特許第6387468号(P6387468)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6387468ナビゲーション方法、装置、プログラム及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6387468
(24)【登録日】2018年8月17日
(45)【発行日】2018年9月5日
(54)【発明の名称】ナビゲーション方法、装置、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G01C 21/34 20060101AFI20180827BHJP
   G08G 1/0968 20060101ALI20180827BHJP
   G09B 29/10 20060101ALI20180827BHJP
   G09B 29/00 20060101ALI20180827BHJP
【FI】
   G01C21/34
   G08G1/0968
   G09B29/10 A
   G09B29/00 A
【請求項の数】30
【全頁数】40
(21)【出願番号】特願2017-542265(P2017-542265)
(86)(22)【出願日】2015年12月30日
(65)【公表番号】特表2017-534888(P2017-534888A)
(43)【公表日】2017年11月24日
(86)【国際出願番号】CN2015099732
(87)【国際公開番号】WO2017054358
(87)【国際公開日】20170406
【審査請求日】2016年3月17日
(31)【優先権主張番号】201510634512.8
(32)【優先日】2015年9月29日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513224180
【氏名又は名称】小米科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Xiaomi Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 国明
【審査官】 岩田 玲彦
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2011/0102637(US,A1)
【文献】 特開2014−006190(JP,A)
【文献】 特開2014−071595(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01C 21/00 −21/36
G08G 1/0968
G09B 29/00
G09B 29/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象機器から送信した始点情報と終点情報を受信するステップと、
前記始点情報と前記終点情報に基づいて始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップと、
前記目標経路ナビゲーション映像を前記対象機器に送信するステップとを含み、
前記の始点情報と終点情報に基づいて始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップの前に、
候補経路ナビゲーション映像を取得するステップをさらに含み、
前記候補経路のナビゲーション映像を取得するステップは、
移動映像と、映像取得装置が前記移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報とを取得するステップと、
前記位置情報を前記目標画像と関連付けて候補経路のナビゲーション映像を得るステップとを含むことを特徴とする
ナビゲーション方法。
【請求項2】
前記の始点情報と終点情報に基づいて始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点情報に含まれた始点位置情報と、前記終点情報に含まれた終点位置情報に基づいて前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップを含むことを特徴とする、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記始点情報が始点環境画像を含み、前記終点情報が終点環境画像を含み、
前記の始点位置情報と終点位置情報に基づいて前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点環境画像から始点参照物体情報を抽出し、前記終点環境画像から終点参照物体情報を抽出するステップと、
前記始点参照物体情報を始点位置情報として確定し、前記終点参照物体情報を終点位置情報として確定するステップと、
前記始点参照物体情報と前記終点参照物体情報に基づいて前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップとを含むことを特徴とする、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記始点情報が始点環境画像を含み、前記終点情報が終点環境画像を含み、
前記の始点位置情報と終点位置情報に基づいて前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点環境画像から始点文字情報を抽出し、前記終点環境画像から終点文字情報を抽出するステップと、
前記始点文字情報を始点位置情報として確定し、前記終点文字情報を終点位置情報として確定するステップと、
前記始点文字情報と前記終点文字情報に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップとを含むことを特徴とする、
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記の始点情報と終点情報に基づいて始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、記憶されている1つの候補経路のナビゲーション映像から前記目標経路ナビゲーション映像を切取るステップを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記の始点情報と終点情報に基づいて始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、記憶されている複数の候補経路のナビゲーション映像から前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記位置情報は、参照物体情報または文字情報を含むことを特徴とする
請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記の目標経路ナビゲーション映像を対象機器に送信するステップの後に、
前記対象機器から送信した経路再計画請求を受信するステップと、
前記経路再計画請求に基づき、新たな目標経路ナビゲーション映像を取得するステップと、
前記対象機器が前記新たな目標経路ナビゲーションに基づいてナビゲーションを行うように、前記対象機器に前記新たな目標経路ナビゲーション映像を送信するステップとをさらに含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
始点情報と終点情報を取得するステップと、
サーバーに前記始点情報と前記終点情報を送信するステップと、
前記サーバーから送信した始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を受信し、当該目標経路ナビゲーション映像は、前記サーバーが前記始点情報と前記終点情報に基づいて取得した映像であるステップと、
受信したナビゲーションのトリガー操作に応答して、前記目標経路ナビゲーション映像を再生するステップとを含み、
移動映像と、移動映像を採取する過程において静止状態にある時に取得した目標画像が対応する位置情報とを取得するステップと、
前記移動映像と前記目標画像を関連付けて、候補経路ナビゲーション映像を取得するステップと、
前記サーバーに、前記候補経路ナビゲーション映像を送信するステップとをさらに含むことを特徴とする
ナビゲーション方法。
【請求項10】
前記始点情報が始点環境画像を含み、前記終点情報が終点環境画像を含み、
前記の始点情報と終点情報を取得するステップは、
ナビゲーション命令を受信した場合に、始点環境画像と終点環境画像を取得するステップを含むことを特徴とする
請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記の目標経路ナビゲーション映像を再生するステップは、
現在の移動速度を検出するステップと、
前記移動速度に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像の再生速度と前記移動速度とが同等になるように、前記目標経路ナビゲーション映像を再生するステップとを含むことを特徴とする
請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記の目標経路ナビゲーション映像を再生するステップは、
前記目標経路ナビゲーション映像における目標画像位置まで再生した時に、ユーザに、
前記目標経路から逸脱したかどうかの確認を提示するために用いられる経路確認提示情報を表示するステップと、
前記経路確認提示情報に基づき経路再計画命令を受信した場合に、前記サーバーに経路再計画請求を送信して、前記サーバーが前記経路再計画請求に基づき新たな目標経路ナビゲーション映像を取得するステップとを含むことを特徴とする
請求項に記載の方法。
【請求項13】
移動映像と、移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報を取得するステップと、
前記サーバーが前記移動映像と前記目標画像を関連付けるように、前記移動映像と前記位置情報とを前記サーバーに送信するステップとをさらに含むことを特徴とする
請求項12の何れか1項に記載の方法。
【請求項14】
対象機器から送信した始点情報と終点情報を受信するために用いられる第1の受信モジュールと、
前記第1の受信モジュールにより受信した前記始点情報と前記終点情報に基づいて、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる第1の取得モジュールと、
前記取得モジュールにより取得した前記目標経路ナビゲーション映像を、前記対象機器に送信するために用いられる第1の送信モジュールとを備え
候補経路のナビゲーション映像を取得するために用いられる第2の取得モジュールをさらに備え、
前記第2の取得モジュールが、
移動映像と、映像取得装置が前記移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報とを取得するために用いられる第3の取得ユニットと、
前記第3の取得ユニットにより取得した前記位置情報と前記目標画像を関連付けて、候補経路のナビゲーション映像を得るために用いられる関連付けユニットとを備えることを特徴とする
ナビゲーション装置。
【請求項15】
前記第1の取得モジュールが、
始点情報に含まれた始点位置情報と、終点情報に含まれた終点位置情報に基づき前記目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる第1の取得ユニットを備えることを特徴とする
請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記始点情報が始点環境画像を含み、前記終点情報が終点環境画像を含み、
前記第1の取得ユニットが、
前記始点環境画像から始点参照物体情報を抽出し、前記終点環境画像から終点参照物体情報を抽出するために用いられる第1の抽出サブユニットと、
前記第1の抽出サブユニットにより抽出した前記始点参照物体情報を始点位置情報として確定し、前記第1の抽出サブユニットにより抽出した前記終点参照物体情報を終点位置情報として確定するために用いられる、第1の確定サブユニットと、
前記第1の確定サブユニットにより確定した前記始点参照物体情報と前記終点参照物体情報に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる第1の取得サブユニットとを備えることを特徴とする
請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記始点情報が始点環境画像を含み、前記終点情報が終点環境画像を含み、
前記第1の取得ユニットが、
前記始点環境画像から始点文字情報を抽出し、前記終点環境画像から終点文字情報を抽出するために用いられる第2の抽出サブユニットと、
前記第2の抽出サブユニットにより抽出した前記始点文字情報を始点位置情報として確定し、前記第2の抽出サブユニットにより抽出した前記終点文字情報を終点位置情報として確定するために用いられる第2の確定サブユニットと、
前記第2の確定サブユニットにより確定した前記始点文字情報と前記終点文字情報に基づいて前記目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる第2の取得サブユニットとを備えることを特徴とする
請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記第1の取得モジュールが、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、記憶されている1つの候補経路のナビゲーション映像から前記目標経路ナビゲーション映像を切取るために用いられる切取ユニットを備えることを特徴とする
請求項14に記載の装置。
【請求項19】
前記第1の取得モジュールが、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、記憶されている複数の候補経路のナビゲーション映像から前記目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる、第2の取得ユニットを備えることを特徴とする
請求項14に記載の装置。
【請求項20】
前記位置情報が、参照物体情報または文字情報を含むことを特徴とする
請求項14に記載の装置。
【請求項21】
前記対象機器から送信した経路再計画請求を受信するために用いられる第2の受信モジュールと、
前記第2の受信モジュールにより受信した前記経路再計画請求に応じて新たな目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる第3の取得モジュールと、
前記対象機器が前記新たな目標経路ナビゲーション映像に従いナビゲーションを行うように、前記第3の取得モジュールにより取得した前記新たな目標経路ナビゲーション映像を前記対象機器に送信するために用いられる第2の送信モジュールとをさらに備えることを特徴とする
請求項14に記載の装置。
【請求項22】
始点情報と終点情報を取得するために用いられる第1の取得モジュールと、
前記第1の取得モジュールにより取得した前記始点情報と前記終点情報をサーバーに送信するために用いられる第1の送信モジュールと、
前記サーバーから送信した始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を受信するために用いられ、前記目標経路ナビゲーション映像は、前記サーバーが前記第1の送信モジュールより送信した前記始点情報と前記終点情報に基づいて取得した映像である受信モジュールと、
受信したナビゲーションのトリガー操作に応答して、前記受信モジュールにより受信し前記目標経路ナビゲーション映像を再生するために用いられる再生モジュールとを備え
移動映像と、移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報とを取得するために用いられる第3の取得モジュールと、
前記第3の取得モジュールにより取得した前記移動映像を前記目標画像と関連付けて、候補経路のナビゲーション映像を得るために用いられる関連付けモジュールと、
前記関連付けモジュールにより関連付けられた前記候補経路のナビゲーション映像を前記サーバーに送信するために用いられる第3の送信モジュールとをさらに備えることを特徴とする
ナビゲーション装置。
【請求項23】
前記始点情報が始点環境画像を含み、前記終点情報が終点環境画像を含み、
前記第1の取得モジュールが、
ナビゲーション命令を受信した場合に、始点環境画像と終点環境画像を取得するために用いられる取得ユニットを備えることを特徴とする
請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記再生モジュールが、
現在の移動速度を検出するために用いられる検出ユニットと、
前記検出ユニットにより検出した前記移動速度に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像の再生速度と前記移動速度とが同等になるように、前記目標経路ナビゲーション映像を再生するために用いられる再生ユニットとを備えることを特徴とする
請求項22に記載の装置。
【請求項25】
前記再生モジュールが、
前記目標経路ナビゲーション映像における目標画像の位置まで再生した場合に、ユーザに、前記目標経路から逸脱したかどうかの確認を提示するための経路確認の提示情報を表示する表示ユニットと、
前記表示ユニットにより表示した前記経路確認の提示情報に基づいて経路再計画命令を受信した場合に、前記サーバーが経路再計画請求に従い新たな目標経路ナビゲーション映像を取得するように、前記サーバーに前記経路再計画請求を送信するために用いられる送信ユニットとを備えることを特徴とする
請求項22に記載の装置。
【請求項26】
移動映像と、移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報を取得するために用いられる第2の取得モジュールと、
前記サーバーが前記移動映像を前記目標画像と関連付けるように、第2の取得モジュールにより取得した前記移動映像と、前記位置情報とを前記サーバーに送信するために用いられる第2の送信モジュールとをさらに備えることを特徴とする
請求項2225の何れか1項に記載の装置。
【請求項27】
プロセッサーと、
プロセッサーで実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサーは、対象機器から送信した始点情報と終点情報を受信し、前記始点情報と前記終点情報に基づいて始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得し、前記目標経路ナビゲーション映像を前記対象機器に送信するように構成され
前記の始点情報と終点情報に基づいて始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得する前に、候補経路ナビゲーション映像を取得し、
前記候補経路のナビゲーション映像を取得することは、
移動映像と、映像取得装置が前記移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報とを取得することと、
前記位置情報を前記目標画像と関連付けて候補経路のナビゲーション映像を得ることとを含む
ことを特徴とする
ナビゲーション装置。
【請求項28】
プロセッサーと、
プロセッサーで実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサーは、始点情報と終点情報を取得し、前記始点情報と前記終点情報をサーバーに送信し、前記サーバーが送信した始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を受信し、前記目標経路ナビゲーション映像は前記サーバーが前記始点情報と前記終点情報に基づいて取得した映像であり、受信したナビゲーションのトリガー操作に応答して、前記目標経路ナビゲーション映像を再生するように構成され
移動映像と、移動映像を採取する過程において静止状態にある時に取得した目標画像が対応する位置情報とを取得し、前記移動映像と前記目標画像を関連付けて、候補経路ナビゲーション映像を取得し、前記サーバーに、前記候補経路ナビゲーション映像を送信するようにさらに構成されることを特徴とする
ナビゲーション装置。
【請求項29】
プロセッサーに実行されることにより、請求項1−13のいずれか1項に記載のナビゲーション方法を実現する、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されたプログラム。
【請求項30】
請求項29に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【相互参照】
【0001】
本願は、出願番号が201510634512.8であり、出願日が2015年09月29日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願の内容の全てを本願に援用する。
【技術分野】
【0002】
本願は、ナビゲーション技術分野に関し、特にナビゲーション方法装置、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
都市の現代化の急速な発展に伴って、ショッピングセンターなどの場所が大型化しつつある現在、ユーザは、設置されている案内表示板または地図のみによって、目的地を迅速に見つけることが困難になった。したがって、ユーザが目的地を迅速かつ容易に見つけるためのナビゲーション方法が求められている。
【0004】
関連技術において、室外ナビゲーションでは、基本的に、地図及び定位情報によりナビゲーションを行っている。室内ナビゲーションでは、一般的に、人工的に赤外線誘導装置を事前に構築してから、当該事前に構築された赤外線誘導装置によってユーザの現在位置決めを行うことができ、ユーザの始点位置と終点位置に基づいてナビゲーション経路を確定し、ユーザの現在位置及び該ナビゲーション経路に基づいてナビゲーションを行っている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記のような従来技術に存在する問題を克服するための、ナビゲーション方法装置、プログラム及び記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様によれば、
対象機器から送信した始点情報と終点情報とを受信するステップと、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップと、
前記目標経路ナビゲーション映像を前記対象機器に送信するステップとを含むナビゲーション方法を提供する。
【0007】
前記第1の態様によれば、前記第1の態様における第1の可能な実施形態において、前記の始点情報と終点情報に基づき、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点情報に含まれた始点位置情報と、前記終点情報に含まれた終点位置情報に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップを含む。
【0008】
前記第1の態様における第1の可能な実施形態によれば、前記第1の態様における第2の可能な実施形態において、前記始点情報は始点環境画像を含み、前記終点情報は終点環境画像を含み、
前記の、始点位置情報と終点位置情報に基づき目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点環境画像から始点参照物体情報を抽出し、前記終点環境画像から終点参照物体情報を抽出するステップと、
前記始点参照物体情報を始点位置情報として確定し、前記終点参照物体情報を終点位置情報として確定するステップと、
前記始点参照物体情報と前記終点参照物体情報に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップとを含む。
【0009】
前記第1の態様における第1の可能な実施形態によれば、前記第1の態様における第3の可能な実施形態において、前記始点情報は始点環境画像を含み、前記終点情報は終点環境画像を含み、
前記の、始点位置情報と終点位置情報に基づき目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点環境画像から始点文字情報を抽出し、前記終点環境画像から終点文字情報を抽出するステップと、
前記始点文字情報を始点位置情報として確定し、前記終点文字情報を終点位置情報として確定するステップと、
前記始点文字情報と前記終点文字情報に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップとを含む。
【0010】
前記第1の態様によれば、前記第1の態様における第4の可能な実施形態において、前記の始点情報と終点情報に基づき、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、記憶されている1つの候補経路のナビゲーション映像から前記目標経路ナビゲーション映像を切取るステップを含む。
【0011】
前記第1の態様によれば、前記第1の態様における第5の可能な実施形態において、前記の始点情報と終点情報に基づき、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、記憶されている複数の候補経路のナビゲーション映像から、前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップを含む。
【0012】
前記第1の態様ないし第1の態様における第5の可能な実施形態の何れか1項によれば、前記第1の態様における第6の可能な実施形態において、前記方法は、前記の始点情報と終点情報に基づき、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップの前に、
候補経路のナビゲーション映像を取得するステップをさらに含む。
【0013】
前記第1の態様における第6の可能な実施形態によれば、前記第1の態様における第7の可能な実施形態において、前記の候補経路のナビゲーション映像を取得するステップは、
移動映像と、映像取得装置が前記移動映像を取得する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報とを取得するステップと、
前記位置情報を前記目標画像と関連付けて候補経路のナビゲーション映像を得るステップとを含む。
【0014】
前記第1の態様における第7の可能な実施形態によれば、前記第1の態様における第8の可能な実施形態において、前記位置情報は参照物体情報または文字情報を含む。
【0015】
前記第1の態様によれば、前記第1の態様における第9の可能な実施形態において、前記方法は、前記目標経路ナビゲーション映像を前記対象機器に送信するステップの後に、さらに、
前記対象機器から送信した経路再計画請求を受信するステップと、
前記経路再計画請求に基づき、新たな目標経路ナビゲーション映像を取得するステップと、
前記対象機器が前記新たな目標経路ナビゲーション映像に基づきナビゲーションを行うように、前記対象機器に前記新たな目標経路ナビゲーション映像を送信するステップとを含む。
【0016】
本発明の第2の態様によれば、
始点情報と終点情報を取得するステップと、
前記始点情報と前記終点情報をサーバーに送信するステップと、
前記サーバーから送信した始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を受信し、ここで前記目標経路ナビゲーション映像は前記サーバーが前記始点情報と前記終点情報に基づいて取得したものであるステップと、
受信したナビゲーションのトリガー操作に応答して、前記目標経路ナビゲーション映像を再生するステップとを含むナビゲーション方法を提供する。
【0017】
前記第2の態様によれば、前記第2の態様における第1の可能な実施形態において、前記始点情報は始点環境画像を含み、前記終点情報は終点環境画像を含み、
前記の始点情報と終点情報を取得するステップは、
ナビゲーション命令を受信した場合に、始点環境画像と終点環境画像を取得するステップを含む。
【0018】
前記第2の態様によれば、前記第2の態様における第2の可能な実施形態において、前記の目標経路ナビゲーション映像を再生するステップは、
現在の移動速度を検出するステップと、
前記移動速度に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像の再生速度と前記移動速度とが同等になるように、前記目標経路ナビゲーション映像を再生するステップとを含む。
【0019】
前記第2の態様によれば、前記第2の態様における第3の可能な実施形態において、前記の目標経路ナビゲーション映像を再生するステップは、
前記目標経路ナビゲーション映像における目標画像位置まで再生した場合に、ユーザに、前記目標経路から逸脱したかどうかの確認を提示するための経路確認提示情報を表示するステップと、
前記経路確認提示情報に基づき経路再計画命令を受信した場合に、前記サーバーが前記経路再計画請求に従い新たな目標経路ナビゲーション映像を取得するように、前記サーバーに経路再計画請求を送信するステップとを含む。
【0020】
前記第2の態様ないし第2の態様における第3の可能な実施形態によれば、前記第2の態様における第4の可能な実施形態において、前記方法は、
移動映像と、移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した前記目標画像が対応する位置情報を取得するステップと、
前記サーバーが前記移動映像と目標画像を関連付けるように、前記移動映像と前記位置情報を前記サーバーに送信するステップとをさらに含む。
【0021】
前記第2の態様ないし第2の態様における第3の可能な実施形態によれば、前記第2の態様における第5の可能な実施形態において、前記方法は、
移動映像と、移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した前記目標画像が対応する位置情報を取得するステップと、
前記移動映像を目標画像と関連付けて、候補経路ナビゲーション映像を取得するステップと、
前記サーバーに前記候補経路ナビゲーション映像を送信するステップとをさらに含む。
【0022】
本発明の第3の態様によれば、
対象機器から送信した始点情報と終点情報を受信するために用いられる第1の受信モジュールと、
前記第1の受信モジュールにより受信した前記始点情報と前記終点情報に基づき、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる、第1の取得モジュールと、
前記取得モジュールにより取得した前記目標経路ナビゲーション映像を、前記対象機器に送信するために用いられる、第1の送信モジュールとを備えるナビゲーション装置を提供する。
【0023】
前記第3の態様によれば、前記第3の態様における第1の可能な実施形態において、前記第1の取得モジュールは、
前記始点情報に含まれた始点位置情報と、前記終点情報に含まれた終点位置情報に基づき前記目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる、第1の取得ユニットを備える。
【0024】
前記第3の態様における第1の可能な実施形態によれば、前記第3の態様における第2の可能な実施形態において、前記始点情報は始点環境画像を含み、前記終点情報は終点環境画像を含み、
前記第1の取得ユニットは、
前記始点環境画像から始点参照物体情報を抽出し、且つ前記終点環境画像から終点参照物体情報を抽出するために用いられる、第1の抽出サブユニットと、
前記第1の抽出サブユニットにより抽出した前記始点参照物体情報を始点位置情報として確定し、前記抽出サブユニットにより抽出した前記終点参照物体情報を終点位置情報として確定するために用いられる、第1の確定サブユニットと、
前記第1の確定サブユニットにより確定した前記始点参照物体情報と前記終点参照物体情報に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる、第1の取得サブユニットとを備える。
【0025】
前記第3態様における第1の可能な実施形態によれば、前記第3の態様における第3の可能な実施形態において、前記始点情報は始点環境画像を含み、前記終点情報は終点環境画像を含み、
前記第1の取得ユニットは、
前記始点環境画像から始点文字情報を抽出し、かつ前記終点環境画像から終点文字情報を抽出するために用いられる、第2の抽出サブユニットと、
前記第2の抽出サブユニットにより抽出した前記始点文字情報を始点位置情報として確定し、前記第2の抽出サブユニットにより抽出した前記終点文字情報を終点位置情報として確定するために用いられる第2の確定サブユニットと、
前記第2の確定サブユニットにより確定した前記始点文字情報と前記終点文字情報に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる第2の取得サブユニットとを備える。
【0026】
前記第3の態様によれば、前記第3の態様における第4の可能な実施形態において、前記第1の取得モジュールは、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、記憶されている1つの候補経路のナビゲーション映像から前記目標経路ナビゲーション映像を切取るために用いられる、切取ユニットを備える。
【0027】
第3の態様によれば、前記第3の態様における第5の可能な実施形態において、前記第1の取得モジュールは、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、記憶されている複数の候補経路のナビゲーション映像から前記目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる、第2の取得ユニットを備える。
【0028】
前記第3の態様ないし第3の態様における第5の可能な実施形態の何れか1項によれば、前記第3の態様における第6の可能な実施形態において、前記装置は、
候補経路のナビゲーション映像を取得するために用いられる第2の取得モジュールをさらに備える。
【0029】
前記第3の態様における第6の可能な実施形態によれば、前記第3の態様における第7の可能な実施形態において、前記第2の取得モジュールは、
移動映像と、映像取得装置が前記移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報とを取得するために用いられる第3の取得ユニットと、
前記第3の取得ユニットにより取得した前記位置情報を前記目標画像と関連付けて、候補経路のナビゲーション映像を得るために用いられる関連付けユニットとを備える。
【0030】
前記第3の態様における第7の可能な実施形態によれば、前記第3の態様における第8の可能な実施形態において、前記位置情報は、参照物体情報または文字情報を含む。
【0031】
前記第3の態様によれば、前記第3の態様における第9の可能な実施形態において、前記装置は、さらに、
前記対象機器から送信した経路再計画請求を受信するために用いられる第2の受信モジュールと、
前記第2の受信モジュールにより受信した前記経路再計画請求に従い新たな目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる、第3の取得モジュールと、
前記対象機器が前記新たな目標経路ナビゲーション映像に従いナビゲーションするように、前記第3の取得モジュールにより取得した前記新たな目標経路ナビゲーション映像を前記対象機器に送信するために用いられる第2の送信モジュールとを備える。
【0032】
本発明の第4の態様によれば、
始点情報と終点情報を取得するために用いられる第1の取得モジュールと、
前記第1の取得モジュールにより取得した前記始点情報と前記終点情報をサーバーに送信するために用いられる、第1の送信モジュールと、
前記サーバーにより送信した始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を受信するために用いられ、ここで、前記目標経路ナビゲーション映像は前記サーバーが前記第1の送信モジュールにより送信した前記始点情報と前記終点情報に基づいて取得したものである受信モジュールと、
受信したナビゲーションのトリガー操作に応答して、前記受信モジュールにより受信した前記目標経路ナビゲーション映像を再生するために用いられる再生モジュールと、を備えるナビゲーション装置を提供する。
【0033】
前記第4の態様によれば、前記第4の態様における第1の可能な実施形態において、前記始点情報は始点環境画像を含み、前記終点情報は終点環境画像を含み、
前記第1の取得モジュールは、
ナビゲーションの命令を受信した場合に、始点環境画像と終点環境画像を取得するために用いられる取得ユニットを備える。
【0034】
前記第4の態様によれば、前記第4の態様における第2の可能な実施形態において、前記再生モジュールは、
現在の移動速度を検出するために用いられる検出ユニットと、
前記検出ユニットにより検出した前記移動速度に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像の再生速度と前記移動速度とが同等になるように、前記目標経路ナビゲーション映像を再生するために用いられる再生ユニットとを備える。
【0035】
前記第4の態様によれば、前記第4の態様における第3の可能な実施形態において、前記再生モジュールは、
前記目標経路ナビゲーション映像における目標画像の位置まで再生した場合に、ユーザに、前記目標経路から逸脱したかどうかの確認を提示するための経路確認の提示情報を表示するために用いられる表示ユニットと、
前記表示ユニットにより表示した経路確認の提示情報に基づき経路再計画命令を受信した場合に、前記サーバーが前記経路再計画請求に従い新たな目標経路ナビゲーション映像を取得するように、前記サーバーに経路再計画請求を送信するために用いられる送信ユニットとを備える。
【0036】
前記第4の態様ないし第4の態様における第3の可能な実施形態の何れか1項によれば、前記第4の態様における第4の可能な実施形態において、前記装置は、さらに、
移動映像と、移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報を取得するために用いられる第2の取得モジュールと、
前記サーバーが前記移動映像を目標画像と関連付けるように、第2の取得モジュールにより受信した前記移動映像と前記位置情報を前記サーバーに送信するために用いられる第2の送信モジュールとを備える。
【0037】
前記第4の態様ないし第4の態様における第3の可能な実施形態の何れか1項によれば、前記第4の態様における第5の可能な実施形態において、前記装置は、さらに、
移動映像と、移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報とを取得するために用いられる第3の取得モジュールと、
前記第3の取得モジュールにより取得した前記移動映像を目標画像と関連付けて、候補経路のナビゲーション映像を得るために用いられる関連付けモジュールと、
前記関連付けモジュールにより関連付けた前記候補経路のナビゲーション映像を前記サーバーに送信するために用いられる第3の送信モジュールとを備える。
【0038】
本発明の第5の態様によれば、ナビゲーション装置を提供し、当該装置は、
プロセッサーと、
前記プロセッサーにより実行可能な命令を記憶するためのメモリと、
を含み、
前記プロセッサーは、
対象機器から送信した始点情報と終点情報を受信し、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得し、
前記目標経路ナビゲーション映像を前記対象機器に送信するように構成される。
【0039】
本発明の第6の態様によれば、ナビゲーション装置を提供し、当該装置は、
プロセッサーと、
前記プロセッサーにより実行可能な命令を記憶するためのメモリと、
を含み、
前記プロセッサーは、
始点情報と終点情報を取得し、
前記始点情報と前記終点情報をサーバーに送信し、
前記サーバーが送信した始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を受信し、前記目標経路ナビゲーション映像は、前記サーバーが前記始点情報と前記終点情報に基づいて取得したものであり、
受信したナビゲーションのトリガー操作に応答して、前記目標経路ナビゲーション映像を再生するように構成される。
【0040】
本発明の第7の態様によれば、
プロセッサーに実行されることにより、上記のナビゲーション方法を実現する、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されたプログラムを提供する。
【0041】
本発明の第8の態様によれば、
上記プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0042】
本発明により提供された技術案によれば、以下のような技術効果が奏される。
【0043】
本発明の実施形態において、対象機器から送信した始点情報と終点情報を受信し、前記始点情報と終点情報に基づき、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得し、対象機器に目標経路ナビゲーション映像を送信して、対象機器が目標経路ナビゲーション映像に基づいてナビゲーションすることで、より直感的にナビゲーションを行って、ナビゲーションの制限性を下げて、人工的に統一的な赤外線誘導装置を構築する必要がなくなり、汎用性及び適用性に優れ、多量の物理装置と労力を節約することができる。
【0044】
なお、前記一般的な記載及び後述の詳細な記載は、単なる例示的で解釈的な記載であり、本発明を限定しない。
【図面の簡単な説明】
【0045】
ここの図面は、明細書に組み入れて本明細書の一部分を構成し、本発明に該当する実施例を例示するとともに、明細書とともに本発明の原理を解釈する。
図1】例示的な一実施例に係るナビゲーション方法のフローチャートである。
図2】例示的な一実施例に係るナビゲーション方法のフローチャートである。
図3】例示的な一実施例に係るナビゲーション方法のフローチャートである。
図4】例示的な一実施例に係るナビゲーション装置のブロック図である。
図5】例示的な一実施例に係る第1の取得モジュールのブロック図である。
図6】例示的な一実施例に係る第1の取得ユニットのブロック図である。
図7】例示的な一実施例に係る第1の取得ユニットのブロック図である。
図8】例示的な一実施例に係る第1の取得モジュールのブロック図である。
図9】例示的な一実施例に係る第1の取得モジュールのブロック図である。
図10】例示的な一実施例に係るナビゲーション装置のブロック図である。
図11】例示的な一実施例に係る第2の取得モジュールのブロック図である。
図12】例示的な一実施例に係るナビゲーション装置のブロック図である。
図13】例示的な一実施例に係るナビゲーション装置のブロック図である。
図14】例示的な一実施例に係る第1の取得モジュールのブロック図である。
図15】例示的な一実施例に係る再生モジュールのブロック図である。
図16】例示的な一実施例に係る再生モジュールのブロック図である。
図17】例示的な一実施例に係るナビゲーション装置のブロック図である。
図18】例示的な一実施例に係るナビゲーション装置のブロック図である。
図19】例示的な一実施例に係るナビゲーションのための装置のブロック図である。
図20】例示的な一実施例に係るナビゲーションのための装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0046】
以下、例示的な実施例を詳しく説明し、その例示を図面に示す。以下の記載が図面に関わる場合、特に別の説明がない限り、異なる図面における同一符号は、同じ又は類似する要素を示す。以下の例示的な実施形態に記載の実施例は、本発明と一致する全ての実施例を代表するものではない。即ち、それらは、特許請求の範囲に記載の本発明のある側面に一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0047】
図1は、例示的な一実施例に係るナビゲーション方法のフローチャートである。図1に示すように、前記ナビゲーション方法はサーバーに用いられ、
対象機器から送信した始点情報と終点情報を受信するステップ101と、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップ102と、
前記対象機器に前記目標経路ナビゲーション映像を送信するステップ103とを含む。
【0048】
本発明の実施例において、対象機器から送信した始点情報と終点情報を受信し、前記始点情報と終点情報に基づき、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得し、対象機器に目標経路ナビゲーション映像を送信して、対象機器が目標経路ナビゲーション映像に基づいてナビゲーションすることで、より直感的にナビゲーションを行い、ナビゲーションの制限性を下げて、人工的に統一的な赤外線誘導装置を構築する必要がなくなり、汎用性及び適用性に優れ、多量の物理装置と労力を節約するようになる。
【0049】
本発明の他の一実施例において、前記始点情報と終点情報に基づき、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点情報に含まれた始点位置情報と、前記終点情報に含まれた終点位置情報に基づいて前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップを含む。
【0050】
本発明の他の一実施例において、前記始点情報は始点環境画像を含み、前記終点情報は終点環境画像を含み、
前記始点位置情報と終点位置情報に基づいて前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点環境画像から始点参照物体情報を抽出し、前記終点環境画像から終点参照物体情報を抽出するステップと、
前記始点参照物体情報を始点位置情報として確定し、前記終点参照物体情報を終点位置情報として確定するステップと、
前記始点参照物体情報と前記終点参照物体情報に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップとを含む。
【0051】
本発明の他の一実施例において、前記始点情報は始点環境画像を含み、該終点情報は終点環境画像を含み、
前記始点位置情報と終点位置情報に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点環境画像から始点文字情報を抽出し、前記終点環境画像から終点文字情報を抽出するステップと、
前記始点文字情報を始点位置情報として確定し、前記終点文字情報を終点位置情報として確定するステップと、
前記始点文字情報と前記終点文字情報に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップとを含む。
【0052】
本発明の他の一実施例において、前記始点情報と終点情報に基づいて始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、記憶されている1つの候補経路のナビゲーション映像から前記目標経路ナビゲーション映像を切取るステップを含む。
【0053】
本発明の他の一実施例において、前記始点情報と終点情報に基づいて始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、記憶されている複数の候補経路のナビゲーション映像から前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップを含む。
【0054】
本発明の他の一実施例において、前記方法は、前記始点情報と終点情報に基づいて始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップの前に、さらに、
候補経路のナビゲーション映像を取得するステップを含む。
【0055】
本発明の他の一実施例において、候補経路のナビゲーション映像を取得するステップは、
移動映像と、映像取得装置が前記移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報とを取得するステップと、
前記位置情報を目標画像と関連付けて、候補経路のナビゲーション映像を得るステップとを含む。
【0056】
本発明の他の一実施例において、前記位置情報は、参照物体情報または文字情報を含む。
【0057】
本発明の他の一実施例において、前記方法は、前記目標経路ナビゲーション映像を前記対象機器に送信するステップの後に、さらに、
前記対象機器から送信した経路再計画請求を受信するステップと、
前記経路再計画請求に従い新たな目標経路ナビゲーション映像を取得するステップと、
前記対象機器が前記新たな目標経路ナビゲーション映像に基づきナビゲーションを行うように、前記新たな目標経路ナビゲーション映像を前記対象機器に送信するステップとを含む。
【0058】
上述した選択可能な技術案の全ては、いずれも、任意の組み合わせにより本発明の選択可能な実施例を構成することができ、本発明の実施例では、詳細な説明を省略する。
【0059】
図2は、例示的な一実施例に係るナビゲーション方法のフローチャートである。図2に示すように、前記ナビゲーション方法は対象機器に用いられ、
始点情報と終点情報を取得するステップ201と、
前記始点情報と前記終点情報をサーバーに送信するステップ202と、
前記サーバーから送信した始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を受信し、前記目標経路ナビゲーション映像は前記サーバーが前記始点情報と前記終点情報に基づいて取得したものであるステップ203とを含む。
【0060】
本発明の実施例において、対象機器から送信した始点情報と終点情報を受信し、当該始点情報と終点情報に基づき、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得し、対象機器に目標経路ナビゲーション映像を送信して、対象機器が目標経路ナビゲーション映像に基づいてナビゲーションすることで、より直感的にナビゲーションを行い、ナビゲーションの制限性を下げて、人工的に統一的な赤外線誘導装置を構築する必要がなくなり、汎用性及び適用性に優れ、多量の物理装置と労力を節約するようになる。
【0061】
本発明の他の一実施例において、前記始点情報は始点環境画像を含み、前記終点情報は終点環境画像を含み、
前記始点情報と終点情報を取得するステップは、
ナビゲーション命令を受信した場合に、始点環境画像と終点環境画像を取得するステップを含む。
【0062】
本発明の他の一実施例において、前記目標経路ナビゲーション映像を再生するステップは、
現在の移動速度を検出するステップと、
前記移動速度に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像の再生速度と前記移動速度とが同等になるように、前記目標経路ナビゲーション映像を再生するステップとを含む。
【0063】
本発明の他の一実施例において、前記目標経路ナビゲーション映像を再生するステップは、
前記目標経路ナビゲーション映像中の、映像取得装置が移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報と関連付けられた位置まで再生した場合に、ユーザに、前記目標経路から逸脱したかどうかの確認を提示するための経路確認提示情報を表示するステップと、
前記経路確認提示情報に基づいて経路再計画命令を受信した場合に、前記サーバーが前記経路再計画請求に従い新たな目標経路ナビゲーション映像を取得するように、前記サーバーに経路再計画請求を送信するステップとを含む。
【0064】
本発明の他の一実施例において、前記方法は、さらに、
移動映像と位置情報を取得するステップと、
前記移動映像と前記位置情報を前記サーバーに送信して、前記サーバーが前記移動映像と前記位置情報とを関連付けるステップとを含む。
【0065】
本発明の他の一実施例において、前記方法は、さらに
移動映像と位置情報を取得するステップと、
前記移動映像を前記位置情報と関連付けて、候補経路のナビゲーション映像を得るステップと、
前記候補経路のナビゲーション映像を前記サーバーに送信するステップとを含む。
【0066】
上述した選択可能な技術案の全ては、いずれも、任意の組み合わせにより本発明の選択可能な実施例を構成することができ、本発明の実施例では詳細な説明を省略する。
【0067】
図3は、例示的な一実施例に係るナビゲーション方法のフローチャートである。図3に示すように、前記方法は、
対象機器が始点情報と終点情報を取得し、且つ前記始点情報と終点情報をサーバーに送信するステップ301を含む。
【0068】
本発明の実施例で、始点情報と終点情報は、文字情報、画像情報、音声情報などであってもよく、文字情報、画像情報及び音声情報など情報中の少なくとも2つの組み合わせであってもよい。本発明の実施例では具体的に限定しない。
【0069】
始点情報と終点情報が画像情報である場合、即ち、始点情報が始点環境画像を含み、終点情報が終点環境画像を含む場合、対象機器がナビゲーション命令を受信した場合に、対象機器は始点環境画像と終点環境画像を取得して、始点環境画像を始点情報として確定し、終点環境画像を終点情報として確定し、且つ前記始点情報と終点情報をサーバーに送信する。
【0070】
ここで、対象機器が始点環境画像を取得する時に、対象機器は現在位置する場所の環境に対して画像撮影を行って始点環境画像を得る。始点環境画像の有効利用率を高めるために、対象機器が現在位置する場所の環境に対して画像撮影する時に、現在位置に存在する文字情報の位置または存在する参照物体の位置に対し画像撮影を行って始点環境画像を得る。ここで、文字情報は、対象機器の現在位置する場所において比較的に目立つ、識別できる文字であり、且つ対照機器の現在位置を標識するために用いられる。参照物体は、建造物、バス停留所名などであり得、本発明の実施例では、これらを具体的に限定しない。
【0071】
対象機器が終点環境画像を取得する場合、ユーザにより対象機器に記憶されている画像ライブラリから直接に検索することができるばかりではなく、サーバーから終点環境画像を取得することもでき、本発明の実施例では、具体的に限定しない。
【0072】
ここで、対象機器がサーバーから終点環境画像を取得する場合、対象機器は、ユーザにより入力した終点画像の記述情報を受信でき、且つ当該終点画像の記述情報をサーバーに送信する。サーバーは前記終点画像の記述情報を受信したら、記憶されている画像ライブラリから前記終点画像の記述情報にマッチングする少なくとも1つの画像を取得し、この少なくとも1つの画像を対象機器に送信する。対象機器はこの少なくとも1つの画像を受信したら、この少なくとも1つの画像を表示でき、且つ指定画像の選択命令を受信した場合に、当該指定画像を終点環境画像として確定でき、ここで、前記指定画像は前記少なくとも1つの画像のうちの任意の画像である。
【0073】
前記終点画像の記述情報は、文字情報、音声情報などであってもよく、文字情報、音声情報などの少なくとも2つの組み合わせであってもよい。本発明の実施例では、それに対して具体的に限定しない。なお、指定画像の選択命令は、この少なくとも1つの画像から指定画像を選択するために用いられ、且つ、指定画像の選択命令は、ユーザが指定操作によりトリガーすることができる。前記指定操作は、クリック操作、スライド操作、音声操作などであってもよく、本願は、それを具体的に限定しない。
【0074】
なお、対象機器がユーザを通じて対象機器に記憶されている画像ライブラリから直接に終点環境画像を検索する場合、対象機器に画像ライブラリを記憶させる必要がある。画像ライブラリ中の画像が多い場合、対象機器中の大きいスペースを占有しており、且つナビゲーション機能を実現するためには、ナビゲーションが必要な各装置ごとに画像ライブラリを記憶させる必要がある。対象機器が、サーバーから終点環境画像を取得する場合、画像ライブラリがサーバーに記憶されているため、ナビゲーションをしようとする装置のいずれもサーバーから取得することができ、装置のメモリスペースを節約できる。しかしながら、この場合装置は、サーバーとインタラクションする必要があり、インタラクションの回数と時間が増える。したがって、実際の応用においては、異なる需要に応じて異なる取得方式を選択でき、本発明の実施例はこれを具体的に限定しない。
【0075】
ここで、対象機器は、スマートメガネ、スマートフォン、スマートウォッチ等であってもよい。本発明の実施例は、これを具体的に限定しない。
【0076】
また、ナビゲーション命令は、ナビゲーションのために用いられ、ユーザが指定操作によりトリガーすることができ、本発明の実施例では、これに対して具体的に限定しない。なお、本発明の実施例により提供されたナビゲーション方法は、室内ナビゲーションに限らず、室外ナビゲーションにも応用される。同様に、本発明の実施例では、これに対して具体的に限定しない。
【0077】
さらに、本発明の実施例により提供されたナビゲーション方法は、室内ナビゲーションだけでなく、室外ナビゲーションにも応用される。室内ナビゲーションは現在場所における室内位置に対しナビゲーションすることであり、前記の現在場所における室内位置は、一般的に現在場所の位置に基づき得られ、当該現在場所の位置は現在場所の地理位置により確定される。従って、室内ナビゲーションの精度を高めるために、対象機器は現在位置の地理位置情報を確定し、さらに現在位置の地理位置情報をサーバーに送信することができる。室外ナビゲーションは、2つの異なる室外位置のナビゲーションを実現するものであり、当該2つの異なる室外位置は一般的に位置情報により確定される。即ち、室外ナビゲーションは、始点地理位置情報と終点地理位置情報を確定する必要がある。したがって、室外ナビゲーションの正確度を高めるために、対象機器は、現在位置の地理位置情報を確定して始点地理位置情報とし、且つ終点地理位置情報を確定し、さらに始点位置情報と終点地理位置情報をサーバーに送信することができる。
【0078】
室外ナビゲーションにおいて、対象機器が終点地理位置情報を確定した場合、対象機器はユーザによって入力された終点位置記述情報を受信でき、さらに当該終点位置記述情報をサーバーに送信する。サーバーは、前記終点位置記述情報を受信したら、前記終点位置記述にマッチングする少なくとも1つの地理位置情報を取得し、さらに当該少なくとも1つの地理位置情報を対象機器に送信する。対象機器は、この少なくとも1つの地理位置情報を受信した場合、この少なくとも1つの地理位置情報を表示し、また、指定地理位置情報の選択命令を受信した場合に、当該指定地理位置情報を終点地理位置情報として確定でき、ここで、前記指定地理位置情報は、前記少なくとも1つの地理位置情報のうちの任意の地理位置情報である。
【0079】
なお、対象機器が現在位置の地理位置情報を確定する場合、GPS(Global Positioning System、全地球測位システム)測位、ユーザ入力、またはGPS測位とユーザ入力との組み合わせにより確定する。前記地理位置情報は、文字情報、音声情報、または文字情報と音声情報との組み合わせであってもよく、本発明の実施例では、これに対して具体的に限定しない。
【0080】
また、指定地理位置情報の選択命令は、前記少なくとも1つの地理位置情報から指定地理位置情報を選択するために用いられる。前記指定地理位置情報の選択命令のトリガーとして、ユーザによって指定操作を通して行われてもよく、本発明の実施例では、それに対して具体的に限定しない。
【0081】
ステップ302において、サーバーは、前記始点情報と終点情報を受信した場合、前記始点情報と終点情報に基づき、始点から終点までの目標経路ナビゲーション映像を取得する。
【0082】
ナビゲーションをより直感的に行うために、本発明の実施例は、ナビゲーション映像に基づきナビゲーションを行う。即ち、サーバーは、前記始点情報と終点情報を受信した場合、前記始点情報と終点情報に基づき、始点から終点までの目標経路ナビゲーション映像を取得する必要がある。サーバーが、前記始点情報と終点情報に基づき、始点から終点までの目標経路ナビゲーション映像を取得する場合、前記サーバーは始点位置情報と終点位置情報に基づき、目標経路ナビゲーション映像を取得することができ、ここで、始点情報に始点位置情報が含まれ、終点情報に終点位置情報が含まれる。
【0083】
前記ステップ301において、始点情報に始点環境画像が含まれ、終点情報に終点環境画像が含まれると記載され、始点位置情報と終点位置情報は参照物体情報のみならず、文字情報であってもよく、且つGPS情報などであってもよい。従って本発明の実施例では、始点位置情報と終点位置情報を参照物体情報または文字情報とする場合を例にして説明し、この場合、サーバーが始点位置情報と終点位置情報に基づき、目標経路ナビゲーション映像を取得する形態は、以下の二つの形態を含む。
【0084】
第1の形態において、サーバーが始点環境画像から始点参照物体情報を抽出し、終点環境画像から終点参照物体情報を抽出し、始点参照物体情報を始点位置情報として確定し、終点参照物体情報を終点位置情報として確定し、且つ前記始点参照物体情報と終点参照物体情報に基づいて目標経路ナビゲーション映像を取得する。
【0085】
ここで、サーバーが、前記始点参照物体情報と終点参照物体情報に基づいて目標経路ナビゲーション映像を取得する場合、当該サーバーは前記始点参照物体情報と終点参照物体情報に基づき、記憶されている1つの候補経路のナビゲーション映像から目標経路ナビゲーション映像を切取ることができる。または、前記サーバーは、始点参照物体情報と終点参照物体情報に基づき、記憶されている複数の候補経路のナビゲーション映像から、目標経路ナビゲーション映像を取得することができる。
【0086】
サーバーが、前記始点参照物体情報と終点参照物体情報に基づき、記憶されている1つの候補経路のナビゲーション映像から目標経路ナビゲーション映像を切取る操作は、サーバーが前記候補経路のナビゲーション映像から複数フレームの映像画面を解析し、且つ前記複数フレームの映像画面から、それぞれ、1つの候補参照物体情報を抽出して複数の候補参照物体情報を得、この複数の候補参照物体情報から、始点参照物体情報に一致する候補参照物体情報を選択し、且つ選択された候補参照物体情報が位置する映像画面を始点映像画面として確定し、及び、この複数の候補参照物体情報から、終点参照物体情報に一致する候補参照物体情報を選択し、且つ選択された候補参照物体情報が位置する映像画面を終点映像画面として確定した後、前記サーバーは前記候補経路のナビゲーション映像から始点映像画面と終点映像画面の間の映像を切取って、目標経路ナビゲーション映像を得る操作である。
【0087】
サーバーが始点参照物体情報と終点参照物体情報に基づき、記憶されている複数の候補経路のナビゲーション映像から目標経路ナビゲーション映像を取得する場合、前記複数の候補経路のナビゲーション映像は、何れも1つの始点候補参照物体情報と終点候補参照物体情報を含む。そのため、サーバーが始点参照物体情報と終点参照物体情報に基づき、記憶されている複数の候補経路のナビゲーション映像から目標経路ナビゲーション映像を取得する場合、前記サーバーは、この複数の候補経路のナビゲーション映像の始点候補参照物体情報と終点候補参照物体情報を取得でき、前記複数の候補経路のナビゲーション映像の始点候補参照物体情報に基づき、前記複数の候補経路のナビゲーション映像から、始点候補参照物体情報が始点参照物体情報と同じである候補経路のナビゲーション映像を選択する。選択された候補経路のナビゲーション映像の終点候補参照物体情報と終点参照物体情報とが同じであるか否かを判定する。選択された候補経路のナビゲーション映像の終点候補参照物体情報と終点参照物体情報とが一致しない場合、選択された候補経路のナビゲーション映像の終点候補参照物体情報を始点参照物体情報として、選択された候補経路のナビゲーション映像の終点文字標識が終点参照物体情報と同じくなるまで、前記複数の候補経路のナビゲーション映像の始点候補参照物体情報に基づき、前記複数の候補経路のナビゲーション映像から始点候補参照物体情報が始点参照物体情報と同じである候補経路のナビゲーション映像を選択するステップを復帰実行する。このようにして、サーバーは前記複数の候補経路のナビゲーション映像から目標経路における少なくとも1つの候補経路のナビゲーション映像を選択し、且つ当該少なくとも1つの候補経路のナビゲーション映像を目標経路ナビゲーション映像に編成する。
【0088】
第2の形態は、サーバーは始点環境画像から始点文字情報を抽出し、終点環境画像から終点文字情報を抽出して、始点文字情報を始点位置情報として確定し、終点文字情報を終点位置情報として確定し、且つ始点文字情報と終点文字情報に基づいて目標経路ナビゲーション映像を取得する。
【0089】
第2の形態において、サーバーは始点環境画像に対し文字的な識別を行って始点文字情報を得、終点環境画像に対し文字的な識別を行って終点文字情報を得、始点文字情報と終点文字情報に基づき、記憶されている1つの候補経路のナビゲーション映像から目標経路ナビゲーション映像を切取る。または、サーバーは始点環境画像に対し文字的な識別を行って始点文字情報を得、終点環境画像に対し文字的な識別を行って終点文字情報を得、始点文字情報と終点文字情報に基づき、記憶されている複数の候補経路のナビゲーション映像から目標経路ナビゲーション映像を取得する。
【0090】
サーバーが前記始点文字情報と終点文字情報に基づき、記憶されている1つの候補経路のナビゲーション映像から目標経路ナビゲーション映像を切取る操作は、サーバーが前記候補経路のナビゲーション映像から複数フレーム映像画面を解析し、当該複数フレーム映像画面から、それぞれ、1つの候補文字情報を抽出して、複数の候補文字情報を得、この複数の候補文字情報から、始点文字情報と同じである候補文字情報を選択し、選択された候補文字情報が位置する映像画面を始点映像画面として確定し、及び、前記複数の候補文字情報から、終点文字情報と同じである候補文字情報を選択し、選択された候補文字情報が位置する映像画面を終点映像画面として確定した後、前記サーバーが前記候補経路のナビゲーション映像から始点映像画面と終点映像画面の間の映像を切取って、目標経路ナビゲーション映像を得る操作である。
【0091】
本発明の実施例で、前記複数の候補経路のナビゲーション映像の何れも、始点候補文字情報と終点候補文字情報を含み得る。そのため、サーバーが、始点文字情報と終点文字情報に基づき、記憶されている複数の候補経路のナビゲーション映像から目標経路ナビゲーション映像を選択する場合、前記サーバーは、前記複数の候補経路のナビゲーション映像の始点候補文字情報と終点候補文字情報を取得できる;また、前記複数の候補経路のナビゲーション映像の始点候補文字情報に基づき、この複数の候補経路のナビゲーション映像から始点候補文字情報が始点文字情報と同じの候補経路のナビゲーション映像を選択する;選択された候補経路のナビゲーション映像の終点候補文字情報と終点文字情報とが同じであるか否かを判定する;選択された候補経路のナビゲーション映像の終点候補文字情報と終点文字情報とが同じでない場合、選択された候補経路のナビゲーション映像の終点候補文字情報を始点文字情報として、選択された候補経路のナビゲーション映像の終点文字標識が終点文字情報と同じくなるまで、前記複数の候補経路のナビゲーション映像の始点候補文字情報に基づき、この複数の候補経路のナビゲーション映像から始点候補文字情報が始点文字情報と同じである候補経路のナビゲーション映像を選択するステップを復帰実行する。このようにして、サーバーは、この複数の候補経路のナビゲーション映像から目標経路における少なくとも1つの候補経路のナビゲーション映像を選択し、この少なくとも1つの候補経路のナビゲーション映像を目標経路ナビゲーション映像に編集する。
【0092】
例えば、サーバーは始点環境画像に対し文字的な識別を行って始点文字情報Aを得、終点環境画像に対し文字的な識別を行って終点文字情報Fを得た。仮に、サーバーが取得した複数の候補経路のナビゲーション映像が、それぞれナビゲーション映像21、ナビゲーション映像22、ナビゲーション映像23、ナビゲーション映像24及びナビゲーション映像25であり、且つ、ナビゲーション映像21の始点候補文字情報がA、終点候補文字情報がBであり、ナビゲーション映像22の始点候補文字情報がD、終点候補文字情報がFであり、ナビゲーション映像23の始点候補文字情報がB、終点候補文字情報がDであり、ナビゲーション24の始点候補文字情報がG、終点候補文字情報がHであり、ナビゲーション映像25の始点候補文字情報がM、終点候補文字情報がNである場合、サーバーが、始点文字情報Aに基づき、前記5つの候補経路のナビゲーション映像から選択した始点候補文字情報と始点文字情報とが同じである候補経路のナビゲーション映像はナビゲーション映像21である。しかしながら、ナビゲーション映像21の終点候補文字情報Bが終点文字情報Fに一致しないため、サーバーは、ナビゲーション映像21の終点候補文字情報Bを始点文字情報として、前記5つの候補経路のナビゲーション映像から、始点候補文字情報が始点文字情報と同じである候補経路のナビゲーション映像を選択し、即ちナビゲーション映像23を選択する。しかしながら、ナビゲーション映像23の終点候補文字情報Dも終点文字情報Fと同一でないため、サーバーは、ナビゲーション23の終点候補文字情報Dを始点文字情報として、前記5つのナビゲーション映像から、始点候補文字情報が始点文字情報と同じである候補経路のナビゲーション映像を選択し、即ちナビゲーション映像22を選択する。しかも、ナビゲーション22の終点候補文字情報Fと終点文字情報Fとは同じである。この場合、前記サーバーはナビゲーション映像21、ナビゲーション映像23及びナビゲーション映像22を目標経路における少なくとも1つの候補経路のナビゲーション映像として確定し、この少なくとも1つの候補経路のナビゲーション映像に基づいて目標経路ナビゲーション映像に編集することができる。
【0093】
ここで、サーバーは、上述した2つの形態により目標経路ナビゲーション映像をそれぞれ取得できるばかりでなく、上述した2つの形態を組み合わせて目標経路ナビゲーション映像を取得して、目標経路ナビゲーション映像の取得正確度を向上できる。
【0094】
なお、以上に言及された始点情報と終点情報は、文字情報、画像情報のほか、GPS情報等であってもよい。そのため、サーバーは、上述した方法により始点位置情報と終点位置情報に基づき目標経路ナビゲーション映像を取得する以外に、始点情報と終点情報に基づき、記憶されている1つの候補経路のナビゲーション映像から目標経路ナビゲーション映像を切取ることもできる。または、前記サーバーは、始点情報と終点情報に基づき、記憶されている複数の候補経路のナビゲーション映像から目標経路ナビゲーション映像を取得できる。且つサーバーが始点情報と終点情報に基づき、記憶されている1つの候補経路のナビゲーション映像から目標経路ナビゲーション映像を取得する方法は、上述した方法と同一であってもよい。また、前記サーバーが始点情報と終点情報に基づき、記憶されている複数の候補経路のナビゲーション映像から目標経路ナビゲーション映像を取得する方法も、上述した方法と同じであってもよい。本発明の実施例では、これらについての詳細な説明を省略する。
【0095】
さらに、サーバーが始点情報と終点情報に基づいて始点から終点までの目標経路ナビゲーション映像を取得する前に、前記サーバーは候補経路のナビゲーション映像を取得することもできる。
【0096】
ここで、サーバーが候補経路のナビゲーション映像を取得する場合、前記サーバーは移動映像と、映像取得装置が移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報とを取得することできる。その後、前記サーバーは、前記位置情報を前記目標画像と関連付けて、候補経路のナビゲーション映像を得る。ここで、前記位置情報は、参照物体情報または文字情報を含むことができ、実際の応用において、前記位置情報は、地理位置情報などの他の情報を含むことも可能である。本発明の実施例では、これに対して具体的に限定しない。
【0097】
さらに、室外ナビゲーションにおいて、サーバーが対象機器から送信した始点地理位置情報と終点地理位置情報を受信した場合、室外ナビゲーションの精度を向上させるために、前記サーバーは、始点地理位置情報と終点地理位置情報に基づき、記憶されている1つの候補経路のナビゲーション映像から始点地理位置と終点地理位置の間のナビゲーション映像を切取り、切取ったナビゲーション映像から、上記方法に従い目標経路ナビゲーション映像を切取ることもできる。この場合、候補経路のナビゲーション映像において、各映像画面の地理位置情報が関連付けられる。サーバーが記憶されている複数の候補経路のナビゲーション映像から目標経路ナビゲーション映像を取得する場合、前記サーバーは始点地理位置情報と終点地理位置情報に基づき、前記複数の候補経路のナビゲーション映像から、始点地理位置と終点地理位置の間の候補経路のナビゲーション映像を選択し、選択された候補経路のナビゲーション映像から上記方法に従い目標経路ナビゲーション映像を取得する。
【0098】
室内ナビゲーションにおいて、前記複数の候補経路のナビゲーション映像が、複数の場所の候補経路のナビゲーション映像、即ち、複数の地理位置情報が対応する候補経路のナビゲーション映像であってもよいため、この複数の候補経路のナビゲーション映像に複数の地理位置情報が対応する候補ナビゲーション映像が記憶されている場合、一般的に、地理位置情報と候補経路のナビゲーション映像の間の対応関係が記憶され、且つ各地理位置情報が存在する場所に複数の室内空間が含まれる可能性がある。そのため、地理位置情報が存在する場所で室内ナビゲーションを行い、室内ナビゲーションの精度を向上するために、サーバーは、対象機器の現在位置の地理位置情報を受信した場合、前記地理位置情報に基づき、地理位置情報と候補経路のナビゲーション映像の間の対応関係から、前記地理位置情報が対応する複数の候補経路のナビゲーション映像を取得し、さらに、前記地理位置情報が対応する複数の候補経路のナビゲーション映像から目標経路ナビゲーション映像を取得する。
【0099】
さらに、サーバーが、前記複数の候補経路のナビゲーション映像から、前記地理位置情報が対応する複数の候補経路のナビゲーション映像を取得する前に、前記サーバーにより取得した移動映像と位置情報は、複数の映像取得装置から送信したものであってもよく、1つの映像取得装置から送信したものであってもよい。且つ前記位置情報が地理位置情報の場合、前記移動映像における各目標画像が対応する位置情報は同じである。そのため、前記サーバーは、少なくとも1つの映像取得装置により送信した移動映像と地理位置情報を受信できる。前記少なくとも1つの映像取得装置における各映像取得装置について、サーバーはこの映像取得装置により送信した移動映像から、複数の目標画像を識別でき、この複数の目標画像に基づき、前記映像取得装置により送信した移動映像の分解を行って複数の候補経路のナビゲーション映像を得る。また、前記映像取得装置の地理位置情報に基づき、前記複数の候補経路のナビゲーション映像を記憶する。
【0100】
ここで、移動映像において複数の目標画像が含まれてもよく、且つ各目標画像は参照物体情報または文字情報が存在する室内位置に対し撮影して得られたものであるため、移動映像から識別された複数の目標画像によって、複数の室内位置を区別することができる。即ち、前記移動映像により複数の室内位置を標識することができる。また、1つの経路において複数の室内位置が含まれてもよく、且つ、異なる経路に含まれる室内位置が異なる可能性がある。即ち、対象機器でナビゲーションを行う目標経路と、映像取得装置によってアップロードされた移動映像が対応する経路とが異なる場合がある。そのため、多量の経路を構成して、より多いユーザのナビゲーションに対する需要を満足するために、サーバーは、前記移動映像における複数の目標画像に基づき、前記移動映像の分解を行って複数の候補経路のナビゲーション映像を得ることができる。
【0101】
1つの映像において複数フレームの映像画像が含まれてもよく、且つ、前記複数フレーム映像画像において画像が同じで且つ連続的な少なくとも2フレームの映像画像が存在する場合、前記画像が同じで且つ連続的な少なくとも2フレームの映像画像を目標画像として確定できる。そのため、サーバーが前記映像取得装置より送信した移動映像から複数の目標画像を識別した場合、前記サーバーは前記移動映像に含まれる複数フレーム映像画像を取得でき、かつ前記複数フレーム映像画像において隣接する映像画像を比較する。前記複数フレーム映像画像に、画像が同じで且つ連続的である少なくとも2フレームの映像画像が存在する場合、サーバーは、この画像が同じで且つ連続的である少なくとも2フレームの映像画像を目標画像として確定でき、さらに前記移動映像から複数の目標画像を識別できる。
【0102】
または、サーバーは前記複数フレーム映像画像における隣接する少なくとも2フレームの映像画像の類似度を確定することができ、隣接する少なくとも2フレームの映像画像の類似度が指定類似度より大きい場合、この隣接する少なくとも2フレームの映像画像を前記移動映像の目標画像として確定する。ここで、指定類似度は、事前に設置することができ、例えば、指定類似度は、80%、90%等であり得る。本発明の実施例は、これを具体的に限定しない。
【0103】
例えば、前記映像取得装置から送信した移動映像が移動映像1であり、サーバーが取得した前記移動映像1に含まれている複数フレーム映像画像が、それぞれ画像1、画像2、画像3、画像4、画像5、画像6、画像7、画像8、画像9、画像10...画像50であり、前記複数フレーム映像画像における隣接する映像画像を比較して、前記複数フレーム映像画像中の画像1と画像2と画像3が連続的で且つ同一画像の映像画像に確定され、画像8と画像9が連続的で且つ同一画像の映像画像に確定され、画像15と画像16と画像17が連続的で且つ同一画像の映像画像に確定され、画像22と画像23と画像24が連続的で且つ同一画像の映像画像に確定され、画像30と画像31が連続的で且つ同一画像の映像画像に確定され、画像43と画像44と画像45が連続的で且つ同一画像の映像画像に確定され、画像49と画像50が連続的で且つ同一画像の映像画像に確定された場合、画像1と画像2と画像3を前記移動映像の第1の目標画像として、画像8と画像9を前記移動映像の第2の目標画像として、画像15と画像16と画像17を前記移動映像の第3の目標画像として、画像22と画像23と画像24を前記移動映像の第4の目標画像として、画像30と画像31を前記移動映像の第5の目標画像として、画像43と画像44と画像45を前記移動映像の第6の目標画像として、及び、画像49と画像50を前記移動映像の第7の目標画像として確定する。
【0104】
なお、サーバーが、前記複数の目標画像に基づき、映像取得装置から送信した移動映像を分解して、複数の候補経路のナビゲーション映像を得る操作において、
前記複数の目標画像に対してそれぞれ文字的な識別を行って複数の重要な文字情報を得る。また、この複数の重要な文字情報に基づいて映像取得装置から送信した移動映像を分解して、複数の候補経路ナビゲーション映像を得、当該複数の候補経路ナビゲーション映像は、何れも始点候補文字情報及び終点候補文字情報を含み、かつ前記複数の候補経路ナビゲーション映像の何れかである第1の候補経路ナビゲーション映像の終点候補文字情報と第2の候補経路ナビゲーション映像の始点候補文字情報とが同じであり、且つ第2の候補経路ナビゲーション映像は、第1の候補経路ナビゲーション映像に隣接する次の候補経路ナビゲーション映像である。
【0105】
又は、サーバーは前記複数の目標画像に対してそれぞれ文字的な識別を行って、複数の重要な参照物体情報を得る。また、前記複数の重要な参照物体情報に基づき、映像取得装置より送信した移動映像の分解を行って複数の候補経路のナビゲーション映像を得る。前記複数の候補経路ナビゲーション映像には、何れも始点候補参照物体情報及び終点候補参照物体情報が含まれ、且つ前記複数の候補経路ナビゲーション映像中の何れかである、第1の候補経路ナビゲーション映像の終点候補参照物体情報と、第2の候補経路ナビゲーション映像の始点候補参照物体情報とが同じであり、且つ第2の候補経路ナビゲーション映像は、第1の候補経路ナビゲーション映像に隣接する次の候補経路ナビゲーション映像である。
【0106】
なお、サーバーが、前記映像取得装置の地理位置情報に基づいて前記複数の候補経路ナビゲーション映像を記憶する操作は、サーバーが前記映像取得装置の地理位置情報と前記複数の候補経路ナビゲーション映像を、地理位置情報と候補経路ナビゲーション映像の間の対応関係に記憶する操作であってもよい。
【0107】
例えば、サーバーが移動映像1から識別した複数の目標画像は、それぞれ画像1、画像8、画像16、画像23、画像30、画像44及び画像49である。サーバーが前記複数の画像に対してそれぞれ文字的な識別を行って得た画像1の重要な文字情報はA、画像8の重要な文字情報はB、画像16の重要な文字情報はC、画像23の重要な文字情報はD、画像30の重要な文字情報はE、画像44の重要な文字情報はF、画像49の重要な文字情報はGである。この複数の重要な文字情報に基づき、前記移動映像1を分解した複数の候補経路のナビゲーション映像は、それぞれナビゲーション映像1、ナビゲーション映像2、ナビゲーション映像3、ナビゲーション映像4、ナビゲーション映像5及びナビゲーション映像6であり、且つナビゲーション映像1の始点文字情報はA、終点文字情報はB;ナビゲーション映像2の始点文字情報はB、終点文字情報はC;ナビゲーション映像3の始点文字情報はC、終点文字情報はD;ナビゲーション映像4の始点文字情報はD、終点文字情報はE;ナビゲーション映像5の始点文字情報はE、終点文字情報はF;ナビゲーション6の始点文字情報はF、終点文字情報はGである。仮に、前記映像取得装置の地理位置情報が地理位置情報1である場合、前記サーバーは、その後に地理位置情報1と前記複数の候補経路のナビゲーション映像を、下記表1に示す地理位置情報と候補経路ナビゲーション映像の間の対応関係に記憶する。
【表1】
なお、本発明の実施例は、上記表1に示している地理位置情報と候補経路ナビゲーション映像の間の対応関係のみを例にして説明するが、上記の表1は、本発明の実施例を限定するものではない。
【0108】
また、対象機器は、前記複数の映像取得装置における任意の1つの装置であってもよく、それ以外の装置であってもよい。即ち、対象機器は、映像取得装置であってもよく、そのほかの装置であってもよい。本発明の実施例は、それに対して具体的に限定しない。
【0109】
さらに、対象機器が映像取得装置であり得るため、対象機器も移動映像と位置情報とを取得することができ、サーバーが前記移動映像を位置情報と関連付けるために、前記移動映像と前記位置情報を前記サーバーに送信する。さらに、サーバーは、前記移動映像を複数の候補経路ナビゲーション映像に分解して、前記複数の候補経路ナビゲーション映像を記憶することができる。又は、対象機器は、移動映像と位置情報を取得し、それらを関連付けて、候補経路ナビゲーション映像を得てサーバーに送信することもできる。
【0110】
サーバーは、映像取得装置より送信した移動映像から複数の目標画像を識別し、且つその中の文字標識が室内位置を標識するために用いられる前記複数の目標画像に基づいて前記移動画像を分解する必要があるため、対象機器が走行経路における移動映像を録画する場合、参照物体情報または文字情報が存在する位置に滞在する必要があり、これにより前記移動映像において複数の目標画像を形成する。ここで、対象機器が参照物体情報または文字情報の位置に滞在する時間は、ユーザによって決められるものであり、例えば、1秒、2秒などであってもよい。本発明の実施例では、これに対して具体的に限定しない。
【0111】
なお、室内ナビゲーションを行う場合、映像取得装置または対象機器が送信した移動映像に含まれる映像画像は、室内位置の画像であり、さらに、記憶される候補経路ナビゲーション映像に含まれる映像画像も、室内位置の画像である。
【0112】
また、サーバーが前記複数の目標画像に対して文字的識別を行う方法は、関係する技術を参照することができ、本発明の実施例では、具体的な説明を省略する。
【0113】
なお、サーバーが地理位置情報と候補経路ナビゲーション映像の間の対応関係に基づいて前記候補経路ナビゲーション映像を記憶することで、前記候補経路ナビゲーション映像と対応する地理位置情報とを精度よくマッチングさせることを実現して、室内ナビゲーションの効率及び正確度を向上させた。また、複数の映像取得装置が、撮影した移動映像と、前記移動映像が撮影された場所の地理位置情報をサーバーに送信することで、サーバーは、複数の候補経路ナビゲーション映像の記憶をタイムリーに更新でき、ナビゲーションの正確度をさらに向上できる。
【0114】
ステップ303において、サーバーは、目標経路ナビゲーション映像を対象機器に送信する。
【0115】
前記ステップ302に基づいて分かるように、目標経路ナビゲーション映像は、1つの候補経路ナビゲーション映像から切り取ったものであってもよく、少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像からなるものであってもよい。目標経路ナビゲーション映像が、少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像からなる場合、前記サーバーは、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の始点候補文字情報と終点候補文字情報に基づき、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の経路順番を確定し、前記経路順番及びこの少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像を対象機器に送信することができる。また、対象機器がこの少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の受信時間に基づいてこの少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の経路順番を確定するように、サーバーは、前記経路順番に基づき、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像を対象機器に送信することもできる。サーバーと対象機器の間のネットワークに故障が発生すると、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の受信順番が、サーバーによって確定された経路順番と異なることになり、さらに対象機器で確定された経路順番がサーバー側で確定された経路順番とが異なることになってしまう。したがって、対象機器は、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像を受信した場合に、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像に対して文字的識別を行うことができ、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の始点候補文字情報と終点候補文字情報に基づき、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の経路順番を確定する。又は、前記サーバーは、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像から始点候補参照物体情報と終点候補参照物体情報を抽出することができ、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の始点候補参照物体情報と終点候補参照物体情報に基づいてこの少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の経路順番を確定することができる。本発明の実施例では、これに対して具体的に限定しない。
【0116】
ここで、サーバーが、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の始点候補文字情報と終点候補文字情報に基づいて、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の経路順番を確定する場合、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像中の何れか1つの候補経路ナビゲーション映像である第3の候補経路ナビゲーション映像に対して、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像中の第3の候補経路ナビゲーション映像を除くその他の候補経路ナビゲーション映像を含む映像集合から、始点候補文字情報が第3の候補経路ナビゲーション映像の終点候補文字情報と同じである候補経路ナビゲーション映像を選択する。選択された候補経路ナビゲーション映像の経路順番を、第3の候補経路ナビゲーション映像の後に設定し、前記映像集合において選択された候補経路ナビゲーション映像を除くその他の候補経路ナビゲーション映像が存在するかどうかを判定する。存在する場合、選択された候補経路ナビゲーション映像を第3の候補経路ナビゲーション映像とし、映像集合から選択された候補経路ナビゲーション映像を除去して映像集合を更新する。更新後の映像集合に基づき、前記映像集合に候補経路ナビゲーション映像が存在しなくなるまでに、映像集合から始点候補文字情報が第3の候補経路ナビゲーション映像の終点候補文字情報と同じである候補経路ナビゲーション映像を選択するステップを復帰実行することで、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の経路順番を確定する。
【0117】
ここで、サーバーが、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の始点候補参照物体情報と終点候補参照物体情報に基づいてこの少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の経路順番を確定する方法は、上述の、文字情報に基づいて経路順番を確定する方法と同じである。本発明の実施例では、これに対して具体的に限定しない。
【0118】
例えば、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像は、始点候補文字情報がA、終点候補文字情報がBのナビゲーション映像21;始点候補文字情報がB、終点候補文字情報がDのナビゲーション映像23;及び、始点候補文字情報がD、終点候補文字情報がFのナビゲーション映像22である。仮に、第3の候補経路ナビゲーション映像がナビゲーション映像21である場合、ナビゲーション映像22とナビゲーション映像23により映像集合を構成し、前記映像集合から、点候補文字情報がナビゲーション映像21の終点候補文字情報Bと同一である候補経路ナビゲーション映像、即ちナビゲーション映像23を選択し、且つ前記映像集合にナビゲーション映像23を除くその他の候補経路ナビゲーション映像が存在することを確定する。ナビゲーション映像23を第3の候補経路ナビゲーション映像とし、映像集合からナビゲーション映像23を除去して更新後の映像集合を得る。更新後の映像集合から、点候補文字情報がナビゲーション23の終点候補文字情報Dと同一の候補経路ナビゲーション映像、即ちナビゲーション映像22を選択し、更新後の映像集合にナビゲーション映像22を除くその他の候補経路ナビゲーション映像が存在しないことを確定する。したがって、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の経路順番はナビゲーション映像21、ナビゲーション映像23、ナビゲーション映像22として確定される。
【0119】
なお、サーバーが目標経路ナビゲーション映像を確定する場合、前記サーバーは複数のナビゲーション経路映像を確定でき、さらに、対象機器が目標経路ナビゲーション映像に基づいてナビゲーションを行うように、前記複数のナビゲーション経路映像からデフォルトのナビゲーション経路映像を1つ選択して目標経路ナビゲーション映像として確定し、対象機器に送信することができる。ここで、ユーザが前記複数のナビゲーション経路映像から1つのナビゲーション経路映像を選択してナビゲーションを行うように、前記サーバーは、前記複数のナビゲーション経路映像をそれぞれ対象機器に送信することもできる。本発明の実施例では、これに対して具体的に限定しない。
【0120】
ステップ304において、対象機器は、サーバーが送信した始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を受信した場合に、受信したナビゲーションのトリガー操作に応答して、目標経路ナビゲーション映像を再生する。
【0121】
対象機器は、サーバーが送信した始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を受信した場合、ナビゲーションのトリガー操作を受信したら、前記ナビゲーションのトリガー操作に応答して、目標経路ナビゲーション映像を再生する。ここで、ナビゲーションのトリガー操作は、ユーザにより行なわれる場合もある。本発明の実施例では、これに対して具体的に限定しない。
【0122】
ここで、対象機器が目標経路ナビゲーション映像を再生する場合、前記対象機器は現在の移動速度を検出することもでき、さらに、現在の移動速度に基づき、目標経路ナビゲーション映像の再生速度と現在の移動速度とが同等になるように目標経路ナビゲーション映像を再生することにより、ナビゲーション効果を向上させる。
【0123】
目標経路ナビゲーション映像が少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像からなる場合、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像に一定の経路順番が存在するため、対象機器がこの少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像に基づいてナビゲーションを行う時に、前記対象機器はこの少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像の経路順番に基づき、この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像を再生することができる。この少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像における各候補経路ナビゲーション映像について、前記候補経路ナビゲーション映像における、映像取得装置が移動映像を採取中に静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報と関連付けられた位置まで再生した場合に、ユーザにナビゲーション経路から逸脱したかどうかの確認を提示するための経路確認提示情報を表示する。対象機器は、前記経路確認提示情報に基づいて経路再計画命令を受信した場合に、経路再計画請求をサーバーに送信する。サーバーは、対象機器から送信した経路再計画請求を受信した場合に、対象機器が新たな目標経路ナビゲーション映像に基づいてナビゲーションを行うように、前記経路再計画請求に基づいて新たな目標経路ナビゲーション映像を取得して対象機器に送信する。
【0124】
なお、サーバーは、移動映像を分解した後の複数の候補経路ナビゲーション映像を記憶する時に、さらに各候補経路ナビゲーション映像と位置情報を関連付ける。そのため、前記少なくも1つの候補経路ナビゲーション映像における各候補経路ナビゲーション映像について、対象機器が前記候補経路ナビゲーション映像における位置情報と関連づけられた位置まで再生した場合、前記対象機器は候補経路ナビゲーション映像の再生を一時停止し、経路確認提示情報を表示することができる。
【0125】
ここで、対象機器は、再計画命令を受信した場合に、現在行われるナビゲーションの経路がユーザの希望経路と異なることを確定して、サーバーを通してナビゲーション経路を再計画することができる。さらに、対象機器は、前記経路確認提示情報に基づいて確認命令を受信した場合に、現在行われるナビゲーションの経路がユーザの希望経路と一致することを確定して、候補経路ナビゲーション映像の再生を続けることができ、現在再生されている候補経路ナビゲーション映像がこの少なくとも1つの候補経路ナビゲーション映像における最後の1つの候補経路ナビゲーション映像である場合、候補経路ナビゲーション映像の再生を停止する。
【0126】
なお、前記経路確認提示情報は、文字情報、音声情報、または文字情報と音声情報の組み合わせであり得る。本発明の実施例では、これについて具体的に限定しない。また、前記経路再計画命令と前記確認命令のトリガーは、ユーザの指定操作によるものであってもよい。本発明の実施例では、これに対して具体的に限定しない。
【0127】
さらに、サーバーは、対象機器から送信した、新たな始点情報が携帯された経路再計画請求を受信したら、新たな始点情報と終点情報に基づいて目標経路ナビゲーション映像を再選択して対象機器に送信することができる。したがって、対象機器は再選択された目標経路ナビゲーション映像に基づいてナビゲーションを行うようになる。
【0128】
なお、室内ナビゲーションを行う場合、対象機器が経路再計画請求を送信する時に位置する場所は、最初の始点情報が存在する場所と同じである場合があれば、異なる場合もある。したがって、対象機器がサーバーに送信した経路再計画請求には、対象機器が経路再計画請求を送信する時に位置する地理位置の情報である新たな地理位置情報が携帯されてもよく、携帯されなくてもよい。前記経路再計画請求が、新たな地理位置情報を携帯しない場合、サーバーは、ステップ302で取得した複数の候補経路ナビゲーション映像から目標経路ナビゲーション映像を再選択できる。前記経路再計画請求が、新たな地理位置情報を携帯する場合、サーバーは、この新たな地理位置情報に基づいて記憶されている複数の候補経路ナビゲーション映像から、この新たな地理位置情報に対応する複数の候補経路ナビゲーション映像を再取得し、さらに、再取得した複数の候補経路ナビゲーション映像に基づいて目標経路ナビゲーション映像を選択することができる。
【0129】
本発明の実施例において、室外ナビゲーションを行う場合、目標経路ナビゲーション映像により、より直感的にナビゲーションを行って、ナビゲーションの制限性を下げた。また室内ナビゲーションを行なう場合、室内場所に自然に存在する参照物体情報または文字情報を標定点として用い、ナビゲーション映像における前記参照物体情報または文字情報を識別することで、目標経路における目標経路ナビゲーション映像を確定してナビゲーションを行うことにより、人工的に統一的な赤外線誘導装置を構築する必要がなくなり、汎用性及び適用性に優れ、多量の物理装置と労力を節約するようになる。また、目標経路ナビゲーション映像を用いてナビゲーションを行う過程において、ユーザは、前記目標経路ナビゲーション映像と実際の経路をリアルタイムに確認することで、現在行われるナビゲーションの目標経路から逸脱したかどうかを判定し、逸脱した場合は、目標経路ナビゲーション映像を再確定することで、ナビゲーションの正確度を向上した。
【0130】
図4は、例示的な一実施例に係るナビゲーション装置のブロック図である。図4に示すように、前記装置は、
対象機器から送信した始点情報と終点情報を受信するために用いられる第1の受信モジュール401と、
前記第1の受信モジュール401により受信した前記始点情報と前記終点情報に基づいて、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる、第1の取得モジュール402と、
前記第1の取得モジュール402により取得した目標経路ナビゲーション映像を、前記対象機器に送信するために用いられる、第1の送信モジュール403とを備える。
【0131】
図5に示すように、本発明の他の一実施例において、第1の取得モジュール402は、
始点位置情報と終点位置情報に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる第1の取得ユニット4021を備える。ここで、前記始点位置情報は前記始点情報にふくまれ、前記終点位置情報は前記終点情報に含まれる。
【0132】
図6に示すように、本発明の他の一実施例において、始点情報は始点環境画像を含み、終点情報は終点環境画像を含み、
第1の取得ユニット4021は、
前記始点環境画像から始点参照物体情報を抽出し、前記終点環境画像から終点参照物体情報を抽出するために用いられる、第1の抽出サブユニット40211と、
第1の抽出サブユニット40211により抽出した前記始点参照物体情報を始点位置情報として確定し、抽出サブユニット40211により抽出した前記終点参照物体情報を終点位置情報として確定するために用いられる、第1の確定サブユニット40212と、
第1の確定サブユニット40212により確定した前記始点参照物体情報と前記終点参照物体情報に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる、第1の取得サブユニット40213とを備える。
【0133】
図7に示すように、本発明の他の一実施例において、始点情報は始点環境画像を含み、終点情報は終点環境画像を含み、
第1の取得ユニット4021は、
前記始点環境画像から始点文字情報を抽出し、前記終点環境画像から終点文字情報を抽出するために用いられる、第2の抽出サブユニット40214と、
第2の抽出サブユニット40214により抽出した前記始点文字情報を始点位置情報として確定し、第2の抽出サブユニットにより抽出した前記終点文字情報を終点位置情報として確定するために用いられる第2の確定サブユニット40215と、
第2の確定サブユニット40215で確定した前記始点文字情報と前記終点文字情報に基づいて前記目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる第2の取得サブユニット40216とを備える。
【0134】
図8に示すように、本発明の他の一実施例において、第1の取得モジュール402は、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、記憶されている1つの候補経路のナビゲーション映像から前記目標経路ナビゲーション映像を切取るために用いられる、切取ユニット4022を備える。
【0135】
図9に示すように、本発明の他の一実施例において、前記第1の取得モジュール402は、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、記憶されている複数の候補経路のナビゲーション映像から前記目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる、第2の取得ユニット4023を備える。
【0136】
図10に示すように、本発明の他の一実施例において、前記装置は、
候補経路のナビゲーション映像を取得するために用いられる第2の取得モジュール404をさらに備える。
【0137】
図11に示すように、本発明の他の一実施例において、前記第2の取得モジュール404は、さらに、
移動映像と、映像取得装置が前記移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報とを取得するために用いられる第3の取得ユニット4041と、
第3の取得ユニットにより取得した前記位置情報を前記目標画像と関連付けて、候補経路のナビゲーション映像を得るために用いられる関連付けユニット4042とを備える。
【0138】
本発明の他の一実施例において、前記位置情報は、参照物体情報または文字情報を含む。
【0139】
図12に示すように、本発明の他の一実施例において、前記装置は、さらに、
前記対象機器から送信した経路再計画請求を受信するために用いられる第2の受信モジュール405と、
第2の受信モジュール405により受信した前記経路再計画請求に従い新たな目標経路ナビゲーション映像を取得するために用いられる、第3の取得モジュール406と、
前記対象機器が前記新たな目標経路ナビゲーション映像に従いナビゲーションするように、第3の取得モジュール406により取得した前記新たな目標経路ナビゲーション映像を前記対象機器に送信するために用いられる第2の送信モジュール407とを備える。
【0140】
本発明の実施例では、対象機器から送信した始点情報と終点情報を受信し、前記始点情報と前記終点情報に基づいて始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得して対象機器に送信して、対象機器が前記目標経路ナビゲーション映像に基づいてナビゲーションすることで、人工的に統一的な赤外線誘導装置を構築する必要がなくなり、汎用性及び適用性に優れ、多量の物理装置と労力を節約するようになる。
【0141】
上記の実施例における装置に関して、その中の各モジュールが操作を実行する具体的形態は、既に関連方法の実施例で詳細に説明しているため、ここで詳細な説明を省略する。
【0142】
図13は、例示的な一実施例に係るナビゲーション装置のブロック図である。図13に示すように、前記装置は、
始点情報と終点情報を取得するために用いられる第1の取得モジュール1301と、
第1の取得モジュール1301により取得した前記始点情報と前記終点情報を前記サーバーに送信するために用いられる第1の送信モジュール1302と、
前記サーバーが送信した始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を受信するために用いられ、前記目標経路ナビゲーション映像は、前記サーバーが第1の送信モジュール1302から送信した前記始点情報と前記終点情報に基づいて取得したものである受信モジュール1303と、
受信したナビゲーションのトリガー操作に応答して、受信モジュール1303により受信した前記目標経路ナビゲーション映像を再生するために用いられる再生モジュール1304とを備える。
【0143】
図14に示すように、本発明の他の一実施例において、前記第1の取得モジュール1301は、
ナビゲーション命令を受信した場合に、始点環境画像と終点環境画像を取得するために用いられる取得ユニット13011を備える。
【0144】
図15に示すように、本発明の他の一実施例において、前記再生モジュール1304は、
現在の移動速度を検出するために用いられる検出ユニット13041と、
検出ユニットにより検出した移動速度に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像の再生速度と前記移動速度とが同等になるように、前記目標経路ナビゲーション映像を再生するために用いられる再生ユニット13042とを備える。
【0145】
図16に示すように、本発明の他の一実施例において、前記再生モジュール1304は、
前記目標経路ナビゲーション映像における目標画像の位置まで再生した場合に、ユーザに、前記目標経路から逸脱したかどうかの確認を提示するための経路確認の提示情報を表示するために用いられる表示ユニット13043と、
表示ユニットが表示した前記経路確認の提示情報に基づいて経路再計画命令を受信した場合に、前記サーバーが経路再計画請求に従い新たな目標経路ナビゲーション映像を取得するように、前記サーバーに前記経路再計画請求を送信するために用いられる送信ユニット13044とを備える。
【0146】
図17に示すように、本発明の他の一実施例において、前記装置は、さらに、
移動映像と、移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報を取得するために用いられる第2の取得モジュール1305と、
前記サーバーが前記移動映像を目標画像と関連付けるように、第2の取得モジュールにより取得した前記移動映像と、前記位置情報を前記サーバーに送信するために用いられる第2の送信モジュール1306とを備える。
【0147】
図18に示すように、本発明の他の一実施例において、前記装置は、さらに、
移動映像と、移動画像を取得中に、静止状態である時に取得した目標画像が対応する位置情報を取得するために用いられる第3の取得モジュール1307と、
第3の取得モジュールにより取得した前記移動映像を目標画像と関連付けて、候補経路のナビゲーション映像得るために用いられる関連付けモジュール1308と、
関連付けモジュールにより関連付けられた前記候補経路のナビゲーション映像を前記サーバーに送信するために用いられる第3の送信モジュール1309とを備える。
【0148】
本発明の実施例では、対象機器が送信した始点情報と終点情報を受信し、前記始点情報と前記終点情報に基づいて始点から終点に到達するための目標経路ナビゲーション映像を取得して対象機器に送信して、対象機器が前記目標経路ナビゲーション映像に基づいてナビゲーションを行うことで、人工的に統一的な赤外線誘導装置を構築する必要がなくなり、汎用性及び適用性に優れ、多量の物理装置と労力を節約するようになる。
【0149】
上記の実施例における装置に関して、その中の各モジュールが操作を実行する具体的形態は、既に方法に関する実施例で詳細に説明しているため、ここで詳細な説明を省略する。
【0150】
図19は、例示的な一実施例に係るナビゲーションのための装置1900のブロック図である。例えば、装置1900は、サーバーとして提供されてもよい。図19を参照すると、装置1900は、1つ以上のプロセッサーがさらに含まれた処理ユニット1922と、処理ユニット1922により実行可能な命令、例えばプログラムを記憶するメモリ1932を代表とするメモリリソースとを含む。メモリ1932に記憶されたアプリケーションプログラムは、1つ以上のそれぞれが一組の命令に対応するモジュールを含んでもよい。装置1900は、装置1900の電源管理を実行するように配置された電源ユニット1926と、装置1900をインターネットに接続させるように配置された有線又は無線インターネットインタフェース1950と、入力/出力(I/O)インタフェース1958とをさらに備えてもよい。装置1900はメモリ1932に記憶された操作システム、例えばWindows ServerTM、Mac OS XTM、UnixTM, LinuxTM、FreeBSDTMなどに基づいて操作できる。
【0151】
なお、処理ユニット1922は、命令を実行して下記のナビゲーションの方法を実行するように構成され、前記方法は、
対象機器から送信した起点情報と終点情報を受信するステップと、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップと、
前記目標経路ナビゲーション映像を前記対象機器に送信するステップとを備える。
【0152】
本発明の他の一実施例において、前記始点情報と前記終点情報に基づき、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
始点情報に含まれる始点位置情報と、終点情報に含まれる終点位置情報に基づいて前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップを含む。
【0153】
本発明の他の一実施例において、始点情報に始点環境画像が含まれ、終点情報に終点環境画像が含まれ、
始点位置情報と終点位置情報に基づいて前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点環境画像から始点参照物体情報を抽出し、前記終点環境画像から終点参照物体情報を抽出するステップと、
前記始点参照物体情報を始点位置情報として確定し、前記終点参照物体情報を終点位置情報として確定するステップと、
前記始点参照物体情報と前記終点参照物体情報に基づいて前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップとを含む。
【0154】
本発明の他の一実施例において、始点情報に始点環境画像が含まれ、終点情報に終点環境画像が含まれ、
始点位置情報と終点位置情報に基づいて前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点環境画像から始点文字情報を抽出し、前記終点環境画像から終点文字情報を抽出するステップと、
前記始点文字情報を始点位置情報として確定し、前記終点文字情報を終点位置情報として確定するステップと、
前記始点文字情報と前記終点文字情報に基づいて前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップとを含む。
【0155】
本発明の他の一実施例において、前記始点情報と終点情報に基づいて始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点情報と前記終点情報に基づいて、記憶されている1つの候補経路ナビゲーション映像から前記目標経路ナビゲーション映像を切取るステップを含む。
【0156】
本発明の他の一実施例において、前記始点情報と前記終点情報に基づいて始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
前記始点情報と前記終点情報に基づき、記憶されている複数の候補経路ナビゲーション映像から前記目標経路ナビゲーション映像を取得するステップを含む。
【0157】
本発明の他の一実施例において、前記方法は、前記始点情報と前記終点情報に基づいて始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得するステップの前に、
候補経路ナビゲーション映像を取得するステップをさらに含む。
【0158】
本発明の他の一実施例において、候補経路ナビゲーション映像を取得するステップは、
移動映像と、映像取得装置が前記移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報を取得するステップと、
前記位置情報を目標画像と関連付けて候補経路ナビゲーション映像を得るステップとを含む。
【0159】
本発明の他の一実施例において、前記位置情報は参照物体情報または文字情報を含む。
【0160】
本発明の他の一実施例において、前記目標経路ナビゲーション映像を前記対象機器に送信するステップの後に、前記方法は、さらに、
前記対象機器から送信した経路再計画請求を受信するステップと、
前記経路再計画請求に基づいて新たな目標経路ナビゲーション映像を取得するステップと、
前記対象機器が前記新たな目標経路ナビゲーション映像に基づいてナビゲーションを行うように、前記新たな目標経路ナビゲーション映像を前記対象機器に送信するステップとを含む。
【0161】
本発明の実施例では、対象機器から送信した始点情報と終点情報を受信し、始点情報と終点情報に基づき始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得して対象機器に送信して、対象機器が目標経路ナビゲーション映像に基づいてナビゲーションを行うことになる。これにより、より直感的にナビゲーションを行って、ナビゲーションの制限性を下げて、人工的に統一的な赤外線誘導装置を構築する必要がなくなり、汎用性及び適用性に優れ、多量の物理装置と労力を節約することになる。
【0162】
図20は、例示的な一実施例に係るナビゲーションのための装置2000のブロック図である。装置2000は、例えば、携帯電話、パソコン、デジタルブロードキャスト端末、メッセージ送受信装置、ゲームコンソール、タブレット、医療機器、フィットネス機器、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートメガネ、スマートウォッチ等が挙げられる。
【0163】
図20を参照して分かるように、装置2000は、処理ユニット2002、メモリ2004、電源ユニット2006、マルチメディアユニット2008、オーディオユニット2010、入力/出力(I/O)インターフェース2012、センサーユニット2014、及び通信ユニット2016からなる群から選ばれる少なくとも1つを備えてもよい。
【0164】
処理ユニット2002は、一般的には、装置2000の全体の操作、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理ユニット2002は、上述した方法におけるステップの一部又は全部を実現できるように、命令を実行する少なくとも1つのプロセッサー2020を備えてもよい。また、処理ユニット2002は、他のユニットとのインタラクションを便利にさせるように、少なくとも1つのモジュールを備えてもよい。例えば、処理ユニット2002は、マルチメディアユニット2008とのインタラクションを便利にさせるように、マルチメディアモジュールを備えてもよい。
【0165】
メモリ2004は、装置2000での操作をサポートするように、各種のデータを記憶するように配置される。これらのデータは、例えば、装置2000で何れのアプリケーション又は方法を操作するための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ2004は、何れの種類の揮発性又は不揮発性メモリ、例えば、SRAM(StaticRandom Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable ProgrammableRead Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(ReadOnly Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクにより、或いはそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0166】
電源ユニット2006は、装置2000の各種ユニットに電力を供給するためのものであり、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び装置2000のために電力を生成、管理及び分配することに関連する他のユニットを備えてもよい。
【0167】
マルチメディアユニット2008は、装置2000とユーザとの間に出力インタフェースを提供するスクリーンを備えてもよい。一実施例でスクリーンは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を備えてもよい。スクリーンは、タッチパネルを備える場合、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンになることができる。また、タッチパネルは、タッチや、スライドや、タッチパネル上の手振りを感知するように、少なくとも1つのタッチセンサーを有する。タッチセンサーは、タッチやスライド動作の境界を感知できるだけではなく、タッチやスライド操作と関連する持続時間や圧力も感知できる。一実施例では、マルチメディアユニット2008は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを有してもよい。装置2000が、例えば、撮影モードやビデオモードのような操作モードにある時、フロントカメラ及び/又はバックカメラが外部のマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラ及びバックカメラのそれぞれは、固定の光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0168】
オーディオユニット2010は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように配置される。例えば、オーディオユニット2010は、マイクロフォン(MiC)を有してもよい。装置2000が、例えば、呼び出しモード、記録モード、又は音声認識モードのような操作モードにあるとき、マイクロフォンは、外部のオーディオ信号を受信するように配置される。受信したオーディオ信号は、メモリ2004にさらに記憶されてもよいし、通信ユニット2016を介して送信されてもよい。一実施例では、オーディオユニット2010は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに備えてもよい。
【0169】
I/Oインタフェース2012は、処理ユニット2002と外部のインタフェースモジュールとの間にインタフェースを提供するためのものである。上記外部のインタフェースモジュールは、キーボードや、クリックホイールや、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタンや、音量ボタンや、スタートボタンや、ロックボタンであってもよいが、それらに限らない。
【0170】
センサーユニット2014は、装置2000のために各方面の状態を評価する少なくとも1つのセンサーを備えてもよい。例えば、センサーユニット2014は、装置2000のオン/オフ状態や、ユニットの相対的な位置を検出することができる。例えば、前記ユニットは、装置2000のディスプレイ及びキーパッドである。センサーユニット2014は、装置2000又は装置2000の1つのユニットの位置の変化、ユーザによる装置2000への接触の有無、装置2000の方向又は加速/減速、装置2000の温度変化などを検出することができる。センサーユニット2014は、何れの物理的な接触もない場合に付近の物体を検出するように配置される近接センサーを有してもよい。センサーユニット2014は、イメージングアプリケーションに用いるための光センサー、例えば、CMOS又はCCD画像センサーを有してもよい。一実施例では、当該センサーユニット2014は、加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、磁気センサー、圧力センサー又は温度センサーをさらに備えてもよい。
【0171】
通信ユニット2016は、装置2000と他の設備の間との無線又は有線通信を便利にさせるように配置される。装置2000は、通信標準に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi、2G又は3G、又はそれらの組み合わせにアクセスできる。1つの例示的な実施例では、通信ユニット2016は、ブロードキャストチャンネルを介して外部のブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャストに関する情報を受信する。1つの例示的な実施例では、前記通信ユニット2016は、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに備えてもよい。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識装置(RFID:RadioFrequency IDentification)技術、赤外線データ協会(IrDA:InfraredData Association)技術、超広帯域無線(UWB:UltraWide Band)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT:Bluetooth)技術、及び他の技術によって実現されてもよい。
【0172】
例示的な実施例において、装置2000は、上述した方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:ApplicationSpecific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサー(DSP:Digital SignalProcessor)、デジタル信号処理デバイス(DSPD:Digital Signal Processing Device)、プログラマブルロジックデバイス(PLD:Programmable Logic Device)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field−ProgrammableGate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサー、又は他の電子機器によって実現されてもよい。
【0173】
例示的な実施例において、命令を有する非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、命令を有するメモリ2004をさらに提供する。前記命令は、装置2000のプロセッサー2020により実行されて上述した方法を実現する。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク及び光データメモリ等であってもよい。
【0174】
非一時的コンピュータ可読記録媒体は、前記記録媒体における命令が対象機器のプロセッサーにより実行されると、対象機器がナビゲーション方法を実行するようになる。前記方法は、
始点情報と終点情報を取得するステップと、
前記始点情報と前記終点情報をサーバーに送信するステップと、
前記サーバーから送信した始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を受信し、前記目標経路ナビゲーション映像は、前記サーバーが前記始点情報と前記終点情報に基づいて取得した映像であるステップとを含む。
【0175】
本発明の他の一実施例において、始点情報に始点環境画像が含まれ、終点情報に終点環境画像が含まれ、
始点情報と終点情報を取得するステップは、
ナビゲーション命令を受信した場合に、始点環境画像と終点環境画像を取得するステップを含む。
【0176】
本発明の他の一実施例において、前記目標経路ナビゲーション映像を再生するステップは、
現在の移動速度を検出するステップと、
前記移動速度に基づき、前記目標経路ナビゲーション映像の再生速度と前記移動速度とが同等になるように、前記目標経路ナビゲーション映像を再生するステップとを含む。
【0177】
本発明の他の一実施例において、前記目標経路ナビゲーション映像を再生する方法は、
前記目標経路ナビゲーション映像における、映像取得装置が移動映像を採取する過程において静止状態にある時に採取した目標画像が対応する位置情報と関連付けられた位置まで再生した場合に、ユーザに前記目標経路から逸脱したかどうかの確認を提示するための経路確認提示情報を表示するステップと、
前記経路確認提示情報に基づいて経路再計画命令を受信した場合に、経路再計画請求を前記サーバーに送信することで、前記サーバーが前記経路再計画請求に基づいて新たな目標経路ナビゲーション映像を取得するステップとを含む。
【0178】
本発明の他の一実施例において、前記方法は、さらに、
移動映像と位置情報を取得するステップと、
前記サーバーが前記移動映像と前記位置情報を関連付けるように、前記移動映像と前記位置情報を前記サーバーに送信するステップとを有する。
【0179】
本発明の他の一実施例において、前記方法は、さらに、
移動映像と位置情報を取得するステップと、
前記移動映像と前記位置情報を関連付けて、候補経路ナビゲーション映像を得るステップと、
前記候補経路ナビゲーション映像を前記サーバーに送信するステップとを備える。
【0180】
本発明の実施例では、対象機器から送信した始点情報と終点情報を受信し、始点情報と終点情報に基づき、始点から終点に到達するまでの目標経路ナビゲーション映像を取得して対象機器に送信することにより、対象機器が目標経路ナビゲーション映像に基づいてナビゲーションすることになる。したがって、より直感的にナビゲーションを行って、ナビゲーションの制限性を下げて、人工的に統一的な赤外線誘導装置を構築する必要がなくなり、汎用性及び適用性に優れ、多量の物理装置と労力を節約するようになる。
【0181】
当業者は、明細書に対する理解、及び明細書に記載された発明に対する実施を介して、本発明の他の実施形態を容易に取得することができる。本発明は、本発明に対する任意の変形、用途、又は適応的な変化を含み、このような変形、用途、又は適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明では開示していない本技術分野の公知知識、又は通常の技術手段を含む。明細書及び実施例は、単に例示的なものであって、本発明の本当の範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0182】
本発明は、前記で記述され、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を離脱しない状況で、様々な修正や変更を実施してもよい。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。
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