(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御部は、無線通信を利用して接続される前記他の情報処理装置からの記録指示に基づいて前記動作により生成されたコンテンツの前記記憶部への記録処理を行い、前記他の情報処理装置を識別するための識別情報を当該コンテンツに前記メタデータとして関連付けて記録する請求項1記載の情報処理装置。
前記制御部は、前記記録指示が行われた際に前記情報処理装置が複数の情報処理装置と接続されている場合には、前記複数の情報処理装置のうちの前記記録指示を行った前記他の情報処理装置を識別するための識別情報を前記メタデータとして記録する請求項2記載の情報処理装置。
前記制御部は、前記記録指示が行われた際に前記情報処理装置が複数の情報処理装置と接続されている場合には、前記記録指示を行った前記他の情報処理装置を含む前記複数の情報処理装置のそれぞれを識別するための識別情報を前記メタデータとして記録する請求項2記載の情報処理装置。
前記制御部は、前記記憶部に記録されているコンテンツのうち前記他の情報処理装置に係る識別情報が関連付けられているコンテンツを前記他の情報処理装置に送信する請求項2から4のいずれかに記載の情報処理装置。
前記制御部は、接触または近接が検出されたことに応じて前記他の情報処理装置から送信された識別情報を受信して当該識別情報に基づいて前記他の情報処理装置に送信するコンテンツを選択する請求項5記載の情報処理装置。
前記制御部は、送信条件を満たすコンテンツを前記メタデータに基づいて前記記憶部から抽出して前記他の情報処理装置に送信する請求項1から6のいずれかに記載の情報処理装置。
前記制御部は、前記コンテンツの生成日時と、前記コンテンツに含まれる被写体の属性と、前記コンテンツに人物が含まれるか否かとのうちの少なくとも1つを前記メタデータとして用いて、前記送信条件を満たすコンテンツを前記記憶部から抽出する請求項7記載の情報処理装置。
前記制御部は、前記他の情報処理装置のユーザに関連するコンテンツを前記メタデータに含まれる個人識別情報に基づいて前記記憶部から抽出して前記他の情報処理装置に送信する請求項1から4のいずれかに記載の情報処理装置。
前記制御部は、前記情報処理装置に接触または近接する前記他の情報処理装置に前記記憶部に記録されているコンテンツを送信する請求項1から9のいずれかに記載の情報処理装置。
近距離無線通信を利用して情報処理装置と通信を行う通信部と、前記情報処理装置を用いた動作により生成されるコンテンツに関するメタデータと前記コンテンツを格納する記憶部と、前記通信部を介して前記情報処理装置との接触または近接が検出された場合に、前記メタデータに基づいて、前記記憶部に予め記録されているコンテンツの中から他の情報処理装置に送信するコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを送信する制御を行う制御部とを備える撮像装置と、
前記撮像装置から送信されたコンテンツを表示部に表示させる情報処理装置と
を具備する情報処理システム。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.実施の形態(撮像装置に記憶されているコンテンツを情報処理装置に送信する例)
【0023】
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の外観構成例]
図1は、本技術の実施の形態における撮像装置100の外観構成を示す図である。
図1のaには、撮像装置100の正面図を示し、
図1のbには、撮像装置100の側面図(矢印Aから見た場合における側面図)を示す。
【0024】
また、本技術の実施の形態では、撮像装置100を、円筒形(円柱形)の撮像装置(例えば、レンズスタイルのカメラ)とする例を示す。すなわち、撮像装置100の形状を、一般の撮像装置(例えば、一体型カメラ)のレンズ部分を取り出したような形状とする例を示す。また、撮像装置100は、例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ(例えば、カメラ一体型レコーダ)により実現される。
【0025】
撮像装置100は、操作部材161乃至163と、鏡筒170とを備える。鏡筒170は、光学系、撮像系等の各部材を収容するものである。
【0026】
また、撮像装置100には、アダプタ180が取り付けられる。アダプタ180は、取付部材181、182を備え、撮像装置100の後方の面(
図1のaに示すレンズ側の面の反対側の面)に着脱可能な取付部材(アタッチメント)である。なお、
図1では、鏡筒170およびアダプタ180を異なる部材として構成する例を示すが、鏡筒170およびアダプタ180を一体として構成するようにしてもよい。
【0027】
操作部材161乃至163は、各種の操作入力を行う際に用いられる操作部材である。例えば、操作部材161は、撮像装置100のシャッター操作(撮像部110(
図3に示す)により生成される画像(画像データ)を画像コンテンツとして記録するための操作)を行う際に用いられる操作部材(シャッターボタン)である。また、操作部材162は、撮像装置100のズーム操作を行う際に用いられる操作部材(ズームレバー)である。また、操作部材163は、撮像装置100の電源のオンオフ操作を行う際に用いられる操作部材(電源ボタン)である。
【0028】
取付部材181、182は、撮像装置100を他の装置(例えば、
図2に示す情報処理装置200)に取り付ける際に用いられる挟持部材である。例えば、他の装置の形状、サイズに応じて、取付部材181を矢印183方向に移動させ、取付部材182を矢印184方向に移動させることにより、撮像装置100をその装置に取り付けることができる。すなわち、取付部材181、182は、撮像装置100を他の装置に固定するための挟持部材である。また、撮像装置100を他の装置に装着する場合のアタッチメント面を装着面185(
図1のaに示すレンズ側の面の反対側の面)として示す。なお、撮像装置100を他の装置に取り付ける場合の例を
図2に示す。
【0029】
このように、撮像装置100は、例えば、通常の撮像動作を行うことが可能であるとともに、他の装置(例えば、スマートフォン)に装着して使用することができる。また、他の装置に装着して使用する場合には、他の装置を用いた遠隔操作により撮像装置100を操作することができる。
【0030】
[撮像装置の取付例]
図2は、本技術の実施の形態における撮像装置100を情報処理装置200に取り付けた場合の外観構成を示す図である。
【0031】
図2のaおよびbには、情報処理装置200の一面(撮像部292が備えられている面)に撮像装置100を取り付けた場合の例を示す。
図2のaには、情報処理装置200に撮像装置100を取り付けた場合の正面図を示す。また、
図2のbには、情報処理装置200に撮像装置100を取り付けた場合の斜視図を示す。
【0032】
情報処理装置200は、操作部材221乃至223と、入出力部240(
図3、
図7等に示す)と、音声出力部280と、発光部291と、撮像部292とを備える。なお、情報処理装置200は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン等の情報処理装置により実現される。
【0033】
操作部材221乃至223は、各種の操作入力を行う際に用いられる操作部材である。例えば、操作部材221は、情報処理装置200のシャッター操作(撮像部292により生成される画像(画像データ)を画像コンテンツとして記録するための操作)を行う際に用いられる操作部材(シャッターボタン)である。また、操作部材222は、音声出力部280から出力される音量を調整するための操作を行う際に用いられる操作部材(音量調整ボタン(音量バー))である。また、操作部材223は、情報処理装置200の電源のオンオフ操作を行う際に用いられる操作部材(電源ボタン)である。
【0034】
入出力部240は、各種画像を表示するとともに、入出力部240の表示面に近接または接触する物体の検出状態に基づいてユーザからの操作入力を受け付けるものである。
【0035】
音声出力部280は、各種の音声情報を出力するものである。
【0036】
発光部291は、被写体に対して光を発光させる発光装置である。発光部291は、例えば、夜間や室内等のように十分な明るさが期待できない環境において情報処理装置200を用いて撮像動作を行う際に用いられる。
【0037】
撮像部292は、被写体を撮像して画像(画像データ)を生成するものである。
【0038】
図2に示すように、アダプタ180の取付部材181、182により情報処理装置200の本体を挟むことにより、撮像装置100を情報処理装置200に固定することができる。なお、情報処理装置200における他の部分(
図2に示す部分以外の部分)に撮像装置100を取り付けるようにしてもよい。
【0039】
[撮像装置および情報処理装置の機能構成例]
図3は、本技術の実施の形態における撮像装置100および情報処理装置200の機能構成例を示すブロック図である。なお、撮像装置100は、特許請求の範囲に記載の情報処理装置の一例である。また、情報処理装置200は、特許請求の範囲に記載の他の情報処理装置の一例である。また、撮像装置100および情報処理装置200により構成される情報処理システムは、特許請求の範囲に記載の情報処理システムの一例である。
【0040】
[撮像装置の機能構成例]
撮像装置100は、撮像部110と、画像処理部120と、記憶部130と、制御部140と、無線通信部150と、操作受付部160とを備える。
【0041】
撮像部110は、制御部140の制御に基づいて、被写体を撮像して画像(画像データ)を生成するものであり、生成された画像を画像処理部120に出力する。撮像部110は、例えば、光学系(複数のレンズ)、撮像素子により構成される。また、撮像部110は、制御部140の制御に基づいて、各部(例えば、ズームレンズ、フォーカスレンズ、絞り)が制御される。なお、本技術の実施の形態では、「画像」と記載した場合には、画像そのものと、その画像を表示するためのコンテンツ(画像コンテンツ(画像データ))との両方の意味を含むものとする。
【0042】
画像処理部120は、制御部140の制御に基づいて、撮像部110から出力された画像について所定の画像処理(例えば、デモザイク処理)を施すものであり、その画像処理が施された画像を記憶部130に記憶させる。なお、画像処理部120により画像処理が施された画像については、無線通信を利用して情報処理装置200に送信して記憶部270に記憶させるようにしてもよい。
【0043】
記憶部130は、画像処理部120により画像処理が施された画像をコンテンツ(例えば、静止画ファイル、動画ファイル)として記憶する記録媒体である。なお、記憶部130は、撮像装置100に内蔵するようにしてもよく、撮像装置100から着脱可能とするようにしてもよい。
【0044】
制御部140は、制御プログラムに基づいて撮像装置100における各部を制御するものである。例えば、制御部140は、撮像装置100に備えられているズームレバーやシャッターボタン等の操作部材(操作受付部160)により受け付けられた操作入力に基づいて各部を制御する。また、制御部140は、無線通信部150を介して受信される情報処理装置200からの制御情報に基づいて各部を制御する。すなわち、情報処理装置200を用いて撮像装置100を遠隔操作することができる。
【0045】
また、例えば、制御部140は、情報処理装置200を用いた撮像動作により生成されて記憶部130に記録された画像(コンテンツ)に関するメタデータに基づいて、記憶部130に記録されている画像を情報処理装置200に送信する制御を行う。また、制御部140は、無線通信を利用して接続される情報処理装置200からの記録指示に基づいて、撮像部110による撮像動作により生成された画像の記憶部130への記録処理を行う。この場合に、制御部140は、情報処理装置200を識別するための識別情報をその画像にメタデータとして関連付けて記録する。
【0046】
また、例えば、制御部140は、送信条件を満たす画像をメタデータに基づいて記憶部130から抽出し、この抽出された画像を情報処理装置200に送信する。ここで、例えば、画像の生成日時と、画像に含まれる被写体の属性と、画像に人物が含まれるか否かとのうちの少なくとも1つをメタデータとして用いて、送信条件を満たす画像を記憶部130から抽出することができる。また、送信条件は、撮像装置100から情報処理装置200に送信する画像を抽出する際に判断基準として用いられる条件である。
【0047】
無線通信部150は、制御部140の制御に基づいて、無線通信を利用して、他の情報処理装置(例えば、情報処理装置200)との間で各情報(例えば、制御データ、画像データ)の送受信を行うものである。
【0048】
ここで、無線通信として、例えば、無線LAN(Local Area Network)を用いることができる。この無線LANとして、例えば、Wi−Fi(Wireless Fidelity)を用いることができる。また、無線通信として、例えば、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、赤外線、携帯電話用電波等の無線通信を用いることができる。
【0049】
また、無線通信部150は、複数の無線通信方式を用いることができる。例えば、無線通信部150は、近距離無線通信部151および遠距離無線通信部152を備えることができる。ここで、近距離無線通信部151は、接触または近接する程度の範囲内で無線通信を行うことが可能な無線通信部である。また、遠距離無線通信部152は、近距離無線通信部151よりも広い範囲内で無線通信(遠距離用の遠距離無線通信)を行う無線通信部である。ここで、近距離無線通信として、NFC、Bluetooth、赤外線を用いることができる。また、遠距離無線通信として、Bluetooth、Wi−Fi、携帯電話用電波を用いることができる。
【0050】
例えば、無線通信の開始時には、近距離無線通信部151が、NFCにより電源のオンとWi−Fiに関するデータ(例えば、SSID(Service Set Identifier))のやりとりを行う。そして、これ以降のデータのやりとりについては、遠距離無線通信部152が、Wi−Fiにより行うことができる。
【0051】
また、例えば、撮像装置100の情報処理装置200への装着、接触、近接等を検出する際には、近距離無線通信部151(例えば、NFC)によるデータのやりとりを用いることができる。また、撮像装置100および情報処理装置200間の画像データや制御データのやりとりについては、遠距離無線通信部152(例えば、Wi−Fi)を利用して行うことができる。
【0052】
操作受付部160は、ユーザにより行われた操作を受け付ける操作受付部であり、受け付けられた操作内容に応じた制御情報(操作情報)を制御部140に出力する。なお、操作受付部160は、例えば、
図1に示す操作部材161乃至163に対応する。
【0053】
[情報処理装置の機能構成例]
情報処理装置200は、姿勢検出部210と、操作受付部220と、無線通信部230と、入出力部240と、制御部250と、画像処理部260と、記憶部270と、音声出力部280とを備える。
【0054】
姿勢検出部210は、情報処理装置200の加速度、動き、傾き等を検出することにより情報処理装置200の姿勢を検出するものであり、検出された姿勢に関する姿勢情報を制御部250に出力する。なお、姿勢検出部210として、例えば、ジャイロセンサ、加速度センサ等の各種センサを用いることができる。
【0055】
操作受付部220は、ユーザにより行われた操作を受け付ける操作受付部であり、受け付けられた操作内容に応じた制御情報(操作情報)を制御部250に出力する。なお、操作受付部220は、例えば、
図2に示す操作部材221乃至223に対応する。
【0056】
無線通信部230は、制御部250の制御に基づいて、無線通信を利用して他の情報処理装置(例えば、撮像装置100)との間で各情報(例えば、制御データ、画像データ)の送受信を行うものである。無線通信として、例えば、上述した無線LAN(例えば、Wi−Fi)、NFC、Bluetooth、赤外線、携帯電話用電波等を用いることができる。また、複数の無線通信方式を用いるようにしてもよい。
【0057】
このように、無線通信部230は、近距離無線通信部231および遠距離無線通信部232を備えることができる。なお、近距離無線通信部231は、撮像装置100の近距離無線通信部151に対応し、遠距離無線通信部232は、撮像装置100の遠距離無線通信部152に対応するものとする。
【0058】
入出力部240は、入力部241および表示部242が一体として構成されているものである。また、入出力部240は、制御部250の制御に基づいて各種画像を表示部242に表示するとともに、表示部242の表示面に近接または接触する物体の検出状態に基づいてユーザからの操作入力を入力部241により受け付ける。また、入力部241は、受け付けられた操作入力に応じた制御情報を制御部250に出力する。
【0059】
例えば、入力部241として、導電性を有する物体(例えば、人物の指)の接触または近接を、静電容量の変化に基づいて検出する静電式(静電容量方式)のタッチパネルを用いることができる。また、例えば、表示部242として、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)パネル等の表示パネルを用いることができる。そして、入出力部240は、例えば、表示パネルの表示面上に、透明なタッチパネルを重ね合わせることにより構成される。
【0060】
例えば、ユーザは表示部242に表示されている操作対象物等の接触操作(または、近接操作)を行うことにより情報処理装置200や撮像装置100の操作が可能となる。ここで、操作対象物は、例えば、入出力部240に表示されるシャッターボタン等であり、操作入力を行うための操作ボタン(GUI(Graphical User Interface)ボタン)等である。
【0061】
制御部250は、制御プログラムに基づいて情報処理装置200における各部を制御するものである。例えば、制御部250は、姿勢検出部210からの姿勢情報に基づいて、情報処理装置200の姿勢を判断し、この判断結果に基づいて、入出力部240に表示させる表示画面の表示態様を切り替える。例えば、制御部250は、姿勢検出部210からの姿勢情報に基づいて、情報処理装置200の姿勢の上下方向を判断し、この判断結果に基づいて、入出力部240に表示させる表示画面の上下方向を切り替える。
【0062】
また、例えば、制御部250は、撮像装置100から送信された画像(コンテンツ)を記憶部270に記録するとともに、入出力部240に表示させる制御を行う。
【0063】
画像処理部260は、制御部250の制御に基づいて、撮像装置100により生成された画像や撮像部292(
図2のaおよびbに示す)により生成された画像について所定の画像処理を施すものであり、その画像処理が施された画像を表示部242に表示させる。また、画像処理部260は、制御部250の制御に基づいて、それらの画像を記憶部270に記憶させる。また、画像処理部260は、制御部250の制御に基づいて、撮像装置100を用いた撮像動作が行われている場合に用いられる表示画面を表示部242に表示させる。
【0064】
記憶部270は、制御部250の制御に基づいて、各情報を記憶する記録媒体である。例えば、記憶部270には、撮像装置100により生成された画像や撮像部292(
図2のaおよびbに示す)により生成された画像がコンテンツ(例えば、静止画ファイル、動画ファイル)として記憶される。なお、記憶部270は、情報処理装置200に内蔵するようにしてもよく、情報処理装置200から着脱可能とするようにしてもよい。
【0065】
音声出力部280は、制御部250の制御に基づいて、音声情報を出力するものである。音声出力部280は、例えば、スピーカにより実現することができる。
【0066】
〔撮像装置のハードウェア構成例〕
図4は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0067】
撮像装置100は、MPU(Micro Processing Unit)610と、ROM(Read Only Member)620と、RAM(Random Access Memory)630とを備える。また、撮像装置100は、記録媒体640と、入出力インタフェース650と、撮像デバイス660と、操作入力デバイス670と、表示デバイス680と、通信インタフェース690とを備える。また、撮像装置100は、例えば、データの伝送路としてのバス600で各構成要素間を接続する。
【0068】
MPU610は、MPUや、画像処理等の各種機能を実現するための複数の回路が集積された集積回路等により構成される。また、MPU610は、撮像装置100全体を制御する制御部140(
図3に示す)として機能する。また、MPU610は、撮像装置100において、画像処理部120(
図3に示す)としての役目を果たす。
【0069】
ROM620は、MPU610が使用するプログラムや演算パラメータ等の制御用データ等を記憶する。RAM630は、例えば、MPU610により実行されるプログラム等を一時的に記憶する。
【0070】
記録媒体640は、記憶部130(
図3に示す)として機能し、例えば、処理情報等の様々なデータ(または、データベース)、アプリケーション等を記憶する。ここで、記録媒体640として、例えば、ハードディスク等の磁気記録媒体を用いることができる。また、記録媒体640として、例えば、不揮発性メモリ(nonvolatile memory)を用いることができる。この不揮発性メモリは、例えば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)である。また、不揮発性メモリは、例えば、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)である。また、不揮発性メモリは、例えば、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)である。また、撮像装置100は、撮像装置100から着脱可能な記録媒体640を備えるようにしてもよい。
【0071】
入出力インタフェース650は、例えば、撮像デバイス660、操作入力デバイス670、表示デバイス680を接続する。入出力インタフェース650として、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子、DVI(Digital Visual Interface)端子を用いることができる。また、入出力インタフェース650として、例えば、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)端子、各種処理回路等を用いることができる。なお、入出力インタフェース650は、外部デバイスと接続することもできる。外部デバイスは、例えば、撮像装置100の外部装置としての操作入力デバイス(例えば、キーボード、マウス)、表示デバイス(例えば、外部表示デバイス)、撮像デバイス(例えば、撮像装置)である。
【0072】
撮像デバイス660は、撮像部110(
図3に示す)として機能するデバイスである。例えば、撮像デバイス660として、光学系と撮像素子と信号処理回路とから構成される撮像デバイスを用いることができる。この場合には、撮像装置100は、自装置が生成した撮像画像を処理することができる。ここで、光学系は、例えば、光学系のレンズを意味する。また、撮像素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子である。また、光学系および撮像素子は、光学系のレンズと、上述した撮像素子を複数用いたイメージセンサとで構成することができる。また、信号処理回路は、例えば、AGC(Automatic Gain Control)回路、ADC(Analog to Digital Converter)を備える。そして、信号処理回路は、例えば、撮像素子により生成されたアナログ信号をデジタル信号(画像データ)に変換し、各種信号処理を行う。信号処理回路が行う信号処理として、例えば、White Balance補正処理、補間処理、色調補正処理、ガンマ補正処理、YCbCr変換処理、エッジ強調処理、コーディング処理等が挙げられる。
【0073】
操作入力デバイス670は、操作受付部160(
図3に示す)として機能するデバイスである。例えば、操作入力デバイス670は、撮像装置100上に備えられ、撮像装置100の内部で入出力インタフェース650と接続される。また、例えば、操作入力デバイス670として、ボタン、方向キー、ジョグダイヤル等の回転型セレクター、または、これらの組み合わせ等を用いることができる。
【0074】
表示デバイス680は、表示部(図示せず)として機能するデバイスである。例えば、表示デバイス680は、撮像装置100上に備えられ、撮像装置100の内部で入出力インタフェース650と接続される。なお、撮像装置100には表示デバイス680として簡易的なものが備えられる。このため、撮像装置100に備えられる表示デバイス680には、撮像部110により生成された画像等を表示することはできないものとする。また、表示デバイス680は、例えば、表示とユーザ操作とが可能なデバイス(例えば、タッチスクリーン)で構成するようにしてもよい。
【0075】
通信インタフェース690は、撮像装置100が備える通信手段であり、ネットワークを介して(または、直接的に)情報処理装置200や外部装置(例えば、サーバ(図示せず))と無線通信を行うための無線通信部150(
図3に示す)として機能する。ここで、通信インタフェース690として、例えば、通信アンテナおよびRF(Radio Frequency)回路(無線通信)を用いることができる。また、通信インタフェース690として、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.15.1ポートおよび送受信回路(無線通信)を用いることができる。また、通信インタフェース690として、例えば、IEEE802.11bポートおよび送受信回路(無線通信)、LAN端子および送受信回路(有線通信)等を用いることができる
【0076】
なお、
図4に示す撮像装置100のハードウェア構成は、一例であり、撮像装置100のハードウェア構成は、これらに限定されない。
【0077】
例えば、撮像装置100は、音声出力部の役目を果たすデバイスを備えるようにしてもよい。このデバイスは、例えば、
図5に示す音声出力デバイス754である。
【0078】
また、撮像装置100は、例えば、操作デバイス670や表示デバイス680を備えない構成とするようにしてもよい。
【0079】
〔情報処理装置のハードウェア構成例〕
図5は、本技術の第1の実施の形態における情報処理装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0080】
情報処理装置200は、MPU710と、ROM720と、RAM730と、記録媒体740とを備える。また、情報処理装置200は、入出力インタフェース750と、姿勢検出デバイス751と、操作入力デバイス752と、表示デバイス753と、音声出力デバイス754と、通信インタフェース760とを備える。また、情報処理装置200は、例えば、データの伝送路としてのバス700で各構成要素間を接続する。
【0081】
ここで、MPU710、ROM720、RAM730、記録媒体740、入出力インタフェース750、操作入力デバイス752、表示デバイス753および通信インタフェース760は、
図4に示す撮像装置100における同一名称の各部に対応する。このため、ここでは、
図4に示す各部と異なる点を中心にして説明し、これらについての詳細な説明を省略する。なお、表示デバイス753として、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)を用いることができる。また、表示デバイス753として、有機ELディスプレイ(organic ElectroLuminescence display)、OLEDディスプレイ(Organic Light Emitting Diode display)とも称される。)等を用いることができる。
【0082】
MPU710は、情報処理装置200全体を制御する制御部250(
図3に示す)として機能する。また、MPU710は、情報処理装置200において、画像処理部120(
図3に示す)としての役目を果たす。
【0083】
記録媒体740は、記憶部270(
図3に示す)として機能する。
【0084】
入出力インタフェース750は、例えば、姿勢検出デバイス751、操作入力デバイス752、表示デバイス753、音声出力デバイス754を接続する。
【0085】
姿勢検出デバイス751は、姿勢検出部210(
図3に示す)として機能するデバイスである。例えば、姿勢検出デバイス751として、ジャイロセンサ、加速度センサ等の各種センサを用いることができる。
【0086】
音声出力デバイス754は、音声出力部280(
図3に示す)として機能するデバイスである。このデバイスは、例えば、DSP(Digital Signal Processor)と、増幅器(アンプ)と、スピーカとから構成される音声出力デバイスである。この場合には、情報処理装置200は、ユーザの所定の動作に対応する処理として、例えば、音声のミュートや音量の調整を行うことが可能となる。
【0087】
なお、
図5に示す情報処理装置200のハードウェア構成は、一例であり、情報処理装置200のハードウェア構成は、これらに限定されない。
【0088】
[コンテンツ管理ファイルの内容例]
図6は、本技術の実施の形態における撮像装置100の記憶部130に格納されるコンテンツ管理ファイル300の内容例を模式的に示す図である。
【0089】
コンテンツ管理ファイル300には、コンテンツ識別情報301と、撮影日時302と、端末識別情報303と、シーン情報304と、個人顔情報305とが関連付けて格納されている。
【0090】
コンテンツ識別情報301は、コンテンツを識別するための情報であり、例えば、記録処理が行われた順序に応じた通し番号がコンテンツ識別情報として記録される。
【0091】
撮影日時302は、コンテンツの撮影が行われた日時である。
【0092】
端末識別情報303は、コンテンツの記録処理時に撮像装置100と接続されていた端末(情報処理装置)を識別するための情報である。例えば、無線通信を行う際に用いられたSSID(Service Set Identifier)を端末識別情報として用いることができる。また、無線通信としてNFCを用いる場合には、NFCタグ情報を端末識別情報として用いるようにしてもよい。
【0093】
例えば、無線通信を利用して撮像装置100と接続されている情報処理装置のうち、画像の記録指示(例えば、シャッターボタンの押下操作)を行った情報処理装置の端末識別情報が端末識別情報303に格納される。
【0094】
また、例えば、無線通信を利用して撮像装置100と接続されている情報処理装置と、画像の記録指示を行った情報処理装置との双方の端末識別情報を端末識別情報303に格納するようにしてもよい。この例については、
図16に示す。
【0095】
シーン情報304は、コンテンツに含まれる被写体のシーン(または、属性)に関する情報である。例えば、1人の人物が含まれる静止画コンテンツの場合には「顔写真」が格納され、複数の人物が含まれる静止画コンテンツの場合には「集合写真」が格納され、人物が含まれず風景が含まれる静止画コンテンツの場合には「風景」が格納される。また、他のシーンとして、例えば、明らかにパーティー、明らかに山等のシーンに関する情報をシーン情報として格納することができる。なお、シーン情報については、画像認識技術を用いてコンテンツのシーンを自動で判断して格納するようにしてもよく、ユーザ操作に基づいて格納するようにしてもよい。
【0096】
個人顔情報305は、コンテンツに含まれる人物の顔に関する情報である。例えば、コンテンツに含まれる人物の顔について、個人を識別することが可能な画像認識技術(例えば、個人識別技術)を用いて、各個人を識別することができる。なお、個人顔情報については、画像認識技術を用いて各個人を自動で識別して格納するようにしてもよく、ユーザ操作に基づいて格納するようにしてもよい。
【0097】
なお、これらの各情報は、一例であり、これらのうちの一部をコンテンツのメタデータとして格納するようにしてよく、コンテンツに関する他の情報をそのコンテンツのメタデータとして格納するようにしてもよい。コンテンツに関する他の情報は、例えば、個人属性情報(例えば、性別、年齢)、撮影時における位置情報(例えば、緯度、経度、高度)である。
【0098】
また、本技術の実施の形態では、コンテンツのメタデータをコンテンツ管理ファイルに記録して管理する例を示すが、コンテンツのメタデータを他の管理情報により管理するようにしてもよい。また、例えば、コンテンツのメタデータをコンテンツ内に記録して管理するようにしてもよい。例えば、画像ファイルのフォーマット形式として、Exif(Exchangeable Image File Format)を用いる場合には、
図6に示す各情報のうちの少なくとも一部をメーカーノートに記録して管理することができる。
【0099】
[撮像装置および情報処理装置の使用例]
図7は、本技術の実施の形態における撮像装置100および情報処理装置200の使用例を示す図である。
【0100】
図7のaには、情報処理装置200に撮像装置100を装着して使用する場合の一例を示す。例えば、
図2のaおよびbに示すように、情報処理装置200の一面(入出力部240が設けられている面の反対側の面)に撮像装置100を装着することができる。この場合には、ユーザ1は、撮像装置100が装着されている情報処理装置200を用いて、一般の撮像装置(例えば、一体型カメラ)を使用した撮影と略同様に撮影を行うことができる。
【0101】
図7のbには、情報処理装置200に撮像装置100を装着せずに使用する場合の一例を示す。例えば、
図7のbに示すように、情報処理装置200から離れている場所に撮像装置100を設置することができる。この場合でも、ユーザ1は、情報処理装置200を用いて撮像装置100を遠隔操作することができるため、撮像装置100および情報処理装置200を用いた撮影を行うことができる。
【0102】
図7のcには、情報処理装置200を用いずに撮像装置100を使用する場合の一例を示す。この場合でも、ユーザ1は、撮像装置100の操作部材を用いて撮影を行うことができる。ただし、撮像装置100は、撮像部110により生成された画像を表示するための表示部を備えていない。このため、情報処理装置200を用いずに撮像装置100を使用する場合には、ユーザ1は、撮影した画像をすぐには確認することができない。
【0103】
また、撮像装置100には、記憶部130に記憶された画像を表示するための表示部が存在しない。このため、例えば、ユーザ1は、撮像装置100から情報処理装置200に送信する画像を、撮像装置100において容易に選択することができないおそれがある。
【0104】
そこで、本技術の実施の形態では、撮像装置100および情報処理装置200の接触または近接が検出されたタイミングで、ユーザが必要とする画像を撮像装置100から情報処理装置200に自動で送信する例を示す。
【0105】
[撮像装置から情報処理装置への画像送信例]
図8は、本技術の実施の形態における撮像装置100から情報処理装置200に画像を送信する場合におけるユーザ操作の一例を示す図である。また、本技術の実施の形態では、撮像装置100に情報処理装置200が接触(または、近接)した場合に、撮像装置100および情報処理装置200間の接続が開始される例を示す。
【0106】
例えば、NFCでは、装置間で定期的な通信が行われる。例えば、情報処理装置200から定期的にPolling Commandが発行される。このPolling Commandは、NFC規格で定められているNFC Tagの判別用コマンドである(例えば、NFC Forum Type3 Tag Operation Specification NFC Forum-TS-Type-3-Tag_1.1参照。)。
【0107】
例えば、撮像装置100は、情報処理装置200から発行されたPolling Commandを受信した場合には、Polling Commandに対する応答(Polling Responce)を情報処理装置200に送信する。なお、NFCを利用したデータ通信が可能となる距離は、1乃至10cm程度であるため、NFCを利用したデータ通信を行う場合には、撮像装置100における所定位置に情報処理装置200を接触(または、近接)させる必要がある。
【0108】
例えば、撮像装置100および情報処理装置200の接触がNFCにより検出された場合には、撮像装置100および情報処理装置200間でWi−Fiのペアリングが行われ、撮像装置100および情報処理装置200間でのWi−Fi接続が開始される。
【0109】
例えば、撮像装置100の記憶部130に記憶されている画像を、無線通信を利用して情報処理装置200に送信する場合には、ユーザ1は、撮像装置100における所定位置に情報処理装置200を接触させるようにする。
【0110】
このように、撮像装置100における所定位置に情報処理装置200を接触させた場合には、その接触がNFCにより検出される。そして、撮像装置100および情報処理装置200間でWi−Fiのペアリングが行われ、撮像装置100および情報処理装置200間でのWi−Fi接続が開始される。
【0111】
なお、この例では、情報処理装置200からPolling Commandを発行し、情報処理装置200において撮像装置100の接触または近接を検出する例を示した。ただし、撮像装置100からPolling Commandを発行し、撮像装置100において情報処理装置200の接触または近接を検出するようにしてもよい。また、Polling Commandを発行する装置と、他の装置の接触または近接を検出する装置とが異なるようにしてもよい。これらの場合には、必要に応じて、装置間で検出結果等の情報をやりとりするものとする。
【0112】
なお、この例では、他の撮像装置の接触または近接がNFCにより検出された場合には、各装置間でのWi−Fi接続を開始する例を示した。ただし、他の装置の接触または近接をトリガとして、各装置間でのWi−Fi接続を開始することができれば、他の接触検出方法または他の近接検出方法を用いるようにしてもよい。
【0113】
このように、無線通信を利用して撮像装置100および情報処理装置200が接続された場合には、予め設定されている送信条件に基づいて、撮像装置100から情報処理装置200に画像が送信される。ここで、送信条件は、撮像装置100から情報処理装置200に送信する画像を抽出する際に判断基準として用いられる条件であり、例えば、撮像装置100、または、無線通信を介して情報処理装置200においてユーザ操作により設定される。
【0114】
例えば、予め設定されている送信条件が、接触した日と同日に撮影された画像を送信するという条件である場合を想定する。この場合には、撮像装置100の制御部140は、コンテンツ管理ファイル300の撮影日時302に基づいて、情報処理装置200が接触した日と同日に撮影された画像を抽出する。そして、制御部140は、その抽出された画像を記憶部130から読み出して情報処理装置200に送信する。
【0115】
また、例えば、予め設定されている送信条件が、特定シーン(例えば、人物の顔を含むシーン)の画像を送信するという条件である場合を想定する。この場合には、撮像装置100の制御部140は、コンテンツ管理ファイル300のシーン情報304に基づいて、特定シーンの画像を抽出する。そして、制御部140は、その抽出された画像を記憶部130から読み出して情報処理装置200に送信する。例えば、人物の顔を含むシーンの画像を送信する場合の例を
図9に示す。
【0116】
図9は、本技術の実施の形態における撮像装置100から情報処理装置200に送信される画像の一例を示す図である。
図9では、特定シーンの画像を送信する旨の送信条件が設定されている場合の例を示す。また、
図9では、人物の顔を含むシーンを特定シーンとする場合の例を示す。
【0117】
図9に示すように、撮像装置100の記憶部130に記憶されている画像311乃至314のうち、人物の顔を含む画像311、313、314が情報処理装置200に送信される。そして、情報処理装置200の制御部250は、画像311、313、314を受信した場合には、画像311、313、314を記憶部270に格納し、画像311、313、314を入出力部240に表示させる。これにより、ユーザ1は、撮像装置100から受信した画像311、313、314を容易に確認することができる。
【0118】
[撮像装置の動作例]
図10は、本技術の実施の形態における撮像装置100による画像送信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図10では、送信条件に一致する画像を情報処理装置に送信する例を示す。また、
図10では、撮像装置100において画像送信モードが設定されている場合の例を示す。
【0119】
最初に、制御部140は、情報処理装置の接触(または、近接)が検出されたか否かを判断する(ステップS901)。情報処理装置の接触が検出されていない場合には(ステップS901)、監視を継続して行う。なお、撮像装置100が接触(または、近接)を検出する代わりに、情報処理装置200が撮像装置100の接触(または、近接)を検出してその検出結果を撮像装置100に送信するようにしてもよい。この場合には、情報処理装置200からの検出結果に基づいて、制御部140は、情報処理装置200の接触(または、近接)が検出されたか否かを判断する(ステップS901)。
【0120】
また、情報処理装置の接触が検出された場合には(ステップS901)、制御部140は、無線通信(例えば、Wi−Fi)を利用して、その情報処理装置との接続を開始する(ステップS902)。
【0121】
続いて、制御部140は、予め設定されている送信条件に一致する画像(画像コンテンツ)が記憶部130に記憶されているか否かを判断する(ステップS903)。例えば、制御部140は、
図6に示すコンテンツ管理ファイル300に格納されている各情報に基づいて、予め設定されている送信条件に一致する画像が記憶部130に記憶されているか否かを判断する。
【0122】
予め設定されている送信条件に一致する画像が記憶部130に記憶されていない場合には(ステップS903)、送信すべき画像が存在しないため、画像送信処理の動作を終了する。この場合には、送信すべき画像が存在しない旨を情報処理装置に送信して情報処理装置の入出力部にその旨を表示させるようにしてもよい。これにより、ユーザは、撮像装置100に送信すべき画像が存在しないことを容易に把握することができる。この場合には、撮像装置100に送信すべき画像が存在しない旨とともに、送信条件の変更を促すメッセージを表示するようにしてもよい。そして、情報処理装置のユーザが、送信条件を変更した後に、再度、画像送信処理を行うようにしてもよい。
【0123】
予め設定されている送信条件に一致する画像が記憶部130に記憶されている場合には(ステップS903)、制御部140は、その送信条件に一致する画像を記憶部130から読み出し、接続されている情報処理装置に送信する(ステップS904)。なお、ステップS904は、特許請求の範囲に記載の送信手順の一例である。
【0124】
[情報処理装置の動作例]
図11は、本技術の実施の形態における情報処理装置200による画像受信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図11では、情報処理装置200において画像受信モードが設定されている場合の例を示す。
【0125】
最初に、制御部250は、撮像装置の接触(または、近接)が検出されたか否かを判断する(ステップS911)。撮像装置の接触が検出されていない場合には(ステップS911)、監視を継続して行う。なお、情報処理装置200が接触(または、近接)を検出する代わりに、撮像装置100が情報処理装置200の接触(または、近接)を検出してその検出結果を情報処理装置200に送信するようにしてもよい。この場合には、撮像装置100からの検出結果に基づいて、制御部250は、撮像装置100の接触(または、近接)が検出されたか否かを判断する(ステップS911)。
【0126】
また、撮像装置の接触が検出された場合には(ステップS911)、制御部250は、無線通信(例えば、Wi−Fi)を利用して、その撮像装置との接続を開始する(ステップS912)。
【0127】
続いて、制御部250は、接続された撮像装置から画像(画像コンテンツ)が送信されたか否かを判断する(ステップS903)。例えば、所定時間が経過しても撮像装置から画像が送信されない場合には(ステップS913)、画像受信処理の動作を終了する。
【0128】
撮像装置から画像が送信された場合には(ステップS913)、制御部250は、撮像装置から送信された画像を記憶部270に格納し、入出力部240に表示させる(ステップS914)。
【0129】
ここで、撮像装置100の記憶部130に記憶されている画像のうちから、自分が写っている画像を取得したいと考えるユーザも存在すると想定される。そこで、以下では、撮像装置100および情報処理装置200の接触が検出されたタイミングで、情報処理装置200に関連付けられている人物の顔情報(個人顔情報)に基づいて、撮像装置100から情報処理装置200に画像を自動で送信する例を示す。
【0130】
[個人顔情報管理ファイルの内容例]
図12は、本技術の実施の形態における撮像装置100の記憶部130に格納される個人顔情報管理ファイル400の内容例を模式的に示す図である。
【0131】
個人顔情報管理ファイル400には、端末識別情報401および個人顔情報402が関連付けて格納されている。なお、端末識別情報401および個人顔情報402は、
図6に示す端末識別情報303および個人顔情報305に対応するものである。
【0132】
このように、端末識別情報401および個人顔情報402を関連付けて個人顔情報管理ファイル400に格納しておくことにより、情報処理装置と、その所有者とを関連付けることができる。
【0133】
[撮像装置の動作例]
図13は、本技術の実施の形態における撮像装置100による画像送信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図13では、接触(または、近接)が検出された情報処理装置に関連付けられている個人顔情報と一致する画像を情報処理装置に送信する例を示す。また、
図13では、撮像装置100において画像送信モードが設定されている場合の例を示す。なお、ステップS921、S922は、
図10に示すステップS901、S902に対応するため、ここでの説明を省略する。
【0134】
ここで、情報処理装置の接触が検出されたことに応じて(ステップS921)、その情報処理装置の端末識別情報が、その情報処理装置から撮像装置100に送信されるものとする。例えば、NFC、Wi−Fiを利用して、情報処理装置の端末識別情報が、その情報処理装置から撮像装置100に送信される。
【0135】
制御部140は、無線通信を利用して接続された情報処理装置の端末識別情報が登録されているか否かを判断する(ステップS923)。例えば、
図12に示す個人顔情報管理ファイル400の端末識別情報401に、その接続された情報処理装置の端末識別情報が格納されているか否かが判断される。
【0136】
その接続された情報処理装置の端末識別情報が登録されている場合には(ステップS923)、制御部140は、その端末識別情報に個人顔情報が関連付けられているか否かを判断する(ステップS924)。例えば、
図12に示す個人顔情報管理ファイル400の個人顔情報402に個人顔情報が格納されているか否かが判断される。
【0137】
その端末識別情報に個人顔情報が関連付けられている場合には(ステップS924)、制御部140は、その端末識別情報に関連付けられている個人顔情報と一致する画像が記憶部130に記憶されているか否かを判断する(ステップS925)。例えば、制御部140は、
図6に示すコンテンツ管理ファイル300の個人顔情報305のうちで、その接続された情報処理装置の端末識別情報に関連付けられている個人顔情報と一致するものが存在するか否かを判断する。
【0138】
その端末識別情報に関連付けられている個人顔情報と一致する画像が記憶部130に記憶されている場合には(ステップS925)、制御部140は、その一致する画像を記憶部130から読み出し、接続されている情報処理装置に送信する(ステップS926)。
【0139】
また、その接続された情報処理装置の端末識別情報が登録されていない場合には(ステップS923)、画像送信処理の動作を終了する。同様に、その接続された情報処理装置の端末識別情報に個人顔情報が関連付けられていない場合には(ステップS924)、画像送信処理の動作を終了する。同様に、その接続された情報処理装置の端末識別情報に関連付けられている個人顔情報と一致する画像が記憶部130に記憶されていない場合には(ステップS925)、画像送信処理の動作を終了する。
【0140】
このように、制御部140は、他の情報処理装置のユーザに関連する画像(コンテンツ)をメタデータに含まれる個人識別情報に基づいて記憶部130から抽出し、この抽出された画像を他の情報処理装置に送信する。
【0141】
[1つの撮像装置を複数のユーザで共有して使用する例]
例えば、1つの撮像装置100を複数のユーザが共有して使用することも想定される。例えば、無線通信を利用して、複数の情報処理装置(情報処理装置200を含む)のうちの1つと撮像装置100とを接続して、撮像動作を順次行うことも想定される。
【0142】
このように、複数のユーザが1つの撮像装置100を共同で利用する場合に、それらの撮像動作を行った後に、撮像装置100の記憶部130に記憶されている画像を各情報処理装置が取得する場合を想定する。例えば、情報処理装置のユーザが、自分が撮影を行った画像を所望することも想定される。そこで、以下では、自分が撮影を行った画像と、他人が撮影を行った画像とを区別して、自分が撮影を行った画像を容易に取得する例を示す。
【0143】
[撮像装置の動作例]
図14は、本技術の実施の形態における撮像装置100による画像送信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図14では、接触(または、近接)が検出された情報処理装置の端末識別情報に関連付けられている画像を情報処理装置に送信する例を示す。また、
図14では、撮像装置100において画像送信モードが設定されている場合の例を示す。なお、ステップS931、S932は、
図10に示すステップS901、S902に対応するため、ここでの説明を省略する。
【0144】
ここで、情報処理装置の接触が検出されたことに応じて(ステップS931)、その情報処理装置の端末識別情報が、その情報処理装置から撮像装置100に送信されるものとする。例えば、NFC、Wi−Fiを利用して、情報処理装置の端末識別情報が、その情報処理装置から撮像装置100に送信される。
【0145】
制御部140は、無線通信を利用して接続された情報処理装置の端末識別情報が登録されているか否かを判断する(ステップS933)。例えば、
図6に示すコンテンツ管理ファイル300の端末識別情報303に、その接続された情報処理装置の端末識別情報が格納されているか否かが判断される。
【0146】
その接続された情報処理装置の端末識別情報が登録されている場合には(ステップS933)、制御部140は、その端末識別情報に関連付けて格納されている画像を記憶部130から読み出す。そして、制御部140は、その読み出された画像を、その接続されている情報処理装置に送信する(ステップS934)。
【0147】
また、その接続された情報処理装置の端末識別情報が登録されていない場合には(ステップS933)、画像送信処理の動作を終了する。
【0148】
このように、1つの撮像装置100を複数のユーザで共有して使用する場合でも、情報処理装置を撮像装置100に接触(または、近接)させるだけで、自分が撮影した画像を容易に取得することができる。また、この場合には、他人が撮影した画像は、自分の情報処理装置に送信されないため、画像の送信後に写真選り分けを行う手間を省略することができる。
【0149】
[1つの撮像装置と複数の情報処理装置とを同時に接続して使用する例]
図15は、本技術の実施の形態における撮像装置100と複数の情報処理装置200乃至202とを同時に接続して撮像動作を行う場合の例を示す図である。
【0150】
図15のaでは、情報処理装置200乃至202から離れた場所に撮像装置100を設置して使用する場合の例を示す。
図15のbでは、撮像装置100を情報処理装置200に装着して使用する場合の例を示す。
【0151】
このように、撮像装置100と複数の情報処理装置200乃至202とを同時に接続して撮像動作を行う場合には、例えば、1または複数の情報処理装置における記録指示に基づいて、撮像装置100が記録処理を行うことができる。
【0152】
このように、複数の情報処理装置200乃至202と1つの撮像装置100とを用いて撮像動作を行った後に、撮像装置100の記憶部130に記憶されている画像を各情報処理装置が取得する場合を想定する。例えば、情報処理装置200のユーザが、自分が記録指示をした画像を所望することも想定される。そこで、以下では、自分が記録指示をした画像と、他人が記録指示をした画像とを区別して、自分が記録指示をした画像を容易に取得する例を示す。
【0153】
[コンテンツ管理ファイルの内容例]
図16は、本技術の実施の形態における撮像装置100の記憶部130に格納されるコンテンツ管理ファイル500の内容例を模式的に示す図である。この例は、
図6に示すコンテンツ管理ファイル300の代わりに、コンテンツ管理ファイル500を用いる例である。
【0154】
コンテンツ管理ファイル500には、コンテンツ識別情報501と、撮影日時502と、記録指示端末識別情報503と、接続端末識別情報504とが関連付けて格納されている。なお、コンテンツ識別情報501および撮影日時502は、
図6に示すコンテンツ識別情報301および撮影日時302に対応する。
【0155】
記録指示端末識別情報503は、記憶部130に記録されたコンテンツの記録指示を行った端末(情報処理装置)を識別するための情報である。
【0156】
接続端末識別情報504は、コンテンツの記録処理時に撮像装置100と接続されていた端末(情報処理装置)を識別するための情報である。
【0157】
なお、
図16では、シーン情報、個人顔情報等の図示を省略するが、
図6と同様に、これらの各情報をコンテンツのメタデータとして格納するようにしてよく、コンテンツに関する他の情報をそのコンテンツのメタデータとして格納するようにしてもよい。
【0158】
[撮像装置の動作例]
図17は、本技術の実施の形態における撮像装置100による画像記録処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図17では、撮像装置100に複数の情報処理装置が接続されている場合の例を示す。また、
図17では、撮像装置100において静止画記録モードが設定されている場合の例を示す。
【0159】
最初に、制御部140は、無線通信を利用して接続されている複数の情報処理装置のうちの少なくとも1つから記録指示が送信されたか否かを判断する(ステップS941)。記録指示が送信されていない場合には(ステップS941)、監視を継続して行う。
【0160】
記録指示が送信された場合には(ステップS941)、制御部140は、撮像部110により生成された画像を記憶部130に記録するための記録処理を行う(ステップS942)。ここで、記録指示の送信とともに(同時、または、順次)、その記録指示を送信した情報処理装置の端末識別情報が、その情報処理装置から撮像装置100に送信されるものとする。例えば、Wi−Fiを利用して、記録指示を送信した情報処理装置の端末識別情報が、その情報処理装置から撮像装置100に送信される。また、撮像装置100に接続されている各情報処理装置の端末識別情報が、その各情報処理装置から撮像装置100に送信されるものとする。例えば、画像の撮影前のタイミング、画像の記録時のタイミング、画像の記録後に順次的に、のうちの何れかのタイミング、または複数のタイミングで、撮像装置100に接続されている各情報処理装置の端末識別情報が撮像装置100に送信される。
【0161】
続いて、制御部140は、記録指示を送信した情報処理装置の端末識別情報を、その記録処理の対象となる画像に関連付けて記録する(ステップS943)。例えば、制御部140は、記録指示を送信した情報処理装置の端末識別情報を、
図16に示すコンテンツ管理ファイル500の記録指示端末識別情報503に記録する。
【0162】
続いて、制御部140は、その記録指示を受信した際に接続されていた情報処理装置の端末識別情報を、その記録処理の対象となる画像に関連付けて記録する(ステップS944)。例えば、制御部140は、その記録指示を受信した際に接続されていた情報処理装置の端末識別情報を、
図16に示すコンテンツ管理ファイル500の接続端末識別情報504に記録する。
【0163】
このように、制御部140は、記録指示が行われた際に撮像装置100が複数の情報処理装置と接続されている場合には、複数の情報処理装置のうちのその記録指示を行った情報処理装置を識別するための識別情報をメタデータとして記録する。また、制御部140は、記録指示が行われた際に撮像装置100が複数の情報処理装置と接続されている場合には、その記録指示を行った情報処理装置を含む複数の情報処理装置のそれぞれを識別するための識別情報をメタデータとして記録する。
【0164】
[撮像装置の動作例]
図18は、本技術の実施の形態における撮像装置100による画像送信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図18では、記録指示を行った情報処理装置の端末識別情報に関連付けられている画像をその情報処理装置に送信する例を示す。また、
図18では、撮像装置100において画像送信モードが設定されている場合の例を示す。なお、ステップS951、S952は、
図10に示すステップS901、S902に対応するため、ここでの説明を省略する。
【0165】
ここで、情報処理装置の接触が検出されたことに応じて(ステップS941)、その情報処理装置の端末識別情報が、その情報処理装置から撮像装置100に送信されるものとする。例えば、NFC、Wi−Fiを利用して、情報処理装置の端末識別情報が、その情報処理装置から撮像装置100に送信される。
【0166】
制御部140は、無線通信を利用して接続された情報処理装置の端末識別情報が登録されているか否かを判断する(ステップS953)。例えば、
図16に示すコンテンツ管理ファイル500の記録指示端末識別情報503または接続端末識別情報504に、その接続された情報処理装置の端末識別情報が格納されているか否かが判断される。
【0167】
その接続された情報処理装置の端末識別情報が登録されている場合には(ステップS953)、制御部140は、その端末識別情報が記録指示端末識別情報として格納されているか否かを判断する(ステップS954)。例えば、
図16に示すコンテンツ管理ファイル500の記録指示端末識別情報503に、その接続された情報処理装置の端末識別情報が格納されているか否かが判断される。
【0168】
その端末識別情報が記録指示端末識別情報として格納されている場合には(ステップS954)、制御部140は、その端末識別情報が記録指示端末識別情報に格納されている画像を記憶部130から読み出す。そして、制御部140は、その読み出された画像を、その接続されている情報処理装置に送信する(ステップS955)。
【0169】
また、その接続された情報処理装置の端末識別情報が登録されていない場合には(ステップS953)、画像送信処理の動作を終了する。同様に、その端末識別情報が記録指示端末識別情報として格納されていない場合には(ステップS954)、画像送信処理の動作を終了する。
【0170】
このように、制御部140は、記憶部130に記録されている画像のうち、接続された情報処理装置に係る識別情報が関連付けられている画像をその情報処理装置に送信する。
【0171】
[撮像装置の動作例]
図19は、本技術の実施の形態における撮像装置100による画像送信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図19では、記録指示が行われた際に接続されていた情報処理装置の端末識別情報に関連付けられている画像をその情報処理装置に送信する例を示す。また、
図19では、撮像装置100において画像送信モードが設定されている場合の例を示す。なお、ステップS961、S962、S963は、
図18に示すステップS951、S952、S953に対応するため、ここでの説明を省略する。
【0172】
その接続された情報処理装置の端末識別情報が登録されている場合には(ステップS963)、制御部140は、その端末識別情報が接続端末識別情報として格納されているか否かを判断する(ステップS964)。例えば、
図16に示すコンテンツ管理ファイル500の接続端末識別情報504に、その接続された情報処理装置の端末識別情報が格納されているか否かが判断される。
【0173】
その端末識別情報が接続端末識別情報として格納されている場合には(ステップS964)、制御部140は、その端末識別情報が接続端末識別情報に格納されている画像を記憶部130から読み出す。そして、制御部140は、その読み出された画像を、その接続されている情報処理装置に送信する(ステップS965)。
【0174】
また、その端末識別情報が接続端末識別情報として格納されていない場合には(ステップS964)、画像送信処理の動作を終了する。
【0175】
このように、制御部140は、記憶部130に記録されている画像のうち、接続された情報処理装置に係る識別情報が関連付けられている画像をその情報処理装置に送信する。
【0176】
なお、本技術の実施の形態では、撮像装置100が送信対象となる画像を判断して送信する例を示した。ただし、情報処理装置200が送信対象となる画像を判断して取得するようにしてもよい。例えば、撮像装置100が、コンテンツに関する情報(例えば、メタデータ(例えば、
図6に示すコンテンツ管理ファイル300))を、情報処理装置200に送信する。そして、情報処理装置200は、そのコンテンツに関する情報に基づいて、送信対象となる画像を判断して、その判断結果を撮像装置100に送信する。この場合には、撮像装置100は、情報処理装置200の判断結果に基づいて、送信対象となる画像を記憶部130から読み出して情報処理装置200に送信する。
【0177】
このように、本技術の実施の形態によれば、撮像装置100の記憶部130に記憶されているコンテンツを情報処理装置200に送信する場合に、その送信対象となるコンテンツを容易に選択することができる。これにより、撮像装置100から情報処理装置200へのコンテンツ送信を適切に行うことができる。
【0178】
なお、本技術の実施の形態では、円筒形(円柱形)の撮像装置100を例にして説明したが、他の装置に取り付けることが可能な他の形状の撮像装置についても、本技術の実施の形態を適用することができる。また、無線通信(例えば、Wi−Fi)を利用した他の装置への接続が可能な撮像装置についても、本技術の実施の形態を適用することができる。また、本技術の実施の形態では、スマートフォン、タブレット端末等の情報処理装置200を例にして説明したが、無線通信を利用して撮像装置と接続することが可能な他の装置についても、本技術の実施の形態を適用することができる。
【0179】
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
【0180】
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
【0181】
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
【0182】
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)
近距離無線通信を利用して他の情報処理装置との接触または近接が検出された場合に、前記他の情報処理装置を用いた動作により生成されて記録媒体に記録されたコンテンツに関するメタデータに基づいて、前記記録媒体に記録されているコンテンツを前記他の情報処理装置に送信する制御を行う制御部を具備する情報処理装置。
(2)
前記制御部は、無線通信を利用して接続される前記他の情報処理装置からの記録指示に基づいて前記動作により生成されたコンテンツの前記記録媒体への記録処理を行い、前記他の情報処理装置を識別するための識別情報を当該コンテンツに前記メタデータとして関連付けて記録する前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記制御部は、前記記録指示が行われた際に前記情報処理装置が複数の情報処理装置と接続されている場合には、前記複数の情報処理装置のうちの前記記録指示を行った前記他の情報処理装置を識別するための識別情報を前記メタデータとして記録する前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記制御部は、前記記録指示が行われた際に前記情報処理装置が複数の情報処理装置と接続されている場合には、前記記録指示を行った前記他の情報処理装置を含む前記複数の情報処理装置のそれぞれを識別するための識別情報を前記メタデータとして記録する前記(2)に記載の情報処理装置。
(5)
前記制御部は、前記記録媒体に記録されているコンテンツのうち前記他の情報処理装置に係る識別情報が関連付けられているコンテンツを前記他の情報処理装置に送信する前記(2)から(4)のいずれかに記載の情報処理装置。
(6)
前記制御部は、接触または近接が検出されたことに応じて前記他の情報処理装置から送信された識別情報を受信して当該識別情報に基づいて前記他の情報処理装置に送信するコンテンツを選択する前記(5)に記載の情報処理装置。
(7)
前記制御部は、送信条件を満たすコンテンツを前記メタデータに基づいて前記記録媒体から抽出して前記他の情報処理装置に送信する前記(1)から(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
(8)
前記制御部は、前記コンテンツの生成日時と、前記コンテンツに含まれる被写体の属性と、前記コンテンツに人物が含まれるか否かとのうちの少なくとも1つを前記メタデータとして用いて、前記送信条件を満たすコンテンツを前記記録媒体から抽出する前記(7)に記載の情報処理装置。
(9)
前記制御部は、前記他の情報処理装置のユーザに関連するコンテンツを前記メタデータに含まれる個人識別情報に基づいて前記記録媒体から抽出して前記他の情報処理装置に送信する前記(1)から(4)のいずれかに記載の情報処理装置。
(10)
前記制御部は、前記情報処理装置に接触または近接する前記他の情報処理装置に前記記録媒体に記録されているコンテンツを送信する前記(1)から(9)のいずれかに記載の情報処理装置。
(11)
被写体を撮像して前記被写体を含むコンテンツを生成する撮像部をさらに具備し、
前記制御部は、前記生成されたコンテンツと当該コンテンツに関するメタデータとを関連付けて前記記録媒体に記録させる
前記(1)から(10)のいずれかに記載の情報処理装置。
(12)
近距離無線通信を利用して情報処理装置との接触または近接が検出された場合に、前記情報処理装置を用いた動作により生成されて記録媒体に記録されたコンテンツに関するメタデータに基づいて、前記記録媒体に記録されているコンテンツを、接触または近接する前記情報処理装置に送信する撮像装置と、
前記撮像装置から送信されたコンテンツを表示部に表示させる情報処理装置と
を具備する情報処理システム。
(13)
近距離無線通信を利用して他の情報処理装置との接触または近接が検出された場合に、他の情報処理装置を用いた動作により生成されて記録媒体に記録されたコンテンツに関するメタデータに基づいて、前記記録媒体に記録されているコンテンツを前記他の情報処理装置に送信する情報処理装置の制御方法。
(14)
近距離無線通信を利用して他の情報処理装置との接触または近接が検出された場合に、他の情報処理装置を用いた動作により生成されて記録媒体に記録されたコンテンツに関するメタデータに基づいて、前記記録媒体に記録されているコンテンツを前記他の情報処理装置に送信する送信手順をコンピュータに実行させるプログラム。