(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る画像形成装置、及び画像形成システムについて説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0012】
[実施形態1]
まず、
図1を参照して、画像形成装置1の構成について説明する。
図1は、実施形態1に係る画像形成装置1の構成を示すブロック図である。本実施形態において、画像形成装置1は、例えば、複合機、又はコピー機である。
【0013】
図1に示すように、画像形成装置1は、操作部2、読取部3、印刷部4、装置記憶部7、及び装置制御部9を備える。
【0014】
操作部2は、ユーザーによる入力操作を受け付けて、入力操作に応じた信号を装置制御部9に送信する。
【0015】
読取部3は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する。本実施形態において、読取部3は、少なくとも1つの問題を含む答案用紙の画像を読み取る。読取部3は、読み取った答案用紙の画像(以下、答案画像と記載する。)の画像データを生成する。
【0016】
装置記憶部7は、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)によって構成される。装置記憶部7は、制御プログラムPGを記憶する。また、本実施形態において、装置記憶部7は、答案用紙に含まれる問題に関連する問題関連情報71を記憶する。問題関連情報71は、答案用紙に含まれる問題の正答を示す情報、及びヒントを示す情報を含む。また、問題関連情報71は、正答を印刷するためのレイアウト画像の情報を含む。更に、問題関連情報71は、答案用紙に含まれる問題の総数の情報を含む。また、問題関連情報71は、答案用紙における解答欄の位置、ヒントを付加する位置、及びコメントを付加する位置を示す情報を含む。
【0017】
装置制御部9は、CPU(Central Processing Unit)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって構成される。装置制御部9は、装置記憶部7に予め記憶された制御プログラムPGを実行することによって画像形成装置1の各部の動作を制御する。装置制御部9は、制御プログラムPGを実行する際に、RAMを作業領域として使用する。また、装置制御部9は、制御プログラムPGを実行することによって、問題関連情報抽出部91及び画像データ生成部92を有するかの如く機能する。問題関連情報抽出部91は、第1抽出部の一例である。
【0018】
問題関連情報抽出部91は、答案画像に基づいて、問題関連情報71から所定の情報を抽出する。例えば、問題関連情報抽出部91は、答案用紙に含まれる問題の正答を示す情報又はヒントを示す情報を問題関連情報71から抽出する。
【0019】
画像データ生成部92は、問題関連情報抽出部91によって抽出された情報に基づいて画像データを生成する。本実施形態において、画像形成装置1は、動作モードとして正答モード及びヒントモードを有する。動作モードが正答モードの場合、画像データ生成部92は、正答印刷画像の画像データを生成する。正答印刷画像は、問題の各々に対応する正答を含む画像である。動作モードがヒントモードの場合、画像データ生成部92は、ヒント印刷画像の画像データを生成する。ヒント印刷画像は、問題の各々に対応するヒントを含む画像である。本実施形態において、ヒント印刷画像は、答案画像にヒント画像を付加した画像である。画像形成装置1の動作モードは、ユーザーが操作部2を操作することによって選択(設定)される。
【0020】
印刷部4は、読取部3が生成した画像データ及び画像データ生成部92が生成した画像データに基づいてシートに印刷を行う。
【0021】
次に、
図2〜
図6を参照して、実施形態1に係る画像形成装置1の動作について説明する。
図2は、答案画像Dの一例を示す図である。本実施形態において、答案用紙に含まれる問題は、穴埋め問題である。
【0022】
図2に示す答案画像Dが読取部3によって読み取られると、答案画像Dの画像データが生成される。答案画像Dは、複数の問題の画像Q(以下、問題画像Qと記載する。)、解答の画像An(以下、解答画像Anと記載する。)、及び答案識別情報の画像dr(以下、答案識別情報画像drと記載する。)を含む。解答は、問題に対する解答者の解答である。答案識別情報は、答案用紙の種類を識別するための情報である。本実施形態において、答案識別情報は、例えば、数字、及び文字のような記号を含む。
【0023】
装置制御部9は、答案画像Dに含まれる答案識別情報画像drに基づいて答案用紙の種類を識別する。答案識別情報の認識には、例えば、OCR(Optical Character Recognition)技術が用いられる。問題関連情報71に含まれる情報は、答案識別情報と対応付けられる。答案用紙の種類が識別されると、問題関連情報抽出部91は、識別された答案用紙の種類に対応する情報を問題関連情報71から抽出する。
【0024】
画像形成装置1の動作モードとして、正答モードが選択されている場合、問題関連情報抽出部91は、正答を示す情報及び正答を印刷するためのレイアウト画像の情報を問題関連情報71から抽出する。画像データ生成部92は、問題関連情報71から抽出された情報に基づいて、正答印刷画像の画像データを生成する。
【0025】
図3は、正答印刷画像P1の一例を示す図である。本実施形態では、正答印刷画像P1は、複数の問題の各々の正答を集めた正答集の画像を含む。
図3に示すように、正答印刷画像P1は、複数の問題の各々に対応する正答画像cを含む。各正答画像cは、レイアウト画像内に配置される。印刷部4は、画像データ生成部92によって生成された正答印刷画像P1の画像データに基づいて、シートに正答印刷画像P1を印刷する。本実施形態では、画像形成装置1の動作モードが正答モードである場合、印刷部4は、シートの一方の面に答案画像Dを印刷し、シートの他方の面に正答印刷画像P1を印刷する。
【0026】
また、画像形成装置1の動作モードとして、ヒントモードが選択されている場合、問題関連情報抽出部91は、ヒントを示す情報及びヒントを付加する位置を示す情報を問題関連情報71から抽出する。本実施形態において、ヒントは、正答へ導くための情報である。例えば、ヒントは、教科書の参照ページ番号、又は正答に近いキーワードであり得る。画像データ生成部92は、答案画像Dの画像データ、及び問題関連情報71から抽出された情報に基づいて、答案画像Dにヒント画像が付加されたヒント印刷画像の画像データを生成する。
【0027】
図4は、ヒント印刷画像P2の一例を示す図である。
図4に示すように、画像データ生成部92は、答案画像Dにヒント画像hを付加したヒント印刷画像P2の画像データを生成する。ヒント印刷画像P2は、複数の問題の各々に対応するヒント画像hを含む。本実施形態において、画像データ生成部92は、ヒントを付加する位置を示す情報にしたがって答案画像Dにヒント画像hを付加する。具体的には、答案画像Dにおける各問題画像Qの位置とは異なる位置に各ヒント画像hが付加される。印刷部4は、画像データ生成部92によって生成されたヒント印刷画像P2の画像データに基づいて、シートにヒント印刷画像P2を印刷する。
【0028】
続いて、
図5及び
図6を参照して、画像形成装置1の動作について詳細に説明する。
図5は、画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。詳しくは、
図5は、正答モードが設定された画像形成装置1の動作を示す。
【0029】
図5に示すように、答案画像Dが読取部3によって読み取られると(ステップS102)、装置制御部9は、答案画像Dに含まれる答案識別情報に基づいて答案用紙の種類を識別する(ステップS104)。次に、問題関連情報抽出部91は、識別された答案用紙に含まれる複数の問題の各々の正答を示す情報を問題関連情報71から抽出する(ステップS106)。更に問題関連情報抽出部91は、識別された答案用紙の種類に対応するレイアウト画像の情報を問題関連情報71から抽出する。問題関連情報抽出部91によって情報が抽出されると、画像データ生成部92は、抽出された情報に基づいて正答印刷画像P1の画像データを生成する(ステップS108)。次に、印刷部4は、答案画像Dの画像データに基づいてシートの一方の面に答案画像Dを印刷し、正答印刷画像P1の画像データに基づいてシートの他方の面に正答印刷画像P1の印刷を行う(ステップS110)。この結果、処理は終了する。
【0030】
次に、
図6を参照して、ヒントモードが設定された画像形成装置1の動作について説明する。
図6は、画像形成装置1の他の動作を示すフローチャートである。詳しくは、
図6は、ヒントモードが設定された画像形成装置1の動作を示す。なお、
図6に示すステップS102、ステップS104は、
図5を参照して説明した処理と同一の処理であるため、説明を省略する。
【0031】
図6に示すように、装置制御部9によって答案用紙の種類が識別されると(ステップS104)、問題関連情報抽出部91は、識別された答案用紙に含まれる複数の問題の各々のヒントを示す情報を問題関連情報71から抽出する(ステップS202)。更に、問題関連情報抽出部91は、識別された答案用紙の種類に対応するヒントを付加する位置を示す情報を問題関連情報71から抽出する。問題関連情報抽出部91によって情報が抽出されると、画像データ生成部92は、答案画像Dの画像データと、問題関連情報71から抽出された情報とに基づいてヒント印刷画像P2の画像データを生成する(ステップS204)。印刷部4は、画像データ生成部92が生成したヒント印刷画像P2の画像データに基づいてシートにヒント印刷画像P2の印刷を行い(ステップS206)、処理は終了する。
【0032】
以上、実施形態1について説明した。本実施形態によれば、答案画像Dを画像形成装置1に読み取らせるだけで、答案画像Dに基づいて正答印刷画像P1が印刷される。つまり、答案用紙の解答者は、答案用紙に含まれる問題の各々の正答を得ることができる。これにより、解答者の利便性が向上する。
【0033】
また、本実施形態によれば、答案画像Dを画像形成装置1に読み取らせるだけで、答案画像Dにヒント画像hが付加されたヒント印刷画像P2を得ることができる。つまり、解答者は、答案用紙に含まれる問題の各々の正答につながるヒントを得ることができる。これにより、解答者は、ヒントを頼りに学習することができる。
【0034】
なお、本実施形態において、シートの一方の面に答案画像Dが印刷され、シートの他方の面に正答印刷画像P1が印刷される形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、正答印刷画像P1のみがシートに印刷される形態であってもよい。
【0035】
[実施形態2]
次に、
図7を参照して、実施形態2に係る画像形成システム200について説明する。実施形態2では、第1外部端末100が問題関連情報71を記憶する点が実施形態1と異なる。以下、実施形態2について実施形態1と異なる事項を説明し、実施形態1と重複する事項の説明は割愛する。
図7は、実施形態2に係る画像形成システム200の構成を示すブロック図である。
【0036】
図7に示すように、画像形成システム200は、画像形成装置1、及び第1外部端末100を備える。第1外部端末100は、例えば、サーバー、又はクライアントPCである。
【0037】
画像形成装置1は、第1通信部の一例として装置通信部5を更に備える。装置通信部5は、通信用のインターフェースである。装置通信部5は、LAN(Local Area Network)などのようなネットワークに接続された第1外部端末100との間で通信を行う。
【0038】
第1外部端末100は、第2通信部の一例である端末通信部101、端末記憶部102、及び端末制御部110を備える。端末通信部101は、通信用のインターフェースである。端末通信部101は、装置通信部5と通信可能に接続される。端末記憶部102は、HDD、RAM、及びROMによって構成される。本実施形態において、端末記憶部102は、問題関連情報71を記憶する。
【0039】
端末制御部110は、CPU等によって構成される。端末制御部110は、画像形成装置1の問題関連情報抽出部91から問題関連情報71に含まれる情報の送信が要求されると、問題関連情報抽出部91から要求された情報を端末記憶部102(問題関連情報71)から抽出する。抽出された情報は、端末通信部101を介して画像形成装置1へ送信される。
【0040】
以上、実施形態2について説明した。本実施形態によれば、画像形成装置1は、問題関連情報71を記憶する必要がなくなる。この結果、装置記憶部7の記憶領域を節約することができる。
【0041】
なお、本実施形態において、画像形成システム200を構成する画像形成装置1が1台である場合を例に説明したが、画像形成システム200を構成する画像形成装置1は1台に限定されない。例えば、画像形成システム200を構成する画像形成装置1は2台以上であってもよい。この場合、解答者は、答案画像Dの読み取りを実行させる画像形成装置1を複数の画像形成装置1のうちから選択することができる。この結果、解答者の利便性が向上する。
【0042】
[実施形態3]
次に、
図8〜
図10を参照して、実施形態3に係る画像形成装置1について説明する。実施形態3では、答案画像Dの画像データが第2外部端末300へ送信される点が実施形態1及び実施形態2と異なる。以下、実施形態3について実施形態1及び実施形態2と異なる事項を説明し、実施形態1及び実施形態2と重複する事項の説明は割愛する。
図8は、実施形態3に係る画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
【0043】
図8に示すように、装置通信部5は、LANなどのようなネットワークに接続された第2外部端末300と通信可能に接続する。第2外部端末300は、例えば、サーバー、又はクライアントPCである。本実施形態において、第2外部端末300は、答案用紙の出題者が使用するサーバー又はクライアントPCである。装置制御部9は、読取部3が答案画像Dを読み取ると、装置通信部5を介して、答案画像Dの画像データを第2外部端末300へ送信する。なお、装置制御部9は、答案画像Dの画像データを第2外部端末300へ送信すると、その旨を出題者にメールなどで通知してもよい。
【0044】
第2外部端末300は、画像形成装置1から送信された答案画像Dの画像データを記憶する。出題者は、第2外部端末300に記憶された答案画像Dの画像データに基づいて答案画像Dを得ることができる。
【0045】
続いて、
図9、及び
図10を参照して、実施形態3に係る画像形成装置1の動作について説明する。
図9は、画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。詳しくは、
図9は、正答モードが設定された画像形成装置1の動作を示す。
図9に示すように、実施形態1において説明した画像形成装置1の動作(
図5参照)と比べて、ステップS302がステップS102及びステップS104の間に追加される。
【0046】
図9に示すように、読取部3が答案画像Dを読み取ると(ステップS102)、装置制御部9は、装置通信部5を介して答案画像Dの画像データを第2外部端末300へ送信する(ステップS302)。以降、実施形態1と同様にして処理が実行される(ステップS104〜ステップS110)。
【0047】
次に、
図10を参照してヒントモードが設定された画像形成装置1の動作について説明する。
図10は、画像形成装置1の他の動作を示すフローチャートである。詳しくは、
図10は、ヒントモードが設定された画像形成装置1の動作を示す。
図10に示すように、実施形態1において説明した画像形成装置1の動作(
図6参照)と比べて、ステップS302がステップS102及びステップS104の間に追加される。つまり、答案用紙の種類の識別処理(ステップS104)が実行される前に、答案画像Dの画像データが第2外部端末300へ送信される(ステップS302)。
【0048】
以上、実施形態3に係る画像形成装置1について説明した。本実施形態によれば、答案画像Dの画像データは、答案用紙の出題者が使用する第2外部端末300へ送信される。このため、解答者は、出題者へ答案画像Dが送信されることを意識した上で答案画像Dを画像形成装置1に読み取らせることとなる。したがって、安易に正答又は正答につながるヒントを得ようとする行為を抑制することができる。
【0049】
[実施形態4]
次に、
図11〜
図13を参照して、実施形態4に係る画像形成装置1について説明する。実施形態4では、実施形態1〜実施形態3と異なり、印刷部4は、認識可能解答比率が第1閾値以上の場合にのみ印刷を行う。認識可能解答比率は、答案用紙に含まれる問題の総数に対する認識可能解答数の比率を示す。認識可能解答数は、文字を認識できた解答の数を示す。以下、実施形態4について実施形態1〜実施形態3と異なる事項を説明し、実施形態1〜実施形態3と重複する事項の説明は割愛する。
図11は、実施形態4に係る画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
【0050】
図11に示すように、装置制御部9は、問題関連情報抽出部91、画像データ生成部92、解答認識部93、及び算出部94を有するかの如く機能する。
【0051】
問題関連情報抽出部91は、認識可能解答比率を算出するために、識別された答案用紙に含まれる問題の総数の情報、及び識別された答案用紙における解答欄の位置を示す情報を問題関連情報71から抽出する。
【0052】
解答認識部93は、答案用紙に含まれる問題に対する解答者の解答を認識する。詳しくは、解答認識部93は、問題関連情報71から抽出された解答欄の位置を示す情報に基づいて、答案画像D(
図2参照)に含まれる解答画像Anを認識する。また、解答認識部93は、解答画像Anに含まれる文字(解答)を認識する。文字の認識には、例えば、OCR技術が用いられる。
【0053】
算出部94は、解答認識部93によって文字が認識された解答の数(認識可能解答数)を算出する。また、算出部94は、認識可能解答比率を算出する。詳しくは、算出部94は、認識可能解答数を問題関連情報71から抽出された問題の総数で除算することによって、認識可能解答比率を算出する。
【0054】
装置記憶部7は、制御プログラムPG、問題関連情報71、及び第1閾値T1を記憶する。第1閾値T1は、認識可能解答比率に対して設定される閾値である。第1閾値T1は、予め出題者によって任意に設定され、装置記憶部7に記憶される。
【0055】
本実施形態において、装置制御部9は、認識可能解答比率が第1閾値T1以上であるか否かを判定する。
【0056】
続いて、
図12及び
図13を参照して、実施形態4に係る画像形成装置1の動作について説明する。
図12は、画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。詳しくは、
図12は、正答モードが設定された画像形成装置1の動作を示す。
図12に示すように、実施形態1において説明した画像形成装置1の動作(
図5参照)と比べて、ステップS402〜ステップS406がステップS104とステップS106との間に追加される。
【0057】
図12に示すように、答案用紙の種類が装置制御部9によって識別されると(ステップS104)、解答認識部93は、答案に含まれる問題に対する解答者の解答を認識する(ステップS402)。次いで、算出部94は、認識可能解答比率を算出する(ステップS404)。装置制御部9は、算出部94が算出した認識可能解答比率が第1閾値T1以上であるか否かを判定する(ステップS406)。第1閾値T1は、例えば80%である。
【0058】
装置制御部9によって認識可能解答比率が第1閾値T1以上であると判定されると(ステップS406:Yes)、以降、実施形態1と同様にして処理が実行される(ステップS106〜ステップS110)。一方、装置制御部9によって認識可能解答比率が第1閾値T1以上ではないと判定されると(ステップS406:No)、処理は終了する。
【0059】
次に、
図13を参照して、ヒントモードが設定された画像形成装置1の動作について説明する。
図13は、画像形成装置1の他の動作を示すフローチャートである。詳しくは、
図13は、ヒントモードが設定された画像形成装置1の動作を示す。
図13に示すように、実施形態1において説明した画像形成装置1の動作(
図6参照)と比べて、ステップS402〜ステップS406がステップS104とステップS202との間に追加される。つまり、認識可能解答比率が第1閾値T1以上であると判定された場合にのみ、ヒント印刷画像P2が印刷される。
【0060】
以上、実施形態4に係る画像形成装置1について説明した。本実施形態によれば、印刷部4は、認識可能解答比率が第1閾値T1以上の場合にのみ、正答又はヒントを印刷する。換言すれば、印刷部4は、認識可能解答比率が第1閾値T1未満の場合、正答又はヒントを印刷しない。このため、例えば、解答を一切記入せずに答案用紙を画像形成装置1に読み取らせることによって、正答又はヒントを得ようとする解答者の行為を抑制することができる。
【0061】
[実施形態5]
次に、
図14〜
図18を参照して、実施形態5に係る画像形成装置1について説明する。実施形態5では、実施形態1〜実施形態4と異なり、印刷部4は、答案画像Dにコメントの画像(以下、コメント画像と記載する)を付加したコメント印刷画像を印刷する。以下、実施形態5について実施形態1〜実施形態4と異なる事項を説明し、実施形態1〜実施形態4と重複する事項の説明は割愛する。
図14は、実施形態5に係る画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
【0062】
図14に示すように、装置記憶部7は、制御プログラムPG、問題関連情報71、読取数72、正解数73、及び第2閾値T2を記憶する。読取数72は、読取部3が読み取った同一種類の答案用紙の数を示す。第2閾値T2は、認識された答案用紙に含まれる各問題の正解率の母数に対して設定される閾値である。本実施形態において、読取数72が正解率の母数である。第2閾値T2は、予め出題者によって任意に設定され、装置記憶部7に記憶される。
【0063】
装置制御部9は、問題関連情報抽出部91、画像データ生成部92、解答認識部93、正解判定部95、及びコメント取得部96を有するかの如く機能する。装置制御部9は、読取部3が読み取った答案用紙の数を答案用紙の種類ごとに計数する。装置制御部9は、計数値を読取数72として装置記憶部7に記憶させる。また、装置制御部9は、正解率の母数(読取数72)が第2閾値T2以上であるか否かを判定する。
【0064】
問題関連情報抽出部91は、コメント印刷画像の画像データを生成するために、識別された答案用紙における解答欄の位置、及びコメント(コメント画像)を付加する位置を示す情報を問題関連情報71から抽出する。更に、本実施形態では、動作モードがヒントモードである場合にも、問題関連情報抽出部91は、問題関連情報71から正答を示す情報を抽出する。
【0065】
正解判定部95は、解答認識部93が認識した文字(解答)に基づいて、答案用紙に含まれる問題に対する解答者の解答が正解か否かを判定する。詳しくは、正解判定部95は、問題関連情報抽出部91が抽出した問題の正答と、解答認識部93が認識した解答とが一致しているか否かによって、解答者の解答が正解か否かを判定する。
【0066】
コメント取得部96は、正解判定部95による判定結果に応じたコメントを取得する。本実施形態において、コメント取得部96は、正解率取得部961を含む。正解率取得部961は、答案用紙に含まれる問題の各々の正解率を取得する。詳しくは、正解率取得部961は、答案用紙に含まれる各問題ごとに、正解判定部95によって解答が正解と判定された回数を計数する。正解率取得部961は、計数値を正解数73として装置記憶部7に記憶する。正解率取得部961は、各問題に対応する正解数73と、読取数72とに基づいて正解率を取得する。
【0067】
画像データ生成部92は、答案画像Dの画像データ、問題関連情報抽出部91が抽出したコメントを付加する位置を示す情報、及びコメント取得部96が取得したコメントに基づいて、コメント印刷画像の画像データを生成する。本実施形態では、コメントとして、正解率の画像(以下、正解率画像と記載する。)が答案画像Dに付加された画像の画像データが生成される。コメント印刷画像の画像データは、読取数72(正解率の母数)が第2閾値T2以上の場合に生成される。
【0068】
印刷部4は、画像データ生成部92が生成したコメント印刷画像の画像データに基づいて、シートにコメント印刷画像を印刷する。
【0069】
図15は、実施形態5に係る正解率印刷画像P3の一例を示す図である。画像データ生成部92は、画像形成装置1の動作モードが正答モードである場合に、コメント印刷画像として正解率印刷画像P3の画像データを生成する。本実施形態では、画像形成装置1の動作モードが正答モードである場合に、シートの一方の面に正解率印刷画像P3が印刷され、シートの他方の面に正答印刷画像P1(
図3参照)が印刷される。
図15に示すように、正解率印刷画像P3は、コメント画像として正解率画像cm1を含む。本実施形態において、正解率画像cm1は、分数の画像である。
【0070】
図16は、実施形態5に係る正解率付きヒント印刷画像P4の一例を示す図である。画像データ生成部92は、画像形成装置1の動作モードがヒントモードである場合に、コメント印刷画像として正解率付きヒント印刷画像P4の画像データを生成する。本実施形態では、画像形成装置1の動作モードがヒントモードである場合に、シートの一方の面に正解率付きヒント印刷画像P4が印刷される。
図16に示すように、正解率付きヒント印刷画像P4は、ヒント画像h及び正解率画像cm1を含む。
【0071】
続いて、
図17及び
図18を参照して、実施形態5に係る画像形成装置1の動作について説明する。
図17は、画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。詳しくは、
図17は、正答モードが設定された画像形成装置1の動作を示す。
【0072】
図17に示すように、答案画像Dが読取部3によって読み取られると(ステップS502)、装置制御部9は、答案画像Dに含まれる答案識別情報に基づいて答案用紙の種類を識別する(ステップS504)。次に、問題関連情報抽出部91は、答案画像Dに基づいて、問題関連情報71から所定の情報を抽出する(ステップS506)。つまり、識別された答案用紙の種類に対応する情報が問題関連情報71から抽出される。具体的には、正答を示す情報、レイアウト画像の情報、解答欄の位置を示す情報、及びコメントを付加する位置を示す情報が問題関連情報71から抽出される。
【0073】
次に、装置制御部9は、読取数72が第2閾値T2以上であるか否かを判定する(ステップS508)。第2閾値T2は、例えば、10である。装置制御部9によって、読取数72が第2閾値T2以上であると判定されると(ステップS508:Yes)、解答認識部93は、答案用紙に含まれる問題に対する解答者の解答を認識する(ステップS510)。
【0074】
次に、正解判定部95は、答案用紙に含まれる問題に対する解答者の解答が正解か否かを判定する(ステップS512)。次に、正解率取得部961は、答案用紙に含まれる問題の正解率を取得する(ステップS514)。次に、画像データ生成部92は、画像データを生成する(ステップS516)。詳しくは、画像データ生成部92は、答案画像Dに正解率画像cm1が付加された正解率印刷画像P3の画像データを生成する。また、画像データ生成部92は、正答印刷画像P1の画像データを生成する。一方、読取数72が第2閾値T2以上ではないと判定されると(ステップS508:No)、画像データ生成部92は、正答印刷画像P1の画像データを生成する。
【0075】
印刷部4は、生成された画像データに基づいて印刷を実行する(ステップS518)。詳しくは、読取数72が第2閾値T2以上であると判定されると、シートの一方の面に正解率印刷画像P3が印刷され、シートの他方の面に正答印刷画像P1が印刷される。一方、読取数72が第2閾値T2以上ではないと判定されると、シートの一方の面に答案画像Dが印刷され、シートの他方の面に正答印刷画像P1が印刷される。この結果、処理は終了する。
【0076】
次に、
図18を参照して、ヒントモードが設定された画像形成装置1の動作について説明する。
図18は、画像形成装置1の他の動作を示すフローチャートである。詳しくは、
図18は、ヒントモードが設定された画像形成装置1の動作を示す。なお、
図18に示すステップS502、ステップS504及びステップS508〜ステップS514は、
図17を参照して説明した処理と同一の処理であるため、説明を省略する。
【0077】
図18に示すように、装置制御部9が答案用紙の種類を識別すると(ステップS504)、問題関連情報抽出部91は、答案画像Dに基づいて問題関連情報71から所定の情報を抽出する(ステップS602)。つまり、識別された答案用紙の種類に対応する情報が問題関連情報71から抽出される。具体的には、正答を示す情報、解答欄の位置を示す情報、ヒントを示す情報、ヒントを付加する位置を示す情報、及びコメントを付加する位置を示す情報が問題関連情報71から抽出される。
【0078】
また、装置制御部9によって、読取数72が第2閾値T2以上であると判定されると(ステップS508:Yes)、正答モードの場合と同様の処理を経て、答案用紙に含まれる各問題の正解率が取得される(ステップS510〜ステップS514)。次に、画像データ生成部92は、答案画像Dにヒント画像h及び正解率画像cm1が付加された正解率付きヒント印刷画像P4の画像データを生成する(ステップS604)。
【0079】
一方、読取数72が第2閾値T2以上ではないと判定されると(ステップS508:No)、画像データ生成部92は、ヒント印刷画像P2(
図4参照)の画像データを生成する(ステップS604)。
【0080】
印刷部4は、生成された画像データに基づいてシートにヒント印刷画像P2又は正解率付きヒント印刷画像P4を印刷する(ステップS606)。この結果、処理は終了する。
【0081】
以上、実施形態5について説明した。本実施形態によれば、答案画像Dに正解率画像cm1が付加された画像がシートに印刷される。これにより、出題者は、答案用紙にコメントとして正解率を記載する手間が省ける。この結果、出題者の利便性が向上する。
【0082】
なお、本実施形態において、印刷部4は、読取数72が第2閾値T2以上の場合に、コメントとして正解率を印刷したが、本発明はこれに限定されない。例えば、読取数72に関わらず、正解率が印刷されてもよい。
【0083】
また、本実施形態において、正解率画像cm1は、分数であったが、正解率画像cm1は、これに限定されない。例えば、正解率画像cm1は、正解数73を問題の総数で除算した値であってもよい。
【0084】
[実施形態6]
次に、
図19〜
図23を参照して、実施形態6に係る画像形成装置1について説明する。実施形態6では、実施形態1〜実施形態5と異なり、印刷部4は、コメント印刷画像として、答案画像Dに評価コメントの画像(以下、評価コメント画像と記載する。)を付加した画像を印刷する。以下、実施形態6について実施形態1〜実施形態5と異なる事項を説明し、実施形態1〜実施形態5と重複する事項の説明は割愛する。
図19は、実施形態6に係る画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
【0085】
装置記憶部7は、制御プログラムPG、問題関連情報71、読取数72、正解数73、評価コメント74、第3閾値T3、及び第4閾値T4を記憶する。評価コメント74は、例えば、「素晴らしい」のようなコメントを含む。第3閾値T3は、識別された答案用紙に含まれる各問題の正解率に対して設定される閾値である。装置制御部9は、正解率の値が第3閾値T3未満であるか否かを判定する。第3閾値T3は、例えば、10%である。第4閾値T4は、読取数72に対して設定される閾値である。本実施形態において、第4閾値T4は、実施形態5において説明した第2閾値T2と同じ値(10)である。第3閾値T3、及び第4閾値T4は、予め出題者によって任意に設定され、装置記憶部7に記憶される。
【0086】
コメント取得部96は、正解率取得部961、及び第2抽出部の一例である評価コメント抽出部962を含む。評価コメント抽出部962は、正解率取得部961によって取得された正解率と、正解判定部95による判定結果とに応じた評価コメント74を装置記憶部7から抽出する。本実施形態において、評価コメント抽出部962は、正解判定部95によって解答が正解であると判定された場合に、評価コメント74を装置記憶部7から抽出する。
【0087】
画像データ生成部92は、答案画像Dの画像データ、問題関連情報抽出部91が抽出したコメントを付加する位置を示す情報、及び評価コメント抽出部962が抽出した評価コメント74に基づいて、評価コメント画像を答案画像Dに付加した画像の画像データを生成する。詳しくは、画像形成装置1の動作モードが正答モードの場合、画像データ生成部92は、答案画像Dに評価コメント画像を付加した評価コメント印刷画像の画像データを生成する。また、画像形成装置1の動作モードがヒントモードの場合、画像データ生成部92は、答案画像Dにヒント画像h、及び評価コメント画像を付加した評価コメント付きヒント印刷画像の画像データを生成する。
【0088】
図20は、実施形態6に係る評価コメント印刷画像P5の一例を示す図である。画像データ生成部92は、画像形成装置1の動作モードが正答モードである場合に、コメント印刷画像として評価コメント印刷画像P5の画像データを生成する。本実施形態では、画像形成装置1の動作モードが正答モードである場合に、シートの一方の面に評価コメント印刷画像P5が印刷され、シートの他方の面に正答印刷画像P1が印刷される。
図20に示すように、評価コメント印刷画像P5は、コメント画像として評価コメント画像cm2を含む。
【0089】
図21は、実施形態6に係る評価コメント付きヒント印刷画像P6の一例を示す図である。画像データ生成部92は、画像形成装置1の動作がヒントモードである場合に、コメント印刷画像として評価コメント付きヒント印刷画像P6の画像データを生成する。本実施形態では、画像形成装置1の動作モードがヒントモードである場合に、シートの一方の面に評価コメント付きヒント印刷画像P6が印刷される。
図21に示すように、評価コメント付きヒント印刷画像P6は、ヒント画像h、及び評価コメント画像cm2を含む。
【0090】
続いて、
図22及び
図23を参照して、実施形態6に係る画像形成装置1の動作について説明する。
図22は、画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。詳しくは、
図22は、正答モードが設定された画像形成装置1の動作を示す。
図22に示すように、実施形態5において説明した画像形成装置1の動作(
図17参照)と比べて、ステップS702、及びステップS704がステップS514の後に追加され、ステップS706、及びステップS708がステップS516及びステップS518に替えて実行される。
【0091】
正解率取得部961が正解率を取得すると(ステップS514)、装置制御部9は、正解率が第3閾値T3未満であるか否かを判定する(ステップS702)。装置制御部9によって、正解率が第3閾値T3未満であると判定されると(ステップS702:Yes)、問題の解答が正解であることを条件に、評価コメント抽出部962は、装置記憶部7から評価コメント74を示す情報を抽出する(ステップS704)。
【0092】
画像データ生成部92は、答案画像Dの画像データ、評価コメント74、及び問題関連情報71から抽出された情報に基づいて評価コメント印刷画像P5の画像データを生成する(ステップS706)。詳しくは、画像データ生成部92は、答案画像Dに評価コメント画像cm2が付加された画像の画像データを生成する。また、画像データ生成部92は、正答印刷画像P1の画像データを生成する。一方、装置制御部9によって、正解率が第3閾値T3未満ではないと判定されると(ステップS702:No)、画像データ生成部92は、正答印刷画像P1の画像データを生成する。
【0093】
印刷部4は、生成された画像データに基づいてシートに印刷を実行する(ステップS708)。詳しくは、正解率が第3閾値T3未満であると判定されると、シートの一方の面に評価コメント印刷画像P5が印刷され、シートの他方の面に正答印刷画像P1が印刷される。一方、正解率が第3閾値T3未満ではないと判定されると、シートの一方の面に答案画像Dが印刷され、シートの他方の面に正答印刷画像P1が印刷される。この結果、処理は終了する。
【0094】
次に、
図23を参照して、ヒントモードが設定された画像形成装置1の動作について説明する。
図23は、画像形成装置1の他の動作を示すフローチャートである。詳しくは、
図23は、ヒントモードが設定された画像形成装置1の動作を示す。
【0095】
図23に示すように、正答モードが設定された画像形成装置1の動作(
図22参照)と比べて、ステップS706、及びステップS708に替えて、ステップS802、及びステップS804が実行される。つまり、正解率が第3閾値T3未満であると判定された場合(ステップS702:Yes)に、答案画像Dにヒント画像h、及び評価コメント画像cm2が付加された評価コメント付きヒント印刷画像P6の画像データが生成される(ステップS802)。印刷部4は、評価コメント付きヒント印刷画像P6をシートの一方の面に印刷する(ステップS804)。この結果、処理は終了する。
【0096】
一方、正解率が第3閾値T3未満ではないと判定された場合(ステップS702:No)、ヒント印刷画像P2の画像データが生成される(ステップS802)。印刷部4は、ヒント印刷画像P2をシートに印刷する(ステップS804)。この結果、処理は終了する。
【0097】
以上、実施形態6について説明した。本実施形態によれば、評価コメント74が印刷される。これにより、出題者は、答案用紙にコメントとして評価を記載する手間が省ける。また、解答者は自身の解答に対する評価を得ることができる。この結果、解答者のモチベーションを向上させることができる。
【0098】
なお、本実施形態において、印刷部4は、正解率の母数が第4閾値T4以上であって、正解率が第3閾値T3未満の場合に、評価コメントをシートに印刷したが、本発明はこれに限定されない。例えば、正解率の母数にかかわらず、正解率が第3閾値T3未満の場合に、評価コメントがシートに印刷されてもよい。
【0099】
また、本実施形態では、解答者による解答が正解である場合に評価コメント74を印刷する場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、解答者による解答が不正解の場合に評価コメント74が印刷されてもよい。この場合、正解率が第5閾値以上の場合に、評価コメント74が印刷されてもよい。評価コメント74は、例えば、「もう少し頑張りましょう」等があり得る。第5閾値は、例えば60%である。
【0100】
以上、本発明の実施形態について、図面(
図1〜
図23)を参照しながら説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
【0101】
例えば、本発明の実施形態では、本発明が穴埋め問題に適用される場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明は、問題用紙と解答用紙とが別のシートである場合にも適用可能である。
【0102】
また、本発明の実施形態では、正答印刷画像P1が、正答集の画像である場合を例に説明したが、正答印刷画像P1は、これに限定されない。例えば、正答印刷画像P1は、答案用紙の画像に解答画像Anが付加された画像であってもよい。
【0103】
また、本発明の実施形態では、ヒント印刷画像P2が、答案画像Dにヒント画像hが付加された画像である場合を例に説明したが、ヒント印刷画像P2は、これに限定されない。例えば、ヒント印刷画像P2は、各問題のヒントを集めたヒント集の画像であってもよい。
【0104】
なお、各実施形態1〜6において説明した事項は、適宜組み合わせ可能である。例えば、実施形態2において説明した構成と、実施形態3において説明した構成とを組み合わせてもよい。この場合、問題関連情報71が第1外部端末100に記憶され、答案画像Dの画像データが第2外部端末300へ送信される。