(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6388825
(24)【登録日】2018年8月24日
(45)【発行日】2018年9月12日
(54)【発明の名称】水槽用排水構造及び水槽用排水器具
(51)【国際特許分類】
E03C 1/22 20060101AFI20180903BHJP
【FI】
E03C1/22 A
E03C1/22 B
【請求項の数】6
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-252077(P2014-252077)
(22)【出願日】2014年12月12日
(65)【公開番号】特開2016-113783(P2016-113783A)
(43)【公開日】2016年6月23日
【審査請求日】2017年4月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001373
【氏名又は名称】鹿島建設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100122781
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 寛
(74)【代理人】
【識別番号】100169063
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 洋平
(72)【発明者】
【氏名】左座 秀士
【審査官】
金高 敏康
(56)【参考文献】
【文献】
特開2007−319722(JP,A)
【文献】
特開昭63−308125(JP,A)
【文献】
特開2010−159631(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03C 1/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
底面の下に形成される保護コンクリート層と、前記保護コンクリート層の下に形成される防水層とを備える水槽の排水構造であって、
前記防水層の上面で止水された水に対する止水栓であって当該止水栓の止水状態を解除することによって前記防水層上に溜まった水が排出される止水栓を備える排水構造。
【請求項2】
前記保護コンクリート層と前記防水層とを貫通して下方に延びる排水路と、
前記防水層上に溜まった水が前記排水路へと流れる流路と、
を更に備える、請求項1に記載の排水構造。
【請求項3】
前記排水路は前記水槽の前記底面から下方に延びており、
前記止水栓による止水状態を解除することによって、前記水槽内の水と、前記防水層上に溜まった水とが排出される、請求項2に記載の排水構造。
【請求項4】
底面の下に形成される保護コンクリート層と、前記保護コンクリート層の下に形成される防水層とを備える水槽用の排水器具であって、
前記保護コンクリート層と前記防水層とを貫通するように配置される筒状部材と、
前記筒状部材の外面から内面にかけて貫通する水抜き穴と、
前記筒状部材内であって前記水抜き穴よりも下に配置される止水栓と、
を備える排水器具。
【請求項5】
前記止水栓を引き抜くための鎖を更に備える、請求項4に記載の排水器具。
【請求項6】
前記筒状部材の上端部に配置される化粧金物を更に備え、前記化粧金物は前記鎖の途中に連結されている、請求項5に記載の排水器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、底面の下に保護コンクリート層と、更にその下の防水層とを備える水槽用の排水構造及び排水器具に関する。
【背景技術】
【0002】
ホテルの大浴場や銭湯などの比較的大きな浴場は、表面(例えばタイル)の下に保護コンクリート層(「仕上層」などとも称される)が形成され、更にその下にアスファルト等による防水層が形成されている。
【0003】
特許文献1はスラブを貫通して設置される床排水管に関する発明を開示する。特許文献1の第2図には、スラブコンクリート13の上に防水層14と仕上層15が形成された床に設置された床排水管が図示されている。この床排水管は水抜き穴12を有する補助管10を備える。この水抜き穴12に関し、特許文献1の第2頁左下欄第5〜8には「補助管10の外周面と仕上層15間の隙間及び仕上層15と防水層14間の隙間から水が浸入することがあると、その水は水抜き穴12から補助管10の内部に誘導され、排出される。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭63−308125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の比較的大きな浴場において、浴槽の底面の下も上記と同様の構造を有する。すなわち、浴槽の底面の下に形成された保護コンクリート層と、更にその下に形成された防水層とを備える。
【0006】
ところで、浴場では複数のタイプの排水器具(「排水金物」とも称される)が使用される。例えば、浴室内の洗い場には栓を有しないタイプの排水器具が使用され、他方、浴槽の底面には栓を有するタイプの排水器具が使用されている。上述の特許文献1には当該文献に記載の床排水管が洗い場用であるか、浴槽用であるか明記がされていない。特許文献1の第2頁左下欄第2〜4に「補助管10は仕上層15と同じ高さで切断され、その開口端に化粧金物22が嵌着される。」と記載されているにとどまる。
【0007】
本発明者の検討によると、特許文献1に記載の床排水管を浴槽やプール(以下、まとめて「水槽」という。)に採用した場合、以下の課題がある。すなわち、化粧金物として栓を使用し、これによって補助管10の開口端を塞いだとしても、水抜き穴12を通じて水槽内の水が徐々に排出され、その結果、水槽内の湯の水位が低下する。水抜き穴12を設けている以上、徐々に水位が低下することを前提としているものの、これについての説明が不十分であれば施主が水漏れ(施工ミス)を疑うというトラブルが生じ得る。
【0008】
他方、特許文献1の第2図に示す構成において、水抜き穴12を形成しないという策も考え得る。しかし、水抜き穴12がないと防水層14上に溜まった水(仕上層15に浸透した水)は栓(化粧金物22)を外しても排出されず、死水としてとどまることになり、時間の経過によって水が腐り、衛生上の問題を招来する。
【0009】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、水槽の底面下における死水の発生を十分に抑制できて衛生的であり且つ栓をしているときに水槽内の水位が下がることを防止できる水槽用排水構造及び水槽用排水器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る排水構造は、底面の下に形成される保護コンクリート層と、保護コンクリート層の下に形成される防水層とを備える水槽のためのものであり、防水層の上面で止水された水に対する止水栓を備える。
【0011】
上記排水構造は、防水層の上面で止水された水に対する止水栓を備える。この止水栓を採用したことで水位が下がることを防止できる。一方、この止水栓による止水状態を解除することで、防水層上に溜まった水を排出することができ、これにより死水の発生を十分に抑制できて衛生的である。
【0012】
上記排水構造は、保護コンクリート層と防水層とを貫通して下方に延びる排水路と、防水層上に溜まった水が排水路へと流れる流路とを更に備えてもよい。かかる構成を採用することで、防水層上に溜まった水を上記流路と上記排水路とを通じてより一層確実に排出できる。なお、上記栓が上記流路から上記排水路に流入する水を止水するには、上記流路が上記排水路に至る位置よりも低い位置に上記栓を配置すればよい。
【0013】
上記排水路は水槽の底面から下方に延びていればよく、この場合、上記排水構造は、上記栓による止水状態を解除することによって、水槽内の水と、防水層上に溜まった水とを排出できる構成であってもよい。かかる構成を採用することにより、排水構造を単純化できるとともに水槽内の水を排出する都度、防水層上に溜まった水を排出できる。
【0014】
本発明に係る排水器具は、底面の下に形成される保護コンクリート層と、保護コンクリート層の下に形成される防水層とを備える水槽のためのものであり、保護コンクリート層と防水層とを貫通するように配置される筒状部材と、筒状部材の外面から内面にかけて貫通する孔と、筒状部材内であって孔よりも下に配置される栓とを備える。
【0015】
上記排水器具は、防水層上に溜まった水を排出するための水抜き穴を備え且つこの水抜き穴からの排水を止水する栓を備える。かかる構成を採用したことにより、死水の発生を十分に抑制できて衛生的であり且つ栓をしているときに水位が下がることを防止できる。また、上記排水器具によれば、上記栓による止水状態を解除することによって、水槽内の水と、防水層上に溜まった水とを排出することができる。
【0016】
上記排水器具は、栓を引き抜くための鎖を更に備えることが好ましい。これにより、水又は湯が溜まった水槽に作業者が入らなくても栓を外すことができる。上記水栓器具は、筒状部材の上端部に配置される化粧金物を更に備えてもよい。筒状部材の上端部を化粧金物(例えば目皿)で覆うことにより、水槽内において足が筒状部材の開口に入ることを防止できる。この化粧金物は上記鎖の途中に連結されていてもよい。これにより、鎖を引っ張ることによって栓及び化粧金物の両方を外すことができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、水槽の底面下における死水の発生を十分に抑制できて衛生的であり且つ栓をしているときに水槽内の水位が下がることを防止できる水槽用排水構造及び水槽用排水器具が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明に係る排水器具を使用して構築された排水構造の一例を模式的に示す断面図である。
【
図2】
図1に示す排水構造を備える浴槽の一例を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。ここでは、水槽として比較的大きな浴場の浴槽を例示するが、本発明を例えばプールの排水構造に適用してもよい。
【0020】
<排水器具>
図1は、本実施形態に係る排水器具10を使用して構築された排水構造を模式的に示す断面図である。
図2は、
図1に示す排水構造を底面30a下に備える浴槽30を模式的に示す平面図である。上述のとおり、浴槽30は比較的大きな浴場の浴槽であり、浴槽30に張られる湯の量の下限値は例えば1000L程度である。なお、浴槽の面積が50m
2(例えば10m×5m)であり且つ水深が0.5mであれば、湯量は25000Lである。
【0021】
図1に示すとおり、排水器具10は、浴槽30の底面30aの下に設置される。浴槽30は、底面30aの下に形成される保護コンクリート層51と、保護コンクリート層51の下に形成される防水層52とを備える。保護コンクリート層51の表面に必要に応じてタイルなどが配置される。防水層52は例えばアスファルトからなり、防水層52よりも下方に位置する構造スラブ55に水が至ることを防止する。
【0022】
図1に示すとおり、排水器具10は、防水層52上に溜まった水を抜く水抜き穴(流路)1aと、水抜き穴1aからの排水を止水する栓(止水栓)5とを備える。水抜き穴1aは、保護コンクリート層51と防水層52とを貫通するように配置される円筒部材(筒状部材・排水路)1に形成されている。栓5によって円筒部材1を止水状態としたとき、栓5の上面から円筒部材1の上端部1bまでの長さは、およそ保護コンクリート層51と防水層52の厚さの合計に相当する。この長さの下限値は例えば12cm程度である。
【0023】
水抜き穴1aの個数は効率的に水を排出する観点から、円筒部材1の周方向に複数の水抜き穴1aを設けることが好ましい。水抜き穴1aは、防水層52の上面52aと同じ高さ又は防水層52の上面52aよりも低い位置に設けられている。この位置に水抜き穴1aを設けることで、防水層52上に溜まった水の略全量又は全量を水抜き穴1aを通じて排出できる。保護コンクリート層51に浸入した水(防水層52の上面52aで止水された水)は、主に防水層52の上面52a、鍔部1dの上面及び水抜き穴1aを経て円筒部材1内に至る。なお、鍔部1dの上面全体が防水層52で覆われている場合、保護コンクリート層51に浸入した水は、主に上面52a及び水抜き穴1aを経て円筒部材1内に至る。
【0024】
円筒部材1は、その外面1cから遠ざかるにしたがって上方に延びる鍔部1dを有する。円筒部材1における鍔部1dが設けられた位置の直上に水抜き穴1aを設けられている(
図1参照)。これにより、防水層52上に溜まった水(保護コンクリート層51に侵入した水)を水抜き穴1aを通じて効率的に排出できる。防水層52は鍔部1dの外周側を覆うように設けられ、防水層52上の水が鍔部1dを通じて水抜き穴1aに導入される。なお、円筒部材1は一つの部材からなるものであってもよく、複数のパーツを組み合わせてなるものであってもよい。また、円筒部材1は、その内部を栓5が上下方向に移動しやすいように内面に図示しないガイド機構(例えば溝など)を有してもよい。
【0025】
栓5は、円筒部材1内であって水抜き穴1aよりも下に配置される。つまり、
図1に示すように、栓5は円筒部材1の途中であって下端部側に位置するテーパ部1eに配置される。水抜き穴1aよりも下に栓5を設けたことで、栓5で円筒部材1を閉塞した状態(止水状態)にあっては水抜き穴1aから水が抜けることによる浴槽30内の水位低下を防止できる。一方、栓5を外すこと(止水状態の解除)によって、浴槽30内の水と、防水層52上に溜まった水とが排出される。これにより、浴槽30内の水を排出する都度、防水層52上に溜まった水を排出できる。
【0026】
図1に示す栓5は、内側の栓5aと外側の環状の栓5bとからなる二重栓である。二重栓は呼び径が50mm以上の排水管に広く使用されている。浴槽30のサイズ及び円筒部材1の内径の大きさによっては、栓5は二重栓でなくてもよい。なお、栓5は例えば金物の栓であってもよいし、ゴム栓であってもよい。
【0027】
円筒部材1の上端部1b側には必要に応じて目皿(化粧金物)6が配置される。円筒部材1の上端部1bに目皿6を配置することで、浴槽30内において人の足が円筒部材1の開口に入ることを防止できる。円筒部材1の下端部1f側には管15が接続されており、円筒部材1及び管15を通じて水が排出される。
【0028】
図1に示す鎖8は、栓5を引き抜くことができるようにするためのものである。すなわち、鎖8の先端部が栓5の上面に連結されている。更に、鎖8の途中に目皿6が連結されており、鎖8を引っ張ることによって目皿6及び栓5の両方を外すことができるようになっている。なお、栓5と目皿6とを連結する鎖8は、止水状態における栓5と目皿6との距離よりも長く、
図1に示すように円筒部材1内において弛んでいる。これにより、止水状態を解除するときには、浴槽30内の鎖8を引っ張って目皿6を外し、その勢いを利用して栓5も外すことができる。他方、止水状態とするときには、まず、栓5を円筒部材1の下端部1fに確実に配置した後、目皿6を円筒部材1の上端部1bに配置できる。
【0029】
本実施形態に係る排水器具10は浴槽30の底面30a下における死水の発生を十分に抑制できて衛生的である。また、排水器具10によれば栓5をしているときに浴槽30内の水位が下がることを防止できる。
【0030】
<施工方法>
図2に示す浴槽30は以下の工程を経て施工される。まず、構造スラブ55用の型枠を構築し、型枠内に鉄筋を配置するとともに排水器具10を仮固定する。型枠にコンクリートを打設することによって構造スラブ55を構築する。その後、構造スラブ55の表面にアスファルト等によって防水層52を形成する。防水層52の上に保護コンクリート層51を打設した後、保護コンクリート層51の表面にタイルや小石などによって装飾することによって浴槽30が構築される。保護コンクリート層51は必ずしも均一の厚さでなくてもよく、
図2に示すように、浴槽30内における段30bを保護コンクリート層51によって形成してもよい。
【0031】
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、鎖8を引っ張ることによって目皿6及び栓5の両方を外す場合を例示したが、円筒部材1を通じて排水する際、スクリーンの役割を果たす目皿6が円筒部材1の上端部1bに配置されたままであった方がよいなら、鎖8の途中に目皿6を連結する代わりに、目皿6の貫通孔6aに鎖8を通せばよい。この構成であれば、鎖8を引っ張ることで栓5のみを引き抜くことができる。
【0032】
上記実施形態においては、円筒部材1の上端部1bを目皿6によって覆う場合を例示したが、目皿6の代わりに他の化粧金物を使用してもよい。
【0033】
上記実施形態においては、
図1に示すように筒状部材として栓5の外径よりも一回り大きい内径を有する円筒部材1を例示したが、円筒部材1の内径は栓5の外径よりも十分に大きくてもよい。栓5の外径をRとすると、円筒部材1の内径は、例えば1.5R〜6Rであってもよく、2R〜5Rであってもよい。かかる構成を採用することで、円筒部材1の下端部1f側を清掃しやすい、栓5を人の手で直接操作しやすいなどの利点がある。なお、筒状部材は円筒状の部材に限定されず、その流路断面は例えば正方形(又は略正方形)であってもよい。栓5の外径をRとすると、上記正方形の一辺は、例えば2R〜6Rであってもよく、2.5R〜5Rであってもよい。
【0034】
上記実施形態においては、排水器具10を使用して排水構造を構築する場合を例示したが、排水器具10の代わりに、より簡略化された排水器具を使用して排水構造を構築してもよい。例えば、鍔部1dよりも上方の筒状部を具備しない排水器具を使用してもよい。すなわち、目皿6を配置する箇所(排水路の上端部)と、鍔部1dまでの排水路とを例えばコンクリートで形成すればよい。この場合、防水層52で止水された水は、上面52a及び鍔部1dの上面を経て排水路に至る。言い換えれば、防水層52で止水された水は、防水層52上の流路(主に保護コンクリート層51と防水層52及び鍔部1dとの境界部)を通じて水抜き部(排水路の内面に水が染み出てくる部分、つまり流路末端)へと至る。なお、鍔部1dの上面全体が防水層52で覆われている場合にあっては、主に保護コンクリート層51と防水層52との境界部に流路が形成される。
【0035】
上記実施形態においては、浴槽30の底面30a下に位置する栓5の止水状態を解除することによって、浴槽30内の水と、防水層52上に溜まった水との両方が排出される構成を例示したが、栓の止水状態を解除することによって、防水層52上に溜まった水のみが排出される構成を採用してもよい。例えば、
図2に示す壁30c側に位置する段30d(上面が水面よりも上に位置する段)の上面から構造スラブ55の下面まで至る排水路(不図示)を設け、この排水路の途中であって防水層52と同じ高さ又は防水層52よりも低い位置に栓(不図示)を配置すればよい。この栓の止水状態を解除することで、防水層52上に溜まった水のみを排出できる。保護コンクリート層51に浸入した水(防水層52の上面52aで止水された水)の排出と止水とを栓5によって実施できる限り、栓5の位置は浴槽30の底面30a下に限定されず、平面視で浴槽30の側方にずれた位置であってもよい。
【符号の説明】
【0036】
1…円筒部材(筒状部材・排水路)、1a…水抜き穴(流路)、1b…上端部、1c…外面、1d…鍔部、1e…テーパ部、1f…下端部、5…栓(止水栓)、6…目皿(化粧金物)、6a…貫通孔、8…鎖、10…排水器具、30…浴槽、30a…底面、30b,30d…段、30c…壁、51…保護コンクリート層、52…防水層、52a…上面、55…構造スラブ。