(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記1つ以上の飲料容器の各々は、前記1つ以上のスリーブの各々の中にそれぞれ配置され、下方ボイドが、前記飲料容器の各々の底部と、前記スリーブの各々の前記底端部との間に存在する、請求項2に記載の飲料キャリア。
前記1つ以上の飲料容器の各々は、前記1つ以上のスリーブの各々の中にそれぞれ配置され、前記スリーブの各々は、上端部及び底端部を含み、下方ボイドが、前記飲料容器の各々の底部と、前記スリーブの各々の前記底端部との間に存在する、請求項1に記載の飲料キャリア。
前記ハンドルは、第1側面及び第2側面を含み、前記1つ以上のスリーブは、第1列及び第2列に配置され、前記第1列は、前記ハンドルの前記第1側面の長さに沿って配置され、前記第2列は、前記ハンドルの前記第2側面の長さに沿って配置される、請求項1に記載の飲料キャリア。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明のこれら及び他の特徴、態様及び利点は、以下の説明、添付された特許請求の範囲及び添付の図面に関してより良く理解されるだろう。
【
図6】本発明の飲料キャリアの一実施形態を作るように切断される板紙ブランクの展開図である。
【
図7】本発明の飲料キャリアの一実施形態を作るように切断される板紙ブランクの展開図である。
【
図8】本発明の飲料キャリアの一実施形態を作るように切断される板紙ブランクの展開図である。
【
図9】全てのスリーブ本体を除去した後のハンドルの展開図である。
【
図10】平坦にしたままの一枚のスリーブ本体の展開図である。
【
図11】飲料キャリアのハンドルを使用して、飲料キャリアから除去した後のスリーブ本体の各々の保管部分の展開図である。
【
図12】スリーブ本体内に挿入されるボトルを有する本発明の飲料キャリアの正面図である。
【
図13】飲料キャリアの取り外されたスリーブ内の飲料容器の図である。
【
図14】スリーブ本体内に挿入されるボトルを有する本発明の飲料キャリアの斜視図である。
【
図15】本発明の飲料キャリアの代替的な実施形態であり、前記キャリアは4つのスリーブを含む。
【
図16】本発明の飲料キャリアの更に別の代替的な実施形態の側面図である。
【
図17】本発明の飲料キャリアの代替的な実施形態の内面図である。
【
図18】本発明の飲料キャリアの代替的な実施形態の取り外されたスリーブ及びハンドルの図である。
【
図19】本発明の飲料キャリアの代替的な実施形態のスリーブ(組み立て前)の図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
1つ以上の好ましい実施形態の詳細な説明が本明細書に提供される。しかしながら、本発明を様々な形態で具現化できるということを理解されたい。従って、本明細書中に開示された特定の詳細は、限定として解釈されるべきではなく、むしろ、請求項の根拠として、かつ、当業者に本発明を任意の適切な方法で採用することを教示するための代表的な根拠として解釈されるべきである。
【0012】
本明細書中、2つ以上の規定された工程を含む方法を参照し、規定された工程は、任意の順又は同時に実施され得る(文脈がその可能性を排除する場合を除く)。当該方法は、1つ以上の他の工程を含むことができ、これら工程は、規定された工程のうちのいずれかの前、規定された工程のうちの2つの間、あるいは、全ての規定された工程の後で実施される(状況がその可能性を排除する場合を除く)。
【0013】
本発明は、1つ以上の容器を保持するためのキャリアを提供し、前記容器は、それぞれスリーブによって別々に取り囲まれ、各スリーブは、キャリアの残りから個々に除去され得る。各スリーブがキャリアの残りから除去されるとき、各スリーブは、その形状を維持する。本発明の1つの使用において、キャリアは、ビールやソーダなどの6本入りパックのボトル詰めされた飲み物を保持する。本発明の別の特徴は、スリーブがキャリアに取り付けられている間、かつ、それらがキャリアの残りから除去された後、スリーブの各々は、その中に収容されるボトルを断熱するのに役立つという点である。除去可能な断熱されたスリーブのため、ユーザは、追加的な断熱器具を使用する必要がなく、前記断熱器具はまた、クージー(koozies)、ハギー、缶冷却器等と称される。更に、本発明のキャリアは、さまざまな材料から形成されることができ、板紙、厚紙、合板、ポスターボード、発砲スチロール、布、バルサ材、波形厚紙(corrugated cardboard)、波形プラスチック、プラスチックシート、ネオプレン、発砲ゴム、前述の任意の組み合せ及び当該技術分野で公知の他の同様の材料を含むが,これらに限らない。
【0014】
本発明の飲料キャリア1の一実施形態は、
図1〜
図5、
図9〜
図14に描かれる。推測することとして、本発明のキャリア1の本実施形態が市場に既存する平均的な飲料キャリアよりも少ない材料及び接着剤を利用し、自動機械を使用してか、あるいは、手動により組み立てられ得るということである。また、推測することとして、本発明の本実施形態のキャリア1の構成が市場に既存する平均的な飲料キャリアを構成する方法よりも少ない工程を要するということである。
【0015】
図2に図示するように、本実施形態は、2つの平行な列で配置される6つのスリーブ5、9、15、19、23、29を含む。特に、第1スリーブ5、第2スリーブ9及び第3スリーブ15は、ハンドル2の一方の側面に取り付けられ、第4スリーブ19、第5スリーブ23及び第6スリーブ29は、ハンドル2の反対の側面に取り付けられる。図示するように、例えば、
図1及び
図7において、各スリーブ5、9、15、19、23、29は、スリーブ取付フラップ6、10、16、20、24、30及び一連のスリーブパネル7、11、17、21、25、31を含む。各スリーブ5、9、15、19、23、29の前記スリーブパネル7、11、17、21、25、31のうちの1つは、スリーブ取付パネル8、12、18、22、26、32である。各スリーブ5、9、15、19、23、29は、本実施形態において、概略的に円筒形状の形態であるが、前記スリーブ取付フラップ6、10、16、20、24、30をスリーブの各スリーブ取付パネル8、12、18、22、26、32に取り付けることによって形成される。スリーブ取付フラップ6、10、16、20、24、30は、接着剤(湿式接着剤など)を使用してか、あるいは、代替的に連結タブ、構成されたボード(つまり、一方向の挿入方法)、ヒンジ、画鋲、ホチキス、ジッパー、フック及びループテープ(例えば、「ベルクロ(登録商標)」)、縫い針、バネ、クリップ、バックル、フック、磁石、釘、ねじ、吸引又は当該述分野で公知の任意の同様の取付手段を使用して、各それぞれのスリーブ取付パネル8、12、18、22、26、32に取り付けられることができる。
【0016】
例えば、
図1に図示するように、概略的に円筒形状の第1スリーブ5を作るために、前記第1スリーブ取付フラップ6が、第1スリーブ取付パネル8に接着される。同様に、円筒形状の第2スリーブ9を作るために、前記第2スリーブ取付フラップ10が第2スリーブ取付パネル12に接着される。概略的に円筒形状のスリーブを作る同一の方法が、各個々のスリーブ(例えば、第3スリーブ15、第4スリーブ19、第5スリーブ23及び第6スリーブ29)に対して繰り返される。また、スリーブ5、9、15、19、23、29は、スリーブ5、9、15、19、23、29の各々においてスリーブパネル7、11、17、21、25、31を作るように折り畳まれ得る。各スリーブが概略的に円筒形状に形成される前に、各スリーブ5、9、15、19、23、29は、1つ以上の緯線に沿って間隔を置いて折り畳まれて各スリーブ5、9、15、19、23、29に対して2つ以上のスリーブパネル7、11、17、21、25、31を作ることができる。スリーブ5、9、15、19、23、29における例示的な折り目の位置は、点線により
図1〜
図5に図示されている。本実施形態において、折り目は、スリーブ5、9、15、19、23、29の各々の長さに沿って、約1インチの間隔で作られ、8つのスリーブパネル7、11、17、21、25、31を各スリーブ5、9、15、19、23、29に作る。しかしながら、折り目は多少のスリーブパネル7、11、17、21、25、31を作るように含まれ得る。スリーブパネル7、11、17、21、25、31を作るスリーブ5、9、15、19、23、29の折り畳みは、スリーブ5、9、15、19、23、29を作り上げる材料が概略的に円筒形状へとより容易に屈曲することを可能にする。また、スリーブ5、9、15、19、23、29の折り畳みは、全ての飲料容器が飲料キャリア1から除去された後に、飲料キャリア1を平坦に圧縮することを可能にし、従って、飲料キャリア1の容易な補間又は破棄を可能にする。
【0017】
図6〜
図8に図示するように、第2スリーブ9及び第5スリーブ23は、それぞれ、第2スリーブ内部取付パネル13及び第5スリーブ内部取付パネル27をそれぞれ、また、第2スリーブ中央取付パネル50及び第5スリーブ中央取付パネル51をそれぞれ更に含む。好ましい実施形態において、
図7に図示するように、飲料キャリア1の製造中(更なる詳細については以下に記載)、第2スリーブ内部取付パネル13及び第5スリーブ内部取付パネル27の各々の底側は、対応するハンドル取付パネル14及び28の上側にそれぞれ取り付けられる。代替的な実施形態において、製造中、第2スリーブ中央取付パネル50及び第5スリーブ中央取付パネル51の各々の上側は、各対応するハンドル取付パネル14及び28の上側にそれぞれ取り付けられる。飲料キャリア1の製造工程は、以下で詳細に議論される。
【0018】
図1〜
図5は、6つのスリーブを含む飲料キャリア1を描く。しかしながら、本発明の飲料キャリア1は、任意の数のスリーブを含むことができ、2つのスリーブ又は4つのスリーブを含むがこれらに限らない。例えば、
図15は、代替的な実施形態を図示し、飲料キャリア1は、4つのスリーブ5、15、19、29を含む。また、更に別の代替的な実施形態において、ハンドル2は、(平坦な形状の代わりに)円形又は正方形などの代替的な3次元形状を有することができ、スリーブ5、9、15、19、23、29は、3次元的なハンドルの外周に取り付けられ得る。
【0019】
図1〜
図8に図示するスリーブ5、9、15、19、23、29は、約5インチの高さである。しかしながら、スリーブは、製造者及び/又は消費者の好みによって、より高く又はより低くてよい。
図13に図示するように、スリーブの別の特徴は、上方スリーブ外周33が下方スリーブ外周34よりも大きいということである。上方スリーブ外周33がより大きいので、テーパー付けされたスリーブ設計は、容器がスリーブ9、15、19、23、29の上部からスリーブ内へと配置されることを可能にするが、容器がスリーブ全体を完全に摺動してしまうことを防ぐ。言い換えると、テーパー付けされた設計のスリーブは、容器をスリーブ9、15、19、23、29内に固定させる。スリーブが最も大きな直径に拡大されるとき、例えば、スリーブが飲料容器を取り囲んでいるとき、これらの実施形態に図示するスリーブの各々は、約2.5インチの上方スリーブ直径を有する。各スリーブは、約2.125インチの下方スリーブ直径を有する。しかしながら、下方スリーブ外周34及び上方スリーブ外周33は、さまざまな大きさの容器を収容するように、より小さいか、あるいは、より大きくてよい。
【0020】
図13及び
図14に見られるように、上記した下方スリーブ外周34及び上方スリーブ外周33の特定の直径(つまり、2.5インチの上方直径及び2.125インチの下方直径)は、標準的な12オンスのガラスのビールボトルがスリーブ5、9、15、19、23、29の上部に滑り込むことを可能にするが、ボトルが最後まで通過しないようにする。本発明の追加的な利点は、スリーブ5、9、15、19、23、29の底部と、容器の底部との間の距離(下方ボイド(lower void)35)が、飲料キャリア1内に収容される飲料容器に更なる保護を提供することである。この特定の実施形態において、下方ボイド35は、約0.3125インチの長さである。ユーザが飲料キャリア1を落とした場合、下方ボイド35は、ガラス容器が割れないようにするのに役立つ。
【0021】
図7は、
図1〜
図5に図示した飲料キャリア1を作るように切断される板紙の展開図である。
図6及び
図8は、飲料キャリア1の代替的な実施形態を作るように切断される板紙の展開図をそれぞれ描く。有利に、飲料キャリア1は、ブランクから切断され得るか、あるいは、言い換えれば一枚の板紙又は他の材料から切断され得る。例えば、18ポイント又は24ポイントのAquaKote(登録商標)(Wet Strength CCK)の24インチ×21.5インチの一枚の板紙がブランクとして使用され得る。
図6〜
図8において、実線は、飲料キャリアテンプレート43の特定の形状を作るようにブランクに作られた切断部(cuts)を示す。点線は、ブランクに作られる折り目を示し、破線は、ブランクに作られる穿孔を示す。
【0022】
飲料キャリアテンプレート43は、手動で、あるいは、当該技術分野で公知の自動手段で、切断及び組み立てられ得る。以下には、自動手段を使用する飲料キャリア1を作る一方法を説明する。以下の説明において、ブランクは上側及び底側を有するものとして言及され、組み立て中、上側は上方に面し、底側は下方に面する。
図6〜
図8を参照すると、これは、ブランクの上側において下方を見る俯瞰図(aerial view)であり、ブランクは、BOBST(登録商標)社のFlatbed Die−Cutterなどのダイカッターを使用して切断又は穿孔され得る。ダイカッターは、ダイカッターにアップロードされる概略図(schematic)を使用して(
図6〜
図8は、そのような概略図と実質的に同様である)、実線に対応する切断部を作り、かつ、破線に対応する穿孔を更に作る。穿孔は、穿刺と小さな切断部との組み合わせであり、さまざまな順序の穿刺及び小さな切断部を含むことができ、例として、3つの穿刺と1つの切断部の交互の順序で含むことができる。
【0023】
ダイカッターによって穿刺及び切断部が作られた後、飲料キャリアテンプレート43は、フォルダグルアライン(folder−gluer line)(BOBST(登録商標)社のFolder Gluerなど)により組み立てられる。フォルダグルアラインは、フォルダグルアラインにアップロードされる概略図を使用して(
図6〜
図8は、そのような概略図と実質的に同様である)、まず、概略図の点線に対応する飲料キャリアテンプレート43に折り目(切り込み線(scores)として知られる)を作る。フォルダグルアラインは、次いで、使用される特定のテンプレート43及びキャリア1の特定の実施形態に依存して、キャリア1を組み立てるための適切な位置において,テンプレート43に接着剤を塗布する。
【0024】
図7は、テンプレート43の好ましい実施形態を図示する。好ましい実施形態において、フォルダグルアラインは、スリーブ取付フラップ6、10、16、20、24、30の各々の底側に、第1ハンドル取付パネル14の上側に、ハンドル取付パネル28の上側に、そして、ハンドル2の内側部分4の上側に、接着剤を塗布する。代替的に、あるいは、追加的に、スリーブ取付パネル8、12、18、22、26、32の各々の上側に、かつ、第2スリーブ内部取付パネル13及び第5スリーブ内部取付パネル27の各々の底側に、接着剤がまた塗布され得る。
【0025】
次に、フォルダグルアラインは、取付フラップ6を上方に屈曲し、かつ、フラップ6を取付パネル8に触れるまで湾曲することによって、第1スリーブ取付フラップ6の底側を第1スリーブ取付パネル8の上側に取り付ける。この工程は、概略的に円筒形状の第1スリーブ5を形成する。同様に、フォルダグルアラインは、次に、概略的に円筒形状の第6スリーブ29を形成するのと同様の方法で、第6スリーブ取付フラップ30の底側を第6スリーブ取付パネル32の上側に取り付ける。次いで、フォルダグルアラインは、第3スリーブ取付フラップ16の底側を第3スリーブ取付パネル18の上側に取り付けて、概略的に円筒形状の第3スリーブ15を形成し、また、第4スリーブ取付フラップ20の底側を第4スリーブ取付パネル22の上側に取り付けて、概略的に円筒形状の第4スリーブ19を形成する。
【0026】
好ましい実施形態において、フォルダグルアラインは、次いで、フラップ10がパネル12に触れるまで、フラップ10及びパネル12の両方を上方に屈曲することによって第2スリーブ取付フラップ10の底側を第2スリーブ取付パネル12の上側に取り付ける。この工程は、概略的に円筒形状の第2スリーブ9を形成する。同様に、フォルダグルアラインは、次に第5スリーブ取付フラップ24の底側を第5スリーブ取付パネル26の上側に取り付けて、概略的に円筒形状の第5スリーブ23を形成する。
【0027】
フォルダグルアラインは、次いで、第2スリーブ内部取付パネル13の底側が第1ハンドル取付パネル14の上側に取り付けられるように、そして、第5スリーブ内部取付パネル27の底側が第2ハンドル取付パネル28の上側に取り付けられるように、(折り目に対するヒンジとして作動する各接続タブ42と共に)第2スリーブ9及び第5スリーブ23を上方に折り畳む。ハンドル2への第2スリーブ9及び第5スリーブ23の取り付け後、タブ42の各々は、各タブ42の各側部における穿孔に沿ってタブ42を引き離すことによってアセンブリから除去される。アセンブリからのタブ42の除去は、各スリーブが飲料容器を保持するように使用され得るように、第2スリーブ9及び第5スリーブ23が拡大することを可能にする。
【0028】
ハンドル2の内側部分4は、次いで、ハンドル2の外側部分3の下で下方に折り畳まれ、ハンドル2は、(
図6〜
図8に図示した点線によって図示されるように)半分に折り曲げられて、組み立てられた飲料キャリア1を作る。
図2に図示するように、ハンドル2が半分に折り畳まれると、第1スリーブ5、第2スリーブ9及び第3スリーブ15は、第4スリーブ19、第5スリーブ23及び第6スリーブ29と共に並列構成で配列される。言い換えると、飲料キャリア1は、ハンドル2のいずれかの側面において、3つのスリーブを有し、それによって6つの個々の飲料容器を運搬するように設計される対称的なキャリア1を形成する。
【0029】
代替的な実施形態において、第2スリーブ9及び第5スリーブ23は、それぞれ、第2スリーブ取付パネル12及び第5スリーブ取付パネル26の底側をそれぞれハンドル取付パネル14及び28に接着させることによって、ハンドル取付パネル14及び28に取り付けられ得る。実際、当業者に理解されるべきことは、図示したスリーブパネルのうちのいくつかが、ハンドルへの取り付けのために使用されることができ、本発明の範囲に依然として該当するということである。
【0030】
別の代替的な実施形態において、第2スリーブ9及び第5スリーブ23は、フラップ10、24の各々が対応するパネル12、26に触れるまで各スリーブ取付パネル12、26及びスリーブ取付フラップ10、24を下方に屈曲することによって形成され得る。本実施形態において、第2スリーブ9及び第5スリーブ23は、次いで、各中央取付パネル50、51がその対応するハンドル取付パネル14、28に取り付けられるように、上方に折り畳まれる。それ故、本実施形態において、組み立てられたキャリア1を見ると、取付パネル12、26及び取付フラップ10、24は、一緒に接着され、かつ、重なり、スリーブ9、23の外側に配置される。しかしながら、スリーブへの印刷の目的のため、かつ、概略的に美観上の目的のため、スリーブの外側部分は、滑らかな連続表面を有することが好ましい。それ故、本実施形態は最も好ましいものではない。
【0031】
本発明の代替的な実施形態は、
図6に図示したテンプレートを利用する。このテンプレートの第1の利点は、接続タブ42のより小さな大きさに起因して、より少ない材料を利用するという点である。本実施形態において、上記のように、第2スリーブ9及び第5スリーブ23は、各取付パネル12、26及び取付フラップ10、24を上方又は下方に屈曲することによって形成され得る。更に、第2スリーブ9及び第5スリーブ23は、上記の任意の方法で、各ハンドル取付パネル14、28に取り付けられ得る。組み立て後、タブ42の各々は、各タブ42に図示した穿孔に沿って引き離される。各タブ42を引き離すことによって、第2スリーブ9及び第5スリーブ23は、各スリーブが飲料容器を保持するように使用され得るように、拡大することができる。
【0032】
本発明の別の代替的な実施形態は、
図8に図示したテンプレートを利用する。本実施形態において、タブ42が第2スリーブ9及び第5スリーブ23に接続される位置は、スリーブ9、23の中心からオフセットされる。本実施形態の第2スリーブ9及び第5スリーブ23は、上記の任意の方法で形成され得る。しかしながら、本実施形態において、上記の取り付けの任意の方法も利用され得るが、各内部取付パネル13、27の底側を対応するハンドル取付パネル14、28に取り付けることによって、第2スリーブ9及び第5スリーブ23をハンドル2に取り付けることが好ましい。構成の材料に依存して、テンプレートのこの構成は、各内部取付パネル13、27の底側を対応するハンドル取付パネル14、28に取り付けることを容易にすることができる。
【0033】
上記の方法が、6本の飲料容器を運搬するように設計される飲料キャリア1を生産するが、当該方法は、任意の数の飲料容器を運搬するように設計される飲料キャリア1、特に、
図15に図示したように、4本の飲料容器を運搬するためのキャリア1を生産するように適応されることができる。
図15に図示した実施形態のキャリア1を生産するために、テンプレート43は、第2スリーブ9及び第5スリーブ23を排除するように変更され得る(このテンプレートは図面に図示しない)。本実施形態において、第1スリーブ5、第3スリーブ15、第4スリーブ19及び第6スリーブ29は、次いで、上記の任意の方法で、3次元的なスリーブへと形成され、ハンドル2に取り付けられる。ハンドル2は、次いで、上記のように、飲料キャリア1を形成するように折り重ねられる。
【0034】
組み立て後、飲料容器は、手動又は自動手段でスリーブ内に配置され得る。
図12〜
図14は、スリーブ5、9、15、19、23、29内に挿入されたボトルを有する組み立てられた飲料キャリア1を描く。組み立て中に形成される穿孔は、スリーブを飲料キャリア1から引き離すことによって(あるいは、スリーブ内に収容されるボトルにおいて引っ張ることによって)、ユーザが容易にスリーブ9、15、19、23、29を飲料キャリア1から取り外すことを可能にし、従って、穿孔した取付表面を引き離す。
図13に図示するように、飲料キャリア1の残りからスリーブ付けされた容器を取り外した後、スリーブ5、9、15、19、23、29は構造上もとのままの形である。言い換えると、スリーブ付けされた容器を取り外した後、ユーザは、次いで、スリーブ5、9、15、19、23、29が飲料容器上に残ることを可能にし、そして、スリーブ5、9、15、19、23、29を容器のための断熱器具として使用して、使用中に環境からの熱、ユーザの手からの熱などといった外部熱源からの熱の容器への伝達を低減させることができる。逆に、スリーブ5、9、15、19、23、29はまた、冷たい飲料容器を保持するときに、冷たくなり過ぎることからユーザの手を保護する。また、器具は冷たい飲み物を断熱するように通常使用されるが、熱い飲み物を断熱するように同様の方法で使用されることもできる。
【0035】
代替的に、アイスボックス内か、あるいは、スリーブ5、9、15、19、23、29内に容器を有することが望ましくない位置に、ボトルが配置される場合、ユーザはスリーブ5、9、15、19、23、29から飲料容器を除去することができる。有利に、
図9〜
図11に図示するように、スリーブ5、9、15、19、23、29は、次いで、互いの中に入れ子にされ(nested)、後の使用のために飲料キャリア1のハンドル2に保管される。
図9に図示するように、全てのスリーブ5、9、15、19、23、29が飲料キャリア1から取り外された後、ハンドル2は残存する。
図6〜
図8に図示するように、かつ、組み立ての議論において上記のように、ハンドル2は、外側部分3の下に折り畳まれる内側部分4を含む。第2ハンドル取付パネル28と、第4スリーブ取付パネル22及び第6スリーブ取付パネル32とによって予め境界がつけられるハンドルの部分と同様に、ハンドル2は、第1ハンドル取付パネル14と、第1スリーブ取付パネル8と、第3スリーブ取付パネル18とによって予め(スリーブの取り外し前に)境界が付けられたハンドルの部分を更に含む。
【0036】
本発明の代替的な実施形態が、
図16〜
図19に図示される。本実施形態において、スリーブ5、9、15、19、23、29は、リフトアウト設計(lift−out design)を使用して飲料キャリア1から取り外し可能である。
図16に図示するように、ハンドル2は、6つの同一の取付ウィンドウ36を含む。
図16内の取付ウィンドウ36は、概略的に三角形の形状であるが、矩形又は正方形などの代替的に別の形状でもよい。本実施形態の概略的に三角形の取付ウィンドウ36は、約1.625インチの高さであり、約2.25のベース長を有するが、より短いか、あるいは、より長くてよい。
【0037】
図19において最も良く見られるように、本実施形態のスリーブ5、9、15、19、23、29の各々は、取付スカート37、タブ38、スロット39、支持切り込み40及び支持セグメント41を含む。組み立て中、スリーブ5、9、15、19、23、29の各々のタブ38は、各スロット39内に挿入されて概略的に円筒形状のスリーブ5、9、15、19、23、29を作る。代替的に、概略的に円筒形状のスリーブ5、9、15、19、23、29は、前述のように、接着されることによってか、あるいは、そうでなければスリーブの縁部を固定することによって(つまり、取付フラップ及び取付パネル設計を利用することによって)作られ得る。
図17に図示するように、各スリーブ5、9、15、19、23、29の取付スカート37は、次いで、取付ウィンドウ36の各々の中に配置され得る。この特定の実施形態のスリーブ5、9、15、19、23、29の各々を除去するために、ユーザは単にスリーブ5、9、15、19、23、29を上方に持ち上げる。概して前述のように、スリーブ5、9、15、19、23、29及びハンドル2は、自動ダイカッターを使用して作られ得る。
【0038】
本発明の支持切り込み40は、約1.5インチの長さであるが、より長いか、あるいは、より短くてよい。また、支持切り込み40は、スリーブの底部から約0.5インチで作られるが、スリーブ5、9、15、19、23、29の底部からより遠いか、あるいは、より近くてよい。
図16に最も良く見られるように、組み立て中、スリーブ5、9、15、19、23、29の各々の予め作られた支持切り込み40は、支持セグメント41を概略的に円筒形状のスリーブ5、9、15、19、23、29の中心に向かって内方に押すことができる。それ故、この設計において、内方に押された支持セグメント41は、飲料容器の底部を支持し、かつ、容器がスリーブ9全体を摺動することを防ぐ。支持切り込み40及び支持セグメント41はまた、前記のテーパー付けされた設計のスリーブ5、9、15、19、23、29の代わりに、あるいは、それらに加えて、前述の実施形態内に組み込まれることもできる。
【0039】
例示的な実施形態において、ハンドルは、個々のスリーブを形成するように使用されるものとは異なる材料により作られ得る。例えば、ハンドルは、厚紙により作られることができる一方で、個々のスリーブは、以下に限定されないが、例えば発砲ゴム又はネオプレンなど、異なる材料により作られる。別の例示的な実施形態において、(前記のように一枚の材料から切断されることとは対照的に)ハンドル及びスリーブは、製造工程中に別の材料から形成されて、複数のスリーブを有する単一のキャリアを形成することができる。別の例示的な実施形態において、キャリアのさまざまな部分間のさまざまな接点が、接着剤以外で、連結タブ、構成されたボード(つまり、一方向挿入方法)、ヒンジ、画鋲、ホチキス、ジッパー、フック及びループテープ(例えば、「ベルクロ」)、縫い針、バネ、クリップ、バックル、フック、磁石、釘、ねじ、吸引又は当該技術分野で公知の任意の同様の取付手段を含む、方法を介して固定され得る。
【0040】
発明の態様が異なる形式及び実施形態として提供され得ることを理解されたい。また、当業者であれば、これらのさまざまな形式及び実施形態が本明細書中に開示される発明の範囲に該当するものとして諒解されることも理解されたい。