(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプを変更し、前記第2のタイプのアプリケーションのアラームを一時停止する前記ステップの後、前記システムが手動でウェイクアップされた後に、
前記第1のタイプのアプリケーション及び前記第2のタイプのアプリケーションを開始し、前記第1のタイプのアプリケーションの前記アラームと前記第2のタイプのアプリケーションの前記アラームとを復元するステップ、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
前記第1のタイプのアプリケーション及び前記第2のタイプのアプリケーションはサードパーティアプリケーションであり、前記システムにインストールされている第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを検出する前記ステップは、
前記システムにインストールされているサードパーティアプリケーションを検出するステップと、
前記サードパーティアプリケーションのライセンス情報を取得するステップと、
前記ライセンス情報に従って、前記サードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有するか否かを決定するステップと、
前記アラーム許可又は前記ウェイクアップ許可を有すると決定されたサードパーティアプリケーションから、前記第1のタイプのアプリケーション及び前記第2のタイプのアプリケーションを選択するステップであって、前記第1のタイプのアプリケーションは、前記アラーム許可又は前記ウェイクアップ許可を有し且つユーザーによって頻繁に使用されないサードパーティアプリケーションであり、前記第2のタイプのアプリケーションは、前記アラーム許可又は前記ウェイクアップ許可を有し且つユーザーによって長時間使用されていないサードパーティアプリケーションである、ステップと、
を含む、請求項1又は2に記載の方法。
前記アラーム許可又は前記ウェイクアップ許可を有すると決定されたサードパーティアプリケーションから、前記第1のタイプのアプリケーション及び前記第2のタイプのアプリケーションを選択する前記ステップは、
前記アラーム許可又は前記ウェイクアップ許可を有する前記サードパーティアプリケーションのアクティビティログに従って、前記第1のタイプのアプリケーション及び前記第2のタイプのアプリケーションを選択するステップ、
を含む、請求項3又は4に記載の方法。
前記第1のタイプのアプリケーションの前記アラームの前記タイプが変更され、前記第2のタイプのアプリケーションの前記アラームが一時停止された後、前記システムが手動でウェイクアップされた後に、前記第1のタイプのアプリケーション及び前記第2のタイプのアプリケーションを開始し、前記第1のタイプのアプリケーションの前記アラームと前記第2のタイプのアプリケーションの前記アラームとを復元するように構成される復元モジュール、
を更に備える、請求項7に記載の装置。
前記第1の選択モジュールは、前記第1の判定モジュールが前記サードパーティアプリケーションが前記アラーム許可又は前記ウェイクアップ許可を有すると決定した後、前記アラーム許可又は前記ウェイクアップ許可を有する前記サードパーティアプリケーションのアクティビティログに従って、前記第1のタイプのアプリケーション及び前記第2のタイプのアプリケーションを選択するように構成される、
請求項9又は10に記載の装置。
【発明の概要】
【0004】
上記の欠点に鑑みて、本発明の実施形態は、モバイル端末の消費電力を低減するために用いられ、ユーザエクスペリエンスを向上する、消費電力を低減する方法及び装置並びにモバイル端末を提供する。
【0005】
本発明の第1の態様は、消費電力を低減する方法を提供する。本方法は、
システムが所定の動作モードに入ったとき、システムにインストールされている第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを検出するステップと、
第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプを変更し、第2のタイプのアプリケーションのアラームを一時停止するステップであって、それにより、第1のタイプのアプリケーションのアラームが所定の動作モードにおいてシステムをウェイクアップできないようにし、第2のタイプのアプリケーションのアラームが、所定の動作モードにおいてシステムをウェイクアップできず、且つ/又はシステムがアウェイク状態にあるときにシステムによってウェイクアップされないようにする、ステップと、
を含んでよい。
【0006】
第1の態様に関して、第1の可能な実施方式では、第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプを変更し、第2のタイプのアプリケーションのアラームを一時停止するステップの後、システムが手動でウェイクアップされた後に、本方法は更に、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを開始し、第1のタイプのアプリケーションのアラーム
と第2のタイプのアプリケーションのアラームとを復元するステップ、を含む。
【0007】
第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実施方式に関して、第2の可能な実施方式では、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションはサードパーティアプリケーションである。システムにインストールされている第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを検出するステップは、システムにインストールされているサードパーティアプリケーションを検出するステップと、サードパーティアプリケーションのライセンス情報を取得するステップと、ライセンス情報に従って、サードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有するか否かを決定するステップと、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有すると決定されたサードパーティアプリケーションから、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択するステップであって、第1のタイプのアプリケーションは、具体的には、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有し且つユーザーによって頻繁に使用されないサードパーティアプリケーションであり、第2のタイプのアプリケーションは、具体的には、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有し且つユーザーによって長時間使用されていないサードパーティアプリケーションである、ステップと、を含む。
【0008】
第1の態様の第2の可能な実施方式に関して、第3の可能な実施方式では、システムにインストールされているサードパーティアプリケーションを検出するステップは、システムにインストールされているアプリケーションのインストール情報を取得するステップと、インストール情報に従って、アプリケーションがシステムアプリケーションであるか否かを決定するステップと、アプリケーションがシステムアプリケーションでない場合、アプリケーションがサードパーティアプリケーションであると決定するステップと、を含む。
【0009】
第1の態様の第2の可能な実施方式、又は第1の態様の第3の可能な実施方式に関して、第4の可能な実施方式では、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有すると決定されたサードパーティアプリケーションから、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択するステップは、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有するサードパーティアプリケーションのアクティビティログに従って、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択するステップ、を含む。
【0010】
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実施方式、又は第1の態様の第2の可能な実施方式、又は第1の態様の第3の可能な実施方式、又は第1の態様の第4の可能な実施方式に関して、第5の可能な実施方式では、第1のタイプのアプリケーションのアラームはウェイクアップアラームと非ウェイクアップアラームのうち少なくとも1つを含み、第2のタイプのアプリケーションのアラームはウェイクアップアラームと非ウェイクアップアラームのうち少なくとも1つを含み、
第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプを変更するステップは、第1のタイプのアプリケーションのウェイクアップアラームを非ウェイクアップアラームに変更するステップを含み、
第2のタイプのアプリケーションのアラームを一時停止するステップは、第2のタイプのアプリケーションのウェイクアップアラーム及び非ウェイクアップアラームを一時停止するステップを含む。
【0011】
第1の態様の第5の可能な実施方式に関して、第6の可能な実施方式では、所定の動作モードはスリープモードである。
【0012】
本発明の第2の態様は更に、消費電力を低減する装置を提供する。本装置は、
システムが所定の動作モードに入ったとき、システムにインストールされている第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを検出するように構成される検出モジュールと、
第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプを変更し、第2のタイプのアプリケーションのアラームを一時停止するように構成される設定モジュールであって、それにより、第1のタイプのアプリケーションのアラームが所定の動作モードにおいてシステムをウェイクアップできないようにし、第2のタイプのアプリケーションのアラームが、所定の動作モードにおいてシステムをウェイクアップできず、且つ/又はシステムがアウェイク状態にあるときにシステムによってウェイクアップされないようにする、設定モジュールと、
を備えてよい。
【0013】
第2の態様に関して、第1の可能な実施方式では、消費電力を低減する本装置は更に、
第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプが変更され、第2のタイプのアプリケーションのアラームが一時停止された後、システムが手動でウェイクアップされた後に、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを開始し、第1のタイプのアプリケーションのアラーム
と第2のタイプのアプリケーションのアラームとを復元するように構成される復元モジュール、
を備える。
【0014】
第2の態様、又は第2の態様の第1の可能な実施方式に関して、第2の可能な実施方式では、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションはサードパーティアプリケーションである。検出モジュールは更に、
システムにインストールされているサードパーティアプリケーションを検出するように構成される第1の検出モジュールと、
サードパーティアプリケーションのライセンス情報を取得するように構成される第1の取得モジュールと、
ライセンス情報に従って、サードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有するか否かを決定するように構成される第1の判定モジュールと、
第1の判定モジュールがサードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有すると決定した後、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有すると決定されたサードパーティアプリケーションから、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択するように構成される第1の選択モジュールであって、第1のタイプのアプリケーションは、具体的には、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有し且つユーザーによって頻繁に使用されないサードパーティアプリケーションであり、第2のタイプのアプリケーションは、具体的には、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有し且つユーザーによって長時間使用されていないサードパーティアプリケーションである、第1の選択モジュールと、
を有する。
【0015】
第2の態様の第2の可能な実施方式に関して、第3の可能な実施方式では、第1の検出モジュールは、
システムにインストールされているアプリケーションのインストール情報を取得するように構成される第2の取得モジュールと、
インストール情報に従って、アプリケーションがシステムアプリケーションであるか否かを決定するように構成される第2の判定モジュールと、
第2の判定モジュールがアプリケーションがシステムアプリケーションではないと決定した後、アプリケーションはサードパーティアプリケーションであると決定するように構成される第2の決定モジュールと、
を有する。
【0016】
第2の態様の第2の可能な実施方式、又は第2の態様の第3の可能な実施方式に関して、第4の可能な実施方式では、第1の選択モジュールは、具体的には、第1の判定モジュールがサードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有すると決定した後、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有するサードパーティアプリケーションのアクティビティログに従って、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択するように構成される。
【0017】
第2の態様の第1の可能な実施方式、又は第2の態様の第2の可能な実施方式、又は第2の態様の第3の可能な実施方式、又は第2の態様の第4の可能な実施方式に関して、第5の可能な実施方式では、第1のタイプのアプリケーションのアラームはウェイクアップアラームと非ウェイクアップアラームのうち少なくとも1つを含み、第2のタイプのアプリケーションのアラームはウェイクアップアラームと非ウェイクアップアラームのうち少なくとも1つを含む。設定モジュールは、
第1のタイプのアプリケーションのウェイクアップアラームを非ウェイクアップアラームに変更するように構成される第1の設定モジュールと、
第2のタイプのアプリケーションのウェイクアップアラーム及び非ウェイクアップアラームを一時停止するように構成される第2の設定モジュールと、
を有する。
【0018】
第2の態様の第1の可能な実施方式、又は第2の態様の第2の可能な実施方式、又は第2の態様の第3の可能な実施方式、又は第2の態様の第4の可能な実施方式、又は第2の態様の第5の可能な実施方式に関して、第6の可能な実施方式では、所定の動作モードはスリープモードである。
【0019】
本発明の第3の態様はモバイル端末を提供する。本モバイル端末は、メモリと、プロセッサと、上述の第2の態様において提供された消費電力を低減する装置とを備えてよい。メモリは、アプリケーションを記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたアプリケーションを実行するように構成される。消費電力を低減する装置は、プロセッサがアプリケーションを実行したときに、モバイル端末の消費電力を低減するように構成される。
【0020】
上述の技術的解決策から分かるように、本発明の実施形態において提供される消費電力を低減する方法には、以下の利点がある。すなわち、モバイル端末のシステムが所定の動作モードに入ると、システムで検出された第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプが変更され、その後、第1のタイプのアプリケーションのアラームは能動的にシステムをウェイクアップすることができないので、システムをウェイクアップすることによって生じるW2消費電力が発生しない。システムで検出された第2のタイプのアプリケーションのアラームが一時停止され、その後、第2のタイプのアプリケーションのアラームが動作を停止するので、第2のタイプのアプリケーションの一部のアラームが能動的にシステムをウェイクアップするときに生じるW2消費電力、及び/又は一部のアラームがアウェイク状態のシステムにウェイクアップされるときに生じるW1消費電力が発生せず、モバイル端末の消費電力が低減され、ユーザエクスペリエンスが向上する。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態において図面を参照しながら、本発明の実施形態における技術的解決策を明確且つ完全に説明する。当然ながら、説明される実施形態は本発明の実施形態の一部に過ぎず、全部ではない。当業者が本発明の実施形態に基づいて創意工夫なく得た他の実施形態は、全ての本発明の保護範囲に包含されるものとする。
【0023】
本発明の実施形態は、モバイル端末の消費電力を低減するために用いられ、ユーザエクスペリエンスを向上する、消費電力を低減する方法及び装置を提供する。また、本発明の実施形態はモバイル端末を提供する。以下、詳細な説明のために、それぞれ具体的な実施形態を用いる。
【0024】
図1に示されるように、モバイル端末に適用される消費電力を低減する方法は、以下のステップを含んでよい。
【0025】
S11.システムが所定の動作モードに入ったとき、システムにインストールされている第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを検出する。
【0026】
上述の第1のタイプのアプリケーションと第2のタイプのアプリケーションは、両方ともシステムにインストールされたサードパーティアプリケーションである。第1のタイプのアプリケーションは頻繁に使用されないサードパーティアプリケーションであり、第2のタイプのアプリケーションは長時間使用されていないサードパーティアプリケーションである。所定の動作モードは、モバイル端末のスリープモードである。
【0027】
第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションは、モバイル端末にインストールされている。第1のタイプのアプリケーションのアラームは、ウェイクアップアラームと非ウェイクアップアラームのうち少なくとも1つであってよく、第2のタイプのアプリケーションのアラームも、ウェイクアップアラームと非ウェイクアップアラームのうち少なくとも1つであってよい。具体的には、システムがスリープモードに入ったときに、ウェイクアップアラームはモバイル端末のシステムをウェイクアップすることができる。非ウェイクアップアラームは、システムがスリープモードに入ったときにモバイル端末のシステムをウェイクアップするために起動されることはできないが、システムがアウェイク状態にあるとき、対応するアプリケーションが起動し、データサービスインタラクションを実行するようにトリガされるように、非ウェイクアップアラームをウェイクアップすることができる。
【0028】
S12.第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプを変更し、第2のタイプのアプリケーションのアラームを一時停止する。それにより、第1のタイプのアプリケーションのアラームが所定の動作モードにおいてシステムをウェイクアップできないようにし、第2のタイプのアプリケーションのアラームが、所定の動作モードにおいてシステムをウェイクアップできず、且つ/又はシステムがアウェイク状態にあるときにシステムによってウェイクアップされないようにする。
【0029】
第1のタイプのアプリケーションのアラームは、非ウェイクアップアラームに変更されてよい。理解できることとして、第1のタイプのアプリケーションはウェイクアップアラームと非ウェイクアップアラームのうち少なくとも1つを含むので、第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプを変更するステップは、具体的には、第1のタイプのアプリケーションのウェイクアップアラームのタイプを非ウェイクアップに変更するステップである。したがって、アラームタイプが変更された後、第1のタイプのアプリケーションの全てのアラームは非ウェイクアップアラームであり、それにより、第1のタイプのアプリケーションの全ての非ウェイクアップアラームが、スリープモードにおいて能動的にシステムをウェイクアップできないようにする。
【0030】
第2のタイプのアプリケーションも、ウェイクアップアラームと非ウェイクアップアラームのうち少なくとも1つを含む。したがって、上述のステップS12では、第2のタイプのアプリケーションのアラームが所定の動作モードにおいてシステムをウェイクアップできず、且つ/又はシステムがアウェイク状態にあるときにシステムによってウェイクアップされないことは、具体的には以下のケースを含む。
【0031】
A1.第2のタイプのアプリケーションがウェイクアップアラームと非ウェイクアップアラームの両方を含むとき、第2のタイプのアプリケーションのウェイクアップアラーム及び非ウェイクアップアラームが一時停止される。そして、第2のタイプのアプリケーションのウェイクアップアラームは、所定の動作モードにおいて能動的にシステムをウェイクアップすることができない。また、システムがウェイクアップされた後、第2のタイプのアプリケーションの非ウェイクアップアラームはアウェイク状態のシステムによってウェイクアップされることができず、したがって、第2のタイプのアプリケーションを起動し、又は更にサービスインタラクションを実行するようにトリガすることができない。
【0032】
A2.第2のタイプのアプリケーションがウェイクアップアラームのみを含むとき、ウェイクアップアラームが一時停止される。そして、ウェイクアップアラームは、所定の動作モードにおいて能動的にシステムをウェイクアップすることができない。
【0033】
A3.第2のタイプのアプリケーションが非ウェイクアップアラームのみを含むとき、非ウェイクアップアラームが一時停止される。そして、システムがアウェイク状態にあるとき、非ウェイクアップアラームはシステムによってウェイクアップされない。
【0034】
すなわち、上述のステップS12における第2のタイプのアプリケーションは、上述のA1,A2,A3のいずれかのケースである。
【0035】
本発明の本実施形態では、システムが所定の動作モードに入ったとき、システム内の第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションが検出され、第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプが変更され、第2のタイプのアプリケーションのアラームが一時停止される。そして、システムが所定の動作モードにあるとき、システムは、第1のタイプのアプリケーションのアラームを用いてウェイクアップされることができず、第2のタイプのアプリケーションのアラーム機能が一時停止される。すなわち、システムはアラームを用いてウェイクアップされることができず、システムがウェイクアップされた後に、第2のタイプのアプリケーションのアラームをウェイクアップすることもできない。したがって、第2のタイプのアプリケーションを更にサービスインタラクションを実行するようにトリガすることができない。
【0036】
理解できることとして、システムがスリープモードに入った後、第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプが変更され、第2のタイプのアプリケーションのアラームが一時停止される。その後、システムは手動でウェイクアップされてよく、第1のタイプのアプリケーションのアラーム
と第2のタイプのアプリケーションのアラームとは手動で復元されてよい。
【0037】
理解できることとして、対応して、タイプが変更された第1のタイプのアプリケーションのアラームは元のタイプに復元され、第2のタイプのアプリケーションのアラーム機能は再び有効化される。
【0038】
図2に示されるように、上述の
図1において提供された実施形態について、更なる説明が詳細になされる。上述のステップS11は、具体的には以下のステップを含んでよい。
【0039】
S201.システムにインストールされたサードパーティアプリケーションを検出する。
【0040】
実際の適用では、モバイル端末には一般に、サードパーティアプリケーションであるFacebookやTwitter等、システムアプリケーション及びサードパーティアプリケーションがインストールされる。サードパーティアプリケーションのうち一部は、アラームを起動してシステムをスリープモードからウェイクアップすることができる。このようなアラームは、サーバーとの実質的なコンテンツインタラクションを有さないことがある。サーバーもインタラクション応答時間を限定しない。また、システムがウェイクアップされた後、一部のサードパーティアプリケーションの非ウェイクアップアラームはシステムによってウェイクアップされることができ、その後、そのアプリケーションを起動することができる。
【0041】
S202.サードパーティアプリケーションのライセンス情報を取得する。
【0042】
理解できることとして、サードパーティアプリケーションの全てのアラームがウェイクアップ機能を有するわけではない。ウェイクアップ機能を有するアラームは、具体的には、サードパーティアプリケーションによって搬送されるライセンス情報に記述され、例えば、ライセンス情報はアラーム許可又はウェイクアップ許可についての情報を含んでよい。
【0043】
S203.ライセンス情報に従って、サードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有するか否かを決定する。
【0044】
サードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有すると決定された後、ステップS204に進む。
【0045】
S204.アラーム許可又はウェイクアップ許可を有すると決定されたサードパーティアプリケーションから、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択する。
【0046】
その後、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有すると決定されたサードパーティアプリケーションがアクティビティログリストに追加されてよい。アクティビティログは、一般に、サードパーティアプリケーションのアクティビティ状況、すなわち、起動時間等のユーザーの利用状況を記録する。
【0047】
したがって、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有すると決定されたサードパーティアプリケーションから、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択するステップは、具体的には、アクティビティログに従って、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有するサードパーティアプリケーションから、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択するステップ、を含む。アクティビティログに従って、ユーザーによってインストールされたが頻繁に使用されないアプリケーションが第1のタイプのアプリケーションとして選択され、長時間使用されていないか使用されたことのないアプリケーションが第2のタイプのアプリケーションとして用いられる。
【0048】
別の実施形態では、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有するサードパーティアプリケーションは、ユーザーがリストから第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択できるように、リストに追加されてよい。システムは最終的に、ユーザーによる選択結果に従って、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを決定する。
【0049】
本発明の本実施形態は、システムが第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択する方法を提供する。システム内のサードパーティアプリケーションが検出された後、サードパーティアプリケーションのライセンス情報が取得され、ライセンス情報を用いて、サードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有するか否かが決定される。アラーム許可又はウェイクアップ許可を有するサードパーティアプリケーションのうち、頻繁に使用されないサードパーティアプリケーションが更に第1のタイプのアプリケーションとして選択され、長時間使用されていないサードパーティアプリケーションが第2のタイプのアプリケーションとして選択される。
【0050】
本発明の実施形態は更に、システム内のサードパーティアプリケーションを検出する方法を提供する。具体的には、
図3に示されるように、上述の
図2において提供された実施形態が更に詳細に説明される。消費電力を低減する方法は、以下のステップを含んでよい。
【0051】
S301.システムにインストールされているアプリケーションのインストール情報を取得する。
【0052】
システムアプリケーションとサードパーティアプリケーションを含む、システムにインストールされた全てのアプリケーションのインストール情報が取得される。
【0053】
S302.インストール情報に従って、アプリケーションがシステムアプリケーションであるか否かを決定する。
【0054】
取得されたインストール情報に従って、アプリケーションがシステムアプリケーションであるかサードパーティアプリケーションであるかが特定される。インストール情報に従って、アプリケーションがシステムアプリケーションではないと決定された場合、アプリケーションはサードパーティアプリケーションであると決定される。
【0055】
S303.アプリケーションがシステムアプリケーションでない場合、アプリケーションはサードパーティアプリケーションであると決定する。
【0057】
ステップS304〜S307は上述のステップS201〜204と同じである。ここでは詳細の説明を省略する。
【0058】
本発明の本実施形態では、システム内の全てのアプリケーションのインストール情報が取得され、インストール情報を用いて、アプリケーションがシステムアプリケーションであるか否かが決定される。アプリケーションがシステムアプリケーションでない場合、アプリケーションはサードパーティアプリケーションであると決定される。その後、サードパーティアプリケーションのライセンス情報が取得され、ライセンス情報を用いて、サードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有するか否かが決定される。サードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有する場合、ユーザーによるアラーム許可又はウェイクアップ許可を有するサードパーティアプリケーションの使用と選択の結果に従って、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有し且つ頻繁に使用されないサードパーティアプリケーションは更に第1のタイプのアプリケーションとして選択され、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有し且つユーザーによって長時間使用されていないサードパーティアプリケーションは第2のタイプのアプリケーションとして選択される。
【0059】
実際の適用では、システムがスリープモードに入ったとき、ユーザーによって頻繁に使用されないアプリケーションが検出された場合、そのアプリケーションのウェイクアップアラームは非ウェイクアップアラームに変更される。このようにして、ユーザーによって頻繁に使用されないアプリケーションのアラームは全て非ウェイクアップアラームであり、この場合、システムをスリープモードからウェイクアップすることができない。したがって、ウェイクアップアラームがシステムをスリープモードからウェイクアップすることで生じるW2消費電力が発生しない。長時間使用されていないアプリケーションが検出された場合、そのアプリケーションのアラームは一時停止される。このようにして、長時間使用されていないアプリケーションのウェイクアップアラームは、スリープモードのシステムをウェイクアップすることができず、システムがアウェイク状態にあるとき、非ウェイクアップアラームはシステムによってウェイクアップされることができない。したがって、アプリケーションが起動又はサービスインタラクションを実行するようにトリガすることができない。これにより、ウェイクアップアラームが能動的にシステムをウェイクアップするときに生じるW2消費電力と、非ウェイクアップアラームがサービスインタラクションのためにウェイクアップされるときに生じるW2消費電力とが回避される。したがって、モバイル端末全体の観点から、従来技術と比較すると、W1消費電力とW2消費電力が低減されることにより、モバイル端末の消費電力が低減され、ユーザエクスペリエンスが向上する。
【0060】
図4aに示されるように、本発明の実施形態は更に、消費電力を低減する装置400を提供する。装置400は、モバイル端末に適用され、以下の要素を備えてよい。
【0061】
検出モジュール410は、システムが所定の動作モードに入ったとき、システムにインストールされている第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを検出するように構成される。
【0062】
設定モジュール420は、第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプを変更し、第2のタイプのアプリケーションのアラームを一時停止するように構成される。それにより、第1のタイプのアプリケーションのアラームが所定の動作モードにおいてシステムをウェイクアップできないようにし、第2のタイプのアプリケーションのアラームが、所定の動作モードにおいてシステムをウェイクアップできず、且つ/又はシステムがアウェイク状態にあるときにシステムによってウェイクアップされないようにする。
【0063】
第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションは、モバイル端末にインストールされている。第1のタイプのアプリケーションのアラームはウェイクアップアラームと非ウェイクアップアラームのうち少なくとも1つであってよく、第2のタイプのアプリケーションのアラームも、ウェイクアップアラームと非ウェイクアップアラームのうち少なくとも1つであってよい。具体的には、システムがスリープモードに入ったとき、ウェイクアップアラームはモバイル端末のシステムをウェイクアップすることができる。非ウェイクアップアラームは、システムがスリープモードに入ったときにモバイル端末のシステムをウェイクアップするために起動されることはできないが、システムがアウェイク状態にあるとき、対応するアプリケーションが起動し、データサービスインタラクションを実行するようにトリガされるように、非ウェイクアップアラームをウェイクアップすることができる
第1のタイプのアプリケーションのアラームは、非ウェイクアップアラームに変更されてよい。理解できることとして、第1のタイプのアプリケーションはウェイクアップアラームと非ウェイクアップアラームのうち少なくとも1つを含むので、第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプを変更するステップは、具体的には、第1のタイプのアプリケーションのウェイクアップアラームのタイプを非ウェイクアップに変更するステップである。したがって、アラームタイプが変更された後、第1のタイプのアプリケーションの全てのアラームは非ウェイクアップアラームであり、それにより、第1のタイプのアプリケーションの全ての非ウェイクアップアラームが、スリープモードにおいて能動的にシステムをウェイクアップできないようにする。
【0064】
第2のタイプのアプリケーションも、ウェイクアップアラームと非ウェイクアップアラームのうち少なくとも1つを含む。したがって、第2のタイプのアプリケーションのアラームが所定の動作モードにおいてシステムをウェイクアップできず、且つ/又はシステムがアウェイク状態にあるときにシステムによってウェイクアップされないことは、具体的には以下のケースを含む。
【0065】
A1.第2のタイプのアプリケーションがウェイクアップアラームと非ウェイクアップアラームの両方を含むとき、第2のタイプのアプリケーションのウェイクアップアラーム及び非ウェイクアップアラームが一時停止される。そして、第2のタイプのアプリケーションのウェイクアップアラームは、所定の動作モードにおいて能動的にシステムをウェイクアップすることができない。また、システムがウェイクアップされた後、第2のタイプのアプリケーションの非ウェイクアップアラームはアウェイク状態のシステムによってウェイクアップされることができず、したがって、第2のタイプのアプリケーションを起動し、又は更にサービスインタラクションを実行するようにトリガすることができない。
【0066】
A2.第2のタイプのアプリケーションがウェイクアップアラームのみを含むとき、ウェイクアップアラームが一時停止される。そして、ウェイクアップアラームは、所定の動作モードにおいて能動的にシステムをウェイクアップすることができない。
【0067】
A3.第2のタイプのアプリケーションが非ウェイクアップアラームのみを含むとき、非ウェイクアップアラームが一時停止される。そして、システムがアウェイク状態にあるとき、非ウェイクアップアラームはシステムによってウェイクアップされない。
【0068】
本発明の本実施形態では、システムが所定の動作モードに入ったとき、
検出モジュール410が、システム内の第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを検出する。設定モジュール420が、第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプを変更し、第2のタイプのアプリケーションのアラームを一時停止する。それにより、第1のタイプのアプリケーションが、アラームを起動して所定の動作モードのシステムをウェイクアップできないようにし、第2のタイプのアプリケーションが一時的に動作しないようにする。よって、モバイル端末の消費電力が低減され、ユーザエクスペリエンスが向上する。
【0069】
図4bに示されるように、上述の消費電力を低減する装置400は更に、
設定モジュール420
が第1のタイプのアプリケーション
のアラームのタイプを変更し
、第2のタイプのアプリケーション
のアラームを一時停止した後
、システムが手動でウェイクアップされた後に
、第1のタイプのアプリケーション及
び第2のタイプのアプリケーションを開始し
、第1のタイプのアプリケーション
のアラーム
と第2のタイプのアプリケーションのアラームとを復元するように構成される復元モジュール430、
を備えてよい。
【0070】
システムが所定の動作モードに入った後、検出された第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプが変更され、第2のタイプのアプリケーションのアラームが一時停止される。その後、システムが手動でウェイクアップされた後、復元モジュール430は、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを開始することにより、第1のタイプのアプリケーションのアラーム
と第2のタイプのアプリケーションのアラームとを復元してよい。すなわち、第1のタイプのアプリケーションのアラームの変更されたタイプが以前のタイプに復元され、第2のタイプのアプリケーションのアラームが復元される。それにより、第2のタイプのアプリケーションのアラームのタイプが以前のタイプに
復元されるようにする。
【0071】
一実施形態では、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションはサードパーティアプリケーションである。アラーム許可又はウェイクアップ許可を有し頻繁に使用されないサードパーティアプリケーションが第1のタイプのアプリケーションとして選択され、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有し長時間使用されていないサードパーティアプリケーションが第2のタイプのアプリケーションとして選択される。したがって、
図5aに示されるように、上述の検出モジュール410は、具体的には以下の要素を有する。
【0072】
第1の検出モジュール5101は、システムにインストールされているサードパーティアプリケーションを検出するように構成される。
【0073】
第1の取得モジュール5102は、サードパーティアプリケーションのライセンス情報を取得するように構成される。
【0074】
第1の判定モジュール5103は、ライセンス情報に従って、サードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有するか否かを決定するように構成される。
【0075】
第1の選択モジュール5104は、第1の判定モジュール5103がサードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有すると決定した後、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有すると決定されたサードパーティアプリケーションから、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択するように構成される。第1のタイプのアプリケーションは、具体的には、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有しユーザーによって頻繁に使用されないサードパーティアプリケーションである。第2のタイプのアプリケーションは、具体的には、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有しユーザーによって長時間使用されていないサードパーティアプリケーションである。
【0076】
上述の第1の選択モジュール5104が、具体的には、第1の判定モジュール5103がサードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有すると決定した後、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有すると決定されたサードパーティアプリケーションから、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択するように構成されることは、具体的には、アクティビティログに従って、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有するサードパーティアプリケーションから、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択することを含む。アクティビティログに従って、ユーザーによってインストールされたが頻繁に使用されないアプリケーションが第1のタイプのアプリケーションとして選択され、長時間使用されていないか使用されたことのないアプリケーションが第2のタイプのアプリケーションとして用いられる。
【0077】
別の実施形態では、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有するサードパーティアプリケーションは、ユーザーがリストから第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択できるように、リストに追加されてよい。システムは最終的に、ユーザーによる使用と選択の結果に従って、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを決定する。
【0078】
本発明の本実施形態は、システム内の第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを検出する方法を提供する。第1の検出モジュール5101は、システム内のサードパーティアプリケーションを検出する。その後、第1の取得モジュール5102は、サードパーティアプリケーションのライセンス情報を取得し、第1の判定モジュール5103は、ライセンス情報に従って、サードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有するか否かを決定する。サードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有する場合、第1の選択モジュール5104は更に、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有するサードパーティアプリケーションから、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択する。
【0079】
更に、
図5bに示されるように、上述の第1の検出モジュール5101は、具体的には以下の要素を有してよい。
【0080】
第2の取得モジュール5201は、システムにインストールされているアプリケーションのインストール情報を取得するように構成される。
【0081】
第2の判定モジュール5202は、第2の取得モジュールによって取得されたインストール情報に従って、アプリケーションがシステムアプリケーションであるか否かを決定するように構成される。
【0082】
第2の決定モジュール5203は、第2の判定モジュールがアプリケーションがシステムアプリケーションではないと決定した後、アプリケーションはサードパーティアプリケーションであると決定するように構成される。
【0083】
本発明の本実施形態では、第
2の取得モジュール5201が、システムにインストールされた全てのアプリケーションのインストール情報を取得し、第
2の判定モジュール5202が、インストール情報に従って、アプリケーションがシステムアプリケーションであるか否かを決定する。アプリケーションがシステムアプリケーションでない場合、第
2の決定モジュール5203が、アプリケーションはサードパーティアプリケーションであると決定する。その後、第1の取得モジュール5102がサードパーティアプリケーションのライセンス情報を取得し、第1の判定モジュール5103が、ライセンス情報に従って、サードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有するか否かを決定する。サードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有する場合、第1の選択モジュール5104は更に、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有するサードパーティアプリケーションから、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択する。具体的には、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有し且つ頻繁に使用されないサードパーティアプリケーションが第1のタイプのアプリケーションとして選択され、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有し且つユーザーによって長時間使用されていないサードパーティアプリケーションが第2のタイプのアプリケーションとして選択される。
【0084】
一実施形態では、
図6に示されるように、上述の設定モジュール420は、具体的には、
第1のタイプのアプリケーションのウェイクアップアラームを非ウェイクアップアラームに変更するように構成される第1の設定モジュール610と、
第2のタイプのアプリケーションのウェイクアップアラーム及び非ウェイクアップアラームを一時停止するように構成される第2の設定モジュール620と、
を有する。
【0085】
本発明の本実施形態では、モバイル端末のシステムが所定の動作モードに入ると、消費電力を低減する装置400が起動して、システムにインストールされている第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを検出し、第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプを変更し、第2のタイプのアプリケーションのアラームを一時停止する。それにより、第1のタイプのアプリケーションのアラームが所定の動作モードにおいてシステムをウェイクアップできないようにし、第2のタイプのアプリケーションが所定の動作モードにおいて動作を停止するようにする。よって、消費電力を低減し、ユーザエクスペリエンスを向上することができる。
【0086】
図7に示されるように、本発明の実施形態は更にモバイル端末700を提供する。モバイル端末700は、具体的には、メモリ710と、プロセッサ720と、上述の
図4a〜
図6で提供された消費電力を低減する装置400とを備える。
【0087】
メモリ710は主に、モバイル端末のアプリケーションを記憶するように構成される。プロセッサ720は主に、メモリ710に記憶されたアプリケーションを実行するように構成される。プロセッサ720がアプリケーションを実行すると、消費電力を低減する装置400は、モバイル端末でアプリケーションが実行されるときに動作するアプリケーションから生じる消費電力を低減することができる。メモリ710とプロセッサ720と消費電力を低減する装置400とは、ネットワークインタフェース又は別の通信インタフェースを用いて互いに接続される。
【0088】
消費電力を低減する装置400の具体的な実施プロセスについては、上述の説明を参照されたい。ここでは詳細の説明を省略する。
【0089】
本発明の本実施形態では、モバイル端末のシステムが所定の動作モードに入ると、システムにインストールされた第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションの検出が開始され、第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプが変更され、第2のタイプのアプリケーションのアラームが一時停止される。それにより、第1のタイプのアプリケーションのアラームが所定の動作モードにおいてシステムをウェイクアップできないようにし、第2のタイプのアプリケーションが所定の動作モードにおいて動作を停止するようにする。本発明の本実施形態では、モバイル端末の消費電力を低減することができ、ユーザエクスペリエンスを低減することができる。
【0090】
図8を参照する。
図8は、本発明の実施形態に係る、消費電力を低減する装置の別の概略構造図である。本装置は、メモリ810と、少なくとも1つのプロセッサ820(
図8では例として1つのプロセッサが用いられる、例えばCPU(Central Processing Unit))とを備えてよい。本発明の実施形態の一部の実施形態では、メモリ810とプロセッサ820は、バスその他の方式を用いて互いに接続されてよい。プロセッサ820は、メモリに記憶された実行可能モジュール、例えばコンピュータプログラムを実行するように構成される。メモリ810は高速ランダムアクセスメモリ(RAM,Random Access Memory)を含んでよく、更に、少なくとも1つの磁気ディスクメモリ等の不揮発性メモリ(non-volatile memory)を含んでよい。少なくとも1つのネットワークインタフェース(有線であっても無線であってもよい)は、インターネット、広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク等を介して、システムゲートウェイと少なくとも1つの他のネットワークエレメントとの通信接続を実現する。
図8では、バスを用いる接続を例として用いる。
【0091】
一部の実施形態では、メモリ810はコンピュータ実行命令を記憶する。プロセッサ820は、メモリ810のコンピュータ実行命令を実行して、
システムが所定の動作モードに入ったとき、システムにインストールされている第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを検出するステップと、
第1のタイプのアプリケーションのアラームのタイプを変更し、第2のタイプのアプリケーションのアラームを一時停止するステップであって、それにより、第1のタイプのアプリケーションのアラームが所定の動作モードにおいてシステムをウェイクアップできないようにし、第2のタイプのアプリケーションのアラームが、所定の動作モードにおいてシステムをウェイクアップできず、且つ/又はシステムがアウェイク状態にあるときにシステムによってウェイクアップされないようにする、ステップと、
を実行する。
【0092】
本発明の一部の実施形態では、上述のプロセッサ820は更に、
第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを開始し、第1のタイプのアプリケーションのアラームを復元し、第2のタイプのアプリケーションをレジュームするステップ、
を実行してよい。
【0093】
本発明の一部の実施形態では、上述のプロセッサ820は更に、
システムにインストールされたサードパーティアプリケーションを検出するステップと、
サードパーティアプリケーションのライセンス情報を取得するステップと、
ライセンス情報に従って、サードパーティアプリケーションがアラーム許可又はウェイクアップ許可を有するか否かを決定するステップと、
アラーム許可又はウェイクアップ許可を有すると決定されたサードパーティアプリケーションから、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択するステップであって、第1のタイプのアプリケーションは、具体的には、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有し且つユーザーによって頻繁に使用されないサードパーティアプリケーションであり、第2のタイプのアプリケーションは、具体的には、アラーム許可又はウェイクアップ許可を有し且つユーザーによって長時間使用されていないサードパーティアプリケーションである、ステップと、
を実行してよい。
【0094】
本発明の一部の実施形態では、上述のプロセッサは更に、
システムにインストールされているアプリケーションのインストール情報を取得するステップと、
インストール情報に従って、アプリケーションがシステムアプリケーションであるか否かを決定するステップと、
アプリケーションがシステムアプリケーションでない場合、アプリケーションはサードパーティアプリケーションであると決定するステップと、
を実行してよい。
【0095】
本発明の一部の実施形態では、上述のプロセッサは更に、
アラーム許可又はウェイクアップ許可を有するサードパーティアプリケーションのアクティビティログに従って、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを選択するステップ、
を実行してよい。
【0096】
本発明の一部の実施形態では、上述のプロセッサは更に、
第1のタイプのアプリケーションのウェイクアップアラームを非ウェイクアップアラームに変更するステップと、
第2のタイプのアプリケーションのウェイクアップアラーム及び非ウェイクアップアラームを一時停止するステップと、
を実行してよい。
【0097】
本発明の一部の実施形態では、上述のメモリは、第1のタイプのアプリケーション及び第2のタイプのアプリケーションを記憶するように構成されてよい。
【0098】
本発明の一部の実施形態では、上述のメモリは更に、サードパーティアプリケーション及びシステムアプリケーションを記憶するように構成されてよい。
【0099】
本発明の一部の実施形態では、上述のメモリは更に、ライセンス情報を記憶するように構成されてよい。
【0100】
本発明の一部の実施形態では、上述のメモリは更に、インストール情報を記憶するように構成されてよい。
【0101】
上述の実施形態では、各実施形態の説明にはそれぞれの焦点がある。実施形態で詳細に説明されていない部分については、他の実施形態の関連説明を参照することができる。
【0102】
当業者であれば理解できるように、実施形態における方法のステップの全部又は一部は、関連するハードウェアに指示するプログラムによって実施されてよい。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。記憶媒体は、読み出し専用メモリ、磁気ディスク又は光ディスクを含んでよい。
【0103】
以上、本発明で提供される消費電力を低減する方法及び装置並びにモバイル端末を詳細に説明した。当業者であれば、本発明の実施形態の思想に基づいて、具体的な実施様式及び適用範囲に対する変更を行うことができるであろう。したがって、本明細書の内容は本発明を限定するものと解釈されるべきではない。