【文献】
DOU, Deng-Feng et al.,Bioorganic & Medicinal Chemistry ,2011年,19(20),p.5975-83
【文献】
Hessainia, Sihem et al.,Rasayan Journal of Chemistry,2013年, 6(3),p.175-82
【文献】
Park, Jin-Hun et al.,Bulletin of the Korean Chemical Society,2010年,31(10),p.2854-60
【文献】
Kim, Seoung Jong et al.,Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters,2008年,18(21),p.5815-8
【文献】
Sasmal, Sanjita et al.,Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters ,2012年,22(9),p.3163-7
【文献】
Holmes, Ian P. et al.,Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters,2010年,20(6),p.2013-6
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0078】
以下、実施例を参照して本発明をより詳しく説明するが、本発明の保護範囲は、それらに限定されない。
【0079】
【化20】
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【0080】
<実施例4>
2−(5−((4−フルオロフェノキシ)ペンチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0081】
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
【0082】
<実施例4A>
2−((2−クロロピリジン−4−イル)アミノ)アルコール
【0083】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
【0084】
2,4−ジクロロピリジン(100グラム、675.7ミリモル)、トリエチルアミン(136.7グラム、1.35モル)及び2−アミノエタノール(41.3グラム、675.7ミリモル)のアルコール(500ミリリットル)溶液を100℃で72時間攪拌した後に、回転蒸発させて溶媒を除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(黄色油状、46グラム、収率40%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ7.90(d,J=5.8Hz,1H),6.49(d,J=2.0Hz,1H),6.41(dd,J=5.8,2.0Hz,1H),5.17(brs,1H),3.87(t,J=5.1Hz,2H),3.31(q,J=5.0Hz,2H);LCMS(ESI)m/z:173(M+1)。
【0085】
<実施例4B>
2−クロロ−N−(2−クロロエチル)ピリジン−4−アミン
【0086】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【0087】
実施例4A(5グラム、28.9ミリモル)をジクロロメタンとN,N−ジメチルホルムアミド(50ミリリットル/5ミリリットル)の混合溶媒に溶解させ、15℃で当該混合溶液に塩化チオニル(60ミリリットル)を滴下して40℃まで昇温して16時間反応させた。室温まで冷却した後に、氷水(200ミリリットル)を入れ、1モル/リットルの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpH値を10に調節し、水層を酢酸エチル(100ミリリットル×6)で抽出し、合わせた有機層を食塩水(50ミリリットル)で洗浄した後に、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させて、粗生成物を得た。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(白色固体、1.7グラム、収率45%)を得て、原料(白色固体、2.0グラム)を回収した。
LCMS (ESI) m/z: 191 (M+1).
1H−NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.99 (d, J=6.0Hz,1H), 6.38−6.55 (m,2H), 4.75 (brs,1H), 3.67−3.78 (m,2H), 3.55(q, J=5.5Hz, 2H)。
【0088】
<実施例4C>
N−(2−クロロエチル)−N−(2−クロロピリジン−4−イル)スルファモイルカルバミン酸tert−ブチル
【0089】
【化24】
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【0090】
0℃、窒素雰囲気で、tert−ブチルアルコール(3.4ミリリットル)のジクロロメタン(27ミリリットル)溶液にクロロスルホン酸イソシアネート(2.7ミリリットル)を滴下した。滴下が完了した後に、室温まで徐々に昇温して、続いて清澄になるまで30分間攪拌した。この溶液を真空状態、定圧で滴下ロートに移し、トリエチルアミン(11.6ミリリットル)と混合した。0℃、窒素雰囲気で、上記混合溶液を実施例4B(1.7グラム、8.9ミリモル)のジクロロメタン(20ミリリットル)溶液に滴下した。滴下が完了した後に、12℃で48時間攪拌し、氷水でクエンチし、水相をジクロロメタン(50ミリリットル×4)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させることで表題化合物の粗生成物(7グラム)を得た。得られた表題化合物の粗生成物はさらに精製する必要がなく、直接的に次の工程に用いられることができる。
1H−NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.45 (d, J=5.5Hz,1H), 7.42 (d, J=1.5Hz,1H), 7.34 (dd, J=5.3,1.8Hz,1H), 4.32 (t, J=6.4Hz,2H), 3.67 (t, J=6.3Hz,2H), 1.49 (s,9H);LCMS (ESI)m/z:370 (M+1)。
【0091】
<実施例4D>
5−(2−クロロピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン−2−カルボン酸tert−ブチル−1,1−ジオキシド
【0092】
【化25】
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【0093】
15℃で、実施例4C(7グラム、粗生成物)のジメチルスルホキシド(30ミリリットル)溶液に炭酸カリウム粉末(3.4グラム)を添加して3時間攪拌した後に、1リットルの水に入れて、ろ過すると白色固体を得た。固体をジクロロメタンに溶解させて硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させることで表題化合物(2グラム、収率69%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3, 400MHz) δ 8.32 (d, J=6.0Hz, 1H), 7.06−7.21 (m, 2H), 3.98−4.12 (m, 2H), 3.79−3.92 (m, 2H), 1.59 (s,10H). LCMS(ESI) m/z: 334(M+1)。
【0094】
<実施例4E>
2−(2−クロロピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0095】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
【0096】
実施例4D(1.9グラム、5.69ミリモル)の酢酸エチル/メタノール(40ミリリットル/4ミリリットル)混合液に塩酸酢酸エチル(4モル/リットル、40ミリリットル)を添加して、60℃で5時間攪拌した。真空で溶液を除去した後に、飽和炭酸水素ナトリウム溶液により残留物をpH=8に調節し、水層を酢酸エチル(250ミリリットル×3)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させることで表題化合物(白色固体、1.2グラム、92%)を得た。
1H−NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.29 (d, J=5.8Hz, 1H), 7.05−7.09 (m, 1H), 7.00 (d, J=2.0Hz, 1H), 3.95−3.99 (m, 2H), 3.78−3.85 (m, 2H);LCMS (ESI) m/z: 234(M+1)。
【0097】
<実施例4F>
2−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0098】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
【0099】
実施例4E(1.3グラム、5.5ミリモル)、Pd/C(100ミリグラム)、トリエチルアミン(2ミリリットル)をメタノール(30ミリリットル)に混合させ、当該混合物を25℃で12時間攪拌した後にろ過し、真空状態で溶媒を除去した後に、表題化合物(3.8グラム、収率100%)を得た。得られた表題化合物は、さらに精製する必要がなく、直接的に次の工程に用いることができる。
1H−NMR (DMSO−d6、400MHz) 8.75(s、br、1H)、8.68 (d、J=7.0Hz, 2H), 7.45 (d, J=7.0Hz, 2H), 4.08 (t, J=6.3Hz, 2H), 3.64(d, J=6.3 Hz, 2H);LCMS (ESI) m/z: 200(M+1)。
【0100】
<実施例4G>
1−(5−ブロモペンチル)オキシ−4−フルオロベンゼン
【0101】
【化28】
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【0102】
p−フルオロフェノール(4グラム、35.68ミリモル)のアセトン(40ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(14.79グラム、107ミリモル)、ヨウ化カリウム(0.59グラム、3.6ミリモル)及び1,5−ジブロモペンタン(24.61グラム、107ミリモル)を添加した。混合溶液を80℃で12時間攪拌した後に、酢酸エチルで抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させた後に、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)により精製することで表題化合物(白色固体、6.6グラム、収率70.8%)を得た。
1H−NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 6.93−7.01 (m, 2H) 6.79−6.86 (m, 2H) 3.90−3.97 (m, 2H) 3.45 (t, J=6.8Hz, 2H) 1.94 (q,J=7.2Hz, 2H) 1.76−1.86 (m, 2H) 1.60−1.68 (m, 2H)。LCMS (ESI) m/z: 262 (M+1)。
【0103】
<実施例4H>
2−(5−((4−フルオロフェノキシ)ペンチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0104】
【化29】
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【0105】
0℃で、実施例4F(30ミリグラム、0.15ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(2ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(6ミリグラム、0.16ミリモル、60%含有量)を添加した。0℃で30分間保持した後に、上記の混合溶液に実施例4G(39.3ミリグラム、0.15ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)溶液を添加した。15℃で6時間攪拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせ、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させた後にHPLCにより分離することで表題化合物(白色固体、28ミリグラム、収率49%)を得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl
3) δ 8.51 (d, J=6.0 Hz, 2H), 7.05 (d, J=5.5Hz, 2H), 6.91−7.01 (m, 2H), 6.82 (dd, J=9.0, 4.0Hz, 2H), 3.93 (t, J=6.3Hz, 2H), 3.84(t, J=6.5Hz, 2H), 3.54 (t, J=6.3Hz, 2H), 3.18 (t, J=7.0Hz, 2H), 1.72−1.87 (m, 5H), 1.56−1.61 (m, 1H)。LCMS (ESI), m/z: 380 (M+1).
<実施例5>
【0106】
【化30】
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【0107】
<実施例5A>
1−(5−ブロモペンチル)オキシ−4−トリフルオロメチルベンゼン
【0108】
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
【0109】
本実施例の調製方法は、実施例4Gに基づいて行った。
1H−NMR (400MHz, CDCl
3) δ 7.54 (d, J=8.53 Hz, 2H), 6.95 (d, J=8.53Hz, 2H), 4.01(t, J=6.27 Hz, 2H), 3.42−3.51 (m, 2H), 1.95 (quin, J=7.15Hz, 2H), 1.76−1.89 (m, 2H), 1.61−1.68 (m, 2H)。
【0110】
<実施例5B>
2−(ピリジン−4−イル)−5−(5−(4−トリフルオロフェノキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0111】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0112】
本実施例の調製方法は実施例4Hに基づいて行った。
1H−NMR (400MHz, CDCl
3) δ 8.53 (d, J=6.27 Hz, 2H), 7.50−7.60 (m, 2H), 7.07 (d, J=6.27Hz, 2H), 6.96(d,J =8.78 Hz, 2H), 4.04 (t, J=6.27Hz, 2H), 3.87(t, J=6.40 Hz, 2H), 3.57 (t, J=6.40Hz, 2H), 3.21(t, J=7.15 Hz, 2H), 1.86−1.94 (m, 2H), 1.77−1.85 (m, 2H), 1.60−1.68 (m, 2H)。
【0113】
<実施例6>
2−(5−((4'−クロロ−[1,1'−ビフェニル]−4−イル)オキシ)ペンチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0114】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0115】
<実施例6A>
4'−クロロ−[1,1'−ビフェニル]−4−オール
【0116】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
【0117】
4−ブロモフェノール(62グラム、360ミリモル)、4−クロロフェニルボロン酸(56グラム、360ミリモル)、Pd(dppf)Cl
2(10グラム、10ミリモル)及びNa
2CO
3(76グラム、720ミリモル)をTHF/H
2O(600ミリリットル/100ミリリットル)に混合させ、当該混合物を窒素雰囲気、70℃で6時間加熱した。反応混合物を水に入れて、酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させて、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=20:1)により精製することで表題化合物(60グラム、収率80%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:205(M+1)。
【0118】
<実施例6B>
4−((5−ブロモペンチル)オキシ)−4'−クロロ−1,1'−ビフェニル
【0119】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0120】
実施例6A(20グラム、97.72ミリモル)のアセトン(200ミリリットル)溶液に1,5−ジブロモペンタン(67グラム、293.2ミリモル)、K
2CO
3(27グラム、195.4ミリモル)及びKI(1.62グラム、9.77ミリモル)を添加した。添加した後に当該混合溶液を80℃で12時間加熱した。反応が終わった後、反応液をろ過し、ろ過液を濃縮させて、残留物に石油エーテル(200ミリリットル)を添加して、0℃で続いて2時間攪拌し、ろ過することで固体状の表題化合物(白色固体、25グラム、収率75%)を得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl
3) 7.48 (dd, J=2.01, 8.53Hz, 4H), 7.35−7.41 (m, 2H), 6.91−7.00 (m, 2H), 3.96−4.06 (m, 2H), 3.41−3.50 (m, 2H), 1.96 (q, J=7.15 Hz, 2H), 1.80−1.90 (m, 2H), 1.60−1.71 (m, 2H)。
【0121】
<実施例6C>
2−(5−((4'−クロロ−[1,1'−ビフェニル]−4−イル)オキシ)ペンチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0122】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0123】
0℃で実施例4F(40ミリグラム、0.2ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(10ミリグラム、0.4ミリモル、60%含有量)を添加し、0℃で0.5時間攪拌した後に上記溶液に実施例6B(71ミリグラム、0.2ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(2ミリリットル)溶液を添加した。続いて15℃で2時間攪拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に蒸発させ、残留物を分取HPLCにより精製することで表題化合物(白色固体、10ミリグラム、収率11%)を得た。
1H−NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.51 (d, J=6.3 Hz, 2H), 7.50−7.44 (m, 4H), 7.41−7.34 (m, 2H), 7.10−7.04 (m, 2H), 6.95(d, J=8.8 Hz, 2H), 4.02(t, J=6.3Hz, 2H), 3.89−3.81 (m, 2H), 3.55 (t, J=6.4 Hz, 2H), 3.19 (t, J=7.2Hz, 2H), 1.90−1.84 (m,2H), 1.82−1.78 (m, 2H), 1.67−1.58 (m, 2H)、LCMS (ESI) m/z: 472 (M+1)。
【0124】
<実施例7>
(E)−4−((5−(1,1−ジオキソ−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルオキシム
【0125】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0126】
<実施例7A>
(E)−4−ヒドロキシベンズアルデヒド−オキシ−エチルオキシム
【0127】
【化38】
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【0128】
p−ヒドロキシベンズアルデヒド(2.5グラム、20.47ミリモル)、エトキシアミン塩酸塩(3.91グラム、40.94ミリモル)の水(50ミリリットル)溶液に酢酸ナトリウム(3.36グラム、40.94ミリモル)を添加し、混合物を80℃で4時間攪拌した。酢酸エチル(50ミリリットル)を反応系に添加し、水層を酢酸エチル(50ミリリットル×3)で抽出し、合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させることで表題化合物(褐色固体、3グラム、収率89%)を得た。
1H−NMR (CDCl
3, 400MHz) 8.03 (s, 1H), 7.46 (d, J=8.5 Hz, 2H), 6.78−6.85 (m, 2H), 4.20 (q, J=7.0 Hz, 2H), 1.31 (t, J=7.0Hz, 3H)。
【0129】
<実施例7B>
(E)−4−((5−ブロモペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルオキシム
【0130】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0131】
実施例7A(1.0グラム、6.05ミリモル)、1,5−ジブロモペンタン(1.39グラム、6.05ミリモル)、炭酸カリウム(1.67グラム、12.11ミリモル)およびヨウ化カリウム(0.1グラム、0.605ミリモル)をアセトン(100ミリリットル)に混合させ、10時間加熱還流した。ろ過して、ろ過液を回転乾燥させ、カラムクロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(白色晶体、1.2グラム、63%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ8.01−8.05(m,1H),7.49−7.55(m,2H),6.86−6.91(m,2H),4.17−4.24(m,2H),3.96−4.01(m,2H),3.41−3.47(m,2H),1.89−1.99(m,2H),1.78−1.86(m,2H),1.60−1.68(m,2H),1.29−1.34(m,3H)。
【0132】
<実施例7C>
(E)−4−((5−(1,1−ジオキソ−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルオキシム
【0133】
【化40】
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【0134】
0℃で、実施例4F(60ミリグラム、301.2ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)溶液に、水素化ナトリウム(10ミリグラム、250ミリモル、60%含有量)を数回に分けて添加し、1.5時間攪拌した後に、実施例7B(114ミリグラム、361.4ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5ミリリットル)溶液を反応液に滴下し、その後に室温まで昇温して2時間攪拌し、水(10ミリリットル)に入れて、酢酸エチル(3ミリリットル×3)で抽出し、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、回転乾燥させ、分取HPLCにより精製することで表題化合物(白色固体、40ミリグラム、収率30.7%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ8.53(d,J=6.02Hz,1H),8.04(s,1H),7.53(d,J=8.78Hz,2H),7.07(d,J=6.27Hz,2H),6.89(d,J=8.78Hz,2H),4.22(q,J=7.03Hz,2H),4.02(t,J=6.27Hz,2H),3.87(t,J=6.40Hz,2H),3.56(t,J=6.40Hz,2H),3.20(t,J=7.15Hz,2H),1.85−1.93(m,2H),1.76−1.84(m,2H),1.67(br.s.,2H),1.34(t,J=7.03Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:433(M+1)。
【0136】
【化41】
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【0137】
<実施例8A>
5−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
【0138】
【化42】
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【0139】
窒素雰囲気で、5−ブロモ−1−インダノン(1.0グラム、4.7ミリモル)、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(210ミリグラム、2.37ミリモル)、K
3PO
4(1.0ミリグラム、4.74ミリモル)及びCuI(90ミリグラム、0.47ミリモル)を水(5.0ミリリットル)に混合させる。マイクロ波により120℃で2時間加熱し、反応が終わった後、混合溶液を酢酸エチルで抽出(10ミリリットル×3)した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮した後に、薄層クロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(白色固体、120ミリグラム、収率17%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ7.71−7.69(m,1H),6.92−6.87(m,2H),3.11−3.09(m,2H),2.72−2.70(m,2H)。
【0140】
<実施例8B>
(E)−5−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン−オキシ−エチルオキシム
【0141】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0142】
実施例8A(50ミリグラム、0.3ミリモル)と水(5ミリリットル)との混合溶液にエトキシアミン塩酸塩(65ミリグラム、0.67ミリモル)と酢酸ナトリウム(55ミリグラム、0.67ミリモル)を添加した。当該混合溶液を80℃で1時間加熱し、水相を酢酸エチルで抽出(5.0ミリリットル×3)し、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮した後に、粗生成物を得た。得られた粗生成物は、直接的に次の工程に用いることができる。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ7.52−7.66(m,1H),6.68−6.87(m,2H),4.12−4.30(m,2H),2.78−3.07(m,4H),1.27−1.41(m,3H)。
【0143】
<実施例8C>
(E)−5−((5−ブロモペンチル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン−オキシ−エチルオキシム
【0144】
【化44】
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【0145】
実施例8B(80ミリグラム、0.4ミリモル)とアセトン(5.0ミリリットル)との混合溶液に1,5−ジブロモペンタン(288ミリグラム、1.26ミリモル、3.0当量)、炭酸カリウム(578ミリグラム、4.18ミリモル、10当量)およびヨウ化カリウム(7ミリグラム、0.04ミリモル、0.1当量)を添加し、当該混合溶液を80℃で5時間加熱した。反応液をろ過した後に、ろ過液を濃縮させ、濃縮した残留物を薄層クロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(黄色固体、140ミリグラム、収率98%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:340(M+1)。
【0146】
<実施例8D>
(E)−2−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0147】
【化45】
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【0148】
窒素雰囲気で、実施例4F(20ミリグラム、0.10ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.0ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(8ミリグラム、0.2ミリモル)を添加した。0℃で0.5時間攪拌して反応させた後に実施例8C(34ミリグラム、0.1ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.0ミリリットル)溶液を上記溶液に徐々に添加した。15℃で撹拌して一夜反応させた後に、水(0.5ミリリットル)を添加してクエンチさせ、水相をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に、ろ過し、蒸発させ、残留物を分取HPLCにより精製することで表題化合物(17ミリグラム、収率37%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ8.50(d,J=5.0Hz,2H),7.59(d,J=9.5Hz,1H),7.05(d,J=5.5Hz,2H),6.74−6.82(m,2H),4.19(q,J=7.0Hz,2H),3.96−4.08(m,2H),3.84(t,J=5.8Hz,2H),3.50−3.58(m,2H),3.17(t,J=7.0Hz,2H),2.94−3.11(m,2H),2.81−2.92(m,2H),1.72−1.94(m,4H),1.56−1.68(m,2H),1.22−1.40(m,3H)。LCMS(ESI)m/z:459(M+1)。
【0150】
【化46】
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【0151】
<実施例9A>
1−ブロモ−4−((5−ブロモペンチル)オキシ)ベンゼン
【0152】
【化47】
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【0153】
4−ブロモフェノール(5グラム、28.9ミリモル)のアセトン(50ミリリットル)溶液に1,5−ジブロモペンタン(19.95グラム、86.7ミリモル)、K
2CO
3(8グラム、57.8ミリモル)及びKI(0.4グラム、2.89ミリモル)を添加した。添加した後に、当該混合溶液を80℃で12時間攪拌した。ろ過した後にろ過液を濃縮させ、濃縮した残留物に石油エーテル(100ミリリットル)を添加し、0℃で1時間攪拌した後に、ろ過することで表題化合物(黄色固体、4グラム、収率43%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ7.37−7.39(m,1H),7.34−7.36(m,1H),6.77−6.79(m,1H),6.75−6.77(m,1H),3.93(t,J=6.27Hz,2H),3.44(t,J=6.78Hz,2H),1.90−1.99(m,2H),1.75−1.84(m,2H),1.58−1.67(m,2H)。LCMS(ESI)m/z:323(M+1)。
【0154】
<実施例9B>
4−(4−((5−ブロモペンチル)オキシ)フェニル)−1−エチル−1H−ピラゾール
【0155】
【化48】
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【0156】
25℃、窒素雰囲気で、実施例9A(80ミリグラム、0.25ミリモル)、1−エチルピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(55ミリグラム、0.25ミリモル)、炭酸ナトリウム(53ミリグラム、0.5ミリモル)の1,4−ジオキサン(3ミリリットル)及び水(0.5ミリリットル)の混合溶液に触媒Pd(dppf)Cl
2(9ミリグラム、12.4マイクロモル)を添加し、80℃で16時間攪拌した後に、水(10ミリリットル)を添加し、水層をジクロロメタンで抽出(10ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、残留物を分取用薄層プレートにより精製することで表題化合物(白色固体、26ミリグラム、収率31%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ7.70(s,1H),7.52−7.60(m,1H),7.38(d,J=8.8Hz,2H),6.89(d,J=8.8Hz,2H),4.20(q,J=7.3Hz,2H),3.98(t,J=6.4Hz,2H),3.45(t,J=6.8Hz,2H),1.95(q,J=7.2Hz,2H),1.77−1.86(m,2H),1.60−1.71(m,2H),1.49−1.54(m,3H)。
【0157】
<実施例9C>
2−(5−(4−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェノキシル)ペンチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0158】
【化49】
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【0159】
本実施例の調製方法は、実施例8Dに基づいて行った。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ8.51(d,J=6.5Hz,2H),7.70(s,1H),7.56(s,1H),7.38(d,J=8.5Hz,2H),7.05(d,J=6.3Hz,2H),6.89(d,J=8.8Hz,2H),4.17−4.23(m,2H),3.99(t,J=6.1Hz,2H),3.83−3.86(m,2H),3.53−3.56(m,2H),3.18(t,J=7.2Hz,2H),1.70−1.99(m,4H),1.64(s,br.,2H),1.57−1.58(m,3H).LCMS(ESI)m/z:456(M+1)。
【0161】
【化50】
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【0162】
<実施例10A>
N',4−ジヒドロキシベンズアミジン
【0163】
【化51】
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【0164】
4−ヒドロキシベンゾニトリル(5グラム、42ミリモル)のイソプロピルアルコール(90ミリリットル)溶液にDIPEA(42グラム、419ミリモル)とNH
2OH・HCl(29.1ミリグラム、1.15ミリモル)を添加した。当該混合溶液を80℃で4時間加熱し、室温まで冷却した後に溶液をろ過し、固体の表題化合物(4グラム、収率62.6%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ7.50(d,J=8.5Hz,2H),6.82(d,J=8.5Hz,2H)。LCMS(ESI)m/z:153(M+1)。
【0165】
<実施例10B>
4−(5−エチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェノール
【0166】
【化52】
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【0167】
0℃で、実施例10A(3グラム、19.57ミリモル)のピリジン(10ミリリットル)溶液にプロピオン酸無水物(2.57グラム、19.57ミリモル)を添加した。添加した後に、当該混合溶液を60℃で1時間加熱した。反応液を室温まで冷却した後に減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)により精製することで表題化合物(3グラム、収率80%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ7.97(d,J=8.5Hz,2H),6.94(d,J=8.5Hz,2H),2.99(q,J=7.6Hz,2H),1.46(t,J=7.5Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:191(M+1)。
【0168】
<実施例10C>
3−(4−((5−ブロモペンチル)オキシ)フェニル)−5−エチル−1,2,4−オキサジアゾール
【0169】
【化53】
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【0170】
実施例10B(10グラム、52.58ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(100ミリリットル)溶液に炭酸セシウム(34.26グラム、105.15ミリモル)と1,5−ジブロモペンタン(36.27グラム、157.73ミリモル)を添加した。混合溶液を10℃で12時間攪拌した後に、酢酸エチルで抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過して蒸発させた後に、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)により精製することで表題化合物(白色固体、10グラム、収率56%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ8.02(d,J=8.5Hz,2H),6.95−7.03(m,2H),4.00−4.08(m,2H),3.41−3.51(m,2H),2.97(q,J=7.6Hz,2H),1.92−2.01(m,2H),1.82−1.91(m,2H),1.64−1.71(m,2H),1.46(t,J=7.5Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:339(M+1)。
【0171】
<実施例10D>
2−(5−(4−(5−エチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェノキシル)ペンチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0172】
【化54】
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【0173】
0℃で、実施例4F(20ミリグラム、0.1ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(3.6ミリグラム、0.15ミリモル)を添加した。0℃で30分間保持した後に、上記混合溶液に実施例10C(34ミリグラム、0.1ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)溶液を添加した。15℃で4時間撹拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせ、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させることで表題化合物(白色固体、3ミリグラム、収率7%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.51(d,J=5.0Hz,2H),8.00(d,J=9.0Hz,2H),7.05(d,J=6.3Hz,2H),6.96(d,J=8.8Hz,2H),4.04(t,J=6.1Hz,2H),3.85(t,J=6.4Hz,2H),3.54(t,J=6.4Hz,2H),3.19(t,J=7.3Hz,2H),2.96(q,J=7.5Hz,2H),1.91−1.76(m,4H),1.68−1.62(m,2H),1.44(t,J=7.7Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:458(M+1)。
【0175】
【化55】
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【0176】
<実施例11A>
5−(4−メトキシフェニル)−1H−テトラゾール
【0177】
【化56】
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【0178】
4−メトキシベンゾニトリル(6グラム、450ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(60ミリリットル)溶液にアジ化ナトリウム(3.2グラム、496ミリモル)とNH
4Cl(600ミリグラム、11.2ミリモル)を添加した。当該混合溶液を110℃で24時間加熱し、室温まで冷却した後に、水を添加し、ジクロロメタンで抽出し、水相に1モル/リットルの塩酸を添加してpHを〜8に調節し、水相をろ過して固体状の表題化合物(白色固体、7グラム、収率88%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ7.96(d,J=8.8Hz,2H)7.13(d,J=8.8Hz,2H)3.90(s,3H)。LCMS(ESI)m/z:177(M+1)。
【0179】
<実施例11B>
2−エチル−5−(4−メトキシフェニル)−2H−テトラゾール
【0180】
【化57】
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【0181】
0℃で、実施例11A(3グラム、17.07ミリモル)のアセトニトリル(30ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(4.71グラム、34.06ミリモル)とヨウ化エチル(2.92グラム、18.73ミリモル)を添加した。添加した後に当該混合溶液を100℃で5時間加熱した。反応液を室温まで冷却した後に減圧濃縮して、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)により精製することで表題化合物(白色固体、2.1グラム、収率60%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ8.08(d,J=8.5Hz,2H)7.00(d,J=8.5Hz,2H)4.68(q,J=7.2Hz,2H)3.87(s,3H)1.68(t,J=7.5Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:205(M+1)。
【0182】
<実施例11C>
4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェノール
【0183】
【化58】
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【0184】
実施例11B(1グラム、450ミリモル)に10ミリリットルの臭化水素酢酸溶液を添加した。当該混合溶液を110℃で24時間加熱し、冷却した後に反応液を氷水に添加し、水相をろ過して得られた固体は表題化合物(白色固体、0.7グラム、収率75.2%)である。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ8.08(d,J=8.5Hz,2H),7.00(d,J=8.5Hz,2H),4.68(q,J=7.2Hz,2H),3.87(s,2H),1.68(t,J=7.5Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:191(M+1)。
【0185】
<実施例11D>
5−(4−((5−ブロモペンチル)オキシ)フェニル)−2−エチル−2H−テトラゾール
【0186】
【化59】
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【0187】
実施例11C(0.3グラム、1.58ミリモル)のアセトン(5ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(0.653グラム、4.73ミリモル)と1,5−ジブロモペンタン(1.09グラム、4.73ミリモル)を添加した。混合溶液を80℃で12時間攪拌した後に、酢酸エチルで抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させた後に、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)により精製することで表題化合物(白色固体、0.3グラム、収率56%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ8.08(d,J=8.8Hz,2H),7.01(d,J=8.8Hz,2H),4.70(q,J=7.4Hz,2H),4.05(t,J=6.4Hz,2H),3.44−3.52(m,2H),1.93−2.03(m,2H),1.83−1.91(m,2H),1.64−1.73(m,5H),LCMS(ESI)m/z:340(M+1)。
【0188】
<実施例11E>
2−(5−(4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェノキシル)ペンチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0189】
【化60】
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【0190】
0℃で、実施例4F(30ミリグラム、0.15ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(2ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(7ミリグラム、0.17ミリモル、60%含有量)を添加した。0℃で30分間反応させた後に、上記混合溶液に実施例11D(51ミリグラム、0.15ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)溶液を添加した。15℃で6時間攪拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させることで表題化合物(白色固体、5ミリグラム、収率7.26%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3):δ8.51(d,J=6.5Hz,2H),8.06(d,J=8.5Hz,2H),7.05(d,J=6.0Hz,2H),6.99(d,J=9.0Hz,2H),4.68(q,J=7.5Hz,2H),4.04(t,J=6.0Hz,2H),3.85(t,J=6.3Hz,2H),3.55(t,J=6.3Hz,2H),3.19(t,J=7.3Hz,2H),1.85−1.93(m,2H),1.75−1.82(m,2H),1.68(t,J=7.5Hz,5H)。LCMS(ESI)m/z:458(M+1)。
【0192】
【化61】
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【0193】
<実施例12A>
N,2−ジヒドロキシ−4−メトキシベンズアミド
【0194】
【化62】
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【0195】
磁気撹拌しながら、ヒドロキシルアミン塩酸塩(53グラム、766ミリモル)の水溶液(500ミリリットル)に水酸化ナトリウム(71グラム、1.78モル)水溶液(250ミリリットル)を徐々に滴下した。窒素雰囲気で、速やかに4−メトキシサリチル酸メチルエステル(93グラム、510ミリモル)のジオキサン(250ミリリットル)溶液を上記の溶液に徐々に滴下し、12時間反応させた。反応が終わった後、反応液を氷水に徐々に添加し、その後pH=2になるまで濃塩酸を滴下し、ろ過することで表題化合物(84グラム、収率90%)を得た。
1H−NMR(400MHz,MeOD)δ7.57(d,J=9.04Hz,1H),6.41−6.54(m,2H),3.75−3.87(m,3H)。LCMS(ESI)m/z:184(M+1)。
【0196】
<実施例12B>
6−メトキシベンゾ[d]イソオキサゾール−3(2H)−オン
【0197】
【化63】
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【0198】
カルボニルジイミダゾール(50グラム、031モル)の無水テトラヒドロフラン(600ミリリットル)溶液に実施例12A(40グラム、0.22モル)を滴下し、滴下した後に、8時間加熱還流した。反応が終わった後、反応液を回転乾燥させ、400ミリリットルの水を添加して、クエン酸でpH=6まで調節し、ろ過することで表題化合物(23グラム、収率63%)を得た。
1H−NMR(400MHz,MeOD)δ7.57(d,J=8.53Hz,1H),6.97(d,J=1.51Hz,1H),6.91(dd,J=1.76,8.78Hz,1H),3.84−3.93(m,3H)。LCMS(ESI)m/z:166(M+1)。
【0199】
<実施例12C>
3−エトキシ−6−メトキシベンゾ[d]イソオキサゾール
【0200】
【化64】
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【0201】
氷浴で、実施例12B(10グラム、60ミリモル)の無水テトラヒドロフラン(200ミリリットル)溶液に無水エタノール(3.5グラム、76ミリモル)とトリフェニルホスフィン(24グラム、90ミリモル)を順次に添加した。その後にDIAD(18ミリリットル、90ミリモル)を上記溶液に徐々に添加し、0℃で15分間攪拌して反応させ、徐々に室温まで昇温して一夜攪拌して、反応が終わった後に、水(200ミリリットル)を添加してクエンチさせ、水層を酢酸エチルで抽出(200ミリリットル×2)し、合わせた有機層を、水と食塩水で順次に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させ、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(5.6グラム、収率48%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:194(M+1)。
【0202】
<実施例12D>
3−エトキシベンゾ[d]イソオキサゾール−6−オール
【0203】
【化65】
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【0204】
窒素雰囲気、−78℃で、実施例12C(810ミリグラム、4.2ミリモル)のジクロロメタン(10ミリリットル)溶液に三臭化ホウ素(4.2グラム、16.8ミリモル)を徐々に滴下した。滴下が完了した後に、反応液を室温まで徐々に昇温して、かつ撹拌して終夜した。反応が終わった後に、反応液を氷水(100ミリリットル)に徐々に滴下してクエンチさせ、水層を酢酸エチルで抽出(100ミリリットル×2)し、合わせた有機層を、水、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させることで表題化合物(650ミリグラム、収率86.7%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ7.48(d,J=8.53Hz,1H),6.90−7.08(m,2H),6.85(d,J=8.03Hz,1H),4.47(q,J=7.03Hz,2H),1.51(t,J=7.03Hz,3H)。
【0205】
<実施例12E>
6−((5−ブロモペンチル)オキシ)−3−エトキシベンゾ[d]イソオキサゾール
【0206】
【化66】
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【0207】
0℃、窒素雰囲気で、実施例12D(0.2グラム、1.12ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(54ミリグラム、1.34ミリモル、60%含有量)を数回に分けて添加し、添加した後に、当該混合溶液を室温で1時間攪拌し、その後に1,5−ジブロモペンタン(770ミリグラム、2.33ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ミリリットル)溶液を上記溶液に添加し、続いて室温で10時間撹拌して反応させた。反応液を水(100ミリリットル)に入れて、水相を酢酸エチルで抽出(50ミリリットル×3)し、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して濃縮させた後に表題化合物(黄色液体、0.2グラム、収率54.6%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:328(M+1)。
【0208】
<実施例12F>
2−(5−((3−エトキシベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イル)オキシ)ペンチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0209】
【化67】
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【0210】
0℃、窒素雰囲気で、実施例4F(60ミリグラム、0.3ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(3ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(24ミリグラム、0.6ミリモル、60%含有量)を添加した。0℃で0.5時間攪拌した後に、実施例12E(100ミリグラム、0.3ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(1ミリリットル)を一滴ずつ添加した。反応混合物を0℃で1.5時間攪拌した。反応混合物を飽和NH
4Cl水溶液(5ミリリットル)でクエンチさせ、水で希釈(50ミリリットル)した後に、酢酸エチルで抽出(15ミリリットル×4)した。その後に、合わせた有機相を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に、ろ過して回転乾燥させ、残留物を分取クロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(白色固体、60ミリグラム、収率45%)を得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl
3) δ 8.53 (br.s.,1H), 7.47 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.27 (s, 1H), 7.07 (br.s.,2H), 6.78−6.89 (m, 2H), 4.46 (q, J=7.0Hz, 2H), 4.03(t, J=6.2 Hz, 2H), 3.85 (t, J=6.2Hz, 2H), 3.55(t, J=6.27 Hz, 2H), 3.19 (t, J=7.28Hz, 2H), 1.85−1.94 (m, 2H), 1.80 (q, J=7.4 Hz, 2H), 1.64−1.68 (m, 2H), 1.50 (t, J=7.0Hz, 3H)。LCMS (ESI) m/z: 447 (M+1)。
【0212】
【化68】
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【0213】
<実施例13>
2−(2−(2−((4'−クロロ−[1,1'−ビフェニル]−4−イル)オキシ)エトキシ)エチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0214】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0215】
<実施例13A>
4−(2−(2−ブロモエトキシ)エトキシ)−4'−クロロ−1,1'−ビフェニル
【0216】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0217】
実施例6A(1グラム、4.89ミリモル)、炭酸カリウム(1.35グラム、9.77ミリモル)およびヨウ化カリウム(810ミリグラム、4.89ミリモル)のアセトン(15ミリリットル)混合物に1−ブロモ−2−(2−ブロモエトキシ)エタン(3.4グラム、14.66ミリモル)を添加した。混合物を70℃で3時間攪拌した後に回転乾燥させ、反応系に20ミリリットルの石油エーテルを添加して、ろ過することで表題化合物(1.5グラム、収率86%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)7.47(dd,J=8.5,4.0Hz,4H),7.34−7.41(m,2H),6.99(d,J=8.5Hz,2H),4.16−4.22(m,2H),3.85−3.96(m,4H),3.51(t,J=6.3Hz,2H)。
【0218】
<実施例13B>
2−(2−(2−((4'−クロロ−[1,1'−ビフェニル]−4−イル)オキシ)エトキシ)エチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0219】
【化71】
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【0220】
本実施例の調製方法は、実施例12Fに基づいて行った。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)8.48(d,J=6.0Hz,2H),7.45−7.51(m,4H),7.36−7.41(m,2H),7.02(d,J=6.3Hz,2H),6.98(d,J=8.8Hz,2H),4.16−4.20(m,2H),3.88(q,J=4.9Hz,4H),3.76(dd,J=11.9,5.1Hz,4H),3.40(t,J=4.9Hz,2H)。LCMS(ESI)m/z:474(M+1)。
【0222】
【化72】
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【0223】
<実施例14>
(E)−4−((5−(1,1−ジオキソ−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−3−メチルペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルオキシム
【0224】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0225】
<実施例14A>
3−メチルペンタン−1,5−ジイルビス(4−メチルフェニルスルホニル)
【0226】
【化74】
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【0227】
3−メチル−1,5ペンタンジオール(40グラム、338.5ミリモル)のジクロロメタン(400ミリリットル)溶液にトリエチルアミン(160ミリリットル)とp−トルエンスルホニルクロリド(258.1グラム、1.35モル)を添加した。混合溶液を20℃で12時間攪拌した後に、酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させた後に、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=20:1)により精製することで表題化合物(無色の液体、80グラム、収率55%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ7.78(d,J=8.0Hz,4H),7.37(d,J=8.0Hz,4H),4.01(q,J=6.0Hz,4H),2.46(s,6H)1.57−1.69(m,3H)1.43(dq,J=13.4,6.7Hz,2H),0.78(d,J=6.3Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:299(M+1)。
【0228】
<実施例14B>
(E)−5−(4−((エトキシイミノ)メチル)フェノキシル)−3−メチルアミル−4−メチルフェニルスルホニル
【0229】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0230】
実施例7A(4.98グラム、30.17ミリモル)、実施例14A(11.7グラム、27.43ミリモル)、炭酸カリウム(7.58グラム、54.86ミリモル)及びアセトニトリル(110ミリリットル)の混合物を80℃で16時間反応させた。酢酸エチル(50ミリリットル)と水(50ミリリットル)を反応系に添加し、水層を酢酸エチルで抽出(100ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(無色の固体、3.7グラム、収率32%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)8.03(s,1H),7.46(d,J=8.5Hz,2H),6.78−6.85(m,2H),4.20(q,J=7.0Hz,2H),1.31(t,J=7.0Hz,3H)。
【0231】
<実施例14C>
(E)−4−((5−(1,1−ジオキソ−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−3−メチルアミル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルオキシム
【0232】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0233】
本実施例の調製方法は、実施例12Fに基づいて行った。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ8.51(d,J=5.5Hz,2H),8.02(s,1H),7.50(d,J=8.5Hz,2H),7.04(d,J=6.0Hz,2H),6.87(d,J=8.5Hz,2H),4.17−4.24(m,2H),3.98−4.07(m,2H),3.82(t,J=6.5Hz,2H),3.48−3.55(m,2H),3.20(t,J=7.5Hz,2H),1.79−1.93(m,3H),1.66−1.73(m,1H),1.56−1.61(m,1H),1.31(t,J=7.0Hz,3H),1.03(d,J=6.5Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:447(M+1)。
【0234】
<実施例15>
2−(5−((3−エトキシベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イル)オキシ)−3−メチルアミル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0235】
【化77】
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【0236】
<実施例15A>
5−((3−エトキシベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イル)オキシ)−3−メチルアミル4−メチルフェニルスルホン酸エステル
【0237】
【化78】
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【0238】
実施例12D(0.3グラム、1.67ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(0.69グラム、5.0ミリモル)と実施例14A(2.14グラム、5.0ミリモル)を添加した。混合溶液を80℃で12時間攪拌した後に、酢酸エチルで抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させた後に、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)により精製することで表題化合物(白色固体、0.3グラム、収率41.3%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ7.79(d,J=8.0Hz,2H)7.46(d,J=8.5Hz,1H)7.33(d,J=8.0Hz,2H)6.78−6.84(m,2H)4.47(q,J=7.0Hz,2H)4.07−4.15(m,2H)3.93−4.01(m,2H)2.43(s,3H)1.74−1.89(m,3H)1.60−1.66(m,1H)1.54−1.58(m,1H)1.51(t,J=7.0Hz,3H)0.92(d,J=6.5Hz,3H).LCMS(ESI)m/z:434(M+1)。
<実施例15B>
2−(5−((3−エトキシベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イル)オキシ)−3−メチルアミル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0239】
【化79】
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【0240】
0℃で、実施例4F(30ミリグラム、0.15ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(2ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(6.62ミリグラム、0.165ミリモル)を添加した。0℃で30分間攪拌した後に、上記混合溶液に実施例15A(65ミリグラム、0.15ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)溶液を添加した。15℃で6時間攪拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させることで表題化合物(白色固体、18ミリグラム、収率25.8%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.53(d,J=6.0Hz,2H)7.46−7.51(m,1H)7.06(d,J=6.3Hz,2H)6.86(dd,J=4.3,2.5Hz,2H)4.48(q,J=7.0Hz,2H)4.08(q,J=5.7Hz,2H)3.86(t,J=6.4Hz,2H)3.50−3.60(m,2H)3.24(t,J=7.4Hz,2H)1.88−1.99(m,2H)1.77−1.87(m,1H)1.61−1.75(m,3H)1.52(t,J=7.2Hz,3H)1.07(d,J=6.3Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:461(M+1)。
【0242】
【化80】
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【0243】
<実施例16>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((4'−クロロ−[1,1'−ビフェニル]−4−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン−1,1−ジオキシド
【0244】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
<実施例16A>
2−(5−((4'−クロロ−[1,1'−ビフェニル]−4−イル)オキシ)ペンチル)−5−(2−クロロピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン−1,1−ジオキシド
【0246】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0247】
0℃、窒素雰囲気で実施例4E(200ミリグラム、0.86ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(3ミリリットル)溶液にNaH(68ミリグラム、1.72ミリモル、60%含有量)を数回に分けて添加した。反応液を室温で0.5時間攪拌した後に、実施例6B(303ミリグラム、0.86ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ミリリットル)溶液を添加し、室温で8時間攪拌した。水を添加して反応をクエンチさせた後に、酢酸エチルで抽出(50ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過して蒸発させ、残留物を薄層クロマトグラフィー用プレートで分離して精製することで表題化合物(80ミリグラム、収率22%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)8.29(d,J=5.8Hz,1H),7.48−7.52(m,4H),7.38−7.42(m,2H),7.09(dd,J=5.8,2.3Hz,1H),7.01(d,J=2.0Hz,1H),6.98(d,J=8.8Hz,2H),4.05(t,J=6.3Hz,2H),3.86(t,J=6.4Hz,2H),3.58(t,J=6.4Hz,2H),3.21(t,J=7.2Hz,2H),1.76−1.95(m,4H),1.63−1.70(m,2H)。LCMS(ESI)m/z:506(M+1)。
【0248】
<実施例16B>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((4'−クロロ−[1,1'−ビフェニル]−4−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン−1,1−ジオキシド
【0249】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0250】
窒素雰囲気で、実施例16A(80ミリグラム、0.16ミリモル)、カルバミン酸tert−ブチル(74ミリグラム、0.63ミリモル)及び炭酸セシウム(103ミリグラム、0.32ミリモル)のジオキサン/N,N−ジメチルホルムアミド(1.5ミリリットル/0.5ミリリットル)混合溶液にPd
2(dba)
3(20ミリグラム、0.03ミリモル)とXant−Phos(10ミリグラム、0.03ミリモル)を添加し、添加した後に当該混合溶液を110℃で16時間撹拌した。真空状態で溶媒を除去した後に、残留物を酢酸エチルで抽出(250ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させ、残留物を分取HPLCにより精製することで表題化合物(30ミリグラム、収率31%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):7.80(sbr,1H),7.48(dd,J=8.8,3.3Hz,4H),7.35−7.41(m,2H),6.96(d,J=8.5Hz,2H),6.58(s,br,1H),6.33(s,br,1H),4.02(t,J=6.0Hz,2H),3.87(s,br,2H),3.55(t,J=6.3Hz,2H),3.19(t,J=7.3Hz,2H),1.85−1.90(m,2H),1.76−1.82(m,2H),1.63(d,J=6.5Hz,2H)。LCMS(ESI)m/z:487(M+1)。
【0252】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0253】
<実施例17>
(E)−4−((5−(5−(2−アミノピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−3−メチルアミル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0254】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
<実施例17A>
(E)−4−((5−(5−(2−クロロピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−3−メチルアミル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0256】
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0257】
本実施例は実施例16Aに記載の方法を使用して調製した。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):8.29(d,J=5.5Hz,1H),8.04(s,1H),7.53(d,J=8.8Hz,2H),7.08(dd,J=5.8,2.0Hz,1H),7.01(s,1H),6.90(d,J=8.5Hz,2H),4.22(q,J=7.0Hz,2H),4.01−4.12(m,2H),3.80−3.88(m,2H),3.50−3.61(m,2H),3.23(t,J=7.5Hz,2H),1.60−1.98(m,5H),1.34(t,J=7.0Hz,3H),1.06(d,J=6.5Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:481(M+1)。
【0258】
<実施例17B>
(E)−4−((5−(5−(2−アミノピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−3−メチルアミル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0259】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0260】
本実施例の調製方法は、実施例16に基づいて行った。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)8.03(s,1H),7.89(d,J=5.5Hz,1H),7.51(d,J=8.5Hz,2H),6.88(d,J=8.5Hz,2H),6.41(d,J=6.0Hz,1H),6.29(s,1H),4.20(q,J=7.2Hz,2H),4.01−4.09(m,2H),3.77(t,J=6.3Hz,2H),3.43−3.55(m,2H),3.19(t,J=7.5Hz,2H),1.63−1.95(m,5H),1.32(t,J=7.0Hz,3H),1.03(d,J=6.5Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:462(M+1)。
【0262】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0263】
<実施例18>
2−(5−((3−エトキシベンゾ[d]イソオキサゾール−6−)オキシ)ペンチル)−5−(2−(メチルアミノ)ピリジン−4−)−1,2,5−チアジアゾリン−1,1−ジオキシド
【0264】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
<実施例18A>
2−(2−クロロピリジン−4−)−5−(5−((3−エトキシベンゾ[d]イソオキサゾール−6−)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリン−1,1−ジオキシド
【0266】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0267】
0℃、窒素雰囲気で、実施例4E(271ミリグラム、1.16ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液に水素化ナトリウム(93ミリグラム、2.32ミリモル)を添加した。0℃で0.5時間撹拌した後に、一滴ずつに実施例12E(400ミリグラム、1.22ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(5ミリリットル)を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、さらに、室温で12時間撹拌した。反応混合物を飽和NH
4Cl水溶液(5ミリリットル)でクエンチし、大量の水で希釈した後に(120ミリリットル)、酢酸エチルで抽出(30ミリリットル×3)し、有機相を混合した後に飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に、ろ過して回転乾燥させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1)により精製することで表題化合物(白色固体、210ミリグラム、収率38%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.27(d,J=6.0Hz,1H),7.47(d,J=9.0Hz,1H),7.06(dd,J=6.0,2.0Hz,1H),6.99(d,J=2.0Hz,1H),6.81−6.87(m,2H),4.46(q,J=7.0Hz,2H),4.02(t,J=6.2Hz,2H),3.84(t,J=6.2Hz,2H),3.56(t,J=6.2Hz,2H),3.19(t,J=7.0Hz,2H),1.85−1.93(m,2H),1.80(q,J=7.4Hz,2H),1.50(t,J=7.0Hz,3H),0.80−0.92(m,2H)。LCMS(ESI)m/z:481(M+1)。
【0268】
<実施例18B>
2−(5−((3−エトキシベンゾ[d]イソオキサゾール−6−)オキシ)ペンタン)−5−(2−(メチルアミノ)ピリジン−4−)−1,2,5−チアジアゾリン−1,1−ジオキシド
【0269】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
実施例18A(100ミリグラム、0.2ミリモル)のN−メチルピロリドン溶液(8ミリリットル)にメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液(5ミリリットル、2モル/リットル、12.5ミリモル)を添加した。混合物をタンクに置いて110℃で72時間攪拌して反応させ、真空状態で反応混合物における溶媒を除去し、残留物を分取クロマトグラフィーにより分離して精製することで表題化合物(黄色粉末、10ミリグラム、収率10%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.02(br s,1H),7.48(br s,1H),6.85(br s,2H),6.38(br s,1H),6.16(br s,1H),4.49(br s,2H),4.04(br s,2H),3.84(br s,2H),3.52(br s,2H),3.19(br s,2H),2.94(br s,3H),1.91(br s,2H),1.81(br s,2H),1.69−1.75(m,2H),1.52(br s,3H)。LCMS(ESI)m/z:476(M+1)。
【0272】
【化92】
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【0273】
<実施例19>
2−(4−(6−(4−クロロフェニル)ベンゾジヒドロピラン−2−イル) ブチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0274】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0275】
<実施例19A>
5−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ペンタン−1−オール
【0276】
【化94】
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【0277】
1,5−ペンタンジオール(60グラム、0.57モル)、3,4−ジヒドロピラン(48.5グラム、0.57モル)及びp−トルエンスルホン酸(50ミリグラム)を40℃で3時間攪拌した。反応が終わった後に炭酸カリウム溶液(200ミリリットル)を添加し、水相を酢酸エチルで抽出(150ミリリットル×3)した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発乾燥させた後に、残留物を直接的に次の反応に用いられる。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ4.54(d,J=3.5Hz,1H),3.78−3.89(m,1H),3.68−3.77(m,1H),3.60(br.s.,2H),3.43−3.52(m,1H),3.32−3.41(m,1H),2.02(br.s.,1H),1.80(m,1H),1.65−1.68(m,1H),1.39−1.70(m,10H)。
【0278】
<実施例19B>
5−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ペンタナール
【0279】
【化95】
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【0280】
実施例19A(60グラム、0.30モル)のジクロロメタン(400ミリリットル)溶液にPCC(90グラム)を数回に分けて添加し、反応混合物を室温で5時間攪拌した。ろ過した後にろ過液を濃縮させ、カラムクロマトグラフィーにより精製することで表題化合物を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.62−9.79(m,1H),4.50(br.s.,1H),3.58−3.91(m,2H),3.25−3.53(m,2H),2.50−2.68(m,2H),2.42(dd,J=1.25,3.51Hz,2H),1.48−1.79(m,8H)。
【0281】
<実施例19C>
6−(4−クロロフェニル)−2−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ) ブチル)ベンゾジヒドロピラン−4−オン
【0282】
【化96】
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【0283】
実施例19B(7.5グラム、40.27ミリモル)、実施例1F(9.93グラム、40.27ミリモル)及びピペリジン(3.43グラム、40.27ミリモル)のアルコール(100ミリリットル)混合物を85℃で3時間攪拌した。ジクロロメタン(50ミリリットル)と水(50ミリリットル)を反応系に添加し、希塩酸水溶液で反応系のpHを6に調節し、水層をジクロロメタンで抽出(100ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(黄色液体、7グラム、収率42%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.05(d,J=2.3Hz,1H),7.67(dd,J=8.7,2.4Hz,1H),7.48(d,J=8.5Hz,2H),7.38(d,J=8.5Hz,2H),7.04(d,J=8.5Hz,1H),4.58(d,J=4.3Hz,1H),4.43−4.52(m,1H),3.86(td,J=7.3,3.9Hz,1H),3.74−3.82(m,1H),3.47−3.54(m,1H),3.39−3.45(m,1H),2.67−2.76(m,2H),1.89−1.99(m,1H),1.76−1.86(m,2H),1.63−1.71(m,4H),1.49−1.59(m,5H)。
【0284】
<実施例19D>
4−(6−(4−クロロフェニル)ベンゾジヒドロピラン−2−イル) ブチル−2,2,2−トリフルオロ酢酸エステル
【0285】
【化97】
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【0286】
実施例19C(2.5グラム、6.03ミリモル)のトリフルオロ酢酸(20ミリリットル)溶液にトリエチルシラン(10ミリリットル)を添加し、混合物を50℃で3時間反応させた。溶媒を蒸発乾燥させ、酢酸エチル(20ミリリットル)と水(20ミリリットル)を反応系に添加し、水層を酢酸エチルで抽出(20ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させることで表題化合物(黄色液体、2グラム、収率80%)を得た。
【0287】
<実施例19E>
4−(6−(4−クロロフェニル)ベンゾジヒドロピラン−2−イル)ブタン−1−オール
【0288】
【化98】
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【0289】
実施例19D(500ミリグラム、1.21ミリモル)の1,4−ジオキサン(5ミリリットル)と水(2ミリリットル)との混合物に水酸化リチウム(29ミリグラム、1.21ミリモル)を添加し、混合物を25℃で3時間反応させた。酢酸エチル(10ミリリットル)と水(10ミリリットル)とを反応系に添加し、水層を酢酸エチルで抽出(10ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(無色の固体、300ミリグラム、収率78%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.43−7.47(m,2H),7.33−7.38(m,2H),7.26−7.30(m,2H),6.86(d,J=8.3Hz,1H),4.03(br.s.,1H),3.70(t,J=5.9Hz,2H),2.76−2.95(m,2H),1.98−2.08(m,1H),1.71−1.85(m,2H),1.58−1.70(m,5H)。
【0290】
<実施例19F>
2−(4−ブロモブチル)−6−(4−クロロフェニル)ベンゾジヒドロピラン
【0291】
【化99】
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【0292】
0℃、実施例19E(500ミリグラム、1.6ミリモル)、四臭化炭素(3.4グラム、10.3ミリモル)のテトラヒドロフラン(5ミリリットル)混合物にトリフェニルホスフィン(420ミリグラム、1.6ミリモル)を徐々に添加し、混合物を60℃で1時間反応させた。反応液を減圧濃縮した後に、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(黄色固体、658ミリグラム、収率83%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.43−7.48(m,2H),7.34−7.38(m,2H),7.24−7.29(m,2H),6.86(d,J=8.5Hz,1H),4.00−4.07(m,1H),3.45−3.49(m,2H),2.77−2.96(m,2H),1.90−2.02(m,3H),1.62−1.80(m,5H)。
【0293】
<実施例19G>
2−(4−(6−(4−クロロフェニル)ベンゾジヒドロピラン−2−イル) ブチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0294】
【化100】
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【0295】
本実施例は、実施例18Aに記述した方法を採用して調製した。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.51(d,J=6.0Hz,2H),7.42−7.48(m,2H),7.33−7.40(m,2H),7.29(s,3H),7.05(d,J=6.0Hz,2H),6.85(d,J=8.5Hz,1H),4.03(br.s.,1H),3.86(t,J=6.5Hz,2H),3.52−3.59(m,2H),3.20(t,J=7.0Hz,2H),2.77−2.95(m,2H),2.03(d,J=13.1Hz,1H),1.64−1.85(m,7H)。LCMS(ESI)m/z:498(M+1)。
【0297】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0298】
<実施例20>
2−(4−(6−ブロモベンゾジヒドロピラン−2−イル) ブチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0299】
【化102】
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【0300】
<実施例20A>
6−ブロモ−2−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ) ブチル)ベンゾジヒドロピラン−4−オン
【0301】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
実施例19B(5.0グラム、29ミリモル)、5'−ブロモ−2'−ヒドロキシアセトフェノン(6.37グラム、29ミリモル)とピペリジン(2.0ミリリットル)とをアルコール(150ミリリットル)に混合させ、4時間加熱還流した後に、減圧して蒸発乾燥させ、得られた残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(黄色固体、6.5グラム、収率57%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ8.00(d,J=2.3Hz,1H),7.56(dd,J=8.8,2.3Hz,1H),6.90(d,J=8.8Hz,1H),4.60(br.s.,1H),4.40−4.52(m,1H),3.72−3.95(m2H),3.37−3.59(m,2H),2.66−2.80(m,2H),1.48−2.01(m,12H)。
【0303】
<実施例20B>
4−(6−ブロモベンゾジヒドロピラン−2−イル) ブチル−2,2,2−トリフルオロ酢酸エステル
【0304】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0305】
実施例20A(1.0グラム、2.57ミリモル)とトリエチルシラン(7.3グラム、62.8ミリモル)とをトリフルオロ酢酸(20ミリリットル)に混合させ、60℃で5時間加熱した。減圧濃縮した後に、粗生成物(5.8グラム、収率97%)を得た。得られた粗生成物を直接的に次の工程の反応に用いられる。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ7.17(d,J=2.0Hz,2H),6.60−6.70(m,1H),4.30−4.47(m,2H),3.96(td,J=7.8,2.0Hz,1H),2.67−2.90(m,2H),1.97(ddt,J=13.5,5.6,2.8Hz,1H),1.48−1.89(m,8H)。
【0306】
<実施例20C>
4−(6−ブロモベンゾジヒドロピラン−2−イル)ブタン−1−オール
【0307】
【化105】
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【0308】
本実施例の調製方法は、実施例19Eに基づいて行った。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ7.11−7.24(m,1H),6.64−6.75(m,1H),3.99(d,J=5.0Hz,1H),3.61−3.80(m,2H),2.66−2.91(m,2H),1.93−2.06(m,1H),1.47−1.84(m,10H)。
【0309】
<実施例20D>
4−(6−ブロモベンゾジヒドロピラン−2−イル) ブチル−4−メチルベンゼンスルホン酸
【0310】
【化106】
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【0311】
実施例20C(71ミリグラム、0.25ミリモル)のジクロロメタン(5.0ミリリットル)溶液にトリエチルアミン(76ミリグラム、0.75ミリモル)とp−トルエンスルホニルクロリド(95ミリグラム、0.5ミリモル)を順次に添加した。反応混合物を12℃で4時間攪拌した。減圧濃縮した後に、粗生成物を薄層クロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(無色の液体、60ミリグラム、収率55%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ7.73−7.85(m,2H),7.36(d,J=8.0Hz,2H),7.17(d,J=4.8Hz,2H),6.61−6.69(m,1H)、4.03−4.11(m,2H),3.84−3.97(m,1H),2.66−2.89(m,2H),2.45(s,3H),1.88−2.01(m,1H),1.42−1.83(m,7H)。
【0312】
<実施例20E>
2−(4−(6−ブロモベンゾジヒドロピラン−2−イル) ブチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0313】
【化107】
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【0314】
本実施例の調製方法は、実施例18Aに基づいて行った。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ8.52(d,J=6.0Hz,2H),7.14−7.19(m,2H),7.06(d,J=6.0Hz,2H),6.65−6.69(m,1H),3.97(s.,1H),3.86(t,J=6.3Hz,2H),3.56(t,J=6.5Hz,2H),3.19(t,J=7.0Hz,2H),2.67−2.89(m,2H),1.94−2.04(m,1H),1.53−1.84(m,7H)。LCMS(ESI)m/z:466(M+1)。
【0316】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【0317】
<実施例21>
(E)−2−(4−(1,1−ジオキソ−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル) ブチル)ベンゾジヒドロピラン−6−ホルムアルデヒド−オキシ−エチルオキシム
【0318】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
<実施例21A>
2−(4−ヒドロキシブチル)ベンゾジヒドロピラン−6−ホルムアルデヒド
【0320】
【化110】
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【0321】
窒素雰囲気、−78℃で、実施例20C(600ミリグラム、2.1ミリモル)の無水テトラヒドロフラン(10.0ミリリットル)溶液にN−ブチルリチウム(2.5モル/リットル、1.8ミリリットル、4.6ミリモル)を徐々に滴下した後、続いて2時間攪拌した。その後に反応液をさらに−78℃まで降温し、N,N−ジメチルホルムアミド(380ミリグラム、5.2ミリモル)を徐々に滴下した。滴下した後に、反応液を徐々に室温まで昇温して、一夜撹拌した。水(5.0ミリリットル)を添加してクエンチした後に、水相を酢酸エチルで抽出(10.0ミリリットル×2)した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に、ろ過して蒸発させ、残留物を薄層クロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(無色の液体、70.0ミリグラム、収率15%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ9.83(s,1H),7.55−7.68(m,2H),6.83−6.92(m,1H),4.03−4.20(m,1H),3.71(t,J=6.0Hz,2H),2.72−2.92(m,2H),2.00−2.13(m,1H),1.46−1.87(m,7H)。
【0322】
<実施例21B>
(E)−2−(4−ヒドロキシブチル)ベンゾジヒドロピラン−6−ホルムアルデヒド−オキシ−エチルオキシム
【0323】
【化111】
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【0324】
実施例21A(70ミリグラム、0.32ミリモル)の水(2.0ミリリットル)溶液にエトキシアミン塩酸塩(97ミリグラム、1.6ミリモル)と酢酸ナトリウム(130ミリグラム、1.59ミリモル)を添加し、60℃で3時間加熱した後に、反応を停止させる。水相を酢酸エチル(5.0ミリリットル×3)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、濃縮し、粗生成物(70ミリグラム、収率79%)を得た。得られた粗生成物を直接的に次の工程の反応に用いられることができる。
【0325】
<実施例21C>
(E)−4−(6−((エトキシイミノ)メチル)ベンゾジヒドロピラン−2−イル) ブチル−4−メチルフェニルスルホン酸エステル
【0326】
【化112】
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【0327】
実施例21B(70ミリグラム、0.25ミリモル)のジクロロメタン(5.0ミリリットル)溶液にトリエチルアミン(76ミリグラム、0.75ミリモル)とp−トルエンスルホニルクロリド(95ミリグラム、0.5ミリモル)を順次に添加した。反応混合物を12℃で4時間攪拌し、減圧濃縮した後に、粗生成物を薄層クロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(無色の液体、60ミリグラム、収率55%)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)δ7.98(s,1H),7.79(d,J=8.0Hz,2H),7.24−7.39(m,2H),6.69−6.77(m,1H),4.12−4.23(m,2H),4.06(t,J=6.3Hz,2H),3.92(br s,1H),2.68−2.87(m,2H),2.43(s,3H),1.89−1.99(m,1H),1.43−1.78(m,7H),1.26−1.37(m,3H)。
【0328】
<実施例21D>
(E)−2−(4−(1,1−ジオキソ−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル) ブチル)ベンゾジヒドロピラン−6−ホルムアルデヒド−オキシ−エチルオキシム
【0329】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0330】
本実施例の調製方法は、実施例18Aに基づいて行った。
1H−NMR(CDCl3,400MHz)8.52(brs,2H),7.98(s,1H),7.21−7.35(m,2H),7.07(d,J=5.0Hz,2H),6.77(d,J=9.0Hz,1H),4.15−4.28(m,2H),4.02(br s,1H),3.86(t,J=6.5Hz,2H),3.52−3.61(m,2H),3.19(t,J=7.0Hz,2H),2.72−2.90(m,2H),1.95−2.04(m,1H),1.57−1.84(m,8H),1.31(t,J=7.0Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:459(M+1)。
【0331】
<実施例22>
(R)−1−(4−(6−(4−クロロフェニル)ベンゾジヒドロピラン−2−イル) ブチル)−3−(ピリジン−4−イル)イミダゾリドン
【0332】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0333】
(S)−1−(4−(6−(4−クロロフェニル)ベンゾジヒドロピラン−2−イル) ブチル)−3−(ピリジン−4−イル)イミダゾリドン
【0334】
【化115】
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【0335】
SFCを使用して実施例2の生成物を分離し、2つのキラル異性体を得た。分離条件は、以下の通りである。
方法:AS−H_S_5_40_3ML_8MIN_15CM
クロマトグラフィーカラム:Chiralpak AS−H 150*4.6mm I.D.,5um
移動相:40%アルコール(0.05%DEA)−CO2
流速:3mL/min
波長:220nm。
【0336】
実施例22aは第1異性体であり、保持時間が2.80分間である。実施例22bは第2異性体であり、保持時間は4.04分間である。
【0338】
【化116】
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【0339】
<実施例23>
(E)−4−((5(5(2−アミノピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0340】
【化117】
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【0341】
<実施例23A>
(E)−4−ヒドロキシベンズアルデヒド−オキシ−エチルオキシム
【0342】
【化118】
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【0343】
p−ヒドロキシベンズアルデヒド(2.5グラム、20.5ミリモル)、エトキシアミン塩酸塩(3.9グラム、40.9ミリモル)の水(50ミリリットル)溶液に酢酸ナトリウム(3.4グラム、40.9ミリモル)を添加し、混合物を80で4時間攪拌した。酢酸エチル(50ミリリットル)を反応系に添加し、水層を酢酸エチルで抽出(50ミリリットル×3)し、合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過して蒸発することで表題化合物(褐色固体、3グラム、収率89%)を得た。
1H NMR(CDCl
3,400MHz)8.03(s,1H),7.46(d,J=8.5Hz,2H),6.78−6.85 (m,2H),4.20(q,J=7.0Hz,2H),1.31(t,J=7.0Hz,3H)。
【0344】
<実施例23B>
(E)−4−((6−ブロモヘキシル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0345】
【化119】
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【0346】
実施例23A(1.0グラム、6.1ミリモル)、1,5−ジブロモペンタン(1.4グラム、6.1ミリモル)、炭酸カリウム(1.67グラム、12.1ミリモル)およびヨウ化カリウム(0.1グラム、0.61ミリモル)のアセトン(100ミリリットル)溶液を10時間加熱還流した。反応液を室温まで降温した後に、ろ過し、ろ過液を回転乾燥させ、カラムクロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(白色晶体、1.2グラム、63%)を得た。
1H NMR(CDCl
3,400MHz)δ8.01−8.05(m,1H),7.49−7.55(m,2H),6.86−6.91(m,2H),4.17−4.24(m,2H),3.96−4.01(m,2H),3.41−3.47(m,2H),1.89−1.99(m,2H),1.78−1.86(m,2H),1.60−1.68(m,2H),1.29−1.34(m,3H)。
【0347】
<実施例23C>
(E)−4−((5−(5−(2−クロロピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0348】
【化120】
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【0349】
10℃、窒素雰囲気で、実施例4E(100ミリグラム、428マイクロモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(3ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(51.4ミリグラム、1.3ミリモル)を添加し、反応液を2時間攪拌した。その後、反応液に実施例23B(134.5ミリグラム、428マイクロモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)溶液を添加した後に40℃で8時間攪拌して反応させた。TLC検出により反応が終わったことを示した後に、水(10ミリリットル)を添加して反応をクエンチさせ、水層を酢酸エチルで抽出(20ミリリットル×3)し、有機層を合わせて無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させ、粗生成物を得た。得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー用プレート(石油エーテル/酢酸エチル=1:1)で分離することで表題化合物(白色固体、140ミリグラム、収率:70%)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.29(d,J=5.77Hz,1H),8.05(s,1H),7.53(d,J=9.03Hz,2H),7.09(dd,J=2.01,5.77Hz,1H),7.01(d,J=2.01Hz,1H),6.89(d,J=8.78Hz,2H),4.22(q,J=7.03Hz,2H),4.02(t,J=6.15Hz,2H),3.86(t,J=6.40Hz,2H),3.54−3.60(m,2H),3.20(t,J=7.28Hz,2H),1.60−1.91(m,6H),1.34(t,J=7.15Hz,3H)。LCMS(M+1):467。
【0350】
<実施例23D>
(E)−4−((5−(5−(2−アミノピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0351】
【化121】
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【0352】
窒素雰囲気で、実施例23C(80ミリグラム、171.3マイクロモル)、カルバミン酸tert−ブチル(120ミリグラム、1.0ミリモル)及びCs2CO3(112ミリグラム、343マイクロモル)のジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド混合溶液(3ミリリットル)/(1ミリリットル)にPd
2(dba)
3(30ミリグラム、33マイクロモル)とXant−Phos(15ミリグラム、38マイクロモル)を添加し、均一に撹拌した後に110℃まで昇温して10時間反応させた。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=2:1〜ジクロロメタン:メタノール=20:1)検出により反応が終わったことを示した後に、水(10ミリリットル)を添加してクエンチさせ、酢酸エチルで抽出(30ミリリットル×3)し、有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させ、粗生成物を得た。得られた粗生成物を分取HPLCにより分離(トリフルオロ酢酸)することで表題化合物(白色固体、20ミリグラム、収率26%)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)7.95−8.07(m,2H),7.51(d,J=8.53Hz,2H),6.88(d,J=8.53Hz,2H),6.42(dd,J=2.01,5.52Hz,1H),6.29 (d,J=2.01Hz,1H),4.52(br.s.,1H),4.20(q,J=7.19Hz,2H),4.00(t,J=6.27Hz,2H),3.80(t,J=6.53Hz,2H),3.50(t,J=6.27Hz,2H),3.16(t,J=7.28Hz,2H),1.73−1.90(m,4H),1.62−1.65(m,2H),1.32(t,J=7.03Hz,3H)。LCMS(M+1):448。
【0353】
<実施例24>
4−((5−(5−(2−アミノピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド
【0354】
【化122】
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【0355】
実施例23(30ミリグラム、67マイクロモル)とトリフルオロ酢酸(0.5ミリリットル)の水(0.5ミリリットル)とメタノール(0.5ミリリットル)の反応液を40℃で16時間攪拌した。回転乾燥させ、残留物を分取HPLCにより分離することで表題化合物(2ミリグラム、収率:7%)を得た。
1H NMR(CDCl3,400MHz):7.75(d,J=8.5Hz,2H),7.68(s,1H),6.96(d,J=8.8Hz,2H),4.45(q,J=7.4Hz,2H),3.84(s,3H),1.59(d,J=3.8Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:405(M+1)。
【0356】
<実施例25>
(E)−4−((6−(5−(2−アミノピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ヘキシル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0357】
【化123】
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【0358】
<実施例25A>
(E)−4−((6−ブロモヘキシル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0359】
【化124】
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【0360】
本実施例の調製方法は実施例23Bに基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.04(d,J=4.52Hz,1H),7.51(d,J=4.52Hz,2H),6.88(d,J=5.77Hz,2H),4.15−4.29(m,2H),3.99(d,J=5.77Hz,2H),3.37−3.50(m,2H),1.74−2.00(m,4H),1.52(br.s.,4H),1.23−1.37(m,3H)。
【0361】
<実施例25B>
4−((6−(5−(2−クロロピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ヘキシル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0362】
【化125】
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【0363】
本実施例の調製方法は実施例23Cに基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.28(d,J=6.02Hz,1H),8.04(s,1H),7.52(d,J=8.78Hz,2H),7.07(dd,J=2.13,5.90Hz,1H),7.01(d,J=2.01Hz,1H),6.89(d,J=8.78Hz,2H),4.21(q,J=7.03Hz,2H),4.00(t,J=6.27Hz,2H),3.84(t,J=6.40Hz,2H),3.55(t,J=6.27Hz,2H),3.17(t,J=7.28Hz,2H),1.79−1.87(m,2H),1.70−1.78(m,2H),1.49−1.58(m,4H),1.33(t,J=7.03Hz,4H)。LCMS(ESI)m/z:480(M+1)。
【0364】
<実施例25C>
(E)−4−((6−(5−(2−アミノピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ヘキシル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0365】
【化126】
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【0366】
本実施例の調製方法は、実施例23に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.00−8.06(m,1H),7.93(d,J=6.02Hz,1H),7.51(d,J=9.03Hz,3H),6.87(d,J=8.53Hz,3H),6.46(d,J=4.52Hz,1H),6.28(s,1H),4.12−4.24(m,3H),3.98(t,J=6.27Hz,3H),3.79(t,J=6.27Hz,2H),3.49(t,J=6.27Hz,2H),3.13(t,J=7.03Hz,3H),1.77−1.85(m,2H),1.67−1.76(m,3H),1.51(t,J=10.54Hz,5H),1.32(t,J=7.03Hz,4H)。LCMS(ESI)m/z:462(M+1)。
【0367】
<実施例26>
(E)−4−(4−(5−(2−アミノピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル) ブチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0368】
【化127】
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【0369】
本実施例の調製方法は実施例25に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.05(s,1H),7.99(d,J=5.77Hz,1H),7.53(d,J=8.78Hz,2H),6.90(d,J=8.78Hz,2H),6.43(d,J=4.52Hz,1H),6.30(s,1H),4.56(br.s.,1H),4.22(q,J=7.03Hz,2H),4.06(t,J=5.14Hz,2H),3.77(t,J=6.27Hz,2H),3.51(t,J=6.27Hz,2H),3.22(t,J=6.40Hz,2H),1.93(br.s.,5H),1.34(t,J=7.15Hz,4H)。LCMS(ESI)m/z:434(M+1)。
【0370】
<実施例27>
4−(5−(5−(4−(2−エチルテトラゾール−5−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ピリジン−2−アミン
【0371】
【化128】
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【0372】
<実施例27A>
2−(5−(4−(2−エチルテトラゾール−5−イル)フェノキシル)ペンチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0373】
【化129】
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【0374】
0℃で、実施例4E(100ミリグラム、0.43ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(3ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(20ミリグラム、0.85ミリモル)を添加した。
【0375】
0℃で、30分間保持した後に、上記混合溶液に実施例11D(51ミリグラム、0.15ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)溶液を添加した。15℃で6時間攪拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過して蒸発させた後にカラムにより分離(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)することで表題化合物(白色固体、120ミリグラム、収率57%)を得た。
1H NMR(CDCl
3400MHz,)δ8.27(d,J=6.0Hz,1H),8.07(d,J=8.5Hz,2H),7.07(dd,J=5.8,2.3Hz,1H),6.99−7.00(m,2H),4.69(q,J=7.2Hz,2H),4.05(t,J=6.3Hz,2H),3.84(t,J=6.3Hz,2H),3.56(t,J=6.3Hz,2H),3.19(t,J=7.0Hz,2H),1.86−1.93(m,2H),1.76−1.83(m,2H),1.64−1.71(m,5H)。LCMS(ESI)m/z:492(M+1)。
【0376】
<実施例27B>
4−(5−(5−(4−(2−エチルテトラゾール−5−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,1−オキシ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ピリジン−2−アミン
【0377】
【化130】
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【0378】
0℃で、実施例27A(120ミリグラム、0.24ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)溶液に炭酸セシウム(159ミリグラム、0.49ミリモル)、カルバミン酸tert−ブチル(171ミリグラム、1.5ミリモル)を添加した。窒素雰囲気で、Pd
2(dba)
3(8.6ミリグラム、20ミリモル)、Xantphos(11.7ミリグラム、20ミリモル)を添加した。110℃で15時間攪拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させることで表題化合物(白色固体、15ミリグラム、収率12%)を得た。
1H NMR(CDCl3400MHz,)δ8.51(d,J=6.5Hz,2H)8.06(d,J=8.5Hz,2H)7.05(d,J=6.0Hz,2H)6.99(d,J=9.0Hz,2H)4.68(q,J=7.5Hz,2H)4.04(t,J=6.0Hz,2H)3.85(t,J=6.3Hz,2H)3.55(t,J=6.3Hz,2H)3.19(t,J=7.3Hz,2H)1.85−1.93(m,2H)1.76−1.83(m,2H)1.68(t,J=7.5Hz,5H)。LCMS(ESI)m/z:473(M+1)。
【0379】
<実施例28>
4−(5−(5−((3−エトキシ−1,2−ベンゾオキサゾール−6−イル)オキシ)ペンチル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ピリジン−2−アミン
【0380】
【化131】
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【0381】
<実施例28A>
2−(2−クロロ−4−ピリジル)−5−(5−((3−エトキシ−1,2−ベンゾオキサゾール−6−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0382】
【化132】
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【0383】
0℃、窒素雰囲気で、水素化ナトリウム(53.3ミリグラム、2.2ミリモル)を数回に分けて実施例4E(500ミリグラム、1.8ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)溶液に添加し、0℃で1時間反応させた後に、さらに、実施例12E(911ミリグラム、2.8ミリモル)のN,N−ジメチルホルミル(1ミリリットル)の溶液を上記反応系に滴下し、室温まで昇温して2時間反応させ、その後に反応液を水(10ミリリットル)に入れて、酢酸エチルで抽出(10ミリリットル×3)し、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ロータリー・エバポレーターにおいて溶媒を除去した後に表題化合物(白色固体、50.00ミリグラム、収率5.6%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:481(M+1)。
【0384】
<実施例28B>
4−(5−(5−((3−エトキシ−1,2−ベンゾオキサゾール−6−イル)オキシ)ペンチル)−1,1−ジオキソ1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ピリジン−2−アミン
【0385】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0386】
窒素雰囲気で炭酸セシウム(339ミリグラム、1.0ミリモル)、Pd
2(dba)
3(47.6ミリグラム、52マイクロモル)、Xantphos(60.2ミリグラム、0.1ミリモル)を、実施例28A(250ミリグラム、0.5ミリモル)、カルバミン酸tert−ブチル(61ミリグラム、0.5ミリモル)のジオキサン(2ミリリットル)及びN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)の溶液に添加し、反応液を110℃昇温して10時間反応させた。その後に反応液を水(150ミリリットル)に入れて酢酸エチルで抽出(100ミリリットル×3)した。有機相を合わせて、飽和食塩水で洗浄(100ミリリットル×2)し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、残留物を分取HPLCにより精製することでと表題化合物(白色固体、25ミリグラム、収率10.4%)を得た。
1H NMR(CDCl3,400MHz)δ7.98(d,J=6.02Hz,1H),7.47(d,J=9.54Hz,1H),6.81−6.87(m,2H),6.42(dd,J=1.76,5.77Hz,1H),6.30(d,J=1.51Hz,1H),4.53(br.s.,1H),4.47(q,J=7.03Hz,2H),4.03(t,J=6.02Hz,2H),3.81(t,J=6.53Hz,2H),3.51(t,J=6.53Hz,2H),3.17(t,J=7.28Hz,2H),1.85−1.95(m,2H),1.79(quin,J=7.40Hz,2H),1.65−1.68(m,2H),1.51(t,J=7.28Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:462(M+1)。
【0388】
【化134】
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【0389】
<実施例29>
(S,E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)−3−メチルアミル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
(R,E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)−3−メチルアミル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
<実施例29A>
【0390】
【化135】
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【0391】
(E)−5−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オキシ−エチルケトンオキシム
【0392】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0393】
実施例8B(2.5グラム、13.1ミリモル)、14A(6.1グラム、14.4ミリモル)及び炭酸カリウム(3.6グラム、26.1ミリモル)のアセトニトリル(50ミリリットル)混合溶液を80℃で16時間反応させた。酢酸エチル(50ミリリットル)と水(50ミリリットル)を反応系に添加し、水層を酢酸エチルで抽出(50ミリリットル×3)し、合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=20:1〜5:1)により精製することで表題化合物(無色の液体、2.5グラム、39%収率)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)7.79(d,J=8.0Hz,2H),7.60(d,J=9.0Hz,1H),7.34(d,J=8.0Hz,2H),6.74−6.80(m,2H),4.20(q,J=7.0Hz,2H),4.08−4.13(m,2H),3.91−4.01(m,2H),2.95−3.03(m,2H),2.85−2.93(m,2H),2.44(s,3H),1.72−1.87(m,3H),1.50−1.61(m,2H),1.33(t,J=7.0Hz,3H),0.91(d,J=6.5Hz,3H)。
【0394】
<実施例29B>
(E)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)−3−メチルアミル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0395】
【化137】
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【0396】
0℃で実施例4E(1.3グラム、4.8ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(40ミリリットル)の混合液に水素化ナトリウム(673ミリグラム、16.8ミリモル)を徐々に添加し、30分後に実施例29A(2.5グラム、5.6ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(40ミリリットル)の混合液を滴下し、混合物を25℃で12時間反応させた。水(30ミリリットル)を反応系に添加し、水層をジクロロメタンで抽出(40ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=5:1−1:1)により精製することで表題化合物(黄色液体、2.1グラム、66%収率)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)8.25(d,J=6.0Hz,1H),7.55−7.61(m,1H),7.04(dd,J=5.5,2.0Hz,1H),6.98(d,J=2.0Hz,1H),6.75−6.80(m,2H),4.18(q,J=7.0Hz,2H),4.11(q,J=7.4Hz,1H),3.97−4.05(m,2H),3.80(t,J=6.5Hz,2H),3.47−3.55(m,2H),3.19(t,J=7.3Hz,2H),2.94−2.98(m,2H),2.86−2.90(m,2H),1.78−1.87(m,2H),1.53−1.71(m,2H),1.31(t,J=7.0Hz,3H),1.02(d,J=6.5Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:507(M+1)。
【0397】
<実施例29C>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)−3−メチルアミル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0398】
【化138】
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【0399】
本実施例の調製方法は、実施例28に基づいて行った。
1H−NMR(CDCl3,400MHz)7.97(d,J=5.8Hz,1H),7.53−7.68(m,1H),6.76−6.80(m,2H),6.41(dd,J=5.8,2.0Hz,1H),6.27(d,J=2.0Hz,1H),4.49(br.s.,2H),4.19(q,J=7.0Hz,2H),4.03(q,J=6.0Hz,2H),3.76(t,J=6.4Hz,2H),3.44−3.50(m,2H),3.18(t,J=7.5Hz,2H),2.95−3.00(m,2H),2.86−2.91(m,2H),1.68−1.92(m,5H),1.32(t,J=7.0Hz,3H),1.03(d,J=6.3Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:488(M+1)。
【0400】
<実施例29D>
(S,E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)−3−メチルアミル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0401】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0402】
(R,E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)−3−メチルアミル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0403】
【化140】
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【0404】
実施例29Cは、キラル分離(AD−H_3UM_3_60_3ミリリットル_5MIN,Column:Chiralpak AD−350*4.6mm I.D.,3um移動相:60%メタノール(0.05%DEA)−CO
2流速:3ミリリットル/分間、波長:220nm、ピークの保持時間:1.334min,1.823min)により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)7.97(d,J=6.0Hz,1H),7.56−7.63(m,1H),6.79(br.s.,2H),6.41(dd,J=6.0,2.0Hz,1H),6.27(d,J=1.8Hz,1H),4.51(br.s.,2H),4.17−4.23(m,2H),3.99−4.08(m,2H),3.76(t,J=6.4Hz,2H),3.45−3.51(m,2H),3.18(t,J=7.5Hz,2H),2.95−3.00(m,2H),2.86−2.91(m,2H),1.69−1.93(m,5H),1.32(t,J=7.0Hz,3H),1.03(d,J=6.5Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:488(M+1)。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz)7.97(d,J=5.8Hz,1H),7.53−7.68(m,1H),6.76−6.80(m,2H),6.41(dd,J=5.8,2.0Hz,1H),6.27(d,J=2.0Hz,1H),4.49(br.s.,2H),4.19(q,J=7.0Hz,2H),4.03(q,J=6.0Hz,2H),3.76(t,J=6.4Hz,2H),3.44−3.50(m,2H),3.18(t,J=7.5Hz,2H),2.95−3.00(m,2H),2.86−2.91(m,2H),1.68−1.92(m,5H),1.32(t,J=7.0Hz,3H),1.03(d,J=6.3Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:488(M+1)。
【0405】
<実施例30>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)−3、3−ジメチルアミル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0406】
【化141】
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【0407】
<実施例30A>
3,3−ジメチルペンタン−1,5−ジオール
【0408】
【化142】
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【0409】
0℃下、窒素雰囲気で、4,4−ジメチルグルタル酸無水物(500ミリグラム、3.5ミリモル)のテトラヒドロフラン(20ミリリットル)溶液に水素化アルミニウムリチウム(534ミリグラム、14.1ミリモル)を添加した。添加した後に混合物を80℃で12時間攪拌した。反応液を室温まで降温した後に氷水(50ミリリットル)に入れて10分間攪拌した。水相を酢酸エチルで抽出(30ミリリットルx 3)し、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過して濃縮することで表題化合物(黄色液体、300ミリグラム、64%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)3.69(t,J=7.15Hz,4H),3.25(br.s.,2H),1.49−1.63(m,4H),0.89−0.95(m,6H)。
【0410】
<実施例30B>
3,3−ジメチルペンタン−1,5−ジイルビス(4−メチルベンゼンスルホン酸)
【0411】
【化143】
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【0412】
0℃で、実施例30A(10グラム、75.6ミリモル)のジクロロメタン(200ミリリットル)溶液にp−トルエンスルホニルクロリド(43グラム、227ミリモル)とトリエチルアミン(23グラム、227ミリモル)を添加した。添加した後に、上記混合溶液を25℃で12時間攪拌し、原料が溶解した後に、反応液を氷水(300ミリリットル)に入れて20分間攪拌した。水相をジクロロメタンで抽出ン(50ミリリットル×4)した。合わせた有機相を飽和食塩水(50ミリリットル)で洗浄した後に。無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過して、濃縮して、粗生成物を得た。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)により精製することで表題化合物(黄色液体、20グラム、60%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)7.77(d,J=8.53Hz,2H),7.35(d,J=8.03Hz,2H),4.02(t,J=7.03Hz,2H),2.45(s,3H),1.55(t,J=7.03Hz,2H),0.84(s,3H)。
【0413】
<実施例30C>
(E)−5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)−3,3−ジメチルアミル−4−メチルベンゼンスルホン酸
【0414】
【化144】
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【0415】
実施例30C(1.0グラム、2.3ミリモル)と実施例8B(173.6ミリグラム、908マイクロモル)のアセトン(20ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(627ミリグラム、4.54ミリモル)を添加した。反応液を70℃で12時間攪拌した後に室温まで冷却し、減圧濃縮した。残留物に水(50ミリリットル)を添加し、酢酸エチル(30ミリリットル×3)で抽出。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、濃縮して、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)により精製することで表題化合物(黄色固体、300ミリグラム、72%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)7.77−7.82(m,2H),7.59(d,J=8.53Hz,1H),7.33(d,J=8.53Hz,2H),6.75(br.s.,2H),4.11−4.24(m,4H),3.97(t,J=6.78Hz,2H),2.81−3.02(m,4H),2.38−2.46(m,4H),1.70(dt,J=2.51,7.03Hz,4H),1.32(t,J=7.03Hz,3H),0.96(s,6H)。
【0416】
<実施例30D>
(E)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)−3、3−ジメチルアミル)−1,2−チアジアゾリジン−1,1−ジオキシド
【0417】
【化145】
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【0418】
0℃、窒素雰囲気で、実施例4E(153ミリグラム、653マイクロモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(52ミリグラム、1.3ミリモル)を添加した。添加した後に、室温で30分間攪拌して反応させた。実施例30C(300ミリグラム、653マイクロモル)を上記溶液に添加して、室温で続いて11時間攪拌した。反応液を氷水(30ミリリットル)に入れて、水相を酢酸エチルで抽出(20ミリリットル×3)した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して濃縮して、粗生成物を得た。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)により精製することで表題化合物(黄色固体、150ミリグラム、44%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.27(d,J=6.02Hz,1H),8.02(s,2H),7.60(d,J=9.03Hz,1H),7.06(dd,J=2.26,5.77Hz,1H),6.99(d,J=2.01Hz,1H),6.77−6.82(m,2H),4.20(q,J=7.03Hz,2H),4.05(t,J=6.78Hz,2H),3.82(t,J=6.27Hz,2H),3.54(t,J=6.27Hz,2H),3.18−3.26(m,2H),2.97−3.03(m,2H),1.79(t,J=6.53Hz,2H),1.68−1.76(m,2H),1.32(t,J=7.03Hz,4H),1.06(s,6H)。LCMS(ESI)m/z:521(M+1)。
【0419】
<実施例30E>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)−3、3−ジメチルアミル)−1,2−チアジアゾリジン−1,1−ジオキシド
【0420】
【化146】
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【0421】
本実施例の調製方法は実施例29に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)7.82(br.s.,1H),7.61(d,J=8.53Hz,1H),6.81(br.s.,2H),6.58(d,J=4.02Hz,1H),6.36(br.s.,1H),4.21(d,J=6.78Hz,2H),4.06(br.s.,2H),3.84(br.s.,2H),3.53(br.s.,2H),3.21(br.s.,2H),2.74−3.07(m,4H),1.58−1.85(m,4H),1.33(t,J=6.53Hz,4H),1.06(br.s.,6H)。LCMS(ESI)m/z:502(M+1)。
【0422】
<実施例31>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)−3,3−ジフルオロペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0423】
【化147】
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【0424】
<実施例31A>
3,3−ジフルオロペンタン二酸ジエチル
【0425】
【化148】
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【0426】
−65℃で、ジブロモヒダントイン(2.16グラム、7.56ミリモル)、フッ化水素酸ピリジン溶液(2.2ミリリットル、1.8ミリモル)のジクロロメタン(15ミリリットル)溶液にジエチル−2,2'−(1,3−ジチオラン−2,2−ジイル)二酢酸(501ミリグラム、1.8ミリモル)のジクロロメタン溶液を徐々に添加し、混合溶液を−65℃で5時間連続攪拌し、25℃まで昇温して3時間攪拌し、水(10ミリリットル)を反応系に添加し、反応系を炭酸ナトリウム水溶液でpH=3〜4まで調節し、水層をジクロロメタンで抽出(20ミリリットル×3)して、ろ過し、回転乾燥させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)により精製することで表題化合物(黄色液体、300ミリグラム、収率74%)を得た。
1H NMR(CDCl3,400MHz)δ4.18(q,J=7.0Hz,4H),3.24(t,J=15.1Hz,4H),1.26−1.30(m,6H)。
【0427】
<実施例31B>
3,3−ジフルオロペンタン−1,5−ジオール
【0428】
【化149】
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【0429】
0℃で、水素化アルミニウムリチウム(102ミリグラム、2.68ミリモル)のテトラヒドロフラン(3ミリリットル)溶液に実施例31A(300ミリグラム、1.34ミリモル)を滴下し、添加した後に当該混合溶液を25℃で3時間攪拌した。水(0.5ミリリットル)と10%の水酸化ナトリウム溶液(0.5ミリリットル)を反応系に添加し、反応系を硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させることで表題化合物(160ミリグラム、収率72%)を得た。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):3.77−3.90(m,4H),2.21(tt,J=16.8,5.8Hz,4H)。
【0430】
<実施例31C>
1,5−ジブロモ−3,3−ジフルオロペンタン
【0431】
【化150】
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【0432】
0℃で実施例31B(160ミリグラム、1.1ミリモル)、トリフェニルホスフィン(1.79グラム、6.8ミリモル)のテトラヒドロフラン(5ミリリットル)溶液に四臭化炭素(1.5グラム、4.6ミリモル)を滴下し、添加した後に当該混合溶液を60℃で3時間攪拌した。ろ過し、ろ過ケーキを酢酸エチル(300ミリリットル×3)で洗浄し、ろ過液を回転乾燥させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)により精製することで表題化合物(200ミリグラム、収率53%)を得た。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):3.45−3.51(m,4H),2.48(tt,J=16.2,7.9Hz,4H)。
【0433】
<実施例31D>
(E)−5−((5−ブロモ−3,3−ジフルオロペンチル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン−オキシ−エチルケトンオキシム
【0434】
【化151】
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【0435】
本実施例の調製方法は、実施例30Cに基づいて行った。
1H NMR(CDCl
3)400MHz):7.56−7.62(m,1H),6.76−6.83(m,2H),4.19(q,J=6.9Hz,2H),4.01(t,J=6.0Hz,2H),3.43−3.52(m,2H),2.95−3.02(m,2H),2.84−2.92(m,2H),2.03−2.12(m,2H),1.91−2.00(m,2H),1.32(t,J=7.0Hz,3H)。
【0436】
<実施例31E>
(E)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)−3,3−ジフルオロペンチル)−1,2−チアジアゾリジン−1,1−ジオキシド
【0437】
【化152】
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【0438】
本実施例の調製方法は、実施例30Dに基づいて行った。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):8.26(d,J=5.8Hz,1H),7.60(d,J=9.3Hz,1H),7.04(dd,J=5.8,2.3Hz,1H),6.98(d,J=2.0Hz,1H),6.73−6.86(m,3H),4.19(d,J=7.0Hz,2H),4.00−4.05(m,2H),3.76−3.84(m,2H),3.55(t,J=6.4Hz,2H),3.23(t,J=6.1Hz,2H),2.96(d,J=7.3Hz,2H),2.86−2.90(m,2H),1.86−1.96(m,4H),1.32(s,3H)。LCMS(ESI)m/z:529(M+1)。
【0439】
<実施例31F>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)−3,3−ジフルオロペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0440】
【化153】
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【0441】
本実施例の調製方法は、実施例29に基づいて行った。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):7.96(d,J=5.8Hz,1H),7.51−7.64(m,1H),6.71−6.84(m,2H),6.40(dd,J=5.8,1.8Hz,1H),6.24(d,J=1.5Hz,1H),4.55(br.s.,2H),4.19(q,J=7.0Hz,2H),4.04(t,J=5.4Hz,2H),3.72(t,J=6.4Hz,2H),3.42−3.55(m,2H),3.20(t,J=6.5Hz,2H),2.92−3.00(m,2H),2.83−2.92(m,2H),1.86−1.95(m,4H),1.32(t,J=7.0Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:510(M+1)。
【0443】
【化154】
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【0444】
<実施例32>
(E)−4−((5−(5−(2−メチルピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0445】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0446】
<実施例32A>
N−tert−ブチル−N−(2−クロロエチル)スルホニル尿素
【0447】
【化156】
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【0448】
0℃、窒素雰囲気で、1時間以内にN−(オキシメチレン)スルファモイルクロロ(244グラム、1.73モル)のジクロロメタン(1.0リットル)溶液をtert−ブチルアルコール(453グラム、2.1モル)に一滴ずつ添加した。添加した後に、混合溶液を25℃で1時間攪拌した。当該混合溶液とトリエチルアミン(872グラム、8.6モル)との混合液を2−クロロエチルアミン(200グラム、1.73モル)のジクロロメタン(2リットル)溶液に一滴ずつ添加し、2時間をかけて添加した。混合溶液を25℃で10時間攪拌してろ過し、ろ過液を濃縮させた後に2リットルの水に溶解させ、4Nの塩酸でpH=5〜6に調節した。析出した大量の固体をろ過し、石油エーテル(1リットル)で洗浄することで表題化合物(白色固体、350グラム、収率78.5%)を得た。得られた表題化合物はさらに精製されずに直接的に次の工程に用いられることができる。
【0449】
<実施例32B>
tert−ブチル基−1,2,5−チアジアゾリジン−2−カルボン酸tert−ブチル−1,1−ジオキシド
【0450】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0451】
室温で、実施例32A(350グラム、1.35モル)のジメチルスルホキシド(3リットル)溶液に炭酸カリウム(280グラム、2.03モル)を添加して、混合溶液を室温で10時間攪拌してろ過した。ろ過液を5リットルの水に入れて、4Nの塩酸でpH=5〜6に調節し、固体をろ過して、石油エーテル(1リットル)で固体を洗浄し、固体を(石油エーテル/酢酸エチル=1/1)(1リットル)で再結晶することで表題化合物(白色固体、250グラム、84%収率)を得た。
【0452】
<実施例32C>
4−((5−ブロモフェニル)ペンチル)ベンズアルデヒド
【0453】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0454】
本実施例の調製方法は、実施例4Gに基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)9.81−9.89(m,1H),7.81(d,J=8.80Hz,2H),6.97−7.02(m,2H),4.04(t,J=6.40Hz,2H),3.39−3.46(m,2H),1.94(t,J=7.60Hz,2H),1.84(t,J=7.20Hz,2H),1.61−1.65(m,2H)。
【0455】
<実施例32D>
tert−ブチル5(5(4−ホルミルフェノキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン−2−カルボン酸tert−ブチル−1,1−ジオキシド
【0456】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0457】
0℃、窒素雰囲気で、実施例32C(550ミリグラム、2.5ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(8ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(81ミリグラム、2.0ミリモル)を添加し、0℃で0.5時間攪拌した後に、その中に一滴ずつに4−((5−ブロモフェニル)ペンチル)ベンズアルデヒド(671ミリグラム、2.5ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(19ミリリットル)溶液を添加した。0℃で0.5時間攪拌した後、TLC検出により反応が終わったことを示した。水(10ミリリットル)を添加して反応をクエンチさせ、水層を酢酸エチルで抽出(10ミリリットル×3)し、有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、粗生成物を得た。得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー用プレート(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)で分離することで表題化合物(白色固体、400ミリグラム、60%)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)9.88(s,1H),7.82(d,J=8.53Hz,2H),6.98(d,J=8.53Hz,2H),4.05(t,J=6.27Hz,2H),3.79(t,J=6.53Hz,2H),3.32(t,J=6.27Hz,2H),3.08(t,J=7.28Hz,2H),1.82−1.91(m,2H),1.72−1.79(m,2H),1.57−1.64(m,2H),1.54(s,10H)。
【0458】
<実施例32E>
4−((5−(1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド
【0459】
【化160】
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【0460】
0℃で、実施例32D(4グラム、9.7ミリモル)のジクロロメタン(40ミリリットル)溶液にトリフルオロ酢酸(5ミリリットル)を添加して、15℃で4時間攪拌した。薄層クロマトグラフィー検出により反応が終わったことを示した後に、0℃で飽和炭酸水素ナトリウム溶液を用いてpH=7に調節し、ジクロロメタンで抽出(30ミリリットル×2)し、有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させることで表題化合物の粗生成物(無色の油状、2.66グラム、収率88%)を得た。得られた粗生成物を直接的に次の工程に用いられることができる。
【0461】
<実施例32F>
(E)−4−((5−(1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0462】
【化161】
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【0463】
窒素雰囲気で実施例32E(1.0グラム、3.2ミリモル)のアルコール溶液(50ミリリットル)にエトキシアミン塩酸塩(1.56グラム、16ミリモル)と酢酸ナトリウム(1.31グラム、16ミリモル)を添加して60℃まで加熱して1時間反応させた。薄層クロマトグラフィー検出により反応が終わったことを示した後、溶媒を濃縮して、蒸発させて、水(20ミリリットル)を添加し、酢酸エチルで抽出(20ミリリットル×3)し、有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、粗生成物を得た。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)により精製することで表題化合物(無色の油状、1.1グラム、収率97%)を得た。得られた表題化合物は直接的に次の工程に用いられることができる。
【0464】
<実施例32G>
(E)−4−((5−(5−(2−メチルピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0465】
【化162】
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【0466】
窒素雰囲気で、実施例32F(130ミリグラム、366マイクロモル)、4−ブロモ−2−メチルピリジン(189ミリグラム、1.1ミリモル)、Cs
2CO
3(179ミリグラム、549マイクロモル)、Pd
2(dba)
3(34ミリグラム、37マイクロモル)、Xant−phos(21ミリグラム、37マイクロモル)のジオキサン(2ミリリットル)溶液を100℃まで6時間加熱した。TLCにより原料が完全に溶解したことを示した。反応液を室温まで降温した後に、酢酸エチル(20ミリリットル)を添加して、飽和食塩水(30ミリリットル)で有機相を洗浄し、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して濃縮した後に、分取用薄層クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=30:1)により精製することで表題化合物(白色固体、100ミリグラム、収率61%)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.39(d,J=5.52Hz,1H),8.02(s,1H),7.51(d,J=8.53Hz,2H),6.95(s,1H),6.87(d,J=8.53Hz,3H),4.20(q,J=7.36Hz,2H),4.00(t,J=6.27Hz,2H),3.84(t,J=6.27Hz,2H),3.53(t,J=6.27Hz,2H),3.18(t,J=7.28Hz,2H),2.56(s,3H),1.82−1.90(m,2H),1.74−1.81(m,2H),1.62(br.s.,2H),1.25−1.36(m,3H)。LCMS(ESI)m/z:447(M+1)。
【0467】
<実施例33>
(E)−4−((5−(5−(6−メチルピリダジン−3−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0468】
【化163】
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【0469】
本実施例の調製方法は、実施例32に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.02(s,1H),7.61(d,J=9.03Hz,1H),7.51(d,J=8.53Hz,2H),7.32(d,J=9.54Hz,1H),6.87(d,J=8.53Hz,2H),4.16−4.30(m,4H),4.00(t,J=6.27Hz,2H),3.56(t,J=6.27Hz,2H),3.19(t,J=7.28Hz,2H),2.66(s,3H),1.75−1.91(m,4H),1.60−1.66(m,2H),1.32(t,J=7.03Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:447(M+1)。
【0470】
<実施例34>
(E)−4−((5−(5−(6−クロロピリダジン−3−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0471】
【化164】
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【0472】
本実施例の調製方法は、実施例32に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)d 8.02(s,1H),7.68(d,J=9.03Hz,1H),7.45−7.54(m,1H),6.87(d,J=8.53Hz,1H),4.15−4.29(m,5H),4.00(t,J=6.02Hz,2H),3.57(t,J=6.53Hz,2H),3.20(t,J=7.28Hz,2H),1.75−1.91(m,4H),1.60−1.67(m,2H),1.32(t,J=7.03Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:468(M+1)。
【0473】
<実施例35>
(E)−4−((5−(1,1−ジオキソ−5(チアゾール−2−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0474】
【化165】
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【0475】
本実施例の調製方法は実施例32に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)d 8.02(s,1H),7.51(d,J=8.53Hz,2H),7.43(d,J=3.51Hz,1H),6.98(d,J=3.51Hz,1H),6.87(d,J=9.03Hz,2H),4.20(q,J=7.03Hz,2H),4.12(t,J=6.53Hz,2H),4.00(t,J=6.27Hz,2H),3.56(t,J=6.53Hz,2H),3.19(t,J=7.28Hz,2H),1.82−1.89(m,2H),1.74−1.80(m,2H),1.58−1.65(m,2H),1.32(t,J=7.03Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:439(M+1)
<実施例36>
(E)−N−(4−(5−(5−(4−((エトキシイミノ)メチル)フェノキシル)ペンチル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ピリジン−2−イル)アセトアミド
【0476】
【化166】
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【0477】
<実施例36A>
N−(4−ブロモピリジン−2−イル)アセトアミド
【0478】
【化167】
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【0479】
0℃、窒素雰囲気で、4−ブロモ−2−アミノピリジン(1.0グラム、5.8ミリモル)とトリエチルアミン(1.75グラム、17ミリモル)のジクロロメタン溶液(50ミリリットル)に塩化アセチル(454ミリグラム、5.8ミリモル)を添加した。室温で1時間反応させ、氷水(50ミリリットル)に入れてクエンチさせ、ジクロロメタンで抽出(20ミリリットル)した。有機層を合わせて無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させ、粗生成物を得た。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=5:1によりで分離して精製することで表題化合物(白色固体、400ミリグラム、33%)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.38−8.53(m,1H),8.08(d,J=5.02Hz,1H),7.93(br.s.,1H),7.21(d,J=4.52Hz,1H),2.22(s,3H)。
【0480】
<実施例36B>
(E)−N−(4−(5−(5−(4−((エトキシイミノ)メチル)フェノキシル)ペンチル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ピリジン−2−イル)アセトアミド
【0481】
【化168】
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【0482】
本実施例の調製方法は、実施例32に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.13(d,J=5.52Hz,1H),8.02(s,1H),7.92(br.s.,1H),7.79(s,1H),7.51(d,J=8.53Hz,2H),7.17(dd,J=2.01,6.02Hz,1H),6.87(d,J=8.53Hz,2H),4.13−4.28(m,2H),4.00(t,J=6.27Hz,2H),3.90(t,J=6.53Hz,2H),3.53(t,J=6.53Hz,2H),3.18(t,J=7.28Hz,2H),2.21(s,3H),1.73−1.92(m,4H),1.60−1.65(m,2H),1.28−1.40(m,3H)。LCMS(ESI)m/z:490(M+1)。
【0483】
<実施例37>
(E)−エチル4−(5−(5−(4−((エトキシイミノ)メチル)フェノキシル)ペンチル)−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ピリジン−2−イルーギ酸メチル
【0484】
【化169】
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【0485】
本実施例の調製方法は、実施例32に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.63(d,J=5.77Hz,1H),8.04(s,1H),7.75(d,J=2.26Hz,1H),7.53(d,J=8.78Hz,2H),7.40(dd,J=2.38,5.65Hz,1H),6.89(d,J=8.78Hz,2H),4.22(q,J=7.03Hz,2H),4.00−4.06(m,5H),3.93(t,J=6.40Hz,2H),3.59(t,J=6.40Hz,2H),3.21(t,J=7.28Hz,2H),1.77−1.93(m,4H),1.61−1.70(m,5H),1.33(t,J=7.03Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:491(M+1)。
【0486】
<実施例38>
(E)−4−((5−(5−(6−アミノピリミジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0487】
【化170】
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【0488】
<実施例38A>
(E)−4−(5−(5−(6−クロロピリミジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0489】
【化171】
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【0490】
本実施例の調製方法は、実施例32に基づいて行った。LCMS(ESI)m/z:468(M+1)。
【0491】
<実施例38B>
(E)−4−((5−(5−(6−アミノピリミジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0492】
【化172】
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【0493】
本実施例の調製方法は、実施例28に基づいて行った。
1H NMR(CHLOROFORM−d,400MHz):8.33(s,1H),8.02(s,1H),7.51(d,J=8.5Hz,2H),6.87(d,J=8.5Hz,2H),6.34(s,1H),4.93(br.s.,2H),4.16−4.25(m,2H),4.05(t,J=6.5Hz,2H),4.00(t,J=6.3Hz,2H),3.44−3.50(m,2H),3.16(t,J=7.3Hz,2H),1.82−1.90(m,2H),1.74−1.79(m,2H),1.55−1.60(m,2H),1.32(t,J=7.0Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:449(M+1)。
【0495】
【化173】
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【0496】
<実施例39>
(E)−4−((5−(5−(2−フルオロピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0497】
【化174】
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【0498】
窒素雰囲気で、実施例32F(60ミリグラム、169マイクロモル)、4−ブロモ−2−フルオロ−ピリジン(30ミリグラム、169マイクロモル)及び炭酸セシウム(83ミリグラム、253マイクロモル)のジオキサン溶液(2ミリリットル)にPd
2(dba)
3(15ミリグラム、17マイクロモル)とXant−Phos(10ミリグラム、17マイクロモル)を添加し、均一に撹拌した後に100℃まで昇温して4時間反応させた。TLC検出により反応が終わったことを示した後に、溶媒を濃縮して蒸発させる。水(20ミリリットル)を添加して、酢酸エチルで抽出(20ミリリットル×3)し、有機層を合わせて無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させ、粗生成物を得た。得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)により分離して精製することで表題化合物(白色固体、70ミリグラム、92%)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.12(d,J=6.02Hz,1H),8.03(s,1H),7.51(d,J=8.53Hz,2H),7.02(d,J=5.52Hz,1H),6.82−6.93(m,2H),6.58(d,J=2.01Hz,1H),4.20(q,J=7.03Hz,2H),4.00(t,J=6.02Hz,2H),3.85(t,J=6.53Hz,2H),3.52−3.59(m,2H),3.19(t,J=7.28Hz,2H),1.74−1.91(m,4H),1.59−1.67(m,2H),1.29−1.39(m,3H)。LCMS(M+1):451。
【0499】
<実施例40>
(E)−4−((5−(5−(2−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)ピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0500】
【化175】
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【0501】
窒素雰囲気で、実施例39(20ミリグラム、44マイクロモル)と2−アミノエタノール(27ミリグラム、444マイクロモル)のジメチルスルホキシド溶液(0.5ミリリットル)にトリエチルアミン(27ミリグラム、266マイクロモル)を添加した。混合溶液を100℃で2時間反応させた。薄層クロマトグラフィー検出により反応が終わったことを示した後に、水(5ミリリットル)を添加してクエンチさせて、酢酸エチルで抽出(10ミリリットル)した。有機層を合わせて混合して無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させ、粗生成物を得た。得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1)により分離して精製することで表題化合物(無色の油状液体、12ミリグラム、55%)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.02(s,1H),7.84−7.95(m,1H),7.51(d,J=8.53Hz,2H),6.85−6.93(m,2H),6.41(dd,J=1.76,6.27Hz,1H),6.25(d,J=1.51Hz,1H),5.47(br.s.,1H),4.15−4.29(m,2H),4.00(t,J=6.27Hz,2H),3.81(t,J=4.77Hz,4H),3.45−3.56(m,4H),3.16(t,J=7.03Hz,2H),1.81−1.90(m,2H),1.72−1.81(m,2H),1.56−1.67(m,2H),1.27−1.40(m,3H).LCMS(ESI)m/z:492(M+1)。
【0502】
<実施例41>
(E)−4−((5−(5−(2−(メチルアミノ)ピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0503】
【化176】
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【0504】
本実施例の調製方法は、実施例40に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)7.97−8.05(m,2H),7.51(d,J=8.53Hz,2H),6.87(d,J=8.53Hz,2H),6.36(dd,J=2.01,6.02Hz,1H),6.14(d,J=2.01Hz,1H),4.64(br.s.,1H),4.20(q,J=7.03Hz,2H),4.00(t,J=6.27Hz,2H),3.82(t,J=6.27Hz,2H),3.49(t,J=6.27Hz,2H),3.16(t,J=7.28Hz,2H),2.92(d,J=5.02Hz,3H),1.73−1.91(m,4H),1.62−1.66(m,2H),1.28−1.39(m,3H)。LCMS(ESI)m/z:462(M+1)。
【0505】
<実施例42>
(E)−4−((5−(5−(2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0506】
【化177】
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【0507】
本実施例の調製方法は、実施例40に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.00−8.06(m,1H),7.50(d,J=8.78Hz,1H),6.87(d,J=8.78Hz,1H),6.40(dd,J=2.01,5.77Hz,1H),5.92(d,J=1.76Hz,1H),4.19(q,J=7.03Hz,2H),4.05(t,J=7.40Hz,4H),3.99(t,J=6.27Hz,2H),3.80(t,J=6.40Hz,2H),3.43−3.51(m,3H),3.15(t,J=7.15Hz,2H),2.38(quin,J=7.34Hz,2H),1.81−1.89(m,2H),1.72−1.79(m,2H),1.57−1.65(m,2H),1.31(t,J=7.03Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:488(M+1)。
【0508】
<実施例43>
(E)−4−((5−(5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0509】
【化178】
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【0510】
本実施例の調製方法は、実施例40に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.09(d,J=5.77Hz,1H),8.03(s,1H),7.52(d,J=8.53Hz,2H),6.88(d,J=8.78Hz,2H),6.38(dd,J=1.88,5.90Hz,1H),6.26(d,J=1.76Hz,1H),4.21(q,J=7.03Hz,2H),3.97−4.04(m,2H),3.85(t,J=6.27Hz,2H),3.51(t,J=6.27Hz,2H),3.17(t,J=7.15Hz,2H),3.12(s,5H),1.73−1.92(m,4H),1.58−1.67(m,2H),1.33(t,J=7.03Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:476(M+1)。
【0511】
<実施例44>
(E)−4−(5−(5−(4−((エトキシイミノ)メチル)フェノキシル)ペンチル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ベンゾニトリル
【0512】
【化179】
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【0513】
0℃、窒素雰囲気で、実施例32F(50ミリグラム、141マイクロモル)と4−フルオロベンゾニトリル(17ミリグラム、141マイクロモル)のN,N−ジカルボキシイミドの溶液(1ミリリットル)に、炭酸カリウム(39ミリグラム、281マイクロモル)を添加し、混合溶液を80℃で3時間反応させた。反応が終わった後に水(40ミリリットル)に入れて、酢酸エチルで抽出(20ミリリットル)した。有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、粗生成物を得た。得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)により分離して精製することで表題化合物(白色固体、30ミリグラム、66%)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.02(s,1H),7.66(d,J=8.53Hz,2H),7.51(d,J=8.53Hz,2H),7.25(s,2H),6.82−6.93(m,2H),4.16−4.29(m,2H),4.00(t,J=6.27Hz,2H),3.86(t,J=6.53Hz,2H),3.54(t,J=6.27Hz,2H),3.18(t,J=7.28Hz,2H),1.74−1.90(m,4H),1.60−1.67(m,2H),1.29−1.40(m,3H)。LCMS(ESI)m/z:457(M+1)。
【0515】
【化180】
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【0516】
<実施例45>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0517】
【化181】
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【0518】
<実施例45A>
tert−ブチル基5(5−ブロモペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン−2-ギ酸tert−ブチル−1,1−ジオキシド
【0519】
【化182】
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【0520】
10℃、窒素雰囲気で、実施例32B(100ミリグラム、428マイクロモル)のDMF(8ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(17ミリグラム、428マイクロモル)を添加した。1時間後に、当該混合溶液を1,5−ジブロモペンタン(98ミリグラム、428マイクロモル)のDMF(4ミリリットル)溶液に添加し、10℃で10時間撹拌して反応させた後に水を添加して反応をクエンチした。水相を酢酸エチルで抽出(20ミリリットル×3)し、合わせた有機相を飽和食塩水で洗浄(10ミリリットル×2)し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過して濃縮し、粗生成物を得た。得られら粗生成物を分取用薄層クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1)により精製することで表題化合物(黄色液体、50ミリグラム、38%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)3.82(t、J=6.53Hz,2H),3.44(t,J=6.65Hz,2H),3.34(t,J=6.53Hz,2H),3.08(t,J=7.15Hz,2H),1.92(quin,J=7.09Hz,2H),1.66−1.79(m,2H),1.56−1.62(m,12H)。
【0521】
<実施例45B>
(E)−tert−ブチル−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン−2−ギ酸tert−ブチル−1,1−ジオキシド
【0522】
【化183】
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【0523】
窒素雰囲気で、実施例45A(100ミリグラム、269マイクロモル)と実施例8B(52ミリグラム、269マイクロモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(112ミリグラム、808マイクロモル)を添加した。反応液を80℃で10時間反応させ、薄層クロマトグラフィーにより反応が終わったことを示した後、水(50ミリリットル)を添加してクエンチし、水相を酢酸エチルで抽出(20ミリリットル)した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させ、粗生成物を得た。得られた粗生成物を分取用薄層クロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)により分離して精製することで表題化合物(白色固体、70ミリグラム、54%)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)7.54−7.64(m,1H),6.74−6.83(m,2H),4.20(q,J=7.03Hz,2H),3.98(t,J=6.27Hz,2H),3.80(t,J=6.53Hz,2H),3.32(t,J=6.53Hz,2H),3.08(t,J=7.28Hz,2H),2.95−3.02(m,2H),2.85−2.93(m,2H),1.67−1.87(m,4H),1.51−1.59(m,11H),1.32(t,J=7.03Hz,3H)
<実施例45C>
(E)−2−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0524】
【化184】
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【0525】
窒素雰囲気で、実施例45B(100ミリグラム、208マイクロモル)のメタノール溶液(1ミリリットル)に炭酸カリウム(57ミリグラム、415マイクロモル)を添加した。反応液を50℃で72時間反応させ、薄層クロマトグラフィーにより反応が終わったことを示した後、溶媒を濃縮して乾燥させ、水(10ミリリットル)を添加し、酢酸エチルで抽出(20ミリリットル)した。有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させ、粗生成物を得た。得られた粗生成物を分取用薄層クロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)により分離して精製することで表題化合物(白色固体、50ミリグラム、63%)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.09(d,J=8.78Hz,2H),7.03(d,J=8.78Hz,2H),4.40(s,3H),3.89(s,3H)。
【0526】
<実施例45D>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0527】
【化185】
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【0528】
窒素雰囲気で、実施例45C(550ミリグラム、1.4ミリモル)、4−ブロモ2−アミノピリジン(499ミリグラム、2.9ミリモル)、炭酸カリウム(498ミリグラム、3.6ミリモル)、8−ヒドロキシキノリン(209ミリグラム、1.4ミリモル)、(1R,2R)−シクロヘキサンジアミン(165ミリグラム、1.4ミリモル)及びヨウ化銅(I)(275ミリグラム、1.4ミリモル)のDMF(10ミリリットル)溶液を120℃で10時間加熱した。反応が終わった後に水を添加してクエンチし、水相を酢酸エチルで抽出(10ミリリットル×3)した。有機相を飽和食塩水(5ミリリットル)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、粗生成物を得た。得られた粗生成物を分取用薄層クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=30:1)により精製することで表題化合物(白色固体、350ミリグラム、51%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)8.09(d,J=8.78Hz,1H),7.44(d,J=8.53Hz,1H),6.92(s,1H),6.82(d,J=8.53Hz,1H),6.34(br.s.,1H),6.15(br.s.,1H),4.09(q,J=7.03Hz,2H),3.99(t,J=6.40Hz,2H),3.79(t,J=6.40Hz,2H),3.49(t,J= 6.40Hz,2H),3.04(t,J=7.03Hz,2H),2.89−2.98(m,2H),2.69−2.82(m,2H),1.59−1.81(m,5H),1.40−1.54(m,2H),1.22(t,J=7.03Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:474(M+1)。
【0529】
<実施例46>
(E)−2−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−5−(チオフェン−3−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0530】
【化186】
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【0531】
本実施例の調製方法は、実施例44に基づいて行った。
1H NMR(CDCl3400MHz,)δ7.60(d,J=9.5Hz,1H)7.35(dd,J=5.0,3.0Hz,1H)7.18(dd,J=5.5,1.0Hz,1H)6.76−6.85(m,3H)4.20(q,J=7.0Hz,2H)3.99(t,J=6.3Hz,2H)3.79(t,J=6.3Hz,2H)3.49(t,J=6.5Hz,2H)3.16(t,J=7.3Hz,2H)2.95−3.02(m,2H)2.86−2.92(m,2H)1.81−1.89(m,2H)1.70−1.79(m,2H)1.64(br.s.,2H)1.32(t,J=7.0Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:464(M+1)。
【0532】
<実施例47>
(E)−2−(6−アミノピリジン−3−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0533】
【化187】
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【0534】
本実施例の調製方法は、実施例44に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.01(br.s.,1H),7.59(dt,J=3.26,6.02Hz,2H),6.76−6.85(m,2H),6.56(d,J=9.03Hz,1H),4.20(q,J=7.19Hz,2H),3.99(t,J=6.27Hz,2H),3.74(t,J=6.27Hz,2H),3.46(t,J=6.40Hz,2H),3.15(t,J=7.28Hz,2H),2.95−3.01(m,2H),2.86−2.92(m,2H),1.72−1.89(m,4H),1.56−1.60(m,2H),1.28−1.38(m,3H)。
【0535】
<実施例48>
(E)−2−(2−アミノ−3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0536】
【化188】
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【0537】
<実施例48A>
(E)−2−(2−クロロ−3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0538】
【化189】
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【0539】
窒素雰囲気で、実施例45C(100ミリグラム、262マイクロモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(3ミリリットル)溶液に2−クロロ−5−フルオロ−4−ヨードピリジン(101ミリグラム、393マイクロモル)、炭酸カリウム(54ミリグラム、393マイクロモル)、8−ヒドロキシキノリン(38ミリグラム、262マイクロモル)及びヨウ化銅(I)(25ミリグラム、131マイクロモル)を添加した。混合物を120℃で10時間反応させた。薄層クロマトグラフィーにより反応が終わったことを示した後に、水(10ミリリットル)を添加してクエンチし、酢酸エチルで抽出(10ミリリットル×2)した。有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させ、粗生成物を得た。得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー用プレート(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)で分離して精製することで表題化合物(白色固体、50ミリグラム、37%)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.21(d,J=3.51Hz,1H),7.60(d,J=9.03Hz,1H),7.46(d,J=6.02Hz,1H),6.74−6.84(m,2H),4.20(q,J=7.03Hz,2H),4.07(dt,J=3.01,6.27Hz,2H),4.00(t,J=6.27Hz,2H),3.54(t,J=6.27Hz,2H),3.18(t,J=7.28Hz,2H),2.95−3.02(m,2H),2.86−2.93(m,2H),1.73−1.91(m,4H),1.61−1.66(m,2H),1.32(t,J=7.03Hz,3H)。
【0540】
<実施例48B>
(E)−2−(2−アミノ−3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0541】
【化190】
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【0542】
窒素雰囲気で、実施例48A(50ミリグラム、98マイクロモル)のジオキサン(1ミリリットル)溶液にカルバミン酸tert−ブチル(69ミリグラム、587マイクロモル)、炭酸セシウム(64ミリグラム、196マイクロモル)、Pd
2(dba)
3(9ミリグラム、9.8マイクロモル)及びXant−phos(6ミリグラム、10マイクロモル)を添加した。混合物を110℃で10時間反応させた。薄層クロマトグラフィーにより反応が終わったことを示した後に、水(10ミリリットル)を添加してクエンチさせ、酢酸エチルで抽出(10ミリリットル×3)した。有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、粗生成物を得た。得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー用プレート(ジクロロメタン:メタノール=20:1)で分離して精製することによって白色固体状の表題化合物(5ミリグラム、10%)を得た。
1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)7.97(d,J=6.53Hz,1H),7.56(d,J=8.53Hz,1H),6.91(s,1H),6.79−6.88(m,2H),4.05(t,J=6.27Hz,2H),3.65(t,J=6.27Hz,2H),3.22(t,J=7.03Hz,2H),2.99−3.05(m,2H),2.86−2.92(m,2H),1.73−1.93(m,5H),1.58−1.70(m,2H),1.31(t,J=7.03Hz,4H)。LCMS(ESI)m/z:492(M+1)。
【0543】
<実施例49>
(E)−2−(2−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0544】
【化191】
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【0545】
<実施例49A>
(E)−2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0546】
【化192】
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【0547】
窒素雰囲気で、実施例45C(100ミリグラム、262マイクロモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(3ミリリットル)溶液に2−クロロ−5−フルオロ−4ヨードピリジン(101ミリグラム、393マイクロモル)、炭酸カリウム(54ミリグラム、393マイクロモル)、8−ヒドロキシキノリン(38ミリグラム、262マイクロモル)及びヨウ化銅(I)(25ミリグラム、131マイクロモル)を添加した。混合物を120℃で10時間反応させた。薄層クロマトグラフィーにより反応が終わったことを示した後に、水(10ミリリットル)を添加してクエンチさせ、酢酸エチルで抽出(10ミリリットル×2)した。有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、、粗生成物を得た。得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー用プレート(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)で分離して精製することで表題化合物(白色固体、50ミリグラム、37%)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.21(d,J=3.51Hz,1H),7.60(d,J=9.03Hz,1H),7.46(d,J=6.02Hz,1H),6.74−6.84(m,2H),4.20(q,J=7.03Hz,2H),4.07(dt,J=3.01,6.27Hz,2H),4.00(t,J=6.27Hz,2H),3.54(t,J=6.27Hz,2H),3.18(t,J=7.28Hz,2H),2.95−3.02(m,2H),2.86−2.93(m,2H),1.73−1.91(m,4H),1.61−1.66(m,2H),1.32(t,J=7.03Hz,3H)。
【0548】
<実施例49B>
(E)−2−(2−アミノ−5−フルオロピリジン(フルオロピリジン)−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0549】
【化193】
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【0550】
窒素雰囲気で、実施例49A(50ミリグラム、98マイクロモル)のジオキサン(1ミリリットル)溶液にカルバミン酸tert−ブチル(69ミリグラム、587マイクロモル)、炭酸セシウム(64ミリグラム、196マイクロモル)、Pd2(dba)3(9ミリグラム、9.8マイクロモル)及びXant−phos(5.6ミリグラム、9.8マイクロモル)を添加した。混合物を110℃で10時間反応させた。薄層クロマトグラフィーにより反応が終わったことを示した後に、水(10ミリリットル)を添加してクエンチさせ、酢酸エチルで抽出(10ミリリットル×3)した。有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、粗生成物を得た。得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1)により分離して精製化することによって白色固体状の表題化合物(5ミリグラム、10%)を得た。
1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)7.97(d,J=6.53Hz,1H),7.56(d,J=8.53Hz,1H),6.91(s,1H),6.79−6.88(m,2H),4.05(t,J=6.27Hz,2H),3.65(t,J=6.27Hz,2H),3.22(t,J=7.03Hz,2H),2.99−3.05(m,2H),2.86−2.92(m,2H),1.73−1.93(m,5H),1.58−1.70(m,2H),1.31(t,J=7.03Hz,4H)。LCMS(ESI)m/z:492(M+1)。
【0552】
【化194】
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【0553】
<実施例50>
(E)−2−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−5−(2−(メチルアミノ)ピリジン−4−イル)−1,2−チアジアゾリジン−1,1−ジオキシド
【0554】
【化195】
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【0555】
<実施例50A>
(E)−2−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−5−(2−フルオロピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0556】
【化196】
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【0557】
本実施例において、実施例50Aに記述した方法を採用して調製した。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)7.80(d,J=5.5Hz,1H)7.62(d,J=9.3Hz,1H)6.77−6.85(m,3H)4.65(br.s.,2H)4.22(q,J=7.0Hz,2H)3.99−4.05(m,4H)3.52(t,J=6.4Hz,2H)3.18(t,J=7.2Hz,2H)2.97−3.04(m,2H)2.87−2.94(m,2H)1.75−1.91(m,4H)1.63−1.68(m,2H)1.34(t,J=7.0Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:474(M+1)。
【0558】
<実施例50B>
(E)−2−(5−((1−(エトキシイミノ))−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−5−(2−(メチルアミノ)ピリジン−4−イル)−1,2−チアジアゾリジン−1,1−ジオキシド
【0559】
【化197】
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【0560】
本実施例の調製方法は、実施例40に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)7.80(d,J=7.53Hz,1H),7.56 (d,J=8.53Hz,1H),6.81−6.93(m,3H),6.39(d,J=2.01Hz,1H),4.17(q,J=7.03Hz,2H),4.05(t,J=6.15Hz,2H),3.99(t,J=6.53Hz,2H),3.66(t,J=6.53Hz,2H),3.22(t,J=7.03Hz,2H),2.96−3.05(m,5H),2.84−2.92(m,2H),1.76−1.91(m,4H),1.58−1.71(m,2H),1.31(t,J=7.03Hz,3H。LCMS(ESI)m/z:488(M+1)。
【0561】
<実施例51>
(E)−2−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−5−(2−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0562】
【化198】
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【0563】
本実施例の調製方法は、実施例40に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)7.84(d,J=6.3Hz,1H),7.61(d,J=9.0Hz,1H),6.74−6.85(m,2H),6.52(d,J=5.3Hz,1H),6.27(s,1H),4.22(q,J=7.0Hz,2H),4.01(t,J=6.1Hz,2H),3.87(d,J=4.8Hz,4H),2.86−3.62(m,10H),1.85−1.89(m,2H),1.76−1.82(m,2H),1.63(d,J=7.0Hz,2H),1.34(t,J=7.0Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:518(M+1)。
【0565】
【化199】
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【0566】
<実施例52>
4−(5−(2−(2−(4−((E)−エトキシイミノメチル)フェノキシル)エトキシ)エチル)−1,1−ジオキシ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ピリジン−2−アミン
【0567】
【化200】
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【0568】
<実施例52A>
2−(5−ブロモペンチル)−5−(2−クロロピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0569】
【化201】
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【0570】
10℃で、実施例4E(4.0グラム、17ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(140ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(1.0グラム、27ミリモル)を添加し、添加した後に、10℃で1時間攪拌して反応させた。この温度を保持して反応液に1,5−ジブロモペンタン(3.9グラム、17ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(40ミリリットル)溶液を滴下し、その後に、1時間連続反応させた。
【0571】
薄層クロマトグラフィー検出により反応が完全に終わったことを示した後に、反応液を氷水(100ミリリットル)に入れて、酢酸エチルで抽出(100ミリリットル×2)した。上澄みを取って乾燥させ、濃縮して、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)により精製することで表題化合物(白色固体、2.7グラム、41%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.27(d,J=5.5Hz,1H),7.07(dd,J=6.0,2.0Hz,1H),7.00(d,J=1.5Hz,1H),3.85(t,J=6.5Hz,2H),3.56(t,J=6.3Hz,2H),3.44(t,J=6.5Hz,2H),3.17(t,J=7.0Hz,2H),1.88−1.98(m,2H),1.74(q,J=7.4Hz,2H),1.58−1.64(m,2H)。
【0572】
<実施例52B>
(E)−1−(4−(2−(2−(5−(2−クロロ−4−ピリジル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)エトキシ)エトキシ)フェニル)N−エトキシアゾメチン
【0573】
【化202】
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【0574】
実施例52A(0.1グラム、0.26ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(36ミリグラム、0.26ミリモル)、ヨウ化カリウム(43ミリグラム、0.26ミリモル)及びp−アンモニアヒドロキシフェノール(43ミリグラム、0.26ミリモル)を添加した。混合溶液を80℃で15時間攪拌した後に、酢酸エチルで抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させた後に、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)することで表題化合物(白色固体、60ミリグラム、収率49%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:439(M+1)。
【0575】
<実施例52C>
(E)−1−(4−(5−(5−(2−クロロ−4−ピリジル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチルオキシ)フェニル)−N−(シクロプロピル)メチルアミン
【0576】
【化203】
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【0577】
0℃で、実施例52B(110ミリグラム、0.25ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(2ミリリットル)溶液にブロモシクロプロパン(34ミリグラム、0.25ミリモル)と炭酸カリウム(35ミリグラム、0.15ミリモル)を添加した。50℃で15時間攪拌して反応させ、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して、溶媒を蒸発させた後に、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)により分離することで表題化合物(黄色固体、50ミリグラム、収率40%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:450(M+1)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.04(s,1H),7.63(d,J=7.0Hz,1H),7.53(d,J=8.5Hz,2H),6.90(d,J=8.5Hz,2H),6.62(d,J=7.5Hz,1H),6.10(s,1H),4.16−4.25(m,4H),3.82−3.88(m,4H),3.72(dd,J=11.5,5.0Hz,4H),3.40(t,J=4.8Hz,2H),1.32(t,J=7.0Hz,3H)。
【0578】
<実施例52D>
4−(5−(2−(2−(4−((E)−エトキシイミノメチル)フェノキシル)エトキシ)エチル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ピリジン−2−アミン
【0579】
【化204】
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【0580】
0℃で、実施例52C(50ミリグラム、0.1ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.5ミリリットル)溶液に炭酸セシウム(66ミリグラム、0.2ミリモル)、カルバミン酸tert−ブチル(23ミリグラム、0.2ミリモル)を添加した。窒素で置換された後に、窒素雰囲気で、Pd
2(dba)
3(19ミリグラム、20マイクロモル)、Xantphos(12ミリグラム、20マイクロモル)を添加した。110℃で15時間攪拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、分取HPLCにより精製することで表題化合物(白色固体、5ミリグラム、収率10%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.08(s,1H),7.65(d,J=7.0Hz,1H),7.53(d,J=8.8Hz,2H),6.89(d,J=8.5Hz,2H),6.70(d,J=6.8Hz,1H),6.21(br.s.,1H),3.95−4.06(m,4H),3.83−3.90(m,2H),3.59(t,J=6.1Hz,2H),3.21(t,J=7.2Hz,2H),1.75−1.92(m,3H),1.57−1.69(m,3H),1.16−1.28(m,1H),0.57−0.64(m,2H),0.34(q,J=4.9Hz,2H)。LCMS(ESI)m/z:474(M+1)。
【0581】
<実施例53>
(E)−4−((5(5(2−アミノピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−イソプロピルケトンオキシム
【0582】
【化205】
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【0583】
本実施例の調製方法は、実施例52に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.00(s,1H),7.95(d,J=6.0Hz,1H),7.50(d,J=8.5Hz,2H),6.86(d,J=9.0Hz,2H),6.43(d,J=5.0Hz,1H),6.28(br.s.,1H),4.42(dt,J=12.3,6.4Hz,1H),3.99(t,J=6.3Hz,2H),3.80(t,J=6.3Hz,2H),3.47−3.53(m,2H),3.15(t,J=7.3Hz,2H),1.82−1.89(m,2H),1.73−1.80(m,4H),1.29(d,J=6.0Hz,6H)。LCMS(ESI)m/z:462(M+1)。
【0584】
<実施例54>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−(4−(1−(エトキシイミノ) プロピル)フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0585】
【化206】
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【0586】
<実施例54A>
(E)−1−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン−1オン−オキシ−エチルケトンオキシム
【0587】
【化207】
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【0588】
4−ヒドロキシプロピオフェノン(1グラム、6.7ミリモル)、酢酸ナトリウム(1.1グラム、3.3ミリモル)、エトキシアミン塩酸塩(814ミリグラム、13.3ミリモル)のアルコール(10ミリリットル)混合溶液を80℃で2時間攪拌し、水(10ミリリットル)と酢酸エチル(20ミリリットル)を反応系に添加して、水層を酢酸エチルで抽出(20ミリリットル×3)し、ろ過して蒸発させることで表題化合物(褐色固体、1.28グラム、収率99%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)7.48(d,J=8.5Hz,2H),6.74−6.79(m,2H),4.20(q,J=7.0Hz,2H),2.72(q,J=7.7Hz,2H),1.30(t,J=7.0Hz,3H),1.11(t,J=7.5Hz,3H)。
【0589】
<実施例54B>
(E)−2−(2−クロロピリジン−4−イル−5−(5−(4−(1−(エトキシイミノ)プロピル)フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0590】
【化208】
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【0591】
本実施例の調製方法は、実施例52Cに基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.26(d,J=5.8Hz,1H),7.57(d,J=8.5Hz,2H),7.06(dd,J=5.8,2.0Hz,1H),6.99(d,J=1.8Hz,1H),6.86(d,J=8.8Hz,2H),4.20(q,J=7.0Hz,2H),3.99(t,J=6.1Hz,2H),3.83(t,J=6.4Hz,2H),3.54(t,J=6.4Hz,2H),3.17(t,J=7.3Hz,2H),2.72(q,J=7.5Hz,2H),1.74−1.88(m,4H),1.61(d,J=7.0Hz,2H),1.31(t,J=7.0Hz,3H),1.12(t,J=7.5Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:495(M+1)。
【0592】
<実施例54C>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−(4−(1−(エトキシイミノ)プロピル)フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0593】
【化209】
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【0594】
本実施例の調製方法は、実施例52に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)7.85(d,J=6.0Hz,1H),7.57(d,J=8.5Hz,2H),6.86(d,J=9.0Hz,2H),6.52(d,J=6.5Hz,1H),6.29(s,1H),5.58(br.s.,2H),4.20(q,J=7.0Hz,2H),3.99(t,J=6.0Hz,2H),3.80−3.85(m,2H),3.52(t,J=6.3Hz,2H),3.17(t,J=7.3Hz,2H),2.69−2.75(m,2H),1.85(d,J=7.0Hz,2H),1.75(br.s.,2H),1.61(d,J=7.0Hz,2H),1.31(t,J=7.0Hz,3H),1.12(t,J=7.5Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:477(M+1)。
【0595】
<実施例55>
(E)−4-(2−2−(5−(2−アミノピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)エトキシ)エトキシ)ベンズアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0596】
【化210】
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【0597】
<実施例55A>
2−2−2(−ブロモエトキシ)エチル)−5−2−クロロピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0598】
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
【0599】
本実施例の調製方法は、実施例52Aに基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.29(d,J=5.77Hz,1H),7.08(dd,J=2.26,5.77Hz,1H),7.02(d,J=2.26Hz,1H),3.78−3.92(m,8H),3.53(t,J=5.52Hz,2H),3.42(t,J=4.89Hz,2H)。
【0600】
<実施例55B>
(E)−1−(4−(2−(2−(5−(2−クロロ−4−ピリジル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)エトキシ)エトキシ)フェニル)−N−エトキシアゾメチン
【0601】
【化212】
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【0602】
実施例55A(0.1グラム、0.26ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(2ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(72ミリグラム、0.52ミリモル)、ヨウ化カリウム(8.6ミリグラム、0.05ミリモル)及び実施例7A(47ミリグラム、0.29ミリモル)を添加した。混合溶液を80℃で12時間攪拌した後に、酢酸エチルで抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させた後に、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)により精製することで表題化合物(白色固体、60ミリグラム、収率49%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:469(M+1)。
【0603】
<実施例55C>
4−(5−(2−(2−(4−((E)−エトキシイミノメチル)フェノキシル)エトキシ)エチル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ピリジン−2−アミン
【0604】
【化213】
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【0605】
0℃で、実施例55B(60ミリグラム、0.13ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)溶液に炭酸セシウム(84ミリグラム、0.26ミリモル)、カルバミン酸tert−ブチル(18ミリグラム、0.15ミリモル)を添加した。窒素で置換された後に、窒素雰囲気で、Pd
2(dba)
3(22ミリグラム、24マイクロモル)、Xantphos(14ミリグラム、24マイクロモル)を添加した。110℃で15時間攪拌して反応させ、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させることで表題化合物(白色固体、5ミリグラム、収率8.7%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.04(s,1H),7.63(d,J=7.0Hz,1H),7.53(d,J=8.5Hz,2H),6.90(d,J=8.5Hz,2H),6.62(d,J=7.5Hz,1H),6.10(s,1H),4.16−4.25(m,4H),3.82−3.88(m,4H),3.72(dd,J=11.5,5.0Hz,4H),3.40(t,J=4.8Hz,2H),1.32(t,J=7.0Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:450(M+1)。
【0606】
<実施例56>
(E)−5−((5−(5−(2−アミノピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)メチルピリジンホルムアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0607】
【化214】
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【0608】
<実施例56A>
(E)−5−ヒドロキシピリジンアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0609】
【化215】
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【0610】
エトキシアミン塩酸塩(244ミリグラム、2.5ミリモル)、5−ヒドロキシピリジン−2−アルデヒド(308ミリグラム、2.5ミリモル)、酢酸ナトリウム(410ミリグラム、5.0ミリモル)の水溶液(5ミリリットル)を80℃まで加熱して2時間攪拌した。薄層クロマトグラフィーにより原料が溶解したことを示してから、反応混合溶液を酢酸エチルで抽出(10ミリリットル×3)した。有機相を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して濃縮した後に、表題化合物(白色固体、410ミリグラム、99%収率)を得た。得られた表題化合物は精製されずに直接的に次の工程に用いられることができる。
【0611】
<実施例56B>
(E)−5−((5−(5−(2−クロロピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)メチルピリジンホルムアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0612】
【化216】
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【0613】
実施例52A(346ミリグラム、998マイクロモル)、実施例56A(163ミリグラム、978マイクロモル)と炭酸カリウム(276ミリグラム、2.0ミリモル)、ヨウ化カリウム(17ミリグラム、100マイクロモル)のアセトン溶液(5ミリリットル)を70℃まで加熱し、3時間反応させて、原料が既に完全に溶解したことを薄層クロマトグラフィーにより示した。反応液を室温に冷却した後にろ過して、濃縮して粗生成物を得た。得られた粗生成物を分取用薄層クロマトグラフィーのプレート(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)により精製することで表題化合物(白色固体、150ミリグラム、収率:35%)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.30−8.24(m,2H),8.12(s,1H),7.71(d,J=9.0Hz,1H),7.18(dd,J=2.8,8.8Hz,1H),7.05(dd,J=2.0,5.5Hz,1H),6.99(d,J=2.0Hz,1H),4.25(q,J=7.0Hz,2H),4.04(t,J=6.3Hz,2H),3.84(t,J=6.5Hz,2H),3.55(t,J=6.5Hz,2H),3.22−3.14(m,2H),1.92−1.83(m,2H),1.79(quin,J=7.4Hz,2H),1.70−1.56(m,2H),1.33(t,J=7.3Hz,3H)。
【0614】
<実施例56C>
(E)−5−((5−(5−(2−アミノピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)メチルピリジンホルムアルデヒド−オキシ−エチルケトンオキシム
【0615】
【化217】
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【0616】
窒素雰囲気で、カルバミン酸tert−ブチル(163ミリグラム、1.4ミリモル)、実施例56B(120ミリグラム、278マイクロモル)、Pd
2(dba)
3(25ミリグラム、28マイクロモル)、Xantphos(32ミリグラム、56マイクロモル)、炭酸セシウム(181ミリグラム、556マイクロモル)のジオキサン溶液(3ミリリットル)を100℃まで6時間加熱した。反応熱を室温まで降温した後に、ろ過して濃縮し、得られた粗生成物を分取−HPLC(中性分離方法)により精製することで表題化合物(白色固体、30ミリグラム、収率26%)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)8.27(d,J=2.0Hz,1H),8.11(s,1H),7.97(d,J=5.5Hz,1H),7.70(d,J=8.8Hz,1H),7.18(dd,J=2.3,8.5Hz,1H),6.41(d,J=4.5Hz,1H),6.28(s,1H),4.49(br.s.,2H),4.25(q,J=6.9Hz,2H),4.04(t,J=6.0Hz,2H),3.79(t,J=6.1Hz,2H),3.49(t,J=6.3Hz,2H),3.15(t,J=7.2Hz,2H),1.93−1.82(m,2H),1.82−1.67(m,2H),1.67−1.55(m,2H),1.33(t,J=6.9Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:449(M+1)。
【0617】
<実施例57>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(メトキシイミド)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0618】
【化218】
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【0619】
<実施例57A>
5−((5−(5−(2−クロロピリジン−4−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1Hインデン−1−オン
【0620】
【化219】
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【0621】
室温で、実施例52A(2.0グラム、5.2ミリモル)と5−ヒドロキシ−1−インダノン(774ミリグラム、5.2ミリモル)のアセトン(30ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(1.45グラム、10.5ミリモル)を添加し、反応液を70℃まで加熱して2時間反応させ、原料を完全に反応させた。反応液を室温まで冷却して濃縮した後に、残留物を水(50ミリリットル)に入れて、水相を酢酸エチルで抽出(30ミリリットル×3)し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮して、粗生成物得た。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)により精製することで表題化合物(黄色固体、1.3グラム、55%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.28(d,J=5.77Hz,1H),7.67−7.73(m,1H),7.08(dd,J=2.01,5.77Hz,1H),7.01(d,J=1.76Hz,1H),6.88−6.93(m,2H),4.07(t,J=6.15Hz,2H),3.80−3.91(m,2H),3.58(t,J=6.27Hz,2H),3.21(t,J=7.28Hz,2H),3.04−3.13(m,3H),2.65−2.73(m,3H),1.87−1.96(m,2H),1.76−1.85(m,2H),1.57−1.68(m,2H)。
【0622】
<実施例57B>
(E)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(ヒドロキシイミド)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0623】
【化220】
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【0624】
室温、窒素雰囲気で、実施例57A(1.3グラム、2.9ミリモル)とヒドロキシルアミン塩酸塩(603ミリグラム、8.7ミリモル)のアルコール(30ミリリットル)溶液に酢酸ナトリウム(711ミリグラム、8.7ミリモル)を添加し、反応液を70℃で2時間反応させ、原料を完全に反応させた。反応液を濃縮した後に水(50ミリリットル)に入れて、酢酸エチルで抽出(30ミリリットル×3)し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、濃縮することで表題化合物(黄色固体、1.30グラム、97%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.29(d,J=5.77Hz,1H),7.53−7.58(m,1H),7.08(dd,J=2.26,5.77Hz,1H),7.01(d,J=2.01Hz,1H),6.82(d,J=5.02Hz,2H),3.98−4.07(m,2H),3.86(t,J=6.40Hz,2H),3.57(t,J=6.40Hz,2H),3.20(t,J=7.15Hz,2H),2.94−3.10(m,5H),1.75−1.94(m,4H),1.56−1.71(m,2H)。
【0625】
<実施例57C>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(メトキシイミド)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0626】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【0627】
本実施例の調製方法は、実施例56に基づいて行った。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)7.97(d,J=5.8Hz,1H),7.59(d,J=9.3Hz,1H),6.77−6.81(m,2H),6.42(dd,J=5.9,1.9Hz,1H),6.29(d,J=1.8Hz,1H),4.52(br.s.,2H),3.99(t,J=6.3Hz,2H),3.96(s,3H),3.79(t,J=6.4Hz,2H),3.47−3.52(m,2H),3.16(t,J=7.2Hz,2H),2.96−3.01(m,2H),2.85−2.90(m,2H),1.65−1.93(m,4H),1.61−1.64(m,2H)。LCMS(ESI)m/z:460(M+1)。
【0628】
<実施例58>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−(1−(イソプロポキシド)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0629】
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【0630】
本実施例の調製方法は、実施例56に基づいて行った。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)7.80(br.s.,1H),7.58(d,J=9.0Hz,1H),6.77(br.s.,2H),6.57(br.s.,1H),6.36(br.s.,1H),4.36−4.41(m,1H),3.96−4.00(m,2H),3.84(br.s.,2H),3.51(br.s.,2H),3.14(t,J=6.9Hz,2H),2.93−2.98(m,2H),2.83−2.88(m,2H),1.80−1.85(m,2H),1.71−1.77(m,2H),1.59(d,J=6.8Hz,2H),1.32(d,J=6.0Hz,2H),1.24−1.28(m,6H)。LCMS(ESI)m/z:488(M+1)。
【0631】
<実施例59>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((1−エトキシイミノ)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0632】
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【0633】
<実施例59A>
5−ブロモ−7−フルオロ−インダン−1オン−オキシ−エチルケトンオキシム
【0634】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【0635】
5−ブロモ−7−フルオロ−インデン−1−オン(1.8グラム、7.9ミリモル)、エトキシアミン塩酸塩(1.53グラム、15.7ミリモル)、酢酸ナトリウム(1.29グラム、15.7ミリモル)のアルコール溶液(10ミリリットル)70℃を3時間加熱した。原料が溶解してから、水(20ミリリットル)を添加し、水相を酢酸エチルで抽出(30ミリリットル×3)した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、濃縮することによって表題化合物(黄色固体、2.0グラム、94%収率)を得た。得られた表題化合物は、直接的に次の工程の反応に用いられることができる。
【0636】
<実施例59B>
(E)−7−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン−オキシ−エチルケトンオキシム
【0637】
【化225】
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【0638】
窒素雰囲気で、実施例59A(2.00グラム、7.35ミリモル)、ビス(ピナコラート)ジボロン(2.24グラム、8.82ミリモル)、酢酸カリウム(2.16グラム、22.05ミリモル)、Pd(dppf)Cl
2(537.80ミリグラム、735.00マイクロモル)のジオキサン(5ミリリットル)溶液を50℃まで加熱して10時間反応させた。反応液を室温まで冷却した後にろ過して、粗生成物を得た。得られた粗生成物を直接的に次の工程に用いられることができる。
【0639】
<実施例59C>
(E)−7−フルオロ−5−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン−オキシ−エチルケトンオキシム
【0640】
【化226】
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【0641】
実施例59B(2.0グラム、6.6ミリモル)の水酸化ナトリウム溶液(2ミリリットル、2N)とテトラヒドロフラン(8ミリリットル)との混合溶液に過酸化水素(2.3グラム、65.5ミリモル)を添加した。混合溶液を25℃で10分間攪拌した後に水(5.0ミリリットル)を添加した。当該混合溶液を酢酸エチルで抽出(10ミリリットル×3)した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、濃縮して、粗生成物を得た。得られた粗生成物を分取用薄層クロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)により精製することで表題化合物(黄色固体、1.20グラム、収率88%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)6.56(m,1H),6.48−6.46(m,1H),4.24−4.18(m,2H),4.14−4.09(m,2H),2.96−2.89(m,2H),1.31−1.23(m,3H)。
【0642】
<実施例59D>
(E)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0643】
【化227】
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【0644】
実施例52A(192ミリグラム、502マイクロモル)、実施例59C(105ミリグラム、502マイクロモル)のアセトン溶液(5ミリリットル)にヨウ化カリウム(8ミリグラム、50マイクロモル)と炭酸カリウム(139ミリグラム、1.0ミリモル)を添加した。混合溶液を70℃で15時間攪拌して、原料を完全に反応させた。水(5.0ミリリットル)を添加し、酢酸エチルで抽出(10ミリリットル×3)した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、濃縮することで表題化合物(黄色固体、220ミリグラム、86%収率)を得た。
LCMS(ESI)m/z:511(M+1)。
【0645】
<実施例59E>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((1−(エトキシイミノ)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0646】
【化228】
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【0647】
実施例59D(102ミリグラム、199マイクロモル)、カルバミン酸tert−ブチル(222ミリグラム、1.9ミリモル)、Pd2(dba)3(18ミリグラム、20マイクロモル)のジオキサン(5.0ミリリットル)溶液にXantphos(23ミリグラム、40マイクロモル)と炭酸カリウム(83ミリグラム、599マイクロモル)を添加した。反応液を100℃で16時間攪拌し、反応液をろ過して、濃縮した後に分取HPLC(中性)により精製することで表題化合物(白色固体、52ミリグラム、53%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)7.97(d,J=6.0Hz,1H),6.60(s,1H),6.51(d,J=11.5Hz,1H),6.42(d,J=4.0Hz,1H),6.29(s,1H),4.56(br.s.,2H),4.23(q,J=7.0Hz,2H),3.50(t,J=6.5Hz,2H),3.16(t,J=7.3Hz,2H),2.99(d,J=8.0Hz,2H),2.93(d,J=8.5Hz,2H),1.88−1.80(m,2H),1.80−1.72(m,2H),1.32(t,J=7.0Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:492(M+1)。
【0648】
<実施例60>
2−(2−クロロ−4−ピリジル)−5−(5−(4−(2−イソプロピルテトラゾール−5−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0649】
【化229】
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【0650】
<実施例60A>
2−イソプロピル−5−(4−メトキシフェニル)テトラゾール
【0651】
【化230】
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【0652】
0℃で、実施例11A(3グラム、17ミリモル)のアセトニトリル(30ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(4.7グラム、34ミリモル)とヨウ化イソプロピル(2.92グラム、17ミリモル)を添加した。添加した後に、当該混合溶液を100℃で5時間加熱した。反応液を室温まで冷却した後に、減圧濃縮して、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)により精製することで表題化合物(白色固体、2.1グラム、収率60%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.08(d,J=8.5Hz,2H),7.00(d,J=8.5Hz,2H),4.68(q,J=7.2Hz,2H),3.87(s,3H),1.68(t,J=7.5Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:205(M+1)。
【0653】
<実施例60B>
4−(2−イソプロピル−2H−テトラゾール−5−イル)フェノール
【0654】
【化231】
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【0655】
60A(1グラム、4.6ミリモル)に臭化水素―酢酸溶液(20ミリリットル)を添加した。当該混合溶液を110℃で24時間加熱し、反応液を氷水に入れて冷却し、水相をろ過して、固体状の表題化合物(白色固体、0.7グラム、収率75%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.08(d,J=8.5Hz,2H),7.00(d,J=8.5Hz,2H),4.68(q,J=7.2Hz,2H),3.87(s,2H),1.68(t,J=7.5Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:191(M+1)。
【0656】
<実施例60C>
2−(2−クロロ−4−ピリジル)−5−(5−(4−(2−イソプロピルテトラゾール−5−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0657】
【化232】
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【0658】
0℃で、実施例52A(200ミリグラム、0.52ミリモル)のアセトン(3ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(270ミリグラム、2ミリモル)、ヨウ化カリウム(81ミリグラム、0.49ミリモル)を添加し、上記混合溶液に実施例60B(449ミリグラム、2.2ミリモル)を添加した。80℃で15時間攪拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させた後に、表題化合物(白色固体、200ミリグラム、収率74%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.28(d,J=6.0Hz,1H),8.09(d,J=8.8Hz,2H),7.08(dd,J=5.8,2.0Hz,1H),6.96−7.02(m,3H),5.10(dt,J=13.5,6.7Hz,1H),4.06(t,J=6.1Hz,2H),3.86(t,J=6.3Hz,2H),3.57(t,J=6.3Hz,2H),3.51(s,2H),3.21(t,J=7.2Hz,2H),1.86−1.93(m,2H),1.78−1.84(m,2H),1.72(s,3H),1.70(s,3H)。LCMS(ESI)m/z:506(M+1)。
【0659】
<実施例60D>
2−(2−クロロ−4−ピリジル)−5−(5−(4−(2−イソプロピルテトラゾール−5−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0660】
【化233】
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【0661】
0℃で、実施例60C(200ミリグラム、0.40ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)溶液に炭酸セシウム(386ミリグラム、1.2ミリモル)、カルバミン酸tert−ブチル(93ミリグラム、0.79ミリモル)を添加した。窒素雰囲気で、Pd
2(dba)
3(19ミリグラム、20マイクロモル)、Xantphos(12ミリグラム、20マイクロモル)を添加した。110℃で15時間攪拌して反応し、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、分取HPLCにより精製することで表題化合物(白色固体、40ミリグラム、収率20%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.08(d,J=8.5Hz,2H),7.99(d,J=5.3Hz,1H),7.00(d,J=8.8Hz,2H),6.44(d,J=4.0Hz,1H),6.30(s,1H),5.10(dt,J=13.4,6.7Hz,1H),4.54(br.s.,2H),4.05(t,J=6.1Hz,2H),3.80(t,J=6.3Hz,2H),3.47−3.54(m,2H),3.18(t,J=7.2Hz,2H),1.88(d,J=7.5Hz,2H),1.76−1.82(m,2H),1.71(d,J=6.8Hz,6H),1.61−1.68(m,2H)。LCMS(ESI)m/z:487 (M+1)。
【0662】
<実施例61>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−(4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0663】
【化234】
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【0664】
本実施例の調製方法は、実施例60に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)7.95(d,J=8.78Hz,2H),7.80−7.89(m,1H),7.09(d,J=8.78Hz,2H),6.59(br.s.,2H),6.41(d,J=4.27Hz,1H),6.25(s,1H),4.38(s,3H),4.04(t,J=6.27Hz,2H),3.84(t,J=6.40Hz,2H),3.52(t,J=6.27Hz,2H),3.07(t,J=7.03Hz,2H),1.62−1.83(m,4H),1.44−1.56(m,2H)。LCMS(ESI)m/z:459(M+1)。
【0665】
<実施例62>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((3−エチルベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0666】
【化235】
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【0667】
<実施例62A>
3−エチルベンゾ[d]イソオキサゾール−6−オール
【0668】
【化236】
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【0669】
本実施例の調製方法は、Tetrahedron.Lett.2006、8247−8250に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)7.50−7.48(m,1H),7.00(m,1H),6.85−6.82(m,1H),2.94(m,2H),1.45(t,J=8.0Hz,3H)。
【0670】
<実施例62B>
2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(5−((3−エチルベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0671】
【化237】
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【0672】
炭酸カリウム(36ミリグラム、0.26ミリモル)とヨウ化カリウム(4.3ミリグラム、0.026ミリモル)を実施例52A(100ミリグラム、0.26ミリモル)と実施例62A(42.6ミリグラム、0.26ミリモル)のアセトン(10ミリリットル)の混合溶液に添加した。その後に50℃で10時間反応させた。反応液をろ過して蒸発させ、残留物をHPLCにより精製することで表題化合物(白色固体、100ミリグラム、収率82%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.28(d,J=5.77Hz,1H),7.54(d,J=8.53Hz,1H),7.08(dd,J=2.26,5.77Hz,1H),7.01(d,J=2.01Hz,2H),6.89(dd,J=2.38,8.66Hz,1H),4.02(t,J=6.15Hz,2H),3.86(t,J=6.40Hz,2H),3.57(t,J=6.40Hz,2H),3.15−3.24(m,2H),2.91−2.97(m,2H),1.85−1.98(m,2H),1.74−1.84(m,2H),1.58−1.69(m,2H),1.45(t,J=7.65Hz,3H)。
【0673】
<実施例62C>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((3−エチルベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0674】
【化238】
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【0675】
窒素雰囲気で、炭酸セシウム(189ミリグラム、0.58ミリモル)、Xantphos(22ミリグラム、0.038ミリモル)とPd
2(dba)
3(18ミリグラム、0.019ミリモル)を実施例62B(90ミリグラム、0.193ミリモル)とカルバミン酸tert−ブチル(136ミリグラム、0.116ミリモル)のジオキサン(2ミリリットル)溶液に添加し、その後に110℃で10時間反応させた後に、反応液を水に入れて、酢酸エチルで抽出(100ミリリットル×3)し、有機相を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、残留物を分取HPLCにより精製することで表題化合物(白色固体、20ミリグラム、収率23%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)7.98(d,J=5.52Hz,1H),7.50−7.56(m,1H),7.00(d,J=2.01Hz,1H),6.85−6.90(m,1H),6.42(d,J=6.02Hz,1H),6.30(s,1H),4.01(t,J=6.27Hz,2H),3.76−3.84(m,2H),3.51(t,J=6.27Hz,2H),3.17(t,J=7.28Hz,2H),2.93(d,J=7.53Hz,2H),1.84−1.97(m,2H),1.79(t,J=7.53Hz,2H),1.64(d,J=7.03Hz,2H),1.43(t,J=7.78Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:446(M+1)。
【0676】
<実施例63>
4−(5−(5−(4−(5−エチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ピリジン−2−アミン
【0677】
【化239】
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【0678】
<実施例63A>
4−(5−エチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェノール
【0679】
【化240】
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【0680】
メタンスルホン酸(63ミリグラム、658マイクロモル)を4−ヒドロキシベンズヒドラジド(500ミリグラム、3.3ミリモル)とオルトギ酸トリエチル(579ミリグラム、3.3ミリモル)のジオキサン(10ミリリットル)混合溶液に添加し、その後に110℃で1時間反応させた。反応系をろ過して、ろ過液を蒸発させることで表題化合物(黄色固体150.00ミリグラム、収率24%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)7.79(d,J=9.03Hz,2H),6.87(d,J=8.53Hz,2H),2.87(q,J=7.53Hz,2H),1.36(t,J=7.53Hz,3H)。
【0681】
<実施例63B>
2−(2−クロロ−4−ピリジル)−5−(5−(4−(5−エチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0682】
【化241】
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【0683】
炭酸カリウム(29ミリグラム、0.02ミリモル)、ヨウ化カリウム(3.5ミリグラム、2マイクロモル)を実施例52A(80ミリグラム、0.02ミリモル)と実施例63A(47.71ミリグラム、0.25ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(2ミリリットル)の混合液に添加した。その後に80℃で10時間反応させた。その後に反応液を水(100ミリリットル)に入れて、酢酸エチルで抽出(100ミリリットル×3)した。有機相を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(黄色固体、100ミリグラム、収率97%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.22(d,J=5.77Hz,1H),7.91(d,J=8.78Hz,2H),7.02(dd,J=2.26,5.77Hz,1H),6.98(d,J=1.76Hz,1H),6.94(d,J=9.03Hz,2H),3.95−4.04(m,2H),3.83(t,J=6.40Hz,3H),3.54(t,J=6.40Hz,3H),3.11−3.22(m,3H),2.87−2.90(m,2H),1.79−1.90(m,2H),1.69−1.79(m,2H),1.52−1.64(m,2H),1.39(t,J=7.65Hz,3H)。
【0684】
<実施例63C>
4−(5−(5−(4−(5−エチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ピリジン−2−アミン
【0685】
【化242】
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【0686】
窒素雰囲気で、Pd
2(dba)
3(15ミリグラム、0.016ミリモル)、炭酸セシウム(106ミリグラム、0.032モル)及びXantphos(19ミリグラム、3マイクロモル)を実施例63B(80ミリグラム、0.16ミリモル)とカルバミン酸tert−ブチル(114ミリグラム、0.40ミリモル)のジオキサン(1ミリリットル)溶液に添加し、その後に110℃で10時間反応させた。反応が終わった後に、反応液を水(20ミリリットル)に入れて、酢酸エチルで抽出(10ミリリットル×3)し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、残留物を分取HPLCにより精製することで表題化合物(白色固体、25ミリグラム、収率33%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)7.92−8.02(m,3H),6.98(d,J=9.03Hz,2H),6.43(dd,J=1.76,5.77Hz,1H),6.30(d,J=1.51Hz,1H),4.57(br.s.,1H),4.05(t,J=6.02Hz,2H),3.73−3.87(m,2H),3.51(t,J=6.53Hz,2H),3.18(t,J=7.28Hz,2H),2.95(q,J=7.53Hz,2H),1.84−1.94(m,2H),1.75−1.83(m,2H),1.65−1.69(m,2H),1.44(t,J=7.53Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:473(M+1)。
【0687】
<実施例64>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−(4−(2−エチル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0688】
【化243】
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【0689】
<実施例64A>
4−(4−メトキシフェニル)1,2,3−トリアゾール
【0690】
【化244】
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【0691】
窒素雰囲気で、ヨウ化銅(I)(144グラム、757ミリモル)、4−メトキシフェニルアセチレン(2グラム、15.1ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(5.4ミリリットル)及びメタノール(0.6ミリリットル)溶液にトリメチルシリコンアジド(2.62グラム、22.7ミリモル)を添加した。混合溶液を100℃で16時間攪拌した後に、ろ過して蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1,石油エーテル:酢酸エチル=2:1)により精製することで表題化合物(黄色固体、2グラム、収率75%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)7.88(s,1H),7.75(d,J=8.5Hz,2H),6.98(d,J=8.5Hz,2H),3.85(s,3H)。
【0692】
<実施例64B>
2−エチル−4(4−メトキシフェニル)−1,2,3−トリアゾール
【0693】
【化245】
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【0694】
実施例64A(1グラム、5.71ミリモル)、ヨウ化エチル(2.67グラム、17.13ミリモル)及び炭酸カリウム(1.58グラム、11.42ミリモル)のアセトニトリル(10ミリリットル)混合物を70℃で16時間反応させた。水(10ミリリットル)を反応系に添加し、水層を酢酸エチルで抽出(10ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)により精製することで表題化合物(黄色液体、1グラム、収率86%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)7.62−7.73(m,3H),6.92(d,J=8.5Hz,2H),4.45(q,J=7.5Hz,2H),3.81(s,3H),1.56(t,J=7.3Hz,3H)。
【0695】
<実施例64C>
4−(2−エチル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−フェノール
【0696】
【化246】
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【0697】
−78℃で、実施例64B(200ミリグラム、984マイクロモル)のジクロロメタン(5ミリリットル)溶液に三臭化ホウ素(986ミリグラム、3.94ミリモル)を添加した。混合物を25℃で1時間反応させた後に、水(5ミリリットル)を反応系に添加し、水層をジクロロメタンで抽出(10ミリリットル×3)して、ろ過し、蒸発させた後に、表題化合物(黄色固体、160ミリグラム、収率86%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.74(s,1H),7.66(d,J=8.5Hz,2H),6.89(d,J=8.5Hz,2H),4.46−4.52(m,2H),1.59(t,J=7.3Hz,3H)。
【0698】
<実施例64D>
2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(5−(4−(2−エチル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0699】
【化247】
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【0700】
本実施例の調製方法は、実施例63に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.26(d,J=6.0Hz,1H),7.74(s,1H),7.69(d,J=9.0Hz,2H),7.06(dd,J=5.5,2.0Hz,1H),6.99(d,J=2.0Hz,1H),6.93(d,J=8.5Hz,2H),4.49(q,J=7.4Hz,2H),4.01(t,J=6.3Hz,2H),3.83(t,J=6.5Hz,2H),3.55(t,J=6.5Hz,2H),3.18(t,J=7.0Hz,2H),1.83−1.90(m,2H),1.75−1.82(m,2H),1.62−1.67(m,2H),1.61(d,J=4.0Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:492(M+1)。
【0701】
<実施例64E>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−(4−(2−エチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)−フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0702】
【化248】
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【0703】
窒素雰囲気で、実施例64D(80ミリグラム、163マイクロモル)、カルバミン酸tert−ブチル(115ミリグラム、978マイクロモル)、炭酸セシウム(106ミリグラム、326マイクロモル)のジオキサン(3ミリリットル)及びN,Nジメチルホルムアミド(0.5ミリリットル)溶液に、Xantphos(8ミリグラム、13.8マイクロモル)とPd
2(dba)
3(9ミリグラム、9.8マイクロモル)を添加した。混合物を110℃で16時間反応させた後に、水(10ミリリットル)を反応系に添加し、水層をジクロロメタンで抽出(10ミリリットル×3)して、ろ過し、蒸発させ、残留物を調製して分離させると表題化合物(褐色固体、30ミリグラム、収率39%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.98(d,J=6.0Hz,1H),7.74(s,1H),7.69(d,J=8.5Hz,2H),6.94(d,J=9.0Hz,2H),6.38−6.44(m,1H),6.29(s,1H),4.49(q,J=7.5Hz,4H),4.01(t,J=6.0Hz,2H),3.80(t,J=6.5Hz,2H),3.47−3.53(m,2H),3.16(t,J=7.3Hz,2H),1.84−1.91(m,2H),1.74−1.80(m,2H),1.64(br.s.,3H)。LCMS(ESI)m/z:472(M+1)。
【0704】
<実施例65>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((5(エトキシイミノ)−5,6,7,8−テトラリン−2−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0705】
【化249】
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【0706】
<実施例65A>
(E)−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン−オキシ−エチルケトンオキシム
【0707】
【化250】
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【0708】
6−ヒドロキシ−1−テトラヒドロナフタレノン(1グラム、6.2ミリモル)の水(10ミリリットル)溶液にエトキシアミン塩酸塩(1.88グラム、30.9ミリモル)と酢酸ナトリウム(2.5グラム、30.9ミリモル)を添加した。混合溶液を80℃で2時間攪拌した後に、酢酸エチルで抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させた後に、表題化合物(黄色固体、0.8グラム、収率63%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:206(M+1)。
【0709】
<実施例65B>
(E)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(5−((5−(エトキシイミノ)−5,6,7,8−テトラリン−2−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0710】
【化251】
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【0711】
実施例52A(0.1グラム、0.26ミリモル)のN,Nジメチルホルムアミド(2ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(72ミリグラム、0.52ミリモル)、ヨウ化カリウム(9ミリグラム、0.05ミリモル)及び実施例64A(53.6ミリグラム、0.26ミリモル)を添加した。混合溶液を80℃で15時間攪拌した後に、酢酸エチルで抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させた後に、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)により精製することで表題化合物(白色固体、60ミリグラム、収率45%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.28 (d,J=5.8Hz,1H),7.92(d,J=8.8Hz,1H),7.07(dd,J=5.8,2.0Hz,1H),7.01(d,J=2.0Hz,1H),6.74(dd,J=8.8,2.5Hz,1H),6.63(d,J=2.3Hz,1H),4.21(q,J=7.0Hz,2H),3.99(t,J=6.3Hz,2H),3.85(t,J=6.3Hz,2H),3.56(t,J=6.4Hz,2H),3.15−3.22(m,2H),2.67−2.77(m,4H),1.84(dt,J=12.1,6.4Hz,6H),1.58−1.66(m,2H),1.33(t,J=7.0Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:507(M+1)。
【0712】
<実施例65C>
(E)−2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((5−(エトキシイミノ)−5,6,7,8−テトラリン−2−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0713】
【化252】
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【0714】
0℃で、実施例65B(60ミリグラム、0.12ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)溶液に炭酸セシウム(77ミリグラム、0.24ミリモル)、カルバミン酸tert−ブチル(15ミリグラム、0.13ミリモル)を添加し、窒素で置換された後に、窒素雰囲気でPd
2(dba)
3(22ミリグラム、23.7ミリモル)とXantphos(14ミリグラム、23.7ミリモル)を添加した。110℃で15時間攪拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させ、分取HPLCにより精製することで表題化合物(白色固体、15ミリグラム、収率26%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)7.91(d,J=8.5Hz,1H),7.62(d,J=7.0Hz,1H),6.68−6.75(m,2H),6.62(d,J=2.0Hz,1H),6.18(s,1H),4.20(q,J=7.0Hz,2H),3.98(t,J=6.3Hz,2H),3.84(t,J=6.3Hz,2H),3.57(t,J=6.3Hz,2H),3.19(t,J=7.0Hz,2H),2.65−2.76(m,4H),1.81−1.87(m,4H),1.76(d,J=7.0Hz,2H),1.57−1.63(m,2H),1.32(t,J=7.0Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:488(M+1)。
【0715】
<実施例66>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((2−プロピルベンゾ[d]オキサゾール−6−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0716】
【化253】
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【0717】
<実施例66A>
2−プロピルベンゾ(プロピルベンゾ)[d]オキサゾール−6−オール
【0718】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【0719】
本実施例の操作は、国際出願公開第WO/2005037814号パンフレットに基づいて行った。
LCMS(ESI)m/z:178(M+1)
<実施例66B>
2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(5−((2−プロピルベンゾ[d]オキサゾール−6−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0720】
【化255】
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【0721】
実施例52A(0.1グラム、0.26ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(2ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(72ミリグラム、0.52ミリモル)、ヨウ化カリウム(9ミリグラム、0.05ミリモル)と2−プロピル6−ヒドロキシベンゾオキサゾール(56ミリグラム、0.3ミリモル)を添加した。混合溶液を80℃で15時間攪拌した後に、酢酸エチルで抽出して、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させた後に、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)により精製することで表題化合物(白色固体、50ミリグラム、収率40%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:479(M+1)。
【0722】
<実施例66C>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−((2−プロピルベンゾ[d]オキサゾール−6−イル)オキシ)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0723】
【化256】
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【0724】
0℃で、実施例66B(50ミリグラム、0.10ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)溶液に炭酸セシウム(68ミリグラム、0.21ミリモル)、カルバミン酸tert−ブチル(15ミリグラム、0.13ミリモル)を添加し、窒素で置換された後に、窒素雰囲気で、Pd
2(dba)
3(19ミリグラム、21マイクロモル)とXantphos(12ミリグラム、20マイクロモル)を添加した。110℃で15時間攪拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、分取HPLCにより精製することで表題化合物(白色固体、8ミリグラム、収率17%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)7.92(d,J=6.3Hz,1H),7.54(d,J=8.5Hz,1H),7.02(d,J=2.3Hz,1H),6.90(dd,J=8.8,2.3Hz,1H),6.50(d,J=5.8Hz,1H),6.33(s,1H),4.03(t,J=6.3Hz,2H),3.85(t,J=6.4Hz,2H),3.54(t,J=6.3Hz,2H),3.19(t,J=7.2Hz,2H),2.89(t,J=7.5Hz,2H),1.87−1.94(m,4H),1.80(q,J=7.3Hz,2H),1.61−1.70(m,2H),1.06(t,J=7.4Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:460(M+1)。
【0725】
<実施例67>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−(4−(5−エチルイソオキサゾール−3−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0726】
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【0727】
<実施例67A>
(E)−4−ヒドロキシベンズアルデヒドオキシム
【0728】
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
【0729】
4−ヒドロキシベンズアルデヒド(10グラム、82ミリモル)のアルコール(100ミリリットル)溶液に酢酸ナトリウム(20グラム、246ミリモル)と塩化ヒドロキシルアンモニウム(17ミリグラム、246ミリモル)を添加した。当該混合溶液を70℃で15時間加熱し、室温まで冷却した後に水を添加し、酢酸エチルで抽出し、有機相を回転乾燥させた後に、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル:EA=3:1)により分離して固体状の表題化合物(白色固体,7グラム、収率62%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:138(M+1)。
【0730】
<実施例67B>
4−(5−エチルイソオキサゾール−3−イル)フェノール
【0731】
【化259】
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【0732】
0℃で、実施例67A(3グラム、22ミリモル)の1,2−ジクロロエタン(30ミリリットル)溶液にクロロスクシンイミド(2.9グラム、22ミリモル)を添加した。室温で1時間反応させた後に、氷浴で1−ブチン(1.2グラム、22ミリモル)を添加し、添加した後に当該混合溶液を20℃で2時間加熱した。さらに、氷浴で反応液にトリエチルアミン(2.2グラム、22ミリモル)を添加し、添加した後に当該混合溶液を20℃で15時間加熱した。反応液を室温まで冷却した後に減圧濃縮して、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)により精製することで表題化合物(白色固体1グラム、収率24%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:190(M+1)。
【0733】
<実施例67C>
2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(5−(4−(5−エチルイソオキサゾール−3−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0734】
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
【0735】
実施例52A(0.1グラム、0.26ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(2ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(72ミリグラム、0.5ミリモル)、ヨウ化カリウム(9ミリグラム、0.05ミリモル)及び67B(59ミリグラム、0.3ミリモル)を添加した。混合溶液を80℃で15時間撹拌した後に、酢酸エチルで抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させた後に、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)により精製することで表題化合物(白色固体、60ミリグラム、収率49%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:492(M+1)。
【0736】
<実施例67D>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−(4−(5−エチルイソオキサゾール−3−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0737】
【化261】
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【0738】
0℃で、実施例67C(50ミリグラム、0.101ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.5ミリリットル)溶液に炭酸セシウム(66.36ミリグラム、0.202ミリモル)、カルバミン酸tert−ブチル(23.26ミリグラム、0.202ミリモル)を添加した。窒素で置換された後に、窒素雰囲気で、Pd
2(dba)
3(18.57ミリグラム、20.28ミリモル)/Xantphos(11.74ミリグラム、20.28ミリモル)を添加した。110℃で15時間攪拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させることで表題化合物(白色固体、3ミリグラム、収率6.25%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)7.98(d,J=5.5Hz,1H),7.72(d,J=8.5Hz,2H),6.95(d,J=8.5Hz,2H),6.39−6.44(m,1H),6.29(s,1H),6.23(s,1H),4.48(br.s.,2H),4.03(t,J=6.0Hz,2H),3.79(t,J=6.5Hz,2H),3.50(t,J=6.3Hz,2H),3.17(t,J=7.3Hz,2H),2.81(q,J=7.5Hz,2H),1.82−1.94(m,2H),1.70−1.82(m,2H),1.64(br.s.,2H),1.34(t,J=7.8Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:472(M+1)。
【0739】
<実施例68>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−(4−(5(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0740】
【化262】
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【0741】
<実施例68A>
4−(5−(5−(2−クロロ−4−ピリジル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ペンチルオキシ)ベンゾニトリル
【0742】
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
【0743】
0℃で、実施例52A(500ミリグラム、1.31ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ミリリットル)溶液にp−ヒドロキシベンゾニトリル(187ミリグラム、1.57ミリモル)を添加した。上記混合溶液に炭酸カリウム(362ミリグラム、2.62ミリモル)を添加した。80℃で15時間攪拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過して蒸発させた後に、カラムクロマトグラフィーにより分離(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)して表題化合物(白色固体、350ミリグラム、収率63%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:421(M+1)。
【0744】
<実施例68B>
4−(5−(5−(2−アミノ−4−ピリジル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ペンチルオキシ)ベンゾニトリル
【0745】
【化264】
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【0746】
0℃で、実施例68A(100ミリグラム、0.24ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.5ミリリットル)溶液に炭酸セシウム(154ミリグラム、0.48ミリモル)、カルバミン酸tert−ブチル(42ミリグラム、0.36ミリモル)を添加した。窒素雰囲気で、Pd2(dba)3(18.57ミリグラム、20.28マイクロモル)とXantphos(11.7ミリグラム、20マイクロモル)を添加した。110℃で15時間攪拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して、蒸発させ、カラムクロマトグラフィーにより分離(ジクロロメタン:メタノール=10:1)して表題化合物(白色固体、30ミリグラム、収率31%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:402(M+1)。
【0747】
<実施例68C>
N−(4−(5−(5−(4−シアンフェノキシ)ペンチル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−2−ピリジル)カルバミン酸tert−ブチル
【0748】
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
【0749】
68B(0.3グラム、0.75ミリモル)のアセトニトリル溶液にN,N−ジメチルアミノピリジン(45ミリグラム、0.37ミリモル)とBOC酸無水物(489ミリグラム、2.2ミリモル)を添加した。当該混合溶液を20℃で15時間加熱して、室温まで冷却して、反応液を氷水に入れて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させ、カラムクロマトグラフィーにより分離(ジクロロメタン:メタノール=10:1)して表題化合物(赤色油状,0.2グラム、収率53%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:502(M+1)。
【0750】
<実施例68D>
N−(4−(5−(5−(4−((Z)−N'−ヒドロキシアミジノ)フェノキシル)ペンチル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−2−ピリジル)カルバミン酸tert−ブチル
【0751】
【化266】
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【0752】
実施例68C(0.1グラム、0.2ミリモル)のイソプロピルアルコール(2ミリリットル)溶液にトリエチルアミン(40ミリグラム、0.4ミリモル)と塩化ヒドロキシルアンモニウム(27.8ミリグラム、0.4ミリモル)を添加した。混合溶液を80℃で5時間攪拌した後に、酢酸エチルで抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させた後に、表題化合物(白色固体、70ミリグラム、収率66%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:535(M+1)。
【0753】
<実施例68E>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−(4−(5(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェノキシル)ペンチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0754】
【化267】
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【0755】
0℃で、実施例68D(60ミリグラム、0.11ミリモル)のピリジン(1ミリリットル)溶液にTFAA(35ミリグラム、0.17ミリモル)を添加した。80℃で2時間攪拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させた後に、表題化合物(白色固体、5ミリグラム、収率7%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.06(d,J=8.8Hz,2H),8.00(d,J=6.0Hz,1H),7.02(d,J=8.8Hz,2H),6.44(dd,J=5.8,2.0Hz,1H),6.31(d,J=2.0Hz,1H),4.50(br.s.,2H),4.08(t,J=6.3Hz,2H),3.83(t,J=6.3Hz,2H),3.53(t,J=6.4Hz,2H),3.19(t,J=7.2Hz,2H),1.87−1.96(m,2H),1.81(quin,J=7.4Hz,2H),1.65−1.70(m,2H)。LCMS(ESI)m/z:513(M+1)。
【0756】
<実施例69>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−(4−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェノキシル)ペンチル−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0757】
【化268】
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【0758】
本実施例の調製方法は、実施例68に基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)7.96(d,J=8.78Hz,1H),7.79(d,J=7.28Hz,1H),7.06(d,J=8.78Hz,2H),6.80(dd,J=2.51,7.28Hz,1H),6.47(d,J=2.26Hz,1H),4.10(t,J=6.15Hz,2H),3.97(t,J=6.40Hz,2H),3.60−3.71(m,2H),3.22(t,J=7.03Hz,2H),2.65(s,3H),1.85−1.94(m,2H),1.76−1.84(m,2H),1.60−1.70(m,2H)。LCMS(ESI)m/z:459(M+1)。
【0760】
【化269】
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【0761】
<実施例70>
(E)−2−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−5−(ピリダジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0762】
【化270】
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【0763】
<実施例70A>
5−(3,6−ジクロロピリダジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン−2−カルボン酸tert−ブチル−1,1−ジオキシド
【0764】
【化271】
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【0765】
本実施例の調製方法は、実施例32Gに基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)7.87(s、1H)、4.02−4.12(m,4H),1.58(s,10H)。LCMS(ESI)m/z:369(M+1)。
【0766】
<実施例70B>
5−(ピリダジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン−2−カルボン酸tert−ブチル−1,1−ジオキシド
【0767】
【化272】
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【0768】
窒素雰囲気で、実施例70A(890ミリグラム、2.4ミリモル)のメタノール(40ミリリットル)溶液に酢酸ナトリウム(396ミリグラム、4.8ミリモル)とPd/C(1グラム)を添加した。15℃で、窒素雰囲気が水素ガスで置換された後に、混合物を15Psiで5時間反応させた。薄層クロマトグラフィーにより反応が終わったことを示した後、混合物をろ過し、ろ過液を濃縮させることで黄色固体状の表題化合物(520ミリグラム、72%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)9.13(d,J=3.01Hz,1H),9.08(d,J=6.02Hz,1H),7.35(dd,J=3.01,6.02Hz,1H),4.06−4.12(m,2H),3.93−3.98(m,2H),1.59(s,9H)。LCMS(ESI)m/z:301(M+1)。
【0769】
<実施例70C>
2−(ピリダジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0770】
【化273】
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【0771】
本実施例の調製方法は、実施例32Eに基づいて行った。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)9.07(d,J=2.51Hz,1H),9.01(d,J=6.02Hz,1H),8.26(br.s.,1H),7.26(dd,J=3.01,6.02Hz,1H),3.96−4.00(m,2H),3.62(br.s.,2H)。
【0772】
<実施例70D>
(E)−2−(5−((1−(エトキシイミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ)ペンチル)−5−(ピリダジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0773】
【化274】
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【0774】
本実施例の調製方法は、実施例32Dに基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.01(br.s.,1H),7.59(dt,J=3.26,6.02Hz,2H),6.76−6.85(m,2H),6.56(d,J=9.03Hz,1H),4.20(q,J=7.19Hz,2H),3.99(t,J=6.27Hz,2H),3.74(t,J=6.27Hz,2H),3.46(t,J=6.40Hz,2H),3.15(t,J=7.28Hz,2H),2.95−3.01(m,2H),2.86−2.92(m,2H),1.72−1.89(m,4H),1.56−1.60(m,2H),1.28−1.38(m,3H)。LCMS(ESI)m/z:474(M+1)。
【0776】
【化275】
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【0777】
<実施例71>
2−(5−((3−エトキシベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イル)オキシ)−3−フルオロペンチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0778】
【化276】
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【0779】
<実施例71A>
1−(2−ブロモエチル)シクロプロパノール
【0780】
【化277】
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【0781】
0℃で、3−ブロモプロピオン酸エチル(10グラム、55ミリモル)のテトラヒドロフラン(250ミリリットル)混合物に、テトライソプロピルチタン(7.9グラム、28ミリモル)を添加し、その後に0℃でエチルグリニャール試薬(14.7グラム、110ミリモル)を反応系に徐々に添加し、1時間撹拌した後に25℃まで昇温して2時間撹拌し、0℃で反応系に飽和塩化アンモニウム水溶液を添加し、酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させた後に、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1〜石油エーテル:酢酸エチル=5:1)により精製することで表題化合物(無色の液体、4.9グラム、収率54%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)3.61(t,J=7.3Hz,2H),2.26(br. s.,1H),2.11(t,J=7.3Hz,2H),0.78−0.82(m,2H),0.50−0.56(m,2H)。
【0782】
<実施例71B>
1,5−ジブロモペンタン−3オン
【0783】
【化278】
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【0784】
0℃で、実施例71A(500ミリグラム、3.0ミリモル)の四塩化炭素(8ミリリットル)溶液にN−ブロモスクシンイミド(539ミリグラム、3.0ミリモル)を添加し、混合物を25℃で16時間反応させた。ろ過して蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=20:1〜石油エーテル:酢酸エチル=10:1)により精製することで表題化合物(黄色液体、500ミリグラム、収率68%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)3.56(t,J=6.8Hz,2H),3.04(t,J=6.8Hz,2H)。
【0785】
<実施例71C>
1,5−ジブロモペンタン−3−オール
【0786】
【化279】
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【0787】
0℃下で、実施例71B(500ミリグラム、2.1ミリモル)のメタノール(5ミリリットル)溶液に水素化ホウ素ナトリウム(155ミリグラム、4.1ミリモル)を添加し、混合物を25℃で3時間反応させた。水(5ミリリットル)を反応系に添加し、水層をジクロロメタンで抽出(10ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させることで表題化合物(340ミリグラム、67%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)4.07(d,J=4.6Hz,1H),3.51−3.57(m,4H),1.96−2.04(m,4H)。
【0788】
<実施例71D>
1−ブロモ−5−((3−エトキシベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イル)オキシ) ペンタン−3−オール
【0789】
【化280】
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【0790】
実施例71C(329ミリグラム、1.34ミリモル)、実施例12D(150ミリグラム、837マイクロモル)、ヨウ化カリウム(14ミリグラム、84マイクロモル)のアセトン(5ミリリットル)混合物を60℃で16時間反応させた。水(5ミリリットル)とジクロロメタン(10ミリリットル)を反応系に添加し、水層をジクロロメタンで抽出(10ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)により精製することで表題化合物(無色の固体、190ミリグラム、66%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)7.45−7.50(m,1H),6.83−6.88(m,2H),4.43−4.48(m,2H),4.11−4.32(m,3H),3.55−3.65(m,2H),1.94−2.09(m,4H),1.50(t,J=7.2Hz,3H)。
【0791】
<実施例71E>
2−(5−((3−エトキシベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イル)オキシ)−3−ヒドロキシペンチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0792】
【化281】
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【0793】
実施例71D(20ミリグラム、58マイクロモル)、実施例4F(12ミリグラム、58マイクロモル)、ヨウ化カリウム(1ミリグラム、5.8マイクロモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(3ミリリットル)混合物を60℃で3時間反応させた。水(5ミリリットル)とジクロロメタン(10ミリリットル)を反応系に添加し、水層をジクロロメタンで抽出(10ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、残留物を分離して精製化することで表題化合物(無色の固体、8ミリグラム、収率30%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.64(d,J=6.5Hz,2H), 7.48(d,J=8.5Hz,1H),7.31(d,J=6.5Hz,2H),6.86(d,J=4.5Hz,2H),4.45−4.50(m,2H),4.11−4.27(m,2H),3.95−4.01(m,2H),3.71−3.75(m,4H),3.44(dt,J=15.6,7.8Hz,2H),2.03(br.s.,4H),1.49−1.53(m,3H)。LCMS(ESI)m/z:463(M+1)。
【0794】
<実施例72>
2−(5−((3−エトキシベンゾ[d]イソオキサゾール−6−イル)オキシ)−3−フルオロペンチル)−5−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0795】
【化282】
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【0796】
窒素雰囲気、−78℃で実施例71E(35ミリグラム、76マイクロモル)のジクロロメタン(2ミリリットル)溶液にDAST(37ミリグラム、227ミリモル)を滴下した。混合溶液を20℃で1時間撹拌した後に、水(5ミリリットル)を反応系に添加し、水層をジクロロメタンで抽出(10ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させ、残留物を分離して精製することで表題化合物(無色の固体、35ミリグラム、収率95%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.53(d,J=6.3Hz,2H),7.47(d,J=9.3Hz,1H),7.07(d,J=6.3Hz,2H),6.84−6.87(m,2H),4.83−5.12(m,1H),4.42−4.49(m,2H),4.06−4.19(m,2H),3.83−3.89(m,2H),3.57−3.62(m,2H),3.31−3.42(m,2H),1.98−2.29(m,4H),1.48−1.50(m,3H)。LCMS(ESI)m/z:465(M+1)。
【0798】
【化283】
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【0799】
<実施例73>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(2−(1−(2−(4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェノキシル)エチル)シクロプロピル)エチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0800】
【化284】
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【0801】
<実施例73A>
ジメチル2,2'−(シクロプロパン−1,1−ジイル)二酢酸
【0802】
【化285】
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【0803】
実施例8Aの調製方法は、文献(Journal of MedicinalChemistry,57(2),364−377;2014)に基づいて行った。
【0804】
<実施例73B>
2,2'−(シクロプロパン−1,1−ジイル)ジエタノール
【0805】
【化286】
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【0806】
0℃で、水素化アルミニウムリチウム(102ミリグラム、2.68ミリモル)のテトラヒドロフラン(3ミリリットル)溶液に実施例72A(249ミリグラム、1.34ミリモル)を滴下し、滴下した後に当該混合溶液を25℃で3時間撹拌した。水(0.5ミリリットル)と10%の水酸化ナトリウム溶液(0.5ミリリットル)とを反応系に添加し、反応系を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させることで表題化合物(122ミリグラム、収率72%)を得た。
【0807】
<実施例73C>
2,2'−(シクロプロパン−1,1−ジイル)ジエチル−4−メチルベンゼンスルホン酸
【0808】
【化287】
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【0809】
実施例73B(1グラム、7.9ミリモル)、p−トルエンスルホニルクロリド(5.9グラム、30.7ミリモル)、トリエチルアミン(3.1グラム、30.7ミリモル)のジクロロメタン(80ミリリットル)の混合溶液を25℃で16時間撹拌し、さらに室温で12時間撹拌した。水(40ミリリットル)を反応系に添加し、水層をジクロロメタンで抽出(40ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1〜石油エーテル:酢酸エチル=5:1)により精製することで表題化合物(黄色液体、730ミリグラム、収率20%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.78(s,4H),7.34(br.s.,4H),4.03−4.07(m,4H),2.45(s,6H),1.48−1.52(m,3H),0.25−0.34(m,4H)。
【0810】
<実施例73D>
2−(1−(2−(4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェノキシル)エチル)シクロプロピル)エチル−4−メチルベンゼンスルホン酸
【0811】
【化288】
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【0812】
本実施例は、実施例29Aに記述した方法に基づいて調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.04−8.07(m,4H),7.72−7.77(m,4H),7.36(br.s.,4H),6.91−7.00(m,4H),2.42(s,3H),1.49−1.55(m,3H),0.37(d,J=9.5Hz,2H),0.28(s,2H)。LCMS(ESI)m/z:457(M+1)。
【0813】
<実施例73E>
5(2−(1−(2−(4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェノキシル)エチル) シクロプロピルアミノ)エチル)−1,2−チアジアゾリジン−2−ギ酸tert−ブチル−1,1−ジオキシド
【0814】
【化289】
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【0815】
本実施例の調製方法は、実施例32Dに基づいて行った。LCMS(ESI)m/z:507(M+1)。
【0816】
<実施例73F>
2−(2−(1−(2−(4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェノキシル)エチル)シクロプロピル)エチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0817】
【化290】
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【0818】
実施例73E(60ミリグラム、0.18ミリモル)、炭酸カリウム(82ミリグラム、0.6ミリモル)のメタノール溶液(2ミリリットル)を60℃で4時間撹拌して反応させた。回転乾燥させ、水(5ミリリットル)とジクロロメタン(10ミリリットル)を反応系に添加し、水層をジクロロメタンで抽出(10ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させることで表題化合物(無色の固体、40ミリグラム、収率75%)を得た。
LCMS(ESI)m/z:407(M+1)。
【0819】
<実施例73G>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(2−(1−(2−(4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェノキシル)エチル)シクロプロピル)エチル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0820】
【化291】
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【0821】
窒素雰囲気で実施例73F(40ミリグラム、988マイクロモル)、炭酸カリウム(27ミリグラム、0.2ミリモル)、2−アミノ−4−ブロモピリジン(26ミリグラム、148マイクロモル)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(2ミリリットル)に8−ヒドロキシキノリン(14ミリグラム、98マイクロモル)とヨウ化銅(I)(2ミリグラム、9.8マイクロモル)を添加した。混合液を120℃で12時間撹拌して反応させた。回転乾燥させて、水(5ミリリットル)を反応系に添加し、水層をジクロロメタンで抽出(10ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、残留物を分取クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1、ジクロロメタン:酢酸エチル=1:2)により分離して精製することで表題化合物(無色の固体、20ミリグラム、収率39%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.05−8.08(m,2H),7.91(d,J=6.0Hz,1H),6.99−7.02(m,2H),6.45−6.47(m,1H),6.28(br.s.,1H),5.00(br.s.,2H),4.66−4.69(m,2H),4.11−4.17(m,2H),3.76−3.80(m,2H),3.50(t,J=6.5Hz,2H),3.26−3.34(m,2H),1.80(t,J=6.3Hz,2H),1.71−1.76(m,2H),1.68(s,3H),0.25−0.62(m,4H)。LCMS(ESI)m/z:499(M+1)。
【0823】
【化292】
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【0824】
<実施例74>
4−(5−(5−((5−(2−エチルテトラゾール−5−イル)−2−ピリジル)オキシ)ペンチル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ピリジン−2−アミン
【0825】
【化293】
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【0826】
<実施例74A>
5−(2−アミノ−4−ピリジル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−ギ酸tert−ブチル
【0827】
【化294】
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【0828】
4−ブロモ−2−アミノピリジン(10グラム、57.8ミリモル)、実施例32B(25.7グラム、115.6ミリモル)、(1S,2S)−N
1,N
2−ジメチルシクロヘキサンジアミン(1.64グラム、11.6ミリモル)、炭酸カリウム(24グラム、173ミリモル)及びヨウ化銅(I)(16.5グラム、86.7ミリモル)をN,N−ジメチルホルムアミド(150ミリリットル)に溶解させる。混合物を窒素雰囲気で、100℃で12時間攪拌した。反応液を、攪拌しながら氷水(300ミリリットル)、アンモニア水(100ミリリットル)及び酢酸エチル(200ミリリットル)の混合液に入れた。酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過して蒸発させた後に、残留物をメタノールで再結晶をさせ、ろ過することで表題化合物(7.5グラム、収率70%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)7.87(d,J=5.0Hz,1H),6.40(d,J=4.0Hz,1H),6.30(s,1H),6.09(br.s.,2H),3.99−3.89(m,2H),3.87−3.75(m,2H),1.50(s,9H)。
【0829】
<実施例74B>
4−(1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ピリジン−2−アミン
【0830】
【化295】
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【0831】
0℃で、実施例74A(5.0グラム、15.9ミリモル)の酢酸エチル(20ミリリットル)溶液に塩化水素―酢酸エチル溶液(4モル/リットル)(50ミリリットル)を添加した。混合物を25℃で2時間反応し、回転乾燥させて表題化合物の塩酸塩(3.95グラム、収率97%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)8.44(t,J=7.8Hz,1H),7.91(d,J=7.3Hz,1H),7.82(br.s.,2H),6.63(dd,J=2.3,7.3Hz,1H),6.41(d,J=2.3Hz,1H),3.94(t,J=6.3Hz,2H),3.59(q,J=6.5Hz,2H)。
【0832】
<実施例74C>
6−(5−ヒドロキシペンチルオキシ)ピリジン−3−カルボニトリル
【0833】
【化296】
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【0834】
0℃、窒素雰囲気で、実施例1,5−ペンタンジオール(11.3グラム、108.3ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(50ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(8.7グラム、216.5ミリモル、60%)を数回に分けて添加した。反応液を0℃で0.5時間攪拌した後に、2−クロロ−5−シアノピリジン(5グラム、36.1ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ミリリットル)溶液を添加し、0℃で2時間攪拌した。水を添加して反応をクエンチした後に、酢酸エチルで抽出(100ミリリットル×3)し、有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製することで表題化合物(4.7グラム、収率63%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.49(d,J=2.0Hz,1H),7.78(dd,J=2.3,8.5Hz,1H), 6.81(d,J=8.5Hz,1H),4.46−4.33(m,2H),3.79−3.61(m,2H),1.84(quin,J=7.2Hz,2H),1.71−1.45(m,4H)。LCMS(ESI)m/z:207(M+1)。
【0835】
<実施例74D>
5−((5(2H−テトラゾール−5−イル)−2−ピリジル)オキシ) ペンタン−1−オール
【0836】
【化297】
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【0837】
実施例74C(2.00グラム、9.70ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(20.00ミリリットル)に、アジ化ナトリウム(1.89グラム、29.09ミリモル)と塩化アンモニウム(1.56グラム、29.09ミリモル)を添加した。混合物を110℃で12時間撹拌した後に、水を添加してクエンチさせ、希塩酸でpH=3に調節し、酢酸エチルで抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させた後に、表題化合物(白色固体、2.3グラム、収率90%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.81(d,J=2.3Hz,1H),8.27(dd,J=2.4,8.7Hz,1H),6.99(d,J=8.8Hz,1H),4.52−4.29(m,2H),3.68−3.50(m,2H),1.86(quin,J=7.0Hz,2H),1.75−1.47(m,4H)。LCMS(ESI)m/z:250(M+1)。
【0838】
<実施例74E>
5−((5−(2−エチルテトラゾール−5−イル)−2−ピリジル) オキシ)ペンタン−1−オール
【0839】
【化298】
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【0840】
窒素雰囲気で、実施例74D(1グラム、4.01ミリモル)と炭酸カリウム(2.77グラム、20.05ミリモル)のアセトニトリル(15ミリリットル)溶液にヨウ化エチル(93ミリグラム、2.32ミリモル)を添加した。25℃で4時間撹拌した。反応混合物を水(50ミリリットル)でクエンチさせ、酢酸エチルで抽出し(30ミリリットル×3)、有機相を混合した後に飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後にろ過し、回転乾燥させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)により精製することで表題化合物(白色固体、700ミリグラム、収率60%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)8.93(d,J=2.0Hz,1H),8.29(dd,J=2.3,8.8Hz,1H),6.85(d,J=8.5Hz,1H),4.72(q,J=7.3Hz,2H),4.39(t,J=6.7Hz,2H),3.81−3.62(m,2H),1.86(quin,J=7.1Hz,2H),1.75−1.50(m,7H)。LCMS(ESI)m/z:278(M+1)。
【0841】
<実施例74F>
5−((5(2−エチルテトラゾール−5−イル)−2−ピリジル)オキシ)ペンチルメタンスルホナート
【0842】
【化299】
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【0843】
0℃、窒素雰囲気で、実施例74E(0.1グラム、0.36ミリモル)とトリエチルアミン(146ミリグラム、1.44ミリモル)のテトラヒドロフラン(8ミリリットル)溶液に塩化メシル(83ミリグラム、0.72ミリモル)のテトラヒドロフラン(1ミリリットル)溶液を滴下した。0℃で2時間攪拌した。反応混合物を水(20ミリリットル)でクエンチさせ、酢酸エチルで抽出(20ミリリットル×3)し、有機相を混合した後に飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に、ろ過して、回転乾燥させて、表題化合物(白色固体、120ミリグラム、収率92.7%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.93(d,J=2.3Hz,1H),8.30(dd,J=2.4,8.7Hz,1H),6.85(d,J=8.8Hz,1H),4.72(q,J=7.3Hz,2H),4.40(t,J=6.5Hz,2H),4.33−4.23(m,2H),3.03(s,3H),1.98−1.67(m,9H)。LCMS(ESI)m/z:356(M+1)。
【0844】
<実施例74G>
4−(5−(5−((5−(2−エチルテトラゾール−5−イル)−2−ピリジル)オキシ)ペンチル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ピリジン−2−アミン
【0845】
【化300】
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【0846】
窒素雰囲気で、実施例74B(0.7グラム、1.97ミリモル)と炭酸カリウム(0.54グラム、3.94ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(12ミリリットル)溶液に実施例73F(422ミリグラム、1.97ミリモル)を添加した。60℃で12時間攪拌した。反応混合物を水(50ミリリットル)でクエンチさせ、酢酸エチルで抽出(30ミリリットル×3)し、有機相を混合した後に飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に、ろ過し、回転乾燥させて、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)により精製することで表題化合物(白色固体、350ミリグラム、収率36%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.86(d,J=2.0Hz,1H),8.32(dd,J=2.3,8.8Hz,1H),7.80(d,J=6.3Hz,1H),6.95(d,J=8.8Hz,1H),6.52(dd,J=2.0,6.0Hz,1H),6.31(d,J=1.8Hz,1H),4.76(q,J=7.3Hz,2H),4.41(t,J=6.4Hz,2H),3.84(t,J=6.4Hz,2H),3.56(t,J=6.3Hz,2H),3.22−3.10(m,2H),1.97−1.76(m,4H),1.75−1.58(m,5H).。LCMS(ESI)m/z:474(M+1)。
【0847】
<実施例75>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−(4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェノキシル)−3,3−ジメチルアミル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0848】
【化301】
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【0849】
<実施例75A>
3,3−ジメチルペンタンジオール
【0850】
【化302】
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【0851】
80℃で、水素化アルミニウムリチウム(50グラム、1.32モル)のテトラヒドロフラン(1.3リットル)溶液に3,3−ジメチルグルタル酸(50グラム、312ミリモル)のテトラヒドロフラン(200ミリリットル)を滴下し、添加した後に、当該混合溶液を80℃で2時間攪拌した。水(200ミリリットル)を反応系に添加し、水層を酢酸エチルで抽出(300ミリリットル×3)し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させることで表題化合物(38グラム、収率92%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)3.67(t、J=7.03Hz,4H)、3.50(br.s.,1H),1.50−1.61(m,4H),0.92(s,6H)。
【0852】
<実施例75B>
6−((5−ヒドロキシ−3,3−ジメチルアミル)オキシ)ニコチノニトリル
【0853】
【化303】
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【0854】
本実施例の調製方法は、実施例74Cに基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.47(d,J=2.0Hz,1H),7.76(dd,J=8.5,2.3Hz,1H),6.78(d,J=8.8Hz,1H),4.44(t,J=7.4Hz,2H),3.75(t,J=7.4Hz,2H),1.75(t,J=7.4Hz,2H),1.61(t,J=7.4Hz,2H),1.01(s,6H)。
【0855】
<実施例75C>
5−((5−(2H−テトラゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)オキシ)−3,3−ジメチルペンチル−1−オール
【0856】
【化304】
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【0857】
本実施例の調製方法は、実施例74Dに基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.81(d,J=2.3Hz,1H),8.26(dd,J=8.8,2.3Hz,1H),7.00(d,J=8.8Hz,1H),4.39(t,J=7.4Hz,2H),3.49(t,J=7.4Hz,2H),1.68(t,J=7.4Hz,2H),1.45(t,J=7.4Hz,2H),0.92−0.97(m,6H)。
【0858】
<実施例75D>
5−(4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェノキシル)−3,3−ジメチルペンチル1−オール
【0859】
【化305】
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【0860】
本実施例の調製方法は、実施例74Eに基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.92(d,J=2.0Hz,1H),8.27(dd,J=8.5,2.3Hz,1H),6.82(d,J=8.8Hz,1H),4.70(q,J=7.4Hz,2H),4.44(t,J=7.4Hz,2H),3.77(t,J=7.4Hz,2H),1.78(s,3H),1.64−1.71(m,4H),1.02(s,6H)。
【0861】
<実施例75E>
5−(4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェノキシル)−3,3−ジメチルアミルメタンスルホナート
【0862】
【化306】
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【0863】
本実施例の調製方法は、実施例74Fに基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.92(d,J=2.0Hz,1H),8.27(dd,J=8.5,2.0Hz,1H),6.83(d,J=9.0Hz,1H),4.66−4.73(m,2H),4.44(t,J=7.0Hz,2H),4.37(t,J=7.3Hz,2H),3.02(s,3H),1.80(dt,J=14.2,7.2Hz,4H),1.69(t,J=7.5Hz,3H),1.06(s,6H)。
【0864】
<実施例75F>
2−(2−アミノピリジン−4−イル)−5−(5−(4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェノキシル)−3,3−ジメチルアミル)−1,2,5−チアジアゾリジン1,1−ジオキシド
【0865】
【化307】
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【0866】
本実施例の調製方法は、実施例74Gに基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.93(d,J=2.0Hz,1H),8.28(dd,J=8.8,2.3Hz,1H),7.97(d,J=6.0Hz,1H),6.85(d,J=8.5Hz,1H),6.43(dd,J=5.8,2.3Hz,1H),6.30(d,J=2.0Hz,1H),4.71(q,J=7.4Hz,2H),4.58(br.s.,2H),4.45(t,J=7.0Hz,2H),3.81(t,J=6.5Hz,2H),3.50−3.56(m,2H),3.24(d,J=8.5Hz,2H),1.81(t,J=7.0Hz,2H),1.74(d,J=8.5Hz,2H),1.67−1.71(m,3H),1.08(s,6H)。LCMS(ESI)m/z:501(M+1)。
【0868】
【化308】
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【0869】
<実施例76>
4−(5−(5−(4−(2−エチルテトラゾリウム−5−イル)フェノキシル)−3,3−ジメチル−ペンチル)−1,1−ジオキシ−1,2,5−チアジアゾール−2−イル)ピリジン−2−アミン
【0870】
【化309】
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【0871】
<実施例76A>
3,3−ジメチルアミル−1,5−二(4−メチルベンゼンスルホン酸エステル)
【0872】
【化310】
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【0873】
本実施例の調製方法は、実施例14Aに基づいて行った。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)7.77(d,J=8.53Hz,2H),7.35(d,J=8.03Hz,2H),4.02(t,J=7.03Hz,2H),2.45(s,3H),1.55(t,J=7.03Hz,2H),0.84(s,3H)。
【0874】
<実施例76B>
5−(4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェノキシル)−3,3−ジメチルアミル−4−メチルフェニルスルホン酸エステル
【0875】
【化311】
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【0876】
実施例76A(6グラム、31.55ミリモル)、実施例11A(2.6グラム、31.55ミリモル)のアセトン(100ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(8.72グラム、63.29ミリモル)とヨウ化カリウム(5.24グラム、31.55ミリモル)を添加した。混合溶液を80℃で12時間攪拌した後に、酢酸エチルで抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発させた後に、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)により精製することで表題化合物(白色固体、8.0グラム、収率56%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.09(d,J=8.5Hz,2H),7.00(d,J=8.8Hz,2H),4.70(q,J=7.3Hz,2H),4.38(t,J=7.4Hz,2H),4.11(t,J=6.8Hz,2H),3.0−3.04(m,3H),1.80−1.87(m,4H),1.70(t,J=7.4Hz,3H),1.08(s,6H)。LCMS(ESI)m/z:459(M+1)。
【0877】
<実施例76C>
5−(4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェノキシル)−3,3−ジメチルアミル−1,2,5−チアジアゾール−1,1−ジオキシド
【0878】
【化312】
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【0879】
0℃で、実施例76B(969ミリグラム、4.4ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ミリリットル)溶液に水素化ナトリウム(41.9ミリグラム、1.7ミリモル)を添加した。0℃で30分間保持した後に、上記混合溶液に実施例32B(400ミリグラム、0.87ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ミリリットル)溶液を添加した。20℃で2時間攪拌して反応させた後に、反応液に炭酸カリウム(0.24ミリグラム、1.7ミリモル)水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過して蒸発させた後に、カラムクロマトグラフィーにより分離(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)して、表題化合物(黄色油状、100ミリグラム、収率28%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)7.56(d,J=8.5Hz,2H),6.92(d,J=9.0Hz,2H),4.00(t,J=6.5Hz,2H),3.66−3.72(m,2H),3.47−3.52(m,2H),3.46(s,6H),3.35−3.41(m,2H),3.04(t,J=7.3Hz,2H),1.79−1.88(m,2H),1.66−1.74(m,2H),1.52−1.60(m,2H),1.23(t,J=7.0Hz,3H)。LCMS(ESI)m/z:409(M+1)。
【0880】
<実施例76D>
4−(5−(5−(4−(2−エチルテトラゾリウム−5−イル)フェノキシル)−3,3−ジメチル−ペンチル)−1,1−ジオキシ−1,2,5−チアジアゾール−2−イル)ピリジン−2−アミン
【0881】
【化313】
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【0882】
0℃で、実施例76C(100ミリグラム、0.24ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(2ミリリットル)溶液に炭酸カリウム(67ミリグラム、0.49ミリモル)、2−アミノ4−ブロモピリジン(85ミリグラム、0.489ミリモル)、8−ヒドロキシキノリン(35ミリグラム、0.25ミリモル)、ヨウ化銅(I)(23ミリグラム、0.12ミリモル)を添加した。窒素で置換された後に、シクロヘキサンジアミン(14ミリグラム、0.12ミリモル)を添加した。110℃で15時間撹拌して反応させた後に、水を添加して反応をクエンチさせて、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、蒸発させることで表題化合物(白色固体、35ミリグラム、収率29%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)8.07(d,J=8.5Hz,1H),7.98(d,J=5.5Hz,1H),6.99(d,J=8.5Hz,2H),6.42(d,J=4.5Hz,1H),6.29(s,1H),4.69(q,J=7.5Hz,2H),4.48(br.s.,2H),4.11(t,J=6.5Hz,2H),3.79(t,J=6.0Hz,2H),3.46−3.53(m,2H),3.16−3.25(m,2H),1.83(t,J=6.5Hz,2H),1.68−1.76(m,5H),1.07(s,6H)。LCMS(ESI)m/z:501(M+1)。
【0883】
<実験例1:EV71体外細胞変性効果(CPE)試験>
実験目的:
細胞変性効果(CPE)実験により化合物の手足口病ウイルスEV71に対する体外抗ウイルス活性および細胞毒性を試験した。
【0884】
実験材料:
1. ウイルス株:Shenzhen/120F1/09
2. 細胞系:ヒトの横紋筋腫RD細胞
3. 細胞培地:DMEM培地に10%血清、Penicillin/StreptomycinおよびL−Glutamine(1×)を添加した。
4. 試験試薬:細胞活性試験試薬CCK8
実験方法:
1. 細胞接種:RD細胞を付着状態から取り、培地で密度が80000個/mlになるように希釈し、96ウェルブレートの穴に100ulずつ接種した。
2. 化合物の希釈:
第1工程:被測定化合物の乾燥粉末を10mMのDMSO溶液に調製した。その後に化合物を8つの濃度レベルで3倍希釈を行った。対照化合物は同じ方法で希釈した。
第2工程:化合物のDMSO希釈液を細胞培地でさらに希釈した。各ウェルの10ulDMSO溶液を240ul培地に添加した。
3. 細胞が接種された96ウェルブレートに化合物の希釈液を各ウェル毎に50ulの体積で添加し、ダブルホールを採用し、DMSOの最終濃度が1%となった。
4. ウイルスの希釈:EV71ウイルス液を10000倍に希釈し、濃度が100TCID
50/50ulとなった。ウイルス希釈液を各ウェル毎に50ulの体積で96ウェルブレートに添加した。ウイルスの代わりに培地が添加された96ウェルブレートを用意して、同様に細胞を接種し、化合物を添加して化合物の細胞に対する毒性作用を検出した。
5. 96ウェルブレートを37℃で、5%CO
2という条件で3日培養した。
6. EC50とCC50試験:細胞活性試験試薬CCK8を20ul/ウェルでマイクロウェアに添加した。マイクロプレートリーダーで波長450nm、630nmでの吸光度を読み取った。
7. データ解析:Prism5.0でデータを解析し、化合物の抗ウイルス活性EC50値及び細胞毒性CC50値を計算した。
【0886】
【表1】
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【0887】
注釈:A≦50nM、50nM<B≦100nM、100nM<C≦500nM、500nM<D≦1000nM。
結論:本発明の化合物は、細胞レベルでEV71ウイルスに対する抑制作用が顕著である。