特許第6390022号(P6390022)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6390022
(24)【登録日】2018年8月31日
(45)【発行日】2018年9月19日
(54)【発明の名称】エネルギー提供ステーション
(51)【国際特許分類】
   B64F 1/36 20170101AFI20180910BHJP
   B64D 27/24 20060101ALI20180910BHJP
   B64C 39/02 20060101ALI20180910BHJP
   H01M 10/42 20060101ALI20180910BHJP
   H01M 10/44 20060101ALI20180910BHJP
   H01M 10/48 20060101ALI20180910BHJP
   H02J 7/02 20160101ALI20180910BHJP
【FI】
   B64F1/36
   B64D27/24
   B64C39/02
   H01M10/42 A
   H01M10/44 Q
   H01M10/48 P
   H01M10/48 301
   H02J7/02 F
【請求項の数】18
【全頁数】61
(21)【出願番号】特願2016-571287(P2016-571287)
(86)(22)【出願日】2014年8月8日
(65)【公表番号】特表2017-527479(P2017-527479A)
(43)【公表日】2017年9月21日
(86)【国際出願番号】CN2014083963
(87)【国際公開番号】WO2016019564
(87)【国際公開日】20160211
【審査請求日】2016年12月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】513068816
【氏名又は名称】エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SZ DJI TECHNOLOGY CO.,LTD
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ワン、ミンギュ
【審査官】 伊藤 秀行
(56)【参考文献】
【文献】 韓国公開特許第10−2013−0122715(KR,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0070052(US,A1)
【文献】 特開2013−025753(JP,A)
【文献】 特開2014−031118(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B64F 1/36
B64C 39/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
UAVにエネルギーを提供するステーションであって、
第1のバッテリに結合された第1のUAVが前記ステーションにいるときに第1のUAVを支持し、前記第1のUAVが第1のUAV着陸区域によって支持されている間に、前記第1のバッテリを充電するかまたは前記第1のバッテリを別のバッテリと交換する、第1のUAV着陸区域と、
第2のバッテリに結合された第2のUAVが前記ステーションにいるときに第2のUAVを支持し、前記第2のUAVが第2のUAV着陸区域によって支持されている間に、前記第2のバッテリを充電するかまたは前記第2のバッテリを別のバッテリと交換する、第2のUAV着陸区域と、
前記第1のUAV着陸区域および前記第2のUAV着陸区域に設けられ、前記第1のUAV又は前記第2のUAVの着陸を支援する可視標識と、
を備え、
前記第1のUAV着陸区域の前記可視標識は、前記第1のUAVが前記第1のUAV着陸区域に着陸する前は、第1の標識であり、前記第1のUAVが前記第1のUAV着陸区域から離陸した後、前記第1の標識から第2の標識に切り替わり、
前記可視標識が前記第1の標識である前記第1のUAV着陸区域において、前記第2のUAVに対して前記第2のバッテリの充電または前記第2のバッテリの交換がされない、エネルギー提供ステーション。
【請求項2】
前記第1のUAVが前記第1のUAV着陸区域から離陸した後に所定の時間が経過すると、前記第1のUAV着陸区域の前記可視標識は、前記第1の標識から前記第2の標識に切り替わる、請求項に記載のエネルギー提供ステーション。
【請求項3】
前記第2の標識は、前記第2のUAVに対応する標識である、請求項1または2に記載のエネルギー提供ステーション。
【請求項4】
UAVにエネルギーを提供するステーションであって、
第1のバッテリに結合された第1のUAVが前記ステーションにいるときに第1のUAVを支持し、前記第1のUAVが第1のUAV着陸区域によって支持されている間に、前記第1のバッテリを充電するかまたは前記第1のバッテリを別のバッテリと交換する、第1のUAV着陸区域と、
第2のバッテリに結合された第2のUAVが前記ステーションにいるときに第2のUAVを支持し、前記第2のUAVが第2のUAV着陸区域によって支持されている間に、前記第2のバッテリを充電するかまたは前記第2のバッテリを別のバッテリと交換する、第2のUAV着陸区域と、
前記第1のUAV着陸区域および前記第2のUAV着陸区域に設けられ、前記第1のUAV又は前記第2のUAVの着陸を支援する可視標識と、
を備え、
前記第1のUAV着陸区域の前記可視標識は、前記第1のUAVが前記第1のUAV着陸区域に着陸する前は、第1の標識であり、前記第1のUAVが前記第1のUAV着陸区域から離陸した後、前記第1の標識から第2の標識に切り替わり、
前記第2の標識は、前記第2のUAVに対応する標識である、エネルギー提供ステーション。
【請求項5】
前記第2のUAVは、前記第2の標識に切り替わった前記第1のUAV着陸区域に着陸する、請求項3または4に記載のエネルギー提供ステーション。
【請求項6】
前記第1のUAVが前記第2のUAVよりも前記第1のUAV着陸区域に着陸する優先度が高い場合、前記第2のUAVは前記ステーションの上をホバリング、旋回、又は前記第2のUAV着陸区域に着陸する、請求項1から5の何れか1項に記載のエネルギー提供ステーション。
【請求項7】
UAVにエネルギーを提供するステーションであって、
第1のバッテリに結合された第1のUAVが前記ステーションにいるときに第1のUAVを支持し、前記第1のUAVが第1のUAV着陸区域によって支持されている間に、前記第1のバッテリを充電するかまたは前記第1のバッテリを別のバッテリと交換する、第1のUAV着陸区域と、
第2のバッテリに結合された第2のUAVが前記ステーションにいるときに第2のUAVを支持し、前記第2のUAVが第2のUAV着陸区域によって支持されている間に、前記第2のバッテリを充電するかまたは前記第2のバッテリを別のバッテリと交換する、第2のUAV着陸区域と、
前記第1のUAV着陸区域および前記第2のUAV着陸区域に設けられ、前記第1のUAV又は前記第2のUAVの着陸を支援する可視標識と、
を備え、
前記第1のUAV着陸区域の前記可視標識は、前記第1のUAVが前記第1のUAV着陸区域に着陸する前は、第1の標識であり、前記第1のUAVが前記第1のUAV着陸区域から離陸した後、前記第1の標識から第2の標識に切り替わり、
前記第1のUAVが前記第2のUAVよりも前記第1のUAV着陸区域に着陸する優先度が高い場合、前記第2のUAVは前記ステーションの上をホバリング、旋回、又は前記第2のUAV着陸区域に着陸する、エネルギー提供ステーション。
【請求項8】
前記第2のUAV着陸区域において、前記第1のUAVに対して前記第1のバッテリの充電または前記第1のバッテリの交換がされない、請求項1からの何れか1項に記載のエネルギー提供ステーション。
【請求項9】
前記第1のUAVは、前記第1のバッテリが挿入される窪み領域を備える、請求項1から請求項の何れか1項に記載のエネルギー提供ステーション。
【請求項10】
バッテリ充電ユニットが、前記第1のバッテリが前記窪み領域に挿入されている間に、前記第1のバッテリを充電する、請求項に記載のエネルギー提供ステーション。
【請求項11】
前記可視標識は、画像を含む、請求項1から10の何れか1項に記載のエネルギー提供ステーション。
【請求項12】
前記可視標識は、LEDライトを含む、請求項1から11の何れか1項に記載のエネルギー提供ステーション。
【請求項13】
前記可視標識は、時間と共に動的に異なる標識に切り替わる、請求項1から請求項12の何れか1項に記載のエネルギー提供ステーション。
【請求項14】
前記ステーションは、第1のGPSセンサをさらに備え、前記第1のUAVまたは前記第2のUAVは第2のGPSセンサを有し、前記第1のGPSセンサおよび前記第2のGPSセンサは、前記エネルギー提供ステーションに対するナビゲーションを前記第1のUAVまたは前記第2のUAVへ提供するように協働して動作する、請求項1から請求項13の何れか1項に記載のエネルギー提供ステーション。
【請求項15】
前記第1のUAVまたは前記第2のUAVは、(a)前記可視標識の画像をキャプチャするセンサと、(b)前記可視標識に応答して前記第1のUAV着陸区域に着陸すべきかまたは前記第2のUAV着陸区域に着陸すべきかを決定するプロセッサと、を備える、請求項1から請求項14の何れか1項に記載のエネルギー提供ステーション。
【請求項16】
前記第1のUAVは、前記第1の標識を割り当てられ、前記第2のUAVは、前記第2の標識を割り当てられ、前記プロセッサは、前記可視標識が、前記第1の標識または前記第2の標識と一致する可視パターンを有するかどうかを検出する、請求項15に記載のエネルギー提供ステーション。
【請求項17】
前記可視標識は、前記第1のUAVまたは前記第2のUAVに対して、空いているUAV着陸区域に着陸するように指示する、請求項1から請求項16の何れか1項に記載のエネルギー提供ステーション。
【請求項18】
前記第1のUAVまたは前記第2のUAVは、前記ステーションのUAV着陸区域が空いているかどうかを検出するセンサを備える、請求項1から請求項17の何れか1項に記載のエネルギー提供ステーション。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
無人航空機(UAV)などの航空機は、軍事および民間の用途のための監視、偵察、および探査作業を行うために使用され得る。このような航空機は、特定の機能を行うように構成されたペイロードを運ぶことができる。
【0002】
いくつかの状況では、航空機が長距離を飛行することが望ましということがあり得る。しかしながら、航空機が飛行可能であり得る距離は当該航空機によって担持されるバッテリの寿命によって制限され得る。
【発明の概要】
【0003】
いくつかの例では、無人航空機(UAV)などの航空機が長距離を飛行することが望ましということがあり得る。したがって、UAVがバッテリ寿命を補充し、それにより、当該UAVが長距離を飛行することを許容し得る改良されたUAV電力供給システムに対する必要性が存在する。本発明は、UAV上のバッテリを再充電すること、または、バッテリを別のバッテリに交換することを通じてUAV上でバッテリ寿命を補充されることを許容することに関連するシステム、方法、およびデバイスを提供する。複数のUAVのためにバッテリ寿命を補充し得る地上ステーションが、提供され得る。地上ステーションは、複数のUAVが地上ステーションと同時にやりとりすることを許容し得る複数のゾーンを含み得る。いくつかの例では、地上ステーションは、異なる種類のUAVもしくはバッテリ、または、UAV上のバッテリを補充する異なる技法またはエネルギー提供規則に対応し得る。UAVとバッテリステーションとの間の通信は、バッテリステーションと飛行中のUAVとの間の堅調な通信を保証するために実施され得る。
【0004】
本発明のある態様は、UAVエネルギー提供ステーションを対象とし、当該ステーションは、(1)第1の種類のUAVであって、当該UAVは当該UAVに電力供給するように構成された第1のバッテリに結合された、UAVがステーションにいるときに当該UAVを支持し、(2)UAVが第1のUAV着陸区域によって支持されているときに第1のバッテリを充電するまたは第1のバッテリを別のバッテリに交換する、ように構成された第1のUAV着陸区域と、(1)第1の種類とは異なる第2の種類のUAVであって、当該UAVは当該UAVに電力供給するように構成された第2のバッテリに結合された、UAVがステーションにいるときに当該UAVを支持し、(2)UAVが第2のUAV着陸区域によって支持されているときに第2のバッテリを充電するまたは第2のバッテリを別のバッテリに交換する、ように構成された第2のUAV着陸区域と、を含み、第1のUAV着陸区域が、第2の種類のUAVに対しては第2のバッテリを充電するまたは第2のバッテリを別のバッテリに交換するようには構成されていない。
【0005】
いくつかの実施形態では、第2のUAV着陸区域は、第1の種類のUAVの場合に対しては1のバッテリを充電するまたは第1のバッテリを別のバッテリに交換するようには構成されていない。第1の種類のUAVおよび第2の種類のUAVは、異なる寸法または形状を有し得る。第1のバッテリおよび第2のバッテリは、異なる種類であり得る。第1のバッテリおよび第2のバッテリのフォームファクタは、異なり得る。第1のバッテリおよび第2のバッテリのバッテリ化学性質は、異なり得る。
【0006】
第1の種類のUAVは、第1のバッテリが、UAVに結合され、UAVに電力を提供するために挿入される窪み領域を含み得る。他方のバッテリは、第1の種類のUAVに結合し、第1の種類のUAVに電力を提供するために窪み領域に挿入されるように構成され得る。バッテリ充電ユニットは、第1のバッテリが窪み領域に挿入されている間に第1のバッテリを充電するように構成され得る。
【0007】
第1のUAV着陸区域および第2のUAV着陸区域は、UAVが着陸することを支援するように構成された可視標識を含み得る。可視標識は、画像を含み得る。可視標識は、LEDライトを含み得る。可視標識は、時間と共に動的に変化し得る。
【0008】
任意選択的に、エネルギー提供ステーションは、携帯可能であり得る。
【0009】
本発明のさらなる態様は、UAVエネルギー提供ステーションを対象とし得、当該ステーションは、(1)第1のUAVであって、当該第1のUAVは第1のUAVに電力供給するように構成された第1のバッテリに結合された、第1のUAVがステーションにいるときに第1のUAVを支持し、(2)第1のUAVが第1のUAV着陸区域によって支持されているときに、エネルギー提供規則の第1の組に従って第1のバッテリを充電するまたは第1のバッテリを別のバッテリに交換する、ように構成された第1のUAV着陸区域と、(1)第2のUAVであって、当該第2のUAVは第2のUAVに電力供給するように構成された第2のバッテリに結合された、第2のUAVがステーションにいるときに第2のUAVを支持し、(2)第2のUAVが第2のUAV着陸区域によって支持されているときに、エネルギー提供規則の第2の組に従って第2のバッテリを充電するまたは第2のバッテリを別のバッテリに交換する、ように構成された第2のUAV着陸区域と、を含み、エネルギー提供規則の第1の組およびエネルギー提供規則の第2の組が、互いに異なる。
【0010】
いくつかの実施形態では、エネルギー提供規則の第1の組は、第1のバッテリを別のバッテリに交換することを許容することなく、第1のバッテリを充電することを許容するのみである。任意選択的に、エネルギー提供規則の第2の組は、第2のバッテリの充電を許容することなく、第2のバッテリを別のバッテリに交換することを許容するのみである。
【0011】
エネルギー提供規則の第1の組は、第1のバッテリの充電のより迅速な完了または第1のバッテリの別のバッテリへのより迅速な交換を、エネルギー提供規則の第2の組のそれらと比して、提供し得る。
【0012】
エネルギー提供規則の第1の組は、第1のバッテリを第1の充電状態に充電することまたは第1のバッテリを第1の充電状態の別のバッテリに交換することを提供し得、エネルギー提供規則の第2の組は、第2のバッテリを第2の充電状態に充電することまたは第2のバッテリを第2の充電状態の別のバッテリに交換することを提供し得、第2の充電状態は、第1の充電状態とは異なる。
【0013】
エネルギー提供規則の第1の組は、第1のバッテリの充電状態に依存し得る。エネルギー提供規則の第2の組は、第2のバッテリの充電状態に依存し得る。
【0014】
第1のUAVは、第1の種類であり得、第2のUAVは、異なる寸法または形状を有する第2の種類であり得る。
【0015】
第1のバッテリおよび第2のバッテリは、異なる種類であり得る。第1のバッテリおよび第2のバッテリのフォームファクタは、異なり得る。第1のバッテリおよび第2のバッテリのバッテリ化学性質は、異なることがあり得る。
【0016】
エネルギー提供ステーションは、第1のGPSセンサをさらに備え得、第1のUAVまたは第2のUAVは、第2のGPSセンサを有し、第1のGPSセンサおよび第2のGPSセンサは、協働して動作して、エネルギー提供ステーションに対してナビゲーションを第1のUAVまたは第2のUAVに提供する。
【0017】
第1のUAV着陸区域および第2のUAV着陸区域は、UAVが着陸する際に支援するように構成された可視標識を含み得る。可視標識は、画像を含み得る。可視標識は、LEDライトを含み得る。可視標識は、時間と共に動的に変化し得る。
【0018】
エネルギー提供ステーションは、ステーション上に表示される可視標識を含み得る。第1のUAVまたは第2のUAVは、(a)可視標識の画像をキャプチャするように構成されたセンサと、(b)可視標識に応答して、第1のUAV着陸区域に着陸すべきかまたは第2のUAV着陸区域に着陸すべきかを決定するプロセッサと、を含み得る。第1のUAVは、第1の可視標識を割り当てられ、第2のUAVは、第2の可視標識を割り当てられ得、プロセッサは、可視標識が、第1の可視標識または第2の可視標識と一致する可視パターンを有するかどうかを検出するように構成され得る。可視標識は、第1のUAVまたは第2のUAVに、空いているUAV着陸区域に着陸するように指示し得る。第1のUAVまたは第2のUAVは、エネルギー提供ステーション上のUAV着陸区域が空いているかどうかを検出するように構成されたセンサを含み得る。
【0019】
エネルギー提供ステーションは、信頼性のない送電線網である電源から、または送電線網を利用しないで電力を受領し得る。電源からのエネルギーは、第1のバッテリまたは第2のバッテリを充電するために用いられ得る。
【0020】
いくつかの例では、エネルギー提供ステーションは、携帯可能であり得る。
【0021】
UAVエネルギー提供ステーションは、本発明のさらなる態様に従って提供され得る。エネルギー提供ステーションは、(1)第1のUAVであって、当該第1のUAVは第1のUAVに電力供給するように構成された第1のバッテリに結合された、第1のUAVがステーションにいるときに第1のUAVを支持し、(2)第1のUAVが第1のUAV着陸区域によって支持されているときに、第1のバッテリを充電するまたは第1のバッテリを別のバッテリに交換する、ように構成された、第1の可視標識を含む第1のUAV着陸区域と、(1)第2のUAVであって、当該第2のUAVは第2のUAVに電力供給するように構成された第2のバッテリに結合された、第2のUAVがステーションにいるときに第2のUAVを支持し、(2)第2のUAVが第2のUAV着陸区域によって支持されているときに、第2のバッテリを充電するまたは第2のバッテリを別のバッテリに交換する、ように構成された、第2の可視標識を含む第2のUAV着陸区域と、を含み、第1の可視標識が、第2の可視標識から視覚的に区別可能である。
【0022】
第1の可視標識は、画像であり得、第2の可視標識は、第1の可視標識と異なる画像であり得る。第1の可視標識は、バーコードまたはQRコード(登録商標)であり得、第2の可視標識は、第1の可視標識とは異なるパターンのバーコードまたはQRコード(登録商標)であり得る。第1の可視標識は、ライトのパターンを含み得、第2の可視標識は、第1の可視標識とは異なるライトパターンを含み得る。
【0023】
いくつかの実現例では、第1の可視標識および第2の可視標識は、時間と共に動的に変化し得る。
【0024】
第1のUAVは、第1の可視標識が明らかになるときに着陸するように構成され得、第2のUAVは、第2の可視標識が明らかになるときに着陸するように構成され得る。第1の可視標識は、第1のUAVが第1のUAV着陸区域にある間は可視のまま留まり得、第2の可視標識は、第2のUAVが第2のUAV着陸区域にある間は可視のまま留まり得る。
【0025】
第1の可視標識は、第1の種類の第1のUAVに対する第1の着陸区域を示し得、第2の可視標識は、第1の種類とは異なる第2の種類の第2のUAVに対する第2の着陸区域を示し得る。第1の可視標識は、エネルギー提供規則の第1の組を用いる第1の着陸区域を示し得、(2)第2の可視標識は、エネルギー提供規則の第1の組とは異なるエネルギー提供規則の第2の組を用いる第2の着陸区域を示し得る。
【0026】
第1のUAVおよび第2のUAVは、同一の種類であり得る。代替例では、第1のUAVおよび第2のUAVは、異なる種類であり得る。
【0027】
第1のUAV着陸区域および第2のUAV着陸区域は、UAVが載置し得る下部表面を有し得る。第1のUAV着陸区域および第2のUAV着陸区域は、UAVの上に部分的または完全に張り出すように構成された天井を有する着陸ベイであり得る。着陸ベイは、UAVの通過を許容するように構成された開放側を有し得る。開放側は、UAVが着陸ベイ内にある間は、開放状態のまま留まり得る。開放側は、UAVが着陸ベイ内にあるときに閉鎖されるドアを含み得る。ドアは、UAVが着陸ベイに進入するまたはこれから脱出する時に開放され得る。
【0028】
UAVエネルギー提供ステーションの着陸区域に対してUAVを方向付ける方法であって、当該方法は、(1)UAVであって、当該UAVは当該UAVに電力供給するように構成されたバッテリに結合された、UAVがステーションにいるときに当該UAVを支持し、(2)UAVが第1のUAV着陸区域によって支持されている間は第1のバッテリを充電するまたは第1のバッテリを別のバッテリに交換する、ように構成された第1のUAV着陸区域を提供することと、(1)UAVであって、当該UAVは当該UAVに電力供給するように構成されたバッテリに結合された、UAVがステーションにいるときに当該UAVを支持し、(2)UAVが第2のUAV着陸区域によって支持されているときに第2のバッテリを充電するまたは第2のバッテリを別のバッテリに交換する、ように構成された第2のUAV着陸区域を提供することと、UAVエネルギー提供ステーションに着陸する、バッテリを搭載したUAVに関する情報を示す信号をプロセッサにおいて受信して、UAVに関する情報に基づいて第1のUAV着陸区域または第2の着陸区域に着陸するUAVに対してコマンドを生成することと、を含む。
【0029】
UAVに関する情報は、UAVの種類に関する情報を含み得る。第1のUAV着陸区域は、第1の種類のUAVを支持するように構成され得、第2のUAV着陸区域は、第1の種類とは異なる第2の種類のUAVを支持するように構成され得る。コマンドは、UAVが第1の種類であるときに、UAVが第1のUAV着陸区域に着陸するための、または、UAVが第2の種類であるときに、UAVが第2のUAV着陸区域に着陸するためのものであり得る。
【0030】
UAVに関する情報は、UAVに搭載されているバッテリの充電の状態に関する情報を含み得る。UAVに関する情報は、UAVに搭載されるバッテリが充電されるまたは別のバッテリに交換される必要がある時間枠に関する情報を含み得る。UAVに関する情報は、UAVの予想される飛行計画を満足させる必要があるUAVに搭載されるバッテリボード上の充電状態の推定値であり得る。本方法は、予想される飛行計画をUAVに搭載されるバッテリが満足させるためにさらなるバッテリ寿命が必要とされるかどうかを、UAVに搭載される1つ以上のプロセッサを用いて決定することをさらに含み得る。本方法は、さらなるバッテリ寿命が必要とされるときに、UAVに、UAVエネルギー提供ステーションに着陸させることをさらに含み得る。UAVに関する情報は、UAVに搭載されるバッテリが充電される必要があり、別のバッテリに交換される必要がないかどうか、またはその逆であるかに関する情報を含み得る。任意選択的に、第1のUAV着陸区域は、第1のバッテリを別のバッテリに交換することを許容することなく、第1のバッテリを充電することを許容するのみであり得る。コマンドは、UAVに搭載されるバッテリが充電される必要があるときに、UAVが第1のUAV着陸区域に着陸するためのものであり得る。いくつかの例では、第2のUAV着陸区域は、バッテリの充電を許容することなく、バッテリを別のバッテリに交換することを許容するのみであり得る。コマンドは、UAVに搭載されるバッテリが別のバッテリに交換される必要があるときに、UAVが第2のUAV着陸区域に着陸するためのものであり得る。
【0031】
本方法は、UAVエネルギー提供ステーションに保管されている1つ以上のバッテリに関する情報を示す信号を、プロセッサにおいて受信することをさらに含み得る。
【0032】
さらにその上、本発明の態様は、UAVエネルギー提供ステーションを対象とし得、当該ステーションは、可視標識を含むUAV着陸区域であって、当該UAV着陸区域が、(1)UAVであって、当該UAVはUAVに電力供給するように構成された第1のバッテリに結合された、UAVがステーションにいるときにUAVを支持し、(2)UAVがUAV着陸区域によって支持されている間に、第1のバッテリを充電するまたは第1のバッテリを別のバッテリに交換する、ように構成された、UAV着陸区域を含み、可視標識が、第1の可視標識構成から第2の可視標識構成に動的に変化するように構成され、当該第1の可視標識構成が、当該第2の可視標識構成から視覚的に区別可能である。
【0033】
可視標識は、画像であり得、第1の可視標識構成は、第1の画像であり得、第2の可視標識構成は、第1の画像とは異なる第2の画像であり得る。第1の画像は、バーコードまたはQRコード(登録商標)であり得、第2の画像は、第1の画像とは異なるパターンのバーコードまたはQRコード(登録商標)であり得る。可視標識は、ライトのパターンを含み得、第1の可視標識構成は、ライトの第1のパターンを含み得、第2の可視標識構成は、第1のライトパターンとは異なる第2のライトパターンを含み得る。ライトのパターンは、所定の期間内のライトの変化を含み得る。ライトのパターンは、点滅パターンを含み得る。ライトのパターンは、ライトの空間的配列を含み得る。
【0034】
第1の可視標識構成は、着陸区域が、第1の種類の第1のUAVを受容する準備がなったことを示し得、第2の可視標識構成は、着陸区域が、第1の種類とは異なる第2の種類の第2のUAVを受容する準備がなったことを示し得る。第1の可視標識構成は、着陸区域が、エネルギー提供規則の第1の組を用いて動作する準備がなったことを示し得、第2の可視標識構成は、着陸区域が、エネルギー提供規則の第1の組とは異なるエネルギー提供規則の第2の組を用いて動作する準備がなったことを示し得る。
【0035】
エネルギー提供ステーションは、さらなる可視標識を含むさらなるUAV着陸区域であって、当該さらなるUAV着陸区域は、(1)UAVであって、当該UAVがUAVに電力供給するように構成された第2のバッテリに結合されている、UAVがステーションにいるときにUAVを支持し、(2)UAVがUAV着陸区域によって支持されている間に第2のバッテリを充電するまたは第2のバッテリを別のバッテリに交換する、ように構成された、さらなるUAV着陸区域をさらに含み得る。
【0036】
エネルギー提供ステーションは、エネルギー提供ステーションに着陸する複数のUAVの存在を示す信号を集合的にまたは個々に受信するように構成された1つ以上のプロセッサをさらに含み得る。1つ以上のプロセッサは、複数のUAVから、実施される任務の優先順位に関する情報を受信し得る。より高い優先度の任務を持つ第1のUAVは、可視標識の支援によって、UAV着陸区域に着陸するように指示され得、より低い優先度の任務を持つ第2のUAVは、可視標識の支援によってエネルギー提供ステーションのさらなるUAV着陸区域に着陸するように指示され得る。より高い優先度の任務を持つ第1のUAVは、可視標識の支援によって、より低い優先度の任務を持つ第2のUAVに先立って、UAV着陸区域に着陸するように指示され得る。より迅速なエネルギー補充を必要とする第1のUAVは、可視標識の支援によって、UAV着陸区域に着陸するように指示され得、より迅速なエネルギー補充を必要としない第2のUAVは、可視標識の支援によってエネルギー提供ステーションのさらなるUAV着陸区域に着陸するように指示され得る。より迅速なエネルギー補充を必要とする第1のUAVは、可視標識の支援によって、より迅速なエネルギー補充を必要としない第2のUAVに先立って、UAV着陸区域に着陸するように指示され得る。第1のUAVに搭載されるバッテリを充電することによってエネルギー補充を必要とする第1のUAVは、可視標識の支援によって、UAV着陸区域に着陸するように指示され得、第2のUAVに搭載されるバッテリを別のバッテリに交換することによってエネルギー補充を必要とする第2のUAVは、可視標識の支援によって、エネルギー提供ステーションのさらなるUAV着陸区域に着陸するように指示され得る。
【0037】
本発明のさらなる態様は、UAVエネルギー提供ステーションの着陸区域にUAVを方向付ける方法を含み得、当該方法は、上で説明したようにUAVエネルギーステーションを提供することと、可視標識が第1の可視標識構成を有するときに、第1のUAVにUAV着陸区域上に着陸させることと、可視標識が第2の可視標識構成を有するときに、第2のUAVにUAV着陸区域上に着陸させることと、を含む。
【0038】
第1のUAVを着陸させることは、第1の可視標識構成を、第1のUAVのメモリに記憶させることと、可視標識の第1の可視標識構成を、第1のUAVのセンサを使用して検出することと、を含み得る。第2のUAVを着陸させることは、第2の可視標識構成を、第2のUAVのメモリに記憶させることと、可視標識の第2の可視標識構成を、第2のUAVのセンサを使用して検出することと、を含み得る
【0039】
第1のUAVおよび第2のUAVは、同一の種類であり得る。第1のUAVおよび第2のUAVは、異なる種類であり得る。本方法は、第1のUAVの電力状況を示す信号を、第1のUAVからエネルギー提供ステーションに送出することをさらに含み得る。可視標識は、第1のUAVからの信号に応答して、第1の可視標識構成を有し得る。本方法は、第2のUAVの電力状況を示す信号を、第2のUAVからエネルギー提供ステーションに送出することをさらに含み得る。可視標識は、第2のUAVからの信号に応答して、第2の可視標識構に変更され得る。
【0040】
本発明のさらなる態様は、UAVエネルギー提供ステーションの着陸区域に対してUAVを方向付ける方法を対象とし得るが、当該方法は、1つ以上のプロセッサの支援で(1)UAVはUAVエネルギー提供ステーションに着陸すべきであるかまたは(2)UAVエネルギー提供ステーションに着陸することなく、別の位置に続行すべきであるかを決定することと、UAVエネルギー提供ステーションに着陸するUAVのUAV待ち行列中の位置を決定することと、UAVが着陸するために複数のUAV着陸区域からUAV着陸区域を選択することであって、選択されたUAV着陸区域が、UAVにエネルギーを補充するように構成される、位置を決定することと、選択されたUAV着陸区域がUAVを受容する準備が成ったときに、選択されたUV着陸区域にまでUAVを方向付けることと、を含む。
【0041】
いくつかの実施形態では、1つ以上のプロセッサが、UAV上に搭載されている。代替例では、1つ以上のプロセッサが、エネルギー提供ステーション上に搭載されている。UAV待ち行列中での位置は、エネルギー提供ステーションに搭載される1つ以上のプロセッサの支援で決定され得る。
【0042】
本方法は、UAVが(1)着陸すべきか(2)続行すべきかを決定することに先立って、UAVとエネルギー提供ステーションとの間でデータを交換することをさらに含み得る。交換されるデータは、次のうちの1つ以上を含む:UAVに搭載されるバッテリの状態、飛行条件、UAVの任務で残っている時間もしくは距離、別のエネルギー提供ステーションまでの距離、UAV仕様、UAVの状態、またはUAVに搭載されるペイロードに関連する情報。UAV待ち行列中での位置は、UAVとエネルギー提供ステーションとの間で交換されるデータに基づいて決定され得る。UAV待ち行列中での位置は、この行列中の別のUAVの任務の優先度に対する当該UAVの任務の優先度に基づいて決定され得る。待ち行列は、複数のUAVを含み得る。
【0043】
選択されたUAV着陸区域は、(1)UAVに搭載されるバッテリを再充電すること、または(2)UAVに搭載されるバッテリをエネルギー提供ステーションからの別のバッテリと交換すること、によってUAVにエネルギーを補充するように構成され得る。エネルギー提供ステーションは、他のバッテリを保管して充電するように構成されたバッテリ保管ユニットを備え得る。
【0044】
UAVを選択されたUAV着陸区域に方向付けることは、選択されたUAV着陸区域を示す、UAVで検出可能な可視標識を表示することを含み得る。可視標識は、選択されたUAV着陸区域がUAVを受容する準備がなったときに表示され得るが、選択されたUAV着陸区域がUAVを受容する準備が成る前には表示されない。本方法は、選択されたUAV着陸区域の構成をUAVの到着のために維持することをさらに含み得る。本方法は、選択されたUAV着陸区域の構成をUAVの到着のために変更することをさらに含み得る。本方法は、UAVが選択されたUAV着陸区域に方向付けられたときに、待ち行列を更新することをさらに含み得る。
【0045】
UAVは、選択されたUAV着陸区域に飛行し得る。UAVは、待ち行列領域の支援によって、選択されたUAV着陸区域に搬送され得る。待ち行列領域は、UAVを選択されたUAV着陸区域に輸送するように構成されたベルトコンベヤであり得る。
【0046】
本発明の様々な態様は、個別に、集合的に、または互いに組み合わせて認識され得ることを理解されたい。本明細書で説明される本発明の様々な態様は、以下に示される任意の特定の用途、または任意の他の類型の可動物体に適用され得る。無人航空機などの航空機の本明細書の任意の説明は、任意の輸送機体などの任意の可動物体に適用および使用され得る。さらに、空中運動(例えば、飛行)の文脈において本明細書で開示されたシステム、デバイス、および方法はまた、地上または水上の運動、水中の運動、または宇宙の運動などの他の類型の運動の文脈に適用され得る。
【0047】
本発明の他の目的および特徴は、明細書、特許請求の範囲、および添付の図面の検討によって明らかになるであろう。
【0048】
文献の援用
本明細書で言及する全ての刊行物、特許、および特許出願は、個別の刊行物、特許、または特許出願のそれぞれが具体的にかつ個別に示されて参照によって組み込まれるのと同程度に参照によって本明細書に組み込まれる。
【0049】
本発明の新規の特徴は、添付の特許請求の範囲において、詳細に示される。本発明の特徴および利点のより良い理解が、その中で本発明の原理が利用される例示的な実施形態を示す以下の詳細な説明、および以下の付随する図面を参照することによって得られるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0050】
図1】本発明の実施形態に従って、バッテリステーション上に着陸した無人航空機(UAV)の例を示す。
図2】本発明の実施形態に従って、UAVが飛行中にマルチゾーンバッテリステーションと通信状態にあるUAVの例を示す。
図3】本発明の実施形態に従って、複数のUAVと同時にやりとりするマルチゾーンバッテリステーションの例を示す。
図4】本発明の実施形態に従って、複数の着陸ベイを有するマルチゾーンバッテリステーションの代替的な構成の例を示す。
図5】本発明の実施形態に従って、複数の異なる技法を用いて補充されたバッテリ寿命を有するマルチゾーンバッテリステーション上の複数のUAVの例を示す。
図6】本発明の実施形態に従って、異なるバッテリ専用の異なるゾーン中で補充されたバッテリ寿命を有するマルチゾーンバッテリステーション上の複数のUAVの例を示す。
図7】本発明の実施形態に従う、マルチゾーンバッテリステーションの異なる着陸区域上の複数のUAV用の着陸スケジュール例を示す。
図8】本発明の実施形態に従って、バッテリステーションの様々な着陸区域中で着陸標識を有するバッテリステーションの上面図の例を示す。
図9】本発明の実施形態に従って、時間とともに変化し得る着陸標識を持つ着陸区域を示す。
図10】本発明の実施形態に従って、着陸標識の変化に応答するマルチゾーンバッテリステーション上のUAV飛行トラフィックの例を示す。
図11】本発明の実施形態に従う、UAVとバッテリステーションとの間での直接通信および間接通信の例を示す。
図12】本発明の実施形態に従う無人航空機を示す。
図13】本発明の実施形態に従って、支持機構およびペイロードを備える可動物体を示す。
図14】本発明の実施形態に従って、可動物体を制御するためのシステムのブロック図による概略図である。
図15】本発明の実施形態に従う、マルチゾーンバッテリステーションの着陸プロセスの例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0051】
本発明のシステム、デバイス、および方法は、無人航空機(UAV)とバッテリステーションとの間にやりとりを提供する。UAVの説明は、他の任意の種類の無人型輸送機または他の任意の可動物体に適用し得る。輸送機の説明は、地上、地下、水中、水面、空中、または宇宙ベースの輸送機に適用し得る。UAVとバッテリステーションとの間のやりとりは、バッテリステーションを用いてUAV上のバッテリ寿命を補充することを含み得る。バッテリステーションは、複数のUAVがバッテリステーションと同時にやりとりすることを許容する複数のゾーンを有し得る。UAVがバッテリステーションから離れているおよび/またはUAVがバッテリステーションに着陸している間に、UAVとバッテリステーションとの間に通信が発生し得る。
【0052】
UAVは、UAVに搭載されるバッテリによって電力供給され得る。バッテリのエネルギー水準は、UAVが動作するに連れて消耗し得る。これが、UAVが飛行する時間の量を制限し得るが、これがまた、UAVの範囲を制限し得る。UAVが、長期間にわたっておよび/または長距離にわたって飛行することが望まれ得る。例えば、UAVは、1つの位置から別の位置に品物を送達し得る。UAVは、品物を送達するために、長距離を飛行する必要があり得る。別の例では、UAVは、区域を調査する、または長い距離に関連するもしくは長期間にわたるデータを捕捉する必要があり得る。このような時間期間および/距離は、UAVのバッテリ寿命を超え得る。
【0053】
したがって、UAVがバッテリ寿命を補充することが可能であることへの必要性が存在し得る。人間の介入なしで自動的または半自動的な様式で補充が発生することが望まれ得る。例えば、UAVは、UAV上のバッテリ寿命を補充し得るエネルギー提供ステーションに自動的に着陸することが可能であり得る。エネルギー提供ステーションは、UAVのバッテリを自動的に再充電し得るまたはバッテリを新しいバッテリに交換し得る。ネルギー提供ステーションの存在は、バッテリ寿命が補充される、およびUAVがその任務を続行するための経費および時間を削減し得る。人間の存在または介入を必要としないことは、経費を削減し得、また、バッテリの補充を遠隔の位置で発生することを許容し得る。エネルギー提供ステーションはまた、バッテリ寿命をかなり迅速に補充することが可能であり得、これが、UAVがその任務を実行する際の遅延を減少させ得る。
【0054】
エネルギー提供ステーションは、複数の着陸ゾーンを有し得る。複数の着陸ゾーンは、複数のUAVがエネルギー提供ステーションと同時にやりとりすることを許容し得る。これは、交通量の多い領域では、または、UAVが迅速にサービスを受ける必要があるときに有用であり得る。複数の着陸ゾーンは、任意選択的に、異なる種類のUAVおよび/またはバッテリに対応するように構成され得る。異なるゾーンは、任意選択的に、異なるエネルギー提供規則に従って動作し得、これらの規則は、バッテリ補充技法(例えば、バッテリ交換に対する充電)、エネルギー提供の速度、またはエネルギー提供の水準に関連し得る。いくつかの例では、標識は、UAVを所望の時間に所望の着陸ゾーンに誘導する際に支援となるように用いられ得る。
【0055】
図1は、本発明の実施形態に従って、バッテリステーション上に着陸した無人航空機(UAV)の例を示す。UAV110は、エネルギー提供ステーション120に着陸することおよび/またはこれから離陸することが可能であり得る。エネルギー提供ステーション120は、バッテリステーションであり得る。エネルギー提供ステーションは、地上ステーションであり得る。
【0056】
UAV110は、本体130、バッテリ140、および1つ以上の推進ユニット150を含み得る。UAV110の本明細書中の一切の説明は、任意の種類の可動物体に適用し得る。UAVの説明は、(例えば、空中、陸上、水中、または宇宙を横断し得る)任意の種類の無人型可動物体に適用し得る。UAV110は、遠隔の制御器からのコマンドに応答することが可能であり得る。遠隔の制御器は、UAVに接続されないことがあり得る。いくつかの例では、UAVは、自動的または半自動的に動作することが可能であり得る。UAVは、事前プログラムされた命令の組に従うことが可能であり得る。いくつかの例では、UAVは、自律的に動作している間に、遠隔の制御器からの1つ以上のコマンドに応答することによって半自律的に動作し得る。
【0057】
本体130は、1つ以上の分岐部材、すなわち「アーム」を有し得る中心本体であり得る。アームは、本体130から外向きに延在し得る。アームは、放射状に外向きに延在して、本体130を介して接合され得る。アームの数は、推進ユニット、すなわち、UAV110のローターの数と一致し得る。本体130は、筐体を含み得る。筐体は、筐体内に、UAV110の1つ以上の構成要素を包み込み得る。いくつかの例では、UAVの1つ以上の電気構成要素が、筐体の内部に提供され得る。例えば、UAVの飛行制御器が、筐体の内部に提供され得る。飛行制御器は、UAVの1つ以上の推進ユニット150の動作を制御し得る。
【0058】
UAVは、バッテリ140を含み得る。UAVのバッテリの本明細書中の一切の説明は、UAV110に搭載される1つ以上のバッテリに適応し得る。いくつかの例では、1、2、3、4、5、6、7、8、またはこれ以上のバッテリが、UAV110に搭載されて提供され得る。バッテリの本明細書中の一切の説明は、直列、並列、またはこれらの任意の組み合わせで接続された1つ以上のバッテリを含み得るバッテリパックに適応し得る。UAVのバッテリの本明細書中の一切の説明は、UAV110上の任意のエネルギー保管デバイスに適応し得る。バッテリ140は、電気化学バッテリであり得る。
【0059】
技術上周知のまたは後で開発された任意のバッテリ化学性質を有するバッテリ140が、用いられ得る。いくつかの例では、バッテリ140は、弁調節鉛酸バッテリ(例えば、ゲルバッテリ、吸収ガラスマットバッテリー)、ニッケル−カドミウム(NiCd)バッテリ、ニッケル−亜鉛(NiZn)バッテリ、ニッケル金属水素化物(NiMH)バッテリ、またはリチウムイオン(Liイオン)バッテリであり得る。バッテリのセルは、直列、並列、またはこれらの任意の組み合わせで接続され得る。バッテリセルは、1つのユニットまたは複数のユニットとして詰められ得る。バッテリは、再充電式バッテリであり得る。
【0060】
バッテリ140は、任意の寿命長さを有し得る。バッテリの寿命長さは、現在のバッテリの充電状態から完全に消耗した充電状態までの時間の量を含み得る。いくつかの例では、バッテリ寿命は、完全充電状態から完全消耗状態までで、約1分、5分、10分、15分、20分、25分、30分、35分、40分、45分、50分、1時間、1.5時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、8時間、10時間、12時間、18時間、または24時間以下であり得る。任意選択的に、バッテリ寿命は、完全充電状態から完全消耗状態までで、本明細書に記載する値のうちの任意のもの以上であり得る。いくつかの実施形態では、バッテリ寿命は、本明細書に記載する値のうちの任意の2つ間の範囲に入り得る。バッテリの寿命長さは、UAV110が動作中でのバッテリの消耗までへの時間の量であり得る。これは、UAV110が飛行中も含み得る。これは、1つ以上のナビゲーションセンサまたは画像キャプチャデバイスを含み得るUAV110の1つ以上のセンサが動作中を含み得る。これは、本明細書の別のところで言及されるものなどのUAV110の1つ以上の構成要素にバッテリが電力供給する間を含み得る。
【0061】
バッテリ140は、UAV110に結合され得る。バッテリ140は、UAV110の1つ以上の構成要素に電力を提供するために、UAV110に結合され得る。バッテリ140は、UAV110に結合されている間は、1つ以上の推進ユニット、飛行制御器、センサ、慣性測定ユニット、通信ユニット、および/またはUAV110の他の任意の構成要素に電力を提供する。電気通信が、バッテリがUAV110に結合されている間に、バッテリ140とUAV110の1つ以上の構成要素との間に形成され得る。バッテリ140がUAV110から取り外されると、バッテリ140は、UAV110に電力を供給し得ない。バッテリ140は、UAV110から取り外されたときに、UAV110のどの構成要素にも電力を供給し得ない。例えば、バッテリ140は、UAVから取り外されている間は、1つ以上の推進ユニット、飛行制御器、センサ、慣性測定ユニット、通信ユニット、および/またはUAVの他のどの構成要素にも電力を提供し得ない。UAVセンサの例は、これに限られないが、位置センサ(例えば、グローバルポジショニングシステム(GPS)センサ、位置三角測量を可能にしているモバイルデバイス送信機)、視覚センサ(例えば、カメラなどの、可視光線、赤外線、または紫外線を検出可能な撮像デバイス)、接近センサ(例えば、超音波センサ、ライダー、飛行時間のカメラ)、慣性センサ(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、慣性測定装置(IMU))、高度センサ、圧力センサ(例えば、バロメーター)、音声センサ(例えば、マイクロホン)または場センサ(例えば、磁力計、電磁センサ)を含む。
【0062】
バッテリ140は、任意選択的に、UAV110に結合されている間は、UAV110の本体130内にあり得る。いくつかの例では、UAV110は、バッテリが挿入され得る窪み領域を含み得る。いくつかの例では、バッテリ140は、UAV110に結合されている間は、UAV110の筐体内にあり得る。いくつかの例では、筐体は、ドア、または、バッテリがUAVに結合されるために挿入されるおよび/またはUAV110への結合解除されるために取り外される類似の開口部を含み得る。バッテリ140は、バッテリ140がUAV110に結合されているときは、UAV110と電気的に接触し得る。バッテリ140は、電気接点を介してUAV110の1つ以上の構成要素に電気的に接続され得る。電気接点は、UAV110の窪み領域内に提供され得る。バッテリ140は、バッテリ140が電気接点と接触するように窪み領域中に挿入されたときにUAV110に結合され得る。バッテリ140は、バッテリ140が窪み領域から除去されたおよび/または電気接点ともはや接触していないときにUAVから取り外され得る。
【0063】
UAV110は、航空機であり得る。UAV110は、UAV110が空中を運動することを許容し得る1つ以上の推進ユニット150を有し得る。1つ以上の推進ユニット150は、UAV110が、1つ以上、2つ以上、3つ以上、4つ以上、5つ以上、6つ以上の自由度で運動することを可能とし得る。いくつかの例では、UAV110は、1つ、2つ、3つ、以上の回転軸で回転することが可能であり得る。回転軸は、互いに直交し得る。回転軸は、UAVの飛行コース全体にわたって互いに直交の状態に留まり得る。回転軸は、ピッチ軸、ロール軸、および/またはヨー軸を含み得る。UAV110は、1つ以上の次元に沿って運動することが可能であり得る。例えば、UAV110は、1つ以上のローターによって生成された揚力によって上向きに運動することが可能である。いくつかの例では、UAV110は、Z軸(UAVの方位に対して上方であり得る)、X軸、および/またはY軸(横方向であり得る)に沿って運動することが可能であり得る。UAV110は、互いに直交し得る1つ、2つ、または3つの軸に沿って運動することが可能であり得る。
【0064】
UAV110は、回転翼航空機であり得る。いくつかの例では、UAV110は、複数のローターを含み得るマルチローター航空機であり得る。複数のローターは、UAV110に対して揚力を生成するように回転することが可能であり得る。ローターは、UAV110が空中を自由に運動することを可能とし得る推進ユニットであり得る。ローターは、同一の速度で回転し得るおよび/または同一の量の揚力もしくは推力を生成し得る。ローターは、任意選択的に、変動する速度で回転し得るが、これは、異なる量の揚力もしくは推力を生成し得るおよび/またはUAV110が回転することを許容し得る。 いくつかの例では、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはこれ以上のローターが、UAV110上に提供され得る。ローターは、それらの回転軸が互いに対して平行となるように配列され得る。いくつかの例では、ローターは、互いに対して任意の角度にある回転軸を有し得るが、これはUAVの運動に影響し得る。
【0065】
UAV110は、小さい寸法であり得る。UAV110は、人間によって持ち上げられたりおよび/または搬送されたりされることが可能であり得る。UAV110は、人間の片手で搬送されることが可能であり得る。UAV110は、地上ステーション120の頂部にまたは地上ステーションの着陸ゾーンに持ち上げることが可能である。
【0066】
UAV110は、最大で100cmを超えない寸法(例えば、長さ、幅、高さ、対角線、直径)を有し得る。いくつかの例では、当該最大の寸法は、1mm、5mm、1cm、3cm、5cm、10cm、12cm、15cm、20cm、25cm、30cm、35cm、40cm、45cm、50cm、55cm、60cm、65cm、70cm、75cm、80cm、85cm、90cm、95cm、100cm、110cm、120cm、130cm、140cm、150cm、160cm、170cm、180cm、190cm、200cm、220cm、250cm、または300cm以下であり得る。任意選択的に、UAVの最大の寸法は、本明細書に記載する値のうちのいかなるもの以上であり得る。UAVは、本明細書に記載する値のうちの任意の2つの間の範囲内に入る最大の寸法を有し得る。
【0067】
UAV110は、軽量であり得る。例えば、UAVは、1mg、5mg、10mg、50mg、100mg、500mg、1g、2g、3g、5g、7g、10g、12g、15g、20g、25g、30g、35g、40g、45g、50g、60g、70h、80h、90g、100g、120g、150g、200g、250g、300g、350g、400g、450g、500g、600g、700g、800g、900g、1kg、1.1kg、1.2kg、1.3kg、1.4kg、1.5kg、1.7kg、2kg、2.2kg、2.5kg、3kg、3.5kg、4kg、4.5kg、5kg、5.5kg、6kg、6.5kg、7kg、7.5kg、8kg、8.5kg、9kg、9.5kg、10kg、11kg、12kg、13kg、14kg、15kg、17kg、または20kg以下の重量であり得る。UAVは、本明細書に記載する値のうちの任意のもの以上の重量を有し得る。UAVは、本明細書に記載する値のうちの任意の2つの間の範囲に入る重量を有し得る。
【0068】
UAV110は、バッテリステーション120とやりとりすることが可能であり得る。バッテリステーション120は、地表に載置し得る地上ステーションであり得る。バッテリステーション120は、固い地面、水、任意の自然地形、任意の人工構造もしくはプラットフォーム上に載置し得、または、任意の種類の輸送機(例えば、地上ベースの輸送機、水中ベースの輸送機、航空機、または宇宙輸送機)によって搬送され得る。
【0069】
バッテリステーション120は、UAV110のバッテリ140上でバッテリ寿命を補充するように構成され得る。これは、UAV110のバッテリ140を再充電することを含む。バッテリ寿命を補充することはまた、UAV110に搭載されるバッテリを別のバッテリに交換することを含み得る。バッテリステーション120は、最初にUAV110に搭載されているバッテリと交換され得る1つ以上のバッテリを保管し得る。新しいバッテリは、最初のバッテリよりも高い充電状態を有し得る。新しいバッテリは、任意選択的に、完全充電され得る。いくつかの例では、UAV110からの最初のバッテリは、UAV110から取り外されて、バッテリステーション120によって取られる。バッテリステーション120は、UAV110からの最初のバッテリ140を充電し得る。
【0070】
バッテリステーション120は、UAV110が載置し得る着陸区域を含み得る。着陸区域は、UAVが着陸し得るバッテリステーションのゾーンであり得る。UAVが着陸している間に、UAVのバッテリ寿命が補充され得る。UAVが着陸区域にいる間に、UAVのバッテリが、別のバッテリに交換され得るまたは再充電され得る。
【0071】
図2は、本発明の実施形態に従って、UAV210が飛行中にマルチゾーンバッテリステーション220と通信状態にあるUAV210の例を示す。UAV210は、マルチゾーンバッテリステーション220に接近し得る。マルチゾーンバッテリステーション220は、UAV210を支持するように構成された1つ以上のゾーン230a、230bを含み得る。ゾーン230a、230bは、共通の支持または基礎構造240を共有し得るまたはし得ない。通信リンク250は、UAV210とバッテリステーション220との間に確立され得る。
【0072】
いくつかの例では、UAV210のバッテリ寿命を補充することが望まれ得る。例えば、UAV210は、バッテリ充電量が欠乏し得る。UAV210のバッテリの充電状態は、所定のしきい値未満になり得る。UAV210は、事前計画された経路または予想される距離もしくは時間長にわたって飛行するためにそのバッテリ寿命を拡張する必要があり得る。UAV210は、事前計画された飛行のためにどれほど多くのバッテリ寿命が必要とされるかを予想し、現在のバッテリ寿命が十分でない場合に、バッテリ寿命を補充し得る。UAV210は、遠隔のユーザーからの命令に応答してバッテリ寿命を補充し得る、または、さらなるバッテリ寿命が必要とされると自律的に決定し得る。UAV210は、バッテリステーションの存在を検出し、必要であれば、バッテリステーションに飛行し得る。
【0073】
バッテリステーション220は、複数のゾーン230a、230bを有し得る。複数のゾーン230a、230bは、UAV210が着陸し得る複数の着陸区域であり得る。着陸区域は、UAV210の重量を支持し得る表面を含み得る。任意の数のゾーンが、バッテリステーションに対して提供され得る。バッテリステーションは、1つ以上、2つ以上、3つ以上、4つ以上、5つ以上、6つ以上、7つ以上、8つ以上、10以上、15以上、または20以上のゾーンを有し得る。ゾーンは、共通の支持構造または基礎240を共有し得るまたはし得ない。ゾーンは、互いに物理的に接続され得るまたはされ得ない。ゾーンは、異なる横方向区域および/または高度に提供され得る。ゾーンは、同一の実質的構成を有し得る、または、異なる構成を有し得る。
【0074】
いくつかの実施形態では、様々なゾーン230a、230bは各々が、UAV210上でバッテリ寿命を補充することが可能であり得る。いくつかの例では、複数の異なるゾーンは、各々が、UAV210上のバッテリを再充電することおよび/またはバッテリを別のバッテリに交換することによって、バッテリ寿命を補充することが可能であり得る。代替例では、いくつかの実施形態では、複数のゾーン中の第1のゾーンは、バッテリを交換するように構成されることなくUAV210上のバッテリを再充電するように構成され得、複数のゾーン中の第2のゾーンは、UAV210上のバッテリを再充電するように構成されることなく、バッテリを別のバッテリに交換するように構成され得る。任意選択的に、UAV210上のバッテリを再充電することが可能で、バッテリを別のバッテリに交換することが可能な第3のゾーンが、提供され得る。いくつかの実施形態では、各々のゾーンは、任意のバッテリ寿命補充技法を実施することが可能であり、他の実施形態では、異なるゾーンが、バッテリ寿命を補充する異なる技法の専用であり得る。
【0075】
任意選択的に、様々なゾーン230a、230bは、エネルギー提供規則の組に従って動作し得る。エネルギー提供規則は、バッテリの交換かバッテリの再充電かなどのバッテリ寿命補充技法を含み得る。バッテリ寿命補充技法はまた、バッテリがUAVに搭載されている間にエネルギーを補充すること、または、UAVにエネルギーを提供するためにUAVからバッテリを除去することを含み得る。 エネルギー提供規則は、異なる目的を遵守し得るバッテリ寿命補充技法を含み得る。例えば、エネルギー提供規則は、可能な限り迅速にバッテリ寿命を補充するという目的を含み得る。これは、可能な限り迅速にバッテリ寿命を完全充電状態に、または、可能な限り迅速に所定のしきい値充電状態に、補充することを含み得る。別の例では、エネルギー提供規則は、可能な限りバッテリ品質を劣化から防ぐ(可能な限りバッテリの物理的寿命を延長する)様式でバッテリ寿命を補充するという目的を含み得る。別の例は、エネルギー効率的な様式でバッテリ寿命を補充することを含み得る。さらなる例は、コストパフォーマンスの良い様式でバッテリ寿命を補充するという目的を含み得る。例えば、バッテリステーションが、バッテリを充電するためのエネルギーを公共の送電線から得る場合、それは、従うべきエネルギー提供規則を決定するに際して、ピーク時およびオフピーク時を考慮し得る。同様に、バッテリステーション220は、信頼性のない送電線網から、または送電線網を利用しないでエネルギーを獲得し得る。いくつかの例では、いくつかのUAVは、バッテリ寿命を補充する優先度が他のUAVよりも高くあり得る。このような考慮は、従うべきエネルギー提供規則を決定するに際して、払われ得る。
【0076】
UAVに対して、適用可能なエネルギー提供規則ならびにゾーン選択および着陸スケジュールを決定するために、1つの目的が提供されて、用いられ得る。いくつかの例では、複数の目的が提供され得、複数の目的を最適化するために、様々なゾーンが動作し得る。いくつかの例では、主要な目的が提供され、これは、他の目的のうちの1つ以上に優先し得る。主要な目的は、他の目的のうちの1つ以上に対するしきい値を満足されている状態で最適化され得る。バッテリステーションは、複数のゾーンでの1つ以上のUAVに対する着陸ゾーン選択および/またはタイミングを決定し得る制御器を含み得る。制御器は、着陸ゾーン選択および/またはタイミングを決定する際に、複数のUAVに対する複数の目的を考慮し得る。エネルギー提供規則は、複数のゾーンにわたって着陸ゾーン選択および/またはタイミングを決定する際に、選択および/または考慮され得る。
【0077】
様々なエネルギー提供規則は、バッテリ交換か充電かということを含み得る。様々なエネルギー提供規則はまた、充電速度、充電スケジュール、再充電の水準、またはバッテリ再充電に関する他の任意の要因を考慮し得る。様々なエネルギー提供規則はまた、バッテリ交換の迅速性もしくはタイミング、更新されたバッテリが有するべき充電の水準、最初のバッテリと交換されるバッテリの種類、またはバッテリ再充電に関する他の任意の要因を考慮し得る。
【0078】
ゾーンが異なれば、従うべきエネルギー提供規則も異なり得る。代替例では、ゾーンが異なっても、従うべきエネルギー提供規則が同一であり得る。いくつかの実施形態では、ゾーンのうちの1つ以上は、複数のエネルギー提供規則を遵守することが可能であり得る。他の例では、1つ以上のゾーンは、エネルギー提供規則のうちの1つのみまたは限られた組を遵守することが可能であり得る。したがって、異なるゾーンは、次の異なるエネルギー提供規則の専用であり得る。例えば、エネルギー提供規則の第1の組に従ってUAV上でバッテリ寿命を補充し得る第1のUAV着陸区域が提供され得、エネルギー提供規則の第2の組に従ってバッテリ寿命を補充し得る第2のUAV着陸区域が提供され得るが、エネルギー提供規則の第2の組は、エネルギー提供規則の第1の組とは異なり得る。
【0079】
別の例では、異なるゾーン230a、230bは、異なる種類のUAVを受容するように構成され得る。例えば、第1のUAV着陸区域は、第1のUAV種類のUAVを支持するように構成され得、第2のUAV着陸区域は、第1のUAV種類とは異なり得る第2のUAV種類のUAVを支持するように構成され得る。第1の着陸区域は、任意選択的に、第2の種類のUAVを支持しないように構成され得る。同様に、第2の着陸区域は、任意選択的に、第1の種類のUAVを支持しないように構成され得る。
【0080】
異なる種類のUAVは、異なる専用の着陸ゾーンおよび/または区域を必要とし得る異なる特徴を有し得る。いくつかの例では、異なる種類のUAVは、異なるサイズおよび/または形状であり得る。異なる種類のUAVは、異なる重量であり得る。着陸区域は、具体的には、特定のサイズ、フォームファクタ―、および/または重量を有するUAVを支持するように設計され得る。いくつかの例では、着陸区域は、具体的には、特定の着陸スタンド構成を有するUAVを受容するように構成され得る。UAVの着陸スタンドは、UAVが飛行中でないときに、UAVの重量を支持し得る。いくつかの例では、着陸区域は、着陸スタンドに接触し得る1つ以上の接触部分を有し得る。いくつかの例では、接触部分は、UAVの着陸スタンドに対応するようなサイズおよび/または形状であり得る。任意選択的に、異なるUAVに対応するように構成された異なる着陸区域は、UAVの異なる着陸スタンドに対応するために、異なる部分配列を有し得る。任意選択的に、接触部分は、UAVの着陸スタンドを所望の着陸地点に誘導し得るガイドを含み得る。ガイドは、着陸スタンドを所望の位置に重力の支援で方向付け得るコーンやファネルなどの受動式ガイドであり得る。
【0081】
異なる種類のUAVは、異なる様式で収納されたバッテリを有し得る。異なる種類のUAVからのバッテリは、異なる様式で挿入され/取り外され得る。例えば、バッテリがUAVの筐体内に提供される場合、バッテリが挿入または取り外しされ得るドアまたは開口部は、UAVの異なる領域に置かれ得る、または、異なる寸法もしくは仕様を有し得る。いくつかの例では、異なる種類のUAVからのバッテリは、異なるフォームファクタ―、重量、寸法、および/またはバッテリ化学性質を有し得る。
【0082】
他の実施形態では、異なるゾーンは、複数の種類のUAVを受容することが可能であり得る。1つ以上のゾーンは、複数の種類のUAVを受容することが可能であり得る。任意選択的に、ゾーンの各々は、異なるUAVを、それらの種類を考慮することなく、すなわち広い範囲の種類にわたって受容することが可能であり得る。
【0083】
UAV210は、バッテリステーション220と通信し得る250。UAV210は、バッテリステーション220に情報を提供し得る。バッテリステーション220は情報を用いて、UAV210が着陸するゾーン230a、230bを決定し得る。バッテリステーション220は、どのゾーンにUAV210が着陸するかのインジケータをUAV210に提供し得る。UAV210は、インジケータに応答して、対応するゾーンに着陸し得る。
【0084】
UAV210は、バッテリステーション220と通信リンク250を形成し得る。様々な種類の通信の例は、本明細書の別のところにより詳しく説明される。UAV210は、UAV210および/またはUAV210のバッテリに関する情報を提供し得る。例えば、UAV210は、バッテリの充電状態に関する情報を地上ステーションに送出し得る。UAV210は、最大容量でのバッテリ寿命、バッテリ化学性質、バッテリの種類、バッテリのフォームファクタ―、バッテリの重量、および/またはバッテリ化学性質などのバッテリに関するさらなる情報を送出し得る。UAV210は、UAV210に関する情報を地上ステーション220に送出し得る。例えば、UAV210は、UAV種類(例えば、型、モデル)、UAVの寸法、UAVのフォームファクタ―、UAVの重量、UAVのバッテリ保管の構成、および/またはUAV210のバッテリに対する挿入ポイントもしくは取り外しポイントの構成に関する情報を送出し得る。UAV210はまた、バッテリ寿命補充という1つ以上の目的に関連し得る情報を送出し得る。例えば、UAV210は、継続飛行計画、飛行距離、UAVで搬送される荷重、時間割、迅速な補充が所望されるかどうか、UAV優先順位、エネルギーの効率的な再充電が所望されるかどうか、コスト効率の良い再充電が所望されるかどうか、長期のバッテリ寿命再充電が所望されるかどうか、バッテリを別のバッテリに交換することに対する既存のバッテリを再充電するかにの優先があるかどうか、または他の任意の種類の目的に関連する情報を送出し得る。
【0085】
バッテリステーション220は、UAV210に情報を送出し得る。UAV210からの情報は、バッテリステーションの位置および/または機能性に関する情報を含み得る。例えば、バッテリステーション220は、任意のバッテリがバッテリステーション220で入手可能であるかどうかおよび/またはバッテリの充電状態に関する情報を含み得る。任意選択的に、バッテリステーション220は、様々な着陸ゾーンおよび着陸ゾーンンに関する任意の詳細に関する情報を含み得る。例えば、バッテリステーションは、着陸ゾーンのどれが空いているかいないか、または、着陸ゾーンが任意のエネルギー提供規則に従って動作するかもしくは特定の種類のUAVに対応するかに関する方法を含み得る。
【0086】
いくつかの実施形態では、UAV210とバッテリステーション220との間の通信は、UAV210とバッテリステーション220との間での相対的位置に関連し得る。UAV210、バッテリステーション220、または双方は、UAV210および/またはバッテリステーション220の位置に関する情報を提供し得るGPSを有し得る。グローバル座標が、UAV210とバッテリステーション220との間で交換され得る。これは、UAV210がバッテリステーション220に航行するのを支援し得る。
【0087】
バッテリステーション220は、この情報を用いて、UAV210が、UAV210が着陸するゾーン230a、230bを決定し得る。いくつかの例では、特定のゾーンは、特定に必要性または仕様を遂行するように設計され得る。他の例では、異なるゾーンは、UAVの複数の必要性に対応することが可能であり得、1つを占有性または優先に従って選択されたりランダムに選択されたりし得る。バッテリステーション220は、どのゾーンにUAV210が着陸するかに関して決定し得るプロセッサを搭載し得る。他の例では、外部デバイスまたはUAV210自体が、決定し得る、または、決定の際に支援し得る。外部デバイスおよび/またはUAV210に搭載されるプロセッサは、個々にまたは集合的に、バッテリステーションに搭載される1つ以上のプロセッサが、様々なUAVに対する着陸ゾーン選択および/またはスケジュールを決定するのを支援し得る。
【0088】
バッテリステーション220は、どのゾーンに着陸するかのインジケータをUAV210に提供し得る。インジケータは、UAV210に戻る通信を含み得る。通信は、UAV210との通信リンク250などの無線信号を介してUAV210に送り返される。いくつかの例では、インジケータは、バッテリステーション220上に表示され得る可視標識を含み得る。UAV210は、可視標識の画像をキャプチャし得る。UAV210は、どのゾーンに着陸するかを可視標識に基づいて決定することが可能であり得る。他の例では、標識は、可視スペクトルでは検出不可能であり得るが、赤外線標識、紫外線標識、点滅光のパターン、音声、振動、音響信号、無線信号、または他の種類のインジケータを含み得る。
【0089】
インジケータに基づいて、UAV210は、どのゾーンに着陸するかを決定し得る。例えば、インジケータは、UAV210が第1の着陸区域230aに着陸することを示し得る。UAV210は、それに従って、第1の着陸区域に着陸し得る。UAV210は、遠隔のユーザーからの入力を何ら必要とすることなく、自律的に着陸することが可能であり得る。他の例では、UAV210は、半自律式であり得、着陸するためのコマンドをUAV210から受信した後で着陸区域に着陸することが可能であり得る。他の例では、遠隔のユーザーは、着陸区域上へのUAV210の着陸を手動で制御し得る。
【0090】
バッテリステーション220は、任意選択的には可搬式である。バッテリステーションは、1つの位置から別の位置に移動されることが可能であり得る。バッテリステーション220は、人間の力を用いて移動され得る。例えば、人間は、バッテリステーションを持ち上げることが可能であり得る。人間は、1つ以上のアームを用いてバッテリステーションを持ち上げることが可能であり得る。任意選択的に、バッテリステーションの重量は、約100kg、70kg、60kg、50kg、40kg、30kg、20kg、15kg、10kg、8kg、7kg、6kg、5kg、4kg、3kg、2kg、1kg、0.5kg、または0.1kg以下であり得る。バッテリステーションは、約2m、1.5m、1.2m、1m、90cm、80cm、70cm、60cm、50cm、40cm、30cm、20cm、10cm、5cm、または1cmを超えない最大寸法を有し得る。バッテリステーションは、約8m、6m、4m、3m、2m、1m、0.5m、0.1m、0.05m、または0.01m以下の容積を有し得る。いくつかの例では、バッテリステーションは、より大きい容積からより小さい容積に折り畳まれる、または折り重ねられるように構成され得る。
【0091】
図3は、本発明の実施形態に従って、複数のUAVと同時にやりとりするマルチゾーンバッテリステーションの例を示す。複数のゾーン330a、330bを有するバッテリステーション320は、複数のUAV310a、310bと同時にやりとりすることが可能であり得る。複数のゾーン330a、330bは、共通の基礎または支持構造340を共有し得るまたはし得ない。
【0092】
いくつかの例では、複数のUAV310a、310bは、飛行中であり、バッテリ寿命を補充する必要があり得る。UAV310a、310bは、バッテリ寿命を補充するために、バッテリステーション320とやりとりし得る。複数のゾーン330a、330bを有することによって、バッテリステーション320は、複数のUAV310a、310bに対してバッテリ寿命を一時に補充することが可能であり得る。UAV310a、310bは、他のゾーンでの出来事とは独立に様々な着陸ゾーンから離着陸し得る。例えば、UAV310a、310bは、UAVが第2の着陸ゾーンに着陸するおよび/またはこれから離陸することとは無関係に、第1の着陸ゾーンに着陸するおよび/またはこれから離陸し得る。各々の着陸ゾーンでのトラフィックは、互いに対して独立に操作され得る。複数のUAVストリーム310a、310bは、バッテリステーションによって、並行にバッテリ寿命を補充され得る。第1のUAVストリームは、第1のゾーンで、バッテリ寿命をその上で補充され得、第2のUAVストリームは、第2のゾーンで、バッテリ寿命をその上で補充され得る。図示するように、第1のUAV310aは、第1の着陸ゾーンから離陸しるが、第2のUAV310bは、第2の着陸ゾーンにいる。第1および第2のUAVは、そのそれぞれの着陸ゾーン上で同時に載置することが可能であり得る。第1および第2のUAVは、そのそれぞれの着陸ゾーンで並行にその内部でバッテリ寿命を補充されることが可能であり得る。
【0093】
UAV310aは、飛行中で、バッテリ寿命を補充する必要があり得る。UAVは、複数の着陸区域330a、330bを有するバッテリステーション320に遭遇し得る。いくつかの例では、着陸区域330bのうちの1つが、別のUAV310bによって既に占有されていることがあり得る。UAV310aは、空いている着陸区域330aに着陸し得る。いくつかの例では、バッテリステーション320は、どの着陸区域が空いているかをUAV310aに通信する。他の例では、UAV310aは、どの着陸区域が空いているかを、UAVの1つ以上のセンサを用いて検出することが可能であり得る。いくつかの例では、バッテリステーションは、空いている着陸区域に着陸するUAVによって受信および/または検出され得るインジケータを提供し得る。いくつかの例では、UAV310aは、任意の空いている着陸区域、または、任意の指定された、空いている着陸区域に着陸し得る。
【0094】
他の実施形態では、異なるゾーンは、異なるエネルギー提供規則に従って動作し得る、または、特定の種類のUAV310a、310bを支持し得る。UAVは、別のゾーンが空いていたとしても、設計されたゾーンに着陸するように待ち得る。例えば、着陸区域330bは、占有されているが、エネルギー提供規則の特定の組に従うように、または、特定の種類のUAVを支持するように構成されているが、他の着陸区域330aはそうではなくて、飛行中のUAV310aが特定の種類のUAVであるまたはエネルギー提供規則の特定の組に従う必要がある場合、UAVは、着陸区域330bが空くまで待ち得る。UAVは、バッテリ寿命を補充することなく、地上ステーションをホバリング、巡回する、または別の着陸区域上で載置することによって待ち得る。
【0095】
UAVは、異なる着陸ゾーン330a、330bに方向付けられ得る。いくつかの例では、第1の種類のUAVは、第1の着陸ゾーン330aに方向付けられ得、別の種類のUAVは、第2の着陸ゾーン330bに方向付けられ得る。例えば、UAVは、そのフォームファクタ―、寸法、着陸スタンド構成、重量、推進ユニット構成、または他の任意の特徴次第で、第1または第2のゾーンに方向付けられ得る。いくつかの例では、第1の種類のバッテリを有するUAVは、第1の着陸ゾーンに方向付けられ得、第2の種類のバッテリを有するUAVは、第2の着陸ゾーンに方向付けられ得る。
【0096】
いくつかの例では、エネルギー提供規則の第1の組に従ってバッテリ寿命を補充されるUAVは、第1の着陸ゾーン330aに方向付けられ、エネルギー提供規則の第2の組に従ってバッテリ寿命を補充されるUAVは、第2の着陸ゾーン330bに方向付けられ得る。1つの例では、より高い優先度の任務を有するまたはより高い優先度をタグ付けられたUAVは、第1の着陸ゾーンに方向付けられ得るが、より低い優先度のUAVは、第2の着陸ゾーンに方向付けられる。代替例では、より高い優先度のUAVは、より低い優先度のUAVよりも早期に着陸ゾーンに着陸するようにスケジューリングされ得る。別の例では、より迅速な補充を必要とするUAVは、第1の着陸ゾーンに方向付けられ、より迅速な補充を必要としないUAVは、第2の着陸ゾーンに方向付けられ得る。代替例では、より迅速な補充を必要とするUAVは、より迅速な補充を必要としないUAVよりも早期に着陸ゾーンに着陸するようにスケジューリングされ得る。別の例では、バッテリを再充電することによるエネルギー補充を有するUAVは、第1の着陸ゾーンに方向付けられ、バッテリを交換することによるエネルギー補充を有するUAVは、第2の着陸ゾーンに方向付けられ得る。本明細書の別のところで言及されるような異なるエネルギー提供規則間での差別化のさらなる説明を用いて、UAVに対する着陸ゾーンを差別化し得る。
【0097】
代替例では、異なる着陸ゾーンは、特定のエネルギー提供規則に対して専用となる必要はなく、UAVは、エネルギー提供規則を考慮することなく、タイミング局面に基づいて、様々な着陸ゾーンに着陸するようにスケジューリングされ得る。
【0098】
図4は、本発明の実施形態に従って、複数の着陸ベイを有するマルチゾーンバッテリステーションの代替的な構成の例を示す。バッテリステーション420は、UAVの着陸区域として機能し得るゾーン430a、430b、430c、430dの任意の構成を有し得る。いくつかの例では、着陸区域は、UAVが載置し得るプラットフォームであり得る。プラットフォームは、実質的に平坦、湾曲の形状である、またはUAVが着陸区域上に着陸することを許容し得る任意の構成を有し得る。プラットフォームは、バッテリステーションの頂部または上部表面上に提供され得る。プラットフォームは、バッテリステーションの側部から延在し得る。着陸区域は、任意選択的に、周囲環境に露出され得る。例えば、着陸区域は、なんら壁、天井、またはカバーを有し得ない。他の例では、着陸区域は、着陸区域用に壁、天井、および/またはカバーを有し得る。例えば、開放位置と閉鎖位置との間で移動し得るカバーが、提供され得る。カバーは、UAVが内部でバッテリ寿命を補充されている(例えば、バッテリを再充電しているまたはバッテリを別のバッテリに交換している)間に、UAVを包み得る。カバーは、UAVが離陸するのを許容するためにおよび/またはUAVが着陸しているときに開き得る。
【0099】
いくつかの例では、ゾーンは、周囲環境から部分的または完全に保護され得る。1つの例では、バッテリステーションは、1つ以上の着陸ベイ430a、430b、430c、430dを有し得る。着陸ベイは、UAVが着陸または載置し得る下部表面を有し得る。着陸ベイは、任意選択的に、UAVが載置中にUAVの上に部分的または完全に張り出してもよい天井を有し得る。いくつかの例では、1つ以上の側壁が、着陸ベイ用に提供され得る。着陸ベイは、UAVが着陸ベイに飛行して出入りし得る開放側部を含み得る。開放側部は、UAVが着陸ベイの内側または外側にいる間は開いたままであり得る。開放側部は、UAVがUAVのバッテリ寿命を補充している間は開いたままであり得る。他の実装例では、開放側部は、側部を開閉し得るドアまたはカバーを有し得る。いくつかの例では、ドアは、UAVがベイに入るまたは出ることを許容するために開放され得る。ドアは、任意選択的に、UAVがバッテリ寿命を補充している間および/またはベイが空である間には閉じられ得る。
【0100】
着陸ベイは、任意の様式で方位付けられ得る。例えば、着陸ベイの開放側部は、バッテリステーションの1つ以上の側部に提供され得る。地上ステーションは、任意の形状を有する全体的フットプリントを有し得る。例えば、バッテリステーションは、実質的に方形、矩形、円形、楕円形、三角形、五角形、六角形、八角形、三日月形、または他の任意の規則的もしくは不規則的な形状である横方向断面形状を有し得る。着陸ベイの開口部は、バッテリステーションの、1つ、2つ、3つ、4つ、またはそれ以上の側部であり得る。いくつかの例では、着陸ベイは、バッテリステーションの異なる高さに提供され得る。いくつかの例では、第1の着陸ベイの床はまた、第1の着陸ベイの下にある第2の着陸ベイの天井であり得る。
【0101】
他の例では、ゾーンは、バッテリステーション筐体の完全に内部にあり得る。いくつかの例では、UAVは、バッテリステーションの側部を介して地上ステーションに入り得る。例えば、1つ以上の開口部が、バッテリステーションの側部に提供され得る。他の例では、UAVは、バッテリステーションの頂部を介してバッテリステーションに入り得る。1つ以上の開口部が、バッテリステーションの天井に提供され得る。例えば、バッテリステーションの屋根または天井は、UAVが内側の着陸区域に着陸するのを許容するために開放し得る。
【0102】
いくつかの実施形態では、着陸ゾーン上に着陸することが可能であり得るUAV410a、410b、410c、410dは、任意の構成を有し得る。UAV410a、410b、410c、410dは、異なる構成を有し得る(例えば、410a、410b、410c)、または、同一の構成を有し得る(例えば、410a、410d)。様々な着陸ゾーンは、特定の種類のUAVに対して専用であり得る。例えば、第1の着陸ゾーン430aは、第1の種類のUAV410aに対応するように構成され得、他の着陸ゾーン430b、430cのうちの一部は、第1の種類のUAVに対応するようには構成され得ない。任意選択的に、さらなる着陸ゾーン430dは、第1の種類のUAVに対応するように構成され得る。
【0103】
異なる種類のUAVに対する着陸ゾーンは、異なる物理的特徴を有し得る。例えば、より大きいUAVに対応するように構成された着陸ゾーンは、より大きいサイズを有し得る、または、より小さいUAVに対応するように構成された着陸ゾーンよりも大きい重量の量を支持することが可能であり得る。別の例では、長尺のUAVに対応するように構成された着陸ゾーンは、よりコンパクトなUAVに対応するように構成された着陸ゾーンよりも長い形状を有し得る。より高いUAVに対応するように構成された着陸ゾーンは、より短いUAVに対応するように構成された着陸ゾーンよりも高い天井またはカバーを有し得る。垂直に離陸するUAVに対応するように構成された着陸ゾーンは、離陸するために滑走路またはスリングショットを必要とするUAVに対応するように構成された着陸ゾーンとは異なる構成を有し得る。
【0104】
図5は、本発明の実施形態に従って、複数の異なる技法を用いて補充されたバッテリ寿命を有するマルチゾーンバッテリステーション上の複数のUAVの例を示す。第1のUAV510aは、バッテリステーション520の第1のゾーン530a上に着陸し得、第2のUAV510bは、バッテリステーションの第2のゾーン530b上に着陸し得る。バッテリステーション520のゾーンは、共通の基礎535を共有し得るまたはし得ない。
【0105】
各々のUAVは、本体540a、540bを有し得る。本体は、バッテリ550bをその上に保管することが可能であり得るコンパートメント560を有し得る。バッテリは、UAVの1つ以上の構成要素に電力供給するために、UAVに結合され得る。バッテリ寿命は、UAVのバッテリ寿命が消耗したときに、UAV上に補充され得る。
【0106】
1つの実施形態では、バッテリ寿命は、UAV510aのバッテリ550bを再充電することによって補充され得る。UAVのバッテリは、バッテリがUAVに搭載されたままである間に再充電され得る。バッテリステーション520をUAVに結合し得る充電コネクタ550aが、提供され得る。UAVに搭載されるバッテリを再充電することを許容し得る第1のゾーン530aは、その上に充電コネクタを有し得る。充電コネクタは、UAVのバッテリを電源に電気的に結合し得る。電源は、バッテリステーション520を介して提供され得る。電源の例は、これに限られないが、公共送電線電源、送電線を利用しない電源、再生可能エネルギー源、および/または1つ以上のバッテリなどのエネルギー蓄積デバイスを含み得る。エネルギー蓄積デバイスは、公共送電線電源、送電線を利用しない電源、および/または再生可能エネルギー源に結合され得る。再生可能エネルギー源の例は、光起電デバイス、太陽熱デバイス、風力発電デバイス、水力発電デバイス、地熱発電デバイス、または他の任意の種類の再生可能エネルギーデバイスを含み得る。
【0107】
充電コネクタ550aは、UAVの一部分と結合するように構成され得る。充電コネクタは、UAVの筐体のポート、UAVの表面、UAVの突出部、またはUAVのへこみと結合し得る。充電コネクタは、UAVに搭載されるバッテリを電源に対して電気的に結合させ得る。充電コネクタは、バッテリに直接に接触し得るまたはし得ない。充電コネクタは、特定のUAV種類または複数の異なるUAV種類とインターフェースするように構成され得る。充電コネクタは、特定のバッテリ種類または複数のバッテリ種類とインターフェースするように構成され得る。充電コネクタは、異なるUAV種類または異なる種類のバッテリと整合され得る異なるインターフェースを有し得る。
【0108】
いくつかの例では、複数の充電コネクタが、エネルギー提供ステーションまたは着陸ゾーンに提供され得る。複数の充電コネクタは各々が、異なるUAV種類または異なるバッテリ種類とインターフェースするように設計され得る。いくつかの例では、UAVの種類またはバッテリ種類は、UAVが着陸ゾーンに着陸することに先立ってまたはUAVが着陸ゾーン上に着陸した後で検出され得る。充電コネクタは、複数の入手可能な充電コネクタから選択され得る。選択された充電コネクタは、検出されたUAVまたは検出されたバッテリ種類とインターフェースするように選択され得る。いくつかの例では、複数の入手可能な充電コネクタから選択されない充電コネクタは、検出されたUAVまたは検出されたバッテリ種類とインターフェースするようには構成され得ない。
【0109】
別の例では、1つの充電コネクタが、複数の充電インターフェースを有し得る。充電インターフェースの各々は、異なるUAV種類または異なるバッテリ種類とインターフェースするように設計され得る。充電インターフェースは、異なる構成要素、寸法、形状、または物理的特徴を有し得る。例えば、1つの充電インターフェース構成は、1インチの直径および3つの突起を有し得るが、別の充電インターフェース構成は、半インチの直径および2つの突起を有し得る。同様に、充電コネクタは、異なる充電インターフェース構成間で再構成可能であり得る充電インターフェースを有し得る。いくつかの例では、UAVの種類またはバッテリ種類は、UAVが着陸ゾーンに着陸することに先立ってまたはUAVが着陸ゾーンに着陸した後で、検出され得る。充電コネクタの充電インターフェースは、複数の入手可能な充電インターフェースから選択され得るか、または、既存のインターフェースが、選択された構成に再構成され得る。選択された充電インターフェースまたはインターフェース構成は、検出されたUAVまたは検出されたバッテリ種類とインターフェースするように選択され得る。いくつかの例では、選択されない充電インターフェースまたはインターフェース構成は、検出されたUAVまたは検出されたバッテリ種類とインターフェースするようには構成され得ない。
【0110】
UAVは、UAVが第1のゾーンに着陸するときに、充電コネクタに自動的に接続し得る。いくつかの例では、第1のゾーンの1つ以上のセンサが、UAVがいつ第1のゾーンに着陸するかを検出し得る。いくつかの例では、UAVが第1のゾーンに着陸するとき、UAVは、UAVまたは充電コネクタによるいかなる追加の動作も必要とすることなく、充電コネクタに接続され得る。他の例では、充電コネクタは、UAVに接続されるように起動され得る。1つの例では、充電コネクタは、UAVの一部分に接触するように移動および/または延在し得る一部分を含み得る。UAVは、充電コネクタに接触するように構成された充電ポートを有し得る。充電コネクタは、UAVの充電ポートと接触し、それにより、UAVに搭載されるバッテリとの電気的接触を形成し得る。いくつかの実施形態では、バッテリステーションの充電コネクタは、UAVの充電ポート中に挿入され得る、または、UAVの充電ポートが、バッテリステーションの充電コネクタに挿入され得る一部分を含み得る。いくつかの実施形態では、バッテリステーションの充電コネクタをUAVの充電ポートと整列させる際に支援となる1つ以上の磁石が、提供され得る。
【0111】
いくつかの例では、UAVは、バッテリがUAVの機上で再充電されている間に、バッテリによって電力供給され得る。他の例では、UAVは、バッテリがUAVの機上で再充電されている間に、電力を遮断され得る。
【0112】
任意選択的に、第1のゾーン530aは、バッテリがUAV510aに搭載されている間に、バッテリの再充電を許容し得る。第1のゾーンは、バッテリがUAVから取り外されるまたは結合を解除されることを許容し得るまたはし得ない。第1のゾーンは、バッテリをUAVから取り外し得るまたは結合を解除し得るインフラを有し得るまたは有し得ない。
【0113】
第2のゾーン530bは、バッテリがUAV510bから取り外されるまたは結合を解除されることを許容し得る。いくつかの例では、バッテリは、バッテリをUAVに挿入される別のバッテリに交換するために、UAVから取り外され得る。他の例では、バッテリは、バッテリを充電して、次に、バッテリをUAVに再結合するために、UAVから取り外され得る。
【0114】
バッテリをUAVから結合解除するバッテリ交換部材が、提供され得る。いくつかの例では、バッテリ交換は、バッテリをUAVから結合解除し得るロボットアームまたは延在物であり得る。バッテリ交換部材は、バッテリを、UAV本体540bの窪み部分560から取り外し得る。UAVから結合解除されたバッテリは、バッテリ保管ユニット580に輸送され得る。いくつかの例では、UAVから結合解除されたバッテリは、個別の充電ユニットに輸送され得る。いくつかの例では、バッテリ保管ユニットは、充電ユニットとして機能し得る。代替例では、UAVから結合解除されたバッテリは、廃棄される領域に輸送され得る。
【0115】
バッテリステーション520のバッテリ保管ユニット580は、1つ以上のバッテリ585a、585b、585cを保管するように構成され得る。バッテリ保管ユニット580は、1つ以上、2つ以上、3つ以上、4つ以上、5つ以上、6つ以上、8つ以上、10以上、12以上、15以上、20以上、30以上、40以上、または50以上のバッテリを同時に保管することが可能であり得る。バッテリ保管ユニット580は、バッテリステーションの筐体中に部分的または完全に包み込まれ得る。共通のバッテリ保管ユニット580は、複数のゾーン530a、530b間で共有され得る。代替例では、1つのゾーンが、その自身のバッテリ保管ユニット580を有し得る。いくつかの例では、1つのゾーンは、別のゾーンと、バッテリ保管ユニット580を共有し得るまたはし得ない。任意選択的に、バッテリステーションは、複数のバッテリ保管ユニットを有し得るが、その各々が、1つのゾーンまたは複数のゾーンに専用され得る。いくつかの実施形態では、バッテリステーションの全てのゾーンは、共有のバッテリ保管ユニットであれ、個別化されたバッテリ保管ユニットであれ、バッテリ保管ユニットにアクセスし得る。代替例では、バッテリステーションの1つ以上のゾーンは、バッテリ保管ユニットにアクセスし得ない。バッテリ保管ユニットは、バッテリ保管ユニットのポート内にバッテリを保管し得る。ポートは、固定位置を有し得る。代替例では、ポートは可動であり得る。いくつかの例では、バッテリ保管ユニットは、自身に結合された複数のポートおよび/またはバッテリが移動することを許容し得る。バッテリ保管ユニットの複数のポートおよび/またはバッテリは、同時に移動することが可能であり得る。移動は、1つ以上のモーターなどの1つ以上のアクチュエータの支援で発生し得る。
【0116】
バッテリ保管ユニット580の1つ以上のバッテリ585a、585b、585cを充電するために、バッテリ保管ユニット充電器590が提供され得る。バッテリ保管ユニット充電器590は、電源を含み得る、または、バッテリ保管ユニット中の1つ以上のバッテリを電源に結合し得る。電源の例は、これに限られないが、公共送電線電源、送電線を利用しない電源、再生可能エネルギー源、および/または1つ以上のバッテリなどのエネルギー蓄積デバイスを含み得る。エネルギー蓄積デバイスは、公共送電線電源、送電線を利用しない電源、および/または再生可能エネルギー源に結合され得る。再生可能エネルギー源の例は、光起電デバイス、太陽熱デバイス、風力発電デバイス、水力発電デバイス、地熱発電デバイス、または他の任意の種類の再生可能エネルギーデバイスを含み得る。バッテリ保管ユニット中のバッテリは、その全容量まで充電され得る。代替例では、それらは、他の任意の選択された充電状態に充電され得る。
【0117】
UAV510bからのバッテリは、UAVから取り外され、バッテリ交換部材を介してバッテリ保管ユニット580に輸送され得る。いくつかの例では、別のバッテリ570が、バッテリ保管ユニットから取り外され、バッテリ交換部材を介してUAVに輸送され得る。バッテリ交換部材は、新しいバッテリをUAVに挿入または結合し、それにより、以前のバッテリを新しいバッテリに交換し得る。新しいバッテリは、UAVに搭載される最初のバッテリよりも高い充電状態を有し得る。いくつかの例では、UAVに搭載される最初のバッテリは、消耗している可能性がある。新しい交換部材は完全に充電されるまたはより高い充電状態を有し、それにより、UAVがより長い時間期間にわたって飛行することを許容し得る。UAVからの最初のバッテリは、バッテリ保管ユニット中に保管され得る。最初のバッテリは、最初のバッテリがバッテリ保管ユニット中に保管されている間に、充電され得る。別のUAVがゾーンに着陸するとき、最初のバッテリは、任意選択的に、新しい交換バッテリがそれから選択されたバッテリのうちの1つであり得る。
【0118】
いくつかの他の例では、UAV510bからのバッテリが取り外されてバッテリ保管ユニットに輸送された後、バッテリは、バッテリ保管ユニット中にある間に充電され得る。他の例では、バッテリは、充電されるバッテリステーションの別の部分に輸送され得る。バッテリが所望の充電状態(完全充電であり得るまたはあり得ない)まで充電された後、バッテリ交換部材は、バッテリ570を、UAVに再結合されるように、UAVに戻して輸送し得る。バッテリは、次に、UAVが着陸したときにそれが最初に有していたよりも高い充電状態を有し得る。
【0119】
バッテリ交換部材は、UAVが第1のゾーン上にあるときに、UAVからバッテリを結合解除するシーケンスを自動的に開始し得る。いくつかの例では、第1のゾーンの1つ以上のセンサは、いつUAVが第1のゾーンに着陸するかを検出し得る。バッテリ交換部材は、バッテリをUAVから結合解除するように起動され得る。1つの例では、バッテリ交換部材は、UAVのバッテリに接触するように移動および/または延在し得る一部分を含み得る。バッテリ交換部材は、バッテリをUAVの窪み部分から取り外し得る。バッテリ交換部材は、UAVからのバッテリをステーションの別の部分に輸送し得る。バッテリ交換部材はまた、バッテリをUAVに提供して、バッテリをUAVに結合し得る。バッテリ交換部材は、バッテリをUAVの窪み部分に挿入し得る。UAVに結合されたバッテリは、取り外された最初のバッテリと同一のものであり得るか、または、新しいバッテリであり得る。
【0120】
バッテリステーション520は、複数のゾーン530a、530bを有し得る。任意選択的に、各々のゾーンは、(1)バッテリを、それがUAV上に搭載されている間に充電することと、(2)バッテリを別のバッテリと交換するかまたはバッテリを再充電するために、当該バッテリをUAVから取り外すこと、との双方が可能であり得る。充電ポートおよび/またはバッテリ交換部材などのインフラ構造は、各々のゾーンからアクセス可能であり得る。いくつかの例では、各々のゾーンは、それ自身の専用の充電ポートを有し得る。代替例では、充電ポートは、複数のゾーンにサービス提供することが可能であり得る。同様に、各々のゾーンは、それ自身の専用のバッテリ交換部材(例えば、ロボットアーム)を有し得る。代替例では、バッテリ交換部材は、複数のゾーンにサービス提供することが可能であり得る。代替例では、異なるゾーンは、(1)バッテリを、それがUAVに搭載されている間に充電することと、(2)バッテリを、それを別のバッテリと交換するかまたは再充電するためにUAVから取り外すこと、との一方のみが可能であり得る。インフラは、選択されたゾーンにのみアクセス可能であり得る。1つの例では、第1のゾーンは、充電ポートにアクセス可能であり得るが、別のゾーンはそうではあり得ない。同様に、第2のゾーンは、バッテリ交換部材にアクセス可能であり得るが、別のゾーンはそうではあり得ない。
【0121】
いくつかの実施形態では、UAVにエネルギーを迅速に補充することが望まれ得る。UAVに搭載されるバッテリの充電状態次第では、UAVに搭載されるバッテリの再充電またはバッテリを別のバッテリに交換することがより迅速になり得る。UAVのバッテリの充電状態が非常に低ければ、バッテリの充電により時間がかかり得る。UAVのバッテリの充電状態がかなり高ければ、バッテリを別のバッテリに交換することは、搭載されているバッテリを再充電するよりも時間がかかり得る。いくつかの例では、バッテリ特徴次第で、それ未満ではバッテリを別のバッテリに交換する方がより迅速になり得、それを超えるとUAVに搭載されるバッテリを再充電する方がより迅速になり得る充電のしきい値状態が、決定され得る。UAVの充電状態次第では、UAVは、異なる着陸ゾーンに方向付けられ得る。例えば、UAVバッテリの充電状態が所定のしきい値を超えれば、UAVは、バッテリをUAVの機上で再充電するために、第1の着陸ゾーンに方向付けられ得る。UAVバッテリの充電状態が所定のしきい値未満になれば、UAVは、バッテリを別のバッテリに交換するために、第2の着陸ゾーンに方向付けられ得る。
【0122】
図6は、本発明の実施形態に従って、異なるバッテリ専用の異なるゾーン中で補充されたバッテリ寿命を有するマルチゾーンバッテリステーション上の複数のUAVの例を示す。第1のUAV610aは、バッテリステーション620の第1のゾーン630a上に着陸し得るが、第2のUAV610bは、バッテリステーションの第2のゾーン630b上に着陸し得る。バッテリステーション620のゾーンは、共通の基部を共有し得るまたはし得ない。
【0123】
各々のUAVは、本体640a、640bを有し得る。本体は、バッテリ650a、650bをその上に保管することが可能であり得る。バッテリは、UAVの1つ以上の構成要素に電力供給するためにUAVに結合され得る。バッテリ寿命は、UAVのバッテリ寿命が消耗したときに、UAV上で補充され得る。バッテリ寿命は、UAVに搭載されるバッテリを再充電すること、UAVに搭載されないバッテリを再充電すること、またはバッテリを別のバッテリに交換することによって補充され得る。いくつかの実施形態では、ゾーンの各々は、バッテリ寿命を補充する任意の技法などの任意の種類のエネルギー提供規則に対応することが可能であり得る。他の例では、1つ以上のゾーンは、バッテリ寿命の補充用の特定の技法などの特定のエネルギー提供規則に対して専用であって、他のバッテリ寿命補充技法には対応しないということがあり得る。
【0124】
いくつかの例では、バッテリステーション620は、異なる種類650a、650bのバッテリに対応することが可能であり得る。異なる種類のバッテリは、異なる寸法、重量、コネクタ、フォームファクタ―、形状、化学性質、最大バッテリ寿命、充電要件、または他の特徴のバッテリを含み得る。バッテリステーションの複数のゾーンは各々が、異なる種類のバッテリに対応することが可能であり得る。代替例では、バッテリステーションの複数のゾーンは、異なる種類のバッテリに対応することが可能であり得ない。例えば、バッテリステーションの第1のゾーンは、第1の種類のバッテリに対応するように構成され得るが、第2の種類のバッテリに対応するように構成され得ないし、バッテリステーションの第2のゾーンは、第2の種類のバッテリに対応するように構成されるが、第1の種類のバッテリに対応するように構成され得ない。
【0125】
バッテリステーションは、1つ以上のバッテリ保管ユニットを有し得る。いくつかの例では、1つのバッテリ保管ユニットは、異なる種類のバッテリを保管することが可能であり得る。代替例では、1つのバッテリ保管ユニットは、1つの種類のバッテリを保管することが可能であり得る。バッテリ保管ユニットは、第1の種類のバッテリを保管するが、第2の種類のバッテリは保管しないように構成され得る。複数の種類のバッテリを保管するバッテリ保管ユニットは、バッテリ保管ユニット内の各々の位置に保管されるバッテリの種類を区別することが可能であり得る。例えば、第1の種類のバッテリは、バッテリ保管ユニットの第1のポート中に保管され得、第2の種類のバッテリは、バッテリ保管ユニットの第2のポート中に保管され得る。バッテリ保管ユニットは、各々のポートに保管されているバッテリの存在および/または種類を検出することが可能であり得る。
【0126】
複数のバッテリ保管ユニットが、本発明の実施形態に従って、バッテリステーションに提供され得る。第1のゾーン630aは、第1のバッテリ保管ユニットを有し得るが、第2のゾーン630bは、第2のバッテリ保管ユニットを有し得る。代替例では、第1および第2のゾーンは、共通のバッテリ保管ユニットまたはバッテリ保管ユニットの共通の組を共有し得る。いくつかの例では、第1のゾーンのバッテリ保管ユニットは、第1のバッテリ種類に対応するように構成され得る。第1のゾーンのバッテリ保管ユニットは、第2のバッテリ種類に対応するように構成され得ない。第2のゾーンのバッテリ保管ユニットは、第2のバッテリ種類に対応するように構成され得る。第2のゾーンのバッテリ保管ユニットは、第1のバッテリ種類に対応するように構成され得ない。バッテリ種類に対応することは、バッテリ保管ユニットのポート内の種類のバッテリを受け入れることを含み得る。バッテリ種類に対応することは、バッテリ保管ユニット内の種類のバッテリを充電することを含み得る。ゾーンはまた、UAVに搭載されるバッテリを充電するように構成されることによって特定の種類のバッテリに対応することが可能であり得る。ゾーンは、特定の種類のバッテリをUAVから結合解除するおよび/またはバッテリをバッテリ保管ユニットもしくはステーションの他の部分に輸送するように構成されることによって、その種類のバッテリに対応するように構成され得る。ゾーンは、その時点の特定の種類のバッテリをUAVに結合するおよび/またはバッテリをバッテリ保管ユニットもしくはステーションの他の部分からUAVに輸送するように構成されることによって、その種類のバッテリに対応するように構成され得る。
【0127】
バッテリステーションの様々なゾーン630a、630bは、様々なバッテリ種類650a、650bに対して専用であり得る。異なるUAVは、異なる種類のバッテリを用い得る。1つの例では、第1のUAV610aは、第1の種類のバッテリ650aで動作するように構成され得、第2のUAV610bは、第2の種類のバッテリ650bで動作するように構成され得る。第1のUAVは、第1のバッテリ種類に対応するように構成された第1のゾーンに着陸し得る。第2のUAVは、第2のバッテリ種類に対応するように構成された第2のゾーンに着陸し得る。UAVは、そのゾーンがUAVバッテリの種類のバッテリに対応するかを識別し、それに従って着陸することが可能であり得る。いくつかの例では、UAVがバッテリステーションに着陸する前に、通信が発生して、どのゾーンにUAVが着陸するかを決定し得る。UAVは、バッテリ種類に関する情報をステーションに送出し、ステーションは、どのゾーンに着陸すべきかをUAVに示し得る。
【0128】
いくつかの例では、バッテリスタンドインフラ構造は、異なる種類のバッテリに対応するように異なる。例えば、バッテリ保管ユニットは、異なる寸法または形状のバッテリに対応するために、異なるサイズまたは形状のポートを有し得る。バッテリ保管ユニットは、異なる重量のバッテリを担持するために構造的に強化され得る。バッテリ保管ユニットは、異なる化学性質または他の特徴のバッテリに対応するために、異なるバッテリ状態読み取り機構または充電機構を有し得る。バッテリの電気接続部は、バッテリの構成次第で異なる領域に置かれ得る。同様に、ロボットアームなどのバッテリ交換部材は、異なるサイズまたは形状のバッテリに対応するために、異なる形状またはサイズを有し得る。ロボットアームは、異なる重量のバッテリに対応するように強化され得る。ロボットアームは、把持部または、バッテリに結合し得る他の構成要素を有し得、複数の種類または特定の種類のバッテリに結合するように構成され得る。
【0129】
いくつかの例では、ロボットアームは、UAVに搭載されるバッテリの交換の代わりにまたはそれに加えて、エネルギー提供ステーション上へのUAVの着陸に用いられ得る。いくつかの実施形態では、バッテリ交換部材からの個別のロボットアームが、UAVの着陸を支援するために用いられ得る。代替例では、同一のロボットアームが、バッテリ交換部材用に、また着陸支援するために用いられ得る。UAVがエネルギー提供ステーションに十分近づいて、ロボットアームがUAVに装着されて、UAVを、エネルギー提供ステーション上でのバッテリ交換にとって好ましい位置に置くときに、UAVはエネルギー提供ステーションに接近し得る。ロボットアームは、ロボットアームのセンサを用いて、UAVを検出し得る。例えば、センサは、視覚センサ、運動センサ、音響センサ、またはロボットアームに近接したUAVを検出するように構成された他のいずれかのセンサであり得る。ロボットアームは、検出されたUAVの本体に装着され得、ロボットアームは、端末のc形状の留め具を用いてUAVに装着され得る。代替例では、ロボットアームは、Velcro(登録商標)(マジックテープ(登録商標))で、または、UAVおよびロボットアームの補完的な接合特徴部間でのポジティブ接合を達成することによって、磁気的にUAVに装着され得る。UAVは、ロボットアームによってサイズ決めまたは把持された後で電源切断される。
【0130】
ロボットアームは、具体的には、UAVを空中から掴み、UAVをエネルギー提供ステーション上に配置するように構成され得る。ロボットアームは、それがエネルギー提供ステーションに接近するUAVに近接するように、エネルギー提供ステーションから垂直方向に伸縮し得る。ロボットアームは、エネルギー提供ステーションの着陸区域の上少なくとも6インチ、12インチ、24インチ、36インチ、48インチ、または60インチに上げられ得る。ロボットアームは、エネルギー提供ステーションの上に上げられて、接近するUAVを、可視センサを用いて検出し得る。加えて、ロボットアームは、それが入ってくるUAVに対面することが可能なように、軸を中心にして回転し得る。ロボットアームは、垂直軸および/または水平軸を中心として垂直方向、水平方向、および回転して運動し得る。代替例では、ロボットアームは、エネルギー提供ステーション上のGPSまたはRTKシステムがエネルギー提供ステーションの近傍でUAVを検出した後で、エネルギー提供ステーションの上に上げられ得る。いったんロボットアームは上げられると、それは入ってくるUAVを把持し、次に着陸区域の水準まで下げて、UAVをエネルギー提供ステーションの着陸区域上に配置し得る。
【0131】
図7は、本発明の実施形態に従う、マルチゾーンバッテリステーションの異なる着陸区域上の複数のUAV用の着陸スケジュールの例を示す。マルチゾーンバッテリステーションは、UAVが着陸し得る複数の着陸区域を有し得る。着陸区域は、本明細書の別のところで説明するように、同一の種類の構成または異なる構成を有し得る。
【0132】
図示するように、第1の着陸区域(着陸区域1)、第2の着陸区域(着陸区域2)、および第3の着陸区域(着陸区域3)が、提供され得る。UAVは、様々な着陸区域に着陸し得るおよび/またはこれらから離陸し得る。これは、複数の着陸区域間で並行に発生し得る。UAVは、UAVが着陸区域上に着陸した間に、バッテリ寿命を補充され得る。代替例では、UAVは、バッテリ寿命を補充することなく着陸区域上にある間は載置し得る、または、UAVに対して任意の他の動作またはサービスを実施させ得る。
【0133】
UAVは、任意の時間期間にわたって着陸区域上に存在し得る。いくつかの例では、UAVがUAV上に載置する時間期間は、規則的(例えば、着陸区域1は、UAVが着陸区域にある毎に3時間単位を示す)または不規則的(例えば、着陸区域2は、UAVが着陸区域にある毎に変化する時間単位数を示す)であり得る。UAVが着陸区域に着陸する間の時間期間は、不規則的(例えば、着陸区域1および3は、各々のUAVの離陸と着陸との間の変化する時間単位数を示す)または実質的に規則的(例えば、着陸区域2は、前のUAVの離陸と次のUAVの着陸との間の比較的固定した時間単位数を示す)であり得る。
【0134】
いくつかの例では、UAVが着陸区域にいる時間の長さは、UAVが着陸区域にいる間に実施されている動作によって異なり得る。例えば、UAVのバッテリは、バッテリステーションからの別のバッテリに交換され得る。いくつかの例では、これは比較的固定した時間長であり得る。例えば、いったんUAVが着陸すると、バッテリ交換部材は、バッテリをUAVから自動的に取り外し、それをバッテリ保管ユニットに輸送し、新しいバッテリをバッテリ保管ユニットからUAVに輸送し、新しいバッテリをUAVに結合し得る。別の例では、バッテリは、UAVに搭載されて充電され得る。これは、再充電されているバッテリの充電状態次第で変化し得る時間長にわたって発生し得る。例えば、バッテリが低い充電状態を有する場合、バッテリを完全に再充電するには、より高い充電状態を有するバッテリよりも長い時間がかかり得る。当該時間長はまた、バッテリ容量に依存し得る。提供する図では、着陸区域1は、バッテリ交換のために用いられ、着陸区域2は、バッテリを再充電するために用いら得る。着陸区域1は、UAVが着陸区域上にいる比較的規則的な時間期間を示し、着陸区域2は、より大きいばらつきを示し得る。例えば、バッテリの充電状態によっては、UAVは、第1の着陸区域または第2の着陸区域に方向付けられ得る。例えば、バッテリを再充電する時間長が、バッテリを別のバッテリに交換する時間長を超える場合、UAVは、バッテリを交換させるために着陸区域1に方向付けられ得る。バッテリを再充電する時間長が、バッテリを別のバッテリに交換する時間長未満である場合、UAVは、バッテリを再充電させるために着陸区域2に方向付けられ得る。1つの例では、第3の着陸区域(例えば、着陸区域3)が、提供され得る。第3の着陸区域は、UAVに搭載されるバッテリを再充電する、バッテリを交換するかまたは双方をするように構成され得る。任意選択的に、第3の着陸区域は、UAVが、UAVのバッテリ寿命を補充することなく待機するための区域であり得る。例えば、着陸区域のうちの1つ以上が既に占有されていて、UAVが、当該占有されている着陸区域が空くまで第3の着陸区域上で載置し得る。
【0135】
交通量の大きい領域では、UAVは、かなり頻繁に着陸区域に着陸および/またはこれから離陸し得る。いくつかの例では、UAVの優先順位付けが、必要であり得る。例えば、複数のUAVが、限られた数の着陸区域を求めてバッテリステーションに接近し得る。UAVは、UAVの任務、UAVバッテリの充電状態、またはUAV構成もしくは充電の任意の詳細に従って優先順位付けられ得る。UAVは、優先度および/または着陸区域の利用可能性に基づいて、バッテリ寿命を補充するようにスケジューリングされ得る。例えば、UAVが高優先度のUAVであり、着陸区域のうちの1つがより迅速にバッテリ寿命を補充するように構成されていれば、UAVは「より迅速な」着陸区域に方向付けられ得る。UAVがより低い優先度(例えば、あまり緊急でない任務、より高い充電状態)を有する場合、UAVは、「より遅い」着陸区域に方向付けられ得る。いくつかの例では、UAVは、自分の順番を待っている間は、バッテリステーション上をホバリングまたは旋回し得る。他の例では、UAVは、自分の順番を待っている間は、他の着陸区域上で載置し得る。
【0136】
いくつかの例では、待ち行列領域が提供され得る。待ち行列領域、または待ち行列「ドック」は、着陸ゾーンで充電される自分の順番を待っている間にUAVが待ち行列を作るための区域を提供し得る。いくつかの例では、1つの待ち行列が、バッテリステーションに対して提供され得るが、UAVは、待ち行列領域から適切なゾーンに分岐され得て、当該適切なゾーンが空く。いくつかの例では、待ち行列中の次のUAVが、開放される次のゾーンに対して自動的に方向付けられる。例えば、先入先出システムが用いられ得る。代替例では、待ち行列中の次のUAVは、異なるゾーンを割り当てられ得るが、この場合、空いているゾーンに割り当てられた待ち行列中の最初のUAVが、空いているゾーンに方向付けられ得る。代替例では、各々のゾーンは、それ自身の待ち行列領域を有し得る。例えば、第1の待ち行列領域は、UAVを第1の着陸区域に方向付け、第2の待ち行列領域は、UAVを第2の着陸区域に方向付け得る。
【0137】
任意選択的に、UAVは、着陸ステーションに近づいて、待ち行列に入り得る。いくつかの例では、最後の到着するUAVは、待ち行列の最後に自動的に位置され得る。他の例では、様々なファクター次第で、UAVは、待ち行列の異なる位置に置かれ得る。例えば、UAVが緊急の任務を有する場合、UAVは、緊急性の低い任務を持つUAVより先に待ち行列の前方に移動され得る。待ち行列のシーケンスは、1つ以上の層によって決定することが可能である。こうする代わりにまたはこうすることに加えて、待ち行列のシーケンスは、重量によって決定することが可能である。
【0138】
1つ以上の層が、UAV待ち行列シーケンスを決定するために提供され得る。いくつかの例では、主要層および二次層が、提供され得る。第3の層、第4の層、第5の層、または任意のさらなる層などの任意のさらなる数の層が、提供され得る。1つの例では、主要層は、UAVステータスであり得る。例えば、UAVが優先ステータスまたは他の種類の特殊化ステータスを有するかどうかである。いくつかの例では、より重要なまたは緊急の任務を持つUAVは、より高いまたは特殊化されたステータスを備えられ得る。二次層は、関連するエネルギーの量であり得る。例えば、より低い充電状態を有するUAVは、より高い充電状態を持つUAVよりも待ち行列中でより早期に配置され得る。有しているエネルギーのパーセンテージがより低いまたは使用が予想されるバッテリの残留寿命が少ないと、UAVは待ち行列中でより早期に配置され得る。第3の層は、どれほどUAVが遅延しているかを含み得る。例えば、より長い時間期間にわたって充電を持っていたUAVは、より最近に到着したUAVよりも待ち行列中でより早期にあり得る。いくつかの例では、キューイングは、厳密に層によってアクセスされ得る。他の例では、重み付けが、異なる要因間で発生し得る。例えば、待ち行列中のUAV位置は、ランク付けされ得る数値スコアによって決定され得るが、ここで、スコアは、本明細書で説明した3つの要因などの任意の数の要因の加重平均である。例えば、3つの異なる要因カテゴリが評価されるが、ここで、第1のカテゴリは、第2および第3のカテゴリの2倍の重み付けがされる。例えば、第1のUAVは、70のスコアを有し(ステータスに対して40/50、残留エネルギーの量に対して17/20、および遅延時間に対して13/20)、第2のUAVは、80のスコアを有し(ステータスに対して45/50、残留エネルギーの量に対して15/20、および遅延時間に対して20/20)、したがって、第1のUAVよりも待ち行列中で早期に配置され得る。
【0139】
いくつかの実施形態では、待ち行列領域は、UAVが載置し得る載置した領域または表面であり得る。他の例では、待ち行列領域は、可動領域であり得る。例えば、待ち行列領域は、ベルトコンベヤであるかまたは同様に移動する表面を含み得る。ベルトコンベヤは、UAVを適切なゾーンに移動させ得る。ベルトコンベヤは、全てのゾーンが使用されている間は、載置状態に留まり得る。ゾーンが開放されるとき、ベルトコンベヤは、適切なUAVを空いているゾーンに移動させ得る。
【0140】
複数の着陸ゾーンを持つバッテリステーションを有することで、バッテリステーションは、高い水準のUAV交通に対応することが許容され得る。複数の着陸ゾーンは、異なる種類のサービスを提供するように特殊化され得る。複数の着陸ゾーンはまた、異なる優先度のUAVに対応するように特殊化され得る。複数の着陸ゾーンは、異なる種類のUAVまたは異なる種類のバッテリに対応し得、利点として、広い範囲のUAVに対してサービス供給する際のフレシキビリティを提供し得る。これは利点であり得、拡大したUAV飛行が増加するに連れて、異なる種類の様々なUAVが、バッテリ寿命を補充する必要があり得るからである。柔軟性とより大きい容量のUAVを取り扱う能力とが、バッテリステーションが増大した需用を満たすことを許容し得る。
【0141】
バッテリステーションは、1つ以上の着陸ゾーンが占有される時を検出することが可能であり得る。バッテリステーションは、いつ様々な着陸ゾーンが占有されるかまたは空くかを追跡し得る制御器を含み得る。制御器は、入ってくるUAVを追跡し、着陸ステーション上へのUAV着陸をスケジューリングするのを支援し得る。制御器は、入ってくるUAVのために着陸ゾーンを選択し得る。制御器は、UAVからの情報および/または(例えば、いつ着陸区域が占有されるかまたは空くかを検出する)バッテリステーションのセンサからの情報(例えば、UAV種類、バッテリ種類、充電状態、任務情報、エネルギー提供規則のうちの1つ以上)に基づいて着陸ゾーンを選択し得る。制御器は、着陸ゾーンが新しいUAVを受け入れる準備が成ったことを示すように変化するように標識を制御し得る。制御器は、いつUAVが着陸区域から離陸するかを検出し得る1つ以上のセンサに応答して標識を変更する決定をし得る。
【0142】
図8は、本発明の実施形態に従って、バッテリステーションの様々な着陸区域中で着陸標識を有するバッテリステーションの上面図の例を示す。いくつかの実施形態では、バッテリステーションは、複数の着陸区域810a、810b、810c、810dを有し得る。複数の着陸区域は、共通の基部820を共有し得るまたはし得ない。着陸区域は、標識830a、830b、830c、830dを含み得る。
【0143】
複数の着陸区域810a、810b、810c、810dは、互いに視覚的に区別可能であり得るまたはあり得ない。着陸区域は、同一のサイズもしくは形状を有し得る、または異なるサイズもしくは形状を有し得る。着陸区域は、類似した方位を有し得る、または異なる方位を有し得る。UAVがバッテリステーションの上を飛行しているとき、UAVは、複数の着陸区域を視覚的に検出することが可能であり得る。
【0144】
複数の着陸区域の識別を支援し得る標識830a、830b、830c、830dが、提供され得る。標識は、UAVの1つ以上のセンサによって感知されることが可能であり得る。例えば、標識は、1つ以上のカメラまたはUAVの他の種類の視覚センサによって感知され得る可視標識であり得る。可視標識は、肉眼で見え得る。可視標識は、画像、形状、記号、文字、数字、バーコード(例えば、1D、2D、または3Dのバーコード)、クイックレスポンス(QR)コード、または他の任意の種類の視覚的に識別可能な特徴)を含み得る。可視標識は、互いに識別可能なライトの配列またはシーケンスを含み得る。例えば、様々な構成のライトがパッと点いたり消えたりし得る。これに限られないが、発光ダイオード(LED)、OLED、レーザ、プラズマ、または他の任意の種類の光源を含む任意の光源が、用いられ得る。可視標識は、黒色、白色、または異なる色で提供され得る。可視標識は、実質的に平坦であったり、隆起していたり、へこんでいたりし得、または任意のテクスチャを有し得る。
【0145】
いくつかの例では、標識は、UAVの赤外線カメラまたは紫外線カメラで検出可能であり得る。標識は、熱または他のIRスペクトル放射線、紫外線放射線、電磁スペクトル上の放射線を放出し得る。他の例では、標識は、マイクロホンまたは他の任意の種類の音響センサによって感知され得る振動または音声を放出し得る。標識は、UAVによって検出され得る異なる周波数、ピッチ、ハーモニック、範囲、またはパターンの音声を放出し得る。例えば、音声は、語または楽音を含み得る。振動/音声は、人間の耳で区別可能であり得るまたはあり得ない。いくつかの例では、標識は、無線周波数信号、ブルートゥース(登録商標)信号、Wifi信号、または他の任意の種類の信号などの無線信号を放出し得る。
【0146】
UAVは、異なる標識830a、830b、830c、830dを感知するおよび/またはこれら間を識別することが可能であり得る。UAVは、異なる着陸区域を特定してこれら間を識別することが可能であり得る。いくつかの実施形態では、UAVは、GPSまたは他の通信を用いて、バッテリステーションの近傍に到着することが可能であり得る。UAVは、どの着陸区域に着陸するかを決定するために標識を用い得る。いくつかの例では、バッテリステーションは、UAVに関する情報を収集して、UAVのために着陸区域を選択し得る。バッテリステーションは、選択された着陸区域に対応する標識に関する情報をUAVに通信し得る。例えば、バッテリステーションは、可視記号に関する情報をUAVに送出し得る。UAVは、センサを用いて記号を検出し得、対応する着陸区域に着陸し得る。代替例では、標識に関する情報は、事前プログラムされ得るまたはUAVの機上に提供され得る。例えば、UAVは、UAVに固有である特定の標識に対応し得る。例えば、UAVは特定のQRコード(登録商標)に対応し得る。UAVは、UAVのQRコード(登録商標)に関する情報を、UAVに関する他の情報と共に、バッテリステーションに通信し得る。バッテリステーションは、QRコード(登録商標)を、着陸区域のうちの1つの上に表示させて、一致するQRコード(登録商標)を検出し得る。UAVは次に、対応する着陸区域に着陸し得る。
【0147】
提供される図では、標識は、UAVによって視覚的に検出可能であり得る。標識は、着陸区域に設けられ得る。標識は、UAVが着陸するプラットフォーム上に設けられ得る。標識は、着陸区域の頂面に位置し得る。標識は、バッテリステーションの頂面上にあり得る。標識は、バッテリステーションの上から視覚的に識別され得る。見通し線は、標識とバッテリステーションの上の空間との間に設けられ得る。標識は、バッテリステーションの他の部分に設けられ得る。例えば、標識は、バッテリステーションの側面またはバッテリステーションの筐体内に設けられ得る。標識は、その対応した着陸区域と直接的に接触し得る。標識は、上面、側面、底面、または内面の対応した着陸区域に接触し得る。複数の着陸区域にわたる標識は、着陸区域の同じまたは類似の部分に設けられ得る。例えば、複数の着陸区域について、視覚的標識は、着陸区域の各々の北東の角に設けられ得る。標識は、方向および着陸についてUAVを支援し得る。標識は、着陸区域の設計された中央着陸領域から固定された距離にあり得る。
【0148】
UAVは、異なる標識間で区別することが可能であり得る。UAVは、異なる視覚的標識間で視覚的に区別することが可能であり得る。結果として、UAVは、その割り当てられた視覚的標識を検出し、対応した着陸区域に着陸し得る。UAVは、着陸前に(例えば、UAVがバッテリステーションの上または近くを飛行している間に)、その割り当てられた標識を検出して、識別することが可能であり得る。UAVは、対応した着陸区域に着陸するためにその飛行経路を調節することが可能であり得る。
【0149】
例えば、図8に示されるように、UAVは、「X」830aの視覚的標識を割り当てられ得る。「X」標識は、UAVに一意であるか、UAVのために予め割り当てられたか、または予めプログラムされたものであり得る。いくつかの場合において、標識は、UAVに一意であり得る。UAVは、UAVの標識情報をバッテリステーションに任意に通信し得る。バッテリステーションは、次いで、選択された時間に選択された着陸ゾーンでUAVの標識を示し得る。あるいは、バッテリステーションは、UAVに「X」を割り当て、割り当てられた識別子をUAVに通信し得る。このように、UAVは、どの標識を探すべきかを知ることができる。UAVは、バッテリステーションに接近して、「X」ならびに他の視覚的標識(例えば、「O」、「||」、「□」)を上から検出することが可能であり得る。UAVに搭載される1つ以上のプロセッサは、検出された視覚的標識を互いから区別することが可能であり得る。画像分析は、UAVの機上で実施され得る。割り当てられた標識に一致する標識が検出され得る(すなわち、UAVは、「X」をUAVの割り当てられた標識として認め得る)。UAVは、次いで、割り当てられた標識に対応した着陸区域810aに着陸するためにそれ自体を方向付ける。標識を使用してまたはそれを使用せずに、着陸区域でのそれ自体の位置決めの際にUAVを支援し得る。UAVは、次いで、(例えば、下降によって)着陸区域に着陸し得る。
【0150】
いくつかの実施形態において、他の視覚的標識が他のUAVに割り当てられ得る。例えば、第2のUAVは、「O」標識に割り当てられ得、対応した着陸区域810bに着陸し得る。複数のUAVは、平行にバッテリステーションに着陸することが可能であり得る。いくつかの場合において、単一のUAVは、各着陸区域に着陸し得る。各UAVが、その対応した標識に割り当てられ得、結果として着陸し得る。
【0151】
いくつかの実施形態において、GPS技術を用いて、UAVをゾーンに誘導し得る。GPS技術は、視覚的標識に加えて、またはその代わりに使用され得る。リアルタイムキネマティック(RTK)技術は、高水準の精度を有するガイダンスを提供することが可能であり得る正確なGPS技術として提供され得る。いくつかの場合において、RTK GPS技術は、μmレベル、mmレベル、cmレベル、数cmレベル、10cmレベル、30cmレベル、50cmレベルまたはメートルレベルの精度内で距離情報を提供し得る。一対のGPSセンサは、正確なナビゲーションを提供するために同時に働き得る。いくつかの場合において、第1のGPSセンサはステーションに設けられ得、第2のGPSセンサはUAV上に設けられ得る。任意に、第1のGPSセンサは、ステーションの着陸ゾーンに設けられ得る。いくつかの場合において、ステーションの異なる着陸ゾーンは、独自のGPSセンサを有し得る。第1のGPSセンサは、固定参照点(例えば、ステーションの着陸ゾーン)に設けられ得、第2のGPSセンサは、移動物体(例えば、UAV)上に設けられ得る。異なる信号を介した2つのGPSデータ通信は、固定参照点および移動物体の相対的な位置の計算を許容し得る。このように、UAVは、(本明細書に記載の視覚的検知の支援でまたは支援なしで)、GPSデータに基づいて特定の着陸ゾーンまでナビゲートすることが可能であり得る。
【0152】
図9は、本発明の実施形態に従って、経時的に変化し得る着陸標識を有する着陸区域を示す。着陸区域910は、標識920を有し得る。いくつかの場合において、標識は、視覚的標識であり得る。標識は、静的標識であり得る(例えば、同じまま留まり得る)。標識は、動的標識(例えば、経時的に変化する)であり得る。標識は、経時的に変化し得る(例えば、t=1、t=2、t=3)。例えば、標識が視覚的標識である場合、標識によって示される画像は、変化し得る(例えば、「X」から「O」、そして「+」に進む)。
【0153】
多ゾーンのバッテリステーションが設けられるとき、着陸区域の各々は、独自の標識を有し得る。各標識は、任意に経時的に変化し得る。例えば、多ゾーンバッテリステーションが5つの着陸区域を有する場合、着陸区域の各々は、独自の標識を有し、各標識は経時的に変化し得る。異なる着陸区域の標識は、互いから独立して変化することが可能であり得る。例えば、異なる標識は、独自のスケジュールに従って変化し得る。あるいは、1つ以上の標識の変化は、1つ以上の他の標識の変化と同期化され得る。
【0154】
多ゾーンバッテリステーションは、制御器を有し得る。制御器は、1つ以上のプロセッサおよび1つ以上のメモリユニットを含み得る。メモリユニットは、1つ以上のステップを実施するためのコード、論理、または命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体を含み得る。プロセッサは、非一時的なコンピュータ可読媒体に従って、1つ以上のステップを個別にまたは一括して実行し得る。制御器は、変更するために標識へ信号を送出し得る。制御器は、標識の出力についてのデータを含めて、信号を標識に送出し得る。例えば、視覚的標識について、データは、出力される標識画像もしくは記号(例えば、バーコードまたはQRコード(登録商標))、または出力される光のパターンもしくは配列について情報を含み得る。別の例において、データは、出力される振動または音声信号の頻度または他の特性についての情報を含み得る。
【0155】
いくつかの実施形態において、バッテリステーション制御器は、UAVから送信された情報を含み得るデータを受信し得る。例えば、UAVは、UAVのバッテリステーションへの接近、またはバッテリステーションに相対的な場所についての情報を送信し得る。UAVは、UAVのバッテリ、UAVの任務、もしくは飛行経路についての情報、または任意の他の情報を任意に送信し得る。制御器は、バッテリステーションに着陸するためにUAVのための場所および/または時間調節を決定し得る。制御器は、UAVがどの着陸区域に着陸すべきかを決定し得る。制御器はまた、UAVが指定された着陸区域にいつ着陸できるかを決定し得る。UAVが指定された着陸区域に着陸する時間が来たとき、着陸区域上の標識は、UAVのために割り当てられた標識と一致するように、変更または維持され得る。UAVは、次いで、割り当てられた標識を検出し得、着陸区域に着陸することが可能であり得る。
【0156】
例えば、第1のUAVは、「O」標識に割り当てられ得る。着陸区域上の標識が、時間=2において「X」から「O」に切り替わるとき、第1のUAVは、着陸区域に着陸し得る。UAVが着陸区域にある間に、第1のUAVのバッテリ寿命が再装填され得る。例えば、UAVのバッテリは、再充電され得るか、または別のバッテリと交換され得る。UAVは、次いで、着陸区域から離陸する。第2のUAVは、「+」標識に割り当てられ得る。第1のUAVが着陸区域から離陸するとき、標識は「+」に切り替わり得る。第2のUAVが、次いで、着陸区域に着陸する。いくつかの場合において、バッテリステーションを一掃して、かつ第1のUAVと第2のUAVとの間での衝突の可能性を低減するために、第1のUAVに十分な時間を与えるために標識を切り替える前に、第1のUAVが着陸区域から離陸した後に所定の長さの時間が経過してもよい。
【0157】
標識は、経時的に任意の方法で変化し得る。いくつかの場合において、標識は、スクリーンまたは他の種類のディスプレー上に表示され得る。例えば、標識は、LEDスクリーン、LCDスクリーン、プラズマスクリーン、または任意の他の種類のスクリーン上に表示され得る。標識は、経時的にオンまたはオフにし得る、または色を変え得る1つ以上の光を含み得る。標識は、経時的に変化し得る様々な無線信号を含み得る。いくつかの場合において、標識は、経時的に変化し得る音声信号を含み得る。
【0158】
図10は、本発明の実施形態に従って、着陸標識の変化に応答した多ゾーンバッテリステーション上のUAV飛行交通の一例を示す。第1のUAV1010aおよび第2のUAV1010bは、多ゾーンバッテリステーション1020上の着陸が可能であり得る。多ゾーンバッテリステーションは、第1の着陸ゾーン1030aおよび第2の着陸ゾーン1030bを含み得る。第1の着陸ゾーンは、第1の標識1040aを含み得、第2の着陸ゾーンは、第2の標識1040bを含み得る。第2の標識は、第1の標識とは異なり得る。第2の標識は、第1の標識と視覚的に区別可能であり得、その逆も同様である。
【0159】
第1のUAV1010aおよび第2のUAV1010bは、バッテリステーション1020に着陸し得る。いくつかの場合において、UAVは、バッテリ寿命を再装填するためにステーションに存在し得る。UAVは、それらのバッテリを再充電することか、または他のバッテリとそれらのバッテリを交換することによって、バッテリ寿命を再装填し得る。第1のUAVは、第1の標識1040aが明瞭であるときに着陸するように構成され得る。第2のUAVは、第2の標識1040bが明瞭であるときに着陸するように構成され得る。UAVが着陸ゾーンにある間、標識はそのまま留まり得る。あるいは、一旦UAVがそれらのそれぞれの着陸ゾーンに着陸すると、標識は、もはや明瞭である必要がないこともある。
【0160】
第1のUAV1010aがその任務を完了したとき、それは、その着陸ゾーン1030a(例えば、t=1で示されているように)から離陸し得る。第1のUAVが離陸した後、第1の着陸ゾーンの標識1040aは変化し得る。標識は、UAVが離陸したことの検出に応答して、変化し得る。UAVが離陸したことを検出することは、バッテリステーションの1つ以上のセンサを使用して提供され得る。あるいは、UAVは、UAVが離陸したことを示す信号を送出し得る。標識は、新しいUAVが離陸したUAVと置き換わるために接近していることを検出することに応答して変化し得る。新しいUAVの検出は、バッテリステーションに搭載される1つ以上のセンサを使用して、または新しいUAVから送出された情報に応答して、発生し得る。第3のUAV1010cは、新しい標識を検出し得、結果として第1の着陸ゾーンに着陸し得る(例えば、t=2に示されるように)。その一方で、第2の着陸ゾーン1030bでの活動が、第1の着陸ゾーンとは無関係に発生し得る。例えば、第2のUAV1010bが第2の着陸ゾーンで再装填されたバッテリ寿命を有する間、第1のUAVが出発し得、第3のUAVが着陸し得る。
【0161】
図15は、本発明の実施形態に従って、多ゾーンバッテリステーションの着陸プロセスの一例を示す。UAVはステーションを検出し得(1510)、データが、UAVとステーションとの間で交換され得る(1520)。決定は、ステーションに着陸するまたは到着しないように、UAVについての決定が下され得る(1530)。UAVがステーションに着陸すべきでないと決定される場合、UAVは、その任務を継続し得、別のステーションに任意に遭遇し得る(1510)。UAVがステーションに着陸すべきであると決定される場合、ステーションに着陸するための待ち行列におけるUAVの位置が決定され得る(1540)。ステーションのゾーンが位置特定され得、エネルギー提供規則(例えば、バッテリを充電するか、またはバッテリを別のバッテリと交換する)が決定され得る(1550)。ゾーンが解放されると、ゾーンに関連付けられる標識は、変更され得る(1560)。待ち行列は、ゾーン解放に応答して更新され得る(1570)。UAVは、解放ゾーンに着陸し得る(1580)。ゾーンは、UAVに対して決定されたエネルギー提供のための構成を維持し得るか、または変更し得る(1590)。任意に、待ち行列領域などの物理的手段を使用して、UAVをゾーンの場所に運び得る(1595)。
【0162】
エネルギー提供プロセスの間、UAVはステーションを検出し得る(1510)。UAVは、飛行中であり得、ステーションの存在は、UAVによって検出され得る。GPSまたは他の位置確認システムを使用して、ステーションの場所をUAVに提供し得る。UAVは、ステーションに接近する前にデータを受信してもしなくてもよい。例えば、UAVは、広範囲にわたってバッテリステーションを認識し得る。あるいは、UAVがステーションに対して局所にあるとき、UAVは、ステーションの存在を認識し得る。いくつかの場合において、ステーションの検出はまた、視覚センサまたは他の種類のセンサを用いて行われ得る。
【0163】
データ交換1520が、UAVとバッテリステーションとの間で発生し得る。例えば、UAVは、UAVに搭載されるバッテリの状態、現在の飛行条件、現在の任務に残された時間または距離、次のステーションとの間の距離、バッテリ仕様、バッテリ充電状態(例えば、推定残電力、バッテリ電圧、電流積分)、バッテリ温度、UAV仕様、または飛行計画(例えば、次のステーションへの推定到着および/または最終目的地への推定到着時刻)に関する情報をステーションに送信し得る。UAVはまた、UAVの状態を説明する情報をステーションに通信し得る。例えば、UAVは、システム障害を説明する情報、または破損した部品(例えば、壊れたプロペラ)の説明をステーションに通信し得る。UAVはペイロードを運び得る。UAVはペイロードの重量を通信し得る。さらに、UAVは、UAVが飛行計画のいつの時点でペイロードを積むまたはそれを降ろす計画であるかを、ステーションに通信し得る。
【0164】
UAVからの情報に応答してまたはUAVとの通信とは無関係に、バッテリステーションは、情報をUAVに通信し得る。ステーションは、UAVに充電されたバッテリを提供することが利用可能であるかどうかを、UAVに知らせ得る。例えば、ステーションは、充電されたバッテリを消耗され得るか、またはステーションの1つ以上のゾーンが、別のUAVによって占有され得る。UAVがステーションに着陸するか、または着陸しないかの決定が下され得る(1530)。これらの例のいくつかにおいて、ステーションは、次のステーションまで続行するようにUAVに命令し得る。別の場合において、ステーションは、悪天候(例えば、風、雨、雪)またはステーションの機械的または電気的故障の場合には、UAVに、次に最も近いステーションまで続行するように命令し得る。ステーションは、UAVを次のステーションに導くために、更新されたルート命令をUAVに送信し得る。あるいは、ステーションが充電のために利用可能であるとき、ステーションは、ステーション上に着陸するように、UAVに命令し得る。いくつかの場合において、ステーションは、UAVのステータスが不良(例えば、プロペラなどの破損した部品)であるとき、UAVに着陸するように命令し得る。ステーションが、着陸すべき場所としてUAVの飛行計画の一部であるとき、ステーションは、UAVにステーションに着陸するように命令し得る。飛行計画におけるその先の他のステーションが一杯であるか、もしくは占有されている可能性がある場合、または他のステーションの場所の天候が悪い場合、UAVは、そのステーションに着陸するように命令され得る。UAVがステーションからエネルギーを得ることができる(例えば、UAVがステーションの1つ以上のゾーンを介してエネルギーを受け取ることが可能である)場合、UAVは、そのステーションに着陸するように命令され得る。これは、占有および/またはUAV形態および/またはバッテリ形態を考慮に入れても入れなくてもよい。UAVバッテリに残っている電力が、次の目的地(例えば、次のステーションまたは最終目的地)までの安全なUAVの飛行を支持するために必要なエネルギー以下である場合、UAVは、ステーションに着陸するように命令され得る。
【0165】
UAVがステーションに着陸することが決定された場合、ステーションでの着陸のための待ち行列におけるUAVの位置が決定され得る(1540)。ステーション待ち行列におけるUAVの配列は、1つ以上の要因によって決定され得る。いくつかの場合において、1つ以上の層を使用して、先に説明されるように、UAVの配列を決定し得る。任意選択的に、先に説明されたように、UAVは、本明細書で先に述べた要因のうちのいずれかを含み得る、1つ以上、2つ以上の、3つ以上、4つ以上、または5つ以上の要因の加重平均であり得る得点によってランク付けされ得る。
【0166】
ステーションのゾーンが位置特定され得、エネルギー提供規則(例えば、バッテリを充電するか、またはバッテリを別のバッテリと交換する)が決定され得る(1550)。UAVは、本明細書の他の箇所で説明する任意の情報を含めて、情報をステーションに送出し得る。例えば、UAVは、UAV重量、長さ、バッテリの種類、充電インターフェース(例えば、構成、寸法、場所)についての情報、またはUAVもしくはUAVのバッテリに関係するあらゆる他の情報を送出し得る。UAVはまた、あらゆるタイミング制約についての情報(例えば、任務の緊急性、直ぐに離陸する必要があるかどうか)を送出し得る。
【0167】
ステーションは、UAVのためのゾーンを選択するために、UAVによって送出された情報を使用し得る。例えば、ステーションは、充電する時間およびバッテリを交換する時間を推定し、最短の時間を費やすエネルギー提供方法を選択し得る。充電の閾値状態は、使用するためのエネルギー提供方法を決定する際、考慮されてもされなくてもよい。いくつかの場合において、複数の方法のために推定時間の時間の長さが評価され得る。最短の長さの時間を利用した方法を用いてもよい。ステーションの1つ以上のゾーンは、それらが、選択されたエネルギー提供方法を使用して、エネルギーをUAVに提供することができるかどうかを決定するように評価され得る。いくつかの場合において、複数のゾーンが評価され得る。任意選択的に、エネルギー提供の必要性またはUAVの優先設定に一致する複数のゾーンが見出される。エネルギー提供の必要性またはUAVの優先設定に一致し得るゾーンのうち、1つ以上のゾーンが、占有を決定するために評価され得る。いくつかの場合において、エネルギー提供の必要性に加えて、UAVの物理的要件が考慮され得る。例えば、ゾーンが、それらがUAVの寸法または形態に適するかどうかを決定するように評価され得る。空いているゾーンが見出され得る。あるいは、全てのゾーンが占有されている場合、UAVは、一致するゾーンが空くまでその順番を待つことができる。
【0168】
一致するゾーンが解放されると、ゾーンに関連付けられた標識が変更され得る(1560)。いくつかの場合において、ステーションは、飛行計画パラメータをUAVに直接的に送出し得る。例えば、RTK GPSまたは他のナビゲーション技法を使用して、UAVを解放ゾーンに直接誘導し得る。あるいは、視覚的標識が使用され得る。標識はパターンを示すことができ、UAVは、本明細書の他の箇所で説明されるように、着陸のために一致するパターンを有するゾーンを見出し得る。標識は、QRコード(登録商標)または他の種類の視覚的パターンを示すことができ、ゾーンまで飛行するためにUAV用の3D飛行パラメータを含み得る。
【0169】
標識が視覚的パターンを示すとき、ステーションの全てのゾーンは標識を有することができる。標識は、フラッシュであってもなくてもよい。位置特定されたゾーンは、UAVが着陸するために正しいパターンをフラッシュし得る。いくつかの実施形態において、先に説明されるように、待ち行列領域が存在し得る。待ち行列領域に標識が存在し得る。待ち行列領域における標識は、UAVにパターンを一致させるように告げ、次いで、UAVが、同じパターンを有するゾーンを見出し得る。任意選択的に、待ち行列領域に表示される標識は、UAVに対して、どの視覚的パターンが選択されたゾーンにおいて一致するかを較正するか、または識別し得る。待ち行列領域において表示される標識は、対応するゾーンが解放されていることを、UAVに対して任意に表示し得る。
【0170】
標識がQRコード(登録商標)または類似のコードを示すとき、バッテリステーションのゾーンは、標識を有し得る。標識は、フラッシュしてもしなくてもよい。位置特定されたゾーンは、QRコード(登録商標)をフラッシュし得る。QRコード(登録商標)は、UAVが位置特定されたゾーンに接近するために飛行するためのパラメータを示し得る。いくつかの場合において、先に説明されるように、待ち行列領域が存在し得る。待ち行列領域にQRコード(登録商標)が存在し得る。待ち行列領域でのQRコード(登録商標)は、どのようにしてゾーンを見出すかをUAVに告げ得る。任意選択的に、ゾーンにおける標識を必要とせずに、待ち行列領域に表示された標識のみが存在し得る。待ち行列領域でUAVに表示された標識は、UAVを適切なゾーンに導き得る。例えば、待ち行列領域から適切なゾーンまでの相対的な飛行経路が提供され得る。QRコード(登録商標)は、UAV自体に対してよりもむしろUAVを導くゾーンに一意であり得る。
【0171】
待ち行列は、ゾーン解放に応答して更新され得る(1570)。先に説明されたように、UAVは、任意の位置確認技法および/または視覚的標識を用いて、適切なゾーンに導かれ得る。
【0172】
UAVは、解放ゾーンに着陸し得る(1580)。UAVは、ステーションの任意の他の部分での第1の着陸なしに、解放ゾーンに直接着陸し得る。あるいは、UAVは、待ち行列領域などのステーションの別の領域に着陸し得る。待ち行列領域は、UAVをゾーンに導き得る。待ち行列領域は、UAVに、ゾーンまでどのように飛行するかを示し、ゾーンを識別し、またはUAVをゾーンに直接搬送し得る。UAVは、能動的にまたは受動的にゾーンに着陸し得る。いくつかの場合において、ロボットアームまたは他の能動的着陸補助機構が提供され得る。
【0173】
ゾーンは、UAVへの決定されたエネルギー提供のための構成を維持し得るか、または変更し得る(1590)。これは、ゾーンでのUAV到着の前に、それと同時に、またはその後に、発生し得る。いくつかの場合において、UAVのためのエネルギー提供方法は、UAVのための時間より先に決定され得る。これは、エネルギー提供方法に従うゾーンの構成を更新する結果となり得る。例えば、バッテリがUAVの機上で充電される場合、充電器は、UAVに合うように拡張され得る。別の例では、バッテリがUAVから除去されるおよび/または交換される場合、バッテリ除去部材が拡張され得る、および/またはUAVからバッテリを除去するために準備され得る。
【0174】
任意選択的に、待ち行列領域などの物理的手段を使用して、UAVをゾーンの場所に運び得る(1595)。例えば、待ち行列領域は、搬送ベルトまたはUAVをゾーンに輸送し得る類似の機構であり得る。UAVは、ゾーンに搬送されるように、レセプタクル内または窪み内の表面上で載置し得る。UAVは、重力および/もしくは摩擦の支援、磁石、フックおよびループファスナ、連動部、覆い、側面、またはUAVをその目的ゾーンに輸送することを支援し得る任意の他の機構を用いて、待ち行列領域上のその場所に留まり得る。
【0175】
バッテリ充電は、バッテリステーションの上で発生し得る。これは、1つ以上のゾーンにおける1つ以上のUAVバッテリの機上での充電を含み得る。これはまた、バッテリステーションのバッテリ保管ユニット内の1つ以上のバッテリの充電を含む。(UAVの機上の、またはバッテリステーションに保管されている)複数のバッテリが、同時に充電され得る。いくつかの場合において、基地ステーションは、これらのバッテリの複数または全ての同時充電を許容し得る。いくつかの場合において、基地ステーションが、充電を優先順位付けし得る。いくつかの場合において、バッテリのうちの1つ以上が最初に充電され得る一方で、他のバッテリが充電されない。これは、より高い優先度のバッテリのより迅速な充電を可能にし得る。例えば、UAVがゾーンに着陸する場合にUAVに搭載されるバッテリは充電され得、バッテリステーションのバッテリ保管ユニット内のバッテリの充電は、保留され得るか、または低減され得る。同様に、バッテリ保管ユニット内において、いくつかのバッテリは最初に満充電状態まで充電され得る一方で、他のものは、部分的にまたは完全に消耗状態のまま留まり得る。様々なバッテリの充電が、バッテリ充電の所望の速度を提供するように制御され得る。いくつかの場合において、充電は、バッテリ寿命を伸ばすような方法で発生し得る。他の例において、充電は、エネルギー効率を最大化するか、またはエネルギーの使用を低減するように発生し得る。
【0176】
図11は、本発明の実施形態に従って、UAVとバッテリステーションとの間の直接および間接通信の例を示す。UAV1110は、バッテリステーション1120と通信し得る。いくつかの場合において、直接通信1140は、UAVとバッテリステーションとの間に提供され得る。他の例において、間接通信1150、1160は、1つ以上の媒介デバイス1130の支援で、UAVとバッテリステーションとの間で発生し得る。
【0177】
UAV1110は、バッテリステーション1120と無線で通信し得る。無線通信は、UAVからバッテリステーションへのデータおよび/またはバッテリステーションからUAVへのデータを含み得る。いくつかの場合において、バッテリステーションからUAVへのデータは、UAVの動作を制御し得るコマンドを含み得る。バッテリステーションからのデータは、バッテリステーションの着陸区域の標識についての情報、またはUAVが着陸し得る着陸区域についての情報を含み得る。UAVは、バッテリステーションから離陸することおよび/またはバッテリステーションに着陸することが可能であり得る。UAVからバッテリステーションへのデータは、UAVのバッテリについての情報(例えば、充電の状態、容量、大きさ、フォームファクタ、化学的性質、仕様)、UAV(例えば、UAV種類、フォームファクタ、大きさ、仕様)、またはUAVの任務(例えば、所定の飛行経路、残りの移動距離)を含み得る。
【0178】
いくつかの場合において、UAV1110は、バッテリステーション1120と直接的に通信し得る。直接通信リンク1140は、UAVとコンパニオン輸送機との間で確立され得る。UAVが運動中である間、直接通信リンクは、所定の位置に留まり得る。任意の種類の直接通信は、UAVとバッテリステーションとの間で確立され得る。例えば、WiFi、WiMax、COFDM、ブルートゥース(登録商標)、IR信号、指向性アンテナ、または任意の他の種類の直接通信が採用され得る。2つの物体の間で直接的に発生するあらゆる形態の通信が使用され得るか、または考慮され得る。
【0179】
いくつかの場合において、直接通信は、距離によって制限され得る。直接通信は、見通し線または障害物によって制限され得る。直接通信は、間接通信と比較して、データの高速転送、またはデータの広い帯域幅を許容し得る。
【0180】
間接通信は、UAV1110とバッテリステーション1120との間に提供され得る。任意選択的に、間接通信は、バッテリステーションと外部デバイスとの間に1つ以上の媒介デバイス1130を含み得る。いくつかの例において、媒介デバイスは、衛星、ルータ、タワー、中継デバイス、または任意の他の種類のデバイスであり得る。通信リンクが、UAVと媒介デバイス1150との間に形成され得、通信リンクが、媒介デバイスとバッテリステーション1160との間に形成され得る。互いに通信し得る任意の数の媒介デバイスが提供され得る。いくつかの場合において、間接通信は、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはインターネットなどの広域ネットワーク(WAN)といったネットワーク上で発生し得る。いくつかの場合において、間接通信は、セルラネットワーク、データネットワーク、または任意の種類の電気通信ネットワーク(例えば、3G、4G)上で発生し得る。クラウドコンピューティング環境が、間接通信のために採用され得る。
【0181】
いくつかの場合において、間接通信は、距離について無制限であり得るか、または直接通信よりもさらに広い距離範囲を提供し得る。間接通信は、見通し線もしくは障害物によって制限されないか、または比較的制限されない場合がある。いくつかの場合において、間接通信は、直接通信を支援するために、1つ以上の中継デバイスを使用し得る。中継デバイスの例としては、衛星、ルータ、タワー、中継ステーション、または任意の他の種類の中継デバイスが挙げられるが、これらに限定されない。
【0182】
無人航空機とバッテリステーションとの間の通信を提供するための方法が提供され得、そこでは、通信が間接通信方法を介して発生し得る。間接通信方法は、3Gまたは4G携帯電話ネットワークなどの携帯電話ネットワークを介した通信を含み得る。間接通信は、バッテリステーションとUAVとの間の通信において1つ以上の媒介デバイスを使用し得る。間接通信は、UAVが運動中であるとき、発生し得る。
【0183】
直接および/または間接通信の任意の組み合わせが、異なる物体間で発生し得る。一例において、全ての通信が直接通信であり得る。別の例において、全ての通信が間接通信であり得る。説明されるおよび/または図示される任意の通信リンクは、直接通信リンクまたは間接通信リンクであり得る。いくつか実装形態において、直接通信と間接通信との間の切り替えが発生し得る。例えば、バッテリステーションとUAVとの間の通信は直接通信、間接通信であり得、そうでなければ異なる通信モード間の切り替えが発生し得る。任意の説明されるデバイス(例えば、バッテリステーション、UAV)と媒介デバイス(例えば、衛星、タワー、ルータ、中継デバイス、中央サーバー、コンピュータ、タブレット、スマートフォン、またはプロセッサおよびメモリを有する任意の他のデバイス)との間の通信は直接通信、間接通信であり得、そうでなければ異なる通信モード間の切り替えが発生し得る。
【0184】
いくつかの場合において、通信モード間の切り替えは、人間の介在を必要とせずに自動的に行われ得る。1つ以上のプロセッサを使用して、間接通信方法と直接通信方法との間で切り替えることを決定し得る。例えば、特定のモードの質が劣化する場合、システムが異なるモードの通信に切り替え得る。1つ以上のプロセッサは、バッテリステーション上、UAVの機上、第3の外部デバイス上、またはそれらの任意の組み合わせにおいて搭載され得る。モードの切り替えの決定は、UAV、バッテリステーション、および/または第3の外部デバイスから提供され得る。
【0185】
いくつかの場合において、好ましいモードの通信が提供され得る。好ましいモードの通信が動作しないか、または質もしくは信頼性に欠ける場合、別のモードの通信への切り替えが行われ得る。好ましいモードは、好ましいモードの通信に戻す切り替えがいつ行われ得るかを決定するためにピングされ得る。一例では、直接通信が、好ましいモードの通信であり得る。しかしながら、UAVがあまりにも遠くへ飛行するか、または障害物がUAVとバッテリステーションとの間に提供される場合、通信は、間接モードの通信に切り替わり得る。いくつかの場合において、大量のデータがUAVとバッテリステーションとの間で転送されるとき、直接通信が好ましくあり得る。別の例では、間接モードの通信は、通信の好ましいモードであり得る。UAVおよび/またはバッテリステーションが大量のデータを迅速に送信する必要がある場合、通信は、直接モードの通信に切り替わり得る。いくつかの場合において、UAVがバッテリステーションから著しく遠い距離を飛行し、通信のより高い信頼性が所望であり得るとき、直接通信が好ましくあり得る。
【0186】
通信モード間の切り替えは、コマンドに応答して発生し得る。コマンドは、使用者によって提供され得る。使用者は、バッテリステーションの操作者であり得る。使用者は、UAVを制御する個人であり得る。
【0187】
いくつかの場合において、異なる通信モードが、UAVとバッテリステーションとの間での異なる種類の通信のために使用され得る。異なる通信モードを使用して、異なる種類のデータを同時に送信し得る。
【0188】
本明細書で説明されるシステム、デバイス、および方法は、広範の様々な可動物体に適用することができる。前述のように、本明細書のUVAなどの航空機の一切の説明は、任意の可動物体に適用、かつ使用することができる。本明細書の航空機の一切の説明は、特にUAVに適用することができる。本発明の可動物体は、空中(例えば、固定翼型航空機、回転翼型航空機、または固定翼も回転翼も有さない航空機)、水中(例えば、船舶または潜水艦)、地上(例えば、車、トラック、バス、バン、モーターサイクル、自転車などの動力車、棒、釣竿などの可動構造またはフレーム、または電車)、地下(例えば、地下鉄)、宇宙(例えば、スペースプレーン、衛星、またはプローブ)、またはこれらの環境の任意の組合せなどの任意の適当な環境内で移動するように構成され得る。可動物体は、本明細書の他の箇所で説明される輸送機体などの輸送機体であり得る。いくつかの実施形態において、可動物体は、人間または動物などの生体に担持され、または生体から離陸することができる。適当な動物は、アビン(avines)、イヌ、ネコ、ウマ、ウシ、ヒツジ、ブタ、イルカ、げっ歯類、または昆虫を含むことができる。
【0189】
可動物体は、6つの自由度(例えば、並進の3つの自由度および回転の3つの自由度)に関して環境内を自由に移動することが可能であり得る。あるいは、可動物体の運動は、所定のパス、トラック、または方向などによって、1つ以上の自由度に関して制約され得る。運動は、エンジンまたはモーターなどの任意の適当な作動機構によって作動され得る。 可動物体の作動機構は、電気エネルギー、磁気エネルギー、太陽エネルギー、風力エネルギー、重力エネルギー、化学エネルギー、核エネルギー、またはそれらの任意の適当な組合せなどの任意の適当なエネルギー源によって電力供給され得る。可動物体は、本明細書の他の箇所で説明されるように、推進システムを介して自走することができる。推進システムは、任意選択的に、電気エネルギー、磁気エネルギー、太陽エネルギー、風力エネルギー、重力エネルギー、化学エネルギー、核エネルギー、またはそれらの任意の適当な組合せなどのエネルギー源で動作することができる。あるいは、可動物体は、生体によって担持されてもよい。
【0190】
いくつかの例では、可動物体は、航空機であり得る。例えば、航空機は、固定翼型航空機(例えば、飛行機、グライダー)、回転翼型航空機(例えば、ヘリコプター、回転翼機)、固定翼と回転翼の両方を有する航空機、またはどちらも有さない航空機(例えば、飛行船、熱気球)であり得る。 航空機は、空気を介した自走式などの自走式であり得る。自走式航空機は、1つ以上のエンジン、モーター、ホイール、車軸、磁石、ローター、プロペラ、ブレード、ノズル、またはそれらの任意の適当な組合せを備える推進システムなどの、推進システムを利用することができる。いくつかの場合では、推進システムが、可動物体が表面から離陸すること、表面に着陸すること、現在の位置および/または方向を維持すること(例えば、ホバリング)、方向を変更すること、および/または位置を変更すること、を可能にするために使用され得る。
【0191】
可動物体は、ユーザーによって遠隔で制御され得る、または可動物体内または可動物体上の乗員によって局所で制御され得る。可動物体は、別個の輸送機内の乗員を介して遠隔で制御され得る。いくつかの実施形態において、可動物体は、UAVなどの無人型可動物体である。UAVなどの無人型可動物体は、可動物体の機上に乗員を有し得ない。可動物体は、人間または自律制御システム(例えば、コンピュータ制御システム)、またはそれらの任意の適当な組合せによって制御され得る。可動物体は、人工知能を使用して構成されたロボットなどの自律または半自律ロボットであり得る。
【0192】
可動物体は、任意の好適な大きさおよび/または寸法を有し得る。いくつかの実施形態において、可動物体は、輸送機体内または輸送機体上に人間の乗員を有するような大きさおよび/または寸法のものであってもよい。代替として、可動物体は、輸送機体内または輸送機体上に人間の乗員を有することが可能なものよりも小さい大きさおよび/または寸法のものであってもよい。可動物体は、人間によって持ち上げる、または運ばれるために好適な大きさおよび/または寸法のものであってもよい。代替として、可動物体は、人間によって持ち上げる、または運ばれるために好適な大きさおよび/または寸法よりも大きくてもよい。いくつかの場合において、可動物体は、約2cm、5cm、10cm、50cm、1m、2m、5m、もしくは10m未満、または同等の最大寸法(例えば、長さ、幅、高さ、直径、対角線)を有し得る。最大寸法は、約2cm、5cm、10cm、50cm、1m、2m、5m、もしくは10mを超える、または同等であってもよい。例えば、可動物体の向かい合ったローターのシャフト間の距離は、約2cm、5cm、10cm、50cm、1m、2m、5m、もしくは10m未満、または同等であってもよい。代替として、向かい合ったローターのシャフト間の距離は、約2cm、5cm、10cm、50cm、1m、2m、5m、もしくは10mを超える、または同等であってもよい。
【0193】
いくつかの実施形態において、可動物体は、100cm×100cm×100cm未満、50cm×50cm×30cm未満、または5cm×5cm×3cm未満の体積を有し得る。可動物体の全体積は、約1cm、2cm、5cm、10cm、20cm、30cm、40cm、50cm、60cm、70cm、80cm、90cm、100cm、150cm、200cm、300cm、500cm、750cm、1000cm、5000cm、10,000cm、100,000cm3、1m、もしくは10m以下であってもよい。反対に、可動物体の全容積は、約1cm、2cm、5cm、10cm、20cm、30cm、40cm、50cm、60cm、70cm、80cm、90cm、100cm、150cm、200cm、300cm、500cm、750cm、1000cm、5000cm、10,000cm、100,000cm、1m、もしくは10m以上であってもよい。
【0194】
いくつかの実施形態において、可動物体は、約32,000cm、20,000cm、10,000cm、1,000cm、500cm、100cm、50cm、10cm、もしくは5cm以下の占有面積(可動物体に包囲される水平断面積としても称され得る)を有し得る。反対に、占有面積は、約32,000cm、20,000cm、10,000cm、1,000cm、500cm、100cm、50cm、10cm、または5cmを以上であってもよい。
【0195】
いくつかの場合において、可動物体は、1000kgを超えない重量であり得る。可動物体の重量は、約1000kg、750kg、500kg、200kg、150kg、100kg、80kg、70kg、60kg、50kg、45kg、40kg、35kg、30kg、25kg、20kg、15kg、12kg、10kg、9kg、8kg、7kg、6kg、5kg、4kg、3kg、2kg、1kg、0.5kg、0.1kg、0.05kg、もしくは0.01kg以下であってもよい。反対に、重量は、約1000kg、750kg、500kg、200kg、150kg、100kg、80kg、70kg、60kg、50kg、45kg、40kg、35kg、30kg、25kg、20kg、15kg、12kg、10kg、9kg、8kg、7kg、6kg、5kg、4kg、3kg、2kg、1kg、0.5kg、0.1kg、0.05kg、もしくは0.01kg以上であってもよい。
【0196】
いくつかの実施形態において、一可動物体は、可動物体によって担持される搭載物に対して小さくてもよい。搭載物は、本明細書の他の箇所でさらに詳細に説明されるように、ペイロードおよび/または支持機構を含み得る。いくつかの実施例において、可動物体重量の搭載物重量に対する比率は、約1:1を超える、未満、またはその値であってもよい。いくつかの場合において、可動物体重量の搭載物重量に対する比率は、約1:1を超える、未満、またはその値であってもよい。任意選択的に、支持機構重量の搭載物重量に対する比率は、約1:1を超える、未満、またはその値であってもよい。所望に応じて、可動物体重量の搭載物重量に対する比率は、1:2、1:3、1:4、1:5、1:10、もしくはより小さいもの以下であってもよい。反対に、可動物体重量の搭載物重量に対する比率はまた、2:1、3:1、4:1、5:1、10:1、もしくはより大きいもの以上であってもよい。
【0197】
いくつかの実施形態において、可動物体は、低エネルギー消費を有し得る。例えば、可動物体は、約5W/時、4W/時、3W/時、2W/時、1W/時未満、またはそれ以下を使用し得る。いくつかの場合において、可動物体の支持機構は、低エネルギー消費を有し得る。 例えば、支持機構は、約5W/時、4W/時、3W/時、2W/時、1W/時未満、またはそれ以下を使用し得る。任意選択的に、可動物体のペイロードは、約5W/時、4W/時、3W/時、2W/時、1W/時未満、またはそれ以下といった低エネルギー消費を有し得る。
【0198】
図12は、本発明の実施形態に従う無人航空機(UAV)1200を示す。UAVは、本明細書で説明される可動物体の実施例であり得る。UAV1200は、4つのローター1202、1204、1206、および1208を有する推進システムを備え得る。任意の数のローターを設けることができる(例えば、1、2、3、4、5、6つ以上)。 無人航空機のローター、ローター組立体、または他の推進システムは、無人航空機がホバリング/位置を維持すること、方向を変えること、および/または場所を変えること、を可能にすることができる。対向するローターのシャフト間の距離は、任意の適当な長さ1210であり得る。例えば、長さ1210は、2m以下、または5m以下であり得る。いくつかの実施形態において、長さ1210は、40cm〜1m、10cm〜2m、または5cm〜5mの範囲内であり得る。本明細書のUAVに関する任意の説明は、異なる類型の可動物体などの可動物体に適用することができ、およびその逆も可能であり得る。UAVは、本明細書で説明される支援された離陸システムまたは方法を使用することができる。
【0199】
いくつかの実施形態において、可動物体は搭載物を運ぶように構成され得る。搭載物は、乗客、貨物、機器、計器などのうちの1つ以上を含み得る。搭載物は、筐体内に設けられ得る。筐体は、可動物体の筐体から分離していてよい、または可動物体のための筐体の一部であってよい。あるいは、搭載物は筐体を備えることができるが、可動物体は筐体を有することができない。あるいは、搭載物の一部または搭載物全体は、筐体が設けられ得ない。 搭載物は、可動体に対して堅く固定され得る。任意選択的に、搭載物は、可動体に対して移動可能であり得る(可動物体に対して並進可能または回転可能)。搭載物は、本明細書の他の箇所で説明されるように、ペイロードおよび/または支持機構を含み得る。
【0200】
いくつかの実施形態において、固定基準枠(例えば、周囲の環境)に対する、および/または相互に対する可動物体、支持機構、およびペイロードの運動は、端末によって制御され得る。端末は、可動物体、支持機構、および/またはペイロードから遠い場所にある遠隔制御デバイスであり得る。端末は、支持プラットフォーム上に配置され得る、または支持プラットフォームに取り付けられ得る。あるいは、端末は手持ち型または装着型デバイスであり得る。例えば、端末は、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、コンピュータ、眼鏡、手袋、ヘルメット、マイクロホン、またはそれらの適当な組合せを含み得る。端末は、キーボード、マウス、ジョイスティック、タッチスクリーン、またはディスプレーなどのユーザーインターフェースを含み得る。手動で入力されるコマンド、音声制御、ジェスチャー制御、位置制御などの任意の適当なユーザー入力は、端末と対話するために使用され得る(例えば、端末の運動、場所、または傾斜を介して)。
【0201】
端末は、可動物体、支持機構、および/またはペイロードの任意の適当な状態を制御するために使用され得る。例えば、端末は、固定基準に対するおよび/または相互に対する可動物体、支持機構、および/もしくはペイロードの位置および/または方向を制御するために使用され得る。いくつかの実施形態において、端末は、支持機構の作動組立体、ペイロードのセンサ、またはペイロードのエミッタなどの可動物体、支持機構、および/もしくはペイロードの個別の要素を制御するために使用され得る。端末は、可動物体、支持機構、またはペイロードのうちの1つ以上と通信するように適合された無線通信デバイスを含み得る。
【0202】
端末は、可動物体、支持機構、および/またはペイロードの情報を見るための適当な表示ユニットを含み得る。例えば、端末は、位置、並進速度、並進加速度、方向、角速度、角加速度、またはそれらの任意の適当な組合せに関して、可動物体、支持機構、および/またはペイロードの情報を表示するように構成され得る。いくつかの実施形態において、端末は、機能的ペイロードが提供するデータなどのペイロードが提供する情報(例えば、カメラまたは他の撮像デバイスが記録した画像)を表示することができる。
【0203】
任意選択的に、同じ端末が、可動物体、支持機構、および/もしくはペイロード、または可動物体、支持機構、および/もしくはペイロードの状態を共に制御し、かつ可動物体、支持機構、および/もしくはペイロードから情報を受け取る、および/または表示することができる。例えば、端末は、環境に対するペイロードの位置決めを制御することができ、同時にペイロードが捕捉した画像データ、またはペイロードの位置に関する情報を表示することができる。あるいは、異なる端末が異なる機能に使用され得る。例えば、第1の端末は、可動物体、支持機構、および/もしくはペイロードの運動または状態を制御することができ、一方第2の端末は、可動物体、支持機構、および/またはペイロードから情報を受け取り、表示することができる。例えば、第1の端末は、環境に対するペイロードの位置決めを制御するために使用することができ、一方第2の端末は、ペイロードが捕捉した画像データを表示する。様々な通信モードが、可動物体と可動物体を制御するともにデータを受け取る統合端末との間で、または可動物体と可動物体を制御するとともにデータを受け取る複数の端末との間で、利用され得る。例えば、少なくとも2つの異なる通信モードが、可動物体と可動物体を制御するとともに可動物体からデータを受け取る端末との間に形成され得る。
【0204】
図15は、実施形態に従って、支持機構1302およびペイロード1304を備える可動物体1300を示す。可動物体1300は航空機として描写されているが、この描写は限定することを意図せず、本明細書で前述のように、任意の適当な類型の可動物体を使用することができる。当業者は、航空機システムの文脈において本明細書で説明される任意の実施形態が任意の適当な可動物体(例えば、UAV)に適用され得ることを理解するであろう。いくつかの場合では、ペイロード1304は、支持機構1302を必要とせずに可動物体1300上に設けることができる。可動物体1300は、推進機構1306、検出システム1308、および通信システム1310を含み得る。
【0205】
推進機構1306は、前述のようにローター、プロペラ、ブレード、エンジン、モーター、ホイール、車軸、磁石、またはノズルのうちの1つ以上を含み得る。可動物体は、1つ以上、2つ以上、3つ以上、または4つ以上の推進機構を有し得る。推進機構は、全て同じ類型であり得る。あるいは、1つ以上の推進機構は、異なる類型の推進機構であり得る。推進機構1306は、本明細書の他の箇所で説明したように、支持要素(例えば、駆動シャフト)などの任意の適当な手段を使用して可動物体1300上に装着され得る。推進機構1306は、可動物体1300の任意の適当な部分、例えば上部、底部、前部、後部、側部、またはそれらの適当な組合せなどに装着され得る。
【0206】
いくつかの実施形態において、推進機構1306は、可動物体1300が、可動物体1300の一切の水平方向の運動を必要とせずに(例えば、滑走路を移動せずに)、表面から垂直に離陸する、または表面に垂直に着陸することを可能にすることができる。任意選択的に、推進機構1306は、可動物体1300が指定された位置および/または方向で空中にホバリングすることを可能にするように動作することができる。1つ以上の推進機構1300は、他の推進機構から独立して制御され得る。あるいは、推進機構1300は、同時に制御されるように構成され得る。例えば、可動物体1300は、揚力を提供し、かつ/または可動物体に推力を与えることができる複数の水平方向に向けられたローターを有することができる。複数の水平方向に向けられたローターは、垂直離陸、垂直着陸、およびホバリング能力を可動物体1300に提供するように作動され得る。いくつかの実施形態において、1つ以上の水平方向に向けられたローターが時計方向に回転することができ、同時に1つ以上の水平方向に向けられたローターが反時計方向に回転することができる。例えば、時計方向のローターの数は、反時計方向のローターの数に等しくあり得る。水平方向に向けられたローターのそれぞれの回転速度は、揚力および/またはそれぞれのローターが生成する推力を制御し、それによって可動物体1300の空間的配置、速度および/または加速度を調整する(例えば、並進の最大で3度および回転の最大で3度に関して)ために、独立して変えることができる。
【0207】
検出システム1308は、可動物体1300の空間的配置、速度、および/または加速度(例えば、並進の最大で3度および回転の最大で3度に関して)を検出することができる1つ以上のセンサを備え得る。1つ以上のセンサは、全地球測位システム(GPS)センサ、運動センサ、慣性センサ、近接センサ、またはイメージセンサを含み得る。検出システム1308が提供する検出データは、可動物体1300の空間的配置、速度、および/または加速度を制御するために使用され得る(例えば、後述するように適当な処理ユニットおよび/または制御モジュールを使用して)。あるいは、検出システム1308は、例えば天候状態、潜在的な障害物の接近、地理的特徴の場所、人工の構造、などの可動物体を囲む環境に関するデータを提供するために使用され得る。
【0208】
通信システム1310は、無線信号1316を介して通信システム1314を有する端末1312との通信を可能にする。通信システム1310、1314は、無線通信に適する任意の数の送信機、受信機、および/または送受信機を備え得る。通信は、データが一方向で送信され得るような一方向通信であり得る。例えば、一方向通信は、データを端末1312に送信する可動物体1300だけに関与することができる、またはその逆であり得る。データは、通信システム1710の1つ以上の送信機から通信システム1312の1つ以上の受信機に送信することができる、またはその逆であり得る。あるいは、通信は、可動物体1300と端末1312との間の両方向でデータが送信できるように、双方向通信であり得る。双方向通信は、通信システム1310の1つ以上の送信機から通信システム1314の1つ以上の受信機にデータを送信することに関与することができ、かつその逆もあり得る。
【0209】
いくつかの実施形態において、端末1312は、可動物体1300、支持機構1302、およびペイロード1304のうちの1つ以上に制御データを提供し、可動物体1300、支持機構1302、およびペイロード1304から情報を受け取ることができる(例えば、可動物体、支持機構、もしくはペイロードの位置および/または運動情報、ペイロードのカメラが捕捉した画像データなどのペイロードが検出したデータ)。いくつかの場合では、端末からの制御データは、可動物体、支持機構、および/もしくはペイロードの相対的位置、運動、作動、または制御に関する命令を含み得る。例えば、制御データは、可動物体の場所および/または方向(例えば、推進機構1306の制御を介して)、または可動物体に対するペイロードの運動(例えば、支持機構1302の制御を介して)、の変更をもたらすことができる。端末からの制御データは、カメラまたは他の画像捕捉デバイスの動作の制御などのペイロードの制御をもたらすことができる(例えば、載置画または動画の撮影、ズームインまたはズームアウト、オンまたはオフ、撮影モードの切り換え、画像解像度の変更、フォーカスの変更、被写界深度の変更、露光時間の変更、視野角または視野の変更)。いくつかの場合では、可動物体、支持機構、および/またはペイロードからの通信は、1つ以上のセンサ(例えば、検出システム1308の、またはペイロード1304の)からの情報を含み得る。通信は、1つ以上の異なる類型のセンサからの検出された情報を含み得る(例えば、GPSセンサ、運動センサ、慣性センサ、近接センサ、またはイメージセンサ)。このような情報は、可動物体、支持機構、および/もしくはペイロードの位置(例えば、場所、方向)、運動、または加速度に関連し得る。ペイロードからのこのような情報は、ペイロードが捕捉したデータ、またはペイロードの検出された状態を含み得る。端末1312によって送信されて提供される制御データは、可動物体1300、支持機構1302、またはペイロード1304のうちの1つ以上の状態を制御するように構成され得る。あるいは、または組み合わせて、支持機構1302およびペイロード1304はまた、端末が可動物体1300、支持機構1302、およびペイロード1304のそれぞれと通信して個別に制御することができるように、端末1312と通信するように構成された通信モジュールをそれぞれ備えることができる。
【0210】
いくつかの実施形態において、可動物体1300は、端末1312に加えて、または端末1312の代わりに、別の遠隔のデバイスと通信するように構成され得る。端末1312はまた、別の遠隔のデバイス、ならびに可動物体1300と通信するように構成され得る。例えば、可動物体1300および/または端末1312は、別の可動物体、または別の可動物体の支持機構もしくはペイロードと通信することができる。所望であれば、遠隔のデバイスは、第2の端末または他の通信デバイス(例えば、コンピュータ、ラップトップ、タブレット、スマートフォン、または他のモバイルデバイス)であり得る。 遠隔のデバイスは、可動物体1300にデータを送信し、可動物体1300からデータを受け取り、端末1312にデータを送信し、かつ/または端末1312からデータを受け取るように構成され得る。任意選択的に、遠隔のデバイスは、可動物体1300および/または端末1312から受け取ったデータをウェブサイトまたはサーバーにアップロードできるように、インターネットまたは他の電気通信ネットワークに接続され得る。
【0211】
図14は、実施形態に従って、可動物体を制御するためのシステム1400のブロック図による概略図である。システム1400は、本明細書で説明されるシステム、デバイス、および方法の任意の適当な実施形態と組み合わせて使用され得る。システム1400は、検出モジュール1402、処理ユニット1404、非一時的コンピュータ可読媒体1406、制御モジュール1408、および通信モジュール1410を含み得る。
【0212】
検出モジュール1402は、異なる方法で可動物体に関連する情報を収集する異なる類型のセンサを利用することができる。異なる類型のセンサが、異なる類型の信号または異なる源からの信号を検出することができる。例えば、センサは、慣性センサ、GPSセンサ、近接センサ(例えば、ライダー)、または視覚/イメージセンサ(例えば、カメラ)を含み得る。検出モジュール1402は、複数のプロセッサを有する処理ユニット1404に連係可能に結合することができる。いくつかの実施形態において、検出モジュールは、検出データを適当な外部のデバイスまたはシステムに直接に送信するように構成された送信モジュール1412(例えば、Wi−Fi画像送信モジュール)に連係可能に結合することができる。例えば、送信モジュール1412は、検出モジュール1402のカメラが捕捉した画像を遠隔の端末に送信するために使用され得る。
【0213】
処理ユニット1404は、プログラマブルプロセッサ(例えば、中央処理ユニット(CPU))などの1つ以上のプロセッサを有することができる。処理ユニット1404は、非一時的コンピュータ可読媒体1406に連係可能に結合することができる。非一時的コンピュータ可読媒体1406は、1つ以上のステップを行うために処理ユニット1404が実行可能であるロジック、コード、および/またはプログラム命令を記憶できる。非一時的コンピュータ可読媒体は、1つ以上のメモリユニットを含むことができる(例えば、SDカードやランダムアクセスメモリ(RAM)などの分離可能な媒体または外部の記憶装置)。いくつかの実施形態において、検出モジュール1402からのデータは、非一時的コンピュータ可読媒体1406のメモリユニットに直接に搬送されてその中に記憶することができる。非一時的コンピュータ可読媒体1406のメモリユニットは、本明細書で説明される方法の任意の適当な実施形態を行うために、処理ユニット1404が実行可能であるロジック、コード、および/またはプログラム命令を記憶することができる。例えば、処理ユニット1404は、処理ユニット1404の1つ以上のプロセッサに検出モジュールが生成した検出データを分析させるための命令を実行するように構成され得る。メモリユニットは、処理ユニット1404によって処理される検出モジュールからの検出データを記憶することができる。いくつかの実施形態において、非一時的コンピュータ可読媒体1406のメモリユニットは、処理ユニット1404によって生成される処理結果を記憶するために使用され得る。
【0214】
いくつかの実施形態において、処理ユニット1404は、可動物体の状態を制御するように構成された制御モジュール1408に連係可能に結合することができる。例えば、制御モジュール1408は、6つの自由度に関して可動物体の空間的配置、速度、および/または加速度を調整するために可動物体の推進機構を制御するように構成され得る。あるいは、または組み合わせて、制御モジュール1408は、支持機構、ペイロード、または検出モジュールの状態のうちの1つ以上を制御することができる。
【0215】
処理ユニット1404は、1つ以上の外部のデバイス(例えば、端末、表示装置、または他の遠隔の制御器)からのデータを送信および/または受け取るように構成された通信モジュール1410に連係可能に結合することができる。有線通信または無線通信などの任意の適当な通信手段を使用することができる。例えば、通信モジュール1410は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、赤外線、無線、WiFi、ポイントツーポイント(P2P)ネットワーク、電気通信ネットワーク、クラウド通信などのうちの1つ以上を利用することができる。任意選択的に、タワー、衛星、または移動局などの中継局を使用することができる。無線通信は近接依存または近接独立であり得る。いくつかの実施形態において、視線が通信に必要である場合もあれば、無い場合もある。 通信モジュール1410は、検出モジュール1402からの検出データ、処理モジュール1404が生成した処理結果、所定の制御データ、端末または遠隔の制御器からのユーザーコマンドなどのうちの1つ以上を送信および/または受け取ることができる。
【0216】
システム1400の構成要素は、任意の適当な構成で配設することができる。例えば、システム1400の1つ以上の構成要素は、可動物体、支持機構、ペイロード、端末、検出システム、または上記のうちの1つ以上と通信可能である追加の外部のデバイス上に配置することができる。さらに、図14は単一の処理ユニット1404および単一の非一時的コンピュータ可読媒体1406を描写しているが、当業者は、これが限定することを意図しないこと、およびシステム1400が複数の処理ユニットおよび/または非一時的コンピュータ可読媒体を備えることができること、を理解するであろう。いくつかの実施形態において、複数の処理ユニットのうちの1つ以上および/または非一時的コンピュータ可読媒体は、システム1400が行う処理および/またはメモリ機能の任意の適当な態様が後述の場所のうちの1つ以上で発生できるように、可動物体、支持機構、ペイロード、端末、検出モジュール、上記のうちの1つ以上と通信可能である追加の外部のデバイス、またはそれらの適当な組合せの上などの、異なる場所に位置することができる。
【0217】
本発明の好ましい実施形態が、本明細書に示され、説明されたが、そのような実施形態が例としてのみ提供されることは、当業者には明らかであろう。ここで、当業者が、多数の変化形、変更、および置換を、本発明から逸脱することなく想定するであろう。本明細書に記載される本発明の実施形態に対する種々の代替手段が、本発明の実施において採用され得ることを理解されたい。以下の特許請求の範囲が本発明の範囲を定義し、これらの特許請求の範囲に含まれる方法および構造、ならびにそれらの等価物が、それによって包含されることが意図される。
[項目1]
UAVにエネルギーを提供するステーションであって、
(1)電力供給する第1のバッテリに結合された第1の種類のUAVが上記ステーションにいるときに第1の種類のUAVを支持し、(2)上記第1の種類のUAVが第1のUAV着陸区域によって支持されている間に、上記第1のバッテリを充電するかまたは上記第1のバッテリを別のバッテリと交換する、第1のUAV着陸区域と、
(1)電力供給する第2のバッテリに結合された上記第1の種類とは異なる第2の種類のUAVであって、上記UAVが、上記ステーションにいるときに第2の種類のUAVを支持し、(2)上記UAVが第2のUAV着陸区域によって支持されている間に、上記第2のバッテリを充電するかまたは上記第2のバッテリを別のバッテリと交換する、第2のUAV着陸区域と、を備え、
上記第1のUAV着陸区域において、上記第2の種類のUAVに対して上記第2のバッテリを充電するかまたは上記第2のバッテリを別のバッテリと交換するようには構成されない、UAVエネルギー提供ステーション。
[項目2]
上記第2のUAV着陸区域において、上記第1の種類のUAVに対して上記第1のバッテリを充電するかまたは上記第1のバッテリを別のバッテリに交換するようには構成されない、項目1に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目3]
上記第1の種類の上記UAVおよび上記第2の種類の上記UAVは、異なる寸法および形状を有する、項目1に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目4]
上記第1のバッテリおよび上記第2のバッテリは、異なる種類のものである、項目1に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目5]
上記第1のUAV着陸区域は、第2の種類のバッテリに対応することが可能ではないが、第1の種類のバッテリに対応するように構成され、上記第2のUAV着陸区域は、第1の種類のバッテリに対応することは可能ではないが、第2の種類のバッテリに対応するように構成される、項目4に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目6]
上記第1のバッテリおよび上記第2のバッテリのフォームファクタが異なる、項目4に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目7]
上記第1のバッテリおよび上記第2のバッテリのバッテリ化学性質が異なる、項目4に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目8]
上記第1の種類の上記UAVは、上記第1のバッテリが、上記UAVに結合して、上記UAVに電力を提供するために中に挿入される窪み領域を備える、項目1に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目9]
上記他のバッテリが、上記第1の種類の上記UAVに結合して、上記第1の種類の上記UAVに電力を提供するために上記窪み領域に挿入されるように構成される、項目8に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目10]
バッテリ充電ユニットが、上記第1のバッテリが上記窪み領域に挿入されている間に、上記第1のバッテリを充電する、項目8に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目11]
上記第1のUAV着陸区域および上記第2のUAV着陸区域は、着陸の際に上記UAVを支援する可視標識を備える、項目1に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目12]
上記可視標識は、画像を含む、項目11に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目13]
上記可視標識は、LEDライトを含む、項目11に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目14]
上記可視標識は、時間と共に動的に変化する、項目11に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目15]
可搬式である、項目1に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目16]
UAVエネルギー提供ステーションであって、
(1)第1のUAVであって、上記第1のUAVが、上記ステーション上で静止しているときに、上記第1のUAVに電力供給するように構成された第1のバッテリに結合された、第1のUAVをサポート支持し、(2)上記第1のUAVが第1のUAV着陸区域によってサポート支持されている間に、第1の組のエネルギー提供規則に従って上記第1のバッテリを充電するかまたは上記第1のバッテリを別のバッテリと交換するように構成された、第1のUAV着陸区域と、
(1)第2のUAVであって、上記第2のUAVが、上記ステーション上で静止しているときに、上記第2のUAVに電力供給するように構成された第2のバッテリに結合された、第2のUAVをサポート支持し、(2)上記第2のUAVが第2のUAV着陸区域によってサポート支持されている間に、第2の組のエネルギー提供規則に従って上記第2のバッテリを充電するかまたは上記第2のバッテリを別のバッテリと交換するように構成された、第2のUAV着陸区域と、を備え、
上記第1の組のエネルギー提供規則および第2の組のエネルギー提供規則は、互いに異なる、UAVエネルギー提供ステーション。
[項目17]
上記第1の組のエネルギー提供規則は、上記第1のバッテリを別のバッテリと交換することを許容することなく、上記第1のバッテリを充電することを許容するのみである、項目16に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目18]
上記第2の組のエネルギー提供規則は、上記第2のバッテリを充電することを許容することなく、上記第2のバッテリを別のバッテリと交換することを許容するのみである、項目16に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目19]
上記第1の組のエネルギー提供規則は、上記第2の組のエネルギー提供規則のものに対して、上記第1のバッテリの上記充電のより迅速な完了、または上記第1のバッテリの別のバッテリとのより迅速な交換を提供する、項目16に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目20]
上記第1の組のエネルギー提供規則は、上記第1のバッテリの第1の充電状態への充電または上記第1のバッテリの上記第1の充電状態の別のバッテリとの交換を提供し、上記第2の組のエネルギー提供規則は、上記第2のバッテリの第2の充電状態への充電または上記第2のバッテリの上記第2の充電状態の別のバッテリとの交換を提供し、上記第2の充電状態は、上記第1の充電状態と異なる、項目16に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目21]
上記第1の組のエネルギー提供規則は、上記第1のバッテリの充電状態に依存する、項目16に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目22]
上記第2の組のエネルギー提供規則は、上記第2のバッテリの充電状態に依存する、項目16に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目23]
上記第1のUAVは、第1の種類のものであり、第2の種類の上記第2のUAVは、異なる寸法または形状を有する、項目16に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目24]
上記第1のバッテリおよび上記第2のバッテリは、異なる種類のものである、項目16に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目25]
上記第1のバッテリおよび上記第2のバッテリのフォームファクタが異なる、項目24に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目26]
上記第1のバッテリおよび上記第2のバッテリのバッテリ化学性質が異なる、項目24に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目27]
第1のGPSセンサをさらに備え、上記第1のUAVまたは上記第2のUAVは第2のGPSセンサを有し、上記第1のGPSセンサおよび上記第2のGPSセンサは、上記エネルギー提供ステーションに対するナビゲーションを上記第1のUAVまたは上記第2のUAVへ提供するように協働して動作する、項目16に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目28]
上記第1のUAV着陸区域および上記第2のUAV着陸区域は、着陸の際に上記UAVを支援するように構成された可視標識を含む、項目16に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目29]
上記可視標識が、画像を含む、項目28に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目30]
上記可視標識が、LEDライトを含む、項目28に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目31]
上記可視標識が、時間と共に動的に変化する、項目28に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目32]
上記ステーション上に表示される可視標識をさらに備える、項目16に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目33]
上記第1のUAVまたは上記第2のUAVは、(a)上記可視標識の画像をキャプチャするセンサと、(b)上記可視標識に応答して上記第1のUAV着陸区域に着陸すべきかまたは上記第2のUAV着陸区域に着陸すべきかを決定するプロセッサと、を備える、項目32に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目34]
上記第1のUAVは、第1の可視標識を割り当てられ、上記第2のUAVは、第2の可視標識を割り当てられ、上記プロセッサは、上記可視標識が、上記第1の可視標識または上記第2の可視標識と一致する可視パターンを有するかどうかを検出する、項目33に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目35]
上記可視標識は、上記第1のUAVまたは上記第2のUAVに対して、空いているUAV着陸区域に着陸するように指示する、項目33に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目36]
上記第1のUAVまたは上記第2のUAVは、上記エネルギー提供ステーションのUAV着陸区域が空いているかどうかを検出するセンサを備える、項目16に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目37]
上記エネルギー提供ステーションが、信頼性のない送電線網である電源から、または送電線網を利用しないで電力を受領する、項目16に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目38]
上記電源からの電力は、上記第1のバッテリまたは上記第2のバッテリを充電するために用いられる、項目37に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目39]
可搬式である、項目16に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目40]
UAVエネルギー提供ステーションであって、
(1)第1のUAVであって、上記第1のUAVに電力を供給するように構成された第1のバッテリに結合された上記第1のUAVが、上記ステーション上で静止しているときに、上記第1のUAVをサポートし、(2)上記第1のUAVが第1のUAV着陸区域によって対応によってサポートされている間に、上記第1のバッテリを充電するかまたは上記第1のバッテリを別のバッテリと交換するように構成された、第1の可視標識を含む第1のUAV着陸区域と、
(1)第2のUAVであって、上記第2のUAVに電力を供給するように構成された第2のバッテリに結合された上記第2のUAVが、上記ステーション上で静止しているときに、上記第2のUAVをサポートし、(2)上記第2のUAVが第2のUAV着陸区域によってサポートされている間に、上記第2のバッテリを充電するかまたは上記第2のバッテリを別のバッテリと交換するように構成された、第2の可視標識を含む第2のUAV着陸区域と、を備え、
上記第1の可視標識は、上記第2の可視標識から視覚的に区別可能である、UAVエネルギー提供ステーション。
[項目41]
上記第1の可視標識は、画像であり、上記第2の可視標識は、上記第1の可視標識とは異なる画像である、項目40に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目42]
上記第1の可視標識は、バーコードまたはQRコード(登録商標)であり、上記第2の可視標識は、上記第1の可視標識とは異なるパターンのバーコードまたはQRコード(登録商標)である、項目40に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目43]
上記第1の可視標識は、ライトのパターンを含み、上記第2の可視標識が、上記第1の可視標識とは異なるライトパターンを含む、項目40に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目44]
上記第1の可視標識および上記第2の可視標識は、時間と共に動的に変化する、項目40に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目45]
上記第1のUAVは、上記第1の可視標識が明白になるときに着陸するように構成され、上記第2のUAVは、上記第2の可視標識が明白になるときに着陸するように構成される、項目44に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目46]
上記第1の可視標識は、上記第1のUAVが上記第1のUAV着陸区域にある間は可視のまま留まり、上記第2の可視標識は、上記第2のUAVが上記第2のUAV着陸区域にある間は可視のまま留まる、項目45に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目47]
上記第1の可視標識は、第1の種類の上記第1のUAV用の上記第1の着陸区域を示し、上記第2の可視標識は、上記第1の種類とは異なる第2種類の上記第2のUAV用の上記第2の着陸区域を示す、項目40に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目48]
上記第1の可視標識は、第1の組のエネルギー提供規則を用いる上記第1の着陸区域を示し、(2)上記第2の可視標識は、上記第1の組のエネルギー提供規則とは異なる第2の組のエネルギー提供規則を用いる上記第2の着陸区域を示す、項目40に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目49]
上記第1のUAVおよび上記第2のUAVは、同一の種類のものである、項目40に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目50]
上記第1のUAVおよび上記第2のUAVは、異なる種類のものである、項目40に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目51]
上記第1のUAV着陸区域および上記第2のUAV着陸区域は、上記UAVが静止し得る下部表面を有する、項目40に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目52]
上記第1のUAV着陸区域および上記第2のUAV着陸区域は、部分的または完全にUAVの上に張り出すように構成された天井を有する着陸ベイである、項目51に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目53]
上記着陸ベイは、UAVの通過を許容するように構成された開放側面を有する、項目52に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目54]
上記開放側面は、UAVが着陸ベイの内部にいる間は、開放のまま留まる、項目53に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目55]
上記開放側面は、上記UAVが上記着陸ベイの内部にいるときに閉じられるドアを含む、項目53に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目56]
上記ドアは、上記UAVが上記着陸ベイに入るまたは出るときに開放される、項目55に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目57]
UAVをUAVエネルギー提供ステーションの着陸区域に方向付けるための方法であって、
(1)UAVに電力を供給するように構成されたバッテリに結合された上記UAVが上記ステーション上に静止しているときに、上記UAVをサポートし、(2)上記UAVが第1のUAV着陸区域によってサポートされている間に、上記バッテリを充電するかまたは上記バッテリを別のバッテリと交換するように構成された第1のUAV着陸区域を提供することと、
(1)UAVに電力を供給するように構成されたバッテリに結合された上記UAVが上記ステーション上に静止しているときに、上記UAVをサポートし、(2)上記UAVが第2のUAV着陸区域によってサポートされている間に、上記第2のバッテリを充電するかまたは上記バッテリを別のバッテリと交換するように構成された第2のUAV着陸区域を提供することと、
UAVエネルギー提供ステーションに着陸する、バッテリを搭載したUAVに関する情報を示す信号をプロセッサにおいて受信して、上記第1のUAVを上記第1のUAV着陸区域または上記第2の着陸区域に着陸させるコマンドを、上記UAVに関する上記情報に基づいて生成することと、を含む、方法。
[項目58]
上記UAVに関する上記情報は、上記UAVの種類に関する情報を含む、項目57に記載の方法。
[項目59]
上記第1のUAV着陸区域は、第1の種類のUAVをサポートするように構成され、上記第2のUAV着陸区域は、上記第1の種類とは異なる第2の種類のUAVをサポートするように構成される、項目58に記載の方法。
[項目60]
上記コマンドは、上記UAVを、上記UAVが上記第1の種類のものであるときに上記第1のUAV着陸区域に着陸させる、または、上記UAVを、上記UAVが上記第2の種類のものであるときに上記第2のUAV着陸区域に着陸させるためのものである、項目59に記載の方法。
[項目61]
上記UAVに関する上記情報は、上記UAVに搭載されるバッテリの充電状態に関する情報を含む、項目57に記載の方法。
[項目62]
上記UAVに関する上記情報は、上記UAVに搭載される上記バッテリが充電されるまたは別のバッテリと交換される必要がある時間枠に関する情報を含む、項目57に記載の方法。
[項目63]
上記UAVに関する上記情報は、上記UAVに対する想定される飛行計画を満足させる必要がある上記UAVに搭載される上記バッテリボード上の上記充電状態の推定値を含む、項目62に記載の方法。
[項目64]
さらなるバッテリ寿命が、上記UAVに搭載される上記バッテリが上記想定される飛行計画を満足させるために必要とされるかどうかを、上記UAVに搭載される1つ以上のプロセッサを用いて決定することをさらに含む、項目63に記載の方法。
[項目65]
上記さらなるバッテリ寿命が必要とされるときに、上記UAVを、上記UAVエネルギー提供ステーションに着陸させることをさらに含む、項目64に記載の方法。
[項目66]
上記UAVに関する上記情報は、上記UAVに搭載される上記バッテリが充電される必要があるが、別のバッテリと交換する必要はないかどうか、またはその逆に関する情報を含む、項目57に記載の方法。
[項目67]
上記第1のUAV着陸区域が、上記第1のバッテリを別のバッテリと交換することを許容することなく、上記第1のバッテリを充電することを許容するのみである、項目66に記載の方法。
[項目68]
上記コマンドは、上記UAVに搭載される上記バッテリが充電される必要があるときに、上記UAVを上記第1のUAV着陸区域に着陸させるためのものである、項目67に記載の方法。
[項目69]
上記第2のUAV着陸区域は、上記バッテリの充電を許容することなく、上記バッテリの別のバッテリとの交換を許容するのみである、項目66に記載の方法。
[項目70]
上記コマンドは、上記UAVに搭載される上記バッテリを別のバッテリに交換する必要があるときに、上記UAVを上記第2のUAV着陸区域に着陸させるためのものである、項目69に記載の方法。
[項目71]
上記UAVエネルギー提供ステーションに保管されている1つ以上のバッテリに関する情報を示す信号を、プロセッサにおいて受信することをさらに含む、項目57に記載の方法。
[項目72]
UAVエネルギー提供ステーションであって、
(1)UAVであって、上記UAVに電力を供給するように構成された第1のバッテリに結合された上記UAVが、上記ステーション上で静止しているときに、上記UAVをサポートし、(2)上記UAVがUAV着陸区域によってサポートされている間に、上記第1のバッテリを充電するかまたは上記第1のバッテリを別のバッテリと交換するように構成された、可視標識を含むUAV着陸区域を備え、
上記可視標識は、第1の可視標識構成から第2の可視標識構成に動的に変化するように構成され、上記第1の可視標識構成が、上記第2の可視標識構成から視覚的に区別可能である、UAVエネルギー提供ステーション。
[項目73]
上記第1の可視標識は、画像であり、上記第1の可視標識構成は、第1の画像であり、上記第2の可視標識構成は、上記第1の画像とは異なる第2の画像である、項目72に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目74]
上記第1の画像は、バーコードまたはQRコード(登録商標)であり、上記第2の画像は、上記第1の画像とは異なるパターンのバーコードまたはQRコード(登録商標)である、項目73に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目75]
上記の可視標識は、ライトのパターンを含み、上記第1の可視標識構成は、上記第1のライトパターンを含み、上記第2の可視標識構成は、上記第1のライトパターンとは異なる第2のライトパターンを含む、項目72に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目76]
上記ライトパターンが、所定の期間内でのライトの変化を含む、項目75に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目77]
上記ライトパターンが、点滅するパターンを含む、項目76に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目78]
上記ライトパターンが、上記ライトの空間的配列を含む、項目75に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目79]
上記第1の可視標識構成は、上記着陸区域が第1の種類の第1のUAVを受領する準備ができていることを示し、上記第2の可視標識構成は、上記着陸区域が、上記第1の種類とは異なる第2の種類の第2のUAVを受領する準備ができていることを示す、項目72に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目80]
上記第1の可視標識構成は、上記着陸区域が第1の組のエネルギー提供規則を用いて動作する準備ができていることを示し、上記第2の可視標識構成は、上記着陸区域が、上記第1の組のエネルギー提供規則とは異なる第2の組のエネルギー提供規則を用いて動作する準備ができていることを示す、項目72に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目81]
さらなる可視標識を含むさらなるUAV着陸区域であって、(1)上記UAVに電力を供給するように構成された第2のバッテリに結合されたUAVを、上記UAVが上記ステーション上に静止しているときにサポートし、(2)上記UAVが上記UAV着陸区域によってサポートされている間に上記第2のバッテリを充電するかまたは上記第2のバッテリを別のバッテリと交換するように構成された、さらなるUAV着陸区域をさらに備える、項目72に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目82]
上記エネルギー提供ステーションに着陸する複数のUAVの存在を示す信号を集合的にまたは個々に受信するように構成された1つ以上のプロセッサをさらに備える、項目72に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目83]
上記1つ以上のプロセッサは、複数のUAVから実施される任務の優先順位に関する情報を受信する、項目82に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目84]
より高い優先の任務を持つ第1のUAVが、上記可視標識の支援で上記UAV着陸区域に着陸するように指示され、より低い優先度の任務を持つ第2のUAVが、上記可視標識の支援で、上記エネルギー提供ステーションのさらなるUAV着陸区域に着陸するように指示される、項目83に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目85]
より高い優先度の任務を持つ第1のUAVが、上記可視標識の支援でより低い優先度の任務を持つ第2のUAVに先立って、上記UAV着陸区域に着陸するように指示される、項目83に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目86]
より迅速なエネルギー補充を必要とする第1のUAVが、上記可視標識の支援で上記UAV着陸区域に着陸するように指示され、上記より迅速なエネルギー補充を必要としない第2のUAVが、上記可視標識の支援で上記エネルギー提供ステーションのさらなるUAV着陸区域に着陸するように指示される、項目83に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目87]
より迅速なエネルギー補充を必要とする第1のUAVが、上記可視標識の支援で上記より迅速なエネルギー補充を必要としない第2のUAVに先立って、上記UAV着陸区域に着陸するように指示される、項目83に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目88]
上記第1のUAVに搭載されるバッテリを充電することによるエネルギー補充を必要とする第1のUAVは、上記可視標識の支援で上記UAV着陸区域に着陸するように指示され、上記第2のUAVに搭載されるバッテリを別のバッテリと交換することによるエネルギー補充を必要とする第2のUAVは、上記可視標識の支援で上記エネルギー提供ステーションの上記さらなるUAV着陸区域に着陸するように指示される、項目83に記載のエネルギー提供ステーション。
[項目89]
UAVをUAVエネルギー提供ステーションの着陸区域に方向付けるための方法であって、
項目72に記載のUAVエネルギー提供ステーションを提供することと、
上記可視標識が第1の可視標識構成を有するときに、第1のUAVを上記UAV着陸区域に着陸させることと、
上記可視標識が第2の可視標識構成を有するときに、第2のUAVを上記UAV着陸区域に着陸させることと、を含む、方法。
[項目90]
上記第1のUAVを着陸させることが、上記第1の可視標識構成を上記第1のUAVのメモリ中に記憶することと、上記可視標識の上記第1の可視標識構成を、上記第1のUAVのセンサを用いて検出することと、を含む、項目89に記載の方法。
[項目91]
上記第2のUAVを着陸させることが、上記第2の可視標識構成を上記第2のUAVのメモリ中に記憶することと、上記可視標識の上記第2の可視標識構成を、上記第2のUAVのセンサを用いて検出することと、を含む、項目90に記載の方法。
[項目92]
上記第1のUAVおよび上記第2のUAVは、同一の種類のものである、項目89に記載の方法。
[項目93]
上記第1のUAVおよび上記第2のUAVは、異なる種類のものである、項目89に記載の方法。
[項目94]
上記第1のUAVの電力状態を示す信号を上記第1のUAVから上記エネルギー提供ステーションに送出することをさらに含む、項目89に記載の方法。
[項目95]
上記可視標識が、上記第1のUAVからの上記信号に応答して、上記第1の可視標識構成を有する、項目94に記載の方法。
[項目96]
上記第2のUAVの電力状態を示す信号を上記第2のUAVから上記エネルギー提供ステーションに送出することをさらに含む、項目94に記載の方法。
[項目97]
上記可視標識が、上記第2のUAVからの上記信号に応答して、第2の可視標識構成に変更される、項目96に記載の方法。
[項目98]
UAVをUAVエネルギー提供ステーションの着陸区域に方向付けるための方法であって、
上記UAVは、(1)上記UAVエネルギー提供ステーションに着陸するかまたは(2)上記UAVエネルギー提供ステーションに着陸することなく別の位置に飛行し続けるかを、1つ以上のプロセッサの支援で決定することと、
上記エネルギー提供ステーションに着陸する上記UAVのUAV待ち行列中の位置を決定することと、
着陸する上記UAVに対する複数のUAV着陸区域からUAV着陸区域を選択することであって、上記選択されたUAV着陸区域が、上記UAVにエネルギーを補充するように構成される、選択することと、
上記選択されたUAV着陸区域が上記UAVを受け入れる準備ができたときに、上記UAVを上記選択されたUAV着陸区域に方向付けることと、含む、方法。
[項目99]
上記1つ以上のプロセッサは、上記UAVに搭載される、項目98に記載の方法。
[項目100]
上記1つ以上のプロセッサは、上記エネルギー提供ステーションに搭載される、項目98に記載の方法。
[項目101]
上記UAV待ち行列が、上記エネルギー提供ステーションに搭載される1つ以上のプロセッサの支援で決定される、項目99に記載の方法。
[項目102]
上記UAVが(1)着陸するかまたは(2)飛行し続けるかを決定することに先立って、上記UAVと上記エネルギー提供ステーションとの間でデータを交換することをさらに含む、項目98に記載の方法。
[項目103]
上記交換されるデータが、次のもの、すなわち上記UAVに搭載されるバッテリの状態、飛行状態、上記UAVの任務の残余の時間もしくは距離、別のエネルギー提供ステーションまでの距離、UAV規格、上記UAVの状態、または上記UAVに搭載されるペイロードに関連する情報のうちの1つ以上を含む、項目102に記載の方法。
[項目104]
上記UAV待ち行列中の上記位置が、上記UAVと上記エネルギー提供ステーションとの間で交換される上記データに基づいて決定される、項目102に記載の方法。
[項目105]
上記UAV待ち行列中の上記位置が、上記待ち行列中の別のUAVの任務の優先度に対する上記UAVの任務の優先度に基づいて決定される、項目104に記載の方法。
[項目106]
上記待ち行列が、複数のUAVを含む、項目98に記載の方法。
[項目107]
上記選択されたUAV着陸区域が、(1)上記UAVに搭載されるバッテリを再充電するかまたは(2)上記UAVに搭載される上記バッテリを上記エネルギー提供ステーションからの別のバッテリと交換することによって、上記UAVにエネルギーを補充するように構成される、項目98に記載の方法。
[項目108]
上記エネルギー提供ステーションが、上記他のバッテリを保管して充電するように構成されたバッテリ保管ユニットを備える、項目107に記載の方法。
[項目109]
上記UAVを上記選択されたUAV着陸区域に方向付けることが、上記選択されたUAV着陸区域を示す上記UAVによって検出可能な可視標識を表示することを含む、項目98に記載の方法。
[項目110]
上記可視標識は、上記選択されたUAV着陸区域が上記UAVを受け入れる準備ができているときに表示され、上記選択されたUAV着陸区域が上記UAVを受け入れる準備ができる前には表示されない、項目109に記載の方法。
[項目111]
上記UAVの到着のために、上記選択されたUAV着陸区域の上記構成を維持する構成をさらに含む、項目98に記載の方法。
[項目112]
上記UAVの到着のために、上記選択されたUAV着陸区域の上記構成を変更することをさらに含む、項目98に記載の方法。
[項目113]
上記UAVが上記選択されたUAV着陸区域に方向付けられたときに、上記待ち行列を更新することをさらに含む、項目98に記載の方法。
[項目114]
上記UAVは、上記選択されたUAV着陸区域に飛行する、項目98に記載の方法。
[項目115]
上記UAVは、上記選択されたUAV着陸区域に、待ち行列領域の支援で搬送される、項目98に記載の方法。
[項目116]
上記待ち行列領域が、上記UAVを上記選択されたUAV着陸区域まで輸送するように構成されたベルトコンベヤである、項目115に記載の方法。
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