ラセミ体)を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ12.90(brs、1H)、8.86(s、1H)、8.85(s、1H)、δ8.43(s、1H)、8.24(s、1H)、4.07−3.96(m、2H)、3.84−3.79(m、1H)、3.67−3.64(m、2H)、3.02(s、3H)、2.21−2.16(m、1H)、1.39(d、J=11.6Hz、2H)、1.22−1.15(m、2H)、1.04(d、J=6.7Hz、3H)、0.83(d、J=6.7Hz、3H)、0.70(d、J=6.5Hz、3H)、0.78−0.41(m、6H)。MS ES/APCI C2733ClNS[M+H]の計算値:573、実測値:573。
【0923】
上記の手順と同様の手順を用い、表19中の実施例(実施例19.1、19.2および19.5以外)を製造した。
【0924】
表19
【表19】
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【0925】
[この文献は図面を表示できません]
【0926】
図式24
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0927】
実施例20.1 6−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}ピリジン−2(1H)−オン
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0928】
段階1:6−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(実施例2.1段階3;130mg、0.242mmol)、2−メトキシ−6−(トリ−n−ブチルスタンニル)ピリジン(122mg、0.308mmol)およびPd(PPh)(28.0mg、0.0242mmol)のDMF(2.9mL)中混合物を脱気し、窒素雰囲気下に100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水(10mL)で希釈した。反応混合物を酢酸エチルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層を、飽和KF水溶液(10mL)、水(10mLで2回)およびブライン(10mL)で洗浄した。有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。シリカゲルカラム(0%から50%EtOAc/ヘキサン)での残留物の精製によって、4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。MS ES C3537ClN[M+H]の計算値:609、実測値:609。
【0929】
段階2:4−(5−クロロピリジン−3−イル)−6−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(63.0mg、0.104mmol)、p−トルエンスルホン酸・1水和物(198mg、1.04mmol)および塩化リチウム(44.1mg、1.04mmol)のDMA(1.0mL)中の混合物を、窒素雰囲気下、100℃で24時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水(10mL)で希釈した。反応混合物をジクロロメタンで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層を水(10mLで2回)およびブライン(10mL)で洗浄した。有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。シリカゲルカラム(0%から10%CHCl/MeOH)での残留物の精製によって、6−{4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}ピリジン−2(1H)−オンを得た。H NMR(400MHz、CDCl)δ10.69(brs、1H)、8.71(d、J=2.4Hz、1H)、8.50(m、1H)、8.02(s、1H)、7.86(m、1H)、7.50(dd、J=9.0、6.8Hz、1H)、7.32−7.41(m、2H)、7.23−7.31(m、3H)、6.79−6.86(m、1H)、6.58(d、J=9.0Hz、1H)、4.66(m、1H)、4.08−1.14(m、2H)、3.92−4.07(m、2H)、3.62−3.74(m、1H)、3.36−3.54(m、3H)、1.39−1.51(m、2H)、1.02−1.18(m、1H)、0.80−0.94(m、1H)、0.75(d、J=6.4Hz、3H)、0.55−0.71(m、4H)、0.36−0.52(m、2H)。MS ES C3435ClN[M+H]の計算値:595、実測値:595。
【0930】
実施例20.1を上記の方法に従って製造した。
【0931】
表20
【表20】
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【0932】
図式25
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0933】
図式26
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0934】
実施例21.1:3−{4−(シクロブチルメトキシ)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0935】
段階1:4,6−ジクロロ−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(実施例2.1段階2;400mg、0.87mmol)のDMSO(5mL)中溶液に、シクロブチルメタノール(337mg、3.92mmol)、CsCO(848mg、2.61mmol)およびBINAP(108mg、0.17mmol)を加えた。窒素で10分間パージすることで、反応混合物を脱酸素し、Pddba(159mg、0.17mmol)を加えた。反応液を再度窒素パージによって5分間脱酸素した。反応フラスコを密閉し、混合物を100℃で16時間加熱した。反応混合物を冷却し、水(30mL)およびEtOAc(60mL)で希釈し、有機層を分離した。有機層を、水(10mLで2回)、次に飽和ブライン(30mLで2回)で洗浄した。有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(30%EtOAc/石油エーテル)で精製して、6−クロロ−4−(シクロブチルメトキシ)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。MS ES/APCI C2937ClN[M+H]の計算値:509、実測値:509。
【0936】
段階2:6−クロロ−4−(シクロブチルメトキシ)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(120mg、0.23mmol)のDMF(1.5mL)中溶液に、Zn(CN)(83mg、0.70mmol)を加え、混合物を窒素で10分間パージすることで脱酸素した。Pd(dppf)Cl・ジクロロメタン付加物(57.7mg、0.07mmol)を加え、反応液を再度5分間脱酸素した。反応フラスコを密閉し、混合物を140℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、EtOAc(50mL)で希釈し、有機層を分離した。有機層を水(50mLで2回)と次に飽和ブライン溶液(30mLで2回)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(40%EtOAc/石油エーテル)によって精製して、4−(シクロブチルメトキシ)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを得た。MS ES/APCI C3037[M+H]の計算値:500、実測値:500。
【0937】
段階3および4:実施例2.1(段階5および6)について記載の手順と同様の手順を用い、4−(シクロブチルメトキシ)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−カルボニトリルを3−{4−(シクロブチルメトキシ)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンに変換した。MS ES/APCI C3138[M+H]の計算値:559、実測値:559。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ12.66(s、1H)、7.58(s、1H)、7.39−7.37(m、2H)、7.24−7.15(m、3H)、4.60−4.54(m、2H)、4.43(dd、J=6.7、11.0Hz、1H)、4.25−4.15(m、1H)、4.05−3.95(m、1H)、3.92−3.82(m、4H)、3.45−3.35(m、1H)、3.12−3.05(m、1H)、2.80−2.73(m、1H)、2.12−2.09(m、2H)、1.96−1.85(m、4H)、1.68−1.60(m、2H)、1.32−1.29(m、3H)、1.20−1.16(m、1H)、1.01−0.99(m、2H)、0.84(d、J=6.5Hz、3H)、0.80−0.77(m、2H)。
【0938】
実施例21.2:3−{4−(1−シクロブチルエトキシ)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ジアステレオマーの混合物)
【化187】
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【0939】
段階1:1−シクロブチルエタン−1−オール(1.76g、17.60mmol)のDMF(10mL)中の撹拌溶液に、0℃で60%NaH(1.4g、35.19mmol)を数回に分けて加えた。20分間撹拌後、DMF(30mL)中の4,6−ジクロロ−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(製造例2.3、3.5g、11.73mmol)を、10分間の時間をかけてゆっくり加えた。反応液を室温に昇温させ、16時間撹拌した。その後、氷で反応停止し、水(80mL)で希釈し、酢酸エチル(30mLで3回)で抽出した。合わせた有機抽出液を水(25mL)およびブライン(25mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(12%から15%EtOAc/石油エーテルで溶出)によって精製して、6−クロロ−4−(1−シクロブチルエトキシ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。MS ES/APCI C2028ClN[M+H]の計算値:362、実測値:362。
【0940】
段階2:6−クロロ−4−(1−シクロブチルエトキシ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(3.5g、11.73mmol)のTHF(20mL)中の撹拌溶液に、−78℃で、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルマグネシウムクロライド・塩化リチウム錯体(THF/トルエン中1.0M、29.8mL、29.84mmol)を加えた。得られた溶液を2.5時間撹拌し、THF(20mL)中の1,3ジブロモ−5,5ジメチルヒダントイン(8.5g、29.84mmol)を−78℃で滴下した。反応液を30分間撹拌し、2時間かけてゆっくり室温に昇温した。0℃で飽和NHCl溶液(50mL)により反応停止し、EtOAc(20mLで2回)で抽出した。合わせた有機抽出液を水(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(8%から10%EtOAc/石油エーテルで溶出)によって精製して、2−ブロモ−6−クロロ−4−(1−シクロブチルエトキシ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを得た。MS ES/APCI C2027BrClNO[M+H]の計算値:440、実測値:440。
【0941】
段階3:マイクロ波管中、2−ブロモ−6−クロロ−4−(1−シクロブチルエトキシ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(1.5g、3.40mmol)のDMSO(15mL)中溶液に、(R)−3−フェニルモルホリン(797mg、4.77mmol)およびフッ化セシウム(3.6g、23.8mmol)を加えた。反応液を、マイクロ波装置において125℃で45分間加熱した。次に、反応液を水(50mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(30mLで2回)。合わせた有機抽出液を水(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(8%から10%EtOAc/石油エーテルで溶出)によって精製して、(3R)−4−(6−クロロ−4−(1−シクロブチルエトキシ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−3−フェニルモルホリンを得た。MS ES/APCI C3039ClN[M+H]の計算値:523、実測値:523。
【0942】
段階4から6:実施例21.1(段階2)および実施例2.1(段階5および6)について記載の手順と同様の手順に従って、(3R)−4−(6−クロロ−4−(1−シクロブチルエトキシ)−3−((トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−3−フェニルモルホリンを、3−{4−(1−シクロブチルエトキシ)−3−[(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メチル]−2−[(3R)−3−フェニルモルホリン−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(ジアステレオマーの混合物)に変換した。H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ12.70(s、1H)、7.56−7.55(m、1H)、7.40−7.37(m、2H)、7.24−7.15(m、3H)、5.72−5.65(m、1H)、4.59(d、J=6.8Hz、1H)、4.00−3.95(m、1H)、3.91−3.79(m、5H)、3.12−3.10(m、1H)、2.60−2.55(m、1H)、2.01−1.94(m、7H)、1.83−1.80(m、2H)、1.28−1.24(m、4H)、1.16(d、J=6.0Hz、3H)、1.04−1.01(m、2H)、0.84(d、J=6.4Hz、3H)、0.81−0.75(m、2H)。MS ES/APCI C3240[M−H]の計算値:571、実測値:571。
【0943】
実施例21.1および21.2を上記の方法に従って製造した。
【0944】
表21
【表21】
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【0945】
実施例2:FRETアッセイ
方法:p53タンパク質の結合に対する化合物の阻害活性を評価するため、HDM2 FRETアッセイを開発した。N末端Hisおよびチオレドキシン標識を有する、残基17から125(p53結合表面を含む、Science(1994) 265, 346−355)を有する切断型のHDM2を、pET32a発現ベクターで発生させ、大腸菌株BL21(DE3)Rosettaで発現させた。Ni−アフィニティクロマトグラフィーと、次にSuperdex 75 26/60カラムを用いるサイズ排除クロマトグラフィーを用いて、タンパク質を精製した。HDM2へのp53結合の阻害を評価するため、HDM2のp53結合ポケットに対する強いアフィニティを有するFITC標識8量体ペプチド(配列番号1:Ac−Phe−Arg−Dpr−Ac6c−(6−Br)Trp−Glu−Glu−Leu−NH;Anal Biochem. 2004 Aug 1 ;331(1):138−46)を用いた。HDM2アッセイ緩衝液は、1×リン酸緩衝生理食塩水(Invitrogen、カタログ番号14190)、0.01%BSA(Jackson ImmunoResearch、カタログ番号001−000−162)、0.01%Tween−20を含むものとした。1×アッセイ緩衝液中、組換えHDM2タンパク質、ペプチドおよびLumi4−Tbクリプタート−結合体マウス抗6×His抗体(cisbio、カタログ番号Tb61HISTLB)を加え、最終DMSO濃度が0.1%となるように化合物を含むProxiPlate PLUS(PerkinElmer、カタログ番号6008269)に移した。アッセイウェルでの試薬の最終濃度は、0.5nM HDM2、0.25nM 抗HIS(Tb標識)抗体および3nMペプチドである。加湿チャンバ中にて室温で2時間インキュベートした後、次の設定:励起:UV、340nM、2個の発光フィルター:それぞれ520nmおよび495nmでのEnVisionプレート読取装置でプレートの読取を行った。em520/em495の比率を用いて、阻害%を計算し、4−パラメータロジスティック方程式でIC50を得た。
【0946】
IC50の決定:用量−応答曲線を、阻害性化合物の10点連続希釈液からの阻害データからプロットした。化合物の濃度を、em520/Cem495比シグナルに対してプロットした。IC50値を得るため、用量−応答曲線を標準的なS字曲線に適合させ、非線形回帰分析によってIC50値を誘導した。上記の表中のIC50値は、最も近い整数に四捨五入したものである。
【0947】
実施例3:細胞生存性アッセイ
さらに、化合物について、存在するATPの定量に基づいて一定期間(例えば72時間)にわたり本発明の化合物で処理した後の培地中の生存細胞の数を測定する細胞生存性アッセイ(SJSA−1またはHCT−116細胞系)を用いて、HDM2タンパク質での活性を調べることができる(細胞生存性、IC50)[PromegaからのCellTiter−Glo(登録商標) Luminescent Cell Viability Assay]。SJSA−1細胞系で求めた実施例の化合物のIC50は、32から7963nMの範囲であった。HCT−116細胞系で求めた実施例の化合物のIC50は、31から9866nMの範囲であった。
【配列表】
[この文献には参照ファイルがあります.J-PlatPatにて入手可能です(IP Forceでは現在のところ参照ファイルは掲載していません)]