特許第6388549号(P6388549)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6388549-温水加熱システム 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6388549
(24)【登録日】2018年8月24日
(45)【発行日】2018年9月12日
(54)【発明の名称】温水加熱システム
(51)【国際特許分類】
   F24H 1/18 20060101AFI20180903BHJP
   F24H 4/02 20060101ALN20180903BHJP
【FI】
   F24H1/18 503P
   !F24H4/02 N
【請求項の数】2
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2015-27737(P2015-27737)
(22)【出願日】2015年2月16日
(65)【公開番号】特開2016-151366(P2016-151366A)
(43)【公開日】2016年8月22日
【審査請求日】2017年9月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】特許業務法人創成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】河村 初彦
【審査官】 柳本 幸雄
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−190737(JP,A)
【文献】 特開2014−109422(JP,A)
【文献】 特開2009−024982(JP,A)
【文献】 特開2016−075455(JP,A)
【文献】 特開2014−196849(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24H 1/18
F24H 4/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
温水を循環させる温水循環路と、外気と冷媒との熱交換を行う外気側熱交換器、該外気側熱交換器に外気を送風する送風機、及び前記温水と前記冷媒との熱交換を行う温水側熱交換器を含み、前記温水循環路で循環する温水を前記温水側熱交換器を介して加熱するヒートポンプ装置と、前記温水循環路で前記ヒートポンプ装置に供給される温水の温度を検出する温水温度センサと、前記送風機の風路上で前記外気側熱交換器に臨んで設けられ、前記送風機により前記外気側熱交換器に送風される外気の温度を検出する外気温度センサと、前記温水温度センサの検出温度に関する条件Aと前記外気温度センサの検出温度に関する条件Bとを少なくとも含む凍結防止用条件が成立する場合に、前記温水循環路での温水の凍結防止用の運転制御を実行するように構成された制御装置とを備える温水加熱システムであって、
前記制御装置は、前記送風機の作動停止状態において、前記温水温度センサの検出温度に関する前記条件Aが成立する場合に、前記外気温度センサの検出温度が、実際の温度よりも高温になっている状態であるか否かを判断し、当該判断結果が肯定的である場合に、前記外気温度センサの検出温度を補正してなる温度が前記凍結防止用条件のうちの前記条件Bを満たすか否かを判断するように構成されていることを特徴とする温水加熱システム。
【請求項2】
請求項1記載の温水加熱システムにおいて、
前記ヒートポンプ装置は、前記温水側熱交換器に供給する前記冷媒を圧縮する圧縮機を備えており、
前記制御装置は、少なくとも前記圧縮機の作動停止後の経過時間に基づいて前記外気温度センサの検出温度が、実際の温度よりも高温になっている状態であるか否かを判断するように構成されていることを特徴とする温水加熱システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は熱源機としてヒートポンプ装置を備える温水加熱システムに関する。
【背景技術】
【0002】
循環ポンプの作動により温水循環路で循環する温水を、ヒートポンプ装置により加熱する温水加熱システム(例えば給湯システム、暖房システム等)が従来より一般に知られている。例えば特許文献1、2には、給湯用の温水をヒートポンプ装置により加熱するシステムが記載されている。
【0003】
この種の温水加熱システムのヒートポンプ装置は、通常、外気と冷媒との熱交換を行う外気側熱交換器(蒸発器)、外気側熱交換器に外気を送風する送風機、及び温水と冷媒との熱交換を行う温水側熱交換器(凝縮器)を含む。そして、該ヒートポンプ装置は、外気中の熱を外気側熱交換器で冷媒に伝熱することと、該冷媒の熱を温水側熱交換器で温水に放熱させることとを繰り返すように冷媒を循環させることで、温水循環路で循環する温水を温水側熱交換器で加熱する。
【0004】
また、この種の温水加熱システムでは、冬季等において温水循環路中の温水が凍結するのを防止するために、例えば前記特許文献2に見られるように、ヒートポンプ装置に供給される温水の温度と外気温度とがそれぞれ所定の閾値温度よりも低いことが温度センサにより検出される状況で、循環ポンプを強制的に作動させることで温水循環路の温水を流通させる等の凍結防止用の運転制御を実行するものも知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−85004号公報
【特許文献2】特開2014−109422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の如き温水加熱システムでは、ヒートポンプ装置は、通常、その運転制御等のためのセンサとして、送風機により外気側熱交換器(蒸発器)に供給される空気の温度(外気温度)を検出する外気温度センサを備える。
【0007】
そして、上記外気温度センサは、ヒートポンプ装置の筐体(外気側熱交換器、送風機等が搭載される筐体)の小型化等のために、送風機の風路上で外気側熱交換器に近接して臨むようにして配置される場合が多い。
【0008】
一方、温水循環路での温水の凍結防止用び運転制御を適宜行う温水加熱システムでは、凍結防止用の運転制御を実行するか否かの判断のための1つの指標となる外気温度として、通常、ヒートポンプ装置に備えられた上記外気温度センサの検出温度が用いられる。
【0009】
しかるにこの場合、次のような不都合があることが本願発明者の検討により判明した。
【0010】
すなわち、ヒートポンプ装置の送風機は、温水加熱システムの運転中(待機状態を含む)に常時作動しているわけではなく、温水が十分に加熱されて、ヒートポンプ装置による温水のさらなる加熱を必要としない状態等では送風機の作動が停止される。
【0011】
この場合、ヒートポンプ装置の送風機の作動が停止した状態では、外気温度センサの周辺の空気が滞留するため、送風機の作動停止後、ある程度の期間は外気側熱交換器の残留熱の影響によって外気温度センサが温められやすい。ひいては、外気温度センサの検出温度が実際の外気温度よりも高温なものとなる場合がある。
【0012】
このような場合には、実際の外気温度が、上記凍結防止用の運転制御を実行するための条件を満たしていても、外気温度センサの検出温度が、当該条件を満たさないものとなって、凍結防止用の運転制御が実行されないという状況が発生してしまう。
【0013】
かかる不都合を解消するためには、外気温度センサを外気側熱交換器から十分に離して配置することが考えられるが、この場合には、ヒートポンプ装置の全体構成の大型化を招いてしまう。
【0014】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、ヒートポンプ装置に備えた外気温度センサを用いて、温水循環路の温水の凍結防止用の運転制御を適切に行うことができる温水加熱システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の温水加熱システムは、かかる目的を達成するために、温水を循環させる温水循環路と、外気と冷媒との熱交換を行う外気側熱交換器、該外気側熱交換器に外気を送風する送風機、及び前記温水と前記冷媒との熱交換を行う温水側熱交換器を含み、前記温水循環路で循環する温水を前記温水側熱交換器を介して加熱するヒートポンプ装置と、前記温水循環路で前記ヒートポンプ装置に供給される温水の温度を検出する温水温度センサと、前記送風機の風路上で前記外気側熱交換器に臨んで設けられ、前記送風機により前記外気側熱交換器に送風される外気の温度を検出する外気温度センサと、前記温水温度センサの検出温度に関する条件Aと前記外気温度センサの検出温度に関する条件Bとを少なくとも含む凍結防止用条件が成立する場合に、前記温水循環路での温水の凍結防止用の運転制御を実行するように構成された制御装置とを備える温水加熱システムであって、前記制御装置は、前記送風機の作動停止状態において、前記温水温度センサの検出温度に関する前記条件Aが成立する場合に、前記外気温度センサの検出温度が、実際の温度よりも高温になっている状態であるか否かを判断し、当該判断結果が肯定的である場合に、前記外気温度センサの検出温度を補正してなる温度が前記凍結防止条件のうちの前記条件Bを満たすか否かを判断するように構成されていることを特徴とする(第1発明)。
【0016】
かかる第1発明によれば、前記制御装置は、前記送風機の作動停止状態において、前記温水温度センサの検出温度に関する前記条件Aが成立する場合に、前記外気温度センサの検出温度が、実際の温度よりも高温になっている状態であるか否かを判断する。
【0017】
この場合、前記外気温度センサが、前記外気側熱交換器の残留熱の影響を受けている状態では、上記の判断結果が肯定的になり、前記外気側熱交換器の残留熱の影響を受けていない状態では、上記の判断結果が否定的になる。
【0018】
そして、前記制御装置は、上記の判断結果が肯定的である場合、すなわち、前記外気温度センサが、前記外気側熱交換器の残留熱の影響を受けている状態では、前記外気温度センサの検出温度を補正してなる温度が前記凍結防止条件のうちの前記条件Bを満たすか否かを判断する。なお、この場合、前記外気温度センサの検出温度を補正してなる温度は、該検出温度よりも低い温度である。
【0019】
これにより、前記外気温度センサが、前記外気側熱交換器の残留熱の影響を受けて、実実際の外気温度よりも高温になっている状態であっても、実際の外気温度が前記条件Bを満たすものとなっている状況では、高い確度で該条件Bが成立するとの判断を行うことが可能となる。ひいては、適切なタイミングで凍結防止用の運転制御を実行することが可能となる。
【0020】
よって、第1発明の温水加熱システムによれば、ヒートポンプ装置に備えた外気温度センサを用いて、温水循環路の温水の凍結防止用の運転制御を適切に行うことができる。
【0021】
上記第1発明では、前記ヒートポンプ装置が、前記温水側熱交換器に供給する前記冷媒を圧縮する圧縮機を備えている場合には、前記送風機の作動停止状態での前記外気側熱交換器の残留熱は、一般に、前記圧縮機の作動停止後の時間経過に伴い減衰する。
【0022】
従って、上記第1発明では、前記ヒートポンプ装置が前記圧縮機を備える場合には、前記制御装置は、少なくとも前記圧縮機の作動停止後の経過時間に基づいて前記外気温度センサの検出温度が、実際の温度よりも高温になっている状態であるか否かを判断するように構成されていることが好ましい(第2発明)。
【0023】
これによれば、前記外気温度センサの検出温度が、実際の温度よりも高温になっている状態であるか否かを適切に判断することが可能となる。ひいては、前記条件Bが成立するか否かの判断を適切に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の一実施形態の温水加熱システムの構成を示す図。
図2図1の温水加熱システムに備える制御装置の制御処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明の一実施形態を図1及び図2を参照して以下に説明する。図1を参照して、本実施形態の温水加熱システム1は、例えば貯湯式の給湯システムである。この温水加熱システム1は、給湯用の温水(湯)を貯蔵する貯湯タンク2と、該温水を加熱する主たる熱源機としてのヒートポンプ装置3と、該温水を加熱する補助的な熱源機としての燃焼式熱源機4とを備える。
【0026】
貯湯タンク2には、該貯湯タンク2に給水する給水路11と、該貯湯タンク2内の温水を出湯する給湯路12と、該貯湯タンク2内の温水をヒートポンプ装置3との間で循環させる温水循環路13とが接続されている。
【0027】
給水路11は、その下流端が貯湯タンク2の下部に接続され、上流側が図示しない給水源に接続されている。この給水路11には、水の逆流を防止する逆止弁14と、該給水路11から貯湯タンク2に供給される水の温度を検出する温度センサ15とが装着されている。
【0028】
逆止弁14の上流側の給水路11から給水バイパス路16が分岐されている。該給水バイパス路16は、給水路11から貯湯タンク2をバイパスさせて給湯路12に水を流すための流路であり、その下流端が後述する混合弁21を介して給湯路12に接続されている。
【0029】
この給水バイパス路16には、水の逆流を防止する逆止弁17と、該給水バイパス路16を通って給湯路12に流れる水の流量を検出する流量センサ18が装着されている。
【0030】
給湯路12は、貯湯タンク2の上部から導出され、燃焼式熱源機4を経由した後、1つまたは複数の給湯対象場所(例えば、台所、洗面所等)に至るように配設されている。
【0031】
燃焼式熱源機4の上流側の給湯路12の途中部に、混合弁21を介して前記給水バイパス路16の下流端が接続されている。該混合弁21は、給水路11から給水バイパス路16を介して供給される水と、貯湯タンク2から該混合弁21の上流側の給湯路12を介して供給される温水(湯)とを混合可能であると共にその混合割合(流量比)を可変的に制御可能な弁であり、例えば電動式の三方弁等により構成される。この混合弁21により上記混合割合を制御することで、該混合弁21から下流側の給湯路12に流出する温水の温度調整を行うことが可能となっている。
【0032】
なお、混合弁21の代わりに、例えば給水バイパス路16と給湯路12とに流量制御弁が備えられていてもよい。
【0033】
混合弁21と貯湯タンク2との間の給湯路12(混合弁21の上流側の給湯路12)には、温水の逆流を防止する逆止弁22と、貯湯タンク2から給湯路12に流れる温水の流量を検出する流量センサ23とが装着されている。
【0034】
また、混合弁21と燃焼式熱源機4との間の給湯路12には、混合弁21から下流側の給湯路12に流出する温水の温度を検出する温度センサ24が装着されている。
【0035】
混合弁21と燃焼式熱源機4との間の給湯路12から、給湯バイパス路25が分岐されている。該給湯バイパス路25は、混合弁21から下流側に流出する温水を燃焼式熱源機4をバイパスさせて給湯路12の下流側に流す流路であり、その下流端が燃焼式熱源機4の下流側の給湯路12に合流されている。そして、給湯バイパス路25には、開閉制御可能な電磁弁、もしくは流量制御可能な電磁弁により構成されるバイパス制御弁26が装着されている。
【0036】
さらに、燃焼式熱源機4の下流側の給湯路12のうち、給湯バイパス路25の合流部よりも下流側の箇所には、給湯対象場所に供給される温水(湯)の温度(給湯温度)を検出する温度センサ27が装着されている。
【0037】
燃焼式熱源機4は、貯湯タンク2の湯切れ状態(所定温度以上の湯が不足している状態)、あるいはヒートポンプ装置3による温水の加熱ができないか、もしくは加熱不足となる状態等において、給湯対象場所への給湯を行う場合に、貯湯タンク2から給湯路12に流れる湯を加熱するための補助的な熱源機である。
【0038】
この燃焼式熱源機4は、燃料ガス、あるいは灯油等の燃料を燃焼させるバーナ31と、該バーナ31の燃焼熱により加熱される熱交換器32とを備えている。そして、燃焼式熱源機4内の給湯路12は、熱交換器32を経由するように配設されている。また、燃焼式熱源機4内の給湯路12には、開閉制御可能な電磁弁、もしくは流量制御可能な電磁弁により構成される給湯制御弁33が装着されている。
【0039】
この給湯制御弁33と前記バイパス制御弁26とを制御することで、混合弁21から下流側の温水の流路を、燃焼式熱源機4側の給湯路12と給湯バイパス路25との一方から他方に切替えたり、あるいは、燃焼式熱源機4側の給湯路12の温水の流量と給湯バイパス路25の温水の流量との割り合いを調整することが可能となっている。
【0040】
温水循環路13は、貯湯タンク2からヒートポンプ装置3に温水を供給する温水往路13aと、ヒートポンプ装置3から貯湯タンク2に温水を戻す温水復路13bとを備える。
【0041】
温水往路13aは、貯湯タンク2の下部から導出され、その下流端がヒートポンプ装置3の後述する温水側熱交換器43の温水流入口に接続されている。
【0042】
温水復路13bは、その上流端がヒートポンプ装置3の温水側熱交換器43の温水流出口に接続され、下流端が貯湯タンク2の上部に接続されている。
【0043】
そして、温水往路13a及び温水復路13bのいずれか一方、例えば温水往路13aには、温水循環路13で温水を循環させる循環ポンプ35が装着されている。この循環ポンプ35の作動により、貯湯タンク2内の温水が、該貯湯タンク2から温水往路13a、ヒートポンプ装置3の温水側熱交換器43、温水復路13bを順に経由して貯湯タンク2に還流するようになっている。
【0044】
なお、本実施形態では、循環ポンプ35はヒートポンプ装置3に搭載されているが、該循環ポンプ35は、ヒートポンプ装置3の外部に配置されていてもよい。
【0045】
また、温水往路13aには、貯湯タンク2からヒートポンプ装置3に供給される温水の温度を検出する温度センサ36,37が装着されている。この場合、本実施形態では、該温水往路13aの上流端寄りの箇所と下流端寄りの箇所との2箇所に温度センサ36,37が装着されている。これらの温度センサ36,37は、本発明における温水温度センサに相当する。
【0046】
ヒートポンプ装置3は、外気と冷媒との熱交換を行う外気側熱交換器41(蒸発器)と、冷媒を圧縮する圧縮機42と、前記温水循環路13により貯湯タンク2から供給される温水と冷媒との熱交換を行う温水側熱交換器43(凝縮器)と、冷媒を断熱膨張させる膨張機44と、これらの外気側熱交換器41、圧縮機42、温水側熱交換器43及び膨張機44を順番に経由させるように冷媒を循環させる冷媒循環路45と、外気側熱交換器41に外気(空気)を送風する送風機46とを備える。温水側熱交換器43には、前記した如く、温水循環路13の温水往路13aと温水復路13bとが接続されている。また、送風機46は、本実施形態では、回転ファン46aと、これを回転駆動する電動モータ46bとにより構成される。
【0047】
また、ヒートポンプ装置3は、外気側熱交換器41の除霜を行うために、温水側熱交換器43と外気側熱交換器41との間で膨張機44をバイパスさせて冷媒を流し得るうように冷媒循環路45に接続されたす冷媒バイパス路47を備える。そして、該冷媒バイパス路47には、開閉制御可能な電磁弁により構成される除霜弁48が装着されている。
【0048】
さらに、ヒートポンプ装置3には、送風機46により外気側熱交換器41に送風される外気の温度(外気温度)を検出する温度センサ49と、外気側熱交換器41の温度を検出する温度センサ50とが搭載されている。温度センサ49は、本発明における外気温度センサに相当するものであり、送風機46の風路上で、外気側熱交換器41に近接して臨むようにヒートポンプ装置3の筐体内に配置されている。また、温度センサ50は、外気側熱交換器41の任意の適所、例えば外気側熱交換器41の冷媒の流入口近辺で該外気側熱交換器41に装着されている。
【0049】
上記構成のヒートポンプ装置3は、温水循環路13を流れる温水を加熱する運転時には、除霜弁48が閉弁された状態で、送風機46及び圧縮機42が作動される。このとき、外気側熱交換器41で外気中の熱を受熱して気化した冷媒が圧縮機42で圧縮される(ひいては加圧・昇温される)ことで、高温に昇温した冷媒が該圧縮機42から温水側熱交換器43に供給されることとなる。そして、該温水側熱交換器43に流入する温水が、当該高温の冷媒との熱交換によって加熱されることとなる。
【0050】
また、外気側熱交換器41の除霜を行う除霜運転時には、除霜弁48を開弁すると共に送風機46の作動を停止させた状態で圧縮機42が作動される。このとき、圧縮機42で昇温する冷媒が温水側熱交換器43及び冷媒バイパス路47を介して外気側熱交換器41に供給される。これにより、該外気側熱交換器41が暖められ、ひいては、該外気側熱交換器41及びその周辺の除霜が行われることとなる。
【0051】
なお、この除霜運転時には、温水側熱交換器43で冷媒の熱が温水循環路13の温水に奪われるのを防止するために、循環ポンプ35の作動が停止される。
【0052】
本実施形態の温水加熱システム1は、さらに、該温水加熱システム1の運転制御を行う制御装置61と、該温水加熱システム1の起動・停止の操作(運転のオンオフ操作)、給湯温度の目標値の設定操作等を行うためのリモコン62とを備える。該制御装置61とリモコン62とは、有線又は無線により相互に通信可能に構成されている。
【0053】
制御装置61は、CPU、RAM、ROM、インターフェース回路等を含む電子回路ユニットにより構成される。この場合、制御装置61は、相互に通信可能な複数の電子回路ユニットにより構成されていてもよい。例えば、前記貯湯タンク2及び混合弁21等を含むように構成されるタンクユニットと、燃焼式熱源機4と、ヒートポンプ装置3とにそれぞれ搭載される電子回路ユニットにより制御装置61が構成されていてもよい。
【0054】
上記制御装置61には、前記した各センサの検出信号が入力される。そして、制御装置61は、実装されたプログラムと、ハードウェア構成とにより、温水加熱システム1の運転制御を行う。この場合、制御装置61は、前記ヒートポンプ装置3、循環ポンプ35、混合弁21、バイパス制御弁26、及び給湯制御弁33の作動制御と燃焼式熱源機4のバーナ31の燃焼運転制御とを介して、温水加熱システム1の運転制御を行う。
【0055】
次に、本実施形態の温水加熱システム1の作動を説明する。まず、ヒートポンプ装置3により温水の加熱を行う運転と、給湯対象場所への給湯を行う運転と、ヒートポンプ装置3の除霜運転とについて説明する。
【0056】
制御装置61は、貯湯タンク2に搭載される図示しない温度センサの検出信号等に基づいて、貯湯タンク2内の所定温度以上の湯量を監視し、該湯量が少ないと判断される状況等において、該貯湯タンク2内の温水を加熱するようにヒートポンプ装置3と循環ポンプ35とを作動させる。
【0057】
この場合、制御装置61は、より詳しくは、循環ポンプ35を作動させつつ、ヒートポンプ装置3の送風機46及び圧縮機42を作動させる。これにより、貯湯タンク2内の温水が温水循環路13でヒートポンプ装置3の温水側熱交換器43を経由して循環しつつ、該温水側熱交換器43で加熱される。
【0058】
そして、制御装置61は、所定温度以上の湯量が所定量以上に達すると、ヒートポンプ装置3と循環ポンプ35との作動を停止させる。
【0059】
また、給湯対象場所でのカランの開栓等により給湯路12での通水が開始されると、制御装置61は、該通水を前記流量センサ18,23の検出信号に基づき検知する。このとき、制御装置61は、前記混合弁21、バイパス制御弁26、燃焼式熱源機4の給湯制御弁33、燃焼式熱源機4のバーナ31の作動を適宜制御することで、前記温度センサ27により検出される給湯温度をリモコン62で設定された目標値にほぼ一致させるように温調制御を行う。
【0060】
この場合、混合弁21の作動制御により、該混合弁21から下流側に流出する温水の温度を、給湯温度の目標値にほぼ一致させることができる場合には、燃焼式熱源機4のバーナ31の燃焼運転は行われない。また、貯湯タンク2の湯切れ等により、混合弁21の作動制御をしても、該混合弁21から下流側に流出する温水の温度が給湯温度の目標値に到達しない場合には、燃焼式熱源機4内の給湯路12の通水を行いつつ、バーナ31の燃焼運転が制御される。
【0061】
また、制御装置61は、ヒートポンプ装置3の前記温度センサ49,50の検出信号等に基づいて、ヒートポンプ装置3の外気側熱交換器41の着霜がある程度進行していると判断される状況で、ヒートポンプ装置3の除霜運転を行う。
【0062】
この除霜運転では、制御装置61は、前記した如く、除霜弁48を開弁させた状態で圧縮機42を作動させる。また、制御装置61は、循環ポンプ35を作動停止状態にする。これにより、外気側熱交換器41が圧縮機42で昇温した冷媒により暖められ、該外気側熱交換器41及びその周辺の除霜がなされる。
【0063】
次に、温水循環路13での温水の凍結を防止するための運転制御について説明する。まず、その概要を説明すると、制御装置61は、温水加熱システム1の運転中(電源投入状態)において、温水循環路13での温水の凍結を防止するための所定の凍結防止用条件が成立するか否かを監視し、該凍結防止用条件が成立する場合に、凍結防止用の運転制御を実行する。
【0064】
本実施形態では、制御装置61は、凍結防止用の運転制御では、循環ポンプ35を作動させることで、温水循環路13での温水の流通を行わせる。これにより、温水循環路13での温水の凍結が防止される。
【0065】
上記凍結防止用条件は、温水循環路13の温水往路13aに備えた前記温度センサ36,37により検出される温水循環路13の実際の温水温度に関する条件Aと、温度センサ49により検出される実際の外気温度に関する条件Bとを含む。
【0066】
本実施形態では、条件Aは、温度センサ36,37(以降、温水温度センサ36,37という)によりそれぞれ検出される実際の温水温度のいずれか一方があらかじめ定められた所定の閾値温度TH1(例えば10℃)よりも低温であるという条件、条件Bは、温度センサ49(以降、外気温度センサ49という)により検出される実際の外気温度があらかじめ定められた所定の閾値温度TH2(例えば3℃)よりも低温であるという条件である。
【0067】
また、本実施形態では、凍結防止用の運転制御が、循環ポンプ35を作動させる運転制御であることから、凍結防止用条件はさらに、循環ポンプ35の作動中でないという条件Cと、ヒートポンプ装置3の除霜運転中でないという条件Dとを含む。
【0068】
そして、制御装置61は、基本的には、上記条件A〜Dの全てが成立する場合に、凍結防止条件が成立するものとして、凍結防止用の運転制御を実行する(循環ポンプ35を作動させる)。
【0069】
ここで、ヒートポンプ装置3による温水の加熱運転の終了直後等における送風機46の作動停止状態では、外気側熱交換器41の残留熱の影響により、該外気側熱交換器41に近接して臨む外気温度センサ49による外気温度の検出値(検出温度)が実際の外気温度よりも高めの温度になってしまう場合がある。
【0070】
そこで、制御装置61は、送風機46の作動停止状態では、少なくとも前記条件Aが成立する場合に、外気温度センサ49が、外気側熱交換器41の残留熱の影響により実際の外気温度よりも高温になっている状態であるか否かを判断する。そして、この判断結果が肯定的である場合には、外気温度センサ49の検出温度及び前記閾値温度TH2(3℃)のいずれか一方、例えば閾値温度TH2を補正してなる閾値温度を用いて、前記条件Bが成立するか否かを判断する。
【0071】
以上の概要を踏まえて、前記凍結防止用条件が成立するか否かの判断処理(以降、凍結防止判断処理という)を図2を参照して具体的に説明する。
【0072】
制御装置61は、STEP1において、温水温度センサ36,37のいずれか一方の検出温度(温水循環路13の温水温度の検出値)が所定の閾値温度TH1(例えば10℃)よりも低温であるか否か(前記条件Aが成立するか否か)を判断する。この判断結果が否定的である場合には、凍結防止用条件が成立しないので、制御装置61は、STEP1の判断処理を継続的に繰り返す。
【0073】
STEP1の判断結果が肯定的である場合(条件Aが成立する場合)には、制御装置61はさらに、STEP2において、外気温度センサ49の検出温度(外気温度の検出値)があらかじめ定められた所定の閾値温度THx1よりも低温であるか否かを判断する。
【0074】
ここで、上記閾値温度THx1は、前記条件Bに関する閾値温度TH2よりも十分に高い温度(例えば18℃)に設定されている。このため、STEP2の判断結果が否定的となる状況(外気温度の検出値≧THx1となる状況)は、外気温度センサ49が外気側熱交換器41の残留熱の影響を受けていたとしても(外気温度センサ49の検出温度が実際の外気温度よりも高めの温度になっていても)、実際の外気温度が十分に高くなっており、温水の凍結が発生することはあり得ない状況である。
【0075】
そして、STEP2の判断結果が否定的である場合には、凍結防止用条件が成立しないので、制御装置61は、STEP1から処理を繰り返す。
【0076】
STEP2の判断結果が肯定的である場合には、制御装置61はさらに、前記条件Bが成立するか否かの判断に先立って、STEP3において、ヒートポンプ装置3の送風機46の作動中であるか否かを判断する。
【0077】
ヒートポンプ装置3による温水の加熱運転の実行中等、送風機46が作動中であり、STEP3の判断結果が肯定的になる場合には、制御装置61は、次に、STEP4において、外気温度センサ49の検出温度(外気温度の検出値)が前記所定の閾値温度TH2よりも低温であるか否か(前記条件Bが成立するか否か)を判断する。
【0078】
この場合、送風機46が作動中であるので、外気温度センサ49の検出温度は、実際の外気温度に一致もしくはほぼ一致する。また、STEP4の判断処理は、STEP1の判断結果が肯定的となる状況で行われるので、STEP4の判断結果が肯定的となる場合は、前記条件Aと条件Bとの両方が成立する場合である。そして、この場合には、循環ポンプ35の作動が停止したままだと、温水循環路13の温水の凍結が発生する虞がある。
【0079】
そこで、制御装置61は、送風機46の作動中において、STEP4の判断結果が肯定的である場合(前記条件Aと条件Bとの両方が成立する場合)には、循環ポンプ35の作動中であるか否か(前記条件Cが成立するか否か)と、循環ポンプ35を作動停止状態として実行されるヒートポンプ装置3の除霜運転中であるか否か(前記条件Dが成立するか否か)とをそれぞSTEP5、6で判断する。
【0080】
そして、制御装置61は、STEP5、6の両方の判断結果が否定的となる場合、すなわち、循環ポンプ35が作動中でないという前記条件Cが成立し、且つ、除霜運転中でないという前記条件Dが成立する場合に、STEP7において、循環ポンプ35を作動させるという凍結防止用の運転制御を行うための凍結防止用条件が成立すると判断する。これに応じて、制御装置61は、凍結防止用の運転制御として、循環ポンプ35を作動させる。
【0081】
また、STEP5、6のいずれかの判断結果が肯定的である場合、すなわち、循環ポンプ35作動中であるか、又は、ヒートポンプ装置3の除霜運転中である場合には、凍結防止用条件が成立しない状況であるので、制御装置61はSTEP1からの処理を繰り返す。なお、STEP6でヒートポンプ装置3の除霜運転中である場合、該除霜運転の終了後には、前記条件A、Bが引き続き成立しておれば、凍結防止用条件が成立することとなる。
【0082】
前記STEP3において、ヒートポンプ装置3による温水の加熱運転の終了後の状況等、送風機46が作動中でない場合には、制御装置61は、STEP8において、外気温度センサ49の検出温度が、外気側熱交換器41の残留熱の影響により、実際の外気温度よりも高温になっているか否を判断する。この判断は、本実施形態では、ヒートポンプ装置3の圧縮機42の作動停止後の経過時間があらかじめ定めた所定時間Ta(例えば60分)以上に達したか否かによって判断される。
【0083】
上記所定時間Taは、圧縮機42の作動停止後、該所定時間Taの期間内で外気側熱交換器41の残留熱が十分に解消し、該残留熱が、外気温度センサ49の検出温度に影響を及ぼすことがなくなるような時間として、あらかじめ実験等に基づき設定されている。
【0084】
従って、STEP8において、ヒートポンプ装置3の圧縮機42の作動停止後の経過時間が所定時間Ta以上に達している場合(STEP8の判断結果が肯定的となる場合)は、外気温度センサ49の検出温度が、外気側熱交換器41の残留熱の影響を受けておらず、実際の外気温度に一致もしくはほぼ一致する状況である。
【0085】
この場合には、制御装置61は、前記STEP4からの処理を実行する。この場合、STEP4では、外気温度センサ49の検出温度がそのまま前記閾値温度TH2と比較され、これにより前記条件Bが成立するか否かが判断されることとなる。
【0086】
一方、STEP8において、ヒートポンプ装置3の圧縮機42の作動停止後の経過時間が所定時間Ta以上に達していない場合(STEP8の判断結果が否定的となる場合)は、外気温度センサ49の検出温度は、外気側熱交換器41の残留熱の影響により、実際の外気温度よりも高めの温度になっている状況とみなし得る。
【0087】
この場合には、制御装置61は、次にSTEP9において、外気温度センサ49の検出温度が、凍結防止用条件のうちの前記条件Bに係る前記閾値温度TH2(例えば3℃)にあらかじめ定めた所定の温度補正値α(例えば3℃)を加算してなる補正後の閾値温度(=TH2+α)よりも低温であるか否かを判断する。
【0088】
この場合、上記温度補正値αは、実際の外気温度が前記閾値温度TH2よりも低温である場合に、外気側熱交換器41の残留熱の影響を受けている外気温度センサ49の検出温度から温度補正値αを減算してなる温度(該検出温度を低温側に補正してなる温度)が確実に前記閾値温度TH2よりも低温となるように、あらかじめ実験等に基づき設定されている。
【0089】
補足すると、STEP9において、外気温度センサ49の検出温度がTH2+αよりも低温であるか否かを判断する処理は、外気温度センサ49の検出温度を温度補正値αにより補正してなる温度(=検出温度−α)が、閾値温度TH2よりも低温である否かを判断する処理と等価である。
【0090】
上記STEP9の判断結果が否定的である場合には、実際の外気温度が、凍結防止用条件のうちの前記条件Bに係る閾値温度TH2(3℃)よりも高温であるとみなすことができる。この場合には、制御装置61は、凍結防止用条件が成立しないものとして、STEP1からの処理を繰り返す。
【0091】
また、STEP9の判断結果が肯定的である場合には、実際の外気温度が、凍結防止用条件のうちの前記条件Bに係る閾値温度TH2(3℃)よりも低温であるとみなすことができる。この場合には、制御装置61は、条件Bが成立するものとして、前記STEP5,6において、凍結防止用条件のうちの前記条件C,Dが成立するか否かを判断する。
【0092】
以上説明した実施形態によれば、送風機46の作動が停止しており、外気温度センサ49の検出温度が、外気側熱交換器41の残留熱の影響により実際の外気温度よりも高いものとなっているとみなし得る場合(STEP8の判断結果が否定的となる場合)には、外気温度センサ49の検出温度を、温度補正値αによる補正後の閾値温度(=TH2+α)と比較することによって(換言すれば、外気温度センサ49の検出温度を温度補正値αにより補正してなる温度(検出温度−α)を温度閾値TH2と比較することによって)、凍結防止用条件のうちの前記条件Bが成立するか否かの判断が行われる。
【0093】
このため、凍結防止用条件が成立するか否かの判断を適切に行うことができ、凍結防止用の運転制御が必要もしくは望ましい状況であるのに、当該運転制御が行われないというようなことが発生するのを防止できる。
【0094】
次に、以上説明した実施形態に関連する変形態様をいくつか説明する。前記実施形態では、外気温度センサ49の検出温度が、外気側熱交換器41の残留熱の影響により実際の外気温度よりも高いものとなっているかの判断のための前記STEP8の判断処理において、前記所定時間Taを一定時間とした。ただし、外気温度センサ49の検出温度が、外気側熱交換器41の残留熱の影響により実際の外気温度よりも高いものとなっているかの判断の信頼性をより高めるために、前記所定時間Taを、例えば、圧縮機42の作動停止時(作動停止の開始時)における前記温度センサ50の検出温度(外気側熱交換器41の温度)と外気温度センサ49の検出温度とに応じて可変的に設定するようにしてもよい。
【0095】
また、前記実施形態では、前記温度補正値αを一定値とした。ただし、例えば外気側熱交換器41の残留熱の経時変化等を考慮して、圧縮機42の作動停止後の経過時間等に応じて温度補正値αを可変的に設定するようにしてもよい。あるいは、適当な熱伝達モデル等を用いて、外気側熱交換器41の残留熱による外気温度センサ49の検出温度の上昇量を逐次推定し、その上昇量を上記温度補正値αとして用いるようにしてもよい。
【0096】
また、前記実施形態では、送風機46の作動停止状態において、温水温度に関する条件Aが成立する状況下(STEP1の判断結果が肯定的となる状況下)でのみ、前記STEP8,9の処理を行うようにしたが、条件Aが成立するか否かによらずに、送風機46の作動停止状態において、前記STEP8,9の処理を行うようにしてもよい。
【0097】
また、前記実施形態では、前記STEP2の判断処理を実行したが、この判断処理を省略してもよい。
【0098】
また、前記実施形態では、凍結防止用の運転制御を、循環ポンプ35を作動させることで行うようにしたが、例えば温水循環路13に備えたヒータを作動させる等、他の手法によって、温水の凍結防止を行うようにしてもよい。
【0099】
また、前記実施形態では、温水温度センサ36,37を2つ備えたが、いずれか一方の温水温度センサだけを備えるようにしてもよい。また、温水温度センサは、温水循環路13の温水復路13bに装着されていてもよい。
【0100】
また、凍結防止用条件のうちの温水温度に関する条件Aは、該温水温度が所定の閾値温度TH1よりも低温であるという条件に限られない。同様に、外気温度に関する条件Bは、該外気温度が所定の閾値温度TH2よりも低温であるという条件に限られない。例えば、これらの温度の一定時間内の経時変化等を考慮して条件A又はBが設定されていてもよい。
【0101】
また、前記実施形態では、温水加熱システム1は、給湯システムであるが、本発明における温水加熱システムは、給湯システムに限らず、例えば、暖房システム、給湯暖房システム等の温水加熱システムであってもよい。
【符号の説明】
【0102】
1…温水加熱システム、3…ヒートポンプ装置、13…温水循環路、36,37…温水温度センサ、41…外気側熱交換器、42…圧縮機、43…温水側熱交換器、46…送風機、49…外気温度センサ、61…制御装置。
図1
図2