(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記快速カスタマイズ設計システムは、研究開発プロセスストリームを含むプロセスメタモデルをさらに含み、前記研究開発プロセスストリームが、既存の高速鉄道車両製品システム、サブシステム、モジュール又はコンポーネントにて後期の研究開発の初期定義を行うことで形成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記プロセスメタモデルに対して値付けを行うことにより、研究開発プロセスに対応する設計データを取得することをさらに含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
前記快速カスタマイズ設計システムは、研究開発プロセスストリームを含むプロセスメタモデルをさらに含み、前記研究開発プロセスストリームが既存の高速鉄道車両製品システム、サブシステム、モジュール又はコンポーネントにて後期の研究開発の初期定義を行うことで形成されることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
前記プロセスメタモデルに対して値付けを行うことにより、研究開発プロセスに対応する設計データを取得するための値付けユニットをさらに含むことを特徴とする請求項7又は8に記載のシステム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した技術的問題を解決するために、本発明は、高速鉄道車両の研究開発作業を行う際に、重複する研究開発を行う必要がないように、高速鉄道車両の快速設計方法及びシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例は以下の技術案を開示する。
高速鉄道車両の快速設計方法は、
高速鉄道車両のテクニカル指標システムと製品構造ツリーとを構築し、前記テクニカル指標システムは既存の高速鉄道車両製品の設計目標を含み、前記製品構造ツリーは既存の高速鉄道車両製品の材料組成、製品情報及びそれぞれの高速鉄道車両製品の間の階層関係を含み、
前記テクニカル指標システムに基づいて、高速鉄道車両に対応する、既存の高速鉄道車両製品研究開発の需要データを含む需要メタモデルを構築するとともに、前記テクニカル指標システムと前記需要メタモデルとの対応関係を構築し、
前記製品構造ツリーに基づいて、高速鉄道車両に対応する、既存の高速鉄道車両製品の静的パラメーターを含む製品メタモデルを構築するとともに、前記テクニカル指標システムと前記製品メタモデルとの対応関係を構築し、
既存の高速鉄道車両設計の関連データに基づいて、前記需要メタモデルと、前記製品メタモデルと、前記テクニカル指標システムとの相互マッピング関係を構築し、
前記テクニカル指標システムと、前記製品構造ツリーと、前記需要メタモデルと、前記製品メタモデルと、前記相互マッピング関係とに応じて、快速カスタマイズ設計システムを構築し、
前記快速カスタマイズ設計システムが、入力された前記関連データに応じて、対応する前記需要メタモデル、前記製品メタモデル、対応する前記テクニカル指標システム及び前記製品構造ツリーを呼び出して前記新しい高速鉄道車両設計に対応する車種に必要な既存の高速鉄道車両の設計データを生成するように、前記快速カスタマイズ設計システムへ新しい高速鉄道車両設計需要に必要な前記関連データを入力する。
【0007】
好ましくは、前記快速カスタマイズ設計システムは研究開発プロセスストリームを含むプロセスメタモデルをさらに含み、前記研究開発プロセスストリームが既存の高速鉄道車両製品システム、サブシステム、モジュール又はコンポーネントにて後期の研究開発の初期定義を行うことで形成される。
【0008】
好ましくは、前記快速カスタマイズ設計システムが前記新しい高速鉄道車両設計に対応する車種に必要な既存の高速鉄道車両のデータを生成するプロセスにおいては、
前記快速カスタマイズ設計システムがプリセット監査ノードに従って前記プロセスメタモデルを監査することをさらに含む。
【0009】
好ましくは、前記プロセスメタモデルに対して値付けを行うことにより、研究開発プロセスに対応する設計データを取得することをさらに含む。
【0010】
好ましくは、既存の高速鉄道車両の設計データを前記快速カスタマイズ設計システムに継続して更新する。
【0011】
高速鉄道車両快速設計システムであって、
高速鉄道車両のテクニカル指標システムと製品構造ツリーとを構築するための第1の構築ユニットであって、前記テクニカル指標システムは既存の高速鉄道車両製品の設計目標を含み、前記製品構造ツリーは既存の高速鉄道車両製品の材料組成、製品情報及びそれぞれの高速鉄道車両製品の間の階層関係を含む第1の構築ユニットと、
前記テクニカル指標システムに基づいて、高速鉄道車両に対応する、既存の高速鉄道車両製品研究開発の需要データを含む前記需要メタモデルを構築するとともに、前記テクニカル指標システムと前記需要メタモデルとの対応関係を構築するための第2の構築ユニットと、
前記製品構造ツリーに基づいて、高速鉄道車両に対応する、既存の高速鉄道車両製品の静的パラメーターを含む前記製品メタモデルを構築するとともに、前記テクニカル指標システムと前記製品メタモデルとの対応関係を構築するための第3の構築ユニットと、
既存の高速鉄道車両設計の前記関連データに基づいて、前記需要メタモデルと、前記製品メタモデルと、前記テクニカル指標システムとの間の相互マッピング関係を構築するための第4の構築ユニットと、
前記テクニカル指標システムと、前記製品構造ツリーと、前記需要メタモデルと、前記製品メタモデルと、前記相互マッピング関係とに応じて、前記快速カスタマイズ設計システムを構築するための第5の構築ユニットと、
前記快速カスタマイズ設計システムが、入力された前記関連データに基づいて、対応する前記需要メタモデル、前記製品メタモデル及び対応する前記テクニカル指標システム及び前記製品構造ツリーを呼び出して、前記新しい高速鉄道車両設計に対応する車種に必要な既存の高速鉄道車両の設計データを生成するように、前記快速カスタマイズ設計システムへ新しい高速鉄道車両設計需要に必要な前記関連データを入力するための入力ユニットとを含む。
【0012】
好ましくは、前記快速カスタマイズ設計システムは、研究開発プロセスストリームを含むプロセスメタモデルをさらに含み、前記研究開発プロセスストリームが既存の高速鉄道車両製品システム、サブシステム、モジュール又はコンポーネントにて後期の研究開発の初期定義を行うことで形成される。
【0013】
好ましくは、前記快速カスタマイズ設計システムが前記新しい高速鉄道車両設計に対応する車種に必要な既存の高速鉄道車両のデータを生成するプロセスにおいては、
前記快速カスタマイズ設計システムがプリセット監査ノードに従って前記プロセスメタモデルを監査することをさらに含む。
【0014】
好ましくは、前記プロセスメタモデルに対して値付けを行うことにより、研究開発プロセスに対応する設計データを取得するための値付けユニットをさらに含む。
【0015】
好ましくは、既存の高速鉄道車両の設計データを前記快速カスタマイズ設計システムに継続して更新するための更新ユニットを含む。
【発明の効果】
【0016】
上記の技術案から分かるように、構築された前記快速カスタマイズ設計システムへ新しい高速鉄道車両研究開発製品の関連データを入力することにより、前記快速カスタマイズ設計システムは既存の高速鉄道車両研究開発製品から前記関連データに対応する既存の高速鉄道車両研究開発データを正確に検出することができるため、既存の高速鉄道車両研究開発製品の重複する研究開発作業を効果的に低減し、従来の研究開発リソースを十分に利用して、高速鉄道車両研究開発の効率を向上させる。
【0017】
本発明の実施例又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、以下で実施例又は従来技術の記述において使用する必要がある図面を簡単に紹介する。勿論、以下に記述の図面が本出願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力をしない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を取得することもできる。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、この発明の実施例における目的、技術案及びメリットをより明確にするために、本発明の実施例における図面に結び付けて本発明の実施例における技術案を明らかに記述するが、明らかに、記述する実施例は本出願の一部の実施例に過ぎず、実施例の全てではない。この発明における実施例に基づいて、当業者が創造的な労力をしない前提で得られる全ての他の実施例は、この発明の保護する範囲に属する。
【0020】
本発明の実施例における専門述語ついて統一的な解釈、説明を行う。
【0021】
需要は、高速鉄道車両の製品が、各種のニーズを満足する必要があり、機能ニーズ、性能ニーズ及び構造ニーズ等を含む。
【0022】
メタモデルは、既存の高速鉄道車両に含まれる各種の対象を抽象化して系統化し、所定のモデルの記述及び操作方法を定義し、コンピュータで記述する抽象的なマッピングである。メタモデルは三つの階層に分けて高速鉄道車両の各種の対象のインスタンスを段々に形成し、ここで、需要メタモデル、製品メタモデル、プロセスメタモデルを含み、メタモデルがモデルに異なり、メタモデルがモデルの抽象化であり、この項目の各種のメタモデルは階層化され、パラメーター記述がタイプに分けることが可能であり、製品の配置、カスタマイズ、変型設計をサポートすることができ、合理的説明方式がある。
【0023】
需要メタモデルは、既存の高速鉄道車両製品の研究開発の需要を系統化して示し、本体需要、キーポイント需要、旅客需要を含み、インスタンス化によって高速鉄道車両の静的需要セットを形成し、即ち、需要タイプを形成し、需要タイプに対して値付けを行って具体的な製品の需要インスタンス対象を取得する。
【0024】
テクニカル指標は、製品の設計が達成すべき基本的な目標を指し、機能、性能、構造、行為等の目標を含む。
【0025】
テクニカル条件は、新しい高速鉄道車両製品の研究開発の基本的な開発活動であり、製品の全体の性能開発に必要な条件又は手段である。
【0026】
製品メタモデルは、既存の高速鉄道車両製品の静的パラメーターを系統化して示し、インスタンス化によって既存の高速鉄道車両の各タイプの具体的な静的パラメーターを、即ち製品タイプを取得して、製品タイプに対して値付けを行って製品インスタンス対象を得る。
【0027】
製品構造ツリーは、それぞれの高速鉄道車両研究開発製品の材料組成及び各部分ファイル文件組成の階層を記述する構造ツリー状図である。それは、製品データ管理における製品情報を、それぞれの部品間の階層関係に結びつけて、有効的な属性管理構造を構成する。
【0028】
プロセスメタモデルは、高速鉄道車両研究開発フローにおける各プロセス活動を系統化して示し、インスタンス化によってある車種に必要な特定の研究開発プロセス、即ち、プロセスタイプを取得し、プロセスタイプに値付けを行って製品の実際の研究開発プロセスを取得する。
【0029】
マッチングは、一定のルール又はアルゴリズムにより、一つの元素セットをペアリング目標として、他の一つの元素セットにおける元素を一定のルール又はアルゴリズムに従って、目標元素と差異比較を行う。類似差異制御を利用して目標セットと類似する元素セットを得る。
【0030】
配置は、既存の高速鉄道車両研究開発製品の知識、モデル又は構成要素から現在の対象に適合する機能、性能等を選択して、完備なシステムを形成する。
【0031】
マッピングは、一定のルールにより二つの元素セットの間の元素を互いに「対応する」関係を構築することを指す。
【0032】
抽出は、元素セットにおける、類似属性を有する元素を新たに組み合わせて新しい元素セットを形成する。
【0033】
実施例1
図1は本発明の実施例が提供する高速鉄道車両の快速設計方法の方法フローチャートであり、
高速鉄道車両のテクニカル指標システムと製品構造ツリーとを構築し、前記テクニカル指標システムは既存の高速鉄道車両製品の設計目標を含み、前記製品構造ツリーは既存の高速鉄道車両製品の材料組成、製品情報及びそれぞれの高速鉄道車両製品の間の階層関係を含むS101と、
前記テクニカル指標システムに基づいて、高速鉄道車両に対応する、既存の高速鉄道車両製品研究開発の需要データを含む需要メタモデルを構築するとともに、前記テクニカル指標システムと前記需要メタモデルとの対応関係を構築するS102と、
製品構造ツリーに基づいて、高速鉄道車両に対応する、既存の高速鉄道車両製品の静的パラメーターを含む製品メタモデルを構築するとともに、前記テクニカル指標システムと前記製品メタモデルとの対応関係を構築するS103と、
既存の高速鉄道車両設計の関連データに基づいて、前記需要メタモデルと、前記製品メタモデルと、前記テクニカル指標システムとの間の相互マッピング関係を構築するS104と、
前記テクニカル指標システムと、製品構造ツリーと、前記需要メタモデルと、前記製品メタモデルと、前記相互マッピング関係とに基づいて、快速カスタマイズ設計システムを構築するS105と、
前記快速カスタマイズ設計システムが、入力された前記関連データに基づいて、対応する前記需要メタモデル、前記製品メタモデル、対応する前記テクニカル指標システム及び製品構造ツリーを呼び出して、前記新しい高速鉄道車両設計対応する車種に必要な既存の高速鉄道車両の設計データを生成するように、前記快速カスタマイズ設計システムへ新しい高速鉄道車両設計需要に必要な関連データを入力するS106とを含む。
【0034】
オプションとして、
図1に対応する実施例を基に、
図2に示すように、
図2は、本発明の実施例が提供する高速鉄道車両の快速設計方法の方法フローチャートであり、前記方法は、
高速鉄道車両の、既存の高速鉄道車両製品の設計目標を含むテクニカル指標システムと、既存の高速鉄道車両製品の材料組成、製品情報及びそれぞれの高速鉄道車両製品の間の階層関係を含む製品構造ツリーとを構築するS201と、
前記テクニカル指標システムに基づいて、高速鉄道車両に対応する、既存の高速鉄道車両製品研究開発の需要データを含む需要メタモデルを構築するとともに、前記テクニカル指標システムと前記需要メタモデルとの対応関係を構築するS202と、
製品構造ツリーに基づいて、高速鉄道車両に対応する、既存の高速鉄道車両製品の静的パラメーターを含む製品メタモデルを構築するとともに、前記テクニカル指標システムと前記製品メタモデルとの対応関係を構築するS203と、
既存の高速鉄道車両設計の関連データに基づいて、前記需要メタモデルと、前記製品メタモデルと、前記テクニカル指標システムの間の相互マッピング関係を構築するS204と、
前記テクニカル指標システムと、製品構造ツリーと、前記需要メタモデルと、前記製品メタモデルと、前記相互マッピング関係とに基づいて、快速カスタマイズ設計システムを構築するS205と、
前記快速カスタマイズ設計システムは研究開発プロセスストリームを含むプロセスメタモデルをさらに含み、前記研究開発プロセスストリームが既存の高速鉄道車両製品システム、サブシステム、モジュール又はコンポーネントにて後期の研究開発の初期定義を行うことで形成されるS206と、
前記快速カスタマイズ設計システムが、入力された前記関連データに基づいて、対応する前記需要メタモデル、前記製品メタモデル、対応する前記テクニカル指標システム及び製品構造ツリーを呼び出して前記新しい高速鉄道車両設計に対応する車種に必要な既存の高速鉄道車両の設計データを生成するように、前記快速カスタマイズ設計システムへ新しい高速鉄道車両設計需要に必要な関連データを入力するS207とをさらに含むことができる。
【0035】
オプションとして、前記S207では、前記快速カスタマイズ設計システムがプリセット監査ノードに従って前記プロセスメタモデルを監査することをさらに含む。
【0036】
オプションとして、
前記プロセスメタモデルに対して値付けを行うことにより、研究開発プロセスに対応する設計データを得るS208と、
既存の高速鉄道車両の設計データを前記快速カスタマイズ設計システムに更新して継続するS209とをさらに含む。
【0037】
本発明の実施例が提供する高速鉄道車両の快速設計方法により、高速鉄道車両研究開発製品のニーズに応じて駆動する高速鉄道車両系統化メタモデル構築プラットホームを構築することが期待され、その機能はお客様の高速鉄道車両需要を製品設計ソースをとして、需要メタモデル、マッピングルール、製品メタモデル等の一連のプラットホームフローにより、最終に高速鉄道車両快速設計をサポート可能な一セットの既存の高速鉄道車両の設計データを駆動することができる。
【0038】
次に、
図1に対応する実施例により、プラットホーム、言い換えれば、前記快速カスタマイズ設計システムの構築を如何に実現するか、及び前記プラットホーム、言い換えれば、前記快速カスタマイズ設計システムにより高速鉄道車両の快速設計を如何に実現するかについては、説明する。
【0039】
従来の車種のテクニカル指標及び製品構造により、高速鉄道車両テクニカル指標システムと製品構造ツリーとをまとめて定義する。
【0040】
上記を基に、収集された完備な高速鉄道車両需要に対して、構造化、規範化、及び属性化の定義と分類を行って、異なる階層、異なる属性及び異なる車種の需要データを形成する。
【0041】
メタモデルの定義により、需要データに対してメタモデルの構築を行って、可視化する需要メタモデルを形成し、それと高速鉄道車両テクニカル指標との対応関係を分析して構築する。
【0042】
従来の車種の製品データを分析し、メタモデルの定義、高速鉄道車両製品構造ツリーに基づいて、製品データに対して製品メタモデルの構築を行って、可視化の製品メタモデルを形成するとともに、高速鉄道車両テクニカル指標の分析に従って、高速鉄道車両メタモデルと高速鉄道車両テクニカル指標とを対応付ける。
【0043】
テクニカル指標システムと需要メタモデルとの対応関係及びテクニカル指標システムと製品メタモデルとの対応関係に基づいて、需要メタモデルと、高速鉄道車両テクニカル指標と、製品メタモデルとの間のマッピングルールを構築する。
【0044】
上記した分析研究により、お客様が指定した車種需要に基づいて相応する車種需要メタモデルを駆動することを実現し、そして車種のテクニカル指標システムと車種製品メタモデルとをマッピングし、最終に快速カスタマイズ設計システムをサポートする。
【0045】
既存の車種の各種の需要、指標、構造ツリー、製品モデル等をシステムへ構築によって加入し、相応する、階層管理に従った製品インスタンスライブラリを形成し、異なる階段のカスタマイズに相応する参照リソース又は知識を提供する。
【0046】
最終に、高速鉄道車両製品が需要に応じてカスタマイズと配置を行う系統化プラットホームを形成し、異なる車種の定義を得る。
【0047】
製品の各システム、サブシステム又はモジュール、或いはユニットに対して後期研究開発の初期定義を行って、研究開発プロセスストリームを形成し、監査ノードに従って査定するプロセスメタを与える。
【0048】
前記プラットホーム又は前記快速カスタマイズ設計システムを使用するプロセスにおいて、製品データ管理(Product Data Management,PDM)により需要とコンセプト方案階段まで拡張して管理し、相応するキャラクターを付けて操作を行い、PDMが製品を管理するフローに従って階層ごとに制御と審査を行う。
【0049】
最終に、高速鉄道車両製品が需要に応じてカスタマイズと配置を行う系統化プラットホームを形成し、異なる車種の定義を得る。
【0050】
製品の各システム、サブシステム又はモジュール、あるいはユニットに対して後期の研究開発の初期定義を行って、研究開発プロセスストリームを形成し、監査ノードに従って査定するプロセスメタを与える。
【0051】
使用のプロセスにおいて、PDMは、需要とコンセプト方案階段まで拡張して管理し、相応するキャラクターを付けて操作し、PDMが製品を管理するフローに従って階層ごとに制御と審査を行う。
【0052】
以上の構想とメカニズムに基づいて、このプラットホーム、つまり前記快速カスタマイズ設計システムの全体的な方案を構築し、全体的な方案の全体的な図を見れば
図3に示すように、
図3は本発明の実施例が提供する快速カスタマイズ設計システムのシステム構成図である。
【0053】
上記の実施例から分かるように、構築された前記快速カスタマイズ設計システムへ新しい高速鉄道車両研究開発製品の関連データを入力することにより、前記快速カスタマイズ設計システムは、既存の高速鉄道車両研究開発製品から前記関連データに対応する既存の高速鉄道車両研究開発データを正確に検出するため、既存の高速鉄道車両研究開発製品の重複の研究開発作業を効果的に低減し、従来の研究開発リソースを十分に利用し、高速鉄道車両研究開発の効率を向上させる。
【0054】
実施例2
図4は本発明の実施例が提供する高速鉄道車両快速設計システムのシステム構成図である。
高速鉄道車両のテクニカル指標システムと製品構造ツリーとを構築するための第1の構築ユニット401と、前記テクニカル指標システムは既存の高速鉄道車両製品の設計目標を含み、前記製品構造ツリーは既存の高速鉄道車両製品の材料組成、製品情報及びそれぞれの高速鉄道車両製品の間の階層関係を含む第1の構築ユニット401と、
前記テクニカル指標システムに基づいて、高速鉄道車両に対応する、既存の高速鉄道車両製品研究開発の需要データを含む需要メタモデルを構築するとともに、前記テクニカル指標システムと前記需要メタモデルとの対応関係を構築するための第2の構築ユニット402と、
製品構造ツリーに基づいて、高速鉄道車両に対応する、既存の高速鉄道車両製品の静的パラメーターを含む製品メタモデルを構築するとともに、前記テクニカル指標システムと前記製品メタモデルとの対応関係を構築するための第3の構築ユニット403と、
既存の高速鉄道車両設計の関連データに基づいて、前記需要メタモデルと、前記製品メタモデルと、前記テクニカル指標システムとの間の相互マッピング関係を構築するための第4の構築ユニット404と、
前記テクニカル指標システムと、製品構造ツリーと、前記需要メタモデルと、前記製品メタモデルと、前記相互マッピング関係とに基づいて、快速カスタマイズ設計システムを構築するための第5の構築ユニット405と、
前記快速カスタマイズ設計システムが、入力された前記関連データに基づいて、対応する前記需要メタモデル、前記製品メタモデル、対応する前記テクニカル指標システム及び製品構造ツリーとを呼び出して前記新しい高速鉄道車両設計に対応する車種に必要な既存の高速鉄道車両の設計データを生成するように、前記快速カスタマイズ設計システムへ新しい高速鉄道車両設計需要に必要な関連データを入力するための入力ユニット406とを含む。
【0055】
オプションとして、前記快速カスタマイズ設計システムは研究開発プロセスストリームを含むプロセスメタモデルをさらに含み、前記研究開発プロセスストリームが既存の高速鉄道車両製品システム、サブシステム、モジュール又はコンポーネントにて後期の研究開発の初期定義を行うことで形成される。
【0056】
オプションとして、前記快速カスタマイズ設計システムは、前記新しい高速鉄道車両設計に車種に必要な既存の高速鉄道車両のデータを生成するプロセスにおいては、
前記快速カスタマイズ設計システムがプリセット監査ノードに従って前記プロセスメタモデルを監査することをさらに含む。
【0057】
オプションとして、
図4に対応する実施例を基に、前記システムは値付けユニット501をさらに含み、
図5に示すように、
図5は本発明の実施例が提供する高速鉄道車両快速設計システムのシステム構成図であり、
前記プロセスメタモデルに対して値付けを行うことにより、研究開発プロセスに対応する設計データを得るための値付けユニット501をさらに含む。
【0058】
オプションとして、
図4に対応する実施例を基に、前記システムは更新ユニット601をさらに含み、
図6に示すように、
図6は本発明の実施例が提供する高速鉄道車両快速設計システムのシステム構成図であり、
既存の高速鉄道車両の設計データを前記快速カスタマイズ設計システムに継続して更新するための更新ユニット601をさらに含む。
【0059】
上記の実施例から分かるように、構築された前記快速カスタマイズ設計システムへ新しい高速鉄道車両研究開発製品の関連データを入力することにより、前記快速カスタマイズ設計システムは、既存の高速鉄道車両研究開発製品から前記関連データに対応する既存の高速鉄道車両研究開発データを正確に検出すことができるため、これにより、既存の高速鉄道車両研究開発製品の重複の研究開発作業を効果的に低減し、従来の研究開発リソースを十分に利用し、高速鉄道車両研究開発の効率を向上させる。
【0060】
以上の実施形態の記述から分かるように、当業者は、上記実施例方法における全部又は一部のステップがソフトウェアと汎用のハードウェアプラットホームの方式により実現されることが明らかに理解する。このような理解に基づいて、本発明の技術案は実質的又は従来の技術に貢献する部分がソフトウェア製品の形で体現されることができ、当該コンピューターソフトウェア製品は記憶媒体、例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク等に記憶されてもよく、若干のコマンドを含み、一台のコンピューター装置(パソコン、サーバー、又は例えばメディアゲートウェイ等のネットワーク通信装置であってもよい)に本発明の各実施例又は実施例のある部分に記載の方法を実行させる。
【0061】
なお、本明細書におけるそれぞれの実施例はいずれも階段的な方式で記述し、それぞれの実施例の間の同じ又は類似する部分は互いに参照すればよく、それぞれの実施例の肝心な説明はいずれも他の実施例と異なるところである。特に、装置及びシステムの実施例について、方法の実施例と基本的に類似するので、記述がとても簡単であり、関連するところについて方法の実施例の一部の説明を参照すればよい。以上で記述した装置及びシステムの実施例は例示的であり、その中分離部品として説明されるユニットは物理的に離れてもよく、離れていなくてもよく、ユニット表示としての部品は物理ユニットであってもよく、ではなくてもよく、即ち、一つのところに位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分散してもよい。実際の需要に応じてその中の部分又は全部のモジュールを選択して本実施例の方案の目的を実現する。当業者は創造的な労力をしない場合に、理解し、実施することができる。
【0062】
上記の記述は、本出願の好適な実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲を制限していない。指すべきことは、当業者は、本発明の原理を逸脱しない前提で、若干の改善又は修正を施すことができ、これらの改善及び修正も本発明の保護範囲と見なされるべきである。