特許第6389926号(P6389926)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6389926CDK阻害剤
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6389926
(24)【登録日】2018年8月24日
(45)【発行日】2018年9月12日
(54)【発明の名称】CDK阻害剤
(51)【国際特許分類】
   C07D 487/14 20060101AFI20180903BHJP
   C07D 487/20 20060101ALI20180903BHJP
   C07D 519/00 20060101ALI20180903BHJP
   A61K 31/519 20060101ALI20180903BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20180903BHJP
   A61K 31/541 20060101ALI20180903BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20180903BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20180903BHJP
【FI】
   C07D487/14CSP
   C07D487/20
   C07D519/00 311
   A61K31/519
   A61K31/5377
   A61K31/541
   A61P43/00 111
   A61P35/00
【請求項の数】17
【外国語出願】
【全頁数】104
(21)【出願番号】特願2017-110115(P2017-110115)
(22)【出願日】2017年6月2日
(62)【分割の表示】特願2016-82206(P2016-82206)の分割
【原出願日】2011年10月25日
(65)【公開番号】特開2017-186357(P2017-186357A)
(43)【公開日】2017年10月12日
【審査請求日】2017年6月28日
(31)【優先権主張番号】61/406,498
(32)【優先日】2010年10月25日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513102268
【氏名又は名称】ジー1、セラピューティクス、インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】G1 THERAPEUTICS, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100082991
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 泰和
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100120617
【弁理士】
【氏名又は名称】浅野 真理
(74)【代理人】
【識別番号】100126099
【弁理士】
【氏名又は名称】反町 洋
(72)【発明者】
【氏名】フランシス、エックス.タバレス
(72)【発明者】
【氏名】ジェイ、シー.ストラム
【審査官】 三上 晶子
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2009/085185(WO,A1)
【文献】 特表2007−502851(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D201/00−521/00
A61K 31/33− 33/44
A61P 1/00− 43/00
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式の化合物又はその薬学的に許容される塩:
【化1】
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[式中、
Zは、−(CH−(ここで、xは、1、2、3、又は4である)又は−O−(CH−(ここで、zは、2、3、又は4である)であり;
各X’は、独立して、CH又はNであり;
X’’は、S又はNHであり;
各R及びRは、独立して、H、C−Cアルキル、又はハロアルキルであり;
各Rは、独立して、アリール、アルキル、シクロアルキル、又はハロアルキルであって、各前記アルキル、シクロアルキル、及びハロアルキル基は、鎖中に炭素の代わりにO又はN異種原子を含んでよく、隣接する環原子上又は同じ環原子上の2個のRが、それらが結合している環原子と一緒に3〜8員環を形成してもよく;
yは、0、1、2、3、又は4であり;
は、−(アルキレン)−ヘテロシクロ、−(アルキレン)−ヘテロアリール、−(アルキレン)−NR、−(アルキレン)−C(O)−NR;−(アルキレン)−C(O)−O−アルキル;−(アルキレン)−O−R、−(アルキレン)−S(O)−R、又は−(アルキレン)−S(O)−NRであり、
各R及びRは、独立して、
(i)水素又は
(ii)アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、又はヘテロアリールアルキルであるか;あるいは、
及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒にヘテロシクロ環を形成してよく;
各Rは、
(i)水素又は
(ii)アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、又はヘテロアリールアルキルであり;
nは、0、1、又は2であり、
mは、0又は1であり;かつ
は、低級アルキルであるかまたは存在しない]。
【請求項2】
が水素又はC−Cアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
、下記の構造から選択される、請求項1に記載の化合物
【化2】
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【請求項4】
が、−(アルキレン)−ヘテロシクロ、−(アルキレン)−NR、−(アルキレン)−C(O)−NR、−(アルキレン)−C(O)−O−アルキル、又は−(アルキレン)−ORである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
Rが、水素又はC−Cアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
中のアルキレンがメチレンである、請求項4に記載の化合物。
【請求項7】
中のアルキレンがメチレンである、請求項5に記載の化合物。
【請求項8】
が、−(アルキレン)−ヘテロシクロまたは−(アルキレン)−ヘテロアリールであり、Rが水素であり、かつ、X’が独立してCH又はNである、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
が、−(アルキレン)−ヘテロシクロである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
mが0である、請求項8に記載の化合物。
【請求項11】
mが0である、請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
mが1である、請求項8に記載の化合物。
【請求項13】
mが1である、請求項9に記載の化合物。
【請求項14】
請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を含んでなる医薬組成物。
【請求項15】
、下記の構造から選択される、請求項1に記載の化合物
【化3】
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【請求項16】
、下記の構造から選択される、請求項1に記載の化合物
【化4】
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【請求項17】
が存在しない、請求項1に記載の化合物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、あらゆる目的のためにその全体を参照により本明細書に援用する2010年10月25日付で提出された同時係属中の米国仮特許出願第61/406,498号に関連し、その利益を主張する。
【0002】
技術分野
本発明は、サイクリン依存性キナーゼ(「CDK」)を阻害するのに有用な化合物に関する。
【背景技術】
【0003】
癌は依然として現代医学の課題である。基本的に、癌は制御不能な細胞分裂がある時に生じる。制御不能な細胞分裂は、細胞の自然なライフサイクルの崩壊によって起こる。CDKは細胞ライフサイクルに関わるキナーゼのファミリーである。異常に高いCDK活性は複数の癌で見られる特徴の1つである。天然のCDK阻害タンパク質があり、異常に高いCDK活性は天然CDK阻害剤の機能不全又はCDKの過剰によるものであり得る。
【0004】
CDK阻害剤は当該技術分野で公知であるが、更なるCDK阻害剤のニーズが依然として存在する。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、式I、II、又はIIIの化合物及びその薬学的に許容される塩:
【0006】
【化1】
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【化2】
[この文献は図面を表示できません]
、及び
【化3】
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(式中、R、R、R、R、R、X、X’、X’’、Z、及びyは本明細書中で定義される通りである)に関する。
【0007】
開示されている化合物は、CDK阻害剤として有用であり、癌等のCDKが介在する疾患及び障害の処置に有用であり得る。これらの化合物及び化合物の薬学的に許容される塩を含んでなる医薬組成物も開示される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の化合物のRの実施態様を示す図である。
図2】本発明の化合物のRの実施態様を示す図である。
図3】本発明の化合物のRの実施態様を示す図である。
図4】本発明の化合物のコア構造の実施態様を示す図である。
図5】本発明の化合物のコア構造の実施態様を示す図である。
図6】本発明の化合物のコア構造の実施態様を示す図である。
図7】本発明の化合物のコア構造の実施態様を示す図である。
図8】本発明の化合物のコア構造の実施態様を示す図である。
【発明の詳細な説明】
【0009】
一実施態様では、式I及びIIの化合物又はその薬学的に許容される塩が提供される:
【0010】
【化4】
[この文献は図面を表示できません]

【化5】
[この文献は図面を表示できません]
{式中:
Zは、−(CH−(ここで、xは1、2、3、若しくは4である)又は−O−(CH−(ここで、zは2、3、又は4である)であり;
各Xは、独立して、CH又はNであり;
各X’は、独立して、CH又はNであり;
X’’は、CH、S、又はNHであり;
各R及びRは、独立して、H、C−Cアルキル、又はハロアルキルであり;
各Rは、独立して、アリール、アルキル、シクロアルキル、又はハロアルキルであり、前記アルキル、シクロアルキル、及びハロアルキル基のそれぞれは、鎖中に炭素の代わりにO又はN異種原子を含んでよく、隣接する環原子上又は同じ環原子上の2個のRが、それらが結合している環原子と一緒に3〜8員環を形成してもよく;
yは、0、1、2、3、又は4であり;
は、−(アルキレン)−ヘテロシクロ、−(アルキレン)−ヘテロアリール、−(アルキレン)−NR、−(アルキレン)−C(O)−NR;−(アルキレン)−C(O)−O−アルキル;−(アルキレン)−O−R、−(アルキレン)−S(O)−R、又は−(アルキレン)−S(O)−NRであり、これらはいずれも原子価的に可能な限りにおいて独立して1又は複数のR基で置換されていてよく、同じ又は隣接する原子に結合している2個のR基が一緒になって環を形成してよく、mは、0又は1であり、nは、0、1、又は2であり;
各R及びRは、独立して、
(i)水素又は
(ii)アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、又はヘテロアリールアルキルであって、これらはいずれも原子価的に可能な限りにおいて独立して1又は複数のR基で置換されていてよく、同じ又は隣接する原子に結合している2個のR基が一緒に環を形成してもよく;あるいは、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、結合して、原子価的に可能な限りにおいて1又は複数のR基で独立して置換されていてよいヘテロシクロ環を形成してよく、同じ又は隣接する原子に結合している2個のR基が一緒に環を形成してもよく;
各R及びR5*は、
(i)水素又は
(ii)アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、又はヘテロアリールアルキルであり、これらはいずれも原子価的に可能な限りにおいて独立して1又は複数のR基で置換されていてよく;
各Rは、独立して、ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)−OR、−(アルキレン)−O−アルキレン−OR、−(アルキレン)−S(O)−R、−(アルキレン)−NR、−(アルキレン)−CN、−(アルキレン)−C(O)−R、−(アルキレン)−C(S)−R、−(アルキレン)−C(O)−OR、−(アルキレン)−O−C(O)−R、−(アルキレン)−C(S)−OR、−(アルキレン)−C(O)−(アルキレン)−NR、−(アルキレン)−C(S)−NR、−(アルキレン)−N(R)−C(O)−NR、−(アルキレン)−N(R)−C(S)−NR、−(アルキレン)−N(R)−C(O)−R、−(アルキレン)−N(R)−C(S)−R、−(アルキレン)−O−C(O)−NR、−(アルキレン)−O−C(S)−NR、−(アルキレン)−SO−NR、−(アルキレン)−N(R)−SO−R、−(アルキレン)−N(R)−SO−NR、−(アルキレン)−N(R)−C(O)−OR、−(アルキレン)−N(R)−C(S)−OR、又は−(アルキレン)−N(R)−SO−Rであり;前記アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、及びヘテロシクロアルキル基は、独立して、1又は複数の−(アルキレン)−CN、−(アルキレン)−OR5*、−(アルキレン)−S(O)−R5*、−(アルキレン)−NR3*4*、−(アルキレン)−C(O)−R5*、−(アルキレン)−C(=S)R5*、−(アルキレン)−C(=O)OR5*、−(アルキレン)−OC(=O)R5*、−(アルキレン)−C(S)−OR5*、−(アルキレン)−C(O)−NR3*4*、−(アルキレン)−C(S)−NR3*4*、−(アルキレン)−N(R
3*)−C(O)−NR3*4*、−(アルキレン)−N(R3*)−C(S)−NR3*4*、−(アルキレン)−N(R3*)−C(O)−R5*、−(アルキレン)−N(R3*)−C(S)−R5*、−(アルキレン)−O−C(O)−NR3*4*、−(アルキレン)−O−C(S)−NR3*4*、−(アルキレン)−SO−NR3*4*、−(アルキレン)−N(R3*)−SO−R5*、−(アルキレン)−N(R3*)−SO−NR3*4*、−(アルキレン)−N(R3*)−C(O)−OR5*、−(アルキレン)−N(R3*)−C(S)−OR5*、又は−(アルキレン)−N(R3*)−SO−R5*で更に置換されていてよく、nは0、1、又は2であり、mは0又は1であり;
各R3*及びR4*は、独立して、
(i)水素又は
(ii)原子価的に可能な限りにおいて独立して1又は複数のR基で置換されていてよいアルキル、アルケニル、アルキニル シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、又はヘテロアリールアルキルであり;あるいは、R3*及びR4*は、それらが結合している窒素原子と一緒に、結合して、原子価的に可能な限りにおいて独立して1又は複数のR基で置換されていてよいヘテロシクロ環を形成してよく;
は、H又は低級アルキルである}。
【0011】
いくつかの態様では、化合物は、式I又は式IIの化合物であり、Rを欠いている。
【0012】
いくつかの態様では、化合物は式IIIの化合物及び薬学的に許容される塩:
【0013】
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
(変数は、式I及びIIの化合物で定義した通りである)である。
【0014】
いくつかの態様では、Rは更に置換されていない。
【0015】
いくつかの態様では、Rは、−(アルキレン)−ヘテロシクロ、−(アルキレン)−ヘテロアリール、−(アルキレン)−NR、−(アルキレン)−C(O)−NR;−(アルキレン)−O−R、−(アルキレン)−S(O)−R、又は−(アルキレン)−S(O)−NRであって、いずれも、原子価的に可能な限りにおいて独立して1又は複数のR基で置換されていてよく、同じ又は隣接する原子に結合している2個のR基は結合して環を形成してよく、mは、0又は1であり、nは、0、1、又は2である。
【0016】
いくつかの態様では、Rは、水素又はC−Cアルキルである。
【0017】
いくつかの態様では、Rは、水素又はC−Cアルキルである。
【0018】
いくつかの態様では、Rは、−(アルキレン)−ヘテロシクロ、−(アルキレン)−NR、−(アルキレン)−C(O)−NR、−(アルキレン)−C(O)−O−アルキル、又は−(アルキレン)−ORであり、いずれも原子価的に可能な限りにおいて独立して1又は複数のR基で置換されていてよく、同じ又は隣接する原子に結合している2個のR基が結合して環を形成してよい。
【0019】
いくつかの態様では、Rは、更に置換されていない−(アルキレン)−ヘテロシクロ、−(アルキレン)−NR、−(アルキレン)−C(O)−NR、−(アルキレン)−C(O)−O−アルキル、又は−(アルキレン)−ORである。
【0020】
いくつかの態様では、R中のmは1である。更なる態様では、R中のアルキレンはメチレンである。
【0021】
いくつかの態様では、Rは、
【0022】
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
2*は、結合、アルキレン、−(アルキレン)−O−(アルキレン)−、−(アルキレン)−C(O)−(アルキレン)−、−(アルキレン)−S(O)−(アルキレン)−、または−(アルキレン)−NH−(アルキレン)−(ここで、各mは独立して0又は1である)であり;
Pは、4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり;
各Rx1は、独立して、−(アルキレン)−(C(O))−(アルキレン)−(N(R))−(アルキル)(ここで、各mは独立して0又は1であるが、少なくとも1つのmは1である)、−(C(O))−O−アルキル、−(アルキレン)−シクロアルキル(ここで、mは0又は1である)、−N(R)−シクロアルキル、−C(O)−シクロアルキル、−(アルキレン)−ヘテロシクリル(ここで、mは0又は1である)、又は−N(R)−ヘテロシクリル、−C(O)−ヘテロシクリル、−S(O)−(アルキレン)(ここで、mは1又は2である)であり、
は、H、C−Cアルキル、又はC−Cヘテロアルキルであり、 2個のRx1は、P上のそれらが結合している原子(同じ原子であってもよい)と一緒に環を形成してもよく;
tは、0、1又は2である]である。
【0023】
いくつかの態様では、各Rx1は、非置換アルキル、ハロゲン、又はヒドロキシでのみ置換されていてもよい。
【0024】
いくつかの態様では、Rx1は、水素又は非置換C−Cアルキルである。
【0025】
いくつかの態様では、少なくとも1つのRx1は、−(アルキレン)−ヘテロシクリル(式中、mは0又は1である)である。
【0026】
いくつかの態様では、Rは、
【0027】
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基である)である。
【0028】
いくつかの態様では、Rは、
【0029】
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0030】
いくつかの態様では、Rは、
【0031】
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0032】
いくつかの態様では、Rは、
【0033】
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
2*は、結合、アルキレン、−(アルキレン)−O−(アルキレン)−、−(アルキレン)−C(O)−(アルキレン)−、−(アルキレン)−S(O)−(アルキレン)−、及び−(アルキレン)−NH−(アルキレン)−(ここで、各mは独立して0又は1である)であり;
Pは、4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり;
P1は、4〜6員の単環式飽和ヘテロシクリル基であり;
各Rx2は、独立して、水素又はアルキルであり;
sは、0、1、又は2である]である。
【0034】
いくつかの態様では、Rは、
【0035】
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0036】
いくつかの態様では、P1は少なくとも1つの窒素を含む。
【0037】
いくつかの態様では、前述の態様中のR2*中のアルキレンは、更に置換されていない。
【0038】
いくつかの態様では、R図1〜3に描かれている構造から選択される。
【0039】
いくつかの態様では、R
【0040】
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0041】
いくつかの態様では、化合物は一般式Iで表され、より具体的には、変数が上記で定義した通りである図4〜8の一般的構造のいずれかで表される。
【0042】
いくつかの態様では、化合物は一般式Ia
【0043】
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、R、及びyは上記で定義した通りである)で表される。
【0044】
いくつかの実施態様では、化合物は式Iaで表され、Rはアルキルである。
【0045】
いくつかの実施態様では、化合物は式Iaで表され、RはHである。
【0046】
いくつかの実施態様では、化合物は式Iaで表され、R
【0047】
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、R2*、Rx1、及びtは上記で定義した通りである)である。
【0048】
いくつかの実施態様では、化合物は式Iaで表され、R
【0049】
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、Rx1は水素又は非置換C−Cアルキルであり、R2*は上記で定義した通りである)である。
【0050】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ib:
【0051】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R及びRは上記で定義した通りである)で表される。
【0052】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ibで表され、Rはアルキルである。
【0053】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ibで表され、RはHである。
【0054】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ibで表され、R
【0055】
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、R2*、Rx1、及びtは上記で定義した通りである)である。
【0056】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ibで表され、Rは、
【0057】
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、Rx1は水素又はC−Cアルキルであり、R2*は上記で定義した通りである)である。
【0058】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ic:
【0059】
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R及びRは上記で定義した通りである)で表される。
【0060】
いくつかの実施態様では、化合物は式Icで表され、Rはアルキルである。
【0061】
いくつかの実施態様では、化合物は式Icで表され、RはHである。
【0062】
いくつかの実施態様では、化合物は式Icで表され、Rは、
【0063】
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、R2*、Rx1、及びtは上記で定義した通りである)である。
【0064】
いくつかの実施態様では、化合物は式Icで表され、R
【0065】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、Rx1は水素又はC−Cアルキルであり、R2*は上記で定義した通りである)である。
【0066】
いくつかの実施態様では、化合物は式Id:
【0067】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R及びRは上記で定義した通りである)で表される。
【0068】
いくつかの実施態様では、化合物は式Idで表され、Rはアルキルである。
【0069】
いくつかの実施態様では、化合物は式Idで表され、RはHである。
【0070】
いくつかの実施態様では、化合物は式Idで表され、R
【0071】
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、R2*、Rx1、及びtは上記で定義した通りである)である。
【0072】
いくつかの実施態様では、化合物は式Idで表され、R
【0073】
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、Rx1は水素又はC−Cアルキルであり、R2*は上記で定義した通りである)である。
【0074】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ie:
【0075】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
で表される。
【0076】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ieで表され、Rはアルキルである。
【0077】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ieで表され、RはHである。
【0078】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ieで表され、R
【0079】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、R2*、Rx1、及びtは上記で定義した通りである)である。
【0080】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ieで表され、R
【0081】
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、Rx1は水素又はC−Cアルキルであり、R2*は上記で定義した通りである)である。
【0082】
いくつかの実施態様では、化合物は式If:
【0083】
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
で表される。
【0084】
いくつかの実施態様では、化合は式Ifで表され、Rはアルキルである。
【0085】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ifで表され、RはHである。
【0086】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ifで表され、R
【0087】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、R2*、Rx1、及びtは上記で定義した通りである)である。
【0088】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ifで表され、R
【0089】
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、Rx1は水素又はC−Cアルキルであり、R2*は上記で定義した通りである)である。
【0090】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ig:
【0091】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
で表される。
【0092】
いくつかの実施態様では、化合物は式Igで表され、Rはアルキルである。
【0093】
いくつかの実施態様では、化合物は式Igで表され、RはHである。
【0094】
いくつかの実施態様では、化合物は式Igで表され、R
【0095】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、R2*、Rx1、及びtは上記で定義した通りである)である。
【0096】
いくつかの実施態様では、化合物は式Igで表され、Rは、
【0097】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、Rx1は水素又はC−Cアルキルであり、R2*は上記で定義した通りである)である。
【0098】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ih:
【0099】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
で表される。
【0100】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ihで表され、Rはアルキルである。
【0101】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ihで表され、RはHである。
【0102】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ihで表され、R
【0103】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、R2*、Rx1、及びtは上記で定義した通りである)である。
【0104】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ihで表され、R
【0105】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、Rx1は水素又はC−Cアルキルであり、R2*は上記で定義した通りである)である。
【0106】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ii:
【0107】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
で表される。
【0108】
いくつかの実施態様では、化合物は式Iiで表され、Rはアルキルである。
【0109】
いくつかの実施態様では、化合物は式Iiで表され、RはHである。
【0110】
いくつかの実施態様では、化合物は式Iiで表され、R
【0111】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、R2*、Rx1、及びtは上記で定義した通りである)である。
【0112】
いくつかの実施態様では、化合物は式Iiで表され、R
【0113】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、Rx1は水素又はC−Cアルキルであり、R2*は上記で定義した通りである)である。
【0114】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ij:
【0115】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
で表される。
【0116】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ijで表され、Rはアルキルである。
【0117】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ijで表され、RはHである。
【0118】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ijで表され、R
【0119】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基である)である。
【0120】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ijで表され、R
【0121】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、Rx1は水素又はC−Cアルキルである)である。
【0122】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ijで表され、RはHであり、両方のXがNである。
【0123】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ik:
【0124】
【化44】
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で表される。
【0125】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ikで表され、R
【0126】
【化45】
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(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基である)である。
【0127】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ikで表され、R
【0128】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、Rx1は水素又はC−Cアルキルである)である。
【0129】
いくつかの実施態様では、化合物は式Il:
【0130】
【化47】
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で表される。
【0131】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ilで表され、R
【0132】
【化48】
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(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基である)である。
【0133】
いくつかの実施態様では、化合物は式Ilで表され、R
【0134】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、Rx1は水素又はC−Cアルキルである)である。
【0135】
いくつかの実施態様では、化合物は式Im:
【0136】
【化50】
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で表される。
【0137】
いくつかの実施態様では、化合物は式Imで表され、R
【0138】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基である)である。
【0139】
いくつかの実施態様では、化合物は式Imで表され、R
【0140】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、Rx1は水素又はC−Cアルキルである)である。
【0141】
いくつかの実施態様では、化合物は式IIa:
【0142】
【化53】
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で表される。
【0143】
いくつかの実施態様では、化合物は式IIaで表され、R
【0144】
【化54】
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(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基である)である。
【0145】
いくつかの実施態様では、化合物は式IIaで表され、R
【0146】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、Rx1は水素又はC−Cアルキルである)である。
【0147】
いくつかの実施態様では、化合物は式IIb:
【0148】
【化56】
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で表される。
【0149】
いくつかの実施態様では、化合物は式Imで表され、R
【0150】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基である)である。
【0151】
いくつかの実施態様では、化合物は式Imで表され、R
【0152】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Pは4〜8員の単環又は二環式飽和ヘテロシクリル基であり、Rx1は水素又はC−Cアルキルである)である。
【0153】
定義
特に断りのない限り、明細書及び特許請求の範囲を含む本願で使用される以下の用語の定義は以下に示す通りである。明細書及び特許請求の範囲中、単数形は、文脈で明確に単数でないことが示されていない限り、複数の参照対象を含む。標準的な化学用語の定義は、Carey and Sundberg (2007) Advanced Organic Chemistry 5th Ed. Vols. A and B, Springer Science+Business Media LLC, New Yorkを初めとする参照文献中に見つけることができる。本発明の実施には、特に断りのない限り、合成有機化学、質量分析法、クロマトグラフィーの分取及び分析方法、タンパク質化学、生化学、組換えDNA技術、並びに薬理学の従来の方法が用いられる。有機化学の従来の方法には、March’s Advanced Organic Chemistry: Reactions, Mechanisms, and Structure, 6th Edition, M.B. Smith and J. March, John Wiley & Sons, Inc., Hoboken, NJ, 2007に含まれているものが含まれる。
【0154】
単独の「アルキル」又は「ハロアルキル」、「アルキルアミノ」等の他の用語内の「アルキル」という用語は、1〜約12個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状ラジカルを包含する。「低級アルキル」ラジカルは1〜約6個の炭素原子を有する。そのようなラジカルの例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソアミル、ヘキシル等が含まれる。「アルキレン」という用語は、直鎖状及び分岐状の架橋性二価アルキルラジカルを包含する。例としては、メチレン、エチレン、プロピレン、イソプロピレン等が挙げられる。
【0155】
「アルケニル」という用語は、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有する炭素数2〜約12の直鎖状又は分岐状ラジカルを包含する。「低級アルケニル」ラジカルは、2〜約6個の炭素原子を有する。アルケニルラジカルの例としては、エテニル、プロペニル、アリル、プロペニル、ブテニル、及び4−メチルブテニルが挙げられる。「アルケニル」及び「低級アルケニル」という用語は、「シス」及び「トランス」配向を有する又は「E」及び「Z」配向を有するラジカルを包含する。
【0156】
「アルキニル」という用語は、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有し且つ2〜約12個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐上のラジカルを意味する。「低級アルキニル」ラジカルは2〜約6個の炭素原子を有する。そのようなラジカルの例としてはプロパルギル、ブチニル等が挙げられる。
【0157】
アルキル、アルケニル、及びアルキニルラジカルは、必要に応じて、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロ等の1又は複数の官能基で置換されてもよい。
【0158】
「アルキルアミノ」という用語は、アミノ基が独立してそれぞれ1個のアルキルラジカル及び2個のアルキルラジカルで置換されている「N−アルキルアミノ」及び「N,N−ジアルキルアミノ」を包含する。「低級アルキルアミノ」ラジカルは、窒素原子に結合した炭素数1〜6のアルキルラジカルを1又は2個有する。好適なアルキルアミノラジカルは、N−メチルアミノ、N−エチルアミノ、N.N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ等のモノ又はジアルキルアミノであり得る。
【0159】
「ハロ」という用語は、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素原子等のハロゲンを意味する。
【0160】
「ハロアルキル」という用語は、アルキル炭素原子の任意の1又は複数が上記で定義した1又は複数のハロで置換されたラジカルを包含する。例としては、モノハロアルキル、ジハロアルキル、及びポリハロアルキルラジカル、例えばパーハロアルキルが挙げられる。例えば、モノハロアルキルラジカルは、ラジカル内にヨウ素、臭素、塩素、又はフッ素原子を有し得る。ジハロ及びポリハロアルキルラジカルは、同じハロ原子の2以上又は異なるハロラジカルの組合せを有し得る。「低級ハロアルキル」は、1〜6個の炭素原子を有するラジカルを包含する。ハロアルキルラジカルの例としては、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、ジフルオロクロロメチル、ジクロロフルオロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチル、及びジクロロプロピルが挙げられる。「パーフルオロアルキル」とは、全ての水素原子がフッ素原子で置換されたアルキルラジカルを意味する。例としてはトリフルオロメチル及びペンタフルオロエチルが挙げられる。
【0161】
「アリール」という用語は、単独又は組合せで、1又は2個の環を含む炭素環式芳香族系を意味し、そのような環は融合した形態で相互に結合してよい。「アリール」という用語は、フェニル、ナフチル、インデニル、テトラヒドロナフチル、インダニル等の芳香族ラジカルを包含する。より好ましいアリールはフェニルである。前記「アリール」基は、低級アルキル、ヒドロキシル、ハロ、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、アルコキシ、低級アルキルアミノ等の1又は複数の置換基を有し得る。アリール基は、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロ等の1又は複数の官能基で置換されていてよい。
【0162】
「ヘテロシクリル」(又は「ヘテロシクロ」)という用語は、飽和した、及び部分的に飽和した、異種原子含有環ラジカルを包含し、異種原子は窒素、硫黄、及び酸素から選択され得る。複素環は、6〜8員の単環式並びに5〜16員の二環系(架橋、融合、及びスピロ融合した二環系が含まれ得る)を含んでなる。この用語は、−O−O−、−O−S−、又は−S−S−部分を含む環を含まない。前記「ヘテロシクリル」基は、ヒドロキシル、Boc、ハロ、ハロアルキル、シアノ、低級アルキル、低級アラルキル、オキソ、低級アルコキシ、アミノ、低級アルキルアミノ等の1〜3個の置換基を有し得る。
【0163】
飽和ヘテロシクロ基の例としては、1〜4個の窒素原子を含む3〜6員の飽和ヘテロ単環式基[例えば、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジニル、ピロリニル、ピペラジニル];1〜2個の酸素原子及び1〜3個の窒素原子を含む3〜6員の飽和ヘテロ単環式基[例えば、モルホリニル];1〜2個の硫黄原子及び1〜3個の窒素原子を含む3〜6員の飽和ヘテロ単環式基[例えば、チアゾリジニル]が含まれる。部分飽和ヘテロシクリルラジカルの例としては、ジヒドロチエニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロフリル、ジヒドロチアゾリル等が挙げられる。
【0164】
部分飽和及び飽和ヘテロシクロ基の具体例としては、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジニル、ピロリニル、ピラゾリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、テトラヒドロピラニル、チアゾリジニル、ジヒドロチエニル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキサニル、インドリニル、イソインドリニル、ジヒドロベンゾチエニル、ジヒドロベンゾフリル、イソクロマニル、クロマニル、1,2−ジヒドロキノリル、1,2,3,4− テトラヒドロ−イソキノリル、1 ,2,3,4−テトラヒドロ−キノリル、2,3,4,4a,9,9a−ヘキサヒドロ−1H−3−アザ−フルオレニル、5,6,7−トリヒドロ−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]イソキノリル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジニル、ベンゾ[1,4]ジオキサニル、2,3−ジヒドロ−1H−1λ’−ベンゾ[d]イソチアゾール−6−イル、ジヒドロピラニル、ジヒドロフリル、及びジヒドロチアゾリル等が挙げられる。
【0165】
ヘテロシクロ基としてはまた、複素環ラジカルがアリールラジカルと融合/縮合したラジカル:1〜5個の窒素原子を含む不飽和縮合複素環基、例えばインドリル、イソインドリル、インドリジニル、ベンズイミダゾリル、キノリル、イソキノリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、テトラゾロピリダジニル[例えば、テトラゾロ[1,5−b]ピリダジニル];1〜2個の酸素原子及び1〜3個の窒素原子を含む不飽和縮合複素環基[例えば、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル];1〜2個の硫黄原子及び1〜3個の窒素原子を含む不飽和縮合複素環基[例えば、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル];並びに1〜2個の酸素又は硫黄原子を含む飽和、部分不飽和、及び不飽和の縮合複素環基[例えば、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル、及びジヒドロベンゾフリル]が挙げられる。
【0166】
「ヘテロアリール」という用語は、O、N、及びSから選択される1又は複数の異種原子を含むアリール環系を意味し、環の窒素及び硫黄原子は酸化されていてよく、窒素原子は第4級化されていてよい。例としては、1〜4個の窒素原子を含む5〜6員の不飽和ヘテロ単環式基、例えば、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアゾリル[例えば、4H−1,2,4−トリアゾリル、1H−1,2,3−トリアゾリル、2H−1,2,3−トリアゾリル];酸素原子を含む5〜6員の不飽和ヘテロ単環式基、例えば、ピラニル、2−フリル、3−フリル等;硫黄原子を含む5〜6員の不飽和ヘテロ単環式基、例えば、2−チエニル、3−チエニル等;1〜2個の酸素原子及び1〜3個の窒素原子を含む5〜6員の不飽和ヘテロ単環式基、例えば、オキサゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル[例えば、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル];1〜2個の硫黄原子及び1〜3個の窒素原子を含む5〜6員の不飽和ヘテロ単環式基、例えば、チアゾリル、チアジアゾリル[例えば、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル]が挙げられる。
【0167】
「ヘテロアリールアルキル」という用語は、ヘテロアリール基で置換されたアルキルラジカルを意味する。例としてはピリジルメチル及びチエニルエチルが含まれる。
【0168】
「スルホニル」という用語は、単独で用いられるにせよ、アルキルスルホニルのように他の用語につなげて用いられるにせよ、それぞれ二価ラジカル−SO−を意味する。
【0169】
「カルボキシ」又は「カルボキシル」という用語は、単独で用いられるにせよ、「カルボキシアルキル」のように他の用語と用いられるにせよ、−C(O)−OHを意味する。
【0170】
「カルボニル」という用語は、単独で用いられるにせよ、「アミノカルボニル」のように他の用語と用いられるにせよ、−C(O)−を意味する。
【0171】
「アミノカルボニル」という用語は、式−C(O)−NHのアミド基を意味する。
【0172】
「ヘテロシクロアルキル」という用語は、複素環式置換アルキルラジカルを包含する。
例としてはピペリジルメチル及びモルホリニルエチルが含まれる。
【0173】
「アリールアルキル」という用語はアリール置換アルキルラジカルを包含する。例としては、ベンジル、ジフェニルメチル、及びフェニルエチルが含まれる。前記アラルキル中のアリールは、ハロ、アルキル、アルコキシ、ハルコアルキル、及びハロアルコキシで更に置換されていてもよい。
【0174】
「シクロアルキル」という用語は、炭素数3〜10の飽和炭素環式基を含む。低級シクロアルキル基はC−C環を含む。例としては、シクロペンチル、シクロプロピル、及びシクロヘキシルが含まれる。シクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロ等の1又は複数の官能基で置換されていてよい。
【0175】
「シクロアルキルアルキル」という用語は、シクロアルキル置換アルキルラジカルを包含する。「低級シクロアルキルアルキル」ラジカルは、1〜6個の炭素原子を有するアルキルラジカルに結合したシクロアルキルラジカルである。例としてはシクロヘキシルメチルが挙げられる。前記ラジカル中のシクロアルキルは、ハロ、アルキル、アルコキシ、及びヒドロキシで更に置換されていてもよい。
【0176】
「シクロアルケニル」という用語は、「シクロアルキルジエニル」化合物を含む1又は複数の炭素−炭素二重結合を有する炭素環式基を含む。例としては、シクロペンテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキセニル、及びシクロヘプタジエニルが挙げられる。
【0177】
「含んでなる」という用語は、開放的(open ended)であることを意味し、記載の構成要素を含むが、他の要素を排除しない。
【0178】
本発明において、「オキソ」という用語は、二重結合で結合した酸素原子を意図する。
【0179】
本発明において、「ニトロ」という用語は−NOを意図する。
【0180】
本発明において、「シアノ」という用語は−CNを意図する。
【0181】
合成
開示されている化合物は以下の一般的スキームに従って製造することができる。
【0182】
【化59】
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【0183】
スキーム1中、Ref−1は国際公開第2010/020675(A1)号であり、Ref−2はWhite, J. D.; et al. J. Org. Chem. 1995, 60, 3600であり、Ref−3はPresser, A. and Hufner, A. Monatshefte fur Chemie 2004, 135, 1015である。
【0184】
【化60】
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【0185】
スキーム2中、Ref−1は国際公開第2010/020675(A1)号であり、Ref−4は国際公開第2005/040166(A1)号であり、Ref−5はSchoenauer, K and Zbiral, E. Tetrahedron Letters 1983, 24, 573である。
【0186】
【化61】
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【0187】
スキーム3中、Ref−1は国際公開第2010/020675(A1)号である。
【0188】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0189】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0190】
スキーム5は式IIの化合物の合成に有用なスキームを示している。
【実施例】
【0191】
実施例1
tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]エチル]カルバマート
【化64】
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5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(3.2g、0.0135モル)のエタノール(80mL)溶液にHunig塩基3.0mLを加え、次いでN−(tert−ブトキシカルボニル)−1,2−ジアミノエタン(2.5g、0.0156モル)のエタノール(20mL)溶液を加えた。内容物を一晩20時間撹拌した。溶媒を真空下で蒸発させた。酢酸エチル(200mL)及び水(100mL)を加え、層を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、真空下で濃縮した。ヘキサン/酢酸エチル(0〜60%)を用いたシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより、tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]エチル]カルバマートを得た。1H NMR (d6-DMSO) 8.21 (s, 1H), 7.62 (brs, 1H), 7.27 (brs, 1H), 3.39 (m, 2H), 3.12 (m, 2H), 1.34 (s, 9H)。LCMS (ESI) 351 (M + H)。
【0192】
tert−ブチルN−[2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]エチル]カルバマート
【化65】
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tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]エチル]カルバマート(3.6mmole、1.265g)のTHF(10mL)溶液に0.778mLのアセタール(5.43mmol)、148mgのPd(dppf)CHCl、0.757mLのトリエチルアミン(5.43mmol)を加えた。内容物を脱気した後、窒素でパージした。次いで、これに29mgのCuIを加えた。反応混合物を還流下で48時間加熱した。冷却後、内容物をCELITE(商標)で濾過し、濃縮した。得られた残渣を、ヘキサン/酢酸エチル(0〜30%)を用いてカラムクロマトグラフィーにかけ、tert−ブチルN−[2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]エチル]カルバマートを得た。1H NMR (d6-DMSO) 8.18 (s, 1H), 7.63 (brs, 1H), 7.40 (brs, 1H), 5.55 (s, 1H), 3.70 (m, 2H), 3.60 (m, 2H), 3.42 (m, 2H), 3.15 (m, 2H), 1.19 - 1.16 (m, 15H)。LCMS (ESI) 399 (M + H)。
【0193】
tert−ブチルN−[2−[2−クロロ−6−(ジエトキシメチル)ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル]エチル]カルバマート
【化66】
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カップリングした生成物(2.1g、0.00526モル)のTHF(30mL)溶液に7.0gの固体TBAFを加えた。内容物を65度で2時間加熱した。濃縮した後、酢酸エチル/ヘキサン(0〜50%)を用いたカラムクロマトグラフィーにより、tert−ブチルN−[2−[2−クロロ−6−(ジエトキシメチル)ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル]エチル]カルバマートを薄い褐色の液体(1.1g)として得た。1H NMR (d6-DMSO) 8.88 (s, 1H), 6.95 (brs, 1H), 6.69 (s, 1H), 5.79 (s, 1H), 4.29 (m, 2H), 3.59 (m, 4H), 3.34 (m, 1H), 3.18 (m, 1H), 1.19 (m, 9H), 1.17 (m, 6H)。LCMS (ESI) 399 (M + H)。
【0194】
tert−ブチルN−[2−(2−クロロ−6−ホルミル−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)エチル]カルバマート
【化67】
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900mgのアセタールに8.0mLのAcOH及び1.0mLの水を加えた。これを室温で16時間撹拌した。濃縮及びカラム酢酸エチル/ヘキサン(0〜60%)により、0.510gのtert−ブチルN−[2−(2−クロロ−6−ホルミル−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)エチル]カルバマートを泡状物質として得た。1H NMR (d6-DMSO) 9.98 (s, 1H), 9.18 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 6.80 (brs, 1H), 4.52 (m, 2H), 4.36 (m, 2H), 1.14 (s, 9H)。LCMS (ESI) 325 (M + H)。
【0195】
7−[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸
【化68】
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アルデヒド(0.940g)のDMF(4mL)溶液にオキソン(1.95g、1.1eq)を加えた。内容物を室温で7時間撹拌した。カラムヘキサン/酢酸エチル(0〜100%)により、0.545gの7−[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸を得た。1H NMR (d6-DMSO) 9.11 (s, 1H), 7.39 (s, 1H), 4.38 (m, 2H), 4.15 (m, 2H), 1.48 (m, 9H)。LCMS (ESI) 341(M + H)。
【0196】
メチル7−[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート
【化69】
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2−クロロ−7−プロピル−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(0.545g、0.00156モル)のトルエン(3.5mL)及びMeOH(1mL)溶液にTMS−ジアゾメタン(1.2mL)を加えた。室温で一晩撹拌した後、過剰のTMS−ジアゾメタンを酢酸(3mL)でクエンチし、その後、真空下で濃縮した。ヘキサン/酢酸エチル(0〜70%)を用いて残渣をカラムにかけ、メチル7−[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラートをオフホワイトの固体として得た(0.52g)。1H NMR (d6-DMSO) 9.10 (s, 1H), 7.45 (s, 1H), 6.81 (brs, 1H) 4.60 (m, 2H), 3.91 (s, 3H), 3.29 (m, 2H), 1.18 (m, 9H)。LCMS (ESI) 355 (M + H)。
【0197】
クロロ三環式アミド
【化70】
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メチル7−[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート(0.50g、0.0014モル)のジクロロメタン(2.0mL)溶液に0.830mLのTFAを加えた。内容物を室温で1時間撹拌した。真空下で濃縮することで、粗アミノエステルを得、これをトルエン(5mL)及びHunig塩基(0.5mL)に懸濁した。内容物を還流下で2時間加熱した。濃縮後、ヘキサン/酢酸エチル(0〜50%)を用いたカラムクロマトグラフィーにより、所望のクロロ三環式アミド(0.260g)を得た。1H NMR (d6-DMSO) 9.08 (s, 1H), 8.48 (brs, 1H), 7.21 (s, 1H) 4.33 (m, 2H), 3.64 (m, 2H)。LCMS (ESI) 223
(M + H)。
【0198】
クロロ−N−メチル三環式アミド
【化71】
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クロロ三環式ラクタム(185mg、0.00083モル)のDMF(2.0mL)溶液に水素化ナトリウム(油中55%分散、52mg)を加えた。15分間撹拌後、ヨウ化メチル(62μL、1.2eq)。内容物を室温で30分間撹拌した。メタノール(5mL)添加後、飽和NaHCOを加え、次いで酢酸エチルを加えた。有機層を分離した後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮し、N−メチル化アミドを定量的収量で得た。1H NMR (d6-DMSO) 9.05 (s, 1H), 7.17 (s, 1H) 4.38 (m, 2H), 3.80 (m, 2H), 3.05 (s, 3H)。LCMS (ESI) 237 (M + H)。
【0199】
1−メチル−4−(6−ニトロ−3−ピリジル)ピペラジン
【化72】
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5−ブロモ−2−ニトロピリジン(4.93g、24.3mmole)のDMF(20mL)溶液にN−メチルピペラジン(2.96g、1.1eq)を加え、次いでDIPEA(4.65mL、26.7mmole)を加えた。内容物を90度で24時間加熱した。酢酸エチル(200mL)添加後、水100mLを加え、層を分離した。乾燥させた後、濃縮し、粗生成物を得、(0〜10%)DCM/メタノールを用いてカラムにかけた。
1H NMR (δ6-DMSO) 8.26 (s, 1H), 8.15 (1H, d, J = 9.3 Hz), 7.49 (1H, d, J = 9.4 Hz), 3.50 (m, 4H), 2.49 (m, 4H), 2.22 (s, 3H)。
【0200】
5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミン
【化73】
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1−メチル−4−(6−ニトロ−3−ピリジル)ピペラジン(3.4g)の酢酸エチル(100mL)及びエタノール(100mL)溶液に10%Pd/c(400mg)を加え、次いで内容物を水素下(10psi)で一晩撹拌した。CELITE(商標)で濾過した後、溶媒を蒸発させ、粗生成物を、DCM/7N アンモニアのMeOH(0〜5%)溶液を用いてシリカゲルで精製し、5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミン(2.2g)を得た。1H NMR (d6-DMSO) 7.56 (1H, d, J = 3 Hz), 7.13 (1H, m), 6.36 (1H, d, J = 8.8 Hz), 5.33 (brs, 2H), 2.88 (m, 4H), 2.47 (m, 4H), 2.16 (s, 3H)。
【0201】
tert−ブチル4−(6−アミノ−3−ピリジル)ピペラジン−1−カルボキシラート
【化74】
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この化合物は国際公開第2010/020675(A1)号に記載されているように製造した。
【0202】
実施例2−更なる中間体の合成
【化75】
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【0203】
中間体A:tert−ブチルN−[2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3−メチル−ブチル]カルバマート
【化76】
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0℃に冷却したベンジルN−[1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−プロピル]カルバマート(11.0g、0.0464モル)のジオキサン(100mL)溶液に、ジフェニルリン酸アジド(10.99mL、1.1eq)を加え、次いでDBU(8.32mL、1.2eq)を加えた。内容物を室温に温め、16時間撹拌した。酢酸エチル(300mL)及び水(100mL)を添加した後、有機層を分離し、次いで、飽和NaHCO(100mL)で洗浄した。次いで、有機層を乾燥させ(硫酸マグネシウム)、真空下で濃縮した。この中間体のDMSO(100mL)溶液にアジ化ナトリウムを7.54g加え、次いで、内容物を90度で2時間加熱した。酢酸エチル及び水を加えた後、層を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、真空下で濃縮し、油状物質を得、これを、ヘキサン/酢酸エチル(0〜70%)を用いてカラムにかけ、ベンジルN−[1−(アジドメチル)−2−メチル−プロピル]カルバマート(6.9g)を無色油状物質として得た。
【0204】
ベンジルN−[1−(アジドメチル)−2−メチル−プロピル]カルバマート(6.9g、0.0263モル)のTHF(100mL)溶液にトリフェニルホスフィン(7.59g、1.1eq)を加えた。内容物を20時間撹拌した。水(10mL)を加え、更に6時間撹拌した後、酢酸エチルを加え、層を分離した。硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮した後、粗生成物を、DCM/MeOH(0〜10%)を用いてカラムにかけ、ベンジルN−[1−(アミノメチル)−2−メチル−プロピル]カルバマートを黄色油状物質として得た。
【0205】
ベンジルN−[1−(アミノメチル)−2−メチル−プロピル]カルバマート(4.65g、0.019モル)のTHF(70mL)溶液に2N NaOH(20mL)を加え、次いで二炭酸ジ−tert−ブチル(5.15g、1.2eq)を加えた。16時間撹拌した後、酢酸エチルを加え、層を分離した。硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮した後、粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(0〜40%)を用いてシリカゲルカラムで精製し、中間体A(tert−ブチルN−[2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3−メチル−ブチル]カルバマート)(6.1g)を得た。1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.89 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 0.92 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 1.38 (s, 9 H) 1.70 - 1.81 (m, 1 H) 3.18 (d, J=5.56 Hz, 2 H) 3.47 - 3.60 (m, 1 H) 4.76 (s, 1 H) 4.89 (d, J=7.90 Hz, 1 H) 5.07 (s, 2 H) 7.25 - 7.36 (m, 5 H)。LCMS (ESI) 337 (M + H)。
【0206】
中間体B:tert−ブチルN−[2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−4−メチル−ペンチル]カルバマート
【化77】
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ベンジルN−[1−(ヒドロキシメチル)−3−メチル−ブチル]カルバマート(6.3g、0.025モル)のDCM(100mL)溶液にジイソプロピルエチルアミン(5.25mL、1.2eq)を加え、次いでメタンスルホニルクロリド(2.13mL、1.1eq)を0度で加えた。3時間撹拌した後、水(100mL)を加え、有機層を分離した。硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で乾燥させた後、粗[2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−4−メチル−ペンチル]メタンスルホナートを得、これを直接次のステップに用いた。
【0207】
上記反応で得られた粗[2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−4−メチル−ペンチル]メタンスルホナートのDMF(50mL)溶液にアジ化ナトリウム(2.43g)を加えた。次いで、反応混合物を85度で3時間加熱した。冷却後、酢酸エチル(300mL)及び水を加えた。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、次いで真空下で乾燥させ、粗ベンジルN−[1−(アジドメチル)−3−メチル−ブチル]カルバマートを得た。この粗中間体にTHF(100mL)、次いでトリフェニルホスフィン(7.21g)を加え、窒素下で16時間撹拌した。水(10mL)を加え、更に6時間撹拌した後、酢酸エチルを加え、層を分離した。硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮した後、粗生成物を、DCM/MeOH(0〜10%)を用いてカラムにかけ、ベンジルN−[1−(アミノメチル)−3−メチル−ブチル]カルバマート(4.5g)を得た。
【0208】
ベンジルN−[1−(アミノメチル)−3−メチル−ブチル]カルバマート(4.5g、0.018モル)のTHF(60mL)溶液に2N NaOH(18mL)を加えた後、二炭酸ジ−tert−ブチル(4.19g、1.07eq)を加えた。16時間撹拌した後、酢酸エチルを加え、層を分離した。硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮した後、粗生成物を次のステップに用いた。1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.89 (d, J=6.73 Hz, 6 H) 1.25 - 1.34 (m, 1 H) 1.39 (s, 9 H) 1.57 - 1.71 (m, 2 H) 3.04 - 3.26 (m, 2 H) 3.68 - 3.80 (m, 1 H) 4.72 - 4.89 (m, 2 H) 5.06 (s, 2 H) 7.25 - 7.38 (m, 5 H)。LCMS (ESI) 351 (M + H)。
【0209】
中間体C:tert−ブチルN−[(2R)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3−メチル−ブチル]カルバマート
【化78】
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中間体Cは、中間体Bで記載したのと同様な合成ステップを用いてベンジルN−[(1R)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−プロピル]カルバマートから合成した。
分析データ(NMR及び質量分析)は中間体Aのものと一致していた。
【0210】
中間体D:−tert−ブチルN−[(2S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3−メチル−ブチル]カルバマート
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
中間体Dは、中間体Bで記載したのと同様な合成ステップを用いてベンジルN−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−プロピル]カルバマートから合成した。
分析データ(NMR及び質量分析)は中間体Aのものと一致していた。
【0211】
中間体E:tert−ブチルN−[(1S)−1−(アミノメチル)−2−メチル−プロピル]カルバマート
【化80】
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tert−ブチルN−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−プロピル]カルバマートカルバマート(6.3g、0.025モル)のTHF(100mL)溶液にジイソプロピルエチルアミン(5.25mL、1.2eq)を加え、次いでメタンスルホニルクロリド(2.13mL、1.1eq)を0度で加えた。3時間撹拌した後、水(100mL)を加え、有機層を分離した。硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮し、粗[(2S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−メチル−ブチル]メタンスルホナートを得、これを直接次のステップに用いた。
【0212】
上記反応で得られた粗[(2S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−メチル−ブチル]メタンスルホナートのDMSO(50mL)溶液にアジ化ナトリウム(2.43g)を加えた。次いで、反応混合物を85度で3時間加熱した。冷却後、酢酸エチル(300mL)及び水を加えた。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、真空下で濃縮し、粗ベンジルN−[1−(アジドメチル)−3−メチル−ブチル]カルバマートを得た。この粗中間体にTHF(100mL)、次いでトリフェニルホスフィン(7.21g)を加え、窒素下で16時間撹拌した。水(10mL)を加え、更に6時間撹拌した後、酢酸エチルを加え、層を分離した。硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮した後、粗生成物を、DCM/MeOH(0〜10%)を用いてカラムにかけ、ベンジルN−[1−(アミノメチル)−3−メチル−ブチル]カルバマート(4.5g)を得た。LCMS (ESI) 203 (M + H)。
【0213】
中間体F:tert−ブチルN−[(1R)−1−(アミノメチル)−2−メチル−プロピル]カルバマート
【化81】
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中間体Eで記載したのと同様な合成順序でtert−ブチルN−[(1R)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−プロピル]カルバマートから中間体Fを合成した。分析データ(NMR及び質量分析)は中間体Eと一致していた。
【0214】
中間体G:tert−ブチルN−[(2S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−4−メチル−ペンチル]カルバマート
【化82】
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中間体Bで記載したのと同様な合成順序でベンジルN−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−3−メチル−ブチル]カルバマートから中間体Gを合成した。分析データ(NMR及び質量分析)は中間体Bと一致していた。
【0215】
中間体H:tert−ブチルN−[(2S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−2−フェニル−エチル]カルバマート
【化83】
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中間体Bで記載したのと同様な合成順序でベンジルN−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−フェニル−エチル]カルバマートから中間体Hを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.20 - 1.33 (m, 9 H) 3.11 (t, J=6.29 Hz, 2 H) 4.59 - 4.68 (m, 1 H) 4.88 - 5.01 (m, 2 H) 6.81 (t, J=5.42 Hz, 1 H) 7.14 - 7.35 (m, 10 H) 7.69 (d, J=8.49 Hz, 1 H)。LCMS (ESI) 371 (M + H)。
【0216】
中間体I:tert−ブチルN−[(2S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3−メチル−ペンチル]カルバマート
【化84】
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中間体Bで記載したのと同様な合成順序でベンジルN−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−ブチル]カルバマートから中間体Iを合成した。1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.85 - 0.92 (m, 6 H) 1.05 - 1.15 (m, 1 H) 1.35 - 1.41 (m, 9 H) 1.45 - 1.56 (m, 2 H) 3.14 - 3.24 (m, 2 H) 3.54 - 3.64 (m, 1 H) 4.78 (s, 1 H) 4.96 (d, J=7.91 Hz, 1 H) 5.06 (s, 2 H) 7.27 - 7.37 (m, 5 H)。LCMS (ESI) 351 (M + H)。
【0217】
中間体J:tert−ブチルN−[(2S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3,3−ジメチル−ブチル]カルバマート
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
中間体Bで記載したのと同様な合成順序でベンジルN−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2,2−ジメチル−プロピル]カルバマートから中間体Jを合成した。LCMS(ESI) 351。
【0218】
中間体K:tert−ブチルN−[[1−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)シクロヘキシル]メチル]カルバマート
【化86】
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ベンジルN−[1−(アミノメチル)シクロヘキシル]カルバマート(10.0g、0.0381モル)のTHF(150mL)溶液に二炭酸ジ−tert−ブチル(9.15g、1.1eq)を加え、内容物を室温で16時間撹拌した。次いで、酢酸エチル及び水を加えた。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、真空下で濃縮して、tert−ブチルN−[[1−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)シクロヘキシル]メチル]カルバマート(13.1g)を得た。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.92 - 1.54 (m, 17 H) 1.76 - 2.06 (m, 2 H) 3.09 (d, J=6.15 Hz, 2 H) 4.92 (s, 2 H) 6.63 (d, J=17.27 Hz, 1 H) 7.16 - 7.49 (m, 6 H)。LCMS (ESI) 363 (M + H)。
【0219】
中間体L:tert−ブチルN−[[1−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)シクロペンチル]メチル]カルバマート
【化87】
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tert−ブチルN−[[1−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)シクロヘキシル]メチル]カルバマートと同様の方法でtert−ブチルN−[[1−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)シクロペンチル]メチル]カルバマートを合成した。LCMS(ESI) 349(M+H)。
【0220】
実施例3−置換2−アミノピリジンの合成
【0221】
【化88】
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5−ブロモ−2−ニトロピリジン(1.2g、5.9mmol)のDMSO(4mL)溶液に1−(4−ピペリジル)ピペリジン(1.0g、5.9mmole)及びトリエチルアミン(0.99mL、7.1mmole)を加えた。CEM Discoveryマイクロ波装置を用いて内容物を120度で3時間加熱した。次いで、粗反応物をシリカゲルカラムにロードし、DCM/メタノール(0〜20%)で溶出して、2−ニトロ−5−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]ピリジンを油状物質(457mg)として得た。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.26 - 1.36 (m, 2 H) 1.43 (m, 6 H) 1.76 (m, 2 H) 2.37 (m, 5 H) 2.94 (t, J=12.74 Hz, 2 H) 4.06 (d, J=13.47 Hz, 2 H) 7.41 (dd, J=9.37, 2.64 Hz, 1 H) 8.08 (d, J=9.37 Hz, 1 H) 8.20 (d, J=2.64 Hz, 1 H)。
【0222】
5−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]ピリジン−2−アミン
【化89】
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5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミンの合成で用いたのと同様な方法で5−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]ピリジン−2−アミンを製造した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.13 - 1.37 (m, 6 H) 1.40 - 1.63 (m, 6 H) 1.71 (m, 2 H), 2.24 (m, 1H) 2.43 (m, 2 H) 3.33 (d, J=12.30 Hz, 2 H) 5.31 (s, 2 H) 6.33 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 7.10 (dd, J=8.78, 2.93 Hz, 1 H) 7.55 (d, J=2.64 Hz, 1 H)。LCMS (ESI) 261 (M + H)。
【0223】
4−[1−(6−ニトロ−3−ピリジル)−4−ピペリジル]モルホリン
【化90】
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2−ニトロ−5−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]ピリジンの合成で用いたのと同様な方法で4−[1−(6−ニトロ−3−ピリジル)−4−ピペリジル]モルホリンを製造した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.41 (m, 2 H) 1.82 (m, 2 H) 2.42 (m, 5 H) 2.98 (t, J=12.44 Hz, 2 H) 3.52 (s, 4 H) 4.04 (d, J=12.88 Hz, 2 H) 7.42 (d, J=9.37 Hz, 1 H) 8.08 (d, J=9.08 Hz, 1 H) 8.21 (s, 1 H)。
【0224】
5−(4−モルホリノ−1−ピペリジル)ピリジン−2−アミン
【化91】
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5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミンの合成で用いたのと同様な方法で5−(4−モルホリノ−1−ピペリジル)ピリジン−2−アミンを製造した。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.34 - 1.52 (m, 2 H) 1.78 (m, 2 H) 2.14 (m, 1 H) 2.43 (m, 4 H) 3.32 (d, J=12.30 Hz, 4 H) 3.47 - 3.59 (m, 4 H) 5.32 (s, 2 H) 6.34 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 7.11 (dd, J=8.93, 2.78 Hz, 1 H) 7.47 - 7.62 (m, 1 H)。LCMS (ESI) 263 (M + H)。
【0225】
4−[1−(6−ニトロ−3−ピリジル)−4−ピペリジル]チオモルホリン
【化92】
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2−ニトロ−5−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]ピリジンの合成で用いたのと同様な方法で4−[1−(6−ニトロ−3−ピリジル)−4−ピペリジル]チオモルホリンを製造した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.40 - 1.52 (m, 2 H) 1.71 (m, 2 H) 2.49 - 2.55 (m, 4 H) 2.56 - 2.63 (m, 1 H) 2.68 - 2.75 (m, 4 H) 2.88 - 2.98 (m, 2 H) 4.09 (d, J=13.18 Hz, 2 H) 7.42 (dd, J=9.22, 3.07 Hz, 1 H) 8.08 (d, J=9.37 Hz, 1 H) 8.20 (d, J=3.22 Hz, 1 H)。
【0226】
5−(4−チオモルホリノ−1−ピペリジル)ピリジン−2−アミン
【化93】
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5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミンの合成で用いたのと同様な方法で5−(4−チオモルホリノ−1−ピペリジル)ピリジン−2−アミンを製造した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.47 - 1.59 (m, 2 H) 1.65 (m, 2 H) 2.22 - 2.38 (m, 1 H) 2.50 - 2.59 (m, 6 H) 2.68 - 2.82 (m, 4 H) 3.33 (d, J=12.00 Hz, 2 H) 5.31 (s, 2 H) 6.33 (d, J=9.08 Hz, 1 H) 7.10 (dd, J=8.78, 2.93 Hz, 1 H) 7.55 (d, J=2.64 Hz, 1 H). LCMS (ESI) 279 (M + H)。
【0227】
2−ニトロ−5−(1−ピペリジル)ピリジン
【化94】
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2−ニトロ−5−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]ピリジンの合成で用いたのと同様な方法で2−ニトロ−5−(1−ピペリジル)ピリジンを製造した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.56 (m, 6 H) 3.49 (d, J=4.39 Hz, 4 H) 7.30 - 7.47 (m, 1 H) 8.02 - 8.12 (m, 1 H) 8.15 - 8.26 (m, 1 H)。
【0228】
5−(1−ピペリジル)ピリジン−2−アミン
【化95】
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5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミンの合成で用いたのと同様な方法で5−(1−ピペリジル)ピリジン−2−アミンを製造した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.39 - 1.46 (m, 2 H) 1.51 - 1.62 (m, 4 H) 2.75 - 2.92 (m, 4 H) 5.30 (s, 2 H) 6.34 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 7.09 (dd, J=8.78, 2.93 Hz, 1 H) 7.54 (d, J=2.93 Hz, 1 H)。LCMS (ESI) 178 (M + H)。
【0229】
4−(6−ニトロ−3−ピリジル)チオモルホリン
【化96】
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2−ニトロ−5−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]ピリジンの合成で用いたのと同様な方法で4−(6−ニトロ−3−ピリジル)チオモルホリンを製造した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.56 - 2.69 (m, 4 H) 3.79 - 3.92 (m, 4 H) 7.43 (dd, J=9.22, 3.07 Hz, 1 H) 8.10 (d, J=9.37 Hz, 1 H) 8.20 (d, J=2.93 Hz, 1 H)。
【0230】
5−チオモルホリノピリジン−2−アミン
【化97】
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5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミンの合成で用いたのと同様な方法で5−チオモルホリノピリジン−2−アミンを製造した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.59 - 2.73 (m, 4 H) 3.04 - 3.20 (m, 4 H) 5.41 (s, 2 H) 6.35 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 7.10 (dd, J=8.78, 2.93 Hz, 1 H) 7.57 (d, J=2.64 Hz, 1 H)。LCMS (ESI) 196 (M + H)。
【0231】
tert−ブチル(4R)−5−(6−ニトロ−3−ピリジル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシラート
【化98】
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2−ニトロ−5−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]ピリジンの合成で用いたのと同様な方法でtert−ブチル(4R)−5−(6−ニトロ−3−ピリジル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシラートを製造した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.33 (d, J=32.21 Hz, 11 H) 1.91 (m, 2 H) 3.15 (d, J=10.25 Hz, 1 H) 3.58 (m, 1 H) 4.46 (m, 1 H) 4.83 (s, 1 H) 7.16 (s, 1 H) 7.94 (s, 1 H) 8.05 - 8.16 (m, 1 H)。
【0232】
tert−ブチル(4R)−5−(6−アミノ−3−ピリジル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシラート
【化99】
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5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミンの合成で用いたのと同様な方法でtert−ブチル(4R)−5−(6−アミノ−3−ピリジル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシラートを製造した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.31 (d, J=31.91 Hz, 11 H) 1.83 (m, 2 H) 2.71 - 2.82 (m, 1 H) 3.44 (m,1 H) 4.30 (d, 2H) 5.08 (s, 2 H) 6.35 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 6.77 - 6.91 (m, 1 H) 7.33 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 291 (M + H)。
【0233】
N,N−ジメチル−1−(6−ニトロ−3−ピリジル)ピペリジン−4−アミン
【化100】
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2−ニトロ−5−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]ピリジンの合成で用いたのと同様な方法でN,N−ジメチル−1−(6−ニトロ−3−ピリジル)ピペリジン−4−アミンを製造した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.30 - 1.45 (m, 2 H) 1.79 (m, 2 H) 2.14 (s, 6 H) 2.33 (m, 1 H) 2.92 - 3.04 (m, 2 H) 4.03 (d, J=13.76 Hz, 2 H) 7.42 (dd, J=9.22, 3.07 Hz, 1 H) 8.04 - 8.11 (m, 1 H) 8.21 (d, J=2.93 Hz, 1 H)。
【0234】
5−[4−(ジメチルアミノ)−1−ピペリジル]ピリジン−2−アミン
【化101】
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5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミンの合成で用いたのと同様な方法で5−[4−(ジメチルアミノ)−1−ピペリジル]ピリジン−2−アミンを製造した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.35 - 1.50 (m, 2 H) 1.69 - 1.81 (m, 2 H) 2.00 - 2.10 (m, 1 H) 2.11 - 2.22 (s, 6 H) 3.17 - 3.36 (m, 4 H) 5.19 - 5.38 (s, 2 H) 6.34 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 7.10 (dd, J=8.78, 2.93 Hz, 1 H) 7.55 (d, J=2.63 Hz, 1 H). LCMS (ESI) 221 (M + H)。
【0235】
4−(6−ニトロ−3−ピリジル)モルホリン
【化102】
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2−ニトロ−5−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]ピリジンの合成で用いたのと同様な方法で4−(6−ニトロ−3−ピリジル)モルホリンを製造した。
【0236】
5−モルホリノピリジン−2−アミン
【化103】
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5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミンの合成で用いたのと同様な方法で5−モルホリノピリジン−2−アミンを製造した。1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 2.91 - 3.00 (m, 4 H) 3.76 - 3.84 (m, 4 H) 4.19 (br. s., 2 H) 6.45 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 7.12 (dd, J=8.78, 2.93 Hz, 1 H) 7.72 (d, J=2.93 Hz, 1 H)。
【0237】
5−(4−イソブチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミン
【化104】
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2−ニトロ−5−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]ピリジンの合成で用いたのと同様な方法で1−イソブチル−4−(6−ニトロ−3−ピリジル)ピペラジンを製造し、次いでこれを、5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミンの合成で用いたのと同様な方法で5−(4−イソブチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミンに変換した。1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.88 (d, J=6.73 Hz, 6 H) 1.71 - 1.84 (m, 1 H) 2.10 (d, J=7.32 Hz, 2 H) 2.46 - 2.58 (m, 4 H) 2.97 - 3.07 (m, 4 H) 4.12 (s, 2 H) 6.45 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 7.14 (dd, J=8.78, 2.93 Hz, 1 H) 7.75 (d, J=2.93 Hz, 1 H)。LCMS (ESI) 235 (M + H)。
【0238】
5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミン
【化105】
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2−ニトロ−5−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]ピリジンの合成で用いたのと同様な方法で1−イソプロピル−4−(6−ニトロ−3−ピリジル)ピペラジンを製造し、次いでこれを、5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミンの合成で用いたのと同様な方法で5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミンに変換した。1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.06 (d, J=6.44 Hz, 6 H) 2.59 - 2.75 (m, 5 H) 2.97 - 3.10 (m, 4 H) 4.13 (s, 2 H) 6.45 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 7.15 (dd, J=9.08, 2.93 Hz, 1 H) 7.76 (d, J=2.93 Hz, 1 H)。LCMS (ESI) 221 (M + H)。
【0239】
5−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]ピリジン−2−アミン
【化106】
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2−ニトロ−5−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]ピリジンの合成で用いたのと同様な方法で(2S,6R)−2,6−ジメチル−4−(6−ニトロ−3−ピリジル)モルホリンを製造し、次いでこれを、5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミンの合成で用いたのと同様な方法で5−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]ピリジン−2−アミンに変換した。1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.20 (d, J=6.44 Hz, 6 H) 2.27 - 2.39 (m, 2 H) 3.11 - 3.21 (m, 2 H) 3.70 - 3.84 (m, 2 H) 4.15 (s, 2 H) 6.45 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 7.12 (dd, J=8.78, 2.93 Hz, 1 H) 7.72 (d, J=2.63 Hz, 1 H)。LCMS (ESI) 208 (M + H)。
【0240】
5−[(3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル]ピリジン−2−アミン
【化107】
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2−ニトロ−5−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]ピリジンの合成で用いたのと同様な方法で(3S,5R)−3,5−ジメチル−1−(6−ニトロ−3−ピリジル)ピペラジンを製造し、次いでこれを、5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミンの合成で用いたのと同様な方法で5−[(3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル]ピリジン−2−アミンに変換した。1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.09 (d, J=6.44 Hz, 6 H) 2.20 (t, J=10.83 Hz, 2 H) 2.95 - 3.08 (m, 2 H) 3.23 (dd, J=11.71, 2.05 Hz, 2 H) 4.13 (s, 2 H) 6.45 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 7.14 (dd, J=8.78, 2.93 Hz, 1 H) 7.73 (d, J=2.63 Hz, 1 H)。LCMS (ESI) 207 (M + H)。
【0241】
中間体1A:
【化108】
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【0242】
tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−メチル−ブチル]カルバマート
【化109】
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圧力ボンベ(pressure bomb)中で30psiの水素下にて10%Pd/C(0.7g)を用いて中間体Aのエタノール(100mL)溶液を7時間水素化した。
反応混合物をCELITE(商標)で濾過した後、有機層を真空下で濃縮し、tert−ブチルN−(2−アミノ−3−メチル−ブチル)カルバマート(3.8g)を得た。
【0243】
5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン(7.11g、0.0312モル)のエタノール(100mL)溶液にジイソプロピルエチルアミン(5.45mL、1.0eq)及びtert−ブチルN−(2−アミノ−3−メチル−ブチル)カルバマート(6.31g、0.0312モル)を加えた。反応混合物を室温で20時間撹拌した。真空下で濃縮した後、酢酸エチル及び水を加えた。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、真空下で濃縮した。ヘキサン/酢酸エチル(0〜30%)を用いたシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーで粗生成物を精製して、tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−メチル−ブチル]カルバマートを得た。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.77 - 0.85 (d, J=6.5 Hz, 3 H) 0.87 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 1.31 - 1.39 (m, 9 H) 1.82 - 1.93 (m, 1 H) 2.94 (d, J=5.56 Hz, 1 H) 3.08 - 3.22 (m, 2 H) 3.98 (d, J=8.20 Hz, 1 H) 6.96 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 8.21 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 393 (M + H)。
【0244】
tert−ブチルN−[2−[2−クロロ−6−(ジエトキシメチル)ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチル−ブチル]カルバマート
【化110】
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tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−メチル−ブチル]カルバマートをtert−ブチルN−[2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]エチル]カルバマートで記載したように薗頭条件に供した後、tert−ブチルN−[2−[2−クロロ−6−(ジエトキシメチル)ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル]エチル]カルバマートの合成で記載したようにTBAFで処理することにより、tert−ブチルN−[2−[2−クロロ−6−(ジエトキシメチル)ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチル−ブチル]カルバマートを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.11 (d, J=6.44 Hz, 3 H) 1.18 (t, J=7.03 Hz, 6 H) 1.21 - 1.26 (m, 12 H) 2.88 (br. s., 1 H) 3.43 - 3.78 (m, 6 H) 3.97 - 4.08 (m, 1 H) 5.61 (s, 1 H) 6.65 (s, 1 H) 6.71 - 6.78 (m, 1 H) 8.87 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 441 (M + H)。
【0245】
7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2−メチル−プロピル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチルN−[2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]エチル]カルバマートのTHF溶液にTBAFを加え、内容物を3時間還流した。次いで、酢酸エチル及び水を加え、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、真空下で濃縮した。この粗反応物に酢酸/水(9:1)を加えた後、内容物を室温で12時間撹拌した。真空濃縮後、飽和NaHCO及び酢酸エチルを加えた。有機層を分離し、乾燥させた後、真空下で濃縮した。こうして得られた粗反応産物をDMFに溶解し、次いでオキソンを加え、内容物を3時間撹拌した。酢酸エチル添加後、反応混合物をCELITE(商標)で濾過し、真空下で濃縮した。ヘキサン/酢酸エチル(0〜100%)を用いたシリカゲルによる粗生成物のカラムクロマトグラフィーにより、7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2−メチル−プロピル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸を得た。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.85 (d, J=7.03 Hz, 3 H) 0.97 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 1.52 (s, 9 H) 1.99 - 2.23 (m, 1 H) 3.98 (dd, J=14.05, 3.51 Hz, 1 H) 4.47 - 4.71 (m, 2 H) 7.47 (s, 1 H) 9.17 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 383 (M + H)。
【0246】
中間体1A
7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2−メチル−プロピル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(0.050g、0.00013モル)のDCM(1.5mL)溶液にDIC(32.7mg)及びDMAP(10mg)を加えた。内容物を2時間撹拌した。次いで、トリフルオロ酢酸(0.4mL)を加え、更に30分間撹拌を続けた。飽和NaHCO3を加えて過剰な酸を中和した後、酢酸エチルを加え、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、その後、真空下で濃縮した。ヘキサン/酢酸エチル(0〜100%)を用いてシリカゲル上で粗生成物のカラムクロマトグラフィーを行い、中間体1Aを得た。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.72 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 0.97 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 2.09 - 2.22 (m, 1 H) 3.57 (dd, J=13.18, 4.98 Hz, 1 H) 3.72 (dd, J=13.61, 4.25 Hz, 1 H) 4.53 (dd, J=8.05, 3.95 Hz, 1 H) 7.20 (s, 1 H) 8.34 (d, J=4.98 Hz, 1 H) 9.08 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 265 (M + H)。
【0247】
中間体1B:
【化112】
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10%Pd/Cを用いて中間体Cを水素化し、中間体tert−ブチルN−[(2R)−2−アミノ−3−メチル−ブチル]カルバマートを得、これを中間体1Aに記載したのと同様な反応条件を用いて5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジンで処理し、中間体1Bを得た。分析データはラセミ体(中間体1A)で得られたものと一致する。
【0248】
中間体1C:
【化113】
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10%Pd/Cを用いて中間体Dを水素化し、中間体tert−ブチルN−[(2S)−2−アミノ−3−メチル−ブチル]カルバマートを得、これを中間体1Aに記載したのと同様な反応条件を用いて5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジンで処理し、中間体1Cを得た。分析データ(NMR及びLCMS)はラセミ体(中間体1A)で得られたものと一致した。
【0249】
中間体1CA:
【化114】
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中間体1A(80mg、0.00030モル)のDMF(3mL)溶液に水素化ナトリウム60%分散油(40mg)を加えた。15分間撹拌した後、ヨウ化メチル(37μL、2eq)を加えた。内容物を室温で30分間撹拌した。次いで、飽和NaHCO3を加え、酢酸エチルを加えた。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、真空下で濃縮して、中間体1AAを得た。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.74 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 0.91 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 2.04 - 2.20 (m, 1 H) 3.04 (s, 3 H) 3.69 (dd, J=13.76, 1.17 Hz, 1 H) 3.96 (dd, J=13.76, 4.68 Hz, 1 H) 4.58 (dd, J=7.32, 3.51 Hz, 1 H) 7.16 (s, 1 H) 9.05 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 279 (M + H)。
【0250】
中間体1D
【化115】
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【0251】
tert−ブチルN−[(2S)−2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メチル−ペンチル]カルバマート
【化116】
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圧力ボンベ中で50psiの水素ブランケット下にて10%Pd/Cのエタノール溶液を用いて中間体Gを水素化し、tert−ブチルN−[(2S)−2−アミノ−4−メチル−ペンチル]カルバマートを得、次いでこれを、tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−メチル−ブチル]カルバマートで記載したのと同様な反応条件を用いて5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジンと反応させ、tert−ブチルN−[(2S)−2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メチル−ペンチル]カルバマートを得た。1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.91 (d, J=6.44 Hz, 3 H) 0.94 (d, J=6.44 Hz, 3 H) 1.32 - 1.51 (m, 11 H) 1.55 - 1.67 (m, 1 H) 3.28 (t, J=5.86 Hz, 2 H) 4.21 - 4.42 (m, 1 H) 4.84 (s, 1 H) 5.84 (d, J=7.32 Hz, 1 H) 8.07 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 407 (M + H)。
【0252】
【化117】
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tert−ブチルN−[(2S)−2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メチル−ペンチル]カルバマート(5.0g、12.3mmole)のトルエン(36mL)及びトリエチルアミン(7.2mL)溶液に窒素下で3,3−ジエトキシプロパ−1−イン(2.8mL、19.7mmole)、Pd(dba)(1.1g、1.23mmole)、及びトリフェニルアルシン(3.8g、12.3mmole)を加えた。内容物を70度で24時間加熱した。室温に冷却した後、反応混合物をCELITE(商標)で濾過し、その後、真空下で濃縮した。粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(0〜30%)を用いてシリカゲルのカラムにかけ、(2S)−N2−[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]−4−メチル−ペンタン−1,2−ジアミンを得た。LCMS (ESI) 455 (M + H)。
【0253】
【化118】
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7−[(1S)−1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−3−メチル−ブチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸を、7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2−メチル−プロピル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸に記載されているのと同様な合成順序で合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.88 (d, J=6.44 Hz, 3 H) 0.97 (d, J=6.44 Hz, 3 H) 1.47 (s, 9 H) 1.49 - 1.54 (m, 1 H) 1.56 (t, J=7.17 Hz, 2 H) 3.98 (dd, J=13.91, 3.07 Hz, 1 H) 3.76 (dd, J=13.31, 4.13 Hz, 1 H) 4.38 (d, J=14.05 Hz, 1 H) 4.90 (t, J=7.17 Hz, 1 H) 7.41 (s, 1 H) 9.11 (s, 1 H)。LCMS (M + H) 397。
【0254】
中間体1Aで記載したのと同様な合成順序で中間体1Dを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.82 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 0.97 (d, J=6.44 Hz, 3 H) 1.34 - 1.46 (m, 1 H) 1.48 - 1.65 (m, 2 H) 3.40 (dd, J=13.32, 5.42 Hz, 1 H) 3.76 (dd, J=13.47, 4.10 Hz, 1 H) 4.76 - 4.92 (m, 1 H) 7.17 (s, 1 H) 8.34 (d, J=5.27 Hz, 1 H) 9.04 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 279 (M + H)。
【0255】
中間体1DA:
【化119】
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1CAに記載したのと同様な方法で中間体1DAを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.82 (d, J=6.44 Hz, 3 H) 0.97 (d, J=6.44 Hz, 3 H) 1.37 - 1.68 (m, 3 H) 3.04 (s, 3 H) 3.56 (d, J=13.47 Hz, 1 H) 4.00 (dd, J=13.32, 4.25 Hz, 1 H) 4.82 - 4.94 (m, 1 H) 7.16 (s, 1 H) 9.03 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 293 (M + H)。
【0256】
中間体1E:
【化120】
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【0257】
tert−ブチルN−[(2S)−2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−メチル−ペンチル]カルバマート
【化121】
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圧力容器中、50psiの水素下で10%Pd/Cを用いて中間体Iを水素化し、tert−ブチルN−[(2S)−2−アミノ−3−メチル−ペンチル]カルバマートを得、これを、tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−メチル−ブチル]カルバマートで記載したのと同様な反応条件で5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジンと反応させ、tert−ブチルN−[(2S)−2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−メチル−ペンチル]カルバマートを得た。1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.88 - 0.95 (m, 6 H) 1.11 - 1.20 (m, 1 H) 1.34 (s, 9 H) 1.44 - 1.54 (m, 1 H) 1.64 - 1.72 (m, 1 H) 3.17 - 3.27 (m, 1 H) 3.33 - 3.43 (m, 1 H) 4.11 - 4.21 (m, 1 H) 4.81 (s, 1 H) 5.92 (d, J=8.20 Hz, 1 H) 8.05 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 407。
【0258】
tert−ブチルN−[(2S)−2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−メチル−ペンチル]カルバマート
【化122】
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(2S)−N2−[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]−4−メチル−ペンタン−1,2−ジアミンの合成で記載したのと同様な実験条件を用いてtert−ブチルN−[(2S)−2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−3−メチル−ペンチル]カルバマートを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.76 - 0.89 (m, 6 H) 1.03 (q, J=7.22 Hz, 3 H) 1.10 - 1.17 (m, 3 H) 1.25 - 1.42 (m, 11 H) 1.59 - 1.73 (m, 1 H) 3.35 - 3.47 (m, 4 H) 3.51 - 3.73 (m, 2 H) 3.99 - 4.11 (m, 1 H) 5.52 - 5.56 (m, 1 H) 6.76 - 7.03 (m, 2 H) 8.12 - 8.23 (m, 1 H)。LCMS (ESI) 455 (M + H)。
【0259】
7−[(1S)−1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2−メチル−ブチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸
【化123】
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7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2−メチル−プロピル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸で記載したのと同様な合成順序で7−[(1S)−1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2−メチル−ブチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸を合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.80 (t, J=7.47 Hz, 3 H) 0.86 (d, J=7.03 Hz, 3 H) 1.06 - 1.30 (m, 2 H) 1.48 (s, 9 H) 1.79 - 1.96 (m, 1 H) 3.95 (dd, J=14.05, 3.22 Hz, 1 H) 4.52 (d, J=14.35 Hz, 1 H) 4.61 - 4.73 (m, 1 H) 7.43 (s, 1 H) 9.13 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 397 (M + H)。
【0260】
中間体1Aに記載したのと同様な合成順序で中間体1Eを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.74 (t, J=7.32 Hz, 3 H) 0.89 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 1.00 - 1.12 (m, 2 H) 1.82 - 1.94 (m, 1 H) 3.55 (dd, J=13.91, 4.83 Hz, 1 H) 3.70 (dd, J=13.61, 4.25 Hz, 1 H) 4.57 (dd, J=7.91, 4.10 Hz, 1 H) 7.17 (s, 1 H) 8.31 (d, J=5.27 Hz, 1 H) 9.05 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 279 (M + H)。
【0261】
中間体1EA:
【化124】
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中間体1CAと同様な方法で中間体1EAを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.77 (t, J=7.47 Hz, 3 H) 0.84 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 1.07 - 1.16 (m, 2 H) 1.82 - 1.95 (m, 1 H) 3.03 (s, 3 H) 3.68 (d, J=13.76 Hz, 1 H) 3.96 (dd, J=13.76, 4.39 Hz, 1 H) 4.59 - 4.70 (m, 1 H) 7.16 (s, 1 H) 9.04 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 293 (M + H)。
【0262】
中間体1F
【化125】
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【0263】
tert−ブチルN−[(2S)−2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3,3−ジメチル−ブチル]カルバマート
【化126】
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圧力容器中、50psiの水素下で10%Pd/Cを用いて中間体Jを水素化し、tert−ブチルN−[(2S)−2−アミノ−3,3−ジメチル−ブチル]カルバマートを得、次いでこれを、tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−メチル−ブチル]カルバマートに記載したのと同様な反応条件で5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジンと反応させ、tert−ブチルN−[(2S)−2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3,3−ジメチル−ブチル]カルバマートを得た。LCMS (ESI) 407 (M + H)。
【0264】
tert−ブチルN−[(2S)−2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−3,3−ジメチル−ブチル]カルバマート
【化127】
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(2S)−N2−[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]−4−メチル−ペンタン−1,2−ジアミンの合成で用いたのと同様な実験条件でtert−ブチルN−[(2S)−2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−3,3−ジメチル−ブチル]カルバマートを合成した。LCMS (ESI) 455 (M + H)。
【0265】
7−[(1S)−1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2,2−ジメチル−プロピル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸
【化128】
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7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2−メチル−プロピル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸で記載したのと同様な合成順序で7−[(1S)−1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2,2−ジメチル−プロピル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸を合成した。LCMS (ESI) 397 (M + H)。
【0266】
中間体1Aに記載したのと同様な合成順序で中間体1Fを合成した。LCMS (ESI) 279 (M + H)。
【0267】
中間体1FA
【化129】
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中間体1CAに記載したのと同様な方法で中間体1FAを合成した。LCMS (ESI) 293 (M + H)。
【0268】
中間体1G
【化130】
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【0269】
tert−ブチルN−[(2S)−2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−2−フェニル−エチル]カルバマート
【化131】
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圧力容器中、50psiの水素下で10%Pd/Cを用いて中間体Jを水素化し、tert−ブチルN−[(2S)−2−アミノ−2−フェニル−エチル]カルバマートを得、次いでこれを、tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−メチル−ブチル]カルバマートに記載したのと同様な反応条件で5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジンと反応させ、tert−ブチルN−[(2S)−2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−2−フェニル−エチル]カルバマートを得た。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.32 (s, 9 H) 3.29 - 3.50 (m, 2 H) 5.12 - 5.24 (m, 1 H) 7.10 (t, J=5.27 Hz, 1 H) 7.21 (t, J=6.88 Hz, 1 H) 7.26 - 7.34 (m, 4 H) 7.89 (d, J=7.32 Hz, 1 H) 8.24 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 427 (M + H)。
【0270】
tert−ブチルN−[(2S)−2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−2−フェニル−エチル]カルバマート
【化132】
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(2S)−N2−[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]−4−メチル−ペンタン−1,2−ジアミンの合成で用いたのと同様な実験条件を用いてtert−ブチルN−[(2S)−2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−2−フェニル−エチル]カルバマートを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.14 (t, J=7.03 Hz, 6 H) 1.32 (s, 9 H) 3.39 (s, 2 H) 3.52 - 3.61 (m, 2 H) 3.64 - 3.73 (m, 2 H) 5.17 - 5.26 (m, 1 H) 5.57 (s, 1 H) 7.07 - 7.14 (m, 1 H) 7.20 - 7.25 (m, 1 H) 7.26 - 7.33 (m, 4 H) 7.90 (d, J=7.61 Hz, 1 H) 8.19 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 475 (M + H)。
【0271】
7−[(1S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−1−フェニル−エチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸
【化133】
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7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2−メチル−プロピル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸で記載したのと同様な合成順序で7−[(1S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−1−フェニル−エチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸を合成した。LCMS (ESI) 417 (M + H)。
【0272】
中間体1G
中間体1Aに記載したのと同様な合成順序で中間体1Gを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.58 - 3.69 (m, 1 H) 4.13 (dd, J=13.47, 4.39 Hz, 1 H) 6.07 (d, J=3.81 Hz, 1 H) 6.85 (d, J=7.32 Hz, 2 H) 7.19 - 7.31 (m, 3 H) 7.34 (s, 1 H) 8.27 (d, J=5.27 Hz, 1 H) 9.13 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 299 (M + H)。
【0273】
中間体1H
【化134】
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【0274】
tert−ブチルN−[(1S)−1−[[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]メチル]−2−メチル−プロピル]カルバマート
【化135】
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tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−メチル−ブチル]カルバマートで記載したのと同様な反応条件で5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン及び中間体Eを用いてtert−ブチルN−[(1S)−1−[[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]メチル]−2−メチル−プロピル]カルバマートを合成した。1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.95 - 1.02 (m, 6 H) 1.35 - 1.45 (m, 9 H) 1.75 - 1.90 (m, 1 H) 3.35 - 3.48 (m, 1 H) 3.52 - 3.61 (m, 1 H) 3.64 - 3.76 (m, 1 H) 4.56 (d, J=8.49 Hz, 1 H) 6.47 (s, 1 H) 8.07 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 393 (M + H)。
【0275】
tert−ブチルN−[(1S)−1−[[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]メチル]−2−メチル−プロピル]カルバマート
【化136】
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(2S)−N2−[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]−4−メチル−ペンタン−1,2−ジアミンの合成で用いたのと同様な実験条件を用いてtert−ブチルN−[(1S)−1−[[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]メチル]−2−メチル−プロピル]カルバマートを合成した。1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.90 - 1.00 (m, 6 H) 1.18 - 1.25 (m, 6 H) 1.34 - 1.36 (m, 9 H) 1.69 - 1.90 (m, 1 H) 3.34 - 3.82 (m, 6 H) 4.53 - 4.77 (m, 1 H) 5.45 - 5.55 (m, 1 H) 6.37 (dd, J=15.37, 6.59 Hz, 1 H) 6.56 (s, 1 H) 8.05 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 441 (M + H)。
【0276】
7−[(2S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−メチル−ブチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸
【化137】
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7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2−メチル−プロピル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸で記載したのと同様な合成順序で7−[(2S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−メチル−ブチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸を合成した。1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.90 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 0.96 (d, J=7.03 Hz, 3 H) 1.55 - 1.66 (m, 10 H) 4.14 (dd, J=13.61, 3.95 Hz, 1 H) 4.52 - 4.63 (m, 1 H) 4.84 (dd, J=13.61, 1.32 Hz, 1 H) 7.37 (s, 1 H) 8.95 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 383 (M + H)。
【0277】
中間体H
中間体1Aで記載したのと同様な合成順序で中間体1Hを合成した。LCMS (ESI) 265 (M + H)。
【0278】
中間体1I
【化138】
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5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン及び中間体Fを出発材料として用い、中間体1Hと同様な合成ステップの順序で中間体1Iを合成した。分析データはその鏡像体(中間体1H)で記載したものと一致した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.88 (d, J=6.44 Hz, 6 H) 1.73 - 1.86 (m, 1 H) 3.67 - 3.76 (m, 2 H) 4.11 - 4.21 (m, 1 H) 7.13 - 7.19 (m, 1 H) 8.56 (s, 1 H) 9.05 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 265 (M + H)。
【0279】
中間体1J
【化139】
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【0280】
tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−2−メチル−プロピル]カルバマート
【化140】
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tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−メチル−ブチル]カルバマートで記載したのと同様な反応条件で、5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン及びtert−ブチルN−(2−アミノ−2−メチル−プロピル)カルバマートを用いて、tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−2−メチル−プロピル]カルバマートを合成した。LCMS (ESI) 379 (M + H)。
【0281】
tert−ブチルN−[2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−2−メチル−プロピル]カルバマート
【化141】
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(2S)−N2−[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]−4−メチル−ペンタン−1,2−ジアミンの合成で用いたのと同様な実験条件でtert−ブチルN−[2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−2−メチル−プロピル]カルバマートを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) d ppm 1.11 - 1.22 (m, 6 H) 1.31 - 1.45 (m, 15 H) 3.10 - 3.24 (m, 2 H) 3.51 - 3.76 (m, 4 H) 5.60 (s, 1 H) 6.94 (s, 1 H) 7.33 (t, J=6.44 Hz, 1 H) 8.18 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 427 (M + H)。
【0282】
7−[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−1,1−ジメチル−エチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸
【化142】
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7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2−メチル−プロピル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸で記載したのと同様な合成順序で7−[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−1,1−ジメチル−エチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸を合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.43 (s, 9H) 1.73 (s, 6 H) 4.06 (s, 2 H) 7.46 (s, 1 H) 9.23 (s, 1H)。LCMS (ESI) 369 (M + H)。
【0283】
中間体1J
中間体1Aで記載したのと同様な合成順序で中間体1Jを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.73 (s, 6 H) 3.50 (d, J=2.93 Hz, 2 H) 7.25 (s, 1 H) 8.46 - 8.55 (m, 1 H) 9.07 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 251 (M + H)。
【0284】
中間体1K
【化143】
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【0285】
tert−ブチルN−[[1−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]シクロヘキシル]メチル]カルバマート
【化144】
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tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−メチル−ブチル]カルバマートで記載したのと同様な反応条件で、5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン及び中間体Kを用いて、tert−ブチルN−[[1−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]シクロヘキシル]メチル]カルバマートを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.18 - 1.54 (m, 17 H) 2.23 (d, J=14.35 Hz, 2 H) 3.36 (d, J=6.44 Hz, 2 H) 5.82 (s, 1 H) 6.93 (s, 1 H) 8.22 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 419 (M + H)。
【0286】
tert−ブチルN−[[1−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]シクロヘキシル]メチル]カルバマート
【化145】
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(2S)−N2−[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]−4−メチル−ペンタン−1,2−ジアミンの合成で用いたのと同様な実験条件を用いてtert−ブチルN−[[1−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]シクロヘキシル]メチル]カルバマートを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) d ppm 1.08 - 1.16 (m, 6 H) 1.17 - 1.54 (m, 17 H) 2.13 (br. s., 2 H) 3.36 (d, J=6.73 Hz, 2 H) 3.50 - 3.69 (m, 4 H) 5.72 (s, 1 H) 6.94 (s, 1 H) 5.72 (br. s., 1H) 8.17 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 467 (M + H)。
【0287】
7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]シクロヘキシル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸
【化146】
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7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2−メチル−プロピル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸で記載したのと同様な合成順序で7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]シクロヘキシル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸を合成した。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 - 1.54 (m, 13 H) 1.75 (br. s., 4 H) 2.74 (br. s., 2 H) 3.78 - 3.84 (m, 2 H) 7.44 - 7.51 (m, 1 H) 8.23 (s, 1 H) 9.11 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 409 (M + H)。
【0288】
中間体K
中間体1Aで記載したのと同様な合成順序で中間体1Kを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.28 (br. s., 2 H) 1.42 (br. s., 2 H) 1.70 (br. s., 4 H) 1.85 - 1.95 (m, 2 H) 2.69 (m, 2 H) 7.16 - 7.25 (m, 1 H) 8.41 (br. s., 1 H) 9.04 (s, 1 H)。LCMS 291 (M + H)。
【0289】
中間体1L
【化147】
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【0290】
tert−ブチルN−[[1−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]シクロペンチル]メチル]カルバマート
【化148】
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tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−メチル−ブチル]カルバマートで記載したのと同様な反応条件で、5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン及び中間体Lを用いて、tert−ブチルN−[[1−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]シクロペンチル]メチル]カルバマートを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.34 (s, 9 H) 1.50 - 1.58 (m, 2 H) 1.63 - 1.78 (m, 4 H) 1.96 - 2.06 (m, 2 H) 3.25 (d, J=6.15 Hz, 2 H) 6.71 (s, 1 H) 7.18 (t, J=6.29 Hz, 1 H) 8.20 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 405 (M + H)。
【0291】
tert−ブチルN−[[1−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]シクロペンチル]メチル]カルバマート
【化149】
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(2S)−N2−[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]−4−メチル−ペンタン−1,2−ジアミンの合成で用いたのと同様な実験条件でtert−ブチルN−[[1−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]シクロペンチル]メチル]カルバマートを合成した。LCMS (ESI) 453 (M + H)。
【0292】
7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]シクロペンチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸
【化150】
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7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2−メチル−プロピル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸で記載したのと同様な合成順序で7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]シクロペンチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸を合成した。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.47 (s, 9 H) 1.74 (br. s., 2 H) 1.88 (br. s., 2 H) 2.04 (br. s., 2 H) 2.41 - 2.45 (m, 2 H) 4.06 (s, 2 H) 7.45 (s, 1 H) 9.11 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 395 (M + H)。
【0293】
中間体1L
中間体1Aで記載したのと同様な合成順序で中間体1Lを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.72 (br. s., 2 H) 1.86 - 1.93 (m, 2 H) 1.99 (d, J=3.81 Hz, 2 H) 2.40 (br. s., 2 H) 3.48 (d, J=2.34 Hz, 2 H) 7.22 (s, 1 H) 8.53 (br. s., 1 H) 9.05 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 277 (M + H)。
【0294】
中間体1M
【化151】
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【0295】
tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メチル−ペンチル]カルバマート
【化152】
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tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−メチル−ブチル]カルバマートで記載したのと同様な反応条件で、5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジン及び中間体Bを用いて、tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メチル−ペンチル]カルバマートを合成した。分析データはL−エナンチオマーに記載したものと一致する。
【0296】
tert−ブチルN−[2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−4−メチル−ペンチル]カルバマート
【化153】
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tert−ブチルN−[2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]エチル]カルバマートの合成で用いたのと同様な実験条件を用いてtert−ブチルN−[2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]−4−メチル−ペンチル]カルバマートを合成した。1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.21 - 1.31 (m, 12 H) 1.38 - 1.46 (m, 11 H) 1.70 (m, 1H) 3.24 (m, 2 H) 3.65 - 3.82 (m, 4 H) 4.86 (br s., 1H), 5.65 (s, 1 H) 5.85 (br s., 1H) 6.94 (s, 1 H) 8.21 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 455 (M + H)。
【0297】
7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−3−メチル−ブチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2−メチル−プロピル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸で記載したのと同様な合成順序で7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−3−メチル−ブチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸を合成した。分析データはL−異性体に記載したものと一致した。
【0298】
中間体1M
中間体1Aで記載したのと同様な合成順序で中間体1Mを合成した。分析データはL−異性体に記載したものと一致した。
【0299】
中間体1MA
【化155】
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中間体1M(100mg、0.00024モル)のDMF(3.0mL)溶液に水素化ナトリウム(油中60%分散)(27.6mg、3eq)を加えた。15分間撹拌後、ヨウ化メチル(30、2eq)を加えた。内容物を室温で30分間撹拌した。飽和NaHCO添加後、酢酸エチルを加えた。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮し、中間体1MAを得た。分析データは中間体1DAと同様であった。
【0300】
中間体1N
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
tert−ブチルN−[(1S,2S)−2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]シクロペンチル]カルバマート
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチルN−[2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]−3−メチル−ブチル]カルバマートで記載したのと同様な反応条件で、tert−ブチルN−[(1S,2S)−2−アミノシクロペンチル]カルバマートを5−ブロモ−2,4−ジクロロ−ピリミジンで処理することにより、tert−ブチルN−[(1S,2S)−2−[(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]シクロペンチル]カルバマートを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 (s, 9 H) 1.42 - 1.54 (m, 2 H) 1.56 - 1.65 (m, 2 H) 1.80 - 1.88 (m, 1 H) 1.96 - 2.01 (m, 1 H) 3.88 - 3.96 (m, 1 H) 4.03 - 4.09 (m, 1 H) 6.91 (d, J=8.20 Hz, 1 H) 7.41 (d, J=7.32 Hz, 1 H) 8.18 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 391 (M + H)。
【0302】
tert−ブチルN−[(1S,2S)−2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]シクロペンチル]カルバマート
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
(2S)−N2−[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]−4−メチル−ペンタン−1,2−ジアミンの合成で用いたのと同様な実験条件を用いてtert−ブチルN−[(1S,2S)−2−[[2−クロロ−5−(3,3−ジエトキシプロパ−1−イニル)ピリミジン−4−イル]アミノ]シクロペンチル]カルバマートを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.13 (t, 6 H) 1.28 (s, 9 H) 1.42 - 1.52 (m, 2 H) 1.58 - 1.65 (m, 2 H) 1.81 - 1.90 (m, 1 H) 1.99 - 2.08 (m, 1 H) 3.49 - 3.60 (m, 2 H) 3.63 - 3.71 (m, 2 H) 3.84 - 3.93 (m, 1 H) 3.96 - 4.04 (m, 1 H) 5.53 (s, 1 H) 6.96 (d, J=7.90 Hz, 1 H) 7.34 (d, J=7.03 Hz, 1 H) 8.14 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 439 (M + H)。
【0303】
7−[(1S,2S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)シクロペンチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
7−[1−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−2−メチル−プロピル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸で記載したのと同様な合成順序で7−[(1S,2S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)シクロペンチル]−2−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸を合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.41 - 1.52 (m, 9 H) 1.55 - 1.68 (m, 1 H) 1.88 - 2.00 (m, 2 H) 2.05 - 2.15 (m, 1 H) 2.26 - 2.35 (m, 1 H) 2.71 - 2.89 (m, 1 H) 4.01 - 4.16 (m, 1 H) 4.28 - 4.45 (m, 1 H) 7.41 (s, 1 H) 9.11 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 381 (M + H)。
【0304】
中間体1N
中間体1Aで記載したのと同様な合成順序で中間体1Nを合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.48 - 1.60 (m, 1 H) 1.88 - 1.98 (m, 3 H) 1.99 - 2.08 (m, 1 H) 2.66 - 2.75 (m, 1 H) 3.63 - 3.74 (m, 1 H) 3.99 - 4.12 (m, 1 H) 7.21 (s, 1 H) 8.89 (s, 1 H) 9.04 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 263 (M + H)。
【0305】
実施例3−実施例化合物
【0306】
化合物1
【化160】
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窒素下のクロロ三環式ラクタム(0.050g、0.225mmole)のジオキサン(2.0mL)溶液に5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミン(0.052g、1.2eq、0.270mmole)を加えた後、Pd(dba)(18.5mg)、BINAP(25mg)、及びナトリウム−tert−ブトキシド(31mg、0.324mmole)を加えた。フラスコの内容物を10分間脱気し、100度で12時間加熱した。粗反応物をシリカゲルカラムにロードし、DCM/MeOH(0〜15%)で溶出して、所望の生成物(26mg)を得た。この化合物をDCM/MeOH(10%)に溶解したものに、3N HClを含むイソープロパノール(2eq)を加え、一晩撹拌した。真空下で濃縮し、塩酸塩を得た。1HNMR (d6-DMSO) 11.13 (brs, 1H), 9.07 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.03 (br m 1H), 7.99 (s, 1H), 7.67 (brm, 1H), 7.18 (s, 1H), 4.33 (m, 2H), 3.79 (m, 2H), 3.64 (m, 2H), 3.50 (m, 2H), 3.16 (m, 4H), 2.79 (s, 3H)。LCMS (ESI) 379 (M + H)。
【0307】
化合物2
【化161】
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窒素下のクロロ三環式ラクタム(0.075g、0.338mmole)のジオキサン(3.5mL)溶液にtert−ブチル4−(6−アミノ−3−ピリジル)ピペラジン−1−カルボキシラート(0.098g、1.05eq)を加え、次いでPd(dba)(27mg)、BINAP(36mg)、及びナトリウム−tert−ブトキシド(45mg)を加えた。内容物を11時間還流した。粗反応物をシリカゲルカラムにロードしDCM/MeOH(0〜10%)で溶出し、所望の生成物(32mg)を得た。1HNMR (d6-DMSO) 9.48 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.42 (m, 1H), 6.98 (s, 1H), 4.23 (m, 2H), 3.59 (m, 2H), 3.45 (m, 4H), 3.50 (m, 2H), 3.05 (m, 4H)。LCMS (ESI) 465 (M + H)。
【0308】
化合物3
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
化合物2(23mg)の10%DCM/MeOH溶液に、3M HClを含むイソ−プロパノール(10mL)を加えた。内容物を一晩16時間撹拌し、反応混合物を濃縮して、塩酸塩を得た。1HNMR (d6-DMSO) 9.01 (s, 1H), 7.94 (m, 1H), 7.86 (m, 1H), 7.23
(s, 1H), 4.30 (m, 2H), 3.64 (m, 2H), 3.36 (m, 4H), 3.25 (m, 4H)。LCMS (ESI) 465 (M + H)。
【0309】
化合物4
【化163】
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窒素下のクロロ−N−メチル三環式アミド(0.080g、0.338mmole)のジオキサン(3.5mL)溶液にtert−ブチル4−(6−アミノ−3−ピリジル)ピペラジン−1−カルボキシラート(0.102g、1.1eq)を加え、次いでPd(dba)(27mg)、BINAP(36mg)、及びナトリウム−tert−ブトキシド(45mg)を加えた。内容物を11時間環流した。粗生成物を、ジクロロメタン/メタノール(0〜5%)を溶離液とするカラムクロマトグラフィーで精製し、所望の生成物(44mg)を得た。1HNMR (d6-DMSO) 9.49 (s, 1H), 8.85 (s, 1H), 8.32 (m, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.44 (m, 1H), 7.00 (s, 1H), 4.33 (m, 2H), 3.80 (m, 2H), 3.48 (m, 4H), 3.07 (m, 4H), 3.05 (s, 3H), 1.42 (s, 9H)。LCMS (ESI) 479 (M + H)。
化合物5
【化164】
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【0310】
32mgの化合物4に3N HCLを含むイソプロパノール溶液(10mL)を加え、内容物を室温で一晩16時間撹拌した。濃縮して塩酸塩を得た。1HNMR (d6-DMSO) 9.13 (m, 2H), 8.11 (m, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.62 (m, 1H), 7.21 (s, 1H), 4.43 (m, 2H), 3.85 (m, 2H), 3.41 (m, 4H), 3.28 (m, 4H), 3.08 (s, 3H)。LCMS (ESI) 379 (M + H)。
【0311】
化合物6
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
化合物2で記載したのと同様な実験条件を用いて化合物6を合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.79 (d, J=7.03 Hz, 3 H) 1.01 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 1.35 - 1.48 (m, 9 H) 2.16 (dd, J=14.64, 6.73 Hz, 1 H) 3.00 - 3.14 (m, 4 H) 3.40 - 3.51 (m, 4 H) 3.51 - 3.60 (m, 1 H) 3.63 - 3.74 (m, 1 H) 4.44 (dd, J=7.90, 3.81 Hz, 1 H) 6.99 (s, 1 H) 7.46 (dd, J=8.93, 2.78 Hz, 1 H) 7.94 - 8.09 (m, 2 H) 8.31 (dd, J=9.08, 1.46 Hz, 1 H) 8.85 (s, 1 H) 9.46 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 507 (M + H)。
【0312】
化合物7
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
化合物1で記載したのと同様な実験条件を用いて化合物7を合成し、HCl塩として回収した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.77 - 0.86 (m, 3 H) 0.96 (d, J=7.03 Hz, 3 H) 2.10 - 2.24 (m, 1 H) 3.07 (s, 3 H) 3.37 - 3.79 (m, 8 H) 4.00 (dd, J=13.61, 4.54 Hz, 2 H) 4.63 - 4.73 (m, 1 H) 7.20 (s, 1 H) 7.58 - 7.71 (m, 1 H) 7.99 (d, J=2.34 Hz, 1 H) 8.12 (d, J=9.37 Hz, 1 H) 9.11 (s, 1 H) 9.41 (br. s., 2 H) 11.76 (br. s., 1 H)。LCMS (ESI) 421 (M + H)。
化合物8
【化167】
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【0313】
化合物2及び3で記載したのと同様な実験条件を用いて化合物8を合成し、HCl塩として回収した。特性データ(NMR及びLCMS)は化合物9で得られたものと一致していた。
【0314】
化合物9
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
化合物2及び3で記載したのと同様な実験条件を用いて化合物9を合成し、HCl塩として回収した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.79 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 1.01 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 2.18 (dd, J=14.49, 7.17 Hz, 1 H) 3.18 - 3.84 (m, 10 H) 4.53 - 4.71 (m, 1 H) 7.24 (s, 1 H) 7.65 (d, J=9.37 Hz, 1 H) 8.01 (d, J=2.64 Hz, 1 H) 8.14 (d, J=1.46 Hz, 1 H) 8.35 (d, J=5.27 Hz, 1 H) 9.14 (s, 1 H) 9.46 (s, 2 H) 11.80 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 407 (M+H)。
【0315】
化合物10
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
化合物2及び3で記載したのと同様な実験条件を用いて化合物10を合成し、HCl塩として回収した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.77 (d, J=7.03 Hz, 3 H) 0.99 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 2.10 - 2.24 (m, 1 H) 3.18 - 3.81 (m, 10 H) 4.54 - 4.69 (m, 1 H) 7.22 (s, 1 H) 7.63 (d, J=9.08 Hz, 1 H) 7.99 (d, J=2.63 Hz, 1 H) 8.11 (s, 1 H) 8.33 (d, J=5.27 Hz, 1 H) 9.12 (s, 1 H) 9.43 (s, 2 H) 11.77 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 407 (M+H)。
【0316】
化合物11
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
化合物2及び3で記載したのと同様な実験条件を用いて化合物11を合成し、HCl塩として回収した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.84 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 0.98 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 2.12 - 2.26 (m, 1 H) 3.09 (s, 3 H) 3.22 - 3.81 (m, 8 H) 4.01 (dd, J=13.61, 4.25 Hz, 2 H) 4.59 - 4.72 (m, 1 H) 7.19 (s, 1 H) 7.74 (s, 1 H) 7.96 - 8.10 (m, 2 H) 9.08 (s, 1 H) 9.22 (s, 2 H)。LCMS (ESI) 421 (M+H)。
【0317】
化合物12
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
化合物1で記載したのと同様な実験条件を用いて化合物12を合成し、HCl塩として回収した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.85 (d, J=4.98 Hz, 3 H) 0.95 (d, J=4.98 Hz, 3 H) 1.42 - 1.70 (m, 3 H) 2.77 (d, J=2.93 Hz, 3 H) 3.07 - 4.14 (m, 10 H) 4.95 (s, 1 H) 7.20 (s, 1 H) 7.66 (d, J=9.66 Hz, 1 H) 7.94 (s, 1 H) 8.08 - 8.16 (m, 1 H) 8.33 (d, J=4.68 Hz, 1 H) 9.09 (s, 1 H) 11.38 (s, 1 H) 11.71 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 435 (M+H)。
【0318】
化合物13
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
化合物2及び3で記載したのと同様な実験条件を用いて化合物13を合成し、HCl塩として回収した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.87 (d, J=6.15 Hz, 3 H) 0.94 (d, J=6.15 Hz, 3 H) 1.57 (d, J=84.61 Hz, 3 H) 3.05 (s, 3 H) 3.13 - 3.55 (m, 8 H) 3.69 (d, J=78.17 Hz, 2 H) 4.90 (s, 1 H) 7.15 (s, 1 H) 7.63 - 7.85 (m, 1 H) 7.93 (s, 1 H) 8.26 (s, 1 H) 9.03 (s, 1 H) 9.20 (s, 2 H)。LCMS (ESI) 421 (M+H)。
【0319】
化合物14
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
化合物1で記載したのと同様な実験条件を用いて化合物14を合成し、HCl塩として回収した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.85 (d, J=6.44 Hz, 3 H) 0.95 (d, J=6.44 Hz, 3 H) 1.43 - 1.70 (m, 3 H) 2.78 (d, J=2.93 Hz, 3 H) 3.05 (s, 3 H) 3.24 - 3.84 (m, 8 H) 4.01 (d, J=9.66 Hz, 2 H) 4.89 - 5.01 (m, 1 H) 7.15 (s, 1 H) 7.77 (s, 1 H) 7.91 - 8.05 (m, 2 H) 9.03 (s, 1 H) 10.96 - 11.55 (m, 2 H)。LCMS (ESI) 449 (M+H)。
【0320】
化合物15
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
化合物2及び3で記載したのと同様な実験条件を用いて化合物15を合成し、HCl塩として回収した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.83 - 0.88 (d, J=6.15 Hz, 3 H) 0.95 (d, J=6.15 Hz, 3 H) 1.40 - 1.71 (m, 3 H) 3.28 - 3.83 (m, 8 H) 4.00 (d, J=3.22 Hz, 2 H) 4.91 - 5.08 (m, 1 H) 7.17 (s, 1 H) 7.68 (d, J=9.66 Hz, 1 H) 7.93 (s, 1 H) 8.07 (s, 1 H) 9.06 (s, 1 H) 9.40 (s, 2 H) 11.59 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 435 (M+H)。
【0321】
化合物16
【化175】
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中間体1E(0.060g、0.205mmole)に5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−アミン(35.42mg、0.9eq)を加え、次いで1,4−ジオキサン(3mL)を加えた。窒素で脱気後、Pddba(12mg)、BINAP(16mg)、及びナトリウムtert−ブトキシド(24mg)を加えた。次いで、CEM Discoveryマイクロ波を用いて内容物を90度で3時間加熱した。次いで、反応液を、シリカゲルカラムにロードし、DCM/MeOH(0〜15%)で溶出して精製し、化合物16を得た。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.75 (t, J=7.47 Hz, 3 H) 0.91 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 1.04 - 1.20 (m, 2 H) 1.80 - 1.98 (m, 1 H) 2.77 (d, J=3.81 Hz, 3 H) 2.94 - 3.90 (m, 10 H) 4.54 - 4.68 (m, 1 H) 7.06 - 7.23 (m, 2 H) 7.56 - 7.75 (m, 1 H) 7.90 - 8.12 (m, 2 H) 8.29 (s, 1 H) 9.07 (s, 1 H) 10.98 - 11.74 (m, 2 H)。LCMS (ESI) 435 (M + H)。
【0322】
化合物17
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な方法の後、化合物3で記載した脱ブロッキングステップを行い、化合物17を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.75 (t, J=7.32 Hz, 3 H) 0.90 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 1.07 - 1.15 (m, 2 H) 1.85 - 1.94 (m, 1 H) 3.17 - 3.75 (m, 10 H) 4.58 - 4.67 (m, 1 H) 7.17 (s, 1 H) 7.71 (s, 1 H) 7.96 (s, 1 H) 7.98 - 8.05 (m, 1 H) 8.28 (d, J=4.10 Hz, 1 H) 9.06 (s, 1 H) 9.39 (s, 2 H)。LCMS (ESI) 421 (M+H)。
【0323】
化合物18
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な方法で化合物18を合成した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.78 (t, J=7.32 Hz, 3 H) 0.86 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 1.13 - 1.21 (m, 2 H) 1.84 - 1.96 (m, 1 H) 2.77 (d, J=4.39 Hz, 3 H) 3.04 (s, 3 H) 3.11 - 3.84 (m, 8 H) 3.98 (dd, J=13.61, 4.25 Hz, 2 H) 4.66 - 4.74 (m, 1 H) 7.17 (s, 1 H) 7.64 (s, 1 H) 7.96 (d, J=2.34 Hz, 1 H) 8.03 - 8.13 (m, 1 H) 9.08 (s, 1 H) 11.26 (s, 1 H) 11.66 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 449 (M+H)。
【0324】
化合物19
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な方法に続けて化合物3で記載した脱ブロッキングステップを行って化合物19を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.78 (t, J=7.32 Hz, 3 H) 0.85 (d, J=6.73 Hz, 3 H) 1.10 - 1.27 (m, 2 H) 1.82 - 1.99 (m, 1 H) 3.04 (s, 3 H) 3.28 - 3.77 (m, 8 H) 3.97 (dd, J=13.91, 4.54 Hz, 2 H) 4.62 - 4.75 (m, 1 H) 7.07 - 7.24 (m, 1 H) 7.62 - 7.75 (m, 1 H) 7.94 (d, J=2.34 Hz, 1 H) 7.97 - 8.08 (m, 1 H) 9.05 (s, 1 H) 9.29 (s, 2 H)。LCMS (ESI) 435 (M+H)。
【0325】
化合物20
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な方法に続けて化合物3で記載した脱ブロッキングステップを行って化合物20を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.96 (s, 9 H) 3.15 - 3.87 (m, 10 H) 4.42 - 4.53 (m, 1 H) 6.99 (s, 1 H) 7.24 (s, 1 H) 8.06 (s, 1 H) 8.11 - 8.21 (m, 1 H) 8.79 - 8.98 (m, 2 H) 9.25 (s, 2 H) 9.88 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 421 (M+H)。
【0326】
化合物21
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な方法に続けて化合物3で記載した脱ブロッキングステップを行って化合物21を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.95 (s, 9 H) 2.79 (d, J=4.10 Hz, 3 H) 3.06 - 3.86 (m, 10 H) 4.56 - 4.67 (m, 1 H) 7.17 (s, 1 H) 7.70 (s, 1 H) 7.96 (d, J=2.63 Hz, 1 H) 7.99 - 8.08 (m, 1 H) 8.26 (s, 1 H) 9.06 (s, 1 H) 10.80 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 435 (M+H)。
【0327】
化合物22
【化181】
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化合物16に記載したのと同様な方法で化合物22を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.75 - 2.81 (m, 3 H) 3.12 - 3.16 (m, 2 H) 3.46 - 3.54 (m, 4 H) 3.60 - 3.69 (m, 2 H) 3.72 - 3.79 (m, 1 H) 4.07 - 4.18 (m, 2 H) 6.06 - 6.09 (m, 1 H) 6.90 (d, J=7.61 Hz, 2 H) 7.20 - 7.31 (m, 3 H) 7.33 (s, 1 H) 7.49 - 7.55 (m, 1 H) 7.62 - 7.70 (m, 1 H) 7.92 (d, J=2.93 Hz, 1 H) 8.22 (s, 1 H) 9.14 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 455 (M + H)。
【0328】
化合物23
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な方法に続けて化合物3で記載した脱ブロッキングステップを行って化合物23を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.21 (s, 4 H) 3.35 - 3.67 (m, 5 H) 4.07 - 4.20 (m, 2 H) 6.13 (s, 1 H) 6.90 (d, J=7.32 Hz, 2 H) 7.22 - 7.31 (m, 3 H) 7.36 (s, 1 H) 7.48 (d, J=9.37 Hz, 1 H) 7.93 (d, J=2.34 Hz, 1 H) 8.04 - 8.11 (m, 1 H) 8.25 (d, J=4.98 Hz, 1 H) 9.17 (s, 1 H) 11.77 (br, s., 1H)。LCMS (ESI) 441 (M + H)。
【0329】
化合物24
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な方法に続けて化合物3で記載した脱ブロッキングステップを行って化合物24を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.90 (d, J=6.15 Hz, 6 H) 1.72 - 1.89 (m, 1 H) 3.15 - 3.92 (m, 9 H) 4.10 - 4.46 (m, 2 H) 7.18 (s, 1 H) 7.59 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 8.00 (s, 1 H) 8.13 (d, J=9.37 Hz, 1 H) 8.55 (s, 1 H) 9.09 (s, 1 H) 9.67 (s, 2 H) 11.91 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 407 (ESI)。
【0330】
化合物25
【化184】
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化合物24と同様な方法で化合物25を合成し、HCl塩に変換した。特性データ(NMR及びLCMS)は鏡像体である化合物24で得られたものと同様であった。
【0331】
化合物26
【化185】
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化合物16で記載したのと同様な方法に続けて化合物3で記載した脱ブロッキングステップを行って化合物26を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.78 (s, 6 H) 3.40 - 3.53 (m, 6 H) 3.64 - 3.73 (m, 4 H) 7.27 (s, 1 H) 7.66 (d, J=9.37 Hz, 1 H) 7.98 (d, J=2.34 Hz, 1 H) 8.12 (br. s., 1 H) 8.47 (br. s., 1 H) 9.11 (s, 1 H) 9.45 (br. s., 2 H) 11.62 (br. s., 1 H)。LCMS (ESI) 393 (M + H)。
【0332】
化合物27
【化186】
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化合物16で記載したのと同様な方法で化合物27を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.47 (br. s., 6 H) 1.72 (br. s., 2 H) 1.92 (br. s., 2 H) 2.77 (br. s., 3 H) 3.18 (br. s., 2 H) 3.46 (br. s., 2 H) 3.63 (br. s., 2 H) 3.66 (d, J=6.15 Hz, 2 H) 3.80 (br. s., 2 H) 7.25 (s, 1 H) 7.63 (br. s., 2 H) 7.94 (br. s., 1 H) 8.10 (br. s., 1 H) 8.39 (br. s., 1 H) 9.08 (br. s., 1 H) 11.59 (br. s., 1 H)。LCMS (ESI) 447 (M + H)。
【0333】
化合物28
【化187】
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化合物16で記載したのと同様な方法に続けて化合物3で記載した脱ブロッキングステップを行って化合物28を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 - 1.64 (m, 6 H) 1.71 (br. s., 2 H) 1.91 (br. s., 2 H) 2.80 (br. s., 1 H) 3.17 - 3.24 (m, 2 H) 3.41 (br. s., 4 H) 3.65 (br. s., 4 H) 7.26 (br. s., 1 H) 7.63 (br. s., 1 H) 7.94 (br. s., 1 H) 8.13 (br. s., 1 H) 8.40 (br. s., 1 H) 9.09 (br. s., 1 H) 9.62 (br. s., 1 H) 11.71 (br. s., 1 H)。LCMS (ESI) 433 (M + H)。
【0334】
化合物29
【化188】
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化合物16で記載したのと同様な条件を用いて化合物29を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.64 - 1.75 (m, 2 H) 1.83 - 1.92 (m, 2 H) 1.96 - 2.06 (m, 2 H) 2.49 - 2.58 (m, 2 H) 2.79 (d, J=3.81 Hz, 3 H) 3.06 - 3.18 (m, 4 H) 3.59 - 3.69 (m, 2 H) 3.73 - 3.83 (m, 2 H) 4.04 - 4.12 (m, 2 H) 7.17 (br. s., 1 H) 7.60 - 7.70 (m, 2 H) 7.70 - 7.92 (m, 2 H) 7.96 (br. s., 1 H) 8.41 (br. s., 1 H) 8.98 (br. s., 1 H) 10.77 (br. s., 1 H)。LCMS (ESI) 433 (M + H)。
【0335】
化合物30
【化189】
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化合物16で記載したのと同様な方法に続けて化合物3で記載した脱ブロッキングステップを行って化合物30を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.64 - 1.75 (m, 2 H) 1.84 - 1.92 (m, 2 H) 1.96 - 2.05 (m, 2 H) 2.48 - 2.56 (m, 2 H) 3.22 (br. s., 4 H) 3.42 - 3.48 (m, 4 H) 3.60 - 3.69 (m, 2 H) 4.05 - 4.13 (m, 1 H) 7.18 (s, 1 H) 7.65 (d, J=13.47 Hz, 1 H) 7.70 - 7.77 (m, 1 H) 7.94 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 8.42 (br. s., 1 H) 9.00 (s, 1 H) 9.15 (br. s., 2 H)。LCMS (ESI) 419 (M + H)。
【0336】
化合物31
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な方法に続けて化合物3で記載した脱ブロッキングステップを行って化合物31を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.76 (br. s., 2 H) 1.89 (br. s., 2 H) 2.03 (br. s., 2 H) 2.47 - 2.58 (m, 2 H) 3.04 (s, 3 H) 3.22 (br. s., 4 H) 3.39 (br. s., 4 H) 3.66 (s, 2 H) 7.21 (s, 1 H) 7.67 (d, J=9.37 Hz, 1 H) 7.93 (br. s., 1 H) 7.98 - 8.09 (m, 1 H) 9.04 (s, 1 H) 9.34 (br. s., 2 H) 11.31 (br. s., 1 H)。LCMS (ESI) 433 (M + H)。
【0337】
化合物32
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な条件を用いて化合物32を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.66 - 1.77 (m, 2 H) 1.84 - 1.94 (m, 2 H) 1.96 - 2.08 (m, 2 H) 2.48 - 2.57 (m, 2 H) 3.36 - 3.52 (m, 4 H) 3.60 - 3.80 (m, 6 H) 7.21 (s, 1 H) 7.53 - 7.74 (m, 2 H) 7.86 (s, 1 H) 8.02 (s, 1 H) 8.45 (s, 1 H) 9.03 (s, 1 H) 11.19 (br. s., 1 H)。LCMS (ESI) 420 (M+H)。
【0338】
化合物33
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な条件を用いて化合物33を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.65 - 1.79 (m, 2 H) 1.85 - 1.95 (m, 2 H) 1.97 - 2.08 (m, 2 H) 2.47 - 2.54 (m, 2 H) 3.40 - 3.58 (m, 5 H) 3.65 (dd, J=21.67, 5.56 Hz, 1 H) 3.69 - 3.78 (m, 4 H) 7.24 (s, 1 H) 7.97 - 8.17 (m, 2 H) 8.48 (s, 1 H) 9.08 (s, 1 H) 11.81 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 421 (M+H)。
【0339】
化合物34
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な条件を用いて化合物34を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.55 - 1.74 (m, 2 H) 1.80 - 1.98 (m, 4 H) 2.48 - 2.60 (m, 2 H) 3.40 - 3.50 (m, 4 H) 3.57 - 3.72 (m, 2 H) 3.90 - 4.20 (m, 4 H) 7.08 (s, 1 H) 7.37 - 7.57 (m, 2 H) 7.70 (m, 2 H) 8.32 (s, 1 H) 8.88 (s, 1 H) 9.98 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 419 (M+H)。
【0340】
化合物35
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な条件を用いて化合物35を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.30 (d, J=5.27 Hz, 6 H) 1.65 - 1.78 (m, 2 H) 1.83 - 1.95 (m, 2 H) 1.97 - 2.10 (m, 2 H) 2.45 - 2.55 (m, 2H) 3.25 - 3.36 (m, 1 H) 3.39 - 3.48 (m, 4 H) 3.60 - 3.70 (m, 4 H) 3.75 - 4.15 (m, 2 H) 7.24 (s, 1 H) 7.54 - 7.75 (m, 2 H) 7.95 (s, 1 H) 8.10 (s, 1 H) 8.49 (s, 1 H) 9.07 (s, 1 H) 11.25 (s, 1 H) 11.48 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 461 (M+H)。
【0341】
化合物36
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な条件を用いて化合物36を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.99 (d, J=6.15 Hz, 6 H) 1.65 - 1.78 (m, 2 H) 1.90 (m, 2 H) 1.97 - 2.08 (m, 2 H) 2.08 - 2.17 (m, 1 H) 2.45 - 2.55 (m, 2H) 2.88 - 3.02 (m, 2 H) 3.33 - 3.48 (m, 4 H) 3.50 - 3.90 (m, 6 H) 7.24 (s, 1 H) 7.67 (s, 2 H) 7.94 (s, 1 H) 8.12 (s, 1 H) 8.49 (s, 1 H) 9.07 (s, 1 H) 10.77 (s, 1 H) 11.51 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 475 (M+H)。
【0342】
化合物37
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な条件を用いて化合物37を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.13 (d, J=5.86 Hz, 6 H) 1.66 - 1.77 (m, 2 H) 1.84 - 1.94 (m, 2 H) 1.97 - 2.09 (m, 2 H) 2.40 - 2.53 (m, 2 H) 3.37 - 3.49 (m, 2 H) 3.50 - 3.59 (m, 2 H) 3.59 - 3.73 (m, 4 H) 7.23 (s, 1 H) 7.64 (m, 3 H) 7.85 (s, 1 H) 8.11 (s, 1 H) 8.47 (s, 1 H) 9.05 (s, 1 H). 11.35 (br s., 1H)。LCMS (ESI) 448 (M+H)。
【0343】
化合物38
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な条件を用いて化合物38を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.50 - 1.57 (m, 2 H) 1.62 - 1.68 (m, 3 H) 1.68 - 1.75 (m, 2 H) 1.84 - 1.92 (m, 2 H) 1.97 - 2.08 (m, 2 H) 2.48 - 2.53 (m, 2 H) 3.14 - 3.23 (m, 4 H) 3.43 - 3.47 (m, 2 H) 3.58 - 3.70 (m, 2 H) 7.22 (s, 1 H) 7.58 - 7.70 (m, 2 H) 7.85 - 8.00 (m, 1 H) 8.16 (d, 1 H) 8.46 (s, 1 H) 9.04 (s, 1 H) 11.37 (br s., 1H)。LCMS (ESI) 418 (M + H)。
【0344】
化合物39
【化198】
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化合物16で記載したのと同様な条件を用いて化合物39を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.72 (s, 2 H) 1.90 (s, 4 H) 2.03 (s, 2 H) 2.21 (s, 2 H) 2.48 - 2.54 (m, 2 H) 2.73 (s, 2 H) 3.03 (s, 2 H) 3.25 - 3.35 (m, 1 H) 3.38 - 3.48 (m, 4 H) 3.65 - 3.99 (m, 5 H) 7.23 (s, 1 H) 7.63 (d, J=9.66 Hz, 1 H) 7.90 (s, 1 H) 8.13 (s, 1 H) 8.47 (s, 1 H) 9.06 (s, 1 H) 10.50 (br s., 1H)。LCMS (ESI) 503 (M + H)。
【0345】
化合物40
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な条件を用いて化合物40を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.63 - 1.85 (m, 6 H) 1.87 - 1.92 (m, 2 H) 1.99 - 2.06 (m, 2 H) 2.15 - 2.23 (m, 2 H) 2.47 - 2.53 (m, 1 H) 2.69 - 2.79 (m, 2 H) 2.81 - 2.91 (m, 2 H) 2.98 - 3.08 (m, 2 H) 3.32 - 3.48 (m, 4 H) 3.57 - 3.72 (m, 4 H) 3.77 - 3.85 (m, 2 H) 7.22 (s, 1 H) 7.60 - 7.68 (m, 2 H) 7.90 (s, 1 H) 8.07 (s, 1 H) 8.46 (s, 1 H) 9.04 (s, 1 H). 11.41 (br s., 1H)。LCMS (ESI) 501 (M + H)。
【0346】
化合物41
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な条件を用いて化合物41を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.64 - 1.76 (m, 2 H) 1.87 - 1.93 (m, 2 H) 2.00 - 2.07 (m, 2 H) 2.48 - 2.53 (m, 2 H) 2.67 - 2.72 (m, 4 H) 3.44 - 3.47 (m, 2 H) 3.50 - 3.55 (m, 4 H) 7.24 (s, 1 H) 7.61 (d, J=9.37 Hz, 2 H) 7.86 (d, J=2.63 Hz, 1 H) 8.09 (d, J=12.88 Hz, 1 H) 8.48 (s, 1 H) 9.06 (s, 1 H) 11.41 (br s., 1H)。LCMS (ESI) 436 (M + H)。
【0347】
化合物42
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な条件を用いて化合物42を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.29 (d, J=6.73 Hz, 6 H) 1.66 - 1.79 (m, 2 H) 1.84 - 1.95 (m, 2 H) 1.98 - 2.09 (m, 2 H) 2.46 - 2.55 (m, 2 H) 3.29 - 3.39 (m, 2H) 3.58 - 3.70 (m, 4H) 3.77 - 3.86 (m, 4H) 7.24 (s, 1 H) 7.66 (d, J=9.37 Hz, 1 H) 7.96 (d, J=2.93 Hz, 1 H) 8.08 (s, 1 H) 8.48 (s, 1 H) 9.06 (s, 1 H) 9.28 (s, 1 H) 9.67 (s, 1 H) 11.36 (s, 1H)。LCMS (ESI) 447 (M + H)。
【0348】
化合物43
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な条件を用いて化合物43を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.73 (s, 2 H) 1.76 - 1.85 (m, 2 H) 1.85 - 1.94 (m, 2 H) 1.98 - 2.07 (m, 2 H) 2.19 - 2.26 (m, 2 H) 2.48 - 2.52 (m, 1 H) 2.70 - 2.81 (m, 4 H) 3.13 - 3.20 (m, 1 H) 3.30 - 3.48 (m, 3 H) 3.58 - 3.71 (m, 4 H) 3.78 - 3.84 (m, 4 H) 7.24 (s, 1 H) 7.62 (d, J=9.37 Hz, 2 H) 7.89 (d, J=1.17 Hz, 1 H) 8.09 - 8.18 (m, 1 H) 8.48 (s, 1 H) 9.06 (s, 1 H) 11.46 (br s., 1H)。LCMS (ESI) 519 (M + H)。
【0349】
化合物44
【化203】
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化合物16で記載したのと同様な条件を用い、次いで化合物3で記載した脱ブロッキングステップを行い、化合物44を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.65 - 1.75 (m, 2 H) 1.85 - 1.93 (m, 2 H) 1.93 - 1.99 (m, 1 H) 2.00 - 2.06 (m, 2 H) 2.08 - 2.14 (m, 1 H) 2.47 - 2.55 (m, 2 H) 3.07 - 3.25 (m, 2 H) 3.25 - 3.69 (m, 5 H) 4.46 (s, 1 H) 4.67 (s, 1 H) 7.22 (s, 1 H) 7.58 - 7.69 (m, 2 H) 8.46 (s, 1 H) 9.02 (s, 1 H) 9.34 (s, 1 H) 9.65 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 431 (M + H)。
【0350】
化合物45
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な条件を用いて化合物45を合成し、HCl塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.65 - 1.82 (m, 3 H) 1.89 (br. s., 2 H) 1.98 - 2.08 (m, 2 H) 2.13 (br. s., 2 H) 2.47 - 2.55 (m, 2 H) 2.68 (d, J=4.98 Hz, 6 H) 2.71 - 2.80 (m, 2 H) 3.29 - 3.71 (m, 10 H) 7.16 - 7.26 (m, 1 H) 7.67 (d, J=9.66 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=2.05 Hz, 1 H) 8.14 (br. s., 1 H) 8.48 (br. s., 1 H) 9.05 (s, 1 H) 11.14 (br. s., 1 H) 11.43 (br. s., 1 H)。LCMS (ESI) 461 (M + H)。
【0351】
化合物46
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
化合物2及び3で記載したのと同様な方法で化合物46を合成し、HCl塩として回収した。分析データは鏡像体化合物13で得られたものと一致した。
【0352】
化合物47
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
化合物2及び3で記載したのと同様な方法で化合物47を合成し、HCl塩として回収した。分析データは鏡像体化合物15で得られたものと一致した。
【0353】
化合物48
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な方法で化合物48を合成した後、その塩酸塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.50 - 1.65 (m, 1 H) 1.92 - 2.02 (m, 3 H) 2.06 - 2.15 (m, 1 H) 2.78 (d, J=3.81 Hz, 4 H) 3.10 - 3.20 (m, 4 H) 3.47 - 3.51 (m, 2 H) 3.64 - 3.71 (m, 1 H) 3.76 - 3.83 (m, 2 H) 3.98 - 4.14 (m, 1 H) 7.20 (s, 2 H) 7.77 (s, 1 H) 7.97 (s, 2 H) 8.81 (s, 1 H) 9.03 (s, 1 H) 10.97 (br s., 1H)。LCMS (ESI) 419 (M + H)。
【0354】
化合物49
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16で記載したのと同様な方法で化合物49を合成した後、その塩酸塩に変換した。1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.54 - 1.59 (m, 1 H) 1.92 - 2.01 (m, 3 H) 2.06 - 2.15 (m, 1 H) 2.76 - 2.84 (m, 1 H) 3.17 - 3.24 (m, 6 H) 3.64 - 3.71 (m, 2 H) 4.02 - 4.11 (m, 2 H) 7.22 (s, 2 H) 7.64 (s, 1 H) 7.97 (s, 2 H) 8.75 (s, 1 H) 8.97 (s, 1 H) 9.21 (s, 1 H)。LCMS (ESI) 405 (M + H)。
【0355】
化合物50
【化209】
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【0356】
生物学的活性
12チャンネルのCaliper LabChip機器を検出デバイスとして用いて、384ウェルマイクロプレート中でキナーゼ酵素反応を行った。ペプチドが酵素でリン酸化されると実効電荷が変化するので、電気泳動で生成物を基質から分離できる。基質と生成物が分離されると2つの蛍光ピークが観察される。基質ピーク及び生成物ピークの相対的蛍光強度の変化が、測定されるパラメーターであり、酵素活性を反映する。阻害剤存在下では、生成物と基質の割合が変化する。生成物のシグナルは減少し、一方、基質のシグナルは増加する。
【0357】
CDK2/サイクリンE活性の測定では、酵素(0.22nM)を100mM ATP及びホスホアクセプター基質ペプチド(1mM)と1時間インキュベートした。CDK4/サイクリンD活性の測定では、酵素(0.85nM)を200mM ATP及びホスホアクセプター基質ペプチド(1mM)と3時間インキュベートした。潜在的阻害剤化合物(HCl塩として)を、ATPのK1点における12点の用量反応曲線を用いて調べた。GraphPad Prismを用いて各化合物のIC50を決定した。IC50値から得られた結果は、化合物1及び化合物3への選択性がCdk4/CycD1でCdk2/CycEのそれぞれ200倍及び100倍であることを示している。結果を表1に示す。
【0358】
【表1】
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【0359】
更なるCDK2/サイクリンEデータを表2に示す。IC50データは以下の通りである:A−0.001〜0.010μM;B−0.010〜0.100μM;C−0.100〜1μM;D−1〜100μM;及びE−>100μM。公知のCDK4/6阻害剤PD0332991についてのデータも示す。
【0360】
【表2】
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【0361】
医薬組成物
一実施態様では、本発明の化合物を含んでなる医薬組成物が提供される。第1の態様では、医薬組成物は更に、1又は複数の薬学的に許容される賦形剤又はビヒクル、更に必要に応じて他の治療的及び/又は予防的成分を含んでなる。そのような賦形剤は当業者に公知である。本発明の化合物には、限定されるものではないが、遊離塩基等の塩基性化合物が含まれる。薬学的に許容される賦形剤及び塩の詳細な説明はRemington's Pharmaceutical Sciences、18th Edition(Easton、Pennsylvania:Mack Publishing Company, 1990)に見つけることができる。
【0362】
意図する投与形態に応じて、医薬組成物は、固形、半固形、又は液体の剤形の形態、例えば、錠剤、座剤、丸剤、カプセル剤、散剤、液剤、懸濁剤、クリーム、軟膏、ローション剤等、好ましくは正確な投与量での単回投与に適した単位剤形であり得る。組成物は、選択された有効量の薬物を薬学的に許容されるキャリアと一緒に含み、更に他の医薬品、アジュバント、希釈剤、バッファー等を含んでもよい。
【0363】
本発明は、異性体、異性体のラセミ若しくは非ラセミ混合物、又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を含む本発明の化合物を、1又は複数の薬学的に許容されるキャリア及び必要に応じて他の治療的及び/又は予防的成分と一緒に含んでなる医薬組成物を含む。
【0364】
固形組成物用の従来の非毒性固体キャリアとしては、例えば、医薬品グレードのマンニトール、ラクトース、でんぷん、ステアリン酸マグネシウム、ナトリウムサッカリン、タルク、セルロース、グルコース、スクロース、炭酸マグネシウム等が含まれる。
【0365】
経口投与では、組成物は通常、錠剤、カプセル剤、軟質ゲルカプセル剤非水溶液、懸濁剤、又はシロップ剤の形態である。錠剤及びカプセル剤が好ましい経口投与形態である。
経口用の錠剤及びカプセル剤は通常、1又は複数の、ラクトース、コーンスターチ等の一般的に用いられるキャリアを含む。典型的には、ステアリン酸マグネシウム等の滑沢剤も添加される。液体懸濁剤を用いる場合、活性薬剤を乳化剤及び懸濁化剤と一緒に用いてよい。所望であれば、香味剤、着色剤、及び/又は矯味剤も添加してよい。必要に応じて本明細書の経口製剤に含めるその他の構成要素としては、限定されるものではないが、保存剤、懸濁化剤、増粘剤等が含まれる。
【0366】
本発明の医薬組成物又は組合せは、約50〜70kgの対象に約1〜1000mgの活性成分、又は約1〜500mg、約1〜250mg、約1〜150mg、約0.5〜100mg、若しくは約1〜50mgの活性成分の単位製剤であり得る。化合物、医薬組成物、又はその組合せの治療有効量は、対象の種、体重、年齢、及び個々の状態、障害若しくは疾患、又は処置されている障害若しくは疾患の重症度によって異なる。通常の技術を有する医師、臨床医、又は獣医であれば、障害又は疾患の進行の防止、処置、又は抑制に必要な各活性成分の有効量を容易に決定することができる。
【0367】
本明細書中で引用した全ての刊行物及び特許出願を、個々の刊行物又は特許出願のそれぞれを個々に具体的に参照により組み込んだ場合と同じように、参照により本明細書に組み込む。
【0368】
理解し易いように図解及び例を用いてある程度詳細に本発明を説明したが、本発明の教示に鑑みて、特許請求の範囲で定義される本発明の精神又は範囲から逸脱することなく本発明にある程度の変更及び改良を施すことができることは当業者に明らかである。
図1
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図2
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図3
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図4
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図5
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図6
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図7
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図8
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