(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記PMOSフローティングゲートトランジスタは、前記フローティングゲートと、前記フローティングゲートと前記半導体層との間にあるフローティングゲート酸化物層と、P+ドレインドーピング領域と、前記P+ドレイン/ソースドーピング領域と、を含み、
前記P+ドレイン/ソースドーピング領域は、前記PMOS選択トランジスタと前記PMOSフローティングゲートトランジスタにより共有される、請求項2に記載の単一ポリ不揮発性メモリセル。
前記フローティングゲート拡張部は、前記第1OD領域と前記第2OD領域との間にある前記絶縁領域を横断し、前記第2OD領域に部分的に重なることで、前記強度ドープ領域に容量的に結合される、請求項5に記載の単一ポリ不揮発性メモリセル。
前記第2OD領域、前記強度ドープ領域、フローティングゲート酸化物層及び前記強度ドープ領域に容量的に結合された前記フローティングゲート拡張部が、まとめて消去デバイスを構成する、請求項5に記載の単一ポリ不揮発性メモリセル。
前記フローティングゲート拡張部と前記第2OD領域との重なり領域は、前記フローティングゲートと前記第1OD領域との重なり領域よりも小さい、請求項1に記載の単一ポリ不揮発性メモリセル。
前記フローティングゲート拡張部と前記第2OD領域との重なり領域は、前記フローティングゲートと前記第1OD領域との重なり領域よりも大きい、請求項1に記載の単一ポリ不揮発性メモリセル。
【背景技術】
【0002】
単一ポリ不揮発性メモリは、本技術分野で既知である。
図1は、単一ポリ不揮発性メモリセルの概略配置図である。
図1に示すように、単一ポリ不揮発性メモリセル10は、直列に接続された二つのPMOSトランジスタ12及び14を含む。PMOSトランジスタ12は、選択ゲート22と、P
+ソースドーピング領域32と、P
+ドレイン/ソースドーピング領域34と、を含む。PMOSトランジスタ14は、フローティングゲート24と、P
+ドレイン/ソースドーピング領域34と、P
+ドレインドーピング領域36と、を含む。直列に接続された二つのPMOSトランジスタ12及び14はP
+ドレイン/ソースドーピング領域34を共有する。単一ポリ不揮発性メモリセル10は、CMOS論理プロセスと完全互換性がある。
【0003】
動作において、PMOSトランジスタ12の選択ゲート22は、選択ゲート電圧V
SGに結合され、PMOSトランジスタ12のP
+ソースドーピング領域32は、ソースライン接点を介してソースライン電圧V
SLに電気的に結合され、P
+ドレイン/ソースドーピング領域34及びフローティングゲート24は電気的にフローティングし、PMOSトランジスタ14のP
+ドレインドーピング領域36は、ビットライン接点を介してビットライン電圧V
BLに電気的に結合され、プログラムモード下では、電子はフローティングゲート24に選択的に注入され、記憶される。メモリ構造は、低電圧で動作される。
【0004】
単一ポリ不揮発性メモリは、標準的なCMOS論理プロセスと互換性があるため、混合モード回路及びマイクロコントローラ(システムオンチップ、SOC等)における組み込みメモリ、組み込み不揮発性メモリの分野に応用される。
【0005】
NVM装置をますます小さく製造しようとする傾向がある。NVM装置が更に小さくなるため、メモリシステムのビット当たりのコストが減少するであろうということが期待される。しかし、先行技術のNVMセルの拡張性は、メモリアレイ領域のシャロートレンチアイソレーション(shallow trench isolation:STI)の深さよりも深い接合深さまで基体に注入されるI/Oイオンウェルを注入する方式によって制限される。
【発明を実施するための形態】
【0017】
全ての図面が図式的であることに留意すべきである。明瞭性及び便宜上の目的のため、図の部分の相対的な寸法及び比率は、大きさにおいて、誇張されているか、又は縮小されている。同じ参照符号は、概して、修正された、及び異なる実施形態における対応する、又は類似の特徴を参照するために使用される。
【0018】
以下の説明において、多数の特定の詳細が、本発明の完全な理解を提供するために与えられる。しかし、本発明がこれらの特定の詳細なしで実施され得るということは、当業者にとって明らかであろう。さらに、いくつかのシステム構成及び処理ステップは、これらが当業者には良く知られているはずであるので、詳細に開示されない。他の実施例が利用され得るとともに、構造上の変更、論理的な変更、及び電気的な変更が、本発明の範囲からはずれずに行われ得る。
【0019】
同様に、装置の実施例を示す図は、半図式的(semi-diagrammatic)であり、正確な縮尺ではなく、いくつかの寸法は、提示の明瞭性のために、図面において誇張されている。同様に、複数の実施例がいくつかの共通の特徴を有するとして開示及び説明される場合には、類似の(like or similar)特徴は、その特徴の図解及び記述を簡略化するために、通常、類似の参照符号によって説明されることになる。
【0020】
本発明は、消去デバイスを有する単一ポリ不揮発性メモリに関連し、これは、再プログラム可能なメモリ(MTP)として機能することができる。単一ポリ不揮発性メモリは、SOI(シリコンオンインスレータ(silicon-on-insulator)又はセミコンダクタオンインスレータ(semiconductor-on-insulator))基板に製造される。SOI基板は、シリコン基板と、埋め込み酸化物層と、その埋め込み酸化物層上にあるシリコン(又は半導体)アクティブ層と、を含むことができる。単一ポリ不揮発性メモリデバイスは、シリコン(又は半導体)アクティブ層内又はこの層上に製造される。SOI基板は、従来のSIMOX方法を用いて製造されることのできる、任意の商業的に入手可能なSOI製品であってよく、それらには限られない。単一ポリ不揮発性メモリデバイスは、完全に空乏化したSOIデバイス又は部分的に空乏化したSOIデバイスであってよい。
【0021】
図2は、本発明の一つの実施形態に従う単一ポリ不揮発性メモリの一部を示す概略配置図である。
図3は、
図2の線I−I´に沿った断面図である。
図4は、
図2の線II−II´に沿った断面図である。
図2に示すように、単一ポリ不揮発性メモリ1は、例えば、4つのメモリセルユニットC
1〜C
4である、複数のメモリセルを含む。
図2のメモリセルの配置は、説明することのみを目的としていると理解される。
図2においては、たとえば、3つの酸化物規定(OD)領域OD
1、OD
2及びOD
3が示されている。本発明の実施形態によれば、メモリセルユニットC
1及びC
2は酸化物規定領域OD
1上に製造され、メモリセルユニットC
3及びC
4は酸化物規定領域OD
2上に製造される。
【0022】
本発明の実施形態によれば、酸化物規定領域OD
1、OD
2及びOD
3は、基準y軸に沿って延びたストライプ形状領域であることができる。酸化物規定領域OD
1、OD
2及びOD
3は、シャロートレンチアイソレーション(STI)領域300によって互いに絶縁されている。2つのワードラインWL
1及びWL
2のみが
図2に示されている。その2つのワードラインWL
1及びWL
2は、酸化物規定領域OD
1及びOD
2と交差し、基準x軸に沿って延びている。消去デバイス250は酸化物規定領域OD
3上に製造することができる。本発明の実施形態によれば、消去デバイス250は、4つのメモリセルユニットC
1〜C
4により共有されることができる。
【0023】
本発明の実施形態によれば、酸化物規定領域OD
3が、酸化物規定領域OD
1と酸化物規定領域OD
2との間に介在している。酸化物規定領域OD
3は、2つのワードラインWL
1及びWL
2とは間隔を置いている。酸化物規定領域OD
3は、上方から見ると、2つのワードラインWL
1及びWL
2とは重なっていない。
【0024】
本発明の実施形態によれば、メモリセルユニットC
1及びメモリセルユニットC
2は、同一のP
+ドレイン/ソースドーピング領域及び同一のビットライン接点を共有する。本発明の実施形態によれば、メモリセルユニットC
3及びメモリセルユニットC
4は、同一のP
+ドレインドーピング領域及び同一のビットライン接点を共有する。
【0025】
図2、
図3及び
図4に示すように、4つのメモリセルユニットの各々(メモリセルユニットC
1を例にとる)は、PMOS選択トランジスタ102と、PMOS選択トランジスタ102に直列に接続されたPMOSフローティングゲートトランジスタ104と、を含む。PMOS選択トランジスタ102及びPMOSフローティングゲートトランジスタ104は、SOI基板200の半導体層230内に規定された酸化物規定領域OD
1上にまとめて形成されている。メモリセルユニットC
2のセル構造は、メモリセルユニットC
1のものとは鏡面対称である。メモリセルユニットC
3及びC
4のセル構造は、それぞれ、メモリセルユニットC
1及びC
2のものとは鏡面対称である。
【0026】
半導体層230は、単結晶シリコン層であってよく、これに限られない。SOI基板200は、埋め込み酸化物層220と、シリコン基板210と、をさらに含むことができる。半導体層230は、埋め込み酸化物層220によってシリコン基板210から電気的に絶縁されている。STI領域300は、埋め込み酸化物層220に連続する(contiguous with)。シリコン基板210は、P型シリコン基板であってよく、これに限られない。半導体層230においては、酸化物規定領域OD
1と完全に重なるNウェル310が、イオン注入法を用いることで形成されることができる。いくつかの実施形態においては、チャネルが真性シリコン内に形成されることができるため、Nウェル310は省くことができる。
【0027】
PMOS選択トランジスタ102は、選択ゲート110と、選択ゲート110と半導体層230との間にある選択ゲート酸化物層112と、P
+ソースドーピング領域132と、P
+ドレイン/ソースドーピング領域134と、を含む。PMOSフローティングゲートトランジスタ104は、フローティングゲート120、フローティングゲート120と半導体層230との間にあるフローティングゲート酸化物層122と、P
+ドレイン/ソースドーピング領域134と、P
+ドレインドーピング領域136と、を含む。PMOS選択トランジスタ102及びPMOSフローティングゲートトランジスタ104は、P
+ドレイン/ソースドーピング領域134を共有する。簡潔性のため、選択ゲート110及びフローティングゲート120の側壁上のスペーサは図示していない。
【0028】
図2及び
図4から分かるように、基準x方向に沿って延び、酸化物規定領域OD
3と重なる延長部(又はフローティングゲート拡張部)120aを、フローティングゲート120は含む。延長部120aは、フローティングゲート120の幅よりも小さい幅を有する。本発明の実施形態によれば、延長部120aと酸化物規定領域OD
3との重なり領域(overlapping area between)は、フローティングゲート120と酸化物規定領域OD
1との重なり領域よりも小さい。
【0029】
酸化物規定領域OD
3において、強度ドープ領域138が形成されている。強度ドープ領域138は、N
+ドーピング領域又はP
+ドーピング領域であってよい。Nウェル又はPウェル等のイオンウェル320が半導体層230内に形成され、酸化物規定領域OD
3と完全に重なる。あるいは、強度ドープ領域138は、真性シリコン内に形成されることができ、そのような場合には、イオンウェルは酸化物規定領域OD
3には形成されない。フローティングゲートの形状は説明することのみを目的としていると理解される。
【0030】
本発明の実施形態によれば、酸化物規定領域OD
3、強度ドープ領域138、フローティングゲート酸化物層122並びに強度ドープ領域138及び酸化物規定領域OD
3に容量的に結合された延長部120aが、まとめて消去デバイス250を構成する。
【0031】
動作において、PMOS選択トランジスタ102の選択ゲート110は、ワードライン接点510を介して選択ゲート電圧V
SGに結合され、PMOS選択トランジスタ102のP
+ソースドーピング領域132は、電気的にソースライン(SL)接点を介してソースライン電圧V
SLに電気的に結合され、P
+ドレイン/ソースドーピング領域134及びフローティングゲート120は電気的にフローティングし、PMOSフローティングゲートトランジスタ104のP
+ドレインドーピング領域136は、ビットライン(BL)接点を通じてビットライン電圧V
BLに電気的に結合される。強度ドープ領域138は、消去ライン(EL)接点を通じて消去ライン電圧V
ELに電気的に結合される。
【0032】
プログラムモード下では、電子は、チャネルホットエレクトロン(channel hot electron:CHE)注入によってフローティングゲート120に選択的に注入される。消去モード(セクタ又はチップ消去)下では、電子は、ファウラー−ノルトハイム(FN)トンネリング(Fowler-Nordheim tunneling)によって、フローティングゲート120から消去されることができる。
【0033】
図5から
図7は、本発明の別の実施形態に従う、消去デバイスを有する単一ポリ不揮発性メモリの変形を示す。
【0034】
図5に示すように、
図5に示す単一ポリ不揮発性メモリ2と
図2に示す単一ポリ不揮発性メモリ1との違いは、単一ポリ不揮発性メモリ2が、酸化物規定領域OD
1に連続する電荷収集領域50をさらに含むことである。電荷収集領域50は、単一ポリ不揮発性メモリセルの動作中の半導体層230に蓄積された余剰(redundant)電子及び正孔を収集することができる。
【0035】
本発明の実施形態によれば、電荷収集領域50は、酸化物規定領域OD
4と、酸化物規定領域OD
4内のN
+ドーピング領域500と、N
+ドーピング領域500とフローティングゲート120直下の半導体層230とを接続するブリッジ領域520と、を含む。Nウェル310は、酸化物規定領域OD
4及びブリッジ領域520と重なることができる。Nウェル(NW)接点がN
+ドーピング領域500上に提供されて、電荷収集領域50をNウェル電圧V
NWに電気的に結合することができる。
図5において、2つのメモリセルユニットC
1及びC
2は、1つの電荷収集領域を共有し、2つのメモリセルユニットC
3及びC
4は、1つの電荷収集領域を共有する。
【0036】
図6に示すように、
図6に示す単一ポリ不揮発性メモリ3と
図2に示す単一ポリ不揮発性メモリ1との違いは、単一ポリ不揮発性メモリ3が、選択ゲート110と同じ側に、P
+ソースドーピング領域132と連続する(contiguous with)N
+ドーピング領域162をさらに含むことで、突合せ接点領域60を形成する。N
+ドーピング領域162及びP
+ドーピング領域132は、いずれもソースライン電圧V
SLに電気的に結合されている。
【0037】
図7に示すように、
図7示す単一ポリ不揮発性メモリ4と
図2に示す単一ポリ不揮発性メモリ1との違いは、単一ポリ不揮発性メモリ4が、酸化物規定領域OD
1に連続する電荷収集領域50をさらに含むことである。電荷収集領域50は、単一ポリ不揮発性メモリセルの動作中の半導体層230に蓄積された余剰(redundant)電子及び正孔を収集することができる。電荷収集領域50は、
図5に記載されている。単一ポリ不揮発性メモリ4が、選択ゲート110と同じ側に、P
+ドーピング領域132と連続するN
+ドーピング領域162も含むことで、突合せ接点領域60を形成する。N
+ドーピング領域162及びP
+ドーピング領域132は、いずれもソースライン電圧V
SLに電気的に結合されている。
【0038】
図8は、
図2から
図7に明記されたようなメモリセルユニットのプログラミング(PGM)動作、読出(READ)動作又は消去(ERASE)動作の例示の動作条件を図示する。
図8に示すように、プログラミング(PGM)動作時、ソースライン(SL)は電圧ソースV
PPに結合される。例えば、V
PPは5〜9Vに及ぶことができる。ビットライン(BL)は、グラウンドである(V
BL=0V)。選択ゲート(SG)110には、0〜1/2V
PPの間の電圧ソースが提供される。消去ライン(EL)には、0〜V
PPの間の電圧ソースが提供される。
図5及び
図7に示したような電荷収集領域50を有するメモリセルに対しては、N
+ドーピング領域500は電圧ソースV
PPに結合される。プログラム禁止(PGM−inhibit)動作下、又はプログラム非選択(PGM−unselect)動作下でのメモリセルに対する電圧条件も、
図8に挙げられている。
【0039】
消去(ERS)動作時、ソースライン(SL)はグラウンドである(V
SL=0V)。ビットライン(BL)はグラウンドである(V
BL=0V)。選択ゲート(SG)110はグラウンドである(V
SG=0V)。消去ライン(EL)には、電圧ソースV
EEが提供される。例えば、V
EEは、8〜18Vに及ぶことができる。
図5及び
図7に示すような電荷収集領域50を有するメモリセルに対しては、N
+ドーピング領域500はグラウンドである(V
NW=0V)。あるいは、ソースライン(SL)は、電圧ソースV
BBに結合されることができる。例えば、V
BBは、−4〜−8Vに及ぶことができる。ビットライン(BL)は、電圧ソースV
BBに結合される。選択ゲート(SG)110は、電圧ソースV
BBに結合される。消去ライン(EL)には、V
EEが提供される。例えば、V
EEは、8〜18Vに及ぶことができる。
図5及び
図7に示すような電荷収集領域50を有するメモリセルに対しては、N
+ドーピング領域500は電圧ソースV
BBに結合される。
【0040】
READ動作時、ソースライン(SL)は電圧ソースV
READに結合される。例えば、V
READは、2〜2.8Vに及ぶことができる。ビットライン(BL)は0.4Vに結合されることができる(V
BL=0.4V)。選択ゲート(SG)110はグラウンドである(V
SG=0V)。消去ライン(EL)はグラウンドである(V
EL=0V)。
図5及び
図7に示すような電荷収集領域50を有するメモリセルに対しては、N
+ドーピング領域500はV
READに結合される。読出非選択(READ−unselect)動作下でのメモリセルに対する電圧条件も、
図8に挙げられている。
【0041】
図9及び
図11を参照されたい。
図9は、本発明の別の実施形態に従う単一ポリ不揮発性メモリの一部を示す概略配置図である。
図10は、
図9の線III−III´に沿ったメモリセルユニットの断面図である。
図11は、
図9の線IV−IV´に沿ったメモリセルユニットの断面図である。
図9に示すように、単一ポリ不揮発性メモリ5は、例えば、4つのメモリセルユニットC
1〜C
4を含む、複数のメモリセルを含む。
図9のメモリセルの配置は、説明することのみを目的としていると理解される。
図9において、例えば、3つの酸化物規定領域OD
1、OD
2及びOD
3が示されている。本発明の実施形態によれば、メモリセルユニットC
1及びC
2は、酸化物規定領域OD
1上に製造され、メモリセルユニットC
3及びC
4は、酸化物規定領域OD
2上に製造される。
【0042】
本発明の実施形態によれば、酸化物規定領域OD
1及びOD
2は、基準y軸に沿って延びたストライプ形状領域であることができる。酸化物規定領域OD
1、OD
2及びOD
3は、シャロートレンチアイソレーション(STI)領域300によって互いに絶縁されている。2つのワードラインWL
1及びWL
2のみが
図9に示されている。その2つのワードラインWL
1及びWL
2は、酸化物規定領域OD
1及びOD
2と交差し、基準x軸に沿って延びている。消去デバイス450は酸化物規定領域OD
3上に製造することができる。本発明の実施形態によれば、消去デバイス250は、4つのメモリセルユニットC
1〜C
4により共有されることができる。
【0043】
本発明の実施形態によれば、酸化物規定領域OD
3が、酸化物規定領域OD
1と酸化物規定領域OD
2との間に介在している。酸化物規定領域OD
3は、2つのワードラインWL
1及びWL
2とは間隔を置いている。酸化物規定領域OD
3は、上方から見ると、2つのワードラインWL
1及びWL
2とは重なっていない。
【0044】
本発明の実施形態によれば、メモリセルユニットC
1及びメモリセルユニットC
2は、同一のP
+ドレイン/ソースドーピング領域及び同一のビットライン接点を共有する。本発明の実施形態によれば、メモリセルユニットC
3及びメモリセルユニットC
4は、同一のP
+ドレインドーピング領域及び同一のビットライン接点を共有する。
【0045】
図9、
図10及び
図11に示すように、4つのメモリセルユニットの各々(メモリセルユニットC
1を例にとる)は、PMOS選択トランジスタ102と、PMOS選択トランジスタ102に直列に接続されたPMOSフローティングゲートトランジスタ104と、を含む。PMOS選択トランジスタ102及びPMOSフローティングゲートトランジスタ104は、SOI基板200の半導体層230内に規定された酸化物規定領域OD
1上にまとめて形成されている。メモリセルユニットC
2のセル構造は、メモリセルユニットC
1のものとは鏡面対称である。メモリセルユニットC
3及びC
4のセル構造は、それぞれ、メモリセルユニットC
1及びC
2のものとは鏡面対称である。
【0046】
半導体層230は、単結晶シリコン層であってよく、これに限られない。SOI基板200は、埋め込み酸化物層220と、シリコン基板210と、をさらに含むことができる。半導体層230は、埋め込み酸化物層220によってシリコン基板210から電気的に絶縁されている。STI領域300は、埋め込み酸化物層220に連続する。シリコン基板210は、P型シリコン基板であってよく、これに限られない。半導体層230においては、酸化物規定領域OD
1と完全に重なるNウェル310が、イオン注入法を用いることで形成されることができる。いくつかの実施形態においては、チャネルが真性シリコン内に形成されることができるため、Nウェル310は省くことができる。
【0047】
PMOS選択トランジスタ102は、選択ゲート110と、選択ゲート110と半導体層230との間にある選択ゲート酸化物層112と、P
+ソースドーピング領域132と、P
+ドレイン/ソースドーピング領域134と、を含む。PMOSフローティングゲートトランジスタ104は、フローティングゲート120、フローティングゲート120と半導体層230との間にあるフローティングゲート酸化物層122と、P
+ドレイン/ソースドーピング領域134と、P
+ドレインドーピング領域136と、を含む。PMOS選択トランジスタ102及びPMOSフローティングゲートトランジスタ104は、P
+ドレイン/ソースドーピング領域134を共有する。簡潔性のため、選択ゲート110及びフローティングゲート120の側壁上のスペーサは図示していない。
【0048】
図2及び
図4から分かるように、基準x方向に沿って延び、酸化物規定領域OD
3と重なる延長部(又はフローティングゲート拡張部)120bを、フローティングゲート120は含む。延長部120bは、フローティングゲート120の幅よりも大きい幅を有する。本発明の実施形態によれば、延長部120bと酸化物規定領域OD
3との重なり領域は、フローティングゲート120と酸化物規定領域OD
1との重なり領域よりも大きい。
【0049】
酸化物規定領域OD
3において、強度ドープ領域138が形成されている。強度ドープ領域138は、N
+ドーピング領域又はP
+ドーピング領域であってよい。Nウェル又はPウェル等のイオンウェル320が酸化物規定領域OD
3内に形成される。実施形態によれば、強度ドープ領域138はN
+ドーピング領域であり、イオンウェル320は、Nウェルである。別の実施形態によれば、強度ドープ領域138はP
+ドーピング領域であり、イオンウェル320は、Pウェルである。フローティングゲートの形状は説明することのみを目的としていると理解される。
【0050】
本発明の実施形態によれば、酸化物規定領域OD
3、強度ドープ領域138、フローティングゲート酸化物層122並びに強度ドープ領域138及び酸化物規定領域OD
3に容量的に結合された延長部120bが、まとめて消去デバイス450を構成する。酸化物規定領域OD
3及び強度ドープ領域138は、制御ゲートしての役目も果たすことができる。
【0051】
動作時において、PMOS選択トランジスタ102の選択ゲート110は、ワードライン接点510を介して選択ゲート電圧V
SGに結合され、PMOS選択トランジスタ102のP
+ソースドーピング領域132は、電気的にソースライン(SL)接点を介してソースライン電圧V
SLに電気的に結合され、P
+ドレイン/ソースドーピング領域134及びフローティングゲート120は電気的にフローティングし、PMOSフローティングゲートトランジスタ104のP
+ドレインドーピング領域136は、ビットライン(BL)接点を通じてビットライン電圧V
BLに電気的に結合される。強度ドープ領域138は、制御ゲート電圧V
CGに電気的に結合される。
【0052】
プログラムモード下では、電子は、チャネルホットエレクトロン(channel hot electron:CHE)注入によってフローティングゲート120に選択的に注入される。消去モード(セクタ又はチップ消去)下では、電子は、ファウラー−ノルトハイム(FN)トンネリング(Fowler-Nordheim tunneling)によって、フローティングゲート120から消去されることができる。
【0053】
図12は、本発明のさらに別の実施形態に従う、消去デバイスを有する単一ポリ不揮発性メモリの変形を示す。
【0054】
図12に示すように、
図12に示す単一ポリ不揮発性メモリ6と
図9に示す単一ポリ不揮発性メモリ5との違いは、単一ポリ不揮発性メモリ6が、酸化物規定領域OD
1に連続する電荷収集領域50をさらに含むことである。電荷収集領域50は、単一ポリ不揮発性メモリセルの動作中の半導体層230に蓄積された余剰電子及び正孔を収集することができる。
【0055】
本発明の実施形態によれば、電荷収集領域50は、酸化物規定領域OD
4と、酸化物規定領域OD
4内のN
+ドーピング領域500と、N
+ドーピング領域500とフローティングゲート120直下の半導体層230とを接続するブリッジ領域520と、を含む。Nウェル310は、酸化物規定領域OD
4及びブリッジ領域520と重なることができる。Nウェル(NW)接点がN
+ドーピング領域500上に提供されて、電荷収集領域50をNウェル電圧V
NWに電気的に結合することができる。
図12において、2つのメモリセルユニットC
1及びC
2は、1つの電荷収集領域を共有し、2つのメモリセルユニットC
3及びC
4は、1つの電荷収集領域を共有する。
【0056】
図13は、
図9及び
図12に明記されたようなメモリセルユニットのプログラミング(PGM)動作、読出(READ)動作又は消去(ERASE)動作の例示の動作条件を図示する。
図13に示すように、プログラミング(PGM)動作時、ソースライン(SL)は電圧ソースV
PPに結合される。例えば、V
PPは5〜9Vに及ぶことができる。ビットライン(BL)は、グラウンドである(V
BL=0V)。選択ゲート(SG)110には、0〜1/2V
PPの間の電圧ソースが提供される。制御ゲート(CG)には、0〜1/2V
PPの間の電圧ソースが提供される。
図12に示したような電荷収集領域50を有するメモリセルに対しては、N
+ドーピング領域500は電圧ソースV
PPに結合される。プログラム禁止(PGM−inhibit)動作下、又はプログラム非選択(PGM−unselect)動作下でのメモリセルに対する電圧条件も、
図13に挙げられている。
【0057】
消去(ERS)動作時、ソースライン(SL)は電圧ソースV
EEに結合される(V
EEは8〜18Vに及ぶことができる)。ビットライン(BL)は電圧ソースV
EEに結合される。選択ゲート(SG)110は電圧ソースV
EE又はV
EE−ΔV(ΔV>Vt)に結合される。制御ゲート(CG)はグラウンドである(V
CG=0V)。例えば、V
EEは、8〜18Vに及ぶことができる。
図5及び
図7に示すような電荷収集領域50を有するメモリセルに対しては、N
+ドーピング領域500はグラウンドである(V
NW=0V)。
図12に示すような電荷収集領域50を有するメモリセルに対しては、N
+ドーピング領域500はグラウンドである。
【0058】
READ動作時、ソースライン(SL)は電圧ソースV
READに結合される。例えば、V
READは、2〜2.8Vに及ぶことができる。ビットライン(BL)は0.4Vに結合されることができる(V
BL=0.4V)。選択ゲート(SG)110はグラウンドである(V
SG=0V)。制御ゲート(CG)はグラウンドである(V
CG=0V)。
図12に示すような電荷収集領域50を有するメモリセルに対しては、N
+ドーピング領域500はV
READに結合される。読出非選択(READ−unselect)動作下でのメモリセルに対する電圧条件も、
図13に挙げられている。
【0059】
当業者であれば、本装置及び本方法の多くの修正物及び代替物が、発明の教示を保持しつつなされることができることに容易に気づくだろう。したがって、上記の開示は、添付の特許請求の範囲の境界によってのみ制限されるものとして解釈されるべきである。