(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の運行記録計システムでは、専用解析ソフトウェア(Webアプリケーションを含む)が必要である。従って、事務所側には、車載器で収集したデータを解析して日報を出力する場合、専用解析ソフトウェアをインストールしたPC、もしくはインターネットを利用できる環境が必要であった。
【0008】
従って、事務所PCの管理者が出先であったり、ネット環境が無い場所にいる場合、その日の運行状態を把握する術が無かった。
【0009】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は専用解析ソフトウェアを有さない環境であっても、運行データの解析結果を含むレポートを種々の機器で閲覧可能に出力できる運行記録装置、プログラム及び記憶媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した目的を達成するために、本発明に係る運行記録装置は、下記(1)〜(
3)を特徴としている。
(1) 車両に搭載された運行記録装置であって、前記車両の運転状態を検出する検出部と、前記検出部によって検出された運転状態から得られる運行データを解析する解析部と、前記解析の結果を含むレポートを作成する作成部と、前記作成部によって作成されたレポートを所定の画像フォーマットを有する画像データに変換する画像変換部と、前記画像データを出力する出力部と、を備え
、通信を使って、前記レポートの画像データを外部の保存先に保存しておき、前記画像変換部は、前記保存先の場所を表す情報を画像データに変換し、前記出力部は、前記保存先の場所を表す画像データを出力する、こと。
上記(1)の構成の運行記録装置によれば、専用解析ソフトウェアを有さない環境であっても、運行データの解析結果を含むレポートを種々の機器で閲覧可能に出力できる。
更に、保存先の場所を表す画像のデータ量を少なくできる。また、この画像をリーダで読み取ることで、保存先から運転日報等のレポートの画像を取得し、画面に表示して閲覧したり、印刷することが可能である。
(2) 上記(1)の構成の運行記録装置であって、複数の画像フォーマットの中から、前記所定の画像フォーマットを選択する選択部を備えること。
上記(2)の構成の運行記録装置によれば、運転者は、自身や管理者が使用可能な機器に合わせて、所望の画像フォーマットを選択することができる。従って、使い勝手が向上する。
(
3) 上記(1)
又は(2)の構成の運行記録装置であって、前記作成部によって作成されるレポートの出力形態を指示する指示部を備える、こと。
上記(
3)の構成の運行記録装置によれば、利用者の要求に適したレポートの出力が可能となる。
【0011】
本発明に係るプログラムは、下記(
4)を特徴としている。
(
4) 車両の運転状態を検出するステップと、検出された前記運転状態から得られる運行データを解析するステップと、前記解析の結果を含むレポートを作成するステップと、前記レポートを所定の画像フォーマットを有する画像データに変換するステップと、前記画像データを出力するステップと、を、前記車両に搭載された運行記録装置のコンピュータに実行させるためのプログラム
であって、通信を使って、前記レポートの画像データを外部の保存先に保存しておき、前記変換するステップは、前記保存先の場所を表す情報を画像データに変換し、前記出力するステップは、前記保存先の場所を表す画像データを出力する、プログラムである、こと。
上記(
4)の構成のプログラムによれば、既設の運行記録装置にもこの機能を搭載することが可能である。
【0012】
本発明に係る記憶媒体は、下記(
5)を特徴としている。
(
5) 上記(
4)の構成のプログラムを保持する記憶媒体であること。
上記(
5)の構成の記憶媒体によれば、既設の運行記録装置にもこの機能を搭載することが可能である。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、専用解析ソフトウェアを有さない環境であっても、運行データの解析結果を含むレポートを種々の機器で閲覧可能に出力できる。
【0014】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本実施形態に係る運行記録装置、プログラム及び記憶媒体について図面を用いて説明する。本実施形態の運行記録装置は、車両の運転状態を記録するデジタルタコグラフに適用され、車両の運行を管理する運行管理システムの一部を構築する。
【0017】
図1は実施の形態における運行管理システム5の構成を示すブロック図である。運行管理システム5は、車両の運行を管理するものであり、広域通信網50及びパケット通信網80を介して接続される、運行記録装置(以下、デジタルタコグラフ10という)及び事務所PC30から構成される。
【0018】
デジタルタコグラフ10は、車両に搭載され、速度オーバー、エンジン回転数オーバー、急発進、急加速、急減速などを含む車両の運転状態を表す運行データを記録するものである。デジタルタコグラフ10は、CPU11、メモリ26、記録部17、カードI/F18、音声I/F19、RTC(時計IC)21、SW入力部22、表示コントローラ23及びLED表示部27を有する。
【0019】
CPU11は、デジタルタコグラフ10の全体を制御する。メモリ26は、CPU11によって実行される動作プログラム等を格納する。
【0020】
記録部17には、運行データが記録される。カードI/F18には、乗務員が所持するメモリカード55が挿抜自在である。音声I/F19には、内蔵スピーカ20が接続される。RTC21(計時部)は、現在時刻を計時する。SW入力部22には、出庫ボタン、入庫ボタン、選択ボタン22a、指示ボタン22b等の各種ボタンのON/OFF信号が入力される。表示コントローラ23は、外部に接続された表示器28の表示を制御する。LED表示部27は通信や動作の状態を表示する。
【0021】
また、デジタルタコグラフ10は、解析/レポート作成部29A及び画像変換部29Bを有する。解析/レポート作成部29A(解析部)は、各種のセンサによって検出される車両の運転状態(速度、エンジン回転数等)を表す運行データをもとに、各種解析を行い、この解析結果から、運転日報等のレポートを作成する。解析/レポート作成部29Aは、ハードウェアで実現されてもよいし、専用のCPUが専用解析ソフトウェアを実行することによって機能として実現されてもよい。
【0022】
画像変換部29Bは、解析/レポート作成部29Aによって作成されたレポートを所定の画像フォーマットを有する画像データに変換する。画像変換部29Bは、ハードウェアで実現されてもよいし、画像処理用のCPUが画像変換プログラムを実行することによって機能として実現されてもよい。
【0023】
なお、解析/レポート作成部29A及び画像変換部29Bは、専用のCPUがメモリにインストールされたソフトウェアを実行することで実現される代わりに、CPU11がパケット通信網80に接続されたアプリケーションサーバと接続し、Webアプリケーションを起動させることで、実現されてもよい。
【0024】
また、デジタルタコグラフ10は、速度I/F12A、エンジン回転I/F12B、外部入力I/F13、センサ入力I/F14、GPS受信部15、CAN_I/F16、通信部24及び電源部25を有する。
【0025】
速度I/F12Aには、車速センサから車速を表す速度パルスが入力される。エンジン回転I/F12Bには、エンジン回転数センサからエンジン回転数を表す回転パルスが入力される。外部入力I/F13には、外部機器(図示せず)が接続される。センサ入力I/F14には、エンジン温度(冷却水温)を検知する温度センサ、燃料量を検知する燃料量センサ、加速度(衝撃)を感知するGセンサ等の信号が入力される。CPU11が、速度I/F12A、センサ入力I/F14等を介して各種の運転状態を検出することは、検出部に相当する。
【0026】
GPS受信部15は、GPSアンテナ15aに接続され、現在位置(GPS情報)を取得する。CAN_I/F16には、CAN(Controller Area Network)規格のネットワークに接続された車両内の各種デバイスが接続され、速度、エンジン、燃料量等の各種データを通信可能とする。通信部24は、無線通信回線(例えば、3G/LTE回線)等の広域通信網50及びインターネット等のパケット通信網80を介して、広域通信を行う。電源部25は、イグニッションスイッチのオンによりデジタルタコグラフ10の各部に電力を供給する。
【0027】
事務所PC30は、汎用オペレーティングシステムであるウインドウズ(登録商標)で動作するPCである。なお、MAC OS(登録商標)やリナックス(登録商標)等の汎用オペレーティングシステムで動作するPCであってもよい。事務所PC30は、運行管理装置として機能し、CPU31、通信部32、表示部33、記憶部34、カードI/F部35、操作部36、出力部37及び音声I/F部38を有する。
【0028】
CPU31は、事務所PC30の全体を制御する。通信部32は、パケット通信網80を介してデジタルタコグラフ10と通信可能である。表示部33は、運行管理画面を表示する。記憶部34は、動作プログラムや運転日報等のレポート(画像データ)を格納する。
【0029】
カードI/F部35には、メモリカード55が挿抜自在に装着され、運転日報等のレポート(画像データ)等が入力される。操作部36は、キーボードやマウス等を有し、管理者等の操作を受け付ける。出力部37は、レポート等をプリンタ45に出力し、印刷を行わせる。音声I/F部38には、マイク41及びスピーカ42が接続される。
【0030】
なお、運行管理システム5は、必須ではないが、複合機63やスマートフォン66を備えてもよい。複合機63は、メモリカード55を挿入可能であり、メモリカード55に記録された画像データを、PCを介することなく、印刷可能である。また、スマートフォン66は、広域通信網を介して、メモリカード55に記憶された画像データを受信可能であり、受信した画像データを標準のビューワで閲覧可能に表示する。
【0031】
上記構成を有する運行管理システム5の動作を示す。始めに、デジタルタコグラフ10の動作を示す。
図2はデジタルタコグラフ10の動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは、デジタルタコグラフ10内のメモリ26に格納されており、CPU11によって実行される。CPU11は、カードI/F18にメモリカード55が挿入されるまで待つ(S1)。
【0032】
メモリカード55が挿入され、運転者が出庫ボタンを押下すると、CPU11は、運行データの記録を開始する(S2)。運行データの記録が開始されると、CPU11は、各種センサから得られる運転状態を表す運転データの収集を開始する(S3)。具体的に、CPU11は、現在日時、車両の現在位置、速度、エンジン回転数、G値(衝撃値)等の運転データを収集する。運転データの収集が開始されると、運転者が入庫ボタンを押下するまで、CPU11は、運転データの収集を継続する。この間、収集した運転データは運行データとして記録部17に記録される。
【0033】
この後、CPU11は、運転者による入庫ボタンの押下等によって運転データの収集を終了するか否かを判別する(S4)。運転データの収集を終了しない場合、CPU11はステップS3の処理に戻り、運転データの収集を継続する。
【0034】
一方、運転データの収集を終了すると、CPU11は、解析/レポート作成部29Aを起動し、記録部17に記録された運行データをもとに、例えば最高速度、急発進回数、急減速回数、アイドリング時間、連続走行時間、速度オーバー回数、速度オーバー時間等のデータ解析を行う(S5)。なお、解析/レポート作成部29Aは、専用解析ソフトウェアを起動して、運行データを解析する代わりに、通信網を使い、Webアプリケーションによって運行データを解析してもよいことは、前述した通りである。
【0035】
図3は運行データの解析結果を示す図である。運行データの解析結果として、例えば最高速度(一般道、高速道)、速度オーバー回数、速度オーバー時間、急発進回数、急減速回数等が得られる。
【0036】
解析/レポート作成部29Aは、運行データの解析の結果得られたデータを、運転日報の既定のフォーマットに埋め込む(S6)。
図4は既定フォーマットに解析結果のデータが埋め込まれた運転日報70を示す図である。
【0037】
この運転日報70は24時間単位の日報である。運転日報70には、時刻の経過とともに変化する、速度、走行状態、道路の状況等を表すチャート71が含まれる。また、複数の運転項目(最高速度、速度オーバー回数等)における安全運転評価を示すテーブル73が含まれる。
【0038】
CPU11は、画像変換部29Bを起動し、既定フォーマットに運行データの解析結果が埋め込まれた運転日報を、所定の画像フォーマットを有する画像データに変換する(S7)。本実施形態では、画像フォーマットとして、汎用のオペレーティングシステムであるウインドウズ(登録商標)に搭載された画像ビューワで表示可能な、JPEGやBMP等が採用される。なお、画像フォーマットとして、PNG、GIF、PDF等が用いられてもよく、特に限定されないが、後述するように、種々の機器が対応している画像フォーマットであることが望ましい。また、PDF(Portable Document Format)等の画像フォーマットにおいて画像データを暗号化し、パスワードで復号するようにしてもよい。
【0039】
これらの複数の画像フォーマットの中から、1つの画像フォーマットを選択する場合、運転者はSW入力部22に設けられた選択ボタン22a(選択部)を押下することによって選択することも可能である。これにより、運転者は、自身や管理者が使用可能な機器に合わせて、所望の画像フォーマットを選択することができる。従って、使い勝手が向上する。なお、特に選択されない場合、デフォルトの画像フォーマットが採用される。
【0040】
CPU11は、所定の画像フォーマットに変換された運転日報の画像データを、カードI/F18を介してメモリカード55に記録する(S8)。CPU11は、運転者が入庫ボタンを押下すると、運行データの記録を終了する(S9)。そして、CPU11は、カードI/F18からメモリカード55が引き抜かれるまで待つ(S10)。メモリカード55が引き抜かれると、CPU11は本動作を終了する。
【0041】
図5は事務所PC30が行う日報作成手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは、記憶部34に格納されており、CPU31によって実行される。CPU31は、カードI/F部35にメモリカード55が挿入されるまで待つ(S21)。
【0042】
メモリカード55が挿入されると、CPU11は、メモリカード55に記憶されている運転日報の画像データを読み込む(S22)。画像データの読み込みを終えると、CPU11は、ウインドウズ(登録商標)標準の画像ビューワで、運転日報の画像データを表示させる(S23)。CPU11は、ステップS22で読み込んだ画像データを日報ファイルとして記憶部34に保存する(S24)。さらに、CPU11は、この日報ファイルを印刷する(S25)。この後、CPU11は本動作を終了する。
【0043】
このように、デジタルタコグラフ10では、CPU11は、車両の運転状態(速度、エンジン回転数、G値等)を検出する。解析/レポート作成部29Aは、この運転状態から得られる運行データを解析し、この解析の結果を含む、運転日報を作成する。画像変換部29Bは、この作成された運転日報を、汎用の画像フォーマット(JPEG、BMP等)を有する画像データに変換する。CPU11は、カードI/F18を介してメモリカード55に画像データを記憶する。
【0044】
運転者は、メモリカード55を事務所PC30のカードI/F部35に挿入して、画像データを記憶部34に読み込ませる。そして、事務所PC30内のCPU31は、出力部37に接続されたプリンタ45から、画像データ形式の運転日報を印刷させる。
【0045】
また、運転者は、メモリカード55を、複合機63(
図1参照)に挿入して、PCを介在させることなく、印刷することも可能である。なお、複合機63の代わりに、プリンタ等でもよい。
【0046】
また、運転者は、メモリカード55に記憶された画像データを、広域通信網を介してスマートフォン66に転送することも可能である。この画像データは、汎用の画像フォーマット(JPEG、BMP等)を有するので、スマートフォン66は標準のビューワでこの画像データを表示可能である。なお、スマートフォン66の代わりに、タブレット端末等の携帯端末でもよい。
【0047】
これにより、運転者は、種々の機器を用いて、運転日報を確認することができる。即ち、運転日報は画像データの形式で作成されるので、専用解析ソフトウェアを搭載した環境でなくても、運行データの解析結果を含むレポートを種々の機器で閲覧可能に出力できる。
【0048】
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
【0049】
例えば、上記実施形態では、運行記録装置が出力するレポートとして、運転日報を例に挙げたが、これに限らず、他の出力形態でレポートを出力させることも可能である。出力形態の変更は、SW入力部22に設けられた指示ボタン22b(指示部)によって指示可能であり、利用者の要求に適したレポートの出力が可能となる。
【0050】
例えば、24時間単位の運転日報に限らず、12時間単位や7日間単位の運転レポートであってもよい。また、同じ24時間単位の運転日報であっても、レイアウトを変更することで、その出力形態を変更してもよい。また、運転日報に限らず、メンテナンス報告書等、種々のレポートを出力させてもよい。
【0051】
また、上記実施形態では、デジタルタコグラフは、運転日報の画像データをメモリカードに記録する場合を示したが、通信により運転日報等のレポートの画像データを外部装置(保存先)に保存しておき、利用者がこの保存先から画像データを入手するようにしてもよい。この場合、デジタルタコグラフは、保存先の場所を表す情報を、QRコード(登録商標)等の2次元バーコードで表される画像データ(例えばJPEG形式の画像データ)に変換し、この保存先の場所を表す画像データを出力してもよい。
図6は他の出力形態としてデジタルタコグラフ10から出力される2次元バーコード83の画像データを示す図である。
【0052】
保存先の場所を表す2次元バーコード83の画像データを出力する場合、デジタルタコグラフは、運転日報の画像データと同様、この画像データをメモリカードに記憶させたり、通信網を使って事務所PCやスマートフォンに送信してもよい。利用者は、この2次元バーコード83をリーダで読み取ることで、保存先から運転日報等のレポートを取得し、スマートフォンで閲覧したり、複合機で印刷することが可能である。これにより、画像データのデータ量を少なくできる。
【0053】
また、本発明は、上記実施形態の機能を実現するプログラムを、ネットワークあるいは各種記憶媒体を介して運行記録装置に供給し、この運行記録装置内のコンピュータが読み出して実行するプログラム及び、このプログラムを保持する記憶媒体も適用範囲である。これにより、既設の運行記録装置にも本実施形態の機能を搭載することが可能である。
【0054】
本発明は、運行データの解析結果を含むレポートを出力することができ、有用である。
【0055】
ここで、上述した本発明に係る運行記録装置、プログラム及び記憶媒体の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[6]に簡潔に纏めて列記する。
【0056】
[1] 車両に搭載された運行記録装置(デジタルタコグラフ10)であって、
前記車両の運転状態を検出する検出部(CPU11)と、
前記検出部(CPU11)によって検出された運転状態から得られる運行データを解析する解析部(解析/レポート作成部29A)と、
前記解析の結果を含むレポートを作成する作成部(解析/レポート作成部29A)と、
前記作成部(解析/レポート作成部29A)によって作成されたレポートを所定の画像フォーマットを有する画像データに変換する画像変換部(29B)と、
前記画像データを出力する出力部(CPU11)と、
を備える、ことを特徴とする運行記録装置(デジタルタコグラフ10)。
[2] 複数の画像フォーマットの中から、前記所定の画像フォーマットを選択する選択部(選択ボタン22a)を備える、
ことを特徴とする上記[1]に記載の運行記録装置(デジタルタコグラフ10)。
[3] 通信を使って、前記レポートの画像データを外部の保存先に保存しておき、
前記画像変換部(29B)は、前記保存先の場所を表す情報を画像データに変換し、
前記出力部(CPU11)は、前記保存先の場所を表す画像データを出力する、
ことを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の運行記録装置(デジタルタコグラフ10)。
[4] 前記作成部(解析/レポート作成部29A)によって作成されるレポートの出力形態を指示する指示部(指示ボタン22b)を備える、
ことを特徴とする上記[1]乃至[3]の何れかに記載の運行記録装置(デジタルタコグラフ10)。
[5] 車両の運転状態を検出するステップと、
検出された前記運転状態から得られる運行データを解析するステップと、
前記解析の結果を含むレポートを作成するステップと、
前記レポートを所定の画像フォーマットを有する画像データに変換するステップと、
前記画像データを出力するステップと、
を、前記車両に搭載された運行記録装置(デジタルタコグラフ10)のコンピュータに実行させるためのプログラム。
[6] 上記[5]に記載のプログラムを保持する記憶媒体。