【文献】
LG Electronics,Multiplexing of Uu and D2D communication[online], 3GPP TSG-RAN WG1♯76 R1-140335,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_76/Docs/R1-140335.zip>,2014年 2月
【文献】
CATT,Multiplexing between cellular link and D2D link,3GPP TSG-RAN WG1 #75 R1-135093,2013年11月 1日
【文献】
Panasonic,Rough synchronization procedure in D2D[online], 3GPP TSG-RAN WG1♯76 R1-140505,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_76/Docs/R1-140505.zip>,2014年 2月
【文献】
LG Electronics,On the Design of D2DSS and PD2DSCH[online], 3GPP TSG-RAN WG1♯76 R1-140329,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_76/Docs/R1-140329.zip>,2014年 2月
【文献】
Huawei, HiSilicon,Design considerations for D2DSS[online], 3GPP TSG-RAN WG1♯76 R1-140207,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_76/Docs/R1-140207.zip>,2014年 2月
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような様々な無線接続システムに用いることができる。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現することができる。TDMAは、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術によって具現することができる。UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP(3rd Generation Partnership Project) LTE(long term evolution)は、E−UTRAを用いるE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、下りリンクでOFDMAを採用し、上りリンクでSC−FDMAを採用する。LTE−A(Advanced)は、3GPP LTEの進化したバージョンである。
【0039】
説明を明確にするために、3GPP LTE/LTE−Aを中心に記述するが、本発明の技術的思想がこれに制限されるわけではない。また、以下の説明で使われる特定用語は、本発明の理解を助けるために提供されるものであり、このような特定用語の使用は、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で他の形態に変更することもできる。
【0040】
図2は、3GPP無線接続網規格に基づく端末とE−UTRANとの間の無線インターフェースプロトコルの制御平面(Control Plane)及びユーザ平面(User Plane)の構造を示す図である。制御平面は、端末(User Equipment;UE)とネットワークが呼を管理するために用いる制御メッセージが送信される通路を意味する。ユーザ平面は、アプリケーション層で生成されたデータ、例えば、音声データ又はインターネットパケットデータなどが送信される通路を意味する。
【0041】
第1層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて上位層に情報伝送サービス(Information Transfer Service)を提供する。物理層は上位にある媒体接続制御(Medium Access Control)層とは伝送チャネル(Transport Channel)を介して接続されている。この伝送チャネルを介して媒体接続制御層と物理層との間にデータが移動する。送信側の物理層と受信側の物理層との間には、物理チャネルを介してデータが移動する。この物理チャネルは、時間と周波数を無線リソースとして用いる。具体的に、物理チャネルは、下りリンクでOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で変調され、上りリンクでSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)方式で変調される。
【0042】
第2層の媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)層は、論理チャネル(Logical Channel)を介して上位層である無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層にサービスを提供する。第2層のRLC層は、信頼性あるデータ送信を支援する。RLC層の機能は、MAC内部の機能ブロックとして具現することもできる。第2層のPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層は、帯域幅の狭い無線インターフェースでIPv4やIPv6のようなIPパケットを効率的に送信するために不要の制御情報を減らすヘッダー圧縮(Header Compression)機能を果たす。
【0043】
第3層の最下部に位置している無線リソース制御(Radio Resource Control;RRC)層は、制御平面でのみ定義される。RRC層は、無線ベアラ(Radio Bearer;RB)の設定(Configuration)、再設定(Re−configuration)及び解除(Release)と関連して論理チャネル、伝送チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワークとの間のデータ伝達のために第2層によって提供されるサービスを意味する。そのために、端末とネットワークのRRC層は互いにRRCメッセージを交換する。端末とネットワークのRRC層間にRRC接続(RRC Connected)がある場合、端末はRRC接続状態(Connected Mode)であり、そうでない場合、RRC休止状態(Idle Mode)である。RRC層の上位にあるNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理(Session Management)と移動性管理(Mobility Management)などの機能を果たす。
【0044】
基地局(eNB)を構成する一つのセルは、1.4、3、5、10、15、20MHzなどの帯域幅のいずれか一つに設定され、複数の端末に下り又は上り送信サービスを提供する。異なったセルは異なった帯域幅を提供するように設定することができる。
【0045】
ネットワークから端末にデータを送信する下り伝送チャネルとしては、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)、ページングメッセージを送信するPCH(Paging Channel)、ユーザトラフィックや制御メッセージを送信する下りSCH(Shared Channel)などがある。下りマルチキャスト又は放送サービスのトラフィック又は制御メッセージの場合、下りSCHを介して送信されてもよく、又は別の下りMCH(Multicast Channel)を介して送信されてもよい。一方、端末からネットワークにデータを送信する上り伝送チャネルとしては、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)、ユーザトラフィックや制御メッセージを送信する上りSCH(Shared Channel)がある。伝送チャネルの上位に位置しており、伝送チャネルにマップされる論理チャネル(Logical Channel)としては、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
【0046】
図3は、3GPP LTEシステムに用いられる物理チャネル及びそれらを用いた一般的な信号送信方法を説明するための図である。
【0047】
電源が消えた状態で電源がついたり、新しくセルに進入したりしたユーザ機器は、段階S301で、基地局と同期を取るなどの初期セル探索(Initial cell search)作業を行う。そのために、ユーザ機器は基地局から1次同期チャネル(Primary Synchronization Channel、P−SCH)及び2次同期チャネル(Secondary Synchronization Channel、S−SCH)を受信して基地局と同期を取り、セルIDなどの情報を取得する。その後、ユーザ機器は、基地局から物理放送チャネル(Physical Broadcast Channel)を受信してセル内放送情報を取得することができる。一方、ユーザ機器は、初期セル探索段階で下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal、DL RS)を受信して下りリンクチャネル状態を確認することができる。
【0048】
初期セル探索を終えたユーザ機器は、段階S302で、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)、及び物理下りリンク制御チャネル情報に基づく物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDSCH)を受信し、より具体的なシステム情報を取得することができる。
【0049】
その後、ユーザ機器は、基地局への接続を完了するために、段階S303乃至段階S306のようなランダムアクセス手順(Random Access Procedure)を行うことができる。そのために、ユーザ機器は、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel、PRACH)を介してプリアンブル(preamble)を送信し(S303)、物理下りリンク制御チャネル及びこれに対応する物理下りリンク共有チャネルを介して、プリアンブルに対する応答メッセージを受信することができる(S304)。競合ベースランダムアクセスの場合、更なる物理ランダムアクセスチャネルの送信(S305)、及び物理下りリンク制御チャネル及びこれに対応する物理下りリンク共有チャネルの受信(S306)のような衝突解決手順(Contention Resolution Procedure)を行うことができる。
【0050】
上述したような手順を行ったユーザ機器は、その後、一般的な上りリンク/下りリンク信号送信手順として、物理下りリンク制御チャネル/物理下りリンク共有チャネルの受信(S307)、及び物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)/物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)の送信(S308)を行うことができる。ユーザ機器が基地局に送信する制御情報を総称して上りリンク制御情報(Uplink Control Information、UCI)という。UCIは、HARQ ACK/NACK(Hybrid Automatic Repeat and reQuest Acknowledgement/Negative−ACK)、SR(Scheduling Request)、CSI(Channel State Information)などを含む。本明細書で、HARQ ACK/NACKは簡単に、HARQ−ACK或いはACK/NACK(A/N)と呼ぶ。HARQ−ACKは、ポジティブACK(簡単に、ACK)、ネガティブACK(NACK)、DTX及びNACK/DTXのうち少なくとも一つを含む。CSIは、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indication)などを含む。UCIは、一般にはPUCCHを介して送信されるが、制御情報とトラフィックデータとが同時に送信されるべき場合にはPUSCHを介して送信されてもよい。また、ネットワークの要請/指示に応じて、PUSCHを介してUCIを非周期的に送信することもできる。
【0051】
図4は、LTEシステムで用いられる無線フレームの構造を例示する図である。
【0052】
図4を参照すると、セルラーOFDM無線パケット通信システムにおいて、上りリンク/下りリンクデータパケット送信はサブフレーム(subframe)単位になされ、1サブフレームは、複数のOFDMシンボルを含む一定時間区間と定義される。3GPP LTE標準では、FDD(Frequency Division Duplex)に適用可能なタイプ1無線フレーム(radio frame)構造、及びTDD(Time Division Duplex)に適用可能なタイプ2の無線フレーム構造を支援する。
【0053】
図4の(a)は、タイプ1無線フレームの構造を例示する。下りリンク無線フレーム(radio frame)は、10個のサブフレーム(subframe)で構成され、1サブフレームは、時間領域(time domain)で2個のスロット(slot)で構成される。1サブフレームを送信するためにかかる時間をTTI(transmission time interval)という。例えば、1サブフレームの長さを1ms、1スロットの長さを0.5msとすることができる。1スロットは時間領域で複数のOFDMシンボルを含み、周波数領域で複数のリソースブロック(Resource Block;RB)を含む。3GPP LTEシステムでは下りリンクでOFDMAが用いられるため、OFDMシンボルが1シンボル区間を表す。OFDMシンボルは、SC−FDMAシンボル又はシンボル区間と呼ぶこともできる。リソース割り当て単位としてのリソースブロック(RB)は、1スロットで複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含むことができる。
【0054】
1スロットに含まれるOFDMシンボルの数は、CP(Cyclic Prefix)の構成(configuration)によって可変することができる。CPには、拡張されたCP(extended CP)とノーマルCP(normal CP)がある。例えば、OFDMシンボルがノーマルCPによって構成された場合、1スロットに含まれるOFDMシンボルの数は7個であってよい。OFDMシンボルが拡張されたCPによって構成された場合、1 OFDMシンボルの長さが増加することから、1スロットに含まれるOFDMシンボルの数は、ノーマルCPの場合に比べて少ない。拡張されたCPの場合、例えば、1スロットに含まれるOFDMシンボルの数は6個であってもよい。ユーザ機器が速い速度で移動するなどしてチャネル状態が不安定な場合、シンボル間干渉をより減らすために、拡張されたCPを用いることができる。
【0055】
ノーマルCPが用いられる場合、1スロットは7 OFDMシンボルを含むため、1サブフレームは14 OFDMシンボルを含む。このとき、各サブフレームの先頭における最大3個のOFDMシンボルは、PDCCH(physical downlink control channel)に割り当て、残りのOFDMシンボルは、PDSCH(physical downlink shared channel)に割り当てることができる。
【0056】
図4の(b)は、タイプ2無線フレームの構造を例示する。タイプ2無線フレームは、2個のハーフフレーム(half frame)で構成され、各ハーフフレームは、2個のスロットを含む4個の一般サブフレームと、DwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、保護区間(Guard Period、GP)及びUpPTS(Uplink Pilot Time Slot)を含む特別サブフレーム(special subframe)とで構成される。
【0057】
前記特別サブフレームにおいて、DwPTSは、ユーザ機器における初期セル探索、同期化又はチャネル推定に用いられる。UpPTSは、基地局におけるチャネル推定とユーザ機器の上りリンク送信同期の取得に用いられる。すなわち、DwPTSは下りリンク送信に、UpPTSは上りリンク送信に用いられ、特に、UpPTSはPRACHプリアンブルやSRS送信のために用いられる。また、保護区間は、上りリンクと下りリンクとの間において下りリンク信号の多重経路遅延によって上りリンクで生じる干渉を除去するための区間である。
【0058】
上記の特別サブフレームに関して、現在の3GPP標準文書では下記の表1のように設定を定義している。表1において、
【化1】
の場合に、DwPTSとUpPTSを示しており、残りの領域が保護区間として設定される。
【0060】
一方、タイプ2無線フレームの構造、すなわち、TDDシステムにおける上りリンク/下りリンクサブフレーム設定(UL/DL configuration)は、下記の表2のとおりである。
【0062】
上記の表2において、Dは下りリンクサブフレーム、Uは上りリンクサブフレームを表し、Sは特別サブフレームを意味する。また、上記の表2では、それぞれの上りリンク/下りリンクサブフレーム設定において下りリンク−上りリンクスイッチング周期も表している。
【0063】
上述した無線フレームの構造は例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームに含まれるスロットの数、又はスロットに含まれるシンボルの数は様々に変更されてもよい。
【0064】
図5は、LTEシステムのP−BCH(Primary broadcast channel)及びSCH(Synchronization channel)を例示する。SCHは、P−SCH及びS−SCHを含む。P−SCH上にPSS(Primary Synchronization Signal)が送信され、S−SCH上にSSS(Secondary Synchronization Signal)が送信される。
【0065】
図5を参照すると、フレーム構造タイプ−1(すなわち、FDD)において、P−SCHは、毎無線フレームでスロット#0(すなわち、サブフレーム#0の1番目のスロット)及びスロット#10(すなわち、サブフレーム#5の1番目のスロット)の最後のOFDMシンボルに位置する。S−SCHは、毎無線フレームでスロット#0及びスロット#10の最後のOFDMシンボルの直前のOFDMシンボルに位置する。S−SCH及びP−SCHは、隣接するOFDMシンボルに位置する。フレーム構造タイプ−2(すなわち、TDD)において、P−SCHは、サブフレーム#1/#6の3番目のOFDMシンボルを通じて送信され、S−SCHは、スロット#1(すなわち、サブフレーム#0の2番目のスロット)及びスロット#11(すなわち、サブフレーム#5の2番目のスロット)の最後のOFDMシンボルに位置する。P−BCHは、フレーム構造タイプとは関係なく、毎4個の無線フレームごとに送信され、サブフレーム#0の2番目のスロットの1番目〜4番目のOFDMシンボルを用いて送信される。
【0066】
P−SCHは、該当OFDMシンボル内でDC(direct current)副搬送波を中心に72個の副搬送波(10個の副搬送波は予備、62個の副搬送波にPSS送信)を使用して送信される。S−SCHは、該当OFDMシンボル内でDC(direct current)副搬送波を中心に72個の副搬送波(10個の副搬送波は予備、62個の副搬送波にSSS送信)を使用して送信される。P−BCHは、1サブフレーム内で4個のOFDMシンボル及びDC(direct current)副搬送波を中心に72個の副搬送波にマップされる。
【0067】
図6は、同期信号(synchronization signal、SS)の送信のための無線フレーム構造を例示した図である。特に、
図6は、周波数分割デュプレックス(frequency division duplex、FDD)における同期信号及びPBCHの送信のための無線フレーム構造を例示した図であって、
図6(a)は、ノーマルCP(normal cyclic prefix)で構成された無線フレームにおけるSS及びPBCHの送信位置を示した図で、
図6(b)は、拡張CP(extended CP)で構成された無線フレームにおけるSS及びPBCHの送信位置を示した図である。
【0068】
UEは、電源がついたり新たにセルに進入した場合、前記セルとの時間及び周波数同期を取得し、前記セルの物理セル識別子(physical cell identity)を検出するなどのセル探索(initial cell search)過程を行う。このために、UEは、eNBから同期信号、例えば、1次同期信号(Primary Synchronization Signal、PSS)及び2次同期信号(Secondary Synchronization Signal、SSS)を受信することによってeNBと同期を取り、セル識別子(identity、ID)などの情報を取得することができる。
【0069】
図6を参照してSSをより具体的に説明すると、次の通りである。SSは、PSSとSSSに区分される。PSSは、OFDMシンボル同期、スロット同期などの時間領域同期及び/又は周波数領域同期を得るために使用され、SSSは、フレーム同期、セルグループID及び/又はセルのCP構成(すなわち、ノーマルCP又は拡張CPの使用情報)を得るために使用される。
図6を参照すると、PSS及びSSSは、毎無線フレームの2個のOFDMシンボルでそれぞれ送信される。具体的に、SSは、インター−RAT(inter radio access technology)測定を容易にするために、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communication)フレーム長である4.6msを考慮してサブフレーム0の1番目のスロット及びサブフレーム5の1番目のスロットでそれぞれ送信される。特に、PSSは、サブフレーム0の1番目のスロットの最後のOFDMシンボル及びサブフレーム5の1番目のスロットの最後のOFDMシンボルでそれぞれ送信され、SSSは、サブフレーム0の1番目のスロットの最後から2番目のOFDMシンボル及びサブフレーム5の1番目のスロットの最後から2番目のOFDMシンボルでそれぞれ送信される。該当無線フレームの境界はSSSを通じて検出することができる。PSSは、該当スロットの一番最後のOFDMシンボルで送信され、SSSは、PSSの直前のOFDMシンボルで送信される。SSの送信ダイバーシティ方式は、単一アンテナポートのみを使用し、標準では別途に定義していない。すなわち、単一アンテナポート送信或いはUEに透明な(transparent)送信方式(例、PVS(Precoding Vector Switching)、TSTD(Time Switched Diversity)、CDD(cyclic delay diversity))をSSの送信ダイバーシティのために使用することができる。
【0070】
SSは、3個のPSSと168個のSSの組合せを通じて合計504個の固有の物理層セル識別子(physical layer cell ID)を示すことができる。言い換えると、前記各物理層セルIDは、各物理層セルIDが一つの物理層セル識別子グループの部分になるように各グループが3個の固有の識別子を含む168個の物理層セル識別子グループにグループ化される。よって、物理層セル識別子N
cellID=3N
(1)ID+N
(2)IDは、物理層セル識別子グループを示す0から167までの範囲内の番号N
(1)ID及び前記物理層セル識別子グループ内の前記物理層識別子を示す0から2までの番号N
(2)IDによって固有に定義される。UEは、PSSを検出することによって3個の固有の物理層識別子のうちの一つを知ることができ、SSSを検出することによって前記物理層識別子と関連した168個の物理層セルIDのうちの一つを識別することができる。長さ63のZC(Zadoff−Chu)シーケンスは、周波数領域で定義されてPSSとして使用される。例えば、ZCシーケンスは、次の式によって定義することができる。
【0072】
ここで、N
ZC=63であり、DC副搬送波に該当するシーケンス要素(sequence element)であるn=31は穿孔(puncturing)される。
【0073】
PSSは、中心周波数に近い6個のRB(=72個の副搬送波)にマップされる。前記72個の副搬送波のうちの9個の残った副搬送波は常に0の値を搬送し、これは、同期遂行のためのフィルター設計が容易になる要素として作用する。合計3個のPSSが定義されるために、式1ではu=24、29及び34が使用される。u=24及びu=34は、共役対称(conjugate symmetry)関係を有しているので、2個の相関を同時に行うことができる。ここで、共役対称とは、次の式の関係を意味する。
【0075】
共役対称の特性を用いると、u=29及びu=34に対するワンショット相関器(one−shot correlator)を具現することができ、共役対称がない場合に比べて、全体的な演算量が約33.3%減少し得る。
【0076】
より具体的には、PSSのために使用されるシーケンスd(n)は、周波数領域ZCシーケンスから次の式によって生成される。
【0078】
ここで、ZCルートシーケンスインデックスuは、次の表によって与えられる。
【0080】
図6を参照すると、PSSは5msごとに送信されるので、UEは、PSSを検出することによって該当サブフレームがサブフレーム0及びサブフレーム5のうちの一つであることを知ることができるが、該当サブフレームがサブフレーム0及びサブフレーム5のうち具体的に何かは知ることができない。よって、UEは、PSSのみでは無線フレームの境界を認知することができない。すなわち、PSSのみではフレーム同期を取得できない。UEは、1無線フレーム内で2回送信され、別個のシーケンスとして送信されるSSSを検出し、無線フレームの境界を検出する。
【0081】
図7は、2次同期信号(secondary synchronization signal、SSS)の生成方式を説明するために示した図である。具体的に、
図7は、論理領域(logical domain)における2個のシーケンスが物理領域にマップされる関係を示した図である。
【0082】
SSSのために使用されるシーケンスは、2個の長さ31のm−シーケンスのインタリーブされた連結(interleaved concatenation)であって、前記接合されたシーケンスは、PSSによって与えられるスクランブリングシーケンスによってスクランブルされる。ここで、m−シーケンスは、PN(Pseudo Noise)シーケンスの一種である。
【0083】
図7を参照すると、SSS符号生成のために使用される2個のm−シーケンスをそれぞれS1及びS2とすると、PSSベースの互いに異なる2個のシーケンスがSSSにスクランブルされる。このとき、S1及びS2は、別個のシーケンスによってスクランブルされる。PSSベースのスクランブリング符号は、x
5+x
3+1の多項式から生成されたm−シーケンスを循環遷移して得られるが、PSSインデックスにしたがって、6個のシーケンスが前記m−シーケンスの循環遷移によって生成される。その後、S2は、S1ベースのスクランブリング符号によってスクランブルされる。S1ベースのスクランブリング符号は、x
5+x
4+x
2+x
1+1の多項式から生成されたm−シーケンスを循環遷移して得られるが、S1のインデックスにしたがって、8個のシーケンスが前記m−シーケンスの循環遷移によって生成される。SSSの符号は、5msごとに交換(swap)されるが、PSSベースのスクランブリング符号は交換されない。例えば、サブフレーム0のSSSが(S1,S2)の組合せでセルグループ識別子を搬送すると仮定すると、サブフレーム5のSSSは(S2,S1)に交換されたシーケンスを搬送する。これを通じて、10msの無線フレーム境界を区分することができる。このときに使用されるSSS符号は、x
5+x
2+1の多項式から生成され、長さ31のm−シーケンスの互いに異なる循環遷移(circular shift)を通じて合計31個の符号が生成され得る。
【0084】
SSSを定義する2個の長さ31のm−シーケンスの組合せはサブフレーム0及びサブフレーム5で異なり、2個の長さ31のm−シーケンスの組合せによって合計168個のセルグループ識別子(cell group ID)が表現される。SSSのシーケンスとして使用されるm−シーケンスは、周波数選択的環境でロバストな特性を有する。また、高速アダマール変換(fast Hadarmard transform)を用いた高速m−シーケンス変換によって変換できるので、m−シーケンスがSSSとして活用されると、UEがSSSを解釈するのに必要な演算量を減少させることができる。また、2個の短い符号(short code)でSSSが構成されることによって、UEの演算量が減少し得る。
【0085】
より具体的に、SSSの生成に関して説明すると、SSSのために使用されるシーケンスd(0)、…、d(61)は、2個の長さ−31の二進(binary)シーケンスのインタリーブされた連結である。前記連結されたシーケンスは、PSSによって与えられるスクランブリングシーケンスでスクランブルされる。
【0086】
PSSを定義する2個の長さ−31の各シーケンスの組合せは、サブフレーム0及びサブフレーム5で次のように異なる。
【0088】
ここで、0≦n≦30である。インデックスm
0及びm
1は、物理層セル識別子グループN
(1)IDから次の式によって誘導される。
【0090】
式5の出力は、式11の次の表4にリストされる。
【0091】
2個のシーケンスS
(m0)0(n)及びS
(m1)1(n)は、次の式によってm−シーケンスs(n)の2個の異なる循環遷移として定義される。
【0093】
ここで、s(i)=1−2x(i)(0≦i≦30)は、初期条件x(0)=0、x(1)=0、x(2)、x(3)=0、x(4)=1で次の式によって定義される。
【0095】
2個のスクランブリングシーケンスc
0(n)及びc
1(n)はPSSに依存し、m−シーケンスc(n)の2個の異なる循環遷移により、次の式によって定義される。
【0097】
ここで、N
(2)ID∈{0,1,2}は、物理層セル識別子グループN
(1)ID内の物理層識別子であって、c(i)=1−2x(i)(0≦i≦30)は、初期条件x(0)=0、x(1)=0、x(2)、x(3)=0、x(4)=1で次の式によって定義される。
【0099】
スクランブリングシーケンスZ
(m0)1(n)及びZ
(m1)1(n)は、次の式により、m−シーケンスz(n)の循環遷移によって定義される。
【0101】
ここで、m
0及びm
1は、式11の次に記載した表4から得られ、z(i)=1−2x(i)(0≦i≦30)は、初期条件x(0)=0、x(1)=0、x(2)、x(3)=0、x(4)=1で次の式によって定義される。
【0104】
SSSを用いたセル探索過程を行い、DL信号の復調及びUL信号の送信を正確な時点に行うのに必要な時間及び周波数パラメータを決定したUEは、前記eNBから前記UEのシステム構成に必要なシステム情報を取得したときに前記eNBと通信することができる。
【0105】
システム情報は、マスター情報ブロック(Master Information Block、MIB)及びシステム情報ブロック(System Information Blocks、SIBs)によって構成される。各システム情報ブロックは、機能的に関連したパラメータの集合を含み、含むパラメータによってマスター情報ブロック(Master Information Block、MIB)及びシステム情報ブロックタイプ1(System Information Block Type 1、SIB1)、システム情報ブロックタイプ2(System Information Block Type 2、SIB2)、SIB3〜SIB8に区分される。MIBは、UEがeNBのネットワークに初期アクセスするのに必須的な、最も頻繁に送信される各パラメータを含む。SIB1は、他のSIBの時間領域スケジューリングに対する情報のみならず、特定セルがセル選択に適したセルであるか否かを判断するのに必要な各パラメータを含む。
【0106】
UEは、MIBをブロードキャストチャネル(例、PBCH)を介して受信することができる。MIBには、下りリンクシステム帯域幅(dl−Bandwidth、DL BW)、PHICH構成、システムフレームナンバー(SFN)が含まれる。よって、UEは、PBCHを受信することによって明示的にDL BW、SFN、PHICH構成に対する情報を知ることができる。一方、PBCH受信を通じてUEが暗黙的に知ることができる情報としては、eNBの送信アンテナポートの個数がある。eNBの送信アンテナの個数に対する情報は、PBCHの誤り検出に使用される16−ビットCRC(Cyclic Redundancy Check)を送信アンテナの個数に対応するシーケンスでマスク(例、XOR演算)することによって暗黙的にシグナルされる。
【0107】
PBCHは、40msの間に4個のサブフレームにマップされる。40msの時間はブラインド検出されるものであって、40msの時間に対する明示的なシグナリングは別途に存在しない。時間領域において、PBCHは、無線フレーム内のサブフレーム0内のスロット1(サブフレーム0の2番目のスロット)のOFDMシンボル0〜3で送信される。
【0108】
周波数領域において、PSS/SSS及びPBCHは、実際のシステム帯域幅とは関係なく、該当OFDMシンボル内でDC副搬送波を中心に左右3個ずつ合計6個のRB、すなわち、合計72個の副搬送波内でのみ送信される。よって、UEは、前記UEのために構成された下りリンク送信帯域幅とは関係なく、SS及びPBCHを検出或いは復号化できるように構成される。
【0109】
初期セル探索を終了し、eNBのネットワークに接続したUEは、PDCCH及び前記PDCCHに載せられた情報によってPDSCHを受信することによって、より具体的なシステム情報を取得することができる。上述した手続を行ったUEは、以後、一般的な上りリンク/下りリンク信号送信手続として、PDCCH/PDSCH受信及びPUSCH/PUCCH送信を行うことができる。
【0110】
図8は、下りリンクスロットに対するリソースグリッド(resource grid)を例示する。
【0111】
図8を参照すると、下りリンクスロットは、時間領域で
【化2】
OFDMシンボルを含み、周波数領域で
【化3】
リソースブロックを含む。それぞれのリソースブロックが
【化4】
副搬送波を含むので、下りリンクスロットは、周波数領域で
【化5】
副搬送波を含む。
図8は、下りリンクスロットが7OFDMシンボルを含み、リソースブロックが12副搬送波を含むことを例示しているが、必ずしもこれに制限されることはない。例えば、下りリンクスロットに含まれるOFDMシンボルの個数は、循環前置(Cyclic Prefix;CP)の長さによって変形可能である。
【0112】
リソースグリッド上の各要素をリソース要素(Resource Element;RE)と称し、一つのリソース要素は、一つのOFDMシンボルインデックス及び一つの副搬送波インデックスで指示される。一つのRBは、
【化6】
リソース要素で構成されている。下りリンクスロットに含まれるリソースブロックの数
【化7】
は、セルで設定される下りリンク送信帯域幅に従属する。
【0113】
図9は、下りリンクサブフレームの構造を例示する。
【0114】
図9を参照すると、サブフレームの1番目のスロットで前部分に位置した最大3(4)個のOFDMシンボルは、制御チャネルが割り当てられる制御領域に対応する。残ったOFDMシンボルは、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)が割り当てられるデータ領域に該当する。LTEで使用される下りリンク制御チャネルの例は、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PHICH(Physical hybrid ARQ indicator Channel)などを含む。PCFICHは、サブフレームの1番目のOFDMシンボルで送信され、サブフレーム内で制御チャネルの送信に使用されるOFDMシンボルの個数に関する情報を搬送する。PHICHは、上りリンク送信に対する応答として、HARQ ACK/NACK(Hybrid Automatic Repeat request acknowledgment/negative−acknowledgment)信号を搬送する。
【0115】
PDCCHを介して送信される制御情報をDCI(Downlink Control Information)と称する。DCIは、ユーザ機器又はユーザ機器グループのためのリソース割り当て情報及び他の制御情報を含む。例えば、DCIは、上りリンク/下りリンクスケジューリング情報、上りリンク送信(Tx)電力制御命令などを含む。
【0116】
PDCCHは、下りリンク共有チャネル(downlink shared channel、DL−SCH)の送信フォーマット及びリソース割り当て情報、上りリンク共有チャネル(uplink shared channel、UL−SCH)の送信フォーマット及びリソース割り当て情報、ページングチャネル(paging channel、PCH)上のページング情報、DL−SCH上のシステム情報、PDSCH上で送信されるランダムアクセス応答などの上位層制御メッセージのリソース割り当て情報、ユーザ機器グループ内の個別ユーザ機器に対するTx電力制御命令セット、Tx電力制御命令、VoIP(Voice over IP)の活性化指示情報などを搬送する。複数のPDCCHを制御領域内で送信することができる。ユーザ機器は、複数のPDCCHをモニタすることができる。PDCCHは、一つ又は複数の連続した制御チャネル要素(control channel element、CCE)の集合(aggregation)上で送信される。CCEは、PDCCHに無線チャネル状態に基づいたコーディングレートを提供するのに使用される論理的割り当てユニットである。CCEは、複数のリソース要素グループ(resource element group、REG)に対応する。PDCCHのフォーマット及びPDCCHビットの個数はCCEの個数によって決定される。基地局は、ユーザ機器に送信されるDCIによってPDCCHフォーマットを決定し、制御情報にCRC(cyclic redundancy check)を付加する。CRCは、PDCCHの所有者又は使用目的によって識別子(例、RNTI(radio network temporary identifier))でマスクされる。例えば、PDCCHが特定ユーザ機器のためのものである場合、該当ユーザ機器の識別子(例、cell−RNTI(C−RNTI))でCRCがマスクされ得る。PDCCHがページングメッセージのためのものである場合、ページング識別子(例、paging−RNTI(P−RNTI))でCRCがマスクされ得る。PDCCHがシステム情報(より具体的に、システム情報ブロック(system Information block、SIC))のためのものである場合、SI−RNTI(system Information RNTI)でCRCがマスクされ得る。PDCCHがランダムアクセス応答のためのものである場合、RA−RNTI(random access−RNTI)でCRCがマスクされ得る。
【0117】
図10は、LTEで使用される上りリンクサブフレームの構造を例示する。
【0118】
図10を参照すると、上りリンクサブフレームは複数(例、2個)のスロットを含む。スロットは、CP長さによって互いに異なる数のSC−FDMAシンボルを含むことができる。上りリンクサブフレームは、周波数領域でデータ領域と制御領域に区分される。データ領域は、PUSCHを含み、音声などのデータ信号を送信するのに使用される。制御領域は、PUCCHを含み、上りリンク制御情報(Uplink Control Information、UCI)を送信するのに使用される。PUCCHは、周波数軸でデータ領域の両端部分に位置したRBペア(RB pair)を含み、スロットを境界にしてホップする。
【0119】
PUCCHは、次の制御情報を送信するのに使用することができる。
【0120】
− SR(Scheduling Request):上りリンクUL−SCHリソースを要請するのに使用される情報である。OOK(On−Off Keying)方式を用いて送信される。
【0121】
− HARQ ACK/NACK:PDSCH上の下りリンクデータパケットに対する応答信号である。下りリンクデータパケットが成功的に受信されたか否かを示す。単一下りリンクコードワードに対する応答としてACK/NACK 1ビットが送信され、二つの下りリンクコードワードに対する応答としてACK/NACK 2ビットが送信される。
【0122】
− CSI(Channel State Information):下りリンクチャネルに対するフィードバック情報である。CSIは、CQI(Channel Quality Indicator)を含み、MIMO(Multiple Input Multiple Output)関連フィードバック情報は、RI(Rank Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、PTI(Precoding Type Indicator)などを含む。サブフレーム当たりに20ビットが使用される。
【0123】
ユーザ機器がサブフレームで送信できる制御情報(UCI)の量は、制御情報送信に利用可能なSC−FDMAの個数に依存する。制御情報送信に利用可能なSC−FDMAは、サブフレームで参照信号送信のためのSC−FDMAシンボルを除いて残ったSC−FDMAシンボルを意味し、SRS(Sounding Reference Signal)が設定されたサブフレームの場合、サブフレームの最後のSC−FDMAシンボルも除かれる。参照信号はPUCCHのコヒーレント検出に使用される。
【0124】
以下では、D2D(UE−to−UE)通信に対して説明する。
【0125】
D2D通信方式は、ネットワーク/コーディネーションステーション(例えば、基地局)の助けを受ける方式と、そうでない場合とに大きく分けることができる。
【0126】
図11を参照すると、図
11(a)は、制御信号(例えば、グラントメッセージ(grant message))、HARQ、チャネル状態情報(Channel State Information)などの送受信にはネットワーク/コーディネーションステーションの介入が行われ、D2D通信を行う端末間にはデータ送受信のみが行われる方式を示している。また、図
11(b)は、ネットワークは最小限の情報(例えば、該当セルで使用可能なD2D連結情報など)のみを提供し、D2D通信を行う各端末がリンクを形成してデータ送受信を行う方式を示している。
【0127】
上述した内容に基づいて、本発明では、
図12に示すように、UEが他のUEと無線チャネルを用いて直接通信(すなわち、Device−to−Device(D2D)通信)を行うとき、該当D2D通信関連UEが同期信号(すなわち、D2D Synchronization Signal(D2DSS))及び/又は物理同期チャネル(Physical D2D Synchronization Channel(PD2DSCH))を送信するタイミング/時点を効率的に定義する方法を提案する。ここで、UEはユーザの端末を意味するが、eNBなどのネットワーク装備がUE間の通信方式に従って信号を送/受信する場合は、該当ネットワーク装備も一種のUEと見なすことができる。
【0128】
以下では、説明の便宜上、3GPP LTEシステムをベースにして本発明を説明する。しかし、本発明が適用されるシステムの範囲は、3GPP LTEシステム以外の他のシステムにも拡張可能である。本発明の提案方式は、i)D2D通信に参加する一部のD2D UEはネットワークのカバレッジ内にあり、残りのD2D UEはネットワークのカバレッジ外にある場合(D2D Discovery/Communication of Partial Network Coverage)、ii)D2D通信に参加する各D2D UEが全てネットワークのカバレッジ内にある場合(D2D Discovery/Communication Within Network Coverage)、或いはiii)D2D通信に参加する各D2D UEが全てネットワークのカバレッジ外にある場合(D2D Discovery/Communication Outside Network Coverage(for Public Safety Only))にのみ限定的に適用されるように設定することができる。
【0129】
本発明に対する実施例において、D2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)は、予め定義されたサブフレームインデックス及び/又は無線フレームインデックス上でのみ送信されるように設定することができる。ここで、D2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)が送信されるサブフレームインデックス及び/又は無線フレームインデックス関連情報は、基地局がD2D UEに予め定義されたシグナル(例、物理層シグナル或いは上位層シグナル)を介して知らせるように設定したり、或いは予め固定された値と定義することができる。
【0130】
さらに、本発明の実施例では、UEのために設定された無線リソース上でD2D通信のために使用できる特定無線リソース(例、上りリンクリソース)に対するインデックス/位置などを別途のシグナリング(例、RRC)を介して知らせることができ、UEは、D2D通信のために使用できる無線リソースを用いて他のUEとD2D通信を行うことができる。ここで、D2Dのための無線リソースのみに対して再インデクシングを行うこともできる。
【0131】
また、本発明の実施例上で、D2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)が送信されるサブフレームインデックス及び/又は無線フレームインデックス情報は、i)WAN(Wide Area Network)通信関連サブフレームインデクシング及び/又は無線フレームインデクシングに基づいた情報、ii)D2D通信関連サブフレームインデクシング及び/又は無線フレームインデクシングに基づいた情報のうちの一つと定義することができる。
【0132】
これは、WAN通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)とD2D通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)との間に一定のオフセットが存在する場合、D2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)が送信されるサブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)情報がいずれの通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)を参照して定義されたのかを明確にするためである。
【0133】
ここで、該当オフセット情報は、基地局がD2D UEに予め定義されたシグナル(例、物理層シグナル或いは上位層シグナル)を介して知らせように設定したり、或いは予め固定された値と定義することができる。
【0134】
また、D2D通信は、UEが送信を行う上りリンクリソースを使用するので、WAN通信(すなわち、UEが基地局に送信するPUCCHやPUSCHなどの各種既存の通信を意味する)と干渉を取り交わすようになる。
【0135】
このような状況下で、基地局は、上りリンクリソースを介して送信されるWAN通信関連制御/データ情報(例、UCI)及びD2D通信関連制御/フィードバック情報のうちの少なくとも一つを保護するために、これらの情報を、D2D UE(及び/又はNon−D2D UE)が一部の上りリンクリソースに限定又はシフトして送信するように設定することができる。言い換えると、限定又はシフトされた一部の上りリンクリソースでは、D2D通信から受信される干渉の量が少ないか全くない場合がある。
【0136】
また、一部の上りリンクリソースに限定又はシフトするために、TDDシステム下の基地局は、D2D UE(及び/又はNon−D2D UE)にUL ACK/NACK(例、PDSCHの受信成功有無に対する情報)送信タイムラインを再定義するための目的で、追加的な上りリンク−下りリンク設定(UL−DL Configuration)情報(すなわち、DL HARQ Reference Configuration)を知らせるように設定することができる。
【0137】
ここで、下りリンクHARQ参照設定(DL HARQ Reference Configuration)に関する情報は、基地局がD2D UE(及び/又はNon−D2D UE)に予め定義されたシグナル(例、物理層シグナル或いは上位層シグナル)を介して知らせるように設定したり、或いは予め特定の上りリンク−下りリンク設定と定義することができる。また、下りリンクHARQ参照設定に利用できる上りリンク−下りリンク設定は、相対的に多くの個数の下りリンクサブフレーム(DL subframe)を有している上りリンク−下りリンク設定のうちの一つ或いは一部と定義することができる。
【0138】
例えば、下りリンクHARQ参照設定は、上りリンク−下りリンク設定#2(すなわち、DSUDDDSUDD)、上りリンク−下りリンク設定#4(すなわち、DSUUDDDDDD)及び上りリンク−下りリンク設定#5(すなわち、DSUDDDDDDD)のうちの一つとして指定又はシグナルすることができる。この場合、D2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)が送信できるサブフレームインデックスは、下りリンクHARQ参照設定上で、上りリンクサブフレーム(UL Subframe、すなわち、WAN通信関連制御/データ情報(及び/又はD2D通信関連制御/フィードバック情報)が集中的に送信される上りリンクサブフレーム)に利用できるサブフレームインデックス(例、UL Subframe#2、#3、#7)でないと同時に、既存のLTE標準上に定義された7個の上りリンク−下りリンク設定(すなわち、表2)で相対的に上りリンクサブフレームに利用される可能性の高いサブフレームインデックスと定義することができる。上述した表2において、これらの条件を満足するサブフレームインデックスは4或いは8になる。ここで、WAN通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)とD2D通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)との間にオフセットがない状況を仮定した。
【0139】
また、本発明に係る一部の上りリンクリソースへの限定或いはシフティングは、TDDシステムの上りリンク−下りリンク設定とは関係なく、D2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)が送信されるサブフレームインデックス及び/又は無線フレームインデックスを保証できるという長所を有すると共に、WAN通信関連制御/データ情報とD2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)の送/受信間の干渉を回避したり、D2D通信関連制御/フィードバック情報とD2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)の送/受信間の干渉を回避できるという長所も有する。
【0140】
さらに、WAN通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)とD2D通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)との間にKのオフセットが存在し、D2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)が送信できるサブフレームインデックスがWAN通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)をベースにして定義される場合、D2D UEは、D2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)が送信されるサブフレームインデックスが4或いは8に設定又はシグナルされたとしても、D2D通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)の観点では(4+K)或いは(8+K)と解釈するようになる。
【0141】
その一方で、WAN通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)とD2D通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)との間にKのオフセットが存在し、D2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)が送信できるサブフレームインデックスがD2D通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)をベースにして定義される場合、D2D UEは、D2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)が送信されるサブフレームインデックスが(4+K)或いは(8+K)として設定又はシグナルされたとしても、WAN通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)の観点では4或いは8と解釈するようになる。
【0142】
他の例として、上りリンク−下りリンク設定#4を除外(すなわち、上りリンク−下りリンク設定#2、#4、#5のうち上りリンク−下りリンク設定#4のみがサブフレームインデックス#3を上りリンクサブフレームに用いるので、例外処理した)した残りの下りリンクHARQ参照設定上で上りリンクサブフレームに利用できるサブフレームインデックス(例、UL Subframe#2、#7)でないと同時に、既存の標準上に定義された7個の上りリンク−下りリンク設定(すなわち、表2)で相対的に上りリンクサブフレームに利用される可能性の高いサブフレームインデックスと定義することができる。上述した表2において、これらの条件を満足するサブフレームインデックスは3になる。ここで、WAN通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)とD2D通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)との間にオフセットがない状況を仮定した。
【0143】
更に他の例において、D2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)が送信できるサブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)を多数に定義又はシグナルし、これらのうちいずれのサブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)をベースにしてD2DSSが送信されるのかによって、i)異なるD2DSSシーケンス、或いはii)異なるZadoff−Chuルートシーケンスインデックスをベースにして作られたD2DSSシーケンスを用いるように設定することもできる。
【0144】
ここで、i)サブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)とD2DSSシーケンスとの間の連動関係、或いはii)サブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)とD2DSSシーケンスを作るのに必要なZadoff−Chuルートシーケンスインデックスとの間の連動関係は、基地局がD2D UEに予め定義されたシグナル(例、物理層シグナル或いは上位層シグナル)を介して知らせるように設定したり、或いは連動関係を予め定義することもできる。
【0145】
また、この場合、D2DSS受信端末は、多数のD2DSSシーケンスに対するブラインド検出(Blind Detection)を通じて、D2DSS送信端末がいずれのサブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)を通じてD2DSSを送信したのかを把握するようになる。
【0146】
また、D2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)が送信できる特定のサブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)をシグナルし、シグナルされた特定のサブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)によって異なるD2DSSシーケンスを用いたり、或いは異なるZadoff−Chuルートシーケンスインデックスをベースにして作られたD2DSSシーケンスを用いるように設定することもできる。
【0147】
また、D2DSS受信端末が、D2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)が送信されたサブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)を、D2DSSの反復パターン及び/又はD2DSSシーケンスを通じて把握するように設定することもできる。さらに、D2DSS送信端末が、シグナルされたD2DSSの反復パターン(及び/又はD2DSSシーケンス)を通じていずれのサブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)を通じてD2DSSを送信しなければならないのかを判断するように設定することもできる。
【0148】
ここで、サブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)とシグナルされたD2DSSの反復パターン(及び/又はD2DSSシーケンス)との間の連動関係は、基地局がD2D UEに予め定義されたシグナル(例、物理層シグナル或いは上位層シグナル)を介して知らせるように設定したり、或いは連動関係を予め定義することもできる。
【0149】
さらに、本発明に係るD2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)が予め定義されたサブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)上でのみ送信されるようにする場合、PD2DSCHなどを介して伝達される無線フレームインデックス情報及び/又はサブフレームインデックス情報を表現するビットの個数を減少させることもある。
【0150】
例えば、D2DSSが予め定義された40msの周期で送信されるが、その送信位置が40msのウィンドウ以内では1番目の無線フレームのサブフレームインデックス#3であると定められていると、PD2DSCHでは(10ビットでない)8ビット(すなわち、10240ms/40ms=256、log
2(256)=8ビット)で1024個の無線フレーム領域で何番目の40msのウィンドウに属するのかのみを知らせればよい。言い換えると、PD2DSCH上のこのような8ビットを受信したD2D UEは、PD2DSCH送信UE(及び/又はD2DSS送信UE)が仮定している時間同期情報(すなわち、無線フレームインデックス情報及び/又はサブフレームインデックス情報)を把握するようになる。
【0151】
その一方で、D2DSS(或いはPD2DSCH、或いはSIDELINK SYNCHRONIZATION SIGNAL)が予め定義されたサブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)上でのみ送信されるようにする実施例が適用されないと、PD2DSCH上には、無線フレームインデックス情報を知らせるための10ビットとサブフレームインデックス情報を知らせるための4ビット(すなわち、Ceiling(log
2(10))=4ビット)、すなわち、合計14ビットが必要になる。
【0152】
また、PD2DSCHなどを介して伝達される無線フレームインデックス情報及び/又はサブフレームインデックス情報は、WAN通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)に基づいた情報、及びD2D通信関連サブフレームインデクシング(及び/又は無線フレームインデクシング)に基づいた情報のうちの一つと定義することができる。
【0153】
さらに、本発明によってD2DSSが予め定義されたサブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)上でのみ送信されるようにする場合、D2DSSが送信されるサブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)情報は、予め定義されたシグナル(例、PD2DSCH)のデコーディングに用いられる参照信号(例、DM−RS)のシーケンスを形成する入力パラメータとして用いることができる。
【0154】
例えば、D2DSSが送信されるサブフレームインデックス(及び/又は無線フレームインデックス)情報は、PD2DSCHのデコーディングに用いられるDM−RSの循環シフト(Cyclic Shift)値を決定する多数のパラメータのうちの一つ(例、
【化8】
と類似する役割(或いは、該当サブフレームインデックス情報から
【化9】
(すなわち、無線フレーム内のスロットナンバー(Slot Number Within A Radio Frame))値を導出するように設定することもできる。))として用いられるように設定することができる。
【0155】
また、D2DSS関連HOPカウント値別にD2DSS送信が行われるサブフレームインデックスが異なる形に定義される場合、(異なるHOPカウント値/D2DSS送信が行われる異なるサブフレームインデックスとは関係なく)同一のD2DSSシーケンス或いは同一のZadoff−Chuルートシーケンスインデックスをベースにして作られたD2DSSシーケンスを使用するようにし、PD2DSCHでHOPカウント値及びシステムフレームナンバー(System Frame Number、SFN)のMSB(Most−significant Bit)(例、8ビット)を知らせたり、HOPカウント値及び無線フレームインデックスのMSB(Most−significant Bit)を知らせることによって、これを受信したD2D UEは、該当情報の組合せを通じてD2DSSが送信される最終サブフレームインデックスを把握することもできる。
【0156】
ここで、D2DSS関連HOPカウント値は、同期化ソース(Synchronization Source、例、0のHOPカウント)から送信されたD2DSSが他のD2D UEによってリレーされる度に一つずつ増加し得る。また、HOPカウント値別に異なるD2DSS送信関連サブフレームインデックス情報は、基地局がD2D UEに予め定義されたシグナル(例、物理層シグナル或いは上位層シグナル)を介して知らせるように設定したり、或いは固定された値と予め定義することができる。
【0157】
さらに、上述した本発明の各実施例は、本発明の具現方法のうちの一つとして含まれ得るので、一種の提案方式として見なすことができることは明白な事実である。また、前記説明した提案方式は独立的に具現することもできるが、一部の提案方式の組合せ(或いは併合)形態で具現することもできる。また、上述した各実施例は、TDDシステムの場合(例、(TDDシステム下の)基地局カバレッジ内にあるD2D UEが、(TDDシステム下の)基地局カバレッジ外にあるD2D UEにD2DSSを送信する場合)に限定的に適用されるように設定することもできる。
【0158】
図13は、本発明の一実施例に適用できる基地局及び端末を例示する。
【0159】
無線通信システムにリレーが含まれる場合、通信は、バックホールリンクで基地局とリレーとの間で行われ、アクセスリンクでリレーと端末との間で行われる。よって、図面に例示した基地局又は端末は、状況に合わせてリレーに取り替えることができる。
【0160】
図13を参照すると、無線通信システムは、基地局(BS)110及び端末(UE)120を含む。基地局110は、プロセッサ112、メモリ114及び無線周波数(Radio Frequency、RF)ユニット116を含む。プロセッサ112は、本発明で提案した手続及び/又は方法を具現するように構成することができる。メモリ114は、プロセッサ112と連結され、プロセッサ112の動作と関連する多様な情報を格納する。RFユニット116は、プロセッサ112と連結され、無線信号を送信及び/又は受信する。端末120は、プロセッサ122、メモリ124及びRFユニット126を含む。プロセッサ122は、本発明で提案した手続及び/又は方法を具現するように構成することができる。メモリ124は、プロセッサ122と連結され、プロセッサ122の動作と関連する多様な情報を格納する。RFユニット126は、プロセッサ122と連結され、無線信号を送信及び/又は受信する。基地局110及び/又は端末120は、単一アンテナ又は多重アンテナを有することができる。
【0161】
以上で説明した実施例は、本発明の構成要素と特徴が所定の形態で結合されたものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合されていない形態で実施されてもよい。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明する動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部の構成や特徴は、他の実施例に含まれてもよく、又は、他の実施例の対応する構成又は特徴に置換されてもよい。特許請求の範囲において明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正によって新たな請求項として含めたりすることができるということは明らかである。
【0162】
本文書において、基地局によって行われると説明した特定の動作は、場合に応じては、その上位ノードによって行われてもよい。すなわち、基地局を含む複数のネットワークノードからなるネットワークで端末との通信のために行われる様々な動作が、基地局又は基地局以外の他のネットワークノードによって行われることは明らかである。基地局は、固定局、Node B、eNodeB(eNB)、アクセスポイントなどの用語に代替されてもよい。
【0163】
本発明に係る実施例は、多様な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はこれらの結合などによって具現されてもよい。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、1つ又はそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現されてもよい。
【0164】
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、以上で説明した機能又は動作を行うモジュール、手順、関数などの形態で具現されてもよい。ソフトウェアコードは、メモリユニットに格納され、プロセッサによって駆動され得る。
【0165】
前記メモリユニットは、前記プロセッサの内部又は外部に位置して、公知の様々な手段によって前記プロセッサとデータを交換することができる。
【0166】
本発明は、本発明の特徴を逸脱しない範囲内で他の特定の形態に具体化できるということは、当業者にとって自明である。したがって、前記の詳細な説明は、全ての面で制限的に解釈してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的解釈によって決定されなければならず、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。