特許第6388894号(P6388894)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6388894長い映像シーケンスの圧縮表示のためのシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6388894
(24)【登録日】2018年8月24日
(45)【発行日】2018年9月12日
(54)【発明の名称】長い映像シーケンスの圧縮表示のためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/93 20060101AFI20180903BHJP
   G11B 27/34 20060101ALI20180903BHJP
【FI】
   H04N5/93
   G11B27/34 N
【請求項の数】14
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2016-181874(P2016-181874)
(22)【出願日】2016年9月16日
(62)【分割の表示】特願2015-15789(P2015-15789)の分割
【原出願日】2009年4月20日
(65)【公開番号】特開2017-38376(P2017-38376A)
(43)【公開日】2017年2月16日
【審査請求日】2016年10月17日
(31)【優先権主張番号】61/046,315
(32)【優先日】2008年4月18日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】508318591
【氏名又は名称】ヴィジブル ワールド インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100158551
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 貴明
(72)【発明者】
【氏名】ファン デ ポール エリック
【審査官】 中野 和彦
(56)【参考文献】
【文献】 特表平10−503341(JP,A)
【文献】 特開平06−086210(JP,A)
【文献】 特開2001−094990(JP,A)
【文献】 特表2007−536812(JP,A)
【文献】 特表2004−508757(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/93
G11B 27/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像を圧縮視覚表示に変換する方法であって、
水平の行と垂直の列に配置された複数のピクセルから各々が含まれる複数のフレームを含む映像を受け取る段階と、
各フレームに対して、1の次元で縮小された第1表示を作成し、該第1表示の各ピクセルの視覚特性が、第2の次元対応するポジションを有する該フレームの複数のピクセルの平均化することによって割り当てられる段階であって、前記第1の次元が前記水平の行又は前記垂直の列の一つである、段階と、
メタデータを前記第1表示に添付する段階であって、前記メタデータが、各第1表示が作成された少なくとも一つのフレームに対応する表示パラメータを含む、段階と、
前記第1の表示それぞれのピクセルを前記第2の次元に沿って所定の数のブロックにグループ分けし、さらに、前記ブロックそれぞれのピクセルを、当該ブロックにおける各ピクセルの平均化することによって割り当てられたピクセルに置換することによって、前記第2の次元における各フレームの前記第1の表示を縮小する段階であって、前記第2の次元が、前記第1の次元と異なる、段階と、
前記映像内の前記フレームの順序に従って前記第1の次元に沿って整列した前記第1表示を含む圧縮視覚表示を形成する段階と、
前記圧縮視覚表示及び前記メタデータに基づいて、前記映像内の少なくとも一つの予期せぬ変化を検出する段階と、
マーク付けするフラグを前記少なくとも一つの予期せぬ変化に挿入する段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
映像を圧縮視覚表示に変換するためのシステムであって、
映像圧縮デバイスと、
前記映像圧縮デバイスと通信し、水平の行と垂直の列に配置された複数のピクセルから各々が含まれる複数のフレームを含む映像を受け取るように構成された入力デバイスと、
前記映像圧縮デバイスと通信し、圧縮視覚表示を出力するように構成された出力デバイスと、
を含み、
前記映像圧縮デバイスは、
前記映像内の各フレームに対して第1の次元に縮小された第1表示を作成するように構成され、前記第1表示の各ピクセルの視覚特性が、第2の次元に対応するポジションを有するフレームの複数のピクセルのを平均化することによって割り当てられ、前記第1の次元が前記水平の行又は前記垂直の列の一つである
前記映像圧縮デバイスは、
前記第1の表示それぞれのピクセルを前記第2の次元に沿って所定の数のブロックにグループ分けし、さらに、前記ブロックそれぞれのピクセルを、当該ブロックにおける各ピクセルの色を平均化することによって割り当てられたピクセルに置換することによって、前記第2の次元における各フレームの前記第1の表示を縮小するように構成され、前記第2の次元が、前記第1の次元と異なる次元であり、、
前記映像圧縮デバイスは、
前記映像内の前記フレームの順序に従って前記第1の次元に沿って前記第1表示を整列させて前記圧縮視覚表示を形成するように構成され、
前記映像圧縮デバイスは、
メタデータを前記第1表示に添付するように構成され、前記メタデータが、各第1表示が作成された少なくとも一つのフレームに対応する表示パラメータを含み、
前記映像圧縮デバイスは、
前記圧縮視覚表示及び前記メタデータに基づいて、前記映像内の少なくとも一つの予期せぬ変化を検出し、
マーク付けするフラグを前記少なくとも一つの予期せぬ変化に挿入するように構成される、
ことを特徴とするシステム。
【請求項3】
映像を圧縮視覚表示に変換するためのシステムであって、
水平の行と垂直の列に配置された複数のピクセルから各々が含まれる複数のフレームを含む映像を受け取るための手段と、
前記映像内の各フレームに対して第1の次元に縮小された第1表示を作成し、該第1表示の各ピクセルの視覚特性が、第2の次元に対応するポジションを有する該フレームの複数のピクセルの色平均化することによって割り当てられる手段であって、前記第1の次元が前記水平の行又は前記垂直の列の一つである、手段と、
メタデータを前記第1表示に添付する手段であって、前記メタデータが、各第1表示が作成された少なくとも一つのフレームに対応する表示パラメータを含む、手段と、
前記第1の表示それぞれのピクセルを前記第2の次元に沿って所定の数のブロックにグループ分けし、さらに、前記ブロックそれぞれのピクセルを、当該ブロックにおける各ピクセルの前記平均化することによって割り当てられたピクセルに置換することによって、前記第2の次元における各フレームの前記第1の表示を縮小する手段であって、前記第2の次元が、前記第1の次元と異なる次元である、手段と、
前記映像内の前記フレームの順序に従って前記第1の次元に沿って前記第1表示を整列させて圧縮視覚表示を形成するための手段と、
前記圧縮視覚表示及び前記メタデータに基づいて、前記映像内の少なくとも一つの予期せぬ変化を検出する手段と、
マーク付けするフラグを前記少なくとも一つの予期せぬ変化に挿入する手段と、
前記圧縮視覚表示を出力するための手段と、
を含むことを特徴とするシステム。
【請求項4】
コンピュータによって実行された時に該コンピュータをして、
水平の行と垂直の列に配置された複数のピクセルから各々が含まれる複数のフレームを含む映像を受け取り、
各フレームに対して、1の次元で縮小された第1表示を作成し、該第1表示の各ピクセルの視覚特性が、第2の次元に対応するポジションを有する該フレームの複数のピクセルの色平均化することによって割り当てられ、前記第1の次元が前記水平の行又は前記垂直の列の一つであり
メタデータを前記第1表示に添付し、前記メタデータが、各第1表示が作成された少なくとも一つのフレームに対応する表示パラメータを含み、
前記第1の表示それぞれのピクセルを前記第2の次元に沿って所定の数のブロックにグループ分けし、さらに、前記ブロックそれぞれのピクセルを、前記ブロックそれぞれのピクセルの前記色平均化することによって割り当てられたピクセルに置換することによって、前記第2の次元で各フレームの前記第1の表示を縮小し、前記第2の次元が、前記第1の次元と異なる次元であり
前記映像内の前記フレームの順序に従って前記第1の次元に沿って整列した前記第1表示を含む圧縮視覚表示を形成させ、
前記圧縮視覚表示及び前記メタデータに基づいて、前記映像内の少なくとも一つの予期せぬ変化を検出し、
マーク付けするフラグを前記少なくとも一つの予期せぬ変化に挿入する、
ように構成された複数の機械実行可能命令を収容するコンピュータ可読媒体。
【請求項5】
コンピュータによって実行された時に該コンピュータをして、
水平の行と垂直の列に配置された複数のピクセルから各々が含まれる複数のフレームを含む映像を受け取り、
各フレームに対して、第1の次元で縮小された第1表示を作成し、該第1表示の各ピクセルの視覚特性が、第2の次元に対応するポジションを有する該フレームの複数のピクセルの色を平均化することによって割り当てられ、前記第1の次元が前記水平の行又は前記垂直の列の一つであり、
メタデータを前記第1表示に添付し、前記メタデータが、各第1表示が作成された少なくとも一つのフレームに対応する表示パラメータを含み、
前記第1の表示それぞれのピクセルを前記第2の次元に沿って所定の数のブロックにグループ分けし、さらに、前記ブロックそれぞれのピクセルを、前記ブロックそれぞれのピクセルの前記色を平均化することによって割り当てられたピクセルに置換することによって、前記第2の次元で各フレームの前記第1の表示を縮小し、前記第2の次元が、前記第1の次元と異なる次元であり、
前記映像内の前記フレームの順序に従って前記第1の次元に沿って整列した前記第1表示を含む圧縮視覚表示を形成させ、
前記圧縮視覚表示及び前記メタデータに基づいて、前記映像内の少なくとも一つの予期せぬ変化を検出し、
マーク付けするフラグを前記少なくとも一つの予期せぬ変化に挿入する、
ように構成された複数の機械実行可能命令を含むコンピュータプログラム。
【請求項6】
請求項1に記載の方法において、前記所定の数は、ユーザ選択として受け取られる、方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法において、前記所定の数は、前記フレームの次元、各フレームに含まれる視覚情報の量及び前記映像の視覚的特徴の一つに基づいて決定される、方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法において、均等な数のピクセルは、各ブロックにグループ分けされる、方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法において、均等でない数のピクセルは、各ブロックにグループ分けされる、方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法において、各第1表示の中心からのピクセルを収容するブロックは、各第1表示の外側からのピクセルを収容するブロックよりも少ないピクセルを収容する、方法。
【請求項11】
請求項1に記載の方法において、各第1の表示は、前記第1の次元に1ピクセル幅である、方法。
【請求項12】
請求項1に記載の方法において、第1表示は、2つ又はそれよりも多くのフレームの群に対して作成される、方法。
【請求項13】
請求項1に記載の方法において、前記メタデータは、前記第1表示が作成されたフレーム内のピクセルの平均色、前記第1表示が作成されたフレーム内のピクセルの色の平均色からの標準偏差、及び前記第1表示が作成されたフレームに関連付けられたタイムスタンプのうちの1つ又はそれよりも多くを示す、方法。
【請求項14】
請求項1に記載の方法において、タグ付けされた特性を有する第1表示を識別するタグを発生させる、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、その全体が引用により組み込まれる2008年4月18日出願の米国特許仮出願第61/046,315号に対する優先権を請求するものである。
【0002】
本発明は、一般的に、長い映像シーケンスをディスプレイする方法及びシステムに関し、特に、映像フレームのシーケンスの色情報を圧縮してその映像フレームのシーケンスの表示を発生させるための方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
映像記録を分析する一部のシステムは、記録内での前方及び後方ナビゲーションを可能にする。これらのシステムの最も精巧なものは、映像フレームを通じたシングルステッピングさえも可能にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許仮出願第61/046,315号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
記録が長い場合、映像記録内側のポジションのオーバービューを保持しておくタスクは、困難なものになる。ユーザは、例えば、記録の始まりに対して、彼らがどこにいるかを容易に見失う可能性がある。すなわち、記録内のナビゲーションは、映像分析システムにより、記録の全体内でユーザが分析しているフレームのロケーションをユーザが識別することができ、更に、ユーザが記録内のシーン又はマテリアル移行を識別することができると考えられる場合には、より容易であろう。
【0006】
複数の異なるセグメントを備えた記録を分析する既存のシステムは、例えば、代表的フレームのシーケンスをセグメント移行ポイント、すなわち、各セグメントの始まりでディスプレイすることにより、ユーザが特定のセグメントを認識することを補助する。例えば、映像記録内のMcDonaldのコマーシャルに対して、システムは、次のセグメントがMcDonaldのコマーシャルであることをユーザが認識することを補助すると考えられるMcDonaldのロゴを備えたコマーシャルの1つ又はそれよりも多くのフレームをディスプレイするであろう。従って、これらのヘッダフレームは、次の映像セグメントの要約を提供するものである。全フレームがディスプレイされ、かつそれは、認識可能である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
例えば、本発明の例示的な実施形態は、映像を圧縮視覚表示に変換するための手順を提供することができる。このような手順は、行と列に配置された複数のピクセルを各々が有する複数のフレームを有する映像を受け取る段階と、各フレームに対して1つの次元に縮小された第1表示を作成し、第1表示の各ピクセルの視覚特性が、縮小されていない次元において対応するポジションを有するフレームの少なくとも1つのピクセルの視覚特性を集約することによって割り当てられる段階と、映像内のフレームの順序に従って縮小された次元に沿って整列した第1表示を含む圧縮視覚表示を形成する段階とを含むことができる。
【0008】
例示的な手順はまた、縮小されていない次元に沿って各第1表示のピクセルを所定数のブロックにグループ分けすることにより、縮小されていない次元に第1表示を縮小する段階と、各ブロックのピクセルをブロック内の各ピクセルの視覚特性を集約することによって割り当てられたピクセルで置換する段階とを含むことができる。
【0009】
一部の例示的な手順では、所定数のブロックは、ユーザ選択として受け取ることができる。
【0010】
一部の例示的な手順では、所定数のブロックは、フレームの次元、各フレームに収容された視覚情報の量、及び映像の視覚的特徴のうちの1つに基づいて自動的に判断することができる。
【0011】
一部の例示的な手順では、均等な数のピクセルを各ブロックにグループ分けすることができる。
【0012】
一部の例示的な手順では、均等でない数のピクセルを各ブロックにグループ分けすることができる。このような例示的な手順では、各第1表示の中心からのピクセルを収容するブロックは、各第1表示の外側からのピクセルを収容するブロックよりも少ないピクセルを収容することができる。
【0013】
一部の例示的な手順では、ブロック内の各ピクセルの視覚特性を集約する段階は、ブロック内の各ピクセルの色を平均化する段階を含むことができる。
【0014】
一部の例示的な手順では、各第1表示は、水平の次元に縮小することができる。
【0015】
一部の例示的な手順では、各第1表示は、垂直の次元に縮小することができる。
【0016】
一部の例示的な手順では、各第1表示は、縮小された次元に1ピクセル幅とすることができる。
【0017】
一部の例示的な手順では、第1表示は、2つ又はそれよりも多くのフレームの群に対して作成することができる。
【0018】
一部の例示的な手順では、縮小された視覚表示における各第1表示にメタデータを関連付けることができる。
【0019】
一部の例示的な手順では、メタデータは、第1表示が作成されたフレーム内のピクセルの平均色、第1表示が作成されたフレーム内のピクセルの色の平均色からの標準偏差、及び第1表示が作成されたフレームに関連付けられたタイムスタンプのうちの1つ又はそれよりも多くを示すことができる。
【0020】
一部の例示的な手順では、タグを自動的に発生させて、タグ付けされた特性を有する第1表示を識別することができる。
【0021】
一部の例示的な手順では、フレーム内のピクセルの視覚特性を集約する段階は、各ピクセルの色を平均化する段階を含むことができる。
【0022】
本発明の他の例示的な実施形態は、映像を圧縮視覚表示に変換するためのシステムを提供することができる。このような例示的なシステムは、映像圧縮デバイスと、映像圧縮デバイスと通信し、行と列に配置された複数のピクセルから各々が構成された複数のフレームから成る映像を受け取るように構成された入力デバイスと、映像圧縮デバイスと通信し、圧縮視覚表示を出力するように構成された出力デバイスとを含むことができる。映像圧縮デバイスは、映像内の各フレームに対して1つの次元に縮小された第1表示を作成するように構成することができ、第1表示の各ピクセルの視覚特性は、縮小されていない次元において対応するポジションを有するフレームの少なくとも1つのピクセルの視覚特性を集約することによって割り当てられ、映像圧縮デバイスは、映像内のフレームの順序に従って縮小された次元に沿って第1表示を整列させ、圧縮された視覚表示を形成するように構成することができる。
【0023】
一部の例示的なシステムでは、映像圧縮デバイスは、縮小されていない次元に沿って各第1表示のピクセルを所定数のブロックにグループ分けし、かつ各ブロックのピクセルをブロック内の各ピクセルの視覚特性を集約することによって割り当てられたピクセルで置換することにより、縮小されていない方向に第1表示を縮小するように更に構成することができる。
【0024】
一部の例示的なシステムはまた、インタフェースデバイスを含むことができ、インタフェースデバイスは、所定数のブロックを示すユーザ選択を受け取るように構成することができる。
【0025】
一部の例示的なシステムでは、映像圧縮デバイスは、フレームの次元、各フレームに収容された視覚情報の量、映像の視覚的特徴のうちの1つに基づいて所定数のブロックを自動的に判断するように更に構成することができる。
【0026】
一部の例示的なシステムでは、映像圧縮デバイスは、均等な数のピクセルを各ブロックにグループ分けするように更に構成することができる。
【0027】
一部の例示的なシステムでは、映像圧縮デバイスは、均等でない数のピクセルを各ブロックにグループ分けするように更に構成することができる。
【0028】
一部の例示的なシステムでは、各第1表示の中心からのピクセルを収容するブロックは、各第1表示の外側からのピクセルを収容するブロックよりも少ないピクセルを収容することができる。
【0029】
一部の例示的なシステムでは、ブロック内の各ピクセルの視覚特性を集約する段階は、ブロック内の各ピクセルの色を平均化する段階を含むことができる。
【0030】
一部の例示的なシステムでは、各第1表示は、水平の次元に縮小することができる。
【0031】
一部の例示的なシステムでは、各第1表示は、垂直の次元に縮小することができる。
【0032】
一部の例示的なシステムでは、各第1表示は、縮小の次元に1ピクセル幅とすることができる。
【0033】
一部の例示的なシステムでは、映像圧縮デバイスは、2つ又はそれよりも多くのフレームの群に対して第1表示を作成するように構成することができる。
【0034】
一部の例示的なシステムでは、映像圧縮デバイスは、縮小された視覚表示における各第1表示にメタデータを関連付けるように更に構成することができる。
【0035】
一部の例示的なシステムでは、メタデータは、第1表示が作成されたフレーム内のピクセルの平均色、第1表示が作成されたフレーム内のピクセルの色の平均色からの標準偏差、及び第1表示が作成されたフレームに関連付けられたタイムスタンプのうちの1つ又はそれよりも多くを示すことができる。
【0036】
一部の例示的なシステムでは、映像圧縮デバイスは、タグを発生させて、タグ付けされた特性を有する第1表示を識別するように更に構成することができる。
【0037】
一部の例示的なシステムでは、フレームの少なくとも1つのピクセルの視覚特性を集約する段階は、各ピクセルの色を平均化する段階を含むことができる。
【0038】
本発明の他の例示的な実施形態は、複数の機械実行可能命令を収容するコンピュータ可読媒体を含むことができる製品を提供することができ、この命令は、コンピュータによって実行された時に、コンピュータをして行と列に配置された複数のピクセルから各々が構成された複数のフレームから成る映像を受信させ、各フレームに対して1つの次元に縮小された第1表示を作成させ、ここで、第1表示の各ピクセルの視覚特性は、縮小されていない次元において対応するポジションを有するフレーム内のピクセルの視覚特性を集約することによって割り当てられ、更に、映像内のフレームの順序に従って縮小された次元に沿って整列した第1表示を含む圧縮視覚表示を形成させるように構成される。
【0039】
一部の例示的な製品では、機械実行可能命令は、縮小された次元に沿って各第1表示のピクセルを所定数のブロックにグループ分けし、かつ各ブロックのピクセルをブロック内の各ピクセルの視覚特性を集約することによって割り当てられたピクセルで置換することにより、縮小されていない次元に第1表示を縮小するように更に構成することができる。
【0040】
本発明の他の例示的な実施形態は、映像を圧縮視覚表示に変換するためのシステムを含むことができる。このような例示的なシステムは、行と列に配置された複数のピクセルを各々が有する複数のフレームから成る映像を受け取るための要素と、映像内の各フレームに対して1つの次元に縮小された第1表示を作成するための要素とを含み、第1表示の各ピクセルの視覚特性は、縮小されていない次元に対応するポジションを有するフレームの少なくとも1つのピクセルの視覚特性を集約することによって割り当てられ、更に、映像内のフレームの順序に従って縮小された次元に沿って第1表示を整列させて圧縮視覚表示を形成するための要素と、圧縮視覚表示を出力するための要素とを含むことができる。
【0041】
他の例示的なシステムはまた、縮小されていない次元に沿って各第1表示のピクセルを所定数のブロックにグループ分けし、かつ各ブロックのピクセルをブロックの各ピクセルの視覚特性を集約することによって割り当てられたピクセルで置換することにより、縮小されていない次元に第1表示を縮小するための要素を含むことができる。
【0042】
本発明の例示的な実施形態はまた、挿入されたコンテンツを含む映像とコンテンツ挿入信号とを受け取るように構成された入力デバイスと、入力デバイスと通信し、受信映像及び受信コンテンツ挿入信号を自動的に記録するように構成された記憶デバイスと、映像を圧縮視覚表示に変換するためのシステムと、圧縮視覚表示とコンテンツ挿入信号によって示された意図した挿入ポイントとをディスプレイするように構成されたディスプレイデバイスとを含むことができる映像挿入精度システムを提供することができる。
【0043】
他の例示的なシステムは、圧縮視覚表示内のロケーションのユーザ指示を受け取るように構成されたインタフェースデバイスを更に含むことができ、ディスプレイデバイスは、識別されたロケーションに関連付けられた映像からのフレームをディスプレイするように更に構成することができる。
【0044】
他の例示的なシステムでは、ディスプレイデバイスは、映像内のフレームを取り囲む所定数の追加フレームをディスプレイするように更に構成することができる。
【0045】
他の例示的なシステムでは、ディスプレイデバイスは、意図した挿入ポイントと圧縮視覚表示に基づいて識別された実際の挿入ポイントから計算された挿入誤差をディスプレイするように更に構成することができる。
【0046】
他の例示的なシステムでは、ディスプレイデバイスは、挿入誤差統計値をディスプレイするように更に構成することができる。
【0047】
本発明は、以下の図面と共に好ましい実施形態の詳細説明からより容易に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0048】
図1】映像フレームの圧縮表示を発生させるための例示的な手順を示す図である。
図2】映像記録の圧縮表示を発生させるための別の例示的な手順を示す図である。
図3】圧縮映像記録表示及び記録内の様々なポイントに関連するフレームの5つの異なるシーケンスの例を示す図である。
図4】異なる映像記録の4つの付加的な圧縮ビットマップ表示を示す図である。
図5】例示的なシステムにおける更に別の分析のための記録の選択のためにユーザにディスプレイされた利用可能な記録のスクリーンショットを示す図である。
図6】映像記録をディスプレイして圧縮映像表示の開示する方法を実施する例示的なシステムのスクリーンショットを示す図である。
図7】映像記録内で識別された挿入誤差に対して訂正対策を誘導するために使用することができる映像挿入アナライザを提供する例示的なシステムのスクリーンショットを示す図である。
図8】映像の圧縮表示を作成するための例示的なシステムを示す図である。
図9】挿入分析のための例示的なシステムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
本発明の一部の例示的な実施形態は、映像フレームの長いシーケンスを有する映像記録を任意の長さ及び高さのピクセルの表示に圧縮することができるシステム及び手順を含む。例示的な実施形態では、このような映像記録は、あらゆる圧縮された、例えば、MPEGか、又は圧縮されていないデジタル映像記録とすることができる。一部の実施例では、この圧縮表示は、コンテンツにおけるシーン又はマテリアル変化の検出を補助すると考えられる映像の特徴をディスプレイすることによって映像記録を分析するためのシステムにおいて、又はフレーム精度分析を実行するシステムにおいて、視覚及びナビゲーション支援として使用することができる。実施例では、このような表示は、映像編集を実行するシステム又は大量の視覚情報をディスプレイするあらゆる用途に使用することができる。
【0050】
本発明の例示的な実施形態は、水平の次元における記録の各映像フレームを比較的狭い幅、例えば、1ピクセル幅に圧縮することによって圧縮表示を発生させる段階を含むことができるシステム及び手順を含む。実施例では、映像フレームは、例えば、数ピクセルの高さとすることができる高さに垂直の次元に圧縮することができる。1つの好ましい実施例では、各圧縮された映像フレームは、その高さよりも小さい幅を有することができる。更に、高圧縮表示を達成するために、一部の実施例では、フレームは、1ピクセル幅よりも小さい表示に圧縮することができ、例えば、複数のフレームは、ピクセルの単一の列に圧縮することができる。映像の圧縮表示を発生させるための例示的な手順100を図1に示している。図1に示す例示的な手順は、映像フレーム101、例えば、720×480ピクセル映像フレームから始まり、圧縮表示103、例えば、1×20ピクセル表示にサイズ変更される。以下の実施例は、720×480映像フレームに言及して説明されている点に注意されたい。しかし、本発明は、どの特定のサイズの映像フレームにも制限されるのではなく、本明細書で使用される実施例は、例示的な目的のためだけである。図1に示す例示的な手順は、2つの段階で実行することができる。例えば、例示的な手順は、ピクセルのアレイとすることができる映像フレーム101から始めることができる。例示的な実施例では、720の次元が、アレイの行を表し、480の次元がアレイの列を表すことができる。例示的な手順では、圧縮表示103を発生させる第1段階は、例えば、1×480ピクセルの新しいピクセルアレイ102を発生させる全ての行における各ピクセルの色を平均化する段階を含むことができる。新しいピクセルアレイにおける各ピクセルの色は、行のピクセルの色の平均値とすることができる。例示的な手順は、他の次元における表示を更に圧縮するように進めることができる。例えば、例示的な手順は、図1に示す480の次元におけるピクセルの色を平均化することができる。図1に示す例示的な手順では、480ピクセルは、20の連続した24ピクセルブロックにグループ分けすることができる。実施例では、各ブロック内のピクセルの平均色を計算することができ、ブロックをディスプレイするために使用することができる。例えば、図1に示すように、1×20ピクセル表示103は、20ブロックに対応する20の平均色の凝集とすることができる。
【0051】
420ピクセルの次元を24ピクセルブロックに分解する選択は、例えば、実際のフレーム高さ、ユーザが表示に含むように選択する色情報及び詳細の量、並びに実際の映像記録の特徴に関連付けることができることは理解されるものとする。ブロックの数が小さい程、より圧縮された表示及びよりも少ない色情報が提供されることになる。従って、有用で重要な圧縮表示を得るために、例えば、1920×1080ピクセルのフレームサイズを備えた完全高解像度記録に対して、720×480ピクセルのフレームサイズを備えた記録に比較してより大きな数のブロックを使用することが望ましい。更に、ブロックの数の選択は、実際の記録されたコンテンツによって示すことができる。例えば、僅かなシーン変更及び移行を有する記録は、突然の区別することができるシーン変更を除いて、同じフレームサイズの別の記録に比べて重要な圧縮表示を提供するためによりも大きな数のブロックを要求することができる。従って、例示的な実施形態は、事前設定又はユーザ定義のブロックサイズを選択するというオプションをユーザに提供することができる。更に、本発明の例示的な実施形態は、特定の記録特徴、例えば、フレームサイズに従ってブロックの適切な数を自動的に判断することができる。他の実施例では、ユーザは、適切な色情報及び粒度を備えた有用な表示を発生させるために、例えば、スライダ制御により、ブロックの数を変更することができる。
【0052】
例示的な実施形態では、ブロックの様々な数を選択することができ、均等でないサイズのブロックを使用することができる。例えば、映像記録は、フレームの中心に焦点が合っている傾向がある。一部の実施例では、従って、ブロック内のピクセルの等しい数を使用するものに比べてより重要な圧縮表示を発生させるために、ブロック内のピクセルの等しくない分布を使用することができる。ユーザは、例えば、フレームの中央に小さなサイズのブロック及びフレームの上部及び下部部分にピクセルのより大きな数を有するブロックを有することを選択することができる。
【0053】
更に、図1に示す実施例は、大きな数のピクセルを表すピクセルを発生させるためにピクセル色平均化を使用することができるが、他の実施例では、単一ピクセルによっていくつかのピクセルを表すために、色平均化とは異なる更に複雑な集約アルゴリズムを使用することができる。このような実施例では、圧縮表示を発生させるために、全フレームを「スライバ」に圧縮することができるあらゆるアルゴリズムを使用することもできる。更に、フレームの様々な特徴、例えば、背景の視覚情報、又はフレームの中心の詳細を強調するために、様々なアルゴリズムを使用することができる。
【0054】
図2は、圧縮映像記録表示を発生させる例示的な手順200を示している。例示的な手順では、映像フレーム210は、映像記録に対応することができる。圧縮映像記録表示を発生させるために、最初に、各フレームの圧縮表示220を発生させることができ、次に、フレーム表示の全ては、全映像記録の水平の次元の圧縮ビットマップ表示230を発生させるために並べて「スタックにする」ことができる。最左側のピクセルストリップ240は、第1フレームに対応することができ、最右側のピクセルストリップ250は、最後のフレームに対応することができる。この場合、表示の水平の次元は、連続フレームにおける縦の動きを捕えることができる。代わりに、他の例示的な手順では、各映像フレームは、垂直の次元に圧縮することができる。このような例示的な手順では、圧縮表示は、垂直の次元に「スタックにする」ことができ、映像記録の垂直の次元表示を形成することができる。このような実施例では、表示の垂直の次元は、連続フレームにおける水平の次元の動きを捕えることができる。例示的な実施形態では、作成された圧縮表示により、複数の連続フレームに取り込まれる記録の時間情報は、1つの次元、すなわち、場合によっては、水平の次元又は垂直の次元に視覚化することができるようになる。
【0055】
本発明の例示的な実施形態は、映像の圧縮表示を発生させるためのシステムを含むことができる。図8は、本発明の実施形態による例示的なシステム800を示している。このような例示的なシステムは、例えば、映像入力を受け取ることができる入力デバイス801を有することができる。適切な入力デバイスは、ネットワーキングハードウエア、ローカル又はリモート記憶デバイスにアクセスするためのハードウエアなどを含むことができる。このような入力デバイスを使用して、例示的なシステムは、様々なソース804から映像を受け取ることができ、例えば、図8に示すように、例示的なシステムは、映像記憶システム、ケーブルネットワーク、及び映像編集デバイスから、並びに映像の他のソースから映像を受け取ることができる。例示的なシステムは、例えば、磁気又は光学記憶システムのような受信した映像を記憶するための記憶デバイスを含むことができる。
【0056】
例示的なシステムは、本明細書に説明するように、映像を圧縮表示に処理するように構成することができるプロセッサ803を含むことができる。例えば、例示的なシステムは、入力映像信号を受信及び記憶するように構成することができる。例示的なシステムは、第1次元、例えば、水平の次元における映像の圧縮表示を発生させることができる。例示的なシステムは、別の次元、例えば、垂直の次元で作成された表示を更に縮小するように構成することができる。作成された状態で、例示的なシステムは、圧縮表示を記憶することができる。例示的なシステムは、上述の入力デバイスと同じデバイスか又は同じデバイスでなくてもよい出力デバイス801を含むことができ、このようなデバイスを使用して圧縮表示を出力することができる。
【0057】
例示的なシステムは、ユーザインタフェース805を含むことができる。例えば、このようなシステムは、ユーザが圧縮表示の作成を制御することを可能にするインタフェース805を含むことができる。例えば、例示的なシステムは、ディスプレイハードウエアを含むことができ、又はユーザがそれを通じてシステムにアクセス可能な又はウェブ又は他のインタフェースを含むことができる。例示的なシステムは、圧縮される映像を選択する機能、及び映像がどのように圧縮されるか、例えば、使用するブロックの数などを含むこのようなインタフェース805のユーザを通じて圧縮処理を制御する機能をユーザに提供することができる。このような例示的なシステムは、インタフェース805を通じてユーザに結果圧縮表示をディスプレイすることができ、本明細書に説明する他の作動のいずれに関するユーザ入力も受け入れることができる。
【0058】
更に、本発明の他の例示的な実施形態は、映像の圧縮表示を利用することができるシステムを提供することができる。以下に更に説明するように、このような例示的なシステムは、映像作成及び編集システム、映像消費システム、監視システム、及び圧縮表示を使用して映像をナビゲートするために要求することができるあらゆる他のシステムを含むことができる。勿論、このような例示的なシステムは、映像から圧縮表示を発生させるシステムとは別々とすることができ、又は別々でなくてもよい。
【0059】
例えば、図3は、上述のように映像の圧縮表示を利用する例示的なシステムの例示的なディスプレイを示している。図3では、例示的なディスプレイは、3分記録の1024×20ビットマップ圧縮表示310を示している。このような例示的な記録は、5396フレームを含むことができ、各フレームは、720×480ピクセル画像とすることができる。1024×20ビットマップ表示を作成するために、最初に、5396ピクセル幅及び20ピクセル高さの表示は、上述の例示的な方法に従って発生させることができる。例示的な実施例では、このディスプレイは、1024ピクセル幅及び20ピクセル高さにサイズ変更することができ、これは、ビットマップの全ての1×20ピクセル表示が、実施例における映像記録の5映像フレームに過ぎないものに対応することを意味することができる。例示的な実施形態では、このようなサイズ変更は、圧縮表示がスクリーン上に都合よく適合することができるように実行することができる。このような例示的な実施形態では、あらゆる標準的なサイズ変更技術を使用することもできる。圧縮及びサイズ変更後の情報は、ユーザがシーン移行及びソースマテリアルにおける他の興味深い変化を迅速に識別することを補助することができる。勿論、圧縮表示のサイズは、必要に応じて、ユーザの好みに従って鮮明度を調節するために変更することができることは理解されるものとする。
【0060】
図3に示されている例示的なディスプレイは、圧縮表示310で識別された5つのポイント(A、B、C、D、及びE)を示している。
・ポイントAは、3つの黒いフレームによって仕切られた赤い色調のセグメントから青い色調のセグメントへの移行を示している。
・ポイントBは、類似の移行を示すが、色の違いがより微妙である。しかし、移行の検出は可能である。
・ポイントCは、ストリップチャートで明らかであるシーンカットを示している。
・ポイントDは、黒でない映像シーケンスの始まりの前の黒の映像フレームを示している。黒フレームから黒でないフレームへの移行は、ストリップで明らかである。
・ポイントEは、黒でない映像シーケンスの始まりの前の黒の映像フレームを示している。
【0061】
図示のように、本発明による例示的なシステムは、圧縮表示で識別されたポイントに関連付けられたフレームをディスプレイすることができる。例えば、図3に示すように、各ポイントに対して7つのフレームをディスプレイすることができる。このような例示的なシステムでは、識別されたポイントに対応するフレームをディスプレイすることができ、例えば、ボックスフレームが、図3における各グループ分けの中央に示されている。更に、例示的なシステムは、マーク付けされたロケーションを取り囲むフレームを示すことができる。図3では、3つのフレームが識別されたフレームに先行し、3つのフレームがそれに続く中心フレームが示されている。従って、このような例示的なシステムにより、ユーザは、圧縮表示の使用を通じて映像内の関連のポイントを迅速に識別することができるようになる。関連のこのようなポイントが見つかった状態で、例示的なシステムにより、ユーザは、これらのポイントを識別することができるようになり、映像から対応する完全フレームをディスプレイすることができる。更に、例示的なシステムにより、ユーザは、関連のフレームを取り囲むいくつかのフレームをディスプレイすることにより、これらのフレームを関連に応じて見ることができる。
【0062】
本発明の例示的な実施形態では、上述の圧縮表示を実行するシステムは、例えば、放送TVプログラム内のTV広告を分析するために使用することができる。通常、広告は、30又は60秒の長さで現れ、通常は、開示する圧縮表示を使用して容易に検出することができる区別可能なシーン移行と共に現れる。更に、本発明の例示的な実施形態により、このような圧縮表示又はビットマップは、ユーザが迅速に識別でき、ユーザがナビゲートすることができる記録内の様々な関連のイベントを指すマーカによってタグ付けすることができる。他の例示的な実施形態では、開示する表示は、例えば、シーン変更分析及びシーン予測のためのシステムにおいて、シーンカット検出アルゴリズムにおいて、監視映像ツールにおいて、及びナビゲーション支援としての映像編集システムにおいて使用することができる。他の例示的な実施形態では、本明細書に説明する手順及びシステムは、人間の監督なしに自動機能を実行するシステムにおいて使用することができる。例えば、例示的な実施形態では、圧縮フレーム表示を計算する場合、各フレーム表示に対して、対応するメタデータを添付することができる。このようなメタデータは、フレームの表示パラメータ、すなわち、フレーム内のピクセルの平均色、平均色からの標準偏差、又はあらゆる他の特徴及び統計パラメータを含むことができる。一部の実施例では、メタデータは、各フレームに固有のタイムスタンプ、及び添付される各対応するフレームに関する他の情報を含むことができる。本発明の実施形態は、このようなメタデータを利用することができる。例えば、例示的なシステムは、このようなメタデータにおける予期しない及び/又はパターン化されていない変更を検査することができ、記録内の異常な及び/又は特異なイベントを自動的に検出することができ、更にこのようなイベントをマーク付けするフラグを挿入することができ、又は例えば監視精査システムにおいて、ユーザの注意をイベントに引き付けることができる。
【0063】
図3の例示的なディスプレイを再度参照すると、圧縮ビットマップ及び実際の映像フレームは、標準的なウェブブラウザを使用してウェブページとしてビューすることができるが、表示は、デスクトップ用途又は映像をディスプレイすることができるあらゆる用途においてビューすることができる。例示的な実施形態では、ユーザは、ビットマップ上のポイント、例えば、ポイントAをクリックすることができ、クリックされたポイントに対応する実際のフレームが示されている。特に、実施例では、例えば、上述のように、表示で選択されたポイントに対応し、3つが先行して3つが後に続くフレームに対応するフレームを含むことができる7フレームのシーケンスをディスプレイすることができる。例示的な実施形態では、ディスプレイされた先行する及び後に続くフレームの数は、あらゆる適切な数にすることができる。一部の実施例では、数は、ユーザによって変更することができるパラメータとすることができ、それによってディスプレイは、クリックされたポイントの周りの適切なローカルコンテンツを提供する。
【0064】
本発明の例示的な実施形態では、本明細書に説明する例示的な圧縮表示を利用してユーザが映像内のシーン変更を識別することを可能にするシステム及び方法を提供する。例えば、図4は、4つの異なる映像記録の圧縮表示400を示している。これらの表示は、映像セグメントのシーケンスにおいて、関係のある映像が時間の経過と共にゆっくりと変化する傾向があることを示している。しかし、シーンカット又はコンテンツの変更が映像に現れた場合、通常は、映像画像の明度及び輝度での不意の変化が存在する。例えば、図4では、4つの圧縮表示に発生した移行のいくつかに矢印がマーク付けされている。このような不意の変化は、映像の圧縮表示において明確に区別することができる。本発明の例示的な実施形態は、ユーザにシーンカットを検出することを可能にするこのような圧縮表示を利用することができる。
【0065】
更に、このような例示的な実施形態により、ユーザは、映像の他の特徴を検出することができるようになる。例えば、時間の経過と共に起こるある動きを検出することができる。図4では、第4ストリップ410の終わりに向けて、ストリップの一部が破裂している(420)。圧縮表示から、映像が映像の上部から中央に移動する大きな物体を示していると仮定することができる。左から右に綿密に見ると、破裂した部分430内に、物体が落下しているように見える。
【0066】
本発明の例示的な実施形態、すなわち、ケーブルテレビシステムにおいて使用するために提供される映像挿入精度ツールについて説明する。しかし、このような例示的な実施形態は、映像分析を使用又は必要とするあらゆるシステムにおいて使用することもできること、及び本発明がケーブルネットワーク環境又は挿入精度ツールのいずれにも制限されないことは理解されるものとする。
【0067】
説明するように、本発明の一部の例示的な実施形態は、コンテンツが映像プログラミングに挿入される精度をユーザが分析することを可能にする映像挿入精度ツールを提供することができる。映像挿入精度ツールは、テレビベースのシステム、例えば、ケーブル又は衛星システムにおいて、オンライン用途において、及び一般的にフレーム精度が重要であるあらゆる用途及びシステムにおいて使用することもできる。ケーブルシステムでは、様々なケーブル市場でローカルに広告を挿入することができる。ケーブルネットワークによって示された時に、例えば、ケーブルネットワークからのキュートーンの受信に応答して、ローカル広告コンテンツをケーブル放送搬送ストリームに挿入することができる。実際には、ローカル広告挿入は、ケーブルテレビシステムのマルチシステムオペレータ(MSO)によるある一定の微調整を必要とする本質的には精密でない処理である。このような状況では、本発明の例示的な実施形態による例示的な映像挿入用途ツールが、例えば、ケーブルテレビヘッドエンド装置におけるこのようなMSOロケーションでインストールされる。例示的なツールは、分析のためのプログラムを自動的に記録することができる。このような例示的なシステムは、ローカルコンテンツの挿入を取り囲む映像を自動的に記録することができる。例えば、例示的なシステムは、ケーブルシステムにおける挿入の意図した時間の前に通常提供されるローカル広告の適切な挿入時間を識別するケーブルネットワークから受信した指示を識別及び記録することができる。例示的なツールは、これらの指示を受け取ることができ、映像及び指示自体の両方を含むローカルに挿入されたコンテンツの挿入精度を分析するのに必要なコンテンツの全てを自動的に記録することができる。
【0068】
ローカル広告は、通常、ストリームスプライシングを使用して搬送ストリームに挿入される。このようなケースでは、挿入されたストリームが、次に、本発明の例示的な実施形態に従って分析デバイスに送り込まれる。映像挿入精度ツールは、ローカルに挿入された広告を記録するためにスプライシングデバイスの出力を受け取ることができる。デジタル映像ストリームに加えて、例示的なツールは、広告挿入に対する次回のローカル利用可能度を信号で伝えるケーブルネットワークによって提供されるキュートーンを受け取ることができる。キュートーンの受信に応答して、ツールは、特定のネットワークストリームの音声及び映像コンテンツの記憶デバイスへの記録を開始することができる。典型的な広告は、最後の数分を中断し、記録は、中断全体を網羅することができる。ネットワークから来る指示とローカル挿入の開始が想定される時間との間の特定の承諾済み遅延が存在し、それによって挿入が同期化される。この遅延は「プレロール」と呼ばれる。残念ながら、プレロールは、常に正確であるとは限らず、変更される場合があり、同期問題を引き起こす。異なるケーブルテレビシステムは、異なるタイプの指示トーンを使用することができる。説明する例示的なツールは、特定の指示トーンではないが、指示トーンのあらゆるタイプによっても、従って、異なるケーブルテレビシステムとも作動させることができる。
【0069】
このような情報が収集された状態で、例示的な挿入分析ツールにより、ユーザは、コンテンツにおける挿入精度を調べることができる。一部の例示的な実施形態では、記録が記憶された後、例示的なツールは、更に別の分析のために利用可能な記録全てのリストをディスプレイすることができる。例えば、図5は、例示的なツールがユーザにディスプレイすることができる利用可能な記録のスクリーンショット500を示している。例示的な実施形態では、ユーザは、更に別の分析のためにこのようなスクリーンから特定の記録を選択することができる。選択された記録に関するタイミング情報は、分析を補助するためにシステムによってポピュレートされる。オペレータは、分析の結果を確認し、記録に必要とされる修正を実行することができる。図5に示すように、例示的なシステムは、システムが記録する映像をユーザが識別して分析することを可能にする他の関連の情報をディスプレイすることができる。例えば、図示の実施例では、ユーザに、記憶された記録のファイル名、ゾーンID、チャンネルID、チャンネルラベル、記録の日付、キュートーンの時間、プレロール、システムが映像セグメントの記録を始めた時間、記録の持続時間、及び特定の記録が分析されたか否かを示すフィールドが示されている。
【0070】
記録を選択した後、例示的な実施形態では、ユーザに、図6に示すスクリーンショット600に類似のスクリーンが示され、このスクリーンは、フレームの完全スクリーン表示610、映像記録又はディスプレイされる記録の一部内をユーザがナビゲートすることを可能にするナビゲーション制御620、及び本発明の実施形態による全記録の視覚表示630をディスプレイする。一部の実施例では、完全サイズフレームを実行中に復号してディスプレイすることができる。
【0071】
一部の例示的なツールは、ケーブルネットワークによって提供されるか又は別のソースから受信したタイミング情報を使用して、実際の挿入ポイントが起こった時間を示すことができる。意図した挿入ポイントと実際の挿入ポイント間の違いがある場合、挿入誤差が存在する。挿入誤差の実施例が図6に示されており、実際の挿入ポイント650は、意図した挿入ポイント640から2フレーム後ろである。実際の挿入ポイントを意図したものより早くすることができる。例示的な実施形態は、挿入誤差情報をディスプレイすることができる。例えば、図6は、付加的な情報660、例えば、フレーム番号、挿入時間、及び挿入誤差を提供する例示的なツールのスクリーンを示している。例えば、図6に示す例示的なスクリーンでは、意図した挿入フレーム番号が883であり、実際の挿入フレーム番号が885であり、従って、0.067秒の挿入誤差に相当する2フレームの遅延が存在した。
【0072】
スクリーンショットの下部のバーのように見える図6の実施形態に示す圧縮された視覚表示630は、シーンカットが行われた場所をユーザが識別することを補助することができ、異なる広告、又は他の挿入されたコンテンツを迅速に識別することを可能にする。広告コンテンツが通常は別々の外観を有するので、様々な広告間のシーン移行は容易に観察される。従って、様々な広告は、記録の圧縮表示において明確に区別することができ、これは、ユーザがシーン移行をナビゲートすることを補助することができる。例示的な実施形態では、ユーザは、圧縮映像表示630をクリックすることができ、次に、クリックされたポイントに対応する最も近いフレームをプ精査することができる。一部の実施例では、記録が終了した状態で、各映像記録に対する圧縮映像表示は、上述の例示的な処理に従って事前に計算することができる。図6に示す実施例では、表示バーのピクセルの各スタックがフレームを表している。例示的な表示は、特定の幅に合うようにスケーリングすることができる。例えば、図6の例示的な記録に対する圧縮表示は、まず5396ピクセル幅及び20ピクセル高さに作成することができる。圧縮表示は、次に、図6の630に示すように1024×20ピクセルにサイズ変更することができる。例示的な実施形態では、圧縮表示は、単一の線としてディスプレイする必要はない。逆に、表示は、異なる方法で配置することができ、例えば、いくつかの行で、例えば、非常に長い記録に対して配置することができ、又は図3、4、及び6のように1つの行に配置することができる。圧縮表示を生成し、これを特定の幅に合うようにサイズ変更する段階は、上述の2つの段階処理で実行することができる。しかし、他の実施例では、映像シーケンスを圧縮して圧縮表示をサイズ変更する段階は、単一の段階で実行することができることは理解されるものとする。
【0073】
例示的な挿入分析ツールインタフェースは、図6に関して説明した2フレーム挿入遅延誤差のように、挿入誤差の迅速な識別を可能にすることができる。例示的な実施形態により、ユーザは、分析の結果を記録することができるようになる。複数の記録の結果が収集された状態で、これらは、ユーザによって更に分析される。時間の経過と共に挿入誤差を測定して追跡することにより、問題の特定のタイプ、例えば、ケーブルネットワークにおける誤り、MSO搬送経路における誤り、スプライシングデバイスの構成における誤りなどを識別することができる。本発明の例示的な実施形態は、このような分析を実行するのに必要なツールをユーザに提供することができる。例えば、図7は、本発明の例示的な実施形態によって提供される例示的な分析ディスプレイを示し、それによってユーザは、様々な記録の分析からの結果を分析及びビューすることができるようになる。特に、図7のスクリーンショット700は、異なる日に異なる選択されたネットワークに対する挿入の誤りをユーザが示すことを可能にする例示的なツールを例証することができる。例示的な実施形態により、ユーザは、異なるイベントに相関付けられる時間の経過時に示されているような精度での変化を追跡することができるようになる。例えば、特定の瞬間の全てのネットワークが同じ挿入の誤りによって変動する場合、これは、MSO搬送インフラストラクチャーにおける問題を示す。本発明の例示的な実施形態は、訂正対策のガイドを補助するために、挿入ポイントでの誤りに関して収集された情報を利用することができる。例示的なツールにより、ユーザは、様々な方法で個々の分析の結果をビューすることができるようになる。例えば、図7に示す実施例により、ユーザは、分析の時間間隔を選択することができ、図示のデータについていくつかのネットワークを選択することができるようになる。実施例では、ユーザは、2/22/2008から2/28/2008までの期間のグラフをビューすることを選択しており、Nickelodeon、CBS、「Comedy Central」、及びESPNネットワークに関する情報の呈示を選択している。次に、例示的なシステムは、様々なネットワーク、又は識別された他の映像ソースに対する挿入誤差をユーザが識別することを可能にし、同時にユーザがソース間の誤差を比較して時間の経過時に様々な誤差の変化をビューすることを可能にする図示の例示的なグラフのようなグラフを生成及びディスプレイすることができる。
【0074】
挿入分析ツール900を実施する例示的なシステムが図9に示されている。図示のように、このような例示的なシステムは、905ケーブルテレビシステム、又は映像を備えた他のシステム内に位置することができる。このようなシステムは、映像ソースと通信することができるI/Oデバイス901を含むことができ、例えば、実施例では、システムは、システムに映像を提供することができるスプライシングデバイス906に接続されている。例示的なシステムは、関連の映像及び他のマテリアル、例えば、コンテンツを挿入しなくてはならないというケーブルシステムからの信号を記憶することができる記憶デバイス902を含むことができる。例示的なシステムは、1つ又はそれよりも多くのプロセッサ903を含むことができる。このようなプロセッサは、上述のように、映像の圧縮表示を発生させることができる。代わりに、例示的なシステムは、システムへの入力として圧縮表示を受け取ることができる。例示的なシステムでは、プロセッサ903は、上記に詳しく説明した挿入誤差の分析を容易にするように構成することができる。更に、例示的なシステムは、ユーザインタフェース905を提供することができる。例えば、例示的なシステムにより、ユーザは、ウェブブラウザを使用してシステムによって提供されるサービスにアクセス可能になる。次に、このようなユーザは、上述の分析ツールなどの有用なツールにアクセス可能である。例えば、ユーザは、分析する映像セグメントを選択することができ、映像セグメントの記録を管理することができ、映像セグメント及びこれらのセグメントの圧縮表示をビューすることができ、これらのセグメントの分析を実行することができ、かつ図7に示すグラフのような統計分析をビューすることができる。
【0075】
開示する方法及び本明細書に説明する手順の全ては、1つ又はそれよりも多くのコンピュータプログラム又は構成要素を使用して実施することができることが認められるであろう。これらの構成要素は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、磁気又は光ディスク、光学メモリ、又は他の記憶媒体を含むあらゆる従来のコンピュータ可読媒体上の一連のコンピュータ命令として提供することができる。命令は、一連のコンピュータ命令を実行した時に開示する方法及び手順の全て又は一部を実施するか又は実施を容易にするプロセッサによって実行されるように構成することができる。
【0076】
上述の方法及び手順は、本明細書に開示するシステムを使用して又は他のタイプのシステムにおいて提供することができることは更に認められるであろう。本方法及び手順は、特に断らない限り、特定の関係者又はシステムが特許請求する方法の特定の要素を実施することを要求するように読まれることを意図していない。
【0077】
以上の明細書では、本発明は、その特定的な例示的な実施形態に関して説明した。しかし、特許請求の範囲に示されている本発明の様々な精神及び範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変形を本明細書に行うことができることは明らかであろう。明細書及び図面は、従って、制限の意味ではなく例示的な意味と見なすものとする。
【符号の説明】
【0078】
200 圧縮映像記録表示を発生させる例示的な手順
220 各フレームの圧縮表示
240、250 ピクセルストリップ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9