(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来の構造材接合装置によると次のような問題があった。
まず、特許文献1に記載された構造材接合装置においては、水平方向に指向された水平構造材は、第2の力骨やジョイント金具に支持されているのみで、上方からの荷重に対する剛性がそれほど高くないという問題があった。
また、特許文献1に記載された構造材接合装置においては、第1の力骨を垂直構造材の内部に挿入し、上記第1の力骨に対して上記垂直構造材の外側面から第2の力骨とジョイント金具を固定しなければならないため、構成が複雑であり組立作業が煩雑であるという問題があった。
【0005】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、組立が容易で、且つ、上方からの荷重に対する剛性を向上させることが可能な構造材結合用ジョイントと構造材結合構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するべく本願発明の請求項1による構造材結合用ジョイントは、構造材結合用ジョイント本体と、上記構造材結合用ジョイント本体の下方に突出され下側垂直構造材に係合される下側垂直構造材用係合部と、上記構造材結合用ジョイント本体の水平方向に突出され水平構造材に係合される水平構造材用係合部と、を具備し
、上記水平構造材用係合部は上記構造材結合用ジョイント本体に水平方向から挿入され垂直方向からピンを圧入することにより固定されていることを特徴とするものである。
又、請求項2による構造材結合用ジョイントは、請求項1記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記構造材結合用ジョイント本体には上記下側垂直構造材の上記下側垂直構造材用係合部に対する係合量を規制する下側ストッパが設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項3による構造材結合用ジョイントは、請求項1又は請求項2記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記構造材結合用ジョイント本体の上方には上側垂直構造材に係合される上側垂直構造材用係合部が突出されていることを特徴とするものである。
又、請求項4による構造材結合用ジョイントは、請求項3記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記構造材結合用ジョイント本体には上記上側垂直構造材の上記上側垂直構造材用係合部に対する係合量を規制する上側ストッパが設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項5による構造材結合用ジョイントは、下側の垂直構造材の上端に上記請求項1又は請求項2記載の構造材結合用ジョイントを上記下側垂直構造材用係合部を介して設置し、上記構造材結合用ジョイントの上記水平構造材用係合部を介して水平構造材を設置するとともに該水平構造材の先端部を上記下側垂直構造材の上端に載置させるようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項6による構造材結合用ジョイントは、下側垂直構造材の上端に上記請求項3又は請求項4記載の構造材結合用ジョイントを上記下側垂直構造材用係合部を介して設置し、上記構造材結合用ジョイントに上記水平構造材用係合部を介して水平構造材を設置するとともに該水平構造材の先端部を上記下側垂直構造材の上端に載置させ、上記構造材結合用ジョイントの上方に上側垂直構造材用係合部を介して上側垂直構造材を設置するとともに該上側垂直構造材の下端を上記水平構造材の先端部に載置させたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
以上述べたように、本願発明の請求項1記載の構造材結合用ジョイントによると、構造材結合用ジョイント本体と、上記構造材結合用ジョイント本体の下方に突出され下側垂直構造材に係合される下側垂直構造材用係合部と、上記構造材結合用ジョイント本体の水平方向に突出され水平構造材に係合される水平構造材用係合部と、を具備した構成になっているので、組立の容易化を図ることができ、且つ、上方からの荷重に対する剛性を向上させることができる
又、請求項2による構造材結合用ジョイントによると、請求項1記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記構造材結合用ジョイント本体には上記下側垂直構造材の上記下側垂直構造材用係合部に対する係合量を規制する下側ストッパが設けられているため、上記下側垂直構造材内に必要以上に深く上記構造材結合用ジョイント本体が挿入されてしまうことを防止することができる。
又、請求項3による構造材結合用ジョイントによると、請求項1又は請求項2記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記構造材結合用ジョイント本体の上方には上側垂直構造材に係合される上側垂直構造材用係合部が突出されているため、下側垂直構造材や水平構造材だけでなく、上側垂直構造材も結合させることができる。
又、請求項4による構造材結合用ジョイントによると、請求項3記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記構造材結合用ジョイント本体には上記上側垂直構造材の上記上側垂直構造材用係合部に対する係合量を規制する上側ストッパが設けられているため、上記上側垂直構造材内に必要以上に深く上記構造材結合用ジョイント本体が挿入されてしまうことを防止することができる。
又、請求項5による構造材結合構造によると、下側の垂直構造材の上端に上記請求項1又は請求項2記載の構造材結合用ジョイントを上記下側垂直構造材用係合部を介して設置し、上記構造材結合用ジョイントの上記水平構造材用係合部を介して水平構造材を設置するとともに該水平構造材の先端部を上記下側垂直構造材の上端に載置させるようにしたため、上側からの荷重に対する剛性を高くすることができる。
又、請求項6による構造材結合構造によると、下側垂直構造材の上端に上記請求項3又は請求項4記載の構造材結合用ジョイントを上記下側垂直構造材用係合部を介して設置し、上記構造材結合用ジョイントに上記水平構造材用係合部を介して水平構造材を設置するとともに該水平構造材の先端部を上記下側垂直構造材の上端に載置させ、上記構造材結合用ジョイントの上方に上側垂直構造材用係合部を介して上側垂直構造材を設置するとともに該上側垂直構造材の下端を上記水平構造材の先端部に載置させたため、さらに剛性を高くすることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、
図1乃至
図4を参照しながら、本発明の第1の実施の形態について説明する。
まず、架台1があり、この架台1は、この第1の実施の形態による構造材結合用ジョイントを使用した構造材結合構造により組み立てられたものである。以下、詳細に説明する。
まず、4本の上下方向に指向された下側垂直構造材3a、3b、3c、3dがある。上記下側垂直構造材3aの上端には構造材結合用ジョイント5aが設置されているとともに、上記下側垂直構造材3aの下端には構造材結合用ジョイント7aが設置されている。また、上記下側垂直構造材3bの上端には構造材結合用ジョイント5bが設置されているとともに、上記下側垂直構造材3bの下端に構造材結合用ジョイント7bが設置されている。また、上記下側垂直構造材3cの上端には構造材結合用ジョイント5cが設置されているとともに、上記下側垂直構造材3cの下端に構造材結合用ジョイント7cが設置されている。また、上記下側垂直構造材3dの上端には構造材結合用ジョイント5dが設置されているとともに、上記下側垂直構造材3dの下端に構造材結合用ジョイント7dが設置されている。
【0010】
そして、上記構造材結合用ジョイント5aと上記構造材結合用ジョイント5b間に水平方向に指向された水平構造材9aが設置されていて、上記構造材結合用ジョイント7aと上記構造材結合用ジョイント7b間に水平方向に指向された水平構造材11aが設置されている。また、上記構造材結合用ジョイント5bと上記構造材結合用ジョイント5c間に水平方向に指向された水平構造材9bが設置されていて、上記構造材結合用ジョイント7bと上記構造材結合用ジョイント7c間に水平方向に指向された水平構造材11bが設置されている。また、上記構造材結合用ジョイント5cと上記構造材結合用ジョイント5d間に水平方向に指向された水平構造材9cが設置されていて、上記構造材結合用ジョイント7cと上記構造材結合用ジョイント7d間に水平方向に指向された水平構造材11cが設置されている。また、上記構造材結合用ジョイント5dと上記構造材結合用ジョイント5a間に水平方向に指向された水平構造材9dが設置されていて、上記構造材結合用ジョイント7dと上記構造材結合用ジョイント7a間に水平方向に指向された水平構造材11dが設置されている。
【0011】
また、上記構造材結合用ジョイント7aの下端には脚部13aが設置されており、上記構造材結合用ジョイント7bの下端には脚部13bが設置されている。また、上記構造材結合用ジョイント7cの下端には脚部13cが設置されており、上記構造材結合用ジョイント7dの下端には脚部13dが設置されている。
【0012】
上記下側垂直構造材3a、上記水平構造材9a、上記水平構造材9dの上記構造材結合用ジョイント5aによる結合構造、上記下側垂直構造材3b、上記水平構造材9a、上記水平構造材9bの上記構造材結合用ジョイント5bによる結合構造、上記下側垂直構造材3c、上記水平構造材9b、上記水平構造材9cの上記構造材結合用ジョイント5cによる結合構造、上記下側垂直構造材3d、上記水平構造材9c、上記水平構造材9dの上記構造材結合用ジョイント5dによる結合構造が、この第1の実施の形態による構造材結合構造に該当する。
【0013】
上記下側垂直構造材3aであるが、例えば、
図4に示すように、その横断面形状が略正方形であり、中空形状をなしていて、貫通孔47が形成されている。又、上記下側垂直構造材3aの四隅には溝48、48、48、48が長手方向に延長・形成されている。また、上記貫通孔47の横断面形状は八角形である。また、
図1に示すように、上記下側垂直構造材3aのそれぞれの側面の長さ方向(
図1中上下方向)両端部には、その内周面が上記下側垂直構造材3aの外周側に向かって拡径されたテーパ形状を成すネジ用貫通孔49が形成されている。
なお、他の3本の下側垂直構造材3b、3c、3dも同様の構成になっている。
【0014】
又、上記水平構造材9aであるが、例えば、
図2に示すように、その横断面形状が略長方形であり、中空形状をなしていて、貫通孔51が形成されている。又、上記水平構造材9aの四隅には溝52、52、52、52が長手方向に延長・形成されている。また、
図1に示すように、上記水平構造材9aのそれぞれの側面の長さ方向(
図1中左上から右下に向かう方向)両端部には、その内周面が上記水平構造材9aの外周側に向かって拡径されたテーパ形状を成すネジ用貫通孔53が形成されている。また、上記貫通孔51の横断面形状は八角形である。
なお、他の7本の水平構造材9b、9c、9d、11a、11b、11c、11dも同様の構成になっている。
【0015】
次に、構造材結合用ジョイント5a〜5d、構造材結合用ジョイント7a〜7dの構成について説明する。
図3、
図4に示すように、上記構造材結合用ジョイント5aは、構造材結合用ジョイント本体17と、水平構造材用係合部材19a、19bとから構成される。
上記構造材結合用ジョイント本体17は、
図4に示すように、略四角柱形状を成しており、
図4中下側には、下側垂直構造材用係合部21が形成されている。この下側垂直構造材用係合部21の4つの側面のそれぞれには、雌ネジ部23が形成されている。この雌ネジ部23のそれぞれの下側垂直構造材用係合部21外周側には、その内周面が上記下側垂直構造材用係合部21外周側に向かって拡径されたテーパ部23aが形成されている。
【0016】
上記構造材結合用ジョイント本体17の
図4中上部には中空部24が形成されており、この中空部24は
図4中右下側の側面と
図4中左下側の側面に開口している。そして、
図4中右下側の側面の開口部が水平構造材用係合部材取付孔25aとなっており、
図4中左下側の側面の開口部が水平構造材用係合部材取付孔25bとなっている。
【0017】
また、
図4に示すように、上記構造材結合用ジョイント本体17の下側垂直構造材用係合部21より
図4中上側の四隅には、溝26、26、26、26が垂直方向(
図4中上下方向)に延長・形成されている。これら4本の溝26、26、26、26の
図4中下端は下側ストッパ26a、26a、26a、26aとなっている。
上記構造材結合用ジョイント本体17の上記中空部24の
図4中上側には、上下方向に延長されたピン用貫通孔27a、27bが形成されている。また、上記構造材結合用ジョイント本体17の上記中空部24の
図4中下側にも、上下方向に延長された同様のピン用貫通孔29a、29bが形成されている。
なお、上記ピン用貫通孔27a、27b、29a、29bの内周側は開口されている。
【0018】
また、上記構造材結合用ジョイント本体17には、上下方向に延長された肉抜き用貫通孔31a、31bが形成されている。
【0019】
既に述べた水平構造材用係合部材19aは、
図3、
図4に示すように、
図4中上下方向に引き伸ばされた八角形の横断面形状を成す水平構造材係合部35と、該水平構造材係合部35の構造材結合用ジョイント本体17側(
図4中左上側)に突出された取付部37とから構成されている。上記水平構造材係合部35の上面(
図4中上側の面)、両側面(
図4中左下側の面及び右上側の面)、下面(
図4中下側の面)には、雌ネジ部39がそれぞれ形成されている。この雌ネジ部39のそれぞれの水平構造材係合部35外周側には、その内周面が上記水平構造材係合部35外周側に向かって拡径されたテーパ部39aが形成されている。
また、
図3に示すように、上記取付部37には、上下方向に延長されたピン用貫通孔41a、41bが形成されている。また、
図3に示すように、上記水平構造材用係合部材19aには、長さ方向(
図3中左右方向)に延長された肉抜き用貫通孔43が形成されている。
また、
図4に示すように、上記水平構造材係合部35の側面には、肉抜き用溝44、44、44、44が形成されている。
【0020】
なお、水平構造材用係合部材19bも上記水平構造材用係合部材19aと同様の構成となっており、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
【0021】
上記水平構造材用係合部材19aは、
図3に示すように、取付部37を構造材結合用ジョイント本体17の水平構造材用係合部材取付孔25aに挿入・係合させ、上記構造材結合用ジョイント本体17のピン用貫通孔27aと上記取付部37のピン用貫通孔41aに、ピン45aを圧入するとともに、上記構造材結合用ジョイント本体17のピン用貫通孔29aと上記取付部37のピン用貫通孔41bに、ピン45bを圧入することにより、上記構造材結合用ジョイント本体17に取付・固定される。
【0022】
同様に、上記水平構造材係合用部材19bも、
図4に示すように、取付部37を構造材結合用ジョイント本体17の水平構造材用係合部材取付孔25bに挿入・係合させ、上記構造材結合用ジョイント本体17のピン用貫通孔27bと上記取付部37のピン用貫通孔41aに、ピン46aを圧入するとともに、上記構造材結合用ジョイント本体17のピン用貫通孔29bと上記取付部37のピン用貫通孔41bに、ピン46bを圧入することにより、上記構造材結合用ジョイント本体17に取付・固定される。
【0023】
なお、上記水平構造材用係合部材19a、19bの取付部37を構造材結合用ジョイント本体17の水平構造材用係合部材取付孔25a、25bに挿入・係合させる前に、上記構造材結合用ジョイント本体17を加熱処理して上記水平構造材用係合部材取付孔25a、25bを拡大させておく。その状態で上記水平構造材用係合部材取付孔25a、25bに上記水平構造材用係合部材19a、19bの取付部37を挿入・係合させる。その後、上記構造材結合用ジョイント本体17を常温に戻して上記構造材係合用部材取付孔25a、25bを縮小させることで、上記水平構造材用係合部材19a、19bの取付部37を水平構造材用係合部材取付孔に強固に固定する。
【0024】
なお、構造材結合用ジョイント5b〜5dも上記構造材結合用ジョイント5aと同様の構成であり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
また、構造材結合用ジョイント7a〜7dは、上記構造材結合用ジョイント5a〜5dを上下反転させ、構造材結合用ジョイント本体17を
図1中下方に所定量延長させた構成になっている。
【0025】
次に、構造材結合用ジョイント5aに下側垂直構造材3aを結合する構成について説明する。
構造材結合用ジョイント本体17の下側垂直構造材用係合部21を、下側ストッパ26a、26a、26a、26aが下側垂直構造材3aの
図4中四隅の上端に当接するまで、上記下側垂直構造材3aの貫通孔47に挿入する。そして、図示しない固定用ネジを上記下側垂直構造材3aのネジ用貫通孔49を貫通させて、下側垂直構造材用係合部21の雌ネジ部23に螺合させて、上記下側垂直構造材3aを上記構造材結合用ジョイント5aに結合・固定させる。
なお、上記下側垂直構造材3aのテーパ形状を成すネジ用貫通孔49と上記下側垂直構造材用係合部21のテーパ部23a内に、上記図示しない固定用ネジの頭部が収容・配置されるようになっている。
【0026】
また、構造材結合用ジョイント5bに下側垂直構造材3bを結合する場合、構造材結合用ジョイント5cに下側垂直構造材3cを結合する場合、及び、構造材結合用ジョイント5dに下側垂直構造材3dを結合する場合も同様である。
【0027】
次に、構造材結合用ジョイント5aに水平構造材9aを結合する構成について説明する。
構造材結合用ジョイント5aの水平構造材用係合部材19aの水平構造材係合部35を、上記水平構造材9aの貫通孔51に挿入し、
図3に示すように、固定用ネジ55を上記水平構造材9aのネジ用貫通孔53を貫通させて、水平構造材用係合部材19aの雌ネジ部39に螺合させ、それによって、上記水平構造材9aを上記構造材結合用ジョイント5aに結合・固定させる。
なお、上記水平構造材9aのテーパ形状を成すネジ用貫通孔53と上記水平構造材用係合部材19aのテーパ部39内に、上記固定用ネジ55の頭部が収容・配置されるようになっている。
【0028】
このとき、
図3に示すように、上記水平構造材9aの
図3中下側の面の右端が上記下側垂直構造材3aの
図3中上端面に載置されている。つまり、上記水平構造材9aの
図3中右端は、上記構造材結合用ジョイント5aだけでなく、上記下側垂直構造材3aによっても支持されることになる。
【0029】
また、上記構造材結合用ジョイント5aと水平構造材9d、構造材結合用ジョイント5bと上記水平構造材9a、9b、構造材結合用ジョイント5cと水平構造材9b、9c、構造材結合用ジョイント5dと水平構造材9c、9dについても、同様の構造で結合されている。また、上記水平構造材9dの
図1中右上端は構造材結合用ジョイント5aと下側垂直構造材3aによって支持されており、上記水平構造材9aの
図1中右下端と上記水平構造材9bの
図1中右上端は上記構造材結合用ジョイント5bと下側垂直構造材3bによって支持されており、上記水平構造材9bの
図1中左下端と上記水平構造材9cの
図1中右下端は上記構造材結合用ジョイント5cと下側垂直構造材3cによって支持されており、上記水平構造材9cの
図1中左上端と上記水平構造材9dの
図1中左下端は上記構造材結合用ジョイント5dと下側垂直構造材3dによって支持されている。
【0030】
また、同様にして、構造材結合用ジョイント7aによって下側垂直構造材3a、水平構造材11a、11dが結合・固定されており、構造材結合用ジョイント7bによって下側垂直構造材3b、水平構造材11a、11bが結合・固定されており、構造材結合用ジョイント7cによって下側垂直構造材3c、水平構造材11b、11cが結合・固定されており、構造材結合用ジョイント7dによって下側垂直構造材3d、水平構造材11c、11dが結合・固定されている。
なお、上記構造材結合用ジョイント7a〜7dは上記構造材結合用ジョイント5a〜5dを上下反転しているので、上記水平構造材11aの
図1中上側の面の長さ方向(
図1中左上から右下に向かう方向)両端が上記下側垂直構造材3a、3bの
図1中下側の端面に当接されており、上記水平構造材11bの
図1中上側の面の長さ方向(
図1中右上から左下に向かう方向)両端側が上記下側垂直構造材3b、3cの
図1中下側の端面に当接されており、上記水平構造材11cの
図1中上側の面の長さ方向(
図1中左上から右下に向かう方向)両端側が上記下側垂直構造材3c、3dの
図1中下側の端面に当接されており、上記水平構造材11dの
図1中上側の面の長さ方向(
図1中右上から左下に向かう方向)両端側が上記下側垂直構造材3a、3dの
図1中下側の端面に当接されている。
【0031】
次に、この第1の実施の形態による効果について説明する。
まず、構造材結合用ジョイント5a〜5d及び構造材結合用ジョイント7a〜7dは、下側垂直構造材用係合部21が形成された構造材結合用ジョイント本体17に、水平構造材用係合部材19a、19bが予め圧入・固定された状態となっていて、そのままの状態で下側垂直構造材3a〜3dと水平構造材9a〜9dの結合又は下側垂直構造材3a〜3dと水平構造材11a〜11dの結合に使用されるので、構造材の結合作業が容易なものとなる。
ちなみに、従来は、前述したように、それぞれ別個に設けられた第1力骨と第2力骨及びジョイント金具を使用して構造材を結合しなければならず、煩雑な作業を余儀なくされていたが、本実施の形態の場合にはそのような煩雑な作業はない。
また、上記水平構造材9aは、構造材結合用ジョイント5aの水平構造材用係合部材19aに係合・固定されるとともに、
図3に示すように、上記水平構造材9aの
図3中下側の面の右端が上記下側垂直構造材3aの
図3中上端面に載置されており、同様に、上記水平構造材9dも、上記構造材結合用ジョイント5aの水平構造材用係合部材19bに係合・固定されるとともに、上記水平構造材9dの上記構造材結合用ジョイント5a側の端部(
図3中紙面垂直方向手前側の端部)が上記下側垂直構造材3aの
図3中上側の端面に載置されているので、上記水平構造材9a、9dは、上記構造材結合用ジョイント5aだけでなく上記下側垂直構造材3aによっても支持されることになり、
図3中上方向からの荷重に対する剛性が高くなっている。
なお、このことは、その他の構造材結合用ジョイント5b〜5dにおいても同様である。
【0032】
また、上記構造材結合用ジョイント5a、5b、5c、5dの構造材結合用ジョイント本体17には下側ストッパ26a、26a、26a、26aが形成されており、上記構造材結合用ジョイント本体17が上記所定の深さ以上下側垂直構造材3a、3b、3c、3dの貫通孔47内に挿入されることはなく、それによって、上記水平構造材9a、9b、9c、9dの両端を下側垂直構造材3a、3b、3c、3dの上端面に確実に載置させることができ、既に説明した効果を得ることができる。
また、
図1、
図2に示すように、組み立てた状態では、下側構造材3a〜3dの溝48と構造材結合用ジョイント5a〜5dの溝26が連続した状態になるので、例えば、それらの溝48、26を利用して別途部材を固定する、等の作業がやり易くなる。これは構造材結合用ジョイント7a〜7dの溝26についても同様である。
【0033】
次に、
図5乃至
図7を参照しながら、本発明の第2の実施の形態について説明する。
前記第1の実施の形態の場合には、
図1に示すように、架台1が、一段目の水平構造材11a、11b、11c、11dと、二段目の9a、9b、9c、9dとからなる二段構造をなしているが、この第2の実施の形態の場合には、二段目の9a、9b、9c、9dの上にさらに三段目を設置するようにしたものである。
その為、この第2の実施の形態においては、前記第1の実施の形態で使用した構造材結合用ジョイント5a、5b、5c、5dとは一部構成が異なる構造材結合用ジョイント61a、61b、61c、61dを用いるようにしている。
【0034】
上記構造材結合用ジョイント61aの構造材結合用ジョイント本体63には、
図7中上側にも、下側垂直構造材用係合部21と同様の上側垂直構造材用係合部65が形成されている。そして、上記構造材結合用ジョイント61aの
図7中下側に下側垂直構造材3aが連結されるとともに、上記構造材結合用ジョイント61aの
図7中上側に上側垂直構造材67aが連結される。
【0035】
また、構造材結合用ジョイント本体63の溝26、26、26、26の
図6中上端側は上側ストッパ26b、26b、26b、26bとなっている。上記上側垂直構造材67aの
図6中四隅の下端は、上記上側ストッパ26b、26b、26b、26bに当接するようになっており、これにより、上記構造材結合用ジョイント本体63の上側構造材用係合部65が所定の深さ以上上記上側垂直構造材67a内に挿入されることはない。
なお、構造材結合用ジョイント61b、61c、61dも、上記構造材結合用ジョイント61aと同様の構成となっている。
また、この第2の実施の形態による架台の3段目には、前記第1の実施の形態における架台1の2段目と同様、構造材結合用ジョイント5a、5b、5c、5dを介して、図示しない4本の水平構造材が結合されることになる。
その他、前記第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して示すその説明は省略する。
【0036】
この第2の実施の形態の場合は、
図5や
図6に示すように、下側垂直構造材3aの
図6中上側端面に水平構造材9aの
図6中右端側や水平構造材9dの
図6中紙面垂直方向手前側の端部が載置されているだけでなく、上記上側垂直構造材67の
図6中下側端面が水平構造材9aの
図6中右端側や水平構造材9dの
図6中紙面垂直方向手前側の端部に載置されている。そのため、更に剛性が高いものとなっている。
また、上記上側垂直構造材67の
図6中下端面の角部は、ストッパ26b、26b、26b、26bに当接するようになっており、これにより、上記構造材結合用ジョイント本体63の上側構造部材係合用凸部65が所定の深さ以上は上記上側垂直構造材67内には挿入されないようになっていて、これにより、確実に、上記上側垂直構造材67の
図6中下側端面が水平構造材9a、9dの先端部に載置されるようになっている。
【0037】
なお、本発明は前記第1、第2の実施の形態に限定されるものではない。
まず、構造材結合用ジョイントに水平方向から結合される構造材の数については様々な場合が考えられる。また、構造材結合用ジョイント本体に取り付けられる構造材係合用部材の数も、それに応じて、様々な場合が考えられる。
また、前記第1の実施の形態では架台1は2段となっており、前記第2の実施の形態では架台は3段の構成となっているが、4段以上の架台を構成する場合も考えられる。
また、構造材の形状も、様々な場合が考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。