【実施例】
【0289】
以下の例は、例証するが開示された実施形態を限定しないように意図される。空気および湿気感受性の試薬および溶媒に関係するすべての反応を、標準的な化学技術を使用して、窒素雰囲気下で行った。無水の溶媒を、Sigma−AldrichまたはEMD Biosciencesから購入し、新たに使用した。購入したすべての有機試薬を使用した。分析的な薄層クロマトグラフィーを、Partisil K6Fシリカゲル60 A。250μm上で行ったマイクロ波支援の反応を、CEM Discoverシステムを使用して行った。
1Hおよび
13Cの化学シフトは、対応する溶媒中のppmのδ値で報告される。合成材料上でクロマトグラフィーに使用された溶媒はすべて、Fisher Scientific HPLCグレードであり、水を、Millipore Milli−Q PPでろ過した。合成材料のLCMS分析を、Waters Autopurificationシステム上で完了し、これは、2767サンプルマネージャー、2545バイナリ勾配モジュール、システムフルイディクスオーガナイザー(system fluidics organizer)、2489UV/vis検出器、および3100質量検出器から成り、すべてがMassLynxソフトウェアによって制御される。Sunfire Analytical C18 5μmカラム(4.6×50mm)および階段状勾配(stepwise gradient){9分間(水+0.1%のTFA)中の10%[(MeCN+0.1%のTFA)]から(水+0.1%のTFA)中の98%[(MeCN+0.1%のTFA)まで]}を、最終化合物の分析的なLCMSのために使用した。最終化合物を、溶離剤として酢酸エチル/ヘキサンを用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。合成材料のためのNMRスペクトルをすべて、Brucker Avance II 400またはDRX−500 MHz器具上に記録した。
MestReNova 7プログラムを、NMRスペクトルを処理且つ解釈するために使用した。高分解能質量分析(HRMS)スペクトルを、エレクトロスプレーイオン化(electron spray ionization)(ESI)を用いる、Agilent 6224A Accurate−Mass Time−of−Flight (TOF) LC/MSシステム上で実行した。
【0290】
【化53】
【0291】
実施例1:2−シクロプロピル−4−[4−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(6)
化合物(1)(10g、47.3mmol)および(2)(9.5g,142mmol)を、反応フラスコへと計量し、1,4−ジオキサン中の4MのHClを加えた。混合物を、一晩100℃で撹拌した。混合物を、室温まで冷却し、冷たい飽和したNa
2CO
3溶液(100mL)へと慎重に注いだ。結果として生じる固形物を、ろ過によって収集し、水で洗浄して、白色固形物として、化合物(3)(10.8g、収率:93%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ12.28(brs、1H)、7.37(s、1H)、6.93(s、1H)、3.86(s、3H)、3.83(s、3H)、2.11−2.04(m、1H)、1.07−0.95(m、4H)。MS:m/z 247(M−H
+)。
【0292】
化合物(3)(11g、45mmol)を、POCl
3(40mL)中で懸濁し、混合物を、一晩110℃で撹拌した。その間、懸濁液は褐色になった。反応混合物を、室温まで冷却し、滴下で氷水へと加えた。反応物を、EtOAc(30mL×2)で抽出した。有機質層を、減圧下で濃縮した。粗製生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM)によって精製して、白色固形物として化合物(4)(6.2g、収率:53%)を得た。
【0293】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 7.29 (s、1H)、3.99 (s、3H)、3.96 (s、3H)、2.27−2.20 (m、1H)、1.11−1.06 (m、4H)。MS:m/z265(M−H
+)。
【0294】
DMF(5mL)中の化合物(4)(54mg、0.20mmol)、1−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)ピペラジンHCl塩(50mg、0.20mmol)、K
2CO
3(83mg、0.60mmol)の懸濁液を、17時間70℃で撹拌した。室温まで冷却した後に、10mLの水を加え、結果として生じる固形物を、ろ過によって収集した。固形物を、分取HPLC(添加物として0.5%のTFA)によって精製して、白色固形物として化合物(6)(24mg、収率:27%)を得た。
【0295】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.19 (s、1H)、7.10 (s、1H)、6.91 (d、J = 8.0 Hz、1H)、6.71−6.59 (m、2H)、4.01 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.88 (s、3H)、3.84−3.75 (m、4H)、3.23−3.15 (m、4H)、2.24−2.14 (m、1H)、1.22−1.11 (m、2H)、1.06−0.95 (m、2H)。MS:m/z 439.2(M+H
+)。
【0296】
実施例2:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(7)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(2−メトキシ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0297】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.22 (s、1H)、7.10 (s、1H)、6.94 (d、J = 8.4 Hz、1H)、6.82 (dd、J = 8.8 Hz、1H)、6.75 (d、J = 1.6 Hz、1H)、4.02 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.91 (s、3H)、3.88−3.77 (m、4H)、3.38−3.20 (m,4H)、2.25−2.15 (m、1H)、1.19−1.13 (m、2H)、1.05−0.96 (m、2H)。MS:m/z 505.2(M+H
+)。
【0298】
実施例3:4−[4−(4−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(8)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(4−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0299】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.33 (s、1H)、7.08 (s、1H)、6.96−6.83 (m、3H)、4.02 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.94 (s、3H)、3.93−3.81 (m、4H)、3.30−3.22 (m、4H)、2.33−2.21 (m、1H)、1.23−1.15 (m、2H)、1.08−0.97 (m、2H)。MS:m/z 455.2(M+H
+)。
【0300】
実施例4:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(9)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(2−メトキシ−4−ニトロ−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0301】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.89 (d、J = 8.4 Hz、1H)、7.75 (s、1H)、7.20 (s、1H)、7.09 (s、1H)、6.95 (d、J = 8.0 Hz、1H)、4.06−3.89 (m、9H)、3.86−3.73 (m、4H)、3.48−3.36 (m、4H)、2.26−2.16 (m、1H)、1.20−1.10 (m、2H)、1.08−0.93 (m、2H)。MS:m/z 466.2(M+H
+)。
【0302】
実施例5:4−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−3−メトキシ−フェニルアミン(10)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、3−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−フェニルアミンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0303】
1H NMR(400HMz、DMSO−d
6):δ= 7.13−7.08 (m、2H)、6.69 (d、J = 8.4 Hz、1H)、6.26 (d、J = 2.0 Hz、1H)、6.09 (dd、J = 8.4、2.0 Hz、1H)、4.76 (brs、2H)、3.90 (s、3H)、3.88 (s、3H)、3.71 (s、3H)、3.70−3.58 (m、4H)、3.08−2.96 (m、4H)、2.10−2.00 (m、1H)、1.09−0.99 (m、2H)、0.98−0.88 (m、2H)。MS:m/z 436.3(M+H
+)。
【0304】
実施例6:4−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−3−メトキシ−ベンゾニトリル(11)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、3−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−ベンゾニトリルと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0305】
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ= 7.44−7.32 (m、2H)、7.20−7.10 (m、2H)、7.06 (d、J = 8.7 Hz、1H)、3.98−3.82 (m、9H)、3.76−3.63 (m、4H)、3.34−3.26 (m、4H)、2.16−2.02 (m、1H)、1.08−0.98 (m、2H)、0.98−0.89 (m、2H)。MS:m/z 446.2(M+H
+)。
【0306】
実施例7:4−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−3−メトキシ−安息香酸(12)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、3−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−安息香酸と置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0307】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.75 (d、J = 8.0 Hz、1H)、7.62 (s、1H)、7.44 (s、1H)、7.08 (s、1H)、6.99 (d、J = 8.0 Hz、1H)、4.43−4.23 (m、4H)、4.06 (s、3H)、3.98 (s、6H)、3.52−3.36 (m、4H)、2.42−2.28 (m、1H)、1.41−1.25 (m、4H)。MS:m/z 465.2(M+H
+)。
【0308】
実施例8:4−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−3−メトキシ−ベンズアミド(13)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、3−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−ベンズアミドと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0309】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.63 (s、1H)、7.50 (s、1H)、7.34 (d、J = 8.4 Hz、1H)、7.06 (s、1H)、6.91 (d、J = 8.0 Hz、1H)、6.62 (brs、1H)、6.42 (brs、1H)、4.30−4.20 (m、4H)、4.06 (s、3H)、3.98 (s、6H)、3.42−3.28 (m、4H)、2.50−2.39 (m、1H)、1.39−1.25 (m、4H)。MS:m/z 464.3(M+H
+)。
【0310】
実施例9:{4−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−3−メトキシ−フェニル}−ジメチル−アミン(14)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、(3−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ジメチル−アミンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0311】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.24 (s、1H)、7.10 (s、1H)、6.91 (d、J = 8.8 Hz、1H)、6.37 (d、J = 2.4 Hz、1H)、6.32 (dd、J = 8.1、2.0 Hz、1H)、4.01 (s、3H)、3.96 (s、3H)、3.90 (s、3H)、3.89−3.76 (m、4H)、3.26−3.13 (m、4H)、2.93 (s、6H)、2.28−2.18 (m、1H)、1.21−1.12 (m、2H)、1.08−0.93 (m、2H)。MS:m/z 464.3(M+H
+)。
【0312】
実施例10:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(15)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(2−メトキシ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0313】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.26−7.19 (m、2H)、7.10−7.06 (m、2H)、7.00 (d、J = 8.0 Hz、1H)、4.02 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.95 (s、3H)、3.88−3.78 (m、4H)、3.33−3.25 (m、4H)、2.28−2.16 (m、1H)、1.19−1.11 (m、2H)、1.06−0.89 (m、2H)。MS:m/z 489.3(M+H
+)。
【0314】
実施例11:2−シクロプロピル−4−[4−(2,4−ジメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(16)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(2,4−ジメトキシ−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0315】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.19 (s、1H)、7.11 (s、1H)、6.91 (d、J = 8.8 Hz、1H)、6.52 (d、J = 2.8 Hz、1H)、6.45 (dd、J = 8.8、2.8 Hz、1H)、4.01 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.88 (s、3H)、3.86−3.76 (m、7H)、3.26−3.16 (m、4H)、2.26−2.13 (m、1H)、1.23−1.12 (m、2H)、1.04−0.91 (m、2H)。MS:m/z 451.2(M+H
+)。
【0316】
実施例12:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(17)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0317】
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ = 7.21 (s、1H)、7.12 (s、1H)、6.83−6.79 (m、3H)、4.02 (s、3H)、3.99 (s、3H)、3.89 (s、3H)、3.83−3.80 (m、4H)、3.24 (t、J = 4.5 Hz、4H)、2.32 (s、3H)、2.11−2.04 (m、1H)、1.20−1.15 (m、2H)、1.03−0.95 (m、2H) MS:m/z 435.2(M−H
+)。
【0318】
実施例13:2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ベンゾニトリル(18)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(2,5−ジメトキシ−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0319】
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ = 7.21 (s、1H)、7.11 (s、1H)、6.82 (d、J = 8.7 Hz、1H)、6.59 (d、J = 3.0 Hz、1H) 6.53 (dd、J = 8.7、3.0 Hz、1H)、4.02 (s、3H)、3.99 (s、3H)、3.89 (s、3H)、3.87−3.76 (m、7H)、3.24 (t、J = 4.5 Hz、4H)、2.21−2.16 (m、1H)、1.18−1.14 (m、2H)、1.03−0.95 (m、2H) MS:m/z:451.2(M−H
+)。
【0320】
実施例14:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−5−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(19)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(2−メトキシ−5−ニトロ−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0321】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 8.05−7.99 (m、2H)、7.80 (d、J = 2.4 Hz、1H)、7.05 (s、1H)、6.97 (d、J = 8.8 Hz、1H)、4.29−4.15 (m、4H)、4.10 (s、3H)、4.03 (s、3H)、3.99 (s、3H)、3.38−3.26 (m、4H)、2.69−2.54 (m、1H)、1.38−1.24 (m、4H)。MS:m/z 466.2(M+H
+)。
【0322】
実施例15:3−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−4−メトキシ−フェニルアミン(20)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、4−メトキシ−3−ピペラジン−1−イル−フェニルアミンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0323】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ= 10.29 (brs、2H)、7.46 (s、1H)、7.35 (s、1H)、7.08 (d、J = 8.8 Hz、1H)、7.05−6.95 (m、2H)、4.36−4.18 (m、4H)、3.96 (s、3H)、3.95 (s、3H)、3.85 (s、3H)、3.26−3.15 (m、4H)、2.46−2.34 (m、1H)、1.33−1.22 (m、4H)。MS:m/z 436.3(M+H
+)。
【0324】
実施例16:N−{3−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−4−メトキシ−フェニル}−アセトアミド(21)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、N−(4−メトキシ−3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−アセトアミドと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0325】
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ= 7.26−7.18 (m、2H)、7.16−7.00 (m、3H)、6.82 (d、J = 8.7 Hz、1H)、4.01 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.88 (s、3H)、3.85−3.74 (m、4H)、3.38−3.21 (m、4H)、2.26−2.11 (m、4H)、1.22−1.11 (m、2H)、1.06−0.90 (m、2H)。MS:m/z 478.3(M+H
+)。
【0326】
実施例17:N−{3−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−4−メトキシ−フェニル}−メタンスルホンアミド(22)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、N−(4−メトキシ−3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−メタンスルホンアミドと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0327】
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ= 7.25 (s、1H)、7.10 (s、1H)、6.98−6.82 (m、3H)、4.02 (s、3H)、3.99 (s、3H)、3.91 (s、3H)、3.89−3.76 (m、4H)、3.29−3.22 (m、4H)、3.98 (s、3H)、2.28−2.15 (m、1H)、1.25−1.13 (m、2H)、1.09−0.92 (m、2H)。MS:m/z 514.2(M+H
+)。
【0328】
実施例18:{3−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−4−メトキシ−フェニル}−ジメチル−アミン(23)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、(4−メトキシ−3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ジメチル−アミンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0329】
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ= 7.20 (s、1H)、7.11 (s、1H)、6.82 (d、J = 8.7 Hz、1H)、6.51−6.38 (m、2H)、4.01 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.91−3.79 (m、7H)、3.28−3.20 (m、4H)、2.88 (s、6H)、2.26−2.13 (m、1H)、1.24−1.11 (m、2H)、1.04−0.92 (m、2H)。MS:m/z 464.3(M+H
+)。
【0330】
実施例19:{3−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−4−メトキシ−フェニル}−メチル−アミン(24)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、(4−メトキシ−3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−メチル−アミンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0331】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.19 (s、1H)、7.10 (s、1H)、6.78 (d、J = 8.8 Hz、1H)、6.35−6.25 (m、2H)、4.01 (s、3H)、3.96 (s、3H)、3.88−3.76 (m、7H)、3.28−3.20 (m、4H)、2.82 (s、3H)、2.23−2.12 (m、1H)、1.22−1.14 (m、2H)、1.04−0.92 (m、2H)。MS:m/z 450.3(M+H
+)。
【0332】
実施例20:2−シクロプロピル−4−[4−(2,3−ジクロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(26)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(2,3−ジクロロ−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0333】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.25−7.14 (m、3H)、7.09 (s、1H)、7.01 (dd、J = 7.2、2.0 Hz、1H)、4.01 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.89−3.75 (m、4H)、3.28−3.18 (m、4H)、2.48−2.12 (m、1H)、1.19−1.12 (m、2H)、1.10−0.93 (m、2H)。MS:m/z 459.2(M+H
+)。
【0334】
実施例21:2−シクロプロピル−4−[4−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(27)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0335】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.31 (d、J = 8.8 Hz、1H)、7.20 (s、1H)、7.08 (s、1H)、7.01 (d、J = 2.8 Hz、1H)、6.80 (dd、J = 8.8、2.8 Hz、1H)、4.01 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.79−3.71 (m、4H)、3.40−3.32 (m、4H)、2.28−2.15 (m、1H)、1.19−1.11 (m、2H)、1.04−0.93 (m、2H)。MS:m/z 459.1(M+H
+)。
【0336】
実施例22:3−クロロ−4−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ベンゾニトリル(28)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、3−クロロ−4−ピペラジン−1−イル−ベンゾニトリルと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0337】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ= 8.00 (d、J = 2.0 Hz、1H)、7.79 (d、J = 8.4、2.0 Hz、1H)、7.33 (d、J = 8.4 Hz、1H)、7.16−7.10 (m、2H)、3.92 (s、3H)、3.90 (s、3H)、3.86−3.70 (m、4H)、3.40−3.29 (m、4H)、2.16−2.02 (m、1H)、1.09−1.02 (m、2H)、1.00−0.93 (m、2H)。MS:m/z 450.2(M+H
+)。
【0338】
実施例23:4−[4−(2−クロロ−4−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(29)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(2−クロロ−4−ニトロ−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0339】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 8.29 (d、J = 2.8 Hz、1H)、8.13 (dd、J = 8.8、2.8 Hz、1H)、7.21 (s、1H)、7.20−7.05 (m、2H)、4.02 (s、3H)、3.98 (s、3H)、3.89−3.78 (m、4H)、3.43−3.35 (m、4H)、2.48−2.15 (m、1H)、1.19−1.12 (m、2H)、1.06−0.94 (m、2H)。MS:m/z 470.0(M+H
+)。
【0340】
実施例24:3−クロロ−4−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−安息香酸(30)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、3−クロロ−4−ピペラジン−1−イル−安息香酸と置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0341】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ= 13.06 (brs、1H)、7.91 (s、1H)、7.87 (d、J = 8.8 Hz、1H)、7.35 (s、1H)、7.27 (d、J = 8.4 Hz、1H)、7.18 (s、1H)、4.29−4.10 (m、4H)、3.98 (s、3H)、3.95 (s、3H)、3.40−3.26 (m、4H)、2.25−2.20 (m、1H)、1.35−1.26 (m、4H)。MS:m/z 469.2(M+H
+)。
【0342】
実施例25:3−クロロ−4−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ベンズアミド(31)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、3−クロロ−4−ピペラジン−1−イル−ベンズアミドと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0343】
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ = 7.98 (brs、1H)、7.95 (s、1H)、7.83 (dd、J = 8.1、1.5 Hz)、7.37 (brs、1H)、7.27 (d、J = 8.7 Hz、1H)、7.15−7.12 (m、2H)、3.91 (s、6H)、3.80−3.76 (m、4H)、3.28−3.246 (m、4H)、2.09−2.07 (m、1H)、1.05−0.93 (m、4H)、MS:m/z 468(M−H
+)。
【0344】
実施例26:3−クロロ−4−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニルアミン(32)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、3−クロロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニルアミンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0345】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ= 7.25−7.14 (m、2H)、6.96 (d、J = 8.4 Hz、1H)、6.66 (s、1H)、6.50 (dd、J = 8.4、2.0 Hz、1H)、3.99−3.75 (m、10H)、3.05−2.96 (m、4H)、2.20−2.11 (m、1H)、1.19−0.96 (m、4H)。MS:m/z 440.2(M+H
+)。
【0346】
実施例27:N−{3−クロロ−4−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−アセトアミド(33)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、N−(3−クロロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−アセトアミドと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0347】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.67 (brs、1H)、7.57 (s、1H)、7.34 (dd、J = 8.4、2.0 Hz、1H)、7.21 (s、1H)、7.01 (s、1H)、6.94 (d、J = 8.4 Hz、1H)、3.93 (s、3H)、3.90 (s、3H)、3.82−3.76 (m、4H)、3.20−3.06 (m、4H)、2.20−2.11 (m、1H)、2.10 (s、3H)、1.13−1.06 (m、2H)、0.98−0.90 (m、2H)。
MS:m/z 482.2(M+H
+)。
【0348】
実施例28:N−{3−クロロ−4−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド(34)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、N−(3−クロロ−4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−メタンスルホンアミドと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0349】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.31−7.26 (m、2H)、7.12 (dd、J = 8.8、2.8 Hz、1H)、7.06−6.95 (m、2H)、3.94 (s、3H)、3.90 (s、3H)、3.86−3.73 (m、4H)、3.20−3.06 (m、4H)、2.95 (s、3H)、2.24−2.13 (m、1H)、1.14−1.06 (m、2H)、0.99−0.91 (m、2H)。MS:m/z 518.2(M+H
+)。
【0350】
実施例29:3−クロロ−4−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−安息香酸(35)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、3−クロロ−4−ピペラジン−1−イル−安息香酸メチルエステルと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0351】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 8.08 (d、J = 1.6 Hz、1H)、7.93 (dd、J = 8.4、1.6 Hz、1H)、7.87 (s、1H)、7.08−7.01 (m、2H)、4.29−4.20 (m、4H)、4.09 (s、3H)、3.98 (s、3H)、3.91 (s、3H)、3.35−3.26 (m、4H)、2.58−2.50 (m、1H)、1.35−1.26 (m、4H)。
MS:m/z 483.2(M+H
+)。
【0352】
実施例30:4−[4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(36)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0353】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.23 (s、1H)、7.16 (dd、J = 8.4、3.2 Hz、1H)、7.11−7.01 (m、2H)、7.00−6.93 (m、1H)、4.01 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.84−3.75 (m、4H)、3.20−3.11 (m、4H)、2.20−2.11 (m、1H)、1.22−1.11 (m、2H)、1.07−0.95 (m、2H)。MS:m/z 443.2(M+H
+)。
【0354】
実施例31:4−[4−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(37)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0355】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.65 (s、1H)、7.50 (d、J = 7.6 Hz、1H)、7.22 (s、1H)、7.14 (d、J = 8.4 Hz、1H)、7.09 (s、1H)、4.02 (s、3H)、3.98 (s、3H)、3.85−3.78 (m、4H)、3.34−3.25 (m、4H)、2.26−2.14 (m、1H)、1.22−1.11 (m、2H)、1.07−0.95 (m、2H)。MS:m/z 493.2(M+H
+)。
【0356】
実施例32:4−[4−(2−クロロ−4−メチル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(38)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(2−クロロ−4−メチル−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0357】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.26−7.18 (m、2H)、7.10 (s、1H)、7.05 (d、1H)、6.98 (d、J = 8.4 Hz、1H)、4.01 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.85−3.78 (m、4H)、3.26−3.15 (m、4H)、2.30 (s、3H)、2.26−2.12 (m、1H)、1.20−1.13 (m、2H)、1.06−0.94 (m、2H)。MS:m/z 439.2(M+H
+)。
【0358】
実施例33:4−[4−(2−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(39)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(2−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0359】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.29 (s、1H)、7.09 (s、1H)、7.03 (d、J = 8.4 Hz、1H)、6.99 (d、J = 2.8 Hz、1H)、6.80 (dd、J = 8.8、2.8 Hz、1H)、4.02 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.95−3.79 (m、4H)、3.78 (s、3H)、3.21−3.10 (m、4H)、2.29−2.18 (m、1H)、1.19−1.13 (m、2H)、1.09−0.96 (m、2H)。MS:m/z 455.2(M+H
+)。
【0360】
実施例34:2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ベンゾニトリル(41)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、2−ピペラジン−1−イル−ベンゾニトリルと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0361】
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ = 7.74 (dd、J = 7.5、1.2 Hz、1H)、7.67−7.60 (m、1H)、7.25 (d、J = 8.1 Hz、1H)、7.16−7.10 (m、3H)、3.90 (s、6H)、3.77−3.73 (m、4H)、3.38−3.30 (m、4H)、2.11−2.04 (m、1H)、1.06−1.00 (m、2H)、0.99−0.90 (m、2H) MS:m/z 416.2(M+H
+)。
【0362】
実施例35:2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−5−メトキシ−ベンゾニトリル(42)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、5−メトキシ−2−ピペラジン−1−イル−ベンゾニトリルと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0363】
1H NMR(400MHz、CDCl
3:δ= 8.00 (s、1H)、7.16−7.06 (m、2H)、7.06−6.98 (m、2H)、4.29−4.19 (m、4H)、4.10 (s、3H)、3.98 (s、3H)、3.81 (s、3H)、3.26−3.13 (m、4H)、2.64−2.53 (m、1H)、1.38−1.24 (m、4H)。MS:m/z 446.3(M+H
+)。
【0364】
実施例36:5−クロロ−2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ベンゾニトリル(43)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、5−クロロ−2−ピペラジン−1−イル−ベンゾニトリルと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0365】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 8.02 (s、1H)、7.60 (d、J = 2.4 Hz、1H)、7.51 (dd、J = 8.8、2.4 Hz、1H)、7.03 (s、1H)、6.98 (d、J = 8.8 Hz、1H)、4.29−4.19 (m、4H)、4.10 (s、3H)、3.98 (s、3H)、3.38−3.28 (m、4H)、2.69−2.54 (m、1H)、1.41−1.23 (m、4H)。MS:m/z 450.2(M+H
+)。
【0366】
実施例37:2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−5−ニトロ−ベンゾニトリル(44)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、5−ニトロ−2−ピペラジン−1−イル−ベンゾニトリルと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0367】
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ= 8.50 (d、J = 2.7 Hz、1H)、8.33 (dd、J = 9.6、2.7 Hz、1H)、7.27 (s、1H)、7.11−7.01 (m、2H)、4.04 (s、1H)、4.00 (s、1H)、3.98−3.88 (m、4H)、3.78−3.59 (m、4H)、2.19−2.16 (m、1H)、1.20−1.11 (m、2H)、1.10−0.96 (m、2H)。MS:m/z 461.2(M+H
+)。
【0368】
実施例38:5−アミノ−2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ベンゾニトリル(45)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、5−アミノ−2−ピペラジン−1−イル−ベンゾニトリルと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0369】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.19 (s、1H)、7.00 (s、1H)、6.93−6.80 (m、2H)、6.80−6.72 (m、1H)、3.94 (s、3H)、3.90 (s、3H)、3.88−3.78 (m、4H)、3.62 (brs、2H)、3.21−3.06 (m、4H)、2.23−2.10 (m、1H)、1.14−1.05 (m、2H)、1.00−0.88 (m、2H)。
MS:m/z 431.3(M+H
+)。
【0370】
【化54】
【0371】
実施例39:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(47)
DMF(5mL)中の1−(2−ニトロ−フェニル)−ピペラジン塩酸塩(534mg、2mmol)、4−クロロ−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(486mg、2mmol)およびK
2CO
3(828mg、6mmol)の混合物を、16時間70℃で撹拌した。反応混合物を、室温まで冷却し、水(50mL)で希釈し、水性懸濁液を、EtOAc(40mL×2)で抽出した。組み合わさった有機質層を、ブライン(30mL×2)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥し、ろ過した。濾液を、真空下で蒸発させて残留物にし、それをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1、PE/EtOAc=5/1から、PE/EtOAc=3/1まで)によって精製して、黄色固形物として化合物(47)(145mg、収率:17%)を得た。
【0372】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.82 (dd、J = 8.0、1.2 Hz、1H)、7.52 (t、J = 7.2 Hz,1H)、7.25−7.16 (m、2H)、7.16−7.04 (m、2H)、4.01 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.86−3.78 (m、4H)、3.28−3.18 (m、4H)、2.23−2.12 (m、1H)、1.28−1.13 (m、2H)、1.04−0.95 (m、2H)。MS:m/z 436.2(M+H
+)。
【0373】
実施例40:2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニルアミン(48)
EtOH/H
2O(8mL/2mL)中の化合物(47)(20mg、0.046mmol)、活性な鉄粉(26mg、0.46mmol)およびNH
4Cl(25mg、0.46mmol)の混合物を、2時間N
2下で還流させた。反応混合物を、室温まで冷却し、DCM(30mL)で希釈し、ろ過した。濾液を、減圧下で蒸発させて残留物にし、それを、10分間DCM(20mL)中で懸濁し、その後、ろ過した。濾液を、減圧下に蒸発させて残留物にし、それを分取TLC(PE/EtOAc=1/1)によって精製して、白色固形物として化合物(48)(12mg、収率:66%)を得た。
【0374】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ= 7.18−7.09 (m、2H)、6.96 (d、J = 7.2 Hz、1H)、6.83 (t、J = 8.0 Hz、1H)、6.69 (d、J = 6.8 Hz、1H)、6.56 (t、J = 7.2 Hz、1H)、4.85 (brs、2H)、3.91 (s、3H)、3.89 (s、3H)、3.80−3.68 (m、4H)、3.08−2.91 (m、4H)、2.12−2.06 (m、1H)、1.11−1.00 (m、2H)、1.00−0.89 (m、2H)。MS:m/z 406.2(M+H
+)。
【0375】
実施例41:2−(4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−N−エチルアニリン(49)
MeOH(5mL)中の化合物(48)(60mg、0.15mmol)、s−トリオキサン(0.5mL、過剰)およびAcOH(3滴)の混合物を、1時間室温で撹拌した。その後、混合物に、0℃でNaBH
3CN(200mg、過剰)を加えた。反応混合物を、室温まで暖め、さらに2時間撹拌した。混合物を、EtOAc(60mL)で希釈した。それを、飽和したNaHCO
3(30mL)、ブライン(30mL×2)でさらに洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させて、ろ過した。濾液を、減圧下で蒸発させて残留物にし、それを分取TLC(PE/EtOAc=1/1、添加剤として0.5%のNH
3 H
2O)によって精製して、白色固形物として化合物(49)(11mg、収率:16%)を得た。
【0376】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.20 (s、1H)、7.11 (s、1H)、7.08−7.03 (m、2H)、6.72−6.64 (m、2H)、4.62 (brs、1H)、4.06 (s、3H)、3.96 (s、3H)、3.96−3.58 (m、4H)、3.18 (q、J = 7.2 Hz、2H)、3.21−2.14 (m、4H)、2.24−2.15 (m、1H)、1.30 (t、J = 7.2 Hz、3H)、1.20−1.14 (m、2H)、1.03−0.96 (m、2H)。MS:m/z 434.3(M+H
+)。
【0377】
実施例42:{2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−ジメチル−アミン(50)
MeOH(5mL)中の化合物(48)(106mg、0.26mmol)、水性のホルムアルデヒド(2滴、40%水性)およびAcOH(1滴)の混合物を、1時間室温で撹拌した。その後、混合物に、0℃でNaBH
3CN(6mg、0.1mmol)を加えた。反応混合物を、さらに2時間室温まで暖め、EtOAc(60mL)で希釈した。
混合物を、飽和したNaHCO
3(30mL)、ブライン(30mL×2)で洗浄し、
無水のNa
2SO
4によって乾燥させ、ろ過した。濾液を、減圧下で蒸発させて残留物にし、それを分取TLC(PE/EtOAc=1/1)によって精製し。白色固形物として化合物(50)(11mg、収率:10%)を得た。
【0378】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.19 (s、1H)、7.12 (s、1H)、7.02−6.92 (m、4H)、4.01 (s、3H)、3.96 (s、3H)、3.80−3.68 (m、4H)、3.36−3.30 (m、4H)、2.92 (s、6H)、2.22−2.15 (m、1H)、1.21−1.13 (m、2H)、1.02−0.95 (m、2H)。MS:m/z 434.3(M+H
+)。
【0379】
実施例43:{2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−ジエチル−アミン(51)
{2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル−ジメチル−アミンを、その経路の工程3で、{2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−ジエチル−アミンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(50)に対して記載されるように調製した。
【0380】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.51 (s、1H)、7.10 (s、1H)、7.09−6.92 (m、4H)、4.05 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.96−3.80 (m、4H)、3.35−3.4 (m、8H)、2.50−2.31 (m、1H)、1.22−1.00 (m、10H)。MS:m/z 462.3(M+H
+)。
【0381】
実施例44:4−[4−(2−アジリジン−1−イル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(52)
MeOH(5mL)中の化合物(48)(60mg、0.15mmol)、クロロ−アセトアルデヒド(63mg、20%水性、0.16mmol)およびAcOH(1滴)の混合物を、1時間室温で撹拌した。その後、混合物に、NaBH
3CN(4mg、0.06mmol)を加えた。反応混合物を、さらに2時間室温まで暖め、EtOAc(30mL)で希釈した。混合物を、飽和したNaHCO
3(30mL)、ブライン(30mL×2)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させ、ろ過した。濾液を、減圧下で蒸発させて残留物にし、それを分取TLC(DCM/MeOH=20/1)によって精製して、黄色油として(2−クロロ−エチル)−{2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−アミン(31mg、収率:45%)を得た。
【0382】
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ= 7.38 (s、1H)、7.12−7.03 (m、3H)、6.75 (t、J = 7.5 Hz、1H)、6.66 (d、J = 8.1 Hz、1H)、5.27 (brs、1H)、4.08−3.95 (m、4H)、4.07 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.79 (t、J = 6.0 Hz、1H)、3.58−3.52 (m、2H)、3.08−2.91 (m、4H)、2.32−2.25 (m、1H)、1.26−1.10 (m、4H)。
【0383】
DMF(2mL)中の(2−クロロ−エチル)−{2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−アミン(31mg、0.07mmol)およびK
2CO
3(18mg、0.13mmol)の混合物に、0℃でNaH(5mg、60%、0.13mmol)を加えた。混合物を、16時間80℃で加熱し、室温まで冷却し、水(10mL)で希釈した。懸濁液を分取HPLCによって精製して、白色固形物として化合物(52)(5mg、収率:18%)を得た。
【0384】
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ= 7.19 (s、1H)、7.12 (s、1H)、7.00−6.96 (m、4H)、4.01 (s、3H)、3.96 (s、3H)、3.80−3.74 (m、4H)、3.36−3.30 (m、4H)、2.23−2.12 (m、5H)、1.20−1.13 (m、2H)、1.02−0.96 (m、2H)。MS:m/z 432.3(M+H
+)。
【0385】
実施例45:4−[4−(4−ベンジルオキシ−2−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(54)
1−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程3で、1−(4−ベンジルオキシ−2−ニトロ−フェニル)−ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(6)に対して記載されるように調製した。
【0386】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ= 7.42−7.34 (m、6H)、7.22−7.14 (m、3H)、7.06 (s、1H)、5.08 (s、2H)、4.01 (s、3H)、3.96 (s、3H)、3.83−3.79 (m、4H)、3.15−3.13 (m、4H)、2.24−2.20 (m、1H)、1.16−1.15 (m、2H)、1.02−1.00 (m、2H)。MS:m/z 542.3(M+H
+)。
【0387】
実施例46:3−アミノ−4−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェノール(55)
EtOH(8mL)中の(54)(54mg、0.1mmol)の混合物に、Pd/C(10mg)を加えた。混合物を、16時間室温でH
2下で撹拌した。混合物を、水(10mL)で希釈した。懸濁液をろ過し、濾液を、減圧下に蒸発させて残留物とし、それを分取HPLCによって精製して、白色固形物として化合物(55)(20mg、収率:50%)を得た。
【0388】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ= 8.71 (brs、1H)、7.16−7.10 (m、2H)、6.77 (d、J = 8.4 Hz、1H)、6.14 (d、J = 2.4 Hz、1H)、5.95 (dd、J = 8.4、2.4 Hz、1H)、4.87 (brs、2H)、3.91 (s、3H)、3.89 (s、3H)、3.88−3.58 (m、4H)、3.96−2.79 (m、4H)、2.13−2.02 (m、1H)、1.10−1.00 (m、2H)、0.99−0.89 (m、2H)。MS:m/z 422.3(M+H
+)。
【0389】
実施例47:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(4−メトキシ−2−ニトロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(57d)
DMF(5mL)中の1−(4−メトキシ−2−ニトロ−フェニル)−ピペラジン塩酸塩(410mg、1.5mmol)、(4)(400mg、1.5mmol)およびTEA(454mg、4.5mmol)の混合物を、16時間室温で撹拌した。反応混合物を、EtOAc(80mL)で希釈し、懸濁液を、水(50mL)、ブライン(30mL×3)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させ、ろ過した。濾液を、真空で蒸発させて残留物にし、それをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCMからDCM/MeOH=50/1まで)によって精製して、黄色固形物として化合物(57d)(430mg、収率:61%)を得た。
【0390】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.36 (s、1H)、7.29 (d、J = 3.0 Hz、1H)、7.21 (d、J = 8.7 Hz、1H)、7.11−7.05 (m、2H)、4.01 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.88−3.85 (m、4H)、3.84 (s、3H)、3.14−3.10 (m、4H)、2.33−2.25 (m、1H)、1.19−1.12 (m、2H)、1.10−0.93 (m、2H)。MS:m/z 466.2(M+H
+)。
【0391】
実施例48:2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−5−フルオロ−フェニルアミン(58b)
1−(4−フルオロ−2−ニトロフェニル)ピペラジンHCl塩(800mg、3.06mmol)、DBU(360mg、2.37mmol)およびBOP(1.04g、2.35mmol)の混合物に、化合物(3)(300mg、1.22mmol)を加え、混合物を、一晩室温で撹拌した。溶液を真空下で濃縮乾固し、残留物をEtOAc中に溶解した。混合物を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥した。粗製生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/1)によって精製して、黄色固形物として57b(200mg、収率:36%)を得た。MS:m/z 454.2(M+H
+)。
【0392】
EtOH/H
2O(10mL/1mL)中の(57b)(200mg、0.44mmol)、鉄(74mg、1.32mmol)および2滴の濃縮したHClの混合物を、3時間還流で加熱した。混合物をろ過し、濾液を真空下で濃縮乾固した。残留物をEtOAc中に溶解し、混合物を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を真空下で濃縮乾固し、粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=2/1)によって精製して、黄色固形物として(58b)(100mg、収率:52%)を得た。
【0393】
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ= 7.21 (s、1H)、7.11 (s、1H)、7.04−6.98 (m、1H)、6.50−6.40 (m、2H)、4.20 (brs、2H)、4.02 (s、3H)、3.98 (s、3H)、3.75−3.65 (m、4H)、2.22−2.17 (m、1H)、1.20−1.15 (m、2H)、1.13−0.99 (m、2H)。MS:m/z 424.3(M+H
+)。
【0394】
実施例49:2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−5−メトキシ−フェニルアミン(58d)
EtOH/H
2O(10mL/2mL)中の(57d)(430mg、0.92mmol)、活性な鉄粉(259mg、4.63mmol)およびNH
4Cl(99mg、1.85mmol)の混合物を、2時間N
2下で還流させた。反応混合物を、室温まで冷却し、DCM(30mL)で希釈し、ろ過した。濾液を、減圧下で蒸発させて残留物にし、それをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCMからDCM/MeOH=20/1まで)によって精製して、白色固形物として化合物(58d)(295mg、収率:73%)を得た。
【0395】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.26 (d、J = 6.8 Hz、1H)、7.09 (s、1H)、6.97 (d、J = 8.4 Hz、1H)、6.36−6.26 (m、2H)、4.01 (s、3H)、3.95 (s、3H)、3.97−3.70 (m、7H)、3.06−3.00 (m、4H)、2.27−2.20 (m、1H)、1.20−1.12 (m、2H)、1.05−0.96 (m、2H)。MS:m/z 436.2(M+H
+)。
【0396】
実施例50:{5−ブロモ−2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−ジメチル−アミン(59)
{2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−ジメチル−アミンを、その経路の工程3で、5−ブロモ−2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニルアミンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(50)に対して記載されるように調製した。
【0397】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.20 (s、1H)、7.11 (s、1H)、7.05−7.00 (m、2H)、6.80 (d、J = 8.0 Hz、1H)、4.01 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.76−3.73 (m、4H)、3.29−3.27 (m、4H)、2.86 (s、6H)、2.21−2.17 (m、1H)、1.19−1.15 (m、2H)、1.02−0.99 (m、2H)。MS:m/z 512.2(M+H
+)。
【0398】
実施例51:
{2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−5−フルオロ−フェニル}−ジメチル−アミン(60)
{2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−ジメチル−アミンを、その経路の工程3で、2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−5−フルオロ−フェニルアミンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(50)に対して記載されるように調製した。
【0399】
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ= 7.26 (s、1H)、7.12 (s、1H)、6.90−6.87 (m、1H)、6.69−6.60 (m、2H)、4.03 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.79−3.74 (m、4H)、3.28−3.22 (m、4H)、2.86 (s、6H)、2.20−2.10 (m、1H)、1.19−1.17 (m、2H)、1.04−1.00 (m、2H)。MS:m/z 452.3(M+H
+)。
【0400】
実施例52:
{5−クロロ−2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−ジメチル−アミン(61)
{2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−ジメチル−アミンを、その経路の工程3で、5−クロロ−2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニルアミンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(50)に対して記載されるように調製した。
【0401】
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ= 7.21 (s、1H)、7.11 (s、1H)、6.90−6.87 (m、3H)、4.02 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.77−3.74 (m、4H)、3.30−3.27 (m、4H)、2.88 (s、6H)、2.20−2.10 (m、1H)、1.19−1.17 (m、2H)、1.04−1.00 (m、2H)。MS:m/z 468.3(M+H
+)。
【0402】
実施例53:{2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−5−メトキシ−フェニル}−ジメチル−アミン(62)
MeOH(5mL)中の2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−5−メトキシ−フェニルアミン(280mg、0.64mmol)、水性のホルムアルデヒド(0.5mL、40%水性)およびAcOH(1滴)の混合物を、1時間室温で撹拌した。その後、混合物に、NaBH
3CN(40mg、0.64mmol)を加えた。反応混合物を、さらに2時間室温まで暖め、EtOAc(100mL)で希釈した。混合物を、飽和したNaHCO
3(30ml)、ブライン(30mL×2)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させ、ろ過した。濾液を、減圧下で蒸発させて残留物にし、それをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCMからDCM/MeOH=50/1まで)、およびその後、分取HPLCによって精製して、白色固形物として化合物(62)(56mg、収率:19%)を得た。
【0403】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ= 7.18 (s、1H)、7.11 (s、1H)、6.87 (d、J = 7.6 Hz、1H)、6.52 (d、J = 3.0 Hz、1H)、6.45 (dd、J = 8.7、2.7 Hz、1H)、4.00 (s、3H)、3.95 (s、3H)、3.80−3.70 (m、4H)、3.26−3.19 (m、4H)、2.21−2.14 (m、1H)、1.21−1.13 (m、2H)、1.02−0.93 (m、2H)。MS:m/z 464.3(M+H
+)。
【0404】
実施例54:4−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−3−ジメチルアミノ−安息香酸(64)
MeOH(10mL)中のメチル3−アミノ−4−(4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)安息香酸塩(58e)(520mg、1.12mmol)、水性のホルムアルデヒド(1mL)およびAcOH(10滴)の混合物を、1時間室温で撹拌した。
【0405】
その後、混合物に、0℃でNaBH
3CN(71mg、1.12mmol)を加えた。
反応混合物を、室温まで温め、さらに2時間撹拌した。混合物を、飽和した水溶性のNaHCO
3(10ml)でクエンチし、水相を、DCM(60mL×2)で抽出した。抽出物を、ブライン(60mL)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させ、ろ過した。濾液を、減圧下で蒸発させて残留物にし、それを分取HPLCによって精製して、黄色固形物として化合物(63)(300mg、収率:54%)を得た。MS:m/z 464.2(M+H
+)。
【0406】
THF/H
2O(12mL/3mL)中の化合物(63)(300mg、0.61mmol)の溶液に、LiOH(103mg、2.44mmol)を加え、混合物を5時間室温で撹拌した。混合物を蒸発させて、真空下のTHFのほとんどを除去した。残留物を、pH=5−6まで0℃で6MのHClによって酸性化した。結果として生じる固形物をろ過によって収集して、白色固形物として化合物(64)(100mg、収率:34%)を得た。
【0407】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ= 12.51 (brs、1H)、7.53 (dd、J = 8.4、2.0 Hz、1H)、7.47 (d、J = 2.0 Hz、1H)、7.15−7.12 (m、2H)、7.01 (d、J = 8.4 Hz、1H)、3.91 (s、3H)、3.90 (s、3H)、3.76−3.72 (m、4H)、3.39−3.35 (m、4H)、2.81 (s、6H)、2.10−2.08 (m、1H)、1.06−1.01 (m、2H)、0.96−0.93 (m、2H)。MS:m/z 478.2(M+H
+)。
【0408】
【化55】
【0409】
実施例55:{2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−フェニル−アミン(67)
無水のトルエン(10mL)中の化合物(66)(100mg、0.21mmol)、フェニルアミン(60mg、0.64mmol)およびt−BuONa(41mg、0.43mmol)の混合物に、BINAP(7mg、0.01mmol)およびPd
2(dba)
3(7mg、0.05mmol)を加えた。混合物を、16時間N
2下で還流させた。室温まで冷却した後、懸濁液をろ過した。濾液を、真空下で蒸発させて残留物にし、それをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20/1)、およびその後、分取HPLCによって精製して、褐色油として化合物(67)(13mg、13%)を得た。
【0410】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.46−7.28 (m、3H)、7.25−7.19 (m、4H)、7.09 (s、1H)、7.06 (td、J = 8.0、1.6 Hz、1H)、6.95 (t、J = 7.2 Hz、1H)、6.87 (td、J = 7.6、1.2 Hz、1H)、6.62 (brs、1H)、4.01 (s、3H)、3.96 (s、3H)、3.82−3.72 (m、4H)、3.22−3.09 (m、4H)、2.26−2.16 (m、1H)、1.23−1.19 (m、2H)、1.09−0.92 (m、2H)。MS:m/z 482.3(M+H
+)。
【0411】
実施例56:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−モルホリン−4−イル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(68)
フェニルアミンを、その経路の工程2で、モルホリンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(67)に対して記載されるように調製した。
【0412】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.34 (s、1H)、7.10 (s、1H)、7.09−6.94 (m、4H)、4.02 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.96−3.71 (m、8H)、3.48−3.30 (m、4H)、3.30−3.13 (m、4H)、2.38−2.22 (m、1H)、1.20−1.11 (m、2H)、1.10−0.96 (m、2H)。MS:m/z 476.3(M+H
+)。
【0413】
実施例57:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−ピロリジン−1−イル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(69)
フェニルアミンを、その経路の工程2で、ピロリジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(67)に対して記載されるように調製した。
【0414】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.70 (s、1H)、7.58−7.36 (m、4H)、7.06 (s、1H)、4.50−4.23 (m、4H)、4.07 (s、3H)、4.02−3.79 (m、7H)、3.09−2.91 (m、4H)、2.56−2.43 (m、1H)、2.42−2.30 (m、4H)。MS:m/z 460.3(M+H
+)。
【0415】
実施例58:4−[4−(2−アゼチジン−1−イル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(70)
フェニルアミンを、その経路の工程2で、アゼチジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(67)に対して記載されるように調製した。
【0416】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.19 (s、1H)、7.10 (s、1H)、7.06−6.98 (m、2H)、6.81 (t、J = 7.6 Hz、1H)、6.53 (d、J = 8.0 Hz、1H)、4.00 (s、3H)、4.00−3.90 (m、7H)、3.86−3.68 (m、4H)、3.23−3.08 (m、4H)、2.29−2.14 (m、3H)、1.20−1.13 (m、2H)、1.03−0.94 (m、2H)。MS:m/z 446.3(M+H
+)。
【0417】
実施例59:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−ピペリジン−1−イル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(72)
1−(4−メトキシ−2−ニトロ−フェニル)−ピペラジンを、その経路の工程1で、1−(4−フルオロ−2−ニトロフェニル)ピペラジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(58b)に対して記載されるように調製した。
【0418】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.25 (s、1H)、7.12 (s、1H)、7.06−6.88 (m、4H)、3.98 (s、3H)、3.96 (s、3H)、3.88−3.74 (m、4H)、3.48−3.36 (m、4H)、3.19−3.00 (m、4H)、2.56−2.46 (m、1H)、1.76−1.66 (m、4H)、1.60−1.53 (m、2H)、1.26−1.20 (m、2H)、1.08−0.96 (m、2H)。MS:m/z 474.3(M+H
+)。
【0419】
実施例60:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−{4−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−キナゾリン(75)
類似した手順を使用して、表題化合物を、化合物(50)に対して記載されるように調製した。
【0420】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.20 (s、1H)、7.12 (s、1H)、7.09−6.89 (m、4H)、4.01 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.79−3.68 (m、4H)、3.48−3.09 (m、8H)、2.78−2.46 (m、4H)、2.36 (s、3H)、2.26−2.13 (m、1H)、1.26−1.18 (m、2H)、1.09−0.92 (m、2H)。MS:m/z 489.4(M+H
+)。
【0421】
【化56】
【0422】
実施例61:5−アミノ−2−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェノール(79)
類似した経路および手順を使用して、表題化合物を、化合物(55)に対して記載されるように調製した。
【0423】
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ= 7.38 (s、1H)、7.35 (s、1H)、7.00 (d、J = 8.7 Hz、1H)、6.90 (s、1H)、6.72 (d、J = 7.8 Hz、1H)、4.50 (brs、2H)、4.36−4.20 (m、4H)、3.97 (s、3H)、3.95 (s、3H)、3.28−3.16 (m、4H)、2.43−2.38 (m、1H)、1.36−1.22 (m、4H)。MS:m/z 422.2(M+H
+)。
【0424】
【化57】
【0425】
実施例62:4−(4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−N,N−ジメチルアニリン(82)
化合物3(369mg、1.50mmol)、1−(4−ニトロフェニル)ピペラジンHCl塩(730mg、3.00mmol)、DBU(684mg、4.50mmol)およびBOP(862mg、7.95mmol)の混合物を、一晩室温で撹拌した。溶液を真空下で濃縮固し、残留物をEtOAc(10mL)で粉状にして、大量の固形物を形成した。ろ過によって収集した固形物を、水(20mL)で洗浄し、空気乾燥させて、黄色固形物として化合物(80a)(405mg、収率:65%)を得た。
【0426】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ= 8.10 (d、J = 9.6 Hz、2H)、7.17 (s、1H)、7.13 (s、1H)、7.04 (d、J = 9.2 Hz、2H)、3.91 (s、3H)、3.89 (s、3H)、3.82−3.78 (m、4H)、3.74−3.70 (m、4H)、2.08−2.06 (m、1H)、1.03−0.93 (m、4H)。
【0427】
EtOH/H
2O(20mL/4mL)中の化合物(80a)(405mg、0.93mmol)、活性な鉄粉(260mg、4.66mmol)およびNH
4Cl(100mg、01.86mmol)の混合物を、2時間N
2下で還流させた。反応混合物を、室温まで冷却し、ろ過した。濾液を、EtOAc(20mL)で希釈した。有機質層を、分離し、水(30mL)、ブライン(30mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を濃縮して、黄色固形物として化合物(81a)(358mg、収率:95%)を得た。
【0428】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ = 7.13 (s、1H)、7.12 (s、1H)、6.77 (d、J = 8.4 Hz、1H)、6.53 (d、J = 8.4 Hz、1H)、5.04 (brs、2H)、4.04 (s、3H)、4.02 (s、3H)、3.91−3.86 (m、4H)、3.14−3.10 (m、4H)、2.11−2.06 (m、1H)、1.03−0.93 (m、4H)。
【0429】
MeOH(10mL)中の化合物(81a)(162mg、0.40mmol)、水性のホルムアルデヒド(3滴、40%水性)およびAcOH(1滴)の混合物を、2時間室温で撹拌した。その後、混合物に、NaBH
3CN(10mg、0.16mmol)を加えた。反応混合物を、さらに2時間室温で撹拌した。溶媒を真空下で除去した。残留物をDCM(20mL)で希釈した。混合物を、飽和したNaHCO
3(10mL)、ブライン(15mL)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させ、ろ過した。濾液を、減圧下で蒸発させて残留物にし、それを分取HPLCによって精製して、白色固形物として化合物(82)(80mg、収率:47%)を得た。
【0430】
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ = 7.23 (s、1H)、7.11 (s、1H)、6.97 (d、J = 9.0 Hz、2H)、6.79 (d、J = 9.0 Hz、2H)、4.02 (s、3H)、3.98 (s、3H)、3.81−3.77 (m 4H)、3.27−3.24 (m、4H)、2.91 (s、6H)、2.22−2.19 (m、1H)、1.18−1.15 (m、2H)、1.03−0.99 (m、2H)。LC−MS:434.3(M+H
+)。
【0431】
実施例63:{4−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−ジエチル−アミン(83)
類似した経路および手順を使用して、表題化合物を、化合物(82)に対して記載されるように調製した。
【0432】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ = 7.21 (s、1H)、7.12 (s、1H)、6.95 (d、J = 8.7 Hz、2H)、6.73−6.72 (m、2H)、4.02 (s、3H)、3.98 (s、3H)、3.79−3.73 (m、4H)、3.36−3.22 (m、8H)、2.21−2.18 (m、1H)、1.20−0.95 (m、10H)。LC−MS:426.3(M+H
+)。
【0433】
実施例64:3−(4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−N,N−ジメチルアニリン(84)
類似した経路および手順を使用して、表題化合物を、化合物(82)に対して記載されるように調製した。
【0434】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ = 7.27 (s、1H)、7.17 (t、J = 8.0 Hz、1H)、7.10 (s、1H)、6.39−6.32 (m、3H)、4.03 (s、3H)、3.97 (s、3H)、3.89−3.87 (m、4H)、3.39−3.36 (m、4H)、2.97 (s、6H)、2.22−2.18 (m、1H)、1.21−1.18 (m、2H)、1.09−1.06 (m、2H)。LC−MS:434.3(M+H
+)。
【0435】
実施例65:{3−[4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−ジエチル−アミン(85)
類似した経路および手順を使用して、表題化合物を、化合物(82)に対して記載されるように調製した。
【0436】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ = 7.19 (s、1H)、7.09−7.03 (m、2H)、6.25−6.21 (m、3H)、3.96 (s、3H)、3.90 (s、3H)、3.82−3.76 (m、4H)、3.31−3.26 (m、8H)、2.27−2.24 (m、1H)、1.26−1.24 (m、2H)、1.18−1.08 (m、6H)、0.98−0.97 (m、2H)。LC−MS:462.3(M+H
+)。
【0437】
【化58】
【0438】
実施例66:N−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−5−イル)−N’−(2−メトキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジアミン(89)
アセトン(15mL)中の2−メトキシ−フェニルアミン(500mg、4.1mmol)、クロロ−アセトニトリル(305mg、4.0mmol)、NaI(300mg、2.0mmol)およびNaHCO
3(504mg、6.0mmol)の混合物を、16時間還流させた。混合物を、室温まで冷却し、ろ過した。濾液を、減圧下で蒸発させて残留物にし、それをEt
2O(10mL)中で懸濁した。結果として生じる固形物をろ過し、ケークをEt
2O(5mL×2)で洗浄した。組み合わさったEt
2O溶液を、減圧下で蒸発させて、黄色固形物として化合物(87)(540mg、収率:82%)を得た。
【0439】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.00−6.91 (m、1H)、6.86−6.71 (m、2H)、6.71 (d、J = 8.0 Hz、1H)、4.57 (brs、1H)、4.14 (d、J = 6.8 Hz、2H)、3.86 (s、3H)。
THF(5mL)中の(2−メトキシ−フェニルアミノ)−アセトニトリル(540mg、3.33mmol)の溶液に、0℃で0.5mLのBH
3(Me
2S中に10M、5mmol)を加え、混合物を12時間還流するまで撹拌した。混合物を、室温まで冷却し、MeOH(2mL)および1mLの水性のHCl(2M)でクエンチし、減圧下で蒸発させて、乾燥させた。残留物を、水(10mL)で希釈し、水性のNaHCO
3によりpH=8に調節した。混合物を、DCM(30mL×2)で抽出した。抽出物を、ブライン(30mL×2)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させ、ろ過した。濾液を真空下で蒸発させて、灰色固形物として化合物(88)(310mg、収率:56%)を得た。
【0440】
MS:m/z 167.1(M+H
+)。
【0441】
DMF(3mL)中のN
1−(2−メトキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジアミン(63mg、0.38mmol)、4−クロロ−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(100mg、0.38mmol)およびK
2CO
3(78mg、0.57mmol)の混合物を、16時間80℃で撹拌した。反応混合物を、室温まで冷却し、水(50mL)で希釈し、水性の混合物をDCM(30mL×2)で抽出した。抽出物を、ブライン(30mL×2)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させ、ろ過した。濾液を、真空下で蒸発させて残留物にし、それを分取HPLC(添加物として0.5%のTFA)によって精製して、灰色固形物として化合物(89)(16mg、収率:22%)を得た。
【0442】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.15 (s、1H)、6.88 (dd、J = 8.4、1.2 Hz、1H)、6.82−6.65 (m、4H)、3.97 (s、3H)、3.92 (s、3H)、3.92−3.86 (m、2H)、3.81 (s、3H)、3.50 (t、J = 8.0 Hz、2H)、2.21−2.11 (m、1H)、1.26−1.10 (m、2H)、1.06−0.94 (m、2H)。MS:m/z 395.3(M+H
+)。
【0443】
実施例67:N’−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−5−イル)−N−(2−メトキシ−フェニル)−N−メチル−エタン−1,2−ジアミン(90)
MeOH(2mL)中のN−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−5−イル)−N’−(2−メトキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジアミン(20mg、0.05mmol)の撹拌した溶液に、ホルムアルデヒド(0.5mL)およびAcOH(1滴)を加えた。混合物を、1時間25℃で撹拌し、NaBH
3CNE(10mg、0.16mmol)を加えた。混合物を、さらに2時間撹拌し、水性のNaHCO
3(30mL)でクエンチした。混合物を、DCM(30mL×2)で抽出した。抽出物を、ブライン(20mL×2)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させ、ろ過し、および濾液を真空下で蒸発させて乾燥させた。残留物を、分取HPLCによって精製して、褐色固形物として化合物(90)(10mg、収率:50%)を得た。その構造は、NOESYによって確証された。
【0444】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.91 (brs、1H)、7.22 (s、1H)、7.10−7.00 (m、2H)、7.00−6.91 (m、2H)、6.84 (d、J = 8.4 Hz、1H)、3.94 (s、3H)、3.91 (s、3H)、3.81 (s、3H)、3.74−3.66 (m、2H)、3.27 (t、J = 6.4 Hz、2H)、2.83 (s、3H)、2.26−2.13 (m、1H)、1.21−1.12 (m、2H)、1.06−0.96 (m、2H)。MS:m/z 409.3(M+H
+)。
【0445】
実施例68:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(94)
DMF(5mL)中の3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(374mg、1.87mmol)、4−クロロ−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(500mg、1.87mmol)およびK
2CO
3(516mg、3.74mmol)の混合物を、16時間100℃で撹拌した。反応混合物を、室温まで冷却し、水(50mL)で希釈し、DCM(30mL×2)で抽出した。抽出物を、ブライン(20mL×2)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させ、ろ過した。濾液を、真空下で蒸発させて残留物にし、それをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1からPE/EtOAc=1/1まで)によって精製して、白色固形物として4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(92)(430mg、収率:54%)を得た。MS:m/z 429.2(M+H
+)。
【0446】
HCl/ジオキサン(3mL、4M)中で懸濁した4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(430mg、1mmol)の混合物を、1時間室温で撹拌した。混合物をろ過し、固体ケークをEtOAc(2mL×3)で洗浄した。固形物を、真空において蒸発下で乾燥させて、黄色固形物およびHCl塩として2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−(2−メチル−ピペラジン−1−イル)−キナゾリン塩酸塩(93)(260mg、収率:71%)を得た。
【0447】
1H NMR(400HMz、DMSO−d
6):δ= 9.93 (brs、1H)、9.55 (brs、1H)、7.46 (s、1H)、7.18 (s、1H)、4.58−4.49 (d、J = 14.8 Hz、1H)、3.97 (s、3H)、3.96 (s、3H)、3.83−3.71 (m、2H)、3.43−3.11 (m、4H)、2.48−2.38 (m、1H)、1.63 (d、J = 6.8 Hz、3H)、1.38−1.23 (m、4H)。
【0448】
無水のトルエン(10mL)中の1−ブロモ−2−メトキシ−ベンゼン(77mg、0.412mmol)、2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−(2−メチル−ピペラジン−1−イル)−キナゾリン塩酸塩(93)(100mg、0.275mmol)およびt−BuONa(53mg、0.55mmol)の混合物に、BINAP(18mg、0.027mmol)およびPd
2(dba)
3(8mg、0.014mmol)を加えた。混合物を17時間N
2下で還流させた。室温まで冷却した後、反応溶液をろ過し、ろ過したケークをDCM/MeOH(20mL、v/v=20/1)で洗浄した。組み合わさった濾液を、真空下で蒸発させて残留物にし、それをシリカゲルクロマトグラフィー(PE、PE/EtOAc=3/1からPE/EtOAc=1/1まで)によって精製して、白色固形物として化合物(94)(30mg、収率:25%)を得た。
【0449】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.26−7.04 (m、2H)、7.03−6.80 (m、4H)、4.48−4.37 (m、1H)、4.11−3.89 (m、7H)、3.87 (s、3H)、3.79−3.66 (m、1H)、3.42−3.25 (m、2H)、3.22−3.04 (m、1H)、3.03−2.89 (m、1H)、2.25−2.10 (m、1H)、1.54 (d、J = 6.8 Hz、3H)、1.24−1.06 (m、2H)、1.04−0.89 (m、2H)。
MS:m/z 435.3(M+H
+)。
【0450】
実施例69:N−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−N’−フェニル−エタン−1,2−ジアミン(97)
DMF(3mL)中のN
1−フェニル−エタン−1,2−ジアミン(40mg、0.29mmol)、4−クロロ−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(77mg、0.29mmol)およびK
2CO
3(61mg、0.44mmol)の混合物を、17時間60℃で撹拌した。反応混合物を、室温まで冷却し、EtOAc(80mL)で希釈し、および懸濁液をさらに10分間撹拌した。懸濁液を、水(30mL)、ブライン(30mL×2)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させ、ろ過した。濾液を、真空下で蒸発させて残留物にし、それを分取TLC(PE/EtOAc=1/2、添加物として0.5%のTEA)によって精製して、白色固形物として化合物(97)(25mg、収率:24%)を得た。
【0451】
1H NMR(300HMz、DMSO−d
6):δ= 7.93 (brs、1H)、7.51 (s、1H)、7.09 (m、J = 7.5 Hz、2H)、6.99 (s、1H)、6.68 (d、J = 7.8 Hz、2H)、6.53 (t、J = 7.2 Hz、1H)、5.82 (brs、1H)、3.87 (s、3H)、3.85 (s、3H)、3.71−3.60 (m、2H)、3.33−3.20 (m、2H)、2.06−1.93 (m、1H)、1.08−1.00 (m、2H)、0.95−0.84 (m、2H)。MS:m/z 365.2(M+H
+)。
【0452】
実施例70:N−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−N’−(2−メトキシ−フェニル)−プロパン−1,3−ジアミン(98)
N’−(2−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジアミンを、N’−フェニル−エタン−1,2−ジアミンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(97)に対して記載されるように調製した。
【0453】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.12 (s、1H)、6.91−6.80 (m、1H)、6.78−6.65 (m、4H)、5.96 (brs、1H)、4.36 (brs、1H)、3.97 (s、3H)、3.89−3.72 (m、8H)、3.38−3.29 (m、2H)、2.23−2.00 (m、3H)、1.23−1.14 (m、2H)、0.99−0.89 (m、2H)。MS:m/z 409.3(M+H
+)。
【0454】
実施例71:N−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−N’−(2−メトキシ−フェニル)−N,N’−ジメチル−エタン−1,2−ジアミン(99)
N−(2−メトキシ−フェニル)−N,N’−ジメチル−エタン−1,2−ジアミンを、N’−フェニル−エタン−1,2−ジアミンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(97)に対して記載されるように調製した。
【0455】
1H NMR(400HMz、CDCl
3):δ= 7.14 (s、1H)、7.11 (s、1H)、6.98−6.76 (m、4H)、3.99 (s、3H)、3.95−3.78 (m、5H)、3.74 (s、3H)、3.56−3.42 (m、2H)、3.20 (s、3H)、2.90 (s、3H)、2.21−2.08 (m、1H)、1.18−1.10 (m、2H)、1.00−0.90 (m、2H)。MS:m/z 423.3(M+H
+)。
【0456】
実施例72:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−キナゾリン(100)
1−(2−メトキシ−フェニル)−[1,4]ジアゼパン塩酸塩を、N’−フェニル−エタン−1,2−ジアミンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(97)に対して記載されるように調製した。
【0457】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 7.25 (s、1H)、7.05 (s、1H)、6.99−6.78 (m、4H)、4.13−3.98 (m、2H)、3.98−3.91 (m、2H)、3.89 (s、3H)、3.85 (s、3H)、3.72 (s、3H)、3.48−3.36 (m、2H)、3.32−3.20 (m、2H)、2.20−2.08 (m、2H)、2.06−1.96 (m、1H)、1.01−0.91 (m、2H)、0.91−0.82 (m、2H)。MS:m/z 435.3(M+H
+)。
【0458】
実施例73:[1−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペリジン−4−イル]−(2−メトキシ−フェニル)−アミン(101)
(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−4−イル−アミン塩酸塩を、N’−フェニル−エタン−1,2−ジアミンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(97)に対して記載されるように調製した。
【0459】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ= 7.09 (s、1H)、7.06 (s、1H)、6.84−6.75 (m、2H)、6.68 (d、J = 8.4 Hz、1H)、6.55 (t、J = 8.0 Hz、1H)、4.56 (d、J = 7.6 Hz、1H)、4.08 (d、J = 13.2 Hz、2H)、3.90 (s、3H)、3.87 (s、3H)、3.77 (s、3H)、3.68−3.55 (m、1H)、3.25−3.12 (t、J = 12.0 Hz、2H)、2.12−1.98 (m、3H)、1.71−1.54 (m、2H)、1.04−0.97 (m、2H)、0.98−0.88 (m、2H)。MS:m/z 435.3(M+H
+)。
【0460】
実施例74:2−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イルアミノ)−N−(2−メトキシ−フェニル)−アセトアミド(102)
2−アミノ−N−(2−メトキシ−フェニル)−アセトアミド塩酸塩を、N’−フェニル−エタン−1,2−ジアミンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(97)に対して記載されるように調製した。
【0461】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ= 8.60 (brs、1H)、8.33 (d、J = 8.0 Hz、1H)、7.15 (s、1H)、7.10−7.02 (m、1H)、7.01−6.89 (m、2H)、6.84 (d、J = 8.0 Hz、1H)、6.62 (brs、1H)、4.42 (d、J = 5.2 Hz、2H)、3.99 (s、3H)、3.91 (s、3H)、3.79 (s、3H)、2.22−2.14 (m、1H)、1.18−1.11 (m、2H)、1.02−0.89 (m、2H)。MS:m/z 409.2(M+H
+)。
【0462】
【化59】
【0463】
実施例75:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−キナゾリン(108)
−78℃での10mLのTHF中の(103)(400mg、2mmol)の溶液に、LiHMDS(THF中に1.6M、2.5mL、4mmol)を滴下で加え、その後、混合物を、−78℃で1時間撹拌して、−78℃でPhN(OTf)
2(357mg、2mmol)を加えた。反応物を、室温まで暖め、一晩撹拌した。溶液を水でクエンチし、水相をEtOAcで抽出した。抽出物を、ブラインで洗浄し、NaSO
4によって乾燥させた。溶液を真空下で蒸発させて、黄色油として化合物(104)を得て、それをさらなる精製なしで次の工程に使用した。
【0464】
3mLのジオキサン中の化合物(104)(166mg、0.5mmol)、PhB(OH)
2(114mg、0.75mmol)、KCO
3(207mg、0.75mmol)、Pd(PPh
3)
4(58mg、0.05mmol)の懸濁液を、N2で脱気させて泡立たせた。その後、それを1.5時間80℃でマイクロ波照射下にさらした。溶液を真空下で蒸発乾固体させ、残留物を分取TLC(PE/EtOAc=19/1)によって精製して、無色の油として化合物(105)(70mg、収率:48%)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ = 7.27−7.22 (m、1H)、7.18−7.14 (m、1H)、7.01−6.81 (m、2H)、5.77−5.75 (m、1H)、4.08−4.05 (m、2H)、3.83 (s、3H)、3.61 (t、J = 5.4 Hz、2H)、2.52−2.49 (m、2H)、1.51 (s、9H)。
【0465】
10mLのEtOAc中の化合物(105)(70mg、0.24mmol)および10%の湿ったPd/C(10mg)の溶液を、3回N
2でパージし、その後、それをH
2気体下(50psi)で一晩撹拌した。懸濁液をろ過し、濾液を真空下で蒸発させて、無色の油として化合物(106)(70mg、収率:99%)を得た。5mLのHCl/ジオキサン中の化合物106(70mg、0.24mmol)の溶液を、一晩室温で撹拌した。溶液を、真空下で蒸発させ、乾燥させた。固形物をエーテルで洗浄して、白色固形物として化合物(107)(35mg、収率:76%)を得た。
【0466】
DMF(5mL)中の4−(2−メトキシフェニル)ピペリジン(35mg、0.18mmol)、4−クロロ−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(50mg、0.19mmol)、KCO
3(75mg、0.54mmol)の混合物を、一晩70℃で撹拌した。溶液を水でクエンチした。結果として生じる固形物を、ろ過し、分取TLC(PE/EtOAc=1/1)によって精製して、黄色固形物として化合物(108)(21mg、収率:27%)を得た。
【0467】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ= 7.38−7.22 (m、3H)、7.18 (s、1H)、7.05 (d、J = 8.0 Hz、1H)、7.03−6.93 (m、1H)、4.62−4.35 (m、2H)、3.99 (s、3H)、3.96 (s、3H)、3.88 (s、3H)、3.37−3.20 (m、3H)、2.20−2.17 (m、1H)、2.04− 1.83 (m、4H)、1.24−0.97 (m、4H)。MS:m/z 420.2(M+H
+)。
【0468】
実施例76:{2−[1−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペリジン−4−イル]−フェニル}−ジメチル−アミン(109)
N,N,N−ジメチルアニリン−2−(ピペリジン−4−イル)アニリンを、4−(2−メトキシフェニル)ピペリジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(108)に対して記載されるように調製した。
【0469】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ= 7.31−7.23 (m、2H)、7.19−7.16 (m、2H)、7.14 (s、1H)、7.08−7.00 (m、1H)、4.69−4.49 (m、2H)、3.96 (s、3H)、3.91 (s、3H)、3.58 −3.46 (m、1H)、3.45 −3.29 (m、2H)、2.65 (s、6H)、2.24−2.11 (m、1H)、1.92−1.79 (m、4H)、1.21−1.08 (m、4H)。MS:m/z 433.3(M+H
+)。
【0470】
実施例77:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−3,6−ジヒドロ−−2H−ピリジン−1−イル]−キナゾリン(110)
4−(2−メトキシフェニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジンを、4−(2−メトキシフェニル)ピペリジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(108)に対して記載されるように調製した。
【0471】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ= 7.31−7.23 (m、2H)、7.20−7.16 (m、2H)、7.01 (d、J = 8.4 Hz、1H)、6.92 (t、J = 7.2 Hz、1H) 、5.89 (s、1H)、4.60−4.50 (m、2H)、4.06−4.00 (m、2H)、3.95 (s、3H)、3.93 (s、3H)、3.75(s、3H)、2.74−2.70 (m、2H)、2.18−2.16 (m、1H)、1.23−1.17 (m、4H)、MS:m/z 418.3(M+H
+)。
【0472】
【化60】
【0473】
実施例78:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−(3−フェニル−ピロリジン−1−イル)−キナゾリン(115)
THF(30mL)中の3−オキソ−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.5g、2.7mmol)の溶液に、N
2下の室温でフェニルマグネシウムブロミド(13.5mL、THF中に1M)を滴下で加えた。混合物を一晩室温で攪拌した。反応を水性のNH
4Cl溶液(10mL)でクエンチし、混合物をEtOAc(30mL)で抽出した。抽出物を、ブラインで洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させた。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1)によって精製して、白色固形物として3−ヒドロキシ−3−フェニル−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(112)(267mg、収率:37%)を得た。
【0474】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ = 7.49−7.30 (m、5H)、3.77−3.57 (m、4H)、2.33−2.27 (m、2H)、1.43 (s、9H)。
【0475】
HCl(5mL、12M)中の3−ヒドロキシ−3−フェニル−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(112)(267mg、1.02mmol)の混合物を、2時間還流するまで加熱した。溶媒のほとんどを除去した。残留物を水性のNa
2CO
3溶液でpH=8まで塩基化し、混合物をEtOAc(15mL×3)で抽出した。抽出物を、ブライン(30mL)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させた。溶媒を除去して、黄色油として粗製化合物(113)(119mg、収率:37%)を得た。MS:m/z 146.1(M+H
+)。
【0476】
MeOH(10mL)中の4−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ピロール(119mg、0.82mmol)および湿った10%のPd/C(20mg)の懸濁液を、数回H
2でパージした。その後、それを3時間H
2バルーン圧力下で室温で撹拌した。混合物をろ過し、濾液を真空下で蒸発させて、黄色油として粗製化合物(114)(120mg、収率:98%)を得た。MS:m/z 148.1(M+H
+)。
【0477】
3−フェニルピロリジンを、4−(2−メトキシフェニル)ピペリジンと置換したことを除いて、この工程を、化合物(108)に対して記載されるように進めた。
【0478】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ = 7.41−7.28 (m、7H)、4.31−4.27 (m、1H)、4.10−4.06 (m、2H)、4.02 (s、3H)、3.95 (s、3H)、3.53−3.50 (m、1H)、2.46−2.44 (m、1H)、2.28−2.17 (m、3H)、1.25−1.15 (m、2H)、1.01−0.98 (m、2H)。MS:m/z 376.2(M+H
+)。
【0479】
実施例79:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[3−(2−メトキシ−フェニル)−ピロリジン−1−イル]−キナゾリン(116)
3−(2−メトキシフェニル)ピロリジンを、4−(2−メトキシフェニル)ピペリジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(108)に対して記載されるように調製した。
【0480】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ = 7.41 (s、1H)、7.29−7.25 (m、2H)、7.16 (s、1H)、6.99−6.91 (m、2H),4.29−4.28 (m、1H)、4.03−3.98 (m、5H)、3.90−3.82 (m、8H)、2.22−2.18 (m、3H)、1.16−1.12 (m、2H)、0.93−0.88 (m、2H)。MS:m/z 406.3.2(M+H
+)。
【0481】
実施例80:{2−[1−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピロリジン−3−イル]−フェニル}−ジメチル−アミン(117)
3−(2−メトキシフェニル)ピロリジンを、4−(2−メトキシフェニル)ピペリジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(108)に対して記載されるように調製した。
【0482】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ = 7.77 (s、1H)、7.39−7.29 (m、5H)、4.55−4.23 (m、3H)、4.06 (s、3H)、3.95−3.92 (m、4H)、2.95−2.90 (m、6H)、2.55−2.45 (m、2H)、2.21−2.19 (m、1H)、1.27−1.19 (m、4H)。MS:m/z 419.3(M+H
+)。
【0483】
実施例81:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[3−(3−メトキシ−フェニル)−シクロペンチル]−キナゾリン(118)
3−(3−メトキシフェニル)ピロリジンを、4−(2−メトキシフェニル)ピペリジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(108)に対して記載されるように調製した。
【0484】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ = 7.41 (s、1H)、7.33−7.24 (m、2H)、6.93−6.83 (m、3H)、4.29−4.23 (m、1H)、4.10−4.07 (m、2H)、4.02 (s、3H)、3.97−3.93 (m、4H)、3.83 (s、3H)、3.50−3.46 (m、1H)、2.44−2.40 (m、1H)、2.22−2.15 (m、2H)、1.17−1.14 (m、2H)、0.98−0.96 (m、2H)。LC−MS:406.2(M+1)。
【0485】
実施例82:{3−[1−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピロリジン−3−イル]−フェニル}−ジメチル−アミン(119)
N,N,N−ジメチルアニリン−3−(ピロリジン−3−イル)アニリンを、4−(2−メトキシフェニル)ピペリジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(108)に対して記載されるように調製した。
【0486】
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ = 8.00 (s、1H)、7.46 (s、1H)、7.36−7.19 (m、2H)、6.73−6.62 (m、3H)、4.50−4.11 (m、2H)、4.10−3.93 (m、8H)、3.52−3.47 (m、1H)、2.98 (s、6H)、2.76−2.72 (m、1H)、2.65−2.49 (m、1H)、2.47−2.39 (m,1H)、1.32−1.20 (m、4H)。MS:m/z 419.3(M+H
+)。
【0487】
実施例83:1−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−3−フェニル−ピロリジン−3−オール(121)
3−フェニルピロリジン−3−オールを、4−(2−メトキシフェニル)ピペリジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(108)に対して記載されるように調製した。
【0488】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ = 7.70−7.62 (m、2H)、7.47−7.7.25 (m、5H)、4.49−4.38 (m、1H)、4.35−4.05 (m、3H)、3.99 (s、3H)、3.90 (s、3H)、2.60−2.40 (m、2H)、2.35−2.00 (m、1H)、1.26−1.00 (m、2H)、0.96−0.0.86 (m、2H)。LC−MS:392.4(M+1)。
【0489】
実施例84:1−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−3−(2−ジメチルアミノ−フェニル)−ピロリジン−3−オール(122)
3−(2−(ジメチルアミノ)フェニル)ピロリジン−3−オールを、4−(2−メトキシフェニル)ピペリジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(108)に対して記載されるように調製した。
【0490】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ = 7.65−7.46 (m、5H)、7.39 (d、J = 8.0 Hz、1H)、4.90 −4.10 (m、4H)、4.02 (s、3H)、3.95 (s、3H)、3.16 (s、6H)、2.83−2.47 (m、2H)、2.40−2.26 (m、1H)、1.36−1.08 (m、4H)。MS:m/z 435.3(M+H
+)。
【0491】
実施例85:1−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−3−(3−メトキシ−フェニル)−ピロリジン−3−オール(123)
3−(3−メトキシフェニル)ピロリジン−3−オールを、4−(2−メトキシフェニル)ピペリジンと置換したことを除いて、表題化合物を、化合物(108)に対して記載されるように調製した。
【0492】
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ = 7.37−7.32 (m、2H)、7.19−7.15 (m、3H)、6.91−6.88 (m、1H)、4.36−4.32 (m、1H)、4.12 (s、2H)、4.10−4.06 (m、1H)、3.96 (s、3H)、3.90 (s、3H)、3.85 (s、3H)、2.48−2.45 (m、1H)、2.43−2.34 (m、1H)、2.08−2.06 (m、1H)、1.07−1.04 (m、2H)、0.90−0.87 (m、2H)。MS:m/z 422.3(M+H
+)。
【0493】
実施例86:2−シクロプロピル−4−(3−フルオロ−3−フェニル−ピロリジン−1−イル)−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(125)
DCM(10mL)中の化合物(112)(197mg、0.75mmol)の溶液に、0℃でDAST(120mg、0.75mmol)を加え、混合物を1時間この温度で撹拌した。LCMSは、それが所望のtert−ブチル3−フルオロ−3−フェニルピロリジン−1−カルボキシラートおよび脱水した副産物tert−ブチル3−フェニル−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−カルボキシラートの混合物を与えたことを示した。反応を飽和した水性のNa
2CO
3でクエンチし、有機質層をNa
2SO
4によって乾燥させた。溶液を濃縮乾固し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=20/1)によって精製して、黄色油として、所望のtert−ブチル3−フルオロ−3−フェニルピロリジン−1−カルボキシラートおよび脱水した副産物tert−ブチル3−フェニル−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−カルボキシラートの105mgの混合物を得た。MS:m/z 266.1(M+H
+)。
【0494】
HCl/EtOAc(10mL)中の上記の混合物を、室温で1時間撹拌した。LCMSはすべての出発物質が消費されたことを示し、溶媒を濃縮して、3−フルオロ−3−フェニルピロリジン(124a)および3−フェニル−2,5−ジヒドロ−1H−ピロールの66mgの粗製混合物を得た。
【0495】
MeCN内のHCl塩(66mg)として3−フルオロ−3−フェニルピロリジンおよび3−フェニル−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール上記の混合物に、2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−オール(98mg、0.40mmol)、DBU(182mg、1.20mmol)、BOP(230mg、0.52mmol)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。溶液を真空で濃縮乾固させ、残留物を分取HPLCにより精製して、黄色固形物として化合物(125)(7.4mg、3工程の収率:2.5%)を得た。
【0496】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.55−7.40(m,5H),7.28(s,1H),7.20(s,1H),4.42−4.33(m,4H),4.01(s,3H),3.95(s,3H),2.64−2.57(m,1H),2.14−2.11(m,1H),1.31−1.28(m,1H),1.16−1.09(m,2H),0.96−0.93(m,2H).LC−MS:394.2(M+H
+).
【0497】
実施例87:{2−[1−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−3−フルオロ−ピロリジン−3−イル]−フェニル}−ジメチル−アミン(126)
化合物(125)に関して記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0498】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.63(s,1H),7.58−7.26(m,4H),6.32−6.12(s,1H),5.50−4.80(m,4H),4.13(s,6H),4.04−3.87(m,2H),3.10−2.84(m,6H),2.48−2.39(m,1H),1.46−1.15(m,4H).MS:m/z417.3(M−HF+H
+).
【0499】
実施例88:2−シクロプロピル−4−[3−フルオロ−3−(3−メトキシ−フェニル)−ピロリジン−1−イル]−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(127)
化合物(125)に関して記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0500】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.39−7.37(m,2H),7.20(s,1H),7.08−7.06(m,2H),6.95−6.92(m,1H),4.41−4.34(m,1H),4.29(s,2H),4.24−4.20(m,1H),4.02(s,3H),3.94(s,3H),3.87(s,3H),2.60−2.55(m,2H),2.13−2.12(m,1H),1.14−1.10(m,2H),0.93−0.92(m,2H).LC−MS:424.3(M+1).
【0501】
【化61】
【0502】
実施例89:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−(3−メチル−4−フェニル−ピペラジン−1−イル)−キナゾリン(130)
無水トルエン(10ml)中のブロモベンゼン(312mg、2mmol)、3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル・エステル(480mg、2.4mmol)、およびt−BuONa(576mg、6mmol)の混合物に、BINAP(62mg、0.1mmol)およびPd
2(dba)
3(57mg、0.1mmol)を加えた。N
2下で17時間、混合物を還流した。室温に冷却した後、反応溶液をろ過した。ろ液を真空で蒸発させて残留物とし、シリカゲル・クロマトグラフィー(PEからPE/EtOAc=20/1まで)により精製して、褐色油として化合物(128)(223mg、収率:40%)を産出した。MS:m/z 277.2(M+H
+)。
【0503】
1,4−ジオキサン(3mL)中の2−メチル−4−フェニル−ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル・エステル(223mg、LCMSによる約81%の純度)を、HCl/ジオキサン(5mL、4M)へ加え、混合物を4時間25℃で撹拌した。反応混合物を真空で蒸発濃縮乾固させ、褐色油として3−メチル−1−フェニル−ピペラジン塩酸塩(161mg、収率:94%)を産出した。MS:m/z 177.1(M+H
+).
【0504】
DMF(5mL)中の3−メチル−1−フェニル−ピペラジン塩酸塩(50mg、0.23mmol)、4−クロロ−2−シクロプロピル−6、7−ジメトキシ−キナゾリン(69mg、0.26mmol)およびK
2CO
3(97mg、0.7mmol)の混合物を、17時間70℃で撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水(30mL)で希釈し、新たな懸濁液をろ過した。DMF(1mL)で固体ケークを溶かし、その後、分取HPLCで精製して、白色固形物として化合物(130)(14mg、収率:15%)を産出した。
【0505】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.46−7.26(m,2H),7.25−7.16(m,2H),7.02−6.94(m,2H),6.93−6.83(m,1H),4.16−4.00(m,5H),3.99(s,3H),3.94−3.86(m,1H),3.63−3.52(m,1H),3.50−3.31(m,3H),2.24−2.13(m,1H),1.21−1.14(m,5H),1.07−0.95(m,2H).MS:m/z405.2(M+H
+).
【0506】
【化62】
【0507】
実施例90:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[1−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−4−イル]−キナゾリン(135)
ジオキサン/水(10mL/3mL)中の化合物(4)(144mg、0.53mmol)、131(150mg、0.48mmol)、およびK
2CO
3(135mg、0.96mmol)の混合物に、Pd(PPh
3)
4(54mg、0.05mmol)を加えた。N
2下で17時間、混合物を還流した。反応混合物を、室温まで冷却し、EtOAc(30ml)で洗浄した。有機質層を分離し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させた。溶液を真空で蒸発させ残留物とし、分取TLC(PE/EtOAc=1/1)により精製して、褐色油として化合物(132)(42mg、収率:21%)を産出した。
【0508】
EtOAc(5mL)中の化合物(132)(42mg、0.1mmol)および湿った10%Pd/C(10mg)の懸濁液を、2時間H2バルーンの下で撹拌した。混合物をろ過し、ろ液を真空で蒸発乾固させ、白色固形物として化合物133(42mg、収率:100%)を産出した。
【0509】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.25(s,1H),7.19(s,1H),4.42−4.19(m,2H),4.09−3.99(m,6H),3.50−3.38(m,1H),3.10−2.88(m,2H),2.32−2.20(m,1H),2.05−1.75(m,4H),1.52(s,9H),1.26−1.19(m,2H),1.11−0.99(m,2H).
【0510】
HCl/ジオキサン(5mL、4M)中の4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(133)(50mg、0.12mmol)の混合物を、2時間室温で撹拌した。混合物をろ過し、ろ液を真空で蒸発乾固させ、褐色固形物として化合物134(42mg、収率:100%)を産出した、
【0511】
無水トルエン(10ml)中の化合物134(42mg、0.12mmol)、1−ブロモ−2−メトキシ − ベンゼン(45mg、0.24mmol)およびt−BuONa(192mg、2mmol)の混合物に、BINAP(7mg、0.01mmol)およびPd
2(dba)
3(7mg、0.01mmol)を加えた。N
2下で17時間、混合物を還流した。室温に冷却した後、反応溶液をろ過した。精製物を真空で蒸発させ残留物とし、分取TLC(PE/EtOAc=3/1)により精製して、褐色固形物として化合物(135)(6mg、収率:12%)を産出した。
【0512】
1HNMR(400HMz,CDCl
3):δ=7.30−7.22(m,2H),7.10−6.88(m,4H),4.05(s,6H),3.93(s,3H),3.75−3.62(m,2H),3.45(t,J=10.4Hz,1H),2.84(t,J=11.2Hz,2H),2.46−2.23(m,3H),2.05−1.89(m,2H),1.16−1.00(m,2H),0.93−0.82(m,2H).MS:m/z420.2(M+H
+).
【0513】
【化63】
【0514】
実施例91:6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−ピペリジン−4−イル−キナゾリン(140)
DMF(10mL)中のピペリジン−1,4−ジカルボン酸 モノ−tert−ブチル エステル(378mg、1.65mmol)の溶液に、DIEPA(580mg、4.50mmol)、2−アミノ−4,5−ジメトキシ−ベンゾニトリル 136 (267mg、1.50mmol)を加えた。反応混合物を一晩50℃で攪拌した。真空で溶媒を除去し、残留物をEtOAc(20mL)中に溶かした。混合物を水(10mL)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させた。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/PE=1/8)で精製して、黄色固形物として化合物(137)(184mg、収率:32%)を得た。
【0515】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=8.07(s,1H),7.57(brs,1H),6.95(s,1H),4.22−4.18(m,2H),3.96(s,3H)3.88(s,3H),2.85−2.79(m,2H),2.49−2.43(m,1H),2.00−1.96(m,2H),1.80−1.70(m,2H),1.47(s,9H).
【0516】
EtOH(20mL)中の化合物(137)(298mg、0.77mmol)の溶液に、NaOH(34mg、0.84mmol)およびH
2O
2(2mL)を加えた。反応混合物を、2時間80℃で撹拌した。溶媒を除去して、黄色固形物として粗製化合物(176)(368g、収率:100%)を得た。
1HNMR (400 MHz, DMSO−d
6):δ=7.40(s,1H),7.05(s,1H),4.05−4.02(m,2H),3.89(s,3H),3.86(s,3H),2.77−2.72(m,3H),1.67−1.62(m,4H),1.45(s,9H).
【0517】
MeCN(25mL)中の4−(4−ヒドロキシ−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−2−イル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert ブチル・エステル(138)(298mg、0.77mmol)の溶液に、1−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン(441mg、2.30mmol)、(DBU(233mg、1.53mmol)およびBOP(440mg、0.99mmol)を加えた。混合物を一晩50℃で攪拌した。溶媒を除去し、残留物をEtOAc(20mL)中に溶かした。混合物を水(30mL)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させた。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/PE=1/2)で精製して、褐色固形物として化合物(139)(144mg、収率:33%)を得た。
【0518】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.22(s,1H),7.14(s,1H),7.05−6.91(m,4H),4.25−4.15(m,2H),4.02(s,3H),3.98(s,3H),3.91(s,3H),3.91−3.86(m,4H),3.29−3.25(m,4H),2.90−2.83(m,3H),2.00−1.98(m,2H),1.58−1.56(m,2H),1.48(s,9H).
【0519】
HCl/ジオキサン(4M)中の化合物(139)(140mg、0.25mmol)の混合物を、室温で一晩撹拌した。結果として生じた混合物をろ過した。固形物を乾燥して、白色固形物として化合物(140)(100mg、収率:80%)を得た。
【0520】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=9.09(brs,1H),8.95(brs,1H),7.51(s,1H),7.39(s,1H),7.02−6.89(m,4H),4.31−4.27(m,4H),3.97(s,6H),3.83(s,3H),3.41−3.00(m,9H),2.22−2.06(m,4H).MS:m/z464.3(M+H
+).
【0521】
実施例92:6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−キナゾリン(141)
MeOH(10mL)中の6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−キナゾリン(68mg、0.14mmol)に、NaBH
3CN(68mg、0.68mmol)および水性のHCHO(0.5ml)を加えた。反応混合物を、1時間室温で撹拌した。溶媒を除去し、残留物をEtOAc(20mL)中に溶かした。混合物をブライン(10mLx2)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させた。溶液を真空で濃縮乾固させ、残留物を分取HPLCにより精製して、黄色固形物として化合物(141)(11mg、収率:16%)を得た。
【0522】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.54(s,1H),7.13(s,1H),7.08−6.91(m,4H),4.18−4.06(m,4H),4.06(s,3H),4.00(s,3H),3.92(s,3H),3.65−3.46(m,2H),3.45−3.28(m,4H),3.01−2.70(m,6H),2.69−2.63(m,2H),2.34−2.31(m,2H).MS:m/z478.3(M+H
+).
【0523】
実施例93:6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−(4−メチル−シクロヘキシル)−キナゾリン(144)
DCM(15mL)中の4−メチル−シクロヘキサンカルボン酸(284mg、2.0mmol)の溶液、DMFを一滴加え、塩化オキサリル(305mg、2.4mmol)を0℃で滴下して加えた。反応混合物を、2時間室温で撹拌した。ピリジン(3mL)中の2−アミノ−4,5−ジメトキシ−ベンゾニトリル 136(356mg、2.0mmol)の溶液を、0℃で反応混合物に加えた。結果として生じた反応混合物を、室温で一晩撹拌した。1N HCl(1mL)、水(20mL)およびブライン(20mL)で混合物を洗浄した。有機質層を分離し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させた。溶液は真空で濃縮して、黄色固形物として化合物(142)(600mg、収率:99%)を得た。
【0524】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=8.14(s,1H),7.68(brs,1H),6.94(s,1H),3.96(s,3H,)3.89(s,3H),2.50−2.49(m,1H),2.02−1.96(m,2H),1.76−1.42(m,7H),0.97(d,J=6.8Hz,3H).
【0525】
6,7−ジメトキシ−2−(4−メチル−シクロヘキシル)−3H−キナゾリン−4−オン(143)を、中間体4−(4−ヒドロキシ−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−2−イル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル・エステル(138)と同様に調製した。6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−(4−メチル−シクロヘキシル)−キナゾリン(144)を、(4−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−2−イル−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(139)についてと同様に調製した。
【0526】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.24(s,1H),7.15(s,1H),7.07−6.90(m,4H),4.02(s,3H),4.01(s,3H),3.98(s,3H),3.91−3.87(m,4H),3.29−3.28(m,4H),2.93−2.90(m,1H),2.19−2.01(m,2H),1.84−1.50(m,7H),1.00(d,J=6.8Hz,3H).MS:m/z477.3(M+H
+).
【0527】
実施例94:4−{6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−2−イル}−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル(145)
【0528】
【化64】
【0529】
化合物(139)についてと同様に、1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸の代わりに物質1−((ベンジルオキシ)カルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸から始めて、表題化合物を調製した。
【0530】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=8.10(s,1H),7.38−7.30(m,5H),7.11−7.08(m,2H),6.99−6.93(m,3H),5.16(s,2H),4.29−4.24(m,6H),4.11(s,3H),3.98(s,3H),3.93(s,3H),3.64−3.61(m,1H),3.28−3.24(m,4H),3.07−3.02(m,2H),2.10−2.04(m,2H),1.68−1.54(m,2H).MS:m/z598.4(M+H
+).
【0531】
実施例95:6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−キナゾリン(146)
【0532】
【化65】
【0533】
化合物(139)についてと同様に、1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸の代わりに物質テトラヒド−2H−ピラン4−カルボン酸から始めて、表題化合物を調製した。
【0534】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=7.18(s,1H),7.16(s,1H),6.99−6.90(m,4H),3.96−3.91(m,8H),3.81−3.78(m,7H),3.49−3.43(m,2H),3.19−3.16(m,4H),2.98−2.95(m,1H),1.90−1.84(m,4H).MS:m/z465.3(M+H
+).
【0535】
実施例96:6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−(テトラヒドロ−フラン−3−イル)−キナゾリン(147)
【0536】
【化66】
【0537】
化合物(139)についてと同様に、1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸の代わりに物質テトラヒドロフラン−3−カルボン酸から始めて、表題化合物を調製した。
【0538】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.22(s,1H),7.14(s,1H),7.03−6.90(m,4H),4.30−4.25(m,1H),4.17−4.06(m,2H),4.02(s,3H),3.99(s,3H),3.96(s,3H),3.91−3.87(m,4H),3.71−3.67(m,1H),3.28−3.26(m,4H),2.45−2.36(m,2H).MS:m/z451.3(M+H
+).
【0539】
実施例97:6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−(2−メチル−シクロプロピル)−キナゾリン(148)
【0540】
【化67】
【0541】
化合物(139)についてと同様に、1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸の代わりに物質2−メチルシクロプロパネカルボキリル酸から始めて、表題化合物を調製した。
【0542】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.19(s,1H),7.10(s,1H),7.07−6.90(m,4H),4.01(s,3H),3.97(s,3H),3.90(s,3H),3.86−3.81(m,4H),3.26−3.23(m,4H),1.92−1.88(m,1H),1.55−1.50(m,1H),1.37−1.25(m,1H),1.23−1.21(d,J=6.0Hz,3H).MS:m/z435.3(M+H
+).
【0543】
【化68】
【0544】
実施例98および99:シス−6,7−ジメトキシ−2−(4−メトキシ−シクロヘキシル)−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(150)およびトランス−6,7−ジメトキシ−2−(4−メトキシ−シクロヘキシル)−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(151)
化合物(139)についてと同様に、1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸の代わりに物質4−メトキシシクロヘキサネカルボン酸から始めて、表題化合物を調製した。それらそれぞれをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1からPE/EA=1/2まで)で単離して、黄色固形物として120mgのシス−6,7−ジメトキシ−2−(4−メトキシ−シクロヘキシル)−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(150)、および80mgの黄色固形物としてトランス−6,7−ジメトキシ−2−(4−メトキシ−シクロヘキシル)−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリンの(151)を、296mgの6,7−ジメトキシ−2−(4−メトキシシクロヘキシル)キナゾリン−4(3H)−オンから得た。
【0545】
シス−6,7−ジメトキシ−2−(4−メトキシ−シクロヘキシル)−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(150):
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.23(s,1H),7.14(s,1H),7.07−6.90(m,4H),4.01(s,3H),3.98(s,3H),3.90(s,3H),3.89−3.86(m,4H),3.51(m,1H),3.41(s,3H),3.36−3.26(m,4H),2.90−2.85(m,1H),2.17−2.01(m,4H),1.83−1.65(m,2H),1.64−1.57(m,2H).MS:m/z493.3(M+H
+).
【0546】
トランス−6,7−ジメトキシ−2−(4−メトキシ−シクロヘキシル)−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(151):
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.24(s,1H),7.17(s,1H),7.14−6.91(m,4H),4.02(s,3H),3.92(s,3H),3.91(s,3H),3.89−3.87(m,4H),3.53−3.50(m,1H),3.38(s,3H),3.35−3.25(m,4H),3.10−3.07(m,1H),2.82−2.77(m,1H),2.25−2.10(m,4H),1.85−1.72(m,2H),1.46−1.26(m,2H).MS:m/z493.3(M+H
+).
【0547】
実施例100:6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−(4−メチル−ピロリジン−3−イル)−キナゾリン(152)
【0548】
【化69】
【0549】
化合物(140)についてと同様に、1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸の代わりに物質(3S,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−メチルピロリジン−3−カルボン酸から始めて、表題化合物を調製した。
【0550】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=9.96(brs,1H),9.78(brs,1H),7.56(s,1H),7.10−7.05(m,3H),6.97−6.93(m,1H),440−4.38(m,4H),3.98(s,6H),3.97(s,3H),3.65−3.53(m,2H),3.51−3.46(m,2H),3.36−3.31(m,4H),2.99−2.95(m,1H),2.69−2.66(m,1H),1.17−1.15(d,J=6.8Hz,3H).MS:m/z464.3(M+H
+).
【0551】
実施例101:2−(1,4−ジメチル−ピロリジン−3−イル)−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(153)
【0552】
【化70】
【0553】
化合物(141)についてと同様に、1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸の代わりに物質(3S,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−メチルピロリジン−3−カルボン酸から始めて、表題化合物を調製した。
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.23(s,1H),7.21(s,1H),7.07−6.91(m,4H),4.04(s,3H),4.02(s,3H),3.99(s,3H),3.91−3.86(m,4H),3.29−3.25(m,7H),3.02−3.01(m,1H),2.79−2.75(m,1H),2.62−2.54(m,1H),2.52(s,3H),1.25−1.23(d,J=6.8Hz,3H).MS:m/z478.3(M+H
+).
【0554】
実施例102:6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−ピロリジン−3−イル−キナゾリン(154)
【0555】
【化71】
【0556】
化合物(140)についてと同様に、1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸の代わりに物1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−3−カルボン酸から始めて、表題化合物を調製した。
【0557】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.23(s,1H),7.13(s,1H),7.10−7.05(m,4H),7.06−6.91(m,4H),4.02(s,3H),4.00(s,3H),3.99(s,3H),3.91−3.90(m,4H),3.58−3.54(m,1H),3.44−3.40(m,1H),3.30−3.26(m,6H),3.14−3.10(m,1H),2.33−2.29(m,1H),2.19−2.16(m,1H).MS:m/z450.3(M+H
+).
【0558】
実施例103:6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−(1−メチル−ピロリジン−3−イル)−キナゾリン(155)
【0559】
【化72】
【0560】
化合物(141)についてと同様に、1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸の代わりに物質1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−3−カルボン酸から始めて、表題化合物を調製した。
【0561】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.22(s,1H),7.14(s,1H),7.07−6.91(m,4H),4.05(s,3H),4.04(s,3H),4.01(s,3H),3.89−3.86(m,4H),3.72−3.68(m,1H),3.29−3.24(m,4H),2.95−2.93(m,1H),2.86−2.84(m,1H),2.67−2.64(m,1H),2.48(s,3H),2.37−2.33(m,2H),1.75−1.63(m,2H).MS:m/z464.3(M+H
+).
【0562】
【化73】
【0563】
実施例104および105:2−((1R,3R)−3−クロロ−3−メチルシクロブチル)−6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(158)および2−((1S,3S)−3−クロロ−3−メチルシクロブチル)−6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(159)
1,4−ジオキサン(3mL)中の2−アミノ−4,5−ジメトキシ−安息香酸メチルエステル1(422mg、2mmol)および3−メチレン−シクロブタンカルボニトリル(558mg、6mmol)の溶液に、1,4−ジオキサン(8mL)中の4N HClを加えた。混合物を一晩100℃で攪拌した。結果として生じる混合物を室温に冷却し、冷たいNaHCO
3溶液(20ml)へ注ぎ、沈澱物を得た。固形物をろ過によって収集し、水(30mL)で洗浄し、乾燥させて、化合物(156)および(157)(440mg、収率:72%)の混合物を得た。MS:m/z 307.1 (M−H+).
【0564】
MeCN(25mL)中の化合物(156)および(157)(440mg、1.43mmol)の上記混合物の溶液を、1−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン(441mg、2.30mmol)、DBU(650mg、4.28mmol)、およびBOP(821mg、1.86mmol)に加えた。混合物を一晩50℃で攪拌した。溶媒を除去し、残留物をEtOAc(20mL)中に溶かした。混合物を水(30mL)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させた。溶液を濃縮乾固させ、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/PE=1/4からEtOAc/PE=1/2まで)により精製して、黄色固形物として化合物(158)(303mg、収率:44%)、および黄色固形物化合物として化合物(159)(172mg、収率:25%) を得た。
【0565】
2−((1R,3R)−3−クロロ−3−メチルシクロブチル)−6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン)(158):
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.22(s,1H),7.14(s,1H),7.06−6.91(m,4H),4.06−4.39(m,7H),3.92−3.89(m,7H),3.30(m,4H),2.93−2.86(m,4H),1.80(s,3H).MS:m/z483.3(M+H
+).
【0566】
2−((1S,3S)−3−クロロ−3−メチルシクロブチル)−6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(159):
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.22(s,1H),7.15(s,1H),7.05−6.91(m,4H),4.01(s,3H),3.99(s,3H),3.94−3.92(m,7H),3.54−3.50(m,1H),3.30−3.28(m,4H),3.16−3.11(m,2H),2.75−2.70(m,2H),1.88(s,3H).MS:m/z483.3(M+H
+).
【0567】
実施例106:6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−(3−メチル−シクロブチル)−キナゾリン(160)
ピリジン(231mg、2.93mmol)、EtOAc(6.4mL)、水(3mL)、および2−(3−クロロ−3−メチル−シクロブチル)−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン (131mg、0.27mmol) の混合物に、湿った10%Pd/C(100mg)を加えた。混合物をN
2により3回パージし、次に40psiのH2下で48時間、水素化した。その混合物をろ過した。ろ液を分取HPLCで精製して、白色固形物として化合物(160)(18mg、収率:15%)を得た。
【0568】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.24(s,1H),7.14(s,1H),7.08−6.91(m,4H),4.01(s,3H),3.98(s,3H),3.97−3.92(m,7H),3.56−3.51(m,1H),3.30(brs,4H),2.52−239(m,3H),2.13−2.08(m,2H),1.14−1.13(d,J=6.0Hz,3H).MS:m/z449.3(M+H
+).
【0569】
実施例107:2−シクロヘキシル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(161)
【0570】
【化74】
【0571】
化合物(144)についてと同様に、4−メチル − シクロヘキサンカルボン酸の代わりに物質シクロヘキサンカルボン酸から始めて、表題化合物を調製した。
【0572】
1
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.23(s,1H),7.14(s,1H),7.06−6.90(m,4H),4.01(s,3H),3.98(s,3H),3.89(s,3H),3.91−3.87(m,4H),3.28(t,J=9.2Hz,4H),2.83−2.77(m,1H),2.02(d,J=12.0Hz,2H),1.87(d,J=12.8Hz,2H),1.77−1.69(m,3H),1.37−1.24(m,3H).MS:m/z463.3(M+H
+).
【0573】
実施例108:2−tert−ブチル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(162)
【0574】
【化75】
【0575】
化合物(144)についてと同様に、4−メチル−シクロヘキサンカルボン酸の代わりに物質2、2−ジメチル−プロピオン酸から始めて、表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):
【0576】
実施例109:2−tert−ブチル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−キナゾリン(163)
【0577】
【化76】
【0578】
化合物(144)についてと同様に、4−メチル−シクロヘキサンカルボン酸の代わりに物質2、2−ジメチル−プロピオン酸から始めて、表題化合物を調製した。
【0579】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=7.24−7.18(m,2H),7.14(d,J=8.8Hz,2H),6.98(d,J=8.4Hz,1H),6.92(t,J=14.4Hz,1H),4.29(d,J=12.8Hz,2H),3.93(s,3H),3.89(s,3H),3.81(s,3H),3.24−3.12(m,3H),1.87(s,4H),1.38(s,9H).MS:m/z436.2(M+H
+).
【0580】
実施例110:6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−(1−メチル−シクロプロピル)−キナゾリン(164)
【0581】
【化77】
【0582】
化合物(144)についてと同様に、4−メチル − シクロヘキサンカルボン酸の代わりに物質1−メチルシクロプロパンカルボン酸から始めて、表題化合物を調製した。
【0583】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=7.13(s,1H),6.98−6.95(m,3H),6.92−6.88(m,1H),3.92(s,3H),3.89(s,3H),3.81(s,3H),3.70(s,4H),3.17(s,4H),1.53(s,3H),1.32−1.30(m,2H),0.81−0.79(m,2H).MS:m/z435.2(M+H
+).
【0584】
実施例111:6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−2−(1−メチル−シクロプロピル)−キナゾリン(165)
【0585】
【化78】
【0586】
化合物(144)についてと同様に、4−メチル − シクロヘキサンカルボン酸の代わりに物質1−メチルシクロプロパンカルボン酸から始めて、表題化合物を調製した。
【0587】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.25−7.19(m,3H),7.11(s,1H),6.96(t,J=15.2Hz,1H),6.92(d,J=8.4Hz,1H)4.27(d,J=13.2Hz,2H),4.02(s,3H),3.96(s,3H),3.86(s,3H),3.28−3.25(m,1H),3.15(t,J=14.0Hz,2H),1.97−1.89(m,4H),1.61(s,3H)1.44−1.40(m,2H),0.82−0.79(m,2H).MS:m/z434.2(M+H
+).
【0588】
【化79】
【0589】
実施例112:6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−(1−トリフルオロメチル−シクロプロピル)−キナゾリン(168)
DCM(5ml)中の化合物166(化合物(138)と同様に調製された、150mg、0.48mmol)、PhNTf2(171mg、0.48mmol)、DBU(73mg、0.48mmol)およびDMAP(6mg、0.048mmol)の溶液を、2時間室温で撹拌した。混合物を、減圧下で濃縮乾固させた。残留物を、水(20mL)で希釈し、EtOAc(50mLx3)で抽出した。抽出物をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を減圧下で濃縮して、白色固形物として粗製化合物(167)を得た。
【0590】
DMF(5mL)中の化合物(131)(80mg、0.17mmol)の溶液に、過剰な1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(665mg、3.46mmol)を加え、混合物を3時間70℃で撹拌した。混合物を、減圧下で濃縮乾固させた。残留物を、水(20mL)で希釈し、混合物をEtOAc(50mLx3)で抽出した。抽出物をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を減圧下で濃縮し、残留物を分取HPLCにより精製して、黄色油として化合物(168)(20mg、16%)を得た。
【0591】
1HNMR(300MHz,DMSO−d
6):δ=7.15(s,1H),7.13(s,1H),6.98−6.90(m,4H),3.94(s,3H),3.92(s,3H),3.81(s,3H),3.80−3.78(m,4H),3.18−3.14(s,4H),1.61−1.57(m,2H),1.45−1.41(m,2H).MS:m/z489.2(M+H
+).
【0592】
実施例113:6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−2−(1−トリフルオロメチル−シクロプロピル)−キナゾリン(169)
【0593】
【化80】
【0594】
1−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジンを4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジンと置換したことを除いて、化合物(168)について記載されるように表題化合物を調製した。
【0595】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.21(t,J=15.6Hz,3H),7.11(s,1H),6.98−6.94(m,1H),6.89(d,J=8.0Hz,1H),4.33(d,J=13.6Hz,2H),4.02(s,3H),3.96(s,3H),3.86(s,3H),3.32−3.16(m,3H),1.98−1.89(m,4H),1.62−1.58(m,2H),1.46−1.43(m,2H).MS:m/z488.1(M+H
+).
【0596】
【化81】
【0597】
実施例114:[4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−2−(1−メチル−シクロプロピル)−キナゾリン−6−イル]−メチル−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミン(172)
無水トルエン(10mL)中の化合物170(化合物(144)と同様に調製された、200mg、0.44mmol)、t−BuONa(85mg、0.88mmol)、およびBINAP(30mg、0.044mmol)、および2−モルホリン−4−イル−エチルアミン(86mg、0.66mmol)の溶液に、Pd
2(dba)
3(20mg、0.0221mmol)を加えた。混合物をN
2で3回脱気し、N
2下で110℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後、混合物を減圧下で濃縮乾固させた。水(5mL)で残留物を希釈した。DCM(20mLx3)で水相を抽出した。抽出物をブライン(10mLx2)で洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を減圧下で濃縮し、粗製生成物を分取TLC(DCM/MeOH=10/1)により精製して、黄色油として化合物(171)(40mg、18%)を得た。MS:m/z 502.0 (M+H
+).
【0598】
MeOH(10mL)中の化合物(171)(30mg、0.060mmol)の溶液に水性のHCHO(2mL)を加え、混合物を2時間室温で撹拌した。NaCNBH
3を加えて、室温で混合物を一晩撹拌した。混合物を、減圧下で濃縮乾固させた。水(5mL)で残留物を希釈し、DCM(20mLx3)で水相を抽出した。抽出物をブライン(20mLx2)で洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を減圧下で濃縮し、粗製生成物を分取HPLCにより精製して、黄色固形物として化合物(172)(10mg、33%)を得た。
【0599】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.75(d,J=9.0Hz,1H),7.33−7.21(m,3H),7.00(t,J=7.2Hz,1H),6.96−6.87(m,2H),4.33(d,J=13.8Hz,2H),3.87(s,3H),3.72−3.69(m,4H),3.60−3.55(m,2H),3.13−3.08(m,3H),3.05(s,3H),2.60−2.50(m,6H),1.97−1.89(m,4H),1.65(s,3H)1.42(s,2H),0.82−0.79(m,2H).MS:m/z516.0(M+H
+).
【0600】
【化82】
【0601】
実施例115:7−クロロ−2−シクロプロピル−6−メトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(178)
THF(30mL)中の3−クロロ−4−メトキシ−フェニルアミン(173)(3.15g、20mmol)の溶液にNBS(3.56g、20mmol)を加えた。反応混合物を、4時間室温で撹拌した。反応溶液をEtOAc(150mL)で希釈し、水性のNa2S2O3溶液(100mL)、水性のNaHCO
3溶液(100mL)、およびブライン(100mL)で混合物を洗浄した。有機質層を分離し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させた。真空で溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/PE=1/20)で精製して、白色固形物として化合物(174)(2.75g、収率:58%)を得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.01(s,1H),6.84(s,1H),3.82(brs,5H).
【0602】
THF(50mL)中の2−ブロモ−5−クロロ−4−メトキシ−フェニルアミン(174)(2.75g、11.63mmol)の溶液に、DMAP(0.14g、1.16mmol)および(Boc)
2O(7.53g、34.89mmol)を加えた。混合物を4時間還流で撹拌した。室温に冷却した後、反応溶液をEtOAc(100mL)で希釈した。混合物を0.5NのHCl(30ml)、ブライン(150ml)で洗浄し、無水物のNa
2SO
4によって乾燥させた。有機質層を分離し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させた。溶媒を除去して、ジ−Boc保護の生成物を得た。残留物をMeOH(100mL)に溶かした。K
2CO
3(4.8μL、34.89mmol)を加え、混合物を4時間還流で撹拌した。溶媒を除去し、残留物をEtOAc(100mL)中に溶かした。溶液0.5NのHCl(30ml)、ブライン(150ml)で洗浄し、無水物のNa
2SO
4によって乾燥させた。真空で溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/PE=1/40)で精製して、白色固形物として化合物(175)(2.74g、収率:70%)を得た。
【0603】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=8.20(brs,1H),7.06(s,1H),6.74(s,1H),3.86(s,3H),1.53(s,9H).
【0604】
THF(50mL)中の化合物(175)(1.77g、5.15mmol)の溶液に、N
2下で−78℃でn−BuLi(2.5M,4.12mL)を滴下で加え、混合物を1時間撹拌した。0.5時間、反応溶液でCO
2を泡立たせた。混合物を、室温に暖め、一晩撹拌した。反応を水(20ml)でクエンチし、混合物をEt2O(20mL)で抽出した。水層を37%のHClによりpH=4まで酸性化し、EtOAc(20mLx2)で抽出した。Na
2SO
4によって抽出物を乾燥させた。溶媒を真空で除去して、黄色固形物として2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−4−クロロ−5−メトキシ−安息香酸(0.99g、収率:64%)を得た。MS:m/z300.0(M−H+).
【0605】
MeOH(30mL)に上記の酸を溶かし、SOCl
2(1.95g、16.41mmol)を加えた。混合物を一晩還流で攪拌した。溶媒を除去し、残留物をEtOAc(20mL)中に溶かした。混合物をpH=8のNa
2CO
3溶液で洗浄した。有機質層を分離し、ブライン(30mL)で洗浄した。有機質層を分離し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させた。溶媒を除去して、白色固形物として化合物(176)(0.8g、収率:77%)を得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.38(brs,1H),6.76(s,1H),5.42(brs,2H),3.88(s,3H),3.84(s,3H).
【0606】
1,4−ジオキサン(5mL)中の化合物(176)(290mg、1.17mmol)の混合物に、1,4−ジオキサン(4M、15mL)中シクロプロパンカルボニトリル(390mg、5.84mmol)およびHClを加えた。反応混合物を、12時間100℃で撹拌した。混合物を、室温まで冷却し、ろ過した。固形物を乾燥させて、白色固形物として粗製化合物(177)(224mg、収率:77%)を得て、それをさらなる精製なしで次の工程に使用した。MS:m/z251.0(M+H
+).
【0607】
1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(516mg、2.69mmol)、DBU(272mg、1.79mmol)、BOP(515mg、1.17mmol)の混合物に、化合物(177)(224mg、0.90mmol)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。溶液を濃縮乾固させ、残留物をEtOAc(15mL)中に溶かした。混合物をブライン(15mLx2)で洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。粗製生成物を分取TLC(PE/EtOAc=5/1)により精製して、黄色固形物として化合物(178)(59.4mg、収率:36%)を得た。
【0608】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.92(s,1H),7.17(s,1H),7.06−6.90(m,4H),4.01(s,3H),3.96(s,3H),3.91−3.84(m,4H),3.26−3.24(m,4H),2.22(m,1H),1.25−1.15(m,2H),1.04−1.02(m,2H).MS:m/z425.2(M+H
+).
【0609】
実施例116:2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ピリド[2,3−d]ピリミジン(179)
【0610】
【化83】
【0611】
化合物(178)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0612】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=8.95(dd,J=4.4,2.0Hz,1H),8.20(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.25−7.23(m,1H),7.06−7.03(m,1H),6.97−6.90(m,3H),4.00−3.96(m,4H),3.90(s,3H),3.25−3.22(m,4H),2.31−2.26(m,1H),1.28−1.24(m,2H),1.06−1.02(m,2H).MS:m/z326.2(M+H
+).
【0613】
実施例117:2−シクロプロピル−6,8−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(180)
【0614】
【化84】
【0615】
化合物(178)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0616】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=6.96−6.86(m,5H),6.72(s,1H),3.89(s,3H),3.87(s,3H),3.81(s,3H),2.13−2.09(m,1H),1.02−0.92(m,4H).LC−MS:421.2(M+1).
【0617】
実施例118:2−シクロプロピル−6−メトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−7−メチル−キナゾリン(181)
【0618】
【化85】
【0619】
化合物(178)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0620】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.60(s,1H),7.04(s,1H),7.03−6.90(m,4H),3.91(s,6H),3.86−3.82(m,4H),3.26−3.24(m,4H),2.37(s,3H),2.22−2.19(m,1H),1.16−1.15(m,2H),0.99−0.96(m,2H).MS:m/z405.3(M+H
+).
【0621】
実施例119:2−シクロプロピル−7−フルオロ−6−メトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(182)
【0622】
【化86】
【0623】
化合物(178)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0624】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.48(d,J=12Hz,1H),7.22(d,J=8.8Hz,1H),7.05−6.90(m,4H),3.97(s,3H),3.91(s,3H),3.83−3.82(m,4H),3.26−3.24(m,4H),2.19−2.17(m,1H),1.18−1.14(m,2H),1.02−0.99(m,2H).MS:m/z409.3(M+H
+).
【0625】
実施例120:6−ブロモ−2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(183)
【0626】
【化87】
【0627】
化合物(178)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0628】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.99(s,1H),7.75−7.72(m,1H),7.67(d,J=8.8Hz,1H),7.10−6.82(m,4H),4.02−3.83(m,7H),3.28−3.16(m,4H),2.25−2.14(m,1H),1.22−1.14(m,2H),1.12−0.96(m,2H).MS:m/z441.1(M+H
+).
【0629】
【化88】
【0630】
実施例121:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−ジメチルアミン(184)
無水トルエン(10mL)中の(183)(100mg、0.23mmol)、t−BuONa(67mg、0.7mmol)およびBINAP(7mg、0.01mmol)の混合物に、THF(0.1mL、2M)およびPd
2(dba)
3(7mg、0.01mmol)中のMe
2NHの溶液を加えた。N
2下で17時間116℃で混合物を還流した。室温に冷却した後、混合物をろ過した。精製物を真空で蒸発させ残留物とし、分取TLC(DCM/MeOH=20/1)および次に分取HPLCにより精製して、黄色固形物として化合物(184)(9mg、収率:10%)を産出した。
【0631】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.76(d,J=8.8Hz,1H),7.36−7.33(m,1H),7.10−6.80(m,4H),3.90(s,3H),3.92−3.76(m,4H),3.29−3.20(m,4H),3.04(s,6H),2.24−2.16(m,1H),1.19−1.12(m,2H),1.01−0.91(m,2H).MS:m/z404.3(M+H
+).
【0632】
実施例122:6−ブロモ−2−シクロプロピル−7−フルオロ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(185)
【0633】
【化89】
【0634】
化合物(178)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0635】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=8.07(d,J=7.2Hz,1H),7.48(d,J=9.6Hz,1H),7.08−6.90(m,4H),3.93−3.90(m,7H),3.24−3.22(m,4H),2.19−2.16(m,1H),1.20−1.16(m,2H),1.05−1.00(m,2H).MS:m/z457.2(M+H
+).
【0636】
実施例123:{2−シクロプロピル−7−フルオロ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(186)
【0637】
【化90】
【0638】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0639】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.46(d,J=13.8Hz,1H),7.17(d,J=9.3Hz,1H),7.09−6.91(m,4H),3.92(s,3H),3.86−3.81(m,4H),3.27−3.23(m,4H),2.93(s,6H),2.22−2.17(m,1H),1.28−1.25(m,2H),1.03−1.00(m,2H).MS:m/z422.3(M+H
+).
【0640】
実施例124:{2−シクロプロピル−7−フルオロ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−ジエチル−アミン(187)
【0641】
【化91】
【0642】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0643】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.41(d,J=14.0Hz,1H),7.19(d,J=9.2Hz,1H),7.07−6.90(m,4H),3.91(s,3H),3.82−3.80(m,4H),3.31−3.23(m,8H),2.17−2.16(m,1H),1.17−1.12(m,8H),1.00−0.99(m,2H).MS:m/z450.3(M+H
+).
【0644】
実施例125:6−ブロモ−7−クロロ−2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(188)
【0645】
【化92】
【0646】
化合物(178)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0647】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=8.26(s,1H),7.92(s,1H),7.00−6.89(m,4H),3.90−3.87(m,4H),3.81(s,3H),3.13−3.12(m,4H),2.11−2.08(m,1H),1.08−1.05(m,2H),1.02−0.98(m,2H).MS:m/z473.1(M+H
+).
【0648】
実施例126:{7−クロロ−2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(189)
【0649】
【化93】
【0650】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0651】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.87(s,1H),7.37(s,1H),7.09−6.91(m,4H),3.92(s,3H),3.89−3.86(m,4H),3.28−3.25(m,4H),2.88(s,6H),2.20−2.17(m,1H),1.20−1.15(m,2H),1.04−0.98(m,2H).MS:m/z438.3(M+H
+).
【0652】
実施例127:{7−クロロ−2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−ジエチル−アミン(190)
【0653】
【化94】
【0654】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0655】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.86(s,1H),7.36(s,1H),7.07−6.90(m,4H),3.91(s,3H),3.85−3.82(m,4H),3.25−3.16(m,8H),2.19−2.16(m,1H),1.17−1.14(m,2H),1.10−1.01(m,6H),1.01−0.98(m,2H).MS:m/z466.3(M+H
+).
【0656】
実施例128:6−ブロモ−2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−7−メチル−キナゾリン(191)
【0657】
【化95】
【0658】
化合物(178)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0659】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=8.04(s,1H),7.67(s,1H),7.05−6.90(m,4H),3.92−3.91(m,4H),3.89(s,3H),3.24−3.22(m,4H),2.53(s,3H),2.19−2.15(m,1H),1.18−1.15(m,2H),1.02−0.99(m,2H).MS:m/z453.2(M+H
+).
【0660】
実施例129:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−7−メチル−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(192)
【0661】
【化96】
【0662】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0663】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.88−7.86(m,1H),7.28(s,1H),7.08−6.91(m,4H),4.09−4.07(m,4H),3.91(s,3H),3.26−3.23(m,4H),2.75(s,6H),2.46(s,3H),1.77−1.72(m,1H),1.22−1.12(m,2H),1.10−0.98(m,2H).MS:m/z418.3(M+H
+).
【0664】
実施例130:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−7−メチル−キナゾリン−6−イル}−エチル−メチル−アミン(193)
【0665】
【化97】
【0666】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0667】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.65(s,1H),7.38(s,1H),7.06−6.91(m,4H),3.92(s,3H),3.86−3.83(m,4H),3.28−3.24(m,4H),3.06(q,J=7.2Hz,4H),2.45(s,3H),2.21−2.17(m,1H),1.96−1.15(m,2H),1.05(t,J=7.2Hz,6H),1.00−0.95(m,2H).MS:m/z446.4(M+H
+).
【0668】
実施例131:6−ブロモ−2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−7−メチル−キナゾリン(194)
【0669】
【化98】
【0670】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0671】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.73(s,1H),7.51(s,1H),4.03−3.98(m,4H),2.94(s,6H),2.55(s,3H),2.33−2.30(m,1H),1.86−1.80(m,6H),1.28−1.27(m,4H).
【0672】
実施例132:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−7−メチル−キナゾリン−6−イル}−ジエチル−アミン(195)
【0673】
【化99】
【0674】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0675】
1HNMR(300MHz、CDCl
3):δ=7.61(s,1H),7.32(s,1H),3.59−3.55(m,4H),3.04(q,J=7.2Hz,4H),2.42(s,3H),2.17−2.16(m,1H),1.76−1.72(m,6H),1.16−1.13(m,2H),1.04(t,J=7.2Hz,6H),0.98−0.93(m,2H).MS:m/z339.3(M+H
+)
【0676】
実施例133:2−シクロプロピル−6−メトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−ピリド[3,4−d]ピリミジン(196)
【0677】
【化100】
【0678】
化合物(178)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0679】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=9.17(s,1H),7.14−6.94(m,5H),4.39−4.35(m,4H),4.05(s,3H),3.92(s,3H),3.34−3.30(m,4H),2.53−2.51(m,1H),1.34−1.23(m,4H).MS:m/z392.3(M+H
+).
【0680】
実施例134:6−ブロモ−2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−7−メチル−キナゾリン(197)
【0681】
【化101】
【0682】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0683】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.61(s,1H),7.32(s,1H),7.24−7.21(m,2H),7.01−6.91(m,2H),4.42−4.41(m,2H),3.87(s,3H),3.30−3.12(m,3H),2.77(s,6H),2.48(s,3H),2.19−2.15(m,1H),2.00−1.89(m,4H),1.18−1.15(m,2H),0.99−0.96(m,2H).MS:m/z417.3(M+H
+).
【0684】
実施例135:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−7−メチル−キナゾリン−6−イル}−ジエチル−アミン(198)
【0685】
【化102】
【0686】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0687】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.63(s,1H),7.37(s,1H),7.25−7.21(m,2H),7.01−6.90(m,2H),4.38−4.32(m,2H),3.87(s,3H),3.39−3.02(m,7H),2.44(s,3H),2.19−2.18(m,1H),1.98−1.89(m,4H),1.19−1.15(m,2H),1.06−0.96(m,8H).MS:m/z445.3(M+H
+).
【0688】
実施例136:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−7−イル}−ジメチル−アミン(199)
【0689】
【化103】
【0690】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0691】
1HNMR(400HMz,CDCl
3):δ=7.71(d,J=9.6Hz,1H),6.97−6.85(m,6H),3.90(s,3H),3.87−3.83(m,4H),3.25−3.17(m,4H),3.09(s,6H),2.18(m,1H),1.17−1.13(m,2H),0.97−0.92(m,2H).MS:m/z404.3(M+H
+).
【0692】
実施例137:{2−シクロプロピル−4−[4−(2,5−ジメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(200)
【0693】
【化104】
【0694】
化合物(178)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0695】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.61−7.57(m,2H),7.08−6.88(m,5H),4.02−3.83(m,7H),3.26−3.18(m,4H),2.40(s,3H),2.39(s,3H),2.23−2.13(m,1H),1.20−1.14(m,2H),1.05−0.92(m,2H).MS:m/z389.3(M+H
+).
【0696】
実施例138:2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−6−ピペリジン−1−イル−キナゾリン(201)
【0697】
【化105】
【0698】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0699】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=8.13(d,J=9.2Hz,1H),7.69−7.66(m,1H),7.49(s,1H),7.20−7.05(m,1H),7.02−6.89(m,3H),3.34−3.26(m,4H),3.91(s,3H),3.45−3.24(m,8H),2.53−2.48(m,1H),1.93−1.78(m,4H),1.75−1.65(m,2H),1.37−1.26(m,4H).MS:m/z444.3(M+H
+).
【0700】
実施例139:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−ジエチル−アミン(202)
【0701】
【化106】
【0702】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0703】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=8.08(d,J=10.0Hz,1H),7.44(d,J=7.6Hz,1H),7.21−7.09(m,2H),7.08−6.89(m,3H),4.33−4.25(m,4H),3.91(s,3H),3.51−3.42(m,4H),3.40−3.30(m,4H),2.50−2.43(m,1H),1.37−1.08(m,10H).MS:m/z432.3(M+H
+).
【0704】
実施例140:2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−6−モルホリン−4−イル−キナゾリン(203)
【0705】
【化107】
【0706】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0707】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.80(d,J=8.8Hz,1H),7.48−7.45(m,1H),7.10−7.05(m,1H),7.02−6.86(m,5H),4.01−3.76(m,1H),3.29−3.19(m,8H),2.58−2.46(m,1H),1.21−1.14(m,2H),1.08−0.91(m,2H).MS:m/z446.3(M+H
+).
【0708】
実施例141:2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−6−ピロリジン−1−イル−キナゾリン(204)
【0709】
【化108】
【0710】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0711】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=8.15(d,J=9.2Hz,1H),7.23−7.20(m,1H),7.12−7.02(m,1H),7.00−6.89(m,3H),6.58(d,J=2.8Hz,1H),4.25−4.39(m,4H),3.92(s,3H),3.46−3.39(m,4H),3.25−3.18(m,4H),2.70−2.59(m,1H),2.19−2.03(m,4H),1.28−1.21(m,4H).MS:m/z430.3(M+H
+).
【0712】
実施例142:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−フェニル−アミン(205)
【0713】
【化109】
【0714】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0715】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.76(d,J=8.8Hz,1H),7.48−7.39(m,2H),7.36−7.26(m,2H),7.12(d,J=7.2Hz,2H),7.08−6.86(m,5H),5.96(brs,1H),3.89(s,3H),3.84−3.76(m,4H),3.30−3.10(m,4H),2.50−2.16(m,1H),1.21−1.12(m,2H),1.02−0.96(m,2H).MS:m/z452.3(M+H
+).
【0716】
実施例143:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(206)
【0717】
【化110】
【0718】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0719】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.74(d,J=6.0Hz,1H),7.33(dd,J=9.2,2.8Hz,1H),7.27−7.18(m,2H),7.00−6.93(m,1H),6.91−6.83(m,2H),4.38(d,J=12.8Hz,2H),3.86(s,3H),3.35−3.22(m,1H),3.14(t,J=12.0Hz,2H),3.02(s,6H),2.24−2.16(m,1H),2.00−1.79(m,4H),1.20−1.12(m,2H),1.03−0.91(m,2H).MS:m/z404.3(M+H
+).
【0720】
実施例144:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−エチル−メチル−アミン(207)
【0721】
【化111】
【0722】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0723】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.77(d,J=9.2Hz,1H),7.31(dd,J=9.2,2.4Hz,1H),7.30−7.20(m,2H),6.99−6.95(m,1H),6.89(d,J=8.0Hz,1H),6.84(d,J=2.4Hz,1H),4.40(d,J=12.4Hz,2H),3.86(s,3H),3.47(q,J=7.2Hz,2H),3.35−3.23(m,1H),3.22−3.08(m,2H),2.98(s,3H),2.25−2.18(m,1H),2.02−1.79(m,4H),1.19−1.12(m,5H),1.02−0.91(m,2H).MS:m/z417.3(M+H
+).
【0724】
実施例145:{7−クロロ−2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシフェニル)ピペリジル]キナゾリン−6−イル}ジメチルアミン(208)
【0725】
【化112】
【0726】
化合物(184)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0727】
1HNMR(400MHz,MeOD):δ=7.75(s,1H),7.50(s,1H),7.27−7.15(m,2H),7.01−6.88(m,2H),4.60−4.49(m,2H),3.87(s,3H),3.44−3.33(m,3H),2.90(s,6H),2.20−2.04(m,1H),2.07−1.86(m,4H),1.25−1.15(m,2H),1.12−1.00(m,2H).MS:m/z437.3(M+H
+).
【0728】
実施例146:2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−6−ピペラジン−1−イル−キナゾリン(209)
【0729】
【化113】
【0730】
化合物(178)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、HCL塩として表題化合物を調製した。
【0731】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=9.32(brs,2H),7.89−7.80(m,2H),7.27(s,1H),7.08−6.82(m,4H),4.35−4.20(m,4H),3.82(s,3H),3.60−3.49(m,4H),3.34−3.15(m,8H),2.40−2.30(m,1H),1.30−1.22(m,4H).MS:m/z445.3(M+H
+).
【0732】
実施例147:2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−キナゾリン(210)
【0733】
【化114】
【0734】
化合物(178)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、HCL塩として表題化合物を調製した。
【0735】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=10.13(brs,1H),7.84(d,J=7.6Hz,1H),7.71(d,J=9.6Hz,1H),7.32(s,1H),7.04−6.97(m,2H),6.97−6.85(m,2H),4.34−4.23(m,4H),4.06−3.96(m,2H),3.82(s,3H),3.63−3.51(m,2H),3.39−3.05(m,8H),2.89(s,3H),2.26−2.20(m,1H),1.46−1.26(m,4H).MS:m/z459.3(M+H
+).
【0736】
実施例148:2−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(211)
【0737】
【化115】
【0738】
化合物(178)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0739】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.64−7.52(m,2H),7.08−7.03(m,1H),6.98−6.90(m,3H),3.90(s,3H),3.86(t,J=9.2Hz,4H),3.23(t,J=9.6Hz,4H),2.32(s,3H),2.19−2.15(m,1H),1.19−1.145(m,2H),1.04−0.99(m,2H).MS:m/z397.2(M+H
+).
【0740】
【化116】
【0741】
実施例149および150:{2−シクロプロピル−6−フルオロ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−7−イル}−ジメチル−アミン(212)および{2−シクロプロピル−6−フルオロ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−7−イル}−ジエチル−アミン(213)
密閉したチューブで、DMF(10mL)中の化合物(211)(200mg、0.51mmol)、ジエチルアミン(40mg、0.56mmol)およびTEA(102mg、1.01mmol)の溶液を一晩120℃で加熱した。混合物を、水(20mL)で希釈し、EtOAc(10mLx2)で抽出した。抽出物をブライン(10mLx2)で洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を減圧下で濃縮し、粗製物を分取HPLCで精製して、白色固形物として化合物(212)(20mg、収率:18%)および白色固形物として化合物(213)(30mg、収率:38%)を得た。
【0742】
{2−シクロプロピル−6−フルオロ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−7−イル}−ジメチル−アミン(212)
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=7.55(d,J=14.8Hz,1H),6.98−6.89(m,5H),3.81(s,3H),3.74−3.70(m,4H),3.15−3.11(m,4H),2.96(s,6H),2.09−2.07(m,1H),1.02(m,2H),0.94−0.91(m,2H).MS:m/z422.3(M+H
+).
【0743】
{2−シクロプロピル−6−フルオロ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−7−イル}−ジエチル−アミン(213)
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=7.55(d,J=15.2Hz,1H),6.98−6.89(m,5H),3.81(s,3H),3.74−3.70(m,4H),3.40−3.35(m,4H),3.15−3.11(m,4H),2.05−2.02(m,1H),1.14(t,J=7.2Hz,6H),1.02−1.00(m,2H),0.94−0.90(m,2H),MS:m/z450.3(M+H
+).
【0744】
【化117】
【0745】
実施例151:2−シクロプロピル−6−フルオロ−7−メトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(214)
MeOH(10mL)中の化合物(211)(200mg、0.51mmol)およびKOH(28.6mg、0.51mmol)の溶液を、一晩還流で撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を1N HClでpH=6まで酸性化した。EtOAc(50mLx2)で水相を抽出し、抽出物をブライン(10mL)で洗浄した。溶液をNa
2SO
4によって乾燥させ、減圧化で濃縮して、粗製生成物を得た。それをDMFにより粉末状にして、白色固形物として化合物(214)(25mg、収率:12%)を得た。
【0746】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.50(d,J=12.0Hz,1H),7.25(s,1H),6.97−6.91(m,4H),4.00(s,3H),3.90(s,H),3.86−3.82(m,4H),3.25−3.20(m,4H),2.19−2.15(m,1H),1.18−1.14(m,2H),1.02−0.98(m,2H).MS:m/z409.2(M+H
+).
【0747】
【化118】
【0748】
実施例152:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−メチル−プロピル−アミン(219)
出発物質(215)を化合物(6)と同様に調製した。
【0749】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=8.32(d,J=2.8Hz,1H),7.25(dd,J=9.2,2.8Hz,1H),7.84(d,J=9.2Hz,1H),7.08−7.04(m,1H),6.99−6.90(m,3H),4.10−4.05(m,4H),3.92(s,H),3.30−3.24(m,4H),2.25−2.20(m,1H),1.26−1.20(m,2H),1.12−1.06(m,2H).
【0750】
EtOH/H
2O(16mL/2mL)中の化合物(215)(1.60g、3.95mmol)、活性な鉄粉(1.10mg、19.8mmol)、NH
4Cl(423mg、7.90mmol)の混合物を、3時間還流するまで加熱した。室温に冷却した後、混合物をセライトを介してろ過した。ロ液を濃縮乾固させ、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCMからMeOH/DCM=1/30まで)により精製して、黄色固形物として化合物(216)(1.0g、収率:68%)を産出した。
【0751】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.67(d,J=8.8Hz,1H),7.13(dd,J=8.2,2.4Hz,1H),7.08−6.88(m,5H),3.88(s,3H),3.87−3.78(m,4H),3.25−3.20(m,4H),2.20−2.14(m,1H),1.16−1.10(m,2H),0.98−0.93(m,2H).
【0752】
DCM(10mL)中の、化合物(216)(800mg、2.13mmol)、TEA(430mg、4.26mmol)およびBoc
2O(558mg、2.56mmol)の撹拌された溶液に、DMAP(71mg、0.64mmol)を加えた。反応混合物を、5時間30℃で撹拌した。混合物をDCM(80mL)で希釈し、水(30mLx2)、ブライン(30mLx2)で洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液は濃縮乾固させ、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1からPE/EtOAc=3/1まで)により精製して、黄色固形物としてBoc保護の生成物(810mg、収率:81%)を得た。
【0753】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.78−7.73(m,2H),7.52(dd,J=9.2,2.0Hz,1H),7.06−7.00(m,1H),6.97−6.85(m,3H),3.87−3.78(m,7H),3.21−3.16(m,4H),2.21−2.16(m,1H),1.43(s,9H),1.19−1.14(m,2H),1.03−0.98(m,2H).
【0754】
Boc保護された生成物(500mg、1.05mmol)の溶液を乾燥THF(5mL)中に溶かし、0℃まで冷却し、NaH(鉱油中に60%、63mg、1.57mmol)を加え、0℃で1.5時間撹拌した。その後、CH
3I(298mg、2.1mmol)を、滴下で加え、混合物を室温で一晩撹拌した。反応を、飽和したNH
4Cl溶液(10mL)および水(10mL)でクエンチした。水相をEtOAc(10ml×2)で抽出した。混合した有機質層を、水(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を真空で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/PE=1/5)で精製して、黄色油として生成物(217)(240mg、収率:47%)を得た。
【0755】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.74(d,J=8.8Hz,1H),7.67(d,J=2.0Hz,1H),7.06−6.87(m,4H),3.90(s,3H),3.90−3.86(m,4H),3.32(s,3H),3.25−3.20(m,4H),2.23−2.15(m,1H),1.18−1.14(m,2H),1.02−0.98(m,2H).
【0756】
化合物(217)(90mg、0.18mmol)をEtOAc(1.5ml)およびHCl/EtOAc(1M、5mL)に溶かし、混合物を2時間室温で撹拌した。反応溶液を濃縮して、黄色固形物として(218)(80mg、定量)のHCl塩を得た。
【0757】
化合物(218)(80mg、0.18mmol)の溶液をMeOH(3mL)中に溶かし、プロピオンアルデヒド(21mg、0.36mmol)を加え、混合物を1時間撹拌した。その後、NaBH
3CNを加えて、混合物を一晩撹拌した。15mLの水を加え、混合物をEtOAc(15mLx2)で抽出した。混合した有機質層を、水(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を真空で濃縮乾固させ、粗製生成物を分取HPLCにより精製して、黄色固形物として化合物(219)のHLC塩(45mg、収率:58%)を得た。
【0758】
1HNMR(400MHz,CD3OD):δ=8.04(d,J=9.2Hz,1H),7.96−7.94(m,1H),7.90(d,J=9.2Hz,1H),7.79(d,J=7.6Hz,1H),7.58(t,J=8.4Hz,1H),7.35(d,J=8.4Hz,1H),7.19(t,J=8.4Hz1H),4.03(s,4H),4.08(s,3H),4.04−4.02(m,4H),3.60(t,J=7.8Hz,2H),3.27(s,3H),2.32−2.28(m,1H),1.72−1.66(m,2H),1.50−1.38(m,4H),0.99(t,J=7.4Hz,3H).MS:m/z432.3(M+H
+).
【0759】
【化119】
【0760】
実施例153:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−メチル−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミン(220)
モルホリン−4−イル−酢酸(45mg、0.3mmol)を塩化オキサリル(5mL)中に懸濁し、一滴のDMFを加え、混合物を2時間間室温で撹拌した。溶液を濃縮して、モルホリン−4−イル−塩化アセチルを得た。上記の塩化アシルをDCM(1mL)中に溶かし、DCM(4mL)中の化合物219(60mg)およびTEA(0.5mL)の溶液を、氷冷却槽の溶液中に加えた。反応混合物を、室温で一晩撹拌した。反応を飽和したNaHCO
3溶液(10mL)でクエンチした。有機質層を分離し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を濃縮し、分取TLC(EtOAc)により精製して、白色固形物として化合物(220)(50mg、収率:64%)を産出した。
【0761】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=7.87(s,1H),7.71(s,2H),6.98−6.89(m,4H),3.83−3.81(m,7H),3.47−3.42(m,4H),3.30−3.12(m,6H),2.91−2.89(m,1H),2.54−2.50(m,2H),2.33−2.27(m,4H),2.13−2.09(m,1H),1.07−1.06(m,2H),1.00−0.96(m,2H).MS:m/z517.3(M+H
+).
【0762】
実施例154:2−シクロプロピル−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)−N−メチル−N−(2−モルホリノエチル)キナゾリン−6−アミン(221)
BH
3(Me
2S複合体10M、0.09mL、0.9mmol)を、0℃でTHF(3mL)中の(220)(45mg、0.09mmol)の溶液に加えた。反応物を一晩50℃で攪拌した。反応を飽和したMeOH(1mL)でクエンチした。その後、6N HCl(10mL)を加えて、3時間60℃で混合物を撹拌した。結果として生じた溶液を、pH=8までの飽和NaHCO
3で処理し、水相をEtOAc(10mLx3)で抽出した。有機質層を水(10ml)およびブライン(10ml)で洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を濃縮乾固させ、残留物を分取HPLCにより精製して、黄色固形物として化合物(221)のHLC塩(8mg、収率:18%)を得た。
【0763】
1HNMR(400MHz,CD3OD):δ=7.83−7.78(m,3H),7.59(t,J=7.6Hz,1H),7.35(d,J=8.0Hz,1H),7.27(s,1H),7.20(s,1H),4.68−4.69(m,4H),4.08−3.96(m,12H),3.58−3.55(m,2H),3.45−3.43(m,2H),3.19(s,3H),2.29−2.27(m,1H),1.44−1.40(m,2H),1.37−1.27(m,5H).MS:m/z503.3(M+H
+).
【0764】
【化120】
【0765】
実施例155:2,2’−((2−シクロプロピル−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン−6−イル)アザンジイル)ジエタノール(222a)
2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イルアミン(216)(150mg、0.4mmol)、2−ブロモ−エタノール(400mg、3.2mmol)、炭酸カリウム(166mg、1.2mmol)およびDMF(4mL)を混合し、120℃で一晩加熱した。混合物を、水(15mL)に注ぎ、EtOAc(10mLx2)で抽出した。有機質層を水(10ml)およびブライン(10ml)により洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を真空で濃縮して、(222a)および(223a)の混合物を得て、分取HPLCにより精製して、黄色固形物として化合物(222a)(15mg、8%)を得た。
【0766】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.83(d,J=9.2Hz,1H),7.31(dd,J=9.2,8.8Hz,1H),7.07−6.90(m,5H),4.02−4.00(m,4H),3.91−3.89(m,7H),3.64(t,J=4.8Hz,4H),3.22(t,J=4.4Hz,4H),2.40−2.39(m,1H),1.21−1.18(m,2H),1.12−1.10(m,2H).MS:m/z464.3(M+H
+).
【0767】
実施例156:2−({2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−メチル−アミノ)−エタノール(224)
MeOH5mL中の223a(250mg、0.4mmol、222aを伴う)、NaBH
3CN(63mg、1mmol)、およびHCHO(H
2O中に40%、0.5mL)の溶液を、室温で一晩撹拌した。混合物を、水(20mL)に注ぎ、EtOAc(15mL)で抽出した。有機質層を水(10ml)およびブライン(10ml)により洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を濃縮乾固させ、残留物を分取HPLCにより精製して、黄色固形物として(224)(11mg、2工程にわたって7%)を得た。
【0768】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.75−7.73(m,1H),7.37(dd,J=9.2,8.2Hz,1H),7.06−6.90(m,5H),3.90−3.81(m,9H),3.55(t,J=5.6Hz,2H),3.24(t,J=5.2Hz,4H),3.05(s,3H),2.22−2.08(m,1H),1.16−1.13(m,2H),0.99−0.94(m,2H).MS:m/z434.3(M+H
+).
【0769】
実施例157:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミン(225)
MeOH5mL中の223b(250mg、0.4mmol、微量の222aを伴う)、NaBH
3CN(63mg、1mmol)、およびHCHO(H
2O中に40%、0.5mL)の溶液を、室温で一晩撹拌した。混合物を、水(20mL)に注ぎ、EtOAc(15mL)で抽出した。有機質層を水(10ml)およびブライン(10ml)により洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を減圧下で濃縮乾固させ、残留物を分取HPLCにより精製して、黄色油として化合物(225)(25mg、2工程にわたって19%)を得た。
【0770】
1HNMR(400MHz,CD3OD):δ=7.91(d,J=9.2Hz,1H),7.84−7.79(m,2H),7.66(s,1H),7.59(t,J=7.8Hz,1H),7.36(d,J=8.4,1H),7.19(t,J=7.4Hz,1H),3.90−3.81(m,9H),3.55(t,J=5.6Hz,2H),3.24(t,J=5.2Hz,4H),3.05(s,3H),2.22−2.08(m,1H),1.16−1.13(m,2H),0.99−0.94(m,2H).MS:m/z448.3(M+H
+).
【0771】
実施例158:2−({2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−メチル−アミノ)−エタノール(226)
【0772】
【化121】
【0773】
化合物(224)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0774】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=8.09−8.06(m,1H),7.39−7.35(m,1H),7.25−7.17(m,2H),6.97−6.88(m,3H),4.69−4.66(m,2H),3.88−3.85(m,5H),3.57(t,J=5.4Hz,2H),3.36−3.27(m,3H),3.05(s,3H),2.60(m,1H),1.91−1.87(m,2H),1.85−1.80(m,2H),1.21−1.12(m,4H).MS:m/z433.3(M+H
+).
【0775】
実施例159:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミン(227)
【0776】
【化122】
【0777】
化合物(225)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0778】
1HNMR(400MHz,CD3OD):δ=7.90−7.79(m,3H),7.22−7.18(m,2H),6.96(dd,J=8.0,4.4Hz,1H),6.91(t,J=7.2Hz,3H),4.98−4.89(m,2H),3.85(s,3H),3.84−3.74(m,1H),3.59−3.47(m,5H),3.30−3.24(m,3H),2.20−1.89(m,5H),1.38−1.30(m,4H).MS:m/z447.3(M+H
+).
【0779】
実施例160:
{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−メチル−プロピル−アミン(228)
【0780】
【化123】
【0781】
化合物(222)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0782】
1HNMR(400MHz,CD3OD):δ=7.89−7.86(m,1H),7.76−7.67(m,2H),7.90(d,J=9.2Hz,1H),7.22−7.18(m,2H),6.97−6.89(m,2H),4.97(d,J=13.6Hz,2H),3.85(s,3H),3.62−3.45(m,5H),3.21(t,J=1.6Hz,3H),2.19−2.15(m,1H),2.10(d,J=12.0Hz,2H),1.68−1.63(m,2H),1.40−1.30(m,4H),0.97(t,J=7.4Hz,3H).MS:m/z431.3(M+H
+).
【0783】
実施例161:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−メチル−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミン(229)
【0784】
【化124】
【0785】
化合物(222)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0786】
1HNMR(400MHz,CD3OD):δ=7.74−7.65(m,2H),7.21−7.18(m,3H),6.97−6.88(m,2H),4.97(d,J=13.6Hz,2H),4.06−3.92(m,6H),3.85(s,3H),3.65−3.38(m,7H),3.28−3.4(m,2H),3.13(s,3H),2.16−2.15(m,1H),2.28(d,J=12.4Hz,2H),1.92−1.82(m,2H),1.35−1.28(m,4H).MS:m/z502.2(M+H
+).
【0787】
【化125】
【0788】
実施例162:2−シクロプロピル−5,8−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(236)
細かく粉末化された2,5−ジメトキシ−安息香酸(230)(500mg、2.75mmol)を、0−2℃で、濃縮されたHNO3(2mL)に3分にわたり分けて加えた。添加の後、混合物を30分以上の間、0−2℃で撹拌し続け、次に、氷水(25mL)へ注いだ。結果として生じる黄色固形物をろ過し、冷水で洗浄し、Combi−Flashにより精製して、黄色固形物として化合物(231)(551mg、収率:88%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=13.73(brs,1H),7.42−7.35(m,2H),3.84(s,3H),3.82(s,3H).
【0789】
EtOH(11mL)中の化合物(231)(551mg、2.43mmol)および10%Pd/C(55mg、551mg)を、4h間50psiで水素化した。触媒をろ過によって除去し、溶媒を減圧下で蒸発させて、粗製生成物を得て、それをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCMからDCM/MeOH=400/1まで)により精製して、白色固形物として化合物(232)(282mg、収率:58%)を得た。
1HNMR(400HMz,CDCl
3):δ=11.46(brs,1H),6.74(d,J=9.2Hz,1H),6.66(brs,2H),6.11(d,J=8.4Hz,4H),3.96(s,3H),3.84(s,3H).
【0790】
水(13mL)および酢酸(0.5mL)中の2−アミノ−3,6−ジメトキシ−安息香酸(280mg、1.42mmol)の溶液を、15分間35℃で撹拌した。KOCN(288mg、3.6mmol)を水に溶かし、懸濁液にゆっくり加えた。混合物を30分間35℃で撹拌し、NaOH(2.6g、63.9mmol)をゆっくり加えた。結果として生じた反応混合物を、室温で一晩撹拌した。反応溶液を6MHClでpH=4まで酸性化した。結果として生じる固形物をろ過により収集し、乾燥させて、白色固形物として化合物233(306mg、収率:97%)を得た。
【0791】
1HNMR(300HMz,DMSO−d
6):δ=10.95(brs,1H),10.18(brs,1H),7.22(d,J=9.0Hz,1H),6.64(d,J=9.0Hz,1H),3.80(s,3H),3.79(s,3H).
【0792】
POCl
3(2ml)中の5,8−ジメトキシ−1H−キナゾリン−2,4−ジオン(233)(300mg、1.35mmol)の溶液を、5時間110℃で撹拌した。反応混合物を、室温まで冷却し、氷水(20ml)に滴下で加えた。DCM(30mLx2)で混合物を抽出し、抽出物をNa
2SO
4によって乾燥させた。溶液を真空で濃縮し、残留物はシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM)により精製して、黄色固形物として化合物(234)(181mg、収率:52%)を得た。
【0793】
1HNMR(300HMz,CDCl
3):δ=7.26(d,J=9.0Hz,1H),6.97(d,J=9.0Hz,1H),3.96(s,3H),3.84(s,3H).
【0794】
EtOAc(10mL)中の2,4−ジクロロ−5,8−ジメトキシ−キナゾリン(234)(192mg、0.74mmol)およびDIPEA(106mg、0.82mmol)を、1−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン(1.4g、7.4mmol)に加え、反応混合物を1時間室温で撹拌した。水を加え、混合物をEtOAc(50mLx2)で抽出した。有機質層をブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1)により精製して、不純な化合物を得て、それを分取TLC(PE/EtOAc=1/1)によりさらに精製して、青白い固形物として化合物(235)(200mg、収率:65%)を産出した。
【0795】
1HNMR(400HMz,CDCl
3):δ=7.06−7.02(m,2H),6.96−6.87(m,3H),6.73(d,J=8.8Hz,1H),3.97(s,3H),3.93(s,3H),3.90(s,3H),3.90−3.84(m,4H),3.22−3.16(m,4H).
【0796】
トルエン(20ml)中の化合物(235)(230mg、0.55mmol)、シクロプロピルボロン酸(143mg、1.7mmol)、t−BuOK(123mg、1.1mmol)およびPd(PPh
3)
4(64mg、0.06mmol)の溶液を、15分間N
2でパージした。その後、混合物をN
2下で還流で一晩撹拌した。混合物を、減圧下で濃縮乾固させた。残留物水(40mL)で希釈した。混合物をDCM(40ml×2)で抽出した。抽出物をブライン(40mL)で洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を真空で濃縮し、残留物はシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=50/1)により、さらに分取HPLCにより精製し、黄色固形物として化合物(236)(67.6mg、収率:29%)を得た。
【0797】
1HNMR(400HMz,CDCl
3):δ=7.03−7.01(m,1H),6.98−6.94(m,3H),6.90−6.88(m,1H),6.64(d,J=8.8Hz,1H),3.99(s,3H),3.89(s,6H),3.75−3.71(m,4H),3.18−3.14(m,4H),2.32(m,1H),1.16−1.12(m,2H),0.97−0.95(m,2H).MS:m/z421.2(M+H
+).
【0798】
実施例163:2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(237)
【0799】
【化126】
【0800】
化合物(236)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0801】
1HNMR(300HMz,CDCl
3):δ=7.88(d,J=8.1Hz,1H),7.82(d,J=8.4Hz,1H),7.69−7.65(m,1H),3.95−3.93(m,4H),3.92(s,3H),3.27−3.23(m,4H),2.27−2.18(m,1H),1.23−1.18(m,2H),1.05−0.98(m,2H).MS:m/z361.2(M+H
+).
【0802】
実施例164:2−シクロプロピル−5,6−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(238)
【0803】
【化127】
【0804】
化合物(236)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0805】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=7.66(d,J=8.8Hz,1H)7.47(d,J=9.2Hz,1H),7.00−6.95(m,3H),6.92−6.88(m,1H),3.89(s,3H),3.80(s,3H),3.70(s,3H),3.55−3.51(m,4H),3.15−3.11(m,4H),2.09−2.02(m,1H),1.06−1.02(m,2H),0.93−0.83(m,2H).MS:m/z421.2(M+H+).
【0806】
実施例165:2−シクロプロピル−5−メトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(239)
【0807】
【化128】
【0808】
化合物(236)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0809】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=7.62(t,J=8.0Hz,1H)7.20(d,J=8.4Hz,1H),7.00−6.87(m,5H),3.93(s,3H),3.80(s,3H),3.62−3.58(m,4H),3.11−3.07(m,4H),2.06−2.01(m,1H),1.05−1.02(m,2H),0.95−0.92(m,2H).MS:m/z391.3(M+H
+).
【0810】
実施例166:2−シクロプロピル−8−メトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(240)
【0811】
【化129】
【0812】
化合物(236)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0813】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=7.50(d,J=8.4Hz,1H),7.34(t,J=8.0Hz,1H)7.22(d,J=7.6Hz,1H),6.99−6.89(m,4H),3.92(s,3H),3.81(s,3H),3.76−3.74(m,4H),3.16−3.13(m,4H),2.15−2.11(m,1H),1.07−1.02(m,2H),0.98−0.93(m,2H).MS:m/z391.1(M+H
+).
【0814】
【化130】
【0815】
実施例167:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キノリン(244)
POCl
3(20mL)中の化合物(241)(5g、31mmol)の溶液に、加えるマロン酸(4.1g、39mmol)を加え、その後、それを90℃に加熱し、一晩撹拌した。反応生成物を冷たいNaOH水溶液へ注ぎ、沈澱物をろ過して、粗製化合物(242)(6.4g、収率:76%)を産出して、それをそれ以上の精製のない次の工程に使用した。
【0816】
トルエン(20mL)中の化合物(242)(500mg、1.94mmol)の溶液に、シクロプロピルボロン酸(325mg、3.77mmol)、Pd
2(dba)
3(40mg、0.038mmol)、x−Phos(37mg、0.078mmol)およびK
3PO
4(822mg、3.88mmol)を加え、次に、それをN
2気体の下で一晩還流した。反応生成物を真空において濃縮し、残留物をCombi flash(PEからEA/PE=3/7まで)により精製して、白色固形物として化合物(243)(230mg、収率:45%)を産出した。
【0817】
トルエン中の化合物(243)(100mg、0.38mmol)の溶液に、Pd
2(dba)
3(6.8mg、0.008mmol)、BINAP(9.5mg、0.018mmol)およびt−BuOK(85mg、0.75mmol)を加え、混合物を一晩還流した。混合物を真空で濃縮乾固させ、残留物を分取HPLCにより精製して、白色固形物として化合物(141)(10mg、収率:6.3%)を産出した。
【0818】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.30−7.25(m,2H),7.07−7.04(m,2H),6.97−6.93(m,2H),6.66(s,1H),4.01(s,3H),3.98(s,3H),3.91(s,3H),3.46−3.36(m,8H),2.17−2.13(m,1H),1.08−1.03(m,4H).MS:m/z420.2(M+H
+).
【0819】
【化131】
【0820】
実施例168:3−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−1−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−イソキノリン(250)
MeOH(50mL)中の化合物(245)(6.55g、0.034mol)の溶液に、MeOH(10mL)中のHCl(3.5mL)、1−ニトロ−ブタン(4.68g、0.04mol)を加え、混合物を3時間40℃で撹拌した。混合物を室温に冷却し、ろ過して、黄色固形物として化合物(246)(3.65g、49%)を得た。
【0821】
POCl
3(15mL)中の化合物(246)(885mg、4.00mmol)の溶液に、PCl
5(1.30g、6.40mmol)を0℃で滴下で加えた。溶液を撹拌する(stan)まで、大量のHClガスが出てきた。反応混合物を2時間30℃で撹拌し、混合物を濃縮して、減圧下でほとんどのPOCl
3を除去した。10mLの氷水を加えて、結果として生じる固形物をろ過した。固形物を水で洗浄し、褐色固形物として化合物(247)(480mg、収率:50%)を得た。
【0822】
DCM(5mL)およびピリジン(5mL)中の化合物(247)(360mg、1.51mmol)の氷冷された溶液に、トリフルオロメタンスルホン無水物(0.5mL)を0℃で滴下で加えた。反応混合物を、室温で一晩撹拌した。混合物を、減圧下で濃縮乾固させた。反応混合物をEtOAc(60mL)で希釈し、ブライン(30mLx2)で混合物を洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させて、ろ過した。溶液を真空で濃縮して、黒色油として粗製化合物(248)(400mg、収率:71%)を得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.60(s,1H),7.25(s,1H),7.06(s,1H),4.05(s,6H).
【0823】
DMF(10mL)中の化合物(248)(400mg、1.08mmol)の溶液に、1−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン(4.14g、21.6mmol)を加えた。その後、混合物を一晩70℃で攪拌した。反応混合物をEtOAc(30mLx2)で抽出し、抽出物をブライン(30mLx2)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させて、ろ過した。溶液を減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PEからPE/EtOc=5/1まで)により精製して、黄色油として化合物(249)(260mg、収率:58%)を得た。
【0824】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.39(s,H),7.31(s,1H),7.29(s,1H),7.02−6.89(m,4H),3.94(s,3H),3.89(s,3H),3.83(s,3H),3.49−3.46(m,4H),3.26−3.23(m,4H).
【0825】
トルエン(10ml)中の化合物(249)(200mg、0.48mmol)、シクロプロピルボロン酸(125mg、1.45mmol)、t−BuOK(108mg、0.97mmol)およびPd(PPh
3)
4(56mg、0.05mmol)の溶液を、脱気し、15分間N
2でパージした。混合物を一晩110℃で攪拌した。反応混合物をEA(60mL)で希釈し、ブライン(30mLx2)で混合物を洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させて、ろ過した。ろ過された溶液を、減らされた圧力の下で濃縮した。粗製生成物を分取TLC(PE/EtOAc=5/1)により精製して、白色固形物として化合物(250)(20mg、収率:10%)を得た。
【0826】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=7.25(s,1H),7.13−7.11(m,2H),7.01−6.90(m,4H),3.89(s,3H),3.88(s,3H),3.81(s,3H),3.37−3.30(m,4H),3.22−3.18(m,4H),2.05−2.02(m,1H),0.99−0.95(m,2H)0.89−0.85(m,2H),MS:m/z420.3(M+H
+).
【0827】
【化132】
【0828】
実施例169:3−クロロ−4−(4−(2−シクロプロピル−6−(ジメチルアミノ)キナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾニトリル(255)
DMF(10mL)中の化合物(251)(1.00g、6.40mmol)、ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.43g、7.70mmol)、およびCs
2CO
3(2.45g、7.70mmol)の混合物を、3時間100℃で撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物をEtOAc(80ml)で希釈した。混合物を、水(50mL)、ブライン(30mLx3)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させ、ろ過した。ろ液を真空で蒸発させて残留物とし、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(PEからPE/EA=20/1まで)により精製して、白色固形物として化合物(252)(1.2g、収率:57%)を得た。
【0829】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.64(s,1H),7.51(d,J=8.4Hz,1H),7.02(d,J=8.8Hz,1H),3.61−3.60(m,4H),3.14−3.06(m,4H),1.48(s,9H).
【0830】
1,4−ジオキサン(5ml)中の化合物(252)(1.20g、3.70mmol)の撹拌された溶液、HCl/ジオキサン(4M、5mL)を滴下で加えた。混合物を2時間室温で撹拌し、真空において蒸発乾固させた。残留物をエチルエーテル(10ml)で懸濁し、結果として生じる固形物を白色固形物としてろ過して、化合物(253)(945mg、収率:100%)のHCl塩を得た。
1HNMR(300MHz,DMSO−d
6):δ=9.28(brs,2H),8.01(d,J=1.8Hz,1H),7.78(dd,J=8.4,1.8Hz,1H),7.33(d,J=8.4Hz,1H),3.37−3.30(m,4H),3.30−3.21(m,4H).
【0831】
MeCN(20mL)中の化合物(253)(940mg、3.70mmol)、6−ブロモ−2−シクロプロピル−キナゾリン−4−オール(966mg、3.70mmol)、DBU(3.20g、7.30mmol)、およびBOP(834mg、5.50mmol)の混合物を、室温で16時間撹拌した。懸濁液をろ過し、ケークをMeCN(10mLx2)で洗浄し、真空において蒸発乾固させて、黄色固形物として化合物(254)(570mg、収率:34%)を得た。
【0832】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.97(d,J=2.0Hz,1H),7.77−7.72(m,1H),7.71−7.65(m,2H),7.55−7.53(m,1H),7.09(d,J=8.4Hz,1H),3.96−3.82(m,4H),3.39−3.26(m,4H),2.26−2.13(m,1H),1.21−1.13(m,2H),1.11−0.99(m,2H).
【0833】
無水トルエン(10ml)中の、化合物(254)(570mg、1.20mmol)、t−BuONa(351mg、3.70mmol)、および、THF(3mL、2M)中のMe
2NHの溶液の混合物に、BINAP(37mg、0.06mmol)およびPd
2(dba)
3(34mg、0.06mmol)を加えた。N
2下で17時間116℃で混合物を還流した。室温に冷却した後、反応溶液をろ過した。ろ液を真空で蒸発させて残留物とし、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCMからDCM/MeOH=50/1まで)により、その後さらに分取HPLCにより精製し、黄色固形物として化合物(255)(82mg、収率:16%)を産出した。
【0834】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.74(d,J=9.2Hz,1H),7.65(d,J=2.0Hz,1H),7.53(dd,J=8.4,2.0Hz,1H),7.36(dd,J=9.2,2.8Hz,1H),7.09(d,J=8.4Hz,1H),6.83(d,J=2.8Hz,1H),3.88−3.80(m,4H),3.38−3.29(m,4H),3.04(s,6H),2.24−2.15(m,1H),1.17−1.09(m,2H),1.01−0.94(m,2H).MS:m/z433.2(M+H
+).
【0835】
実施例170:3−クロロ−4−[4−(2−シクロプロピル−6−ジメチルアミノ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ベンズアミド(256)
撹拌され濃縮されたH
2SO
4(2ml)に、化合物(255)(60mg、0.14mmol)を0℃で加えた。混合物を、16時間室温で撹拌し、氷水(50mL)中に滴下で注いだ。水溶性の混合物を飽和したNaHCO
3でpH=7まで中和し、EtOAc(30mLx2)で抽出した。混ぜ合わせた有機質層をブライン(30mLx2)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させて、ろ過した。ろ液を真空で蒸発させて残留物とし、それを分取HPLCで精製して、黄色固形物として化合物(256)(20mg、収率:32%)得た。
【0836】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.86(d,J=2.0Hz,1H),7.75(d,J=8.8Hz,1H),7.70(dd,J=8.4,2.4Hz,1H),7.35(dd,J=9.2,2.8Hz,1H),7.10(d,J=8.0Hz,1H),6.85(d,J=2.4Hz,1H),3.88−3.80(m,4H),3.36−3.27(m,4H),3.05(s,6H),2.23−2.16(m,1H),1.18−1.10(m,2H),1.01−0.94(m,2H).MS:m/z451.1(M+H
+).
【0837】
【化133】
【0838】
実施例171:3−{3−クロロ−4−[4−(2−シクロプロピル−6−ジメチルアミノ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−1,1−ジメチル−尿素(260)
EtOH(15mL)中の、化合物(257)(560mg、1.20mmol)、活性Fe粉(322mg、5.80mmol)、NH
4Cl(123mg、2.30mmol)、および水(3mL)の混合物を、2時間還流した。反応混合物をろ過し、室温に冷却し、濾過し、ろ液を真空で蒸発させて残留物とし、、それをEtOAc(50mL)で希釈し、無水のNa
2SO
4で懸濁し、濾過した。ろ液を真空で蒸発乾固し、黄色固形物として化合物(258)(320mg、収率:61%)を産出した。
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.99−7.98(m,1H),7.83−7.71(m,2H),6.91(d,J=8.4Hz,1H),6.77(d,J=2.8Hz,1H),6.57(dd,J=8.4,2.8Hz,1H),3.99−3.88(m,4H),3.55(brs,2H),3.18−3.05(m,4H),2.33−2.22(m,1H),1.24−1.13(m,2H),1.10−1.01(m,2H).
【0839】
DCM(10mL)中の化合物(258)(320mg、0.70mmol)の撹拌された溶液に、Boc
2O(305mg、1.40mmol)およびDMAP(34mg、0.30mmol)を0℃で加えた。2時間室温でその混合物を撹拌し、DCM(60mL)で希釈した。溶液を、水(30mL)およびブライン(30mLx2)で洗浄し、無水のNa
2SO
4によって乾燥させ、ろ過した。ろ液を真空で蒸発させて残留物とし、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCMからDCM/MeOH=100/1まで)により精製して、白色固形物として化合物(259)(230mg、収率:59%)を産出した。
【0840】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=8.00−7.98(m,1H),7.75−7.67(m,2H),7.33(d,J=2.4Hz,1H),7.17(dd,J=8.4,2.4Hz,1H),7.05(d,J=8.8Hz,1H),3.96−3.85(m,4H),3.27−3.19(m,4H),2.25−2.18(m,1H),1.47(s,9H),1.20−1.13(m,2H),1.05−0.98(m,2H).
【0841】
無水トルエン(10mL)中の化合物(259)(230mg、0.41mmol)、t−BuONa(118mg、1.2mmol)およびBINAP(12mg、0.02mmol)の混合物に、THF(1mL、2M)およびPd
2(dba)
3(11mg、0.02mmol)中のMe
2NHの溶液を加えた。N
2下で17時間116℃で混合物を還流した。室温に冷却された後、ろ過した。ろ液を真空で蒸発させて残留物とし、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCMからDCM/MeOH=100/1まで)により精製して、白色固形物として化合物(259)(230mg、収率:59%)を得た。
【0842】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.73(d,J=9.0Hz,1H),7.48(d,J=2.7Hz,1H),7.33(dd,J=9.3,3.0Hz,1H),7.29−7.23(m,1H),7.02(d,J=8.7Hz,1H),6.86(d,J=2.7Hz,1H),6.21(brs,1H),3.86−3.77(m,4H),3.23−3.17(m,4H),3.03(s,6H),3.02(s,6H),2.25−2.16(m,1H),1.19−1.10(m,2H),1.00−0.92(m,2H).MS:m/z494.2(M+H
+).
【0843】
実施例172:6−ブロモ−2−シクロプロピル−4−[4−(2,5−ジメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(261)
【0844】
【化134】
【0845】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0846】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.98(s,1H),7.74−7.68(m,2H),6.80(d,J=8.4Hz,1H),6.56(d,J=2.8Hz,1H),6.52(dd,J=8.4,2.8Hz,1H),3.97−3.86(m,4H),3.85(s,3H),3.77(s,3H),3.24−3.21(m,4H),2.23−2.19(m,1H),1.19−1.15(m,2H),1.04−0.99(m,2H).MS:m/z471.2(M+H
+).
【0847】
実施例173:{2−シクロプロピル−4−[4−(2,5−ジメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(262)
【0848】
【化135】
【0849】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0850】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.73(d,J=12.0Hz,1H),7.33(dd,J=12.4,4.0Hz,1H),6.86(d,J=3.6Hz,1H),6.80(d,J=11.6Hz,1H),6.59(d,J=4.0Hz,1H),6.51(dd,J=11.6,3.6Hz,1H),3.85(s,3H),3.83−3.80(m,4H),3.77(s,3H),3.26−3.23(m,4H),3.03(s,6H),2.21−2.16(m,1H),1.17−1.12(m,2H),0.99−0.93(m,2H).MS:m/z434.3(M+H
+).
【0851】
実施例174:6−ブロモ−2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(263)
【0852】
【化136】
【0853】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0854】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.99(s,1H),7.74−7.66(m,2H),6.84−6.78(m,3H),3.91−3.88(m,4H),3.87(s,3H),3.23−3.21(m,4H),2.30(s,3H),2.21−2.17(m,1H),1.20−1.16(m,2H),1.04−1.00(m,2H).MS:m/z455.2(M+H
+).
【0855】
実施例175:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−5−メチル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(264)
【0856】
【化137】
【0857】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0858】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.73(d,J=9.3Hz,1H),7.33(dd,J=9.3,3.0Hz,1H),6.88(d,J=2.7Hz,1H),6.83−6.77(m,3H),3.87(s,3H),3.84−3.80(m,4H),3.25−3.22(m,4H),3.03(s,6H),2.30(s,3H),2.23−2.16(m,1H),1.17−1.13(m,2H),0.99−0.93(m,2H).MS:m/z418.3(M+H
+).
【0859】
実施例176:6−ブロモ−2−シクロプロピル−4−[4−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(265)
【0860】
【化138】
【0861】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0862】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.97(s,1H),7.74−7.70(m,2H),6.88(t,J=9.1Hz,1H),6.67−6.60(m,2H),4.00−3.90(m,4H),3.88(s,3H),3.18−3.15(m,4H),2.26−2.20(m,1H),1.20−1.15(m,2H),1.06−1.00(m,2H).MS:m/z457.2(M+H
+).
【0863】
実施例177:{2−シクロプロピル−4−[4−(4−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(266)
【0864】
【化139】
【0865】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0866】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.74(d,J=9.0Hz,1H),7.34(dd,J=9.3,2.7Hz,1H),6.94−6.85(m,2H),6.68−6.58(m,3H),3.88(s,3H),3.86−3.78(m,4H),3.23−3.16(m,4H),3.03(s,6H),2.24−2.08(m,1H),1.19−1.10(m,2H),1.06−0.90(m,2H).MS:m/z422.3(M+H
+).
【0867】
実施例178:4−[4−(6−ブロモ−2−シクロプロピル−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−3−メトキシ−ベンゾニトリル(267)
【0868】
【化140】
【0869】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0870】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.96(s,1H),7.76−7.68(m,2H),7.26−7.24(m,1H),7.07(d,J=1.5Hz,1H),6.92(d,J=8.4Hz,1H),3.98−3.84(m,7H),3.38−3.26(m,4H),2.26−2.16(m,1H),1.22−1.13(m,2H),1.09−0.96(m,2H).MS:m/z464.2(M+H
+).
【0871】
実施例179:4−[4−(2−シクロプロピル−6−ジメチルアミノ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−3−メトキシ−ベンゾニトリル(268)
【0872】
【化141】
【0873】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0874】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.74(d,J=9.2Hz,1H),7.35(dd,J=9.6,2.4Hz,1H),7.27(d,J=4.0Hz,1H),7.08(s,1H),6.95(d,J=8.0Hz,1H),6.85(d,J=2.0Hz,1H),3.92(s,3H),3.82−3.80(m,4H),3.35−3.32(m,4H),3.04(s,6H),2.22−2.18(m,1H),1.15−1.13(m,2H),1.00−0.95(m,2H).MS:m/z429.3(M+H
+).
【0875】
実施例180:6−ブロモ−2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(269)
【0876】
【化142】
【0877】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0878】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.97(d,J=1.2Hz,1H),7.75−7.69(m,2H),6.91(d,J=8.4Hz,1H),6.80(d,J=8.4Hz,1H),6.75(s,1H),3.90(s,3H),3.88−3.84(m,4H),3.22−3.20(m,4H),2.24−2.20(m,1H),1.20−1.16(m,2H),1.05−1.01(m,2H).MS:m/z525.1(M+H
+).
【0879】
実施例181:{2−シクロプロピル−4−[4−(2−メトキシ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(270)
【0880】
【化143】
【0881】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0882】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.74(d,J=9.6Hz,1H),7.34(dd,J=9.2,2.8Hz,1H),6.93(d,J=8.8Hz,1H),6.86(d,J=2.8Hz,1H),6.80(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),6.74(d,J=2.4Hz,1H),3.90(s,3H),3.83−3.80(m,4H),3.23−3.21(m,4H),3.03(s,6H),2.22−2.17(m,1H),1.16−1.12(m,2H),1.00−0.94(m,2H).MS:m/z488.3(M+H
+).
【0883】
実施例182:6−ブロモ−4−[4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−キナゾリン(271)
【0884】
【化144】
【0885】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0886】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.96(d,J=2.0Hz,1H),7.74−7.70(m,2H),7.15(dd,J=8.4,2.8Hz,1H),7.04−6.93(m,2H),3.88−3.86(m,4H),3.15−3.13(m,4H),2.23−2.19(m,1H),1.19−1.15(m,2H),1.04−1.00(m,2H).MS:m/z463.1(M+H
+).
【0887】
実施例183:{4−[4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(272)
【0888】
【化145】
【0889】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0890】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.74(d,J=9.6Hz,1H),7.34(dd,J=9.2,2.4Hz,1H),7.16(dd,J=8.0,2.8Hz,1H),7.09−7.02(m,1H),6.99−6.94(m,1H),6.85(d,J=2.8Hz,1H),3.84−3.82(m,4H),3.17−3.15(m,4H),3.04(s,6H),2.22−2.18(m,1H),1.15−1.12(m,2H),0.99−0.95(m,2H).MS:m/z426.3(M+H
+).
【0891】
実施例184:6−ブロモ−4−[4−(2−クロロ−4−メチル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−キナゾリン(273)
【0892】
【化146】
【0893】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0894】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.98(d,J=1.6Hz,1H),7.75−7.69(m,2H),7.22(s,1H),7.04(dd,J=8.0,0.8Hz,1H),6.96(d,J=8.0Hz,1H),3.90−3.88(m,4H),3.18−3.16(m,4H),2.29(s,3H),2.28−2.20(m,1H),1.20−1.17(m,2H),1.05−1.01(m,2H).MS:m/z459.1(M+H
+).
【0895】
実施例185:{4−[4−(2−クロロ−4−メチル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(274)
【0896】
【化147】
【0897】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0898】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.77(d,J=4.4Hz,1H),7.34(dd,J=9.2,2.8Hz,1H),7.22(d,J=1.2Hz,1H),7.05(d,J=1.2Hz,1H),6.98(d,J=8.0Hz,1H),6.86(d,J=2.4Hz,1H),3.86−3.78(m,4H),3.19−3.17(m,4H),3.04(s,6H),2.29(s,3H),2.24−2.23(m,1H),1.17−1.14(m,2H),1.00−0.98(m,2H).MS:m/z422.3(M+H
+).
【0899】
実施例186:6−ブロモ−4−[4−(4−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−キナゾリン(275)
【0900】
【化148】
【0901】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0902】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.95(d,J=1.6Hz,1H),7.72−7.67(m,2H),6.90−6.82(m,3H),3.93−3.86(m,7H),3.18−3.16(m,4H),2.22−2.18(m,1H),1.18−1.14(m,2H),1.03−0.98(m,2H).MS:m/z475.1(M+H
+).
【0903】
実施例187:{4−[4−(4−クロロ−2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(276)
【0904】
【化149】
【0905】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0906】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.74(d,J=12.0Hz,1H),7.34(dd,J=12.3,3.6Hz,1H),6.94−6.85(m,4H),3.90(s,3H),3.83−3.79(m,4H),3.22−3.19(m,4H),3.03(s,6H),2.22−2.15(m,1H),1.16−1.10(m,2H),0.99−0.93(m,2H).MS:m/z438.3(M+H
+).
【0907】
実施例188:6−ブロモ−2−シクロプロピル−4−[4−(4−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(277)
【0908】
【化150】
【0909】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0910】
1HNMR(300HMz,CDCl
3):δ=8.00(d,J=1.8Hz,4H),7.77−7.68(m,2H),6.99−6.87(m,4H),3.89−3.85(m,4H),3.80(s,3H),3.28−3.24(m,4H),2.23−2.18(m,1H),1.22−1.16(m,2H),1.06−1.02(m,2H).MS:m/z441.2(M+H
+).
【0911】
実施例189:
{2−シクロプロピル−4−[4−(4−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(278)
【0912】
【化151】
【0913】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0914】
1HNMR(300HMz,CDCl
3):δ=7.75(d,J=9.0Hz,1H),7.38−7.34(m,1H),6.99−6.87(m,5H),3.82−3.78(m,7H),3.29−3.26(m,4H),3.05(s,6H),2.21−2.19(m,1H),1.17−1.13(m,2H),1.01−0.96(m,2H).MS:m/z404.3(M+H
+).
【0915】
実施例190:6−ブロモ−2−シクロプロピル−4−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(279)
【0916】
【化152】
【0917】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0918】
1HNMR(400HMz,CDCl
3):δ=8.02(d,J=2.0Hz,1H),7.79−7.71(m,2H),7.30−7.23(m,1H),6.63−6.61(m,1H),6.55−6.49(m,2H),3.90−3.88(m,4H),3.85(s,3H),3.42−3.39(m,4H),2.24−2.22(m,1H),1.23−1.19(m,2H),1.08−1.05(m,2H).MS:m/z441.2(M+H
+).
【0919】
実施例191:{2−シクロプロピル−4−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(280)
【0920】
【化153】
【0921】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0922】
1HNMR(300HMz,CDCl
3):δ=7.80−7.76(m,1H),7.39−7.35(m,1H),7.25−7.20(m,1H),6.87−6.86(m,1H),6.63−6.60(m,1H),6.54−6.49(m,1H),6.49−6.46(m,1H),3.83−3.80(m,7H),3.41−3.37(m,4H),3.06(s,6H),2.07−2.05(m,1H),1.17−1.15(m,2H),1.02−0.98(m,2H).MS:m/z404.3(M+H
+).
【0923】
実施例192:6−ブロモ−2−シクロプロピル−4−(4−o−トリル−ピペラジン−1−イル)−キナゾリン(281)
【0924】
【化154】
【0925】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0926】
1HNMR(400HMz,CDCl
3):δ=8.00(d,J=1.6Hz,1H),7.75−7.67(m,2H),7.23−7.18(m,2H),7.08−7.01(m,2H),3.87−3.84(m,4H),3.10−3.07(m,4H),2.37(s,3H),2.21−2.19(m,1H),1.19−1.16(m,2H),1.05−1.01(m,2H).MS:m/z423.1(M+H
+).
【0927】
実施例193:[2−シクロプロピル−4−(4−o−トリル−ピペラジン−1−イル)−キナゾリン−6−イル]−ジメチル−アミン(282)
【0928】
【化155】
【0929】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0930】
1HNMR(400HMz,CDCl
3):δ=7.74(d,J=9.2Hz,1H),7.36−7.33(m,1H),7.22−7.18(m,2H),7.09−6.99(m,2H),6.89−6.88(m,1H),3.80−3.76(m,4H),3.11−3.09(m,4H),3.04(s,6H),2.37(s,3H),2.21−2.18(m,1H),1.17−1.13(m,2H),0.99−0.95(m,2H).MS:m/z388.2(M+H
+).
【0931】
実施例194:6−ブロモ−2−シクロプロピル−4−[4−(2−フルオロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン(283)
【0932】
【化156】
【0933】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0934】
1HNMR(400HMz,CDCl
3):δ=7.98(s,1H),7.80−7.76(m,2H),7.10−7.07(m,2H),7.01−6.99(m,2H),3.95−3.92(m,4H),3.28−3.25(m,4H),2.25−2.21(m,1H),1.19−1.18(m,2H),1.06−1.04(m,2H).MS:m/z427.1(M+H
+).
【0935】
実施例195:6−ブロモ−4−[4−(2−クロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−キナゾリン(284)
【0936】
【化157】
【0937】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0938】
1HNMR(400HMz,CDCl
3):δ=7.99(s,1H),7.76−7.68(m,2H),7.41−7.39(m,1H),7.28−7.24(m,1H),7.09−7.00(m,2H),3.91−3.90(m,4H),3.24−3.21(m,4H),2.23−2.19(m,1H),1.20−1.16(m,2H),1.05−1.01(m,2H).MS:m/z445.1(M+H
+).
【0939】
実施例196:
{2−シクロプロピル−4−[4−(2−フルオロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(285)
【0940】
【化158】
【0941】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0942】
1HNMR(400HMz,CDCl
3):δ=7.77−7.75(m,1H),7.37−7.34(m,1H),7.11−6.86(m,4H),6.85(s,1H),3.84−3.81(m,4H),3.28−3.26(m,4H),3.07(s,6H),2.23−2.20(m,1H),1.17−1.13(m,2H),0.99−0.96(m,2H).MS:m/z392.3(M+H
+).
【0943】
実施例197:{4−[4−(2−クロロ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(286)
【0944】
【化159】
【0945】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0946】
1HNMR(300HMz,CDCl
3):δ=7.85(d,J=9.0Hz,1H),7.42−7.34(m,2H),7.29−7.24(m,1H),7.12−7.00(m,2H),6.87−6.86(m,1H),3.91−3.89(m,4H),3.26−3.23(m,4H),3.06(s,6H),2.31−2.28(m,1H),1.20−1.17(m,2H),1.05−0.99(m,2H).MS:m/z408.3(M+H
+).
【0947】
実施例198:2−[4−(6−ブロモ−2−シクロプロピル−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ベンゾニトリル(287)
【0948】
【化160】
【0949】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0950】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=8.11(s,1H),7.88(d,J=8.4Hz,1H),7.74(d,J=7.6Hz,1H),7.66−7.61(m,2H),7.23(d,J=8.4Hz,1H),7.13(t,J=7.2Hz,1H),3.92−3.87(m,4H),3.35−3.33(m,4H),2.15−2.09(m,1H),1.10−1.06(m,2H),1.05−0.98(m,2H).MS:m/z434.1(M+H
+).
【0951】
実施例199:2−[4−(2−シクロプロピル−6−ジメチルアミノ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ベンゾニトリル(288)
【0952】
【化161】
【0953】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0954】
1HNMR(300MHz,DMSO−d
6):δ=7.76−7.72(m,1H),7.67−7.60(m,2H),7.53−7.49(m,1H,)7.23(d,J=8.4Hz,1H),7.16−7.12(m,1H),6.89(s,1H),3.98−3.94(m,4H),3.42−3.37(m,4H),3.00(s,6H),2.15−2.12(m,1H),1.07−1.01(m,4H)MS:m/z399.2(M+H
+).
【0955】
実施例200:2−[4−(2−シクロプロピル−6−ジメチルアミノ−キナゾリン−4−イル)−ピペラジン−1−イル]−ベンズアミド(289)
【0956】
【化162】
【0957】
化合物(255)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物を調製した。
【0958】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=8.47(brs,1H),7.72(d,J=7.6Hz,1H),7.60(d,J=9.2Hz,1H),7.51(brs,1H),7.47−7.43(m,2H),7.27(d,J=7.6Hz,1H),7.15(t,J=8.0Hz,1H),6.81(s,1H),3.76−3.72(m,4H),3.19−3.13(m,4H),3.01(s,6H),2.10−2.06(m,1H),1.04−1.00(m,2H),0.94−0.91(m,2H).MS:m/z468.2(M+H
+).
【0959】
【化163】
【0960】
実施例201:{4−[4−(2−アゼチジン−1−イル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(295)
化合物(290)(2.36g、10mmol)、ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.86g、10mmol)、Pd(OAc)2(224.5mg、1.0mmol)、BINAP(1.2g、2.0mmol)、Cs
2CO
3(6.5g、20mmol)およびトルエン/1、4−ジオキサエン(15mL/15mL)の混合物を、90℃で一晩加熱した。反応混合物をろ過し、濾液を濃縮乾固した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/50)により精製して、無色の油として化合物(291)(1.8g、53%)を産出した。化合物(291)(1.5g、4.4mmol)およびHCl/EtOAc(2M、20mL)の混合物を、室温で1時間、撹拌した。反応混合物をろ過し、固形物を乾燥させて、白色固形物として化合物(65)(1.0g、85%)を産出した。
【0961】
MeCN(20mL)中の2−シクロプロピル−6−ニトロキナゾリン4−オール(700mg、3.0mmol)、化合物(65)(924mg、3.33mmol)、BOP(2.0g、4.54mmol)、およびDBU(921mg、6.06mmol)の混合物を、室温で一晩撹拌した。反応混合物をろ過し、濾液を真空において濃縮乾固した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/50)により精製して、黄色の半固形物として化合物(292)(550mg、40%)を産出した。
【0962】
MeOH(20mL)中の化合物(292)(550mg、1.21mmol)、活性鉄粉末(340mg、6.05mmol)、飽和したNH
4Cl水l溶液(10mL)の混合物を、2時間間85℃で加熱した。室温に冷却した後、混合物をセライトを介してろ過した。ろ液を濃縮して、ほとんどの有機溶媒を取り除いた。水相をDCMで2抽出した(10ml×2)。混ぜ合わせた有機質層をNa
2SO
4によって乾燥させ、濃縮して、粗製生成物を得た。粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH/DCM = 1/20)により精製して、黄色の半固形物として化合物(293)(350mg、68%)を産出した。
【0963】
MeOH(5mL)中の化合物(293)(300mg、0.71mmol)、NaBH
3CN(447.3mg、7.1mmol)、およびHCHO(H
2O中に40%、0.5mL)の溶液を、室温で一晩撹拌した。15mLの水を加え、混合物をEtOAc(15mLx3)で抽出した。有機質層を水(15ml)およびブライン(15ml)により洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を濃縮して残留物を得て、それを分取TLCにより精製して、黄色の半固形物として化合物(294)(250mg、収率:78%)を産出した。
【0964】
化合物(294)(150mg、0.33mmol)、アゼチジン(38mg、0.66mmol)、Pd(OAc)2(7.4mg、0.033mmol)、BINAP(41mg、0.066mmol)、Cs
2CO
3(324mg、0.99mmol)およびトルエン/1,4−ジオキサエン(5mL/5mL)の混合物を、90℃に一晩加熱した。反応混合物をろ過し、濾液を濃縮乾固した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=3/70)により、次に分取HPLCにより精製して、黄色の半固形物として化合物(295)(33mg、21%)を産出した。
【0965】
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):δ=7.59(d,J=12.4Hz,1H),7.46−7.43(m,1H),7.02−6.91(m,2H),6.81−6.73(m,2H),6.48−6.46(m,1H),3.89−3.84(m,4H),3.74−3.67(m,4H),3.07−3.00(m,10H),2.21−2.07(m,3H),1.02−0.99(m,2H),0.94−0.89(m,2H).LC−MS:429.3(M+H
+)
【0966】
実施例202:{4−[4−(2−アゼチジン−1−イル−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−キナゾリン−6−イル}−エチル−メチル−アミン(296)
【0967】
【化164】
【0968】
ホルムアルデヒドをアセトアルデヒドと置換したことを除いて、化合物(295)に関して記載されるように表題化合物を調製した。
【0969】
1HNMR(400MHz,CDCl
3):δ=7.74(d,J=7.6Hz,1H),7.32(d,J=10.4Hz,1H),7.05−7.00(m,2H),6.83−6.79(m,2H),6.53(d,J=8.4Hz,1H),3.97−3.93(m,4H),3.78−3.70(m,4H),3.50−3.44(m,2H),3.15(m,4H),2.98(s,3H),2.26−2.19(m,3H),1.17−1.14(m,5H),0.98−0.96(m,2H).LC−MS:443.3(M+H+)
【0970】
【化165】
【0971】
実施例203:{4−[4−(2−アゼチジン−1−イル−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−2−シクロプロピル−キナゾリン−6−イル}−ジメチル−アミン(306)
LDA(2M、65mL)を、乾燥したTHFの300mL中の4−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル・エステル(20g、100mmol)の溶液に−78℃で加え、混合物を30分間撹拌した。乾燥したTHF(100mL)中のN,N−ビス−(トリフルオロメタンスルホニル)アニリンN,N−ビス−(トリフルオロメタンスルホニル)アニリンの溶液を−78℃でゆっくり加え、混合物を室温に暖め、一晩撹拌した。反応を、飽和NH
4Cl溶液(50mL)および水(400mL)でクエンチした。混合物をEtOAc(200mL)で抽出した。有機質層を水(50ml)およびブライン(50ml)で洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶液を濃縮乾固させ、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EA=50/1)により精製して、黄色油として化合物(298)(24.5g、収率:74%)を得た。
【0972】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=5.76(s,1H),4.04(d,J=1.8Hz,2H),3.62(t,J=5.6Hz,2H),2.43(s,2H),1.47(s,9H).
【0973】
化合物(298)(24.5g、74mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(21.6g、85mmol)、KOAc(25.4g、259mmol)、Pd(dppf)Cl2(1.6g、2.22mmol)、dppf(1.23g、2.22mmol)および250mLの1,4−ジオキサンの混合物を、80℃で一晩撹拌した。混合物を、水(500mL)に注ぎ、EtOAc(200mL)で抽出した。水(100mL)およびブライン(100mL)で有機質層を洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラム(PE/EA=20/1)で精製して、白色固形物として化合物(299)(28g、定量)を得た。
【0974】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=6.45(s,1H),3.94(d,J=2.7Hz,2H),3.62(t,J=5.6Hz,2H),2.22(s,2H),1.45(s,9H),1.25(s,12H).
【0975】
化合物(299)(16.1g、52mmol)、1−ブロモ−2−ヨード−ベンゼン(9.8g、35mmol)、K
2CO
3(19.3g、140mmol)、Pd(dppf)Cl2(1.25g、1.75mmol)、225mLの1,4−ジオキサン、および75mLの水の混合物を、70℃で一晩撹拌した。混合物を、水(500mL)に注ぎ、EtOAc(300mL)で抽出した。水およびブラインで有機質層を洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラム(PE/EA=60/1)で精製して、白色固形物として化合物(300)(8g、収率:67%)を得た。
【0976】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.55(d,J=7.8Hz,1H),7.29−7.24(m,1H),7.1−7.09(m,2H),5.62(s,1H),4.04(d,J=2.1Hz,2H),3.64(t,J=5.6Hz,2H),2.42(s,2H),1.50(s,9H).
【0977】
化合物(300)(7.1g、20.11mmol)、アゼチジン(1.4g、24.1mmol)、Pd(AcO)
2(451mg、2.01mmol)、BINAP(2.5g、4.02mmol)、Cs
2CO
3(13.07g、40.22mmol)およびトルエン/1,4−ジオキサン(40mL/40mL)の混合物を90℃で撹拌した。ろ過および濃縮は、褐色の残留物を結果として生じ、それをシリカゲルカラム(PE/EA=60/1)により精製して黄色油として化合物(301)(5.0g、79%)を得た。
【0978】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.16−7.12(m,1H),6.96(dd,J=7.8,7.5Hz,1H),6.76(t,J=7.4Hz,1H),6.48(d,J=8.1Hz,1H),5.63−5.61(m,1H),4.01(d,J=2.1Hz,2H),3.78(t,J=7.2Hz,4H),3.61(t,J=5.6Hz,2H),2.40(s,2H),2.26−2.16(m,2H),1.49(s,9H).
【0979】
化合物(301)(5.0g、15.9mmol)、湿った10%Pd/C(1g)およびMeOH(200mL)の混合物、50psiのH2下で40℃で一晩撹拌した。反応混合物をろ過し、濃縮して、無色の油として化合物(302)(5.0g、定量)を得た
【0980】
化合物(302)(5.0g、15.9mmol)の混合物をDCM(80mL)中に溶解させ、CF
3CO
2H(80mL)を加え、2時間室温で撹拌した。反応溶液を濃縮し、残留物を飽和NaHCO
3溶液(100ml)で処理し、EtOAc(100mLx5)で抽出した。有機質層をブラインと混ぜ合わせて洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させ、濃縮して、白色固形物として化合物(303)(2.5g、収率:74%)を得た。
【0981】
化合物(295)について記載されるように、同様の経路および手法を使用して、表題化合物(306)を調製した。
【0982】
1HNMR(300MHz,CDCl
3):δ=7.78−7.76(m,1H),7.35(dd,J=9.3Hz,1H),7.24−7.15(m,2H),6.93−6.87(m,2H),6.64−6.61(m,1H),4.41−4.37(m,2H),3.96(t,J=7.1Hz,4H),3.814−3.04(m,8H),2.35−2.23(m,3H),2.04−1.91(m,5H),1.18−1.15(m,2H),1.00−0.97(m,2H).LC−MS:428.2(M+H
+).
【0983】
【化166】
【0984】
実施例204:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(315)
メチル、2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸塩(1)(1.0g、4.73mmol)およびシクロプロピルカルボニトリル(0.95g、14.2mmol)を、反応フラスコで量り、1,4−ジオキサン中の15mLの4M HClを加え、結果として生じる不均一な混合物を15時間100℃まで熱した。反応混合物を冷却し、冷たい飽和NaHCO
3溶液(100mL)へ注意深く注いだ。形成された沈澱物をろ過により収集し、水で広範囲に洗浄し、空気乾燥して、生成物 2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−オール(3)を産出して、精製なしで使用した。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ12.3(broad s,1H),7.37(s,1H),7.0(s,1H),3.86(s,3H),3.83(s,3H),1.95−1.88(m,1H),1.08−1.01(m,2H),1.01−0.95(m,2H);MS(ESI+ve):C
13H
14N
2O
3について算出した,[M+H]=247.11,観察された[M+H]=247.13.
【0985】
化合物(3)(0.3g、1.22mmol)を、40mLバイアル中のオキシ塩化リン(V)(10ml)で懸濁し、15時間110°Cで加熱し、その間、懸濁液が赤褐色の溶液へ変わった。混合物を23℃に冷却し、回転蒸発装置上でオキシ塩化リン(V)を除去した。20mLのジクロロメタンに残留物を溶かし、飽和したNaHCO
3溶液(3x、10mL)で洗浄した。有機質層を収集し、無水Na
2SO
4によって乾燥させ、溶媒蒸発させて、中間体4−クロロ−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリンを産出し、それを精製なしで次の工程で使用した。MS(ESI+ve):C
13H
13ClN
2O
2について算出した,[M+H]=265.07,観察された[M+H]=265.08.
【0986】
1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン塩酸塩(0.35g、1.53mmol)およびK
2CO
3(0.7g、5.1mmol)を、35mLマイクロ波反応チューブに計量した。1,4−ジオキサン(10ml)中の4−クロロ−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリン(0.27g、1.02mmol)溶液を加え、LCMS分析がクロロキナゾリンがすべて消費されたことを示した時、混合物を1.5時間80℃で電子レンジで加熱した。混合物を50mLの水で希釈し、次に、酢酸エチル(3x25mL)で抽出した。有機質層を無水のNa
2SO
4によって乾燥させ、溶媒を蒸発させて、暗褐色の残留物を産出した。残留物をシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(1:3酢酸エチル/ヘキサン)にかけ、浅黄色の泡状固形物として化合物(315)(0.105g、3工程にわたって14%)のを産出した。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.25(s,1H),7.12(s,1H),7.08−7.03(m,1H),7.02−6.95(m,2H),6.92(d,J=8.0Hz,1H),4.03(s,3H),3.98(s,3H),3.92(s,3H),3.89−3.81(m,4H),3.33−3.20(m,4H),2.28−2.16(m,1H),1.25−1.10(m,2H),1.06−0.96(m,2H);13CNMR(125MHz,CDCl
3)δ165.58,163.99,154.50,152.28,147.47,140.98,123.32,121.05,118.39,111.37,109.26,106.69,103.34,56.19,56.01,55.42,50.56,49.82,17.93,9.54;HRMS(ESI+ve):C
24H
28N
4O
3について算出した,[M+H]=421.2234,観察された[M+H]=421.2215.
【0987】
実施例205:6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルキナゾリン(308)
化合物(315)について記載されるように、メチル2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸塩(1.00g、4.73mmol)、5mLアセトニトリル、および10mLの4MのHCl/ジオキサンを用いて、粗製の6,7−ジメトキシ−2−メチルキナゾリン−4−オール(307a)(オフホワイト固形物(0.81g、78%))を得て、精製なしで使用した。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.57(d,J=3.5Hz,1H),7.35(d,J=3.7Hz,1H),7.09(d,J=3.6Hz,1H),4.09−3.96(m,6H),3.24(s,3H);MS(ESI+ve):C
11H
12N
2O
3について算出した,[M+H]=221.09,観察された[M+H]=221.03.
【0988】
化合物(307a)(150mg、0.68mmol)および5mLのオキシ塩化リン(V)は、4−クロロ−6,7−ジメトキシ−2−メチルキナゾリンを産出し、それを精製なしで使用した。MS(ESI+ve):C
11H
11ClN
2O
2について算出した,[M+H]=239.06,観察された[M+H]=239.01。4−クロロ−6,7−ジメトキシ−2−メチルキナゾリン(160mg、0.67mmol)、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(223mg、1.01mmol)、塩酸塩(223mg、1.01mmol)、炭酸カリウム(463mg、3.35mmol)、および1,4−ジオキサン(5ml)は褐色の残留物を結果としてもたらし、それを0〜80%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。白色固形物(46mg、3工程にわたり13%)として生成物(308)を得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.22(s,1H),7.16(s,1H),7.09−7.01(m,2H),7.00−6.95(m,1H),6.95−6.90(m,1H),4.03(s,3H),4.00(s,3H),3.92(s,3H),3.89−3.84(m,4H),3.34−3.29(m,4H),2.69(s,3H);HRMS(ESI+ve):C
22H
26N
4O
3について算出した,[M+H]=395.2078,観察された[M+H]=395.2059.
【0989】
実施例206:2−ベンジル−6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(309)。
化合物(315)について記載されるように、メチル2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸塩(1.00g、4.73mmol)、2−フェニルアセトニトリル(0.55g、4.73mmol)、および10mLの4MのHCl/ジオキサンから出発して、2−ベンジル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−オール(307b)をオフホワイト固形物(0.86g、61%)として得て、精製なしで使用した。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ9.44(s,1H),7.57(s,1H),7.39(d,J=4.6Hz,4H),7.34(tt,J=9.4,3.7Hz,1H),7.18(s,1H),4.10(s,2H),4.04(s,3H),4.01(s,3H);MS(ESI+ve):C
17H
16N
2O
3について算出した,[M+H]=297.12,観察された[M+H]=297.09.
【0990】
化合物(307)(200mg、0.67mmol)および10mLのオキシ塩化リン(V)は、2−ベンジル−4−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリンを産出し、それを精製なしで使用した。MS (ESI+ve): C
17H
15ClN
2O
2について算出した, [M+H] = 315.09, 観察された[M+H] = 315.0.
粗製の2−ベンジル−4−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン(210mg、0.67mmol)、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(229mg、1.0mmol)、塩酸塩(461mg、3.34mmol)、炭酸カリウム(463mg、3.35mmol)、および1,4−ジオキサン(5ml)は、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを0から50%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物(309)(89mg、3工程にわたって17%)を黄色固形物として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.55−7.45(m,2H),7.35−7.26(m,3H),7.25−7.20(m,1H),7.20(s,1H),7.15−7.07(m,1H),7.0−6.9(m,2H),6.9−6.84(m,1H),4.25(s,2H),4.03(s,3H),4.0(s,3H),3.94(s,3H),3.9−3.85(m,4H),3.4−3.28(m,4H);HRMS(ESI+ve):C
28H
30N
4O
3について算出した,[M+H]=471.2391,観察された[M+H]=471.2373.
【0991】
実施例207:2−エチル−6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(310)。
化合物(315)について記載されるように、1,4−ジオキサン(1 0ml)中のメチル2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸塩(1.0g、4.73mmol)、プロピオニトリル(8mL、115mmol)、および4M HClから出発して、生成物2−エチル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−オール(307c)を灰色固形物(1.08g、97%)として得て、さらなる精製なしで使用した。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ12.0(broad,1H),7.41(s,1H),7.08(s,1H),3.89(s,3H),3.86(s,3H),2.59(q,J=7.5Hz,2H),1.24(t,J=7.5Hz,3H).MS(ESI+ve):C
12H
14N
2O
3について算出した,[M+H]=235.10,観察された[M+H]=235.39.
【0992】
塩化チオニル(10mL)中の化合物(307c)(0.3g、1.28mmol)をジメチルホルムアミド(0.1mL)で処理し、次に、2時間還流で撹拌した。反応物を、ヘキサン(20ml)で希釈する前に冷却した。リカー(liquor)をデカントし、結果として生じる残留物を共沸混合物(azeotrope)を介してトルエン(15mL)で乾燥させた。粗製の4−クロロ−2−エチル−6,7−ジメトキシキナゾリン(0.36g)をさらなる精製なしで使用した。MS (ESI+ve):C
12H
13ClN
2O
2について算出した,[M+H]=253.07,観察された[M+H]=253.29.
【0993】
4−クロロ−2−エチル−6,7−ジメトキシキナゾリン(0.13g、0.51mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.45mL(2.57mmol)、および、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン塩酸塩(0.12g、0.51mmol)は、褐色の残留物に結果としてもたらし、それを70%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物(310)(31mg、15%)を黄褐色の固形物を得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.29(broad s,1H),7.17(s,1H),7.09−6.98(m,2H),6.98−6.95(m,1H),6.93(dd,J=8.0,1.1Hz,1H),4.04(s,3H),4.00(s,3H),3.93(s,3H),3.92−3.88(m,4H),3.33−3.28(m,4H),2.95(q,J=7.6Hz,2H),1.41(t,J=7.6Hz,3H).HRMS(ESI+ve):C
23H
28N
4O
3について算出した,[M+H]=409.2234,観察された[M+H]=409.2218.
【0994】
実施例208:6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)−2−プロピルキナゾリン(311)。
化合物(315)について記載されるように、メチル2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸塩(1.00g、4.73mmol)、n−ブチロニトリル(0.33g、4.73mmol)、および10mLの4MのHCl/ジオキサンから出発して、26,7−ジメトキシ−2−プロピルキナゾリン−4−オール(307d)をオフホワイト固形物(1.81g、155%)として得て、精製なしで使用した。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ7.40(s,1H),7.06(s,1H),3.88(s,3H),3.84(s,3H),2.63−2.51(m,2H),1.80−1.62(m,2H),0.91(t,J=7.3Hz,3H);MS(ESI+ve):C
13H
17N
2O
3について算出した,[M+H]=249.12,観察された[M+H]=249.10.
【0995】
化合物(307a)(1.2g、4.83mmol)および20mLのオキシ塩化リン(V)は、4−クロロ−6,7−ジメトキシ−2−プロピルキナゾリン(0.319g)を産出し、それを精製なしで使用した。MS (ESI+ve):C
13H
16ClN
2O
2について算出した, [M+H] = 267.08, 観察された[M+H] = 267.13.4−クロロ−6,7−ジメトキシ−2−プロピルキナゾリン(700mg、2.6mmol)2−メトキシフェニルピペラジン(901mg、3.9mmol)、炭酸カリウム(1.82g、13.1mmol)、および1,4−ジオキサン(10ml)は粗製の褐色の残留物を結果としてもたらし、それを50%から70%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物(311)は黄色固形物(244.6mg、3つの工程上の12%)であった。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ7.50−7.30(brm,1H),7.16(s,1H),7.10−6.9(m,4H),4.05(s,3H),4.00(s,3H),4.00−3.85(m,4H),3.93(s,3H),3.33−3.28(m,4H),2.98−2.86(m,2H),1.91(h,J=7.5Hz,2H),1.04(t,J=7.5Hz,3H);HRMS(ESI+ve):C
24H
31N
4O
3について算出した,[M+H]=423.2391,観察された[M+H]=423.2372.
【0996】
実施例209:2−イソプロピル−6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(312)。
化合物(315)について記載されるように、メチル2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸塩(1.00g、4.73mmol)、イソブチロニトリル(0.98g、14.2mmol)、および10mLの4MのHCl/ジオキサンから出発して、2−イソプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−オール(307b)をオフホワイト固形物(0.187g、16%)として得て、精製なしで使用した。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ11.98(s,1H),7.41(s,1H),7.08(d,J=2.6Hz,1H),3.90(s,3H),3.85(s,3H),2.85(m,1H),1.25(d,J=4.5Hz,6H).MS(ESI+ve):C
13H
17N
2O
3について算出した,[M+H]=249.12,観察された[M+H]=249.11.
【0997】
化合物(307e)(0.187g、0.753mmol)および10mLのオキシ塩化リン(V)は、4−クロロ−2−イロプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリン(0.319g)を産出し、それを精製なしで使用した。MS (ESI+ve): C
13H
16ClN
2O
2について算出した, [M+H] = 267.08, 観察された[M+H] = 267.12。4−クロロ−2−イロプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリン(318mg、1.19mmol)、2−メトキシフェニルピペラジン(409mg、1.79mmol)、炭酸カリウム(0.825g、5.97mmol)、および1,4−ジオキサン(8ml)は粗製の褐色油を結果としてもたらし、それを50%から70%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物(312)(180.8mg、3工程にわたって9%)を黄色固形物として得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ7.50−7.25(brm,1H),7.16(s,1H),7.11−6.9(m,4H),4.1−3.9(m,4H),4.05(s,3H),4.00(s,3H),3.93(s,3H),3.35−3.10(m,5H),1.40(d,J=6.8Hz,6H);HRMS(ESI+ve):C
24H
31N
4O
3について算出した,[M+H]=423.2391,観察された[M+H]=423.2371.
【0998】
実施例210:2−イソブチル−6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(313)。
化合物(315)について記載されるように、メチル2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸塩(1.00g、4.73mmol)、イソバレロニトリル(1.18g、14.2mmol)、および20mLの4MのHCl/ジオキサンから出発して、2−イソブチル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−オール(307b)をオフホワイト固形物(0.9g、73%)として得て、精製なしで使用した。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ7.40(s,1H),7.07(s,1H),3.88(s,3H),3.85(s,3H),2.43(d,J=7.3Hz,2H),2.17−2.13(m,1H),0.91(d,J=6.9Hz,6H).MS(ESI+ve):C
14H
18N
2O
3について算出した,[M+H]=263.14,観察された[M+H]=263.18.
【0999】
化合物(307f)(300mg、1.14mmol)および10mLのオキシ塩化リン(V)は、4−クロロ−2−イソブチル−6,7−ジメトキシキナゾリン(320mg)を産出し、それを精製なしで使用した。MS(ESI+ve):C
14H
17ClN
2O
2について算出した,[M+H]=281.11,観察された[M+H]=281.15.
【1000】
4−クロロ−2−イソブチル−6,7−ジメトキシキナゾリン(320mg、1.14mmol)、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン塩酸塩(391mg、1.71mmol)、炭酸カリウム (788mg、5.7mmol)、および1,4−ジオキサン(5ml)は、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを0から40%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物(313)を黄色固形物(0.26mg、3工程にわたって38%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.29(s,1H),7.16(s,1H),7.08−6.94(m,3H),6.92(dd,J=8.0,1.4Hz,1H),4.03(s,3H),4.00(s,3H),3.92(s,3H),3.90−3.86(m,4H),3.31−3.26(m,4H),2.79(d,J=7.3Hz,2H),2.43−2.3(m,1H),1.00(d,J=6.6Hz,6H);HRMS(ESI+ve):C
26H
32N
4O
3について算出した,[M+H]=437.2547,観察された[M+H]=437.2530.
【1001】
実施例211および212:6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)−2−ビニルキナゾリン(314)および6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)−2−(2−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)キナゾリン(319)。
化合物(315)について記載されるように、メチル2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸塩(0.50g、2.4mmol)、3−メトキシプロピオニトリル (0.19g、2.4mmol)、および5mLの4MのHCl/ジオキサンから出発して、2−(2−クロロエチル)−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−オール(307g)を黄褐色の固形物(0.653g、101%)として得て、精製なしで使用した。
【1002】
化合物(307g)(219mg、0.815mmol)および10mLのオキシ塩化リン(V)は、4−クロロ−2−(2−クロロエチル)−6,7−ジメトキシキナゾリン(0.12g)を産出し、それを精製なしで使用した。MS (ESI+ve): C
12H
13Cl
2N
2O
2について算出した, [M+H] = 287.03, 観察された[M+H] = 287.01.
【1003】
4−クロロ−2−(2−クロロエチル)−6,7−ジメトキシキナゾリン(0.12g、0.42mmol)、2−メトキシフェニルピペラジン(239mg、1.05mmol)、炭酸カリウム(0.40g、2.9mmol)、および1,4−ジオキサン(6ml)は粗製の褐色油を結果としてもたらし、それを、30%から70%の酢酸エチル/ヘキサンで、その後10%メタノール/酢酸エチルで溶出する、シリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。10.9mgの部分的に純粋な(314)を得て、水/アセトニトリル/0.1%ギ酸勾配(95:5から2:98)を使用する逆相分取HPLCによって再精製して、白色固形物(3工程にわたって1%)として8mgの(314)を送達した
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.28(broad m,1H),7.18(s,1H),7.1−6.9(m,5H),6.71(brd,J=17.1Hz,1H),5.75(brm,1H),4.1−3.8(m,4H),4.06(s,3H),4.02(s,3H),3.94(s,3H),3.32−3.27(m,4H);HRMS(ESI+ve):C
23H
27N
4O
3について算出した,[M+H]=407.2078,観察された[M+H]=407.2064.
【1004】
さらに、フラッシュクロマトグラフィーは、黄褐色の固形物として85.6mgの部分的に純粋な化合物(319)を産出した。この生成物を、水/アセトニトリル/0.1%ギ酸勾配(95:5から2:98)を使用する逆相分取HPLCによって再精製して、白色固形物(3工程にわたって3%)として48mgの所望の(319)を送達した。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.27(s,1H),7.16(s,1H),7.10−6.88(m,8H),4.07(s,3H),4.01(s,3H),3.95−3.88(m,4H),3.94(s,3H),3.89(s,3H),3.8−3.2(m,12H),3.1−2.85(m,4H);HRMS(ESI+ve):C
34H
43N
6O
4について算出した,[M+H]=599.3340,観察された[M+H]=599.3334.
【1005】
実施例213:2−シクロペンチル−6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(316)。
化合物(315)について記載されるように、メチル2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸塩(1.00g、4.73mmol)、シクロペンタンカルボニトリル(0.45g、4.73mmol)、および10mLの4MのHCl/ジオキサンから出発して、2−シクロペンチル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−オール(307h)をオフホワイト固形物(0.9g、69%)として得て、精製なしで使用した。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ11.97(s,1H),7.39(s,1H),7.03(s,1H),3.89(s,3H),3.84(s,3H),2.99(p,J=8.2Hz,1H),2.02−1.92(m,2H),1.91−1.82(m,2H),1.78−1.68(m,2H),1.65−1.55(m,2H).MS(ESI+ve):C
15H
18N
2O
3について算出した,[M+H]=275.14,観察された[M+H]=275.11.
【1006】
化合物(307h)(150mg、0.44mmol)および5mLのオキシ塩化リン(V)は、4−クロロ−2−シクロペンチル−6,7−ジメトキシキナゾリンを産出し、それを精製なしで使用した。MS(ESI+ve):C
15H
17ClN
2O
2について算出した,[M+H]=293.11,観察された[M+H]=293.02.
【1007】
4−クロロ−2−シクロペンチル−6,7−ジメトキシキナゾリン(128mg、0.44mmol)、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン塩酸塩(150mg、0.66mmol)、炭酸カリウム (302mg、2.19mmol)、および1,4−ジオキサン(5ml)は、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを0から25%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物(316)を黄色固形物(62mg、3工程にわたって18%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.25(s,1H),7.16(s,1H),7.08−6.9(m,4H),4.03(s,3H),4.00(s,3H),3.93(s,3H),3.92−3.86(m,4H),3.36−3.24(m,5H),2.15−2.05(m,2H),2.05−1.95(m,2H),1.93−1.84(m,2H),1.78−1.68(m,2H);HRMS(ESI+ve):C
26H
32N
4O
3について算出した,[M+H]=449.2547,観察された[M+H]=449.2530.
【1008】
実施例214:2−(シクロプロピルメチル)−6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(317)。
化合物(315)について記載されるように、メチル2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸塩(1.00g、4.73mmol)、2−シクロプロピルアセトニトリル(0.38g、4.73mmol)、および10mLの4MのHCl/ジオキサンから出発して、2−(シクロプロピルメチル)−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−オール(307i)をオフホワイト固形物(1.04g、85%%)として得て、精製なしで使用した。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ7.48−7.32(m,1H),7.16−6.98(m,1H),3.90−3.88(m,3H),3.86−3.84(m,3H),2.45(d,J=8.5Hz,2H),1.17(s,1H),0.47(d,J=8.0Hz,2H),0.27−0.24(m,2H).MS(ESI+ve):C
14H
16N
2O
3について算出した,[M+H]=261.12,観察された[M+H]=247.11.
【1009】
化合物(307i)(250mg、0.96mmol)および10mLのオキシ塩化リン(V)は、4−クロロ−2−(シクロプロピルメチル)−6,7−ジメトキシキナゾリン(245mg)を産出し、それを精製なしで使用した。MS (ESI+ve): C14H
16ClN
2O
2について算出した, [M+H] = 279.09, 観察された[M+H] = 279.13.
【1010】
4−クロロ−2−(シクロプロピルメチル)−6,7−ジメトキシキナゾリン(245mg、0.88mmol)、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン塩酸塩(302mg、1.32mmol)、炭酸カリウム(607mg、4.39mmol)、および1,4−ジオキサン(5ml)は、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを0から40%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物(317)を黄色固形物(188mg、3工程にわたって38%)として得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ7.29(s,1H),7.17(s,1H),7.1−6.9(m,4H),4.03(s,3H),4.00(s,3H),3.94−3.88(m,4H),3.92(s,3H),3.31−3.26(m,4H),2.81(d,J=7.0Hz,2H),1.40−1.25(m,1H),0.57−0.46(m,2H),0.39−0.30(m,2H);HRMS(ESI+ve):C
25H
30N
4O
3について算出した,[M+H]=435.2391,観察された[M+H]=435.2372.
【1011】
実施例215:2−(6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン−2−イル)−N,N−ジメチルエタンアミン(318)。
化合物(315)について記載されるように、メチル2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸塩(0.50g、2.4mmol)、3−(ジメチルアミノ)プロピオニトリル (0.23g、2.4mmol)、および5mLの4MのHCl/ジオキサンから出発して、2−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−オール(307j)を黄褐色の固形物(0.137g、21%)として得て、精製なしで使用した。(307j)はクロロエチル副産物をいくらか含んでいたが、精製なしで使用した。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ12.07(s,1H),7.41(s,1H),7.08(s,1H),3.90(s,3H),3.86(s,3H),2.75−2.64(m,4H),2.19(s,6H);MS(ESI+ve):C
14H
20N
3O
3について算出した,[M+H]=278.14,観察された[M+H]=278.14.
【1012】
化合物(307j)(135mg、0.487mmol)および10mLのオキシ塩化リン(V)は、2−(4−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン−2−イル)−N,N−ジメチルエタンアミン(0.15g)を産出し、それを精製なしで使用した。MS(ESI+ve):C
14H
19ClN
3O
2について算出した,[M+H]=296.11,観察された[M+H]=296.13.
【1013】
2−(4−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン−2−イル)−N,N−ジメチルエタンアミン(0.15g、0.51mmol)、2−メトキシフェニルピペラジン(286mg、1.25mmol)、炭酸カリウム(0.483g、3.5mmol)、および1,4−ジオキサン(6ml)は粗製の褐色油の生成物を結果としてもたらし、それを、30%から70%の酢酸エチル/ヘキサンで、その後10%メタノール/酢酸エチルで溶出する、シリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。部分的に純粋な生成物を、黄褐色固形物から78.5mg回収した。この生成物を、水/アセトニトリル/0.1%ギ酸勾配(95:5から2:98)を使用する逆相分取HPLCによって再精製して、黄褐色の固形物(3工程にわたって0.6%)として6mgの所望の(318)を送達した。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.28(s,1H),7.27(s,1H),7.07−7.0(m,1H),6.99−6.90(m,2H),6.90−6.85(m,1H),4.04(s,3H),3.99(s,3H),3.89(s,3H),3.34(s,6H),3.21(m,8H),2.96(m,4H);HRMS(ESI+ve):C
25H
34N
5O
3について算出した,[M+H]=452.2656,観察された[M+H]=452.2653.
【1014】
実施例216:2−シクロブチル−6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(321)。
化合物(315)について記載されるように、メチル2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸塩(1.00g、4.73mmol)、シクロブタンカルボニトリル(0.38g、4.73mmol)、および10mLの4MのHCl/ジオキサンから出発して、2−シクロブチル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−オール(320)をピンクがかっている白色固形物(0.98g、80%)として得て、精製なしで使用した。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ11.92(s,1H),7.40(s,1H),7.11(s,1H),3.90(s,3H),3.85(s,3H),3.50−3.41(m,1H),2.42−2.33(m,2H),2.27−2.17(m,2H),2.02−1.91(m,1H),1.87−1.77(m,1H);MS(ESI+ve):C
14H
16N
2O
3について算出した,[M+H]=261.12,観察された[M+H]=261.07.
【1015】
化合物(320)(0.4g、1.54mmol)および20mLのオキシ塩化リン(V)は、4−クロロ−2−シクロブチル−6,7−ジメトキシキナゾリン(0.3g)を産出し、それを精製なしで使用した。MS (ESI+ve):C
14H
15ClN
2O
2について算出した,[M+H]=279.09,観察された[M+H]=279.01.
【1016】
粗製の4−クロロ−2−シクロブチル−6,7−ジメトキシキナゾリン(250mg、0.90mmol)、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン塩酸塩(308mg、1.35mmol)、炭酸カリウム(620mg、4.48mmol)、および1,4−ジオキサン(4ml)は、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを0から50%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
生成物(321)を浅黄色固形物(155mg、3工程にわたって9%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.25(s,1H),7.16(s,1H),7.10−7.05(m,1H),7.09−7.01(m,2H),7.0−6.95(m,1H),6.93(d,J=8.0Hz,1H),4.03(s,3H),4.00(s,3H),3.96−3.89(m,7H),3.76(p,J=8.9Hz,1H),3.35−3.25(m,4H),2.59−2.48(m,2H),2.42−2.34(m,2H),2.15−2.03(m,1H),2.04−1.93(m,1H);HRMS(ESI+ve):C25H
30N
4O
3について算出した,[M+H]=435.2391,観察された[M+H]=435.2380.
【1017】
実施例217:
2−シクロブチル−6,7−ジメトキシ−4−(4−フェニルピペラジン−1−イル)キナゾリン(322)。
化合物(315)について記載されるように、(320)(75mg、0.27mmol)、1−フェニルピペラジン(66mg、0.4mmol)、炭酸カリウム(186mg、1.35mmol)、および1,4−ジオキサン(3mL)から結果として生じる粗製の4−クロロ−2−シクロブチル−6,7−ジメトキシキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から35%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(322)を白色固形物(65mg、3工程にわたって14%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.33(dd,J=8.7,7.2Hz,2H),7.26(s,1H),7.16(s,1H),7.05−7.01(d,J=7.5Hz,2H),6.93(t,J=7.3Hz,1H),4.03(s,3H),4.00(s,3H),3.90−3.85(m,4H),3.76(p,J=8.5Hz,1H),3.47−3.41(m,4H),2.61−2.47(m,2H),2.44−2.34(m,2H),2.15−2.04(m,1H),2.03−1.93(m,1H);HRMS(ESI+ve):C
24H
28N
4O
2について算出した,[M+H]=405.2285,観察された[M+H]=405.2272.
【1018】
実施例218:2−シクロブチル−6,7−ジメトキシ−4−(4−(o−トリル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(323)。
化合物(315)について記載されるように、(320)(75mg、0.27mmol)、1−(o−トリル)ピペラジン塩酸塩(86mg、0.4mmol)、炭酸カリウム(186mg、1.35mmol)、および1,4−ジオキサン(3mL)から結果として生じる粗製の4−クロロ−2−シクロブチル−6,7−ジメトキシキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から35%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(323)を白色固形物(66mg、3工程にわたって13%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.25(s,1H),7.25−7.20(m,2H),7.18(s,1H),7.12(d,J=8.0Hz,1H),7.08−7.02(m,1H),4.03(s,3H),4.01(s,3H),3.89−3.82(m,4H),3.82−3.73(m,1H),3.19−3.13(m,4H),2.61−2.50(m,2H),2.4(s,3H),2.45−2.34(m,2H),2.16−2.04(m,1H),2.03−1.94(m,1H);HRMS(ESI+ve):C
23H
25FN
3O
2Sについて算出した,[M+H]=419.2442,観察された[M+H]=419.2429.
【1019】
実施例219:2−シクロブチル−4−(4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル)−6,7−ジメトキシキナゾリン(324)。
化合物(315)について記載されるように、(320)(75mg、0.27mmol)、1−(2−フルオロフェニル)ピペラジン(88mg、0.4mmol)、炭酸カリウム(186mg、1.35mmol)、および1,4−ジオキサン(3mL)から結果として生じる粗製の4−クロロ−2−シクロブチル−6,7−ジメトキシキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から35%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(324)を白色固形物(62mg、3工程にわたって13%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.26(s,1H),7.15(s,1H),7.14−6.96(m,4H),4.03(s,3H),4.00(s,3H),3.93−3.87(m,4H),3.80−3.70(m,1H),3.36−3.31(m,4H),2.59−2.48(m,2H),2.43−2.34(m,2H),2.14−2.04(m,1H),2.04−1.94(m,1H);HRMS(ESI+ve):C
24H
27FN
4O
2について算出した,[M+H]=423.2191,観察された[M+H]=423.2174.
【1020】
実施例220:4−(4−(2−クロロフェニル)ピペラジン−1−イル)−2−シクロブチル−6,7−ジメトキシキナゾリン(325)。化合物(315)について記載されるように、(320)(75mg、0.27mmol)、1−(2−クロロフェニル)ピペラジン(79mg、0.4mmol)、炭酸カリウム(186mg、1.35mmol)、および1,4−ジオキサン(3mL)から結果として生じる粗製の4−クロロ−2−シクロブチル−6,7−ジメトキシキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から35%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(325)を白色固形物(70mg、3工程にわたって14%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.42(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),7.30−7.28(m,1H),7.26(s,1H),7.16(s,1H),7.13(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),7.03(td,J=8.0,1.5Hz,1H),4.03(s,3H),4.00(s,3H),3.95−3.88(m,4H),3.81−3.72(m,1H),3.32−3.26(m,4H),2.60−2.48(m,2H),2.44−2.34(m,2H),2.16−2.04(m,1H),2.03−1.94(m,1H);HRMS(ESI+ve):C
23H
25FN
3O
2Sについて算出した,[M+H]=439.1895,観察された[M+H]=439.1882.
【1021】
実施例221:2−シクロブチル−6,7−ジメトキシ−4−(4−(ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(326)。
化合物(315)について記載されるように、(320)(150mg、0.54mmol)、1−(2−ピリジル)ピペラジン(132mg、0.81mmol)、炭酸カリウム(372mg、2.69mmol)、および1,4−ジオキサン(3mL)から結果として生じる粗製の4−クロロ−2−シクロブチル−6,7−ジメトキシキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から25%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(326)を黄色固形物(120mg、3工程にわたって44%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ8.25(dd,J=4.9,2.0,1H),7.56(ddd,J=8.5,7.1,2.0Hz,1H),7.26(broad s,1H),7.17(s,1H),6.75(d,J=8.5Hz,1H),6.71(dd,J=7.1,5.0Hz,1H),4.04(s,3H),4.00(s,3H),3.93−3.72(m,9H),2.59−2.47(m,2H),2.44−2.34(m,2H),2.15−2.04(m,1H),2.03−1.93(m,1H);HRMS(ESI+ve):C
21H
23N
4O
2について算出した,[M+H]=406.2238,観察された[M+H]=406.2221.
【1022】
実施例222:2−シクロブチル−6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−ニトロフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(327)。
化合物(315)について記載されるように、(320)(150mg、0.54mmol)、1−(2−ニトロフェニル)ピペラジン(167mg、0.81mmol)、炭酸カリウム(372mg、2.69mmol)、および1,4−ジオキサン(5mL)から結果として生じる粗製の4−クロロ−2−シクロブチル−6,7−ジメトキシキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から25%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(327)をオレンジ色の固形物(149mg、3工程にわたって46%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.84(dd,J=8.2,1.6Hz,1H),7.54(ddd,J=8.2,7.4,1.6Hz,1H),7.4−7.25(m,1H),7.23(d,J=8.2,1H),7.16−7.10(m,2H),4.04(s,3H),4.00(s,3H),3.98−3.92(m,4H),3.84(broad s,1H),3.4−3.26(m,4H),2.58−2.47(m,2H),2.45−2.35(m,2H),2.17−2.04(m,1H),2.03−1.92(m,1H);HRMS(ESI+ve):C
24H
27N
5O
4について算出した,[M+H]=450.2136,観察された[M+H]=450.2120.
【1023】
実施例223:2−シクロブチル−6,7−ジメトキシ−4−(4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(328)。化合物(315)について記載されるように、(320)(100mg、0.36mmol)、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン塩酸塩(143mg、0.54mmol)、炭酸カリウム(248mg、1.79mmol)、および1,4−ジオキサン(3mL)から結果として生じる粗製の4−クロロ−2−シクロブチル−6,7−ジメトキシキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から35%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(328)を黄色固形物(100mg、3工程にわたって15%)として得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ7.27−7.20(m,2H),7.15(s,1H),6.63(dd,J=8.0,2.3Hz,1H),6.55(t,J=2.3Hz,1H),6.48(dd,J=8.0,2.3Hz,1H),4.03(s,3H),4.00(s,3H),3.88−3.84(m,4H),3.83(s,3H),3.78−3.72(m,1H),3.47−3.40(m,4H),2.58−2.47(m,2H),2.43−2.33(m,2H),2.14−2.05(m,1H),2.03−1.93(m,1H);HRMS(ESI+ve):C
25H
30N
4O
3について算出した,[M+H]=435.2391,観察された[M+H]=435.2375.
【1024】
実施例224:(2−シクロブチル−6,7−ジメトキシ−4−(4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(329)。
化合物(315)について記載されるように、(320)(100mg、0.36mmol)、1−(4−メトキシフェニル)ピペラジン塩酸塩(143mg、0.54mmol)、炭酸カリウム(248mg、1.79mmol)、および1,4−ジオキサン(3mL)から結果として生じる粗製の4−クロロ−2−シクロブチル−6,7−ジメトキシキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から35%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(329)を黄色固形物(106mg、3工程にわたって15%)として得た。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ7.20(s,1H),7.16(broad s,1H),6.97(d,J=9.0Hz,2H),6.86(d,J=9.0Hz,2H),3.93(s,3H),3.91(s,3H),3.76(broad s,4H),3.70(s,3H),3.67−3.61(m,1H),3.26−3.24(m,4H),2.46−2.36(m,2H),2.31−2.21(m,2H),2.06−1.95(m,1H),1.92−1.84(m,1H);HRMS(ESI+ve):C
25H
30N
4O
3について算出した,[M+H]=435.2391,観察された[M+H]=435.2374.
【1025】
実施例225:2−シクロブチル−4−(4−(2,4−ジメトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)−6,7−ジメトキシキナゾリン(330)。
化合物(315)について記載されるように、(320)(150mg、0.54mmol)、1−(2,4−ジメトキシフェニル)ピペラジン(179mg、0.81mmol)、炭酸カリウム(372mg、2.69mmol)、および1,4−ジオキサン(5mL)から結果として生じる粗製の4−クロロ−2−シクロブチル−6,7−ジメトキシキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から25%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(330)を黄色固形物(150mg、3工程にわたって45%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δca.7.3(broad s,1H),7.16(s,1H),6.94(d,J=8.6Hz,1H),6.54(d,J=2.7Hz,1H),6.48(dd,J=8.6,2.7Hz,1H),4.03(s,3H),4.00(s,3H),3.98−3.92(m,4H),3.90(s,3H),3.82(s,3H),3.85−3.75(s,1H),3.26−3.20(m,4H),2.60−2.47(m,2H),2.45−2.34(m,2H),2.15−2.04(m,1H),2.03−1.93(m,1H);HRMS(ESI+ve):C
26H
32N
4O
4について算出した,[M+H]=465.2496,観察された[M+H]=465.2477.
【1026】
実施例226:2−シクロブチル−4−(4−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジン−1−イル)−6,7−ジメトキシキナゾリン(331)。
化合物(315)について記載されるように、(320)(150mg、0.54mmol)、1−(2,6−ジメトキシフェニル)ピペラジン(179mg、0.81mmol)、炭酸カリウム(372mg、2.69mmol)、および1,4−ジオキサン(5mL)から結果として生じる粗製の4−クロロ−2−シクロブチル−6,7−ジメトキシキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から30%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(331)を黄色固形物(140mg、3工程にわたって45%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.28(s,overlapped by solvent,1H),7.19(s,1H),7.1−6.95(m,3H),4.05(s,3H),4.01(s,3H),3.95−3.74(m,5H),3.38−3.31(m,4H),2.60−2.49(m,2H),2.46−2.36(m,2H),2.41(s,6H),2.16−2.05(m,1H),2.03−1.94(m,1H);HRMS(ESI+ve):C
26H
32N
4O
2について算出した,[M+H]=433.2598,観察された[M+H]=433.2581.
【1027】
【化167】
【1028】
実施例227:2−シクロブチル−6−メトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(334)。
化合物(315)について記載されるように、メチル2−アミノ−4−メトキシ安息香酸塩(332a)(190mg、1.05mmol)、シクロブタンカルボニトリル(170mg、2.1mmol)、および2mLの4MのHCl/ジオキサンから出発して、2−シクロブチル−6−メトキシキナゾリン−4−オール(333a)をオフホワイト固形物(190mg、79%)として得て、精製なしで使用した。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ9.81(s,1H),8.17(d,J=8.8Hz,1H),7.13(d,J=2.5Hz,1H),7.04(dd,J=8.8,2.5Hz,1H),3.95(s,3H),3.56(p,J=8.8Hz,1H),2.58−2.39(m,4H),2.22−2.10(m,1H),2.05−1.95(m,1H);MS(ESI+ve):C
13H
14N
2O
2について算出した,[M+H]=231.11,観察された[M+H]=231.07.
【1029】
化合物(333a)(150mg、0.65mmol)および3mLのオキシ塩化リン(V)は、4−クロロ−2−シクロブチル−6−メトキシキナゾリンを産出し、それを精製なしで使用した。MS(ESI+ve):C
13H
13ClN
2Oについて算出した,[M+H]=249.08,観察された[M+H]=249.01.
【1030】
4−クロロ−2−シクロブチル−6−メトキシキナゾリン(140mg、0.56mmol)、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン塩酸塩(193mg、0.84mmol)、炭酸カリウム (389mg、2.81mmol)、および1,4−ジオキサン(5ml)は、褐色の残留物を結果として生じ、それを0から10%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物(334)を浅黄色固形物(80mg、3工程にわたって30%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.84(d,J=9.1Hz,1H),7.39(dd,J=9.2,2.8Hz,1H),7.22(d,J=2.8Hz,1H),7.09−6.95(m,3H),6.93(dd,J=8.0,1.4Hz,1H),3.99−3.95(m,4H),3.93(s,3H),3.93(s,3H),3.83−3.73(m,1H),3.35−3.28(m,4H),2.60−2.48(m,2H),2.44−2.33(m,2H),2.14−2.04(m,1H),2.04−1.95(m,1H);HRMS(ESI+ve):C
24H
28N
4O
2について算出した[M+H]=405.2285,観察された[M+H]=405.2269.
【1031】
実施例228:2−シクロブチル−7−メトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(335)。
化合物(315)について記載されるように、メチル2−アミノ−5−メトキシ安息香酸塩(332b)(120mg、0.66mmol)、シクロブタンカルボニトリル(54mg、0.66mmol)、および2mLの4MのHCl/ジオキサンから出発して、2−シクロブチル−7−メトキシキナゾリン−4−オール(333b)(150mg、98%) をオフホワイト固形物(190mg、79%)として得て、精製なしで使用した。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ9.59(s,1H),7.67(d,J=8.9Hz,1H),7.64(d,J=3.0Hz,1H),7.38(dd,J=8.9,3.0Hz,1H),3.94(s,3H),3.61−3.50(m,1H),2.57−2.47(m,2H),2.47−2.39(m,2H),2.20−2.10(m,1H),2.05−1.96(m,1H);MS(ESI+ve):C
13H
14N
2O
2について算出した,[M+H]=231.11,観察された[M+H]=231.06.
【1032】
化合物(333b)(190mg、0.83mmol)および10mLのオキシ塩化リン(V)は、4−クロロ−2−シクロブチル−6−メトキシキナゾリンを産出し、それを精製なしで使用した。MS(ESI+ve):C
13H
13ClN
2Oについて算出した,[M+H]=249.08,観察された[M+H]=249.0.
【1033】
4−クロロ−2−シクロブチル−7−メトキシキナゾリン(205mg、0.83mmol)、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン塩酸塩(283mg、1.24mmol)、炭酸カリウム (570mg、4.12mmol)、および1,4−ジオキサン(5ml)は、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを0から20%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物(335)を黄色固形物(180mg、3工程にわたって42%)として得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ7.82(d,J=9.1Hz,1H),7.21(s,1H),7.10−6.95(m,4H),6.93(d,J=8.0Hz,1H),4.03−3.96(m,4H),3.94(s,3H),3.93(s,3H),3.80−3.69(m,1H),3.33−3.23(m,4H),2.61−2.47(m,2H),2.43−2.32(m,2H),2.08(q,J=9.3Hz,1H),2.04−1.94(m,1H);HRMS(ESI+ve):C
24H
28N
4O
2について算出した[M+H]=405.2285,観察された[M+H]=405.2269.
【1034】
実施例229:2−シクロブチル−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(336)。
化合物(315)について記載されるように、メチル2−アミノ安息香酸(332c)(1.00g、6.62mmol)、シクロブタンカルボニトリル(0.54g、6.62mmol)、および10mLの4MのHCl/ジオキサンから出発して、2−シクロブチルキナゾリン−4−オール(333c)をオフホワイト固形物(0.9g、73%)として得て、精製なしで使用した。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ9.91(s,1H),8.28(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.87−7.68(m,2H),7.48(ddd,J=8.1,6.8,1.5Hz,1H),3.59(p,J=8.8Hz,1H),2.54(dq,J=11.8,9.3Hz,2H),2.48−2.40(m,2H),2.21−2.10(m,1H),2.05−1.97(m,1H).MS(ESI+ve):C
12H
12N
2Oについて算出した,[M+H]=201.11,観察された[M+H]=201.05.
【1035】
化合物(333c)(150mg、0.75mmol)および5mLのオキシ塩化リン(V)は、4−クロロ−2−シクロブチルキナゾリンを産出し、それを精製なしで使用した。MS(ESI+ve):C
12H
11ClN
2について算出した,[M+H]=219.07,観察された[M+H]=219.01.
【1036】
4−クロロ−2−シクロブチルキナゾリン(164mg、0.75mmol)、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン塩酸塩(518mg、3.75mmol)、炭酸カリウム(302mg、2.19mmol)、および1,4−ジオキサン(5ml)は、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを0から25%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物(336)を黄色固形物(15mg、3工程にわたって4%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.93(dd,J=8.3,1.3Hz,1H),7.88(broad s,1H),7.71(t,J=7.6Hz,1H),7.41(t,J=7.7Hz,1H),7.09−6.95(m,1H),6.93(dd,J=8.0,1.4Hz,1H),4.04(broad s,4H),3.93(s,3H),3.86−3.74(m,1H),3.35−3.25(m,4H),2.60−2.49(m,2H),2.44−2.34(m,2H),2.15−2.04(m,1H),2.04−1.95(m,1H);HRMS(ESI+ve):C23H
26N
4Oについて算出した,[M+H]=375.2179,観察された[M+H]=375.2165.
【1037】
実施例230:6−シクロブチル−8−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)−[1,3]ジオキソロ[4,5−g]−キナゾリン(337)。
化合物(315)について記載されるように、メチル6−アミノベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−カルボキシラート(332d)(135mg、0.69mmol)、シクロブタンカルボニトリル(56mg、0.69mmol)、および4mLの4MのHCl/ジオキサンから出発して、6−シクロブチル−[1,3]ジオキソロ[4,5−g]−キナゾリン−8−オール(333d)(120mg、71%)をオフホワイトの固形物として得て、精製なしで使用した。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ10.58(s,1H),7.59(s,1H),7.11(s,1H),6.13(s,2H),3.58(t,J=8.7Hz,1H),2.59−2.36(m,4H),2.22−2.08(m,1H),2.06−1.94(m,1H);MS(ESI+ve):C
13H
12N
2O
3について算出した,[M+H]=245.09,観察された[M+H]=245.06.
【1038】
化合物(333d) (130mg、0.53mmol)および5mLのオキシ塩化リン(V)は、8−クロロ−6−シクロブチル−[1,3]ジオキソロ[4,5−g]−キナゾリンを産出し、それを精製なしで使用した。MS (ESI+ve):C
13H
12ClN
2O
2について算出した,[M+H]=263.06,観察された[M+H]=262.99.
【1039】
8−クロロ−6−シクロブチル−[1,3]ジオキソロ[4,5−g]キナゾリン(140mg、0.53mmol)、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン塩酸塩(183mg、0.8mmol)、炭酸カリウム(368mg、2.66mmol)、および1,4−ジオキサン(5ml)は、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを0から30%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物(337)を白色固形物(100mg、3工程にわたって35%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.35(s,1H),7.29(broad s,1H),7.16−7.02(m,3H),7.00(dd,J=8.0,1.4Hz,1H),6.17(s,2H),4.00(s,3H),3.96−3.90(m,4H),3.87−3.76(m,1H),3.41−3.31(t,4H),2.65−2.55(m,2H),2.49−2.39(m,2H),2.21−2.09(m,1H),2.10−2.01(m,1H);HRMS(ESI+ve):C
24H
26N
4O
3について算出した,[M+H]=419.2078,観察された[M+H]=419.2057.
【1040】
実施例231:2−シクロプロピル−6−メトキシ−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(338)
化合物(315)について記載されるように、メチル2−アミノ−5−メトキシ安息香酸(332e)(300mg、1.05mmol)、シクロプロパンカルボニトリル(333mg、4.97mmol)、および2mLの4MのHCl/ジオキサンから出発して、2−シクロブチル−6−メトキシキナゾリン−4−オール (333e)(200mg、56%)をオフホワイト固形物(190mg、79%)として得て、精製なしで使用した。
1HNMR(500MHz,DMSO−d
6)δ7.55(d,J=8.9Hz,1H),7.37(dd,J=8.8,3.0Hz,1H),7.33(dd,J=9.0,2.9Hz,1H),3.85(s,3H),1.96−1.89(m,1H),1.08−1.02(m,2H),1.02−0.96(m,2H);MS(ESI+ve):C
12H
12N
2O
2について算出した,[M+H]=217.10,観察された[M+H]=217.11.化合物(333e)(200mg、0.93mmol)および10mLのオキシ塩化リン(V)は、4−クロロ−2−シクロプロピル−6−メトキシキナゾリンを産出し、それを精製なしで使用した。MS(ESI+ve):C
12H
12ClN
2Oについて算出した,[M+H]=235.06,観察された[M+H]=235.09.
【1041】
4−クロロ−2−シクロプロピル−6−メトキシキナゾリン(217mg、0.93mmol)、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン塩酸(317mg、1.39mmol)、炭酸カリウム(639mg、4.62mmol)、および1,4−ジオキサン(5ml)は、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを0から40%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物(338)を黄色固形物(30mg、3工程にわたって5%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.81(s,1H),7.39(d,J=9.1Hz,1H),7.19(d,J=2.8Hz,1H),7.10−7.03(m,1H),7.03−6.95(m,2H),6.93(dd,J=8.0,1.3Hz,1H),4.02−3.76(m,10H),3.30−3.19(m,4H),2.25(broad s,1H),1.24−1.15(m,2H),1.04(s,2H);HRMS(ESI+ve):C
23H
26N
4O
2について算出した,[M+H]=391.2129,観察された[M+H]=391.2116.
【1042】
【化168】
【1043】
実施例232:2−シクロプロピル−4−(4−(2−エトキシフェニル基)ピペラジン−1−イル)−6,7−ジメトキシキナゾリン(339)。
化合物(315)について記載されるように、(3)(250mg、0.94mmol)、1−(2−エトキシフェニル)ピペラジン塩酸塩(344mg、1.42mmol)、炭酸カリウム(653mg、4.72mmol)、および1,4−ジオキサン(5mL)から結果として生じる粗製のクロロキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から25%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(339)(112mg、3工程にわたって17%)を黄色固形物として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.32(broad s,1H),7.13(s,1H),7.05−7.00(m,1H),7.00−6.93(m,2H),6.91(d,J=8.0Hz,1H),4.13(q,J=7.0Hz,2H),4.04(s,3H),3.99(s,3H),3.92−3.82(m,4H),3.35−3.21(m,4H),2.32−2.22(m,1H),1.50(t,J=7.0Hz,3H),1.23−1.16(m,2H),1.09−0.99(m,2H);HRMS(ESI+ve):C
25H
30N
4O
3について算出した,[M+H]=435.2391,観察された[M+H]=435.2373.
【1044】
実施例233:4−(4−(2−クロロフェニル)ピペラジン−1−イル)−2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリン(340)。
化合物(315)について記載されるように、(3)(260mg、0.98mmol)、1−(2−クロロフェニル)ピペラジン(290mg、1.47mmol)、炭酸カリウム(679mg、4.91mmol)、および1,4−ジオキサン(5mL)から結果として生じる粗製のクロロキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から40%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(340)を黄色固形物(116mg、3工程で18%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.42(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),7.28−7.25(m,2H),7.13−7.09(m,2H),7.04(td,J=7.7,1.5Hz,1H),4.04(s,3H),3.99(s,3H),3.87(broad s,4H),3.28−3.14(m,4H),2.24(s,1H),1.22−1.16(m,2H),1.04(s,2H);HRMS(ESI+ve):C
23H
25ClN
4O
2について算出した,[M+H]=425.1739,観察された[M+H]=425.1726.
【1045】
実施例234:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−(4−(フェニルスルホニル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(341)。
化合物(315)について記載されるように、(3)(250mg、0.94mmol)、1−(フェニルスルホニル)ピペラジン(321mg、1.42mmol)、炭酸カリウム(653mg、4.72mmol)、および1,4−ジオキサン(5mL)から結果として生じる粗製のクロロキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から60%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(341)を白色固形物(135mg、3工程にわたって19%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.83−7.78(m,2H),7.68−7.62(m,1H),7.61−7.56(m,2H),7.28(broad s,1H),6.93(s,1H),4.01(s,3H),3.94(s,3H),3.75(s,4H),3.25−3.15(m,4H),2.27−2.11(m,1H),1.05−0.95(m,4H);HRMS(ESI+ve):C23H
26N
4O
4Sについて算出した,[M+H]=455.1748,観察された[M+H]=455.1728.
【1046】
実施例235:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−(4−(4−メチルベンジル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(342)。
化合物(315)について記載されるように、(3)(250mg、0.94mmol)、1−(4−メチルベンジル)ピペラジン(270mg、1.42mmol)、炭酸カリウム(653mg、4.72mmol)、および1,4−ジオキサン(5mL)から結果として生じる粗製のクロロキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から60%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(342)を黄色固形物(65mg、3工程にわたって11%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.29−7.23(m,3H),7.17(d,J=7.7Hz,2H),7.05(s,1H),4.02(s,3H),3.95(s,3H),3.70(s,4H),3.57(s,2H),2.70−2.55(m,4H),2.37(s,3H),2.24(broad s,1H),1.17−1.13(m,2H),1.01(t,J=9.0Hz,2H);HRMS(ESI+ve):C
25H
30N
4O
2について算出した,[M+H]=419.2442,観察された[M+H]=419.2424.
【1047】
実施例236:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−(4−(2−メトキシベンジル)ピペラジン−1−イル)キナゾリン(343)。
化合物(315)について記載されるように、(3)(260mg、0.98mmol)、1−(2−メトキシベンジル)ピペラジン(304mg、1.47mmol)、炭酸カリウム(679mg、4.91mmol)、および1,4−ジオキサン(5mL)から結果として生じる粗製のクロロキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から40%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(343)(110mg、3工程にわたって17%)を黄色固形物として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.45−7.40(m,1H),7.30−7.20(m,2H),7.07(s,1H),6.98(td,J=7.4,1.1Hz,1H),6.93−6.89(m,1H),4.01(s,3H),3.96(s,3H),3.85(s,3H),3.74−3.65(m,6H),2.75−2.67(m,4H),2.21(s,1H),1.17−1.11(m,2H),1.00(m,2H);HRMS(ESI+ve):C
25H
30N
4O
3について算出した,[M+H]=435.2391,観察された[M+H]=435.2372.
【1048】
実施例237:(4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)(フェニル)メタノン(344)。
化合物(315)について記載されるように、(3)(240mg、0.91mmol)、フェニル(ピペラジン−1−イル)メタノン(242mg、1.27mmol)、炭酸カリウム (627mg、4.53mmol)、および1,4−ジオキサン(5mL)から結果として生じる粗製のクロロキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から60%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(344)を浅黄色固形物(116mg、12%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.47(s,5H),ca.7.28(s,overlap with 1H),7.04(s,1H),4.05(s,3H),3.97(m,4H),3.76(m,7H),2.36(broad s,1H),1.19−1.12(m,J=3.8,3.2Hz,2H),1.09(s,2H);HRMS(ESI+ve):C
24H
26N
4O
3について算出した,[M+H]=419.2078,観察された[M+H]=419.2061.
【1049】
実施例238:(4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−イル)(2−メトキシフェニル)メタノン(345)。
化合物(315)について記載されるように、(3)(240mg、0.91mmol)、(2−メトキシフェニル)(ピペラジン−1−イル)メタノン トリフルオロ酢酸(302mg、0.95mmol)、炭酸カリウム (627mg、4.53mmol)、および1,4−ジオキサン(5mL)から結果として生じる粗製のクロロキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から60%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物(345)を浅黄色固形物(110mg、3工程にわたって16%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.40(ddd,J=8.5,7.5,1.8Hz,1H),7.30(dd,J=7.5,1.8Hz,2H),7.08−7.01(m,1H),7.04(s,1H),6.96(d,J=8.5Hz,1H),4.09−4.01(m,4H),3.99−3.91(m,4H),3.88(s,3H),3.83−3.73(m,2H),3.67−3.56(m,2H),3.54−3.41(m,2H),2.34−2.19(m,1H),1.18−1.10(m,2H),1.04(s,2H);HRMS(ESI+ve):C
25H
28N
4O
4について算出した,[M+H]=449.2183,観察された[M+H]=449.2166.
【1050】
実施例239:2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシ−4−(ピペラジン−1−イル)キナゾリン トリフルオロ酢酸(346)。
化合物(315)について記載されるように、(3)(530mg、2.0mmol)、t−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(559mg、3.0mmol)、炭酸カリウム (1.38g、10.01mmol)、および1,4−ジオキサン(10mL)から結果として生じる粗製のクロロキナゾリンは、褐色の残留物を結果としてもたらし、それを、0から30%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。生成物tert−ブチル 4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシラートを、黄色固形物(85mg、3工程にわたって13%)として得た。
1HNMR(500MHz,CDCl
3)δ7.28(s,2H),7.05(s,1H),4.03(s,3H),3.97(s,3H),3.63(s,7H),2.31(s,1H),1.51(s,9H),1.20−1.11(m,2H),1.08−0.98(m,2H);MS(ESI+ve):C
22H
30N
4O
4について算出した,[M+H]=415.23,観察された[M+H]=415.30.
【1051】
乾燥したジクロロメタン(2mL)中のtert−ブチル4−(2−シクロプロピル−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート(80mg、0.193mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(2ml)を室温で滴下で加え、混合物を2時間室温で撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を水(10ml)に溶解させ、ジクロロメタン(3x、2mL)で抽出した。水層を凍結乾燥させ、生成物(346)をオフホワイトの固形物(60mg、4工程にわたって5%)として産出した。
1HNMR(500MHz,Methanol−d4)δ7.30(s,1H),7.19(s,1H),4.38−4.23(m,4H),4.05(s,3H),4.00(s,3H),3.48−3.35(m,4H),2.29−2.16(m,1H),1.44−1.26(m,4H);HRMS(ESI+ve):C
23H
25FN
3O
2Sについて算出した,[M+H]=315.1816,観察された[M+H]=315.1807.
【1052】
医薬組成物の実施例
実施例A1:非経口組成物
注射による投与に適した医薬組成物を調製するために、100mgの式Iの化合物の水溶性塩または薬学的に許容される塩、N−オキシド、ラセミ化合物、またはその立体異性体100mgを、DI水中2%HPMC、1%Tween 80(MSAを用いてpH2.2)に、少なくとも20mg/mLまで適量溶かした。混合物を、注入による投与に適した投与ユニット剤形に組み込む。
【1053】
実施例A2:経口組成物
経口送達のための医薬組成物を調製するために、化学式Iの100mgの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩用の医薬組成物、N−オキシド、ラセミ化合物または立体異性体を、750mgのデンプンと混合する。混合物を、経口投与に適した例えば硬ゼラチンカプセルなどのための、経口投与量単位で組み込む。
【1054】
生物学的実施例
NTR1−、NTR2−、およびGPR35−U2OSの骨肉腫を含む、ハイコンテンツイメージングアッセイにおいて利用する細胞株を、デューク大学医療センターのLawrence Barak博士の研究室から得た。細胞株の培養に用いられる培地、ならびにアッセイ自体は、Cellgro/Mediatech(Manassas, VA)からの最小必須培地(15−010−CM)およびL−グルタミン(25−005−CL)、Hyclone(Logan,UT)からのウシ胎児血清(SH30396.03)、Tarzana, CAのOmega Scientificからのペニシリン・ストレプトマイシン溶液(PS−20)、Invivogen(San Diego,CA)からG418 (ant−gn−1)、およびInvitrogen(Carlsbad, CA)からのゼオシン(R250−01)から構成される。細胞株を、Corning 社(Corning, NY)によって供給されるT225組織培養フラスコ(431082)中で培養した。利用された追加の試薬は、Cellgro/Mediatechからのダルベッコリン酸緩衝生理食塩水(DPBS)(21−031CV)、Invitrogenからのトリプシン−EDTA 0.05%(25300)、Acros Organics (Geel,Belgium)からのパラホルムアルデヒド(30528954)、Invitrogenからのヘキスト33342(H3570)を含む。ハイコンテンツアッセイは、Aurora Biotechnology(Poway, CA) によって供給された1536ウェルプレート(29326)で実行され、E&K Scientific (Santa Clara, CA)からのアルミプレートシール(T592100)を利用した。
【1055】
Sigma−Aldrich(St.Louis,MO)からのニューロテンシン1ペプチド(N6383)を、NTR1プライマリHCSアッセイにおける陽性対照として使用した。NTR2選択性アッセイについては、内部に合成された非特異性の小分子3−(4−フルオロフェニル)−7,8−ジメトキシ−5−(4−メチルベンジル)−5H−ピラゾロ[4,3−c]キノロンを正の対照として使用した。GPR35選択性スクリーニングでは、対照としてAlexis Biochemicals(Farmingdale, NY)からのザプリナスト(ALX430−020−M010)を利用した
【1056】
NTR1 β−アレスチンアッセイを、NTSR1(NTR1)CHO細胞株、OCC2メディア(30−409)、ならびにPathHunter検出試薬(93−0446E2)を含むPathHunter(商標)eXpressキット(93−0446E2)を用いて行った。キットはDiscoveRx(Fremont、CA)から得た。アッセイでは、NTR1プライマリアッセイにおいて対照として使用されたのと同じニューロテンシン1を使用した。アッセイは、Corningからの1536ウェル、白色、平底組織培養プレート(3727)で行った。
【1057】
NTR1 Ca
2+フラックスアッセイを、ChanTest(Rockville、MD)によって行った。アッセイでは、ChanTestにより提供されたCHO細胞株を用い、それはNTR1受容体を安定に発現していた。細胞を増殖させ、ウシ胎児血清(10437)が補われたハムF12(11765)に播種した。どちらも、Gibco/Life Technologies(Carlsbad,CA)によって供給された。アッセイで使用されたDPBS(21−031CV)は、Cellgro/Mediatechから得られ、G418(ant−gn−1)はInvivogenにより供給された。カルシウム動員を検出するために使用されるFluo−4NW色素(Invitrogen F36206)は、Invitrogenよって供給された。アッセイは、384ウェル・黒色・光学底面アッセイプレート(3683)、および384ウェル・透明・非結合プレート(3640)を共に、Corningから化合物ソースプレートとして利用した。ニューロテンシン1アゴニスト対照(1909)を、Tocris(Bristol,U.K.)から得た。
【1058】
NTR1 HTS
一次 スクリーニング
1536ウェルフォーマットでのハイコンテンツイメージングベースのNTR1プライマリスクリーニングを利用して、化学成分のMLSMRライブラリーを以下の方法でアッセイした。1日目に、1mLあたり350,000個のNTR1−U2OS細胞を含む細胞懸濁液4uLを、1536ウェルアッセイプレートの各ウェルに加える。細胞を、2.5%ウシ胎児血清、1%ペニシリン/ストレプトマイシン溶液、1%L−グルタミン、400UG/mLのG418、および200UG/mLのゼオシンを含むMEM培地に播種する。その後、アッセイプレートを5%CO
2の下、37℃で一晩インキュベートする。一晩のインキュベーション後、DMSO中の2mMでの化合物の60nLの量(最終20μM、1%DMSO)を、LabCyte Echo Liquid Handlerを用いて、アッセイプレートのカラム5−48に移した。次に、60nLのDMSOを、カラム1−4に分注し、それらは陽性および中立の対照ウェルとして働いた。DPBSに溶解した300nMのニューロテンシン1(FAC=100nM)ペプチドの2μLの量をカラム1および2の陽性対照ウェルに加え、Kalypsys液体ハンドラー(Kalypsys Systems)を使用してDPBSのみの2μLをカラム3および4のの中立対照ウェルに移した。アッセイプレートをエッペンドルフ5810遠心機上で1000rpmで1分間遠心分離して、アッセイプレートのウェル内での等しい液体レベルを確実にした。その後、アッセイプレートを1時間インキュベーターに戻した。37℃での1時間にわたるインキュベーション後、各ウェル中の細胞を、Multidrop Combiで加えた4uLの6%パラホルムアルデヒドで固定した。アッセイプレートを前と同様に遠心分離し、室温で1時間インキュベートした。その後Kalypsys上で、プレートをウェルあたり2.5uLまで吸引し、ウェルあたり1μLのDPBSで2回洗浄し、最後にウェルあたり2.5uLまで吸引した。Combiディスペンサー上で、DPBS中に希釈された5ug/mLのHoechst 33342の5μlを、アッセイプレートのそれぞれのウェルに分注した。アッセイプレートを前に記載されたのと同様に再び遠心分離し、密封し、PerkinElmer Opera QEHS上に充填される前に、少なくとも1時間インキュベートした。
【1059】
画像取得は、45プレート・キャパシティローダー/スタッカーおよび次の設定で行った:40x0.6NAエアー対物レンズ、688×512ピクセルの画像サイズのための2×2ビニングへ設定された取得カメラ、488nmのレーザー励起および540/75nmの発光フィルターを使用して取得されたベータ−アレスチン−GFP、365nmのキセノン−ランプ励起および450/50nmの発光フィルターを使用するDAPI(核)を画像取得、ウェルあたり3領域。画像分析をAcapella Spot Detection Algorithmを使用して行った。分析セッティング、およびデータ分析で使用されたメトリックに関しては、補足情報を参照されたい。
【1060】
「スポット輝度と細胞質の輝度の比」メトリックにおいてニューロテンシン1対照と比較した時、40パーセント以上の活性を示した場合に、化合物をヒットとして選んだ。「CellCount」が細胞毒性の指標であった20以下の場合に、化合物をヒット設定から除外した。
【1061】
NTR1の単一濃度でのヒット確認
一次スクリーニングからのヒットを注文し、DMSO中の10mM溶液としてMLSMRから受け取った。ヒット確認アッセイは、ソースプレートの化合物濃度を除いて、一次スクリーニングと同一の様式で行われ、したがって、アッセイプレートに移された容積は、一次スクリーニングと同じ濃度を達成するためのものであった。DMSO中の10mMの試験化合物の12.5nLの量を送達した(最終20μM、0.2%DMSO)。化合物を四重にスクリーニングし、40%以上の「スポット輝度と細胞質の輝度の比」メトリックに関して平均活性を備えるものを、「確認された」ものとして同定した。
【1062】
NTR1用量応答
その後、20μMで四重に成功裏に確認された化合物について、一次アッセイにおける用量応答を実行した。単一濃度のヒット確認のように、アッセイは、以下の変更とともに、一次スクリーニングと同一の方法で行った。用量応答の最初のヒット確認について、DMSO中の6MMおよび188μMの試験化合物の40、20、10、5、及び2.5nLを、ソースウェルからアッセイウェルに移して、40から0.078μMの範囲で最終アッセイ濃度を達成した。試験化合物ウェルおよび対照ウェルをDMSOで再充填して、40nLのDMSOの最終容積又は0.5%の最終アッセイ濃度を達成した。このアッセイについてのEC
50値および次の用量応答アッセイを、一次アッセイと同様の分析パラメータ及びメトリックを使用してCBISデータベース(Cheminnovation)で計算した。後のすべての用量応答アッセイは、同じ基本的なプロトコールに従った。
【1063】
NTR2用量応答
NTR1用量応答アッセイのために使用される操作手順を、受容体選択性を評価するために使用されたNTR2アッセイの開発に応用した。NTR2用量応答アッセイについて使用するプロトコルは、少しの逸脱を伴うが、NTR1用量反応実験で使用したものと同一であった。まず、NTR2、U2OS細胞株をアッセイに使用したが、アッセイにおける細胞密度、並びに細胞培地は同じままであった。第2に、ニューロテンシン1ペプチドに対するNTR2細胞株の反応が、主要なNTR1細胞株に対して低かったので、非特異性の小分子3−(4−フルオロフェニル)−7,8−ジメトキシ−5−(4−メチルベンジル)−5H−ピラゾロ[4,3−c]キノリンを、10μMの飽和濃度で使用して、より強固なシグナルウィンドウを生成した。
【1064】
GPR35用量応答
無関係なGPCRに対する選択性を評価するためにGPR35の用量応答アッセイを使用した。それは、若干の修正を伴うが、NTR1およびNTR2用量応答アッセイに非常に類似したプロトコルを利用した。GPR35−U2OS細胞を、他の2つのアッセイと同じ密度および同じ培地で播種した。ザプリナストを、NTR1一次アッセイと同じ体積および同じ方法で対照ウェルに加えて、最終濃度40μMを得た。
【1065】
NTR1 β−アレスチン用量応答
アッセイの1日目に、OCC2培地中の1mLあたり120,000の NTSR1 (NTR1)CHO−K1細胞を含む細胞懸濁液の5μLを、Multidrop Combiを使用して、1536ウェルアッセイプレートの各ウェルに加える。アッセイプレートを5%CO
2下で、37℃で48時間インキュベートする。2日間のインキュベーションに続いて、DMSO中の10および1.2mMの試験化合物の20、10、および5nLの量を、LabCyte Echoでソースウェルからアッセイプレート中の試験化合物へ移して、各試験サンプルについて33からの1.03uMの範囲の最終アッセイ濃度を達成した。試験化合物ウェルおよび対照ウェルをDMSOで再充填して、20nLのDMSOの最終容積又は0.33%の最終アッセイ濃度を達成した。次に、アッセイ培地で希釈した1uLの120nMニューロテンシン1ペプチド(FAC=20nM)対照を、Multidrop Combiで陽性対照ウェルに分注し、続いて、1uLのアッセイ培地を対照および試験化合物のウェルにのみ分注した。アッセイプレートを1分間1000rpmでエッペンドルフ5810遠心分離機上で遠心分離した。その後アッセイプレートを、90分間室温で暗所でインキュベートした。インキュベーションの間、検出試薬を、製造業者の説明書に従って調製した。90分後、3uLの検出試薬を、各アッセイプレートの全てのウェルに送達した。プレートを先に記載したように再び遠心分離し、その後、発光プロトコルを使用してPerkinElmer上で読み取られる前に、1時間室温でインキュベートした。
【1066】
NTR1 Ca
2+フラックス用量応答
Multidrop液体ハンドラーを使用して、透明底を備える黒い384ウェルアッセイプレートに、1mL当たり1.0x10
6細胞の濃度で、10%ウシ胎児血清および0.4mg/mLのG418を補充したハムのF12を含むアッセイ培地20μL中に、NTSR1(NTR1)CHO細胞を播種する。アッセイ・プレートを5%CO
2中で37℃でインキュベートする。翌日、アッセイプレートを吸引し増殖培地を除去して、20μLのDPBSで一回洗浄した。その後、DPBSをアッセイプレートから吸引し、製造業者の推奨に従って調製された25μLのFluo−4 NWカルシウム色素で置き換え、その後、プレートを37℃で1時間インキュベートした。色素の存在下でのインキュベーション後、1.5%の最大最終DMSO濃度を得るように0.1%BSA及び9%以下のDMSOを含むアッセイ培地中に希釈された試験化合物およびペプチド対照の、6X最終濃度の5μLを、18秒で添加し90秒間読み取るように設定された、494励起および516発光波長を用いて、Molecular Devices FlexStation−III上で、アッセイを実行した。活性化のパーセントは、100pMでのニューロテンシン1対照ペプチドに比較して、時間経過にわたる最大応答から最小値を引いた値に基づいて算出される。EC
50値を8点の用量依存性反応で試験した化合物について算出した。
【1067】
代表的な生物学的データを以下に示す。
【1068】
【表1】
【1069】
【表2】
【1070】
【表3】
【1071】
【表4】
【1072】
【表5】
【1073】
表1から5に含まれるキナゾリンはすべて、NTR1についてNTR2およびGPR35よりも>40倍選択的であった。一次NTR1 HCSアッセイにおける化合物315のアゴニスト活性は、DiscoveRx β−アレスチンアッセイ(EC
50=3.41μM)でさらに確認され、NTR1 Ca
2+フラックスアッセイ(活性でない)におけるChanTestによりプロファイリングされた。化合物315は、伝統的なGq共役経路よりもむしろβアレスチン経路を介して動作する、バイアスされたアゴニストであるようだ。
【1074】
【表6-1】
【1075】
【表6-2】
【1076】
【表6-3】
【1077】
【表6-4】
【1078】
【表6-5】
【1079】
【表6-6】
【1080】
【表6-7】
【1081】
【表6-8】
【1082】
【表6-9】
【1083】
【表6-10】
【1084】
【表6-11】
【1085】
【表6-12】
【1086】
【表6-13】
【1087】
【表6-14】
【1088】
薬理学
器具:すべての液体の分注、移動の工程をFreedom Evo automated liquid handler (Tecan US)で行った。LC/MS/MS(Applied Biosystems, Sciex API4000 Q−Trap)。標準化合物は、Sigma および MP Biomedicalsから得た。
【1089】
溶解度:化合物の水溶解度を、直接UV運動溶解度法(Avdeef,A.2001.Physicochemical profiling (solubility,permeability and charge state). Curr Top Med Chem 1:277−351)を用いて、pH5.0、6.2および7.4で96ウェル形式において測定した。化合物(250μM)を室温で18.0時間インキュベートして平衡を達成し、その後ろ過して沈殿物を除去した。溶液中の化合物の濃度をUV吸光度(250から498nm)で測定し、沈殿を含まない参照溶液のスペクトルと比較した。分光学的に純粋な1−プロパノール(Sigma,St Louis, MO)を共溶媒として使用して、基準溶液中の沈澱を抑制した。各化合物の溶解度を、μSOL Evolution PlusソフトウェアV3.2(pION Inc)を用いて測定し、飽和溶液中の溶質の濃度(μg/mL)として表した。
【1090】
肝ミクロソームの代謝安定性:肝代謝安定性を、確立されたプロトコル(Di, L., Kerns, E.H., Hong, Y., Kleintop, T.A., McConnell, O.J., and Huryn, D.M. 2003. Optimization of a higher throughput microsomal stability screening assay for profiling drug discovery candidates. J Biomol Screen 8:453−462)を使用して測定した。簡単には、化合物(1.0及び10.0μM)を、0.5mg/mLのマウスまたはヒトの肝ミクロソーム(Xenotech, Kansas City)と共に、リン酸カリウム緩衝液(pH7.4)中において37℃で10分間プレインキュベートした。NADP、G6PおよびG6P−DH(BD Biosciences)を含むコファクター混合物を加えて、アリコートを0および60分後に得た。サンプルを、サンプルオーガナイザーと共役するAcquity UPLC上で分析し、上記の方法を用いて三連四重極型ABI 4000 LC/MS/MSと接続した。60分のインキュベーション期間後の残りの化合物のパーセンテージを、次の式に従って算出した:[(60分時点での面積)/(0分時点での面積)]X100%
【1091】
並列人工膜透過性アッセイ(PAMPA):96ウェルサンドイッチプレートフォーマットでのPAMPAを使用して、受動拡散によって細胞膜のモデルを横断する化合物の能力を測定した(Avdeef, A., Nielsen, P.E., and Tsinman, O. 2004. PAMPA−−a drug absorption in vitro model 11. Matching the in vivo unstirred water layer thickness by individual−well stirring in microtitre plates. Eur J Pharm Sci 22:365−374)。化合物の効果的な透過性を、50μMの初期濃度で測定した。透過性の測定を、製造業者の説明書に従って調製された共溶媒の緩衝系(20%ACN/水性緩衝液)溶液(pION Inc, Woburn MA)を用いて行った。化合物を、所望の濃度(50μM)までの緩衝溶液とACN(20%、共溶媒)に溶解した。ドナー底プレートおよびアクセプタフィルタープレートからなるPAMPAサンドイッチプレートを使用した。ドナーウェルは190μlの系溶液中の化合物および磁気撹拌棒を含んでいた。各アクセプタウェルの底のフィルターを、GIT−0リン脂質溶液(pION Inc)でコーティングし、界面活性剤を含む200μlのアクセプタシンク緩衝液、pH 7.4(pION Inc)で充たした。浸透時間は30分であり、(40μmの水性境界層の厚さに相当する)中程度の攪拌をGut−Box(商標)(pION, Inc)を用いて行った。浸透時間の後、サンドイッチを分解し、ドナーとアクセプターの両方のウェル中に存在する化合物の量を、UV吸光度(250から498nm)で測定し、スペクトルを取得した参照標準と比較した。質量バランスを用いて、膜フィルター中に埋め込まれた材料の量を決定した。実効透磁率、PEを、ソフトウェアPAMPA Evolution Plus(pION Inc)を用いて算出した。
【1092】
ATP−liteによる細胞の生存率:製造業者の説明書に従って、化合物の肝毒性を、ATP−lite 1ステップアッセイ(Perkin Elmer)を用いて、不死化ヒト肝細胞Fa2N−4で測定した。Fa2N−4細胞(XenoTech,Kansas City, KS)を50,000細胞/ウェルで播種し、MFEのサポート、培地中の試験化合物の濃度(0.01μM−50μM)の範囲で、37℃5%CO
2で24時間、インキュベートした。実験の終わりに、細胞生存率は、製造業者の指示に従ったATP−liteキットを用い、細胞のATPレベルによって測定した。発光をInfinite M200プレートリーダー(Tecan US)上で測定した。細胞の50%が死滅する各化合物の濃度(LC50)を、統計ソフトウェアパッケージPrism4(GraphPad, San Diego, CA)を使用し、可変勾配を備える反応式対ログ(阻害剤)を用いて、非線形回帰分析により算出した。
【1093】
血漿タンパク結合:血漿タンパク質に結合した化合物の範囲を、Rapid Equilibrium Device(Pierce Thermo Scientific, Rockford IL)を用いて測定した。ベースプレートを、20%ですすぎ、続いて超純水で2回洗浄し、乾燥させた。EDTA中に採取されたヒトおよびマウス血漿(BioChemed Services, Winchester VA)を室温で解凍し、その後37℃に温め、アッセイの前に1xPBS,pH7.4で1:1(v:v)に希釈した。化合物(最終1.0及び10.0μM)を300μlの血漿:PBSを含むチャンバーに加えた。次に、500μlの透析緩衝液(1XPBS,pH7.4)を、挿入物のバッファチャンバーに加えた。チャンバーを密封テープで覆い、オービタルシェーカー上で、300xrpmで4時間、37℃でインキュベートした。インキュベーション時間の後、総濃度を表すバッファ側からの50μlのサンプル容量、プラズマ側から等価な試料体積である遊離濃度(すなわち遊離濃度+タンパク質に結合した薬物の濃度)を表して、透析細胞からLC−MS分析のための96ディープウェルプレートに移された。報告された結果は各反応の重複の平均であり、内部標準で規格化され、インキュベーション時間の後に結合した化合物のパーセントとして表される。上清中の化合物の量を、LC/MS/MSにより測定し、遊離および結合した化合物のパーセントを以下の式を用いて計算した:遊離した親化合物のパーセント=(レシーバチャンバーにおける化合物の量/ドナーチャンバーにおける化合物の量)*100。
【1094】
血漿安定性:血漿安定性を、以前に公開された方法を用いて測定した(Kerns,E.H.,and Di, L. 2008. Drug−like Properties: Concepts, Structure Design and Methods. Oxford UK: Elsevier)。化合物(1.0μM)を、pH7.4の等張リン酸緩衝液で50%(V/V)に希釈した(EDTAに収集された健康なドナーの血液由来の)ヒトまたはマウス血漿中で、37℃でインキュベートした。0分および180分の時点で、アリコートを採取し、アセトニトリルを加えて加反応をクエンチし、血漿タンパク質を沈殿させた。これらのサンプルを遠心分離し、親化合物の存在に関して、上清を上述のLC/MS/MS法により分析した。
【1095】
インビトロADME/Tプロファイリングおよび化学的安定性:インビトロの薬理学的スクリーニングも、化合物315について行った。水溶解度のデータと一致して、315は、ドナー区画のpHの増加と共にPAMPAアッセイにおける高い透過性を示した。血液脳関門(BBB)を模倣する人工膜と共にインキュベートした場合、315は高透過性であることがわかった。化合物315は、高度に血漿タンパク質に結合し、非常に高い血漿安定性を示した。しかしながら、ヒトおよびマウスの肝臓ホモジネートと共にインビトロでインキュベートした時、化合物315は急速に代謝された。この結果は、酸化、加水分解、抱合および他の代謝反応をする傾向にあるいくつかの非置換のアリールおよびアルキルの位置およびAr−OMeのエーテルの存在のため、完全には驚くべきことではない。最後に、315は、ヒト肝細胞に対する毒性(LC50=30μM)に関して、>15倍のウィンドウを示した。
【1096】
【表7】
【1097】
交差反応性:化合物315はまた、(~40受容体が試験された)GPCR結合アッセイパネルのテストについて、ノースカロライナ大学(Bryan Roth, PI)で向精神薬のスクリーニングプログラム(PDSP)に提出され、10μMで中程度に乱雑であることがわかり、<7受容体上でKis<10μMであった。しかし、インビトロ結合アッセイにおけるこれらの活性は、これらの受容体の機能調節として解釈することはできないだろう。Panlabs/Ricercaでの彼らのリードプロファイリングパネルでのフォローアップ研究は、これらの受容体の二つにおける活性(MOR,10μMで86%、およびsigma1、10μMで69%)を確認し、さらに、化合物315は、Panlabsパネルにおいて、アドレナリン受容体(α
1a、α
1B、α
1D、α
2A、10μMで63−100%)の範囲にわたって活性を示した。
【1098】
インビボのPOおよび脳レベル
化合物315は、マウスの適度なPK特性(2mg/kgの静脈内投与の後、Cl=81mL/mg/kg、V
dss=6.22L/kg,t1/2=1.93時間、10mg/kgの腹腔内投与の後、C
max=763ng/mL,t1/2=2.58時間,AUC=1223ng.hr/mL)を有していた。しかし、化合物315は、10mg/kgまたは30mg/kgの腹腔内投与後1時間で924ng/mLおよび1506ng/mLの脳でのレベル(脳/血漿=それぞれ1.3または1.6)を有して、優れた脳浸透性を示した。
【1099】
本発明の好ましい実施形態が、本明細書に示され記載されているが、このような実施形態が、ほんの一例として提供されることは当業者に明白となるであろう。多数の変更、変化、および置換が、本発明から逸脱することなく、当業者によって想到されるであろう。本明細書に記載される本発明の実施形態の様々な代替案が、本発明を実行する際に利用され得ることを理解されたい。以下の特許請求の範囲が本発明の範囲を定義するものであり、これらの特許請求の範囲およびそれらの同等物の範囲内の方法および構造が、それによって包含されることが意図される。