(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下の添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明することとする。本明細書で使用された用語は、本発明の実施例を説明するためのものであり、本発明を制限するものではない。本明細書において単数形は特に言及しない限り複数形も含む。また、好ましい実施例によるものであるため、説明の手順に応じて提示される参照符号はその手順に必ずしも限定されていない。
【0014】
図1は、完全にオープンされる角より大きな角に、つまり180度以上オープンが許されないフレキシブル表示装置の例示図であり、
図2は、
図1に適用されたフレキシブルな表示手段20のヒンジオープン角度変化による適用区間別変化を示す概念図である。
【0015】
図1に示された通り、フレキシブルな表示手段20が適用されたフレキシブル表示装置は、一側の角にヒンジ形状が反映されている固定ボディ10、固定ボディ10に一部分が固定され、固定されていない残りの部分はヒンジの外面に映像が表示される面の反対面が支持された状態でフォールディング及びオープンが行われるフレキシブルな表示手段20、固定ボディ10とのヒンジ結合のための形状が一側に形成されており、フレキシブルな表示手段20の固定されていない部分の支持及びスライディングのためのガイド壁31が形成されており、固定ボディ10のヒンジに回動可能な状態で組み立てられる蓋板30、固定ボディ10側に位置するフレキシブルな表示手段20の上部面の周りを圧迫しながら、固定ボディ10に固定される固定板40を含めて構成される。
【0016】
図2において、フレキシブルな表示手段20のA部分は固定ボディ10に固定されてフォールディング及びオープンが自由でない部分であり、B部分は蓋板30のオープン角度変化によって、ヒンジの外面に一部分は曲面を保持して支持され、残りの部分はヒンジの外面を外れて平面に転換されて蓋板にスライディング支持される部分であって、曲面と平面の転換が行われる部分であり、残りのC部分は蓋板30のオープン角度に影響を受けない平面状態を常に保ち、蓋板30にスライディング支持される部分である。
【0017】
図2に示された通り、固定ボディ10のヒンジに回動可能な状態で組み立てられている蓋板30が回転すると、ヒンジの外面と接触して支持されるフレキシブルな表示手段20部分は、完全フォールディング状態で最大となり、映像が表示される面が完全平面をなす完全オープン状態では最小値を有するようになる。
【0018】
図1及び
図2において、固定ボディ10に蓋板30が折れている状態で蓋板30がオープン回転して映像が表示される面が完全平面をなす完全オープン状態への切り替えは、意図的な制限要素が構造的に適用されない限り、容易に遂行できることが分かる。
【0019】
図3は、
図1の場合にフレキシブルな表示手段が完全な平面をなす状態で蓋板がオープン回転された後、同じオープン回転方向に蓋板の追加的なオープン回転を強制的に進行時に発生するオーバーラップ発生部位及び剥離発生部位を示す正面図及び平面図であり、
図4は、
図3の切断面A−A部位の断面図及びオーバーラップの発生を示す部分詳細図であり、
図5は、
図3の切断面B−B部位の断面図及びオーバーラップの発生を示す部分詳細図であり、
図6は、
図1に適用されて180度以上オープンする時オーバーラップが発生される固定ボディの平面図、正面図及び断面図であり、
図7は、
図1に適用されて180度以上オープンする時オーバーラップが発生される蓋板の平面図、正面図及び側面図である。
【0020】
図3、
図4及び
図5に示された通り、フレキシブルな表示手段20が完全平面をなす完全オープン状態で蓋板30のオープン回転を同じオープン方向に追加進行させようとする場合、
図1の構成品である固定ボディ10と蓋板30、フレキシブルな表示手段20と蓋板30のガイド壁31、フレキシブルな表示手段20と固定板40のヒンジが隣接した終端部分の間に領域オーバーラップが発生し得る。
ここでY1は、フレキシブルな表示手段20が完全平面をなすように固定ボディ10にフォールディングの状態で保持された蓋板30がオープン回転する完全平面形成角度であり、Y2はフレキシブルな表示手段20が完全な平面をなす状態で蓋板30がオープン回転された後、同じオープン回転方向に蓋板30の180度以上オープンの回転が行われた180度以上オープン回転角度(Over Unfolding Angle)である。
【0021】
また、フレキシブルな表示手段20が固定ボディ10に固定される面を基準にヒンジ回転軸が位置する反対側に中心を有し、フレキシブルな表示手段20の曲面形成ができるように曲面形成区間にわたってフレキシブルな表示手段20が固定ボディ10に接着され、又は固定されずに剥離される剥離現象が発生し得ることが分かる。
【0022】
蓋板の180度以上オープン回転の遂行時固定ボディ10からフレキシブルな表示手段20の剥離現象を抑えると、蓋板30の180度以上オープン回転の遂行時フレキシブルな表示手段20が最小曲率もなく急激に折れてしまい、フレキシブルな表示手段20の最小曲率の未確保によってフレキシブルな表示手段20が破壊され、機能が喪失される問題点が発生し得る。
【0023】
図4に示された通り、蓋板30の180度以上オープン回転の遂行のための形状が構成品に反映されていない
図1の一例において、強制的に蓋板30の180度以上オープンの回転が遂行すると仮定すれば、蓋板30のヒンジ側に位置したガイド壁31とヒンジ回転軸が位置する反対側に曲面をなし、剥離されて曲がっているフレキシブルな表示手段20の部分に互いにオーバーラップが発生される。
【0024】
そして、固定ボディ10側に位置するフレキシブルな表示手段20の上部面の周りを圧迫しながら、固定ボディ10に固定される固定板40のヒンジ隣接終端部分とヒンジ回転軸が位置する反対側に曲面をなして剥離され、曲がっているフレキシブルな表示手段20の部分に互いにオーバーラップが発生される。
【0025】
また、
図5に示された通り、蓋板30の180度以上オープン回転の遂行のための形状が構成品に反映されていない
図1の一例において、強制的に蓋板30の強制的な180度以上オープンの回転が遂行すると仮定すれば、蓋板30のヒンジ隣接部分と固定ボディ10のヒンジ隣接部分に互いにオーバーラップが発生される。
【0026】
図4及び
図5に示されたそれぞれのオーバーラップが発生しないようにするためには、固定ボディ10、蓋板30及び固定板40でオーバーラップ関連部分が除去されなければならず、
図6及び
図7は、これらのオーバーラップ関連部分の除去が行われなかった固定ボディ10及び蓋板30を示している。
【0027】
図6に示された通り、蓋板30の180度以上オープン回転の遂行が反映されていない固定ボディ10は、蓋板30のヒンジ形状部分が回動でき、空いた空間を最小化できるようにヒンジ回転軸に最大に近い範囲部分までかけてくれるヒンジ隣接部位形状を有する。
【0028】
また、固定ボディ10側に位置するフレキシブルな表示手段20を圧迫しながら、固定ボディ10に固定される固定板40が固定ボディ10に固定されるように固定ボディ10の一側面には、固定板支持部11が形成されており、蓋板30のオープンの遂行時ヒンジの外面に支持されているフレキシブルな表示手段20の弾性力が蓋板30におけるフレキシブルな表示手段20のスライディング力に切り替えられるように固定板支持部11は固定ボディ10のヒンジ回転軸に最大に近い位置まで形成されていることが好ましい。
【0029】
図7に示された通り、蓋板30の180度以上オープンの回転遂行を考慮しない蓋板30のガイド壁31は、ヒンジの外面を外れて平面状態を保持し、蓋板30にスライディング支持されるフレキシブルな表示手段20の映像が表示される面の反対面がヒンジの外面に接する位置から開始されて、フレキシブルな表示手段20のスライディング方向にヒンジの回転軸を外れた任意の長さ部分まで形成され、フレキシブルな表示手段20の安定的なスライディング支持のために蓋板30の一側終端部分まで形成されることが好ましい。
【0030】
図8は、
図3、
図4及び
図5におけるオーバーラップ発生部位を除去した固定ボディ、蓋板及び固定板が適用された一例の斜視図であり、
図9は、
図8の一例において、180度以上オープンの遂行時、
図5において発生したオーバーラップが発生しないことを示す斜視図であり、
図10は、
図8の一例において、180度以上オープンの遂行時フレキシブルな表示手段の適用区間別変化を示す概念図である。
【0031】
図8及び
図9に示された通り、フレキシブルな表示手段20の180度以上オープンする時干渉が発生する部分が除去されれば、フレキシブルな表示手段20が完全な平面をなす状態で蓋板30がオープン回転されてフレキシブルな表示手段20が完全平面をなす完全オープン状態を保持することができ、その後同じオープン回転方向に蓋板30の追加的なオープン回転が行われる180度以上オープンが可能となり、これを通じて次のような長所を有するようになる。
【0032】
第一に、映像が表示される面が完全平面ではなく、ヒンジの回転軸を中心に緩やかなV字形態を有するように調節することによって、立体的に注視することができるようになる。
【0033】
第二に、フレキシブルな表示手段20を折りたたんで持ち歩く携帯の利便性以外にもノート型パソコンのように映像が表示される面の一部分は、傾いて建てられ、残りの部分は、使用者のタッチ入力が容易なるように寝かせた姿勢を保持できるようになる。
【0034】
これらの長所を有するフレキシブルな表示手段20の180度以上オープンすることは、フレキシブルな表示手段20が折れていた状態で映像が表示される面の全体が完全平面をなす状態でオープン回転が行われた後、同じ回転方向に蓋板30の追加的なオープン回転が行われて遂行される。
【0035】
図9及び
図10に示された通り、フレキシブルな表示手段20が折れていた状態で完全平面をなす状態にオープン回転が行われた後、同じ回転方向に蓋板30の追加的なオープン回転が行われると、ヒンジの外面と接触されるフレキシブルな表示手段20部分は、ヒンジの外面に支持されずにフレキシブルな表示手段20が固定ボディ10に固定される面を基準にヒンジ回転軸が位置する反対側に中心を有し、曲面をなして曲がるようになる。
【0036】
このような状態で
図10に示されたフレキシブルな表示手段20のA部分は、固定ボディ10に平面状態で固定されているA1部分と固定ボディ10の一面から剥離されて立ち上がって曲面に切り替わったA2の部分に分かれるようになる。
【0037】
平面状態を保持するA1部分とは違って、ヒンジ回転軸が位置する反対側に中心を有し、最小曲率Rの曲面をなして曲がるA2部分は曲面を形成するために固定ボディ10の一面に接着され若しくは固定されず、蓋板30の180度以上オープン回転の遂行時固定ボディ10の一面から剥離された状態を保持するようになる。
【0038】
剥離状態を保持しなければならない剥離領域21のA2部分は、ヒンジの外面とフレキシブルな表示手段20の映像が表示される面の反対面が接する部分から固定ボディ10側にA2部分が終わる範囲までが最小と要求される。
【0039】
図10に示されたフレキシブルな表示手段20のB部分は、平面状態を保持し、蓋板30にスライディング支持される部分であるB1部分と、ヒンジ回転軸が位置する反対側に曲面を成しながら曲がってヒンジの外面から外れたB2部分に区分される。
【0040】
B1部分はガイド壁31と領域オーバーラップが発生しないのに反して、B2部分はガイド壁31と領域オーバーラップが発生し得、これによってB2部分に該当するガイド壁31部分は領域オーバーラップを避けるために関連部分が除去される。
【0041】
図10に示されたフレキシブルな表示手段20のC部分は、蓋板30の追加的なオープン回転遂行とは関係なく、常に平面状態を保持し、蓋板30にスライディング支持される状態を保持する。
【0042】
図11は、
図8の場合に完全にオープンされる角より大きな角に、つまり180度以上オープンの遂行時オーバーラップが発生しないことを示す平面図及び正面図であり、
図12は、
図11の切断面C−C部位の断面図及びオーバーラップが発生しないことを示す部分詳細図であり、
図13は、
図11の切断面D−D部位の断面図及びオーバーラップが発生しないことを示す部分詳細図である。
【0043】
図12に示された通り、フレキシブルな表示手段20のA2及びB2部分とオーバーラップが発生されるガイド壁31のオーバーラップ関連部分が除去されれば、フレキシブルな表示手段20が完全にオープンされた後、追加的に蓋板30が同じ回転方向に回転して180度以上オープンが行われてもフレキシブルな表示手段20がヒンジの回転軸が位置する反対側に曲面をなし、干渉なしに曲がることができるようになる。
【0044】
そして、
図9及び
図12に示された通り、固定ボディ10の一面に位置するフレキシブルな表示手段20の周りを押して固定ボディ10に固定される固定板40の終端がフレキシブルな表示手段20のA2及びB2部分とオーバーラップが発生しないようにA2領域の外に適用位置が制限されれば、フレキシブルな表示手段20が完全にオープンされた後、追加的に蓋板30が同じ回転方向に回転して180度以上オープンが行われてもフレキシブルな表示手段20がヒンジ回転軸が位置する反対側に曲面を成して曲がることができるようになる。
【0045】
図13に示された通り、蓋板30のヒンジ隣接部分が固定ボディ10のヒンジ隣接部位とオーバーラップが発生しないように固定ボディ10のヒンジ隣接部位から第1の干渉回避部12が除去されれば、フレキシブルな表示手段20が完全にオープンされた後、追加的に蓋板30が同じ回転方向に回転して180度以上オープンが行われてもフレキシブルな表示手段20がヒンジの回転軸が位置する反対側に曲面を成して曲がることができるようになる。
【0046】
図14は、
図8の一例において、180度以上オープンができるようにオーバーラップ発生部位が除去された固定ボディの平面図及び正面図であり、
図15は、
図8の一例において、180度以上オープンができるようにオーバーラップ発生部位が除去された蓋板の平面図、正面図及び側面図であり、
図16は、
図8の一例において、180度以上オープンができるように除去すべきオーバーラップ発生部位を幾何学的に示す概念図である。
【0047】
図14に示された通り、固定ボディ10のヒンジ隣接部位には、蓋板30の180度以上オープンの回転遂行時、蓋板30とのオーバーラップ発生回避のための一定領域が除去された第1の干渉回避部12が反映され、それとともに固定板40の終端がフレキシブルな表示手段20のA2及びB2部分とオーバーラップが発生しないように固定板支持部11及び固定板40のヒンジ隣接終端部分の適用範囲が制限される。
【0048】
図15に示された通り、フレキシブルな表示手段20のA2及びB2部分と蓋板30のガイド壁31部分がオーバーラップされないようにガイド壁31がヒンジの外面とフレキシブルな表示手段20の映像が表示される面の反対面が接する部分からフレキシブルな表示手段20のB1が開始される最小の範囲以上にわたって第2の干渉回避部32が除去されたガイド壁31が反映される。
【0049】
フレキシブルな表示手段20が完全にオープンされた後、追加的に蓋板30が同じ回転方向に回転して180度以上オープンが遂行される場合、フレキシブルな表示手段20は、曲面形成部分で最小曲率を保持し、オーバーラップによる干渉がないと仮定する場合、
図16に示された通り幾何学的な関係を保持する。
【0050】
図16に示されたフレキシブルな表示手段20の幾何学的な関係を説明するために中心点Oを基準とする直角座標系を用いて指示文字を定義すると、次の通りである。
【0051】
Oは、固定ボディ10のヒンジ回転軸の中心点。
Pは、蓋板30の180度以上オープン回転の完了時、フレキシブルな表示手段20が固定ボディ10に固定される面を基準にヒンジ回転軸の反対側に中心を有して形成されるフレキシブルな表示手段20の曲面の中心点。
rは、固定ボディ10と蓋板30のヒンジの外面半径。
Rは、蓋板30の180度以上オープン回転の完了時、フレキシブルな表示手段20が固定ボディ10に固定される面を基準にヒンジ回転軸の反対側に中心を有して形成されるフレキシブルな表示手段20の映像が表示される面の曲面半径であり、rと同じ値を有し、若しくは異なる値を有し得る。
OUAは、180度以上オープン時の角度(Over Unfolding Angle)。
Tは、封止工程が完了されたフレキシブルな表示手段20の厚さ。
Nは、フレキシブルな表示手段20の完全な平面状態時、フレキシブルな表示手段20の映像が表示される面の反対面とヒンジの外面が接する接点。
Hは、蓋板30の180度以上オープン回転の完了時、固定ボディ10側に位置するフレキシブルな表示手段20部分が、固定ボディ10の一面から半径Rの曲面を有して剥離し始めながら曲面に切り替え始める接点。
Lは、蓋板30の180度以上オープン回転の完了時、蓋板30側に位置するフレキシブルな表示手段20の映像が表示される面の反対面がR+Tの半径を保持しながら曲面に切り替え始める接点。
Mは、蓋板30の180度以上オープン回転の完了時、接点Nが固定ボディ10側に移動された位置。
Fは、線分MLと線分HNの交点。
中心点Oである扇形MN、交点M、交点F、交点Nからなる閉鎖領域は第1の干渉回避部12に含まなければならない最小領域。
X1は、線分HNの長さであり、固定板40の終端が接点Nから離れて保持すべき剥離領域21の最小距離。
X2は、線分MLの長さであり、蓋板30のガイド壁31が接点Nから離れた距離を保持しながら形成し始めなければならない第2の干渉回避部32の最小距離。
【0052】
図16における三角型OFN、三角形OFM、三角形PFH及び三角形PFLは、相似の直角三角形であり、それによって角FON=角FOM=角FPH=角FPL=1/2×OUAである。
【0053】
三角関数を用いて交点N、交点F及び交点MのX軸及びY軸座標を計算すると次のようである。
【0054】
交点NのX軸座標は0、Y軸座標はrであり、交点FのX軸座標は、−r×tan(1/2×OUA)、Y軸座標は0であり、交点MのX軸座標は、−r×sin(OUA)、Y軸座標はr ×cos(OUA)である。
【0055】
図16に示された通り、蓋板30のヒンジ隣接部分が固定ボディ10のヒンジ隣接部分とオーバーラップされずに蓋板30の180度以上オープンの回転が行われるためには、固定ボディ10のヒンジ隣接部位の形状で四角形OMFN部分が最小に除去されなければならないことが分かる。
【0056】
しかし、扇形OMNは、蓋板30のヒンジ部位形状の回動のために固定ボディ10部分から既に除去された部分であるので、追加的に除去すべき実際の部分は四角形OMFN部分から扇形OMNを除いた部分になり、これによって第1の干渉回避部12の最小領域は、中心点Oである扇形MN、交点M、交点F、交点Nからなる閉鎖領域であることが分かる。
【0057】
また、三角関数を用いて線分X1の長さを計算すると次のようである。
【0058】
X1=線分PHの長さ×tan(角FPH)+線分ONの長さ×tan(角FON)
={180度以上オープン仮想半径(R)+T}×tan(1/2×OUA)+固定ボディと蓋板のヒンジの外面半径(r)×tan(1/2×OUA)=(R+r+T)×tan(1/2×OUA)
ここで、X1は固定板40の終端が接点Nから離れて保持すべき剥離領域21の最小距離であるので、
剥離領域21の最小距離=(R+r+T)×tan(1/2×OUA)である。
【0059】
同様に、線分X2の長さを計算すると次のようである。
【0060】
X2=線分OMの長さ×tan(角FOM)+線分PLの長さ×tan(角FPL)
=固定ボディと蓋板のヒンジの外面半径(r)×tan(1/2×OUA)+
{180度以上オープン仮想半径(R)+フレキシブルな表示手段の厚さ(T)}×tan(1/2×OUA)
=(R+r+T)×tan(1/2×OUA)
ここで、X2は蓋板30のガイド壁31が接点Nから離れた距離を保持しながら形成し始めなければならない第2の干渉回避部32の最小距離であるので、第2の干渉回避部32の最小距離=(R+r+T)×tan(1/2×OUA)である。
【0061】
フォールディング感知センサー50は、蓋板30のオープン回転角度を検出した後、図示及び叙述省略された制御部に転送する機能を行い、本発明の実施例を説明する図面には省略されている。
【0062】
以上、添付された図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須な特徴を変更せず他の具体的な形で実施されかねないということを理解することができるだろう。従って、以上で記述した実施例は例示的なものであり、限定的ではないと理解すべきである。