(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6389902
(24)【登録日】2018年8月24日
(45)【発行日】2018年9月12日
(54)【発明の名称】光源モジュール及び投影デバイス
(51)【国際特許分類】
G02B 27/10 20060101AFI20180903BHJP
G02B 27/18 20060101ALI20180903BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20180903BHJP
【FI】
G02B27/10
G02B27/18 A
F21S2/00 340
【請求項の数】10
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2016-567773(P2016-567773)
(86)(22)【出願日】2015年5月6日
(65)【公表番号】特表2017-516151(P2017-516151A)
(43)【公表日】2017年6月15日
(86)【国際出願番号】CN2015078354
(87)【国際公開番号】WO2015176608
(87)【国際公開日】20151126
【審査請求日】2016年11月16日
(31)【優先権主張番号】201420256311.X
(32)【優先日】2014年5月19日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514090979
【氏名又は名称】深▲せん▼市光峰光電技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】APPOTRONICS CORPORATION LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】100134832
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 文雄
(74)【代理人】
【識別番号】100165308
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100115048
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 康弘
(72)【発明者】
【氏名】ウー シーリィァン
【審査官】
右田 昌士
(56)【参考文献】
【文献】
特開2004−219480(JP,A)
【文献】
特開2008−028019(JP,A)
【文献】
特開2007−140263(JP,A)
【文献】
特開平07−301764(JP,A)
【文献】
中国実用新案第203069883(CN,U)
【文献】
特表2009−505408(JP,A)
【文献】
国際公開第2013/060509(WO,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2006/0164607(US,A1)
【文献】
特許第5163649(JP,B2)
【文献】
国際公開第2009/019973(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 27/10 − 27/20
G02B 27/28
F21S 2/00
G02B 6/28
H01S 3/00 − 4/00
H01S 5/00 − 5/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源アレイと、前記光源アレイに対応して設置されるレンズアレイとを備える光源モジュールであって、さらに、
前記光源アレイ及びレンズアレイの一部の領域を被覆する集光レンズと、
前記集光レンズと前記レンズアレイとの間に位置する反射鏡アレイとを備え、
前記反射鏡アレイは、複数の反射鏡又は複数の反射鏡及び1つ以上の偏光フィルターを有し、前記集光レンズに被覆されていない光源アレイの各光源から出射した光ビームの光通路は、少なくとも2つの反射鏡又は1つの偏光フィルター及び少なくとも1つの反射鏡を有し、且つ各光通路上の最後の1つの反射鏡又は偏光フィルターは、何れも前記集光レンズに被覆されている領域に位置し、
前記光源アレイは、M列×N行の光源を備える光源モジュールであって、前記光源アレイの1列又は1行において、前記集光レンズの光軸の少なくとも片側には2つ以上の光源を有しており、かつ、2回に反射された後の、前記集光レンズの光軸から遠い光源の少なくとも1つの光源から出射された光ビームは、2回に反射された後または反射されない、前記集光レンズの光軸に近い光源の少なくとも1つの光源から出射された光ビームより、前記集光レンズの光軸に近いことを特徴とする光源モジュール。
【請求項2】
前記光源アレイは、M列×N行の光源を備える光源モジュールであって、
前記光源アレイの1列又は1行における前記集光レンズに被覆されている光源は、中間領域に位置する単独の光源又は隣接する2つの光源であることを特徴とする請求項1に記載の光源モジュール。
【請求項3】
前記反射鏡アレイが複数の反射鏡を備える場合、前記集光レンズに被覆されていない各光源から出射した光ビームの光通路は何れも2つの反射鏡を有することを特徴とする請求項2に記載の光源モジュール。
【請求項4】
各光通路の第1の反射鏡は、何れもレンズアレイによりコリメートされた光ビームの出射方向に設置されており、対応する光ビームを、前記集光レンズに被覆されている領域に位置する第2の反射鏡に反射させることに用いられ、第2の反射鏡はさらに該光ビームを前記集光レンズに反射させ、
前記集光レンズの光軸に対して同じ側に位置する光源から出射した光ビームの光通路上の前記第2の反射鏡は、同じ反射鏡であることを特徴とする請求項3に記載の光源モジュール。
【請求項5】
前記反射鏡アレイが複数の反射鏡及び1つ以上の偏光フィルターを備える場合、前記集光レンズに被覆されていない各光源から出射した光ビームの光通路は、何れも1つの偏光フィルター及び少なくとも1つの反射鏡を有することを特徴とする請求項2に記載の光源モジュール。
【請求項6】
前記集光レンズに被覆されていない全ての光源から出射した光ビームの光通路上の偏光フィルターは、同じ偏光フィルターであることを特徴とする請求項5に記載の光源モジュール。
【請求項7】
前記集光レンズの光軸に対して1つの側に位置する光源から出射した光ビームの光通路は、1つの反射鏡を有し、前記集光レンズの光軸に対してもう1つの側に位置する光源から出射した光ビームの光通路は、2つの反射鏡を有することを特徴とする請求項6に記載の光源モジュール。
【請求項8】
前記集光レンズに被覆されておらず、前記集光レンズの光軸に対して両側に位置する対称的な光源から出射した光ビームの光通路上の第1の反射鏡は、対称して設置されていることを特徴とする請求項4又は7に記載の光源モジュール。
【請求項9】
前記集光レンズは、直径が6mm以上〜7mm以下の範囲にあることを特徴とする請求項8に記載の光源モジュール。
【請求項10】
請求項1〜9の何れか1つに記載の光源モジュールを備えることを特徴とする投影デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学技術分野に関し、特に、光源モジュール及び投影デバイスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、レーザ投影機は、寿命が長く、画面の輝度が高く、色彩が豊かである等のメリットがあるため、テレビジョン投影、マイクロ投影及び家庭娯楽等のシステムに幅広く応用されている。その中に、従来のレーザ投影機は、一般的に、レーザ光源を用いてレーザ光を出射し、当該レーザ光を蛍光ホイールの異なる波長変換材料に入射させ、赤色、青色及び緑色の被励起光を順次に励起させ、そして、異なる色の被励起光を1つの光に合成し、投影画像の表示を行う。
【0003】
従来の投影デバイスは、その光源モジュールの構造が
図1に表示されるように、光源アレイ11と前記光源アレイ11に対応して設置されるレンズアレイ12とを備え、その中に、各レンズは、それぞれ1つの光源に対応して設置されることにより、各光源の出力光を平行光にコリメートするように、該光源の出力光を集光してコリメートさせる。また、当該投影デバイスは、集光レンズ13を更に備える。当該集光レンズ13は、集光してコリメートされた平行光を合焦させ、合焦後の光線を後続する蛍光ホイール等の装置に伝送させ、異なる色の光を励起させ、様々な画面の表示を行う。
【0004】
しかしながら、全ての光源から発した光ビームを集光させるには、当該投影デバイスにおける集光レンズ13は、光源アレイ11の全体の領域をほぼ被覆する必要がある。従って、集光レンズのサイズがより大きく、厳格なサイズの要求がある応用を満足することができず、投影デバイスの応用に不利である。
【0005】
発明者は、検討により以下のことを発見した。各光源から出射される光ビームの光通路は、何れも1つの反射鏡が設置され、即ち、
図2に示す他の種類の投影デバイスの光源モジュールにおいては、光源アレイ21に対応して設置されるレンズアレイ22と集光レンズ23との間に階段状で配列される反射鏡アレイ24を設置しており、各反射鏡は、1つの光源から出射された光ビームを反射する。当該投影デバイスは、光ビーム間の距離を縮小することができ、このため、より小さいサイズの集光レンズを用いることができるが、当該集光レンズ及び投影デバイスのサイズは、依然として厳格なサイズの要求がある応用を満足することができない。
【発明の概要】
【0006】
上述した内容を鑑み、本発明は、従来技術における集光レンズのサイズがより大きく、厳格なサイズの要求がある応用を満足することができず、投影デバイスの応用に不利であるという課題を解決することが可能な光源モジュール及び投影デバイスを提供している。
【0007】
上述した目的を実現するために、本発明は、以下の技術案を提供している。
光源モジュールであって、光源アレイと、前記光源アレイに対応して設置されるレンズアレイとを備え、当該光源モジュールは、前記光源アレイ及び前記レンズアレイの一部の領域を被覆する集光レンズと、前記集光レンズと前記レンズアレイとの間に位置する反射鏡アレイとを更に備え、前記反射鏡アレイは、複数の反射鏡を備える又は複数の反射鏡及び偏光フィルターを備え、前記集光レンズに被覆されていない光源アレイの各光源から出射した光ビームの光通路は、何れも少なくとも2つの反射鏡又は少なくとも1つの反射鏡及び1つの偏光フィルターを有し、且つ各光通路上の最後の1つの反射鏡又は偏光フィルターは、何れも前記集光レンズに被覆されている領域に位置する。
【0008】
好ましくは、前記光源アレイはM列×N行の光源を備え、前記光源アレイの1列又は1行における前記集光レンズに被覆されている光源は、中間領域に位置する単独の光源又は隣接する2つの光源である。
【0009】
好ましくは、前記反射鏡アレイが複数の反射鏡を備える場合、前記集光レンズに被覆されていない各光源から出射した光ビームの光通路は何れも2つの反射鏡を有する。
【0010】
好ましくは、前記集光レンズの光軸と同じ側に位置する光源から出射した光ビームの光通路上の第2の反射鏡は、同じ反射鏡である。
【0011】
好ましくは、前記反射鏡アレイが複数の反射鏡及び偏光フィルターを備える場合、前記集光レンズに被覆されていない各光源から出射した光ビームの光通路は、何れも少なくとも1つの反射鏡及び1つの偏光フィルターを有する。
【0012】
好ましくは、前記集光レンズに被覆されていない全ての光源から出射した光ビームの光通路上の偏光フィルターは、同じ偏光フィルターである。
【0013】
好ましくは、前記集光レンズの光軸の1つの側に位置する光源から出射した光ビームの光通路は、1つの反射鏡を有し、前記集光レンズの光軸のもう1つの側に位置する光源から出射した光ビームの光通路は、2つの反射鏡を有する。
【0014】
好ましくは、前記集光レンズに被覆されておらず、前記集光レンズの光軸の両側に位置する対称的な光源から出射した光ビームの光通路上の第1の反射鏡は、対称して設置されている。
【0015】
好ましくは、前記集光レンズは、直径が6mm以上〜7mm以下の範囲にある。
【0016】
本発明は、上述の何れか1つの光源モジュールを備える投影デバイスを提供している。
【発明の効果】
【0017】
従来技術に比べ、本発明による技術案は、以下のメリットを有する。
本発明による光源モジュール及び投影デバイスにおいては、集光レンズに被覆されていない光源から出射した光ビームの光通路は、何れも少なくとも2つの反射鏡、又は少なくとも1つの反射鏡及び1つの偏光フィルターを有し、それぞれの光通路上の最後の1つの反射鏡又は偏光フィルターは、何れも前記集光レンズに被覆されている領域に位置している。これにより、集光レンズへ直接に入射することができない光ビームを前記集光レンズに伝送することができる。前記集光レンズは、光源アレイの全ての領域を被覆せずに、全ての光源から出射した光ビームを集光させることができるため、本発明による集光レンズはサイズがより小さく、さらに実際の応用要求に適することができ、投影デバイスの応用に有利である。
【0018】
以下、本発明の実施例又は従来技術の技術案をより分かりやすく説明するために、実施例又は従来技術を説明する際に用いられる図面を簡単に説明する。当然ながら、これらの図面は、本発明の一部の実施例に過ぎず、当業者が創造性の労働をせずに、これらの図面から他の図面を得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】は、従来技術における1つの投影デバイスの光源モジュールの構造模式図である。
【
図2】は、従来技術におけるもう1つの投影デバイスの光源モジュールの構造模式図である。
【
図3】は、本発明の実施例1による一つの光源モジュールの構造模式図である。
【
図4】は、本発明の実施例2による一つの光源モジュールの構造模式図である。
【
図5】は、本発明の実施例3による一つの光源モジュールの構造模式図である。
【
図6】は、本発明の実施例4によるもう1つの光源モジュールの構造模式図である 。
【
図7】は、本発明の実施例5による一つの光源モジュールの構造模式図である。
【
図8】は、本発明の実施例5による光源モジュールのもう1つの偏光フィルターの構造模式図である。
【
図9】は、本発明の実施例6による光源モジュールの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
背景技術に記載されているように、
図1に示す光源モジュールにおいては、集光レンズ13は、全ての光源から発した光ビームを集光させるために、光源アレイ11の全体の領域をほぼ被覆する必要がある。従って、集光レンズ13のサイズがより大きいことで、投影デバイスのサイズがより大きくなり、応用に不利である。
【0021】
故に、従来技術における上述した問題を解決するために、本発明は、光源アレイ及び前記光源アレイに対応して設置されるレンズアレイを備える光源モジュールを提供している。当該光源モジュールは、前記光源アレイ及びレンズアレイの一部の領域を被覆する集光レンズと、前記集光レンズとレンズアレイとの間に位置する反射鏡アレイとを更に備え、前記反射鏡アレイは、複数の反射鏡を備える又は複数の反射鏡及び偏光フィルターを備え、その中に、前記集光レンズに被覆されていない光源アレイの各光源から出射した光ビームの光通路は何れも、少なくとも2つの反射鏡を有する又は少なくとも1つの反射鏡及び1つの偏光フィルターを有し、各光通路上の最後の1つの反射鏡又は偏光フィルターは何れも、前記集光レンズに被覆されている領域に設置される。
【0022】
本発明は、上述の光源モジュールを備える投影デバイスを更に提供している。
【0023】
本発明による光源モジュール及び投影デバイスにおいては、前記集光レンズに被覆されていない光源から出射した光ビームの光通路は何れも、少なくとも2つの反射鏡を有する又は少なくとも1つの反射鏡及び1つの偏光フィルターを有し、各光通路上の最後の1つの反射鏡又は偏光フィルターは何れも、前記集光レンズに被覆されている領域に設置されており、これにより、集光レンズへ直接に入射することができない光ビームを前記集光レンズに伝送することができる。前記集光レンズは、光源アレイの全ての領域を被覆せずに、全ての光源から出射した光ビームを集光させることができるため、本発明の集光レンズはサイズがより小さく、さらに実際の応用要求に適することができ、投影デバイスの応用に有利である。
【0024】
上述の内容は、本発明の中心的な思想である。本発明の上述した目的、特徴及びメリットをより分かりやすくするために、以下、図面を参照しながら、本発明の具体的な実施例を詳しく説明する。
【0025】
本発明を十分に理解するために、後述において多くの細かい内容を記載しているが、ここで記載されている内容と違う実施形態を用いて本発明を説明しても良い。また、当業者は、本発明の精神から逸脱しなければ、類似する応用をしても良い。よって、本発明は、以下に記載されている具体的な実施例に限定されない。
【0026】
以下、模式図を参照しながら、本発明を詳しく説明する。なお、本発明の実施例を詳しく説明する際、説明の便宜上、示されている部材の構造の断面図に対して通常の比例で一部拡大せず、しかも前記模式図は、例にすぎず、本発明の特許保護の範囲を制限しない。また、実際に製造する際、長さ、幅及び深さの3つの三次元空間サイズを含むべきである。
【0027】
以下、幾つかの実施例により詳しく説明する。
【0028】
実施例1
本実施例は、
図3に示すように、複数の光源を有する光源アレイ31と当該光源アレイ31に対応して設置されるレンズアレイ32とを備える光源モジュールを提供している。そのレンズアレイ32における各レンズは、それぞれ光源アレイ31における1つの光源に対応して設置されており、これにより、各光源の出力光を集光してコリメートさせる。
【0029】
本実施例における光源モジュールは、光源アレイ31及びレンズアレイ32の一部の領域を被覆する集光レンズ33と、反射鏡アレイ34を更に備える。その中、集光レンズ33は直径が6mm以上〜7mm以下の範囲にあり、好ましくは6.5mmである。反射鏡アレイ34は、集光レンズ33とレンズアレイ32との間に設置されており、複数の反射鏡を備える。前記集光レンズ33に被覆されていない光源アレイ31の各光源から出射した光ビームの光通路は何れも、2つの反射鏡を有し、各光通路の最後の1つの反射鏡は何れも前記集光レンズ33に被覆されている領域に設置される。
【0030】
本実施例においては、光源アレイ31はM列×N行の光源を有して、M、Nの値は必要に応じて設定することができる。
図3においては、1列又は1行の光源を例として本発明による光源モジュールの構造及び原理を説明し、本発明の他の実施例の図面に関する説明は、同じである。
【0031】
本実施例においては、集光レンズ33に被覆されている光源は、前記列又は行における中間領域に設置される単独の光源312である。
図3に示すように、集光レンズ33に被覆されている光源312から出射した光ビームは、集光レンズ33へ直接に入射することができるが、集光レンズ33に被覆されていない光源310、311、313及び314から出射した光ビームは、反射鏡などの装置を介しないと、集光レンズ33へ直接に入射することができない。よって、集光レンズ33に被覆されていない光源から出射した光ビームを集光レンズ33に入射させ、且つ集光レンズ33に到達した光ビームの間の距離をより小さくするために、本実施例において、集光レンズ33に被覆されていない各光源の光通路には、何れも2つの反射鏡が設置されており、各光通路の第1の反射鏡は、何れもレンズアレイ32によりコリメートされた光ビームの出射方向に設置されており、対応する光ビームを、集光レンズ33に被覆されている領域に位置する第2の反射鏡に反射されることに用いられ、第2の反射鏡はさらに該光ビームを集光レンズ33に反射させる。
【0032】
当然ながら、他の実施例においては、集光レンズ33に被覆されていない光源アレイの任意の1つの光源の光通路の第2の反射鏡を偏光フィルターと取替えても良く、この場合、当該光通路は1つの反射鏡及び1つの偏光フィルターを有し、当該偏光フィルターは集光レンズ33に被覆される領域に設置されており、これにより、対応する光ビームを集光レンズ33に反射させる。また、集光レンズ33に被覆されていない光源アレイの任意の1つの光源の光通路上の第2の反射鏡は、対応する光ビームを集光レンズ33に反射させることができれば、他の光学素子と取り替えても良い。
【0033】
本実施例においては、各光ビームが全て集光レンズ33に伝送され、且つ集光レンズ33に入射した光ビームの間の距離が最も小さく、これにより、集光レンズ33は全ての光ビームを所望の出射方向及び位置に集光させ、続いて、異なる色の光を励起させ、様々な画面を表示するために、
図3に示すように、集光レンズ33の光軸(
図3の破線)と同じ側に設置される異なる光通路上の第1の反射鏡は、垂直方向における高さの差がより小さく、同じ光通路上の第2の反射鏡と第1の反射鏡は、高さが同じであり、異なる光通路の第2の反射鏡は、垂直方向における高さの差もより小さい。
【0034】
1列又は1行の光源の数は奇数であり、且つ集光レンズ33に被覆されている光源が中間に設置される単独の光源である場合、
図3に示すように、集光レンズ33に被覆されていない光源は、当該集光レンズ33の光軸の両側に対称的に配列され、このとき、対称する2つの光源の光通路に位置する第1の反射鏡は、対称して設置されても良く、第2の反射鏡も対称して設置されても良く、即ち、光源310及び光源314の光通路上の2つの反射鏡の位置はそれぞれ対称して設置されており、光源311及び光源313の光通路上の2つの反射鏡の位置はそれぞれ対称して設置される。当然ながら、他の実施例においては、具体的な応用状況に応じて反射鏡の間の距離及び配列を調整することができ、
図3に示す一つの配列方式に限定されていない。
【0035】
本実施例による光源モジュールにおいては、集光レンズに被覆されていない光源から出射した光ビームの光通路は、何れも2つの反射鏡を有し、各光通路の最後の1つの反射鏡は、何れも前記集光レンズに被覆されている領域に設置される。これにより、集光レンズへ直接に入射することができない光ビームを前記集光レンズに伝送することができる。前記集光レンズは、光源アレイの全ての領域を被覆せずに、全ての光源から出射した光ビームを集光させることができるため、本発明における集光レンズは、サイズがより小さく、さらに実際の応用要求に適することができ、投影デバイスの応用に有利である。また、
図2の光源モジュールに比べ、本実施例の反射鏡アレイは高さが半分に減少され、さらに集光レンズ及び光源モジュールのサイズを小さくして、厳格なサイズの要求がある応用にさらに適することができる。
【0036】
実施例2
本実施例は光源モジュールを提供している。
図4に示すように、当該光源モジュールは、光源アレイ41、レンズアレイ42及び集光レンズ43が何れも実施例1と同じであり、集光レンズ43に被覆されていない光源から出射した光ビームの光通路も、前記光ビームを集光レンズ43に伝送する2つの反射鏡を有する。当該実施例2と実施例1の相違点は、集光レンズ43の光軸と同じ側に位置する光源から出射した光ビームの光通路の第2の反射鏡は、同じ反射鏡である。
【0037】
即ち、
図4に示すように、光源412から出射した光ビームは集光レンズ43へ直接に入射し、集光レンズ43の光軸と同じ側に設置される光源410及び411から出射した光ビームの光通路上に第1の反射鏡と、第2の反射鏡とを有し、即ち、光源410から出射した光ビームは、反射鏡を介して集光レンズ43に被覆される領域に位置する反射鏡に入射し、その後、反射鏡に反射されて集光レンズ33に入射する。光源411から出射した光ビームは、反射鏡を介して集光レンズ43に被覆される領域に位置する反射鏡に入射し、その後、反射鏡に反射されて集光レンズ33に入射する。なお、異なる光通路上の光ビームが同一の反射鏡に入射する位置は異なり、具体的には、異なる光通路上の第1の反射鏡の高さの差を調整することにより、異なる入射位置を実現することができ、これにより、一定の距離を有する平行光ビームになり、その後、平行光ビームが集光レンズ43により集光される。同じく、集光レンズ43の光軸のもう1つの側に設置される光源413及び414の光通路及び反射鏡の位置関係も上記と同じであっても良く、ここで繰り返して説明しない。
【0038】
他の実施例においては、集光レンズ43に被覆されていない光源アレイの任意の1つの光源の光通路の第2の反射鏡を偏光フィルターと取替えても良く、例えば、反射鏡を偏光フィルターと取替えても良く、光線を反射することができる他の光学素子と取替えても良く、その光学素子は、対応する光ビームを集光レンズ43に反射することができれば良い。
【0039】
本実施例においては、集光レンズ33に被覆されている光源は、中間に位置する単独の光源であり、集光レンズ43の光軸の両側に位置する光通路の2つの反射鏡は、それぞれ対称して設置されており、例えば、光源410の光通路上の2つの反射鏡の位置はそれぞれ光源414の光通路上の2つの反射鏡の位置と対称し、光源411の光通路上の2つの反射鏡の位置はそれぞれ光源413の光通路上の2つの反射鏡の位置と対称する。
【0040】
本実施例による光源モジュールにおいては、集光レンズに被覆されていない光源から出射した光ビームの光通路は何れも少なくとも2つの反射鏡を有することで、集光レンズへ直接に入射することができない光ビームを前記集光レンズに伝送する。前記集光レンズは、光源アレイの全ての領域を被覆せずに、全ての光源から出射した光ビームを集光させることができるため、本発明における集光レンズは、サイズが比較的小さく、さらに実際の応用要求に適することができ、投影デバイスの応用に有利である。
【0041】
本実施例においては、集光レンズの光軸と同じ側に位置する光源から出射した光ビームの光通路の第2の反射鏡は、同じ反射鏡であることで、反射鏡の数を減少して、コストを低減することができる。また、
図2の光源モジュールに比べ、本実施例の反射鏡アレイは高さが半分に減少され、集光レンズのサイズを小さくして、さらに厳格なサイズの要求がある応用にさらに適することができる。
【0042】
実施例3
本実施例は光源モジュールを提供している。
図5に示すように、当該光源モジュールは、光源アレイ51、レンズアレイ52及び集光レンズ53等が実施例1と同じであり、集光レンズ53に被覆されていない光源から出射した光ビームの光通路も、前記光ビームを集光レンズ53に伝送するための2つの反射鏡を有する。同じく、他の実施例において、集光レンズ53に被覆されていない光源アレイの任意の1つの光源の光通路上の第2の反射鏡を偏光フィルター又は反射機能を有する他の光学素子と取替えても良い。本実施例と実施例1との相違点は、実施例1による集光レンズ33に被覆されている光源は、1列又は1行における中間領域に位置する単独の光源であるが、本実施例においては、集光レンズ53に被覆されている光源は、1列又は1行における隣接する2つの光源であり、
図5では光源511及び光源512である。
【0043】
図5に示すように、光源511及び512から出射した光ビームは、集光レンズ53に直接に入射し、光源510、513及び514から出射した光ビームは、それぞれ2つの反射鏡により集光レンズ53に伝送する。集光レンズ53に入射した光ビームの間の距離が最短であるように、集光レンズ53の光軸と同じ側に位置する光源513及び光源514から出射した光ビームの光通路上の第1の反射鏡の高さの差を比較的小さくすることで、反射された光ビームの間の距離が最短になり、集光レンズ53に入射した平行光ビームの間の距離をさらに小さくすることができる。このとき、光源510の光通路上の2つの反射鏡の位置は、光源514の光通路上の2つの反射鏡の位置と互いに対称してもよく、本実施例では、これに対して制限しない。
【0044】
実施例1による光源モジュールに比べ、本実施例の光源モジュールは、集光レンズのサイズを減少したとともに、隣接する2つの光源が集光レンズに被覆されることで、反射鏡の数を減少し、コストを低減し、構造を簡略化することができる。
【0045】
実施例4
本実施例は光源モジュールを提供している。
図6に示すように、当該光源モジュールは、その光源アレイ61、レンズアレイ62及び集光レンズ63等が何れも実施例3と同じである。本実施例と実施例3との相違点は、本実施例においては、集光レンズの光軸と同じ側に位置する被覆されていない光源から出射した光ビームの光通路上の第2の反射鏡は、同じ反射鏡であり、
図6に示すように、集光レンズ64の光軸と同じ側に位置する光源613及び光源614から出射した光ビームの光通路上の第2の反射鏡は、同じ反射鏡641である。同様に、集光レンズ63に被覆されていない光源アレイの任意の1つの光源の光通路上の第2の反射鏡を偏光フィルター又は反射機能を有する他の光学素子と取替えても良く、例えば、反射鏡641は偏光フィルターであっても良い。
【0046】
実施例3による光源モジュールに比べ、本実施例の光源モジュールは、集光レンズのサイズを減少したとともに、集光レンズの光軸と同じ側に位置する被覆されていない隣接する2つの光源の光通路上の第2の反射鏡が同じ反射鏡であるように設置することにより、反射鏡の数を減少し、コストを低減し、構造を簡略化することができる。
【0047】
実施例5
本実施例は光源モジュールを提供している。
図7に示すように、当該光源モジュールは、光源アレイ71と当該光源アレイ71に対応して設置されるレンズアレイ72とを備え、レンズアレイ72における各レンズは、何れも光源アレイ71における1つの光源に対応して設置されており、これにより、各光源の出力光を集光してコリメートすることができる。本実施例における光源モジュールは、光源アレイ71及びレンズアレイ72の一部の領域を被覆する集光レンズ73と、集光レンズ73とレンズアレイ72との間に位置し、複数の反射鏡及び偏光フィルターを備える反射鏡アレイ74とを更に備える。
【0048】
本実施例においては、前記集光レンズ73に被覆されていない光源から出射した光ビームの光通路は、少なくとも1つの反射鏡及び1つの偏光フィルターを有し、且つ偏光フィルターを有する光通路上の偏光フィルターは、何れも同じ偏光フィルター740であり、当該偏光フィルター740は、集光レンズ73に被覆されている領域に位置する。当然ながら、他の実施例においては、異なる光通路は、異なる偏光フィルターが設置されることができるが、本実施例において同じ偏光フィルターが設置されることで、コストを低減し、構造を簡略化することができる。
【0049】
また、本実施例においては、集光レンズ73に被覆されている光源は、隣接する2つの光源711及び712である。当然ながら、他の実施例においては、集光レンズ73は、単独の光源を被覆しても良い。本実施例の光源モジュールでは、単独の光源を被覆する場合に比べ、反射鏡の数を減少し、コストを低減し、構造を簡略化することができる。
【0050】
本実施例では、1つの偏光フィルター740のみを使用して、且つ該偏光フィルター740が集光レンズ73と光源711及び712との間に、集光レンズ73に被覆されている領域に設置されるため、光源711及び712から出射した光ビームも、偏光フィルター740を介して集光レンズ73に入射する。当然ながら、他の実施例においては、光源711及び712から出射した光ビームは、偏光フィルター740を通過せずに集光レンズ73に入射してもよく、それは偏光フィルター740のサイズを変更すれば実現できるものであり、例えば、
図8に示す偏光フィルター840に変更すれば実現できる。
【0051】
また、前記集光レンズの光軸の1つの側に位置する光源から出射した光ビームの光通路は、1つの反射鏡を有し、前記集光レンズの光軸のもう1つの側に位置する光源から出射した光ビームの光通路は、2つの反射鏡を有する。
図7に示すように、集光レンズ73の光軸の1つの側に位置する光源713及び714から出射した光ビームの光通路は、それぞれ1つの反射鏡を有し、光ビームは、反射鏡に反射された後、偏光フィルター740に入射して、偏光フィルター740に反射された後、集光レンズ73に入射する。集光レンズ73の光軸のもう1つの側に位置する光源710から出射した光通路は、2つの反射鏡を有し、光ビームは、2つの反射鏡に反射された後、偏光フィルター740に入射し、偏光フィルター740
を透過した後、集光レンズ73に入射する。その後、集光レンズ73は、全ての光ビームを所望の出射方向及び位置に集光することで、続いて、異なる色の光を励起され、様々な画面を表示する機能を行う。
【0052】
本実施例による光源モジュールにおいては、集光レンズに被覆されていない光源から出射した光ビームの光通路は、何れも少なくとも1つの反射鏡及び1つの偏光フィルターを有することで、集光レンズへ直接に入射することができない光ビームを前記集光レンズに伝送する。前記集光レンズは、光源アレイの全ての領域を被覆せずに、全ての光源から出射した光ビームを集光させることができるため、本発明における集光レンズは、サイズが比較的小さく、さらに実際の応用要求に適することができ、投影デバイスの応用に有利である。
【0053】
また、本実施例においては、集光レンズに被覆されている光源は、隣接する2つの光源であるため、実施例1に比べ、反射鏡の数を減少し、コストを低減し、構造を簡略化することができる。なお、
図2の光源モジュールに比べ、本実施例の反射鏡アレイの高さが半分に減少され、さらに集光レンズのサイズを小さくして、厳格なサイズの要求がある応用にさらに適することができる。
【0054】
実施例6
本実施例は光源モジュールを提供している。
図9に示すように、当該光源モジュールは、光源アレイ91、当該光源アレイ91に対応して設置されるレンズアレイ92及び集光レンズ93が何れも実施例5と同じであり、本実施例と実施例5との相違点は、以下の通りである。集光レンズ93に被覆されていない光源は、当該集光レンズ93の1つの側に位置し、即ち、
図9に示すように、集光レンズ93に被覆されていない光源は、縁側に位置する光源910、911及び912であり、この場合、集光レンズ93に被覆されていない光源から出射した光ビームの光通路は、何れも1つの反射鏡及び1つの偏光フィルター940を有し、当該偏光フィルター940は、集光レンズ93に被覆されている領域に設置されることで、受光した各光源の光ビームを集光レンズ93に反射する。一方、集光レンズ93に被覆されている光源から出射した光ビームは、偏光フィルター940を通過してもよく、偏光フィルター940を通過しなくても良く、それは、対応して偏光フィルター940のサイズを調整すれば実現できるものである。
【0055】
他の実施例においては、集光レンズ93に被覆されている光源から出射した光ビームが偏光フィルター940を通過しない場合、即ち、偏光フィルター940のサイズを変化させ、光源913及び914から出射した光ビームが偏光フィルター940を通過しないようにする場合、当該偏光フィルター940を反射鏡又は反射機能を有する他の光学素子と取り替えても良い。
【0056】
実施例5による光源モジュールに比べ、本実施例の光源モジュールは、集光レンズのサイズを減少したとともに、集光レンズに被覆されていない光源を集光レンズの光軸の1つの側に設置することにより、集光レンズに被覆されていない光源の光通路は1つの反射鏡のみを有すれば、光ビームを偏光フィルター及び集光レンズに反射することができる。このため、反射鏡の数を減少して、コストを低減し、構造を簡略化することができる。
【0057】
実施例7
本実施例は、上述の何れかの実施例による光源モジュールを採用する投影デバイスを提供している。本実施例の投影デバイスの光源モジュールは、従来の投影デバイスに比べ、サイズがより小さく、厳格なサイズの要求がある応用にさらに適することができ、投影デバイスの応用にさらに有利である。
【0058】
本明細書の各実施例については、段階式で説明を行い、各実施例と他の実施例の相違点を主に説明し、各実施例の同じ又は類似する部分について、互いに参照すれば良い。実施例の上述した説明を記載することで、当業者が本発明を実現又は使用することができる。当業者は、これらの実施例に対して様々な変更を容易に行うことができる。本明細書において定義されている一般的な原理は、本発明の精神又は範囲から逸脱しなければ、他の実施例においても実現することができる。よって、本発明は、本明細書に記載のこれらの実施例に限らず、本明細書に公開されている原理及び新規性と一致する最も広い範囲に適することができる。