(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6389247
(24)【登録日】2018年8月24日
(45)【発行日】2018年9月12日
(54)【発明の名称】絶縁ゲートバイポーラトランジスタ増幅回路
(51)【国際特許分類】
H01L 21/336 20060101AFI20180903BHJP
H01L 29/78 20060101ALI20180903BHJP
H01L 21/331 20060101ALI20180903BHJP
H01L 29/732 20060101ALI20180903BHJP
H01L 29/786 20060101ALI20180903BHJP
H01L 21/8249 20060101ALI20180903BHJP
H01L 27/06 20060101ALI20180903BHJP
H01L 27/088 20060101ALI20180903BHJP
【FI】
H01L29/78 301J
H01L29/72 P
H01L29/78 622
H01L27/06 321D
H01L27/088 331E
【請求項の数】13
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2016-513901(P2016-513901)
(86)(22)【出願日】2014年5月12日
(65)【公表番号】特表2016-522994(P2016-522994A)
(43)【公表日】2016年8月4日
(86)【国際出願番号】SE2014050577
(87)【国際公開番号】WO2014185852
(87)【国際公開日】20141120
【審査請求日】2017年5月12日
(31)【優先権主張番号】1350595-3
(32)【優先日】2013年5月16日
(33)【優先権主張国】SE
(73)【特許権者】
【識別番号】515317134
【氏名又は名称】ケー.エクランド イノベーション
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】クラス−ハカン エクランド
【審査官】
儀同 孝信
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−231453(JP,A)
【文献】
特開平07−321240(JP,A)
【文献】
特開平08−255839(JP,A)
【文献】
特開平05−145023(JP,A)
【文献】
特開昭52−058472(JP,A)
【文献】
特開平11−163278(JP,A)
【文献】
特開平09−199605(JP,A)
【文献】
特開平05−029615(JP,A)
【文献】
特開平05−067738(JP,A)
【文献】
特開2011−054983(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0219446(US,A1)
【文献】
米国特許第04890146(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/336
H01L 21/331
H01L 21/8249
H01L 27/06
H01L 27/088
H01L 29/732
H01L 29/78
H01L 29/786
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バイポーラPNPトランジスタ(102)およびnチャネルIGFET(101)を備えたラテラルnチャネルIGBTトランジスタ(100)であって、
半導体基板(115)と、
前記半導体基板に埋め込まれ、前記バイポーラPNPトランジスタおよび前記IGFETのドレイン層(136a)の少なくとも一部分を少なくともカバーしている絶縁層(120)と、
を備え、
前記バイポーラPNPトランジスタ(102)は、
絶縁層(120)の一部分上に配置され、前記半導体基板(115)の上面に延在して、前記バイポーラPNPトランジスタのコレクタを形成するp型コレクタ層(125b)と、
前記p型コレクタ層(125b)内に配置され、前記半導体基板(115)の上面に延在して、前記バイポーラPNPトランジスタのベースを形成するn型ベース層(127b)と、
n型ベース層(127b)内に配置され、前記半導体基板(115)の上面に延在して、前記バイポーラPNPトランジスタのエミッタを形成するp型エミッタ層(145)と、を備え、
前記nチャネルIGFETは、
前記半導体基板(115)の上面から前記半導体基板(115)内に延在するpウェル(125a)と、
前記半導体基板(115)の上面の近傍にあり、およびゲート構造(156)の下に配置されたチャネル層(126)と、
前記nチャネルIGFET(101)のソースを形成するn型ソース層(135)と、 前記nチャネルIGFET(101)のドレインを形成するn型ドレイン層(136a)と、を備え、
前記ラテラルnチャネルIGBTトランジスタ(100)は、
前記nチャネルIGFET(101)の前記pウェル(125a)および前記バイポーラPNPトランジスタ(102)のコレクタ層(125b)に隣接するnウェル層(130)であって、前記n型ベース層(127b)はコレクタ層(125b)により包囲され、前記nウェル層(130)はコレクタ層(125b)を取り囲み、および前記絶縁層(120)と接触しており、前記バイポーラPNPトランジスタ(102)のデバイス絶縁分離を提供する、該nウェル層(130)と、
前記ドレイン層(136a)からベース層(136b)まで延在して、低抵抗相互接続を形成すると同時にベース層(136b)にオーミック接触を提供する低抵抗相互接続層(136c)であって、前記pウェル(125a)の上に少なくとも部分的に、コレクタ層(125b)の上に少なくとも部分的に、および前記nウェル層(130)の上に少なくとも部分的に配置される、該低抵抗相互接続層(136c)と、
を備え、これによって、ラッチ免疫性を提供することを特徴とするラテラルnチャネルIGBTトランジスタ。
【請求項2】
前記半導体基板(115)が埋込酸化物層を備え、前記絶縁層(120)が前記基板全体にわたって延在する前記酸化物層によって形成されたことを特徴とする請求項1に記載のラテラルnチャネルIGBTトランジスタ(100)。
【請求項3】
前記相互接続層(136c)が開口部を備え、コレクタ層(125b)への接触を可能にすることを特徴とする請求項1に記載のラテラルnチャネルIGBTトランジスタ(100)。
【請求項4】
少なくとも前記相互接続層(136c)が低抵抗率のシリサイド層によって分路されることを特徴とする請求項1に記載のラテラルnチャネルIGBTトランジスタ(100)。
【請求項5】
前記相互接続層(136c)がドレイン層(136a)からベース層(136b)にまたがる金属ブリッジによって分路されることを特徴とする請求項1に記載のラテラルnチャネルIGBTトランジスタ(100)。
【請求項6】
p型層(125b)と接触しているp型コレクタ接触層(150)と、前記エミッタ(145)および前記コレクタ接触層(150)を取り囲む酸化物絶縁分離層(310)と、
を更に備え、前記相互接続層(136c)およびベース層(136b)がnウェル層(130)によって置き換えられたことを特徴とする請求項1に記載のラテラルnチャネルIGBTトランジスタ(100)。
【請求項7】
前記IGBT構造が前記エミッタを通過する仮想垂直面(122)に相対して投影されることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載のラテラルnチャネルIGBTトランジスタ(100)。
【請求項8】
バイポーラNPNトランジスタ(202)およびpチャネルIGFET(201)を備えたラテラルpチャネルIGBTトランジスタ(200)であって、
半導体基板(115)と、
前記バイポーラNPNトランジスタ(202)および前記IGFETのドレイン層(241a)の少なくとも一部分を少なくともカバーしている前記半導体基板(115)に配置される埋込n層(220)と、
を備え、
前記バイポーラNPNトランジスタ(202)は、
前記埋込n層(220)の一部分および前記半導体基板(115)の上面に延在する一部分の上に配置されて、前記バイポーラNPNトランジスタ(202)のコレクタを形成するn型コレクタ層(230b)と、
前記n型コレクタ層(230b)内に配置され、前記半導体基板(115)の上面に延在して、前記バイポーラNPNトランジスタ(202)のベースを形成するp型ベース層(227b)と、
ベース層(227b)内に配置され、前記半導体基板(115)の上方に延在して、前記バイポーラNPNトランジスタのエミッタを形成するn型エミッタ層(245)と、
を備え、
前記pチャネルIGFET(201)は、
前記半導体基板(115)の上面から前記半導体基板内に延在するnウェル(230a)と、
前記半導体基板(115)の上面の近傍にあり、およびゲート構造(256)の下に配置されたチャネル層(226)と、
前記pチャネルIGFET(201)のソースを形成するp型ソース層(240)と、
前記PチャネルIGFET(201)のドレインを形成するp型ドレイン層(241a)と、を備え、
前記ラテラルpチャネルIGBTトランジスタ(200)は、
前記PチャネルIGFET(201)の前記pウェル(230a)および前記バイポーラNPNトランジスタ(202)のコレクタ層(230b)に隣接するpウェル層(225)であって、前記p型ベース層(227b)はコレクタ層(230b)により包囲され、前記pウェル層(225)はコレクタ層(230b)を取り囲み、および前記埋込n層(220)と接触しており、IGFET(201)と前記NPNバイポーラトランジスタ(202)との間にデバイス絶縁分離を提供する、該pウェル層(225)と、
前記ドレイン層(241a)から前記ベース層(241b)まで延在して、低抵抗相互接続を形成すると同時に前記ベース層(227b)にオーミック接触を提供する低抵抗相互接続層(241c)であって、前記nウェル(230a)上に少なくとも部分的に、コレクタ層(230b)上に少なくとも部分的に、および前記pウェル層(225)上に少なくとも部分的に配置された、該低抵抗相互接続層(241c)と、
を備え、これによって、ラッチ免疫性を提供することを特徴とするラテラルpチャネルIGBTトランジスタ。
【請求項9】
前記半導体基板(115)が前記基板全体にわたって延在する絶縁層(220)を形成する埋込酸化物層を備えたことを特徴とする請求項8に記載のラテラルpチャネルIGBTトランジスタ(200)。
【請求項10】
前記相互接続層(241c)が開口部を備え、コレクタ層(230b)への接触を可能にすることを特徴とする請求項8に記載のラテラルpチャネルIGBTトランジスタ(200)。
【請求項11】
少なくとも前記相互接続層(241c)が低抵抗率のシリサイド層によって分路されることを特徴とする請求項8に記載のラテラルpチャネルIGBTトランジスタ(200)。
【請求項12】
前記相互接続層(241c)がドレイン層(241a)からベース層(241b)にまたがる金属ブリッジによって分路されたことを特徴とする請求項8に記載のラテラルpチャネルIGBTトランジスタ(100)。
【請求項13】
n型層(230b)と接触しているn型コレクタ接触層(250)と、前記エミッタ(145)および前記コレクタ接触層(250)を取り囲む酸化物絶縁分離層(310)と、を更に備え、前記相互接続層(241c)およびベース層(241b)がpウェル層(225)によって置き換えられたことを特徴とする請求項8に記載のラテラルpチャネルIGBTトランジスタ(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)デバイスに関する。特に、本発明は、電界効果トランジスタをバイポーラトランジスタと組み合わせたハイブリッド形態の半導体デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電力管理および信号増幅に使用される高集積半導体デバイスの分野への関心が高まっている。
【0003】
米国特許第5,126,806号は、高電力スイッチング適用に特に好適なラテラル(lateral:横型)絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)(非特許文献1)を説明している。そのソースおよびドレイン電極が、それぞれ、ラテラルバイポーラトランジスタのベースおよびエミッタに接続されたエンハンスメントIGFETデバイスが開示されている。ここでは正電荷の形態である適切なゲート入力電圧がIGFETに印加されると、チャネルは、バイポーラトランジスタを導通し、故にバイポーラトランジスタを導通にバイアスする。ゲート電極に印加された電荷はバイポーラデバイスを通る大電流を制御するために使用され、これは電力用途に特に興味深いことである。しかしながら、高電圧での安全なスイッチングには、バイポーラトランジスタの極めて幅広なベースおよび低利得を必要とする。Bakeroot et.al.によりIEEE EDL−28、pp.416−418、2007(非特許文献2)に記載されているように、様々な形態のこれらのデバイスが最新のCMOS工程に統合されている。この文脈において、E.Kho Ching Tee による「A review of techniques used in Lateral Insulated Gate Bipolar Transistor (LIGBT)」と題する、Journal of Electrical and Electronics Engineering、第3巻、pp.35−52、2012(非特許文献3)の報告も関連性がある。この種のデバイスがその高電圧能力および低内部利得の要件で、種々の形態の電力スイッチングに極めて有用である可能性があるが、電力管理および信号増幅を対象とした低電圧高集積回路に組み込まれるデバイスには不利である。
【0004】
図1Aは、上述のSakurai et.al.による米国特許第5,126,806号に記載されているような、ラテラル絶縁ゲートバイポーラトランジスタデバイス(LIGBT)の形態の先行技術の一例を示す。集積デバイス30は、n型層の不純物濃度より高い不純物濃度を有するp型ドープ層50と、p型ドープ層50の不純物濃度を超える不純物濃度を有するp+層70とを含む低ドープn型層35に構築されている。Pドープ層50には、p型層50の不純物濃度より高い不純物濃度を有するn+層60が提供されている。pドープ層50およびn+層60は、エミッタ電極55により電気的に短絡されている。コレクタ電極65は、p+層70にオーミック接触を形成する。絶縁膜は、ゲート誘電体40として機能しおよびゲート電極45を基板から分離する。
【0005】
正電位がゲート電極45に印加されると、ゲート誘電体40下のp層50の表面部分の導電性が反転してn型チャネルを形成する。n+層60からの電子は、その後、n層35からp+層70のチャネルを通過し、そこから正孔が注入される。これにより、高抵抗率を有するn層35が導電率変調されて、
図1Aのアノード(C)とカソード(E)との間に低抵抗経路を提供する。オン抵抗および優れた順方向ブロック特性が、このように実現され、様々な形態の電力スイッチングに極めて有用である。
【0006】
スイッチング性能の改善に重点を置いた上述の実施形態の多数の変形例が存在し、それらの一部は、Journal of Electrical and Electrical Engineering、第3巻、pp.35−52、2012に公開されたKho Ching Teeによる「A revire of techniques used in Lateral Insulated Gate Bipolar Transistor(LIGBT)」と題する報告中で論じられている。
【0007】
図1Bは、
図1Aのデバイスに対する等価電気回路図である。3つの端子C、E、およびGが示されている。このデバイスはまた、外部裏面基板電極を利用している。n型IGFETは、そのソースおよびボディ端子を(E)で共に固定し、これらは、次いで、ボディ抵抗R1を介してラテラルバイポーラpnpトランジスタのコレクタ層(C)に接続される。ラテラルpnpトランジスタのベース端子が、可変抵抗R2を介してIGFETのドレインにどのように接続されるかについても示されており、後者は導電率変調を反映する。
【0008】
垂直寄生npnトランジスタが、そのベースがラテラルpnpトランジスタのコレクタに接続されて、
図1Bに含まれ、LIGBTがサイリスタ状構造を含んでいることを示している。このサイリスタが一旦ラッチアップを引き起こすと、LIGBTデバイスはもはやゲート電位によっては制御されない。ラッチアップの条件はα
npn+α
pnp≧1、式中α
npnおよびα
pnpは、それぞれ、寄生npnトランジスタおよびpnpトランジスタの共通ベースの電流利得である。ラッチアップのリスクを低減させるために、両方のトランジスタにおける電流利得αを低下させることが必要不可欠である。pnpトランジスタはオン状態電圧降下を受けるため、npnトランジスタの利得は、例えば、エミッタ層下でベースドープを増大する(ベース抵抗を低減する)ことにより、抑制されなければならない。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】N.Sakurai、 M. Mori、 T. Tanaka、 "US Pat 5126806"
【非特許文献2】B.Bakeroot、 J. Doutreloigne、 P. Vanmeerbeek、 P. Moens、 "A New Lateral−IGBTStructure with a Wider Safe Operating Area"、 IEEE Electron Device Letters 28、 416−418 (2007).
【非特許文献3】E.K.C. Tee、 A. Holke、 S.J. Pilkington、 D.K. Pal、 N.L. Yew、 W.A.W.Z. Abidin、 "A Review of techniques used in Lateral Insulated Gate Bipolar Transistor (LIGBT)".
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
明らかに、先行技術ハイブリッド半導体デバイスは、増幅回路として商業的に魅力的であるために、特にラッチアップに関して改善される必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の目的は、先行技術デバイスの欠点を打開するIGBTデバイスを提供することである。これは、請求項1に定義されるデバイスにより達成される。
【0012】
ラテラルIGBTトランジスタは、バイポーラトランジスタおよびIGFETを備えて提供され、ラテラルIGBTトランジスタは、IGFETのドレインとバイポーラトランジスタのベースとの間の低抵抗接続と、IGFETとバイポーラトランジスタとの間に配置される絶縁分離層とを有し、これによりラッチ免疫性を提供する。
【0013】
本発明の一実施形態によれば、ラテラルIGBTトランジスタは、バイポーラpnpトランジスタおよびnチャネルIGFETを備えるラテラルnチャネルIGBTトランジスタである。ラテラルnチャネルIGBTトランジスタは、半導体基板と、半導体基板に埋め込まれおよびバイポーラpnpトランジスタを少なくともカバーしている絶縁層とを備える。
【0014】
バイポーラpnpトランジスタは、
絶縁層の一部分上に配置され、半導体基板の上面に延在して、バイポーラpnpトランジスタのコレクタを形成するp型コレクタ層と、
p型コレクタ層内に配置され、半導体基板の上面に延在して、バイポーラpnpトランジスタのベースを形成するn型ベース層と、
n型ベース層内に配置され、半導体基板の上面に延在して、バイポーラpnpトランジスタのエミッタを形成するp型エミッタ層と、
を備える。
【0015】
nチャネルIGFETは、
半導体基板の上面から半導体基板内に延在するpウェルと、
半導体基板の上面の近傍にあり、ゲート構造の下に配置されるチャネル層と、
nチャネルIGFETのソースを形成するn型ソース層と、
nチャネルIGFETのドレインを形成するn型ドレイン層と、
を備える。
【0016】
実施形態によれば、ラテラルnチャネルIGBTトランジスタは、
nチャネルIGFETのpウェルおよびバイポーラpnpトランジスタのコレクタ層に隣接するnウェル層であって、n型ベース層がコレクタ層により包囲され、nウェル層がコレクタ層を取り囲み、絶縁層と接触しており、バイポーラpnpトランジスタのデバイス絶縁分離を提供する、nウェル層と、
ドレイン層からベース層に延在して、低抵抗相互接続を形成すると同時にベース層にオーミック接触を提供する低抵抗相互接続層であって、低抵抗相互接続層が、pウェルの上に少なくとも部分的に、コレクタ層の上に少なくとも部分的に、およびnウェル層の上に少なくとも部分的に配置される、低抵抗相互接続層と、
を備える。
【0017】
本発明の別の実施形態によれば、ラテラルIGBTトランジスタは、バイポーラnpnトランジスタおよびpチャネルIGFETを備えるラテラルpチャネルIGBTトランジスタである。
【0018】
ラテラルpチャネルIGBTトランジスタは、半導体基板と、バイポーラnpnトランジスタおよびIGFETのドレイン層の少なくとも一部分を少なくともカバーしている半導体基板に配置された埋込n層とを備える。
【0019】
バイポーラnpnトランジスタは、
埋込n層の一部分および半導体基板の上面に延在する一部分の上に配置されて、バイポーラnpnトランジスタのコレクタを形成するn型コレクタ層と、
n型コレクタ層内に配置され、半導体基板の上面に延在して、バイポーラnpnトランジスタのベースを形成するp型ベース層と、
ベース層内に配置され、上側半導体基板に延在して、バイポーラnpnトランジスタのエミッタを形成するn型エミッタ層と、
を備える。
【0020】
pチャネルIGFETは、
半導体基板の上面から半導体基板内に延在するnウェルと、
半導体基板の上面の近傍にあり、ゲート構造の下に配置されるチャネル層と、
pチャネルIGFETのソースを形成するp型ソース層と、
pチャネルIGFETのドレインを形成するp型ドレイン層と、
を備える。
【0021】
実施形態によれば、ラテラルpチャネルIGBTトランジスタは、
pチャネルIGFETのpウェルおよびバイポーラnpnランジスタのコレクタ層に隣接するpウェル層であって、p型ベース層がコレクタ層により包囲され、pウェル層がコレクタ層を取り囲み、埋込n層と接続しており、IGFTとnpnバイポーラトランジスタとの間にデバイス絶縁分離を提供する、pウェル層と、
ドレイン層からベース層まで延在して、低抵抗相互接続を形成すると同時にベース層にオーミック接触を提供する、低抵抗相互接続層と、
を備える。
【0022】
低抵抗相互接続層は、nウェルの上に少なくとも部分的に、コレクタ層の上に少なくとも部分的に、およびpウェル層の上に少なくとも部分的に配置される。
【0023】
更なる実施形態によれば、ラテラルIGBTトランジスタの半導体基板は、埋込酸化物層を備え、絶縁層は基板全体にわたって延在する酸化物層により形成される。
【0024】
更なる実施形態によれば、ラテラルIGBTトランジスタの相互接続層は、コレクタ層への接触を可能にする開口部を備える。
【0025】
なお更なる実施形態によれば、相互接続層136cは、低抵抗率のシリサイド層によって分路される。
【0026】
なお可能な更なる実施形態によれば、相互接続層が、IGFETのドレイン層からバイポーラトランジスタのベース層にまたがる金属ブリッジによって置き換えられる。
【0027】
相互接続層が
図2の金属ブリッジ層130によって置き換えられる場合、それは、多くの容量変動に伴って変化するベース電位に従う代わりに、エミッタ層145の電位である最も高い電位に接続される。更なる層125aが、層120から引き出される。
【0028】
図3のpチャネルデバイスについて、層225が基板115と接触し、および通常は接地電位であるように、層220が層230aから引き出される。
【0029】
なお更なる実施形態によれば、ラテラルIGBTトランジスタは、エミッタおよびコレクタ接触層を取り囲む酸化物絶縁分離層を備える。
【0030】
ラッチアップ免疫性は、重要な性能上の利点であり、例えば、層145がエミッタ層、136cがベース層、125がコレクタ層である、
図2のラテラルpnpトランジスタの弱められた利得に関連する。ベース層の低抵抗はトランジスタの利得を効果的に弱めることになり、関連コレクタ電流はゼロになる。
【0031】
このことはまた、層135が層125aに対して、ラッチアップへの第1ステップである、順方向にバイアスされるのを防止することになる。これはまた、基板電流を劇的に減少させることにもなる、そのことは別の重要な性能上の利点である。
【0032】
ラッチアップ免疫性は、バイポーラトランジスタ102の利得が、典型的には100〜500の極めて高い利得に対し最適化されることを可能にする。
【0033】
バイポーラトランジスタ102は更に、利得が増加されて10000を十分に超えるダーリントン接続の202のようなnpnトランジスタのベースを更に任意選択的に駆動する。
【0034】
この内部増幅で、デバイスを、電力管理および信号増幅のために使用され、他の型の電子回路を、近距離通信光電子機器およびセンサ用途での電荷検出として使用される。
【0035】
更に、
図2のnチャネルデバイスは、
図3のpチャネルデバイスと、同一チップ上で、容易に組み合わせられる。
【0036】
例えば、電力管理用の電圧能力を更に改善するために、IGFETは拡張ドレイン型である。
【0037】
好ましい実施形態では、デバイスは、半導体製造工場により提供されるような標準低電圧CMOS工程で実現される。したがって、標準CMOS論理およびアナログ機能と容易に組み合わせられる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
本発明の新規の特徴が特に添付の特許請求の範囲に記載されるが、本発明は、編成および内容について、以下の詳細な説明および図面からよりよく理解されおよび評価される。
【0039】
【
図1A】代表的な先行技術のラテラル絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(LIGBT)を描写する側断面図である。
【
図2】本発明によるIGBTの第1の実施形態の構造の概略説明図である。
【
図3】本発明によるIGBTの第2の実施形態の構造の概略説明図である。
【
図4】本発明によるIGBTの第3の実施形態の構造の概略説明図である。
【
図5】本発明によるIGBTの第4の実施形態の構造の概略説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本発明は、これからその実施形態を示す添付の図面の助けを借りて説明される。
【0041】
図2において、最新のCMOS技術と容易に組み合わせることのできるラテラル(横型)NチャネルIGBTトランジスタ100の好ましい実施形態が示される。このIGBTは、以下に説明するように、バイポーラpnpトランジスタ102のベースに電気的に接続されるIGFETトランジスタ101から成る。
【0042】
基板115は、頂部にエピ層を有するまたは有さないシリコンウェーハから成る。この基板115は、好ましくは、(100)方位のものである。基板115はまた、本発明の実施形態では、シリコンオンインシュレータ(SOI)基板である。SOI基板が使用される場合、層120は省略される。
【0043】
基板の一部内に、1μm程度の典型的な厚さおよび1・10
17〜1・10
19cm
-3の範囲の典型的なドープ濃度を有する埋込n型層120が、形成される。層120の一部上に、表面に達するp型層125bが形成される。この層125bは、概ね0.6μmの厚さおよび概ね1・10
18cm
-3のドープ濃度を有する。層125bは、バイポーラpnpトランジスタのコレクタを形成する。
【0044】
層125b内には、表面に達し、バイポーラpnpトランジスタのベースを形成するn型層127bが形成される。n型ベース層127bは、5・10
17〜5・10
18cm
-3の範囲のドープ濃度を有し、ベース−コレクタ接合部は表面下約0.3μmにある。このn型ベース層127bは、コレクタ層125bに包囲される。層127b内には、表面に達するp+層145が形成される。このp+層の接合部深さは、約0.2μmであり、当該層は、5・10
19cm
-3の典型的な表面ドープ濃度を有する。ベース層127bに包囲される、この層は、バイポーラpnpトランジスタのエミッタを形成する。
【0045】
n型IGFETトランジスタは、そのチャネル層126を半導体表面の近傍のゲート構造156の真下の、pウェル125a内に位置する。n+層135は、IGFETのソースを形成しており、n+層136aは、IGFETのドレインを形成している。これらのn+層の接合部深さは約0.2μmであり、当該層は5・10
19〜1・10
2Ccm
-3の範囲の典型的な表面濃度を有する。0.2μmの典型的接合部深さおよび5・10
19cm
-3の典型的表面ドープ濃度を有するp+層140は、基板接触部として機能する。
【0046】
n型IGFETは、層120の上に配置されそれに接触するn型層130により、バイポーラトランジスタから分離される。この層は、表面に達し、pnpトランジスタのコレクタを形成するp型層125bを垂直に取り囲む。この層の厚さは約0.4μmであり、ドープ濃度は概ね1・10
18cm
-3である。層130上には、低抵抗相互接続層136cが配置され、これが層125aおよび125b内まで延在して層136aおよび136bに相互接続し、デバイスのそれぞれのドレインおよびベース接触層を形成する。
【0047】
層130は、層120と共に、バイポーラpnpトランジスタを基板から絶縁分離することになる。高ドープドレイン層136aは、IGFETにオーミック接触を形成し、高ドープ層136bは、層145がエミッタであり層125bがコレクタである、pnpトランジスタのベース層127bにオーミック接触を形成する。n+層136cは、層125bに至る前に、開口部を含み、コレクタ層をp+層142と接触させるための空間を残す。この相互接続層の表面は、好ましくは、低抵抗率のシリサイド層(例えば、TiSi
2、CoSi
2、NiSi)によって分路される。
図2に示すように、p層125a、接触部p+層140、n+ソース135、ゲート電極156、およびドレイン層136aは、エミッタを通る垂直面122に投影される。
図2のデバイスの好ましい実施形態については、概ね0.4μmのベース幅で、100より大きい利得が確証されたが、このことは大きな改善のための余地があることを意味する。
図3において、最新のCMOS技術を容易に組み合わせることのできるPチャネルIGBTトランジスタ200の好ましい実施形態が示される。このIGBTは、以下に説明するように、バイポーラnpnトランジスタ202のベースに電気的に接続されるp型IGFETトランジスタ201から成る。
【0048】
デバイスは、上述したように、p型シリコン基板115を備える。基板の一部内に、埋込n型層220が、1μm程度の典型的厚さおよび1・10
17〜1・10
19cm
-3の範囲の典型的なドープ濃度で、形成される。一部の層220上には、表面に達するn型層230bが形成される。この層230bは、概ね0.4μmの厚さおよび1・10
18cm
-3のドープ濃度を有する。層230bは、バイポーラnpnトランジスタのコレクタを形成する。
【0049】
層230b内には、表面に達し、バイポーラnpnトランジスタのベースを形成するp型層227bが形成される。p型ベース層227bは、5・10
17〜5・10
18cm
-3の範囲のドープ濃度を有し、ベース−コレクタ接合部が、表面下約0.4μmにある。このp型ベース層227bはコレクタ層230bに包囲される。
【0050】
層227b内には、表面に達するn+層245が形成される。このn+層の接合部深さは約0.2μmであり、当該層は1・10
20cm
-3の典型的な表面ドープ濃度を有し、ベース層227bに包囲されて、バイポーラnpnトランジスタのエミッタを形成する。
【0051】
p型IGFETトランジスタは、そのチャネル層226を半導体表面の近傍のゲート構造256の真下の、nウェル230a内に位置する。p+層240はIGFETのソースを形成し、p+層241aはIGFETのドレインを形成している。このp+層の接合部深さは、約0.2μmであり、当該層は、1・10
19〜5・10
19cm
-3の範囲の典型的な表面濃度を有する。0.2μmの典型的な接合部深さおよび1・10
2Ccm
-3の典型的な表面ドープ濃度を有するn+層235は、p型IGFETトランジスタに対するボディ接触部として、およびn層230aへの接触部として機能する。表面に達するこのn層230aは、ほぼ0.4μmの深さおよび・ほぼ10
18cm
-3のドープ濃度を有する。この層は、層220に接触し、層220上にあり、層230aと230bとの間のpウェル225のために空間を残す。
【0052】
層225上には、高導電層241cが配置され、これが層241aおよび241bと相互接続して、デバイスのそれぞれのドレインおよびベース接触部を形成する。層225上に配置された高導電層241cは、層230aおよび230b内まで延在し、層241aおよび241bと相互接続して、デバイスのそれぞれのドレインおよびベース接触層を形成する。
【0053】
高ドープドレイン層241aは、IGFETにオーミック接触を形成し、高ドープ層241bは、npnトランジスタのベース層227bにオーミック接触を形成する。このnpnトランジスタにおいて、層245はエミッタであり、層230bはコレクタである。p+層241cは、層230bに達する前に、開口部を含み、コレクタ層をn+層242と接触させるための空間を残す。この相互接続層の表面は、好ましくは、低抵抗率のシリサイド層(例えば、TiSi
2、CoSi
2、NiSi)によって分路される。
図3に示すように、n層230a、接触部n+層235、p+ソース240、ゲート電極256およびドレイン層241aは、エミッタを通る垂直面222に投影される。
【0054】
図4において、酸化物絶縁分離のためのSTI(浅いトレンチ絶縁分離)層310を使用するラテラルNチャネルIGBTトランジスタの代替的な好ましい実施形態が示される。これらの層は、約0.3μmの深さであり、n+層とp+層との間の絶縁分離を改善するが、このステップは、最新のCMOS技術と容易に組み合わせることができる。デバイスのバイポーラ側のみが図示されている。
図4において、参照数字は
図2に既に示したものと同一の部分を示す。
【0055】
基板115は、頂部にエピ層を有するまたは有さないシリコンウェーハから成る。この基板115は、好ましくは、(100)方位のものである。基板115はまた、本発明の実施形態では、シリコンオンインシュレータ(SOI)基板である。
【0056】
基板の一部内に、1μm程度の典型的な厚さおよび1・10
17〜1・10
19cm
-3の範囲の典型的なドープ濃度を有する埋込n型層120が、形成される。層120の一部上に、表面に達するp型層125bが形成される。この層125bは、概ね0.4μmの厚さおよび概ね1・10
18cm
-3のドープ濃度を有する。層125bは、バイポーラpnpトランジスタのコレクタを形成する。
【0057】
層125bの一部内に、表面に達しおよびバイポーラpnpトランジスタのベースを形成する、n型層127bが形成される。n型ベース層127bは、5・10
17〜5・10
18cm
-3の範囲のドープ濃度を有し、ベース−コレクタ接合部は、表面下約0.4μmである。このn型ベース層127bは、コレクタ層125bに完全には包囲されない。層127b内には、表面に達するp+層145が形成される。このp+層の接合部深さは約0.2μmであり、当該層は5・10
19cm
-3の典型的な表面ドープ濃度を有する。この層は、ベース層127bに包囲され、バイポーラpnpトランジスタのエミッタを形成する。
【0058】
図示しないn型IGFET、は、層120の上に配置され、これに接するn型層130により、バイポーラトランジスタから分離される。この層は表面に達しおよびpnpトランジスタのコレクタを形成するp型層125bを垂直に取り囲む。この層の厚さは約0.4μmであり、ドープ濃度は概ね1・10
18cm
-3である。この層は、層120と共に、バイポーラpnpトランジスタを、基板から絶縁分離する。いくぶんより長い高ドープドレイン層136aは、n層130にオーミック接触を形成し、およびこれにより、pnpトランジスタのベース層127bにオーミック接触を形成する。このpnpトランジスタにおいて、層145はエミッタであり、層125bはコレクタである、この相互接続層136aの表面は、好ましくは、低抵抗率のシリサイド層(例えば、TiSi
2、CoSi
2、NiSi)によって分路される。
【0059】
図5に、酸化物絶縁分離のためのSTI(浅いトレンチ絶縁分離)層310を使用するラテラルPチャネルIGBTトランジスタの代替的な好ましい実施形態を示す。これらの層は、約0.3μmの深さであり、n+層とp+層との間の絶縁分離、
図5の層310を参照、を改善する。このステップは、最新のCMOS技術と容易に組み合わせられる。
図5において、参照数字は
図2に既に示したものと同一の部分を示す。
【0060】
デバイスは、上述したように、p型シリコン基板115を備える。基板の一部内には、1μm程度の典型的な厚さおよび1・10
17〜1・10
19cm
-3の範囲の典型的なドープ濃度を有する、埋込n型層220が形成される。層220の一部上に、表面に達するn型層230bが形成される。この層230bは、概ね0.4μmの厚さおよび概ね1・10
18cm
-3のドープ濃度を有する。層230bは、バイポーラnpnトランジスタのコレクタを形成する。
【0061】
層230b内に、表面に達し、バイポーラnpnトランジスタのベースを形成するp型層227bが形成される。p型ベース層227bは、5・10
17〜5・10
18cm
-3の範囲のドープ濃度を有し、ベース−コレクタ接合部が、表面下約0.4μmにある。このp型ベース層227bは、コレクタ層230bに完全には包囲されない。
【0062】
層227b内には、表面に達するn+層245が形成される。このn+層の接合部深さは約0.2μmであり、当該層は1・10
2Ccm
-3の典型的な表面ドープ濃度を有する。この層は、ベース層227bに包囲され、バイポーラnpnトランジスタのエミッタを形成する。
【0063】
p型IGFETトランジスタは、そのチャネル層236を半導体表面の近傍にゲート構造256の真下の、nウェル230a内に位置する。p+層240はIGFETのソースを形成しており、p+層241aはIGFETのドレインを形成している。このp+層の接合部深さは約0.2μmであり、当該層は、1・10
19〜5・10
19cm
-3の範囲の典型的な表面濃度を有する。0.2μmの典型的な接合部および1・10
2Ccm
-3の典型的な表面ドープ濃度を有するn+層235は、p型IGFETトランジスタに対するボディ接触部としておよびn層230aへの接触部として機能する。表面に達するこのn層230aは、ほぼ0.4μmの深さおよびほぼ1・10
18cm
-3のドープ濃度を有する。この層は、層220と接触し、層220の上にあり、層230aと230bとの間のpウェル225のために空間を残す。
【0064】
いくぶんより長い高ドープドレイン層241aは、層225内まで延在し、およびnpnトランジスタのベース層227bにオーミック接触241bを形成する。このnpnトランジスタにおいて、層245はエミッタであり、層230bはコレクタである。この相互接続層の表面は、好ましくは、低抵抗率のシリサイド層(例えば、TiSi
2、CoSi
2、NiSi)によって分路される。
【0065】
本発明の一部として上に詳述した、説明に係るデバイスおよび機能は、ドリフト層20が、我々の実施形態では、先行技術ドリフト層の高抵抗率、典型的には10キロオーム、と比べて極めて低い抵抗率、典型的には20オーム/平方、を有する幾分拡張されたレイン拡散によって置き換えられている点で、
図1Aの先行技術装置とは極めて異っている。先行技術のデバイスの必須機能の、導電率変調はそのため生じないことになる。更に、先行技術デバイスとは対照的に、本発明で実装されるトランジスタ構造は全て標準型であり、特別な処理工程およびレイアウトステップおよび修正を必要としない。ラテラルIGFETと組み合わせた縦型バイポーラトランジスタの使用ならびに任意のラテラルpnpおよび/またはnpnトランジスタ(複数可)、後者は先行技術デバイスの必須部品、はラッチアップ問題のリスクを低減し、我々の発明を先行技術から区別させる。