【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様は、ワイヤレス通信ネットワークの内部で、直接無線リンクを経由して他のユーザ機器と通信するように構成されたユーザ機器の間の関連付けを確立する方法であって、直接無線リンクを経由して通信するように構成されたユーザ機器のうちの1つにおいて、他のユーザ機器のうちの1つからのビーコン信号の受信について監視するステップと、そのようなビーコン信号が受信される場合に、受信されたビーコン信号を送信するユーザ機器との関連付けを確立するために、ビーコン信号の受信について、受信されたビーコン信号を送信するユーザ機器に通知するステップと、ビーコン信号が受信されない場合に、ビーコン信号の送信を開始するステップ、および送信されたビーコン信号が、その通知の送信のための役割を担う他のユーザ機器との関連付けを確立するために、他のユーザ機器のうちの1つによって受信されているという通知の受信について監視するステップとを含む方法を提供している。
【0006】
第1の態様は、ワイヤレス電気通信ネットワークの内部のユーザ機器が、送信デバイスおよび受信デバイスとして動作可能であり、また無線リンクの上の通信が、中央集中された意思決定プロセスを有するネットワークと、関連するコア・アーキテクチャとによって最も効果的に監督されることもあるが、ユーザ機器が、それらが直接無線リンクを経由して通信することができるように動作可能とするために、好都合とすることができる場合が存在することもあることを認識している。類似して構成された他のユーザ機器と通信するように動作するように構成される場合、あるエリアにおいて動作する他のユーザ機器に対する効率的な、また最小限に破壊的なやり方で、そのような直接通信リンクを確立することが必要であろう。第1の態様は、その方法に従って、あるエリアにおける必ずしもすべてのユーザ機器が、それらの存在について、そのエリアにおける他のユーザ機器に通知するビーコンを送信するように動作する必要があるとは限らない方法を提供している。それら自体のビーコンを送信する前に、ビーコンの受信について監視することにより、ユーザ機器は、ある領域において引き起こされる干渉を低減させることができ、また、例えば、それ自体のバッテリ寿命が節約されることを保証することができる。
【0007】
第1の態様による方法を実行するように動作可能なユーザ機器は、すべてが、直接無線通信リンクを確立するように動作するように構成されたユーザ機器のクランプ(clumps)またはクラスタ(clusters)を自律的に形成することができる。そのようなクラスタのサイズは、ユーザ機器によって送信されるビーコン信号の送信強度によって制限され得ることが、理解されるであろう。ビーコン信号が、別のユーザ機器によって成功裏に受信されるように十分に強くない場合、そのユーザは、それ自身、別のユーザとの直接通信リンクを確立することを期待して、ビーコン信号を送信することを開始することになる。
【0008】
一実施形態においては、関連付けは、ビーコン信号を受信する前記ユーザ機器と、前記ビーコン信号を送信する前記ユーザ機器との間の直接無線リンクの確立を含んでいる。その直接無線リンクは、例えば、連続している無線リンクを含むことができ、メッセージングが、絶えず、2つの関連するユーザ機器の間で、渡されており、または、例えば、不連続的な無線リンクを備えていることができることを意味している。例えば、いくつかの態様および実施形態においては、ビーコン・ホルダーは、選択された不連続的な送信および/または受信(DTXおよびDRX)のサイクル、D
1、に従って一次ビーコンを送信するように動作可能とすることができる。ビーコン・ホルダーではない、すなわち、ビーコン信号を送信していないグループの内部のユーザ機器は、ビーコン・ホルダーによって認識される二次ビーコンを送信するように動作可能とすることができる。複数の二次ビーコンが、グループの内部で使用される可能性がある。二次ビーコンは、選択されたDRXサイクルD
2を有するより低いレートで、送信されることもあり、ここでD
2>D
1である。そのような二次ビーコンが、ビーコン・ホルダーによって使用されて、既存のD2Dグループの内部の非−ビーコン・ホルダーのユーザ機器を保持すべきか、または切り捨てるべきかを決定することができる。不連続的な送信サイクルまたは受信サイクルを使用した、ビーコンの送信は、ビーコンを送信するように動作可能なユーザ機器のバッテリ寿命を節約することを助けることができる。
【0009】
一実施形態においては、関連付けは、前記ビーコン信号を送信する前記ユーザ機器によって保持されるユーザ機器クラスタ・リストのメンバーシップを含んでおり、前記クラスタ・リストは、前記ビーコン信号を送信する前記ユーザ機器が、直接無線リンクを有する相手のユーザ機器のリストを含んでいる。それに応じて、ユーザ機器は、ビーコン信号を送信するユーザ機器の発見のすぐ後に、ビーコン信号ホールディング・ユーザが、関連付けを有する相手のすべての他のユーザ機器の存在を本質的に発見することができる。このようにして、ビーコン・ホルダーが、既に関連づけられている相手のユーザ機器に、その間に直接リンクを生成するように指示し、またはビーコン信号を送信するユーザを経由して、関連する2人のユーザの間の直接通信のための中継としての機能を果たすように動作可能とすることができるので、あるユーザが、ある領域の中のすべての他のユーザ機器との直接リンクを自律的に保持する必要がない可能性もある。同様に、ビーコン信号を送信するユーザは、クラスタ・リストを保持することができ、その結果、それは、ユーザ・デバイスが、デバイス・ツー・デバイス通信モードで動作するように構成されているネットワークの内部のキー・ノードまたは制御ノードとして動作することができる。
【0010】
一実施形態においては、クラスタ・リストは、クラスタの内部のユーザ機器に関する情報をさらに含んでいる。そのような情報は、例えば、UE IDと、UE経路損失と、他の類似したパラメータとを含むことができる。
【0011】
一実施形態においては、本方法は、ビーコン信号を受信するユーザ機器と、ビーコン信号を送信するユーザ機器との間の確立された直接無線リンクの無線状態のインジケータを交換するステップをさらに含んでいる。それに応じて、確立された直接無線リンクに関する情報を監視すること、または評価することにより、ユーザ機器が、2つのユーザ機器の間の関連付けの保持に関するさらなるアクションを実行することが可能である。交換は、非−ビーコン・ユーザが、ビーコン信号を送信するユーザ機器に対して経路損失のインジケータを送信するステップを含むことができる。交換は、ビーコン信号を送信するユーザ機器が、非−ビーコン・ユーザによって経験される経路損失のインジケータを受信するステップを含むことができる。
【0012】
一実施形態においては、ビーコン信号を受信するユーザ機器と、ビーコン信号を送信するユーザ機器との間の確立された直接無線リンクの無線状態のインジケータが、エッジ判断基準を満たす場合、ビーコン信号を受信するユーザ機器は、ビーコン信号を送信するユーザ機器によって、それ自体のビーコン信号の送信を開始するように指示される。それに応じて、
【0013】
一実施形態においては、本方法は、無線状態のインジケータが、リンク保持判断基準を満たすことに失敗するかどうかを決定するステップと、そうでない場合に、ビーコン信号を受信するユーザ機器と、ビーコン信号を送信するユーザ機器との間の確立された関連付けを終了させるステップとをさらに含む。関連付けの終了は、ユーザ機器が、ビーコン信号を受信することをできないようにすることができる。そのような非−ビーコン信号のユーザは、次いで、ビーコン信号の送信を開始し、またデバイス・ツー・デバイス通信可能なユーザ機器の新しい組またはクラスタを確立するように動作可能とすることができる。
【0014】
一実施形態においては、本方法は、無線状態のインジケータが、リンク保持判断基準を満たすことに失敗するかどうかを決定するステップと、そうでない場合に、ユーザ機器が、ビーコン信号カバレッジのエッジに到達することを示す強度で、前記他のユーザ機器のうちの1つから前記ビーコン信号を受信していることを決定するステップ、およびビーコン信号の送信を開始するステップとをさらに含む。
【0015】
一実施形態においては、ビーコン信号を送信するユーザ機器は、それが関連付けを有する相手のユーザ機器に、ビーコン信号を送信することを開始するように指示することができる。それに応じて、バッテリ電力が切れており、または行われているデバイス・ツー・デバイス通信モードを抜け出したいと思っているビーコン・ホルダーは、デバイス・ツー・デバイス機能が、ネットワークのある領域の内部で効率的に保持され得ることを保証する。
【0016】
一実施形態においては、前記ビーコン信号を送信する前記ユーザ機器によって保持されるクラスタ・リストの内部で直接無線リンクを経由して他のユーザ機器と通信するように構成されたユーザ機器の間の直接無線リンク通信は、前記ビーコン信号を送信する前記ユーザ機器を経由して前記クラスタ・リストの内部のユーザ機器の間でルーティングされる。それに応じて、ビーコン信号を送信するユーザ機器は、そのクラスタ・リストの中で各ユーザ機器との直接リンクを保持することができ、またクラスタ・リストの内部のユーザ機器は、ビーコン・ホルダーを経由して中継されるメッセージを経由して互いに連絡を取ることができる。
【0017】
一実施形態においては、関連付けの確立は、前記ビーコン信号を送信する前記ユーザ機器との直接無線リンクの確立を要求するステップと、前記要求された直接無線リンクの確立の確認を待つステップとを含む。それに応じて、直接リンクが、ビーコン信号送信ユーザ機器と、非−ビーコン信号送信ユーザとの間で確立されることもある。適切な関連付け判断基準が、満たされない場合、例えば、ユーザが、既に完全なクラスタ・リストを有している可能性があり、可能性のある直接リンクの報告された強度が、十分に強くない可能性もあり、ユーザが、適切なユーザ・タイプのものでないこともあり、また他の類似した確立判断基準の場合に、関連付けを要求することにより、ビーコン信号送信ユーザは、関連付けの生成を拒絶することができる可能性がある。
【0018】
一実施形態においては、関連付けの確立は、前記ビーコン信号を送信するユーザ機器との直接無線リンクの確立のための要求を受信するステップと、クラスタまたは確立の判断基準が満たされる場合に、要求された直接無線リンクの確立の確認を送信するステップとを含む。
【0019】
一実施形態においては、要求は、受信するユーザ機器における受信されたビーコン信号の強度の表示を含んでいる。強度のそのような表示は、例えば、経験される経路損失の表示を含むことができる。
【0020】
一実施形態においては、関連付けの確立は、ビーコン信号を送信するユーザ機器から、クラスタ・リストに含まれるユーザ機器に関する情報を受信するステップを含んでいる。それに応じて、新しい関連付けを確立するユーザは、ビーコン信号を送信するユーザとの関連付けを既に有しているすべてのユーザ機器に関する情報を受信することができる。一実施形態においては、ビーコン信号を送信するユーザによって、新しい関連付けが行われ、または終了されるたびごとに、ビーコン信号を送信するユーザは、クラスタ・リストにおけるこれらの他のユーザ機器に対して、アップデートされたクラスタ・リストの表示を送信するステップを取ることができる。一実施形態においては、本方法は、前記ビーコン信号を送信するユーザ機器により、前記クラスタ・リストの中に含まれるユーザ機器に関する情報を送信するステップをさらに含んでいる。
【0021】
一実施形態においては、他の機器のうちの1つからのビーコン信号の受信について監視するステップは、他の機器のうちの1つからの不連続的なビーコン信号について監視するステップを含んでいる。それに応じて、ビーコン信号が、連続的に、または不連続的に送信され得ることが、理解されるであろう。不連続的な送信は、電力の節約をもたらすことができる。さらに、一実施形態においては、ビーコン信号の送信を開始するステップは、不連続的なビーコン信号の送信を開始するステップを含んでいる。
【0022】
一実施形態においては、他の機器のうちの1つからのビーコン信号の受信について監視するステップは、他の機器のうちの1つからの選択されたユーザ・タイプ・シグネチャを含むビーコン信号について監視するステップを含んでいる。一実施形態においては、ビーコン信号の送信を開始するステップは、選択されたユーザ・タイプ・シグネチャを含むビーコン信号の送信を開始するステップを含んでいる。態様および実施形態により、ビーコンの内部のシグネチャの符号化は、示されるべきD2Dユーザの「タイプ」、またはD2Dユーザ機器が必要とするサービスのタイプを識別することができるようになる可能性がある。D2D可能なユーザ機器の各タイプは、それゆえに、ビーコンを送信するときに、1組のシグネチャのうちの1つまたは複数を使用することができる。公衆安全オフィサーからの助けを必要とする、緊急時におけるD2D可能なユーザ機器は、そのビーコンの内部で適切なシグネチャをブロードキャストするように動作可能とすることができる。いくつかの実施形態においては、公衆安全オフィサーに属していないユーザ機器は、公衆安全シグネチャを探索するように動作可能ではなく、またそれゆえに、そのようなシグネチャを送信するデバイスとの不必要な無線リンクを確立するように動作可能ではないであろう。同様に、公衆安全オフィサーに属するユーザ機器は、ビーコンの中の適切なシグネチャの存在について監視し、またそのような適切なシグネチャを送信するユーザ機器だけとのD2D無線リンクを確立するように動作可能とすることができる。
【0023】
いくつかの実施形態によれば、1つまたは複数のD2Dビーコン・シグネチャが、ユーザ機器のタイプまたはサービス・レベルに割り当てられることもあり、またこれらのビーコン・シグネチャの組合せが、ユーザ機器によって使用されて、サービスのレベル、またはユーザ機器のタイプの間で差別化することができる。
【0024】
一実施形態においては、ビーコン信号は、ランキングの表示を含んでおり、また万一複数のビーコン信号が、ユーザ機器において受信されるという場合には、本方法は、ビーコン信号に関連するランキングの表示を評価するステップと、最高のランキングを有する受信されたビーコン信号を送信するユーザ機器との関連付けを確立するために、ビーコン信号の受信について、最高のランキングを有するように評価される受信されたビーコン信号を送信するユーザ機器に通知するステップとをさらに含む。
【0025】
いくつかの実装形態によれば、例えば、高いランキングのオフィサーが、適切なビーコン・シグネチャが、ユーザ・ランクを識別するように選択されるように、動作するように構成されていることもあり、またD2D可能なユーザ機器は、高いランキングのユーザ機器が、適切なビーコン・シグネチャを有している公衆安全グループに属するユーザ機器のグループのための連絡の主要ポイントとしての機能を果たすように、動作することができる。ビーコン・シグネチャの組合せは、高いランキングのオフィサーが、D2Dグループの内部でビーコンの役割を担うためのメカニズムを提供することができ、また他の「より低い」ランクの既存のビーコンが、そのような高いランキングのビーコンに優先して、取り除かれることを可能にすることができる。
【0026】
一実施形態においては、グループの内部のすべてのビーコン・シグネチャが、共通項を有することができる。例えば、ビーコン・シグネチャの第1の部分は、共通とすることができ、また残りの部分は、グループを通して異なる可能性があり、また残りの部分を使用して、グループの内部で動作するユーザ機器の「レベル」を識別することができる。ユーザ機器は、それゆえに、適切なグループ・ビーコンを認識することができるようにするために、共通の部分に関してだけ、初期サーチを実行するように動作可能とすることができる。ひとたび、ユーザ機器が、適切な共通シグネチャの検出に基づいて、グループを識別した後に、ユーザ機器は、さらに、ビーコン・シグネチャについてのビーコン復号化を実行して、そのようなビーコンをブロードキャストするユーザ機器のレベルを決定する。
【0027】
第2の態様は、コンピュータの上で実行されるときに、第1の態様の方法を実行するように動作可能なコンピュータ・プログラム製品を提供している。
【0028】
第3の態様は、ワイヤレス通信ネットワークの内部で、直接無線リンクを経由して他のユーザ機器と通信するように構成された他のユーザ機器との関連付けを確立するように動作可能なユーザ機器であって、他のユーザ機器からのビーコン信号の受信について監視するように構成された監視ロジックと、そのようなビーコン信号が受信される場合に、受信されたビーコン信号を送信するユーザ機器との関連付けを確立するために、ビーコン信号の受信について、受信されたビーコン信号を送信する他のユーザ機器に通知するように構成された通知ロジックと、ビーコン信号が受信されない場合に、その通知の送信のための役割を担う他のユーザ機器との関連付けを確立するために、ビーコン信号の送信を開始し、また送信されたビーコン信号が、他のユーザ機器によって受信されているという通知の受信について監視するように構成された送信および受信のロジックとを備えているユーザ機器を提供している。
【0029】
一実施形態においては、関連付けは、ビーコン信号を受信するユーザ機器と、ビーコン信号を送信するユーザ機器との間の直接無線リンクの確立を含んでいる。
【0030】
一実施形態においては、関連付けは、ビーコン信号を送信するユーザ機器によって保持されるユーザ機器のクラスタ・リストのメンバーシップを含んでおり、クラスタ・リストは、ビーコン信号を送信するユーザ機器が、直接無線リンクを有している相手のユーザ機器のリストを含んでいる。
【0031】
一実施形態においては、ユーザ機器は、ビーコン信号を受信するユーザ機器と、ビーコン信号を送信するユーザ機器との間の確立された直接無線リンクの無線状態のインジケータを交換するように動作可能な無線状態ロジックを備えている。
【0032】
一実施形態においては、送信ロジックが、ビーコン信号を送信するユーザ機器からそれ自体のビーコン信号の送信を開始する命令を受信する場合、送信ロジックは、ビーコン信号の送信を開始し、また通知の送信のための役割を担う他のユーザ機器との関連付けを確立するために、送信されたビーコン信号が、他のユーザ機器によって受信されているという通知の受信について監視するように動作可能である。
【0033】
一実施形態においては、ユーザ機器は、無線状態の受信されたインジケータが、リンク保持判断基準を満たすかどうかを決定し、また、そうでない場合に、ビーコン信号を受信するユーザ機器と、ビーコン信号を送信するユーザ機器との間の確立された関連付けを終了させるように動作可能な決定ロジックを備えている。
【0034】
一実施形態においては、ユーザ機器は、ビーコン信号を送信するユーザ機器によって保持されるクラスタ・リストの内部の、それ自体と、ユーザ機器との間の直接無線リンク通信を経由してクラスタ・リストの内部のユーザ機器の間で通信をルーティングするように動作可能な通信ロジックを備えている。
【0035】
一実施形態においては、ユーザ機器は、ビーコン信号を送信するユーザ機器との直接無線リンクの確立を要求することにより、関連付けを確立し、また要求された直接無線リンクの確立の確認を待つように動作可能な確立ロジックを備えている。
【0036】
一実施形態においては、ユーザ機器は、直接無線リンクの確立のための要求を受信し、またクラスタ判断基準が、満たされる場合に、要求された直接無線リンクの確立の確認を送信するように動作可能な確立ロジックを備えている。
【0037】
一実施形態においては、要求は、受信するユーザ機器において受信されたビーコン信号の強度の表示を含んでいる。
【0038】
一実施形態においては、確立ロジックは、ビーコン信号を送信するユーザ機器から、クラスタ・リストの中に含まれるユーザ機器に関する情報を受信するように動作可能である。
【0039】
一実施形態においては、確立ロジックは、関連付けの確立を要求するユーザ機器に対して、そのクラスタ・リストの中に含まれるユーザ機器に関する情報を送信するように動作可能である。
【0040】
一実施形態においては、ユーザ機器は、他の機器のうちの1つからの不連続的なビーコン信号について監視することにより、他のユーザ機器のうちの1つからのビーコン信号の受信について監視するように動作可能な監視ロジックを備えている。
【0041】
一実施形態においては、送信ロジックは、不連続的なビーコン信号の送信を開始することにより、ビーコン信号の送信を開始するように動作可能である。
【0042】
一実施形態においては、送信ロジックは、それが、ユーザ機器がビーコン信号カバレッジのエッジに到達することを示す強度において前記他のユーザ機器のうちの1つから前記ビーコン信号を受信していることを決定する場合に、ビーコン信号の送信を開始するように動作可能である。
【0043】
一実施形態においては、ユーザ機器は、前記ユーザ機器が、ビーコン信号を送信している場合に、そのクラスタ・リストのメンバにビーコン信号を送信するように、割り当て、または指示するように動作可能な制御ロジックを備えている。
【0044】
一実施形態においては、監視ロジックは、他の機器のうちの1つからの選択されたユーザ・タイプ・シグネチャを含むビーコン信号について監視することにより、前記他の機器のうちの1つからのビーコン信号の受信について監視するように動作可能である。
【0045】
一実施形態においては、送信ロジックは、選択されたユーザ・タイプ・シグネチャを含むビーコン信号の送信を開始するように動作可能である。
【0046】
一実施形態においては、ビーコン信号は、ランキングの表示を含んでおり、また万一複数のビーコン信号が、ユーザ機器において受信されるという場合には、制御ロジックは、最高のランキングを有する受信されたビーコン信号を送信するユーザ機器との関連付けを確立するために、ビーコン信号に関連するランキングの表示を評価し、またビーコン信号の受信について、最高のランキングを有するように評価される受信されたビーコン信号を送信するユーザ機器に通知するように動作可能である。
【0047】
さらなる特定の態様および好ましい態様は、添付の独立請求項および従属請求項の中で詳述される。従属請求項の特徴は、必要に応じて独立請求項の特徴と組み合わされ、また特許請求の範囲の中で明示的に詳述されるこれらの組合せ以外の組合せの形で組み合わされることもある。
【0048】
装置の特徴が、機能を提供するように動作可能であるように説明される場合には、これは、その機能を提供し、あるいはその機能を提供するように適合されており、または構成されている装置の特徴を含むことが、理解されるであろう。
【0049】
本発明の実施形態は、次に、添付の図面を参照して、さらに説明されるであろう。